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#映像コラム
benibame · 9 months
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最近気になったトランジションを再現してみる
映像を作るうえでささやかながら非常に重要な要素であるトランジション(場面転換エフェクト)ですが、最近いくつかの映像を見ていて気になったトランジションがあったので、それを自力で再現しつつ、その演出の意図などを考えてみようと思います。
①【デレステ】「Nightwear」MV 2Dリッチ【TVアニメ「U149」】【アイドルマスター】
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モーショングラフィックスによる時間差のトランジション。スムーズな場面転換はオシャレさと高級感を感じさせます。左下から右上へ流れるように変化していくことで、時間の変化があることを意識させます。人物の位置や表情が変わらないことからも、同じ時間軸における本人以外の変化という意図が読み取れます。
このトランジションを再現してみます
再現をするためには、なによりよく観察して構成している要素を分析することが不可欠です。このトランジションにおいては2つのひし形が時間差で展開していることがわかります。
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正方形のコンポジションを作成し、その中に四角いシェイプレイヤーを2種類用意します。外側の四角形と内側の四角形は時間差でコンポジションサイズの最大値まで拡大していくモーションをつけました。一見するとリニアで動いているようですが、よく見ると微妙にイージングがついています。やはり滑らかな場面転換にはイージングは不可欠なのでしょう。試しにイージングなしでやってみましたが、やはりどこかギクシャクした動きになってしまいます。動きはわずか7フレーム程度ではありますが、これだけの工夫でも最終的な結果にはかなり影響してきます。
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モーションを作成する前は簡単なのですが、問題はこれをどう複製していくかです。
考えうる最もスマートな方法は、やはり「時間置き換え」エフェクトです。グラデーション素材を用意し、その画像の輝度を基準に時間差で動きを展開できるエフェクトです。先ほど作成したコンポジションをCC RepeTileで複製すれば、レイヤー数も少なく処理も軽いまま処理が完了すると予測できます。
…のはずだったんですが、いくらやっても時間置き換えエフェクトがうまく作動せず、まったく予想通りにいきませんでした。そもそもグラデーション画像では輝度がなめらかで、モザイクエフェクト等で輝度を段階的にしないとうまく作動しません。これが非常に難しくいくらやっても出来なかったので諦めました。
こうなったら最終手段、人力ですべて配置するという方法が残されています。結局この方法を選びました。レイヤー数はかなりの数になりましたが動きは単純だったので処理はそこまで重くなくて助かりました。時間差の動作もレイヤーをずらして目視で確認しています。なんだかんだこれでいい気がする。
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完成したものがこちら
速度は元動画よりすこし遅めにしています。展開のタイミングなどすべてが一致しているわけではないですが、ほとんどの要素は同じになるようにしています。
人力で並べているので隙間がないか心配でした。今考えるとここでCC RepeTileを使って並べた後にコンポジション自体を回転させればよかったかなと思います。
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実際に映像として使用してみるとこんな感じになります。トランジションとしては一見複雑な動きに見えますが、モーションとしては2種類の四角形の拡大という非常にシンプルな要素で構成されています。
左下から右上へのワイプモーションの一種とも言えるトランジションですが、このような工夫でまた違った印象を与えることができ、単純な場面転換においても印象を残すことができる。特に元ネタはキャラクターのポーズ自体は動かず、背景やライティングが変化します。こういった変化への導線として、かなり有用であると思います。
デレステ2DMVはこのような細かい演出にこだわりが強くうかがえる映像が多いです。これについては以前の記事で解説しています。
【モーショングラフィックスから見るデレステ2DリッチMV】
②音MAD DREAM MATCH -天- 出場者告知
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2023年9月に行われる音MADのイベント告知動画。その出場者紹介映像におけるトランジションです。最初はキャラクターは黒地で隠されており、右上から左下へ四角形に分割される形で全容が見える、という流れになっています。
これを最初見たときは「カードワイプを使ったのかな?」と思いました。見た通りレイヤーが四角(カード型)になって消えていくので、おそらくそうじゃないかと予想しました。編集ソフトを長く使っていると映像に使っているエフェクトがおおよそ予測できるようになりますが、これは逆を言うと分かる人が見ると容易に構成がばれてしまうので、なるべく使ったエフェクトがばれないように必死になってる人もいるかと思います。
再現に挑戦してみると、どうやらカードワイプではなくCC Grid Wipeじゃないかという結論になりました。カードワイプは調整項目が多く自由度は高いですが扱いにくく、CC Grid Wipeであればシンプルな項目で似たような結果が得られたので、今回はこっちを使用してみます。
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エフェクトの設定ですが、元動画をよく見ると格子状になった四角形が縦・横両方から小さくなっているのが分かります。これはエフェクト内のシェイプの設定によるものです。一見Doorsのように見えるのですが、これはワイプに対して垂直に格子状になるため、タテの列は順序良く小さくなっていますがヨコの列は同じ大きさのままです。
これでは元動画通りにならないので、設定をRadialに変更します。これは中心から円形状にワイプされる設定です。これであればタテ・ヨコ両方から格子状になるためどちらの列からも大きさの変化が発生します。こちらの方がより類似の表現になります。
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完成したのがこちら。使用レイヤーはなんと1枚だけです。
元動画同様、かなり高速でトランジションさせているため正直先述した格子の大きさの変化は明確には確認しにくいです。CC Grid Wipeはトランジションとして使ったことがありませんでしたが、このような「見えなかったものが見えるようになる」場面においてはかなりオシャレに表現できることを知りました。
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実際に映像として使用してみるとこうなります。同じレイヤーを2枚用意し、トラックマットを使うことで再現することができます。
正確に再現できたかと言われると微妙な感じではあります。もう少し全体を小さめにしても良かったかなと思いますが、要素としては類似しているものが出来たと思います。
場面転換とは少し異なる目的��のトランジションですが、確かにこういった場合に使用するトランジションってどんなものがいいのかあまり考えたことはありませんでした。標準エフェクトだけでも高級感のある表現が可能なことを発見できてうれしい。
③スリーズブーケ 「Holiday∞Holiday」 リリックビデオ (ラブライブ!蓮ノ空女学院スクールアイドルクラブ)
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映像を作ったことがある人にとっては、静止画素材をメインとした動画は、下手にバリバリ動く映像を作るよりもはるかに難しいことは分かると思います。素材の動きが少ない以上、いかに素材以外の要素で画面に変化をつけ視聴者に飽きさせないように見てもらうか。総合的な知識量が求められるジャンルであるがゆえにトランジションの効果はより重要なものだと言えます。
この動画を作成したのはyama_koさん。知っている方もいるかもしれませんが、メイキングなどを見ると氏は非常に理詰めで動画を作る方です。映像講師をされている人なので論理的に映像を作るのは当然かもしれませんが。
なので今回再現してみる四角形がランダムに登場するトランジションは、一見して不透明度の濃淡によって場面転換されているように思われますが、実際はもっと複雑な処理がされていると思われます。詳細は分からないですが、とりあえず見た目だけでも近づけるように再現してみようと思います。
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大きさの異なる四角形シェイプを3~4種類程度作成し、拡大していくモーションを加えます。本当であればランダム生成をした方が違和感がないと思ったのですが、ランダム生成だと全体が覆われるタイミング調整が難しく、不自然に空白が生まれてしまうことが多かったためやはりここも人力で配置しています。
一応、不透明度にウィグルをかけることで淡い表現を再現してみましたが、いかんせん数フレームしかないためあまり効果は感じられませんでした。気持ち程度に加えておきます。
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完成したのがこちら。最初に大きなシェイプを出し、後から小さめのシェイプを出す、という順番の方が見た目的に自然なトランジションになりました。
不透明度のウィグルがどれほど影響するかは分かりませんが、トランジション後の映像にグローをかけた方が元動画に近くなるような気がします。
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映像として使用してみるとこんな感じ。なんだかふわっとした優しめのトランジションになりました。元動画もそうですが、トランジション後の映像を動かしながら使用した方が効果的だと思われます。
ここまで見ると明確ではありますが、一見複雑そうに展開しているトランジションも、要素を分解していくとシンプルな動きの集合体であることが分かります。しかしシンプルだからこそ場面転換という一瞬しか登場しない時において存在感を発揮できるものでもあります。
旅行動画などによくみられる高速ズームや回転を使用したトランジションとは異なり、今回再現したものはそれ自体を演出として使用していることが特徴的です。作品の雰囲気に合ったトランジションを選ぶことは難しいことですが有るのと無いのでは表現に雲泥の差が生じるため、映像を作るということはやはり細部にまで注意を払わなければならないことが読みとれます。逆に言うとこういった「たかが場面転換」に注目することで映像制作者の意図を読み取り、より映像の世界観に没入することができるとも言えます。こういった映像の楽しみ方もいいんじゃないでしょうか。
プリセットやプラグインで販売しているものも多いですが、工夫すれば自分で作れるのがトランジションのいいところ。また面白いトランジションを見かけたら再現に挑戦してみたいと思います。
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tsukishiro-himari · 6 months
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「数年前備忘録」
高速バスに鬼の様に酔ってしまい
海外遠征の飛行機で
人くらい大きい酸素ボンベを抱え
生きながらえた事を思い出したよ
強さが似合う、という言葉に出逢い
なんて素敵な表現なんだろうと思いました
数年前迄は
想像も出来なかった言葉だったんです
伝えてくれる言葉はいつだって
力に変わります
ありがとう
色んな情景が駆け巡り
心が様々な色に染まりました
ライブ後は放心状態でしたが
ファンの方がソロで泣いてしまった
という話を聞いて私も泣いてしまいました
誰かの感動に繋がる事がこんなにも嬉しい
届けさせてくれてありがとう
明日も精一杯生きます
苦しい時胸に留めている事は
今色々感じる事はどんな事であれ
必ず経験値として肥やしになり
活かされる
大地が広く大きくて
道路を走っていると空へ
溶けてゆく感じがします
夕焼けに映る木々や
電波塔が影絵の様で
美しくて
何だか涙が零れそうでした
「cursebreaker」
多分私の一生の試練です
その試練の中でも
沢山の美しい事に触れられたのは
皆んなが居てくれたからです
全てが大切な思い出で未来に繋がってる
また逢おうね
心からの愛と感謝を。
Thank you for keeping me alive.
I want to keep giving you my love.
Stay next to me.
尊敬する著名な方の
コラムやエッセイを読んでいると
どんな困難な時であっても
それでも愉しみながらに達成し
その先に新たに生まれる達成すべき事を
また何よりも愉しみながらに臨んでいく
という事が共通していました
そんな風に私もなりたい
「意外と自分の〇〇がすき」
をみつけていこうね
お家に電子レンジが来て
“生活“を手に入れました
あのね、
いつもおはようって言わせてくれて
ありがとう
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kennak · 1 month
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[東京 20日] - 2023年の日本の経常収支は20兆6295億円と2年ぶりに20兆円台の黒字に復帰した。黒字幅は前年比9兆9151億円の増加であり、その増加幅のほとんどは貿易収支の赤字が半減以下になったことで説明できる。さらに言えば、貿易収支赤字の減少は言うまでもなく資源高の一服で輸入が大幅減少したことで説明可能だ。貿易収支以外では、サービス収支赤字が大きく減少したことも経常収支黒字の押し上げに寄与した。これは旅行収支黒字が3兆4037億円と2019年に記録した過去最高の黒字額(2兆7023億円)を大幅に更新したことの結果でもあった。このように2023年の経常収支黒字は基本的に貿易サービス収支赤字が大きく減少したことと表裏一体である。<キャッシュ・フローベースは2年連続赤字>ここまでが一般的な報道に即した情報整理になる。しかし、為替市場を分析する上ではこうした「統計上の黒字」にかかわらず、「実務上のキャッシュ・フロー(CF)」を見る努力が必要になる。広告 - スクロール後に記事が続きますこの点は、昨年来の本コラムで何度も議論してきた。結果的に政府・官僚・企業など多方面から強い関心をいただている。恐らく、実感と合致すると考える向きが多いのだと察する。結論から言えば、筆者試算のCFベース経常収支で見ると、2023年は約1.8兆円と2年連続の赤字となった。もちろん、2022年は約10兆円の赤字であったため、円の需給環境が改善しているのは間違いない。だが、「統計上の黒字」が増加していることを手放しで評価し、過去の悲観論を批判するような論調も適切ではない。事実として2022年も2023年も円安が進んだことを虚心坦懐に受け止め、筆者は「統計上の黒字」ではなく「CFベースの赤字」を重視したい立場だ。具体的に言えば、2023年の第1次所得収支は34兆5573億円と過去最大の黒字幅を更新しているが、CFベースで経常収支を検討する上では受け取りにおける証券投資収益に含まれる債券利子や配当金、そして直接投資収益における再投資収益は円買い(以下、円転と呼ぶ)が発生しない取引として控除しなければならない。広告 - スクロール後に記事が続きます厳密に言えば、債券利子や配当金でも円転が発生する取引はあるだろうが、基本的に海外有価証券から発生するそうしたフローは、複利効果を企図して外貨のまま再投資される方が圧倒的に多い。再投資収益に至っては「外貨のまま現地に残る」が定義になっているので、これは確実に円転が見込めない。こうした視点に立つと2023年のCFベース第1次所得収支黒字は約12兆円と3分の1強のイメージに縮小する。もちろん、試算ゆえ幅を持った解釈が求められるものの、35兆円近くの第1次所得収支黒字がそのまま円買い需要として為替市場に現れているということはあり得ない。<サービス収支に「2つの過去最大」>また、近年の日本の経常収支を議論する上ではCFベースを重視した上述のような議論に加え、サービス取引の国際化に合わせてサービス収支の展望にも気を配るべきである。この点、冒頭で述べた通り、旅行収支黒字が過去最大を更新している一方、その他サービス収支赤字も5兆9556億円の赤字と過去最大を更新している。旅行収支黒字とその他サービス収支赤字の2項目で過去最大が併存しているのが現在のサービス収支であり、筆者はこれを「肉体労働 対 頭脳労働」だと表現してきた。広告 - スクロール後に記事が続きますこれはサービス収支をモノ・ヒト・デジタル・カネ・その他の5分類で整理すれば、より可視化される。2023年のサービス収支は3兆2026億円の赤字だったが、そのうち旅行収支を反映するヒト関連収支が3兆3501億円の黒字であるのに対し、デジタル関連収支は5兆5360億円の赤字だった。サービス収支はこの2項目のバランスで決まる。今後を展望すれば、圧倒的に肉体労働が不利だ。というのも、既に日本では生産年齢人口と就業者人口が接近しつつある。今後10年程度で人手不足はさらに極まっていく未来が見えている。業種別に議論すれば、旅行収支の基盤となる宿泊・飲食サービス業が史上最悪の人手不足に直面しており、物価や為替が安いという理由でインバウンド需要が一方的に膨らんでも、これをさばくだけのインバウンド供給はもはや天井が近い。2023年に3.5兆円まで到達した旅行収支黒字の伸び代はまだ、あるのかもしれないが、「限界は近い」という認識は持ちたい。他方、デジタル関連収支は基本的に供給側の言い値で単価がつり上げられる世界であり、赤字拡大は今後も十分想定されるだろう。極端な話、GAFAM(グーグル、アップル(AAPL.O), opens new tabなどの総称)のサービスがない日常生活を想像できるだろうか。値上げを切り出されても拒否できない以上、日本がデジタル関連収支に支払う外貨は今後も膨らむ公算が大きく、これに伴ってサービス収支赤字は拡大基調が続く可能性は高いと言わざるを得ない。だとすれば、肉体労働と頭脳労働の帳尻は、何かで合わせなければならなくなる。その調整弁が円安ではないのか、というのが筆者の抱く懸念だ。<国際収支発展段階説の新しい読み方>国際収支の発展段階説に照らせば、2011─12年ごろを境として日本は貿易で外貨を稼ぐのではなく、投資の成果として外貨を得るという典型的な「成熟した債権国」に移行している。2022年9月に上梓した拙著『「強い円」はどこへ行ったのか』(日経BP社)では、この立場を疑うべきだという主張を展開したが、その思いは今も不変だ。相変わらず「統計上の黒字」に拘泥して「国際収支にまつわる過度な悲観論は誤りだった。成熟した債権国の立ち位置は変わっていない」という主張もまれに見かけるが、果たしてそうだろうか。上述の議論を踏まえ、1950年代に提唱された国際収支発展段階説を現在に持ち込むにあたって、少なくとも2つの注意点が指摘できる。1つは経済収支黒字の主柱を成す第1次所得収支黒字の7割弱が自国通貨に回帰してこないという状況が想定されていないこと、もう1つはサービス取引の国際化(とりわけデジタルサービス取引)が隆盛を極め、その供給側(主に米国)の価格支配力が極度に強まるという状態も想定されていない──ことである。前者は上述の通りだ。<仮面の黒字国の実態>後者のサービス取引に関して言えば、企業部門でも家計部門でも米巨大IT企業の提供するプラットフォームサービスに定額課金している状態が日常生活にビルトインされてしまっている。しかも、彼らの値上げに抗する力はほとんどない。それゆえに「デジタル小作人」といった言葉で主従関係が皮肉られる現状に陥っている。少なくとも現在から将来にわたってデジタルサービスの利用が減るという展開は考えられないのだから、貿易サービス収支におけるサービス収支の比重は今後ますます高まることが予想される。GAFAMのようなプラットフォーマーのサービスから離脱し、あらゆるデジタルサービスを国内で内製化される状況を想定しない限り、サービス収支赤字はデジタル関連収支主導で拡大していく公算が大きいだろう。結局、第1次所得収支黒字からの円転需要が細り、サービス収支赤字によって貿易サービス収支の改善も進まないのだとすると、CFベース経常収支というレンズを通してみた日本の実情(より正確に言えば円の需給環境)は「成熟した債権国」というよりも「債権取り崩し国」の方が近いのではないか。「成熟した債権国」は仮面、「債権取り崩し国」の方が素顔と言ったところか。「仮面の黒字国」ないし「仮面の債権国」ゆえに断続的な円安に直面しているという長期的な視座を堅持しながら、日米金融政策の「次の一手」や米経済指標の結果などを逐次評価していく姿勢が必要だと考える。
コラム:日本はデジタル小作人か、仮面の経常黒字国と円安の関係=唐鎌大輔氏 | ロイター
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pix-ied · 2 months
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24年3月4週目
去年からずっとやりたいなと思っていたことを1つできた。日本橋にある誠品書店。できたての頃は大混雑していたけれど、平日であればすっかり空いている。本家の台湾は平日でも人がたくさんいたような気がする。そこで本を買って併設の台湾茶のカフェでお茶を飲みながら本を読むっていうのがやりたかった。1時間程ゆっくり本屋さんを見て悩んだ結果、『無垢の博物館 上』『2050年の世界 見えない未来の考え方』を買った。なんか未来予測系の本ってどうなのかなと思ったけど、ずっとブログやコラムを読んでいるチェコ好きさんがタイムリーに記事にしていたので、ちょっと嬉しくなった。そもそもアメリカで出版された本は日本に来た時点でやや時代遅れ。これは早く読まねば。小説もあえて上巻だけ買��たので、読み終わって面白かったら下巻も買う。本の保管場所をなんとか確保しなければ。そして台湾茶のカフェもとても良かった。まず茶葉の見本が渡されて香りを確認しながら注文する品を選べる。ジャスミン茶や桂花茶は想像以上の香りで心惹かれたけれど、これらの茶葉は現地調達しがちなので、グッとこらえ凍頂烏龍茶をいただく。台湾の茶器は小さくて可愛い。他のお茶と違って飽きずに永遠に飲める。空き具合に不安な気持ちになったので、時を空けずにまた行きたい。そのためにも買った本はきちんと読んでリリースしなければ。
映画館で『哀れなるものたち』を観た。なんとなくダリとかの絵画っぽい映像。現実に虚構が入り交じった世界。エマ・ストーンが今までとかなり違った役柄でチャレンジングだった。全ての女性よ、学び続けよ。自分の意志で生きよ。
「光る君へ」の再放送に間に合わなかった部分をなんとか観終わった。ここからは録画をいくつか観て、リアルタイムに追いつく。柄本佑は確実に名脇役というか引き立て役みたいなポジションの俳優さんだったように思うのだけれど、私の中では同じく吉高さんと共演されていた「知らなくていいコト」あたりから急に2枚目俳優ポジションとして頭角を現したような感じがする。なんとも上から目線なコメントだけど、明らかにむしろ怪演という言葉が似合いそうな感じだった人が、世の女性をときめかすポジションに変わるのは一体何事が起きたのかという感じだった。私たちのときめきはどこからやってくるのかとても興味深い。男性にとっても学び甲斐のある研究対象だと思う。
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notokra · 6 months
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MR.High Fashion vol.110 Pina Bausch ミスター・ハイファッション 2002年10月号 ピナ・バウシュ
目次 MR’S SPECIAL ミラノ発信のメンズモードと、ミラノのデザイナーのフェースアルバム。 トム・フォードが提案する、モダンフォーマルの再来。 by GUCCI Rosemary=写真 ラフでダンディな、ニューカントリースタイル。 by DOLCE & GABBANA 平間至=写真 ジル・サンダー。ウォーターカラーのエレガンス。 by JIL SANDER 戎康友=写真 エンポリオ アルマーニ。クラシカルなワークテースト。 by EMPORIO ARMANI 宮原夢画=写真 長瀬智也。ロメオ・ジリ。クールレジスタンス。 by ROMEO GIGLI 筒井義昭=写真 山下智久、生田斗真。ジリ。コントラスト&レイアード。 by GIGLI 筒井義昭=写真 バーバリー プローサム。ニュークラシシズムのシルエット。by BURBERRY PRORSUM 桐島ローランド=写真 ラフでラグジュリー、ヴェルサーチのニュールック。 by VERSACE 三枝崎貴士=写真 クールでラグジュリーな存在感。 by NEIL BARRETT 石坂直樹=写真 アレッサンドロ デラクア。アクティブでセンシュアル。by ALESSANDRO DELL’ACQUA 守本勝英=写真 エンニョ カパサが提案する、ダウンタウンシック。by ENNIO CAPASA FOR COSTUME NATIONAL HOMME 笹口悦民=写真 ディーゼルスタイルラブ。アーバンなクールカジュアル。 by DIESELSTYLELAB 川口賢典=写真 キーン・エトロと、エトロが生み出される場所。 矢島みゆき=取材・文 アーネスト・レヴィ=写真 MIUCCIA PRADA ミウッチャ・プラダのクリエーション。 二つのベクトルの均衡。/プラダ社の歴史と運営。 矢島みゆき=取材・文 西島秀俊。プラダ。半沢 健=写真/プラダ スポーツ。ニッキー・ケラー=写真/ミュウ ミュウ。半沢 健=写真 イタリア発信の革のツール。靴と鞄。 ミラノのデザイナーのフェースアルバム。 堀本洋一、畑口和功、牧田良輔、アーネスト・レヴィ=写真 ドメニコ・ドルチェ、ステファノ・ガッバーナ/ジョルジオ・アルマーニ/ドナテッラ・ヴェルサーチ、エンニョ・カパサ、ニール・バレット、ガブリエレ・ストレーレ、ミラン・ヴクミローヴィック、アントニオ・マラス、コンスエロ・カスティリオーニ、ロメオ・ジリ、ルカ・ミッソーニ、スコット・フェローズ、アレッサンドロ・デラクア、クリストファー・ベイリー、トーマス・マイヤー
FASHION PINA BAUSCH + YOHJI YAMAMOTO : Fusion Between the Two 同質のアビリティ。ピナ・バウシュが着るヨウジヤマモトのポートレート。松本康男=写真 イヴ・サンローラン リヴ・ゴーシュ、ボヘミアンエレガンス。 半沢健=写真 ラージサイズでテンダーな6人のスタイル。 田中知之/長瀬哲朗/パラダイス山元/梶原由景/ジョン・ストーリー/三宅勝士 宮原夢画=写真 ポール・スミス氏と愛車ブリストルから始まる、クラシック&ストレンジワールド。 by PAUL SMITH COLLECTION アンソニー・クローラ、三枝崎貴士=写真 ヴィヴィアン・ウエストウッド マン、ワーキングクラスからの発想。 by VIVIENNE WESTWOOD MAN 守本勝英=写真 マーガレット・ハウエル。 クラシシズム&モダニティ。 by MARGARET HOWELL 筒井義昭=写真 クールで優しい、ステファン・シュナイダーというスタイル。 by STEPHAN SCHNEIDER 富岡春子=写真 進化するブリティッシュブランド、ダックス E1。 by DAKS E1 筒井義昭=写真 時を超越するSOのスタイル。 by SO BY ALEXANDER VAN SLOBBE 平郡政宏=写真 バーバリー・ブラックレーベル、ロックスターのように。 by BURBERRY BLACK LABEL 秦 淳司=写真 サンディー・ダラルがディレクションする、ICB menのアーバンエスニック。 by ICB men Rosemary=写真 ブライトンの自然と共生する、ポール・ハーンデンのクリエーションと暮し。 富岡秀次=写真 正岡雅子=取材・文 真木蔵人。ドレスダウンクロージング。 by RADMESS MEN’S BIGI 富永よしえ=写真 伊藤英明×オークリー。シャツとデニムパンツの、イージー&クールなスタイル。 by OAKLEY 三枝崎貴士=写真 A.A.R。ハードボイルドでクール。 by A.A.R 平郡政宏=写真 クールなインパクト。カスタム カルチャーのレザー。 by CUSTOM CULTURE 赤羽圭介=写真 東京発信のウォームスタイル。 川口賢典=写真 コンテンポラリーダンディズム。 富永よしえ=写真 DEPARTMENTS コム デ ギャルソンのラージサイズなコロン。 ニューショップ。ブリオーニ/コーチ/ラグビー ノース アメリカ/ フィラスポート・ライフストア/アディダス SOのオランダ通信。 Vol.13 パリのカルティエ現代美術館で再会した、村上隆と滝沢直己。 ミタ リツコ、森本美絵=写真 ビジュアルのコラム集。 ゴールドジュエリーの生産地、イタリア・ヴィチェンツァで開催された国際展示会。 11 トピックス。 PEOPLE 宇川直宏。34年分の記憶を押し込んだ、脳のような空間。 久家靖秀=写真 東谷隆司=取材・文 小林紀晴。幼いころから変わらぬ、アジアへの関心。 かばんの中身。一之瀬弘法。 男のカーライフ。ROLLY。 スーパースタイリストのリアルライフ。 祐真朋樹=写真・文 クレール・ドゥニが描いた、二人の怪物の物語。樋口泰人=文 伊東四朗。男の覚え書き。 沖山純久=文 松本康男=写真 小村和久(5351プール・オム)/リード・クラッコフ(コーチ)/リック・オウエンス ESSAY 犬の肖像。中川十内=写真 沖山純久=文 ハラショー・ボーイ。島田雅彦=文 記憶の中のカンヌ映画祭。秦早穂子=文 COLUMN COMING NOW カフェ・イン・水戸/BOOK 稲川方人=文/BOOK 佐伯誠=文/MUSIC 北中正和=文/CINEMA 樋口泰人=文/ART 椹木野衣=文/THEATER 渡辺美和子=文/NEWS 鳥越俊太郎=文 ETCETERAS INFORMATION/NEXT ISSUE/BACK ISSUES/PRESENTS/NEWS
編集長:田口淑子
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homest · 1 year
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──例えば、「新作が完成したから買ってほしい」というような依頼ですか?
「脚本が完成したから」という感じですかね。おそらく日本では、インディペンデントの洋画の50%以上は脚本の段階で買われていると思います。
──それは驚きました!
2月にベルリン、5月にカンヌで映画祭があります。映画祭に併設される形でマーケットが開催され、完成した作品やこれから作られる作品の発表が行われます。これから作るものを発表することで、制作資金を賄うというイメージですね。ある程度ファイナンスはされているんだけれど、それを売り出すことでより確実に作っていく。回収計画も即時でできちゃうので、このスタイルで売られるんです。ですからほとんどの場合は脚本を読んで買っていると思いますよ。もしくは編集中だったら、フッテージ映像を観て。
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mugny · 2 years
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🎸音楽と人11月号 本日発売🍄 佐藤千亜妃さんの連載コラムにてイラストを描いています。 表紙巻頭はSUPER BEAVER。ドキュメンタリー作品とシングル「ひたむき」をもとにインタビュー、映像監督による証言、キーワードインタビューと盛りだくさんの内容で彼らを深掘りします。 https://ongakutohito.com/2022/09/28/ongakutohito-news-7/
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relaxinjourney · 2 years
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①これからやってみたいこと、がんばりたいこと
★わんこそばに挑戦してみたい!
★ペーパードライバー克服
★占い好きなので きちんと占い師に占ってもらいたい✨
怪しげな占い師にも占ってもらいたい(笑)
②最近、うれしかったこと
★推しの人たちの うちわを買ったこと‼
でも、想像以上にデカくて 持て余してる😅
③今、ハマっていること🐈🐕🐟
ネコ柄、犬柄、魚柄のTシャツを集めること‼あと、目玉焼き🍳柄が大好きだから、色々な目玉焼きグッズを集めたい🎵
④おすすめ音楽、映画、漫画
漫画「北北西に曇と往け」
  「ひらやすみ」
  「リエゾン」
  「喰う寝るふたり住むふたり」
  「すみれファンファーレ」
漫画は まだまだ読みたいもの たくさんあるから みんなのオススメも聞きたいです😁
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本📖「愛のエネルギー家事」加茂谷真紀
こんな本があるなんて~と驚いた一冊😊
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「マリコ、うまくいくよ」
「こはる日記」
「オレの宇宙はまだまだ遠い」
「僕の姉ちゃん」シリーズ
益田ミリさんの本
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 ▲▲▲▲▲▲私も持っていた2冊!▲▲▲▲▲▲
音楽は ディズニー音楽に興味シンシンで
「ピーターパン」とか「わんわん物語」は
DVDも買っちゃった😁これから集めるつもり❤
話 違うけど 今の目標は、部屋をホムカミの福富くんの部屋みたいにしたい✨✨
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2022.4.21 pm2:03 ごま◎
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shikatakashi · 28 days
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公演情報:舞台「可哀想の人」
∞∞━━��━━━━━━∞∞━━━━━━━━━∞∞
劇団フジの大阪公演、今年も書き下ろしました。 ぜひ見届けに来ていただけると嬉しいです。
∞∞━━━━━━━━━∞∞━━━━━━━━━∞∞
劇団フジ大阪第31回6月劇場
「可哀想の人」
作・演出 四方 京
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§公演日時 2024年 6月29日(土) ①16:00〜 ②19:00〜 6月30日(日) ③11:30〜 ★15:00〜 ※ 開場はそれぞれ開演の30分前 ※ ★はアーカイブ映像を撮��するための上演��す。未就学児を連れての入場はご遠慮ください。
§会場 大阪市立芸術創造館 https://geijutsusozokan.jp/
§チケット 一般 4,000円(全席自由)…①〜③の公演 映像撮影観覧 3,500円(座席指定)…★の公演
【予約方法】 A)カンチケ(事前決済) http://kan-geki.com/events/ticket/39?route_id=385pv35e ※四方京取り扱いフォーム
B)予約フォーム(当日精算) https://forms.gle/J8ETLULzMw5VDjjT9 ※出演者・関係者を選ぶ欄がありますので「四方京」をチェックお願いします!
C)ギフト用チケット https://gekifuji.stores.jp/ ※贈ったあとから日時指定できるギフト用のチケットです。
§出演者 田辺 浩子、稲田 乃其望、後藤 健司、木部 未菜実(以上、劇団フジ)/松本 絹華/植野 登紀子(シーグリーン)、金﨑 康晴、川上 葵香、徳冨 志奈、平田 涼、松本 依知佳、光希(イズム)
§スタッフ 音楽:ほずみずほ 舞台監督:木村 延哉|照明:遠藤 智|音響:桑本 直美|演出助手:田辺 浩子、稲田 乃其望|デザイン:井上 彩音|制作:四方 遼祐 製作:齋藤 純子 主催・著作:(株)劇団フジ
協力:イズム、シーグリーン
関西元気文化圏参加事業
§あらすじ 紗理奈は、大学時代は軽音楽部でバンドを組んでいた。学内ではまあまあ人気があったけど、それを仕事にするなんて考えたこともなかった。そんな選択肢、彼女の中にはなかった。だから、その選択をして路上ライブを続けている友だち:藍歌のことは心から尊敬するし応援したいと思う。たまに、心がチクリとするけれど、自分も藍歌と同じ選択をしたら…と考えることもあるけれど、自分にあの生き方はできない。人生はその時々の選択次第で変わって行くから不思議だ。 そんなとき、突然団地のコミュニティデザインを担当することになった。“コミュニティ”の希薄化とか“コミュニケーション”の大切さとか、そんな企業理念が嫌いなわけではなかったけれど、紗理奈はあくまで事務職だ。プレイヤーではない。「やるかやらないかは置いておいて、とにかく一度ついてきて!」と上司に連れられて行った団地には……。ヤングケアラーの中学生:花蓮をはじめ、老老介護を続ける人、男に捨てられ独りで子育てを続ける女性……。え?可哀想?放っておいてよ、私たちは私たちで生きているんだから!
§お問合せ 劇団フジ 制作部
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作・演出コラムを執筆中! 稽古の模様・葛藤を綴っております。こちらも併せてチェックをお願いします!
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annekochoco · 3 months
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ari0921 · 3 months
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桜林美佐の「美佐日記」(244)
子供の祈りが通じた……「奇跡の脱出劇」
桜林美佐(防衛問題研究家)
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おはようございます。桜林です。「男もすなる日記
といふものを、女もしてみむとてするなり」の『土
佐日記』ならぬ『美佐日記』、244回目となりま
す。
自衛隊の災害派遣のことについて、先週は「アサヒ
芸能」のインタビューに答えたり、また「夕刊フジ」
に2日間の特集記事を書きました。
それらに書けなかったのが、1月2日に発生した羽田
空港でのJALと海上保安庁の航空機事故のことです。
これも一連の災害対処に関わる問題と言えるのでは
ないでしょうか。
誰も言っていませんが、そもそも私は海保の固定翼
機が、あの輻輳する羽田空港から災害派遣に伴う物
資輸送をしていたことそのものに、先ず違和感を持
ちました。
もちろん、未曾有の災害発生なのであらゆる機関が
力を合わせて、ということはあっていいとは思いま
すが、ありがちなのは、本当に必要かどうか誰も分
からないが、やらせよう、やりましょうという空気
です。
コーストガードが本分である海保、その役割から考
えれば、さんざん国民を拉致された北陸や日本海側
が被災した時に、沿岸監視を一層強化せよという政
治家がいてもいいのではないかと私は思います。
当然、そこは抜かりなく行っているのでしょうが、
海保のような規模の大きいとは言えない組織を使っ
て大丈夫なのか?と疑問を投げかける感覚のほうが
常識的ではないかと。
なんとなく、こういう時には、自分だけ何もしない
わけにいかない、という感情が起りますから、自衛
隊も海保もそうだと思いますが、人々を助けたいと
いう気持ちと自分たちの本分を守るバランスを保つ
ことのほうが試されていると言えるのかもしれませ
ん。亡くなった海保の方たち、そのご家族のことを
思うと胸が痛みます。
また、あの事故でもう一つ強く感じたことがありま
す。ニュースの中継で滑走路で燃えている機体が映
し出され、とにかく乗客の無事を祈るばかりでした
が、全員が脱出したことが報じられた瞬間、本当に
安堵して、テレビの中のアナウンサーさんまで一緒
に祈った仲間のような気持になりました。
後日、この時の機内の映像を観てさらに驚いたのは、
火災が起きて避難するまでの子供の声でした。
その子は「神様、ドアを開けてください」「神様、
助けてください」と繰り返していたのです。もしか
したら、奇跡の脱出劇はこの子の祈りが通じたので
はないか、そんなことを思わせるものでした。
言うまでもなく、犠牲者を出さなかったのは、乗務
員の皆さんの訓練の成果であり、乗客が互いを思い
やり、指示に従ったからこそです。
でも、全ての非常口が塞がれてしまっていたら脱出
はできなかったでしょう。やはり、人間の力だけで
はどうにもできないことがあり、常に子供のような
謙虚さに立ち返る必要があると、私は教えられた気
がしています。
昨年、クリスマス頃の「朝雲新聞」のコラム『朝雲
寸言』にはこんなことが書かれていました。
米国で最近は「メリークリスマス」と言わず「ハッ
ピーホリデーズ」と挨拶する、など最近は人種や宗
教などの差別をなくす「ポリティカル・コレクトネ
ス」が定着してきていると。
これに対し、誰もが納得しているわけでもなく、す
っきりしない状態が続いているようです。
その点、日本ではクリスマスも初詣もOKでおおらか
(というか、いいかげん)なのですが、やはり大事
なところでは神事を行い、神棚を飾ったりするとい
う意味でも、やはり宗教と切り離すことはできない
としています。そして、このように締め括っていま
した。
「人であれ国家であれ人知を超える存在と無縁では
ない。肝心なものは目に見えないのである。」と。
全く同感です。様々な問題解決の大きなヒントにも
なりそうです。
 今日も最後まで読んで頂きありがとうございまし
た。どうぞ良い1週間をお過ごし下さい。
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benibame · 2 months
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アルバム「rush to you」映像制作メイキング
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2024年2月18日に投稿された「【GUMI】アルバム「rush to you」【アレンジメドレー】」の映像を担当・制作しました。そのメイキングになります。技術的にあまり役立つことは書いていないのであしからず。
動画はこちら
①主題の決定と構想・準備
2023年12月頃に運営から声をかけていただき、音MAD合作「ラブコメ合作」のメドレー単品動画の映像を担当することとなりました。
自分は映像を作る際に結構時間がかかるタイプであり、通常の動画でも1~2か月はかかってしまいます。実写となるとさらに長く、以前作成した音MDM天告知動画では4か月近く作り続けていました。今回の動画の投稿予定日は2月半ば。なかなかスケジュールに余裕がなく個人的にも冬は仕事の繁忙期であり完成させられるか不安はありました。しかし引き受けた以上はベストなものを作りたいですし、むしろ追い込まれている状況ほどいいものができる(経験則)ので、毎日コツコツと作っていました。
映像の主題としてはラブコメという合作テーマから「女子中学生のデコレーションノート」を主役に置きました。しかし僕は女子でもなければ中学生でもない。そんなカワイイものが作れるのだろうか…困った…。
なのでピンタレストでそれっぽい写真を参考にしつつ、100均や雑貨店でデコシールやステッカーを買いそろえノートをどう構成していくか考えていきました。
本当は題材となるアニメにちなんだノートのつくりにしたかったのですが、アニメを履修する時間と余裕がほとんどなかったためノートの構成自体は汎用性のあるものにし、要所で関連のあるオブジェクトを混ぜる、というスタイルにしました。本編制作で忙しい中でもオブジェクトやキーワードを教えてくださった参加者さんたちに感謝です。
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メドレーの流れが朝→午後→夕方→夜→翌朝という時間の流れを意図しているという運営の考えを最大限に表現するため、静止画を中心としながらも時間経過という動きを見せるにはどうすればよいか考えた結果、日差しとライトで時間を表現するという方法に落ち着きました。この動画の主役はあくまでメドレー(音楽)であり、過度な動きを出して目立つのはふさわしくないと思い、静かだけど飽きない程度に動きがある作風を模索していきました。
また、とても悩んだのが本編映像の見せ方です。基本的にこういったメドレー単品動画は本編映像を流すのが一般的ですが、今回はノートに貼ったポラロイド風写真で本編を見せるという演出上、写真に映像を流すのは違和感が生じてしまいます。例えばここにスマホを置いて、そこに本編映像を流すのであれば違和感はないのですが、今回はアナログ・手作り感を重視していたため電子機器は雰囲気に合いませんでした。悩んだ結果、本編の映像を切り取ってポラロイド風写真にするということになりました。最終的には参加者の方々に提出してもらった画像を使用し、本編にない場面なども写真として使っていますが、これはこれで新しいアイディアだと思いました。別に本編の場面を必ず使わなければいけない決まりはありませんし、斬新であったと気に入ってます。
②デコレーションノートの作成
この動画の制作時間における9割はノート作りに費やしました。なにせ主役の扱いであり、雰囲気を最も左右するものと予想していたため、時間をかけて丁寧に作っていきました。先述の通り女子中学生が作ったという設定ではありますが、それ以前に曲名や本編画像が明確に伝わらなければなりませんので、いい塩梅を探りつつ悩みながら1ページ1ページ作っていました。
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下準備としてカワイイ系のシールや素材を買いそろえ、それを組み合わせてページを構成させています。どんなアニメの雰囲気にも応用が利くように、ほとんどのページでは当たり障りのない構成を基本としています。作成手順は以下の通り
1.下地部分にテクスチャを貼る(ルーズリーフ・地図等)
2.曲名・写真の貼付場所を大まかに決める
3.シールや素材を貼り雰囲気を作っていく
4.写真を貼り、マスキングテープで飾り付け
5.タイトルを作成。手書きだったり切り抜きだったり印刷だったり
この時点では写真はすべて真っ青のブルーバックを印刷したもので、後で編集で画像を組み込もうと考えていました。本編映像がまだ完成していなかったための苦肉の策でしたが、これが後にめんどくさいことになってしまいます。
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ノート作りは非常に地味でちまちました作業が続くものですが、こういう時間が一番楽しいと感じる自分にとっては時間を忘れて没頭できるものでした。貼ったシールの上にまたシールを重ね貼りしていく乱雑さ、整然のなさが主題と合っていると思い意図的にゴチャゴチャした作りにしています。後先考えずにペタペタとシールを貼るの、なんだか中学生っぽいような気がします。
最終的に本編の合作が2月14日に投稿され、その本編から写真に使用する場面を選んだので撮影ギリギリまでノートを作り続けていました。余裕のないスケジュールは覚悟していましたが割と冷や汗が出る感じでした。
③撮影・編集について
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撮影は投稿の前々日に行いました。上記の告知は出ていましたが、なんとこの告知が出た時点ではまだ撮影の開始すらできていませんでした。ちなみにこの画像は雰囲気を確認するために仮撮影した際になんとなく撮ったものであり、そんなにしっかりと告知用として撮影したものではありませんでした。
撮影が遅れた要因として、ポラロイド風写真に組み込む予定だった画像の選定に手間取ったことと、ブルーバックに合成することが上手くいかなかったためです。結局、使用画像を実際に印刷して貼り直す方法に切り替えたため撮影にあまり余裕がありませんでした。
合作本編が完成したらすぐに各場面を切り出し、使用するシーンを運営や各パート担当者に確認をしてもらい、実際に印刷して貼り付ける作業をしました。かなり時間がなく焦っていたのですが、多くの人に迅速に対応してもらったおかげでなんとか間に合いました。本編が完成して打ち上げムードだったdiscordサーバーの会議にめちゃくちゃ焦ってる僕が乱入してくるの、はたから見ると結構面白かったんじゃないかと思います。(正直余裕がなかった)
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撮影をしたのは投稿前々日の金曜日。運よく朝から快晴だったため早速撮影を始めました。撮影用の特殊な機材などは持っていないのでタイミングのいいときに一気に撮影するしかありません。机上にノートや小物を置いてセットを作り、ちまちまと撮影していきました。全部で3回ほど繰り返し、撮影自体は1~2時間程度で終了しました。
撮影が終わったらさっさと編集です。撮影時にカメラの画面ではバッチリに思えてもモニターで見るとなんか違うな…ってことは普通にあるので、早く確認してダメなら再撮影に臨む必要があります。今回は時間的余裕がなかったのでそこらへんは迅速に行動していました。
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編集自体はわりとシンプルなもので、音楽に合わせて写真をスライドショーするような感覚です。全体を通してそこまで動きがあるわけではないので、そのままでは映像としてあまり面白いものではありません。なので先述の通り時間経過を表すものとして日差し・ライトの演出や、ただようホコリなどを後付けで加える処理をしています。
日差しは単純に写真コンポジションを複製し輝度・明度を上げ、マスクで窓の形にしたうえで動かしているだけです。ホコリもParticularで作成したもので、過度に目立たないようにしています。あくまでメドレー(楽曲)が主役の動画なので、主張が激しくならず、かつ見ていて変化を読み取れる程度の映像を目指しています。
朝→昼→夕方→夜→翌朝という時間経過も色調補正でなんとかしました。絵コンテ時点では実際にその時間に撮影した映像を組み込もうと考えていましたが最終的には一つの流れにしています。
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(時間経過のイメージとして制作したもの)
時間によって日差しも微妙に色が違ったりしますが、勉強してみると非常に奥が深い分野であり一朝一夕には表現できないような沼でした。朝の青みがかった影や月夜のぼんやりとした影。ここらへんをリアルに再現するにはまだ勉強が必要です。今後頑張ります。
④おわりに
まず合作本編が映像・音声共にとても高い完成度であり、それが少しずつ出来上がっていく様子を遠くから眺めているうちにやる気とプレッシャーが高まっていったのをよく覚えています。自分にできる表現を模索しながら映像を作っていくことは悩みの連続であり苦しく、だからこそ楽しいものでありました。機会をくれた運営の方々や参加者さんたちに感謝いたします。
⑤参考にした作品
【メドレー単品】のんのんびより こらぼれーしょん! のんすとっぷ
アレンジメドレー「いろはかるた」(蛇組)
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kennak · 9 months
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2020年4月6日に名古屋市天白区でスピード違反車両を追跡するパトカーが赤信号の交差点に突入、青信号で進行中のワゴン車と衝突する事故があり、その損害賠償を求める裁判でパトカーがサイレンを鳴らしていたかどうかが争点となっていた。パトカーは信号無視をする場合は赤色灯を点灯させサイレンを鳴らすことが「緊急自動車」として扱われる条件だからである(弁護士コラム、判決文[PDF]、TBS NEWS DIG)。 パトカーの運転手である警察官は「サイレンを鳴らしていた」と証言し、証拠として提出されたパトカーのドライブレコーダー動画には音声がなく「録音機能は使用していなかったので最初から音声データはない」と県警は主張。逆にワゴン車を運転していた男性に対して損害賠償を求める反訴を行っていた。 裁判官が動画のバイナリデータを確認したところ「音声部分が不自然に整いすぎている」と不審に思い愛知県警に ・ドライブレコーダーの映像の音声解析を試みてほしい・捜査上の秘密に関する音声等を秘匿する際の編集過程等で、誤って音声データを消去した可能性はないかを検討してほしい・被告パトカーに搭載されていたドライブレコーダーの型番の特定と、マニュアルと愛知県警察本部におけるドライブレコーダーの運用規程を提出してほしい を求めたところ愛知県警は一転してパトカーのサイレンが鳴っていなかったことを認め、同時に反訴も取り下げて愛知県警の敗訴が確定した。(名古屋地判2022年10月5日) 愛知県警は「誤った内容の報告書を作成してしまった」と反省の弁を述べているが、これはどうみてもサイレンを鳴らさずに事故を起こしたことの隠蔽であり、不祥事をもみ消すために動画の音声部分を編集して無音にして「証拠」として提出した偽造・改竄事件であろう。 その改竄を見抜いた今回の裁判官はなんともたいした人物ではあるが、ITに詳しくない圧倒的多数の平凡な裁判官なら愛知県警の主張通りに事実を歪めて被害者に不利な判決を下してしまっていただろう( 判決文[PDF] 余談だが、この事故を起こした愛知県警天白署は先月もサイレンを鳴らさずに一方通行の道を逆走したパトカーが軽乗用車と衝突し乗っていた七歳児に重傷を負わせる事故を起こしていたりする。事故を起こしても反省しない愛知県警、逆にスゴい(時事ドットコム)。
証拠動画のバイナリデータを確認した裁判官、愛知県警の証拠改竄を見抜く | スラド
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krkwngm · 3 months
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり
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観てきた。 シャラメがSNLでやらかしたこと全然許せないので観ないつもりでいたけども、主演の愚行は映画の制作陣にもロアルド・ダールにも関係ないもんな……と思い直して行った。正直序盤ずっと苦々しい気持ちでいたけど(パンフレットも本作と無関係なシャラメ出演作の記事で4ページ埋まってて不祥事前の制作だろうと要らん内容だった)、舞台美術と楽曲とシナリオと衣装が素晴らしかったからこれを手がけた人たちの興行に報いてよかったと思う。懐かしいシーンがいっぱい出てきたし、一癖も二癖もある登場人物のおかしさと魔法じみた色彩の美しさも素敵だった。  監督が撮影中に『夢のチョコレート工場』にチョコでできたティーカップを齧り取るシーンがあったことを思い出し「もっと早く思い出していれば撮れたのに…」と残念がっていたら本作専属のチョコレート職人さんが「作れますよ」って言って数時間後の撮影にまじで間に合わせてくれた、という話がパンフに載ってて職人さんすげえなと思った。出てくるチョコレートどれもこれも美味しそうだったけど実際すごい美味しかったらしい。あとコラムに書いてあった、板チョコに均等な溝が刻まれているのはチョコの工程上必要だからであってチョコを割る目安として在るわけではない、でもこの映画はその溝にも物語があると期待させてくれる(意訳)、という話が印象に残った。  つまんないコメディアンが復帰後もやっぱりつまんなくてお客さん誰も笑ってないなかたった一人爆笑してる女性が実は別れた奥さんでした、ていうオチも良かった。分かち合う幸福を描いた一方でただひとりを幸福にできるならそれでハッピーって気持ちも描いて両立させてるところが特に。  そして個人的な話をするけども、自分にとってウンパルンパはティム・バートンが撮った2005年の彼らではなくメル・ステュワートが撮った1971年の彼らなので、今回のウンパルンパが1971年のデザインだったのがものすごくうれしかった。そうなんだよおれのウンパルンパはこっちなんだよ!!  実は1971年の映画こと『夢のチョコレート工場』を観たときにウンパルンパがまじで良くて演じた俳優さんたちのことが知りたくてたまらなかったのに、DVDの特典コンテンツにあったウンパルンパの項を開いてみたら「ウンパルンパは実際に背の低い者たちによって演じられた。彼らの名前は誰も知らない」て紹介されててちがうだろ作った連中が消し去ったんだろこの差別主義者どもが!!!!!とブチギレた経験がある(差別のせいか知らないけど少なくとも彼らは名前のある役者として認められていなかったってことじゃん…こんな重要なキャラで歌とダンスのシーンもすばらしいのにクレジットで名前出てこないのおかしいだろ…)。本作でウンパルンパを演じたのは映像加工によって縮小されたヒュー・グラントだったけど、これを機に『夢のチョコレート工場』を観てそこに登場する彼らを見つけるひとが増えることを願っている。ウンパルンパの歌は本作オリジナルではないのでね!
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sanguinosa-blog · 4 months
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編集長コラム 逆戻り(93)
2024年01月06日15時55分 渡辺周
韓国のユン・ソンニョル大統領の名誉を毀損した容疑で、ニュースタパがソウル中央地検特別捜査チームから強制捜査を受けたことは、昨年9月の本欄で伝えた。
ニュースタパを強制捜査、韓国検察・ユン大統領の愚
あれから検察は、タパの代表であるキム・ヨンジンさんの自宅を家宅捜索した。記者たちへの聴取も始めている。近く起訴に踏み切ってもおかしくない状況だ。
予兆はあった。
昨年8月、私は「消えた核科学者」の取材でソウルに出張した。その際にキムさんとタパのビル1階のカフェで話をした。Tansaが成長しているのを喜んでくれた。創設者としての引き際はどうあるべきかも語り合った。互いに忙しいので30分もいられなかったが、いろいろなことを話した。その中でキムさんが悩ましげに言ったことがある。
キムさんは、ユン大統領になってからメディアに対する圧力が強まったことを嘆いていた。自分に批判的なメディアを抑え込むという。
例えば、キムさんが探査報道部長を務めていた公共放送のKBSに対しては、これまで電気料金に含まれていた受信料を、個別に徴収するようにさせた。当然、徴収率は落ちる。ユン大統領はKBSの経営基盤をゆさぶっているのだ。
タパは2012年、当時の李明博大統領によるKBSやMBCへの弾圧に反発し、キムさんら退社した記者たちが立ち上げた。私が「あの時に時代が逆戻りしているじゃないですか」と言うと、キムさんがぽつり。
「そうなんだ、それが問題なんだ」
カフェで話をしてから1カ月半後、タパに検察の強制捜査が入った。
韓国の85%の記者が
タパは2022年3月6日、ユン氏が検事だった時代に、都市開発をめぐる融資ブローカーへの捜査を行わず、容疑を揉み消したと報じた。接戦だった大統領選の3日前の報道であり、ユン氏にとっては痛手だった。
だが、証拠として報じた音声ファイルをめぐり問題があった。タパの元専門委員が、都市開発の件を知るキーマンと話をした際の録音だ。元専門委員が12万2000ドルを、キーマンから受け取っていたのだ。
タパは報道時、両者に金銭のやり取りがあったことは知らなかったという。カネが賄賂であることも、そのキーマンと元専門委員は否定している。
しかし多額の金銭のやり取りは、音声ファイルの証拠としての信頼性を大きく損なう。カネを受け取った見返りに、元専門委員がタパに音声ファイルを持ち込んだと疑われるからだ。タパの脇が甘かったと言わざるを得ない。
ではユン大統領と検察がタパに対してやっていることは正しいのか?
私は絶対におかしいと思う。これは、大統領である自分に反抗してくるメディアを根絶やしにしようとする弾圧の一環だからだ。実際、検察はタパだけではなく、同趣旨の報道をしたケーブルテレビ「JTBC」や4人のジャーナリストにも家宅捜索している。
2023年7月~8月に韓国記者協会が実施したアンケートでは、回答した記者994人のうち85%がユン大統領のメディア対応について「間違っている」と答えた。
ムン・ジェイン前大統領の時と比べて、「報道活動が自由ではない」と答えたのは628人で63%だった。その理由を628人に尋ねたところ、次のような結果になった。
①報道機���に対する圧力(68.5%) 監査院の監査、放送通信委員会の検査・監督推進など ②記者に対する有形・無形の圧力(64.5%) 告訴、告発、出入り禁止など ③マスコミとのコミュニケーション不足(64.2%) ④無理なマスコミ政策の推進(59.6%) KBSの受信料分離徴収、YTN民営化、TBS予算削減など ⑤マスコミ関係機関(放送通信委員会、メディア財団などへの圧力と業務自律性の侵害(45.7%) ⑥不適切な人事任命の強行(43.5%) ⑦ポータルへの過度な介入(25%)
ニューヨーク・タイムズと共同通信
タパへの強制捜査から2カ月後の2023年11月10日、ニューヨーク・タイムズが今回の件を報じた。ユン大統領が、「フェークニュースとの闘い」という名目のもと、ジャーナリストたちを沈黙させようとしているという趣旨だ。
冒頭がおもしろい。
ユン大統領と仲間たちは、韓国に対する存亡の危機と見なすものを攻撃している。ユン氏の政党は、「反逆罪」として死刑判決を求めている。文化省は、国の民主主義を弱体化させる「組織的で汚い」陰謀を根絶すると宣言した。
この場合、被告人は外国のスパイではなく、ユン氏とその政府に批判的な記事を掲載した韓国の報道機関である。
日本の大手メディアはどうだろう。私が探した限り、この件を報じた大手メディアは共同通信の2023年9月23日付の記事だけだった。しかもその内容に愕然とした。
見出しは「韓国、偽ニュース対策を強化 政権側『反逆罪』、野党は懸念」。この時点でユン大統領側に寄り添うような記事ではないかと嫌な予感がする。
読み進めると予感は当たる。タパの強制捜査の背景について、フェイクニュースの拡散を指摘。あるフェイクニュースを事例として出した。
今年夏ごろには、サッカーのフランス代表選手が韓国人選手を低評価する日本人記者を冷たくあしらうような映像が拡散し、留飲を下げた韓国人のアクセスが集中した。後に偽の音声と字幕の合成が判明し、技術悪用への危機意識も広がった。
尹氏も21日「人工知能(AI)やデジタルの乱用」による偽ニュース拡散に警鐘を鳴らした。
「日本人記者をバカにするフェイクニュースがあったことだし、タパへの強制捜査は当然だ」とでも言いたいのだろうか。
記事の最後に「政府はファクトチェックの対象であって、主体にはなり得ない」 という韓国の有識者の声を載せてはいる。だが、匿名である上に取って付けたようにわずかだ。「反対意見も載せましたよ」というアリバイにしか思えない。
権力に寄り添って
問題は、権力者に寄り添うような態度は共同通信だけではなく、日本のマスコミに染み付いていることだ。抵抗するどころか、すり寄る。日本の権力者はやりやすい。
例えば自民党の裏金報道で、マスコミ各社はいずれ分かることを、東京地検特捜部から非公式に教えてもらっていち早く報道している。他社を出し抜くため、特捜部に寄り添う。
本来なら、自民党そのものに切り込むべきなのに、特捜部が安倍派を標的にしていることで問題が矮小化されている。岸田首相は「政治刷新本部」の最高顧問に、麻生太郎、菅義偉の両元首相を就かせると表明した。だが二人は「刷新」のイメージとは最も縁遠い。「最高顧問」などと仰々しい名前をつけていることを考えると、この期に及んで権力争いをする気だろう。
記者の功名心をくすぐり「エセ特だね競走」をさせておいて、自分たちは逃げ切る。それが権力側の意図なのだ。
権力に寄り添う今の日本のマスコミは、大本営発表を垂れ流していた戦時中と似ている。戦後、改善したものの最近になって逆戻りしたのか。それともずっと変わっていないだけなのか。
私は後者ではないかと思う。変わり方を知らない分、逆戻りより深刻だ。
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cinema-anais · 4 months
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アニメコラム:『アオのハコ』
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漫画『アオのハコ』のアニメ化についてのコラムをリアルサウンド映画部に寄稿しました。
📃『アオのハコ』はアニメと相性抜群? ジャンプ史に残る恋愛漫画の映像化に期待すること
🔗:https://realsound.jp/movie/2023/11/post-1494852.html
2023.11.20
©三浦糀/集英社・「アオのハコ」製作委員会
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