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#ソクラテス
moko1590m · 13 days
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法は全部悪法
ソクラテ爺
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danzoku · 7 months
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なってみないとわからないことがある
なるべく、色んな人に対して
理解を示そうと努めている。
だけど、同じ立場になってみないと
わからないことがある。
結局、張本人にしかわからないことがある。
大人にならなきゃ大人の大変さはわからなかったし、
老人にならなきゃ老人の
母にならなきゃ母親の
父にならなきゃ父親の
姉にならなきゃ姉の
入院しなきゃ入院患者の
犬にならなきゃ犬の
猫にならなきゃ猫の
大変さと良さとかの、なんか微妙で曖昧な部分とか
本当の辛さとか喜びとか
とにかくどっかしらに何かしらの
わからない部分がある。
同じ立場に立たなきゃ
わかんないだ。
私はいつまで経っても
戦争を知らない女の子を抜け出せず
下剋上を狙うようなハングリー精神も持たず
斜に構えただけのちっぽけな人間である。
だけど
わからないことをわかってる。
ソクラテスになってみないとソクラテスが本当はどうして死を選んだのかなんて完全にはわからないけど
わからないことがあるとわかってるから、
そしてそれを責める人にも法にも出会ったり裁かれたりしていないから
ソクラテスチックには生きていけそう。
わかってもらえないことに絶望したりしないし
期待も諦めもない。
この世は謎だらけで
私も誰かの謎の一つだ。
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hiroyuki-tateyama · 1 year
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14/03/2023 #大英博物館 #britishmuseum #picture_tate #ソクラテス #アンティステネス #クリュシッポス #エピコウロス #socrates #antisthenēs #chrysippus (大英博物館) https://www.instagram.com/p/CpxM0EMyG3Z/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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yoga-onion · 7 months
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Democracy
Democracy is somewhat like four wolves and a sheep discussing and deciding on a dinner menu.
The four wolves decide by majority vote: 'Tonight, we shall have delicious mutton'. Poor sheep being eaten.
The execution of Socrates in ancient Greece was also the result of a trial by majority vote.
Decisions made by the principle of majority rule can be right or wrong.
Whichever way things are decided, do not assume that it is 100% justice.
There is no such thing as 100% justice in the world. Well, maybe 70 per cent, 80 per cent at most...
A quote from Japanese religious scholar Hiro Sachiya, who says that even if we have no choice but to follow rules and manners, we should judge the dividing line between right and wrong in our own hearts.
- Hiro Sachiya (b. 27 July 1936 - d. 7 April 2022) was a Japanese religious critic and author of numerous commentaries for the general public.
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民主主義
民主主義というものは、4匹の狼と1匹の羊が夕食のメニューを相談して決めるようなものだ。
4匹の狼は多数決でもって「今夜は、おいしいマトンを食べることにしよう」と決める。食べられる羊はかわいそうである。
古代ギリシャのソクラテスを死刑にしたのも、多数決による裁判の結果であった。
多数決原理によって決められた決議は、それが正しいこともあれば、まちがっている場合もある。
物事がいずれに決まったにせよ、それが100%の正義だと思わないことだ。
世の中には100%の正義などありえない。まあ70%か、せいぜい80%くらいか…
決まりやマナーに止むを得ず従うことがあるとしても、善悪の仕切りは自分の心の中で判断しよう、という日本の宗教家、ひろさちや氏の引用。
- ひろさちや(1936年 7月27日 - 2022年 4月7日)は、日本の宗教評論家であり、多数の一般向けの解説書を執筆。
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izumi-kazan · 1 year
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なによりも大切にすべきは、 ただ生きることではなく、 より良く生きることである。 生きるために食べよ、 食べるために生きるな。
ソクラテス(希 哲学者)
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izumitomoki · 2 months
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古典ギリシャ語の最初の授業で教授から「この言語は死んでおり、習得しても誰とも喋れません。ただ、石碑と喋れるようになります」と言われた時は笑っていましたが、1年経ってソクラテスの原文をそのまま読めた時は二千年前の人と「喋った」気がして言葉にできない感動を覚えましたね、、(笑)
XユーザーのReijiさん: 「古典ギリシャ語の最初の授業で教授から「この言語は死んでおり、習得しても誰とも喋れません。ただ、石碑と喋れるようになります」と言われた時は笑っていましたが、1年経ってソクラテスの原文をそのまま読めた時は二千年前の人と「喋った」気がして言葉にできない感動を覚えましたね、、(笑)」 / Twitter
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ogawa-xd · 10 months
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ニコマコス倫理学
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アリストテレス「ニコマコス倫理学」(山本芳久、100分で名著)
アリストテレスは、つかみ所がないので避けていたけれど、この本によれば、あまりに自然であり普通の感覚/常識だ。自分が小さい頃から考えていたこと/考えてきたこと、気づいてきたことの道筋にしっかり沿っている。
それは気づいた自分がアリストテレスなみにエライ、という意味ではなく、単に自分はアリストテレスから連綿と続く思考の枠組みの中に生まれて育ったということなのだろう。もうすでに自分の身体の中に血肉化している。それほど、多くの基本的な物事の考え方の根底にアリストテレスが居る、ということだし、人々もその上に立っている。そのことはほとんどの人に知られず意識もされていないけれど。
倫理とか道徳というと、自分は反射的にとても嫌な感じをもってしまうのだが、それはおそらくカントのせいだ。アリストテレスの取り上げる主題としての「倫理」は、現代的/一般的なイメージとはちがう。よく生きるにはどうすればいいか、よいとはどういうことか、というソクラテスの系譜に連なる視点である。自分流にいえば価値の問題に関するニュートラルでベーシックな基本事実を解いているだけのようだ。
一言でいえば、人が幸福になるためにはどうすればいいか、に関する考察である。
ニコマコス倫理学
史上初の体系的な倫理学。 幸福論的倫理学(cf. 義務論的倫理学:カント) ※幸福論的倫理学→事実を捉えようとしている、 ※義務論的倫理学→「べき」論
目的の連鎖:つねに「なんのため?」と問えるが、「幸福」でその問いの連鎖は終わる。
幸福になれること → 善「すべてみな何らかの善を目指している」
三つの学問分類
知ること(理論的学、知識) ← 自然学、数学、形而上学、(自然科学)
すること(実践的学、行為) ← 倫理学、政治学
作ること(制作的学、制作物) ← 詩学、弁論術、(デザイン?)
学問のタイプ:
理論的学 → 常にそうであるところのもの(を目指す)
実践的学、制作的学 → たいていはそうであるところのもの(を目指す)
→ ゆえに、倫理学は若者には向かない。それでも、学ぶ価値はある。
「倫理学」の語源
エトス(習慣)
エートス(性格、人柄)
エーティコス(性格にかかわる、人格に関わる)
タ・エーティカ(性格/人柄に関わることども)
善(アガトン)の意味
道徳的善 人助け、ルール遵守
有用的善 役立つ
快楽的善 快楽、楽しい
→ 価値
これらは時に相反するが、どれを重視するのかその人の判断である。
悪人といえども、自分のどれかの「善」を選んでいることにちがいはない。
最高善=幸福
3つの生活類型の中の幸福
快楽的生活 → ×安定的、持続的幸福につながらない
政治的生活 → ○社会で役割を果たす幸福、現実態としての自己実現
観想的生活 → ◎真理を認識する幸福、可能態としての自己実現
「人は生まれつき知ることを欲する」理性:人だけが持つ
枢要徳:4つの徳(アレテー:卓越性、力量)
幸福は徳によって実現される。
賢慮(判断する力、判断力)
勇気(困難に立ち向かう力)
節制(欲望をコントロールする力)
正義(他者を重んじ、ルールを守る力)
→ すべては「力」
徳は生まれつきのものではない。変わりうるから。
力(能力/可能性)自体は生まれつき備わっているが、その「在り方」を現実化していくことが必要。その在り方が「幸福」である。
徳を身につける
思考の徳:教示(知的能力・可能性)に負っており経験と時間が必要
性格の徳:習慣(エトス/人柄)によって性格(エートス)は形成される
徳は学んだ上で実際に作らなければならない/作ることによって学ぶ like a 「勇気ある行動を取ることによって、勇気ある人になる」 ※徳と技術の類似持性
有徳な人と悪徳の人
「節制」について
理性被支配
節制のある人(葛藤がない)
抑制のある人(葛藤がある)
欲望の支配
抑制のない人(葛藤がある)
放埒の人(葛藤がない)
喜びの感じ方:千差万別
喜びの感じ方は、味覚のように人それぞれに内容はちがう。しかし優れた料理人は「舌」が肥えており、微細なそれぞれの味のちがいがわかる。
中庸
「まぁまぁ/ほどほど」ではない。
×[臆病 ←(中庸)→ 勇気] ○[臆病 ←(中庸:勇気)→ 向こう見ず]
友愛(ピリアー)
すべての徳を備えていても、愛する友がなければ空しい。
〈友愛の成立要件〉
好意(相手の善を願う)cf.「嫉妬とは他者の善を悲しむこと」
相互性(相手からも好意が返ってくる〉
気づかれている(相手もそれを気づいている)
〈友愛の種類〉
人柄の善さに基づく → 似ている善き人同士で相互に相手を全体として愛する/持続的
有用性に基づく → 自分のため、状況によって変わる/持続しない
快楽に基づく → 自分のため、情動、恋愛/持続しない
前に「友人」という関係がもっとも貴いと考えたが、このことのような気がする。
友愛については鳩山由紀夫が一時取り上げていたけど、読んでいてああきっとアリストテレスの「友愛」のことなんだろうな、と思う。
アリストテレス:Aristoteles
BC.384〜322 ソクラテスの弟子であるプラトンの弟子。 リュケイオン(設立した学舎)(cf. アカデメイア:プラトン) 大王アレクサンダーの家庭教師
山本芳久:
「魅力的なものと出会うという出来事は、『出会い続けることのできるものとの出会い』である」 たとえ一度の出会いであったとしても、その出会いは以後の人生で何度も反芻され追想される。つまり再び、何度も出会う。
220426
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ryotarox · 2 months
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「リバティーン」 2004年の公開のイギリス映画で、ジョニーデップ主演。17世紀に生きた、第二代ロチェスター伯爵ジョン・ウィルモットの生涯を描いた作品。ジョン・ウィルモットは14歳で文学修士号を得るほどの天才だったが、退廃的な生活ゆえ33歳でその生涯を終える。そんな映画の終わりに流れる重々しい”Rochester's Farewell”という曲。作曲は、イギリスの音楽家であるマイケル・ナイマン(Michael Nyman)、歌い手はナイマンとも親交のあるヒラリー・サマーズ(Hilary Summers)。 サウンドトラックにも歌詞はなく、どういった歌詞なのか不明だったのですが、最近になりたまたま発見したのでブログに載せたいと思います。歌詞の日本語訳はなかったため、自分で意訳しました。 ちなみに、この曲は「アンネの日記」という日本のアニメ映画のサウンドトラックに入っている「If」という曲と同じメロディーとなっています。後日、「アンネの日記」のサウンドトラックの「If」と「Why」という曲の歌詞もアップしたいと思います。作曲、歌い手は”Rochester's Farewell”と同じです。
「リバティーン」主題歌”Rochester's Farewell”の歌詞 | 不満足なソクラテス男爵の徒然なる日記
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leomacgivena · 1 year
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「ソクラテスは馬車曳きや指物師や靴屋や石屋以外のことは決して口にしなかった。彼の語ることは人間のもっとも卑近な、誰でも知っている行為からひき出した帰納と比喩で、誰にでも理解ができる。(1/3)」(モンテーニュ)
モンテーニュbotさんはTwitterを使っています
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jinsei-pika-pika · 3 months
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流動しながら個として見つめ、判断する。 北村道子の仕事の向き合い方。
#01
北村道子
衣裳デザイナー/スタイリスト
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40年以上にわたり、映画、広告、雑誌など、さまざまなメディアで活躍する衣裳デザイナーの北村道子さん。キャストやスタッフと真正面に向き合い、ときに衝突することも恐れず、信念を持ってスタイルを貫く。そんな彼女の個性はどのように育まれ、いかにして磨かれたのだろう。仕事場としてたくさんの時間を過ごしてきたフォトスタジオという空間で、コーヒーを片手に彼女が歩んできた半生と仕事について語ってもらった。
Apr.19.2023
Michiko Kitamura
photography:Mai Kise interview & text:Tomoko Ogawa edit:Shigeru Nakagawa
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家を飛び出し、世界を分解して見る癖をつけた少女は、映画の中の洋服に出合う
— ご自身の10代、20代を振り返って、その後の人生に影響した出合いについて聞かせてください。
私は寺山修司の影響が大きいんですよ。『書を捨てよ、町へ出よう』、「親を捨てよ」を実行した人だよね。私は16歳で実家の金沢から出て、サハラ砂漠やアメリカ、フランスを放浪しましたけど、18歳になっても、30歳を越えても実家にいる人もいますよね。親だって子離れしてないじゃない。これが今の日本という文化、社会を育んでいるんじゃないかと思う。だから、自然と政治も家父長制に、政治家も世襲で引き継がれるようになってますよね。なぜ出ていくか。それは自分のアイデンティティを知るためです。知るっていう行為は、過去を見つめるしかないということなんだよね。
— たしかに、経験からしか何かを知るということはできませんもんね。
今の瞬間、何秒間という現在点で、目の前にいる他者と自分には大きなギャップがある!と思ったときに、自分のアイデンティティを知る。特に外国に出ると、相槌打って微笑んでいるだけじゃ会話は進まないじゃない。日本みたいに、同調圧力が強くないから。つまり、実家にいるということは、母親のお腹で守られている状況と近いんです。そこから出ることによって、初めて世間にさらされる。そこで、世の中を自分で分解してみる癖を持つようになる。私の場合、子どもの頃から英和、和英辞典と広辞苑を持ち歩いてたから、誰かの発言に対して、「この人の言ってることはなんだろう?」と思って全部つぶさに見るんです。そこから、言葉はこうやって進化してるのか!と発見する。もっと言えば、ブランド力にとらわれず、自分の力で学びたい高校や大学を選んでいくこと。そうすると、一人の有権者として、政治と経済とアートがどう自分の仕事と人生と結びついてるかを分析して、議論できるようになっていくんですよね。
— もともと彫刻家を目指されていて、洋服に興味はなかったそうですが、何がきっかけで衣裳の世界に入られたんでしょうか?
なぜ私が洋服をスタイリングすることになったかというと、〈シャネル〉がきっかけなんです。当時のパートナーと外国を回っていた20歳の頃、シャネル本店でスーツをオーダーしたんです。なぜかというと、(ルキノ・)ヴィスコンティの映画『ボッカチオ’70』を観て、こんなストーリーなのに、こんないい服が出てくるんだ!と思って(笑)。お金もなかったから、モリエールの銅像の前で似顔絵を描いたり、その辺に捨てられたもので立体を作ったりしていたら、お金を置いていく人がいるんですよ。フランスは、そもそもアートに対してお金を恵むという文化があるよね。2カ月くらい経つと、そこそこお金が貯まってくるんですよ。それで、一番いい服を着てシャネルに行ったら、らせん階段の上からなんか貧しい子が来たぞっていう感じで見られて、クチュールのスタッフに全身を採寸されてね。スーツ自体が欲しいというよりは、あの機能美を兼ね備えたスーツにどう辿り着くんだろう、とその過程を見たくて。今日着ている〈メゾン マルタン マルジェラ〉の初期のワンピースも、マルタンはヴィンテージファブリックを使っているから、これは私しか持ってないんです。多分、それが洋服の原点ではないかと思う。究極、ファッションも映画も、この1点の洋服が、誰に似合うのかを考えるのが面白いんです。だから、着こなしの作法をつかんで服を着ている人にはついていきます!となるよね、私としては。
— 作法をつかむには、その人の生き様が関係してきますよね。
映画の見方にも視点があるように、着る人の視点が見えるかどうか。例えば、海外の俳優で、普通のデニムをはいてるだけなのに、かっこよく見えることがあるじゃないですか。よくよく見てみると〈ギャップ〉のものだったりするんだけど、それがなぜおしゃれに見えるのか、そこに、その着こなしにおのずとその人らしさが出てくると思うんだよね。
— 北村さんが考える「良い仕事」の定義とは?
私がチョイスしたものは良い仕事、というのは冗談だけど(笑)、興味や好奇心が向かう、面白いなと思える人と仕事をすることですよ。その人が心から出てくる言葉を使っているか、誰かから借りている言葉を使っているかは、この年になるともう、すぐにわかるんです。だから、自分の言葉を使って、馬鹿馬鹿しいことを本気でやっている人に興味があるんだよね。 私は長く、社会思想、政治学、社会学、哲学の本を読み続けているんだけれど、そうすると、道草をたくさんしなくちゃいけなくなる。そこに新たな興味が出てきて、あれもこれも読まなくちゃとなることが楽しいんです。だから、何か新しいことを学ぼうとすると、なんとなくつかめるようになるまで、少なくても10年はかかっちゃうんだよね。
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他人に委ねず、自分自身でジャッジするという強さ
— 仕事の際に、自分自身に課しているルールは?
自分自身でジャッジすること。周りはダメと言うだろうと思っても、自分がいいと思うことを提案してみると、意外とオッケーが出たりして、できたものをすごく喜ばれたりもするんですよ。なぜだかはわからないんだけど。昔、平山景子さんが編集長をしていた時代の『花椿』※1 で2年間仕事させてもらえたのも、そういう私の発想を面白がってもらえたからなんだよね。子どもが行水しているようなビニールプールの素材あるじゃないですか。あれをそのまま生かして洋服にしませんか?とか、油揚げを1メートルぐらい縫い合わせて、お稲荷さん洋服にしたらどうですか?とか(笑)、捨てられた手袋を全部寄せ集めたら、ベストにできるんじゃない?とかね。それは、資生堂にはない発想だったんじゃないですか。 ※1 1937年に創刊した資生堂の企業文化誌。
— 長く活動する秘訣があれば教えてください。
やめたら生活できない��ら続いただけで、若い頃からそんなに仕事してないんですよ、私。目立った仕事はしていたかもしれないけれど、1年のうち3カ月は外国に出ていた時期もあったし。しかも、私、結構喧嘩してるんですよね、編集者やメイクアップアーティストと。クライアントに対しても意見しちゃうんで(笑)。我慢して黙っている持久力がないんです。自分は労働者階級だと思ってるから、偉ぶる人や権力が大嫌いなんですよ。だから、広告代理店の大げさな儀式が嫌になっちゃって、70歳でもう広告はやめました。今は、一緒に仕事したい人に頼まれたら引き受ける、という感じでやってますね。
— 師弟制度を取り入れていた時期もあったのでしょうか?
以前、マネージャーをやりたいと名乗り出てくれた人がいて、勝手にアシスタント志望という子に数人声をかけて職場に呼んでいたんです。私は好きにやりたいからとその人のオファーは断ったんだけど、アシスタントをしたいという子はもうそこに来てしまっていたから、「しょうがない。5カ月は面倒みる!」と言って。当時、私はよく免停になってたのね。それで、運転手として手伝ってもらっていました。そうしたら、いつの間にか「北村道子のアシスタントをやっている」が一人歩きして、そう言っているスタイリストが十何人になってたんです。悪いうわさの多い私の名前だったから、出すと響くらしいんだよね(笑)。自分から口説いて手伝ってもらっていた美大の学生たちは、私が留学を勧めたこともあって国外に出てしまい、それから戻ってきてないですね。
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— 創作のリソースとして、どこからインプットする機会が多いのでしょうか?
映画と本ですね。小説は眠くなるからあまり読まない。今、一番学びたいのは、古代ギリシャの哲学者ヘラクレイトスなんです。ニーチェについて読んでいたときに、ヘラクレイトスは偉大だと思って。ソクラテス以前のギリシャを唯一学んだのが、「神は死んだ」を主張したニーチェなんですよ。つまり、それ以前は、神を作っていたとも解釈できるじゃないですか。ワインも蒸造して、ドラッグもやって、錬金術で実験してたとされているから、多分、既存の価値観で振り返ると、ものすごく壊れてるんじゃないかと思うよね(笑)。あとはね、事実、行動、現実性を重視する「プラグマティズム」を日本に紹介した鶴見俊輔の本も全部読み返してますよ。彼は16歳でハーバードに入学して、プラグマティズムを学び、“人は矛盾してる。その矛盾こそが人間なんだ”という生き方をするんです。
— 北村さんも、“矛盾こそが人間である”を体現していらっしゃいますよね。
私、「明日になったら、同じこと言ってるかはわかんないけどね」って、よく言うんです(笑)。今日は、このインタビューに対して思ったことを答えてるだけ。取材なんかで話をするときも、言いたいことだけを言う。都合が悪い部分はどうせカットされるわけだし、口に出さないと、その瞬間のリアルな言葉にならないじゃないですか。身も蓋もないことを言ってしまえば、面白いことって活字にできないのよ。活字にしたら、固定化されちゃうから。このままの空気で、世の中の悪口を言いたい放題言ってるのが面白いわけじゃない。それを、私は風流だと思う。繰り返しになるけど、人間は十月十日、女性の子宮に閉じ込められているわけだから、そこからポンと外へ出て行かないと。閉じ込める、というのは人間をダメにする。昆虫だって、閉じ込めても外へ出ていくでしょう。人間の一番の罪は、脳が発達していることだよね。今は、デジタル化も都市設計も脳化社会が生み出しているわけじゃないですか。そこに入りたくないけど、家賃は上がっていくし、一生懸命、白井聡の『マルクス 生を呑み込む資本主義』を読みながら、どうしようかなと考えてます。
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本日のコーヒー
UCC GOLD SPECIAL
PREMIUM 炒り豆 フルーティウェーブ 150g
『発見のあるコーヒー』をコンセプトに、UCCのロースティングとブレンド技術で、コク、苦み、酸味の奥にある特別な香りと味わいを表現したブレンド。口あたりは柔らかく、余韻にはブラックベリーやブルーベリーのような甘みのあるコクが感じらる。
『UCC GOLD SPECIAL PREMIUM』ブランドサイト
UCC公式オンラインストア
個人の愉しみとしてコーヒーのある場所に行く
— 最後に、日常におけるコーヒーがどんな存在か、教えていただけますか?
コーヒーは外で飲むものというのが私の概念です。ヨーロッパだと、近くのバールでエスプレッソを一杯カッと飲むじゃないですか。そういう感じ。なので、私は美味しいコーヒーが飲める店がある場所の近くに引っ越す。そこで、バリスタが淹れたエスプレッソを飲む。あれが本来のコーヒーの旨味なので。映画も一人で観ますし、あまり人とつるまないので、個人の愉しみとしてコーヒーを飲みに行きます。ドリップコーヒーを飲むときは、バリスタが「今日はこれがいいよ」とお薦めするものをチョイスします。対面だから、店に入ってきた瞬間から人を見て、豆を挽いて、淹れる。どんな豆をどの水で、温度で、どのタイミングで、どんなカップで、ロジックがちゃんとある。そういうバリスタのセンスを感じさせる店に通う。誰かに一杯のコーヒーを淹れるのも、その人に合う一着の服を着せるのと同じような哲学がある、と私は思うんですよね。
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北村道子
衣裳デザイナー/スタイリスト
きたむら・みちこ|1949年、石川県生まれ。10代でサハラ砂漠、アメリカ大陸、フランスを放浪し、30歳頃から、映画、広告、雑誌などで衣裳を務める。1985年公開『それから』以降、数々の映画作品に携わり、2007年には『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』で、第62回毎日映画コンクール技術賞を受賞。昨年、人気シリーズ待望の第3弾となる著作���衣裳術3』(リトルモア)を上梓。第40回毎日ファッション大賞にて、鯨岡阿美子賞を受賞。
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moko1590m · 7 months
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知ったかぶり、知った気はとてもはずかしい
ソクラテ爺
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genkidown · 11 months
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ゲンキダウンが推しライブハウスを勝手に紹介する漫画「ソクラテス京都編」
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m12gatsu · 2 years
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彼氏からの性的欲求に応えられない自分に戸惑っています。私は処女で今まで付き合ってきた二人ともこれが理由で別れています。
父親を4年前高校生のときに亡くしたのですが、母親は父の生前から不特定多数の男性と関係を持っていました。気づいたのは私だけだったと思うのですが、母親には男性との会話を録音したり日記を詳細につけたり収集癖のようなものがあり、たまたま寝ている母親の傍のボイスレコーダーから母親の性行為の声を聞いてしまった日以来、嫌悪感が消えず未だにトラウマになってしまっています。
それから性的魅力に頼ってしか生きられない女性を軽蔑するようになってしまい自分もその血を継いでいるのでいつかそうなってしまうのではないかと思うと彼氏の気持ちに応えられず申し訳ないと思う気持ちよりも自分自身への気持ち悪さが勝ってしまいます。
AVも観れますTLも読めます友達と下ネタも楽しく話せます、セックスに対して嫌悪感があるわけではないと思うのですが自分のこととなるとどうしても吐きそうになるくらいゾワゾワします。
たまたまだと思いますか?それともノンセクなんでしょうか。時間が解決してくれると思いますか。彼氏のこと嫌いになりたくないのになりそうです。普通に生きたいですしんどいです。
どうしたらいいと思いますか。
拝読しました。おいたわしや。3つ目のパラグラフなんて一文で読点も無い。でも反面、ご自身の苦しみを上手に言語化していらっしゃる、ともお見受けしています。
だから、そういう風に話をされてはどうですか、彼と。いや、もう嫌になるくらい話はなさっているのかもしれない、過去のお2人とも。でも、それでもなお話すしかないと思います。ナラティブです。たまたまだとは思いませんし、あなたのセクシュアリティのことは僕にはわからない。時間が解決するともあまり思いません。どうしたらいいと思うか、に対する僕の答えはこれしかありません。無責任かもしれないけれど。懸命に、賢明に、尊大に、あけすけに、飄然として、超然として、言葉を尽くして、絶体絶命で、泣いたり笑ったりして、伝わったり伝わらなかったりして、話をする。むろん彼にも話をしてもらってください。どうしてあなたと寝たいのか、彼の持てる贅言の全てを尽くしてもらってほしい。僕も彼も、世界中のレイプ犯と同じ体の仕組みなんです。土屋賢二の『ソクラテスの口説き方』とか読ませましょう。ダメだったら、すみません。でも、話をしないで続いていくよりいくらかいいんじゃないかと思います。
きついっすよね、親の性。でも、フロイト先生曰く至極健全な嫌悪感として、人間にプログラムされているらしい。僕は大学生の時に朝帰りしたらリビングで母が父の膝の上で横座りしてるのを目撃して、スっと扉を閉めました。最悪でした。まぁこれは笑い話なんだけど。すんまへん。
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lastscenecom · 6 months
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ソクラテスの時代を超越した洞察力があります。 「私が自分が知的であると知っているのは、自分が何も知らないことを知っているからです」
より良い意思決定を行う方法: よくある落とし穴や感情的な罠を回避する | 意識の時代
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izumi-kazan · 11 months
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欠点なんて気にしなくていい、あなたは神ではないのだから
アリストテレス・ソクラテス・オナシス(希:実業家)
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delicissors · 1 year
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民主主義では、基本的に投票という「多数決」が重視されるわけだが、多数決が有効に働くためには、事前に人それぞれの正しさや価値観や信念をぶつけあって議論し尽くしている必要がある。そうしてはじめて投票という多数決は、「おさまるところにおさまる」ように機能する。だが、みんなが「正しさ」や「こうあるべき」などの「自分の考えを決めるための価値観」を持っていなければ、多数決は有効には働かない。結局のところ、みんながなんとなく多数決に参加するわけだから、クチのうまい雄弁な政治家、すなわち「もっともらしく話をするだけの扇動政治家」の意見ばかりが採用されるようになっていく。つまり、民主主義は、その場のノリで物事や権力者が決まる無責任な衆愚政治へと成り下がってしまうのである。
「考え方は人それぞれ」が堕落を生む理由を、人気哲学作���がソクラテスで解説 | ニュースな本 | ダイヤモンド・オンライン
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