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#横隔膜の運動
okumaseitai · 1 year
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・ 『七草粥』 お正月 食べ過ぎ 飲みすぎになっていませんか?   このような時は 「胸やけ」を起こすことがございます。 この時期には「ある、ある〜」ですよね~ 笑笑😊   原因として考えられるのは   ・食べ過ぎ(胃酸過多) ・飲みすぎ(胃酸過多) ・肥満(胃を圧迫) ・姿勢の悪さ(胃を圧迫)   などです。   しかも 食道から胃に入るところの筋肉は 普段は 締められているのですが アルコールや甘いものを食べすぎると緩んでしまうんです。しかも胃酸の分泌も増えています。 ですので 締めないといけないところが 緩んでしまうことになり胃酸も増えるので ダブルパンチとなるのです。   酷くなると 逆流性食道炎を起こす原因となったりするのです。 ゲップが多くなったり胃腸の調子が悪いと感じる方は注意してくださいね。   対策としては ❶よく噛んで食べる ❷脂っこいものやお酒は控える ❸甘いもの(チョコレートなど)を控える ❹腹八分目にする ❺姿勢を正す ❻消化の良いものを食べる   これらを守ってみてはどうでしょうか! ここで七草粥が登場します! 笑笑😊 温かくて消化の良いものを食べるようにしてください。   それと 下部食道括約筋を鍛える方法としては 犬が息を口で「ハァハァハァ」とするように やってみると横隔膜の動きを鍛えることができます。 これで胃酸を抑えて 逆流を防ぐ横隔膜の運動 食道括約筋の筋肉の刺激を助けて 逆流性食道炎の予防になる可能性があります。 今日は 七草粥を食べてゆっくりして 温まるようにしてくださいね。 参考になれば幸いです。 #七草粥 #逆流性食道炎の予防 #食道括約筋を刺激 #横隔膜の運動 https://www.instagram.com/p/CnF5rfaSYL8/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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genkidesuka2022 · 10 months
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脳のコンディションを整えパフォーマンスを上げる運動
最近では運動と脳に関する研究が進んでいます。
最新の研究では、運動を取り入れることによって脳細胞が増えたり、脳内物質の分泌が活発になるなどして、記憶力・認知力・実行力が向上することがわかってきています。
運動はダイエットや筋力を保つだけではなく、脳のコンディションを整えるためにも効果があるようです。
では一体、どんな運動をすれば良いのでしょうか?目次
有酸素運動で記憶力を高める
運動で「幸せホルモン」を増やしてポジティブ思考に
やったもん勝ち!脳のパフォーマンスを上げる運動
1.ジョギング・ウォーキング・サイクリング
2.よく噛んで食べる
3.呼吸(深呼吸を繰り返す)
最後に
関連
有酸素運動で記憶力を高める
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「脳に良い運動」って、ウォーキング?
それとも、スクワットがいいのでしょうか?
エネルギー代謝の種類で運動を区別する時に、酸素を使って糖質や脂質をエネルギーに変える「有酸素運動」と、短時間で強い負荷がかかり、エネルギーを作るのに酸素がいらない「無酸素運動」があります。
脳にもたらす影響としては、有酸素運動は脳の神経伝達物質を増やしたり、脳の血管や新しい細胞を生み出す効果があると言われています。
日本で行われた研究では、ウォーキングやヨガなどの軽い運動をわずか10分程度行うだけで、脳の学習・記憶をつかさどる海馬が刺激され、記憶力を高められるそうですよ。
忙しい方、体力に自信のない人でもすぐにできる運動です。
記憶力や実行力など脳の機能別にどんな運動が効果的かという研究も進められており、今後明らかになってくる結果にも注目ですね。
運動で「幸せホルモン」を増やしてポジティブ思考に
たくさんある脳内の神経伝達物質の中で、記憶力や感情に関係する「セロトニン」や「エンドルフィン」は、運動で分泌量が増えたり、活性化されます。
「セロトニン」の活性化には、ウォーキングやジョギングなど「一定のリズムを刻む運動」が効果的と言われています。
セロトニンは脳内の情報伝達のバランスを整える神経物質で、脳内のセロトニン量が増えると心が落ち着いてさわやかな気分になり、集中力も高まります。
不安や抑うつ感なども改善され、元気が出てポジティブな気分になると言われています。
「エンドルフィン」も脳内の神経伝達物質の一つで、鎮痛効果や気分の高揚・幸福感などが得られます。
やったもん勝ち!脳のパフォーマンスを上げる運動
1.ジョギング・ウォーキング・サイクリング
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ゆっくりで良いので、10~30分間行いましょう。
おすすめの時間帯は朝。
交感神経が活性化され、心拍数が上がり血行が良くなり、脳への血流もアップ。
交感神経が優位な時間が増えると意欲的になり、ポジティブな思考になりやすいで、仕事などで座りっぱなしの方は、こまめに立ち上がって歩くことで運動効果が上がります。
西オーストラリア大学などが中高年を対象に行った研究では、一定時間の間にウォーキングをしたグループの方が座ったままのグループよりも記憶力や実行力が高いということがわかったそうです。
1時間に1度は立ち上がったりトイレに行くなどを心がけると仕事効率がアップの期待が高まりますよ。
2.よく噛んで食べる
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よく噛むことも脳の活性化につながるとの研究が進められています。
食事の際は30回以上噛む、ガムを噛むなどすると、脳の前頭前野や海馬にも刺激が与えられ、記憶力や認知力が高まると言われています。
朝は朝食をしっかり噛んで食べて、午後に仕事中に眠くなったり頭が働かないなと感じたら、出来るならガムを噛んでみてください。
食事をする際は噛む回数を数ると、噛むことに意識をむけられるのでより効果的です。
3.呼吸(深呼吸を繰り返す)
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忙しく動き回っていたり、仕事や作業に集中していると、リラックスしているときと比べて呼吸の回数が少なくなったり、呼吸が浅くなります。
「息をつく暇がない」「息抜き」などの慣用句の表す通り、呼吸は私たちの心理状態とも深いつながりがあるんです。
深呼吸を繰り返すことで副交感神経が活性化し、心身がリラックスし、ストレス解消に役立てて仕事の効率アップにつながりますよ。
また腹式呼吸を意識すると、「ドローイン」というエクササイズもあるように、横隔膜を意識してを動かして深呼吸を繰り返すことによりインナーマッスルを鍛えることもできます。
最後に
運動をすると脳の働きを良くするだけでなく、心身の健康にも役立ちます。
頭の働きや体調を常に良い状態に保つ努力をし、自分で自分のコンディションをコントロールして、様々なことに前向きに取り組みに役立立てみて下さい。
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takahashicleaning · 8 months
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TEDにて
アンドレアス・ヴェサリウス:人工呼吸器はどう動くのか?
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
View full lesson: https://ed.ted.com/lessons/how-do-ventilators-work-alex-gendler
16世紀、医師のアンドレアス・ヴェサリウスは、呼吸困難な動物の気管にチューブを挿入し、空気を肺へ送ることで延命する方法を説明しました。
今日では、ヴェサリウスの論文は、人工呼吸器に関する最初の記述として認められています。これは、現代医学では非常に重要な医療処置です。
それでは、現代の人工呼吸器はどのように動くのでしょうか?
命を救う技術について、アレックス・ジェンドラーは語ります。Lesson by Alex Gendler, directed by Artrake Studio
人工呼吸器の価値を理解するためには、どのように呼吸器系が動くのか知っておく必要があります。
横隔膜を収縮し、胸腔を広げることで私たちは呼吸しています。こうすることで空気を取り込み肺胞が膨らみます。何百万もの空気嚢が肺の中にあるのです。
これらの小さな風船は、血液で満たされた毛細血管に囲まれています。この血液は、膨張した肺胞から酸素を吸収し、二酸化炭素を残します。横隔膜が緩んだ時に、二酸化炭素は、酸素やその他のガスと共に吐き出されます。
呼吸器系が正常に動いている場合。このプロセスは自動的に起こります。
しかし、呼吸器系はさまざまな状況で遮断され得るのです。睡眠時無呼吸吸症候群は、横隔膜の筋肉の収縮を止めます。ぜんそくは酸素を遮断する気道の炎症を起こし得ます。また、バクテリアやウイルス感染がよく引き起こす肺炎は、肺胞自体を攻撃します。
侵入した病原体は肺細胞を破壊し、致命的な炎症の発症ともなる免疫反応を引き起こし胸水が溜まります。
こういった状況で肺は正常に機能できなくなります。しかし、人工呼吸器は、このプロセスの代わりとなって、呼吸器系が機能しない時に酸素を体内に取り込みます。こういった機械は、狭窄した気道を避けて損傷した肺がより酸素を拡散できるように酸素の豊富な空気を運びます。
人工呼吸器の動作方法は主に2つあります。
陽圧換気療法によって、患者の肺に空気を送る方法。または、陰圧換気療法によって空気を吸い込ませる方法です。
19世紀末期。人工呼吸器の技術として広く陰圧換気療法が注目されていました。自然な呼吸に近く、均等に肺に空気を行き渡らせられます。このために、医者は患者の体の周りを木箱か密室で覆って密閉しました。
空気は密閉空間から吸い出されて気圧が下がり、患者の胸腔をより簡単に広げられます。
1928年。医師たちは、可動式の金属製器具を開発しました。これには電気モータで動くポンプがついています。この機械は鉄の肺として知られており、20世紀半ばにかけて病院の必需品となりました。
しかし、これは最もコンパクトな陰圧式の設計とはいえ、患者の行動を厳しく制限し、介護者の接触を妨げました。
このため、1960年代には、陽圧換気療法への移行が病院で進みました。軽症の場合。非侵襲的に処置できます。
口と鼻にフェイスマスクを装着し、圧縮空気で満たすことで患者の気道に空気を送ります。しかし、重症の場合には、呼吸プロセス全体を引き継ぐ器具が必要です。
チューブが、患者の器官に挿入され、直接肺へと空気が送り込まれます。バルブと分岐したパイプで吸入と排出ができるように 循環できる形を作ります。最新の人工呼吸器には、コンピューターシステムが組み込まれており、患者の呼吸を監視し、空気の流れを調節できるようになりました。
こういった機械は、標準的治療法として使われておらず、むしろ最終手段とされています。
圧縮空気の流入に耐えるには、きつい鎮静薬の投与が必要で人工呼吸器の繰り返しは、長期的な肺の損傷にも繋がりかねません。しかし、極限状況では、人工呼吸器は生と死を左右するものとなり得るのです。
そして、COVID-19のパンデミックのような状況は、私たちの想像以上にこれが不可欠であることを示しています。
なぜならば、現在のモデルは、大きく、高価で操作には厳しい訓練が求められ、ほとんどの病院に少ししかないからです。通常の状況であればこれで十分かもしれませんが。
緊急事態では限られた呼吸器がうまく行き渡りません。より安価で携帯しやすい人工呼吸器が、世界で至急必要とされています。この命を救う技術を迅速に生産し、流通させる方法も急務になっています。
(合成の誤謬について)
合成の誤謬とは、ミクロの視点では正しいことでも、それが、合成されたマクロ(集計量)の世界では、必ずしも意図しない結果が生じること。物理学では、相転移みたいな現象です。性質が変わってしまうということ。
ミクロのメカニズムが個人同士の経済における仕組みであるのに対して、マクロのメカニズムは、国家間や経済全体の循環における仕組みだからである。
例えば、家計の貯蓄などがよく登場するが悪い例えです。前提条件が、所得が一定の場合!!所得が一定じゃない増加する場合は?これは、論じていませんので参考になりません!!(法人が提供する製品やサービスの価格も一定の場合も前提条件です)
1930年代のアメリカ経済が金融危機2008と似たような状態に陥った時、ケインズは、「倹約のパラドックス」というケインズ経済学の法則を発見しています。
それは、ポール・A・サミュエルソン(1915-2009)が、近代経済学の教科書「経済学」の冒頭で「個人を富裕にする貯金は、経済全体を貧困にする!(所得が一定の場合)」というわかりやすい言葉で表現しました。しかし、庶民の所得が増加し、貯蓄が投資、消費に回る場合には、「倹約のパラドックス」は生じません。
その後、この「倹約のパラドックス」は、アメリカの経済学者・ケネス・J・アロー(1921- )が「合成の誤謬」を数学的論理に基づいて「個人個人がそれぞれ合理的選択をしても、社会システム全体は合理的選択をするとは限らない」を検証してみせた。 要するに、部分最適ではなく、全体最適させていくということ。
つまり、新産業でイノベーションが起きるとゲーム理論でいうところのプラスサムになるから既存の産業との 戦争に発展しないため共存関係を構築できるメリットがあります。デフレスパイラルも予防できる?人間の限界を超えてることが前提だけど
しかし、独占禁止法を軽視してるわけではありませんので、既存産業の戦争を避けるため新産業だけの限定で限界を超えてください!ということに集約していきます。
なお、金融危機2008では、マイケル・メトカルフェも言うように、「特別資金引出権(SDR)」は、2008年に行われた緊急対策で、一国だけで行われたのではなく、驚くほど足並みの揃った協調の下に国際通貨基金(IMF)を構成する188ヶ国が各国通貨で総額2500億ドル相当を「特別資金引出権(SDR)」を用いて世界中の準備通貨を潤沢にする目的で増刷してます。
このアイデアの根本は、元FRB議長であったベンバーナンキの書籍「大恐慌論」です。この研究がなければ、誰一人として、変動相場制での当時の状況を改善し解決できなかったと言われています。
それ以前では、固定相場制でのマーシャルプランが有名です。
続いて、トリクルダウンと新自由主義
インターネットの情報爆発により隠れていた価値観も言葉となり爆発していくことになった。
しかし、法定通貨の方が、その価値、概念に対する通貨量拡大として価格で応じることができず、圧倒的に通貨量が足りない状況が生まれていたのが、2010年代の問題点のひとつでした。
リーマンショックの後に、新自由主義が誤りであることが、ピケティやサンデルによって指摘され、当時のFRBバーナンキ議長が、通貨供給量を大幅に増やした対策により、ベースマネーの金融、銀行間の相互不信を解消して収束した。
それでも、まだ足りないが、適正水準に収まったことで、さらに価値も増幅され、マネーストックの財政政策から再分配、事前分配を大規模に行い、さらなる通貨供給量が重要となっている現在の日本国内。
例えば
Googleがしようとしてた事は、まだ新産業として、基礎研究から発展できない機械学習の先端の成果をすべて持ち込んだ社会実験に近いこと。
シュンペーターの創造的破壊は、一定数の創造の基礎を蓄積後に、未来を高密度なアイデアで練り上げてから破壊をするのが本質です。
こうして、憎しみの連鎖や混乱を最小限にする。
アルビン・トフラーの言うように、法人と行政府とのスピードの違いが縮まらないのは、構造上の違いであって、それを補うためにプラスサムな連携するということが、必要になってくることを説いています。
三権分立が、規制のないGAFAMを非政府部門としてMMT(現代貨幣理論)からプラスサムに連携したらどこで均衡するのか?という社会実験も兼ねています。
このような前提で、あらゆるインターネット企業が、創業時、貢献するためコンセプトの中心であったものが、今では、悪性に変質して違う目的に成り下がっています。
再分配、事前分配の強化がスッポリ抜けてる欠点があり、ここに明かしたくないイノベーションの余地があります!!
2021年には、新自由主義のような弱肉強食では自然とトリクルダウンは生じないことは明らかになる。
確かに、トリクルダウンは発生しないが、法律で人工的に同じ効果は、貨幣の再分配、事前分配という形にできる可能性は高い。
再分配や事前分配をケムにまく「金持ちを貧乏にしても、貧乏人は金持ちにならない」「価値を生み出している人を罰するつもりがないのであれば税に差をつけないほうがいい」(サッチャー)
とあるが、新自由主義は誤りで、ピケティやサンデルによると違うみたいだ。
(個人的なアイデア)
さらに・・・
勝手に警察が拡大解釈してしまうと・・・
こんな恐ろしいことが・・・
日本の警察は、2020年3月から防犯カメラやSNSの画像を顔認証システムで本人の許可なく照合していた!
憲法に完全違反!即刻停止措置をみんなで要求せよ。
日本の警察の悪用が酷いので、EUに合わせてストーカーアルゴリズムを規制しろ!
2��21年に、EU、警察への初のAI規制案!公共空間の顔認証「原則禁止」
EUのAI規制は、リスクを四段階に分類制限!
前提として、公人、有名人、俳優、著名人は知名度と言う概念での優越的地位の乱用を防止するため徹底追跡可能にしておくこと。
禁止項目は、行動や人格的特性に基づき警察や政府が弱者個人の信頼性をスコア化や法執行を目的とする公共空間での顔認識を含む生体認証。
人間の行動、意思決定、または意見を有害な方向へ操るために設計されたAIシステム(ダークパターン設計のUIなど)も禁止対象にしている。
禁止対象の根拠は「人工知能が、特別に有害な新たな操作的、中毒的、社会統制的、および、無差別な監視プラクティスを生みかねないことは、一般に認知されるべきことである」
「これらのプラクティスは、人間の尊厳、自由、民主主義、法の支配、そして、基本的人権の尊重を重視する基準と矛盾しており、禁止されるべきである」
具体的には、人とやり取りをする目的で使用されるAIシステム(ボイスAI、チャットボットなど)
さらには、画像、オーディオ、または動画コンテンツを生成または操作する目的で使用されるAIシステム(ディープフェイク)について「透明性確保のための調和的な規定」を提案している。
高リスク項目は、法人の採用活動での利用など違反は刑事罰の罰金を売上高にかける。
など。他、多数で警察の規制を強化しています。
人間自体を、追跡すると基本的人権からプライバシーの侵害やセキュリティ上の問題から絶対に不可能です!!
これは、基本的人権がないと権力者が悪逆非道の限りを尽くしてしまうことは、先の第二次大戦で白日の元にさらされたのは、記憶に新しいことです。
マンハッタン計画、ヒット��ーのテクノロジー、拷問、奴隷や人体実験など、権力者の思うままに任せるとこうなるという真の男女平等弱肉強食の究極が白日の元にさらされ、戦争の負の遺産に。
基本的人権がないがしろにされたことを教訓に、人権に対して厳しく権力者を監視したり、カントの思想などを源流にした国際連合を創設します。他にもあります。
参考として、フランスの哲学者であり啓蒙思想家のモンテスキュー。
法の原理として、三権分立論を提唱。フランス革命(立憲君主制とは異なり王様は処刑されました)の理念やアメリカ独立の思想に大きな影響を与え、現代においても、言葉の定義を決めつつも、再解釈されながら議論されています。
また、ジョン・ロックの「統治二論」を基礎において修正を加え、権力分立、法の規範、奴隷制度の廃止や市民的自由の保持などの提案もしています。現代では権力分立のアイデアは「トリレンマ」「ゲーム理論の均衡状態」に似ています。概念を数値化できるかもしれません。
権限が分離されていても、各権力を実行する人間が、同一人物であれば権力分立は意味をなさない。
そのため、権力の分離の一つの要素として兼職の禁止が挙げられるが、その他、法律上、日本ではどうなのか?権力者を縛るための日本国憲法側には書いてない。
モンテスキューの「法の精神」からのバランス上、法律側なのか不明。
立法と行政の関係においては、アメリカ型の限定的な独裁である大統領制において、相互の抑制均衡を重視し、厳格な分立をとるのに対し、イギリス、日本などの議院内閣制は、相互の協働関係を重んじるため、ゆるい権力分立にとどまる。
アメリカ型の限定的な独裁である大統領制は、立法権と行政権を厳格に独立させるもので、行政権をつかさどる大統領選挙と立法権をつかさどる議員選挙を、別々に選出する政治制度となっている。
通常の「プロトコル」の定義は、独占禁止法の優越的地位の乱用、基本的人権の尊重に深く関わってきます。
通信に特化した通信プロトコルとは違います。言葉に特化した言葉プロトコル。またの名を、言論の自由ともいわれますがこれとも異なります。
基本的人権がないと科学者やエンジニア(ここでは、サイエンスプロトコルと定義します)はどうなるかは、歴史が証明している!独占独裁君主に口封じに形を変えつつ処刑される!確実に!これでも人権に無関係といえますか?だから、マスメディアも含めた権力者を厳しくファクトチェックし説明責任、透明性を高めて監視しないといけない。
今回、未知のウイルス。新型コロナウイルス2020では、様々な概念が重なり合うため、均衡点を決断できるのは、人間の倫理観が最も重要!人間の概念を数値化できないストーカー人工知能では、不可能!と判明した。
複数概念をざっくりと瞬時に数値化できるのは、人間の倫理観だ。
そして、サンデルやマルクスガブリエルも言うように、哲学の善悪を判別し、格差原理、功利主義も考慮した善性側に相対的にでかい影響力を持たせるため、弱者側の視点で、XAI(説明可能なAI)、インターネット、マスメディアができるだけ透明な議論をしてコンピューターのアルゴリズムをファクトチェックする必要があります。
<おすすめサイト>
ケイド・クロックフォード:顔認証による大衆監視について知る必要のあること!
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新型コロナウイルス2020からの記録2021
ミリアム・シディベ: 手洗いの持つシンプルなパワー
ケイトリン・サドラー、エリザベス・ウェイン:新型コロナワクチンは どうやって早く開発できたか?
ウーリ・アロン:新型コロナウイルス感染症(COVID-19)出口戦略、ロックダウン終了と経済活動再開を目指して
クリスタリナ・ゲオルギエバ:パンデミック後の世界経済を立て直すには?
<提供>
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shukiiflog · 9 months
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ある画家の手記if.14 画家
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知り合いの画家の主催するパーティ
上品で無菌の空間はあの人を連想する。 どこかにいて誰かのことを思い浮かべることは稀だけど、あの人は幽霊のようにいつでも唐突に現れる。 家にこのホテルのようなシャンデリアやホールはなかったけど、あの人と似ている。 背筋を正して張り詰めていなければ何もかも崩れてしまいそうで誰も弛緩できない、そんな空間をあの人は居るだけでどこにでも作った。 その空間で許されることはとても少ない。 徹底して清潔で、存在するに足るものや言うに値することしかあってはならない。 そんな意味ではパーティなんてあの人からは遠いものだけど、僕を威圧する何かが似ている。
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「おい。あんま飲むなよ」 持っていたグラスのアルコールをちまちま口に運んでいると、どこからか横にきた冷泉に突っ込まれた。 こういう特殊な場所でも冷泉は自在にうまく動き回れる。 「なんか…悪寒がして。お酒を飲んだら温まるかなって」 「悪寒っつーか人の視線だろ。今回もやたら見られてるぞ」 人の視線。気づいてなかったな。みんながこっちを向いてるわけでもないのにそんなのに気づけないな。 「気分…悪くなってきた…」 「ここで吐くなよ。化粧室は出て左。まぁたまにはこういうストレスも身に浴びとけよ」 見られてる。なんでだろう。いつもよりきちんとしてるのに。最近まで入院してたせいかな。 「もう少しだらしない風にセットしてやればよかったか」 僕を見ながら冷泉はしてやりがいのなさそうな顔になっている。僕をドレスコードに通すために着付けたりセットしてくれるのはいつも全部冷泉だ。間違いのないセンス。 だけど僕には色々と窮屈で息が苦しい。 少し座りたいけどアトリエにあるような親切なソファはどこにも見当たらない。 「それよかいいのか。なんかあの子ずっと質問ぜめになってるぞ」 「…え。」 あの子��� そうだった。 今日は僕だけじゃなかった。 ホールをきょろきょろ見回すとピアノの近くに少しひとが溜まっていて、人影の向こうに見慣れた頭の形があった。 「早く言ってくれ…」 近くのテーブルにお酒を置いて、代わりに水の注がれたグラスを両手に持つ。 取り囲まれている香澄にまっすぐ寄っていくと、周囲の人は僕が来たのを知るや否やすっと道を開けて通してくれた。かき分ける必要もなかった。こういう場所での人の動きも謎が多い。 「香澄。大丈夫?」 簡単に近寄れたのでそばに立って右手のグラスの水を差し出す。 顔色が悪いように思ったけど、今日は傷跡を薄く見せる化粧をしてるせいかもしれない。 完全に消えてはいないけど冷泉が器用に手早く施した化粧は傷の凹凸やまだらな色素を抑えていた。 まつ毛や虹彩や眉が映えて、髪も綺麗に上げている。 「ありがと……これってお酒?」 「ただの水だよ。酔ってない?」 「うん、多分」 なんてことない普通のやりとりなのに、ずっと見てるひとがいるせいで落ち着かない。 僕の斜め後ろにいたひとが僕の方へ気持ち手をかざして何か尋ねようと、して口を開けた、とき、 まったく違う場所、ホールの出入り口あたりから何か大きなクラッカーのなるような騒音がして みんながそっちを見た ホールの中はこれまでどちらかというとまだみんな抑えた声量で、賑やかとまではいってなかったけど、急に全体の声量が上がった その中でも誰にも混ざらない通る声量が聴こえてきた 「あっ ピアノ!でかいほうのピアノあるじゃん! 俺弾く!」 出入り口に集まった人の群れから床を転がるようにして出てきたのは僕の嫌いな人間だった。 「香澄、おいで」 つられて香澄もそっちを見ていたのを、手を引いてこのタイミングでホールの隅の方に退散する。 高い天井から下がった分厚いカーテンの向こうに少しの空間がありそうだったのでそこに香澄を押し込んで自分も入るとカーテンの分れ目を綺麗に合わせて隠した。 灯りがなくて少し暗いけどホールの照明に当てられてるより随分気は楽だった。 「…疲れた、ちょっと、休ませて…」 そんなに広い空間でもない、今日は使われてないみたいだけど大きな高そうなソファや背の高いランプが、とりあえずという風に並べられている。 別な催しの時には使われるのかもしれない。そのソファを少し借りる。小さなテーブルの上に水のグラスを置いて、香澄の腕を引いて自分の腕の中に後ろから抱き込んでソファにぐったり体を預ける。これでアトリエと同じ状態。 かいじゅうくんにするみたいに香澄の頭に顔を押し付ける。いつもと違う整髪料が少し気持ち悪い。 「な…直人、ちょっと」 「…ん、…何」 「上着だけでも脱がせてよ、先生の私物なのに皺になっちゃう」 「いいよ…どうせ人に着せたら慧はクリーニングに出すし」 綺麗に着ても一度他人が触れたものは徹底滅菌される、潔癖というか、…ひとのことが嫌いなんだ。誰でも関係なく。僕も例外じゃない。 そういうところ、なんとなくあの人を連想する。場所がよくないのかな。 「でも、出ていけなくなるって」 香澄がいつまでも落ち着かないでもぞもぞするので、仕方なく上着を脱がせてソファの背もたれに伸ばしてかけた。 さっきより抱いた時の感触が人肌に近くて温かい。 綺麗に糊の張ったワイシャツの上から体を撫でると普段より鋭い衣摺れの音がする。 綺麗な白いシャツ。整然と折り目正しくアイロンのかかった無菌無臭のもの。 追いやられた場所に相応しくない繊細な刺繍の入った豪華で大きなソファ。 余計なものを連想する。 手に触れた香澄のシャツの邪魔なボタンをいくつか外して開いたところに手を入れてまさぐる。 下に何も着てないから直に肌に触れられて少し息が楽になった。 ホールからピアノの音が響いてくる。カーテンひとつぶん遮られた音は膜がはったみたいに程よく耳に優しい。 香澄の背中に頭を擦りつけて甘える。 「…僕、こういうところに向いてないよね」 「……服は似合ってるよ」 「…そうかな。そういうセンスないんだ」 人任せ。 脱ぎたいけど似合ってるなら脱がないでおこう。 香澄の首筋に噛みつく。かいじゅうくんにするみたいに甘噛みする。 「…痕残しちゃだめだよ」 「ん……」 痕が残せないならと思って、香澄の体をソファに寝かせて僕の方を向かせる。上に覆いかぶさって唇に口付ける。 顔を傾けたときに香澄が口を開けたのを逃さずに深く舌をいれる。 衣擦れの音より水っぽい唾液の絡む音の方が耳を占める。 僕がお酒を飲んでるから香澄にも移りそうだな。 片手で香澄の足をなぞって根元を解すように揉むと香澄が小さく体を跳ねさせた。 「誰もこないよ」 こういうとき、誰もこないようにしてくれるから。 「香澄、大丈夫」 香澄の頭を乗せていた自分の腕をひっくり返して腕時計を見る。パーティが終わるまでまだまだ時間がある。 いつもより体を強張らせて力を抜かない香澄のシャツのボタンを全部外してしまう。頑丈な腰のベルトを解いて前を開ける。 「すぐ終わるから…」 ワイシャツの下に隠れた肌に舌を這わせて痕を残す。 アルコールでは温まらなかった体が少しずつ熱くなってきて、狭い空間に篭った湿度でやっと息が思うようにできるようになった。 このまま乱してしまおう、綺麗なシャツとか豪華なソファを台無しにすればもっと楽になる。 カーテンで隔たれたすぐそばをひっきりなしにひとの気配が行き来する。 いつまで経っても体から緊張を絶やさない香澄を口先で宥めながら、 息はできてもどこかから見張られているような感覚が拭えなくて、 それを振り払うために僕は香澄を無視した。
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(補足、冷泉慧鶴視点) 続き
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seiunsky2520 · 1 year
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反りすぎた腰椎カーブを 適度に伸ばすために活躍するのが お腹の内臓を上下左右から包み込む インナーマッスル。 腹横筋、横隔膜、多裂筋、 骨盤底筋群が作るユニットであり、 連携して腹圧を高めている。 運動不足や不良姿勢だと このユニットが弱体化。 腹圧は下がり コアが潰れて腰椎も骨盤も 身動きが取れなくなり 腰痛の引き金となる。 ユニットを鍛えると腹圧がアップ。 腰椎を伸ばす伸展モーメントが効く ようになり、腰椎カーブはニュート ラルに整い、骨盤も定位置に戻る。 インナーユニットを鍛えて 腰椎予防のアドバイスをさせて頂いております😊 @crea_mishima #腰椎椎間板ヘルニア #腰椎分離症 #腰椎 #腰椎予防 #三島市整体 #三島市整体院 #しびれ #しびれ改善 (三島駅近く) https://www.instagram.com/p/CpJgz4-Jnt6/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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moftest · 1 year
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oasissendai · 1 year
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room-n-blog · 2 years
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くすぐり
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くすぐられると、くすぐったくなる。くすぐると、それほどくすぐったくはない。 こう書くと、まるで何かの隠喩かとも思えますが、くすぐったいという生理現象は、古くて新しい未知の現象の一つです。その探求の歴史は古代ギリシャ時代まで遡り、当時の哲学者であるアリストテレス(紀元前384年-紀元前322年)によって紀元前350年に書かれた「動物部分論(On the Parts of Animals)」という著作に登場しています。
動物部分論とは、動物の身体における各組織・各器官の役割や目的について解剖学的に描写・考察したもので、現代でいうところの医学書に近いものです。原典はギリシャ語で記述されているのですが、この歴史的な著作は、アメリカのマサチューセッツ工科大学(MIT)が運営する「The Internet Classics Archive」というサイトで、英訳版が公開されています。このサイトは、本日時点で、古今東西59名の歴史上の人物が書いた人類史に残る441編の著作について、英語の翻訳版を無料で公開しています。関心のある方は、訪れてみてください。
◆The Internet Classics Archive http://classics.mit.edu/index.html
◆動物部分論(On the Parts of Animals) http://classics.mit.edu/Aristotle/parts_animals.html
※公開されている著作者は、たとえば次のような人達です。
アイスキネス(西暦前390~314年)、アイスキュロス(西暦前525~456年)、イソップ(紀元前6世紀)、アポロニウス(西暦前295年)、アプレイウス(124 A.C.E.-ca.西暦170年)、アリストテレス(西暦前384~322年)、ジュリアス・シーザー(西暦前100~44年)、ユークリッド(紀元前300年)、ヘロドトス(西暦前484~430年)、ヘシオドス(紀元前700年)、ヒポクラテス(西暦前460~377年)、プラトン(西暦前428~348年)、プルタルコス(46-119 A.C.E.)など
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さて、冒頭の一文ですが、改めて言葉を補足し、書き直してみます。 相手にくすぐられると、くすぐったくなる。自分で自分をくすぐると、それほどくすぐったくはない。こう書くと多くの人が思い当たるのではないでしょうか。くすぐられるとくすぐったくて笑いが出ますが、自分で自分をくすぐってみても、別にくすぐったくはありません。通常は、多くの人はこのような反応を示すはずです。
これについて、冒頭のアリストテレスが書いた動物部分論(On the Parts of Animals)では、横隔膜について解剖学的に記されている第3巻の第10章において、次のような記載があります。
For when men are tickled they are quickly set a-laughing, because the motion quickly reaches this part, and heating it though but slightly nevertheless manifestly so disturbs the mental action as to occasion movements that are independent of the will. That man alone is affected by tickling is due firstly to the delicacy of his skin, and secondly to his being the only animal that laughs. For to be tickled is to be set in laughter, the laughter being produced such a motion as mentioned of the region of the armpit.
人間はくすぐられると、すぐに笑ってしまう。なぜなら、くすぐる動きはすぐにその部分へと到達して、わずかではあるがはっきりと刺激し、精神的活動を著しく妨げて、意志とは無関係な動きを引き起こしてしまうからである。人間だけがくすぐりの影響を受けるのは、第一に皮膚の繊細さによるものであり、第二に唯一の笑う動物であることに依る。くすぐられるとは、笑いに包まれることであり、その笑いは、腋の下の領域で述べたような動きで生み出される。
※引用元 ◆動物部分論(On the Parts of Animals) Book III  Part 10 http://classics.mit.edu/Aristotle/parts_animals.3.iii.html
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古代ギリシャ時代の偉大な哲学者たるアリストテレスも、くすぐったりくすぐられたりしていたのだろうか…と想像してしまいますが、それはさておき、人間が持つくすぐったさの感覚については、様々な指摘がされてきました。
人間が生きていく上で、くすぐったさは身を守るために有利に働く、というのもその一つです。大前提として、冒頭にも述べたように、自分で自分をくすぐっても、くすぐったいと感じる人は少ないと思います。それを踏まえて、
人間の皮膚には小さな毛が生えており、これにより、もし毒をもつ生物が皮膚に触れてきたとしても、くすぐったさを感じてすぐに察知できる。
このため、人間はくすぐったさを獲得する方向に進化してきた。
もし人間が自分で自分をくすぐることができた場合、危険生物が触れたからなのか自分で自分を触ったからなのか区別ができなくなってしまう。
という類の指摘です。たしかに一理ありそうにも思えますが、一方で、ネズミなどの哺乳動物も、くすぐられることで笑う反応を見せるという研究もあります。たとえば次のような研究もあります。
ネズミをくすぐる研究から何が分かるって? たくさんのことだ。
ドイツ、フンボルト大学ベルンシュタイン計算論的神経化学センターの生物学者ミヒャエル・ブレヒト氏と博士研究員の石山晋平氏は、このほど初めて、ネズミの脳のどの領域が「くすぐったさ」を感じているかを特定し、11日付の科学誌「サイエンス」に発表した。その部位は、触覚と関連づけられる「体性感覚皮質」の深い層だった。
同時に、くすぐりに対するネズミの反応が気分によって変わることも分かった。人間と同じで、ストレスを感じているネズミはくすぐられても笑わないが、幸せなネズミは笑うのだ。(参考記事:「動物って笑うの?」)
ミヒャエル・ブレヒト氏は、「くすぐったさは触覚に属していますが、最も研究が遅れている感覚の1つです」と言う。
たとえば、人はくすぐられるとなぜ笑うのか、自分でくすぐるより他人にくすぐられる方がくすぐったいのはなぜなのか。くすぐったさが何の役に立っているのかもわかっていない。
動物をくすぐる研究など奇妙な冗談のように思われるかもしれないが、そこには人間の認知機能に関わる重要な秘密が隠されている可能性がある。アリストテレスやダーウィンも、著作でくすぐりの謎に言及している。
※引用元
◆National Geographic 【動画】くすぐられて笑うネズミの脳の観察に成功(2016年11月15日) https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/111400432/
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といった具合に、くすぐりについては今も様々な研究が為されているわけですが、つい先日の9月21日にも、上述したドイツのフンボルト大学の研究者が、くすぐり反応に関する研究を発表しました。
◆Philosophical Transactions of the Royal Society B: Biological Sciences
The human tickle response and mechanisms of self-tickle suppression(人間のくすぐり反応と自己くすぐり抑制機構) https://royalsocietypublishing.org/doi/10.1098/rstb.2021.0185#
研究内容は、「他人にくすぐられている状態でさらに自分自身をくすぐる」という実験を行うことで、「他人にくすぐられる状態」と「自分でくすぐる状態」を組み合わせ、くすぐったさレベルの変化を調べる、というものです。
もともと先行研究において、たとえば1998年に「Nature Neuroscience」に掲載されたMRIを使った研究では、自分で自分を触る「セルフタッチ」をした場合、くすぐり反応を鎮静化させる作用があるとの結論が導かれています。また、2019年に「Current Biology」に掲載されたラットを用いた研究では、人間からくすぐられたときに大脳の体性感覚皮質が活性化して笑い声を誘発させていることが分かったとされています。一方、このラットがグルーミングなどでセルフタッチを行っている間は、この領域の反応が抑えつけられ低下していることが示されたされます。これを人間に当てはめると、自分で自分をくすぐる場合���、笑いを誘発する領域の脳の活動が抑えられる結果として、くすぐったくない、ということになります。
※参考 ◆Nature Neuroscience Central cancellation of self-produced tickle sensation https://www.nature.com/articles/nn1198_635
◆Current Biology Behavioral and Cortical Correlates of Self-Suppression, Anticipation, and Ambivalence in Rat Tickling https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0960982219310097
というのを踏まえて、今回の研究は「他人にくすぐられている時に、更に自分で自分をくすぐった場合に反応はどう変化するのか」ということなのですが、結論だけ記すと、「他人と自分自身の「ダブルくすぐり」は他人からのみくすぐられる場合に比べて、くすぐったさがかなり低下している」というものでした。
結論は、ある程度納得がいくものがありますが、一方で、これまでの研究で人間以外の動物を使った研究が為される中で、くすぐりやグルーミングといったものも重なる部分がありそうで、そのあたりは実際どうなのかというのも気になるところです。冒頭のGIF動画のメジロは、綿棒を使ってマッサージをしてもらっている場面なのですが、人間の目からはいかにも気持ちよさそうに見えます。一方で、くすぐったい反応とはまた少し違うようにも見えます。
これらの研究にはまだ続きがあるのですが、長くなりそうなので、また別の機会に記してみたいと思います。
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(野村)
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kusodream · 2 years
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2022年6月の夢
2022年6月30日 木曜日 7:24 夢 横面打ちの打ち方をダメ出しされ、なんだよと思いこめかみに向かって失礼なくらいビュッと打つようにしたら、そうそうそれそれ!みたいな感じの反応をされる。 くれあさんとしづかちゃんのエピソードがある。 RさんとSさんがいる。利用者の忘れものがあり、Aさんに引き渡したいと考えている。冷蔵庫。Sさんが自分の友人を招いている。こんなのがOKならもうなんでもありじゃん。
- 2022年6月29日 水曜日 7:17 夢 Hさん。4人を呼び出して何か話はじめる。黒板に簡単に描いたイラストがうまい。鬼滅の刃のモブキャラみたいな感じ。グレーチングの下にブロッコリーがみちみちに育っている。
- 2022年6月28日 火曜日 3:54 夢 酒の穴みたいな名前の、酒飲みライターの人が書いてる記事を読む。ラズウェル細木の挿絵がある。かるたのような感じで、短いセクションごとに一枚の挿絵。飲みすぎたときのリアルなつらさを胃にボールがめり込んでる表現などで表している。
母、KOFの勝利ボイスの真似を二つくらいしている。頭を振ることもやぶさかではない。みたいな 文鳥の小屋の餌入れを取り付けてもらう、排水口のゴミを捨てる チョコレートを食べる ポテト、梅、石 ARuFaが描いたマンガの中を立体的に見ている。ツルッとした淡水魚、トンネルというか体育館特有の照明がうまい。
- 2022年6月27日 月曜日 6:55 夢 石けんに野菜のかすなどがついており、どうしたらこういうのを自分でやってもらえるのか考えている、いとこがいる
- 2022年6月26日 日曜日 8:01 夢 ホラーゲームのような世界観の中にいる。暗い廊下、民宿のようなところに友人のスマートフォンが落ちている。自分は若い男性らしく、それを拾おうとしている。本当に見たくないものが時々見える。 薄暗い店内。人のいなくなったパチンコ屋。カンジャンケジャン。先輩がいる。 どこかの宿。浅いプール。中へ歩いていくとカマキリが体に当たり痛い。ハリガネムシがいる。水を入れたフリーザーバッグに閉じ込め、表面に図案を書き、真ん中をシーリングで区切って何かそういう実証実験をする。同席していた男性はその抜け殻のようなものを食べると言っていた。
- 2022年6月25日 土曜日 9:27 夢 小鳥を二匹飼っている、ヨボヨボ、世話をしなきゃしなきゃと思っているがしていない、覗き込むといつの間にか何かの液体がヒタヒタになっているのに浸かっている。 ミルクを作るための素、容器、タオルなどを用意する。友人宅へ行くらしく、湯だけ貸してもらえないかと思っている。 海外っぽいスーパー、朝食を作るために食材をピックアップする洋ゲーのよう、乳製品ばかりを選んで詰んでいる人の様子を見る、その場を離れて違う方向を見に行くと店の中程で父と会��、入口方面に戻るとビールがもらえる。何かフワッとしたデザインのパッケージ。
- 2022年6月24日 金曜日 7:18 夢 会議室に入ると清掃のおばちゃんがいたのでものをよけるのを手伝っていると、壁際の段ボールからカップ焼きそばとかお茶ボトルとかの在庫がドカドカ出てきた。食品はH25とかでほぼ期限が切れており、在庫管理ぜんぜんできてねえじゃん、なんだよと、怒ってるわけではないが、思う 雨降ってる。服部さんに傘を出すと、相手に近い側ではなく私側のをわざわざ取る、避けたのはちょっと壊れてるらしい、三人ほどで駅まで歩く、雨脚強い、青色の花柄のついたでかい傘を使っている、薬局経由で駅構内へ降りるところへ行くと、何か商品を買わなければ出られない仕組みになっており、後から追いついた二人が何かしらを購入して通してくれる、なんとなく自分だけが子供のような気分 オモコロチャンネルを見ている感じ、両目を片方に寄せるようなリアクションがあり、大いに笑う
- 2022年6月23日 木曜日 7:05 夢 たばこ屋さん。中国たばこ。歯磨き用品も売っている。すごくずっしりつるつるした重い歯磨き。先端が毛じゃなくてゴムみたいな感じ。どこかの宿。みんなで移動して作業終了を待っている。
- 2022年6月22日 水曜日 6:30 夢 イタリア料理店のトイレを借りる。ものすごく椅子が高い。腕の力だけで体を持ち上げ、座る必要がある。前を見るとやや斜めに取り付けられたドアが見える。青いドア枠、黄色、赤。ロングヘアを後ろでまとめた店員が入ってくるので小声でハイという。ハイと返ってくる。ベリートールと言うと確かにという感じで笑う。 寿司屋へ行く。すごい高そうな創作寿司屋。おじいさんといる。寿司はくっついたり離れたりしている技術に真髄があるらしい。魚卵みたいなものが表面につぶつぶとついた寿司など。 デザートワイン。母のグラスにイチゴのリキュールをかけない、運転があるので。倉庫のような広い店内。 かつての同級生。絵を描いている。部屋の中。
- 2022年6月21日 火曜日 5:58 夢 実家で火災。火を消す。積んである薪が燃える。消化器をもってくる。15秒しか噴射できないことが頭にある。足りない。外に出て車庫から持ってくる。消えている。 いとこの耳の穴、ものすごく真っ直ぐで、覗き込むと鼓膜まで見える。 アイドルの話をしている人。嵐の話か。みんなが歌う時、売契の声がボエボエ〜〜となっているとのこと。
- 2022年6月20日 月曜日 6:42 夢 紫色の靴紐に合わせて紫色のチーフをさした人が話しかけてくる 髪を切ったり染めたりしている最中の人が移動しようとしている
- 2022年6月19日 日曜日 5:44 夢 母眠っている、なんか微妙な関係、ここで寝ればいいのに、上じゃなくて、どこでも寝れるよ、テレビに半分ブランケットかかっている 父と濡れた山の壁面を登る、クライミングの人はカード一枚分の厚さの凹みがあれば体重をかけられるという話を思い出すが無理、降りる。チャレンジコースじゃない方は長蛇の列。雨だから無理だったのでは。
- 2022年6月17日 金曜日 7:11 夢 たまごっちのような形の、でも少し違うおもちゃ。なつかしいしろもの。もう一度電源を入れると、遠隔でアップデートが入っていたらしく、つまらない育成ゲームとは少し違った筋書きになっている。 人と話したり車に乗ったりした気がするが、忘れた
- 2022年6月16日 木曜日 6:58 夢 マクドナルドの注文をしようとしているが、カウンター内に二名いるのに何か話しながら確認しながら何かをしているようでなかなか進まない。ヒコザルのカヌレ。六名分を待つ。
- 2022年6月15日 水曜日 7:05 夢 社長となんか方針について話しており、社長自身もダメだと思ってはいるみたいだけど今のやり方を通さなきゃみたいな感じになる。 へこんだ梁。
- 2022年6月14日 火曜日 7:10 夢 二度寝。黒木啓司が引退する旨。
- 2022年6月12日 日曜日 8:03 夢 バックヤード。知らない中年女性がいる。 学園祭のような雰囲気の知らない学校の校内。壁に紙で作った食べ物の掲示物。 前歯が半分折れる。
- 2022年6月11日 土曜日 22:55 夢 巨大な船を模した古いパーキングエリアにありそうな施設。古い駄菓子屋のような店が入ってる。子供がいる。 窓の外に出る。浸水。動かないはずなのに動き、狼狽する。 丸いエレベーター。どこかの観光地。旅館のようなところ。植物園。
- 2022年6月10日 金曜日 7:04 夢 妹、Hさんの三人でデートの下見をする ウニ食べたらええんちゃいます? 売り場にあった髪飾りを試しにつけるが、ないほうが自分らしいと思う。 自分の部屋。またがれるゴム製の動物にサングラスをつけ、脇腹にオモチャのピストルを入れる。なにもない自室に机とペンなどだけ置いてある。すっきりと片付いており、開いた窓から風が入ってくる。
- 2022年6月9日 木曜日 7:02 夢 忍足調の注意書きがうどん屋にあり、笑ってしまう
- 2022年6月8日 水曜日 6:00 夢 現代的な忍者のような人に防水パックの両端の複雑な紐の結び方を習いうんうんと聞く メガネで天パの感じ フリースタイルを聞く R指定と誰かだが、明るく広い屋外のステージで、円形、相手がやってるときはフリップになんかdisを書いて周囲に見せてアピールができる 閉店寸前の無印のような店の店内にいる 服を、自分のと誰かの分買おうとするが、ほんの少し目を離した隙になくなっている、えだまめ味のじゃがりこを買う
- 2022年6月6日 月曜日 7:27 夢 200針くらい塗った人が寝ている
- 2022年6月5日 日曜日 8:51 夢 英語で子供に説明しようとする。何かパッケージにバニラアイスのような絵が描いてあるものを、射的の景品を取りすぎたので置いてくることになり、その旨を伝える。あんなものはもう手に入らないと泣くので、次来る時私が買ってくるからと約束する。
- 2022年6月2日 木曜日 7:04 夢 まえだあかつきさんという名前の方と話す。
- 2022年6月1日 水曜日 6:23 夢 ショルダー肩美の絵柄のすごろく。自分独自のものを作る必要に迫られる。
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okumaseitai · 2 years
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・ 【過敏で繊細な方は音にも敏感】 ・ 大きな声や大きな音に とても敏感になる方がいらっしゃいます。 音に敏感な方は2つのタイプがあります。 ①音を感じる能力が高いという場合 ②音を感じた時の能力が高いという場合 ①は感覚が過敏なのでHSPの可能性があります。 生まれもった能力でもあり、絶対音感などで活躍する場合もあります。 ②は自律神経の機能低下で音に敏感になっている可能性があるのです。 ①に対してはHSPは病気ではなく20%の人がそうなんだと理解する。 特徴としては ・考え方が複雑でよく考えてからしか行動しない ・刺激に敏感で疲れやすい ・人の気持ちに振り回され共感しやすい ・あらゆる感覚が鋭い これが全て当てはまるとHSPと呼ばれます。 対処法は ・自分の敏感さを刺激することを避ける。 ・サングラスやヘッドホンで刺激を予防する。 ・頑張りすぎない。 ・休む。過ごしやすい環境に身を置く。 ・短所を克服しようとせず、長所を伸ばす。 ・自分と相手に境界を引く。 ・人に頼る、仲間を見つける。 ・周りの���にカミングアウトして理解してもらう。 ・自分を変えるのではなく自分に合うことを探す。 ②については 大きな声や音のストレスには交感神経で対処します。 具体的には運動です。 音での運動といえば横隔膜の運動なので大声を、出すことです。 山登りに行って「やっほーーーーーー」と叫んでください。 太鼓を叩く、カラオケで🎤歌うなどもおすすめです。 自分の出している音なので耐性がつきやすいです。 あぶみ骨筋は筋肉を収縮させ鼓膜で感じた音を脳に伝えにくくします。 顔面神経麻痺の方は音を大きく感じるのはこのためです。 鼓膜張筋は三叉神経なので音が高く感じます。 大きな音に敏感な人は 怒りや喜びを抑える癖があります。 だから 大きな声を出す様にしてみましょう。 #大きな声を出す #HSPの対策 #音に過敏 ・ いつもご覧くださいまして ありがとうございます😊 心より感謝いたします🙌 ・ 病院に行っても 原因がわからない場合は 自律神経の不調かもしれません。 ・ 《あなたのお悩み解決!》 自律神経の症状を解決するブログを毎日書いております。 ・ どうぞプロフィールからブログをご覧ください。 ・ @wakae_ookuma_seitai ・ をタップしていただき ↓ ブログ ↓ 記事をご覧ください❗️ ・ また 自律神経症状の解決の 体操などを動画にしております。 ・ ホームのプロフィールから YouTube動画のチャンネル登録を お願いいたします。 ・ どうぞ よろしくお願いいたします🤲 ホームページはこちら 東大阪市の自律神経専門整体のおおくま整骨院|若江岩田駅徒歩3分 ・ 🌟私が今できるベストを尽くすことをお約束いたします🌟 ______________ あなたが心身ともに健康になれる ✨情報を更新しております✨ ・ ブログはこちらをご覧ください❗️ ブログの一覧 | 東大阪で自律神経の整体なら【おおくま整骨院】|駅徒歩3分 ・ フォローよろしくお願いいたします。 ↓↓↓ @wakae_ookuma_seitai ・ Instagramのプロフィール欄のリンクを タップしていただきますと 悩み解決ブログがご覧になれます。 ・ 《ご相談・ご予約》 ご相談などございましたら LINE@への登録お願いいたします。 https://line.me/R/ti/p/%40vtd9415n ______________ 東大阪市若江岩田の自律神経専門整体 おおくま整骨院 東大阪市瓜生堂1-3-27リベラルコート1F 完全予約制 📞 072-968-8139 施術時間 ☀️10:00〜12:30 🌠15:00〜20:00 休:日曜日・祝日、土曜日午後18:00まで HPはプロフィール欄からご覧ください。 ______________ 【こんなことでお困りではないですか】 #自律神経失調症 #パニック障害 #頭痛 #めまい #腰痛 #肩こり #不眠症 #更年期障害 #冷え症 #息苦しい #うつ病 #外反母趾 #O脚 #強迫性障害 ______________ 【当院の場所や特徴など】 #若江岩田整体 #DRT #東大阪市整体 #東大阪市整骨院 #オステオパシー ______________ 【好きな歌手は】 #ミスチル #福山雅治 #浜田省吾 #尾崎豊 ______________ 【趣味は】 #マウンテンバイク #ガンプラ #サッカー #釣り ______________ https://www.instagram.com/p/CdeQoCfvkGV/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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genkidesuka2022 · 2 years
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運動はダイエットだけではなく脳のコンディションも整える効果があった
適度な運動は、健康維持に効果があることは多くの方がご存知の事。
しかも運動には、脳にもいいんです。
最近では、運動と脳に関する研究が進んでいます。
最新の研究では、運動を取り入れることによって脳細胞が増えたり、脳内物質の分泌が活発になるなどして、記憶力・認知力・実行力が向上することがわかってきています。
運動はダイエットや筋力を保つだけではなく、脳のコンディションを整えるためにも効果があるようです。
そんな効果のある運動。
では、どんな運動をすれば良いのでしょうか?
内科医の先生に聞いてみました。目次
運動がもたらす健康効果1・有酸素運動で記憶力を高める
運動がもたらす健康効果2・幸せホルモンでポジティブ思考になる
試してみよう!脳のパフォーマンスを上げる運動
1.ジョギング・ウォーキング・サイクリング
2.よく噛んで食べる
3.呼吸(深呼吸を繰り返す)
最後に
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運動がもたらす健康効果1・有酸素運動で記憶力を高める
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「脳に良い運動」はウォーキング?
それとも、スクワットがいいのでしょうか?
スポーツのどれか?
その前に、エネルギー代謝の種類で運動を区別する時に、酸素を使って糖質や脂質をエネルギーに変える「有酸素運動」と、短時間で強い負荷がかかり、エネルギーを作るのに酸素がいらない「無酸素運動」があるんです。
脳にもたらす影響としては、有酸素運動は脳の神経伝達物質を増やしたり、脳の血管や新しい細胞を生み出す効果があると言われています。
日本で行われた研究では、ウォーキングやヨガなどの軽い運動をわずか10分行うだけで、脳の学習・記憶をつかさどる海馬が刺激され、記憶力を高められることがわかったと言われています。
体力に自信のない人でもお勧めできる運動です。
記憶力や実行力など脳の機能別にどんな運動が効果的かという研究も進められており、今後明らかになってくる結果にも注目だと思います。
運動がもたらす健康効果2・幸せホルモンでポジティブ思考になる
たくさんある脳内の神経伝達物質の中で、記憶力や感情に関係する「セロトニン」や「エンドルフィン」は、運動で分泌量が増えたり、活性化されていることが分かっています。「
セロトニン」の活性化には、ウォーキングやジョギングなど「一定のリズムを刻む運動」が効果的と言われています。
セロトニンは脳内の情報伝達のバランスを整える神経物質で、脳内のセロトニン量が増えると心が落ち着いてさわやかな気分になり、集中力も高まります。
不安や抑うつ感なども改善され、元気が出てポジティブな気分になるそうです。
「エンドルフィン」も脳内の神経伝達物質の一つで、鎮痛効果や気分の高揚・幸福感などが得られます。
試してみよう!脳のパフォーマンスを上げる運動
1.ジョギング・ウォーキング・サイクリング
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ゆっくりで良いので、10~30分間行う事です。
おすすめの時間帯は朝。
交感神経が活性化され、心拍数が上がり血行が良くなり、脳への血流もアップ。交感神経が優位な時間が増えると意欲的になり、ポジティブな思考になりやすいです。
ただ、寝起きですぐはNGですよ。
仕事などで座りっぱなしの方は、こまめに立ち上がって歩くことも運動効果が発揮されます。
西オーストラリア大学などが中高年を対象に行った研究では、一定時間の間に、ウォーキングをしたグループの方が座ったままのグループよりも記憶力や実行力が高いということがわかったそうです。
1時間に1度は立ち上がったり、トイレに行くなどを心がけると仕事効率がアップする可能性があるそうです。
2.よく噛んで食べる
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よく噛むことも脳の活性化につながるとの研究が進められています。
食事の際は30回以上噛む、ガムを噛むなどすると、脳の前頭前野や海馬にも刺激が与えられ、記憶力や認知力が高まると言われています。
朝は朝食をしっかり噛んで食べて、午後に仕事中に眠くなったり頭が働かないなと感じたら、ガムを噛んでみてはいかがでしょうか。
食事をする際は噛む回数を数ると、噛むことに意識をむけられるのでより効果的です。
3.呼吸(深呼吸を繰り返す)
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忙しく動き回っていたり、仕事や作業に集中していると、リラックスしているときと比べて呼吸の回数が少なくなったり、呼吸が浅くなります。
「息をつく暇がない」「息抜き」などの慣用句の表す通り、呼吸は私たちの心理状態とも深いつながりがありますね。深呼吸を繰り返すことで副交感神経が活性化し、心身がリラックスします。ストレス解消に役立てて仕事の効率アップにつなげましょう。
また腹式呼吸を意識すると、「ドローイン」というエクササイズもあるように、横隔膜を動かして深呼吸を繰り返すことによりインナーマッスルを鍛えることもできます。
最後に
運動をすると脳の働きを良くするだけでなく、心身の健康にも役立ちます。
頭の働きや体調を常に良い状態に保つ努力をし、自分で自分のコンディションをコントロールして、様々なことに前向きに取り組んではいかがでしょうか。
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takahashicleaning · 3 years
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TEDにて
ピーター・ワインストック: 手術の安全性を高める本物のような3Dシミュレーター
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
緊急ケア医師であるピーター・ワインストックが、危険な手術を事前にリハーサルなどの練習をするために手術チームがハリウッドの特殊エフェクトや3Dプリンティング技術を使って、まるで、本物のような患者の複製を作る様子を紹介します。
「数時間前に出力しつつ2度(模擬)手術を行い、リアルに切るのは1度だけ。」このトークで手術の未来を垣間見ましょう。 (模型ですが刺激的な映像の部分があります)
このシュミレーターが実現した後、私がボストン小児病院のICUで家族に話す説明の内容はすっかり変わりました!!
こんな会話を想像してみてください。「私たちは、ICUで頻繁にこの病気の症例を処置します。お子さんに行うような手術を数多くした。それだけでなく「あなたのお子さんの手術」に慣れているんです。2時間前に10回も手術したので、これからの本番にも万全の準備ができていますよ」と!!
これから手術を受ける皆様、いかがでしょうか?
新たな治療技術があり、それが、医師や看護師の手に渡れば、子ども、大人、あらゆる年齢の患者たちの治療アウトカムを改善し、疼痛や苦しみ。手術室で過ごす時間。そして、麻酔時間を減らし、治���は最高の効果を生み、治療をすれば、その分だけ患者は良くなる。
それに加えて副作用がなく、あらゆる場所で処置できる。そんなものがあったらどうでしょう。ボストン小児病院のICUで働く救急医にするとこれはゲームチェンジャーです。
その技術とは、まるで本番のような手術のリハーサルです。本番のようなリハーサルが。治療シミュレーションを通じて行われます。
症例を通して、この奮闘の様子をご紹介し、この技術が医療の質を高めるだけでなく、医療にとって必須だという理由をご説明しましょう。これは生まれたての女の子です。私たちは、生まれて最初の日を「生後0日目」と言いますが、この子が生まれるとすぐ全身状態が悪化しているのに気づきました。心拍が早まり血圧が下がり、赤ちゃんの呼吸はとても速く、その理由は胸部レントゲンに表れていました。
これはベビーグラムと言う新生児の全身のレントゲン撮影です。上方は、心臓と肺があるべきところです。下方には腹部が見えますが、ここには腸があるべき場所です。透明な部分が赤ちゃんの胸部、向かって右側へ侵入しているのが見えると思いますが、これらは間違った場所にある腸です。それが、肺を圧迫し、この哀れな赤ちゃんの呼吸を困難にしていました。
これを解決するためには、この子をすぐに手術室へ運び、腹部に腸を戻し肺の圧迫を解決し、再び呼吸できるようにすることが必要です。でも、彼女が手術室へ入る前に一旦私たちのICUへ連れてこられます。私は外科手術チームと働いています。その子を取り囲み、人工心肺装置につなぎ
そして、まず麻酔をかけ首にごく小さな切開を加え、そこから大血管へカテーテルを通し、この大血管はボールペンの芯ほどの太さです。そして、血液を体内からとり出し 機械を通して血液に酸素が加えられそれが体内に戻されます。この子の命を救い手術室へ安全に運びます。
でも問題があります。
こうした疾患。先天性横隔膜ヘルニアというのは横隔膜に空いた穴から内臓が胸腔内に脱出するのですが稀だということです。世界で最高の技術を持つ外科医でも完全に手技が熟練するために必要な数の手術の機会に恵まれるのは困難です。この症例は稀なのです。稀少な症例をどうやってありふれたものにできるでしょう?
もうひとつの問題は、現行の医療制度で臨床訓練を20年やってきましたが、現行のトレーニングモデルは、徒弟(技術見習い)制度といい数世紀の間使われてきたものですが、手術を一度だか数回見学した後その手術を実地で行います。
次には、次世代の医師に教えるというものです。このモデルでは言うまでもなく、私たちは治療すべき患者を練習台にしています。これは、基本人権上、問題です。もっとましなアプローチがあるはずです。医学の世界は高い危険を伴うのに、本番に備え練習をしない最後の業界と言えるかもしれません。
革新的な治療シミュレーションを使ったより良い方法をご紹介したいと思います。
まず、私たちはこのような方法を何十年も使ってきた危険を伴う業務を行う他の業界を訪ねました。
原子力発電所です。ここでは、想定外の事態が起こった際の訓練をシナリオに基づいて定期的に行います。
私たちに身近な航空業界では、私たちは安心して飛行機に乗れますが、それもパイロットやクルーがこのようなシミュレーターで訓練を積み緊急事態のシナリオで経験を重ね、万が一そんなことが起こったとしても、最悪の事態に備えているという安心感があるからです。
実際、航空業界は、飛行機の胴体丸ごとをシミュレーション環境にしてしまいました。チームの息が合うことが、重要だったからです。これは脱出ドリルシミュレーターで、もし、その「極めて稀な事態」が起こるようなことがあっても彼らは即座に対応する準備ができています。
そして、いろいろな面で衝撃的だったのが文字通り大きなお金が関わるスポーツ業界です。
野球チームの選手たちの練習風景を想像してください。これは素晴らしく進んだトレーニングモデルだと思います。彼らは、まず春季キャンプへ出かけます。春季キャンプへ行き野球におけるシミュレーターのようなものです。実際の球場ではなくシミュレーションでプレシーズンマッチの練習をします。
シーズン中にフィールドでゲーム開始の前にまず何をすると思いますか?バッティングケージで何時間もバッティング練習をして様々なボールを打ち、筋肉がほぐれるまで十分に練習して本番に備えます。
ここからが最も興味深い部分です。スポーツ観戦をする方なら見たことがあるでしょう。打者がバッターボックスに入り、ピッチャーも投球準備ができました。投球の直前には打者は何をするでしょう?ボックスから踏み出しまずスイングします。必ずその順番です。
私たちがどのようにこんな訓練の場を医学の世界で作っているのかをお話しします。
ボストン小児病院で私たちは患者を治療する前のバッティングケージを作っています。最近の例でお話しすると頭部が大きくなり続ける4歳児の症例ですが、その結果。神経系などの発達に遅れが起こります。これを引き起こしていたのは水頭症と呼ばれる疾患です。
神経外科学を簡単に説明すると、まず脳がありそれを包む頭蓋骨があります。脳と頭蓋骨の間にあるのは、脳脊髄液。あるいは、髄液と呼ばれ衝撃を吸収します。あなたの頭の中では脳脊髄液が脳を包み、脳と頭蓋の間を満たしています。脳のある部位で生産され、それが回流しそれが再吸収されます。
この見事な流れは私たち皆に起こります。しかし、不幸にも交通渋滞のようにこの流れが滞ってしまう子どもがいて滞留した髄液が、脳を圧迫し脳の成長を阻害します。その結果、子どもは神経系発達指標に後れを生じます。これは非常に厄介な小児の疾患で手術で治療します。
従来の手術法は、頭蓋骨の1部を切り取り、この液体を排出しそこに排出管を取り付けて、さらに、排出された髄液が体内に戻るようにします。大手術ですが、良いニュースは神経外科技術の向上でこの手術では侵襲の低いアプローチが可能になっています。
小さなピンホールを作ってカメラを挿入し、脳の深層部まで導いて小さな穴を被膜に開け髄液を排出します。まるでシンクが排水するように、突然、脳は圧力から解放され本来の大きさに戻ります。私たちはその子を穴1つで治療した訳です。
しかし、問題があります。水頭症は比較的珍しい疾患でこの内視鏡を正しい場所に持っていくトレーニングはありませんでした。でも、外科医たちは創造性を駆使し、彼らはトレーニングモデルを選びました。これが今のトレーニングモデルで。
本当ですよ。この赤ピーマンはハリウッドの特殊効果ではなく本物の赤ピーマンです。医師はこの中に内視鏡を差し込み「種除去手術」をするのです。
この内視鏡と小さなピンセットを使い種を取り出します。原始的な方法ですが、これが手術の技を身につけるための方法です。それから医師たちは徒弟制度に戻り、多くの手術例を見て学び、手術し、それをまた教え、患者と出会うチャンスを待つだけです。
しかし、もっと良い方法があります。
私たちは、子どもをモデルに複製を作り、外科医や手術チームがあらゆる重要な場面のリハーサルをできるようにしました。これをご覧ください。私のチーム。シミュレーター・プログラム。SIMエンジニアリング部門で素晴らしいスタッフで構成されています。
彼らは、機械工学技術者、イラストレーターたち、CTスキャンやMRIから得た1次データをデジタル情報化し、アニメーションにして子供の臓器の通りの配置に組み立て、手術の必要に応じて体表のスキャンが行われ重ねられます。そのデジタルデータを取り、この最先端の3D印刷デバイスでアウトプットし、子どもの臓器をミクロンレベルまで本物そっくりに印刷することができます。
このように、この子の頭蓋は手術の数時間前に印刷されます。
これを実現する手助けをしてくれたのは、西海岸は、カリフォルニア州。ハリウッドの友人たち。彼らは現実を再現する技術に長けている技術者たちです。私たちにとって大きな跳躍ではありませんでした。この分野に踏み込んでいくと自分たちは映画製作と同じことをやっているのだとわかりました。
映画を作っているんです。ちょっと違うのは、俳優たちではなく、本物の医者や看護師が出演することです。これらはカリフォルニア州ハリウッドのFractured FX社の友人たちによる画像です。エミー賞を受賞した特殊効果技術の会社。ジャスティン・ラレイとチームでこれは患者ではありませんよ。
彼らの優れた仕事を見て、彼らと協力し、互いの専門を融合させるため彼らをボストン小児病院へ招いたり、我々がハリウッドへ赴いたりしてシミュレーター開発のため意見を交換しました。
これからお見せするのはこの子の複製です。髪の一本一本まで再現されています。これも同じ子の複製です。気分悪くなられたら申し訳ありませんが、これは手術をする予定の子供を再現しシミュレートしたものです。これが先ほどの被膜でこの子の脳の中にあります。
今からお見せするのは、本物の患者とシミュレーションです。小さな内視鏡カメラが入っていくのがここに見えますね。この被膜に小さな穴を開け液体が出るようにします。ここでどちらが本物でしょう?なんていうクイズを出すつもりはありません。右がシミュレーターです。
外科医たちは、トレーニング環境を用意しこうした手術を何度でも練習できます。慣れて安心できるまで。そうした練習を経た後でのみ、子どもを手術室へ運びます。それだけでなく、ここでの重要なステップは技術そのものだけでなく、その技術を担当チームとの連携にうまく組み込むことです。
F1の例を見てみましょう。
テクニシャンがタイヤを交換しています。この車で何度も繰り返し作業し、それは即座にチーム・トレーニングに採り入れられ、チームが一丸となってタイヤ交換を行い車をレーストラックに送り出します。
私たちは医療にそれを取り入れました。これは手術のシミュレーションです。お話ししたシミュレーターをボストン小児病院の手術室に持ち込み、当院の手術チームが本物の手術の前にシミュレーション手術をしています。
2度の手術を行いますが切るのは1度だけ。
本当に驚きです。この次のステップが重要なのですが、チームは部屋から出るとすぐに振り返りを行います。リーンやシックスシグマと同じテクニックを使い、彼らを集め何がうまくいったか。そして、もっと大切なことですが、何がうまくいかなかったか。どうやってそれを修正するかを話します。
そして、手術室に戻り繰り返すのです。最も必要な時にバッティング練習ができるんです。
さあこの症例に戻りましょう。同じ子ですがボストン小児病院で、この子がどんなケアを受けるかをご説明しましょう。この子は午前3時に生まれました。午前2時には私たちチームは集まり、スキャンや画像からデータを得た臓器を複製し、いわゆるバーチャル・ベッドサイド環境を作り出しました。
シミュレーテッド・ベッドサイドを数時間後にはこの子を実際に手術するチームにその手順を行ってもらいます。ごらんください。複製にメスを入れているところです。赤ちゃんはまだ生まれていません。
どうですか?
私がボストン小児病院のICUで家族に話す説明の内容はすっかり変わりました。
こんな会話を想像してみてください「私たちは、ICUで頻繁にこの病気の症例を処置します。お子さんに行うような手術を数多くした。それだけでなく「あなたのお子さんの手術」に慣れているんです。2時間前に、10回も手術したので、これからの本番にも万全の準備ができていますよ」
この新しい医療技術とは、本番に備えて練習ができる極めてリアルなリハーサルです。
ありがとうございました。
しかし、日本では生物学や先端医療、iPS細胞などの再生医療以外は現状維持の方がいいかもしれません。
なお、ビックデータは教育や医療に限定してなら、多少は有効かもしれません。それ以外は、日本の場合、プライバシーの侵害です。
通信の秘匿性とプライバシーの侵害対策として、匿名化処理の強化と強力な暗号化は絶対必要です!
さらに、オープンデータは、特定のデータが、一切の著作権、特許などの制御��カニズムの制限なしで、全ての人が
望むように再利用・再配布できるような形で、商用・非商用問わず、二次利用の形で入手できるべきであるというもの。
主な種類では、地図、遺伝子、さまざまな化合物、数学の数式や自然科学の数式、医療のデータやバイオテクノロジー
サイエンスや生物などのテキスト以外の素材が考えられます。
こういう新産業でイノベーションが起きるとゲーム理論でいうところのプラスサムになるから既存の産業との
戦争に発展しないため共存関係を構築できるメリットがあります。デフレスパイラルも予防できる?人間の限界を超えてることが前提だけど
しかし、独占禁止法を軽視してるわけではありませんので、既存産業の戦争を避けるため新産業だけの限定で限界を超えてください!
(個人的なアイデア)
宇宙空間にも活用できれば、月面や宇宙空間のロボットを自宅からゲームのように操作するだけで賃金がもらえるような、一神教での労働の概念が変わるかもしれません。
日本では、医療関係は、法律で個人情報の秘匿を義務化されてますが•••
国内法人大手NTTドコモは、本人の許可なく無断でスマートフォンの通信データを警察機関に横流しをしてる!
GAFAのように対策しない違法な法人?まさか、他にも?独占禁止法や法律を強化する?デフレスパイラル予防。このような国内大企業、中堅法人も危険。傲慢。
日本国憲法に違反しているので、アメリカのカリフォルニアやヨーロッパのGDPRのようにデータ削除の権利行使。
他に、再分配するデータ配当金を構築してからでないと基本的人権侵害になるため集団訴訟を国民は起こすべきだ。
税の公平性は、よく言われるが、時代が変わり一極集中しやすく不公平が生じてるなら産業別に税率を上昇させてバランスよくすればいい?
特に、IT産業などは、独占化しやすいから別枠で高税率にして、ベーシックインカム用に再分配システム構築できないなら独占禁止法強化。
自動的にディープフェイクをリアルタイムの別レイヤーで、防犯カメラの人物に重ね録画していくことで、写る本人の許諾が無いと外せないようなアルゴリズムを強力に防犯カメラの機能を追加していく。
防犯カメラのデータを所有者の意図しない所で警察機関他に無断悪用されない抑止力にもなります。
防犯カメラのデータを所有者の意図しない所で警察機関他に無断悪用されない抑止力にもなります。
防犯カメラのデータを所有者の意図しない所で警察機関他に無断悪用されない抑止力にもなります。
マイケルサンデルは、メリトクラシー(能力主義)の陳腐さを警告しいさめています
サミット警備時、死者数が微小なのにテロ対策と称し厳戒態勢!
経済活動を制限した時に、警視庁職権濫用してたが、死者数が甚大な新型コロナに予算増やした?
警察権力悪用!
庶民弱者に圧力やめさせないの?
オリンピック前にも圧力あったから予算削除しろ傲慢警察!
さらに・・・
勝手に警察が拡大解釈してしまうと・・・
こんな恐ろしいことが・・・
日本の警察は、2020年3月から防犯カメラやSNSの画像を顔認証システムで本人の許可なく照合していた!
憲法に完全違反!即刻停止措置をみんなで要求せよ。
日本の警察の悪用が酷いので、EUに合わせてストーカーアルゴリズムを規制しろ!
2021年に、EU、警察への初のAI規制案!公共空間の顔認証「原則禁止」
EUのAI規制は、リスクを四段階に分類制限!
前提として、公人、有名人、俳優、著名人は知名度と言う概念での優越的地位の乱用を防止するため徹底追跡可能にしておくこと。
禁止項目は、行動や人格的特性に基づき警察や政府が弱者個人の信頼性をスコア化や法執行を目的とする公共空間での顔認識を含む生体認証。
人間の行動、意思決定、または意見を有害な方向へ操るために設計されたAIシステム(ダークパターン設計のUIなど)も禁止対象にしている。
禁止対象の根拠は「人工知能が、特別に有害な新たな操作的、中毒的、社会統制的、および、無差別な監視プラクティスを生みかねないことは、一般に認知されるべきことである」
「これらのプラクティスは、人間の尊厳、自由、民主主義、法の支配、そして、基本的人権の尊重を重視する基準と矛盾しており、禁止されるべきである」
具体的には、人とやり取りをする目的で使用されるAIシステム(ボイスAI、チャットボットなど)
さらには、画像、オーディオ、または動画コンテンツを生成または操作する目的で使用されるAIシステム(ディープフェイク)について「透明性確保のための調和的な規定」を提案している。
高リスク項目は、法人の採用活動での利用など違反は刑事罰の罰金を売上高にかける。
など。他、多数で警察の規制を強化しています。
人間自体を、追跡すると基本的人権からプライバシーの侵害やセキュリティ上の問題から絶対に不可能です!!
これは、基本的人権がないと権力者が悪逆非道の限りを尽くしてしまうことは、先の第二次大戦で白日の元にさらされたのは、記憶に新しいことです。
マンハッタン計画、ヒットラーのテクノロジー、拷問、奴隷や人体実験など、権力者の思うままに任せるとこうなるという真の男女平等弱肉強食の究極が白日の元にさらされ、戦争の負の遺産に。
基本的人権がないがしろにされたことを教訓に、人権に対して厳しく権力者を監視したり、カントの思想などを源流にした国際連合を創設します。他にもあります。
参考として、フランスの哲学者であり啓蒙思想家のモンテスキュー。
法の原理として、三権分立論を提唱。フランス革命(立憲君主制とは異なり王様は処刑されました)の理念やアメリカ独立の思想に大きな影響を与え、現代においても、言葉の定義を決めつつも、再解釈されながら議論されています。
また、ジョン・ロックの「統治二論」を基礎において修正を加え、権力分立、法の規範、奴隷制度の廃止や市民的自由の保持などの提案もしています。現代では権力分立のアイデアは「トリレンマ」「ゲーム理論の均衡状態」に似ています。概念を数値化できるかもしれません。
権限が分離されていても、各権力を実行する人間が、同一人物であれば権力分立は意味をなさない。
そのため、権力の分離の一つの要素として兼職の禁止が挙げられるが、その他、法律上、日本ではどうなのか?権力者を縛るための日本国憲法側には書いてない。
モンテスキューの「法の精神」からのバランス上、法律側なのか不明。
立法と行政の関係においては、アメリカ型の限定的な独裁である大統領制において、相互の抑制均衡を重視し、厳格な分立をとるのに対し、イギリス、日本などの議院内閣制は、相互の協働関係を重んじるため、ゆるい権力分立にとどまる。
アメリカ型の限定的な独裁である大統領制は、立法権と行政権を厳格に独立させるもので、行政権をつかさどる大統領選挙と立法権をつかさどる議員選挙を、別々に選出する政治制度となっている。
通常の「プロトコル」の定義は、独占禁止法の優越的地位の乱用、基本的人権の尊重に深く関わってきます。
通信に特化した通信プロトコルとは違います。言葉に特化した言葉プロトコル。またの名を、言論の自由ともいわれますがこれとも異なります。
基本的人権がないと科学者やエンジニア(ここでは、サイエンスプロトコルと定義します)はどうなるかは、歴史が証明している!独占独裁君主に口封じに形を変えつつ処刑される!確実に!これでも人権に無関係といえますか?だから、マスメディアも含めた権力者を厳しくファクトチェックし説明責任、透明性を高めて監視しないといけない。
今回、未知のウイルス。新型コロナウイルス2020では、様々な概念が重なり合うため、均衡点を決断できるのは、人間の倫理観が最も重要!人間の概念を数値化できないストーカー人工知能では、不可能!と判明した。
複数概念をざっくりと瞬時に数値化できるのは、人間の倫理観だ。
そして、サンデルやマルクスガブリエルも言うように、哲学の善悪を判別し、格差原理、功利主義も考慮した善性側に相対的にでかい影響力を持たせるため、弱者側の視点で、XAI(説明可能なAI)、インターネット、マスメディアができるだけ透明な議論をしてコンピューターのアルゴリズムをファクトチェックする必要があります。
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kurihara-yumeko · 3 years
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【小説】The day I say good-bye (1/4) 【再録】
 今日は朝から雨だった。
 確か去年も雨だったよな、と僕は窓ガラスに反射している自分の顔を見つめて思った。僕を乗せたバスは、小雨の降る日曜の午後を北へ向かって走る。乗客は少ない。
 予定より五分遅れて、予定通りバス停「船頭町三丁目」で降りた。灰色に濁った水が流れる大きな樫岸川を横切る橋を渡り、広げた傘に雨音が当たる雑音を聞きながら、柳の並木道を歩く。
 小さな古本屋の角を右へ、古い木造家屋の住宅ばかりが建ち並ぶ細い路地を抜けたら左へ。途中、不機嫌そうな面構えの三毛猫が行く手を横切った。長い長い緩やかな坂を上り、苔生した石段を踏み締めて、赤い郵便ポストがあるところを左へ。突然広くなった道を行き、椿だか山茶花だかの生け垣のある家の角をまた左へ。
 そうすると、大きなお寺の屋根が見えてくる。囲われた塀の中、門の向こうには、静かな墓地が広がっている。
 そこの一角に、あーちゃんは眠っている。
 砂利道を歩きながら、結構な数の墓の中から、あーちゃんの墓へ辿り着く。もう既に誰かが来たのだろう。墓には真っ白な百合と、あーちゃんの好物であった焼きそばパンが供えてあった。あーちゃんのご両親だろうか。
 手ぶらで来てしまった僕は、ただ墓石を見上げる。周りの墓石に比べてまだ新しいその石は、手入れが行き届いていることもあって、朝から雨の今日であっても穏やかに光を反射している。
 そっと墓石に触れてみた。無機質な冷たさと硬さだけが僕の指先に応えてくれる。
 あーちゃんは墓石になった。僕にはそんな感覚がある。
 あーちゃんは死んだ。死んで、燃やされて、灰になり、この石の下に閉じ込められている。埋められているのは、ただの灰だ。あーちゃんの灰。
 ああ。あーちゃんは、どこに行ってしまったんだろう。
 目を閉じた。指先は墓石に触れたまま。このままじっとしていたら、僕まで石になれそうだ。深く息をした。深く、深く。息を吐く時、わずかに震えた。まだ石じゃない。まだ僕は、石になれない。
 ここに来ると、僕はいつも泣きたくなる。
 ここに来ると、僕はいつも死にたくなる。
 一体どれくらい、そうしていたのだろう。やがて後ろから、砂利を踏んで歩いてくる音が聞こえてきたので、僕は目を開き、手を引っ込めて振り向いた。
「よぉ、少年」
 その人は僕の顔を見て、にっこり笑っていた。
 総白髪かと疑うような灰色の頭髪。自己主張の激しい目元。頭の上の帽子から足元の厚底ブーツまで塗り潰したように真っ黒な恰好の人。
「やっほー」
 蝙蝠傘を差す左手と、僕に向けてひらひらと振るその右手の手袋さえも黒く、ちらりと見えた中指の指輪の石の色さえも黒い。
「……どうも」
 僕はそんな彼女に対し、顔の筋肉が引きつっているのを無理矢理に動かして、なんとか笑顔で応えて見せたりする。
 彼女はすぐ側までやってきて、馴れ馴れしくも僕の頭を二、三度柔らかく叩く。
「こんなところで奇遇だねぇ。少年も墓参りに来たのかい」
「先生も、墓参りですか」
「せんせーって呼ぶなしぃ。あたしゃ、あんたにせんせー呼ばわりされるようなもんじゃございませんって」
 彼女――日褄小雨先生はそう言って、だけど笑った。それから日褄先生は僕が先程までそうしていたのと同じように、あーちゃんの墓石を見上げた。彼女も手ぶらだった。
「直正が死んで、一年か」
 先生は上着のポケットから煙草の箱とライターを取り出す。黒いその箱から取り出された煙草も、同じように黒い。
「あたしゃ、ここに来ると後悔ばかりするね」
 ライターのかちっという音、吐き出される白い煙、どこか甘ったるい、ココナッツに似たにおいが漂う。
「あいつは、厄介なガキだったよ。つらいなら、『つらい』って言えばいい、それだけのことなんだ。あいつだって、つらいなら『つらい』って言ったんだろうさ。だけどあいつは、可哀想なことに、最後の最後まで自分がつらいってことに気付かなかったんだな」
 煙草の煙を揺らしながら、そう言う先生の表情には、苦痛と後悔が入り混じった色が見える。口に煙草を咥えたまま、墓前で手を合わせ、彼女はただ目を閉じていた。瞼にしつこいほど塗られた濃い黒い化粧に、雨の滴が垂れる。
 先生はしばらくして瞼を開き、煙草を一度口元から離すと、ヤニ臭いような甘ったるいような煙を吐き出して、それから僕を見て、優しく笑いかけた。それから先生は背を向け、歩き出してしまう。僕は黙ってそれを追った。
 何も言わなくてもわかっていた。ここに立っていたって、悲しみとも虚しさとも呼ぶことのできない、吐き気がするような、叫び出したくなるような、暴れ出したくなるような、そんな感情が繰り返し繰り返し、波のようにやってきては僕の心の中を掻き回していくだけだ。先生は僕に、帰ろう、と言ったのだ。唇の端で、瞳の奥で。
 先生の、まるで影法師が歩いているかのような黒い後ろ姿を見つめて、僕はかつてたった一度だけ見た、あーちゃんの黒いランドセルを思い出す。
 彼がこっちに引っ越してきてからの三年間、一度も使われることのなかった傷だらけのランドセル。物置きの中で埃を被っていたそれには、あーちゃんの苦しみがどれだけ詰まっていたのだろう。
 道の途中で振り返る。先程までと同じように、墓石はただそこにあった。墓前でかけるべき言葉も、抱くべき感情も、するべき行為も、何ひとつ僕は持ち合わせていない。
 あーちゃんはもう死んだ。
 わかりきっていたことだ。死んでから何かしてあげても無駄だ。生きているうちにしてあげないと、意味がない。だから、僕がこうしてここに立っている意味も、僕は見出すことができない。僕がここで、こうして呼吸をしていて、もうとっくに死んでしまったあーちゃんのお墓の前で、墓石を見つめている、その意味すら。
 もう一度、あーちゃんの墓に背中を向けて、僕は今度こそ歩き始めた。
「最近調子はどう?」
 墓地を出て、長い長い坂を下りながら、先生は僕にそう尋ねた。
「一ヶ月間、全くカウンセリング来なかったけど、何か変化があったりした?」
 黙っていると先生はさらにそう訊いてきたので、僕は仕方なく口を開く。
「別に、何も」
「ちゃんと飯食ってる? また少し痩せたんじゃない?」
「食べてますよ」
「飯食わないから、いつまでも身長伸びないんだよ」
 先生は僕の頭を、目覚まし時計を止める時のような動作で乱雑に叩く。
「ちょ……やめて下さいよ」
「あーっはっはっはっはー」
 嫌がって身をよじろうとするが、先生はそれでもなお、僕に攻撃してくる。
「ちゃんと食わないと。摂食障害になるとつらいよ」
「食べますよ、ちゃんと……」
「あと、ちゃんと寝た方がいい。夜九時に寝ろ。身長伸びねぇぞ」
「九時に寝られる訳ないでしょう、小学生じゃあるまいし……」
「勉強なんかしてるから、身長伸びねぇんだよ」
「そんな訳ないでしょう」
 あはは、と朗らかに彼女は笑う。そして最後に優しく、僕の頭を撫でた。
「負けるな、少年」
 負けるなと言われても、一体何に――そう問いかけようとして、僕は口をつぐむ。僕が何と戦っているのか、先生はわかっているのだ。
「最近、市野谷はどうしてる?」
 先生は何気ない声で、表情で、タイミングで、あっさりとその名前を口にした。
「さぁ……。最近会ってないし、電話もないし、わからないですね」
「ふうん。あ、そう」
 先生はそれ以上、追及してくることはなかった。ただ独り言のように、「やっぱり、まだ駄目か」と言っただけだった。
 郵便ポストのところまで歩いてきた時、先生は、「あたしはあっちだから」と僕の帰り道とは違う方向を指差した。
「駐車場で、葵が待ってるからさ」
「ああ、葵さん。一緒だったんですか」
「そ。少年は、バスで来たんだろ? 家まで車で送ろうか?」
 運転するのは葵だけど、と彼女は付け足して言ったが、僕は首を横に振った。
「ひとりで帰りたいんです」
「あっそ。気を付けて帰れよ」
 先生はそう言って、出会った時と同じように、ひらひらと手を振って別れた。
 路地を右に曲がった時、僕は片手をパーカーのポケットに入れて初めて、とっくに音楽が止まったままになっているイヤホンを、両耳に突っ込んだままだということに気が付いた。
 僕が小学校を卒業した、一年前の今日。
 あーちゃんは人生を中退した。
 自殺したのだ。十四歳だった。
 遺書の最後にはこう書かれていた。
「僕は透明人間なんです」
    あーちゃんは僕と同じ団地に住んでいて、僕より二つお兄さんだった。
 僕が小学一年生の夏に、あーちゃんは家族四人で引っ越してきた。冬は雪に閉ざされる、北の方からやって来たのだという話を聞いたことがあった。
 僕はあーちゃんの、団地で唯一の友達だった。学年の違う彼と、どんなきっかけで親しくなったのか正確には覚えていない。
 あーちゃんは物静かな人だった。小学生の時から、年齢と不釣り合いなほど彼は大人びていた。
 彼は人付き合いがあまり得意ではなく、友達がいなかった。口数は少なく、話す時もぼそぼそとした、抑揚のない平坦な喋り方で、どこか他人と距離を取りたがっていた。
 部屋にこもりがちだった彼の肌は雪みたいに白くて、青い静脈が皮膚にうっすら透けて見えた。髪が少し長くて、色も薄かった。彼の父方の祖母が外国人だったと知ったのは、ずっと後のことだ。銀縁の眼鏡をかけていて、何か困ったことがあるとそれをかけ直す癖があった。
 あーちゃんは器用だった。今まで何度も彼の部屋へ遊びに行ったことがあるけれど、そこには彼が組み立てたプラモデルがいくつも置かれていた。
 僕が加減を知らないままにそれを乱暴に扱い、壊してしまったこともあった。とんでもないことをしてしまったと、僕はひどく後悔してうつむいていた。ごめんなさい、と謝った。年上の友人の大切な物を壊してしまって、どうしたらよいのかわからなかった。鼻の奥がつんとした。泣きたいのは壊されたあーちゃんの方だっただろうに、僕は泣き出しそうだった。
 あーちゃんは、何も言わなかった。彼は立ち尽くす僕の前でしゃがみ込んだかと思うと、足下に散らばったいびつに欠けたパーツを拾い、引き出しの中からピンセットやら接着剤やらを取り出して、僕が壊した部分をあっ���いう間に直してしまった。
 それらの作業がすっかり終わってから彼は僕を呼んで、「ほら見てごらん」と言った。
 恐る恐る近付くと、彼は直ったばかりの戦車のキャタピラ部分を指差して、
「ほら、もう大丈夫だよ。ちゃんと元通りになった。心配しなくてもいい。でもあと1時間は触っては駄目だ。まだ接着剤が乾かないからね」
 と静かに言った。あーちゃんは僕を叱ったりしなかった。
 僕は最後まで、あーちゃんが大声を出すところを一度も見なかった。彼が泣いている姿も、声を出して笑っているのも。
 一度だけ、あーちゃんの満面の笑みを見たことがある。
 夏のある日、僕とあーちゃんは団地の屋上に忍び込んだ。
 僕らは子供向けの雑誌に載っていた、よく飛ぶ紙飛行機の作り方を見て、それぞれ違うモデルの紙飛行機を作り、どちらがより遠くへ飛ぶのかを競走していた。
 屋上から飛ばしてみよう、と提案したのは僕だった。普段から悪戯などしない大人しいあーちゃんが、その提案に首を縦に振ったのは今思い返せば珍しいことだった。そんなことはそれ以前も以降も二度となかった。
 よく晴れた日だった。屋上から僕が飛ばした紙飛行機は、青い空を横切って、団地の駐車場の上を飛び、道路を挟んだ向かいの棟の四階、空き部屋のベランダへ不時着した。それは今まで飛ばしたどんな紙飛行機にも負けない、驚くべき距離だった。僕はすっかり嬉しくなって、得意げに叫んだ。
「僕が一番だ!」
 興奮した僕を見て、あーちゃんは肩をすくめるような動作をした。そして言った。
「まだわからないよ」
 あーちゃんの細い指が、紙飛行機を宙に放つ。丁寧に折られた白い紙飛行機は、ちょうどその時吹いてきた風に背中を押されるように屋上のフェンスを飛び越え、僕の紙飛行機と同じように駐車場の上を通り、向かいの棟の屋根を越え、それでもまだまだ飛び続け、青い空の中、最後は粒のようになって、ついには見えなくなってしまった。
 僕は自分の紙飛行機が負けた悔しさと、魔法のような素晴らしい出来事を目にした嬉しさとが半分ずつ混じった目であーちゃんを見た。その時、僕は見たのだ。
 あーちゃんは声を立てることはなかったが、満足そうな笑顔だった。
「僕は透明人間なんです」
 それがあーちゃんの残した最後の言葉だ。
 あーちゃんは、僕のことを怒ればよかったのだ。地団太を踏んで泣いてもよかったのだ。大声で笑ってもよかったのだ。彼との思い出を振り返ると、いつもそんなことばかり思う。彼はもう永遠に泣いたり笑ったりすることはない。彼は死んだのだから。
 ねぇ、あーちゃん。今のきみに、僕はどんな風に見えているんだろう。
 僕の横で静かに笑っていたきみは、決して透明なんかじゃなかったのに。
 またいつものように春が来て、僕は中学二年生になった。
 張り出されていたクラス替えの表を見て、そこに馴染みのある名前を二つ見つけた。今年は、二人とも僕と同じクラスのようだ。
 教室へ向かってみたけれど、始業の時間になっても、その二つの名前が用意された席には、誰も座ることはなかった。
「やっぱり、まだ駄目か」
 誰かと同じ言葉を口にしてみる。
 本当は少しだけ、期待していた。何かが良くなったんじゃないかと。
 だけど教室の中は新しいクラスメイトたちの喧騒でいっぱいで、新年度一発目、始業式の今日、二つの席が空白になっていることに誰も触れやしない。何も変わってなんかない。
 何も変わらないまま、僕は中学二年生になった。
 あーちゃんが死んだ時の学年と同じ、中学二年生になった。
 あの日、あーちゃんの背中を押したのであろう風を、僕はずっと探してる。
 青い空の果てに、小さく消えて行ってしまったあーちゃんを、僕と「ひーちゃん」に返してほしくて。
    鉛筆を紙の上に走らせる音が、止むことなく続いていた。
「何を描いてるの?」
「絵」
「なんの絵?」
「なんでもいいでしょ」
「今年は、同じクラスみたいだね」
「そう」
「その、よろしく」
 表情を覆い隠すほど長い前髪の下、三白眼が一瞬僕を見た。
「よろしくって、何を?」
「クラスメイトとして、いろいろ……」
「意味ない。クラスなんて、関係ない」
 抑揚のない声でそう言って、双眸は再び紙の上へと向けられてしまった。
「あ、そう……」
 昼休みの保健室。
 そこにいるのは二人の人間。
 ひとりはカーテンの開かれたベッドに腰掛け、胸にはスケッチブック、右手には鉛筆を握り締めている。
 もうひとりはベッドの脇のパイプ椅子に座り、特にすることもなく片膝を抱えている。こっちが僕だ。
 この部屋の主であるはずの鬼怒田先生は、何か用があると言って席を外している。一体なんの仕事があるのかは知らないが、この学校の養護教諭はいつも忙しそうだ。
 僕はすることもないので、ベッドに座っているそいつを少しばかり観察する。忙しそうに鉛筆を動かしている様子を見ると、今はこちらに注意を払ってはいなそうだから、好都合だ。
 伸びてきて邪魔になったから切った、と言わんばかりのショートカットの髪。正反対に長く伸ばされた前髪は、栄養状態の悪そうな青白い顔を半分近く隠している。中学二年生としては小柄で華奢な体躯。制服のスカートから伸びる足の細さが痛々しく見える。
 彼女の名前は、河野ミナモ。僕と同じクラス、出席番号は七番。
 一言で表現するならば、彼女は保健室登校児だ。
 鉛筆の音が、止んだ。
「なに?」
 ミナモの瞬きに合わせて、彼女の前髪が微かに動く。少しばかり長く見つめ続けてしまったみたいだ。「いや、なんでもない」と言って、僕は天井を仰ぐ。
 ミナモは少しの間、何も言わずに僕の方を見ていたようだが、また鉛筆を動かす作業を再開した。
 鉛筆を走らせる音だけが聞こえる保健室。廊下の向こうからは、楽しそうに駆ける生徒たちの声が聞こえてくるが、それもどこか遠くの世界の出来事のようだ。この空間は、世界から切り離されている。
「何をしに来たの」
「何をって?」
「用が済んだなら、帰れば」
 新年度が始まったばかりだからだろうか、ミナモは機嫌が悪いみたいだ。否、機嫌が悪いのではなく、具合が悪いのかもしれない。今日の彼女はいつもより顔色が悪いように見える。
「いない方がいいなら、出て行くよ」
「ここにいてほしい人なんて、いない」
 平坦な声。他人を拒絶する声。憎しみも悲しみも全て隠された無機質な声。
「出て行きたいなら、出て行けば?」
 そう言うミナモの目が、何かを試すように僕を一瞥した。僕はまだ、椅子から立ち上がらない。彼女は「あっそ」とつぶやくように言った。
「市野谷さんは、来たの?」
 ミナモの三白眼がまだ僕を見ている。
「市野谷さんも同じクラスなんでしょ」
「なんだ、河野も知ってたのか」
「質問に答えて」
「……来てないよ」
「そう」
 ミナモの前髪が揺れる。瞬きが一回。
「不登校児二人を同じクラスにするなんて、学校側の考えてることってわからない」
 彼女の言葉通り、僕のクラスには二人の不登校児がいる。
 ひとりはこの河野ミナモ。
 そしてもうひとりは、市野谷比比子。僕は彼女のことを昔から、「ひーちゃん」と呼んでいた。
 二人とも、中学に入学してきてから一度も教室へ登校してきていない。二人の机と椅子は、一度も本人に使われることなく、今日も僕の教室にある。
 といっても、保健室登校児であるミナモはまだましな方で、彼女は一年生の頃から保健室には登校してきている。その点ひーちゃんは、中学校の門をくぐったこともなければ、制服に袖を通したことさえない。
 そんな二人が今年から僕と同じクラスに所属になったことには、正直驚いた。二人とも僕と接点があるから、なおさらだ。
「――くんも、」
 ミナモが僕の名を呼んだような気がしたが、上手く聞き取れなかった。
「大変ね、不登校児二人の面倒を見させられて」
「そんな自嘲的にならなくても……」
「だって、本当のことでしょ」
 スケッチブックを抱えるミナモの左腕、ぶかぶかのセーラー服の袖口から、包帯の巻かれた手首が見える。僕は自分の左手首を見やる。腕時計をしているその下に、隠した傷のことを思う。
「市野谷さんはともかく、教室へ行く気なんかない私の面倒まで、見なくてもいいのに」
「面倒なんて、見てるつもりないけど」
「私を訪ねに保健室に来るの、――くんくらいだよ」
 僕の名前が耳障りに響く。ミナモが僕の顔を見た。僕は妙な表情をしていないだろうか。平然を装っているつもりなのだけれど。
「まだ、気にしているの?」
「気にしてるって、何を?」
「あの日のこと」
 あの日。
 あの春の日。雨の降る屋上で、僕とミナモは初めて出会った。
「死にたがり屋と死に損ない」
 日褄先生は僕たちのことをそう呼んだ。どっちがどっちのことを指すのかは、未だに訊けていないままだ。
「……気にしてないよ」
「そう」
 あっさりとした声だった。ミナモは壁の時計をちらりと見上げ、「昼休み終わるよ、帰れば」と言った。
 今度は、僕も立ち上がった。「それじゃあ」と口にしたけれど、ミナモは既に僕への興味を失ったのか、スケッチブックに目線を落とし、返事のひとつもしなかった。
 休みなく動き続ける鉛筆。
 立ち上がった時にちらりと見えたスケッチブックは、ただただ黒く塗り潰されているだけで、何も描かれてなどいなかった。
    ふと気付くと、僕は自分自身が誰なのかわからなくなっている。
 自分が何者なのか、わからない。
 目の前で展開されていく風景が虚構なのか、それとも現実なのか、そんなことさえわからなくなる。
 だがそれはほんの一瞬のことで、本当はわかっている。
 けれど感じるのだ。自分の身体が透けていくような感覚を。「自分」という存在だけが、ぽっかりと穴を空けて突っ立っているような。常に自分だけが透明な膜で覆われて、周囲から隔離されているかのような疎外感と、なんの手応えも得られない虚無感と。
 あーちゃんがいなくなってから、僕は頻繁にこの感覚に襲われるようになった。
 最初は、授業が終わった後の短い休み時間。次は登校中と下校中。その次は授業中にも、というように、僕が僕をわからなくなる感覚は、学校にいる間じゅうずっと続くようになった。しまいには、家にいても、外にいても、どこにいてもずっとそうだ。
 周りに人がいればいるほど、その感覚は強かった。たくさんの人の中、埋もれて、紛れて、見失う。自分がさっきまで立っていた場所は、今はもう他の人が踏み荒らしていて。僕の居場所はそれぐらい危ういところにあって。人混みの中ぼうっとしていると、僕なんて消えてしまいそうで。
 頭の奥がいつも痛かった。手足は冷え切ったみたいに血の気がなくて。酸素が薄い訳でもないのにちゃんと息ができなくて。周りの人の声がやたら大きく聞こえてきて。耳の中で何度もこだまする、誰かの声。ああ、どうして。こんなにも人が溢れているのに、ここにあーちゃんはいないんだろう。
 僕はどうして、ここに���るんだろう。
「よぉ、少年」
 旧校舎、屋上へ続く扉を開けると、そこには先客がいた。
 ペンキがところどころ剥げた緑色のフェンスにもたれるようにして、床に足を投げ出しているのは日褄先生だった。今日も真っ黒な恰好で、ココナッツのにおいがする不思議な煙草を咥えている。
「田島先生が、先生のことを昼休みに探してましたよ」
「へへっ。そりゃ参ったね」
 煙をゆらゆらと立ち昇らせて、先生は笑う。それからいつものように、「せんせーって呼ぶなよ」と付け加えた。彼女はさらに続けて言う。
「それで? 少年は何をし、こんなところに来たのかな?」
「ちょっと外の空気を吸いに」
「おお、奇遇だねぇ。あたしも外の空気を吸いに……」
「吸いにきたのはニコチンでしょう」
 僕がそう言うと、先生は、「あっはっはっはー」と高らかに笑った。よく笑う人だ。
「残念だが少年、もう午後の授業は始まっている時間だし、ここは立ち入り禁止だよ」
「お言葉ですが先生、学校の敷地内は禁煙ですよ」
「しょうがない、今からカウンセリングするってことにしておいてあげるから、あたしの喫煙を見逃しておくれ。その代わり、あたしもきみの授業放棄を許してあげよう」
 先生は右手でぽんぽんと、自分の隣、雨上がりでまだ湿気っているであろう床を叩いた。座れと言っているようだ。僕はそれに従わなかった。
 先客がいたことは予想外だったが、僕は本当に、ただ、外の空気を吸いたくなってここに来ただけだ。授業を途中で抜けてきたこともあって、長居をするつもりはない。
 ふと、視界の隅に「それ」が目に入った。
 フェンスの一角に穴が空いている。ビニールテープでぐるぐる巻きになっているそこは、テープさえなければ屋上の崖っぷちに立つことを許している。そう。一年前、あそこから、あーちゃんは――。
(ねぇ、どうしてあーちゃんは、そらをとんだの?)
 僕の脳裏を、いつかのひーちゃんの言葉がよぎる。
(あーちゃん、かえってくるよね? また、あえるよね?)
 ひーちゃんの言葉がいくつもいくつも、風に飛ばされていく桜の花びらと同じように、僕の目の前を通り過ぎていく。
「こんなところで、何をしていたんですか」
 そう質問したのは僕の方だった。「んー?」と先生は煙草の煙を吐きながら言う。
「言っただろ、外の空気を吸いに来たんだよ」
「あーちゃんが死んだ、この場所の空気を、ですか」
 先生の目が、僕を見た。その鋭さに、一瞬ひるみそうになる。彼女は強い。彼女の意思は、強い。
「同じ景色を見たいと思っただけだよ」
 先生はそう言って、また煙草をふかす。
「先生、」
「せんせーって呼ぶな」
「質問があるんですけど」
「なにかね」
「嘘って、何回つけばホントになるんですか」
「……んー?」
 淡い桜色の小さな断片が、いくつもいくつも風に流されていく。僕は黙って、それを見ている。手を伸ばすこともしないで。
「嘘は何回ついたって、嘘だろ」
「ですよね」
「嘘つきは怪人二十面相の始まりだ」
「言っている意味がわかりません」
「少年、」
「はい」
「市野谷に嘘つくの、しんどいのか?」
 先生の煙草の煙も、みるみるうちに風に流されていく。手を伸ばしたところで、掴むことなどできないまま。
「市野谷に、直正は死んでないって、嘘をつき続けるの、しんどいか?」
 ひーちゃんは知らない。あーちゃんが去年ここから死んだことを知らない。いや、知らない訳じゃない。認めていないのだ。あーちゃんの死を認めていない。彼がこの世界に僕らを置き去りにしたことを、許していない。
 ひーちゃんはずっと信じている。あーちゃんは生きていると。いつか帰ってくると。今は遠くにいるけれど、きっとまた会える日が来ると。
 だからひーちゃんは知らない。彼の墓石の冷たさも、彼が飛び降りたこの屋上の景色が、僕の目にどう映っているのかも。
 屋上。フェンス。穴。空。桜。あーちゃん。自殺。墓石。遺書。透明人間。無。なんにもない。ない。空っぽ。いない。いないいないいないいない。ここにもいない。どこにもいない。探したっていない。消えた。消えちゃった。消滅。消失。消去。消しゴム。弾んで。飛んで。落ちて。転がって。その先に拾ってくれるきみがいて。笑顔。笑って。笑ってくれて。だけどそれも消えて。全部消えて。消えて消えて消えて。ただ昨日を越えて今日が過ぎ明日が来る。それを繰り返して。きみがいない世界で。ただ繰り返して。ひーちゃん。ひーちゃんが笑わなくなって。泣いてばかりで。だけどもうきみがいない。だから僕が。僕がひーちゃんを慰めて。嘘を。嘘をついて。ついてはいけない嘘を。ついてはいけない嘘ばかりを。それでもひーちゃんはまた笑うようになって。笑顔がたくさん戻って。だけどどうしてあんなにも、ひーちゃんの笑顔は空っぽなんだろう。
「しんどくなんか、ないですよ」
 僕はそう答えた。
 先生は何も言わなかった。
 僕は明日にでも、怪人二十面相になっているかもしれなかった。
    いつの間にか梅雨が終わり、実力テストも期末テストもクリアして、夏休みまであと一週間を切っていた。
 ひと夏の解放までカウントダウンをしている今、僕のクラスの連中は完璧な気だるさに支配されていた。自主性や積極性などという言葉とは無縁の、慣性で流されているような脱力感。
 先週に教室の天井四ヶ所に取り付けられている扇風機が全て故障したこともあいまって、クラスメイトたちの授業に対する意欲はほぼゼロだ。授業がひとつ終わる度に、皆溶け出すように机に上半身を投げ出しており、次の授業が始まったところで、その姿勢から僅かに起き上がる程度の差しかない。
 そういう僕も、怠惰な中学二年生のひとりに過ぎない。さっきの英語の授業でノートに書き記したことと言えば、英語教師の松田が何回額の汗を脱ぐったのかを表す「正」の字だけだ。
 休み時間に突入し、がやがやと騒がしい教室で、ひとりだけ仲間外れのように沈黙を守っていると、肘辺りから空気中に溶け出して、透明になっていくようなそんな気分になる。保健室には来るものの、自分の教室へは絶対に足を運ばないミナモの気持ちがわかるような気がする。
 一学期がもうすぐ終わるこの時期になっても、相変わらず僕のクラスには常に二つの空席があった。ミナモも、ひーちゃんも、一度だって教室に登校してきていない。
「――くん、」
 なんだか控えめに��前を呼ばれた気はしたが、クラスの喧騒に紛れて聞き取れなかった。
 ふと机から顔を上げると、ひとりの女子が僕の机の脇に立っていた。見たことがあるような顔。もしかして、クラスメイトのひとりだろうか。彼女は廊下を指差して、「先生、呼んでる」とだけ言って立ち去った。
 あまりにも唐突な出来事でその女子にお礼を言うのも忘れたが、廊下には担任の姿が見える。僕のクラス担任の担当科目は数学だが、次の授業は国語だ。なんの用かはわからないが、呼んでいるのなら行かなくてはならない。
「おー、悪いな、呼び出して」
 去年大学を卒業したばかりの、どう見ても体育会系な容姿をしている担任は、僕を見てそう言った。
「ほい、これ」
 突然差し出されたのはプリントの束だった。三十枚くらいありそうなプリントが穴を空けられ紐を通して結んである。
「悪いがこれを、市野谷さんに届けてくれないか」
 担任がひーちゃんの名を口にしたのを聞いたのは、久しぶりのような気がした。もう朝の出欠確認の時でさえ、彼女の名前は呼ばれない。ミナモの名前だってそうだ。このクラスでは、ひーちゃんも、ミナモも、いないことが自然なのだ。
「……先生が、届けなくていいんですか」
「そうしたいのは山々なんだが、なかなか時間が取れなくてな。夏休みに入ったら家庭訪問に行こうとは思ってるんだ。このプリントは、それまでにやっておいてほしい宿題。中学に入ってから二年の一学期までに習う数学の問題を簡単にまとめたものなんだ」
「わかりました、届けます」
 受け取ったプリントの束は、思っていたよりもずっとずっしりと重かった。
「すまんな。市野谷さんと小学生の頃一番仲が良かったのは、きみだと聞いたものだから」
「いえ……」
 一年生の時から、ひーちゃんにプリントを届けてほしいと教師に頼まれることはよくあった。去年は彼女と僕は違うクラスだったけれど、同じ小学校出身の誰かに僕らが幼馴染みであると聞いたのだろう。
 僕は学校に来なくなったひーちゃんのことを毛嫌いしている訳ではない。だから、何か届け物を頼まれてもそんなに嫌な気持ちにはならない。でも、と僕は思った。
 でも僕は、ひーちゃんと一番仲が良かった訳じゃないんだ。
「じゃあ、よろしく頼むな」
 次の授業の始業のチャイムが鳴り響く。
 教室に戻り、出したままだった英語の教科書と「正」の字だけ記したノートと一緒に、ひーちゃんへのプリントの束を鞄に仕舞いながら、なんだか僕は泣きたくなった。
  三角形が壊れるのは簡単だった。
 三角形というのは、三辺と三つの角でできていて、当然のことだけれど一辺とひとつの角が消失したら、それはもう三角形ではない。
 まだ小学校に上がったばかりの頃、僕はどうして「さんかっけい」や「しかっけい」があるのに「にかっけい」がないのか、と考えていたけれど、どうやら僕の脳味噌は、その頃から数学的思考というものが不得手だったようだ。
「にかっけい」なんてあるはずがない。
 僕と、あーちゃんと、ひーちゃん。
 僕ら三人は、三角形だった。バランスの取りやすい形。
 始まりは悲劇だった。
 あの悪夢のような交通事故。ひーちゃんの弟の死。
 真っ白なワンピースが汚れることにも気付かないまま、真っ赤になった弟の身体を抱いて泣き叫ぶひーちゃんに手を伸ばしたのは、僕と一緒に下校する途中のあーちゃんだった。
 お互いの家が近かったこともあって、それから僕らは一緒にいるようになった。
 溺愛していた最愛の弟を、目の前で信号無視したダンプカーに撥ねられて亡くしたひーちゃんは、三人で一緒にいてもときどき何かを思い出したかのように暴れては泣いていたけれど、あーちゃんはいつもそれをなだめ、泣き止むまでずっと待っていた。
 口下手な彼は、ひーちゃんに上手く言葉をかけることがいつもできずにいたけれど、僕が彼の言葉を補って彼女に伝えてあげていた。
 優しくて思いやりのあるひーちゃんは、感情を表すことが苦手なあーちゃんのことをよく気遣ってくれていた。
 僕らは嘘みたいにバランスの取れた三角形だった。
 あーちゃんが、この世界からいなくなるまでは。
   「夏は嫌い」
 昔、あーちゃんはそんなことを口にしていたような気がする。
「どうして?」
 僕はそう訊いた。
 夏休み、花火、虫捕り、お祭り、向日葵、朝顔、風鈴、西瓜、プール、海。
 水の中の金魚の世界と、バニラアイスの木べらの湿り気。
 その頃の僕は今よりもずっと幼くて、四季の中で夏が一番好きだった。
 あーちゃんは部屋の窓を網戸にしていて、小さな扇風機を回していた。
 彼は夏休みも相変わらず外に出ないで、部屋の中で静かに過ごしていた。彼の傍らにはいつも、星座の本と分厚い昆虫図鑑が置いてあった。
「夏、暑いから嫌いなの?」
 僕が尋ねるとあーちゃんは抱えていた分厚い本からちょっとだけ顔を上げて、小さく首を横に振った。それから困ったように笑って、
「夏は、皆死んでいるから」
 とだけ、つぶやくように言った。あーちゃんは、時々魔法の呪文のような、不思議なことを言って僕を困惑させることがあった。この時もそうだった。
「どういう意味?」
 僕は理解できずに、ただ訊き返した。
 あーちゃんはさっきよりも大きく首を横に振ると、何を思ったのか、唐突に、
「ああ、でも、海に行ってみたいな」
 なんて言った。
「海?」
「そう、海」
「どうして、海?」
「海は、色褪せてないかもしれない。死んでないかもしれない」
 その言葉の意味がわからず、僕が首を傾げていると、あーちゃんはぱたんと本を閉じて机に置いた。
「台所へ行こうか。確か、母さんが西瓜を切ってくれていたから。一緒に食べよう」
「うん!」
 僕は西瓜に釣られて、わからなかった言葉のことも、すっかり忘れてしまった。
 でも今の僕にはわかる。
 夏の日射しは、世界を色褪せさせて僕の目に映す。
 あーちゃんはそのことを、「死んでいる」と言ったのだ。今はもう確かめられないけれど。
 結局、僕とあーちゃんが海へ行くことはなかった。彼から海へ出掛けた話を聞いたこともないから、恐らく、海へ行くことなく死んだのだろう。
 あーちゃんが見ることのなかった海。
 海は日射しを浴びても青々としたまま、「生きて」いるんだろうか。
 彼が死んでから、僕も海へ足を運んでいない。たぶん、死んでしまいたくなるだろうから。
 あーちゃん。
 彼のことを「あーちゃん」と名付けたのは僕だった。
 そういえば、どうして僕は「あーちゃん」と呼び始めたんだっけか。
 彼の名前は、鈴木直正。
 どこにも「あーちゃん」になる要素はないのに。
    うなじを焼くようなじりじりとした太陽光を浴びながら、ペダルを漕いだ。
 鼻の頭からぷつぷつと汗が噴き出すのを感じ、手の甲で汗を拭おうとしたら手は既に汗で湿っていた。雑音のように蝉の声が響いている。道路の脇には背の高い向日葵は、大きな花を咲かせているのに風がないので微動だにしない。
 赤信号に止められて、僕は自転車のブレーキをかける。
 夏がくる度、思い出す。
 僕とあーちゃんが初めてひーちゃんに出会い、そして彼女の最愛の弟「ろーくん」が死んだ、あの事故のことを。
 あの日も、世界が真っ白に焼き切れそうな、暑い日だった。
 ひーちゃんは白い木綿のワンピースを着ていて、それがとても涼しげに見えた。ろーくんの血で汚れてしまったあのワンピースを、彼女はもうとっくに捨ててしまったのだろうけれど。
 そういえば、ひーちゃんはあの事故の後、しばらくの間、弟の形見の黒いランドセルを使っていたっけ。黒い服ばかり着るようになって。周りの子はそんな彼女を気味悪がったんだ。
 でもあーちゃんは、そんなひーちゃんを気味悪がったりしなかった。
 信号が赤から青に変わる。再び漕ぎ出そうとペダルに足を乗せた時、僕の両目は横断歩道の向こうから歩いて来るその人を捉えて凍りついてしまった。
 胸の奥の方が疼く。急に、聞こえてくる蝉の声が大きくなったような気がした。喉が渇いた。頬を撫でるように滴る汗が気持ち悪い。
 信号は青になったというのに、僕は動き出すことができない。向こうから歩いて来る彼は、横断歩道を半分まで渡ったところで僕に気付いたようだった。片眉を持ち上げ、ほんの少し唇の端を歪める。それが笑みだとわかったのは、それとよく似た笑顔をずいぶん昔から知っているからだ。
「うー兄じゃないですか」
 うー兄。彼は僕をそう呼んだ。
 声変わりの途中みたいな声なのに、妙に大人びた口調。ぼそぼそとした喋り方。
 色素の薄い頭髪。切れ長の一重瞼。ひょろりと伸びた背。かけているのは銀縁眼鏡。
 何もかもが似ているけれど、日に焼けた真っ黒な肌と筋肉のついた足や腕だけは、記憶の中のあーちゃんとは違う。
 道路を渡り終えてすぐ側まで来た彼は、親しげに僕に言う。
「久しぶりですね」
「……久しぶり」
 僕がやっとの思いでそう声を絞り出すと、彼は「ははっ」と笑った。きっとあーちゃんも、声を上げて笑うならそういう風に笑ったんだろうなぁ、と思う。
「どうしたんですか。驚きすぎですよ」
 困ったような笑顔で、眼鏡をかけ直す。その手つきすらも、そっくり同じ。
「嫌だなぁ。うー兄は僕のことを見る度、まるで幽霊でも見たような顔するんだから」
「ごめんごめん」
「ははは、まぁいいですよ」
 僕が謝ると、「あっくん」はまた笑った。
 彼、「あっくん」こと鈴木篤人くんは、僕の一個下、中学一年生。私立の学校に通っているので僕とは学校が違う。野球部のエースで、勉強の成績もクラストップ。僕の団地でその中学に進学できた子供は彼だけだから、団地の中で知らない人はいない優等生だ。
 年下とは思えないほど大人びた少年で、あーちゃんにそっくりな、あーちゃんの弟。
「中学は、どう? もう慣れた?」
「慣れましたね。今は部活が忙しくて」
「運動部は大変そうだもんね」
「うー兄は、帰宅部でしたっけ」
「そう。なんにもしてないよ」
「今から、どこへ行くんですか?」
「ああ、えっと、ひーちゃんに届け物」
「ひー姉のところですか」
 あっくんはほんの一瞬、愛想笑いみたいな顔をした。
「ひー姉、まだ学校に行けてないんですか?」
「うん」
「行けるようになるといいですね」
「そうだね」
「うー兄は、元気にしてましたか?」
「僕? 元気だけど……」
「そうですか。いえ、なんだかうー兄、兄貴に似てきたなぁって思ったものですから」
「僕が?」
 僕があーちゃんに似てきている?
「顔のつくりとかは、もちろん違いますけど、なんていうか、表情とか雰囲気が、兄貴に似てるなぁって」
「そうかな……」
 僕にそんな自覚はないのだけれど。
「うー兄も死んじゃいそうで、心配です」
 あっくんは柔らかい笑みを浮かべたままそう言った。
「……そう」
 僕はそう返すので精いっぱいだった。
「それじゃ、ひー姉によろしくお伝え下さい」
「じゃあ、また……」
 あーちゃんと同じ声で話し、あーちゃんと同じように笑う彼は、夏の日射しの中を歩いて行く。
(兄貴は、弱いから駄目なんだ)
 いつか彼が、あーちゃんに向けて言った言葉。
 あーちゃんは自分の弟にそう言われた時でさえ、怒ったりしなかった。ただ「そうだね」とだけ返して、少しだけ困ったような顔をしてみせた。
 あっくんは、強い。
 姿や雰囲気は似ているけれど、性格というか、芯の強さは全く違う。
 あーちゃんの死を自分なりに受け止めて、乗り越えて。部活も勉強も努力して。あっくんを見ているといつも思う。兄弟でもこんなに違うものなのだろうか、と。ひとりっ子の僕にはわからないのだけれど。
 僕は、どうだろうか。
 あーちゃんの死を受け入れて、乗り越えていけているだろうか。
「……死相でも出てるのかな」
 僕があーちゃんに似てきている、なんて。
 笑えない冗談だった。
 ふと見れば、信号はとっくに赤になっていた。青になるまで待つ間、僕の心から言い表せない不安が拭えなかった。
    遺書を思い出した。
 あーちゃんの書いた遺書。
「僕の分まで生きて。僕は透明人間なんです」
 日褄先生はそれを、「ばっかじゃねーの」って笑った。
「透明人間は見えねぇから、透明人間なんだっつーの」
 そんな風に言って、たぶん、泣いてた。
「僕の分まで生きて」
 僕は自分の鼓動を聞く度に、その言葉を繰り返し、頭の奥で聞いていたような気がする。
 その度に自分に問う。
 どうして生きているのだろうか、と。
  部屋に一歩踏み入れると、足下でガラスの破片が砕ける音がした。この部屋でスリッパを脱ぐことは自傷行為に等しい。
「あー、うーくんだー」
 閉められたカーテン。閉ざされたままの雨戸。
 散乱した物。叩き壊された物。落下したままの物。破り捨てられた物。物の残骸。
 その中心に、彼女はいる。
「久しぶりだね、ひーちゃん」
「そうだねぇ、久しぶりだねぇ」
 壁から落下して割れた時計は止まったまま。かろうじて壁にかかっているカレンダーはあの日のまま。
「あれれー、うーくん、背伸びた?」
「かもね」
「昔はこーんな小さかったのにねー」
「ひーちゃんに初めて会った時だって、そんなに小さくなかったと思うよ」
「あははははー」
 空っぽの笑い声。聞いているこっちが空しくなる。
「はい、これ」
「なに? これ」
「滝澤先生に頼まれたプリント」
「たきざわって?」
「今度のクラスの担任だよ」
「ふーん」
「あ、そうだ、今度は僕の同じクラスに……」
 彼女の手から投げ捨てられたプリントの束が、ろくに掃除されていない床に落ちて埃を巻き上げた。
「そういえば、あいつは?」
「あいつって?」
「黒尽くめの」
「黒尽くめって……日褄先生のこと?」
「まだいる?」
「日褄先生なら、今年度も学校にいるよ」
「なら、学校には行かなーい」
「どうして?」
「だってあいつ、怖いことばっかり言うんだもん」
「怖いこと?」
「あーちゃんはもう、死んだんだって」
「…………」
「ねぇ、うーくん」
「……なに?」
「うーくんはどうして、学校に行けるの? まだあーちゃんが帰って来ないのに」
 どうして僕は、生きているんだろう。
「『僕』はね、怖いんだよ、うーくん。あーちゃんがいない毎日が。『僕』の毎日の中に、あーちゃんがいないんだよ。『僕』は怖い。毎日が怖い。あーちゃんのこと、忘れそうで怖い。あーちゃんが『僕』のこと、忘れそうで怖い……」
 どうしてひーちゃんは、生きているんだろう。
「あーちゃんは今、誰の毎日の中にいるの?」
 ひーちゃんの言葉はいつだって真っ直ぐだ。僕の心を突き刺すぐらい鋭利だ。僕の心を掻き回すぐらい乱暴だ。僕の心をこてんぱんに叩きのめすぐらい凶暴だ。
「ねぇ、うーくん」
 いつだって思い知らされる。僕が駄目だってこと。
「うーくんは、どこにも行かないよね?」
 いつだって思い知らせてくれる。僕じゃ駄目だってこと。
「どこにも、行かないよ」
 僕はどこにも行けない。きみもどこにも行けない。この部屋のように時が止まったまま。あーちゃんが死��でから、何もかもが停止したまま。
「ふーん」
 どこか興味なさそうな、ひーちゃんの声。
「よかった」
 その後、他愛のない話を少しだけして、僕はひーちゃんの家を後にした。
 死にたくなるほどの夏の熱気に包まれて、一気に現実に引き戻された気分になる。
 こんな現実は嫌なんだ。あーちゃんが欠けて、ひーちゃんが壊れて、僕は嘘つきになって、こんな世界は、大嫌いだ。
 僕は自分に問う。
 どうして僕は、生きているんだろう。
 もうあーちゃんは死んだのに。
   「ひーちゃん」こと市野谷比比子は、小学生の頃からいつも奇異の目で見られていた。
「市野谷さんは、まるで死体みたいね」
 そんなことを彼女に言ったのは、僕とひーちゃんが小学四年生の時の担任だった。
 校舎の裏庭にはクラスごとの畑があって、そこで育てている作物の世話を、毎日クラスの誰かが当番制でしなくてはいけなかった。それは夏休み期間中も同じだった。
 僕とひーちゃんが当番だった夏休みのある日、黙々と草を抜いていると、担任が様子を見にやって来た。
「頑張ってるわね」とかなんとか、最初はそんな風に声をかけてきた気がする。僕はそれに、「はい」とかなんとか、適当に返事をしていた。ひーちゃんは何も言わず、手元の草を引っこ抜くことに没頭していた。
 担任は何度かひーちゃんにも声をかけたが、彼女は一度もそれに答えなかった。
 ひーちゃんはいつもそうだった。彼女が学校で口を利くのは、同じクラスの僕と、二つ上の学年のあーちゃんにだけ。他は、クラスメイトだろうと教師だろうと、一言も言葉を発さなかった。
 この当番を決める時も、そのことで揉めた。
 くじ引きでひーちゃんと同じ当番に割り当てられた意地の悪い女子が、「せんせー、市野谷さんは喋らないから、当番の仕事が一緒にやりにくいでーす」と皆の前で言ったのだ。
 それと同時に、僕と一緒の当番に割り当てられた出っ歯の野郎が、「市野谷さんと仲の良い――くんが市野谷さんと一緒にやればいいと思いまーす」と、僕の名前を指名した。
 担任は困ったような笑顔で、
「でも、その二人だけを仲の良い者同士にしたら、不公平じゃないかな? 皆だって、仲の良い人同士で一緒の当番になりたいでしょう? 先生は普段あまり仲が良くない人とも仲良くなってもらうために、当番の割り振りをくじ引きにしたのよ。市野谷さんが皆ともっと仲良くなったら、皆も嬉しいでしょう?」
 と言った。意地悪ガールは間髪入れずに、
「喋らない人とどうやって仲良くなればいいんですかー?」
 と返した。
 ためらいのない発言だった。それはただただ純粋で、悪意を含んだ発言だった。
「市野谷さんは私たちが仲良くしようとしてもいっつも無視してきまーす。それって、市野谷さんが私たちと仲良くしたくないからだと思いまーす。それなのに、無理やり仲良くさせるのは良くないと思いまーす」
「うーん、そんなことはないわよね、市野谷さん」
 ひーちゃんは何も言わなかった。まるで教室内での出来事が何も耳に入っていないかのような表情で、窓の外を眺めていた。
「市野谷さん? 聞いているの?」
「なんか言えよ市野谷」
 男子がひーちゃんの机を蹴る。その振動でひーちゃんの筆箱が机から滑り落ち、がちゃんと音を立てて中身をぶちまけたが、それでもひーちゃんには変化は訪れない。
 クラスじゅうにざわざわとした小さな悪意が満ちる。
「あの子ちょっとおかしいんじゃない?」
 そんな囁きが満ちる。担任の困惑した顔。意地悪いクラスメイトたちの汚らわしい視線。
 僕は知っている。まるでここにいないかのような顔をして、窓の外を見ているひーちゃんの、その視線の先を。窓から見える新校舎には、彼女の弟、ろーくんがいた一年生の教室と、六年生のあーちゃんがいる教室がある。
 ひーちゃんはいつも、ぼんやりとそっちばかりを見ている。教室の中を見渡すことはほとんどない。彼女がここにいないのではない。彼女にとって、こっちの世界が意味を成していないのだ。
「市野谷さんは、死体みたいね」
 夏休み、校舎裏の畑。
 その担任の一言に、僕は思わずぎょっとした。担任はしゃがみ込み、ひーちゃんに目線を合わせようとしながら、言う。
「市野谷さんは、どうしてなんにも言わないの? なんにも思わないの? あんな風に言われて、反論したいなって思わないの?」
 ひーちゃんは黙って草を抜き続けている。
「市野谷さんは、皆と仲良くなりたいって思わない? 皆は、市野谷さんと仲良くなりたいって思ってるわよ」
 ひーちゃんは黙っている。
「市野谷さんは、ずっとこのままでいるつもりなの? このままでいいの? お友達がいないままでいいの?」
 ひーちゃんは。
「市野谷さん?」
「うるさい」
 どこかで蝉が鳴き止んだ。
 彼女が僕とあーちゃん以外の人間に言葉を発したところを、僕は初めて見た。彼女は担任を睨み付けるように見つめていた。真っ黒な瞳が、鋭い眼光を放っている。
「黙れ。うるさい。耳障り」
 ひーちゃんが、僕の知らない表情をした。それはクラスメイトたちがひーちゃんに向けたような、玩具のような悪意ではなかった。それは本当の、なんの混じり気もない、殺意に満ちた顔だった。
「あんたなんか、死んじゃえ」
 振り上げたひーちゃんの右手には、草抜きのために職員室から貸し出された鎌があって――。
「ひーちゃん!」
 間一髪だった。担任は真っ青な顔で、息も絶え絶えで、しかし、その鎌の一撃をかろうじてかわした。担任は震えながら、何かを叫びながら校舎の方へと逃げるように走り去って行く。
「ひーちゃん、大丈夫?」
 僕は地面に突き刺した鎌を固く握りしめたまま、動かなくなっている彼女に声をかけた。
「友達なら、いるもん」
 うつむいたままの彼女が、そうぽつりと言う。
「あーちゃんと、うーくんがいるもん」
 僕はただ、「そうだね」と言って、そっと彼女の頭を撫でた。
    小学生の頃からどこか危うかったひーちゃんは、あーちゃんの自殺によって完全に壊れてしまった。
 彼女にとってあーちゃんがどれだけ大切な存在だったかは、説明するのが難しい。あーちゃんは彼女にとって絶対唯一の存在だった。失ってはならない存在だった。彼女にとっては、あーちゃん以外のものは全てどうでもいいと思えるくらい、それくらい、あーちゃんは特別だった。
 ひーちゃんが溺愛していた最愛の弟、ろーくんを失ったあの日。
 あの日から、ひーちゃんの心にぽっかりと空いた穴を、あーちゃんの存在が埋めてきたからだ。
 あーちゃんはひーちゃんの支えだった。
 あーちゃんはひーちゃんの全部だった。
 あーちゃんはひーちゃんの世界だった。
 そして、彼女はあーちゃんを失った。
 彼女は入学することになっていた中学校にいつまで経っても来なかった。来るはずがなかった。来れるはずがなかった。そこはあーちゃんが通っていたのと同じ学校であり、あーちゃんが死んだ場所でもある。
 ひーちゃんは、まるで死んだみたいだった。
 一日中部屋に閉じこもって、食事を摂ることも眠ることも彼女は拒否した。
 誰とも口を利かなかった。実の親でさえも彼女は無視した。教室で誰とも言葉を交わさなかった時のように。まるで彼女の前からありとあらゆるものが消滅してしまったかのように。泣くことも笑うこともしなかった。ただ虚空を見つめているだけだった。
 そんな生活が一週間もしないうちに彼女は強制的に入院させられた。
 僕が中学に入学して、桜が全部散ってしまった頃、僕は彼女の病室を初めて訪れた。
「ひーちゃん」
 彼女は身体に管を付けられ、生かされていた。
 屍のように寝台に横たわる、変わり果てた彼女の姿。
(市野谷さんは死体みたいね)
 そんなことを言った、担任の言葉が脳裏をよぎった。
「ひーちゃんっ」
 僕はひーちゃんの手を取って、そう呼びかけた。彼女は何も言わなかった。
「そっち」へ行ってほしくなかった。置いていかれたくなかった。僕だって、あーちゃんの突然の死を受け止めきれていなかった。その上、ひーちゃんまで失うことになったら。そう考えるだけで嫌だった。
 僕はここにいたかった。
「ひーちゃん、返事してよ。いなくならないでよ。いなくなるのは、あーちゃんだけで十分なんだよっ!」
 僕が大声でそう言うと、初めてひーちゃんの瞳が、生き返った。
「……え?」
 僕を見つめる彼女の瞳は、さっきまでのがらんどうではなかった。あの時のひーちゃんの瞳を、僕は一生忘れることができないだろう。
「あーちゃん、いなくなったの?」
 ひーちゃんの声は僕の耳にこびりついた。
 何言ってるんだよ、あーちゃんは死んだだろ。そう言おうとした。言おうとしたけれど、何かが僕を引き留めた。何かが僕の口を塞いだ。頭がおかしくなりそうだった。狂っている。僕はそう思った。壊れている。破綻している。もう何もかもが終わってしまっている。
 それを言ってしまったら、ひーちゃんは死んでしまう。僕がひーちゃんを殺してしまう。ひーちゃんもあーちゃんみたいに、空を飛んでしまうのだ。
 僕はそう直感していた。だから声が出なかった。
「それで、あーちゃん、いつかえってくるの?」
 そして、僕は嘘をついた。ついてはいけない嘘だった。
 あーちゃんは生きている。今は遠くにいるけれど、そのうち必ず帰ってくる、と。
 その一週間後、ひーちゃんは無事に病院を退院した。人が変わったように元気になっていた。
 僕の嘘を信じて、ひーちゃんは生きる道を選んだ。
 それが、ひーちゃんの身体をいじくり回して管を繋いで病室で寝かせておくことよりもずっと残酷なことだということを僕は後で知った。彼女のこの上ない不幸と苦しみの中に永遠に留めておくことになってしまった。彼女にとってはもうとっくに終わってしまったこの世界で、彼女は二度と始まることのない始まりをずっと待っている。
 もう二度と帰ってこない人を、ひーちゃんは待ち続けなければいけなくなった。
 全ては僕のついた幼稚な嘘のせいで。
「学校は行かないよ」
「どうして?」
「だって、あーちゃん、いないんでしょ?」
 学校にはいつから来るの? と問いかけた僕にひーちゃんは笑顔でそう答えた。まるで、さも当たり前かのように言った。
「『僕』は、あーちゃんが帰って来るのを待つよ」
「あれ、ひーちゃん、自分のこと『僕』って呼んでたっけ?」
「ふふふ」
 ひーちゃんは笑った。幸せそうに笑った。恥ずかしそうに笑った。まるで恋をしているみたいだった。本当に何も知らないみたいに。本当に、僕の嘘を信じているみたいに。
「あーちゃんの真似、してるの。こうしてると自分のことを言う度、あーちゃんのことを思い出せるから」
 僕は笑わなかった。
 僕は、笑えなかった。
 笑おうとしたら、顔が歪んだ。
 醜い嘘に、歪んだ。
 それからひーちゃんは、部屋に閉じこもって、あーちゃんの帰りをずっと待っているのだ。
 今日も明日も明後日も、もう二度と帰ってこな���人を。
※(2/4) へ続く→ https://kurihara-yumeko.tumblr.com/post/647000556094849024/
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magic-life-gym · 3 years
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. 【お腹周りの重要性】 . お腹周り(インナーユニット)は腹腔壁を構成する筋群と定義され、 それには横隔膜、骨盤底筋群、腹横筋、多裂筋、腰万形筋、腸腰筋などが含まれます。 . 身体の深部に存在することとともに上述したような生理的な役割を果たし、 さらに力学的に骨盤や腰椎の安定化として働きます。 . . 生理的な役割を果たせなくなった場合、 尿失禁や便失禁の原因となります。 . また、力学的な役割が果たせなくなった場合は 腰痛や仙腸関節痛、加重伝達機能障害などの原因となることもあります。 . . このような複雑な役割を担うインナーユニットの機能障害は、 骨盤や胸郭のマルアライメント(姿勢異常)、 腰痛、下肢疾患による跛行、骨盤への外力、妊娠・出産、 長期間の咳、肩関節運動の異常など 様々な要因で引き起こされてしまいます。 . . 健常者であればインナーユニットは無意識的に調節されていますが 何らかの要因によってその活動パターンに異常が生じると その正常化は容易ではなくなってしまいます。 . . . このように痩せたり身体を作り上げていくことも重要ですが、 当ジムでは上記のようなお悩みを改善するアプローチも行なっていきます😊 . . . . パーソナルトレーニングジム 『MAGIC LIFE 』 . ハートとボディに魔法を✨ . 無料体験カウンセリング受付中🎵 . オンラインパーソナルカウンセリングも始めました🔸 . . DMもしくはHP等からお問い合わせ下さい📣 →http://magic-life.jp/ . . 『マジックライフ』公式LINEのご登録でお得なダイエット、ボディメイク情報を無料で配信🌻 →https://lin.ee/96Ex4Zt LINEから検索されても表示可能です☝️ . . . . . <<お知らせ>> 企業様、団体様向けの健康、マネジメント、コミュニケーションセミナーは個別にご相談下さい✨ . . <<情報発信>>様々な角度からダイエットやボディメイク、健康などに関わる情報を配信しています。 閲覧可能ですので是非ご覧下さいませ✨ . . インスタグラム⬇️ http://rua.jp/i/magic_life.gym . . ツイッター⬇️ http://rua.jp/tw/yosshi83724476 . . note⬇️ https://note.com/hshshsj . . アメブロ⬇️ https://ameblo.jp/magic-life-2017/ . . . #仙台パーソナルトレーナー #仙台ライフトレーナー #パーソナルジム仙台 #パーソナルトレーニングジム仙台 #プライベートジム仙台 #仙台パーソナルジム #仙台パーソナルトレーニングジム #仙台ダイエット #マジックライフ #産後ダイエット #仙台プライベートジム #仙台栄養管理 #仙台ワークアウト #仙台オンラインパーソナル #仙台オンラインカウンセリング #仙台不妊治療 #仙台妊活 #妊活 #不妊治療 #セカンドパス仙台校 #仙台コンテスト (Magic Life) https://www.instagram.com/p/CO6z2GxBdl9/?igshid=11icclz90ihcu
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i11matic · 4 years
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当初、船内には2,666人の乗客と1,045人の乗務員がいた。そのうち13%しか検査できていないことになる。専門家からは全員の検査をすべきという意見が出ているが、菅義偉官房長官は、10日の記者会見で「(全員の検査をすることは)現状では厳しいものがある」とコメントしている。後述するように、検査体制の整備が遅れているためだ。 […] 現在、船内では新型コロナウイルスの集団感染が拡大し、インフルエンザの感染者もでている。ところが、日本では水際対策が最優先され、乗員の健康が軽視されている。 [...] 知人の看護師である山中弓子氏は、船内の状況を報じたテレビ報道を見て、「船内の様子を見ていると、感染させるプラントみたいになってる。食事もラップをかけずにオープンワゴンに乗せてキッチンから各居室へ配られていたし」とメッセージを送ってきた。 乗務員はベストを尽くしているだろうが、感染対策の専門家ではない。看護師から見れば、危険な行為が横行しているのだろう。これでは感染拡大は防げない。 […] 武漢でも新型コロナウイルス感染で亡くなったのは、持病を抱える高齢者たちだった。長期間、自宅に籠もる生活のストレスにより、持病が悪化したことが影響していると考えている。 このような状況はダイヤモンド・プリンセス号の乗船者と全く同じだ。彼らが置かれた状況が如何に危険かお分かり頂けるだろう。 […] 国際社会の批判を受けて、政府は持病がある人や高齢者などを下船させる方向で調整を進めているようだ。関係者の発言としてメディアが報じている。遅きに失した対応だし、健康な���年者なら船中に閉じ込めていいというなら、厚労省は今回の経験から何も学んでいないと言わざるを得ない。 ニューヨーク・タイムズは「(クルーズ船は)中国以外で最も感染者が多い場所」であり、停留を続けることが感染を拡大させると指摘している。今こそ、検疫の在り方をゼロベースで見直すべきだ。 […] 感染のおそれがあるものを水際で停留させるという検疫の方法は明治以来変わらないが、当時と現在では社会状況は大きく変わった。例えば、海外旅行をする人の数は激増した。2018年度の訪日外国人数は3,119万人、出国日本人は1,895万人だ。 訪日外国人でもっとも多いのは中国人だ。2018年は838万人が来日した。2014年の241万人から248%増加している。 多くは航空機を使う。上海から羽田・成田空港までの所要時間は3時間30分、関西国際空港までは2時間30分、福岡空港なら1時間40分だ。クルーズ船を利用した場合でも、横浜から上海には2泊3日で到着する。那覇・上海間なら約40時間だ。 感染症には潜伏期間がある。新型コロナウイルスは平均5.2日だ。最長24日間という報告もある。潜伏期間は無症状だから、検疫は素通りする。ダイヤモンド・プリンセス号のように感染者が確認されれば、乗員乗客は長期間にわたり、停留されることになるが、もしいなければ素通りだ。これでは潜伏期の患者を見落とし、何の意味もない。 […] このことは2009年の新型インフルエンザの流行で実証されている。この時、厚労省は4月29日から検疫を開始した。メキシコからの流入を警戒したため、検疫の最前線に立ったのは成田空港だった。 成田空港では、5月末までの空港検疫で8人の感染を確認した。ところが、これは氷山の一角だった。 我々の研究グループは、東京大学医科学研究所の井元清哉教授たちと協力し、その14倍にあたる113人の感染を見落とし、入国を許したという研究結果を発表した。 飛行機だろうが、船舶だろうが、潜伏期がある以上、状況は同じだ。大航海時代なら兎も角、現代の検疫には限界がある。 社会状況が変われば、検疫の在り方も変わらねばならない。 […] 今回の新型コロナウイルスの流行においては、地中海のクルーズ船「コスタ・スメラルダ」(総トン数18万5,010トン)で、乗客に発症が確認され6,000人強の乗客乗員が一時足止めされるという事件が発生している。 イタリア政府の対応は日本とは全く違った。2名の感染者について処置をした後、12時間で乗客は解放された。 なぜ、イタリアと日本はこんなに違うのだろう。私は経験の差だと思う。 検疫を意味するquarantineは、イタリア語のヴェネツィア方言quarantenaおよびquaranta giorni (40日間の意)を語源とする。 1347年の黒死病(ペスト)大流行以来、疫病がオリエントから来た船より広がることに気づいたヴェネツィア共和国が、船内に感染者がいないことを確認するため、疫病の潜伏期間に等しい40日間、疑わしい船をヴェネツィアやラグーサ港外に強制的に停泊させたことに始まるらしい。 クルーズ船は、英船舶会社P&Oが1844年にサウサンプトン発着の地中海クルーズを開始したのに始まる。大手海運会社の閑散期の経営対策として、19世紀から20世紀にかけて発達した。 […] かくの如く、クルーズ船は西欧で発達した文化だ。これまでにも麻疹、レジオネラ菌、赤痢、髄膜炎菌、さらにノロウイルスなどの集団感染を繰り返し経験し、試行錯誤を繰り返してきた。特にイタリアからは複数の医学論文が発表されている。経験の蓄積において日本とは彼我の差がある。 […] 関家氏が注目するのは、長い船舶検疫の歴史の中で、ダイヤモンド・プリンセス号の検疫は史上最大のものであることだ。ダイヤモンド・プリンセス号は総トン数11万5,875トン、戦艦大和(総トン数6万5000トン)の2倍だ。 総トン数が10万トンを超えるクルーズ船の登場は、2000年代以降のロイヤル・カリビアン社のカリブ海クルーズの成功を受けて始まった。巨大クルーズ船の検疫については、これまでほとんど経験がない。 そして経験に乏しい日本は、従来と同じ方法で検疫を強行してしまった。その結果が、歴史に残る集団船内感染だ。一方、イタリアは柔軟に対応し、旅行客の健康を守った。2月12日現在、イタリアでの新型コロナウイルスの流行は確認されていない。 […] 今回の検疫の問題は、これだけではない。私は、そもそも必要がなかったのではないかと考えている。 それは、水際対策に意味があるのは、国内で感染が広まっていない場合に限られるからだ。もし、すでに国内で流行していたら、水際対策は意味がない。ダイヤモンド・プリンセス号船内で感染が急拡大したように、満員電車による通勤・通学が常態化している日本では、新型コロナウイルスが一気に拡がるからだ。 国立感染症研究所感染症情報センターの研究者たちは、2008年に鉄道を介した新型インフルエンザの拡散をシミュレーションしている。 首都圏の鉄道に1人の新型インフルエンザ感染者が乗れば、5日目に700人、10日目には12万人に拡大すると予想している。こうなると水際対策など何の意味もない。 では、日本に新型コロナウイルスは入っていたのだろうか。状況証拠は真っ黒だ。 12月の中旬には中国武漢でヒト・ヒト感染が起こっていたことが確認されている。日本で水際対策が強化されたのは1月中旬だから、約1ヶ月間、無防備な状態であったことになる。感染者が入国していた可能性は高い。 2月4日、タイ保健省は、1月下旬に日本を旅行した夫婦が新型コロナウイルスに感染していたと報告した。日本滞在中に体調が悪くなったらしい。この夫婦の存在から日本国内で新型コロナウイルスが流行していることが懸念される。極めて重要な情報だが、日本ではほとんど報じられなかった。 様々な状況を考慮すれば、日本国内で新型コロナウイルスの流行が始まっていると考えるのが妥当だ。 厚労省も流石に検疫に意味のないことはわかっているようだ。厚労省関係者は「中国に対して渡航・入国禁止等の厳しい措置をとれない政府、与党に対する批判から目をそらす役割で隔離や消毒をパフォーマンスしているようにも思われます」という。これではクルーズ船内で感染した人たちは堪らない。 […] 厚労省が最優先すべきは、検査体制の整備だ。既にウイルス検査のシステムは、スイスの製薬企業ロシュや米疾病予防管理センター(CDC)が確立し、海外にも導出している。その気になれば、すぐに国内に導入できる。 ところが、安倍政権は国立感染症研究所で検査体制が整備されるのを待つと表明している。 国立感染症研究所は厚生労働省が所管する研究所だ。本務は研究であり、大量の臨床サンプルを処理することではない。そもそも、国立感染症研究所にそんなキャパシティはなく、ダイヤモンド・プリンセス号の乗船者約3,000人の検査を求められた菅官房長官が「現状では厳しいものがある」と答えざるをえなかったのも当然だ。 大量のサンプルを検査するのは、本来、民間の検査会社の仕事だ。国内受託検査事業の大手であるエスアールエルは、毎日20万���以上の検査を全国の医療機関から受託している。 RT-PCR法を用いたウイルスの遺伝子検査は肝炎ウイルスやHIVなどで臨床応用されており、ありふれた技術だ。厚労省が新型コロナウイルスの遺伝子検査を保険承認すれば、数日で検査の体制を立ち上げるだろう。なぜ、厚労省が民間に委託しないか理解に苦しむ。 私は厚労省と国立感染症研究所の内輪の都合が優先されていると考えている。 今回の新型コロナウイルスの流行では、検査だけでなく、治療薬やワクチンの開発も国立感染症研究所が担当するそうだ。巨額の税金が研究開発費として投じられるだろう。 長期的な視野に立つ基礎研究ならともかく、早急な臨床応用が求められる創薬や検査の開発は、メガファーマや検査会社の仕事だ。「研究所」では彼らと競争できない。なぜ、安倍政権は、民間に競争させず、国立の研究機関に独占的に業務を委託したか、「国民の命より、官僚の都合を優先した」と言われても仕方ないのではないか。 私は、新型コロナウイルス対策の迷走の責任は厚生労働省にあると考えている。多くの官僚は真面目に業務に励んでいる。ただ、その方向性が間違っており、利権も絡む。 ダイヤモンド・プリンセス号に停留を命じているのは横浜検疫所長だ。現在、その任にあるのは医系技官の北澤潤氏だ。検疫所長は、感染者の人権を制限する絶大な権限を有する。権限は責任を伴う。ところが、北澤氏が停留の必要性について公に説明したことはない。 記者会見に応じるのは加藤勝信厚労大臣や厚労官僚たちだ。日本銀行の政策を財務大臣が説明するようなものだが、このことを問題視する人はいない。 こんな状況では誰もが無責任になる。ダイヤモンド・プリンセス号の検疫失敗は、医学の歴史に残る事件だ。世界に大きく報じられ、日本のイメージを悪化させた。東京五輪の開催にもマイナスの影響を与えただろう。 ダイヤモンド・プリンセス号の検疫は人類が経験したことがない大仕事だ。ところが、厚労省は、十分な情報を収集せず、大した覚悟もないまま停留を指示してしまった。今回の泥沼の事態は当然の帰結だ。今後、このような悲劇を繰り返さないためには、騒動が一段落した段階で、冷静に検証する必要がある。
文春オンライン 新型肺炎174人の集団感染「クルーズ船3700人隔離は正しかったのか」――医師の見解は? 上 昌広, 2020/02/13
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harawata44 · 5 years
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以下引用
ざっくり言うと
福岡の病院の医師が、しゃっくりが止まるメカニズムを解明できたとしている
動脈と静脈のCO2濃度が一致すると、しゃっくりは治まるというもの
しゃっくりが続く患者に自分が吐いた息を吸わせ続けた結果、治まったという
しゃっくりが止まるメカニズム解明 聖マリア病院の大渕医師
 動脈と静脈の二酸化炭素(CO2)濃度が一致すると、しゃっくりは治まる-。聖マリア病院(福岡県久留米市)呼吸器外科の大渕俊朗医師(56)が、しゃっくりが1週間以上続く重症患者に自分が吐いた息を繰り返し吸わせる臨床試験を行った結果、��状は治まり、しゃっくりが止まるメカニズムを解明できたとしている。
 しゃっくりは、喉周辺の刺激を引き金に、呼吸運動(横隔膜の収縮)を調節する延髄の中枢神経に異常な指令が伝わり、無意識に突然強く息を吸ってしまう現象。脳疾患や抗がん剤の副作用などで2日~1カ月症状が続く患者もおり、睡眠障害やうつ状態につながるケースもあるという。
 止めるには短時間呼吸をしないなど、血中のCO2濃度を高めるのが効果的とされてきたが、動静脈血の関連性やメカニズムは分かっていなかった。
 大渕医師によると、安全性を確認した上で、重症の男性患者2人に袋を使って自分が吐いた息を吸わせ続けたところ、3分前後で症状が改善。同じ条件に置いた成人男性の血中CO2濃度を測定すると、通常は低い動脈血の濃度が上昇し、3分前後で静脈血と同じになった。「CO2濃度が上がり、大脳が窒息回避の指令を出したため延髄の活動が抑制されたと考えられる」と分析。昨年、英国と中国の医学誌に発表した。
 これまで治療した約20の重症例全てで効果を確認。大渕医師は「通常のしゃっくりは自然と治まるが、症状が続いてしまう重症患者の生活の質を高める方法に生かしたい」と話し、安全にしゃっくりを止める治療器具の開発に取り組んでいる。
 「しゃっくり外来」を開設する友愛記念病院(茨城県古河市)の近藤司医師(麻酔科)は「動静脈血のCO2濃度に着目した研究成果として興味深い。ただ、しゃっくりは個人差が大きく、原因もさまざま。治療は医療機関での安全管理が不可欠だ」としている。
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