Tumgik
#暖炉のある家
kanotototori · 2 months
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The Knave MV: X by Nano, directed by Enki-Z - English translation
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About two months ago, HoyoFair came in clutch with this excellent Arlecchino fan song from Nano and it looks like no one has translated it yet so I felt compelled to do so, lol. It's an awesome song so please go forth and enjoy it with the added context 🙏
Edit: Apparently there's EN subs on the video itself so here's another take on the lyrics, I guess ;pp
Description:
What does “X” mean, I wonder? Does it mean “complete destruction”? Or does it represent “protecting something to the end”? When the “X” that burns inside of her eyes changes, Is it for the sake of lighting the fire of the hearth? For the sake of burning her enemies? Or, perhaps something else… In a world where “right and wrong” isn’t clearly defined, She is inclined to follow only her own voice.  In that case, if you look even deeper, “X” can only mean one thing… Secrets.
冷酷で黒ずんだ 人と違う腕が 強張るこの身体に 取り憑いて Blackened by cruelty, These arms that are different from a human’s— My body stiffens, As if possessed.
帰る場所はどこなの? 息が詰まりそう 思い出の鐘の音 沈んでく Where is the place that I can return to? My breath seems to stop. With the memory of ringing bells,  I sink into the deep.
傷だらけの(闇より怖くて) 小さな身体(震えが響いて) 無垢な瞳 慄いて 蹌踉めいて These small bodies (Their trembling that echoes) That are covered in wounds (Is scarier than even the despair) These innocent eyes They quiver in fear And stumble.
殺すために(人群れの中で) 生きるならば(ほんの一瞬だけ) 守るために 反逆の 声あげよう If I live (Amongst the crowd of people)  For the sake of killing (If even only for a moment) Then for the sake of protecting others I will raise the voice of rebellion.
痛む 傷口よ 燃える火に 変われ They’re painful— These wounds. This flame that burns Will change
逃げることも(欺くことなく) 戦うのも*(野心を晒け出す) 意味ないから 手のひらで 足掻くがいい There is no use (Without deception) In fighting nor running away (Laying my ambitions bare) With my own hands, I will make you pay.
ハースをつける**(身を暖めて) 敵を燃やす(刑を施して) 炎一つで その真実 どんな形? Light the flame of the hearth (To warm your body) And burn your enemies (To carry out punishment) With this one flame That “reality” — What shape is it? Oh X 燃やせ Burn
* appears as 戦うことも in the MV ** appears as ハースを灯す in the MV In both of these cases, the meaning is the same, just worded in a slightly different way.
Notes: There are definitely a few places where I really struggled to articulate the meaning or just wasn't sure that I was on the right track, particularly:
手のひらで/足掻くがいい lit. "with the palm of my hand, struggling/flailing is good" - can't be translated directly so it's a little tricky but it gave me the impression of Arlecchino bringing retribution to her enemies that's mentioned a few lines later, so I went with "with my own hands, I will make you pay."
欺くことなく/野心を晒け出す lit. "deception is not there, exposing ambitions/treachery" - 晒け出す has the connotations of not just exposing something but revealing something without concealment, to show everything as it is, to reveal one's true feelings. It gave me the impression of Arlecchino being contrasted with the previous Knave in the sense that, unlike her, she does not deceive the children of the HotH, but is being upfront about her goals - so I went with "Without deception/laying my ambitions bare." I feel like it's still kind of vague, lol.
Other tidbit: The description used the "proper" word for hearth/fireplace 暖炉 (danro) ("Is it for the sake of lighting the fire of the hearth?") but the last verse specifically references the House of the Hearth (ハースをつける**/"Light the flame of the hearth"), as it uses the phonetic reading of hearth ハース (haasu) from the JP localization (壁炉の家, read ハウス・オブ・ハース hausu obu haasu). So I guess if we're being super specific, it's "lighting the fire of the House of the Hearth", possibly playing off what Freminet says in this demo ("as long as the light of the hearth still shines, I'll always have a home to return to").
I am still learning Japanese as of writing this so take the translation with a grain of salt, but to the fullest extent of my knowledge, it's as accurate as I can make it. If you are more 日本語上手 than me, feel free to correct this ;PP
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diarytheroomoffuji · 6 months
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季節もの
キャンプ気分
先週、寒気が訪れて急に気温が下がってきた。そんな時に我が家のセントラルヒーターが突然故障(苦笑)、息子と故障原因をチェックしてパーツをオーダーしたりと・・・
こちらの住宅ではセントラルヒーティングや床暖房などが付いている家も多いので、暖炉は暖を感じる視覚効果目的で飾り的な存在でもある。
でも実際に “ 暖炉 ” ですから(笑)ちゃんと暖かくなります。あと一般的に北米住宅は、断熱材の施工もされているので、この様な暖炉で家の中が温まるのがありがたい。
今朝は、ワッフルとオムレツで朝食
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445art · 4 months
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Mayhem fanfic.
Dr.teeth’s Christmas Story.
(Sorry, it’s written in Japanese! Does anyone translate this?😂)
Happy holiday!
イルミネーションで色づく華やかな街中を走り抜ける。
ルーフに歯のオブジェがついていること以外は無味と言って良いこのバン内も、ラジオから流れるスウィング・ジャズが、陽気にクリスマスを祝っていた。
ジングル・ベルに、スレイ・ライド。それから定番のホワイト・クリスマス。
運転手であるティースは、少しだけボリュームを下げた。クリスマスソングは大好きだが、今はそんな気分じゃない。
街には絵に描いたように理想的な家族の広告ばかり。
皆で暖炉を囲んでいたり、ケーキを食べていたり、ツリーの下のプレゼントを開けていたり。
本当に、どの家族も笑顔で幸せそうだ。
ため息をひとつつくと、後ろの席で窓の外の景色を見つめたままのフロイドが低い声で言った。
「クリスマスカードくらい送っとけ」
彼にはすべてお見通しのようだった。
今年、ティースは初めて両親と離れてクリスマスを過ごす。
何も言わずに家を出てから数ヶ月が経った。きっと心配しているだろう。
それに、自分に裏切られたと思っているだろう。
「家出してバンまで盗んだ息子のグリーティングなんて欲しいか?」
「家出したってバン盗んだってかわいい息子には変わらねえ」
へへへと笑って、フロイドは膝の上で眠る赤い毛玉を撫でた。
「俺は、こいつが俺のギターを盗んでも、名盤のレコード食い逃げしても、どこかにいるなら楽しく生きてるって教えてほしいよ」
言葉にこそ出さないが、赤ん坊がかわいくて仕方がないといった優しい声だ。
彼にはすっかり、親の気持ちとやらがわかるらしい。
「ティース家のクリスマスは皆が想像するようなモンじゃない。砂糖が歯に悪いからってクリスマスケーキはなかったし、ツリーには歯ブラシを飾ってる。それでも…」
「それでも?」
「……それでも、クリスマスを両親と過ごしたいと思う。二人が大事だから」
「そう思うんなら、そう伝えるべきだろ」
彼の言うことは、実に事実だ。
けれど、どんな言葉をカード1枚に込めればいいんだろう。
どうすれば、自分の気持ちが両親に伝わるんだろう。
…たとえば。
「歌を送ったら…聞いてくれるかな」
ルームミラー越しにフロイドを見る。
彼はパチクリと瞬きをした。
「クリスマスソングを送るのか?」
「ああ」
良い案かどうかはわからない。
音楽を理由に家を出ていった息子が歌う曲なんて。
でも、クリスマスに、自分は両親のことをちゃんと思っているのだと、そのことだけは伝えたい。
「今年のクリスマスは聞いてくれないかも。でも来年…いや、再来年……10年後なら、聞いてくれるかもしれない」
ーーどう思う?
不安げに訊ねたが、フロイドはニヤリと笑った。
「送ろうぜ、ティース。録音しよう。イカしたグリーティング・アメイジング・ワンダフル・スーパー・クリスマスソングをお前のママとパパにプレゼントするんだ」
プレゼントという言葉が聞こえたからか、アニマルが目を覚ました。
「お、起きたな、猛獣。お前も手伝ってくれよ」
なんの話かわかってはいないが、皆で楽しいことをすると思ったのだろう。アニマルがワーと声を出して手足をバタつかせた。
フロイドが目を細めて笑ってから、ティースへと視線を移した。
「ティース、この近くにリップスってヤツがいてな。色々と顔がきくんだ。あいつに言えばスタジオもすぐ貸してもらえる」
そうと決まれば。
「…よし、歌うぞ!」
********************
世はクリスマスシーズン。
エレクトリック・メイヘムは、初のクリスマスアルバムを出したばかりだ。
発売を記念したライブも決定している。
バンドはまたシャックを借りて、セットリストを考えていた。
ふと、ティースのスマートフォンの着信が鳴った。
電話の相手を見て、ティースのサングラスが嬉しげに上へとあがる。
「もしもし、マ…」
「ジュニア!新作のクリスマスアルバム聞いたわよ!」
電話に出るなり、興奮気味の母親の声が大音量で聞こえてきた。
「さすがママの子!とってもステキ!院内で毎日欠かさず流すわね!そうよねジェラルド!?……あなたのパパも喜んでるわ!」
「ありがとうママ、パパ」
「でもどうしてあの曲が入ってないの?」
「あの曲?」
「昔あなたが私たちに送ってくれた曲よ!」
まさか。そんな。
「ママ…」
「ねえジュニ……え?なにジェラルド?あらそれは大変!ごめんなさいねジュニア、患者さんから電話がかかってきちゃって…もう、だから歯磨き指導をちゃんと受けるべきだって…」
母親の声がどんどん小さくなって、その場からいなくなったのだとわかる。
「……もしもし、ジュニア」
父親の声だ。
「お前が送ってくれたクリスマスソング、毎年聞いてたんだ。お前のママは口には出さなかったけど…お前が私たちを思っていてくれるのはちゃんと伝わっていたよ」
「……そうか。よかった」
「メリークリスマス、息子よ。忙しいだろうがたまには帰っておいで」
「…うん、ありがとう。メリークリスマス、パパ」
愛してるよ、と電話を切った。
何十年も前に送った、クリスマスソングが1曲だけ入っている、あのレコード。
バンドがデビューするより前のもので、演奏は荒かった。少ない金で作ったレコードは状態だってよくない。
きっと二人とも聞いていないのだと、諦めていた。
ーー毎年、聞いていてくれたのか。
思わず目頭が熱くなる。
「ティース」
電話の内容が聞こえていたのか、フロイドが落ち着いた声でティースを呼んだ。
「フロイド…、」
「ダメだ」
腕を組んだフロイドが首を横に降る。
ワサワサと左右になびく髭を見て、ティースは口の両端を下げた。
「まだ何も言ってないぞ」
「ライブをキャンセルして1人���ューオリンズに帰るつもりなんだろ?ダメだ」
フロイドの後を追うように、ジャニスとリップスが首を横に降った。
「そうよ、猛烈に良くない考えだわ」
「#_^%=>&$!」
「リップス、なにもそこまで言わなくても…」
リップスの厳しい一言に狼狽えかけると、フロイドがティースの肩に手を置いた。いいかよく聞け、とでも言いたげに。
「お前だけ帰るってんなら、ダメだ。俺らも行く。そんでもってティース歯科医院でクリスマスライブをひらく!」
「間違いない!皆で夜通しクリスマスソングを歌いましょ!」
ティースのサングラスがゆっくりと上がった。
--俺の実家で?バンドが演奏?
そんなの…
最高のクリスマスになる予感しかない。
「ありがとう、みんな。お前らは最高最上にイカしたファミリーだ」
「いいってことよ兄弟。クリスマスなんだ」
「クリスマス!クリスマス!」
「よかったなモーグ、ユージーンに会えるぞ」
「ムーグだよ。…え、ユージーンって誰?」
アニマルやズート、ムーグも加わって、ワイワイと賑やかになっていると、彼女が帰ってきた。
「ハァイ皆、ただいま!」
「ノラ!ノラ!ノラ!」
暴れまわるアニマルを華麗にかわして、ノラは上機嫌でバンドに訊ねる。
「みんな順調に進んでる?」
「そのことなんだがな、レーベルレディ!」
「$%/_&$#...」
リップスの話を聞くうちに、彼女から笑顔が消えた。顔がみるみると青ざめていく。
「待ってリップス…つまりこういうこと?あなたたちはクリスマスアルバム発売記念のニューヨークライブをキャンセルして、代わりにティースの実家でライブをして、しかもそのライブの1曲目にはアルバムに入ってない曲を歌うつもりでいるって?」
さすがノラ、ものわかりが早い。
「そういうこと!」
バンド全員で勢いよく頷くと、彼女の眉がつり上がった。
「ダメに決まってるでしょ!何考えてるの!?クリスマスにカーネギー・ホールを使わせてもらうのがどれだけ大変だったかわかってるでしょ!?」
「聞いてくれノラ。#/<*;%^>/@...」
沸騰している彼女を制し、リップスが説得を続ける。「でも」「だけど」と言い返していたノラだが、しばらく言い合った後、ついに白旗をあげた。
「…あぁもうわかった!リップスがそこまで言うならあなたたちを信じる!そうと決まったらさっそく出かける準備をして!」
「ドライブ!ドライブ!ドライブ!」
アニマルの雄叫びをきっかけに、メンバーはワッと散り散りになって、それぞれの旅の支度を始めた。
帽子につける羽を数種類ピックアップしてトランクにいれていると、ムーグがやってきた。
「なぁティース。その、アルバムにいれてない曲ってなに?」
「なに、皆が知ってる曲さ」
I'll be home for Christmas, if only in my dreams.
(クリスマスには家に帰るよ、夢の中だけでも)
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togekiss4ss · 7 months
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SNOOZER 1998 4 Bernard Butler 天国から降り立った至福のソウル・ミュージック、遂に完成!
BERNARD BUTLER
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by SOICHIRO TANAKA photography by MIDORI TSUKAGOSHI
間違いなく、98年最初の傑作と呼びうる作品が座み落とされた。アルバム「ピープル·ムーヴ·オン」——バーナード·バトラーという類稀なる才能がようやく咲かせた、大輪の花びらである。険しさや激しさとは無縁。勿論、どこまでも気持ちが高揚するアップ·テンボのナンバーもある。だが、基本的には柔らかで、しなやかで、ゆったりとした時間が漂う、極上のソウルフルな作品集である。
■練りに練り込まれた4ピース·バンドのアンサンブル、そこに実に効果的に配置された華麗なストリングス——だが、そんなゴージャスなプロダクションにもかかわらず、バーナード本人の細かい息遣いがそのまま伝わってくるような親密さがここにはある、日当たりのいいキッチンに通されて、入れたばかりのココアを御馳走になったかのような暖かさ。薪が割れる音だけが聞こえる、暖炉のある暖かい居間に招かれて、家族との思い出話をひとつひとつ聴かされているかのような距離感。そして、妻、亡き父親、兄弟達、多くの友人達——バーナード自身と彼の周囲の人々をめぐる大小様々なドラマが平易な言葉で綴られた歌詞。ここはバーナードが招き入れてくれた彼の部屋なのだ。
■「僕が何故、落ち込んでるか聴いてくれるかい?/僕が過ごしていた日々は、ありがちな疑いばかりだったから/そう、僕が夢を語っても、君だって耳を貸しちゃくれなかった」「そう、君はわかってくれてると思ってた/友人達が僕のことを取り合ってもくれなかったってことを/だって、僕は他人のことが少しもわからないんだよ」「でも、最近は僕はひとりじゃないんだ」——アルバムに先立つ2枚目のシングルとしてリリースされた“ノット·アローン”において、バーナードはどこまでもあけすけに歌う。だが、ここで鳴らされているのは、夢、失意、孤独、離別、誤解、強がり、喜び——そんな普通的なものばかりだ。そう、これこそは我々、日常と自分自身の感情に翻弄され続ける「ちっぽけな魂」の主題歌そのものなのではないか?
■バーナード·バトラーは、自分の半径2メートルのありきたりの小さなドラマから「普遍」を生み出した、どこにでも転がっているありきたりの失意と喜び——だが、それが当の本人にとってはとれほどに深刻なドラマなのか? そして、それを細心の注意を払い、目一杯の熱意でもって奏でた時に、それはどれほどに崇高な叙事詩たりえるのか?——アルバム「ピープル・ムーヴ·オン」は、そうした事実を証明してみせた。バーナードに招かれて、我々は自分自身について語りだす。そう、アルバム「ピープル·ムーヴ·オン」は、そんなありきたりのちっちゃな喜怒哀楽に対する祝福で溢れている。
このレコードによって父の思い出が公になってしまうのは、少し哀しい。でも、そのことによって、僕自身の存在を証明出来た気もするんだよ。僕は一分一秒たりとも人生を無駄にしたくない。そんな思いを父の思い出がサポートしてくれるのさ
ありきたりに生きたありきたりの男が愛した「やせっぽちの息子」だからこそ産み落とせた、どこまでも親密な「至福のソウル・ミュージック」——
マチズモからも、ホモ・セクシャル体験のないバイ・セクシャルからも遠く離れた、奇跡のソロ・デビュー・アルバム『ピープル・ムーヴ・オン』が到達しえた、しなやかさの秘密
●素晴しくソウルフルなアルバムが出来上がりましたね。
「どうもありがとう」
●このアルバムを聴いて、何故、あなたがスウェード時代、あんなにも居心地悪そうにしていたのかがわかったような気がします。というのも——。
「ふう(と、言ったまま机につっぷしてしまう。髪の毛がスープに浸ってしまっているのも気にせずに、ガバッと起き上がり、首を激しく振り続ける)」
●もうスウェードの話はしたくないんですね?
「いや、そんなことは言ってないよ。別にいいんだけどさ。別にいいんだけど……でも、スウェードのことについては散々話し過ぎたから。ねぇ、アルバムの話にしてくれない?」
●ええ、勿論。だって、今日はスウェードじゃなくって、あなたのソロについて話しにきたんだから。
「それなら良かった。うん、もうスウェードの話はしたくないんだ。僕はスウェードでのキャリアを、本当に誇りに思ってるよ。でもさ……でも、もう5年も前の話なんだぜ?でも、ヨーロッパのプレス……特に英国のプレスは、事あるごとにそんな昔の話に固執するんだよ。昔のことだけじゃない。スウェードが何百万枚もレコードを売ったとか、そんな話をするんだ!そんなの僕の知ったことじゃないのに」
●いや、だから、僕が訊こうとしてるのは——。
「(遮って)だってさ、このアルバムはスウェードのレコードに対する反撃でも何でもないんだから……。このレコードは明らかに、今までやってきたことと違うはずだよ。僕の人生の中の、新しい時代の節目にふさわしいものなんだ。歌詞的なアプローチの方法も、個人にすごくクローズアップしていったり、うんと突き放してみていたり、すごく一般的なことに基づいていたり、様々なんだ。そう、これは全て『僕』なんだ。すごく『僕』らしいレコードなんだよ。ここには、いろんな違った角度から『僕』が描かれているのさ。それこそが、僕が常にやりたいと思っていたことなんだ。うん……でも、まあ、君がこのアルバムの中の僕と比べてみて、スウェード時代の僕は居心地悪そうにしてた、と言うのも分かる気がするよ。確かにそうだったかもしれない(笑)」
●うん、そう。つまり、僕が「何故、居心地悪そうにしていたのかが分かった」と言ったのは、このアルバムを聴きながら、「ああ、これこそがバーナードが昔からずっとやりたかった音楽だったんだなあ」としみじみと感じたからなんです。
「ああ、もう本当にその通り。大正解だ。でも、そんなことを言ってくれたのは、君が初めてだよ」
●嘘?本当に?
「ねえ、『ボトム·ドロワー』って知ってる?結婚に備えて、女の子が嫁入り道具をしまっておくたんすの引き出しのことなんだけど。お父さんやお母さんが、お嫁に行くときに持って行かせたいものを、娘のために蓄えておいたりもするんだ。で、これは、そんな感じのレコードなんだよ(笑)。今まで大事に蓄えてきたものがギッシリ詰まってる。なかなか外にひっぱり出すことが出来なかったんだけど、絶好の機会を得て、ようやく陽の目を見ることを許されたのさ(笑)」
●(笑)なるほどね。それで、このアルバムを聴いて最初に感じたのは、ひとつが最初に言ったソウルフルな作品だということ。で、もうひとつが、70年代のソングライター達がやっていたような、すごく「パーソナルな息遣い」が伝わってくる作品だということなんです。
「へえ。なるほど。いいね」
●でも、自分自身の弱さや怖れをも包み隠さずに歌うのは、最初は戸惑う部分があったんじゃないですか?
「いや、僕は隠しだてしたりしないんだ。隠すものなんて、何もないからね。むしろ人間は自分を包み隠したりしないための努力をすべきだと思うよ。ほら、去年出たレコードの大半はマッチョで、アグレッシヴなギター·ミュージックばっかりだっただろ? なんかお高くとまってると言うか、人を下に見てるって言うか。『俺はグレイトなんだぜ!俺はお前らとは違うんだ!』ってね。でも、僕はそんな風に自分のことを考えたくない。それよりも、もっと繊細なものを表現したいんだ。人間関係のことや、離別や、誰かを失うことや、家族のこととかね。僕はそういうものを自分の内側にひたすら溜めているだけなんて好きじゃない。殻に籠りたくないんだ。溜まったら吐き出して、受け入れていかなくちゃ。どんなポジティヴなことも、ネガティヴなこともね。勇気を奮い起こさなきや。『何でこんなことが僕の身に起こったんだろう?』って理由を解明するんだ。それで『きっとそれは僕が物事の悪い面しか見てなくて、考え方によっては良い側面もあるはずなのに、それを見ようとしないからなんだ……』って気付くんだ。それは変化し得るものかも知れないんだから、リスクを負わなくちゃ。それが、このレコードで表現されている僕の感情というか、感覚なんだ。とにかく、このレコードはすごくパーソナルなものなんだよ。だから、どの曲が具体的にどの人について歌っているかは、言いたくない。僕に言え���ことは、『このレコードは僕の人生にすごく深く関わっているものだし、多分、みんなの人生にも何らかの関係性を持っているだろう』ということだけなんだ」
●なるほどね。実際、あなたは、これまで自分自身のことを「やせっぽちの、ギターを弾くしか能のない男」という言い方をしてきましたよね。でも、この作品さえあれば、そういった自嘲的な言葉で照れ隠しするのではなく、「僕には人を感動させることが出来るんだ!」と胸を張って言えるんじゃないですか?
「そうだね。僕はこのレコードをすごく誘りに思ってるよ。でも、特に、ここ10年くらいは男が怖れや弱さをさらけ出す、なんてことが受け入れられない状況にあるだろ?実際、僕が思うに、男は普通そういうことをレコードの中で表現したりしないんだよ。男っていうのは、いっつも叫び声をあげてなきゃならない。っていうか、いつでも強気で、男らしくて、荒々しくふるまわなくちゃならなかったりするんだ。でも、僕は、終始『俺はグレイトだ!俺は最高だ!俺の書く曲はどれもこれも素晴しいんだぜ!俺はこの世代で、いちばん優れたソングライターだぜ!』なんてふれまわるような人間には興味がないんだよ(笑)。自分の道をまっすぐに、ただ前だけを見て進んでいけばいいのさ。僕はその方がずっと強い生き方なんだと思ってる。実際、怖れや弱さをさらけ出す、って言っても、何もネガティヴで、悲観的な意味かりがこもっているわけじゃないと思うんだ。本当は、もっとずっとポジティヴで前向きなことだと思うんだよ。だって、ちゃんと自分と前向きに向かい合っているわけだろ?で、その先を模索するための一段階なんだからさ。勿論、これは僕の問題であって、他の人にも強要するつもりなんかないよ。でも、もしかしたら僕のレコードが他の人の考え方に影響を及ぼすかもしれないよね。その可能性もあると信じてるんだけど……。だから、このレコードっていうのは、マッチョでもなく、アグレッシヴでもない、でも、強くてしなやかな男の作ったレコードなんだ。前だけをまっすぐ見て、突き進んでいくだめのレコードなんだよ」
●マッチョじゃないってことで言えば、ヴォーカルという面についても、ニール·ヤングの「囁くような歌い方」があなたに歌う勇気を与えてくれたんじゃないですか?
「う~ん。囁く、っていうのはちょっと違うかな。でも確かに、ニール·ヤングみたいに、ヴォーカルではなくて、表現の一部として歌を歌っているような素晴しい人達っていうのは、技巧に凝らないよね。ビブラートも使いこなせなければ、音階もまともに取れない。でも、何故彼らの歌が素晴しいのかと言えば、ここから生まれたものだからなんだ(と胸をトントンと叩く)。それにいい音符が並んでいれば、つまり良いメロディがあれば十分なんだよね。でも、僕が勇気づけられているとすれば、やっばり彼のアティテュードなんじゃないかな」
●先ほど、70年代のソングライター的なパーソナルな思遣いという話をしたんだけども、逆に、あなたとしては英国人のソングライターに多いキャラクターや物語を設定する歌詞の書き方には、胡散臭いものを感じるんでしょうか?
「そもそもイメージを作り上げようとする点では、大英帝国こそ最も悪しき存在だと思うな。���の国は、もう何千年もの間時間を無駄遣いしてる。国民はずっとそれに踊らされて、『大英帝国万歳!』ってやってきた。で、その思想みたいなものが、今の時代になってもずるずると国民の頭の中に残ってるんだよな。こんな小さな国に住んでるもんだからさ、アメリカにプレイしに行ったバンドなんて、すぐ大陸を征服したような気分になってしまうのさ。『俺達はすごい!』ってね。勿論、これは一般的な英国人の考え方であって、僕の意見というわけじゃないよ。僕はそんな考え方には反対なんだ。僕の両親はアイルランド人だから、この大英帝国的な思想は相容れないものがあるし。これがさっきも言った、アグレッシヴな考え方の根底になっているものなんだ。僕は、僕のレコードを聴いた人達にイメージの刷り込みとか、餌付けみたいなことはしたくないんだ。それよりも、このレコードを聴いてくれた人達と手をとりあって、暖かな雰囲気を感じて貰いたいと思ってる。僕は火になって、誰かを暖めることだって出来るはずなんだ(笑)。まあ、確かに、その英国的なソングライティングというのは、一種のシニシズムのようなものだよね。それと、幻想みたいなものを人はそこに見い出しているんじゃないかな。というのも、みんな退屈してるからね。退屈な生活、退屈なバックグラウンドを持った人達が、大勢ロンドンにやってくる。特にロンドン郊外からね。サリー州やケント州、サセックス州といった場所に生まれ育った若者達は、ロンドンに大都会の幻影を見てるんだよ。『ロンドンに行けばきっとエキサイティングなことが待ち受けてる』ってね。でも、僕もそうだけど、元々ロンドン市内で育った人達は、そんな幻想を持ってはいないからさ。でも、郊外で育ってロンドンに来た人達は、そういう幻想を持ってる。すごく奇妙な、ロンドンのアンダーグラウンド·シーンを発掘するのに執着するんだ。むしろ僕は自分のレコードには、退屈ならその退屈をそのまま表現したいと思ってる。下手な幻想を描くのではなくてね。まあ、こういうことはロンドンに限らず、世界中の大都会に共通する風土病みたいなものなんだけど(笑)」
●なるほどね。
「諸悪の根源は、あのブリット・ポップだった。まあ、中にはいいのもあったけど、そういう地味だけどいいレコードよりも、もっとくだらないけど華やかなレコードばっかりが売れて、そういう連中だけが大金持ちになっちゃったんだよね。ヴァーヴとか、レディオヘッドとか、そういう素晴しいバンドは黙ってベンチに座ってるだけだった。僕もそうだった。でも、最近になってやっと状況とクオリティが一致してきたように思うんだ。でも、やっぱりあの時代というのは、失望させられてばっかりだったよ。まるでロンドンのイメージー=ユニオンジャックの旗、赤い2階建てバス(笑)っていう、あのステレオタイプのイメージがそのままロンドンのミュージック·シーンに持ち込まれちゃったんだ」
●では、今も話に出たレディオヘッドのトム·ヨークのような人は、自分しか気が付かないような、自分自身や世界の問題点をえぐるように見つめて、それを克服するために創作に向かっていますよね。
「僕、彼のことが本当に好きなんだ。尊敬に値するね。レディオヘッドの曲を聴くと、いつでもついつい歌詞に目がいってしまう。歌詞カードを読む、数少ないバンドのひとつだね(笑)。でも、ああいうダウンな歌詞で曲がものすごく良いバンドって、本当に少ないと思う。そこが彼らのすごいところなんだ。曲がとてもいいから、その曲と詞の相乗効果が素晴しくて、詞そのものがまるで詩歌みたいに響いてくる。世界で最高のバンドのひとつだね。それは疑いようがない。興味深くて、曲が素晴しくて、声が美しい。そして、歌詞が本当にいい。自分達の過去を忘れてしまって、最初からビッグなバンドだったような顔をしないのがまたいいよね。彼らが最初にレコードをリリースした時、この国の誰も彼らに興味を抱かなかった。『ザ·ベンズ』をリリースした時だってそうさ。でも、半年経った頃に、ようやくみんながあのアルバムの良さに気付き始めた。ファッショナブルだとさえ言われるようになったんだから。最初は誰の目にも留まらなかったものが、今では10年来の傑作レコードにまで成り得たのさ。その辺が、僕が『ロンドンのミュージック·シーンはクズだ』と言う所以なんだよ」
●ところで、あなたのソングライティングについてもうちょっとお訊きしたいんですけど、やはり今作に収められた作品のソングライティングの過程というのは、自分自身の弱点やダークな部分と向き合って、それを克服していく過程でもあったんでしょうか?
「うん、そうだね。ただ、向き合って、というのは確かにそうだと思うけど、克服っていうのはちょっと違うな。克服というよりも、『ポジティヴなやり方で自分自身を表現している』と言ったほうが適切だと思う。僕は決して紙と鉛筆を持って、じっくり腰を据えて曲を書くようなタイプではないからね。ただテープレコーダーを回して、思いついたフレーズをランダムにそこに放り込んでいく。アイディアをとっ散らかったままとにかく録っておくのさ。頭の中はいつも混沌としていて、いろんな考えや感情がぐちゃぐちゃに渦巻いている。それを簡潔な言葉で説明することなんて出来ないはずなんだ。なのに、一旦レコードになると、ちゃんと簡潔にその意味がまとまっているんだよね。自分でも不思議でしょうがないんだけど(笑)。それで、レコードをじっくり聴き直してみて、ようやく自分自身の考えていたことが解ったりするんだよね。曲作りは、本当にそんなふうな自然発生的なものなんだ。予めプランを立てておくことなんて出来ない。いや、出来たらどんなにいいか、って思うんだけどね(笑)。だけど、やっぱり駄目なんだよね」
●では、今回、ソングライティングの過程で、本当の自分自身と向き合う時、最も苦痛を伴ったのは、具体的にどんな部分だったか数えて下さい。
「そうだな……僕の父親についてのラインを書いている時かな。このアルバムには、全体を通して僕の家族についての描写がたくさん出てくるんだけど、時々胸が苦しくなったりしたね。タイトルや、そういったフレーズに引用されているのは、妻との会話や、何年も前の僕の家族との対話だったりするんだ。まあ、中にはテレビの中の会話からとったものもあるけど(笑)。僕は、基本的に、そういう具体的な会話を引用するのが好きなんだ。政治的なメッセージ性のあるタイトルなんて付けたくないからね。僕は本を読まないからさ。知識なんかよりも、もっと自分のイマジネーションや、頭の中にあるもの、感覚的なものを大切にしたいと思ってるんだ。とにかく、家族のことを曲にするのは、いつでも苦痛を伴う作業なんだ。でも、そこにこそ僕のエモーショナルな部分がいちばん生かされているとも思うし、ポップ·レコードに、もっと深い感情を与えてくれる存在でもあるんだよ。それに、父親や、祖父や、先祖の思い出は僕に残された遺産だと思うんだ。で、その遺産を僕も残していきたいと思ってる。そう、運命みたいなものだね。それに自分なりに折り合いを付けていくのは、エキサイティングなことでもあるんだ」
●実は、この作品を聴いて、かつてあなたがあなたのお父さんについて語った素晴しい言葉を思い出したんです。「自分はごく平凡なとても素晴しい人をひとり知っている。君達にはなんの意味も持たないかも知れないけど、僕にとってはとても大切な人だった。その人はとても幸福な当たり前の人生を生きて死んだんだ」って言葉を。
「ああ、そうなんだ……うん……彼はね、そう、とても平凡な人だった。ごくごく当たり前の人生を送っていたよ。人生を通して、何か特別なことをしたわけじゃない。9時から9時まで退屈な場所で働いて、夜は毎晩テレビを観て、お金の工面をして、ごくまともな死に方をしたんだ。特別に楽しいことがあったわけじゃないんだろうけど、月明りの頃……死の直前にはそれなりに残りの人生をエンジョイして死んでいったと思うよ。その父の思い出がレコードをリリースすることによって公になってしまうのは、僕にとってちょっと哀しいことでもあった。でも、それと同時に、彼の思い出を公にすることによって、僕自身の存在を証明出来たような気がするんだよ。僕自身がここに居る、その事実と理由をね。僕は一分一秒たりとも人生を無駄にしたくはない。そんな思いを彼の思い出がサポートしてくれるのさ。そう、父はとても博識で、機転が利いていて、ウィットに溢れた人だった。でも、誰も声を大にして、彼にいい仕事にありつく機会を教えてはやれなかったんだ。君や、僕のようないい仕事にね。まあ、これって世代的な問題でもあるし、それだけのことなのかもしれないけどね」
●うん。でも、このアルバムさえあれば、あなたは彼の遺志を継いだ、素晴しい息子だという証明が出来ますよ。
「(笑)そうだね。父がそう思ってくれることを願うよ」
●先行シングルの“ステイ”は、どこかお父さんに捧げられた部分もあるんじゃないかと思ったんだけど。
「いや…… 。特にそういうわけじゃないんだ。でも、もしかしたら、潜在的にそんな思いもあったのかもしれないね。正直なところ、どういうふうに君に説明したらいいのか分からないんだけど。この曲は、『変化』について歌われたものなんだ。僕は、人が他人に『君は変わるべきだ』『君はもっと先に進まなくちゃいけない』なんて言ってるのを見ると、イラついてしまうんだ。だって、言われた方は、彼らが変わらなくちゃいけないことも、彼らが本当に先に進みたいと思っていることも、ちゃんと分かってる。それと同時に、そのことがどんなに難しいことかも分かっているんだから。でも、一日の終わりには、必ず『やっぱり自分は変わらなくちゃいけない』って思うんだ。それって、すごく絶望的な光景だと思うんだよね。変化の過程というのは、いつでも恐怖や失望を伴うものだし、違う場所に到達するのって、フラストレーションに常に苛まれるシチュエーションなんだよ。感情的にも不安定で、すごく傷つくことなんだ。実は、この曲のフレーズは、ちょうど僕がレコーディングに入る前に知人の女の子に言われた言葉でさ。彼女は僕が先に進まなくちゃいけないことも分かってるのに、僕にそんな風にばかり言ってて…おまけに、自分は進もうとしなかった。自分も前進しなきゃいけない、って分かってるのにさ。このことは、“ステイ”の前の曲 …なんだっけ、アルバムの9曲目」
●え~っと “ユー·ハヴ·ゴット·ホワット·イット・テイクス”ですね。
「その曲も、このことについて歌われたものなんだ」
●そうなんだ。なるほど。じゃあ、アルバム·タイトルにもなっている『ピープル·ムーヴ·オン』というタイトルは、そうしたあなたの人生における変化に対する認識が現われたものなんでしょうか?
「これも、もともとは毎日の対話の中から出てきたフレーズなんだ。でも、ちょっと違うのは、これは自分自身の対話というところなんだよ。『何でこんなことが起こるんだろう?』、『何でこんなことが自分の身に起こったりするんだろう?』という問いかけから生まれたものなんだ。自分の頭の中に渦巻いている、人生そのものに対する問いかけだね。このフレーズが最初に閃いた時、僕はウェストエンド(ロンドン中心街)で新聞を売ってたんだ。何年も前の話さ。で、人がただ、流れていく。流れていく。流れていく。土曜日の夜で、みんなはクラブに繰り出すために、流れていたんだ。僕は、それをじっと観察してた。自分勝手に彼らを批評してたわけさ。クラブへ向かう時にはお洒落して、皆すごくスマートに決めてるだろ? でも、帰りには口紅は剥げてるし、髪の毛はめちゃめちゃだし、あられもない格好になっていたりするんだ(笑)。そういう流れ行く人の立ち居振る舞いを、批評することだって出来るし、それを経験の一つとして自分に取り込むことも出来るんだ。そういうのって、ただの行きずりの人についても、大切な人についてもそれは同じことだと思うんだ。過去に一緒にプレイしたことのあるミュージシャンだって、一緒に仕事をしたことのある人だって、関係を持ったことのある人だって同じことさ。僕の中には、他人は自分の中を通りすぎて行く存在に過ぎないという思いがどこかにあるのかもしれない。勿論、その中には僕を救済してくれる人も、僕のイマジネーションをかきたててくれる人もいる。2度と会わない人もいる。「ピープル·ムーヴ·オン」というのは、人が自分の中を流れていく、まるで旅するように来ては去っていくシチュエーションをイメージさせるフレーズだと思うよ。このレコードも、そんな旅のようなものなんだ。色々な人や、色々な経験がこのレコードを通り抜けていくのさ」
●なるほど。で、このアルバム全編には「許し」が漂っていると思うんですよ。あなた自身、このアルバム���作ることで、憎しみや怒りという感情から解放されて、とっても清々しい気分になったんじゃないですか?
「いや、どうだろ……最初から『許し』があったというよりも、先に『評価/判定』があって、その結果から君はそう感じたんじゃないかな。勿論、ネガティヴな評価の場合もあるよ。で、そういう人間関係を自分の経験則として蓄積することが出来るんだ。そういうことだと思う。そう、それと『ビーブル·ムーヴ·オン』というタイトルには、もう一つ別の意味があるんだ。それは、『頼むぜ!動いていこうよ!』ってことなんだ(笑)。『進んでいこう、イマジネーションを最大限に使って、音楽に関する知識をうんと生かして、動いていこう、進んでいこう!』ってことなんだ。まあ、つまりは、レコードを作ろう、ってことなんだけど(笑)。スピリチュアライズドやレディオヘッドといったバンドは、それを本当に上手にやってのけたと思うよ。彼らはこの国の音楽的な財産にきちんと敬意を払いながら、全く同じことをやるということに、プレッシャーを感じてる。違和感を感じてるんだ。『お、これいいね!頂戴しよう』って上手く過去の音楽スタイルを取り入れながら、最新型のオリジナルを創り出しちゃうんだからね!すごく革新的だよ。こういうのを、アート·ワークって言うんだと思う。いろんな人から影響を受けて、それで今度は自分達がリスナーやオーディエンスに影響を与えてる。動き続けているのさ」
●うんうん。じゃあ、あと少しだけ。“ユー·ライト·ザ·ファイア"の穏やかなムードというのは、あなたの家庭のムードそのものの反映なんでしょうか?
「いや、というよりは、これは今現在の僕自身の状態についての曲なんだ。父が死んでから数年の間、僕は兄弟達と全然連絡を取り合っていなかった。でも、ちょうどアルバムの最後の曲のヴォーカル·トラックを録っていた時なんだけど、兄弟が僕をスタジオに訪ねて来てくれてさ。なんだかすっかり歳とっちゃったみたいに見えたけど、もうとても嬉しくてさ。つまり、レコーディングが一区切りついたところで兄弟が激励に来てくれたんだよ。その時っていうのが、すごく暖かな気分だったんだ。その後も、僕にも子供が出来て、兄弟にも子供が出来て、母が孫を見に来てくれて、良い時期が続いてる。すごく暖かくて、素敵な、ポジティヴな時間が続いていることを歌っているのさ」
●うんうん。でね、ちょっと気になったのは、このアルバムを聴く限り、あなたってちょっとジェラシーが強すぎる男性なんじゃないかな?って。
「ジェラシー?いや、僕としてはそんなことないと思うけどな。良く分からないな、その質問は」
●OK。じゃあ、ここ数年のあなたの活動を見て、最もやきもきしていたのは、あなたのワイフなんじゃないかと思ったんだけどーー。
「え、どういうこと?彼女が僕の音楽活動を気に入ってなかったってこと? それとも、全然働いてないことを怒ってたかってこと?」
●違う違う!だって、ここ数年、音楽活動の面であなたは色々と紆余曲折してたじゃない?
「ああ、分かった。そういうことか。うん、僕の奥さんはね、すっごく素敵な女性なんだよ。アハハハ。いやいや、とにかく、音楽のことに限らず、色々心配はかけてると思うな。僕は結構肝心なことを言わ���かったりするもんだから、彼女はそれをどうにか理解して、問題を解決しようと努力してくれてるんだ」
●じゃあ、“ユー·ジャスト·ノウ”は、彼女との関係の中から生まれた曲なんでしょうか?
「そう、僕は彼女のことを何でも知りたがるからね、まるで子供みたいに(笑)。というより、彼女が僕を理解してるのかどうかを知りたがってしまうんだ。ほら、子供って何でも根掘り葉掘り訊きたがるだろ?『どうしてそんなこと知ってんの?それってどういうこと』ってさ。小さい時には誰でも、『なんで今夜サンタクロースが来るなんて判るのさ?』って両親につっこんで、困らせたりするじゃない。もちろん親はそれには答えられないんだけどね(笑)」
●でも、それって、あなたがジェラシーの強い人だってことも関係してるんじゃない?
「ああ。なるほど。それは良い見解だね(笑)。そうか。そうなのかも。ハハハ」
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uniuni-sims · 9 months
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NOT SO BERRY CHALLENGE
Generation Seven: Pink🌷
第7世代 Part 1
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ヘンフォードに引っ越してきた双子姉妹
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メントス ラザニア
🌷特質:恋愛下手・クリエイティブ・きれい好き
🌷願望:ベストセラー作家
🌷キャリア:ビジネス
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【第7世代タスク】
💗ポストカードコレクションをコンプリート
💗執筆スキルをマスターする
💗健康スキルをマスターする
💗願望【ベストセラー作家】の達成
💗手入れの行き届いた庭を持つ
💗夢を追いかけるため、大人世代になったら仕事を辞める。
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【ピンク世代のストーリー💌】
You grew up poor and are living paycheck to paycheck working in the business career just as your parents did. You long to write romance novels but are too afraid to quit your steady job to follow your dreams. You’re very practical and you know the chances of making it as a writer are slim, so you stay working at your nine to five. As an adult you finally decide to pursue your dreams. You’re a hopeless romantic, but your unflirty nature makes it nearly impossible to find love.
貧しく育ち、ビジネスキャリアで給料ぎりぎりの生活しています。 恋愛小説を書くことを切望していますが、 夢を追って定職をやめることは、怖すぎてできません。 現実的なあなたは、小説家として成功するのは一握りで可能性は低いと知っています。 そのため、9時から5時までの仕事を続けるのです。 あなたは大人世代になり、ようやく夢を追うことを決心します。 あなたは超ロマンチストですが、恋愛下手なため、愛を見つけるのはほぼ不可能に近いです。
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更生施設で訪れたヘンフォードをとても気に入った双子姉妹は、
高校卒業後、二人で引っ越すことにしました
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第6世代の世帯主となって世代タスクを進めていくのは、
ラザニアちゃんにしました
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双子の鼻が高い方です🌷
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騒がしい家で育った二人は、
ヘンフォードの静かで穏やかな環境が大好き
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両親とは真逆のように、落ち着いた性格の二人
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ラザニアは、世代タスクの執筆スキル
キッシュは絵画スキルを上げていきます
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分かりやすいように後から撮ったものですが、
二人は目のたれ具合と、鼻が違います
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ラザニアは長い鼻(ロミオの遺伝)、目がたれ気味
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キッシュは鼻先が上を向いている(Zuriちゃんの遺伝)
特質は、クリエイティブと工作好きが違うだけで他二つは一緒です。
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村長さん等、ヘンフォードの方々にご挨拶
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フィンチウィックの牛フェアがちょうどやってたので見学
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フィンチウィックエリアの広場のショップ等、村を見て回りました
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🌷Next episode→🌷
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kennak · 1 year
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余裕があればダルマストーブの上にやかんを置いて、部屋を暖めつつ湯気で加湿する生活がしたい。理想。暖炉もいいな……。
[B! 家電] 象印の加湿器が最高で当面これしか使いたくないという話 - たごもりすメモ
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koshimemo · 10 months
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Langhausオープンハウスを開催いたします!
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Langhausさんのご厚意でオープンハウスを開催いたします! ・ 開催地は、はじめましての長野県長野市。 ・ 日時は7月16日(日) 時間は11:00〜17:00です! ・ Langhausはもともと住まわれてたお家の建て替えで、家族6人とワンちゃんの2世帯で暮らすのお家です。 ・ 間取りは、5LDK+和室+お店etc.
今までの暮らし方を反映しつつ、これからの理想の暮らし方も織り交ぜて設計しました! ・ 親戚の皆んなが集えるリビングや客間、 玄関や浴室から見える坪庭、 長野の厳しい冬を楽しむ暖炉スペース、 キッチンはリビング全体を見渡せれる配置で2型スタイルです! ・ 家具もsoup.さんに力を貸していただいて、安城から遥々デリバリーしてもらえる予定で、とてもいい雰囲気の見学会になると思います‼︎ ・ お問い合わせはホームページかインスタのDMでも受付しております! ホームページへはプロフィールリンクにアドレスがありますので、ご確認いただけると嬉しいです! ・ 当日は、善光寺の法要もあるようで観光と絡めていかがでしょうか😙?? ・ それでは、Langhausでお会いしましょう。 たくさんご予約お待ちしています😊 ・ ・ #オープンハウス開催 #langhaus #longhouse #ラングハウス #建築模型 #模型 #家の模型 #プレゼン #アウトドアリビング #家キャンプ #庭のある暮らし #グレー外観 #片流れ屋根 #architecturemodel #maquette #architecturephotography #architecturelovers #architecturestudent #archistudent #長野市 #注文住宅 #家づくり #家づくり記録 #マイホーム #設計事務所名古屋 #フィールドの家
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oniwastagram · 1 year
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📸起雲閣庭園 / Kiunkaku Garden, Atami, Shizuoka ② ——“海運王”内田信也と東京の『根津美術館』が有名な“鉄道王” #根津嘉一郎 による、大正ロマン漂う“熱海三大別荘”の一つ。 ステンドグラスが美しい近代建築と、根津嘉一郎自らが作庭を采配した近代日本庭園。 ...... 続き。数寄屋風の渡り廊下を経て、ここから根津嘉一郎が増築した和洋折衷の近代建築ゾーンに。まず洋館「玉姫」と「玉渓」。玉姫はサンルームのステンドグラスの天井、そしてカラフルなタイル敷が圧巻。この洋空間と和風庭園の組み合わせ…! . 一見“洋館”のようなのだけど、玉姫の主室は折上格天井(和風)あり、家具や暖炉はヨーロッパ風…と和洋折衷。隣り合う玉渓も洋風の山荘が基調だけれど、どこか和の感じがする。ここにも素敵なステンドグラスが。 . ここから旅館時代の客室(現在は文豪関連の展示室)を挟んで、再び根津別邸時代の洋館「金剛」へ。こちらは「玉渓」と雰囲気に似たヨーロッパの山荘風の建築。ここでも豪華な暖炉。 . それと隣接するのがやはりここでもステンドグラスが素敵…な「ローマ風浴室」🛀 その唯一無二のデザインの浴室は映画のロケ地にもなったとか。あと写真は載せてないけど、旅館「起雲閣」時代の浴槽もこれまた深い浴槽がレトロで良い。 . 最後に、各洋館と庭園を挟んで向かいにあるのが和館「孔雀」。現在は独立した離れのような形になっているけれど、時代的には「麒麟・大鳳」とともに大正時代に建てられたもの。孔雀はここまで見た各部屋と比べるとシンプルな和館といった趣き…。 そのほか旅館時代に増築された「音楽サロン(旧・宴会場)」など、おおよそ10棟で起雲閣の建築は構成されます。一番新しいのは平成年代の貸出ギャラリー。 . そして起雲閣の庭園は前述の通り根津嘉一郎の別邸時代、大正末期〜昭和初期に作庭されました。 熱海の緩やかな斜面の地形を生かした約1,000坪の池泉回遊式庭園で、主屋(和館・洋館)の手前には芝生と園路が広がり、中央部を川が流れ、その水はやがて池泉へと流れ込みます。 . 阪急創業者・小林一三などと共に近代の有力な茶人/数寄者でもあった根津嘉一郎自ら指示することもあったそうで、流れの始点の石組の中にある約20トンの大石は根津がこだわり10人以上の庭師が2ヶ月以上をかけて運んだもので“根津の大石”と名付けられています。 . 庭園の各所からは周囲の山々とマッチした景観も楽しめる。…もしかしたら根津別荘当時の和館の2階からは(正面に見える旧大浴場やビル・マンションもなく)熱海の海も眺められたのかもなぁ。 . 初めて訪れた頃は「日本庭園だ〜芝生〜★」ぐらいに思っていたけれど。近いところでは七代目小川治兵衛の『三養荘庭園』、同じく小川治兵衛の『慶雲館庭園』、東京の『大隈庭園』等と似た雰囲気の、当時の流行した作風の庭園だったと感じられます。 洋館やステンドグラス目当てに訪れる観光客・建築ファンにも気に入ってもらいたい庭園! . ということで2022年も『おにわさん』をご愛顧いただき誠にありがとうございました。振り返りとかはまた新年に。良いお年を! . 静岡・起雲閣庭園の紹介は☟ https://oniwa.garden/kiunkaku-garden-%e8%b5%b7%e9%9b%b2%e9%96%a3%e5%ba%ad%e5%9c%92/ ------ #japanesegarden #japanesegardens #kyotogarden #zengarden #beautifulkyoto #beautifuljapan #japanesearchitecture #japanarchitecture #japanarchitect #japandesign #jardinjaponais #landscapedesign #atami #atamitrip #japantravel #japantrip #庭園 #日本庭園 #建築デザイン #ランドスケープ #熱海観光 #熱海旅行 #近代建築 #近代和風建築 #庭院 #庭园 #文化財 #近代別荘建築 #おにわさん (起雲閣) https://www.instagram.com/p/Cm1TAxHv0Lg/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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alaephoenicis · 1 year
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レムリア 〜 母なる樹に抱かれた生活
ロビン・カイザー
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オリジナル動画:https://youtu.be/UMtxg1KGJXE
【和訳:ALAE PHOENICIS】
最新情報はTelegramチャンネルへ
レムリアには巨大な生命の樹があり、そこに人が住んでいた。現在でも、この母なる樹の遺跡は世界各地に残っている。レムリアの記憶が人々の心の中に残っている限り、本来の自然な生活を取り戻す希望があるのです。 ロビン・カイザーのホームページ:robinkaiser.eu
レムリアと母なる樹木での生活
その昔、地球にはまだ水が澄んでいて、土壌には豊かな栄養分が含まれ、自然の中のあらゆるものが底力をみなぎらせ、振動していた頃がありました。
当時はまだ炎には性格があり、風には声があり、自然界のものにはみな生命が宿っているのが当たり前だったのです。
火の精霊は炎を舞ってその姿を人間に見せ、風の勢いは遠くの国の物語を語ってくれた。
人間は、すべての生き物と親密な交流を持ち、すべての生き物が心の動きや感情を直感的に理解できる言葉を話すことができました。
自然界に備わる力は友人や仲間として扱われ、助けを求めたり、助言を求めたりすることができました。
人間が他の土地について何か知りたいと思ったとき、その土地の情報を素早く運んできてくれないかと風に頼みました。
そして、人生における決断を運命に問うたときは、炎の精霊に火を灯しました。
人間が全生涯を自然界の創造物に捧げているため、自然界の精霊たちは人間に好意的でした。
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二つの部族が互いに連絡を取り合いたいとき、同時に火を焚いて、その火を通してもう一方の火の中に姿を現すことができました。
この地球上のすべての炉は自然のネットワークを形成しており、ある人の意識は、ある炉を通して別の炉に現れることができるのです。そして、火の精霊の力を借りて、火の炎の中に顔や形を作ります。
人々は火を通してお互いを訪問��、風に乗って聞こえてくる声と火の中の幻影の両方を通して、お互いにメッセージを伝え合うことができたのです。
その頃、大地との対話は、現在の数倍も大きかった木々を通して行われました。
そして、人々は木々を通して深い瞑想状態に身を置くことができたのです。
人の意識が木と融合すれば、木の枝や根をすべて自分の手足のように感じ、その意識で大地に深く沈むことができました。
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自然は人間の家であり、森の中の空き地はすべて自分の家の中のようだったからです。
自然の力は、その自然な成長を通して、人間のために素晴らしい住まいを作ってくれていました。
この地球が人間に与えた最大の贈り物は、母なる樹木です。
地球は人間に、天に近い最も美しい住処を提供しようと考え、ある種の樹木を空に向かって何キロも成長させました。
この樹木は、地球が生んだ最も素晴らしいものでした。
そして、それらは生きた楽園であり、色鮮やかな花々が咲き乱れる独立した生態系でした。
一本の母なる樹には、部族が丸ごと住めるほどで、その上に台座、塚、見晴らし台、梁、小川、円周およそ3メートルもある花があり、日没時には必ず開いて燐光を放っていました。
世界は言葉に尽くせないほどの美しい色彩に染まり、生活は静かな調和と深い感銘、そして母なる自然への大きな感謝の中で営まれていました。
なんでも豊富にあるため、人間は何も植えなくても木や草の果実を食べて生きていました。
人間が必要とするものはすべて自然が与えてくれ、生活の自然な営みを阻害するものは何もありませんでした。
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人の体は細身で力強く、生命力に溢れていました。直立歩行で、足取りも軽く、優雅でした。そして、歩くというより、大地の上を踊るように飛び跳ねていました。
夕刻になると、人間も植物も生きとし生けるものすべてが調和し合い、深い静寂の中にたたずむことがありました。
風が止んでしまいました。もう葉っぱの音もしないし、人も獣も動いていません。
すると、すべての生命を包み込むような大きな静寂が訪れるのです。あれだけ活気に満ちていたのに、まるで、自然そのものが息を潜めて、ひと休みしているかのようです。
この最も神聖な時代にあって、すべての生命は互いに静かに結ばれ合っていたのです。そして、すべての生命体が母なる樹木と大地の精霊のもとに一体となっていました。
その日の時刻によって、さまざまな香りが漂っていました。
中には、一瞬で人を別の意識状態にしてしまうような魅惑的な香りもありました。
生命のリズムは、ある種の植物の開花によってもたらされ、その植物はその進化において動物と植物の中間に位置する生物のようなものでした。
母なる樹には、その上を移動する植物があり、常に最も日当たりの良い美しい場所に移動していました。
また、一日に一度、数時間だけ大きな花を咲かせ、その後また閉じる植物もあります。また、他の植物には脈拍や呼吸のリズムがあることも見て取れました。
ある日、ある植物が花を咲かせると、その香りが辺り一面に広がり、その香りを通じて人間の意識はその植物と一体化しました。
その花が閉じればまた、別の植物が示し合わせたかのように花を開き、人間の心を招き入れるのでした。
母なる樹は年に一度、数日間だけ花を咲かせますが、このときが自然と人間が結ばれる最高の神聖な結婚式だったのです。
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母なる樹が開花するや否や、人々を��惚とさせる芳香が立ち込めるため、その宴の準備は長い時間をかけて行われました。
母樹の花、そして一部の植物には幻覚作用があり、その香りだけで人間の意識を大きく拡張させることができたのです。
萼(がく)から滴る露を飲み、花粉で満たされた空気は、呼吸するだけで豊かな栄養を与えてくれます。
人間の皮膚はやや硬く、革のようでありながら、ところどころに細かいクリスタル状の構造が浮き出ていて、その上に皮膚が光っているように見えます。
深い意識状態から抜け出したばかりの人たちは、文字通り、肌がクリスタルのように光り輝いていました。
植物は人々の生活の場となり、母なる樹木の中には、夜になると大きな花が開き、その中に寝そべることができるような、各人専用の植物があったりしました。
人間の意識は植物と結びついていて、疲れたときには必ず寝台植物の花びらが開くのでした。生きている花の中に横たわって眠れば、花はその人の体を優しく覆い包んでくれました。また、目が醒めると共に、花は開きました。
こうした人たちの眠りとは、意識的に夢の世界へ移行することでした。
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また当時の人々の生活の営みは大部分が睡眠中に行われていました。
人生には、夢の世界というレベルからしか叶えられないことがありました。ほかに、身体的な場面での方がもっとうまくやれものもありました。
その意味で、世界には意識が起きている間も、眠っている間も、変わりありませんでした。
人々は、睡眠中に物理的な世界に繋がるのと同じように、日中も睡眠中の世界に繋がっていたのです。
そして、彼らは夢の中の世界から、物理的な領域で多くのことを実現させました。彼らは自分の人生を夢で描き、その夢に従って自然界は急速に物質面で成長していったのです。
母なる樹は鉱物の王国と植物の王国の狭間で進化を続け、地球は母なる樹を通して生きた結晶のように空へ向かって成長していきました。
地球に宿る魂は、母なる樹の中に最も純粋な形で転生していきました。そして、地球の鉱物界から植物界へと流れるようなクリスタル状の移り変わりを形成し��のです。母なる樹の幹は、大地から伸びたクリスタルのようで、頂上に向かって次第に樹らしくなっていくのでした。
反重力によって、母なる樹の幹は地中の鉱物だけでなく、大量の水を運び、樹冠の中で湧き水となり、小川や滝となって地上に流れ落ちていきました。
ある種の樹木の鼓動は、大地から何キロも上へと水を汲み上げ、樹冠の中に泡立つ湖を形成していました。
さっきも言いましたが、それぞれの木にはそれぞれの生態系があり、当時の人が住んでいた地球にはそれぞれの地球があったのです。
当時の気候は一年中安定しており、熱帯らしい暖かさで、昼夜の温度差もわずかでした。
母なる樹に生える植物は、どちらかというと動物に近かった。そして、動物はより植物に近かったのです。
そこには沢山の巨大な平野があり、非常に多様な色と形をしたキノコがたくさんありました。
いくつかのキノコは夜になると小さな提灯のように発光し、母なる樹を光の海に変えてしまいました。
当時は昆虫や鳥類もいましたが、その他の大型哺乳類はまだいなかったか、母なる樹の上で生活していた人たちには関わりのない存在だったようです。
ただ、人間の髪の毛には特別な役割があり、髪の毛もある種の生き物として、触角のような役割を果たしていました。
樹木が幹から枝を生やすように、人も頭髪を生やしました。そして、髪の毛は手や足と同じように身体の一部として何かに触れることができたのです。
また、髪は意識的に動かすことで、例えば三つ編みにすることなども出来ました。
人々は特別な日には葉や花で身を飾りましたが、伝統として我々が理解している衣服は存在しませんでした。
彼らは、高い目標を目指すことなく、母なる樹木の腕に抱かれ、最も素晴らしい自然構造の中で暮らしていたのです。
そして、彼らの存在は、大地が差し出す贈り物で深く満たされていました。
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レムリアと呼ばれるこの時代に、一体何が起きて、このような生き方が終焉を迎えたのかは、その時のあなた方の記憶に委ねるしかないでしょう。
私たちはただ、あなたの地球の最も素晴らしい創造物が完全に消滅させられた、巨大な破壊工作が行われたことを記しておきたいのです。
すでに一部の人類が乱伐を営んでいたにもかかわらず、レムリアの人々は最後まで、大自然に忠実に、平和的な生活を続けようとしました。
そうして、地球にとって最も痛ましきことは、すべての母なる樹木が計画的に伐採されていったことでした。
今でも、その痛みは地球のエネルギー領域で感じることができるのです。
母なる樹木が壊されて以来、地球上の生命はますます分離と孤立に向かって後退していきました。
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そして、一本の母樹の最初の伐採から始まったこの破壊行為のクライマックスに、今日、皆さんはたどり着いたのではないでしょうか。
けれども、あなた方の世界では、当時の楽園のような地球での状態を覆い隠し、嘘だらけの人間の起源を語る勢力があるものの、まだ母なる樹木の名残が息づいているのです。
そして、自然と深く一体と なって生きていた記憶は、一部の人々の中で未だに消えてはいません。
もちろん、現在の地球上の自然はかなり異なっていますが、レムリア時代の生き生きとした自然が当時のみなさんの意識に呼応していたように、ある意味、現在のみなさんの意識状態に呼応した小規模な自然がそこに存在しているのです。
地球上の天然の楽園が破壊されようとも、地球はまだ失われてはいません。
そして、レムリアの原初的状態の生々しい記憶が、あなたに相応しい未来を創造する力を持っているのかもしれません。
人類として別離の時代を乗り越えたとき、地球上のいくつかの木々は再び他の木々よりも大きく成長し、ガイアの精霊が自らそれらの木々に転生して、天まで成長させるのかも知れませんね。
今の地球には、このような素晴らしい生き物を育てるだけの生命力と強さがありません。しかし、地球が再生し、枯渇から回復したとき、人間は再び木の上に生きた自然の建造物を育てることができるかもしれません。
最後に、以下の写真をじっくり眺めて、レムリア時代と母なる樹木の記憶を呼び覚ましてみてください。
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これらは、のこぎりで切られた切り株です。
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かつて、あなたの地球で最も偉大で最も素晴らしい生き物でありました。
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この地球上の破壊工作は、はるか昔から始まっており、あなた方は今になってその結果を体験しているのだということに、どうか気づいてください。
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レムリアの生活形態は破壊されたとはいえ、人々の心の中に生き続けています。
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そして、それがそこに生き続け、人々の意識の中に残っている限り、地球を癒す希望も残っているのです。
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diarytheroomoffuji · 1 year
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なかなか乙
自慢じゃないよ
暖炉で温まりながらソファーで、人様の雪中キャンプ動画を楽しむ。
私の暮らす所は、山間部以外平地では雪がほぼ降りませんが、北米の一般的な住宅には、昔から暖炉が付いています。
アパート(日本で言うマンション)でも、ごく普通に付いてます。それから家の断熱材もしっかり入っていて、冬でも家の中は温かくTシャツでいる人も。(北海道や東北の家も、そのような家が多いですよね)
ま~北米でも南の温かい州ではどうなのか?あちらで暮らしたことがないので、はっきり言えないけどさ。
どちらにしてもこちらの人は、視覚効果や雰囲気も大切にしているので、寒い地方でなくとも住宅には暖炉が付いていたりします。一軒家なら2つとか3つとか・・・これ、まったく珍しくない事ですから。
今週はSnow weekらしい(汗)
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neige-biblio0413 · 2 years
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ビブリオテーカが告げる春
ドラルクがロナルドくんと出会う少し前くらい。 御真祖様と秘密の部屋の昔話。 120パーセント捏造。「ビブリオテーカに眠る春」と対になるおはなしです。
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「ビブリオテーカが告げる春」  「ううー寒い。なんでこんな山奥なんかに城をわざわざ建てたんだウチの一族は」  トランシルヴァニアの深い山の奥。切り立つ崖の上。そこには、吸血鬼が出ると噂されている城があるという。  地元でまことしやかに伝えられてきたその城に、かつての主だった吸血鬼が今宵、舞い戻ろうとしていた──という感じに書くと、「なんかカッコイイ導入」みたいで聞こえがいいが、ただの帰省である。  遡ること数日前。その日、ドラルクはひさびさに「ヤサシンクリード2」をプレイしようと意気込んでいたはずだった。  そのドラルクがなぜトランシルヴァニアに帰省しているのか?  簡潔に言うと、「実家で逃走中やろ」という電話が、ドラルクの祖父からかかってきたのである。  逃走中?ヤバイオハザードの間違いでは?  当然、ドラルクは乗り気になれなかった。小5のウルトラマン、小さめのゴジラなどと称されるお祖父様の思い付きに付き合って、無事でいれたことが今まで一度でもあっただろうか。  それでもゲームの話題には好奇心を抱かずにいられないドラルクは、初代QSの1000万台モデルをあげるから、というお祖父様の誘惑に抗うことができなかった。チョロい。  こうしてドラちゃん一生の不覚!などとぼやきながらも、結局ドラルクは実家に帰省することになってしまった──これが事の顛末である。  そしていま、一族を巻き込んだ、もはや無理ゲーと化したろくでもない逃走中がようやく終了し 、満身創痍のドラルクは、城の中をトボトボと歩いていた。 ***  「お祖父様どこにいるのかなあ」  もはや枯れ柳のようにしおしおのドラルク。  ただでさえ疲れているのに、こんなに広い城の中をあてもなく逍遥するなどという自殺行為をしているのは、スマブラ大会のあと、「QS取りに行ってくる」と行ったきりお祖父様が全く帰ってくる気配がないからだった。  「とりあえずお祖父様の部屋で待つとしよう……」ドラルクは呟いた。そのうち見つけてくれるだろう。ドラルクは2階へと続く階段を上る。  相変わらずお祖父様は世界中を飛び回っているようで、その部屋は美しいもの、珍妙なもので──前に見た時よりも──更にあふれかえっていた。よく言えば退屈しない場所だが、その中にエレベーターに呪いをかけちゃう系やばみざわな人形が見受けれらても、ドラルクは見なかったふりをした。  しかし今日は、足を踏み入れた時から、何か奇妙な違和感を感じる。なんだろう。  その正体はすぐわかった。部屋の奥、マントルピースの後ろの壁が、スライドしていたのだ。これはいやでも気づく。  「エッ」  こんなことが偶然に起こるものだろうか?──ところがどっこい、起こるのである。ここはジョークジョークアベニュー。  「ま、まさか私はパーセルマウス持ち?!組み分けはスリザリンか?!」  エクスペリアームズ!ドラルクは恐る恐るスライドした壁の先に進んだ。バジリスクが襲ってこないことを祈る。お祖父様ならやりかねん、南米でチュパカブラハントしてくる人だもの!──そうドラルクは思ったが、その先にあったのは、バジリスクなどというおどろおどろしいものとはまったく無縁の場所──美しい図書室だった。  「なんだ、ここは……」  城の中にしてはめずらしく白で統一された室内。金の植物がやわらかく部屋を飾っている。隠し部屋らしくこじんまりとはしているが、天井が高く作られており、壁にはそれに近づかんと本が並ぶ。  螺旋状の階段は、ゆっくりと弧を描いて2階の本棚へ誘い、繊細な細工をしたキャビネットには、バカラなどのグラスが綺麗に並べられていた。  本の種類はさまざまで、小説から学術書まで、割となんでもあった。吸血鬼とは縁のなさそうなものが多い印象だ。  「うわーストランドマガジン全部そろってる」  1887年11月号のビートンのクリスマス年鑑まで、お祖父様は所持していた。なるほど、この先ウン世紀はホームジアン諸君を悩ますことになるだろう。    部屋の内装からしてすでに200年近くは経っているだろうに、陽が入らないという環境もあるだろうが──よく見ると、本の状態がすこぶる良い。手に取ってわかることだが、埃も積もっていない。部屋中に掃除が行き届いてるようだ。  奥には暖炉とマントルピースがあり、その前にはサイドテーブルがひとつ──それを挟むように2つの革張りの椅子が静かに佇んでいた。おそらく、お祖父様がマメに掃除をしているのだろうが──それにしても、この部屋は一体……  「おや?」  サイドテーブルの上に何か置かれている。そっと手に取ると、よく使い込まれた、年季の入った丸い眼鏡だった。うん?とドラルクは首をかしげた。  はて、この眼鏡、どこかで──  「ドラルク」  それは、ちょうどドラルクが記憶の糸を手繰り寄せようとしていた時だった。突然響いた声にびっくりしてドラルクが砂になる。もう少しで丸眼鏡を落として割るところだ。すんでのところで最悪の結末を回避して後ろを振り返ると、そこには待ち人、お祖父様が立っていた。  「お、お祖父様!」  ようやく帰ってきた。ちがう、そうじゃない。ドラルクは眼鏡を元の位置に戻しながら、わたわたとした。勝手に部屋に入ったことがバレてしまったのだ。まずい!  わざとじゃないです、ちょっと好奇心を刺激されてしまって、と急いであれこれ理由を挙げへつらう。しかしお祖父様は特に表情を変えないまま、いや、怒ってないよと手をヒラヒラさせる。  「はい、これ言ってたQS」  「あっ、えっ」  本当に怒っていないのか……?お祖父様の表情は変わらない。  「あ、ありがとうございます」  ドラルクは、ぎこちなくお祖父様から黒い箱を受け取った。しかし、濃い青のQS本体を確認して、すぐに生唾を飲む。これがあの、幻とさえ言われる、初代QSの1000万台モデルなのだ──オークションにも出回らないという……先ほどの心配はどこへやら。ヒュー!血が滾っちゃう!  いやあ、長生きはするものだなー!と、ひとしきりQSにはしゃいでから、ドラルクは図書室のことをようやく思い出した。そうだ、この秘密の部屋の話を聞かねば。  「しかし、いい部屋ですな」  お祖父様の表情が、ぴょんっと明るくなった。  「そうでしょ」  「ええ」  ドラルクが尋ねる前にその答えは自ずと返ってきた。   「友人の部屋」  「ご友人の?」  「そう」  「ほー。お祖父様の友人の部屋……」  お祖父様の友人にしては、ずいぶん真面目そうな……  これ全部ですか?とドラルクが聞くと、お祖父様はそうだよ、と言ってこっくんこっくんとうなずいた。これ全部そうなの?!  「もともとは私のものだったけど──使わないから、あげちゃった」  「はあ……」ドラルクは目をしばたたかせた。「随分と博学なご友人だったようですな」  「うん」  彼は学者だった、とお祖父様は言った。  「楽しかったなあ」そうぽつりと呟いた声が、風に乗って消える。それは明るい響きを含んだ、めずらしく優しい声だったが、それは瞬きの間のこと。  「それより、これから広間でスマブラやらない?プロジェクター買った」お祖父様は、すぐにいつもと変わらない調子に戻って言った。  ドラルクは、お祖父様に友人のことを聞くタイミングをすっかり逃してしまった。そうなればもう、すばやく返事をするのみである。  「あ、いえ、わたしはジョンのパンケーキを焼かねばなりませんので」  考えてる場合ではない。ドラルクが自分に言い聞かせたその間、わずか0.03秒。フラグは全力で回避する。修学旅行の夜であっても、そんな無茶をするやつはいないだろう。  「そっか」  お祖父様はそれだけ言って、それ以上は勧めてこなかった。  「いつかお前も、お前を必要とする誰かに出会うよ」  帰り際に、お祖父様はドラルクにそう言ったが、その言葉の意味も、ドラルクにはピンとこなかった。  だから、信じあい、許しあう心を忘れないで──って、何の話だろう?  お祖父様が深紅の瞳を細めた理由も、まるで、何か眩しいものを見るように微笑んだ理由も、ドラルクにはいまいちよくわからない。  「はやく帰ってヤサシンクリードやろうっと」  ドラルクがその本当の意味を知るのは、もう少し後になってからの話である。  そして、お祖父様がそう言った数年後。  「任しときな。夜明けまでにカタつけてやるぜ!」  宵闇に浮かぶ城を見上げながら、銀の髪、青い瞳を夜の下で煌めかせ、赤いコートの男が不敵に笑うのだった。
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zaiden327 · 2 years
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極私的Post Punk/NW 10選
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Felt「Crumbling the Antiseptic Beauty」1981
自分にとってネオアコはこれに始まってこれで終わってる。美しくも繊細過ぎて危ういモーリス・ディーバングのギター、涙は既に枯れている。美意識は強すぎて、我々は一生ベッドルームに引き籠って死ぬしかない。
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The Associates「Sulk」1982
ここまでプラスチックなロマンスに溢れた音楽を自分は知らない。聴く人工甘味料。真夜中に遊園地に忍び込んだらこんな感じな気がする。ベースがキュアーの1stで弾いてる人なんだけどめちゃくちゃ上手くて笑う。ビョークもなんかの雑誌で生涯の一枚に挙げていた。
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The B-52's「The B-52's」1979
人にパンクアルバム一枚選べと言われたら迷わずこれを選んで殴られる前に逃げる。それにしてもなんでこんな変な音楽やろうと思ったんだろう。ギターがかっこよすぎる。
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Tubeway Army「Tubeway Army」1978
個人的にゲイリーニューマン最高傑作。グラムとパンクと電子音がいい感じに混ざった最強のロックアルバムだと思う。泣ける曲が多いのもいい。
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Chrome「Half Machine Lip Moves」1979
サイバーパンクって言葉を聞いて自分が真っ先に思い浮かべるアルバム。この場末感、グダグダなのかピリついてるのか理解不能な空気、腐ったシンセ、一人だけジミヘンなギター、全てが素晴らしい。こういうのがサイケだと思う。あとこの時期はダモン・エッジがドラムも叩いてるんだけど、段ボール叩いてるみたいな音でめちゃいい。どっかのレビューでジャーマンロックの影響が云々って書いてあったけど、単純に人生と酒とドラッグでバグってただけだと思う。
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The Roosterz「φ」1984
あの世に限りなく近い音楽だし、真夜中っていうかまだ暗い早朝に聴くために作られたとしか思えない。花田と下山のギターの絡みはどこか水晶を思わせる。大江が唯一作った曲だけ全然良くないのも泣ける。
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YAPOOS「ヤプーズ計画」1987
これが真のサブカルだと思う。そして何より全曲美しい。比賀江隆男は日本一過小評価されてるギタリスト。
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J.J.Burnel「Euroman Cometh」1979
ポンポコ鳴るリズムボックスにブンブク唸るベース、チープなシンセと吐き捨てボーカル、そして全体的に音が絶妙に絡み合ってない感じが泣ける…もはやロマンが詰まった玉手箱。クソ真面目っぽいメッセージに混じってバイクの曲あるのも最高。強いて言うならエクスタシーレコード的精神性とジャーマン電子音の融合でしょうか。完璧です。とりあえず弾いてみました的なテキトーなギターもいい。ジャンジャックはインテリヤクザなフリして若干ホワホワな感じがかわいい。
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The Honeymoon Killers「Les Tueurs De La Lune De Miel」1982
ベルギーの至宝。たぶんみんな大好きだと思う。そんな謎の確信を持ってしまうぐらいの名盤。捨て曲無し。コケティッシュな女性voと道化っぽい男性voのすみ分けも上手いし、チープに見えて実は玄人な演奏も渋すぎてやばい。特にブラウン管テレビで見る安いSF映画みたいなキーボードが天才的。タンタンの冒険っていう絵本をパンク化したらこのアルバムの世界になる気がする。邦題が「蜜月の殺人者」なのも痺れる。
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The Raincoats「Odyshape」1981
1stももちろん傑作だけど、自分は田舎のおばあちゃん家の暖炉みたいな気分になれる2ndを推す。レコメン系の人脈が参加してるからか、全体的にモフモフしていて柔らかい。お裁縫、お菓子作り、おとぎ話、部屋の掃除。気を付けて!お茶の時間に聴きたいパンクです。
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findareading · 2 days
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ウインストン・チャーチルといえば、第二次大戦中イギリスの首相をつとめ、アメリカのルーズベルト、ソ連のスターリンと並んで三巨頭と称せられた大政治家である。 文筆家としても知られ、一九四八年から一九五四年にかけて執筆した『第二次大戦回顧録』六巻は、一九五三年度にノーベル文学賞を受賞したのだった。(中略) 暖炉の前でコナン・ドイルの作品などを読むのを趣味にした、大の探偵小説の愛好家でもあったのである。
— 山村正夫著『霊界予告殺人』(2019年9月Kindle版、講談社文庫)
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hitomihirose · 13 days
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昨日のテレビで
 あるご家族が 別荘の家々を 主人がいない間に 管理する
 という お仕事で
掃除はもちろんのこと
 お庭の木の手入れや
暖炉とか多岐に渡っていた。
家も 人が住まなくなると
 退化していく。というのをみて
例えば、換気するために
 窓を開けたり
人が部屋から移動する風が
 家の中を循環させて 良いのだって。
そうしないと カビてくる。
お水も 血液も
 動いていれば 鮮度を保てる
止まっていたら 腐敗するというように
お家も 生き物で
 それのケアが必要なのね。
循環させて
巡りのよい 動き方 考え方を
 したいわ♪
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