ウェンディ&ルーシー
WENDY & LUCY
自分が、世の中が、特に何が悪いわけでもなく、
不遇で追い込まれていくことがある。
自分の努力で何とかなる場合とならない場合があって、
運が悪い、人のせいにしてる、とかで済まないことがあることに、
気が付くようになる、わかるようになるには人による。
決して生きやすい社会ではないし、
そこで藻掻く主人公も聖人ではないから、
必死の行動も虚しく哀れだけれど、あきらめはしない。
世のやさしさを見せてくれる警備員もいれば、
キマリを押し付けてくる店員の狭量。
誰も悪くない。
愛犬との別れに涙する主人公に涙する。
欧米の映画ではよく出てくる愛犬とのつながり、
その関係性がとてもよく出ている映画でした。
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3月
ケリー・ライヒャルト『ナイトスリーパーズ』(2013)
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