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#この恋は世界でいちばん美しい雨
modernheavy · 9 months
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今日読んだ漫画 2023年8月8日(火)
パルシィ(漫画アプリ)
🔫『キリングライン』モリエサトシ
LINEマンガ/デジタルマーガレット(デジマ)
☔『この恋は世界でいちばん美しい雨』碧井ハル+宇山佳佑
作品ページ
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この恋は世界でいちばん美しい雨
🌸『桜のような僕の恋人』加藤朱々+宇山佳佑
作品ページ
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桜のような僕の恋人
LINEマンガ
🌸『恋々こい』しちみ
ミモット
🐱『吉川さん家の猫事情』吉川景都
作品ページ
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【吉川さん家の猫事情】#1話 「家に猫が5匹もいると…」 - マンガ連載:吉川さん家の猫事情 - mimot.(ミモット)
マーガレット2023年17号
✨『はじめまして あなたが好きです』杏野まこ
📱『大好きなんですごめんなさい』須田かのん
☂️『成瀬くんの一途な恋』小夏あこ
👮‍♂️『全力警察24時!』まあやん
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g-men-movie · 10 months
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主題歌はザ・クロマニヨンズ「ランラン」に決定!予告編&本ビジュアルも解禁‼
★ザ・クロマニヨンズの「ランラン」が主題歌に決定!
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2006年の結成以来、シンプルながら力強いサウンドと、甲本ヒロトのパワフルなボーカルで多くのファンを魅了し続け、現在も新曲を次々と発表するなど精力的に活動を続ける唯一無二のロックバンド。この度、そんなザ・クロマニヨンズの「ランラン」が『Gメン』の主題歌に決定!本楽曲は、2023年1月に発売されたアルバム「MOUNTAIN BANANA」の収録曲の1つ。G組をはじめとしたキャラクターたちの熱く真っ直ぐな生き様と、疾走感あふれる青春を描いた本作に楽曲の世界観がぴったりなことから、映画サイドからの熱烈なオファーにより起用が決定しました。
<瑠東東一郎監督コメント> 情熱。真っ直ぐさ。青春。爆走。 Gメンという作品をイメージした時、主題歌はザ・クロマニヨンズ以外の選択肢が僕には無かったです。 愚直なまでにパンクロックなザ・クロマニヨンズ。 いつもナンバーワンで最高にカッコいいザ・クロマニヨンズ。 ずっと大好きでずっと憧れていたザ・クロマニヨンズ。 この曲で映画が作れるなんて僕はただただ嬉しくて。 気分はランランです。
★ケンカに恋に友情に!青春に向かって全力疾走する姿がぎゅっと詰まった予告編解禁!
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今回解禁となった本予告編は、私立武華男子高校に転校してきた岸演じる勝太が、転校早々に教室で「彼女なんてソッコーで出来るよ!」「這い上がってやろうじゃねぇか!!」と高らかに宣言し、クラスをまとめ上げるシーンから幕を明けます。しかし、勝太が入ったのは武華の中でも最底辺、“肥えだめ”と呼ばれる問題児だらけのG組でした…。 映像では、G組のメンバーをはじめとしたクセ強で強烈なキャラクターたちが続々と画面に映し出され、高良健吾演じる伊達が屋上から飛んで登場する衝撃のシーンや、田中圭演じる八神が自転車にブチ切れるシーンなど、インパクト抜群の衝撃映像が続きます。ザ・クロマニヨンズの主題歌「ランラン」が流れるとさらに勢いは加速し、レイナの手を引いて路地を走る勝太、ファンの女子と熱烈なキスを交わす瀬名、「天然か!」と瀬名にツッコミを入れる肝田、女子に「昭和くさ!」と言われる梅田などがテンポよく映し出されます。しかし、そんなポップな雰囲気から一転、血まみれで倒れる薙の姿、そして尾上松也演じる最悪の組織・天王会のトップである加藤の登場により、不穏な空気が映像を包み込む。勝太たちに魔の手が迫り、G組の熱き戦いが始まります!【G組にしかない】【大切な青春を】【もっと楽しめ‼】のテロップに合わせ、ド派手なアクションと熱い青春が切り取られ、ケンカに恋に友情に、今を全力で駆け抜けるG組の姿が描かれた、熱量たっぷりの予告編となっています。ラストに満を持して登場する、吉岡里帆演じる瞳先生の姿にも注目です。
★G組メンバーと個性あふれるキャラクターが勢ぞろいの本ビジュアル解禁!
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この度解禁となったのは、1年G組のメンバー、勝太、(岸優太)、瀬名拓美(竜星涼)、肝田茂樹(矢本悠馬)、梅田真大(森本慎太郎)、薙竜二(りんたろー。)に加え、上城レイナ(恒松祐里)、雨宮瞳(吉岡里帆)、伊達薫(高良健吾)、加藤侠介(尾上松也)、八神紅一(田中圭)らが勢ぞろいしたビジュアル。G組メンバーを中心に、個性豊かなキャラクターたちがずらりと取り囲み、それぞれがキャラクターを体現する表情とポーズを見せています。「もっと!今を楽しめ!」のキャッチコピーと合わせ、シンプルながらもスタイリッシュで青春の空気感や仲間の一体感が感じられるビジュアルとなっています。
★連続キャラPV配信第6弾!りんたろー。演じる【パリピヤンキー・薙竜二編】が解禁!
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この度解禁となった連続キャラPV第6弾は、【パリピヤンキー・薙竜二編】。勝太と同じG組のメンバーで、「戦争じゃー!」が口癖。“トラブルの香りがするところに薙あり”ともいえるくらい、喧嘩を売ったり買ったりといった好戦的な日々を送ります。映像は、「マジで殺すぞ!コノヤロー!」と肝田の胸ぐらをつかむ衝撃のシーンからスタート。「チャラい」「顔デカ」「馬づらの武闘派」というテロップに合わせ、雄叫びを上げたり騒いだりと暴れ馬っぷりを見せます。一方で、ケガを負いながら「あいつらのヤバさ、わかってねーんだよ。」と深刻な表情を浮かべる場面も。シリアスなシーンを思わせる意味深なカットも挟み込まれています。ラストでは肝田との息の合った絶妙な掛け合いも見せ、ノリと勢いにあふれた薙の魅力が詰まった15秒となっています!
公式サイト
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mm0924 · 2 months
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February of Mei Nagano. 2月。ショートケーキはどうやっても倒してしまう人間です…と言えたら不器用で可愛い女の子を演じられたのかもしれないけど、ショートケーキは最後まで倒さずに綺麗に食べられる人間です。フルーツがたくさん乗っているケーキは下の土台とフルーツをきちんと同じ分量で食べられる自信があるし、オペラケーキみたいな長方形で安定している形のケーキならお皿の上にスポンジが1つも残らないくらい綺麗に食べられる自信がある。だけど、ケーキの箱に入ったお持ち帰りのケーキを上手に持って帰る自信はまるでない。ケーキって味はもちろんだけどそれ以上に見た目だと思うんです。箱に入ったケーキをそーっと綺麗なままで持って帰ったつもりなのに、帰ったらいつの間にかケーキは歪んでいて、そんなケーキの存在をながのだけが見て、食べて、なかったことになるんです。ううん、なかったことにするんです。だってきっとそれはこのケーキが本来想定されていた〝食べられ方〟ではないから。ながのの思い込みかもしれないけれど、このケーキを作った人が届けたかった形ではないから。きっと誰よりも〝形〟に〝見た目〟に囚われていると、悲しくもがな感じることがあります。〝感情〟1つでさえその場で現れた感情を如何にして何%で表現するのかを考えてしまうし、友達以上恋人未満のもどかしい関係があったとしたら形の見え方の正解を求めてしまう。曖昧で〝今〟が楽しければいいと思う反面、自分の中で区切られている何かに全てを分類しなきゃ気が済まないんだろうな、と自分の性格を客観視しています。A型の取り扱い説明書みたいになってますけど、ながのAB型です。一言でいうと(「AB型」「性格」「一言」検索)あっさりさっぱりした性格、だそうです。うん、間違いではない、むしろ大正解。だけど、ながのが持って帰ったちょっと歪んだケーキを一緒に笑って「美味しいね」って食べてくれる人にはできればずっと隣にいてほしいと、ながのの中のさっぱりしていない部分で思っています。ケーキを持って帰るのはあくまでもながの。一緒に持って帰ろう、は違うんです。…なんてややこしい子なんだ、と思われていることでしょう。でもこんなややこしいながのにそうやって上手に距離を作ってくれて、ながのが上手くケーキを持って帰れるように手助けしてくれる人が近くにいてくれるんだもん。幸せ者です。ショートケーキ、ロールケーキ、チーズケーキ…きらきら輝くショーケース。さて、今日は何のケーキをテイクアウトしよう。 日々生きているだけで、色々なことがある。言っていないこと、言えなかったこと、言いたかったこと、あえて言わなかったこと、我慢したこと、我慢できなかったこと、泣きたかったこと、泣いてしまったこと…きっとたくさんあると思うんです。〝人〟の〝生〟き様について。生きる意味を考えない人もいるし、考えすぎてしまう人もいるし、考えないようにしてる人もいるし、意味なんてないと考えている人もいるし、生きながら探し続けている人もいる。日々生きているだけで起こる〝色々なこと〟のせいで、このままふらっと消えちゃおうかなと思う瞬間や衝動は大人になるにつれて増えたけれど、そんな時「人生なんて、あともうちょっと頑張ろうの繰り返しなんだよ!」といういつかの誰かの言葉を思い出します。そして〝あともうちょっと〟について考えて、絶望したり希望を見出したりするんです。きっとこれから先の人生、それの繰り返しで大丈夫になったり大丈夫じゃなくなったりするんだとしたら、生きていくことって心細すぎる。1人じゃとても抱えきれないとも思ってしまう。大丈夫じゃなくなる直前までは誰かに頼ることができるけど、本当に大丈夫じゃなくなってしまったらもう1人でうずくまることしかできなくて、そんな状態に慣れてしまうんです。ながのにもそんな時期があったし、これからもあるかもしれない。だから、元気の無い状態に慣れてしまわないように、元気になれそうなことは積極的に摂取していきたい。例えば、雨の日にお気に入りの傘を差してみたり、いつもより少し大きな声で「いただきます」と言ってみたり、家を出る前には姿見の前でくるっとターンしちゃったりなんかして…小さいけれど元気になれそうなことをかき集めていたら、気付いたら大きな元気玉になっていたりするものなのよ。ふふ、得意なんです、小さな元気を見つけるの。小さな元気をかき集めて「あれ?もしかしたら凄い元気かもしれない」そんな錯覚をしながら生きていけたら、それが希望になるんじゃないかと思ったりします。生きる意味なんてないかもしれないし、意味がないことに意味があるのかもしれないし、この世界を去る瞬間にしか分からないことなのかもしれないけれど、いつか「このために生まれたのか!」と思えるときがあるかもしれないし…まだよく分からないけれど、分からないからもう少しここで生きてみようと思う。あともうちょっと頑張ろう。 お仕事!今月は伊右衛門やアイシティの新CMや、「Ray」の表紙や「BARFOUT!」の紙面に出していただきました。また、今年もミラノで開催されたPRADAのショー『PRADA FW 24』に出席させていただきました。PRADAのアイテムはどれも可愛くて、年々パワーアップしています…!そして、現在放送中のドラマ『君が心をくれたから』のノベライズが発売決定となりました。小説にはドラマ本編の内容に加えてドラマには出てこないオリジナル短編小説も収録されています…というのはXの投稿にも書かせていただいたので、ここを読んでくれた方にだけ特別にもう少し教えちゃうと、オリジナル短編小説は宇山さん書下ろしで『クリスマスと小さな二文字』というタイトル、高校生の雨ちゃんが「太陽さん」から「太陽くん」と呼ぶまでの物語です。好きな人の呼び方を変えるってどういうことだと思いますか?ながのの考えもちょこっと小説で知れちゃいます。1巻は雨ちゃん視点の短編となっていますが、2巻は太陽くん視点で別エピソードになる予定(宇山さんが締め切りに追われているのを目撃しました)なので、是非ノベライズもご一読ください。ドラマはもう8話の放送を終え残りあと3話、〝逢原雨〟として精一杯生きたいと思います。
3月のながののイチオシソングは声にならないよさんの『死にたい夜のBGM』。何度聴いても単刀直入だなと思う歌詞だけど、辛くてどうしようもなくなった時、この曲がもう一度ながのの目の前に出てきてくれるんだと思う。
君の笑顔が曇ったこと僕が気づかない訳ないでしょ? 君の瞳がにじんだこと僕が気づかない訳ないでしょ?
そう言って口下手なながのから言葉を引き出してくれる、大好きな人へ。MVに出てくるノートに書かれた「・仮面をかぶっている自分→私とは?」、泣いていないふりをして静かに涙を拭いて、連絡のこないスマホはただの鉄の塊にしか見えなくて、パソコンを開いて文章を書こうと思うけど何も出てこなくて、だけどあなたと話している時間だけは全部忘れてころっと笑顔になれちゃう。死にたい夜のBGMはいつもあなたの声で、気づかない訳ないってわかってて「どうしたの?」と尋ねてくれる優しさに甘えて温かさに包まれて安心して、頼りっぱなしで甘えっぱなしでたくさん我慢させてる。これはめいの力不足。2分5秒から始まる手拍子に背中を押されて前を向けた。気持ちを原点に戻して。あなたがあなたらしくいられるように、辛くてどうしようもなくなった時、死にたい夜のBGMがめいの声になったらいいのにとそんな欲張りなことを願う。あなたの幸せの形を選ぶのはあなたしかいないけれど、めいの幸せの形には間違いなくあなたが存在します。もっと知れますように、もっと知ってもらえますように。上手に気持ちを伝えるのは苦手だけど、1つだけ。もしまた生まれ変われるなら、次も絶対出会いたい。 Tumblrの更新が回を増すごとに綴る文章の題材、内容、言葉選びに不安を抱えているながのですが、「紅茶入れてからゆっくり読みたくて」とか「毎月の壮大なタンブラー好きだよ」と言ってくださる方々のおかげ(本当にありがとうございます。)で毎度自己肯定感は上がりっぱなしで調子に乗って後書までつらつらと書き進めている今日この頃です。こうして毎月文章を書いていると〝うっかり言っちゃったこと〟より〝それでも言わなかったこと〟にその人の本質があると思える時があるんです。きっとそれって〝生まれつき持っていた感情〟よりも〝生まれてから育てた意志〟に興味があるからだと思います。ながのがTumblrに綴る言葉は陰も陽も、ながのの意志が伴って発信している言葉。発信した言葉の裏にはいつも〝それでも言わなかったこと〟が付きまといます。生まれつき持っていた感情に流されて、言わないでいいことまで言ってしまうとか、言いやすいから強く言いすぎてしまうとか、そうやって相手への気遣いを疎かにして、無意識に一緒にいられる毎日が当たり前だと思ってしまっていて、そんな怠惰の積み重ねで関係って崩れていくんです。関係って水みたいで、零したものにこだわって掬いなおそうとしても元に戻すのは難しいから、これからまた少しずつ注いでいく必要があるんだと思う。グラスが割れないうちに。自由に書きたいことを書きたいだけ書いためいの月記、最後まで読んで下さりありがとうございました。 3月のながのめいもよろしくお願いします︎︎︎︎︎︎☺︎
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kennak · 1 year
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40代地方在住独身。ぱっとしない生活が一変した話をどこかに吐き出したくて書く。ひょんなことから数ヶ月前は考えられない毎日を送っている。 いわゆるロスジェネ世代なので就職は苦労したが、都会で働いてからUターンして、ちょっとした専門分野で奮闘してなんとか生き延びている。裕福ではないがまあ生活に困ることはない。田舎暮らしは嫌いでもないが、若い頃から文化的な面が乏しいのには辟易していた。その反動で都会にいた頃はライブやイベント、美術館などにもよく通ったが、地元に戻ってからは同世代と話題が合わないことにやっぱり困った。もう諦めたけど。周囲はギャンブル(パチンコ)とか、女性のいる店の話ばかりの人が多い。そういうのが趣味じゃないので、仕事以外はせいぜい家で映画見るかゲームしてるか、くらいの日々だった。 漫画はもともと少し読む習慣があった。といっても最近はアプリで無料作品を中心に物色するくらい。勧められて「よふかしのうた」という作品を読んでみた。なかなか面白い。世界観が趣味に合った。ぱっとしない日々にどこか嫌気が差していた自分を、日常から逃れて夜を彷徨うストーリーに重ねたのかもしれない。アニメはほとんど見ないのだが、この作品がアニメ化されていることを知って、興味本位で見はじめてみた。 考えてみれば、もともと「好きな声」というのはあった。声が好きで聞いていたラジオ番組もある。好きなバンドとかミュージシャンも、声の方向性が似ている。このアニメの主人公の女性の声が、妙に引っかかった。漫画を読んでいたとき脳内で再生されていた声とも近かったし、たぶん元来好きな声に近かったのだと思う。これまで気にしたこともなかった、アニメのキャスト欄を見てみた。 七草ナズナ - 雨宮天 初めて見る名前。声優といえば大山のぶ代さんと野沢雅子さんくらいしかまともに知らなかったのだから当然だ。読み方すらもわからなかった。 別の日、なんとなくYouTubeで流れてきたTHE FIRST TAKEを見ていた。地方でカルチャーに飢えている音楽好き中年にとってYouTubeは貴重な情報源だ。さすがに若者には知らないミュージシャンも増えてきているのだが、同年代と比較するとまあまあ幅広く聴いている方だとは思う。動画の中で歌っている、知らない女性の名前に見覚えがあった。 雨宮天(あまみやそら)さん、というらしい。アーティストとして歌う女性の声と、アニメのあの声が一致するまでには、少し時間がかかった。しかしそうだとわかると、この歌声にもぐっと引き込まれた。オリジナル曲らしいが、当然知らない曲だった。こうなると調べずには居られない性格で、いろいろ検索してみた。声優歴が約10年、早くからアーティスト活動も行っていて、ライブなどもやっているようだ。 公式YouTubeチャンネルをすべて見た。MVやライブ映像。声に惹かれたの���な、という認識で見ていたが、彼女の表現の幅の広さや人柄を感じるたびに不思議と引き込まれていった。YouTubeには別の企画チャンネルというのがあった。こちらはその名の通り、ゲームしたり料理したり、様々な企画をやっているだけで歌や演技が見られるわけではない。作りとしてはよくあるYouTuberのチャンネルと同じようなものなのだろうが、これがもう、ダメだった。ただただリアクションしている彼女の姿を見たくて声を聞きたくて、何度もリピートして見てしまう。 端正な見た目とは裏腹に、面倒くさがりだったり大雑把だったり、時に負けず嫌いや努力家の部分が顔を見せることがあり、その全てが魅力的に見えた。幸か不幸か、お金のかかる趣味も特になく、リリース済みの彼女の作品で購入できるものは一斉に大人買いした。アニメなど全く見てこなかったのに、気がつくと過去の出演作に遡ってひとつずつ追いかけている。今季の作品では「スパイ教室」が楽しみで、リピートして見ている。「久保さん」はやっと登場したと思ったら制作が延期になってしまった。4月からの再スタートを心待ちにしている。総務省のワイドFMや、DMM TVのCM映像は、何回見たかわからない。 BeatFitといういわゆるフィットネスアプリがある。ちょっと前に、このアプリのトレーナー音声を彼女が担当するという企画があったらしい。間に合わなかったことを悔やんでいたら、よく調べるとこの音声が好評で、パッケージとしてリリースされていた。これも販売終了してしまっていたが、某フリマアプリで入手した。 本当に自分でも生活が変わりすぎてキモいと思うのだが、運動をはじめた。それでなくても、ラジオ番組や過去の楽曲などを何度も聴いてしまうので、どうせなら聴きながらジョギングしてみようと思ったのだ。1ヶ月ほどだが、体調がすこぶるいい。中年になって弛んだ身体の体重も少しずつ落ち始めた。 アニメ作品の関連で、パチンコ音声にもなっているらしいというのを見て、生まれて初めてパチンコ屋に行ってみた。が、これは駄目だった。そもそもアニメ作品のパチンコ台は提供されている時期が限られているらしい。それよりも何よりも、あんな騒々しい環境では彼女の声を楽しめるはずがない。軍資金に備えていたお金で、ちょっとした高級イヤフォンを買った。これでアニメも歌もYouTubeもより楽しめる。 気がついたら、仕事をしている時間以外は、ほぼ彼女の作品に触れて過ごしている。コロナが少し落ち着いてぼちぼち増えてきた飲みの誘いを断り、家にこもってPCの前に座り、アニメやYouTubeを見ている自分を客観的に考えると、いったいどうしてしまったのかと思う。しかしその時間を確保するために仕事も全力でこなすようになった。もともと必死で生き延びようとしてきた仕事なので、気合が入った結果、不思議と少しずつ仕事上の成果も出始めている。先日、Anime Japan というイベントがあったらしい。新作アニメのプロモーションなどが中心の企画で、これまでなら全く興味を持つことがなかったと思う。仕事で行けるはずもない日程だったのだが、彼女がいくつかのステージに出演していたと聞いて心がざわつくのを感じた。遠征費用くらいなんてことはないし、前もって調整すれば東京や大阪まで遠征することも不可能ではない。映像作品の中の彼女を、実際に見て生の声を聴いたらいったいどうなってしまうのだろう。もう、帰ってこられないような気がしている。  こちとら田舎暮らしで、周囲の同世代には同じような趣味を持つ人がいる気がしない。自分でも全くよくわからない感情なのだが、とにかく努力して前向きに日々を過ごさねば、と思うようになった。仕事もそこそこの成果を出し、いつでも使いたいものにお金と時間を使えるように。先日のラジオで、彼女は「日曜の朝はカフェなどで早朝から勉強している」というようなことを言っていた。本当に馬鹿なのだが、感化されて日曜朝を勉強の時間に充てることに決めた。新しい資格を取ろうと思っている。 これが推し活というやつなのだろうか。40代でこんな生活をしていて、これからどうなってしまうのだろう。   【追記】おっさんの1人語りを書きなぐっただけのつもりだったのにブクマがたくさんついて驚いている。ブコメもひとつひとつに返信できないので全部見たけど気になったところだけ。 結婚報告があったら、の話。彼女の年齢を考えても充分に有り得る話だと思うし、もしそうなったら、と想像してみたけど、素直に嬉しいと思う。増田は一回りも歳の離れたおっさんなので、これまで恋愛経験という意味では失敗もたくさんしてきたし、彼女に対してはそういう感じじゃない。本人がそれを望んで結婚するのなら、私生活が充実してさらに表現の幅が広がるといいな。もし、報告にあたり配信とかあったとしたら、思い切ったスパチャを送ってるのが俺です。結婚を機に、でもそうでなくても、活動休止とか引退とかなら、ちょっとショックを受けるかもしれない。 人気声優だからたくさん出演作があってよかったね、について。そういう視点は今までなかったので新鮮だった。たしかに、出演作が限られている声優さんだったら、いろいろと辛かったかもしれない。そういう意味では、これからも活躍して欲しい。 全般的に、いいことじゃん!みたいな声が多かったのはなんか嬉しかった。昔、バンドとかミュージシャン系のファンだったときにはけっこうファンコミュニティの中にアンチもたくさんいて殺伐としてた記憶がある。それに対して、彼女のファンはみんなコメントが優しい、というか声優コミュニティの人がみんな優しい世界な気がしている。この世界を知れただけでもよかった。 パチンコとか女性のお店についても、ちょっと誤解があったらいけないので。カルチャーにはいいも悪いもなくて、for meかnot for me のどちらかなんだと思う。楽しめているなら、他人が好きなものを下げる必要はないよね。そういうふうに読めたなら文章力の無さのせいです。あくまで自分はこれが好き、っていうことを言いたいだけなので他意はないです。○○もぜひ、とおすすめしてくれてるブコメについて。ほんとにありがとう。他の声優さんという意味では、天さんに近いところからTrySailのおふたりとか、交友関係が深そうな水瀬いのりさんとか、高橋李依さんとかはなんとなく目に(耳に)触れるようになってきています。知らない世界を知ってゆくだけで楽しい。ライブもそのうち参戦するんだと思う。のめり込みすぎて心配、という声もごもっともなので、ほどほどに楽しめるようにします。アイドルマスターミリオンライブ?は全くまだ手つかず。ライブが配信でも見られるという情報があったので調べてみる。「このすば」は見始めてるけど、Audibleにオーディオブックがあるのは知らなかった!マジでありがとう。買います。「心が叫びたがってるんだ」も未履修。こうやっていろいろ教えてもらえるのは本当に嬉しかった。他のブコメも全部見てます。
ある声優に生活を一変させられている
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nid00 · 3 months
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The Legacy Challenge Liteは、 Legacy Challengeからスコアや複雑なルールを削除・軽減し、気軽に挑戦できる遊び方になる。10世代を目標に1人のシムから始まったこの家族が家系をつないでいく様子を見守ってみたいと思い始めることにした。 【マスターシェフ】の願望と【美食家】の特質を持った初代シムには、仕事のかたわら食物を育て料理をつくり、その腕を磨いて家族や友人たちと食卓を囲む生活を楽しんでもらえたらと考えている。世代をつないでいく継承者たちとその家族は、そんな暮らしと食への深い愛着を受け継いでいってもらえたらいい。
チャレンジを始めるにあたり、公式サイトのルールや実際にプレイされた動画、Tumblrやブログにまとめられたプレイ日記を参考にさせていただいた。最初にそのリンクを載せておき、つづいてそれらを基に設定した今回のチャレンジルールをまとめておく。
Ⅰ.公式サイトと参考元   ・The Legacy Challenge Litee    The Sims Legacy Challenge 公式サイト  ・The Sims 4: Nightmare Legacy Challenge   Youtube / lilsimsie様  ・大農場レガシーチャレンジ    シムズ・ミニグローブ / mameketchup様   Ⅱ.ルール  A.シム作成からスターターハウスの建築   1.挑戦は初代シムのCreate a Sim(CAS)から始まる    ・新しいセーブデータで、若者1人を作成する    ・作成は、願望と特質の1項目をのぞき自由に選択    ・願望は【マスターシェフ】    ・特質ひとつは【美食家】    ・妊娠と母乳の設定については後述    ・性的指向は男性/女性両方が対象   2.区画の準備    オーケンスティード / Willow Creek (50 x 50)    ①どこの区画でもよいので一旦購入して転入    ②オーケンスティードを更地にする    ③オーケンスティードに転入(世帯資金§10,000残)   3.世帯資金の調整    ①世帯資金が§10,000になっていることを確認    ②オクタゴンの騎士のテーブルと鎧一式を購入    ③世帯資金は§1,800になる     税金の高額化で現在はチートでの調整が多い     家計に与える影響がみたくて採用   4.最初の家の建築    ・最終的に§100以下になるよう生活環境を整える    ・特質はゲーム内サイコロでランダムで決める    ・チャレンジ【シ��プル・リビング】【ハプニング】  B.ゲーム内のオプションと世帯の管理の設定   ・加齢ON 世帯も世帯を離れたシムもNPCも動物も   ・シムの寿命 普通    新生児  日/幼児  日/子ども  日/ティーン  日    若者28日/大人  日/シニア  日   ・季節 春開始/季節の長さ14日間   ・月の周期8日間/月の効果有効   ・雨と雷/雪と暴風/気温の影響有効   ・シムがセレブにならなくなる   ・NPCの投票無効/環境負荷システム無効   ・ダストシステム無効   ・ウェアウルフはMoonwood Mill限定   ・ニキビ無効/NPC交流の自律性有効   ・自己発見有効/キャリアの解雇無効   ・カスタムコンテンツとMOD/スクリプト許可   ・レガシーファミリーの【ご近所の物語】は無効   ・その他の世帯の【ご近所の物語】は有効    ただし馬を助ける項目は外しておく  C.ゲームプレイのルール   ・レガシー世帯以外のプレイはしない   ・どんな状況になっても再起動はしない   ・宝くじは購入しない   ・サービスの利用は世帯の状況によって考慮   ・チートは状況に応じ3つのみ利用    TestingcheatsTreu    moveObjects    cas.fulleditmode    シムが固まった時のリセットや建築時の配置    妊娠出産/性的指向の項目の変更     恋愛・結婚の対象者に合わせて初代・継承者の     初期の設定を見直してもよいこととする  Ⅾ.世帯のこまかなルール   1.世帯    ・世帯は10世代オーケンスティードに住む    ・休暇にでかけときは世帯全員で向かう    ・世帯の子どもが大学進学する場合は自宅通学    ・継承者以外の子どもは世帯を離れてもよい    ・独立した家族はふたたび戻ることはできない    ・初代/継承者の婚約者あるいは配偶者以���     世帯に迎え入れることはできない    ・犬・猫・家畜を迎え入れることができる     ・当主がシニア到達したら、世代交代とする   2.願望と特質    ・幼児の特質はゲーム内サイコロでランダム    ・子ども以降はランダム特質メーカーを利用     Sims 4 Legacy Challenge Random Trait Generator     ・選択した願望を達成した場合、別の願望を     自由に選ぶことができる    ・ティーンが成長した時願望達成がまだであれば     引き続き同じ願望を選ぶ   3.職業    ・乱数メーカーで職業リストに番号をふり決める    ・フリーランサーになった場合は候補の5つに     番号をふって乱数メーカーで決める    ・ティーンがアルバイトする場合も同様に決める   4.婚約者あるいは配偶者    ・生粋の街っ子の願望のをもっていた場合は     ランダムメーカーで決めなおす    ・配偶者のもつシムオリオンは合算しない   5.子ども    ・かならず一人は世帯に迎え入れる    ・システムで用意されたどの方法を選択するか     自由に選んでよい    ・産み分けはしない    ・ケーキを作り誕生日パーティーでお祝いする   6.シムの人生や死    ・若返りや蘇りにまつわるアイテムは利用しない    ・願いの井戸は利用しない    ・死に神に嘆願することは可能     選択しない道もある  E.継承法   1.継承の対象    ・Equality(性別は問わない)    ・Modern(血の繋がりのある子・養子どちらも)    ・Tolerant(種族は問わない)   2.世代を超えて受け継ぐ性質    ・初代の【美食家】に由来した【料理がすき】を     もっていること   3.継承の決め方    ・若者に成長するまでに【料理が好き】が出たシム    ・該当者が2人以上の時は、さきに表示のでたシム    ・該当者がでなかった場合チャレンジは失敗 Ⅲ.目標  ・継承者はシニアになる前に願望をひとつ達成する  ・若者になる前に【料理が好き】という表示が出る  ・前述の方法で決定した職業でキャリアトップになる  ・料理/グルメ料理/パン焼きの中からいずれかひとつ   のスキルをレベルMaxにする Ⅳ.おもな使用MODとカスタムコンテンツ  1.MOD   ・No Fatness / No Muscles scripthoge様   ・Show Sim Info Frankk様   ・Smaller Plumbobs for Occults Valley Tulya様   ・Sims smallplumbob illogicalsims様 (link切れ)   ・ランダムネーム増加 はらぺこ様   ・No Mosaic / Censor Mod for The Sims 4 moxiemason様  2.CASと生活系のカスタムコンテンツ   ・CAS画面の背景色と光源の置き換え   ・シムのデフォルトスキン・瞳等の置き換え   ・まつげと髪型の追加   ・メイクの追加   ・装備品としてのアンダーシャツの追加   ・靴下とタイツ、手袋、長靴の追加   ・食器の置き換え  3.建築系のカスタムコンテンツ   ・Playful Toddler Pack   PandaSama様   ・Post Office Station Set TheGoldSim様   ・個人的シムズ4日本語化MOD置き場 maru様    上記ふたつのMODの日本語訳ファイル
Ⅵ.さいごに 基本的にはThe Legacy Challenge Liteをもとに、参考にさせていただいた方々の独自のルールも取り入れながら、長く遊び続けていくための設定を作成した。ナイトメアチャレンジなどに代表されるスリリングで挑戦的な遊びかたに比べると、かなり穏やかでやわらかな条件に落ち着いている。コンテンツやパックの追加、時勢に沿ったアップデート等により大きく変容したシムズの世界を時間をかけて楽しんでいくためこのような形になった。 なお、プレイしながら調整や再考が必要になったときは、その都度見直し改良をくわえていくとともに、こちらのルールにも追記していく。 歴代シムズはもとよりシムズ4そのものからも離れてひさしいため、プレイヤーとしては非常に頼りなく、創設者やあとに続く後継者たちに無用な苦労をしいる時があるかもしれない。しかしそれは、今回利用したチャレンジのあり方や参考にさせていただいた方々のプレイスタイルによるものではないことをあらかじめお断りしておき、挑戦のはじまりとしたい。
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yorukimi-movie · 8 months
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9/9(土)開催 『夜きみ』大ヒット御礼!❝会いに来てくれてありがとう ~from青磁~❞舞台挨拶オフィシャルレポート
9月9日(土)に『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』大ヒット御礼!❝会いに来てくれてありがとう ~from青磁~❞舞台挨拶が都内で実施され、W主演を務めた深川青磁役の白岩瑠姫さんの他、主題歌を担当したJO1のメンバーの皆さんが登壇し、大平祥生さん、川尻蓮さん、川西拓実さん、木全翔也さん、金城碧海さん、河野純喜さん、佐藤景瑚さん、鶴房汐恩さん、豆原一成さん、與那城奨さんが、映画の大ヒットをお祝いに駆け付け! 主題歌「Gradation」への思い入れや映画の感想などをお話しいただいた他、主題歌「Gradation」にちなんだオリジナルゲームにも全員で挑戦し、大盛り上がり! さらに、フォトセッションでは客席をバックにした撮影を行い、スクリーンを“Gradation”で埋め尽くしました!
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全国165スクリーンに向けて中継されたこの日の舞台挨拶。 リピーターの観客も多いことから白岩さんは「僕自身『夜きみ』が映画初主演で良かったと心から思っています。複数回観てくれている方もいたり、2~3回観た方が青磁に気持ちが移ったり、感動したりするという声があるのでありがたいです」と好評価に笑顔を見せながら「僕も沢山観ていますよ!」とお忍びで映画館に通っていることを打ち明け、何度も劇場に足を運んでほしいとアピール。
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JO1が主題歌『Gradation』を担当していることから、この日はメンバー全員登壇という豪華な舞台挨拶に! 映画撮影後にレコーディングした同曲について白岩さんは「レコーディング中は映画のことを思い出しながら歌唱しました。ライブで披露するときも気持ちが入る大好きな一曲です」と初主演映画を飾る記念碑的楽曲だと位置づけていました。
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本作を映画館で鑑賞したという金城さんは「大きなスクリーンで観たいと思って、瑠姫君には内緒で観に行きました。青磁と茜の距離の縮まり方や、ふたりの関係の描き方が普通の恋愛映画を超える魅力があり、たくさんのメッセージが込められていて余韻に浸りました」と感動。 周囲の観客の反応については「青磁が茜の手を掴んで引き上げるシーンでは、���クリーン��瑠姫君に手を伸ばしている人もいた。僕もその中の一人です」と会場の笑いを誘いつつ、白岩さんのカッコ良さに惚れ惚れしていました。
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一方、河野さんはおもむろに劇中の茜のようにマスクを装着しだして、「JO1の茜こと河野純喜です!」と挨拶。 白岩さんに詰め寄り、マスクを外させるという寸劇を壇上で披露してくださいました!そのイチャイチャぶりに会場からは黄色い悲鳴が。 そして河野さんは「個人的に空が好きなので、映像美の素晴らしい作品だと思った。でも僕は雨男なので、雨の日はなかったのだろうか?と心配しました」と白岩さんに質問。 これに白岩さんが「強風はあったけれど、雨はなかった。(河野さんは)とてつもない雨男」と答えると、河野さんは「運がいいね。あれがもし曇り空だったら最悪だった。天候にも神様にもありがとうと伝えたい」と笑わせて「自由に生きる青磁と葛藤を抱える茜の出会いは色々な悩みを抱える若い人たちに刺さると思う」とアピールしていました。
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豆原さんと與那城さんは公開初日に一緒に映画館で鑑賞したそう。 予告編の段階から映画を考察していたという豆原さんは「めちゃめちゃキュンキュンしました。こういう映画はいい!瑠姫君が演技するとこんな感じなのかとか色々な部分が見えた。茜に『時間は永遠じゃないから』と言った後の去り際がいい」とそのシーンを自ら再現して大興奮。
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與那城さんは「僕自身もマスクをしながら生活をしていたので、茜の気持ちが理解できた」と共感し、本作を観て「救われた」というコメントが相次いでいることをMCより聞くと納得の様子を浮かべていました。 さらに、「冒頭で窓から瑠姫が出てくるシーンはまさかそこから出てくるとは思わず…。『あ、瑠姫だ!』と笑ってしまいました」とメンバーの活躍に嬉しそうでした!
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そんな與那城さんは本作を一緒に観てもらいたいメンバーについて白岩さんと佐藤さんのコンビを挙げて「もし『夜きみ2』があるならば景瑚主演でやってほしい」とリクエスト。 舞台挨拶冒頭で『夜が明けたら、いちばんに君にハイキック』とボケをかました佐藤さんは「カッコつけている瑠姫君を見てみたい。果たして僕よりもカッコいいのか…」と何故かライバル視していました。
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また、主題歌『Gradation』にちなんで「以心伝心!Gradationゲーム」を実施。 「青磁のように、絵を描くことが好きだ」「茜のように、周りの空気を読んでしまうタイプだ」「青磁にとっての屋上のように、自分だけの特別な場所を持っている」などの質問の中からYESと答える人数がどんどん少なくなるように協力して答えていくというルール。
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メンバーが最初に選んだのは、「この秋いちばんの、エモーショナルなラブストーリーと言えば『夜きみ』だ」という質問で、もちろん11名全員がYES! 続いて「夜明けと夕暮れなら、夜明けの方が好きだ」では4名が手を挙げて順調に数を減らしていきました。 そして最後は、手を挙げたら好感度が上がりそうな「茜のように、周りの空気を読んでしまうタイプだ」という質問。 するとメンバー全員が一斉に手を挙げてしまい、ゲームオーバー。 しかしメンバー一同は「バラエティ的には正解!」と仲良さそうに大笑いしていました。
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最後に主演の白岩さんは「無事に公開を迎えて、たくさんの皆さんからの素敵な感想を頂くことが出来て嬉しいです。これからも『夜きみ』そしてJO1の応援をよろしくお願いします!」と呼び掛けていました。 今をときめく最旬のキャストと次世代の日本映画界を担う若い才能が贈る、純度100%のエモーショナルで色鮮やかなラブストーリー、映画『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』絶賛上映中!
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asagaquru · 2 years
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日記にしなかった14
恋人はわたしの文章を読まない。
喜怒哀楽の喜楽しか共有しない関係で、どこまで行けるのだろうか。
終わりを知っているのと、知らないまま終わるのはどっちが良いのだろう。
ここには何もない。
✳︎✳︎くんは「好き」じゃなくて「愛おしいよ」と言う。
付き合ってすぐの時の話したら「元彼のこと忘れられてないのわかってたよ」「去年冬に別れる前も俺のこと好きじゃなくなってきたんだろうなって知ってた」と言われて、鈍感な人だと思ってたのに本当は思慮深くていつもずっとわたしがそっちを向くのを待っててくれたんだな。それなのに他に行ってしまったのはわたしの方なんだから、わたしはわたしで幸せにならないといけない。「✳︎✳︎ちゃんが幸せだったらそれでいいって思うんです」ってわたしの母に最後話していたらしい。その話を先日、母から聞いて少し泣いた。
晴耕雨読
沈みゆく太陽を見ていた。その朱色が見えなくなって初めて頭上の月に気づく。その月面は空の淡い水色を含ませている。もうそんなに上がっていたのか。いつもそこにいたのに、他が見えなくなってからその美しさを知るみたいなことがこの世には多すぎる。
男の人に絶望してしまうと、ひとりでバイクで洞爺湖に行ったり、サンダル引っ掛けて近所のラーメンを食べに行ったりしてしまう。男の人がいなくても、私はひとりでやっていけるのだぞと世の中に誇示している。反面、なんでもひとりでやっていける自分自身が露呈され、(わたしには誰も必要ないのかもしれない)と気を揉んでしまうまでがいつものセオリーだ。私より屈強な男の人と付き合えばいいのだろうけど、そんな人は森の野花みたいな女性と付き合っている。わたしがなり得なかった女性像。そうなりたいともらなれるとも思わないから最初から諦めている。そして、わたしに引き寄せられるのは強さに縋りたい男の人だったりする。上手くできているなと思う。そうやって神様は、世界が崩壊しないようバランスをとってくださっている。
恋人はわたしの文章を読まない。とここに送信する前に元恋人になってしまった君へ
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iconomiccc · 1 year
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tagged by @katebvsh to list seven of my favorite films.I would like to thank my friends who always take an interest in me and care about me. I would be happy if it was an opportunity to meet good works. それぞれのタイトル下に解説文をつけました。ネタバレしているので嫌な方は読まないでください。I've added a commentary below each title. Please do not read if you do not want to spoil the content of the story. カラスの飼育~Cría Cuervos~ (1976) 高校生の頃にカヒミ(kahimi karie)のアルバムでカバーされていた「Porque te vas」という曲で知って見た映画。カヒミさんは主役のアナ・トレントが自分の幼少期のようでシンパシーを感じると言っていました。私も同じように感じたのかは初見時はよくわからなかったけど、とにかく湿度の高すぎる古めかしい屋敷の中の空気のように重く苦しいストーリーなのに、24時間ずーっと流していても気分が良い不思議な映画だと感じました。やはり自分の感性に似たものを感じて懐かしかったんでしょうね。 汚いことがたくさんある大人の世界に対する子供の鋭い視線、汚い世界で生きていて死んでしまった大好きな母親に対する愛、でも大きくなれば自分もその汚い世界に入っていくのだ、望む望まずに関わらず。それに対するどこまでもピュアな嫌悪感・拒否感が彼女を殺人に駆り立てたのではないだろうかと思っています。 アナの子供特有のスラリとしたお人形のようなスタイル、髪型、顔立ち、衣装、とても愛らしくて全て完璧。スペインの田舎の草原はどこまでも終わりがなく続いているようで、物語と同じく、救いなく連綿と続いていく人生のような寂しい風景だと感じました。 夢 (1990) 黒澤明とスティーブン・スピルバーグの合作。 高校時代の同級生に親が映画マニアで家に死ぬほどテープやDVDがある女の子がいて。その子と私がたまたま天気雨(狐の嫁入り)という気象現象に遭遇した時、私が「天気雨大好き!!」と言うと、「黒澤明の夢って見たことある?狐の嫁入り行列の映像があるんだけど、霧深い杉林の中で子供時代の黒澤明が狐に見つからないように隠れて嫁入り行列を見るの。その時の狐たちがリズムに乗って歩いていて、三歩に一度突然ぐわっと後ろを振り向くのが怖くてねー」って。 それがずっと記憶に残っていて、見てみたら最高でした。まさに私が思い描く通りの狐の嫁入り行列の映像化。見つかったら殺される、と言う緊迫感を忘れさせるほど幻想的なシーンで、何回も繰り返しみてしまう。 同時収録されているお雛さま人形たちが段々畑で実際の人間の大きさになって花吹雪の中舞い踊る話も大好き。黒澤監督が幼い頃にみた夢の映像化作品なので、ストーリーにあまり意味はないけれど、とにかく映像が美しいです。 The Addams Family (1991) 24時間ずーっと流してても苦にならない不思議な映画二作目。これもカヒミさん繋がりで知り好きになったもの。 中学、高校時代の私はカヒミカリィという人の感受性に痺れるようなシンパシーを感じていて、彼女が理想の姿でもあったけれど同時に全く自分と同じ悲しみを含んだ魂の形をしているなとひしひしと感じていました。懐かしい、いつも私が感じているもの、好きな感じ、落ち着く感じ。 カヒミさんはアダムスファミリーのようなお城で暮らしたい、世間と常識が真逆であっても家族の中では愛や信頼が成り立ち、幸せに暮らしていると言う姿が理想的とおっしゃっていました。アルバム「クロコダイルの涙」収録の「superfreak」はまさにその世界を彷彿とさせます。 私も赤い絨毯に蜘蛛の巣のはった不気味な古城に暮らしていた前世があると思う。世の人の不気味に思うものが私の美を感じるもの。 お気に入りキャラはイケてるいとこのモップさんとペットの賢いハンドくんです。可愛すぎ。 Nell(1994) ジョディ・フォスター主演。ノースカロライナ州の深い山奥、美しい、湖のほとりにある木でできた家。そこに住む言葉が不自由な現代版狼少女のネルと医師のジェリー、心理学者ポーラ三人の心の交流・家族愛が不器用に育つ過程を描いた物語。体は大人だけど心は幼児でもない、小さな子猫でもない、不思議な存在であるネルと関わることで、常識の中で生きてきた普通の大人の男女二人が、一人の生き物としてそれぞれネルを守ろうと変わり始める姿に胸を打たれる。 私はなぜか小さい時から泉や水辺で水浴するという行為やシーンがとても好きなのですが、ネルが夏の夕方、森の中の湖で泳ぐシーンがすごく好きです。なんだろう、体が溶けて揺れて大気と水と一体になるような陶酔感。 真っ当に育った人間ではない存在であるネルが社会に復帰するために街に出るシーンは人々の好奇な目線やからかいに胸が苦しくなるのだけど、それをも乗り越えて人生は変化をし続けながら続いていく。目と心を世俗の汚れから洗ってくれるような作品。 Digging to China (1998) 実家にいた時衛星放送で偶然録画してすごく気に入った作品。まず登場人物全員の衣装やメイクや背景が半端なく可愛くて感心する。(一番の推しは主人公のお姉さんが妹捜索時に着ていた透明に白のドットの雨ガッパ) 思春期前の少女と知的障害ゆえに少年のような心を持った大人の男性の不思議な友情を描いた素敵な作品。 リボンのついたキャンディーのように可愛くて、でも油断してたら包み紙で手を切ってしまって血が滲むような、なんとも言えない純粋さと可愛らしさが混ざった妙味ある童話みたいな映画。大好き。 かぐや姫の物語 (2013) あまりにも打ちのめされるので気軽に繰り返し見たいという作品ではないけれど、強大な力を持っているので選ばざるを得ない。 鬱病から社会復帰するときにリワーク施設に通っていて、そこでのプログラムで映画鑑賞というものがあり、月に二、三回スタッフさんの持ってきたDVDを見ていて出会いました。 もう、上映後は泣きに泣いて震えて頭が働かないくらい衝撃的でした。 このDVDを持ってきた支援員さんに、私が泣きながら「○○さん、これ。私、わかった」というと、彼女も目を潤ませながら笑顔でうなづいてくれたことを覚えてる。 これは竹取物語という昔話の単なるリバイバルではなく、「この地球で生きるとはどういうことなのか」「人間は死んだらどうなるのか」を描いた物凄く重い作品です。 これは、「この世に生まれてきて、自分を愛してくれた両親が望む娘の幸せと自らが望む幸せが合致せず、親のためにとひたすら自分を殺し続けた結果、苦しさに耐えきれなくなり自殺に至る娘の生涯」を描いた作品なのです。 姫が帝に抱きしめられて瞬間移動ができているのは、もう半分死の世界に行っているからです。生身の人間にあんなことはできません。最後に月の使者が迎えに来るのは文字通り死の世界からのお迎えです。兵士たちの放つ矢は全て花になってしまう。死の前にはどんな権力も力も通用しません。 羽衣を着てしまえば地球でのこと(生きていた時のこと)を全て忘れる、躊躇した姫に親の愛で動けるようになったおじいさんとおばあさんが駆け寄ったとき、「ととさま、かかさま!!」と泣きながら振り返り、二人に抱きつきながら「離れたくない!!」と叫ぶ姫のセリフは、「死にたくない!!」という生への執着、生への恋慕の叫びなのです。 死んだら無の世界に行きます。生きていた頃の記憶は全て忘れて、喜びも痛みも悲しみも何もない光に満ちた世界に行くのです。 姫が地球を飛び立ち、宇宙を月に向かって進んでいるとき、ふっ、と振り返って青い地球をかえり見たとき。一粒涙を流したのは、喜びも悲しみも苦しみも全てが咲いては枯れ、沸き起こり、繰り返されている、生の世界の営みを愛おしく思う心の表れでしょう。 今生きていることが途方もなく尊いことだってことは普段、忘れてしまいがちなのですが、見た後にそれを思い出して自分を抱きしめたくなるような凄い映画です。 中国の植物学者の娘たち(2006) フランスとカナダ合作映画。監督は中国の方ですが同性愛を描いた作品のため中国では撮影許可が降りず、ベトナムで撮影されたもの。 映像も俳優さんたちも風景も全てが物凄く美しいけれど、物凄く悲しいストーリー。二人の愛が本物であったが故に、その愛の花が咲く大地が中国であったというだけで最後、二人は死刑にされてしまいます。 私は植物が好きなので画面に溢れんばかりに写り続ける緑と水と土の香りにとても癒されます。二人が出会い、互いに恋心を抱くようになり、少女のような淡い確かめ合いの時期を経てむせかえるような花と緑の中で激しく結ばれる。しかしその愛はこの人生では許されないものだった。関係が露見した二人は不幸になり、周囲から孤立し、ラストは死に別れるというとても辛い結末。 人間の幸福とは、国家とはなんなんだろうか?考えざるを得ません。 私は異性愛者ですが、幼い頃から同性愛者の人たちに不思議なシンパシーを感じていました。なんなら、そこらじゅうに在る異性愛よりも日の目を見ない同性愛の方が純粋であるとも思っていた。 どうして、同じ性別の人を愛しただけで罰せられなければいけないのか理解不能でした。愛の感情は人間に等しく与えられているものなのに。 見た後悲しくて胸が潰れそうになるので、これも気軽に何度も見ようとは思えないけれど、しかし心に残る作品です。
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oka-akina · 1 year
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新刊「イサド住み」 冒頭試し読み
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 おれは怖くてたまらない。おれにどうやら命みたいなものがあって生きているってこと、おれの体の隅から隅まで生き物で、心や記憶まであって、おれという生き物が死ぬまでずっと生きているってことが本当に怖いんだけどうまく言えない。怖い。べそべそ泣いている。おれの言いたいことわかるか。わかれよ。うまく言えなくてもわかってくれよ。あんたは怖くないのか。たまたますれちがった誰かの気まぐれな採点によりおれの発言の価値は決まってしまい、裁定はそうそう覆らない。おれは布���をかぶって絶望している。隠れている。おれの話は誰にも聞いてもらえない。  でも川と川が十字に交差しているところが好きだ。毎晩見に行く。十字の縦も横もとても静かで、川面に団地の明かりが揺れている。夜の運河は油膜を張っているみたいにとろりとして見える。流れているというよりあれはきっと震えている。実際、横軸の小名木川に流れはないようなものだ。隅田川と旧中川を結ぶ水路で、雨の後や風の強い日くらいしかはっきりした流れを見せないし、流れの向きもしばしば変わる。きっとここには始まりも終わりもない。  始まりも終わりもないけど階段がありエレベーターがある。扇橋閘門といって、二つの水門が並んでいる。閘門より東は海抜ゼロメートル地帯で、満潮時の海の高さよりも低い土地。川を遮断して水位を下げてあり、小名木川には段差がある。川底ではなく水面に作られた差。船が通るときは二つの水門の間に船を入れ、水位を上げ下げし、船は差を乗り越える。  夜の運河はにおいが濃い。潮のにおいとどぶのにおいが混ざって、三階のおれの部屋まで届く。水面にちらちら揺れる明かりは銀紙を丸めてまた広げたみたいな光で、夜の黒い水はそれらを飲み込もうとせず震えるだけ。水はとても静かだ。ねっとりと移動している。光もにおいも川の上にとどまっている。  さっき風呂から出たらスマホが震え、ムムくんからのLINEだった。昼間ムムくんからスタンプが飛んできたからおれもスタンプを投げ、スローペースの投げ合いが続いていた。おたがい焦らしあっていたというかはぐらかしあっていたというか、言いたいことはわかっていた。今日はムムくんが先に折れた。 「今くん明日ってひま?」  おれもそれを聞きたかった。ほっとした。続いて自撮りの写真も飛んできた。鏡に向かってスマホを向けていて、美容室の鏡だ。ムムくんのスマホケースはいつもステッカーとかチェキとか挟まっていて、折り畳んだ千円札も見えた。緊急用の金かな。靴の中に入れておくみたいな。ちょっと笑った。鏡の中の鏡には切ったばかりの後ろ頭も見えた。襟足とサイドがかなりさっぱりしていて、指でなぞったら気持ちよさそうだ。  自撮りのムムくんはマスクのゴムを一回くるりとねじっていた。きっともみあげにゴムがかからないようにそうしていて、おれも先月髪を切ったときそうやった。こうするといいですよと美容師さんが教えてくれた。コロナ禍に生まれた工夫、その共有。いつかぜんぶ収束したらこういうことは誰も思い出さないだろうか。  二〇二〇年が明けてすぐ、あれよあれよというまに世界中みんなが巻き込まれた感染症に関しておれから言えることはあんまりない。恐怖や混乱の波が寄せては返し、定まらない。ここ二、三か月かはなんとなく凪いだ感じになっている。か? わからない。なんとなくの雰囲気でそうだというだけ。慣れ。どうやら常識も見通しも変化し続けていた。おれは少し前の恐怖をほとんど思い出せない。おれは夥しい数の死者を忘れ、配られた十万円と二枚のマスクを忘れ、いまいま分かち合っているささやかな工夫を可愛がろうとしている。これもいずれぶっ壊れるとは知っている。死が数の話でもないのもわかっている。もしおれが、何か、たとえば呼吸器に疾患があったら、とてもこんな雰囲気任せではいられない。それじゃあおれには特権があるってことだ。  頭を拭きながら「髪切った?」と送った。明日がひまかどうかはすぐに返さず、といってもこれ以上拙い駆け引きや意地悪をしたいわけではなかった。なんとなく話の順序をいじくりたくなった。ムムくんとはアプリで知り合った。四つ歳下のゲイで、現状セフレの関係にある。そしてこれについては毎日、毎分検討しているけど、もう腹を括ろうと思う。おれはセフレのムムくんに恋をしている。そうしてムムくんには好きな人がいるからおれのこれは片思いだ。  聞け。おれの話を聞け。いや聞かなくてもいいか。どっちでもいいや。おれがここで話をしているってことだけ、おぼえていてくれたらいいや。べつにすごく話をしたいってわけでもないし、おれは話の糸口をつかみかねている。糸の端っこはここじゃない気がして手近なところをあれこれ手繰っている。とっ散らかっているし絡まっている。声の出し方だってうまくない。あーとかうーとか唸りながらともかくチューニングし続けていて、もうずっと、自分の出すべき声の高さを探っている。長いこと口ごもっている。でもこんなふうに音程にばかりこだわっているうちに歌い方を忘れてしまうんじゃないかってちょっと怖くなった。それでおれは手持ちのはさみで糸を切ってみた。とりあえず、ここから始めることにする。  ここはどこか? ここは運河沿いの歩道で、毎晩川面を見に行くのは犬の散歩のため。緑地公園を抜けて橋の下をくぐった。歩道の一部は艀になっていてこれも水位で高さが変わるが、おれと犬が歩くくらいではぜんぜん揺れない。 「台形、今日はたくさん歩いてるね」  おれは犬に話しかけた。小さい足を懸命に動かし、よちよち歩いている。ときどき立ち止まっておれを振り返り、そろそろ抱っこしてという顔だ。だめだよ台形、もうちょっとがんばろう。おれは話しかける。台形はふんふん鼻を鳴らしている。  台形というのは犬の名前で、白黒模様の狆。鼻ぺちゃ顔のか弱い犬だ。体の形が台形ですと誰かのブログに書かれていたのがなんだか気に入った。どうやって辿り着いたか思い出せない、知らない人の野良ブログで、たぶん「犬 飼い方」とか「狆 飼い方 コツ」みたいに検索していたらたまたま行き合った。  ほかのサイトや本では狆の体型はスクエア型とか四角とか書かれていて台形という語は見かけなかった。どこぞの誰かの語彙と気まぐれがおれの犬の名付けの根拠で、そういうめぐり合わせをなぜか素敵なもののように思った。おれはそういうものをとろうと思った。  そうして艀を歩いていたら、ぱしゃぱしゃぱしゃぱしゃ……と音がした。魚かなと思ったけどぱしゃぱしゃはけっこう長くて、まさか誰か溺れているのかと思ったが、川には何も見えなくてとても静かだった。念のため柵に上って辺りを見回した。水面に乱れたところはなくいつも通りに見えた。人影も水しぶきも見当たらなかった。いつのまにかぱしゃぱしゃの音も止んでいた。 「台形、どう思う?」このどう思うは水音のことでもあったしおれの恋愛の話でもあった。  ムムくんから「髪切った?」の返事はまだ来ていない。といってもまだ何十分も経っていない。でも明日ひまかどうかをスッと送らなかったことを早速後悔していた。ひまに決まってんだろ。台形が立ち止まったのでベンチに座った。おれのために立ち止まってくれた気もした。「明日は夕方からなら平気だよ」とLINEを送り、続けて「早いと寝てるかも。今日はこれから仕事で、今は犬の散歩してる」「明日の夜は仕事休み」と送った。しゅぽん、しゅぽん、しゅぽん。散歩中だから返信が遅いんだよとアピールしたつもり。会話はキャッチボールというよりジャグリングだろうか。空中のお手玉は二つ三つと増えていく。  すぐに既読がついた。「わーい」というスタンプが送られてきた。「前髪短すぎた気がしてきた……」「じゃあ十七時くらいに家行きたい!」しゅぽん、しゅぽん、しゅぽん。しゅぽんのタイミングが心臓の音と重なる気がした。だいぶ間の抜けた音だ。おれの恋はこういう音なのか。  お手玉だからべつに落っことしても気にならないのにちょっとのことで一喜一憂し、いったいおれはどうしちゃったんだろう。明日の夜が休みというのは前回会ったときに話してあった。夕方からならひまだよとすでに言ってあった。ムムくんはそれをちゃんと覚えていて、でもちょっと焦らして、連絡してくれた。そう思うとかなりうれしかった。  台形が歩き出した。チャッチャッチャッチャッと地面に爪がこすれる音が好きだ。小さい体の細い足。まあでもさっきの水音は溺れているような音ではなかったなと思い直す。切迫した気配はなく、プールでゆったりと泳ぐみたいな音だった。背泳ぎのキック、ストローク。誰とも競争していないときの静かなバタ足。ああそうか。おれはむしろ、誰か泳いでいるんじゃないかって期待していた。運河はいつも緑色に濁っていてかなり深い。とても泳げるような川ではないんだけど、一瞬可能性を夢見た。溺れていたら大変だなんてほんとは思っていなかった? 自分の心の中なのにおれは嘘をつきそうになっていた? 「まあ、嘘っていうのもちょっとちがうんだけどさ」  おれは台形に言う。べつに言わなくてもいいようなことだけど声に出して言う。台形はおれの足をすんすん嗅いでいて、体が動くと尻尾もふわふわ揺れる。白くて豊かな尻尾だから暗がりでもよく見えるが、夜の散歩には光るハーネスをつけておく。蓄光オレンジ。リードもLEDでぴかぴか光るからやけに賑やかだ。パレードとかお祭りとか、あるいはクラブ遊び? 台形自身はとてもおとなしくて内気な犬だ。いやおとなしくて内気なクラブ好きはおおぜいいるけど……。ああ。ほらね。おれの思考は訂正と注釈の繰り返しでとんちんかんな思いつきばかりしている。そうして、クラブってもうずいぶん行ってないなと思う。熱心に通っていたわけではぜんぜんなかったけど、人生のある時期になにがしか意味を持っていた場所が、今ではとても遠い。人生が思ったより長い。  さっき声の高さを探っていると言ったけどあれは比喩であって比喩ではなかった。ほんとにおれは声変わりのさなかにあった。ホルモン注射によって声が低くなり、ひげが生え、肌も硬くなった。生理はほぼほぼ止まった。そろそろ声は落ち着いてほしいけどどうも安定しない。  性別移行のいろいろ。この水面にも段差がある。三週間にいっぺん注射を打ちにいくが金がかかって仕方がない。でもおれはこれをやりたかった。高校生の頃からバイトばかりしてきた。いろいろの変化は二次性徴をやり直している感じだなあと思っている。それならばおれはいま思春期をやっているのかもしれない。もうすぐ三十だけど。  おれは何か? 元女子ですという名乗りは正確でない気がしているが、面倒なのでそれで済ませることはあった。女子だったことなんてあったっけ。でも、じゃあ、本来の姿、正しい状態に戻りたいんですという言い方も、それはそれでしっくりこなかった。他の人はどうか知らないけどおれの場合は。うまい言い方がわからない。  十字の縦軸、大横川を下っていくと仙台堀川とぶつかってまた十字に交わり、やがて大きくカーブ、またまた十字路。これを東京湾側に折れて平久川に入ると今度は五叉路になり、網目のように張り巡らされた水だ。大潮の晩、運河はぶよぶよ膨らんでゼリーみたいだ。  台形がにゅうっと体を伸ばしておれのひざにまとわりついた。なんの音かなんてわかんないよと言っている気がした。首の下の白い毛がオレンジの光に染まっている。扇橋水門の赤信号。夜は門が閉まってランプがついている。あれもコンクリートの柱を赤く染めていた。毛の黒いところはそうでもなかった。オレンジの光を黒が吸い込んだ。そうだよな、おれもわかんないよと顎をなでた。 「まあ魚か何かだろうね」  おれは台形に言った。「そうでなければ空耳だよ」とも。台形に話しかけているのか、台形のせりふもおれが一人でしゃべっているのか、自分でもよくわからない。  ああそうだ。おれはわかりやすい語り方をいつも探している。誰かの受け売りをがんばって身につけ、しゃべり、それがときどき屈辱的だ。おれがこのようにあるためにはわかりやすい物語とその語りが必須だなんて、なんだか馬鹿にされている。どうして男になりたいんですか? いつからそう思っていたんですか? やっぱりスカートは履かなかったんですか? ときどきおれはめんどくさくなって「死ぬほど悩んでるんです」とか「死にたいです」とか、可能な限り暗い声で言う。暗い顔もする。会話を遮断する。そうしてそれは、必ずしも嘘をついているってわけでもない。 「でも魚って夜でも起きてるのかな……」  とつぶやいてみたら、すかさず反論を述べるみたいにどこかでからすがぎゃあーっと叫んだ。台形はびくっと震えた。鳴き声は川沿いの倉庫の壁に跳ね返り、わあああんと響いた。両岸に建物が並んでいるからトンネルみたいになるのだろう。川の向こうで誰かがくしゃみしたのも聞こえるくらいで、天井はなくても反響する。あー。はいはい。そうだとも。寝ているやつらが突然目を覚ますことはある。あるいはたまたま夜ふかしの個体はいる。  おれもそういう個体だと言ってみようか。クリーニング工場で委託のドライバーをやっている。ちょっと前から始めた仕事。夜にコンビニやロッカーを回って集荷と配送を請け負い、ほとんど昼夜逆転みたいな生活になった。  ドライバーデビューはAmazonの軽貨物配送だった。これはおもに昼の仕事で、アプリでオファーを選んで好きな時間に好きな量だけ働き、というとなんだか聞こえはいいが、割り当てられた荷物を時間内に配り切るのはけっこう難しかった。小さい箱物ばかりで、物自体はそんなに重たくないが量が多く、積み込みがパズルみたいにややこしい。時間指定に慌てたり、マンションの宅配ボックスで誤配し���り、知らない細い道を走るのも怖かった。でも一人でやれる仕事はいいなと思った。車の中は自分一人の空間で、自分の体の延長だ。  それで求人サイトを延々スクロールしていたら、今やっているクリーニング工場のドライバーを見つけた。業務委託。夜勤。けっこうレアな仕事だ。たまたま見つけたおれはラッキーなのだろう。まあ深夜労働の���には大した収入にならないし、がんばればAmazonの方が稼げるんだろうけど、ルートが決まっているので安心感があった。それもコンビニやマンションと工場の往復だから、わりあい運転しやすい道が多いのもよかった。荷物は服で、それなりに重い。ただ持ち方のコツを掴めば腰は傷めないと同業者のnoteやツイートを読んだ。腕の力だけで持ち上げようとしない。両肩と両足を荷物の正面に置く。筋トレと思えばなんとかなると知らない誰かが書いていて、これまた知らない誰かの知識や気まぐれにおれはかなり助けられている。そして深夜の配送はAmazon以上に個人プレーの仕事で、ほとんど人としゃべらずに済んだ。それが何より気に入った。  べつにそこまで人嫌いというわけではなかった。前に働いていた工場で、配置替えやら班分けやらの話の流れで自分はトランスであるとほぼほぼみんなにカミングアウトする羽目になり、なんかもう個人事業主になりてえな、なっちゃおうかなと思っただけ。  いやちょっとちがうか。ホルモン注射を始めたら見た目や声に変化があり、おれの場合はけっこうわかりやすい変化だった。カミングアウトするしない以前になんかもうばればれだよなと思った。ばれるという言い方もなあとは思うし、周囲の人にいちいち事情を知ってもらう必要はないんだけど、何かしら説明が必要なことはあった。それは何か書類の提出を求められるとかではなく、素朴な疑問や世間話に応じ、遠慮のない視線を浴びるという形でだ。マスクをしているからひげは見えない。じゃあ、コロナ禍じゃなかったらもっと目立ったのか。そして思い出したから言うけど、いつかちんこ生えてくるって思ってましたか? って質問はなんだったんだ。  悪い職場ではなかったしあからさまにひどい奴がいたわけでもなかった。なんていうか……、人と関わるとその手のコンフリクトが生じることはままあり、しょうがないよなという気持ちと、くそったれという気持ちは日毎、いや秒単位で入れ替わり、おれに中古の軽バンを買わせた。  一応言っておくけど、どうしておれがこうなのかって話はあんまりしない。たぶんあんたが一番聞きたいことだとは思うけど、きっとおれは話さない。べつに勿体ぶっているわけじゃない。なんていうのかな、いちいち説明しないほうがいいんじゃないかって気がしている。これについてはあとで言う。言いたいことだけ言うから、言ったことだけ聞いてほしい。言ってないことは聞こえてないはずだ。聞こえたとしたら、それはあんたの想像だ。原則としてね。  今はクリーニング工場と、金がないときはAmazonもちょっとやっていて、ほんとにこれでいいんだかときどき不安にはなるが車を買っちゃったんだからやるっきゃない……のか? もうだめだやってらんないと思うたび居場所や人間関係を断ち切るみたいなことを繰り返してきた。おれはずっとこうなのか? 自問自答。決まった振り付けのダンスみたいにいつも同じことを考えている。  からすに驚いた台形はきゅうきゅう唸って伏せてしまった。ほんとに臆病で、前にドッグランに連れて行ったときも周りの犬にびびって縮こまっていた。おれはそういう台形が愛しくてたまらないし、内心ちょっとほっとする。おれも人目が怖いし、大勢の中で過ごすのは苦手だから。  びっくりしたよな、怖かったよなと台形のあたまをなでたらとうもろこしみたいなにおいがした。焼きたてのパンみたいなこともあるし、芝生みたいなこともある。においをかぐと落ち着く。おれも台形もおたがいにそうだ。マスクをちょっとずらして強く吸い込んだ。夜に散歩しているだけなんだからマスクなんてしなくてもいいのかもしれないが、顔を隠している方がリラックスできた。台形が臆病なのはおれの飼い方や生活リズムのせいかもしれないと思うことは思うが、べつに怖がりだっていいじゃんかとおれはおれに反論する。  台形をあやしながらムムくんに「前髪短いの似合うよ」と送った。もしかして明日おれと会うから髪を切りに行ってくれたのかな。さすがにうぬぼれかな。「そういう髪型好きだよ」とも送った。虫が鳴いている。りんりんりんりん、短い叫びを繰り返し、鈴の楽器を振っているみたいだ。  きみのことが好きですと言いたかった。言いたいのだと自覚したらへんにドキドキして、なんでも話してしまいたくなった。さっき川で何かぱしゃぱしゃ音がしたんだ。一瞬、誰か溺れているのかと思った。でもすごく静かなぱしゃぱしゃで、まるで誰か泳いでいるみたいな音だったんだ。せっせと文章を打ち込んでみたがしっくりこなかった。だって音の正体はわからない。それがどうしたって話にしかならない。送るかどうか迷って結局消した。代わりに「夜だけどからすがすごい鳴いてる」とますますどうでもいい話を送ってしまい、送った瞬間後悔した。どうでもいい話以上に、今からすはもう静かになっていて、辺りを騒がせているのは虫だから。べつにうそをついてしまったわけではないけど正確ではないことを言ってしまった。既読になったかどうか見たくもないがこういうときに限って秒だ。すぐにムムくんから「からすって夜も鳴く気がする……」と返ってきて、ほんとに恥ずかしくなった。  さるすべりの枝が街灯に照らされて、ピンクのフリルみたいな花びらが明かりに透けていた。濃いピンク。夏っぽいなと思ったけどもう九月だ。おれは花を見上げ、花を見上げるおれを台形が見上げていた。丸い目玉がつやつやしている。抱っこ用のバッグに入れてやるととすっかりすました顔だ。台形の体とおれの胸がぴったりくっついて、こいつのために今日もがんばろうと思う。やけに殊勝なことを考える。だからおれにとっては夜が朝だった。  やがてムムくんから「あっちがうかも、からすは明け方かも」とLINEが届き、「今度おれも台形の散歩行きたい!」「仕事がんばってね」と来たのでちょっとほっとした。台形の写真を送った。散歩中の写真。おととい撮った写真だから今日の台形ではない。でも今送ったら、今撮ったみたいに見えるのかな。何も言わなければわかんないのかな。  ムムくんからは「カワイイ」というスタンプが二つ飛んできた。きっと大事なことは二回言う。あるいは単に指先のしくじりでダブってしまった。おれにはそれがどっちなのか判別できない。想像することしかできない。じゃあ、言ったことだけ聞いてほしい、言ってないことは聞こえてないはずだというのは、けっこう難しいのかもしれない。やっぱりおれはとんちんかんだ。うまいことが言えない。でも言いたいことはある気がする。意見を述べたいというよりは、おれに声を出させてほしい。長い話をしてみたい。すごくしたいってほどではないけど、しゃべりたい。誰にも聞いてもらえないから勝手にしゃべる。吠える。おれは遠吠えをする。
��イサド住み」
価格・ページ数未定。2022年11月20日文学フリマ東京新刊予定。
文学フリマwebカタログ
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冒頭8000字くらいを載せてみました。だいたいこういう感じの語りで、トランス男性が主人公のボーイズラブです。軽貨物ドライバーをやっている主人公と、アプリで出会った年下の男の子・ムムくん。そしてムムくんがベタ惚れしている既婚男性・優人さん。三角関係のお話です。
イサドというのは宮沢賢治の「やまなし」に出てくる言葉で、「もうねろねろ。遅いぞ、あしたイサドへ連れて行かんぞ。」のイサドです。この蟹のお父さんの言うイサドが何なのか、読者のわたしたちにはわかんないですが、この蟹たちにはわかっている……というような話を書いているつもり。
そうなの、なんとまだ書いているんですが…というかごちゃごちゃいじっているのですが、精一杯やっておりますのでどうか見守っていてください〜。文フリ東京のあとは、BASEでの通販、渋谷○○書店での販売を予定しています。イベント参加は1月の文学フリマ京都、4月のJ.Gardenを予定しています。よろしくお願いします…!
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modernheavy · 9 months
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今日読んだ漫画 2023年7月31日(月)
コミックライドアイビーvol.06(電子書籍)
⚔️『蜜の巫女と花の従者』18話 / のくらじれ
作品ページ
⬇️
【蜜の巫女と花の従者】
ヤングキングアワーズ2023年9月号
🏙️『横浜黄昏咄咄怪事』吉川景都
電子書籍
☔【分冊版】『この恋は世界でいちばん美しい雨』7巻 / 碧井ハル+宇山佳佑
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keredomo · 2 years
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 現実の上で、31歳を振り返っておこうと思い、こうして書き始めた。  観念的なことだけを著しておく気高さもあると理解しつつも、具体の苦しみもまた私の苦しみであるときちんと認めておかなければ、正しさに辿り着けないと考えたため。
 よって、これはいつにも増して自分のためだけの文章である。読んでいただく必要はない。
*** 
 去年は誕生日の記事を書く余裕がなかった。よく覚えている。前職の離職を告げて、後片付けに奔走していた。  転職が決まって人生が変わることになった6月は、毎日を事務的な疲弊と共に過ごした。人生を懸けて取り組むつもりだった仕事を手放す痛み、平穏な離職のために無意味な嘘をつかされる痛み、そういうものと闘っていた。
 誕生日は恵比寿のウェスティンの一室で小さいシャンパンを開けて過ごした。薄暗い日で、冷たい雨が降っていた。誕生日の祝いにとその日ホテリアーが提供してくれたチョコレートを、まだ食べ切らずにひっそりと一粒だけ残してある。赤いハートのガナッシュ。心臓のように思った。大切に、残している。
 退職し、思いがけずひと月半の夏休みを得て、毎日を言葉と共に過ごした。7月。新しい言語を習得するつもりが、持ち前の怠惰が邪魔をしてうまくいかなかった。熟達している日本語とずっと親密に遊んでいた。言葉は時間を埋めてくれる。言語ばかりでものを考える性向から、日々の日記はとんでもなく長いものになった。新たな外国語の習得は叶わなかったが、母語とのたわむれは、私に大いなる慰めを与えた。それでよかったのではないかと今は思う。
 8月に新しい仕事を始めてからは怒涛の日々だった。毎日、環境のよさに舌を巻きつつ、優しい上司と同僚に囲まれて慣れない業務をこなした。人格者ばかりに囲まれて、優しくされることに時折涙した。
 9月の終わりに父親が死んだ。12月に、人生を懸けて愛した人に決死の別れを告げた。死ぬかと思った。それら二つの衝撃にうちのめされて疲弊し、上手に人に優しくできなくなってしまった私を、家族の妻は拒絶し冷たく振る舞い、余裕のない私が彼女に優しくできないことについて大いになじった。くる日もくる日も、大泣きしながら夜通し罵倒しあった。私がわかりやすく優しくて有益でなければ私を愛さないこの自己本意でしかない者とはもう今後を共にしたくないと思い、家族から離脱した。もう愛したくなかった。私の人生に存在してほしくなかった。彼女に、傷つききった私をさらに追い詰めた自覚はあるのだろうか。お互い様だろうが、もう二度と愛せないだろう。心を傾けることはできないだろう。深く憎んでいる。それほどに、信頼していた人間に追い討ちをかけられた傷は深い。父を失い、恋人を失い、家族まで失った。友人も一人失った。失う時は、一気に失うものだ。
 失うばかりではない。得たものもあった。1、2、3月は、ふいに訪れたその衝撃を生に落とし込むことで精一杯だった。人に優しくされ、ありのまま過ごす姿を許される生活を、もしかすると送れるのかもしれない。私のような欠陥のある人間でも、誰かと生涯を共にできるのかもしれない。そう夢見た。がらにもなく期待してしまった。結局その夢は、次の誕生日に盛大に破られることになった。大いなる裏切りに遭い、再び失った。確かなものは、この世にはあまりにも少ない。安心は私の生に与えられるものではないのだと知った。思い知った。
 4月と5月は再び仕事に明け暮れた。仕事は私を求めてくれるから助かる。それと同時に、妊娠恐怖とふたたび闘い続けた。体の不調と異変を刻々と受け止めながら、子供をもつかもたざるか、真剣に考えた。一人で育てることができるのか。誰の子供にならば人生を捧げられるか。子供を持たない人生は女性として生まれたこの身の義務を果たさない罪なのではないか。子をなせば少なくとも虚無からは救われるのではないか。そんなことのために子を持っていいのか。考えた。怖かった。何を得て、何を捨てることになるのか。体の異変を覚えるたびに、想像し尽くした。うなされた。胃液がせりあがった。自分の生をやりきれていないのに、子をきちんと育てあげることができるのだろうか。私は子を殺してしまうかもしれない。きっと殺すだろう。むごいやりかたで幼児を殺してしまうだろう。睡眠不足の朦朧とした頭で、私の人生を奪うなと叫んで、殺してしまうだろう。
 春宵に、夜更けの京都の河岸で民族楽器を鳴らした。めちゃくちゃに叩いた不思議な楽器の音色が美しかった。空気は透き通っておらず、もったりと私たちを包んで、ただひたすらに綺麗な音とうっすらと聴こえる街の喧騒がそこに響いて、そこは黄泉のようだった。
 5月、随分遅れて、生理がきた。子を孕んでいなかった。心底落胆した。疲れ果てた。小説を書くことを決意した。それは今後の人生において妊娠を諦めることで生じる決意であった。
 私と親しい誰もが、その決意を喜んだ。爽やかな初夏だった。私だけが、晴れやかな顔で、人生を憎んでいた。私だけが、もはやこの生に期待できないと感じていた。何も持っていない。すべてを持っているのに、何も持っていない。
 美しい人と横浜で薔薇を見た。いちご飴を食べた。唯一の慰みであった。
 「あなたを母親にすることがためらわれる」と、その人との子を狂おしく望んだ相手に、かつて言われたことがあった。その言葉は私を縛り続けた。母親になることを諦めた今、その意味がよくわかる。育児は私の仕事ではないだろう。私の仕事は、人類という動物種を繁栄させることではない。生きることを余儀なくされている全ての人を救うための何かを残すことだ。
 子を諦めたのち、「あなたはあんなことはしなくていい」と、またその人に言われた。「子を産み育てるようなことは、しなくていい」と。私は、選択を間違えなかったのだと心底安堵しながら、同時に再び絶望した。
 こんなに苦しい思いに苛まれることが、この人生には必要なのだろうか。
 死んでいいだけの理由が、いくらでもある。私は、「死んでしまっても仕方なかったね」と人に思われるだけの理由を十分に抱えていると思う。それでも、死ねない理由のほうがもっとたくさんあるのだ。私を失った生を生きさせたくない人がいる。そう確信できるところにまで、自らの生を押し上げてしまった。そのことを誇りに思う。重荷であるとは思わない。
 ただ、ここまで傷つ��てしまえば、いつ死んでもいいなとは思う。自死を免罪されるほどに、私は傷つき果てていると思う。その権利を、みずから行使することはないだろうけれど。もはや希死念慮も薄らいだ。
 白百合の派手派手しさは私を救う。眠りの横暴さも私を救う。紫煙のくゆりも私を救う。言葉も私を救う。私のためだけに連ねられた言葉たちが私を救う。私が私のために書き殴る言葉たちが私を救う。
 それさえあれば十分なのではないかと思う。本当は、これで十分なのではないか。私が求めすぎているだけで、本当は、これだけ持っていれば十分なのに、安寧を、浄土を、深呼吸を、深い眠りを、音楽を、眩さを、確かさを、求めていること自体が間違っているのではないか。
 浄土の英訳は「pure land」と言う。初めて知った時には笑ってしまったが、今はとてもよい英訳だと感じる。pure land。私の望むところはそこであるとはっきりと断言できる。pure landという訳が与えられたことで、「浄土」という言葉は(私の語彙において)仏教から離脱した。
 どこか、涅槃を超えたどこかに、私が私であるだけでよいとされる、pureな、もう二度と心を折らずに済む、もう二度と諦めずに済む、もう二度と心が張り裂けるような思いをせずに済むような土地が、もう二度と、私が私であることを妨げない土地が、あるのだろうか。あるといい。あってほしい。
 私を守る庭があってくれればいい。私の心を守る庭があってくれればいい。美しい百合に囲まれて、緑と白だけが支配する、ようやく呼吸のできる土地が、ようやく深い呼吸のできる庭が、安心して手脚をのばして横臥して、深く息を吸える土地が、誰も、私がのびのびと一人で眠って一人で目覚めて、世界の光の美しさに目を細めることを邪魔しない土地が、庭が、美しい庭が、あるといい。
 壊れてしまえばいいのにと願わずにすむような庭が、壊れてしまうかもしれないと怯えずにすむ庭が、あるといいのに。
 どうしてないのだろう。
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usickyou · 2 years
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目次
Usick(カニ)の小説を保管しています
作品はジャンル→CP、キャラクター→時系列の順におおむね並んでいます
タイトルをクリックすると作品ページへ移動します
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一次創作
ニーナの旅立ち:百合文芸4、おねロリ、ペドフィリア
イクサ:百合文芸4、人石、コーギー
ニーナの復活:百合文芸3、おねロリ、懐胎
世界に木はもうない:百合文芸、義手、サッカー
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二次創作
〇アイドルマスターシャイニーカラーズ
・まどこい
円香ちゃんの瓶詰め:背中の穴、瓶詰め
小糸ちゃんと、町の小さな映画館:まどこい、TS
グッドガール! 小糸ちゃん!:まどこい、イヌ、とおまど
・にちみこルカ
subdominant:誕生日、手紙とクマのオルゴール、川
火を消して帰って:テニス、写真、灰
喜びの国:にちみこルカ、家
・other
さよならいろいろ:とおまど、ふっ飛ぶ歯、私たちのプロデューサー
通り雨だったね:市川雛菜、誕生日
ノクチルと、絶対に割れるガラスキュー:ノクチル、ガラスの球体
ノクチルと人形たちの森:ノクチル、ホラー
数えて:杜野凛世、怪奇幻想
目、口:まみきり、怪奇幻想
〇アイドルマスターシンデレラガールズ
・しきフレ
こんな夜:愛、受容
おお、マリア!:ねこ、ミア
きみとはニースで夏のあいだ暮らした:しきフレ合同誌「Coffret」寄稿、ニース、記憶
ラブランド:『一時間前までセッしてた合同「気持ちいいよね一時後!」』寄稿、幻想、ようこそ愛の国
バースデイ:背中の羽根、生きる
La La La:シンデレラガールズ×ララランド小説本「Stars Who Dream」寄稿、夢と愛
(till) vanilla twilight:ありがとうセレンディピティパレード
新世界より:鍵、隕石、メリークリスマス
Baby so long:「ベイビー」④、長いお別れ
ベイビー・コーリング・ユー:「ベイビー」③、兆し
ベイビー・マイ・スウィート:「ベイビー」②、過去
ベイビー・アイ・ラブ・ユー:「ベイビー」①、あたし宮本フレデリカ
What a wonderful worldend:ポストアポカリプス、旅
私の神様:殺害した
残光:一瞬の感覚
・奏周子
「寛容」:ビデオカメラ、記憶
あじさい②:快復、怖くなかった
ベイビー・イン・カー:のせ塩、あかちゃんが乗っています
ダンサー:出会い、ロストイントランスレーション
ラブラ:サメのぬいぐるみ、青い空
しずかに愛して(Love me softly):日々
もうくさくなっています:シャベル、埋める、氷
あじさい:日々、スイカ
恋愛映画:奏周子合同誌「群青ストライド」寄稿、青春
死体袋の記憶:デレマスマフィアパロ、ロシむす、「Galway Girl」
Sugar:おタバコ、電話、月
行ける:消失、幻想、愛になる
海と恋人:「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」
Arterial:吸血、夏、夕日
bullseye:ダーツ、魔��
・かなふみしゅーこ
鼻血:鼻血を拭う、見る
千年あとまで:鎌倉、メリークリスマス、永く続いた
ラブリー・ラブリー・フィーリング:絵を描く、絵を贈る
しおりづくり:「海の見える家」サブエピソード
海の見える家:鎌倉、家族、消滅、ポリアモリー
・なおかれ
窓をあけて:北条加蓮さんお誕生日、感染症
さよなら恋人:別れ、劇中劇、ずっと仲良し
四月になれば彼女は:渋谷、キットカット
私から生まれて:妊娠出産、おめでとう
恋のほのお:燃える、燃え上がる
融雪:列車、雪景色
・かえみゆ
抜け道:秘密の道、差し出す
ニーナ:三船美優さんとニーナちゃん
雪に花、愛には指環:ご実家、祝福、「The Rose」
結婚しよう:指輪、そこへ行きましょうね
星はどこへ落ちた?:深夜、お散歩
・うづりん
南ゆき: うづりん小説合同誌「カラフルドロップス」寄稿、南へ
散文詩:散文詩、光景
見て、雪が降ってるよ:回想、手をつなごう
グッドモーニング、あるいは一部の不幸も立ち入ることのない幸福:朝、幸福
・奏加蓮(モノクロームリリィ)
セカンダリ・ラバーズ:新生活、サーフィン、色のない都市
十七歳:女子寮、ごまかし、喪失
水の中の幸せの国:生理食塩水、溺水
わたしを葬くる:埋める、ウェディングドレス、誰も知らない
・かなふみ
いない:奏さんがいない
イルクーツクにて:喪失、逃避
よんで:読書会、私たちもそうだったの
・新田ーニャ
不治の星:2020と2016、私のかわいい
あなたは私の白い兎:デレマスマフィアパロ、雪、逃避行
スカイフォール:大人、盲目
・白菊ほたる
黒髪の奇蹟:カーゴカルト、ホタル
不幸な者へ:老婆、BLS、行け
白い:プロデュンヌさん、シンデレラガール
いつかのきみに:ご両親、お手紙
かがやき:全身不随のPさん、ステージ、連れていく
宝石: 右ひ骨遠位端及び脛骨遠位端の開放骨折、不幸
君は、幸福:賭け、オーディション、カスミソウのティアラ
君のための花:前プロデューサー、最後のステージ、スズラン
・北条加蓮
ジャンクフードをめぐる冒険:加蓮ちとせ志希、冒険、P字頭の狂人
顔のない女:怖い夢、過去
加蓮ママ:カンクンビーチ、ベイビー、マヤ民族文化
おもいでを聞かせてください:体育用具室、破る
ママ:しきかれ、看病
Dive(あるいはこの世界のヒロイン):ベッド、さまざまな北条加蓮
・other
りんみお浮気紀行!:りんみお、百合浮気、コヨーテ
Gon宮本フレデリカ:宮本フレデリカさんお誕生日、「ソ」の音
まるい角:りょううめ、角の夢
ゴオォォーーーン:ちと千夜、魔女、炎
いつでもおいで:のせ塩、飲酒、いつでも
あいびき:加蓮と楓、なおかれかえみゆ前提、フード理論
たくさんかわいがってね:しゅうさえ、金魚、心は
無題h:加蓮、ほたる、人殺しの邂逅
南極観測隊:焼きそばハロウィン、閉塞、ファンになる
『シネマ・パラダイス』:りょううめ、デレマスマフィアパロ、ロシむす
初恋:志乃礼子、怒り、ダンス、出会う
ペーパー・ムーン:志乃礼子、雨、最後のひと 
場面:デレマスマフィアパロ、ロシむす、カエデタカガキ
アテナイの幽霊:しきふみ、図書館、謎を追う
a Housework:家事、しきフレ、かえみゆ
羊たちの沈黙パロ:奏、文香、ありす、志希、フレデリカ
Sugar.Bride.Strawberry.:ときのりこ、ご結婚、嘔吐
Paradise(for life):周子、美嘉、ゾンビパロ
窓辺の花:タケバネ、名前
さよなら、かぶとむし:城ケ崎莉嘉、城ヶ崎美嘉、世界は変わる
〇ゾンビランドサガ
腕が旅をした話:純愛コンビ、消えた腕、引力
少女(リリィ):ゆうぎリリィ、ホラー、花火
少女(ゆうぎり):ゆうぎリリィ、かつての習慣
〇アイドルマスター
Inferno:ちはゆき、人魚姫
赤い糸:ゆきまこ、五年後の世界
Star,visual binary star:亜美真美、大人になっても
Kluuvikatu Helsinki Finland:あずりつ、フィンランド、雪だるま
運命の人:ひびたか、太陽と月、撫子
〇魔法少女まどか☆マギカ
Life, after life:ほむマミ、魔獣、離れない
白紙:雪原、ループ
〇らき☆すた
光の速さで1.2秒:かがみ、みゆき、月へ移住
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qofthequinine · 1 day
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デートコース
デートというと、恋仲だけに限る人もいるようである。自分はそんなこと考えもしない。たとえ生物学的に同じ人であろうが、デートはデートだ。そもそも Date ってのが「日程、行程」である。旅のしおりである。修学旅行の旅のしおりは、例外を許さない。まあ、初めての土地で迷子になられたら困るからね。しかし、デートをするなら、迷子こそデートである、と断言したい。
土地勘のある場所のなんだか心惹かれる路地が好きで、ある晴れた日にその道を通った。そこを通るだけで、なんだか素晴らしい人生が待ち受けているような気分になるのだ。南北に通った、自転車がすれ違うには難しいような、しかし人間が並んで歩くにはちょうどいいような路地。怪しい建物があるわけでもなく、ただ生活を送るために装飾した庭の断片が感じ取れる。猥雑さは微塵もなく、吊り橋効果もなく、そこを通るだけで、心が安らぐ。季節によって見えるものは違い、あるときはバラが咲いていて、あるときは金木犀の香りがして、夏の暑さも感じにくく、冬の風も感じない。夢も現もどうでも良くなり、通る人は二人きりだ。そういう路地を探すのが好きだ。誰かの生活が現実的ではなくなる路地。二人の関係が夢になり、そのほかの世界が現実。探せばどこにでもあるんだが、みんな探さない。
そういう路地を探すのがデートだと思っている。集合場所から目的地に至るまで、あちらこちらしながら、こんな場所があった、という名前のない印象が欲しい。
絶対に恋仲になり得ない関係性の友人と、住宅密集地の路地を歩いて回ったことがある。秋雨が止んで、太陽が照っても少し霧のように見える。細い路地を抜ける瞬間、秋に向けてアポトーシスをするつもりの樹木と、日光と、その奥に抜ける生活が見えた。美しいと思った。同行者も美しいと思っていたらしい。
公園に行った。この公園は不思議で、混み行った住宅街の中に入り口は狭くて面積も小さいのに、ものすごく広大なように見えてしまう。小さい入り口から入って、その公園のベンチに座ろうと思ったが、少しお手洗いに行った。その間に、同行者はわざわざ子供用の滑り台の階段に登って、この光景をなんとか写真に撮って、「感動している」と言葉を添えてSNSに上げた。そうなんだ。あの公園は不思議なんだ。何かものすごい感動があるんだ。嬉しかった。
そういうランダムなアドリブを含みつつ、日程を組む。デートする。それが素晴らしい日々。一人きりでも変わらない。感覚している君と、感動している君とでデートしようじゃないか。
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kachoushi · 2 months
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虚子自選揮毫『虚子百句』を読む Ⅲ
花鳥誌2024年3月号より転載
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日本文学研究者
井上 泰至
4 山人のかきね傳ひやさくら狩
 『年代順虚子俳句全集 第二巻』明治三十九年の項に「四月中の作句と覚ゆるもの」とある中の一句。『ホトトギス』には同年七月号に載る。「さくら狩」は和歌以来の言葉で、いささか俗な「花見」に比べて、雅趣のある言葉だ。「鷹狩」同様、花を求めて歩く意がある。筵を敷いて眺める「花見」が「静」だとすれば、「さくら狩」は能動的な含意を持つ。星野立子はこう解釈する。
 桜を見に山に分け入りました。桜の名勝地吉野とか鞍馬でしょうか。山道を辿っていると百姓家か、由ある人の住居か、ある家の垣根が長く続いているあたりに出ました。どのような人が住んでいることかと思いながら通り過ぎました。桜狩というのですから花を見る目的で山路を歩いているのでありましょう。その山人の垣根づたいも一再ならずあったかも知れません。兎に角、山に住んでいる人の家の垣根づたいを過ぎ去ってなお奥の方へ分け入りつつある時の情景であります。
 散在する山間の桜なればこその「狩」である。そして、立子がほのめかすように、「山人」という言い方に一種の軽い「謎」があって、家の主人をあれこれ想像する気分も受け取れる。
 謡曲の世界を背景に見ようとする向き(清崎敏郎「研究座談会」)があるのは、脇が桜を訪ね、桜にちなんだ精霊のシテが山人の仮の姿で現れるような能を想定したのであろうが、そのような曲はない。「狩」の言葉の持つ雅趣が、そういう踏み込んだ解釈を提示させる事情は理解できる。
 中七の「垣根づたひや」という言い回しには、軽い浮かれた感じがあり、そこに山間に「一花所望」とばかり、花を求めて逍遥する気分の楽しさを感じ取ればよい。句全体もア行音が繰り返され、リズムがいい。
 なお、1番「美しき人や蚕飼の玉襷」は他者を詠んだ「他」の句。2番「山寺の宝物見るや花の雨」は自分を詠んだ「自」の句。3番「芳草や黒き烏も濃紫」は、「他」、そしてこの句は「自」ということで、虚子は意識して配したか。自他の区別は虚子が親しんだ連句の発想である。四句「や」が入った句が続いた。
5 春風や闘志抱きて丘に佇つ
 大正二年二月十一日、三田俳句会で発表されたものである。この句会は岡本癖三酔(廉太郎)が起こしたもの。『ホトトギス』には同年三月号に載る。『贈答句集』の前書には、「大正二年・俳句に復活す」とあって、小説に転じていた虚子のいわゆる「俳壇復帰」を象徴する句として位置付けられてきたが、実態は、陰影に富んでいる。
 虚子が遠ざかっている間、河東碧梧桐の活動は旺盛で、俳句の流れは碧梧桐によって、古典的世界を離れ、詰屈な文体に新奇の題材を衒った新傾向俳句が流行していた。周囲からも、当時隆盛の自然主義の影響もあって、俳句はいずれ季題中心の世界から離れると考えられていた。虚子は、当時「負け組」と捉えられていたのである(拙稿「明治末年の俳諧史―池田常太郎『日本俳諧史』をめぐって」『連歌俳諧研究』一三三号)。
 しかし実際は、大方の予想に反して虚子が平明にして余韻ある俳句、古典文芸としての俳句を主張し実践することで、後の『ホトトギス』王国を築くに至ったということになる。その時の虚子の戦略は、日露戦争後の不況と青年の「煩悶」を前提に、村上鬼城・飯田蛇笏・原石鼎ら不遇の若者の主観的俳句を拾い上げるとともに、地方の中間層を開拓して俳句の大衆化に向かうという二つの路線を用意していたようだ。作家の発掘と俳句愛好者の「市場」開拓という双方を兼ねる複眼が、虚子の戦略であった、ということになる(拙著『近代俳句の誕生』「Ⅳ 大虚子への道程」)。
 掲句へ戻ろう。強くとも、駘蕩たる春風から湧いてくる「闘志」とは、単純な情熱ではないだろう。争いを好まなかったように見えるが、虚子に「比類のない勝負師の魂」を見て取ったのは山本健吉(「俳人虚子」『俳句』昭和三十四年五月)だった。勝ち負けは、彼の脳裏に常にあり、彼に盾ついた者は、たいてい最後に敗れ去り、虚子は黙殺による勝利を、常に収めている。だが、そのような意識は、ほとんど表面に現したことがないのは、自制力が強かったからだ、とも言っている。
 後に赤星水竹居の『虚子俳話録』(昭和二十四年)で、虚子はこうも振り返っている。
 私は自分の事は結局自分で解決せねばならぬと、いつも考えています。病気の時なんか苦痛をこらえながら、いっそう深くそんな事を感じます。
 俳壇復帰の直前、腸を病んで長期にわたり臥せっていたから、この句の成立に関連しては、考えておくべき問題である。こうした我慢強さが、何に由来するかと言えば、健吉の見るところ、それは自身を恃む気持ちの強さによる、ということなのである。
 水竹居も健吉も、この粘りと寡黙と忍耐強さを徳川家康のようだと比定している。
 なお、掲句と一対の次の句は、隆々とした力強い太い筆勢。特に「春」と「闘」は、力感に溢れ、一句の眼目となっている。
『虚子百句』より虚子揮毫
1 美しき人や蚕飼の玉襷
2 山寺の宝物見るや花の雨
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3 芳草や黒き烏も濃紫
4 山人のかきね傳ひやさくら狩
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5 春風や闘志抱きて丘に佇つ
6 葛城の神臠はせ青き踏む
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国立国会図書館デジタルコレクションより
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井上 泰至(いのうえ・やすし)   1961年京都市生まれ 日本伝統俳句協会常務理事・防衛大学校教授。 専攻、江戸文学・近代俳句
著書に 『子規の内なる江戸』(角川学芸出版) 『近代俳句の誕生』 (日本伝統俳句協会) 『改訂雨月物語』 (角川ソフィア文庫) 『恋愛小説の誕生』 (笠間書院)など 多数
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psalm80-lilies-iii · 3 months
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つめたく、あまい。
シギサワカヤを指して「いま日本でいちばん面白いマンガを描く作家」と言ってしまうことにぼくは個人的に何の躊躇もない。だがシギサワカヤの何がそんなに面白いのかということを言葉で表現するのは簡単なことではない。
ずっとそう思ってきたのだが、『つめたく、あまい。』の「あとがき」でご本人が非常にいい表現を使ってらっしゃる。
ええととにかく人間の、言葉だけでも見えるものだけでも説明しがたい膨大な部分が、あれやこれやと面倒なことになっている様がどうしても好きなので、そんなところを少しでもお楽しみ頂けましたら幸いです。
なるほどー、と思う。パソコンのアプリケーションとかで「バックグラウンドで実行する」などという表現が出てきたりするが、たしかにシギサワカヤのお話というのはいつもそういう、バックグラウンドで何かが走っているからこういうことが起こってしまうという物語なのかもしれない。最たる例は「箱舟の行方」だろう。倉田さんと笹原さんの間にあるものが何なのか、この物語は一切説明しないので、これを読んで訳が分からないと思う読者ってきっといっぱいいると思うのだが、幸か不幸かぼくは分かる。
今さらのようだが、「箱舟の行方」というお話のあらすじを書いてみよう。「システム室の笹原さんはエレベータで新人の倉田さんに会うとチューするという習慣がありました。倉田さんは訳が分からないままでもなんか拒めずにいましたが、ある飲み会の夜ふとそんな気になって笹原さんとヤッちゃいました。倉田さんは新人研修の時に田村主任と出会ってつき合い始め寿退社することになりましたが、結局自分の中で笹原さんって何だったのか整理がつかず、最後の最後に会社のエレベータにカンヅメになったどさくさにまぎれて笹原さんとあれやこれやヤッちゃうのでした……。」
「エロマンガかこれは」というようなあらすじだが実際こういう話なのである。倉田さんの「バックグラウンド」で何が走っていたのかこの物語は一切説明しないが、たとえば彼女は笹原さんにチューして欲しくて口紅をつけない、田村主任から口紅を買ってやろうかと言われても断ってしまう、という女だったのである。これを「分かる」と思うか「ふうん」と思うか「バカか」と思うかは人それぞれだろうが、少なくとも「世の中にはこういうことがある」ということが分かるのはある程度大人になってからではないだろうか(こういうことが分かる高校生の女の子とか世の中にはいるのかもしれないがぼくはそういう人とは関わり合いたくない)。
もひとつ、『ファムファタル』の海老沢由佳里さん。
わ…私は 石渡さんとは 付き合わない
ハイくん…とは …大事だけど 離れたくないけど 付き合いたくない…
―― 友だちでいたいの…
ぼくはハイフンの立場に立ったことが人生で何度かあり、いろんな目を見て今年43歳になるが、今なら由佳里さんの言葉を素直にそのまま受け止められる。こんな女っているし、こんな女をそれでも愛することに意味を見出すかどうかは結局男である自分の問題なのであって、見限るなら見限ればいいことだが、かわいいと思うのなら素直にそばにいてやればいいのだ、彼女は喜ぶだろう。ハイフンにそれができないから(……いや、できないものなんですねこれが)、この『ファムファタル』という物語があるのである。ぼくは由佳里さんみたいな女性とどう付き合うかが人生のテーマだったみたいなところもあり、彼女の言動を意味不明だと思う人がいるのかどうかさえ今となっては分からないが、これだってやっぱり「分かる」と思う人と「へえ」と思う人と「バカか」と思う人がいるのだろう。
「箱舟の行方」と『ファムファタル』、この2つは、「バックグラウンド」で走っているものが何なのかということ自体が分かりにくい、というか必ずしも誰にでも分かるものではないという物語だと思うが、これ以外の作品は、どうだろうか、ぼくは『九月病』を読んで釈然としなかったので手放してしまったのだが、それ以外の作品については、「バックグラウンド」というほど難しいものではなく、ひとは自分の感情にあとから気づいていくものだくらいの作品である。たとえば「つまりは病のような。」や「空の記憶」。「空の記憶」というのは、地味な作品だが、すっごく普遍的な作品だと思うし、ぼくはとても好きである。あるいはそれこそ『溺れるようにできている。』他愛もないラブコメをすっごく哲学的に描いたこの作品は好き嫌い分かれると思うが、でも根本的にはシギサワカヤの作品の中ではもっとも平和で甘美で端正な作品である。ついでに『九月病』に関して言うと、ぼくは近親恋愛というものをある程度リアルに想像できてしまうので、自分の中にあるそれと作品に描かれたものとがある程度以上に違うと拒否反応を起こしてしまうところがあるのだろう、というか、ぼくは兄妹の関係しか分からないので、姉弟の関係については想像ができないのだ(そもそもぼくは現実に存在した以上に近親恋愛に耽溺したいとは思わないので、きづきあきらの "WHITE" があればそれで十分なのだ)。
「自分の感情に気づいていくというのはひとつのドラマなのだ」という捉え方の作品がある。これはスポ根や格闘マンガでもあり得るし、それこそ恋愛マンガでもあり得るのだが、あまりにも当たり前の感情に気づくことにことさら感動してみせるとそれは自己陶酔にしか見えない。「アタシはカレが好きなの!キラキラ」みたいな感じで、ローティーン向けの少女マンガだと珍しくないのかもしれないが、大人がそれではみっともないと残念ながらぼくは思う。で、それとは少し違うのだが、秋☆枝さんの『伊藤さん』を読んでも、この作品の「はわわわ」感はたしかに楽しいのだが、「大人なんだからもう少し自分の感情に慣れてもいいんじゃないか」と思ったりもするのだ。この場合は「自分に気づいていくことに未熟」というのではなく「自分に気づいていくことに対して何かがブレーキをかけている」からこうなってしまうのだろうと思うのだが、なんでかなー、もっと素直になればいいのに、と思う(いや、そう思わせるからこそ「はわわわ」感が演出できるのかもしれないが)。
シギサワカヤの作品は、「箱舟の行方」にせよ『ファム・ファタル』にせよ、自分の感情に気づいていくということがテーマになっているとは言えない。「バックグラウンド」で走っている何かの周りを本人の意識はぐるぐる回っているのだが、そのコアにはたどり着けないまま話は進んでいく(「箱舟の行方」の場合はそのまま話が終わってしまう)。一方で自分の感情に気づいていく「はわわわ」感でできている作品がないわけでもない(『箱舟の行方』の「こい、のようなもの」や『つめたく、あまい。』の「往生際で逢いましょう」など)。でも、こういうことを考えていて改めて確認するのは、シギサワカヤという人はドラマツルギーを追い求めているのではなく、あくまでも個別の物語の意味を考え続けながら作品を描く人なのだろうということだ。
もっと言えば、シギサワカヤには「あれって何だったんだろう」という原体験みたいなものがあって、その周囲をぐるぐる回りながら作品を描いてきたのではないか、ということである。そして『つめたく、あまい。』の「あなたさえいなければ。」という作品は、その原体験のコアにとても近い作品なのではないだろうかという気がするのだ。
この物語は「バックグラウンド」で何かが走っている話であり、でも走っているものはわりと普遍的というか何でもないものであり、それに気づいていくことを阻んできたのは精神の未熟さではなくて別の何か(この物語の場合は彼女の性格が「理系全開」だったということ)である。「3年間で15回別れて15回復縁する」というやや奇矯なドラマを掘り下げる形で物語は進んでいくのだが、どうだろうか、この寺田さんという女の子(名前出てこないんだ、といまさら気づいた)は、理系全開であると同時に女の子全開でもあるようにぼくには見えるのだ。そして、シギサワカヤという人は、そもそもこういう主人公を描きたかったのではないだろうかとぼくは思う。なんとなく。『ファムファタル』の由佳里さんは理系だからああなってしまうわけでは全然ないのだけれど、「あなたさえいなければ。」の寺田さんがこうなってしまうのは彼女が「理系全開」だからである。そして、こういう「理系全開・女の子全開」の主人公こそが、シギサワカヤに作品を描かせる原体験のコアなのではないだろうか。なんとなく。
ちなみに、どうしてぼくはシギサワカヤの作品が好きなのかというと、自分が実際体験している恋愛というか男女関係と、この人の作品世界が非常に近いからだ。「会社のエレベータの中で会社の女の子に『死ぬかと思う位感じました』って言わせたいよねー、男のロマンよねー」とか思うのだが、気づいてみると現実問題としてそういう場所からそんなに遠くないところに自分がいたりする。
私、笹原さんのそういうところ ――好
…言っちゃダメ。
今さら思うのだが、恋愛というのは男も女も「一歩たりとも退かない」という形でしか完成できない。行き着いた先に幸せが待っているという保障はどこにもないが、でも退いてしまえば、というか退くことを考えた時点で、恋愛は終わりなのであり、そして終わってしまった恋愛というのは痛みと哀しみしか残さない。
数十年後も 数日後も 1秒後も 想像できないことに変わりなく 保障されないことも確実で
だから 例えば明日 ――例えば数十年後 そんな未来に この数日のことを思い出したとして
この狭い天井や 扉越しの遠い雨音や 傘の向こう硬く閉ざされたシャッター 老夫婦の作る優しい空間
――そういった全てを 私は どんなふうに
……誰と 思い出すんだろう?
こういうことを本気で考えるから、「嵐が丘」の「…そんなの、本望だよ。」というセリフがあるのだ。
――明日のことすら分からない 愚かで不安定なわたしたち、
けれど
不思議ともう 怖いとは 思わなかった。
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animekirbyserifu · 5 months
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デデデその5
41話 ・「いびきはガ行が似合うぞい…(寝言)。何ぞい…(窓を開ける)カービィ!」 ・「アレは確かに夢であった…ぞい。」 ・「(ワドルディ達に)良いか…決してカービィを城に入れてはならんぞい。分かったら厳戒態勢に入るが良いぞい!(ワドルドゥにカービィが怖いのかと聞かれて)そ、そんなことはないぞい。(カービィが城に遊びに来ていると言われて)な、なにー!?ど、どこにいるぞい!」 ・「うわー!近寄るでない!」 ・「うわー!走れー!走れー!はしらー!(柱に激突する)カービィが怖い…カービィが怖いぞい。カービィがワシを燃やす。とにかく不吉ぞい。こうなればメーベルに占ってもらうぞい。」 ・「(愚かな人民共に対して)コラ―!往来を塞ぐでないぞい!」 ・「そんな頼みは初めてぞい!ワシは忙しい!どくぞい!」 ・「ギラギラ光って燃えてるぞい!それがワシを襲うぞい!他に誰がいる、カービィは今に火の玉になって、ワシを狙うぞい!カービィでなきゃ何ぞい!」 ・「リョウシン(良心)?まぁ良い、その良心がどうしたぞい?」 ・「もう良い!お前の占いはたくさんぞい!あー村のモノに告げる。このメーベルはインチキ占い師ぞい!ワシの夢判断もできなかったぞい!」 ・「しかし、眠いぞい…でも寝たら夢を見るぞい…。(エスカルゴンのコーヒーを飲んで)苦いぞい!ぐあー苦いむかつくー!」 ・「いびきはガ行が似合うぞい…(2回目)。」 ・「挨拶はいい!火を消す魔獣をよこすぞい!何でも良い!よこせ!」 ・「ダハハ!火を消すにはうってつけ!『レイゾウ』!直ちにカービィを倒すぞい!」 ・「ダハハ!カービィを決して燃えないよう、永遠に凍らせてしまうぞい!」 ・「ダーッハハハ!レイゾウ!エエゾウ!(エスカルゴンに対して)眠るなと言ったのはお前ぞい!」 ・「うわー!逃げろレイゾウ!(ファイアカービィを見て)燃えるカービィぞい!」 ・「お前はメーベル!なんでお前に分かるぞい!」 ・「妖星ゲラス?そうだったか…紅く燃えるボールとは星のことだったか…。ハハハハハハ…カービィでなかったか、これでぐっすり眠れるぞい…。」 
42話 ・「(自分の像を建てて)文句あるかぞい!?あの星を避けるための、魔除けの像ぞい!」 ・「うつ~くし~いあ~さが来た♪朝が来たから昼が来る~♪朝から昼まで、深呼吸~♪(『ラジオ体操の歌』のパロディ)」 ・「(暗い顔したエスカルゴンを見て)うわ!な、何ぞいその陰気な顔は!燃える星か、まだ気にしておったかぞい?お前はよくよく小心者ぞい(前回悪夢でビビってたヤツが言うか)。あれって?何ぞい?(妖星ゲラスを見て)ちっとも巨大じゃないぞい!ダハハハハハ!気にすることはないぞい。」 ・「何か見えるかぞい?何ぞい!おぉ、これは!(望遠鏡でゲラスを見る)」 ・「愚か者は放っておくに限る…。やっぱりアイアン(ゴルフグラブの先端のこと)じゃなく、ハンマーだぞい!(さっきより大きくなっているゲラスを見て)…やっぱり近づいてるぞい!」 ・「なに、(エスカルゴンが)辞職する!?これまでよく仕えてくれたぞい…。だが、逃がさんぞい!こうなれば世界の終わりまでワシにつき合うぞい!…どうだ、好きか?」 ・「一度やってみたかったぞ~い!スイスイとロ~ラ~♪最高ぞい~!お~ロ~ラ~♪まだぞい!お前も一緒じゃないとつまらんぞい!どうせこの世も終わる!景気よく縮めるぞい!」 ・「(城に集まる村人たちを見て)どうなっとる!城を難民キャンプにした覚えはないぞい!鬼とは何ぞい!(エスカルゴンを殴る)どうした?そんなに痛かったかぞい?エスカルゴン…お前もよく…ワシのお仕置きを喜んでくれたぞい。エスカルゴン~!」 ・「(愚かな人民共が懺悔する様子を見て)うう…感動的光景ぞい。(自身から9億デデンもの大金を横領したエスカルゴンを殴る)それで済ませた!盗みを許す!」 ・「その点ワシはつまらんぞい。1つも悪いことしてないから、懺悔することがないぞい!いくら考えても思いつかんぞい。教えて欲しいぞい!ワシは何か悪いことをしたか!?」 ・「本気ぞい!え、アレが悪いことなのか?そうか!アレは悪いことだったのか!よぉし!まだ間に合うぞい!」 ・「カービィ!どうだぞい!?」 ・「命短し~♪恋せよデデデ~♪(『ゴンドラの唄』のパロディ)」 ・「(カービィと共に吹き飛ばされながら)一緒なら何も怖くないぞ~い!」 ・「あちー!(ゲラスの炎で焼かれる)」 ・「おのれエスカルゴン!早く下ろさんと許さんぞい!」
43話 ・「一体ヤツらは何してるぞい。ヒツジがカービィを?何でも良いぞい。」 ・「ヒツジは調べるより食べる方が良いぞい!だが、どれも美味そうに太っておるぞい。」 ・「デュワハハハ!ヒツジ料理の材料共が集団で来るぞい!」 ・「今夜のディナーはアレに決���たぞい!(アモンの回想内のセリフ)」 ・「オーイオイオイ(泣)…素晴らしいぞい!ワシは感動したぞい!お前の気持ちは痛いほど分かったぞい。協力を惜しまんぞい!今後は羊を食うことを禁ずるぞい!この城もお前たちに開放するぞい!思う存分暴れるが良いぞい!デュワハハハ!」 ・「極刑?」 ・「デュハハハハ!両方とも頑張れ!どっちに転んでもハッピーエンドぞい!デュワハハハ!」 ・「こ、これはその…デュワハハハ!バラしてどうするぞい!(アモンに対して)待て!ヒツジはヒツジらしく…(牧場に帰れ!)。」
44話 ・「まだかぞい?エスカルゴン!もう疲れたぞい。(アコルを見て)おおー!こいつか…。」 ・「ウィスピーウッズを奪えんのなら、ワシ専用のカントリークラブはどうなる!」 ・「(ブンの他に)カービィもおるぞい!」 ・「ではまた…コイツで覗き見するぞい!」 ・「しばらく高みの見物ぞい。デュハハハハ!」 ・「邪魔者はいなくなった…これで(アコルを)伐り倒せるぞい!ゴルフコース建設のために、森を丸裸にするというワシの夢が…ついに実現ぞい!」 ・「誰ぞい!独裁者のこのワシに命令する無礼者は!このー!姿をみせーい!」 ・「ダハハハ!何がカッタービームぞい!何をバカなことを言ってるぞい!」 ・「デュハハハハハ!お楽しみはこれからぞい!デュハハハハ!一網打尽ぞい!確かにマズいぞい(中州に取り残される)。」 ・「クソォ…ワシの夢を邪魔するヤツは…今日のところはこれで勘弁してやるぞい!待てエスカルゴン、1人にしないで!(退散する)」
45話 ・「なにぃ!?このクソ暑いのに肝試し?う~む、人民共をからかうにも絶好ぞい!よし!ワシらもエントリーぞい!」 ・「(カスタマに対して)肝試しに使う幽霊を送るぞい。(代金を)払えというのか?もう取引停止ぞい!こうなればハンドメイドぞい!」 ・「ダーッハッハッハ!ボルン署長も世の中には怖いものがあるということを知ったぞい!」 ・「(カービィが)全然怖がらないぞい。よし!第二の作戦ぞい!」 ・「くそ~、こうなったら何が何でも、恐怖のドン底に送って��るぞい!」 ・「カービィのヤツ…よーしこうなったら…。」 ・「あ~どれが良いかぞい!こうなったらワシが自ら脅かしてやるぞい!(エスカルゴンに脅かされて彼を殴る)だぁー!オバケは嫌いぞい!オバケより怖いぞい!あ~びっくりしたぞい。考えてみるとオバケなんかいるわけないぞい。バカバカしいぞい。(かぼちゃを被ったカービィを見て)本物ぞ~い!」
46話 ・「見ろ、誰か来た気配があるぞい。いい大人が震えてどうするぞい!ハッハッハ…ハックション!(雨宿りできる屋敷を見つけて)ダーッハッハッハ!こりゃ助かったぞい。ここで雨宿りぞい!」 ・「風邪を引いたみたいぞい…ゆっくり休みたいぞい。」 ・「(浮遊するエスカルゴンを見て)ぬぬ…悪魔めぇ~悪霊を去れぇ!えいえい!この~!去れ~!」 ・「エスカルゴーン!どこいったぞーい!(シャーボンに驚かされて)助けてー!」 ・「えええエスカルゴン!嘘!?本当にエスカルゴンぞい!?こんなところで何を~!探したんだぞい!」 ・「(オバケに変装したカービィから逃げて)ひとまず休憩ぞい。」 ・「(急に現れたカスタマに対して)この屋敷の騒動は貴様の仕業か!黙れーい!ワシに内緒で何を企んどるぞい。(このオバケ屋敷が)カービィ捕まえ機?それならそうと早く言えば良いぞい。」 ・「怖いと思うから怖いぞい!怖くないと思えば、こんなところ…ぎゃああああ!ワシが怖がってるところは映さんで良いぞい!ぎゃー!苦しい…。ワシはもうダメだぁ…エスカルゴンよ!せめて子供たちだけでも…この屋敷から、逃がしてやってくれ…さらばじゃぞい…(ビデオ内の映像)。」 ・「デュハハハハハ!なかなかすさまじいぞい!カービィにこの台に乗れば…(ナイトメア社に転送されるぞい)。ワシの演技はアカデミー賞ものぞい。」 ・「あー…早く来るぞい!このポーズは疲れるゆえ…しかし暑いな…。あ、汗でペンキが…うぇー!世界が真っ赤でよく見えんぞい!(ペンキが溶けて顔が真っ赤になる)これはたまらんぞい! ・「た、助けてくれー!遅いぞい!待ってるものの身になってみろ!早く助けるぞい!(めっちゃ元気そう)いいから早くせいカービィ!作戦は成功かぞい?」 ・「エ、エスカルゴン!早くワシを助けるぞい!」 ・「これは美しい朝だぞい!(肝試しは)お前が言い出したんだぞい!お前みたいなヤツとはもう話をしたくないぞい!(寝てしまう)」
47話 ・「エスカルゴン!うちのワドルディ兵士共は一体何人いるぞい?第一ワドルディは何で同じ顔ぞい?カービィみたいに働かないのに、給料だけ取るぞい?(全員クビにすることに対して)それはグッドアイデアぞい!」 ・「あ~、どの魔獣も飽きたぞい。お~いお茶!」 ・「全然よくないぞい!なんでお茶一敗に3時間もかかるぞい!ワドルディ共…ワシの命令を疎かにするとは、けしからんぞい!」 ・「そもそもヤツらがこの城に何人いるのか、お前は知っておったのかぞい?あ、違う!582ぞい!とにかく、人口調査は必要ぞい!」 ・「何!?計算不可能!?数えられないほど多いとなると、ヤツらの食事は(多くなるぞい)。電気代やガス代も、いや給料もボーナスも多いぞい!(※給料は元から払ってないようです)こうなれば大規模リストラぞい!」 ・「(エスカルゴンに対して、ワドルディ達をリストラしたら、城の警備や料理などは)全部お前がやれば良いぞい!」 ・「でも(ナイトメア社は)高くつくぞい?」 ・「ワシの身の周りの世話をしてくれる魔獣はおらんのか?」 ・「(ロボに対して)よぉし…おーいお茶!おぉ…良い香りぞい…。では早速仕事にとりかかるぞい!カスタマ!こいつは珍しく役に立ちそうぞい!ドゥワハハハハ!」 ・「おぉ…注文通り漫画の多い新聞だぞい(それなら漫画読めよ…)。」 ・「(ワドルドゥに対して)なんだと!お前たちみたいな役立たずは、全員クビだぞい!」 ・「ドゥハハハハ!ところがこれ1台で…(1000人分の働きぞい)。無駄は一切省き、本気で改革に臨むぞい!デュワハハハ!」 ・「エスカルゴーン、パターゴルフするぞい!何!?ヘソクリ!?ヘソクリとはどういうことぞい!」 ・「…と言うことはワシのヘソクリも。」 ・「あー!ワシのヘソクリが!ヘソクリが!ヘソクリが!ない…。クソー!誰の仕業ぞい!」 ・「クソー…メタナイトめ…カッコつけおって。」 ・「ぬぬ…許せん。そんな良い兵士をなんでリストラしたぞい!よくもワシの可愛いワドルディちゃんたちを追い出したな!(エスカルゴンを殴る)」 ・「(ロボに対して)盗みの現行犯でおしおきぞい!」 ・「いててて…ワドルドゥ、あの魔獣からワシのヘソクリを取り戻すぞい!」 ・「おお!やったぞい!(※フラグです)」 ・「でも…ワシのヘソクリは戻ってこないぞい。(ワドルディ達が持ってきた箱を見て)おほー!ヘソクリは無事だった!」 ・「ないない…全部解決したぞい!」 ・「ワシは始めっから(リストラは)本気じゃなかったぞい!」
48話 ・「ダーッハハ!プププランドは本日から観光スポットになったぞい!宇宙でも有名なド田舎は今や人気の的!」 ・「フン、ワシは独裁者だぞい!」 ・「(カワサキに対して)ガタガタ言わずに早く作るぞい!」 ・「飯はマズくても観光スポットで取り戻すぞい。」 ・「(エスカルゴンに対して)ホレ、歌でも歌って客を喜ばせるぞい!」 ・「何としても評判を上げ、ナイトメアツーリストから三ツ星を貰うぞい!観光業で儲けて、たくさん魔獣を買うぞい!ドゥワハハハハ!」 ・「あの魚が芸をするぞい!見とれぃ!(カービィを投げる)」 ・「(観光客共が)また文句ばっかりぞい…(小声)。」 ・「(自身の観光バスが思いっきり高く飛んで)ワシらは空を飛んどるぞい!」 ・「(明日の)スケジュールを発表するぞい!」 ・「もういい!食事が終わったら城はお前ら!…いや皆様に開放しますぞい。」 ・「もっとパッとした見せ物が欲しいぞい!(ファイアゼリーを見て)こりゃ何ぞい?よし、これで観光客たちを喜ばせるぞい。」 ・「コラー!ここはワシの寝室ゾ(モノをぶつけられる)…ったく、観光客というものは(礼儀を知らないぞい)。」 ・「ワシは眠いからぞい(あくびをする)。」 ・「(カブーへの賽銭行為に対して)何を言うお賽銭は大歓迎ぞい!」 ・「お楽しみはこれからぞい。せーのそれ!」 ・「いけー!もっとヤツらをもっとハラハラさせるぞい!」 ・「(ゼリーに火炎放射するファイアカービィに対して)デュハハ!炎はファイアゼリーの大好物ぞい!」 ・「ひどい目に遭ったのはこっち!カービィのおかげぞい!もう2度と観光客なんか呼ばんぞい!」
49話 ・「今週の悪だくみはこれで決まりぞい!」 ・「お前に見せるモノがあるぞい!エスカルゴン!早くせい!(画面がボヤけて)ピントが合っとらんぞい!デュハハハハ!ワシが動いとるぞい!あーもう終わりかぞい?」 ・「(カスタマに対して)お前が払うに決まっとる!そして、ナイトメアネットワークで、(ワシのアニメを)全宇宙に放送ぞい!」 ・「プププランド初の人気アニメシリーズを制作するぞい。」 ・「物語を作れるか、絵が描けるか、色が塗れるか、声の出演ができるものは、もろびとこぞるが良いぞい!」 ・「ワシがアニメを作る一番エラい人、プロデューサーぞい!」 ・「アニメは才能がなくてもできるという証拠に、監督はエスカルゴンぞい!」 ・「もう決めておる!主人公は正義の味方『デデデマン』ぞい!ワシじゃなく、デデデマンぞい!へ、変!?じゃあどうするんだぞい!?」 ・「(エスカルゴンに対して)ワシをカッコよくするよう、お前が(シナリオを)描くぞい。」 ・「でもヒーローはワシが良いぞい!」 ・「なるほど…これでお話がよく分かるぞい!(エスカルゴンを殴る)」 ・「この人数ならすぐ完成するぞい。」 ・「(レン村長に対して)これは何ぞい?(ホッヘに対して)これは生き物か!?(タゴに対して)バ、バケモノぞい!(モソに対して)こ、怖いぞい…。」 ・「(メームに対して)あ!カービィを塗っておるぞい!」 ・「背景とは美味そうぞい。」 ・「早くフィルムを繋げるぞい!」 ・「カービィばっかり描きおって…。」 ・「(カスタマにアニメの進捗を聞かれて)それがまだぞい。放送を延ばせ!(違約金を取られると聞いて)金なら払う。(違約金が9900億デデンと聞いて)そ、そんな金あるわけないぞい!」 ・「黙れ!我が国あくまで独裁国!悪の枢軸ぞーい!」 ・「皆!大丈夫かぞい!?その逆ぞい!寝たりしたら叩き起こすぞい!」 ・「放送まであと20分あるぞい!とにかく放送準備ぞい!」 ・「(カスタマに完成してるか聞かれて)も、もちろんぞい…。傑作シリーズのスタートぞい!」 ・モブ村人「放送は7時半だ…。こんな朝早くで見る人いるんですかなぁ~。」 ・「間に合わん!ぶっつけ本番で声を入れるぞい!皆!自分の役を演技するぞい!」 ・「いつでもグ~ス~デ~デ~デ~♪星のデ~デデ~♪…無限のち~か~ら~を持~つ~♪伝説のヒ~ロ~♪頼んだよデデデ!うん!(『カービィ☆マーチ』ならぬ『デデデ☆マーチ』であり、地味に原案も『桜井政博』から『デデデ』になっており、製作も『チャンネルDDD・DEN・2・デデデ・プロダクション』に変化している)」 ・CM「この番組はホーリーナイトメア社、デデデ商事、ナイトメアカンパニー等の提供でお送りいたします。」 ・「(星型宇宙艇で寝る自分を見て)デュハハハハ!ワシぞい!絵が下手なのはキャラデザイナーのせいだぞい。」 ・「待て~!ピンクの悪魔カービィめ!ドゥハハハハ!アホなカービィには分からんぞい!」 ・「エスカルゴン、そちも元気ぞい?お前こそ、立派ぞい。お前こそ、美しいぞい…(戦闘中にどーでもいい会話)。」 ・「悪い悪魔カービィめ、ワシがやっつけるぞい。おーっとではワシが力を見せてやろう!はははは…ワシは常に正義のために戦うのだぞい!(プロの棒読み)」 ・「(ファイアデデデ変身シーンで)背景の絵はどこぞい!(カワサキに対して)構わん!演技力でカバーするぞい!死んでも合わせるのが声優ぞい!」 ・「むむ、カービィめ。罪のない村人をイジメるとは許せんぞい!」 ・「(自身がワープスターに飛び乗るときの作画を見て)出来の良い作画だぞい…。そんなことお前に言われたくないぞい!(エスカルゴンをハンマーで殴る)カービィ覚悟!」 ・「はぁ…こんなアニメでは商売にならんぞい。」 ・「悪いのはカービィぞい。(900億デデンを請求させて)そそ、そんな金はないぞい!」 ・「ワシが正義のデデデぞい!絵はまだかー!」 ・「参ったかカービィめ!悪のピンクボールめ!正義のデデデの力!思い知ったか!ドワハハハ!」
50話 ・「(カスタマに対して)ついに完成したか!ドゥワハハハ!流石ホーリーナイトメア社…いつもニコニコ笑顔で納品ぞい!」 ・「金は後で払う!とっとと送るぞい!」 ・「(エスカルゴンに対して)どこが不気味ぞい!ワシそっくりに作らせた、可愛いデデデ人形ぞい!」 ・「ドゥワハハハ!うわー!このお人形!超可愛いぞい!」 ・「本日プレゼントした、ワシの人形の説明をするぞい。これぞ、幸せを呼ぶ、デデデ人形ぞい。」 ・「(この人形と寝れば)どんな不幸なモノも1人残らず幸せになれるぞ~い!信じるモノは~救われる~♪信じないモノは~バカを見ればよいぞいワハハ!」 ・「ドゥハハハハ!タダより怖いものはないぞい!」 ・「なんでいびきにはガ行が似合うぞい…(3回目)。ん…そろそろ呪いをかける時間ぞい…。」 ・「デデデはエラーイ!デデデはスゴーイ!」 ・「呪いの時間ぞい…。デデデはエラーイ!デデデはスゴーイ!今度はお金をチャリンとデデデ人形に入れるぞい。」 ・「しかし、眠いぞい…。毎晩人形に呪いをかけなければならんのが、難点ぞい…。今日は財布の中身を全部デデデ人形に入れるぞい!家の中のお金を全部入れるぞい!sデデデ人形にお金を全部入れるぞ~い!」 ・「銀行に金を預けると、利子ゼロぞい!」 ・「金を預けるモノは特別会員とするぞーい!」 ・「どうも睡眠不足ぞい…。(カービィが預金してないと聞いて)なに!?けしからん!どうしてくれようぞい!ちょっと…寝るぞい…。」 ・「グフフフフ…今夜のイベントには、お前も参加してもらうぞい!(寝ているエスカルゴンの枕元にデデデ人形を置く)」 ・「デデデはエラーイ!デデデはスゴーイ!今夜はボコボコに呪ってやるぞい!(暴れる)」 ・「(エスカルゴンに対して)どうした?その顔は?(すっとぼけ)ダーッハッハッハ!そうかそうか!ワシの実験は大成功!効果抜群だぞい!」 ・「誰かワシの頭を叩いたぞい?エスカルゴンお前か!」 ・「(カスタマに対して)人形に起きたことが、ワシにも起きたぞい!(人形がシンクロすることが分かって)なにー!?直ちに人形を回収ぞい!ひとつ残らずぞい!」 ・「回収ぞい!つべこべ言わずに返すぞい!(人形を引っ張るエスカルゴンに対して)乱暴にするなー!」 ・「だ、だれかワシの人形を投げたぞい!」 ・「ワシの国有財産が…(お前の金じゃねーだろ)。だが、ワシの人形は1個だけ健在ぞい!いや、ワシを呪うヤツを逆に潰してやる!」 ・「(モグラに噛みつかれて)ぎゃー!よくもやったなー!(カービィに吸いこまれて)な、何ごとぞーい!ここはどこぞーい!誰かー!助けてくれー!」
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