カルタゴ滅亡をトレースする現代日本
◆カルタゴはなぜ滅んだのか?!
日本と同じような商人国家であったカルタゴが、完膚なきまでに滅ぼされた例を他山の石として日本人は国防を考え直す必要があると切に思うからです。
カルタゴは紀元前250年頃、地中海に覇を唱えていた大国でした。
第2次ポエニ戦争に負けて、戦勝国から武装を解除させられ、戦争を放棄することになったカルタゴは、戦後の復興を貿易一筋で見事に成し遂げ、戦後賠償も全てきれいに払い終えました。しかし、その経済を脅威だと捉えたローマ帝国によって、結局は滅ぼされてしまいました。
滅ぼされる直前、カルタゴの愛国者であるハンニバル将軍は、ローマの考えを悟り、祖国の危機をカルタゴ市民に訴えましたが、平和ぼけした市民は耳を貸そうとしませんでした。
それどころか「ハンニバルは戦争をしようとしている!」と中傷する者さえいました。しかも、最終的にハンニバルはローマに洗脳された者達によってローマに売られ、自殺にまで追い込まれてしまったのです。
平和ぼけした市民は、ローマから無理難題を次々に要求されてからはじめてハンニバルの警告が正しかったことに気が付きましたが、時すでに遅く、徹底抗戦に踏み切るもカルタゴの陥落を防ぐことはできませんでした。この間、たった3年の出来事でした。
ちなみに、生き残ったカルタゴ市民は約5万人でしたが、その全てが奴隷にされてしまいました。城塞は更地になるまで徹底的に破壊され、再びこの地に人が住み、作物が実らぬように大量の塩が撒かれたと言われています。
これはただの負け方ではありません。まさに地上からの抹殺です。
この悲惨なカルタゴ滅亡の理由は2つあると言われています。
1つは、カルタゴ市民が軍事についてほとんど無関心だったことが挙げられます。もともと自国の防衛はおおむね傭兵に頼っていた上に、国内世論も「平和主義的」な論調が強く、有事に備えて軍事力を蓄えておくといったことはままなりませんでした。
2つめは、国内の思想が分裂状態であったことが挙げられます。そもそも挙国一致して事に当たらなければ有事を乗り切ることはなかなか難しいものですが、カルタゴにはそれがなく、戦時中にハンニバルが外地を転戦している間も市民は素知らぬ顔をしていました。そして、ハンニバルを売り渡したのは、ローマに洗脳されたカルタゴの売国奴達でした。
自らの手で愛国者を切り捨てる・・・かくしてカルタゴは「滅ぶべくして」滅んだわけですが、私は今の日本がこのカルタゴに酷似している様に見えて仕方がありません。
今こそ日本の国防を真剣に考えないと本当に危ないと思います。
【対比】日本と似すぎているカルタゴの運命
カルタゴは、フェニキア人が建国した海洋国家で、現在のアフリカ大陸チュニジアに位置しています。
カルタゴは、世界一の造船技術を持ち、スペイン、シチリア島などの海外領土を支配していました。
紀元前3世紀、地中海貿易により富を蓄え、ローマ帝国と並ぶ強国となります。
BC264年、両者の中間にあるシシリー島で紛争がおこります。そして、これを契機にカルタゴとローマは、世界の覇権を賭けて激突します。この戦いは、23年間の中断をはさんで63年間続きます。(第一次ポエニ戦争、第二次ポエニ戦争)
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1867年、島国日本は、長い眠りから覚め、明治維新により近代国家への道を目指します。西洋文明を積極的に取り入れ、富国強兵に邁進します。日清・日露の戦争に勝ち、朝鮮、台湾、南樺太と領土を拡張します。
強国となった日本は、戦艦大和を建造して、世界有数の海軍を持ち、
太平洋をはさみ、超大国アメリカと対峙します。
1941年12月、日本連合艦隊は、ハワイの真珠湾の奇襲に成功します。太平洋戦争が始まります。
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カルタゴの英雄ハンニバルは、象36頭と兵士5万人を率いて、スペインを出発します。象を連れて、アルプス山脈越えに成功、ローマの本拠地イタリア半島を奇襲します。ハンニバルは、イタリアに、なんと15年も踏みとどまり、ローマを一時追い詰めます。
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「マレーの虎」山下奉文中将は、マレー半島を南下、シンガポールに侵攻します。インド兵への離反策が成功し、1942年2月15日シンガポールは陥落、イギリス軍は降伏します。
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カルタゴは、地力に勝るローマに対して次第に劣勢になります。ついに、名将スキピオ率いるローマ軍が、カルタゴの本拠地に進軍します。カルタゴは、イタリアで善戦していたハンニバルを帰国させ、本土決戦に賭けます。BC202年、天下分け目の戦い(ザマの戦い)が行われます。カルタゴの完膚なき負け戦でした。
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アメリカは、生産力、技術力で日本に勝っていました。ミッドウェー海戦を境に、戦局は逆転します。ガダルカナル、硫黄島、沖縄。日本は、敗退を続けます。本土空襲が激しくなり、広島と長崎に原爆が投下されます。日本の完膚なき負け戦でした。
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カルタゴは、ローマに無条件降伏します。
全ての海外領土は、放棄され、軍船、象もローマに引き渡されます。軍隊は、自衛のためのものだけが許されました。そして、自衛のためでも戦争する場合、ローマの許可が要ることになったのです。(この許可の項目が、後に大問題となります)
そして、50年賦で1万タラントの賠償金をローマに支払うことが決まります。
ともかく、カルタゴの町は、無事に残りました。100人会は、貴族の世襲制でしたが、戦後まもなく代議員が選挙で選ばれるようになります。
カルタゴは、民主主義の国家に生まれ変わります。
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「忍び難きを忍び、耐え難きを耐え・・・」玉音放送が流れ、日本は無条件降伏します。
日本列島以外の領土は、返還されます。アメリカが決めた平和憲法で戦争が放棄されます。(後に自衛隊が誕生します。)国土は焼け野原、アジア諸国には賠償金の支払いが必要でした。ともかく、本土決戦だけは避けられました。
日本は、天皇主権の国家から、主権在民の民主主義国家に生まれ変わります。
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カルタゴ人(フェニキア人)は、ユダヤ人やアラビア商人と同じセム語族で、最も商才があるといわれている種族です。
軍事国家への野心を棄てたカルタゴ人は、ますます貿易や商売に熱中するようになります。ローマ人は、楽しむために働きましたが、カルタゴ人は働くこと自体が人生の目的でした。奇跡の経済復興が実現します。
戦勝国ローマは、休む間もなく、マケドニアやシリアと戦わなければなりません。軍備費の要らないカルタゴは、次第にローマに匹敵する経済大国に、のしあがります。
BC191年ローマは、シリアを打ち破ります。
無敵の軍事大国ローマにとっての脅威は、経済大国カルタゴに移っていくのです。
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日本人には、勤勉さと物作りの才能がありました。
焼け原から立ち上がった日本人は、ひたすら一生懸命働くことで豊かになろうとしました。エコノミックアニマルと日本人は、陰口を叩かれます。奇跡の経済復興が実現します。
アメリカの核の傘に入り、軍事費もいりません。戦勝国アメリカは、ソ連との冷戦を戦わなくてはなりませんでした。
10%を超す高度経済成長が続きます。日本は、世界第二位の経済大国になります。
ソ連が崩壊し、日米の経済摩擦が激化します。
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BC187年、カルタゴは、50年賦と決められた賠償金を一括払いしたいと申し出ます。いくら叩いても不死鳥のように蘇る、カルタゴ人の経済力に、ローマ人は、羨望と恐怖心を抱きます。ポエニ戦争の悪夢がふと蘇ります。
経済大国カルタゴの最大の悩み��、隣国のヌミディアでした。ヌミディアは、騎馬兵団で有名な、戦争に強い国です。自衛力しか持たないカルタゴを侮り、その領土を侵犯します。
カルタゴは、ローマに調停を頼みますが、黒幕のローマはもちろん取り合いません。ついに、カルタゴとヌミディアの間で戦争が起こり、平和の国カルタゴは、敗北します。
ローマの事前許可のない戦争開始は、条約違反でした。
ローマは、カルタゴに対して、突然宣戦布告をします。
驚いたのは、カルタゴです。ローマの許しを得ようと、300人の貴族の子供を人質に差し出します。しかし、8万人の世界最強のローマ兵が、上陸し、カルタゴに進軍します。
カルタゴの使者が、「どうすれば、許していただけるのですか?」とローマの司令官に聞きます。
「全ての武器を差し出せ。」司令官は、答えます。
カルタゴは、20万人分の鎧、投げやり、投げ矢、2000の石弓を司令官に差し出します。
すると、司令官は、最後の要求を使者に言い渡します。
我々は、カルタゴの街を根こそぎ破壊することを決めた。
カルタゴ人には、今の街より10マイル内陸部に
新しい居住地帯を造ることを許可しよう。
使者からローマの意向を聞いた20万人のカルタゴ人は、驚愕して、嘆き悲しみ、最後に激怒します。
「こんなひどい仕打ちがあろうか。街を破壊するだと。
内陸部に引っ込めだと。どうせ死ぬなら戦って死のう!」
カルタゴ人は、丸腰で戦う覚悟を決めます。返事の猶予期間の30日間、密かに戦争準備がすすめられます。
武器職人は、連日徹夜で武器を作ります。
若い女性は、長い髪を元から切って石弓の弦が作られます。
こうして、始まったのが、第三次ポエニ戦争でした。
(戦争というより、ローマによるカルタゴの民族浄化です。)
カルタゴは、ここで奇跡的な粘りを見せます。なんと丸腰で三年間ローマの猛攻を食い止めたのです。
しかし、戦闘と飢えと疫病で、20万人のカルタゴ市民は、10万人に減ります。
そして、ついに、ローマ兵は城壁を破り、街へ進入します。
女、子供までがレンガを投げて抵抗しますが、5万人が虐殺されます。
ビュルサの砦に逃げ込んだ5万人のカルタゴ人は、オリーブの枝を掲げて投降します。
彼らは、一部が処刑され、残りは奴隷として売られます。
カルタゴの街は、十数日燃えつづけ、灰は1メートル積もります。カルタゴの復活を恐れたローマ人は、この地に塩を撒き不毛の土地にします。
700年続いた経済大国カルタゴと世界の富を独占したカルタゴ人は、BC146年こうして滅んだのです。
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MHA Chapter 395 spoilers translations
This week’s initial tentative super rough/literal translations under the cut.
tagline 1
No.395 幸せの上に 堀越耕平
ナンバー395 しあわせのうえに ほりこしこうへい
NANBAA 395 shiawase no ue ni Horikoshi Kouhei
No. 395 Above happiness Kouhei Horikoshi
(Note: There are many ways to potentially translate this title. “Ue” means top, above, beyond, before, regarding, because of, and many other similar things. I take this title to either mean there’s something more important than the speaker’s happiness or the speaker is doing something because of their happiness.)
tagline 2
トゥワイスが消え…
トゥワイスがきえ…
TUWAISU ga kie...
The Twices vanish...
1
だよな…
da yo na...
“That’s right...”
2
分倍河原は……いいやつだったもんな…
ぶばいがわらは……いいやつだったもんな…
Bubaigawara wa......ii yatsu datta mon na...
“Bubaigawara...was a good guy...”
3
トガヒミコ…
TOGA HIMIKO...
“Toga Himiko...”
4
好きなものになりたくて握った筈のナイフを
すきなものになりたくてにぎったはずのナイフを
suki na mono ni naritakute nigitta hazu no NAIFU wo
The knife I should have gripped because I wanted to become someone I like
5
怒りと憎しみで握っていました。
いかりとにくしみでにぎっていました。
ikari to nikushimi de nigitte imashita.
I gripped with rage and hatred.
1-2
私が生きやすい世界にする為に
わたしがいきやすいせかいにするために
watashi ga iki yasui sekai ni suru tame ni
For the sake of making a world easy for me to live in
1
今になって"個性"を伴った「変身」の負担が
いまになって"こせい"をともなった「へんしん」のふたんが
ima ni natte “kosei” wo tomonatta 「henshin」 no butan ga
The burden of Transform now after the accompanying [other] quirks...
2
痛い
いたい
itai
“It hurts.”
3
"伝わるゼロ・グラビティ"の
"つたわるゼロ・グラビティ"の
“tsutawaru ZERO GURABITI” no
“The transmitted Zero Gravity is”
4
巻き添えになったヒーロー達も軟着地させてる…
まきぞえになったヒーローたちもなんちゃくちさせてる…
makizoe ni natta HIIROO-tachi mo nanchakuchi saseteru...
“letting even the heroes who became involved land softly...”
5
人を介した分解除も緩やかに進行するのね…
ひとをかいしたぶんかいじょもゆるやかにしんこうするのね…
hito wo kai shita bun kaijo mo yuruyaka ni shinkou suru no ne...
“Even your Release is progressing gently out of concern for people, huh...”
6
お茶子ちゃん…
おちゃこちゃん…
Ochako-chan...
“Ochako-chan...”
7
結局
けっきょく
kekkyoku
“In the end,”
8
どこまでいっても落としたりはしないのね
どこまでいってもおとしたりはしないのね
doko made ittemo otoshitari wa shinai no ne
“no matter what you do, you won’t drop anyone.”
(Note: This is the same phrasing as the line about Izuku being a nerd no matter what in chapter 348. Literally, the first part of the phrase means “no matter where you go,” but the idiom in English would translate to “no matter what you do.”)
9
寒い…血が出すぎた 頭と体がつながってないみたいに…全く動けない…
さむい…ちがですぎた あたまとからだがつながってないみたいに…まったくうごけない…
samui...chi ga de sugita atama to karada ga tsunagattenai mitai ni...mattaku ugokenai...
I’m cold...I bled too much. It’s like my head and body aren’t connected...I can’t move at all...
10
動かなきゃいけないのに…!まだ…!
うごかなきゃいけないのに…!まだ…!
ugokanakya ikenai noni...! mada...!
But I have to move...! I still...!
1
血なんて一生くれてやる
ちなんていっしょうくれてやる
chi nante isshou kurete yaru
I’ll give you my blood for the rest of my life!
2
…カァイイ?
...KAAII?
...I’m cute?
3-4
あなたの笑顔が素敵だと伝えなきゃと思ったの
あなたのえがおがすてきだとつたえなきゃとおもったの
anata no egao ga suteki da to tsutaenakya to omotta no
I thought I must tell you that your smile is lovely.
5
世界一
せかいいち
sekai ichi
The cutest in the world.
(Note: The sound effects are of Ochako gasping for air and her teeth chattering from cold.)
1
致死量の血が出てる
ちしりょうのちがでてる
chishiryou no chi ga deteru
“You’re losing a lethal amount of blood.”
2
私が刺した後もあれだけ動いてたから…
わたしがさしたあともあれだけうごいてたから…
watashi ga sashita ato mo are dake ugoiteta kara...
“Because you were still moving that much even after I stabbed you...”
3
お茶子ちゃん
おちゃこちゃん
Ochako-chan
“Ochako-chan,”
4
敵連合は
ヴィランれんごうは
VIRAN rengou wa
“the League of Villains
5
全部ぶっ壊すの
ぜんぶぶっこわすの
zenbu bukkowasu no
“will smash everything,
6
壊れた先にあるのは
こわれたさきにあるのは
kowareta saki ni aru no wa
“What lies beyond the destruction is”
7
きっと…
kitto...
“surely...”
8
私が生きやすい世界
わたしがいきやすいせかい
watashi ga iki yasui sekai
“a world where I can live easily.”
(Note: There’s a sound effect “chiu” present for Himiko sucking up Ochako’s blood.)
1
でも
demo
“But”
2
お茶子ちゃんが言ってくれた事嬉しかった
おちゃこちゃんがゆってくれたことうれしかった
Ochako-chan ga yutte kureta koto ureshikatta
“I was happy about what you told me, Ochako-chan.”
3
生存競争って私言ったけど…
せいぞんきょうそうってわたしゆったけど…
seizon kyousou tte watashi yutta kedo...
“I said this was a competition for survival, but...”
4
お茶子ちゃんがいなくなるの"だけ"は
おちゃこちゃんがいなくなるの"だけ"は
Ochako-chan ga inakunaru no “dake” wa
“That only Ochako-chan will go away,”
5
やっぱり嫌
やっぱりや
yappari ya
“I absolutely hate it.”
(Note: To be clear, I think she’s saying that despite this being a competition for survival, she hates this result where only Ochako is the one who dies.)
1-3
この気持ちは本当だから
このきもちはほんとうだから
kono kimochi wa hontou dakara
“Because this feeling is genuine,”
3-4
私の血全部あげる
わたしのちぜんぶあげる
watashi no chi zenbu ageru
“I will give all my blood to you.”
1
ーー…暖かい
ーー…あたたかい
--...atatakai
--...warm
2
でも…ダメだ…!そんなことしたら
demo...DAME da...! sonna koto shitara
But...you can’t...! If you do something like that...
3
前に死にかけた時
まえにしにかけたとき
mae ni shi ni kakata toki
“Before, when I almost died,
4
仁くんがこうやって助けてくれた
じんくんがこうやってたすけてくれた
Jin-kun ga kou yatte tsukete kureta
“Jin-kun helped me like this.”
5
仁くんの"個性"はもう無いから私がお茶子ちゃんになる
じんくんの"こせい"はもうないからわたしがおちゃこちゃんになる
Jin-kun no “kosei” wa mou nai kara watashi ga Ochako-chan ni naru
“Since Jin-kun’s quirk is gone, I will become Ochako-chan.”
6
他者の"個性"が使える以上血もその人そのものになる
ひとの"こせい"がつかえるいじょうちもそのひとそのものになる
hito (kanji: tasha) no “kosei” ga tsukaeru ijou chi mo sono hito sono mono ni naru
“Even more than being able to use someone else’s quirk, my blood will become [the same as] that person’s blood.”
7
ダ…
DA...
“You...”
8
メ…
ME...
“can’t...”
9
……捕まえたら…
……つかまえたら…
......tsukamaetara...
“......If you caught me...”
10
私が死ぬまで血を届けに会いに来るつもりだったの?
わたしがしぬまでちをとどけにあいにくるつもりだったの?
watashi ga shinu made chi wo todoke ni ai ni kuru tsumori datta no?
“were you planning to come visit me to deliver your blood until I died?”
small text
傷口閉じるよ
きずぐちとじるよ
kuzuguchi tojiru yo
“I’ll close the gash.”
11
お茶子ちゃんは…ただ"敵"を捕まえるだけでよかったのに
おちゃこちゃんは…ただ"ヴィラン"をつかまえるだけでよかったのに
Ochako-chan wa...tada “VIRAN” wo tsukamaeru dake de yokatta noni
“Ochako-chan, even though it would have been fine to just capture the villain,”
12
ただ異常者を排除するだけでよかったのに
ただいじょうしゃをはいじょするだけでよかったのに
tada ijousha wo haijo suru dake de yokatta noni
“even though it would have been fine to just eliminate the the freak,”
13
ヒーローらしく正しい事をするだけでよかったのに
ヒーローらしくただしいことをするだけでよかったのに
HIIROO rashiku tadashii koto wo suru dake de yokatta noni
“even though it would have been fine to just do the correct thing like a hero would,”
1
なのにさ
nanoni sa
“even so,”
2
なのに余計な事"考えて"…
なのによけいなこと"かんがえて"…
nanoni yokei na koto “kangaete”...
“you nevertheless think about unnecessary things...”
3-4
お友だちいっぱい傷つけて刺してきた相手をさ…
おともだちいっぱいきずつけてさしてきたあいてをさ…
otomodachi ippai kizutsukete sashite kita aite wo sa...
“about the person who hurt and stabbed so many of your friends...”
5
変だね
へんだね
hen da ne
“that’s weird,”
6
お茶子ちゃん
おちゃこちゃん
Ochako-chan
“Ochako-chan.”
7
あな…た…こそ…!
ana...ta...koso...!
“You...are...!”
(Note: This is a phrase that essentially means “Speak for yourself!”)
8
こんな…!
konna...!
“Something like this...!”
9
私は"好き"に生きるの
わたしは"すき"にいきるの
watashi wa “suki” ni ikiru no
“I like how I ‘like’.”
10
だから捕まってあげられない
だからつかまってあげられない
dakara tsukamatte agerarenai
“That’s why I won’t let [anyone] capture me.”
11
お茶子ちゃんの「捕まえる」と一緒…でも
おちゃこちゃんの「つかまえる」といっしょ…でも
Ochako-chan no 「tsukamaeru」 to issho...demo
“That includes your [version of] capture, Ochako-chan...but”
12
刺してごめんね
さしてごめんね
sashite gomen ne
“I’m sorry for stabbing you.”
13
怒鳴ってごめんね
どなってごめんね
donatte gomen ne
“I’m sorry for yelling at you.”
14
本当よ
ほんとうよ
hontou yo
“Really.”
1
…燈矢くんが
…とうやくんが
...Touya-kun ga
“...Touya-kun”
2
お家燃やしてくれたんだ
おうちもやしてくれたんだ
ouchi moyashite kuretanda
“set my home on fire for me.”
3
嫌な事が詰まった普通のお家
いやなことがつまったふつうのおうち
iya na koto ga tsumatta futsuu no ouchi
“My ordinary home full of horrible things.”
4
なかった事にしてくれたの
なかったことにしてくれたの
nakatta koto ni shite kureta no
“He let me pretend like nothing ever happened.”
5
嬉しかった
うれしかった
ureshikatta
“I was happy.”
6
でも…なくなっても心には残るの
でも…なくなってもこころにはのこるの
demo...nakunattemo kokoro ni wa nokoru no
“But...even if it’s gone, it will remain in my heart.”
7
お茶子ちゃんはなかった事にしなかった
おちゃこちゃんはなかったことにしなかった
Ochako-chan wa nakatta koto ni shinakatta
“Ochako-chan, you didn’t pretend like nothing ever happened.”
8
それは痛くて辛いけど
それはいたくてつらいけど
sore wa itakute tsurai kedo
“That was painful and harsh, but”
9
触れられた時ーーー
ふれられたときーーー
furerareta toki---
“when you touched me---”
10
心がワクッて
こころがワクッて
kokoro ga WAKU tte
“my heart got excited”
11
戦いは避けられなくても
たたかいはさけられなくても
tatakai wa sakerarenakutemo
Even if this battle is unavoidable,
12
その奥にあるものを無視はしたくない
そのおくにあるものをむしはしたくない
sono oku ni aru mono wo mushi wa shitakunai
I don’t want to ignore what’s behind it.
13
軽くなったから
かるくなったから
karukunatta kara
“because you made it lighter.”
1
ありがとうねえお茶子ちゃん
ありがとうねえおちゃこちゃん
arigatou nee Ochako-chan
“Thank you, Ochako-chan.”
2
嬉しかったよ
うれしかったよ
ureshikatta yo
“I was happy.”
3
本当に嬉しかったのお茶子ちゃん
ほんとうにうれしかったのおちゃこちゃん
hontou ni ureshikatta no Ochako-chan
“I was really happy, Ochako-chan.”
4
その人そのものになりたくて
そのひとそのものになりたくて
sono hito sono mono ni naritakute
I wanted to become many people,
5-6
羨ましくて愛しくて血を飲み干してきた
うらやましくていとしくてちをのみほしてきた
urayamashikute itoshikute chi wo nomihoshite kita
so I drank up the blood of those I envied, those I cherished.
1-3
ヒミ…コ…ちゃ…
HIMI...KO...cha...
“Himi...ko...-cha...”
4-5
はぁい
haai
“Ye-...ep!”
6
もしも
moshimo
If only
7
もっと早くに識れたなら
もっとはやくにしれたなら
motto hayaku ni shireta nara
I had figured it out sooner,
8
血を飲み干したくなるのと同じくらい
ちをのみほしたくなるのとおなじくらい
chi wo nomihoshitaku naru no to onaji kurai
then as much as I want to drink up the blood,
9
血をあげたくなるような
ちをあげたくなるような
chi wo agetaku naru you na
it would have made me want to give blood.
10-11
そんな"好き"に出会えていたら
そんな"すき"にであえていたら
sonna “suki” ni deaete itara
If I was able to meet [someone I] ‘liked’ like that,
12
世界はもっと生きやすかったかな
せかいはもっといきやすかったかな
sekai wa motto iki yasukatta ka na
I wonder if the world would have been easier to live in.
1
それでも
soredemo
Nevertheless,
tagline
想い伝えて…
おもいつたえて…
omoi tsutaete...
Conveying thoughts...
2
私はトガヒミコ
わたしはトガヒミコ
watashi wa TOGA HIMIKO
I am Himiko Toga.
3
好きに生きて好きに生きた
すきにいきてすきにいきた
suki ni ikite suki ni ikita
I live the way I like. I lived the way I liked.
4
世界一笑顔がカァイイ
せかいいちえがおがカァイイ
sekai ichi egao ga KAAII
My smile is the cutest in the world.
5
普通の女の子!
ふつうのおんなのこ!
futsuu no onna no ko!
I’m an ordinary girl!
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