御茶ワールド「鮙〆香氣さんがミートカモネギって名前を付けたのは感謝しているからだよ このブログ世界を功績でいっぱいにしているのは家族の次に食用ポケモンにも後述通り幸せになって欲しいから 俺は小学生の頃ね、新作のマリオを自由時間にやっている期間に楽しい時間はあっという間っていう言葉が怖かった」
超電チャブル「この辺で魚達が洗剤で溶かされた成分を追ってみればお前か。人を苛める方が頂点としての闘いだって事が分かってる筈だ。何が目的だ」 無印04(10歳)「おいしさ、栄養、優れた遺伝子 表版仮想大鉱山の馬鹿共と違って高級かどうか以外にも判断するべき材料はいっぱいある だから旨いだけで他が全く貧弱なヨワシみたいな小物は釣れる度にイライラすんだよ 連続で3回釣れたら水に溶かした濃い洗剤を体内に注射して溶かして腐って死ぬまで遊んでやるだけだ {{{ふたたび にくたいをつけて この せかいに もどってくるのだ}}}になる事のねえ……w 俺も獲物も大物同士になれる為にする大人の厳選だよ(赤き真実)」防聖孤島「やっぱりタイムマシンでいつ会いに行っても一発でわかる。お前は本当の糞だよ、醤油差しと湯呑み、寿司に唾液を付けるクズよりずっと(赤き真実)」無印04(10歳)「別にそんな間抜けより下手な迷惑は掛けてねえつもりさ 自分の胃袋を労ってやる為にカスフードをドブにすてる合理的な余裕が人間には必要だと思わねえ?❔」超電チャブル「お前がこれ以上ポケモン保護法違反をする日は来ない。ひ弱な俺らが手を下すまでもなく怨念のゴースト・悪タイプしかもう居ねえんだからな(💢赤き真実😡)」無印04(10歳)「嘘だあ、俺逃げなきゃ死ぬじゃんありがとう🥶」防聖孤島「逃がさない、食べ物の恨みは絶対だ」
御茶ワールド「みんな〜〜続きを話すよ。高校生になった辺りでは本当に忙しくて幸福量保存の法則っていう哲学に支えられて来た(頑張った後のご飯は美味しい🍚😋🍣とか)。でも何でも自由にしていい自己責任になった今はこう思うんだ、宝物を手に入れたり何かを成し遂げて成長すればどこまでもプラスが増えていくんだって。完成された世界に居たら弱くなるかもしれないけれど生きていれば何だって出来る(黄金の真実)」
超電チャブル「そういえば千空大先生言ってたよな 学力テストで100点獲るより大事な数値があるかよってさw 今考えれば俺が図星を突かれた微笑ましい黒歴史だなあ…才能だけじゃない努力の表れだって気づいてるべきだった だからみんな高いと嬉しいんだ(もう逃げないぜ👍)」
“”鮙〆香氣””以上に”””防聖孤島”””という人物は辛い生存競争をしていくしか無い魚達に価値のある人間の意味を込めた結晶をばら撒いて、これから食われるとしても捧げた念を感じて貰って共に笑って暮らして欲しいと思っているんだ( ◠‿◠ )
〜次回予告〜
霧島04(20歳)「自分の記憶力不足が俺を裏切るならば、楽しく酒を飲んで気持ち良く己の肉体を裏切れば良い。幸せな後悔で学習させるんだよ🥴」スパイダーマン「そいつは自分を大切になんてしてない‼️」〜脳の一部だけが萎縮した〜
サキュバス「アナタ達の中で、気持ち良いのを経験した事がない人にチャンスをあげる おせっせしたら密室から出られるわよ💖」
〜数分後〜
ゴールドバズー「バカ‼️それは竹輪だろ⁉️貴重な食糧に何してんだ(´;Д;`)」霧島04「竹を竿との二刀流に例えたのはお前だ😡」ゴールドバラバズー500F「意味のわからない逆ギレをするな‼️‼️」 霧島04「ちんことチクワをバッティングさせてホモ(心の身障)になってやっただろ😁👌」ゴールドガッチャ「ほ、本当に馬鹿なのだな……😨」ゴールドバズー「いいか?お前がしなきゃならないのは、、セックス。だ」 無印04「了解、折楠だな😏👍」 表版仮想大鉱山500万人「ドアホ‼️❗️💢❗️‼️」無印04はなんかもうDIO様には敵わないからジョースター家のブランドになりたくて、その場で待機していた16歳の処女お姉さんを時をとめて殴り殺した そして時は動き出す
ゴールドバズー「無理矢理髪を掴んでこの豊満な果実でパイズリご奉仕をさせるんだよ🧡………あ、…もうおせっせできねえじゃん😨」 霧島04(裏ストボス)は過度の飲酒でセックスの単語を覚えているのが困難🌟 8筒ブルー/闇甲冑「俺達はここで飢えて死ぬんだ……」
サキュバス「この子、強敵ね……”水と油🍒(3位と5位)”すら落とせない私に”””””☠️極悪スーパーヒーローランキング1位の純粋硬派柱(裏ストボス)🏴☠️”””””は手に余るかしら?いいえ、過去を読むのよ(ニヤリ)
8000人との8000秒😰……まぐわいの快楽がシコザル未満の快楽(赤き真実😨)
原因は全て、霧島���魔が軽率な判断をしたせいです ガタッ❗️❗️ 霧島狩魔「財前五郎様の言う通りです❗️‼️」 裁判所「どよっどよっ…」霧島狩魔「彼は負け犬キモオタ坂口明刹那真童貞の俺に変態オマンコ薄汚れた肉便器雌豚クソビッチを宛てがってくれたんです‼️ 見事なカルテ改竄の腹黒手腕の素晴らしさ‼️❤️🔥❗️だから彼の凶悪犯罪を隠蔽する義務がある!!!なんとしてもマ、おま、…🤔(ニコ動のオタ突っ込み??いや、違う)………💡…マンゴージュースが飲みたいんだ アマカジに運動させてくれ😁」
裁判所の人々「😨😨😨😨😨」
当てがわれた女の子は性的な手は出される事なく、ちゃんと撲殺されていた。我らが最強はシコ猿童貞未満のゲロ以下の価値より余裕で劣るそれ未満の悲惨でしかない恋愛歴しか無かった……(赤き真実)
〜数年後〜
アイエフ「あいつらは冷酷な神なのよ‼️頭がおかしいの❗️」ネプテューヌ「あー…アイちゃん、今は亡き”””霧島04”””以外は唯のおとこのk」 アイエフ「ネプ子は黙ってて!!」ネプテューヌ「いや、だからね…」 アイエフ「黙ってて‼️💢」ネプテューヌ「😓」
👇生き返ったBLUE、純粋硬派柱ランキング2位
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2023.1
1/1
あけましておめでとうございます。久しぶりに自分の家でお正月を迎えました。おぜんざいをいただいてからちょっと遠くの神社まで腹ごなしに歩いて初詣。お屠蘇が三種類くらいから選べました。いい神社だ。
1/2
釣り始めしてくる!と家人が出かけて行ったので刺繍始めでもしよう…と図案を写す。この布、雰囲気あるけど全然チャコが乗らない!ひえ〜と鳴きながら必死に写しました。消えたところはイメージでなんとかします。ハートの葉っぱのニオイスミレの図案でハッピー気分。
1/3
前厄の年なのでお世話になっている神社で御祈祷してもらう。苗字を三回くらい間違えられて笑ってしまった。神様にちゃんと伝わったかなぁ。御祈祷のあとに御神酒をいただいたのですがさすがお酒の神様の神社、ものすごーくおいしいお酒でした。帰りにいつもの山の中のお店でおぜんざいと飲み比べセットをいただきお正月大満喫。
1/4
冬休みどうして行ってしまうん……。あまりに辛いので顔剃りとまつパに行きました。気合いが入った。えがったです。
1/5
久しぶりに仕事着を着たらパツパツになっており冷や汗が出た。冬ッ!
1/6
明日のためのパン生地を仕込んだ。
1/7
ピクニック始めをした。年末に謎のテンションで買った高いロースハムをリュスティックに挟んでサンドイッチに。熱々のコーヒーとりんごを携えて河川敷までてくてく歩く時間がたのしい。七草見つかるかなーって探してみたのですがだめでした。家人が作ったバードコールを鳴らしてみたらシジュウカラに返事をされて面白かった。
1/8
薔薇の剪定。人のを預かっているのでただいま4鉢育てている。勢いが良いので深めに切ったんだけど大丈夫かしら。春に答えが出るでしょう。ビオラと一緒に植えたムスカリの葉っぱがどんどん伸びてきてたのしい。チューリップ 買い足したい。
1/9
オーダーの御依頼が舞い込んできてうれしい年始。今年はどんどん頑張りたい。
1/10
手羽先が安かったのでいっぱい買ってきてお酢とお醤油でほろほろ煮。なんでも圧力鍋で炊くと美味しい。
1/11
なんだか捨て鉢な気持ちでお仕事をこなした。お昼に食べたバナナブレッドが気持ちを明るくしてくれた。作ってよかった。
1/12
コンテストまで残りわずかなのでグラスアイを探しにテディベアーズクラブへゆく。やっぱり茶色のポンチ目が好き!単色で買ってフェルトで白目つけても良いんだろうけど。今回の子は新しいヴィンテージがテーマです。
1/13
なんだかあったかい日だったので春の服を買いました。気づけばワードローブに黒がほぼない。
1/14
自分の作品に自信が持てない期(よくある)に入ってしまった。とぼとぼとお教室に向かうと先生があれこれ提案してくれたり他の生徒さんの作品を見せてもらったりして元気をもらいました。可愛い子ができるよ。
1/15
オーダーの御依頼を受けにカフェへ行く。本物のクランペット初めて食べた!自分で作ったのとけっこう似てたな〜。依頼主様の思いがこもった子を作るよ。がんばろう。
1/16
豚のすね肉が安かったのでアイスヴァインとはほど遠いがポトフのいとこ関係くらいの煮込み料理を作って食べました。白ワインで煮るととてもおいしい。家人がバゲット浸してもくもくと食べていてかわいい。たくさんお食べ。BSで「西の魔女が死んだ」のレターボックス版をやっていて、やっぱり画面がきれいな映画が好きだなあと思った。
1/17
家人と震災の思い出話をするなど。今朝偶然目が覚めた時間がちょうど5時40分くらいでした。
1/18
仲良し育休同僚ちゃんとランチ。ベビーの帽子を編むことになりました。魔女はこういうの大好きなのでセレモニードレスも編みたくなるわよ。
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二件目のオーダーを受けました。なんだか楽しいくまができそう。直接会って話してオーダーを受けるのって、今の時代と逆行してないかなと思うけど、会ってみないと分からないことたくさんあるし、話していると思わぬところからインスピレーションを受けたり、依頼主さんも自分の心に気づいたりする瞬間があって、それがすごく尊い時間に感じるのです。誰かのためにものをつくることの意味にすこし触れられるというか……。今後も当面はこのスタイルです。
1/20
ハンドクリームがなくなってしまいました。一度良いやつを使うともうドラッグストアの商品で満足できない。学生の頃はハンドクリームやボディクリームをもらっても持て余していたのに、今や必需品となっています。楽しみが出来てうれしいね。
1/21
休日だけど早く目が覚めたのでひとり朝ごはん。静かな冬の朝が好き。静謐で厳か。シナモントーストと紅茶が聖餐に変わる。
1/22
同僚ベビーへの贈り物完成!編み物の達人のお友達に教えてもらいながら編みました。喜んでもらえるといいなあ。
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寒波が来る来ると言うのでお昼休みに気まぐれでスティック粉末タイプのロイヤルミルクティーを買いました。お湯で溶かしてもいまいち薄くてこれじゃないんだよな……て感じなんでしょ?と思っていたら知らんうちに技術革新されていたようで買い置き決定のお品になりました。これは特別な時に飲むやつだ。普段はトワイニングのティーバッグです。
1/24
去年から悩みに悩んでいたコートを買っちゃった!キャメル色のロングトレンチコートです。襟を立てるとスパイ風になれる。買ってよかった。来冬はオフホワイトの襟巻きと合わせたいです。
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大寒波到来。すべての電車が止まっているので家でのんびり過ごしました。氷を踏んで遊ぶ小学生たちに混じってそっと足を乗せてみる大人。
1/26
アールグレイブーケティーラテが美味しすぎるので定番にならないかな?と思いつつ寒いホームで電車を待っている。
1/27
目が覚めるとしんしん雪が降っていた。はしゃぎながら歩いていたら家人が「この人遅刻するわ……」の顔をしていました。ギリギリ間に合いました。
1/28
髪の毛をチョコレートブラウン(ラベンダー入り)に染めてもらいました。もうすぐバレンタインです。
1/29
ヘリックス開けたくなって病院に行ったら今日の分のニードルが無くなったからピアスガンのみという旨が書かれた札が提げてあって大分ガッカリしながら帰りました。
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アトリエでお茶をいただきながらよもやま話。コンテストに出したテディベアのことや近くのおいしいケーキ屋さんの話など。
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百貨店のバレンタインフェアでソフトクリームを食べ、焼き菓子をニヤニヤしながら買いました。会期中あと二回は行きたい。かわいいクッキー缶は心の癒しよ。
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26/12/22
日記、人に見せるものという意識があるために、あまり重たくならない様に調整してしまうが、それでは嘘になってしまう。わたしの人生における出会いも気づきも抑うつもまた、全て等しくこの身に起こっていることであり、どれも誇張されたり退けられたりするべきではない。しかし、やはりこれは他者が読むものであるため、生々しい言葉を使うべきでもない。色んなべきではないを抑えて折り合いが付くように言葉を選んでいくのは、自分に正直であり続けるためだな。
スペイン旅行の3日目にバルセロナで高熱を出し、5日間は調子が戻らずほぼ寝たきりだった。バルセロナではピカソ美術館とカタルーニャ美術館へ行ったきりで、海辺のホテルで療養していたにすぎない。熱を出した翌々日に宿の関係でマドリードへ移動せねばならず、熱で二倍になった重力の元、特急の始発駅へ向かっていた。運が悪いことに地下鉄で貧血を起こし、降りた駅のベンチで横になっていたら、心優しく声を掛けてくれたスペイン人が水を買ってバナナを分け与えてくれ、本当に助かった。マドリードの宿へ到着してからも、一日に二度、外食のために身体を起こすのが精一杯で、ただずっと具合が悪かった。せっかくのスペインだったのだが、ベッドでM-1決勝戦ネタを観たりしていた。イギリスに帰って、餅、つこうぜ。
どうしてもうどんが食べたくなる。Googleマップでうどんと検索し、ちゃんと日本人が作っていそうなおうどんの写真が出てきたので、今夜はここへ行こうと星マークをつけようとしたら、店名が「donzoko」だった。どん底スペイン旅行。お店へ行くと、おそらく同年代の日本人の男の子が接客をしてくれ、スペインでワーホリをしているとのことだった。スペインワーホリは4年前くらいにできたらしい。英語圏の次は別の言語の国へ行ってもいいね。海外にはトリリンガルの人とか結構いるし、フランス語なんか喋れたら素敵だな。肝心のおうどんは、おつゆが甘じょっぱすぎた。かなりまともな日本料理屋だったけど、味はなんだか惜しい。お出汁にこだわる家で育ったから、もしわたしが日本料理屋で働いたらお出汁にめちゃくちゃ口出ししちゃうかもしれない。オーダーではなく出汁をとらせろ。ちなみにどん底の由来を彼は知らないとのことだった。
具合が悪いとしか言いようがない。これがコロナなんだとしたら、全く脈絡のない刺激で悲しくなってしまうのも症状のひとつなのかもしれない。着ているフリースの毛流れがあまりにふわふわと立体的で、悲しくてたまらない。ひとしきり悲しんで眠りに落ちると、フリースを着て眠っていたはずなのに脱いでいて、足元のベッド枠に掛けられている。睡眠時遊行症もコロナの一症状なのかもしれない。
マドリード3日目。ずいぶん長く歩けるようになるまで回復する。病み上がりにはいつも辛いものが食べたくなるが、今回も例に漏れず、口コミのよい韓国料理屋を探して向かう。店内はいっぱいだからテイクアウトなら、とのことでスンドゥブチゲを注文。女将さんがスペイン語と韓国語と英語をない混ぜにして喋るので全然わからなかった。英語圏ではない国へ旅行する場合、必ずしも英語が通じるとは限らず、メニューが現地言語表記のみだったりすると本当に詰んでしまう。ヨーロッパ言語は英語に似ているみたいな話をしたけど、音が似ているわけではなく、全くスペイン語がわからない英語学習者にとってのスペイン語はもちろんどうぶつ語である。20分後にできるからとのことで、外へ出てベンチに腰掛けスンドゥブを待つ。マドリードは至るところにベンチがあってよい。バルセロナは暖かくて春の匂いがする午後さえあったが、マドリードは少し肩が縮こまる。それでも、ふくらはぎが出るワンピースを中に着て20分間ベンチに腰掛けることはできるような温度感だ。店へ戻ってスンドゥブを受け取る時、女将さんがにっこりしながらポンポンと肩を叩いてくれたが、韓国語を喋っていたのでどういう意味だったのかわからない。ゆっくり食べられそうなベンチを探しながらしばらく歩いていると、○○町第一児童公園 みたいな名前が付いていそうな、寂れつつ小綺麗な公園があったので、そこでスンドゥブを広げることにする。付け合わせで、火を通した茄子を塩辛い餡のようなもので絡めたおかず、じゃがいもとにんじんを千切りにして塩で味づけした炒めもの、がびっくりするほど美味しかった。塩気の効き具合と火の通し加減が絶妙で、こういうのを家庭料理のおいしさというのかな。スンドゥブは辛さが足りずもどかしかったので、辛さを求めて、夜にまた別の韓国料理屋へ行く。両側をスペイン風のアパートで挟まれた、狭くて歪んだ石造りの坂道を少し登ったところにある、地下に店を構える韓国料理屋で、地上から階段で半分下がったところに入り口があり、お辞儀をするような格好でドアを押す。ここではビールを解禁してサムギョプサルをしたのだが、にんにくが付いていなくてふざけているのかと思ってしまった。シメにいただいたユッケジャンは微妙な見た目して味は一品だった。熱くて舌が焼けそうなほど辛い。そういえばどちらの韓国料理屋でも、日本人だと告げると(韓国人ではないため)ちょっと残念そうな顔をされつつもなんだかんだ良くしてくれて、アジア人というアイデンティティが芽生えつつある。満足して帰路につき、ゆっくりシャワーを浴びて早く寝ようと思っていたのだが、なぜか宿のバー巡りイベントに参加することになり、お酒を解禁してグラスビールを許した段階なのにショットを5杯飲む夜になってしまった。塩とライムで飲むテキーラっておいしいんだね。同じ宿に泊まっている人たちと英語で喋るよい機会だったけど、ナイトクラブの雰囲気がめちゃくちゃ苦手だったのでそそくさと抜け出して帰った。
丸一日自由に使える日を二日間残して体調が戻る。マドリード4日目。普段の調子も戻ってきて、スペインでようやく息ができた朝だった。宿の近くに、スペシャリティコーヒーと看板を掲げるカフェが連なるスペシャリティコーヒー通りがあり、どれもわたしが知っているそれとは雰囲気がかなり違ったので、広義のスペシャリティコーヒー、と思った。スペシャリティコーヒー通りのカフェのひとつがBrunchをやっていて惹かれたのでふらりと入る。(おそらくスペシャリティ)コーヒー、足のついたグラスに注がれた生のオレンジジュース、アボカドと生ハム(たっぷり!)とトマトソースのバケットトースト、クロワッサン、グラノーラと果物のヨーグルトで完璧なブランチ。ヨーロッパでは基本的にどんな食事にもナイフとフォークが添えられているが、バケットトーストをナイフで切ってフォークで口に運ぶのも優雅でよかった。オーダーを取ってくれた店員が、日本好きだよ、In the Mood for Loveが好きなんだ、と話すのに対し、背中合わせの客が、それは韓国映画だね、と割り込む。どうやらウォンカーウァイの花様年華のことを話しているらしかった。お会計の時、あなたは主人公によく似ているから観てみてと、伝票の裏にIn the Mood for Loveと書き込んでくれ、なんだか映画のワンシーンみたいだった。カフェを出てプラド美術館へ向かう。スペインといえばプラド美術館と思っていて、それはそれは様々な西洋画が見られるのだろうと期待していたのだが、展示内容にはかなり偏りがあった。Wikipediaによると、プラド美術館は歴代スペイン王家のコレクションが大半で、歴代王の趣味やスペイン史を反映しているためにルネサンス、バロック絵画に偏っているとのことだった。確かに、モネとかゴッホとかは全くなく、宗教画ばかりだった。じっくり館内を見て回っていると、ぐっと引き込まれてしまう絵がいくつかあった。なぜだろう。おっきくて本物だから?光って見える絵とかもあった。宗教画はものすごく精巧な絵画で、一言でいうと、絵がめちゃくちゃうまい。そしてどの絵にもドラマ、ストーリーがあって、人が血を流して死んでたり泣いてたり呆然としてたりなど、どうしたんだろうとシリアスになって絵に近づいていってしまう。Antonio Munoz Degrain の The Lovers of Teruel と、Juan Luna の Cleopatraが特に美しかった。ところで翌日も酔い続けているタイプの二日酔いで訪れる美術館てなんて心地いいんだろう。身体に一定の負荷がかかっているために、余計な言葉や思いだしたくない悩みが引っ込み、視覚から絵を楽しめる。あとこの日はコンタクトレンズをしていて、眼鏡とは見え方が異なる気がした。コンタクトレンズの方が、より鮮明に立体的に見える、ために絵が飛び込んでくる。一通り見終えて、ソフィア王妃芸術センターへ本物のゲルニカを見に行くため、マックで腹ごしらえをする。小腹が空いていて時間も微妙な時にちゃくっと行くマックは楽しくて美味しくて好き。閉館まで時間がなくて、駆け足で回っても全ての展示室へは行けず、近代的なおもしろい展示もやっていたから勿体なかった。この夜も韓国料理を食べる。
マドリード5日目。マドリードはよい街。まずスーパーがいい。並んでいる野菜や果物はぱつっと新鮮だし、鮮魚コーナーはでっかい魚が氷に埋まっていて、精肉コーナーには生ハムの原木がぶらさがっている。何より床が綺麗で店が明るい。(ロンドンのスーパーはなんか散らかってる。)ティッセン=ボルネミッサ美術館へ行く。ここはプラド美術館とは異なり、かなり満遍なくコレクションされていて、おすすめルートで回ると西洋美術史の流れに沿って作品を鑑賞できるようになっていてかなりよかった。Edward HopperのHotel Roomを長い間眺めていた。とても好きだったので、絵がプリントされたクリーニングクロスをお土産に購入した。さすがに二日酔いは治っていたと思うけど、心地よさは継続していて、夏を想起させる様な色彩鮮やかな厚塗りの抽象画を見ていると、幸福な気持ちでいっぱいになった。美術館行って幸福な気持ちになって出てくるって体験として最高だなあ。
美術館へ行ってばかりの旅だったけど、美術館でわたしは何をしているんだろうとふと。多分、作品を見てるだけじゃないんだよな。建築設計の妙でもたらされる幸福感とか、絵を眺める人を眺める時、すれ違う人の放った言葉が耳に入ってくる瞬間、あんま面白くない作品が続くゾーン、はっとして吸い寄せられてしまう絵、の合間合間でメモアプリに書き留められる断片的な自己理解や新しい思いつき、の全て。チケットの列に並んでから夕暮れ時に出口をくぐるまでに起こる全ての体験。そういう娯楽。
旅をしていると、こうすればこうなるだろう、からこうする、みたいに、今の不安を未来の自分に解消させるべく、筋道立てて人生設計して未来を計算しながら生きるのをどんどんやめていくことが今を幸せに生きる方法のような気がしてくる。そのような設計はどうしても垂直な要素を含むが、わたしは人生をどこまでも広い平面として生きていきたい。設計が必要になったとしても、資本主義的垂直ではなく平面的な心持ちで努力をする。垂直に生きないと何かがダメになるというのは資本主義社会の幻想であって、平面的に生きても、何かが減ったりツケが増えたりするわけではおそらくない。やりたいこと、知りたいこと、行きたいところを正しく把握するために、自分の心の機微に敏感になっておくこと。今嬉しいのかつまんないのかをわかるようにしておくこと。その上でやる力、やり通す体力と精神力を備えておくこと。この辺りが大切なんだろうなと思う。
クリスマス当日は快晴。ロンドンへ戻る。滞在中に何度か行った宿の近くのカフェへ朝ご飯を食べに行った。おおきな(本当におおきな)チョコレートケーキを食べながら、これクリスマスケーキだ、と思う。大型犬を連れた客が入店してきて、ヨーロッパの犬寛容社会、と思う。フライトの時間が迫っていたので、バタバタとチェックアウトして駅へ向かうと、広場で露店マーケットが開かれていた。15分だけ、と急足で露天を見て回り、変な蟹のピアスを3€で購入した。うれしい買い物。ピアスだけはいくつ所持してもよいことになっている。空港で手荷物、予約時の規定では8キロ制限だったのに、チェックイン時に計って9キロで、超過してるか聞いたら問題ないとのことで首を傾げていたら、搭乗時に10キロまでと書かれた表示を見つけ、何がどうなってんねん。手荷物検査すぐ終わって余裕だと思っていたら出国審査に並んだ。出国審査はある空港とない空港があるけど、どうなってんねん。昼下がりのエアヨーロッパ。搭乗した機内には柔らかく日が差し込み、滑走路の離陸ポイントへ移動する間、角度を変えて入り込んでくる日が窓際、手元、手荷物棚とあちこちにひだまりを作る。空調が機能していないのかよく暖まり、うとうと��りに落ちてしまう機内は、まるで水泳の後の授業か、あるいは放課後のようだった。到着先のガドウィック空港のストライキを心配していたが問題なく入国でき、ロンドン市内まで帰ってきたが、鉄道とバスのストライキは全く予想しておらず、家に帰る手段がタクシー以外に何一つなかった。距離を調べたら徒歩3時間だったので余裕じゃん!と心が軽くなり、旅行前は氷点下だったがこの夜は10度近くあったため、歩いて帰ることを決めた。
一人旅、向いていないかもしれないけど、好きでいたい。旅行中に、そういえば母親にスペイン旅行のこと連絡していなかったなと思ってラインしたら、ひとり旅!? あなたは勇気あるねえと返事がきた。誰かがいないとできないとか、ひとりだと寂しいとかいう次元とは別のところにいたくて、旅に限らず、お酒を飲みに行ったり映画を観に行ったり、なんでも一人でやっているのかもしれない。そして一人旅では、すぐには言葉にならない水面下で何かが、大きな攪拌が起こっているような気がする。旅行前半は、ちゃんと仕事も決まっていない無職なのに貯金を切り崩して10日間もスペイン旅行だなんて、という思考に囚われていたけど、ロンドンに帰ってきたら、そういう悩みが削ぎ落ちていて、空いた分をどうでもよさ、寛大さが占めていた。まだ無職でいいや、というニュアンスのどうでもよさではなくて、もっと前向きな力の抜け方。旅行をすればするほど、人生に対して前向きにおおらかになっていくのかもしれない。
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エンマサマサマー/かりん
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「かりんいま休憩中~、てかライター持ってる?」
「ふぎゃ~~!!刑罰なんて受けたくない~!!」
「みんな寂しいんだよねぇ、やっぱり」
「かりんと遊びに行く?」
「かりんのお家でイイコトしよ~よ♡」
◆かりん身上調査書
姓名、略称:万願寺かりん
年齢:24歳
性別:女
血液型:B型
誕生日:5月23日
星座:双子座
身長:148cm
体重:41kg
髪色:明るい水色
瞳の色:黒
視力:0.7くらい ちょっと悪い
きき腕:右
声の質:ふにゃふにゃ気の抜けた声 舌足らず
手術経験や虫歯、病気:虫歯治療済み!腎臓と肝臓の一部その他の臓器摘出のあと
身体の傷、アザ、刺青:お腹に薄く手術痕
その他の身体的特徴(鼻や目の形、姿勢、乳房、足、ホクロなど):手足が細めで体が柔軟 年齢のわりに幼く見える体型と顔
セックス体験、恋愛、結婚観:どちらかというと男が好きだが女の子も好き。あらゆるセックスが大好き。恋愛と友情の境界がいまいち曖昧。結婚はしたことないからしてみたいかも?
尊敬する人:おばあちゃん
恨んでる人:特になし
出身:埼玉県
将来の夢:特になし
恐怖:チカチカ光るもの(爆発しそうだから)
癖:鼻歌 暇だと揺れてる
酒癖:ご機嫌になって飲みまくる
*交流向け
一人称:かりん
二人称:(メイド時)ご主人ちゃま、お嬢ちゃま(それ以外)おにーさん、おねーさん、名前を呼ぶのであんまり二人称は使わない
呼び方:〜ちゃま、〜さん、〜くん、〜ちゃん ほか適当な呼び方
*概要
「地獄楽冥土喫茶」で働くちゃらんぽらんで明るいメイド。生活も遊びもすべてがだらしない。目の前にある楽しいことに夢中になり仕事をサボったり約束をすっぽかしたりするが、毎日楽しそうに生きている。
*性格
後先考えないちゃらんぽらん。将来や明日どころか一瞬あとこともあまり考えていない。生活や遊びや金遣いなどすべてにおいてだらしなく、感情の赴くままに行動する。そのため気遣い不足も多々あるが、人懐っこい性格。目の前にある楽しそうなことを我慢できず、辛抱というものがない。分け隔てなく寛容で親切。目の前で人が困っていたら特に何も考えず手を貸す。
特にお金に関してはなぜか計算ができず、好き放題使っては足りなくなり借金を繰り返し、返済に困ってまた別で借りるなど生前と同じく雪だるま式に増えている。借金に慣れすぎて危機感がないのが一番の問題。部屋が死ぬほど汚いので、脱いだ服やなくしては買っているライターやヘアゴムがそこかしこに落ちている。
遊びが大好きでなにかに役に立つかなどはまったく考えず、ただ楽しそうだと思ったことをやる。たいていは子供の遊びのようなことが多い。お気軽にタバコ、酒、セックス、ギャンブル、スピリチュアルにお薬まであらゆることに依存しているので、逆に分散している。
*人間関係
他人に対して軽く好意をもつと好奇心やコミュニケーションとしてすぐに誘いをかけるか、あるいは単純に性欲からものすごく軽薄に体の関係を持とうとする。人懐っこく慣れなれしく近づくが、人付き合いはさっぱりしていて強く執着することはあまりない。一人でいることも嫌いではないが人といることを好むため、どこかで誰かと一緒にいたがる。
友情と恋愛と性愛がシームレスなため、寝たあと何事もなかったように普通に遊んだりもする。肉体関係の有無で態度の変化はない。あまり貞操観念がないため、恋人のような人ができても最終的にはセックスフレンドになっていることが多い。
面倒なことからはさーっと逃げるのがうまいので、修羅場に巻き込まれたりすることは案外ない。一応特定の恋人や相手がいる人とは関係を持たないように心掛けはしている。来るもの拒まず去るもの追わず。
*家族関係、幼少期体験
関東出身。かりん以上に奔放でめちゃくちゃな両親や家族に囲まれ、一般的な責任感というものをほぼ学ばずにのびのびと成長した。なんとなく入った大学で複数のカードで限界までキャッシングをして留学と称して海外旅行をしていたら、いつのまにか一家離散していて実家を失っているため、血縁者がどこで何をしているのかがまったく分からなくなっている。
母親はわかるが幼少期から父親らしき男性が複数家に出入りしていたため、書類上はともかく正確な父親が誰かわかっていない。親戚や謎のおばさんも家にいた。極端に性に奔放な部分は家族の影響もあるが、特にきっかけがあったわけではなくほとんど生来のものである。
*能力
仕事やその他能力に関してはたいてい普通か並以下。動揺しやすく忘れっぽいのでミスも多い。あまり向上心というものがないので下手でもそのまま自信満々で、一見なんでもそつなくこなせるように見えることもある。自分の能力には自覚があるが気にしてない。才能やすごい技術には素直に感心したりうらやましがったりする。
コミュニケーション能力、絵を描くのと体の柔軟さはそこそこ。歌も好きだがどっちかというと下手。
*地獄楽冥土喫茶
さるお金持ちが経営するいわゆるメイド喫茶で、メイド服の女性が給仕してくれる。内装はレトロキュートなダイナー風。刑罰終わりには割引あり。金額は普通の飲食店よりもちろん割高。テーマパークだと思って楽しもう。
メイドさんのおまじないはすべてのメニューにデフォルトでついている。お好きなメイドの指名、チェキ、一緒にお歌、ダンス、ナプキン装着などは別料金。夜にはアルコールもある。紅茶がおいしい。
おえかきオムライス
ふわふわ卵のオムライス。ケチャップでメイドさんがお好きな絵や文字をかいてくれる。
ふわふわパンケーキ
アメリカンなパンケーキ。チョコレートソースでメイドさんがお好きな絵や文字をかいてくれる。
もちもちナポリタン
喫茶店風のナポリタン。麺がもちもち。
くまちゃんてんしパフェ
かわいいくまの天使が乗った、イチゴソースとチョコレートのくまちゃんとチョコミントアイスとさくらんぼの全部乗せデラックスパフェ。
季節のサンデー
パフェより小さめのサンデー。季節はずっと夏。
スペシャルきゅんきゅんケーキ
特製ケーキプレート。店のメイドさん全員にちやほやされながらコールされておいしいケーキも食べられる。シャンパン枠。
もくもくクリームソーダ
水色のクリームソーダ。さくらんぼのせ。
おつまみ・サラダ
ポテト、たこやき、ソーセージ、枝豆、ミックスナッツなど
ソフトドリンク
オレンジジュース、りんごジュース、ジンジャーエール、コーヒー、紅茶など
*好きなもの
食べ物:ケチャップとマヨネーズ党。たまご料理、とうもとこし、えだま��、ポテト、スナック菓子と駄菓子、アイスクリーム、餅、カレーうどん、和風味のお菓子/嫌いなものはトマトのドゥルドゥル部分とジュンサイ
飲み物:酒全般、ソーダ、ハイボール、ココア、オレンジジュース
季節:夏
色:黒、ミントグリーン、ベビーブルー、カナリアイエロー
香り:アナ スイのファンタジア。コットンキャンディにあま~いフルーツの香り。お菓子っぽい軽さですぐ消える。ファンタジックでロマンティック。
煙草:ピアニッシモ・アロマティック・ペティル・メンソール
書籍:ぜんぜん読まない 雑誌と漫画くらい
動物:動物全般好き 特に犬が好き
異性:これといった好みはない
ファッション:地雷系、甘い系、ストリート系なんでも
場所:メイド喫茶、公園、賭博場、飲み屋、ホテル、お風呂
愛用:おだんごウイッグ
趣味:落書き、歌、工作、水泳、公園、ファッション、ゲーム、ドラマ、人の趣味を教えてもらうこと
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子供がたくさんの世界中の料理に興味を持っています。
そして私が小さな頃から美味しいと食べてきた料理。
どんなふうに感じたのか、どんなシーンだったのかと
思い出してみると、『食事や料理から想起する記憶』は私自身にも大切な一つ一つの思い出です。
いつだってどんな時だって、『食』というものは楽しいことでも、悲しい出来事でも記憶として繋がるものです。
そして何よりも子供自身が、自ら興味を持って自ら選ぶものは大変大事なことだと思います。
食においては、まさに我が家は、一般のご家庭よりは、幅広い食を親自身が突き詰めていますので尚更です。
そして何よりも『美味しい健康』は私にとって、親になる前からの研究テーマです。
ですので『子供は食べたいものを美味しいものを、栄養満点でいっぱい食べること』これを一番、大切にしています。
挑戦してみたいというものは、あれこれと親の方もさらに技術としても高めることができますしね。
食というものは、世界中の歴史や文化を知ることができる大変大事な学びになります。
社会性の一つにもなりますし、知識の量と経験量を得ることにもなります。
普段の食事から、親が用意する料理は、『学び』となりますし。親が普段からいつもの日常で、子供にかけてあげれる愛情となります。家庭の料理というものは、多くの子供は自分自身の経験で思うことは『家庭料理は子供の自己肯定感に直結する』ということです。
ある子供の同級生と深く関わることになりました。
時間ももちろんたっぷりかけて。
その子の自己肯定感の低い低い言動には、親御さんが厳しいからとは言ってはいるものの、親にも先生方々にも隠れて悪いことはしていたのです。いじめや仲間ハズレだって、命令して同級生にさせていたり。私たち夫婦は気づくことができたので、自分の子供にはちゃんと『友達にやれと言われたからっていじめたり仲間ハズレは絶対してはいけない』とちゃーんとお話を何度もしていますし、子供はどう考えているのかも、聞きますしね。
その同級生の子は、何でもかんでも親には言いたくないとかで隠し事があまりのも多いんです。
それを私の子供にも『おまえも親に何も言わないでやれよ』とか言ってるんですよね。
我が子は、親に内緒にすると自分が困ると教えています。
そこでその言葉を私自身が聞くことができたのでと気づくことができたので、未然に防ぐこともできました。
相手の親御さんは全く知らないようですが。
これも不思議なお話し。
自分の子供なのに、親子の信頼関係ができていないのです。
常に親も大人も先生も信用していないって言っておりましたしね。親から随分と、我慢ばかりや制限を設けてこられたのは、その子のお話からもわかります。
子供のいじめやひねくれは必ず『家庭に問題がある』のです。早熟する子供だって必ず『家庭が問題がある』のです。
そこにはローンだったりか(そうなると随分と節約を子供にも押し付ける傾向があるものです)夫婦不仲や、家族が機能していない場合もあってです。親がアダルトチルドレンで、親が親に依存する『毒親育ち』などが非常に多くあります。少子化の原因でも最も大きな社会問題です。そうなると親は自分が優先になり、食事を作るのがめんどくさいなどで、自分時間を確保するために手間暇を惜しんでしまうものです。そうなると子供は愛情不足に陥るのは当たり前です。
だって学校や習い事や、別の家庭と比較できる環境にいるわけですし。そうなると卑屈になったり、またうらやましいなと憧れたり。私たち自身でも経験あるはずです。
ですので、大人が自分自身を再分析することで子供への理解が深まります。
ならばどう言ったことが、子供の気持ちを考えることができるかなとなれば、普段の生活での小さな楽しみや嬉しいことです。それは親との会話だったり、食事の時間だったり、お風呂の時間だったり。
となるとやはり食事(食事時間)は大切です。
美味しいものを共有することは、外食でさほど得られませんし、買ってきたものではお腹は満たされますが
精神的に満足度は低くはなります。やっぱり親が子供のことを考えて作ってくれる食事は、愛情を自然と感じるものです。その反面ですが、お腹を満たすだけのための食事であればまた変わってきますよね。ですので、愛情が自然と感じられていないんだなとわかる子供、いわゆる愛情不足で制限が多く、我慢の方が多い子供は欲求不満が多く。そんな子供は、大人に隠れていじめたり、ものを壊したり、他人のものを盗んだり。そして大人の前では良い子のふりをして騙される大人も大人ですけどね。本当に子供とちゃんと直面している親も大人も少なくなりました。
自分のこと優先となるとそんなふうになりますしね。なので、子供ができないことはやっぱり大人じゃないとできないこと。すなわち生活していくための食事です。お金を使い食材を買い、調理をして栄養バランス考えて(成長期ですからとても大切です)。そして人生の経験が多ければ多いほど、知識量も増えるので、料理だって多くを知っていることは学びになります。それも親から学ぶことの一つ。日本のおせちや郷土料理だってそうですよね。まぁもうすでに時代が変わって、料理は教育が行き届いた上での文化人としての『教養』ですので、その人その人の持つ人としての生き方や姿勢や選択能力や創造性なども現れるものです。
やっぱり大人は子供が、なりたいなと思うような大人であるのは大切ですしね。
お金で買えないものを生み出せることが、やはり大切。
あるお友達が『〇〇のお母さんがお母さんだったらよかったなぁ』と言ってくれたのは嬉しいものでした。
それとは別にですが、やっぱりおうちでやたらに節約のためにこどもに食べるもの制限や
習い事にお金をかけて、食事の質を減らしすぎると、他人のおうちで『人のものを奪い食べる』や『なりふり構わず出されたお菓子やジュースを食い飲み散らかす』や感謝もせずに『親はして当たり前(ジュースとお菓子をやたらに他人の親に頼んでくる。しかもありがとうという感謝なんかしなくて良いと言っておりました)』そんな呆れたこともありました。
随分と、我が家で食事を出してあげたり、お菓子やジュースをわざわざ買いに行って出してあげるの繰り返し。なので夏休み中も入り浸っておりましたけどね。その子は親には内緒だとか。
食事って満たされていると、私もそうですが、モノに執着しないので分けることが自然とできますし、おもてなしも人を喜ばせようとできるものです。なので、今回の出来事でそれらが欠如したご家庭が多いんだと気付かされましたのも、子育てにおいて。
ある女の子の同級生は親の顔色を見て育ち、親に気を遣って、向いていない習い事を多くさせられているので非常にませてしまって、大人の見ていないところで同級生に意地悪や、急にキレたりと。
理由はちゃんとお話ししたりご家庭の環境を知り、わかりましたが愛情不足ですね。大人が子供の気持ちをほっておいて育てているからです。
残念なことです。
まぁまた違う機会にもかけたらなと思いますが
食を通して全て知った現実のことですので、改めて思います。
やっぱり『料理が美味しくできることはとても大切』
『家族との楽しみや安心の共有は料理から』
ということです。
子供たちが食を通して幸せになることを、願っております。
料理研究家 指宿さゆり
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互いの食欲(R18)
食事中、対面にいる彼になんとなく視線を合わせたときだ。
大きく口をひらき、焼いた豚の塊肉を食いちぎるハルシン。歯を立てる瞬間に目を閉じたのを見た。そのときの表情はタヴにとってどこか見覚えがあるようだった。
一度に頬張る量は多いが、次から���へと忙しなく掻き込むことはなく、ハルシンはゆっくりと顎を動かして咀嚼する。食べ物の味をよく味わっているのだろう。そのためハルシンの食事の動作はどこか優雅に見えた。それは貴族の優雅さというより、自分で仕留めた獲物を誰にも邪魔されず楽しむ獣の余裕といったところか。
それは、タヴが知っている彼のセックスそのままだった。
肉を何度か頬張った後、木のゴブレットに注いだ葡萄酒を飲む。ごく、と酒が喉を嚥下すると、逞しい喉仏が動いた。
瞬間、タヴは何も飲んでいない自分の喉が鳴るのがわかった。
「どうした? タヴ」
見つめられていることに気づいたハルシンは不思議そうに訊ねてくる。
タヴは自分が食べるのも忘れて、一連の仕草をぼうっと見つめていた。
彼の声に現実に引き戻されて、自分でもよくわからないままに慌てる。
「うっ、ううん何でもない……!」
素早く首を振って視線をそらす。
まさか、食事するところを見て、昼にふさわしくないものを連想したなんて言えない。
すでに何度も情を交わした仲とはいえ、食事する姿から彼のプライバシーな世界を覗き見しているようないけない気持ちになる。それに、周りには仲間もいるのに……。
「タヴ、食欲がないのか? せっかく多めに肉を焼いたのに」
胸の中がもやもやして食事どころではなくなったタヴに、今日の調理係のゲイルが心配そうに訊ねる。
その視線はちらりと大皿に向かう。頑丈なタヴの体調を気にしているというより、彼はたくさん焼いた肉の行く末を心配しているようだ。
「わ、私はもう十分食べたから。レイゼル、残りは食べて」
「なんで私が? 戦士に余分な脂肪は不要よ。残ったらカーラックかスクラッチにでもあげなさい」
「ちょっと、人を残飯処理みたいに言わないでくれる!? まあ食べるけどさ!」
「俺もまだ食べるぞ」
カーラックの後に続いてハルシンも言う。
その台詞にタヴはひとり頬を染めた。
まさか食事姿に発情されているとは、大ドルイドでも決して知るまい。
***
キスの合間、緩やかに滑り込んできた舌がタヴの舌を捉え、ゆっくりと絡めとった。
彼は自分からはあまり動かず、タヴが舌を動かすのを待っているようだ。おずおずとタヴが太い首に抱きつき、控えめに舌を這わせると、それに合わせるように彼が動いた。
ゆっくりと、恋人を味わうように。
顎の下からぽたぽたと唾液を垂らしながら、タヴはとろんと目を細める。
恋人の恍惚を感じ取ったのか、ハルシンは穏やかに笑い声を立て、抱いた彼女の腰をさすった。
その触れ方に、正面から抱き合って繋がった場所を意識させられて、タヴは思わず太腿をぴくんと震わせる。
「気持ちよさそうだ」
感じている顔をことさら長く見つめながら、ハルシンは低く嗄れた声でささやいた。
タヴは草の上に座ったハルシンの上に抱きかかえられている。ぎゅうと固く抱かれて密着すればするほど、彼を受け入れる胎内が甘く疼いた。
「だって……きもちいいから……」
そう言うほかないタヴの答えに、ハルシンはまた深いキスで応じる。
くちゅくちゅと濃密な水音を立てながら、舌と舌を絡め合わせる。繋がったままキスをするとこんなに満ち足りた気持ちになるのは彼で初めて知った。
350歳の恋人に大人のキスを仕込まれている最中のタヴは、自分が知っている動きをすべて使って彼を喜ばせようとする。
自分が動くと、ハルシンは嬉しそうにそれを歓迎する。
彼はふたりで昇り詰めていく感覚が好きなようだ。自分本位な動きは一切せず、若い恋人の快楽を一番大事にしている。
それはどこか、命を享受する食事という行為に対する、彼の考え方に似ている気がした。
獲物に敬意を示すように肉を深く味わう。さながら獲物の命と自分の命は対であるかのように。
(……なんか、すごくえっちだ……)
「動かすぞ」
タヴが物思いに耽っていると、ハルシンがそう言った。
「……いいか?」
「っ! う……うん……」
一拍遅れてタヴが返事をする。
「そうか」とうなずき、ハルシンは濡れた唇に軽くキスを落としてから、タヴの臀部を両手で掴んだ。
「っふわ、ぁ……」
ゆっくりと引き抜いて、また挿入する。
時間をかけて愛されたタヴの感覚は、その緩慢な動きにも深くため息をこぼした。
背筋を通り抜ける快感にタヴが首をそらすと、胸を目の前に突き出すようになって、ハルシンの唇にちょうど触れる。
避けるはずもなくハルシンは柔らかな肉にかぶりついた。
乳房をじゅるりと音を立てて吸い上げる強さに、タヴは耳が羞恥で焼け落ちるかと思った。
たべられている、という感覚がする。
丁寧に味わって、咀嚼されている。
そして腹の中で溶かされて、彼の一部になっていくのだ。
タヴは堪らず声をあげ��ハルシンの頭に抱きついた。
「っハルシン、すきぃ……っ」
突き上げられるたび、ぴちゃぴちゃと愛液が跳ねる。
「すきっ! すき……っ!」
熱に浮かされてあえぐようなタヴの告白に、顔に胸を押しつけられているハルシンは「俺も好きだぞ、タヴ」とこもった声で言った。
「お前を愛してる」
抱き寄せる腕に力がこもる。
彼とひとつになれてよかったと心から思った。
「タヴ、腹が減ってないか」
「えっ?」
彼の腕の中でまどろんでいると、急にハルシンが言った。
驚いているうちにハルシンが腰をあげて、近くに広げた荷物の中から食料を取り出す。
「昼間あまり食べていなかっただろう。夜もあらかじめ約束していたから満腹にはなっていないはずだ」
「ほら」と言ってタヴにパンとワインの入った容器を渡す。
目が点になったタヴは正座してそれを受け取る。
「お前に食欲がなくて心配していたんだ。動いたら腹が減っただろう、食べるといい」
「いや、あの……その、今はべつに、」
タヴが困惑していると、腹部からぎゅるると頼りなげな音が響く。
その音にタヴは表情をなくしたが、ハルシンはにっこりと口の端を引き上げて笑った。
交わった後で、裸のまま食事しているところを見られる恥ずかしさもあったが、彼の好意を拒むこともできず、タヴは頬を赤く染めながらパンにかじりつく。
悔しいけれど、たしかに腹は減っていたのだ。
「……見ていたらこっちも腹が減ってきたな」
タヴがもそもそとパンを食べていると、不意にハルシンが言った。
彼は荷物から自分の分の食料を取り出し、なんの違和感もなく食べ始める。
何その食欲、とタヴは半ば絶句してその食事風景を眺めていた。
セックスの後に継ぎ目なく食欲も満たすのが野性的な彼らしいというか、熊だな、としみじみ思った。
「もしかして、冬になると食欲が増したりする?」
「そうだな」
「まさかそのまま冬眠したりしない?」
「さすがにそこまではないが、他の季節より身体が鈍った感じはするな。あまり冬は長時間変身しないようにしている」
「もらうぞ」と言ってハルシンはタヴのワインの容器をとって少し含んだ。
彼から容器を返されると、タヴもそれに口をつける。
「だが今年は心配しなくていいかもしれないな」
「どうして」
「お前が温めてくれるだろう」
タヴは思わずワインを飲み干してしまった。
かーっと胃に熱いものが溜まる。
「……そうしてほしいならするけど……」
耳まで熱くなっていると、ふっと彼の息遣いを感じ、キスをされたとわかった。
酒の香りのするキスは刺激的で、いつもより息が荒くなる。
自然と昂るタヴの心臓とはよそに、突如子どもにするようにぽんぽんと頭を撫でられ、唇は離れていく。
「食事が終わったらもう少し一緒にいよう」
ハルシンはタヴの手を握るとそう言った。
自分を見つめてくるヘーゼル色の瞳は優しい。
その言葉を断れるわけがない。……ずるい。
そしてタヴは黙々と残りのパンを頬張り、この後は自分が再び食べられる側になることを想像しては、ひとり頬を赤く染めた。
彼はその間、ずっとタヴの手を握っていた。
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【ベイファスリンクスの街にて】
作/いずるは
『生きた鉱脈』、『無限の宝』、『不死の源泉』、呼び方は多々あれど、それらはいずれも一つの種族を指す。
彼らは強靭な肉体を持ち、永遠ともあだ名される程の長命、そしてその鮮やかな瞳からこぼれる涙は、美しい宝石になったという。
採取されるそれらの石は装飾品、魔導具、果ては薬にまで使用され、その希少性、有用性故に狙われ、奪われ、滅んだとされている。
――表向きには。
--*--*--*--
大きな街は良い。人が多く、物も多く、周囲は適度に関心が薄く、情報は集まりやすい。
その中、雑踏をかき分けながら二人組が大通りを進んでいた。長い外套を羽織る青年と、顔を隠すように頭巾を被った小柄な人影。
「今日はこの辺りで宿を取ろうか」
傍らに立つ連れ合いに青年は声を掛け、やがて一軒の宿屋に入る。
慣れたようにやり取りをし、二階にある一室に通されたところで、少女はようやく頭巾を外した。
透き通るような白い肌。鮮やかな色の瞳が、窓からの陽光を反射して美しく輝く。
「今日は混んでるから、一部屋しか空いてないってさ」
室内は簡素なものだ。寝台が一つと長椅子、机、古びた角灯に衝立。
「寝るときは君がそっち使ってね」
寝台を指差しながら青年が窓を開けると、ふわりと風が入り込み、淀んだ空気をかき回していく。
「いいの?」
「数日だけだし俺はこっちで大丈夫。毛布もあるから」
元よりそういう使い方をすることもあるのだろう、手慣れた様子の店主からは毛布を渡されている。
必要最低限の荷解きをし、さて、と腰を伸ばした。
「外見てこようと思うけど、一緒に来る?」
「行く」
再び彼女が頭巾を被るのを確認してから扉を開けた。
馴染みの行商人から仕入れた認識阻害つきの外套は、少女の外見や存在自体を薄くさせ、なかなかに重宝している。
特殊な出自であることは、往々にして隠しておいた方が都合が良い。窮屈? という青年の問いには首を振る。
「今日も素材探しから?」
「そうだね。良いの見つかるかな」
「この間もそう言って高いの買ってたけど」
「あはは」
--*--*--*--
階下は酒場になっており、片隅では早々に管を巻く客が見えた。昼食には遅く、夕食には早い時間帯。
客足はまばらだが厨房からはこれからの仕込みか、賑やかな音、香ばしい匂いが鼻をくすぐる。
ふと、少女は立ち止まり青年を見上げた。この先のことを思うと、今言っておかねば後悔する。
「お昼、食べてからにしない?」
「確かにね。そろそろおなかすいたかも」
道中、携帯食を口にしてはいるが必要最低限だけだ。落ち着いて食べられるならば、それに越したことはない。
名物だという料理は、衣をつけて揚げた肉に甘辛いたれをかけ、小麦粉を練って焼いた生地に挟んだ料理だった。些か大きく、少女の手には余るほどの大きさ。
綺麗に三等分されたうちの一つにかぶりつく。揚げたての熱さと、肉の脂の甘み、共に挟まれた野菜は瑞々しい。
手軽で美味しいと評判だという店員の言に偽りはなかった。
「おいしいねぇ」
自身の分をぺろりと平らげた青年が楽しそうに少女を見ている。
小さい口を一生懸命動かし咀嚼し飲み込むが、二切れを食べたところで、最後の一つが残ってしまった。食べたい気持ちはあるが、どうにも入りそうにない。
「食べようか?」
と笑う青年に皿を渡す。どうやらこの店は大きさも売りらしい。
「おいしかったけど、せっかくなら少ない量もあればいいのに」
「量が多いのは、色々な人に食べてもらいたいかららしいよ」
少し食休みしたら行こうか、という青年に頷き、手持ちの水で喉を潤した。
生ぬるいが、あらかじめ含ませておいた薬草のすっきりとした香りが口内の脂を流してくれる。
この腹の満ち具合だと、消化するのに大分かかりそうだ。
--*--*--*--
外は抜けるような青空、日差しは穏やかだが、季節外れなほどに少し汗ばむような気温。
大通りには所せましと露店が並ぶ。競うように軒先を連ね、客を呼び込もうと声を張る。
見慣れぬ果物や野菜、調味料に漬け込まれた肉、手入れされた武具や防具に、美しい織物。
そのうちの細工物が並んだ店で、青年は足を止めた。舶来の品だという首飾りには大きな石が留められている。
「きれいだね。どれかいる?」
即座に少女は首を振った。
「持ってるから、大丈夫」
そっと胸元に手を添える。外套の下には、大事な首飾りが収まっている。
見る角度によって水色や紫に色を変える石、透き通り、青みを帯びた花びら。蕾のような飾りに繊細な銀細工。見ずとも思い返せる程には眺め、大切に身に着けてきた。
「遠慮しなくていいのに」
「遠慮じゃない。それより、素材屋さん行かなくていいの?」
「そうでした」
彼の本職は細工師だ。店は持たず、旅をしながら様々な街で素材を仕入れ装飾品に仕立てる。
些か路銀調達の冒険者稼業の方が時間は長いような気もするが、その生活を変えるつもりはないらしい。探し物があったから、と聞いたこともある。
細工物の店主に別れを告げ、大通りを振り返ると時間帯のせいか先ほどより人が増えているようだった。
「はぐれないようにね」
と、差し出された手を握り、再び雑踏に戻る。
--*--*--*--
いくつかの店を回り、いくつかの資材を仕入れ、軽く夕食を済ませて宿に戻ってくる頃には、月が昇っていた。
「さすがに夜は涼しいねぇ」
少女は一階の酒場で貰ってきた温かいお茶をゆっくりと口にする。じわりと胃の腑まで温かさが落ちていく。
「今日は良いの買えた?」
「まぁまぁかな。ほら、このあたりの素材とか綺麗じゃない? 特殊な貝から作られるんだって」
戦利品を並べていく彼は楽しそうに見える。そして決まって言うのだ。
「何か作る?」
「いい」
飽きずにほぼ毎回、同じようなやり取りを繰り返している。
細工師として気になるからというのも理解はできるが、少女は新しい装飾品を必要としていない。今あるもので十分だ。
「ずっと同じのだと飽きない?」
「飽きない」
「効果付けたりとかもできるよ」
「今もついてるから大丈夫」
「そういわず」
なおも食い下がる青年の目を、少女はじっと見る。
「リートスが最初にくれた、これがいいの」
「ユウェル……」
リートスと呼ばれた青年は少し困ったような笑みを浮かべた。
確かに少女、ユウェルが身に着けている首飾りは、出会った当初に渡したものだ。それがこんなに気に入られるとは。
嬉しい反面、気恥ずかしくもある。だからこうして何かにつけて、新しいものを勧めるのだが彼女は取り付く島もない。
「明日もあるんでしょ。私、そろそろ寝るね」
冷めてしまったお茶を飲み干し、ユウェルは立ち上がる。
「わかった。俺はちょっと作業してからにするから、もう少し明かりはつけておくね」
衝立の向こうから少しだけ少女が顔を出した。
角灯の揺らめく炎が、彼女の瞳に反射する。
「おやすみなさい、リートス」
「おやすみ、ユウェル」
--*--*--*--*--*--*--*--
「たとえば、そうだな。枯れない花を探しに行くのなんてどう? 融けない氷や、手に収まる星空を見るのも良いね」
そう言って、細工師の青年は、うずくまる少女に手を差し伸べた。
窓から薄く差し込む光が埃に反射し、周囲に金粉を散らしたようにも見える。青年の浮かべる表情は柔らかく、少女が見てきたどの顔とも違う。
伸ばされたその手を取れば、きっとここから抜け出すこともできるだろう。
けれど身体は錆びつき、空気は泥濘のようにまとわりつく。重い。動けない。それでも。
恐る恐る手を伸ばし、そっと彼の手を握る。暖かく、優しく握り返される。緊張が、硬直が、解けていく。
「本当に、連れて行ってくれる?」
干からびた喉からは、かすれた小さな声しか出ない。
「君が望むなら」
跪いた彼が頬を撫でた。眩しさに、目が染みる。涙など、とうに枯れたと思っていたのに。
「これから、よろしくね」
少女は小さく頷く。陽の光が、穏やかに二人を照らしていた。
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5 days ともう1日
お母さん、あの赤いストールどこにいったんでしょうね。
2023年5月の光州滞在に続いて、韓国にいった。3月6日(水)から11日(月)までパジュとソウル。
日曜日10日の夜の便で関空に帰国するつもりが、勘違いして(なのか、購入してから忘れてたのか)翌日に帰国。到着した日から、帰国まで密度の高い滞在だった。
3月6日(水)JEJUairで新千歳空港から仁川国際空港に入る。
ほぼ定刻で到着したけど、パスポートコントロールが長蛇の列で、到着してゲートをでるまで約2時間かかって、ほとんど座れなくてぐったり。機内からの眺めは野山がちゃいろっぽくうつった、冬の終わり、春の手前の韓国。
Yeonyeonが空港まで車で迎えてきてくれてた、やっと会えて急ぐYeonyeonにひっぱられながら、5日間のSIMカードを交換、現金は1万円のみをウォンに両替して、あとはクレジットカードでなんとかするつもり、前回の現金も70000ウォン くらい残っていたし。それにしても日本円が安い。確か80000ウォン くらいにしかならなかった。
気つけにアイスラテを飲み駐車場へ。Yeonyeonが私に合わせたい人がいるといって、そのままイルサン(高陽/コヤン市)へと走る。図書館で仕事中の大学の教授と会うようだ。目の前に小さな公園がある、運動器具が設置されている。
Kim, Sang Chae教授。家が近いとかでいつもこの図書館で仕事をしているんだとか、歩いてカフェにいく、すごくお腹がすいていたのでカプチーノとベーグルをごちそうになる。Kim教授はギャラリーも運営していて、Yeonyeonはそこで展示をしたのだそう。土曜日にオープニングがあるから来たらどう?とか、南の方の市でKim教授のご友人がディレクターをしているアートフェスティバルのこと、国際AIRを始めようとしているという話を聞いた。札幌とつながるのは面白そう。名刺交換をして、YeonYeonの夫、ミンギが働いているアーティスト(ス・ドホ)のスタジオにミンギをピックアップに急いでウルサンをあとにした。
韓国は車両が右側通行で左ハンドル。Yeonyeonの車はペパーミントグリーンで小さくでかわいい。予想通りだけど、運転がほんとに上手。
時間は19時に近くて、暗くなったパジュの中心部を通り過ぎてヨンヨン一家が住む住宅地に急ぐ。ヨンヨンはずっと急いでいる、会ってからずっと!ラヨンをお友達の家からピックアップしてヨンヨン一家のアパートに到着。アパートの住民には決まった駐車場がなくて、空いているところを使うんだとか。建物内が禁煙で、外で立ちタバコをする、慣れた状況。
ヨンヨンの家!!!すごく素敵な天井の高いアパートだった。なんでもおしゃれだったし、すごく掃除が行き届いている。毎日やっているの?ときいたら、どうぜん(なんで聞くか?)とヨンヨン。室内には、ほかのアーティストたちの作品によるヨンヨンコレクションがある、リビングにはこたつと漫画でぎっしりうまった本棚。どうやらヨンヨンたちの寝室を私が使うようだ、なんだか申し訳ない気分になる。そして床暖房。そして夕飯に。
カルグクスの店にいくよ、と言われて行った先は、どうも地元の人気店だった。けど我々の到着時間が遅かったみたいで、ほかにお客さんはいなかった。鍋のシメは、お店の主人がつくってくれるおじやで海鮮の出汁がでた鍋のおじや、最高なのだった。
ヨンヨン一家は、今年の年明けから天神山アートスタジオに滞在してて、私の韓国の旅の1週間くらい前までいっしょにいたので、なんかへんな感じ。レジデンス直後のアーティストに会うのは、アーティストが気持ちを切り替えられないだろうから、どうかなと思ったけど札幌の延長戦のようなものかもしれないし、いる間も展覧会をどうするかという話はばかりだったので、ほかのもっとひとりの人として話をしたり聞いたりということができていなかったから、帰国後のアーティストに会いに行くという私の好奇心がまさってしまったし、うちに泊まりなさいというヨンヨンの言葉にすっかり甘えることにしたわけです。いまも、ちょっと帰国直後にいってほんとによかったのかなと心配にはなっているけど。
ヨンヨンは、日本は料理がプライドだけど、韓国は食べることがプライドなんだと教えてくれる。だからともかく食べるよーとどんどんやってくる。満腹なのに、お茶に行こうという流れになって、アーティストヴィレッジのカフェに入る。ミニシアターもあるカフェだそうで、お客さんもちらほらいる。韓国伝統茶(五味子)をいただく。
いったん、ミンギとラヨンをアパートにおろして、私のリクエストにより大きなスーパーマーケットe-martに連れて行ってもらった。買い物するといより、どんな感じなのか興味があったから。果物は安い、あと量が多いという印象だった。結局、ヨンヨンおすすめの韓国のお茶や事務所のみんなにお土産にしようと決めていた朝鮮人参のゼリーなど、初日から買ってしまった。
ヨンヨンに松尾さんからのプレゼントをようやく渡すことができた。松尾さんは、天神山のご近所さんで、オープニングにお寿司を持参して娘さんと参加してくれた。その後、ヨンヨンともう一度話がしたいといって再訪してくれたんだけど、すでに彼女たちは帰国していたので松尾さんは会えずにとても残念がっていた。その時、持参してらした贈り物をわたしが韓国に運ぶと約束して預かっていたのです。
松尾さんは、ヨンヨンへとその場で手紙を書いてくれた。この気持ちをヨンヨンに贈り物といっしょに手渡すことができて、ほんとによかった。
ようやく帰宅すると、ヨンヨンがはやくシャワーを浴びろという、夜のプログラムもあるらしい。シャワーが終わって、リビングにいくと、すでにヨンヨンがフルーツとおちゃを出してくれて、テレビでは、NetflixでEye love youが流れている。ここで日本製のラブロマンスをみんなでみることになるとは!ドラマの中のラブシーンはやっぱり気まずい雰囲気になるが、まあてきとうにいなす。わやわやあれこれ話して夜が更けてようやく就寝。朝は、ヨンヨンはミンギとラヨンを送り出すために8時に起きるという、アーティストで親で、ほんとに忙しい。
ミンギの働いているスタジオは、アーティストがミンギを含めて2人いて、それ以外に近所のおばさんたちがきているのだとか。ミンギは白ごはんだけを自宅からもっていくと、おばさんたちがおかずをもちよって食べさせてくれるらしい。韓ドラで描かれる景色そのまま、と感動した。
3月7日(木)パジュを廻り、ソウルへ。
天神山アートスタジオでの約2ヶ月の留守で植物の鉢がいくつか枯れているのをベランダでみた。ヨンヨンは天神山の滞在の最後に展示をした。そのタイトルが50 days、ヨンヨンとパジュから始まった私の韓国の旅のリポートはそこからきている。窓の外には、川がみえるその先には北朝鮮。パジュは国境の町なのだ、アパートの隣の敷地は軍施設。去年の9月にリサーチで天神山に滞在した3人(分断イメージセンター:ジェハ、ソルジ、ジェヨン)は、週末にソウルでパフォーマンスをする。札幌で(日本で)北朝鮮の気配と強制労働の歴史をリサーチしたのだった。パジュは、ヨンヨンが一晩の宿を提供してくれたから、行くことになったけど、そこが国境の町だったとあとになってしって、ほんとうに肉眼で「分断」の景色を見ていることが不思議だったし、必然的だった。
ヨンヨンが帰ってきて、さあ散歩にいきましょうといってくれて出発。
ヨンヨンのスタジオ
地元の会社の社長さんがヨンヨンの支援者(スポンサー)で、社屋の隣の空きビルをスタジオとして提供してくれているのだとか。同じビルの中にミンギのスタジオもある。ヨンヨンの作品もいくつも置かれていて、作業に徹するようなシンプルなスタジオだった。社長は、猫のお母さんだそうで、オフィスに2匹、会社の敷地には野良猫のための寝床や餌場がちゃんといくつもおいてある。なんだかシンパシー。この場所で、レジデンスもできるかもしれないと話すヨンヨン。昨日、京畿道にソウルからアーティストがスタジオを移しているという話を聞いた。
次は、ヘイリ芸術家村。
20年前にアーティストのスタジオとして開かれたエリアが、いまはほとんど全てのスペースがカフェになって観光化している場所。このヘイリの中で、アーティスト村時代からいるカップルの経営するカフェ、オーガニックショップ、ギャラリーはヨンヨンの親しい人たちというので訪ねる。温かいジンジャーミルクをご馳走になる。店の外には鶏小屋がある。think green cafe 「わたしたちはゆっくりいきる」年齢層の高い、このカップルの旧知と思われる人々が次々やってくる、この二人には話を聞いてみたい。とてもいい空間だった。
なぜ、どういう経緯でここに芸術村ができ、20年を経過して観光地となったのかという話を聞いてみたい。次回かならず。
ヨンヨンは、いま岐路にいるようだ。これまで彼女の実力を評価されてきている女性を描いたシリーズ、抽象的な表現のシリーズをスタジオで紹介してくれながら、これからどこに向かうべきかと独り言のように聞いている。家庭と自分の制作のバランスを取ること、母親である彼女が振り払うことのできない家族への思い、がむしゃらな彼女は創作への意欲もさげず、でも取り組むことも多さや複雑さに疲れきっているようでもある。実際、切り盛りしている姿をみて、やりすぎないようにとか、少し手を抜きなよ、とかそんなヨンヨンには邪魔になるような言葉をいいたくなる、いわなかったけど。でも、こうして記憶を辿りながら、急がなくてもなんとかなる、どっかで辻褄があってくるからと、やっぱりいいたくなっている。ヨンヨンにメッセージしよう。
ソウルに出発するまでの間にヨンヨンがつめこんだスケジュールの次はランチ。ローカルのレストラン、スジェビの店。
入ると、店主のコレクションや植木がどころ狭しとびっしりおいてある、いい感じ。先客に消防士か救急隊員のようなグループあり、不思議とそういう職種の人が顔つきが違う(贔屓目)。昼時なので、席は満席、隣のテーブルで注文されている料理に釘付けになる。
ここのスジェビと名物のチヂミはともかく素晴らしかった!すごい量だったので、まったく終わらず、チヂミのほとんどを持ち帰りにしてもらった。スパニッシュオムレツのようなチヂミ。再現してみたいけど、できるだろうか、ともかく美味しかったし面白かった。そして、昨日の夜のカルグクスの店もそうだったけど、お店ででてくるキムチが美味しい。
また、満腹。
そして、強制的に次は伝統茶のカフェへ。ヨンヨンは、韓国伝統茶がとても好きなのだという、カフェは古民家空間で、お母さんと娘さんが営んでいるようだった。こんがりやいたお餅が出てきた。お茶は、石の碗でぐらぐらに煮立った状態で運ばれてきた。私のお茶には銀杏の実が入っていたので、それはヨンヨンに、去年のお正月に突如発症した銀杏アレルギーがあるのです、でもお茶自体はその後もなにも起こらなかったし、サジで熱々の甘いお茶をちびちび楽しむのはすごくよかった。70-80年代の音楽がかかっていた。かかっていた曲で、好きだったのが学生による民主化運動の時の女性歌手の曲。
カフェの庭から北朝鮮が見える。
アパートに荷物を取りに戻り、ラヨンをピアノ教室から拾って、ヨンヨンの車でソウル、法大エリアに出発した。ソウルだけ雨が降っているみたいなおかしな天気。ヨンヨンもかつて法大エリアに住んでいたんだそう、この日からお世話になるソルジとジェヨンのアパートに到着した。ハイソな雰囲気の家賃が高そうなアパート群にちょっとひく。地下駐車場で、すでに親戚のような気分になったヨンヨンと別れ、私は彼らの部屋にエレベータで向かった。暗証番号は教えてもらっていた。
しかし、ドアが開かない。困っているとお向かいのドアから小学生くらいの女の子とお母さんがでてきた。女の子は英語が達者で、どうしたんですか?と聞いてくれたから、すぐに助けを求めた。彼女、ほんとに心強かった。ヒーローです、ドアもあけてくれた。
部屋のドアには、helloというシールを貼ってくれていた。私が使わせてもらう部屋もしっかり準備がしてあって、しんそこくつろいだ。
10分ほど、休憩をしてすでにアパートの下でまっていてくれたKim, Soyoungと会う。ソヨンの車を探して敷地内を歩いたんだけど、ともかく新しくハイソなアパートの雰囲気にたじたじする、どんな人たちが暮らしているのか、若いキュレーターカップルのソルジとジェヨンがなぜここに住んでいるのかとかいくつも質問がわきあがってくる。
アパートの敷地を歩き回ってやっと出口があらわれた、そこにソヨンがいた!
横っ面にぶつけたあとのあるソヨンの車に乗り込んだ。
助手席に座って、彼女の案内にただ従っていく。最初は比較的新しくてソヨンが気に入っているギャラリーに。一軒の家が改装されて複層的なスペースになっていて面白い。そこから歩き始める。このエリアには、ギャラリーもスタジオも多くあったという、でも地下が高騰して減ってきていると。途中、スマホの充電用の韓国使用の電源ソケットを購入。そのままそのほかに二つギャラリーを巡る。ふたつめは、プリント工房が運営する版画がメイン(らしい)新しいギャラリー。二つ目は、アーティスト・ランのギャラリーでこのエリアでは老舗という。
ギャラリーを3軒回って、レンガ構造の建物が残っている古い街区の中のカフェに入った。このあたりはゲストハウス も多いんだとソヨンが教えてくれる、コナーもソウルではここに滞在してたんです、と。旅の前にどこにいきたいのかと聞いてきてくれたので、ソヨンのお気に入りの場所に連れて行って欲しいと頼んでいた、だから、このカフェも彼女が好きでとても落ち着く場所だといっていて、その通りだった。いまどきのおしゃれ優先じゃない、でも粋なカフェで私も気に入った。
キムソヨンはソウルを拠点にしているペインター。天神山アートスタジオには去年の春に2ヶ月滞在していた。ほんとうにコツコツと作品に向き合っていて、ちょうど桜の季節に、毎朝二階から公園の桜を眺めて過ごしている姿がいまでも記憶に残っている。昨日のヨンヨンと似ていて社交的で日本語も勉強を続けてかなり使う。滞在中には、道立美術館の学芸員や同時期に滞在していた札幌や日本のアーティストやWSで知り合ったインテリアデザイナー、同時期滞在の海外のアーティストとしっかりと友好的な関係を構築していた。彼女に再会して聞いたところによると、札幌で知り合った人のうち、何人かはすでにソウルに来て再会を果たしているし、天神山以降、彼女もまた2度日本にきている。特に、奈良を拠点にしているアーティストは彼女と同時期に滞在していたのだが、その人との交流によって、彼女は、彼女自身の次のステップを計画するようになったようだ。それは、ソウルという大都市を離れて、故郷の町で新たに活動をしようとする計画。
また、同じく、彼女と同時期に天神山にいたアメリカの文学の作家コナーとは、ソウルの友達よりしょっちゅうあっているといって笑っていた。たった2ヶ月の札幌での滞在制作、このきっかけをものにすることのできるレジデンスアーティストは実際それほど多くない。ソヨンの天神山のあと、は私の想像を超えていた。
すでにペインターとして長いキャリアをソウルで築いているが、作品を制作するだけでは生計が立たない、自身の制作に並行して美大受験生のためのチューターも務めてきている。そのためか、客観的に思考する性質も持ち合わせていて、だから今後のキャリアをどのように組み立てていくのか、自分の経験や体験をどのように活かしていけるかと冷静に点検することができているように受け止めた。もちろん、葛藤やどうしようもない切なさなんかはあるはずだけど。
アーティスト・イン・レジデンスは、一時的な滞在が前提だから、私たちが知るのは、ひとりのアーティストのほんの一面だし、ほんの一瞬にすぎない。それが面白さであり次へと向かう燃料にもなっているが、天神山アートスタジオのように一度にたくさんのアーティストと同時に対応するような環境では、なかなか深くつきあうことができない。それは、天神山以前は年に3-4人のアーティストを招聘していたレジデンスにいた経験からすると私には物足りない。
作品というより、アーティストという人に興味があるので、よくもわるくももういいです、というくらいまでひとりのひとを知りたいという欲求がある。ただの好奇心なので、あまり警戒してほしくはないんだけど。(むしろそれが無礼なのか?)
トッポキ���食べる店を探して、また歩く。
途中で、韓ドラの「コーヒープリンス一号店」のロケ地に使われたカフェの道を通り過ぎる。コンユが好きな私はもちろん静かに興奮しました。そして、このカフェがドラマのロケ地になる前に、常連だったソヨンからちょっとしたホラーストーリーを聴くことになるのだけど、それは怖いから書き残さないでおく。
ソヨンに送ってもらって10時すぎにアパートにたどり着くと、ソルジたちも帰宅していた。パフォーマンスの初日を迎えていた二人だったので、あれこれと喋りたい気持ちがお互いにあったのだけど、ふとおもいだした2000年ごろのflying cityのことをきいてみた。都市の再開発に伴ってとりこわされてしまうエリアとコミュニティのプロジェウトをやっていた反骨系のアートグループがいたと記憶していたのだけど、ひょっとして彼らの暮らしている(私が滞在する)このアパートのエリアは、flying cityがフォーカスしてた場所?と質問したら、ジェヨンが、ここではないと教えてくれた。その流れで、なぜ自分たちがこのアパートに住んでいるのかを説明してくれた。
新しいアパート群の再開発にあたって、元の住民に新しいアパートに住む優先権が与えられたのだ��か。ジェヨンの家族は元の住民でもあるし、新しいアパートの入居優先条件に、「新婚」「子供のいる若い世代」もあったから、ソルジとジェヨンは結婚することにしてこのアパートへの入居申請をしたんだという。面白い話だ。リビングには、結婚式の記念写真も飾られている、ドラマでよく見る風景。
まだ喋り足りなかったけどさっさと自室にひっこんだ。普段の生活よりも倍以上歩いていて私も相当疲れている、きっと彼らはもっとくたくただろうと思う、おやすみなさい、翌日のパフォーマンスの成功を祈った。
私が使わせてもらった部屋は、普段、ソルジが仕事部屋として使っているのだそう。四畳半ほどの大きさの部屋に机と本棚と資料が山積みで、その間にシングルベッドがおいてある。子ども部屋のようで、私はなんだか実家の自分の部屋にいるような気分になった。電気の式パットがおいてある、スイッチの入れ方がわからないけど疲れていてそのまま眠った。
3月8日(金)16年ぶりのアービン・シム
思い出そうとするけど、この日、アービンと回った地名・駅名がまったく思い出せない。10:50の待ち合わせも、どうやら地下鉄の乗り方を間違ったみたいで遅刻した。朝、起きれなかったのだ、慌ててアパートを出て、ろくに調べないで待ち合わせ場所に向かった。
なにしろ初めての地下鉄移動だったから、間違っていてもそこそこ楽しんでいる、完全に覚醒しているわけでもないから気分はのんびりしていた。のんびりしていたと思ったら、待ち合わせ場所でアービンを見た途端に、涙腺崩壊してしまった。なぜ?なぜそんなにエモーショナルになったのか自分でもわからないけど、話し始めたら私たちは16年ぶりにあったのだとアービンがいう。ああ、その時間が私をなんだか盛り上げてしまったようだ、気がつかなかったけど!アービンは16年たってもちっとも変わっていなかった。スピリッツがブレてない気がする。私は肥大したけれど。
アービンの好きなカフェにまずはいく。細い路地と階段を登ったところにある。小さなカフェ。ひとしきり、あの人はどうしている、とかそういう懐かしい話をする、フィナンシェとカプチーノ。
なんとなくミッションなきがして、札幌でアービンとあったS-AIRのふたりと漆くんにアービンの写真を送った。
カフェの向かい側のひだまりで猫がまるくなっていた。
寝坊して待ち合わせ場所に向かったから、お腹がすいていたし昨日の疲れも癒えてなくて体調はあまりよくなかった正直。だけど、アービンとの16年ぶり!に興奮していたのか、しゃきしゃきと歩く早足のアービンになんとかついて行って、去年まで彼女が働いていたギャラリーにいく。
デジタル系の会社の中にそのギャラリーはあって、そこではここ近年で大注目の女性アーティストの個展をしていた。最初の空間は照明の効果で赤く染まって、その中に数点のビデオが上映されている。受付にアーティスト本人がいて、少し話ができた。
メインのスペースに他二つの空間が隣接していて、それは普段展示空間に使っていない場所だという。ひとつは会議室、もうひとつはアイランドカウンターキッチンがあるラウンジ。
その2箇所には、主にセラミックの作品が展示されていて、アーティストのビデオ(アニメーション)作品が3Dになってリアルな空間に存在しているという感じ、ビデオの中にオーディエンスが取り込まれたような感覚もあり面白い体験だった。
作品をみて、ああ、売れそう、というのが最初に思ったことだった。買いたくなる欲しくなるモノを目の当たりにすると、なんかドギマギする欲望が刺激されると妙な背徳感が迫ってくるからかな。慣れてない&気が小さいのかもね。アービンが、最近の韓国の若手アーティストは2D作品の作家たちが次々セラミックで3D作品を発表していると説明を加えてくれた。アーティストにその話をふると、彼女は絵の制作とそこからの立体への展開は自然ななりゆきで、延長上にあるということを話してくれた。
日本でもアートフェアやギャラリーにしょっちゅう行っていればこう言った傾向に出会っていたのかもしれないな。あまりに日頃ご無沙汰である。
アービンは、最後に彼女にあった16年前にもソウルで一番くらいにいけてるリッチなギャラリーで働きながら制作活動をしていた。その時、創作活動に集中したいから近々仕事をやめると話していた。その後、何年かしてまた仕事に戻ったそうだ。そして、またいまは制作以外の仕事も、制作も一年休んでいるんだそう。彼女は私とおおよそ一回り年下だから、40台後半になっている。年齢を重ねても、どんなふうに活動を続けていくか、これで大丈夫かと自問自答しながらキャリアを築いていくのはきっとほとんどのアーティストが同じなんじゃないかなと考えた。そういう自分のめんどくささを引き受けてそれでも制作を続けるってこと、そんな姿はいじましいい誠実だなあと思わされる。こういう姿が20台とか30台の若いアーティストたちに励ましとして、いい意味であきらめとして伝わるといいのになあとも。
お腹がすいた。
地下鉄で移動するよとアービンが交通カードを貸してくれる。ソウルの地下鉄は安い、この乗りやすさはありがたいな。たぶん、一回くらい乗り換えて、アービンのお母さんに会うために彼女の家のある駅の一つ前で降りて、ファーストフードのようなキムパ屋さんに連れて行ってくれた。すでに2時過ぎだったので店内では、スタッフ二人が食事をしている。食券を買って、キムパ、トッポキ、おでんが運ばれてきた。フライドポテト入りキムパが一番人気ということで、それとツナのやつ。ああ、美味しい。コロナの間、最近習い始めたことなんかを話した。
食べ終わって、お母さんが待っているからと彼女の家に歩き始めた。アービンのお母さんは、私のことをいつも気にかけてくれていたようで、今回もぜひ訪ねてくるようにとアービンに言ったようだ。
16年前には、彼女たちのアパートに一泊か2泊、お世話になった。駅の周りの景色もかなり記憶していた、懐かしい。あの頃から、ここが変わった、うちも道路向かいの別のエリアに引っ越したとアービンが説明してくれる。
お世話になった時、普段アービンが使っている部屋を私に使わせてくれた。明るい室内とピンク色のサテンのきれいな布団を鮮明に覚えている。ベッドを私に譲ったアービンは、その日お母さんといっしょに寝てた。その状況が当時の私には不思議だった、いい大人が!いい大人に親といっしょに寝させて申し訳ないという気持ち。だけど韓ドラでドラマをみまくったいまなら、彼らがそうしてくれるのはおもてなしの気持ちの表現で、当たり前のことだとわかる。娘と母親の距離感、家の中の雰囲気、お客さんがきた時の対応とか、その当時はまったくの異文化としか思えなかったあれ���れのパズルがパチパチとハマっていくような感じで、今目の前の状況もすごくわかる。ああ、見倒しておいてよかった、笑
もう、わかったつもりの私がまた完全に崩壊する瞬間が来るとは予想してなかった。
アービンのお母さん
私を歓迎するために少しおしゃれしているだろうとか、足を悪くされて車椅子や補助器具で行動しているお母さんの雰囲気は、予想がついた。でも、全く覚えていなかったのだけど、すごく無邪気でエモーショナルな人だったということ。再会のとたんの温かい、いや、かなり激しめのハグを交わしながらその様に思わず泣いてしまったし、お母さんも泣いていたし、アービンも泣いちゃってた。日本語も勉強しているの、といって日本語で話しかけてくれる。短い時間の中でもたくさんおもてなしをしてくれようとあれこれ考えてあれこれ準備をしてくれたみたいで、なんというか感動したというか圧倒されて言葉が出ない。日中、お母さんを家でサポートしてくれるヘルパーのおばさんも唖然としながら温かくみててくれている。アービンがお母さんに促されてリンゴを剥いてくれた、韓国のサゴォアはとても美味しいのよ、食べなさいとお母さん。
大谷翔平が好きだというので、帰国したら特集号の雑誌か写真集を送ると約束した。私が大谷翔平とつきあうことになる初夢を今年みたとはさすがにいえなかったが、ちょっと前に大ニュースになった大谷の電撃婚の話題で盛り上がった。楽しいなあ、しかしこの溢れる感情を私は取り扱いできないままでいる。
帰り際、プレゼントがあるとお金をくれた。トン?トン?トンっ!?!?とほんと驚いた。この習慣もドラマで学習済みだったけど、まさか57歳にもなって贈り物としてお金をもらうなんて、ああ、現実が受け入れられない・・綺麗なパッケージは、ヘルパーのおばさんが手伝ってつくってくれたそう。
今回の韓国旅では、会う人たちからなんだかの贈り物を受け取っていて、ほんとに心苦しいほどだった。私がお世話になっているのに、みな心尽くしの贈り物をくれる、自分が気が利かない人のようにも思えるけど、こういう気持ちの表し方なんだとありがたく言い聞かせる。
ほんとにありがとうございます。
このあと、アービンが10年近く使っているスタジオへと移動した。地下鉄に乗って、確か乗り替えはなかったような気がする。ターミナルの町で、ソウルの人がボルダリングとかをする険しい山の登山口があると言ってた、ソウルの南の方とも・・いま地名が思い出せないけど、最後にまとめて調べよう。元ベルギー大使館の建物を再利用した美術館の分館がある町だったから、検索すればわかるだろう。
この日もハイライトだらけで、長くなりすぎるので別の投稿につづく。
アービンのオンマの愛と引き換えに?なのか、この旅に持参したストールを失くしてしまった。母が(実の)私の二十歳の着物に合わせて買ってくれたもので、30年以上使っていた赤いストール。この冬に、このストールの暖かさを再発見してヘビロテしていたからそのまま韓国に持ってきていた。失くしたことに気がついて、ヨンヨンやソルジたちにも探してもらったけどでてこない。
お母さん、失くしてしまってごめんなさい。でもあのふんわりした温かい感じ、まだ覚えてます。
忘れないようにする。
忘れたくない。
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思いつきのドライブ
Wednesday 12 March 2014
昨夜10時半、Kちゃんが乗った新幹線が三島駅に到着した。kちゃんと会うのは今年で2回目。そしてKちゃんが静岡に来るのはこれで5回目。女の子では一番多く来ている。真観とKちゃんはよっぽど気が合っているのかな?Kちゃんは昼から夜までの仕事を終えてから来たので遅くなった。Kちゃんはキャメル色のコートを着ていた。会うごとに大人の表情を見せるKちゃん。真観は三島駅までKちゃんを迎えに行き茶畑庵に戻る前にスーパーマーケットに寄った。『晩ご飯は食べたの?』『お腹は空いてないです』それではデザートくらいと滅多に買わないいちごを1パックを買った。真観は料理は好きだが料理で来訪者を持て成すことはまずない。持て成すことは何も特別なことをしなくてもいい。それに真観の料理は我流すぎて人を喜ばせるほど自信は真観にはない。茶畑庵に戻るとKちゃんは『また雰囲気変わりましたね』と感想。『はい、いつもレイアウトは変わります』レコード鑑賞と坐禅以外は使わないリビングと和室を繋げた部屋に備えたコタツに入り向かい合っておしゃべり。このコタツは真観がちゃぶ台の上に毛布を被せてそして大きいお盆をテーブル代わりにした有り合わせで完成したコタツ。ちゃぶ台の脚が短いので工夫して少し高さを足している。このコタツの下にはホットカーペットが敷いてあるのでそれが暖かさを加える。
Kちゃんは静岡に来る前に真観とのやり取りで今回の静岡来訪で特に行きたいとことはなく真観に会えればいいと言ってくれていた。でもせっかく来たのだから一緒に何かしたいと思う真観。そこでいちごを食べて話している内にいちご狩りがいい!と閃いた。真観は最近ラジオでいちご狩りの話題を聞いたばかりだったからだ。早速ネットで調べてみるとあるわあるわいちご狩りスポット。『いちご狩り行こうよ!僕も行ったことないから行きたい!』真観の表情が明るくなった。Kちゃんも喜んでいる。よし決まった!
深夜2時におしゃべりをお開きにしてKちゃんを2階のライブラリー室に案内した。今夜のKちゃんの寝室はここ。Kちゃんにおやすみ言って真観は自分の寝室へ。布団の中にこっそり湯たんぽを2つ忍ばせていることは内緒にして。暖かくして寝てもらいたい。
さて、明朝の坐禅会はどうしようか?と寝る前に思案する真観。静岡にいる時は坐禅会に必ず行くと決めていた真観だったがこれから寝たんでは3時間も寝れない。坐禅会に行けたとしても睡眠不足は解消出来ない。真観は座禅会を諦めることにした。
真観は8時頃目を覚ました。Kちゃんが起きている様子はない。真観は布団から出ずに二度寝をした。1時間後やっと布団から出てキッチンの石油ストーブに火を点けてコーヒーを淹れる準備をしているとKちゃんも2階から降りてきた。『もう起きてたんですけど松谷さん寝てるかなぁと思って』昨夜のスーパーマーケットでいちごと一緒に買ったクロワッサンと買い置きしてあるバナナそしてコーヒーで朝食を食べる。石油ストーブを囲みながら今日のプランを練る2人。いちご狩りのスポットはいくつもあったが一番近いスポットはいわゆるいちご農園とかではくレジャー施設の様な印象を受けた場所でそこに決めた。真観はその施設を箱根に行く途中で見たことがあった。
茶畑庵を出発する前、恒例の茶畑庵来訪者との記念撮影をする。その記念撮影に使うベンチは玄関前にいつも置いてある。そのベンチに座って写真を撮るのだが強い陽射しが横から入り腕のあたりが写真にすると白く飛んでしまう。そこで初めてベンチを移動させて写真を撮った。二人ともカメラマンだからどう撮るか?あーでもないこーでもないとやるのが意外に楽しい。
そのいちご狩りの施設は茶畑庵から30分ほどの距離にあった。駐車場に車を停め受付を済ませる。いちご狩りが出来るビニールハウスはその施設から少し離れた高台の場所にあったので他のお客をフォローしながら歩いて行った。天気は穏やかで正に早春そのもの。気持ちも晴れやかだった。早速いちご狩りを始めた。いちご狩り、すなわちいちご食べ放題ってことだ。真観もKちゃんも次から次へと赤く熟したいちごを食べる回る。う〜ん、美味しい!手には受付で配られたプラスチック製のソーサーを持ちながら。そのソーサーは採ったいちごの蔕を入れる受け口とコンデンスミルクを入れる受け口と両方の役目をしていた。コンデンスミルクと一緒に食べる���よし、そのまま食べるのもよし��でもコンデンスミルクと一緒に食べた方が多かった。『いちごって可憐ですよね〜。幸せになれる』とKちゃん。2人ではしゃぎながらいちごを次から次へと頬張る。今回Kちゃんが東京の土産で蜂蜜を持って来てくれたのでその蜂蜜が入った瓶とスプーンも持参しておいた。その蜂蜜といちごと一緒に食べてみたがそれはどうも違った。やっぱりコンデンスミルクがベストマッチだった。『じゃあ、「Today's Fashion」を撮ってもらっていい?』と真観はKちゃんにお願いするとKちゃんは広いいちご狩りのスペースで人がまだ立ち入ることが出来ないレーンを使いたいと係員に尋ねた。あっさり承諾を貰い2人は撮影を始めた。真観のカメラには撮影比率を変えれる機能があるのでスクエアフォーマットにして真観はKちゃんに自分のカメラを渡した。その方がイメージが浮かび易いと思ったからだ。それは「Today's Fashon」はいつもスクエア���イズで仕上げているからだった。撮影は計11カット。デジカメの画面で撮った画像を見直し『うん。いいんじゃない』と真観は満足げ。「Today's Fashion」を撮り慣れている真観だけに自分の表情の善し悪しは良く知っている。さてどうだろ?2人各々30ヶくらいはいちごを食べただろうか?その頃になるといちごでお腹がいっぱいになっていた。いちごでお腹いっぱいなんて初めての経験だった。このいちご狩りは時間制限はなかったが約1時間ほどで打ち止めにした。
元の施設に戻りKちゃんは家族や会社の同僚への土産を買った。Kちゃんの素晴らしいところは必ずそうやって何かを人にプレゼントしていることだ。真観はこれまで何度となくKちゃんからプレゼントを貰っている。
次なるプランとの候補として長泉町のフォトミュージアムに行くのもいいと考えていた。真観が行きたかったからだ。時間は2時。しかし真観は『折角箱根に来たんだから箱根ドライブしようよ。先ずは芦ノ湖はすごそこだから行ってみよう!』Kちゃんは東京に住み家族と暮らしているが家には車が無くドライブの経験が少ない。だからドライブを楽しんでいる様子。車でドライブしながら仕事のこと、彼氏とのこと、家族とのこと色々話してくれるKちゃん。真観も自分の考えてることをKちゃんに聞いてもらった。その会話には喉に何かが突っかかる様な障害物はどこにも無くスムースに流れる。芦ノ湖に着くと天気も上々で2人は散歩をした。この辺りは標高が高いせいか雪がまだ残っている。しかもカチカチに固まって水分を相当含んでいる。郵便局の前を通ると局員たちがせっせと雪かきしていた。真観またまた閃いた。『僕行きたい所ある!富士屋ホテルに行ったことがないから行ってみたい!』富士屋ホテルは承知の通り有名な箱根の老舗のホテル。このホテルの前も何度か通ったことがあるだけで訪れたことはなかった真観。Kちゃんに知っている限りの富士屋ホテルの情報を伝え車を富士屋ホテルまで走らせた。
15分ほどだったかそんなに遠くなく富士屋ホテルに着いた。真観の目的としてはこのホテルで食事かお茶をしたかった。そうすれば泊まらないビジターでも雰囲気を楽しめるかなと思ったからだ。正面玄関でポーターに『ビジターですけど中に入ってもいいですか?』と尋ねると快く迎えてくれた。明治11年創業のこのホテル和洋折衷の様式で真観好み。Kちゃんも珍しがってあちこち探索。来て良かった。真観は、Kちゃんをあっちで撮ったりこっちで撮ったりちょこちょこ撮影を楽しむ。Kちゃっも嫌がらない。2人が行った時は既にレストランは閉まっていたがメニューの値段をチェックすると高価だった。それでお茶も諦めた。ロビーを中心にホテル内外を探索しただけでも十分楽しめた。
直営のベーカリーでクロワッサンを買って車の中で食べた。真観実はクロワッサンが好きでKちゃんも彼氏がフランス人ということで縁がある。(笑)そして長泉町のフォトミュージアムに行くかどうかiPhoneを使いネットで閉館時間を調べてみるとキャイ〜ン!休館日じゃないか。またもやと真観は思った。『ここはどちらにしても行けないですね』『私、帰りも新幹線で帰ります』そうKちゃんは言った。Kちゃんが新幹線で静岡に来たのは初めてだった。真観が安さで勧める高速バスとは違い快適さをKちゃんは優先した。それでは取りあえず三島方面に戻ろう。そして三島に近づいた頃にお腹が空いていたら何か食べよう、そういうことになった。三島といえば鰻だ。真観は三島で鰻を食べたのは一度もない。Kちゃんは三島と鰻の関係性すら知らない。鰻の他に何かあるかなぁと考えてみるともう一つ真観には行ってみたい自然食レストランがあった。あまり肉を食べないKちゃんは自然食レストランの方に興味を示したので鰻を止めて自然食レストランへと向かった。自然食レストランに着いて外壁にあったメニューを見るとこのレストランはどうもバイキング形式らしい。ディナーだと1人2.000円もした。そこでまた真観『そんなにお腹も空いていないしバイキングまでは食べれないでしょ?2人で4.000円以上掛かるのって高くない?』とう提案して止めることに。これは遠路遥々東京から新幹線に乗ってお金を使わせていることに対しての配慮であるし真観のケチ(倹約)の精神があってのこと。じゃあ真観がお金持ちになって気前良く奢ってあげればいいと思う人もいるだろうがそれは残念ながら難しいし真観はしたくもない。どちらにしてもKちゃんは嫌な顔一つ見せないのだからいいのだ。真観はそう思った。
『お蕎麦が食べたい』とKちゃんがいうので『だったらサントムーンのフードエリアに行こうよ。あそこならお蕎麦だってベジタリアン料理もあるし』それから2人はサントムーンへと向かった。サントムーンへは一度Kちゃんと行ったことがあり真観がお気に入りのウニスパゲティも食べれる。サントムーンに着いて二人ともカレーを注文しウニスパゲティも更に注文して2人で分けた。十分な美味しさで値段もリーズナブル。楽しく過ごす2人にとってはどこでも楽しいはずだ。
食後、Kちゃんは7時20分の新幹線に乗ることに決めた。丁度いいお開きの時間だ。真観は、三島駅までKちゃんを送った。Kちゃんが東京の自宅に着くころはまだそんなに遅くならない。三島駅のロータリーに車を停めて車の中で握手をしてKちゃんと別れた。
2年前、真観はKちゃんの作品撮りをしたが未だにその写真を作品として纏めていない。それをKちゃんは催促しない。何故だか分らないが一度も催促しない。それに甘えて制作を延ばし延ばしにしている真観。さてどのタイミングでKちゃんに渡そうか?そのタイミングは必ずやって来る。少なからず真観が考えていることは作品には作品撮りの時の写真だけではなく今までKちゃんと会った時に撮った写真を含めて纏めるのはどうだろうか?ということ。その日は、もしかしたらKちゃんが日本を離れる時かもしれない。
Today's Fashion(Facebookより)
#12032014
思いつきで箱根と三島市の境にある伊豆フルーツパークへいちご狩りに行った。(茶畑庵から30分ほど)
静岡産いちご「紅ほっぺ」を30個くらい食べたらハルオも紅ほっぺ。w
ファッションは、当然「赤」でコーディネート。
このいちご狩り、4月いっぱいまで楽しめる。(時間制限なし/1.680円也)
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裸の自分
2022年夏、ひとりで石垣島に行ってきた。
その直前に行ったオーストラリアでシュノーケリングにハマり、どうしても夏のうちにもう一度やりたくて、日本に帰ってすぐ往復チケットとゲストハウス、シュノーケリングツアーを予約した。
荷物はリュックの中に着替えの短パン・Tシャツ、小さなタオルとニベアくらい、ビーサンを引きずりながら飛行機へ乗った。
当時は、ずっとしていたジェルネイルもキャットアイが特徴のメイクもやめていて、かろうじて残されていたのは、パーマでつくられた人工的な「ナチュラルウェーブヘア」だけ。あれほど大切にしていた自分の「こだわり」から遠ざかっていた。
「大学生」という肩書一枚だったゆかは、自分にまとわりつく「何かしらの概念を持つレイヤー」をできる限りそぎ落としたかったのだ。
小学生の頃は「お勉強のゆかちゃん」
中学生の頃は「ダンスのゆかちゃん」
高校生の頃は「チアのゆかちゃん」
大学生の頃は、部活を引退するまで「アメフトのゆかちゃん」
部活を引退してからはじめて「ただの学生」になった。
その解放感がゆかと自然を繋ぎ合わせたのだろうか、海の中の世界を自分の居場所のように感じた。
「ゆかちゃん」を象徴するものを手放して、裸一貫、島へ向かった。
台風が来るか来ないかの瀬戸際の時期だったが、当日は快晴。同じ船にはゆか以外に、女の子二人組、ダイビングで参加している数人と会社で来ている10人くらいのグループが一緒に乗り込み3つのスポットを回る。
最初のスポットに到着すると、さっそくみんな海に飛び込んでいく。「どうぞ、自由に泳いでください!」というスタイルのそのツアーではガイドさんによる案内はほとんどなく、写真を撮ってくれたり、個別に声をかけて軽く潜り方を教えてくれるくらいだった。
シュノーケリングはオーストラリアで何度かしただけでまだまだ初心者だったが、おさかなと泳いだり、見よう見真似で潜ったり、フィンとシュノーケルをうまく使いこなし、水中の心地よさを楽しめるまで上達していた。
そして、海の中はまさに『海中都市』。
人の手が行き届いていない海こそ、繁栄した都市のように活気に満ち溢れていた。
この世界にもっと近づきたい、受け入れられたい、住人にはなれなくても「おなじみのゲスト」くらいにはならせてもらえませんかね、と海の住人たちに向かって話しかけていた。
次のスポットに到着するとダイビングの準備をするよう促された。シュノーケリングだけのつもりだったので「?」となったが、話を聞くとゆかは間違えてシュノーケリング+2ダイブのツアーを予約してしまっていたそうだ。
ゆかにとってシュノーケリングの魅力は、「裸に近い状態で呼吸を止めて異世界にお邪魔する」というところにあった。地上生物と海中生物の垣根を地上側のより発展した文明に頼らず肉体ひとつで超えていくからこそ海の世界と繋がり合えるのだ。でっかいボンベをがっつり背負って海中に踏み込んでいくダイビングは「ずる」な気がしていた。しかし、その分の料金を払ってしまっているのでしょうがない。初心者のゆかに専属でつくガイドさんに連れられて、初めて深い海の底までお邪魔させてもらうことになった。
ガイドさんはとても優しく、ゆっくり海の中を案内してくれた。途中で気づいたが、全く自分の脚で泳いでいない。ガイドさんに導かれるまま、同じ目線を泳ぎ回るおさかなたちと次々と表情を変える青の中に立ち尽くしていた。
世界全体が「ピュア」だった。
その「ピュア」の中にいるゆかは彼らの目にどのように映っていたのだろうか。
船に戻り昼食の時間になった。提供されたお弁当はカレーで、朝からほとんど食べていなかったゆかは全部平らげてしまった。その後もまたダイビングだ。海中で苦しくならないか心配だったが、食欲には逆らえなかった。
ランチタイムが終わり、最後のスポットに向かう。2回目のダイビングと、もう1回シュノーケリングをする時間もあるらしい。今度はさっきの優しいガイドさんに代わり、若いにいちゃん系ガイドさんが付いてくれることになった。「さっきのように付きっきりで案内してくれるんだろうな」と、甘えた気持ちでいた。
今度はゆかとガイドさんの他にダイビング資格を所有する参加者の2人が一緒に潜るそうだ。慣れてそうなダイバーの2人に迷惑をかけないようにしなければと、少し緊張が走る。
船から海の中に入るはしごに足をかけた。
一段、また一段と下っていくごとに感じる胃への圧迫感。
「ちょっと苦しいかも?」「いやいや、みんなも同じ量を食べてるし、1回目も少し苦しかったからこれが普通なのだろう」と、自分を説得させて、ラストダイブに挑む決意を改めた。
4人で海の中を回る。他の3人は上手にコミュニケーションを取りながらズンズン進んでいく。パシャパシャ写真まで撮っている。
ゆかは付いていくのに必死だった。「若いにいちゃん系ガイドさん」は「手厚いサポートをしてくれない系ガイドさん」だった。一生懸命脚を動かして前に進む。腰におもりを付けているのにドンドン浮いしまう体にぐっと力を入れて沈めながら、遅れをとってしまわないように頑張って泳ぐ。
胃は先ほどよりも圧迫されていた。1度でボンベから吸える酸素の量は少なく、さらに水圧と力む体の圧で苦しい。辺りはたぶん絶景。でも全然見れない、楽しめない、苦しい。
「途中で出たくなった時のジェスチャー」は教わっていたから、何度もガイドさんに伝えようとした。でも他の参加者に迷惑がかかるし、せっかくの機会だしと我慢。
が、限界。
遂にゆかはガイドさんに向けてジェスチャーをして、海面に引きあげられた。
海面に着くと、シュノーケリングをしている参加者たちの間を器用にすり抜けて、1回目の時の優しいガイドさんが駆け寄って来た。ガイドさんはどうしたのかと聞き、苦しかったと答えた。「まだ行けそうか、行けそうだったらもう1度海の中に連れていく。」という問いに、ゆかは優柔不断な態度を示した。
「行けるものなら行きたい、苦しかったけどもしかしたらまだ頑張れたんじゃないか」と悩んでいたその時だった。
急に食道を逆流してきたカレーがゆかの口を塞いだ。
ガイドさんはすぐさまダイビングマスクを外す。
クルっとゆかの体を半回転させ、そのまま首根っこを掴んで船まで連れ戻していく。
出てくるカレー
集まる魚
離れる人々
空は澄んでいた。
カレーの代わりに取り込んだ空気によって浄化されていくゆかの体内を映しているかのようだった。
人間じゃない気分だった。
ただの生き物?
ちがう。
『溺れかけた猫』
そんな気分だった。
船に戻って休憩して、体調も落ち着いた。もう1度シュノーケリングをするかと聞かれたが、もう疲れ果てていて気分が乗らなかったから、それでツアーは終了となった。
そんな変な(?)思い出となった初ダイビングだが、また挑戦したいと思う。でもやっぱり、シュノーケリング6回:ダイビング1回くらいのバランスがいいかな。
「裸に近い状態で呼吸を止めて異世界にお邪魔する」というシュノーケリングの魅力。
異世界にお邪魔する時は、できるだけその世界になじむ姿で踏み込みたい。そして、それにともなう苦しみも受け入れたい。
自然が裸ならゆかも裸。
ゆかにとって自然との関わり合いはそれが理想的なのだ。
でも、たまには文明の力を使ってでもより深く自然を知りたい。
深く知り合うことがよりよい関係をつくるのだから。
その時のためにダイビングも練習しよう。
そして次は直前に満腹になるのはやめよう。
地上の生活に戻ったゆかは、ジェルネイルも、キャットアイのメイクも、ピアスも服も、今まで通りこだわりを貫き通すことにした。
あの時のゆかは裸の自分で生きてみたかった。
裸の自分で生きられるのか試してみたかった。
でも、この地上では服を着ないと苦しい。
恥ずかしいし、傷つきやすいし、不安。
服を着ると途端に不安は消える。
今度は不満が現れる。
あれでもない、これでもない、ゆかが着たい服はどこだ。
色んなお店に足を運んだが、結局自分のクローゼットの中にある服が一番しっくりきた。
無理にそぎ落とそうとしていたレイヤーは、唯一無二の勝負服に姿を変えていたのだ。
一生ものの勝負服。つぎはぎだらけになっても大切にしたい。
たまにその服を脱ぎたくなったら、自然と戯れにまた海にお邪魔しに行こう。
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[BfR]コエンザイムQ10:健康リスクについて何がわかっていて、何がわかっていないのか?
Coenzyme Q10: what is known about the health risks – and what isn’t?
10 November 2023
https://www.bfr.bund.de/cm/349/coenzyme-q10-what-is-known-about-the-health-risks-and-what-is-not.pdf
コエンザイムQ10は代謝に不可欠であるが、体内で生成することができる。コエンザイムQ10は、体内の細胞のエネルギー代謝を担うミトコンドリアの重要な成分である。コエンザイムQ10はミトコンドリアの電子伝達に関与しており、抗酸化物質として、いわゆる「フリーラジカル」による酸化的損傷から細胞を保護することができる。心臓、腎臓、肝臓、筋肉のような高いエネルギーを必要とする組織は、特に高いレベルのコエンザイムQ10を含んでいる。コエンザイムQ10は、健康な体自身によって十分な量が生成されるため、(食物から供給される)必須栄養素ではない。多様でバランスのとれた食事を摂っている健康な人では、コエンザイムQ10の十分な供給が保証されている。
ユビキノールとユビキノンという2つの種類のコエンザイムの健康評価に関しては、現在、データが不十分なため、知識のギャップや科学的な不確実性がある。
コエンザイムQ10とは何か?
コエンザイムQ10(又はユビキノン-10)は、すべての生きた細胞に存在するユビキノンのグループに属し、呼吸器系におけるミトコンドリアのエネルギー産生プロセスに関与している。コエンザイムQ10は、化学的にはビタミンKやビタミンEに類似している。ヒトの体内では、フェニルアラニン又はチロシンとメバロン酸から生成され、体が正常に機能し、変化に富んだバランスのとれた食事を摂っていれば十分に供給される。
コエンザイムQ10は体内で何に必要か?
コエンザイムQ10は代謝に不可欠で、体の細胞のミトコンドリアにおけるエネルギー代謝に関与している。抗酸化物質として細胞膜を保護することもできる。
天然にコエンザイムQ10を摂取できる食品はどれか?
通常の食事によるコエンザイムQ10の推定摂取量は1日平均3~6 mgである。肉が主な摂取源であるが、魚、ナッツ類、一部のオイルもコエンザイムQ10の最も豊富な摂取源の一部である。一方、果物、野菜、穀類、乳製品には0.01 mg~0.3 mg/100 gと低量のコエンザイムQ10しか含まれていない。
コエンザイムQ10はどの食品に添加されているか?
コエンザイムQ10は、ユビキノンとユビキノールの両方の形でフードサプリメントに添加され、様々な用量で単剤又は配合剤として市販されている。
ドイツ人集団にはどのようにしてコエンザイムQ10が供給されているのか?
コエンザイムQ10は健康なヒトの体では毎日十分な量が生成されている。
コエンザイムQ10欠乏症の健康リスクについては、どのようなことが知られているか?
治療が必要なあるいは身体的な欠乏症状を引き起こすコエンザイムQ10欠乏症については、まだわかっていない。栄養医学的な観点からは、サプリメントによるコエンザイムQ10の目標追加摂取は必要ないと考えられている。
コエンザイムQ10の過剰摂取による健康リスクについては、どのようなことが知られているか?
現時点で知識や科学的不確実性において足りない情報はあるが、以下の記述が可能である:
いくつかの研究では、1日最大300 mgのコエンザイムQ10の追加摂取により、主に消化器系において時折、吐き気、胸焼け、胃不快感、上腹部不快感又は下痢などの有害影響が観察された。単発の皮膚発疹も研究で報告されている。これらの影響が毎日300 mg/日以上の摂取でより頻繁に起こる��、又は他の影響が追加的に起こるかどうかは、まだ調査されていない。
全体として、健康なヒトにおけるコエンザイムQ10の補充に関するデータは比較的少ない。特に、妊娠中及び授乳中の女性並びに小児及び青年におけるコエンザイムQ10サプリメントによるQ10の追加摂取の健康影響に関する研究は不十分である。したがって、BfRは、これらのグループは関連する一日用量の製品を使用すべきではなく、使用前に医師/医療専門家に相談すべきであると勧告する。
コエンザイムQ10と血圧の低下や凝固を阻害する薬(クマリン型抗凝固薬)との間に相互作用があるかどうかという問題も、まだ十分に調査されていない。したがって、BfRは、血圧の低下や凝固を阻害する薬を服用している人は、100 mg/日以上のコエンザイムQ10製剤を服用する前に、医師に相談することを推奨している。
コエンザイムQ10の十分な供給に特に注意すべき人は誰か?
現在の知見によると、コエンザイムQ10は体内で生成される物質であり、身体的な欠乏症状や関連する健康リスクに関する科学的根拠は今のところないため、特定の集団に対して一般的な摂取推奨を策定する理由はない。BfRはまた、欧州食品安全機関(EFSA)が(健康な一般集団との関係で)コエンザイムQ10に関する健康強調表示を評価し、これらの表示は科学的に証明されていないと考えていることを指摘したい。これは、「パフォーマンスを高め、健康を改善する」「体の防御を強化する」など、コエンザイムQ10に関連して強調表示を喧伝することは、EUでは許可されていないことを意味する。このEFSAの見解は2010年に発表されている:http://www.efsa.europa.eu/de/efsajournal/pub/1793.htm
コエンザイムQ10を含むダイエタリーサプリメントは一般的に有用/推奨されているか?
体が正常に機能していて、多様でバランスのとれた食事をしている人は、コエンザイムQ10の十分な供給が保証されている。現在のところ、集団におけるコエンザイムQ10不足のエビデンスはなく、フードサプリメントによるコエンザイムQ10の追加摂取は必要ない。
コエンザイムQ10には法的最大基準値があるか?
EUでは、コエンザイムQ10を食品に添加するための法的規制や最大量はない。2014年、ドイツ連邦消費者保護・食品安全庁(BVL)は、ドイツ食品飼料法(LFGB)第54項に基づき、フードサプリメントに添加するコエンザイムQ10を、最大100 mg(1日量として)までとする一般原則を策定した。この決定は、妊娠中の女性、授乳中の母親、18歳未満の小児及び青少年は製品を摂取すべきではないという警告を表示に含めるという要件を付随する。又、クマリン型抗凝固薬又は血圧を下げるタイプの薬を服用している人は、100 mg/日以上のコエンザイムQ10を含むフードサプリメントを服用する前に、医師の助言を受けることを推奨している。
2024-01-10 - 食品安全情報blog2
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二年前日記41(2021年10/8〜10/14)
10月8日 午後から図書館に行く。まだ読み終わっていない本があったので、ドトールで読んでから。アップルパイとカフェインレスコーヒー。図書館でも少しだけ雑誌を読み、2冊借りて帰る。俳句の本と、谷川俊太郎さんの詩の本。晩ご飯は、鶏そぼろのトマトカレー。カレー粉はなかったけど、なんとなくでいい感じになった。味にまとまりがない感じがしたので、黒麹甘酒を少し入れるとばっちり。でもまあ、変わった味だと思うが、夫は美味しいと言って食べてくれた。今日も、夫の夜勤の出発と一緒に散歩へ。帰って19時のニュースを見て20時までにはお風���に入る。ネット句会の選句をして、本を読み、23時過ぎに寝た。
10月9日 午後からカウンセリングへ。今日で11回目。とりあえずひとくぎりということで対面でやってもらうことにする。総括的な意味で、「自分の状況って何か名前がつくようなものだったんでしょうか」と質問すると、「私は医師ではないので診断はできないけど」と前置きしたうえでいろいろ話してくださった。私とのカウンセリングはとても心理学的で興味深く、考えさせることが多かったみたいなことも言われた。私もとても面白かったので、今後も続けてみたい。話していて、私は子どもに精神的に依存する親になりたくないという気持ちが大きいんだなと思った。でも、乳幼児のあいだはべったり依存したらいいしそれがお互いに必要なんだよというようなことも言われて、そうなんだなと思った。これは少し気をつけないといけない部分だったかもしれない。カウンセリングのあと、Kちゃんと会う。版画の有志展を一緒に見に行ってくれた。生徒さんの作品は皆それぞれの個性があり、とても面白かった。どこかでお茶でもということでフロインドリーブへ。Kちゃんはパフェを、私はお腹が空いていたので、晩ご飯にしようと思って、サンドイッチとスープを頼んだ。帰りに二宮にできた新しいパン屋さんに寄り、パンを買ってうとうとしながら帰った。
10月10日 10月だというのに、暑いぐらいの陽気。鶯が狂ったように鳴いている。昼から病院の両親学級に参加する。感染症対策のために1名しか参加できないので私だけ。今日は「お産コース」ということで、陣痛が始まってからの流れをひととおり教えてもらった。妊婦は3人参加。お産のあいだの過ごし方を考えたりもした。パートナーにいきみ逃しというのをしてもらわないといけないそうだ。ほー。スーパーで買い物をして帰宅。晩ご飯は、夫が買ってきたステーキ、サラダ、百合根のバター蒸し、椎茸海老ミンチのフライ(惣菜)。録画していた80歳の野球コーチのおばあさんの番組で子どもたちがご飯の準備を手伝っていたのに刺激を受けてしまい、とうとう夫に「私はあなたのお母さんじゃない」を言ってしまった。よく聞くセリフだよなと思いながら。そういえば、母は結婚して子どもができて自由がなくなることを、冗談めかしながらではあったが「ざまぁ見ろ」と言ったことかあったなということを思い出した。今はひどいとしか思えないし、そういう風にしか感じられなかったのだとしたら不幸な人だなと思うが、いつか自分も母の気持ちがわかるようになるのだろうか。
10月11日 朝、体重をはかったら急に1キロぐらい増えていて驚く。妊娠中の体重変化は本当によくわからない。それにしてもまだまだ暑い。もう10月だというのにうぐいすも鳴いている。やるべきことをひとつずつ片付けていった。すこしお腹の張りが多いような気がする。トコちゃんベルトが必須。晩ご飯はきのこ鍋。『昨日、なに食べた?』と『アンという名の少女』を見た。夫はケーブルの交換をちょこちょこしていて、少し動きが早くなったことに満足していた。よくわからない世界。
10月12日 今日は職場にあいさつに行く日。地元で何か買って帰ろうと思っていたが、今日は定休日だった。まず初めに「うつわクウ」さんへ。退職記念?に何か買おうと思って。お箸にしようと思っていたが、企画展をしているお皿が気になりお皿を買うことにした。手土産を買い、お昼は入ったことのない喫茶店へ。ホットサンドのセットを頼む。ほぼ満席のランチタイム、ひとりでキッチンと会計を回していて料理はどれも熱々。一瞬の凪の時間にはすかさず食洗機を回し、ホールの人とも全く無駄なやりとりがない。こんな風に動けたらさぞ気持ちいいだろうなぁと思った。職場へ。すでに少し懐かしい。メッセージ入りのアレンジのお花もいただいてしまう。最後という感じがあまりしないな。これからも、縁が続けばいいな。まだ少し時間がありそうだったので、ムジカに行った。ウィークエンドケーキと紅茶をお願いする。店内はいっぱい。芦屋は値段に関わらず美味しいお店にはちゃんとお客さんが入っているイメージがある。三宮からはバスで帰宅する。今日は夕焼けパンダの中継の日。残念ながら、天候が悪くて今回も見られなかった。晩ご飯は、鯖のパン粉香草焼き、グリル野菜(トマト、じゃがいも、小松菜)、昨日のお鍋の残りに酒粕を加えた粕汁。
10月13日 午前中、市の共同参画センターがやっているセミナーへ。ママ向けの就活講座。最新の保育園の情報などもわかってとてもよかった。保育園の申し込みは11月だそう。来年にするか再来年にするかかなぁ。3年以内には働いていたいな。講師の社会保険労務士の人の話が面白かった。実際いくら稼げるかはあまり気にせず、将来のために今できることをやっていきましょうと。中3の塾代辺りでみんな危機感を募らせるそうだ。私はその頃には50代だもんな。やっぱり早めに踏ん張らないといけないと思う。今の親の親世代は、女は短大が当たり前で卒業のときに婚約指輪をしていた人が勝ち組だった。そんな人の言うことを聞いていてはダメです。と、きっぱり言われて、みんな深く頷いていた。家計の収入がどうであろうと教育費はあまりみんな変わらないという話も聞き、それはどうなんだろうと思ったが自分もそうなっちゃうのかな。お昼、お肉屋さんのランチを食べて、Mちゃんの新居にお邪魔する。2人目が欲しいと言っていたが、何と妊娠したそうで4週だそうだ。順調にいくといいなぁ。そのあと眼科に寄る。妊娠中だということで、これからなかなか来れないかもと緑内障の検査もすることになり、全部で2時間ぐらいかかった。OCTを初めて撮ったが、光がとてもかっこよく仮面ライダーを想像させるものだった。今のところ症状は出てないが予備軍とのことなので、定期的な検査をするように言われる。一応、一年後の予約を取ったが、一年後、どうなっているんだろうなぁ。半額のお寿司とお惣菜を買って帰宅。夫が最寄りの駅まで迎えに来てくれていたのだけど、すれ違いでバスに乗ってしまい先に帰宅してしまった。
10月14日 衆議院解散。31日に選挙になった。午後から、Uさんが家に来られた。同じ時間帯にガスの点検もあった。妊娠中だということをこの間伝えてから、いろいろと力になってくれてとてもありがたい。そのあと、少し横になっているとコープさんが来た。晩ご飯は、餃子鍋。少し足りなくて追加で何個か焼き餃子にする。焼き餃子として売っているものなので、やっぱり焼いたほうが美味しかった。
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映画フィルムと傭リの話
ある日、居館で映写機が発見される。映画フィルムもいくつかあり、サバイバー達が観てみようと集まりを設ける。傭兵は興味が無かったが、誘われるがまま見る事になる。
たまたま選んだそれは、ある戦争を題材にした映画だった。
傭兵は、映画という物を見た事が無かった。
娯楽として、物語に触れるという経験が無かった。響く銃声、襲い来る敵兵、死にゆく仲間…。その中で諦めずに仲間を助け支え合い、戦場を駆け抜ける愛国心に満ちた主人公。彼は仲間の為に犠牲となり戦争は終結を迎えた後に英雄の様に讃えられ幕を降ろす。
仲間思いで格好良くて、まるでナワーブさんみたいな主人公だったの。と感情を昂らせた彼女が、純粋な感想としてそれを吐き出した。それに傭兵ははにかんで返すが、心の奥底は酷く澱んでいた。
現実の戦場はあの映画の様なものではなく、自分もあの主人公の様な男ではない。それを傭兵は知っていた。
飛び交う銃声の中、自分の身を守る為に死んだ仲間や敵兵の遺体を盾にした事が何度もあった。腐り始めて異臭の放つそれに触れた手や全身から、暫く死体の匂いが消えなかった。食べ物を食べる度に、腐った匂いがして吐いた。
太腿から下を無くした仲間を救う為に、背負いながら逃げた事もある。
首筋に掠れた吐息を感じながら、もう少しで助かるからと何度も声をかけた。背後から飛んできた銃弾に貫かれて彼は死んだ。彼の肉で銃弾が留まったお陰で、自分だけは生き延びた。
仲間の為に死ぬなんて出来ない。皆、自分が生き延びる為に足掻いて死んだのだ。
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凄く不愉快ではありませんか。それ。
と、共に酒を飲んでいた殺人鬼が言った。晩酌の肴として、傭兵はリッパーに産まれて始めて映画を観た事、それが戦争を題材にしたものだった事、そして言われた事をなんとなしに話題にした後の反応だった。
純粋な感想だった。と傭兵は返すが、悪意が無いからと言って不愉快に感じてはいけないなんて事は無いんですよ。と、殺人鬼は言う。
もし私が「舞台や活字の世界の殺人鬼が貴方みたい」なんて言われたら、不愉快極まりなくて、その身体を切り刻んで私がなんなのかを教えて差しあげるでしょうね。
と、リッパーは悪戯を考えた子供みたいに目を細めた。
私の事を理解していない者が、私の象徴と同じものを少し齧っただけで理解した様な顔をされるのは嫌ですよ。だって、物語の殺人鬼は受け手に感情を汲み取れる様になっているでしょう?
でも、私は違います。私の事は私にしか分からないのだから。
貴方も「仲間思いで英雄な兵隊さん」なんて思われたくないのなら、前線に立って救助なんて辞めてしまえばいいのに。とリッパーはからから笑う。
そしたら、お前は試合がつまらなくなって死にたくなるんじゃないか?
まさか、願ったり叶ったりですよ。
と至極楽しそうに挑発し合う。
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傭兵は、娯楽で何かの物語に触れるなんて事が無かったら良い。本とかも読むけれど、歴史や戦争に関する史料的な物が多い。
リッパーは歌劇や文学、芸術において様々な物語に触れているし知識が深い。物語という存在自体は良い文化と思って嗜むけれど、「殺人鬼」の物語と自分を重ねられるのは不快。
人の股から産まれた殺人鬼ですら俗世に理解されずに生きるしかのに、人の腹に居た事すらないリッパーの事を理解出来る存在がい���訳ない。
人間は生きていく上で培う経験や感情を、リッパーは知ってはいるけれど経験したことが無いので。あくまで主人格の経験であって、リッパーの経験ではない。
別にその発言をした誰かの事を悪いという訳ではなく、それはその人の価値観による感想だったので責めるものではなくて、ただ、人によって感じ方も傷付き方も違うって話。
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4/25 体調◯
身体を引きずり20分遅れで一限へ。授業後喫煙所で黒髪短髪のゆうまに会う、びっくりした。二限も終え部室にベースを置きに行くとトムがいて、セージさんが好きそうなの見つけましたよ〜っていって曲を聞かせてくれた。本当によかった。
家でゲームをしながら配達を待つも来ず、急いで駅に向かう。多分去年春子ちゃんを連れてったぶりのそれいゆだった気がする。次郎との会話はホントに弾む。近況報告から悪口、悩み、ゲーム、特撮、映画などみっちり話し込んだ。二時間越えの滞在。次郎から引退してから見るライブの日のストーリーはとても辛いと教わった。シフォンケーキとっっっても美味しかった。
智春さんとタバコ一吸いして吉祥寺まで歩いた。最近次郎はあんま一緒にいない人たちを誘ってドリームマッチさせるのが趣味らしい。僕が普段遊ばない人を誘おうとい話になり岡を呼ぶことに。結局岡塩塚かずさみのりちゃんにさすけまでくるという謎飲み会になった。最近もっと人と遊びたいと思っていた自分には嬉しすぎるイベントになった。岡とさすけの部長トークやみのりちゃんとのFS不和話、疲れたけど楽しかった。残りの一年、先輩ともちゃんと会っていきたいし後輩ともう少し親密になりたい。耐えてくれ自分の身体。
高架下に行ったらFSナンバガ組に欅委員、たつきもいてアニメ最終話みたいな奇跡の大集合が起こった。しかも火曜日に。人と会って話すのがこんなに楽しいなんて久しぶりの感覚、ファミマの割引されてるおにぎりを食べながら、みんなの笑顔を眺めてた。
家に帰ってきたら、流石にドッと疲れが、床に倒れ込む。次郎から今日は誘ってくれてありがとうのラインが来る。そういうところも次郎の愛おしいところだ。僕ももうすこし愛される先輩になりたいかも。
そういえば岡達を待ってる間ロフトの地下で次郎とストファイして1-2で負けた。次こそ勝つ。
3/26体調△
学校行ってモーニングコールズの練習。市川が不調で軽く合わせたあと遊んだが、その後2人で武道家に行き体力の充電をした。僕も一日調子悪かったのにとてつもなく元気になった。そういえばいつも入れないショウガを少し入れた。
3/27 体調◯
早起きしてから朝からバイト。この日は店長のサボりが特にひどく、ずっと文句を言ってたら1日が終わってた。お昼にいちご入ってる堂島ロールを一切れもらって食べた。こういうのが嬉しくてあそこのバイトは辞められない。
退勤してそそくさと高田馬場へ。弟に駅まで迎えにきてもらったのだが、名物のロータリーバカ騒ぎを見れて逆に嬉しくなった。
マルエツで回鍋肉の材料とプレゼントを買って弟の家へ。うちよりは広いキッチンに2人で並んで料理をした。あまり美味しくなかったけど、一緒にご飯をするだけでとても楽しかった⭐️。弟の近況、学校のこととか彼女のこと、軽音のことを一通り聞いて、まだ変なことはしてなさそうで安心。弟だけはサイコーな大学生でいて欲しい。また近々会いに行きたい。
自分が大学一年生の頃なんて思い出しただけで恥ずかしくて死にたくなるくらいガキだった。でもみんなそんなもんでしょう、まだまだ駆け抜けたい大学生活。
3/28 運✖︎
この日はただただ運が悪かったのでその話を。元々四限終わりにコーシンと一緒にグリッドマンを観に行く約束だったのだが、気分でスバルを誘った。コーシンは本書いたりするし、ガイナックス的観点の話を、スバルは特撮愛強いし、円谷プロ的観点から話を聞けると思って。そして浅野くんに学校で話しかけられた。彼は今年の一年生で新歓でかなり話してた子だった、調子が良かった僕はその子を映画に誘った。彼は意外と興味があったみたいで新入生と人見知り2人をつれて意気揚々と新宿に向かった。
少し早めに着いてタイムスでも行って話せば和むかなと思ったのだが、店は激混みで入れず。代替案も決められず駿河屋に彷徨い込み、みんな別々で店内の物色をする。この時点で浅野くんには申し訳ないなって思ってたんだけど更なる悲劇が起こる。
上映10分前になり映画館まで行きチケットを取ろうとする。受付で4人と伝えると満席だと言われる。もう公開から6週間経ってるのに?!?!もう非難の嵐。先に取っとけとかとりあえず映画館に来るべきだったとか一年連れてきてるのにどうするんだとか。流石に凹んだし反省した。
スバルと浅野くんに謝り、僕とコーシンは24:00上映終了の回を観に行くことに。とりあえずご飯とかお話くらいはと、4人でアルルに行く。自分たちの前に2組待っていたのだが、すでにお腹は空いていたし後輩に気を使ったりでとても疲れていた。もう次が順番のとこまで待っていたが、しんどくなりどこかご飯に行こうと提案し、店の前を離れた。その直後である、中から客が出てきて後ろの人たちが通されているのを観てしまった....。少しお店を探すも金曜の新宿はどこも混んでて、スバルと浅野くんは吉祥寺でご飯を食べると言って帰ってしまった。(スバル本当にごめんね)コーシンは今日は厄日なんですよ!そういう日なんですよ!ってひたすら励ましてくれた。
2人で岐阜屋に行きチャーハンとビールを流し込んだ。なんかその日のチャーハンも調子悪かった。ビールだけはいつ飲んでも美味しい。コーシンがトー横題材の文章書きたいしって言ってきたので暇つぶしに歌舞伎町タワーの見学に行った。それはもうハリボテの作られたNIPPONのイメージと、治安の悪い空気の詰まったタワーだった。
映画はもう最高だった。全ての不幸が焦らしだったかのように晴れやかな気持ちで映画館を出た。スバルには流石に断られ、2人で感想&考察を話しながらワンカン。一時半過ぎに解散した。
かなりテキトーに文章を打ち続けたので読みづらかったらゴメンなさい。
4/29 体調◯
起きたら12:50分でバタバタ支度をして家を出る。セブンで昨日webで作った履歴書(テキトー)をプリントして土曜の吉祥寺を駆け抜ける。なんとか2分前に店の前についた。万星のアルバイトの面接を受けてきた。結果は来週中に電話すると、受かるといいな。
5時くらいにたつきと智春さんと合流して高円寺へ。軽く散歩して四文屋で飲酒。テンポよくお酒とお肉が進む、居心地がよい。話した内容は忘れた。
西荻に移動して戎で呑む。坂本慎太郎のMVを流して怒られた。ここでありちゃんを呼び出し、智春さんとの共演。ありちゃんは酔っ払っていた。頼むから変なお金の使い方をやめてほしい。最近は居酒屋でハイボール飲んでもペースミスしなくなった(大学四年生なのに今更^_^)。
この日は元気すぎた。智春さんとお別れした後吉祥寺にありちゃんを連れてきて凜さん折田さんと合流、何気に初の清水屋で三軒目。美味しい食事と楽しい会話、友人に恵まれてると実感させられるような夜だった。次は智春さん折田さんを並べてお酒が飲みたい。
最後たつきと2人でありちゃんを西荻窪に電車で送って、徒歩で帰った。最近たつきとちゃんと遊んでなかった(僕が悪い)のでゆっくり話せてよかった。彼には自我をもっと強く持って僕の憧れた頃の姿に戻ってほしい、頑張れ‼️
そういえば最後の最後で裕介が合流して3人で少し話したな、なんか変形合体ロボとか男のロマンがどうとかの話をしたね、僕はとても楽しかったよ。
いつだって少年の心を忘れずにいたい。
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お肉=ダイエットに不向きではない! 筋肉の材料牛肉
牛肉は筋肉の材料となる良質なタンパク質の宝庫です。
「ヒレ」の部位は脂肪分が少なく、脂肪燃焼を高めるカルニチンが多く含んでいるので、ダイエット中の方やアスリートにぴったりの食材です。
そこで、牛肉の栄養とその効果、おいしい食べ方についてご紹介します。目次
牛肉の栄養成分と効果
牛肉に含まれる個別の栄養素
アミノ酸
鉄
ビタミンB1
ビタミンB2
牛肉のおいしい食べ方
大根おろし
にんにく
生姜
わさび
ピクルス
牛肉とダイエットの関係
おすすめレシピ
最後に
関連
牛肉の栄養成分と効果
牛肉は栄養価の高い食材であり、多くの栄養素を含んでいます。牛肉の主要な栄養成分とその効果について以下に説明します。
タンパク質: 牛肉は高品質のタンパク質の良い供給源です。タンパク質は身体の細胞や組織を構築し、修復するために必要な栄養素です。また、免疫機能をサポートし、筋肉を形成し、ホルモンや酵素の生成にも関与します。
鉄: 牛肉にはヘム鉄という形の吸収しやすい鉄が豊富に含まれています。ヘム鉄は貧血の予防に役立ちます。また、ヘム鉄は非ヘム鉄(植物性の鉄)の吸収を促進する効果もあります。
亜鉛: 牛肉は亜鉛の良い供給源です。亜鉛は免疫機能を強化し、傷の治癒を助けるなど、多くの生体内プロセスに関与します。
ビタミンB群: 牛肉にはビタミンB群の中でビタミンB12やビタミンB6が含まれています。ビタミンB12は神経系の健康に重要であり、ビタミンB6はタンパク質や糖質の代謝を助けます。
脂肪: 牛肉には脂肪が含まれていますが、適切に選ばれた牛肉は良質の脂肪を含みます。特に、オメガ3脂肪酸やクロレステロールを含みます。
牛肉の効果としては、以下のようなものがあります。
筋肉の形成と修復: 牛肉の高品質のタンパク質は筋肉の形成や修復に必要であり、スポーツや運動をしている人には特に重要です。
貧血の予防: 牛肉に含まれるヘム鉄は貧血の予防に役立ちます。特に、女性や成長期の子供など、鉄不足が心配される人には推奨されます。
免疫機能のサポート: 牛肉に含まれる亜鉛やビタミンB群は免疫機能を強化し、免疫系の正常な機能をサポートします。これにより、免疫力を高めて、病気や感染症に対する抵抗力を向上させる効果があります。
神経系の健康: 牛肉に含まれるビタミンB12は神経系の健康に重要な役割を果たします。ビタミンB12は神経細胞を保護し、神経伝達物質の生成を助けるため、神経機能の維持に貢献します。
エネルギーの供給: 牛肉は高タンパク質であり、同時にエネルギー源としても利用されます。適切な量の牛肉を摂取することで、エネルギーの供給を助け、日常生活や運動に必要なエネルギーを得ることができます。
牛肉に含まれる個別の栄養素
アミノ酸
体内で合成されない9種類の必須アミノ酸がバランスよく含まれ、特に赤身には脂肪燃焼効果の高いカルニチンがたくさん含まれています。
必須アミノ酸は1種類でも不足すると、他のアミノ酸の利用効率も低下するので、必須アミノ酸は量だけでなくバランスも大切です。
また、動物性タンパク質は植物性タンパク質に比べて体内に吸収されやすいので、筋力アップを目指す方は、肉のタンパク源を欠かさないようにしましょう。
鉄
鉄分は血液中で酸素を運ぶ「ヘモグロビン」を作る材料になります。
鉄分が不足すると、血液中のヘモグロビン濃度が低下し、酸素が体のすみずみに運ばれず、鉄欠乏症によるめまい・たちくらみなどの貧血を引きおこしてしまいます。
特に女性は生理や妊娠・出産にともない、失いやすい栄養素のため、十分に補給する必要があります。
肉や魚など動物性食品に含まれる鉄(ヘム鉄)は野菜・海藻など植物性食品に含まれる鉄(非ヘム鉄)より効率よく吸収されます。
非ヘム鉄は脂肪分が少ない点でダイエット中の方に好まれますが、鉄分の補給にはヘム鉄と非ヘム鉄の両方からバランス良く補うようにしましょう。
ビタミンB1
ビタミンB1は糖質のエネルギー代謝を助けて、消化液の分泌を促進します。お米やパン・麺類を多く摂る方は積極的にとるようにしましょう。
また、神経機能を正常に保つ働きがあり、不足すると疲労や怠慢感が抜けづらくなり、イライラしたり集中力がおちたりしやすくなります。
ビタミンB2
ビタミンB2は脂質のエネルギー代謝に関与し、脂肪の燃焼を高めてくれます。
エネルギーの消費量が多いほど、必要量が増えるので、アスリートや体力仕事が多い方は毎日の食事でしっかり補給しておきましょう。ダイエット中の方も脂肪燃焼アップのために、しっかりと摂り入れておきたいビタミンです。
また、肌や髪・爪などの再生を助けて、肌トラブルの改善にも効果的なビタミンです。
牛肉のおいしい食べ方
肉は消化に時間がかかるため、生野菜や薬味など酵素が豊富に含まれる食材と合わせて摂るのがおすすめ!
大根おろし
アミラーゼ(デンプン分解酵素)・プロテアーゼ(タンパク質分解酵素)・リパーゼ(脂肪分解酵素)の消化酵素を含み、消化を助けます。酵素は熱に弱いため、生で食べる方が効果的です。
にんにく
香味成分のアリシンは、胃液分泌を促す作用や、タンパク質の分解を助ける酵素の働きがあります。
また、この成分は糖質の分解を促すビタミンB1の働きを高める作用もあります。
生姜
辛味成分のジンゲロンやショウガオールは胃酸分泌を調整���て、消化を助ける作用があります。
また、タンパク質の分解を促すプロテアーゼ・ジアスターゼを含み、タンパク質の消化を助けて、胃もたれを防ぎます。
生姜焼きのように生姜と肉を一緒に調理すると肉質が柔らかくなるのは、これらの酵素の働きによるものです。
わさび
辛み成分のイソチオネードは消化液の分泌を高めて、食物の消化・吸収を助けます。また、この成分は抗菌作用が高いため、刺身やユッケに添えられて、殺菌の増殖予防に役立っています。
ピクルス
ピクルスの調味料に使われるお酢は、胃酸の分泌を促して消化酵素の働きを助けます。
ソーセージに添えるキャベツの酢漬けや、ハンバーガーにはさんでいるピクルスは脂肪分の多い肉の消化を助けてくれるので、ぴったりの組合せですね。
牛肉とダイエットの関係
牛肉は脂質が多く、ダイエットに不向きと思われがちです。
しかし、ダイエット中に甘いものの欲求が高まる人は、タンパク質がしっかり補給できていない可能性があります。
タンパク質が不足すると、体はすばやくエネルギーに利用できる糖質を欲するからです。
また、タンパク質は腹持ちがよく、空腹感を抑えられるので、3食の食事の中でタンパク質食品をとり入れて間食を減らしていきましょう。
おすすめレシピ
■牛肉と大豆のカレーいため
大豆に含まれるイソフラボンは女性ホルモンと似た働きをもち、女性特有の不快症状の軽減に役立ちます。
また、サポニンは余分な血中脂質の排出を促し、レシチンは悪玉コレステロール(LDL)を下げる働きがあります。カレー粉は糖質量の摂取を控えている人におすすめの調味料です。
■牛肉のアスパラロール
アスパラガスにはポリフェノールの一種、ケルセチンが豊富に含まれています。
ケルセチンは血流改善・コレステロールの吸収抑制などの作用があります。
最後に
「お肉=ダイエットに不向き」のイメージがありますが、牛肉はアミノ酸バランスが優れ、脂肪燃焼を高めるカルニチンも豊富。
食べるなら、比較的低脂肪で鉄分・ビタミンB群が豊富な「ヒレ」や「タン」を選んでみてはいかがでしょうか。
ただし、牛肉を摂取する際には適切な食事バランスを保つことが重要です。
過剰な摂取や高脂肪の牛肉の摂取は、肥満や生活習慣病のリスクを増加させる可能性があります。
また、牛肉は動物性食品であるため、持続可能性や動物福祉の観点からも適切な選択をすることが大切です。
最適な栄養摂取を確保するためには、バランスの取れた食事を心掛け、栄養素を幅広い食品から摂取することが推奨されます。
医師や栄養士に相談し、自身の健康状態や食生活に合った食事を考えてみてはいかがでしょうか。
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【ボーイミーツガール5】
入ったのは何処にでもありそうな普遍的街中華だ。
赤っぽい内装にねっとりとした床。
ジューカンカンと騒がしい厨房と戦うかの如く声がデカい瓶ビール飲み。
どこをとっても満足出来る昔ながらの街中華屋であった。
フロアを任されているであろう若い店員が指定したテーブルに着席を促した。
「この店よく来るの?」
「いや、めちゃくちゃ初めてです。ずっと来てみたかったお店を卸しました。」
「いいね。こういう古めかしいお店嫌いじゃないよ。当時の時代にタイムスリップしたみたいで楽しいよね。」
文句の付けようの無い素晴らしい返答が届いた。
「取り敢えず注文でもしましょうか。」
メニューをキサさんの側に向けて渡した。
「んーこれだけ中華料理名がいざ陳列していると悩ましいよねえ。」
「案外、字面だけだと料理のイメージが安易に浮かばなかったりしますもんね。僕は無難に天津炒飯と餃子にします。キサさんはどうします?」
「じゃあね私は青椒肉絲と麻婆豆腐にしようかな。こんだけあれば2人とも満腹になるでしょう?」
「そうですね。あ。お酒呑まれますか?無理強いをするつもりは無いんですけど。」
「勿論、街中華なら瓶ビール択一でしょう。異論の余地は無いよ。」
掌で俺の口元を制したその手の儘キサさんは店員を呼びつけて2人で決めた注文を諳んじた。
厨房へメニューを伝えに行く店員を横目に今は電子パネルで注文して全自動ロボットが配膳をするのが世のスタンダードになってしまっているから懐かしいと言うか寧ろ真新しさまで感じてしまっている。
変な回想を遮る様に瓶ビールと小さいグラスを二つ持って若い店員は戻って来て目の前でプシュと栓を開けて立ち去っていった。
歳下である以上は歳上を立てなければならないと言う社交辞令的なのは、ぽっと出のガキである俺ですら分かっていたので即座に瓶ビールに手を伸ばして左手でキサさんのグラスを持って注いだ。
「へえ。そんなの出来るんだ。」
微笑みと少しの悪意を混ぜた表情でそう言って揶揄った。
今度は自分のグラスを持ち恰も慣れていますよと言わんばかりの顔をして注ぎ込んだ。
これが今出来る精一杯の反抗であったからだ。
「じゃあこの夜に乾杯。」
「かんぱあい。」
コツンと鳴ったグラスから溢れそうになった泡を口元へ迎え入れる。
キサさんに目をやると口元と目元を一文字にして五臓六腑にアルコールを歓迎している様であった。
「ぷはあ。うまあい。」
一息に飲み干し空になったまだ泡が付いたグラスを受け取ろうとしたがドンッと勢いそのまま机に叩きつけた。
机にグラスを置く力が心なしか強かった様な。
(まさかアルコールに弱い訳ないよな。)
と嫌な想像が安易に脳を過ぎる。
相変わらずカンカンと鉄と鉄がぶつかるし他の卓からはガハハと品性の欠片も無くした草臥れた背広を着たサラリーマン達の合唱が店内を我々のデートを彩ってくれている。
「CM狙ってるんですかって感想を引き出させる位良い呑みっぷりでしたね。よくお酒呑まれるんですか?」
空いたグラスにまた黄金色の炭酸を注ぎ入れる。
「ウチに帰れば毎日、発泡酒だよ。社会人ってのは何処かに逃避しなきゃやってられないよ。この世は酔狂だと思うな。皆、心の何処かを酔わせて狂わせているんだよ。」
並々に注がれたグラスからゴクゴクと二口また呑んだ。
「それは一体ポジティブなんですかネガティブなんですか。まだ僕には図りかねますね。」
「んー難しい事聞くね。匙を投げた返答でもいいなら人それぞれ各々の解釈の尺度ってものがあるからその五感を通じて脳がどう解釈したのかによってポジティブなのかネガティブなのかが明瞭になるんじゃあない?」
長台詞を言い退けた後にまたグラスに半分くらいあった麦酒を飲み干したタイミングで俺はこんな事を言ってみたりした。
「意地悪な事を言ってもいいですか?」
「なあに。意地悪はやだけど。今だけは許してあげるから言ってごらん?」
「これ呑んで機嫌を宥めてくださいね。」
グラスを持ってまた注ごうとしたらその手を弾いて
「私ペース早いから自分で入れるよ。それ位自分で出来るし、いつまでも入れてもらっちゃあ申し訳ないよ。」
と言って自分でグラスに瓶ビールを注いだ。
「強がっちゃって。」
柄��もなくイジってみたりしたら恥ずかしくなって俺も慣れないビールを一気飲みした。
泡の弾ける感覚とアルコールが全身に巡る感覚が一気に押し寄せてキサさんが俺のジョークになんで返事してくれていたのか生憎、聞き逃してしまったし目の前のグラスには8割ぐらいのビールが注がれていた。
感謝をキサさんに伝えて店員に追加の瓶ビールを注文した。
「それで、さっきの意地悪なんですけどね。もし匙を投げなかったらどんな返事をするのかなってのが気になって。」
「あーそれねえ。独自的解釈にはなるんだけど仕事中に自我を出せているか否かで酔狂が変わると思っていて。仕事中に自我を出せていれば単に肉体的な疲れを癒す為の酒を呑む訳。まあ言わばあのテーブルのサラリーマンみたいなもんだと思えば分かりやすいと思うな。その反面、仕事中に自我を出せていない場合はね自我を抑圧しているなら仕事の時もある種、精神的な酔狂しなきゃやってられないし、それを乗り越えたとて自我を出せている人と同じく肉体的疲労がやってくるから酔い狂うしか無いって訳さ。私はこのツールがお酒で酔ってるんだけどそのツール自体は人それぞれなんだと思うな。俗にそれを趣味って呼んだりするんだと思うね。そしてこの行為全般がポジティブかネガティブかって話だったよね。ついつい話し過ぎちゃった。そうだなあ。私はこの行為はポジティブだと思うよ。懸命に明日を生きる為の延命治療と言うか。いずれ来たる死を受け入れる儀式を執り行っていると言うか。」
少し回り道をした回答は店員が料理を持って来た事によって中断される。
2本目の瓶ビールに天津炒飯と青椒肉絲がやって来た。
その後、遅れてやって来た数枚の小皿に取り分けて食べ始める。
蓮華と小皿が触れ合って小気味良く鳴って自然と口に運ぶペースも上がる。
いざキサさんを見るとチークを塗ったかと言うよりかは少し塗り過ぎと形容されてもおかしくは無い位には顔を赤らめていた。
お酒が体質的に弱いと定評のある俺ではあるが人生で初めて自分と同等、若しくは弱い人に会えてホッとした。
ハッと目が合いそうになって気不味くなるのを回避する為に目を逸らすと残りの餃子と麻婆豆腐が湯気を立てて机に到着した。
エスコートをすると念頭に置いていたから空かさず小皿を取ってキサさんの分をよそおうって渡した。
ふと瓶ビールに目をやるともう後少ししか残っていなかった。
決してケチなのでは無いと念押ししておきたいが2本目は1杯しか飲んでいないのにもう少しで空になると言うのだ。
顔を赤らめている割に早いペースでキサさんは飲酒を続けていたと言う訳だ。
軽くなった瓶ビールを持ってキサさんのグラスを満タンになる迄、注いで3本目を注文した。
「凄いペースで飲みますね。お酒好きなんですか?」
「んー普段はあんまり呑まないかな。そんなに好きなものでも無いからね。」
「にしては物珍しい光景が目の前に広がってますよ。」
「君だからこんなに楽しく呑めちゃうのかな。」
「魅惑の言葉達を最も容易く投げかけないでくださいよ。もう完全にキャパオーバーです。」
「その表情がまた堪らないね。」
「全部が癖に刺さってるじゃあないですか。」
「もうグチャグチャにしたくなっちゃうもん。」
「キュートアグレッションは抑えてくださいよ。」
「嘘うそ〜冗談だよ。」
そう言って麻婆豆腐を一口頬張り、いひひと笑みを浮かべた。
この後は出生話だとか他愛も無い様な話をしていたと思う。
無論アルコールが入っていたから余り鮮明に憶えてはいない。
一頻り盛り上がり皿の中が空っぽになったのでいよいよ店を出る事にした。
会計を任せて外で待っていると赤暖簾をご馳走様でしたと言いながらキサさんが出て来た。
少し立ちくらみがしたのかフラッと体勢が崩れかける。
慌てて駆け寄り細い体躯を支える。
人通りの多く無い裏路地に面した店だったので取り敢えず段差に腰掛けて貰う。
「立った途端、酔いが回っちゃって来たのかも。」
「大丈夫ですか。水でも買って来ますよ。」
「良いのお?甘えちゃおっかなあ。」
もう語尾がトロンと蕩けている。
これは安全に帰宅して貰う為にも水を買いに行くしか無い。
そこに居て待ってて下さいと声を掛けて無我夢中になって走り出した。
女性を1人置いてその場を離れるのは少しリスキーだとは思ったがそれ以上に今のキサさんを連れて歩く方が危険だと考えたのだ。
覚えている範囲で最も近い自動販売機に着き小銭を入れボタンを強く押し込んだ。
ガチャンと自由落下をしたペットボトルを取り出してまた来た道を急ぐ。
息を切らしながら戻るとそこはもぬけの殻であった。
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