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#衣食住を丁寧に
shioriya-archi · 1 month
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完成見学会のご案内
これまでの経験の中で一番キツい工程でしたが、やっとのことで完成見学会にこぎつけることが出来ました‼️ お世話になった職人の皆様には本当に感謝感謝です‼️!!
それでは、ご案内です。 開催日:令和6年3月15(金)・16(土)・17(日)・ 23(土)・24(日) 時 間:10時~16時 完全予約制 開催場所:金ヶ崎町 見学申込方法:弊社HPのお問いわせ または 下記電話より        ★tel. 0198-41-5615        ★mobile. 090-3755-0155   (申込受付後に詳しい場所をお知らせさせていただきます)
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⭐︎『ベースボールハウス』のご紹介 野球が大好きなファミリーが伸び伸び暮らせる家が出来ました。 緑の山々に映える切妻屋根の板貼りの家は、どこか野球(ホームベース)を連想するような外観です。 外装の板材は岩手県産材の杉、内装に使われている床と階段材は岩手県産材の赤松、天井の羽目板は杉と何処にいても木の香りとぬくもりを感じられるお家となりました✨ LDKにはお子さまの背比べを刻んでいく桧の柱が立っています。木の経年変化と共にお子様の成長を暖かく見守ってくれるお家です☺️ 野球少年のお子さまとお父さんが広い庭でキャッチボールをする姿が今から楽しみです‼️😊
UA値0.22W/㎡K Q1.0住宅Level-3 許容応力度計算による耐震等級3 BELS⭐︎5評価取得
#栞家建築舎 #Ume-ie建築設計事務所 #しおりや  @tettsu1972 #岩手県産材 #いわて木づかい住宅普及促進事業 #いわて森の棟梁 #いわて木づかいサポーターが作る住宅  #95%が岩手県産材 #板張り外装 #杉板張り #岩手県産赤松フロアー #新住協 #200ミリ断熱の家 #許容応力度計算による耐震等級3 #手仕事  #木の住処 #家づくりは住まいづくり #衣食住を丁寧に #心地よい家 #暖かい家 #エコな暮らし #本と栞と綴り #田舎暮らし  #自然素材の家づくり #オガファーザースモール #細部に心を込める大事さ #想いは細部に宿る #中村好文好き  #伊礼智好き
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rize113 · 1 year
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Fairlady 1
 顔馴染みの従業員たちに軽く挨拶を終え、店の裏口から出る。
 十一月の肌寒い空気に、コートの前を気持ち閉め直しながら敷地内を歩いていると、駐車場に見知らぬ車が停まっている事に気が付いた。
 車に興味のない俺にはわからないが、傍目に見てもきちんと手入れがされているのだろう黒い車が電柱の光を反射している様は威圧感がある。
 そしてその傍ら、見知った長身の男が車にもたれかかって煙草を吸っている。彼は煙草を咥えたままじっと電灯の方を見つめていた。
「真秀さん…………お疲れ様、です」
 俺は男――睦門真秀に声をかけた。
 無視してそのまま帰っても良かったが、明日の朝の自分は無視した事を気に病むのだろう。声をかけた方が遥かにマシだ。
 睦門は「んーー……」と気の抜けた返事をした。視線はまだ電灯を見ており、煙草も咥えたままだった。
 何があったのかはしれないが珍しく白衣を着ておらず、黒い薄手のタートルネックセーターに黒のジャケットを羽織っているせいで余計に背丈が高く……スタイルが良く見えた。
「……虫数えてます?」
 当てずっぽうで尋ねると、やっと彼と目が合った。
 彼はポケットに突っ込んでいた左手で煙草を持ち、長く煙を吐いた。
「十五匹まで数えてわからなくなった」
「声掛けたからですか?」
「いやぁ……なんか、増えたり減ったりするからどうでも良くなってきて」
「暇なんですね」
「全然暇じゃないの知ってる癖に」
 睦門はけらけらと何時ものように笑い声をあげて、吸い終わった煙草をアスファルトにぽいと投げ靴底で火を消した。吸殻を拾う気配は一切無い。仕方なく俺はそれを拾い少し離れた場所にある従業員用の灰皿に捨てた。
「えらいえらい」
「犬扱いしないで貰えます?」
「猫可愛がりしてるだけだぞ?」
 戻ってきた俺の頭を睦門は撫でようとしたが、その手をそっと払い除ける。ふわと煙草の匂いがした。
「……あー……もう行って良いですか?」
「ん、帰るんなら送ってこうか?」
 睦門はそう言って車を指差した。
 一瞬、逡巡する。
 終電のないこの時間に自宅のマンションまで帰るにはタクシーを呼ぶ必要がある。高天から「仕事で来たのだから直帰する際も経費で落として良い」と許可を得ているので金銭面での心配はしていないが、この店の周りにはタクシーがいない為、ここまで呼ぶか、俺が駅前まで移動しなくてはならない。
 普段なら今すぐこの場で、ありがたく首を縦に振っていたことだろう。
 その上でそれをしないのは……運転手の技量が測れないせいだ。
 正直な話、睦門という人間に対してまともに車が運転出来るイメージが全くない。
 俺は率直に問いかけた。
「真秀さんって車の運転できるんですか?」
「できるからここに居るんだがなぁ」
「いや、運転手の方とかいらっしゃるのかなと、割と普段そうじゃないですかうちの会社」
「悠仁じゃあるまいし」
「あー…………はい」
「で? ガソリン経費で落とすから別に気にしなくていいぞ」
「その経費の計算するの俺ですよね」
「んはは」
 今日も睦門は機嫌が良さそうで、頻繁に声を上げて笑った。
 乗るかどうか決めあぐねていると助手席のドアが開けられ、俺は悩むことを諦め「お邪魔します」と断りを入れてからシートに着くことにする。
 エンジンがかけっぱなしだったのだろう。思っていたより中は暖かかったのでシートベルトをつける前にコートを脱いだ。
 彼の研究室と違い、車内は綺麗に片付いている。
 黒いケースに入った箱ティッシュとドリンクホルダーの缶コーヒーぐらいか、その他には何一つ私物が見当たらない。やれば片付けができるはずなのになぜこの人は自分の部屋を片付けないのだろうかと心底不思議に思った。
 ばん、とドアが閉まる大きな音で気がついて横を見るといつの間にやら、運転席に睦門が座っていた。助手席に座ること自体久しぶりで忘れていたが思ったよりも距離が近く感じる。
 最近俺は、この人が伏し目がちに何かを考えている時の横顔を好いていることに気がついた。今もそんな顔をしてカーステレオを操作している。何が楽しいのか口元がにやけていた。
「何かいいことでもあったんですか?」
「……何か?」
「いや、今日は真秀さん、ご機嫌だなって思って」
「ゴキゲンって言われると脳天気そうで癪に障るな。まぁ……そうだな、いいことは……あったよ」
 そう言うと睦門はステレオの操作を止め、車を発進させた。特にステレオから何かが流れてくるわけでもなかったので「この人は何をあんなに操作していたのだろう」と思った。
 助手席から外を見るとほとんどの窓は電気が消え、ぽつりぽつりと立った電柱の光だけが窓を横切っていく。
 時折信号で止まったり交差点を曲がったりしてわかったことだが、睦門は想像していたよりもずっと丁寧な運転をする人だった。法定速度も一時停止も守っているらしく、特段大きく揺れることもないので、俺は暖かな車内でのんびりと運ばれる感覚だけを味わっていた。
「真秀さんって、運転上手いんですね」
 車が動く音だけが聞こえる今の状況が少し気まずくて、俺は口を開く。
「なんか、絶叫マシンとか好きなタイプだろうし運転荒そうだなって思ってたんですけど」
「あはは、今すぐここで外に放り出されたいか」
「別に、タクシー呼ぶんでいいですよ。あと高天さんに明日いいつけます。真秀さんが夜中俺のこと車から追い出してそのまま置いてったって」
「あーーそれは……悠仁に怒られるなぁ」
 睦門は「冗談が通じないなぁ」と苦笑した。「やりかねないでしょう」と返し、俺も笑った。
「ま、通勤に使ってるからな、多少慣れはするだろうなぁ……」
「車通勤なんですか……っていうか真秀さんあそこに住んでるんだと思ってたんですけど」
 何度か足を運んだことがあるが、睦門の研究室は夥しい量の資料や機材の他に一通りの生活家電が揃っていたように思う。そもそも俺は彼の口から自宅の話を聞いた記憶自体が無かった。
「実際月の半分くらいは研究室に篭ってるかもな。前は悠仁のところに行ったり研究室に行ったりしないといけなかったからもっと家に帰ってたけど……累のお陰で研究に集中できるから」
「いや、家には帰りましょうよ」
「なんか面倒なんだよな……俺も悠仁のとこに住もうかな。行き来楽になるし、経過観察するのも楽だろうし」
「今も半分くらい住んでません?」
「んーだから、もう半分も住んだら行き来する場所が減って楽だなって話」
 何度目かの信号で再び車が止まる。それに合わせてか、なんとなく会話も途切れた。
 ふと景色の中に見慣れたコンビニの灯りを見つけ、いつの間にか自宅の近くまで来ていたことに気付く。ここの交差点って信号変わるまで長いんだよな、と思う。
「…………」
 ふと隣を見ると睦門は暇そうに両手をハンドルの上に乗せていた。人差し指がコツコツと規則正しくハンドルを叩き、視線は信号機を見ている。秒数でも数えているのだろう。
「累ぇ」
 彼は真っ赤に光っている信号機を見ながら俺を呼んだ。
「……ドライブ、したくないか?」
 そうして、さも今しがた思いついたようにそう呟く。
 明日は休みだから、家に着いたら遅い夕食をとって、その後湯船にでも浸かりながら映画を見ようと思っていた。まぁそんな予定はあってないようなものだけど。
 もうすぐこの信号が青になって、そうすると数分もせずに家に着くのだろう。
 だとすると、それはなんというか、少し勿体ないような、気がする。
「いいですよ」
 俺が答えて間も無く、信号が青に変わる。車の走り出しはとても静かだった。
「晩御飯食べてないから、途中でコンビニ寄ってください」
 睦門は「ん」と短く返事をした。
 自宅のマンションから漏れる光が他の景色と一緒に窓の外を流れていく。
「真秀さん」
「……ん?」
「晩御飯奢ってよ」
 なんとなく甘えてみる。
「いいぞ」と言った彼の横顔はまだ口元が綻んでいて、なんだかやっぱり機嫌がよさそうだった。
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am-in-blue · 1 year
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十二国記への想い
十二国記を読んで少し時間が経った後に呟いたものたち
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このシーンが印象的で好き。
十二国記には海客(日本から十二国に辿り着いた人)や半獣(半分獣人)、山客(中国から十二国に辿り着いた人)の差別をはじめ、異世界ファンタジー小説でありながら政治的小説で、現代社会と似ている。そこが面白い。現代社会と違うのは女性が当たり前に政治の場にいて王や将軍だったり性差を感じないこと。現代社会もこうなればいいのにがある。
それに全くこの世界は差別なんてものはありませんてのは描いてなくて、国によって王によって差別の有無があるってことを描いてる。例えば隣国は海客でも衣食住が安定してるけどこっちの国では奴隷とか。あと海客は言語などほぼわからないから年数を重ねても苦悩に満ちているてことも。単なるファンタジーではなくて国外の人など自分たちとは異なる人への対応が細かに丁寧に描かれているんだよね。王としての海客や半獣を含む国民への関わり方が描かれている。
あと十二国記はaroaceの物語にもなりうると感じてる。重要な他者という関係を感じられるところが多々ある。
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taro26 · 1 year
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名古屋市中区にある「ねぎぼーず」に行ってきました✨ 本日は日替わりのチキン南蛮定食を注文。 甘酢、タルタルソースはとても味が濃く、ご飯が進みます🍗 衣は厚すぎず、濃い味付けに負けないお肉の旨味があり、鉄板焼きが専門にもかかわらず、丁寧に作られている印象でした✨ ランチは日替わりでいろいろやっており、ディナーは名物の鉄板焼きが楽しめる素敵なお店でした🤩 -------------------------------- 🌟2023.1.1 現在の情報🌟 【住所】愛知県名古屋市中区千代田3-7-2 【アクセス】地下鉄鶴舞線「鶴舞駅」6番出口 西へ徒歩2分(326m) 【予約】 予約可 【店内】 個室無し、タバコ不可 【駐車場】 コインパーキング 【店内】90席 【営業時間】11:30~22:30(LO.22:00) 新型コロナウイルス感染拡大等により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。 【定休日】 元日のみ休業 #名古屋グルメ  #ご飯屋さん #東海グルメ #グルメ好きな人と繋がりたい #ねぎぼーず #ねぎぼーず鶴舞店 #チキン南蛮 #チキン南蛮定食 #鶴舞ランチ #鶴舞公園 #鶴舞グルメ (食彩館 ねぎぼーず 鶴舞店) https://www.instagram.com/p/Cm2nDDGy6JZ/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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hiraharu · 2 years
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【実店舗わざわざ/問tou:7月の営業ご案内】
セミの声も聞こえ出し、6月末から早くも夏が訪れたかのような長野県東御市です。わざわざ周辺の田んぼも日に日に稲が育っています。山々も青くて気持ち良く、7月も朝晩涼しく過ごしやすい長野は最高です。みなさまのご来店、お待ちしております。
<パンと日用品の店 わざわざ お知らせ>
「パンと日用品の店 わざわざ」では、店内に所狭しと並ぶわざわざのパンと日用品をご覧いただけます。狭い店内をウロウロと歩きながら商品を探す楽しみがあり、中には、オンラインストア未掲載のアイテムも。ぜひ、ゆっくりと買い物を楽しんでくださいね。
・わざわざのパンとお菓子は、店舗奥の工房で焼いたその日に販売しています。月曜日はパンを焼いていないため、月曜営業では「食べきりサイズのパン詰合せ」と焼き菓子(在庫限り)を販売しています。
【新入荷①小石原焼『圭秀窯』の器】 ンラインストアに先駆けて、福岡・小石原から届いた圭秀窯の器が店頭に並びました。小石原焼の伝統技法を取り入れながら、親しみやすい新たな焼き物を作陶している窯元です。小皿、中皿、飯椀、すり鉢、箸置きを中心に揃えました。価格も¥1,000〜¥4,000台と、日常に取り入れやすい器です。ぜひお手にとってご覧ください。
【新入荷②コーヒー周りの道具たち】 KONO(コーノ)、TIME MORE(タイムモア)のコーヒー道具が新入荷。ドリッパー、グラスポット、ペーパーフィルター、ミル、ドリップポットなど、1杯の時間をちょっと特別にしてくれる選りすぐりのアイテムたちです。
【新入荷③草加煎餅まるそう一福】 オンラインストアに登場しました、まるそう一福の草加せんべい。実店舗わざわざの人気者は「ちいまる君」。小さくても食べごたえ十分で、ちょっとした手土産にもピッタリです。 https://wazawaza.shop-pro.jp/?pid=168531602
【季節のオススメ】 オンラインストアでは扱っていない「い草のござ」。1畳より大きい程度の、家の中でも外でも活躍してくれそうなサイズ。い草のいい香りがします。松野屋のかごバッグとあわせて、夏のおでかけにどうぞ。春夏限定入荷、ツバメコーヒーのアイスコーヒーもございます。
▼パンと日用品の店 わざわざ 営業時間:9:00〜16:00(定休日:火・水) 住所:長野県東御市御牧原2887-1 電話:0268-67-3135(事前にパンのご予約が可能です) 駐車場:10台
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<問tou イベント情報・お知らせ>
「問tou」では、わざわざのカンパーニュで作るホットドッグと、丁寧に一杯ずつハンドドリップするコーヒー。そして本やアートなど心を揺さぶる物との出会いを用意したほか、オンラインストアで扱う衣料品もご覧いただけます。
また、皆さまに楽しんでいただけるイベントをご用意しています。
▼開催中・開催予定のイベント一覧は、こちらからご覧いただけます https://wazawaza.shop-pro.jp/?mode=grp&gid=2545622
①7/1(金)〜7/31(日) 谷口眼鏡 サングラス「tesio」ポップアップ https://wazawaza.shop-pro.jp/?mode=grp&gid=2745877
眼鏡の一大産地・福井県鯖江市から谷口眼鏡がサングラス「tesio」の出張販売で問touにやってきます。日本人のためにつくった、日本人がかけやすいサングラスで、普段使いができ、自然由来の素材で長く使えるアフターフォローつきの「tesio」です。イベントは1ヶ月開催ですが、初日から3日間限定で谷口眼鏡のスタッフがサングラスを直接販売します。
②7/7(木)〜25(月) もんぺ博覧会2022 https://wazawaza.shop-pro.jp/?mode=grp&gid=2388747
毎年恒例となりました「もんぺ博覧会」。今年も開催が決定しました!今年はオンラインストア・実店舗「問tou」の両方で開催いたします。来たるもんぺ博覧会に向けて、もんぺの魅力やサイズ選びのコツをご紹介しています。詳細は『もんぺ博覧会2022』のページをご覧ください!
▼問tou 営業時間:10:00〜17:00(定休日:火・水) 住所:長野県東御市八重原1807-1 芸術むら公園内 憩いの家 電話:0268-75-7488 駐車場:多数あり
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【7/2(土)長野県松本市・藤原印刷にて開催】 N.PARK PROJECT NAGANO セミナー 『松本の印刷会社に全国から注文が殺到する理由』 https://nppn-sbl-s0702.peatix.com/
印刷工場という独特な雰囲気の会場でセミナーにご参加いただけます!藤原印刷さんで扱っている紙を取り放題のサービスや、束見本(つかみほん)のおみやげもご用意しておりますので、ぜひ直接会場にお越しください。
セミナーでは藤原印刷株式会社 専務取締役の藤原隆充さんに、『松本の印刷会社に全国から注文が殺到する理由』をテーマにお話いただきます。
わざわざ代表 平田はる香も登壇し、長野県の個別事例を交えながら、参加者と気づきの共有のためのディスカッションや気づきの発表などのワークショップを開催。当日は平田や藤原さんとコミュニケーションを深くとれる場を設定しますので、長野に移住・起業を検討されたり、すでに長野で事業を始められている方はぜひご検討ください。
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<わざわざ&問tou スタンプラリー開催中!>
わざわざ&問tou、どちらかにご来店いただき、 キャンペーンのQRコードを読み込んでいただくことで、 1ポイント貯まるスタンプラリーを開催中。
両店舗をハシゴして2ポイント貯めていただいたお客様には、わざわざのクッキーをお渡ししています。
近隣にお住まいのお客様であれば、ポイントをもっと貯めるのもオススメ! 6ポイント貯めるとオリジナルステッカー3枚セットを。 10ポイント貯めると、わざわざザンシンバッグ(SS)をプレゼントします! (※景品と交換してもポイントは消費されません。)
わざわざでお買い物を楽しまれた後に、問touでゆっくりコーヒーを味わっていただくもよし。問touでじっくりお気に入りの装いを見つけていただいた後、わざわざで日用雑貨を選んでいただくもよし。
スタンプラリーは、12月末までの開催予定です。 ぜひ両店舗へ遊びにいらしてくださいね。
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tokyomariegold · 3 months
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2023/10/10〜
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10月10日 昨日みたいホンマタカシの写真のことを度々思い出していた。また、本当にホンマタカシでないとダメだったの?と言いたくなってしま���て、もっと他の展示を期待していたんだな、と改めて実感。
気温の差が激しかったからか、少し風邪をひいた気がしていて、職場の上司も明らかに風邪をひいていて、なんとなくお手洗いに行く回数も多くて大丈夫かな?と思った。人の心配をしながらも、自分は、大丈夫かな!、うつされないといいな!と不安になった。
昨日の雨で道に恐ろしいほど毬栗が落ちていた。 朝起きた時に感じた雨天気に従ってレインコートを着て行ったら、昼間は暖かかったけれど、帰り間際でたくさん雨が降ってきて今日は正解だった。 日曜に延期になったムーミンバレーパークの日の天気をインターネットで調べてみたら、今のところ雨予報でした。
昨日日記に書き忘れた、と思ったことが通勤途中に思い出したことがあったのに、こうやって書き始めるとまた忘れてしまっている。
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10月11日 新しく作りたい作品のことも、もうすぐ誕生日の友人へあげるプレゼントのことも、来週京都へ行く時に着たい服も、どれだけのお金を積み立てたいかも、お仕事のいろいろも、なんか、程々に決まり知らない感じで頭がわ〜っとなってしまった日。先週末の受診の際に主治医にしわれた様に、私は混乱しているのかもしれない。
友人がスレッズで日記を始めていた。 ちょうど昨晩、手帳類博物館という日記を集めたギャラリーの存在を思い出して調べたところだった。そしたら、今住んでいる町の��くで今月開催される科��と芸術のイベント(イベント自体がかなり面白そう)に、その博物館も参加するらしく、他人の日記を読めるらしい。余裕があれば行ってみたい。
朝通勤で歩いた道の途中にある、某イベントへの参加申し込みをカウントダウンする標識の数字が、通勤の時は7日だったのに、その後業務で自転車で通りかかった時は8日だった。逆戻っている。
帰りの時まで落ち着きがなくって、家に帰ったらとりあえず寝具の衣替えをしようと予定を立てながら歩いた。 ちーちゃんから(やっときたお返事!)の長いメッセージ(とても嬉しい!)や、大阪の友人がまたまた送ってくれた関西の建築情報のURLもまともにみられないでいる。
作りたいもののルールが決まりつつあるので、頭の中のものを少しずつパソコン上でも良いから形にしていきたい。
昨日忘れてしまったことは、定期券入れの中に、航空科学博物館のグッズ引換スタンプカードと葉山へ行った時のJR乗り放題きっぷと岡本太郎美術館のチケットが、ここ数週間の週末が、重なって入っている、ということでした。
昨日体調が悪そうだった上司は、声が枯れて鼻にかかっていて、さらに一段と良くなさそうな感じだった。そういえば9月いっぱいお休み予定だった職員さんはまだお休み中。
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10月12日 職場のある町のお役所へお仕事の相談へ行く。 2期下の同年代の方がてきぱきと段取りして、その場を取り仕切ってくださり、いつも彼女の元気に圧倒されてしまう。 同年代!と思うと、何か比較して焦ってしまう気持ちがでてくるけれど、そんなにお仕事頑張りたくないんじなかったの!と泣きそうになる。
お役所までは彼女が運転して連れて行ってくれて、ロードサイドにはららぽーとの外観を切り取ったみたいな建物ばかりで違いがわからない。けれど、看板がデカデカと掲げられているので嫌でも何なのかわかってしまいます。あひる建築でしたっけ?ヴェンチューリ先生。
ロードサイド店舗は、スーパーやドラッグストアや美容院や塾やクリーニング屋さん。病院も同じ様な仕様の建物だった気がする。“〜太郎”という飲食店が数店舗あった。太郎系列?あと、へんな名前の文具屋さん(文具屋さん?!)。
午後のお仕事で、12階から外部階段で外壁面をくるくる降りて、でも妊娠中の上司も同じ状況下で業務をしている、と思ってがんばってしまった気がする。
終業後に給湯コーナーで会った、私の病気について話をしている方から「最近ほんとにずっと席にいないし、いても電話や打ち合わせやらで忙しそう!」と言われて、そっか、そうだったかも忙しいのかもと、頭の中だけでなく、自分の外側もずっと忙しかったことを教えてもらう。 そして最近ぶんぶんチョッパーを買って玉ねぎをみじん切りした事を報告したら「インドカリー娘ちゃんが使ってたやつだわ!」と、私がスパイスカレーを作るレシピの参考にしている方の名前が思いがけず出てきて嬉しくなる。 「ちょうどずっと話したいと思ってたの。3分だけいい?」と、私の食事に色々こだわりを持ってしまう思考や、普段の仕事っぷり(ありがたいことに、とてもきっちりしている、と褒めて下さっている)を活かして、やっぱり料理をするべきだ、と思っていた事を伝えて下さった。
そう色んなレシピを見るのは好きで、材料と工程と出来上がる料理に、何か実験や作品作りみたいで楽しいな〜とは思っている。 余裕ができたら自分でできればいいな。
写真のこと、次につくりたいものが少しできたので、写真集の販売は今月いっぱいで終えようかな、と思っている。
眠っている口座の解約の予約をした。
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10月13日 急なお仕事が舞い込んできて、色んな事をして忙しくしてしまった日。1日はあっという間なのに、午前中にしたこととかを思い出すととてつもなく昔のことのように感じる。 そういえば朝はファミリーマートによって、ちいかわのチョコチップパンはやっぱりなくて友人に報告したし、やっとちーちゃんからのメッセージを読めて、丁寧な文章に愛おしくなって、昼前にはインフルエンザの予防接種を打ってきた。
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本当は明日の遊びに行く手土産に、帰り際ナインチェサブレを買いに行きたかったけれど、へとへとになってしまった。 スピード感ある感じでお仕事をしてしまって本当に疲れた!
たぶん昨日で最終回を迎えたはずのNHKの夜ドラを今晩見ようと思う。
今朝、長島先生のSNSの投稿で知った、明日開催の埼玉県立近代美術館のトークイベント、行きたいけれど絶妙に午後の予定とはしごできない感じ。
お仕事の忙しなさによくない感じでアドレナリンが出ていて、予防接種した腕が少しだる重く体が熱い。今日はあまり頑張りすぎずに早く寝たい。
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itocaci · 7 months
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「用の美」 現代の民藝 〜ONICA "Cotton-Wool Cardigan" / "Cotton Wool Turtleneck Jumper"
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こんばんは。
先月のことになるけど、中之島美術館で開催されていた「民藝」展に行ってきた。
生活の中に根付いたモノが、「衣・食・住」にカテコライズされて展示しており、展示されているモノからは、生活の痕跡を感じられる企画展だった。
柳宗悦が唱える「用の美」。
今回の展示のキーワードではないかと思う。
「私は何よりも普段使いの品が健全にならずばこの世は美しくならないと思う者です」
入口から入って先に飛び込むこの文章が印象的だ。
特に、僕としてはやっぱり最初のコーナー、「衣」は特に時間をかけてゆっくり見てしまった。
使い古された古布なのに、そこに宿るオーラのようなものについつい引き込まれてしまう。
ちょっと話は変わるけど、例えば、古着屋に行くと、今から60年前とか80年前とかのアイテムに出会うことがある。
不思議なもので、それらはすぐに分かる。
もちろんデザイン的な違いで目を奪われることなんかもあるんだけど、何よりも服そのものが持つ存在感や、布に触れた時の手触りからピンとくる。
古いものが良いという分けでなくて、ハギレで直されていたり、素人が直したようなステッチの痕跡だったり。
おそらく、現代であれば廃棄されてしまうような傷んだ服も、大切に着用されてきた痕跡が感じられるせいなのだろうか。
そういった服にしか感じられない不思議な力のようなものがあるのだ。
そして、今回の展示品からもそんな力のようなものをガラスケース越しからだけど感じることができた。
まあ、個人的には「用の美」。
生活に宿る美しさのある品を、美術館に展示してしまった時点で半減してしまうような気もしてしまうのだけど。笑
美術館のように、そういった価値観を伝えるためには、仕方のないことなんだろうと思いつつ、家で普通に使われている瞬間が最も美しいのだろうと思いながら拝見させてもらった。
(だから正直、柳宗悦の設立した日本民藝館というのも、なんかちょっと違うんじゃねぇなんて偉そうに思ってしまったり。)
とまあ、色々と思うことに溢れた展示で、見応え十分という内容だった。
ちなみに、大阪では閉幕してしまったけど、巡回で現在はいわき市立美術館で同展を見れるみたいだ。
関西からだと遠いけど。。
もし、たまたまこのblogを読んでる方で、その方面い御用の方はぜひ。
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さて、本日はそんな「民藝」展を見ながら、僕が皆さんに紹介をしたいと思ったアイテムをピックさせてもらう。
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ONICA : Cotton-Wool Cardigan (Forest) ¥51,150 (tax in)
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ONICA : Cotton-Wool Cardigan (Natural) ¥51,150 (tax in)
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ONICA : Cotton-Wool Cardigan (Black) ¥51,150 (tax in) sold out
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ONICA : Cotton-Wool Turtleneck Jumper (Forest) ¥48,400 (tax in)
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ONICA : Cotton-Wool Turtleneck Jumper (Natural) ¥48,400 (tax in) sold out
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ONICA : Cotton-Wool Turtleneck Jumper (Black) ¥48,400 (tax in) sold out
毎シーズン、入荷を楽しみにしていただいているお客様も多い"ONICA"。
いよいよ今年もそんな"ONICA"のニットを楽しめる季節がやってきた。
昨日は僕も昨年のカーディガンを羽織らせて頂いた。
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昨年までは斜行する編み地が特徴的だったけど、今季は組み木のような編み地に。
(すごいマニアックなことを話すと、ニットの編み地なのに、織物の平織の組織図が見れて、一人でニヤニヤとしてしまった。)
今季の編み地。
民藝にも見られる籠などの籠編みをモチーフにして生まれたそうだ。
だから、「民藝」展を見に行った時、真っ先にこのニットが頭をよぎったのだ。
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目を引くような編み地。
確かに、"ONICA"のニットにはデザインが施されている。
なのに、嫌味がない。
時代を越えるような普遍性。
何年経っても愛せるような。
そんなニットになるのだ。
カーディガンには、フロントに小さめのボタンが3つ。
これは陶器ボタンとなり、一つ一つデザイナーが土を捏ねて作っている。
しかも、ご丁寧に割れてしまったり、紛失した時のために替えボタンが一つつく。
ただ、店頭ではもし割れたりしたら、金継ぎしてもよさそうですねぇなんて話しながらお客様と盛り上がっている。
店頭でそんな話をしながら"ONICA"のニットに触れていると、柳宗悦が唱えた「用の美」という言葉がしっくりとくるのだ。
籠編みの品々が私たちの生活に根付いていたように、"ONICA"のこのニットも私たちの生活に根付く。
そんな1着なんだと思う。
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むしろ、数年後の大切に着用された"ONICA"のニットを見てみたいとすら思ってしまうのだ。
当店で"ONICA"のニットに触れたことのある方はご存知かと思うが、"ONICA"のニットには、それぞれストーリーがあり、そんなストーリーをベースに生み出されている。
このニットに付与されたストーリー。
「warm memories 優しい手触り」
遠くの地に想いを馳せて 思い出が層なる
なんだかこのニットを見ていると、このストーリーが不思議と腑に落ちる。
どこか懐かしさのような、優しい記憶が蘇ってくるような感覚になる。
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服��不思議だ。
装うということは、見た目や機能性だけではないのだろう。
着用する私たちの気持ちにも大きな影響を及ぼすのかもしれない。
「只被ふ為なら美しさ等どうでもいゝ。だが美しさは着たい気持ちをそゝる。だから美しさが着物をもっと着物らしくする。」
柳宗悦の言葉である。
この服を纏う時、もし良かったら、その時に感じる気持ちの昂揚のようなものも楽しんでもらえると嬉しく思う。
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先日、昨年"ONICA"のニットを購入されたお客様が来店された。
1週間程度のイタリア旅行の中で、半数以上の日を共にしたということだ。
なんだかこれを聞いてとても嬉しくなってしまった。
誰かの生活の中で、確かに根付いていることを実感した。
もちろん"ONICA"の服だけではない。
当店の全ての服にはその可能性がある。
今回はたまたま籠編みの編み地だからこそ、「民藝」の世界とリンクし、このように思ってしまっただけなのだけど、多分、"ONICA"のニットには、柳宗悦が唱えた「用の美」が存在する。
生活に根付くニット。
もし良かったらそんなニットをぜひ1着、ワードローブに取り入れてみてはいかがだろうか。
世代を問わず、時を超えて活躍する1着になると僕は思っている。
なお、現在こちらはオンラインショップでもご覧いただける。
合わせてご覧いただけると嬉しく思う。
「私は何よりも普段使いの品が健全にならずばこの世は美しくならないと思う者です」
冒頭に紹介した柳宗悦の言葉である。
"ONICA"のニットを纏うということ。
それはこの世を美しくするということなのかもしれない。
それでは次回もお楽しみに。
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hatohonoka · 7 months
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特別教育機関『孤児院』 神奈川支店
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保健室から追い出され亜里沙の後に続く。
蛍光灯で照らされた廊下は先程まで居た医務室とはうって変わって冷たい光を差していた。
「亜里沙、あの後ってどうなったの?わたしこれ実は死んでる?」
「あはは、死んでるわけないじゃん!ちゃんと生きてるよ。けど、マジで殺したかと思った…えっとごめんね」
亜里沙は笑い、少し潤んだ眼を誤魔化すように擦る
「いいよ、わたしが撃てって強要したんだし気にしないで。それにしても、なんで無事だったんだろう?実は弾が入ってなかったとか?」
それにしても鈍痛はある。空砲でも何かしらのダメージを負うのだろうか?
「あぁ、なんかこのブレザーめっちゃくちゃにいい防弾仕様らしくてそうそう弾は貫通しないんだって、だからだいたい最初は衝撃で気絶しちゃうらしくて。だから弾は入ってたよ、ほら」
ポケットからわたしを気絶させたであろう弾丸を取り出した。こんな小さな金属片があんな衝撃を与えてくるとは到底思えない。
その後も長い廊下を進みながらわたしが気絶したあとの事も簡単に亜里沙が説明してくれた。
やはり最終試験も兼ねていたようで、撃ち撃たれた生徒はホールから即回収され、あの医務室へと運ばれていたそうだ。残された撃てなかった生徒がどうなったかは回収されてしまい分からず終いだそうだった。
ブレザーの件については医務室で渡されたタブレット端末の中にテキストがあり、その事が書いてあったそうだ。結局わたしが気を失っていたのも数分程度の事だった様で、詳しくはまだ見れていないという。
そんなこんなで現状の確認をしていると廊下の終点に到着した。突き当たり、少し重たいスチールの観音開きの扉を抜けると視界が開けた。
最初の印象は、社会科見学で行った空港。ターミナル?だっけそれを縦に重ねた感じ。吹き抜けの外周、壁にそって各フロアがあり白の制服を着た『生徒』たちが行き交っている。末広がりに空間が作られており恐る恐る覗き込むと、最下層に時計台が建っているのが見えた。かなり高くも見えるが下層まで明るく、さっきまでの殺伐とした『入学式』のような雰囲気は全くなく、落ち着いた穏やかな空間が広がっていた。
驚き息を呑んでいると、隣の亜里沙も驚いている。
「亜里沙は見たんじゃないの?このホール」
いやいやと手を振る。
「バックヤード的な通路から医務室に通されたから初めて見た、スゴ。忘れてたけどこれ地下でしょ?横浜駅の、スゲー!」
飛び出さんばかりに身を乗り出す亜里沙の裾を引っ張りつつも、わたしもこの巨大な空間にワクワクしていた。
「それで、今どこに向かってるの?出たまんま着いてきてたけど」
「あぁ、『入学式』が終わった人から寮棟へって」
かざされた端末の画面の詳細を確認する。
フロアマップが表示されており、タップすると詳細が表示される。
どうやらこの空間は大まかに3層に分かれており、今居る上層部は食堂、購買、医務室や職員室などここでの生活に必要な基本設備がある層で、そのまま横浜駅地下街の各バックヤードへ続く通路が点在しているようだ。
反対に最下層、時計台があったフロアは訓練施設らしく3フロアでさらに細かく分けられていて、射撃訓練場や演習施設、トレーニングジムなどが備えられているようだ。簡単に言えば運動するための施設がある層。武器庫もあるらしい。
そして今目指しているのが中間層の居住区、寮や談話室、自習室があるようで中間層は6フロアの幅を取っているようで上層、下層に比べ層が厚くなっている。その中間層の端っこ寮棟のに赤く印が点っている。
「これ見るとあたしら同室っぽいよ」
亜里沙が印をタップする。すると新しくタブが開きわたしの名前と亜里沙の名前が並んで表示される。少しスクロールすると1409入室許可と文字が表示された���
「入室許可って出てる」
「そうなんか不思議な書き方でさ、とりあえず行ってみよっ。そこ階段室っぽいから」
階段室と書かれた重たい扉を開け放ち亜里沙はとっとと行ってしまった。どうやら彼女は一応ついさっきわたしは銃で撃たれた病み上がりの人間だということを忘れているようだ。渋々と彼女が入っていった扉へと続くのだった
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『入学式』後だったので、寮棟は人でごった返しているだろうというわたしの予想とは裏腹に人とすれ違う方が珍しいぐらいには静かだった。出会ったといえば同じく新入生だろうか先に着いていた子達が数ペア、部屋を出入りしている様で中にはジャージの子もいた。
さて、この寮棟はフロアごとに学年でわかれている。当然わたしたちは1年生にあたる、よって寮棟最下層の1フロア。上に行くにつれて上級生が入居している。1年生より下が談話室などの施設になっているようだ。吹き抜けのメインホールの通路に各室へ続く自動ドアが並んでおり、わたしたちは4列目の扉を目指し歩いていた。ホールを挟んで向かい側にも同じようなドアが並んでおり、収容人数はかなりのものになるのでは?という印象だった。『入学式』での人数を考えるといささか過剰なまでの部屋数ではあるが、きっとなにか理由があるのだろう。
そうこうしてる間に4列目のドアまでただり着いた。タッチ式の自動ドアをあけ中をうかがう。
真っ直ぐ通路が伸びており奥行は200mぐらい、さっきの医務室からホールまでの廊下ほど長くはない、1号室から9号室までが通路の片側に並んでいる様でわたしたちの部屋は並びで言うと一番奥になるのだろう。カーペットが敷かれ、照明はホールような強めな明かりではなく、落ち着いた間接照明が使われている。
「ちょうどいい距離じゃね?競走できそう」
だっと亜里沙が走り出した。反射で生きてるタイプの人間なのかもしれない。元気が有り余りすぎている。もう部屋まで着いてしまっている。
追いついて部屋に入る。今日からここが新しい家になるわけだ。短い廊下を抜けると10畳ぐらいのワンルームに左右対称に壁際にベッドと勉強机が並んでる。窓はないが換気が行き届いているのか空気は循環していて湿度はなく快適空間だった。左右対称で入居者を待ち構えていた部屋は全く生活感はなく部屋を入ってすぐの短い廊下には別室洗面台とトイレがあるのは確認できた。
ベッドの壁際には洋服掛けが付いており、空のハンガーと予備の制服とがかけられていた。ベッドの上にはジャージが畳まれて置いてあり、早速亜里沙は制服を脱ぎ捨てて着替え終えベッドに腰掛けくつろいでいる。
「あ、愛衣の端末机の上にあったよ〜あとスマホとか」
タブレット端末をヒラヒラと振りながら亜里沙が指さす。
ということはこの左側がわたしのスペースになるのか。机の上を確認すると確かにタブレット端末が置かれている。引き出しも付いているのかと引っ張り出すと、見覚えのある銃がこんにちはした、そっと引き出しをしまいつつ、それ以外にも数点見知らぬ物品が置いてある机を確かめる。
「確かにあるけど、これ他の何さ?時計?」
振り返り亜里沙の机も確認する。タブレット端末はもう持っているからそれ以外のラインナップが机の上に同じように置いてある。
タブレット端末、スマートフォンに液晶型の時計。あとこれは何だろうか?Uの字型の何かの機械。
「これなんだかわかる?」
湾曲している謎の端末を亜里沙に見せる。おそらく身につける物なのだろうがどうつけるのか皆目検討がつかない。
「あ〜なんだろこれ、ネックバンド型のヘッドホンのスピーカー外したやつっぽい。なんかの部品なんじゃね?タブレットに載ってるんじゃね〜?」
そう言いながら亜里沙はぽーんとベッドに身を投げながらタブレットをいじり始める。タブレットの方が気になるようだ。興味なさげに返される。
わたしも机のタブレット端末を手に取り確認してみる。さっき見たフロアマップのタブ以外に各施設の利用状況や混雑具合、これは購買の通販ページだろうか?商品ページなどがタブで並んでいる。
最後のタブが目的のものだったらしく、入学後のしおりと書かれている。スクロールしていくと詳細が流れてきた。
『寮へ初入室後、プログラムは終了です。翌日まで自由時間となります』
『各自デスクを確認し、自身のタブレット端末、スマートフォン、スマートウォッチ、ARナビシステム、デスクの引き出しの中に銃。以上が欠品していないか確認してください。もし欠品があった場合は職員室資材窓口までお問い合わせください』
『各施設の利用許可は翌日以降からIDが有効になりますので本日は利用できません。初日は各部屋に備え付けの保存食、飲料を使用してください』
『ARナビシステムは翌日以降から使用可能です。使用許可が降り次第スマートウォッチに通知が入ります。それ以降に装着してください、装着の仕方はこちらを確認ください。明日以降はARナビシステムにてアナウンスを行います』
どうやらARナビシステムという端末らしい。装着の仕方もご丁寧に載っている。
謎が解けたところで、制服を脱ぎつつジャージに着替える。隣のベッドから静かに寝息が聞こえてきた。端末をいじりながら寝てしまったらしい。亜里沙の脱ぎっぱなしの制服と自分の制服を壁にかけ、わたしも仮眠をとることにする、どの道明日からが新生活の本番。ARナビシステムっていうのも気になるし。
ベッドにダイブする。一日で色んなことがありすぎて一年分疲れた気がする。ベッドサイドのスイッチ類をいじくり、部屋の電気を消した。
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つづく
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kurashinoshop · 11 months
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6月1日 木【装い】
青葉の色が目に滲みるような、
清々しい初夏の季節を迎えました。
梅雨の入り、衣替えの季節。
クラシノの【装い】
快適に過ごせる大人の普段着、
そしてバッグや小物たち。
たくさん揃いました。
衣食住を丁寧に、
ご紹介させていただきます。
6月もよろしくお願いいたします。
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johncoffeepodcast · 1 year
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ティエリの結婚
 晴れた日に洗濯物を自転車のカゴに入れて、公営の洗濯場に行った事がある。その日、その青年は家で洗濯物を干す時間が勿体ないと感じた。だから洗いざらしになった洗濯物を隣の家のご婦人に預けに行ったのだった。この青年の場合は一枚一枚手で、丁寧に洗って物干し竿に干していると、日が暮れてしまう。太陽が山の向こうに沈み込むまで、昼のうちは一生懸命働いているので、3度の炊事に加えて自分の洗濯物を洗うとそれ以外の事には手を付けられなくなってしまうのだった。だから膝をついて土埃を含んだズボンが去年の冬に編んだカゴの中に随時3本は溜まっている。この青年の日常は馬の世話で忙しく、陽が高いうちは厩戸にこもりきりなので、夕方、隣と軒を連ねる長家に帰ると、あとは眠るだけだった。1週間ぶりの休日に洗濯場で汚れた衣類を洗うと、掌出来たきり一向に治る気配のない切り傷の存在に気づくのだ。この青年の家で大量の洗濯物を干すには、ベランダの物干し竿が短すぎるし、長さも足りない。全て洋服をかけるには、隣人の家に持ち込む他に方法がなかった。それに、この青年が隣の家に洗濯物を預けに行く本当の理由は、単に2階のベランダが狭すぎるというだけでは無い。隣に住む、美しい娘に会えるからだった。この青年は自分の洋服を洗う。という行為に幸福を感じているし、労働後に疲労感を携えて家を清潔に保っておくのも好きだった。この一見素晴らしい青年の肌は浅黒く。この地域では珍しい彫りの深い顔をしている。青年は、都市で起きた弾圧を受けて片田舎にやってきていた。
 情勢は常に不安定だった。この土地には古典派と新鋭派の教会があって、それまで優勢だった古典的の教会は、武力を使って新しく出来た新鋭派の繁栄を抑えようとしはじめていた。戦火が日に日に増してきて、命の危険を感じた新鋭派の人々は、都市から離れ、田舎に租界をする様になった。このティエリという青年は、元々都市で馬を育ていて、父親は馬の鞍を作ったり、荷役の馬を移動手段として誰かの手に引き渡す仕事をしていた。大都市では新鋭派の人々は迫害され、新たに流れついた土地では元々暮らしていた人々と新たに流入してきた人々の間では新しく軋轢が生まれた。流入者は酒場の暗がりに連れ込まれると、秘密裏に粛清が下される事もあった。この青年が流れついた先でも、先例に違わず新たに流入してきた人は差別的な略称で呼ばれる様になった。流浪の民は様々な呼び名で呼ばれ、通常最も多い呼び名だとボニシェリだとか、ケラントマなどという俗称で呼ばれた。しかし、その様な流浪の民も、田舎がまだそれほど強く教化されていない事に気が付くと、融和を求める先住民族に対して、自分達の誤解を晴らす為に元々住んでいた場所の料理を振る舞った。新鋭派の言い分は、水辺で採れた鴨肉のローストや、戸棚にずっと置いてあったワインと共に、人々の体の中に流し込まれた。都市から離れた田舎では、新鋭派と古典派の間で徐々に融和が進んだ。新たに流入してきた人々は、経済的に貧しく依然として蔑まれていた存在だったのだが、辺鄙な土地に行けば行くほど徐々に土地は平和になっていった。それからと言うものの、融和が進んだ田舎の人々は、実権を握る教会に対抗する様に首領都市に伝道師を送り込む様になった。それでも新たな土地に受け入れられなかった人々は、流れついた土地の外で森を切り開いて新たに文明を作って暮らした。ティエリという青年は、都市で家族を失い、一度叔母さんのいる地方都市へ預けられた後、最近16歳になった。この青年は最近、酒場で人々を家まで送っていく馬の世話をする仕事を見つけたのだ。
 隣のアパートに暮らす美しい少女の名は、ウディーネといった。彼女はまだ学生だった。この時、中等教育を受けられる16歳ぐらいの少女は限られた家に産まれるか、とても裕福な家業を起こしている者だけだった。それも大地主か、医者の娘か、鉄道を建設する会社に勤めている人に限られた。畑を耕す傍らで小売や製粉業を営んでいる零細農夫たちは、教育を受ける機会を得られない。この地方にはガラスの天井のような物が存在した。その狭き門を通り抜けたウディーネは、あと一年で中等教育を納めようとしている。ウーディーネはとても優秀で有名だった。ウディーネの父親は坑夫で、母親はワインの製造に携わる家庭の娘だ。ウディーネは庭の手入れや家の手伝いの合間で机に向かい、初頭教育を受けた時、学力テストで全県で一番になった。それからは地域の人々からも初の女性医師になるのでは無いかとロレーヌ県全体から噂される事になったのだ。普通ウディーネぐらいの歳の少女は、初頭教育の学校を卒業すると、地元のブドウ畑に送られて、寒空の下枯れた蔓を素手で折り、収穫して干され、萎んだ葡萄を荒れ果てた桶の中で詰まなくてはならなかった。それからぶどうは、踏んで果汁を搾り取らなくてはならない。なので葡萄畑で働く少女達はスカートの裾から染めあげられて真紅色の素足になってしまう事が多くなってしまうのだ。だから娘達は、自然と編み上げのロングブーツを履いている事が多くなった。この地方の人々は一年を通じて生きる為にワインを作らなければならない。それはロレーヌ県では当たり前で、同級生が畑で働いている間、学校に通えているウディーネはみんなが憧れる存在だった。実際、ウーディーネが暮らす家も、この青年と居を隣合わす貧しい長屋だ。しかしそんなウディーネが何故、労働者階級に生まれついたのに中等学校に通えていたのかと言うと、ウディーネは去年、初等教育学校を卒業する間際に母の働くブドウ畑で、葡萄を潰してワインに瓶詰めにする最適な方法を見つけ出していたからだった。ウディーネは自分が発見した方法を、大人に臆する事なく畑で働いている全員に教唆した。ウーディーネはその功績を県の農務局から認められ、助成金で学校に通う事が出来ていたのだ。
 ロレーヌ県はフランスとドイツの間にある山岳地帯だった。山に沿って傾斜のある丘陵は、陽がかげると寒く、氷柱が垂れ下がる程街中が冷え込み、山陰から太陽が高く昇る12時ぐらいになればやっと暖かい日差しが街の上に降り注ぐ。それは荒涼とした空気の中、葡萄の幹を冷たく霜がつく程に厳しい風が撫で下ろした。岡から見下ろすロレーヌの街は、緑やオレンジ色で彩られていた。家屋の屋根は主に淡いオレンジ色の煉瓦で出来ていて、灰色の石畳で出来た道路と調和して、うまい具合に植え込みの草花と混じり合っている。2人が隣り合わせに暮らす長家は、農耕地の多い街の端っこにあった。その辺りは扇状地になっていて、ティエリが働く酒場や、ウディーネが通う学校は、街の中心部にあった。中心部の商工会議所の前には馬車が泊まる停泊所があって、その隣にウディーネの通う中等学校が建っている。学校の近くには、税務署や警察署、酒場や市場、それに市役所などが全て同じ一角に集っていた。ロレーヌの街は古典的な教会を中心に広がりを見せ、人々が各々得意な事業を営む事で何とか豊かさを育む事が出来ている。ティエリが来る前のロレーヌは、農業が中心の山岳地帯だった。この土地は新しい人々の流入によって最近産業が盛んになってきたのだ。新しく流入して来た人が来る前は、畑から採った作物を自分たちでロバを操って運び、移動手段として誰かが馬を携えて馬車を引かなくてはならなかった。しかし新たに流入者が来た事で、大規模な商業者達は大量に彼らの様な金銭を得る機会を得たい人々をすぐさま雇い入れた。代替的な産業の効率化はどんどん進んだ。新しく来た人々はそのような事情を加味する事なく、日々をこなし、地主や鉄道の経営者はその利潤を自分や社会の為に使った。新しく来た人々はそんな事よりも、飯を買う為のお金を懐に入れなければならなかったし、新しく生活を初める初期設備を揃えなればならなかった。そのような事が繰り返されて、街は徐々に栄えていった。ティエリの酒場が開くのは午後5時だ。ティエリは畑の側の厩戸から、数頭の馬を率いると、自分の馬を酒場に向かって走らせた。この青年の馬は毛並みに艶があって品が良く、筋肉が力強く張り詰めている。馬の蹄鉄が石畳を踏み締めると、長い立髪が風の様に頭上で靡くように震えている。この青年は毎日、酒場への道の途中にウディーネの学校に寄った。門の外でウディーネの帰りを待つ青年は、中等学校が終わったウディーネを見つけると、青年は手を振った。『ウディーネ。』青年は門の外から呼びかけら様にして言った。ウディーネは革の鞄を前後に揺らしながら、校門の外にいる一頭の馬に近づいてくる。ウディーネは、青年から馬の手綱を預かった。『今から酒場へ行くの?』とウディーネは青年に尋ねた。青年は頷いた。『今日はいつもより多くチップを貰えると良いわね。次に会えるのはいつ?明日?』『明日もこの時間なら会えるかな。』と青年は半ばそっけない感じに言った。『じゃあ今度うちに来た時には私の家族と一緒に食事でもとりましょう。良いわね?私が聞いたのは、洗濯物が溜まって、家に尋ねに来てくれた時。いつもの様にそそっかしく帰らないで。』ウディーネはティエリに言った。ウディーネは、ティエリが何か見当違いをしていると勘ぐった。ティエリは2本の手綱を持って、馬の鼓動を確かめる様に下腹に手を当てている。馬の鼻から息を吐かれると、ウディーネも黒い目の馬の胴体をさすった。それからウディーネは、編み込んだ長髪を揺らしながら、黒い馬の背中によじ登る様にして跨った。ウディーネはスカートをたくし上げ、鎧の鞍に足を掛けると、脚の内側で馬の胴体を締め上げる。馬は息を吐きながら唇を震わせて、ゆっくりと前に歩き出した。ウディーネは編み上げのブーツを馬の尻に当て、その合図で馬が走り出すと、馬は土埃を跳ねあげて石畳を走り出した。街の人々は、そんなウディーネの姿を見かけると男勝りな変わり者。だとか、学校に通い勉学に励む変人。など様々な噂話を街角で繰り広げたりしたが、ウディーネ当人はその様な風評を全く気に留めていない様だった。
 ティエリは厩戸から2頭の馬を率いて、馬を酒場の外にある停泊場に繋いだ。停泊場にはウエスで黒い塗料がかけられており、過敏な馬にとってはそれがどの様に作用するのか気掛かりだった。ティエリは酒場の両側に開く跳ね扉を開けると、すぐに酒場の主人が配達されて置いてある酒瓶のケースを貯蔵庫へ運ぶように言いつけた。ティエリは夕方の5時から夜の11時まで働いている。現在は週に5日、酒場に届けられた物を食物庫に運び入れ、数時間後に酔っ払いが帰路に着くため丸テーブルの椅子から立ちあがりだしたら、馬車を運転して送り届ける運転手として主人の酒場で働いている。酒場の主人はティエリが亡命してきたときにロレーヌの地で最初に出会った人物だった。まだこの街に来たばかりのティエリが、まだ何処へも行く当てが無く、3週間ぐらい続けて寝床の酒場のカートンケースに隠れて路肩でうずくまって北風を凌いでいると、主人が鍵をベルトから下げてティエリの元へやってきた。主人は店を開ける素振りを見せると、カートンケースの横で蹲るティエリの様子を眺めた。店主は店の中から戻ってくると、片手に鍋から掬い上げられた牛のスープを持っていた。ティエリはそれが実に2日ぶりの食事だった。『美味いか?』と主人は聞いた。そのスープが再び立ち上がる気力を繋いだのだった。『明日からもっと良いものが食べれるぞ。』と主人は煤だらけで寝そべるティエリに言った。『その為には、ここで働く事だ。』その瞬間の青年の目の輝きを店主は決して忘れたりはしない。スープを貰った次の日、その青年は何処かから3匹の馬を連れて店主の酒場にやってきた。店主は馬を持っている青年の姿に驚きを隠せない様だった。携えていた3匹の馬は、都市の戦果を切り抜けて青年共々傷だらけ。青年は酒場の主人に黒毛の馬と茶色い馬、茶色と黒の混血の馬の存在を告げた。馬はブルブルと頭を前後に震わせて、汗で濡れた立て髪から湯気を上げている。酒場の主人は傷だらけだが、この様に立派な馬を見るのは初めてだと目を丸くして呆気にとられた。それから流浪の民の青年は、『この馬と共に、私に何かできる事はありませんか?』と主人に対して請願をしたのだった。
 元々この青年は、都市で馬の鞍を作っていた。青年は、争いが激化すると自分が世話をする馬の中から最大限の無理をして8頭のうちの3頭だけを引き連れて都市から逃げてきていた。それからは酒場の前で寝ていた時も、長屋に落ち着いてからも、毎晩、夢の中で残こして来てた馬の事を考える様になった。酒場を営む主人は青年に話しかけてくれた命の恩人というだけでなく、親切な事に、ティエリの住居が決まるまで身の廻りの世話を焼いてくれた人物だった。ティエリが店を手伝出してからは、次の住居をどうするのかよく店主に相談をしていた。青年が働きだしてからしばらくたったある晩。酒場の主人の親友、ウディーネの父が酒場に南で取れた椰子酒を飲みに来た。その時、主人は青年が馬車に乗っている間、ウディーネの父親に流れ者を匿っている事を相談したのだ。ウディーネの父親は周囲を見回して、自分は違う事を考えていると言う振りをした。ウディーネの父親は、椰子酒をもう一杯飲み干した時、口が緩んだのか自分の住む長屋の隣が空いている。という話を酒場の主人に報告した。酒場の主人は、すぐさまティエリにウディーネの父親を紹介した。食料の貯蔵庫から出て来たティエリは、住める家があるかもしれない。と言う事を主人に伝えられると『屋根があるなら何処でも良いです。本当にありがたいです。』と食い気味に言った。その時、ウディーネの父親は眼を丸くして、青年の事をつま先から舐める様に見渡した。ウディーネの父親も酒場の主人と同じく、3頭の馬を携える褐色の肌の青年を初めてだった。『有り難いです。』とティエリはもう一度念を押すように言った。ウディーネの父親もティエリが食い気味に来るので、若干圧倒された様だったが、戦乱を免れてきた深刻な事態を飲み込み、快い返事で承諾をした。その様な流れで青年はウディーネの住む長屋の隣に引越して来たのだ。だから青年は酒場の主人に温情を感じている。青年は毎日、届いた酒を酒場の貯蔵庫に持って行く際、自分が此処に寝泊まりしていた時から感じていた先行きの見えない不安について思案した。酒場に客が入り始めてからは、店の外に立って酔っ払っいが出てくるまで辛抱強く吹き下ろされる北風の寒さに耐え忍ばなければならなかった。青年は最初の給料を馬にかけるキルティングの衣装と、ブランケットに変えた。それからは馬も、馬車の後ろに乗せた酔っ払いの臭気を一見気にしていない素振りを見せた。馬も青年も、今出来る唯一の事は馬の健康を守る事と、スープを恵んでくれた恩人の施しに報いたいと言う事だった。青年は送り届ける街の人々の家を覚えた頃、この土地にすっかりと溶け込み始めた。
 酒場にはティエリと店主以外にもう一人ティエリによく話かけてくれる人が居た。それは眼鏡をかけたシンディという女だった。酒場に来る役人はすぐに分かった。特に若い役人は綺麗な衣類を身につけていて、ウェイトレスの娘をからかうからだ。しかし彼女はウディーネと同様にそんな事など気にしない。ロレーヌの男達は、大概そういうものだし、シンディというウェイトレスの女は客が全員帰った後、店のカウンターの片付けをしながら、その場でエプロンの前ポケットに挟んだ自分の取り分のチップを数えるのが日課だった。『自分の強さを誇張する為に、誰かを貶めなければ役人の試験には受からないのよ。』とシンディは言った。シンディは度々手をタオルで拭いては、冗談を交えては、樽につけられた皿洗いながら、その時居合わせた従業員と共に笑っていた。ティエリはシンディの事を尊敬している。シンディの様な芯の通った女性が何故ロレーヌには産まれるのだろうと青年は考えた。酒場のテーブルに椅子をひっくり返しながらその胸の内をシンディに打ち明けた所、シンディは『知らないわよ。』と言った。シンディは『そんな事をいちいち気にしていると、人生が悲観的になるわよ。』とティエリに言った。シンディは誰からも頼られる人物だった。実は昨日、ティエリが酒場の看板を閉まっている時にシンディに『実はウディーネは、中等学校に通っている。』と勇気を振り絞って告げてみた。するとシンディは、その時もウディーネに対して卑屈な意見を述べなかった。代わりに『良いんじゃない。』と言って、シンディはエプロンの腰紐をキツく結んだ。シャツの袖を仕事で出来た力瘤がせっせと食器を運び、戸棚の中に仕舞われている。シンディは今、炊事場で水道から冷水を客がミートローフを食べ終えた鍋に当てている。泡立てた束子で皿を洗いながら、シンディはティエリに聞いた。『あなたはそのウディーネという人の事をどう思ってるの?』『どうもこうも。』と青年は答えた。『私に何か言って欲しいんでしょ?』ティエリは一瞬、返事をするのを躊躇った。『それがこの先、きっと結果いい結果をもたらすかも知れない、とかきっと貴方は考えているのよ。』『そうだ。』『だからもう、その子の事が気になっているんでしょ?あなたは違うって言いたいのかも知れないけど、何故か貴方の耳が赤くなっているのが顔を見れば分かるわよ。』揶揄われた事で恥ずかしくなったティエリは、いそいそとシンディのいる台所に入り、わざとらしく脅かした。皿を洗う事に夢中になってワッと驚いた。シンディはティエリに対して『馬鹿ね。』と嘲るように言った。
 月曜は朝から馬の世話をした後、畑で育てた作物を酒場に届けた。その日は朝からから馬具を取り付けて、鎧の位置を調節してそれぞれ合った馬具をあつらえたりした。3頭の馬はどれも肉の付き方が三様に異なる。黒い馬と茶色い馬と、混血の馬には其々にトラウマがあり、馬車に乗客を乗せて、ゆっくり馬車を引いていく事に慣れるまでには随分と時間がかかった。それから3頭の馬には、鞍とあぶみが背中からずれない位置に設置した。青年は普段から馬にストレスをかけないような世話をする事にしたのだ。昼にウディーネの住むアパートに出向いて、昨日貸した馬はどうだったのか乗り心地を尋ねたところ、『跨って、走っても大人しくて静かな馬ね。』と馬達の歩行を褒めた。今日のウディーネは、まるで何処かに行くのかとでも言う様に、着飾っていた。赤いチェックのスカートに緑のブラウスと、ブロンズの長い髪が澄んだ青い目を際立たせている。青い目はティエリと馬を見つめた。『今日は学校は?』と青年が尋ねると、『今日は休み。』と言った。ウディーネは今から何処か行かない?と言いたげな感じだった。それはまるで予期されていた事の様に、玄関のすぐ外では茶色い馬と、昨日ウディーネが乗ってきた黒い馬が立っている。ウディーネはティエリが厩舎から乗ってきた茶色い馬の様子を眺めた後、『疲れてそうだから休ませてあげたら?』と馬の様子を観察して述べた後、青年の返事を待った。青年はウディーネの背後に見える家の廊下の若草色の壁紙や、雉の絵柄が書かれている鍵置きのテーブルを眺めている様だった。『これ?気になるの?』ウディーネは鍵置きのテーブルの上に載ったブリキの剥製を指し示す。ティエリは、そうだ、何処か出かけようか、と機転を気掛けせて言いかけたが、ウディーネはティエリがインテリアに眼をとられている事を察すると、紅潮した表情を浮かべて家の中に入る様に誘った。ティエリは玄関の外でブーツを叩いて土埃を落とし、二階へ登る階段を上がった。狭いウディーネの部屋には、絨毯の上に読みかけの本が置かれていた。ウディーネは何処でも自由に座る様に言った。ティエリはこの日、初めてウディーネの家に呼ばれることになった。
 ウディーネの部屋は落ち着いた黄色い壁にクリーム色のカーテンが掛かっている。ウディーネは何処から出してきた小さな折り畳みのテーブルを絨毯の真ん中に広げた。テーブルを広げる前には、市場で売られている花柄のクロスが物を隠す様にかけられていた。ティエリは絨毯の上に座ったはいいものの、何処かそわそわと落ち着かない感じだった。ウディーネの部屋の辺りの見て、馬を操っている時とは対照的な様子だ。ティエリが絨毯の上座っていると、ウディーネが茶器から紅茶を注いで、スプーンでかけ混ぜながらティーカップを目の前に運んだ。『黒い馬は突然跳ねたりしなかった?』とティエリはウディーネに尋ねた。『全然。とても大人しかったわ。』ウディーネはティーカップの紅茶を一口飲むと、『私には懐いているのね。』と言った。『夜、馬車を引いていた時には結構焦っている感じだったんだ。』『本当?』『うん。だから帰り道に何かあったのかと思った。』ウディーネは首を左右に振った。『全然。そんな事無かったわ。』『ならいいけど。』しばらくしてウディーネは尋ねた。『黒い馬は、突然跳ねたりするの?』『いや通常ではそんな事は無いんだけど、たまに厩戸から連れて、貸したりするときに落ち着きが無くなって帰ってくる事があったたんだ。』とティエリは言った。それからティエリはロレーヌに来る前の事を話した。それから話を変えて、馬車を引く時に縛られたロープが体を強く締め付けるんだけど、その時馬が、瓦礫の中で、厩舎を抜け出してきた時の事を考えているような気がする。とウディーネに告げた。ウディーネは『何故、馬は厩舎を抜け出してきたの?』とティエリに尋ねた。『何故?』その理由をティエリがウディーネに告げかけたその時、ずっと前から居たように、工事現場から帰ってきたウディーネの父がウディーネの部屋の戸口に立っていた。ティエリが入って来た時から、ウディーネの部屋のドアは開け放たれていたのだった。『何だティエリ、来てたのか。』昼食を取りに帰ってきたウディーネの父親は自分の部屋に戻る途中で青年に向かって言った。ティエリは、ウディーネの部屋の絨毯から立ち上がり、頭に載せた茶色いフェルトの帽子を取った。それからティエリは、ウディーネの父に向き直って言った。『��日はどうも。』『昨日の御者は君だったっけ?』ウディーネの父親は言った。『飲みすぎるのも程々にしないとな。外にいるのは君の馬かい?』『ええ。昨日引いていたのと同じ馬です。茶色い馬がユージーン。黒い馬がハビットと言います。』『馬に名前を付けているのか。』『ええ。』『そうか。それで、さっき、洗濯物が乾くからもうそろそろ取りに来いと、私の妻が言っていたぞ。頃合いを見て、ベランダに取りに行くといい。』『そうします。』と青年は言った。『外の馬も長い時間、貴方の家の灌木に繋いでいるのは悪いですから。』突然、ウディーネは、座りながらティエリと父親を交互に行き来するように仰ぎ見た。ティエリはウディーネに何?と表情で訴えかける素振りを見せた。するとウディーネはもう一度、2人の様子を見比べた。ウディーネの父親はウディーネを不思議そうに見つめた。ウディーネは父親が単に事実を述べただけの事である事を悟ると、『ティエリもお昼はまだよね?』と言った。それから、『折角ならお父様と一緒に食べて行ったら?』と付け加えた。父親はけったいそうに客間の入り口の木枠に肩肘を付いているが、特段、嫌な素ぶりを見せる事は無かった。それからウディーネの父親は申し出に悩む間もなく返答をした。『そうだな。ウディーネ。母さんを呼んでこい。ティエリの洗濯物を持って来て、ランドリーバックに入れて下の階に降りてきなさい。ウディーネ。ワインセラーの隣にハムの塩漬けが置いてあるから。戸棚から出して君が好きな様に皿に盛り付けると良い。』とウディーネの父親は言った。父親は一度ゆっくり話してみたいと思ってたんだよ。と言わんばかりにティエリの肩を揉んだ。ウディーネの父親はダイニングの椅子をティエリの為に引いて昼食に招いた。ティエリはウディーネの家族と和やかな昼食に同席する。食卓には質素だが、高タンパクの食事がティエリの皿の上にも並んでいた。『いっぱい食べろよ。』とナイフとフォークを持ったウディーネの父親はティエリに言った。『豆は良いから、肉を食え。』その席では塩漬けの肉は特別な時の為に取っておく物だとウディーネの父親から聞かされた。終いには、ウディーネの父親はその肉を、自分の皿からティエリの皿へ移した。ティエリはその時、ロレーヌ地方の男は父親から娘と同席してランチを摂る時、誰もがその様にされて来たのだと悟ったのだった。
 食事の席では、馬を操れるなら、工事現場によって1週間も働けば五ペンスにはなるぞ。とウディーネの父親に言われた。食事を終えてティエリを玄関へ見送りに来たウディーネの父は、ブーツを履いているティエリに忍び寄ると、『また来るといい。』と大袈裟にティエリに言った。ティエリは振り返ってウディーネの父親に『また来ます。』と精悍に言った。それからティエリは羊の毛で出来たコートを羽織ると、フェルトの帽子を被り直して黒毛の馬に跨った。内股であぶみに足をかける姿を見たウディーネは、父親の目線に気がついた。ウディーネは馬に跨るティエリから視線を外すと、ティエリが馬に走る様に合図を出すまで、馬の蹄を眺めていた。ガス燈が灯る街は静かで、夕闇が街を染めようとしている。ウディーネの父親は、日中は鶴嘴を握り、指の皮が厚くなった手の平をウディーネの肩に置き、『ティエリ、気をつけて帰るんだぞ。』と言い放った。ウディーネはティエリが馬に跨り、走り出すのを見守っている。母親も加わって、ウディーネの親子はティエリが走り出すのを見守っていた。母親は静けさに摘まれたような様子だった。馬に乗れる若者はみんなこの地域からは離れてしまった。都市で起きている戦争にこの地域の若者はすべて駆り出されてしまっている。戦争は長引いて、思想の中枢を司る都市では古典派の攻撃を受けて、もう壊れる物は壊し尽くしたという壊滅的な状況に落ち着いている事いう事をウディーネの母親は最近父親と話して知った。更に最近、主要都市では衝突が新たな動きを見せ始めた。古典派の人々と新鋭派の人々が自分たちがどちらの派閥に属しているのかを見かけで区別しようと思い始めたのだった。都市の人々は自らがどちらに属するのか知らしめる様になった都市では最近、外出時に古典派の人々が自発的に白い包帯を腕に巻くようになった。その慣習は、もうロレーヌの目と鼻の先の都市まで辿り着いているそうだ。隣町から酒を飲みにやって来た男から、その話を聞いたロレーヌの古典派の枢機卿は、その前触れを大いに心配していた。ロレーヌに暮らす古典派の人々や新鋭派の人々にとっても、それは争いが始まる前兆なのではないかと日に日に噂が広がっていった。
 ある日、酒場から住処に帰ったティエリは、街の中央部に警報が上がっているのを聞き付けた。ウディーネは翌日、学校に行く事になっていたのだが、今は中心街に行くのは危険だという父親の言いつけが下された。だからこの日、ウディーネは朝、ティエリの家を訪れると、2人で自転車を漕いでティエリの厩戸に来ていた。ウディーネが肩から斜めに下げている狩猟用のバックは、頑丈な革製で、ティエリが馬具を加工する技術を応用して仕立てた物だった。厩戸では干し草を馬の周りに敷き詰めてあり、水道から水を汲んだ陶器がすぐそばに置いてある。その陶器の水は茶色く、何回かブラシをボウルにつけては、ブラシを陶器に戻して馬の毛を綺麗に解かしていた。解かされた毛並みは太陽に当たると輝いていた。ウディーネは、ティエリが馬を磨く様子を観察しながら、茶毛馬が気持ちよさそうに目を細めていくの様子に心を奪われた。その時ウディーネの頭の中にあったのは、その気持ちよさそうな馬の表情に反して、ティエリが昼食の前に語った馬達が過去に都市を逃れてきた出来事だった。黒毛の馬は茶色い毛の馬の横で、脚を折り畳み積み上げられた干し草の上に座っている。黒い馬はまつ毛が長く、時々瞳を瞬かせては、厩戸の奥を見つめている。いま黒い馬の見つめているのは、厩戸に掛けられている振り子の時計だった。ウディーネは次第に、脚を折りたたんで干し草に寝そべっている黒い馬から目が離せなくなった。意思のある強い眼差しが瞬くたびに、潤みを帯びた眼差しが交互に織り交ぜられる。ウディーネは馬を見つめながら、その側に佇むティエリを見た。『どうした?』ティエリはブラシで馬の体を解かしながら言った。『都市で暮らしていた時に、結婚していた人はいる?』『まだ結婚はしてないよ。』ティエリは笑いながら言った。『じゃあ、あなたの家族で結婚した人はいる?』『いるとも。兄は都市で幼馴染と結婚して、今はこの国の何処かで暮らしているよ。』ウディーネは木箱に座って長い脚をぶらつかせている。黒い馬はウディーネを見ているようだった。『この街に来る前は、もっと馬を飼っていたんでしょ?』『そうだよ。全部で30頭ぐらいいた。』『それ以外の馬はどうなったの?』『戦争が酷くなる前に逃した。』ウディーネは今度は黒い馬に視線を移した。『父親が5頭馬を乗って行き、兄が4頭持って行った。それ以外は全て僕が都市の何処かへ行ってくれと願いながら厩舎にロープで繋がれた留め具を切った。』『その後逃げた馬はどうなったの?』『そうだな。』ティエリは少し黙り込んだ後に言った。『知らない。それ以来僕の馬以外には会えてないから。』『この3頭は幸せそう?』『争いから逃れてからは、段々幸せに近づいていると思う。』『仕事は大変?』『馬はよく頑張ってくれているよ。』『貴方は幸せ?』『本来はもっと馬を早く走らせたい。今は人の役に立つ事だけしかやらせてあげないし、多分この子達は息苦しさを感じているだろうね。』黒い馬は干し草の上に寝そべって白い息を吐いている。磨き上げられた筋張った脚は、綺麗に折り畳まれたままだ。厩戸の天井の隙間から迷い込んできた木漏れみが、馬の艶のある毛並みを照らし出している。馬は立ち上がって、少し辺りを歩くと、厩戸の干し草をはみ始めた。
 その後ウディーネとティエリは、一日中厩戸の中で今後の自分達の事を話した。夕方、ティエリが酒場へ働きに行く時間になると、自分達の結婚の話になって、ウディーネはティエリに『もし、君の父親が了承してくれたのなら、僕たちは結婚しよう。』と言った。ウディーネは勿論承諾した。そして厩戸の中で勢いよくティエリの胸元に抱きついた。しがみつくように抱きついたウディーネは、ティエリの汗や、干し草にまみれたオーバーシャツの汚れなど気にしていないようだった。ティエリは捲られた綿のシャツから腕をウディーネの腰に回した。汚れた自分の身体から少しだけ距離を作るとウディーネは『結婚しましょう。』とティエリに確認する様に言った。ティエリは誰かに請願する様に天を仰ぎ見ると、そのままウディーネの瞳を覗いて頷いた。『さっきの警報は何なんだろう。君は、街で何があったのか知っているの?』ウディーネはロレーヌの近くの街で何があったのか知っていたのだが、彼女は首を横に振った。警報が鳴った理由は、今朝、朝食の時に母親から聞かされた。それは中央都市の武装勢力がロレーヌの街にも流れ着くかもしれないという事だった。その時、ロレーヌの古典派の教会は、ロレーヌに安住する新鋭派の伝統師にも呼び掛けて、人々は動員して無駄な武力衝突を避けようとしたのだった。枢機卿の呼びかけに賛同した古典派と新鋭派のロレーヌに住む民衆は、共に協力をして、ロレーヌへわたる為の大河へかかる吊り橋を切り落としたのだった。ウディーネの父親は、酒場の店主と信者と共に、その戦乱を遅らせる行動に加わった。それが、父親がウディーネに学校に行くなと告げた1番の理由だった。今は一旦は都市からやって来た新鋭派の武装勢力が、これ以上ロレーヌの街に侵攻する事が出来ない様になっている。しかし、3日もすれば遠征をして裏の山を伝って数百人の兵士達がやって来てしまう事など誰に相談せずとも図り知れてしまう事だと分かっていた。ウディーネは、ティエリに『行かないで。』と言った。今度は、ティエリが腰に回した手を、自分の目の前に持ってきてウディーネは、土まみれの青年の手を握りしめた。この時、ティエリはウディーネの手を突き放したりはしなかった。しかし、ティエリは言った。『僕は酒場を見に行くよ。』ウディーネの目には、眼に一杯の涙が溜まっていた。街ではその暴動の時に続いて、2度目の警報のベルが鳴った。『絶対に帰って来てね。』とウディーネは言い放った。ティエリは帽子を目深に被り、黒い馬に乗って、酒場のある中心街へ民衆が働く葡萄畑の中を颯爽と駆け抜けて行った。
 中心街へ着いた時、まず立ち寄ったのは酒場だった。店主はティエリに中に入る様に言った。決起集会が市役所にある中央広場で催されていたのだ。『お前はここに居なさい。』酒場の店主は息を潜めてそう言った。『どうしてこんな時に来たんだ。』『警報が鳴って、胸騒ぎがしたんです。』とティエリは言った。『迂闊に外に出てはダメだよ。』酒場に居たシンディーの腕には白い紐が巻かれていた。それはシンディーが古典派である事を示すサインだった。『これからどうするんだ。』主人の問いかけにティエリが言い淀んだのは、脳裏に燃え盛る都市の残像がよぎったからだった。そしてティエリは言った。『僕はウディーネと暮らす事になるでしょう。』『何?』『結婚するんです。ウディーネにプロポーズをしてきました。』『本当か?』酒場の店主は尋ねた。ティエリは転々として来たが、この青年が本当に心を通わす事が出来たのは、ウディーネただ1人だった。ウディーネは、厩戸の中で自分の家族が古典派であるという事も聞かされていた。だが、それでもティエリはウディーネの事を愛している。ウディーネもその気持ちは一緒だった。シンディーは眼鏡の曇りをナプキン��拭きとりながらティエリに感心を注いでいた。『それでウディーネからは?』シンディーは聞いた。『何て返事をされたんだ?』と酒場の主人も聞いた。『ウディーネは了承してくれました。三月に葡萄畑で結婚式を挙げる予定です。』『じゃあ君も婚約するまでに改宗するんだね。』ティエリは一度、言い淀んで頷いた。茶色い毛の馬と真鱈模様馬は白い息を吐き、蹄鉄が石畳の上をを強く踏みしめている。馬が繋がれた停泊場の馬車は出払っていた。帷から見切れる人々は急いで家に帰っているようだった。店の中はがらんとしている。酒場には店主とシンディー以外は誰も居なかった。布で拭いた眼鏡を掛け直したシンディーは、泣いている。2度目の警報が鳴った理由は、中央広場で、元々ロレーヌの街で暮らしていた新鋭派の男が古典派の人間をナイフで刺し殺してしまったからだった。シンディは、ティエリに状況を説明する店主の説明を聞いているうちに、こんな時に幸せを掴みかけているティエリの事が不憫でテーブルに突っ伏して咽び泣いてしまった。帰った客の飲みかけのビールの瓶は、テーブルの上に置かれたままだ。ティエリは寂しげな目を向けた。その情景を生き写した鏡の様に酒場の壁や掛けられた時計、それに雉の剥製などに得体の知れない物が忍び寄っている気がした。
 中央広場で配られていたビラが、北風に飛ばされて屋根の上を舞っていた。その上には暗い雲が薄暗くなった夜空を隠してしまう様に覆い被さっている。ティエリは人々の流れに寄り沿うようにして中央広場まで走っていくと、教会の鐘付き堂の上に1人の男が立っていた。男は鐘の中にぶら下がる太い縄を引いて、鐘の音を街中に響かせていたのだ。音を聴いた人々が中央広場の集会場に集まってきていた。ティエリは中央広場に併設された証言台に向かって、押し寄せる人々の中から、後から遅れてやって来たウディーネを見つけた。ウディーネはティエリより後方の15m程離れた所に押し潰されそうになりながら何とか立っている。ウディーネも手を挙げた。ティエリの存在に気が付いた様だ。ティエリは、人々の流れを掻き分けてウディーネの元に歩み寄った。するとウディーネに近づく途中で、集会場の証言台に向かって罵っている男にぶつかってしまった。ティエリは少しよろめいたが、大事には至らなかった。男の腕には既に白いリボンが巻かれている。少しして、枢機卿らしき白い装束を纏った人物が証言台の前に立った。袂が長く、長い帽子を頭に被るロレーヌの枢機卿は、人々が静粛になるまで2分ほど黙って証言台の上で待った。枢機卿が佇んで、宣誓書を読み上げようとすると、人々の視線が枢機卿の袖の長い装束の袂に集まった。人々は襟元を保つように徐々に口数が途切れ、段々と自分達の周りが静まり返ると、枢機卿に注目が集まった。完全に静まり返ると枢機卿は幾つも折り畳まれ手に持っていた宣誓書を開いた。それから自分で、一度咳払いをして、更に群衆の視線を自分に集めた。枢機卿は荘厳に、一言一言、祈りの言葉を人々に授ける様に宣誓書を読みあげ始めた。『良いですか、皆さん。私たちはこれから逃れられない事態に突入するかもしれません。隣の街では既に戦闘が始まってしまいました。ロレーヌの街は山間部の田舎町でずっと平和が続いています。今回の殺傷事件を大事にしてはいけません。これ以上、私達の街では住民が誰1人としてかける事が許されないのです。私はこの街で無駄な死人を1人も出したくはありません。』何処からか枢機卿に反対意見をを述べる叫び声がした。その声の主は、ティエリにぶつかった白いリボンを腕に巻いた男だった。枢機卿は窪んだ目で、声がした辺りを探る様に睨んだ。そして再び咳払いをした枢機卿は、その男がいる辺りに曖昧な視線を送った。『これからは私たちは団結し、再び道を塞ぐ形で交戦します。相手に対する猜疑心を駆使して山を越えてくる新鋭派の義勇軍とは闘わなくても済むようにです。』その宣誓書が読まれた事で、ロレーヌの人々は外出する時には同じ色のリボンをつける事になった。しかしやり方に賛同できない者や、教義の再現性を重んずる者の中には枢機卿の宣誓の内容を破る者もいた。それらの人々は白いリボンをする様になった。そして次第にロレーヌの人々は新鋭派や古典派の無駄な争いを避けるべく、腕にリボンを巻いて外出する様になった。ティエリも腕にリボンを巻いて出掛けた。地方にもティエリの様な人々が逃げ仰せて来たのだが、ロレーヌの街でティエリの様なボニシェリの異邦人が、腕にリボンを巻くという事は、まるで地面が割れて、新たな芽吹きが起こる新たな地殻変動だった。
 翌日、ティエリは洗濯物を預けにウディーネの家にやってきた。ウディーネは二階で寝て居るふりをしていて、代わりにウディーネの父親がティエリの前に現れた。母親は葡萄畑に出掛けている様だった。『ティエリか。』『先日は昼食をご馳走様でした。』『ウディーネは部屋にいるよ。』ウディーネの父は言った。『今日も物干し場を借りに来ました。この洗濯物を奥さんに頼んで欲しいのです。』『すまんティエリ。妻は今朝、出て行ってしまったんだよ。』ウディーネの父親の腕には白い包帯が巻かれている。『昨日、あいつに家の中で、白い包帯を撒こうとしたら、拒絶されてしまった。俺はもっと彼女の言動に注意を払って接してあげるべきだった。ウディーネの母親は、平和の為に外出時の見せ物としたリボンを腕に巻く事には耐えられたのだが、それを家庭内に父親を軽蔑した。それから暫くして、ウディーネの父親は言った。『君は構わず、君はうちへ寄って是非とも中へ入ってくれ。』ウディーネの父親は言った。『ウディーネだけ幸せになってほしいんだ。』『奥さんは何処へ行ってしまったんですか?』『分からない。私の妻はより辺もないしロレーヌからは出ていないと思う。』ティエリの馬はウディーネ家の木に繋がれて静かに帰ってくるのを待っている。『戦争が近づいてきて、俺は尊厳を失ってしまった。』それからウディーネの父親は語った。ウディーネの父親は母親に拒絶され、妻の頬に強烈に手を挙げてしまったという事だった。ウディーネの父親はその事を悔いて、2匹の馬と、ティエリに見つめられながら玄関に膝から崩れ落ちた。父親は静かに泣いた。ウディーネも自分の部屋から出てこない。『ウディーネには幸せになって欲しい。ティエリ、あの子を幸せにしてやってくれ。』ティエリはウディーネの家から少し離れて、玄関から馬の繋がれた外に出た。ティエリはウディーネの部屋がある2階の窓を眺めた。風に吹かれた人影がカーテンの奥にウディーネが佇んでいる。ウディーネは物書き机に座っている様だった。カーテンの隙間から見てとれるのは、ウディーネ長い髪が一つに後ろで結ばれている様子だった。ウディーネは机の上で何かを記録している様だった。『ウディーネ。ウディーネ。ティエリが来たぞ。』ウディーネの父親は家の中からウディーネに向かって呼びかける。するとウディーネは憂鬱そうに立ち上がりながら、二階の窓枠の近くにある書き物机から自分の部屋のドアへ歩いた。ウディーネは誰にも悟られない様に自分の部屋の扉を締めた。ウディーネが部屋の戸口から書き物机に戻ってきた時、ウディーネは外の冷たい木陰に立ちすくむティエリの姿を捉えた。ウディーネの灰色のブラウスの腕には白いリボンが巻かれていた。
 
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55kazuharu · 1 year
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中目黒から徒歩10分ほどの住宅街にある和食店だれかれ。 お店の中は居酒屋よりは小料理屋さんという雰囲気です。 おすすめは手書きに20品ほど。 どれも気になる料理ばかりです。 お通しからお刺身、小料理など色々いただきました。 料理はとても丁寧に仕込まれており、また盛り付けもキレイです。 とりわけこれがめちゃめちゃ美味しかったという料理はなかったのですが、どれも安心していただけるものばかりなので、家の近くにあったら頻繁に行きたいなと感じました。 珍しいなと思ったのはメジマグロ。 クロマグロ(本マグロ)の幼魚ですが、本マグロの赤身とカツオを合わせたような食感と味です。 旨味が濃いカツオというほうが正しいのかも。美味しかったです。 メヒカリの唐揚げは衣が薄くていいですね。 里芋のカニあんかけは旨みたっぷり、里芋はほっくりしてて美味しい。 お酒の種類も豊富で、日本各地の地酒など、特に果実酢を使ったドリンクもあったりと、女性やお酒に弱い人でも好きな人にも楽しめます。 ちょっと駅から遠いですが、安心して人を連れていけるお店なので、またここらへんで飲むときはぜひ行ってみたいと思います。 #だれかれ #和食屋だれかれ #和食居酒屋 #和食屋 #中目黒グルメ #中目黒ディナー #中目黒居酒屋 #池尻大橋グルメ #池尻大橋ディナー #東京グルメ部 #東京グルメ巡り #グルメ好きな人と繋がりたい #グルメスタグラム #genic_food #fluke公認アンバサダー #美味しいお店を紹介しますよ (和食屋・だれかれ) https://www.instagram.com/p/CmWlXFZydMk/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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khrbuild · 1 year
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世の 奥様方は 棚がお好き。
(私 個人的な意見です。)
貝塚市半田和室から洋室リフォーム工事
貝塚市水間 新築 リフォーム 坂口建設
一言で リフォーム工事といっても 様々。
悪くなったところを修繕する工事。
また部屋の デザインを変えたり、機能的にしたりと、
こう言うのは リノベーションなんて言うんですかね。
衣食住と言うように、住まいは 毎日の生活に欠かせないもの。
それだけに ちょっと快適になるだけで 楽しくなります。
坂口建設でよく紹介させてもらってるリフォーム工事のなかで、
先月もご紹介しましたが、
タイル貼りの浴室を ユニットバスに交換する工事は 一番お客様からの喜びが大きいと お話しするのですが、
これは 古くなって あちこちタイルの壁が割れたり水漏れが、しかも寒いタイル の浴室ですから、
これを 水漏れの心配がない、暖かいユニットバスに交換するとなると、
悪い部分を変えて綺麗になって、しかも 機能的になるのですから、喜びも大きくなるんでしょうね。
あとね、あくまでも私の個人的意見なんですが、
田舎で仕事してて、奥様方に喜んでもらえる 工事のというか 作業のなかで、
棚を付ける工事!
その奥さまの想像以上に機能的な棚を作ると 、
スッゴク喜んでくれますね。
でもね、この棚を作るという作業なんですがこれがなかなか
たかが棚、されど棚でしてね、
奥様のなかには、キッチリ何をどれくらいの物を収納するってことを イメージしてくれている方もいるのですが、
大半の方が ぼんやりノープランって感じでして(^_^;)
収納するのものによって、 棚の奥行き、幅、高さ、段数と、
そして一番気になるのが、載せる物の重量なんですよね。
気を使ってくれて、
「大工さん簡単な棚作ってください」っていってくれるのですが、
綺麗に部屋は工事終わったのに、後日 棚が落ちたなんてことは 笑い話にもなりませんからね。
できれば お客さんリクエスト以上の強度と、イメージを越えた デザインで作ってこそのプロ!!
施工例ですが
これは、天井からボルトで吊って 棚の荷重を受けています。
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この下の写真は 下が固定の棚を アルミのアングルで受けて、
上の4段は少し棚の奥行きを狭くして、可動の棚に
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これは、ホームセンターで売ってるL型の受け材を使ってます。
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先日も この現場の奥さんに このL型の受け金具ですが、ホームセンターでも ざっくりこれくらいあるのですが どんなイメージが近いですかって写真をとってみてもらう
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まだまだあるんですけどね(^_^;)
そして しかもそれぞれ 荷重の受けれる重さが違うんですよね。
選べる品揃えは良いのですが、
いざどれを? って聞かれると よほどのイメージがないと 難しい。
クロスの柄を選ぶまではいきませんが、
カタログギフト並みに、見れば見るほど 自分のほしいものがわからなくなってくるんですよね w。
なので何か 1つヒントをください。
そうすれば 私達プロが良き提案を!
どの業者さんも、プロの目線で事細かに 納得いくまで
丁寧にご説明いたします。
お任せください。
それでは 今週も皆さんお疲れさまでした。。。
お休みなさいまし。
貝塚市 岸和田市 熊取町 泉佐野市 泉大津市 和泉市 泉南市 阪南市
天然素材スイス漆喰 カルクウォール
リボス自然健康塗料自然健康塗料取扱店
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hiraharu · 11 months
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【実店舗:6月の営業ご案内】
<パンと日用品の店 わざわざ お知らせ>
「パンと日用品の店 わざわざ」では、店内に所狭しと並ぶわざわざのパンと日用品をご覧いただけます。狭い店内をウロウロと歩きながら商品を探す楽しみがあり、中には、オンラインストア未掲載のアイテムも。ぜひ、ゆっくりと買い物を楽しんでくださいね。
最新情報はInstagramで発信しています。 https://www.instagram.com/wazawazastore/
▼パンと日用品の店 わざわざ 営業時間:9:30〜16:00(定休日:月・火・水) 住所:長野県東御市御牧原2887-1 電話:0268-67-3135(事前にパンのご予約が可能です) 駐車場:10台
・・・
<問tou お知らせ>
「問tou」では、わざわざのカンパーニュで作るホットドッグと、丁寧に一杯ずつハンドドリップするコーヒー。そして本やアートなど心を揺さぶる物との出会いを用意したほか、オンラインストアで扱う衣料品もご覧いただけます。
イベントの詳細・開催予定は、 問touのウェブサイトでご覧いただけるほか Instagramで最新情報を発信しています。
問touのウェブサイト https://toutokai.com/event/
問touのInstagram https://www.instagram.com/toutokai/
▼問tou 営業時間:10:00〜17:00(定休日:火・水) 住所:長野県東御市八重原1807-1 芸術むら公園内 憩いの家 電話:0268-75-7488 駐車場:多数あり
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<わざマート お知らせ>
コンビニ+直売所型店舗「わざマート」。 食べもの・飲みもの・使うもの、サッと立ち寄りよいものが買えるお店を目指します。
6月は無休で営業します。 お近くへお越しの際はぜひお立ち寄りくださいね。
最新情報はInstagramで発信しています。 https://www.instagram.com/wazamart/
▼わざマート 営業時間:9:00〜19:00(無休)
住所:︎長野県東御市下之城432-1 駐車場:16台
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<よき生活研究所 お知らせ>
体験型施設「よき生活研究所」は、仮想わざわざさんの家。わざわざさんは「わざわざ」でしかお買い物をしない人です。玄関からキッチン、ダイニング、リビング、ランドリールーム、書斎、寝室に至るまで、わざわざでお買い物したもので埋め尽くされています。
買う前に試してみたかった、買う前に十分吟味したい、買った後に修理をお願いしたい、お客様の不安や相談に向き合い、皆さんのよき生活を助けるような施設になりたいと考えています。
よき生活研究所は会員制施設です。 1日券をご利用いただき、入場していただきます。
最新情報はInstagramで発信しています。 https://www.instagram.com/wazayoki/
▼よき生活研究所
住所:︎長野県東御市下之城432-1 ※わざマートと同じ敷地内にございます。 駐車場:16台
営業時間:10:00-17:00 営業日:木~月(定休日:火・水)
ご利用料金: ・3,000円(税込)/1日 ※13時以降に入室する場合は2,000円(税込)/1日
・30,000円(税込)/1ヶ月
※2歳以下のお子様は無料、小学生未満は半額です。
・・・・・・・・・・・・・・・ ▼わざわざオンラインストア https://waza2.com/
▼わざわざのパン・お菓子 https://kinarino-mall.jp/brand-2482
▼【限定クーポンが届くかも】メルマガ登録はこちら https://wazawaza.shop-pro.jp/secure/?mode=mailmaga&shop_id=PA01189522
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atam-portfolio · 2 years
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UTさんの作品
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2022年9月 カリキュラム名 :6・7月:理想の島を作ろう!〜コンセプトアートに挑戦〜
担当講師:和田安加里
フロンティアコース
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Tさんは「ゆっくりできる」「フルーツのなる島」を今回のカリキュラムのキーワードにして、建物から植物が除いたり、住民がゆっくりくつろげるような建物を描くことができました。
授業では、島のイラストを描く前に、島のイメージや特徴、島の住民、食べ物などの「設定」を文章にして、アイデアを練ってからイラストにしています。 キャラクターの衣装が可愛いですね。
背景を描くにあたって「果物がなるということは自然がたくさんある島だよね。建物の奥、遠くに木や植物が見えたら、島が自然豊かで、広い島ということもわかるよ」とアドバイス。
Tさんはたくさんのモチーフをとても丁寧に描写できる生徒さんです。
これからいろんな構図が描けるようになっていくと思うので、次の作品の完成も楽しみですね!
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▶ カリキュラムはこちら
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マルシェ図書だより~その44
だいぶ前になりますが、『自分を楽しむ衣食住』(奥平眞司 著)という本を紹介したことがありました。ユーチューブ���世界では有名な方だったらしいですが、そのことは全く知らず、ただ本屋で気になって手に取った本でした。
帯の紹介にある「暮らし系ユーチューバー」という言葉も初めて知りました。
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その方の新刊が出ていたので購入しました。最近は丁寧な暮らしをしている人のエッセイなどについつい手が伸びます。
新刊は『春夏秋冬の暮らし方』というタイトルで、副タイトルは「28歳、自分が心地いい仕事と生活」となっています。
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今は本当に一昔前とはだいぶ違うな、と感慨深いものがあります。この本の世界観は良い方向の変化だと感じます。
でも同時に、商品開発のための妥協しない物づくりや考え方は頭がさがるほどの努力と粘り強さだし、どんなに周りから順調にいっているように見えても、自分で「変わり時」と思った時の勇気ある決断など、大切なことはシンプルで不変だ、とも思います。
「好きなことを仕事にする」と言われて思い浮かべる「気楽さ」と、ここで描かれていることは違います。心の動きに正直に感性を鈍らせない暮らしをすることで「自分を生きている」という実感が持てる、という感じでしょうか。作者の奥平さんが多くの人に支持されているのは、「自分の暮らしや人生をいいものにしたい」という心の奥にある願いを思い起こさせるからかもしれません。
また、今は結婚して二人の生活になったその日々も描かれています。運命の出会いをした感性が響き合う二人が、そうはいっても時にうまく歯車が回らない時にどうやって歩み寄っているのか・・・そんなことも綴られています。この二人がどんな風に歳を重ねていくのかを見守るもの楽しい・・・
明日の『マルシェかふぇ』にこの2冊を持っていきますので、興味のある方は手に取ってみてくださいね。
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recipe-cookingclass · 2 years
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The filling can be added to the omelette in any way you like. 『オムレツ』に加えるフィリングはさまざま。 今回はブリーチーズかゴルゴンゾーラピカンテを加えるか、無添加のクリームチーズを加えるか そしてキノコを刻んで、肉は牛にするか豚にするか、それとも合い挽きにするかとか。 昔ながらの日本の洋食文化らしく塩胡椒がベースか それっとも昭和のお母さんが作る醤油風味を隠し味に加えるのか。 ただのケチャップにするのか デミっぽく仕上げるか。 スパイスをきかせてみるか。 などなど思いを募らせながら 仕上げました。 ですが、やっぱり美味しくて健康が私の基準なので しっかりと無添加で仕上げつつ 他の料理で栄養バランスをしっかりと。 火を入れすぎて崩れにくいものは、私にとっては美味しくはないので、卵はとろふわ仕上げ。 崩れそうな寸前のものがやっぱり食べると美味しい。 そして何より、油も香りも美味しいものを。 卵の本来の優しい甘さは、シンプルな味付けこそ生きてくるものです。 とは言え、洋食というジャンルは日本が西洋の食文化を独自に発展させた歴史をもつ食のジャンル。 ごはんにとっても合う。 日本の豊かな食文化は どこの世界から見ても 胸を張って自慢できるものです。 ですが、現代っ子はすぐ手に入る機械製パンや冷凍食品、お惣菜や味付け肉などそしてチェーン店や大型外資系マーケットなどで舌を育てている子が多く、本当の料理そのものの味を知らない子供たちが多いのです。 紛い物のプリンや杏仁豆腐で育つと、それがその子にとって基準となり、ちゃんとした作り方と材料で作ったものを『美味しいと感じることができない』って ちょっと残念なことが多いものです。 紛い物を安くで手軽に手に入れられる現代。 その代償にアレルギーや未病難病なども増加。心の病気も増えましたね。 私たち人間が必要なものは 衣食住、そして食う寝る動く。 そして心があるからこそ、 美味しい食事で人は幸せになれるものです。 人ってやっぱり自分を大切にしなければ、すぐに疲れたり体調に出たり。それがまさに食に直結しているのです。 『料理は愛情』っていう言葉。 家族との関わり方でも感じる人は多いはず。  楽して手に入れられる食事で、健康を得れるものではなないということも、大人はみんなちゃんと知っている。 それらを子供に学ばせてあげれるような、食と料理で健康と豊かな幸せをぜひ、伝えていければと思います。 親の手間暇は子供にとって最大の愛です。言葉で伝える必要もない、小さな可愛い子供のお目々やお口で感じて伝わるものです。 そんな食を多くの子供たちが感じてくれれば良いなと、心から思っております。 料理研究家 指宿さゆり ーーーーーーーーーーー #料理研究家指宿さゆり #レシピ開発 #レシピ制作 #レシピ制作専門スタジオ #料理は教養 #食は品性 #食育 #スパイス  #オムレツ #神戸洋食 #お昼ごはん #おうち定食 #神戸港 #レシピ #料理は愛情 #洋食 #おうち時間 #丁寧な暮らし #神戸三田プレミアムアウトレット #ランチ #三田市ランチ #オムライス #神戸料理教室 #神戸グルメ #小鉢定食 #こども食堂 #夜ごはん #小鉢 #神戸観光 #定食 (神戸市) https://www.instagram.com/p/ChPElXhPWbg/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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