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#新潮文庫
findareading · 11 days
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世の中が騒々しく、すさんでいる時にこそ、一人心を落ち着け、戦争や年金や失業や憲法とは遠く離れた物語の世界を、旅したくなる。今、人間社会があれこれと大変なのは分かった。だからせめて夜のひとときくらい、本のページの静けさに心を泳がせる自由を、存分に味わいたいのだと、誰にともなく訴え掛けたくなる。
— 小川洋子著「異界を旅する喜びを味わう──『家守綺譚』」(『博士の本棚』2016年5月Kindle版、新潮文庫)
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anamon-book · 1 year
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若者たちの神々 3 筑紫哲也 対論集 新潮文庫 装画=大竹伸朗「BOY」(部分)、デザイン=野本卓司、写真=水村孝・林正樹
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pineappleyk · 1 year
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伊勢志摩から帰ってきてから読んでいた山崎豊子著『沈まぬ太陽』を読み終えました。
ホテルに置かれてあった山崎豊子さんのデスクを見て、久しぶりに彼女の著作を何か読みたくなったのでした。
日航機墜落事故とその遺族のこと、航空会社の労働組合問題、政界、財界、官僚と航空会社の裏のつながり等、ぐいぐい読ませられる内容でした。
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ma66ongurasse · 1 year
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ほんともう、十代の頃より気にはなっていた小説。 J.D.Salinger著 THE CATCHER IN THE RYE 村上春樹訳版 ううん、二度は、ないな。 IF a body catch a body coming through the ryeのセンテンスが登場するのは192頁 I’d just be the catcher in the rye and allについては286頁なのだが、何故故にこの本のタイトルとなったのかは僕には理解できなかったな。 兎にも角にも、二度は読みたいとは思わなかったのだけれど、しっかりとした小説なのは僕にも解った。 あと、 Richard Bach著 Jonathan Livingston Seagull 五木寛之訳 中学生の頃、確か新潮文庫の100冊フェアで気になって手にして以来、もうかれこれ5、6回は読み直した小説。 今更ながらに再読破したくなったのはどうしてだろう。 #ライ麦畑でつかまえて #サリンジャー #キャッチャーインザライ #村上春樹 #五木寛之 #かもめのジョナサン #リチャードバック #新潮文庫 #白水社 #小説 #読書 #ペーパーバック #ハードカバー #本が好き #冬の夜 https://www.instagram.com/p/CmwQqOhSscf/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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hakidame · 22 days
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スピン
新潮文庫にある紐のしおりって重宝するんだけど、あまり見かけないなあ。
文庫サイズ以上のものでもあるものはあるけど、少ない。
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mori-mori-chan · 28 days
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読書感想文39
絶対貧困 世界リアル貧困学講義/石井光太
更新頻度低下の案内の次の投稿がこれですよ皆さん。舌の根も乾かぬうちに
余談ですが、実は以前の職場が倒産し職業訓練校に通っていた時に、キャリ��野先生から「あなたの履歴書や職業経歴書が一番読みごたえがある」と言われ、本を読んだら感想文を書くようにしていると答えたところそれはいい習慣なので出来れば継続するように、と言われたことがあり、もうお会いする機会もないでしょうがそのキャリコンの先生のことが好きだったので(恋愛感情とかではなく)個人的にこのルーティンは生涯続けていきたいのです。また、文章は書かないことには上手くならないと思っておりますので……。
で。本作、THE・名ルポです。内容の衝撃度もさることながら緩急のつけ具合が絶妙でして……お涙頂戴にしたりちゃかしたりにすることくなく事実ベースで綴り、時には筆者の現地での体験談を盛り込んだ圧巻の内容となっております。結構淡々と描かれてはいるのですが、内容だけ見ると悲惨かつ凄絶で、同じアジアでもピンキリ過ぎィ!と感じました。親ガチャならぬ出生国ガチャですよ最早……2024年現在では、ですが。構成力の高さが素晴らしいです。終盤まで内容に心を痛めつつどこかよその国の話だと傍観者の立ち位置になってしまっていたのですが、最後の最後でこれは決して我々も無関係ではなく、いつこうなってもーストリートチルドレンが巷に溢れ、社会からの支援も得られないままに犯罪者達に利用され、或いは自身が犯罪者に転落する貧困者となり果てる者が増え続けてもーおかしくはないなと戦慄させられました。
"一つ忘れないでいただきたいのは、このグローバル化の波は日本にも押し寄せてきているということです""このような時代の中で、途上国で起きている出来事を他人事と捉えるのは容易です。たとえば、日本のエイズ発症者の十二・六パーセントが外国人というデータがあるのをご存知ですか?""ここからいえるのは、いまはもう途上国の貧困問題を「遠い国の出来事」として片づけられる時代ではないということです。良い意味でも悪い意味でも、途上国で起きていることは、そのまま私たちの安全や経済や政治に影響を与えるのですそれがグローバリゼーションということなのです"……はい(震え声)。
梁石日の『闇の子供たち』を読んだ時に、序盤でもうかなり気が滅入ったというか現実の残酷さと世界で起きていることに無知すぎる自分に落ち込んだのですが、ルポとサスペンス、ベクトルこそ異なるものの臓器売買・児童買春内容的にはかなり論くしております。あ、"アジア、中東からアフリカまで~"と裏表紙にあるように、本作で触れられているのは基本黄色人種・黒色人種です。ルーマニア等東欧辺りも結構アレらしいのですが……いつか世界全体版も読んでみたいものです。また、意外にも貧富の差が激しいと言われている中国は全く出てきませんでした。スラムがあったり物乞い(※文中の表現)がいたりするわけではないんでしょうかね。
↓内容(Amazonのスクショですいません)
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まぁ何か全体的に地獄でしたよね、はい。
この中では割と軽めの『第二講 人々の暮らしと性』で触れられている貧しいのに人っている人とか、これは世界共通なんだな……と思いました。ヘルシーな食事って結局お金がかかるので、手軽に買えて、かつ高カロリーのお菓子からジャンクフードやらそういうものばかり食べてしまいますよね……。『第八講 物売り』では想像の遥か上をいく、誰も損することのない綿密な商品の流通・回収ルートが存在しており謎の感動がありました。『第十講 ストリートチルドレン』から流れが変わってきて、一気に読むのが辛くなります。シンナー中毒になる子供、自発的に少年兵となる子供……いやー、きついです。でも事実なんだよなぁ……。『第十一講 路上の犯罪』もメンタルやられます。インドの物乞いビジネス(原文まま)の無慈悲さに。
"さて、こうした物乞いビジネスの中で、インドのそれはすこぶる残酷なのです。
物乞い世界には、健常者より障害者の方が稼げるという原則があります。さらに言えば、障害者は障害者でも重い障害のある人の方が稼ぎます。そこで、インドの犯罪組織は誘拐してきた子供に障害を負わせることで大金を稼がせようとするのです。
私がチェンナイという町で取材した例をご紹介しましょう。
この町の犯罪組織はインド各地から赤子を誘拐していました。そして子供が六歳になるまではレンタルチャイルドとして物乞いたちに一日当たり数十円から数百円で貸し与えるのです。前に述べたように、ここではほとんど利益は得られません。
やがて、彼らが小学生くらいの年齢に達します。すると組織は彼らに体に障害を負わせて物乞いをさせるのです。そのパターンとしては次のようなものがあります。
・目を潰す。
・唇、耳、鼻を切り落とす。
・顔に火傷を負わせる。
・手足を切断する。
一番簡単なのは目を潰すことです。"
……。
………。
上記内容が記載されているページをめくると実際に食い物にされている子供の言葉が載っているのですが、もうあまりにも救いがなくて長い溜息が出てしまいましたよね。
次は第三部・売春編なんですが蟻が精液を食べる事実に驚きました(オエー鳥のAAを貼りたかったのですがずれてしまうため挫折)。こちらも中々パンチのある内容なので、是非ご購読いただきたいものです。非情な現実を直視することが、といっても自分の場合は筆者の文章を通じてですが、それですらこんなに辛いことなのかと愕然としました。疲弊しますし、絶望もします。「石井光太」でググれば筆者の様々なインタビュー記事が沢山ヒットしますので、気になった方はそちらをご覧いただくのもありかもしれません。
明るく楽しい内容ではありませんが、一読の価値はあります。
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読み終わった本 読んだ本 モナドの領域 筒井康隆 新潮文庫 この小説には「神」のようなものがいて GODと呼ばれる 作中の人物だけでなく 読者も「神」のようなGODの存在に触れる が この「神」のようなものが 「神」のように振る舞えるのは この作品世界、この領域だけである ではあるが 読者の、というか自分個人の想像を超えて 展開された領域で GODの領域であり 作者の領域であり 読者の領域が混ざり合う場所 しかしそれも 読み終われば 領域は収束し 読者の領域に余韻が残るだけ (「時をかける少女」や「愛のひだりがわ」などの読後感) 筒井ワールド満喫した #読んだ本 #読み終わった本 #モナドの領域 #筒井康隆 #新潮文庫 #3連休の過ごし方 #読書 #読了 https://www.instagram.com/p/CnJy7TSvaAA/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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yumikomiura-works · 2 years
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【お仕事】 2022年8月29日発売 かけらのかたち 深沢潮さん著(新潮文庫) 装幀にFACEシリーズから絵を4点ご使用いただきました。 ずっと描き続けているFACEシリーズからご採用いただきとてもうれしいです。 ありがとうございます。
登場人物に共感したり、えっ!となったり、決して遠くの誰かの話ではない物語。実写でも見てみたいと思いました。
~新潮文庫ホームページより~
年上の夫の友人を自宅へ招いた日、マドンナ気取りの女・優子が現れた。我が物顔で台所を使い、男たちに甘え、その上夫の前妻の話をし始めて……(「マドンナとガガ」)。女4人でランチ会。同じ大学だった優子の噂や、家庭の経済力、子供自慢と、持てる“球”をラリーする(「アドバンテージ フォー」)。人と比べて嫉妬に悶え、見失う自分の幸せの形。SNSに書けない本音を暴く、痛快な連作短編集。 デザイン:新潮社装幀室 詳細 https://www.shinchosha.co.jp/book/120372/
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【お仕事】 2022年8月29日発売 かけらのかたち 深沢潮さん著(新潮文庫) 装幀にFACEシリーズから絵を4点ご使用いただきました。 ずっと描き続けているFACEシリーズからご採用いただきとてもうれしいです。 ありがとうございます。
登場人物に共感したり、えっ!となったり、決して遠くの誰かの話ではない物語。実写でも見てみたいと思いました。
~新潮文庫ホームページより~
年上の夫の友人を自宅へ招いた日、マドンナ気取りの女・優子が現れた。我が物顔で台所を使い、男たちに甘え、その上夫の前妻の話をし始めて……(「マドンナとガガ」)。女4人でランチ会。同じ大学だった優子の噂や、家庭の経済力、子供自慢と、持てる“球”をラリーする(「アドバンテージ フォー」)。人と比べて嫉妬に悶え、見失う自分の幸せの形。SNSに書けない本音を暴く、痛快な連作短編集。 デザイン:新潮社装幀室 詳細 https://www.shinchosha.co.jp/book/120372/
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smile25tama · 2 years
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読む #キュンタ #キュンタ大作戦 #新潮文庫のフェア #新潮文庫の100冊2022 #新潮文庫 #読書 https://www.instagram.com/p/CggmNBQLcCS/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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#街とその不確かな壁 #村上春樹 #新潮社  一度1980年にまだ村上春樹がジャズの店と小説家を掛け持ちで仕事をしていた頃、中編小説「街と、その不確かな壁」を文芸誌に掲載。 発表はしたが本人は納得がいかず生煮え状態のまま単行本にはならず。 然るべき時がきてケリをつけ71歳で書き上げた600ページの長編小説。 黒に白文字フォントの装丁はなんだかホラーぽい気もしますがはて内容は。 時間忘れて没頭して読みたい。 LIS摂田屋2F(@lis_nagaoka )にて販売中📕 ・ #ブックスはせがわ #書店 #本屋 #移動本屋 #移動販売 #移動販売車 #bookknock #LIS摂田屋 #雑誌 #書籍 #写真集 #文庫 #漫画 #絵本 #児童書 #エッセイ #小説 #magazine #book #新潟県 #長岡 (Food & Lifestyle Store LIS) https://www.instagram.com/p/Cq9RLfYyHwz/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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findareading · 3 months
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ともかく、今の自分にとって、一番興味が持てるような本を、気楽に寝ころがって読む。嫌になったらやめてよい。いずれ、本当に読むべき時がきたら、嫌でもまた読むだろうから。
— 林望著「何が読みたいか?」(『テーブルの雲─A Book for a Rainy Day─』2002年9月Kindle版、新潮文庫)
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anamon-book · 1 year
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マッド・サイエンス入門 堀晃 新潮文庫 カバー・本文イラストレーション=吾妻ひでお
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rabbitboy · 5 days
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Wikipedia三大文学が新潮文庫にそろう Wikipedia三大文学とは、読み始めると思わず引き込まれてしまう秀逸なWikipedia記事のことで、八甲田雪中行軍遭難事件(明治35年に起きた世界最大規模の山岳遭難事件)、三毛別羆事件(大正4年に発生した日本史上最悪の熊害事件)、そして地方病(日本住血吸虫症)が知られています。 SNSやネットで度々バズって話題となるトピックですが、じつは「三毛別羆事件」は吉村昭『羆嵐』、「八甲田雪中行軍遭難事件」は新田次郎『八甲田山死の彷徨』(いずれも新潮文庫)にそれぞれ詳細が書かれており、今なおベストセラーとして売れ続けています。 残る「地方病(日本住血吸虫症)」についてまとめられているのは小林照幸『死の貝 日本住血吸虫症との闘い』です。本作は1998年に文藝春秋社から単行本が出されましたが、その後絶版となり、プレミア価格の中古本以外は手に入らない状況が続いていました。それがこの度初の文庫化が決まり、来る4月24日、新潮文庫として刊行されます。
Wikipedia三大文学を知っていますか?謎の病との闘いを追った幻のノンフィクション『死の貝』がついに文庫化!! | 株式会社新潮社のプレスリリース
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tomokohara · 26 days
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原倫子 個展「Billy Goat」
2024.4.25(木)~5.13(月)
12:00-18:00(最終日16:00)
水曜定休、火曜不定休
Frobergue(古書フローベルグ)
展示概要:   
バリー・ユアグローの短編集「一人の男が飛行機から飛び降りる」(新潮文庫)
超ショートショートの作品群から成る愉快な悪夢のようなこの本を電車に乗るときのお供にしていた。
あるとき電車で揺られながらFrobergueの個展ではこれをテーマに描こうと思いつく。
個展のタイトル「Billy Goat」は「雄ヤギ」を意味する。Milk・Village Life・Snow・Cuckoo Clock・Seep…この短編集のもくじにありそうでない単語からつけた。
ユアグロー作品の力を借りて、魅力的な雄をたくさん描きたいという裏テーマも含まれている。
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leomacgivena · 5 months
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正解を得た時に感じるのは、喜びや解放ではなく、静けさなのだった。あるべきものがあるべき場所に納まり、一切手を加えたり、削ったりする余地などなく、昔からずっと変わらずそうであったかのような、そしてこれからも永遠にそうであり続ける確信に満ちた状態。博士はそれを愛していた。
博士の愛した数式 (新潮文庫) / 小川洋子 (via qsfrombooks)
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