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#ワイングラスで美味しい日本酒
igayasakebrewery · 1 year
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新商品の麹造りです😊 精米歩合が異なるので、いつもより入念に米の吸水状態を指で確認します✨ 中心までシッカリと水分は届いているのですが、速く硬くなりそうな感触です💦 添こうじ【日本酒を仕込む際3日間に渡り、添・仲・留と蒸した米・水・こうじを混ぜ合わせていきます🍶その1日目のこうじのこと♪】は、水分多めに管理するので問題は無さそうですが、留こうじ造りの時は考えなきゃなぁ。。。🥺 #創業1853年 #始まりが伝統になる一滴入魂の蔵 #岩清水の如く澄んだ味わい #理屈抜きで美味しい個性ある日本酒 #ワイングラスで美味しい日本酒 #食事とのペアリングを意識した酒造り #麹割合を変化させた酒造り #低アルコール日本酒 #無濾過生原酒 #ペアリングと言えば岩清水 #完熟麹 #完熟醪 #じっくりと時間をかけて #丁寧にていねいに #テロワール #減農薬栽培米 #減化学肥料栽培米 #井戸水 #超軟水 #日本一柔らかな仕込み水 #日本一生産量の少ない酒蔵 #夫婦二人で醸す #厳しい品質管理 #マイナス5度で瓶貯蔵 https://www.instagram.com/p/CoTzMHuy5fK/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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habashi-uno · 2 years
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選ばれなかった愛の行方
2022.07.31.(日)
早いものでもう文月も終わり。まだ葉月も始まっていないというのに太陽だけはやけに張り切って私の肌を容赦なく焼いてくる。日焼け止めも日傘も頼りなく、また使い終わったマッチのように侘しい黒ずんだ肌になるのかと痛いほど晴れた空とは裏腹に沈んだ気持ちで盛夏の頃を過ごしている。
先日例の人がうちにきて食事をすることになった。その日取りまでにテーブルやシェルフやキッチン回りを大急ぎで買い直してたった一日とはいえ、誰かのために部屋を作り変えるのが楽しくて仕方なかった。私は心のどこかで期待していた。きっとこの人は私を選んでくれるだろうと。烏滸がましいにもほどがあるというのに、舞い上がった気持ちは私の歪んだ目を曇らせるには十分すぎるほどだった。
当日は二人で買い出しをして、ご飯の準備をし、昼間から日本酒やビール、ワインなんかもあけて、外の猛暑なんか意に介さず涼しい部屋で二人して映画を観ていた。
映画を三本ほど観て、アルコールも頭を巡り始めた頃、私はどうしてもいてもたっても居られなくなって言ってしまった。「人は誰かに所有されることはないけれども、それでもあなたを誰かに取られたくないと思ってしまう。私ではだめでしょうか。」愚かな私はついに言ってしまった。言わない美徳というのもあったというのに。それはきっと心のどこかで私を選んでくれると思っていたからなのだろう。本当に愚かだ。
しかし、或いは当たり前かのごとくあの人の答えは「今は恋愛するつもりはないから。」という味気のないものだった。私はこの年になっても諦め癖の悪さは治っておらず、ならあなたがその気になるまで待ちます、と言ったものの自分を安売りしてはいけないよ、と逆に窘められてしまった。せめて半年、一年と期限を決めなさい、と。そう言われてからは早かった。もう帰るね、とあっさり言い残したその人は夏の夜風のようにさらっと帰っていてしまい、空いたワインボトル二本とさっきまで飲んでいたワイングラスと一緒に私はぽつんと部屋に取り残されてしまった。
酔った頭でぐるぐると考えていると携帯が鳴り、「今帰ったよ。今日はありがとうね。」と一言メッセージが届いていた。
どこまでもずるい人だなぁと思う。こんなにもいつも通り接してくれるのに私は「フラれる前に約束してた次のデートの約束は有効だろうか」等と浅ましいことを考えていた。仮に有効であったならと、未練がましく望んでしまう。
どういうつもりで私といるのだろう。やはりただ気の合う友人なのだろうか。そうだとしても側にいれる楽しさを噛み締めることくらいせめて許してほしい。でなければその日選ばれなかった私の愛があまりにも惨めじゃない。
明日から葉月。何一つ切り替わりやしないけれどどこかで区切りをつけなければずっと弱いままな気がする。私は強くなれるかな。
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seitakanoppo-sou · 1 year
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ずっと氣になっていた
横川のべじたバルで
木のねっこ忘年会。
みかちゃん来れず残念。
はるみちゃんと私で
二人忘年会。
手紙をもらったり
うれしい時間でした。
食事も美味しかったなぁ!
野菜のココット蒸し。
家でもやってみたい。
日本酒もワイングラスにはいってる!
カラオケも久々行って
ますます声が出ない自分に
年を重ねたことを思い知らされた。
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globalwine · 1 year
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#Repost @yukiofficial.1650 • • • • • • 💞 スタイリッシュに機能的重視で✨ ワイン好きなのに考えてみれば 直ぐあやまって割れたり欠けたりするので グラスにはあまりこだわりがなかったけれど ホテルやレストランでも採用✨ プロも愛用のワイングラス プラティーヌを 使ってみました🍷 やっぱり違う🥲 ワインを飲むひとときをさらに豊かに 心地よくしたいなら高い透明度と上品な輝きの 美しくもスマートで気分が上がる グラスフォルムを選ぶべし❣️ ワインの香りと風味を最大限に引き出す デザインにほっそりと美しい 美脚シルエットのステムが特徴的で 繊細なシルエットなのに耐久性が高く 食洗機OK・鉛不使用のエコクリスタル素材❤︎ 選んだワイン🍷 IBALZI VENETO (イ・バルジ ヴェネト) フレンチオーク樽で熟成させた繊細な赤い果実の 香りにコーヒーやチョコレートのニュアンスがある 干し葡萄を使った濃厚で肉厚な味わいが魅力のフルボディ 合わせた料理🍽 オリジナル手作りミートスパ🍝 チーズとドライフルーツの盛り合わせ 使用したグラス🌟 プラティーヌ レッドワイングラス プラティーヌのオススメワイングラス ●レッドワイングラス2脚セット (赤ワイン全般パフォーマンスを引き立てるグラス) ●ホワイトワイングラス2脚セット (白ワイン・ビール・日本酒等に) ●シャンパングラス2脚セット (泡の立ち上がりも美しいスパークリング用グラス) ディリーにも使いやすいので ホワイトワイン用・シャンパン用も 欲しくなりました❤️ PR @globalwine9686 #ワイングラス #ワインで乾杯 #シャンパングラス #家飲みワイン #ワインのある生活 #ワインスタグラム #ワインラバー #プラティーヌ #トリドリベース #ライフスタイル #おうちごはん #おうち時間の過ごし方 https://www.instagram.com/p/CnD6q4ZSvjn/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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お世話になります。 いつもブログを見て頂きありがとうございます。 本日紹介させて頂く日本酒は当店でも人気の高い 楯の川酒造株式会社から「楯野川 Shield」です。 レア酒米の亀の尾の親米を使った数量限定の純米大吟醸です。 激レアな酒米です。 楯野川 Shield 惣兵衛早生(そうべえわせ) 日本酒度 +2 酸度 1.4 造り 純米大吟醸 精米歩合 50% 原料米 山形県産惣兵衛早生100%使用 アルコール度数 15度 1.8L 3960円(税込) 720ml 2145円(税込) 「Shield 惣兵衛早生」は、甘美な香りとしなやかな酸味が奥深く重なり、独創性が感じられる味わい♪ ワイングラスに冷酒でどうぞ。 #日本酒#純米大吟醸#朝日屋酒店#世田谷区#楯野川#楯の川酒造# (朝日屋酒店) https://www.instagram.com/p/CjaD6VmPjgT/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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shokobekki · 2 years
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【日記】
夏本番。 しっかり食べて、 水分も十分とって、 ともかくばてないこと。 ただし、大事なのは、 情報じゃなく、身体の声。 お腹が空いたらしっかり食べ、 喉が渇いたらたっぷり飲む。
最近何食べた?
(写真1、2) 立派なスイカを頂いた。 このままでは冷蔵庫に入らないから 4等分して。 甘い。 水分補給と クールダウンにピッタリ。
(写真3) 山小屋の朝弁当。 簡素だけど、山ではこれがたいへん美味い。
(写真4) 下山後、温泉の食堂で地ビールと。 かまぼこ、ワサビ漬け、酒盗、稚鮎の南蛮漬け盛り合わせ。 〆には地魚の海鮮丼を頂いた。至福。
(写真5) 北海道で買ってきたクラフトビール。 デパ地下などでお馴染みのお茶の専門店が、 羊蹄山の山麓で作ったそうな。 空港に出張販売に来ていたメーカーの方が 感じが良かったので買ってみた。 ワイングラスでどうぞ、とのこと。 小麦とホップが軽やかに香る。 想像以上に美味しい。
(写真6) ナオミさんの自家製ブルーベリージャム。 大粒で甘さ控えめ。超美味。 毎日ヨーグルトと食べています。
(写真7) 頂き物のうなぎ。お吸い物付き。 夏のスタミナ、これで完璧です。 ありがとうございます。
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bit-mart · 2 years
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【秀鳳 純米吟醸 BEACH SIDE】 様々なお米を使いこなす山形県山形市・秀鳳酒造場のトロピカルな南国をイメージした夏のお酒。 いつもの秀鳳とは違う、甘みと酸がはっきりと感じられる甘酸っぱさと、まるでパイナップルの様なトロピカルな香り。 度数も17度とちょっと高めなので、そのままチビリでもいいですし、ロックや炭酸割りでも楽しめます。 過去には、「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」最高金賞を受賞したお酒なので、美味しさはお墨付き。 暑い日にキンキンに冷やしてどうぞ。 原材料名:米(国産)、米麹(国産米) 原料米:山形県産 出羽燦々100% アルコール分:17度 精米歩合:55% 製造者:秀鳳酒造場 【秀鳳 純米吟醸 BEACH SIDE】 https://a.r10.to/h6NhBZ ---------------------------------------- [Shuho Junmai Ginjo BEACH SIDE] A summer liquor with the image of a tropical country at the Shuho Sake Brewery in Yamagata City, Yamagata Prefecture, which makes full use of various types of rice. The sweet and sour taste, which is different from the usual Shuho, and the tropical scent like pineapple. The frequency is a little high at 17%, so you can just use it as it is, or you can enjoy it with rock or carbonic acid. In the past, it was the sake that won the highest gold award at the "The Fine SAKE Award", so its deliciousness is endorsed. Please chill it on a hot day. Ingredient name: Rice (domestic), Koji (domestic rice) Raw rice: 100% from Yamagata prefecture Alcohol percentage: 17% Rice polishing rate: 55% Manufacturer: Shuho Sake Brewery [Shuho Junmai Ginjo BEACH SIDE] https://a.r10.to/h6NhBZ #日本酒 #日本酒好きな人と繋がりたい #山形 #秀鳳 #唎酒師 #酒グラム #酒スタグラム #飲酒タグラム #ワイン #ビール #焼酎 #sake #nihonshu #nihonshulover #nihonsyu #nihonsyulover #sakelover #yamagata #shuho #kikisakeshi #sakestagram #sakegram #wine #beer #shochu #japaneseculture https://www.instagram.com/p/CghCWN1v7Nq/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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usickyou · 2 years
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初恋
 怒りが、私は衝き動かしていた。全てがあかく染まって見えた。イルミネーションに彩られたクリスマスの街並みも、楽しいこと明るいもの以外は許そうとしない夜の喧噪も、自分たちこそが世界でいちばん幸福なのだと信じてやまない恋人たちも、別の女を抱いた日に私に触れた三十分前まで恋人だった男も、そんな男に夢を見た私自身も、何より他人の恋人に手を出して背中にルージュのサインを残した"シノ"が、私の怒りだった。  六本木五丁目の交差点を過ぎると、その場所があった。私は(男を追い出した手で)IDを提示して、歓迎を口にするセキュリティに(男を罵った口で)答えて、階段を(男を蹴り出した脚で)下り、情けなく涙を流した後の目でフロアを眺めた。なんてことのない、至って普通のナイトクラブ。散りばめられた光と音が十人並の欲望を世界にたった一つの宝石にさえ見せてしまうような、そういう場所。  私はシノを探す。ホールの上層、フロアを見渡すテーブル席で出会ったと、男は言っていた。場違いなワイングラスを傾けて、対面に座ると無言でグラスに真っ赤なワインを注いで差し出したと、そう言った。それ以上、聞こうとは思わなかった。それだけで充分だと思ったし、聞くほどに憎もうとする自分が、許せなかった。自分がこれほどに嫉妬深いいきものだと、知りたくなかった。あるいは嫉妬ではなく、見栄やプライド。いずれにしても、私が嫌うもの。自身ではなく他者への依存。私は、自分の足で立っていたかった。誰かに寄りかかって、一人では立てなくなって、自身の何もかもを委ねてしまうなんて、許せなかった。  私は、ハイチェアに腰を下ろす。卓上のグラスを取り上げると、「一杯いただける」と言う。真っ赤なサルモスを注いでから「どうぞ」と答えられて、私はグラスをかかげる。 「乾杯しない?」 「いいけど、何に?」 「あなたが奪った私の男に」 「……お名前は?」 「レイコ」 「そう……私は」 「シノ、そうよね」 「……ええ。会いにきてくれたのね、嬉しい」 「私もよ」 「出会いに」  グラスを重ねて、ワインを口に含んだ。顔にぶちまけてやろうと思っていたけれど、良い味だったからやめにした。 「ここにはよく?」そう訊ねる。シノはけだるそうに(絶えず、そういう造りをした女だった)唇を開く。喧噪が言葉をかき消して、私には離れては触れ合う唇の動きだけが映った。  聞こえない、とテーブルに身を乗り出して耳を寄せる。ちょうどフロアの音響が高鳴り、ミラーボールが無遠慮な光をばらまきはじめた。  いつまで待っても返事がないので、シノを見る。けだるそうな表情を崩さずにシノは、もう一度、とサインを送る。耳を近づけると今度は手で触れられて、やっと声が聞こえた。 「きれいなお耳、見とれちゃった」吐息の混じる、そういう声だった。シルクのブランケットか、蜘蛛の糸。いずれにしても、からめ捕られようとしていると本能が感じた。「このお店、ワインがおいしいの。すごく」  それきり声が離れてしまったので、私は体をハイチェアへ預け直してしな垂れた髪を耳にかける。そこが驚くほどの熱を持っていたので、隠せば負けだと思った。シノをじっと見ながらグラスを傾けると、ほとんど裸の全身をさらすような思いがした。「本当ね」 「でしょう? 他のお店とぜんぜん違う。こんな場所でわざわざ置いてるんだから、こだわりがあると思うの」 「確かめてみたら?」 「どうやって?」 「訊いてみる」 「いやよ、触りたくないの。私のせいで終わったら悲しいわ」 「臆病ね」 「そう。気付かれずにそっと見守っていたい」  矛盾した女だと思う。私の人生を踏み壊しておいてそう言うのだから、これは本心ではないのかもしれない。口から出るままに嘘をついているのか、けれど、もしかすると全てが本物かもしれない。瞬間の全てに真心で接する、そういう女か本当に頭がおかしいのか。  表層をなぞるような言葉を交わしながら、シノを眺めた。決して派手ではないが丁寧に造られたその顔は、墨色の髪を伴ってどこか高貴な印象さえ与える。ボディラインを丁寧になぞり、肩口までをあらわにしながら決してその印象が崩れないのは、振る舞いによるものだろう。たとえばグラスを傾ける仕草、目線の流し方や髪を梳かす指、あらゆる動作が滑らかで、洗練されていた。きっと、棺に入る時でさえその滑らかさは崩れないのだと思う。魂や、遺伝子にまで染み込んだその美しさ。  私は、ますますわからなくなる。 「ところで、昨日私を愛した男のことだけど」シノは言う。世間話の延長でするような、淀みのない声だった。「あの人とはどういう関係だったの?」 「恋人だった」私は答えた。言葉を詰まらせれば負けだと思った。「一年半、二十代の最後をあげたわ」 「待って、あなた今年で三十歳?」 「見えないって言ってくれる?」 「ええ。同い年だとは思わなかった」 「……私も、驚いてる」 「そう……そうね。ああ、嬉しい」  そう言って、シノはもう一度グラスを差し出す。乾杯と、言いたいのだろうけどそうする理由はこちらにはなかったので、掲げられたグラスをただ眺めた。シノはしばらくそのまま私を眺めて小さく笑うと、乾杯、と一人きりで言って、「それで、どういう関係だったの?」と続けた。 「言ったでしょう。恋人だった」 「愛し合ってた?」 「何が聞きたいの?」 「教えて。あなたたちは愛し合ってた?」 「答える理由がないわ」 「あなたは愛してた?」 「意味がわからない」私は中身の残ったグラスを置いて、立ち上がろうとする。全ては一瞬で覆された。何もかもが嫌になった。もう、うんざりだった。わざわざ足を運んだことを後悔していた。人の恋人を奪って、全てを壊して、その残骸をヒールで踏み荒らすこんな女に付き合って馬鹿馬鹿しいと、そう思った。テーブルから腕が離れようとせず、やっとシノの手に気付いた。 「……待って、お願い」信じられないくらい、弱い言葉だった。懇願する視線も、かろうじて服の袖をつまんでいる指先も、私の知らないシノだった。  知らない? まさか、私はまだこの女のことを何も知らないというのに。 「……謝るから、あなたが望むなら土下座もする。お金だって払う。許せないならぶってくれてもいい……顔はちょっと、イヤだけど」 「そんなこと、してほしくない」 「あなたが望むならなんでもする。だからお願い……まだ行かないで」  勝ち負けとは、一体なんだろうと私は思う。こんな状況、どう考えても私の勝ちだった。けれど、どれだけシノを見下ろしても、思い描いていたものが心を満たすことはなかった。私には、私の求めるものがわからなくなった。  シノを振り払って(彼女はとても悲しい顔をする)、その手でスタッフを呼んだ。サウザゴールドと告げて腰を下ろすと、シノは嬉しそうな、まるでローティーンの少女みたいな笑顔を見せる。私はそれでいくらか気分が良くなって、自分が思うより単純な人間だとはじめて知る。 「花を、贈ってくれたの」今度はためらいなく、私は話し出している。「誕生日とかクリスマス、記念日、そういうのと関わりのないなんでもない日にも、思いつきで花を買ってきてくれた。私は、枯らせるだけだからって言いながら、いつも小さなグラスに移してた」どうして、私は花瓶を買わなかったのだろう。そういえば、帰ったら残したままの花も処分しないと。「もらってるだけじゃ嫌だから、私は思いついたらお酒を買って帰るようにしたわ。ウイスキー、焼酎、お酒の趣味はぜんぜん合わなかったけど、テーブルに飾った花を眺めながらグラスを交わすのは、好きだった」  ちょうど、グラスが二つテーブルに届けられる。最後にあの人と飲んだお酒を、あの人を奪った女と交わす。乾杯と、聞こえないように言う。 「好きな仕草も嫌いな口癖も、好きでも嫌いでもないところだってたくさんあったけど、あの時間だけは心から愛してたって思う��  その味は最後の時と全く違っていて、何もかもが変わってしまったことを強く感じさせた。  私が言い終える頃、ミラーボールが回転を止めてフロアに青白い光が広がる。チルアウトだ。まだ夜が終わるには早く、そして夜は長い。少しだけ音を下げて、ダンスをやめて、そういう時間がある。私はもう一度グラスを傾けて、シノを眺める。そうして、消えてしまったミラーボールの光をその目に見つける。シノはグラスごと私の手を包み込むと、あやうくこぼれそうな水面がしずまるのさえ待たずに言った。 「約束する」手のひらの熱で揮発したアルコールが、銀色にまたたいた。「その人の倍、ううん、毎日だって花をあなたに贈るわ。お酒だって、そう。思いつきじゃなくて、ちゃんとあなたのために毎日。だからね、レイコ。私を愛して」  私は、ぽかんとして目の前の女を見つめた。言葉を失ったので負けだと、ぼんやり思った。これで一勝一敗。勝負はイーブン、また振り出しに戻りながら、その場所はまったく違う意味を持った。  冗談、そう言おうとして、冗談じゃないことはすぐにわかった。シノの目は、傾国の妖艶さとあかちゃんみたいな愛らしさを兼ね備えたその目は、かけらの嘘もなく私を見つめた。手のひらの熱やかすかなふるえ、その全てが私の人生をおかしくしてしまった女から発せられていること。私は、自分を強い女だと思っていた。自負も、経験もあった。けれど今、事実が強い女の堰をたやすく壊して、私は笑った。大声をあげて、周りの目も不安げなシノの視線も気にせずに笑う、それがあまりに心地良かったのでしばらくおさまらなかった。 「そう言って、あの人も落としたの?」ほとんどこぼれそうになった涙をぬぐいながら、私は言う。「ああ、怒ってない。ほんとよ」 「もっとシンプルだったわ」 「でしょうね。で、ここへは何の目的で?」 「おいしいお酒、と……バカにしない?」 「ええ、知りたいの」 「……運命の人を探して」 「そのために、男に抱かれるの?」 「……そう。こういう歳になると、素敵な人には恋人がいて当たり前でしょう。もう、私なんて目に入らないの。だから、恋人を奪えば少なくとも私に気付いてくれるって思って」 「成果は?」 「あなたでふたりめ。最初の人には頭からワインをかけられた」 「あなたって、掛け値なしのバカね」 「言わないで」 「それか、本当の天才」 「二回も言わないでよ」  そう言ってシノが小さくとがらせた唇を、私は眺めた。小さくて、肉付きがよくて、見れば見るほど綺麗なところばかりに気付く。 「つまり、女性が好きなの?」 「性別にこだわりがないの。レイコは?」  あまりにも自然に口説こうとしたので、しまったと、シノは言ってから思ったみたいだった。弱気やおそれは突然に現れて、みるみるその表情を曇らせていく。シノは頬を赤く染めて、小さくうつむく。私は、よく揃ったまつげの生んだ影を眺めながら、口を開いた。ミラーボールが強い光を放って、叩きつけるみたいな音楽が声を呑み込んでいった。チルアウトは終わった。私はシノの手を取る、不安げな視線を導くと、一緒になって席を離れる。ワイングラスを離そうとしないので、うばい取って(今日いちばんに悲しそうな顔をする)フロアへ続くステップへ踏み込むと、そうしないと聞こえそうにない爆音の中で耳に唇を、ほとんど触れるくらいに寄せて言う。 「ダンス」  聞こえる流行りの音楽は、あまり好きな類ではなかった。けれど、今は楽しめるような気がしていた。 「踊りましょう。それが良かったら、考えてみる」  シノが答える。唇を寄せるのに、声が小さいから吐息の感触だけがわかった。  聞こえない、と私は言う。そうしてフロアの喧噪に溶け合うと、私たちはまたたきの間に一つのいきものになる。
 宝石箱から出てきたメモを、私はくしゃくしゃに丸めてゴミ袋へ放り込む。ルージュで書かれた電話番号はとっくに読めなくなっていて、その役割を果たす代わりに、私に一年前のことを思い出させた。  どうして連絡を取らなかったのか、どうして宝石箱の奥底なんかに後生大事にしまい込んでいたのか、今となってはもう何もわからない。全部、過ぎたことだ。あの日離れた男も、それからの一年も、シノさえも、遠くに眺める思い出だった。この部屋と一緒に別れを告げて、二度と出会うこともない。それでいい。そうやって、私はまた新しい人生を始める。  けれど、あの日のダンスだけは忘れられなかった。  だから私は、こんな道を選んだのかもしれない。  部屋を引き払うと、その足で事務所へ向かった。おとぎ話のお城みたいな外観を眺めて、初めて実感が胸に訪れた。私は今日、アイドルになる。三十一年を共にしたこの身体と心を武器にして、まだ知らない、知るだなんて夢にも思わなかった世界へ足を踏み入れていく。  エントランスを抜けて、受付で約束を告げる。案内された二十四階のフロア、その部屋の前で一度だけ深呼吸をして扉をノックする。返事を確かめると、私をこの場所へ導いてくれたプロデューサーの前に腰を下ろす。挨拶と世間話を終えて、契約書や同意書の分厚い束を広げだした彼は電話が鳴ると、失礼します、と私を残して行ってしまう。  ため息をついてやっと、緊張を知った。  けれど黙って座っていたところで落ち着くはずもないので、ローテーブルの書類に手を伸ばす。私のプロフィール。まだ写真さえ載らない、退屈な文字の羅列に意味を持たせるその日を考えると、胸が高鳴った。その隣には、同じような紙束が並んでいる。もう一人、同日に契約をする人がいると彼は言っていた。  好奇心、それだけだった。書類のいちばん上、プロフィールを見ると、束の間息が止まった。ノックが聞こえると、どうぞ、とひとりでに私は答えていた。  失礼します、と記憶と同じ声を聞く。記憶と同じ姿を見る。私は、シノを見る。シノもまた、レイコを見る。私たちは重ねた視線に、一瞬の時間にあの日のまぼろしを見る。ミラーボールと流行りの音楽、アルコールのにおいと触れ合った肌、一度きりのダンス。  音もなく扉を閉じて、シノは私の隣へ腰を下ろした。それから目の前のプロフィールを手に取って眺めると、私を呼んだ。 「礼子。高橋礼子っていうのね」  私は答える。勝負はまだ続いている。あの日からイーブンのまま、ずっと。 「花は、毎日用意してくれてる?」  シノは首を振って、小さく笑う。 「お花って、枯れちゃうでしょ。悲しくって、やめちゃった」  でも、とシノは肩にかけたままでいた鞄を下ろすと、手をもぐり込ませる。再び現れたその手には、ワインボトルが握られている。 「いつでも礼子に会えるように、これ」  私は、思わず笑った。それでこの女は本当にバカで、天才で、最高のひとだと思った。  私はもう一度、プロフィールを眺める。志乃。柊志乃。その名前を、彼女のことを呼ぶ。 「積もる話はあると思うけど、とりあえずよろしくね。志乃」 「末永く?」 「考えるわ」 「踊ってみる?」 「踊りながら考えましょう、二人で。時間はたくさんあるから」  やがてプロデューサーが戻ってくると、私たちは居ずまいを正す。ボトルは鞄に隠して、背筋を伸ばして、大人らしく契約にまつわる面倒な話にしっかりと耳を傾ける。  けれどその寸前、私たちは約束をした。「今夜、あのお店で」とても静かなこの部屋で唇を耳に寄せると、「ずいぶん仲良くなったみたいですね」と彼は苦笑いをした。女には色々あるの。そう答えると私たちはまるで少女みたいに笑って、ちゃんと恋を始める。
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cyunley · 4 years
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今夜の宅飲みー! ・ 会津のほまれ純米大吟醸は2本買ったから 今日また新しいの開けた😍🍶✨ ・ #ロールキャベツ #塩ダレ牛タン #なめこの玉子汁 #南瓜の煮物 #フキノトウ味噌 #古代米ごはん #苺とちおとめ🍓 #会津のほまれ純米大吟醸 #ワイングラスで日本酒 #福島の酒 #おうちごはん #おうちごはん部 #おうちごはんlover #クッキングラム #キッチングラム #豊かな食卓 #手料理 #手作り料理 #献立記録 #夫婦ごはん #ふたりごはん #cyuley作ディナー #cyunley ・ イチゴはやっぱりとちおとめが美味😊🍓 ・ なう(2020/03/24 午後8:52:32) https://www.instagram.com/p/B-HYpiVgl1g/?igshid=kxh50arahpwd
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igayasakebrewery · 1 year
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時間差投稿です🙇 GOWARINGO2023🍎の留こうじ【日本酒の仕込みは、添→仲→留と3日間に分けて、蒸した米と水とこうじをタンクへ入れて混ぜ合わせていきます🍶その3日目のこうじ】が完成しました😊 もっとツキハゼ【米の表面の菌糸を抑えること】でも良かったのかな😌次回の課題です😊 #創業1853年 #始まりが伝統になる一滴入魂の蔵 #岩清水の如く澄んだ味わい #理屈抜きで美味しい個性ある日本酒 #ワイングラスで美味しい日本酒 #食事とのペアリングを意識した酒造り #麹割合を変化させた酒造り #低アルコール日本酒 #無濾過生原酒 #ペアリングと言えば岩清水 #完熟麹 #完熟醪 #じっくりと時間をかけて #丁寧にていねいに #テロワール #減農薬栽培米 #減化学肥料栽培米 #井戸水 #超軟水 #日本一生産量の少ない酒蔵 #夫婦二人で醸す #厳しい品質管理 #マイナス5度で瓶貯蔵 (井賀屋酒造場) https://www.instagram.com/p/CoHr1igyDyn/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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hassey776 · 7 years
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昨夜のお酒は『天寿 初槽純吟生酒』。 ワイングラスで頂きました。香りのよさもさることながら、酸を抑えた飲み口の柔らかさに驚きました。物足りないという人もいるかもしれませんがこれは美味しい。コスパ良し。 #tenju #junmaiginjo #nihonsyu #sake #akita #天寿 #純米吟醸 #生酒 #日本酒 #酒 #日本酒love #秋田 #柴田酒店 #美味しい #コスパ最高 #ワイングラスでおいしい日本酒アワード最高金賞
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sorairono-neko · 4 years
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どうしてだめなの?
 バンケット会場の照明は明るく、きらびやかで、そこは陽気な雰囲気に包まれていた。勇利は数少ない知り合いとときおり言葉を交わしながら、遠くからあこがれのヴィクトルを眺めては溜息をついていた。かなしみの溜息ではなく、すてきだ、かっこいい、今日もなんて綺麗なんだろう、という歓喜の溜息だ。世界選手権を連覇し続けている彼はいつだって人気者で、スケーターにもファンが多い。こういう場になると、近づきになりたい、親しくなりたいと思う者に囲まれるのが常だった。もちろん今夜もその通りで、ヴィクトルは大勢の選手に笑顔を振りまいていた。  勇利はといえば、ここにいる誰よりも自分がいちばんヴィクトルのファンだと自信を持ちながらも、ヴィクトル自身に近づいていこうとはしなかった。畏れ多い、という気持ちのせいだけれど、それ以前に、ヴィクトルが神々しくてそんなことできない、という気後れがあった。きっとぼくなんか、そのへんのワイングラスと同じくらいの印象しかヴィクトルにはない、と思うと、とても話しかけるなんてできないのである。  それにしても、人いきれのせいで喉が渇く。勇利は飲み物はないかと周囲を見渡した。 「何を探してる?」  顔を見知っている選手に声をかけられて、「あ、飲み物……」と答えると、「そこのテーブルにある」と教えられた。 「甘くてなかなか美味いよ」 「あ、ありがとうございます」  勇利は何の疑問もなく、テーブルからグラスを取ってそれを飲んだ。確かに甘ずっぱい、やわらかい口当たりだった。何のジュースだろう、と思った。バンケットに来ると、知らない食べ物や飲み物を口にできるのでおもしろい。もっとも、食べ過ぎは禁物だ。すぐ身体の線に出てしまうから。 「これほんとに美味しい」  喉の渇きをうるおすためにほとんどひと息に飲んだが、味が気に入って、勇利は同じものをもうひとつ取った。そのとき、さほど親しくないスケーターに話しかけられ、彼は急に緊張した。話すあいだ手持ち無沙汰なのでグラスを傾けてばかりおり、二杯目もあっという間になくなってしまった。そのスケーターが去ってから、もう一杯同じ飲み物を取り上げた。ピチットがそばに来たので、勇利はほっとしてしばらく彼と歓談した。 「勇利、顔が赤いけど大丈夫?」  ピチットが気遣った。 「うん。人が多いせいかな? ここ、暑くない?」 「そうかな。あ、ヴィクトルいるじゃん」  ピチットが、すこし向こうで友人らしき者たちと話しているヴィクトルを示した。勇利は「わかってる」と低く答えた。 「あはっ、勇利がヴィクトルを見失うわけないか」 「ストーカーみたいに言わないでくれる?」 「話しかけに行かないの?」 「行けるわけないじゃん」 「なんで? もったいないなあ……ヴィクトルもきっと待ってるよ」 「ヴィクトルがぼくのことなんか知ってるわけないでしょ。とんでもないけしかけ方するのやめてよ、もう」 「ぼくが行って呼んであげようか? あなたのファンがいるのでちょっと来てくださいって」 「絶対やめて!」  ピチットは本当にしそうなのでこわい。勇利はぶつぶつ文句を言いながらまた飲み物をあおった。ほんとに暑いなここ、と思った。上着を脱ぎたい。なんだかふらふらするし、頭もぼうっとしてきたし……、もう部屋へ帰ろうかな……。 「勇利、ちゃんと食べてる?」 「最初にすこしだけ食べた……」 「お酒ばっかり飲んでちゃだめだよ。というか、勇利、控えてるって言ってなかった?」 「ぼくお酒飲んでない」 「え?」  ピチットが不思議そうに勇利を見た。勇利はうるんだ瞳で彼を見返す。 「……それ、酔ってる人の反応だけどね」 「ジュースしか飲んでないよ」 「ちょっと貸して」  ピチットは勇利の手からグラスを奪い取った。彼は鼻を近づけ、それから目をまるくする。 「勇利、これ……」  そのとき、楽しそうな笑い声が上がった。目を向けると、ヴィクトルを中心にした集まりが愉快そうに話しあっているのだった。長身でうつくしいヴィクトルは、その中でもひときわ目立って輝いている。彼のように華やかで崇拝すべきひとを勇利は見たことがない。勇利はとろんとしたまなざしでヴィクトルをみつめ、うっとりした。 「ヴィクトル、きれかぁ……」 「いかにも絶対王者、皇帝って感じだね」  ピチットが感心したように言った。 「見た感じもそうだし、実績ももちろんなんだけど、それに裏打ちされた自信がすごい。見てよあの顔つき。こわいものなんかないってふうじゃない? なんていうか……」  そこで彼はくすっと笑って勇利に耳打ちした。 「『ここにいるスケーター? よくわからないけど全員抱いたぜ?』って顔……」 「…………」  勇利はぼんやりした。ヴィクトルが何か言い、かるく笑った。そうか。ヴィクトルはここにいるスケーターを全員抱いたのか……。 「……ピチットくんも抱かれたの?」 「は?」  勇利のたどたどしい物言いに、ピチットが視線を戻した。 「勇利、なに言ってんの?」 「ヴィクトルは全員抱いたんでしょ?」 「え? もののたとえだよ? 勇利大丈夫?」 「ヴィクトルならそうだろうなあ……それくらいしてるだろうなあ……」 「勇利」  ピチットは勇利の手からグラスを取り上げた。 「もうそれ以上飲んじゃだめだよ。部屋へ戻ったら?」 「あれ?」  勇利は首をかしげた。 「え、なに?」 「ヴィクトルはここにいる選手を全員抱いたんだよね?」 「いや、だから……勇利しっかりして。冗談だから」 「ぼく抱かれてないよ?」 「え」 「なんで? 全員抱かれてるのに、なんでぼくだけされてないの?」 「勇利」  ピチットが噴き出した。 「ほんとに大丈夫? しっかりして」 「そりゃあぼくは気持ちがよわいし、スケートもいまひとつだし、こんなに冴えない感じで、綺麗でもないけど」 「そんなことないよ」 「でも、全員抱いたのにぼくだけ相手にしないって、ヴィクトルひどくない?」 「勇利ぃ」  ピチットはまだ笑っている。 「なんで平等にしてくれないの? いいじゃん、ヴィクトルは優しいんだし。ファンサービス完璧なんだからさ。ぼくのことも抱くくらいしてくれたって」 「勇利、うん、おもしろいんだけど、いいの? 酔ってるよね?」 「全員抱いたのにぼくだけだめっていうのが納得できない。それなら最初から誰も抱かないべきだよ」  勇利の解せないという物言いに、ピチットが肩をふるわせて腹を押さえた。笑いを抑えられないらしい。勇利は、何が可笑しいんだろう、と怪訝に感じた。 「ぼくちょっと行ってくる」 「え? 行ってくるってどこへ?」 「ヴィクトルに文句言ってくる」 「勇利本気!?」  ピチットが大笑いした。勇利は彼をあとへ残し、つかつかと歩いてヴィクトルに近づいていった。そのあまりに意思の強い足取りに、集まっていた者たちが道を空ける。ヴィクトルが顔を上げた。目が合う。勇利はまっすぐにヴィクトルをにらんだ。ヴィクトルの前まで行くと足を止め、さらに強いまなざしで彼を見据える。 「やあ、えっと……、きみは……」  ヴィクトルがほほえんだ。 「ヴィクトル」  勇利は、畏れ多くも彼の言葉を遮った。ヴィクトルは目をまるくし、それからくすっと笑って「なんだい?」と優しく尋ねた。 「どうしてぼくはだめなんですか?」  勇利はいきなり言った。ヴィクトルは意味がわからないようで、幾度か瞬き、それからもう一度笑って「何が?」と訊く。 「みんなにはしたんでしょ?」 「何を?」 「ぼくだけだめだなんて納得できない」 「え?」 「ぼくにもしてください」 「いいけど……、なに? サイン? 握手? それとも写真かな?」 「ごまかさないで!」  勇利は精いっぱい怒ったつもりだった。しかしそれは、甘ったるい、わがままを言うような抗議にしかならなかった。ヴィクトルは笑いをこらえるような顔をし、「きみ、酔ってるの?」とささやいた。まわりの者たちも可笑しそうにしている。 「酔ってない!」 「そう? ごめんね」 「話をそらさないで」 「うん。ごめんね」 「ヴィクトル、聞いてる?」 「ああ、なんだっけ」 「だからぁ……」  勇利はすねたようにじっとヴィクトルを見た。 「なんでみんなのことは抱くのに、ぼくのことは抱いてくれないのって、そういう話ですよぉ!」  ヴィクトルが目をみひらいた。騒がしかった周囲の取り巻きたちがぴたりと押し黙った。 「どうしてだめなの? ぼくだけだめなの? ほかの人たちならよくて、なんでぼくは──」  ヴィクトルはさっと勇利の手首をつかみ、会場のひとすみへぐいぐい引いていった。 「ちょっと、こっちで話そう」 「え、なんで? ここでするの?」 「すこし黙って」 「ぼく……、いくらヴィクトルが相手でも、みんなが見てるところでは……なんていうか……」 「黙って」 「それともヴィクトルはそういう趣味なの? みんなにそうしたの? だけどぼく、ヴィクトルのファンだからずっとヴィクトルのこと注目してるけど、そういうの、一度も見たことないけど……」 「ほんとに黙ってくれ。おねがいだから」  勇利はバルコニーへ連れていかれ、ヴィクトルとふたりきりになった。向かいあい、あわい月光を浴びて互いの目をみつめあう。勇利はへらっと笑った。 「わあ、ヴィクトル、きれかぁ……」 「あのね……」 「でも、人目もあるのに、こんなところへ連れこんで……、ヴィクトルって、ヴィクトルって……、大胆なんだね!」  笑い出した勇利を、ヴィクトルはあきれたように眺めていた。勇利がいつまでも、ヴィクトルすてき、ヴィクトル綺麗、とはしゃいでいるので、彼は溜息をつき、「すこし静かにしてくれ」とささやいて勇利の頬に手を当てた。勇利は笑うのをやめた。 「ヴィクトル、怒ったの?」  かなしそうに言った勇利に、ヴィクトルは苦笑を浮かべた。 「怒ってないよ」 「ほんとに?」 「本当だ。でもどうして? いったい何の話をしてるんだ?」 「なんだっけ」 「もう忘れたのか。この酔っ払い」 「ぼく酔ってないよ」 「そう。正気でやってるならなおさらこわいが、まあいい。抱いただの抱いてくれないだの、あの発言は何なんだ? 俺がきみに何かしたかな?」 「ちがう。何もしてくれなかったの」 「何かして欲しかったのかい?」 「だってヴィクトル、スケーターは全員抱いたのに、ぼくのことは抱いてくれないから」 「順を追って話してくれ。俺がスケーターを全員抱いたって、いったい誰から聞いたのかな?」 「ピチットくん」 「へえ、ピチットくんね……」 「友達」 「その友達がきみにそう吹きこんだの?」 「うん。『ヴィクトル、ここにいるスケーターなら全員抱いたって顔してる��』って」 「…………」  ヴィクトルが額に手を当てた。勇利は一生懸命に説明した。 「でも、ヴィクトルは知らないかもしれないけど、ぼくもスケーターだし、なのにヴィクトル何もしてくれないから、ぼくだけのけものにされてるって思って」 「…………」 「なんでかなって。それで抗議しに行ったんだよ。おかしくないでしょ?」  ヴィクトルはなおも黙りこんでいたが、そのうちゆっくりおもてを上げ、困ったように勇利を見た。勇利はきょとんとしてヴィクトルを見返す。 「ヴィクトル、どうしたの?」 「きみって……」 「ねえ、なんで抱いてくれないの?」 「アルコールの摂取をするときは気をつけたほうがいいんじゃないかな」 「ぼくお酒飲んでない」 「ああそう」  ヴィクトルは頭をひと振りし、それから考え深そうな目をした。勇利はぱちりと瞬いた。ふいにヴィクトルが左腕を伸ばし、勇利の腰元を強引に抱き寄せた。右手では頬を撫でる。 「え」 「なんで抱いてくれないのかって言ったね」  勇利の耳元にくちびるを寄せ、ヴィクトルは低く言った。勇利は、その聞いたこともない響きにどぎまぎした。 「俺はね……、いちばん美味しいものは、最後に取っておく主義なんだ」 「え……」 「する気がなかったんじゃない。あとまわしにしたのでもない。きみがとっておきだったという、それだけのことなんだよ……」  勇利は目をまるくした。もともと熱かった頬がますます熱くなり、どうしたらいいかわからなくなった。 「しかし、きみを不安にさせてしまったようだね。悪かった」 「あ、あの……」 「そんなに気になるなら、さあおいで。いまから抱いてあげよう」 「え、えと、ぼく……」 「俺の部屋でいいね? いますぐしよう」 「ま、待って……」  それることのない情熱的なまなざしが、勇利はこわくなった。これは誰だろうと恐怖をおぼえた。本当にヴィクトル? いつもほほえんでいる、ファンに優しいヴィクトル? 演技のときの崇高な姿とはまったくちがう。ヴィクトルのいまの瞳は、まるで──まるで──。 「朝まで逃がさないよ」 「やっ、やだ……!」  手首を引かれ、バルコニーから連れ出されそうになり、勇利は泣きべそをかきながら抵抗した。 「やだ、やだやだ、離して!」 「きみが望んだんだろう?」 「うそ! あんなのはうそだから!」 「俺としたいんじゃないのか?」 「ごめんなさい、ごめんなさいもう言わない。言わないからっ……」 「俺に抱かれたいんだろう?」 「いやだごめんなさい、ゆるして!」 「さあ──」 「やだ!」 「ヴィクトル」  なつかしいとさえ感じる友人の声がし、バルコニーへ誰かが踏み出してきた。勇利ははっとして顔を向けた。 「──クリス!」  勇利はヴィクトルの手を振り切ると、クリストフに駆け寄り、さっと後ろに隠れた。 「それくらいで見逃してやってよ」  クリストフは楽しそうに言い、ヴィクトルに向かって片目を閉じた。 「彼、ヴィクトルのファンなんだ。知ってるでしょ? 酔っ払って浮かれただけだよ。おもしろい子なんだよ。あんまり追い詰めないでやって」  ヴィクトルは笑って応じた。 「ああ、おもしろい子だっていうのは同意するね。いろんなことを言われてきたけど、面と向かって『スケーター全員抱いてる』なんて愉快なことを言われたのは初めてだ」 「そんなこと言われたの?」 「そこは聞いてなかったのか」 「スケーター全員ねえ……。まあ、ヴィクトルを見てるとそういう妄想を抱きたくなるのはわからないでもない」 「よしてくれ。またその子が信じるだろう。どうやら相当変わった思考回路の持ち主らしいから」 「否定はしない」  クリストフは、彼の背中でおびえている勇利をちらと振り返った。 「勇利、安心して。俺もヴィクトルには抱かれてないよ」 「ちょっと。だからそういう言い方はやめろと言ってるんだ」 「大丈夫?」  クリストフがうつむいている勇利の顔をのぞきこむ。勇利はものが言えなかった。 「お仕置きが過ぎたかな……」  ヴィクトルがつぶやく。 「そんなにこわかったのかい? ヴィクトル、けだものみたいだった?」 「失礼だな。ちょっと脅かしただけじゃないか」 「俺が止めに入らなかったら本気で何かしてたんじゃないの」 「人聞きの悪い」 「勇利は君のファンだし、純情なんだよ。ヤマトナデシコって言葉聞いたことあるだろう。そういうものだと思ってくれればいい」 「へえ。そう言われるとますます何かしてあげたくなるな」 「俺の物言いじゃなく、君のその発言のほうが問題なんじゃないの。勇利、平気?」  クリストフが友人らしく勇利を慰めた。 「これに懲りたら俺がいないときにこの男に近寄るんじゃないよ。何をされるかわからないからね」 「本当に失礼きわまりないな」 「何もしないかい?」 「いや」  ヴィクトルはにっこり笑った。 「君がいても、したいときはするよ」 「だからそういう冗談ももうやめてやってよ。勇利、ふるえてるじゃないか。もしかしてすでに何かされたの?」 「してないよ」 「勇利、どうした? もうヴィクトルのこと嫌いになった?」 「かなしいな」 「ヴィクトルはちょっと黙ってな。勇利と話してるんだから」  勇利、とクリストフが呼びながら勇利の背をさすった。勇利はおずおずとおもてを上げ、うるおいを帯びたよわよわしい瞳で彼のことをみつめた。 「おやおや、そんなにびっくりしたのかい? なんて目をしてるんだ」 「なんだって。どんな目をしてるっていうんだ。俺にちょっと見せて」 「興味本位で勇利に近づかないこと。また変なことで責められるよ、ヴィクトル。いいの?」 「うーん」 「クリス……」  勇利はちいさな声で呼びかけた。クリストフが「なんだい? もう心配いらないよ」となだめる。勇利は彼の上着を握りしめた。 「あのね……、」 「うん」 「ヴィクトルね」 「ああ」 「……すっごくかっこよかった」 「……は?」  クリストフが目をまるくした。ヴィクトルもきょとんとする。 「あんなに近くで初めて見た。それに、とってもいい匂いがしたよ。あれヴィクトルの匂い? クリス知ってる?」 「……勇利」  クリストフが咳払いをした。 「君はヴィクトルに何かされそうになったと思ってこわがってたんじゃないのか?」 「あ、うん、そう」  勇利はこっくりうなずく。 「あんなこと言うんじゃなかったよ。ヴィクトルのところへ連れていかれちゃうのかと思ってすっごくこわかった」 「それでなんで……」 「ヴィクトルのことは好きだけどやっぱりこわいよ。そういうものなんだね。知らなかった……」  勇利は紅潮した頬に手を当て、あえかな息をついた。クリストフがちらとヴィクトルを振り返り、そしてまた勇利に視線をやる。 「でもね……」  勇利は一生懸命クリストフに訴えた。 「それとこれとは別なんだよ」 「別」 「ヴィクトルのことはこわかったんだけど、それはぼくの感情においてのなりゆきであって、ヴィクトル自身は、すごくすてきで、ただかっこよかったんだ」 「…………」 「ねえクリスは知ってる? ヴィクトルってあんなふうに誰かを口説くんだね。いや、口説くっていうのかな……口説くでいいか。とにかく、自信たっぷりで、絶対相手は自分の言うこと聞くって思ってて、抵抗もゆるさない感じで、ぞくぞくするんだけど、されたほうはもうめろめろになっちゃうみたいな……」 「勇利」 「こわいし助けて欲しいし逃げ出したいけど、どうにでもしてって……、泣いちゃうだろうけどもうどうしようもないって観念しちゃうみたいな……」 「…………」 「はあ、もう……」  勇利は両頬をてのひらで包み、盛大な吐息をついて、うっとりと視線を宙に投げた。 「かっこよか��……」 「……君ねえ……」 「ヴィクトルのこと、またひとつ知っちゃった……」 「あのさ……」 「ぼく今回の試合、あんまりよくなかったけど……」 「そんなことないよ。いい演技だったよ」 「また明日からがんばれるよ……」  クリストフがやれやれというようにかぶりを振った。 「クリス、ヴィクトルはねえ……」 「うん、もう、なに?」 「スケートが上手で、崇高で、かっこよくて、うつくしくて、ファンに優しくてぇ……」 「はいはい、知ってる知ってる。もう何度も聞かされたよ」 「それで、それでそれで、声もすてきで、低くて、たまにちょっとかすれて、目つきが情熱的で、すごいことされちゃう! ってどきどきして、とってもこわくて、でもぞくぞくして、なんだか期待しちゃう、そんな……」  勇利はにっこり笑い、クリストフに倒れかかってつぶやいた。 「そんな大好きな、ぼくのヴィクトルなの……」 「そこできみはすやすや眠ってしまった」  ヴィクトルは言って笑い、シャンパンの入ったグラスを持ったまま、バルコニーの手すりにもたれかかった。 「クリスはあきれかえってるし、俺は可笑しくて笑い続けてるしで、本当に愉快な時間だったよ。あれは忘れられないな」  世界選手権のバンケットだった。勇利はヴィクトルに誘われ、バルコニーでひとやすみしていたのだが、「そうそう、この話はおぼえてる?」と彼が語り出した物語におそれおののいていた。 「そ、それ……、本当のことだったの……?」  勇利は青ざめながら尋ねた。ヴィクトルは相変わらず笑っている。 「そうだよ。おぼえてはいるんだね?」 「夢だと思ってた……」  勇利はうめいた。確かにヴィクトルにそういう粗相をした記憶はあった。でもそんなこと、現実に起こるわけがないと思っていた。なのに、まさか。 「どちらが部屋へ連れ帰ろうかと話しあってるとき、日本のスケート連盟の人がやってきたんだ。その人はきみの俺への暴言──あえて暴言と言うが──は知らなかったようだね。めんどうをかけて申し訳ないとだけ言って勇利を連れていったよ。本当におもしろかったな」  ヴィクトルはくすくす笑いながらグラスを傾けた。勇利はよろよろと手すりに寄りかかった。こめかみに指を当てる。 「それ、あとはどうなったの?」 「え? おぼえてるだろう?」 「ぼくのことじゃない。大勢の前で、ぼく、そんな……」 「ああ。誰も本気にしなかったみたいだよ。みんな、酔っ払ったファンが舞い上がったと思ったんだね。あのかわいこちゃんは抱いてあげたのかって、あとでからかわれたよ」 「いますぐここから飛び降りたい」  勇利はホテルの庭園を見下ろした。 「いいじゃないか。ほほえましかったよ。気にしないほうがいい」 「逆にヴィクトル、自分がそういうことしたら気にせずにいられる?」 「酔うと勇利は陽気になるね。おもしろくて好きだよ」 「もうお酒は二度と飲まない」  勇利はきっぱりと言った。ヴィクトルはグラスに口をつけ、中身を空にしてしまうと、勇利を引き寄せてくちびるを重ね、それを流しこんだ。 「…………」 「俺とふたりきりのときなら、いいよ」  優しい声音に勇利は目を伏せた。ヴィクトルは彼の清純な頬の輪郭に手を添えると、「あのときもかわいかったけど、いまはもっとかわいいな」と褒めた。 「勇利。本当に俺がこの会場にいるスケーターを全員抱いたと思う?」  勇利は恥ずかしくてたまらなかった。 「思わないよ……」 「そう。全員なんてとんでもない。もちろん勇利だけだ」  ヴィクトルがささやいた。ヴィクトルは「あのときよりかわいい」と言ってくれたけれど、ヴィクトルこそ、あのときよりずっと熱っぽい声で、あのときよりずっと誘惑的だった。  勇利は思いきってヴィクトルをみつめた。月は砂糖をまぶされたように表面が白く、あわい黄金色のひかりを静かに投げかけ、その月光を浴びるヴィクトルはやはりうつくしかった。勇利は、ほんのひとくちしかシャンパンを飲まなかったはずなのに、頬が燃えるように熱くなり、ヴィクトルと目を合わせられなくなった。 「勇利」  ヴィクトルのくちびるが耳元に近づく。 「……はい」  勇利は酔ったような返事をした。 「二年越しだね。俺の部屋でいいかな?」  勇利はとろんとした瞳をゆっくりと瞬いた。 「さあおいで。いますぐしよう。今夜のことは夢だとは思わないでくれよ」  今宵はクリストフは勇利をかばわなかったし、勇利もまた、助けを必要としていなかった。ヴィクトルは勇利の手首を引き、会場をさっさと横切って、すみやかに部屋へ連れていった。
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gr-mitakai · 5 years
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群馬連合三田会WEB会報 第15号
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●西毛三田会 「夏の夜の懇親会」 20回目
「夏の恒例行事、33名で賑やかに開催しました」
~8月23日(金)/ホテルメトロポリタン高崎~
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さる8月23日、ホテルグランビュー高崎にて、夏の恒例行事「夏の夜の懇親会」が開催されました。参加者は33名、うち初めての参加者は2名です。
 テーブルは卒業年次の近い方を中心に分かれ、女性参加者5名は同じテーブルに着席しました。どのテーブルも開会前から和やかに会話が弾んでいました。
 代表幹事の岡住貞宏さんが司会を務め、塾歌斉唱により会が始まりました。会長の松本修平さんがご欠席だったため、副会長の糸井丈之さんが冒頭に挨拶され、次回の連合三田会幹事を西毛三田会が担当すること、今後も西毛三田会をより盛り上げて行きたいことなどのお話がございました。
 前会長・児玉正蔵さんの乾杯で会のテンションは一気に上がりました。開会後は、テーブルを離れた交流も始まり、各所で会話が弾んでいました。お酒はもちろん、コースのお料理も大変美味しく、皆さん会話の合間にしっかり召し上がっていました。
 中盤で初参加のお二人(平成11年卒、平成16年卒)が前で挨拶し、今後、意欲的にご参加くださるようでした。最後は岡部裕也さんリードの下で若き血を合唱しました。初めてとは思えない岡部さんの堂々としたエールで、盛会のうちに閉会となりました。
 今回、「夏の夜の懇親会」へ参加いたしまして、様々な職種の幅広い年代の塾員が、それぞれのフィールドで活躍されているお話を伺うのはとても興味深いと改めて感じました。皆様方のご活躍に刺激を受けることで、また明日からの活力が湧いて参りました。
卒業して何年経っても、塾歌や若き血を歌う機会があるのも貴重なことだと思います。県外出身・県外勤務の私にとっては、近くにいる塾員の皆様と交流を持てるのは本当に嬉しいことです。これからの西毛三田会・群馬連合三田会の益々の発展を祈念しております。       (西毛三田会/角田亜希子)
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●群馬連合三田会ゴルフコンペ開催 参加者大入り29名
「優勝は団体・個人ともに前橋三田会! 日頃のチームワークと実力で他を圧倒」
~9月7日(土)/赤城ゴルフ倶楽部(群馬県渋川市)~  
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季節柄、台風15号の影響も心配されましたが、当日は晴天でゴルフ日和でした。混戦の中、大先輩方の経験、技術、そしてエネルギーが輝いた一日となりました。結果は、個人優勝・近藤和裕さん(前橋)、団体優勝・前橋三田会、ベストスコア・山田裕之さん(前橋)、とホームである前橋勢が好調でした。近年の群馬連合三田会を支えてきた前橋の都丸会長と代表幹事・近藤さんの優勝ツーショットは、とても素敵でした。
ちなみに個人の成績は次のとおりです。
優勝=近藤和裕さん(前橋)、準優勝=朝倉剛太郎さん(桐生)、3位=樋口俊之さん(西毛)。なお6位に朝倉泰さん(桐生)、7位に都丸正樹さん(前橋)、と前会長と現会長が健闘されたこともつけ加えておきます。                       (前橋三田会/丸山彬)
■随筆
立ち飲み居酒屋の聖地・東京港区田町☆シャレオツ編
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港区田町には慶應大学側の中通り沿いにも、芝浦側にも、風情あふれる立ち飲み屋が多くある。銘店「やまとや」が田町を象徴する居酒屋であることは前回紹介したが、最近また新しいお店を知った。
 東京タワーの最高フォトスポットとも言われる三田通りから一本東へ。慶應生が多く集まる「つるのや」(こちらは粋な大将にパワーをもらえる)の裏側、「世界の山ちゃん」もあり、角には「いきなりステーキ」もある、この通りに見つけた。そこはイタリアン酒場・バルといった様子で、夕方になると外にはテーブル代わりのワインの樽がいくつも並ぶ。「ウエコナ(Ue CONA )」というこの店は、聞けばチェーン店だそう。
 店は開店するとドアはなくオープンで、広いカウンターを真ん中に、奥にはテーブル席もある。大抵は、店からあふれ出した客が、樽テーブルを囲んでワイングラス片手にワイワイというのが定番光景だ。すごい時には、樽がどこにあるか見えないほどの人が立ち飲み中なんてことも!?(ま、これは多分どこかの団体の二次会駆け込みに遭遇したからだろう)。
私はしばらく、その店の前を通り過ぎるばかりだったのだが、夏の終わりの夜に立ち寄る機会があった。その日は客は2、3組で、和やかなCOZYバルとなっていた。生ビールはその前に十分堪能してしまっていたので、ここは赤ワイングラスをまず一杯。メニューを見るとワイン、カクテルがとてもリーズナブル。それからおつまみはどうしよう、どれどれ。
生ハム盛り合わせ=♡、自家製ピクルス=♡、アンチョビキャベツ=♡♡ 
あさりのワイン蒸し=♡♡、鶏とフォアグラのレバーパテ=♡♡♡
 ほぼワンコインもしくはそれ以下だ。ピザの種類も豊富で、こちらもワンコイン。学生に優しい店だ。それでいて雰囲気がある。店主も気さくで適度に会話を楽しませてくれる。押し付けないし、黙りこむこともなくちょうど良い。おつまみはどれも美味しく量も適量。チーズでワインをちびちび飲むにはパーフェクトだ。
後で聞いたのだが、慶應大学の某歴史学者によれば、その店のある通り、つまり「世界の山ちゃん」などがあるその道は旧東海道であった説があるそうだ。デマではなく仮説としては“あり”とのこと。もしそうだとしたら、かつては大名や商人が行き交っていたわけで、想像したら、そんな跡地の小さなイタリアンバルでワインを飲む自分になぜか気恥ずかしさを感じた。
別にディスるわけではないが、「ウエコナ(Ue CONA )」は特別感があるわけでも、ものすごい料理が出てくるわけでもない、東京に数店舗あるイタリアンバルだ。だからこそか気取らずふらっと立ち寄れて、そしてとても落ち着く。しっぽりもいいけれど、樽を囲んでわいわい語り合うのも、大笑いするのもいいだろう。そんな店が田町にあってありがたい。塾生だったら、そうだな…カジュアルなデートにはぴったりだろう。もちろん塾員もウェルカム。行かれたい方はご一報を!
(会報委員長/飯島あす香)
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globalwine · 1 year
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#Repost @paris_love_o0 • • • • • • スタイリッシュな白ワイングラスはいかが? @globalwine9686 プラティーヌの白ワイングラスは、曲線美がなんとも言えないスタイリッシュなグラス。唇があたるグラス部分も程よく薄いから、いい白ワインを注いでも美味しく頂けます。 今日はフランスブルゴーニュのルー・デュモンのムルソーをあけて、フルーツとチーズで簡単アペロを作りました。 この形のワイングラス、スタイリッシュで素敵。光をキラキラ反射して、ワインの色も綺麗に見える。持ってなかったから形だから凄く嬉しい。6つ揃えておうち女子会した〜い🥂 ∴∵∴ ୨୧ ∴∵∴ ୨୧ ∴∵∴ ୨୧ ∴∵∴ White Wine プラティーヌ ホワイトワイングラス 2脚入 ¥3,300(税込) サイズ 高さ: 236 mm、最大径: 81 mm、 容量:386 cc 生産国 ドイツ 日本酒もビールもエレガントに。 白ワインだけじゃないホワイトワイングラス。楽天から購入できるよ。 @globalwine9686 ∴∵∴ ୨୧ ∴∵∴ ୨୧ ∴∵∴ ୨୧ ∴∵∴ プロフィールはこちらから @paris_love_o 0 白い食器は私的最愛ブランド、フランスのアスティエドゥビラッドのものです。 PR @globalwine9686 #ワイングラス #ワインで乾杯 #シャンパングラス #家飲みワイン #ワインのある生活 #ワインスタグラム #ワインラバー #プラティーヌ #トリドリベース #アスティエ #アスティエドヴィラットのある暮らし #アスティエドゥヴィラット #アスティエドヴィラッド #フランス好き #フランス好きな人と繋がりたい #フランス好きと繋がりたい #フランス好きさんと繋がりたい #フランス行きたい #フランスすきな人と繋がりたい https://www.instagram.com/p/CnD5-J8SZOy/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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本日は1つクイズを! 答えは一番下に。 Q.1 日本酒を作る過程で行われる「火入れ」とは、どんな作業? A.発酵 B.熟成 C.殺菌  さて本日の新商品をご案内致します。 富美菊酒造・富山県 羽根屋/SHINE(シャイン) 無濾過生原酒 《「羽根屋」の低アル原酒はレベルが違う!》 「低アル原酒」の美味しさは技術力が特にモノを言います! 「羽根屋」の低アル原酒「SHINE(シャイン)」はレベルが違います! 自信を持って皆様にオススメ致します! 飲みやすさと飲み応えをギリギリの所で両立させ、尚且つキレイにまとめ上げる。 これは「低アル原酒」というジャンルが確立された現在でもそう簡単なことではありません。 そんな中、「羽根屋のSHINE」は完成度が違います! 一度飲んで頂ければきっとお分かり頂けるハズ! ところで、「低アル原酒」って何? って、思われた方。 「低アル原酒」というのは「アルコール度数の低い原酒」のことを言います。 日本酒のアルコール度数の平均は15度台で、15度未満のお酒を低アルコールと呼んでいます。 更に、醪(もろみ)を搾られた後に加水をしない原酒が低アルコール原酒、略して低アル原酒です。 技術と経験に裏打ちされた、これぞ「低アル原酒」と呼べるお酒に仕上がっています。 少し難しい話になってしまいましたが、お酒自体は軽快にスルスル飲めるお酒です。 冷やし過ぎに注意してワイングラスでお楽しみ下さい。 特定名称:純米吟醸 原材料:米、米麹 アルコール度:13% 酒度:- 酸度:- 原料米:国産米 精米歩合:60% 状態:生酒 管理:要冷蔵 1.8L税込¥3300 A. 殺菌 火入れとは、日本酒を60℃程度に加熱し、日本酒のなかにいる微生物を殺菌する方法です。 火入れにはもうひとつ大きな役割があります。それは日本酒の中にいる酵素の働きを止めて、酒の質を安定させることです。 日本酒を瓶詰めした後も、酵素は絶えず日本酒の質を変化させ続けるため、火入れを行うことで酵素の活性を失わせます。 一般に日本酒の火入れは、貯蔵の前と出荷の前の2回行われますが、火入れを2回しない日本酒も流通しています。 1度も火入れをしていない日本酒を生酒なまざけ、貯蔵の前の1回だけ加熱した日本酒を生詰め酒、出荷の前の1回だけ加熱した日本酒を生貯蔵酒といいます。 隠れた美酒・銘酒を求めて・・・  一味違った豊富な品揃え!! 朝日屋酒店 東京都世田谷区赤堤1-14-13 Tel:03-3324-1155 営業時間 10-19:30(19:00時で留守番電話に切り替わります) 定休日:毎週水曜日 【通販】 オフィシャルサイト http://www.asahiyasaketen.com/item.html Yahooショッピング https://store.shopping.yahoo.co.jp/asahiyasaketen/ #富山県#日本酒 #純米吟醸#酵素#お酒#生酒 #無濾過生原酒 #羽根屋 #酒造 (朝日屋酒店) https://www.instagram.com/p/CeSdegfLLXZ/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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shimizuyaofsake · 2 years
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2022/4/23
おはようございます!念のためにこんにちはとこんばんはも。
先日の誰にもらったかわからないタケノコ、ですが、なんと!ひょんなことからその「誰か」が判明しました。
いやあ、あなたさまでしたか、とちょっと感動してしまいました。
これにて一件落着とヘラヘラしていたら今日、その方は再び結構な量のタケノコを掘って持ってきてくれました。
「これ、ちょっと掘れちゃったんで」と、はにかんで颯爽と去っていくそのスマートさに、私は品出しの酒を抱えたまま立ち尽くすのみ。
気持ちは受け取りましたので、しっかり美味しくいただこうと思います!
# 若駒 愛山90 無加圧採り無濾過生原酒 (若駒酒造・栃木)
ピーチピーチちょこっとマスカッツ☆
たいへん気持ちの良い香りですので、ワイングラスがあればそちらでまずは気取ってみてください:-)
軽い口あたりからの透明感ある甘み旨みに今年も胸がトキメキます。
愛山90→低精白、あまり磨かないお米で造ったとは思えないキレイな流れの中に徐々に現れる確かなお米感とそのミネラリー。
ジューシーだけど甘すぎず、柑橘系の酸味、苦み渋みで後はサラリと。
愛山という酒米の味を確実に引き出しつつ、まったくもうっ、いろんな味がするのにぐびっと飲めてしまうのです。
佐々木朗希くんにも負けない若駒のスーパーエース『愛山90』、果たしてどこまでいっちゃうのでしょう。
季節ですよねな竹の子を煮たやつや、肉じゃが、ポッサムからトルティーヤまで。
お米の味がするお酒なので肴は何でもござれでございます。
どうぞ安心していろいろお試しください:-)
それでは本日もはりきっていきましょう。
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