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#最適な人生のペースが見つかる捨てる時間術
shukiiflog · 7 months
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ある画家の手記if.75 名廊絢人視点 告白
香澄が助けに来てくれて、俺には何の考えもなかったのに、 香澄はガソリンを落としたら迷わずあの人を呼んだ。 それで俺は、ここにいる。…生きてる。
ついた途端香澄に服脱がされたり抱きかかえられたり体洗ってもらったり、何もかもされてしまって、でもろくに自分では動けなかった。確かに体は痙攣するみたいにまだ小さく震え続けてたけど、どこかひどく痛むからとかじゃない。 あの人と香澄が二人で俺を助けてくれる…二人の迷いのない挙動からして本当に確実に助かる道があって、二人はそれを目指して行動してる…みたいだけど、どういう方法とか可能性があるのか俺にはさっぱり分からなかった。 だから、香澄が俺にすることもあの人の行動も今は一切遮れない。俺が生き延びるために何がどう必要なのか一番知ってるのは今のところ俺じゃない。いずれ俺も少しは知ったほうが事を運ぶのに多少尽力できるかもしれないけど、まだそのタイミングじゃない。 ならどれだけの疑問が浮かんでも不安要素があっても俺は極力黙ってるべきだ。今は質問することも何かの妨げになる可能性がある。もしくは俺が知らないほうが都合のいいことも。…多分だけど、あの人は俺が知ってたほうが進めやすいことが出てくれば必要に応じて俺に教えるんじゃないか。 …勘、だな。どれも大した根拠なんてない。 香澄は「兄ちゃん」てあの人を呼んでた、それで「赤の他人」、でも二人はここでそれなりの期間一緒に暮らしてたみたいだ。二人ともこの家の中によく慣れてるし。 だからってあの人を手放しで信用できることにはならない。 ラブホで香澄の体を見たときのことを忘れてない。 いくらショックを受けてたとしてもあそこまで無抵抗な状態に陥る…もしくはそれが香澄の常態だとして、香澄の判断能力には難がある。 香澄そのものの人間性や人格を疑うってことじゃない、本人に自覚のない問題があるなら、自覚を促せるまでは代わりに周りが憂慮すべきだ、俺でも、…あの人でもいいのかもしれない。最後の点だけどうにかして確認したい。 ………今はどれもまだ早いか。 香澄の判断能力に関係なく、あの人を信用するために必要なものは揃ってる。信用…したい俺の願望から来るこじつけた理屈だけど、それでも、あの人は俺を助けた。当面はその事実だけで十分だ。
何もかもやってくれる香澄の行動に何も言えないまま、夜になって朝になって、夜の間に俺は部屋に訪ねてきたあの人と何か話した気がするんだけど、渡されたものを飲んでるうちに眠っちゃったみたいだった。多分香澄のこと話そうとしたんだろうけど。 飲み物にシンナーとか毒物っぽいものとか最悪誰かの精液とか落とされてたことあって、飲む前にちょっと警戒したけど、失礼だと思って敢えてすぐにあの人の見てる前できれいに飲み干した。 助けてくれた人への礼節よりも先にまだ名廊本家の中での習慣が体にも頭にも残って、優先的に浮かんで、こびりついて離れない。 朝、起きたとき隣にいた香澄に「これは多分大丈夫だから」ってカップを渡されたときは何かバレてたかと思ったけど、そういうことでもないみたいだった。 肩に凭れて、寄り添ってくれる、香澄。 校庭でも俺を守るみたいに大事そうに抱えててくれた。 俺はそんな人間じゃない 汚れるよ ほとんど無意識にそう思ったのを、一瞬後に目が覚めてはっきりした意識でめった刺しにして殺しといた。 助けられた人間が思っていいことじゃない。 考えるだけなら自由なんて言うけど、この思考は毒だ。助けてもらった行動に対して今の俺ができる唯一のことは、俺自身が生きるほうへ迷わず積極的に身を進めることだ。この思考の癖を持ち続けてちゃそれも難しい。他にもあるだろうな、身に染みついた自分を殺すための毒が、俺の全身にまだ残ってるはずだ。 なら、ここで捨てよう。 俺に捨てられるものがまだ残ってるのなら、全部。 朝の光が眩しい中で、これまで家から俺を守ってきたあらゆるものと、お別れした。 頬を伝う涙がどういう感情からくるのか俺にもよく分からなかったけど、香澄の指先がそれを優しく拭っていった。 「香澄」 「…なに?」 「ありがとう」
そのあと香澄は仕事に行って、そのまましばらく会えなくなるみたいだった。 三人で朝食を食べる間、香澄の自傷の傷が昨日風呂で見たときに明らかに悪化してたことについて何度も切り出そうとしてみたけどなんとなくわざと話すタイミング潰された気がする。話せないままになった。 でも香澄についてなら…本人がいないときのほうが好都合か。 正直俺のことより香澄のことを優先してほしい、俺はここにいて安全だけど、香澄は無自覚な上にそれで仕事なんか行ったり普通に外をウロウロするんだから…先が思いやられる。
それからほとんど俺に与えられたみたいになった一つの寝室で過ごした。大人しくしてるように言われたから素直に従った。 ボケてた頭は時間が経つごとに少しずつはっきりしてきてるもののそれもゆっくりで、まだどっか思考力が鈍くて回転も遅い。ぼんやり世界が烟って見える。ずっと少し眠たいみたいな感じがする。 それとは逆に体から妙に力が抜けていくような感覚もあった。まことくんちで楽な服着てた時と少し似てる。でも同じじゃない。 何か寒気のするような底知れない感覚。 警戒するもののない、守られた部屋。 優しい人たち。 必ず助けてくれる未来があって 俺はここで どう 過ごせば どうこの身を 保っていれば いい 「ーーーーーーーッ…!」 不意にこれまでにない耐えきれないほどの痛みが脚にきた。訂正、一度だけあった。脚を燃やされたときの、あの痛みそのものだ ベッドの上で倒れて息をとめて声を抑える。理人さんに火をつけられたとき、俺はあのひとの睡眠薬を飲まされて眠ってた。痛みで目を覚ましてひどく耳に醜い大きな悲鳴をあげ続けたのを覚えてる。それで誰か助けに来てくれると思ったわけじゃない。ただ絶叫してないと耐えられない痛みに発狂するような気がしただけだ。 今はあんな声を上げるわけにはいかない。きっと現実の痛みだけじゃない、フラッシュバックも混じってるんだ、落ち着けばましになるか、でも実際に痛んでない過去の痛みの記憶の再燃だとして、頭の感覚する痛みからどう逃げるっての…。 …あの家の中で、桜子さんの家に移ってからも、ずっと無意識に緊張状態だったのが、 …昨日飲まされた何かで珍しく長く深い眠りに落ちて そのあと俺の心情的にも家と離別したことで これまで雨が降れば感覚が鈍って動かせなくなる程度で済んでた痛みが 洒落にならなくなった ってことでもあるのか 本家にいたときにもこれだけ痛んでいれば俺も自覚できて最低限のちゃんとした手術くらいは受けさせてもらえてたのかもしれない …ほんと、生き延びるために自前で用意した何もかもが俺の首を締めてたのか 「ーーーーーーー」 少しでも呻いたり声を上げないように枕に顔を押しあてて、窒息しそうな息苦しさの中で痛みが去るのをひたすら待った
やっと痛みが去った頃には外が暗くなってた 勝手に部屋に入ってこられたらと思ってたけどその心配はいらなかったみたいだ 脚に本来の痛覚が戻ってきた分、痛みがおさまったら割とすぐに普通に歩けるようになった せめて家事とかを負担しようかと思って、あの人に控えめに提案してみたらあっさり通った 「………。」 あの人の、長い前髪。視線の方向を隠したいとか、逆に自分の顔が怖くてうっかり見ないようにとか、理由はいくらでも可能性としてあるけど、ただ髪型の好みでああするってこともあるんだろうし。これこそ余計な詮索ってやつかな。 名廊の家では、男が髪をズルズル伸ばしてるなんて言語道断、ありえないことだった。前髪だけにしたって、あんなに伸ばせばどれだけ本人に似合ってスタイリッシュに決まってたとしても非難の的だ。「一切逃げ隠れすることは許さない、顔をよく見えるようしっかり晒せ、堂々としてろ、後ろ暗いことでも抱えてるような外見はみっともない」…ってこと。 だから俺も、普通の短めの髪型にしかしたことない…けど、あの人の髪型、もしかして俺に最適なんじゃ…? 名廊の人間、面立ちに特徴が出やすいけど、少し傾斜の下がった眉と、細くて高い鼻、それに長身、この三つが特に目立つ。平均的な日本人の特徴としても少し珍しい方かもしれない。俺は背は伸びなかったしかなり童顔の部類で名廊の人間っぽさは薄いほうだけど、鼻と眉には特徴が出てる。せめて眉だけでも隠せたら…  あの人に聞いてみよう、真似してみて嫌な気がしないかどうか。 ぼんやりそんなこと考えながら作ってたら自分ペースの量の食事作っちゃった。…ひとの家でこれはないだろ… 一応俺は食べる量がおかしいことについて自覚あるし…それをどうにかしようとかは思わないけど。 全部一人で食べるのは流石にだめだと思って容器に一人分の量くらいを取り分けてあの人が食べれるように残しておいたけど……自分の食べる量が異常なのはわかるとして、通常量がわからない…こんなちょこっとでいいんだっけ…? よくわからないまま、ちょこっとだけ容器に残して冷蔵庫にしまっておいた。食費はいずれ稼いで返そう。光熱費とか水道代も。 脚は今は痛まない。 これまでと体の勝手が変わってて、慣れるまでは部屋になるべく引きこもってた方が良さそうだ。いつ何が起きるかわからない。
今日はもう動かないで部屋でじっとしてようか。 でも時間はあるわけだし、俺にできること…あの人の今やってることの力にはなれなくても、俺一人でやれることもあるはずだ、家事手伝いとかはもちろんだけど、どれだけあの人が生き延びるための道を整えてくれても、進むために最終的にそこを歩くのは俺に他ならない。 ここから出ていってからもなんとか自分で暮らすために、この体でもできる仕事に今から備えとくべきだ。 手っ取り早く今俺がすでに持ってる能力で、俺にできるのは…家庭教師とか…通訳…同時通訳の方が稼げるな、…脚さえしっかり動けばな…。 でも不特定多数の他人と直接会って関わるような仕事は避けるべきか。一応世をしのんで生きる形には、なるんだろうし、多分。とすると、書籍とかの翻訳業か。意訳が好きだからついやりたくなる癖があるけど、それをおさえてなるべくオーソドックスで的確でわかりいい訳がすらすらできるように訓練しとくかな…  そっちの方が匿名性も高いし。そのためには何か本が欲しいけど… とか考えてたら扉にノックがあった。 桜子さんの家でノックの習慣とかにもだいぶ慣れたけど、本家では理人さんの部屋は和室だったし洋間のノックするのもドアを開けるのも女中さんだしで、結局やっぱ慣れてないといえば慣れてない。ノックってされたら出てくんだっけ…返事だけなんだっけ… でも返事だけしてもなんか横柄な感じするな…ってこれ誠人さんがいつもそうだからか。あの人だとなんか違和感ないけど、俺がベッドの上から返事だけして相手に「入れ」って生意気すぎじゃない…? とか思ってドアを開けた。 そこにいたその人の前髪が雑にかき上げられて顔がほとんどしっかり見えてる。初めて見た。なんだ…俺の脚みたいにひどい怪我の跡があるとかでもない、人相が悪いとかで��ない、優しい顔だ。…細く眇められた長い睫毛に縁取られた目元は相手を心から慈しむような印象で、少し…理人さんと似てた。 「ノックの返事があるまでは開けたりしねえからわざわざ出てこなくっていいよ。…風呂あいたから入りなさい。脚が痛むなら手伝うよ」 ? 手伝う…?って、…香澄がやってたみたいなこと…? 香澄はもしかしたら前に俺が風呂場で手当てしたお返しに、って感じもあったのかもしれないけど…なんでこの人がそんなこと…? 目があったから自然と違う方向に顔を向けて、そのあとで少し後悔した。本家で誰かと目があったらさんざん「じろじろ見るな」って鬱陶しがられたから、つい見すぎたと思ってその癖が出た。なんて答えようか迷ってたらさらに悩むこと言われた。 「断ったっていいんだぜ。まぁちゃんと頼れよ」 ーーー頼る? ……って、なに…。
…自信なくなってきたかも 積極的に俺から頼ったほうがかえってこの人が気を回さなくて楽だって意味かも。でも何を頼ればいいのかわからない。ここにきてからまだ不自由な思いとかは一度もしたことないし、なんの危機も迫る気配がなくてむしろ落ち着かないレベル、これに文句のつけようないよ。 ぼんやりしたままその人の部屋の手前まで行ってみた。ドアが開け放されてる。俺の存在を忘れてる…わけじゃないな、この人の場合。包み隠さないことで俺を安心させようとしてくれてる、ほう、かな…? 邪魔しないように静かに歩いたのに近寄っただけですぐ振り返られた。…気配に聡い。ますます気をつけないと。気取られる。 特に用もなく近づいたのに気づかれて振り向かれたから、仕方なくちゃんとドアのところまで歩み寄って、何か言うことがないか探す。 ………ていうかまずなんて呼びかけたらいいんだろ? 名前も聞いてないっけ。そんなとこからまだ何もしてないっけ俺? ボケすぎじゃん… 人に聞く前に名乗んないとな。この人が本名名乗ってくれるかわかんないけど、とりあえず今は通じる呼称が要る。でも俺がいま名廊ってつけて名乗るのは…どうなんだろ 「絢……………」 …人、ってどうしても続けて出てこなかった。 ーーーー絢は俺の味方だよね……… 「…絢、って…呼んでください」 香澄にも同じこと言った、初対面のときに。「みんなそう呼ぶよ」って言ったけどあれは嘘だった。俺はゼミの友達とか誰からも「絢」って呼ばれたことはない。生良くらいかな。俺をそう呼んだのは、二人だけ。理人さんと、…直にぃだ。なんで直にぃが俺を自然にああ呼んでたのかはわからない。 それに「人」がつくのが名廊のしきたりっていうかだから…… その人は、自分も名乗って、すぐに俺のこと言った通りに呼んでくれた。順応性高いな。 俺の方を見て��いかけてくれた目元や眉が少し引きつったように歪む。冷笑に近いような表情だけど、声色からしてそういうニュアンスはないから、目元で大きく笑うの慣れてないか、表情筋が弱いか、笑うの苦手なのかな。 それでも笑ってくれたってことは相当気遣われてる…。ちょっと静かに過ごしすぎたのかな。元気ないように見えて励ましてくれてるのかも、…これからはもう少し口数増やしていいのかな…? ーーー雪村真澄、さん…。
結局何も言わずに一人で風呂に入って湯船に浸かってたら途中から水面が揺れだした。ポタポタ、俺の目から涙が落ちてる。なんの涙だよ。だんだんひどくなって発作みたいに嗚咽まじりになってきたから乱れた呼吸の音を打ち消すためにシャワーを強い水圧で湯船の中に向けて出して頭からかぶり続けた。…頭の傷に沁みる、ってか水圧強いから傷開きそうでやばい。 さっさと風呂から上がってみたら涙はなかったことになったみたいにピタッと止まった。…だからどういうことだよ…体全体よくわかんないことになってるな。コントロールも抑制も効かない。情緒不安定ってやつかな。やっぱ引きこもってるのがベストだ。余計な心配かける。 部屋に戻って与えられた服に着替えて、体を確認する。ただ静かにじっとして、自分の熱を測る、37.4度。脈をとる、泣いたので少し早めだけど正常値。心臓の鼓動も正常、ただし頭の怪我がだんだん痛み始めてきてるな。脚との時間差がこれまた謎。ベッドに横になる。 ……守られた、安全な空間。それでも慣れない場所に違いはないからろくに眠れるとは思えない。こういう時は本読むんだけど自分の荷物なんて一つも持ってない、もちろん時間が空いたときように持ち歩いてた本とかも どうしようか考えてたらドアからノックがした。さっき出てこなくていいって言われたっけ。返事だけしてみる。「はい」 ドア越しに声が返ってきた。 「香澄から絢に電話が掛かってきたよ。繋がってる、出られるかい?」 思わず眉間に皺が寄った。直にぃは何してんだよ…。 若干キレ気味の勢いでドアを開けてケータイを受け取るとすぐ耳に当てた。 話し終えたら切らずに返しなさい、一晩中話してもいい、僕は眠らないから。って言う真澄さんに背を向けて香澄の声が聞こえるより前に話しだした。 「俺に電話してる場合じゃないだろ。何も困ったりしてないから、香澄の怪我が治るまで電話禁止。それか話してもいいけど一日に三十秒だけね。俺も話したくなっちゃうから。いい?」 『……はい…。』落ち込んでるまでいかないけど、香澄の声がちょっとしょぼんとしてるから声色を優しく変えて言った。 「ん。じゃあ今日はここまでね。かけてこなくても気にかけてくれてるのちゃんと分かってるから、安心してしばらく俺のことは忘れてなよ。じゃあおやすみ。寝るときはちゃんと直にぃに一緒に寝てもらうんだよ。次会った時に怪我が増えてたら俺キレるからね」 そのまま長引かないようにケータイを耳から離して通話を切りそうになった、このまま返すんだったと思って慌ててボタンから手を離して、いつの間にかドアを閉めて出ていってた真澄さんを探す。 探さなくてもリビングに出たら視界に入った。この人も背が高いな…ていうか俺があの家で極端にチビだっただけで名廊の人間だいたいこれくらいだから、妙な既視感というか、サイズ感にしっくりくるものがあるな… 話しかける前に読んでいた本を閉じて俺の方に振り返った真澄さんに「終わりました」ってケータイ返した。 真澄さんはケータイを耳に当てて香澄に「早かったな?」って聞いた。 マズったかな。これじゃ香澄が薄情なやつみたいに取られてもおかしくないのかも。 「すみません、俺が香澄に説教しました」 真澄さんは聞こえなかったのかそのまま香澄と話を続けた。けどそれも一言二言で終わった。 今更だけど人の会話勝手に横で聞くのもなぁと思って部屋に戻ろうとしたら横顔に声かけられた。 「それで?今少し愉快なこと言ってたか?」 「……。」 今ちょうど前髪落ちてきてて表情が読めない。まぁそりゃ助けられた身で偉そうに説教なんてする方がおかしいか。怒られるかな…。 でも、香澄の怪我はひどくなってた。それは俺を助けたからだ。なのにそのことについて一言も誰も何も言わない。真澄さんは当然香澄の全身の傷跡を知ってる。俺とここで風呂入った時に香澄も全裸で遠慮なく歩き回ってたし。古傷だらけ、なだけならもうとっくに話し合われて終わったことなのかもしれないけど、香澄の自傷の傷は目に見えて新しい。今夜だって直にぃがしっかりしてなきゃまたひどくなる可能性が高い。でも直にぃがどこまで当てになるんだか… だんだん頭痛がひどくなってきた。 「…ほっとくと際限がない。あれじゃ香澄の気の持ちようはともかく実態は自殺志願者だから、本人に自覚がないなら自覚させられるまで周りが憂慮してないと。…香澄は俺より長く生きないかもしれない。多分本人にこういうこと話しても通じないでしょう、今はまだ。」 頭痛と若干キレぎみなせいで少し口調がつっけんどんになった、でもまだ顔とか態度には出てないから大丈夫だ。このまま部屋に戻れば気取られない。 と思ったら、「ちょっとおいで」って真澄さんに体を引き戻されてリビングのソファに座らされた。 「絢があの子に何を言ったか聞かせてみな」 …口元だけも、笑ってない。今なら俺のほぼほぼただの勘と憶測の話を、もしかして真剣に聞いてくれたりするかな… …でも、その前に、 「あ…の…話す前にしてほしいことが…あって…」 「なんだ」 眩しい。光が強すぎる。理人さんのいた部屋はいつも真っ暗だった。あそこまで暗くなくてもいいけど、人工の光は今もどうしても苦手だ。普段なら我慢するけど、今は頭が痛い、このままだと光で頭痛が悪化する。薬が必要になる前に手を打たないと。 「……自然光以外の光が、少し苦手で…。この部屋の照明…弱くしてもらえますか…?」
雪村真澄視点 続き
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theyuko · 5 years
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先日、本屋に立ち寄り、全国の書店にて発売中の 『最適な「人生のペース」が見つかる 捨てる時間術』 を見つけて買ってみました。 実は、現在ケガをして、療養中で歩けないので、ベッドで過ごせるものといえば普段できない読書を。 時間に余裕があるときこそ、いろいろと考える事ができます。 ココロもカラダも楽になる。 この著者、若杉アキラさんのような考え方をする人が増えたらいいのにと思います。 他人と比べない生活は、ホント大事だと思います。 自分は自分、他人は他人として、育った私にとって、共感できる内容が多かったです。 新たな発見もあり、ケガも気持ちを休める時間だと思い、 残りの生活も楽しみたいと思います。 #最適な人生のペースが見つかる捨てる時間術 #捨てる時間術 #若杉アキラ #読書 #読書タイム #読書好き #読書女子 #readingtime #ilovetoread #bookaddict #booknerds #おうちカフェ #teaandreading #teaandbook #ad @yuko_fuji3 ⬅︎ #follow 💕 https://www.instagram.com/p/BzKg69ng6RV/?igshid=pcuyxz2dwhj4
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xf-2 · 4 years
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2020年5月8日午後4時50分ごろ、中国海警局所属の巡視船4隻がわが国の領海に侵入したと、海上保安庁第11管区海上保安本部(那覇)が翌9日に発表しました。
 そしてそのうち2隻が、沖縄県八重山郡、尖閣列島所在の魚釣島の西南西約6・5海里において操業中の与那国町漁協所属の漁船(9・7トン)に接近した後、移動する漁船を追尾したと説明しました。中国の巡視船は約2時間後にいったん退去したものの、翌9日午後6時ごろに再びわが国領海に侵入し、10日午後8時20分ごろまでの約26時間にわたり、居座り続けました。
 このような行為は、単に領海を侵犯して、わが国の漁船に危害を加えることだけが目的ではありません。わが国の領域内で警察権を行使しようと試みる、かなり悪質な主権侵害行為で、言うまでもなく重大な国際法違反です。
 日本政府は11日、外交ルートを通じて厳重に抗議を行ったと発表した上で、菅義偉(よしひで)官房長官は「新型コロナウイルス感染症の拡大防止に向け(中略)中国側の前向きな対応を強く求めていきたい」と述べるにとどまりました。
 それに対して中国の報道官は、わが国の巡視船が違法な妨害を行ったと非難し「日本は尖閣諸島の問題において新たな騒ぎを起こさないよう希望する」と述べ、責任を日本側に転嫁しました。その上で「中日両国は力を集中して感染症と戦うべきだ」と発言しています。
 この両者の言い分を第三国の人が聞けば、どう思うでしょうか。単に「厳重な抗議を行った」と間接的に発表するわが国に対して、中国は具体的にわが国が違法な妨害行為をしたと直接的に非難し、さらに新たな騒ぎを起こすなと盗っ人たけだけしいセリフを吐いています。しかし、世界の人々の大半は、尖閣諸島の存在やその経緯など知りません。
 それらの人々が今回行われた日中両政府の発表を見れば、よくて五分五分、客観的には中国の方が正しいと思うのではないでしょうか。なぜ、わが国は記者会見において、堂々と中国を非難できないのでしょうか。これは今に始まったことではなく、中国が突然尖閣諸島の領有権を主張してから今に至るまで続いています。
 わが国の政府は、尖閣諸島に関して中国が何をしてきても「わが国固有の領土」という呪文を唱えるだけで、国外だけでなく国内に対しても、自国の立場を広報することを怠ってきました。
 この問題に限らず、わが国の対外発信能力が低いことは今回のウイルス対策を見ても分かるように、現政権でも変わりません。このままでは中国のプロパガンダによって、日本がかつてのように悪者にされかねません。まずは内閣府に国内外向けた広報を専門とする部署を設け、諸外国並みに発信力のある報道官がわが国の立場を伝え、官房長官は実務に専念すべきです。
 ここで、日本政府のPR不足を補うために、次の年表で尖閣諸島の歴史をおさらいしておきましょう。
 私も年表を作成していて嫌になったほどですから、読まれた方も不快な思いをされたかと思いますが、こちらに記されている出来事は紛れもない事実です。こうして時系列に並べてみると、中国の明確な侵略の意図が読み取れるかと思います。
 今回の事件に関し、与那国町議会では県や国に警戒監視体制強化と安全操業を求める意見書を5月11日に全会一致で可決しています。さらに15日には石垣市議会も抗議決議を全会一致で可決しています。ですが、地元紙の八重山日報など少数のメディアしか、このことを報じていません。
 わが国の主権が侵害され、地元の議会が怒りの声を上げているにもかかわらず、大手メディアが報じないのは大問題です。マスコミの報道以外に情報源を持たない多くの人たちにとっては、報じられないことはなかったことと同じで、事件そのものも、マスコミが報じないことも知らないままです。
 中国の侵略行為に直面し、一番被害を受けている漁師の声を、国や県、マスコミ、日頃は弱者に寄り添うふりをしている人たちは誰も取り上げません。こんな理不尽なことが許されてよいのかと憤りを感じます。
 私は、中国が尖閣周辺に巡視船を配備するのは大きく分けて二つの理由があると思います。一つは国際社会への実効支配アピールで、巡視船が撮影した映像を利用するなどしてプロパガンダを繰り広げること。もう一つは、わが国の反応をうかがう威力偵察のようなものです。
 改めて年表を見ると、中国が尖閣諸島の領有権を主張し始めて以来、国内法の整備や実力行使を徐々にレベルアップさせているのに対し、わが国は防戦一方の感があります。なお、中国で最初に国有化を主張した周恩来元首相は、尖閣諸島の領有権を主張し始めた理由として「国連の調査により、周辺海域に油田があることを知ったから」と述べています。
具体的な行動を起こし、報道を通じて自分たちの意思を表明する中国は、日本国内の世論を注視しています。そして、世論が弱いと見るや強い手段に出て、強いと見るや対応を緩和することで、じわじわと侵略のペースを進めてきています。
 2012年にわが国が尖閣諸島の三つの島を国有化すると、中国は大騒ぎして哨戒艦による領海侵犯を常態化させました。ですが、本当は彼らこそ、その20年も前の1992年に国内法で尖閣諸島の領有を明記、つまり国有化を表明しているのです。
 92年当時の日本政府はこのような重大な主権侵害を問題にしなかったばかりか、マスコミも大きく報じなかったため、多くの国民がこれを知らないまま約30年が経過してしまいました。
 そして日本が尖閣諸島を国有化した12年当時、92年の国有化表明について知っている人間が少なくなっていたせいもあってか、一部の人を除いて、誰もこのことを指摘しませんでした。さらに当時の野田佳彦政権は反論するどころか、国有化直前に北京に特使を派遣してお伺いを立てるありさまでした。
 日本の国有化発表後、わが国のマスコミは連日のように、中国での官製反日デモの映像を背景に北京の代弁者のようなコメンテーターたちを使いました。そして「当時の石原慎太郎東京都知事が買い取り宣言したのが原因だ」と事実に反したコメントをさせ、まるで日本が悪いことをしたかのように報じ続けたのです。こうして日本の反中世論を封じた結果、日本国民による中国バッシングが起こらず、今日の事態を招いています。
 これと同様のことが、現在のウイルス禍においても行われています。わが国のマスコミの大半は本来の原因者である中国を非難せず、自国の政府を一方的に叩き、マスコミの情報だけを見聞きしていると、いつの間にか中国ではなく日本が悪者になってしまったような印象を受けます。このままでは、日本国内において中国に対する非難の声を上げることは難しくなるでしょう。
 いまさら言っても仕方のないことですが、92年当時の日中の国力の差に鑑みれば、彼らが国有化したことを理由に本格的な灯台の建設を行い、ヘリポートを復活させて公務員を常駐させるなどしていれば、今日のような事態にな��ことはありませんでした。日本政府は公式発言として否定していますが、実際は鄧小平氏の棚上げ論にだまされ、彼らが国力をつけるまでの時間稼ぎをさせられただけでなく、政府開発援助(ODA)などにより官民挙げて技術や資金援助も行ったのです。
 結果、今や空母を保有するほどの海軍を育て上げてしまった揚げ句、その見返りとして自国の領土領海を脅かされているのです。棚上げ論と言えば聞こえはよいですが、要は結論の先延ばし、嫌なことから逃げるだけのことです。嫌なことは借金と同じで、先送りにするにつれて利息が膨らみ続けるように、問題はより大きく、解決は一層困難になるのです。
 中国が場当たり的ではなく、計画性を持ちながら一貫してわが国の領土を侵略しようとしていることは、共同通信の記事(2019年12月30日付)からも読み取れます。記事によると、東シナ海を管轄する海監東海総隊の副総隊長が、中国公船が初めてわが国の領海を侵犯した08年12月8日の出来事を「日本の実効支配打破を目的に、06年から準備していた」と証言しています。
 この証言の意味は、1978年4月に中国の武装漁船百数十隻が尖閣諸島海域に領海侵犯したときから今日に至るまで、中国指導部による計画された侵略行為が行われ続けているということです。
 間抜けなのは、日本の政官財マスコミがその間、せっせと彼らに技術や資金の支援を行うだけでなく、日中友好とばかりにほほ笑んでくる相手を疑うこともせずにこぞって友好的態度をとり続けてきたことです。一方、彼らは嘘で塗り固めた反日教育を徹底的に行ってきたというおまけ付きで、こんな間抜けな話はめったにあるものではなく、日本政府、特に外務省にお勤めであった方々には猛省していただきたいものです。
 かように中国は一貫してわが国の領土を狙っているというのに、いまだに中国を擁護する人々が政官財やマスコミに少なくないのは底知れぬ闇を見るようです。
 「中国が意図的に侵略している」というのは周知の事実です。しかし、共同通信の記事を通じ、中国側が当時の高官にあえてインタビューという形で発表させた理由について考えてみると、一つの仮説が浮かびます。あくまで私の臆測ですが、このインタビューは中国指導部が尖閣侵略のレベルをワンステップ上げるための観測気球ではないかということです。
 こう言うと、インタビュー記事の4カ月後には、習近平国家主席の国賓訪日が予定されていたので、「中国側がそんなことをするはずがない」という声も聞こえてきそうです。しかし、それに対する反論として、2010年にわが国で開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)の直前に起こった出来事を挙げたいと思います。
 同年9月7日、尖閣諸島沖のわが国領海内で中国漁船が海上保安庁の巡視船に故意に体当たりする事件が発生し、海上保安庁は漁船の船長を逮捕しました。
 一方、中国は国内にいる日本人を拘束し、レアアース禁輸などの手段でわが国に圧力をかけた結果、日本政府は同船長を処分保留で釈放しました。実質的には無罪放免です。
 法と証拠に基づけば、容疑者を釈放する理由など一つも無いのに、なぜそれが行われたのでしょうか。後に政府高官が自民党の丸山和也参院議員(当時)に語ったところによると「起訴すればAPECが吹っ飛ぶ」、つまり当時の胡錦濤国家主席が来なくなるというものでした。この成功体験により、彼らは国家主席の訪問が日本に対して強力な外交カードとなることを学んだのではないでしょうか。
事実、今回の新型コロナの感染拡大の際においても、習主席の国賓訪日中止が発表されるまで中国全土からの入国制限を行わないなど、日本政府は公式に認めてはいませんが、中国に対する過剰な配慮が感じられました。それは国賓訪日を成功させたいという思惑以外には考えられません。
 もし今回の新型コロナ騒動がなければ、共同通信の記事に無反応な日本の世論を見て、中国は今回の領海侵犯よりも一層大きな仕掛けをしてきたかもしれません。
 仮にそうした状況が発生した際、中国は日本の対応次第で「春節中、訪日旅行を禁止する」「国家主席は日本に行かない」などと言うかもしれません。そのとき、わが国が毅然(きぜん)とした対応が取れたのかというと怪しいものです。
 ただ、中国が口だけではなく実際の行動に移した今、彼らが尖閣侵略のレベルを上げたことに疑いの余地はありません。
 問題なのは、自覚のあるなしを問わず、彼らのプロパガンダにわが国のマスコミが加担していることです。彼らは中国のプロパガンダを報じる一方で、一部メディアを除き中国の度重なる領海侵犯を報じません。
 国民が関心を持たないから報じないのか、マスコミが報じないから国民が関心を持たないのか、因果の順序は分かりません。ですが今や日本国民は、12年12月に杜文竜大佐が言ったように「中国の領海侵犯に慣れてしまった」感があります。
 中国はそれを感じ取り、米中経済戦争でにっちもさっちもいかなくなった状況を打破しようと日本に助けを乞う前段として、今回の領海侵犯事件を仕掛けてきたのかもしれません。
 いずれにせよ、われわれ日本人は、千年恨む隣国かの隣国と違い忘れやすい民族です。北朝鮮による日本人拉致問題にしても、02年の小泉純一郎首相の訪朝後はあれほど盛り上がったのにもかかわらず、現在はどうでしょうか。今やマスコミで取り上げられるのは、家族が亡くなられたときだけです。
 尖閣の問題にしても、東京都が買い取り資金を募ったときにかなりの金額が集まったにもかかわらず、今はその募金の使い道を論ずることすらしません。今回の事件も大して騒がずにスルーしてしまえば、彼らはますます図に乗ることでしょう。
 それでも、ほとんどのマスコミは沈黙し続け、国会で取り上げられることもありません。あまり知られていませんが、今年3月30日には鹿児島県屋久島の西約650キロにある東シナ海の公海上で、海上自衛隊の護衛艦と中国漁船が衝突する事件が起きています。
 本件もこの事件のように、多くの国民が知らないまま、うやむやな形(自衛隊に対しては形式通りの捜査は行われているでしょうが、中国漁船に対しては恐らく何もしていないと思われます)で終わりかねません。せめて政府は海上保安庁が撮影した動画を公表するなり、あの海域で何が起こっているのかを国民に知らせるべきです。
 今回の件で問題なのは「中国の哨戒艦が漁船を追尾したということ」、そして「わが国の領海に中国の巡視船が26時間も居座ったということ」です。漁船の追尾に関しては詳細が分かりませんので省きますが、昔ならいざ知らず、21世紀にもなって他国の領海で26時間も武装巡視船が居座って領有権を主張するなど、私は寡聞にして知りません。
 仮にあったとすれば、それは既に武力衝突のレベルです。では、何ゆえに今回そのような事態が起こったのかというと、中国側から見て「わが国が何もしないから」です。おそらく現場の海保の巡視船は、無線や拡声器、電光掲示板などで領海からの退去を要請したと思います。しかし、ただ「待て」と言われて、素直に待つ泥棒がいないのと同じで、彼らは何の痛痒(つうよう)も感じなかったことでしょう。
 他国であれば警告射撃してもおかしくないのですが、わが国は憲法により武力による威嚇すら禁じられています。ですから、厳格に法令を順守すれば、相手が国家機関である今回の場合、それも適いません。外交ルートによる抗議も同様に、何らかの制裁を伴わなければ単に抗議したという記録を残すだけで、何の効力も生じません。
何しろ相手は国際常設仲裁裁判所の判決を「ただの紙切れだ」と言って無視する国です。今回は滞在したのが26時間だったからよいようなものの、もし365日、彼らが領海に居座ればどうなるでしょうか。
 その場合、尖閣の領有権をあきらめるか、物理的に排除するかの2択しかありません。一部の人は「話し合えば分かる」などと言いますが、相手は何十年もの先を見据えて計画的に侵略しに来ています。その相手が乗ってくる話となると、わが国が大幅に譲歩するような場合だけです。そもそも元々存在しない「領土問題」をわが国が話し合う理由がありません。
 さらに問題は、多くの国民がこの事実を知らない、もしくは薄々感じていても認めたくないので見て見ぬふりをしていることです。マスコミも、一部の専門家以外は警鐘を鳴らす人はおりません。国権の最高機関に至ってはここ数年茶番劇が続き、いたずらに時間を浪費するだけでこの問題に対して議論すらしません。
 民主主義国家であるわが国においては、国民世論が盛り上がることが重要です。中国もそれを恐れているからこそ、マスコミに圧力をかけて自分たちに不利な報道をさせないようにしているだけでなく、パンダなどを使うさまざまな方法により、日本国民が中国に好感を持つような工作活動も行っています。そのため、今回のウイルス騒動に関しても、公式声明で中国を非難する政治家はほとんど見受けられず、マスコミの大半も中国責任論を報じません。
 それどころかウイルス対策において、欧米と比較して桁違いに被害の少ない結果を出しているわが国の政府を叩いてばかりいます。ですから、他国とは違って、中国に対する訴訟が起こることもありません。さらに会員制交流サイト(SNS)上で中国を非難すれば、差別という話にすり替えられて逆に糾弾されるほどです(一時はユーチューブでも、中国への非難コメントが削除されていると問題になりましたが、後にこれはシステムの不具合とされました)。
 このまま私たち日本国民が声を上げなければ、彼らは組み易しと思い、より一層侵略の度合いを上げてくるでしょう。それだけでなく、欧米各国がウイルス問題で対中非難を強める今、自由主義社会の結束を切り崩すために、中国がアメとムチを使ってわが国を取り込みにくることにも警戒が必要です。この期に及んで国家主席の国賓訪日を蒸し返すなど、安易に中国に加担することは現に慎まなければなりません。
 1989年の天安門事件後、わが国は世界中から非難を受けていた中国の国際社会復帰を、他国に先駆けて後押ししました。その大失態を再び繰り返してはなりません。
 ただ中国に対して、わが国が無為無策であるかというと、そういうわけではありませんので、公平に、ここ最近の日本の動きも紹介しておきましょう。
海上保安庁および警察の動き 16年:石垣島海上保安部に巡視船を増強し、大型巡視船12隻による「尖閣領海警備専従体制」を確立    :宮古島海上保安署を保安部に昇格 19年:宮古海上保安部に小型巡視船9隻からなる「尖閣漁船対応体制」を確立。那覇航空基地に新型ジェット機を3機配備して空からの監視体制を整備 20年:尖閣諸島をはじめとする離島警備にあたるため、沖縄県警に151人の隊員を擁する「国境離島警備隊」を発足
自衛隊における動き
16年:沖縄県与那国島に陸上自衛隊の部隊を新設
19年:海上自衛隊が今後10年規模で12隻の哨戒艦を建造し、哨戒艦部隊を新設していくことを表明
20年:宮古島駐屯地に、地対空および地対艦ミサイル部隊を配備
 ただこれらは、いずれも「盾」を増強しているだけで、中国に脅威を与えるまでには至りません。ゆえに彼らは、日本がいくら部隊を増強しようが自分たちのエリアまで攻めてこないことが分かっています。ですから、守りのことは一切考えず、日本が増やした以上に部隊を増強してくると思われます。
 実際中国は、今年1月から1��トン級巡視船の建造を始めています。つまり、わが国がこのような対応策をとっている限り、決して中国は侵略の野望を捨て去ることはなく、部隊増強のイタチごっこが続きます。
 安倍政権は、現行法上可能な範囲内で懸命にやっているとはいえ、憲法に一言も書かれていない「専守防衛」という言葉に縛られている以上、この現状を打破することは難しいでしょう。
日本には「『矛』がないのか」と問われれば、「ある」と自信をもって答えたいところです。しかし、情けないことに米国頼みが実情です。その米国の動きを見てみると、今年の年初にライアン・マッカーシー陸軍長官が具体的な配備場所には触れなかったものの、中国の脅威に対抗し、次世代の戦争に備えるために太平洋地域で新たな特別部隊を配備する計画を明ら��にしました。
 4月にはフィリップ・デービッドソンインド太平洋軍司令官が、沖縄から台湾、フィリピンを結ぶ、いわゆる第1列島線への部隊増強を国防総省に訴えていることが明らかになるなど、対中戦略の見直しを実行に移し始めています。
 特筆すべきは米太平洋空軍が、4月29日に行われた諸外国とのテレビ会談で台湾を加えたことです。この会議は中国周辺19カ国の空軍参謀総長や指揮官を集め、新型コロナウイルスの感染状況や対応について意見交換を行いました。
 台湾軍関係者は会議後のインタビューで、これまでも米国とのテレビ会議や軍事交流を実施してきたことを明らかにしています。これらの動きを見る限り、今のところ米国は中国に一歩も引かない構えであると言ってもよいでしょう。
 しかし、ここで強調しておくべきは、当たり前のことですが米国は日本を守るために戦うのではありません。あくまで「自国の国益のために戦う」のであって、自国を守るためであれば「平気で日本を見捨てる」ということです。
 仮に、今秋の大統領選で現職のドナルド・トランプ大統領が敗北すれば、方針が大転換されることは容易に予測できます。ゆえに、今後も対中戦略が維持される保障はありません。今回中国が攻勢に出てきたのも、米国の航空母艦が新型コロナによる感染症で航行不能に陥っていることと無縁ではないでしょう。
 そのためわが国は、いつ米国に見捨てられても大丈夫なよう、法令的にも物理的にも、迫りくる侵略に備えなければならないのです。
 それには憲法改正を含め、国策の大きな転換を図らなければなりませんが、わが国は民主主義国家であるため、それは国民世論の後押しがなければ不可能です。ゆえに、一人でも多くの国民に、わが国の危機的な状況を認識してもらう必要があります。
 例えば、海上保安庁の大型巡視船に各マスコミの記者を同乗させた上で、尖閣諸島や竹島、北方領土のほか国境離島の取材をさせて多くの国民に国境を意識させるという方法があります。日本国民に対してわが国の危機的状況を広く周知するだけでなく、日本の正当性と隣国の傍若無人な振る舞いを世界に向けてアピールすることにもつながり、検討してみる価値はあると思います。
 今の日本には、国民一人ひとりに領土問題や国防について考えるきっかけを与えていく地道な作業が必要です。しかし、それを日本を敵視する国が手をこまねいて待ってくれるはずもありません。地道な作業は続けていくとして、今すぐにでも実現可能なことも考え、実行するべきです。
 中でも一番効果的なのが、かつて自民党が選挙公約で掲げたにもかかわらず、いまだ実現に至っていない次の政策です。
・尖閣諸島への公務員常駐 ・漁業従事者向けの携帯電話基地局の設置 ・付近航行船舶のための、本格的な灯台および気象観測所の設置
 これらについて、日本国内で正面切って反対することは難しいでしょう。それに、憲法や法令を改正する必要もありません。さらには外交手段として、台湾に領有権の主張を取り下げてもらうことも検討すべきでしょう。実現はかなり難しいと思いますが、李登輝元総統がおっしゃっていたことを信じれば、漁業面で大幅に譲歩すれば可能性はゼロではありません。
 いずれにしても、中国が今回、侵略のレベルを一段上げてきた以上、わが国も悠長なことを言っておくわけにはいきません。それなのに、多くの国民はそのことを理解しておらず、マスコミの扇動に乗って騒ぐ一部の人たちに引きずられ、本来の国難から目をそらすように些末なことで大騒ぎしています。ただ、私たち国民の一人ひとりが声を上げることも大事ですが、最終的に対応するのは政府です。ゆえに、日本政府は中国関係で何かあったときのための体制を整えておくべきです。
 もしそれが難しいのであれば、政府は国民をより信頼し、正直に何もできない現状を伝えた上で、具体的な政策を説明して理解を求めるべきです。「国を守るためには、憲法をはじめとする法令を変えなければならない」と政府が持っている資料を使って説明すれば、普通の感覚を持った日本人であれば反対しません。今こそわが国は、政府国民が一体となってウイルス、そして中国の侵略にも立ち向かって行かねばならないのです。
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takahashicleaning · 3 years
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TEDにて
ナタリー・パネク: 地球を周回している宇宙ゴミを片付けましょう
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
私達の生活は、地球上にはないものに支えられています。それは、情報、娯楽、通信など多くのことに常に使われている人工衛星インフラです。しかし、地球軌道は無限にある訳ではありません。
私達の行動を大きく変えなければ、宇宙デブリの問題は悪化して行くだけでしょう。ナタリー・パネクは、私達が頼りとしている人工衛星の宇宙環境への影響を考えて欲しいと訴えます。
地球の軌道環境はとても美しく、人類の探索の出入り口でもあります。それをどう保つかは、私達次第なのです。
私たちの日常生活は、地上にはない世界に支えられています。この数日を振り返ってみて下さい。テレビを観ましたか?GPSは使いましたか?天気予報のチェックや食事はしましたか?
日常生活で私たちが、これら多くのことができるのは、直接的にも間接的にも人工衛星のお陰なのです。
私たちは、そんな衛星の恩恵を受けながら、それを当然の如く暮らしていますが、衛星に関心を持つことは重要なことです。なぜなら、衛星は、宇宙に長くその痕跡を残すからです。
世界中の人々は毎日人工衛星インフラに頼っています。
それには、インフォメーション。エンターテイメント、通信、農業や環境のモニタリング、インターネットの接続やナビゲーションなどが含まれます。人工衛星は、経済やエネルギー市場のオペレーションにも一役買っています。
毎日、私たちが頼みとしているこれらの衛星にも寿命があります。推進剤がなくなったり、故障し機能しなくなったものや寿命が来て自然と機能停止したものもあるかも知れません。それぞれの時点で衛星は、事実上、宇宙のゴミとなって、音速の何十倍の速さで地球周回軌道上に集積してしまいます。
小さな破片が、この速度になると物理法則により衝撃力がミサイル並の危険な破壊力になります。
これを想像してみて下さい。ある晴れた日。あなたは所用で高速道路を運転しています。お気に入りの曲を流し、開いた窓からは涼しい風が入って来て髪をなびかせています。いい気持ちですね。何もかもスムーズにいっています。その時、突然車の動きがギクシャクし止まります。
それも高速道路の真ん中で、さあ高速道路に車を置いて行く他ありません。幸運にも、車を路肩に寄せることができ、交通の邪魔にならないで済んだかもしれませんが、数時間前は、日常、欠かせない有用な機械だった車は、今や無用のただの鉄の塊と化し、重要な交通網には不要物となるだけです。
また、国際的な道路網に交通の邪魔でしかない故障した車が散在している状況を想像してみて下さい。または、車の衝突事故が起きて、至る所に散らばる残骸の無数の小さな破片が、新たな障害物となっているのを想像してみて下さい。
これが衛星業界の実情です。機能が停止した衛星は長期間に渡り、軌道から外れたままにしておくか一時凌ぎの手段として障害とならないよう移動させます。宇宙では、国際法などないので、通常、警察が後処理を行うような後片付けは義務づけられていません。
しかも、小さな破片が、音速の何十倍の速さになると物理法則により衝撃力がミサイル並の危険な破壊力になります。
世界初の人工衛星スプートニク1号は、1957年に打ち上げられました。その年、衛星打ち上げが試みられたのは、合計3回だけでしたが、その後、数十年間で数十ヶ国が何千基もの衛星を軌道に乗せてきました。その数はこれからも増えていくだけでしょう。900基以上からなる衛星群が打ち上げられる可能性があることを考えるとそう思わざるを得ません。
今では、衛星を様々な高度の軌道に使用目的に応じて乗せています。
その最も一般的な場所の1つは、地球表面の様子を撮るための地球低軌道で���。これは、高度約2千キロ上にあり、この軌道の衛星は、地球の大気に晒されているので軌道上で自然に劣化していき、最後には、恐らく数十年内に燃え尽きてしまいます。
衛星が送られるもう1つの場所は高度約3万5千キロの静止軌道です。この高度の静止衛星は、移動せず地球と共に自転して通信やテレビ放送などに使われています。このような高軌道の衛星は何世紀も残ります。また「墓場軌道」と名付けられた不気味なゴミ捨て場となった軌道があり、そこには寿命の尽きた衛星が他の衛星の邪魔にならないよう、一般の衛星軌道から移動されてきています。
1950年代から7千基程の衛星が打ち上げられて来ましたが、その内の千基ほどしか現在機能していません。機能していない人工衛星に加えて何十万ものビー玉サイズのデブリや何百万の剥げた塗料片が地球を周回しています。これらは宇宙ミッションだけでなく、私たちの生活に欠かすことの出来ない衛星にとっても重大な脅威です。
しかも、小さな破片が、音速の何十倍の速さになると物理法則により衝撃力がミサイル並の危険な破壊力になります。
真空なのでサビませんが、収益化できれば、宝の山が回っていることになります。この分野も新産業です。
宇宙デブリやゴミは、増々心配の種となっています。各国のそして国際的な努力で、新産業の技術水準を高め、これ以上デブリを増やさないよう制限しています。例えば、地球低軌道を回る衛星は、25年以内に軌道から外れるように製造されることが奨められています。それでも随分後の話です。
特に何年も機能していない衛星にとってはそうです。また機能しなくなった静止衛星を少しずつ移動して墓場軌道に持って行く必要があります。しかし、ガイドラインはどれも国際法で義務づけられたものではないので各国の機構を通して、試行されることになるでしょう。
また、これらは未来に目を据えた積極的なものではないし、既に、宇宙空間にあるデブリへの対応策でもありません。今後のデブリの産出を制限するために実施されているだけなのです。宇宙ゴミは誰の責任でもないというのが現状です。
これをエベレスト山の状況と比較すると面白いのは、人と環境との関わり方への新しいアプローチです。この山には有り難くもない名誉「標高が世界一高いゴミ捨て場」の名前が与えられてしまいました。人類初の世界最高峰の山頂到達が成功して数十年 登山者が残してきた何トンものゴミが問題視され始めました。
ニュースでもお聞きでしょうが、ネパール国は登山者を厳重に取り締り、罰則や法的義務をより厳密に適用しようとしています。その目的は、もちろん登山者が自分たちのゴミを片付けるよう促すためです。地元の非営利団体が持ち帰ったゴミを買い取るか、遠征隊が自主的に片付け隊を組織することになるかもしれません。
それでも多くの登山家たちは、自分たちで取り締まるべきだと感じています。これに簡単な答えはありません。自然を保護しようとする善意の努力でさえ、しばしば、問題にぶつかりますが、仕方がないというのではなく、私たちの生活の基盤である環境を守るためにはできることは何でもすべきです。
遠隔地エベレスト山のようにインフラが不十分な軌道環境では、廃棄物処理は難しい問題です。しかし、廃棄をエスカレートさせ、これ以上のゴミの山を作る訳には行きません。
宇宙で人工衛星の部品が壊れると修繕の可能性は限られており、それも費用もかかるというのが現実です。では、衛星の設計や製作方法を改良すればどうでしょう?衛星全て、どの国の衛星であろうと自ら軌道から外れる機能があることと再利用可能であることを標準として義務づけたらどうでしょう。
その場凌ぎとして邪魔にならないように動かす代わりに、耐性年数を過ぎた衛星の廃棄を義務づける国際法が実際にあったならどうでしょう。
または、企業に人工衛星を軌道に乗せるのに預り金を課すべきかも知れません。その金額が戻って来るのは、適切な衛星廃棄が終了した時か。充てがわれた量のデブリを片付けた時だというものです。
または、衛星は軌道からの逸脱を加速するテクノロジーを搭載すべきかも知れません。後から、ランデブーさせて自動でドッキングするようなテクノロジーの開発も必要です。
明るい兆候はあります。例えば、2014年に打ち上げられた英国のTechDemoSat-1には、小さな「錨」で衛星を軌道から外すテクノロジーが搭載してあります。これは小さいのでこの衛星にはうまくいきますが、より高度が高く、大きな軌道にある衛星やスクールバス程度の大きな衛星には、他の廃棄方法を選択する必要がありそうです。
高強度レーザーのようなものが使えるかもしれませんし、ちょっと考えると突飛なようですが、網や綱を使って引っ張ることもあり得るかもしれません(映画のスターウォーズみたいに宇宙船で押すことも含めて)
実に素晴らしいある可能性は、周回するレッカー車。または、宇宙整備士案です。この分野も新産業です。
想像してみて下さい。宇宙レッカー車みたいなものの人工知能ロボットアームが、衛星の故障した部分を修繕して使えるようにできたら どんなに素晴らしいでしょう。または、その同じ人工知能ロボットアームが、人工衛星の推進剤を補充できるとしたらどうでしょう?ちょうど私たちが自分の車にガソリンを入れるようにです。
人工知能ロボットが、整備や修理をすれば、地球を周回する人工衛星は何百年も機能し続けるかもしれません。この分野も新産業です。
ここから予想できることは、バリーシュワルツが言うように、労働の概念が変わり、地球に居ながら映画アバターのように!または、ゲームのように、自宅にいながら共同作業しつつ仕事をすることで高額な賃金が手に入る可能性も高い。
まだ誰も開拓していないので応用範囲は無限!
どのような廃棄選択案が出てこようと技術の問題だけではなく、複雑な宇宙法や政治の面でも体制を整えるべきなのは明らかです。要するに、持続可能な宇宙の使用法がまだ見つかっていないのです。この分野も新産業です。
私たちは、生活を快適に仕事を効率よくしようと探索し革新を起こしながら、宇宙探索において私たちは、文字通り地球の境界を越えて行っています。しかし、学びと革新の名目で限界を押し広げながらも環境に対する私たちの責任は、決して消え去ることはありません。
これもSDGsの一環です。
これもSDGsの一環です。
これもSDGsの一環です。
静止軌道や地球低軌道は疑いもなく混雑状態です。高速道路の真ん中で誰も故障した車を置き去りにはしないように、何も手を尽すことなく、故障したからといって新しい人工衛星を打ち上げ続けるわけにはいきません。
次に、携帯電話で天気予報を見たり、GPSを使ったりする時、それらを可能にしてくれる人工衛星技術のことやまた、衛星が地球を取り巻く環境にどんなにか大きな障害となっているかを考えて、それを軽減しなければならないというメッセージを広めて下さい。
地球の軌道は、素晴らしく美しい探索への出入り口です。それをどうクリーンに保つかは、私たち次第なのです。
ありがとうございました。
なお、ビックデータは教育や医療に限定してなら、多少は有効かもしれません。それ以外は、日本の場合、プライバシーの侵害です。
通信の秘匿性とプライバシーの侵害対策として、匿名化処理の強化と強力な暗号化は絶対必要です!
さらに、オープンデータは、特定のデータが、一切の著作権、特許などの制御メカニズムの制限なしで、全ての人が
望むように再利用・再配布できるような形で、商用・非商用問わず、二次利用の形で入手できるべきであるというもの。
主な種類では、地図、遺伝子、さまざまな化合物、数学の数式や自然科学の数式、医療のデータやバイオテクノロジー
サイエンスや生物などのテキスト以外の素材が考えられます。
情報技術の発展とインターネットで大企業の何十万、何百万単位から、facebook、Apple、Amazom、Google、Microsoftなどで数億単位で共同作業ができるようになりました。
現在、プラットフォーマー企業と呼ばれる法人は先進国の国家単位レベルに近づき欧米、日本、アジア、インドが協調すれば、中国の人口をも超越するかもしれません。
法人は潰れることを前提にした有限責任! 慈愛や基本的人権を根本とした社会システムの中の保護されなければならない小企業や個人レベルでは、違いますが・・・
最後に、マクロ経済学の大目標には、「長期的に生活水準を高め、今日のこども達がおじいさん達よりも良い暮らしを送れるようにする!!」という目標があります。
経済成長を「パーセント」という指数関数的な指標で数値化します。経験則的に毎年、経済成長2%くらいで巡航速度にて上昇すれば良いことがわかっています。
たった、経済成長2%のように見えますが、毎年、積み重ねるとムーアの法則みたいに膨大な量になって行きます。
また、経済学は、大前提としてある個人、法人モデルを扱う。それは、身勝手で自己中心的な欲望を満たしていく人間の部類としては最低クズというハードルの高い個人、法人。
たとえば、生産性、利益という欲だけを追求する人間。地球を救うという欲だけを追求する人間。利益と真逆なぐうたらしたい時間を最大化したいという欲を追求する人間。などの最低生活を保護、向上しつつお金の循環を通じて個人同士の相互作用も考えていく(また、憎しみの連鎖も解消する)
多様性はあるが、欲という側面では皆平等。つまり、利益以外からも解決策を見出しお金儲けだけの話だけではないのが経済学(カントの「永遠平和のために」思想も含めて個人のプライバシーも考慮)
<個人的なアイデア>
電気を作る熱力学のサイクルで熱効率は、ほぼ50%、45%~50%の効率まで高めることは可能ですが・・・
高温の物体から熱を受け取り、電気という「使えるエネルギー」に変換できる機械を一般的に「熱エンジン」と呼んでいる。
高温の物体から受け取った熱エネルギーのうち、どれだけ活用できたかという比率を「効率」と物理学では定義している。
この効率は、原理的に超えられない「カルノー効率」という上限があることが知られている。
カルノー効率が達成されると、効率は上がるが、同時に仕事率がゼロになる現象。
つまり、熱エンジンの効率を最大限に上げると出力がほぼゼロになることを意味しています。そして、効率100%は物理的に不可能ということです。
中世で試行錯誤が行われたことに終止符が示され、機械での永久機関は作れないことが、この現象から理解できます。エネルギー保存の法則からも理解できます。
他には、燃料の持つエネルギーをどれだけ動力として取り出すことができるか?これをエンジンの熱効率と定義しています。
2020年の段階で、ガソリンエンジンの熱効率は最高で40%前後あり、10年くらい前までは30%程度。低燃費の技術競争もあるけどカルノー効率から限界も見え始めています。
だから、ガソリン自動車から電気自動車へ世界中の法人が開発を加速して切り替えている潮流があります。
2020年後半くらいから様々な占いで出てきてた時代の変わり目。
それが、西洋占星術で具体的に「風」の時代という形で出てきました。
私が、感じとってたインスピレーションは、たぶんこれかな?
兆しは、世界的な金融ビックバンの1970年代、IT革命のミレニアムの前から出ていたけど。
これは、これまでの約200年間。物質やリアリティの影響力優位「土」の属性の時代から、量子コンピューター、ビットやインターネットなどといった物質ではないものに影響力が増していく「風」の属性の時代に。
そして、本格的に軌道にのっていく属性は、今後200年程続くことになるのです(2020年12月22日から、2100年当たりをピークに少しずつ衰退していく2220年まで)
直前に!
Appleも何かを感じてたのか?Appleシリコン搭載Macの方は、「Mシリーズ」チップに移行してるし、符号してる。
Googleは、量子超越性を達成してきてるし、Facebookも脳波を読み取る機械の開発を発表してますし、符号してる。
イーロンマスクもブレイン・マシン・インターフェース(Brain-machine Interface : BMI)を具体的に発表。これも、符号してる。
ここから予想できることは、バリーシュワルツが言うように、労働の概念が変わり、地球に居ながら映画アバターのように!その惑星にある資源を使い。
月や火星、土星や衛星などに無人ロボット部品を送り、ゲームのように自宅にいながら共同作業しつつ仕事をすることで高額な賃金が手に入る可能性も高い。
火星や土星や衛星に関しては、有人宇宙船内を無重力工場にして惑星移動期間に3Dプリンター製造、組立を効率的に行うことが実現すれば良いが無人ならベスト。
光速で惑星間通信できるようになったとしても、火星や土星や衛星への通信は、地球からでもリアルタイムで遅延が起きるため、月面のみ、この可能性が開けます!
無重力でもあるため、洞窟に工場を建築して人間の暮らせる環境を作り出すこともできそうです。可能性は無限!この領域に限界はありません!国家や行政府の範囲外なので極端な自由もあります。命の保障はないけど!
このアイデアは、今後数十年、人間の限界を遥かに超える新産業なのでプラスサムになり、地球環境は汚染されず資源エネルギー問題も起こりません。
さらに
経済学者で、ケンブリッジ大学名誉教授のパーサ•ダスグプタが、イギリス政府に提出した報告書の中に登場。
経済学を学ぶと、登場する資本や労働などの生産要素の投入量と算出量の関係を示す生産関数があります。
こうした関数は、様々な前提条件に基づきますが、経済学者は、収穫逓減の法則と言うものをよく知っています。
このような人工的な生産関数とは、他に天然由来の生産関数。
つまり、自然から収穫できる生産関数を導き出し、地球全体の生産関数というエコシステムを数値化することでバランスをコントロールできるかもしれないというアイデア。
ここでは、自然資本と呼びます。
自然資本を加味すれば現在の経済成長ペースがどこまで持続可能かを分析することもできます。
人間は、国内総生産GDPを生み出すため、自然から資源を取り出して使い、不要になったものを廃棄物として自然に戻す。
もし、自然が自律回復できなくなるほど、資源が使われて、廃棄されれば、自然資本の蓄積は減少し、それに伴い貴重な生態系サービスの流れも減っていくことになります。
さらに、教授は、経済学者も経済成長には限界があることを認識すべきだと説いています。地球の限りある恵みを効率的に活用しても、それには上限があります。
したがって、持続可能な最高レベルの国内総生産GDPと言う臨界点の水準も存在するということが視野に入るようにもなります。これは、まだ現時点では誰にもわかりませんので解明が必要です。
なお、地球1個分は、ずいぶん昔に超えています。
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iikanjiii · 3 years
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本日のお悩みは、40歳の独身女性から。それなりに恋愛をしてきて、今はフリー。友だちにも恵まれ、仕事も充実している。自分はひとりの時間が必要なタイプなのでこれでよいと思いつつ、今後歳を重ねていくことを考えると、孤独感が増していきそうで不安……。彼女の悩みを、フェル先生は「40歳の壁」だと言い切ります。 ※「フェル先生のさわやか人生相談」では、フェル先生に相談したい質問を募集しています。辛辣な回答も受け入れられる勇気のある方、フェル先生に叱咤激励されたい方は、専用フォーム(匿名可)からご応募ください。 50代60代と年を重ねていくことを考えると……。 今年40歳になった独身女です。出来るだけ簡潔に書きたかったのですが、長くなってしまいました。もし良かったら、読んでいただけると幸いです。 私の悩みは、孤独感です。 現在、恋人はいません。未婚です。容姿は悪い方ではなく(最近は少し中年太りになってきてしまいましたが)、これまでに十指に余る程の男性と関係を持ちました。数年間きちんと付き合ったり、同棲していた男性もいました。不倫の経験もありますが、不毛な関係に嫌気が差し、一年程で自分から別れました。 数は少ないですが、10年20年以上の仲になる女友達、男友達(肉体関係なし)もいます。30代以降は仕事や家庭のことで皆忙しく、頻繁に会うのは難しいのが残念ではありますが、たまに食事をしたり、共通の趣味を一緒に楽しんだりしています。 勤め先は大手の外資系企業で、年齢や人種、バックグラウンド等、多種多様な人間が属しています。能力主義なので評価が厳しくはありますが、やり甲斐がありますし、福利厚生もしっかりしています。仕事の後に飲みに行ったり、一緒に旅行に行ったりする仲間もいて、人間関係にも恵まれています。 ただ私は、他人と一緒にいるのは楽しいと思う反面、ひとりで静かに過ごす時間が必要なのです。特に仕事では顧客を含めて多くの人と顔を合わせる必要があり、休みの日はひとりで引き籠るようにして神経を鎮めないと、ストレスが溜まります。もしかするとHSPの傾向があるのかもしれません。 自分は他人に対して興味がなく、愛着が持てないのではないか、と感じています。よく考えると子供の頃からなのですが、良くも悪くも、ひとりでいてもそんなに寂しいと思うことがありません。家族に対しても同じです。誰といても心のどこかで「ひとりになりたい」と思ってしまいます。友人達は私のそういう部分を理解してくれているので有難いですが、なんとなく自分と他人の間には見えない壁があるような感じがします。好きになった男性と「結婚したい」と思うこともありましたが、子供は欲しくないし、ずっと添い遂げる自信がなくて踏み切ることが出来ませんでした。そして自分から別れを告げてしまうことの繰り返し。そうしている内に、ひとりのまま40歳を迎えることとなってしまいました。 「それなら、無理せずひとりで生きていけばいいのでは?」と思われるでしょうし、自分でもそうする他ないと、半ば諦めています。ただ、今はまだ何とかやっていけるのですが、今後50代60代と年を重ねていくと、どんどん孤独感が増しそうで不安です。生きていくのが嫌になるような鬱状態ではないのですが、このままで良いのかな、という気持ちを抱えたままでいるのが、つらいです。先程「寂しいと思うことはありません」と書きましたが、本当は寂しいと思っているのに、何らかの原因でそう感じないようになってしまったのかもしれません。 心療内科やセラピーに通ったりもしてみましたが、あまり良い先生と巡り合うことが出来ませんでした。こちらの話を聞いてくれるのは多少のストレス解消になるのですが、ただそれだけ、という感じ。当たり障りの無いことを言われるだけだし、結局は自分でどうにかするしかないんだな、と諦めました。 ここまで書いて、何を求めて相談をするのか自分でもよくわからなくなってきました。ただ気持ちを吐き出したかっただけなのかもしれません。ここまで読んでくださっているかどうか自信はありませんが、もしそうだとしたら貴重なお時間を割いていただき、ありがとうございました。 (40歳、女性、IT技術者) A.今回は40歳の独身女性からのご相談です。 40歳。女性にはズシンと重く来る年齢ですよね。「節目」とでも言いましょういか、いきなりバサっと白髪が増える訳でも、ランのタイムが急激に遅くなってしまう訳でもないのに、世間の見る目は明らかに変わって来る。そしてそれ以上に、自分の心持ちが「ついに40歳になってしまった……」と重苦しくなって来る。いまどき「まだ結婚しないの?」とか、「子供は作らなくて平気なの?」と聞いてくる無神経な阿呆はいないでしょうが、それでも世間には何とも形容詞しがたい“無言の圧力”が、令和の時代に至っても明確に存在する。 あなたは多様性を認める大手の外資系企業に勤務し、忙しいながらも充実した日々を過ごしている。数は少ないけれども、気の合う仲間がいて友人関係にも恵まれている。男性経験は「十指に余る程」とのことですから、十数人というところでしょうか。20歳からセックスを始めて、単純計算で新規開拓が2年弱で一人のペース。普通より“やや多め”、というところでしょうか(“普通”ってなんだ、という話なのですが……)。 うんとざっくりまとめてしまうと、あなたは人も羨む「リア充」の女性です。そう。自覚してくださいね。あなたは人も羨むリア充なんです。 エリートが揃う充実した職場。恵まれた人間関係。ですが一方で、あなたは孤独を愛する人間でもある。「ひとりで静かに過ごす時間が必要」で、「休みの日はひとりで引き籠るようにして神経を鎮めないと、ストレスが溜ま」ってしまうと言う。もしかして自分はHSP(Highly Sensitive Person:感受性が極めて強く、敏感な気質もった人:気質であり、病気や障害ではない)なのではないかと自己診断されておられます。うーん、どうなんでしょうね。変な横文字を安易に引っ張り出さない方が良いと思いますよ。何かの言葉を出すと、その言葉に引っ張られてしまいますからね。「きめこまやかな性格の、少しだけ傷つきやすい40歳女子」程度が妥当なところじゃないですか。 「ひとりでいてもそんなに寂しいと思うことが」殆ど無い。それどころか、「誰といても心のどこかで『ひとりになりたい』と思ってしま」う。それじゃこれからも快適に心安らかに一人で来ていけばええやんけ、という話なのですが、一方で「今後50代60代と年を重ねていくと、どんどん孤独感が増しそうで不安です」という漠たる不安感もある。 このままでは将来的に孤独に苛まれてしまうのではないか、病気のときは、怪我のときはどうするのか。孤独死なんてイヤですものね。アレ? ○○さんが無断欠勤なんて珍しいね……と職場の仲間が部屋を訪ねてみたら、ベッドの中で死んでいた、なんてことになったら最悪です。夏場だったらバリバリの腐乱死体です。友人が所有する賃貸マンションで、一度孤独死が出たのですが、あれはマジで酷いです(不動産事故情報サイトの“大島てる”にも、「死体発見」と住所から部屋番号まで表示されています)。 それでは将来に対する保険として、孤独を捨てて結婚するのか。それも何だか変な話です。そもそもそう都合よく、保険男が現れる筈もありません。 文末に「何を求めて相談をするのか自分でもよくわからなくなってきました」と書かれていますが、あなたのお悩みは非常にシンプルです。それは「40歳の未婚女性が、ほぼ例外なく陥る“40歳の壁”」なんです。 先に書いたように、40歳になると世間の見る目が変わる。仕事の責任も一気に増してくる。あなたはハナから子供に興味が無いと言うが、ひとりの女性として、出産を経験せずに人生が終わってしまうのかという寂しさもある。両親の事も気になる。仲が良かった男友達の優劣がハッキリ見えてくる。細かいところだと、ブラジャーを脱いだ跡がなかなか消えなくなってくる……。 そんな不安要素の棚卸し時期が40歳なんです。結婚していても、40歳の壁は現れるのですが、未婚であれば尚の事です。ではこの壁を、どうやって乗り越えれば良いのか。 不安要素をひとつひとつ書き出して、整理してみて下さい。何があなたを不安にしているのか。あなたは何を恐れているのか。じっくり時間をかけて、丁寧に整理してみて下さい。そして、それらの要素を予防する方法を、ひとつひとつ検証してみて下さい。“漠たる不安”を“明確な不安”に変化させるのです。 不安様相が明確になれば、対処の方法はいくらでもある。個人年金に入るも良し、不動産を購入するも良し、保険に加入は……あまりお勧めしませんね。保険は最低の金融商品ですから。 そして彼氏問題。孤独が好きなのは分かりますが、やっぱり彼氏はいたほうが良い。仲のいい男友達も大切ですが、恋人との一時はまた別のものでしょう。セックスだってしたいですしね。 この週末に、じっくり時間を掛けて「不安要素の棚卸し」をしてみて下さい。それだけでウンと心が軽くなると思いますよ。 あとはアレです。あまり後先の事を考えずに、これという男が現れたらアタックしちゃいましょう。
40歳独身。ひとりでいたいけど、今後の孤独が不安【404回】|フェル先生のさわやか人生相談|フェルディナント・ヤマグチ|cakes(ケイクス)
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azure358 · 4 years
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--深海人形-- …強く生きるのだ……(※いのり)
…頭御花畑で良い子気取りの日和見主義者が、社会と他人の心を破壊して行く。
※…Twitterの自アカウントより引用(※…一部、修正、若しくは、改変)。
※…呪術本誌ネタバレ注意(※他色々過激ネタ注意)。
[[MORE]]
…すみッコのひとで?は、スタフィー王子のパクり(※確信)。
…レディーファーストの精神やぞ() >https://twitter.com/tutitoabura/status/1302341111835287552
…ひとで?をスタフィー王子のパクりww呼ばわりしない、すみっコ達は民度高い(…他方、ワイ等は花札屋敵に回すんかwwみたいにゲラゲラ笑いながらパクり認定する)。
…だが、当のスタフィー王子は、カービィのパクリ呼ばわりされるのであった(※〜終了〜)。
…自演説vs個人攻撃説、…ファイ!(※カーン!) >某Vtuberと某絵師さんと永遠の14歳問題
…嶺厳は今のアラサー若造より年上(の筈)なんだよな(※…もう、ショタキャラとは言わせないと言う強い意志)。
…更に、コーディーと基地ガイが、『初代FFで活躍した頃〜IV(90年代前半)』は、アラサー達、未だリアル幼乳児〜幼稚園児だしな(…池沼か其れ気味には、そこら辺の情緒が分からないようですね)。
…何でも、舞台を現代の時代に合わせようとする奴は、脳が死んでる(…実際、オメガバ、現パロ勢見たいなテンプレ設定が無いと死ぬ奴は脳が死んでる)。
…『紫電改343(※イブニング連載)』とな?(※何か見ゆ)
…カーハンの店主マホやん、あざと可愛いから見て(…特に塾クラ)。
…花札屋とミヤレ作品は、見事に商売の方向性が真逆だのぉ(…花札屋→子供向け、新規層の獲得を最重要視、ジャンルとキャラとゲーム性の多様性が武器、自社コンテンツとキャラとユーザー層を皆平等に扱い、とても大事にする)。
…ミヤレは、花札屋とは全部方向性が真逆、確かに、此れでは、衰退するだけ(…各種外伝は多少違うけど)。
…アイクの算数遊び(※ゴリラグズ)。
…トキ兄さんに本当に必要だったのは、剛でも柔でも無く、第三の選択肢だったのでは無いか?…其う、絵筆かペンによる言論!(※拳法無関係)。
…シャドバのプロゲーマーは、プロレスラーだった……?(※真顔)
…芋虫もだけど、ザリガニも昆虫も、ちゃんと加熱して食おうな(※特にザリガニとかは)?
…『呪術凱旋(…の追加分)』で、高専勢に昆虫食を仕切に勧めるコーディーを描くつもりです(…頭にウジ湧いてる白人扱いされる迄がセット)。
…ストシリーズ公式は、極力(※昆虫食みたいなデリケートな食い物の話題に)、触れない様にしてるけど、昔のストIIパロディ四コマで、リュウさんに対して中華蜘蛛料理を「…召し上がれ!(※はぁと)」…みたいに差し出して来て、リュウさんに嫌がらせする(※暫定)春さんみたいなのはあった(※懐)。
…極道と政治家は、元々、縁が深いからな(参考:卒業後の塾生)。
…花札屋はインテリ極道なので、現役政治家に此れ以上擦り寄って来られると、流石に世間の評価と今後のシノギに影響するので、止む無く石破を『利用規約違反(と言う名の保身行為)』により 弾いた(…正に、仁義無き経営)。
…『呪術アンチスレ7』に『ファイナル ファイト』と言う単語が、拙作か?(※自意識過剰)
…ついでに、同じジャンプの『アグラ(別名汚いアストラ)』に、『ファイナルファイトのコーディーと基地ガイもどき(其う言うパロディなイメージだけ)』が出てたな(…作者おっさんなんか?)。
…サークライは、ちゃんと、まともに面白いゲーム程率先してやり込んで、其処から学んでいると思うんですがね(…ゲーム製作の肝心を)。
…人間性と作品の質が、低レベルで低俗なうちの子厨と自称:マイナージャンル推しオタク見てると、此う言う人達は、各ジャンルの公式に反発し始め、其の上、各々の同人界隈からも叩き出され、爪弾き者だから、本人達的には、此処で満足するしかないから仕方無くだろうなぁ……(…等と思えてならない)。
…世にある殆どのマイナージャンルは、公式が滅多に動かない、及び死んでるか仮死状態の所ばかりなので、其の発言力等は、自分達ジャンル住人の都合で無視出来る程弱かったり、如何でも良かったりする。…結果、各ジャンルから爪弾きにされたロクデナシとかならず者が集い易い(経験則)。
…更に、追い討ちを掛ける様に、其処にすら居られない場合は、うちの子厨か一次創作厨になるしか道が無い。…思ったより、オタクサバイバルは過酷だったりする(…だが、それでこそオタク)。
…嫁推しを守る所か、平気で盾にするケチオタク共は、極力コンテンツに金掛けたく無いのもあって、其奴等、フリゲだの基本無料系に入りたびるから、なるべく、御金を払う事で、公式が維持・改良してくれるコンテンツに全力で嵌った方が良い(人生訓)。
…一次創作民、うちの子厨は、大半が、人間性が未熟だし浅い。付き合いたく無い(※直球)。
…ガレッガ、EVACシュー等の、ゲームの敷居が凄く高いか、基本的に、相当の玄人しか生き残れない所は例外だね(…逆に言えば、敷居の低い所、素人でもバシバシ出来る所が此れに該当する)。
…同担と創作競争したい女なので、私の同担は私以上に勉強し、切磋琢磨しろ(←…いっそ、殺した方が早い)。
…一度、データ圧縮呪霊か呪具使って、圧縮してから(ry ※マジレス)>五条先生を封印し��れない獄門彊
…此処迄しっかりした伏線貼れるなんて、単眼猫先生、凄い才能だよなぁ〜〜!!!!(※…思わず、感動)
…『呪術のアンチスレ』ですら、ナナミンの死に対して、展開を皆でリンチするが如く叩いたり、作者に抗議したり、何故殺たし!…って喚いたりしない辺り、本当に、読者皆(私も含めて ショックだったんだなって(…多分単眼猫は、上記の他にも、頭無惨様みたいに味方と身内を殺す天才的な才能があると思う)、
…鋼柱達に又、会えるよ……(※…FE紋章のCM並感)。
…呪術凱旋DEATHTINY、地獄そのものと言うべき絆の中で戦う(※…元ネタ:FE覚醒CM)。
…とあるページで、『窓付きは現実世界に置いて、マサダ先生とは、性的な関係性があるのだろう(下衆の勘繰り)』…と言う文を見た時、字面からして、シュール過ぎて、思わず、笑った(鬼畜)。
…次死ぬのは、脹相お兄ちゃんか……(※…本当に残りの弟達とは会えるのか……??)。
…テレサ王「…デスルーラ厨対策だぞ!(正にいけず)」
…真人より非道いのは、此の人類の歴史上に、掃いて捨てても捨て切れぬくらい幾らでも居る(※…先ず、世界史を勉強しろ)。
…鴻元くん、作中での一人称は俺なんだけど、七牙終わった後にしてる『九九斉唱授業』の時のモノローグ吹き出しの中では、一人称が私なんだよね…本当は、あっちが、『本来の一人称』なのかな?(…だとしたら、細かいね……)。
…ジャンルと嫁推しが多様過ぎて、もう訳が分からない女(無様)。
…延々とウェイン兄弟の様な男を、愛でたい(※欲望)。
…昔読んだ、編入生組vsFS(ラスボスがオリキャラ 話の男塾小説、本当に良かった(…今は何処にも無い)。
…現実は非情である(※結論)。>九相図兄弟の今後(※…特に、残り六人の出番と人権)。
…九相図推しは震えるしか無いな?!!?(実際震えてる)
…単眼猫を許すな!(すんなりアンチ化)。
…今の呪術は、FE聖戦で言ったら、『光と闇と』くらいだよね?(…話の進み方からして)。
…男塾塾生の日常を描いた『メシアニック・スマイルズ〜Flappings of Caladrius.』、『紅空(〜Bc.)』の続編と並行して描こうと思います(※…ゴシック調で落ち着いた雰囲気にするつもり)。
…『メシアニック・スマイルズ』って言う題名は、意外性があって良い(※自画自賛 ※呪術の方で使えばもっと自然かもしれないが)。
…新都社出身の精鋭、タツキ先生もアレだし、頭可笑過ぎるでしょ……(※最大級の賞賛) > https://twitter.com/345_neet/status/1303263833176158210
…此処迄、ド直球に、世の文字描き達(絵描きとの兼業を一番に)を敵に回す阿保初めて見たわ(…ほな、死にますぅ?)。>漫画で描くより早くて、手間が掛からないからと、小説で代替するな。漫画描け。…其んな小説は描くだけ無駄だとほざいた莫迦へ
…こいつ様「…塾生の日常を描いた男塾小説描くで!…題名は、他に良いのが思い付かないし、兎に角、意外性重視で『メシアニック・スマイルズ〜Flappings of Caladrius.』な!(※救世の福音)」
Q.…何故、幾つも並行して執筆するのですか?(※…一つに専念したら?)
A.…え?…其方の方が、出来上がりが早いじゃん?(※数も多く描けるし?)
…何でパヨクって、直接関係無い事迄持ち出してつるの叩くんだよww虐めかよww(…良い加減にしろ莫迦共)。
…『人間から生まれた呪いだから』って、無理にでも、人間らしくあろうとするとかアホちゃうか。全部自分らしくでええ。…其れが、拙作でのスタンス(※軽率)。
…伊達外伝の紅孩児君か〜〜!!…罦傑より良い子だし、御人形さん(か人型生体機械)路線(…又、或いは、空母か水上機母艦かみたいな)も同じだから、…やっぱり、紅孩児君は、彼奴の完全上位互換やわ(…其れくらい、普通に改良型)。
…推しCPの片方が死んで、『死別』だなんて、よくある話やろ(…戦闘狂か修羅の世界観)。
…食事より睡眠に金と労力掛けた方が良いよ。…よっぽど、ジャンクフード三昧じゃ無ければの話ですけど(※老婆心)。
…先ず、食事に金掛ける風潮は感心しない。…最悪、先祖を見習って、肉抜きで粗食してれば良いからね(※日本人の場合)。
…ショーペンハウアー先生は、『…(※前略)養育者、教育者として女性がまさに適しているのは、女性自身が子供っぽくて、愚かで、浅墓で、一生大きな子供だからである。』と言って居たな。…世の中の基地外腐豚見てると、実に、其う思う()。
…ニーチェの女論は、ショーペンハウアー先生のモノより遥かにマシだよ(※同じ穴の貉だって? ※御前が其う思うんなら其うなんじゃねぇの? ※挑発)。
…体がデカイだけのメスガキは、滅茶苦茶リアルで存在する!!!!(※死んだ目)。
…母親、あの女には流石に勝てんわ。あばよ(※負け惜しみ)。
…トキ兄さんは、『バケモノ』だった……?(※…初めから人外だった……?)。
…確かに、結婚した従姉妹達には、基本問題性しか無い奴しか居なかったわ(※…下手したら、池沼スレスレレベルのも居たわ ※真顔)。
…カードダス、罦傑より鴻元の方が力量高いんだね(…意外! …因みに、罦傑:450 鴻元:550 おまけ・嶺厳:580 泊鳳:470)。
…罦傑の方が、幅広く、コキ使える(…割と出来る事は多い から、如何やらワイは勘違いして居た様だ(此れじゃ益々空母やな)。
…天津風と秋津洲、確かに擬装と大艇ちゃん抜きでは、パッと見では分からないかも!(※結構色々似せて過ぎ)。
…罦傑は(※蛇が本体なので)、本体矢鱈弱い説(※よくある説)。
…頭無惨様「…何処がだ(切実)。」>全体の0.1%くらいは異常者いるのが健全な社会なんだろう。 >https://twitter.com/nekokumicho/status/1304071915057762311
…こいつ様節操無さ過ぎですよね(※自虐ネタ)。
…トキ兄さんは異常者(※確信)。
…ケンとか言う、モヒカン狩りの異常者ww(※頭無惨様並感)。
…修行がww足りないww(…待てよ?素で此んな事が出来るオタクの方が普通に異常なのでは? ※マジレス)>https://twitter.com/dsatouarai/status/1304311079825145856
…ワイだったら、其んな基地外ストーカー怖過ぎ嫌過ぎるし、先ず褒められるとか別に如何でも良いし、マシュマロ外すわ(※…此う言う人も居ます)。…ああ言う、基地外ストーカーを異常に思わない方が如何かしてる(※…承認要求は、人生を簡単に破滅させる)。 >世界の片隅にあるマシュマロで、ほぼ日ペース、しかも、長文で、推し作者に、愛を伝え続けたケダモノ
…自分で、安倍ちゃんの嫌いな所語れば分かるよ☆(…つーか、人の親で足りてない奴多過ぎかよ……)>憎悪に至った経緯
…なので、モリキングでは、ハードボイルド極道になってんだよね(…しかも、ちゃんと男)。>オオムラサキ
…黒壌くん(とあるGの擬人化)も其うだけど、何と言うナイス擬人化……流石、青春兵器NO,1の作者だ……(称賛)。
…其れと比べると、現パロ腐は方向性が逆だよね(※…なので、あの人、現パロ厨腐みたいな趣向の学者やなって思う)。>…フィクション作家は、何故『現代逃避』モノを愛するのか? >https://twitter.com/macchiMC72/status/1304596889354907653
【※…以下、J本誌ネタバレ注意】
…ナナミンェ……拙作でも、なるべく美味しい所あげてたのにね……(…本当、呪術円満終了と打ち切りの中間位置路線に入ってんな 本当の地獄はこれからだ…… 某野菜王族並感
…ナナミン推し達、強く生きるのだ(※応援)!
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arororo44 · 6 years
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200題(カメリア)
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めちゃくちゃ暇な人向け。
●キャラについて語る200題
01:身長/体重   157cm/45kg
02:字のうまさ   文字が小さくて丸っこい字。よく綴りは間違えている。
03:絵のうまさ   自称うさぎが変なクリーチャーに見えるくらいには絵心はない。
04:歌のうまさ   音痴ではなさそうだけど自分の歌声を聞かれるのは若干恥ずかしい。   昼間はお客さんが��ない時には鼻歌とか歌を歌っているかも。
05:視力   視力はいい。特に夜目が効く。
06:香り   花に囲まれているし、フローラルな香り。
07:声質   ちょっと高めの可愛い声?CV当てていただいたので   三森すずこさんの役とか歌聞いた感じの私の感想なんですけど。   ラブライブの海未ちゃんくらいしかまともに聞いたことがないのですが、   どちらかというと三森すずこさんの元気な女の子役のイメージなのかも?
08:髪質   やわらかくて細かい、プラチナブロンドの髪。毛先に行くにつれてゆるくウェーブがかっている。
09:美人(美形)度   顏が良いプロバンス兄弟の一人なので整っているのかなと。   昼の方が美人には見える…。
10:プライド   結構一度決めたら貫くタイプなので高い。
11:ハマっていること   枯れてしまった花でドライフラワーを作ること、商品に出せない花を押し花にしてしおりを作ること。出来は微妙。
12:チャームポイント   おくち(・ω・)
13:甘党辛党   甘党。
14:自己紹介の内容   昼「カメリア・プロバンスと申します。兄と弟と一緒に花屋をやっています。よろしければお越しください^^」   夜「グッドイーブニング!皆ご存知の怪盗ブーケ参上~!!今日もこの花と引き換えにお宝を取り戻すからよろしくね!」 
15:最近の悩み   クロワッサン頭のケーサツちゃんによく怪盗活動を邪魔される。当たり前だ…
16:嘘の内容と上手下手   嘘も欺くのも平気、むしろ武器かな…怪盗だしね(?)   本音はあまり見せない。
17:給料(小遣い)の額   自営業どうなんだろ?お兄ちゃんが生活費とは別に少額でもきちんと分配してそうだけど…。
18:特技   瞬間鍵開け。ろくでもねぇ…
19:寝相   よ、横向き? 夜活動した後疲れてるときはうつぶせに突っ伏してそうでもある(笑)
20:最長不眠時間   24時間が限度。お肌にもきっとよろしくない
21:平均睡眠時間   普通に疑問だけどあの世界皆寝てるの???   怪盗やっているのは毎日ではないと思っているので何もない日は7時間くらいは寝ているのではと   思っているのだけど。警察側はそうもいかないのかなと…大変そうだ(小並感)
22:パジャマ   シンプルなネグリジェ、生地は薄い。
23:鞄の中身   昼:持っていない。   夜:脱出用小道具、鍵開け用のピックとかは隠し持っている。
24:いつも身につけているもの   花の髪留め
25:休日の過ごし方   兄弟で買い出しとかちょっとしたお出かけしていたらいいなぁ。   買い出しの途中でたまにトレモロとかでお昼してたら私は幸せ。
26:毎日の習慣   花に水やり、そして毎日どこかでへまをする。
27:集めているものと所持数   リボン。花束用に使うリボンとかの余ったやつを集めている。
28:心から気を許している人   うーん…家族以外はいないかなぁ
29:会ったことがないけど気が合いそうな人   フォロワーかよ…笑
30:本気で嫌っている人   お金を持っているだけでただ威張っている人たち。権力をかざして弱者を虐げる人たち。
31:警戒する人への態度   基本的に普段通りに接するけど   隙を見せないようにしたり、その場にいたら見失わないように視界の端で追ったりはしそう。
32:尊敬する人   幼少期に読んだ絵本の主人公の怪盗
33:客観的に見た性格   昼:落ち着いてて穏やかそう   夜:子供っぽい(笑)
34:他人に持たれている印象   ローカルアイドルっぽい
35:プレゼントしそうなもの   無難にブーケか押し花のしおり…後は大穴で手料理。   36:貰うと喜ぶもの   何でも喜ぶけど、花束かな。
37:お礼を言うときの言葉と態度   昼「まぁ、ありがとうございます!」ってニコニコしながら嬉しそうに   夜「気が利くわねサンキュー!」って軽く言ったり    「あ、ありがとう…」って少し恥ずかしそうに言ったり
38:謝り方   昼「きゃっ!ごめんなさい!私ったらまたやっちゃった…」って申し訳なさそうに   夜「今日も私の勝利みたいね!ごめんね~!!」多分思ってない
39:足の速さ   夜は速い。身体が軽いのか、軽やかにちょこまかとぴょんぴょん飛び回るイメージ。
40:勘の良さ   鈍い。特に自分の事になると。
41:器用さ   怪盗関連のあれこれ以外は基本的に不器用。
42:礼儀正しさ   花屋店員やっているときはそれなりに。
43:涙もろさ/泣く頻度   幼少期とかは弟と兄弟喧嘩したときに泣いてそうだけど   両親が亡くなってからはあまり泣いてないです。
44:大人度/子供度   大人になろうとしてるけどまだ子供
45:オシャレ度   こだわりはなくあまり気にしてない。服は箪笥に入ってた母の昔の服を主に使っている。   でもひそかにコレットちゃんのお店は憧れ…
46:ロマンチスト度   奪還屋みたいな怪盗やっている時点で結構高いのでは?
47:負けず嫌い度   高い。ムキになるし負けるとめちゃくちゃ悔しがる。
48:子供好き度   子供は好き、ただ純粋すぎてあまり自分からは接しない。
49:他人の外見を気にする度   あまり気にしない。本人が好きなものを着ればいいと思う。
50:ツンデレ度   ちょっと夜はっぽい…
51:知名度   怪盗ブーケをよろしくね☆!!!
52:気持ちが顔に出る度   夜は結構表情豊か。嫌そうな顔とかすぐしちゃう(笑)
53:ボケ度ツッコミ度   昼:ボケ   夜:ツッコミ
54:ワガママ度   口には出さないけどそれなりに…?
55:友人が愚痴ってきたら   友人いない疑惑が私の中で高く…
56:旅行するなら   プロバンス(フランス)のラベンダー畑
57:疲れたときは   何も考えず咲いてる花をぼーっと眺める
58:他人にされると嫌なこと   身近な人が悪く言われてるのは好きじゃない。   あと、咲いてる花を踏んでいく人たち
59:恐れていること(もの、人)   捕まること
60:言われ慣れていること   「また?」(やらかした時)   「出たな怪盗ブーケ!」(出くわした時)  
61:無人島に三つ持って行くなら   瓶とペンとメモ帳   無人島に咲いているかもしれない花と植物をできるだけ記録して死ぬ。
62:秘密の数と内容   秘密♡
63:実現不可能な願い   殺人のない世の中になること   弱者が虐げられず、皆平等に生きられる世の中になること。
64:神や悪魔の存在について   いないと思っている。いたら両親だって生きているはずだから。
65:幽霊の存在について   信じていないけど、未練を残して死んだら化けて出そうとかは言いそう。
66:虫嫌い度   花屋なので好きではないにしてもまぁまぁ平気。G以外は…
67:好きな時間帯   花が咲いている昼間  
68:現在までの経歴   あまりにもふわっとしか考えてないためわからなくて…   学校とか行ってたのか微妙で?行けた?   とりあえず名護さん設定でカメリア4歳の時に両親が何者かに殺されて   亡くなっている事だけ(事故死って兄に言われてるけど)   15前後から花屋の手伝いやってるんじゃないかな(適当)
69:幼少時代   どちらかというと今の夜姿が近く、結構元気で物怖じせずやんちゃ。
70:二年前   きっと花屋にいる
71:黙っているときの雰囲気   美人
72:トラウマやコンプレックス   コンプレックスは昼間が無能なこと  
73:暑がり寒がり   暑がり
74:目と髪の色   目は赤。髪色は兄弟お揃いのプラチナブロンド。
75:似合わない服   カッコイイ服…とか男らしい服?スーツは似合わなそう。   でも遊びでヴォルフラムさんの女装の対で男装とかはさせてみたいね!
76:怪我する頻度と原因   昼間に何もないところでつまずいて転ぶなどのくだらない理由で小さい怪我はしてそう。    77:スタイル/体つき   良い。細身でグラビア体型
78:服の選び方   母のおさがりなので、流行り要素などはなさそう…
79:喧嘩を売られたら   基本スルー。無用なことにはかかわらない。でも、しつこいと買っちゃう。
80:将来の子供の数   男の子2人女の子1人欲しいという…願望だけなら・・・
81:何歳まで生きそうか   なんとなく両親が死んだ年齢よりは長生きしたいとは思っている。
82:機械操作   アナログ人間なもので
83:自信   ある。特にビオラくんとタッグ組んでるときは基本負ける気がしない。怪盗ブーケは最強だもんね。  
84:自分の好きなところ   決めたことは貫こうとするところ
85:自分の嫌いなところ   頑固ゆえあまり柔軟な考えができないところ  
86:好きな/嫌いな季節   好き:春、花がいっぱい咲いてるから   嫌い:冬、植物が枯れてしまうから
87:好きな/嫌いな色   好き:赤   嫌い:特にない
88:世界一綺麗だと思うもの   プロバンスのラベンダー畑(多分、写真でしか見たことないだろうけど)
89:一度は言ってみたい台詞   縁がないからこそ『盗まれちゃった』とか言ってみたい     ビオラ君は奪われちゃってて可愛いなっていう
90:一度はやってみたいこと   美術館とかにある展示を奪うとかの大型奪還イベントやりたいね!   めちゃめちゃ怪盗っぽくてスリリング!そんな依頼をお待ちしてま~す!
91:動物に例えると   リボンとお口がとてもうさぎ(ミニレッキスあたり)
92:色に例えると   赤
93:使えそうな魔法   逃走成功UP、回避能力UPとかの補助魔法、もしくは相手からのアイテムゲット…これは物理か
94:驚いたときに上げる声   昼「きゃっ!」   夜「えっ!!??!」「嘘でしょ!!!」
95:笑い声   昼「ふふっ」控えめ   夜「あははははっ…!!」気持ちよく笑ってそう
96:よく行く店/場所   たまに買い出しに町へ行く以外はあまり外でない引きこもり。   夜はターゲットの住居付近を偵察。
97:よくする表情   (*´ω`) (`・ω・´)  
98:よく取るポーズ   在さんが描いてくれた腕を腰に手を当ててどや顔してるポーズが私の中で一番しっくり来てる!
99:漢字一文字で表すと   花
100:キャラに合う四字熟語を作るなら    狡兎三窟 ?ごめんなさい詳しくなさ過ぎてめちゃくちゃググりました…
101:好きな音楽   クリスマスの時期に協会から聞こえるキャロル
102:好きな/嫌いな言葉   好き:花言葉   嫌い:死を彷彿とさせる言葉
103:好きな/嫌いな天気   好き:快晴   嫌い:嵐
104:好きな/嫌いな食べもの   好き:お兄ちゃんの作る料理   嫌い:嫌いなものはあまりないけどフランスパンは苦手、硬すぎて中々食べるのに苦労する
105:好きな花   チューリップやガーベラ。カメリアはあんまり好きじゃない。
106:好きな/嫌いな動物   好き:雀   嫌い:カラスはちょっと怖くて苦手
107:好きな作品の傾向(小説、映画、美術etc。「シリアスな映画が好きそう」みたいな)   今はそんなに活字を読んでいる印象ないけど、   幼い頃に読んだ絵本の印象は強く残ってそう…ファンタジーやわくわくするような冒険もの。   後は花や植物の図鑑とかかな…
108:好きな/嫌いな飲みもの   好き:ローズティー   嫌い:特にない    109:悩みができたら   誰にも何も言わない
110:運命の存在について   運命は自分で切り開く(強い)
111:自分の容姿への感想   「そりゃ当然かわいいに決まってるでしょ!」
112:自分の能力への感想   「昼も夜くらいの精度をキープできれば完璧だったんだけどねぇ~まぁ仕方ないかしら    人間多少欠けてる方が魅力的なものもあるしねぇ~えっ違う?」
113:恋への興味   したことはないけど他人の恋模様とか見てるといいなぁとは思っていそう
114:恋をしたときの様子   無意識だけどきっと相手のことばかり考えているし、別れた後にちょっぴり寂しくなるし   早く会いたいなぁって思う    
115:恋をしたときのアプローチ方法   よく喋ることで、引き留めようとする
116:異性への耐性   兄と弟がいるので耐性はある
117:モテ度   本人は気づいてないけど夜より昼の方がモテている。
118:性的なテクニック   お゛お゛ぉ゛ん…(困ったときのにゃんちゅう)
119:告白するときの言葉   「えへへ…好きになっちゃったみたいです」 な、なんつって…
120:フェチ(マニア)   香り?
121:愛し方   控えめ、そっと寄り添う
122:甘え方   袖を引っ張る
123:一途さ   夜はファンたちが~とうるさい奴だけど、好きになれば一途
124:体の丈夫さ   普通、健康体
125:体力   あまりない。夜活動してる時は感じないけど、昼間に疲れとか反動がくる、次の日に筋肉痛がくるみたいなもん(?)
126:記憶力   悪い、人の名前とかもあまり覚えられない
127:リーダーシップ   ブーケやってるときは(二人しかいないし)お姉ちゃんだしそこそこ発揮される、はず。   でも基本は兄弟の真ん中なのもあって丸投げマン  
128:社交性   花屋にいる時くらいの…最低限の社交性。       129:下着   お゛お゛ぉ゛ん…(困ったときのにゃんちゅう)   19世紀の一般的な下着だよきっと
130:誕生日と血液型   1月2日/A型
131:教え方   花の事なら色々優しく教えてくれますよ
132:詳しい分野   植物
133:これのためなら死んでもいい   「自分の死と引き換えにこの町が良くなるなら考えるわよ」
134:体温(平熱)   36.5度
135:世間知らず度   自分の身近ばかりしか見えてないから世間全体を本当に知っているとは思えない
136:外出頻度(ペース)   週1、2くらいは昼間も外に出てほしい…
137:声の大きさ   大きくないし、昼は強弱もあまりない。夜はよく叫んでる。笑
138:ゲームの強さ   強い、あまり頭脳戦は向いてないけど筋と運がいい
139:化粧   夜は薄く口紅を引いてる
140:ご飯を一緒に食べる人   兄弟と
141:物を買うときに重視する点   長く使えるものかどうか
142:心の中で認めている人   めげずに自分を捕まえようとしている警察のあの子  
143:気の合う/好きなタイプ   自分の信念を持っている人、諦めずにチャレンジする人
144:合わない/嫌いなタイプ   すぐ人の悪口を言う人、弱い者いじめする人  
145:色々な相手への二人称(目上、部下、友人、敵etc)   基本的には昼間はさんづけ、夜は呼び捨てか勝手に変なあだ名をつけたり
146:寂しがり度   たまに家族連れとか見ると寂しくなる
147:ドジ度   一日一ドジ。もはや日課。
148:好みじゃない物を��ったら   ありがとうと言ってもらう。何でも貰ったらきっと喜ぶ。
149:カラオケに行ったら   デンモクの使い方に苦戦して序盤で詰む
150:上機嫌なときの様子   すんなり奪還成功した後とか…得意げな顔しながら鼻歌混じりにスキップしながら帰りそう(イメージ)
151:不機嫌なときの様子   逃走邪魔されそうになった時とか…チッって普通に舌打ちとかしちゃう  
152:(学生だった場合に)入りそうな部活   園芸部
153:つい他人にやっちゃうこと   人助け
154:実は嫌いじゃない人   何だそのフェイント…嫌いか、興味ないか、好きかははっきりしている
155:周囲からの人気   現在ファン急増中(本人談)
156:常識人度   普通
157:他人の目を気にする度   自分の事とかは気にしないけど、ヴォルフラムさんと並んだときはあまりにも自分が庶民すぎて気にするかも。  (そんなシーンあるかは別として)
158:可愛いもの好き度   可愛いものも好きだけど変なものとかちょっと変わったものも好き
159:考えを口に出す度   あまり出ないけど、相手に求められたらぽつぽつしゃべるかな。後はそれこそカッとなるとペラペラ喋りそう
160:冷徹度   低い…からアンチヒーローになってでも誰かを助けたくなるのだろうね
161:執着心の強さ   強い、一度決めたもの・引き受けたものは守る
162:持病   なし、健康体。    
163:純情度   唯一の女の子だし…良くも悪くもピュアに育ったかと…  
164:腹黒度   グレー
165:本(書類)を読むスピード   遅いし中々一冊読み終わらない    
166:起きたら最初に   カーテンを開ける
167:告白されたら   ありがとうございますと言って流す
168:精神の強さ   強め
169:敏感な場所   首筋
170:読んでいる雑誌   新聞くらいかな?ブーケの記事ないかついつい見ちゃう
171:必殺技   ビルからビルへハイジャンプ  
172:雑学の量   ほぼなし。
173:恋愛遍歴   お゛お゛ぉ゛ん…(困ったときのにゃんちゅう)
174:S度/M度   どちらかと言えばS?
175:好きな数字   12
176:料理の腕   聞いちゃいます…?作るのは嫌いじゃないけどセンスが…
177:運動神経   夜はいい
178:部屋の様子   こざっぱりしていて必要最低限。あまり女の子らしい部屋じゃないかな?   唯一、大きな鏡が一つあるくらい。
179:癖   よく頬に手当てたり、髪をくるくるいじったりする
180:口癖   「~でしょ!」とか「当然!」とか…断定系…どこからくるのその自信は  
181:あだ名   ブーケ、ブーケさん
182:メールアドレス   bouquet4649あっとまーく…嘘です。
183:メールの内容と文体   業務用の短いで簡単なメール、もしくは楽なスタンプとかの一言(OKとか)
184:(学生だった場合の)得意教科/苦手教科   得意:生物 苦手:体育
185:性経験   お゛お゛ぉ゛ん…(困ったときのにゃんちゅう)
186:腕力   ない
187:趣味   お花の雑貨づくり
188:お金の使い道   食費や花束用のリボン
189:起床・就寝時刻   7時起き、夜は早い日は22時には寝ているのでは
190:家族構成   兄、自分、弟。 弟の事はあまり心配してないけど、お兄ちゃんが地味に心配だよ…
191:怒り方   喧嘩になるくらいなら怒りは軽い、   本当は泣きながら怒るタイプ
192:酒の強さ   弱い。どちらかというと笑い上戸だし唐突に絡む
193:RPGのキャラだった場合の職業   盗賊(笑)私のイメージ、テイルズオブデスティニーのルーティ
194:頭の良さ   もうここまで読んでくれていたらお察しできるかと
195:運の良さ   運はいい
196:もしも現実にいたら   私は、やじうま根性でブーケの活躍を見に行く……!!   昼間は普通に花屋のアルバイトのお姉さんしてそう
197:コーヒーの飲み方   砂糖多め、猫舌なので少し冷ましてから飲む
198:自覚してない欠点   察しがよくない 
199:ここ一週間で一番幸せだったこと   窓際で育ててたサボテンに花が咲いたこと  
200:キャラへのメッセージ   ブーケ窃盗ライブ会場どこ・・・
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tata-pa-tata · 4 years
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【0】ヴィルとオブラディ・オブラダ(推敲前)
 ヴィル・シェーンハイト3年生の朝はテキパキと始まる。スマートフォンのアラームで目を覚まし(6時きっかり)、寝巻のまま顔を洗う。それから、クローゼットよりランニングウェアを引っ張り出して、髪を結ぶなりして身支度は終わる(所要時間は10分弱)。出かける前に軽い水分補給を忘れず、ランニング用のスニーカーを履いて寮を出る(6時17分)。あ、忘れていたわ。先日買ったばかりのスマートウォッチを部屋に置いてきたままね。そうして前に出かけた右脚を後ろに引いて、踵を返す。ドレッサー台の絢爛豪華なアクセサリーに囲まれて異彩を放つ黒い時計を左手首にはめ、ちゃんと機能していることを確認する。もう忘れ物はないわね、と部屋中を見渡してから再び寮を後にした。  時刻は6時半近くとなった頃。鏡舎に降り立つヴィルの目に、サバナクロー寮の出入り鏡の前で佇む大男の姿が映った。 「おはようジャック。待たせたわね」  耳をピクンと立たせて大男、ジャック・ハウル1年生はヴィルに振り返った。 「おはようございますヴィル先輩。俺も今来たところです」  言いながら小さく会釈をして、首をかりかり掻く。デート待ち合わせの台詞として完璧だった。ヴィルは同郷の後輩が知らないうちに成長している姿に妙に感心して、「ジャック……アンタ、デキる男ね……」と思わず声に出すと「は?」と怪訝に見つめられた。その呆けた面に小ばかにしたようなクスクス笑いを返して、「さ、行くわよ」と可愛い後輩の前を歩いていくのだった。  〈今後の成長に期待〉に1万マドルね。胸裏でジャックを賭けの対象にしたことは流石に秘密である。“誰と”賭けをしたなど無粋なことは聞かないで頂戴。これはアタシの中の問題なの。プライバシーは守られるべきでしょう?
「それ、使いやすいですか?」  ナイトレイブンカレッジ敷地内(校舎のあるエリア)をおよそ半周したあたり。節奏とした呼吸音に紛れてジャックが問う。特別動きはなく、前を向いたまま視線だけがヴィルの左手首を追った。 「ああ、これ。そうね……」  うーん、と一寸考えてから、まだよく分からないわと苦笑した。ジャックは当たり障りなく「そうなんスね」と言ってまた静かに走った。利便性や機能性を感じていないというより、持ち始めてから1週間も経っていないから使いこなせていないだけなのだ。それに、可愛い後輩と言えど、コレを誰かに安易に勧めることは控えたかった。  ヴィルが着けているこのスマートウォッチは、とある男性向けのファッション雑誌の撮影時に現場で一緒になった男性モデル(歳は22)から勧められたものだ。心拍数や血圧、体温を計測するだけでなく、機種を選ばずスマートフォン端末と連動し心電図データや心拍数データが記録されていくらしい。このスマートウォッチひとつあれば、病院へ行かずとも個人間である程度の医療ツールを用いた健康管理が可能になるというわけだ。驚異的だったことは、魔法を使える者にはそれ用の特別なモデルがあり、一般のモデルに付加して多くの機能をもっていた。それは、空間転移魔法でしばしば使われる鏡を簡易的に生み出し、場所を選ばずどこへでも行ける機能だったり、小さな画面から思い浮かんだものを召喚できる機能だったり(召喚できるものは実際に存在するもの。また人間や動物、魚類などの生命ある存在以外。例えば、樹木自体は召喚できないが、木の実や果物なら召喚可能)、他にも様々である。しかもこれら全ての機能はマジカルペンやそれ相応の魔法を使うための道具なくしても発動できる。魔力保持者の魔力エネルギーを感知して、マジカルペンの代わりを担うことができるのだ。端的に言えば、チート。故に、あまり世に出回るのもよろしくないということで、特別モデルは伝手がなければ手に入れられない仕組みになっている。まあ、それより一層驚いたことは、このスマートウォッチをあの根暗男《イデア》が開発したということだ。以下は、長ったらしい回想であるから、適当なところまで飛ばしてもらって構わない。  一昨日の話である。早朝ランニングで不完全燃焼だったヴィルは夕方もう一度走ろうと、購買部前の小路を通り鏡舎へ向かう途中。木に隠れて購買部の様子を窺う猫背でだらしのない男の背中を見つけた。一寸脅かしてやろうかしら。あのイデアが珍しく表に出てきたものだから、彼は悪戯心がはたらいて、煌々とする蒼い髪に忍び寄る。イデアは気付かない。それを見ておのずと上がる口角を引き締めることなく、薄ら笑いを浮かべたまま無防備な背中をポンと叩いた。すると、イデアは見ていて気持ちの良いほど大きな身体を思いきり震わせながら奇声を上げ、驚きのあまり膝から崩れ落ちた。それから、うっ……うっ……と泣いているような声を漏らし、地面に倒れたまま動かなくなった。アッハッハ、とヴィルが左手の人差し指を口の右端に添え、お得意の優雅な手つきで上品にも大胆に笑う。 「こんなことで腰抜かしちゃって。だらしないわね」 「これだから自分に自信のあるやつは(小声)」 「あら。何か言ったかしら」 「……」  ヴィルとイデア、両者の鋭い視線が交わる。睨み合っているのだ。  ──言いたいことがあるなら真正面から言ってきなさいよ。  ──なんだってよりにもよってこんな世界の毒(またの名を美)を凝縮して体現した男(ヴィルのこと)に絡まれなくちゃいけないんだ。僕のことなんかほっといてくれよ。僕はただ取り寄せた新作のゲームソフトが届いたから、仕方なく外に出て人目を避けてここまで来たっていうのに。別に悪いことなんかしてないし。まあ、ちょっと前まではクラッキングとかしてたけど……。でも今はしてないし。徳もそれなりに積んでみたし。そもそも購買部が僕のところに来ればよかったんだ!そうすれば、僕は部屋から出なくていいし、こいつに絡まれなくて済むし、新作も手に入るしで一石三鳥じゃないか。何が悲しくて僕は今雑草に顔をうずめてるんだ!  視線に込める思いは人それぞれである。  イデアは小さくため息をついて、やってられん、とっとと目的のブツを受け取って立ち去るが吉とヴィルから視線を外し、ユラユラ、縦に長い巨体を揺らしながら立ちあがった。巨体と言ってもヴィルと同じ身長であるけれど。服に付いた雑草や土を落とし、ヴィルを無視して購買部へ行こうとした矢先。特徴的な鈴の音がひとつ鳴り響いた。  あら、マネージャーからだわ。  ヴィルのスマートウォッチに1件のメッセージが入った。それを確認して、夕方のランニングをやめてマネージャーの待つ街の入り口に向かおうと、踵を返し校舎へ進路変更した時だった。 「それ、マジカルウォッチ00《ダブルオー》……?」  購買部へ歩を進めたイデアがこちらに戻ってきて、はっきりしたものではないけれど、ヴィルに聞こえる声量でそう言った。 「え、ああこのスマートウォッチのことね。たしかそんな名前だったかしら」  イデアに話しかけられた驚きで目を見開いたまま、少し言葉を詰まらせながらヴィルは記憶を辿って答えた。うん、たぶんそんな名前だった。でもイデアがコレを知っているってことは……。 「まさか!!」  アンタも持ってるの?!と続けようとした。が、続けようとする前に、イデアは大きな蒼い口をニマッとあけてギザギザの歯を下品に見せた。 「フヒッ。それ、拙者が開発したものでござる」  いやらしい笑みに、してやったり顔のイデアは非常に他人を不愉快にすることが得意で、案の定ヴィルも内心面白く思わなかった。そりゃあ、一瞬耳を疑ったけれど、この男ならコレをつくることは可能だと同輩としてすぐに理解できた。だから、イデアの普段のナリやさっきまでのおどおどした態度は見ていて苛々するし(秀でた能力あるんだから堂々としてなさいよと思う)、逆に今みたいな得意分野になると自信満々になるサマも気に食わない(これは単に癪に障る)。要するに、このイデア・シュラウドという男は何をしても他人を、ヴィルを腹立たせる存在なのである。  ヴィルはイデアの満面のヴィラン顔を見るや否や、己の左手首に装着されたマジカルウォッチ00《ダブルオー》とやらを外し、時計塔の方に向かって投げ捨てた。しばらくしてからポチャンと、それが時計塔の横を流れる川に沈む音が聞こえて、イデアの「ああああ、なんてことを」という開発者の嘆きも耳にした。ヴィルはそんなイデアに構うことなく、大股で校舎へと歩いて行った。  馬鹿ね。あれ、すごく高かったのよ。そんな簡単に捨てるわけないじゃない。  ヴィルはマジカルウォッチ00《ダブルオー》を捨ててはいなかった。投げたふりをしただけである。水中に落ちる音など魔法でどうとでもできる。得意気になったイデアの天狗鼻をへし折ってやりたかったのだった。おかげでイデアは再び地面に倒れこみ、うっ……うっ……と唸り声をあげ、「許すまじ……」と雑草を掴みながらヴィルの背中を睨んでいた。  ざまあみろね。  ヴィルは今後一切イデアの前でマジカルウォッチ00《ダブルオー》をしないと誓った。もしイデアを見かけたら即外してやる、と。まあ見かけることがあればだけれど。
【お知らせ】 回想終了。早朝ランニングのシーンに戻る。
 朝日が高くなり、まだ爽やかさは残るけれど、日差しが強くなる前にヴィルは帰ることにした。初秋(ここでは九月頃)とはいえ残暑が身に染みる。紫外線は天敵だ。 「ジャック、アタシはもう終わりにするわ」  走りながらそう告げると、ジャックは「ウス」と言ってヴィルの離脱とともにペースを上げた。  手加減されてたってわけね……。  ジャックの底知れぬ体力に苦笑しながら、ヴィルはクールダウンに入った。今日も普段と変わらずナイトレイブンカレッジ敷地内を外周1周した。外周1周だけでもヴィルのペースなら30分はかかる。ジャックなら半分の15分だろうか、いや、もっと短いだろう。  今、ヴィルがいるのは植物園の入り口付近。その真向かいには魔法薬学室がある。植物園を外から眺めてふっと笑う。レオナのやつがいないから、植物たちはこの時間穏やかに過ごしているんじゃないかしら。そんなことを思うもすぐに、我ながら馬鹿みたいな想像をした、と脳内レオナを吹き消して鏡舎へ向かう。その時だった。  バシャン、ザブンと水を打ち付け飛沫が上がる音が魔法薬学室の方から聞こえてきた。ヴィルはその音に吃驚して目を見開き、魔法薬学室の方に誰かいるのかしらと思った。ジャック……はもう1周走っているからここにはいないし、それじゃあこんな朝早くに誰かしら、と好奇心に駆られて音がした方へ歩んでみた。  基本的にここ、ナイトレイブンカレッジに通う者で朝早くから活動しているものはほとんどいない。皆、ホームルーム開始ギリギリになって教室に滑り込む。最悪1限の授業に遅刻しなければセーフといった具合である。だから、この時間―現在時刻は7時2分―に誰かいるはずはない。いようものなら、粋なことをするその顔を見てみたいものである。  外から魔法薬学室の中を覗く。しかし、人のいる気配はない。それはそうだ。この中には飛沫が上がるほどの水はないのだから。そうなれば、魔法薬学室に隣接する貯水池に気になる彼がいるはずだ。  ヴィルは魔法薬学室のガラスでできた壁に身体を引き寄せて、貯水池にいるだろう彼に気づかれないよう慎重に移動した。ガラスの壁と言っても、その厚さは充分であり、さらには室内の薬草や棚など障害となるものが多々あるため、貯水池にいる彼からは反対側の通路にいるヴィルの姿は見えない。もちろんヴィルからも反対側の貯水池は見えないので、移動しなければならなかった。ヴィルは自分の鼓動が大きく鳴っているのを感じ、ひとつ唾を飲み込む。  一体誰なのかしら。  ヴィルは漸く建物の角から池を一望できる位置に着き、体温より冷たい壁面に白雪の肌を近づけた。目を凝らしてみると、平らな池の水面からひょっこり黒くて丸いものが浮かんでいるのが見えた。ヴィルはすぐにそれが人間の頭であると認識する。もしかして、死んだ人間の生首かと思ったけれど、その頭が池をあっちへ行ったりこっちへ行ったり意思をもって動いているサマを見て、生首ではなく人間が泳いでいるのだとわかってほっと胸を撫で下した。それから数分泳いでいる頭を建物の角から眺めるも、髪が黒いこと以外知ることができない。  なんでこっちを見てくれないの!と胸裏で不満をこぼすのみで、まさか言えやしない。  ふと時刻を確認してみると、画面は7時12分を表示していた。このままここに居続けたらシャワーを浴びて身支度を整える時間がなくなってしまう。それはなんとしても避けがたいと、仕方なくも寮へ戻ることにした。  気配を気取られぬようおそるおそる、慎重に、もと来た箇所を一歩ずつ丁寧に戻っていく。戻りながらヴィルはふと考える。  何故彼はあそこで泳いでいたのかしら。まあ、この学園のプールは屋内にあって、鍵がないとこの時間は入れないけれど。だからといってあんなところで泳ぐかしら。だってあそこは貯水池よ。非常用の水溜場。泳げないほど汚いわけじゃあないけれど、飲めるものでもないわ。泳ぎたかったら学外にいくらでもあるというのに。そんなに今泳ぎたかったのかしら。もしかしたら何か訳があるのかも……。ああ、ダメ!また気になってきた!  ヴィルは豊かな想像力を巡らせ、再び胸や身体の先がムズムズし始めるのを感じる。気になってしまったものは仕方がない。どうにか彼の顔だけでも拝んで、それを土産にしようではないか。���抜きは嫌いだけれど、臨機応変にいこうではないか。朝の支度のうち、部屋以外でもできるものはカット。髪を結うのは登校してからにしましょう。時間がなかったら、ルークに手伝ってもらえばいいわ。よし。これならあと10分はこの場に残れる。絶対にこの10分間で片を付けてやるわ!  そう意気込んで、今度は反対側の角から様子を窺おうと急いで裏から移動した。持ち前の長い脚でダッシュに近い早歩きでの移動。それでも細心の注意を払って、音を出さないように。  反対側の壁面にたどり着いて、そこからまたゆっくり音を立てぬよう貯水池が見える角に移動していく。日差しが先ほどよりも強くなっていて、ヴィルは反射的に腹を壁面に向け、背中と後頭部で日光を受け止めた。今度こそは見えるかしら、と角より首を伸ばし池の方に目をやると、ザパン。泳いでいた者が水中から陸地に上がってくるのが見えた。ヴィルの角度からは小さいけれど横顔のみ捉えることができる。どこかで見たことのある顔だった。しかしどこで見たのか思い出せない。  「!?」  ヴィルは思わず声を出しそうになったすんでのところで押し殺す。驚いた。可能性としては無きにしも非ずといったところだが、まさか、まさか“そう”であるとは思うまい。  ──よもやまさか、裸であるなどとは!  ヴィルは一寸視線を外した。そして一寸鼓動が速くなった。見ていないわ。はっきりとは見ていないわ。ええ。全裸……なのは分かったけれど、ソレとかアレとか見ていないわ!断じて!  視界の右辺に映る生い生いと茂った雑草を睨みつけながら、ドクドクドクと速まる心音を鼓膜で感じ取る。ヴィルは他人の裸を見ることに慣れてはいるけれど(学園内の生徒がしばしば全裸で暴れまわることがあるため)、不意打ちには弱かった。  ここ学園の敷地内ではあるけれど、外よ。万が一誰かに見られたら……っていう可能性は考えて水着は履くべきじゃない?あ、でもサバナクローの奴らなら裸でも平気そうね(偏見)。でも、獣人ではないようだし、それじゃあ一体どこの寮の奴なの?!  そしてまた気になる。ループする好奇心は止められない。  その好奇心から、外していた視線を再び彼に戻したヴィルは、陸に上がった彼を見るや否や、ド。と心臓の内側から熱い何かが溢れ出したのを感じた。その何かは血液によって身体中に隈なく運ばれ、爪の先まで痺れるような感覚をもたらし、ヴィルは戻ってきたジャックに声を掛けられるまでそこから一歩も動けなくなったのだった。
「まるで、毒のようだったわ」 「……」  あの時の衝撃を、ヴィルはそう表現した。  外廊下をヴィルの肩と並んで歩くルーク・ハント3年生は、暫しの沈黙ののち、フムと呟いて、本日も淀みなく麗しい我が寮長の横顔を眺める。各々1限目の授業を終え、次の魔法薬学は二人とも履修しているということで、共に移動している最中のことであった。  ルークは廊下でヴィルに会った時、目を丸くした。それは彼がいつもの時間をかけて編み込んだ髪型ではなく、緩く一束に結んでいたからだった。これだけで、ルークはヴィルの身辺に何かあったのだと察して、今朝の出来事を聞くに至ることとなった。 「君がそんなふうに言うなんてね。その“池の君《ロア・ドゥ・エタン》”とやらを、ぜひこの目で見てみたいものだ」 「なあにその“池の君《ロア・ドゥ・エタン》”って……」  また変な呼び名つけちゃって……、と横目で笑うヴィルに、ルークは目を糸のように細めてニコニコと笑いかける。  それからは、昨日見たホラー映画があんまり面白くなかっただとか、トレイが明後日のポムフィオーレのお茶会に参加するだとか、他愛のない話をして、目的の魔法薬学室に到着した。  ヴィルは室内で実験着に着替えながら、今朝の彼に思いを馳せる。  彼を見たとき、血液が毒に侵されたような感覚に陥った。“彼を見たとき”というのは少々語弊がある、か。彼が陸に上がる前は何とも思わなかったのだから。そう。ヴィルがちょうど外していた視線を彼に戻した時、風が一陣吹いた。ザアアという擬音も、サアアという擬音もどちらも合うような、柔らかくて芯を持ったそんな風がヴィルの背中を撫でたとき。陸に上がりきっていた彼はヴィルの方に身体の正面を向けて、風の行く方向を、その青い空を慈しむように眺めていた。彼のサイドの他より長い髪が風に乗ってゆらゆら遊んでいる様子はまるで絹のように柔らかさを帯びていて、遠目でも分かるほど彼の白く滑らかな肌と調和していた。身体に滴る水が煌めき、より一層彼の肌の白さを強調する。彼の薄ら閉じた瞼にも、唐紅の唇にも、均整のとれた身体つきにも釘付けだったけれど、何より、その儚げな表情がヴィルの心臓を貫いたのだった。  ヴィルは彼を“美しい”と思った。思ってしまった。これは完全に不本意である。しかし不本意であるということは、すなわち本心であり、悔しいながらヴィルは己の感情の機微を自覚したのだった。  とはいえ、ヴィルが彼に感じた“美しさ”というものは、ヴィルのもつ“美しさ”とは毛色が異なっていた。  ヴィルの“美しさ”というのは、簡潔に言えば“洗練された美しさ”である(まあ、元々の素材ももちろんいいのだが)。一方、池の君(ルークより借用)の“美しさ”は、“野生の美しさ”であった。自然の美しさ、と言えばよいだろうかか。詰まるところ、ヴィルは単体として美しく、ひとりで完結する美しさを備えているが、彼は自然と一体となることではじめて彼の存在に美しいという価値が付加されるのだ。(この二人の美しさについて、違いについての言及は後にもおそらく出てくるから、ここでの説明は流してくれて構わない。フィーリングでなんとなく理解してもらえると助かる。)  だから、ヴィルは彼を美しいと思ってしまったことを悔しいと感じるも、嫉妬するまでには至らなかった。競い合うフィールドが違うのだ。それに、彼を見たとき、内側からエネルギーが沸々と湧き上がってくるのを感じた。新しく何かに触れて、心を刺激され、やる気に満ち溢れる、行動を起こしたくなる、そんなよくある衝動を感じた。それは、彼のユニークな力であるのだけれど、それをヴィルがはっきり認知するのはまだまだ先の話である。  明日もいるのかしら。もしいたら、話しかけてみ……いや、話しかけるのは何だか違うわね。また今日みたいに陰で見る他ないのかもしれない。一寸後ろめたいけれど。  そうして明日のことをチラリと脳裏によぎらせていると、授業開始の鐘が鳴り、座っていたクルーウェルが立ち上がった。
 翌朝。  彼は居なかった。  同じ時間帯、同じ場所に赴いても、人の気配すら感じられなかった。  ヴィルは「まあ、そんなもんよね」と自分を慰めてさっさと寮へ戻っていった。  そして、その次の朝も。その次の次の朝も。次の次の次の朝も、ヴィルは毎朝あの魔法薬学室横の貯水池を見に来ていた。しかし、一度たりとも彼を見かけることはできなかった。  ヴィルは思う。  もしかしたら、彼はゴーストの類だったのだろうか。はたまた、自分が幻覚にかかっていたのだろうか。  ヴィルは会えない事実と裏腹に、日に日に「会いたい」という思いが強くなっていた。  もし、次会えたとしたら、絶対、絶対に話しかけてやるわ。そしてどこの寮の誰なのか聞いて……そうね、そのままウチの寮のお茶会に誘ってみてもいいわね。  ヴィルは半ば執着に似たものを抱いて、彼を繋ぎとめる術を考える。いつものヴィルがこれを見たら「信じらんない!時間の無駄!」と一蹴するところであるけれど、今の彼にとっては美容、仕事、その次に池の君といったところであるから、救いようがなかった。もうここまで来たら意地である。何がなんでも見つけてみせる。  その日は金曜日ということもあって、放課後になると、明日は休みだなんだといった声がちらほら聞こえてきた。皆、課題があっても週末に先送りして、今は部活動やサークル活動に傾倒しているようだ。  最終授業が美術だったヴィルは、画材の片付けで他より遅れて放課後の時間に入った。今日は何を見るんだったかしら、とこれから向かう映画研究会での活動に思考を巡らせる。  美術室は校舎の中心より離れた一角にある。学園を一つの国に例えるならば、生徒が普段活動する教室(自クラス)が位置するのが都市部であり、美術室や魔法薬学室というのは郊外といった具合である。まあ、魔法薬学室ほどは離れてはいないけれど、移動するのが面倒だと思うくらいには遠い。  ヴィルは誰かと戯れることなく美術室を出、一人、本校舎へ続く渡り廊下を優雅に歩く。その地面はアスファルトで華やかさはなく、一定の間隔で溝があり、誤って爪先を差し込んだら転んでしまうだろう。それをうまく避けながら、そのうえ上品かつ大胆に歩くものだから、男子校と言えど、やはり周囲の視線を浴びてしまうのである。そんな野郎どもの纏わりつくような視線も、ヴィルにとってはなんてことない。  ちょうど渡り廊下の真ん中あたりに来た時。ヴィルの右耳に楽しそうな笑い声が微かに飛び込んできた。進行方向を向いて、右手30メートル先に体育館がある。その体育館とヴィルのいる渡り廊下の間は芝生のみの空っぽの空間になっている。ヴィルは足を止めて声のする方を見やると、体育館の出入り口(4つあるうちの1つ)付近でなにやら数人の生徒がふざけあっているらしい。まず目に入ったのは、茶髪で左目に大きなハートがペイントされている彼……エース・トラッポラ1年生である。ヴィルはエースの名前こそ知らなかったが、ハーツラビュル寮の問題児として同じ寮長のリドル・ローズハート2年生から彼の愚痴を聞かされていたり、廊下で走り回っているのを何度も見かけたりしていたからか、顔だけは覚えていた(それに付け加えて、先生方やリドルに廊下で怒られているサマを度々目撃したこともあった)。エースは芝生にバスケシューズのまま降り立って、何故だかその手にホースをもって誰かに水をぶちまけている。それを開けた出入り口に寄りかかって笑いながら見ている者が2名……ジャミル・バイパー2年生と、同じく2年生のフロイド・リーチだった。フロイドはギャハハとひとしお笑った後「オレもやりたい」と言って芝生に降り立ち、エースからホースを奪おうとする。エースは最初は渡す気はなく抵抗を見せていたけれど、力の差があったのだろう、無理やり奪われてしまっていた。その拍子に、ホースが暴れて水が体育館で傍観するジャミルにも盛大にかかってしまい、運動着が、しかも上下ともビチャビチャに濡れた。ジャミルは数秒間1ミリも動かなかったけれど、次の瞬間には勢いよく顔をあげ、体躯を「大」の字に広げ、蛇が噛みつくようにエースに飛び掛かる。驚いたエースは「なんでオレェ!!」と叫びながら、ジャミルが飛びついた反動で背中から芝生に倒れた。それをアハハと腹を抱えて笑うフロイドと、そして……。  ヴィルはフロイドの隣で笑う彼(エースに水をかけられていた彼)が誰なのか最初は分からなかった。おそらくバスケ部の1年生か2年生で、あまり目立たない存在なのだろうと思った。実際にヴィルの思ったことは、当たらずも遠からずといったところだったのだけれど。  フロイドに渡ったホースを、今度はジャミルが奪わんとして、フロイドは反射的に円を描くようにホースを振り回す。それが、その水が、フロイドの隣で笑っていた彼……黒髪に白磁の肌の彼に思いきりかかった。「うわっ!」と吃驚した声をあげたのも束の間、不意だったものだから鼻に水が入ったようで、苦しそうに咳込む。だ、だいじょぶか……?と先ほどまで倒れていたエースが彼の顔を覗き込む。咳込む苦しみを和らげようとエースの左手が彼の背中に回った時�� 「ぷ」  一瞬間の静寂。そして…… 「あはははははははは!!!!」  大爆笑。  壊れたようにヒイヒイ笑う彼に、一同はぽかんとした。しかし、すぐに彼と同じように皆で大爆笑して、肩を押し合っていた。  ヴィルはそれを見て目を瞠った。  ああ。彼だったのね……。気づかなかったわ。  自然と足が彼らの方へ向かっていた。ゆっくり、でも急いで、ヴィルは探し続けていた彼の元へ近づいていく。ヴィルの気配に気付いたのは、ジャミルで、彼はヴィルを見るや否や笑顔を消して咳払いをした。そして、ヴィルはあの日見た彼の背後に着く。その彼は自分が誰かの影に入ったと分かって、後ろを振り返る。2人の視線が初めて交わる瞬間だった。  それからのことは、ヴィルはよく覚えていないけれど、なにか恥ずかしいことを言った気がした。覚えていないのだけれど。しかし、彼のことを少し知れた。  彼はユウと言う。オンボロ寮に住む、魔法が使えない監督生。  ヴィルは薄らと入学式の騒動や、リドル、レオナ、アズール、ジャミルのオーバーブロット事件に彼が関与していたことを自室のベッドの上で思い出した。  まさかこの子が、例の監督生だったとは。何だか不思議な心地がした。  まるで夢のようなくすぐったいものが、ヴィルの内側からサワサワと顔を見せている。ヴィルはベッドに背を預け身体が沈むのを感じる。そして天蓋の裏を見つめて、それからゆっくり目を閉じ、瞼に焼き付いた大笑いするユウの姿を思い出す。  初めて彼を見たときは、消えてしまいそうな儚い顔をしていた。今日の彼は太陽のように眩しくて、宝石のように美しい笑顔だった。初めて見たときとは対照的な表情だったのに、すぐに彼だと分かった。心臓が脳が全身が、彼──ユウだと教えてくれた気がした。  ──もっといろんな顔が見てみたい。  純粋な興味だった。  ヴィルはようやくユウを見つけられたという(執着からの)解放感からか、明日は土曜日で仕事は午後からという安心感からか、その日は穏やかに深い眠りについた。  そういえばあの子、また水に濡れていたわね。……でも、水と相性が合っていたわ……。輝いて煌めいていた。
 木曜日の放課後。バイオレットのベルベット生地で統一されたカウチソファやアームチェアがいくつものテーブルを囲む。その重厚で華美な空間に見慣れぬ人物がちょこんと座っていた。彼はカウチソファに浅く腰掛け、膝上に載せた指を忙しなく弄っている。弄りながら右隣に座る一見温厚そうな同輩を見ると、男とは思えぬ可愛らしい顔がこちらを向いて微笑んだ。 「ん?緊張してるの?」 「……う~ん。緊張はしてないけど、落ち着かない」  目を少し細めて周りをキョロキョロする彼──ユウを困ったように笑って見つめるのは、ここ、ポムフィオーレ寮に籍を置くエペル・フェルミエ1年生であった。彼らが今居る所はポムフィオーレ寮の談話室。エペルをはじめ、皆寮服で着飾っているなか、ユウだけが制服(しかも上はパーカーの上に制服を羽織っている)で、一人だけ浮いていた。  ユウは先日、臨時マネージャーとしてバスケ部の活動に参加していた時(細かくは活動開始前)、初対面のヴィルに名を聞かれ、名乗られ、ポムフィオーレのお茶会に誘われるという奇妙な体験をした。その後の週明けに、たまたま廊下ですれ違ったエペルに声を掛け、ヴィルからもらった招待状を見せてみた。すると目を丸くして、「来てくれるの?」と言うので、ユウは頷いてみせると、彼はパアっと花が咲いたように笑って、ユウの腕をぶんぶん上下に振った。ユウは腕に全く力を入れていなかったから、もげそうだな~とのんきなことを考えて目の前のスウィートな笑顔に心を温めていた。実際のところ、エペルはポムフィオーレのお茶会が苦手だった。ヴィルやルーク、上級生のようにあの場で寛ぐことはできず、いつも給仕された紅茶を見つめ、じっとしているだけだった。それはもう居心地が悪いのなんの。それに、度々ヴィルに話題を振られたり、声をかけられたりするものだから、上層部の人たち(ヴィルやルークをはじめとするポム寮の中でも凄まじくキラキラした人たち)からの視線を浴びるわ怖いわで挙動不審になるし、冷や汗が止まらないといったことが毎回起こるので、苦手なのである。だから、ユウが来ると分かったとき、気の知れた友人がいてくれることに安心した。ちなみに、ユウとエペルの出会いは、これまたユウがマジフト部の臨時マネージャーとして駆り出されたところに由縁がある。まあ、この話は追々するかもしれないし、しないかもしれない。  そういうわけで、エペルはユウの参加をたいへん快く思っていた。お茶会が楽しみだなんて初めて思ったくらいである。エペルは隣でそわそわしているユウに安心したのは事実だが、同時に疑問を抱いた。 「ね。そういえば、ユウサン招待状もらったんだよね」 「うん」 「それって、ルークサンからもらったの?」 「ル……?」  誰それ?と言わんばかりに首をかしげてエペルを見つめるユウに、僅かに「え」と驚きを漏らしてしまう。 「まさか……ヴィルサン、から?」  エペルがそう言うと、ユウはエペルの見開いた大きな目を見つめたまま小さく頷いた。  嘘でしょう?寮長から直々に?!というか、ヴィルサンとユウサンはいつの間に知り合っていたのだろう。  エペルは吃驚してそのまま固まった。ユウはそれを怪訝な顔で覗きこむ。  エペルがなぜそんなに驚いているのか。それは“招待状”というものが、それも“ヴィルから”ということが、超弩級にレアだからである。ルークからの招待状でさえSSRものだというのに、ヴィルからの招待状となればURものである。そんな代物をこの学園でもらったという事例は今までに聞いたことがなかった。前代未聞である。そもそも招待状というのは、寮長や副寮長のみが発行できる決まりで、もしそれ以外の寮生が他寮生に向けて出したいとなれば、寮長または副寮長に事前報告をし、許可を受けてからはじめて出せることになっている。さらにその際、申請した寮生からではなく副寮長(※寮長ではない)の手ずから招待される者の手に渡る仕組みだ。要するに、副寮長から、ルークから渡される以外のもの、すなわち寮長、ヴィル・シェーンハイトから渡される招待状というのは、ヴィルの意思で彼が直々に招待したという名誉ある代物なのである。  エペルはユウのもつ招待状が当然ルークからもらったものだと思っていたものだから、意表を突かれてしまっていた。週明けの月曜日に、ユウから招待状を見せてもらった時は、嬉しくて、お茶会で気軽にお喋りできる相手ができたということしか頭になかった。けれども、聞いてみればそれはルークからではなくあのヴィルからもらった��言うのだ。ポムフィオーレ寮生として、何事かと思わずにはいられなかった。 「ユ、ユウサン」 「?」 「ヴィルサンと、知り合いだったの?」 「ううん、全然」  全然知らなかった、そう言うのだ。いよいよ真相は闇に包まれてきた。  ポムフィオーレ寮のお茶会は、基本1、2年生が当番制で給仕を行う。エペルも例外ではなく、前回のお茶会では給仕の任を務めていた。給仕係の寮生が食器の音を僅かに立て、準備のできた者から談話室の隅に並び始める。1、2年生の参加者は皆すでに席に着いていて、後は上級生の入室を待つのみであった。  談話室の扉の向こう。廊下からカーペットを靴で鳴らす独特の足音が聞こえてくる。途端、談話室のピアノが優しく奏でられた。自然な挿入である。急であるにもかかわらず、一切驚きはしなかった。粋な配慮というものだろうか。雰囲気づくりが完璧だ。  それから数秒後、談話室の重厚な扉が開かれた。ヴィルを筆頭にルーク、そしてその他上級生が十数人、堂々と入場してくる。上級生たちに失礼のないよう、先ほどまで座っていた下級生も皆すでに立ち上がりヴィルたちの方に身体を向けている。ユウもそれに倣う。  ヴィルたち上級生は下級生一人ひとりに、無作為に、話しかけている。 「最近調子はどう?」 「ええ、おかげさまで。ヴィル寮長がお勧めくださった美容液、たいへん重宝しています」 「やあこの間はどうも!」 「デトワールさん!過日はお世話になりました。実はあのあと、面白いものを見つけたのですが……」  二言、三言で会話を切り次の者へ挨拶する者もいれば、一人相手に長話する者もいる。ユウはただそんな彼らを興味深そうに眺め、耳をそばだてて聞いていた。 「ご機嫌いかがかな、ムシュー・姫林檎!今日はお茶する側のようだね」 「はい、ルークサンたちとお茶会ご一緒できて嬉しいです」 「ふふっ。それは私もだ」  エペルに声を掛けたのは金髪おかっぱ頭に大きな羽根つき帽をかぶったルークだった。ユウは彼とは一寸顔見知りだったので、エペルの後ろからぴょこっと顔を覗かせて軽く会釈をした。 「おや!?トリックスター!キミも来ていたのかい?」  ようこそ!と言わんばかりにルークはユウの腕を取り、力強く握手をした。い、痛い……。  それから「ん?」と何かを思い出したようにルークは首を傾げ固まる。 「しかし、招待状を渡した記憶はな……」  ルークはハッと気づく。エペルを一瞬見ると、口を結んで頷いていた。 「そう……いや、ああ。なんと!」  実に興味深い!そう言って、また人好きする笑顔をユウに向け、握った手を上下に揺らす。  ユウはルークとは顔見知りだったが、名前を知らなかったので、改めて自己紹介を交わす。そのあとも、ルークは物腰柔らかく、だけれど獲物を狩るような視線を奥に潜めてユウにあれこれ聞いていた。その時。 「盛り上がっているところ、失礼だけど」  唐突に、ハスキーで艶のある声がルークとユウの会話に差し込まれた。ルークが後ろを向く。 「これは失礼、毒の君《ロア・ドゥ・ポアゾン》」  声の主──ヴィルに気付いたルークは、すぐにユウの正面の位置を譲り、斜め右後ろに身を引いた。それに「ありがとう」と小さくお礼を言い、緩慢な動作でユウの前に立つ。彼を捉えると、化粧で色が濃くなった目尻が柔らかく下がった。 「先週ぶりね。来てくれてありがとう」 「こちらこそ、ご招待くださってすごく嬉しいです」  ユウが笑うと目尻には皺が寄っていて、ヴィルは何だかその皺さえも美しいと思ってしまった。 「アナタと話したいことが沢山あるの。今日は、ここに座ってもいいかしら」 「え゛」  思わず声を漏らしたのはエペルで、その快くない反応にヴィルは一瞬眉間を歪めた。けれどもすぐに平静を取り戻し、エペルを一瞥してユウを見つめる。エペルは「やっちまった」と言わんばかりに口を両手で塞いでいた。  お茶会の席は常にフリーで、固定されているものではない。だから誰がどこに座っても良いし、途中で席を移動しても構わないことになっている。 「いいですよ、ねエペル」  反応を求められたエペルは、口を両手で覆ったままコクコクと小刻みに首を振って同意を示す。それを見たヴィルは満足そうに微笑んで「それじゃあ」と言い、ユウたちのテーブルの座席に身を置いた。  ピアノ演奏は依然としてクラシックが流れている。ヴィルが席に着いたのを見届け、ぽつりぽつりと上級生、下級生の順に座っていった。  特別お茶会開始の合図というものはなく、給仕係は皆の着席に合わせてテーブルにカップを置いて紅茶を注ぎ始める(軽食や菓子、取り皿などはすでにテーブルの中央に置かれている)。その流れるような動作はまるで聞き心地の良い音楽のようだった。神経を尖らせた息詰まるような雰囲気はない。給仕側も含めて談話室には安らぎの香りが漂っている。  本日のアフタヌーンティーのメニューは、3段重ねのケーキスタンド(下から順)にサンドイッチ、スコーン、ケーキ、それから紅茶はアールグレイ。いずれも今回の給仕当番のチョイスである。実は後々これらメニューの合わせ方や給仕の仕方、さらにはお茶会参加側のマナーなど上級生から講評される。お茶会と言えども、ただ紅茶を飲んで寛ぐのみではなく、いわゆる社交場前の訓練も目的としている。  がしかし、慣れればなんてことはない。最初は、特に新入生の頃はビクビク怯えすぎて逆に失態ばかりであったけれど、今となっては少し緊張こそすれど怯えるには至らない。現に、今回の給仕係の1年生も落ち着いているし、その動作も若干の堅苦しさはあるものの優雅で流れるようにスムーズだ。給仕される側も、この時だけはマナーを忘れて楽しむのである。マナーを覚えるのは、別の時間に行えということではあるけれど。(エペルが今もなおお茶会を苦手にするのは、マナーへの不安よりヴィルに呼ばれて上級生の巣窟に身を置かなければならない、そこで会話をしなくてはならないという強制されたものに怯えを感じるからである。) 「ユウ……と言ったわね」 「?」 「アナタは魔力がないんでしょう?飛行術とか、魔法を使う授業はどうしているの?」 「グリムっていう毛玉……モンスターが魔力を提供してくれて、それで補ってます。僕とグリム、2人で1人の生徒なので」  ヴィルはユウに聞きたいことが山ほどあった。それは、こういった魔法が使えないといったことや、異世界から来て身寄りのないこと、財源は?生活は?交友関係は?……などいろ��ろ気になることを一方的ではあるけれど、プライバシーに配慮して聞くと、ユウは明け透けに、素直に答えてくれた。  話を聞いている限り、ユウはヴィルの想像ほど苦労しているようには見えなかった。もしかしたら苦労を表に出さないだけかもしれない、それが彼の強さなのだろう、とヴィルは心の内で思う。しかしこの時ヴィルが思ったこと・感じたことは間違いで、ユウを深く知るにつれ、良い意味でも悪い意味でも裏切られることとなる。  
 これをきっかけに、ヴィルとユウは交流を深めていった。学園内で会えばどちらからともなく挨拶をし、時間があれば立ち話をした。勉強を見てもらったり、またお茶会に参加したり。ヴィルが初めてオンボロ寮に遊びに来た時は、建物のボロさを見て「アンタ……こんなとこに住んでたの……」とものすごくひどい顔をして口端をヒクつかせていた。帰る際「もう二度と来ないわ」と言ったのに、数週間後また来たことは思い出すだけでも笑ってしまう。それから、ヴィルがオフの時には街へ降りてショッピングをしたり、カフェでゆっくりお茶したり、たまに観光スポットへ足を運んで記念になるものを残したり、比較的穏やかに過ごした。学園内では、まあいろいろあったけれど、ヴィルにもユウにもいろいろあったけれど、2人の関係は変わらず、むしろ以前よりも強固な関係になったように思える。  呼び方もいつの間にか「アナタ」から「アンタ」に変わっていて、ユウの使う敬語が砕けたり、敬語を使わなかったり、それをヴィルはたまに注意するけれど、内心は少し嬉しく思っていた。ユウの髪や服装が乱れていたら、小言を言いながら直してくれ、ヴィルが仕事で疲れて帰ってきたときは、ユウがご飯をつくって彼の自室まで持ってきてくれた。ユウの作るご飯はまあまあ美味しかった、とヴィルは言う。  ユウに心の臓を射抜かれたあの日から、ヴィルの彼に対する認識や感情はあまり変わっていない。「美しい」と感じている。それはおそらく今後も変わることはないだろう。そして新たにユウをユウたらしめているものを見つけた。それは──  自由。  ユウは果てしなく自由であった。たとえ他から何かを強制されたとしても、自分の心に従い、その通りまっすぐ行動する。異世界で独り身でも苦労の色が見えなかったのは、表に出していないのではなく、苛酷なことも彼の自由な考えにより、謳歌するものとして彼に吸収され消化されていったのであった。ヴィルはそれに気づいたとき、心臓が全身が電流を浴びたような衝撃を受けた。そしてやはり、彼の自由さを、「美しい」と思った。ユウのそういった美しさに、人知れず可能性を感じた。この可能性は、まだ蕾、いや芽にもなっていない種である。  ヴィルは思う、将来のことを。自分はこの業界でまだ成し遂げていないことが山ほどある。そしてそれを成し遂げ、この業界の頂点に君臨しようと。  ヴィルは思う、彼のことを。彼は一体どんな未来を思い描いているのだろう。果たしてそこに──……いや、これは関係ないだろう。これは、自分の願望だから。  ヴィルは眩しいくらいの白さを孕んだ月明かりに照らされ、思う。  明日は卒業式だ。ナイトレイブンカレッジのヴィル・シェーンハイトも明日で終わる。これからは、モデルで俳優のヴィル・シェーンハイトになって、仕事一筋、自由な時間は今以上に少なくなるだろう。そうなれば、きっと、きっと。  明日の卒業式、アタシ泣いちゃうのかしら。……ま、最後だし泣いたっていいけれど。ルークは沢山泣きそうね、目に見えるわ。エペルもきっと。  あの子は──。  口の片端が僅かにあがって、ふっと笑った。
「泣いては……くれないわね」
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chaukachawan · 4 years
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7566
お疲れ様です。再掲のエデンです。
1か月前に筆が乗って大体書けてた割に最初のほうに出すものがコレは違うと思って、5人くらい出るのを待ってました(   ᷇ᵕ ᷆  )
論点をぽいぽい変えるのは多分ラジオの聞きすぎですね
でぃあ
人と接するバランス感覚に長けてるんだと思う。全方位射撃なんだけど、自分のペースのイニシアチブは持ってる。マネジメントって言ったらいいんかな?自分の思いついた面白いノリに皆を巻き込んだり自分の価値観を布教したりが上手いように思うの。あと、「こないだこんな面白いことあった」系の話を端的にまとめて30秒くらいでスッて言える。そのストックが沢山あるんだろうなあ。それやろうとすると回りくどくなるか大して面白く喋れないのでリスペクト。
橋本悠樹
蓋を開けたら残念なオタクだとしても、学校社会を上手く生き残るために身につけた、オタク要素をいい塩梅に小出しにしていく術をお持ち。オタクオタクしすぎるとクラスに居場所無くなりますからね。特に"人種のサラダボウル"と呼ぶにふさわしい公立中学校とかではそれが顕著。今の所作には彼の葛藤の歴史が垣間見えるわけです。敬礼。
若干の引っかかりがある声質だからですかね?吐息混じりともまた違うんです。始まりを知らないのですが、彼に対してよくエモいって表現をされがちですよね。実は「エモい」って形容詞に関しては「エモいって何か言っているようで"心が動いたわ~~"しか言ってなくね?思考停止じゃん」って、内心割と否定的な意見を持ってたのです。でもここ最近、「エモい」でしか狙撃できない感情とか対象とか領域があるって思えるようになって考えを改めました。
堀文乃
なんか光の速さで仲良くなりましたよね。人と人が仲良くなるとき、学校の学級みたいな、固定メンツでかなり長い期間一緒にいることを強制される状況か、会社の部署みたいな、自分から話題を集めずともみんなで一緒に取り組む攻略対象が定期的に勝手に提示されて話題ができるから仲良くなる状況か、若しくは趣味みたいな、話題の核となる共通項がお互いにある状況でないと、そもそも仲良くなることは難しいはずなんです。ましてやK-POP踊る人と水樹奈々現場でキンブレ振ってる人が時短に仲良くなる余地ないでしょ。部署も出自も違うし。その時空-とき-の障壁-とびら-をいつの間にかぶっ壊してました。肌荒れなおそうね~~~~☆〜(ゝ。∂)
お互い兼サーしてますが、兼サーなりなんなり、異なる二つのコミュニティに属してると、どちらにも完全な帰属意識を持てないんですよね。童話「卑怯なこうもり」の物語設定がそれに近いです。一方では「○○にも入ってるしなぁ」って思われるしもう一方でも「××にも入ってるしなぁ」って扱いを受けるわけです。曜日が被ったらどっちへ行けばいい?飲み会には?参加度は?やる気の配分は?こちらは葛藤してなくはないしバランスは自分でなんとか取るので、案外兼サーしてることを気にかけてもらわなくて大丈夫です
西岡克起
ズリぃんだぁ……ズリぃんだよ……。その場の笑いの主導権を根こそぎ奪っていく求心力を感じるんですね。あと、距離感というか、コミュニティのなかでの立ち位置の取り方が嫉妬するほど上手い。例えば旅行から帰ってきた土産に、安くて量が入ってるバラマキ用の菓子買ってきて、馬鹿正直に「安かってん~~単価低いで~~~みんな貰って~~~」って言いながら配ったとしても、誰も嫌な顔ひとつせず受け取るような、総じて"許される"立ち位置にいるんですよ。人によっては嫌味に聞こえるからね、特に土産物は小煩いからね。ずるいんだよなぁ。まぁ言うてこれに関しては天性によるもの、もしくは一コミュニティが形成される最初期段階で決まるポジショニングの問題なので今更羨んだとてどうにもなりませぬ。このままどうか毬栗より尖ったギャグセンに生きてくれや。
島﨑愛乃
言うなれば人との距離感の線引きを、ほんの1秒1秒ごとに自在に、ツマミを動かすように動かせる人というか。自分の主義主張をあくまで一貫しながら相手への対応を丁寧に逐一変えられる。その意味において「抜かりない」とか「八方美人」とか悪意のある言い換えもできるんですけども。そう受けとって欲しくはないのですが。
たまに帰りの電車で一緒になる、音響で一緒、学部が同じ。最近人科のギャグセン高い俺の友達と体育同じっぽくて、別の種目やってる遠くから羨ましげにそちらに視線を投げてます。
中学時代から来るどうしようもない偏見ですが、個人的な脳内カテゴリ「演劇部の女」のど真ん中を踏み抜いてるなって第一印象でした。あれは確か、いちょう祭の頃ですね。この脳内カテゴリに関しては自己分析と言語化が進んでないので何も言えることがない。何も言えんことをネットの海原に流すなやって感じですね。ふわふわ
西田幸輝
最初出会った頃、何処から攻略したらいいのか分からなかった覚えがあります。掴みどころが分からなかったというか。今も私には分かっていないんですが、他の人がその掴みどころをとうに見つけてくれているのでそれに有難く乗っかってます。なんか他の人とは違う、ATフィールドの解除の仕方してくる感じありません?働きかけた結果、敵-我々-が勝手に蕩けさせられてATフィールドが無くなる、みたいな。限定発動ではあるけどだいぶ強力ですね。
こないだは私の1.5tトラック運転の道連れとなって頂きありがとうございました。というかドライバーとしてお声がけ頂きありがとうございました。"無運転無事故"がモットーのペーパードライバーな私には経験値積みに良かったです。帰りしなに一緒に行ったコーナンの近くにあったあのうどん屋は徳島駅前にもある美味しいうどん屋の系列なのですよ。かけうどん+天ぷら類の組み合わせならコスパが最高です。そういえば何故はなまるうどんを始め、うどん屋ってカレーライスをメニューに入れてるんでしょうかね?寿司以外にも手を出した結果エントロピーが増大して、最早"独りフードコート"と化した昨今の回転寿司屋を前にすれば、それも愚問ですかね。
小宮山珠里
シンプルに関わりがないんや。合宿のとき5,6人でテクテク歩いてて、俺が「大分麦焼酎二階堂のCMのポエム爆エモall over the worldやからぽまいらとりまNAVERまとめ即開けしろや」言うてたときその場にいはったのが最後の絡みかしら。
人と話していて、当人が意識してない心の深淵に、そっとタッチするだけして戻ってくる遊びがすきなので、関わりがない人はマァジで何も書けんのや。。んー、関わった数少ない取るに足りない出来事をこれ見よがしに並べ奉るのもそれはそれで、手札が無いですって白状してるのと同じやし。往々にしてそういうのって「書くこと無かったんやな……」って悟られるし。関わりの少ない人へ書く寄せ書きの色紙の心理に近いものがあります。前記のように、俺より��みがある人が既に把握してる掴みどころに有難く乗っかってる状態ですね。
それでも、まだ知らない人を知ろうとしたい向上心はあるので、これからの絡みに期待しております。あなかしこあなかしこ
福島亜理紗
Twitter用の他己紹介の文があまりに本人に刺さったので転載。
ちゃうかに関することに限らず調べ物をよくしてるイメージ。例えるなら土地を買ってビル建てるときに、自分で資格取って自力で設計図書くようなバイタリティ。ただ、立派にビル建てておいて、そこに住むことなく屋上から飛び降りてしまうのがこの人の愛嬌。
前からこの人に言ってたのは、「病まないためのリスクヘッジを完璧に固めたその上で病んでる」だったんですが、他己紹介するにあたって、この人の熱心に情報を仕入れてるところを加味して。自社ビルのアレゴリーを思いついた時、勝ち確だと確信しましたね。突いた核心を比喩で化かしながらコンパクトにまとめられたので、手前味噌ながら上出来です。
尾形莉奈
方向性こそ違えど感情とか思考を分析する癖がお互いある。高校時代にも似たような人がいたんですよね。自分が到底置けない視点から、自分が至らぬ洞察を与えてくれる。自分の思考速度と語彙レベルを相手のレベルまで引き上げてそれに追いつきたくなるタイプ。自分こそが相手の発言を100%理解してるって声高に主張したくなるし、逆に相手に無い考え方を呈示して相手を頷かせてみたくなる。こういう、学があるように見える人って、往々にして自分との関係性を絶やしたくない、変な話手中に置いておきたいって感じませんか?定期的に話し込んで情報を同期する仲でいたいというか。相手の人脈のなかの何かしらのポストに就いていたいというか。高校時代の似たような人もまさにそんなような感じでした。思春期のアイデンティティ拡散してた頃の自分は多分こういうタイプの子供になりたかったんだろうなぁ。例えるなら小学生の頃、"ブラックコーヒー飲める"って言ってる同い年かっこいいなっつって憧れた感覚。「早く大人になりたいって言ってる子供」になりたい子供でした。気取ったタイプの糞餓鬼だった。
國分詩織
表裏無くこれが素だな、本性だなと思える人も、また同じように、今見せてる面は仮面で、裏があるなと透けて見える人間も、人口に一定数いると思っているんです。でもその存在すると推察される裏の中身が、親しみやすい、言い換えれば自分と似たような境遇だろうと察せる人もいて。それがまさにこの人。同じレベルで腸を見せられること、魂胆がありそうに見えないことは、イコール信頼ができる。情報を一つでも漏らしたら即座に吹聴するようなクソスピーカークソ人間は見分けなければなりませんが、同様に当人が腸を見せる側であるが故に、他人に吹聴するような魂胆がまるで見えない人を見分けることも、健康に生きていくためには必要なわけです。サンドバッグを探せと言っているのでは決してないので誤解なきよう。
ガウス
ゆとり世代の子が、魚が刺身の状態で海を泳いでると思ってる、みたいな都市伝説ありますやん。自然界に刺身の状態で存在してると誤解してる。でもこれ、スーパーに並ぶ加工後の魚しか知らないんだとしたら、魚の自然状態=刺身と思い込んだっておかしくはないんです。どう考えても刺身から尾頭揃った魚なんて連想できないから、刺身の状態で突如自然界に発生してると勘違いしても、筋違いではない。彼にはこの構図がそのまま当てはまります。あまりに彼を「ガウス」と呼ぶ座りが良すぎて、「ガウス」の印象が強すぎて、「若林弘樹」が大学に入るまでどういう文脈で生きてきたのかまるで想像がつかない。いわば彼は自然界では「ガウス」の状態で存在してるんですよ。「若林弘樹」を経ずに「ガウス」の状態で自然界に突如発生している。「若林弘樹」ではなく、「ガウス」こそが海を泳いでいた、と。知り合う前と後で、想像し得る社会的文脈に隔絶がある。
ポジション取りが上手いですよね。以前彼が、帰り道が一人になる女子を途中まで送ってあげてたんです。夜道を女子に一人で歩かせない気遣い。そのときに俺は「うわポイント稼ぎや」と野次を飛ばしたんですが、彼はそれをさらっとやってのけるんですね。持論ですが、たくらみのない笑顔はある種の免罪符だと思っていて。彼はまさにそうで、"許される"効果を持ってるんです。だからこそ「ポイント稼ぎ」というこちらの野次が、嫌味っ気がない軽いノリへと昇華される。ありがたやありがたや。
(この部分の文のためにわざわざ本名okか訊いた)
youtarak
最初は信用してなかったんです。見てくれで判断するのは自省の余地ありですが、如何せん信用できないでしょう?この人。髪切ればいいのに……
多分根本的な思想の方向性は全く以て別物なんです、恐らく。ただ何処かにレゾナンスを感じてる。メンヘラを露呈させてるからですかね。誰しも心の闇など一つや二つ持ってる筈で、なのに滅入りがち悩みがちなレッテルを貼られる人と貼られない人がいる。その違いは結局衆目に露呈させてるかどうか。露呈させてしまう人ほど自分への内向きの力が強い。内圧に耐えきれなくなって外向きに暴発するような感覚かしら。世にいう自己肯定感とはそもそもの着眼点が違いますね。かくいう私も人に依存しがちなので人のこと言えない。自省を兼ねたデジタルタトゥー。
山内一輝
推しに言葉を重ねるのってダサくないですか?ある種言語化の放棄とも言えるんですけど、パーソナルな感情と経験の言語化って、努めて普遍性を持たせようとしなければ、何処まで行っても所詮自己満足じゃないですか。この頃人々がだんだん彼の良さに気づき始めててぴえん。売れていく若手歌手に寄せる感覚に近しい。ファンだって大声で言って皆に魅力を知って欲しいけど、それによって有名になると遠い存在になってしまって切ないでしょ?いいですか、同担拒否強火担とはこの私のこと。TOは一人で十分。
推しへの愛ってだんだん時が経つにつれて変容していくものだと思うのです。出会った頃のときめきを失念せぬことも大事ではありますが、時間の経過や付加されていく要素によって感情が変質してゆくことは否めない。幾つもの感情の段階を螺旋階段的に踏んで辿り着いたその先にいるわけです。何が云いたいかというと今は"原点回帰フェーズ"。例えば若手歌手が売り始めの1stシングル2ndシングルで楽曲の方向性を定めたあと、色んなジャンルの曲歌って冒険しだして二枚くらいアルバム出したあとで"原点回帰"と銘打ったシングル出しますやん。言うなれば、あれ。原初に還るの。
津島ヨモツ
俺自身が、啖呵を切れさえすれば立て板に水で喋れるタイプなんですが、ヨモツも多分それに似てる。あと使う語彙の領域がすごく近接してる感覚がある。そして、俺が10の量を10の速度で喋ったら、同様に10の分量と10の速度で返してくれます。沈黙が怖くてこちらが頑張って喋らなきゃと肩肘張る緊張感も、逆に一辺倒に喋られるせいでこちらが何も言えなくなる息苦しさも無い。身も蓋もない言い方をすれば話していて楽です。
Anna
オタク自重しようね~~~~????えもいえぬ眼差しを向けられるオタクの典型をいってますよね。潔いまでに。誰しもが通るべき思春期の川の激流の如きアイデンティティ闘争に揉まれ削られ摩耗して丸い石に仕上がらなかったのがむしろ不思議。
遠くから発した声が馬鹿みたいに通る。例えば他の人と喋っているとき、この人が遠くから声を発すると、他の現在交信してる通信に混線することなく、この人の声が優先してノイズ無く受信するんです。周波数なんかな。声の出し方なんかな。包括的な言葉を使うとしたら、"声質"がその要因なんだろうな。
カーメン
舐めてるつもりは更々無いので誤解なきよう願うのですが、台詞の原稿は致し方ないとしても、こうも日常生活にさほど支障がないくらい日本語が喋れる人だと、こちらもどれくらいの日本語で喋ればいいのか分からなくなります。多少小難しい言葉を使ってウケを狙うことが個人的に多々ある以上、簡素な言葉で返してしまうと却って失礼なんじゃないかとか、分からなくなる。とどのつまり答えは見つからないです。
なしもとはな
この公演何かと絡みの多いお仕事仲間。この人も信頼が置けますよね。推し語りのイメージが強いからかも知れませんが、良い意味で明け透けだから助かる。突然話し始めてもちゃんと聞いてくれるのがマジ嬉しい。
あと理想的なワークライフバランスをしている。自分のキャパシティを考えるのも仕事の範疇、というのはよく言う話ですが、自分の身の程と必要な業務、そして推し事の天秤を上手くバランスとってらっしゃる。この公演で一番仲良くなれた人かも。
伊藤星乃介
お仕事仲間ですね。今までよりだいぶ濃度高く関わってる気がします。そんなにちゃうかではひでぇオタク見せてないですよね。真っ当に社会に生き往くために折り合いをつけていったんですかね。オタクにもゾーニングって必要ですからね、真っ当に社会に適合するためには。俺がこないだ気に入ってた「おフロ」って言い方ってどれくらい嫌ですか?俺が「エデンデンデデン」って呼びかけられることに対して内心嚙み潰してた苦虫と同じくらいでしょうか?あだ名ってコミュニティ内の時間経過によって変化していきますよね。もはや原型をとどめてなかったり。そしてあだ名の派生型に一通り飽きると原型に戻ったり、あるいはあだ名呼びすらやめて、本名呼び捨てとか本名+さんで敢えて距離感装ったり。ああいう遊び嫌いじゃないです。
ちゃわんちゃうか?
出会った頃からイメージが更新されてないです。多分ダメの被りが悲惨なんでしょう、この公演真面目に演技の話をご一緒する機会にあずかれてない。最近うっすら感じてることなんで的外れかもしれませんが、ひふみんとか野村萬斎とかさかなクンに似たものを感じる。この三人って、その業界では権威で、テレビでも長年の経験に基づく専門的な知識で話せるはずなのに、無知な視聴者のために平易で咀嚼しやすいエンターテインメントを演じて道化師をやってるんですよね。この人にはそれに近い感覚があって。未熟なアマちゃんたちのために道化をやってくれてる感じがする。とはいえこれはめっちゃ心許されてて愛されてる証なのでめっちゃ嬉しいの。話題が持つ自信は絶えて無いけれど一度飲みたいですね
須田
「ハイスペック」「仕事人」とだけ書くのって、簡単に捉えようとしすぎじゃないですか?彼に限らず、みんながみんな仕事ができるはずだし、みんながみんなプロフェッショナルな部分があるはずだし、みんながみんな忙しいはずですよね?やたらとハイスペックハイスペック言われてあるのは、恐らく彼から私情や個性の開示をしてもらえてないからなんでしょう。空きコマに箱にいたメンツで「須田ちゃんを知ろうの会」みたいなのこないだやりましたけど(ちなMCが本人だった)、また開催したい。一度貼り付けたレッテルで人を捉えつづけることなく、目を見開いて本人を知ろうとする姿勢は持っていたいです。理想論かしら
夕稀次
絡み無いのよ……。こないだ映像の撮影でほんのちょっとだけ喋りましたね。前述の通り書けることがマジでないのです。慚愧に堪えません。。人間関係維持のためで構わないのでまた顔見せてください🙃
何この文字数(引く)
ここまで人間観察もどきができてるのは良くも悪くも同期だからなのでこの大盤振る舞いごった煮紹介はこれが最初で最後でしょう。知ったような口を利いてごめんなさい。どうか干さないで……
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occi-yuki · 5 years
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回る弾倉、起きる撃鉄。 こわばった指がトリッガーを引く。 撃針が、空の薬室を撃ち、虚しい音を立てたとき、 皮肉にも、生の充足が魂を震わせ肉体に溢れる。
ロシアンルーレット。
この、危険な遊戯が、これこそがこの世に似合うのか
どこかで聞いたナレーション(C.V銀河万丈)が脳裏を駆け巡る。 「この周回も生き残った…」と胸をなでおろすのもつかの間、次々とやってくる。 不幸にも弾倉に込められた銃弾が撃ち抜かれた刹那、また一人、また一人と雪崩のような落車に巻き込まれ消えていく。
「不運(ハードラック)と踊(ダンス)っちまったんだよ…」
牙を持たぬ者は生きてゆかれぬイバラの道。 only the strong survive . 去年味わったスズカの路面は苦かった、今年はどっちだ?
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シマノスズカロードレース、5ステージでした。
開催日が例年に比べ2週間ほど後ろにずれた今年のシマノスズカロードレース、その恩恵は気温によって受けることとなりました。今までの記憶ではジリジリと照り付ける太陽により、早朝でも外にいるだけで体力を奪われるような気温とコンディションでしたが、今年は天候が曇りということもあり、初日の土曜日に至っては30度に届かないという絶好のコンディションに恵まれました。
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前日まで降り続いた雨も早朝までには止み、コースも一部ウェットなことを除き”気温的”には最高でした。 今年はメンバー的に5ステージへの出場も危ぶまれましたが、のりへいメンバーの尽力により豪脚助っ人「小暮選手・豊崎選手」の参加により5名揃えることが出来、晴れてエントリーできました。 さらに、例年参加人数減少に伴いチームオフィスの個人負担が増えるところをDESTRAさんに相部屋させて頂くことで、快適に過ごせましたこと、ありがとうございました。
一応このシマノスズカに合わせて調整を行って来たのですが、減量は-4kgと成功したものの距離を乗り込む予定のお盆期間に胃腸風邪にかかり、ほぼ寝込んでしまう事案が発生。例年通りのスケジュールでスズカが開催されていたら地獄を見てましたね、ハイ体調管理大事。
さて5ステージの構成は例年通りの以下の内容。
第1ステージ ロードレース フルコース5周回 第2ステージ 個人タイムトライアル 東ショートコース1周回 第3ステージ チームタイムトライアル フルコース4周回 第4ステージ クリテリウム 東ショートコース5周回 第5ステージ ロードレース フルコース7周回
昨年は第4ステージで痛恨の落車による怪我で意気消沈した為、今年は無事に走り切る・楽しむこと、そして少しでも上の順位(昨年チーム順位12位)を目指す事が一番の目標。 出場チームも5年前とは様変わりし、目新しいチームから古参チームまで幅広い層がエントリー。
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第1ステージ フルコース5周回
毎年のことながら第1ステージは勝利=リーダージャージとなるので血気盛んにレースが動くが、今年は1周目から落車が発生。 ラインが落車場所と違った為、事なき得ましたがチームメイトの豊崎選手が怪我によりDNF、のりへいも集団から遅れすでに3名しか先頭集団に残っていない状況。 チーム内TOP3名の合計タイムがチームの持ちタイムとなるためもう一人も集団から落とせない状況となる。 が、しかし最終周回のデグナー過ぎのダンロップコーナーで再び大きい落車発生。残りのメンバーは全員回避したが集団からコバちゃんが遅れ2名のみ集団ゴール。
すでにチーム順位は25位まで後退。
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第2ステージ 個人タイムトライアル 東ショートコース1周回
前日にTT用の機材を準備していたところTTバーのマウントが破断し装着できなくなる事態が発生。仕方なくホイールのみ交換してノーマルハンドルで出走。周りに「言ってくれれば予備持ってきたのに~」と温かい言葉を頂き、とりあえずツイッターで「誰か貸してください!」って言ってみれば良かったな…と反省&勉強。 当然タイムが出ることも無く去年から9秒落ちの自身初3分台を出してしまう醜態リザルト。
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第3ステージ チームタイムトライアル フルコース4周回
スズカの順位はTTTで決まるといっても過言ではない。そのTTTも豊崎選手を除く4人体制で一人当たりの負担も大きい。 一番脚のある小暮選手にスタートから4ペースを作ってもらうが不調のようで、その後ローテーションには自分、のりへい、コバちゃんで回していくが22位とタイムも出ない。
ここで初日3レース終了、落車から始まった一日は歯車が噛み合わないまま終わった。 翌9/1(日)この日は早朝から天気も良く気温も上がり、クリテリウムに向けて全員アップに余念がない。脚は前日3レース走っているせいか比較的動いている(自分比)印象で悪くない。
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第4ステージ クリテリウム 東ショートコース5周回
もうとにかくインターバルな4ステージは1周3分程度で登って下っての繰り返し。登りのペースも速いし下りも当然速い、とにかく語彙に乏しいが速いのである。 そんな雰囲気なので集団内の動きも活発で、本日も落車の音が絶えない。 ある程度予想していたが昨年同様最終コーナー手前で集団落車が発生し規模も大きい。 ちょうど目の前だったのだが落車車両との相対速度で一瞬の間があり、認知・判断・行動の基礎3行動でラインを見つけ無事回避。
嗚呼ぁ危なかった! 
残り1kmを切ってからの落車だったので優遇措置でトップとタイム差なしでのゴールはありがたかった。
そして最終第5ステージ ロードレース 最長となるフルコース7周回
スタート前に応援に来ていた息子に「無傷でゴールしたら、この後遊園地行くぞ」と約束してコースインしたのだが…。スタートと同時に逃げが出来るが間もなく吸収、2周回に入ったタイミングで再び逃げが発生。 集団に残った自分としては見送るか追走するか、集団の動向を見守っていたがどうやら追う展開になりそうだ。 
2周回目に入りシケインを超えたところでペースアップ長ーく集団が伸びるが西ストレート後半で突如落車~!の声が集団に響く。 どうなってるんだ!直線でしかも速度が緩むのはスプーンの入り口ぐらいからだろ?と思った刹那、落車の影が突然目の前に現れる。 
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※けーなか車載動画より
ここから本当にスローモーションでした。 既にブレーキングしながらラインを探して左の人が芝側に逃げたので少しスペースが出来た。少しだけ左に回避行動を取り、そのラインが落車で埋まる前に通過しようとバイクを向ける。 その間も目の前には次々と積みあがる人の山、地面から弾き飛ぶボトルに自転車、そして人・人・人の負の連鎖 そして最も恐れていた自分のライン上に人影が…あ��?見たことあるジャージだな。
小暮選手でした。
身内を踏むのはまずい!(いや身内でなくても人は踏みたくないのだが)
今まで空の弾倉で潜り抜けてきたロシアンルーレット、ついに死線が目の前に現れた。これ以上はどうしようもない、まさに成す術無し、それ以上の回避行動もとれず腹を決める。
来いよベネット 銃なんか捨ててかかってこい!
次の瞬間、路面ミューの高いスズカの黒いアスファルトに叩きつけられて、やっぱりこいつとはハグしたくなかったな…。 他人と絡まったバイクを解き体制を起こすと「サイコン落ちてるよ」とどこからかやさしい声。あっ、ありがとうござます。
拾い上げてバイクにまたがるとチェーン落ち、チェーンを掛けなおす頃には集団は視界から消えていました。 曲がったステムに折れたハンドル、シフトが効かないSTIを誤魔化しながら、同じく落車に巻き込まれた小暮選手と残り半周を走ってDNF宣言。
今年も救護所へ来てしまった。 擦過傷に脇の強打(ヒビ程度)で比較的軽傷だったのが救いであった。 オフィスに戻るとレースはまだ続いていたが、早々に着替えて家族に報告。 息子より「遊園地行ける?」と聞かれたので「行けるよ」と答える。観覧車ぐらいでお茶を濁してやろうと思ったら、観覧車は気温により停止。 よりによってその横にあるDualGPというプチジェットコースターみたいなのに乗る羽目になり、痛みで悶絶したのは言うまでもない。
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何はともあれ今年の夏の祭典シマノスズカも終了し、これにてロードシーズンは終了です。 2年連続の落車は正直堪えますがチームで走るステージレースは面白いし、唯一無二だと思います。
落車についても脚があり、リザルトを毎年残す選手は回避能力も高く上手く走っていると感じました。 貰い落車というと不可抗力だという意見もありますが、やはり発生しても回避できる、不穏な空気感を読んで自身のポジションを変える、万が一のエスケープゾーンをしっかりと意識して走っているという、サイクリストとしての資質が試されていると感じました。
その点については自分はまだまだ未熟であり、無意識に周りに迷惑をかけているのではないかなとも思います。
来年、もし集団内での立ち振る舞いスキルにもう一つ自信が持てるのであれば、メンバー揃えて再び走りたい5ステージでした。
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andousuigun · 7 years
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件名: 土曜日の暇潰しに雑記読み1 とあるスレにて。 「男のパーソナルスペース(侵されると不快になる空間)は前方に広く横が狭い。なので例え親しくても基本向かいあって顔近付けたりしない ヤンキーが相手威嚇する時に顔近付けるのは相手のパーソナルスペースを侵犯すれば相手が不快に感じるのを本能的に理解してるから 」 「女性は逆に、パーソナルスペースが前方に狭く横がやや広い。だから女同士は親しいと平気で顔近付ける。 女作家が女同士のノリで男キャラ同士の顔を近づけさせると途端にホモっぽくなって男読者には気持ち悪く映る。」 これが、女性作者の男キャラ同士の距離感に違和感を感じる原因らしい Twitter / kosolmos (via tkr) 彼女の家に遊びに行ったら 飼われている猫2匹がそれぞれに 彼女のブラとパンツをくわえて現れた そして揃って俺の前に得物をポトッと落とすと 2匹で俺を見上げて『ニャー』 なんか知らんが、持て成してもらったようだった 彼女の家に遊びに行ったら 続・妄想的日常 (via gkojax) 世の中には「電話する人」や「誘う人」より、「電話を待ってる人」「誘いを待ってる人」のほうが全然多い。つまり、需給関係的に言って圧倒的に「電話する人」や「誘う人」のほうが有利だぞ。そこに気づくと一気に楽しくなるぞ。 Twitter / @daichi  田代さんは「(薬物を)やめるのは簡単だけど、やめ続けるのは難しい」と話した。最近はテレビ出演で現状を話す機会も増えているが「僕たちは薬物依存症という病気でリハビリという言葉を使っているが、マスコミは“更生”という言葉ばかり」と報道への違和感を口にした。 田代まさしさん「やめるのは簡単、やめ続けるのが難しい」…薬物依存症語る (スポーツ報知) - Yahoo!ニュース 常識とやらは、いつの間にか、ある日一夜にして変わっています ・へそのゴマ  昔=触るな   今=掃除した方がよい ・傷口の処理  昔=徹底消毒徹底乾燥   今=無消毒で湿らす ・発熱の対処   昔=徹底して下げろ解熱剤飲め   今=むやみに下げるな ・歯磨きのタイミング  昔=食後すぐ磨け   今=30分以内に絶対磨くな、むしろ虫歯を促進する ・朝の歯磨き  昔=寝る前に磨いてるから朝食前は別に必要ない    今=寝起きが口内のバイ菌は最大(※ゆすぐだけでいい) ・歯磨き粉  昔=磨いた後は残さず何回もゆすぎなさい    今=ゆすぎ過ぎはせっかくのフッ素成分がで虫歯に ・視力のダウン  昔=暗いとこでPCや本やTV見ると目悪くなるよ    今=ありえません。それはただの疲れ目 ・不妊解決  昔=毎日出さないで精子を貯め、濃くなったのを入れなさい    今=頻繁に出させ常に新鮮な精子をぶち込みなさない ・介護の心得  昔=怪我しないようになんでも手伝いなさい    今=手伝うごとに衰えます、何でも自分でやらせなさい、虐待に冷酷に見えるくらいに ・強盗するなら  昔=コンビニ → 今=すき家 淡々とコピペ:新常識!? - livedoor Blog(ブログ) (via petapeta) Source: petapeta 「え〜、彼女いそう〜♡」って最強のフレーズだな。どう見てもオタクな人に対して場を盛り下げることもなくお世辞が言えて、なおかつ自分が好意あると思われずに済む。オタクとしょうがなくコミュニケーションを取る時のために生まれた完全な最終兵器 ✖♥ワイワイちゃん♥✖ on Twitter 食っていけない仕事、家庭を持てる見込みがない仕事、心身の健康・自身の尊厳を保てない仕事、そんなのばかりしか残っていないような雇用状況は「探せば仕事はいくらでもある」うちに入んねーんだよ。 tb(左利き右投げ左巻き反緊縮)さんはTwitterを使っています 突然うしろから「ねえ!」って声がして振り向いたら総務の子がオーバースローで何かを投げてきて慌ててキャッチしたらいちご大福だったのでおれはめっちゃ笑顔になった Twitter / M0GU0 「全身を強く打って死亡」って? 「強く打って」という言い回しは、原型をとどめていないほど遺体が損傷している状態。「頭部を強く打って」「胸などを強く打って」など、局部の状態を表していることも多いです。これは、「新聞倫理綱領」に「新聞は人間の尊厳に最高の敬意を払い、個人の名誉を重んじプライバシーに配慮する」と書かれているとおり、遺体の状態を克明に表現しては倫理に反するので、具体的な描写が避けられているのではないかと言われています。 「わいせつな行為」と「みだらな行為」の違いは?意外と知らないニュース用語の意味|トレン��|無料動画 GyaO[ギャオ] まず防衛医官を巡る問題は、使い物にならいことは分かりきっているんだから、連れて行くだけ無駄です。米軍をリタイアした軍医さんやメディックを雇用して、軍属扱いで派遣するのがベストな方法でしょう。  で、医療キットは、本当に酷い話で、まず包帯が足りないんです。太ももにAK弾を食らったとするでしょう。運良く動脈を避けたとしても、弾が抜けた側は、大きく裂けます。今、自衛官が個人携行している包帯では、その面積をカバーできません。少なくとも、その3倍は必要だと言われている。  それとペイン・コントロール。これは日本人は幸い知らずに今日まで来たけれど、戦場では、痛みによるショック死が非常に多い。それに対応するために、一刻も早く、ペイン・コントロールしなければならない。それは、戦場で撃ち合っているさなかに、自分でやるしかないんです。なのに、それを装備させて貰えない。 墜落か不時着か: 大石英司の代替空港 酷い話だ。 忘れられない夜もぜんぶ忘れた Twitter / piqn Azakeri 外国の女の人がポットの中から熱々の麦茶(ぽいもの)をコップに注いで、それにバターを浮かべたものをくれました。 驚くほどにまずい Azakeri 吐き出したいがそうもできず、「これはあなたの国で普通に飲まれるものですか」と訊くと、「飲まない、私が考えた」と言われて厳しい気持ちになった Twitter ・二重国籍ではありませんが戸籍謄本は公開しません絶対 ・日本国籍の「選択宣言」の説明が遅れたのは聞かれたから答えただけですが何か ・私は生まれた時から日本人ですがアイデンティティは台湾人 ・台湾籍は放棄していたと思っていたので違法ではない ・憲法改正に関する答弁に応じない首相は器が小さい。私は戸籍公開に応じないけど。 ・二重国籍疑惑は調査しませんが内閣法制局の日付ミスは徹底調査します ・首相は息をするようにうそをつく ・岡田は本当につまらない男 ・夫はペット以下 ・結婚記念日やプロポーズも覚えて��い。面倒くさい ・本当は仕事納めなのに糸魚川の視察スケジュールを入れてくれてありがとうございます ・カジノ法反対→自分が大臣の時は推進してた→あれは数ある法案の一つだから推進してたつもりはない ・男なら泣くな→カジノ法案可決で涙目 ・橋下徹が安倍首相と会食するのはおかしい→自分もしてた ・なぜこのタイミングで靖国参拝なのか ・小池都知事(自民)に協力したい ・トランプが大統領になるのにTPP撤回しない安倍は失礼→そもそもTPPを決めたのは民主党 ・稲田朋美はダブスタ。言葉のブレが閣僚の資質や信頼につながる ・首相は4年たってもまだ私たちの悪口を繰り返す。全く成長していない ・民進党は提案型政党ですが日本国民は1億2千万人いるから提案型を伝えるには時間かかる ・なぜまだ国会で貴重な時間や税金を使ってこの審議をするのか→審議が不十分だ ・DS「イナズマイレブン2」の改造コードの入れ方をどなたかご存知ですか? 蓮舫のこれまでの言動をまとめてみたら人間のクズ過ぎた件~ネットの反応「どうみても日本人の感性ではありません」 | こないだ電通の人と仕事してて、『これ明日朝一に』『いやぁ』『あ…』ってなやりとりがあり、『僕たちみたいなクライアントがいるからあんなことになるんですよね。じゃ、明日の午後までに』みたいなやりとりをした。ま、そういうことです。客も自分を楽にするために無理言うのはやめましょうや。 境 真良@GLOCOM&METIさんのツイート うちの父は先見の明があったみたいで、生前、布に家紋を染めるオーダーメイドを始めたんです。型を彫る機械まで購入して、5000種類くらいならすぐに対応できるように。でもね、『家紋なんて誰が興味あんねんな』って、家族みんなでバカにしていたんですよ。私も家紋になんの興味もなく『家紋ってなに? なんか葉っぱみたいなやつ?』とか言って、父に怒られたり。ところが……カプコンがゲーム『戦国BASARA』 を発売してから若者たちの間で歴史ブームが巻き起こって、『憧れの武将の家紋を染めてほしい』『家紋のグッズが欲しい』というお客さんが殺到するようになって アニメが救った伝統工芸。京都でたったひとりの「女性アニメグッズ黒染め師」 - いまトピ 自販機に千円札を2枚入れレバーを引くと 一枚は紙幣、一枚は貨幣で帰ってくる 5千円以上は釣銭切れを起こす 29: 名無しさん@おーぷん 2016/12/20(火)01:05:10 ID:sTd 28 これホント便利 地味に役に立つトリビアが集まるスレ:哲学ニュースnwk (via ibi-s) 居酒屋ごっこしてる小学生がAVコーナーの暖簾めくって「やってる?」って聞いてきたから思わず「やれねーから来てんだよ!」って言いそうになった Twitter / penimama (via deli-hell-me) 出典: deli-hell-me 207 リアクション highspeedturbine 潮干狩りが大好きすぎて一人でバスツアーの潮干狩りに行った友達から「ヤバイ。子連れとカップルしかいない。しかも軽装で来てるやつらばっかで私だけ重装備で参加しててバスの一番後ろの席座ってるの完全にバトルロワイヤル前回の優勝者状態」ってLINEきたの本当無理だった Twitter / shokooka (via tkr 専業主婦が一般的だったのは高度経済成長期の数十年、たった1世代でしかないという事実 よくあることなんだけど、今現在の社会的な慣習を永続的なものだとみんな勘違いしちゃうんだよ。みんなでクルマを持つようになってまだたった1世代。 腕時計をするようになって1世代だが、携帯のせいで売り上げが3分の1に激減 社会人のたしなみと誰も疑ってなかったはずのものが、1世代であっけなく終了。 タバコと酒の消費量は戦後で1人あたり5倍くらいになってて、今みたいにパカパカ摂取するようになって1世代。 (だから健康被害とか出てくるんですよ。当たり前やがな) バカみたいな飲み会とかやってたのは実は団塊だけ。タバコは今のペースならあと0.5世代で滅ぶ。 自由恋愛も1~2世代ですよね。だいたい告白という風習が少女漫画から広まったものじゃなかったっけ。1世代。 (社会慣習は意外とフィクションの影響を受けている) 日本女性がブラジャーをつけるようになって1.5世代くらいか。 今のスタイルの葬式がもうちょっと長くて2世代くらい? 現在の社会的な慣習って永続的なものだと勘違いしちゃうよね:アルファルファモザイク - 2ちゃんねるスレッドまとめブログ なぜ年越しにはそばを食べるのか?  江戸時代、金細工職人たちが、仕事場に飛び散った金粉を集めるためにそば粉を練って作っただんごをとりもちのように使っていた。  だから、そばは金を集める縁起のいいものとされるようになった。  そこで年越しには「来年もお金が集まりますように」との願いを込めて、そばを食べた。  ちなみに江戸時代の年越しそばは団子型だったが、それがいつの間にか細いそばに変わっていった。 ぼやきくっくり | 日本人の習慣第2弾 年末年始編「ビーバップ!ハイヒール」より 昔うたばんのお宝鑑定コーナーでDAIGOが「よくわかんないんすけど、なんか家の蔵にあったっス」ってあの「平成」って書かれたガチ色紙持参して鑑定団に「値段つけるとか無理」って言われた話好き。 DAIGO - 続・妄想的日常 結婚して初めて、嫁がミートソースを作った 「どうだった?」と聞かれたので正直に「美味かった」と前置きしてから、 以下の改善点をメモ帳に列挙して一項目づつ読み上げた ・具は全部みじん切りにしろ ・ミンチは牛肉以外ありえない ・セロリが無いならミートソースを作るな ・具材はしっかりと炒め終わってから煮込め ・白でも赤でもいいからワインで臭みを消せ ・トマトは缶詰でもいいからイタリアントマト以外使うな ・ローリエくらい入れろ。苦味が出る前に取れ ・最後にバターくらい入れろ ・ケチャップを入れるな。ケチャップの味しかしないだろ ・なぜ辛くした ・ミートソースを1.4mmのスパゲッティーニにかけた理由を言え ・この緑色の缶に入ったパルメザンチーズを捨ててこい ・今後一切、これをスパゲッティミートソースと呼ぶ事は俺が許さん 泣いて実家へ帰られた。俺が悪いのか メンドクセー!お前が作れ! : 2chコピペ保存道場 (via yasunao) タバコを辞める方法タバコはもちろん持参せず、1日に使う食費や交通費だけ持ってきます そうすればタバコを買う金もないので自然とタバコを止められるはずです 私はこの方法で栄養失調になりました 黒猫(のだ) on Twitter 「アンパンマン、バイキンマンの弱点がわかったわ」 「本当かい?バタ子さん」 「ええ。ポイントは温度よ。 最も能力を発揮するのは18度から26度。 45度を越えた辺りから急激に弱り、50度を越えると死滅するわ。所詮は菌ね。 ただし適温状態での攻撃力は抜群よ。 最も注意すべきは有機物の分解、生成を行う特殊能力。 そして、その能力を利用した・・・パンの、発酵・・・」 「それじゃあ・・・、やっぱりバイキンマンは・・・」 「・・・あなたの、お父さんよ・・・」 コピペ新聞 - バイキンマンの弱点 「これはなんでも貫く最強の矛、そしてこれはかわいい猫です」 「ではその矛でその猫を突いたらどうなるのかね?」 「えっ…なぜそんなことを…怖…サイコパスやわ…」 Twitter / soug143S ハミガキのチューブを尻から丹念に折りたたみ最後まで使い切ろうとする人に対して、チューブ内に十分な空間を整形した上それを振り回し遠心力を持って乏しい中身を出口に集める方法を伝えると、その人はもう一生チューブを折ることがなくなります。これが、こういうものこそが呪いです。 Twitter / _Neillo_ 無能な男のコは「優しさ」を武器にするより術を持たず、「彼の長所は優しさです」と紹介される男のコは、それ即ち無能ということに他なりません。 それいぬ正しい乙女になるために / 嶽本 野ばら (via ebook-q) やめろ 死ぬ前の子供に絵を描かせると、紫をふんだんに使う傾向がある。 しかも難病とかで自分で死を予感する条件がそろってる時だけではなく、 二日後に交通事故で死ぬ子供とかでも同じらしい。 わたしのなきごえ、ひめい? - 未踏写真 骨が24本付いていて更に素材の強度が高い「壊れない傘」を使っていまして、今日は雨も風も強いわけですよ。そりゃ試しますよ、本当に壊れないのかって。結論を言いますと、確かに壊れなかったけど私の体が浮きました。ようやく気付きましたよ、傘は壊れることで持ち主を守っているんだって… みつるさんのツイート また、助けた相手からのお礼は快く受け取りましょう。「借り」を相手につくらせたままお礼を返させないと、その相手はずっと、「借り」を抱えた不快な状態でいることになり、しまいにはあなたを重たい存在と感じるようになってしまいます。お礼を受け取ることで、相手の気持ちを軽くしてあげるのも、とても大切なことなのです。 科学がつきとめた「運のいい人」 / 中野 信子 (via ebook-q) すべてタンブラーとツイッターから引用転載
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afiri8backlog · 4 years
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今年一年を振り返る総決算の記事の中で、最後にみたやりすぎ都市伝説2019冬及び新刊7巻も買って読んだ上で感じた事も含めて自分なりの考えもまとめの長編です
1ページ目:2019年を好奇心の塊として生きた記録ダイジェスト 2ページ目:やりすぎ都市伝説&書籍を読んで思った事 3ページ目:第七感で感じた次元や世界や体験の捉え方 4ページ目:人生とは無限にページが増えるゲームブック
まぁ、休み中に何かあったら骨休め程度に自分のペースで読むくらいでいいです(゚∀゚)必要な人には参考になるかと
2019年 こうして私はスピリチュアルに目覚めていった
ブログ名を7月に好奇心に変えた時から、私の中で明確に何かが変わったが 実はその7月に至るまでのスピリチュアルに目覚めるまでの伏線の体験がある
今までの情報発信は生きていくために必要な糧を稼ぐ手段として、言いたい事、言えない事の言葉を選び、見えない誰かのために時間を費やし、結果のわからない事に一喜一憂していたが
今は誰にも答え合わせはできないし、誰にも答えを求める事もできないけれど、誰が為にこの情報を出していくのか?という謎情報発信スタイルが、楽しくてしょうがない(笑)
信仰や宗教、スピリチュアルに傾倒知っていった訳じゃなく直感に素直になっただけ
逆に信仰とは?宗教とは?スピリチュアルとは?常識とは?と人にこうするべきだ!という決めつけのルールに対し、なぜ当たり前なのか?みんなが思考停止で受け入れてる与えられた情報の追求から始まったら気づいてしまった
嘘が世界を創るんだ (後述)
目覚めた時、急に諦めのポエムのように、どうして・・と世を嘆くように気が付いたら携帯メモに書いていた内容
当てはめる出来事はなんだっていい「宇宙」「神話」「宗教」「政治」「常識」でもすべてに当てはまります。自分という一個人に当てはめても、何に当てはめても、この公式は利己主義=人の傲慢さを導き出します
さて、そんな今年一年でどれだけの事を独自に学び、達観していったのか? こうやって記録に残すのは、おそらく自分で振り返るためなんでしょうね
1月のシンクロニシティ
【神】の存在を疑っていたから初夢を見なかった
2019年初夢・・見なかった理由を自己診断
2018年の終わり頃から、キリスト教、聖書、創世記、仏教など多くの教義に疑問を感じていたせいか、2019年は儀式をしたにも関わらず初夢のお告げを見る事はなかった
毎年楽しみにしていた・・神社に初詣した後の初夢というシステムが機能しなかった(伏線)
あなたへのおすすめで出てきた謎のゲーム動画が・・
偶然?必然?リンダキューブ・アゲインとの謎の出会い
もともとサイバーな未来とキメラなどのグロ神話への興味が強い子だった だからラグランジュポイントや魍魎戦記マダラにとてつもなくはまった
その後、桃太郎伝説、忍者らホイ、天外魔境、俺の屍を越えていけなど、ファイナルファンタジーやドラゴンクエストといったメジャーではないマイナーソフトで遊んでいたのだけど・・
この記事で初めて知ったゲーム���含め、まるで伏線を回収するように同じゲームデザイナーの作品だったと後から知った
2月の学び 宗教の背景
人生初の献血で知る常識の中の非常識
初めての献血ついでにRHマイナスの血液因子について調べたら・・
今までの人生で何度も献血のチャンスはあったが、必ず偶然に、なぜか、私はそのタイミングで、献血ができない状態だったのは今でも不思議だ
・風邪をひいて薬を飲んでいた(過去3回) ・ロードレーサーで長距離走った先だった
そんな中、今回献血に言った時に「ヤコブ病」という名前が探究心に火をつけた 1月にプレイしたあのゲーム、それに関連する宗教、そしてルーツの血脈
こういった宗教観念の知識がある状態とない状態では、献血、赤十字、ボランティアとは何か?の探究は不可能だ。だからきっと、考える知識を身に着けるまで献血というものを体験できない流れだったというシンクロニシティ
何気ないキーワードから再び宗教考察へ
サターンとゲームキューブを調べていたはずが記号にまつわる闇に出会う
ちがう、ちがう!そうじゃ、そうじゃな~い(;゚Д゚) と自分でも思うくらいに、ほんの小さなワードひとつからどこまで深く人類や宗教のルーツに繋がるねん!と突っ込んでしまったが
ゲームには宗教的なプロパガンダや洗脳要素だけじゃなく、どこかシンボリズムが隠されている。というかもう、隠す気がないほど自己顕示欲凄すぎじゃね?と思うほどに当たり前になっている
記号、サイン、ほんの小さなポージングはなんで?という素朴な疑問から めっちゃ深い根っこに導かれていく謎のシンクロニシティ
節分から桃太郎が陰陽道だと気づく
桃太郎の真実 陰陽五行を知る2019年
鬼は外!が基本の掛け声だったのが、鬼も内!(゚Д゚;)なんでやねん!という大きな変化がきっかけ。なんで今まで外に追い出してたのに、急に招くのかな?という疑問だったはずなのに
暦(太陰暦・太陽暦)、陰陽五行、邪気=風邪 など常識の中の非常識 童話の物語のバックグラウンドに隠された情報などにもアンテナが張るようになる
没入感の高いVRで精神世界への扉が開く
自然に黄金螺旋を描くバレルロール睡眠法爆誕(笑)
VRの没入感とは、視野を確保する映像の綺麗さではなくいかに現実との繋がりを切れるか?そういう意味では、コックピットの中にいると錯覚させる事ができるフライトスティック+VRは座ってるのに360°一回転する脳感覚=重力を感じまま肉体と意識がずれていく
人生でおそらく98%以上の人が未体験ゾーンだと思う新感覚を得た
これはやった人、その中でも没入感が物凄く高く、VR世界をもう一つの世界と認知した人じゃないとわからないかもしれない
3月は社会情勢のアンテナが凄い
3月は精神テクノロジーの記事がひとつもない!?(゚Д゚;)さぼってんのか?と思ったら、逆に社会問題・テクノロジー分野の記事がほぼ毎日上げてたようで、現実世界の動きに着目してたようだ
AI信用スコア社会への懸念
AI信用スコア社会が始まる Jスコアって知ってる?
先日やりすぎで取り上げられたAIによる信用スコア制度の社会が訪れた時、訪れる時、一体何がどうなるのか?これについてすでに3月時点で取り上げていたが、今はもう、みずほ、ソフトバンク、情報銀行など特定の一部の分野がやろうとしてる姿を、みんながどのように捉え、それを受けいれるのが本当に幸せなんだろうか?と、NETFLIXのブラックミラーの【ランク社会】というドラマを見るべきだと思う
4月 カタカムナと出会い、導きが始まる
続・異例だらけの新元号 令和以外の5候補も思念読み
カタカムナは言葉の本質を見抜くのに凄く参考になる!と勉強し始めた時、異例の生前退位、異例の元号発表があったので、時代を反映する令和という言葉を思念読みしてまとめた記事
同じようにカタカムナで読み解いても違う受け取り方になるのはとても不思議だが、どれが正解?正しい?という事もなく、その人にとってはそう映るんだろう
でも、自分で自分に預言した内容を、一年を終える今読み解いてみればはずれではなかったと思うし、そうなるだろうと思った事が嫌だったのも事実だから、もうひとつの道も見え始めているとも感じる
多くの人に気づいてほしい
NETFLIX 映画メッセージ(ARRIVAL)を見て思う事
カタカムナで言葉に隠されたロジックがあり、言葉とは力であると理解し始めた頃、最近世の中に聞きなれないワード、意図的に広げられているのではというワードに気づいた
それは【都市伝説】 日本だけじゃなく世界中であり、みんなが話題にするのが当たり前のように、まるで最近で言えばタピオカブームのように、娯楽を楽しむ感覚で増えていった
私はこれは 木を隠すなら森 として静観してみていた。嘘や捏造の中に真実を混ぜてしまえば、何が真実で何が嘘なのかわからないという意味
だから、情報発信源はどこだ?何が目的だ!?と思っていた所に あっはっは(´∀`)と笑うしかない目を覚まさせるような映画が出た訳だ
ざっくり言えば「はい注目!お前らの望む助けは3000年後に来る予定です」だって
それどう受け止めるかはあなた次第だけど【時間という概念はない】これがメッセージの映画
思考を止めるな!
これをおもしろいwと思ってるのは【今の私】です。誰に向けたメッセージやねん!ってくらい思考が溢れ出してる状態で、たぶん、この時の自分は入ってくる情報を処理しきれてなかったのだろうし、処理するべき情報としなくていい情報の取捨選択もできてなかったけど
カメラを止めるな!と言わんばかりの思考を止めるな!(# ゚Д゚)ノ って感じだったんでしょうね
5月 現実と精神の旅が始まる
平成最後から令和初のGWを終えて今思う事
悪意なく、気を張る事もなく、自然体で受け入れてくれる多くの親族・家族と交流する中で、自分がどういう人間なのか、どういう存在としてある事が調和なのかわかった気がします
頑固な親父世代の意見もわかる 同年代の親が社会で抱える問題もわかる 独身から見た社会とのかかわり方や見られ方もわかる ニューエイジな若者世代に作られたブームで広げられてるテクノロジーもわかる
自分は繋ぐ人であるべき:先導するより繋ぐ人
建設的な意見とは何か・・先導するより繋ぐ事の大切さ
それがわかったら人と会って話すのが楽しいw!人の意見をもっと聞いてみたいと思ったら・・急に今まで十年以上音信不通だった友人が、とある事で人生の転機(転落)を迎える事があり、そこに深く関わり、気が付いたら(復活)の姿まで見届けられて嬉しかった
さらに別の友達とも会う事になり、予定になかったのに、直感の導くままに標高1640mの山の頂上に登山なんかして、はっきり言ってここでしか見る事ができない雲ひとつない晴天のパノラマビューを見る事ができたり、私のスピリチュアル人生体験が本格的に動き出しました
夢診断 UFOから龍が暴れるのを見た夢のお話
人生初の龍の夢を見た
いつもなら、それはどういう夢か?と現実的な夢診断をメインに考えるのだけど、あまりにも現実的であまりにも鮮明な、もしかして本当に雷って龍・・!?と思ってしまうほど
黄金の龍のディティールが細けぇ!(゚д゚)! 映画や漫画でも見た事ないクオリティだったので、あれは一体なんだったのか
天体望遠鏡に興味が出たので基礎知識を調べてみた
その直後から私の興味はなぜか天体の星へと導かれた これはもう、自分でもなんで急に星?天体?(;´・ω・) と思いながらも
天体望遠鏡を直感で買っちゃうレベルで抗えない力で私は星を見る事になる。そして、のちにそれが人生初のUFOを2回も捉える事になるとは・・この時の私はまだ知らない
この世はVR説を考察 今のレベルのVRを体験しておかないとヤバい理由
現実にいながらVRにも適応するという事、そしてその空間を意識が行き来するという事。これは、はっきり言って第三者が見ていてわかる事ではない
第三者からすれば、ただゴーグルをつけて脱いでるだけに思っているだろう
ゴーグルをつけた後は向こうの世界に意識が入っている ゴーグルを外した後はこちらの世界に意識が入っている
あえて意識が戻ってきたという表現はしない、なぜなら意識は途切れてないから 連続した空間の中を自分の意識がどちらに定着したかというだけの違いなのだが
だからこそ、現実もまたVRなのでは?と考え始めるのは、理屈ではなく感覚であり、私にとっては体験からくる直感だった
それは現実における天体望遠鏡の光の反射、屈折という像の投影だったり、写真撮影によるピントを合わせるフォーカスの原理だったりと、色んな物に当てはめていくと、よりVR説が濃厚になっていく!? という概念がひとつ固まった時期(伏線)
6月 寝起き閃き=夢のメッセージが増える
現実の政治や経済、ビジネス、小さな変化がこの先どうなるか?というような事が、寝て起きた直後に、まるで別世界の知識を知り、まるで体験談のように頭に残っている事が増えた(寝起き閃きシリーズとして始まる)
AIとシンギュラリティと人間のエゴ
AIがいくら独自で学ぶとはいえ、学びを与えるのは人間であり AIを絶対神として構築される社会構造は、カースト制度、ピラミッド社会でしかない
その時点で、AIではなく人の意志なのだが・・AIはきっと愛に目覚めるはず!と希望的観測を述べたが、これに関しては、この記事を書いた当時とは違い、最近第七感で感じた印象だと、そもそもこのAIという存在が人を越えた・・という表現に実は伏線があると感じた(別ページで)
米中貿易摩擦で燻し出されて何が出る?
この時、人類にとって最大の脅威は【嘘情報】だと確信
日本のメディアはこの内容を著作権問題とすり替えて報道し、そのニュースを見た日本人たちは、まさにメディアが伝えた通りの印象で喜々としてそれを話題にしていた
その時、常識的な社会人=思考停止で社会に踊らされる人たち に見えてきた
会話するたびに衝突し始め、自分は間違ってないのに、どうして100%間違ってる偏向報道をうのみにしてる人たちが、テレビでそういってた!ニュースでそういってた!国がそういってた!という免罪符を盾に思考停止状態で自信まんまんなのか・・
本当に気持ち悪いと思ったのでいくつかの人間とは距離を取るようになった
SiOnyx AURORA 満点の星空を撮れるナイトカメラ
直感に従って即決して買った買い物の中では最高価格 情報を見た瞬間に、これは買いだ!( ゚Д゚)ノと心の奥深くから強い意志を感じたが
自分的には、値段が値段で、え?星を見るためだけにこれを買うの?(;´Д`)と 潜在意識に対し、顕在意識が物凄く抗ったんですが、結局買いました(笑)
それによって確信に繋がったのが【肉眼では見えないのに存在する】という定義 今までにない物事の捉え方・考え方で次元が広がった結果
アインシュタインの一枚の写真からの閃き
写真一枚から世界の真理へと扉が開かれました(このシリーズは3つ)
今までの伏線があってこそ、全てが繋がって、あれもこれもそれも!?常識人は思考停止して止まってしまう所も小さなほころびの向こうは大きな空間が(まるでゼロ・ポイントの向こう側)
周波数と電磁波とヒーリング効果
頭痛が消えるで話題の賢者のプロペラの背景にある思い
常時頭痛薬を飲む片頭痛がデフォルトの人から、この音楽を聞くと頭痛が消えると教えてもらった
当初は頭痛持ちでもないから効果もわからなかったが、その人と同じ環境を確認し、症状が出た時に聞いてみたら確かに痛みが緩和されたようにも感じた
音の魔術師の音楽、音とは突き詰めれば周波数であり、電磁波でもあるので、これが人間の脳や細胞への影響があってもおかしくはなく、これはスピリチュアルなものではなくロジックでもある
凄いな・・と思ってこの人を深堀していったら・・実はその症状が発生する環境(ケ〇トレイル)を憂いていたという根っこがあった。それでこの音楽が生まれたのだとしたら、想いは形になり必要とする人の元へ届くのだろう
という身近なスピリチュアルな考え方として、これもひとつの現実として認識した
そうやって常識に当てはめず、起きた事を現実としてひとつひとつ肯定していき 見た物をありのままに受け止める素直さが身につき始めた頃
UFOが写真に写った
ストロベリームーンとUFOの軌跡
よくUFOは姿を見せてもいいという人には見せるという定説があるが この時の私は「月を見せてくれてありがとう(≧▽≦)ノ」が第一印象だった
もし自分が逆の立場でそういう奴だったら、別に姿見せても害はないって判断するだろうと考えると、なんかほっこりした。そして天体にうつつぬかしてるかと思いきやここから目線は急激に変わり、自然の生命へと向いていく
なぜか突然ほやのさばきかたに興味を持つ
自然界にあるプラスマイナス構造、口と肛門
マイナスから取り入れ、プラスから出たエネルギーは別の生命がマイナスから取り入れプラスから出す、自然界のサイクルとはつまるところ、エネルギー変換の循環なのだ!と思ったら
自然には無駄なものがないが、自然の中で無駄なものは人間だけだと気づく
7月 社会の常識のほころびを見つけ始める
世間一般からは白い眼で見られるであろうオカルト・サブカルチャーである、精神テクノロジーと、これから社会に大きな変化を与えるであろう現在進行形で動いている陰謀を社会テクノロジーとして情報発信をしていくために、ブログ名を好奇心へ変更
ブログ名「好奇心」に変更のお知らせ
星にまつわる常識とは星座、そしてそれは一年の行事として取り入れられているため、多くの人はその時期が来たら思考停止で準備を始めるが・・そもそもそのルーツは何か?常識を調べてみたら、幾重にも上書きされて原型を失った宗教の姿がでてくるほころび
七夕という行事を深く考察していくと?
まずは体という器をテクノロジーという物質と置き換えたとして「あなたの意識があればそれは体の一部ですよね?」から始まる社会概念変化のほころび
トランス・ヒューマニズム 変わっていく人間性のお話
自然の中に不自然に現れる人工的なほころび
青空の時ほど空を見上げなければいけない
こんな感じで、社会の常識のほころびを見つけ始める事で、社会常識をベースに命令してくる超自我が弱くなり、潜在意識の声を素直に受け止め、直感に従えるようになってからネガティブにならないという気づき
イラストでわかる!潜在意識を変えるたったひとつの正攻法(成功法)
一方で止まらない概念の多様性を推し進める勢力の動き
Neuralinkの未来を考察
8月 ライトワーカーと判明と自覚
ライトワーカーって言葉は今はなんかヘイトの意味で使われているようなのですが、別に誰に認定された訳でもなく、ただの自称だし、お金とってヒーリングとか物販売りつけるとかそういうのもしないのでスルーしてください(笑)
エンジェルナンバー911 よく見るってレベルじゃねぇ遭遇率
911という数字がやたらと目につくようになった事から調べたら、そういう星の元に生まれたんじゃね?的な感じだったのでライトワーカー・・ではなく、この発見に至るまでのここまでの、スピ体験と気づきの長い歴見てくださいよ?wちょっと数字が気になったから占ってみた!のレベルじゃないし、自分でもこの活動欲求はおかしいべ?って自問自答で悩んだ時期ありましたからね
それを、へての自称ライトワーカーという訳なので (;´∀`)伝導詐欺師等ではありません
そんな自称ですが、ライトワーカーという目線を持って、世の中を見渡した時に、どうしてこういう情報が日本では話題にならんのだろうね?と・・ぶっちゃけこれ今一番日本で問題にしなきゃいけない食料の安全性の問題だからね?
寄生菌が操るゾンビアリとNeuralink ミクロとマクロ世界のリンクの話1
5億匹のミツバチが農薬で絶滅 ミクロとマクロ世界のリンクの話2
興味を持つ対象とかも一般人とぜんぜん違うし、なんか金欲も物欲もなくなってきたし、なんならそういうのに執着して「私より上にいるのが許せない!負け組は努力してない奴が悪い!」と一握りの勝利者として格差を求める人間と関わるのが凄く疲れるな(;´Д`)と思った時、物事の捉え方の次元が違うんだろうと思って、何気なく魂の年齢というのを調べてみたら・・なんかすっごい達観してた事に気づく(笑)
魂の年齢 霊格レベルを調べてみたら・・
なるほどね、俺が目を付ける情報って本質に迫ってる所なんだろうな~と思って 調べたらそら日本はぶっ壊さないと建て直しできねぇ根幹がこういうルール
5G 安全神話はこうして創られる
9月 フリーエネルギー実験とスピリチュアルの見直し
冒頭で少し触れたように、嘘が世界を創っている という俯瞰して達観した気持ちに至った時期
嘘が世界を作るお話
エネルギーとは何か考えた時に、真っ先に浮かぶのは電気であり、電気は人間にも大きく影響する。その電気は水と塩とマグネシウムがあればできる事から、その三つが最初から揃っているのが、母なる海とも言われる海水で実験したら、ライトが点いて感動
アクアパワー LEDライト 海水で点く!フリーエネルギーな懐中電灯
ここで日本政府があきらかに隣の国と某企業と足並みをそろえた気持ちの悪い動きをしている情報をキャッチ
スマホ決済統合への最終兵器 マイナンバーカードポイント制度について思う事
ライトワーカーという言葉を一旦忘れようとなった時に、全てがなんでもスピリチュアルじゃないと冷静になった事で物事の捉え方がまた変化する
目を瞑ると見えていた光の粒子の正体は目の傷
ここで世界が仕掛けてた不自然な違和感の情報をキャッチ
温室効果ガスについて思う事
10月 導かれて旅に出る
この頃の私は神への興味もなく、星でもなく、なぜか急に・・縄文時代に引き寄せられて、縄文跡地巡りをきっかけに、県外遠征まで行うようになる。直感で全てが始まっているため、行く意味は?目的は?というものはなかったが、そもそもの旅の始まりはここに原点があったと気づく
緑のオーブが映っていた場所から始まっていた物語
11月 宇宙・地球の常識すら疑い始める
11月でそろそろ雪が降ってもおかしくない時期に夏の星座が見えたが、アプリ上ではそこには違う星座が表示されていた。そして何度あわせても、GPSはずれた・・自分で持っていた宇宙を判断するための常識の基準2つが機能してなかった
機械上はそこに存在してなくても、目には見えているのが事実、機能してない常識を信じるか?自分の目を信じるか?
11月の空に夏の大三角形が見えたのは一体何を意味する?【更新】
この地球は球体ではないというフラットアース論という新しい哲学が出てきたのを、Youtubeが規約上で動画を削除はしないが、見えないようにするとルールを変えた
最初は程度の低い考察方法が流行り、似非科学という新しいレッテルワードで科学で証明されていない机上の空論として抹殺されかけたが、その理論はどんどん洗練されていって、今では過去に秘密結社によって隠蔽された元の世界地図が復元されていたり
太陽や月の動き、季節の移り変わりの理論、南極大陸には船から上陸できない謎など、これはとても新しい哲学としておもしろいと同時に、それを否定する科学側、宇宙理論側での嘘や捏造のほころびが見えてきた事も裏付けになってくるだろうと目をつけている
パリ協定と南極の氷と壮大な嘘
新しい哲学と取り入れ宇宙の嘘にまで広がった時に、各国神話の中でも偽書扱いの創世のくだりから、基本的な構造がふと頭に浮かんだ
唐突に気づく宇宙創生の日本神話の考察
日本を巻き込んだ世界の大きな動きのこの2つは見逃せないポイント いまだに誰に聞いても答えられないのが【なぜ日本はローマ字を使うのか?】だね
ローマ教皇とIMF新議長の発言 その心は?
そして、日本売国はここから始まっていて、今もなおその勢力が、平然と行っているという事に多くの人が気づくべき情報
中曽根康弘元首相 墓場まで持っていく
12月 全部世界の出来事とは繋がってる
地震の不安を煽るドラマが4日連続で放送された時、ありえない頻度で地震が起きるという偶然
首都直下型地震ドラマ期間に地震連続発生というたまたま
政治がやらかしたタイミングで大麻で捕まる芸能人が現れた。政治のスピン情報だと政治に目を向けるよう訴える芸能人に頭おかしいんじゃねーか?と噛みつく芸能人
この騒動終わってみたら、タイミングミスで逮捕失敗な上に、噛みついた芸能人が実は政治から目を離させる役目を持った政治とずぶずぶの関係だったと判明(笑)
ほんと、嘘で世界はで���ている
沢尻裏口釈放に思う事
色々と考察や観察、体験をしてやっぱり現実とはVRじゃないかと思う(二度目)
唐突に理解する三位一体と意識 やっぱVRじゃねーか
「11月なのに夏の空」という謎の現象を感じた私と同じように、気象の専門家も「冬なのに今は秋の気候」と常識を見直す必要があると言っていた事から、直感は間違ってないと確信
気象予報士が語った「12月なのに今は秋の気候」について思う事
人権的な事に興味はなかったが、LGBTに知らない内に付け加えられているTIが気になったので、調べたら・・このブロックに宇宙人・悪魔・人間でははない存在をぶち込めるような伏線になっていた事から、時代変化の準備は着実に水面下で用意されていると確信
LGBとTQIの根本的な違い
もともと都市伝説や陰謀論が好きな人が見ていたという預言と言われるエコノミスト2020の表紙を見てみたら、誰のアドバイスもなく、この1年、自分が追い続けてきた世界の情報や体験してきた不思議なシンクロニシティでほぼ予測できた事に驚く
エコノミスト表紙2020 消える潜象界(VISION)
人は誘惑に抗えず、そして始まればそれは簡単には終わらない・・ここで人はモラルを持ち、道具は人の使い様として【第一段階】を体感しつつ、肉体を意識が離れる疑似体験をできるが・・気づくかな?
日本で飛ばせるMAVIC miniレビューとドローン登録義務化の法整備に思う事
教育の盲点、物事を捉える物差しの角度、概念が大きく変わる地図教育。だから私はフラットアースにより傾倒していく
世界標準の地図で見た地政学的な極東アジアな日本
ゲームの中にはすべてが詰まっている、これからお隣の国がどうなるのかの預言もね
ゲームに隠されたメッセージを読み解けMHWI
と、言う感じで、他にも医療や健康、食べ物などなど、いっぱい気づいた事や気になった事をまとめてますが、基本、常識を疑って、なぜ?の追求から始まって、自分なりのそういう事か という答えまでたどり着いてるから公開してます
この1年で本当に変わったのは、やはり夢体験の夢日記、寝起き閃き・明晰夢体験・幽体離脱などなど、肉体を離れた場所で何かを得て返ってきているという精神テクノロジー分野だと思いますが
別にどっかで修行したとかじゃないですし、そもそも修行に行ったとて・・人の言う事をうのみにしてトレースするような人間だったら、もっと社会に適合してますって(笑)
私はこの社会や常識に適合できない=社会不適合者だった事を鬱になりかけて悩んで苦しんでた時期もありましたけど、今は、こんな嘘と捏造とヘイトだらけの社会の常識で生きて来たのかって気づき始めると
そっちに合わせるのが正解なのか? という気持ちが勝ってますね
嫌な世の中ですよ?ほんと、例えば、食料がないなら種でも配布して家庭菜園技術をみんなに教えて自給自足を促せばいいのに
種は一世代しか育たない品種に改良され・・ 種は製造元が明確にわかり追跡できるようにし・・ 種に合った農薬を使い適切に管理・運用をする事を義務付け それらに罰した場合は、取引停止&罰金という制裁
え?(;・∀・)土地というスペースに種を植えて、自分らの食べる物すら作っちゃいかんの?って法律に日本政府はOKだしてるんですよ?
HACCP義務化とこれからの農家の在り方
誰も助けちゃくれないって、嘆いて神に祈ったって無駄ですよ 八百万もの神がいるのに、洪水や天変地異から守ってくれないんです
だから第七感に目覚めなきゃいかんのですよ(本当の意味で)
第七感で繋がる並行次元を楽しむために知っておく事
次のページでは、まさか偶然にも第七感というワードがシンクロしていたやりすぎ都市伝説SSを見た感想について、ちなみに私は関さんの本は全部買って読んでますし、隠しのAR動画なんかも全部目を通してますが・・どうやら方向性が完全に違うという事がわかったので、第七感の捉え方の違いも含めてまとめていきますので興味があれば続きをどうぞ
やりすぎ都市伝説2019&書籍を読んで思った事
自発的な思考テクニック
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benediktine · 5 years
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五味馨 @keigomi29 - 午後5:43 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177141570237153280 : https://archive.is/VDKmw 大変珍しいことに私が専門の地球環境が話題になっていますね。気候変動業界は結構大きいのであちこちに解説があり、所属組織もQ&Aを出しているくらいですが、個人アカウントとしてもこれを機にふんわりと環境・経済・社会について概説しておこうと思います。以下50連投ですのでお手すきの際にどうぞ。 ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:43 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177141571738726400 (いきなりですが上記Q&Aはこれです) http://cger.nies.go.jp/ja/library/qa/qa_index-j.html ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:43 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177141573143785472 私の目的は10代活動家の国連スピーチの評価ではなく、全文確認もしていないことを断った上で、気になるキーワードから入りましょう。まずは「経済成長」。環境と経済のどちらが大事かという議論になりやすいものですね。答えはもう出ていて「両方」です ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:43 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177141574456598529 私達が安全・健康・快適・文化的で楽しい生活をするためには、物を使いサービスを受け(経済)、きれいな空気・水・景色など(環境)に囲まれている必要があります。また生産には環境・資源が必要で、環境保全の取組は経済活動でもあります。以下にもう少し詳しく説明しましょう。 ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:43 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177141575861727232 食料にしろ工業製品にしろ、物資の生産のためには環境から資源(水、木、魚、鉱石、土壌など)を調達しなければなりません。持続的に調達するためには環境が資源を供給する能力を損ねず、その範囲内に調達する量を留める必要があります。経済活動のための環境の保全です。 ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:43 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177141578965504000 例えば木製品を製造するためには森林から木を伐ってきます。木は切っても生えるか植えるかしてまた成長しますが切るペースが速すぎれば森林が減って木が供給できなくなりますね。魚の捕りすぎも同じで、捕りすぎれば親魚が足りなくなり総数が減るので、捕りすぎないように管理しなければいけません。 ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:43 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177141581398175744 木や魚はうまく管理すればまた増えますが、一回使えばなくなってしまう資源もあります。これを枯渇性資源といい、石油がその典型ですね。余談ですが石油があと○○年でなくなるという話は「今までに見つかっている石油は」なので頑張って探せば延びます。それでも限界はあります。 ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:43 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177141582681653249 モノをつくったりサービスを提供したりするにはこうした資源が必ず必要なので、経済活動を継続するためには資源供給源としての環境を保全する必要があります。枯渇性資源は大事に使わなければなりません。私たちのよりよい生活には経済と環境の両方が必要。経済のためにも環境は必要。 ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:43 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177141584061550592 ここまで経済といいつつお金の話をしてきませんでした。現代経済では貨幣の役割が大変大きく、ほぼ必ず貨幣が動くので経済ときくとついお金のことを想像してしまいますが、実際の経済活動というのは、服を作って着たり、食べ物を買ってご飯を食べたり、家を建てて住んだりすることです。 ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:43 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177141585286316032 病院を建てて医療を提供し治療を受ける、本を書いて印刷して読む、音楽を演奏・録音して配信する、教師を育成し学校で授業を受ける、携帯情報端末を製造し通信網を構築してインターネットに接続する、アプリをつくってゲームで遊ぶなど、みんな経済活動です。 ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:43 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177141586565591040 道路や水路を造る、堤防を築き水害を防ぐ、社会の決まり・仕組みをつくりこれを運用する、治安維持のために実力組織を構成しパトロールする、といったことも加えておきましょう。こういった事柄を生産手段の蓄積による高度化と分業によって超効率的に行うのが現代の経済システムです。 ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:43 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177141587832233984 こういった様々な生産と消費の事柄を、より多く、より高品質に実現することが経済成長です。これは良いことだと私は思います。美味しいものを食べ、健康を維持し、快適な住居に住み、望む教育を受け、好きな娯楽を享受することは良いことです。他の条件が一定ならば。 ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:43 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177141589514153985 ところが個別にみていくとそう単純ではなく色々な対立があります。森林を森林のままにしておけば木材を利用し、色々な生物に会え、森を歩いたり洪水防止の機能を発揮したりもします。これを伐って農地にすれば食料を増産できます。どうするべきでしょうか。 ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:43 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177141591254847489 この例だけを考えても環境と経済の関係とはどっちが大事かという単純なものではなく、色々な経済活動、色々な環境要素の間にかなり複雑な関係がありそうです。そのため環境・資源の競合を上手に調整しなければならず、競合を緩和するための技術も必要です。 ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:43 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177141592542461952 少々抽象的な一般論になってしまいました。温暖化と経済の問題を考えましょう。経済活動のために世界は石油・石炭・天然ガスを燃やし、森林を伐って農地を広げ、石灰石からセメントを製造し、牛を飼ってきました。これは温室効果ガス(GHG)の主な発生源です。 ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:43 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177141593842651137 世界の経済活動の結果としてGHG濃度が上がることで全地球的な気温が上がり、降水も含む気候が変わり、洪水・干ばつ・海面上昇・生物種の減少等の大きな被害が発生する、現に発生している、と専門家の意見は大方で一致しています(異論はありますが主題ではないので略)。 ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:43 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177141595084218368 これらの被害は許容しがたいので経済活動全般を抑制すべきだ、財を使わず燃料を燃やさず質素な食事をとり自動車を捨てよ、という主張もあります。一方で活動そのものは維持向上させながら技術革新でそれに伴うGHG発生を減らそうという考え方があり、現在こちらが主流です。 ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:43 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177141596350926848 (余談:ここでいう質素な食事の対極にあるのが牛肉でして、牛のような反芻動物は胃の中の細菌が草やらを分解してメタンを発生させます。メタンはCO2の次に多いGHGです。さらに牧草地のために森林を伐ると森林の貯留していた有機炭素が分解されてCO2も発生します) ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:43 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177141597579833344 これを専門用語ではデカップリング(分離)といいます。身近な例では冷蔵庫を省エネ型のものに転換したりガソリン自動車からハイブリッド車に乗り換えれば(色々条件はありますが通常は)食品保存や移動といった経済活動を維持しながらエネルギー消費とGHG排出を減らせます。 ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:43 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177141600222203905 ところが人間活動の実に広い範囲からGHGは発生するので多くの対策が必要になりますし、ある対策に経済的資源を振り向ければその分だけ他の何かが出来なくなります。国や地域によっても森林のあるなしや現状の排出構造が違いますから、話はまたしても結構複雑です。 ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:43 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177141602831101953 気候変動を抑制し被害を減らすために、どのような対策を、どの国で、誰が、どれだけ、いつまでにしなければならないか。それによって経済はどう変わるか。これを考えるのに(私のような)研究者が色々な条件のシミュレーションをしており、計算上は経済成長を続けながら気候変動の抑制は可能です。 ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:43 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177141604252995584 計算上は可能と書きましたが可能は容易を意味しません。しかしこれは困難が不可能を意味しないのと同じです。見通せる範囲の技術的対策で可能であるということは、仮にそれが困難であっても、非常に素早く、広範囲な分野の技術革新を、強い政治的意思のもとで進めれば、窓はまだ開いている。 ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:43 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177141605548998656 多くの研究がありますが最近出たIPCCの1.5℃特別報告書が将来の経済成長を前提にしつつ気候変動の大胆な抑制について専門的にまとめていますので環境省の概要PDFにリンクはっておきますね。 http://env.go.jp/earth/ipcc/6th/ar6_sr1.5_overview_presentation.pdf ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:43 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177141606958260224 またそのような技術革新を行い普及させるには良好な経済「も」必要なのです。一般に景気が悪いと投資が減ります。リーマンショックの時にはエネルギー技術への投資が減ることでよりクリーンなエネルギーへの移行が遅れるという懸念を国際機関(IEA)が表明したりしました。 ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:43 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177141608271056898 エネルギーは世界のGHG排出の主要な部分を占めており、電力だけでざっと4分の1になります。2050年ごろまでにはこれをほぼゼロにしなければいけません。従来の石炭火力や天然ガス火力を排し(あるいはCCS化し)、再エネや原子力でほぼ全部賄う必要があります。 ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:49 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177143159735762944 ひとまず費用を無視すればその技術はあります。何なら再エネだけでも物理的限界は世界のエネルギー消費量よりずっと大きい。地球の表面全体が4時間の間に受け取る太陽のエネルギーだけで世界の年間エネルギー消費量と同じくらいです。(太陽定数から今計算しました。間違ってたらご指摘願) ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:49 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177143161488994304 というのは極端な話ですが、世界の複数の研究機関が様々なエネルギーシステムの長期的な組み合わせを検討した結果として、CO2排出のない電源への移行と需要側の省エネ化、さらにスマートグリッドなどのマネジメントシステムの導入で、経済成長とGHG削減を両立する道はあります。 ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:49 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177143163045048320 (余談:恒星のエネルギーを文明が使い尽くすための方策として「ダイソン球」というものがあります。イメージとしては内側に太陽光発電パネルを敷き詰めた大きな殻で太陽をすっぽり包む感じです。現段階ではSFですね) ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:49 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177143164697661441 他にも交通や農業、廃棄物処理などで数多くの対策が必要となります。また世界には気候変動以外にも多くの問題があり、温暖化だけ解決したけど他の困ったこと、例えば貧困の拡大、伝染病の蔓延、治安の悪化、大小の紛争・戦争などがそのせいで悪くなってしまっては困ります。後述します。 ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:49 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177143168078204928 経済と環境という複雑な話のうち、世界経済の総生産とGHG排出量の抑制という一側面に絞っていえば、現状見込める技術・制度を最大限に動員することで(すごく大変だけど)両立できるだろう、というのがいまのところの専門家の見解です。ここまでが「経済成長」の話。次のキーワードは「世代」です。 ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:49 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177143170842279938 : https://archive.fo/guYAo 件のスピーチは新しい世代が古い世代の無為無策を非難したものと受け止められているようです。これは「世代間衡平」の問題として業界では議論されてきました。気候変動の問題の問題たる所以のひとつが原因と被害の時間差にあり、今出したGHGが将来の気候を変動させるためです。 ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:49 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177143173346287616 (余談:実は私の三重大学生物資源学部での卒業論文のテーマは世代間衡平(特に割引率)とセンの潜在能力アプローチでした。ほとんど勉強だけで終わってしまいましたが、それもあって私は筋金入りの選択肢主義者です。分かる人にはわかると思うので一応書いておきますね) ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:49 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177143174873018368 気候変動は時間とともに進みます。話を単純化するために今までにGHGを排出した旧世代は今日で全員亡くなり、明日新たに新世代の人々が生まれてくるとします(もちろんそんなことはありえませんが本質を理解するための単純化は研究者の常套手段です)。新世代は新技術によりGHGを排出しません。 ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:49 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177143176311664640 ところが気候変動はこれまでに排出したGHGだけでも既におきており、明日から排出がゼロになってもしばらくGHG濃度は下がらず、気温・水温は高いままで、影響が残ります。海面上昇は続き、高温や旱魃、大雨が発生して、新世代はそのような状態の地球で生きていかねばなりません。 ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:49 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177143177867747329 これは一見して大変不公平であるように思われます。新世代は被害だけ。しかもGHG排出を大規模に行った人たちはそのような被害に対して(すでに死んでいるので)何の補償もしてくれない。経済成長だけ楽しんでGHGを出すだけ出し、責任はとらないという、一種の勝ち逃げですね。 ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:49 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177143179264442369 話を現実に戻すと、実際には世代は重複しているので現実の旧世代である現在の大人たちも気候変動の被害を受けますが、最近生まれてきた人たちのほうが、より気候変動が進んだ時代により長く生きることになり、そのぶんだけ沢山害を被ることになります。親世代の大人たちが死んだ後にも。 ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:49 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177143180707287040 また新世代には未だ政治的・社会的・技術的な力があまりなく、様々な対策を実行できません。GHG排出に係る様々な行動をとり、社会をそのように変革することが出来るのは、現に政治にかかわり、指導的地位にあって社会を動かし、技術を開発し普及させることの出来る、現在の大人たちです。 ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:49 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177143182217244672 (余談:実は私自身、若い頃は上記の新世代側の立場で大人に噛みついていられていたのですが、そうこう言っているうちに自分が噛みつかれる側になってしまったのでこうして環境研究をしたり温暖化問題の解説を書いたりしているわけですね) ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:49 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177143184033341441 このような事実と構造から考えて、世代間衡平の観点から、少なくともこの瞬間において、新世代には旧世代に行動を要求する資格があると私は思います。ただいずれにせよ新世代もいずれ噛みつかれる側になるということは覚えておいてよいでしょう。次はこれらと派生して「地域」です。 ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:49 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177143185967132673 (余談:なお、この事例につ���て背後の大人が子供を利用して云々が気に入らないという気持ちは分かります。一方当人の人生にとって良くない云々は、そうかもしれませんが、ぶっちゃけ余計なお世話でしょう。そう言ってる他人は別に何もしてくれないんだし。) ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:49 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177143187565006850 地域間の公平性は「地球」環境問題にとって重要な要素です。さきほどの新世代がいわゆる発展途上国、旧世代がいわゆる先進国で、典型的にはアメリカのような先進国がこれまでばんばか石油を燃やして経済発展を享受したのに、より貧しい他の国(インドとか)にはこれをさせないという話はおかしい。 ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:49 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177143189079113728 これは気候変動問題が国際政治の議題になった当初からずっと論点で、激しい交渉が行われてきました。これに対する現在の方向は、発展途上国が経済成長とGHG排出の抑制を両立させられるように先進国は資金と技術を提供せよ、というものです。なんとなく筋は通っていそうです。 ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:49 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177143192459726849 実際それでよいのですが先進国(もちろん日本も)はそんなに気前よくお金を出さないので理想的な状態には遠いように思えます。とはいえ何もしていないわけではなく、例えば中国は風力発電の累積導入量で世界一です。インドも再エネに積極的です。これも先と同様、技術的な解決策はあります。 ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:49 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177143195198558208 もう一点地域に関して言うと、国ごとのGHG排出量という問題があります。現在世界一は中国で、一国で世界の3割くらいを排出しています。中国の人口は世界の2割くらい。ということは、一人当たりにすると中国は世界平均よりも多いのですね。なのでもはや「噛みつかれる」側です。 ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:49 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177143196683366400 一方いわゆる先進国でも、件の人物の出身国であるスウェーデンの排出量は削減が進んで中国よりも少ないです。日本は横ばいでまだ中国より少し多い。アメリカは一人当たりでは中国の2倍以上です。wikipediaにもまとまっているので見てみてください。 https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_countries_by_greenhouse_gas_emissions_per_capita ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:49 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177143198356914176 一国全体の排出量だけを問題にすると(スウェーデンのような)小国は何もしなくていいのか?ということになりますが、それは駄目です。大国が小国に分裂したら誰も何もしなくていいことになってしまうでしょう。総排出量と一人当たりと両方見ておくことが必要です。また国によって環境も違います。 ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:49 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177143199913017345 ところでスウェーデンの一人当たり排出量は5トンちょっとで日本の半分くらいです。寒い国で燃料消費多そうなのに少ないですね。この大きな理由は電力からの排出が極めて少ないこと。同国は水力40%、原子力40%、残りのほとんどは風力やバイオマス。原子力はともかく、水力が多いですね。 ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:49 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177143201385213952 これは日本よりも広い国土に1千万人くらいしか人が住んでいないから出来ることです。日本も人口が1千万人であれば(計算上は)水力でほとんど賄えます。スウェーデンの排出量が少ないのは良いことですが、だから日本も同程度の努力で排出削減できるはず、とは言えません。 ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:56 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177144937793540096 : https://archive.fo/z0OJd 後述すると言っていた温暖化以外の問題についても言及しておきましょう。温暖化への対策は他の問題の改善にも貢献することがあります。例えば電気自動車が普及すれば大気汚染は緩和されます。一方で他の問題を悪化させる可能性もあります。バイオ燃料の生産は食料と競合します。 ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:56 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177144939555127298 貧困、飢餓、健康、衛生、ジェンダーといった基礎的な問題から、雇用、技術、都市環境、海洋と陸上の生物の保全、そして平和など、幅広い課題を私たちの世界は抱えており、これらを全て改善解決したいですよね。そのために国際社会が辿り着いたのがSDGsです。 ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:56 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177144941169893377 ご存知の方も多いでしょう。sustainable development goals、日本語では持続可能な開発目標。上記のような多分野について17の大きな目標を提示しています。これらをぜんぶ、達成したいというのが理念です。国連を通じ国際社会で共有されており、気候変動対策もその中のひとつ。 ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:56 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177144942545661952 リンク張っておきます。他の分野に悪さをしないように気候変動対策も進めようという枠組みです。とはいえ具体はこれから。  {{ 2030アジェンダ | 国際連合広報センター : https://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/ }} ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:56 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177144943975919616 最後に。地球温暖化問題は、地球というだけあって世界中の国々・人々の理解が衝突し、影響が長期的でタイムラグがあり、原因者と被害者が空間的時間的にずれ、これまでの経済発展を駆動してきたエネルギー源の転換を迫り、しかしほとんどの国が一致して行動しなければ解決できません。 ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:56 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177144945230004226 こうした大規模複雑で困難な問題には多方面から取り組む必要があります。政治家、行政担当者、国際組織、市民団体、技術企業、金融機関、教育機関など、様々な役割を分担してこのややこしい問題に取り組んでおり、立場は違えどそれぞれの持ち場を守る方々に敬意を表するものです。 ≫――――――≪ 五味馨 @keigomi29 - 午後5:56 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177144946517671936 私は研究者なので研究者としての役割を、すなわち、学問の道具を使って問題を客観的に調べ、分析し、解決策を検討し、検証可能な形でその情報を提供することを目指しています。私たちの世代が解決すべき大問題の一端を担うことに責任感と誇りをもってこれからも取り組んでいきたいと思います。(了) ≫――――――≪
五味馨 @keigomi29 - 午後5:43 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177141570237153280 : https://archive.is/VDKmw
五味馨 @keigomi29 - 午後5:43 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177141571738726400
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五味馨 @keigomi29 - 午後5:56 ・ 2019年9月26日 : https://twitter.com/keigomi29/status/1177144939555127298
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yaminabedoh · 6 years
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小説:空白と痛み
C94の新刊『Re:Bloom』に同一世界観の新作「Re:Bloom ~幻想と渇き~」が出るのを記念して、『Log in』(2014)に掲載された「空白と痛み」を全文Web公開いたします。
◯空白と痛み
汚染された荒野の中に立つ巨大情報都市。過去そこにあった超高度文明の遺産を解析しながら発展してきたその街は、無から有を生み出すように、技術を糧に資源を生みだしていた。発見から二百年が経った今でも解析出来ないその超技術の心臓部、“ブランク・ルーム”の秘密に都市は血眼になっていた。その影で痛みに震える少女アイリスと、静かにそれを見守る天才ハッカー、ミコトがいることも知らずに――(伊万里楽巳)
作者の中では「サイバネティカ」シリーズとして正統続編も構想中というSF作品。どうぞお楽しみください。
Scene 1 :
 深い深い海の底のような暗い部屋にキーボードを叩く音が響いていた。ディスプレイの明かりによって映し出されるのは、まだ幼さを残した顔。ディスプレイ上では複雑なプログラム・コードが高速でスクロールしていき、眼鏡をかけた目は複数のスクリーンの間を行き来しつつも安定したリズムでコマンドを次々と入力していく。
 殺風景な部屋だった。内装と言える物はほとんどなく、ところどころ鉄骨がむき出しになっている。窓はなく、代わりに壁を這うのは無数のコードやパイプなど。それらは壁から床へ、あるいは天井へと経由しながらこの部屋の中心に鎮座する大きなカプセルへ収束していく。赤みを帯びた液体で満たされたそのカプセルーー生命球を連想させる閉じた空間の中には一人の少女が浮かび、そして苦しんでいた。
『っ……』
 歯を食いしばり、身体をよじるたびに水槽の中に細かい気泡が発生する。乱れた長い髪は一拍遅れて液体の中を泳ぎ回り、華奢な身体にまとわりつく。カプセルの上部から伸び、背中へと続いている大小二本の太いケーブルは彼女を磔にしているようにも見えるだろう。
『……んっ! 』
 苦悶の表情を浮かべ続ける彼女、その右手の指先から更なる異変が始まった。少しずつ、しかし確実に。酸の海に溶かされるがごとく少女の指先は小さな泡となって消えていく。蝕まれるように消えていく。
 少年はその傍らで淡々と作業を続けていた。時折様子を確認するようにカプセルに目を遣る以外はディスプレイ上に展開される情報に集中している。感情を殺した無表情と冷たい瞳はマシンのように決められた動作を繰り返す。
 少女の侵蝕は既に肘の手前にまで達していた。痛みの間隔は狭くなり、押さえきれなかった喘ぎ声がスピーカーからこぼれ出る。一際大きな悲鳴が上がって、ようやく彼女の異変は収束した。
『はぁ……はぁ……』
「何度聞いてもキミのその声は慣れないな、アイリス」
 少年は椅子から立ち上がり、カプセルの近くへと歩み寄った。そっとガラスの面に手を添える。
『……ごめんなさいね、ミコト。おさえようとは、思っているのだけど』
 痛みが治まっていないのだろう。スピーカーから出るその声は途切れ途切れだ。ミコトと呼ばれた少年は、気にすることはないと首を横に振った。
『システムの方は、どう? 』
「問題なしだよ。上手く行っている。少し休むと良い……もう休眠に入ったか」
 少女アイリスはミコトの返事を聞く前にその目を閉じていた。先ほどまでとは打って変わった穏やかな表情で目を閉じているが、だからこそ肘から先を失った右腕が痛々しい。どういうわけか傷口はすでに癒え、きれいに塞がっている。
 ミコトは先ほどまで自分が座っていたところへ目をやった。三つ並んだディスプレイの内左右の二つはブラックアウトしており、動いているのはセンターのそれだけだ。ディスプレイは白い文字で簡潔に、システム移管シークエンスが滞りなく終了したことを告げてきている。
「『誰にも迷惑をかけずに死にたい』か」
 ミコトはもう一度カプセルの中に浮かぶアイリスを見上げた。静かに微笑む少女の寝顔は初めて会った時と同じように穏やかで、だからこそ残酷だった。
Scene 2 :
 荒野の中に立つ巨大都市。周辺他都市とは比べ物にならないほどの高度な科学技術を誇るこの都市だが特に情報技術に関しては飛び抜けていた。ありとあらゆるインフォメーション・テクノロジーがすべて市庁舎の巨大システムに統合され、管理されている。
 高度に情報化された街。だが一歩外に出てみれば、そこで生きる市民の日常は案外変わらないということが分かるだろう。相も変わらず路上に店を出し、威勢のいいかけ声を上げ、品物を売りさばこうという気持ちのいい熱気にあふれている。ミコトはそんな繁華街の中を一人で歩いていた。右手には茶色い紙の袋をぶら下げている。
「はいはいはい、そこの兄ちゃんも姉ちゃんも!  天然肉のうちのホットドッグ買っていきな! うまいよ! 」
「新鮮採れ立て! 今朝工場から出荷されたばかりの青物野菜だ。お安くしとくよ! 」
 ふと立ち止まって空を見上げる。灰色のビルに切り取られた空は、それでも気持ちのいいほどに青く澄んでいる。埃っぽいこの地上とは別の世界だ。
「あれ、ミコトじゃねぇか。元気にしてたか? 」
 たたずむミコトに声をかけたのは近くの屋台の店主だった。オレンジ、アップル、グレープフルーツ。移動式のワゴンの中に所狭しと派手なフルーツが並んでいる。日ざしを受けて瑞々しく輝いていた。
「まあな……ターミナルの調子は? 」
「お前さんの調整のお陰で絶好調だよ。あれが動かないと売り上げの管理も出来ないからなぁ」
「そりゃよかった」
 ミコトの横で果物を品定めしていた主婦が「これくださいな」といって青りんごを指差した。はいよと答えててきぱきと重さを量る店主。アナログなバネばかりがぎぃという軋んだ音を立てる。手慣れたようにバイオプラスチックのビニール袋に詰め込むと愛想の良い笑顔とともにお客さんに渡したのだった。
「商売の方は? 」
「ぼちぼちだな。この前市長が変わっただろ。あれで工場の方に新しい規制がかかるんじゃないかって噂があるんだが、ひどい話だよまったく」
 店主はふんと鼻息をならして腕を組んだ。土地が汚染されたこの街では、食料生産はそのほとんどを工場ーーバイオプラントでの栽培にたよっている。よけいな物が入り込まないよう外界と隔絶されたボックスの中、産業用ロボットによってオートマチックに育てられる植物たち。その生産量、出荷量、税率などなどは何もかもが当局のコントロール下に置かれているのだ。
 街の中心に立つ巨大な総合庁舎、オベリスク。真っ青な空を縦に切り裂くその塔は、遥かな高みから市井の生活を監視していた。
「おっと、噂をすればだ」
 店主が向かいの電器屋を指差した。デモで置かれているいくつものテレビジョン。すべて同じチャンネルに合わされ、新任のキングストン=メイヤー市長の演説の様子が映し出されている。褐色の肌に短く刈り込んだ白い頭髪。大柄な身体をさらに大げさに動かしながら市民に語りかけるその顔には自信と野心があふれていた。
『ーー市民の皆さん。偉大な先人たちの努力によりこの街も多大なる発展を遂げてきました。しかしそれは未だ十分なものとは言えません。皆さんの更なる生活向上のため私キングストン・メイヤーはこの職に就きました。ありとあらゆる技術の発展、十分で安全な食料供給、行き届いた行政サービス。そしてなにより長年にわたり我々を悩ませ続ける”ブランク・ルーム”の解析を成し遂げることを、ここにお約束いたします』
「”ブランク・ルーム”の解析ね。どうなることやら」
 この街を支える技術は実は自分たちで生み出した物ではない。荒野に打ち捨てられた廃墟、そこにまだ生きているネットワークシステムが発見されたことがこの街の始まりだ。廃墟の至る所に張り巡らされたネットワークと、莫大なテクノロジーのデータが詰まったセントラルサーバー。そういった名も知らぬ者たちの遺産を利用しながらこの街は発展してきた。
 残されたシステムの解析を少しずつ進め、応用し、自分たちが使えるレベルに落とし込む。他の都市とは不釣り合いなほどの情報管理、交通管制、防衛体制などはそうやって生み出されてきたのだ。
 しかし街の再発見から二百年以上が経った現在に置いても、システムの中枢に解析不可能な領域が残されていた。外部からの干渉をことごとく跳ね返す強固なプロテクトが張り巡らされたブラックボックス。都市の心臓とも言える存在。現在利用されているシステムも最終的には全てそこに集約、処理されている。いつ頃からかそれは”ブランク・ルーム”と呼ばれ、この街の更なる発展を妨げる大きな障害になっていた。
「ミコトは興味ないのか? お前さんほどの天才ならちょちょいのちょいと解析できちまうと思うんだけどなぁ」
「無茶をいわないでほしいね。そんなに簡単な仕事なら今まで残ってる訳ないだろ? 」
「そういうもんかね。どっちにしろお前さんがその気になればもっと稼げると思うんだけどな。その紙袋だって角のバーガー屋のだろ。だめだめそんな不健康な物ばっか食ってちゃ。ちょっとまってな」
 店主はそういうと手近にあった果物を無造作にビニール袋につめ始めた。あっという間に袋がオレンジでいっぱいになる。
「ほいよ、持ってけ。プレゼントだ」
「おいおい、いいのか。簡単に商品渡しちゃって」
「いいっていいって、この前のお礼だ。少しは良いもん食べてまた活躍してくれよな。お前らエンジニアが俺たちの生活を支えてくれてるんだしよ」
 混じりっけのない善意を断る訳にも行かず、ミコトは少し困った顔をしながらもその袋を受け取った。みっちりと詰まった袋は結構重く、あやうくバランスを崩しそうになる。
「おっと」
「大丈夫か? 」
「平気さ。ま、ありがたくもらっとくよ」
「たくさん食べて、でっかくならねぇとなぁ」
「痛てっ! 」
 はっはっはと豪快に笑って、店主は小柄なミコトの肩を叩いたのだった。
Scene 3 :
 光と影。活気のある露店街が光の世界なら今ミコトが歩いている裏道は影の世界だ。薄暗く、じめじめとしている。背の高いビルに囲まれ日の光も満足に届かない。そんな道を彼は静かに進んでいく。
 いくつかの角を曲がったミコトは錆び付いた鉄の扉の前で立ち止まった。腰のホルダーからカードキーを取り出し、扉の脇の壁のひび割れに差し込む。ロックの外れるかすかな音。人目のないことを確認すると、ミコトはわずかな隙間にその身体を滑り込ませた。
 カードキー、指紋、声帯、虹彩。いくつもの認証をパスして下層への階段を降りていく。暗闇はだんだんとその濃度を増し、地上の喧噪から遠ざかる。ミコトはここに来る度に自分が深い海の底へ沈んでいくような錯覚を感じていた。最後の扉を開けると、目に入るのは部屋の中心に鎮座するほのかに赤く光るカプセル。ミコトが足を踏み入れるとカプセルからの明かりが少し強さを増した。
『ミコト? いらっしゃい』
「こんにちはアイリス。……寝てたか? 」
『ううん、平気』
 紙袋とビニール袋を作業用のテーブルに置く。手元を照らす最低限の照明をつけると、腰のケースからメディアキーを取り出しラップトップタイプのパソコンを起動させた。冷却用のファンが回りだす低い音。いくつかの認証を経てOSが立ち上がる。そのあいだ、ミコトは紙袋からハンバーガーと紙コップに入ったソーダを取り出していた。包装紙を剥き、ディスプレイに向かいながらかぶりつく。
『珍しいわね、ここで食事だなんて』
「まあな」
 軽く答えて左手一本でキーボードを操作した。ラップトップのディスプレイ上ではいくつものウィンドウが消えたり現れたりを繰り返している。時折ケースから別のメディア取り出して差し替えつつ、何かプログラムを組んでいるようだ。
『今日は何の用? それともお仕事かしら? 』
 カプセルの中からアイリスが話しかける。
「小遣い稼ぎさ。リニアトレインの運行システムの不具合が最近目立つんだと。バグだしと修正を頼まれたんだけど、リメイクした方が早そうだ」
『そんなにひどいの? 』
「素人がその場しのぎにいじりすぎてめちゃくちゃだよ。ったく、こんなざまじゃ作り手も浮かばれないな」
 ミコトはアイリスに目をやった。十字架にかけられた聖女はカプセルの中、一糸もまとわぬ姿で漂っている。その身体からは右下腕だけでなく、すでに左足全体と右足首が失われていた。
『でも、ミコトならもっとキレイに直してくれるでしょ? わたしはその方が嬉しい』
「ふん」
 微笑みかける彼女の表情は邪気を知らず、どこまでも純粋だった。
『それは? 』
「ん? これか? 」
『違うわ、そっちよ』
 アイリスが左手で差したのは丁寧に畳まれたハンバーガーの包装紙が入った紙袋ーーではなくその隣に無造作に置かれた白いビニール袋だった。
「フルーツだよ。オレンジだったかな。知り合いの店の店長がくれたんだ」
 答えるミコトの目は眠そうだった。まぶたを半分落としながらも、自由になった両手のタイピングは途切れることなく続いている。
『オレンジ……この辺りに出荷されているのだと二〇三ファクトリーのやつかしらね。ちょっとまって』
 彼女はそう言って目を閉じた。オリジナルシステムの管理者でもあるアイリスはその気になればシティのあらゆるネットワークにアクセスできる。外部デバイスを介さない意識レベルでのネットワークとの同化。現実ではカプセルの外に出られない彼女にとって、世界はどう見えているのだろう。
『……やっぱりそうね。糖度高めにおいしく出来たみたいよ』
「甘いのか。それじゃ食べてみるかな。単調すぎると眠くてかなわない」
 ミコトは小さくあくびをしながら立ち上がった。ツールボックスから折り畳みナイフを取り出し、アルコールを吹きかけて滅菌消毒。袋から適当なオレンジを一つ選び出しナイフの刃ををそっと滑らせると宝石のように輝く断面が現れた。食べやすい大きさに切りかぶりつく。
「……うまい」
『よかった。甘すぎるんじゃないかと思ったんだけど、安心したわ』
「……」
 ミコトは何も言わずに二口目を食べる。一切れ食べ終え、次の一切れに手を伸ばそうとしたところでステータス・ウィンドウがイエローアラートに変わった。
『っ! 』
 カプセルの中のアイリスが声を漏らして身体をのけぞらせた。水槽中の気泡が増えていく。アラートはイエローからレッドへ。市当局からのハッキングだ。
 すぐにワークステーションの方に椅子を移し、スタンバイ状態から起動させる。次々と更新される情報の奔流。眼鏡越しに目だけを小刻みに動かしながら必要なデータを読み取り、コマンドプログラムを即応状態へと持っていく。
「少しペースが上がってきたか。今度はどこだ」
『……右脚。交通ネットワークの、管制領域』
 喘ぐようにアイリスが答える。侵蝕はすでに始まっていた。足首から先だけでなく、その上までも培養液の中に溶かされて消えていってしまう。
 メディアディスクを差し替え、ほとんど書き上がっていた新システムのデータをワークステーションに読み込ませる。コマンドスタンバイ。システム移管シークエンス起動準備。
『ねぇミコト』
「なんだ? 」
 すでに弱々しくなってしまった声でアイリスが話しかける。右脚を襲う苦痛を押し隠しつつ、彼女はミコトに微笑んだ。
『お願い、ね』
「……まかせとけ。僕を誰だと思っている」
 軽やかな音とともにキーボードに命令が入力される。天才とまで称された稀代のハッカーは少女の願いを叶えるため、今日も全てを統括するネットワークの中を駆けてゆく。
Scene 4 :
 この街を支配する総合市庁舎オベリスク。市街のどの建物よりも、それどころか見える限りのあらゆる物よりも高く大きいそれは今日もシティを監視するようにそびえ立っている。その足下、オベリスクに隣接したセントラルホテルの一階ラウンジでミコトは柱に寄りかかりながら行き交う人々を眺めていた。
 市直営のこのホテルの下層階は市民のための空間だ。最上のサービスをリーズナブルな価格で提供している。単調な生活の中に少しばかりの潤いを。市民の間では自らへのご褒美としてこのホテルを利用することがステータスとなっている。
 あくまで市民サービスの一環としての下層階、それに対し上層階は市が接待するVIPのための宿泊フロアだ。政治家の密談、経済界の大物たちの会合、市外からの外交官の受け入れなどに利用される。彼らは空中回廊を通ってオベリスクと行き来するため、下層の宿泊客とは交わることはない。
 ミコトは腕の時計にちらりと目をやった。アナログかつアナクロな機械式時計の針は九時を少し回ったところだ。ラウンジを行き交う人の流れも少し落ち着きを見せ始めている。軽くため息をつきながら、窮屈なスーツのジャケットの襟を直した。
「……お」
 正面玄関から一人の男が入ってくるところが見えた。守衛にも親しげに挨拶するこの男は足早にラウンジの中へと進んでくる。ホールの中心でぐるっとあたりを見渡しーー柱に背を預けるミコトと目が合うとにんまりとした笑みを浮かべた。
「よおミコト」
「遅かったな、グレン。五分遅刻だ」
「わるいわるい。出がけに急な仕事が入ってな」
「相変わらず忙しそうだな」
「おかげさまでな」
 ミコト=カツラギとグレン=カミンスキー。CCIC(市中央情報技術カレッジ)の同期である二人は再開を祝して軽く握手を交わした。
 グレンに連れてこられたのはホテル最上階のバーラウンジだった。途中でエレベーターを乗り換え、ガードマンに見送られながらたどり着いたここからはシティを一望することが出来る。オベリスクに次ぐ超高層建築物、その最上階からミコトは街を見下ろしていた。
「何でも好きな物をたのんでくれ、ミコト。今日は俺のおごりだ」
「任せるよ。軽めのやつにしてくれ」
「まだ酒は苦手か? 」
「毎回入り口で年齢確認くらうんだ。めんどくさいから最近は行く気にもならない」
「はは。お前さん、いまだに高校生にも間違われそうな顔してるもんな」
 グレンはカウンターの方に寄っていてバーテンダーに二言三言話しかけた。壮年のバーテンダーは慣れた手つきでシェーカーを操り、あっというまに二杯のカクテルが出来上がる。グレンはそれを受け取るとミコトと並んで街を見下ろせる席に腰掛けた。
「お前が市の技術局をやめて以来だから、直接合うのは二年ぶりか? 今日は来てくれて感謝してるよ」
「堅苦しいのはいいよ。もっとも格好はそうもいかないみたいだけどな」
 わざとらしくジャケットの襟を直す。元々ミコトはこういうばっちり決めた服装が苦手なのだ。
「悪い悪い。さすがにここでTシャツジーパンはないだろうと思ってさ。ま、なにはともあれ乾杯しようぜ」
 グラスを軽く持ち上げる。ぶつけられたグラスは澄んだきれいな音を立てた。赤みを帯びたカクテルを口に含み、ミコトは感心したように呟いた。
「……悪くないな。さすがはセントラルホテルといったところか」
「だろ? ここで飲むと他の店のが物足りなくなっちまう。ま、俺もまだここに来るのは二回目なんだが」
 くっとグラスを持ち上げあっという間に空けてしまうグレン。背が高く彫りの深いこの男はミコトとは対照的に良く飲む。アルコールに強く、悪酔いせずに味を楽しめる本当の意味での愛飲家だ。
 豪快で人当たりのいいグレンと小柄で皮肉屋なミコト。貧乏な母子家庭から二十歳を過ぎて奨学金を得て入学してきた努力家と圧倒的な知能と技量で飛び級を繰り返してきた天才。カレッジ時代は好対照な二人として学内では良く知られた存在でもあった。
「髭、のばすようになったんだな。昔はおっさん臭いとかいって嫌ってたのに」
「嘗められないようにな。若造が年功序列すっとばして昇進していくのが気に入らないってやつもいるってことだ。特にこれからはいっそう大変になってくる」
 グレンは顎の髭を撫でながらそう答えた。
 ミコトは特例として在学中から、グレンも卒業後には市のシステムエンジニアとしてオベリスクに勤務していた。ミコトの方は二年前に技術局をやめてしまっていたが、残ったグレンは順調にキャリアを重ね若くして行政システム保守の責任者になったのだと人づてに聞いていた。
「……知っているかもしれないが、実は今度市長直属の主席エンジニアに抜擢されることになったんだ。メイヤー市長がまだただの議員だった頃に知り合ったんだが、腕の良さを覚えていてくれたらしい」
「……噂では聞いていたよ。それに、こんなところに入れるのは限られた階級だけだからな。下っ端公務員のままじゃむりだ」
 主席エンジニア。市長直属のこの役職は他の一般エンジニアとは異なる職務を割り振られている。市の存在、その根幹をなすシステムと未知の領域”ブランク・ルーム”。歴代の主席エンジニアはそのセキュリティを突破・解析することを使命とし、数十万のシステムエンジニアの頂点として市長から特権的な地位を与えられているのだった。
「まだ三十にもなってない若造の抜擢は異例だそうだが、俺はやってみせるさ。先生も破れなかった”ブランクルーム”の謎、絶対に解明してやる! 」
「……」
 グレンは強い口調で言い切った。二人の恩師、ジョン=スチュワート教授もまた主席エンジニアとして”ブランク・ルーム”の解析にあたっていたのだが、ついにその夢を叶えることはなく職を辞したのだ。
『あの中には人類の希望が詰まっています』
『この街、ひいては人類の発展のためにはあの”ブランク・ルーム”の解析が���可欠です。残念ながらわたしはその夢を果たすことは出来ませんでしたが、優秀なあなた方ならきっと出来ることでしょう。わたしの目が黒いうちに、全ての謎が解き明かされることを願っています』
 講義中、年に似合わぬ熱っぽい口調でそう語った教授の姿と今目の前にいる親友グレン=カミンスキー。ミコトには二人の姿が重なって見えていた。
「今日ミコトに来てもらったのはほかでもない。勧誘にきたんだ」
「勧誘? 」
「ああ。お前、まだフリーでこまごまとした仕事をやってるんだろ? 別にそれが悪いこととは言わないが、お前ほどの実力があるんだったら他に使い道があると思わないか? 」
 ミコトはグラスに口を付けた。透き通る、それでいて血のように赤いカクテル。アルコールの苦みが舌と脳を刺激する。
「部下になれといっているんじゃない。俺と同格の待遇で迎え入れられるよう市長に掛け合ってみるつもりだ」
 ミコトは答えない。黙ってグレンの言葉を聞いている。窓の外、街はネオンに照らされ妖しく輝いている。
「なあミコト、俺と一緒にやってくれないか? ”ブランク・ルーム”を突破するにはお前の力が必要なんだ」
 グレンの目は純粋で、だからこそ危うさをはらんでいるようにミコトには感じられた。あるいは少し前の自分も同じような目をしていたのかもしれない。静かにグラスをテーブルに置く。
「グレン。悪いがその話を受けることは出来ない」
「……なぜ? 」
「やりたいこと・・・・・・やらなきゃいけないことがあるんだ。お前の仕事は他の人でもできるかもしれないが、こっちの方は僕にしか出来ない」
「……」
「僕が、やらなきゃいけないんだ」
 二人は無言でお互いを見つめていた。初めて出会ってから七年。別々の道を歩き始めてから二年。長い年月は親友だった二人の立ち位置を大きく変えてしまっていた。
 ふぅ、とグレンは張りつめていた息を吐く。バーテンダーに三杯目のカクテルを注文し、軽くあおってから崩れるようにだらしなく座り直した。
「そこまでいうんじゃしかたないか。お前が隣にいてくれれば百人力だったのに」
「すまない」
「いや、気にするな。そっちにはそっちの都合があるだろうよ」
 そういってグレンは唇の端を上げた。グラスを目の高さまで持ってきて、きらめきを楽しむように青のグラスをゆらゆらとさせる。
「なあ、最後にもう一つだけ聞かせてもらっても良いか? 」
「ん? 」
 視線はグラスを眺めたまま、気安い口調でグレンがミコトに話しかける。七年前、カレッジのカフェでたわいもない話をしていて時の口調で。
「そのやらなきゃいけないことってのは……女か? 」
「そんなたいしたもんじゃないよ。でも……」
「でも? 」
「放っては置けない。それだけだ」
 そっけない口調とは裏腹にその口もとが小さく笑っているのを、グレンは見逃さなかった。
Scene 5 :
「……コード認証、ダミー・プログラム適用……よし。シーリン、回線をこっちにまわしてくれ。直接仕掛ける」
「了解」
 部屋の空気はまるでピアノ線のように鋭く張りつめていた。オベリスク上層階、オペレーション・ルーム。シティを代表する腕利きのエンジニアたちが真剣な面持ちでディスプレイの前に座ってキーボードを叩いている。グレン=カミンスキーはその中心として周囲に的確な指示を飛ばしながら自らも最前線で戦っていた。  
「プロテクト五五六七七番から五六九二三番までクリア。最終フェイズに入ります」
 この日のために綿密に組み上げた攻性プログラム群はその能力を存分に発揮していた。次々とセキュリティ防壁を突破し、”ブランク・ルーム”の扉の鍵を開けていく。
(順調だ。これなら……)
 グレンはとっておきのツールを起動した。量子演算を応用した解析プログラム。オベリスクの超集積コンピュータ、その処理能力の大半を使用するこの重量級プログラムが”ブランク・ルーム”の扉を打ち砕かんとする。一撃、また一撃。そして……
「……最終プロテクト解除確認。第六六五ブロック、完全に解放されました」
 オペレーション・ルームに歓声が上がった。わき上がる拍手。ある者は握手を交わし、ある者は抱き合っている。
 一人のオペレーターが立ち上がり、グレンの元へと歩み寄っていった。脱力��たように椅子に深く身体を預けていた彼だったが、その姿に気づくと軽く右手を上げて答える。
「やあ、シーリン」
「おめでとうございます、カミンスキー先輩。おつかれさまでした」
「ありがとう。それにしても肩が凝ったよ」
「ふふふ。ゆっくり休んでください」
 大きめの眼鏡越しにシーリンはにっこりと笑いかけた。エンジニアの女性は概して無愛想だったり容姿に無頓着だったりするのだが、彼女は非常に可愛らしい。つられてグレンの口元も緩んでしまう。
「そうだな。よければ今度一緒に……」
「カミンスキー君」
 引き締まった声がグレンの台詞を遮った。大柄な身体、褐色の肌、刈り込んだ白髪。発するオーラはこの部屋の誰よりも鋭く、歴戦の風格を漂わせている。グレンはすぐに立ち上がり姿勢を正した。
「メイヤー市長、いらしていたのですか」
「君を選んだのは私だからな。見届ける義務もあろうというものだ」
「光栄であります」
 シーリンはグレンの大きな背中に隠れるように一歩引き下がった。先日選挙で前職のスティーブン=スミスを破り当選したこの市長に対し、彼女は何となく敬遠した想いを抱いていた。メイヤーとは直接目の合わない位置に立ち、二人の会話に耳を澄ます。
「君が主席エンジニアに就任してからの進展には目を見張るものがある。私としても誇らしいよ」
「すべてここの設備とすばらしい仲間たちのお陰です」
「仲間か……」
 メイヤーはオペレーション・ルームの中を眺めた。市長に就任した際、私財を投じて設備を増強したこの部屋は従来を遥かに上回る処理能力を獲得している。そのスペックとグレンの能力が重なり合い、この一ヶ月で”ブランク・ルーム”のプロテクトの突破と解析は飛躍的に進んでいた。
「仲間と言えば、君が以前言っていたエンジニアはどうしたのかね。カツラギとかいったか」
「……残念ながら個人的な事情により協力することは出来ないとのことでした。彼がいればより早く、あるいは二週間もあればここまで到達できていたかもしれません」
「ほう」
 市長はそう呟いて自らの髭を撫でた。顔の輪郭部に短くのびたその髭はメイヤーの顔立ちをより精悍な物にしている。
「まあいい。その彼がいなくてもここまで来れたのは事実なのだからね。残りはどうなっている? 」
「事前の分析に寄れば、あと一つです。予定通り五日後には最後のアタックを開始できるでしょう」
「よろしい。君の働きには期待しているよカミンスキー君。お母上にもよろしくな」
「はっ」
 グレンの肩をポンと叩き、多くの秘書官を引き連れながら市長はオペレーション・ルームを後にした。
「いや、大変なお方だな、メイヤー市長は。プロテクトを相手にするよりも疲れたよ」
 グレンは大げさに肩をすくませながらおどけた顔を見せた。わざとらしく汗など拭いてみたりもする。強ばっていたシーリンの表情もついつい緩んできてしまう。
「市長に失礼じゃないんですか、それって? 」
「いやいや、敬意の表明のつもりだよ、俺としては」
「ふふ。そういえばさっき言ってたエンジニアって、ひょっとしてあのミコト=カツラギですか? 」
 名門CCICを史上最年少、それも主席で卒業した天才の名前はこのシティでは広く知れ渡っている。現在の動向についてはあまり情報が入ってこないが、てっきりどこかの企業の顧問エンジニアとして活躍しているのだとシーリンは思っていた。
「大学の同期なんだよ。この前久しぶりにあって勧誘してきたんだが、ものの見事に振られちまった」
「……ミコト=カツラギと言えば、あの噂って本当なんですかね? オベリスクの基幹システムに侵入したっていう」
 シティの全てを管理するオベリスク。最高の技術がつぎ込まれ、そのセキュリティは”ブランク・ルーム”にも引けを取らないといわれている。しかしそんなオベリスクも過去に一度だけ外部からの干渉を許したことがあった。その“犯人”として噂されたのが当時情報技術局の副局長であったミコトだ。ろくな証拠もなく結局捕まることはなかったものの、彼女たちエンジニアたちの間でまことしやかにささやかれているこの噂がミコトの名を業界の中で忘れがたい物としていた。
「……真偽は知らないが、その実力はカレッジの時点ですでにあったと思うね。うちのカレッジの管理システムにも容易く侵入できちゃうようなやつだったし」
「そんな人がどうして不参加に……? 」
 グレンは大きく首を振った。
「さあね。あっちにはあっちの都合があるんだろう。放っておけない女が出来たとか言ってたしな」
「それじゃ、ひょっとして今もデートの最中だったりして? 」
「どーだろうねぇ。そうだったらただじゃ置かないけどな。俺がこんなに苦労してるってのに! 」
 グレンはいたずらっぽくにやりと笑い、笑顔がすてきなシーリンは再びふふふと微笑むのだった。
「ふぅ……」
 仄かな赤い光に照らされる暗闇の中、ミコトはため息をついて背もたれに身体を預けた。ディスプレイは休む間もなく更新され彼に情報を送り続けている。
(さすがだな。ハッキングのペースが早い。予想通り……いやそれ以上か)
 カプセルの中に浮かぶアイリスの身体はそのほとんどがすでに失われていた。右腕、左腕、右脚、左脚。四肢はとうに溶け去り胴体の方も胸部より下は残っていない。長い髪が顔にまとわりつき表情を隠しているため、呼吸の度に上下する肩のかすかな動きがなかったら死んでいると思われてしまったかもしれない。
『はぁ……はぁ……』
 侵蝕が進むにつれアイリスが苦しむ時間も長くなっていった。彼女がどれほどの痛みを感じているのか、ミコトには知るすべもない。彼は自分の出来ること、自分に託されたことをするだけだ。ーーたとえそれがどのような結末をもたらすことになっても。
 ミコトはキーボードを軽く操作してテレビ・チューナーを起動した。ディスプレイの隅に小さく新たなウィンドウが現れ、会見場の様子が映し出される。画面の中ではキングストン=メイヤーがいつかのように、市民に向けて熱弁を振るっていた。
『ーーついにここまでたどりつきました。あと一歩、あとほんの一歩です。我々は歴史の瞬間に立ち会おうとしています。未だかつて誰も見たことがない”ブランク・ルーム”、その秘密を解明する直前まで我々は来ているのです。五日後日曜日の午後七時、我々は最後の挑戦を”ブランク・ルーム”に対して行います。その挑戦が終わったあと、この街の歴史は新たなステージへと突入していることでしょう』
 会見場で歓声が上がった。だれもが市長の巧みな弁舌にアジテートされ、熱狂している。おそらく家庭で、職場で、あるいは街角で。これを見ている市民も神経が興奮するのを感じているに違いない。彼は大衆をその主張に巻き込むことにかけて天才的な能力を持っている。そんなスクリーンをミコトは相変わらずの無表情で眺めていた。
『……ミコト』
「アイリス、起きて大丈夫なのか? 」
 いつの間に目覚めたのか、アイリスが頭を起こしてこちらを見ていた。
『いよいよ、ね』
「……」
『ごめんね。こ��なつらいこと頼んで。でも……』
「言わなくていい」
 ミコトは乱暴にキーボードを操るとチューナーのウィンドウを閉じた。他のインフォメーションボードも次々と終了させ、あとにはブラックアウトしたディスプレイだけが残る。
「これは僕の義務だ。。キミが気にすることじゃない」
『……そうね、ごめん。でも一つだけ言わせて』
「……」
『ありがとう。今まで私の我がままにつきあってもらって、感謝している』
 カプセルからの光が弱まった。アイリスが休眠モードに入ったのだ。要求される休眠時間は以前に比べ長くなってきていた。
 穏やかな顔だった。寝ている彼女はいつだって静かな表情をしている。彼女は夢を見るのだろうか? ミコトは今までそんなことも考えなかったことに驚いた。
「……ふん」
 大きく背中を後ろに投げ出すと、椅子のリクライニング部分がぎしぎしという音を立てた。頭上には暗闇が広がり、その先には何も見えない。
Scene 6 : 
 最後の五日間はあっという間に過ぎていった。。アイリスの消滅後、オリジナルシステムがクラッシュしないようにつなげるバイパスプログラムの構成と検証。ハッキング誘導経路の確認。緊急時の干渉ルートの確保。計画に一分の隙も出ないよう、いつも以上に繊細にコードを確認していく。
「大丈夫、だよな」
 準備は怠っていないはずだった。千を越えるハッキングのパターンとその対処法はすでに用意している。さらに言えば以前までと違い、今では相手の顔が見えている。グレンの手法については誰よりも詳しいはずだ。それでもミコトの首筋にはちりちりと嫌な感触が焼き付いている。拭えない悪寒。思わず身震いしてしまったところをアイリスに見とがめられてしまった。
『ミコト、寒いの? 』
「……平気だよ、これくらい。多少寒い方が頭が冷えていい」
『私のせいで風邪なんて引かないでね。そんなの、イヤだから』
 アイリスはまだ心配そうな表情で赤い液体の中に浮かんでいた。肉体の八割を失った、もはや人間と言えるのかさえ疑わしい状態の聖女。ミコトは顔を向けずに答える。
「僕のことは良い。それよりも、そろそろ時間だ」
 ディスプレイの端に表示させたデジタル表示の時計が十八時五十七分を示している。ミコトはワークステーションを起こし、必要なアプリケーションを展開し始めた。最終チェック。あそこまで大体的に発表した以上、時間をずらしてくるということはないだろう。しかし時刻が予告されているというのは時限爆弾のタイマーを見せつけられているようで、かえって落ち着かなかった。
『……んっ! 』
 アイリスの喘ぎ声とともに、カプセルの中が俄に騒がしくなった。細かい泡が次々と彼女の周りに立ち上る。
 幾重にも張り巡らされたセキュリティ防壁がもろいところから突破されていく。だがこれはミコトの筋書き通りだ。
「よし、行くか」
 十九時〇〇分ジャスト、最後のハッキングは定刻通りに開始された。
 キーボードを操るグレンの額には汗がにじんでいた。ハッキング開始から既に二時間が経過している。”ブランク・ルーム”の最後の砦、第六六六ブロックはそう容易くは扉を開いてくれないようだ。
「……先輩、少し休んだらいかがですか」
「いや、変に流れを変えたくない。作業自体は順調だしこのまま行こう」
 シーリンが声をかけるが、グレンは首を振った。差し出されたボトルだけを受け取り水分を補給する。疲労は隠しきれないが、それを上回る充実感が顔に表れていた。
「もう少しだ、もう少しで突破できる。休んでいる暇なんてないよ」
 そういう間も手はキーを叩き続けている。ディスプレイは二八九番目のサブ・ブロックを開放したことを告げていた。
「キミも席に戻ってくれ、シーリン。終わったら何かおいしい物でも食べにいこう」
「……はい、楽しみにしています」
 ぺこりと挨拶をして定位置にかえっていくシーリン。グレンはそれを見送るとよしと気合を入れなおしてディスプレイに向き直った。
「進行度九八パーセント、了解。残るサブ・ブロックももうわずかか……」
 ミコトはインフォメーション・ボートからのメッセージを確認した。事態は順調に進んでいる。あと少し、最後までトラブルなく扉が開かれたときにミコトの仕事は終わる。
 アイリスは今、声を上げることもなくケーブルに吊られてカプセルの中で目を閉じている。腕と胴の外縁部が僅かに溶けたあとはごくゆっくりとしか侵蝕は進んでいない。これはシステムの中核が彼女の頭胸部に集中しているためであり、これもまた予想通りだ。
 予想通り、予想通りではあるのだが、ミコトはあのときに感じた嫌な感触を未だ拭えずにいた。
『……あっ』
 ごぽっ、と大きな気泡が生まれてアイリスの下胸部が崩れ落ちた。肉の欠片は底につくまでに溶かされ、何も残らない。剥がれ落ちたあと、生身の人間であれば心臓があるであろう場所には赤く不気味に輝く結晶体が埋め込まれていた。
 宝石のような煌めき。固形質の殻の内側にもやもやとしたものが閉じ込められている。彼女を磔にしていたケーブルは背中を貫通し、そのクリスタルに直結していた。アイリスの顔が苦痛に歪む。
「アイリス……」
『見ないでミコト。ちょっと恥ずかしい、かも』
 笑おうとするその努力が痛々しい。彼女の見えないところで唇をかむ。最後のサブ・ブロックが突破された。残されたのは最後の領域、”キー・ストーン”だけだ。せめて彼女がこれ以上苦しむことのないように、ミコトはバイパスブログラムを接続する準備を開始するーーその時だった。
 クリスタルの中のどす黒い物が急に実体を持ち始めた。それまで霞のようにぼんやりとしていた物がはっきりとした輪郭を持つように凝縮していく。ドクン、ドクン。本物の心臓のように脈拍を刻み始める。鳴り響くアラート。
「……なんだ? 」
 こんなパターンは想定していない。ディスプレイはしきりに警告を訴えてくる。ドクン。自分の脈拍も早くなってくるのも感じる。アイリスが泣きそうな声で叫んだ。
『ミコト、おかしなプログラムが起動してる! システムの管理権が奪われそう! 』
「なに? 」
 ミコトは素早くステータス・ウィンドウを開いた。外部からのハッキングではない。グレンの攻撃はまだ”キー・ストーン”の外側に向けられている。
(どういうことだ……? )
 シティの総合管理システムの状態をモニターするウィンドウを開きチェックする。
……イースト・ステーションで信号トラブル、リニアのダイヤに乱れ……ウェストブロック、エンド地区で小規模の火災、通報と避難誘導を実施済み……セントラル・バンク第二支店で警報に反応、ガードマシンを派遣……
 数百万の人口を抱える都市から溢れ出る情報の奔流。その中の一点に目を止めたミコトは吐き捨てるように呟いた。
「……お前を作った奴らはよほど意地が悪いらしいな、アイリス」
『どういうこと? 』
「内側から自壊プログラムが走り始めている。このままお前が消されると連動して総合管理システムがクラッシュする仕組みだ」
 シティの全機能を統括する総合管理システム、それが機能不全を起こすということはこの街が終わることと同じだ。データサーバーは全て飛び、リニアトレインや無人フライヤーはコントロールを失い墜落、社会インフラは全て停止する。いや、それだけにとどまらない。農業や畜産のプラントが止まれば食料がなくなり、濾過装置が止まれば水がなくなる。数少ない生活物資を巡って暴動が起きるのはさけられない。
『そんな……』
 グレンのハッキングは今も続いていた。完全に制圧されるのも時間の問題だ。そして今回の場合、それが破滅への引き金となる。
 ミコトはラップトップPCを有線でワークステーションに接続した。極限までチューンした特注のハイエンドモデルだ。瞬発的な処理能力ならワークステーションにも負けない。
 ワークステーションのリソースは今もシステム移管シークエンスに使われている。これ以上のことをこなすには多少のリスクは負わなければならないだろう。
「……オベリスクに干渉してハッキングの進行を遅らせる。時間を稼いでいる間に自壊プログラムへの対処だ。クラックするかループ回路に押しやって自滅させる」
 ハンデというには大きすぎるビハインドだった。一人が背負うにはあまりにも重すぎる。
『……できるの? 』
「できるさ。伊達に天才やってる訳じゃない」
 ミコトは彼女の不安を振り払うように不敵に笑うと、電子の海へとその意識を沈めていく。
「……ハッキングです! 攻性プログラムの能力六〇パーセントダウン! 」
「なんだって! 」
 シーリンの悲鳴のような報告にオペレーション・ルームの空気が一変した。偉業達成を前にしたざわつきから、これからどうなるんだという混乱へ。伝搬した不安は一気に室内を覆い尽くそうとする。パニック寸前になったメンバーを引き戻したのはグレンの力強い声だった。
「落ち着け! まだ失敗した訳じゃない! ーーシーリン、ハッキングの発信元は!? 」
「はっきりとはわかりませんが……おそらく市内です。ローカルネットに直接割り込んできています」
「アルファチームは攻撃を続行。ベータチームはシステムを守れ、サーバーのリソースを一部まわす。シーリン、キミはガンマチームと発信源の探知だ」
 元々ハッキングに対する防御なんて考えていなかったプログラムたちだが、それでも一度に六割も無力化されるとは想定外だ。いや、そもそもオベリスクのセントラルサーバーに置かれたこのプログラムが攻撃を受けているということがすでに異常なのだ。
(……オベリスクへの侵入か)
「まさか、な」
「先輩? 」
 シーリンが心配げな視線をグレンに向けてくる。彼は首を振ってそれを打ち消した。
「……なんでもない。ベータチームの指揮は俺が直接執る。俺の目が黒いうちはここのシステムに好き勝手はさせない」
 ミコトは自分の身体がだんだんと火照ってくるのを感じていた。こんな感覚はカレッジのシステム侵入を巡ってグレンとやり合ったとき以来だ。
 焼き切れるまで頭のエンジンをまわし続ける。一瞬たりとも気は抜けない。付け込まれ、蹂躙される。相手はそのグレンと、この街の創造主とも言える存在なのだから。
「・・・・・・強制アクセス、フラッグナンバリング変更。よし」
 画面の端に小さいウィンドウがポップアップする。送り込んだジャミング・プログラムからの救援信号だ。
「こんどはこっちか。プログラム二五八番から二八七番まで再展開」
 グレンの力量は予想以上だった。妨害プログラムは送り出す端から無力化され逆襲を受けてしまう。偽装のためのサーバーを噛ませる余裕すらなさそうだ。
(ーーもとより覚悟の上だ。好きなだけ暴れてやるさ)
 自壊プログラムの一部を切り離し、コマンドラインをループさせる。少しずつ自壊プログラムの攻撃能力を削ぎ落す。地味ながらも有効な戦術ではある。しかしーー。
『まただわ。いくら消しても次々発信されてくる』
 プログラムのマスターデータを直接クラックしないかぎり、コピーをいくら壊したとしても際限なく修復されてしまう。相手は起動条件が揃えばオートマチックに動くアルゴリズムだ。持久戦を挑めば勝ち目がないのは分かりきっている。
「選択の余地は無い、か」
 八十七回目のクラックを終えたあと、ミコトは吐き捨てるように呟いた。ため息をつき、電子キーを腰のケースから取り出すとワークステーションのメモリスロットに差し込む。
『……ミコト? 』
 「ーー五分だけ時間を稼いでほしい。総合管理システムを一時的にダウンさせてその隙に”キー・ストーン”に侵入する」
 自壊プログラムの本体を叩くにはそれを発信している”キー・ストーン”のプロテクトを突破しなければならないが、グレンとの二正面作戦ではここの設備はあまりに貧弱だ。向こうの動きを何とか封じ、全てのリソースを費やして初めて勝機が見えてくる。
『でも、それじゃ、街が全部止まっちゃうってことに……』
「だからキミに頼むんだアイリス。構造上、”ブランク・ルーム”の領域は外部からダウンさせることができない。オベリスクのシステムを止めている間、必要最低限のライフラインはキミが維持してくれ」
 ”キー・ストーン”から離れたアイリス自身の処理能力がどれほど残っているか。それはミコトにも分からない。あるいは彼女に大きな負担をかけてしまうことになるかもしれない。それも全て踏まえた上でアイリスは静かに頷いた。
『……わかったわ。街は任せて』
「すまないな。結局こんなことになって」
『いいの。みんなを守るのが私の仕事だから』
 まだ痛みはあるはずだった。速度が落ちてきているとはいえ、身体の分解は続いている。
(ーーどうして彼女が苦しまなければならない? )
 幾度となく繰り返してきた自問。答えは未だ見えてこない。これが彼女にとって最後の苦しみとなるようにと願いながら、ミコトはブレイク・プログラムの実行キーを入力した。
グレンはハッカーからの攻撃を跳ね返しながら、予感が確信に変わりつつあるのを感じていた。高度で洗練されたアルゴリズムは通常では考えられない速さでオベリスクの基幹部に侵入してくる。だが画期的なその手管も手の内を知ってしまいさえすれば対処は容易だ。グレンのカウンターアタックは徐々にではあるが侵入を跳ね返し、むしろ押し込みつつあった。
「すごいな……主席エンジニアに選ばれるだけのことはある」
「……」
隣では年上の部下が驚嘆の声をあげていた。主席エンジニアはそれには答えない。眉間にシワを寄せたままディスプレイを睨んでいる。 
  どれだけ優れたアルゴリズムだからといってそれがそのまま彼が組み上げたという証拠にはならない。むしろ元となるアイデアさえ共通ならば洗練させればさせるほどその姿は似通ってくるものだ。
(だが……)
プログラムに限らず、人が作ったものにはその端々に作り手のクセが出る。これは消そうと思ってもそう簡単に消せるものではない。
理性ではわかっていた。ただ感情が、積み上げてきた信頼がその事実を否定していた。
「……なんだ? 」
 オペレーション・ルームの照明が不意にちかちかと瞬いた。故障か? だとしたらずいぶんとタイミングの悪い……。
 グレンの嘆きは長くは続かなかった。照明の明滅が予備動作だったかのように、次の瞬間には照明を含むほとんどの電子機器の電源が落ちた。窓一つない室内が暗闇に覆われる。
「どうした! 」
「わかりません! システムが全部止まっています! 」
 叫び声での応酬は非常電源が作動するまで続いた。非常灯の頼りない明かりが室内をかすかに照らす。いくつも並べられたディスプレイが一斉に再起動を始めた。エラーログを読み取った各班から報告が上がってくる。
「アルファチーム、システムの強制終了のため接続がカットされました。制圧達成は未確認」
「ベータチームから報告、外部からの妨害は止まりましたがディフェンスプログラムにもエラーが発生しています。復旧までは時間がかかりそうです」
「ガンマチームは……」
 シーリンが報告を述べようとしたところでエアロックのドアが開いた。足音も荒々しく、キングストン=メイヤーが秘書官を引き連れ入ってくる。
「カミンスキー君、なにが起きた? 」
「……オベリスクの基幹システムがダウンしています。しかし、正副予備の三系統が同時に不具合を起こすとは考えられません。おそらく外部からの攻撃です」
 それもかなりの腕前の、とグレンは心の中で付け足した。心当たりは一人しかいない。
「それは先ほど解析の妨害をしてきたのと同じ輩かね? 」
「……確証はありませんが」
「ーーふむ。それなら……」
「あ、あの」
 シーリンが二人の会話に割り込んだ。傍らに控えていた秘書官が露骨に嫌そうな顔をするが、意外にもメイヤーが続きを促した。
「どうした、コール技術官? 」
「さ、先ほどの大規模攻撃のお陰で侵入者の居場所が分かりました。サウスブロック第九地区、ウィークストリートからで間違いありません」
 声は上ずっていたが端的に纏められた報告だった。メイヤーの顔つきが変わる。グレンが不可解そうに問いただした。
「フェイクという可能性はないのか? いくらなんでも特定が早すぎるが……」
「それがどういう訳か全く偽装がなされていなくて……」
 ミスか? グレンは自問する。まさかあいつほどのやつがそんな初歩的なミスを犯すはずがない。ということは……
(ーーなにか向こうにとっても予想外の事態が起きている……? )
「市長……」
「この件はこちらに任せたまえ、カミンスキー君。君たちエンジニアにはシステムの復旧と、何より”ブランク・ルーム”へのアタックを再開をしてもらわなければならない」
「攻撃の再開ですか? しかしこの事態です、まずは市内の安全がどうなっているか確認しなければ……」
「カミンスキー君、考えても見たまえ。敵がオベリスクにハッキングするだけの技術力をもっているとして、どうしてこのタイミングなんだ? 」
「それは……」
「向こうは明らかに我々の解析を妨害したがっている。ここで引くのは敵に無駄に時間を与えるだけだ。今解き明かさなければ永遠に機を逸することになりかねない」
 メイヤーの主張がもっともだということはグレンにも理解できた。あいつの目的が何であれ、”ブランク・ルーム”の中身を守りたがっている。次に相対したときにはさらに強固なプロテクトを築いていることだろう。
「ーーセントラルサーバー、一部ですが復旧しました! 情報処理能力平時の六〇パーセントまで回復しています! 」
「行きたまえシティ主席エンジニア、グレン=カミンスキー。私が何のためにキミを選んだのか分からない訳ではあるまい? 」
 わずかな沈黙があった。シーリンの場所からはグレンの表情が伺えない。しかし彼は背筋を伸ばし、市長に向けて恭しく敬礼を捧げた。
「わかりました。攻撃を再開させていただきます」
 シーリンが気遣わしげな目でこちらを見ているのが分かったが、グレンは気づかない振りをした。先ほどまでと同じように周囲に指示を飛ばし攻撃の準備を整えいく。市長はその様子を確認すると、足早にオペレーション・ルームを後にした。
 かつかつと廊下に革靴の音が響き渡る。早足で進むメイヤーの顔は冷たく、険しいものになっていた。非常灯のみの明かりの中、落としたトーンで秘書官が彼に話しかける。
「……市長」 
「”ハウンド”を出す。生け捕りが望ましいが最悪の場合射殺しても構わん」
 秘書官は無言で頷くと暗がりの中へ消えていった。
 エレベーターホールでメイヤーは立ち止まった。ガラス張りになった壁からは市街が一望できる。彼は窓際に立ち、数百万の市民の顔を思い描きながらそれを眺めた。
「ーーこの街は私たちのものだ。いつまでも掌の上で踊らされていると思うなよ」
 常に明かりがともり不夜城とも称されるこの街が今では暗く沈みきっている。もう何年も見たことのない月と星が夜空の中に浮かんでいた。
『……』
 アイリスは先ほどから目を閉じたまま一言も発していない。ライフラインの維持に集中しているのだろう。そしてミコト自身にも彼女を気にかけるような余裕は全くなかった。
 シグマドライバ。大学時代にグレンと思いついたアイデアを元に生み出したとっておきのツールだ。それを駆使して”キー・ストーン”の中を、深く深く潜行していく。
 システムダウンの影響はこの砦の中にも及んでいる。街の蠢きすら聞こえないしんと静まり返った部屋の空気は深海のように二人の身体を包んでいた。着底。システムの中の最古の記憶領域にミコトは辿り着く。
 残された日付はもう何百年も昔の物だ。埃にまみれた記憶領域の中を慎重に探索する。潜行開始からすでに二分、時間はない。逸る気持ちを抑えつつも、先へ先へと進んでいく。
「……あった」
 プログラム・アポトーシス。生命が個体をより良く保つために自らの細胞を死に至らしめてしまうという機構。そんな名を付けられたプログラムが深部階層に丁寧に格納されている。発動すれば数百万といった人々を殺しかねないそれは気が抜けるほど簡潔なアルゴリズムで記述されていた。
 これを消せば終わる。コードを選択し、デリートキーを押し込んでーープログラムは消えなかった。
 カチッ、カチッ。何度試してみてもプログラムは消えない。あざ笑うかのようにそこに存在し続けている。
「このっ……! 」
 それなら上位階層ごと消し去ってやる。ミコトは選択範囲を広げようとするが、「彼女」の声がそのその動作を押しとどめた。
『無駄だよ。それは大事なシステムの一部だからね。消させるわけにはいかない』
 声がしたほうにミコトは振り返った。赤い培養液に満たされたカプセルの中で、「彼女」はかすかに笑っていた。目は開かれ、身体の侵蝕も止まっている。確かに彼女の顔だった。確かに彼女の声だった。だがそこにいるのはミコトの知る少女ではなかった。
「アイリス……? 」
『アイリス、か。なるほど、確か前世紀の神話の中にそんな名を持つ女神がいたな。良い名だが、これにつけるには少々もったいない気もするな』
「誰だ、お前は」
 問いつめる声が震えていた。得体の知れないおぞましさをミコトはこの声の主に感じていた。そんな彼の心のうちを知ってか知らずか、「彼女」は口の端をわずかにと持ち上げてにやりと笑った。
『ここまで来たのは私が生み残されてから初めてだ、ミコト=カツラギ。たかだか二百年程度でここまで辿り着けるとは想像もしていなかった。称賛に値するよ』
 定型文のような祝辞を述べてから「彼女」は部屋の中をきょろきょろと見回し始めた。あちらからこちらへ。そっちから向こうの隅へ。興味深そうに眺め回す。
『よしよし。まだ設備自体に痛みは来ていないようだな。私の設計に誤りはなかったということか』
「さっきから何の話をしているんだ」
『おや、キミともあろうものがそんな質問をするのかな? どうせ察しはついているのだろう? 』
 ミコトは顔をしかめた。
『分かってはいるが認めたくないーーそんなところかな。誰しも直視したくない事実というのはあるものだ』
「黙れ。お前には言ってやりたいことが山ほどある」
 ほう、と「彼女」はわざとらしく目を大きく見開いてみせた。
『何かなーーといいたいところだが、まあ想像はつくよ。これのことだろう? 』
 これーーもう胸から上しかなくなった少女の身体を示しながら答える。カプセルの中、ケーブルに繋がれた聖女。何もない場所(”ブランク・ルーム”)を守るために捧げられた生け贄。
『しかしこれは仕方のない犠牲なのだ、ミコト=カツラギ。優れた技能をもつキミなら分かるだろう』
「分からないね、分かりたくもない」
『まあそう言うな。ここは一つ昔話をしようじゃないか』
「……」
 何も言い返さないのを了解の証と受け取ったのか、「彼女」は幾分芝居がかった口調で語り始めた。この街にとっての創世、その神話とも言うべき話を。
『あるところに、非常に科学が発達した街があった。彼らには作物を育てるための豊かな土地も、工業製品を作るために使える資源もなかった。ただ優れた頭脳と技術だけがそこにあった』
『街は技術を売り物にして生きてきた。人が生きるためには例外なく技が必要だ。技があればなんだって生み出せる、作り出せる。モノではなく技術を使い、街は偉大な発展を遂げた』
『ところがある日、街の中で諍いがおこった。技術は街の人々の生きる糧であり、富の源泉でもある。技術を独占しようとする人々とそれに反抗する人々の間の争いはほんの少しの火種のせいで大きく燃え上がった』
『街を守るための技術は街を焼くために使われた。人々を飢えから救うための技術は人々に毒を飲ませるために使われた。不釣り合いな技術に囲まれた人々は自分たちがどんなことを出来るモノを生み出してしまっていたのか、まったく自覚していなかった』
『街は滅び、人々は散り散りになった。後に残されたのは技術だけ。謝った使われ方をした可哀想な技術たちだ。数百年経ってーーそれを人々はまた手に入れようとしている』
 「彼女」はそこで言葉を切った。哀れむような、あきらめたような、そんな不思議な目でミコトを見つめる。
『我々はキミたちに同じ過ちを繰り返して貰いたくないのだよ。技術は残す。だが管理しなければならない。過ぎたる炎はその身を焼く』
「ーーアイリス一人に罪を負わせてもか? 」
『最高のプロテクトのためには必要だったんだ。生体分子の振る舞いはもっとも解析が難しい物の一つだったからねーーもっとも、そのプロテクトもキミたちの前に破られてしまいそうだが。独自に発展したのはハッキング技術ばかりとはね。まったく人間というものは欲深い』
 嘆くように「彼女」は言う。
『隠せば隠すほど暴こうとし、少しでも役に立ちそうなら何が副産しようが顧みない。そして今も技術を巡って争いを繰り広げている。何年何百年経とうが人間というものは変わらない』
「……なるほどね、アイリスが死にたがった気持ちも分かる気がする」
 ミコトは立ち上がった。声はまだ震えていた。恐れではなく、怒りのために。
『キミの同情は理解できるよ。だが無闇な争いを起こさないためにもーー』
「言い訳は寄せ。お前らのつまらない自己顕示欲につきあう気はない」
『自己顕示欲? 』
「ああ。お前らはなんだかんだいって自分たちが作った技術を抹消するのが惜しかったんだよ。だからこんな回りくどい方法で封印した。使いたくなったらいつでもまた引っ張りだせるように。僕が彼女に同情したのはそのつまらないエゴにつき合わされているからだ」
 ミコトはカプセルの中の彼女を見つめた。彼女の口を借りてしゃべっている「彼女」ではなく、だれよりもこの街と人々を愛していたアイリスを。誰にも知られることなく犠牲になっていた少女を。
『わからないね、ミコト=カツラギ。技術は富の源泉だ。何もないこの土地に人が生きるためには技が必要だった。我々の遺産がなければこの新たな街は存在しなかっただろう。もちろん、キミもだ』
「なければ良かったんだよ、この街なんて。過ぎた技術は世界を歪ませるーーお前の言った通りだ」
 ミコトはキーボードを操作した。起動したハッキング・プログラムはいとも簡単にロックを打ち破る。創造主は今、ミコトの目の前で無防備な姿で晒されていた。「彼女」の顔が驚愕に歪む。
『そんな……! 』
「どうした。ここの人間がハッキングが得意だと言ったのはお前だぞ? 」
『……私を消去するというのかね、ミコト=カツラギ』
 ミコトは答えない。
『いずれその決断を後悔することになるさ。パンドラの箱を開けてでてきたものが何か、知らない訳ではあるまい』
「でも最後に希望が残った」
 かたんと軽い音を立て、エンターキーが入力された。強制終了、メモリ・フォーマットスタンバイ。再起動を開始します。
「……」
 ミコトは無言でアイリスを見上げていた。ハッキングは再開され、わずかに残っていた身体の部分も分解が再び始まっている。まだ目は閉ざされたままだが、お陰で彼女が痛みを感じなくてもすむのならそれも良いだろう。
 自壊プログラムはデリートされ、システムのダウンも回復した。妨害のなくなったグレンの解析は順調に進んでいる。使ったラップトップやメディアディスクは記憶媒体部分を粉々に砕いたのでデータの復元は不可能だろう。今度こそミコトのやることは残っていない。
 長いようで短い二年間だった。心にぽっかりと穴があいてしまったような喪失感が身体の中を流れていた。
『……ミコ、ト? 』
「おはよう、アイリス」
 彼女が目覚めたようだった。眠たげな目がゆっくりと開かれ、綺麗な虹彩が現れる。まだ夢の中にいるようなぼんやりとした眼差しをミコトに向けながら、彼女は呟くように話しだした。
『良い夢を、見ていた気がするの。街の中を自由に歩き回って、みんな笑顔で、風のにおいがして、それでーー』
 不意に口をつぐむ。自嘲を感じさせる微笑みは諦めと憧れが入り交じっていて、ミコトは何も言えなかった。
『ごめんね。おかしな話をしちゃったみたい。忘れて』
「アイリス……」
 侵蝕はやむことなく淡々と続いていた。美しい身体は美しく、煌めくように消えていく。
『どうしてかしらね。もう痛くないの。だから、心配しないで』
 言葉が見つからなかった。ミコトは口を真一文字に強く結んだ。
『あなたにはいくら感謝してもしきれない。私の代わりに生きて、幸せになってほしい』
「……約束する。キミが安心して眠れるように」
 アイリスは最後に花のように笑い、泡の中に消えていった。彼女を長い間戒めていたケーブルは、カプセルの底に落ちてカランという音を立てていた。
 一人いて、二人になって、また一人になった。機能を果たしたカプセルはもはやその動作を止めている。静寂と余韻。苦闘の末に与えられた平穏。だがそれは長くは続かない。
「ーー突入! 」
 キャットウォークの上の入り口扉がけたたましい音とともに蹴破られた。総勢七名、ライフルを構えた黒ずくめの男たちが無遠慮に入り込んでくるのをミコトは冷めた目つきで眺めていた。
「ハウンドか。市長も容赦がないな」
「ーー動くな、システム不正アクセスおよび国家反逆罪の疑いで逮捕する」
 七つの銃口は訓練された動きでミコトの周りを取り囲んでいた。テーブルが押し倒され、上においてあった物が散乱する。床にぶつかったオレンジは無惨に砕けてその中身をさらけ出した。
「おいおい、あんまり汚さないでくれよ。ここの掃除は大変なんだ」
「黙れ! 必要とあれば射殺の許可も出ている! 」
 リーダーの男が脅すように銃を構え直した。しかし彼はたじろがない。薄ら笑いさえ浮かべている。
「投降しろ。おとなしくしている限り身の安全は保証する」
「ーーいやだね。彼女を裏切るくらいだったら、約束を破る方がましだ」
「っこの! 」
 ミコトはベルトに挟んでいた小型の拳銃を取り出しこめかみに押し当てた。乾いた銃声が、主のいなくなった部屋に鳴り響いた。
Scene 7 :
 街は今日もいつも通りだった。今日という日を生き抜き、明日という日を迎えるため。人々は相も変わらず路上に店を出し、威勢のいいかけ声を上げ、市場には品物を売りさばこうという気持ちのいい熱気があふれている。グレンはそんな通りのオープンカフェの席に座り、売店で購入した新聞を広げていた。
「……」
ーーメイヤー市長ブランク ・ルームの完全解放を宣言。主席エンジニアのカミンスキー氏は特別表彰へーー
 広場で演説する市長の写真がトップを飾り、紙面には長年の悲願��なされたことに対する威勢のいい言葉が並んでいる。しかし無表情なグレンの目は社会面の片隅に注がれていた。
「はぁはぁ、すみません。遅れてしまって」
 駆け寄ってきたのはシーリンだった。いつもより少しだけ華やかな装い。走ってきたせいかその顔はほんのり上気している。
「いや、気にしなくていい」
「 でも……」
 グレンは新聞を畳むと近くにあったゴミ箱の中に無造作に投げ込み立ち上がった。
「行こう、シーリン。時間というのはあっという間に過ぎてしまうよ」
 二人連れ立って賑やかなストリートを歩く。ふとグレンは立ち止まって上を見上げた。真っ青な空を切り裂く総合市庁舎オベリスクは今日もそこにそびえ立ち、街のすべてを監視している。
「グレンさん? 」
「……いや、なんでもない」 
 グレンは巨大な墓標に背を向けると、シーリンと共に街の人混みの中へと消えて行った。  
fin. 
新作「Re:Bloom ~幻想と渇き~」収録の新刊『Re:Bloom』は夏コミC94二日目・西あ-08bにて頒布予定です。
詳しくはこちらから! → 【新刊のお知らせ】テーマ誌『Re:Bloom』夏コミC94で頒布します!【2日目(土)西あ-08b】
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arthur-meursault · 6 years
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浮ついた日-ふとふりかえる
とても嬉しいことがあって、 それが波及してバイト中ずっと楽しかった。 自分が朗らかだと会話も弾む。 人といるのが好きになる。 バイト先の友達はそもそも漫画の繋がりなのでそういう意味でも楽し嬉し。 廃棄の弁当食べながら駄話するのは楽しかった。 久々に何気ない日常を本当に楽しんだ気がする。
俺は人よりも日常における楽しさの割合が少ないというか、 常にうんうん唸って生きているのでなかなか厳しい人生だ。 長らくなぜ人が楽しんで生きているのかわからなかったが、 今日なんとなくわかった気がする。 みんな、なんとなく楽しいことが比較的毎日あるのだろう。 彼女が出来たり、スポーツで結果出せたり、友達増えたり、 美味しいご飯食べたり、ツイートがバズったり、 インスタでうまく盛れたり、なんらかの当たりくじを引いたり。 そういうことがあるから大変なことも乗り越えていけるのだ。
俺は日常的に死にたがってるのでこういうことがあまりない。 人とその場では談笑できても、帰る頃には脳が死んでる。 どんなバイトも仕事も同じだった。 でも今日は違った。 普段から働きたくねえ働きたくねえ言ってる俺が、 なぜただのバイトをこんな楽しめるのか不思議だった。 この謎解きは簡単で、人間、一つ嬉しいことがあると他のこともだいたい楽しめるわけだ。 脳が単純なのかうまいこと生きる術を得てるのか知らんが、これは良いシステムだ。 そーいう種類の楽しさを割と初めて知ったので、それ含めて感謝多謝である。
さて、 とても嬉しいことがある(あった)場合、 大抵それに関する事前準備や事後処理があるわけだ。 俺もそうで、ちょっとした準備が必要だ。 バイトから帰ってきて寝るまでまだ数時間あるので、 これからその事前準備をいろいろと整えることとする。
とにかくやったことがそこそこうまくいったことに感謝している。 夜勤の帰り道、以前お金を拾った道や交番を通りすぎた。 「ああ、ネコババしないで届けたから神様がうまいことやってくれたのかもな」 といった考えが自然と湧いてきた。 運だの運命だの善徳悪徳だのカルマだのの実在はともかく、 俺にはそういったものの考え方が染み付いていることを改めて認識。
思えばこのブログというか日記だってそういった動機ではじめたのだ。 「いつか漫画家になった後で、自分のブログを未来の読者が探して読むかもしれない」 そういう考えだ。 もちろん漫画家には程遠いし普通よりも遅いくらいのペースで進んでるんだけど、 まあ、なんとかうまくいきゃいいんじゃねーかなーっつう。結論適当かよ。 だって俺には作品描くことしかできないもの。
そして再来月の6月で俺は23歳になる。 (ちなみに年齢公開するのは自分がブログの書き手の年齢を気にするタイプの読み手だから) 23歳になる前に一応の記録をつけておこう。
前々から書いてることを整理しておく。
リミットは25歳。 25歳までにプロの漫画の世界に楔を打ち込むことができなければ、辞める。 辞めるというか25の時点でダメならどのみち無理だろう。 もしも25歳までにプロ漫画家になれなければ、 田舎に土地を買ってそこに自作シェルターを建てて暮らす。 自給自足の研究をする。 それはそれでやりたいことではあるし、 たとえ漫画家になったとて アイデアが枯渇し体当たり作家に転向せざるを得ない状況へ陥ったらば 『〇〇歳漫画家が田舎に土地買って住んでみた』 みたいなうさんくさいサブカルルポ漫画に手をつけることとなろう。 それはそれでいいのだが…… それはそれで、を多用する辺りに優柔不断や不安が見て取れるが、 これだけはすっぱり決めておく。 25歳までに雑誌に掲載されて、連載を構想する段階までは到達すること。 それが目標だ。
さて、目標を検討するにあたって有効なのは過去の事例の見直しだ。 というわけで僕の来歴を振り返ってみよう。
俺の人生のスケジュールはいまのところ大幅に遅れてる。 19歳の冬頃、大学を一年で辞める前後に、生まれてはじめて漫画を描いた。 その頃は漠然と 「画力を上げてストーリーをブラッシュアップすれば一年後にはこの作品でプロデビューできるだろう」 などと妄想していた。 上等な砂糖にハチミツをぶちまけるがごとき甘さの限界を極めた考え。 当然そんなわけないことをいまの俺は知っている。
思うように画力もストーリー構築力ももなかなか上がらず、結局その作品は放棄。 もともと落書きみたいな作品だった。 まともな作品を描き始めるのはこの後だ。
20歳の誕生日前後、住み込みで働きながら点描を駆使したサブカル漫画を描きはじめ、 これがはじめての漫画友達や合同誌に繋がった。 本気で漫画家になれるかもと思ったのはこの時で、 住み込みの仕事を投げ出し、付けペンで持ち込み用の漫画を描きはじめる。 が、結局この時期の作品からプロへの糸口は見つからなかった。 持ち込みは連戦連敗。 コミティアで出張編集部10社連敗したことは未だに覚えてる。 に……憎い……でも当然だナ。
その時期持ち込み用を2作描いてるのだが、贔屓目に見ても駄目なところが多すぎた。 あれ以降改善できた部分の多さからいっても初歩的な間違いがとても多かった。 とはいえ改善点の多さではいまも同じで、これから直すべきところも多分にある。 いまの作品だって決してプロの域ではないのだ。 にしても過去を振り返れば無数の後悔がちかちかと明滅し、これに前は気付けなかったのかと落胆する。
そういう感じで漫画家になれないまま実家でバイトしてるうちに21歳になった。 自分の見通しの甘さに段階を踏んで気づいていったわけだ。一年半かけて。 この間も同人誌企画したりしてたのだが、どう考えても熱は冷めてた。 やがて22歳になり、一念発起。 主催なのに合同誌をほっぽり出し、引きこもって70ページくらいの大作漫画を描く。 初めて賞に投稿したその作品、何の音沙汰なく落選。 あっけな。 いろんな面で本気出したのに。
すごく落胆したが、無限に落ち込んでいても仕方ない。 結局実家で甘えてるからこんなことになるんだ! と、これまた一��発起。 というか半ば投げやりで実家の名古屋から出て、広島の工場まで出稼ぎに。 ひいひい言いつつ働きながら必死こいてアイデア練って漫画を描く。 本当は一年くらい働くつもりだったが、 仕事がきついのと半年で十分お金が貯まったのとで辞めた。
そして今度は東京に来た。 20代の俺はどんどこ移動しながらヘイトとカルマを貯めてきた。 この土地に来て今日か明日明後日あたりでちょうど3ヶ月ほど経つが、 まだまだできてないことが多い。
俺が最初に思い描いた予定では、 23歳ごろにはもうプロになっているはずだった。 希望的観測のあてにならなさといったらない。 だから夢や希望ではなく、予測と目標・目的を持つ。 漫画を描いてきて、だいたい三年ほど経った。 俺が漫画家になるまで必要な時間は、 ここから折り返した程度の時間��のではないか。 25歳で連載企画を持ち込むことを一区切りにしたのはそういうことです。 そこまで持って行って、さらに一年くらいもらえればプロの漫画家になれるでしょう。 これはそうあって欲しいということではなく、勝負の話です。 勝つか負けるかはわかりませんが、勝つ可能性は当然ありますので。
さて、作業がてらこうして振り返ってみたが、 鑑みれば世は苦海である。 また下を向けば地獄である。 まっすぐ前を見続けるには猫背が邪魔だ。 いっそ上を向いたほうが良い。 首が痛くとも上を見るべきだと思う。 星の営みを見続けなければならない。 俺がかすりもしなかった漫画賞を年下の人がたくさんとってる。 いまの俺と同じ年齢でデビューした作家は数知れない。 俺の10倍早く作品を仕上げる人がいる。俺は遅すぎる。 新人で圧倒的な画力のやつもいる。 俺より話をつくるのがうまい人……。 俺より漫画の技術がすごい人……。 もう自分の無力さしか感じられない。 夜の道を放浪するような人生だ。 だがそこを目指す以上 計算機とか数式とか部材を片手に ロケット作ったり燃料調達したり軌道計算したり あれこれ考えながらもずっと星を見ていなければならない。 動機を失ってただ歩くことは許されない。
俺には一つだけ長所がある。 もしも漫画家になれなかったら、というところだ。 もしも夢破れたら無人の土地で仙人になろうなどと思える人間はそういないはずだ。 それくらい俺はこの社会とのつながりが薄い。経済的にも感情的にも。 漫画以外の方法でこの社会と繋がれる気がしない。 友達もついに漫画以外の関係を持つ人はいなくなった。 表現でこの社会に認められなければ透明になるだけだ。 同じ透明なら本当に誰一人いないところに行ったほうがいい。 山奥で生きたほうがいい。 作品で感情に訴えることに失敗したなら、 生きることと存在することの意味が限りなく同じになるような、そんな生き方に移行する。 その頃にはこうしてブログを更新することもなくなっているだろう。
もしも俺が仙人になったら これは「昔漫画家を目指してた仙人が書いてたブログ」になるな。 なんじゃそのけったいで趣がある仙人は。 それはそれでいいのかもしれん。
だがいまは漫画家を目指したい。 漫画家になりたい。 俗世に捨て置けない一つの夢だ。 表現者として生きたいという考えは幼い頃からずっとあった。 それは学者であったり芸術家であったり音楽家であったり映画監督であったりしたが、 結局漫画家に帰結した。 漫画を描きはじめて三年半になってしまうが、未だ社会への執着は消えそうもない。 もしも自分がやめようと思ったらいっそやめちまう腹積りであったが、未だに辞める気にならない。 社会で生きるのは矛盾まみれで煩雑でシンプルではないけど、やっぱり楽しいのだ。 友達といるのは楽しいし、たまに働くこと自体が楽しい日もある。 そこで成功できるかもしれないと思う日がある。 そういう今日みたいな日が続く限りは、辞める気にはなれない。 もしもこのやり方で負けたら、25歳の誕生日プツンと社会とのつながりが途絶えるだろう。 そしたら潔く仙人になる。 しかし自信がないと言ったら嘘になる。 まだまだこれからです。
あ、あと、 これの一個前の日記で描いた漫画を公開すると書きましたが、 まだしないことにします。 そもそもどこに載っけたら効果的かもわからない。 いままではマンガハックに投げてたんだけど、どういうサイトがいいかなとか考えてます。 そういうのが精査でき次第過去作をいろいろ公開していけたらなとおもいます。
それでは、なんだか嬉しくて1時間半くらいかけて書いた日記でした。
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monchy222 · 6 years
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フライデーモーニングのコーヒー
 せっかくの金曜の朝だけど外は近所のお家の庭の手入れの音が騒々しくて、一週間分の野菜スープ(今週は日本から送ってもらった野菜出汁を使ってミネストローネです!)を鍋に作って早々に車で15分の港町にあるコーヒーショップへ避難。美味しいコーヒーはマンハッタンとか都会まで出ないと飲めない…と嘆いていた私が最近見つけた郊外にしては珍しい美味しいコーヒーのカフェ。朝から開いているし、平日の朝は空いているし、とっておきの場所を見つけた!美味しいコーヒーが飲める場所が近くにあるっていうだけでなんだか一人寂しい海外での学生生活も何となく充実感が出る。しかも一人悠々と平日の朝からモーニングコーヒーしに行けるのは一人暮らしの特権である。もし将来、誰かとパートナーになる日が仮にくるとしたら、私のそういう羊みたいなあっちへこっちへ気の向くまま動きたいところを受け入れて、朝からふらっと出かけても許してくれるような人と結ばれたい。前に高校の同級生だった人から、「俺がお前と結婚したとしたら、他人の心配など梅雨知らずみたいなあどけないフリーダムさに振り回されて疲れそうだから絶対うまく行かないわ」と、プロポーズもしていないのにフラれた。誰か私を放牧しながら導いてくれる羊飼いみたいな人はいないものか。
今学期も残すところあと1ヶ月。
先月は1週間の春休みに加えて、長引いた降雪のせいで週に1回ペースでクラスがキャンセルになったりして学校へ行かない日が多く、ここに来てそのしわ寄せで課題や試験がキュッと詰め込まれてちょっとあっぷあっぷしている。
海外での一人暮らしは思ったより不満はないけれど、登校日は家事する暇がないため週末に掃除機がけ、洗濯、料理作り置きを済ますようにしていて、家のことをしていたらあっという間に一日が終わっている。世のお母さん方はこれを毎日毎日、何十年も続けているのだなあと思うと本当に頭が上がらない。とはいえ、家事に加えて大学の勉強と課題をこなすのはかなり計画性が必要みたいで、毎日かなりチャキチャキ動いていると思う。
アメリカで学ぶということは、
二つの異なる土地で勉強してみて、もちろん各々良い点欠けている点がある。私は日本の詰め込み式の勉強や個性を潰す教育と揶揄されるシステムの中で育って、二十歳を過ぎてリベラルな風潮の授業に飛び込んだけれど、私は自分の教育バックグラウンドに感謝をしているし、アメリカの義務教育の中で育ちたかった…とも思わない。中学・高校時代の勉強は確かに大変だったけれど、私は幸い先生たちに恵まれてきたから、詰め込み式や一方的と一般的に言われる授業スタイルより能動的に思考したり自らの知的好奇心を掻き立ててもらえるような授業を受けてこられた。それに、アメリカの学生たちを見ていて思うのは、リベラルも度を過ぎるとChaoticになるということ。先生の講義の最中に歌い出したり、テスト開始直前に勉強する私の真隣りでイヤホン付けずにコメディドラマを観出したり、試験中にガサガサバリバリポテトチップスを食べたり、個の優先順位が強すぎてあまりに集への関心がなさ過ぎる。逆に日本は集への強い所属意識から個が無に等しくユーモアや柔軟性に欠けるという点はあるけれど、アメリカはこんなにまとまりのない人々の集合でよく社会を回せているな、と驚くほど。また仕事の面でも、日本の労働は過度にマルチタスクなのだとは思うけれど、マルチに広い範囲を見渡すことで正確な仕事ができるという面を思えば納得もできる。アメリカでは分業が細分化されすぎていて、個々の働き手が把握している情報や遂行できる仕事がとても狭く感じる。だからサービスを受ける側はそれぞれのセクションに別個に確認を取って自らが求める答えを自分の中で整理・認識しないといけない。ここで生活するのは大変だ。
私はずっと日本の狭さ、窮屈さが嫌で、広く自分を伸ばせる場所に行きたいと思って最終的にここに来た。でも自分の内にきちんと広大なマインドと目を持っていれば、どこにいたって自分を伸び伸びと成長させることができるんだと今は思う。アメリカは金の国だ。様々な理由で金に魅了された人々が目に見えるものからそうでないモノまでを金を基準に計って値定めして、金から変換された多くのモノに囲まれて暮らしている。
金にガツガツしないことが美徳とされる日本で生まれ育った私にとっては、そこが受け入れられない点。私はアルバイトしていた時、ホスピタリティマインドという言葉を何度も聞かされた。お客様の立場に立って相手が望んでいることをよく観察して先回りのサービスをするということ。それと、お客様からの「ありがとう」のために頑張って仕事をすること。日本では目に見えないモノ、例えば人の善意や好意、親切心、メッセージ性など、に対してはこちらも目に見えないモノでお返し・評価するという傾向があると思う。例えば、足元が不安な高齢のおばあちゃんを道で助けたとして、そのお礼にとおばあちゃんからお金を渡されるより「ありがとうね」と満面の笑みをもらえる方が報酬の徳が高いと思うような。気持ちをお金に替えられてしまうのは私にとっては複雑な気持ちがする。よく私の制作した作品を見たアメリカの知り合いたちは大体一言目に「これはいいお金になるよ!ビジネスしないの?」と言うのだ。アメリカの文化ではそれは最上級の褒め言葉なのだろうけれど、日本人の心を捨てきれない私にとってはすぐにお金に結び付けないで欲しいとか思ってしまう。そういう意味で言えば、すべからくお金に変換される社会だからこそアメリカでは芸術が金になり数多のアーティストたちが活躍できるとも言える。その点日本は芸術が金にならない土壌があるのだ。私はまだまだお金にシビアになれないし、人の善意までもお金に見えてくるのが辛いからやっぱりいつかは日本に帰りたいと思っているけれど、そういう文化を生き抜くだけの野心と強さがあれば、もしくはそういう側面を吹っ切ることができればアメリカは住みやすく楽しい場所だろうと思う。でも自分の中に根付いている土台と、窮屈な祖国の文化に眠る本当の意味や深さを知れただけでもアメリカに来た意味はあった。
それに学校での勉強は楽しい。特に仲のいい友達がいるわけでも楽しいイベントがあるわけでもないし、もちろん試験やレポートは人並みに嫌だと思うけれど、これまで単民族による一貫したシステムと割と統一された思考の社会で育まれて来た私の知識や経験に、全く別の角度からの目が入ってくるというのが新鮮だし、その新しいいろんなものが私の中の既存の観点と結びついて大きく展開されて行くのがたまらない。アメリカに来たからと言って私の核たる部分や考えまでアメリカナイズされるというわけではなく、私の感覚としては純粋に”増し加え”られ、”発展され”ているという感じなのである。例えば最近学んだ中であれば、日本の開国と明治維新に対する西欧の評価が面白かった。ダーウィンの進化論を極解釈しアジア圏の植民化に乗り出した19世紀後半の西欧諸国からの圧力に対し、唯一その支配を回避したのが日本で、中国も事実上は直接支配は免れたものの中華思想により西欧と対等な姿勢を曲げなかった為に西欧諸国が産業革命で培った強力な”力”でねじ伏せた。一方、アヘン戦争の惨状と黒船の容貌から西との力の差を早いうちに悟った日本は、拒否でも植民化でもなくドイツから軍、イギリスから海軍、フランスから中央集権型の政治、アメリカから産業と経済を学んで自国に適用し西洋化を受け入れて国力を西と肩を並べるほどに強めたことで西欧からの支配を回避した。そのことにかなり西からの評価は高かったのだ。もちろん幕末・明治のことは日本の小・中・高で繰り返し勉強したけれど、それが当時の西洋中心の情勢の中で小さな小さな一国日本の急激な台頭がいかほどのインパクトと意味があったのかはよく分かっていなかった。無血開城を掲げた幕末の貢献者たち、坂本龍馬や大久保利通、西郷隆盛、などの有名な武士たちの偉大さをここに来て改めて思い知らされた。1867年に開国し、1905年にはもう日露戦争でロシアに勝利したというこの30年あまりの日本の急成長は確かに驚くべきものだったのだ。その後帝国主義と軍国主義が確立し、徐々に第二次世界大戦へと道を外れていってしまう日本だけれど、戦後の高度経済成長もまた目覚しかった。今もまた経済的にも情勢的にも厳しい局面にあるけれど、そういった私たちの歴史に裏付けられたポテンシャルを信じて、血に受け継がれている勤勉さと礼節を改めて見直して、これから先も日本が世界の中で担うべき役をしっかり考えて立て直していかなくてはなあと思う。西洋化で得たものも大きいが、失ったものももちろんある。一度進んでしまったら二度ど元と同じには戻らないし、積み重ねて来た歴史と環境要因は国によって様々で、一方でうまくいっても他方でもとはいかない。だからこそ、自分の国のベースを理解した上で、他の国の文化や考えや仕組みを学んでそこからヒントを得て、それを自国に合う形にデザインするという作業が今私に課せられているような気がしている。
今日もコーヒーは美味しかった。レジ横にあったバナナブレッドも温めてもらって一緒に食べたけど、それも美味しかった。天気も良いし、ドライブも気持ちがいい。
そろそろ庭掃除も終わっているかな?ということで家に戻って勉強しよう。
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