2023/2/4〜
2月4日
型抜きを買ってクッキーを型抜く日!
なのでネイルオフをしてもらいに、朝はネイルサロンへ行った。
上野で待ち合わせをして合羽橋へ向かう。
合羽橋の道具屋街のビルに、バルコニーがコーヒーカップになっているデザインの建物があったり、コックのおじさんがそびえ立っていたり、たくさんの食品サンプルが実際の食事よりも高価だったり楽しい街。
またふらっと遊びに行きたい。
1階から8階まで型抜きがずらーっと並ぶお菓子道具屋さんで、3人それぞれお気に入りの型を見つけて買った。
友人は小さい魚とうさぎ。わたしはおばけちゃんにした。
上野駅横の首都高は改築工事をしていて、日本橋の首都高を地下化して空を取り戻す計画、の一環らしい。
クッキーを作るため、友人の家へ移動。
移動中に見えるスカイツリーや川で、自分の住んでいるまちとの位置感覚を掴んでいて、まさかスカイツリーが、川が、シンボルとして自分の生活に入り込む日が来るなんて〜、と思った。
友人2人は、小さい頃おばあちゃんの家でクッキーを焼いていたらしい。クッキー用のミックス粉とバターをスーパーで買って、やっぱり節分を過ぎて春が来たのか、暖かいね、と言って歩いた。
誰かのお家に行くと、みんな生活をしていてえらいな〜、という気持ちになる。
今1番の苦痛で抗いたいものが生活になってきている。生活のために社会にも出ているし、生活が忙しくて頭が毎日混乱していて、生活をさぼると精神衛生がよくない。そしてずっと回っていくんだな、と思わせてくる生活って怖い。
クッキーを作りながら、写真を撮ったり色んな話を取っ替え引っ替えしたり、昔、みんなでガスコンロでマシュマロを焼いた日のことを思い出して、こーゆーことしたい!という事ができて幸せだった。
この数日、すごく不安でSNSにも頼れないで、でも漠然と安定した30歳でいることが悲しかったので、今日の型抜き会はとても救われる時間だった。
バターを溶かしている間に、バレンタインのチョコレートを交換しあった。特に予定してなかったのに3人ともそれぞれ用意していて、幸せな机の上になった。
今朝、3時ごろ目を覚まして、レトルトのほうれん草カレーをそのままスプーを突っ込んで食べていた話をしたら、友人1人はあんバターサンドを作って食べていて、もう1人はグミを食べていて、なんか少し安心した。
カレーを食べながら、IMAのコンペの講評トークのアーカイブを鑑賞した。久しぶりに長島先生のお話を聴けて、少し遠い存在の人から自分の写真について話してもらえて、これは幸せな事で、やっぱり写真を通して人と関わりたい、と思った。
写真、というか、私がしてきたこの7,8年間の生活を、みてもらえている感覚。写真を通して人と関わることが、1番望ましい自分との出会い方なのかも知れない。今は具体的な方法はわからないけれど、生活と写真をどうにかしたい。
2月5日
昨日のクッキー作りの会が幸せだったな〜、と色々思い出しながらも、生活がだるくてしかたない1日。
昨日クッキーを作った3人は、それぞれ誕生日の季節が違う。みんな自分の季節でない秋が好きなので、秋に祝いたいね、と合同誕生会を秋にすることに決めり、Perfumeのチョコレート・ディスコの“なぜか教室がダンスフロアに”は、聴き取れないよね、と話したりした時間がとても良かった。
そして今日はフィルム現像を待つ間にデパートのチョコレート売り場を眺めた。モロゾフのナインチェチョコを思わず買ってしまいそうになったけれど、ちゃんと手を止められた。
他のフロアでは5のつく日にくばられる100円引きクーポンをもらって、クーポン墓場(お財布)へ行く前に、お花を買って使っちゃおう!と思ったところで、こんなと前にも日記に書いたな…と思い出す。
今日はお花を買うのをやめた。
帰宅するとamazonセールで買った、本当に必要なモノ、だけが入った段ボールが置き配されていた。
本当に生活にまみれていて、よくわからないことがなくて、悲しけれどずっと真顔。
生活したくないのに目の前のちょっとした汚れを落とすことに身体を使っている。
何となく昨日行った友人の部屋を思い出しては、今頃あのソファに座っているのかな?とか台所でお湯を沸かしているのかな?とか時々他人の生活までも考える日だった。
わけの分からないことをすることに歯止めばかりかけていて、もらったハンドパックをした直後にガシャガシャ手を洗った事くらいが、今日の私の面白さのハイライト。
2月6日
忌引で休暇していた上司が今日から出勤されていて、社会人として当たり前のことなのだろうけれど、えらいな〜…と思ってしまう。
必要以上に振られた他愛ない話を広げてしまっている自分がいる。
なぜ私の方が気が動転してしまっているんだろう。
そして今日は血糖値お化けをしてしまっている。
朝からコンビニを梯子して食べられるお菓子をさがしてしまい、買ったものを全部一口ぐらいだけ食べて捨てて、をしてしまった。
昨晩NHKオンデマンドで観た某女子校の29歳の同窓会のドキュメンタリーに、大学時代のサークルの後輩が出演していて、思わず彼女にスクリーンショットとメッセージを送ってしまった。
私は、彼女と、彼女の高校時代の友人達(バンド仲間、といってしまうのはおこがましい程のとても愛おしい関係の方々)の関係性がとても好きで、彼女以外の方と直接面識はないけれど、彼女達のSNSを今でも見に行ってしまう(フォローはしていない)。
初めて会った時、こんなに若くて(一つしか違わないけれど)コンセプチュアルにセルフプロデュースできる女の子がいるなんて!!!と思って、今でも私にとってはアイドルでしかなくて昨日のメッセージを送るのも少し緊張していた(お高い感じは全くない、とてもかわいくて気さくな彼女なのに)。
その番組を観ていて、29歳の同窓会という文字に、29歳ってだいぶ大人だな〜とふと思って、私はそれをもう超えていることに一瞬で落ち込んだりもした。
友人からのラインを確認しようとして、届いていたメッセージの文頭から、妊娠の報告なのかもしれない!と察知して、なんだかどうしていいか分からずメッセージを開けずにいる。
オンライン機種変をしたiPhoneを途中駅のauショップに受け取りに行かなくてはいけないのに、全てが面倒でふらふらで、今日はやめておこうかな、と思っている血糖値お化け。
2月7日
ちゃんとiPhone14を受け取りに行ったよ。えらい!
ショッピングモールの3階のテナントがauショップ。3階は主にレストランフロアなので今まで行ったことがなかった。
平日の夜のショッピングモールって従業員の方が多いんじゃないかな、というくらい穏やかで、でも不思議と閑散とした印象ではないのは、このまちの雇用を守って回っている経済が確かにあるからなのかもしれない、と思った。
ショッピングモールのテラスや外の広場は、上品に程よくイルミネーションが施されていて写真を撮りたくなる。バスから降りて歩く30分ほどの道でも、あ、ここで写真を撮ってみたいかも!と思うスポットがいくつかあるのに、今朝もカメラと三脚を玄関で持ち上げてはその重さに断���してしまった。
長島先生の講評を聞きながら昼休みを過ごしている。
セルフポートレートのこともだけれど、先生はキャプションをとても大切に考えていることがよくわかって、文章と写真のことも考えたいと思っていたので、その辺りもお話ししてみたいな〜、と思った。
ムキムキにならなくても三脚とカメラを持ち歩いてどこでも自撮りをしたいし、
頼り甲斐がない物言いのままでも、自分と同じ内容を言っている年上の上司のように社会の人たちに話を聞いてもらえるようになりたいし、
がに股で歩いて舌打ちしないでも夜道で変なおじさんに暴言を吐く当てにされないように、30年で培ったどこまでもふわふわへにゃへにゃな自分を、
誰かでなくて自分で守っていきたい。
年賀状のお年玉は一枚も当選していなかった。
2月8日
2期下の方をお昼のおしゃべり相手にお誘いしてみた。
半分は写真を撮って過ごして、半分をお話する時間に充てて昼休みを過ごしてみる。
ご飯を食べられないので、ひたすら歩いてラジオを聴いたりトークイベントを聴いたりして過ごすお昼休みを、誰か他愛無い身の上話をして過ごして、いつものお昼休みに起きている時間の使い方の迷いや後悔の焦りがなかったので良いことなのかも知れませんね。
でもとて���あれ?えっとなんだっけ?という気持ちで、帰り道を歩いてた。
そろそろ日記をノートに書く余裕がある気がする。
でもここでノートに戻したら、その瞬間また寒気が舞い込んで来る気がして、寒さは心理戦。
2月9日
今日は三脚を持って出勤して、少し写真を撮ることができた。
そして、とても楽しかった。
明日の東京出張が、また雪予報でどうなってしまうか不安だけれど、フィルムを出して現像の合間に用務を済ませて、帰りに受け取って帰る予定を立てたので、楽しみになっている。
今は自撮りと一緒に伝えたい言葉が明確にあるわけではないけれど、自分の置かれた環境が変わったところでもう一度我に帰りたいと思って、三脚立てて写真を撮ってみている。
バスを途中下車して帰り道でも写真を撮るぞ〜と思っていたら、一期下の方に声をかけてもらって、お話ししながらバスに乗った。
「今日はこれから写真を撮って帰るので、わたしはここで降りますね」と言って三脚をガタガタさせながらちゃんとお断りを入れて途中下車させてもらった。こんなに堂々と写真を撮っていて、そのことを他人に話していて、わたし大丈夫かな?
職場の二期下の方はベローチェを知らない。時間つぶしにカフェに入るようなことはしなくて、車でわざわざカフェに出かけるとのこと。もう2時間も居座ってしまったから流石に移動しようかしら、と、ベローチェからドトールへカフェ梯子をするような経験はないのでしょうね。
スタバよりベローチェのある街が都会だと思っています。
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ジョー・ライト、ルカ・マリネッリ。『ムッソリーニ-世紀の落とし子』制作について語る
Hollywood Reporter,2023年4月17日に発行された来年Sky制作で公開予定の『ムッソリーニ-世紀の落とし子』の制作についての記事の翻訳
https://www.hollywoodreporter.com/tv/tv-news/joe-wright-luca-marinelli-mussolini-tv-m-son-of-the-century-1235373399/
オールドガードのスター、ルカ・マリネッリがSky制作のシリーズで権力を手にしようとする若きファシズムのリーダーを演じる。制作は『ウィンストン・チャーチル ヒトラーから世界を救った男(原題Darkest Hour)』のライト。「私たちが作りたいのは、危険でそして議論の分かれる作品なのです。」
カメラがゆっくりと上からの情景を映す。我々の目に映るのはバルコニーと銀色の窓だ。「アクション!」声が響く。ルカ・マリネッリが現れた。ベニート・ムッソリーニとして。彼は下の方を眺めている。そして、急にカメラの方を向いて聴衆に話しかけるのだ。魅力的でそして誘惑的なイメージでもってこう言う「昔から犬が好きだった。」
このシーンは、スカイスタジオがプロデュースし、ロレンツォ・ミエリが所有するThe Apartment picturesとPathéとSmall Forwardの協力でジョー・ライトによる監督の基制作される新しい8話構成の『ムッソリーニ-世紀の落とし子』のエッセンスを表していると言える。
スカイスタジオのイタリアとドイツ総指揮を担当しているNils Hartmannは現在スタジオが制作しているものの中で「最大かつ最も挑戦的な」ものになると何度も言う。その中で特に際立っているのが、独特なトーンとリズムだ。イタリア・ファシズムのリーダーが権力に上り詰めるまでを描くこのシリーズは、如何にしてムッソリーニが一国家を操りそして20世紀の政治社会をどのように変容させたのかを内側の視点から描く。そして、生来の魅力を備えたイタリアのスター、ルカ・マリネッリ(オールドガード、帰れない山)をIl Duce(総帥)に起用することで観客をその変容に加担させるのだ。
「私たちが作りたいのは危険でそして議論の分かれる作品なのです。このテーマとキャラクターがまさに問われているように、」ミエリは続けて「ムッソリーニはこの信じ難いほどの魅力を備えていました。彼はカリスマだったのです。そしてこの点にこそ手を抜かずに注力することにしたのです。私たちは事実を語ります。しかし、同時に重要なのが、人々が彼のカリスマ性について理解すること。ムッソリーニは、ある意味で役者でもあったわけです。」これまでの古典的な自伝作品としてのアプローチとは異なりミエリはこの作品を「大胆かつ勇敢に議論を起こしうるシリーズとして制作する。」と語る。
ミエリ自身認めているように非常に危険なアプローチである。特に、ファシスト政権時代以降初めて極右政権による支配が昨年の選挙から続いている今のイタリアでは。首相のジョージア・メローニはムッソリーニの熱狂的支持者たちによって設立された極右政党で政治家としてのキャリアをスタートさせた。彼女の率いる党『イタリアの同胞』の2022年の選挙での大勝は民主主義への信頼に影響を与えている。
このシリーズは現代史におけるファシズムとポピュリズムの起源を真摯に辿ることで、今現在におけるそれらの意義を探るきっかけになる。しかし、それは微妙なラインでもある。ファシズムの祖をある種のヒーロとして描くことなく、21世紀の観衆にムッソリーニの魅力を理解してもらわなければいけないのだ。
「(この役をオファーされた時の)一番最初の反応は、なんと言うか、なんてこった!って感じで」とマリネッリは語る。「撮影を始める前は、本当にビビっていて。私たちはムッソリーニを称賛する気は全くないんです。彼の物語を、彼がどういう人間だったかということを、ジョーの観点から、私たちのやり方で伝えたいんです。ムッソリーニを説明するために使われてきた形容詞全てと私たちの間には距離があるのです。ムッソリーニは、自分で決めたことを実行し、更にその為の過程も、そして常に自身が行なっていることに対して自覚的であったこと。私たちはそのことを理解しなくてはなりません。ジョーはマエストロで、彼から多くのことを学びました。この職業に対する真摯な態度とか。彼の仕事を見ることはまるで芸術家の仕事ぶりを見ているようでした。」
彼が担う役割について、ライトはマリネッリのことを思い起こしてこう語った。「これまでにあった役者の中で最も生まれ持った才能を持つ人だよ。」彼の作品、Darkest Hourのスターゲイリー・オールドマンに並ぶ。「彼は常に私が求めたことを全て実現してくれたし、なんならそれ以上のことも。彼のすること全てに圧倒されたし、スクリーンに釘付けにされっぱなしだった。」
このシリーズは、ミエリの言葉を借りるとすれば、「魅力的な偉大なカリスマ」政治家としてのムッソリーニのキャリアを描く物語として、その出発地点を彼自身がまだ記者として働いていた頃に設定している。そうすることにより、20世紀で悪名高い一人物の一人であるムッソリーニの複雑で両義的な歴史を捉えようとしているのだ。
このシリーズはアントニオ・スクラーティ作の同名のムッソリーニの自伝小説『ムッソリーニ-世紀の落とし子』の前半部分を元にしている。1919年の過激なファシスト団体、イタリア戦闘者ファッシの設立と、ファシストたちの勢力に1924年に主要な政敵であった社会主義政治家のジャコモ・マテオッティを誘拐させ、殺害することによって始まった彼の台頭についてだ。
Gomorrah-The SeriesとThe New Popeを手掛けたステファノ・ビセス(Stefano Bises)と1992と1993を手掛けたダヴィット・セリーノ(Davido Serino)が小説からスクリーンへと落とし込んだ。「大体3年前くらいにこの本の映像権の権利を得たんです。」ミエリはそう言う。「だから、このプロジェクトを形にするまでに十分な時間があったと言うわけです。この本はここ数年における重要な情報と、詳細な記録を私たちに提供してくれた非常に重要な本であり。一方で、この小説は同時にこの人物がポピュリズムからいかにファシズムを作り上げていったのかを説明しようとしているのです。これは、今現在においても私たちが対峙しているものですよね。」
ライトはミエリの起用は論理的な選択だったと語る。アドルフ・ヒトラーが支配したドイツとの戦争に対峙した英国の首相、ウィンストン・チャーチルの個人的な葛藤を描き、オスカーを受賞したDark Hourの制作者として。そして、アウトサイダーであるイギリス人としての視点からだった。
ハルトマンは「ジョーはイタリア人の監督であればおそらくできなかったであろうものを付け加えた。」そして、プロデューサーたちはムッソリーニの物語がそう語られるべきように、ライトが制作することを期待している。「イタリアの視聴者だけでなく、国際的な視聴者の注意を引けるようなものに。」
「責任がある。とそう感じています。」ライトは続けて語る。「この物語が扱う範囲については自覚しています。何より、あまり分析されてきたとは言えないキャラクターだからです。例えば、ジェーン・オースティンやチャーチルについての映画を作るとして、すでに彼らについての映画がかなり多く作られていると言うことは既に知られていますよね。」ファシズムについてライトはこう言及する。「イタリア特有のものではないのです。ありとあらゆるところにある。それは非常に恐ろしいことで、そしてそれこそが問題なのです。」
以下制作現場についての詳しい説明が続く。(後日補足予定)
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詩集『人類再考』
詩集『人類再考』
1.菜の花
2.Goodbye Letter
3.名もなき少年との恋愛
4.やさしい君へのレクイエム
5.小さな
6.じゃあね
7.おひさまのような愛情で
8.栄光へのOvertake
9.人類再興 -Human of Renaissance-
10.私的デカダンス論
11.お子様たちのハイ、チーズ!
12.そして旅は続く
1.菜の花
なぜ私は貴女の事を嫌いになったのか
自問自答しても今はわからない
それはきっと気まぐれなんかじゃないだろう
今は失恋のくやしさに涙を流している
夕陽に棲む女神よ
どうか慰めておくれ
東京の街でひとり佇む
私のことを慰めておくれ
菜の花が咲く季節に
貴女を好きになり
何度も恋をしたけど
いつしか離れていった
ふたりの関係は今でも
言葉にできないが
若き日の良き思い出として
語っていくことだろう
今夜は泣いていい
涙の河に浸っていい
さあ失恋の事など忘れてしまおう
貴女を思い出す度泣きそうになるから
この素晴らしき思い出を忘れなくてもいい
二人はホンの少し合わなかっただけだ
時を司る神よ
夢を叶えておくれ
時を戻せるなら
今度は上手くいくはず
菜の花が咲く季節に
悲恋の雨が降る
安らかに眠れと言わんばかりに
歌え恋のレクイエム
ひとりでいることは
今は慣れないが
ふたりだけの季節として
語り継いでいくだろう
今朝は泣いていい
思い出に浸っていい
淋しさに泣くたび
貴女が恋しくなる
あんなに憎み合ったのに
何故か愛おしい
さすらいの若者が
静寂の街で
旅人にやさしいエールを
神に願えば
菜の花が咲く季節に
貴女を好きになり
何度も恋をしたけど
いつしか離れていった
ふたりの関係は今でも
言葉にできないが
若き日の良き思い出として
語っていくことだろう
今夜は泣いていい
涙の河に浸っていい
菜の花の咲く季節に
ふたり恋をした
2.Goodbye Letter
僕のこと いらないって
時々 思うんだ
僕だけが 悩んでる
ないのに そんなことさ
かつては ときめいた
言葉も つまらない
いつかは 夢見てた
明日が 萎んでく
さよなら 言う前に
あなたを 抱きしめる
未来は どこかへ
飄々と 消えていった
だから もう行かない
僕は いずこにも……
僕がいない セカイを
時々 浮かべてさ
いなくたって ジダイは
ふつうに 回るはず
最初は 見えてた
行き先 もう見えず
ただここに 浮かんでる
それが 許せない
最後の 葡萄酒は
あなたと 飲んだもの
もう僕に 未来は
なんにも 見えないよ
だから もう行かない
僕は いずこにも……
ただ泣いて 笑って
過ぎれば 良いのに
そうさせない 僕の
つまらぬ 拘り
要らないのに
消えたいのに
白い絹 ぶら下げて
永訣の日を想う
すべては 終わった
なにも後悔はない
さよなら 言う前に
あなたを 抱きしめる
未来は どこかへ
飄々と 消えていった
だから もう行かない
僕は いずこにも……
抱きしめる 手を
そっと 振り払い
世界が 掠れてく
3.名もなき少年との恋愛
茶色の髪が風に靡き
バルコニーから海を見つめる
いつかの私はあなたを好きになり
何度も夜を明かした
時には少し不器用で
手作りアクセサリーはバリもあった
でも微笑みに胸を刺されるように
恋に堕ちてしまったの
浮気なんてしなかったし
誰よりも優しかった
でも些細な喧嘩をきっかけに
平穏は崩れていった
最後に身体を重ねた時の
言葉にできない温もりは
愛しあった記憶の河を泳ぎ
過去を思い出そうとしたのか
私には何にも言えなかった
あんなに心地良かったのに
何もなかったかの如く
事の終わりには佇むだけ
別れのキスはジントニックの味がした
それはあまりに切ない香りで
普段は吸わない煙草をふかし
綺麗な女を演じてみようともしたけれど
ふとした瞬間に泣けてくる
そして涙が止まらない
あなたの温もりに甘えすぎて
何も始めようとしなかった季節への後悔
最初に出逢った頃のときめき
付き合い始めた頃の悦び
愛し合うまでは永遠のよう
崩れる時は一瞬で
何のために恋をしたのか
私はこの恋をただの思い出にしたくはない
せめて友として付き合いたかった
あなたの事が今でも好き
最初からあなたがリードしてばかり
狂おしいほど優しくて
でも我慢してたんだよね
つらかったんだよね
なんにも気付けなくてごめん
あなたのいない世界じゃ
私はもう生きてはいけないよ
それでも生きていくのだ
生きなければいけないのだ
天国への階段はまだ登れない
最愛の人の選択を
ずっと受け入れられぬまま
消えない傷を胸に抱き
これからも私を演じていく
演じるしかない
私の愚かさを許してくれ
4.やさしい君へのレクイエム
その友達は「死にたい」がずっと口癖
夜が来る度に私は話を聞いていた
ネットで繋がっているだけの希薄な関係
親はそう言うけれど
私が本音を言えるのは
目の前のあなただけ
最後に美しい姿を見せたいからと
花で全身を覆って
街へ消え失せた
涙さえも流れず
立ち尽くすしかなかった
ハルノヒ
逢いたい 話したい
泣きたい 信じたい
断ちたい 始めたい
知りたい 愛したい
あなたにもう少しだけ
寄り添うことが出来たなら
殺さずに済んだかもしれない
私がいながら
唯一の友が死んでから数十年の時が過ぎ
セーラーからスーツに着替えて
新たな旅に出る
私の人生は一体どこへ向かうのか
話を聞いてくれる人もいないし
恋人だって出来ない
最初に出逢った日のこと
まだ覚えてるよ
好きなアニメのアイコンで
言葉から伝わるやさしさに
心があたたかくなった
ハルノヒ
逢いたい 話したい
泣きたい 信じたい
断ちたい 始めたい
知りたい 愛したい
あなたにもう少しだけ
寄り添うことが出来たなら
殺さずに済んだかもしれない
私がいながら
死にたい 死にたい
生きたい 生きたい
そのつらさにもし気づけても
きっと私には何も出来ない
逢いたい 話したい
泣きたい 信じたい
断ちたい 始めたい
知りたい 愛したい
あなたにもう少しだけ
寄り添うことが出来たなら
殺さずに済んだかもしれない
私がいながら
飛び降りた後に薔薇の香りが
花をついていた
最後に見た横顔は誰よりも
美しすぎて
5.小さな
いつものレストランで
ハンバーグを頼むと
スープとサラダが付きます
いつも美味すぎて
頬が落ちそうになり
午後の授業は夢の中
あの店は今どこへ?
あの人はどこへ行った?
シャッター街の片隅に
かつて確かな愛があった
いつかのレストランで
恋人を誘い
誕生パーティーを開いた
ピンキーリングを渡し
ピアノを弾いてみせれば
あなたの笑顔が眩しいのであります
あの店は今どこへ?
あの人はどこへ行った?
シャッター街の片隅に
小さなレストランがあった
あの燃えるような日々の中に
確かな愛を見つけた
あの店のコーヒーも
あの店のクリームソーダも
去り際にエールを送るより
日々の一杯を贈ろう
確かな愛を過去にしたくないなら
午後の能天気から始めよう
6.じゃあね
その日は雨だった
玄関にはハイヒール
胸騒ぎがしてドアを開けると
ふたりは抱き合ってた
何も言う気にならず
涙を流しても
あなたは腰を揺らすばかり
こちらに気付きもしなかった
星空を見上げて
愛を誓い合った
あの日のやさしさは何処へ
なぜ貴方は貴方を殺してしまったの?
話をしようよ
腹を割ってさ
最後くらいは
本音で言ってよ
浮気しても止めないけれど
せめて家には入れないで
私を殺すつもりなのか
それでも答えは返らない
ある日荷物が消えた
貴方はここからランナウェイ
そしてコロナが始まり
新たな恋を探す
遥かなる愛を求め
恋の歴史は深くなる
それでも愛には出逢えず
貴方を夢に見る
模造真珠の指環
いつかの贈り物
青春色の記憶は癒えず
今も貴方の面影がコンパス
貴方にサヨナラ
突きつけられるなら
胸に残らない
水に流せるかも
大好きだった狂おしい時間
心から愛してた
胸騒ぎがした日から私は
変わってしまった
あんなに優しい人が
女で変わっていく
私にさえ向き合えないのに
誰と向き合うの?
シャネルのドレスを着た彼女と
ヴィスポークのスーツを着た女が
有楽町マリオンの表で
メルツェデスに乗り込む
それでもなお
貴方と話したい
別れ話でいい
サヨナラが言いたい
貴方にサヨナラ
突きつけられるなら
胸に残らない
水に流せるかも
狂おしいほど貴方を
心から愛していた
愛おしいほど暮らしを
守ろうとしていた
7.おひさまのような愛情で
真夏のようなやさしさと
おひさまのような愛しさで
守っていこう
抱きしめていこう
あなたのことだけを
北野坂のカフェでふとすれ違った
少女の瞳は大人びていて
自然に惹かれていた
女の子同士だからとか散々言われたけど
恋する気持ちがあればいい
私たちの人生だから
本当のことは誰にも言えず
塞ぎ込んだ日もあった
そんな時、静けさを受け入れられ��関係
心が少し軽くなった
真夏のようなやさしさと
おひさまのような愛しさで
咲かせていこう
育てていこう
ふたりだけの花を
真夏のようなぬくもりと
おひさまのような眩しさで
羽ばたかせよう
時めかせよう
ずっとあなただけを
高校時代はそっと隠していた
そんな関係も今や十年
すっかり馴染んだ仲
まるでジーンズのように
時を重ねれば重ねるほど愛おしくなる
私たちは未だ恋をしたまま
親にも打ち明けられず
ふたり泣いた夜もあった
そんな時、あなたの一言で
心が明日を見上げた
真夏のような正しさと
おひさまのような凛々しさで
歩いていこう
見つめあっていこう
ふたりの未来を
真冬のような悔しさと
ひまわりのような淋しさは
もう要らないよ
私がいるさ
あなたを淋しくさせない
ここに誓うよ
あなただけが大好き
真夏のようなやさしさと
おひさまのような愛しさで
咲かせていこう
育てていこう
ふたりだけの花を
真夏のようなぬくもりと
おひさまのような眩しさで
羽ばたかせよう
時めかせよう
ずっとあなただけを
真夏のような正しさと
おひさまのような凛々しさで
歩いていこう
見つめあっていこう
ふたりの未来を
真夏のような悔しさと
おひさまのような淋しさは
もう要らないよ
私がいるさ
あなたを恋しくさせない
ここに誓うよ
あなただけが大好き
一生この先も
8.栄光へのOvertake
あと一秒、届かずに……
ひとり涙流す君
向かい風に負けずに
走り続けてきた
雨の日も雪の日も
強い日差しの日も
どんな日も挫けずに
走り続けてきた
最後の全国大会
あの禍で失くなり
絶望した先輩の姿見て
勝つことにこだわり出した
挫折も栄光も背負い
伝統の襷を繋ぐ
ランナーたちのその胸には
それぞれの未来がある
曲がりくねった道の先
たしかに繋いだエール
どんな結末が待とうとも
友よこの風に乗り走れ
限界を、信じるな……
先輩の使命を継ぎ
大切なものを掴むため
走り続けてきた
仲間たちの「頑張れ!」や
「ファイト!」の声聞こえる
最後のパワーを振り絞り
走り続けてきた
誰もが行く宛を失い
ただ夢中で走った冬
微かな希望も潰えたまま
春を待ち続けていた
夢も悔しさも背負い
仲間の意志を繋ぐ
ランナーたちのその胸には
それぞれのプライドがある
幾多のドラマの先
たしかに見えたゴール
目の前の一歩踏み出し
さあ明日に向かって駆けろ
我よこの風に乗りOvertake
限界を越えた先に
それぞれのモードがある
たしかなことはこの一瞬が
未来を決めること
挫折も栄光も背負い
伝統の襷を繋ぐ
ランナーたちのその胸には
それぞれの未来がある
曲がりくねった道の先
たしかに見えたゴール
いつか見た夢をこの手で
一歩で掴み取る
友よ見ていてくれ Overtake!!
9.人類再興 -Human of Renaissance-
パンデミックの嵐が
世界を覆ってゆく
指導者は慌てふためき
群衆はコンパスを喪う
風の時代に僕らは
何を持てばいいのか
誰も答えは出せない
出せるはずがないのさ
遥かな愛の中に諍いが生まれ
やがて憎み争い
神が人を見捨てるその前に
人類再生の波が世界を変えてゆく
まっさらな言葉で何もかもやり直そう
大事なものはあなたが見つけるしかないんだ
躊躇っていては渡れない
虹の先の夢を目指して
忘れかけてた貪欲さをもう一度思い出せ
第二の創世記をここから
アダムとイブの伝説
あなたは知っているかい?
今はその時以来の
新たな時代の予感
勝つか負けるかなどではなく
どう生き残るかなんだ
豊かさを決めるのは
あなただけの感覚
世代の壁が理想に立ち塞がる
やがて現実を知り
勇気を忘れるその前に
人類再生の波がカンバスを染めてゆく
過去の常識もここじゃ通じない
欲しいものは自分自身で掴み取るんだ
諦めていたあの頃なんか
もう気にしなくていいのさ
倒れたっていい
何度でも立ち上がれよ
第二の創世記をここから
死を選ぶ前に
やりたいことに素直であれ
錆びついた腕と
凝り固まった思想が
何かを始めようとする
自分に嘘をつく
やらなかった後悔は
いつ何処で気付くのだろう
気付く前に死を選ぶのか
それとも気づかぬフリをするのか
十七番街のラッパーが
フリースタイルで社会を斬
ロックダンスの熱狂は何を語り
どこへ人を導くのか?
人類再生の波が世界を変えてゆく
まっさらな言葉で何もかもやり直そう
大事なものはあなたが見つけるしかないんだ
躊躇っていては渡れない
虹の先の夢を目指して
忘れかけてた貪欲さをもう一度思い出せ
第二の創世記をここから
倒れたっていい
何度でも立ち上がれよ
第二の創世記をここから
死を選ぶ前に
やりたいことに素直であれ
人類再生の波
新たな時代の予感
最初で最後の Human of Renaissance……
10.私的デカダンス論
泣くことに疲れた私は
街でいちばん寂れたファミレスへ
そこなら恋人もいないかなって
お酒も煙草もまだ吸えない
だから食べまくることにした
でも目の前には恋人達
男は女にルイ・ヴィトンの鞄を贈る
微笑みを浮かべているが
その眼はひとつも笑っておらず
ふたりの未来がなんとなく予想できた
思えば私たちもそうだった
お互いに明日へのオールを漕ぎすぎて
小波すらも乗り越えられない関係
それが私の恋愛における限界値ならば
もはや恋をしてはいけないんだろう
辛い夜も悲しい朝も
貴方がいたから生き延びられたのに
女はティファニーの指輪を密かに見つめる
ミルクを手に取った瞳
決して明るいものとは言えなかった
いつかの私たちと重ねて
とりあえず同情してしまう私
あまりに情けない気持ちに駆られて
大盛りのカルボナーラをただ掻き込んだ
帰り道はもう夜明け前
始発電車で家に帰ろうとした
でも両親とはもう逢いたくなくって
友達に電話したのは
失恋の傷を舐められなくするため
そして恋を純情だと信じる人たちに
私はたやすく捕まってしまった
無表情な怒りと演技質な涙
もはや何とも感じなくなった
���つか縁を切れるならそうしたいけれども
ひとりじゃ生きていけないことが悔しい
少女が大人になること
宿命的なそれ
風はジョー・ディマジオのよう
新たなる旅がここに始まってゆく
11.お子様たちのハイ、チーズ!
【Side A:少年の後悔】
もう逢えないとわかっていても
サヨナラは言えない
言えはしない……
少女は少年の三歩先を行く
空を掴もうとしても
掴めないように
目の前で微笑みを浮かべながら
僕らを惑わせている
かつての僕は身勝手過ぎて
何も見えなかったのさ
今更理解っても遅過ぎるけれど
後悔に遅過ぎることはない
クリスマス前の鋪道を歩く
恋人達は憂いを知らない
最初の接吻も最後の性行為も
今や過去の思い出
真夜中の街は静か過ぎて
僕の本音を見透かしているようだ
何を言おうとも
粗末な言い訳に過ぎないけれど
今日くらい言い訳のひとつ
友よ黙って聞いてほしい
少女はなぜ笑うのか
それは淋しさや悩みを秘めるため
笑顔の裏側にあるものに
男は気付けぬまま
別れた後(のち)に気付くもの
クリスマス前の鋪道で抱き合う
恋人達よ憐れみは要らない
最初の恋も最後の愛も
今や過去の季節
【Side B:少女の懺悔】
私もあなたのことが見えなくて
別れ際に流した涙に
なぜ気付けなかったのか
悩んでいるなら言ってくれればいいのに
でも貴方には言えないって
私がいちばんよく知っている
やさしいから
いとおしいから
運命のどこかに
ふたりが描く未来があるなら
倖せになれたはずなのに
インスタグラムに
友が恋人と写真を撮っていた
もはや嫉妬すらせず
静かに「いいね!」を押して
涙をそっと拭う
見栄やプライドばかりの人生
もう終わりにしたいのに
新たな恋を求める私がいる
涙が止まらないのに
つまらない冗談に微笑みを浮かべる
私は一体何者なんだろう?
12.そして旅は続く
マルーン色の電車に
夕陽がつくるコントラスト
嬉しさと切なさ……ひとつまみ
何故か泣き出しそう
恋とは縁もない
なぜか恋が好きな君
ほんとは淋しいのに……ひた隠し
いつも本音を言わない
乗換駅のスロープは
疲れた星屑で埋め尽くされ
階段で年齢を隠しながら
君は君で居ようとする
おもしろいことが大好きなのに
ずっとつまらない君が嫌いだ
時に流され人に埋もれて
いつか自分を失っていくのか
そして旅は続く
君がピリオドを打たぬ限り
それが人生……君という名の旅
風の吹くまま
黒いバックパックと
蒼いジーンズを履き
楽だからと嘘を……ひとつまみ
現実から逃げてただけ
お洒落になりたいからと
お洒落を気取り
コンサバが好きなのに……ひた隠し
アバンギャルドを装う
最後に本音で話したのは
何年何月のいつだろう
星は瞬き命は墜え
心が死んでいく
サヨナラさえも言えないまま
大切な人と縁が切れて
いつしか孤独を愛すと言い訳して
ひとりになった君を想う
鬱にもハイにもなったけれど
今は何も残らない
頼れる人などいない
君だけの人生
そして旅は続く
君がピリオドを打たぬ限り
それが人生……君という名の旅
風の吹くまま
気分を出してもう一度
タイムマシンに願えるなら
ほんの少しマシな人生が送れたのか
それとも同じ人生か
自由への長い旅がサヨナラの手紙なら
おもしろいことが大好きなのに
ずっとつまらない私が嫌いだ
時に流され人に埋もれて
いつか自分を失っていくのか
そして旅は続く
私がピリオドを打たぬ限り
それが人生……私という名の旅
風の吹くまま
やっと出逢えたんだ
この淋しさを
抱きしめてくれる人に
私が私のまま
生きてていいんだと気付けた
詩集『人類再考』クレジット
Produced by Yuu Sakaoka
Co-Produced by TORIMOMO, Yurine, Sakura Ogawa
Written by Yuu Sakaoka
Drafted / Co-Written by TORIMOMO(No.3,6,9,11), Yurine(No.4,9,10), Sakura Ogawa(No.7,9)
Designed / Edited by Minoru Ichijo
Photo by Julius Yls(Unsplash)
Written / Edited at Yuu Sakaoka Studio, OCoM D101, OCoM Pause, Kitanozaka / Umeda / Sannomiya Starbucks, Kakogawa Tully's Coffee
Respect to KAZUHIKO KATO, KAZUMI YASUI, TAKURO YOSHIDA, THE ALFEE, HIKARU UTADA
Dedicated to my friend, my family, and all my fan!!
2023.2.10
坂岡 優
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