根津みるくの豚✖️国産バナナ研究所❣️ 卵かけご飯久しぶり😋 美味しくてコスパ良いお店でしたー、メニュー制覇したい🥰 #lunch #japanesefood #根津みるくの豚 #国産バナナ研究所 #池袋ランチ #池袋東武デパ地下イートイン #豚しゃぶサラダランチ #ご飯が美味しい #卵かけごはん (池袋東武デパート) https://www.instagram.com/p/CoPrWTZSO35/?igshid=NGJjMDIxMWI=
4 notes
·
View notes
お散歩がてらの、初めてのハンブルグ観光。港湾博物館やスパイス博物館、そしてミュンヘンから修学旅行に来る女子高校生憧れのカフェ・ド・パリへやっと潜入。
ハンブルグはその昔、大きな中洲をくり抜き整備して自然にあった中洲を人工的にドックにした港湾都市。従い、1960年代以降、大きな貨物船になるに連れ、1880年代の手掘りの港湾工事では大型船舶が入ってこれず、港湾としては限界を迎える。そのため、より外海へと今の主要港湾は移動している。では、ハンブルグ手掘り港湾のできる前は、どこが主要なハンザ同盟の港湾だったかというとブレーメンの音楽隊で有名なブレーメンである。1800年代半ば頃まではブレーメンの方がハンザ同盟としては栄えており、北ドイツで唯一百年以上続くレストランや有名なティーハウスなどは、ブレーメンにある。
なぜ、ハンブルグか。その鍵を握ったのはユダヤ人達であったらしい。当時はデンマークの直轄飛び地もハンブルグにはあり、未だに特別地区として日曜の午前中まで市場を開ける。fischmarktとして有名な観光地になっており、私も数回行ってみたが、わざわざ行くほどのものではなく、別に美味しい魚が売られている訳ではない。完全に観光市場になっているので、雰囲気が好きなら行けば。。。って感じの場所。話しを元に戻すと、ビスマルクがワイマール共和国としてドイツを統一するまでは、みんな諸侯が勝手に治めていたというのがドイツである。日本よりも随分遅く統一されているのだ。だからという訳では無いが、ドイツは地方色が未だに強く、地方同士で仲が良くない。ユダヤ人殺せみたいな、共通の目的でもないと、なかなか一致団結できない人々なのだ。私みたいな超ド田舎の辺境のバナナ人の島から着た人間にでさえ、仲良くなるとドイツ人は自分の出身地以外の人間の悪口を平気で言う。まぁ部外者はどうでも良いので、部外者のワシは聞き流している。が、一部道理が通っているところもあるので、全て聞き流している訳ではないが。。。
さて、この港湾。第二次大戦中、イギリスから空爆の標的にされ、八割は消失している。そこをねちっこいドイツ人気質で、19世紀の設計図を引っ張り出して、寸分違わず1950年代には再建する。しかし、1960年代半ばからは、大型船舶が入れない位に水深が浅い事から、全く使いものにならなくなり、もっぱら中東戦争を逃れて絨毯やスパイスを持ち込んだアラブ人たちに倉庫として利用されるようになり、世界遺産に登録されるまでは荒れ放題に荒れていたらしい。
世界遺産に登録されてからにわかに再開発が進められ、エルブフィルの入る音楽ホールなどもできて、現在に至る。
港湾博物館で感動したのは、港湾の歴史だけではなく、主な交易品についての説明。ブレーメンや北ドイツは紅茶を好むのだが、なんとドイツ人が1年間に飲む紅茶茶葉の量はたったの240g程度。ワシなら優に一ヶ月でそれ位の量の茶葉、緑茶、紅茶、中国茶を飲んでいる。ドイツ人は紅茶の代わりに、ハーブティーを飲むのだが、これは貧民のやっかみだったらしいことを、ここの博物館で学ぶ。ヨーロッパにおける港湾都市は少ない。南にマルセイユ、ベニスがある程度。北はやはりブレーメンかハンブルグになる。アントワープはまた別だから。。。ドイツ語圏内に売りさばくスパイスや茶葉、コーヒー類は全てドイツ経由なのだ。だから、彼らは中間マージンとして莫大な関税と莫大な上乗せ金で利益を得ている。ハンブルグのなんとも言えない鼻につく、にわか金持ちとしか思えない豪奢振りは、こうした浅い歴史の成せる技なのだ。現にワシの所属する研究所の創設者も19世紀後半にハンブルグは儲かるらしいという噂を聞きつけた貧しい漁師が、自分で木を切って小船を作り、当時の大型船から人や荷物を搬入したり降ろしたりする事をビジネスに思いつき、デンマークとの国境付近の小さな島から移住したリックマース家に由来する。ワシ、通りで、エルクの事嫌いなはずだ。底浅いし、品が無いし、バカだし、最悪の男だとしか思っていない。まぁ、でも給料貰いながらドイツ見聞できるので、貰える間はいないとね。ワハハ。
紅茶や茶葉は、完全に貴族階級や金持ちの飲み物で、庶民はどうひっくり返っても飲めないものだったらしい。なぜなら、港湾都市特権で州として州外に関税をかける事ができたらしいので、ドイツ語圏内外の内陸ヨーロッパにおける茶葉やスパイスの独占販売ができたのだ。内陸都市からしたら、仕方ないので高額をふっかけられても購入していたのだろうが、従って、実は未だにハンブルグ嫌いな人々は多い。そうした反発を金と金で買った権力で黙らしているのが、ハンブルグなのだ。またおまけに、ユダヤ人イジメの時期に入ると、ユダヤ人は強制収容所に送り込み、彼らが築いた商売を居抜きでいただいてしまったのが、今偉そうにしているドイツ人たち。だから、功罪のつもりなのか分からないが、ハンブルグは社会民主主義党員が多い。ショルツも社会民主党。
コーヒーは、主にインドネシアとブラジルから輸入していたが、これは、チョコレートの代替品としての利用だったらしい。日本人はチョコレートは食べ物���勘違いしているが、チョコレートは元々、飲み物ざます。単価重量が金より高いカカオ豆は貴族や金持ちしか手が出せず、中産階級の庶民が飲んだのがコーヒー。ライプツィヒに住んでいたバッハもコーヒー・カンタータを書いてしまう位、コーヒーはバッハの頃、庶民の間でチョコレートの代替品として爆発的に普及する。つまりだ。貴族の紅茶に対して、庶民のハーブティー。貴族のチョコレートに対して、庶民のコーヒーという構図があるらしい。
このコーヒー豆。ワシもその昔、家の庭にコーヒーの木があったし、母はロブスターとアラビカならアラビカしか飲みたくないだろ、ロブスターなんてカサ増しよ、カサ増し、という暴言をカマスほどの中産階級ザ庶民代表。なんと、ハンブルグではコーヒーは、中間輸入業者として重要なコモディティだったので、コーヒー豆は女性達が一粒一粒、手で選別していたらしい。右上の白黒写真は、女性達がコーヒー豆を選別している所。旦那が港湾労働している間、妻はコーヒー豆選別という構図だ。大阪の堺の博物館で見たのだが、江戸時代にでさえ、日本では漢方薬原料の選別に用いる木枠を発明していたのに。。。ドイツ人ってアホ。っつーか、人間を人間とも見なさない習慣は、何もユダヤ人迫害で露呈したのではなく、ドイツ人同士でもやっていたのね。。。道理で、世界の天才ワシの事も腐ったバナナ扱いするわけだ。なーんてね。ガハハ。色々と勉強になった。
しかし、もう帰国が目の前の今、色々と博物館に行くので良かった。こんな事を着任前に知っていたら、もうこちらで出くわした事、数々のイヂメや嫌がらせにヘドが出て、さっさと任期満了前に逃げ帰っていただろう。まぁ実際、お休み毎に逃げ帰ってはいましたが。。。そうでもしないと精神的に持たない街ですな。ハンブルグは。
スパイス博物館は御愛嬌。カンボジアの胡椒が胡椒のシャンパンと呼ばれているとか、胡椒の実が成る軸の部分でさえ輸入して胡椒代わりに使っているとか、中国からは乾燥生姜を大量に輸入していたとか、ここでも、ハンブルグと中国の昔からの蜜月振りを味わう。ごちそうさまでした。
帰りに、今まで一度も入れず、予約無いのに何来ているの?あんたバカ⁇扱いをする、高慢ちきなカフェ・ド・パリに何気なく寄ってみると、なんと、すんなりと通してくれた。第二次大戦中の爆撃を逃れたので戦前の雰囲気を残す室内とおフランス料理を売りにしている。今日のケーキは何あるか?とドイツ語で聞くと、色々と言ってくる。ワシ、頭の中が大混乱。ドイツ語分かるけど、もう言われた矢先からケーキの名前は忘却し、どんなケーキなのかしか分からない。ドイツ語でレモンタルトが言えなかったので、タルト・オ・シトロン、シルヴプレざーますと、あまりにも気取っている店員にムカついてフランス語喋ってやると、ドギマギして英語で応えてくる。アホか、こいつら。ドイツ語片言だからって、ワシを舐めんなよー!と思っていると、感じの良い若いケルナリン(ウェイトレスのドイツ語)が給仕担当になってくれた。可愛い女の子なので全て許す。
黄昏時の港湾と、その名も「木綿(Baumwall)」という駅。後ろにそびえるのはミヒャエル教会。ミヒャエル教会を見て、咄嗟にコックのミヒャエル君と彼女のレベッカを思い出し、一報入れておく。あぁ。観光って良いわ。気楽で。
0 notes
TEDにて
ユバル・ノア・ハラーリ:人類の台頭はいかにして起こったか?
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
7万年前、人類の祖先は取るに足らない程のちっぽけな存在で、アフリカ大陸の片隅で他の動物と同様、ただ生きるのに精一杯でした。
しかし、今や人類が地球を支配しているということに異を唱える人はほぼいないでしょう。
地球全土において、ほか全ての動物の運命(ひょっとしたら地球自体の運命さえも)を左右しています。
いかにして、そんなちっぽけな存在から地球を支配するような存在に至ったのか?
歴史学者のユバル氏が、サピエンスという人類が台頭したその驚くべき理由を提示します。
妄想とは、「ない事に対して病的原因からいだく、誤った判断・確信」のこと。ここでは、どちらかというと空想の方です。
空想とは、「現実には、あり得ないような事柄を想像すること」と辞書では書かれています。
7万年前、我々人類の祖先は取るに足りない程のちっぽけな動物でした。先史時代の人類について知っておくべき、最も重要なことは、人類は重要な存在でなかったということです。人類がおよぼす地球への影響は、クラゲやホタルやキツツキとほぼ変らなかったのです。
2018年現在では、サピエンスは20万年前からアフリカで進化し、紀元前3万年に集団が形成され、氷河のまだ残るヨーロッパへ進出。紀元前2万年くらいにネアンデルタール人との生存競争に勝ち残ります。
そして、約1万2千年前のギョベクリ・テペの神殿遺跡(トルコ)から古代シュメール人の可能性もあり得るかもしれないので、今後の「T型オベリスク」など発掘作業の進展具合で判明するかもしれません。
メソポタミアのシュメール文明よりも古いことは、年代測定で確認されています。古代エジプトは、約5千年前の紀元前3000年に人類最初の王朝が誕生しています。
ところが、今日では、人間がこの地球をコントロールしています。ここで疑問が湧きます。いかに、その先史時代からここまでに至ったのか? アフリカ大陸の片隅で自分たちが生きるのに精一杯な取るに足らない存在の類人猿から、地球の支配者になったのか?
大抵、この疑問に対し、人間とそのほか全ての動物を比較して、個々の違いに目を向けます。我々が信じたいのは、人間には特別な何かがあるということです。人間の身体や脳に犬や豚やチンパンジーより、ずっと優れている特別な何かがあると信じたがります。
しかし、実は、個々の能力のレベルでは恥ずかしながら チンパンジーと差はないのです。
さらに言えば、もし私ひとりと一匹のチンパンジーを孤島に置き去りにした場合 生き残りをかけて必死になりますが、どちらが上手く生き延びる可能性があるか?私ならチンパンジーに賭けますね。
これは私に問題があるわけではなくて、ほとんどの人がたった一人でチンパンジーと孤島に置かれたら、チンパンジーの方がよっぽど生存可能性が高いでしょうね
人間とそのほか全ての動物の本当の違いは、個々の能力のレベルではなく、集団としての違いにあるのです。人間が地球をコントロールしているのは、人間が唯一柔軟かつ大勢で協働できる動物だからです。
さて、ほかの動物でも蜂や蟻のような社会性のある昆虫がいますね。多数で協働しています。ただ、柔軟性があるわけではないんです。彼らの協働は、とても柔軟性に欠けています。ミツバチの巣は基本的に、ひとつの方法でのみ機能しています。
もし、ミツバチが新しい環境や初めて遭遇する危険に出くわしても、一夜にして新しい社会システムに作り変えることはできません。
例えば、女王蜂を処刑してミツバチ共和国を設立したり、働き蜂の共産主義独裁政権を設立したりそんなことはできません。
ほかにも、社会性のある哺乳類はいます。オオカミや象やイルカやチンパンジーです。彼らは、もっと柔軟に協働できます。でも、それは少数に限っての場合です。ネアンデールタール人も同様でした。この広い大地であんたのことをよく知りもしないで協働なんてできるわけないでしょ?という具合にです。
ふたつの能力を持ち合わせ、柔軟性を持って大勢でも協働できるのは、唯一我々、ホモ・サピエンスだけなのです。1対1。あるいは、10対10ならチンパンジーの方が良い成果を出す場合もあります。
しかし、規模が巨大で1,000人の人間に対し、1,000匹のチンパンジーなら容易に人間が勝ちます。理由は簡単です。数が1,000匹となるとチンパンジーは協働できないからです。
10万匹のチンパンジーをオックスフォード・ス��リートや ウェンブリー・スタジアム。はたまた、天安門広場やバチカンに連れてきて押し込んだら、もうそこは完全なるカオスです。想像してみてください。ウェンブリー・ スタジアムに10万匹のチンパンジー大混乱ですよね。
対照的に、何万もの人間が普通にスタジアムに集まりますが、それでもカオスにはなりませんよね。
その代わりに、極めて洗練された効率的な協力の輪を築きます。これまで人類が成し遂げた偉業は、ピラミッドであれ月への飛行であれ、それらは全て個人の才能によるものではなく、大勢が柔軟性をもって協働できるという人間の能力によるものなのです。
さらに、情報技術の発展とインターネットで大企業の何十万、何百万単位から、facebook、Apple、Amazom、Google、Microsoftなどで数億単位で共同作業ができるようになりました。
現在、プラットフォーマー企業と呼ばれる法人は先進国の国家単位レベルに近づき欧米、日本、アジア、インドが協調すれば、中国の人口をも超越するかもしれません。
このプレゼンテーションひとつをとってもそうです。今、300から400人の観衆の皆さんの前に立っていますが、ほとんどの方が私にとって初めてお会いする方々です。同様に、このイベントを運営している人々のことも私はよく知ってるわけではありません。
それにもかかわらず、お互いに知らない同士でもここでアイデアをグローバルに交換するために、私達は協働することができます。チンパンジーにはこれはできません。
もちろん、チンパンジーもお互いにコミュニケーションをしますが、遠く離れたチンパンジーの群れにバナナや象やその他チンパンジーが興味がありそうなことについて、遠路はるばるプレゼンするためにやってくるチンパンジーなんていません。
たしかに、協働がいつも万能で絶対良いわけではありません。これまで人間がしてきた忌まわしいことも、実際、我々がしてきた酷いことも、大規模な協力から生まれたものです。
監獄も協力体制の上に成り立っていますし、大虐殺もそうですし、強制収容所も然りです。チンパンジーの世界には、大虐殺も監獄も強制収容所もありません。
皆さんは納得されるでしょうか?人間は大勢でも柔軟性をもって協働することができるから、地球をコントロールするまでになったと。すると、探究心のある方々は、すぐに次の疑問が湧いてきますよね。まさに、どうやって協働しているのか?
ほかの動物にはできないような協働を可能にするのは何か?答えはズバリ、想像力です。妄想とは異なります。
人間は、無数の知らない人たちとも柔軟性をもって協働することができます。それは、この地球上で人間だけが唯一想像したり架空のストーリーを作り、それを信じることができるからです。
全員が同じフィクションを信じたりすれば、同じルールや基準や価値観に従って、全員が行動します。
つまり、概念です!!集合的無意識というか、通常は、各国の社会システム内の義務教育の国語、算数、理科、社会で洗練抽出されたエッセンスを学びます。
その他の動物が行うコミュニケーションは、良くも悪くも事実を伝えることだけに使います。チンパンジーの場合「見て!ライオンがいる!逃げろ!」とか。「見て!あっちにバナナの木がある! バナナ取りに行こう!」とかです。
対して、人間は事実を伝えるためだけではなく、良くも悪くも、新しい現実や架空の現実を創り出すために言葉を使うのです。人間は「ほら、雲の上に神様がいる。もし、私の言う通りにしなかったら、死んだ時に罰として地獄に送られてしまうよ」と言えるのです。
もし?全員が、今、私が作ったこのストーリーを信じたら、同じ規範、法律、価値観に従うことになり、協働が可能になります。人間にしかできないことです。
バナナを渡すようチンパンジーを説得するのに「死んだら天国に行けるよ」と約束してもダメです。「その善行によって、天国でたっくさんのバナナをもらえるよ・・・だからバナナちょうだい」チンパンジーは、絶対にこの話を信じませんよね。人間だけがこういった話を信じる。
これが、繁栄に良い場合も悪い場合も人間が地球をコントロールし、一方で、チンパンジーが動物園や研究所の檻の中に閉じ込められている理由です。精神病と言われる人間もです。
同意いただけると思いますが、宗教では、同じフィクションを信じることで信者は団結しています。何百万人という人が一緒になって、大聖堂やモスクを建てたり、十字軍やジハードで戦うのは、神、天国、地獄といったことを皆が信じているからです。
しかし、ここで強調したいのは、人間がなし得る大規模な協働はどれもまったく同じメカニズムにもとづいているということです!宗教に限ったことではないのです。つまり、概念だから!!
ところで、宗教とは何でしょうか?神や天国と同じように、宗教もホモ・サピエンスが作ったストーリーなのです。客観的な現実ではありません。人類になんら生物学的影響をおよぼすものでもありません。
人間のカラダを切って開いて、中を見ると心臓、腎臓、ニューロン、ホルモン、DNAでも宗教は見つからないでしょう。宗教が見つけられるのは、我々が作って広めてきた社会システムのストーリーの中だけです。
それらは、とても前向きでとてもいいストーリーかもしれませんが、やはり、我々が作り上げた架空の社会システム内のストーリーです。
これは、政治の分野でも当てはまります。近代政治において最も重要な要素は国家です。ところで、国家とは何でしょうか?これらも客観的には実在しません。山は物理的に存在します。見ることができ、触れることができ、匂いを嗅ぐことができます。
しかし、国家?イスラエル、イラン、フランス、ドイツなど。国家は、人間が作ったストーリーにすぎませんが、その考えは非常によく定着していきます。
経済の分野も同様です。グローバル経済で重要な役割を担っているのが、企業や法人です。おそらく、ここにいらっしゃる多くの方が、どこかの法人に勤めていると思います。
グーグルやトヨタやマクドナルド。これらってつまりは何でしょう?法律家は、これを法的擬制と呼びます。法人も人間が考案した作り事ですが、強力な魔法使い達によって守られています。まぁ法律家たちのことですが・・・
法人は、一日中いったい何をやっているのか?大部分は、金を稼ごうとしているんですよね。
ところで、お金って何でしょう?
またしても、お金とは客観的には実在せず、客観的価値もありません。この緑色のドル紙幣見てください。何の価値もありません。食べられないし、飲めないし着ることもできません。
でも、これが優れた語り部の手にかかると、大手の銀行マンや財務大臣や首相が語ると、とても説得力のあるストーリーになります。
実際のところ、お金は、人間が考案し受け継がれてきたものの中でもっとも成功した例の一つです。全ての人が信じる唯一のストーリーだからです。全員が神を信じているわけではありません。全員が人権を信じているわけではありません。全員が国家主義というわけではありません。
ところが、お金やドルはほぼ全員が信じるところとなっています。
つまりは、人間は二重の現実にいるので世界をコントロールしているんです。他の全ての動物は、客観的実在の世界だけに生きています。彼らの現実は、実在的に存在するもので構成されています。川や木やライオンや象のような実在です。我々人間も実在の世界に生きています。川や木もあればライオンも象もいます。
しかし。何世紀にもわたってこの実在の世界に加えてフィクションの世界というもうひとつの層を形成していったのです。概念の世界です。国家、神、お金、法人のようなものです。
そして、驚くべきことに歴史の過程でこの架空の現実がよりパワーをもつようになり、今日の世界ではこの概念の存在が、もっとも力を有しています。今や川や木やライオンや象が生き残れるかどうかは、まさに、概念の世界の決定や願いにかかっているのです。
アメリカ合衆国やグーグルや世界銀行のような人間の想像の中だけにある存在にかかっているのです。
数学は、この二重の現実を虚数、複素数という概念の発明で数値化できるようにしています。信号処理、制御理論、電磁気学、量子力学などにも取り入れられています。
ラファエル・ボンベリ、デカルトは初めて虚数という概念を数値化し活用し、ゼロや負の数ですら架空のもの、役に立たないものと考えられていました。
オイラーやガウスが発展させていったことでも有名です。
スイスの偉大な数学者レオンハルト・オイラー。
その才能ゆえに1700年代には、あらゆる数学者達が彼を師と仰ぎました。とても尊敬されて、現代では欧州で紙幣になりました。
この時代の解析学においては膨大な業績がありすぎて、微分積分の創始、この分野の完成に貢献している天才。級数や母関数の方法・近似計算・特殊関数や微分方程式・多重積分や偏微分法もこの人ひとりの業績です。
名前もオイラーの公式などに残っている。物理学者のリチャード・ファインマンはこの公式を評して「我々の至宝」かつ「すべての数学のなかでもっとも素晴らしい公式」だと述べてもいます。
フェルマー以降進展がなかった整数論において、ラグランジュの出現まで単独で研究し続け、オイラー関数にも名前が残っている。ゼータ関数を初めて扱い始めたのもこの人です。
幾何学では、「ケーニヒスベルクの橋の問題」が特に有名。グラフ理論の起源となってトポロジーへと発展している。
ライプニッツによって定義された関数を初めてy=f(x)の形で表したのもオイラーの業績。
現代で主要な数学表記記号のほぼすべて(πやSinθ、Cosθなど)を作った人。
古典力学や光の波動論などの数学的な土台を構築していて、物理学でもよく使用されています。
そのほかの数学表記記号には、和の記号Σや虚数単位i、自然対数の底eといった記号もこの人の貢献です。
現代のコンピューターでよく使われるアルゴリズム的な計算方法もオイラーが考え出しています。この人が大昔にいたからこそ、量子力学も存在できるような天才的な業績を上げています。
ニュートン、ライプニッツ以後の解析学を大きく発展させ、複素数の世界を自由自在に使いこなす手法もこの人が一人で構築しています。
位相幾何学の初期の土台構築もこの人の貢献です。
1911年に始まった「オイラー全集」という書籍は、生前に残した原稿は、整理できないままま保管され続けていて、ベートーベンの作曲のように未完成となっています。
やがて、コンピューターの登場で数学の世界では、爆発的な進歩を遂げます。コンピューターが主役になり、人類の計算能力が飛躍的に高まったのです。
位相幾何学は、その後、コンピューターを活用し発展します。
<おすすめサイト>
ロジェカイヨワ戦争論と日本の神仏習合との偶然の一致について2019
マーク・パーゲル:言語能力が人類に与えた影響について
サラ・パーカック:宇宙から見た考古学
ハワード ラインゴールド: 個々のイノベーションをコラボレーションさせる
現時点2015年での時間の概念の解釈について
ディヴィット・チャーマーズ:あなたは意識をどう説明しますか?
ファン・エンリケズ: 我々の子孫は別の種になる?
ジュヌヴィエーヴ・フォン・ペツィンガー:ヨーロッパ中の洞穴に描かれた32個のシンボルの謎
<提供>
東京都北区神谷の高橋クリーニングプレゼント
独自サービス展開中!服の高橋クリーニング店は職人による手仕上げ。お手頃50ですよ。往復送料、曲Song購入可。詳細は、今すぐ電話。東京都内限定。北部、東部、渋谷区周囲。地元周辺区もOKです
東京都北区神谷のハイブリッドな直送ウェブサービス(Hybrid Synergy Service)高橋クリーニングFacebook版
0 notes
食料自給率と私 ・ 日本の食料自給率は38%でそのほとんどが海外からの輸入に頼っているそうです。お米が100%なのは知っていましたが、鶏卵が96%、きのこ類が86%というのは知りませんでした。 ・ 自給率が低いものとしては小麦14%や大豆7%が有名ですが99.9%が輸入品の食べ物というものが存在しているらしく、それが #バナナ ということでした。 ・ 男だったら残りの0.1%にかけてみたくなるのが心情ですよね。という訳で本日のおやつは #国産バナナ研究所 です。 ・ 1本千円するという #国産バナナ を使った #バナナジュース が頂けるということで、どんなものかとやって来ました。国産バナナはいくつか種類があるらしく、お店の人にどれがオススメかを聞き #神バナナ が一番出ているということでしたので、それにしました。 ・ できるまでの間、店内のメニューなどをあれこれ眺めていたら、複数の種類がある国産バナナの特徴を甘み、粘り、香り、青みの項目で星を表しているチャートがあり、一番神バナナが良さそうな感じがします。 ・ 出された #ジュース は思いの外スッキリした味わい。 #バナナ の甘みを感じながらも、意外と爽やかでスッキリした印象もあります。 ・ 暑い日にぴったりな冷たさも兼ね備えつつバランスの良い美味しさがある #フルーツ の味わいはなかなかのものです。 ・ バナナシュークリームやチョコバナナも気になりましたので、次はそれを楽しみたいと思います。 ・ #千駄木スイーツ #千駄木おやつ #谷中スイーツ #谷中おやつ #とa2cg (国産バナナ研究所) https://www.instagram.com/p/CCRrCuvglGf/?igshid=1ne5gsicho8je
0 notes
2018年5月26日に、ABC朝日放送の生放送「旅サラダ」でもんげーバナナが取り上げられました↓ https://www.asahi.co.jp/tsalad/live/index.html?date=20180526 バナナのお取り寄せ通販はコチラ→http://japanbanana.net/ 珈琲のお取り寄せ通販はコチラ→ http://japancoffee.net #田中節三 #国産バナナ #国産珈琲 #国産コーヒー #もんげーバナナ葉青汁 #もんげーバナナ #国産無農薬バナナ #無農薬国産バナナ #もんげーバナナ #島バナナ #瀬戸内バナナ #神バナナ #奇跡のバナナ #鉄腕dash #tokio #長瀬智也 #国分太一 #国産バナナ研究所 #皮ごとバナナ #旅サラダ #旅サラダで紹介 https://www.instagram.com/p/B3rZshMg_nO/?igshid=uvbo0oyng6mc
0 notes
宮崎正弘の国際情勢解題
(読者の声1)「中国の蔬菜戦略の研究」
私がライフ・テーマとして研究の主題として長年に渡る焦点として、中国が長年模索して日本に行動を起こして、日本国の根幹たる食料への自給率に関わる最大の重要課題に入り込む中国の蔬菜戦略とも考えられる行動を看破することは出来ない。
中国は日本にアメリカが世界パワーとしての、第二の武力または軍事力として『穀物戦略』的な手法をとる事は不可能であるが、『蔬菜戦略』的な手法は簡単で、なし崩しに日本の農村を破壊して、農村社会の破壊と後継者までも無くしてしまう様な危険性が出来てきた。
この中国が国家を動員しての蔬菜戦略は、日本が開発した 特許の種子をコピーして、日本市場で売れる野菜農産物を 大量にかつ安価に持続的に日本の市場の送り込む戦略は 日本の近郊蔬菜栽培農家と集団蔬菜栽培農家を危機に追いこみ、破壊して、次期の農村後継者まで失わせる事になりかねない事態を引き起こしている。
『蔬菜戦略』からの視野で日本の農業を見ると、これはあくまで食料生産の基本的条件として、農村の維持、農家の維持拡大、後継者の維持とその養成、帰農農民の養成、営農資金の融資、いざと言う危機に食料を確保する為の最低条件です。
28%と言う自給率を切って、もはや日本は危機的な現状として考えなければなりません、1960年には日本は食料の自給率を現在のフランスが維持している75%と言う数字と同じでしたが、今は過去の物語となり、47年前にブラジル各地を旅行して見た時に、北欧の諸国が、かなりブラジルの土地を買い投資していました。
アメリカでもそうでした、日本企業はゴルフ場や、高層ビルなどを買いあさっていましたが、そしてバブルがはじけて全てを半額から、投売りで売り払い撤退して行きました。北欧企業は百年の計画でその将来を考えて、ブラジルでは広大な耕地に大豆やエタノールの原料となるサトウキビを植えています、ユーカリの植林もその面積は世界のパルプの需要を満たすと感じます。
現在の南米のチリーなどの果物栽培などはほとんどアメリカ系の大資本です。メキシコの蔬菜栽培も中南米のバナナも全てアメリカ系の資金が入っています。私が今日食べた野菜や果物は、リンゴはチリー産、バナナはエクワドルでした。メロンはメキシコ産でしたが、アメリカの会社のマークがありました。しかし、日本では大豆の95%が輸入でその内の90%がアメリカです、トウモロコシも小麦も同じ様です。
蔬菜は中国に食い荒らされてもはや死に体となった野菜も有ります。現在は輸入制限で何とか日本国内価格も少しは安定して、計画出荷の予定も出来る様になっていますが、価格では絶対に対抗できません、輸入制限のみです。
日本企業または、個人では中国では土地所有は出来ません。社会主義経済が歪んだ万元家主義経済体制では、危険で将来の設計も出来ません。
日本に敵対的な政治体制で中国と朝鮮が動き出したら、まず一番先に来るのは食料自給問題と言う事を忘れてはいけません。しかし今の農務関係官僚はサラリーマンで、物事の先送り、事なかれ主義政権がコロコロ代わり、日本国の百年の計画を立案、実行する有能な官僚が居なく、『桃栗三年柿八年』という気長な、自然環境も見て、企画を立案して計画準備して、実行する一生涯のテーマにする官僚は皆無です。
現在の熱エネルギー獲得競争を見ると、もはや中国のなり振りかまわない獲得競争を日本政府は見習わなくてはなりません、これを食料自給と言う国家の基本政策と比較して考えると、この事に関しても不十分と感じられ、百年の基本方針が無きに等しいと思いますが、空恐ろしい事です。
国民があって、その食という基本が出来て、はじめて日本と言う国が維持出来るのです、皆さんは戦後の食糧難を知りません、栄養失調で死んでいった人も知りません、栄養失調で目が見えなくなり失明したのも見たことがないと思います。
私は終戦直後に茶碗一杯のご飯で、家族が殺し合いしたことも知っています。
現在はあまりに日本が平和で、偏向教育での成果と効果が出てきたのかも知れません。中国も朝鮮も日本が生きる、生き残る、これからの百年の先を栄えるのには産業生産の敵として、競争相手として見なくてはなりません。
最後に蔬菜戦略から学ぶことは:
1、新鮮な蔬菜は、長期間の冷凍保存は量的、品質的に不可能。
2、蔬菜の産地や、共同産地、出荷システムの破壊は一度無くしたら再構築は困難となる、生産者の離散、後継者の転職など、根本的な生産環境の破壊となり、直ぐの危機的な環境は修復出来ない。
3、産地の維持と拡大、生産者の維持と後継者維持は、日本国の繁栄となり、安全で新鮮かつ安価の蔬菜が供給される事になる。よって輸入制限などは法的に確保して、他国との貿易協定にも生産確保の保証として必ず明記しておく事。
4、自由主義経済社会で資本主義社会国での農地への投資獲得、開発と共同出荷体制を築いて居ること。複数の他国との北半球と南半球の気候的生産体系の分類と、それを見てからの、通年生産体制を作り、その生産国とも連帯して品種改良、生産改良、出荷改革などを築くこと。保冷輸送コンテナーの研究と改良、高速コンテナー船の導入などをすれば距離と時間的な生産拡大が飛躍的に伸びる。
例:アルゼンチンでの牧畜産業の栄えは冷凍船のヨーロッパまでの就航が劇的な変化となり、冷凍保存技術の向上と高速船就航がアルゼンチンやウルグワイなどの牧畜産業、穀物産業の栄えと成った実績がある。
5、蔬菜栽培を他国に任すことは、日本国と国民の生命の危険を晒す事に成ると言う、基本的な学校教育からの根本を教えなくてはならない。子供の教育が無ければ、これから先の食という基本的根幹が破壊されると思います。
それと政治家の根本的な今に適した洗脳も必要かもしれません。まずは国民の参政権の一票で、洗脳を必要とする政治家を排除することも必要と思います。
(桑港老亀)
6 notes
·
View notes
近年、国連のような国際機関に頼って様々な間題を解決するという傾向は薄れてきて、主権国家がそれぞれの課題に取り組んでいかなければならないという度合いが強くなってきた。そうした中で、国家主権というものが見直されるようになっているのです。その一番大きな要因は、「アメリカ・ファースト」の考え方を鮮明にするトランプという人物をアメリカ国民の多数派が大統領に選んだことです。大統領になってもトランプは、人類の未来はグローバリズムではなくナショナリズムだという演説をしています。
この主権の再確認という潮流は、ヨーロッパではイギリスのEU(ヨーロッパ連合)離脱の動き を契機に顕著になってきました。 EUというある種グローバリズム的な存在では、自国が抱える課題をきちんと解決できない。経済はダメになるし、テロは起きるし、 移民・難民の問題も解決できなく なった。EUの先頭に立ってきたドイツのメルケル首相自身、私の移民政策は間違っていたと認めるまでになっています。主権国家が各自のやり方でやっていかなけれ ばならないという傾向が世界的に強くなっているのです。
(中国の動きで)最も象徴的なのは、アメリカが「強制的経済戦略」と称するものです。これは経済以外の問題を経済の力を使って中国に有利になるように押し付けていくという手法です。、例えば、南シナ海のスプラトリー諸島(南沙諸島)を中国が一方的に獲って、昔から中国の領土だったと主張していることに対して、フィリピン政府は国際仲裁裁判所に提訴しました。すると、中国はその提訴を取り下げさせるために、経済的な手段で圧力をかけてきたのです。
一つは、フィリピンは中国にバナナやパイナップルを輸出しているのですが、その検疫をわざと遅らせました。すると腐っちゃうわけですね。また、中国からフィリピンに観光客が沢山行っていたけれども、中国政府が国民に命令し、それをストップした。こうした国際ルールに反することが、アメリカに対しても行われている。
中国は旧ソ連と遠い、全世界を共産主義にするといったグローバルなことは言って来なかった。とこころが、昨年六月の中央外事工作会議において、中国主導による社会主義的なグローバル統治を目指し、「中国の特色」を世界に広げていくと宣言したのです。これは大変だということで、アメリカの中国に対する姿勢は一層厳しくなって行ったのです。
「国防権限法」(二○一八年八月制定)には、今のアメリカにとっての最大の戦略上の課題は中国との対決であり、中国を抑えていくということがはっきり書かれている。国防戦略や国防権限法には全てトランプが署名しています。
トランプは大統領選の時から、アメリカは同盟関係は大事にするけれども、各国が特に防衛問題はもっと自分でやつてくれと言ってきたわけです。
戦争を防ぐ最善の方法は、想定され得る戦争を戦って勝つ能力を持つことです。負けると分かっている相手には誰もかかって来ませんから、戦争は起きない。ところが、日本の憲法九条はこれと正反対の考え方だからです。日本が軍備を持たなければ平和が維持できるというのが九条の考え方です。確かに、攻められても降伏すれば平和は守られるかもしれない。しかし、それは偽物の平和です。奴隷の平和です。
アメリカの対中政策と今の安倍政権の対中政策とは正反対なのです。安倍さんは、競合から協力へと言っていますが、トランプは協力から競合へとカジを切りました。真逆です。安倍政権に近い人たちは、そこは日米分担で話はついていると言うけれども、これは根拠がない。
中国に日本がついていっても、何も見返りはない。それどころか、トランプ政権周辺では、日本の対中政策は少しおかしい、全然われわれとは違うと言い始めています。
十月下旬、大手研究機関のプルッキングス研究所が、国際関係の専門家が長時間討論した記録をまとめて報告書を公表しました。注目されるのは、トランプ政権の対中対決政策に日本が同調しておらず、そのギャップが日米対立につながる危険性があると強調している点です。
アメリカは日本の対中政策はおかしい、と言い始めた。 | 国際派日本人のためのお勧め記事切り抜き帳
18 notes
·
View notes
▲バイオマス由来高分子での材料今の所 不可能らしい
本文を入力してください
▲バイオマス由来高分子での材料今の所 不可能らしい
子供の頃には 遠足などに行く時に 母か祖母かが 作ってくれた弁当。
竹の皮で包んだおにぎりを 食べるのが楽しみだった。
うちは貧乏だから中身は 少し千切った梅干しが入っていた。
無論周りは少し塩のかかった塩味のついたおにぎり。
少しずつ齧るのが楽しみだった。
子供なんて こんなことだけで幸せだった。
今の子は 弁当箱に色んなキャラクターなどをアシライ美味そうに飾ったもの。
夢があるから幸せなのかな。
私は普段はアルミの大きな厚みの弁当箱にご飯は押しつぶすように入っていて
真ん中に梅干しが一つ。
この弁当箱も何年かで梅干しか塩のおかげかで真ん中だけ腐って穴が開く。
あれは今わかっていることは錆びたのだろう。
子供の頃は なんで腐るのかなと不思議思ったもので有った。
いつ頃からか スーパーに並んでいるものは中身が透けて見えるラップがかかる。
受け皿は白いきれいなトレイに。
今は色んな柄の入ったものに変わっている。
今のものはほとんどが石油から加工したものばかり。
ラップは今の科学では自然由来の透明フィルムで密閉性のものは出来ないらしい。
トレイなども竹の皮を代用に使えないかと色々と調べてみたが作れるは作れるが高くついてとても歯がたたないようだ。
石油だけに依存して戦後ずっとそれに寄りかかっきたから。
フリーエネルギーなんてのも無理。
設備を研究するのにコストが高くて手が出ないようだ。
サウジアラビアが石油の増産を始めた。
販売価格がスダンどで せめて リッター100円まで落ちないのかな。
今の値段は 誰かどこかで値を上げているらしい。
30円は下がるようだ。これから先の話は総て闇の中。
フリーエネルギーも何度も発明したけど闇に葬られてしまっている。
私が書いたことは 今で言う 都市伝説。 真か嘘とか 真か嘘か。
面白い話か どうかな。今の時代 すぐにナンチャッテと 言ってごまかす。
それが落ちだろうね。下手すると死が待っている。
●植物由来プラスチックへの期待と問題点 - 廃棄物資源循環学会
file:///C:/Users/asahi/AppData/Local/Temp/070525oku-1.pdf
資源がバイオマスでも石油でも、生まれつき「環境にやさしいプラスチック」などは 存在しません。育ててや さしくするのです。
(財団法人・生産開発科学研究所)奥 彬
1.環境にやさしい材料とはどのようなものですか?
世間には「環境にやさしい」という言葉が溢れていますが、それを正しく使用している例は少ないようです。
「リサイクル」や「エコ」という言葉が使われる場所でも、言葉の重さを考えずに 漠然と使われ、また真の姿を見せたくない本音が隠されています。
そもそも生産と消費活動には環 境負荷ゼロのものなどなく、そこにかなりのエネルギーと資源が投入されています。
バイオマスや資源作物から有機材料を作るときも、開墾・耕作・収穫・化学原料への変換に、多くのエネルギーと資機材用の資源が消費されています。
それを考えると「環境にやさしい」という言葉の多くは正しくないことがわかります。
●日本バイオプラスチック協会.バイオマスプラQ&A
http://www.jbpaweb.net/bp/bp_faq2.htm
2. バイオマスプラスチックの特徴と意義
Question1.
バイオマスプラスチックと生分解性プラスチック(グリーンプラ)はどう違うの?
Answer1.
生分解性プラスチックは、プラスチックとしての機能や物性に加えて、ある一定の条件の下で自然界に豊富に存在する微生物などの働きによって、分解し最終的には二酸化炭素と水にまで変化する性質を持つプラスチックです。したがって、農業用のマルチフィルムや、食物など有機性廃棄物の堆肥化のための収集袋など、微生物分解性の機能を活用できる分野では、環境負荷低減に寄与することから注目されている素材です、これに対しバイオマスプラスチックは特別な性質を利用するものではなく、原料として植物などの再生可能な有機資源を使用することにより、枯渇が危惧され地球温暖化の一因ともされている石油にできるだけ頼らずに持続的に作ることができることから注目されている新しいプラスチック素材です。
したがって、バイオマスプラスチックと生分解性プラスチックは、全く異なった2つの概念をもっています。
Question2.
バイオマスプラスチックが最近注目されているのはなぜ?
Answer2.
バイオマスプラスチックの原料に使われる植物などの再生可能資源は、数億年の長い年月をかけて地中に蓄えられた化石資源と異なり、大気中の炭酸ガスを植物の炭酸同化作用(光合成)により吸収した結果蓄えられたものなので、使用後燃焼などにより二酸化炭素に戻っても、地球温暖化の原因と言われている大気中の温室効果ガスの濃度上昇を来たすことがありません。このようにバイオマスプラスチックは人間の快適な生活に必要な自然環境を維持しながら、有用なプラスチック素材を供給できることから、今後より一層の普及が期待されております。
●Bee Eco Wrap / 地球に優しい、プラスチックを使わない ...
https://www.beeecowraps.jp/
Bee Eco Wrapとは
GOTSオーガニック認証を受けたコットン生地に、化学物質を一切使わず持続可能な方法で採集したミツロウとコールドプレス製法のホホバ油、木の樹脂を独自にブレンドしたWAXを浸透させ作られています。
天然の材料を独自のブレンドで製法することにより、どんな形にもフィットし、何度でも繰り返し使えるフードラップができました。
オーガニック素材を使用したこの商品は、製作工程も一つ一つ丁寧に全て手作業で作られています。
●サランラップ®の豆知識
サランラップ®|商品紹介|旭化成ホームプロダクツ株式会社
https://www.asahi-kasei.co.jp/saran/products/saranwrap/history.html
高品質のサランラップ®がどのように作られているのかをご紹介します。
1.サランラップ®ができるまで
2.サランラップ®の歴史
サランラップ®の誕生秘話や、歩んできた歴史をご紹介します。
20世紀初頭(1900年代)
サランラップ®はいきなり誕生した商品ではありません。
20世紀初頭世界初の合成樹脂ベークライトが誕生しますが、以来アメリカでは合成樹脂の研究を熱心に進めていました。その研究の成果が(ポリ塩化ビニリデン)という形で実を結び、この合成樹脂をアメリカは戦争に活用しました。
この合成樹脂は、太平洋戦線で兵士を悩ませた蚊から身を守るための蚊帳、ジャングルを行進する兵士を水虫から守る靴の中敷き、銃や弾丸を湿気から守るための包装フィルムなどが、主な用途だったそうです。
●透明な紙”って、なに? | Cellulose nanofiber Materials
http://www.nogimasaya.com/research/transparent/
”透明な紙”って、なに?
一般の方向けに、よくある質問をまとめました。
研究者の方は、末尾参照。
(2013年3月19日、一部書き換えました。)
Q1.透明な紙って、何?
これが、「透明な紙」です。
木材(セルロースナノファイバー)から作りました。
厚みは、30ミクロンです。、サランラップ(約10ミクロン)より、3倍ぐらい厚いです。
Q2.いつ、どこで、発明されたの?
2008年1月30日(水)23時40分頃、京都で発明されました。
今から2000年前、中国で紙が発明されて以来、ずうっと紙は「白色」でした。
当然、私も生まれてから、白い紙しか見たことがありませんでした。
だから、「透明な紙」ができた時は、ほんとにビックリしたし、目を疑いました。
あれから5年。。
いろんな人が、いろんな知恵を出して、どんどんレベルアップしています。
いよいよかも知れませんね!!
●バイオプラスチックで問題は解決?-海洋プラスチック汚染の対策
https://lessplasticlife.com/marineplastic/responses/bioplastics/
2018/09/16
バイオプラスチックという、いわゆる環境に優しいとされるプラスチックがあります。
石油を使わずに再生可能な植物などを原料に作られ、ごみになっても自然環境で分解される、そんなエコなイメージがあります。このバイオプラスチック、はたして海洋プラスチック汚染の救世主となるでしょうか。
最初に知っておきたい事実として、まず、すべてのバイオプラスチックが植物などの生物資源から作られるわけではありません。石油などの化石資源を原料にするものもあります。
すべてのバイオプラスチックが微生物に分解されるとは限らず、まったく分解されないものもあります。
目次
・バイオプラスチックとは?
・バイオマスプラスチックとは?
・生分解性プラスチック(グリーンプラスチック)とは?
・加水分解型と酸化分解型の生分解性プラスチック
・3種類のバイオマスプラスチック
・バイオプラスチックは海のプラスチック問題を解決するのか?
・自然環境を忠実に反映していない「生分解性」
・一人歩きする生分解性プラスチックのエコなイメージ
・生分解性バイオマスプラスチックへの期待
・まとめ:結局バイオプラスチックはどうなの?
.バイオマスプラスチックとは?
プラスチックは普通、石油などの化石資源から合成されて作られます。しかし、原料を石油ではなく、植物などのバイオマスを利用するプラスチックが”バイオマス“プラスチックです。
限りある化石資源を消費する従来のプラスチックの代替になるプラスチックとして期待され、研究・開発が進められています。
◆「生分解性プラスチック」が地球に優しいウソホント | プラなし生活
https://lessplasticlife.com/marineplastic/driver/biodegradable_plastic/
2017/10/24
「生分解性プラスチック」という言葉を聞いたことがあると思います。
捨てられても自然に分解される地球にやさしいエコなプラスチックとちまたに言われ、ここ数十年にその開発と製品化が活発に進められています(Ojeda 2013)。
生分解性プラスチックは、捨ててもいつかは消えてなくなると思われていました。ところが、「生分解性」プラスチックは必ずしも海の中で分解するとは限らないのです。
目次
・海中では分解しない生分解性プラスチック?
・ 「生分解性」と表示することの問題点
・酸化型の生分解性プラスチックの問題
・海中で分解するタイプの生分解性プラスチック
・まとめ
現在市場に出回っている生分解性プラスチックの大半はポリ乳酸(PLA)ですが、これは生分解に50度以上の温度を必要とするため海洋環境中では分解されません。
海中で50度以上の環境は深海の熱水噴出孔付近くらいでしょう。「生分解性」と書いてあっても、それはコンポストという特殊な条件で生分解するのであって「海洋生分解性」ではないのです。仮に分解したとしても、それにはとてもとても長い時間が必要になります。
◆プラスチックQ&A|プラスチックの世界|ポリオレフィン等衛生協議会
http://www.jhospa.gr.jp/plastics/faq.html
06.プラスチックに紙のような通気性がないのは、なぜでしょうか。
紙は、木材パルプを摺り潰して作った繊維を接着させて作られます。ですから天然紙は、バレーボールやテニスのネットを折りたたんだような、繊維同士が絡み合った構造になっていて、繊維と繊維との間には拡大鏡で見ることができるような相当大きなすき間があります。
これに対して、プラスチックは、繊維と繊維がからみ合ったような構造ではなく、均一で緻密な構造になっています。すき間は高分子の分子間にありますが、これは電子顕微鏡で見ても分からないほど小さいものです。したがって、プラスチックのフィルムは気体が簡単に通れないほど目の細かいフィルターの様なもので、紙のような通気性はありません。
プラスチックはそれぞれの特性を活かして使い分けられていますが、いずれにしても、穴の空いていないプラスチックでは、人間が呼吸できるほどの通気性はありませんので、プラスチックの袋を子供さんがかぶったりしないようにご注意下さい。
13.使い捨て(ワンウェイ)のプラスチック容器は、資源のむだ使いではないでしょうか?
容器包装材がワンウェイ化をたどっているのは、プラスチックが金属やガラス、紙などに比べ、軽くて強い、清潔で加工しやすいなどの利点から、流通の合理化が図れる事によります。その結果、生産者はコストを下げることができ、消費者は欲しい商品を安く買うことができるのです。
しかし、資源の有効利用や環境保護という観点で、使用後の処理方法については見直す必要があります。2000年4月から容器包装リサイクル法が施行され、現在は国や業界が、循環型社会をめざして、リターナブル容器やリサイクル可能な製品・材料の開発、再生可能な材料を使用した容器開発等を進めています。また、消費者においても安易な使い捨ての生活を見直し、ゴミを分別する、リサイクル可能な容器の回収に協力するなど双方の努力から、環境と利便性とのバランスが維持できるのではないかと考えます。
29.電子レンジでラップフィルムや容器を使用しても大丈夫でしょうか。
電子レンジというのは、食品自体に高周波(マイクロ波)をあて、食品自体を振動させ、その摩擦熱で食品中の水分を加熱する機器です。 ここで二つ疑問があると思います。一つは高周波をあてることによってラップ等に何らかの変化が起きるのではないかということですが、これに関しては、いろいろな実験から全く変化はないことが証明されています。
二つ目は熱による変化です。加熱された容器の熱が伝わり、容器自体も加熱されます。お芋やご飯など水分を主体としたものを包んで電子レンジに入れても100℃以上にはなりませんが、沸点の高い油性の物は、時として180℃以上になり、容器の耐熱温度を超える恐れがあります。
プラスチックには多くの種類があり、耐熱温度もまちまちですので、品質表示等にしたがって使用することをお勧めします。
◆JP2003146358A - トウモロコシ皮や竹皮加工品 - Google Patents
https://patents.google.com/patent/JP2003146358A/ja
(57)【要約】
【課題】発泡スチロール成型容器は土中に埋立てしても分解せず、焼却すれば悪臭を発生するので公害になっていた。これを天然産品の竹皮やトウモロコシ実皮を積合して作った容器はその悪臭ガス発生や黒煙の発生がなく土中に埋立てても分解されるので、発泡スチロールの代換品として開発する事を目的とした。
【解決手段】発泡スチロール食品包装容器を天然品の竹皮1aやトウモロコシ実皮や葉蘭、バナナ葉を片面とし、これに接合剤3aを挟着して積合した紙質板を積合し、加熱成型した抗菌性発酵性食品容器。プラスチックを使用しても発酵性であるから土中に埋立てとしても分解し、二次公害性はない。
◆会社情報|株式会社松本
http://www.takenokawa.com/corporate/index.html
株式会社松本は、竹の皮食品容器のパイオニアです。
BAMLEE製品は、環境にやさしい、時代の先端を行く最高品質ブランドです。
BAMLEEの輪は、人々を豊かに守る、世界に広がっていく輪です。
竹皮をさらに進化、より使い易く
当社は竹皮を取扱い100年余りとなります。
私たちの国日本では、遠く昔は鎌倉時代から食品を包む、運ぶ為に「竹皮」が使われて来ました。
スーパーマーケットが台頭し、ほとんどのパッケージがプラスチックに変わるまでは、竹皮は食品包材として広く使われており、おにぎり、ちまき、肉等においては、現在も使用されています。
一枚の竹皮が、蒸す、温める、冷凍、通気性、抗菌等の多くの機能を持っており、人工のものでは叶えられない天然ならではのすばらしい素材です。
当社はその素材を使い、更に使いやすくデザイン性のあるオリジナルの竹皮容器の製造を行い、現在では日本各地の駅弁、菓子容器として広く使っていただいています。
そして現在も更に竹皮容器を進化させた容器の開発を進めているところです。
天然素材の良さを皆様にお伝えし、活用方法を知っていただく事は、私たちの大きな役割だと考えています。
当社の理想は、「他社とは競争しないビジネス」であり、紙容器、プラ容器もオリジナル容器として商品化するなど商品開発に力を入れています。
又近年は、行政及び福祉施設と連携して放置竹林の整備を行い、その竹林で間伐した竹を粉砕して、乳酸発酵させ、土壌改良剤としての「竹パウダー」の製造販売を開始いたしました。
竹皮、竹の活用事業を積極的に推し進めたいと思っています。
「環境」と「福祉」をテーマに常に共創出来る会社であり続けたいと思っています。
代表取締役社長 松本彰
◆国産竹皮10枚組 熟練職人が厳選してお届け|虎斑竹専門店
https://www.taketora.co.jp/fs/taketora/ki00031
国産の天然竹皮
竹皮は古くから身近で便利な食品の包材として多用されてきました。
天然の抗菌性に加えて通気性に優れており、おにぎりなどが蒸れずに美味しくいただけるのです。また竹皮特有の淡く甘い香りが食欲をそそります。
抗菌力と通気性
竹皮は抗菌作用と通気性に優れた自然素材です。しなやかな竹皮は丈夫で食品をしっかり包み込み、おにぎり弁当には最適の包材なのです。
また牛肉や魚類、和菓子などの包装材としても昔から重宝されてきており輸入竹皮が多くなった現在でも高級なこだわり食材には国産竹皮が使用されています。
◆和のお弁当に早変わり。「竹皮」の使い方とアレンジまとめ 2018年10月10日
https://macaro-ni.jp/28533
見た目もすてきで食材も長持ちする「竹皮」に包んだお弁当。「自分でも使ってみたいけれどちょっとハードルが高くて…」という方のために、竹皮の使い方を詳しくご紹介します。案外簡単で、一度トライしたら、何度も使ってみたくなること間違いなしですよ♪
竹皮に包まれたおにぎりを見ると「なんだかとてもおいしそう……!」と思いませんか?いつものアルミホイルなどのお手軽アイテムを竹皮に変えるだけで、雰囲気もぐっとすてきになります。
しかし、いざ自分で竹皮を使うとなると、その使い方がわからず、なかなかトライしてみることもできないもの。そこで今回は、竹皮の使い方を、活用法も交えながら詳しくご紹介したいと思います。
思いのほか簡単で、メリットもたくさん!ぜひ参考にしてみてくださいね♪
◆竹皮の使い方/包み方:白ごはん.com
https://www.sirogohan.com/recipe/takekawa/
●調理時間:10分以下
竹皮の包みを懐から取り出し、おにぎりとたくあんを、指に米粒をつけながらもぐもぐと食べる、 こんなシーンを日本昔ばなしや時代劇でよく見かけますよね。
古くから日本では竹皮が食べ物の包装手段のひとつとして、多くの人に使われてきました。 なぜ竹皮?ということもさることながら、まずはおにぎりを竹皮で包む、その包み方を紹介しようと思います。
●竹皮を包むときの材料 (分量不問)
竹皮 … 適量
●竹皮の使い方/包み方
1.竹皮の戻し方
まずはそもそもなぜ竹皮でおにぎりを包むのか?
それは竹皮の持つ“防腐性”と“吸湿性”などの特徴に気づいた先人たちが使い始めたからだと思われます。 最近は東急ハンズなどでも取り扱いがあるため、比較的手に入れやすくなってきました。ぜひ一度お試しください↓
竹皮は必要な枚数だけ水戻しするのではなく、予備で1枚くらい余分に戻したほうがよいと思われます(慣れないうちは特に)。 バットなどに竹皮を入れ、竹皮がしっかり沈むようにたっぷりの水を加え、竹皮が浮かないように重しをします。 戻す時間は最低1時間は戻したいものです。包む2〜3時間前に戻すことができれば十分だと思います。
2 notes
·
View notes
こういう話を書くとね。放射脳の人がキーキーいうから嫌なんだけどね。とりあえず備忘録で書いておきますわ。
北海道が全道で停電しても死者が出なかったのはいまが良いシーズンだから。これが真冬だったらどうなるか。何万人も亡くなっていたでしょう。帯広の仕事先はそれを考えたら物凄く恐ろしいと言っていた。
夏と冬では必要電力がこれほど違う。
で、北海道は石油ストーブやガスストーブだから停電しても平気だという方もいるが・・・。それ、田舎の家庭だけの話でしょう。
北電の資料だと電力は暖房だけではなく、様々な冬の対策に必須なのである。
3.11の2時間の計画停電でさえ、我が家はガスファンヒーターもオイルヒーターも、そして給湯器も使えないから寒さに震えていた。激寒の北海道ならどうなるか。セントラルヒーティングは使えないし、水道管は破裂するし、ビルや病院のボイラーだって制御装置が停電で使えなくなったら停止するんじゃないの。道路も凍結するよ。
ここくらいまではいくら科学リテラシーが低くてもなんとなく言えば分かると思う。が、こと原発になると科学リテラシーが停止してしまう人が多数いる。
日本人の3割が「放射能は人工でしか存在しない」と信じている
日本人は非常に科学リテラシーが低い。
大規模調査では、14ヵ国中12位。レーザーが音だと思ってる人が7割。地球の公転周期が分からない人が4割ですよ!
3.11前は「すべての放射能は人工的に作られたものである」と思ってる人が半数もいた。いや自然放射能ってバナナにもあるし、タバコにもあるし飛行機乗れば被曝するしと散々啓蒙されたけど、いまだに
日本人の3割が全ての放射能は人工的に作られる
と、信じている。要するに科学リテラシーが異様に低い人たちが大勢いる。特に北海道は高齢化が進み、生活保護受給率は大阪に次いで全国2位だし、喫煙率は日本1位。低いのは仕方ない部分もある。
そもそもどうして放射能が危険か、そこを理解していない
3.11のあと、いろいろ恐怖で頭がおかしくなった人たちがガセを撒いてくれた。
被曝すると奇形児が増えるから、被曝すると怪物になる(マジだよ)まで。そもそも農業試験場では品種改良に放射線を使うが、それは放射線に対して非常に耐性がある植物だからで、高等動物の人間に同じ量を当てたら即死してしまうほどの線量です。
広島や長崎で、高線量を浴びた人たちだって、子供に奇形児は増えていない。朝日新聞も書いていたが、1947年にアメリカが設けた原爆調査委員間(ABCC)がはじめ、75年から日米共同運営の「放射線影響研究所」が引き継いで、被爆者9万4000人ともそうでない2万7000人を生涯にわたって追跡調査。うち2万人は2年に一度、健康診断を受けています。 サイトには論文もたくさん掲載されているからちゃくと読めと言いたい。
この調査によると、親が被爆者の「被曝二世」については、死産、奇形、染色体異常は一切見られなかった。逆に検診と医療費が無料で平均寿命は普通の人より長かったわけです。
まったく被曝していなくても一定の割合で先天異常はあるが、酷いとほぼ流産してしまう。日本産科婦人科学会のデータで1万人あたりの発生率を見ると
心室中隔欠損がもっとも多くて574人に1人。口唇・口蓋裂は813人に1人(一般には500人に1人と言われてますが)です。指が多い多指症や水頭症も多いです。現在では医療の進歩で口唇・口蓋裂や多指症は幼児の時に丁寧な形成外科手術で目立たなくなります。要するに珍しくもなんともないのです。1人異常児が生まれたからって放射能セノイダーとか馬鹿すぎます。
もっとも放射線、しかも核爆発とは比較にならない程度の被曝で危険度が高いのはこんなことではなく、「発がん性」です。放射線を浴びることで遺伝子が損傷し、修復ではないレベルを超えるとがんになるわけです。国立がんセンターの発表では
喫煙や大量飲酒の習慣は放射線を 1,000 ~ 2,000ミリシーベルト被ばくするのと同程度、受動喫煙は、100 ~ 200ミリシーベルトの放射線被ばくと同程度の発がんリスクがあると推定されています。一方、100ミリシーベルト以下では、発がんリスクを検出するのが極めて難しいとなってます。受動喫煙のリスクはがんよりも脳疾患、心疾患です。
1000〜2000ミリシーベルトの被曝と言っても「放射能は人工のものしかない」と信じている3割の人には難しいでしょうから、具体的にいうとシーベルトは合計で体が受けたダメージの総量と思えば良い。ベクレルは放射性物質の量だからまったく違うものの単位。
で、放射線で1000ミリシーベルト、つまり1シーベルトの放射線を浴びるとどうなるかというと、これはもう相当にキツい。ふらふらして吐いたりするレベル。ヘビースモーカーなら2000シーベルト相当だからどれくらいのものかというと・・・
喫煙ってどれだけ発がん性あるのかわかる? 被曝でいうと「自覚症状があって」「一時的脱毛」と同じレベルなんですよ。つまり、
被爆が怖くてどうしてタバコ吸えるの?
ということ。繰り返しますが北海道は日本でダントツの喫煙率です。そしてわたしに絡んでくる放射脳の人の喫煙率高すぎ!! この間なんて「喫煙の害を訴えるより放射能の被害を訴えろ」って喫煙者の放射脳さんに言われました。ww
別に論理のすり替えをしたいのではなく、この事実から「原発が怖い人は発がん性要因である放射線が怖いのではなく、なんだか理由は分からないけど怖い」ということが分かります。幽霊やゴキブリと同じなのです。正直言うと、日本人の科学リテラシーではこの壁は乗り越えられると自分も思っておらず、怖くて怖くて精神に異常をきたしてしまう人も多いだろうから、原発推進はありえず、核融合までの間のつなぎとして安全性に注意しつつなだめすかして使って行こう派です。
泊が稼働していたら全道停電は起きなかったはず
本当に科学リテラシーが低いゆえにフェイクを撒いてしまう典型がこういう感じ。
弁護士 太田啓子@katepanda2
泊原発あたりって震度2だったって広く知られてますかね?震度2で電源喪失寸前ってどれだけ危ういのか。お粗末という言葉でも足りない。原発持てる国土じゃないって認めようよ。。
「震度2で電源喪失寸前だった北海道・泊原発「経産省と北電の災害対策はお粗末」地震学者」
https://dot.asahi.com/amp/dot/2018090600047.html?page=1&__twitter_impression=true …
6:42 - 2018年9月7日
4,020
4,642人がこの話題について話しています
泊の原発が震度2で電源喪失したとか本気で思ってるらしい。ww
電源喪失したのは苫小牧の火力発電所で、もともと泊は停止しているから自分では発電していない。冷却のために火力発電所などの電力を使っていた。それが来なくなったから予備電源に切り換えたということが理解できないらしい。
地震発生当時道内電力需要が300万kw程度だったが、そのうち半分の165万kwを発電する苫東厚真火力発電所が地震のため急遽自動停止したため、受給バランスが大きく崩れ全道が停電した。火力発電所を再起動するにも大きな電力が必要で、だからこんなに復帰に時間がかかったわけだ。
しかし、泊の原発が稼働していたらどうだったのか。火力発電所の多くは夜間に消費電力が少ないときは燃料がもったいないから停止している。原子力発電所は簡単に停止ができないので、夜間も稼働中。震度2では緊急停止もしない。そのまま稼働しているから
こんな感じだったはずだ。そのほかにはバイオマスとか地熱のような夜間でも停止しない発電所が多かったはず。要するに火力発電所が被災しようが全道停電にまで至るほどの影響は無かったと思う。ここは試してみるわけにもいかないので推測です。
火力発電所をどんどん作れとか、頭おかしい
この弁護士さんが引用している朝日の記事が根本的におかしいのは、地質学者に話を聞いている点だ。法律とか知らないでしょう。
民主党政権時代に、電力会社が発電と送電を一緒にしているから悪いという話になり、2020年には法律で送電と発電の会社が切り分けられます。北電は送電の会社になります。送電の会社になるのに、火力発電所をもしもの時のためにたくさん作れとか、企業がやるわけない。発電するなら別の会社に参入してもらうしかないわけですよ。
しかし北海道は高齢化が非常に早く進み、しかも出生率がめちゃくちゃ低い。東京都と札幌が変わらないんです。よって人口はこれから激減し、就労者数は
2055年には2010年の人口の4割減
になるわけです。これだけ人口が減るのが明確なのに、いまから多額の資金を投入して発電所を作りまくる企業があると思いますか。苫東厚真火力発電所は1980年操業開始。もう40年近く経ってるわけですが、いまから発電所作ると20年後には不要になってるわけですよ。
もちろんそうなったら、いまの泊以外の発電量でも十分に賄えるわけだが、そのときには苫東厚真火力発電所なんてとっくに耐用年数過ぎてボロボロになっている。なにが言いたいのかというと、人口激減が間近に明確に迫っている北海道にいまから多額の投資をしてインフラを整えるっていうのは無理筋だってことです。幸い、泊の原発ははまだ新しく一番新しい3号機なんて10年も経過していない。震災前はこれで乗り切ろうとしていたんじゃないかな。
ワクチンと同じく電力もリスクの確率選択
ワクチン反対の人は放射脳と高い相関関係にあるので、説明しても理解できないわけだが、とりあえずまともな人向けに書いておきます。
いま泊の原発は何万年か前の断層が沖にあるかもしれないということで停止して点検しているわけです。これは「あるかどうかわからない」レベルで、しかも断層があったとしても必ず地震が起きるわけではない。確率だけで言えばそんなところで地震が起きるよりとっくに先に南海トラフとか東海沖とか関東大震災が来ます。これは数十年に1回、過去から必ず定期的に起きているからです。東海沖地震よりはるかに泊に津波が来る確率は低い。
要するに
「来るかどうかもわからない津波に備えて原発を使わないか」
「来る確率が非常に高い真冬の停電に備えて稼働するか」
の、リスクの選択です。ワクチンの副作用と打たなかった場合の罹患率のリスク選択と同じです。10万人にひとりは副作用で死ぬけど、打たないと発症して10人に1人が死ぬワクチン、あなたは打つか打たないかという話といえばわかるかも。
大地震が起きると、高い確率で数年以内に同規模クラスの余震が来ます。3.11のときはラッキーにもこなかったが、インドネシアのロンボクなどでは同規模の地震が再三起きています。つまり、再び苫小牧あたりに大地震がくる確率は泊に津波が来る確率よりはるかに高いわけです。
ただ、地球の公転周期が分からない人が4割、放射能はすべて人工と考える人が3割の日本では、当然ながら確率計算は理解できない人が3割くらいいると思うんですよ。この科学リテラシーではいくらいっても理解できないだろう。嫌なものは嫌だの一点張りです。
電力が不足している間だけ泊を再稼働したら?
上記のようにすぐに北海道は電力が余る時代が来ます。10年後か20年後かはわからないが、使う人がいなくなる。それまで原発を再稼働して使用し、いまのボロボロの火力発電所は小さめのものにリプレイスし、40年後にいまの人口の6割になるわけだが、その時点での必要電力を十分確保できるようになったら、それでも怖いなら電気代は上がるけど道民の意志で泊を停止したらいいんじゃないかと思います。
ただ科学リテラシーの低い高齢者がどんどん亡くなっていくので、もしかしたら安全性のリスク回避とかはもう少し理解度はあがるかもしれない。それにつけても、「頑張ればなんとかなる」みたいな戦前の日本みたいなことを言うのは止めて欲しい。それがブラック企業の根底にもあるわけだから。頑張ってもなんともならない時もあるんですよ。
とまあ、書きましたけど放射脳の人はデータが嫌いなのでたぶん読まない。w
原発怖い怖いの人は、そういうのばっかりみないで藤沢さんのこれくらい読んだらいいと思いますよ。
48 notes
·
View notes
<DON TOMASI オンライン試飲会> 2022年2月21日、イタリア・シチリア州のワイン生産者、ドン・トーマシ社のオンライン試飲会に参加しました。通訳兼モデレーターは、日本におけるイタリアワインの第一人者、林茂氏。 まずはドン・トーマシ社当主のGiuseppe Terrasi氏からワイナリーの概要について。パレルモから南西約30kmにある同社は、Terrasi氏の祖父の代からのブドウ栽培農家で、2004年からワイン造りに着手。そのブドウ畑は、San Giuseppe Jato(砂と粘土質)、San Cipirello(砂質)、Manreale(粘土質)の3箇所で、総面積は約35ha。標高は約400m、オーガニック栽培の認証を得ています。砂質土壌は白ブドウ品種、粘土質は黒ブドウ品種に向いているそうです。栽培は、カタラット、グリッロ、ネロ・ダーヴォラといった土着品種と、カベルネ・ソーヴィニヨン、シャルドネの国際品種。「情熱とこだわり」を持って造るワインは、全て自社栽培ブドウを使用し、クリオ・マセレーションなどの近代的技術を導入、最適な酵母の研究も行っています。年間生産量は約10万本。 さて、ここからは林氏ナビゲートによる、楽しみにしていた試飲です。事前に送られてきたワインの可愛いエチケットは、シチリアの伝統的陶器製法、マヨルカ焼きの柄をモチーフにしたものだそうです。 1) Jato Lucido “ Terre Siciliane” IGT 2019 カタラット100%。爽やかな柑橘系の香りに微かにバナナ、ハーブ、ミネラル香。味わいは、心地よい酸味、塩味、柑橘、ミネラルを感じ、後味に僅かな苦味。ペアリングは、白身魚、フレッシュチーズ、お鮨がお薦め。 2)Grill-Chardonnay Sicilia DOC 2020 グリッロ50%とシャルドネ50%。ピーチ、リンゴ、柑橘類のフルーティーな香りで、味わいにもトロピカルフルーツを感じる。ペアリングのお薦めは、魚介の前菜やフライ、天ぷら、魚の塩焼き、中華。 2) Jato Rosso“ Terre Siciliane” IGP 2019 ネロ・ダーヴォラ、シラー、メルロー3種ブレンド。ブルーベリーやラズベリー香。スパイシーで、豊かなアロマ、ブルーベリーやプラムの味わい。イワシの生姜煮、肉じゃが、豚生姜焼きとのペアリングがお薦め。 3) Nero d’Avola Sicilia DOC 2018 ネロ・ダーヴォラ100%。3ヶ月樽と6ヶ月ステンレスタンク熟成。プラム、ベリー、ヴァニラの濃厚な香り。味わいは、ベリー、プラムといった果実の凝縮感にリコリスやスパイスも感じる。羊肉グリル、肉全般、鶏レバー赤ワイン煮がお薦め。 シチリアの眩しい太陽の下で育ったブドウから造られたワインは、洗練されている中にも素朴さがあり、オーガニック栽培のせいか自然な味わいを感じました。シチリアに行きたい!という思いがつのります。 #DonTomasi #Sicilia # Italia # wine # SOLOITALIA #vino https://www.instagram.com/p/CaZb4mopf2L/?utm_medium=tumblr
0 notes
迷ったら中米に行こう!~戦々恐々とコスタリカを旅する~
20代最後の夏に思い切って中米コスタリカへ行きました。
幼稚園からの友人が海外協力隊として現地で活動しており、彼を頼りに8月10日から16日の1週間、初一人海外へ出て行きました。
コスタリカで見たものや経験はどれもみずみずしく新鮮なものばかりで、この気持ちが少しでもフレッシュなうちにメモを残しておきたいと考え、帰国の途につくコスタリカサンホセ空港にてキーボードを叩き始めました。(が結局書ききれたのがだいぶ後になってしまいました汗)散文的な内容になることを恐れずゴリゴリ書いていこうと思います。
【コスタリカの概況】
言語はスペイン語。国教はカトリック。そのため街の要所には教会が立ち並んでいる。
コスタリカの歴史は基本的にはスペイン人統治時代から始まり、それ以前の先住民の歴史的、文化的な遺産などの観光資源に乏しいのが現状。
しかし、先住民たちが森を切り開き巨大な文明を築かなかったことと恵まれた気候から自然が非常に豊かで九州と四国を合わせた程度の国土面積に、地球全体の5%もの動植物が存在すると言われている。
国はこの点を自国の観光資源として捉え、国土の多くを国立公園として保護し、その自然の中を探索する『エコツーリズム』を世界に先駆けて始めた。これが世界に受け入れられ、それまで農業依存だった国の経済構造を好転させた。
そのほかにも軍隊を持たない平和国家として、軍事費に充てていた費用を教育や医療、再生可能エネルギーなどに投資し、前述のエコツーリズムに加え、中南米で屈指の教育、福祉、自然エネルギーの国として強い国家アイデンティティを保有している。(日本も見習いたい)
街の観光地はどこもごみが少なく、水道水も飲めるのは中米に限らず世界的にも希少な国のひとつではないだろうか。
【コスタリカの人々】
・観光地のガイドからUberのドライバー、クラブに来ていた若者に小学生まで様々な人と触れ合ったが総じて気さくで穏やかな人が多かった印象。車の運転もアジアなどに比べても丁寧な感じだった。
・観光地やホテルでは英語を話せる人が非常に多いため、スペイン語が苦手でもガイドを受けたり簡単なコミュニケーションは十分可能(ただし自分は英語もできなかったため状況は変わらなかった)
・中米の中で治安が良く経済が安定していることもあり、多くの移民が存在し、とくに貧しいニカラグア人が市街地でホームレス化している現状が社会問題となっている。そのほかにも社会情勢が不安定なベネズエラ人なども目立った。
私のコスタリカ旅行
友人が1週間のバカンス休暇を取りほぼ土地勘もコミュニケーションもできない私にほぼ24時間付き添ってくれて様々な場所に行かせてくれました。
現地で撮った写真を見ながら適当な順番と粒度でコスタリカについて語りたいと思います。
1.市街地の風景
成田からヒューストンを経由し、サンホセ空港に到着。
駅からバスでサンホセ市街地へ出て街を散策。初めての中米だが、町の雰囲気は東南アジアとも近い印象。首都ということもあり、おそらく単純に国の経済力、発展度によって似た雰囲気の街が出来上がってしまうのかもしれない。(日本も昔はこうだったのかも)
市街地には人通りが多い。また、路上に座り大声で物売りをする人も多く見かけたが、友人曰く彼らはニカラグア移民だとのこと。あまり近づかないようにした。
2.食事
「コスタリカの食事はマズイ」と友人から聞かされていたため戦々恐々として乗り込んだものの、総じておいしかった。ただし、値段の割に(というか高い店に限って)全くおいしくない店もあり、その辺はどんな店でも一定のクオリティは保っている日本の外食店文化のありがたさを感じた。
<上流国民編>
初日夜は友人の現地の友達で日本に留学経験もあるというコスタリカの方とコスタリカの中ではちょっとハイソな街で夕食。とてもいい方たちだった。
写真は2件目に行ったビールバー。クラフトビールの飲み比べができた。
※ここに関わらず外食費は総じて日本よりやや安いものの大きな差はなく、中米の中では非常に高いとのこと。家族を大事にし、家での食事を重んじる国民性があるとはいうものの、平均月収が日本の数分の一ということを考えると外食はなかなか大変な出費になるのだと思う。
山でのレジャーや森の散策を楽しめる���ンテベルデ自然保護区で止まったホテルの隣にあったレストラン。モンテベルデという土地柄もあり周りは外国の観光客だらけ。
キャンドルがあったりと店の雰囲気は日本の都会のおしゃれレストランさながらな雰囲気だったが、料理は10ドル弱、ワインもボトル15ドル程度となかなかのコスパ。そして味が抜群にうまかった。この旅の中でもトップクラスに満足した食事だった。
同じくモンテベルデでの食事。わかりづらいが、本物の大木をそのまま残し、その周りに3階建ての建物を巻きつける(?)ような特徴的な構造を持ったモンテベルデの有名レストラン。パスタは15ドル程度と結構お高め。
ただ申し訳ないが味がマズかった。4分の1程度しか食べれなかった。友人が「コスタリカの料理は味が薄い」と言っていたのはこれか!と納得。
その後パスタは宿へ持ち帰るも、部屋に置いておいたら蟻の餌食となり無事死亡。
<庶民編>
友人行きつけという現地の食堂にて。コスタリカでは米(左)、レモンとパクチーの効いたサラダ(中央)、ポテト(右)、豆(奥)を基本セットに、そこに豚肉やチキンなどのメインが乗るワンプレート料理がスタンダード。
米はタイ米などに近く、日本のよりも細長くて水分が少ない。また、黒い豆と米を合わせて炊くとコスタリカの伝統料理「ガチョピント」となる。
だが、米と豆を別々に食べても味は大差ない。
これは別の店だが、基本は一緒。そこに焼きバナナなどがついていた。
モンテベルデの屋台にて。鶏むね肉とポテトというシンプルで豪快なファストフード。非常にボリューミーだが500円程度。美味しかった。
<家庭料理編>
チフリーゴ。友人がお世話になっているホストファミリーのお家に自分もお邪魔してごちそうになった伝統料理。
ご飯に鶏肉と豆が乗っており、そこに刻んだトマトとパクチー(←これもよくコスタリカで出てくる)をお好みで載せて食べるどんぶり。鶏肉にトマトの酸味やパクチーの刺激が合わさりとても美味しかった。
米を食べる文化があるため、各家庭に炊飯器もある模様。(米があるのはありがたかった・・・)
朝は旦那さんのほうが準備してくれた。ガーリックトーストにソーセージに卵、そしてパパイヤとかなりボリューム満点でおいしかった。
3.文化編
<原住民編>
原住民が木の実などをすりつぶす際に使用していたとされる石の机。独特な形状が面白い。石工技術の高さがうかがえる。
よく日本のテレビなどでもコスタリカを紹介する際に一緒に出てくる謎の石球。その製造年代や製造方法、作られた目的などが不透明で一部ではオーパーツの一つともいわれていたが、現在では研究も進みその謎が徐々に明らかになっているとかいないとか。
ちなみに写真は国立博物館にあったレプリカ。本物はコスタリカの郊外にあるため、観光地にはしばしばこのようなレプリカが置かれていた。
<建造物>
国立劇場
コスタリカを象徴する建造物の一つ。この建物を壊したくないがために内紛が起こらない、と言われるほど現地人からも愛されているという建物。劇場内部も見学ができる。
息を飲むほどの迫力。今なお現役の劇場として使用されており、しばしば日本の能や和太鼓の演奏なども上演されるとか。
受付兼待合室。豪華すぎて落ち着いて待てなさそう。
ロスアンヘレス大聖堂
首都サンホセの隣の県カルタゴにある大聖堂。国内各地から人々が巡礼に訪れる聖地で建物も非常にでかい。
中の造りも荘厳で素晴らしい。礼拝に訪れた人は中央の通路を膝立ちで移動して祭壇へ向かう慣習があるようだった。我々は邪魔にならぬよう脇の通路を回って見学した。
<若者文化>
現地人が多く集まる深夜のクラブへ友人と2日連続で繰り出した。入場前にID(自分の場合パスポート)と場所によってボディチェックが行われ、さらに場所によっては入場料も支払う。
クラブで飲むのは大体ビール。他の酒より値段が安いため、お金のない現地の人もビールばっか飲んでいるとのこと。
ちなみにコスタリカのメジャーなビールはimperialとPilsenの2種類。そしてちょっと高くてマイナーなBAVARIA(写真)がある。味はimperialが薄くて軽く、Pilsenは少し香りとえぐ味が強い印象。BAVARIAはその中間といった感じ。
美味しかったのは写真に乗せたBAVARIAのゴールド。一番日本のビールに近い。時点でimperialのsilverという種類のもの。
BAVARIAはあまり扱っているところが少ないため、一通り飲んだ後はimperialを選んで飲むことが多かった。
左の黒人Jango。入場の手続きで手間取っていると後ろから声をかけてきた。身長めっちゃ高いし超怖い。
でも本当は荷物を預ける場所を教えてくれようとしていたこのクラブ界隈の従業員?オーナー?的な人だったらしい。その後テキーラを2杯もご馳走してくれた。めっちゃ気さくでいい人。
ぶれぶれ。お酒飲みながら爆音の音楽を聴いてるとある若者グループの輪に招かれて一緒に踊ってた。なんとなくアジア人で(自分は楽しんでたけど)周りになじめてないオーラが出ていたのか誘ってくれたのだと思う。
言葉は通じないけどお酒もあいまって身振りや表情でコミュニケーションを取る感じがなんとも楽しかった。
友人が話したところそこのグループにいたほとんどの人がベネズエラ人だったとのこと。ベネズエラといえば近年の超インフレで経済が破綻寸前、首都の治安は世界最悪と言われている国。あんなに気のよさそうな彼らの背景にそんな深刻な事情があるのか、と色々と考えさせられた。
4.自然編
上でも触れたモンテベルデ自然保護区にて、昼と夜の森林散策ツアーやキャノピーなどのレジャーを体験した。
昼はオランダ人の家族と一緒にガイドの話を聞きながら野山を散策。
トゥカーン(の子供)
なんか笑顔の木
景色が一望できる!と思ったもののあいにくの雨。朝は晴れていたのに、、
羽が透明な蛾?
ゴミをあさっていたアライグマ。全然人を怖がらない。
ちょっとここからはモンテベルデではないけど、
これは幻の鳥といわれるケツァールを見にいくツアーでの朝の集合場所のロッジに来ていたハチドリ。
で、1時間以上何か所もポイントを回ってやっとお目にかかれたケツァール。 これはメスのため尾が短いが、オスはもっと尾が長く色も鮮やか。残念ながらこの日オスはお目にかかれず。
5.その他
帰国最終日にどこ行きたいかを友人に尋ねられ、彼の職場のゴミ収集センターと地域の小学校へ行くことに。
サンホセのゴミ収集センター
回収されたごみたち。袋の中身はまだまだ分別が行き届いていない状態。
各地から届けられたごみ袋はこの台で職員の方が一つ一つ開封し手作業でごみを仕分けている。
普段はこの仕分け作業をおばちゃん2~3人で行うそうだが、この日は民間企業からCSR活動の一環と職場体験ということでさらに数名参加していた。エライ
ペットボトルは無色と有色のものを分けてプレス。プレスすることで輸送にかかるコストを下げている。
これらは民間の業者に売却され、資源として再利用される。
段ボールも同様。談笑しながらも手際よく潰してトラックにつめていた。
外では家庭のごみなどを持ってくる人がごみを捨てていた。まだまだポイ捨てなんかも多く、ゴミに関しての市民の意識が低いとも感じられたが、このように律義にごみを持ってきて捨ててくれる人がいることがありがたいとのこと。
サンホセの小学校
その後サンホセの小学校にアポなしで突撃するも、友人の顔パスで難なく入れた。
カメラを向けると照れて顔をそらす子供。なんかとても開放的で自由な雰囲気。
生徒たちは全員1日学校にいるわけではなく、上級生と下級生が曜日ごとに午前、午後の授業日を交代でまわすようなカリキュラムを取っているそう。
例えば月曜日の午前が上級生の授業なら、午後には上級生は下校し、下級生が授業をする。火曜日はその逆、といった感じ。
後者が”ロ”の字型になっており、中庭が校庭になっており、中央の礼拝堂を挟んでコンクリートのバスケコートが二面あった。
ただしバスケを行っている生徒は誰もいなかった。コスタリカ人はサッカーが好きだからフットサルコートにでもすればいいのに。
牛乳パックを再利用してできた机だそう。木のように固い。
体育の時間で誰もいない教室。
パソコン教育も行われている。ここのパソコンも友人の協力隊活動の一環で企業から提供されたもので、この部屋はそのために新たに作られたものなのだそう。
食堂。おやつにフルーツを振る舞われることも。
帰り際に先生に挨拶をすると我々もフルーツをゲット。リンゴをむしゃむしゃ食べながら帰路についた。
さいごに:コスタリカを旅行しての感想いろいろ
1.意外と多かった、日本を親しんでくれる人々
この旅で最も印象深く嬉しかったものの一つが日本に親しんでくれている人が多かったこと。上でも述べた初日に紹介してもらった女性たちのほかにも、例えば2日目に行ったクラブでは「日本人!?」と声をかけてくれたコスタリカ人がいたのだが、彼はなんと3月まで我々の地元の宮城県の東北大学に留学していたとのこと。
さらに4日目に利用したUberの車の後ろにはなぜか日本の国旗が飾ってあって、話を聞いてみると彼は日本にこそ行ったことないものの、日本の興味があり自主的に日本語を学んでいるとのことだった。友人曰くこんなに色々と日本を知っている人に出会うことは珍しくてラッキーだったとのこと。楽しい出会いのある旅行だった。
2.中米への関心が深まった
当たり前すぎる小学生並みの感想だが、こちらも自分の心に大きな変化をもたらした。
先ほども述べたようにあまり日本人にとってなじみのないコスタリカだが、地球の裏側では日本に関心を持ってくれている若者たちがいる。そしてみんな気さくで親しみやすく、とても可愛げのある人たちだった。
日本に興味を持ってくれている人たちがこんなにもいてくれていることを考えるとすごく嬉しく感じたのと同時に、自分たちももっと海外に目を向けていかなければいけないと感じた。
さらに前述したベネズエラ人との出会いも考えさせられるものがあった。恥ずかしながら自分はベネズエラなんていう国は国名を知っている程度の知識で、彼らに出会わなければきっとこの先もベネズエラに関してここまで関心を抱くこともなかったと思う。
帰国してすぐに、超インフレが進むベネズエラでは桁を減らすための新たな通貨の単位を作るという経済政策が打ち立てられたとのニュースが入ってきた。もちろんこんな政策ではさらに経済を混乱させることになりかねないという見方が大半だ。経済が混乱すれば他国への移民問題もより深刻になるだろう。これから先中米はどうなるのか、今後の情勢には色々と関心を寄せていきたいと考えるようになった。
3.外国語を話せるようになりたいと思うようになった
今回の旅行は友人のサポートもあり様々な出会いと気づきのある非常に楽しい旅行だったが、それゆえに言葉を理解して自分の気持ちを伝えられないもどかしさを抱えていた。
例えば彼のホストファミリーの家にお世話になった際も、食事を「美味しい」という気持ちすらうまく伝えられず非常にもどかしかった。お土産に持って行った九谷焼についても、本当はその背景にある日本の文化や歴史なんかを話したいという気持ちはあれどそんな高度なコミュニケーションが取れるはずもなく、、
ホストファミリーのおじいちゃんおばあちゃんが本当に親切にしてくれただけに、自分の気持ちを言葉で伝えられない歯がゆさがあった。
海外旅行は恐らく簡単な英語と身振り手振りで頑張れば、観光地を巡ったり宿に泊まったりなどある程度の目的は達成することができると思うし、実際自分もその程度で良いと考えていた。
でも海外旅行で一番楽しいのは現地の人との生のコミュニケーションだろうと思った。その土地の人が何を考え同くらいしているのか、そういったことを言葉を介して理解し、また自分の考えも相手に伝えられるようになりたいと強く感じた。
せめて日常会話レベルの英語でも身につけたい。。30年弱の人生で今が一番外国語学習欲が高まっていると感じている。今やらないと一生やらない気がするので、ひとまず本を読みながら拙いながらも話せるように勉強中。
4.ごみのことに関心を持つようになった
友人の職場に行き、いろいろとごみへの思いを語ってくれたこともあり自分もごみへの関心が高まった。
自分が普段何気なく出しているごみも処理には多くの人手が必要ということ、作業はハードなこと、そして何よりも地球上の多くの人が関わり、今後も関わり続けていかなくてはならないものだということ。
現地の方の仕事ぶりを見て説明を受けると、自分もなにかできないか自然と思いを巡らせていた。
例えば友人はごみを出す段階で分別がされていないことがひとつの問題と言っていた。
なるほど、確かにゴミ箱は色分けされてどこに何を捨てるべきかが分かりやすくなっている。
ただ、ちょっとデザインの観点から考えてみるとゴミ箱の上にはごみの種類が分かるような絵を入れたり、ゴミの入れ口を入れるごみの形にしてごみを捨てる行為をアフォードさせるような施策があってもよいかと感じた。
現状だと識別する要素が色と小さく書かれた文字のみのため、例えば歩きながら街を歩く人がごみを捨てようとした際に反射的に自分が捨てたいごみの正しいゴミ箱を判断しづらいのではと感じた。色とごみの種類に明確な関係性がないため、ほかの要素で使い手に正しいゴミ箱を反射的に認知させる仕掛けが必要と考えた。
日本のごみ箱はまだそのへんが少し良くできていて、入れ口の直下に何を入れるごみ箱なのかを絵と言葉で入れることでごみを捨てる人の目に必ず入るように工夫されているとともに、口の形状で何を入れるべきかを感覚的に示している。
缶やペットボトルなど、入れ口を丸くすることでそのごみ箱が飲み物の容器を捨てるものだと把握できるのと同時に、丸い形状に筒状のものを入れたくなる人間の心理も上手に作用させている。
そんな小さな改善を重ねながら、街がもっと綺麗になってコスタリカ人のごみへの関心が高まることを願っている。
2 notes
·
View notes
ハンブルグのダークサイド歴史を少しずつ知る。っつーか、お金の臭いがプンプンする街は、間違いなくユダヤ人迫害をしていた事は知っている。ハンブルグでも、街角という街角、道路という道路に、拉致されて収容所で命を落としたユダヤ人達の碑が、道路のありとあらゆる所に埋め込まれている。そして時に、それらの碑は無惨にも踏みつけ続けられている。ドイツのユダヤ人は、死してなお、屈辱に耐えるのだ。
キリスト教では、その昔、自殺は大罪であったため、死しても苦しみ続けるように、自殺者は四ツ辻に埋葬されていた。その心は、死して尚、常に馬糞に汚れ、馬車や人々に踏み続けられるという屈辱という責苦を受け続けよという設定。ドイツのユダヤ人の碑の数々を見る度に、ワシは、この中世、近代まで続いた自殺者の埋葬習慣を思い起こす。いったいドイツ人とは誇り高い民族なので、一見すると死者を忘れぬための碑のように見受けられるが、それらが無惨に踏み続けられる日常を見ると、ドイツ人の誇りを人類が存続する限り、ナチの暴挙として、またそのナチを生んだドイツ人として、それら責苦を引き受け続けなくてはならない屈辱を、コロリと反転させて、むしろそういう判断を導いたユダヤ人こそを恨み、責め立て続けるという、反転した恥、恥辱の構造がそこに見受けられるように思う。だから、道路にユダヤ人達の碑を埋め込み、それを知っている癖に、なんの感覚も無く踏み続けられるのだろう。怖いね。。。ワシは毎日、人々の無感覚さに、恐れ慄きながら、外出する度にパンツにチビリそうになる。
おまけに、さすがドイツ人のデータ処理、IBMの素晴らしさ!と感嘆する。IBMは、ユダヤ人管理から生まれた会社ですからね。。。コンピュータ社会は管理社会だ!と今さら閃いたように言っているオメデタイ学者や評論家は、自ら己の歴史的無知を公にしているのと同じ。コンピュータは、そもそも、収監者管理のためという目的も、その開発初期段階に間違いなくあった。すなわち、それだけの数のユダヤ人を殺したという歴史でもある。まぁ斯くいうワシも、無知であるが、あまりにも馬鹿げた事を偉そうにのたまう輩を見ると、ワシの方が恥ずかしくなる。全員が大学に行くのに、無教養な人々ばかりが出世するおバカバンザイ社会において、ワシは益々、地下潜伏を心に決める。こいつ、物知り過ぎ!と公開処刑した毛沢東時代やポル・ポト時代がいつ再来するか、分かりませんことよ。現に我が国トンチンカン大学は、中国共産党員を大量採用、学生に迎え入れ、まさに言論統制、無知を奨励する組織となりつつある。
今回、Erck氏の兄が、今週月曜に事故死された事で、ワシは一気にハンブルグについて物知りになる。E氏のリックマース家は1800年代半ばから続く海運輸送業で一財を成した家。第一次、第二次世界大戦中は武器輸送で儲ける。当然ナチ時代には、ナチ推し。第一次大戦前には、アジアまで輸送業を展開し、タイから米を輸入するビジネスなども展開していた。基本、海運王という事で、ハンブルグ上流社会では知らない人はいない。今週、不運な死を遂げたR氏は、今年3月に11億ユーロもの負債訴訟をハンブルグの投資家達から訴訟されていた。その中の奇怪な死である。事故死とはされたものの、別荘の階段からの転落死である。謎は深い。そして闇に葬られるものも多いのだろう。まぁ、ナチとの深い関わりが分かったので、E氏が、ロシア系ユダヤ人移民のアメリカ人女を妾にしたのも、物凄く会得した。功罪である。単純な馬鹿男が考えそうな事である。どっかの慶應卒の亀蔵と同じ脳内構造だ。
さて、問題はそこじゃないのよ。ハンブルグには中央駅の他に、その昔、上流階級しか使用が許されなかったDammtor駅がある。そしてその駅を出るとPlanten und Blumenという巨大な植物園がある。80年代、日本が豊かだった頃、日本は地方自治体にも潤沢な金が流れ、姉妹都市ブームがあった。そして日本側の勝手なドイツへの恋心からアホみたいに桜の木を友好の印として送っている。ちなみに先週末、ハンブルグでは桜まつりがあったらしい。ハンブルグ人にも由来が謎の桜まつりは、日本が大量に送って植樹された桜がいやっちゅうほどあるという事。溜息。まぁ、この公園にですね、良く知らない作庭家がJapanischeGarten、日本庭園を造って、どっかの地方自治体が寄贈しているんです。だから、日本人と分かると、この意味不明な庭園に行けと言われ続けるワシ。辛い。仕掛けは大掛かりで水を引いて景色を作った模様だが、維持されていないので、趣は日本庭園では無い。
そして、ワシは素直なので、この庭園へ何度か散歩に行っている。行く度に、嫌だなぁと、なんか嫌なのである。そして今回、E氏の兄が謎の死を遂げた事で知ったのだが、この公園、第一次大戦まで、あの、悪名高い人間動物園があった所なのだ。黒人や黄色人種が展示されていたのは、今、温室がある辺りらしい。ワシは、温室に興味がありつつ、いつも、何だか入りたくなく、前まで行ってはキビスを返していたが、ゲネウスロキ、地霊が来ないでいいよと、告げてくれていたのだろう。
そしてナチの時代、ハンブルグのお金持ち達は、こぞってヒットラーの気を引く為に、彼ら幹部達が利用するDammtor駅周辺、動物園跡地の後は公営墓地にする案まで浮上していた土地を、ヒットラーを迎えるためにドイツの粋を集めた公園へと改造していく。液体窒素パイプを地面に埋め込み、夏でもスケートができる施設、冬でもバナナが食べられる温室、またヒットラーが愛するドイツの自然を、お金と労力をふんだんに投入して作ったのが、Planten und Blumen。ワシ、超納得。通りで、素晴らしい公園だから、日本庭園あるからとどんなに促されても、ワシは今年に入ってからは、一歩も踏み入れず、なんなら入りたくない公園ナンバーワンなのだ。上五島の陶芸家先生が、ワシを見ながらハンブルグを透視して、土地が悪いと一言仰った事を思い出す。ワシがビビって聞き返すと、良くない土地っぽいねぇと言い換えた優しい先生。いやぁ。。。ゲネウスロキがいるとしたら、やっぱりワシに来るなと警告してたんやね。
そして不思議なのが、研究所にいる何組かのユダヤ人夫婦は、口を揃えて、この公園が大好きと言うのだ。これは不思議なのだ。歴史に無頓着とは言え、あの場所から何も感じない鈍感さには感服する。だって、なんなら、あーたの同胞達、ハンブルグ郊外の収容所から連れて来られて、ここで強制労働させられてたんよ。。。と、ワシは思うのだが。彼らは歴史を知らんとは言え、全く、そういうなんか凄惨な雰囲気を全く感じず、夜の光の演出がキレイよ、マキも行きなよと、ワシを誘う。ワシ、いつも苦笑いしながら、誘われる度に、ワシはあれよ、魚座なんで水が大量にある湖が好きだから。。。と丁重に遠慮する。相手はいつも、魚座ジョークに喜んで事無きを得る。品格ある会話とは言い難いが、お断りするのにも品格は重要。ワシは目指せ、京都人。嫌いな輩にはぶぶ漬け勧めまっせ。
Eの兄の訃報から、ひょんな歴史に触れたワシ。そんな事を知らなんでも、なんか避けたい場所だった公園の歴史を知って思う。ワシは、あれか?地球ラブ過ぎて、最近、地霊とお話しできるから、その特殊性で、あの公園が嫌いなのか。。。と、色々と考えさせられる。カンが、ハラが嫌だなって思わせる事には、素直に従うのが重要。これは、AI哲学研究会でも話題になったが、理性より直感。もし直感が閃いた時は、直感が正しいという脳科学研究の最前線を、もっと参考にしたい。
1 note
·
View note
TEDにて
ユバル・ノア・ハラーリ:人類の台頭はいかにして起こったか?
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
7万年前、人類の祖先は取るに足らない程のちっぽけな存在で、アフリカ大陸の片隅で他の動物と同様、ただ生きるのに精一杯でした。
しかし、今や人類が地球を支配しているということに異を唱える人はほぼいないでしょう。
地球全土において、ほか全ての動物の運命(ひょっとしたら地球自体の運命さえも)を左右しています。
いかにして、そんなちっぽけな存在から地球を支配するような存在に至ったのか?
歴史学者のユバル氏が、サピエンスという人類が台頭したその驚くべき理由を提示します。
妄想とは、「ない事に対して病的原因からいだく、誤った判断・確信」のこと。ここでは、どちらかというと空想の方です。
空想とは、「現実には、あり得ないような事柄を想像すること」と辞書では書かれています。
7万年前、我々人類の祖先は取るに足りない程のちっぽけな動物でした。先史時代の人類について知っておくべき、最も重要なことは、人類は重要な存在でなかったということです。人類がおよぼす地球への影響は、クラゲやホタルやキツツキとほぼ変らなかったのです。
2018年現在では、サピエンスは20万年前からアフリカで進化し、紀元前3万年に集団が形成され、氷河のまだ残るヨーロッパへ進出。紀元前2万年くらいにネアンデルタール人との生存競争に勝ち残ります。
そして、約1万2千年前のギョベクリ・テペの神殿遺跡(トルコ)から古代シュメール人の可能性もあり得るかもしれないので、今後の「T型オベリスク」など発掘作業の進展具合で判明するかもしれません。
メソポタミアのシュメール文明よりも古いことは、年代測定で確認されています。古代エジプトは、約5千年前の紀元前3000年に人類最初の王朝が誕生しています。
ところが、今日では、人間がこの地球をコントロールしています。ここで疑問が湧きます。いかに、その先史時代からここまでに至ったのか? アフリカ大陸の片隅で自分たちが生きるのに精一杯な取るに足らない存在の類人猿から、地球の支配者になったのか?
大抵、この疑問に対し、人間とそのほか全ての動物を比較して、個々の違いに目を向けます。我々が信じたいのは、人間には特別な何かがあるということです。人間の身体や脳に犬や豚やチンパンジーより、ずっと優れている特別な何かがあると信じたがります。
しかし、実は、個々の能力のレベルでは恥ずかしながら チンパンジーと差はないのです。
さらに言えば、もし私ひとりと一匹のチンパンジーを孤島に置き去りにした場合 生き残りをかけて必死になりますが、どちらが上手く生き延びる可能性があるか?私ならチンパンジーに賭けますね。
これは私に問題があるわけではなくて、ほとんどの人がたった一人でチンパンジーと孤島に置かれたら、チンパンジーの方がよっぽど生存可能性が高いでしょうね
人間とそのほか全ての動物の本当の違いは、個々の能力のレベルではなく、集団としての違いにあるのです。人間が地球をコントロールしているのは、人間が唯一柔軟かつ大勢で協働できる動物だからです。
さて、ほかの動物でも蜂や蟻のような社会性のある昆虫がいますね。多数で協働しています。ただ、柔軟性があるわけではないんです。彼らの協働は、とても柔軟性に欠けています。ミツバチの巣は基本的に、ひとつの方法でのみ機能しています。
もし、ミツバチが新しい環境や初めて遭遇する危険に出くわしても、一夜にして新しい社会システムに作り変えることはできません。
例えば、女王蜂を処刑してミツバチ共和国を設立したり、働き蜂の共産主義独裁政権を設立したりそんなことはできません。
ほかにも、社会性のある哺乳類はいます。オオカミや象やイルカやチンパンジーです。彼らは、もっと柔軟に協働できます。でも、それは少数に限っての場合です。ネアンデールタール人も同様でした。この広い大地であんたのことをよく知りもしないで協働なんてできるわけないでしょ?という具合にです。
ふたつの能力を持ち合わせ、柔軟性を持って大勢でも協働できるのは、唯一我々、ホモ・サピエンスだけなのです。1対1。あるいは、10対10ならチンパンジーの方が良い成果を出す場合もあります。
しかし、規模が巨大で1,000人の人間に対し、1,000匹のチンパンジーなら容易に人間が勝ちます。理由は簡単です。数が1,000匹となるとチンパンジーは協働できないからです。
10万匹のチンパンジーをオックスフォード・ストリートや ウェンブリー・スタジアム。はたまた、天安門広場やバチカンに連れてきて押し込んだら、もうそこは完全なるカオスです。想像してみてください。ウェンブリー・ スタジアムに10万匹のチンパンジー大混乱ですよね。
対照的に、何万もの人間が普通にスタジアムに集まりますが、それでもカオスにはなりませんよね。
その代わりに、極めて洗練された効率的な協力の輪を築きます。これまで人類が成し遂げた偉業は、ピラミッドであれ月への飛行であれ、それらは全て個人の才能によるものではなく、大勢が柔軟性をもって協働できるという人間の能力によるものなのです。
さらに、情報技術の発展とインターネットで大企業の何十万、何百万単位から、facebook、Apple、Amazom、Google、Microsoftなどで数億単位で共同作業ができるようになりました。
現在、プラットフォーマー企業と呼ばれる法人は先進国の国家単位レベルに近づき欧米、日本、アジア、インドが協調すれば、中国の人口をも超越するかもしれません。
このプレゼンテーションひとつをとってもそうです。今、300から400人の観衆の皆さんの前に立っていますが、ほとんどの方が私にとって初めてお会いする方々です。同様に、このイベントを運営している人々のことも私はよく知ってるわけではありません。
それにもかかわらず、お互いに知らない同士でもここでアイデアをグローバルに交換するために、私達は協働することができます。チンパンジーにはこれはできません。
もちろん、チンパンジーもお互いにコミュニケーションをしますが、遠く離れたチンパンジーの群れにバナナや象やその他チンパンジーが興味がありそうなことについて、遠路はるばるプレゼンするためにやってくるチンパンジーなんていません。
たしかに、協働がいつも万能で絶対良いわけではありません。これまで人間がしてきた忌まわしいことも、実際、我々がしてきた酷いことも、大規模な協力から生まれたものです。
監獄も協力体制の上に成り立っていますし、大虐殺もそうですし、強制収容所も然りです。チンパンジーの世界には、大虐殺も監獄も強制収容所もありません。
皆さんは納得されるでしょうか?人間は大勢でも柔軟性をもって協働することができるから、地球をコントロールするまでになったと。すると、探究心のある方々は、すぐに次の疑問が湧いてきますよね。まさに、どうやって協働しているのか?
ほかの動物にはできないような協働を可能にするのは何か?答えはズバリ、想像力です。妄想とは異なります。
人間は、無数の知らない人たちとも柔軟性をもって協働することができます。それは、この地球上で人間だけが唯一想像したり架空のストーリーを作り、それを信じることができるからです。
全員が同じフィクションを信じたりすれば、同じルールや基準や価値観に従って、全員が行動します。
つまり、概念です!!集合的無意識というか、通常は、各国の社会システム内の義務教育の国語、算数、理科、社会で洗練抽出されたエッセンスを学びます。
その他の動物が行うコミュニケーションは、良くも悪くも事実を伝えることだけに使います。チンパンジーの場合「見て!ライオンがいる!逃げろ!」とか。「見て!あっちにバナナの木がある! バナナ取りに行こう!」とかです。
対して、人間は事実を伝えるためだけではなく、良くも悪くも、新しい現実や架空の現実を創り出すために言葉を使うのです。人間は「ほら、雲の上に神様がいる。もし、私の言う通りにしなかったら、死んだ時に罰として地獄に送られてしまうよ」と言えるのです。
もし?全員が、今、私が作ったこのストーリーを信じたら、同じ規範、法律、価値観に従うことになり、協働が可能になります。人間にしかできないことです。
バナナを渡すようチンパンジーを説得するのに「死んだら天国に行けるよ」と約束してもダメです。「その善行によって、天国でたっくさんのバナナをもらえるよ・・・だからバナナちょうだい」チンパンジーは、絶対にこの話を信じませんよね。人間だけがこういった話を信じる。
これが、繁栄に良い場合も悪い場合も人間が地球をコントロールし、一方で、チンパンジーが動物園や研究所の檻の中に閉じ込められている理由です。精神病と言われる人間もです。
同意いただけると思いますが、宗教では、同じフィクションを信じることで信者は団結しています。何百万人という人が一緒になって、大聖堂やモスクを建てたり、十字軍やジハードで戦うのは、神、天国、地獄といったことを皆が信じているからです。
しかし、ここで強調したいのは、人間がなし得る大規模な協働はどれもまったく同じメカニズムにもとづいているということです!宗教に限ったことではないのです。つまり、概念だから!!
ところで、宗教とは何でしょうか?神や天国と同じように、宗教もホモ・サピエンスが作ったストーリーなのです。客観的な現実ではありません。人類になんら生物学的影響をおよぼすものでもありません。
人間のカラダを切って開いて、中を見ると心臓、腎臓、ニューロン、ホルモン、DNAでも宗教は見つからないでしょう。宗教が見つけられるのは、我々が作って広めてきた社会システムのストーリーの中だけです。
それらは、とても前向きでとてもいいストーリーかもしれませんが、やはり、我々が作り上げた架空の社会システム内のストーリーです。
これは、政治の分野でも当てはまります。近代政治において最も重要な要素は国家です。ところで、国家とは何でしょうか?これらも客観的には実在しません。山は物理的に存在します。見ることができ、触れることができ、匂いを嗅ぐことができます。
しかし、国家?イスラエル、イラン、フランス、ドイツなど。国家は、人間が作ったストーリーにすぎませんが、その考えは非常によく定着していきます。
経済の分野も同様です。グローバル経済で重要な役割を担っているのが、企業や法人です。おそらく、ここにいらっしゃる多くの方が、どこかの法人に勤めていると思います。
グーグルやトヨタやマクドナルド。これらってつまりは何でしょう?法律家は、これを法的擬制と呼びます。法人も人間が考案した作り事ですが、強力な魔法使い達によって守られています。まぁ法律家たちのことですが・・・
法人は、一日中いったい何をやっているのか?大部分は、金を稼ごうとしているんですよね。
ところで、お金って何でしょう?
またしても、お金とは客観的には実在せず、客観的価値もありません。この緑色のドル紙幣見てください。何の価値もありません。食べられないし、飲めないし着ることもできません。
でも、これが優れた語り部の手にかかると、大手の銀行マンや財務大臣や首相が語ると、とても説得力のあるストーリーになります。
実際のところ、お金は、人間が考案し受け継がれてきたものの中でもっとも成功した例の一つです。全ての人が信じる唯一のストーリーだからです。全員が神を信じているわけではありません。全員が人権を信じているわけではありません。全員が国家主義というわけではありません。
ところが、お金やドルはほぼ全員が信じるところとなっています。
つまりは、人間は二重の現実にいるので世界をコントロールしているんです。他の全ての動物は、客観的実在の世界だけに生きています。彼らの現実は、実在的に存在するもので構成されています。川や木やライオンや象のような実在です。我々人間も実在の世界に生きています。川や木もあればライオンも象もいます。
しかし。何世紀にもわたってこの実在の世界に加えてフィクションの世界というもうひとつの層を形成していったのです。概念の世界です。国家、神、お金、法人のようなものです。
そして、驚くべきことに歴史の過程でこの架空の現実がよりパワーをもつようになり、今日の世界ではこの概念の存在が、もっとも力を有しています。今や川や木やライオンや象が生き残れるかどうかは、まさに、概念の世界の決定や願いにかかっているのです。
アメリカ合衆国やグーグルや世界銀行のような人間の想像の中だけにある存在にかかっているのです。
数学は、この二重の現実を虚数、複素数という概念の発明で数値化できるようにしています。信号処理、制御理論、電磁気学、量子力学などにも取り入れられています。
ラファエル・ボンベリ、デカルトは初めて虚数という概念を数値化し活用し、ゼロや負の数ですら架空のもの、役に立たないものと考えられていました。オイラーやガウスが発展させていったことでも有名です。
<おすすめサイト>
ロジェカイヨワ戦争論と日本の神仏習合との偶然の一致について2019
マーク・パーゲル:言語能力が人類に与えた影響について
サラ・パーカック:宇宙から見た考古学
ハワード ラインゴールド: 個々のイノベーションをコラボレーションさせる
現時点2015年での時間の概念の解釈について
ディヴィット・チャーマーズ:あなたは意識をどう説明しますか?
ファン・エンリケズ: 我々の子孫は別の種になる?
ジュヌヴィエーヴ・フォン・ペツィンガー:ヨーロッパ中の洞穴に描かれた32個のシンボルの謎
<提供>
東京都北区神谷の高橋クリーニングプレゼント
独自サービス展開中!服の高橋クリーニング店は職人による手仕上げ。お手頃50ですよ。往復送料、曲Song購入可。詳細は、今すぐ電話。東京都内限定。北部、東部、渋谷区周囲。地元周辺区もOKです
東京都北区神谷のハイブリッドな直送ウェブサービス(Hybrid Synergy Service)高橋クリーニングFacebook版
1 note
·
View note
国産バナナ研究所 https://www.instagram.com/p/B_wJL6dg-LRc1H15G9Fx44UUz1v2wf5Sg7E4BE0/?igshid=1t8gjlfrmqhw9
0 notes
2018年5月31日に、日テレのスッキリのコーナー「キニナルジャーナル」で、もんげーバナナを使ったレシピが紹介されました。 バナナのお取り寄せ通販はコチラ→http://japanbanana.net/ 珈琲のお取り寄せ通販はコチラ→ http://japancoffee.net #田中節三 #国産バナナ #国産珈琲 #国産コーヒー #もんげーバナナ葉青汁 #もんげーバナナ #国産無農薬バナナ #無農薬国産バナナ #もんげーバナナ #島バナナ #瀬戸内バナナ #神バナナ #奇跡のバナナ #鉄腕dash #tokio #長瀬智也 #国分太一 #国産バナナ研究所 #皮ごとバナナ #スッキリ # https://www.instagram.com/p/B3rYf7eAebz/?igshid=1gsavqf75a1z5
0 notes
前駐ベトナム大使・梅田邦夫氏特別講演レポート「日本にとってのベトナムの重要性」(4)
(2) 中国の対日レアアース禁輸
2つ目は、2010年の出来事です。
同年9月、尖閣諸島周辺において、中国漁船が日本の海上保安庁の巡視船に衝突したことから、海上保安庁は、中国人船長を逮捕した。それに対し、中国はレアアースの対日輸出を全面的に停止しました。
私は、同年8月末まで中国に勤務していましたが、中国は環境汚染の深刻化等の理由で、その年の春頃から、レアアースの生産量を減らす可能性を示唆していました。そして春から夏にかけて、日本からの多くの訪問者が、レアアース輸出を維持するよう繰り返し、中国側に要請していました。
中国は、レアアース禁輸が日本にとって最大の経済的打撃になると考えたに違いありません。
同年10月末、ハノイで開催された日越首脳会談において、当時のズン越首相から、日本の菅総理に対して、「ベトナム国内のレアアースの共同開発提案」がありました。
首脳会談に出席していたすべての日本人は、ズン首相の提案に心より感謝し、全員が拍手しました。
禁輸の結果、レアアース価格は急騰し、日本は脱レアアースと中国依存脱却を迫られました。脱レアアースの方向で、多くの研究と投資が行われ、その後、レアアースは供給過剰に陥り、価格は低迷し、中国のレアアース採掘業は苦境に陥りました。
なお、共同開発に関するベトナムの提案も、レアアース価格低迷などから、実現しなかった経緯があります。
中国は「政治目的」達成のために、「経済」を制裁として使うことを常套手段にしています。
日本に対する「レアアース輸出禁止」、フィリピン産バナナの輸入禁止(比政府の仲裁裁判所への提訴)、ノルウエー産サケ輸入禁止(劉暁波氏のノーベル平和賞受賞)、韓国への団体旅行差し止め(米国製迎撃ミサイル{THAAD}の配備)など多くの事例があります。今年5月、新型コロナ・ウイルスの発生源調査を求める豪州に対し、中国派豪州産大麦に高関税を課すとともに、豪州食肉大手4社からの食肉輸入禁止措置を発表しました。
ダナン「APEC公園」
COVID-19の対応において、世界はマスクをはじめとする医療物資、自動車部品などの対中依存の危険性を改めて認識しましたが、中国は経済を「脅迫外交」の手段として躊躇なく使うことを肝に銘じておく必要があります。
なお、11年、外務省は、関連資料を収集し、厳正に審査した結果、日本としてベトナムの「WTO市場経済国地位」を認定することを日本政府内で提案しました。その提案に対しては、誰からの反対もなく承認され、日本はベトナムの市場経済地位を認定した最初のG7の国となりました。
担当であった私の心には、前年のベトナムの配慮に少しでも報いたいとの気持ちがありました。
(3)TPP11
3つ目は、17年11月のAPECダナン首脳会議における出来事です。
TPPはオバマ大統領のイニィアティブの下、米国主導で進んでいましたが、トランプ大統領に交代し、米国はTPPからの撤退を表明しました。一時期、アメリカが抜けたことでベトナムの去就が心配されましたが、ベトナムもアメリカ抜きのTPP加盟を決断しました。
そして、ダナンAPEC首脳会議の期間中、11カ国の首脳間合意ができると関係者は信じていました。ところが、TPP首脳会議直前にカナダのトルドー首相が、了承していないことが判明し、一時期、騒然となりました。結局、首脳レベルでの合意は実現できなかったものの、日本の茂木経済再生大臣(当時)とベトナムのアイン商工大臣が協力して、閣僚レベルで合意をつくり直しました。
その結果、TPP11は18年12月末に発効しましたが、その背景には、ダナンの地における日本とベトナムの見事な連携がありました。
ベトナムの日本への3つの感謝
ベトナム外務省の友人によると、ベトナムは次の3つの点で日本にとても感謝しているとのことです。第2点を聞いたとき、自分も日越関係の強化に少しは貢献していたと感じることができました。
第1点は、1992年、日本はG7のなかで一番早く、ODAを再開してくれた。
第2点は、2011年、日本は、ベトナムのWTOにおける「市場経済国」地位を先進国のなかで最初に認めてくれた。
第3点は、16年のG7伊勢志摩サミットのアウト・リーチで、主催国日本がベトナムを招待してくれた。フック首相の外交デビュ―戦でもあり、ベトナムの国際的地位が高まった。
4 notes
·
View notes