Tumgik
#鶏:胃
vegehana-food · 4 months
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✿ 砂肝 ・鶏の“砂嚢(さのう)”と呼ばれる部位のことを指します。こちらは、鳥類が持つ胃の一部であり、食べたものを砕くための器官です。鶏には歯が存在しないため、噛むという行為の代わりに、砂嚢を使って食べたものをすり潰してから消化しています。ちなみに、スーパーなどで販売されている砂肝のほとんどは鶏のものですが、アヒルや七面鳥といった他の鳥類にも砂嚢はあります。また、砂肝は日本だけでなく、アジア諸国でも串焼きやスープ、煮物などの調理法で食されています。
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kensasuke23 · 5 months
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今日は鶏照り焼きにプレミアムモルツ。
昼の雑煮が重かった。小さいとはいえ、5つも食うと胃がもたれる。
#てりやき
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harawata44 · 6 months
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実は間違い!やってはいけない「おばあちゃんの知恵袋」時代の変化と根拠のない過去の常識 - ライブドアニュース
以下引用
民間療法は過去の常識を疑おう
「昔は今のように便利なものがすぐに手に入ったり、情報にアクセスできなかったので、身近なもので編み出した“苦肉の策”的なアイデアも多いんです。ただ、医師の立場から言えば、実際に効果があったというエビデンスのないものは、おすすめしません」  と話すのは、公衆衛生学が専門の医師、柳澤綾子先生。
「民間療法はあくまで補助的に行うべきもの。例えば、切り傷の治りが悪いぐらいならまだいいですが、菌が入って化膿(かのう)させてしまうような危険なケースもあります」(柳澤先生、以下同)
逆効果で害に!正しい治療法を知ろう
「昔はアロエがすぐに手に入ったため、『切り傷にはアロエを塗る』といった民間療法は日本だけでなく、海外でもよく知られている方法です。アロエの成分には収れん作用があるので、小さな傷であれば有効である可能性があります。  ただ、土や雑菌がアロエに付着していれば、それが傷口に入り、化膿する危険性も。その結果、傷痕���残る可能性がないとはいえません」  さらに、今も一般家庭で行われている、市販の殺菌消毒薬を使う傷治療も、医学の世界では“時代遅れ”。 「正常な細胞まで破壊してしまう危険性のほうが高いので、泥などを水で洗い流すだけというのが、現在の傷治療の常識。昔の常識が間違っているというより、研究が進んで新常識に塗り替わっているのに、広まっていないということなのでしょうね」  最近の研究では、植物や食材を皮膚に塗ると刺激になってかぶれたり、口にするとじんましんが出る「食物アレルギー」発症のリスクが上がることがわかってきた。 「例えばキュウリパックなどで食物アレルギーになった場合、その発症をきっかけとして同じウリ科のメロンなども食べられなくなってしまうことも。“おばあちゃんの知恵”的な『自然のものだから安全』という思い込みは捨てたほうがいいです」  ほかにもヨーグルトやレモン、米のとぎ汁などでも発症する可能性があるので、皮膚につけるのは避けたほうがベター。乾燥しやすかったり皮膚が弱い人は特に要注意だ。  この時期、風邪のひきはじめや体調が悪いときの言い伝えを試す人もいるのでは? 「『風邪をひいたときにネギを首に巻く』のも効果はないですね。ウイルスが引き起こす風邪に特効薬はありませんし、ましてや特定の食べ物を食べて治ることはないです」  このような民間療法は、誰かひとりに何か良い結果が出たことが、噂として広まっただけかもしれない……と柳澤先生は語る。 「実害がなければ、個人の判断で行うのは構わないでしょう。『心地がいい』『気持ちいい』というのも、私たち人間には大事な要素。ただし、イメージで妄信せず、その民間療法が安全かどうかを事前に確認すべきです」
おばあちゃんの知恵【風邪対策編】
×:ネギを首に巻く  首に巻くとネギの成分「アリシン」が鼻から入ってきて良い……というのが、この対策を“本当のように”思わせてしまう理由。 「アリシン自体は免疫活性化に役立つといわれていますが、風邪を直接、治すものではありません。そもそも、首の皮膚から経皮吸収できませんし、分子が大きいので吸い込んでも吸収されません」(柳澤先生、以下同)  免疫を高めるためには「寝ることに勝るものはありません!」 △:風邪のひきはじめには卵酒  酒に卵と砂糖を混ぜ、温めたのが「卵酒」。卵であれば常備している家庭も多く、液体なら体調が悪くてもとりやすい。 「身体に異物が入ってくると、細胞性免疫や白血球が抗体を使って戦うのですが、この抗体を作る原料がタンパク質。  卵の主成分であるタンパク質(アミノ酸)をとると免疫の原料が増えるという意味では、卵に限らず、良質なタンパク質をとるのは良いことです。ただ、お酒はいらないのでは。  私たちはお酒を消化する際、免疫に必要な栄養素を消費してしまうので、免疫力低下につながります」 △:風邪をひいたらチキンスープ  風邪のとき、欧米ではポピュラーな“おばあちゃんの知恵”が「チキンスープ」。鶏肉や玉ねぎ、セロリなどの野菜を煮込んで作る。 「諸説あるものの、米国胸部疾患学会(ACCP)の報告書では、しっかりしたエビデンスはみつかりませんでした。卵酒と同様、鶏肉はタンパク質が豊富とはいえると思いますが……」  療養食としては適しているが“治る”のは期待しないほうがいい。 △:喉のイガイガにははちみつ大根  咳が止まるといわれている「はちみつ大根」。皮をむいてカットした大根をはちみつに漬け、半日程度冷蔵庫に置いてからその大根やシロップをとるというものだ。 「はちみつには咳を止める効果があるという論文がありますが、大根には今のところ裏付けはないはず。はちみつは上気道炎で咳が出ている小児での調査でも、咳止めの薬と同程度の効果が見込まれました。  抗酸化作用や抗菌作用のある成分が多いからとされていますので、喉が痛いときには、はちみつのみを少しとってみては」  ただし1歳未満の小児に与えるのはNGだ。
昔ながらの生活の知恵
×:ひじきで貧血予防  鉄欠乏症などの貧血を防ぐ食品として日本では知られるひじき。しかし、1950年から発表されている『日本食品標準成分表』では、ひじき100gあたり55mgあった鉄分は、2020年版では6.2mg、つまり9分の1に減っていた。 「そもそも、この鉄分は食材に含まれていたものではなく、鉄釜で調理していたから。今はステンレス鍋などを使うので含まれる鉄分が減ったのだとか。これは切り干し大根も同様」  動物性と植物性の鉄は作用が異なるので、レバーや肉、魚の赤い部分、豆類や小松菜などをバランスよく食べよう。 △:こりや痛みに「こんにゃく湿布」  昔はこんにゃくを温めて、こりや痛みのある患部に当てていたそうで、今もナチュラリストの間では実践する人も。 「現代では温めたいなら、こんにゃくである必要性はありません。湯たんぽやカイロなどで良いはず。ただ急性の炎症の場合は冷却が基本だったり、慢性期は温めるのが基本であったり、症状によって違います。  炎症の種類によって変える必要があるので、自己判断で決めず受診したほうがよいでしょうね」 △:お酒を飲む前に牛乳  お酒好きの人は飲酒前に何かをとって二日酔い予防をしたいという人も多いだろう。そのひとつが、「お酒を飲む前に牛乳を飲むと胃に膜ができてアルコールの吸収を遅らせ、酔いにくくなる」という説。しかし、効果は期待できないという。 「タンパク質は分解酵素の原料としては役には立ちますが、即効性はありません。乳脂肪は胃の動きを抑制してアルコールの吸収を遅らせるという作用はありますが、微々たるもの。酔いがまわるのがほんの少し遅くなるというだけです」 ×:塩で歯磨き  塩で歯磨きをすると浸透圧で歯茎の中の老廃物を排出しやすくなるといわれているが、「浸透圧で分子の小さな水分は外に出てきますが、老廃物は外には出てきません」と、柳澤先生は一刀両断。 「塩の結晶が大きいので、歯や歯茎を傷つける可能性しかないです。塩で歯茎のマッサージなんてもってのほか。刺激は強いので爽快感はあるのかもしれませんが……」  汚れを落とす効果もなく、塩分過多で血圧や腎臓への影響も心配だ。 △:りんごが病気を遠ざける 「1日1個のりんごで医者いらず」ということわざが有名。加えて「りんごポリフェノールが豊富なので皮ごと食べるとよい」、「抗酸化物質の塊」ともいわれ、まるで“万能薬”のようにうたわれるりんご。 「ポリフェノールという意味ならぶどうや緑茶にも入っています。ポリフェノールには脳卒中や高血圧、多くの心疾患リスク要因を減らすという効果が期待できても、その作用を起こすほどの量を食べることは現実的ではありません」  さらに果糖もたっぷりあるので食べすぎると、血糖値の上昇や血中の中性脂肪の増加を招く危険性も。 ×:魚の骨が喉に刺さったらご飯を飲み込む 「ご飯の粘度で魚の骨が取れる人もいるそうですが、ますます深く刺さることもあります。たまたま取れた人がいたとしても、ほかの人も成功するとは限らず、おすすめできません」  食道は縦に裂けやすくなっているため、硬い骨を無理して取ると神経などが通る部分に炎症を起こすことがある。 「人の身体には異物を排除する機能があるので、ある程度は自分の身体に任せておいて大丈夫」  どうしても気になるときは、耳鼻咽喉科で取ってもらおう。 △:やけど・傷はアロエで治る  日本だけでなく世界中で、ケガをしたときによく使われている多肉植物のアロエ。この成分を使ったゲルを塗ることで、にきびの回復、やけどの回復が早まる可能性が研究で報告されている。 「やけどの初期対応としてアロエの葉を使う場合、冷却作用は期待できますが、今はそれより冷蔵庫の保冷剤を取り出すほうが、葉っぱを取りに行くより早いのでは?水道水で良いのでとにかく早く冷やしてください」  また、土にはさまざまな雑菌が含まれているので、アロエの葉とともに雑菌が傷に入れば感染症を起こす可能性が。人によっては皮膚がかぶれたりすることもあるので要注意。 ×:蚊に刺されたらアルカリ性の石けんで洗う  蚊の唾液が酸性なので、アルカリ性の石けんで洗うとかゆみがなくなるといわれている。 「まったく効果はありません。そもそも蚊の唾液が酸性であるという証拠がないのです。それに、皮膚の上に石けん水を塗ったからといって、皮膚内に入った蚊の有害成分に届くことはないですよ」  異物が体内に侵入するのを防ぐ役割を果たしているのが皮膚なので、特殊な医療技術を使わない限り奥まで浸透することはない。 ×:わかめで髪が黒くなる&増える  見た目が“緑の黒髪”という言葉を連想させるためか、伝説のように語り継がれているわかめの効果。 「白髪の予防になるという科学的なエビデンスはまったくなく、増毛作用の根拠もありません」  だが、海藻にはビタミンやミネラル、食物繊維といった、毛髪にも良い成分が豊富に含まれているのは事実だ。 ×:美白のためにキュウリのパック  キュウリに含まれるビタミンCには美白効果、βカロテンには美肌効果などの効用は認められているものの、キュウリに含まれる量は少ない。さらにいえば肌に直接のせてパックをしても、ほとんど肌に浸透することはないという。 「キュウリをパックするというのは、そのメリットがまったくわかりません。冷たくて気持ちいい程度の意味しかないと思います。それに刺激物だと身体が認識して、かぶれてしまう心配もあり、こちらのほうが心配です」
今は効果なし!おばあちゃんの節約術
 健康法だけでなく、おばあちゃんの節約術にもハイテクになった現代には使えなくなったワザが。節約に詳しい丸山晴美さんは、次の3つにダメ出しした。 ×:水道水はチョロチョロ少しずつ出す  昔は水道メーターの精度が悪かったため、少量ならカウントされず水道代が安くなるといわれており、洗濯機や風呂の水をためるときに実践している家もあった。しかし、今はメーターの精度が高いので、この方法では意味がない。 ×:冷蔵庫内にビニールカーテン  冷蔵庫の開閉時に冷気が逃げないようカーテンをつける人が続出。しかし、電気代の節約効果はいまいち不明……。それよりは食材を詰め込みすぎないこと、無駄な開閉はしないことを心がけてみては。 ×:コンセントはこまめに抜く  何でもかんでも電源プラグからコンセントを抜いていたが、家電の進歩により今は待機電力がほぼかからない。10年以上前の保温式の電気ポット、旧式のガス給湯器についてはプラグを抜くか、主電源を切って。
教えてくれたのは……柳澤綾子先生●医師、医学博士。東京大学医学系研究科公衆衛生学客員研究員、国立国際医療研究センター元特任研究員。集中治療・麻酔科専門医指導医。年間500本以上の論文を読破し、著作本『身体を壊す健康法』(Gakken)では、世界中から集めた情報をわかりやすく解説。
(取材・文/オフィス三銃士)
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oka-akina · 1 year
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リチとの遭遇(冒頭試し読み)&通販のお知らせ
 こたつの天板をひっくり返すと麻雀のラシャだった。あの緑色が現れると夜だった。布端がちょっとほつれて毛羽立っていて、直行はいつも焦れったかった。剥がれかけたかさぶたを引っ掻くみたいに手が伸び、びーーっと引っ張りたくてたまらなかったが、あれは父とその友人、あるいは伯父たちが夜な夜なジャラジャラやるためのものだった。勝手に触ると叱られそうな気がしてがまんしていた。  母家の隣のプレハブ小屋だ。父たちはしょっちゅうそこに集まり、ときには半裸になって酒を飲んでいた。母や祖母はほとんど来ない部屋だった。酒とかつまみとかを運んで溢れた灰皿を交換する役目は直行だった。夏の小屋はかなり蒸すが、窓も扉も全開にして扇風機をまわしておくと夜風が涼しかった。  ぶおお……ぶおお……と風に乗って鳴き声が響く。あれは牛蛙だと祖父が言った。火を通すとささみみたいだがあまりうまくはない、ただし唐揚げにすれば鶏か蛙かわからない。直行は、六年生になったら授業でカエルの解剖をやる、一人一匹カエルを与えられて必ずお腹を割かねばならないと上級生からおどかされていたため、いつまでも響く鳴き声が怖かった。そうしたら祖父が励ますみたいに「鳴いているのはみんな雄だ」と教えてくれた。変な励ましだと思った。  日が暮れる。父は小屋に向かう。麻雀牌にベビーパウダーをまぶし、夏場は長い時間やっているうちに牌と牌が汗でくっついてしまうからで、直行が赤ん坊のころ汗疹やおむつかぶれにはたかれたのと同じ粉だった。いそいそと作業する父の背中は汗ばんで、太い首が桃色に染まっていた。小屋の中を甘いにおいでいっぱいにして仕度し、父は客を待った。そうしていいにおいは男たちの汗やたばこでたちまちぐちゃぐちゃになった。  牌は杏仁豆腐みたいに見えた。しっかり固くて、スプーンを押し当てたらすとんと切れる、甘いシロップの中に浮かんでいる……。牌山を見ているとひんやりと甘い味が口の中によみがえった。甘味が虫歯に滲みる気さえした。あるいは父たちのツモったり切ったりの手つきは寿司職人みたいだと思っていた。伏せられた牌の白色はシャリで、背の黄色は……、黄色いネタって何かな。沢庵とか卵とか。もしくは辛子を塗られた? そんなもの見たことはないがたぶんバラエティ番組の罰ゲームっぽい何かが頭にあった。直行がじっと見ていても父も誰も麻雀のルールを教えてくれなかった。そばで携帯ゲーム機をいじりながら勝手な想像ばかりしていた。  父の後輩らしきちょっと若い男。日焼けした体がケヤキの若木みたいで、背中も眉も額も、体の全部がまっすぐだった。定規で引いたみたいな輪郭だと直行は思った。彼が「ロンです」と控えめに発声する感じがいいなと思っていた。あ、ロンです。あ、ツモ。おとなしく勝つ感じが格好いいもののように思えた。ただどうもロンとかツモとか宣言しても必ずしも勝ちとはならないようで、直行にはますます謎めいていた。  昼。男たちがいなくなったあとも直行はそれについて考えた。授業中や掃除の時間にふと思い出した。ポン、チー。卓のあっちからこっちへやりとりされる点棒。あれは算数セットの何かに似ていなくもない。小屋の麻雀はいつも長い時間やっているから直行は途中で寝てしまうこともあり、誰かが布団へ運んでくれた。男の横顔。彼はたばこを吸わない。漬物の茄子を齧るとき、汁がこぼれないようにあるいは惜しむように、口に運んだ箸をちょっと吸う。直行も真似をしてみたが茄子漬けを好きになれなかった。においも感触も苦手だった。鉢に残った漬け汁の青色は朝顔みたいな色だと思った。授業で育てた朝顔。直行のだけ成長が遅かった。みんなが実をスケッチしたり種を収穫したりしているころ、直行の鉢だけまだ青い花を咲かせていた。  苦手だとわかっているのに客の前で見栄をはり、茄子を口に入れたら飲み込めなくてべえっと吐いた。父はべつに叱らなかったが声をかけてくれるでもなかった。若い男がティッシュをとってくれた。しゅっしゅっとすばやく二枚。二枚も使って母親に怒られないかと、小屋にはいないのにとてもどきどきした。そうして若い男は出し抜けに「子どもの��ろ学校のトイレでうんこするのが恥ずかしくて、体育館横のトイレは幽霊が出るって噂を流したよ」と言った。おれ専用のトイレにしたんだと笑った。  鳴いている蛙はみんな雄だ。いつかの祖父の励ましは理屈として通らないと思ったが、あれは理屈を言いたいわけではなかったのだとしばらく経ってからふと思い至った。体育館でマットを運んでいたら急にそう思った。たんになぐさめようとして言葉を継いだのだ。直行の学校は体育館の横にトイレはなかった。渡り廊下がいつも薄暗かった。  それならばと直行は思い、父たちのいない昼のうちにこっそりラシャのほつれを毟ることにした。学校から帰ってきてそっと忍び込み、昼間の小屋はかえって薄暗かった。カーテンの隙間から差し込む光が埃の粒子に跳ね返り、光の道筋を作ってキラキラしていた。直行は口を開け、ぱくっぱくっと空気をかじって吸い込んでみた。キラキラが埃だというのはわかっていた。汚い粒が自分の胃袋に溜まっていく背徳感に酔った。  天板を浮かせて隙間に手をつっこみ、布端を探った。天板は重く、指を挟むと爪がぎゅっと白くなった。痛くはないが圧迫される感じがよかった。思ったより少ししか糸はほどけず、びーーっとはならなかった。千切った糸は絨毯の裏に隠した。すっかり擦り切れたパンチカーペットで、タバコの焦げ穴があいている。直行の人差し指がちょうど嵌まる穴。そこに指を突っ込むのが好きだった。自分の指が芋虫になって絨毯を食う。きっと穴はどこかちがう場所につながっている。ワープ。そのころ髪を抜くのもちょっと癖になっていて、ぷちっと抜いたときの案外痛くない感じがやみつきになっていた。根元の白いかたまりが大きいとうれしくて、いい感じのかたまりが取れるまでぶちぶち抜いた。抜いた毛も糸と一緒に絨毯に挟んだ。  直行は一人で小屋に入り浸るようになった。毎日緑の布地をこすった。父たちがラシャと呼んでいたからこれはラシャなんだろうなあとおぼえたが、本当はもっとちがう名前があるのか、このような敷物がラシャというのは世の中の常識なのか、直行にはわからなかった。ラシャは音を消した。酔った父たちのでかい声に反し、牌を切る音はことんことんとおとなしかった。おらっとふざけて乱暴な打牌をすることはあったが、それでも大した音は鳴らない。寿司っぽい。寿司のことはよく知らないけど。白い調理服の男のイメージ。たまに連れて行ってもらう回転寿司は若いアルバイトとおばさんのアルバイトが多く、ちょっとちがった。伯父は醤油をむらさきと呼ぶ。伯父の太鼓腹には盲腸の手術跡がある。盲腸の痛みがいかに大変だったか、伯父は大仰に語り直行を怖がらせたが、手術跡というのは格好いい気がしていた。酔った伯父のひたいはてかてか赤く光った。  重い天板に手首の骨のところをわざと挟んでみて、痛くないのに痛がってみた。手がちぎれる! 罠が仕掛けられていた! 鰐に噛まれた! そういう想像。なかなかいい演技だったと直行は思うが一人きりでやっていたことなので誰も見ていない。昼間の小屋には誰も来なかった。やがて自慰を覚えた。  挟まれる感じといえば、重たい布団に押しつぶされるのも好きだった。押入れに積まれた布団の間に体をねじこみ、圧迫される感じがうれしかった。そしてそういう喜びは人に知られてはいけないものだろうと直感していた。これは誰にもばれてはいけない感情だと直行は噛み締めた。  でも従兄弟たちは察していたのかもしれない。集まった子どもたちで床にうつぶせになって何人も重なる遊びをよくやっていて、直行は一番下にされがちだった。その遊びのことはペチャンペチャンと呼んでいた。一番下はじゃんけんで決めようとは言うが小さい子が下になってはかわいそうだともっともらしく言われ、だいたいいつも直行が下敷きになった。どんどんみんな積み重なって、他人の体と密着したのはこれが最初の記憶かもしれない。自分ではない体のぐにゃっとした重さや熱。におい。  二つ上の従兄はそんなに背が高いわけではなかったが腕や足が骨っぽくて重かった。のしかかられると日焼けした腕にうっすら毛が生えているのがよく見えた。従兄の輪郭も定規で引き直されつつあると思った。直行が重いと叫ぶと毛が揺れた。草原だと思った。自分のとはちがうよその家の服のにおいがくすぐったかった。ペチャンペチャンをやっていると母たちに叱られた。内臓が破裂しちゃったらどうするの。直行はそのスリルにもひそかにドキドキしていた。ペチャンペチャンは三人目くらいから腹がぐっと押され、潰される感じで、苦しい苦しい、痛い痛い、ぺちゃんこになっちゃうよと直行はわめいた。ほんとはそんなに痛くなかった。痛みよりも快感があったのだが、ごまかすみたいに苦しいと叫んでいた。  やがて従兄は中学生になり麻雀の輪に入っていった。卓を囲む四人の男たち。じゃあ、従兄が入ったぶん誰が抜けたのだろう。それとも誰も抜けずに仲良く交代で? 疑問に答えは出ないまま、やがて直行が中学に入るころには父たちはあまり集まって遊ばなくなった。若い男は結婚し、子どもが生まれたときいた。直行は小屋をもらって自分の部屋とした。
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5/21文学フリマ東京の新刊です。3万字くらいの短い小説で、薄い文庫本です。
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kennak · 11 months
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 山間僻地五、六歳の頃のF爺F坊やは、山奥の寒村に住んでいました。村には、当時の秋田県では普通のことでしたが、電気も水道もありませんでした。F坊やは、そこで生まれたのではありません。その村は、貧しいよそ者一家の一時的な滞在地でした。山奥ですから、魚は干物か佃煮か塩漬けの物しか無く、肉屋なんてどこにもありませんでした。鶏や兎を飼ってはいましたが、自分の家の田畑が無いため食料は生き延びるのにぎりぎりの量しか手に入りませんでした。敗戦から数年後、一家の財政状態の最も厳しい時期だったようです。食べ物の好き嫌いなど言っていられませんでした。「ご飯と味噌汁と沢庵漬けと炒めたキャベツ」があれば「御馳走」のうちだったのです。人参は、嫌いでしたが、「空腹が少しは収まる」と考えて、無理に呑み込んでいました。草を刈って来て兎の餌にするのと蝗(いなご)や蟋蟀(こおろぎ)を生きたまま捕まえて来ては鶏(にわとり)の餌にするのが日課でした。鶏が大喜びでついばむのを眺め、一羽一羽に「明日も卵を産んでちょうだいね」と口に出して頼むのが習慣になっていました。卵かけご飯が「大」の字の付く御馳走だったのです。F坊やの日課がもう一つありました。灯油ランプの火屋(ほや)の内側を磨いて煤(すす)を取り除く仕事です。幼児の小さな手と細い腕でないと、火屋には入らないのです。大人になってから、アフリカなどで夜毎にテントを張る長旅をしていて電気も水道も無い生活が苦にならなかったのは、この時期の生活体験が身に着いているお蔭です。お米が配給だった時代です。この村に住んでいた頃「満ち足りるまでご飯を食べた」記憶がありません。お櫃(ひつ)が空(から)になり食卓を片付ける頃になっても、空腹は収まりませんでした。白湯を呑んで胃袋を満たして、仮初めの充足感を得るのです。親には「お腹を壊すから食べちゃいけない」と言われていましたが、裏山に行って食べられそうな野生の木の実や草の実や芋を探しては口に入れていました。野葡萄(のぶどう)や茱萸(ぐみ)の実は、幼児の舌には酸っぱくてほろ苦く渋いものなのでしたが、五臓六腑に沁み渡るような美味と感じていました。きっと、ビタミンCやミネラルなど、足りない栄養分を補ってくれたのでしょう。木の実の汁で唇や歯がいろいろな色に染まりますから、必ずバレて叱られるものでした。母は、あれから何十年経っても、キャベツ(*)を刻む度(たび)に、こう言うのが常でした。「○○村に住んでいた頃は、キャベツ(**)をこうやって炒めると素晴らしい御馳走に見えたのよね。あの乏しい食生活で、よくもまあ子供が育ったものだわ」(*)(**) 追記 2020年8月16日母が口にした元の言葉は「玉菜(たまな)」です。日本中を覆うカタカナかぶれ・西洋かぶれの波に呑まれて殆ど消えてしまった言葉ですが、残念なことです。「玉菜」は、同音異義語が無く、発音も漢字も簡単で一度見たら忘れない言葉です。復活させるべきだとF爺は確信しています。賛同なさる方が多数出現するでしょうか。 フランスに移住1968年にF爺が到着した頃のフランスの平均的な食生活は、当時の日本とは比べ物にならないほど豊かでした。キャンパスの学生食堂でさえ、ステーキなどは「普通の物」だったのです。親しくなった学生に誘われるままに自宅を訪問してご両親とも話をし、夕食に招待していただくときなど、学生食堂とは二ランクも三ランクも違う料理が出るのに感激しました。その際に殆ど必ず、事前に「何か食べられない物はありますか」と訊かれました。「ありません」と答えると、不思議そうな顔をされました。誰しも食べ物の好みはあるもので一つか二つぐらいは食べられない物のあるのが当たり前、という認識のようでした。それでも、幼児の頃からずうっと「食べ物の好き嫌いは、いけないこと」と教え込まれていたF爺は、日本での長年の習慣を引き摺って、嫌いな物でも我慢して食べ続けました。ところが、ある日、我慢の限界が来て、人参を一切れ口にした途端に気分が悪くなり、トイレに駆け込んで胃袋の中身を全部吐いてしまうということがあったのです。「嫌いなものを無理に食べると顔に出てしまうから却って失礼に当たる」こと、そして吐いてしまうのは、その場にいる人全員に不快な思いをさせるから、非常に失礼なことなのだと、ようやく、分かりました。価値観の転換です。「食べ物が極度に不足している場では正当なこと」が「食べ物が恒常的に有り余っている所では不当なこと」であり得るのです。この時から、人参を無理に食べるのはきっぱりやめました。
野葡萄と茱萸(ぐみ)の味 - F爺・小島剛一のブログ
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5000yenbicycle · 4 months
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20240221水曜日 雨
朝 コーンスープ、キウイ、デコポン、鶏五目おにぎり
昼 カップヌードルラクサ、赤飯おにぎり、カニカマバー
夜 だし茶漬け、キウイ、ラ・フランスゼリー、ゲンコツパン半分
全くもってストレスフル。胃の調子が悪く、食欲が無く、食べると云うより無理矢理詰め込む感じ。味もよく解らない。右の肩甲骨にも刺す様な痛みがある。しかしこれは仕事のせいかも知れない。
明後日引っ越しが終わったらまたごはんが美味しくなるんだろうか。はたまたもっとひどい事になるのだろうか。
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asagaquru · 1 year
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それはきっと酔拳
神奈川から友人が帰ってきたので、飲むことになった。地下鉄すすきの駅から地上に出て、ニッカのおじさんの看板に背を向け西へ10分ほど。好きな店。
「メニュー表に書いてるんですけど、書いてないやつがほとんどで。好み言われたらそれ出します」 と。店主1人でやるそういう店なのだ。日本酒バルという名目の店だが、クラフトビールも多く一杯目はビールで。「ホップホップしたのがいいです」という間もカウンターにどんどん日本全国のビールが並べられていく。見繕ってもらったふたつから、ジャケがピンクで可愛いからという理由で“おらニャンセッションipa”を選ぶ。(今、safariで検索かけたら性的なコンテンツかと思われたのかセーフサーチが作動する。やめてくれ、違うぞ)店主がグラスに注ぐと、黄金の370mlと数ミリの泡が丁度良く収まる。見ていて気持ちがいい、一口飲んで好みすぎて驚く。爽やかなホップが鼻を抜ける。店主の尋常じゃない舌利きと静かなこだわりが垣間見れ、心華やぐ。今日は平日で客も少なく、料理も続々届く。これまた完膚なきまでのアテ。すすきので1番好きだ。前回来た時も心に決めたが、店主かわたしが死ぬまで永遠にこの店を愛そうと思う。札幌にはそんな店がいくつかある。友人も「本州は見掛け倒しの店ばっかり。北海道が一番」と言っている。看護師を辞め、1年こっちで学生をやるという。わたしはと言うと、今の職場に不満はあるが転職する気もなく、4回目の春を迎えようとしている。彼女のような行動力の切れ端みたいなものはわたしも持ち合わせていたはずだが、ここ数年でなくなってしまった。この職業でいる限りは生活に困ることはおそらくない。看護師ではなく、元看護師という肩書きにわたしも恍惚感を覚えるが、看護師を辞めてしたいこともない。やりがいもあって性格にも合うし、手に職とも呼ばれるが、天職とまでは思えない。ビールがなくなる。次のクラフトビールを見繕ってもらう。鯖サンドと鶏ハムを追加する。こんなん一生、北海道から出るもんかと決意する。インスタグラムのストーリーに挙げると、今年度で札幌を去る宇宙の隙間で会っていた彼から久々に「どこ」と送られていた。「秘密❣️」と送り返す。君には教えてやるものか。いい店なので、ここで女の子を口説かれそうで困る。必要な人だけここに辿り着いて欲しいので、闇雲に人には教えない。けれど、これ読むtumblrの人たちが来札する際にはこっそり教えたい。
日本酒も同様。「軽くて華やかなのがいいです」と直接店主に頼む。これは千歳市の日本酒居酒屋で教えてもらったのだが、日本酒には日本酒度という尺度で甘口辛口はあるが実際飲んでみると違うように感じることが多い。それは日本酒の酸味やキレは尺度に影響しないからだと言う。前来た時にこの店の店主も他の客が「甘口で〜」と言ってた時に淡々と説明していたのを覚えている。だから小さな見栄を張って気をつける。これでいいですか?とも言われずに、コクコクと音を鳴らして徳利に日本酒が注がれ、カウンターにその五合瓶が置かれる。この店主のことは絶大なる信頼を置いているので、気にもならない。薄張りのグラスに水も淹れてくれる。日本酒を一口飲んで、目を瞑ってん〜〜〜!と唸ってしまう。スルスルのめる。水も一口含む。15%もアルコールを含む日本酒を美味しく飲むには、ひとくち日本酒ひとくち水と交互に飲むことが大切。こうやって胃内で高アルコールが吸収されるのを避ける。店主に「そういや、この前あそこの席座ってましたよね」と言われ驚く。それは確か半年も前のことだったからだ。あたふたしながら「男の子と来ました!あ、ただの飲み友達でぇ!」と返すとそんな言い訳みたいな言い方しなくても、と笑われた。そんな前のことを覚えられているので、前回ここでどんな酔態晒したのか少し不安だが、この空間の全てが心地よい。そこからもしばらく飲んで、終電前に解散。良い酒は酔いも上品、悪酔いもしない。と思ったが、いつものすすきの帰りと同じく、服を脱ぎ捨て下着だけでベッドイン。脳みそプラグからコンセントが抜かれたかのように記憶もここまで。明日も休み。昼まで眠った。
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tmdiary · 5 months
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2024/01/10
1月10日(水)曇一時雨
石川県の被災地支援の寄付を行う。ほんとに気持ち程度の金額しかできないが私にできることは寄付くらいしかできないので自分にできることをしておこうと思った。
國分功一郎の『はじめてのスピノザ 自由へのエチカ』がセールで安くなっていたので購入する。今年は積読を消化してから新たに本を買うと決めていたけどこれは仕方ないと自分に言い聞かせる。スピノザの本は他のは読んだことあるが、もう一度読んでみたいと思っていたところだったので復習の意味でも買って良かった。
夜飯は鶏肉を炒めた物とサラダと豆腐。最近はあまりにも食べ過ぎている気がするので、夜飯での炭水化物を抜いてみることにした。お酒はやめられないので炭水化物で調整することにした。ダイエットのためと胃もあまり調子良くないのでこれで改善できればと思う。
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bokurarri · 1 year
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はまぐり中華そば(醤油) 麺酒処 ふくろう トツカーナをスルーして到着。喫茶店な雰囲気を醸しつつ、酒とつまみもいただけるラーメン屋。酒もつまみもめちゃバリエーションありますやん。これは呑んでつままにゃいられないので、2杯2品ほど経由しての〆ラー。トッピング別皿タイプでこだわりが散りばめられている。スープは蛤ががっつり効いて、鶏の動物系もしっかり出汁が出ていてうまいす。香味油の加減も良く、準備運動済の舌と胃袋も喜ぶやつ。自家製麺かな、麺も文句のつけようのないおいしさ。別皿のチャーシューは焼豚で焼きの香りもあって好き。ありがたい営業スタイル(酒、ツマミ、麺、LO.23)なのでメニューを一巡はするかもしれない。 (麺酒処 ふくろう) https://www.instagram.com/p/CnmXW72yZTl/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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chisasarasa · 10 months
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230622
朝、満ちていた。 昨日に引き続き。水をたっぷり与えられた植物のように。 仕事をして、夕方にはしおれてしまった。 特に何があったわけではない。たぶん、気圧の影響なのだろうと思う。ねむい。 元気をだそうと中華料理屋に入る。 お腹いっぱいになれば、何でも大丈夫になるはず。 あまりにもぼんやりとしていて、手元が覚束なくて、水の入ったコップをひっくり返す。 油淋鶏と餃子のセット。 張り切って頼んでみたけれど、量が多くて胃がはちきれそう。味はとてもおいしかった。油淋鶏のお肉、おいしかった。苦しかった。苦しいまま、帰宅。 床に寝転がる。 そのまままぶたが閉じてしまい、電話の約束の時間がわからなくなる。まだあと30分ある…と思ったらもう過ぎていた。
すきなもの、すきだったもの、を伝えられる喜びがあった。 ずっとわたしの周りには同じすきなものをもつ人がいなかった。
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230624
夢をみた。 やさしい男の子の夢で、亡くなってからも、彼はわたしを見守ってくれていた。 通知表にメッセージをくれた。 日記をまとめる。 自分を追い詰めている。 印刷しては日付順に並び替え、半分に折り、糸で綴じて、切り揃える。 あつい。窓をあけても風が吹かない。 日付が遡っている。やり直し。手に汗をかく。 おわらないかもしれない。おわるかもしれないけれど、こんな、こんな気持ちで。つくるためだけにつくりたくない。 あきらめた。ことを伝える。 自分にやさしくできた。 のは、昨日、電話で「ひとりでやっているのではないからこのペースでできるんです」と言っている人がいたから。 ずっとひとりで、わたしは、人に頼ったり相談したりしてこなかった。してこなかったから、ひとりだったんだ。 外がむらさきになりたい、みたいなピンクに浸されていた。きれいだった。
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230625
朝、5時に目覚める。 二の腕が冷えている。 夏でもわたしの二の腕はひんやりとしていて、それはたぶん、筋肉量が少ないせいなのだろうと思うけれど、夏の夜、窓を開けて、半袖で、動かずにねむっていると、冷えすぎてしまうみたいだった。 窓を閉めて、もう一度布団にもぐり、しかけていた目覚まし時計でおきる。 アルバイト。 ひさしぶりすぎて、どうしようかと思っていたけれど、神さまが手加減してくれたみたいだった。大きなトラブルなく終了。 そのあと、とてもおいしいアイミティという飲み物をのんだ。とても大好きになってしまった二人と。 同じ言語で話していた。 違う世界を生きていた人たちと。 たのしくて、うれしくて、夢みたいで、こわくなった。 とんと、暗くなった帰り道、こわくてこわくて、仕方がなくなった。 底のない穴をのぞきこんで、そのまま落ちてしまったみたいだった。し、それなのに地面から離れて空のむこうへ飛んでいってしまいそうだった。
見知った友人に連絡を取る。 何かが動き出しそうとしている、けど、わたしはわたしを手放してはいけない。
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230626
朝、5時に目覚める。 今日も。 しめきれていないカーテンの隙間からのぼる朝日が眩しいのかもしれない。 ねむったころに、つった右のふくらはぎがいたい。
夜、友人と電話。 わたしが飛んでいきそうだから杭を打っておこうと思って。 そんな訳の分からない電話に応じてくれる友人がありがたい。 話をしているうちに、少しずつ現実を思い出す。そうそう、これがわたしの世界だった。 友人にも、最初は声がふわふわしていて心配だったけれど、終わるころにははきはきしてきた、と言ってもらう。安心。
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lilgurlcollins · 11 months
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旅日記① in South Korea🇰🇷
Seoul編
海外に行った記録は残しておきたい、ということで3月の渡韓した際の写真を少し。
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私の中で、今までもこれからもずっと存在感ある友人たちと初渡韓した。
なんとも恵まれた幸せな誕生日をみんなありがとう。
食の感想
🐓snsでも話題のタッカンマリのお店(陳玉華ハルメ元祖タッカンマリ:写真下)
タッカンマリは、鶏一羽を丸ごと煮込んだ素朴な韓国鍋料理で、夏は夏バテ防止の滋養食、冬はあったかい鍋料理として愛されているらしい。好みで唐辛子薬味タレを加えて食べるのがオススメだよと、隣のおばちゃんが教えてくれた。
コラーゲンやビタミンが豊富な鶏を丸ごと食べられるので、多分ツルツルになりました。多分。
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🥐こちらもsnsで話題のCafe Onion(写真下)
ソウル市内に3店舗(聖水洞,弥阿,安国)あって、歴史ある建物をリノベーションしていることで話題のパン屋さん。私たちが訪れた安国店は元々貴族たちが住んでいた(らしい)歴史的な街「仁寺洞」あって、街並みもモダンな感じで良かった。
写真だと伝わりにくいけれど、ひとつひとつがデカすぎて胃のキャパを容易に超えてきます。胃薬飲みながら食べてるのおかしい。味はどのパンも絶品で、見た目も可愛くてオススメ。ただ、人気すぎて1時間半くらい並んだ。
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🐙活きダコとユッケ(プチョンユッケ本店:写真下)
広蔵市場のユッケ通りにある、2017〜2023年の6年連続でミシュランガイドソウルに掲載されているユッケ専門店。活きテナガダコとユッケを一緒に食べる、名物の「タンタンイ」がこの旅行でいちばん美味くて、忘れられない。
並んでも食べる価値ありです。タコが口に吸い付くの面白かった。
🥩サムギョプサル(店の名前忘れた:写真下)
適当にそこら辺にあったお店。サムギョプサルは日本で食べるのと本場で食べるのだと味が全然違うな、という印象を受けた。とても美味しかった。サンチュ大量にサービスしてくれた店主のおじちゃん、コマウォ!
チャミスルがfresh16°(いちばんオーソドックスな水色のパッケージのもの)しかなくて、なかなか美味しく味わえなかったのが少し悔しい。
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全体を通した感想
美味しい!けど、日本の韓国料理屋さんみたいに色々な種類をちまちま食べることはできなくて、サムギョプサルのお店にはサムギョプサルしかないし、ユッケのお店には生肉しかないし、あ〜キンパちょっと欲しい、締めに冷麺食べたい、とか思うのだけど、メニューにない、みたいなことが多くて。そこがちょっとわたし的残念ポイントでした。
だから色々な韓国料理を楽しむなら、胃のキャパ的に日本の新大久保最強なのかもしれない。
ショッピングの感想
私はあまり美容に興味がなく、コスメ情報にも疎いので、韓国で楽しんだのは食8、残りの1.5はショッピング。韓国で化粧品買うぞ〜お洋服買うぞ〜♩というミーハーな意気込みで参戦した結果、1番高いお買い物は、3千円のモバ充だった😅。現地で買ったhinceのリップクリームは帰国後ロフトに普通に置いてあった。
それと、私たちはかなりわかりやすいカモだった。ノリノリで買わされたクリームは全然Amazonの方が安かったけど、買った時はお得な気持ちで満たされていて、みんなで騙された!って笑った時間も楽しかったのでOKです。勉強になったね。
ノーブランドの洋服は1枚1500円くらいで、本当に気に入ったのかと聞かれたら分からないけどとりあえず安いから買ってしまう衝動に駆られ、緑のセーターを1つ購入した。日本で売ってたら多分買ってない。
街並み、人の感想
みんなせっかち。早歩き。そして想像してたより全然親切。
街並みは日本と一緒。でも日本より、少しだけネオンに凝ってて夜景が綺麗に思えた。(異国マジックかも)
韓国のここが忘れられない!っていうよりは、大好きな友人たちと韓国で過ごした時間が忘れられないものになった、という感じ。
美容医療に興味ある人は、確かに何回もいきたくなるだろうな〜って思った。韓国の人はみんなお肌白くてツルツルだった。羨ましい。
ソウルはもう満足したので、個人的に次韓国行く時はソウル以外に挑戦したい。
今度は、来られなかったメンバーも入れてまた海を越えようね^^
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erairuka · 11 months
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2023 きれいなフリをして
0704
体調が頗る悪い。昨日パスタ食べすぎたか、透明のコーヒーのせいか今朝食べたキャベツがダメだったか 寝てないせいか なんだろう。瞼も腫れてて終わり これ疲労か。
吐き気どめ売ってなくて胃薬を飲んだ。吐くのが怖い。
気持ちの問題でなんとかしようとする。大丈夫大丈夫って声に出して言わないとダメな時もある。よく酔うとトイレで自我あるかの確認で「大丈夫」って唱える。記憶飛ばしたことあって 何見てたのか何をどう触ったのかさえわからなかった。言われて、そうだったの?!って。それ以来確認しないと怖くなった。
今朝は写真印刷してた。裏表間違えたらいい感じになったのでツイッターに載せといた。
そんなことしてたせいで寝れなかった。いつ寝ていいのかわからない。同じように、何食べたらいいのかわか���ない。家にいた人が置いてったものを見つけては食べる。最近ずっとパスタ消費してる。カレー粉あるけどどうしよう なんかヨーグルトと鶏肉つけてなんかしてたのは覚えている。
手伝いはよくしてた。でもあれとって、それとってが多すぎて、物分かりの悪い自分は何もわからず 「指示語が多い」ってよく言ってた。そういうところもわかる人だったらよかったんかな。
祭りに行かないの延長で、七夕祭りも行ったことがなかった。
生まれた場所は七夕まつりがかなり大きい規模で行われた。
毎年駅前に大量の人がわーっとしているが、そこに行こうとは思わなかった。
涙がキラリを聴いて、なるほどなあと夢想するだけ。
浴衣も着たことがほとんどない。借りて着なかった。振袖の帯で貧血起こして尚更怖くなった。
一人暮らし始めてから祭り行こうとか言われるようになった。
ありがたいことよ、何かしら誘ってくれる人。連れ出してくれる人。
胃薬がだいぶ効いてくれて気持ち悪くないけどずっと胃がいたい
昨日、「片付け苦手だけど掃除は得意なんだね」と言われた。確かに。新たな気づきでした。
よく、なんで収納買わないのってよく言われた。ここで長く暮らすつもりないのに収納買えないよって思ってしまって。でも本棚は買った。収納買うくらいなら物減らした方がいいって考えてしまう
掃除は好き。水回りの掃除とか、床を拭いたり。
人がいる時に掃除するのが好き。でも片付けは苦手。
まあ、できる人がやってくれたらいいんじゃないって返した。
いやいや、しばらくそこに住むとか そういうのだったら買ってるって、収納。言葉を濁してばかりでわからない これからも一緒にいたいからって言われたかっただけ。一緒に住みたいとかさ いわれたかっただけ。あとだしじゃんけんしてしまったのは自分、でも負けた
いまだに収納買えなくて定期的にがっつり物減らしてる。でも楽器とCDと本は減らさない。
でも次引っ越すときはさっき言った物以外のソファもテーブルもベッドも何もかも手放すよ、記憶を漂白するんです。
自分は元々記録のために写真を撮ってた。漂白って目に見えて記憶が消えてくのがわかって好き。そうそう、こうやって忘れてくんだよねって、対話しながら。
色も褪せて、顔もわからなくなって、場所も、どこだったかなあんなこと言ったっけなに見たっけってなる。そんなことも気にせず生きてたりもするし。そういうもんです
金曜は駅前のお蕎麦屋さんに行く。日本酒出してくれるらしいから。
「日本酒が好き」って紹介されてからわたしは日本酒が好きな設定として生きてる 基本人といる時しか飲まないんだから
早く古いアパートのベランダに立つ夏が来てほしい。ドラム式洗濯機欲しい。とは思いつつもういっそのこと死にたい
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トーキー街の少女〜のバージョン すごく好きです すごく聴いてた。これいいよって勧めるほど好きなバージョン。
ちなみに辛いのはめちゃくちゃ苦手です エスニック料理とジャンキーな料理が苦手です。辛くて酸っぱいのがね、、、。
最近は「スーパーカップチョコバナナを早く定番にしてほしい」の活動を頑張ってました。あれ、一番思い入れあって、何よりチョコとバナナが大好きだからずっと買って食べてました。ありがとうチョコバナナ、何よりも好き ずっと待ってるからねえ…。
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littlesallywalker · 1 year
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日記
ぽっくりと気絶寝(きぜつね)。
昨日の記憶がまったくねいです。
光だったのか草だったのか何かがきっといいなとおもって、
なのでローなカメラやトイデジはたのしいです、念写みたい。
この時間(5:23)に日記を書くのはごみ出しぐずぐずタイム。
でも今週あまりもの喰う男ではなかったのですくないです。
「キャンドルジュン」さんのことで友とお子さん心配よねって。
話しながらうちらじじばばすぎない?と実は事態もよく知らず...。
いつなのか昔「キャンドルジュンという名前をテレビで使わないで」
という通達がこのことのずっと前にあったのだそうです。
それに気を使って広末涼子さんにお会いした明石家さんまさんが、
「あの...蝋燭太郎は元気か」と言って広末さんがキレた話が、
今週ずっとおもしろくて、ついつい蝋燭を灯すとき思います。
ぼくは夕方以降はなんかわからないけど蝋燭をつけて、
内心きっと「いつの間に寝ていた」予防かと思うけど、
とにかく寝るとき「ふっ」と消して寝室へ行きます。
部屋が暗いこともあるのと、うれしいのですよね、
そこに話をしてくれる気配があるようで。
いきなり燃え尽きていたらすみません。
夏の冊子を少部数つくれたらなとおもいます。
「次七」って名前は10代?から変えていませんで、
なにせひいおじいさんの名前そのものなのですが、
折に触れ言うと彼は晩節気が狂って町にお金ふりまきながら、
ぽっくりと死んだという大胆な逸話があって、なんだか好きで、
世襲制ということで画面や紙面ごしで使わせて頂いています。
いずれ苗字は本名と合併し完全な同姓同名としたいです。
まだちょっと若いですね何もかも。未だあいまいなままに。
昨日も米を食べられなかった。
でも代わりにセブンイレブンのエビとアボカドのサンドがよくて、
早い話がスパイス多めの鶏に大根おろしのっけたやつとも合って、
なんやのかんやのよく食べられたじゃないの、って眠りました。
眠ったことにして本を読んでいました。「木造モルタルの王国」。
とっても読みにくいのです、分厚い広辞苑くらいあるガロ集。
権利関係で再販がむずかしいのですかね、多分レアな本です。
ぼくは鈴木翁二さんに強烈な影響をたぶん受けておりますが、
そこにはやっぱりつげさんもうらたさんも当然にいらして。
有名な話ですが友部正人さんの「一本道」が、
鈴木翁二さんの「マッチ一本の話」モチーフと、
あるとき知って北冬書房さんから再販を買いました。
北冬書房さんで働きたいと上京したこともありましたっけ。
なによりゴールデンバッドを吸ってみていたこともあった。
きつくて胃がわるくなりました。
北冬書房さんの「旧街道を歩く」というような写真企画が好きで、
ぼくの地元には旧船場や旧宿場を保存する何かムードがあり、
いくつかのやりとりをさせて頂いたのでした。
さすがに働かせてくださいとは言えませんでしたが。
はじめ届いたのは二冊「マッチ一本の話」「東京グッドバイ」。
入口はおりしも間広いそこでこつこつ”ガロ系”漫画を読んでいった。
「宮沢賢治みたいな格好してんね」
いつの間にぼくはツタヤさんのバイトをやめて写真を撮ってた。
クラスの子とあわないわけだわという風貌をしたぼくはさながら、
「庄助あたりで」よろしく、CDを売って本に没頭したそんな時期。
彼にペンネームをあげたい「蝋燭太郎」って。案外いいなってね。
この町は空襲を受けなかった町ですごく古い建物がいくつか、
たとえば醤油工場のある煙突の町が物語るように、いかにも。
私設の図書館もある、木造家屋は煉瓦に囲われ平屋の路地が脇に。
友部さんは「マッチ一本の話」について「時空をかけめぐる」と、
そんな様におっしゃっていた。淋しくて甘く酸っぱくて少し残酷。
「木造モルタル王国」を枕に個別の漫画を今朝は読んでいた。
蝋燭太郎。なんだか忘れられなくなってしまいました。
youtube
ぼくの話しよりかグレーな動画としてあった。
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kasumime · 2 years
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初めまして。自己紹介していただけると嬉しいです。
25歳独身、東京都出身で地元の先輩はKing Gnu新井和輝、現在はメディアの編集業を本職にしています。好きな食べ物は鶏肉とパン(噛み切れないほど硬いと尚良し)と最寄駅のケバブ屋のチキンケバブと芋類で調味料で言えば酢と塩と胡椒、嫌いな食べ物は鍋とか水分量が多いもの(胃下垂なので)。とはいえ摂食障害(オルトレキシア)10年目なので基本的に決まった食材しか口にしないし同じg数でしか食事や液体を摂取できません。酒を基準に住居を選ぶぐらいには酒好きというか依存症でスムージーエールとかベリーとかの甘いビールが好きです。家で飲むなら一番搾りと美酢サワー。趣味はライブ観覧でシューゲイザーとハイパーポップとテクノ/アンビエントが好き。分かりやすく言うとデカくて早い音を中心に蒐集する狂人です。クラブにも出入りしますがナンパされるまでもなくひっそりと入場してひっそりと帰ります。摂食障害の症状で自分のルーティンが乱される瞬間に強いストレスを抱くため大体予定がある日は前後の動き方をシュミレートするのが常。LINEの返信は早い方だと自負していて場を和ませるためにくだらない冗談を言うのが好きです。大体定時で帰ります。
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monchan-tcs · 2 years
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. ❁しみる ❁鶏ももカツ定食 天神イナチカのしみるへ。 ふらっと入ったけどまじすごいボリューム🙄 胃袋でかい私もさすがに苦しかったw お肉柔らかいし美味しい! 食べ応え抜群だしガッツリ食べたい時はここに行こうと決めた✨ どろソース好きな人はここにありますよーっと(-´∀`-) #カツ #ももカツ #カツ定食 #しみる #cafestagram #foodstagram #gourmet #カフェ好きな人と繋がりたい #天神イナチカ #ボリューム満点 #ランチ #lunch #天神ランチ #天神グルメ #天神イナチカランチ #福岡カフェ #福岡グルメ #福岡ランチ #fuk #私を痩せさせてくれ (天神イナチカ) https://www.instagram.com/p/Ce-6c3tpVZu/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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shachi13 · 2 years
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本日はまた「らZOKU」サンにお邪魔しましたぁ‼️ オープンしてから何度か足を運びましたが... 本日はここへ来て初めてつけ麺を頂きました‼️👍 さっぱりとしたスープで頂けて呑み過ぎでやられた胃には堪らなく染み渡りましたわ🤩 スープ割りは2種類選べるらしく... 和風だしと鶏と豚のスープから選べてラーメンはさっぱりと頂いたのでスープは鶏と豚のスープで頂いたのですが… これまた絶品💕💯 全部飲み干してしまいましたわ😍 ごちそうさまでした‼️ #らzoku #つけ麺 #鶏豚スープ割り #さっぱり #もっぱららーめん派 #昼飯 #lunch #ramen #らーめん道 (らーめんらzoku) https://www.instagram.com/p/CiFFLrrObWr/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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