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#ジャズ入門
mreiyouscience · 1 month
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Playlist ~Daylight at Midnight~
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Daylight
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Gretchen Parlato - Live in NYC: BUTTERFLY
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Gretchen Parlato - Live in NYC: WEAK
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Kendrick Scott Oracle - Voices (Audio) ft. Derrick Hodge
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jazzspotleaf · 2 years
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今日はトランペッターH氏から #団子三兄弟 の #差し入れ をいただきました! ありがとう!ごちそうさまです! どこのお団子かあきちゃんはちゃんと聞いたはずなのに忘れたという。。。 これを見て分かる方はコメント宜しくお願いいたします。 素晴らしいライブがいよいよ日曜に迫ってきました! 多くのジャズファンをはじめとしたオーディエンスの皆さんに聞いてほしい! メッセージにてご連絡でもOKです! お待ちしてます! #jazzspotLeaf #ジャズライブ #ジャズ喫茶 #ジャズバー #livemusic #hakodatecity #函館大門 #jazzlive #everydayjazz (Jazz spot Leaf) https://www.instagram.com/p/Cj7zyWDrfmE/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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kennak · 1 year
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先に名盤漁りから入ると「これにハマらない自分はセンスがないのでは」と不安になるのであまりお勧めしない。インターネットラジオ垂れ流しつつ「おっ」と思った曲のタイトルメモってそこから広げていくといいかも
[B! jazz] 菊地成孔の考える、YouTube的ジャズ入門。はじめてのジャズはネット検索から | ブルータス| BRUTUS.jp
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HBS-1100、ハイエンドなBluetoothイヤフォン・・・らしい!
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「TONE PLATINUM™」(HBS-1100)は、高い音質と先進のテクノロジーが融合したハイエンドなBluetoothイヤフォンです!
「TONE PLATINUM™」(HBS-1100)を用いて楽しむ音楽体験に焦点を当て、その特長や仕様、魅力に加え、どのようなジャンルの音楽が最適であるかについても探求していきましょう。
まず、「TONE PLATINUM™」(HBS-1100)の魅力を探る前に、このハイエンドなBluetoothイヤフォンがどのような音楽に適しているかを考えてみましょう。HBS-1100はその高い音質とノイズキャンセリング機能により、ジャンルを問わず幅広い音楽体験を提供しますが、特に以下のジャンルにおいて際立ったパフォーマンスを発揮します。
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ジャズ: HBS-1100の優れた音質は、ジャズの豊かな音楽表現を余すことなく伝えます。細やかな楽器の音やアーティストの表現力が引き立ち、まるで生演奏を聴いているかのような臨場感が得られます。ジャズの奥深い音楽性を存分に堪能できるでしょう。
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クラシック: クラシック音楽は高い解像度が求められるジャンルであり、HBS-1100はその要求に応えるための設計が施されています。美しい楽器の響きやオーケストラの調和が、細部までクリアに響き渡ります。
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ロック: ロックの迫力あるサウンドも、HBS-1100が持つ力強い低音やクリアな高音によってより一層引き立ちます。エネルギッシュなリフやヴォーカルが、ダイナミックな音場で楽しめます。
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ポップ: ポップミュージックは多様性に富んだサウンドが特徴であり、HBS-1100はその多彩な音楽要素をバランスよく再現します。キャッチーなメロディや洗練されたプロダクションが、より一層際立つでしょう。
これらのジャンルにおいて、HBS-1100がもたらす高品質な音質と快適な装着感は、まさに音楽を愛する人々にとって理想的な体験をもたらします。では、この優れたBluetoothイヤフォンの詳細な特長や魅力について探っていきましょう。
まず一つ目の特長として挙げられるのは、HBS-1100のハイエンドな音質です。このイヤフォンはハイレゾ音源に対応しており、従来のBluetoothイヤフォンよりも高い音質を提供します。そのため、ジャズやクラシックなど、高い音質が求められるジャンルにおいて、その真価を発揮します。また、デュアルマイクによるノイズキャンセリング機能が効果的に働き、音楽鑑賞や通話時においてクリアで臨場感溢れる音を届けてくれます。
二つ目の特長は、ネックバンド型デザインによる優れた装着感です。長時間の使用でも疲れにくく、快適に音楽を楽しむことができます。特に、ジャズやクラシックなど、じっくりと音楽を味わう際には、装着感の快適性が重要なポイントとなります。HBS-1100はその点において、優れた使いやすさを提供しています。
三つ目の特長は、急速充電機能が搭載されていることです。一度の充電で長時間利用できるだけでなく、急な外出や旅行時にも対応できるため、ユーザーにとって大変便利です。充電の手間を最小限に抑えつつ、音楽を楽しむことができる点は、忙しい日常においてもストレスを軽減します。
そして、デザインにおいてもHBS-1100はハイエンドな印象を強調しています。メタル素材や洗練された曲線が見事に調和し、ラグジュアリーで上品な外観を実現しています。音楽を楽しむだけでなく、ファッションアイテムとしても優れた存在感を放ちます。外出先やビジネスの場でも、その洗練されたデザインがスタイリッシュな印象を与えることでしょう。
販売店に関しては、HBS-1100は高級なエレクトロニクス製品を取り扱う専門店や大手家電量販店、オンラインプラットフォームを通じて手に入れることができます。特に専門店では実際に商品を試すことができ、店員の専門知識から適切なアドバイスを受けることができます。一方で、オンラインプラットフォームでは忙しい日常において手軽に購入できるため、ユーザーにとって利便性が高まります。
販売元の企業情報については、HBS-1100を提供している企業は長い歴史と実績を誇るリーディングカンパニーであり、高品質なオーディオ製品で知名度を築いています。その信頼性と品質に裏打ちされた製品は、常にユーザーの期待を超えるものであり、HBS-1100もその伝統を受け継いでいます。
さて、これまでに探ったHBS-1100の特長や魅力、最適な音楽ジャンルに焦点を当てつつ、最後にどのように他の人にこのBluetoothイヤフォンをおすすめするかについて考えてみましょう。
まず最初に強調すべきは、そのハイエンドな音質とノイズキャンセリング機能によって、ジャズやクラシックなどの音楽愛好者にとって最適な製品であることです。細やかな音の表現や臨場感を求める方にとって、HBS-1100はまさに理想的な選択肢と言えます。その素晴らしい音質は、まるでライブ演奏を聴いているかのような感覚をもたらします。
次に、長時間の使用でも疲れにくいネックバンド型デザインや、急速充電機能があることをアピールポイントとして伝えましょう。これにより、快適な装着感と充実したバッテリー寿命が、ユーザーにとっての利便性を高め、日常の慌ただしい中でもストレスなく利用できます。
また、外観の洗練度についても触れ、ファッションアイテムとしても優れている点を強調します。ビジネスの場や外出先でも、その上品でスタイリッシュなデザインが相応しい存在感を発揮します。
最後に、販売店の選択肢が豊富であり、専門店やオンラインプラットフォームを通じて手軽に購入できることを伝え、HBS-1100を手に入れやすい製品であることをアピールポイントとしましょう。これにより、ユーザーにとって購入のハードルを下げ、手間なく製品を手に入れることができます。
総括すれば、「TONE PLATINUM™」(HBS-1100)はその高品質な音質、快適な装着感、洗練されたデザインが融合したハイエンドなBluetoothイヤフォンであり、ジャズやクラシックなどの音楽ジャンルを愛する人々にとって最適な製品です。音楽をより豊かなものにしたい方や、快適でスタイリッシュなイヤフォンを求める方にとって、HBS-1100は自信を持っておすすめできる一品です。
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ari0921 · 1 month
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桜林美佐の「美佐日記」(251)
ひたすら「誰かのために」生きた柳澤慎一さん
桜林美佐(防衛問題研究家)
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おはようございます。桜林です。「男もすなる日記
といふものを、女もしてみむとてするなり」の『土
佐日記』ならぬ『美佐日記』、251回目となりま
す。
 現在、放送中のNHKの朝ドラは「ブギウギ」で、笠
置シヅ子がモデルになっているようです。
 あくまで「モデル」になっているだけで、事実と
いうわけではないところが複雑で、常にこの手のド
ラマを観る時は注意が必要です。
 歌われている楽曲が実際に存在するものであった
りするため、本当の話なのか作り話なのか分からな
くなり、困ったものです。
 このドラマには榎本健一(エノケン)と思われる
人物が登場します。そう、言わずと知れた日本の
「喜劇王」です。
 実は、私、かつてエノケンと深く関係する仕事を
したことがあり、そのため、朝ドラにそれらしい人
が登場すると興味深く観てしまいます(と言うほど
ちゃんと観ていないのですが・・)。
 私がどんなことでエノケンさんと関わったかと言
いますと、さかのぼること2003年(平成15年)、
東京の「浅草演芸ホール」にある「東洋館」におい
て「エノケン生誕100年祭」が開催され、私はな
んとその総合司会を務めたのです。
 エノケン夫人を招き、小林のり一さん(三木のり
平の長男)、八波一起さん(八波むと志の長男)、
三波伸一さん(三波伸介の長男)によるコント、前
田憲男さんのピアノで柳澤慎一さんが歌うエノケン
メドレー・・・など、豪華盛り沢山で、最後は私も
皆さんと一緒にステージで「月光値千金」を歌い、
幕を閉じたのでした。
 こうした皆さんと丸一日過ごさせて頂いた経験は、
本当に得難いもので、楽屋でのしきたりなどで失礼
があってはいけないと、その日は知人の芸人さんの
付き人に身の周りの世話をお願いするほど気合を入
れました。舞台裏での張り詰めた空気や緊張感を忘
れられません。
 なぜ、私がこのような大役を仰せつかったのかと
いうと、かつて俳優や歌手として名をとどろかせた
柳澤慎一さんとの出会いからでした。
 柳澤さんは介護のNPOを立ち上げ、老人ホームの名
誉館長をされていて、私がその施設をリポートする
仕事で訪れた際に初めてお目にかかったと思うので
すが、悲しいかな、そこから先が思い出せません!
 いずれにしても、きっかけは全く関係のないこと
だったのですが、柳澤さんは、私の恩師が脚本家の
西澤實であり、西澤門下で朗読の活動をしていたこ
とや、懐メロに詳しかったことで「大抜擢」して下
さったのだと思います。
 柳澤さんは戦後、信徒ではなかったようですが、
通っていた教会で宣教師の方と出会い、奉仕活動に
目覚めたといいます。
 進駐軍クラブでジャズを歌い始めたのは、戦災孤
児や障害者の慰問費用を捻出するためでした。
 エノケンに可愛がられ「柳澤をオレの二代目にす
る」と言われていたほどだったといいます。数多く
の映画やドラマに出演していますが、私がリアルで
知っているのは「奥様は魔女」のダーリン役の吹替
です。
 福祉活動をしていたことは秘匿していたといい、
老人ホームの受付にいてもその人だと気付かれるこ
とはなかったようです。
 そんな方が「エノケン100周年」の時だけは恩
返しということでステージでス��ットライトを浴び
たのですから、実に貴重な場面に私はご一緒したの
です。
 柳澤さんが一昨年2022年の3月24日に89
歳で召天されたと知ったのは昨年になってからでし
た。
 亡くなってから1年間も公表されなかったのも、
柳澤さんの遺志だったのでしょうか。とにかく「善
行を見せびらかさない」という、手本のような方で
した。
家を売却して福祉活動に投入したという逸話に驚か
されましたが、そもそも芸能界に入ったのは福祉活
動のためだったといいますから、その意味では柳澤
さんが人のためにタダ働きをすることはこれ以上に
ない自己実現だったということになります。
 一流のオーラを持ちながら、絶対に目立たないよ
うにして、ひたすら「誰かのために」生きた柳澤さ
ん。今やその名前を知る人も少なくなっているかも
しれませんが、日本人が忘れないように、こういう
方の物語を朝ドラにしてはどうなのでしょう(ご本
人は嫌がるでしょうけど)。
それにしても、朝ドラのおかげで柳澤さんの命日に
合わせてこのような思い出を書けたわけですから、
観ていて良かった!ということですね。
 
 今日も最後まで読んで頂きありがとうございまし
た。どうぞ良い1週間をお過ごし下さい!
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トム・ヴァーレインのブックセールにて
アレックス・アブラモビッチ
昨年の夏、ブルックリンでこんなミームが飛び交った: トム・ヴァーレインのブックセールの会場でキスしたらどうなる? バンド「テレヴィジョン」を結成し、そのフロントマンを務めたヴァーレインは、2023年1月28日に死去した。彼は長年にわたり、アート、音響学、占星術、UFOなど、さまざまなテーマに関する5万冊、20トン以上の本を入手していた。ブルックリンの隣接するガレージで8月に2日間にわたって行われたこれらの本の販売会は、大変な人気だった。アヴァンギャルドポップ・ミュージシャンのアート・リンゼイが立ち寄った。トニー・アウスラーは短いビデオを撮り、インスタグラムに投稿した。旧友たち(中には数十年ぶりに太陽の下に出てきたかのような者もいた)が、長い行列の中にお互いを見つけた。
ヴァーレインは膨大なコレクションをいくつかの倉庫に分けていた。彼が暮らすチェルシーの1ベッドルームから歩いてすぐの場所に1つ、川向こうのゴワナス運河に近いレッドフックに4つ。ヴァーレインはウーバーを使わなかった。ブルックリンの方の倉庫に行くには、おんぼろの食料品カートを持ってF系統の地下鉄に乗り、街でいちばん標高の高い地下鉄駅であるスミス・アンド・ナインストリート駅まで行き、あとは徒歩で移動した。人ごみの中で、ヴァーレインは目立った。背が高く、痩せていて、きれいな姿をしていた。(「トム・ヴァーレインの首はロック界で最も美しい」とパティ・スミスは1974年に書いている。「本物の白鳥みたい」)。彼は一度もタバコをやめず、フィルム・ノワールの登場人物のようなカーコートを着ていた。しかしそんな彼がカートを押して階段やエスカレーターをガタガタと降り、ブルックリン・クイーンズ・エクスプレスウェイの下をくぐり、7車線の道路を横切り、レッドフックに向かっていた。本をどこかに運ばねばならなかったのだろう。
ヴァーレインはストランド書店の常連で、かつて出荷部門で働いていたこともあった。店の前の1ドル均一のカートのまえにいるところを見かけることもあった。ツアー中にはサウンドチェックから開演までの時間を利用して地元の書店を訪れた。ブルックリンでは、倉庫にあまりにぎっしりと荷物を詰め込んでいたため、彼の遺品整理を任された友人のパトリック・デリヴァズは、箱を動かすスペースを確保するためだけに別の倉庫を借りなければならなかった。テレヴィジョンの直近のギタリストだったジミー・リップは、1月にアルゼンチンからやってきたが、7ヶ月後にまだニューヨークにいて作業を手伝っていた。ブッシュウィックの書店「ベター・レッド・ザン・デッド」のデイヴ・モースとマティ・ディアンジェロも整理に参加していた。
モースは言う。「ふつう、『5万冊の本がある』と言う電話がかかってきても、行ってると500冊くらいなんだ。今回、僕らは箱を数えた。5万冊よりは少しだけ少なかったかもしれない。ヴァーレインはパッキングがとても上手だったからね。たくさんの詰め物が使ってあった。波形の段ボールを折ったりプチプチを使って、即席で巣のようなものをつくってある。がさつではあったけれどとても几帳面で、ほとんどの本は素晴らしい状態だった。僕らは計算し、自分たちだけでは無理だと悟って頭をかいた。そしてスペースを持っている知り合いのディーラーを考えた。
ディアンジェロはワシントンDCのキャピトル・ヒル・ブックスを思い出した。そこはブックストア・ムーバーズという姉妹会社を持っていて、トラックも調達できた。そのトラックはいま、ブルックリンのガレージの前にあって、デリヴァズがみている。中の本は「文学」、「詩」、「宗教」といったテーマ別に分類されている。ディアンジェロは、神話や神秘主義、オカルト、超常現象、スピリチュアリティを指す「MOPS」という新しいカテゴリーを作った。イスラム教の旋舞教団、アレイスター・クロウリー、アントン・ラヴェイに関する本が、チャップブック[17世紀ごろからの冊子]や料理本(ヴァーレインがコンロで作ったのはコーヒーだけだったが)、中国に関する本の隣に並んでいた。読書家として、ヴァーレインは心理学や過激な理論に思う存分傾倒した。しかし、何度も立ち返ったテーマがあり、興味がずっと昔にさかのぼるものもあった。ヴァーレインのかつての親友でありバンドメイトでもあったリチャード・ヘルは、2013年に出版された自伝『I Dreamed I Was a Very Clean Tramp』の中で、彼がとても若かった頃のことをこう語っている:
世界は彼にとって理解不能の異様なところと写っており、空飛ぶ円盤のようなものから、極端な陰謀論、不明瞭な宗教的神秘主義まで、あらゆる種類の非合理的な説明に影響を受けやすかった。彼は、これらの信念や疑念が多くの人々にとってクレイジーに映ることを知っていたし、それが彼が人前に出るのを嫌がっていた理由の一つだ。
ブックセールの数日後、私はリップとデリヴァズに会うためにレッドフックの倉庫まで歩いて行った。彼らはアンプ、スピーカー・キャビネット、真空管でいっぱいのユニットを見せてくれた。それもヴァーレインが収集したものだ。「曲のキーがE♭だと、トムは真空管を交換するんだ。ほら、ここに、彼が印をつけていたかがわかるだろう」
販売会場には『The Tube Amp Book(真空管アンプの本)第4版』というカタログが、ギオルギー・リゲティの伝記とブルーノート・レコードの歴史に挟まれてあった。私はいま、それを買わなかったことを後悔している。ヴァーレインはまだ製造が続いているスロバキアから輸送した新しい真空管を持っていた。eBayから入手した、あるいはeBayが存在する前に購入したヴィンテージの真空管も持っていた。何百という真空管を持っていた。
ヴァーレインは高価な機材には手を出さなかった。(ルナ・アンド・ギャラクシー500のディーン・ウェアハムは、ヴァーレインがかろうじて弾ける12弦のエレキを持ってスタジオに現れ、それを見事に弾きこなしたことや、ヨーロッパ・ツアーを全く機材を持たずに行い、各都市で新しいストラトキャスターをレンタルしたことを覚えている)。しかし、彼は自分のトーンにこだわった。ジェフ・ベックのように、アンプに直に接続し、ギターのボリュームとトーンのノブを操作して、他のプレイヤーがエフェクターのペダルでしか作れないようなエフェクトを得ることができた。彼はおそらく、どこまでも繊細だったのだろう。リップは彼らのサウンドチェックの一コマを振り返った。「トムが弾くのをやめて『ブーンという音がする』と言った。俺らには何も聞こえなかったけれどトムは言い張った。俺らはその音の元を探して、やっと会場のうしろのほうで見つけたんだ。その下まで行かなければわからなかったのに、トムはステージから気づいたんだ」
「トムは非常にガード固かった」とヘルは自伝に書いている。「防御が強いんだ。それには良いことも悪いこともある。それは彼にある種の整合性を与えた。流行に流されることはなく、慎重で信頼できた。でもそのせいで一緒に仕事をするのは本当に難しかった」。しかし、6年ほどの間、ヴァーレインとヘルは(ふたりは一緒にデラウェア州の高校を飛び出し、ニューヨークで再会していた)同じアパートに住み、同じダブルのマットレスで眠り、「テレサ・スターン」として一緒に詩を書き、ヘルが主宰する詩誌『ドット』から出版した(彼が最初に出版したのはアンドリュー・ワイリーの詩集だった)。
1972年、ふたりはバンドを結成した。ヴァーレインはサード・アベニューの質屋でベース・ギターを選び、ヘルに基本を教えた。髪を切り、名前を変え(「マイヤーズとミラー」から「ヘルとヴァーレイン」に)、ネオン・ボーイズと名乗り、ビリー・フィッカを加入させた。数ヶ月間、彼らはヴァーレインのアパートでリハーサルをした。アンプやセットを買う金はなかった。ジャズ志向の優秀なドラマーだったフィッカは、代わりに電話帳でドラムを叩いた。ヘルは「Love Comes in Spurts」、「Blank Generation」、「Eat the Light」など数曲を書いた。ヴァーレインは「Bluebirds」、「$16.50」、「Tramp」を書いた。彼らは『ヴィレッジ・ヴォイス』紙に「ナルシストなリズム・ギタリスト募集、最低限の才能があればOK」という広告を掲載し、何人かがオーディションを受けた(ディー・ディー・ラモーンになったダグ・コルヴィンや、ブロンディを結成することになったクリス・スタインもいた)が、誰もフィットしなかった。1973年になっていた。ヘルとヴァーレインは13番街にある小さな店、シネマビリアで働いていた。マネージャーのテリー・オークは、チャイナタウンのロフトに寝泊まりしていたリチャード・ロイドを推薦し、ロイドを2人目のギタリストに迎えて、彼らはバンド名をテレヴィジョンに変えた。
CBGBのオーナーであるヒリー・クリスタルは、彼のクラブでカントリー、ブルーグラス、ブルースのバンドを取り上げようと計画していた。テレヴィジョンをマネージメントするようになったオークは、代わりに自分のバンドを演奏させるよう彼を説得した。徐々にひとつのシーンが形成されていった。テレヴィジョンはリチャード・ウィリアムズとブライアン・イーノとデモを録音した。もしヴァーレインがイーノのサウンドを嫌っていなければ、イーノは彼らのファースト・アルバムをプロデュースしていただろう。ヴァーレインは、イーノがそのテープをイギリスに持ち帰ったと確信していた。ロキシー・ミュージックの次のアルバムのグルーヴの中に、自分のアイデアが入っているのが聴こえたと思っていたのだ。それが事実かどうかは別として、同じ頃、マルコム・マクラーレンとヴィヴィアン・ウエストウッドは、とんがった髪、破れたTシャツ、安全ピンといったヘルのルックスや態度をコピーし、セックス・ピストルズにあてがった。ヘルは回想する。「俺らの演奏はまるで反逆のスクラップが転がり落ち、ぶつかり合う音みたいで、同時にそれを遠くから眺めているみたいに美しくて胸が張り裂けそうでもあった。感動させられ、揺さぶられ、目を覚まさせられた」
しかし、テレヴィジョンがファースト・アルバムをレコーディングする頃には、バンドはそのメンバーではなくなっていた。ヴァーレインは、徐々に、そしてその後は徐々にではなく、ヘルとヘルの曲を脇に追いやった。『Marquee Moon』を何年もリハーサルして手を入れ続け、考え続け、それは1977年、ヘルの脱退から2年後に発表された。ヘルの代わりにフレッド・スミスがベースを弾いていた。曲はより慎重に構成され、短編小説のように構成された。ヴァーレインはジョン・コルトレーンとアルバート・アイラーを愛し、彼のレコード・コレクションの大半はESPやインパルスといったレーベルのジャズ・アルバムで占められていた。しかし、コンサートでも、テレヴィジョンがノイジーで自由だった頃、ヴァーレインとロイドが奏でる連動したソロは高度にアレンジされていた。ウィリアムズはそれを「金線細工を施された」と表現した。
彼らの曲は文字通り「文学的」だった。ロックンロールではめったに美徳とされないことだが、ヴァーレインにははまっていた。彼は手がかりや警官、裏切り者、その他ハードボイルドな小物でいっぱいの探偵小説を書き、それを打ち砕いているかのようだった。『Marquee Moon』に収録されている8曲のうち5曲は、夜に起こる物語を歌っている。4曲は過去形と現在形を行き来している。ヴァーレインの描くイメージにははっとさせられる。「素敵な小舟が欲しい/海でできた小舟」、「世界はとても薄かった/俺の骨と皮のあいだで」、「思い出す/雷が雷自身に落ちたのを」。
しかし、パンクの先駆けとなったテレヴィジョン(��ルが所属していたときのグループ)がアナーキーで、1977年のテレヴィジョンがほとんどプログラムされたようにコントロールされていたとしても、両者を異なるバンドと考えるのはまちがいだし、ヘルとヴァーレインを正反対の人物と見るのもまちがいだ。ヴァーレインの歌声は神経質で切迫していた。彼のアルバムはやはりパフォーマンスであり、素早く録音され、多かれ少なかれライブだった。奇妙で、絶望的で、すばらしかった。1曲目の終わりに「愛する人と未来を引きずり降ろせ」とヴァーレインは10回続けて歌っている。彼とヘルには共通の恍惚感があった。
もちろん彼らは憎み合っていた。「あいつには我慢できない」とヴァーレインは言い、ヘルも手加減しなかった。しかし、『I Dreamed I Was a Very Clean Tramp』のエピローグで、ヘルはほんとうに久しぶりにヴァーレインに会ったときのことをこう語っている:
このあいだ、レストランから家に帰る途中、古本屋の前でトム・ヴァーレインが安売り本の箱を漁っているのを見かけたんだ。俺は彼に近づいて、「空飛ぶ円盤について何かわかったか?」と聞いた。
ヘルはヴァーレインの歯(俺の歯よりもっと悪い」)、顔(「でこぼこで膨張している」)、髪(「白髪まっしぐら」)を描写している。
俺は背を向け、ショックを受けて歩き去った。俺たちはまるで2匹の怪物が打ち明け話をしているようだったが、ショックを受けたのはそのことではなかった。俺が愛を感じたからだ。俺は彼に感謝し、彼を信じ、自分の中で、彼がありえない人間であり、彼を好きになることがありえないことを肯定した。それまでもずっとそうだったのだ。俺はこれまでと同じように彼を近くに感じた。彼のような人間以外に何を信じればいいのだろう? なんてこった、俺は彼と同じなんだだ。俺は彼だ。
ヴァーレインの本は、Better Read than DeadやCapitol Hillのサイトでまだ購入できる。彼のレコード・コレクションは、そのうちグリーンポイントとイースト・ヴィレッジのアカデミー・レコード別館で販売されるだろう。その本やレコードははいまとはちがう時代、いまとはちがう街を思い出させる。書店やレコード店が遅くまで開いていて、CBGBで夜遊びした後でも店を覗くことができて、そこで手に入るものは安かったし、それを保管するのに必要なスペースも安かった。たとえ書店で働いていたとしても、その金でオフセット印刷機を買って自分で詩の版元を始めたり、ソーホーにロフトを見つけて自分のバンドを始めたりできたのだ。
2024.3.4
ロンドン・レビュー・オブ・ブックスに掲載
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otarulove · 11 months
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〈本棚から一掴み149〉
モダン・ジャズ入門
油井正一編/荒地出版社刊
THEFIRSTBOOK.OF
MODERN JAZZ
#マルカ川島商店
#モダンジャズ入門
#油井正一 編/#荒地出版社 刊
#THEFIRSTBOOK.OF
#MODERNJAZZ
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abeya38 · 1 year
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【大反響】「なぜジャズは流行らないのか?」動画への批判・反論に答える
◇---------------------------- まづミートたけしさんの「なぜジャズは流行らない?」の動画が、かなり良い内容だつたので、私もチャンネル登録した上で、先の記事にて紹介してゐたのだが、なんとその動画に色々とコメントが殺到してゐたらしい。炎上といふのか?ww
↓↓ これがその「なぜジャズは流行らないのか?」の動画。
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それを受けて!なんと今回は冒頭に紹介したコメント返し動画が!ww 公開してくれてありがたう、メンバーシップ入りたくなるやんw ミートたけしさん!いや、ミートたけし!! 私が悪かつた!いや、私は何も悪くはないのだけれども! 兎に角!もう!勘弁してくれ!腹が捩れるwww 笑ひ死ぬwwww ミートたけし、面白い!「コメントが仕込みなのでは?」と勘繰りたくなる位にコメントに対する返しが面白い! ツッコミどころも残してゐて、憎めない。 コメ「世界王者とか超一流とか自分でいつてしまふのは何とも」 ミート「言ってないよね。サムネに書いてあるだけ。サムネ作つてんの俺ぢゃないからw」 私「いや!自分のチャンネルのサムネで、それはありなんかい!ww」 ・・。さて、私は門外漢だけど、このミートさん、もとゐ川村竜さんてコントラバス世界王者なんでしょ? 「SQUARE ENIX JAZZ」とか手掛けてるんでしょ? 世界王者て、それだけでとてつもなく凄い筈なんだけど、話がまた面白いな! 頭のいい人つて事でもあるんだらうけれど、自分の好きな事?やりたい事?に対しての熱量を燃料にして、頭の回転も上げてるやうな感じ? こんな人が流行歌のジャズアレンジをやつてくれると、たまに音楽聴くのが好きな私としてはとても楽しみだ。 私なんかからみれば音楽家なんて雲の上の存在、その人達が「これ良いだろ!?」と感じてゐるものを、こちらにも分かる感じに上手に落とし込んでくれると本当に助かる。 それが実現していけば、もしかするとそれは既存のジャズとは呼べないものになつてゐるかも知れないけれど、それこそマイルス・デイヴィスなんかみたいに一人でジャズの拡張?増築?する事になつて、案外その時にはジャズが流行るかも知れないな。ミート・ジャズ?いいね!
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61nomoon · 27 days
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朝から雨…
ということで読んでいる。去年の号と見比べるわけではないけれど、おすすめを探している。たしかにジャズ入門として気軽に読めるね。
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美味しい旅~その33
寂しくて、感謝の気持ちでいっぱいで、希望の香りもして・・・そんな素敵な「美味しい旅」のおたよりを紹介いたします。
「旅」と言っても、同じ富谷にあるお店のお話です。
『美味しいコーヒーでお気に入りだった近くのコーヒー豆専門店が閉店するというので、名残惜しく写真を撮らせてもらいました。
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入口のドアを開けると「いらっしゃい」という明るい声に迎えられて、香ばしい焙煎の香りと機械が回る音や豆がはぜる音、エバンスという名の通り店内にはいつもセンスの良いジャズが流れていました。
注文して焙煎を待つ間に出されるコーヒーを飲みながら30分ほどの時間を過ごすのが好きでした。
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70代にはなられたかと思われるご夫婦、まだまだ当分お付き合いいただけるものと思っておりましたが、八ヶ岳の麓へ行かれるとのこと、通販で豆は送って頂けるとのことなので、門出をお祝いしたいと思いました。
素敵なお付き合いをありがとうございました、お会いできたことが人生の彩になりました、どうぞお元気で。』
『エヴァンス』のコーヒー、私も大好きでした。3月いっぱいでお店を閉める、というお話だったので今日が最後の日でしょうか?(ネットで調べてみたのですが、いつが最終日かよくわからなくて)
おたよりをくれた友人が訪れた時は、本当に次々とお客様が訪れていて、どれほど愛されていたか実感したとのことでした。
こういうお店は、探そうと思ってもなかなかない、代わりがないものです。だからこそ、とっても寂しい・・・同時に「八ヶ岳の麓」に行かれる、と聞いてその景色を思い浮かべ、なんと潔い決断だろうと惚れ惚れとするのも事実。通販でお豆は購入できるようですので、その情報はまたお伝え出来たら、と思います。
富谷のまちで、「好き」を形にしたお店を長年続けてくださったことに感謝をこめて・・・ありがとうございました。「旅」はまだ続きますね!
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it-takes-two-weeks · 2 months
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相倉久人「新書で入門 ジャズの歴史」(新潮新書)
ジャズ強化月間の2の2。読みやすく、コンパクトにまとまって読みやすかった。「ジャズの名盤入門」にも出てきたミュージシャンやアルバム名が出てくることで、点が線になるような感覚もあり。しかし後半1/3くらいは話が著者の持論に近いのではないか?という書き方を感じて、あまり真に受けすぎないほうが良さそうだと思った。
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mreiyouscience · 2 months
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Playlist ~Venus
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#1.Joni Mitchell - A Case Of You (2021 Remaster) [Official Audio]
#2.Becca Stevens thinkin bout you
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#3.Becca Stevens - Regina (Official Music Video)
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#4.BECCA STEVENS - As (Stevie Wonder Cover)
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#5.【SMAP】 Dear WOMAN
#6.大河ドラマ「光る君へ」| オープニング (ノンクレジットVer.) メインテーマ | NHK
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#7.Disney's Beauty And The Beast | Sneak Peek
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killalord11 · 3 months
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HBS-1100、ハイエンドなBluetoothイヤフォン・・・らしい!
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「TONE PLATINUM™」(HBS-1100)は、高い音質と先進のテクノロジーが融合したハイエンドなBluetoothイヤフォンです!
「TONE PLATINUM™」(HBS-1100)を用いて楽しむ音楽体験に焦点を当て、その特長や仕様、魅力に加え、どのようなジャンルの音楽が最適であるかについても探求していきましょう。
まず、「TONE PLATINUM™」(HBS-1100)の魅力を探る前に、このハイエンドなBluetoothイヤフォンがどのような音楽に適しているかを考えてみましょう。HBS-1100はその高い音質とノイズキャンセリング機能により、ジャンルを問わず幅広い音楽体験を提供しますが、特に以下のジャンルにおいて際立ったパフォーマンスを発揮します。
ジャズ: HBS-1100の優れた音質は、ジャズの豊かな音楽表現を余すことなく伝えます。細やかな楽器の音やアーティストの表現力が引き立ち、まるで生演奏を聴いているかのような臨場感が得られます。ジャズの奥深い音楽性を存分に堪能できるでしょう。
クラシック: クラシック音楽は高い解像度が求められるジャンルであり、HBS-1100はその要求に応えるための設計が施されています。美しい楽器の響きやオーケストラの調和が、細部までクリアに響き渡ります。
ロック: ロックの迫力あるサウンドも、HBS-1100が持つ力強い低音やクリアな高音によってより一層引き立ちます。エネルギッシュなリフやヴォーカルが、ダイナミックな音場で楽しめます。
ポップ: ポップミュージックは多様性に富んだサウンドが特徴であり、HBS-1100はその多彩な音楽要素をバランスよく再現します。キャッチーなメロディや洗練されたプロダクションが、より一層際立つでしょう。
これらのジャンルにおいて、HBS-1100がもたらす高品質な音質と快適な装着感は、まさに音楽を愛する人々にとって理想的な体験をもたらします。では、この優れたBluetoothイヤフォンの詳細な特長や魅力について探っていきましょう。
まず一つ目の特長として挙げられるのは、HBS-1100のハイエンドな音質です。このイヤフォンはハイレゾ音源に対応しており、従来のBluetoothイヤフォンよりも高い音質を提供します。そのため、ジャズやクラシックなど、高い音質が求められるジャンルにおいて、その真価を発揮します。また、デュアルマイクによるノイズキャンセリング機能が効果的に働き、音楽鑑賞や通話時においてクリアで臨場感溢れる音を届けてくれます。
二つ目の特長は、ネックバンド型デザインによる優れた装着感です。長時間の使用でも疲れにくく、快適に音楽を楽しむことができます。特に、ジャズやクラシックなど、じっくりと音楽を味わう際には、���着感の快適性が重要なポイントとなります。HBS-1100はその点において、優れた使いやすさを提供しています。
三つ目の特長は、急速充電機能が搭載されていることです。一度の充電で長時間利用できるだけでなく、急な外出や旅行時にも対応できるため、ユーザーにとって大変便利です。充電の手間を最小限に抑えつつ、音楽を楽しむことができる点は、忙しい日常においてもストレスを軽減します。
そして、デザインにおいてもHBS-1100はハイエンドな印象を強調しています。メタル素材や洗練された曲線が見事に調和し、ラグジュアリーで上品な外観を実現しています。音楽を楽しむだけでなく、ファッションアイテムとしても優れた存在感を放ちます。外出先やビジネスの場でも、その洗練されたデザインがスタイリッシュな印象を与えることでしょう。
販売店に関しては、HBS-1100は高級なエレクトロニクス製品を取り扱う専門店や大手家電量販店、オンラインプラットフォームを通じて手に入れることができます。特に専門店では実際に商品を試すことができ、店員の専門知識から適切なアドバイスを受けることができます。一方で、オンラインプラットフォームでは忙しい日常において手軽に購入できるため、ユーザーにとって利便性が高まります。
販売元の企業情報については、HBS-1100を提供している企業は長い歴史と実績を誇るリーディングカンパニーであり、高品質なオーディオ製品で知名度を築いています。その信頼性と品質に裏打ちされた製品は、常にユーザーの期待を超えるものであり、HBS-1100もその伝統を受け継いでいます。
さて、これまでに探ったHBS-1100の特長や魅力、最適な音楽ジャンルに焦点を当てつつ、最後にどのように他の人にこのBluetoothイヤフォンをおすすめするかについて考えてみましょう。
まず最初に強調すべきは、そのハイエンドな音質とノイズキャンセリング機能によって、ジャズやクラシックなどの音楽愛好者にとって最適な製品であることです。細やかな音の表現や臨場感を求める方にとって、HBS-1100はまさに理想的な選択肢と言えます。その素晴らしい音質は、まるでライブ演奏を聴いているかのような感覚をもたらします。
次に、長時間の使用でも疲れにくいネックバンド型デザインや、急速充電機能があることをアピールポイントとして伝えましょう。これにより、快適な装着感と充実したバッテリー寿命が、ユーザーにとっての利便性を高め、日常の慌ただしい中でもストレスなく利用できます。
また、外観の洗練度についても触れ、ファッションアイテムとしても優れている点を強調します。ビジネスの場や外出先でも、その上品でスタイリッシュなデザインが相応しい存在感を発揮します。
最後に、販売店の選択肢が豊富であり、専門店やオンラインプラットフォームを通じて手軽に購入できることを伝え、HBS-1100を手に入れやすい製品であることをアピールポイントとしましょう。これにより、ユーザーにとって購入のハードルを下げ、手間なく製品を手に入れることができます。
総括すれば、「TONE PLATINUM™」(HBS-1100)はその高品質な音質、快適な装着感、洗練されたデザインが融合したハイエンドなBluetoothイヤフォンであり、ジャズやクラシックなどの音楽ジャンルを愛する人々にとって最適な製品です。音楽をより豊かなものにしたい方や、快適でスタイリッシュなイヤフォンを求める方にとって、HBS-1100は自信を持っておすすめできる一品です。
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kennak · 4 months
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中国に駐在する日本の垂たるみ秀夫大使がおよそ3年の任期を終え、日本への帰任を前に記者会見を開きました。 外務省で中国語を専門とする、いわゆる「チャイナスクール」として40年近い外交官生活の大半を中国との関係に費やすなど、キャリア官僚としては異例の経歴を歩んできた垂氏。 習近平国家主席への権力集中が進む中国で、何を目指し、何を感じたのか。離任を前に開いた記者会見の全文で迫ります。 離任の記者会見を行った垂秀夫大使とは 垂大使は、昭和60年に外務省に入り、中国語を専門とする、いわゆる「チャイナスクール」の出身として、中国・モンゴル課長や領事局長、官房長などを歴任し、およそ3年前から中国大使を務めてきました。 いわゆるキャリア外交官は、専門とする国以外に欧米先進国などへも赴任するのが通例ですが、垂氏が駐在したのは中国、香港、台湾で合わせて18年。異例の経歴です。 中国共産党の高官だけでなく、民主化を求め政権に異を唱える人たちにも人脈を築いてきたと言われ、中国政府が日本の政策を批判したときには、SNSも使ってすぐに反論するなど、異色の外交活動が注目を集めたこともありました。 その垂大使の離任に当たっての記者会見は、12月4日午後、北京の日本大使公邸で1時間あまりにわたって行われました。 以下、その全文です。 会見 (垂大使 冒頭発言) 皆さん、こんにちは。こんなにたくさんお集まりいただいて感謝いたします。離任記者会見ということで、ちょっとピンとこないですけれども、こういう機会をいただいたことに御礼申し上げたいと思っています。 中国駐在 垂秀夫大使 私は12月6日に任務を終え、この地を離れて日本に帰国することになっています。振り返れば大使の期間もさることながら、40年近い外交官生活の大半を中国関係に携わってきたという意味でそれなりの感慨はあります。 国民の税金で養っていただいたといいますか、公僕として、長年、力をためてきた知見とか経験とか人脈、これらを生かして、何とか大使の任務を、最後のご奉公をかろうじて勤めあげられたのではないかなと安堵しています。 後ほど皆さんから日中関係や中国の問題で質問があると思いますので、最初は私が大使として何をやってきたか、その時どういう気持ちでやってきたかという内容を簡単にご紹介、ご説明させていただければと思います。 私が中国大使として着任したとき、この場で記者会見が開かれました。そこで私は大使館の今後の大きな柱として2つのことを申し上げました。1つは日系企業支援、もう1つは邦人保護、邦人の安全確保でした。 まず日系企業の支援という点については、日々のいわゆるビジネストラブルへの対応、これはもちろんのことながら真剣に取り組んだつもりです。 また、中国で行うビジネスが昔に比べれば非常に難しくなっている昨今、どちらかというと互助団体的であった中国日本商会の組織改革を提案し、大きく改革していただきました。 その結果として、今年の春から日本商会は会長職が固定化されました。また、これまでの任務以外にもロービングや調査業務、発信機能、これらを非常に強化する力強い団体に変貌しつつあるところです。いいスタートを切れたのではないかと思います。 中国日本商会 本間哲朗会長(左)の記者会見  先ほど申し上げました難しい中国ビジネス、とりわけ経済安全保障という観点からも非常にいい動きではないかと思っています。 次に在留邦人の安全確保という点についてです。私は普段から同僚に対して、(大使館の)政治部にいようが経済部にいようが広報文化部にいようが、すべてが領事担当官であると。そう何度も言って常に館内の意識改革を行ってきたつもりです。 私もかつて領事局長を担当した身です。ひとつひとつの領事案件、本当に、なんというか、普通の事務処理で済ませてはいけないような非常に厚みのある案件がたくさんあるんですね。 そうしたときに、もし事件・事故が起きた時に当事者が自分の肉親であったらどうかと。自分の父親が、自分の兄弟が、自分の子どもが事件・事故に遭ったらどういう対応をするかと。常にそういうつもりで対応しようと皆で確認し合ってやってきたつもりです。 ときには涙を流すこともありました。それでも領事担当の同僚は非常によくやってくれたと思います。邦人の安全確保、邦人保護という点はわれわれの大きな柱でした。ただ、この邦人保護、在留邦人の安全確保という観点から申し上げれば、今年の3月に起きた、国家安全当局に拘束された在留邦人の方がまだこう留されているという状況につきましては、私個人としては極めてじくじたる思いです。 社員が拘束された大手製薬会社「アステラス製薬」 この2つの大きな柱に加えて、私は1つの試みを提案しました。それは何かといいますと、この大使公邸の開放です。この北京には多くの外交団がいます。その数ある外交団の中でもわが日本大使公邸は、その美しさ、あるいは格式の高さ、いずれの点においても最も優れた素晴らしい大使公邸だと自負しています。 調度品もたくさん素晴らしいものがありますし、平山郁夫画伯とか絹谷幸二画伯の絵がかけられているなど、本当に美術館、博物館のような大使公邸です。春には桜が美しく咲きますし、秋には紅葉が見事に色づきます。 北京の日本大使公邸の庭園(垂大使撮影) その美しい庭園も抱えたこの大使公邸を在留邦人に使っていただく。そういう試みでした。この公邸の建設はもちろん、維持管理は全て国民の税金で行われている。そういう観点から言えば使っていただいて当然であると。そういう出発点でした。 当初は、在留邦人の方も半信半疑のところは��ったんですけれども、何度もわれわれが使ってくださいとお勧めしているうちにいろんなことで使われ、コロナの時期もありましたが、それでも私の任期中に120回を超える公邸開放、公邸の利用が行われました。 例えば企業間のMOU(基本合意書)の調印式だとか、あるいはジャズのコンサートだとか、あるいは剣道の試合だとか、あるいは某大学の同窓会だとか、もういろんな形で使われました。時には日本人学校の子どもたちを中心にこいのぼり参観、あるいはひな祭り参観、そういうことに使われたこともあります。 大使公邸で開かれた 日本の特産品などをPRするイベント(2023年3月) 普段、公邸とあまり関係がないと思われるような方々には、例えば駐在員の配偶者だとか日本人学校のPTAの方々には一般参観日も設け、対外開放する日もありました。そういう試みを行って、これまで十分に使っていただいたと思っています。この試みは非常に上手くいったのではないかと思っています。 さて、中国で仕事を行っていく上では、特に私の任期中はコロナが非常に蔓延まんえんしている時期でしたし、また、ちょうど去年は日中国交正常化50周年、今年は日中平和友好条約締結45周年というエポックメイキングなこともありましたが、時には厳しい勤務環境の中で日本ではちょっと考えられないようなことが起きることもありました。 閉鎖された武漢の海鮮市場(2020年) 例えば、去年の50周年の関係では、在留邦人の人たちが手作りで祝うために、いろんな交流事業、文化事業を準備したり用意したりしましたけれども、それを日中関係が悪いという状況の中で、コロナを理由に何度も延期されたり中止されたり、そういうことがありました。 また、われわれとしてはなかなか受け入れがたいような理由で、日本の政策を批判されるようなこともありました。そういう時、多くの日本の人たち、とりわけ中国に長く勤務しているような人たちには「中国だからしょうがない、郷に入っては郷に従わないといけない」と理不尽なことを受け入れてしまうきらいが、私はあるのではないかと思っています。 そうしたときに民間の人、それぞれの個人はなかなか言いにくいんだと思うんですね。立場上も言い難い、企業の人も言い難い。でも私は日本の大使として、しっかり主張すべきは主張する必要があるという気持ちで、必要に応じておかしいことはおかしいということを声にしてきたつもりです。 ただ、ここで大事なことは、相手に対して物申すようなときには、その基準が、私は日本の大使ですから、日本の国益、あるいは日中関係をしっかり維持し大局を守っていくためにやるということが基本であるべきだと思っています。 決して反中とか嫌中とかいう感情で批判したり物事を判断したりしてはいけないと自分を戒めてきたつもりです。私のそうしたやり方についてどう評価されるのかについては、これは私自身が決める話でもありませんし、日本の皆さん、あるいは世論が決めることでもないんだと私は思っています。私は常々歴史が決めるものだと。歴史が評価してくれると考えて仕事をしてきたつもりです。 日本では外交に関する資料は30年後には公表されることになるわけですね。その将来の、歴史家か評論家かわかりませんが、そういう人たちがどう評価するのか、判断するのかということが私にとっては一番大きな基準であると、そういうつもりでやってきました。 私は常々同僚に対して、歴史に耐えられる外交をやろうと。歴史に恥じない外交をやろうと。今、その時々を過ごすためのアリバイ作りのためだけの外交をやってはいけないと、そういうことを訴え続けてきました。同僚は皆、本当にそれに応えて非常によくやってくれたと思っています。 そういう意味においては、ちょっととんがっているかもしれませんが、そういう上司、大使を持って非常に大変だったと思いますが、私の同僚は本当によくついてきてくれて非常に良い仕事をしてくれたと思っていて感謝しかありません。 先般、サンフランシスコで岸田総理大臣と習近平国家主席との間で日中首脳会談が開かれました。一番大事な点として、日中両国は全面的に戦略的互恵関係を推進することを再確認するということが示されました。私は非常によい会談だったのではないかと思っています。 日中首脳会談(アメリカ サンフランシスコ 2023年11月) これからが実は大変だと思います。大きな方向性を示すこと、これは何とかやれました。ただそれを具体化、実現していくことが、実はある意味ではもっと大事である、そう思っています。そうした意味では、引き続き日中双方の外交当局、あるいは政府全体がともに努力して、日中関係をさらに高みに押し上げていく必要があると。建設的、安定的関係を強化していく必要があると考えています。 冒頭申し上げましたように、40年近い外交官生活において、18年間、中国大陸、香港、台湾と勤務して参りました。私なりに一生懸命やってきたつもりです。精一杯駆け抜けた外交官生活だったのではないかと今思っています。何の後悔もありません。「風光霽月」の心境です。非常に爽やかで、思い残すことは何もないと、そういう心境です。 私の第2の人生の夢は、何らかの形で写真の世界で生きていけないかなと考えています。そのことを考えると、また非常にチャレンジ精神が出てくるという意味では、風光霽月と言いながら、また気持ちが震え上がってくるところがあります。中国も、日本も、あるいは台湾も、自然の美しさや一般庶民の喜怒哀楽には何の変わりもありません。私は中国大陸で撮りためてきた写真、そして日本、台湾で撮りためてきた写真、これらを多くの日本の方に示して、共通点をしっかりと伝えていくことによって、日中関係の更なる強化をお手伝いしたいと思っています。 垂大使が撮影した中国の農村 冒頭私からのご挨拶は以上です。 質疑応答 中国に長らく携わってきた外交官として今の日中関係についてどのような感想を。また今後の日中関係はどのようにあってほしいと考えるか。 今の質問で思い起こすのは、去年、日中国交正常化50周年のときの大使館公邸での記念レセプションです。私はそのレセプションの挨拶で、こういう風に日中関係をたとえました。これまでの日中関係はジェットコースターのようだと。上がったり下がったり、良くなったり悪くなったりだと。 遊園地で遊ぶジェットコースターは楽しいでしょうが、日中関係というジェットコースターに乗っている両国民はたまったものではないと。今後はジェットコースターではなく、ゆっくりゆっくり走る普通電車がいいのではないかと。要は、日中関係はしっかりと安定的に関係を構築していくことが大事だということを申し上げたつもりです。 日中関係が安定化するためには、やはり一番大事なものは日中間の意思疎通だと思います。日中は永遠の隣人であるのはこれはもう間違いのない事実なんですね。互いに引っ越すことはできないんです。国が違う以上、それぞれ国益を背負っているという意味において、ときには立場の相違だとか摩擦だとかがあるのは正常なことだと思うんです。自然なことだと思うんです。だからそれを恐れる必要は全くないんだと思うんですね。 恐れないといけないのは日中間で意思疎通がなくなることです。摩擦や意見の相違があればあるほど、本来であれば、日中の意思疎通は強化されなければならない。そういうふうに思います。首脳間から本当に民間レベルの交流に至るまであらゆるレベルで意思疎通が行われると。そういう関係が私は望ましいし、それが安定した日中関係につながるのではないかと思っています。 邦人保護の観点から。ことし3月に男性社員が拘束され、いまだ解放されていない。大使は11月28日にみずから領事面会に臨んだ。どういう思いで、なぜこのタイミングで臨んだのか。 サンフランシスコの日中首脳会談で、岸田総理は習近平国家主席に対して、できるだけ早期の釈放を要求されています。 それを受けて、この北京の一番の最前線で働く、なおかつその責任者である私が、そのための仕事を行うということ、これは、当然、まずやらないといけないことであると言えると思います。 さらに申し上げれば、私みずからが領事面会に行く必要があるとずっと考えていました。いろいろ事情があってそれは成し遂げられませんでした。 実は私による面会は領事面会としては8回目で、それ以前に7回領事面会が行われていました。その時、毎回、私は面会に行く同僚にメッセージを託していたんです。「われわれとしてはこの問題にしっかり取り組んでいくので気をしっかり持ってください」という趣旨のメッセージです。 今回、私が帰国することになり、やはりこのまま何もなしに本当に帰っていいのかと。私は、それは人の道ではないと。許されるのであれば直接会って帰国するという報告と、私の任期中に結果的には助けることができなかったことについてのお詫びを伝える必要があると感じていました。それが人の道であると感じていました。 また、私が行くことによって、例えば、メディアが関心を持ってくれ、日本政府としてこの問題にしっかり取り組んでいるというメッセージにもなると考えました。そして、非常に重要なことだと思いますが、この問題は決して風化させてはいけないと、忘れてはいけないと。多くの関係者の中でこの問題がだんだんと話題に上らないようになってはいけないと思っていましたので、私は自分が行くことが必要だと感じていました。 日中関係に関連した質問を。コロナが明けたあともビザの免除が回復しない状況。日本から中国を訪れる人が少ない状況になっている。今後何に期待するか。 人の往来が極めて少ない。とりわけ、日本から中国に来る人の数が極めて少ないです。いろんな理由があると思います。そもそもビザがなかなか取りにくい。昔はノービザということもありましたし。中国から日本へ行く旅行者、こちらも一番多かったときに比べればまだ半分にも達していません。ただこちらはそれでもそれなりの人が日本に行ってくれてはいます。 結果として何が起きるか。何が起こっているか、どういう影響があるかと申し上げれば、生の中国を見る機会があまりない、等身大の中国を知る機会がなく、中国に対する理解が深まらない。 上海 あるいは、万が一中国に対して誤解を持っていたとしたら、それにもかかわらずそれが増長してしまう、それが減じることもない、そういうことにも繋がってしまいます。 いずれにしろ、相互理解が深まらないということが、間違いなく起きています。昨今の日本人の対中感情の低さを表すいろいろな世論調査がありますが、それを見てもそのあたりは歴然と出ているのではないでしょうか。 広報スタイルについて。中国が発表した後に日本側が反論するという広報スタイルがあったと思う。それは垂大使から始まった形式だと思うが、この狙いは。 私どもからすれば、受け入れがたい理不尽な批判等もあったとき、あるいは申し入れがあったときには、��れわれとしてあるいは私個人として、しっかり物申す必要があります。歴代の大使も同様にやられ、しっかりと反論されておられたと私は思っておりますし、信じております。 ただ、今おっしゃられたようなことが、私のやり方が特別に見えているのであれば、若干違いはあるのかもしれません。一般論で申し上げて、例えば中国側が私どもに申し入れをした時、私は必ず、あるいは歴代の大使もきっと同じだと思いますが、必ず反論する、あるいは日本側の立場を言う、日本としての申し入れを行うのです。 ところが、中国は国営の新華社通信がそれを流す場合、われわれの発言は完全に無視されるわけです。中国側の言い分しかないわけです。私はそれでいいのかと考えました。ある問題において、日本の大使が呼びつけられて、それに関する報道が中国側の一方的な主張しかこの世に出ない、それでいいのかという問題意識がありました。 ことばが悪くて申し訳ないのですが、中国が出していないのに、私どもがけんかを売る形で、われわれから直接出すということはなかったと私は信じています。中国側が出した時に、われわれが必ず反論すると。われわれも主張していることを出すということは確かに行いました。この世に中国だけの主張しかないことにならないように心がけたつもりです。 日本の(メディアの)皆さんを批判しているわけではありません。日本の皆さんは非常に立派なんです。中国側の主張も、日本側の主張も書かれるんですね。喧嘩両成敗じゃないですけど、大体、一応2つ書かれるわけです。最初の頃、私の主張がすごくちょっとしかなかった時もありましたが、だんだんと相当たくさん書いてくれるようになりました。 中国側はどんなことをしても自分たちのことしか書かないんです。それでも皆さん(日本のメディア)は書いてくれる。私はそれを信じて、中国側の主張しかないということになってはいけないと思ってやってきました。これは私の信念でやったことです。今後どうかということについては、私は申し上げる立場にありません�� 大使の任期中、中国では習主席が3期目に入るという政治的に大きな動きがあった。3期目の習主席が率いる中国と日本は今後どう向き合っていくべきか。 極めて大事な、いい質問なんですが、私もまだ現役ですので、なかなか入り込めない部分もあり、答えが奥歯に物が挟まってるような言い方になるかもしれません。 中国は非常に変わってきています。どんどん変わってきています。それに応じた付き合い方、あるいは対中政策を考えていく必要があると思っています。一般論として言えば、私は首脳会談、この重要性がますます大事になっているんではないか。そういうふうに申し上げられるとこの場で言っておきたいと思います。 習主席になってから社会の統制が非常に厳しくなってきている。中国の人たちの価値観も多様化している。中国は社会統制の厳しさに耐えうるのか。また、仮に内側から変えようという動きが出てくる可能性があるかどうか、その場合日本としてサポートするようなことができるのか。 敏感な質問ですね。とても大事な質問なんですよ。いつもみたいに完オフ※だったらいくらでも喋りますが、ここは完オフではないので、そうした意味において申し上げればですね、今、言われたように、中国社会、社会統制がどんどん強くなってきているんじゃないか、それを内側から変えようとする力があるのではないか等々、そういう見方が存在していること自身、私は承知しています。そういうふうにだけ申し上げておきたいと思います。また日本がそれにどういう風に関わっていくべきなのか、あるいは関わっていくのがいいのかということについては、私はまだ現役ですので、お答えを差し控えさせていただきたいと思います。ご理解ください。 完オフ 「完全オフレコ」のことで、取材相手の名前や発言内容など一切を公表しないこと。 福島の処理水の対応をめぐり日本産の海産物の全面禁輸が続いている。この問題について今後どのように対応していくのか。 福島第一原発での処理水の放出(2023年8月) 私の見方で申し上げれば、今回の首脳会談でも2つ大事な点があったと思います。1つは、日中関係の位置付け、戦略的互恵関係を再確認すること。もう1つは、処理水の問題について。日中が、例えば専門家どうしがしっかり意見交換する。そういう形で互いにこの問題の解決に向けて知恵を出すといった方向性を確認したことだと思っています。 もちろん日本としては、今の「ALPS(アルプス)」の処理のやり方について、政府の一員として絶対的な自信を持っています。そうではありますけれども、一方で隣国の中国が別の意見を持っていることに対して、その意見、その主張は一切聞かないと、耳も貸さないというような姿勢は必ずしも適切ではないと思っています。 日中の関係当局、あるいは専門家どうしの意見交換、これを通じて、何とか着地点を見いだしていく、一刻も早く中国側の水産物の全面禁輸を解除するために努力することが大事だと思っています。 大使の在任中に最も印象に残っていること、また離任に当たって心残りなことがあれば。印象に残っている中国の指導者は。エピソードなどあれば紹介してほしい。 まず最も印象がある出来事、これはもういろんなことがありました。コロナについては、皆さんも同じように経験された方はたくさんいらっしゃると思いますが、特に去年の今頃なんかもう大混乱でしたしね。隔離生活も長かったりと、いろんなことがもう走馬灯のようにあるので、どれがと言われるとなかなか難しい。 PCR検査場に並ぶ人々(北京・2022年11月) 中国の古い友人、それから新しい友人とまた深い付き合いができたということも私にとっては極めて印象のあることでした。 あえて1つ申し上げれば、先般の日中平和友好条約締結45周年の際に中国が釣魚台迎賓館で行った記念レセプションで、私は大使としてスピーチする機会を与えていただきました。私はその中で、戦略的互恵関係、これが生み出された経緯を紹介するとともに、日中は戦略的関係の再構築が必要であると訴えました。スピーチが終わったあと、壇上から降りてきたときに、皆が座っている中で、1人、王毅中央外事弁公室主任兼外交部長が立ち上がって私のところまで迎えに来て、「大使、スピーチは良かった。素晴らしかった。ぜひ、戦略的互恵関係を再構築しよう」ということを言って、握手を求めてきたことは、とても印象のある出来事だったと思います。 日中平和友好条約45年の記念式典で垂大使に話しかける 中国 王毅外相(右・2023年10月) 何かやり残したことについてですが、私はやり残したことは、あえて言えば先ほどの邦人拘束の件です。 それ以外に申し上げれば、私は大使になってこういう大使館を作りたい、こういう気持ちで大使としての仕事をやろうと思っていたことについては、ほぼできたと思っています。もちろん、私が独りよがりにできたというよりも、私の同僚たちがしっかりついてきてくれたことが一番大きな理由です。私が思い描いていた大使館像、これをしっかり作れたと思っています。そういう意味では何ら思い残していることはないというのが私の心境です。 それから、心に残った指導者、中国側の指導者でいいですよね。これは、長い外交官生活の中でということで申し上げれば、私はやはり、あえて中国側のことを申し上げます。 日本はまだ何とか頑張ってらっしゃる方がいらっしゃる中で、本当にリスクを取って日中関係をしっかり進めていくんだとか守っていくんだという指導者が、今やそう多くないというかほとんどいない。 そんな中にあって、思い起こせば2009年。詳しいことは申し上げられませんが、2009年に、ある場で引退された曽慶紅※さんに会う機会があったんですね。そこで曽慶紅さんに、私の方から1つ質問したんです。曽慶紅さんは、中央組織部長で、いわゆる江沢民さんの側近中の側近であった方ですが、2002年4月だったと思いますが、訪日しているわけですね。 曽慶紅そう けいこう氏とは 元国家副主席。江沢民前総書記に近い実力者で、日本の政界にも幅広い人脈をもっていた。習近平氏が中国政治の表舞台に出てきた背景に、曽氏の影響力もあったといわれている。 なぜその訪日が大事だったかというと、実は当時、小泉総理の時代で、小泉総理自身が靖国神社に参拝した直後だったんです。その直後に、曽慶紅さんは日本を訪問されたんです。日本といっても大分県でした。確か私の記憶が間違いなければ武漢と大分のチャーター便を飛ばすか何かそういう話だったかと思います。 私は聞いたんです。「なぜ日本に行けたんですか。いろいろ反対とかなかったんですか」と。 曽慶紅さんは非常に満面に笑みを浮かべて、「日本には私の友人2人が待っていた。1人は野中広務さんで、1人は大分県の平松知事だ。日本の友人が待っているので、私は行かなければならないと思った。私は、2人の指導者に許可をもらった。1人が江沢民さん。もう1人が外交担当の副総理であった銭其シン【※王へんに、深のつくり】さん。2人とも喜んで行ってきなさいと言ってくれたから行きました。友人が待っていたから私は行ったんだ」と。私は本当にリスクを取ってでも日本を訪問する、日中関係を進めるという素晴らしい人だなと感じました。私にとってはとても心に残ったやり取りでした。 曽慶紅 元国家副主席(右・中国共産党大会 2022年) 改革開放で多くの日本企業が中国に来て経済交流を進めてきたが、足元では中国での事業リスクの高まりもあって対中投資意欲を大きく下げているという実情もある。中国で日本企業がおかれている状況や日中の経済関係は今後どうなっていくと考えるか。 私は2つのアプローチが大事だとつくづく思っています。1つは攻め、1つは守り。現実問題として、改革開放以降、日本経済、日本のビジネス界は中国との間の経済交流・経済往来を強化させてきました。ある統計によれば、今や中国大陸に、拠点数を入れた数字で申し上げれば、3万以上の日本の会社あるいは拠点があると。中国大陸の中で最も大きなプレゼンスを示しているのが日本企業なんです。 日本経済を考える上で中国経済を抜きに語ることはもうあり得ないと思います。もちろん、中国経済の大きなマーケット、これも非常に魅力的ですし、イノベーションやデジタル経済など、日本から見ても極めて目を見張るような動きを示していることもあります。どういうふうにして日本経済としてこれを活用していくのかというような視点は非常に大事だと思います。そうした意味では、中国との経済関係を能動的にしっかりと強化していくということはとても大切だと思っています。 日系企業の自動車工場 一方で、中国でビジネスをやっていく上で、今どんどんと難しくなっているわけです。いろんな問題も生じてきています。まず最初に中国経済そのものが、特に今年に入って、あるいは去年ぐらいから、非常に不景気である、デフレ気味の状況を示しているということもあります。それはまだ1つの経済の状況ですが、それだけではなくて、例えば、よく言われる自立自強のサプライチェーン、あるいは自国産品を優遇するような政策があります。 表面的には否定するんですが、内外差別を行っているのではないかと思われるような対応も見受けられます。業種によっては強制的な技術移転というような動きについても、われわれはいろいろ相談を受けていることも事実です。そういう経済安全保障的な側面から見ても、しっかりと守り、しっかり脇を締めて、中国経済、中国とのビジネスをやっていく必要があると。 私は両方が大事だと思っています。決して守りだけではダメだ、もちろん攻めだけでもダメで、攻めがあって守りだと考えています。 「ゼロコロナ」政策について。大使は着任から隔離を受け、終了まで全部見届けた。日本と全く違うスタイルをとった「ゼロコロナ」政策をどう総括するか。 着任のときは2週間でしたね。10日ではなくて2週間の隔離生活でしたが、総括は、私が行うのではなく本来中国政府ないしは中国共産党が行うべきものです。実際もう何度も総括していて、中国政府・中国共産党としては勝利宣言を行っているので、それに私が横から総括するっていうのは変な話かもわかりませんが、印象だけ申し上げます。 正直申し上げて、前半期は、「ゼロコロナ」、一種の真空状態を中国の中でつくる。そのために隔離を2週間だ3週間だ、地域によっては2か月要求しているところがあったわけですね。そのかわり、そこに入れば無菌状態、実験室みたいな状況をつくって。実はそれはそれでうまく回っていたのも事実なんですね。 ところがオミクロン株の流行となって、それはもう効果を発せられなかった。オミクロンの威力、伝染力がもっと強かったんですね。私は政策を変更するタイミングを逸したんではないかと個人的には思っていますね。そのタイミングは相当間違ったんじゃないかと。それが私の印象です。その結果、後半の方は極めて、世界的にもまれに見るようなロックダウン等があったり、北京では「弾窓(タンチュアン)」という経験した人でないとわからないような政策がとられたり、いろんな不可思議なことがありました。最後は大混乱の中、「ゼロコロナ」政策が取り下げられていく。全体としての評価については、私の個人的印象だけを申し上げれば、タイミングがうまくいかなかったというか、良くなかったと思っています。 弾窓タンチュアン 「ゼロコロナ」政策のもと、スマートフォンの「健康コード」と呼ばれるアプリに表示されたポップアップメッセージのこと。感染者が出た地域に行ったと認識されると、濃厚接触者でもないのに「あなたはリスクが高い地域を訪問しました」と表示される。この表示は自分では解除できず、数日間建物へ入れなくなったり公共交通機関の利用ができなくなったりする。 米中関係について。サンフランシスコで米中首脳会談が行われたが、今後も米中対立の構図は続くとみられている。今後、米中対立が深まる中で日本の役割は何か。また日本政府として現状、どのくらい日本の役割を果たせていると考えるか。 米中首脳会談(2023年11月) 日本大使としての立場で第三国どうしの関係である米中関係について、表だった評価をするのはなかなか難しく、差し控えないといけないんですけれども、一般論として申し上げます。 米中関係の安定化は、日本としては非常に希望しているところです。今回のサンフランシスコにおける米中首脳会談についてもいろいろな論調があるのも承知していますけれども、私は今回の会談を歓迎しています。 日本がどういう役割を発揮するかということについて。アメリカはわれわれの同盟国であり、日米同盟という強固な信頼関係のもとで、われわれは必要に応じて中国に対して対話を重ねながら、必要な時には中国に対して大国としての責任を果たしてもらえるように働きかける。そういうふうに考えています。 拘束された男性社員に領事面会をした判断理由として、帰国の報告と、任期中に結果として救出できなかったお詫びを伝えたいということだった。実際に伝えて先方の反応はどうだったの��。 すみません、私の発言、私の思いはお伝えした通りですが、先方の方の発言、対応等については私の立場上、紹介するのは恐縮ですが、差し控えさせていただければと思います。 (12月4日 BS国際報道2023 などで放送) 垂氏が大使として赴任する前に行ったインタビューの記事はこちら
中国・習近平体制と対峙した垂秀夫大使 ゼロコロナ 邦人拘束 日中・米中関係 離任前に何を語った? | NHK
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overjazztrio · 4 months
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Yellowjackets
1981年に結成されたアメリカのジャズ・フュージョングループ。現在も活動中。
ギタリストであるロベン・フォードが1978年に発表したアルバム『ギターに愛を (The Inside Story)』に、キーボーディストのラッセル・フェランテ、ドラマーのリッキー・ローソン、ベーシストのジミー・ハスリップが参加したのがバンド結成のきっかけ。その後コンスタントにアルバムを発表し、1988年発表のアルバム『ポリティックス』でグラミー賞ベスト・フュージョン・パフォーマンス部門を受賞。1990年以降コンテンポラリーの要素を強める。時代と共にメンバーを何度も入れ替えながら、その都度新たな音楽を生み出してきたフュージョン界の生ける伝説といえるバンド。2022年に最新アルバム『parallel motion』を発表。
名前だけは大学の軽音楽部在籍時から何度も聞いたし、先輩や同期がコピーをやるのを聴いていたのだが、ちゃんと原曲を聴いたことはなかった。そろそろ聴くかと思ってアルバムを8枚おさらい。アルバムごとに毛色が全く違ってて、メンバーの音楽性の赴くままに音を模索してきたのが感じられてとてもよい。フュージョンにしてはキャッチーで初心者でも聴ける。
パソコンひとつで数えきれない音源の中から組み合わせの妙を楽しむ現代の音楽も捨てがたいが、たった4本の楽器でここまで表情を変えられるのもすごい。不自由の中に無限の可能性を感じさせてくれる、時代を経ても古臭くならないどこまでもスマート・クールなバンド。フュージョンの過去と未来がここに両立する。
お気に入りは『Solitude』。これめちゃめちゃ良かった。
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curry-cook · 4 months
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1日数食日記
2024年1月1日(月)〜7日(日)
1/1 イトーヨーカドーでお年賀を買って、0:30に新年の挨拶をしに実家を訪ねる。お雑煮を食べてコーヒーを飲み3時間ほど滞在。ぐらっと家全体が大きく長く揺れたと思うと、なんと能登で震度7。年明け早々なんてことだろう。TVは全て地震報道に切り替わる。帰りがけに弟と電話で少し話しをしたら、インスタ投稿の件でちくっとピリつく。妻はおせちを食べたが、自分はお腹が空いておらずタッパーに詰めてもらい持ち帰る。帰宅後即それを食べて、歩いて駅前のトーホーシネマズへ向かい、楽しみにしていた『PERFECT DAYS』鑑賞。帰るとまだ地震報道。充実した一日だったがやはりやるせない。
1/2〜5 出勤。食事は人生初の発注おせちを少しずつ。それと妻が実家で作って持ってきてくれたおせちのお惣菜、それにお雑煮などを食べて過ごす。途中からシチューで、これもうまし。年始から物騒な、暗くなるニュースばかりが流れるが、それとはあまり関係なく仕事始めはしんどいしうまくいかない。毎晩一本U-NEXTで映画を観る。
1/6 有給休暇。朝から晩までU-NEXT漬け。合計6本。
1/7 休暇。朝から鎌倉へ。いつも停めている駐車場に停めると、「今日は停めてはいけない日ですよ。私たちは特別電話番号を教わってオーナーと連絡をとって許可されたけど」と隣に停めた中年夫妻に言われて動揺したが、親切な男性に電話番号がGoogleで公開されていることをうかがい、ちゃんと手続きを踏んで駐車できた。最近映画ばかり観ているせいか、ああいう夫婦って物語上必要なキャラかもな、と思えてくる。VERVEというカフェでお茶をして、初めて入る島森書店で松岡正剛『ルナティックス』を購入し、由比ヶ浜まで歩いてから戻り、御成通り→小町通りと散策して鎌倉を発つ。帰りに近所の百貨店に寄り、かつ福でいつもの牛カツ定食を食べ、新星堂で新入荷レコードを確認し、隣の八重洲ブックセンターで悩みに悩んで『ゴダール映画史(全)』購入。帰って『アステロイド・シティ』と『小さな兵隊』を観て就寝。
1週間色々あったが終わりよければ全て良し。
したこと
(★×1 = 傑作 ★×2 = 年間ベスト級 ★×3 = 人生ベスト級)
映画 
 1. PERFECT DAYS / ヴィム・ヴェンダース(トーホーシネマズ上大岡) ★★
 2. 絶好調 / ピエール・エテックス(U-NEXT)
 3. 幸福な結婚記念日 / ピエール・エテックス(U-NEXT)
 4. 破局 / ピエール・エテックス (U-NEXT)
 5. 愛しのタチアナ / アキ・カウリスマキ(U-NEXT) ★★
 6. 健康でさえあれば / ピエール・エテックス(U-NEXT)
 7. 真夜中の虹 / アキ・カウリスマキ (U-NEXT) ★
 8. 勝手にしやがれ / ジャン・リュック・ゴダール (U-NEXT) ★★
 9. パラダイスの夕暮れ / アキ・カウリスマキ (U-NEXT) ★
 10. まぼろしの市街戦 / フィリップ・ド・ブロカ (U-NEXT)
 11. 恋する男 / ピエール・エテックス (U-NEXT)
 12. ノマドランド / クロエ・シャオ (U-NEXT)
 13. ジャズ大名 / 岡本喜八 (U-NEXT) ★
 14. アステロイド・シティ / ウェス・アンダーソン (U-NEXT) ★
 15. 小さな兵隊 / ジャン・リュック・ゴダール (U-NEXT)
1週間で15本(超短編も3本含むが)の映画を観たのは人生で最多ではなかろうか。
今年初めて観たのが映画館で、しかも1だったことは幸せなことだった。この作品のおかげでもっともっと映画を観たいと思えたのかもしれない(年末に映画館で1日3本観たのももちろん大きいが)。
観たかったピエール・エテックス作品は、その完璧さにうならされるしギャグもおおむね本気で笑えたが、心に響くものは案外少なく、ここまで観た中では超短編の3が一番好きだった。
アキは『枯れ葉』が素晴らしかったこともあり、観ていない作品を観ようとまずは5を観たが、これが最初から最後��でいい意味で呆気にとられ続けて、ひょっとするとこれが一番好きかもと思うくらい良かった。7、9も好きとしか言いようがない傑作だけれど、短いインターバルで観てしまったことで印象が少し薄まった感がある。
ドミューンの長尺ゴダール特集が面白くて、そろそろ入門するかと8を観たら、これが皆が絶賛する大傑作か、と素直にこうべを下げるしかなかった。細かく観れば観るほど面白いんだと思うが、とりあえずどんどんサブスクで観れる他の作品を見まくろう、と今週最後にデビュー二作目15も観たところ、これも素晴らしい作品だしアンナ・カレーナだけでなく俳優皆んなが輝いているが、好みから言えばずっと8がまさる。
ずっと観たかった10。内容は抜群で傑作であることは疑いようもないのだが、リマスターの精度が高すぎて、その最近の作品のような画像に、感動が目減りしてしまったのが残念だった。そういうこともあるのだな、と知った。
妻もずっと観たかったとのことで観た12は、どうしても自分の老後に思いを馳せてしまい、適度な距離感では観られなかったように思うが、マクドーマンドはもちろん他にも魅力的な登場人物ばかりで、人を信じる気持ちを強くする作品だと思った。
13は初っ端からやばかったが、最後の10年早いアンダーグラウンドぶりに(狂気から言えば軍配はこっちに上がるかも)打ちのめされた。喜八作品もっと観たい。
ついに観た14は、世評よりずっとわかりやすくて、いわゆる眼福のウェス映画としてだけでなく、感動要素も滲ませる良作だった。いや、話の分かりやすさ(表面的にかもしれないが)からいえばフィルモグラフィー中かなり上位にランクする気さえする。戦場カメラマンの夫とその妻が対話する場面は、(設定は複雑だが)意外なほど胸が締め付けられた。
音楽
 1. Horses / パティ・スミス ★
『PERFECT DAYS』における#2のかかり方が最高だったので早速聴いた。想像していたよりずっとキュートな名盤。
 2. PERFECT DAYS (playlist by sumire)
 3. Metamorphosis / ザ・ローリング・ストーンズ
 4. My Golden Years - Single / The Lemon Twigs
 5. Absolute / スクリッティ・ポリッティ
 6. Cadillacs / The Regenades
 7. The Lilac Time / ザ・ライラック・タイム ★
 8. The Strange Underworld of the Tall Poppies / The Pearlfishers
 9. Draining the Glass : 1982-1986 / The Jazz Butcher
 10. オトナブルー - Single / 新しい学校のリーダーズ
 11. ケセラセラ - Single / 新しい学校のリーダーズ
 12. 言葉が尽きるまで待って / ランタンパレード
読書
 1. 源氏と漱石(千夜千冊エディション) ★
その他
 1. 100分de名著 100分de宗教論 (Eテレ)
 2. SUPER DOMMUNE 2023/5/24 「Nouveau DICTIONNAIRE francais」Chapitre5 “Jean-Luc Godard" 「ジャン=リュック・ゴダールの革命」 (YouTube) ★
ほぼ自分の知らないテーマで盛り上がる番組や書籍が好きなのだが、ゴダールはいずれ向き合おうと思っていたので勉強にもなった。長尺だったが電車の行き帰りの時間も使って一気に観た。
 3. ブギウギ 1/4〜5 (NHKプラス)
 4. 6時だよ!3345 (KBS京都Radio → radiko)
 5. 特別番組「モノミユザーン」ゲスト:細野晴臣 (NHK-FM→YouTube)
 6. 村上RADIO〜色んなお便りを読みながら大晦日〜 (TOKYO-FM → radiko)
 7. 「映画監督 是枝裕和のまなざし」 (鎌倉市川喜多映画記念館) ★
小町通りを歩いていて偶然知ったこの施設、こぢんまりしているが雰囲気がとても良く、こういう所で映画を観るのもいいものだろうな、と思った。いずれ観たいと思っていた『怪物』が翌日の昼間の上映で残念だったが、是枝監督展をじっくりゆっくり味わえて満足した。
購入
 1. ルナティクス / 松岡正剛 1,026円
 2. ゴダール映画史(全) / ジャン・リュック・ゴダール 2,530円
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