TEDにて
マックス・テグマーク: AIに圧倒されるのではなく、AIからパワーを得る方法
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
多くのAI研究者は、数十年以内にあらゆるタスクや職業でAIが人間の能力を超えると予測しています。
それにより、人類の知能の制約を受けず、物理法則だけが制約となる未来が到来すると言うのです。
MITの物理学者であり、AIの研究者であるマックス・テグマークは、現実のチャンスや脅威を、誤った概念と区別し、AIを人類にとって最悪ではなく、最高の存在にするために、今、我々がとるべき具体的な段階を説明します。
私の友人。ヤーン・タリンが好む議論ですが、ロケットの話と似ていて技術が単に強力になれば良いというものではなく、もし、本当に野心的になろうとするなら、コントロールの仕方と、どこへ向かうべきかも理解しないといけません。
エリエゼル・ユドカウスキーが、「友好的なAI」と呼ぶものです。そして、これができれば素晴らしいことでしょう。
病気、貧困、犯罪など苦痛というマイナスの経験を無くすことができるだけではなく、様々な新しいプラスの経験から、選択する自由を与えてくれるかもしれません。
そうなれば、私たちは自分の手で運命を決められるのです。そして、準備がないままにつまづきながらアジャイル(=機敏さ)で進んで行くとおそらく人類史上最大の間違いとなるでしょう。
それは認めるべきです。冷酷な全世界的独裁政権が可能になり、前代未聞の差別、監視社会と苦しみが産まれ、さらに、人類の絶滅さえ起こるかもしれません。
しかし、注意深くコントロールすれば、誰もが裕福になれる素晴らしい未来にたどり着くかもしれません。
貧乏人は、金持ちにより近づき、金持ちはさらに金持ちになり、みんなが健康で夢を追い求めながら自由に人生を送れることでしょう。
宇宙の誕生後。138億年もの時を経て私たちの世界は覚醒し、自らを認識しました。小さな青い惑星から、この世界のごく小さな領域の意識あるものが、望遠鏡を使ってこの宇宙を見つめ始め、自らの矮小さを発見しました。
この世界は、私たちの先祖が想像していたものより、遥かに壮大であることと生命は感知できない程度の影響しか及ぼさず、それ以外は死んだも同然の静的な世界であると発見したのです。
しかし、刺激的なことも発見しました。
私たちが開発している技術が、今までにないほどに生命の繁栄を手助けをする可能性を秘めていることです。それは、何百年に限らず、何十億年と続き、地球上だけではなく、この素晴らしい宇宙の大域に及ぶ繁栄なのです。
私は、一番最初の生命を「ライフ 1.0」と考えます。
バクテリアのように馬鹿で一生の間。何も学ぶことができません。
人類は「ライフ 2.0」と考えます。
私たちは学習できるからです。それは、オタクっぽく言えば、言語や技能といった新しいソフトウェアを脳にイン���トールすることです。
「ライフ 3.0」はソフトウェアだけでなく、ハードウェアも設計できます。もちろんまだ存在していません。しかし、おそらく私たちは、人工膝関節、ペースメーカーや人口内耳といった技術によって、既に「ライフ2.1」になっているのでしょう。
では。私たちと技術の関係性をもっと詳しく見てみましょう。例えば、アポロ11号による月への飛行計画は、成功しただけでなく刺激的でもありました。
この計画が示したことは、人類が賢明なやり方で技術を使えば、私たちの先祖がただ夢見ただけのことを成し遂げられるということです。
しかし、これよりさらに刺激的な宇宙旅行があります。ロケットエンジンより強力な推進力を得て、乗客は3人の宇宙飛行士にとどまらず全人類なのです。
人工知能を伴い、私たちが集団となって未来に旅することについてお話ししましょう。
私の友人ヤーン・タリンが好む議論ですが、ロケットの話と似ていて技術が単に強力になれば、良いというものではなく、もし、本当に野心的になろうとするなら操縦の仕方とどこへ向かうべきかも理解しないといけません。
では、この3つの要素を人工知能についても議論しましょう。推進力、操縦と目的地です。
推進力から話しましょう。私は知能をかなり広く定義しています。単に、複雑な目標を達成する能力という定義です。
何故なら、生物が備える知能と人工知能の両方を含めたいからです。肉でできていてはじめて知的になりうるという有機物至上主義のような馬鹿げた考え方を避けたいのです。最近のAI技術の発展には驚かされます。
考えてみてください。少し前までロボットは歩けませんでした。今ではバク転ができるのです。少し前まで自動運転車はありませんでした。今では、SpaceXの自動飛行するロケットがあります。
少し前まで、AIは顔認証ができませんでした。今では、ディープフェイクで偽の顔を生成し、あなたが話す言葉を勝手に作り出し、その時の表情までシミュレーションできます。
少し前まで、AIは囲碁で私たちに勝てませんでしたが、GoogleのDeepMindのAlphaZero AIは、3千年に渡る人間による 囲碁の対局と戦略について、その成果を参照せず、AI内部の光速に近い速度の対戦だけで、世界最強のプレイヤーになりました。
そして、最も印象的な出来事は人間の棋士を倒したことではなく、何十年もの間。ゲームをプレーするソフトを自分の手で開発してきたAI研究者たちを圧倒したことです。そして、AlphaZeroは囲碁だけでなく、1950年以来。AI研究者が取り組んできたチェスでも圧倒しました。
すると、AIの近年の驚くべき進歩によってこんな疑問が生じます。どこまで進歩するのか?
私はこの疑問をタスクで構成された地形として捉えるのが好きです。標高で表しているのは、AIが人間並みに作業をする場合の難易度で海面は現在のAIができる事を表します。AIが進歩するに従い海面は上昇していきます。このタスクの地形は、地球温暖化に似た状況になっています。
はっきりしているのは水際にある職業は避ける事です。間も無く自動化され消滅しますから、しかし、もっと大きな疑問もあります。水面はどこまで上昇するのか?あらゆるタスクで人間の知能レベルに追いつき、大地を完全に水没させるのでしょうか?
これが汎用人工知能。AGIの定義です。
これは、AI研究が始まって以来の究極の目標となっています。この定義によると「機械より、人間の方が上手くできる仕事は、無くならない」と言う人は、AGIは実現不可能と言っているのに過ぎないのです。
確かに、AGIができても人間は仕事を選んだり、仕事から給料ややりがいを得られるかもしれませんが、皆さんがお分かりのとおり、いずれにしろ、AGIは生活を変化させ、人間はもはや最も知的な存在とはいえなくなることでしょう。
では、もし水面が AGIまで到達すれば、その先のAIの進歩は、主に人間ではなく、AIによって進められます。
ということは、その先のAIの進歩は、通常何年もかかる人間による研究や開発より、かなり速くなる可能性があります。
したがって、議論を呼ぶ「知能の爆発」が起こる可能性が高まります。再帰的に自己改善するAIによって、人間の知能がはるか後方に取り残され「超知能」というものが造られるのです。
では、現実に起こり得るか?検討してみましょう!
AGIは、すぐにでも作られるのでしょうか?ロドニー・ブルックスのような有名なAI研究者は、数百年以内には起こらないと言います。しかし、Google DeepMind の創立者デミス・ハサビスといった人たちは、もっと楽観的でAGIをできるだけ早く作るために努力しています。
そして、最近の調査によるとほとんどのAI研究者は、デミスの様に楽観的で、AGIは数十年以内に作れると予測しています。つまり、私たちがまだ生きているうちにできるのです。
ここで疑問が生じます。その後どうなるのか?機械が私たちより、何でも安く上手にできるなら人間はどんな役割を担えばよいのでしょう?
私たちは選択を迫られると思います!
1つ目は満足することです「じゃあ。私たちができる事なら何でもできる機械を作って、その後のことは心配しないでいい。ほら。人間を時代遅れの立場に置く技術を開発したところで何も問題ないだろう?」と言うのです。
しかし、それは極めてまずいと思います。私はTEDの様にもっと野心的であるべきだと思います!
真に心を打つハイテクな未来を想像し、そちらへと向けて操縦してみましょう。ここから、ロケットのたとえの第2部「操縦」へと話を移します。
どんどん強力なAIが作られていきますが、AIが人類をまごつかせるのではなく、AIが人類の繁栄に役立つような。そんな未来に向かうにはどう操縦すればよいのでしょうか?
その問題解決のために Future of Life Instituteを共同設立しました小さな非営利組織で、有益な技術を促進しており、その目的はシンプルで生命が存在できて、できるだけ刺激的な未来にすることです!
もちろん、私は技術を愛しています。現代が、石器時代より良いのは技術のおかげです。そして、真に刺激的なハイテクな未来を作れると楽観的に考えています。もし、万が一の話ですが、もし、人類が知恵の競争で勝ったら?これは、技術が生み出す能力の成長と人類が技術を管理するための知恵の強化との間の競争です。
しかし、勝つには戦略を変えなければいけません。古い戦略とは失敗から学ぶことだからです。私たちは、火を発明し、幾度も失敗して消火器を発明したのです。
私たちは車を発明し、幾度も失敗して信号とシートベルトとエアバッグを発明したのです。一方、核兵器やAGIのようにずっと強力な技術の場合。失敗から学ぶというのは、お粗末な戦略だとは思いませんか?
後手の対応より、先手を打つ方がずっと良いのです。人類の滅亡の可能性のあるテクノロジーの場合、事前に綿密に計画して、一発で成功させるのです。チャンスは、一度だけかもしれませんから!
でも、こう言われると変な感じがします「マックス。そんな風に言うなよ。そんなの技術革新反対主義者のデマだぜ」と。しかし、デマではないのです。MITでは、これを安全工学と呼んでいます!
考えてみてください。NASAが、アポロ11号を打ち上げる前。彼らは、起こり得るトラブルを全て系統的に検討しました。なにしろ、爆発しやすい燃料タンクの上に人間を座らせて誰も助けられない所に向けて打ち上げるからです!
起こり得るトラブルはたくさんありました!それはデマでしたか?いいえ、それこそが安全工学なのです!!
飛行の成功を保証したのです。私は、まさにこの戦略をAGIでも取るべきだと思います!!成功を保証するために起こりそうな問題を徹底的に考えるのです。
この精神をもって会議を開きました。一流のAI研究者やその他の思想家と共にAIが有益であり続けるために必要な知恵を身に付ける方法を議論しました。
前回の会議は、カリフォルニアのアシロマで昨年開催され、23ヶ条の原則を作成しました。これは、千人以上のAI研究者と産業界の主な指導者によって署名されました。そのうちの3ヶ条についてお話しします。
1つ目は軍拡競争と自律型の殺人兵器を控えることです。
科学は、人を助けるため、もしくは、人を傷つけるための新たな方法として使えます。例えば、生物学と化学は、人を殺す方法としてではなく、新薬や新たな治療法の開発のために使われる可能性の方がずっと高いです。なぜなら、生物学者と化学者は、生物兵器と化学兵器の禁止を強く推進し成功したからです。
同じような考えで、ほとんどのAI研究者は自律型の殺人兵器を非難し禁止することを望んでいます。
もう一つのアシロマでの原則は、AIによって引き起こされる所得格差を和らげることです。もし、AIによって、経済的な利益が著しく増えても、誰もが豊かになるように増益分を配分する方法が見つけられなければ・・・
私たちにとって恥です!!!
さて、コンピューターが異常終了したことのある人は手をあげてください。
ずいぶん手が上がりましたね。それなら次の原則を理解していただけるでしょう。AIの安全性の研究にもっと投資するという原則です。
なぜなら、AIを意思決定やインフラへ利用することが増えるにつれ、バグが多く、ハッキングされやすい現在のコンピューターを信頼度が高く、安定に動作するAIに変える方法を見つける必要があります!!
そうしなければ、この素晴らしい新技術は、誤動作を起こして被害を与え、ハッキングされ私たちを攻撃するかもしれません。また、安全性研究の一環として、AIの価値観を私たちの価値観と一致させる研究が必要です。
AGIの真の脅威は、馬鹿げたハリウッド映画のような、人間への敵意などではなく、その能力にあります!!
私たちの目標に合致しないことを、成し遂げてしまいかねないからです!!
例えば、私たち人間が、西アフリカのクロサイを絶滅させたのは、私たちは、サイを狩る邪悪な集団だったからではないですよね?私たちは、奴らより利口で私たちの目的が相手と一致しなかったからなのです!!
しかし、AGIは、定義上。私たちより利口なので私たちをサイの立場に置かないためには、AGIを作る時に機械に私たちの目的を理解させ、それを採用し、保持させる方法を見出す必要があります。
また、これは誰の目的であるべきなのでしょうか?何を目的とすべきなのでしょうか?
これは、ロケットのたとえの第3部へとつながります。目的地です。AIを強化し、操縦方法を見出そうとしていますが、どこに行こうとしているのでしょうか?これは、ほとんど誰もが話題にすることを避けている重大な問題です。
ここTEDにいる人たちでもそうです。短期的なAIの課題に掛かり切りだからです。さて、人類はAGIを作ろうとしていて、それは、好奇心と経済的なことが動機となっていますが、もし、AGIが成功したら、私たちはどんな未来社会を望むのでしょう?
これについて意識調査を最近実施しましたが、私は多くの人が「超知能」の創造を望んでいるという意見に驚きました。あらゆる面において、私たちより遥かに利口な知能を望んでいるのです。最も意見の一致を見た点は、私たちが大志を抱き、生命を宇宙へと拡散させるべきということでした。
ただ、超知能を管理する主体については意見が分かれました。面白いと思ったのは、機械だけで管理すればよいと考える人がいた事です。その上、人間の役割は何であるべきかについては、最も基本的なレベルにおいても全く意見が一致しませんでした。では、私たちが向かって行く可能性のある未来を詳しく見てみましょう。
誤解しないでください。私は、宇宙旅行について語ろうとしているのではなく、人類の未来への道のりを比喩的に言っているだけです。
私のAI研究者仲間がお気に入りの一つの選択肢は、超知能を造って人間の支配下に置くというものです。まるで、奴隷にされた神の様であり、インターネットへの接続もなく、誰であれそれを制御できる人のために想像すらできない様な技術と富を創造するために使われます。
しかし、アクトン卿は、権力は腐敗し、絶対的な権力は絶対に腐敗すると警告しました!!
だから、皆さんは、この様なすごい力を扱える程には、人類は利口ではない。もしくは、十分に賢くはないと憂慮されるかもしれません。より優れた知性を奴隷扱いするのは気がとがめるという道徳的なことはさておき。超知能が、想像を超えた方法で人類から逃げ出し、優位に立つのではと心配になるかもしれません。
しかし、私の同僚には、AIに乗っ取られてもいい。さらには、人類を絶滅させてもいいと考える人もいます。それも、AIのことを自分たちの子供のように相応しい子孫と思えればの話です。
ただ、AIが、私たちの価値観を持ったことをどうしたら確認できるでしょう?意識を持たないゾンビなのに人間らしく見えるだけではないと?それに、人類の絶滅を望まぬ人々にも発言権があるべきではないでしょうか?
さて、これらのハイテクな選択肢はどちらもお望みでないとしても、ローテクな選択肢は、宇宙的視野に立てば自殺行為であると知っておくことは大切です。
なぜなら、現在の技術レベルをはるかに上回らない限り、人類が将来、絶滅するかどうかという 問題ではなく、技術が進んでいれば回避できるはずの小惑星の衝突や巨大な火山噴火といった事態で人類は滅亡するのかという 問題になってしまうからです。
それならば、長所を全て生かしてはどうでしょうか?
奴隷化されなくても、私たちと同じ価値観を持ち、人間を大事にするAGIを使うのです。
これは、エリエゼル・ユドカウスキーが「友好的なAI」と呼ぶものです。そして、これができれば、素晴らしいことでしょう。病気、貧困、犯罪など。苦痛というマイナスの経験を無くすことができるだけではなく、様々な新しいプラスの経験から選択する自由を与えてくれるかもしれません。
そうなれば、私たちは、自分の手で運命を自由に決められるのです。
では、まとめます。技術に関する状況は複雑ではありますが、全体像は単純です。ほとんどのAI研究者は、AGIが、数十年以内にできると期待しています。そして、準備がないままにつまづきながら進んで行くとおそらく人類史上最大の間違いとなるでしょう。
それは認めるべきです!!
冷酷な全世界的独裁政権が可能になり、前代未聞の差別、監視社会と苦しみが産まれ、さらに、人類の絶滅さえ、ひき起こるかもしれません。しかし、十分に注意深く操縦すれば、誰もが裕福になれる素晴らしい未来にたどり着くかもしれません。
貧乏人は金持ちに近づき、金持ちは、さらに金持ちになり、みんなが健康で夢を追い求めながら自由に人生を送れることでしょう。
ちょっと考えてください。皆さんは、政治的に右寄りの未来と左寄りの未来ならどちらがいいですか?厳格な道徳的規則を持つ敬虔な社会システムと快楽主義的で制約のない毎日がバーニングマンのような社会システムならどちらがいいですか?
綺麗なビーチや森や湖がいいですか?それとも、コンピューターで原子を少し置き換えたバーチャル体験がいいですか?友好的なAIがあれば、どの社会システムでも最適に創造することができ、人々にどの社会システムに住むかの自由を与えることができます。
なぜなら、自分たちの知能に縛られることはなくなるからです。制約は物理法則だけです。ですから、このような世界の資源と空間は、天文学的になります。文字通りにです。
我々は、選択しなければなりません!!
自分の未来に満足し、新しいテクノロジーなら何でも有益なことが保証されているという根拠のない信条を持ち、まるで舵のない船が衰退に向かって漂流するようにそれを自分の中で何度も繰り返し唱え続けるのか?
あるいは、野心を持って技術の操縦方法と目的地を真剣に考え「素晴らしい時代」を築くのか?私たちは「素晴らしい時代」を 祝うためにここにいます。私は、その本質は、技術に圧倒されるのではなく、技術から力を得ることだと思います。
ありがとうございました。
技術が、すべてのことを解決できると言いますが、我々が、100倍エネルギー効率のいい乗り物を作ることができるとすれば、大枠としてこれは正しい意見です。
しかし、エネルギー効率ではなく、生産性を高めた結果、イギリスは見事に産業が空洞化してしまいました。
参考として・・・
月面は、太陽風によりもたらされたヘリウム3が、鉱物資源として豊富に存在していることが確認されています。原子力発電や核融合に最適です。
注意事項として、基礎技術にリープフロッグは存在しません。応用分野のみです!
注意事項として、基礎技術にリープフロッグは存在しません。応用分野のみです!
注意事項として、基礎技術にリープフロッグは存在しません。応用分野のみです!
情報技術の発展とインターネットで大企業の何十万、何百万単位から、facebook、Apple、Amazom、Google、Microsoftなどで数億単位で共同作業ができるようになりました。
現在、プラットフォーマー企業と呼ばれる法人は先進国の国家単位レベルに近づき欧米、日本、アジア、インドが協調すれば、中国の人口をも超越するかもしれません。
法人は潰れることを前提にした有限責任! 慈愛や基本的人権を根本とした社会システムの中の保護されなければならない小企業や個人レベルでは、違いますが・・・
ヨーロッパでの一般データ保護規則(GDPR)でも言うように・・・
年収の低い個人(中央値で600万円以下)から集めたデータほど金銭同様に経済的に高い価値を持ち、独占禁止法の適用対象にしていくことで、高価格にし抑止力を持たせるアイデア。
自分自身のデータを渡す個人も各社の取引先に当たりデータに関しては優越的地位の乱用を年収の低い個人(中央値で600万円以下)に行う場合は厳しく適用していく。
キャシーオニールによると・・・
思考実験をしてみましょう。私は、思考実験が好きなので、人種を完全に隔離した社会システムがあるとします。どの街でも、どの地域でも、人種は隔離され、犯罪を見つけるために警察を送り込むのは、マイノリティーが住む地域だけです。すると、逮捕者のデータは、かなり偏ったものになるでしょう。
さらに、データサイエンティストを探してきて、報酬を払い、次の犯罪が起こる場所を予測させたらどうなるでしょう?
あら不思議。マイノリティーの地域になります。あるいは、次に犯罪を犯しそうな人を予測させたら?あらら不思議ですね。マイノリティーでしょう。データサイエンティストは、モデルの素晴らしさと正確さを自慢するでしょうし、確かにその通りでしょう。
さて、現実は、そこまで極端ではありませんが、実際に、多くの市や町で深刻な人種差別があり、警察の活動や司法制度のデータが偏っているという証拠が揃っています。実際に、ホットスポットと呼ばれる犯罪多発地域を予測しています。さらには、個々、人の犯罪傾向を実際に予測しています。
ここでおかしな現象が生じています。どうなっているのでしょう?これは「データ・ロンダリング」です。このプロセスを通して、技術者がブラックボックスのようなアルゴリズムの内部に醜い現実を隠し「客観的」とか「能力主義」と称しているんです。秘密にされている重要で破壊的なアルゴリズムを私はこんな名前で呼んでいます「大量破壊数学」です。
民間企業が、私的なアルゴリズムを私的な目的で作っているんです。そのため、影響力を持つアルゴリズムは私的な権力です。
解決策は、データ完全性チェックです。データ完全性チェックとは、ファクト(事実)を直視するという意味になるでしょう。データのファクトチェックです!
これをアルゴリズム監査と呼んでいます。
最後に、マクロ経済学の大目標には、「長期的に生活水準を高め、今日のこども達がおじいさん達よりも良い暮らしを送れるようにする!!」という目標があります。
経済成長を「パーセント」という指数関数的な指標で数値化します。経験則的に毎年、経済成長2%くらいで巡航速度にて上昇すれば良いことがわかっています。
たった、経済成長2%のように見えますが、毎年、積み重ねるとムーアの法則みたいに膨大な量になって行きます。
また、経済学は、大前提としてある個人、法人モデルを扱う。それは、身勝手で自己中心的な欲望を満たしていく人間の部類としては最低クズというハードルの高い個人、法人。
たとえば、生産性、利益という欲だけを追求する人間。地球を救うという欲だけを追求する人間。利益と真逆なぐうたらしたい時間を最大化したいという欲を追求する人間。などの最低生活を保護、向上しつつお金の循環を通じて個人同士の相互作用も考えていく(また、憎しみの連鎖も解消する)
多様性はあるが、欲という側面では皆平等。つまり、利益以外からも解決策を見出しお金儲けだけの話だけではないのが経済学(カントの「永遠平和のために」思想も含めて国家や権力者は透明性を究極にして個人のプライバシーも考慮)
(個人的なアイデア)
Before 2022, this would not have been possible, but with Apple, Google, and Microsoft agreeing to expand the use of “passkey,” a passwordless authentication system…
2022年以前では、不可能だったが、Apple・Google・Microsoftがパスワードな しの認証システム「パスキー」の利用拡大に合意したことで・・・
…on the basis of high security and a high degree of privacy as well…
高いセキュリティと高度なプライバシーも基本にして・・・
…and if, as Ivan Pupilev says, all everyday objects have gesture interface capabilities…
イワン・プピレフの言うように日常的な物すべてにジェスチャーインターフェース機能を搭載していれば・・・
By integrating them with a common smart home standard, “Matter,” and making it possible to automatically connect to them by simply approaching them, assuming permission and authentication…
スマートホーム共通規格「Matter」で統合して近づけるだけで本人の許可、認証を前提とし自動接続できるようにすることで
It may be possible to customize even simple functions as complex functions by combining various devices in a stand-alone manner.
単体では、単純な機能でもさまざまな機器を組み合わせることで複雑な機能としてカスタマイズできるようにできるかもしれない。
In the past, OpenDoc, a technology developed by Apple to realize compound document and document-centered operation, was available.
かつて、OpenDoc(オープンドック)は、Appleが開発したコンパウンド・ドキュメントとドキュメント中心の操作実現する技術があったが
Can we extend this technology to shift from a document-centric to a gesture-centric interface?
これを拡張して、ドキュメント中心からジェスチャーインターフェース中心にできないだろうか?
If you want to work on a larger screen from your smartphone, iPhone, or iPad with a user interface by wearing the Oculus Dash or HoloLens from Oculus Quest
Oculus QuestにあるOculus DashやHoloLensなどを身につけることでユーザーインタフェースをスマートフォン、iPhone、iPadからもっと大きい画面で作業したい場合
It was usual to use a computer with a large screen, but now it is possible to use a huge screen! However, there were limits to the amount of money and placement of the display.
大画面のパソコンでというのが、普通でしたが、もっと、巨大な画面で!!という場合はディスプレイの金額的、配置場所にも限界がありました。
Virtual reality as the future of the holographic age, Virtual reality Virtual reality OS and its extension to the gesture interface center.
ホログラム時代の未来にあるものとして、Virtual reality バーチャルリアリティのOSとジェスチャーインターフェース中心への拡張
Seamlessly linked together, there will be no spatial limits, and you’ll be able to work in a small room with any number of huge, large screens that you can place anywhere in 360 degrees!
シームレスに連携させることで、空間的に限界は無くなり、小さな部屋でいくらでも巨大な大画面で360度どこにでも置いて作業できるようになります!!
For example, even if it is not possible to display 3D without wearing glasses like the gesture interface in the sci-fi movie “Iron Man”…
例えば、SF映画「アイアンマン」に出てくるジェスチャーインターフェイスのようにメガネをかけずに立体表示させるとまではいかないまでも
It may be possible to “make it look realistic by wearing special glasses” such as Oculus Dash and HoloLens in Oculus Quest, so…
Oculus QuestにあるOculus DashやHoloLensなど「特殊なメガネをかけることでリアルに見せる」ことはできそうなので・・・
It would be fun to display the setting panel of a simple function device that you touch through the special glasses as if it pops up from inside the device in CG in a hologram format (image: Genie Effect on Mac)
特殊なメガネを通して、触った単純な機能の機器の設定パネルをホログラム形式でCGで機器の中からポップアップするように表示してくれると楽しそう(イメージは、Macのジニーエフェクト)
警察比例の原則。
警察比例の原則。
警察比例の原則。
前提として、公人、有名人、俳優、著名人は知名度と言う概念での優越的地位の乱用を防止するため徹底追跡可能にしておくこと。
最近2023年から始まったジェネレーティブ人工知能の流行によって
ジェネレーティブ人工知能で作られたメディア(画像・映像など)が人々の目に触れる際には、情報源を開示するよう求めている(オープンAIなど10社が自主ガイドラインに署名した)
ヘンリー・マークラムの研究で脳のイメージが数値化されたデータから・・・
この膨大なデータをディープラーニングを搭載したジェネレーティブ人工知能に候補を複数映像化させる
こうすることでストーカーしかできない人工知能の問題を解消できる?かもしれない
憲法第19条にもあるように「内心の自由」正確に特定しないようにして
権力者の頭脳の中身をリアルタイムに複数映像化したことをチャットGPTに説明してもらう。
これは三つしかない内のひとつ。リカレント・ニューラル・ネットワークを使います。
この権力者の頭脳の中身をリアルタイムに映像化したことをニティシュ・パドマナバンの老眼鏡を含めた未来の自動オートフォーカス搭載メガネなどを用いて
Apple Vision Proなどの・・・
特殊なメガネを通して、ホログラム形式でCGからポップアップ表示できる可能性もありそうです。
しかし
機械学習ディープラーニング物体検出データベースのことを「Darknet」と呼んでいます。
フェイフェイ・リー構築した機械学習ディープラーニング画像データベースのことを「ImageNet」と呼んでいます。
他には、今のところ、リカレント・ニューラルネット(RNN)フレームワークなど・・・
たった三つしかないのが2022年の現状です。
電気を作る熱力学のサイクルで熱効率は、ほぼ50%、45%~50%の効率まで高めることは可能ですが・・・
高温の物体から熱を受け取り、電気という「使えるエネルギー」に変換できる機械を一般的に「熱エンジン」と呼んでいる。
高温の物体から受け取った熱エネルギーのうち、どれだけ活用できたかという比率を「効率」と物理学では定義している。
この効率は、原理的に超えられない「カルノー効率」という上限があることが知られている。
カルノー効率が達成されると、効率は上がるが、同時に仕事率がゼロになる現象。
つまり、熱エンジンの効率を最大限に上げると出力がほぼゼロになることを意味しています。そして、効率100%は物理的に不可能ということです。
中世で試行錯誤が行われたことに終止符が示され、機械での永久機関は作れないことが、この現象から理解できます。エネルギー保存の法則からも理解できます。
他には、燃料の持つエネルギーをどれだけ動力として取り出すことができるか?これをエンジンの熱効率と定義しています。
2020年の段階で、ガソリンエンジンの熱効率は最高で40%前後あり、10年くらい前までは30%程度。低燃費の技術競争もあるけどカルノー効率から限界も見え始めています。
だから、ガソリン自動車から電気自動車へ世界中の法人が開発を加速して切り替えている潮流があります。
しかし、人間自体を、追跡すると基本的人権からプライバシーの侵害やセキュリティ上の問題から絶対に不可能です!!
これは、基本的人権がないと権力者が悪逆非道の限りを尽くしてしまうことは、先の第二次大戦で白日の元にさらされたのは、記憶に新しいことです。
マンハッタン計画、ヒットラーのテクノロジー、拷問、奴隷や人体実験など、権力者の思うままに任せるとこうなるという真の男女平等弱肉強食の究極が白日の元にさらされ、戦争の負の遺産に。
基本的人権がないがしろにされたことを教訓に、人権に対して厳しく権力者を監視したり、カントの思想などを源流にした国際連合を創設します。他にもあります。
参考として、フランスの哲学者であり啓蒙思想家のモンテスキュー。
法の原理として、三権分立論を提唱。フランス革命(立憲君主制とは異なり王様は処刑されました)の理念やアメリカ独立の思想に大きな影響を与え、現代においても、言葉の定義を決めつつも、再解釈されながら議論されています。
また、ジョン・ロックの「統治二論」を基礎において修正を加え、権力分立、法の規範、奴隷制度の廃止や市民的自由の保持などの提案もしています。現代では権力分立のアイデアは「トリレンマ」「ゲーム理論の均衡状態」に似ています。概念を数値化できるかもしれません。
権限が分離されていても、各権力を実行する人間が、同一人物であれば権力分立は意味をなさない。
そのため、権力の分離の一つの要素として兼職の禁止が挙げられるが、その他、法律上、日本ではどうなのか?権力者を縛るための日本国憲法側には書いてない。
モンテスキューの「法の精神」からのバランス上、法律側なのか不明。
立法と行政の関係においては、アメリカ型の限定的な独裁である大統領制において、相互の抑制均衡を重視し、厳格な分立をとるのに対し、イギリス、日本などの議院内閣制は、相互の協働関係を重んじるため、ゆるい権力分立にとどまる。
アメリカ型の限定的な独裁である大統領制は、立法権と行政権を厳格に独立させるもので、行政権をつかさどる大統領選挙と立法権をつかさどる議員選挙を、別々に選出する政治制度となっている。
通常の「プロトコル」の定義は、独占禁止法の優越的地位の乱用、基本的人権の尊重に深く関わってきます。
通信に特化した通信プロトコルとは違います。言葉に特化した言葉プロトコル。またの名を、言論の自由ともいわれますがこれとも異なります。
基本的人権がないと科学者やエンジニア(ここでは、サイエンスプロトコルと定義します)はどうなるかは、歴史が証明している!独占独裁君主に口封じに形を変えつつ処刑される!確実に!これでも人権に無関係といえますか?だから、マスメディアも含めた権力者を厳しくファクトチェックし説明責任、透明性を高めて監視しないといけない。
今回、未知のウイルス。新型コロナウイルス2020では、様々な概念が重なり合うため、均衡点を決断できるのは、人間の倫理観が最も重要!人間の概念を数値化できないストーカー人工知能では、不可能!と判明した。
複数概念をざっくりと瞬時に数値化できるのは、人間の倫理観だ。
そして、サンデルやマルクスガブリエルも言うように、哲学の善悪を判別し、格差原理、功利主義も考慮した善性側に相対的にでかい影響力を持たせるため、弱者側の視点で、XAI(説明可能なAI)、インターネット、マスメディアができるだけ透明な議論をしてコンピューターのアルゴリズムをファクトチェックする必要があります。
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