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#アリス・ベイリー
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abraxas174 · 4 years
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『死んだレモン』フィン・ベル
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原題は<Dead Lemons>だから、邦題はほぼ直訳。辞書で引くと<lemon>には「できそこない、欠陥品」の意味がある。色と香りは抜群なのに、かじると酸っぱいからだろうか。レモンにしてみれば、とんだ言いがかりだ。<dead>には「まるっきり、すっかり」の意味がある。くせの強いセラピストが、主人公の現状を指していう言葉なので「まるっきりダメ人間」くらいの意味なのだろう。邦訳は格調高く「人生の落伍者」となっている。
主人公の名は、作家と同じ、フィン・ベル。ウェリントンに住む三十六歳の白人で、仕事も家庭生活もうまく行っていたのに「中年の危機」に陥り、自分の人生を疑い始める。人に頼らず解決しようとした挙句、アルコール依存症となり、妻も友人も失い、飲酒運転でトラックに追突し、腰から下が麻痺状態に。今は車椅子を使っている。退院後、事業を整理して自宅を売り払い、ニュージーランド南島の最南端、リヴァトンという町に流れ着く。
第一章に「現在」とあるように、二つの時間軸が交互に入れ替わる。主人公の現在置かれてる状態というのが「八メートル下に波が逆巻く崖の上、頭を下にして宙ぶらりんでいる」というのだから異様だ。「片脚が車椅子ごと巨石の間にはさまったおかげ」らしい。追いかけていた事件の証拠を発見したところを犯人の一人に見つかり、崖から落とされそうになるが、相手の腕をつかみ、逆に相手を崖下に落としたばかりだ。
第二章は「五か月前」。主人公がこの町に来て、丘の上に建つ「最果ての密漁小屋」と呼ばれるコテージに居を定めるところから始まる。リヴァトンは一時期、捕鯨とゴールドラッシュで賑わったが、資源が尽きると、多くの者は土地を去り、残った者は密漁や海賊行為に走った。海沿いの小屋はその名残りだ。住民は原住民のマオリと各国から流れついたよそ者に分かれる。その中には、町ができる以前から住み着いているゾイル家のような得体の知れない一族もいた。ベルを突き落とそうとしたのはそのゾイル家三兄弟の長男だ。
はじまりは、猫だった。どこからか入り込んできた猫のことで、コテージのまえの住人エミリーを高齢者向けコミュニティーに訊ね、彼女が二十数年前に娘と夫を失ったことを知る。図書館で昔の新聞記事にあたると、当時十二、三歳と思われるアリスの失踪にはゾイル家の関与が疑われていた。ただ、警察が調べても確たる証拠が揃わず、現在も行方不明のままだ。父のジェイムズが消えたのはその一年後。警察はすぐにゾイル家を捜索したが、やはり何も発見できなかった。
ベルがこの事件を調べ始めたのは、隣に暮らすゾイル家に強い違和感を感じたせいだ。町の人との間に距離を置き、独自の暮らしを続けるゾイル家は、それまでも住民との間に様々なトラブルを抱えていた。ベル自身、夜間によく停電するので、電気を時間によって使い分ける話し合いに訪れたとき、豚の解体の途中だった、と腕を血まみれにした兄弟に間合いを詰められ「この三兄弟はどこかおかしい。心がざわざわするような、妙な空気を感じる」と強く感じたのだ。
崖の上で逆さ吊りにされたベルが、この苦境をどう乗り越えるかが、文字どおり、サスペンス(宙吊り)となって、ページを繰る手が止まらない。一方で、リヴァトンの町に落ち着いたベルは、マーダーボールという車椅子ラグビーに夢中になる。それを通じてタイというマオリの友人もでき、その従妹のパトリシアという長身の美女ともつきあい始める。ベティという老セラピストの独特のカウンセリングを通じて、自分の抱える問題点に少しずつ近づいてゆく。表題通り、これは「人生の落伍者」が再び人生に復帰する物語でもある。
その一方で、ベルは過去の事件の資料を求めて、地元紙の記者ベイリーを訪ねる。ベイリーはエミリーの弟だった。初めは、姉をそっとしておいてほしい、と渋っていた彼も、ベルの本気を知り、かつての担当刑事を紹介してくれたり、自分の集めた資料を提供してくれたり、と協力的になる。ところが、ベルが話を聞いた、タイの伯父にあたる郷土史家が首を吊ったり、コテージが家探しにあったり、不審なことが立て続けに起こる。
現在のパートはハラハラドキドキのサスペンス。過去のパートはミステリ。過去が現在に追いついたとき、周到に張り巡らせてあった伏線を最後に鮮やかに回収してみせる本格ミステリになる。捕鯨や、金の採掘といったニュージーランドの歴史に関する興味、それに変わり者のゾイル一族の出自にまつわる謎とあいまって興趣は尽きない。南アフリカ共和国生まれ、というベルの出自が謎を解く手がかりとなるなど、プロットもよく練られている。
自殺用に、頭を吹っ飛ばすことのできる、ホローポイント弾が装填できる銃を買うほど追い詰められていた男が、マーダーボールという格闘技のようなスポーツによって、生きることを実感し、パトリシアとの出会いによって愛について本気に考えはじめ、いつの間にか再び人生を前向きに捉えはじめたところ、崖に宙吊りされ、絶体絶命、まさに崖っぷちだ。何という皮肉。しかし、死を前にすることで、かえって激しく生を求める、のも事実だろう。
「死んだレモン」状態だった主人公を生き返らせるためには、それほど強烈なカンフル剤が必要だったのかもしれない。ベルは何度も危機に見舞われ、そして、そのたびに不死鳥のように(文字通り、火の中から)よみがえる。話がうますぎると思うところもあるが、南ア出身の双子の刑事を上手に使うことで、その不自然さを回避している。お定まりのどんでん返しまで用意され、読者をあっと言わせること請け合い。圧巻のページ・ターナーである。
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vegan-hoomin · 5 years
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何でも共有することは、それは時に有害になることもある
人にはそれぞれペースとか道があるので、 何でも共有することが【良いとは限らない】
特にメソッドや答えのようなものは。
ある人にとって、それは有効かもしれないけれど、 ある人にとっては無効だったりする。 もっとひどい場合には【有害】 になったりする。
これを知っていること、 そして使えることは 人を育てる時に必要な才能になるんだけど (子育てもそうだと私は親に育てられて体感済み)
その才能を身につけようとする人は少ない。 私の周りだと私より年上の人しかいない。
これは1種の識別力、理解力であり、 そして愛の一つの形でもあると思います。
アリス・ベイリーの「秘教治療」を読んでいても そう感じる。
お釈迦様はそれぞれの弟子の成長の度合いによって、 話しする内容を変えていたといいます。 そういうことだと私は思います。
#人それぞれにペースがある #愛 #識別力 #理解力 #秘教治療 #見守る #先生は一生学び続ける #釈…
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picolin · 5 years
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Company
music&lyrics Stephen Sondheim
book George Furth
dir. Marianne Eliot
2018年10月31日 Gielgud
演出家マリアン・エリオットとプロデューサーのクリス・ハーパーのエリオット・ハーパープロダクションの第二弾はソンドハイムの『カンパニー』の主人公をヘテロセクシュアルの女性に変えたリバイバル。作者と調整を重ねた結果オリジナルの良さを損なわず、また異なる視点を提示する大変に意義のあるプロダクションとなっている。
美術はバニー・クリスティ。『ハイゼンベルク』 とも通じるパステル調の色合いをネオンで表現し、『エンジェルズ・イン・アメリカ』(こちらの美術はイアン・マクニール)を思わせる小部屋の取り回しをよりスマートに行なっている。特に狭い空間での激しいコレオが特徴的で、特にボビーの自宅アパート設定の場面では、中年にさしかかりつつある独身女性が感じるなんともいえない世知辛さをユーモラスに表現している。
果たして主人公男女逆転がうまくいくのか、と思われた版だが、元々そう書かれたのかな?と思うくらいに違和感がない。というか、「頑張って無理して世情に合わせている」感覚を全く感じさせないのがよい。三人のパートナー候補にせよ、結婚式を前にしてパニクるエイミー改ジェイミー(同性婚を目前にしているとはいえ、彼がゲイなのかバイなのかははっきりしない)にせよ、この40年間で(我々の意識上)変化した男女間のセックスポリティクス上自然に見える。むしろ、『セックス・アンド・ザ・シティ』以後のNYの独身キャリア女性の置かれている居心地の悪さが身につまされる内容となっている。なおかつ、女性として子供を持つか否かの決断が伴う不安や「加齢」という不安に対する心情も、深刻になりすぎず触れるのもスマートだ。
やや傍観者としての雰囲気が強い男性版のボビーに比べると、ロザリー・クレイグのボビーは不安と同調圧力をひしひしと感じつつも生命力に溢れ、友人たちの結婚生活の現実を目にするとドン引きし、それでもどこかにいる誰かを待ち望むという複層的なキャラクター。『不思議の国のアリス』の引用からの狂言回し感はあるものの、あくまでも自分で人生を切り開きたいという意思を感じさせる。全くもってノンシャランなパティ・ルポーンのジョアンが圧巻なのは当然として、なによりジェイミー役のジョナサン・ベイリーの『Getting Married Today』が一番のショウストッパー。それ以外の場面でもボビーの一番の理解者として要所で締める。
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cinemastylenews · 7 years
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『ザ・サークル』 祝来日!BECK劇中写真解禁!アカデミー賞4度ノミネート ダニー・エルフマンが手掛ける音楽にも大注目!
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「いいね!」のために、生きている。 エマ・ワトソン(『美女と野獣』) × トム・ハンクス(『ダ・ヴィンチコード』シリーズ) 豪華共演!! 現代を生きるすべての人に問いかける、驚愕のSNSサスペンス・エンターテイメント ◆ - - - - - - - - ◆ エマ・ワトソンの『美女と野獣』に続く主演最新作にして、トム・ハンクス他豪華共演で贈る話題作『ザ・サークル』がギャガ配給にて11月10日(金)に全国公開されます。 憧れのSNS企業<サークル>に採用され、新しい環境に期待を膨らませる主人公メイに、エマ・ワトソン。実生活でも子どもの頃から世界の注目を浴び自身のSNSを通じライフスタイルを発信し続けるエマ本人と主人公メイが被る姿が本作の見所のひとつとなります。 先進的な考えを持ち、全社員から愛される<サークル>のカリスマ的リーダー・ベイリーには、大ベテラン、トム・ハンクス。 その他にも、新『スター・ウォーズ』シリーズのジョン・ボイエガ、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのカレン・ギラン、『6才のボクが、大人になるまで』のエラー・コルトレーンなど今旬の俳優が名を連ねます。また、今年2月に亡くなったビル・パクストンも出演しており、本作が遺作となりました。この豪華キャストをまとめあげるのはジェームズ・ポンソルト監督。原作者デイヴ・エガーズとともに脚本を共同執筆いたしました。 ◆ - - - - - - - - ◆ この度、本作にカメオ出演しているBECKの写真が解禁されました! 3年半ぶりとなる待望のニュー・アルバム『カラーズ』を10月11日(水)に日本先行発売予定であり、先日、10月に緊急来日が発表され、2009年のジャパンツアー以来の単独公演が決定しているBECK。 本人役で『ザ・サークル』に出演しており、エマ・ワトソン演じるメイとカレン・ギラン演じるアニーが務める超巨大SNS企業<サークル>の社内パーティのゲストとして登場しています。 BECKの起用経緯についてプロデューサーのエヴァン・ヘインズは、「BECKに出演依頼した時にあまりにも簡単にYESの回答が返ってきたので驚いているのを覚えているよ。聞いてみたら彼はエガーズとポンソルトのファンで映画の時事性についてとても興味を持っていると。返事からほんの数日でBECKはセットのステージ上でパフォーマンスを披露してくれたんだ。」と、BECKが二つ返事でオファーを受けたことを明かしています。 BECKが「Dreams」を歌い上げる広いライブ会場は一企業の社内とは思えないほど。2015年に発表され、大ヒットを飛ばした「Dreams」に乗って踊るエマ・ワトソン演じるメイにも大注目です。 また、BECKだけではなく、アカデミー賞(R)に4度ノミネートされ、映画音楽界の巨匠と称えられるダニー・エルフマンが本作の音楽を担当していることにも注目。『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』などのティム・バートン作品や、『世界にひとつのプレイブック』、『アメリカン・ハッスル』など数々の名作の音楽を担当しているダニー・エルフマンですが、いつもの彼の音楽とは、ひと味違う仕上がりになっています。 ポンソルト監督は、エルフマンとの曲作りについて、「ダニーと私は有機的な音と無機的なシンセサイザーの音を、聞き分けができないように混ぜたスコアを作ろうと話していた。たとえば、人間の声や弦の音を多用しているのだけれど、多くの場合は、その音が人間の声だと分からないように調整している。そうすることで、表面的には不変で刺激もないけれど、その奥に何かが潜んでいるような音風景が生まれる。現代の消費者社会に対する、我々の印象を表現したかったんだ」と製作過程を振り返っています。 SNSサスペンス・エンターテインメントという独特の世界観を創り出すために音楽にも力を入れている本作。 今後の続報にもご期待ください。 ◆ - - - - - - - - ◆ 【作品情報】 『ザ・サークル』 ■監督&脚本:ジェームズ・ポンソルト ■原作:デイヴ・エガーズ著「ザ・サークル」(早川書房) ■音楽:ダニー・エルフマン『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』 ■出演:エマ・ワトソン『美女と野獣』、トム・ハンクス『ダ・ヴィンチ・コード』シリーズ、ジョン・ボイエガ『スター・ウォーズ フォースの覚醒』、カレン・ギラン『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』、エラー・コルトレーン『6才のボクが、大人になるまで』、ビル・パクストン『エイリアン』シリーズ ■配給:ギャガ 11月10日(金)TOHOシネマズ六本木ヒルズ 他全国ロードショー 情報提供:NPC (C)2017 IN Splitter, L.P. All Rights Reserved.
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自由意思の侵害
愛する人へ。ぼくはあなたを肯定できます。神の論理性は真理の本の中に。❶哲学は②心理学と②❺絵画科学を統一し、霊に永遠性を賦与します。時間は至高の存在の反映です。光でできた宇宙の空間は実在であり、ぼくの光線構造は生きてる間に必要があれば、変わります。『自然な在り方』
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大計画
地球は偶然でも奇跡の産物でもありません。1850万年前に❺金星から遣って来た一団である魂と霊の融合した存在である方々は❸地球を助けに来たのです。音楽④❺『魂』と、⑥哲学🆚❺科学にて宇宙のー惑星の『理』(ロゴス)のお陰で地球は維持されて来たのです。死は終わりではありません。『意』
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@mazdayoshihiro
#小室哲哉 心霊エネルギー、光、創造性、霊感
目には見えない程の精妙なるエンティティとマントラム。
#バッハ は宗教感情、睡眠導入、頭脳明晰化
#モーツァルト は心霊治療、空間認識力UP
#ベートーベン はキリストの再臨
#スクリャービン は化学の霊
#ホルスト は聖惑星
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