PIGGY ピギー
Cerdita
たぶん特殊メイクとかではない主役の肉体にまず・・・
どういう理由でもイジメは良くない。
好きで肥満になってるわけではないけれど、
努力が足りないのも事実で、
わかってるからこそ追いつめられてるし、みじめ。
ありがちな展開かと思いきや、
拉致犯との利害の一致と救われた感によるホの字の成り行き。
吹替えもないアルバトロスということでB級を覚悟するも、
しっかり作られたリベンジ&ちょっぴりラブロマンス(笑)のスリラー。
圧倒的で直視できない、視覚を刺激しまくるデブの存在感と、
そのデブがナイーブすぎる10代の乙女で、恋までしてしまう展開にキュン(笑)。
やっぱスペイン映画は一味違いますな。
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真・鮫島事件
慣れていないジャンルなので、
いちいちビックリしちゃうんだけど、
話は今風の設定でリアル感もあって、面白かった。
「鮫島事件」という都市伝説の設定内容がもう一つですが、
それによって呪われた仲間たちがどんどん殺されていって、
終盤で意外なヒネリもあって、まあそれでも楽観していたら・・・
武田玲奈以外は見かけない人たちでしたが、
ダイコンってほどでもなく、
今時の若者らしく、ギャアギャアしながら死んでいきます。
救いのない終わり方も良かった。
武田玲奈のドアップが多いのでファンにはたまらんでしょう(笑)。
エンドロールの後も意味ありげ。
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ダンサー イン Paris
EN CORPS
主人公のしなやかな肢体の素晴らしさとバレエ、
クラシックからコンテンポラリーへの転換とそれぞれの良さがお見事。
恋人の不貞を疑った気持ちが原因で怪我をし、
失意の主人公は支えてくれる人々の温かさで新しい道を見つけられた。
前向きであることが心も体も回復させること、
そういったメッセージがあるのかな。
カラダを資本とする生き方は若くして一度終わってしまうから、
2度目の人生を探さねばならず、
そうならないよう法律を学べという父親。
それでも踊ることで二度目の人生を見つけたと思う娘。
出てくるダンサーは主人公を含め第一線の本物ばかりなんだけど、
コンテンポラリーはよくわかんないな~と思っていたら、
ラストの主人公で魅せてくれます。
映画としては2種類の素晴らしい踊りと、
華やか舞台の裏側と、若者たちの青春・・・
キラキラと輝いているのを見守る���そんな感じでした。
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クライムズ・オブ・ザ・フューチャー
Crimes of the Future
プラスチックをボリボリ食べ始めるオープニングは良かったんだけど、
期待し過ぎたせいか逆にアラが目立ってしまったかな。
作り物のおどろおどろしい装置が、
昭和を感じさせるグニョグニョ感だったり、
あえてCGを少な目にしているのは良いとしても、出来が悪い。
異常で特殊な設定がもっと深みをもってくるのかと思えばそうでもなく、
ありがちな近未来SFの域を出ず、捜査官が陰謀を暴くという普通の内容。
人類が新たな臓器を生み出すくらいかなり先の未来のはずなのに、
カメラや電話に一昔前のものをあえて使った開き直りのような、
無理に未来感の小物や風景を創作しないのは賢明なのか、
全体的に低予算感も出てしまっている。
痛みを感じないため、手術・出血が快感だったり、
性欲が違う方向に向いているかんじがクローネンバーグらしさなのか、
我慢できないクリステン・スチュワートがイイです。
きちんとお金をかけて、
脚本ももう少し練っていれば、と惜しまれるも、ラストのオチはまあまあでした。
トウが立ってきたレア・セドゥは脱いでばっかりなので、
そろそろ脱がないでいけるようにならないと、
格がどんどん落ちるかんじですね。
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エリザベート 1878
Corsage
当時の欧州宮廷随一という美貌と高身長、まるでモデル。
皇帝に見染められて結婚。
人気キャラなので舞台や映像化も多数。
美化されがちなその人物像を描き出したもの。
一通り生涯を知っている地域の人じゃないとわかりにくい描写。
60歳の生涯の史実をギュギュっと縮めて、
40歳の誕生日を迎えた頃の1年間に集約しているので、
???な描写もありますが、言いたいことは割と簡単。
生まれつき自由奔放な性格だったものが、
結婚によって地位と名声と引き換えに、
原題「Corsage(コルセット)」に閉じ込められ、縛られ、
足掻いて藻掻いてしたたかに生き抜いた女の意地。
171cmなのにウェスト51cmにこだわって、自身も次女も苦しめる。
王権神授説を信じている夫の皇帝に象徴でいることを強要されめっちゃ不満。
好きな相手と過ごすため旅行ばかり、不倫も怪しく、
子供たちにまでたしなめられてもめげず、
次女を影武者に仕立て、
医療用のヘロインでキメる・・・
絵画のような美しさもあれば、
宮廷文化全盛期ではない衰えも見えて、
事実上最後になる王室の栄華の終わりがどことなく匂う映像美。
エンドロールで踊る主人公に途中で髭が生えるという描写が、
男勝り以外に何を表現しているのか考え中・・・
ってくらい、映像や所作、彼女の人生に含みのある作品。
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リトル・マウンテンボーイ ウルスリのすず
Little Mountain Boy
小学校高学年の授業で使われそうな良いお話。
なので、商業ベースにないせいか新作案内などがないのが気持ちイイ。
ジャケット写真だと女子のように見えるけれど、
主人公はなかなかやんちゃな少年で、ヒロイン的な少女は美形で賢そう。
ジャイアン的な意地悪金持ちの悪ガキはちゃんと小憎らしく、
その父親も悪人だけれどヘタレで、
教材にできる内容なので、
なかなか厳しい場面になるも、安心感のある展開。
少し前の時代のスイスの片田舎の素朴な人々。
家畜たちにも皆名前があって、貧しいけれど心は豊かな人々が温かい。
エンドロールに家畜たちも名前付きで登場し、
仲良くなって命の恩人にもなる野生のオオカミが「ルパン」ってところが、ニクい。
家族みんなで、大人もちゃんと楽しめる良作です。
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慕情
Love is a Many Splendored Thing
色っぽい場面こそないものの大人の恋の物語で、
いい年した大人の不倫の話だけれど、
妻帯者の色男の猛烈アタックに強硬に出ていた女医が、
ある瞬間から受け入れたとたんキラキラと輝くさまが素敵だ。
今さら見るとそんなにイケメンでも美女でもないのが、
水着でびしょ濡れシーンや印象的な丘のキスシーンなどが、
当時としては衝撃的に美しく憧れたものだったのだろうか。
中国共産党による難民が押し寄せていたり、
北朝鮮が38度線を越えてきたりの世界情勢を強いアメリカ目線で描いているところは、
プロパガンダ的で少し嫌らしさも感じる。
テレビの○○洋画劇場とか○○ロードショーとかを心待ちにしていた時代、
なぜか目が冴えてモゾモゾしていたら、両親の間に座らされてなんとなく観ていた記憶。
そういう懐かしさの記憶をたどってみたら、全然違う映画だったみたいで、勘違いだった。
覚えていたはずのシーンは別の映画らしく、
それを確かめるすべもなく、
名作と言われるものが、吹替えも収録されていない。
自分たちが現役世代のものも、
30年もするとまともに観られなくなるのか、
80~90歳になると商業的に相手にされなくなる現実が寂しい。
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Girl/ガール
この監督の「CLOSE/クロース」が良かったので観てみましたが、
共通して主人公の俳優ありきで、
恐らくそれがないと成り立たないレベルの高いキャスティング。
この映画出演以前にも数多くのテレビコマーシャルやミュージックビデオに出演とのことで、
バレエのシーンは本物だし、それ以外のシーンも素晴らしい。
トランスジェンダーについては、
男性器を利用して女性器を作ることを望んでいるものの、
周囲からの好奇の視線に晒され、自身の欲求の高まりにも耐えきれず、
ついに強硬策に出てしまうという、
環境的に進んでいるとはいえ、やはり厳しい現実。
LGBTQについては思い込みや利害によって、
実際はそうでないケースも多いらしいですが、
本当に本当で悩んでいるケースの辛さは、
わかろうと努力はしてみるものの、難しいですね。
テレビ界やネットなどで稼ぐためにまき散らす輩が減って、
現実にきちんと対応できる世の中が来るよう祈ります。
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チャンプ もうひとつの、ロッキー。
THE BLEEDER
ちょっと期待しちゃったせいもあるけれど、
出てくるそっくりさんが似てなくて映画自体が安っぽくなっちゃったかな。
それを感じさせない演出が出来てないのか、
イマイチな仕上がりでした。
チャック・ウェプナー自身のイマイチな人柄もあってか、
ヘビー級の上位にいながら、だらしない性格、女好き、イイカゲン、
ってことで、チャンスをみんなパアにするところ、
どう演出しても無理なのかな~
モハメド・アリとの試合で15ラウンドまで頑張ったのは凄いけれど、
あんなに頭を叩かれたら何も考えられなくなっちゃうのか、
仕方ないのか、
だったら支える人がいてくれたらと思うけれど、
妻はそういう人ではなかった・・・
問題児の兄貴を冷たくあしらっていた弟が、
実は兄貴大好きでめっちゃ応援していたってところが泣かせますね。
兄貴は脳みそグチャクチャでそんなこと気付きもしないし応えられない。
元々働いていた酒の会社が出所後にずーっとサポートしているとのこと。
イイ話です。
今は幸せに暮らしているってことで、めでたしめでたし。
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バチカン・テープ
The Vatican Tapes
評論家筋には酷評されているとのことですが、
「何一つ新しいものがない」と難癖付けてみたものの、
終わり方が予測できなかった不満が原因の一つかな。
キリスト教世界の悪魔の話なんであるはずがない、と思っていても、
バチカンに専門職がいたという事実もあるし、
確かめてみたくなるのでついつい観てしまうのですが、
今回もやっぱりよくわからない。
指の怪我に悪魔の化身であるカラスが接触して憑依したというのはわかっても、
なぜ彼女が狙われたのかわからない。
そんなことはどうでも良いらしく、
対象は誰でも良くて、
その憑依者を使って人間界を支配しようとしている・・・というもの。
そこにバチカンのエクソシストが駆けつけるも・・・
超常現象や憑依された女性や周辺の演出はなかなか良く盛り上がってくるものの、
肝心の悪魔祓いに迫力や凄みなどがもう一つ。
で、結果が「え?これから反撃じゃなくて? え?・・・」。
今までにない結末なので、ある意味新しい。
悪魔の姿を見せないものリアル(?)。
悪魔カッコイイ(笑)。
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戦国野郎
これぞ痛快時代劇!という感じで面白かった~
役者が揃っていて、若大将はもとより、
昔テレビ連続時代劇で信長を演じてカッコ良かった佐藤允が秀吉役、
二人のヒロイン星由里子、水野久美はまさに旬、
水戸黄門の弥七でお馴染み中谷一郎に、
かっぷくの良い田崎潤。
ハショリもうまく、テンポ良く、期待通りに進んでくれる面白さ。
話はわかりやすいのにヒネリもあって、飽きない。
戦国時代の織田、武田、鉄砲、忍者、村上水軍などのお馴染みを、
上手にフィクションに仕立てあげたエンターテイメント。
才気で出世した秀吉のお手並みもお見事でした。
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スノーデン
SNOWDEN
一言で言うと、なんだこの坊ちゃんは(笑)。
CIAやNSAがそんなことやってるの当り前だし、
自国民まで監視しているのはやり過ぎとか言うけど、想定内でしょ。
軍にいられなくなったとはいえ、
覚悟もなく、そんな仕事していたほうがおかしい。
というのは、この事件当初から思っていたことで、
あらためて確認のために観てみましたがやっぱりでした。
覇権を狙うロシアや中国に負けないようにするためには何でもする。
表と裏があることくらいわからないで国の仕事ができますか。
どんな小さな犠牲でも理不尽なのは許せない、かもしれませんが、
国が弱体化する方がどれだけ怖いことなのか、考えれば答えは出る。
結局ロシアに良いネタを提供しただけで、
法律の表面だけ変わったけれど、実際には何も変わらない。
今でも今までも遠い昔から、そしてこれからも、
陰で行われていることは表面化してこないし、
いつの間にか誰かが死んでるし、忘れられて、時が経っていく。
アメリカの弱体化を進めちゃった坊ちゃん。
忘れられたころに人知れず墓の中、になりませんよう。
ドキュメンタリーはバカバカしくて観る気になれませんね~。
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奇術師フーディーニ 妖しき幻想
Death Defying Acts
ガイ・ピアース見たさで観たんですが、
メインはキャサリン・ゼタ=ジョーンズで、
すでに「マスク・オブ・ゾロ」の頃の輝きはなく、
役柄のせいもあってか、疲れたうさん臭い女。
ガイ・ピアースは実在のフーディーニに似せようとしてか、
もじゃもじゃ頭がダサい。
心霊術を否定するも最愛の母親の死に目に会えなかったことを苦悩し、
悩める奇術師を史実に基づいて再現。
興行師役のティモシー・スポールがイイ味出していて、
そこに子役のシアーシャ・ローナンが出色の存在感。
2世の子役ながらナルホドの輝き。
全体的には史実を踏まえたフィクションとして、
こじんまりとまとまった佳作。
観て損はありません。
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トリガール!
青春ものでもあるけれどコメディなので、そのノリにノレるかどうか・・・
土屋太鳳は「花子とアン」で初めて見て、
田舎っぺ役が強烈だったのが、
売れて垢ぬけて体育大出身を活かして活躍していて、
ノリの良さも魅力ですが、これはちょっとやり過ぎかな(笑)。
矢本悠馬、ナダルのスパイスが効いていて、
テレビの延長かも知れないけれど、羽鳥たちのサプライズゲ���トも良かった。
極端な演出は全体的なものだから、
ノリに任せて面白く観られましたが、
自分的に最大の面白さは懐かしの鳥人間コンテスト自体で、
最近テレビを見ないのでまだやっていたとは知らなかった~。
テレビでもこういう素人チャレンジ物を延々と見る時代じゃなくなったのか、
企画がネタ切れなのか、飽きちゃったのか、
映画でこうやって観る程度が程よい感じと思いました。
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ウェンディ&ルーシー
WENDY & LUCY
自分が、世の中が、特に何が悪いわけでもなく、
不遇で追い込まれていくことがある。
自分の努力で何とかなる場合とならない場合があって、
運が悪い、人のせいにしてる、とかで済まないことがあることに、
気が付くようになる、わかるようになるには人による。
決して生きやすい社会ではないし、
そこで藻掻く主人公も聖人ではないから、
必死の行動も虚しく哀れだけれど、あきらめはしない。
世のやさしさを見せてくれる警備員もいれば、
キマリを押し付けてくる店員の狭量。
誰も悪くない。
愛犬との別れに涙する主人公に涙する。
欧米の映画ではよく出てくる愛犬とのつながり、
その関係性がとてもよく出ている映画でした。
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ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー
阪元裕吾の同じ監督作品モキュメンタリーが失速気味なのに対して、
こちらは進化こそないものの前作同様の面白さなのは、
やはり二人の主役の特異キャラと伊澤彩織のアクションの良さゆえか。
ダラダラ部分も少し長くなってハッキリってウザいけれど、
殺し屋部分へのメリハリとしての効果大で、
全体の演出も上手くいってる。
子役出身の濱田龍臣は空回り気味だけれどうまいし、
元ジャニタレの丞威はイケてないけれど、
伊澤彩織のアクションに対応できているし、
飛永翼(ラバーガール)は相変わらずイイ味。
くだらないズレたネタでわざとウケないウケ狙いも、
このキャスティングだからこそ微妙に効いていて、ウザい(笑)。
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グリーンバレット 最強殺し屋伝説国岡
国岡のキャラ設定からして無理だったんだろうけれど、
合宿感が全然出ていなくて、
女子たちの個性を極端に揃えすぎて、ピントがズレズレになってしまった・・・
国岡と殺し屋協会などの発想が面白かっただけに、
そこからの展開に期待してしまったけれど、
構成力や脚本力に欠けていて、
そこがダメでもアクションがメインだからそこに期待するも、
1作目より落ちるし、見せるだけの格闘のアラが目立つ。
知れたお笑い系やグラビアアイドルをサービス的に出してみたものの、
ダメさの穴埋めにもなっていなくて、最後まで観るのが辛かった。
このシリーズは1作目で限界を迎えていた感。
もっとプロの仕事できる人に、キャスティングと構成をお願いした方が良い。
笑いをとろうとしてるところもスベリまくっていて、
醒めた「ウケる~」しか出ない。
関西系の笑いに親しみのある場合は良いのかも。
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