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#読んだ本
sdeet · 1 year
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ダンスとは何か
しばらく前にコンテンポラリーダンスのダンサーを主人公とした小説『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』を読んだ。
小説『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』は2050年頃の東京が舞台のSFなのだが、今より少しロボットやAIが進歩していて生活で当たり前に使われているとか、義肢がAI等によって今より高度な技術・機能になっているぐらいの未来である。ビーム打ったり強大な敵と戦ったりAIが人間を脅かしたりはしない。人間の生活を支える技術である。
コンテンポラリーダンスのダンサーである主人公が事故で片足を失いAI制御の義足になり、そのコントロールと格闘する……という導入ではあるがそこがメインではない。この小説で取り組まれているのは、ダンス表現をして何かを伝えたいというとき、ロボット(AI)にはなく人間にはあるもの、「ダンス」とはなにか、それを理解した上で出現させる「ロボットのダンス」はいかにして可能か、ダンサーが生きるとはどういうことかで、ものすごくダンスについてを記述する小説だった。
ダンスを集中的に見ている者にとって「ダンスとは何か?」は常に頭の上に掲げられている問いである。この小説では一つの仮定をしていてそれが「速度」と「距離」という言葉で表されている。
「ダンスについてを学習したAIが作り出す振付を踊るロボット」と「人間のダンサー」が共演してダンス作品をつくるという内容なのだが、「ロボットのダンス」は人間の模倣である必要がない。小説では、鑑賞に堪えられる作品として成立させるために何を「ダンス」として、どんなことが必要であるか? を技術的に発展させて解決して表現としてゆき、公演当日を迎える。
そもそもこの小説の出発点が大橋可也&ダンサーズの公演とのコラボなので『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』というロボットと踊るダンスは実際にある。
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この公演について小説中では「昔こういう作品が上演された」という過去のものとして扱っている。
コンテンポラリーダンスをめちゃめちゃ見てる人は、作中で主人公たちが試行錯誤しているダンスとは何か? という問いと、AIを使用した振り付けの試みはいくつか見た事があると思う。
例えばYCAMで行われたプロジェクトがある。フラメンコのダンサー、イスラエル・ガルバンのダンスを学習させたAIとイスラエル本人が踊るというもの。
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フラメンコがもともとそうであるように、ダンスではあるが同時に音楽である。舞台上で共演するのはロボットというよりほぼリズムを刻む装置的なものだ。人型のロボットが人間のように踊るのではなく、空間に、イスラエルと絡む踊りであり音楽が出現する。ロボットのダンスが人間そっくりのものまねである必要がない、のはこういうところからも感じられる。「ダンス」はある条件下で出現するのだ。それを、小説では「速度」と「距離」と言い表して「ダンス作品たりうる」状態を目指していく。
Rhizomatiksがやっている『discrete figures』などもAIを利用したダンス作品で、人間の動きを取り込んでどのように出力して観客に見せるか、というバリエーションは様々ある。
AIを利用した試みは当然海外にもあり、ウェイン・マクレガーの振り付けを学習したAIなどもある。
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現代、AIという語が様々なニュアンスで使われる。今ここで話題にしているAIというものの大雑把な理解の仕方のひとつとしては、「膨大な情報をどのように扱い、どのように出力するかの仕組み」である。なので一様ではない。仕組み・方法は様々ある。
AIを使った振り付けの試みは舞台上に表現として出現させるだけが目的ではなく、ダンスについて理解するための手段の一つとしても利用されていくだろう。
ダンス作品は基本的に「人間が人間を観る」ために作られている。私たちはなんらかの情報伝達、コミュニケーションをしたいからだ。
では作品ではない「ダンス」の発生はどうだろう。「ダンスが発生する」というのは「観る者」の意識の問題である。または踊っている者の意識上にあるものである。「ダンスが発生する」のが観測者の意識の問題であるなら、踊っているものが人間である必要はない場合も当然あるだろう。
小説『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』の主人公がアームロボットと踊るところはアレキサンダー・マックイーンの1999年のショーのラストを思い出しながら読んでいた。
当時の機械操作は小説のようなAI生成のダンスなどではなく人間がやっているものだろうが、機械の動きにダンスを見出すことはある、という実感がこのショーの映像を見た時にたしかにあった。
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そのせいか小説中の「機械・ロボットとのダンス」に新規性を感じることは特になかったのだが、小説ではそのダンスの機微というものをかなりのボリュームで記述しており、ダンスをずっと読み続けることになる。現実にあるダンスの批評でもどんな踊りが踊られているのかはかなりふんわりした言い方で済ますものがある中、小説という形式だからこそというべきか、延々とダンスの状況が描き出される。
ロボットとAI方面の話を続けてしまったがこの小説��結構な部分がダンサーである主人公と、舞踏の大御所である父との関係を描いている。主人公は痴呆症になった父を介護する生活に突入し、追い詰められていく。ダンサーの老後とそれを支えるダンサーのリアルな生活が描かれる。
父子ともに踊る以外のことを選択してこなかった人生で、不幸な事故や社会や制度の谷間に落ちそうになる感じや家族間の温度差や理解できない諸々のことをとても実感ある調子で描かれており辛さや悔しさが折り重なっていく。物語の後半、父と子が一緒に踊ることになる場面で、ダンスが相手への理解という形で出現する。ダンスのコンタクトインプロビゼーションについては作中でも説明があるが、触れた相手と言葉を交わすのではなく、信頼をしあうこと、自身の重さを相手に預け、または相手の重さを支えることで動き続けられるダンスが行われる。
父の痴呆がよくなることはなく、生活が劇的に楽になるというわけでもない中で、このダンスが二人のダンサーの「生きる」ということをくっきりと表現している。ここで踊られている、特に父親の踊りは大衆向けのきらきらした素敵なものではなく、舞踏の、うねるような動きや地面に近い踊りやコンタクトだろうが、それに応える息子の踊りとともに、あまりにもまばゆい、人が生きることの重みを感じるダンスシーンである。
この作品は最後の一行まで、踊ることと相手とコンタクトすることを描いたダンスについての小説だった。
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nillnote · 1 year
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最近 #読んだ本 ⁡ #祝祭の子 #𝚖𝚎𝚖𝚘𝚛𝚢 #なまなりさん #七人の鬼ごっこ ⁡ ⁡ ⁡ ⁡ #本 #小説 #ミステリー #ミステリー小説 #積読 #積読本 #積読消化 #読書 #読書記録 #読書メモ #読書感想 #購入本 #電子書籍 #𝚋𝚘𝚘𝚔 #𝚋𝚘𝚘𝚔𝚜𝚝𝚊𝚐𝚛𝚊𝚖 #𝚒𝚗𝚜𝚝𝚊𝚋𝚘𝚘𝚔 #𝚒𝚗𝚜𝚝𝚊𝚐𝚛𝚊𝚖 #𝚖𝚢𝚜𝚝𝚎𝚛𝚢 #単行本 #文庫本 #三津田信三 #中山市朗 #吉田恭教 #逸木裕 𓃰 https://www.instagram.com/p/CpXUnKOPk-f/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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tumblr2011aterehwon · 2 years
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読んだ本 SPY × FAMILY スパイファミリー公式ファンブック EYES ONLY 遠藤達哉 連休中のお供に活字を と思って手に取った本 アニメがスタートした途端 舞台(ミュージカル?)のニュースまで スタートダッシュが暴発気味 (OPがそのまま現実) 活字を読んで一息 … になったかどうか イベント用イラストなどまとまってて良き 各巻末のおまけとして キャラクター設定はあったけど こうして一度に眺めてみると 今の世界観が作られる過程が楽しめる 対談、鼎談相手が自分にとっては意外なゲスト (自分が想像してた作家像と結構違って 面白い) 背景やモブキャラに注目して読み返し←! 今後も注目だなぁと思ったり (線の違いはわからないけど) #読書 #読んだ本 #読了 #spyxfamily #公式ファンブック #スパイファミリー #スパイファミリー公式ファンブック #スパイファミリー公式ファンブックeyesonly #遠藤達哉 #連休の過ごし方 https://www.instagram.com/p/CdKPrywvXuD/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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nanashinoshinono · 2 months
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しじまの2投稿しましたー興味のある方はどうぞ
(どうでもいい話)
書くことないので最近読んで面白かった漫画の話
・暗号学園のいろは
いろはちゃん君かわいかった最高です西尾神 しかし相変わらずいろいろメタい
・ガチアクタ
ヒロインだと思った子がまさかの1話退場した ルドくんかわいそかわいい いいぞもっとやれ
・ブララグ13巻
まさかの新しい子が増えた…!かわいい女の子が増えるのはいいものですねみんな目が死んでるけど
あとゲ謎観ました(若干話題に乗り遅れてる感ある) キャラデザシャレオツになってる~猫娘かわいい~そして本当に因襲村だった
バディもの好きな人ははまりそうな気がする…!
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coudre2016 · 1 year
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. Mar 29,2023 . #読んだ本 #高瀬隼子 #水たまりで息をする #図書館で借りた本 . 前回に続き、高瀬隼子さん。一気読み . 夫がお風呂に入らなくなり そのせいで仕事もできなくなり でも、夫を受け入れている妻。 お互いを想う気持ちが感じられますが、具体的に問題を解決する、という行動はあまりなくて。 . 日常のあたりまえをひとつやらないだけで、世界が変わってしまう。 っていうか、あたりまえってなんなの?ということを問われているような感じもある。 . 都会に住んでも、田舎に住んでも周囲の人の目は怖い��、かといって一人きり、家族だけと関わって生きていけるわけではないのが難しいな。 . #読書記録 #個人的な感想  https://www.instagram.com/p/CqXxarVLpE1/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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miochan-bookmovie · 1 year
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吉本ばなな『うたかた』を読んで
嵐を好きになってから私は、恋というものを桜や花火のようだと思わなくなった。
たとえるならそれは、海の底だ。
白い砂地の潮の流れにゆられて、すわったまま私は澄んだ水に透ける遥かな空の青さに見とれている。そこでは何もかもが、悲しいくらい、等しい。
目を閉じて走っても、全く違うところを目指したつもりでも、気持ちはいつの間にかくりかえしそこへたどりつく。そこはいつもとても静かで、いつも彼の面影に満ちているので、私はずっとそこで眠っていたくなる。(吉本ばなな『うたかた』より引用)
複雑な家庭環境で生きる19歳の少女・人魚と人魚の父が養育している少年・嵐の物語。二人ははじめお互いのことを腹違いの兄妹だと思っていたが、父との電話で血がつながっていないと知り、淡い恋心を抱く。兄妹とも家族とも言い難いが、二人の間に生まれる何か絆や愛情のようなものを美しい文章で描き出している。恋愛の話ではあるけれど、「家族のかたち」に焦点を当てた物語で、人魚と嵐の関係性は穏やかな気持ちで読めた。父も母も変わり者で理解できない部分が多い反面、だからいやな親だとも言い切れない。人魚と母の会話を読みながら、みないろんなことを考えながら複雑に日々を暮らしているんだなと思った。また、小説の冒頭にある人魚の独白を読み直してみて、意外と人魚と母の恋愛観って似てるのかも、とも思った。母は「この人だ」と思ったらずっと相手に着いていくような人だが、人魚も恋というものを「いつの間にかくりかえしそこにたどりつく」海のようなものと語っている。文章のすっきりした感じから、読者側は人魚に淡泊な性格をイメージしてしまうが、母同様彼女も意外と情熱的な女性になのかもしれない。
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okazu-zine · 2 years
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尊敬している方のInstagramで知ったこの本、カボスといえば大分でしょうよ!にわか大分県人のわたしも知らないとね!と思って、調べたら絶版ぽかった古い本、県立図書館に3冊も著者贈呈らしき蔵書があり、しかし書庫に入ってて。引っ張り出して借りて読みました。
結論から言うと、カボスだけじゃなく、ブラジル原産のシモン芋ってやつとか、たぶんもう薬事法だなんだかんだで生産もされてない様子の漢方っぽい薬草ドリンクとかの効果もあるから、カボスだけとは言いにくいが、カボスが思ってた以上にいろんな微量栄養素ありそう、というのはよくわかった。
このところは微量栄養素に注目してて、知らない名前たくさんだし、カタカナのものがなかなか覚えられないので、注目してるだけでほぼ終わってるけど、体感的にはグッときているので引き続き注目したい。
結局栄養だよな、と。
これに関してはほんと古い本だから、体験談たくさん載ってるけど、その当時の人々の栄養状態とか考えると、カボスと健康食品でまわるかもな、と思った。現代に置き換えたら、やっぱこれじゃもう足りないのかもしれない。
著者の名前で調べたら、いろいろと訴えたり訴えられたりなんかもあって、うーん、でもこれも、深読みもできるし。
でもやばい薬とかではないし、カボスは単純に美味しいし。
カボス王国大分県、店頭に青いカボスが並び始めてます。今年もたくさんお世話になります。
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korosatou8190 · 2 years
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読み終わった本のことなど
♪バーユバーユシュキバーユ♪物悲しいロシアの子守唄が効果を出して余韻がある。ハントレス?(dbd)
エグいのは苦手だけど達者な演出だ。固茹でだねー。
それとは別に映画のようなといえば「ガダラの豚」読了。面白い。こんな話だったのかー。エンターティメント。
#独り言 #映画のような #物語
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kyoto4 · 12 days
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『 親鸞が導く 歎異』  監修:釈 徹宗(浄土真宗本願寺派 如来寺住職) 画:臼井 治(リベラル社)
南無阿弥陀仏
第1章 迷いなく、導びかれていく
第2章 無力な自分を見つめ直す
第3章 人の縁に感謝する
第4章 仏に照らされて生きる
第5章 捨てがたい世で身を任せる
第6章 自らが信じた道をゆく
第7章 生涯に一度の出逢い
第8章 まわりに振り回されない生き方
原文と現代語訳・関連地図・年表
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findareading · 30 days
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深谷らのイメージには、神保町界隈に昔からある喫茶店スタイルがあった。長い歴史を持ち風格が感じられた喫茶店では、買ってきた本の包みを開いて、カップ片手に満足そうにページをめくる人たちの姿がよく見られる。
— 森彰英著「都市遊牧民から見た書店の風景」(森彰英+「週刊読書人」取材チーム『本ってなんだったっけ?─紙の本の未来を考える』2022年5月Kindle版、ディスカヴァー・トゥエンティワン〈ディスカヴァーebook選書〉)
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sdeet · 1 year
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最近見たものと買った本と読んだ本
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ぶんぱくの「続・戦後京都の「色」はアメリカにあった!」を見た。前回の展示は見損ねていたのでやっと見れてよかった。
日本では第二次世界大戦あたりの写真は白黒のイメージだろうけど、アメリカではコダックがカラーフィルム出しててそれなりに普及しており、日本に駐在するアメリカ人が撮影した戦後占領期のカラー写真の展覧会でした。見ごたえあった。関連書籍も買った。
メイドインオキュパイドジャパン、というの骨董というかアンティーク系の趣味・興味がある人にとっては割となじみがあると思う。写真展示のほか、カメラやポジフィルムの展示など物理的にモノが・情報が残ることの強さを思う。
ぶんぱくでは知の大冒険―東洋文庫 名品の煌めき―(メインの企画展はこっちなのだが)をしていて、そっちももちろん見た。面白かったけど、書誌情報が乏しいキャプションだったので、得られる情報が少なくてもどかしい。有名なものは有名だけどそれはそうとして書誌情報をくれ……
Arts and Mediaをいくつか買った。大阪大学大学院文学研究科文化動態論専攻アート・メディア論研究室が発行しているアートと情報についての雑誌である。
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興味ある内容がいくつかあったのでバラで買ったけど、各号デザインが違い様々な方法で凝っていてすごい。
松本公房から出ている本はどれもいいのだけどデザインの「凝っている」方向性が突き抜けてるの見るの気持ちが上がるよね。戯曲とかも好きです。レッシングとかブレヒトとか。
オンラインショップはこ��です。 http://shop.matsumotokobo.com/
これは読んでる途中メモ
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ノエル・キャロル『ホラーの哲学』はまだ三分の一ぐらいしか読んでないけど、今読んでる段階だとホラー映画とか「こわいフィクション」を見るとき鑑賞者は何を感じてどう判断しているのかを解体している。
この本はホラー作品っていうものが何かと鑑賞者がそれをどう感じているかについての内容だけど、ホラーに限らず虚構に心動かされるとはなんだろう、というのの諸々を考えながらぼんやり読んでる。あと私はあんまりたくさん映画を見ていないので知らない映画について書かれているところとか、わからんけどそういう作品があるんだな……と思いながら読んでる。
私はホラー・怖い話が結構好きで深夜2時にヘッドフォンで怪談を聴いてもホラー映画見ても全然平気なんだけど、たまに「私は本当に「怖い」を求めているのか?」と思うことはある。ホラーは好きだけど表現・語りの面白さがほしいので「めちゃめちゃ怖かった!」をとくだん感じたいと思ってない気がする。ちなみに自分自身が実際に超常現象に遭いたいという気持ちは皆無で、ホラーが好きだからと言って実体験で怖い目に遭いたいわけではないのだ。これはたぶんフィクションがほしいという欲求なんだと思うし、ホラーである必要もないけどホラージャンルだから得られる何か、みたいなものが多分ある。けどそれがなんなのか自分でもつかみ切れていないと思う。
ジャン=ミシェル アダン『物語論―プロップからエーコまで』は言語学とか記号論方面の内容で、「物語論」は創作ハウツーとかではないです。言葉や文章の構造と分析の方。結構前に買ったのに積んでいたので電車移動の間に読んでた。ずっと構造の話をしているので脳内でマッピングできなくなった瞬間に意味が取れなくなるので集中力がいる。先にざらっと訳者あとがきを読んだら本書が「よみづらい」というお墨付きがあり、翻訳に際してもなんか大変だったようなので、そうか読みやすい本ではないんだな……と思いながらまだ読んでる。
創作ハウツー寄りで物語の類型とかの語を極力手っ取り早く知りたい方には創元社から出ている『アルケミスト双書物語のつむぎ方入門〈プロット〉をおもしろくする25の方法』が、ものすごくコンパクトにまとめられてるのでおすすめ。(知ってる人にとっては知っていることしか書いてないけどまとまっているとおすすめしやすくていいよね)
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sesameandsalt · 1 month
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鳥山先生のことが頭から離れずにお参りした日に引いたおみくじ 突然こんな日がくるなんて、 こんなにでっかく空いた胸の穴を実感するなんてと、 よろよろ歩きながら、ひいた。 半吉とあるが励ましてくれるような良い(優しい)内容だなと感謝しながら結ぼうとしたときに、挿絵におどろいた こんなことってあるのけ・・・? まさかの鳥と、山の絵、 よく読むと文章に”明”の文字🐦⛰️ 神さまが慰めてくれたとしか思えない 神の愛を、めちゃくちゃ感じたし やっぱり鳥山明は神様なんだとおもった。🐦😇ノ"(っ <。)  思えば88番という数字も、 縁起が良いし無限と∞がふたつある。 鳥山明が永遠に続く気がした ∞∞
鳥山先生、 残りの人生 心臓はとっくに捧げてますが 最大の愛と尊敬と感謝をささげ続けます 最初から最後まで鳥山明だったそういう人生にします 本当に長い間、お疲れさまでした 有難うございました!
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読んだ本 読み終わった本 白い病 カレル・チャペック 阿部賢一訳 岩波文庫 ============ おそらく、戯曲を通して、私たちが戦慄を感じ、 公正さの必要性を感じるために戯曲というものが存在するのだろう。 p.168 作者による解題 ============ #読了 #読書 #読み終わった本 #読んだ本 #白い病 #カレルチャペック #阿部賢一訳 #岩波文庫 https://www.instagram.com/p/CqF-LvmvxcS/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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nanashinoshinono · 6 months
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知り合いからおまえは流川にハマると予言されたんですが絶対そうなる予感がする...
安西先生のあの有名なセリフてっきり主人公(花道)に言ったんだと思ってたんですが違った!笑 知らんかった いつ出てくるんだろ〜って待ってたらここでかーい!ってなった
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nillnote · 1 year
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最近の #読了本 ⁡ #かわいそ笑 インターネット上に伝わる多くの怪談の中にその中に特定の「あの子」が被害にあう怪談集。何故あの子だけが?と読み解く読者参加型のホラー。序盤から中盤は情報散漫なものの終盤にそういうことか〜と納得の「ゾッ!」でした。 ⁡ #怪を語れば怪来たる #怪談師夜見の怪談蒐集録 人より少し見えるだけで霊能者ではない怪談師の夜見。ライトな展開ではあるもののミステリー要素もあり、よくまとまってて読みやすかった。最近これ系は好みがあわなかったけど、こちらは楽しくサクサク読めた。 ⁡ #パライソのどん底 転校生・高遠瑠樺との邂逅が相馬律の人生を一変させるー。𝙱𝙻は𝟷作品ぐらいしか読んだことないので、これがそうなのか自信はないけど、まごうことなき𝙱𝙻ホラー! ⁡ #聖者の落角 難病の子どもたちを完治させる黒服の青年。しかし完治した子どもがたちが全員、不思議な力を宿し「おさらさま」と口にし始めるー。私的には前作よりも気持ち悪かった。物語のキーとなる観音信仰..西洋に多い宗教よりも仏教ベース系が私はどうにも苦手らしい。 ⁡ #鬼の話を聞かせてください 𝚂𝙽𝚂上の企画に寄せられた三つの事件。投稿者の前に現れた桧山は「推理ゲーム」と称して隠された真相を暴いていくー。 桧山の目的は“真相を知ったときの顔が見たい”ただそれだけ。すがっていたものが壊れた時の素顔をみたい。そこにあるのは「人」なのか「鬼」なのか。桧山の欲望でしかない推理ゲーム...というか、めちゃくちゃ歪んでんだろ...。ラストがもうね..。 ⁡ #好きになってしまいました。 コロナ禍前に行かれた旅行(取材)、日々お世話に勤しむ観葉植物のお話が多めな印象。𝟹年半ぶりのエッセイから日々を楽しくも虫たちたと戦いつつかわらぬ様子が感じらた。変化のない退屈な日々ってことではなくて、こうした日常を安定させるという事は案外大変なことなのよね..と、しみじみしてしまった。 ⁡ #本 #小説 #ミステリー小説 #積読 #積読本 #積読消化 #読書 #読書記録 #読書メモ #読書感想 #購入本 #電子書籍 #𝚋𝚘𝚘𝚔 #𝚋𝚘𝚘𝚔𝚜𝚝𝚊𝚐𝚛𝚊𝚖 #𝚒𝚗𝚜𝚝𝚊𝚋𝚘𝚘𝚔 #𝚒𝚗𝚜𝚝𝚊𝚐𝚛𝚊𝚖 #𝚖𝚢𝚜𝚝𝚎𝚛𝚢 #単行本 #文庫本 #エッセイ #三浦しをん #芦花公園 𓃟 https://www.instagram.com/p/CqDLNcfvybo/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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coudre2016 · 1 year
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. Mar 22,2023 . #読んだ本 #高瀬隼子 #おいしいごはんが食べられますように #図書館で借りた本 . 最初から気持ちが悪いというか なんかイヤーな感じでゾワゾワ . 食に対する興味とか、考え方とか かなり人が出るなとしみじみ思うけれど 私やっぱりおいしいごはんを食べていたいな . 職場の人間関係やら、恋愛関係やらを食を通して描くところが新鮮。出来事はあるあると思えてリアルなんだけど、どの人にも共感できなくて不穏な感じ。 最後までなんだかゾワゾワしながら終わりました。 . 芥川賞はこんな読後感のものが多いですね。でも読みづらさはあまりなかったです。 #読書記録 #個人的な感想 #芥川賞 https://www.instagram.com/p/CqFK3p_LttG/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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