2022/12/28
犬と彼女と母と墓参り。
母は友人に線香や立派なお花を用意して貰っていた。あまり家族には恵まれない人生のようだけど、友人には恵まれてる。これはこれで素敵なものだと思う。お家焼肉をしてるときに、見た母の若いときの写真はとても綺麗でびっくりした。
「年始は駅伝見るから来なくていいよ」と息子の年始訪問を断る母。まぁ、マイペースで生きてよ。
夜はバスケ関連の友人とホームパーティー。家族を持つ人が多くなってきて、わいわいがやがや。
2022/12/29
昼に神戸に勤めに行った友人とご飯。山と海と学校を往復してる毎日みたい。想像すると都会の雑踏にまみれてる自分には素敵に思えるけど、実際はそうでもないらしい。とにかくレコード屋が少ないと嘆いていた。
神経質ながら優しいやつ。国際政治やら人権問題の研究していて独身。
人権問題を扱うってことは世の中の数多の人権侵害調べるってことで、なんでそんな気が滅入ることしてるんだよと言うと「まったくだねと」笑ってた。
とにかく生きてて何をしてても誰かに水を差されることが多く、あと本人も良く水を差すので、年中心が濡れてる。まぁ、性格が悪い(人が悪いではない)やつが好きなので、気があって友達やってる。
また、メソメソと結婚への不安を語った。好きな人には全面降伏でいいよと言ってた。全くそのとおりだよ。2022年の戦争について質問すると、世界の行く末は闇の中だってさ。悲しいことはつきないから、ま、たまには顔を合わせて笑ってよう。
2022/12/30-2022/12/31
大掃除…、いや中掃除くらいをざっとして彼女の実家へ移動。義理のお父さんとお母さん。そして義理の姉夫婦と子供、そして義理の妹夫婦と1/2まで一緒にいる。カニ鍋食べてお酒を飲む。昼間は公園で子供と犬と遊び、夜はモツ鍋と年越し蕎麦。
FNS歌謡祭や紅白やおもしろ荘なんかを観てあーだこーだ。幸せな家族のなんの変哲もない年越し。ほんとにあるんだな、これ。お金使わないし。うちはこういうthe生活みたいなのとは無縁だったから。血の繋がりが希薄で孤立している。どちらがいいかなんてわからないけど、まぁ両方経験できるのは幸せなこと。
「年越しってどんな感じでしてたの?」と彼女に聞かれ、毎年何してたっけ?とか考えたけど、深い関係でもない女性と寝たりしてたなと言えないことが頭をよぎる。寂しさは悪い意味で色んなものを飛び越えていく。漂流してたんだね、たぶんさ。いまは碇が湾岸についてるよ。
2023/01/01
区切りのない毎日を誰かが決めたルールで無理矢理区切って。なんだかんだ理由つけておめでとうとか言い合ってさ。そんなんでまた1年過ごせたら良いよね。明けましておめでとうございます。
熱燗を飲みすぎた。
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2024.1.27sat_tokyo
カーシェアを久しぶりに利用した。
宿泊施設として。
駐車場から出さない車の借り方もあるのだと、知った。
自宅も店もあり、その2階には事務所兼倉庫として借りた部屋もあり、普段はゴロっとシエスタさながらイタリアンなおれが。
東京で暮らし働くには、よくできたシチュエーションをお持ちのようだが、決して儲けてそうしてるわけでなく、成り行きでやけに安い家賃やほぼ無料でそういったスペースを一時的借りられている。以前(移転前のアリク)もそういう持主曖昧な領域を出し抜けにゲットする体質のようだ体質ではない。抜け目ないのだ。
にしても、そうだおれはラッキーボーイ(いやオールドガイか)だ。憑いてる。あ、いや、着いてる。ん?どこに。突いてる。なにを?あ、えと。運がついてる。の、ツイテルて漢字なんだ?調べた。付いてる。みたい。付着的なものだ。じゃあ、着いてるもいいか。運到着。ようこそ。待ってました。
話を戻す。戻らないかも。
そう、おれはツイテル(ノットツインテール)。
デザインと���告という観点で取り組むアリクの未来。お金も集めちゃおう!という謎プロジェクトが昨春より起こり、この1月27日に終結したのだ。ホワイトなぜに…。
実装実験とは、だれも例えてないが、当事者でありながら客観的に捉えた自分からすると、この一年足らずに及ぶ時間はそうだったなぁ、と振り返る。いや、振り返れてなんかいない。
ともあれそんな長く大きな波にライドしたサーフは、綺麗なスープ(白波)となり、わたしを岸へ送り届けた(サーファーではない。カッコいい例えしたかっただけ)。
アリク開業時よりきっての常連であり友人が持つ、桑沢デザイン研究所のクラス。
その生徒が、アリクをアウターブランディングするという課題が献上された。
これは、とてつもなくデカいギフトだという予感と不安。
減るものでもなくなるものでもない、むしろ成長していく、そんな気配がパナかった。
リアルにクエスト。ドラゴンも驚く、時は兎年のことだった…。
いいから話を進めろ!進めるべきだ!そうだ!
上記の提案に思わず即答しそうになったが、とどまり然るべき人に相談をして、そのギフトをいただきクエストは始まった。
リアルアリククエストだ。アリクエだ。
この経緯を500回は説明したが、結局尺を短くした解説はできなかった。当事者なのに。
素材か。素材だからか。自分の事だが、他人が考えるという事からか。
エヴァンゲリオンでいうと、おれが…
話をつづけます。
…
下北にできたホープヒル(希望丘)、ボーナストラックは、近年わたしをワクワクさせてくれている。
刺激的なのに牧歌的だ。落ち着く。
旧アリクの在った60年前建立のアーケードを模したかのような商業施設が、コロナの入口にできた。いろんな意味で驚きだったし、以降わたしを魅了しつづけている。
そこを利用させてもらって通行人の紳士淑女老若男女、犬猫鳥虫らを巻き添えにしたアリク祭り“デ”は、行われた。
この企画は、生徒らの取組む画題の最後に出した答えのひとつであって、あくまで打ち上げ花火をあげるものではない。
(ほか提案された・アリク図鑑・アリク人生ゲーム・コの字カウンターの復活 などがあった)
それぞれの仕掛けは、新旧アリク既知未知問わず、これからのアリクの周知を高めるものだ。絶句だ。
催事=祭事は、企画を学生、主催をアリクとしたカタチで創りあげられた。
なかなかに複雑な部分はあったが、彼らの勢いを受けるに相応しい人選とコンテンツづくりで、自分は普段の裁量ではし得ないものを詰め込んだ。
結果は、筆舌し難いものとなった。
それを経た二日後。
整理しきれぬほどの情報の渦は、不思議と静かにどこかに身を潜めた。
いまここに綴ろうとするまでは。
当日とそこに及んだ膨大なセッションは、砂塵の彼方。時折、あああれはこういう事だったのか、まだ答えは先になりそうだ…という性質のものが数多あり、見上げた空に貼り付く星たちがそれか、とセンチに思い込ませるくらいしかできない。
そんな今だ。
祭り当日。
ありがとうを200回は言ったし、その数の倍は、褒められたし、よくわからないけど、おめでとうも100回くらい言われた。
150年ぶりという、10年にゼロをひとつ足した盛り経年表現の再会も何件か。
複数に渡り、偶然の繋がりとバッタリについての報告。
犬や子供がときどき身を寄せてきて戯れ付いてきた。
与えられたマネーを散財する即ちキャッチ&リリース!だから※貧乏なんだよ!的祭りは、おだやかなムードを終始保ちながら、瞬き一億回くらいしてるうちに終わった。
※募金で運営した。詳しく知りたい方は、20分ください。説明します。
幻(て、成り立ちなんだろ。糸みたいのに刀みたいの。どっちも一部抜けてる…)みたいな一日だった。
地方からたくさんの演者や、飲食提供の為に仲間を呼んだ。
それはこのアリク10年を象徴するに相応しいタイミングだと思ったし、こんな事二度できないとも思ったので、盛大に我儘を告げた。その大半は、なんも特別な様子もなく、快諾してくれた。
あれ?いつもそうしてたのか?おれ。てくらいサラッと。
図々しさと馴れ馴れしさでここまで来たかも、いや、はっきりとそのように人に言われた事は一度や二度じゃない。その積み重ねが、この景色をつくったのなら、おれは過去のおれに礼を言うね。やってんな!おまへ❗️て。やらかしてんな‼️おまへ。ジャイアンかよ、細身の、て。
そんな地方のみんなの駐車場や宿について、先に述べたボーナス部屋(ノットトラック)や、近所に住む常連のお宅をお借りして、複数人の手配を済ませていた。
ぬかりなく、抜け目なく図々しくおれらしく。
予期せずと打ち上げの流れとなり、深夜一時を過ぎて解散となり、帰路につく。
遅くなったことを詫びる電話をいれるが、不通。
そうだ。氏はさっき(祭り)泥酔していた。不安は的中したのだ。
必然的に、宿はアリク二階の小さな部屋だけとなり、遠路はるばるのアーティストらを雑魚寝の合宿スタイルお見舞いしてしまった。一人は、予見し車中泊を名乗りでた。みんな優しく受け入れてくれた。
さて、おれも、と帰宅すると。
遠路から宿泊のファミリーが、寝床を埋めていた。
そうだった。
…
宿屋はわたしの住むあたりにない。
頼れる人を起こすのには忍びない時間だ。
漫画喫茶ほか思い付かず…
あ、車中泊。なるほど。
わたしは最寄りのカーシェアを予約して仮眠するという選択にいきつけた。
それぞれにとっての一日が、どのように感ぜられようものであったとして、人は床に就く。
みんなは今ごろそれぞれの地点で、おやすみなさいだな。おつかれみんな。ありがとうね。一人一人の顔は浮かばないけど、一日が大雑把に面でプレスしてくる。
また会おう。
床に就き 運の尽きがみえたころ
わたしの元に辿り着いた運たちも
それぞれ離散して
星空へと還っていった
月はアホみたいに眩しく照らしてきて
散る星たちの姿はよくみえなかった
風は地面に伏して
枯葉がカサカサ笑ってた
わたしは倒しきれぬシートに身を預け
意識を失うように眠りについた
-プロフィール-
廣岡好和 ヨッシー
45歳
世田谷
自営業・硴(かき)屋 アリク店主
@ariku2014
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不可逆怪異をあなたと2/古宮九時
感想です。前回から一年も経ったんですか? 早すぎませんか?
こちらは古宮先生作品であるUnnamed Memoryとその続編であるafter the end、Babelなどのシリーズを読んでいるものの感想です。ネタバレなどはご容赦ください。
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〇、血汐事件
血汐事件の裏、一妃ちゃん視点での描写。
夢見さんとの別れがしんどい。そしてその別れと出逢いの繰り返しを受け入れている一妃ちゃんもしんどい。
『ああ──あと少しだったのに』
↑普通に怖いです。よくあるけど一番怖いよね。
一、境縄
読めないんだけど「けいじょう」かな。
普通に縄と戦うのおもしろいです。あいかわらず蒼汰くんはあまり動じてなくて読者もそこまで恐怖を感じなくて済んでるのでは?
その後転校先で黒墨雨さんと会い、挨拶を済ませる蒼汰くん。監徒の人たちが多いというのは少しいいことか、巻き込まれる前兆か。
異郷の話は気になっていたので一妃ちゃんが話してくれて良かった。もっと知りたいことはたくさんありますが。巻頭口絵だけ見ちゃったけどそこが薄ピンク〜紫なのと、表紙がピンクっぽいのは何か関係あるのかな。
「それ学校の感想なの?」
↑二回言った。
俺がちゃんと俺であるうちに結果を出したい。地柱のことも、一妃のことも。
↑いろんなことに責任感がある蒼汰くん、推せます。まぁやはり花乃ちゃんは大事なんだけど、その大事な物の中に一妃ちゃんも含まれていそうだなということがわかる一文、好きです。
二、連絡網
自由な校風、いい。でも蒼汰くん宿題はやって欲しい。家族二人にも言われていただろ、、、宿題やっとけば理��しやすいんだからテスト勉強も復習で済むことが多いんだぞ。
隣の席の山上くんから唐突に地柱だよねって言われるの笑う。予測変換で出てこなかった地柱がようやく出てくるようになりました。ありがてぇ。
「学校に通いたい地柱さまなんだろうな、くらい」
↑は結構軽すぎるのでは? 山上くん大丈夫? でも蒼汰くんにとっては居心地良さそう。
薄緑の鹿、現物見たい。ちゃんと力を込められる蒼汰くん流石です。そして、白線がこのタイミングで出てくるの、踏んだり蹴ったりだけど二人とも冷静さを失わずに対処してるのがすごい。
やっぱり人外描写が上手い。一妃ちゃん、『話が通じるかどうか』じゃなくて『友達か違うか』で見てるっての、すごい腑に落ちた。
黄昏から夜へとページがめくられていく時間。
↑この表現すごく好きです。
こわいよ家電〜!そんな機能ないよ〜!読谷紀子さんは誰なの〜!?
三、相談箱
禁忌破り普通によくないですよね。でもこうやってクラス内カーストがあるとなかなか難しい。床辻市民は怪異という同じ敵(?)があるんだからそこは協力して欲しい。
……読谷紀子さん?
墨染雨さん、ちゃんとおにぎり食べてちゃんと白線対策教えてくれるのいい。このおにぎり古宮先生好きなんだなきっと。このまえご飯の上に乗っけて食べたりはしたけど今度やってみます。
墨染雨さんからの一妃ちゃんは人間ではない、人の心がないということの忠告、よくわかるし一巻で出てきた人の心がない描写は怖かったです。だけどそれを受け入れて家族と言い切る蒼汰くん、推せる。
連絡網、怖すぎ。
四、彼岸渡し
せっかく穏やかな気持ちで過ごせるようになってた花乃ちゃん、連絡網でまた怯える生活になってしまったの心が痛すぎる。
人の在り方を愛でるまなざし、人が家族同然に動物を愛するのときっと似ているという描写、まさにそうなんだろうけどその愛に救われている花乃ちゃんの安らぎはきっと本物だから、二人には一緒にいて欲しいと思う。
途中でおばあちゃんが出てきて禁忌破りが中断されたの、良かったねとは思うけど結局みんな昏睡状態なのよくないな?
色々説明してくれる墨染雨さん。ずっとリーフレットの話してる。大事なことを隠した広告は良くないですな。今回のように何も知らない相性の悪い住人が入ってきちゃう。
というわけで市役所燃えました! え?
そして読谷紀子さんも確保される。実体あるんか、、、話はどんどんすすんでいきます。
五、捧げもの
どうやら読谷紀子さんは本人だということがわかる。花乃ちゃん実は的を得た発言なのでは?
邪魔になるタイミングで夏宮さんがやってくる。怪異じゃないんかい。まぁ人外ではありますが。
ここの挿絵の一妃ちゃんめっちゃかわいくないですか? 二色先生本当に絵が上手い。夏宮さんは俯瞰で立ち絵しかも地面もあって、後ろにコマが二つってなかなかやらないでしょ。空間の取り方が神。ほんとにすきです。
六、追憶
地柱として生きてきた墨染雨さんの読谷紀子さんへの想い、それは一言で言えば愛じゃないですか……うっ
夏宮さんついてきてくれるんか〜相変わらず話し合いで解決しようとする蒼汰くん好き。
七、回帰
墨染雨さんの所突入! 緑に光ってるって草だったんかい。草。
人外になってもなお人を愛する心を持ち、読谷紀子さんを助けようとする墨染雨さん、すき。
グレーティアさんと墨染雨さんの気まずいやりとりについて蒼汰くんが責任感じるの全然違うんだけどいい人だなぁとは思う。そこまで責任感じなくていい。
紀子さんの記憶もどってよかった!!! なんだけど、やっぱり白線の内側に居たのかな。異郷の情景のようなものが少し出てきた感じする。
八、開門
加護……?
手に空いた穴絆創膏つけておけば塞がるかな!?本当に言ってるの!?!?!?こわ
風呂で寝るな! それは失神だ!
一妃ちゃんが急に来て大変!ってなるのかわいいんだけどそのあとが不穏。作り直されたとかやめてよ……おねがいだから。
見逃した白線大丈夫? とは思ってたけどやっぱり伏線だったか、、、やだ〜
え、紀子さん自身も送り込まれたってのに気づいているのか。ちょっと待ってバッドエンドしか見えないんですが。
二人で終わらせようとしてたのに邪魔しないでくださいよ!!!国なんて最近できたばかりのものでしょう!!!!!!!!!ばか!
九、加護
加護をつけていたのは意味なかったのかなと思っていたらまさかのそれでこちらに侵攻してくるアンカーとしての機能を果たせるようになったって皮肉すぎる。ほんとなに? 人の心ありますか?
一妃ちゃんのお姉ちゃん、双華っていうんですね、名前綺麗。超怖いけど。ピンク色のゼリーにはなりたくない、、、
一妃ちゃんが蒼汰くんの近くにいるってことを悟らせてしまったって責任感じてるけど何でもかんでも背負い込みすぎやねん!!!
ぼろぼろになりながらも奮闘して蒼汰くんたちを逃がしてくれた墨染雨さん、ほんとに……ほんとに……
十、侵攻
一妃ちゃんが持ってる性質がすごく独裁者っぽいのうわ〜ってかんじ。
珍しく二人を巻き込んでしまったって落ち込んでいる一妃ちゃんに対する蒼汰くんと花乃ちゃんの返答、すごくいい。それに対する一妃ちゃんの反応も。ああ〜。
「人が自分の力でできてる限りは手出ししない方がいいんだよ。じゃないと在り方が曲がっちゃうでしょ」
↑は古宮先生作品に割と共通する考え方だと思う。ティナーシャちゃんもよくこういうこと言うよね。
「一緒にいる時は助けるし、離れていても力になる。相手を尊重する。理解に努める。それが及ばなくても、粗末には扱わない。」
ずんとくる言葉。
挿絵、ああああああああ!!!
約束した、したな!?ちゃんと戻ってくるからな三人で!!!!!!!
十一、拒絶
一妃ちゃんと双華さんの相容れない性質。うーん。気になってたんですけど、姉が2で妹が1なのはなんでなんですかね? 実は双子で先に生まれた子を姉とするが名前はあとにする風習とかある?
石灯籠の辺りを通ったのはなんだろ八尺様みたいなやつ? 双華さんが怪異と遭遇してんの笑うな。
メンタルで攻撃していく蒼汰くん。相変わらず強い。
ついにメンタル強化だけじゃなくて物理で殴り始めた。やっぱり力isパワー。
棒状にしちゃったら本当にキャンディだろ、可愛いってこと
↑の流れずっと笑ってました。このままシリアスに戻れなかったらどうしようと思って読んでた。
翅かっこいい〜!
十一、羽化
一妃ちゃんがこちらの世界に来てからの話、この一節がとても好き。自分と共に生きる娘たちを愛した一妃ちゃんの愛が伝わってくる。
花乃ちゃんの電話……。
裏返して彼岸にしちゃうの本当すごい。加月くん天才じゃない?
夢見さん、、、、、、
【境縄】、この世とあの世……此岸と彼岸の境界を動かすもの。
↑答え ↓一、境縄の記述
【境縄とは■■と■■の■界を動かすものであり、すみやかに送り返さねばならない】
ここで出てくんの天才ですよね! まさか伏線にしてるとは思ってなかった。無駄がない。本当に。
「なんで……ひとりで、出て行ったの?」
この言葉に姉妹としての何かがあるような気がして胸がキュウっとなりました。
そうして彼女は、長い遊びの終わりを宣言する……からの花乃ちゃん……わぁ
「わたしは、その世界を見てみたい。そこで生きてみたい」
↑本当にしんどいんだけど、でもそれがお互いにとって適任というかしたいこと、やりたいこと、いたい環境なので、頷くしかない。
「俺は、花乃がやってみたいっていうならそれを尊重する」
↑ここでこれを思い出すんですよ。 「一緒にいる時は助けるし、離れていても力になる。相手を尊重する。理解に努める。それが及ばなくても、粗末には扱わない」
ハァー……家族
花乃ちゃん美しすぎます、二色先生は神。
「わたしを選んでくれてありがとう。すごく幸せだった。ずっとずっと愛してる」
「お兄ちゃんが、わたしのお兄ちゃんでよかった」
花乃ちゃんのまっすぐな愛の言葉、1回目は大混乱してたけど2回目読んで……うう
ワァン
十三、思い出
語ることはないでしょう。
感想
これは家族の話だ。在り方が変わっても、どこにいても、尊重し思いやり気にかける。そして時には愛していると伝える。
誰かを尊重するってとっても難しいことだと思います。どんなに仲が良くて信頼していてもどこかしらで甘えが出てしまう。そんな甘えをよしとしてくれる関係もあるでしょう、しかし寄りかかりすぎると寄りかかられ続けた人は壊れてしまうかもしれない。それは尊重していると言えるか? と。
お互い自立した人間がその人の自己を尊重し否定せず、されどきっと噛み合わない意見を擦り合わせて時には譲り合って生きていくこと、そういう関係性を構築できる人間でありたいなと常々思います。
主人公の蒼汰くんは特に意識をしなくてもそういうことができてしまうキャラクターで、特に責任感が強すぎる。どこ歩いてても困ってる人に声をかけてしまう、そんなひと。
妹の花乃ちゃんはわからないものが怖くて、怯えていても、芯が強くて優しい子。自分を支えてくれた、救ってくれた二人を心底愛していて、力になりたいと思ってる。
そして一妃ちゃんはたくさんの共に生きた娘たちとすごして、そのどれもを愛して。そして蒼汰くんと花乃ちゃん二人のことも愛した、人の心がわからなそうに見えるけれど、自分なりに愛を注いでいる愛情深い人外。
この三人が家族でいること、お互いを尊重し、理解しようとしたこと。その尊さに心からの拍手を送りたい。
【不可逆怪異をあなたと 2】 この本はただのホラーではない。お互いを尊重し愛し合う、家族の話だ。
この物語に出会わせてくれた古宮先生、素晴らしいイラストで世界を広げてくれた二色先生。このコンビのお話をぜひまたどこかで読めたら嬉しいです。大好きな作品になりました! 本当にありがとうございました!
P.S.
メロブ特典の9、怖かったですよ普通に。ヒュッてなりました。いろんなところに分散させてるのかと思ったらあの一点だけだし、目について離れないように場所も考えてあるんだろうなとは思いますけど。あれをみた瞬間からその後の文字列が頭の中に入らなくなりました。ゲマ特典の7も今頃家に届いているでしょう。こわ。
届いたらまた追記します。
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