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#それに自分のミスのせいでもありお父さんの計画を台無しに
sandreeen · 7 months
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Nogoon Beki (Yakusho Koji) & Nokor (Ninomiya Kazunari) ① || Vivant Episode 10
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heyheyattamriel · 4 years
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エドワード王 六巻
昔日の王の一代記、六巻
訓練
その日は、エドワードがアーチマジスターに召喚され、ミスリルの杖の贈り物とともに別れを告げられて塔を去る日でした。
彼の小部屋に戻って、エドワードは入門者用のローブを脱ぎ、灰色のシャツと黒いズボンに着替え、塔に締めてきた赤いサッシュを巻きました。彼はサッシュをいとおしそうに指でなぞりました。きちんとして見えるし、旅の土埃が目立ちにくいと言って彼の母がこのシャツとズボンを買ってくれたのです。モラーリンは彼に双子の葉っぱと花、小鳥と蝶を、ミスリルとドワーフとエルフの金属糸で刺繍した絹のサッシュを贈ってくれました。でも、彼は運河を超えるまで待っていました。アリエラが、とても大切なものだと言ったのです。彼女はモラーリンの古い服を切り詰めて作ってはどうかと提案しましたが、かのエルフは断固として彼女にそれを渡しませんでした。エドワードはそれを思い出しながら笑い、サッシュを彼の腰に二周巻き、慎重に端を結びました。彼は杖を取り、両親に会うために駆け下りました。
彼は二人に抱きつくつもりでいましたが、モラーリンは一人で、エドワードは立ち尽くしました。「母さまは?来て―」
「彼女は残ってお前のために馬を選びたいんだそうだ。ビーチに任せておけないんだね」
「馬?僕に!ほんと?」
「もちろんだ。モロウィンドまで歩いてはいけないよ」
「僕、後ろに乗るんだと思ってた―誰かの。見て、アーチマジスターが僕の杖をくださったの!きれいでしょう?」
かのエルフはそれを手に取って重さを確かめ、何度か振ったり突いたりしてみました。「お前にはいい重さでバランスもとれていると思うよ。私には軽いがね。どんなふうに使うのか見せてくれ。攻撃するふりをするから」彼は素手を使い、エドワードは防御の姿勢を取り、彼の攻撃を防ぐと、モラーリンの足の方に杖を突き刺しました。彼は軽々と避けましたが、少年を褒め称えました。
「メイジは短剣も持っておくべきだ。お前がトゥースを持ちたいかと思ってね」エドワードの目が飛び出しました。トゥース���、エボニーの刃と、本当のドラゴンの歯でできた柄を備えていました。エルフが鞘から滑り出させてエドワードに渡すと、彼は慎重に受け取りました。刀身は先端が曲がっていて、剃れるほど鋭い刃がついていました。マッツが時々それを借りていました。その柄を削り出したのは彼なのです。
「マッツは本当に気にしないの?」
「気にしないとも」モラーリンは彼のベルトを外して鞘を抜き取りました。蛇革でできたエドワードのための新しいベルトは、柔らかくてしなやかで、モラーリンのものと同じように、モロウィンドの黒い薔薇が留め金に描かれていました。「これは仲間たちからだ」彼は膝をつくと、サッシュの上からベルトを合わせてダガーを差しました。エドワードは彼の首に抱きついて言いました。「すごいや。本当にありがとう。あなたにも、みんなにも!ああ、それに僕、ずっとみんなに会いたかったんだ」
「我々もお前を恋しく思っていたよ。さあ、行こう。潮目を逃してしまう」
「母さまを心配させるのは嫌だな」努めて自分に心配してくれている母がいることが気楽に聞こえるように、エドワードが言いました。
「心配はいらない。明日の夜まで探しに来ないようにと言っておいた…念のためにね。だが、彼女を驚かせてやろう」
「いいね」
彼らはかなりの速さで船を漕ぎ、満潮になる前に入り江に着きました。
「トゥースの使い方を見せてあげようか?それとも、休憩の方がいいかね?」
「トゥースがいい!僕はボートで寝られるもの」
トゥースのひと噛みは冗談ごとではないからと言って、モラーリンは自分と、エドワードにもシールドの魔法をかけました。「僕、自分でシールドの魔法をかけられるのに」エドワードは誇らしげに言いました。「上手なんだよ。だけど、ヒールは全然なの」
「できるようになるさ。時間がいるんだ」
明らかに、トゥースにも時間が必要でした。どんなに頑張っても、彼はエルフに近付くことさえできませんでした。モラーリンが足を地につけたまま、ただ身体を揺らし、身を反らせたり左右に動かしたりしているだけなのに…しかも、笑いながら。鬱憤が溜まって、エドワードはトゥースを鞘に納めて杖を取ると両手で振るい、彼に強く打ち付けました。実害は何もありませんが、シールドをぴしゃりと打つ満足のいく音をたてました。魔法の効果が切れると、モラーリンは彼に打たせましたが、いとも簡単に杖を止めました。エドワードは杖を地面に投げ出して、後ろを向きました。エルフは慰めようと彼に歩み寄りました。エドワードは鞘からトゥースを抜くとエルフの心臓めがけて突き刺しました。刃は彼の手から叩き落され、くるくると回転しました。エドワードは動くトゥースを止めて掴もうとしましたが、シールド越しでも衝撃を感じました。するとモラーリンが彼の前に膝をついて左手を右膝に置きました。彼の顔はショックと信じられないという気持ちで灰色になっていました。血が噴水のように手首から噴き出しています。「お前のサッシュを貸せ!」
「僕―僕そんな―」エドワードは歯の根がかみ合わないほど震えていました。彼は気分が悪くなり、眩暈がしました。胃液が口の中に上がってきました。「つもりじゃ――な、なかったのに」血はどんどん流れています。
「坊や、今気絶しないでくれ。お前の助けが必要だ。サッシュだ。さあ、エドワード!傷口に巻きなさい。まったく、なんてこった!」彼の片方の手が手首から半分取れかけていました。エドワードは放心したように座り、全身を震わせていましたが、彼の手は開いた傷口にサッシュを巻いていました。それから、残りの部分を手と手首に巻き付けました。「私のサッシュを取って吊り帯を作るんだ」モラーリンは怪我をした腕を吊り帯に落ち着けると、片手を離しました。彼はベルトから水筒を取り出して飲み下しました。「もっと水がいる。お前の杖はどこだ?2マイルほど戻れば井戸がある。トゥースは?探しに行きなさい。怪我をするんじゃないぞ」
「もういらない」
「モラーリンの血に浸った剣はそう多くない。幸運を連れてきてくれるだろう。言われた通りにしなさい」
「満潮だ」
「ああ。ファーストホールドにジョーンのお恵みがあるだろう。片手では魯が漕げんな」
「僕が―」
「いや、お前には無理だ。力がない。ここは流れが速い、私は地面の上で死ぬ方がいいよ。エドワード、ここに留まってはいられない。血の匂いが獣を引き寄せるからな。もし私が気絶したら、充分離れて木に登るんだ。そして祈りなさい」彼は荒い息で杖に寄りかかって立ち上がりました。「離れるなよ。だが、何があっても私にしがみつくな」彼は小さく一歩を踏み出し、またもう一歩歩きました。
「ごめんなさい」
「まったくだ。アサシンに変身するにはまずい時と場所を選んだものだ。優れたアサシンは常に離脱の手立てを持っている」
「はい」エドワードは涙を流しながら鼻をすすりました。「僕、ヒールはできないけど、少しは力を回復できるよ」
「本当かい?そりゃ助かる」エドワードが唱えた呪文に、エルフは衝撃を受けました。彼は息を呑みましたが、極力まっすぐに立っていました。衝撃が去ると、いくぶん姿勢を保ちやすくなりました。「僕、もう一度できるよ」エドワードが熱心に申し出ました。
「いや。お前は大変な力を持っているが、調節する技能がいる。だが、良くなったよ」
モラーリンは歩きやすくなり、声にも力が戻りました。エドワードは心の中にある怪我の絵を滲ませようとしました。彼らはゆっくりと歩き、時々モラーリンは木にもたれて休みました。彼らに危害を与えるものはありませんでした。無言の長い旅の果てに、彼らは古い井戸に着きました。モラーリンが水筒の水を飲み干すとエドワードが水をくみ、彼も飲みました。それからもう一度水を詰めました。
「今晩はあそこで過ごそう」 『あそこ』は、大きな荒れた建物で、明らかに人はいませんでした。エルフは鍵のかかったドアを蹴りつけて開けました。中は真っ暗でした。「明かりの魔法はいる?」エドワードが申し出ました。
「いや、私は見える。力を温存して私のそばにいなさい」何かが素早く動く音がします。ネズミです!エドワードは考えるより早く二人にシールドをかけ、トゥースを抜いてエルフの背中に自分の背をつけました。1匹のネズミが跳び上がって、刃に身を投げました。モラーリンは杖を振るい、もう2匹を倒しました。他のネズミたちは逃げて行きました。
「よくやったな、坊主!」彼らは小さな窓のない部屋を見つけ、中に入ってドアを閉めました。そこにはいくばくかの薪があるようでした。おそらく、台所の隣の倉庫か何かでしょう。モラーリンは壁際に座りました。
「で、ナイフが使えるじゃないか。全部芝居だったのかね?私を油断させるための?」
エドワードは不安と恐怖でいっぱいになりました。そうしようとしてモラーリンを傷つけたのではないと抗議しながら、涙をあふれさせました。「僕、ふざけただけだったんだ、笑わせようとしたの…最初は怒ってた、だけど自分にだよ、僕がぶきっちょだから、あなたにじゃないんだ…思いついて…本当に大好きなんだ!」
エルフは怪我をしていない方の手を伸ばし、エドワードを引き寄せました。「それなら、片手なんて安いものだ」
モラーリンが優しくとんとんと彼の肩を叩いて鎮めている間、エドワードは彼の肩にもたれて泣きました。「僕の本当の父さまだ」
「エドワード、私は…」
「いいえ、あなたがそうなんです。僕の幸せを何より大事にして、そんな値打ちがない時すら僕を愛してくださる。あなたはずっと親切で寛大で、僕の利益になること以外、何も要求したことがないんです。あなたの人生を僕に捧げてくださってる。それは本当の父親がすることです。それに僕は、あなたに痛みしか与えていないのに。僕を生ませた人は、僕がその人に似ていないからって僕と母さまを忌み嫌っていました。僕たちはあなたにも似ていないけど、それでもあなたは僕たちをとても愛してくれる。あなたがいれば、僕、もっといい子になれると思うんだ。大好きな父さま」
「私はお前に攻撃する十分な理由を与えたんだよ。私はお前から母を奪ったのだから」
「僕を父親から引き離さないために、母さまを失う危険を冒したんだよ。僕のことなんか知らないのに、それに、僕の父親は憎むべき敵だったのに。それでも僕たちのことを考えてくれてる。彼がどんなにおかしいか、あなたにはわからないよ。父さまの中にはないから」
「わかった。それでも、お前の中に反感と怒りは残っているね」
「愛してるよ!」エドワードは抗議しました。でも彼は、自分の声の中に怒りを聞きました。
「そして憎んでいる」モラーリンの声はとても穏やかで、静かで、まるで天気の話でもしているようでした。
「両方はできないよ…そうでしょ?」
「どうかな?」
「傷つけるつもりなんかなかったんだ」
「信じるよ」
「僕は―僕は邪悪なの?とても後悔しているんだ、あれをなかったことにできるなら何だって差し出すよ、だけど―僕―」
「いくらか満足のいく答えだ」
エドワードの喉が嗚咽で詰まりました。彼は口がきけませんでしたが、モラーリンの肩に向かって頷きました。エルフの手が、優しく彼を撫でていました。
「アイリックはデイドラのことを話したかね?」
「悪魔のこと?いいえ。僕にあんなことさせたのは悪魔なの?じゃあ、僕は邪悪なんだ」
「お前はそうじゃないよ。だが、デイドラはあのような行動に餌をやっている。やつらはそれを―力づけるんだ。そして、お前の怒りは彼らを引き寄せる。しかし、やつらがお前に何かをさせることはできないし、やつらも、それも、お前の中にはない。つながっているがね」
「そんなの嫌だよ。どこかに行ってほしいな。どうやったら追い払えるの?」
「なぜ嫌なのだね?そこから力を引き出すんだ。それが、お前が襲ってきたネズミから身を守るために私たちにシールドをかけさせたんだよ」
「魔力のこと?あれは悪魔からのものじゃないよ」
「そうだ。だが、それを使用する能力がね。いいかい、お前の行いの一部がデイドラの餌になる。だが、それと同時にお前はそこから力を引き出すんだ。そうすれば、どのような目的で使うにしろ、その力はお前のものだ」
「デイドラを持ってるの?」
「持っているよ。それも大きなものだ。だが、皆同じものか、それ以上のものを持っていると思っている。他の者より強いのがいる、それだけのことさ。だが、そんなことを聞いて回ってはいけないよ、慎ましい行いじゃないからね」
「僕のにはどこかに行ってほしいよ!」泣きながらエドワードが叫びました。
「お前はそう言うが、それがない振りをしていたら、それが達成されることはないだろう。デイドラを持つことは、馬に乗るようなものだ。制御し続けなければいけない。デイドラはお前のことなど気にかけない。そいつはお前の痛みや、けがや、死のようなものすべてを餌にして命に代え、新しい宿主を探している。やつらは我々がするように考えたり計画を練ったりはしないし、我々と同じように時間を経験しているとは、私は考えていない。だから、デイドラが餌にする行為はその瞬間に起こり、それに捕らわれている間は、過去も未来も存在することをやめてしまう。それは非常に強い快楽に満ちた経験だが、非常に危険にもなりうる。そして、とても中毒性が高い。だから、自分のデイドラに餌付けをすることだけを考え始める。神や愛する者、自分自身のことさえ考えるのをやめてしまう。その道を行き過ぎると、他を選ぶ意思を失ってしまうんだ」
「怖いよ!じゃあ、僕は何をしなきゃいけないの?」
「恐ろしいことだよ、人間が陥る中で最も最悪の事柄だ。今夜のことを覚えておきなさい。どう感じたかを。デイドラの飢餓が何なのかを把握し、自分の行動を考えなさい。お前は若くて、とても大変なことだが、お前はその危険に直面しているからね。ああ!」エルフの体が硬直して息が乱れました。エドワードはあの傷が痛んでいるのだと思いました。
モラーリンは少し眠らなければいけないといい、エドワードに見張りをして、一時間後に起こしてほしいと頼みました。そのあとで、ドアに鍵をかけて一緒に休むことができます。
「うん、父さま…それに、僕、何かもっとできるかもしれない。僕は鍵をかけられないけど…」ドアには掛け金がかからず、開きっぱなしでもありませんでしたが、バタンと音をたてるほど揺れていました。エドワードはその後ろの壁の近くを探って、くさびを見つけました。彼はドアを閉めてくさびを木切れと一緒に差し込みました。「思った通りだ。材木を両腕いっぱいに抱えてこんなドアを通るのはおかしいもん。こういうの、僕の―ゲラルドの宮殿にあったんだ。これで何かが入ってこようとしたら大きな音で知らせてくれる。鍵の魔法の代わりにヒールを使えるよ」
「へえ、実によく考えたね」彼は剣を取り出して、横の床に置きました。「これなら二人とも眠れるかもしれん」
彼らは身を寄せ合って眠りました。ドアと壁を引っ掻く音は頻繁に聞こえましたが、この小さなクローゼットに入ってくるものは何もありませんでした。モラーリンは夜の間何度かヒールを唱えました。朝になる頃には、「片腕の男としては」調子がいいと宣言しました。彼はサッシュの包帯を解いて傷を調べました。出血は止まっていて、片手を触るとまだ温かいままでした。触っても顔色が変わったり体が竦むようなことがない程度には痛んでもいませんでした。でもまだ傷口は開いたままで、片手は使えません。神経と筋肉、小さな骨の数本が傷ついていました。このような怪我の修復は彼の能力を超えていました。エドワードはその光景の中に食事をするデイドラを感じて、急いでそれを追いやりました。
モラーリンがにやりと笑いました。「食べさせておけばいい。害のない類の餌だ。もう済んだことだからね」
「飢えさせるつもりなんだ」エドワードがしっかりとした声で言いました。
「それをやってみてもいいし、代わりに制御することを学んでもいいが、それでも、神々とともに歩きなさい。我々はタワーに戻るのが最善だと思うね」
「うん。そこなら治せるよね?」
「どうかな。少なくとも今よりはしっかりくっつけられるだろう。ああ、そんなにうつむいてはいけない。もし塔に治療の力がなくても、どこかで見つけられる。スサースは戦の負傷は得意だし、塔のメイジたちよりも治療に優れていることで有名な寺院もある。それに、左手だからね」彼は乾いた血のしみがついた丸めたサッシュを持ち上げました。「この色はお前の母上が考えていた以上に実用的だったな。少しは洗い落とせるかやってみよう。こんなに用意の整わない旅はしたことがない。エボンハートの大通りをぶらぶらした時ぐらいのものさ。お前の母上に殺されてしまうな」
「僕を殺してからだよ」エドワードはため息をつきました。「少なくとも塔に戻って帰りが遅れるもの」彼らは明るい中庭に出ました。朝日は西の空に既に高く昇っていました。
「そうでもないぞ、エドワード。仲間たちが近くに来ている。聞こえるぞ。マーラ、どうかうまい嘘を思いつかせたまえ!」
ミスが中庭に馬を速歩で駆ってきました。「ここにいるぞ!」彼が他の者たちに声をかけました。「なんてことだ、怪我をしてるじゃないか!見せてみろ。船を漕いでいる途中で会えると思っていたんだが、岸で血を見つけてここまで追ってきたんだ。何にやられた?」
「デイドラだ」※
「デイドラって!一体どういうことだ!?昼日中のこんな開けた場所で?得物は何だったんだ?黒檀の大太刀か?」ミスが怪我を検めると口笛を吹きました。アリエラと他の者たちが駆け寄ってきて、彼女はエドワードを抱きしめました。「大丈夫?心配してたのよ」そして、夫の手を見た彼女の顔色は真っ青になりました。
「腕が鈍ったに違いないな。一体何をやってデイドラにこんな目に?」ミスが強い口調で訪ねました。
「この子だよ…怖がって私の腕を掴んで、シールドの呪文をしくじったんだ。彼のせいじゃない。事故だ。アリ、見ちゃいけない。エドワード、母上にお前が殺したネズミを見せて差し上げたらどうだね?」
「僕、スサースを見ていたいの」エドワードは異議を唱え、それからそのことがデイドラの養分になることを思い出しました。でも、見ていれば治癒に関する何かを学べるかもしれません。それはいいことでしょう。これは、彼が考えているよりずっと複雑なことでした。
「まあ、エドワード」アリエラが言いました。「戦いでは意識をはっきり保っておかなければなりませんよ」
「この古びた宿屋で彼がネズミを殺したんだよ。実によくやった。頭をしっかりと上げて私と背中合わせになって、両方にシールドの魔法をかけたあとにね。初めての戦闘では誰だってうろたえる。特に予想していない場合には」
最後にスサースが普段通りにやってきて、他の者たちを肘で横に追いやると、怪我の具合を調べ、シッシッという声で言いました。「なおせせせるよ。きれいな傷だっしし」彼は注意深く怪我を見ながら、腕を曲げて傷口を開きました。すると、傷口の組織の両端が触れるように手を前に出しました。彼はそれがきれいに並ぶことにとてもこだわっていました。それから、呪文を唱える間、マッツにそのまま支えさせました。外側から見える怪我の痕跡が、切り傷すら残らずに消えてしまいました。モラーリンは満足げに腕を振り、指を曲げました。「ありがとう、スサース。少し痛むが…」
「あしした、ししし仕上げをすすすするよ」
「かわいそうに」アリエラがエドワードを案じて言いました。「怖かったでしょう。それに、こんなひどい家で一晩過ごすなんて」
「僕は赤ちゃんじゃないよ。怖くなんかなかった。父さまと一緒だったもの」
※原文ではDemonの表記ですが、デイドラの意と解釈しています。
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imjustkiddin9 · 3 years
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明かりを消して
2021年4月10日
・退職願用に白い便箋を100均で買った 郵便番号の枠がない真っ白の封筒って、意外と売ってないんだな 100均にもスーパーにもなかったので、明日本屋へ行ってみる 6月末で退職しようと思う
・会社に新しい社屋ができて、4月からそこで勤務している 部屋が狭く、自分の電話対応の声が全員に丸聞こえの状態で、すごく嫌だ 自分以外全員男性で、こちらの社屋に引っ越してきてから変なノリが助長された それもすごく嫌だ 加えて後輩のことも心底無理になってきた 相変わらず毎日ミス連発、引っ込み思案で社内の人とコミュニケーションを取ろうとしない、臨機応変な対応ができない、自分の頭で考えることができない 勘が鈍くてセンスがない もう無理
何の利益も生み出さないようなジョークを言い続ける上司にも辟易している そんなことを言う暇があるなら仕事をしてほしい 部署の全員から能無しだと陰口を叩かれていることに気づかないのだろうか
ああ早くここから離れたい そういう気持ちが日に日に大きくなっていく
・まだ親戚から鍵を返してもらっていないが、祖父の家に引っ越してもいいよと父親から許しをもらった 母方の祖母のことで忙しいので、それが片付く5月中旬頃には引っ越しできそうだ
管理会社に退去の連絡 祖父の家にインターネット回線を引く 引っ越し ガス・水道・電気停止の連絡 NHK受信料支払い解約の連絡 転出届・転入届提出 免許証の書き換え その他諸々住所変更の連絡
やることがたくさんある ここ数年何もしてこなかったのでちょうどいい やることに追われて無駄に悩むことから解放されたい 不安に追いつかれないように逃げるだけ (「走れ、絶望に追いつかれない速さで」のパクリ)
・会社を辞めてからのことは考えていない 何も考えたくない 本当は生きるのをやめたいのに、痛いのが怖い/家族を悲しませたくない/誰にも迷惑をかけたくないという理由で渋々生きることを選んでいるので、 その上で希望や計画なんて出てくるわけがない 考えたくないんだ できるだけ早く死にたい まあでもバイトするだろうな多分 完全無収入ではやっていけないので
・楽天モバイルの新プラン1年間無料の期限が迫っており、プラン内容も魅力的だったので契約した 乗り換えでもよかったんだけど番号変えるのもいいかなと思って新規契約にした 以前の番号はもうすぐ消滅するので、しつこくSMSを送ってきていた元恋人ともこれで完全に縁を切ることができる 不必要な人間関係は一掃したい 本当はLINEもやめたいけど、家族も利用しているのでそうもいかない 便利すぎるねあれ
新しいガジェットとか新しいサービスとかわくわくするね とりあえずモバイル通信開通に3時間くらいかかったけどね 変なところで手詰まりになって、マニュアル全部読み返して困ったときはの項目2周くらいやって、検索しまくってやっとたどり着いた個人ブログで問題が解決するっていう しかも正攻法なのかよう分からんし まあ使えるようになったのでいいか
とりあえず今日から1年間スマホの通信費がタダです よしよし その後も外で極力使わないようにすればタダらしいので それは無理でも多分980円の価格帯には納められそう 今より安くなることは確実なので良かった
最悪いろいろうまく行かなくてスマホが使えなくなっても構わない インターネットは使いたいけど、人との連絡手段を持ちたくない どこにいたってスマホ1つで誰かから意思をぶつけられてしまう現代 苦しい
誰とも関わりたくないわ 特に職場の人
・今月車検があって14万が飛んでいった あと再来週にとある遁世施設へ見学に行く いろいろとお金がかかるなあ バイトで生きていくの正直しんどいって分かってる いつまでもフラフラしていられない なにせボーナスが入ってこないし 2年に1回車検はあって 年金や健康保険料も払わなければいけない
金がかかる 働かなくてはいけない 狂ってる
こんなシステムから早く離脱したいよ
・全てが他人事のようだ 会社を辞めることも、引っ越すことも 本当に実行するのだろうか
祖父の家は、玄関の内側に蜘蛛の巣が張っていたり、畳がぐにゃぐにゃだったり、ネズミや蛇や虫が出たり、 お風呂もトイレもちょっと汚いし、光が入らないのでいつも暗いし、台所も寒々としている でも家賃がかからない 怖い隣人もいない 何部屋もあって広い 台所もかなり広い
なにより、私の中に引っ越す以外の選択肢がない
自然と導かれるように話を進めている自分がいる 一方では他人事のように思いながら、それでも 多分この選択は間違いじゃないと思う
違うことをやっているときは、常に迷い続けているから
・あとになってから、正社員を辞めたことを後悔するかもしれない 慣れ親しんだ1Kの部屋を手放したことを後悔するかもしれない それはそれでいい 大きな挫折も経験せずこんな歳になってしまった もっと失敗していいはずだ
・他人に愛着を抱けない 他人に依存することを極端に避けることが普通になってきた 恋人がいないことや、友人が少なく、かつその友人とも交流が少ないことに関して、寂しいだとか惨めだという感情もあまり生まれなくなってきた 精神的に成長したと言えるのか、人として問題があるのか、分からないけどどうでもいい 誰かに自分の気持ちを話したところで、何になると言うのだろう
私は何にも夢中になれない 余計な感情やプライドを捨てたい 早く生きることを終わりにしたい もう寝よう
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gunosy-news · 3 years
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旅先から修羅場まで...みんなの野宿エピソードが面白すぎた
集計期間:2020年12月20日~12月22日 回答数:17115
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突然ですが、皆さんは「野宿」をしたことがありますか?
筆者は遠い昔、家族が寝静まった深夜に帰宅するも鍵を紛失しており、実家の敷地内で野宿をしたことがあります…
そこで今回は「やむを得ず野宿をした経験はある?」というテーマで調査してみました。
やむを得ず野宿をした経験はある?
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回答者17115名のうち、やむを得ず野宿をした経験が「ある」人は全体の約14.8%、「ない」人は約85.2%という結果でした。
ここからは、やむを得ず野宿をした皆さんから寄せられた貴重なエピソードを見ていきましょう。
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<旅先で>
・北海道でのツーリング中でガス欠して。
・夏の北海道で。その日は、夜の宿を予約しておらず、まぁ、銭湯にでも行こうと思っていたのですが、とても暖かく、夜風にあたりながら、そのまま。
・野宿と言ってよいかどうかわかりませんが、50年近く前の学生時代に北海道旅行した時、金がないので札幌駅前の芝生(?)で寝たことがあります。今はどうかわかりませんが、当時は問題なく過ごせました。ただ、熱くて寝苦しかったのを覚えています。
・高校卒業旅行で弾丸で和歌山へ車で出かけて宿をとっていなく、浜辺で寝た
・学生の頃、四国へ青春18切符を利用した旅行した際、予定の目的地に間に合わず、野宿する
・学生の頃、東北三大祭りの一つ「ねぶた祭り」を見に行ったら宿に空きがまったくなく、仕方なしに公園にたまたまあった土管の中で一晩過ごしたことがある。
・高尾山付近で山小屋で新聞紙を体に巻いて一夜を過ごしました。下山後駅前での食事が美味しかった事この上ありませんでした。
・1人旅の途中に散歩がてら徒歩で山の景色を楽しんだら迷子になり宿泊先に戻れず1晩と野宿するはめになった。
・山を越えて日本海へ!と友人と車で出掛けてみたが、道に迷い途中でガス欠寸前に。ガソリンスタンドが開くまで動かずにいようと朝まで待ちました。
・無計画な旅行で、夏場だったので、公園で朝を迎えた事がありましたよ!朝陽を浴びて、とても清々しい気持ちになりました。
・宿がなければ駅に止まればいいと思い旅行に出たが駅を24時に締め出され野宿した
<グローバル野宿>
・東南アジア旅行した時に、タイやインドで駅の中で野宿した
・グアムで初日ホテルとってなくて、しょうがなく
・海外にて予約していたはずのホテルに業者のミスで予約が入っておらず、折悪く周辺ホテルも満室で止むなく教会の敷地内に野宿した。今思いだしても、あれはないわ。。。
・イギリス旅行した時に、公園のベンチで一晩過ごしました。今よりズッと治安も良かった気がします。
・オーストラリアでメルボルンからエアーズロックまで車で行こうと思ったが日本の距離感が全く会わずに砂漠で野宿しました。満点の星空に感激しました。
・フィリピンでパナツボ火山に登った時に日が暮れてしまって火山灰の上に野宿
<天災や事故で大変でした>
・大震災の次の夜、知り合いも避難であてにならず、車移動の途中で道路脇で一夜を明かした
・東日本大震災のとき、避難先の小学校の屋上で一晩過ごしました。近くのコンビナートで火災があったため、迫りくる炎の中での野宿は翌日ヘリで救助されるまで生きた心地がしませんでした。
・昔、東北の峠越えの最中に雪で脱輪落下。明るくなるまで、車内で野宿。
・大雪ので道路が通行止めになって、コンビニの駐車場で野宿した。食べ物とトイレはコンビニで済ませて助かった。
・ドカ雪が降り家まで帰るに帰れず車中ですが野宿しました寒さと恐怖で寝るに寝れなかった
・台風で道路が通行止めになり仕方なく駅で寝たことがある
・真夏の海沿いで、渋滞にハマり、帰宅までの時間が見通しつかずに、仕方なく翌日の朝に帰るようにと思い、海沿いにあった灯台の駐車場で野宿。が、真夏、海ということもあったせいか、ヤブ蚊の餌食になった。車に入ってきた、数、21匹。主人ともども、無数、刺されまくった、、、最悪だった。
<家出>
・学生時代に家出して一晩野宿しました。冬ではなかったのでなんとか……。
・高校生の頃家出をして…田舎なので国道沿いの山奥で朝まで隠れてたことがある。
・中学生の頃家出して、泊まる所がなくトラックの荷台で野宿した事がある。
・野宿と言うか、車中泊だったんだけど。社会人になって間もない若かりしある日、仕事から帰って母親の作ったご飯を食べようとした瞬間、母親が「さっさと家を出ていけ」と言ったことに対し、仕事も上手くいっていなかったせいもあってカッとなり「今すぐ出ていったるよ!」とカバンだけ持って自家用車で行く宛もなく出ていき車中泊した。
・ガキの頃親と喧嘩して、うちを飛び出したのだが行くあてもなく河原の土手で一晩過ごした!
・両親と喧嘩して、お互い頭に血が上ってて、出てけって言われたから荷物とか大量に詰めて出ていったが、携帯は持っていくなと言われ誰にも連絡つかなくてしょうがないから近所の公園で一晩過ごした。
・10代の秋頃に友達と2人で家出中、行く所が無くなり寒くて風を凌ぐためにマンションのエントランスに入って野宿した事がある
・中学生の頃に家出をして、祖父の山に野宿した。夏場だったが寒く枯れ草を集めて暖を取り、火を焚いて蚊を追い払い、夜空の星を見上げていたらこの世界で自分は何でも出来るのだと思った。2日も経たないうちに、お腹が空いて帰り怒られた。
<ライブで興奮>
・ライブ終わり興奮しすぎて高速バス乗り過ごした
・つま恋の拓郎&かぐや姫のライブに前日から行き友人とここで寝るしか無いと暗闇の中寝た。朝起きたらすぐ横を走るトラックの音で起きびっくりした。道の端で寝ていた!
・19歳で好きなバンドのツアーで初めて千葉から名古屋まで行き、金銭面でもそうだけどホテルさえ手配していなくてバンドの人達の出待ちをして、電車も終電なくなり当時は改札からホームは閉鎖していたけど改札入る前の駅自体は閉鎖されていなかったから駅構内で野宿をしました
・他県のライブに行った際、終電を逃して友達とずっと公園で話していた。
<終電よ行かないで>
・電車で最終で寝込んで終点まで行きお金なく公園で野宿した
・終電を逃した時に限ってホテル満室のため、駅の待合室で1泊した。
・列車の旅をして終電乗る過ごして野宿した
・田舎のローカル線で21時頃の終電を逃して駅前の公園のベンチで朝6時頃の始発まで野宿
・終電で寝過ごして帰れなくなったときに横浜のランドマークタワーの下でダンボールにくるまって寝た
・残業で終電がなくなったが、職場からは追い出された。始発まで公園のベンチにいた。
・終電で寝過ごし、知らない駅で降ろされ、二人先の方でタクシーが出払い、待っていてもタクシーが来ず、駅から歩き出すも方向が判らず結局、駅から1時間強くらい歩いた河川に掛かる大きな橋の下に泊まることに・・・。翌朝起きると地元ではなく、隣の新潟県でした・・・。
<酔っ払い>
・酔っていて外で寝てしまった
・若い頃結果的に酔っ払って数回した事がある。
・野宿とは意味合いが違うけど酔って建物の軒下で寝たことが何回かある
・呑みに行き、終電で帰路に就いたが開発中の終着駅にて…ショッピングモールもホテルも建造中でタクシーすら通らずで
・飲みすぎて路上で寝てしまい荷物を全てなくしてしまい一晩屋外で過ごしたことがあります。翌朝知人に会うことができ、電車賃を借り帰ることが出来ました。
・大学生の時にお酒を飲んで終電を逃した。翌日1限からだったので大学の実験棟外階段で野宿をした。朝7時に部室棟が空き部室で寝たが2限も寝坊した。
・酔っ払って財布を見たら1000円しか無く周りに何も無くしばらく歩いて会社の最寄駅まで行き(定期が使えるので)風を凌げる所のベンチで始発まで寝た酷い二日酔いだった
・ありがちなのですが、飲み会で飲みすぎて、終電逃しタクシーで最寄り駅まで着いたのは、いいのですが、歩いて5分の自宅の方へは、なぜか行かず、駅のバス亭の、ベンチへ、気がつけば朝日が昇っております。結果、一晩ベンチで野宿しました。因みに、私は、おんなです。
・飲み過ぎて今どこにいるのか分からなくなり、財布と眼鏡も盗られたのか落としたのか何処かで失くし、仕方がないので公園のベンチで朝まで寝ました。(8月で良かった)
・友達のアパートへ3人程で一晩お世話になるつもりが、酒を飲んだ後酒を飲まない自分の車でコンビニに買い物に出かけた後、締め出しにあった。本人曰く眠ってしまったらしいが…。仕方なく車の中で3人で一晩過ごした。今思うと夏だったから良かったけど、冬なら無理と思う環境だった。
<お金がない>
・大学生の時。金がなくて。仕方なく。夏だからできたし、若かったからね。おかげさまでお金のありがたみがよく分かりました。
・日雇いの仕事で一日の予定が、明日も予定が入って電車の金がないから仕方なく。
・乗り過ごし真冬に山梨県大月駅で終電で降りてホテルに泊まる金も無く、始発迄、寝たら凍死するかもと思うくらい寒い中で野宿した事が有る
・長距離バイクツーリング時に、昼食後うっかり財布を鞄ではなくポケットに入れてしまい、給油の時に財布を落としていることに気づき、やむを得ず野宿しました。
・コロナがはじまって仕事が無くなり職も住まいも無くして知人のお宅にお世話になるまでこの寒空に1週間野宿をした。こんなに困ってる国民がいるのに国は助けてくれない!もう一度給付金が出れば助かるのに…生まれ変わったら必ず国会議員になる!とつくづく思う。
・コロナで、家賃が払えなくなり、ミニミニに追い出されて野宿しました。
<鍵がない>
・帰るのが遅くなり鍵を持ってなかったので家の前で寝る羽目になった。
・家の鍵を会社のロッカーに忘れてしまった。
・家の鍵を無くし、携帯の電源が切れ、朝まで家近くをウロウロしたり、べんちに座ったり、夜が明けて実家に行きました。
・夜遅くまで飲んでいてタクシーで帰ったのですが、玄関前で鍵を家に忘れていることに気づき一緒に住んでいた彼女は寝てて起きなかった
<ガチ勢>
・寝袋はかならず持っていて何処でも寝られる体制にしている
・子供の頃はしょっちゅう。それこそ公園のベンチ、お寺の境内、コインランドーリ、夏場は、公園の噴水で体を洗ったこともある。
・しょっちゅうしてる
・昔ホームレスやったし
・寝るのは学校の階段下がいいよ
<修羅場>
・小さい頃、家のカギが閉まったままで中に入れず一晩犬小屋にいる犬にくっついて寝たことがある。父は出張、母親は違う男の人と一緒にいたみたいだった。シロがそばに居てくれた事を今も忘れない。
・母親が酒乱だった。夜中に酒を飲んで帰ってきて、寝ていた私を起こして「今すぐこの家から出ていけ」と着の身着のまま��い出された。その日は2月の氷点下まで気温が下がった午前1時半。追い出されたけど行くあてもなく(当時16才)仕方が無いから公園で夜を明かした。
・中学生のころ、父が自宅で酔っていた夜に日付が変わっても乱暴な音や暴力的な独り言が止まず怖かったので、勝手口から抜け出して明け方まで近所の公園の東屋にいました。屋根のある「家」があるありがたみをひしひしと感じました。
・家から締め出されて近くの公園で野宿しました。女です。まだ10代でした。信じられない。
・東京に上京した時に渋谷駅のハチ公前で寝ていたら寝ている間に財布を盗まれました。
・当時付き合ってた彼女に知らない場所に捨てられて真冬の中公園で野宿して死にかけた
・明け方に職務質問されました
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andousuigun · 7 years
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件名: 土曜日の暇潰しに雑記読み1 とあるスレにて。 「男のパーソナルスペース(侵されると不快になる空間)は前方に広く横が狭い。なので例え親しくても基本向かいあって顔近付けたりしない ヤンキーが相手威嚇する時に顔近付けるのは相手のパーソナルスペースを侵犯すれば相手が不快に感じるのを本能的に理解してるから 」 「女性は逆に、パーソナルスペースが前方に狭く横がやや広い。だから女同士は親しいと平気で顔近付ける。 女作家が女同士のノリで男キャラ同士の顔を近づけさせると途端にホモっぽくなって男読者には気持ち悪く映る。」 これが、女性作者の男キャラ同士の距離感に違和感を感じる原因らしい Twitter / kosolmos (via tkr) 彼女の家に遊びに行ったら 飼われている猫2匹がそれぞれに 彼女のブラとパンツをくわえて現れた そして揃って俺の前に得物をポトッと落とすと 2匹で俺を見上げて『ニャー』 なんか知らんが、持て成してもらったようだった 彼女の家に遊びに行ったら 続・妄想的日常 (via gkojax) 世の中には「電話する人」や「誘う人」より、「電話を待ってる人」「誘いを待ってる人」のほうが全然多い。つまり、需給関係的に言って圧倒的に「電話する人」や「誘う人」のほうが有利だぞ。そこに気づくと一気に楽しくなるぞ。 Twitter / @daichi  田代さんは「(薬物を)やめるのは簡単だけど、やめ続けるのは難しい」と話した。最近はテレビ出演で現状を話す機会も増えているが「僕たちは薬物依存症という病気でリハビリという言葉を使っているが、マスコミは“更生”という言葉ばかり」と報道への違和感を口にした。 田代まさしさん「やめるのは簡単、やめ続けるのが難しい」…薬物依存症語る (スポーツ報知) - Yahoo!ニュース 常識とやらは、いつの間にか、ある日一夜にして変わっています ・へそのゴマ  昔=触るな   今=掃除した方がよい ・傷口の処理  昔=徹底消毒徹底乾燥   今=無消毒で湿らす ・発熱の対処   昔=徹底して下げろ解熱剤飲め   今=むやみに下げるな ・歯磨きのタイミング  昔=食後すぐ磨け   今=30分以内に絶対磨くな、むしろ虫歯を促進する ・朝の歯磨き  昔=寝る前に磨いてるから朝食前は別に必要ない    今=寝起きが口内のバイ菌は最大(※ゆすぐだけでいい) ・歯磨き粉  昔=磨いた後は残さず何回もゆすぎなさい    今=ゆすぎ過ぎはせっかくのフッ素成分がで虫歯に ・視力のダウン  昔=暗いとこでPCや本やTV見ると目悪くなるよ    今=ありえません。それはただの疲れ目 ・不妊解決  昔=毎日出さないで精子を貯め、濃くなったのを入れなさい    今=頻繁に出させ常に新鮮な精子をぶち込みなさない ・介護の心得  昔=怪我しないようになんでも手伝いなさい    今=手伝うごとに衰えます、何でも自分でやらせなさい、虐待に冷酷に見えるくらいに ・強盗するなら  昔=コンビニ → 今=すき家 淡々とコピペ:新常識!? - livedoor Blog(ブログ) (via petapeta) Source: petapeta 「え〜、彼女いそう〜♡」って最強のフレーズだな。どう見てもオタクな人に対して場を盛り下げることもなくお世辞が言えて、なおかつ自分が好意あると思われずに済む。オタクとしょうがなくコミュニケーションを取る時のために生まれた完全な最終兵器 ✖♥ワイワイちゃん♥✖ on Twitter 食っていけない仕事、家庭を持てる見込みがない仕事、心身の健康・自身の尊厳を保てない仕事、そんなのばかりしか残っていないような雇用状況は「探せば仕事はいくらでもある」うちに入んねーんだよ。 tb(左利き右投げ左巻き反緊縮)さんはTwitterを使っています 突然うしろから「ねえ!」って声がして振り向いたら総務の子がオーバースローで何かを投げてきて慌てて��ャッチしたらいちご大福だったのでおれはめっちゃ笑顔になった Twitter / M0GU0 「全身を強く打って死亡」って? 「強く打って」という言い回しは、原型をとどめていないほど遺体が損傷している状態。「頭部を強く打って」「胸などを強く打って」など、局部の状態を表していることも多いです。これは、「新聞倫理綱領」に「新聞は人間の尊厳に最高の敬意を払い、個人の名誉を重んじプライバシーに配慮する」と書かれているとおり、遺体の状態を克明に表現しては倫理に反するので、具体的な描写が避けられているのではないかと言われています。 「わいせつな行為」と「みだらな行為」の違いは?意外と知らないニュース用語の意味|トレンド|無料動画 GyaO[ギャオ] まず防衛医官を巡る問題は、使い物にならいことは分かりきっているんだから、連れて行くだけ無駄です。米軍をリタイアした軍医さんやメディックを雇用して、軍属扱いで派遣するのがベストな方法でしょう。  で、医療キットは、本当に酷い話で、まず包帯が足りないんです。太ももにAK弾を食らったとするでしょう。運良く動脈を避けたとしても、弾が抜けた側は、大きく裂けます。今、自衛官が個人携行している包帯では、その面積をカバーできません。少なくとも、その3倍は必要だと言われている。  それとペイン・コントロール。これは日本人は幸い知らずに今日まで来たけれど、戦場では、痛みによるショック死が非常に多い。それに対応するために、一刻も早く、ペイン・コントロールしなければならない。それは、戦場で撃ち合っているさなかに、自分でやるしかないんです。なのに、それを装備させて貰えない。 墜落か不時着か: 大石英司の代替空港 酷い話だ。 忘れられない夜もぜんぶ忘れた Twitter / piqn Azakeri 外国の女の人がポットの中から熱々の麦茶(ぽいもの)をコップに注いで、それにバターを浮かべたものをくれました。 驚くほどにまずい Azakeri 吐き出したいがそうもできず、「これはあなたの国で普通に飲まれるものですか」と訊くと、「飲まない、私が考えた」と言われて厳しい気持ちになった Twitter ・二重国籍ではありませんが戸籍謄本は公開しません絶対 ・日本国籍の「選択宣言」の説明が遅れたのは聞かれたから答えただけですが何か ・私は生まれた時から日本人ですがアイデンティティは台湾人 ・台湾籍は放棄していたと思っていたので違法ではない ・憲法改正に関する答弁に応じない首相は器が小さい。私は戸籍公開に応じないけど。 ・二重国籍疑惑は調査しませんが内閣法制局の日付ミスは徹底調査します ・首相は息をするようにうそをつく ・岡田は本当につまらない男 ・夫はペット以下 ・結婚記念日やプロポーズも覚えてない。面倒くさい ・本当は仕事納めなのに糸魚川の視察スケジュールを入れてくれてありがとうございます ・カジノ法反対→自分が大臣の時は推進してた→あれは数ある法案の一つだから推進してたつもりはない ・男なら泣くな→カジノ法案可決で涙目 ・橋下徹が安倍首相と会食するのはおかしい→自分もしてた ・なぜこのタイミングで靖国参拝なのか ・小池都知事(自民)に協力したい ・トランプが大統領になるのにTPP撤回しない安倍は失礼→そもそもTPPを決めたのは民主党 ・稲田朋美はダブスタ。言葉のブレが閣僚の資質や信頼につながる ・首相は4年たってもまだ私たちの悪口を繰り返す。全く成長していない ・民進党は提案型政党ですが日本国民は1億2千万人いるから提案型を伝えるには時間かかる ・なぜまだ国会で貴重な時間や税金を使ってこの審議をするのか→審議が不十分だ ・DS「イナズマイレブン2」の改造コードの入れ方をどなたかご存知ですか? 蓮舫のこれまでの言動をまとめてみたら人間のクズ過ぎた件~ネットの反応「どうみても日本人の感性ではありません」 | こないだ電通の人と仕事してて、『これ明日朝一に』『いやぁ』『あ…』ってなやりとりがあり、『僕たちみたいなクライアントがいるからあんなことになるんですよね。じゃ、明日の午後までに』みたいなやりとりをした。ま、そういうことです。客も自分を楽にするために無理言うのはやめましょうや。 境 真良@GLOCOM&METIさんのツイート うちの父は先見の明があったみたいで、生前、布に家紋を染めるオーダーメイドを始めたんです。型を彫る機械まで購入して、5000種類くらいならすぐに対応できるように。でもね、『家紋なんて誰が興味あんねんな』って、家族みんなでバカにしていたんですよ。私も家紋になんの興味もなく『家紋ってなに? なんか葉っぱみたいなやつ?』とか言って、父に怒られたり。ところが……カプコンがゲーム『戦国BASARA』 を発売してから若者たちの間で歴史ブームが巻き起こって、『憧れの武将の家紋を染めてほしい』『家紋のグッズが欲しい』というお客さんが殺到するようになって アニメが救った伝統工芸。京都でたったひとりの「女性アニメグッズ黒染め師」 - いまトピ 自販機に千円札を2枚入れレバーを引くと 一枚は紙幣、一枚は貨幣で帰ってくる 5千円以上は釣銭切れを起こす 29: 名無しさん@おーぷん 2016/12/20(火)01:05:10 ID:sTd 28 これホント便利 地味に役に立つトリビアが集まるスレ:哲学ニュースnwk (via ibi-s) 居酒屋ごっこしてる小学生がAVコーナーの暖簾めくって「やってる?」って聞いてきたから思わず「やれねーから来てんだよ!」って言いそうになった Twitter / penimama (via deli-hell-me) 出典: deli-hell-me 207 リアクション highspeedturbine 潮干狩りが大好きすぎて一人でバスツアーの潮干狩りに行った友達から「ヤバイ。子連れとカップルしかいない。しかも軽装で来てるやつらばっかで私だけ重装備で参加しててバスの一番後ろの席座ってるの完全にバトルロワイヤル前回の優勝者状態」ってLINEきたの本当無理だった Twitter / shokooka (via tkr 専業主婦が一般的だったのは高度経済成長期の数十年、たった1世代でしかないという事実 よくあることなんだけど、今現在の社会的な慣習を永続的なものだとみんな勘違いしちゃうんだよ。みんなでクルマを持つようになってまだたった1世代。 腕時計をするようになって1世代だが、携帯のせいで売り上げが3分の1に激減 社会人のたしなみと誰も疑ってなかったはずのものが、1世代であっけなく終了。 タバコと酒の消費量は戦後で1人あたり5倍くらいになってて、今みたいにパカパカ摂取するようになって1世代。 (だから健康被害とか出てくるんですよ。当たり前やがな) バカみたいな飲み会とかやってたのは実は団塊だけ。タバコは今のペースならあと0.5世代で滅ぶ。 自由恋愛も1~2世代ですよね。だいたい告白という風習が少女漫画から広まったものじゃなかったっけ。1世代。 (社会慣習は意外とフィクションの影響を受けている) 日本女性がブラジャーをつけるようになって1.5世代くらいか。 今のスタイルの葬式がもうちょっと長くて2世代くらい? 現在の社会的な慣習って永続的なものだと勘違いしちゃうよね:アルファルファモザイク - 2ちゃんねるスレッドまとめブログ なぜ年越しにはそばを食べるのか?  江戸時代、金細工職人たちが、仕事場に飛び散った金粉を集めるためにそば粉を練って作っただんごをとりもちのように使っていた。  だから、そばは金を集める縁起のいいものとされるようになった。  そこで年越しには「来年もお金が集まりますように」との願いを込めて、そばを食べた。  ちなみに江戸時代の年越しそばは団子型だったが、それがいつの間にか細いそばに変わっていった。 ぼやきくっくり | 日本人の習慣第2弾 年末年始編「ビーバップ!ハイヒール」より 昔うたばんのお宝鑑定コーナーでDAIGOが「よくわかんないんすけど、なんか家の蔵にあったっス」ってあの「平成」って書かれたガチ色紙持参して鑑定団に「値段つけるとか無理」って言われた話好き。 DAIGO - 続・妄想的日常 結婚して初めて、嫁がミートソースを作った 「どうだった?」と聞かれたので正直に「美味かった」と前置きしてから、 以下の改善点をメモ帳に列挙して一項目づつ読み上げた ・具は全部みじん切りにしろ ・ミンチは牛肉以外ありえない ・セロリが無いならミートソースを作るな ・具材はしっかりと炒め終わってから煮込め ・白でも赤でもいいからワインで臭みを消せ ・トマトは缶詰でもいいからイタリアントマト以外使うな ・ローリエくらい入れろ。苦味が出る前に取れ ・最後にバターくらい入れろ ・ケチャップを入れるな。ケチャップの味しかしないだろ ・なぜ辛くした ・ミートソースを1.4mmのスパゲッティーニにかけた理由を言え ・この緑色の缶に入ったパルメザンチーズを捨ててこい ・今後一切、これをスパゲッティミートソースと呼ぶ事は俺が許さん 泣いて実家へ帰られた。俺が悪いのか メンドクセー!お前が作れ! : 2chコピペ保存道場 (via yasunao) タバコを辞める方法タバコはもちろん持参せず、1日に使う食費や交通費だけ持ってきます そうすればタバコを買う金もないので自然とタバコを止められるはずです 私はこの方法で栄養失調になりました 黒猫(のだ) on Twitter 「アンパンマン、バイキンマンの弱点がわかったわ」 「本当かい?バタ子さん」 「ええ。ポイントは温度よ。 最も能力を発揮するのは18度から26度。 45度を越えた辺りから急激に弱り、50度を越えると死滅するわ。所詮は菌ね。 ただし適温状態での攻撃力は抜群よ。 最も注意すべきは有機物の分解、生成を行う特殊能力。 そして、その能力を利用した・・・パンの、発酵・・・」 「それじゃあ・・・、やっぱりバイキンマンは・・・」 「・・・あなたの、お父さんよ・・・」 コピペ新聞 - バイキンマンの弱点 「これはなんでも貫く最強の矛、そしてこれはかわいい猫です」 「ではその矛でその猫を突いたらどうなるのかね?」 「えっ…なぜそんなことを…怖…サイコパスやわ…」 Twitter / soug143S ハミガキのチューブを尻から丹念に折りたたみ最後まで使い切ろうとする人に対して、チューブ内に十分な空間を整形した上それを振り回し遠心力を持って乏しい中身を出口に集める方法を伝えると、その人はもう一生チューブを折ることがなくなります。これが、こういうものこそが呪いです。 Twitter / _Neillo_ 無能な男のコは「優しさ」を武器にするより術を持たず、「彼の長所は優しさです」と紹介される男のコは、それ即ち無能ということに他なりません。 それいぬ正しい乙女になるために / 嶽本 野ばら (via ebook-q) やめろ 死ぬ前の子供に絵を描かせると、紫をふんだんに使う傾向がある。 しかも難病とかで自分で死を予感する条件がそろってる時だけではなく、 二日後に交通事故で死ぬ子供とかでも同じらしい。 わたしのなきごえ、ひめい? - 未踏写真 骨が24本付いていて更に素材の強度が高い「壊れない傘」を使っていまして、今日は雨も風も強いわけですよ。そりゃ試しますよ、本当に壊れないのかって。結論を言いますと、確かに壊れなかったけど私の体が浮きました。ようやく気付きましたよ、傘は壊れることで持ち主を守っているんだって… みつるさんのツイート また、助けた相手からのお礼は快く受け取りましょう。「借り」を相手につくらせたままお礼を返させないと、その相手はずっと、「借り」を抱えた不快な状態でいることになり、しまいにはあなたを重たい存在と感じるようになってしまいます。お礼を受け取ることで、相手の気持ちを軽くしてあげるのも、とても大切なことなのです。 科学がつきとめた「運のいい人」 / 中野 信子 (via ebook-q) すべてタンブラーとツイッターから引用転載
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borinoshinblog · 7 years
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打ち上げ花火、解釈(暫定)
今回レビューを書いたのは、あまりにも誤解というか、変な観方をされていたからです。 君の名は。とかと比べられたり…声が批判されたり...
追記
 なんか勢いで書いてしまったので、訂正させて欲しいです...
 君の名は。はめちゃくちゃ好きだし、作品的にもエンタメ的にもとてつもない完成度だと思います。好き。別に比べるのも悪くないんです。今の日本に受け入れられるアニメーションであることは確実に証明されているし、同じ夏アニメで、男女の話だし。比較対象として出てくるのは当然と思います。何が問題なんだ?!浅いとか深いとか言うつもりもないです。浅い深いどちらがいいということも思っていない。ただ、この作品に適した見方をされてないと思うんです。それはネットの感想を見る限り君の名は。の影響が大きくて。もちろん、見せ方がまずかったのはあると思います。でも、企画はこの映画の方が先だし、君の名は。がここまでヒットすると考えて作られていない。そういった点を考えると、積極的に庇いたくなったんですね...なんか表現が難しいな
 君の名は。に負けないくらい素敵な作品であることを広めていきたい。
僕は全く声に問題があるとは思わなかったし、内容は苦しくて切ないけれどまっすぐで前向きで、すっきりして、幻想的な映画だったと感動しました。
広告もよくなかったし、典道の見た目が高校生っぽくなっていた構造的な問題もあったと思いますが、 一番の理由は、暗喩が理解されなかったことにあるんじゃないかと思います。
たくさんはないですが、構造や比喩に関して述べているレビューだったり、ツイートがあるので、僕も便乗して、他の的外れな批判たちに埋もれないよう、私はこう観たぞという文を残そうと思いました。表面の絵だけ追う観方では魅力が半減する映画だと思うので、その助けになれば幸いです。
かといって未鑑賞の人にはオススメしないけど...
比喩について
「桐島部活やめるってよ」は、ゾンビ映画の比喩が理解できないとイマイチ楽しめないし、作中に出てくる塚本晋也監督の「鉄男」はドリルの比喩がわからないとよく理解できないでしょう。
例えば、物凄く難解なパズルがあって、なんかすんごい些細なアラに見えるバグみたいな要素に憤慨して、もっと完璧なパズルよこせと言う人より、いや、これはなにか解くのに必要な要素なんじゃないかと疑問を持てる人でないとその作品は楽しめないし、凄さもわからないのです。
なんか疑問に思っても、いや、この製作者はそんなミスをしない人達なはずだから、なにかあるに違いないと思ってみないと、とけないパズルだった感じがあります。
制作物全てがパズルではないし、無論パズルとして見なくても面白がれるのですが、ただのアラのある立体としてしか見ることができないとそりゃあ面白くないだろうなと思います。
なんだよ、去年の立体は素人が見たってめっちゃ綺麗な形で、こんな出っ張りなんて一つもなかったぞ!!!となる。 せめて、解くことはできなくても、その物体がパズルであり、解くことができる、かっちり美しく組まれているということを知らないと出っ張りの意味がわからず楽しめないのです。
そういうものもあるそういうたのしみかたもあるということです。
なお、映画を見たのは一回きりで、文章を書いている間に原作を観ました。 感動の余韻で急いでメモしたことをとりあえずまとめたものですので、文体とか、読みやすさとか、時系列を考えていません。
なお、本人ですらうまく表せていないなと感じています。アニメに対しての「実写」という表現だったり、「大人の世界」だったり。
思いついた言葉で書いてますので、あ〜だいたいこういう方向性の意味ね、という感じでお読みください。
言葉足らずだったり、記憶違いだったりするかもしれませんが、大目に見ていただければ嬉しいです。
以下、アニメ実写ともにネタバレあります。 鑑賞後にお読みください
1 ぼりのしん個人の読みとき
あくまで一例にすぎません 映画も一度しか見ていないので、勘違いしているところがある可能性が高いです。 でも、楽しんだもの勝ちだと思っているので、あくまで例にすぎませんが、解釈の一助になれば、という思いで書きます。
まず、話の大筋を書きます。
男子に比べ、ちょっと成長の早い女子(なずな)が大人側の世界にまきこまれてしまう。まだ子供の世界にいたがるのだけれど、どうやら強制的に大人にならなければならないらしい。 それを見た典道は彼女が可哀想になって、覚悟を決めるまで付き合ってあげられたらなと妄想します。(妄想に入った段階はまだ判断できていませんが最初からか、海でなずなを見た時からか、プールでなずなをみたときらへんではないかと思います)
『まだ大人になりきれていない女子は怖さから逃げることを考え、切なさから、道連れを探すんじゃないか。 プールで成長をはかり、少しでも成長しているほうを巻き込もうと賭けるんじゃないか。 そうなったらその道連れに進んで選ばれてあげよう。 でもやっぱり怖くなって大人の世界にいくの無理かもしんないぞ。 下ネタや冒険のあるホモソーシャルな世界が心地よいし、仲間より先に大人になったらバカにされたり、疎まれたりするだろうし。』的な。
今は物語全体が典道の妄想説が有力なんじゃないかと思ってます。 おそらく実世界の典道は朝なずなを見かけてから、その日1日、自分の行動に重ねて妄想を繰り広げていたのではないだろうか…
男子はおそらく花火が球であることを知ってるんじゃないかと思います。 いずれ、それを認めなくてはならない、そんなことを気にすることすらできなくなることを知っていて、認めたくないのではないか。
子供のままであろうと試みているなずなには大人の世界から催促がきて、決断できずにうじうじしている典道は彼女が覚悟を決めるまでの時間を稼げずゲームオーバーです。その度に、いや、そこはこうすればいいのか、と妄想しなおしたりしますが、女の子の気持ちがうまく想像できないことや、都会を知らないので想像できなかったり(うる星やつら2、アベノ橋☆魔法商店街、まどマギ劇場版)、御都合主義の結末に典道自身でも納得がいきません。
それでも諦めずに考え続けた典道は妄想の中で成長し、花火が平面じゃないこと、いずれ自分も大人にならざるをえないことを受け入れ、ついになずなともお別れすることに成功します。 無事妄想を終えることができた典道(なずな)は友達を残し一足早く妄想の世界から消えてエンドです。
基本的に以降の考察は以上の考えで進めていきます。
鑑賞二回目追記
 最初の3回は確実に、もしも球を使う前、キーンという耳鳴りがしてますね。
 おそらくこれが妄想の始まりなのではないでしょうか。耳鳴りの後にもしも球が画面に出てきます。
 「なずな」は春の植物で、8月には咲きません。最初の「もしも」の少し前、草原に咲いているのはなずなだと思いますが、これは妄想説を裏づけます。
 どうやら、アイドルシーンの回といい、なずなの「もしも」妄想も入っているみたいですね。もしも球の存在を知っているのはなずなと典道だけだし。
 なずな回の女の子花火、典道はもしも球を投げようとしているのにわざわざ祐介が突き落としに来る。普通勝手に女の子とつきあっただけで灯台からその子ごと突き落としたりしません。思うに(なずなの妄想なので)心中でしょう。そのあとの典道回でアイドルシーン二回目の時、典道が引いている、怯えているような表情はそのためでしょう。
 一回目は『家出』、二回目は『駆け落ち』、三回目は『心中』と、すべての選択肢を試してみているのでは。
 なずなは典道が「どこに行けばいいかわからない!」というと楽しそうです。(人生において)なずなも同じなので、嬉しいんじゃないだろうか。
2 比喩の解釈
この話はいわゆるループものでも、並行世界ものでもないと思います。 ちょっとやそっとでは変わってくれない世界を主人公が努力して変えていくという話ではないし、 何よりおっぱいの大きさや球の大きさ、花火の形が現実ではありえない変化をしているからです。 めちゃめちゃご親切に提示してくれている「もしも」「if」という言葉からも、単に典道の頭の中なのだと思いますね。 友達が、灯台へ行く前に典道と祐介が一緒にいたことを知っているような口調なのもそもそもが典道の頭の中だからだし(原作では「あとは典道か〜」)、女子が憧れている世界(アイドル)の妄想がチャチくなってしまう(松田聖子のシーンのCG)のも典道が女の子の理想をよく知らないからです。
2-1 知っているであろうわけ
男子(典道)が花火の形を知っているだろうというのは、祐介の言動の二転三転がまず怪しいです。平べったいに決まっていると言った時も、出したうちわの例えが矛盾しています。
縦にうすい花火であるならば、下からみてもうすい花火であるはずです。 このうちわ問題は細かい指摘に見えますが、原作のラストで言及されている問題なので、タイトルが「正面から」ではなく「下から」のままである以上、意識的な矛盾でしょう。 作中でも階段の下に平行に落ちたうちわを祐介が見ているカットがなぜかあります。 祐介は花火が平面ではないことを受け入れたくない、確かめに灯台に行きたくないのです。 受け入れたくないよ〜と言うのが男子共通の暗黙のノリなので、 泳ぐのが早かったうえにマセてる典道が勝手に仲間の輪を抜けたことに祐介がもやもやするのは当たり前なのですね。せつねえ。
鑑賞二回目追記
うちわトリック、祐介が花火は平べったいと言ってうちわを投げた直後、典道はうちわを下から見ています。そこだけスロー。あとの祐介のシーンと合わせて、二人とも気づいた、もしくは違和感を持ったといえそう。
 祐介は父から私立に行けと言われていたようです。
 おそらく男子で遊びたくて、いつまでもつるんでいたくて、父親を突っぱねて公立に来ているのでしょう...せつねえ...
2-2 プール
ここでいう、泳ぐのが早かったというのは、成長のことを暗に示しています。 なずなと祐介と典道がプールで競争をする、これは成長の早さを競うレースな訳です。 早く大人になった方がなずなに告白できるし、一緒に駆け落ちできるわけです。 察するに、典道がターンでミスをしたのは、なずなの大人の体を見てこわくなったか、わざとか、または別のなにか大人になりたくない事件があってつまづいていたのではないでしょうか。
この場合プールというのはミニ人生、ミニ社会です。対比されるのは海ですね。
序盤、海の向こうを臨むなずな 大人にならなければならないということを表すシーンですが、男子は海なんて見ずに、じゃれてるのが印象的です。 海と違って安全で、泳ぎを訓練できる、まんま義務教育の終わり、中学校のような意味です。 プールでは掃除をサボって泳ぎたがり、夏休みは遊びたがる男子たちの口から、海で泳ぎたいという言葉が出てきていなかったように思いますが、海は大人の世界だからです。 海で泳ぐのは怖いから、安全なプールで仕事を放棄して遊ぶ… なずなが寝ているシーン、片足を突っ込んでいますが、まさにモラトリアムに片足突っ込んでるわけです。(たぶん海で泳がないといけない、ちゃんと泳げるから、ちゃんと成長しているから)
打ち上げ花火は海の向こうで打ち上がりますが、おそらく未来の輝き的なことなのではないでしょうか。
自分が大人になることを認めたくない祐介にとって、��台で花火をみるということは恐怖であったはずです。 現実を、未来の眩しさを直視しなければならない。だからこそ「平面に決まっている」なんてことを言って、行きたがらなかった。 でもみんな行ってしまう…みんな大人になろうとしているのに自分だけ子供でいるのは恥ずかしいし、怖いので、典道も残れよ〜と誘いますが振られるわけです。
レールは人生のメタファーとしてよく用いられますが、ここでもそうで、海に行きたくない二人は船ではなく電車で都会を目指すわけです。 海もレールも「大海原に漕ぎだす」「敷かれたレールの上を走る」みたいな感じでよく比喩に用いられます。 ですが、おそらく作中ではずるい手段なんじゃないでしょうか。お金を払ってる感じもしないし、16歳だと偽ってから乗ってるわけなので。大人の乗り物? 多分、この世界で大人になるには海の向こうへと、泳いで行かないといけないんでしょう。その訓練のためのプールです。
2-3 灯台と校舎
灯台も大事なシンボルで、海の向こうを見渡し、進むべき道を照らす役割です。 打ち上げ花火、正面から見るか?横から見るか?にならなかったのは、うちわトリックもありますが、この海を見渡す高さが必要だからでしょう。 灯台は、工事中の足場の描写もあり、まだ考察すべきところです。
灯台と同じく重要な建物が校舎です。 シャフトに有り勝ちな独特なデザインですが、すごく連想しやすい。 大事なのは円柱であることと、二つあることです。 平面(子供)が(年、勉強が)積み重なって立体(大人)になった形であると同時に、母性の象徴、おっぱいでもある。 おそらく学年が上がると上の階に進むはずです。おっぱいもそうですが、平面から立体へ進む場所なので。
鑑賞二回目追記
 灯台が工事中であるのは、男根の比喩であるからと予想。
 工事中の足場は皮を表している。
2-4 おっぱい
この作品の大事なモチーフであろうおっぱい。 冒頭でなずなのおっぱいが強調されたり、先生のおっぱいがバカでかかったりとめっちゃ出てきます。 花火同様、平面か球体かが重要です。 なずなはじめ、中学生女子のおっぱいは平面から膨らみを持ち、球状になる、なっている時期であると思います。
先生のおっぱいは、子供を保護する大人の、母性の象徴であると同時に相対的に典道の成長を示すアイテムになっているんだと思います。 もしもを繰り返し、花火大会に来ていた先生カップルと会った時、先生の胸が小さく、平べったくなっていましたね? わざわざ彼氏にセクハラさせてまで強調しています。 原作では胸の大きさは変わらない代わりに、最後に先生に、花火の形は平べったいはず、と言わせています。 どちらも成長していない特徴です。 これは少し複雑で、物語全体の救いというか、なずなの母親が大人の代表になることの否定なのではないだろうかと考えています。 ただ受け入れることが大人になるということじゃないよ、もしくは、大人になっても中身は子供で、受け入れられていない人もいるよ、ということでしょう。 デート中の先生は花火大会という場で、童心に帰っているということかもしれません。
もう一度観る時、なずな(となずなの母)のおっぱいが最初と最後で大きさが変わっていないか見ようと思っています。
あと、序盤で先生のおっぱいの大きさを男子が想像する?シーンがありますが、あまりにしつこいので、もしかしたら(後のシーンで先生のおっぱいが小さくなっていたことをふまえると)典道のループ、もしもの回数、階層とリンクしているんじゃないかと思ってます。 読み上げられていたのはD〜J?の7回。 もしも球の発動が7回であれば最初からもしもの世界、6回であれば最初は現実と捉えられたりするかなと… 典道が大人になればなるほど先生のおっぱいは(役割とともに)小さくなっていくのでは?
ラストシーン、教室での点呼でギリギリ先生のおっぱいのサイズが確認できないのは、あの世界がもしもの世界(妄想)か現実かをわからなくさせるためなのではないでしょうかね。
鑑賞二回目追記
 回数、そんなに多くなかったですね...
 カップ数、何かあるんだと思うんですが...
 点呼のシーン、祐介は典道がいないことをあまり不思議に思っていないようです。むしろなにかむすっとしているように見えました。
3 声優と俳優
大人になろうとする主役二人の声が話題ですが、俳優や女優を使わずに声優を使って欲しいとの意見が多いようです。 個人的には全く違和感のない声で、演技もうまいし成功していると思いましたが、逆に考えて、なぜ脇役も実写の人にしなかったのかという疑問が生まれました。 しかもめっちゃ豪華。 実写の声の人は主役二人の他にもいてなずなの母親もそうです。 単に広告の意味合いなのであれば、なずなの母親よりかは祐介に実写キャストを当てるのが自然に思えます。
まだ考える余地はありますが、仮説として一つ考えていることは、 アニメと実写作品で、平面か立体かを対比しているのではないかということです。 大人になることを受け入れられている人物は平面ではない俳優や女優を起用しているのではないでしょうか。 違う世界の人物だよということをキャスティングから示唆しているのではないでしょうか…? かんがえすぎだろうか。
そう考えると、原作の実写作品の分岐、「もしも」作品だということも考えられてこないですか?? 「『打ち上げ花火』実写で見るか?アニメで見るか?」 平面で見るか、立体で見るかということです。 映像が花火だとすれば、立体の映像を見るか、平面のアニメを見るかということですね。 無論、しつこいようですが、解釈は自由だし、アニメと実写どっちが優れているということでもなければ、 子供と大人どっちがいいという話でもないです。
鑑賞二回目追記
 ラストの台詞、「観月ありさ〜」の直後に「それ前も聞いたよ」の台詞。
 原作の分岐だと考えると、小ネタとして自然。
この解釈でラストを見ると、世界から消えたのはなずなと母親と典道という実写キャストです。 アニメーションで語られた妄想世界から厳しい現実世界に旅立ったと考えられないでしょうか…? (再婚相手…)
4 もしも球
おっぱいと花火、という球体を平面と見るか球体と見るかが重要であることは書きましたが、もう一つ、もしも球(他のレビューサイトでこう呼ばれているようなので)についても書こうと思います。
もしも球は妄想の産物です。 原作には出てこないし、登場も唐突で、仕組みも描写されない。時かけのようにルールや枷があるわけでもない。 妄想が進んで、大きく改変されればされるほどもしも球も大きくなります。 妄想の産物で、典道が考え出した、その名の通り「もしも(こんな)球(があったら)」ということなのではないでしょうか。 最終的に酔っ払い花火師に打ち上げられますが、もしかしたら、花火であっているのかもしれません。 今のところ、平べったい花火の(世界をつくる)尺球という解釈をしています。正直まだ考察が足りてないです。 典道が毎回花火を打ち上げていた、最初に投げた時、もしも球の爆発を横から見ていた、というのはなかなか好きですが。
以上の考察を以って、原題を引用すると、 「少年たちは打ち上げ花火が平面であって欲しかったけど、認めたくなくて、横からみたかったのにみることができずにいた」 という話だったのではないかと解釈しています。
鑑賞二回目追記
 もしも球も平面が積み重なったような見た目をしている。
5 残された謎
まだまだ完成度の低い解釈で申し訳ないです。 残っている謎としては、風力発電機の羽の描写の意味、花火師がなぜ嘘をついたか、なずなを見てなぜうんこしたくなったか、でしょうか。 うんこは典道に告白のチャンスを与えるためとか思ってるんですがちょっとまだよくわからない。
しつこいようですが、僕の解釈はあくまで一例です。 解釈、楽しみ方は本当に人それぞれです。
ここ違うんじゃないか、などありましたらコメント?などお願いします。 後から編集する可能性があります。 よろしくお願いします。
鑑賞二回目追記
 風車は時間のモチーフで良さそうです。
 今までのシャフト作品から見ても、劇中の描写から見てもそうですね。
 時計回り→正しい時間の進み方
 反時計回り→回想へ
 あと、これは初回から思っていたのですが、冒険のための荷物が否定されて笑われるのが切ないです。スタンドバイミーをやるにはおとなすぎるし、あんな冒険できっこないこともわかっているんじゃないかというようなことを思いました。
 めちゃくちゃ重要なことを忘れていました。なずなの父親が亡くなった時にもしも球を持っているようですがなぜなのかわかりません。本当にこれはだれか教えて欲しい。幼いなずな?をおぶっている人物も母親には見えないが...
 あと、サイレンの音も何かあると思います。
鑑賞二回目追記
 父親のシーンは心中か...?
追記 なずなが絶対的美少女であるべきだというようなレビューを見かけるんだけど、僕は思いません。原作版に比べて、なずなのミステリアスな感じを意図的に抜いていると思う。なずなに翻弄された男子の話ではなく、ともに何かを受け入れた典道となずなの話でいいと思う。特別なファムファタールではなくて、まるで別のアニメにも出てきそうな女の子(物語シリーズ戦場ヶ原)でいいのだと思ったんだけど、どうなんだろうか。やはり原作を見てからだと違うんだろうか。
追記2
(球体だと)わかっているけど認めたくない、の構図はラストもそうで、なずなの「また会えたら」みたいな台詞は、中1でよそに引っ越した相手と偶然また会って、付き合って、結婚する!といった、ことはまあおそらく、そんなことってないのわかってて、でもきっとあるって信じたい、ということなんですよ。あえないことはわかってるけど、でも信じてみてもいいじゃんという。
花火で言えば、球体だってわかってるけど、平面かもしれないってわくわくしてたいじゃん。
鑑賞二回目追記
 ラストシーンはどうやらめちゃくちゃなハッピーエンドなのではないだろうか...
 典道が告白しようとする前のなずなの台詞「また会えたら」的なやつは、おそらく原作と同じで、あえないことを知ってての、知らせるための、それでもそうだといいよね、そう思いたいよねという台詞だと思うのですが(だからこそ告白しておこうとする)(その少し前、俺はこの世界でなずなと一緒にいたい!の場面でなずなを見つめる典道と違い、なずなはドームの向こうを見つめている、受け入れている)、花火師がもしも球を打ち上げて世界の枷が壊れた時、典道がなずなとの未来を掴み取っていることを考えると、おそらく「君の名は。」を超える(主観)ハッピーエンドなのではないだろうか...結末のわかっている時かけと言ってもいいけど、おそらく再会するんじゃないでしょうか...
 そうなると二度目のなずなの台詞「今度会えるのはどんな世界だろうね」は「未来で待ってて」的なことになる?なんかもっとうまく言える気がするのですが...
 というか『妄想の世界』ではなく『現実の世界』で会おうよってことかな
 あと、最初にもしも球を投げる前はなずなが「家出」と言っているのが気にかかる...以降は「駆け落ち」だと言い張るのに...
この映画、オタク以外にはわからない、みたいな分け方をして欲しくないな...
勢いで書いているので、不快に思うところもあると思いますが、お許しください...
誤字を除いて、極力編集せずに追記と言う形で書いていきたいと思います。
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sylphy-bat · 5 years
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Batman: Close before Striking
この作品は、Batman:False FacesというライターBrianVaughanの作品集にも収録されているが、オリジナルは2001年のBatman#588-590。FalseFacesには、ワンダーウーマンがクレイフェイスに力を奪われるA Piece of You, またヴィラン情報を握ってブルース・ウェインの全ての崩壊をたくらむ、Skeletonというヴィランの導入作品である、Skullduggery、あとはマッドハッターがアリス作品に登場する謎の怪物、Jabberwockを再現しようとするMimsy were the borogoves という作品が収録されている。2つめに上げた、Skeltonというヴィラン(?)だが、Vaughanによると、残念ながらその後の作品に登場せず、彼/彼女の正体は謎のままらしい。このヴィランもかなり気になるので、もし機会があれば、続きを書いてもらいたいぐらいである。
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今回の作品は、Vaughanがバットマン誌のレギュラーのライターを目指してオーディションのために書いたとされるもの。(残念ながらEd Brubakerに負けてしまったようだが・・・)ただ、この作品はバットマンのアイデンティティについて、また違った目線で書かれており、バットマンのアイデンティティ問題が好きな私にとっても、良作のひとつではないかと思っている。ちなみに私はScott McDanielのアートが好きなので、それも理由だったりする(笑)
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ちなみにFalse Facesはdeluxe editionとして再販された。まだ手に取っていない方は、これを機会に読んでみることをオススメする。
前書きはこれぐらいにして、あらすじを書いておこう。バットマンは犯罪の情報収集のためにMatches Maloneの偽名を使い、よく活動している。だいたい、Matchesはどこか特定の組織に属さず、金がありそうなところに行って雇われる用心棒のような役割で、犯罪の計画を先に聞き出し、そして実際の取引が行われる場所にバットマンとして行って捕まえる、というパターンである。(ちなみに名前の通り、いつもマッチを持っている)ただ、問題はどうやらそのパターンがもう犯罪者たちに知られつつあり、Matchesを雇うとバットマンが必ず来て、自分たちの計画を台無しにする=Matchesはバットマンのスパイだ、と気づかれ始めている。冒頭、バットマンはナイトウィングの助けを借り、あえて公の場(と言ってもチンピラどもが集まる酒場)で、バットマンとMatchesが対決しているように見せかけ、Matchesはバットマンの敵であり、普通にバットマンと対等に戦える、というイメージを植え付けようとした。その後、スカーフェイス(とVentriloquist)が目をつけ、Matchesは彼に雇われることになり、彼は武器密輸の情報を手に入れる。これ幸いと武器密輸の場面で、バットマンが仕掛けるが、あと少しのところでスカーフェイスを取り逃がす。スカーフェイスはMatchesがやはりバットマンのスパイだったと確信。その後、オラクルからバットマンとナイトウィングのもとにMatches Maloneがスカーフェイスによって撃たれたとの情報が・・・?
何と実はMatches Maloneは実在の人物だった。バットマンがナイトウィングに話す内容と、Matches Maloneが死に際に話す内容をまとめると、もともとMatchesとCarverの兄弟が、保険金詐欺(あたかも事故に見せかけて火事を起こし、保険金をもらう。ファイアフライもそんな感じのことをしていたような)を別の都市でやっていたが、その後ゴッサムへ。そのころはハービーがまだ地方検事。バットマンとMalone兄弟は何度か戦ったようである。彼らの犯罪のスキルはかなり高く、証拠も残さないほどだが、建物を燃やすだけで、人は絶対に殺さないというポリシーは持っていた。あるとき、人がいることに気付かず、建物を全焼させ、意図的ではないのだが、殺してしまった。Carverは人を殺してしまった責任の念にかられ、自殺。Matchesは自殺を恥じ、Carverが殺されたように見せかけたため、バットマンでさえ、当時はMatchesが殺したと思っていた。その後Matchesは名前も変え、姿を変え、もといた場所で犯罪で生計を立てていたが、ゴッサムに自分を名乗る男がいると聞き、ゴッサムへ戻ってきたのである。ただ、スカーフェイスは全く知らずに「本人」を撃ってしまったわけだが・・・Matchesは最後にバットマンにこう言う。「俺が死んだら、弟の隣に埋めてくれ・・・あと俺を撃った奴を殺してくれ、約束してくれるか」バットマンは、こう答えたのだ・・・「ああ、もちろんだ」
その後、憑かれたように、Ventriloquistとスカーフェイスを追うバットマン・・・ディックはその復讐の念のような、またバットマンらしさを失った彼を見て、オラクルにも相談に行っている(しかも、その前にはバットマンは本当にスカーフェイスの手下を殺しそうになるのをナイトウィングが止めている)。バットマンに何が起きたのか?
オラクルも口にするバットマンのアイデンティティクライシス。彼はブルースとバットマンで構成されているのだが、ここに、Matches Maloneという3つ目の要素が入ってくる。別レビューでも、バットマンのアイデンティティについて、かなり長く分析しているが、バットマンはブルースと相互に補完し合っている。ブルースという人間性がなければ、バットマンは暴走するだけで、またブルースに生きる目的を与えているのもバットマンなわけだ。ただ、バットマンには絶対に破ることはない、自分に強いた掟は存在する。その掟を自由に破れる存在というのが、おそらくMatchesなのだろう。ブルースが善の存在であるのなら、Matchesが悪であり、そのちょうど真ん中に位置する、完全な善でもなく、かといって、完全な悪でもない中立の存在がバットマンなのかもしれない。この3つのアイデンティティの中で、彼は一体誰なのか、彼を一番定義づけるものは一体何なのか、ということになってくる。
これがクレイフェイスだと、常に彼はアイデンティティの問題について苦しんでいる。(A Piece of Youにもつながってくるが)クレイフェイスは誰にでもなれるので、結局自分というものを持たなくても生きていける。もっと見た目が「カッコイイ」ようになりたいと願った悲劇だが、もし姿が変わったら、それは自分なのだろうか、という問いが浮かんでくる。クレイフェイスは誰かの真似であり続けるので、他人の影であり続ける。他人に依存しないと生きていないのだ。Graveyard ShiftのNowhere Manなどもそうだが、誰にでもなれるがゆえに、誰でもない存在なのである。
ただ面白いことに、私たちもまた、だいたい違うアイデンティティを持っている。名前が違うというだけの意味ではない。会社で見せる顔、SNSで発信する顔、家族に見せる顔・・・または肩書も位置づけも変わるのだろう。時と場合により、社長と呼ばれたり、父親と呼ばれたり、またある時は伝説のヴィジランテとか?(笑)でも、本当の自分は自分だけがわかっているはずだ。自分が本音を出せる場所、自分が一番安心できる場所。そこが自分のあるべき場所、姿なのだろう。では、「彼」が「彼」でいられる場所とは・・・?
実は以前から思っていたのだが、バットケイブはバットマンにとって一番中立の場所だと思っている。Hushではバットマンも一番プライベートなところであると言っている場面がある。バットマンの心の象徴であるバットケイブは、バットマンとブルースの境界をよく表している。バットスーツを着るときにブルースからバットマンになるのだが、その変化のプロセス(もちろん逆も)が行われる場所であり、彼の両方のアイデンティティが混在する場所でもある。バットマンがカウルを脱ぎ、モニター画面を見つめるシーンがよく描かれるが、あのシーンは彼がバットマンでもあり、ブルースであるという概念をよく表している。ブルースの理性とバットマンの頭脳と力。それが合わさって初めて、彼というものが構成されているのではと思っている。そのバランスはデリケートなものであり、どちらかに天秤が傾いてしまえば、彼の人格崩壊にもなり得る、と考えている。Black& White vol.1にTheThird Maskという作品があるが、あの作品では人格を二つ以上に分けることで、そこから生まれる無限の可能性を探るものであった。バットマンでもなく、ブルースでもない彼に制限はなく、そこにあるのは、理性も掟も全て失ったもの・・・(R.I.Pのあのバットマンもそういえば第三のアイデンティティと言えばそう言えるのかもしれないなあ)
Matches Maloneのアイデンティティは確かにバットマン、ブルースの可能性を大きく広げることになるのだが、彼は逆にその人格に入れ込みすぎてしまったのは、彼自身の罪の意識である。彼は、かつて死んだ(と思っていた)Matches Maloneになりすますことで、自分の目的の達成と同時に、Matchesの名誉をも引き継ごうとしていた。ただ、バットマンは結局彼の人格を隠れ蓑に、ただ自分の都合のいいように使っていただけで、悪く言えば、クレイフェイスにも似たところを感じる。特にバットマンがMatchesを使って築き上げた「評判」はいいものではなく、そしてMatchesがスカーフェイスに撃たれるのも、結局はと言えば、バットマンのスパイという人格に仕立て上げたバ��トマンのせいである。生前にCarverにMatchesが、「自分が誰だかわかってるんだろうな。お前はMaloneだ。無駄なことをしゃべるな」と言っていた。だが、バットマンがMatches Maloneを敵に秘密をもらすようなスパイという存在にしてしまったことで、もともとのMatchesの人格を壊したあげく、当の本人を死に追いやったわけでもある。(よく考えれば、これはこのままMalone兄弟が誤って人を殺し、Carverが自殺した場面と対称の関係になっている)だから、バットマンが本当にMatches Maloneとして生きることで、そして彼の復讐をすることで、本物のMatchesの罪滅ぼしをしようとしているのである。ただ、そのMatchesのアイデンティティがあまりにも自分によりふさわしいように思えた彼にとって、バットマンというアイデンティティすらも捨てることになろうとは思っていなかったのだろうが。
Remember who you are. 自分が誰なのか、思い出せ。CarverがMatchesに残した遺言である。マッチボックスに書かれたその言葉は、死に際のMatchesからバットマンへと受け継がれている。最後に、あのMonarch Theater (無論、ブルースが最後に両親と映画を見たあの場所)でバットマンはスカーフェイス、Ventriloquistと対決するわけだが、最後にMatchesに入れ替わって「バットマンは殺せないが、俺は殺せる」とスカーフェイスから奪ったマシンガンを構える。ただ、殺す前に、Matchesはマッチをつける際にマッチボックスの言葉を見る。Remember who you are. それは自分を失いかけたバットマンの心にまっすぐ届く。バットマンは、バットマンなのである。たとえ、どんな偽名を、どんな姿をしていようと。それを忘れれば、彼は築き上げてきたものが崩れていく。そして、彼が一番大事にしていたものを、なくしていくのだ。理性そのものを。特に、あえてMonarch Theaterを対決の場所に選んだVaughanの設定にうなずくしかない。あのTheaterの裏で、バットマンが生まれたのだから。バットマンがバットマンであるのには、両親が殺されたあのオリジンがあるから。それがなければ、ただの犯罪者と同等レベルまで落ちるだけだ。自分がどれだけコントロールを失ったか理解し、バットマンはマシンガンを捨てるが、Macthesとの約束は果たす。スカーフェイスをマッチの火で焼くのだ。その後のVentriloquistの言葉は意外と重い。「彼はただの人形じゃない!スカーフェイスは実在している!人間なんだ!」それはバットマンが犯したミスの本質を突いているような気がするのだ。
バットマンのアイデンティティは長年にわたって問題になってきたが、短いながら第三者を通じてバットマンを分析するこの作品はとても興味深いものだ。バットマンはたまに道を外すのだが、どんなことがあってもその道から大きく外れることがないのは、彼は孤独でいながら、いかに(彼自身が気付いていなくても)周りの人に支えられているかだろう。アルフレッドに、バットファミリーに、そしてゴードンなど。そしてもちろん彼の精神は常にあの通りにある。あの二発の銃弾が放たれた場所。あの場所で起きた出来事が、彼を形作った。それを忘れない限り、彼は彼のままでいることだろう。
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tkatsumi06j · 7 years
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コラム:【超ネタバレ御免】神ゲー『Horizon Zero Dawn』 #ホラゼロ についてどうしても語りたい
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先週末は連日 #HorizonZeroDawn というゲームの攻略に費やした。妻と交代交代で妻が平日・休日仕事に行くまでにアイテム集めやスキルアップ、私が休日の仕事の合間に主に大規模戦闘を担当(笑)し、コツコツ進めて3週間くらいでやっと物語終盤。
しかしヘヴィなテーマの物語だ。
『HorizonZeroDawn』略して『 #ホラゼロ 』は、旧人類絶滅後千年後の世界を舞台に、継ぎ目のない世界を旅して回る #オープンワールド ARPG。絶滅後の荒涼とした世界を文字通り自分の足で駆け回る。ありがちな設定で、そこに生きる新人類は原始的で狩猟を生活の糧として生きる。
『ホラゼロ』では、多様な"部族"間の交流は物々交換によってなされる。「金」という概念は存在せず、「納税」という概念の有無は不明だ。旧人類の"悪しき"文化は伝わっていない。それは絶滅に瀕した旧人類の深慮ある知恵だったのだが、正直要らんお世話だった。先ほどRTしたツイートに、"We Aren’t the World"(我々が世界な訳ではない)という言葉は当にその通りで、旧人類の叡智を集めた「知識の伝搬」は、新人類には無用の代物だった。「知識」にアクセスできる人間は限られ、そこに「階級」を生んだからだ。
『ホラゼロ』では、この「知識へのアクセス権」が「神」と「神の代弁者」を作り出す。今の世界とそう変わりはない。そんな中で「掟」が生まれ、掟を守らないものは部族から締め出され「異端」とされる。この物語の主人公のアーロイは、生まれながらにしてその「異端」である重い宿命を持つ少女だ。
アーロイの出自は不明で、父と慕うロストという男も「異端者」で、出身部族とは会話すら禁じられている。ロストがなぜ異端となったかは物語終盤で明らかになるが、偏狭な部族の掟や旧人類の不必要な戒めにより生き方を縛られる不幸な"親子"のドラマが『ホラゼロ』の物語の醍醐味でもある。
『ホラゼロ』ではこの不遇の主人公アーロイが,部族の「掟」の外に飛び出し,自らの出自の謎を解き明かす壮大な旅に出るのだが,その真相は新人類誕生の起源にまで繋がる重大なものだったことが終盤になって分かる。
(※ここかから本格的にネタバレ注意)
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アーロイは旧人類が絶滅寸前に実行した『ゼロ・ドーン』という壮大な計画の“直接"の産物だった。計画は,人類の絶滅を危惧したある有能な科学者が立案・計画・実行した人類の保存・再生計画だった。しかし旧人類の過ちを繰り返させたくはないため,その"親心"で様々な保護措置を講じていた。
旧人類が絶滅寸前に至ったのは,ある巨大企業が開発した技術が要因だった。 『ホラゼロ』の世界では,大小様々なロボットがまるで生き物として人類とともに自然界に暮らしている。このロボットたちが狂暴化するまで,人類は狩る側と狩られる側の弱肉強食にありながらも,”平和的に”共存していた。 自然の摂理がそこにはあった。
しかし実は旧人類の科学者らにより創られた摂理だった。ロボットは,旧人類絶滅後の世界の均衡を保つために,人類を補完する存在として創られ,展開させられていたのだ。 しかし,何もかもが設計通りに行く訳がない。その数々の誤算が新人類に危機をもたらしていた。
旧人類の最大の誤算が,『ゼロ・ドーン』計画のコアとなる「ガイア」システムを支えるサブシステム「ハデス」の暴走だった。もともと「ガイア」の目的は,破壊し尽くされた地球を再生し,人類や生物を再び誕生させ,人類に叡智を授け,人間らしい感情を育み,再び人類社会の繁栄を促すことにあった。「ハデス」はそのために,必要悪な「破壊」を司るシステムで,「ガイア」による地球再生(テラフォーミング)が万一失敗して生態系が”不良”となった場合に,テラフォーミングそのものを”逆転”させて生態系をすべて破壊し,その後「ガイア」に再び再生をさせるための「一掃」を行うシステムだった。
ところが,「ガイア」システムは設計者の思い通りには機能しなかった。サブシステムでしかない筈の「ハデス」が何らかのきっかけで”自我"に目覚めて暴走し,破壊プロトコルを実行しようとしたのだ。「ガイア」はこれを察知し「ハデス」を止めるため自ら自爆し「ハデス」を道連れにした――かに思えた。が,「ハデス」は健在で,旧人類の欲深き者たちに力を与える「邪神」として崇められるようになる。
そうして邪悪なハデスの力により,人間を補完するシステムのパーツであった筈のロボットたちは「穢れ」てしまい,暴走して旧人類の敵となる。だが「ハデス」の目的は人類を支配することではない。「ハデス」の目的は人類を含む生態系の一掃である。しかし「ガイア」はすでに自己破壊しているため,「ハデス」がプロトコルを実行してしまったら,地球は再生できなくなる。まさに”地球の危機”だ。
しかし,「ハデス」は”邪悪”なものに思えても(そう描かれてはいても),実は悪意を持たない。或いは”今の”「ハデス」は”邪悪”といえるのかもしれないが,それは「ハデス」自体の不備ではなく,設計した人間の不備だった。ただし,その「ハデス」にすら,”緊急停止スイッチ”は存在する。
(※以下、究極のネタバレにつき注意)
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「ハデス」を緊急停止させるフェイルセーフ機能。それが「マスターオーバーライド」と呼ばれるもので,これはアーロイにしか制御できない。アーロイはまさにそのために”創られた”のだ。
「ハデス」は,比較的知能と科学文化の発達した部族の中の邪なる野��を持つ者「シャドウ・カージャ」に力を与え,その中から選りすぐりの軍隊を組織し彼らに故郷の奪還を約束しながら,実は自らの計画を推し進めるために彼らを自己の機能の修復に利用する。その計画とは勿論,「生態系の一掃」。「ハデス」は『ゼロ・ドーン』計画のプロトコルを忠実に実行しようとしているに過ぎない。そのため障害となるものは無慈悲に”排除”する。(実はまだ終盤とはいっても”決戦”前なので「ハデス」がどのような姿形と機能を持っているのかは把握していない。だから「排除の」方法も実は不明だ)
ウイル・スミス主演の"I, Robot"という近未来SFがあるが,ここに登場するのも,古くは手塚治虫の『火の鳥』にまで遡る「人工知能による人類の粛清」というテーマだった。人間より遥かに知能の発達したAIが人類を「不適格者」と判断してその抹殺のため暴走するというストーリーだ。
“I, Robot"にも登場するアシモフの有名な「ロボット三原則」は #ホラゼロ の物語の中には登場しないが,そ三原則が存在しているとは暗示されている。「ガイア」が自爆したのもその三原則に拠るものだと想定できる。この三原則をしばしば自己矛盾を来す。「ハデス」でもそれが起きている。だが,「ハデス」を暴走させた”何らかの意思"がある。その存在は本作では明らかにされないらしいが(だからこそ誰もか続編に期待するのだが),「ガイア」システムの中なのか"外"なのか。とにかく"外的要因"により完璧な筈の「ガイア」システムに綻びが生じた。
そもそも人間の造るものに完璧なものなどない──それが #ホラゼロ のメッセージのような気がする。そもそも「ゼロ・ドーン」計画は,旧人類の死滅が予期されたからこそ計画されたものであり,その計画を立案する嵌めに陥ったのは,某企業の設計ミスによる治安維持部隊ロボットの暴走に起因する。
この超巨大企業「FARO」は,ロボットに自己増殖機能を与え,生殖機能の無いロボットに”繁殖”の力を付与してしまった。そのロボットが暴走し,結果として異常増殖したロボットが数で人間を凌駕し, 人類を死滅に至らしめた。
これが『FAROの災厄』である。
人間の造るものに完璧はなかった。それは『ゼロ・ドーン』計画も「ガイア」システムも同じだった筈なのだ。いかに緻密に,人類の叡智を選りすぐって造り上げた「フェイルプルーフ」なシステムでも,人間は神にはなれない。神の真似事もできない。だから何重にも防護措置を設けて,エラーを予期する。それでも,失敗を余儀なくされる。
このゲームは(もはや一篇の映画作品といっていいが),重いメッセージを含んでいる。ありがちな,世紀末的な世界観で単純な「性悪説」で人類の愚かしさを描くものとは一味違い,「人がどんなに誠心誠意努力しても,人は神にはなれない」という現実を突きつけてくれる。同時に,「では人とはどうあるべきなのか」という命題を与えられたような気になる。どんなに文明が進んでも,知能や技術が発達しても,人の知能は自然に劣る。「敵わない存在」「適わない夢」がそこにある。これを自覚すること,限界を知ることって,ものすごく大事なのではないかと思う。
『ホラゼロ』では,旧人類の「愚かな神々」は,自らの技術が生み出した破滅の輪を,更にそれを上回る技術で閉じようとする。しかし人智の及ばないところで生じる「エラー」を,結局科学者たちは予測しきれなかった。というより,予測しなかった。その人類の傲慢さが人類の滅亡を招いたのに,国境や文化を越えて全世界の叡智を集めて、決死の覚悟で、崇高な使命感を持って進めたのに,『ゼロ・ドーン』計画は結局,思い通りの結果を生み出すには至らなかった。それは不可能な夢だからだ。人が見てはいけない不可能な夢。それを限りなく具現化しようとしたからこそ,「綻び」が生じた。
「綻び」があって当然なのだ。
人が造るものなのだから。むしろ「綻びは一切生じない」と考えることこそが傲慢で、人は謙虚になる必要がある。それは、どの"システム"でも同じだ。民主主義という政治システムもそう。「何事も人の考え出すものに完璧はあり得ない」。こう理解することが大事なのだ。
更に、改革や革新を求める"人の善意"もそうで、いかに"well-intended"であっても予期しない結果や過程をもたらすことは可能性として決して「ゼロ」ではない。そう捉える心を持たなければ、独善に陥り、FARO創設者のような取り返しのつかないことに陥る結果をもたらし得る。
『ゼロ・ドーン』計画は、人類に新たな地平(ホライゾン)をもたらすためのものだった。しかし人類は千年の時を経て原始の文明に戻っても、同じ過ちを繰り返そうとしている。本当に人類に新たな地平を示すには、アーロイが未来を切り拓くしかないのだろう。これから私も彼女とともに最後の戦いに臨む。
以上、超ネタバレ御免。どうしてもこの胸熱な、「神ゲー」と呼ぶにふさわしい、神でない人間の作った重厚な物語について、思いを言葉にして語りたかった。でも明かしていないディテールは沢山あるので、まだプレイ途中の人や購入を検討している方は是非本編で謎を解き明かしていただきたい。
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wenoog · 7 years
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2008/1/9 (Wed.) 11:39:06 高遠優子は多重人格である。誰もそれを知らない。 「高遠」の中には、シリアルキラーの高遠、吝嗇家の高遠、拒食症の高遠、ペドフィリアの高遠、普通の高遠などがいる。 しかしそれらのどの人格も、(頭の中はどうあれ)、普通の高遠らしい振る舞いのみをする。 例えば、菜食主義者やムスリムの高遠でも、「高遠」にとって食べることが自然な場面では、豚カツでも豚の丸焼きでも我慢して食べる。 お風呂に入るときは肩まで湯につかるし、吝嗇家でなくてもシャンプーのむだ使いはしない。 ただしシリアルキラーの高遠だけは、高遠らしくなく人を殺すことをしてしまうが、それでもなるべく高遠っぽい殺し方を選ぶ。 このように高遠たちの高遠が常に普通の高遠である、という偽装はおおむね完璧なので、 誰も高遠の正体に気付くことは出来ないのだ……という夢をしだり川が見た。 2008/1/11 (Fri.) 10:33:11 連続猟奇殺人犯の高遠、そしてその犯行を目撃してしまうしだり川。 しだり川は高遠を問い詰めるが、解離性同一性障害を患っている高遠には、自ら手にかけた遺体を前にしても状況を理解することはできないのであった。 しだり川は記憶のない高遠を救うため、匿ったり現場を隠蔽したり、わりと親身に行動する。 一方で高遠はそんなしだり川の思いも知らず、新たな人格ばかり発現させて周囲を困惑させる。 そして現れる第二の殺人鬼…。 現場から消えた靴下の謎。 ヒストノ=エチオピクス、僕殺魔法少女、そしてコナミルクとはいったい? 果たして彼女たちは凛ちゃんによるアルマゲドン(最終戦争)の恐怖から人類を救うことができるのか……!? 多くの登場人物をあっさり殺しつつ、「生きる」とはなにかを読者に説き続ける青春活劇。 そういう内容のモリタが描いた漫画。 基本的にしだり川がひどい目にあうだけ。 2008/1/12 (Sat.) 03:40:05 「自らを神と呼ぶ者は、我以外須らく呪われるべし」 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ それは特に何の変哲もない夕方の事だった。しだり川はバイトに行く途中に、突然自分に天啓が降ってきた事に気付いた。 「そうだ!何故今まで考えつかなかったんだ!メタ・マニュアル!」 それまで、しだり川は、散発的事象に対応するためのマニュアルの整備に専心してきたのだが、同時にその作業に行き詰まりを覚えつつもあった。 なぜならそのようなマニュアル作成は、どうしても事態の後手に回りがちであったからである。 「しかし…マニュアル作りのマニュアルをしっかりと持っていれさえいれば、いかなる事態にも迅速な対応が可能となります。 言い換えれば、今までの一次的マニュアルたちの統合と止揚によるメタ・マニュアルの作成こそが! 真のマニュアル作成への正しい第一歩と呼べるのです」 しかしこの時まだ彼女は知らなかった…メタ・マニュアルの完成はさらなる上位メタメタ・マニュアルへの入り口に過ぎないこと、 ついに統一マニュアル理論を完成し、全世界のマニュアリストから賞賛を受けること、 さらにはその活躍ぶりをモリタが伝記漫画にして一儲けすることなどを… 2008/1/16 (Wed.) 02:44:18 「爆弾を仕掛けただって!?」 「貴様らのファニーボーンに爆弾を仕掛けた。  後ろの席の人と話そうと振り向いたが最後、椅子に肘をぶつけ、ボン!!だ。」 「なんということを・・・」 そのとき高遠は、ふと、ある事を思い出しました。 シェイクミックスの携帯の待ち受け画面は・・・チェ・ゲバラ! 2008/1/22 (Tue.) 00:07:40 本の執筆に励むエチオピクス。 クロコダイルは、博士に質問をした。 「今書いているのは、ある特殊な心理学についての本よ。 心理学って何かですって? それはねえ......」 エチオピクスが、割にやさしく、わかりやすく解説する。クロコダイルは、心理学の概念を知って、震えあがる。 (そんな......そんなものを真壁さんが知ったら、どうなることだろうか! きっと、毎日���の行動を分析したり、変な解釈をつけるんだろうな。毎日毎日...... 考えただけでもやりきれないよ...... 隠さなければ 隠すんだ......) その後、そこらじゅうに心理学の参考書をばらまくエチオピクスと、 それらを真壁マリの目に触れないように、必死で片付けるクロコダイルのドタバタシーンが入る。 何回かニアミスがあるが、何とか誤魔化すクロコダイル。しかし、ほっとした瞬間に、マリに本を見つけられてしまう。 「なにこれ」 (ああ......) しかし、意外にも、マリは心理学に興味を持たなかった。 「私は、占いとかそういうばかばかしいことは、もう卒業したのよ」 逆にクロコダイルが心理学にはまってしまい、夜な夜な、好きなバンドの歌詞を分析したり、変な解釈をするようになる。 (こ...これって何の象徴なのかしら......うわー!) ヒストノ=エチオピクスの著書「改造人間の心理、または人間心理の改造についての考察Ⅰ」は、 その長きに渡る執筆にもかかわらず、いまだ未完であり、完成が待たれています。 2008/1/23 (Wed.) 14:01:59 "ヤマダの独占欲がカズサを襲う!" カズサは子供達の人気者。 それを見ていたヤマダは カズサを独占しようと考えある殺人兵器を使用する... カズサはひどい目に遭う。 ------------------------ 私は、兵藤カズサのような人間になりたかった。 いや、なりたい。よし、なろう。なってやる。 知識を得ることで得られる純粋な悦びを味わいたい。 カズサのように勉強することによって得られる純粋な喜びに夢中になりたい。 だが"勉強する"の定義が分からん!分からないのだ! それは私が無知であるからだろうか? そうだ!そうに違いない! まずは自覚するんだ! 自分の無知を知るべきなんだ! 2008/1/29 (Tue.) 22:04:10 「嫌悪戦隊イヤレンジャー」 生理的に不快なヒーロー。 5人それぞれが違ったスタイルで嫌悪感を演出している。 「アンケート:悪の組織に聞く、一番戦いたくないヒーロー」で、5年連続一位。 「あいつらだけは見るのも嫌だ。特にピンク。」 「奴らが現れると、部下も市民も逃げ出すので戦いどころではない。ほんとにおぞましいよ。特にピンク。」 「ピンクが出てきただけで部下達が泣いて謝ったよ。」 「ピンクが怪人にウインクしただけでそいつの所属する組織が壊滅した。」 「グリーンはまだマシな方。」 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ イヤなグリーン「グゲッ、グゲゲゲッ。」 ガーパイク「うひぃ・・・お、俺、あいつ苦手なんだよう。」 イヤなグリーン、近くのガラクタを投げつけてくる。 クロコダイル「こ、この爬虫類めっ!!」 ガーパイク「お前もだろ・・・。」 2008/2/2 (Sat.) 16:49:23 彼女たちの学校で昔の携帯ゲームが流行する。 ケイタイのゲームじゃなくて、ポケットに入れて携帯できるようなやつのことだ。 それもインベーダーとかテトリスとかいう正規のやつじゃなくて、著作権的に危ういネイミングの、つまりパクりのやつが受け入れられた。 一つの機械に平均十種類ほどもミニゲームが入っているという手軽なうさんくささに惹かれたのだろう。 休み時間になると皆で一つのゲームを奪い合う。 モリタは頻りにコナツを勧誘する。 「ほら…コナツ、やりたいんだろう」 「別に」 コナツは本当は少しだけ興味があったのだが、興味のない者まで無理に仲間に引き込もうとする周囲の雰囲気が嫌で、無関心をきめこんでいた。 モリタはコナツがいらだっているのに気付かぬ様子で、しつこくゲームを押し付ける。 「我慢するな、ほらほら」 「うるさい!」 コナツは我慢出来ずにモリタを怒鳴りつけてしまう。 モリタははじめびっくりしたような顔をしていたが、やがてひどく落ち込んだ様子でうなだれてしまった。 コナツはその顔を見て罪悪感を感じたが、一度怒鳴ってしまったものは取り返しがつかない。 それから、その場面を偶然目撃していたしだり川は、家に帰るとすぐにそのことを自分の感想を添えて日記に書いた。 2008/2/4 (Mon.) 20:46:17 朝、モリタは授業が始まる前の浮いた時間を、自分の席でぼーっとして過ごしていたところ、 携帯電話が制服のポケット内で小刻みな振動を始めたことに気づいた。 振動を続ける携帯電話を取り出し、発信主を確認すると、モリタはぎょっとした。 (小夏!?古名瀬小夏から電話だと?) 普段、滅多に電話などかけてくることの無い小夏から電話がかかってきたのである。 非常にめずらしいことなので、モリタは緊張しながら電話に出た。 「・・・・・・私だ」 「はは、何それ(笑)私、小夏だけどさ、モリタはもう学校に着いてるかな?」 「ああ、もう一時限目の準備まで終わっているぞ・・・何かあったのか?」 「いや、ちょっと寝坊しただけで、大したことは無いんだけどさ、  運が悪いことに、今日は日直なんだ・・・  おそらく、学校に着くのは一時限目が始まる直前になると思う。  ・・・だからさ、悪いんだけどモリタ、私の代わりに日直の仕事しておいてくれないかな?  もちろん朝の分だけでいいんだ・・・頼まれてくれるかい?何かお礼はするからさ・・・」 お礼、と聞いてモリタはこの取引が自分にとって有益なモノであると感じた。 (あの小夏が、わざわざ借りを作ってくるなんて、  寝起きで頭が回っていないのか知らないが、これはチャンスだ!) モリタはこの取引によって生じるであろう見返りを空想し、思わず笑みがこぼれていた。 「そ、それじゃあ、私の言うことを一つだけ聞く、という条件でどうだ・・・?」 続かない 2008/2/6 (Wed.) 18:52:42  2月6日(水) 今日、学校のあとで、モリタは繁華街のカラオケにくりこもうと提案した。 その計画には気がすすまなかったが、彼女の嘲弄の的になるのがいやさに承知した。 わたしたちは、シェイクミックスと一緒に行った。店を出しなに、ひとりの改造人間にぶつかった。 モリタは、少々ラリッていたのだろう、その女をつきとばした。その女は、わたしたちの行く手をさえぎって言った。 「通りたい奴は、この怪光線を越えて行くんだな。」 入口の闇のなかに、義眼がぎらりと光ったのをおぼえている。モリタがふるえあがって後へさがる。 わたしとてこわかったが、マニュアルが恐怖を克服した。武器を引きだすふりをして、胸元のポケットに手をやると、きっぱりと言った。 「通りでかたをつけましょう。」 見知らぬ女は、今度は口調を変えて、答えた。 「気に入った。あんたらをちょっと試してみたかったのさ、ダチ公。」 そして親しげに笑った。 「ダチ公とおっしゃるのはそちらのご勝手ですがね」と答えて、わたしたちは通り抜けた。 義眼の女は一人でカラオケボックスにはいっていった。 あとで聞いたところでは、それはクロコダイルとか、獣王クロコダインとか、なんでもそんな名前で、気の弱いので有名な改造人間だった。 通りへ出てしまうと、それまで黙っていたシェイクミックスが、わたしをぴしゃりとぶって、大げさに叫んだ。 「三人いて、銃士がひとりか。よお、マニュアリスト!」 モリタは、自分のひるむところを見られたことで、決してわたしを許さなかった。 2008/2/11 (Mon.) 03:03:12 まるで病院の通路のような場所を、小夏は二人の男に連れられて歩いていた。 (あれ?どうしてこんな事になってるんだろう。今までの過程が思い出せない・・・。  夢・・・なのか?だとすれば、ずいぶん変わった夢だなぁ。) 通路の先に大きな扉があった。その扉を抜けるとさらに大きな扉があった。 扉が開くと、そこにはモリタが待ちかねた様子で座っているのだった。モリタが言った。 「ようこそ小夏!突然連れてきてすまない。ちょっと強引だったかな。  しかし、これには理由がある。実は、もうすぐ世界中が炎に包まれて  この世から人類が消滅する・・・この地下シェルターに居る人間以外はね。  ねぇ、小夏。ここでは私の好きな人たちだけを集めて住ませてあげてるんだよ。  その中でも、小夏は特別なんだよ。私と一緒にこの世界を作り直そう!  きっとみんなが幸せになるし、みんな小夏の事も好きになると思うよ!  そうだ、小夏が好きなファミレスもこの中に作らせたんだよ!後で一緒に行こうね!」 小夏はモリタの背後の壁に掛けられた掛け軸を見る。 (ウェルカム トゥ マイナイトメア・・・そういうことか!これは確かに夢だ。  それも、モリタが見ている夢・・・モリタは現実の世界を夢の世界と挿げ替える気なんだ!  あの掛け軸はそれを私に気付かせる為に残した、彼女の最後の良心なのだ・・・。  かわいそうに、モリタは自分を他人とは違う特別な人間だと思い込んでいたけれど、  世の大勢の人々と同じ生き方を自分もしている事が許せなかったんだろう。  それでこんなちんけな世界に君臨して・・・そんな世界も面白いかもしれないな。  でも、モリタをそんな大悪党にする訳にはいかない。あの子とあたしが親友だというのなら!  やるしかない。あたしの手で、あの子を始末してやろう。  思えば、あたしはこの時の為に魔法少女になったのかもしれないなぁ。) 2008/2/11 (Mon.) 20:44:21 家族が皆死んだせいで、主人公の少年が狂ってしまい 世界に復讐を試みるライトノベルを先日読んだ。 複雑な家庭環境や幼少時のトラウマで動機を説明しようとするのは、 話としては分かりやすいが、なんだか浅い。 逆に、先日読んだある漫画では、主人公の少女には家族がおらず 遠い親戚のおばあさんと二人で暮らしているのだが、 おばあさんが死んだときに少女は全く悲しまない。 これは上のような物語に対する一種のアンチテーゼとして機能しているが、 やはり少女の超然とした態度の原因を家庭環境に求めてしまうのは 私が俗物だからだろうか。 古名瀬は以前、人が死ぬのを悲しむのは その人を失う自分自身を悲しんでいるというような事を言っていたが、 (何の話だったかよく覚えていない。私は記憶力がすごく悪い) もし父が死ぬようなことがあって、全然悲しくなかったなんて言ったら 古名瀬はどんな顔するだろう? そもそも父の話自体したことがなかったか。 話す機会がないし。古名瀬は私に何も質問しない。 だいたい、唐突に身の上話なんか始めたって、 引かれるぐらいならまだ良い方で、古名瀬の事だから こちらの思惑なんか見透かして安い不幸自慢ぐらいにしか捉えないだろう。 ……父が死んだら悲しいだろうか? ……想像もつかない。 いや、そんなことは想像しなくて良いのだ。だいたい、 こんなことを考えるなんて不謹慎だぞ。お父さん、ごめんなさい。 でも毎日看病してあげてるんだから、これくらい許してくれるよね? 2008/2/12 (Tue.) 21:01:50 小夏「こんな話があるんだ。ある村に都会から男の子が引っ越してきた。村の人達は優しくて、友達もすぐ出来た。  ところが、村で恐ろしい殺人事件が起きてしまう。しかも村の人達はそれを村の神様の祟りだと思い込んでいて、皆が大パニック。  これは祟りに見せかけた殺人事件に違いない、一体誰が犯人なんだ!?  ・・・と思っていたけど、実は本当に神様の祟りだったんだ。」 昨夜「それで、どうなったの?」 小夏「さぁ、知らない。そこで読む気失せちゃって・・・。」 昨夜「あー、なんかわかるわ、その気持ち。」 2008/2/15 (Fri.) 15:41:21 「バレンタイン終了を祝ってチョコレートを食べる風習が日本にはあります。」 カズサはもちろん、高遠さんからチョコを貰えませんでした。 誰からも貰えませんでした。 「ふん、バレンタインだなんてばかばかしい」という主張を繰り返しているので、態度には表せませんが、微妙な気分です。 ユズルとか顔可愛いし案外もらってるんじゃないか?とか、 シュンはどうせ水谷香歩とかから貰うんだろ?とか、 そういえば川林は女と同棲して…みたいなことが頭をよぎりますが、 「何を考えてるんだ! 他人のことなんて関係ない!」と思い直す。 でもなんかモヤモヤして…。 一方シュン君は前髪が邪魔で前が見えません。 2008/2/17 (Sun.) 18:42:19 カズサ達のクラスで、音楽鑑賞の授業があった。 有名な現代音楽作品で、打楽器のみのアンサンブルで構成されていた。 シェイクミックスは、演奏が始まって1分もしないうちに、 ことさら大きな音を立てて席を立ち、教室を出て行ってしまった。 カズサは、その曲を一聴してかなり気に入った。 彼は、姉に対する反動もあって普段ほとんど音楽を聴かなかった。 また、音楽を聴いて何となく気に入ることはあったが、 その感動を的確に表現する言葉を持たないので、 中途半端に感想を表明するべきではないと考えていた。 ただ、彼は授業に対しては真摯に取り組むべきだと考えていたので、 無理して感想を書き提出したが、自分の感想の稚拙さに辟易してしまった。 悔しくて、クラスメイトに感想を求めてみたところ、 「良く寝れた」とか「芸術って感じだった」とか 「先生手抜きじゃねーの」とかの答えしか返ってこず、 誰も正面切って自分の意見を表明しないことに落胆した。 そこで、高遠優子なら真面目に感想を述べてくれるのではないかと思い、 さっきの曲をどう思うか訊いてみた。 高遠は、特に何の感想も抱かなかったので、困ってしまった。 他の生徒は、何らかの感想を持ちながらそれを表明しないだけだったが、 高遠は、本当に何とも思わなかった。 2008/2/26 (Tue.) 21:13:29 悪の組織ギガンダー(仮称)もいよいよ追い詰められ、 正義のヒーローっぽい五人組にアジトを襲撃されて窮地に立たされた。 そこで博士は、クロコダイルに巨大化光線(もちろん失敗作!)を浴びせて形勢逆転を図った。 何故か上手いこと巨大化したクロコダイルは、誰もの予想を裏切るほどの圧倒的強さを見せ、 正義のヒーローっぽい五人組をいとも簡単に蹴散らし、撃退に成功した。 なんだか今日はいけそうな気がしたクロコダイルは、 そのまま正義のヒーローっぽい五人組の本拠地を潰しに行った。 しかし、不幸なことに、正義のヒーローっぽい五人組の本拠地の間近で、 クロコダイルの好きなバンドがライブを行っていたのである。 過去に、自分に関わった好きなバンド(と、言ってもたまたまそこに居た、とかそういう類) を何度も戦闘に巻き込まれて死んでしまっていたので、 今回も戦闘に巻き込んで死なせてしまうのではないか、 とクロコダイルは思い侵攻を躊躇していると、 自衛隊と思わしき戦闘機や戦車がたくさん出てきて、攻撃してきた。 攻撃は全然効かなかったが、撃墜した戦闘機がライブ会場に墜落したり、 流れ弾が飛んでいくといけないので、クロコダイルはライブ会場を守るように座り込み、無抵抗に徹した。 最初のうちはたくさん攻撃を受けたが、そのうち相手も分かってくれたのか、 攻撃を止め、ライブ会場に居る人達の避難を指揮するようになった。 それを見て、クロコダイルはあたたかな気持ちになり、今日はもう帰ろうと思った。 しかし、ここで帰って来た正義のヒーローっぽい五人組のニューウェポンによる必殺技が炸裂。 それを後頭部にまともに受けたクロコダイルは、ライブ会場へ前のめりに倒れこんでしまった。 その衝撃で両目の義眼が取れ、その義眼はもちろんクロコダイルの好きなバンドのメンバーを直撃。 地面と義眼の隙間から真っ赤なアレが染み出したところでコマーシャル。後半に続かない。 2008/2/27 (Wed.) 15:13:05 お前がいた頃は 目を合わせることも出来なかった お前はまるで天使だ その柔肌には涙が出るよ お前は羽根のように 清らかな世界を舞う あたしも特別ならよかった お前は最高に特別だよ でもあたしはしらみだ あたしにはモリタ程の才能もない こんなとこで一体何をやってるんだ ここはあたしの居場所じゃないのに 2008/2/27 (Wed.) 19:03:22 広大なネットのことだ、たまには間違いも起こる。つまりはデータの配送ミスというわけである。 郵便物において起こることが、ましてデジタルの世界で起こらぬわけがない。 2進数32桁もの数値の組み合わせからなる膨大なアドレスへ向け、ほとんど無秩序に毎秒発信されるパケット群。 それらのすべてがすべて、きちんと宛先に届くなどと期待する方が土台無理があるというものだ。 気付いていないだけで、案外しょっちゅう君のデータは間違った場所に届いているのかもしれない。 また、君も毎日不要なデータを受け取っているわけだ。 ただそれが、例えばファイルの一部とか無意味な符号とか、重要でないものだから気付いていないだけかもしれないのである。 そういうわけで、コナツのディスプレィに「しだり川の裸足を写した画像」がそっくり届いた。これも当然考慮されるべきことだったのである。 2008/2/28 (Thurs.) 00:03:10 最近は知り合いに勝手に通り名をつけるのが流行っている。 「そうねぇ、彼女には『水色アルカイダ』とか、『国産舶来アンテナ』なんてどう?」 「かっこいい! 私も普通と違うような名前ほしいな」 期待の眼差しを向けられているのに気付いて、コナツはわざと視線を外した。 「……。」 「通り名に皮肉を入れるのは……その、えっと、古名瀬さんらしくて面白いと思います…」 コナツはその言葉に振り向くと、今度は無言で見つめて少し笑う。 (指摘しようとしたくせに自信ないもんだから言いよどんで、逆に皮肉を言ってしまうなんて。 気付いてないんだろうな。面白いから後で教えてあげよっと) 「コナツのために私も考えたよ!『詩的殺戮者の不機嫌(キリング・ワーズ・ジェノサイド)』 『善悪不一致』『The Lust Future』『ツンデレエイローネイア』……いっぱい考えたよ!」 「うわぁ…やっぱりアンタはこういう厨二っぽいの得意よね。でも多分それスペル間違ってるし……ツンデレじゃねえ!」 「えへへ。それで、私もコナツに何かかっこいい名前を付けてほし……(ry」 その時、急に扉をひらいてやってきた小柄な少女はまっすぐに一同の元へと歩み、 会話をさえぎるようにして誇らしげにノートを掲げて見せる。 「皆さん! かっこいい通り名を作れるマニュアルができました!」 「……何それいらない」 「!?」 「……あのね、私もかっこいい名…(ry」 2008/3/5 (Wed.) 02:28:08 「りつりんって、ニックネームじゃないのか」 「なんか、そんな感じの名前の芸能人、いたよねー」 「ええ…次は何をにぎりますか?」 「まだ考えてない!魚以外!」 「あたしはエビ!」 「またエビかよ…たまには他のにしろよ…」 「じゃあ、この灰色のエビっぽいの!」 「蝦蛄ですね」 「そうそう、こういう話、知ってるか?」 「知らない!」 「まだ聞いてないだろ!」 「嵐があったとする。 船がいっぱい沈没する。 すると、その辺りでは蝦蛄だの蟹だのが沢山獲れて、しかも味がいいんだ。 何故だと思う…?」 「わかんない!」 「…考えたくない」 「へへ、りつりんちゃんはどう?ヒントは、食物連鎖」 「えーと…」 (なんだか変なお客さんだなあ…早く帰らないかなあ…) 2008/3/6 (Thurs.) 19:08:51 少女A(女子高生。少女Bを崇拝している) 少女B(少女Aと同じ学校に通う生徒。フランス文学が好き) 少女C(昨夜) A「古名瀬さん、こんなところでどうしたんですか?」 C「あれ? えーと、誰だっけ? そうそう、しだり川さん」 B「やあ、奇遇だね。バイト?」 A「ええ」 C「ねえ、これから二人でバリに行くんだけど、しだり川さんも一緒に行かない?」 A「パ、パリ?」 C「それはフランスでしょ」 A「すみません、濁点が読みにくくて」 B「そんな話はしてない」 A「古名瀬さん、どうしたんですか? 顔色が」 B「一杯引っ掛けてきた、これからもう一軒いくところ」 C「そんな話はしてないでしょー」 B「英語で言うとバンコクビックリショー」 A「(なんだこの二人、か、からみにくい)」 B「しだり川、しだり川って綺麗な髪の毛してるね。うなじとかも」 A「えっ? あっ、ちょ……はうっ」 C「お、いいねいいねー」 A「何が!?」 この後むりやり一行に参加させられるしだり川。数時間後、 酔いつぶれた二人を自宅に連れ帰ることになる。 はたしてコナツは裸足を見られてしまうのか! 2008/3/6 (Thurs.) 21:46:53 裏をかき、裏をかきしているうちに、犯人が無差別になっていき そのうちに本当に好きなものを書こうと思っても書けなくなってしまう。 未熟な自分をさらけ出すのが怖くて、 無様な自分をさらけ出すのが怖くて、 奇をてらうのは、愚かしい。 かわいそうに。 2008/3/7 (Fri.) 20:58:24 美巡「おろかなニーチェが狂った理由は、常識を疑いすぎたからだったそうだが、  私は素直に常識を信じてるが、狂ってしまったぜ・・・。」 -- 美巡ちゃんはまれに自分で料理することがある。 今日の料理は味噌抜きの味噌汁、タイトルは「汁」。味噌の代わりに塩を1kg使っている。 「じゃあ『塩汁』でいいんじゃない?」という考えも頭によぎる。 具はキャベツの葉一枚。実際に食べるかは本人の自由意志。 2008/3/9 (Sun.) 23:54:24 「フハハハ…!」 モリタの静かな嗤いが彼女の部屋に響いた。 研ぎすまされた刃の爪。その先端まで神経が巡り、空気のほんのわずかな揺らぎさえも感じられるほどに鋭利な輝きを放っている。 ついに我が腕は鉄の爪と一体化し、無敵の凶器と化したのだ。 もはや誰の手も及ばぬ至高の存在。何人たりとも立ち寄れぬ境地へと至ったのだ! これでコナツに振り向いてもらうことができる。 あの冷たい瞳を。寂しい眼差しを。その細く白い手に手をつなぎ、毎日一緒に帰ろう! ──嗚呼モリタ! しかしお前はあまりにも無知! 確かにお前は非凡。だが! お前の真実の才能は決してその爪にあるのではなかった。 少女はその部屋の外にある絶望を知らない。己が信じる爪の鋭さに狂うことはできても、その脆さを知らない。 そして少女は扉を開く。 2008/3/11 (Tue.) 04:58:06 マニュアル・ライフのアニマル アベレージこそがハッピー ポリシーははがれおちても OK 2008/3/12 (Wed.) 14:30:29 コナツが怪我をした。 その日、モリタとコナツは廊下で喋っていた。その日コナツは上機嫌だったので、モリタは嬉しくなり、気分が高揚していた。 しだり川はそれを嫌そうに遠巻きに見ていた。 それでコナツがふざけたことを言ったとき、モリタはコナツの肩を叩いて笑ったのだが、いささか力が入りすぎてしまい、コナツはバランスを崩した。 コナツはよろめき、廊下を走っていた男子生徒と激しく衝突した。モリタは慌てて駆け寄った。コナツは肩が痛いと言った。 モリタは何回も謝ったが、コナツが痛そうなふうでもなくその謝罪を聞き流しているのを見て、大したことはないと思い、またおしゃべりを始めた。 コナツはずっと眉をしかめていた。モリタの肩を叩く手は少しは優しくなった。しだり川はそれを嫌そうに遠巻きに見ていた。 翌日、コナツは学校を休んだ。モリタは怯えた。しだり川はそれを嫌そうに遠巻きに見ていた。 モリタがケーキを持ってお見舞いに行くと、善良そうな妹が出迎えた。コナツの部屋に通された。 その部屋はなんだか甘い匂いがした。コナツは包帯を巻いてベッドにいた。 「やあ、モリタか」 モリタはその痛ましい姿に怯え悲しんだ、それと同時になんだかそれを綺麗と思った。 モリタが恐る恐る休んだ理由を聞くと、昨日帰宅しても肩の痛みが消えず、医者に行きレントゲンを撮ったところ鎖骨が折れていたという。 腕が使えないので、学校はしばらく休むそうだ。 「ごめん、ほんとにごめんね、コナツ……」 「ああ、いいんだよ、モリタ……」 モリタは嫌われただろうという思いでほとんど泣きそうになり、 コナツはもしかしてこの子はわざとやったのだろうか、いやこの子にそんな勇気などない、と逡巡していた。 モリタはケーキをコナツに渡した。しかしベッドサイドのテーブルに、明らかにケーキを食べた痕跡があった。 皿と、クリームのついたフィルムと、フォークである。 「ああ、さっき、ぶつかった男子が母親と謝りに来て、ケーキ持ってきたんだよ。馬鹿だよねえ、ケーキなんかあったって治らないのに」 モリタは何も言えなかった。 モリタは帰宅した。コナツの怪我の一因は自分にもあると、母親に告白してその男子のように正式に謝りに行かなければいけないかもしれないと思ったが、怖くてできなかった。 2008/3/13 (Thurs.) 15:01:07 昨夜「当時のマネージャーの川林は、『こんなバンド名じゃ契約が取れない』って言ってたけど、     ボクは『OK、じゃあバンド名を川林竹光にしよう。川林竹光か銀河最強・究極2号かどっちかだ』と言った。     すると3ヵ月後には契約を取ってきたよ。銀河最強・究極2号でね。」 2008/3/17 (Mon.) 15:01:14 私には家族がいない。恋人も友人もいない。 居るのはサイボーグとワニだけだ。 サイボーグに名前をつけて妄想の世界で敵と戦わせるのが唯一の楽しみだ。 そんなサイボーグ工場も先月不渡りを出し次で倒産となる。 酒の量は増え妄想の世界に逃げる時間も長くなった。 もうだめかもわからんね。 この前私の妄想がTV番組になったものを子供が喜んで見ていた。 地球が粉々になればいい。 2008/3/21 (Fri.) 15:48:15 モリタが みじかいくつしたを はいてきた コナツ「なんだそれは!」 モリタ「痛た・・・なにも殴ること」 コナツ「うるさい! お前がわるい! だいたいそんなの校則違反だぞ!」 モリタ「いいじゃん」 コナツ「よくない!」 しだり「どうかしたんですか?」 コナツ「しだり川もちょっと見てくれ、こいつの靴下を!」 しだり「え・・・あっ!」 モリタ「な、なに?」 しだり「そ、そんなの・・・! モ、モリタさん、おかしいですっ!」 コナツ「そうだ、モリタはおかしい!」 モリタ「そうかなぁ・・・」 2008/3/26 (Wed.) 00:41:19 誕生日だというのに、モリタは、一人だった。素敵な友人達はみんなどこにいるのだろう。 コナツ、昨夜、高遠、シェイクミックス、カズサ、ユズル、メケコ、めぐみ、凛、チート、あとしだり川たち。 今日、みんなはどこにいるのだろう。 他の所に住んでいる父親から来たバースデー・カードを、モリタは悲しそうに見た。モリタの所に届いた唯一のバースデー・カードだった。 「自分のまわりに友人の一人や二人当然いてもよさそうなこの日にこんなふうに一人ぼっちでいるのが納得いかない」と、モリタは思った。 とにかく彼女はバースデーケーキの火を吹き消していった。そしていきなり、ドアに楽しげなノックの音が聞こえた。 今このドアにノックする人は、一体誰だろう。彼女はドアを開けてみた。 そして、そこに立っていたのは、誰あろう、彼女の友人達だった。 コナツ、昨夜、高遠、シェイクミックス、カズサ、ユズル、メケコ、めぐみ、凛、チート、あとしだり川たちではないか。 入ってきておくれ旧友��ちよ親友達よ。大きな微笑をうかべて、モリタはよろこんで友人達を部屋の中に迎え入れた。 冗談を言っては笑い合いながら部屋の中に入ってきた友人達は、「ハッピー・バースデー、モリタ」と叫び、更に心からなるあいさつをした。 そして彼らは全員がモリタに飛びかかり、「これまでずっと、お前は嫌いだったのだ。 お前のことを友人だと思ったことは一度だってなかったのだよ」と叫びつつ、たいへんな勢いでモリタの頭を殴りつけていった。 みんなはモリタを殺してしまったのですが、とにかく彼女は友人達に囲まれて死んでいったわけですよ。 昔からのつきあいである友のモリタよ、ハッピー・バースデー。 2008/3/26 (Wed.) 16:05:07 ひょんなことから、小夏と昨夜の仲が気まずくなった。 具体的に言うとエッチな事件だったので、たいへん気まずくなった。 2008/3/27 (Thurs.) 14:33:32 しだり川。あのこもつまらんことをしたなあ! なんだって、あんな下らない真似をしでかしたんだ。へん、自分が英雄のつもりだったのかね?  アタシは別に死んでもよかったのに、いや、つまらんことを考えるな、コナツ、よせよせ! ばかばかしい。まったくどうかしてるんだな。 ふん、だけど、彼女が自分に酔ってたことは確実だな。いい気なもんさ、こっちは大迷惑、迷惑千万! これが僕の愛、これが僕の心臓の音、とかね。 さてもさても、へっへ、お涙ちょうだいって訳だ。おやおやこれは。よくよくのことだぞ。 だけどね、アタシは酔わないよ。そんなことは許しません、アタシは酔わない。彼女がどう死のうが、さうです、かのぢよは死にました、これで仕舞いさ!  まあ、なに、だけど今日一日くらいは悲しいふりもしといてやろうか、たれびとも世人に倣いてなりふり決める、それも世塵の処し方なれば、へへ。 モリタのやつ、同情するだろうな。案外怒るかしら。昨夜は何か気付くだろうさ。 しだり川。だけど、本当に死んだのかな。騙されてるかもしれない。あいや、もしか、あれは夢か。 へええ、どうした古名瀬小夏、ふん、お前もつまらん人間だな。責任逃れか何かのつもりか、関係ないさ。下らん。 えいえい、止めだ止めだ、いやなこった。まったくいやだ。いやだ、いやだ。いやだ。本当に、アタシはいやだよ。 しだり川。 2008/3/31 (Mon.) 01:09:42 クロコダイルが、真壁マリと、仲良さそうに話している。 **************************************** 「ねえ真壁さん、博士って、何の実験をしてるの?」 「さあ…でも、前やってた実験の話なら、聞いたことがある。 エチオピクスダイヤルってあるでしょ? 胸につけて回せば…」 「何をされても、しあわせ!」 「そうそう、それそれ。  で、その実験の時にねずみを使ってたんだけど、どこかの調節が不完全で、一匹ずっと幸せなままになっちゃったの」 「別に、いいんじゃないの?ずっと幸せなら、それはそれで——」 「不完全なままじゃ、製品にはならないでしょ」 「そ、そっか」 「そんなわけで、博士はちゃんと不幸せも感じるように、ダイアルを調節したんだ」 「あ、わかった。調節が失敗して、ねずみは、ずっと不幸せになっちゃったんでしょ?」 「残念、ねずみは幸せも不幸せも感じられるようになったんだよ。でも、確かに調節は失敗しちゃったんだけど……」 「どういうこと?」 「何をしたら幸せで、何をしたら不幸せかが、アトランダムになっちゃったの。  満腹になっても、幸せになるとは限らないし、電気ショックを受けても、不幸せな気持ちになるとは限らない。  全く同じことをしてても、それは同じで、喜びと絶望が不規則にやってくる。  だから、ねずみは自分が何をしたいのかが分からなくなって、ご飯も食べなくなって、死んでしまいました」 「うええ……」 (ねずみさん、可哀相だなあ。でも、待てよ。これは本当にねずみの話なんだろうか……) 2008/4/3 (Thurs.) 22:12:46 深夜に父から電話があったらしい。 なんでも近々こっちに一時的に帰ってくるだとか・・・。 朝食を食べているとき、母が姉とそんな話をしていたのだ。 (金にしか興味がないやつがなんでまた・・・) カズサはそんなことを考えていた。 母親は「うれしい」だとか「よかったぁ」とか頻繁に言う。 (度が過ぎている気がする・・・) カズサはそう思った。 これは、以前コナツが言っていた"認知的不協和"ではないだろうか。 つまり、母はあんな醜男と繋がりを持ったという不協和を下げるため 「結婚してよかった」と認知を変えて その不協和を解消しようとする。 カズサは悲しくなった。 (母さんはやっぱり・・・、 いや、だからこそオレがしっかりしないと駄目だ。) それから、カズサは学校へ行くため靴を履き 父親がいるであろう方向を、じっと睨んだ。 「いってきます」 そう言うと、カズサは玄関を出た。 ---------------------------------- 兵藤カズサのような人間を見ていると 葛藤こそがこの世で最も美しいものではないだろうか・・・ と思えてきました。 そんな人間に私は成りたいのです。 2008/4/4 (Fri.) 23:10:05 しだり川は、映像の為のアイディアをまとめて山女めぐみのところへいきました。 するとそこで山女めぐみが以前製作したという映像を見せてもらうことになりました。 それは簡単にいうと、さまざまなものが泥で汚れてゆく様子を撮影し、それを逆再生したものでした。 泥まみれのものから泥だけがきれいに落ちてゆくように見えます。 (出来ることなら、古名瀬さんの足を、はだしを、こんなふうに撮れれば。きっと美しい絵になる。  ああ、でも、いけない、彼女の足を汚してしまうことに!  例え一瞬でも、なんてことを考えてしまったんだろう!) その日の夜は、まんじりともしていられなかったしだり川、翌日コナツを見て何かうしろめたいところがあったりするのか、どうなのか。 2008/5/5 (Mon.) 12:17:42 「羞恥は高慢の外套である」 「愚者もその愚に徹すれば賢くなるだろう」 「人間のいない所、自然は不毛である」 「過剰は美である」 「愚者の非難を聞け! それは kingly title だ!」 「他の人が愚かでないなら、われわれが愚かなのだろう」 「女性の裸足は神の作品である」 2008/6/12 (Thurs.) 23:55:35 モリタに対する自論の展開 モリタが普通じゃないと言われてこうも喜ぶのは 天才願望があるからだ と推測する。 つまりモリタは天才になりたいのだ。 天才と呼ばれる人はなにかが欠落している。 私は、変人こそが天才にもっとも近い存在だと信じている。 常人と呼ばれる人はその普通と呼ばれる範囲を超えない。 いや、超えようとしない。超えると失笑が待っているからだ。 社会からの他人からの冷たい視線を浴びたくないからだ。 もし浴びてしまうと社会的な地位が下がってしまうからだ。 そういう教育を受けてきたからかもしれない。 惰性で生きましょう。周りに合わせましょう。 その方が企業にとって、社会にとって都合がいいのです。 なにかがぶっとんだ人間は扱いにくいのだから だからこそ普通じゃないと言われると喜ぶのだろう。 「ふふふ!私は遂に常人の域を超えたのだ!」と喜んでいるモリタが目に浮かぶ。 それに、欠落した存在の方がモリタにとって都合がいいのである。 なぜかというとそういう存在はやはり目立つのだ。 目立つことができればコナツの目を惹くことができるからだ。 そうすると結果的にモリタにとって利になる。 なんだか、あまり目立たない子が虚言によって人から注目を浴びる現象に似ている。 なぜ私はこんなことを書くのだろうか なぜなら私も普通じゃないと言われるとうれしいからなのである。 2008/6/18 (Wed.) 10:40:30 「たいへんなことをしてしまったぞ」 しだり川は興奮していて、心底困り果てていました ポケットのなかには古名瀬さんの靴下・・・しだり川はあたりを見回します 「ふう・・・ひとまずはばれてないようだ。  しかし、これからどうしよう」 そっとポケットのなかに手を入れてみて、その温もりに驚いて、狼狽して手を引き抜きます しかし、やがてすぐにばかばかしい、と思い直しました ポケットに入れていたから、温まってしまったのだ。なにも彼女の体温というわけではない しかし、理性ではそう認識できても、高まる心臓の鼓動はそう簡単に御せません 今しがた、彼女の一部分に触れたばかりの自分の右手から、彼女のオーラが漂ってくるような気がして・・・ 「しかし、わたしがこれほどのへんたいだったとは」 2008/6/24 (Tue.) 10:43:36 (今日はお腹もペコちゃんだし、焼肉屋にでも入るか) 店の戸を開けると店員がやってきて「お一人様ですか?」と詰め寄る。 (別に来ようと思えば友達誘って来れるが、今日はたまたま一人だっただけだ・・ほっといてくれ) しだり川は「はい」とだけ答えた。 店員が威勢良く「ご新規一名さま入りまーす!」と声を張り、奥の座敷に案内する。 正直、座敷とは予想外だが、靴下までならOKという覚悟で来ていたため、 物怖じせずに靴を脱ぎ、座敷へと上がる。 「カルビ定食とオレンジジュースください」 「カルビ定食なに?」 聞こえずらかったのか店員が聞き返してくる。(どうもタイミングが合わないな) なんとか注文を頼み終えると落ち着いたのか、あたりを見渡す余裕ができた。 (休日のお昼時だからか?結構混んでるな) 後ろにしきりを隔てて家族連れが。左壁にメニューが貼ってあり、 正面に自分と同い年ぐらいの三人組が店員に案内されていた。 (なにやら姫とか呼ばれているが、あだ名だろうか?) そして右側が通路になっていて、座敷下に自分の靴が置いてある。(それにしても遅い) 回りがワキワキと食べ続ける中、自分の注文がなかなか来ない事に苛立ち始めていた。 すると店員が皿を持ち、こちらに向かってくる。(やっと来た) しかし店員は横を通り過ぎ、さっき来たばかりの三人組のテーブルへ行ってしまった。 「海老のチリソース、お持たせしました−」 「わ−い、海老大好き」 この事に対し若干怒りが沸いたが、すぐに自身をたしなめた。 (マニュアルを思い出せ。怒りは無謀によって始まり、後悔によって終わる・・。 早く仕上がった品がたまたま向こうにいっただけじゃないか) しかし、決定的な事件は起きた。 「そしてこちらカルビ定食になります♪」三人組に出されるカルビ定食。 ついにしだり川の怒りは頂点に達した。 (空腹な中、待った仕打ちがこれか! 私の存在はどうとでも良いというのか! 店長に掛け合って・・いやいや、それだけでは済まさない! 店を潰してもらうよう本店の社長に掛け合って・・) 「カルビ定食大変お待たせ致しました」 「あ・・はい」 皿を抱えながら声を掛ける店員。 「すいませんねぇ、お待たせしてしまって」 「いえ・・」 カルビの乗った皿をテーブルに置き、忙しそうに立ち去る店員。 (ま、まあいい。私が本気になればクレームを出して店を潰す事もできるが、 忙しかったようだし、ここで働く人も養う家族がいるだろうし、 今日のところは私が大人になれば済む話だ) 肉を焼いて食べ始めるしだり川。しかし今度はご飯がなかなか来ない。 (何をやってるんだ。焼き肉といったら白い飯だろうが。 よし、アンケートにマニュアルを見直ししてもらうように書こう。 もしかしたらこの秀抜な意見が社長の目に止まり、全店舗に私のマニュアルが採用されて、 一億円ほどの報酬が私の・・) 「ご飯お待たせしました−!」 「あ・・はいぃ・・」 ご飯がテーブルの上に置かれた。 正面をみると、三人組はもういなかった。うーん、どうもさっきからタイミングが合わないな。 靴を脱いだせいで歯車がズレたか・・。 帰り支度を始める家族連れを横目に、ひとりご飯と肉を頬張った。 2008/6/25 (Wed.) 12:29:42 (マニュアルがあれば・・。いや、よそう。 こんな普通じゃない発想は。もうそんな歳じゃない。) ただ惰性で生きる毎日を過ごしていた。 そんな折りだった。上司に客先説明用のマニュアル作成を頼まれたのは。 こんなに気持ちが高ぶったのは何年ぶりだろう。楽しい。 今日は上司に渡してあるマニュアルを評価してもらう事になっていた。 嬉々として上司と対面すると待っていたのは激しい怒鳴り声だった。 何を言われたのか良く覚えていない。 ただ自分の中にあった唯一の自信が無くなっていた。もともと仕事ができるわけではない。 周りとの能力の差に打ちのめされていく中、悲観的にならなかったのは心のどこかでマニュアルが支えになっていたのだろう。 できそこないの自分自身を保つためには、そうせざるを得なかった。 いま最後のストッパーが壊され、しだり川には何も残っていなかった。薄々感じつつも、意識したくなかった事実。 (私は何の役にも立たない人間だ) 結局、マニュアルは後輩が作る事になったらしい。 (私は本当に無価値な人間だ。今までの私の人生は何だったんだろう・・) できる事ならまた高校時代に戻りたかった。 (小夏さん、懐かしいな。モリタはいま何をしているんだろう。高遠・・) 高遠とは今でも会っている。高校の頃はバカにしていたが、 大人になるにつれ次第に彼女を尊敬するようになっていき、 いまでは唯一親友と呼べる存在になっていた。 自分は今まで悩みがあっても人に打ち明けた事はない。 相談する事は弱い行為だと思っていたからだ。 だ��この日ばかりは気が滅入っていた。考えなしに高遠に電話をかけた。 就職してからは2か月に一回会う程度になってしまったが、それでも彼女との会話は楽しかった。 今日あった事は一切話さなかった。 (高遠に自分が悩んでいる事を知られるのは恥ずかしい) ただ週末に遊ぶ約束をした。 電話を切った後、心が軽くなっていたのが、ハッキリとわかる。 高遠がいて良かった。 ふと携帯を見るとメールが一件入っていた。 見ると高遠からで[あなたの良いところ]という件名で私の長所がいっぱい書いてあった。 どうしてわかったんだろうとは考えなかった。ただその夜は声を出して泣いた。 2008/6/27 (Fri.) 19:01:12 学校の会議室に行くと、室内で小夏と昨夜が話していた。 昨夜は私に気を使ったのだろう。会話も途中で部屋を出ていった。 慌てて自分も出ようとすると、小夏が気がついた様子で、私に語りかける。 (まさか小夏さんの方から話しかけてくるなんて) しだり川は夢中で話していた。モリタの漫画のこと・・小夏の作品のこと・・。 どうやら彼女は門限があるらしく少しの時間しか話せなかったが、 彼女が作品に対して熱意を持っていた事が何より嬉しかった。 その事とは別の話になるが、芸術家は少なからず評価に左右されるように思う。 優れた芸術家には正しく作品が評価される場所が必要なのであろう。 そのためには芸術家は評価される場所を知らないとするのが1番良かったのかも しれない。 モリタの一件もそうだと思っていた。あの時はモリタの意図が知りたいと思った が、結局は卑怯な不意打ちになってしまった。モリタは普通ではないと見せてい るが、本当はただ作品が存在していれば良かったのかもしれない。それは嘘であ るが、もっとシンプルな話で作者と読者の間には余計なコミュニケーションなど 必要としていなく、作品に込められたメッセージを読者が読み取れば十分なのか もしれない。 私は彼女(小夏)の作品だからではなく、作品の作り手が彼女だから応援したい と思った。素直な気持ちとして、私の人生の中で一番の作品だ。 2008/6/28 (Sat.) 22:33:37 私には彼が何を言わんとするか具体的に理解できないし、 彼もそれ知ってて解り辛い表現を使っている以上、理解されないことこそ本望なのであろう。 難しくしたものを解いたからって真実に近くなるわけではなし、 そんな真実だって、それは難しさを理解するために己が生み出した妄想であって、 それを己の都合よく真実だと誤認し感動するのは愚かしいことである。 だから、これでいいのだ。 2008/7/2 (Wed.) 01:48:16 『暗号文解読マニュアル』 絶版となっておりました。 2008/7/4 (Fri.) 22:32:49 「不愉快だ!!」 金魚姫は激昂した。 あまりの怒りに我を忘れて暴れまくる。 水槽(もちろん空で、金魚はまだ入っていない) を手当たり次第に破壊しつくした上に、 水槽(こちらには金魚が入っている) を丁寧に机から降ろして、安全を確保したのちに 叫びながら丸裸の机を自分の武器で真っ二つにした。 ・・・それでも、彼女の怒りはおさまらない 「不愉快極まりない!!」 ただただ、彼女は叫んだ。 怒りの理由なんか、どうでもよかった。 2008/7/5 (Sat.) 20:17:54 撮影その1 とおまけの話 山女めぐみの召集で集められるメンバーたち。 どうやら山女が撮る映像作品の役者に選ばれたらしい。 小夏さんと兵藤カズサは室内での撮影になるので、 私たちとは別グループだ。 そういえば作品の内容を知らされていなかったな。 どうも、途中で終わっていた作品を完成させたいらしいが、 なんだろう? 外に出てウォームアップを始める高遠と昨夜。 見覚えのある光景に戦慄が走る。 まさか・・・。 ------------------------------------------------ ☆おまけの話☆ 「噂のマニュアルを注文したいんですが」 「鋭い方がいるようですが、ダメなものはダメです」 2008/7/7 (Mon.) 00:58:44 「なっ・・・何ですか この化け物は・・・?」 「これか?もちろんこれこそ我がテロ部の秘密兵器だ。 何でも破壊し、何でも食う。 好き嫌いしない。とてもいい子だよ。」 「まさか・・・最近町で行方不明者が頻発してるのは・・・」 「君がこの学校を爆破しようと地雷を設置しているのは知っている。 でもあの隠し方じゃすぐにバレてしまうよ・・・。 僕が特別に教えてあげる。 ただし テロ部への入部が条件だけど・・・」 「!?そんな・・・なぜそれを!?」 「見くびらないで欲しいな 僕はテロ部なんだ。 さて、そろそろお昼の時間だよ。 答えを聞かせてもらおうか もう 戻れないよ。」 2008/7/8 (Tue.) 21:21:20 撮影その2 山女めぐみとの会話 「最後のシーン。どうしてもイメージ通りの一枚絵が撮れなくて」 「いや・・なんていうか・・言葉では表現しずらいんだけど・・」 「フルーチェを食べながら空を飛んでる昨夜を、シェイクミックスが武器を乱射 しながら追い掛けている図というのを・・・」 2008/7/21 (Mon.) 00:15:44 ひとしきり咳をして 薔薇の花ほど血を吐いて そしてたちまち降り注ぐ、見知らぬ人からの寵愛に次ぐ寵愛!! 2008/7/30 (Wed.) 02:12:46 「ねーねー博士、いいこと思いついた。 私はさー、手を改造したでしょ? クロコは目、セネガルズは耳…あとなんだっけ?? まあいいや、とにかくいっぱいいるけど! これ全部あわせて、完全改造人間とか作ったらどうかな!? 体全部改造しちゃうの!絶対強いよ!絶対!」 …実際、過去に彼女はそれをやろうとしたのだ。 しかし結果は、無残な失敗だった。 改造人間達はそれぞれ色々なものが欠落している。 お箸は使えないし、傘の差し方を知らないし、起こされるまで目が覚めなかったりする。 そして体のほとんどの部分を改造された「完全改造人間」は、 実に、人間性という人間性を全て失ってしまっていた。 仕方なく、博士はそれをロボットとして使うことにしました。 **************************************************** 改造人間は、もう人間ではない。 エチオピクスは人間たちにダイアルを与えた。 ダイアルを回したものは、人間ではなくなってしまう。 **************************************************** 「へえ、どうしてまがい物の宝石を集めてるの?」 「芸術とは、内なる神への叫びであるべきだ!それがなきゃ屑だ」 「クローンのイチゴだっけ?あのでっかいの。そういうのもボク好きだよ」 (これは改造人間とは関係ない) 2008/8/4 (Mon.) 20:07:54 「粉砕!玉砕!大喝采−!!ワハハハ−!」 モリタの猛攻の前に崩れ落ちるモンスター。 (やったぞ!ついに難関とされるあのモンスターを倒したぞ。 ククク・・かわいそうにしだり川。隅っこの方で震えてやがる。 だが安心しろ。あの怪物はこの私が葬ってやったのだ。 それにしてもこれほど上手くいくとは・・!いつだったか、実は私はどこかの国 の王女で今くすぶってるのはみんなが私を騙して演技しているから、と思った事 があるが本当なのやもしれぬ。くくく・・今日は誕生日だ! この新生・モリタの誕生日だ!ワハハハハ−!) ---------------------------------------- (くそう・・モリタめ、調子に乗ってるな。 これではまるで、私が怯えて何もしなかったかのように見えるじゃないか。 だが、落ち着け。あの場はあれで良かったのだ。 私が攻撃される事でリタイアになる事だってありえたのだ。 すべてはマニュアルに従った私の・・・知的で冷静な判断の結果といえよう。 BE COOL・・BE COOL・・。そう、私はCOOLだ。) 2008/8/8 (Fri.) 17:21:20 悪い夢でした。 人間が金魚を飲んでいる! 御風ちゃんは顔を覆って目を逸らしたかったのですが、身体のどこかでだいじな神経が断絶してしまったようで、目を閉じることもできません。 事の次第はこうです。ご両親も出かけていて、一人でのお留守番に退屈していた御風ちゃんは、何というつもりもなく、テレビの電源をつけました。 一人の男が金魚鉢を抱えて登場します。何事か叫んだ後、その鉢の中に手を突き入れると…いえ、もうこれ以上はいえません。 それで終わりではありませんでした。いっそのこと、そこで終わっていた方がよかったかもしれません。 一度飲み込んだ金魚を、醜い動作で吐き出すと、男は得意げに微笑んだのです。 「ちょっとした冗談さ」とでもいうみたいに。 何がなんだか分かりませんでした。だけど、心の内側で御風ちゃんは期待していました。 画面の中のすべての人間、その外側の人間、観客席の者らまでが、わずかな沈黙から我を取り戻し、怒りの声を発しながら、 雷鳴のような素早さでその男をステージから引き摺り下ろし、当然の制裁を加えることを。その義憤を、常識人の、理性人のあるべき正義を。 しかし、いつまで経ってもそのような進みゆきにはなりませんでした。放送局の操作により画面が暗転し別の映像にすりかわるということすらもありませんでした。 和やかな雰囲気がそのスタジオには溢れています。拍手をする者さえいました。いえ、すべての者が拍手をしていました。 いったい御風ちゃんに想像することができたでしょうか。 人間は金魚を飲み込んでまた吐き出す、というあそびが大好きな生きものだったのです。魔物…魔物です。 ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。 御風ちゃんは自分の金魚に謝り続けました。そうするより他になかったのです。 もちろん、飲まれたのはこの金魚ではないし、飲んだのもけして自分ではありません。けれど、そうするより他になかったのです。 「私にもあの男と同じ血が流れている……一度飲まれて、その後吐き出された憐れな金魚を嘲笑っていた人間らと同じ血が……」 2008/8/10 (Sun.) 22:47:11 misson:Save the goldfish!! 「では、この金魚たちを全てすくうのだ」 「よしきた…ってこれ全部かよ!怒られるぞ!」 「話はつけてあるから大丈夫だ。シュンはこっちのたらいに、金魚たちを移すだけでいい。はいどうぞ」 「うう…しかもポイ一個かよ…」 「お前ならできる。自分を信じろ!誰も信じるな! 万が一出来なくても、殺しはしないから安心してね」 「ほ、ほんとか?」 「ちょっとしぼるだけ」 「やめろ!」 **************************** 「エビおいしー」 「それ、イカ焼きじゃないか…」 「ふふふ…まさか本当にやってのけるとはな、よくやった」 「いやそれほどでも…ところで姫、最近痩せてないか? 暑いからって食べないと体に毒だぞ」 「ちゃんと食べてる!栄養たっぷりだ!」 「ねーねーみんなでご飯たべよーよー」 「エビ子は食べすぎ!」 「よし、では褒美だ。晩飯をおごろう。家に行くぞ」 「うーなんだか、嫌な予感…」 2008/8/21 (Thurs.) 21:47:28 「えー?  まあ…要するに、小説なんてつまらないことなのさ。  (中略)  …そのことを私は自分の小説で実証するんだ。  そのためには凡そくだらないものを書かなきゃならない。  ばかばかしい、屑のような小説を。  人々が小説など全く読まなくなるようにね」 2008/10/17 (Fri.) 04:24:59 モリタ「こんな世界にはうんざりだ!もう死んでやる!」 コナツ「はいはい、死にたい、死にたいって、何回目だ。もう聞き飽きたよ・・・。」 モリタ「今度は本気だよ!絶対死んでやる。一体何人が、どれくらい悲しむか楽しみだ。」 コナツ「じゃ、せいぜい頑張って死んでね。私は帰りますので・・・。」 モリタ「・・・」 モリタ「どうして止めてくれないの・・・?」 モリタ「何か悩みでも、とか聞いてすらくれない・・。」 モリタ「・・・決めた。私は今からコナツのせいで死ぬんだ!」 モリタ「コナツが一生トラウマ背負い込むくらいの、どぎつい遺書も書いちゃうもんね。」 モリタ「そしてコナツは鬱病になって、私の後を追って自殺するんだ!」 モリタ「・・・でも、こんな私は地獄行きだろうな・・・。 い、いや、死ぬぞ。死ぬと決めたんだから。 今死ななきゃ格好つかないぞ、ああ、もう・・・。」 翌日、モリタは普通に学校に来た。おしまい。 2008/11/3 (Mon.) 02:21:19 「みてみなよ、モリタ。あれが彼なりの『けじめ』の付け方なんだそうだ。 まったく、馬鹿馬鹿しいったらありゃしない!! 滑稽だ!お笑い草だ!思考回路がいかれてる! あれじゃあ、ただの道化師とかわらないね。 おかげでさっきから笑いが止まらなくて困ってしまうよ。 ・・・うう・・・!・・くそ・・・!! ・・・なんだってあんなことをするんだろうか。 くだらない、くだらない、 ああ、もう まったく!!人間ってやつは!!!」 ・・・そんなコナツの激昂を聞きながら モリタはコナツのうなじのことを考えていた。 2008/12/11 (Thurs.) 00:55:48 ■アウター能力 世界を隔絶する程度の力。 正式名称は精神順応性事象疎外能力と呼ばれ、自分の意志(精神力)により目前に迫りつつある脅威から目をそらす、 あるいは認識すらせずに雑務を行うことができる。一時的な精神安静が得られるが、使いすぎれば最後には我が身を滅ぼす諸刃の剣。 「できるできないが問題じゃねえ 、やらないんだよ!!」 2009/4/12 (Sun.) 00:48:32 「あたしはしらみだ・・・!」 ------------------------------ 厭世的なコナツ 1 プレイヤーセレクト画面で"コナツ"にカーソルを合わせる。 2 R1ボタンを押しながら、十字コントローラーの右を6回押す。 3 ×ボタンを押しながら、キャラクターを決定して下さい。 コマンド入力が成功���れば、 厭世的なコナツが使用可能になります。 2009/4/12 (Sun.) 03:11:45 コナツは丘の上で磔にされた。 狂った女が槍を彼女に突き付ける。 丘に真っ赤な夕焼けが沈み、友人たちは皆泣いている。 と、コナツが「モリタ」と呼んだ。 モリタは驚いた。 自分などコナツの友達の中でも下の下だと思っていたのに、 彼女が最後に自分の名前を読んでくれるなんて! 驚きの後に深い感動があった。 「コナツ」と一声応えて丘を登っていくと、 狂った女が無残にもその両足を切り落としてしまった。 モリタはそれでも両手で匍って丘を登っていく。 すると狂女は彼女の両の腕までも切り落とした。 これでもう近づけまいと見ていると、モリタは顎を上下して必死に架台にずり寄っていく。 そのあまりに凄絶な姿を目にして、さすがの狂女も呆然としていると、 モリタがようやく架台の下へ辿り着き、コナツへ声を掛けた。 「…コナツ、何だい?」 「モリタ、ここから君の家が見えるよ」 2009/6/22 (Mon.) 05:02:22 わたしのような薄弱者が白鳥の衆に飛び入るなどとそんな馬鹿な真似をするからわたしは薄弱なのだ!! 2009/7/2 (Thurs.) 01:52:19 瞼を閉じよ。 それは神経の底に標されているもの。 つまらない幻。 死せる咎人の夢。 笑わない少女は扉を開かなくてはならない。 2009/7/5 (Sun.) 00:19:04 彼女の物語の孤独なステージ。 彼女以外の登場人物は彼女自身が消しました。
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bouboudays · 4 years
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diary 2020.6.24~6.30
【6.24(Wed.)】雨ときどき晴れ
といっても、といってもというのは昨日6/23の日記のなかに関連した記述があるのだが、つまりは芥川賞候補作品を図書館から借りてきて、でもわたしは小説から離れているモードにある、ということを書いたことを指しているのだけれど、積み上げられた候補作の冒頭部分を順番にざっと読んでいく。
わたしの好みは、髙山羽根子『首里の馬』(「新潮」2020.3月号)。マニュアル車に乗って、常にシフトレバーに手を置いて、小刻みにシフトチェンジしている感じ。クルマと道路とのあいだで緊張感を保っているのが伝わってくる、とわたしは感じる。 ところで、髙山羽根子という名前、単純に「たかやまはねこ」を漢字変換するとATOKくんは「髙山は猫」「髙山派猫」と表示してくれる。あ、そう。 DeNA対中日は、3-2でDeNA。よし。
【6.25(Thu.)】雨のち曇り
Twitterを眺めると、慶應通信(慶應義塾大学通信教育課程)のフォロワさんたちが「そろそろ代替レポ課題が到着するのでは」と騒いでいる。
コロナ禍の影響で、3ヶ月に1回実施される大学の科目試験が4月に引き続いて「レポートによる課題提出」になって、自宅にレポート課題が郵送されてくる形式となっている。たとえば、「鎌倉幕府が中世日本政治にもたらした影響について述べよ」とか、いま適当に思いついたけど、そんな課題がやってくるわけだ。 それにたいして、決められた字数でレポートを書いて、決められた期限内に決められた形式・体裁で提出する。それをもって採点されて合格/不合格が決定するという仕組み。 郵便受けをチラ見したが、今日はまだ届いていない。
DeNA対中日は、10-2でDeNA。大勝。こういうときの翌日が恐い。  
【6.26(Fri.)】曇りのち晴れ
夕方、郵便受けを除くと、大学からレポート課題が届いている。わたしの〈受験科目〉は[日本法制史Ⅱ]。 法制史というのは、わが国の法制度(刑法や民法とか)の歴史等に関する学問分野だ。科目名の最後に”Ⅱ”とあることから、当然“Ⅰ”もあるわけだが、ざっくりと時代区分によって分けられているみたい。“Ⅰ”は、古代から平安末期あたり、“Ⅱ”は鎌倉時代から明治期まで。後者のほうがスパンが長いのよ。つまりはそれだけ出題範囲が広いということになる。〆切は7/6、消印有効。
残業で遅くなるという家人M氏には悪いが、娘と息子とでサイゼリヤへ出かける。席に着くなり、課題の入った封筒を開けてみる。子どもたちが「なにそれー」と訊いてくる。「大学の試験だよ」「どうせ、また不合格なんでしょ」と娘。なにを云っていゃあがる。前回の[日本法制史Ⅰ]はBだったけどな、合格して単位はもらったよ。 課題に目を落とす。ふむふむ、2000文字で書けとある。さて白ワインを一杯だけ。 DeNA対阪神は、6-0でDeNA。5連勝か。先発・今永が8回無失点の好投で今季初勝利、とな。 あれ、今週は毎日試合やってるんスか。お疲れ様です。
【6.27(Sat.)】曇り
午前中、関わっているPTA活動の資料作成をする。いったんドラフト状態まで仕上げてちょっと寝かすことにする。みんな2週間にわたった定期総会で、役員は疲れているだろうから、グループウェアには月曜日6/29にでもアップするとしようか。
明日(日曜日)は朝から雨らしいから、子どもたちに「今日しか外では遊べないよ」と5回くらい伝える。書いてみると「今日しか遊べない」というのは不正確ですね。正確には、「この土日では」という範囲が限定されなければならない。
けっきょく、昼過ぎに外に出かけたのは、家人M氏と娘だけ。わたしはハナから出かける気はなく、息子とYouTubeを観ながら呑むことにする。小学生の息子は〈定番〉のHIKAKINで笑っている。わたしはたいして面白くは感じないが、まあ安心して観ていられる。 そして少し午睡。ザ・日本の休日。ザ・日本のお父さん。イエス。
ということで、本日は開店休業を決め込んだわけだが、それでも夕方になってのそのそと多摩川縁りを歩くことにする。走らない、歩くだけ。相変わらず土手の上は混んでいるなあ。 歩きながら、代替レポのことや卒論のことを考えるようするのだが、あちこちに考えが散らばってぼおっとしたまま歩いている。その横をすっと自転車が通り過ぎていく。ハアハアという息づかいとともに、ジョガーたちが行き交っていく。
夕方からはプロ野球。DeNA対阪神(第2戦)をニコニコ動画で視聴する。地上波TVKのサブチャンネルでも放映しているのでどっちでもいいんだけど。中継しているアナウンサーはどなたかしら。そこそこコメントを拾ってくれる。まあ、解説者もベンチレポータもおらずに3時間ものあいだ単独でしゃべるというのは、そりゃ大変ですよね。
9回表に山崎がサンズに打たれる。逆転の3ランだ。8-6で試合が台無しになる。
【6.28(Sun.)】雨のち晴れ
土砂降りのなか、クルマ(ホンダFit)の半年法定点検に、近所のディーラへ出かける。待ち時間が90分もあるので、読みかけの卒論の参考論文を携えていく。クルマ屋さんに出向いてクルマにはまったく目もかけずコーヒーを2杯も頂戴してテキストに集中するというのもどうかとは思うが。 担当の営業さんと少し話す。さいきん彼女と同棲解消し、わが家の近所に引っ越してきたそうだ。自転車通勤しているそうなので、「今日みたいな雨の日も自転車で?」と訊いたら、ワークマンで買った〈優れもの〉の合羽を着て自転車通勤しているという。わたしの関心は別れ話ではなく、優れものの合羽のほう。 帰宅して、また雨のなか地元の図書館にでかける。[日本法制史Ⅱ]の代替レポを書くために、参考文献を探すため。課題についてはネットでは何も書けない(書いてはいけない)のだが、課題はその時代の法制史テキストならだいたい触れている内容ではある。ではあるのだが、そんなに深くは書かれていないという、前回4月の[コミュニケーション論]代替レポの課題に似ている。 こういうときには、文献や論文を漁るに限るというのが、3年のあいだレポートを書いてきた肌感覚ではある。
夕方に多摩川縁りを歩く。雨もとっくに上がったこともあってか、今日も混んでいる。今日は少し卒論について考えることができたかもしれない。 夕方からはDeNA対阪神(第3戦)をニコニコ動画で視聴する。昨夜の敗戦をどう乗り越えるのか。 終わってみれば、9-1で大勝。エスコバーもパットンも調整モードで快投。
【6.29(Mon.)】晴れ
5時起床。代替レポの参考文献を読む。明治初期の法典編纂の歴史について。まだ渉猟が足りないとだけ解る。これではレポは書き始められないね。
午後、コロナ禍でこの春から延び延びになっていた運転免許の講習と交付にでかける。近所の市民センタで開催なので、在宅勤務のあいだに〈中抜け〉をしてくる。この機会を逃せば、二俣川くんだりまで出かけなければならなくなる。会議2本を見送って向かう。
「講習にあたっては、スマホなどの携帯はバックなどにあらかじめ仕舞ってください。さいきんですが盗撮事案が発生し、大騒ぎになりました。李下に冠を正さずです」という係の人のアナウンスがある。
李下の冠、瓜田の靴。
業務終了間際、来月からはじまる「データサイエンティスト講座」の資料がどっさりと手元届く。データファイルが送付されただけだから、どっさりというのもどうかとは思うし、手元といっても会社貸与のパソコンのメーラーに届いたんだけど、「まずはanacondaを通してPython3をインストールして、以下の動作確認をしてください」とさらりと書いてある。この講座、アラフィフからはじめるビギナーズコースのはずだが、うん、なるほど、そういうことだね。
プロ野球は、今日はお休み。
【6.30(Tue.)】曇りのち雨
久しぶりの築地出勤。新人教育のカリキュラムが朝から組まれており、不肖講師として登壇するのでいささか早く自宅を出る。雨が降っていなくてよかった。
その教育を皮切りに、大小8つの会議を文字通りに八艘飛び。ま、こういうスケジュールを組んだのはわたしなんだけど。夕方にはさすがにヘロヘロ。オフィスグリコをつまむ。こういうのは、在宅勤務では味わえないから、出社したときにはひとまずグリコ。
通勤の帰りには「計量政治学入門」をよっこらしょという感じでページを広げる。行きの電車ではわりと面白かったん��けど、統計の話にはいった途端に、数式が登場してきて、うへっという感じ。春に受講した慶應通信の「統計学」(Eラーニング)を思い出す。 DeNA対巨人(第1戦)は、継投策の采配ミスでベイの負け。こういうところが大味なんだよなあ。   寝ようとして、PCを閉じた途端、リビングのTVが思い切り床に倒れる。
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