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#庭園デザイン
iitaikotoiutemiru · 2 months
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画像生成AIで生成して見たい風景作ってみてまーす。
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oniwastagram · 1 year
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📸岡林院庭園(京都市東山区)② Kodaiji Korinin Temple Garden, Kyoto —— 豊臣秀吉とねね様ゆかりの京都・東山を代表する寺院『高台寺』。その通常非公開の塔頭寺院ではぐくまれている、隠れた苔の美しい庭園…🌿 近代の政治家・鳥尾小弥太と茶人・田中仙樵ゆかりの茶室“忘知席”も。 京都・岡林院庭園の紹介は☟ https://oniwa.garden/kodaiji-korinin-temple/ ...... この写真は以前訪れた時のもの。この苔の美しさはご住職がとても大切に日々お手入れをされている賜物。 東山の風景は葉が落ちた冬に良く見えて、四季それぞれの庭の魅力⛰ . 他の写真や解説のつづきは @oniwastagram のプロフURLか上記のURLから。 ------ #庭園 #日本庭園 #京都庭園 #建築デザイン #ランドスケープ #京都観光 #京都旅行 #japanesegarden #japanesegardens #kyotogarden #zengarden #beautifulkyoto #beautifuljapan #japanesearchitecture #japanarchitecture #japanarchitect #japandesign #jardinjaponais #jardinjapones #japanischergarten #jardimjapones #landscapedesign #kyototrip #kyototemple #mossgarden #苔庭 #庭院 #庭园 #おにわさん (岡林院) https://www.instagram.com/p/CnlL4DWvBUO/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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nozawa-seminar · 1 year
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野澤ゼミの休日 in にこたま ①
「いや~、にこたまは絶好の街歩きスポットだったな…」
こんにちは!ハナマルです!
先日、年末の授業休みの期間を利用して「街歩き in にこたま」に出かけてきました!
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天気にも恵まれ、お勉強も兼ねて二子玉川のまた違った魅力を存分に感じてきました。
今回のブログでは、野澤ゼミのブログ初の共作シリーズに挑戦していきたいと思います!
以下の流れで5人のメンバーそれぞれ��ブログを書いてみました!
今回は前半編ということで以下の3つのテーマでお送りします!
1.GRAND PATIO Library&Art と 各所に配置された彫刻作品(ハナマル)
2.周囲に波及していく街並みづくり (キタザワ)
3.旅~都市から自然への街路~『ランドスケープ・空間利用』 (フジサン)
近日中に残りの2人のブログも投稿するのでぜひ楽しみにしていてください!
1.GRAND PATIO Library&Art と 各所に配置された彫刻作品(ハナマル)
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それではトップバッターで美術の成績が振るわなかったハナマルが
アートや本をテーマとした空間づくりについて書いていきたいと思います(笑)
さて、二子玉川といえば、やはり”玉川高島屋”ではないでしょうか?
近年、ECの台頭などによって各地で閉業を余儀なくされてしまっている百貨店ですが、
ここ、二子玉川では今も変わらず、”にこたまの顔”としての存在感は抜群です。
そんな「にこたまの顔」である玉川高島屋の中でも、大きく二つ、
①GRAND PATIO ~Library&Art~
②建物内外に散りばめられている数々の彫刻作品に込められた思い
についてご紹介します!
①   GRAND PATIO ~Library&Art~
 「GRAND PATIO ~Library&Art~」は、
「アーバンリゾートを象徴する、過ごす場・集う場としての空間、そして新しい発見のある空間」
をコンセプトに創られたスペースです。
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いや~、ここで土日にゆったり腰かけて読書をしてみたい・・・
二子玉川は、その自然に囲まれた環境や都市部と郊外部を繋ぐ立地から「アーバンリゾート」と呼ばれますが、そのリゾートにふさわしい、買い物の場だけでなく、豊かな時間を過ごす場としての空間づくりとなっていました。
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このスペースでは、ブックディレクターの幅允孝さんが選んだ書籍と、キュレーターの高須咲恵さんが選んだアート作品が展示されています。
さらに、SDGsに配慮したファニチャーなど、各所にこだわりを感じる空間でした。
そんな中で、一つ大きく感じたこと、
それは「パブリックスペースを取り囲む周辺の環境の大切さ」です。
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このスペースが設けられている一階では、ハイブランドの店舗が並んでおり、全体として落ち着いた、話声のほとんどない静かな雰囲気となっていました。
そのような落ち着いた空間に配置することによって、このスペースが持つ、アートと本による豊かな時間を過ごせるという魅力を、適したターゲット層に最大限感じてもらえるようになっているのではないかと感じました。
近年、建物内外におけるパブリックスペースの重要性が叫ばれていますが、
「どのような層が集まり、どのような過ごし方をする空間作りをするのか」
「それに適した環境を持つスペースはどこか」
この両者のマッチングがとても重要な視点になるのだなと、とても勉強になりました。
②建物内外に散りばめられている数々の彫刻作品に込められた思い
まち歩きをしながら二子玉川の街並みや高島屋を満喫していた私たちでしたが、
「なんか、高島屋の周りすごく彫刻作品多くない?これ調べたらなにか意味があるかもな...」
そんな話をしていました。
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高島屋では、屋上庭園や入口の取っ手の部分など、いたるところに彫刻作品が隠れていました。
実は、まち歩き後に調べてみたところ、
これらの彫刻作品は、
「二子玉川に訪れた人々が意図せずに芸術と触れ合う”偶発性”」
を意識して、二子玉川の”街の日常”に溶け込む形で配置するよう工夫されているとのことでした。
これらの取り組みは、1979年に環境計画の一環として開催された「たまがわ野外彫刻とテキスタイル展」がきっかけとなって行われるようになったみたいです。
少しばかりながら、この建物や街並みに隠れた”想い”を感じることができてとても満足しています(笑)
ぜひ玉川高島屋を訪れた際は“アート作品”にも注目してみるといいのかもしれません。
僕自身もこれからはもっと街に隠れたちょっとした仕掛けや想いに敏感な人間になれるよう、精進していきたいと思います!
2.周囲に波及していく街並みづくり (キタザワ)
高島屋は二子玉川駅の西側で商業施設群を展開しているだけではないんです!
高島屋の子会社で商業開発事業を行う東神開発によって、2004年から街並み再整備事業が行われています!
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玉川高島屋SCと国道246号線に挟まれた一角を
”路地裏再生エリア”
とし、裏路地のある京風の街並みをイメージさせる風情ある佇まいをコンセプトに建築デザインがなされました。
そして柳小路と名付けられ、東角、南角、仲角、錦町という4棟が営業しています。
各棟の構造として、営業している店舗に入るには敷地内に入り込んだ小さな通路を経由することになります。
この小さな通路が京風の街並みにおける裏路地となっており、コンセプトを形作る重要な要素となっています。
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特に上の写真の錦町では敷地内部まで引き込まれた通路が石畳になっており、入口にあるおしゃれで和風な照明や植栽と相まって、とても雰囲気のある裏路地のようになっていますよね(笑)
また最新の南角では、あくまで主役は店舗であり、
”建築は脇役ではあるけど、無味無臭ではない、各店舗を引き立たせる出汁のようなもの”
という意識でデザインされたそうです。
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そして建物の正面に階段を配置することによって、2階にも裏路地の雰囲気を出し、入っていきやすいようにもされています。
この事業で面白いのは、柳小路のコンセプトが周囲の事業外の建物に波及していることです。
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東神開発の街並み再整備事業による建物4棟のみですが、
柳小路のコンセプトにあわせられたデザインの建物がエリア内に増えてきています。
つまり、街並み再生ではすべて作り変えるのではなく、エリア内の3,4棟の建て替えやリノベによって統一したコンセプトを見せるだけでも周囲に波及させる効果があるのではないでしょうか。
今後もこのエリアでは、綾小路のコンセプトに則った建て替えが行われていくことでしょう。
これによっておしゃれで風情ある裏路地の街並みが広がり、このエリアがさらに魅力的になっていくことを期待したいですね!
3.旅~都市から自然への街路~『ランドスケープ・空間利用』 (フジサン)
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なんとなくおしゃれなこのタイトルとサブタイトル、
実はこれ、二子玉川ライズのランドスケープ・建設外装デザインの政策プロジェクトのコンセプトとなった文言なんです!
そして今回は、美術の成績が振るわなかったハナマルくんとシャツがたまに被る私、フジサンが
〇都市から自然へのランドスケープ
〇ランドスケープ上の空間の使い方
をご紹介していきます。どうか温かい目で最後までご覧ください!
1. 都市から自然へのランドスケープとは?
二子玉川駅から出たら東口から真っすぐ行くと都市から自然への移り変わりを体感することができます!
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上の写真を見て頂くと看板が少しずつ小さくなっていっているのが分かるかと思います。
この看板は太陽が透過することによって「動」を表しているそうです。
自然エリアに進むにつれて徐々に低く色も軽やかになっていくことで、賑わいのある都市から落ち着いた自然を表し周囲に溶け込ませています。
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また、自然エリアに行くにつれ、建物が少なく(低く)開放的になっていくので看板の存在が都市部よりも際立ち、落ち着きを与えてくれる存在となっています。
みなさんも、看板の大きさがどこから変わるのか探しながら歩いてみください!地味に楽しいです(笑)
最近ではよく、自然との「共生」という言葉が挙げられます。
すでに都市と自然が一体となって調和してしまっている状態である「共存」よりも、自然のありがたみや良さというものを都市から自然への移り変わりの中で感じ取ることができました!
「旅」というコンセプトは人の自然への感受性を高めることができるのではないでしょうか!
2.空間の使い方
現在、二子玉川ライズの中央広場ではスケート場を設置し家族連れが多くにぎわっている印象でした。
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ここでの注目ポイントはとなりの多目的ホールです!
普段はセミナーや車両展示など幅広いイベントを行っていますが、今は休憩所として開放されており、椅子とテーブルが置かれwifiも完備されています。
また、広場側の壁がガラス張りになっているとことで広場との一体感が高まっており、とても利用しやすい空間となっています!
人が集まりやすい空間に人の落ち着ける空間を開放的に用意することで、賑わいと落ち着き、静と動を兼ね備えた空間となっていました!
4.さいごに
いかがだったでしょうか?
にこたま、二子玉川ってただおしゃれな街ではないんですよね。
本当に見る視点を変えるとどんどん魅力的な部分が見えてくる、とても楽しい街でした。
残り二人のメンバーのブログは近日公開予定なのでそちらもぜひ楽しみにしてください!
<1/5更新>
後半編はこちら
それでは、また次回さようなら~
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designroomamano · 2 years
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#石の壁 #中庭 #造園設計 #鉄筋コンクリート造 #住宅デザイン #外構 #外構デザイン #ランドスケープ #ランドスケープデザイン #家 #暮らし #自然 #建築 #新潟 #設計 #設計事務所 #デザイン #デザインルームアマノ #architecturedesign #architect #architecture #stone #landscape #landscapedesign #naturedesign #lifestyledesign #design #designroomamano #dra #niigata (Niigata-City Japan) https://www.instagram.com/p/CVtPqraBHB4/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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kondo-ex-ltd · 2 years
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素敵な家庭菜園のあるお庭のリフォーム外構が完成致しました☺️ 虫が増える季節の前に人工芝を敷いて防虫対策✨ お子様も安全に遊べるお庭となりました🥰 #埼玉県 #川越市 #さいたま市 #ふじみ野市 #所沢市 #近藤建材店 #新築外構 #お庭 #リフォーム #リガーデン #外構デザイン #人工芝 #防虫対策 #家庭菜園 #フェンス #安全 #子供 #遊び場 https://www.instagram.com/p/CfBdOBguuCR/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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ochavege · 2 years
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おちゃのま商店のキャンペーン用の赤ジャガイモ『アンデスレッド』の収穫です。
今年は収穫時期は遅めですが、しっかり育ってますよ。
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arakawalily · 2 years
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箱根美術館からおはよう御座います🌸箱根の山々の絶景が見れますよ❗️展示室にたくさんの窓があり、自然美と一体となった空間で美術鑑賞を楽しめます。日本の力強く重厚な中世の焼き物を中心に、縄文時代から江戸時代までの日本陶磁器が常設されています。苔と竹の庭園が見事でした❗️ #箱根美術館#箱根美術館庭園 #強羅#箱根旅#荒川リリー#やきものマイスター#やきものワールド #陶磁器デザイナー荒川リリー #陶磁器デザイン (at 箱根美術館) https://www.instagram.com/p/Cdj5kCUva8n/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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astk-design · 15 days
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House in Shukugawa 夙川の家
ミニマルな空間と美しい曲線が生む 優しく包容力のある住まい The minimalist space and beautiful curves create a tender and inclusive home
夙川の家は兵庫県西宮市に位置し、四方を2階建て隣家に囲まれ���旗竿型のコンパクトな敷地にあります。 プライバシーの観点から外側に開くことが難しい敷地条件であったため、内側にクライアントのための独立した世界をつくることを目指しました。 “大きな気積をもったドーム”と“適度に求心性のある平面”によって空間に包容力を持たせることで、閉じた箱の中でも窮屈さを感じることなく、美しい緑や光を愛でながら心地良く過ごせる住まいを計画しました。
“House in Shukugawa” is located in Nishinomiya City, Hyogo Prefecture, on a compact flagpole-shaped lot surrounded on all sides by two-story neighboring houses. The site conditions made it difficult to open the house to the outside for privacy reasons, so we aimed to create an independent world for the client on the inside. The "moderately centripetal plane" and the "dome with a large volume" give the space an inclusive feeling, so that even in a closed box, the client does not feel cramped, but can enjoy the beautiful greenery and light while living comfortably. The house was designed to be comfortable while loving beautiful greenery and light, without feeling cramped in a closed box.
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⚪︎ロケーション
 立地は兵庫県西宮市。周辺は自然が豊かで古くからの邸宅街が広がる夙川沿岸の閑静なエリア。地価が高く坪単価も比較的高いため、土地が細分化され密集している地域も多くみられる。 敷地はそのような地域の旗竿型のコンパクトな土地であり、四方を2階建て隣家に囲まれた窮屈な印象があった。クライアントは、周辺環境の良さと幼い頃から慣れ親しんだ地域であるという点を重視しこの土地を購入された。
⚪︎要望
 クライアントから伺った理想の住環境や要望は、次の5つに整理できる。
自然とのつながり(緑、光、風、四季を感じれること)
プライバシーを確保しつつhyggeを大切にできること(hygge:デンマーク語で「居心地がいい空間」や「楽しい時間」をさす言葉)
陰翳礼讃の精神で光や陰翳を繊細に感じられること、照明計画も同様に均一な明かりではなく変化や緩急があること
全体に繋がりがあり、用途に合わせて空間ボリュームが多様に調整されていること
タイムレスで普遍性のあるデザイン
⚪︎デザインコンセプト
 プライバシーの観点から外側に開くことが難しい敷地条件であったため、内側にクライアントのための独立した世界をつくることを目指した。共有していただいた好みのインテリアイメージにはヨーロッパの空気感を感じるものが多く、意匠にもそれらの要素を取り入れることにした。
 まず敷地に対して可能な限り大きく建物のフットプリントを設定し、外に閉じた箱型の計画とした。内部でも自然や四季を感じ取れるよう、比較的採光が確保しやすい北側の角に中庭を配置。その周りにリビングダイニングやキッチンなどのアクティブスペースを設けた。寝室や浴室といった個人の休息スペースは、必要最小限の大きさにして2階に配置した。  この住まいの最大の特徴であるホールは、外に閉じた住まいの中で窮屈さを感じることなく、家族や親しい人達と親密な時間を過ごせる空間を目指したものである。適度に求心性のある平面が団欒を生み、ドームの大きな気積により人が集まっても居心地の良さを担保できる。暮らしを受け止める包容力のある空間となっている。  さらに完全にプライベートな空間である2階に対して、1階は住宅でありながらセミパブリックな空気感を持たせることで、狭い箱の中に変化と奥行きを生み出そうとしている。床のタイル仕上げ、路地のテラス席のようなダイニングテーブル、吹き抜けに突き出したバルコニーのような踊り場、ドームとシンボリックなトップライトが醸し出す少し厳かな雰囲気、などの要素が相まって1階の空気感をつくり出している。  採光については、単に明るいことだけではなく相対的に明るさを感じられることも重要である。ホールの開口部は最小限として全体の照度を下げつつ、中庭に落ちる光が最大限美しく感じられるように明るさの序列を整理した。また壁天井の仕上げは淡い赤褐色の漆喰塗りに統一することで、明るさを増幅させながら光の暖かさも感じられるようにした。  空間操作としては、中庭外壁隅部のR加工、シームレスな左官仕上げとしたドーム天井、ドームと対照的に低く抑えた1階天井高などが距離感の錯覚を起こし、コンパクトな空間に視覚的な広がりをもたらしている。
⚪︎構造計画
 木造軸組構法の構造材には、強度が高いことで知られる高知県産の土佐材を使用。上部躯体には土佐杉、土台にはより強度や耐久性の高い土佐桧を用いた。工務店が高知県から直接仕入れるこだわりの材であり、安定した品質の確保とコスト削減につながっている。
⚪︎造園計画
 この住まいにおける重要な要素である中庭は、光や風を映し出す雑木による設え。苔やシダなどの下草から景石や中高木まで、複数のレイヤーを重ね、コンパクトでありながらも奥行きのある風景をつくり出している。またコンパクトな分植物と人との距離が近く、天候や四季の移ろいを生活の中で身近に感じ取ることができる。石畳となっているため、気候の良い時期は気軽に外へ出て軽食を取るなど、テラスのような使い方も可能。草木を愛でる豊かさを生活に取り入れてもらえることを目指した。  敷地のアプローチ部分には錆御影石を乱張りし、大胆にも室内の玄関土間まで引き込んで連続させている。隣地に挟まれた狭い通路であるため、訪れる人に奥への期待感を抱かせるような手の込んだ仕上げとした。また石敷きを採用することにより来訪者の意識が足元に向かい、ホール吹抜けの開放感を演出する一助となっている。
⚪︎照明計画
 ベース照明は、明るすぎず器具自体の存在感を極力感じさせない配置を心掛けた。特に中庭の植栽を引き立てる照明は、月明かりのように高い位置から照射することで、ガラスへの映り込みを防止しつつ、植物の自然な美しさを表現できるよう配慮している。ホールについても、空間の抽象度を損なわないために、エアコンのニッチ内にアッパーライトを仕込み、天井面に器具が露出することを避けた。  対して、人を迎え入れたり留まらせる場(玄関、ダイニング、リビング、トイレ)には、質感のある存在感をもった照明を配置し、インテリアに寄与するとともに空間のアクセントとしている。
⚪︎室内環境
 居心地のよい空間をつくるためには快適な温熱環境も不可欠である。建物全体がコンパクト且つ緩やかに繋がっているため、冬季は1階ホールとキッチンに設置した床暖房によって、効率よく建物全体を温めることができる。壁天井には全体を通して漆喰(マーブルフィール)による左官仕上げを採用し、建物自体の調湿性能を高めている。  換気設備は「第1種換気※1」を採用。温度交換効率92%の全熱交換型換気ファン(オンダレス)により、給排気の際に室内の温度と湿度を損なうことなく換気を行うことができるため、快適で冷暖房負荷の削減に繋がる。CO2濃度や湿度をセンサーにより検知し、自動で換気量を増やす仕組みも取り入れている。  また断熱材は、一般的なボードタイプよりも気密性が高く、透湿性に優れた木造用の吹き付けタイプを使用。サッシはLow-E複層ガラス+アルゴンガス充填で断熱性を高めた。 ※1「第1種換気」..給気、排気ともに機械換気装置によって行う換気方法
⚪︎まとめ
 近隣住宅が密集する環境の中で、周囲を隔てて内部空間を切り離すことで、住み手のための世界を築くことができた。仕事で毎日を忙しく過ごすクライアントだが、ここでの時間は、仕事を忘れ、好きなものに囲まれ、家族や友人たちと心から安らげる時を過ごしてほしい。心身共に癒やされるような家での日常が、日々の活力となるように。この住まいがそんな生活を支える器になることを願っている。
⚪︎建物概要
家族構成 |夫婦 延床面積 |70.10㎡  建築面積 |42.56㎡  1階床面積|39.59㎡ 2階床面積|30.51㎡ 所在地  |兵庫県西宮市 用途地域 |22条区域 構造規模 |木造2階建て 外部仕上 |外壁:小波ガルバリウム鋼板貼り、ジョリパッド吹付 内部仕上 |床:タイル貼、複合フローリング貼            壁:マーブルフィール塗装仕上             天井:マーブルフィール塗装仕上 設計期間|2022年11月~2023年7月 工事期間|2023年8月~2024年3月 基本設計・実施設計・現場監理| arbol  堤 庸策 + アシタカ建築設計室  加藤 鷹 施工  |株式会社稔工務店 造園  |荻野景観設計株式会社 照明  |大光電機株式会社  花井 架津彦 空調  |ジェイベック株式会社  高田 英克 家具制作|ダイニングテーブル、ソファ:wood work olior.      ダイニングチェア:tenon インテリアスタイリング|raum 撮影  |下村写真事務所 下村 康典 、加藤 鷹 資金計画・土地探し・住宅ローン選び|株式会社ハウス・ブリッジ テキスト|加藤 鷹
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House in Shukugawa
⚪︎Positioning the land as the background
 Located in Nishinomiya City, Hyogo Prefecture, the surroundings along the Shukugawa River are quiet, with abundant nature and a long-established residential area. Due to the high value of land and the relatively high unit price per tsubo, there are many areas where land is densely subdivided into smaller lots.
 The site was a compact, flagpole-shaped lot surrounded on all sides by two-story neighboring houses. These conditions were by no means good. However, the client purchased the lot because of its good surrounding environment and the fact that it was in an area that he had grown familiar with since childhood.
⚪︎Requests
 The ideal living conditions and requests we recieved from the client can be organized into the following five categories.
 To be able to feel nature (greenery, light, wind) even inside the house
 To be able to value "hygge" (Danish word meaning "comfortable space" or "enjoyable time") while ensuring privacy
 To be able to feel light and shade sensitively in the spirit of " In Praise of Shadows(Yin-Ei Raisan)" and the same goes for the lighting design
 The entire space is connected and the spatial volume is adjusted in a variety of uses
 Timeless design that can be cherished for a long time
Based on these themes and the site conditions, the architectural form was studied.
⚪︎Design concept
 The site conditions made it difficult to open the house to the outside for privacy reasons, so we aimed to create an independent world within the house in line with the client's preferences. Many of the interior images they shared with us had a European feel, and we decided to incorporate these elements into the design.
 First, the footprint of the building was set as large as possible in relation to the site, and it was designed to be boxy and closed to the outside. To allow the interior to experience nature and the four seasons, a courtyard was placed in the north corner, where it is relatively easy to secure lighting. The hall (living and dining room), kitchen, and other active spaces are located around the courtyard. Rooms for individual rest, such as bedrooms and bathrooms, were kept to the minimum necessary size and placed on the second floor. (The storage furniture in the bedroom is movable in order to accommodate changes in usage.)
 The hall, the most distinctive feature of this house, was intended to be a space that gently envelops time with family and close friends without feeling cramped in a house closed to the outside. The hall has a moderately centripetal plane that creates a sense of harmony, and a large dome-shaped volume that ensures a cozy atmosphere even when people gather together, giving the space a sense of inclusiveness.
 In contrast to the completely private space on the second floor, the first floor has a semi-public atmosphere even though it is a house, creating a sense of change and depth within the narrow box. The tiled floor, the dining table that resembles a terrace in an alley, the balcony-like landing that protrudes into the atrium, and the slightly austere atmosphere created by the dome and symbolic top light all work together to create the atmosphere of the ground floor.
 In terms of lighting, it is important not only to have brightness, but also to have a sense of relative brightness. While minimizing the openings in the hall to lower the overall illumination level, we organized the sequence of brightness so that the light falling on the courtyard would be perceived as beautiful as possible. The walls and ceiling are finished in a uniform light reddish-brown plaster, which allows the warmth of the light to be felt while amplifying  the brightness of the space.
 In terms of spatial manipulation, the soft curvature of the outer courtyard wall corners, the seamless plastered dome ceiling, and the low ceiling height of the first floor in contrast to the dome create the illusion of distance and visual expansion in a compact space.
⚪︎Interior Environment
 A comfortable thermal environment is also essential for creating a cozy space. As the entire building is compact and gently connected, the volume can be efficiently heated in winter by floor heating installed in the ground-floor hall and kitchen. The walls and ceilings are plastered (with a Marble Feel) throughout to enhance the building's own humidity control.
 The ventilation system is "Class 1 Ventilation*1. The ventilation system uses a total heat exchange type ventilation fan (ondaless) with a temperature exchange efficiency of 92%, which allows ventilation without compromising indoor temperature and humidity during air supply and exhaust, resulting in comfort and reduced heating and cooling loads.
 The insulation is of the sprayed wooden type, which is more airtight and has better moisture permeability than ordinary board-type insulation. Low-E double-glazing glass with an argon gas filling are used to enhance thermal insulation.
*1 "Type 1 Ventilation". A ventilation method in which both air supply and exhaust are done by a mechanical ventilator.
⚪︎Structural Planning
 Tosa wood from Kochi Prefecture known for its high strength, were used for the structural members of the wooden frame. Tosa cedar was used for the upper frame, and Tosa cypress was used for the foundation because of its higher strength and durability. The construction company purchased these materials directly from Kochi Prefecture, ensuring stable quality and reducing costs.
⚪︎Landscaping plan
 The courtyard, an important element of the house, is designed with a mix of trees that reflect the light and wind. Multiple layers, from undergrowth such as moss and ferns to landscape stones and medium height trees, create a compact yet deep landscape. The compactness of the space also means that the plants are close to people, allowing the users to feel the weather and the changing seasons in their daily lives. The cobblestone pavement enables the use of a terrace-like space, where one can casually step outside for a light meal when the weather is nice. We aimed to bring the richness of loving plants and trees into people's lives.
 The approach to the site is made up of tan-brown granite, which is boldly pulled into the entrance floor of the house to create a continuous line. Since it is a narrow passageway between neighboring properties, we created an elaborate finish to give visitors a sense of anticipation of what lies ahead. The use of stone paving also directs visitors' attention to their feet, helping to create a sense of openness in the hall atrium.
⚪︎Lighting Plan
 The base lighting is not too bright, and the presence of the fixtures themselves is minimized as much as possible. In particular, the lighting that enhances the plants in the courtyard illuminates from a high position, like moonlight, to prevent reflections on the glass and to express the natural beauty of the plants. In the hall, lights were installed in the air conditioner niche avoiding the exposure of fixtures on the ceiling surface, so as not to spoil the abstractness of the space.
 On the other hand, at the place where people are welcomed in or stay (entrance, dining room, living room, and restroom), lighting with a textured presence is placed to contribute to the interior design and accentuate the space.
⚪︎Summary
 In an environment where neighboring houses are densely packed, we were able to build a world for the residents by separating the interior spaces from their surroundings. The client spends his busy days at work, but during his time here, he wants to forget his work, surround himself with his favorite things, and spend truly restful moments with his family and friends. We hope that daily life in a house that heals both body and soul will be a source of daily vitality. We hope that this home will be a vessel to support such a lifestyle.
⚪︎Property Information
Client|Couple
Total floor area|70.10m2
Building area|42.56m2
1floor area|39.59m2
2floor area|30.51m2
Location|Nishinomiya-shi, Hyogo, Japan
Zoning|Article 22 zone
Structure|Wooden 2 stories
Exterior|Galvalume steel sheet, sprayed with Jolipad
Interior|Floor: Tile flooring, composite flooring
          Walls: Marble Feel paint finish
          Ceiling: Marble Feel paint finish
Design Period|November 2022 - July 2023
Construction Period|August 2023 - March 2024
Basic Design/Execution Design/Site Supervision| Yosaku Tsutsumi, arbol  + O Kato, Ashitaka Architect Atelier
Construction| Minoru Construction Company
Landscaping|Ogino Landscape Design Co.
Lighting|Kazuhiko Hanai, Daiko Electric Co.
Air Conditioning|Hidekatsu Takada, Jbeck Co.
Dining table and sofa|wood work olior.
Dining chairs|tenon
Interior styling|raum
Photography|Yasunori Shimomura, Shimomura Photo Office (partly by O Kato)
Financial planning, land search, mortgage selection|House-Bridge Co.
Text | O Kato
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7010333 · 4 months
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2023年振り返り(1月〜6月)
カメラロールを見ながら今年も雑に振り返る。
一投稿に写真が30枚までということなので、上半期と下半期に分けて投稿する。
■1月 ・元日にスラムダンクを観る
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スラムダンクミリしら勢だったが面白かった。 この後dオタクストアでアニメ版全話を見ることに・・・(数ヶ月かかったけど達成)
・冬キャンプ(荒川) 強風過ぎて焚き火はできなかったけど、煮込みラーメンを作って食べた。
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▲煮込みラーメン
冬のキャンプは寒いけどどっちかというと暑いよりは寒い時期にキャンプするほうが好きかもしれないなと気づいた。
・伊豆に旅行した
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▲東海オンエアの柴田とゆめまるが伊豆旅行で訪れていた食事処
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▲See The Forestといういい感じのカフェ
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▲宿泊は坐漁荘というところに行った
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▲部屋風呂は最高である
■2月 ・青森に旅行した
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▲三内丸山遺跡
2月の青森は雪深くてテンションが上がる。 シャガールのアレコ4幕全部見られるのの期限が迫っていると思われたので訪問したが、どうやら再度延長されている模様。
大きな作品から食らうエネルギーみたいなのはあると思う。
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▲浅虫温泉の温泉むすめ可愛い
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▲初めてグランクラスに乗った
■3月 ・ブルージャイアント鑑賞
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泣いた。めちゃよかった。
・友達が家に遊びに来たり 3月は普通に暮らしていたようである。
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▲魚虎の殺人ホッピーたち
・この頃から徐々にぽんぽこちゃんねるを見始めている
■4月 ・妙高高原に旅行した
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▲うみがたり(上越市立水族館)
うみがたりはそんなに大きな水族館ではないけれど、見どころがたくさんあるところだった。というか、見せ方が美しい水族館だなと思った。
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▲赤倉観光ホテル
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▲またグランクラスに乗った。デザインが違って良い。
・急遽秋田に行くことになった
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▲桜が綺麗な季節
・新しいレンズ購入
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・大阪の友達の結婚式に参列
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お幸せに〜〜〜
■5月 ・結婚式からの神戸旅行
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▲須磨水族館 閉園まであと30日のタイミングだった。そろそろリニューアルオープンだろうか。
・このタイミングで関西在住の前職の先輩と食事に行った
色々大変そうではあるけど、ご家族とハッピーに暮らしているようで元気をもらえた。
・Twitterで相互フォローだ���た方と初めてお会いした
かなり初期から相互だった気がするが一度もお会いしたことのなかった方に会ってお茶した。インターネットの人と初めて会う感じが久々で緊張したけど、お会いできて嬉しかった。
・潮干狩り(貝拾い)
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恒例行事と化しつつある。今年はかなり拾った。
・どん底会
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どん底からのやんばる。 ミニ沖縄そばが染みる。
■6月 ・ピザ会
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友達が家に来たのでピザ会をした。 自分で取りに行くともう一枚無料で貰えるサービスバグってる気がする。
・庭の手入れ 荒廃しつつあった箇所の手入れをした。塹壕掘り状態。
・弁理士の先輩と食事 これも年一くらいの恒例行事になりつつある。 会社の人以外とこの辺の話をすることないからめちゃいい刺激を受ける。
・四国に旅行した(高松−直島)
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一昨年はサンライズ出雲で出雲市に行ったが、今年はサンライズ瀬戸高松方面へ。 高松港から船で直島に行き、ベネッセハウスに泊まった。 天気はそんなに良くなかったけど、やっぱ島はいいなと思った。
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▲部屋が作品なのおもしろと思った
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▲とにかく部屋が広い
一旦ここまで。
6月〜7月にまたがって四国旅行をしているので、次は四国旅行day2からスタート。
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oniwastagram · 2 years
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📸北原家 大宮庵 / Kitahara-Omiyaan Garden, Nishijin, Kyoto 京都・西陣の『北原家 大宮庵』の庭園が素敵…! 京都西陣の江戸時代から栄えた繊維問屋街“千両ヶ辻”で1日のみ特別公開された通常非公開の京町家(京町屋)。明治時代に建築された町家には苔の美しい庭園も… 京都・北原家 大宮庵庭園の紹介は☟ https://oniwa.garden/nishijin-omiyaan/ ...... 「北原家 大宮庵」は西陣織の街として栄えた京都・西陣に明治時代に建築された通常非公開の京町家(*2000年代前半は予約制公開をしておられましたが、現在はやっていません。) . 京都・西陣エリアの南東部、江戸時代以降“千両ヶ辻”と呼ばれた大宮通り沿い。その千両ヶ辻で例年秋分の日(9月23日)に行われているのが『西陣・伝統文化祭「千両ヶ辻」』。 …と言いつつ今年まで知らなかったのですが、この日に限り公開される京町家もあるということで…2022年の「千両ヶ辻」に訪れました! . その「千両ヶ辻」の日だけ特別公開された非公開の京町家が「大宮庵」��先に紹介した京都市景観重要建造物『西陣くらしの美術館 冨田屋』の並びにある、虫小窓と糸屋格子の町家。 2000年代には予約制公開もありましたが、現在は年にこの日のみの特別公開(更に千両ヶ辻も3年ぶりだったから、3年ぶりの一般公開…!)。 . 明治時代の創業から4代目のご当代まで続く生糸問屋/友禅商・北原家。明治時代〜平成年代にかけて徐々に店構えも変化していたこの京町家ですが、2000年代前半に公開施設としても活用する際に元の“京町家”の佇まいに修復。 . 余談ですが、“町家”“町屋”の表記にはいちおう定義があるそうで… ●『町家』は30坪程度の民家 ●『町屋』は商人や職人の住居/店舗/仕事場など職住一致の建物で、敷地面積は100~200坪程度 で、この大宮庵は“町屋”であるとのこと。 。oO(だとすると実はこれまで紹介している京都の商家は“京町屋”とするのが正しいのかもしれない…。) 続く。 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● 【存続のためのお願い】 庭園情報メディア「おにわさん」存続のため、新オーナー(組織)を募集しています。詳しくは「おにわさん」で検索し、ウェブサイトよりご覧ください。 ● ● ● ● ● ● ● ● ● ● #庭園 #日本庭園 #京都庭園 #庭院 #庭园 #建築デザイン #ランドスケープ #日本建築 #坪庭 #西陣 #千両ヶ辻 #京都特別拝観 #京都特別公開 #japanesearchitecture #japanarchitecture #japanarchitect #japanesegarden #japanesegardens #kyotogarden #zengarden #beautifulkyoto #beautifuljapan #japandesign #jardinjaponais #jardinjapones #japanischergarten #jardimjapones #landscapedesign #tsuboniwa #おにわさん (北原商店) https://www.instagram.com/p/CjwxFKxPvX1/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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elle-p · 1 year
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P3 Club Book pages 23-24 scan and transcription.
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■月光館学園 全体図
天文台
中等部校舎
高等部校舎
ポートアイランド駅
初等部校舎
生活感溢れる、月光館学園の下足箱。よく見ると、靴下以外の私物らしきものも散乱している。
左の写真は、学園内の壁に貼ってあるポスター。火の用心のポスターらしいが、写っている人はいったい······?右は音楽室にあるピアノ拡大図。メーカー名はYAMADA、だとか。
Q月光館学園の、デザイン的なモデルはありますか?オシャレなんですけど、いかにも現実にありそうな感じがする学校なので。
順 お、よくぞ聞いてくれました!とデザインリーダーの和田さんや横路さんが喜んでるぜっ!
チ 誰それ?
順 デザイン全般を手がけた開発スタッフの人さ。月光館学園はな~、築10年っていう新しい建物のイメージと、実際にユーザーが普段見ている使い込まれた学校のイメージとに差を感じさせないよう、色々と試行錯誤してデザインされてんだって。最初はかなり悩んだらしい。なんだか冷たいつーか、人がその中で活動している雰囲気がどうしても出なかったみてえなんだ。それがあるとき、ひとりのスタッフのナイスなアイディアで見事に解決ってわけ。
チ どういうこと?
順 チドリは見たかどうかわかんねえけど、玄関入ってすぐのところに下足箱があるんだわ。その上に、脱ぎ捨てた靴下を置いてみたらしい。
チ うわ、汚っ!
順 いや、その工夫のおかげで、いきなり学校に生活感が出る出る。それ以降は、同じ要領で学校中に細かいオブジェクトを増やしていって、学園生活が営まれている匂いをつけていったってことだな。
チ ふ······ん、小さいことでずいぶん変わるものなのね。
順 あとデザイン的に気をつけたのは、ペルソナのデザインモチーフがギリシャ神話が元になってるのがほとんどだろ?だからそれとイメージを合わせるため、玄関ホールや中庭の渡り廊下に、ギリシャ風の柱を配置しているんだと。色々と細かく気を使う作業だよなあ。
Q月光館学園の細かい構造が知りたいです。例えば教室は2年E組とF組しか行けませんけど、それしかないってことはないですよね?
順 うわ、出たよ!重箱の隅をつつくよーな質問!もう、これだから熱烈ファンは彦るぜ~。
岳羽ゆかり (以下「ゆ」) こーら順平!お客様に何失礼なこと言ってんのよ!質問には誠心誠意答える、それがプロってもんでしょ?
順 げ、さらにうるさいのが出······ぐげほっ!
ゆ ······殴るよ?
順 殴ってから言うんじゃねえっ!
チ ま、お約束ってことで。
順 つか、ゆかりッチ!いきなりオレらのラブラブ空間に乱入するんじゃね······うげろっ!
チ ラブラブ······違うから。
順 ち、チドリンまで······。
ゆ どーせ順平は、学校の構造なんて覚えてないでしょ?帰宅部の上に、図書室もまともに行ったことがないんだから。私に任せなって。えーとですね、まず月光館学園高等部の本館は、冒頭のムービーで確認できる通り3階建てになってます。設定として確実なのは、1学年につきAからFまでの6クラス、3学年分で計18クラスが存有します。
順 でもゲームの中でさ、2階から階段昇っていくと、いきなり屋上に行っちゃうぜ?
ゆ あれは演出です。
順 え?
ゆ 立ち寄る必要がない3階部分を、サクッとすっ飛ばして見せていないだ���なのです······いやマジで。
チ ああ、なるほど。
ゆ それにゲーム中は開けられない扉も一杯あるでしょ?あそこの先にはまだ見ぬ校舎が······。
順 な、何かウソくせえ~。
チ 大人の事情、ってヤツよ順平。察しなさい。
ゆ ただ企画担当の田中氏も、「高等部の校舎に関しては、通路の形状と鳥瞰の概形がだいたい一致するようになっていたと思いますが···。建物ごとの正確な教室配置までは流石に設定が無い (苦笑)。この辺で勘弁してください···」と仰ってました。ま、さっきの説明で納得してよ、ね?あ、ちなみに中等部はクラス数に関してだけ設定があって、AからDの4クラスなんだって。つまり高等部は、外部からの入学生が全体の3分の1ってことがわかるわね。
Q学校敷地内にあるという天文台って、何か意味がある建物なの?
順 あー、ありゃ完全に幾月が儀式のために作った建物らしい。つまり字生には、端から解放するつもりなんて全然なしってわけ。
ゆ 何それ、アッタマくる~。
チ しかも、その儀式自体間違ったやり方だったわけだし、無駄の上に無駄を重ねてたってことね。
順 そーいうこと。そもそも、天文台って名目だけど、要はある程度以上の高さを持つ建物なら、何でもよかったらしいぜ。あと、見つけにくい敷地の端っこに建てられている理由は、学校がタルタル化するときに巻き込まれないようにするためだ。
ゆ なんか天文台を必死に調べてた男の子いたけど、今度会ったら諦めろって言ってあげなきゃね。
Q月光館学園の部活について、詳しく教えてください。
ゆ 確か部活の総数が、同好会まで含めると······60くらいあったはず。私は弓道部だけど、運動部はどこもなかなか強いと思うよ。ちょっとランクが下がる、途中で部員募集してたいくつかの運動部でも、部長やー部の選手だけなら、地区大会では上位に入るし全国大会に出る人もいるみたい。ただ、なんか別の学校にすんごいエリート選手がいて、その人にはどうしても勝てないみたいね。あ、あと層がイマイチ薄いから、団体戦ではちょっち弱いかもね。
チ 文化部の方はどうなの?
順 お、オレは帰宅部だから······。
ゆ しょーがないわね。あ、風花~、ちょっとおいでよ~。
山岸風花 (以下「風」) ん?どうしたの、ゆかりちゃん?
ゆ かくかくしかじかで、文化部の様子を聞きたいのよ。
風 うーん、うちの部が参考になるかどうかわからないけど······。私が入ってる部はね、部長がすごくのんびりした人だから、コンクールを目指した活動はしたことがないの。だから、対外成績はなしってことになるのかな?あ、でもこの前、顧問の先生がしつこく応募を勧めてきて、部長がなんと入選しました!えへへ、ちょっとすごいでしょ?
チ 運動部と文化部の······温度差がすごいわね。
順 いいんだよ、楽しけりゃな。
ゆ お一お一、帰宅部のくせにえっらそーに。
順 あいにくと、今は帰宅部じゃねえんだよな、これが。
風 え?順平くん部活入ったの?
順 よくぞ聞いてくれた!オレの部活は、チドリとスケッチ部だ!
チ ······走員のため新入部員は募集しておりません。あしからず。
順 くうぅ~、コミュ作成失敗。続編があれば、ぜひチドリコミュを!
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erairuka · 11 months
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2019
トイデジ買ってすぐくらいに撮ったもの この時3日くらいずっと遊びっぱなしで楽しかった。ご飯作ってもらってた。
わたしも昨晩の記憶がない。寝ず食わずの「食わず」はできても「寝ず」ができない。一日徹夜すると3日くらい夜は起きれない。
大衆に向けたデザインを作る人はすごいなと。その責任や圧から逃れたくて脳の一部を殺してたら気持ちが枯れて、家帰ったら寝るだけの人間に成り下がってた。よくない。
わたしは好きな人や自分のために物を作るのが好きだったのだ。
枯れた気持ちを生き返らせるべく、やっぱり物を作りたいなと思った。冊子作ろうとして一年が経った。「真昼の深海魚」っていうもので 去年気分が落ち込みすぎて昼は公園に行ってぼんやりしていたのだが、そこにいたチョウチンアンコウの水飲みが好きだったからこのタイトルをつけたのだった。
夏の間に出せたらいいな。出すって言っても多分二つくらいしか作らない。物が存在してれば良いんだから。ふたつのうちひとつは水瓶座の方に送ります。
たまのしおしおはレコードバーに置いてあって大興奮したのを覚えている。かけてもらったんだけどすぐに別のお客さんが持ってきたレコードに変わってしまった。わたしは「でんご」か「さるぼぼ」が欲しい。高すぎて買えない。「ねこばば」は持ってる
CDはろけっと以外持ってます。「ひるね」と「きゃべつ」が好きです。やはり滝本晃司の楽曲が好き。でもひるねはお経という曲が好き。
youtube
これね。高校生の頃に聴いて衝撃を受けた。あの子の骨だった〜が良い。イカ天の動画をよく見てたので、人間椅子もこの時に知った。あと戸川純 サイバーニュウニュウなど、、 
きゃべつは星を食べるが好き。滝本晃司がなんかのインタビュー記事で曲について「骨まで愛して」って言っててこの人もこういうこと思うんだと思って好きになった。あと「丘の上」も好き。Tumblrの名前の水槽はここからとった。ああいう曲が作りたい。
物作るのは好きだから、もっとじっくり作りたい。時間かけて考えたい。でもちゃんと期限決めてね。わたしノロノロしてるのでいつも遅くなる。
天使の話で後輩の絵を思い出した 絵が良すぎて描くのやめようかなと本気で思った初めての人だった。また会いたい。良すぎて嫌になるのを通り越して密かにめっちゃ好きな人。
自分は頭が悪すぎた 何もかも 実は自分から出るもの全部そんな好きじゃなくて だからずっと好きって言われてたいんだなと思った.
好きって言われてると、自分のよくないところを許されてる感じがする。 
狭い部屋でずっと絵画ばかり描いて、暇さえあればスピッツの歌詞考察してオカ板に張り付いてた時の方がよっぽど人としてよかったと思います。
自分の好きなところは、自分が魚座なところだけです。
他の星座だと自分ぽくなくて やっぱり魚座だなと思う。
水瓶座と魚座の間に生まれたのは、母親が自分をどうしても魚座にしたかったからだそうです。ってことは本当は水瓶座として生まれる予定だったということだ。不思議。
食べたいのはしょっぱい物、と思いつつ巨大プリン食べたいなと思ったり 定番家庭料理食べたい。前作ってもらったグラタンが美味しかった。夏は馬鹿でかいアイスに生クリームとカラースプレーかけまくって巨大パフェ作ります。それをむしゃむしゃと食べるのが夢。食事って工作要素ないと作れない。知育菓子じゃ満足できなくて、年末には立体の干支ケーキ作ってます。
長ったらしい文章書くの好きすぎて書いちゃう 誰が読むん?とか思いながら書いてます。帰宅したらとりあえず水瓶座さんの文を読んで そっから寝たんだった。
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2023年2月11日朝6:30、コーク市内のフラットを出る。約2時間半、電車を乗り継ぎ、キルデア州キルデア(Kildare, Country Kildare)を目指す。
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朝8時17分、乗り換えのサーリス(Thurles)駅プラットフォーム。日照時間がまだまだ短く、朝8時過ぎでも明け方の気配が残る
雨上がりの生臭い都市のにおいと、町外れから風にのって運ばれてくる野原のわずかなにおいが混ざりあって、日の出前の暗闇がつつむ冷たい空気に溶けている。
サマータイムのはじまりまで残り一ヶ月半、日中の陽が短く、曇天と雨の日ばかりが続くアイルランドの冬の厳しさは、南米や南ヨーロッパ出身の友人たちのメンタルを目に見えて明らかにすり減らしていた。
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霜が降りたフィッツジェラルドズパーク(Fitzgerald's Park, Cork)、リー川(River Lee)沿いのキンポウゲの葉
「あなたは日本でも北の方の出身だから、こういう冬の気候に慣れているんでしょ?」と、げっそりした表情の移民の友人たちが訊ねてくるたびに「アイルランドにおける英語の『冬』と、日本語の『冬』は、その言葉に含まれているバックグラウンドが違う、このふたつは完全に違う季節だと思う」と答えた。
彼らが「冬」と呼ぶ、11月初旬から3月後半あたりまで、わたしたちのイメージする冬らしい冬の日もあるにはあったけれど、それはせいぜい1ヶ月半くらい。あとのおおよそ4ヶ月間は、気温一桁台から二桁台前半あたりをうろうろする。メキシコ湾からアイルランドとイギリス��届く暖流の影響で、振り続ける雨は雪になること無く、その影響で湿度が下がらない。体感は寒いのに、大気は霧と湿度に包まれてなんとなくじめじめしている。
要するに、冬の厳しさの質が全く違う。
東北の冬が、雪という抗いようのない大きな重量を持った物体に対して、歯を食いしばりぐっと耐え忍ぶようなイメージなら、アイルランドの冬は、浴室に生えるカビのように毎日少しずつ心の中のしんどさの領土を広げていく。
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コーク郊外、冬はよく町が霧に包まれる
春が来る。
2月1日はケルトの暦の春分の日、ゲール語でインボルク(Imbolc)。
暦の上での春と、体感としての春におおよそ1ヶ月の時間が空くこと、そしてその到来がそこに住む人々にとって他の季節のどれよりも特別であることは東北と同じだ。
前回記事のハグ・オブ・ベアラ(Hag of Beara)についての文献を調べていたときに何度も目にしたブリジッド(Brigid)の名前は、ケルト神話に登場する存在だった。
なので当然、2月1日の聖ブリジッドの日(St. Brigid’s Day)の日や、その名前を冠して2023年から公式にアイルランドの祝日になった2月の第一月曜日も、それに関連する日だと思い込んでいたがどうやら違うらしかった。
聖ブリジッド(St. Brigid)は現在の北アイルランドとの国境近く、ラウス州フォアハート(Faughart, Country Louth)に生まれ、5世紀から6世紀にかけて実在していたとされるアイルランド人の修道女だ。
幼い頃から貧しい人々に施しを与え、アイルランドの守護聖人である聖パトリックによって洗礼を受けたあと、各地で教会や修道院、アートスクールまで設立したと言われている。
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1902年から続く雑誌 Ireland’s Own の表紙の聖ブリジッド、手には彼女の信仰の象徴の十字架の藁細工
彼女に関して興味深い点がふたつある。
ひとつは、彼女が実在したことを確実に証明できる文献が残っていないこと。
そしてふたつめは、前述の通り全く同じ名前のケルト神話の女神が存在することだ。
日本に五穀豊穣や学業成就を祈るためのモチーフとしての神々があるように、キリスト教圏の聖人にもその多くに守護の対象がある。聖ブリジッドの守護対象は家畜、詩、歌、鍛冶、病気からの回復など、周知されているものだけでも非常に手広い。
そしてそれらの守護は、女神ブリジッドの守護するものと同じだ。
普遍的な祈りである「病気からの回復」は、アイルランドにおいて井戸や湧き水と関連付けられることが多い。古くはドルイドの信仰の対象であり、地下から湧き上がる水は癒しや命の源とみなされ、アイルランド国内に約3000ある「聖なる井戸」の内の少なくとも10の井戸がブリジッドと紐付いて周知されている。
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聖ブリジッドの泉の井戸、井戸の水自体は正直あまり綺麗な水質には見えなかった
彼女が修道院と教会を建てたあとそこに没したとされる町、キルデアの町外れには、それらを巡礼する人々のために用意された聖ブリジッドの泉(St Brigids Garden Well)がある。
もともとの小川の曲線に沿って整備されたと思われるその小さな公園には、聖キルデアの銅像が経ち、彼女に対する崇拝の象徴であるイグサや藁で編まれた十字架のモチーフが散見される。
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聖ブリジッド像、聖ブリジッドの日から5日後だったこともあり供えてあった花はすべて瑞々しい
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外壁に刻まれた聖ブリジッドの十字架(St.Brigid’s Crosses)モチーフの彫刻。2月1日にこの十字架を玄関に飾るとブリジッドの守護が受けられるという信仰がアイルランドにおいて広く分布する
その周囲や周りの木々、公園の奥に位置する井戸の近辺には多くの供え物が並ぶ。供え物の多くは治癒を望む体のパーツにまつわるものであるらしく、パンデミック後ということもあってかマスク(文脈を知らず一見すると捨てられたマスクのゴミに見える)が目立った。
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ストッキング、マスク、靴紐、靴下、スカーフ、ネックレス、供え物は様々。木から供物が落ちると祈った箇所が加護を受け、病気や外傷が治癒すると信じられている
町外れに位置するにも関わらず、絶えず入れ替わり数名の人が訪れる。
録音レコーダーをまわしながら、来訪者が途切れたタイミングで公園の全景を眺める。澄んだ小川が風を運び、もとの地形にも配慮されデザインされたと思われる、心地の良い公園である。にも関わらず、なんだか妙な感じがした。
公園の奥にある井戸と、入り口付近を流れる小川が繋がっていないのだ。地下で繋がっているのかもしれないと思い小川の上流を視線でたどっても、井戸とは90度逆の方向だ。上流は茂みの奥へと続き、その先は見えなかった。
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公園全景。撮影地点の背後に井戸がある。小川は写真左奥の茂みの方から水が流れて来ている
録音を終えると、キルデアの中心部に向かう。
中心部といっても、人口9000人に満たない小さな町だ。もとは数えられるほどのパブとカフェ、そして聖ブリジッドが設立したといわれる中規模の教会がある比較的静かな町だったが、2007年にオープンした大型アウトレットモールには隣県である首都ダブリンからも大型バスが乗り入れる。
土曜日の昼下がりに町を歩くほとんどの人が、有名ブランドのショップバッグを持ち、駅の方角へと歩いていく。
中心部にやって来たのは聖ブリジッド大聖堂(St Brigid’s Cathedral)に行くためだった。だが、この日に限ってメンテナンスのために敷地全体が閉鎖されていた。
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聖ブリジッド大聖堂、閉じられたメインエントランスのフェンスに手をつっこんで撮った写真……
アイリッシュ・ナショナル・スタッド&ガーデンズ(Irish National Stud & Gardens)に向かった。
時間が余ったらついでに行けたらいいかな、と思っていた場所だ。
競走馬の繁殖とトレーニングの場として20世紀初頭に設立され、今では市民に親しまれる広域公園としても機能するこの場所には日本庭園がある。
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1906年、ロンドンで日本趣味の骨董品店を経営し、自身も骨董商だった Tassa Eida (日本名: 飯田三郎)は、日本庭園をつくるためにキルデアに派遣され、その後の4年間を彼の息子 Minoru と共に造園に従事する。
(彼らの詳細については こちら と こちら の記事が詳しい、どちらも素晴らしくリサーチされたポスト)
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手入れの行き届いた枯山水
19世紀後半から20世紀初頭にかけてジャポニズム、つまり「日本っぽいもの」がヨーロッパで流行ると、貴族たちはこぞって「日本っぽい建築」や「日本っぽい庭園」を作りたがった。
ただし、やはりそれは「日本っぽいもの」の域を出ないものが多く、日本で生まれ育った人間が見ると、形容し難い、ちょっとした居心地の悪さのようなものを覚えるようなものが多い。
そういう類のものだろうとあまり期待せずに訪れると、良い意味でその期待を裏切られる。
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庭園の動線、ちょうどまんなかあたりにある洞窟?からの景色。右にあるのは藤棚で春にはきれいに藤の花が咲くらしい
清らかな水が美しい動線で引かれ、人が生まれてから死ぬまでを表現したその庭園は、当時イギリスで流行したエドワード様式建築の影響を受けて少しだけ華美ではあるものの、正真正銘の日本庭園だった。
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庭園の石灯籠によじ登っていた鬼。庭園にある多くの植物やオブジェクトが日本から輸入したものだが、たまにこういう西のものとも東のものとも分からないモチーフも見かけて興味深かった
町の中心部に戻ると、帰路の電車の出発まで1時間弱の時間があった。
少し散策したあと、聖ブリジッド大聖堂に戻ってくる。
地域の人だけが使う入り口とかあってそこから入れたりしないかな……などと不届きなことを考えて外壁の周りをうろついたが、それらしきものは見つからなかった。
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入り口を探っているときに外壁から見えたラウンドタワー、実際に登れるものとしてはアイルランド国内でいちばん高いらしい
しかたなくキルデア駅に向かう。
プラットフォームの椅子に座って電車を待っていると知らない女性に、どこから来たのか、と声をかけられた。
薄暗いプラットフォームで目をこらすと、大聖堂に戻る前に一瞬だけ立ち寄った、メインストリートから少し外れた場所にあった雑貨屋の店員だった。
日本から来たこと、リサーチに関すること、井戸とスタッドガーデンの方には行って、教会にどうにか入れないか模索したが結局入れなかったことを拙い英語で説明する。
すると「どっちの井戸に行ったの?」と訊ねられた。
聞き間違いかと思い、どういう意味ですか?と返すと、彼女が説明してくれた内容はこうだった。
ブリジッドの井戸はふたつあって、ひとつはおそらくあなたが行った聖ブリジッドの泉、 聖人の方のブリジッドを祀ってるところ。地元民にとってはずっと特別な場所だったけど、パンデミック中にきれいに整備されて、観光客が来たり滞在したりが以前よりも更に容易になった。
もうひとつあるのが、Wayside Well(日本語直訳: 道端の井戸)と呼ばれている場所。こっちがキリスト教伝来前のドルイド(ケルト人たちの信仰における祭司)のブリジッドを祀っていると言われている。スタッドガーデンの駐車場からすぐそばの、とても素朴な井戸で、観光客はまず行かない。
そして、聖ブリジッドの泉の公園を流れる水は、Wayside Wellが源泉。
そう、この話を初めて聞いたとき、わたしもとてもおもしろいと思った。
地味で、ほぼ地元民しか知らない、古代ブリジッドの方から湧き出た水が、キリスト教のブリジッドの方に流れていって、そしてその公園の方が立派に整備されていて、人がたくさん来る。歴史が辿ったストーリーと水の流れが同じなんて、ちょっとロマンチックだよね。
そして、あなたの旅のことも同じようにロマンチックに感じる。
日本庭園に行ったんだよね?
あそこを流れる小川の水も、同じWayside Wellから引いた水だよ。
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スタッドガーデンの日本庭園に流れる小川
水の情報記憶に関する文章を読んだことがある。
スプーン1杯の水が1TB分の情報を記録できる、という科学研究だ。
信仰が人々の普遍的な祈りを運ぶ船だと考えたとき、わたしたちは船を替えても、変わらず同じ水の上に浮かぶ。
あれこれ考えて右往左往するよりも、もっと単純に、すべては最初から土地とそこを流れる水にメモリーされていて、わたしたちはきっと、そのぼんやりとした断片にただ触れることだけができるのかもしれない。
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聖ブリジッドの泉公園を流れる小川。水がとても綺麗でクレソン?が群生していた
ふたつの井戸の話にあまりにも驚いて「そんな情報、どこにも書いてなくて全然知らなかった、道端の井戸(Wayside Well)の方にも行くべきだった」とわたしが言うと、彼女は微笑みながらこう言った。
「また来ればいいよ、水が止まることはきっとないからね」
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2022年の読書(2022年12月28日現在)
2022年の読書(2022年12月28日現在)読了206冊
特に印象深かった本(順不同) 《文芸》 『たったひとつの冴えたやりかた』(ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア著/浅倉久志訳/カバーイラスト:片山若子/ハヤカワ文庫) 『リリアン卿――黒弥撒』(ジャック・ダデルスワル=フェルサン著/大野露井訳/装丁:柳川貴代/国書刊行会) 『骸骨 ジェローム・K・ジェローム幻想奇譚』(ジェローム・K・ジェローム著/中野善夫訳/装丁:岡本洋平/国書刊行会) 『ハイ・ライズ』(J・G・バラード著/村上博基訳/創元SF文庫) 『旱魃世界』(J・G・バラード著/山田和子訳/牧眞司解説/カバーディレクション&デザイン:岩郷重力+R.F/創元SF文庫) 『ウィトゲンシュタインの愛人』(デイヴィッド・マークソン著/木原善彦訳/装幀:アルビレオ/装画:ケッソクヒデキ/国書刊行会) 『スキャナー・ダークリー』(フィリップ・K・ディック著/浅倉久志訳/扉デザイン:土井宏明(ポジトロン)/ハヤカワ文庫/Kindle版) 『耄碌寸前』(森於菟著/池内紀解説/みすず書房) 『時の子供たち 上下巻』(エイドリアン・チャイコフスキー著/内田昌之訳/竹書房文庫/Kindle版) 『クララとお日さま』(カズオ・イシグロ著/土屋政雄訳/早川書房/Kindle版) 『純潔』(嶽本野ばら著/造本:松田行正+日向麻梨子/新潮社) 『シシリエンヌ』(嶽本野ばら著/新潮社/Kindle版) 『プロジェクト・ヘイル・メアリー 上下巻』(アンディ・ウィアー著/小野田和子訳/早川書房) 『異形の愛』(キャサリン・ダン著/柳下毅一郎訳/装丁:木庭貴信+岩本萌(オクターヴ)/河出書房新社) 『葉書でドナルド・エヴァンズに』(平出隆著/三松幸雄解説著者目録/デザイン:菊地信義+水戸部功/講談社文芸文庫) 『詩歌探偵フラヌール』(高原英里著/装幀:名久井直子/装画:カワグチタクヤ/帯文:梅﨑実奈/河出書房新社) 『日々のきのこ』(高原英理著/帯文:岸本佐知子/名久井直子装丁/ヒグチユウコ装画/河出書房新社) 『幾度目かの最期』(久坂葉子著/青空文庫/Kindle版) 『ボダ子』(赤松利市著/新潮文庫/Kindle版) 『喜べ、幸いなる魂よ』(佐藤亜紀著/綿引明浩装画/國枝達也装丁/角川書店) 『どちらでもいい』(アゴタ・クリストフ著/カバーオブジェ:���本みつる/カバーデザイン:ハヤカワ・デザイン/ハヤカワepi文庫) 『夜中に犬に起こった奇妙な事件』(マーク・ハッドン著/小尾芙佐訳/装幀:服部一成/ハヤカワepi文庫) 『氷』(アンナ・カヴァン著/山田和子訳/川上弘美解説/カバーデザイン水戸部功/ちくま文庫) 『懐中時計』(小沼丹著/秋山駿解説/作家案内、著書目録:中村明/デザイン:菊地信義/講談社文芸文庫) 『後藤明生・電子書籍コレクション 行方不明』(後藤明生著/アーリーバード・ブックス/Kindle版) 『私は幽霊を見ない』(藤野可織著/朝吹真理子解説/カバー絵:Angela Deane/カバーデザイン:大原由衣/角川文庫/Kindle版) 『百鬼園戦後日記(全三巻合本)』(内田百閒著/巻末エッセイ:谷中安規、高原四郎、平山三郎、中村武志/解説:佐伯泰英/カバー画:山髙登/カバー図版:内田百閒戦後日記(岡山県郷土文化財団所蔵)/カバーデザイン:中央公論新社デザイン室/中公文庫/Kindle版) 『木になった亜沙』(今村夏子著/装画:木原未沙紀/装丁:野中深雪/文藝春秋) 『小島』(小山田浩子著/新潮社/Kindle版) 『死ぬまでに行きたい海』(岸本佐知子著/岸本佐知子写真/装幀:宮古美智代/スイッチ・パブリッシング) 『少年』(谷崎潤一郎著/青空文庫/Kindle版) 『外套』(ニコライ・ゴーゴリ著/平井肇訳/青空文庫/Kindle版) 『鳳仙花』(川崎長太郎著/講談社文芸文庫/Kindle版)
《その他》 『寄生生物の果てしなき進化』(トゥオマス・アイヴェロ著/セルボ貴子訳/倉持利明解説/草思社/Kindle版) 『「ネコひねり問題」を超一流の科学者たちが全力で考えてみた――「ネ���の空中立ち直り反射」という驚くべき謎に迫る』(グレゴリー・J・グバー著/水谷淳訳/装丁:寄藤文平+古屋郁美(文平銀座)/Kindle版) 『みんなが手話で話した島』(ノーラ・エレン・グロース著/佐野正信訳/澁谷智子解説/はじめに:ジョン・W・M・ホワイティング/ハヤカワ文庫NF) 『スピルオーバー——ウイルスはなぜ動物からヒトへ飛び移るのか』(デビッド・クアメン著/甘糟智子訳/装丁:間村俊一/明石書店) 『新・動物記4 夜のイチジクの木の上で─フルーツ好きの食肉類シベット』(中林雅著/新・動物記シリーズ編集:黒田末壽、西江仁徳/ブックデザイン・装画:森華/京都大学学術出版会) 『共立スマートセレクション5 オーストラリアの荒野によみがえる原始生命』(杉谷健一郎著/コーディネーター:掛川武/共立出版/Kindle版) 『共立スマートセレクション10 美の起源 ─アートの行動生物学』(渡辺茂著/コーディネーター:長谷川寿一/共立出版/Kindle版) 『共立スマートセレクション16 ベクションとは何だ!?』(妹尾武治著/コーディネーター:鈴木宏昭/共立出版/Kindle版) 『世界を変えた建築構造の物語』(ロマ・アグラワル著/牧尾晴喜訳/装幀者:トサカデザイン(戸倉巌、小酒保子)/草思社/Kindle版) 『宇宙創成 上下 合本版』(サイモン・シン/青木薫/新潮文庫/Kindle版) 『岩波科学ライブラリー310 食虫植物─進化の迷宮をゆく』(福島健児著/カバーイラスト・一部図版:安斉俊/岩波書店) 『銀河の死なない子供たちへ 上下巻』(施川ユウキ著/カバー・本文デザイン:セキネシンイチ制作室/電撃コミックス NEXT/KADOKAWA)
この一年間で複数の著作物を読了(著者名/冊数) 後藤明生/25 西村賢太/8 フィリップ・K・ディック/7 川崎長太郎/6 小沼丹/6 嶽本野ばら/6 藤野可織/6 今村夏子/6 橋本治/5 J・G・バラード/4 岸本佐知子/4 内田百閒/4 小山田浩子/3
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【12月の2回目の合同練習会を行いました】
12月24日(土)、25日(日)と福島市で合同練習会を行いました。 冒頭の写真は練習会場としてお世話になっている、 福島民報さんによる来年3月の定期演奏会紹介記事企画のために、 初日の昼にそろっていたメンバーでの集合写真撮影の脇からのワンカットです。
1日目は指揮の栁澤寿男さんによる合奏練習です。 演奏会のメインの楽曲であるマーラーの交響曲第5番に時間をかけて取り組みました。
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年末の疲労蓄積のためか途中極端に休憩している人も。 起こさないように気を使ってシャッターを切りました。
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もちろん掲載は本人の了承済みです! ですが、名前はあえて出しません!!
遅れてきた団員は、まずはひとり影練して��らパートに迷惑をかけないように入ると殊勝な心構えです。
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しかし、そのトロンボーンパートは栁澤さんからもっと頑張ってと発破をかけられたものですから、福島事務局の竹田学さんがデスクを横に置いての指導です。
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「あ〜、難しい」という吹き出しが見えそうな様子。
栁澤さんからは全体的に曲が体に入っていないのではとのご指摘。パート譜だけでなく、スコアを見ながら曲を聴き込んで、曲を流しながらでも練習するようにして欲しいとのご指導でした。
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ファゴットの長田悠季さんが管の先にボール紙をつけて吹いていました。 通常の最低音の半音下を拭くための対策なのですが、 白い部分にデザイン上のいろいろな工夫ができそうです。
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ホルンパートは現時点で栁澤さんから及第点との評価。
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起きてます。
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何しろトランペットのソロからはじまる楽曲ですから大変そうです。
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団員のみなさん、年明けからはチケットの先行発売もはじまり、本番まであっという間です。今から曲を変えることはできませんから、この冬休みにしっかりと練習に励んでくださいね。
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今期は全体でヴィオラは3人のみ。 今日は武澤智哉くんのみが演奏で、栁澤さんからもよく頑張ってたとの高評価。 来春には某楽器メーカーの研究開発職として入社が決まり、 最後の定期演奏会への気合いを感じました。 遠き日の直前合宿初日に大遅刻の失態からの名誉大挽回で頼もしい限り。
この日、OGの佐藤実夢さんからは気の利いた差し入れのプレゼントをいただきました。
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なんと立派になられたことか! 卒団して4年経っても、忘れずにこのきめ細やかな気遣いをありがとうございました。
この日はクリスマス・イブだけあって赤緑白を身にまとった団員が複数名いましたので、クリスマスカラーの記録写真を撮ってみました。
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緑色のトレーナーの背後は叫んでいました。
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メリー・フクスマス!
貼ってあったチラシは、こちら地元FTVジュニアのニューイヤーコンサートでした。
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翌日は12月25日の日曜日。
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前日はなかなかうまく吹けず落ち込み気味だった福島の大学1年生、トロンボーンの海津洸太くんが、サンタ帽を被って朝からハイテンション。 人生にはその回復力が重要だ!
メリー・フクスマス!(2回目ですが、ウケていますか?)
2日目は、東京フィルハーモニー交響楽団さんが派遣してくださった講師の先生方によるパート練習、セクション練習、いわゆるパー練、セク練の日曜日となりました。
木管セクションは福島民報ホールから徒歩15分の白百合幼稚園をお借りして、フルート奏者の名雪裕伸さんのご指導を受けました。
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あとは福島民放本社3階の各所を使っての練習です。 ヴィオラは重光明愛さん。
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前日に比べ出力は2倍!
セカンドヴァイオリンは大谷真結子さん。
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ファーストヴァイオリンは二宮純さん。
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金管セクションはチューバ奏者の大塚哲也さん。
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コントラバスは黒木岩寿さん。
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チェロは竹林良さん。
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打楽器セクションは高野和彦さん。
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マンツーマンの個別指導が贅沢!
そして、こちらにも。
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昼休みに突入にも関わらず、コンサートミストレス渡邉真浩さんによる家庭教師のト●イ並みの個別指導。
かと思いきや。
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先生が帰られたあとも、渡邉真浩ヴァイオリン教室が絶賛開催。 頼りにならない事務局の大人は、ウケない冗談を飛ばしていれば済む、この頼りになり過ぎる団員たちに安心する年末でございます。
とはいえ、団員の良い子たちには大事なことなので繰り返しますと、 とにかくマーラーの5番、 曲をよく聴いてよく練習してくださいね。
良い年末年始をお過ごしください!
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taemonma · 2 years
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個展のお知らせ
門眞妙「まあたらしい庭」
会期|2022.11.8(火)‐ 20(日)※月曜休
時間|11:00-19:30、日曜-17:00
会場| Gallery TURNAROUND
 宮城県仙台市青葉区大手町6-22-1F
 最寄り駅/仙台市地下鉄東西線「大町西公園駅」徒歩5分
DMデザイン| 相島大地
企画|TURNAROUND
この度、宮城県仙台市出身の門眞妙の個展を開催します。 門眞は、東京藝術大学を卒業後、東京で活動を重ねたのち、2015年に地元仙台へ拠点を移しました。主にアニメ的な少女のキャラクターと、精巧に描き出される背景とで構成される絵画表現は、言葉では言い表せない感情を呼び覚まし、観る者をキャンバスの内へと引き込んでゆきます。
本展ではふたつの庭の存在が契機となり、現在をとりまくさまざまな状況の中で生きていくことについて思いを巡らせながら、どこかよそよそしい風景を作品に立ち上がらせます。
地元に拠点を移してからの作家の活動は、自身の制作はもちろん、関わるすべてにおいてとても丁寧なものだったように思います。過去の作品に(2021)というものがありますが、キャラクターのかたちをした「ひと」と、作家の拾う風景、それぞれの土地の記憶など、幾層にも重なり合うすべてに向き合い慈しみながら、今後の表現のアップデートに注視していきたいと思います。東北・宮城で初の個展となる本展、この機会にぜひご高覧ください。
・作品リストをご希望の方はギャラリーまでお問い合わせください。初日11/8(火)の開廊後、メールで送付させていただきます。時間については確約できませんことご了承願います。
・画像の無断転載を禁じます
・マスク着用等、感染症対策にご協力をお願いします。
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