Tumgik
#鬼頭明里さん好きな人と繋がりたい
chaukachawan · 6 months
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ポン。にゃにゃにゃ。ヒト紹介。
「息を吸う、吐く」
c( ᐢ⓿ᴥ⓿) ポン。
勝手に動物に例えて皆さんの頭に付けました。後半になるにつれて絵文字が無くなって困りました。時々脳がポン太に侵略されているかもしれないポン。
敬称略
🌻役者🌻
🐶舞原まひろ
ブランケットを持って座っている姿を見ると、私もぬくぬくしたくなりました。ケルベロスとの戦いがほっこり面白くて、お気に入りポイントです。脚本を細かく解いて動きをつけていく過程はとても難しそうだなぁと感じましたが、最後まで向き合って、舞美になっていました。
🦝園堂香莉
わたし。犬派。犬探ししよっか。
🦁海泥波波美
疲れたって言ってても誰よりも元気に振る舞っちゃう人。意識してるのかしてないのか分からない当たり前が人を寄せ集めている人。そういうところがみんなから愛されている。私より2年多く生きている分尊敬している。アサギが楽しめていたらたぶん世界は平和。この秋でたくさん関われて、なぽちゃんは嬉しいよ。アサちゃんも楽しかったら何より。感謝感激雨アサギ。
🐱黍
太郎も演補も照明も盛り沢山な秋公演。天才的な照明を作っていて私もあんな照明作れるようになりたいぜと思いました。ひとまず、チェイスとLEDは無限大だということと、木漏れ日は素敵だということを理解しました。まだお世話になってしまうかもしれませんが頑張りますのでよろしくお願いします。きびさんの猫語が良すぎたので作業用BGMにしたいです。
🐰坪井涼
なんだかとてもぴったりの役でした。というよりも、どんな役でもぴったりにする安定感が本当にすごいです。普段からボケているので違う風味を楽しめたかのようです。熱盛のSEをいってきマーライオンにして音響オペをしてほしかったものです。
(ドドン!!いってきマーライオンッ!!)
失礼いたしました、マーライオンが出てしまいました。
🐻織田舞里
パフォに追われていました。でもとっても良いものになりました。さすがの深夜作業です。いつ見ても各部署の仕事をしているイメージがありますが、それは言い換えれば、なんでもできる先輩だということです。尊敬しすぎて豆助をわしゃわしゃしてくるくるしてぎゅってしちゃいそうですね。
🦉児
チャラチャラ似合います。動きがじょうずで身体の使い方がしなやかなチャラです。表情筋までしなやかです。わかりやすい、かつ自然な形を作り出すチャラは今公演で殺陣監督としても活躍していました。そしてなんと言っても唯一のポン太の目撃者でもあります。見られちゃったにゃー。
🐨黒井白子
なんでもやっているチャラです。なんでもできます。キャスパを楽しんで全力で踊っとる人です。稽古では一緒にゆきのひまわりを咲かせる道を悩んでくれました。一方、ゾンビが上手すぎてポン太は居場所を失いました。なんだあの動き。真似のしようがなくて力の差を感じました。にゃー...。
🦦握飯子
通しの日にワンピースが信じられないほど濡れていました。不思議でした。のほほんとしていて毎日を懸命に生きているイメージがあります。おもしろエピソードはいったい何個あるんでしょうか。枯れることの無い泉だと思います。きっとこれからも伝説が語り継がれることでしょう。
🦙冊まいも
すらりとしています。映画館に3回しか行ったことがない人です。みそかを見ていると発声も役作りも、積み重ねだと気づかされます。普段同じ授業を受けている時、みそかが線形代数と戦っている横で、いつも私はお絵描きをしています。2人とも授業聞けや、という言葉は喉の奥にしまってください。
🐯鴨兎春
鴨でも兎でもなく虎です。マジツヨスなので、虎だと思いました。らびがよく着ている舞美服も虎っぽいなぁと思いました。マジツヨスも好きだけど、ひかるちゃんが生姜焼きをはむはむして、最後に投げ捨てていくシーンも好きです。いつも通り本チラも天才でした。35期の頼れるねーさんです。
🦊岡崎仁美
一緒に立て看を制作した母です。かなりいい感じの立て看ができました。カメムシとダンス部と戦いながら作りました。ダンス部にやられたカヌレさんがぐったりしすぎていてびっくりしました。そんな時は、彼女たちに大量のゆで卵をプレゼントしてあげましょう。きっと固ゆでにして食べてくれるでしょう。
🐻‍❄️縦縞コリー
優しそうなお父さんでした。「みんなで、食べような」から優しさがあふれ出ていてぽかぽかしたので好きなセリフです。そして魔法警察も当たり前のように上手かったです。こりも安定感が凄まじい役者なので困った時はみんなが度々お世話になります。阪神勝って良かったね、こりのとびきりの笑顔を見たいよ。
🐹大福小餅
仕込み週でも真面目に居残り練習をしていてさすが我らのこふくだと思いました。魔女様は言い方も動きもめっちゃ研究されていました。みんなが麻雀している横で衣装もしっかり完成させる、そんなしっかりもののこふくに、35期はみんな助けられています。これからもお世話になります。
🐿アリリ・オルタネイト
教授(巨人)とどういう関係なのか非常に気になりました。ちゃんと教授を立ててあげてるのかなと思う日もあれば、テキトーに話してるだけか、と思う日もあって永遠に謎でした。なんも考えずに見るべきですね。平和な世界です。大変だったと思いますが、最後までやりきったイルルさん、かっこよかったです。
🐺君安飛那太
主人公が似合う人です。たまに、なんでもない時間に小躍りしているときがあります。その小躍りの積み重ねが、かっこいいキャスパに繋がっているのかもしれません。ちなみに小躍りはかわいめの小躍りです。そんなかわいい面が、ファンを作るのでしょう。コルクさんのセルフBGも、名残惜しいです。
🐵えどいん
えどさんにしか作り出せない雰囲気があります。アサギもそうなので、今回はそれがなおやとガヴェインの違いを生み出していたのかもしれません。そこをすり合わせていく作業が大変そうでした。ポン太はガウェインに斬られて光栄です。えどさんがいないちゃうかをほぼ見てこなかったので、寂しくなる予感です。
🦥あろハム権左衛門
マイムうまっ。稽古では生姜焼きエチュードをみんなで練習したのがけっこう楽しかった思い出。ベジさんに付けてもらった名前、みんなに色々言われてるけど本人は普通に気に入ってるの草。声大きくなったって褒めてくれた時、嬉しくて変な顔になりそうだったから我慢した。進撃の最終話見たら語ろう。
🦔ミル鍋
ゆにベロス可愛すぎました。全人類から愛されています。百鬼夜行の時にキラキラしたものの明かりをつけるために、ゆにベロスを1体脱がないといけないのが地味に大変そうでした。でも、それを準備する姿も可愛かった。演技するとかっこよくなるから、かっこかわいい。
🌻オペ🌻
🦄たぴおか太郎
幕や衣装の仕事もあって、役者もやってオペもやって、当たり前のようにしていましたが普通にすごすぎです。音響で舞台が電車になったとき感動しました。
🐆衿君
映像が素晴らしいことはみんなわかっています。オタ芸が素晴らしいことも。エリックと最初に出会った時とはだいぶイメージが変わっています。すごい人。
🦜まろん
照明オペ仲間。オペ難しそうだった。呼吸の照明が天才的に良いのは、まろんの力があったからです。本当にお疲れ様、そしてありがとう。
🌻演出🌻
🐑田中かほ
もふもふでふわふわです。ヒトらしさがとても溢れている人で、とてもヒトです。私は今回役者を経験して、自分がどういう人間なのかを改めて教えてもらったような気がします。とっても大きくて大切な種をもらいました。これから大事に育てていこうと思います。ほんとうにありがとうございました。
ᐢ⓿ᴥ⓿ᐢ
この2ヶ月弱、心に大きめの雲ができていましたが、秋公と過ごして、快晴とまではいかなくても晴れました。ちゃうかってすごいや。ケジメがついた私の心の中に、ひまわりは2本くらい咲いていそうです。太陽みたいな全ての皆さんに感謝します。初舞台楽しかったです、にゃ。
園堂香莉/なぽり
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deisticpaper · 1 year
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蜃気楼の境界 編(五六七)
蜃気楼の境界 編(一二三四)から
「渦とチェリー新聞」寄稿小説
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蜃気楼の境界 編(五)
界縫
 正嘉元年紅葉舞い、青い炎地割れから立ち昇る。音大きく山崩れ水湧き出し、神社仏閣ことごとく倒壊す。鎌倉は中下馬橋の燃える家屋と黒い煙かき分けて家族の手を引きなんとか生き延びた六角義綱という男、後日殺生も構わぬ暮露と成り果て武士を襲えば刀を得、民を襲えば銭を得て、やがて辿り着いた河川で暮露同士語らうわけでもなく集まり暮らす。或る夜、幾度目のことか絶食にふらつき目を血走らせ六角義綱、血に汚れた刀片手に道行く一人の者を殺めようとするが、嗚咽を漏らし立ち竦みそのまま胸からあの日の紅葉のごとき血を流し膝から崩れ落ちる。道行くその者、男に扮した歩き巫女だが手には妖しげな小刀、その去る様を地べたから見届けんとした六角義綱のすぐ背後、甚目寺南大門に後ろを向けて立つ闇霙(あんえい)と名乗る男あり。みぞれ降りだして、人とも呼び難いなりの六角義綱を一瞥し、闇霙、口開かず問いかける、そなたの闇は斯様な俗識さえ飼えぬのか。六角義綱、正嘉地震から甚目寺までの道中で妻を殺され、涙つたい、儂には女は切れん、と息絶える。その一通りを見ていた青年、六角源内、父を殺した女を浅井千代能と突き止めて敵討ちを企てるが、知られていたか検非違使に捕らえられ夷島に流され、以後誰とも交流を持たずに僻地の小屋で巻物を記したという。それから七五九年の時が経ち、二〇一六年、仟燕色馨を内に潜める二重人格の高校生市川忍とその同級生渡邉咲が、慧探偵事務所を相手に朔密教門前また内部にて些細な一悶着あった、その同日晩、奇妙な殺人事件が起こる。場所は百人町四丁目の平素な住宅区域、被害者女性、五藤珊瑚(三〇)の遺言は、残酷な苦を前に千年二千年なんて。戸塚警察署に直ちに捜査本部が設置され、その捜査とは別に警部補の高橋定蔵、市川忍の前に立つ。何故おれなんかに事情徴収を、と忍。事件当日、校門の監視カメラに映っていたきみが何か普段と違うものを見てなかったかと思ってね、若き警部補が爽やかに答え、それで市川忍、脳裏の人格に声を送る、一顛末あった日だ厄介だね。対し仟燕色馨、おそらくこの警部補、謎多き朔密教を疑っている、ならばこの事件あの探偵にも捜査の手が伸びる、ところで気づいているか探偵事務所の探偵に見張られている。
 小料理屋点々とある裏通りの角に螺旋階段へ繋がるアーチ状の古い門を持つ築古スナックビルの入り口で刈り上げマッシュショートにゆるめパーマの少年のような青年がただ立っていると突然背後から強面の男がどこに突っ立っとんじゃと怒鳴ってきたので青年は冴え冴えとした眼差しで振り返り、幻を見てたんじゃないですか、俺はずっとこの位置でスマホを見てました、俺の輪郭と色、背後の風景と俺のいる光景をもっと目に焼きつけてください。男は動転し不愉快な目の前にいる青年を忘れないようじっと食い入って見る。だが、その光景はすでに幻で、スマホを見ていた青年はもういない。走り去っていたのだ。朝のホームルーム直前にその青年、六角凍夏(むすみとうか)が現れ席につく。振り返り、後ろの席の渡邉咲に聞く、きみ、部活入ってるの。隣席美術部員中河原津久見が聞き耳を立てている。渡邉咲は初めて話しかけてきた六角凍夏が先々で勧誘しているのを知っていて、文芸部でしょ、と冷えた目を送ると、文化琳三部だよ、と。咲が琳三って何という顔で惑うと、清山琳三ね、俺らの界隈で知らぬ者はいないよ、とくるが、咲はどこの界隈の話なのと内心いよいよ戸惑う。だが、聞き耳を立てていた中河原津久見はピクシブなどで目にする虚無僧キャラねと気づくが話に加わらない。きみ、机の上の本、和楽器好きでしょ、清山琳三は気鋭の尺八奏者。私、渡邉咲、と口にしながら、尺八ね。放課後、六角凍夏は一人、文芸部部室の小さな教室に入って電気をつけるとドアを閉め、密室と成る。中央辺りの机に、鞄から取り出した古びた筒を置く。目を閉じる。刹那、周囲にぼろぼろの布団が幾枚とどさっと落ちてき動きだす。それは天明四年鳥山石燕刊行妖怪画集「百器徒然袋」に見られる暮露暮露団(ぼろぼろとん)だが現実に現れたわけではなく、六角凍夏の想像力は小さな空間で全能となり百器徒然袋の界隈と接続し、今回ならばそこに記された妖怪があたかも姿を見せたかのような気分になったのだ。密室に、江戸の布団の香りが充満する。ときに、異界からの香りが漂ってくることもある。翌、静かな夜、百人町四丁目にて更なる殺人事件が起こる。被害者は志那成斗美(四〇)遺言は、潔く煮ろうか。魔の香りも、又、此処に。
蜃気楼の境界 編(六)
五鬼
 出入りする者らの残り香も錯綜の果てに幻影さえ浮かべる夜の街。串揚げ並ぶコの字カウンター中程で束感ショートの若い警部補が驚きのあと声を潜め通話を切ると手話で勘定を頼み、さっぱりとした面立ちの探偵仲本慧に目をやり、五鬼事件だがまだ続いていたと輝きの瞳隠せないながらも声を落とし去っていく。百人町四丁目連続殺人事件の犯人佐々木幻弐が第二被害者志那成斗美の最期の正当防衛で刺され意識不明のまま病院で死亡したという話、監視カメラから犯行も明確、第一被害者五藤珊瑚への犯行とも繋がり既に報道もされた直後の第三事件発覚。カウンターに残された探偵仲本慧、ビールを追加し面白い事件だが依頼がきてないから何もできないね、と奥に座る長髪黒はオールバックの男に突然話しかける。その男、串揚げを齧りながらチラと目線を合わせる。慧、ビールを飲み干し、隣に座っていいかなと距離を詰め、そっと名刺を置き、歓楽街案内人の市川敬済だね仕事柄我々は抜け目ない、聞き耳を立ててたね、という。黙す市川敬済に、優秀な探偵の知り合いは二人と必要ないかなと強い声で独り言のように笑みを送る。店内、音楽なく、静かに食す客、座敷からの賑わい。この辺りで、青島ビールが飲める良いバーを探してる客がいたなそういえば、と市川敬済、懐から名刺を取りだし横に並べる。直後、和柄のマフラーをしたギャル僡逢里が現れた為、仲本慧、名刺を拾い、勘定を済まし去っていく。お知り合いさんなの、と尋ねつつ座る僡逢里に、池袋の二青龍で今は探偵の男だ知ってるか、と尋ね返す。誰よ、テリトリー渋谷だったし、今日はいないの。暗に警部補のことを口にする。僡逢里の耳元で、まだ続いてるらしい千代女のママ心配だな。食事の注文をしながら僡逢里、出勤前に縛られたい、と呟く。夜十一時、一人になった市川敬済の前を男女が横切る。片方の男が枯淡の趣ある着物姿でありながら凍風をただ浴びるがごとく静かであったため変に気にかかるが、気にするのをやめて電話をかける。あら敬済さん、と通話先、青藍に杉の木が描かれた着物の女、さっきまで警部補さんがいらしてたのよ、お店は営業してません、今朝三人目の不幸がありまして五鬼も残すところ二人なの。語るは浅井千代女である。
 遥か彼方より朗々と木曽節が諏訪太鼓と絡まり聞こえる、それは五年前の、冬の宵、一人の女、吉祥寺の麻雀ラウンジ千代女の開店準備中、六人の女達を前に、肩に雪積もり震えている。浅井千代女が側に近づき、貴女の血に刻まれし鬼の禍、憎しと思うなら、受け継がれし技術でお金に変えて楽園を造るのよ、弐宮苺(にきゅういちご)の源氏名を授けるわ、そちらの西クロシヤ(五〇)引退で貴女の席があるの。語りかけてきた浅井千代女を取り囲む五人の女達、五鬼を見る。はい、と涙流し、生まれて初めての愉しい月日流れ、今、浅井千代女の周りに残る五鬼はその弐宮苺(三〇)と柵虹那奈(さくにじなな、四〇)だけだ。今朝殺害された紫矢弥衣潞(しややいろ、五〇)の遺言は、一路ゆくは三人迄。殺害現場で弐宮苺は両拳固く握りしめて言う。千代女さまを死なせはいたしません、次はこの私が千代女さまの匂いを身につけ犯人を誘いだし返り討ちにしてやります、これまで通り千代女さまは、五鬼にはできない私達鬼の禍の力を強める祈祷にどうか専念してください。浅井千代女の頬に涙が伝う。紫矢弥衣潞の形見の側に六歳の娘が一人。この災い突如訪れ、犯人の心当たりなく、志那成斗美が相打ちにし病院で死亡したという佐々木幻弐が何者なのかも分からない。不気味であったが浅井千代女は思う、そもそも私達がこの現世において得体知られていない存在なの、それに。相手は私達より強い、と震える。市川敬済に連絡を入れる。丑三つ時に市川敬済が女と帰宅、玄関騒がしく、津軽塗の黒地に白い桜が控えめに描かれた高さ一尺程のテーブルに女が横たわる音がする。自室でスマホを触っていた高校一年生の市川忍、悠里と帰ってきたのかあの女嫌いだな、と不機嫌になる。脳裏から仟燕色馨の声、きみの父だが今着信があり通話している。女といるのに別の女と喋ってるのそりゃあ母も出ていくよ。連続殺人の件だ探偵仲本慧の名前も出ている。いつも大人達は都合で何か企んでいて不快だよ。翌日、暑し。ホームルームの前に近寄ってきた同級生渡邉咲が、低血圧以外の何物でもないローテンションでいつもより元気な声で市川忍に話しかける。事件は解決してなかったのよ、貴方のお知り合いの探偵、仟燕色馨の出番じゃない?
蜃気楼の境界 編(七)
境迷
 昼か、はた、ゆめの夜半にか、北原白秋「邪宗門」の一節に紛れ込んでいた六角凍夏は国語教師茨城潔に当てられて、地獄変の屏風の由来を申し上げましたから、芥川龍之介「邪宗門」冒頭付近をちらと見、朗読し始めるが、正義なく勝つ者の、勝利を無意味にする方法は、いまはただ一つ、直ちに教師が、むすみその「邪宗門」は高橋和巳だ、遮ってクラス騒然となる。六角、先生、界をまたぐは文学の真髄ですと逸らす。教室の窓から体育館でのバスケの授業を眺めていた市川忍に、脳裏から仟燕色馨の声、百人町四丁目連続殺人事件、慧探偵事務所の手にかかれば一日で解決する探偵はあの少女が呟く数字で結論を読みとるからだ朔密教での一件はそういう話だっただろう。それじゃあカジョウシキカ勝ち目が。否あの少女がいかなる原理で数字を読むか今わかった。その時、教室の背後から長い竹がぐんと伸び先端に括られた裂け目が口のごとき大きな提灯、生徒らの頭上でゆらゆら揺れる。「百器徒然袋」にある不落不落(ぶらぶら)を空想した六角凍夏の机の中に古びた筒。不落不落を唯一感じとった仟燕色馨、市川忍の瞳を借り生徒らを見回す。何者だ。その脳裏の声へ、何故だろう急に寒気がする。界か少女は先の「邪宗門」のごとく数多の界から特定している市川忍クンきみはこの連続殺人事件どう思う。昨夜の父の通話を聞くに麻雀ラウンジ千代女のスタッフが四度狙われるから張り込めばだけど犯人佐々木幻弐死んでも事件は続いたし組織か警察もそう考えるだろうから現場に近づけるかどうか。吊り下がる口のごとく裂けた提灯に教師も生徒も誰も気づかず授業続く。休み時間スマホで調べた麻雀ラウンジに通話。まだ朝だ、出ないよ、休業中だった筈だし。仟燕色馨は通話先を黙し耳に入れ続ける。浅井千代女らは、魔かそれに接する例えば鬼か、ならば逞しき彼女らが手を焼く犯人も、人ではないと推理できよう恐らく一人の犯行による。驚き市川忍、犯人が死んだというのに犯行は一人だって。きみは我が師仟燕白霞のサロンで幼少時千代女と会っていたことを忘れたか父と古く親しい女性は皆その筋だろう。側に、一人の同級生が近づいていたことに突然気づき、晴れてゆく霞、市川忍は動揺する。渡邉咲が、不思議そうに見ている。
 柵虹那奈、と雀牌散らばりし休業続く麻雀ラウンジで浅井千代女が呼びかける。はい千代女さま。志那成斗美あの人の槍槓はいつだって可憐で美しかったわ、五藤珊瑚あの子の国士ができそうな配牌から清一色に染める気概にはいつも胸を打たれていたわ、紫矢弥衣潞あの方の徹底して振り込まない鬼の打ち筋には幾度も助けられたわ、三人とも亡くしてしまった、弐宮苺は私達を守ると意気込んでいるけどあの子を死なせたくないの。ラウンジを出て一人、浅井千代女は市川敬済から聞いた池袋北口の慧探偵事務所へ出向く。雑居ビル、銀行かと見紛うばかりの清潔な窓口が四つあり小柄の女性職員田中真凪にチェックシート渡され番号札を機械から取り座る。呼ばれると先の職員の姉、同じく小柄な三番窓口女性職員田中凪月が青森訛りで対応するがシート見てすぐ内線で通話し真凪を呼び千代女を奥へ案内させる。無人の応接間は中国人趣味濃厚で六堡茶を口にしながら十分程待つと仲本慧現れ、異様な話は耳にしている我が慧探偵事務所に未解決なしさ安心して、笑顔に厭らしさはない、依頼費は高くつくけどね。千代女は私達に似てるわと思う、職員は皆日本人名だが大陸の血を感じる、理由あってここに集い共同体と成っている、市川敬済とは昔SMサロン燕(えん)で業深き運営者は仟燕白霞に紹介された、世俗の裏側で通信し合うルートで辿り着いた此処は信用できる。受け応えを記録する仲本慧に着信が入り中国語で喋りだす。六堡茶を喉へ。探偵職員二名曰く、監視対象の市川忍が早退し校門前で謎の探偵仟燕色馨と通話していたという。仟燕色馨が仲本慧に仕掛けた誤情報だが、千代女を上海汽車メーカーの黒い車に乗せ吉祥寺の麻雀ラウンジへ。市川敬済はその謎の探偵にも件の連続殺人事件を探らせているのかなぜ子の市川忍が連絡を、空は雲一つない、SMサロン燕は五年前の二〇一一年に閉鎖し今は仟燕家のみその調査は容易ではないが必要かすぐ崔凪邸へ行くべきか。麻雀ラウンジのドア、鍵開き、僅かな灯火の雀卓で盲牌していた柵虹那奈、差し込む外光より、冷気��る。現れるは、病室で死に顔さえも確認した、佐々木幻弐である。上海汽車メーカーの黒い車は崔凪邸に着く。少女崔凪は、使用人二人と土笛づくりをして遊んでいる。
by _underline
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「渦とチェリー」チャンネル
【音版 渦とチェリー新聞】第27号 へ続く
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仟燕色馨シリーズ 全人物名リスト
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sumisato2renen · 1 year
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色々混ざっているメモ3
所感といろいろなメモのあれそれ
平文門さんについての所感
文門さん本人に関しては、膂力と霊力は器として凄まじいものがあるのは勿論だけど、
5面の戦いを開始する際に展開するあの空間を作ったり、 (連縁作中でああいった空間を作る術っぽいのを使うのはゲーム上、  現状文門さんだけっぽい、他の人は通常弾幕時は普通に今居る場所なので) (製作段階で六面ボスだった時の名残かもしれないけれど…) 繋馬さんを(小さくして)自由に出し入れしたりする術とか色々出来るっぽいし、
ホムンクルス研究関連や、闡裡に関しても伝承的な意味での見聞を色々知っているみたいだし、 知識量はかなり有るのだと思う。
……ただ、それを覆す勢いでそれらを活かす為の頭の回転がどうしようもないレベルで残念なんだろうなあ……っていう。 (天影戦記の会話を見るに) TRPGでいう、頭の回転(Intelligence)は低いけど、教養(Education)は滅茶苦茶有るタイプなんだろうなっていう。
少なくとも平の当主としての立ち振る舞いや、 大将としての在り方や必要な作法・教養はきっちり叩き込まれている様に感じた次第。 そういう場面でのは行いなんかはしっかり解っておこなっていそう。 強さにしても敵からしたら、颯爽とやって来て鉄身での装甲モードで弾幕効かないは弾き返すは、 しかもそ��後平然と立ってたり、鬼の血入ってるあの怪力による鉄棒で薙ぎ払われるとか…… そして体力がめっちゃ有ってなかなか倒れないっていう……文門さん、もとい将門公の器の性能が本当にヤバいなっていう。 フィジカルおばけは伊達じゃない。 そんなのがやって来たらたまったもんじゃないだろうなぁ…そりゃ戦線巻き返すか~とか簡単に言えてしまうわなと。 EDでツグミさんも伊代真さんもその辺は当然出来ると思っているのか 普段と違って言葉を差し込まないあたり、文門さんに対する信頼が出てて好き。 けど平の人達ってみんな「物理」のパラメーターの伸びが凄そうというか。 鬼と渡り合う巌門さんしかり、蝶鬼さんの修行成長速度や文門さんは(将門公用特別仕様)言わずもがな…… 攻撃力や防御の特化で最大値が振り切れてて凄そう。 パラさんも元が文門さんの肉体だから鍛えればワンチャンあるのでは?(物理方面で) でも「不老」だから筋力そのものがそもそも育たない可能性もある? けどやっぱり「ホムンクルス」だから知識面をどうにかしたいんだろうなあ… 生態上の忘却度合がネックだから、まず知識・記憶の固定化(外付けなり生態強化なり進化なりで)が課題? 鶴喰さんが蜻蛉乃城に関わった際の「餌」だった人も、「平氏」の関係者だったんだろうか? だとすると平氏の「誰」だったんだろう? 当主である文門さんやその補佐をしていた蝶鬼さんが知らない所を見ると、 個人で「蜻蛉乃城」に関わっていた方だったのかな(または他の平氏を出し抜いて新皇になろうとしていたとか?) 今はどうしているんだろうか? 無関係の人の可能性も? 文門さんは両親から一字ずつ名前をもらっている良いよねっていう。 祖父である巌門さん、息子夫婦を殺されるは、 平の当主筋として平一族同胞をかなり亡くしていて 悲しみ方面に感情振り切れてそうというか… ヤゴさんもその辺りを知っていたからこそ ホムンクルス生成実験関連や(親を失った文門さん)孫を使っての復讐ともいえる 手段を選ばない倫理を吹っ飛ばしたような側面が有るけれども 友として、あまり口を挟んだり反目したりせず協力していたのかなとか。 むしろ協力的に関わる事で精神的な負荷を減らす方向で (特に子供であった文門さんや蝶鬼さんのメンタル面の軽減的な意味で) 立ち回っていたりしたんだろうか? 蝶鬼さんと文門さん 蝶鬼さんに関しては、 霊烈傳のメモにおいて「信頼できる重要な仲間の一人」ってあったので、 当時、儀式に失敗し既に放逐した蝶鬼さんは、 「霊烈傳の時点」でも「文門さんにとって大事な存在である」という事実は明示されている。 それと「重要な仲間」とあるので、他にも色んな人がいるんだろうし、 平一族の人たちが全体的に気になる。他にもどんな人がいるんだろう? 子供の頃からの長い付き合いで、(幼馴染みみたいな認識?)公私共にサポートしてくれて 蜻蛉ルートEDからするに、普段は「文門さん(さま?)」って呼んで募っていたみたいだし そんな人が(おそらく)目の前で自分の(計画の)為に死ぬとか、 計画の為に全てを捧げていた文門さんであっても、(霊体で復活するって解ってても) 精神的にかなりくるものが有ったんじゃないかという。
捨てたっていうのも、
計画頓挫の大きな一因になってしまい他の平勢から責められそうというか、 そういう敵意とか諸々から蝶鬼さんを守る為に放逐したのかなあという。
その「側近」である蝶鬼さんが、「計画成就の目前」で「台無しにしてしまう」 (霊烈傳のメモの時点で、立て直す手段が無い。伊代真さんとの初対面時の時も気落ちしている面が見られる)
文門さんや蝶鬼さんの様に、都に親兄弟的な家族を奪われて復讐に燃える人や、 長年都に対し怒りを湛える人・おそらく前当主?である巌門さんに対し忠誠のある人なんかもいただろうし。
そういった人達の失敗の失望や怒りや、やり場のない負の感情もろもろが、 一気に蝶鬼さんに向かう事も考えられるだろうし。
まあ、霊界(冥界)側からみれば「取引」という形であってもご都合過ぎる魂と生死の冒涜みたいな行為の塊、 (多くの死生観でも「自殺」は罪深い・業が多いとされる事案だし、  死んでしかも輪廻に還らない気満々という態度が、霊魂を管理する側から見たら図々しいにも程がある面)
(しかも霊魂を大量に集めて大怨霊とされる人物の復活をもくろむ・「転生」等ではなく「反魂」に近い) のような案件だから (声の件は悪意と復活封じの意味合いなんかもあるだろうけど、それでも霊界側から見たらてぬるい仕打ちの様な気がする) 復活した先で様々な苦しみを味わえ的な。
无現里における「霊界」の面々も気になる。
平の一族が霊界と取引を行う為に使った手段は、代々伝わる『家宝』の内の一つだったりしたんだろうか? または技法や術式なんかが伝わっている系?
ともあれ話せないので事情を説明出来ないだろうし、 (霊体だから筆記が困難そう・ガライヤさんとの修行でその辺は可能になってそう?) 負の面を抱えた集団の中に置いておくより安全で安心できるというか、 頭目(当主)である文門さん自らがそうして示しをつけたとすれば、 他の面々も表面上は何かをする事も出来ないだろうし。
霊烈傳で将門公の復活に文門さん自身も失敗はしているけど、 无現里においては「『闡裡』に阻まれた」というのなら、 割と致し方ない感で許容されそうな感じもある。 (自分達の生きている世界の管理者だし)
黒巫鳥さんに負けて、平の屋敷にまで取り立てられに来られているけれど、 文門さんが勝てないなら平の他の一族さん達も勝てないんだろうし、 情けなく思われる事はなさそうではある。
というか既に勝負けしかけて、一族ぐるみで負けている可能性が多大にありそう…… というか黒巫鳥さんに気圧されてそう。 黒巫鳥さんに盛大に吹っ掛けられてそう……oh……
ガライヤさんから見ての文門さんが「少し変わった」という印象は、 シオンさんに魂を少し食べられた事ととかも 影響が有ったりするんだろうか?
ガライヤさん曰く、前とだいぶ性格が変わっているようだし。
能力使って霊媒師をしていた(魂を遷す能力の練習的な?)とはいっても、 平にとって偉大とも言える将門公をその身に起こすっていうのは覚悟があっても 思う所は有ったかもしれないし… (なんだかんだで魂が入る訳で、徐々に文門さんの魂自体が消滅しそうな感じがする)
「負債の恩」としている辺り、恩を「感謝」ではなく「義務」として捉えてそうな部分もありそうというか、 「祖父等」とあるので平の他の一族内で力のある人達の意思とかも関わってそうだし。 失敗した事で、開き直るというより、 肩の力が抜けて文門さん本来の地の部分が顔を覗かせる様になったのか… というのも有りそうだけど、 霊烈傳の失敗も「全然めげてない」との事だから、キャラメモでの意気消沈ぶりを鑑みると、 やっぱり伊代真さんとツグミさんの存在が大きそうというか、大分持ち直したんだろうなと感じた。
パラさんと文門さん
・今現在のパラさんの体は、時が止まった「文門さんの幼い肉体(不老)」 ・「赤ん坊の頃が一番知識が有る」ホムンクルスの大事な時期を、体を奪われる事で台無しにされた ・スペル牌「フラスコ越しの世界」が有るので文門さんはフラスコ越しに外を自身で見たことが有る ・既にお互いの肉体に魂が癒着しているので剥がすのは命に関わる(それだけ長期間の時間が流れている)  (多分、遷した魂を器に馴染ませる為に時間が必要・徹底して同化させる必要性が有った?) ・文門さんがパラさん(ホムンクルス)の器(肉体)に魂を遷したのは「幼少期」 ・パラさんが体を奪われたのは「赤ん坊の頃」
なので交換当時の状況として
○フラスコの中の小さな赤ん坊のパラさんの肉体(IN 幼少期の文門さん) ○反逆封じの為に厳重に封印された幼少期の文門さんの肉体(IN 人智を超えた知恵を持っているパラさん)
という認識でいいのかな…改めてみると非常にややこしい!
パラさんに関して対処、
不老でもその末が知識と心が赤ちゃん状態っていうのは残酷な仕打ちではあるんだよな… 文門さんが「時が止まったその体」という言があるから、何か肉体に処理が施されている、 もしもの時に活動する予備体的な意味で、文門さんの肉体を保持する為に、 誰でもいいから魂を入れておきたかったのか?とかも考えられるけれど、
「人智を超えた知恵を持っている状況は危険すぎるから、平に逆らえないよう厳重封印」 なので、「恨み節全開の記憶が消える・危険な知恵がなくなる」くらいの状態 (つまるところ知識と心が赤ちゃん状態)なったら、 封印解いてなにがしかの策なり対応なりする・してくれる予定だったんだろうか?
用が有るのはホムンクルスの「肉体」なので、その「中身」の意思・魂であるパラさんは 別に「必要無い」わけで……無くても問題ないなら即時消滅させられてもおかしくない、 むしろ邪魔でしかないので用済みとして処分・消去すればいい存在なのだけれど、
その辺の別の適当な器じゃない、わざわざ今までの自分の肉体(不老の器)を提供する所というか、 「創造者・作製者」の立場からすれば、むしろ損というか、そこ迄「道具」に対し優しくする・親切にする必要は 本来無い様にも感じるので…
巌門さんと文門さんは何を思ってそういう処置をしたんだろうか? あまり怖い意図はないように感じたというか… それとも文門さんが巌門さんにそう嘆願したりしたんだろうか? 両親を失った子供心に、産まれた・創られた魂を殺すっていうのもキツイと思うし… (行われたのは文門さんが子供の頃だったし…)
割と二人の事を考えると、 本当の意味で「捨てる」という事はしない人な感じがする。
そんな感じを伊代真さんとツグミさんは感じ取っている、みたいな。
そういう所も含めて、やっぱり新帝組は好きっていう。 ガライヤさんの所感 ガライヤさんの所感壬鳥さんとガライヤさん兄弟だったりとかするんだろうかっていう。 とい��ても、おでこ付近の渦っぽい?髪型が似てるなあ……的なところしか理由ないっていう。 けどJynXさんは鵐家とか一部のキャラ造形を見るかぎり、(鵐家の髪型・都の銀髪関連とか) 関係性の有るキャラ達には見た目的に関連性を持たせている様に思うので そういう方向性も有るかなあという。 もし兄弟(家族)的な関係性が有ったとして考える、 ・二人の年齢はわからないし、現状二人が「本来の親の存在にあたる人(の情報)が不明」。 ・人間であるガライヤさんが妖怪・妖怪連合とかそういう存在の身近に居る事の違和感。 ・「鳥の名を持つ者は自然と人々の上に立ってしまう」 二人とも本来的に「鳥の名」を持っている。という前提をもって考えるなら、 壬鳥さんは真名探り師が本当の名を見つけているから「鳥の名」持ちとして力を奮っているけれど、 ガライヤさんは拾われた上で名づけられたものだった場合、真名は判っていないだろうし 名前は自身が自覚する事と、自分以外に呼ばれて初めて機能し、そして自身が認識するものだから、 ガライヤさんは本来の名前で無い為、 壬鳥さんほど凄まじい作用はない? 現在の名前が「蓋」の状態になっている? けれどうっすらと既に、その下地として実は「鳥の名」は発揮されており、 ガライヤさんが連合の幹部として既に多くの部下の上に立つ立場にいる事や、実力は凄いある事、 当初は「英雄になる事を目指して新皇の座を狙っていた」という部分に顕れている? なんだかんだで二人とも「強い人に対し好戦的・挑戦的」。 曲名も「ヒーロー見参!!」でヒーロー願望として顕れている感じもあるし、 壬鳥さんは都を是正して民を救っているという意味では「救世主(ヒーロー)」とも見る事が出来る。 背中の羽は「とある神社の御神木」と明記されているけれど、わざわざ「とある」とまであるので 自身がリーダー(神主ではない?)を務めている神社ではなく「別の神社」? 无現里には結構な数の色んな神様の神社があるんだろうか? 海仙さんが言っていた「まぁ僕らのほうが年上だしな、どちらかといえば僕らのほうが親なのかもな」 という言葉が、長生きでガライヤさんが小さい頃から見守ってきたという感じの 割と保護者的な意味合いもほんのり含んだ「親」という言葉のチョイスだったりするんだろうか。 ガライヤさんが拾われた子的な意味で。 もしガライヤさんが拾われた的な子供だったとするなら、 自分が「捨てられた拾われ子」だったから、拾われなかったら死���でいたかもしれない経験があるからこそ、 野垂れ死にしそうだったクラウゼさんを放っておく事が出来なかったのかな、とか。 けど正直わからないから、金章がとても楽しみだったり…なにか色々判明するといいな!
柏木薫さんのあれそれ
弓懸無し且つあの速度であれだけの量の弓矢を放てたり、 敗れてボロボロな状態でも関東圏と関西圏を足したくらいの広さを誇る都全体に、警戒の赤霧を漂わせたりと、
柏木さんも大概人間辞めているレベルの力量をお持ちだと思うというか 実力で衛門督になったのはガチなんだろうなあという。 というか普通に考えても強いよ柏木さん……
それを大したことないと言い切ってしまえる自機勢の力量が異色なんだろうけれど。
ゲームしていると麻痺しがちだけど、无現里において空を飛べる人はそう多くないみたいなので、 (无現里でも能力を持っている事自体珍しいっぽい・ほとんどの人が持ってない) 割と連縁(无現里に於いて)で「空を飛べる」・「弾幕が撃てる」・「スペル牌勝負が出来る」方達は 一定以上の実力が有ると見て良いんだと思う。
何故「衛門督」もとい警護を志すようになったんだろう? 最初こそ華やかな(雅な?)皇族警護という職に憧れてなったけど、 大鏡の力が切られて腐敗しきっていた都の現状を正常に理解出来る様になって うんざりしていた所を壬鳥さんに勧誘された?
その辺考え始めると都ルートの人達年齢いくつ位なんだろうという疑問が…
大鏡の洗脳効果が既に切れていても、少なくとも癒着や腐敗ぶりを受け入れていた者も居た中で それらに正しく憤慨出来る&殺してでも現状を変えなくてはいけないと思える クーデターに率先して参戦を決断する辺り、柏木さんかなり苛烈とまではいかないまでも 都が好きというか大切に思う心はしっかり有るんだろうなという。
クーデターの誘いを受ける前から衛門督だったのか、 それとも誘いを受けてからクーデターをスムーズに行う為に、衛門督になったのか。
少なくとも柏木さんの台詞の端々に衛門督という職に誇りは持っているのは感じ取れるから前者っぽい?
もし最初は憧れや誇りを持って勤めていた・目指していたけど鏡の力が切られて、 護っていたもの(警護するであろう)が醜悪で不快な存在である事に 徐々に違和感・戸惑いから確信に至る過程があったら、 間近で目の当たりにする分 精神的に相当きつかったのではなかろうか… けどその辺は年齢が判らないと判断しかねるので保留。
誘いが有った時もお互い弓を扱う者としてその力量を把握していて 壬鳥さんが元帥だった頃から見知っているだろうし、 共に狂っている都の現状について吐露していたりしたのかな?
まあクーデター後は規模も予算も縮小されてしまっているんだけどな! 帝の身辺警護的な側面から見て旧王朝の遺物(大嫌いな先帝を想起させる)的なところも有るから、 それだけでも十分すぎる程に、壬鳥さん的には解体したい気持ちが多分に有りそうだけれど……
けど壬鳥さんも最終的に五衛府は潰す気はなさそうにも感じる。
そもそも刑事(軍事)的組織は一強にすると腐敗していくものだし(犯罪隠匿)、 互いに互いを監視したり切磋琢磨していく可能性もあるだろうし (元は両方腐敗の近くに存在した組織だけど、身辺警護=先帝を思い起こす分、当たりが強そう)
色々有ったけどあそこまで上り詰めた柏木さんが頑張れる・壬鳥さんはその過程を知っている事を思うと、 無くさない事そのものが、柏木さんに対するクーデターに協力してくれた感謝の形なのかもしれない?
皇御軍の気風(軍隊的な)に馴染めないけど都は守りたいという人達の受け皿にも成り得るだろうし
作品中に明示されてはいないけれど、五衛府の人達に慕われているかもしれないし…… というか他の五衛府の皆さんもやっぱり肩身が狭いんだろうか… 柏木さんと五衛府の明日はどっちだ!
けど舐められる事に関しての一番の問題は 柏木さんのひととなりとコミュニケーション力に因る所が大きいんだろうな…
ゲーミング濃霧とかやっちゃう位だしな…
情報伝達がしっかり為されていないっぽいのは肩身の狭さの問題として、 警護を旨とする仕事で顔と名前の記憶があやふや曖昧だったりするのは、 (指名手配犯や注意人物の把握・貴人などの安全確立や立場としての振る舞いを行う為に) 人の上に立つ立場として結構致命的であると思うのだけど、
そういった事が苦手な側面は柏木さん本人の能力的問題なのか、なにか由縁ありきなのか? または能力の瘴気の影響とか、「濃霧=周りが見えない(見えていない)」の暗喩だったりとか?
大鏡が割れた後は利き腕が逆(本来の形に戻る)になるけれど、筋肉回り大丈夫なんだろうか? 天影戦記は繰り返しの物語だから、それを見る事が出来るのは後日になるんだろうけれど。 壬鳥さんもそうだけど、弓術を扱う人って立ち姿がとても綺麗なので、 柏木さんめっちゃ姿勢良いんだろうな。
曲名も副題も優雅で良き。
個人的にご飯しっかりいっぱい食べて幸せになって欲しい…
ゼノアさんのあれそれ
「Xeno a」の「a」が離れている事はJinxさんが仰っていた「考察どころ」との事。
Xenoは別の単語の上に来ることで初めて意味を成す単語。接頭詞。
「a」は一番目・単位・数えられる存在などを指す。 「A to Z」や「A to Z of」などで「始めから終わり」「すべて」の意味も。
「Xeno」自体は「異人・異物・奇妙な・異種・外来」幽霊を指して使われる事も。 「Xeno」は「Xenos(古代ギリシャ語)」由来=「変わった・奇妙なもの・外国人・外国の・客・外国人・不思議な」 他の世界から訪れた客人(まれびと)的な感じ?
レイくんがゼノアさんを「仲間」?的なニュアンスで言っているので、 Jinxさん曰く天影戦記の「サブイベントはだいたいゼノアのせい」との事も含めて 存在そのものが文字通り Android (オペレーティングシステム)的な能力の役割や在り方なひとなんだろうか?
「無(无)への問い」的な要素関連や宇宙創造の法則関連の式的なもの、 ちょっとした神道関連や仏教(霊魂云々)を含む 宇宙科学論を思わせるキャラ達などが漂う連縁のなんかあれそれ。
量子宇宙論から見る「無=无現里」?
ゼノアさん=人間原理 雀巳さん=モナド(一元論) 頬赤さん=Dualism(二元論)
藪雨さん=宇宙ひも M理論 玄鳥さん=超弦理論 クラウゼさん=原始ブラックホール
なんとなくそれっぽい様なものをあげてみる。 他にもなんか色々含んだ人がいるのかもしれない?
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amgmst · 2 years
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ANIMUSEUM 10th Anniversaryセトリ解説お気持ち表明文
まずは、改めましてこの度のANIMUSEUMにお越しくださった皆さん、企画運営頑張ってくれた方々、箱のスタッフさん皆さん、関係各位に大きな感謝を。本当にありがとうございました。感想諸々ありますが、早速本題に入ります。
1~3, Burn My Dread→Heartful Cry→Burn My Dread -Last Battle-
学生当時ハマっていたペルソナ3より。前のもに蔵からがっつり空気変えていきたいなという気持ち。Heartful CryはP3Fでしかかからない曲なんですがかかる場面がまた… 
4,染み - HOWL BE QUIET
「迷宮ブラックカンパニー」のOPですね。ペルソナの影時間に現れるシャドウパレスも迷宮だし、という繋ぎ。けものみちと言いこういう小西さんのお芝居大好き。
5,JUMBLE TOWN - 寺島拓篤
てらしーはいいぞ。彼も今年でアーティスト活動10周年なので。
6,LOVE TOGETHER - NONA REEVES
会場に来られなかった初期世代キターに向けて。卒業後会えてないなぁ。元気してるかい?
7,Shadow and Truth - ONE Ⅲ NOTES
自分は「ACCA13区監察課」がめちゃめちゃ好きです。生朗読劇のチケ取れてたのに台風で中止になって泣いた。後に出た円盤はもちろん買った。生であびたかった~。
8,Striking Diamond - ジェダ・ダイヤモンド (伊波杏樹)
自分はナナシスに幾度も背中を押されてきたオタク。ジェダ役の伊波杏樹さんの歌声がめっちゃ好き。YouTubeにデモが上がってるので見て。あと所属事務所のネットショップで販売されている「Fly Out!!」もまぁ最高。
9,Blue Sky - Trident
会場に来られなかった初期世代ひっきーに向けて。はよ元気になってね!
10,Wish me luck!!!! エクレアedit.
自分は「はるかなレシーブ」がめちゃめちゃ好きです。キャラソン欲しさに円盤を全巻揃えました。なんなら「ツナガル」も使いたかった。円盤特典で入っているEDのソロver.を推しのエクレアペアでedit.を作成。
11,Follow me! - 鬼頭明里 
鬼頭明里さんの曲も好き~この曲は箱映えする音だしめっちゃ好きなので。
12~14,code break→Time to attack - fancy dresss mix→Gatchadance
スーパー岩崎琢タイム!!!ペルソナに続きLotus Juiceさんもめちゃめちゃ好きなので。このコンビは最高。そして会場に来られなかった初期世代こーたに向けて。会えるかもと思って楽しみにしてたのになー。残念。フロアから中指立てられる覚悟してたのに。
15,Kiss Kiss Kiss - 小野大輔
自分の居た頃の新潟を代表する1曲。新潟は振付曲は踊ってナンボ。そしてこの曲って言ったらお~かさん。一緒に踊れて楽しかったー。
16, SHAKE! SHAKE! SHAKE!  - ��田雄馬
タイトル繋ぎ。この2曲とても親和性が高い。振り入れが甘かったのは反省。もっとキレよく踊りたかった。
17,Shocking Blue - 伊藤美来
アニメも好きだしキャラソンも優秀だし音泉で配信されていた「武装少女マキャヴェリズムすくすく矯正するラジオ!」はめっちゃ好きだしやっぱ最高だな。亀鶴城メアリが好き。ちょろかわ。
18,ディアマイフレンド - 星野みやこ(CV:上田麗奈)&松本香子(CV:Lynn)
わたてんのキャラソン優秀すぎませんか……自分の前に花ちゃん(CV.指出毬亜さん)の曲もかかって無限にうなづいてた。そして自分はLynnさんと上田麗奈さんがすっきすっき。全人類超A&Gで「Lynnのおしゃべりんらじお」と「上田麗奈のひみつばこ」を聞いて。しゃべりんはYouTubeの超A&Gチャンネルにてアーカイブがあります。そしてひみつばこの「こら」のコーナーは必聴。オタク笑��不可避。
19,宝箱 -TREASURE BOX- - 奥井雅美
「私に天使が舞い降りた」も「SHIROBAKO」もクリエイターアニメでしょ?そうです。そういうことにしてください。まあ単純に 「SHIROBAKO」好きなので。趣味とはいえDJもイベントも自分で考えて何かを生み出す活動だと思っているので、たまに見返して俺も頑張ろうってなる作品。
20,CANDY☆POP☆SWEET☆HEART - 新谷良子
会場にいたけど今回ステージには立たなかった初期世代もろこしに向けて。新潟でも頑張ってな。次は一緒にやんぞ!
21,youthful beautiful - 内田真礼
締めに向けてアーティスト的にも、曲のメッセージ的にも、なんならBPM的にもまぁ最適な1曲。内田真礼さんの曲の中で一番好きな曲。曲かけた時まじで崩れてしまいそうになってた。てかほぼ崩れてた。
22,Congrats!! (with Friends) - 内田雄馬
あにみゅ10周年本当にありがとうそしておめでとう。内田雄馬さんが最高の曲を最高のタイミングでリリースしてくれたことにも感謝。 Congrats!!(with friends)て。今回のイベントにめちゃめちゃ合ってるやん使うしかないやん。教えてくれたオタクに感謝。
以上です。学生の頃はDJやってなくて社会人になってから始めました。人前でのDJの経験はほぼゼロな奴があんな良い箱で大好きな友達に囲まれながらやれて幸せもんだなぁと。DJ前に話をした人はみんな大丈夫だよって言ってくれたし、DJ後に良かったよって言ってくれる人もいたし嬉しかったです。昔なじみのオタクたち、はじめましての後輩たち、会って話せてほんと良かった。また新潟でDJしたいな。ちなみに過去に録ったMIXが下記リンクから聞けるのでご興味ありましたら是非。皆さんほんとお疲れさまでした。また逢う日まで。それまではインターネットでよろしく。
https://www.mixcloud.com/amgmst/
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ryuukouji · 2 years
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玉敷神社フィールドワーク ~神社とお寺の違い~
4月、5月と寒暖差が激しくなる陽気が多い中
元気にこども寺子屋社会科見学フィールドワークは
玉敷神社へお寺との違いを探りに行って参りました。
また、この時期は藤も満開でクマバチの生態も観察できました。
加須市教育委員の猪股さんにも引率をお願いしております。
宮司さん、神主さんにご挨拶です。
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手水鉢にゴールデンウィーク中はひよこのピーちゃんがあります。
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春季大祭にて五穀豊穣・無病息災・子孫繁栄を祈り、
神楽にて神様をおもてなしします。
鈴の音色はここにいますよと自分を神様に伝えます。
お寺ですと、 鐘の音色は自分や人の心に語り掛けます。
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今回は加須市観光大使でフラダンス講師の高橋恵子さんに引率と
ミツバチ愛好会の方でもありミツバチの生態を説明していただきました。
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鬼滅の刃で藤の家紋が使われているせいか、
コスプレの撮影が多かったです。
藤の花と一緒にハイポーズ!
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拝殿の前に玉串づくりです。 
本殿には入れませんが、
本殿につなぐ幣殿までに入るためには玉串を作らないと入れません。
神式の葬儀・告別式、七五三やお宮参りの際に行う「玉串奉奠」では、
この玉串を祭壇に捧げます。
奉奠(ほうてん)は、謹んでお供えすることを意味し、
玉串奉奠は神様に玉串を謹んでお供えするという意味を持ちます。
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玉串を持っていざ拝殿へ参ります。
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靴の脱ぎ方ですが、
神様に背中を向けてはいけないので
靴はそのままの向きで脱ぎます。
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いよいよ拝殿です。 
神主さんに頭を下げて お祓いをして頂きます。
幣殿へ玉串に願い込めてお参りします。
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玉敷神社を後ろによき思い出の記念撮影ができました。
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別日ですが、近隣の騎西城にも歴史探検に行っております。
記念撮影後、お寺に戻り、神社との違いをまとめました。
4月から5月にかけて行ってきた
総まとめの宮司さんにインタビューや拝殿、
玉串づくりや作法など、とても貴重な体験ができました。
ひとえに神社関係者の皆様、
こどもの取り組む姿勢やご同伴して頂いた皆様、
保護者様のご理解とご協力のもと、
叶えることができました。
誠に感謝しております。ありがとうございました。
今回の企画で確かな感触、共通点があったのは
自分に向き合う『心の在り方』です。
願いや思いは千差万別、
その先に叶えたい幸せや喜びは千里同風、
だからこそ、神社仏閣には
答えがない正解がない分からなくていいことに
価値を置くものだと確信しました。
もし神様が応えや正解を言ったら人はどう思うでしょうか?
分からないから、人は努力し、
強く思い願うからこそ希望や夢を叶え、
成功や失敗を繰り返し、
人として心と身体の成長や包容力、
人間力に繋がるのだなあと感じました。
神社仏閣は学校や一般社会の在り方とは
真反対の位置にあり、
異空間を感じ癒され
パワースポットとなるのだなあとも思います。
これから国際化や機械化、少子社会に向けて
加須市の地域も知れ、
外国の方に日本人として誇れる自己表現の感性として
充実した日々でした。
この企画はシリーズ化していきたいと思います。
玉敷神社の宮司さん神主さん、関係者の皆様、
ご協力、誠にありがとうございました。
こども寺子屋 保科基晴
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@xlisa_olivex @arashi_5_official @naniwadanshi728official @sore_snowman_tbs @bts.bighitofficial @niziu_artist_official @nogizaka46_tv @le_sserafim @akarikito1016 @yoasobi_official 俺が大好きな歌手、アイドルです! LiSA:LADYBUG TOURピアアリーナ, Eve & Birth武道館 嵐: 国立final、hawaii、DIGITALIAN、宮城、Japonism、are you happy?、 untitle、5✖️20! なにわ男子:728にデビュー! 俺の誕生日 Snow Man:滝沢歌舞伎が最高 BTS:dynamiteから好きに NiziU:リマとミイヒが好き 乃木坂46:齋藤飛鳥が好き LE SSERAFIM: 宮脇咲良が好き 鬼頭明里:禰󠄀豆子から本格的に好きに YOASOBI:群青がめっちゃ好き 繋がりましょう! #lisaっ子と繋がりたい #嵐ファンと繋がりたい #なにわ男子担と繋がりたい #snowmanと繋がりたい #bts好きな人と繋がりたい #niziu好きな人と繋がりたい #乃木坂46好きな人と繋がりたい #lesserafim好きな人と繋がりたい #鬼頭明里さん好きな人と繋がりたい #yoasobi好きな人と繋がりたい https://www.instagram.com/p/Ccu_dlsB0IX/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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trinityt2j · 3 years
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ダ-ティ・松本 不健全マンガ家歴30年[-α]史 ●はじめに  この文章は同人誌「FUCK OFF!7」において書かれたものをベースにして逐次増補改定を加えていき、いずれ歴史の証言として、[というほど大袈裟なものでは無いが…]一冊の本にまとめたいという意図のもと、近年どんどん脳が劣化していくダ-松の覚え書きとしても使用の予定。事実関係は間違いに気付き次第 訂正。同人誌発表時のものも今回自粛配慮して、実名、エピソード等を削除した箇所有り。有り難い事に某出版社よりすでに出版打診があったがまだまだその時期ではない、マンガを描く事が苦痛になったら活字の方も気分転換にいいかも…。 /*マークは今後書き加える予定のメモと心得たし。 ●前史/修行時代・1970 さいとうプロの短くて濃い日々……  1968年に上京。数カ月後東京は戦場に。熱い季節の始まりだった。 2年後親元を飛び出し友人のアパートに転がり込む。場所は渋谷から井の頭線で駒場東大駅下車、徒歩5分。地図で見ると現在の駒場公園あたり。昼間でも裸電球を付けなければ真っ暗という馬小屋のような部屋。数メートル先には当時の建設大臣の豪邸が…。前を通りかかるだびに警備のおまわりがじろり。  いつまでも友人に迷惑もかけられないのでとりあえずアシスタントでも…と手元にあったマンガ誌をひっくり返し募集を探す。幸いさいとうプロと横山まさみち氏のところでアシ募集があり両方応募。どっちか一つ通れば…と思っていたら何と両方受かってしまい、双方に条件を聞く。当時高円寺 のアパート、風呂無し4畳半の部屋で相場12000円の時代。前者一ケ月の給料10000円、後者20000円との事。給料の方がボロアパートの家賃より安いとは…!どう考えても前者は食う方法がないと判断し、後者さいとうプロへ入社。  ここに居たのはたったの半年に過ぎないけれど今思えばこれだけで本が一冊描ける位の濃い半年だった。しかしこのあと2X年分も書かねばならないことを思えば今回はいくつかのエピソードを書くだけに留めよう。  ダー松が入った時は小池一夫氏[クビ?]、神田たけ志氏や神江里見氏、きしもとのり氏[現・松文館社長]等と入れ替わりの時で、きし氏の女遊びの凄さと神江氏の絵のうまさは伝説になっていた。現在「亀有」「ゴルゴ」が歴代単行本の巻数の多いベスト1、2位だが[ともに100巻を越えた]、3位は神江氏の「弐十手物語」[70巻以上]だという事は知ってる人は少ないだろう。  当時の制作部は、さいとうたかを[以下ゴリ]をトップに石川班[ゴルゴ13、影狩り]、甲良班[バロム1]、竹本班[シュガー、どぶ等]の3つに分かれ、それぞれのキャップにサブ・チーフが一人づついて、ヒラが2~6人いるというシステムで総16名。独立し現在も活躍中の叶精作、小山ゆう、やまさき拓味の3名がそれぞれの班のサブ・チーフ。ダー松は石川班で左右1メートル以内に叶氏とゴリにはさまれ、のんびり出来ない状態で、はなはだ窮屈。叶氏はほとんどマンガ家になりたいとも思った事のなかった人で、設計事務所みたいなところで図面を引いていた人がなぜマンガプロダクションに来たのか不思議だった。格別マンガ好きというわけでもなかったせいか現在まで全ての作品が原作もので、オリジナルは一本もないのはそのせい?祭りなどの人がうじゃうじゃ出てくる群集場面が得意。 やまさき氏は大の競馬好き、現在競馬マンガを多く描くのは当時からの趣味が生きたというべきか。もう一つの趣味である風俗についてはここでは書くのは差し控えよう。小山氏は後日ここの事務の女性と結婚するが、当時はつき合っているとは誰も知らず、スタッフの一人がやめる時その女性に交際を申し込んだら、茶店に呼び出されて小山氏からと凄まれたと聞いたが嘘か本当かは不明。  ここでの生活は新入り[ダー松を含めて3名]は朝の9時前に会社に行き、タイムカードを押し、前日のごみをひとまとめして外に出し、トイレ掃除をして、16人分のお茶を2Fで入れて制作部のある3Fへの狭い階段をふらふら昇り、机ごとに置いて歩き、終れば、一息ついて買っておいたパンと牛乳を3分で食べて、やっとそれから仕事。しかし新入りの3名の内1人折茂は常に遅刻なのでいつも佐藤と2人でやっていた。佐藤も遅れる時はダー松1人で。辞めてから10年位、16人分のお茶を持って階段をふらふら歩きお盆をひっくり返す夢をよく見たものだが、実際ひっくり返したのは折茂と佐藤の2人で、よく茶碗を割っていた。 たまには夕方6時には帰れるが、普通は夜10時までで、アパートに帰って銭湯に行けばもう明日にそなえて寝る時刻、このくり返しの日々。週1日は徹夜で明け方に帰り、その時は当日の昼12時出勤。休日は日曜日のみで忙しい時はそれも取り消し。つまり休みは月3日。[これで給料2万円!]そんな日々の繰り返し。  夕方までは皆和気あいあいと仕事していたが、ゴリが夕方6時頃に「おはようさん」と現れると、全員無駄口がたたけなくなり、仕事場はシーンと静まり返り、以下その日が終わるまでは疲れる時間がただひたすら流れるのみ。 当時石川班は「ゴルゴ13」と「影狩り」を描いていたがゴリは主人公の顔と擬音のみ。マジックで最後に入れる擬音はさすがに入れる位置がうまいと感心。ゴルゴの顔はアルバムに大小取り混ぜてコピーがとってあり、忙しい時は叶氏がピンセットで身体に合わせて「これが合うかな~」といった感じで貼り付けていた。  その頃すでに「ゴルゴ」は近々終わると噂されていたが、現在もまだ続いているとは感嘆ものだ。 ゴリと石川氏が「ゴルゴ」の最終回の終わり方を話しているのを聞いたら、何ともつまらない終わり方。しかしあれから20年以上も経つ事だし、きっともっといい終わり方を考えてあるだろうなと思っていたら、先日TVで本人が最初から考えてある終わり方だと言うのを聞き、がっくり。企業秘密だろうから書かないが、作品の最初の方に伏線が数度出ているのでわかる人にはすぐわかる筈。  辞めた小池一夫氏とさいとうプロに何があったかは知らないが、漏れ聞く話では結構もめ事があったみたいだ。 「子連れ狼」で「ゴルゴ13」と同じ設定の回があった時、「小池のガキャー訴えたるー!」とゴリが吠えていたものだが、結局たち消え。さいとうプロ作品で脚本を書いた本人が辞めた後、他の作品で同趣向の作品を書いても著作権は脚本を書いた原作者のものだと思うがどんなものだろう。その回のタイトルは忘れたが、ある場所に居合わせた人々が武器を持った集団の人質となり、その中に素人だと思われていた主人公、実は殺しのプロフェッショナルがいて、次々とその集団を殺していく、といったプロットで、ミッキー・スピレーンの短編に同じような作品があり、本当に訴えていたら恥をかいたと思うが・・・。  そういえば事務の方には山本又一郎という男がいたが、後年映画プロデューサーとして 「ベル薔薇」や「太陽を盗んだ男」等を創る事になるが、この野郎が生意気な男で当時皆に対して10歳は年上、といった感じの振る舞いだったが後日俺と一つしか年が離れてなかった事を知り、そんな若造だったとは、と皆怒ったものだ。以来奴の事を「マタさん」から「クソマタ」と呼ぶようになる。  さて半年後に先輩たちが積もり積もった不満を爆発させる反乱事件が勃発し、2年は居るつもりでいたここでの生活も、辞めるか残るかの選択を迫られる。残ればさいとうプロの現体制を認める事となるので、ダー松も退社。 しかし反乱グループとは別行動をとって一人だけの肉体労働のアルバイター生活へ突入。超ヘビーな労働の製氷工場、人使いの荒い印刷所、命綱もない高所の足場で働く建設現場等々。トラックの助手をしていた時は運ちゃんが「本宮ひろしって知ってるか?うちの息子の友達でさぁ、昔、おっちゃんメシ食わしてくれーなんて言ってきたもんだが、今は偉くなっちゃってさー、自分のビル建てたらしいよ。赤木圭一郎みたいにいい男なんだ。」とうれしそうに話してくれたが、運ちゃんには悪いがそいつは今も昔も一番嫌いなマンガ家なんだ。あの権力志向はどうにかならんか。天下を取る話ばかりだもんなぁ。  ところで後日、単行本の解説で高取英が「さいとうたかをのヤローぶっ殺してやる!」とダー松が言ったなどと書いているが、小生はそんな危ない事言った覚えはないのでここできっちり訂正しておきます。 「会社に火ィつけてやる!」位は言ったかも・・・[嘘] 。 悪口は言っても別に怨みなど無い。ところでアシスタントとしてのダー松は無遅刻、無欠勤以外は無能なアシだったと反省しきり。理想的なアシスタントとはどんなものか、それはまた別の機会に。 *入社試験はどんな事を? *さいとうプロには当時ほとんどろくな資料は無かった? *ハイジャックの回の飛行機内部の絵は、映画「大空港」を社内カメラマンが映画館で写してきたものをもとに描く。 *当時のトーンは印刷が裏面にしてあり上からカッターでけずったり出来ない。 *トーンの種類は網トーンが数種、それ以外はほんの3、4種類位しかなかった。 *仕事中のB.G.M.はアシの一人が加山雄三ばかりかけるので大ひんしゅく。好評だったのは広沢虎造の浪曲「次郎長三国志」、初代桂春団次の落語。眠気もふっとぶ位笑えた。 ダ-松が岡林信康の「見る前に跳べ」をかけてるとゴリは「何じゃー!この歌は!」と怒る。名曲「私たちの望むものは」はこの男には理解不能。 ●1 9 7 1 ~ 1 9 7 4  持 ち 込 み & 実 話 雑 誌 時 代    当時は青年劇画誌全盛時代で、もともと望月三起也氏や園田光慶氏のファンで活劇志向が強く、 主にアクションもののマンガを描いて持ち込みに行っていた。今のようにマンガ雑誌が溢れかえって、山のようにマンガ出版社がある時代ではなく、数社廻るともう行くところがない、という状態で大手では「ビッグコミック」があっただけで 「モーニング」も「スピリッツ」も「ヤン・ジャン」も当然まだない。テーマを盛り込んだ作品を持って行くと編集から「君ィ、うちは商売でやっているんだからねぇ」と言われ、アクションに徹した作品を持って行くと「君ぃ、ただおもしろいだけじゃあねぇ」と言われ 「おい、おっさん!どっちなんだ?」とむかつく事多し。この辺の事は山のように書く事があるが、有りすぎるのでパス。 *そのうち書く事にする。  ただ金属バットで頭をカチ割って脳みそをぶちまけてやりたいような奴が何人もいたのは事実。今年[’97]「モーニング」に持ち込みに行って、断られた奴が何万回もいやがらせの電話をかけて逮捕された事件があったが、そのうちトカレ���を持って殴り込みに行く奴が出てくるとおもしろい。出版社も武装して大銃撃戦だぁ!などと馬鹿な事書いてどうする!とにかく持ち込みにはいい思い出が何もない。そんな中、数本だけ載った作品は渡哲也の映画「無頼」シリーズの人斬り五郎みたいな主人公がドスで斬り合う現代やくざもの[この頃の渡哲也は最高!]、ドン・シーゲルの「殺人者たち」みたいな二人組の殺し屋を主人公にした『汚れたジャングル』、陽水の「傘がない」が好きだという編集さんの出したテーマで車泥棒とブラックパンサーの闘士とのロード・ムービー風『グッバイ・ブラザー』、拳銃セールスマンを主人公にした『ザ・セールスマン』、等々10本ちょい位。  さてその頃並行してまだエロマンガ専門誌といえるようなものがなかったような時代で、実話雑誌という写真と記事ページからなる雑誌に4~10ページ位を雑誌の味付けとして描かせてもらう。当時、お手本になるようなエロマンガなど皆無で、エロ写真雑誌を古本屋で買ってきてからみのポーズを模写。マンガで裸を描く事はほとんど初めてで、これがなかなか難しいのだがエロシーンを描くのは結構楽しい。当時出版社に原稿持って行き帰りにグラフ誌をどっともらって帰るのが楽しみだった。SM雑誌の写真ページも参考になる。なお当時のペンネームは編集部が適当につけた池田達彦、上高地源太[この名前はいけてます。また使いたい]等。その数年後、逆にマンガが主で記事が味付けというエロマンガ誌が続々と創刊される。 *さいとうプロをやめたあと編集や知人に頼まれて数人のマンガ家の所へ手伝いに行く。秋田書店「漫画ホット」で『ジェノサイド』を連載中の峰岸とおる氏の所へ行き、仕事が終わったあとまだ売れてない頃の榊まさる氏も交え酒を飲む/川崎のぼる大先生のところへ数日だけ/3000円たこ部屋/小山ゆうオリオンププロ *当時のアルバイトは記憶によると時給150~200円位/大日本印刷市ヶ谷駐屯地/坂/ *一食100円/どんなに貧しい漫画家もみかん箱の上で書くやつはいない/TV萩原サムデイ *ろくでなし編集者 ●1 9 7 5 ~ エ ロ マ ン  ガ 誌 時 代 に 突 入   実話誌は意外とエロは抑え目で描くように口すっぱく言われていたのだが、以前活劇っぽい作品を描かせてもらってたが潰れてしまった出版社にいた児島さんが編集する「漫画ダイナマイト」で打合せも何にもなしに好きに描かせてもらい、ここでエロマンガ家としての才能[?]が開花する。描いてて実に楽しく眠る時間がもったいない位で、人に睡眠時間が必要な事を恨んだ程。出来る事なら一日中休まず描いていたい気分で完全にはまってしまう。  初の連載作品「屠殺人シリーズ」はこの頃から/『漫画ポポ』。中島史雄氏は大学時代にこの作品を見ていたとの事で、トレンチコートにドクター・ペッパー模様のサイレンサーつきマグナム銃で遊戯人・竜崎一也が犯しまくり殺しまくり、サディスト、マゾヒスト、殺人狂、まともな奴が一人も出てこない性と暴力の祭典。ちなみにタイトルページは描かないでいい、との事でどうするのかと思っていたら編集部が中のワンカットを拡大してタイトルページを創り、1ページぶんの原稿料をけちるというせこいやり方だった。けちるといえば、原稿の1/3にCMを入れる際、原稿料を1/3削った会社もあり。 ●1 9 7 6 ~   後に発禁仲間となる高取英と出逢い、『長編コミック劇場』で「ウルフガイ」みたいのをやろうと、怒りに震えると黒豹に変身してしまう異常体質の主人公を設定し、獣姦のイメージで「性猟鬼」なるエロマンガをスタート!しかしその号で雑誌が潰れる。この路線は今でもいけそうな気がするがどんなものだろう。  この頃の珍品に「快楽痴態公園」がある。タイガースに11-0とワンサイドで打ちまくられ、怒ったジャイアンツファンのおっさんが公園でデート中の女をずこずこに犯りまくり、その間にジャイアンツは9回裏に12-11とゲームをひっくり返してしまうのである!その時のジャイアンツの監督はもちろんミスター長嶋、先発堀内、打者は柴田、土井、高田、王、張本等々がいる。タイガース監督は吉田、ピッチャー江本、キャッチャーフライを落球する田淵、そしてあの川藤もいる。解説は牧野…… ●1 9 7 7 ~   上記2作品を含む初の単行本「肉の奴隷人形」が久保書店より発行。後にリングスの会場で逢った佐竹雅昭氏はこの本が一番好きとの事だった。  「闇の淫虐師」もこの年スタート。一話完結でバレリーナ、バトンガール等々、毎回いろんな女たちをダッチワイフのごとくいたぶりまくるフェチマンガとして1979年まで続け、単行本は「堕天使女王」「裂かれた花嫁」「エロスの狂宴」「陶酔への誘い」「終りなき闇の宴」の全5巻。ちなみに今年「闇の淫虐師’97」を『コミック・ピクシィ』にて発表。いつか『闇の淫虐師・ベスト選集』でも出したいところ。 [’98に実現、’99には続刊が出る] ●1 9 7 8 ~   久保書店より第2弾の単行本「狂った微惑人形」。収録作品の「犯された白鳥」は持ち込み時代に描いた初のバレリーナもの。結構気に入っていた作品なのに、後年再録の際、印刷所の掃除のおばさんが捨ててしまい、この世にもはや存在しない不幸な子となる。[’99に宝島スピード・ブックに本より直接スキャンして収録]  エロ、グロ、ナンセンスの会心作「恍惚下着専科」を発表。サン出版より同名の単行本発行。また同出版より「コミック・ペット/堕天使画集」として今までの作品を続々単行本化。全10巻位。これは今でも古本屋で流通しているとの事で、まだまだ世間様のお役にたっているらしい。  この年、「堕天使たちの狂宴」を描いていた『漫画エロジェニカ』が発禁処分、来年でもう20年目となる事だし、当時の人たちと集まってその大放談を収録し「発禁20周年特集号」でも創ってみようかと計画中。さて当時の秘話としてもう時効だろうから書いてみるけど、前述の『堕天使画集』に「堕天使たちの狂宴」は収録される事となり、当然修正をガンガン入れて出版されるものと覚悟していたら、米国から帰国後出来上がった本を見ると発禁になった状態のまま再録されている!以下桜木編集長との会話 ダ/いや~、いい度胸してますね。 編/だって修正してあるじゃない。 ダ/その修正状態で発禁になったんですよ 編/・・・・・ ダ/・・・・ 以下どんな会話が続いたのか失念…… それにしてもサドの「悪徳の栄え」の翻訳本は発禁後20年以上して復刻されたけれど、「堕天使たちの狂宴」は半年もしない内に単行本になっていたとはエロ本業界とは何といいかげんな世界!しかし作品そのものは、今見るとリメイクする気にもならないどうという事もない可愛い作品で、結局あれもあの時代の姑息な政治のひとかけらに過ぎなかったのだろう。いい点があるとしたら一つだけ、それまでのエロマンガになかった瞳パッチリの少女マンガ的ヒロインを登場させた事位か。今の美少女エロマンガは本家の少女マンガもかくや!という位眼が大きいが当時としては画期的だったかも。 ●1 9 7 9 ~   この年の「淫花蝶の舞踏」は「堕天使たちの狂宴」よりずっといい/『漫画ソフト』。今年出た「別冊宝島/日本一のマンガを探せ!」でベスト2000のマンガがセレクトされているが、ダー松の作品の中ではこの作品が選ばれている。教師と生徒、二人の女たちが様々な男たちの手によってに次々ともてあそばれ、闇の世界を転々として再び巡り会う時、女たちは蝶と化し水平線の彼方に飛び去り、男たちは殺し合い血の海の中で屍と化す。ダー松作品にはこのように男根が女陰の海に飲み込まれてに負けるパターンが多い。[性狩人、遊戯の森の妖精、美少女たちの宴、人魚のたわむれ・・等々]  この年からスタートの「性狩人たち」シリーズ[劇画悦楽号]はバレエ、バイオレンス、SEXの三要素がうまくからみあい、それぞれが頂点まで達する幸福な神話的作品だ。ここから派生した路線も多く、美少年路線は’83の「聖少女黙示録」へ。身体障害者路線は’80の「遊戯の森の妖精」、’84からの「美姉妹肉煉獄」へと繋がる。’81の最終話「ハルマゲドンの戦い」ではせりふなしで24ページ全てが大殺戮シーンという回もあり、中でも一度やりたかった見開きで銃撃戦の擬音のみという事も実現。こんな事がエロマンガ誌で許される時代だった。ちなみにこの回は[OKコラルの決闘・100周年記念]だが、何の意味もない。単行本は最初サン出版より、その後久保書店より「白鳥の飛翔」「少女飼育篇」「ヘラクレスを撃て!」「眼球愛」「海の女神」の全5刊。現在入手出来るのは後の3刊のみ。[「海の女神」も最近在庫切れ]  この年出た「人魚のたわむれ」の表題作は性器に{たこ}を挿入するカットを見た編集長が「・・・[沈黙]・・・頭おかしいんじゃ・・ブツブツ・・気違い・・・ブツブツ・・・」と呆れてつぶやいていたのを記憶している。たこソーニューは今年出た「夜顔武闘伝」で久しぶりに再現。なおこの作品は’83にマンガと実写を噛み合せたビデオの珍品となる。水中スローモーションファックがなかなかよい。 ●1 9 8 0 ~   なぜか「JUNE」の増刊として作品集「美少女たちの宴」がサン出版より出版され、その短編集をもとに脚本化し日活で映画が創られる事となる。[「花の応援団」を当てたこの映画の企画者・成田氏は日活退社後「桜の園」等を創る。]その際、初めて映画撮影所を見学し、せこいセットがスクリーン上ではきちんとした絵になってるのを見て映画のマジックに感心。タイトルはなぜか「性狩人」で、’96にビデオ化された。監督・池田敏春のデビュー第2作となり現在までコンスタントに作品を発表しているが、出来のいい作品も多いのになぜか代表作がない。初期の「人魚伝説」が一番いいか。  この映画に合わせて「美少女たちの宴」を2~3回のつもりで「漫画ラブラブ」で描き出すがどんどん話がふくらみ、おまけに描いてる出版社が潰れたり、雑誌が潰れたりで雑誌を転々とし条例による警告の嵐がきた「漫画大飯店」を経て、「漫画ハンター」誌上で完結したのは’83になる。この作品でクリトリスを手術してペニスのように巨大化させるという人体改造ものを初めて描く。  この年の「遊戯の森の妖精」は身体障害者いじめ鬼畜路線の第2弾!森の中の別荘に乱入したろくでなしの二人組が精薄の少女の両親達を虐殺し、暴行の限りをつくすむちゃくちゃな作品で、雷鳴の中、少女の性器に男達のペニスが2本同時に挿入されるシーンは圧巻!しかしこのとんでもない男達も少女の性のエネルギーに飲み込まれ、朽ち果てていく・・・。 ●1 9 8 1 ~   美少女マンガ誌のはしり「レモン・ピープル」誌創刊。そこで描いたのが「白鳥の湖」。虚構の世界のヒロインを犯すというコンセプトは、アニメやゲームのヒロインをずこずこにするという今の同人誌のコンセプトと同じかも。バレエ「白鳥の湖」において悪魔に捕われたオデット姫が白鳥の姿に変えられる前に何にもされてない筈がないというモチーフにより生まれたこの作品は、悪魔に男根を植えつけられたヒロインが命じられるままに次々と妖精を犯して歩き悪魔の娘となるまでを描くが、あまり成功したとは言えない。ただ人形サイズの妖精をしゃぶりまくり淫核で犯すアイデアは他に「少女破壊幻想」で一回やっただけなのでそろそろもう一度やってみたいところ。「ダーティ松本の白雪姫」はその逆をいき、犯す方を小さくした作品で7人の小人が白雪姫の性器の中にはいり、しゃぶったり、処女膜を食べたり、と乱暴狼藉![ちなみに両者をでかくしたのが同人誌「FUCK YOU!3」の「ゴジラVSジュピター」]この童話シリーズは意外と好評で続いて「ダーティ松本の赤い靴」を上記の単行本に描き下ろして収録。童話は結構残酷なものが多く、この作品も切られた足だけが荒野を踊りながら去って行くラストは原作通り。 *近年童話ブームだがこの頃もっと描いておけば「こんなに危ない童話」として刊行出来たのにとくやまれる。 「2001年快楽の旅」もこの本に収録。快楽マシーンを逆にレイプしてしまう、珍しく映画「2001年宇宙の旅」風のSF作品。  掲載誌を決めずに出来る限り多くのマンガ誌で描こうというコンセプトで始めたのがこの年スタートした「怪人サドラン博士」シリーズ。「不死蝶」シリーズや「美少女たちの宴」シリーズの中にも乱入し、「漫画ハンター」最終号では地球をぶっ壊して[その際地球は絶頂の喘ぎ声をあげ昇天する!]他の惑星へ行ってしまう。今のところ10誌位に登場。いつかこのサドラン・シリーズだけ集めて単行本化したいところ。ちなみに「サド」と「乱歩」を足して「サドラン博士」と命名。作者の分身と言っていい。 [後年、「魔界の怪人」として全作品を収録して刊行、04年現在品切れ中]  この年描いて’82の単行本『妖精たちの宴』に収録の「とけていく・・」はレズの女たちが愛戯の果てに、肉体が溶けて一匹の軟体動物と化す、タイトルも内容も奇妙な作品。作者の頭もとけていた? ●1 9 8 2 ~ 1 9 8���3   ’83年に「美少女たちの宴」が完結。全てが無に帰すラストのページは真っ白のままで、このページの原稿料はいりません、と言ったにもかかわらず払ってくれた久保書店、偉い![明文社やCM頁の稿料を削った出版社=某少年画報社なら払わなかっただろうな……と思われる……]この作品以外は短編が多く、加速度をつけてのっていく描き方が得意のダー松としてはのりの悪い時期に突入。また10年近く走ってきてだれてきた頃でもあり第一次落ち込み期と言っていい。マンガがスタンプを押すように描けないものか、などとふとどきな考えまで湧いてくる。思えば一本の作品には、いったい何本の線を引いて出来上がっているものなのか。数えた馬鹿はいないだろうが数千本は引いている筈。一ヵ月に何万本とペンで線を引く日々・・うんざりする筈です。  この頃のめぼしい短編をいくつか書くと、少女マンガ家の家に税務調査にきた税務署員が過小申告をネタにねちねちいたぶるが、アシスタントに発見された署員は撲殺される。そして板橋税務署は焼き討ちにあう、といった作品「[タイトル失念]xx税務調査」。[後日読者よりこのタイトルを「色欲ダニ野郎」と教えていただく。ひどいタイトル *編集者のつけるタイトルはその人のセンスが実によくわかる。しかしサイテ-の題だなこりゃ…。 果てるまで「おまんこして!」と言わせながら処女をやりまくる「美処女/犯す!」はラスト、狂った少女が歩行者天国の通行人を撃ちまくり血の海にする。「嬲る!」はパンチドランカーとなった矢吹ジョーが白木葉子をサンドバッグに縛りつけ、殴って、殴って、殴りまくる。段平おっちゃんの最後のセリフ「・・ブスブスくすぶっちゃいるが・・・」「打てッ!打つんだ!ジョー!」「お前はまだ燃えつきちゃいねえ!」とはエロ・ドランカーの自分自身に向けて発した言葉だったのかも。トビー・フーパーばりの「淫魔のはらわた」は電気ドリルでアナルを広げてのファック!とどめにチェーンソーで尻を切断!いまだに単行本に収録出来ず。[’98の「絶頂伝説」にやっと収録]「からみあい」は夫の愛人の性器を噛みちぎる。「危険な関係」はアルコール浣腸をして火をつけ尻から火を吹かせる。この手は『FUCK YOU!2』の「セーラー・ハルマゲドン」で復元。そういえばこの作品の序章と終章だけ描いて、間の100章位をとばすやりかたはこの頃の「禁断の性獣」より。女性器にとりつき、男性器に変身するエイリアンの侵略により地球は女性器を失い滅亡する、といったストーリーで当時聞いた話では谷山浩子のD.J.でこの作品がリスナーの投書でとりあげられ、ダー松の名はダーティ・杉本と読まれたそうな。ヒロインの少女がひろ子という名前なのでこのハガキが選ばれたのかもしれないが、作者は薬師丸ひろ子からとったつもりだったのだが・・。[別にファンではない。] 「女教師狩り」は映画館で観客に犯される女教師とスクリーン上の同名のエロ映画の二本が同時進行し、一本で二本分楽しめるお得な作品。 ’83は’80に「漫画エロス」にて描いた「エロスの乱反射」の最終回の原稿が紛失したため単行本が出せないでいたのを、またまた「仏の久保さん」に頼んでラスト近くをふくらませて「漫画ハンター」に3回程描かせてもらい、やっと’85に出版。見られる事に快感を覚えるファッション・モデルが調教される内に、次第に露出狂となっていき、街中で突然裸になって交通事故を起こさせたり、最後はビルの屋上でストリップショー。そしてカメラのフラッシュの中に飛び降りていき、ラスト1ページはその性器のアップでエンド!  本格美少年・ゲイ・マンガ「聖少女黙示録」も’83。レズの姉たちの手によって女装に目覚めた少年がホモのダンサーたちに縛られなぶられ初のポコチンこすり合いの射精シーン。そして性転換して女となった主いるが、その中の’84の「白い肌の湖」はタイトルで解る通りのバレリーナものだがポコチンを焼かれた男が、一緒に暮ら人公が手術で男になった少女と暮らすハッピーエンド。この作品は単行本「美少女ハンター」に収録されてす二人の女と一人の男に復讐するエンディングがすごい!まず男の性器を切り取り、片方の女の性器にねじ込んだあと、その女の性器ごとえぐり取る。そしてその二つの性器をつかんだまま、もう一人の女の性器にフィストファック!のあげく、その二つの性器を入れたままの女性器をナイフでまた切って、ほとんどビックマック状態でまだヒクヒクうごめく血まみれの三つの性器を握りしめるとんでもない終り方!全くダー松はこんな事ばかりやっていたのかとあきれかえる。もう鬼畜としか言い様がない!しかし「ウィンナー」を二枚の「ハム」で包むなんて・・GOODなアイデアだ、又やってみよう。 ●1 9 8 4 ~   「漫画ハンター」で「闇の宴」前後篇を描き、後日これをビデオ化。雪に包まれた六本木のスタジオで痔に苦しみながらの撮影。特別出演として中島史雄氏が絶妙の指使い、東デの学生時代の萩原一至が二役、取材に来たJITAN氏もスタジオに入ってきた瞬間、即出演で生玉子1000個の海で大乱交。カメラマンが凝り性で照明が気に入るまでカメラを廻さず、たった二日の撮影はやりたい事の半分も出来ず。撮影が終ると痔はすぐに完治。どうもプレッシャーからくる神経性だったみたいでこれに懲りてビデオは一本のみ。 この年の「肉の漂流」は親子丼もので、近所の書店のオヤジからこの本はよく売れたと聞いたが、一時よく描いたこのパターンは最近では「FUCK YOU!3」の「母娘シャワー」のみ。熟女と少女の両方が描けるところが利点。「血の舞踏」は久しぶりの吸血鬼もの。股間を針で刺し、噛んで血を吸うシーン等々いい場面はあるが、うまくストーリーが転がらず3回で止める。短編「果てるまで・・」は核戦争後のシェルターの中で、父が娘とタイトル通り果てるまでやりまくる話。被爆していた父が死んだ後、娘はSEXの相手を捜して黒い雨の中をさまよう。  またリサ・ライオンの写真集を見て筋肉美に目覚め、マッチョ女ものをこの頃から描き出す。しかしなかなか筋肉をエロティックに描くのは難しい。 ●1 9 8 5 ~   くたびれ果ててすっかりダレてきたこの頃、8年間働いてくれたアシスタント女史に代わってパワーのかたまり萩原一至、鶴田洋久等が東京デザイナー学院卒業後加わってダーティ・マーケットも第2期に突入!新旧取り混ぜておもしろいマンガをいろいろ教えて貰って読みまくる。「バリバリ伝説」「ビーバップハイスクール」「ペリカンロード」「めぞん一刻」「わたしは真悟」「Be Free!」「緑山高校」「日出処の天子」「吉祥天女」「純情クレイジー・フルーツ」「アクター」「北斗の拳」「炎の転校生」「アイドルをさがせ」「綿の国星」「いつもポケットにショパン」「バツ&テリー」「六三四の剣」永井豪の絶頂期の作品「バイオレンス・ジャック」「凄之王」「デビルマン」等々100冊以上とても書ききれない位で、う~ん・・マンガってこんなにおもしろかったのか、と感動! そこで眠狂四郎を学園にほうり込んで、今まであまり描かなかった学園マンガをエロマンガに、というコンセプトで始めたのが「斬姦狂死郎」。「六三四の剣」ばりに単行本20巻を目指すものの、少年マンガのノリは今では当たり前だが、当時はまだエロマンガとして評価されず、ほんの少し時代が早すぎたかも。’86に中断、今年’97に「ホリディ・コミック」にて復活!果たしていつまで続けられるか? →後に「斬姦狂死郎・制服狩り」、「斬姦狂死郎・美教師狩り」として刊行完結  前年末から始めた「美姉妹肉煉獄」は身障者いじめの鬼畜路線。盲目の姉とその妹を調教して性風俗店等で働かせ、娼婦に堕していく不健全・不道徳な作品で、肉の快楽にひたっていく盲目の姉に対し妹も「春琴抄」の如く己の眼を突き、自らも暗黒の快楽の世界にはいり、快楽の光に目覚めるラスト。 また、これからは女王様物だ!となぜか突然ひらめき「筋肉女」シリーズの延長としてフィットネス・スタジオを舞台に「メタル・クイーン」シリーズも開始。これは単行本2冊分描いたが、連載途中でヒロインの髪型を歌手ステファニーのヘア・スタイルにチェンジしたり、レオタードもたっぷり描けてわりと気に入っている。  10年近く描いた「美蝶」先生シリーズもこの年スタート!こうしてみるとマンガを描く喜びに満ちた大充実の年だったかも。 ●1 9 8 6 ~   この年は前年からの連載ものがほとんどだが、「エレクト・ボーイ」は空中でファックするシーンが描いてみたくて始めた初の超能力エロマンガ。コメディ的要素がうまくいかず2回で止める。この路線は翌年の「堕天使輪舞」で開花。  「夜の彷徨人」は自分の育てた新体操選手が怪我で選手生命を失ったため、その女を馬肉のごとく娼婦として夜の世界に売り渡した主人公という設定。しかし腕を折られ、女にも逆に捨てられ、そして事故によってその女を失ったあげく不能となってしまう。失った快楽を取り戻すため無くした片腕にバイブレーターを取りつけ、夜の街をさすらい次々と女たちをレイプしていくというストーリー。がっちり設定したキャラだったのにまったく話がはずまず、男のポコチンは勃起しないままに作品も不発のまま終る。  「斬姦狂死郎」が不本意のまま終わったため学園エロス・シリーズは「放課後の媚娼女」へと引き継がれる。当時見ていた南野陽子のTV「スケバン刑事・」とS・レオーネの「ウエスタン」風に料理。ラストの「男といっしょじゃ歩けないんだ」のセリフは一番好きな映画、鈴木清順の「東京流れ者」からのもじり。単行本は最初司書房から出て、数年後ミリオン出版から再販、そして’97久保書店より再々販ながら結構売れて今年また再版。この作品は親を助けてくれる有難い孝行息子といったところ。 ●1 9 8 7 ~   さいとうプロOBで那珂川尚という名のマンガ家だった友人の津田が「漫画ダイナマイト」の編集者になっていて、実に久しぶりに同誌で「堕天使輪舞」を描く。超能力エロマンガの第2弾。今回はエロと超能力合戦とがうまくミックスされ一応成功といっていい。この路線は「エレクト・ボーイ」とこの作品、そして’96の「夜顔武闘伝」も含めてもいいかも。一時、この手の作品は数多くあったが最近はめったに見かけない。しかし、まだまだこの路線には鉱脈が眠っているとにらんでいるがどんなものだろう。 ●1 9 8 8 ~   「放課後の媚娼女」に続いて抜かずの凶一無頼控え「放課後の熱い祭り」を2年がかりで描く。’89に完結し司書房より単行本化。そして今年’97に改定してめでたく完全版として復刊!この頃が一番劇画っぽい絵で、たった2~3人のスタッフでよくこれだけ描き込めたなと改めて感心!エロシーンがちょっと少なめながら中島史雄氏がダー松作品でこの作品が一番好き、とお褒めの言葉を頂戴する。  TVで三流アマゾネス映画を見ている内、むくむくとイメージがふくらみ、昔から描きたかった西部劇と時代劇がこれで描けると、この年スタートさせたのが「不死蝶伝説」なるアマゾネス路線。昔々青年誌の創世期にあのケン月影氏がマカロニ・ウエスタンを描いていたことを知る人は少ないだろう。俺もあの頃デビューしていたらウエスタンが描けたのに、と思う事もあったが、このシリーズでほんの少しだけその願望がかなう。  この頃、アシスタントやってくれてた格闘技マニアの鶴田洋久に誘われ、近所の空手道場通いの日々。若い頃修行のため新宿でやくざに喧嘩を売って歩いたという寺内師範は、もう鬼のような人で、行けば地獄が待っていると判っててなぜ行く?と不思議な位休まず通う。体育会系はマゾの世界と知る。組手は寸止め���はなく顔面以外は当てて可だったので身体中打撲のあざだらけ、ビデオで研究したという鶴田の体重をかけたムエタイ式の蹴りをくらい、右手が饅頭のように腫れ上がる。先輩たちの組手の試合も蹴りがもろにはいってあばら骨が折れたりで、なぜこんなヘビーな事をする?と思うが、闘う事によって身体の奥から何か沸き上がってくるものがある。スリランカの元コマンドと組手をやった時、格闘家の気持ちが少しだけ判るようになった。 ●1 9 8 9 ~   ’94まで続く「美蝶」シリーズでこの年は『ノスフェラトウ篇』を描き、シリーズ中これが一番のお気に入り。同人誌の「王夢」はこれが原点。  短編では「悪夢の中へ」はスプラッタ・エロマンガで久しぶりにチェーンソゥでお尻のぶった切り!はらわた引きずり出し、人肉食いちぎり!顔面叩き割り等々でラストに「ホラービデオの規制をするバカは俺が許さん!」などと書いているので、この年が宮崎事件の年か?世間は彼が日野日出志・作のホラービデオ「ギニーピッグ」を見てあの犯罪をおかした、としてさんざんホラービデオの規制をやっといて、結局見てもいなかったとわかったあとは誰一人日野日出志氏にもホラービデオさんにも謝らす゛知らんぷり。残ったのは規制だけで、馬鹿のやる事には全く困ったもんである。先日の「酒鬼薔薇・14才」の時も犯罪おたくの心理学者が、「これはマンガやビデオの影響です。���などと相も変わらずたわけた寝言をぬかしていたが、馬鹿はいつまでたっても馬鹿のまま。少しは進歩しろよ!お前だよ、お前!短絡的で幼稚な坊や、小田晋!よぅく首を洗っとけ!コラ!  「獣人たちの儀式」は退学者や少年院送りになつた生徒、暴走族、ヤクザ達が集まって酒盛りしながら女教師たちをずこずこにしてOB会をひらく不健全作品。編集長が「また危ない作品を・・・」とこぼしたものだが、岡野さん、田舎で元気にお過しでしょうか。この頃の「漫画エロス」には「ケンペーくん」だとか「アリスのお茶会」だとかおもしろい作品が載っていたものです。「爆走遊戯」は伝説のストーカー・ろくでなしマンガ家の早見純が一番好きな作品と言ってくれたが、なぜだかわからない。人の好みはいろいろです。以上3本は単行本「熱き唇の女神」に収録。 「ふしだらな女獣たち」はフェミニストの女二人が美少年をいじめる話。これは「氷の部屋の女」に収録。 ●1 9 9 0 ~   この年の「美蝶」シリーズは『ダンシング・クイーン篇』。マネキン工場跡でJ・ブラウンの「セックス・マシーン」にのせて5人プレイをするシーンや文化祭でのダンスシーン等々結構好きな場面多し。暗くて硬い作品が多いので、この「美蝶」シリーズは肩肘張らずに、かなり軽いノリでキャラクターの動きに任せて、ストーリーも、そして次のコマさえも先の事は何にも考えず、ほとんどアドリブで描いた時もある。  「不死蝶伝説」に続いてシリーズ第2弾「不死蝶」は2誌にまたがって2年位続ける。これも結構お気に入りの一遍。 ●1 9 9 1 ~ 1 9 9 3   「性狩人たち」の近未来版、といった感じの「夜戦士」は学園物が多くなったので、マグナム銃で脳天をぶっとばすようなものが又描きたくなって始めたミニシリーズ。全5話位。松文館より単行本「黒い夜と夢魔の闇」に収録。  この年から知り合いの編集者がレディス・コミックを始める人が多く、依頼されてどうしたものかと思ったが、エロなら何でもやってみよう精神と何か新しい世界が開けるかも、という事から’94位までやってみたものの結果的に不毛の時代に終わる。与えられた素材が体験告白物という事で、非現実的なものは描けないという事は得意技を封印して戦うようなもので苦戦を強いられ、これって内山亜紀氏がやまさき十三原作の人情話を描いたようなミス・マッチングで不発だったかな。今後、もしやることがあれば美少年SMのレディス・コミックのみ。そんな雑誌が出来れば、の話だが。  いくつかやったレディコミの編集の一人「アイリス」の鈴木さんは同じさいとうプロOBで、マンガ・アシスタント、マンガ家、マンガ誌の編集、そして今はマンガ学校の講師、とこれだけ多くのマンガに関わる仕事をしてきた人はあまりいないだろう。これでマンガ評論でもやれば全て制覇だが・・・。  この頃はいつもと同じ位の30~40本の作品を毎年描いていたが、レディコミは一本30~40枚とページが多く結構身体にガタがきた頃で、右手のひじが腱傷炎になり1年以上苦痛が続く。医者通いではさっぱり痛みがひかず、電気針で針灸治療を半年位続けてやっと完治。その後、住んでいたマンションの理事長を押しつけられ、マンション戦争の渦中に巻き込まれひどい目にあう。攻撃するのは楽だが、話をまとめるなどというのは社会生活不適格のダー松には大の苦手で「お前等!わがままばかり言うのはいいかげんにしろー!」と頭をカチ割りたくなるような事ばかりで、ひたすら我慢の日々で血圧がガンガン上がり、病院通いの日々。確実に寿命が5年は縮まる。あの時はマジで人に殺意を抱いたものだが、今でも金属バット持って押しかけて奴等の脳みそをクラッシュしたい気分になる時もある。いつかこの時の事をマンガにしようと思っていて、まだ誰も描いてない「マンション・マンガ」というジャンル、タイトルは「我が闘争」。え?誰も読みたくない?  この間に出た単行本は「血を吸う夜」、「赤い月の化身」「熱き唇の女神」[以上・久保書店] /「牝猫の花園」「真夜中の人魚たち」[以上久保書店]、「美蝶/放課後篇」「美蝶/ダンシング・クイーン篇」「不死蝶/鋼鉄の女王篇・上巻」[以上ミリオン出版]。 ●1 9 9 4 ~ 1 9 9 5   ろくでもない事が続くのは厄払いをしなかったせいか、このままここにいたら頭がおかしくなる、と15年以上いたマンションから引っ越し。板橋から巣鴨へ移動し気分一新!以前からうちもやりましょうよ、と言われていた同人誌創りをそのうち、そのうちと伸ばしてきたものの遂に申し込んでしまい、創らざるをえなくなる。しかもそれが引っ越しの時期と重なってしまい大いに後悔する。しかしいろんな人にお願いして何とか一冊でっちあげ、ムシ風呂のような夏コミに初参加。これが運命の分岐点。レディコミもこの年で切り上げ、以下同人街道をまっしぐら。現在まで「FUCK OFF!」が9まで、「FUCK YOU!」が4まで計10+&冊創る。  ’95からダーティ松本の名前にも飽きてきたしJr,Sam名でも描き始める。 レディコミ時代は松本美蝶。あと2つ位違うペンネームも考案中。  この間の単行本「氷の部屋の女」「双子座の戯れ」[久保書店]、「黒い夜と夢魔の闇」[松文館]、「危険な女教師/美蝶」[ミリオン] ●1 9 9 6 ~   美少女路線の絵柄もこの年の「夜顔武闘伝」あたりでほぼ完成、今後また少し変化させる予定。しかしこの作品は超能力、アマゾネス、忍法エロマンガとでも呼ぶべきか。「グラップラー刃牙」みたいに闘技場での勝ち抜き性武道合戦までいきたかったけれど、残念ながらたどり着けず。  「冬の堕天使」は久しぶりの吸血鬼もの。都営住宅で生活保護をうけている吸血鬼母子のイメージが浮かび、そこから漫画家協会・加藤芳郎を撃つ有害図書騒動のマンガへ。吸血鬼少年が光の世界との戦いに旅立つまでを描き、「闇に潜みし者」は時空を越えて近未来での戦い。その間を描く作品を今後創らなければ。  「FUCK CITY 2006」はクソ溜めと化した近未来のTOKYOを舞台に久しぶりにダーティ・バイオレンスが炸裂!ハード・エロ劇画と同人誌風・美少女路線の合体は果たしてうまくいったかどうか?30ページほど描き足して、’97、9月にフランス書院のコミック文庫にて発売。[「少女水中花」]  「放課後の媚娼女」と「人形愛」刊行。[いずれも久保書店刊]前者は以前、上下巻だったのを一冊にまとめて。後者は近作を集めた同人時代を経ての初単行本で、同人誌を知らなかった読者はショックを受ける。メタルフアンから以下のようなお手紙を受け取る。「これはジューダス・プリーストの『ターボ』だ。ラストの『眠れる森の少女』は『レックレス』にあたる。しかしジューダスもその後『ラム・イット・ダウン』や『ペイン・キラー』という傑作を世に出した事だし、今後を期待したい」という意のダー松のようなメタルファン以外は意味不明の激励をうける。 ●1 9 9 7   同人誌「エロス大百科シリーズ」スタート!いろんな項目別に年2刊づつ計100ページ位を別刊シリーズとして出し続ければ10年で1000ページになり、以前「谷岡ヤスジ1000ページ」という枕に最適の本があったが、これも一冊にまとめて枕にして寝れば、目覚める頃は3回夢精しているなんて事に・・・などとまだたった40ページの段階で言っても何の説得力もないか。飽きたら2~3号でSTOPするだろうし・・。[推測通り「毛剃り」「美少年SM」「女装」3号でストップ中]冬にはやおい系にも進出の予定。  今年出した単行本は厚くて濃いエロマンガを集めた久保書店MAXシリーズ第2弾!「放課後の熱い祭り/完全版」と「夜顔武闘伝」オークラ出版。ともに大幅描き足して25周年記念出版として刊行。ティーツー出版よりJr,Sam名で「昼下がりの少女」、9月にはフランス書院より「少女水中花」の文庫本が出る予定で現在、この同人誌と並行して描き足し中。「斬姦狂死郎」第2部も「ホリディ・COMIC」誌にて6月よりスタート!年内創刊予定の『腐肉クラブ』なる死体姦専門のマンガ誌にも執筆予定。  さてさて25年間、旅行の時を除いて、現在まで2日続けてマンガを描かなかった事はほとんどない。これはその昔、伊東元気氏というマンガ家とお会いしたとき「今月何ページ描いた?」との問いに、「今月仕事ないんでぜんぜん描いてません」と答えたら、「そんな事じゃ駄目だ。仕事があろうがなかろうが、毎月100頁は描かなきゃ。」と言われ、以後その教えを守り[描けるページ数は減ったが]、マンガは仕事ではなくなり、朝起きたら顔を洗うのと同じで生活そのものとなり現在に至る。  今は何でも描けそうなハイな状態で、以前はたまには外出しないと煮詰まってしまうので週いち位ガス抜きをしていたものだが、最近はせいぜい月いち休めば十分の「純エロマンガ体」。[純粋にエロマンガを描くためだけの肉体、の意。ダー松の造語]  こうしてふり返ると、この路線はまだえぐり足りない、これはあと数回描くべし、なぜこれを一度しか描かない!等々、残り時間にやるべき事、やりたい事の何と多い事! 爆裂昇天のその日まで・・・      燃 え よ ペ ン !  なお続きは 1997年後期 1998年 INDEX
http://www.rx.sakura.ne.jp/~dirty/gurafty.html
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lolowv0 · 3 years
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スーパーダンガンロンパ2 感想
それはネタバレと言います
先日クリアしました。おまけモード等は未プレイ 本編のみの感想と考察
難易度はいつも通りイジワルでプレイ タイトル画面からキャラクターのみならずUIデザインもドット絵でなんだかゲーム調でとても良い
横スクロール日向クン関節キモくてわろた
通信簿イベントは基本気になったキャラのみでやり直し等は無しだが、狛枝だけは2章以降どうしても気になりすぎて一度だけ時を戻して1章で1つ回収した(2章以降は日向から見た狛枝の人格が変わるため、システムの都合上イベント1は1章で見ないとテキストに矛盾が生じる…)
Tumblr media
最終的に通信簿の進捗はこんな感じ
先ず一つ言えることがあるとすれば、俺は澪田が好きだった
CHAPTER1 絶望トロピカル
十神白夜は十神白夜だと思っていたためプレイ前は生き残るだろうと予想してたが、話しかける暇もないまま死亡 かなりショックだった
しかしそれ以上に衝撃だったのはこの殺人を扇動したのが狛枝凪斗だったことだろう 狛枝の考えは序盤では到底理解に及ばんが、最後までやるとある程度は理解できるし納得もできる 己の価値観で物事を考えるのは危険だと十神(本物)も言っていた
‣殺人の計画
超高校級のみんなのために奮闘していた十神が、家族のために外へ出ようとした花村に殺されたというのは皮肉なものだ
しかし花村は十神を狙ったわけではなく、よからぬことを企んでいた狛枝を止めよう(殺そう)として、それを防ぐために十神が身を挺した結果、今回の事件の犠牲者となった
これは狛枝の”幸運”の才能が働いたのだ 前段階として狛枝の殺人の計画が十神によって妨害され”失敗”に終わるという不運がある その後、花村がその計画を利用して殺人を起こすことで狛枝の望み通り”コロシアイが始まる”のである
‣花村と狛枝の会話
狛枝の殺人計画に気づいた際の花村との会話では、狛枝の”希望”に対する絶対的な信頼と、”絶対的な希望”を証明するためならコロシアイでもなんでも出来る、という常軌を逸した考えが語られる それに対し花村は「訳が分からない、どうかしてる」と言い、狛枝の価値観を否定する
‣十神のリーダーシップ
コロシアイ修学旅行において危険視すべきなのは「疑いあうこと」だ それを防ぐためには皆で協力し合う事が大切だが、その解決策として十神は”秩序を持った統率”を取るため自らリーダーを名乗り出た
モノクマの狙いが疑心暗鬼を引き起こすことであれば、そうさせないことは正しく生き残るための道である 十神には人の上に立つ素質もあったし、実際に反発した人間は九頭竜くらいだったので、もし殺人が起きなければ皆をまとめることも可能だったろう
また、十神は仲間を妄信するのではなくむしろ疑ってかかっている 同じく上に立つ立場の人間としてソニアが居るが、ソニアは皆をひたすらに信じるスタンスだ この場合リーダーに最も相応しいのは十神ということになる(「疑いもするけど、それでも信じたいという気持ちが本当に信じるという事」という七海のスタンスとも一致している)
CHAPTER2 海と罰。罪とココナッツ
ヒヨコと小泉の風呂イベントがあったり、水着CGがあったりと、裏で狛枝が拘束されていることなど忘れるくらい和気藹々としててよかった 七海、どうしてそんなところにほくろがあるんだ?
2章は狛枝の語りから入る ここの笑顔で口めっちゃパクパクするの面白い
「価値ある人間とそうでない人間って、生まれた瞬間から明確にわかれているんだ。」
「才能ある人間は“なる”もんじゃない…最初からそれだけの器を持って生まれてくるものなんだ。」
ここでは狛枝が生きてきた中で構築されてきた、”絶対的な希望”の価値と己の無価値さを説いている
「これは憧れなんかとは違うからね。憧れって…自分がそうなりたいと願い気持ちでしょ?ボクのはそんな図々しい気持ちとは違うんだ。ボクのはなんて言うか…もっと純粋で、無償の愛みたいなものなんだよ…」
「ボクは…どちらにも頑張って欲しいだけなんだ。ボクは…その先にある“絶対的な希望”をこの目で見たいだけなんだ。」
狛枝は『才能を持って生まれた人間』に憧れているのではない 希望同士がぶつかり合って残ったより強い希望、すなわち”絶対的な希望”に究極の価値を見出している(=無償の愛)
‣狛枝の監禁
旧館で拘束されて行動制限を設けられていたが、これが逆に小泉を”動機”に向かわせる原因になる 狛枝の様子を見に行った小泉は、そこで『トワイライトシンドローム殺人事件』についての話をし、ゲームをプレイしに行ってしまう
このころから七海は「コロシアイなんて絶対にさせない」という強い意志表明をしはじめる そして日向に『トワイライトシンドローム殺人事件』をクリアするように誘い、学級裁判でも相棒として積極的に手伝ってくれるようになる
1章序盤で相棒役となってくれていた狛枝が拘束されたところで、新たに日向の支えになってくれた 可愛い
‣事件について
九頭竜とペコ山の通信簿イベ等はノータッチだったので犯人までは分かっても動機は推測できなかったが、記憶が消された期間より前から関係があったことは盲点だった これに関しては本編中、ダイナーに居る九頭竜に話しかけると「新しい島について教えてきたヤツがいた」との話を聞くことができる これがペコ山である
ペコ山は自分を”道具”だと言い張っていたが、九頭竜はそうは思っていなかったし、周りも認めなかったため自分に投票させたペコ山の思惑は失敗に終わる ペコ山と九頭竜は互いを想いあってはいたが、互いの価値観を共有することが出来ていなかったのだ
九頭竜はトワイライトシンドローム殺人事件の真相を探るため話を持ち掛けただけだったが、小泉の反論を受けて衝動的に手にかけようとしてしまった ペコ山の動機は九頭竜を守るため(生かすため)
「他人の罪を裁くなんて…そんな権利なんて誰にもないんだよ!復讐なんて…間違ってるよ!!」
小泉の「他人を裁く権利などない」という考えは正論かもしれないが、しかし極道の世界で生きてきた九頭竜にはオトシマエをつけさせなければならないという使命感があった これは単なる復讐ではなく、九頭竜にしか分からない仁義である 二人の価値観が決定的に違っており、それを受け入れられるだけの器がまだ育っていなかったために起きた事件だった
‣ソニアに関して
海水浴を企画しみんなを集めたことで”小泉が自分の罪について相談する機会”を失くしてしまったことは、事件の引き金になっている
また、図書館で『キラキラちゃん』について話したりシリアルキラーに関心を持っている事がわかるが、これは今回の裁判において重要なヒントであり、ミスリードでもある
しかしここで注目したいのはソニアがシリアルキラーなどの異文化に関心を持つ理由だ
「自分と違う価値観と触れ合うのは、とても大切な事なのですよ。」
‣この世界の謎について
ジャバウォック島が人工島である事を匂わせる描写があったり、無数の監視カメラなどであたかも前作のダンガンロンパ同様、「世界に放映されている」と思わせるミスリードがある
実際は1章冒頭の扉の場面やチャプター演出等でこの世界が現実ではなく、前作同様に閉鎖空間であることを予想できる
未来機関については、モノクマの言う事を信じる気はなかったので完全に敵だとは思っていなかったし、この時点で”裏切り者”とモノミへのヘイトが尋常じゃなかったのでおそらく未来機関は味方で、あってモノクマ・未来機関・日向たちの3すくみだろうと考えていた
モノミについても敵ではないが権限持ちを意味するステッキを盗られている以上役に立たない置物程度に思っておいた(ちゃんとモノケモノを倒してくれていました)
CHAPTER3 磯の香りのデッドエンド
追悼ライブや花火の打ち上げなどこれまで以上に澪田が積極的に行動を起こしてきたため、このあたりで退場かと怯えながらも覚悟を決めてプレイしていた
九頭竜とヒヨコはどちらも大切な仲間を失っているが、九頭竜はこの章で自分なりの”ケジメ”をつけ、回復後は協力的になり、日向たちと行動を共にすることを拒まない
一方で、ヒヨコはまだ九頭竜の罪を許せておらず、前へ進もうとしている途中の段階だった そして絶望病の発覚後はモーテルの自室に閉じこもり、モノクマの罠である絶望病に怯えてしまう おそらくこの差が生存できるか否かの分かれ目だろう
‣左右田の才能発揮
病院とモーテル間の連絡を取り合うため通信機を発明しているが、ここでの発明は「みんなのため・コロシアイを防ぐため」のものであり、左右田の才能がコロシアイの道具ではなく「皆と生きるため」に使われている(罪木の見立て殺人の道具としても使われたが、これを日向が観測していたことにより結果的に日向にしか辿り着けない”真実”に繋がっている)
‣絶望病について
モノクマが自由に罹患・治療することができる謎の病気 この非現実的な病気はこの世界が現実ではないことを分かりやすく示唆している
‣狛枝のウソつき病に関して
病名の通り狛枝は嘘をついている 狛枝の様態が悪化した翌日、起き上がれるようになった狛枝の病室を訪ねると
「日向クンと一緒なんてボクには耐えられないよ。」 「さっさと行っちゃって、もう顔も見たくないからさ。」
というような台詞を言う
これは嘘であるから、本音としては「一緒にいたい」ということになる
しかし普段の狛枝は「自分なんかが超高校級の皆と並び立つなんておこがましい」と自分を卑下するような発言が目立つ 更に己の才能が分からないにも関わらずみんなと仲良くする日向に対して”羨ましい”と言っている これらもすべて本当であり、「一緒に居たい」と言う本心を隠しつつ「自分なんかが一緒に居ていい訳ない」という本音を喋っているのである
狛枝は皆を”希望の象徴”とする一方で自分は”希望の踏み台”としてしか見ておらず、それらはすべて自信の無さから出る発言であり、彼の”希望の象徴”としての基準を己は満たしていない(生まれ持ったものなのだから、努力したって価値のある人間にはなれない)という考えのもとで構成された自己肯定感の低さの表れである
‣事件について
犯人の決定的な証拠は無かったが、現場の状況からして罪木以外はあり得ないという状況 しかし動機も分からない以上罪木にボロを出して貰うしかない… 七海の協力もあり罪木から論破できる言葉を引き出すことに成功
狛枝が捜査段階から罪木に疑いの目を向けていたのは、看病された際に絶望病に罹っている事に気づいたからだろう 事実、狛枝の様態が回復する頃にちょうど罪木は高熱を出していた(抱き着かれながら目覚めた日向はそれに気が付いた)
そして”あいするひと”のために殺人を計画したという罪木の告白
「あなたに会えるという希望を持って死ぬ私を、どうか許してください。」
ここで言う”あいするひと”とは江ノ島盾子であり、彼女は皆の記憶が消された期間より以前に既に死んでいるという事実が証明される
狛枝に指摘された通り、現在の罪木は過去を思い出したことによって”絶望”に堕ちており、「あなたに会える希望を持って死ぬ事を許してほしい」という台詞は”絶望”に相応しくない”希望”を抱くことに対する懺悔である
更に罪木の病気は”思い出す病気”であること、「私がこんな人間になったのはみんなのせい」であることから、罪木は誰かの影響を受けて”こんな人間(絶望側の人間)”になったことがわかる
裁判後、罪木は”島で過ごした仲間たち”とのことを「ただの過去」と言い切る これは島に来てからの罪木は”学園生活の記憶”を失った過去の罪木、つまり”絶望に堕ちる前の罪木”であり、絶望に染まってしまった現在の罪木にとっては価値のない過去でしかない
豹変した罪木は正直好き
‣ソニア
ちなみに今回もソニアの言動が事件の引き金になっている(帯が結べないヒヨコに対して「ライブハウスの鏡を使ったらどうか」という助言をしている) これは善意からのミスリードである
猫丸が再登場するときロボ化フラグか?とか思ったらガチロボットでまじでわらった
CHAPTER4 超高校級のロボは時計仕掛けの夢を見るか?
ロボットに命があるのならAIにも命はあるのだろうか
猫丸がロボ化して復活した後のこのタイトル、早くも死亡フラグか…と思いつつ 冒頭から思ってたけど1やV3と違って開けた場所で色彩も鮮やかで全体的に明るい雰囲気だ 南国だの遊園地だの
ジェットコースターでなんやかんやした後ドッキリハウスとかいう完全な閉鎖空間に誘拐される この章をプレイした時二徹明けの夜とかだったから思考も推理もグシャグシャで正直あんまり覚えてないが結構難易度の高いトリックだった気がする
タワーを通じて繋がる二つの空間が単純に横並びでないことはすぐにわかったが、振動のないエレベーターがあくまでその挙動を隠すためのものであることに気づかず実際動いてないんじゃないか?みたいなことを考えて 動いてるのは建物の方(非現実的だがこの世界なら起こるだろ)、のような推理をしてた気がする
どうしてそこに八角形があるのかな?
この章でソニアと田中が何やら仲良くなる ここについては詳細を知らないが、二人は互いに励ましあい協力しようとしていたらしい
‣ファイナルデッドルーム
狛枝操作 急に脱出ゲームが始まって動いてない脳みそが更に固まるが、優しい狛枝とウサミのヒント(答え)でなんとかクリア ちゃんと起きた状態でやりたかった
狛枝は”6発中5発が弾丸入りのロシアンルーレット”をするが、見事に成功させてクリア特典を受けとる ここでの狛枝は意識的に”超高校級の幸運”の才能を利用しており、自分の才能に絶対的な信頼を置いていることがわかる
‣クリア特典
未来機関のファイルと希望ヶ峰学園のプロフィール
狛枝は自分たちの過去と日向の才能について知ることになる 予備学科差別には大変笑ったが日向からしたら途方もない絶望だろう 読む前は「才能が分かれば日向クンも喜ぶだろうな」ってウキウキだったのが面白い
日向が何の才能も持たないただの”予備学科”であることを知った狛枝は、日向に対し「キミもボクもただの”踏み台”でしかないんだ」と、それまで以上に日向のことを同類視している
元々”希望ヶ峰学園に憧れる存在”として意識していたようだが、才能が無いことを知った彼の中では完全に自分と同じ価値の無い人間に成り下がってしまったのだ
‣事件の真相
田中は閉鎖空間にいる間も生きることを諦めず、生きるために戦う事を選んだ それは猫丸も同様で、彼は田中の殺気を感じ取った瞬間に自分も戦う事を決意していた
ソニアや終里は田中たちの考えに納得できないと言うが、その信念は決して間違っておらず、自己の正当化でもない 自分の価値観を押し付ける気は毛頭ないし理解されようとも思わず、ただ己の信念を貫いたことで世界を変えた彼の功績は大きい
「俺様の価値観を押し付けるつもりなど毛頭ないからな…だが、あえて言わせて貰うとすればッ!ただ死ぬのを待つだけの生など…そこに一体どんな意味がある?」 「生を諦めるなど…そんなものは“生に対する侮辱”でしかない!」
生を諦めることを生への冒涜、生物としての歪みだという彼の信念が今回の事件の”動機”になり、それによって日向たちの「仲間同士で殺しあうくらいなら死んだ方がマシ」という諦観の価値観を変えた
田中がファイナルデッドルームに行くに至った動機は、”停滞”した現状を打破するため つまりは全員で緩やかに死んでいくことを防ぐためであり、みんなを前に進ませることが目的である そのために「弐大との戦いに比べれば児戯に等しい」ロシアンルーレットも越えてみせたのだ(自分一人の生死よりもみんなを含めた生死の方が重要ということ)
彼の命に対する価値観が”超高校級の飼育委員”によって培われたものだとすると、彼もコロシアイにおいて己の才能を発揮していたと言える
狛枝にはこれを”希望のための殺人”と思えなかったが、実際にはみんなに希望を与える結果となっている
‣ソニア
4章では男女で別れてそれぞれの階の客室を使うことになるが、ストロベリーハウスの部屋数に対してあぶれてしまいラウンジで寝泊まりするはずだった日向を、女子が使うマスカットハウスの余った部屋に泊まるよう誘導する
ここでもし日向がラウンジで寝泊まりしていたら、その後起きる事件は実行不可能だったのである(犯人は気づかれずラウンジを通る必要があるため)
今回もソニアは事件が起こる一端ともいえる、善意からのミスリードをしている
また、この章の最後で狛枝がモノクマを呼び出すシーンがある
そこで「この島の絶望を排除することが出来れば、ボクは本物の希望になれるはずだ」と、自分の持つ”超高校級の希望”になりたいという欲望を吐露している
CHAPTER5 君は絶望という名の希望に微笑む
この時点で七海と狛枝の通信簿は回収済み
‣詐欺師
捜査パートで十神が偽物だったことが判明する 意味が分からなかったが、意味などない��しい 十神の正体を引っ張ったのは『コロシアイ学園生活の生き残り』や『裏切り者』のミスリードでしかなかったのだ
七海は自分たちを騙していた十神に対し仕方ないと言う
「才能を持つっていう事は、その才能に縛られるって事でもあるんだよ。」
本人の望む望まないは別として、才能に頼らざるを得なくなる状況もある 狛枝はその生き様からして上記の事を体現しているだろう
そしてこれは才能を持たない人の方が良いのかもしれないという考えであり、狛枝とは真逆の価値観である
‣自殺に見せかけたトリック
自分の命を懸けて”絶対的な希望は絶望に打ち勝つ”ことを証明したかった狛枝は、今回の”犯人不明のトリック”に及んだ
自殺(狛枝が仕組んだ殺人)であることは裁判中早い段階で判明したが、その動機について「狛枝は俺達を皆殺しにする為に自殺したのか?」と日向が疑問を抱く
そして消化弾の細工に気づき、この事件の犯人が”特定不可能”であることに辿りつくが、ここで重要なのがモノクマには犯人が分かっている点である(プログラム世界である以上、監視カメラなどの小細工を必要とせず、監視者として全てを把握できる)
‣ソニア
倉庫で火災が発生した時、ソニアが「消化弾を使いましょう」と言わなければ狛枝の罠に嵌ることは無かった 善意からのミスリード
また、軍事施設で怪しい動きをしていたり、狛枝が用意した大量の爆薬がただの花火であることを教えにギリギリになって倉庫へやってくる等”裏切り者”のミスリード
”絶望を排除しようとする”狛枝と、”希望を守ろうとする”七海
‣七海千秋
七海の推理の根幹は「信じる」ことだ
「疑いもするけど…それでも信じたい。その先にあるのが『信じる』って気持ちなんだよ。」
狛枝は自分の幸運を信じて「裏切り者に自分を殺させる」計画を決行した その幸運を信じるのであればこの事件の犯人は”裏切り者”である七海だ そう推理した七海は、日向なら真実に辿りついてくれると信じて”裏切り者”の推理を託したのだ
日向が七海を”裏切り者”として指摘することは狛枝の運を信じることではなく、七海を疑うことでもなく、七海を信じることである この選択は非常に心苦しいが、七海の選択を裏切らないためでもある
未来機関を裏切れないからと、これまで直接的な干渉は控えていた七海だが、この章をもってそれを卒業することになる
七海はひな祭りも乳絞りも知らない 生まれたばかりで色々なことを学習している途中だ
「人の感情とかを推測して考慮して、選択しなきゃいけないようなのはちょっと難しい。」 「できるだけ、傍観者でいた方がいいって。」
そう言っていた七海が狛枝の”希望”に対する感情を推測して考慮した推理を披露し、自分の意思で”本来の役割”を降り、未来のために日向たちの背中を押したことは彼女が正しく成長していることの証明だろう
‣超高校級の幸運
狛枝の目的は「裏切り者以外の全滅」、さらに言えば「希望が絶望に打ち勝つ事」である 前者が今回の計画の主目的であり、これは日向たちの推理によって”失敗”に終わった しかしこの失敗という不運は6章で覆ることになる
‣七海とウサミのおしおき
ウサミはおしおきの直前こんな話をする
「英雄になる必要なんてないんでちゅよ。無理に誰かに認められなくてもいいんだからね。」 「他人に認められなくても、自分に胸を張れる自分になればいいんでちゅ。」
これは権限をモノクマに奪われたウサミ本人にも、才能を持たずそれに強い憧れを抱く日向にも向けられた言葉であり、同時に 確かな才能を持つ者に憧れ、自分を卑下していた狛枝にも刺さる言葉だ
‣バグり始めた世界
画面にノイズが走りテキストが文字化けすることでこの世界がプログラムであることが表面化してきた それだけでなく、死んだはずの仲間が出てきたりと心臓への負担が大きい演出となっている
その後レストランで狛枝の最期のメッセージを聞くことに
バグりながらも話を紡ぐ狛枝が残したものは『11037』のパスワードと、彼の願望をあらわにした言葉だった
「ボクの行動が世界の希望の礎になると信じている」 もし本当にそうなったら「ボクを…超高校級の希望と呼んでくれ。」と、今まで隠していた「”超高校級の希望”になりたい」という願望を明確に口にする
CHAPTER0 修学旅行へと向かう乗り物の中のような
船の中でカムクラと話している狛枝
カムクラの視点で語られるが、両者の語り口からは”あいつ”(江ノ島)に対する殺意や憎しみが垣間見える (狛枝の「大嫌いなあいつを殺せるのかな?」 等)
”絶望”になった生徒たちは皆が皆罪木のように江ノ島のことを純粋に敬愛してるわけではなく、彼らの様に否定的な感情を抱く者もいるのだろうか
‣カムクラの目的
「僕は持っています。あいつが遺したモノを…」
江ノ島が遺した江ノ島アルターエゴのことだが、それを持ち込んだ理由は単に江ノ島を復活させるためではなく、江ノ島を利用してツマラナイ世界に何かを残そうとしている
『予想がつかない』出来事を期待している
‣狛枝が腕を移植した理由
「最大の敵である”超高校級の絶望”を取り込むことに成功した」 「大嫌いだからこそあいつの力を取り込む」
と言っているが、直後に「大嫌い…なのかな?なんだろ…おかしいな…」などと錯乱する様子も見られる
6章裁判での苗木(偽物)の「江ノ島と一体化する事で、自分の中で彼女を生かそうと考えたんだろうね。」と言う発言は江ノ島アルターエゴの推理であるから狛枝の真意は分からない
CHAPTER6 This is the end 〜さよなら絶望学園〜
序盤は希望ヶ峰学園の探索 愛着のある景色が壊れていく様は面白かった 前作をアニメで済ませずちゃんとゲームプレイしててよかった
未来機関のメールの痕跡などから苗木たちが”超高校級の絶望”を匿っていること、それが未来機関の意思と反することなどが伺える
‣ちーたんアルターエゴ
監視者の二人についてや、監視者の権限を乗っ取ったウイルスも”ルール”に縛られていることを教えてくれた ここで何者かがこの世界にウイルスを持ち込んだことがわかる
‣苗木誠
苗木クン生きてるしめっちゃ喋るしなんなら普通に登場してわろた
『11037』のパスワードを「ある人が窮地に陥った自分を救うために残してくれた数字」と言っていて、なんだかすごく嬉しくなった 舞園さんが好きなので 苗木にとって舞園さんは今でも恩人であり忘れられない思い出なんだ
以下裁判パート
‣苗木?登場
めちゃくちゃ格好良い登場の仕方だったけど偽物だった
ここで狛枝が先に辿りついた真実の一つ、自分たちが”超高校級の絶望”であることを突き付けられる
モノクマから卒業プログラムで卒業を選ぶことで”超高校級の絶望”の記憶はなくなり、現在の日向たちのまま卒業できるという説明を受ける
死んだみんなは生き返らないが、ここで外に出ない意味はないので当然卒業の流れに 七海が残してくれた未来ならそんなの選ばざるをえない…
しかし、日向たちが卒業する方へ誘導しているモノクマに違和感を抱き、この苗木を信用して良いのか?と言う流れに 結果、この苗木はモノクマの自作自演だということがバレる ここで苗木である証明のために『11037』の意味を問うところがまた良い
‣江ノ島アルターエゴ
死ぬ前に江ノ島本人がちーたんの技術を盗んで作った…らしい カムクラが持ち込んだウイルス
江ノ島は卒業プログラムについて「死んだみんなは生き返る」と条件変更 あからさまに都合が良すぎるが
ジャバウォック公園にあったカウントダウンは「コロシアイ修学旅行のタイムリミット?」→「モノクマの言う”あいつ”が来るまでの時間?」→「江ノ島がプログラムを改ざんするまでにかかる時間?」のように次々とミスリードされていったが、結局意味など無いらしい
ここにきて卒業を押すのか…?と思ったら
‣苗木(本物)登場
主人公か?
苗木は新しい方法として”強制シャットダウン”を提示する しかし現状では人数が足りない…まさかとは思ったが、そのまさかだった
‣霧切・十神登場
激アツカットインからのクールな二人 苗木含めたこの三人好き
十神が「いいから強制シャットダウンだ」しか言わない こいつ前は自分の価値観で物事を考えるのは危険とか言ってなかったか?
苗木とその希望を信じてプログラム世界に身を投じた二人だったが、彼らの説得も虚しく江ノ島が突きつける残酷な真実に日向たちは絶望してしまう
苗木たちがこの世界に来るタイミングは、江ノ島に操作されたものである
‣希望更生プログラムから絶望復元プログラムへ
”強制シャットダウン”を選ぶと「この島での記憶が消える」 それはつまり七海の記憶も消えるという事だ それはみんなが絶望に戻ってしまうことや死んだみんなが生き返らない事よりも重大に思えてしまった
しかし”卒業”という選択肢は世界に”絶望”を放つことである それは江ノ島の”絶望”が勝つことを意味するため選ぶことは絶対にできない
(”留年”はどう考えてもメリットが無いため考慮しない)
江ノ島は日向たちに卒業を選ばせたがる(=苗木たち三人を永遠に留年させ、生き返ったみんなを江ノ島アルターエゴで上書きする(のちの人類総江ノ島化計画)ことを目論んでいる) ここで重要視すべきなのは人類総江ノ島化計画ではなく、苗木たちを永遠にこの世界に留まらせる事である
そして強制シャットダウンをさせないために江ノ島はさらなる残酷な真実を突き付けてくる
‣カムクライズル
日向創が希望ヶ峰に憧れるあまり付け込まれロボトミー手術を施されて生まれた”超高校級の希望”と呼ばれる天才 あらゆる才能を人工的に植え付けられた結果、人生を「ツマラナイ」ものだと思っている模様 カムクラの存在は5章のウサミの台詞と真逆であり、狛枝の「才能は生まれ持ったもの」という理念に反するもの
強制シャットダウンすれば日向は”絶望”状態のカムクライズルになり、日向創という存在は消えるのだと言う こんなにも残酷な真実があっていいのだろうか、まさに絶対的な絶望だ
そしてどちらも選べず立ちすくむ日向たちに対し、江ノ島は「予想通り」だと言う すべてが予定調和で、すべてをコントロールできるゲームの世界だから こうして事態は膠着したまま苗木たちもなすすべなく日向は絶望に堕ちてしまう…
江ノ島アルターエゴの真の狙いは”停滞”であり、南国の島でずっとずっとずっと…みんなを未来に進ませない事にある そこに動機は存在せず、ただ純粋に絶望を追い求めているだけ
‣七海千秋
救いの手を差し伸べてくれるのはやはり七海だった
「キミ達はゲームなんかじゃないんだよ?”選ぶ”だけじゃなくって…”創る”事だってできるはずだよ。」 「たとえ”存在”がなくなったとしても、私とみんなで作った未来をみんなが進み続ける限りは…私は消えてなくなったりしない。」
と意識の底から日向の背中を押して励ましてくれる そうして才能を持つ事がゴールじゃない、自分を信じてあげる事が大切だと言うのだ
これは七海がコロシアイ修学旅行を経て学習したことであり、日向が欲していた”希望”の言葉だろう
「キミなら”未来だって創れる”はずだよ。」
七海の言葉を借りて絶望に染まったカムクラを論破していく 日向創、いい名前だ
‣スーパーサイヤ日向
江ノ島は七海の後押しにより覚醒した日向を見て完全に予想外だという反応を見せる 「ま、まさか・・・カムクラ?ちょっとどうなってんの!?こ、これって・・・マジもんのバグとか!?」という台詞から推察すると、現在の日向はカムクラと同等の力を持っており、”超高校級の絶望”に対抗できるものだとしたら、日向は”超高校級の希望”として目覚めたのである
そうして日向は自分たちで”未来を創る”ために強制シャットダウンをする決意をみんなに示した
‣江ノ島の敗北
江ノ島アルターエゴはウサミにおしおきされ、今度こそ影響力を失う
”超高校級の希望”が”超高校級の絶望”に打ち勝ったという事は、狛枝の望みが成就したという事でもある 5章での狛枝の計画が”失敗”して七海が未来機関としての役割を放棄し処刑されるという”不運”を覆すのが、6章での七海が日向の”意識の中”で彼を励ますという役割を担う”幸運”に繋がる
つまり狛枝の行動が起因となってどんな絶望にも打ち勝つ絶対的な希望を日向に与えている
これは狛枝が意図していたことではなく、本人が望んだ結果とは別の形での幸運の成就という、これまで発揮されてきた才能の法則性と違わぬものになっている
また、”幸運”という才能が単なる偶然の産物ではないことはカムクラがその才能を持っている(=移植できるレベルで定義が存在する)ことが証明となっている
EPILOGUE 未来の前の日
スーツ着た霧切さんがとても可愛かった 腐川が十神の帰りを待っている事を思わせる台詞もあったし前作の生き残り組はこの世界でちゃんと生きてるんだなと思うと感慨深かった
苗木たちの創った未来も存在している事実が嬉しい
同時に日向たちが創った都合の良い未来も存在していることを願う
今作が一貫して言っていたことは、「多様な価値観があること」
己の価値観のみで形成された世界では起こりえない予測不可能なことでも、行動を起こせば”奇跡”は起きる
他に考えたい点
・日向(カムクラ)達はなぜ超高校級の絶望になったのか
・希望ヶ峰学園のした事
・カムクラの目的 等
キャラ評などは通信簿埋めてから改めて書くと思う
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これは一番好きな日向創の表情
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komakusa · 5 years
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#俺の一押しエロゲソングを聞いてくれ 集計(その2)
昨日アップした集計結果の続きです。2ポイント未満かつ1ポイント超の274曲になります(集計方法は前投稿をご参照ください)。
投稿者数  ポイント  曲名/作品名/歌手 _9人 1.993  dissonant chord/PRINCESS WALTZ/NANA _8人 1.981  穢れ亡き夢/11eyes 罪と罰と贖いの少女/Asriel _9人 1.973  Moving go on ~そこから見える未来~/3days/川村ゆみ _9人 1.965  こころに響く恋ほたる/アマツツミ/橋本みゆき _8人 1.948  brave genesis/創刻のアテリアル/オリヒメヨゾラ _8人 1.933  split tears/片恋いの月/fripSide _6人 1.918  GHOST×GRADUATION」/はつゆきさくら/monet 11人 1.918  コトダマ紬ぐ未来/アマツツミ/山崎もえ _4人 1.917  Fericita/シンシア ~Sincerely to You~/Rita _9人 1.915  赤い約束/FORTUNE ARTERIAL/Veil∞Lia _6人 1.906  最愛/涼風のメルト/霜月はるか 12人 1.885  ダ・カーポII ~あさきゆめみし君と~/D.C.II ~ダ・カーポII~/yozuca* _8人 1.883  機神咆吼ッ! デモンベイン!/斬魔大聖デモンベイン/生沢佑一 _4人 1.883  真実の翼 -サダメのツバサ-/僕がサダメ 君には翼を。/カヒーナ _7人 1.878  彼方/SinsAbell/東迦喜也 _6人 1.876  sword of virgin/恋剣乙女/fripSide _9人 1.866  嘘つきと傷あと/輝光翼戦記 天空のユミナ/水霧けいと 10人 1.845  For our day/そして明日の世界より――/川田まみ _9人 1.844  未来図/未来ノスタルジア/浅羽リオ _5人 1.843  jewelry days/オーガストFANBOX/榊原ゆい _4人 1.841  武士/真剣で私に恋しなさい!/きただにひろし 13人 1.839  Life is like a Melody/智代アフター/Lia 11人 1.833  sign/うたてめぐり/miru _6人 1.833  Saya's Song/リトルバスターズ! エクスタシー/Lia _8人 1.820  君が望む永遠/君が望む永遠/MEGUMI _5人 1.810  go!go! Summer drive!/ナツユメナギサ/月子 10人 1.807  I Bless Thy Life/天使ノ二挺拳銃/いとうかなこ _7人 1.804  二人色/恋色空模様/Duca _6人 1.802  久遠 ~詩歌侘~/恋姫†無双 ~ドキッ☆乙女だらけの三国志演義~/茶太 11人 1.794  永遠に咲く花/枯れない世界と終わる花/AiRI _7人 1.791  Eternal Recurrence/星空のメモリア/橋本みゆき _8人 1.790  Reconquista/レコンキスタ/飛蘭 _9人 1.789  濛々たる黒煙は咲き/信天翁航海録/Rita _5人 1.780  Destiny/あると/橋本みゆき 12人 1.778  Clover Day's/Clover Day's/真理絵 10人 1.771  モノクローム/グリーングリーン/YURIA _6人 1.764  恋せよ乙女!/サノバウィッチ/米倉千尋 10人 1.743  Happy birthday to.../終わる世界とバースデイ/KAKO _5人 1.743  あくびの戦士がふぁー/スマガ ~Star Mine Girl~/大槻ケンヂ _5人 1.742  brindiamo ~俺たちに乾杯/続・殺戮のジャンゴ -地獄の賞金首-/ワタナベカズヒロ _6人 1.737  Vanille Rouge -ヴァニーユ・ルージュ-/フォセット ~Cafe au Le Ciel Bleu~/佐倉紗織 _6人 1.735  言葉繋ぎ/すきま桜とうその都会 -End of the world and cherry Blossom Princess-/花たん _9人 1.734  Natukage/AIR/Lia _7人 1.719  ヒカリ/ジサツのための101の方法/佐藤裕美 _6人 1.709  僕と、僕らの夏/僕と、僕らの夏/WHITE-LIPS 10人 1.701  紅葉/きっと、澄みわたる朝色よりも/WHITE-LIPS _6人 1.700  style/それは舞い散る桜のように/YURIA _9人 1.695  Wind of Cronus/プレゼンス/真理絵 _8人 1.693  Rosa Morada/紫影のソナーニル/Rita 10人 1.692  Liblume/生命のスペア/霜月はるか _7人 1.686  あなたを想いたい/Routes/池田春菜 _4人 1.683  星団歩行/夜巡る、ボクらの迷子教室/夜巡る、ボクらの迷子教室 _4人 1.662  primal/プライマルハーツ/Ceui _8人 1.659  沙耶の唄/沙耶の唄/いとうかなこ _5人 1.658  mement vivere ~生きることを忘れないで~/月光のカルネヴァーレ/ワタナベカズヒロ 10人 1.658  悠久のcadenza/姫狩りダンジョンマイスター/織姫よぞら _6人 1.655  Treating 2U/Treating 2U/堤伊之助 _5人 1.652  せつなさのグラデイション/あかね色に染まる坂/橋本みゆき _7人 1.651  Moon Story/片恋いの月 えくすとら/UR@N _5人 1.640  ワールドイズマイン/グリーングリーン/bamboo _4人 1.636  時雨Dictionary/キミトユメミシ/民安ともえ _6人 1.635  遙かなる地球(ふるさと)の歌/マブラヴ/栗林みな実 _6人 1.630  キミガタメ - /うたわれるもの/Suara _7人 1.624  未来はきっとShiny Days/ボクラはピアチェーレ/奏英学園軽音部 Starring i.o _5人 1.618  GLORIOUS DAYS/恋×シンアイ彼女/yuiko _4人 1.617  imitation/Imitation Lover/榊原ゆい _9人 1.609  さよならの向こう側で/D.C.II P.C. ~ダ・カーポII~ プラスコミュニケーション/美郷あき _5人 1.607  桜霞 ~サクラノカスミ~/桜吹雪/西沢はぐみ _5人 1.603  with you/スズノネセブン!/茶太 _7人 1.600  Love Cheat!/いただきじゃんがりあんR/MOSAIC.WAV 11人 1.583  spiral of despair/痴漢専用車両 ~屈辱の痴漢電車~/fripSide _5人 1.583  この大地の果てで/永遠のアセリア/Tā _8人 1.574  冬に咲く華/彼女のセイイキ/美月琴音 10人 1.573  THE APPLE IS CAST!/抜きゲーみたいな島に住んでる貧乳はどうすりゃいいですか?/夢乃ゆき _3人 1.571  MUGEN∞MIRAI/天神乱漫 LUCKY or UNLUCKY!?/神代あみ _5人 1.569  シンソウノイズ/シンソウノイズ ~受信探偵の事件簿~/霜月はるか×Ceui _4人 1.560  あたらしい予感/To Heart/AKKO _5人 1.545  ぴぃす@ぴーしーず!/Peace@Pieces/KIYO _9人 1.541  ツクモノツキ/ツクモノツキ/nao _4人 1.525  Cross Illusion/俺たちに翼はない AfterStory/美郷あき _4人 1.525  夏はマシンガン/みずいろ/マシンガン進藤 _6人 1.523  凪/もしも明日が晴れならば/WHITE-LIPS _7人 1.521  quantum jump/フレラバ/真里歌 _5人 1.510  nameless melodies ~だけど、きみにおくるうた~/とらいあんぐるハート2 さざなみ女子寮/鳥居花音 10人 1.504  Brand-new Heart/To Heart/AKKO _2人 1.500  DELICIOUS TEMPTATION/赤ずきんと迷いの森/杉崎和哉 _3人 1.500  MOON TEARS/吸血殲鬼ヴェドゴニア/小野正利 _3人 1.500  Snow wish/デュエリスト×エンゲージ/Duca _2人 1.500  Velocity of sound/ソニック・プリンセス/MOMO _6人 1.495  さよならのかわりに/この青空に約束を―/つぐみ寮生会合唱団 13人 1.491  THIS ILLUSION/Fate/stay night /M.H. _8人 1.478  We Survive/V.G.NEO/KOTOKO _8人 1.474  My Sweet Lady/学☆王/佐倉紗織 _7人 1.469  Dreaming Continue/ぱすてるチャイムContinue/NANA _5人 1.467  つまんない恋/パルフェ ~ショコラ second brew~/高槻つばさ _4人 1.454  little explorer/eden*/原田ひとみ _4人 1.450  Love Hell Rocket/HoneyComing/青木春子 _5人 1.448  Celebrate/桜華/みとせのりこ 10人 1.424  魂響/魂響 ~たまゆら~/片霧烈火 _6人 1.421  Change The World/ゴールデンアワー/夢乃ゆき _5人 1.420  Causal Chain/うたてめぐり/遊女 _3人 1.417  As time goes by/コミックパーティー/美崎しのぶ _6人 1.414  終末のフラクタル/グリザイアの果実/飛蘭 _3人 1.410  The Engaged Fortune/アリス2010/橋本みゆき _8人 1.394  ダ・カーポⅢ~キミにささげる あいのマホウ~/D.C.III R ~ダ・カーポIIIアール~ X-rated/yozuca* _6人 1.392  可憐雪月花/絆きらめく恋いろは/KEiNA _7人 1.392  想いのカナタ/夏空カナタ/霜月はるか _6人 1.388  後ろ髪の証跡/ハピメア -Fragmentation Dream-/美月琴音 _4人 1.387  スクールバス/グリーングリーン/UR@N _6人 1.386  ジュヴナイル/蒼天のセレナリア/Rita _5人 1.386  運命SADAME/うたわれるもの/元田恵美 _6人 1.381  戦姫之理/龍戦姫 天夢/青葉りんご 10人 1.379  観覧車 ~あの日と、昨日と今日と明日と~/めぐる季節の約束と、つないだその手のぬくもりと/Duca _4人 1.375  Sleeping Pretend/すみれ/真里歌 _4人 1.367  Milky Ice/ウィッチズガーデン/雪村涼乃(遥そら) _3人 1.367  プチタミ/キミの声がきこえる/茶太 _4人 1.365  さめない熱/天使ノ二挺拳銃/ワタナベ _5人 1.360  Especially for you/ワンコとリリー/麗華 _9人 1.359  Like a Green/グリーングリーン2 恋のスペシャルサマー/UR@N _4人 1.355  マル秘☆恋愛法則/アッチむいて恋/NANA _3人 1.354  7th WORLD'S OUT/こんそめ!~combination somebody!~/西沢はぐみ _9人 1.354  magicaride/マジカライド/fripSide 11人 1.354  Explorer World/カミカゼ☆エクスプローラー!/NANA _6人 1.353  君恋ノ唄/戦国†恋姫/茶太 _6人 1.352  ∞未来/失われた未来を求めて/橋本みゆき _7人 1.348  希いの花/眠れる花は春を待つ。/Rita _7人 1.348  永遠なる絆と想いのキセキ/恋する想いと少女のキセキ/nao _5人 1.346  僕たちの未来/Fate/hollow ataraxia/rhu _4人 1.345  After All -綴る想い-/WHITE ALBUM2/上原れな _3人 1.341  SOUND OF DESTINY/WHITE ALBUM/緒方理奈 _8人 1.340  room/君が主で執事が俺で/KOTOKO _9人 1.334  First Love/ヒマワリと恋の記憶/夢乃ゆき _2人 1.333  cross my heart/innocent world/島宮えい子 _2人 1.333  Le Conseil/古色迷宮輪舞曲/tohko _3人 1.333  MOON PHASE/雫/Suara _2人 1.333  Running to the straight/ママトト ~a record of war~/仲村芽衣子 _2人 1.333  おもいで/Canvas ~セピア色のモチーフ~/くにたけみゆき _5人 1.838  カスミカゲロウ/霞外籠逗留記/Rita _5人 1.331  Till I can see you again/Chu×Chuぱらだいす ~Encore Live~/榊原ゆい _3人 1.327  星海を往く希望の歌/マブラヴ オルタネイティヴ クロニクルズ01/遠藤正明 _5人 1.324  Dearest Sword, Dearest Wish/ChuSinGura46+1 -忠臣蔵46+1-/Ayumi. _5人 1.322  Forget-me-Not/忘レナ草 ~Forget-me-Not~/Akira _5人 1.313  Silent Flame/魔王と踊れ! -Legend of Lord of Lords-/霜月はるか _3人 1.311  iを解きなさい/いきなりあなたに恋している/はな _3人 1.310  song for friends/リトルバスターズ! エクスタシー/Rita _3人 1.310  歩み/まじかる☆アンティーク/AKKO _4人 1.307  モンタージュ/最終試験くじら/美郷あき _8人 1.306  ナニカ/カナリア ~この想いを歌に乗せて~/NORI _4人 1.302  true eternity/彼女たちの流儀/fripSide _7人 1.299  closest love/Areas 恋する乙女の3H/fripSide _4人 1.297  祝福の歌/エーデルワイス/yozuca* _3人 1.291  I pray to stop my cry/凌辱看護婦学院/KOTOKO _3人 1.286  世界で一つのタカラモノ/ボクラはピアチェーレ/奏英学園軽音楽部 starring i.o _4人 1.282  My Dear Stardust/DEARDROPS/DEARDROPS _6人 1.274  COLD BUTTERFLY/聖娼女 ~性奴育成学園~/Duca _8人 1.261  トラワレビト/シークレットゲーム -KILLER QUEEN- DEPTH EDITION/遊女 _6人 1.261  beautiful flower/D.C.II/美郷あき _6人 1.260  星空のいま/星空へ架かる橋AA/相良心 _3人 1.256  Witch's Garden/ウィッチズガーデン/佐藤ひろ美 & 飛蘭 _9人 1.252  Lapis Lazuli/夜明け前より瑠璃色な/泉伶 _2人 1.250  Walk/学園ソドム ~教室の牝奴��達~/神林未玖 _2人 1.250  ラブ・エレクション/ワールド・エレクション/薬師るり _3人 1.244  セ・キララ/se・きらら/橋本みゆき _9人 1.242  情熱のウォブル/タユタマ -It's happy days-/Kicco _6人 1.236  Raison d'etre/GUN-KATANA -Non-Human-Killer/電気式華憐音楽集団 _3人 1.226  祈りの時代/奴隷市場/MELL _5人 1.220  Heart To Heart/ToHeart2 XRATED/中山愛梨沙 10人 1.214  Change&Chance!/のーぶる☆わーくす/榊原ゆい _4人 1.213  thyme/シュクレ/KOTOKO _3人 1.211  Dote up a cat!/ネコっかわいがり! ~クレインイヌネコ病院診療中~/Rita _3人 1.210  見上げた空におちていく/見上げた空におちていく/片霧烈火 _2人 1.200  infinite knots/天結いキャッスルマイスター/佐咲紗花 _2人 1.200  Life goes on/カタハネ ――An' call Belle――/Rita _2人 1.200  Re:TraumenD/Re:LieF/紫咲ほたる _2人 1.200  saudade/漆黒のシャルノス/Rita _2人 1.200  Von Ljosalfr ~光の妖精より~/迷える2人とセカイのすべて/nao _2人 1.200  だっこしてぎゅっ!~汝、隣の枕(よめ)を愛せ/だっこしてぎゅっ! ~オレの嫁は抱き枕~/民安ともえ _3人 1.200  もう始まっている、未来。/Flyable Heart/KIYO _4人 1.199  ハジマリノトキ/鬼まり。/Rita _3人 1.196  恋せよ!乙女/恋せよ!!妹番長/Duca _3人 1.194  IN MY WORLD/猫撫ディストーション Exodus/桐島愛里 _5人 1.194  it's just farewell/カタハネ/Rita _9人 1.193  LOVING TRIP/オトメ*ドメイン/yozuca* _4人 1.192  残光ルミネセンス/円交少女2 ~JKアイドル真鈴の場合~/yuiko _6人 1.192  FaV/ラムネーション!/彩音 _3人 1.191  立ち上がれ教頭!/狂った教頭No.2 ~この支配からの卒業~/如日 _3人 1.188  unsymmetry/ぎりギリLOVE/KOTOKO _7人 1.186  チェリーレッドのピストル/FOLKLORE JAM/佐藤ひろ美 10人 1.185  own justice/暁の護衛~罪深き終末論~/神月社 _3人 1.184  広がる夜空の下で/星空へ架かる橋/青葉りんご _3人 1.181  Growing!/DRACU-RIOT!/米良梓(cv佐藤しずく) _3人 1.175  巫女みこナース・愛のテーマ/巫女みこナース/Chu☆ _3人 1.173  melty snow/あねいも2/川田まみ _3人 1.171  Eden's song/グリザイアの楽園/はな _3人 1.168  雨上がりに咲いた虹/D.C.II To You/yozuca* _2人 1.167  Castle Fantasia/キャッスルファンタジア聖魔大戦/CANDY _3人 1.167  君に逢えたから/いろとりどりのセカイ/eufonius _2人 1.167  志在千里 ~恋姫喚作百花王~ 【Piano Arrange】/真・恋姫†無双 ~乙女繚乱☆三国志演義~/茶太 _2人 1.167  名も無き物語/Hello, good-bye/Kicco _2人 1.167  輪廻の糸/天ノ少女/霜月はるか _6人 1.163  La storia/戦女神VERITA /織姫よぞら _4人 1.160  emotional flutter/ef - the latter tale./原田ひとみ _3人 1.150  やさしい世界を君に/天使の羽根を踏まないでっ/WHITE-LIPS _7人 1.148  Gregorio/Dies irae ~Acta est Fabula~/榊原ゆい _2人 1.143  Signal Heart/シグナルハート /Rita _2人 1.125  entrance to you/カスタムメイド3D/nao _2人 1.125  have eyes only for you…/North Wind/KIRIKO _2人 1.125  カカシ/水夏A.S+/彩音 _3人 1.125  スターチス/Color of white/結月そら _2人 1.125  メリーゴーランドをぶっ壊せ/はつゆきさくら/結衣菜 _2人 1.125  ラブ・パラダイス/W.L.O. 世界恋愛機構/片霧烈火 _2人 1.125  散歩日和/ワンコとリリー/Duca _2人 1.125  迷いの森/グリザイアの果実/佐藤ひろ美 _8人 1.124  アペイリア/景の海のアペイリア/薬師るり _3人 1.112  コイノニア/Noel/Rita _2人 1.111  こころのプリズム/コミュ -黒い竜と優しい王国-/桜坂かい _2人 1.111  天意悠久/斬魔大聖デモンベイン/いとうかなこ _2人 1.111  未来自画像/真剣で私に恋しなさい!S/KOTOKO _9人 1.110  淡雪/ましろぼたん/佐倉紗織 _5人 1.110  IN THE DARK/THE GOD OF DEATH/みるくくるみ 11人 1.108  satirize/螺旋回廊2/宮崎麻芽 _2人 1.100  Because of/妹のセイイキ/秋野花 _2人 1.100  青空の彼方へ ~Greensleevesより~/きると/KAKO _2人 1.100  占勇!魔界ブロードバンド/魔王のくせに生イキだっ!/綾瀬理恵 _3人 1.098  Color of Happiness/るな・シーズン 150分の1の恋人/AKI _6人 1.095  鏡の森/Trample on Schatten!!/片霧烈火 _6人 1.095  君とつくるもうひとつの未来/ここから夏のイノセンス/AiRi _7人 1.092  散って、咲いて/シークレットゲーム -KILLER QUEEN- DEPTH EDITION/遊女 _2人 1.091  Cross talk/ツグナヒ/MARY _3人 1.090  solitude/君の名残は静かに揺れて/KIYO _3人 1.090  そらうた/そらうた/佐藤裕美 _3人 1.088  EVERLASTING BLUE/AQUA/月子 _8人 1.085  Secret Liqueur/働くオトナの恋愛事情/霜月はるか _9人 1.084  ナグルファルの船上にて/素晴らしき日々 ~不連続存在~/monet _2人 1.083  flow ~水の生まれた場所~/水素 ~1/2の奇蹟~/KOTOKO _2人 1.083  恋鍵/いのぐれっ!/うえおかあい&風音 _2人 1.077  Escarlata/Scarlett ~スカーレット~/木蓮 10人 1.075  Platonic Syndrome/夏ノ雨/Duca _6人 1.072  Presto/はつゆきさくら/KOTOKO _2人 1.071  First Avenue/バイナリィ・ポット/masa _2人 1.071  no rain, no rainbow/ロンド・リーフレット/中原涼 _9人 1.071  疼/装甲悪鬼村正/VERTUEUX _4人 1.067  夢遥か/Garden/Duca _2人 1.067  絶対☆大好き/ぜったい遵守☆強制子作り許可証!!/藤原鞠菜 _2人 1.067  放課後のパティシエ/パティシエなにゃんこ/SAKKO _0人 0.000  神様のりんご//WHITE-LIPS _5人 1.060  月夜に舞う恋の花/千の刃濤、桃花染の皇姫/ういにゃす _2人 1.059  Erode/カスタムレイド4/電気式華憐音楽集団 _9人 1.058  Ashberry/エーデルワイス/NANA _6人 1.058  Only For You/民族淫嬢/カヒーナ _3人 1.057  fractale/Dark Blue/ひうらまさこ _3人 1.054  太陽のプロミア/太陽のプロミア/NANA _2人 1.053  Brand New Melody/もっと 姉、ちゃんとしようよっ!/理多 _2人 1.053  innocent Eye's/イノセント・アイズ/Akira _4人 1.053  シアワセノサガシカタ/ジサツのための101の方法/佐藤裕美 _2人 1.050  ブラウン通りで待ってます/ブラウン通り三番目/畑亜貴 _2人 1.048  ガチャガチャきゅ~と・ふぃぎゅ@メイト/ふぃぎゅ@メイト/み~こ _2人 1.048  私ってジャスティス/遊撃警艦パトベセル/keito _2人 1.033  Especial Friend/Silence 聖なる夜の鐘の中で……/A・S _2人 1.033  KANATA/七彩かなた/らん丸 _2人 1.033  青空ボレロ/巣作りドラゴン/畑亜貴 _4人 1.033  ヒトリ/天使のいない12月/AKKO _2人 1.032  ever/明日の七海と逢うために/橋本みゆき _2人 1.032  悲しみの向こうへ/School Days/いとうかなこ _2人 1.030  Snowy Tears/闇色のスノードロップス/小田ユウ _2人 1.029  Love Paint/BIN★CANダーリン/遊女 _2人 1.029  You can fly/マージ ~MARGINAL~/清水こずえ _2人 1.026  My Dear アレながおじさん/My Dear アレながおじさん/Orihime _2人 1.025  熱情/魔都拳侠傳 マスクド上海/マスクド上海 _2人 1.021  seven colors/はるかぜどりに、とまりぎを。/みとせのりこ _2人 1.017  FISSION/グリザイアの楽園/奥井雅美 _2人 1.016  ラムネ2017/ラムネ2/仲村芽衣子 _2人 1.006  roop ~遠い世界のキミに贈るたったひとつの恋の歌~/あきゆめくくる/Rita _2人 1.006  ラピスラズリの恋/あまつみそらに!/榊原ゆい 10人 1.004  二人だけのカーテンコール/アオイトリ/浅葉リオ
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kachoushi · 2 years
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各地句会報
花鳥誌 令和4年1月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和3年10月2日 零の会 坊城俊樹選 特選句
秋蝶のひと差し舞うて女坂 順子 筆塚に鏡花名残りの桔梗とも 要 秋草や妓楼のな��り今も濃く 悠紀子 筆塚に秋思の女佇ち替はり 順子 鉄の日時計錆びて天高し 要 蓮の実へ東天紅の影をひく はるか 女坂思ひありしか秋の蝶 三郎 蓮の実を飛ばせぬままに朽ちにけり 和子 実を抱きしままの蓮が水の底 和子
岡田順子選 特選句
実の飛んで慕情の蓮となりしかな 俊樹 蓮の実や弁財天の琵琶に飛び 眞理子 水澄んで鯉肉色の口開く 和子 野分後嘘つぽくなるりんごあめ きみよ 秋高き処に棲みて水のうへ いづみ 秋晴を細く傷つけ昼の月 小鳥 野の秋へからからと鳴る旅鞄 はるか 鶏頭を咲かせて人を葬りけり 和子 竜田姫広小路まで人力車 きみよ オレンヂのカンナの横が台東区 いづみ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月6日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
近松像離れぬ秋の蝶一つ ただし 啄木鳥や祈りの道の仏たち 同 切株の匂ふ日照りに秋の蝶 同 彼岸花終りし畦に道祖神 清女 夜の森静かにきのこ生まれけり 誠
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月7日 うづら三日の月 坊城俊樹選 特選句
祝詞声秋風に乗り天に消ゆ 喜代子 蔵の戸を引くや新酒の香り立つ 都 長き夜や身を乗り出して艶話 同 鬼ごつこ影長くして秋うらら 同 山の辺の刈田に映ゆる入日かな 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月7日 花鳥さヾれ会 坊城俊樹選 特選句
九頭竜の水面芒と光り合ふ かづを 九頭竜に秋晴と云ふ寂しさよ 同 月見草サーカス小屋のたちし頃 清女 小鳥来よ玻璃を磨きて待つ我に 同 落葉舞ふ左内の像や江戸を向く 千代子 江戸を向く左内の像や身にぞしむ 同 河口より秋潮つれて虹屋まで 笑 少年の秋蝶追うて一乗谷 同 柏翠忌思ひおもひの星月夜 匠 忌の心持ちて迎ふる十月を 和子 秋潮の白波高し柏翠忌 啓子 柏翠忌墓石と知るや秋の蝶 希
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月8日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
新しき杉玉軒に新走り 益恵 秋の暮澪引く船に集魚灯 宇太郎 一人居の軒賑はひて吊し柿 すみ子 曼荼羅華とは雨跡の草紅葉 悦子 一面のすみずみ揺れて蕎麦の花 都 猪に荒れし跡ある法の庭 すみ子 人知れず烏瓜にもあをき時 美智子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月9日 札幌花鳥会 坊城俊樹選 特選句
中子逝くとしあつの待つ天の川 独舟 秋刀魚船銀波を超えて今寄港 同 大空を全て我が物鰯雲 晶子 母の字をなぞるノートや夜半の秋 のりこ 魔女の住む庭の真つ赤な唐辛子 岬月 拾ひたる木の実に森の物語 同 弾け出て校庭の子ら秋高し 慧子 一位垣途切れるところ野紺菊 同 時刻表より消えし駅秋桜 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月11日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
干されたる地下足袋に来る赤とんぼ 上嶋昭子 小鳥来て神なび鳥語弾みをり 時江 遠堤の紅は静かに曼珠沙華 三四郎 滅亡の火の色をして狐花 上嶋昭子 時空越えお伽の国へ菊人形 中山昭子 野にあれば力むがごとし男郎花 時江 したたかに生き残りたる蚊にさされ 英美子 猪垣に全校生徒十五人 清女 鶏頭の全身燃ゆる赤の庭 三四郎 松手入身を伸ばしつつ縮めつつ みす枝 街角のペンキの匂ひ秋の風 三四郎
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月11日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
採血の血管逃しうそ寒し 貴薫 目覚めれば仄かに香る菊枕 せつこ 木の実落つ音におびえしお留守番 和魚 木の実独楽いつとき影を正しうす 有有 うそ寒や日の傾ける山の翳 ます江 菊枕闘ふ君の息遣ひ 美貴 橡の実も薪も干されて山の宿 あき子 碧色の潜む湖あり木の実落つ 貴薫 傘寿なる姉に縫ひあぐ菊枕 三無 児童館木の実工作靴多彩 聰
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月12日 萩花鳥句会
柿紅葉狭庭はんなり染めにけり 祐子 手を繋ぎ竹灯城下夜夜の月 美恵子 稲田へと鳥たち今は庭へ来ぬ 健雄 彼岸花年ふる毎にいとほしく 陽子 初紅葉抱きしみどりご目も見えて ゆかり 今年また総代のみの在祭 克弘
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令和3年10月12日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
秋潮や櫓を漕がずとも進む舟 登美子 秋の野にちらりと見えるかくれんぼ 裕子 黙祷は東の空の秋虹へ 登美子 ベトナムの友と見上ぐる渡り鳥 同 山装ふ街に住む子に電話する あけみ 車窓より刈田黄金に流れゆく 同 鳥覗き我も覗くや水澄めり ���子 休みつつ鍬打つ母や千代見草 登美子 朝参褒美なるかな終の蓮 みえこ 次男坊白菊かかへ祖父の墓 令子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月16日 伊藤柏翠俳句記念館 坊城俊樹選 特選句
わが裳裾翻しをり萩の風 千代子 わが里と連なる大河鮭のぼる 同 柿すだれ過疎の一戸を守りけり 真喜栄 荒磯みち名残りの句碑や野菊晴れ 同 月明り金星月に相寄りて 玲子 長き夜や肩を丸めて爪を切る 富子 暗闇を一枚にして虫時雨 みす枝 すがりたき女ごころや男郎花 世詩明 隠し田の稲も刈られてゐたりけり 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月17日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
末枯を見すゑ子育地蔵尊 慶月 本堂に秋灯暗く濡れてをり 斉 矢印に従ひ行けば秋の声 菟生 昨夜の酔ひ残して雨の酔芙蓉 秋尚 大寺にごつごつ競ふ青花梨 幸風 武士の鬨の声かと鵙鋭声(とごえ) 眞理子 秋雨の空白色に降り続く 貴薫 姦しく森はみ出してゐる小鳥 斉 瓢簞の細きくびれを打てる雨 圭魚 かくれんぼ鬼と芒の残さるる 千種
栗林圭魚選 特選句
秋雨の音聞くばかり年尾句碑 秋尚 濡れそぼつ幼の合羽のうそ寒く 斉 大寺にごつごつ競ふ青花梨 幸風 多重塔おほふ大樹や小鳥来る 芙佐子 白つつじ暗闇坂の返り花 文英 姦しく森はみ出してゐる小鳥 斉 かくれんぼ鬼と芒の残さるる 千種 年尾句碑静寂を好む小鳥来る 三無
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月19日 福井花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
ひよんの笛吹きつゝ左内偲びをり 千代子 洒落れた街しやれた雲浮く洒落れた秋 和子 夫の忌や空いつぱいの鰯雲 令子 鉄塔の先つちよ点り星月夜 清女 金色の仏の流転秋の風 雪 菊に立ちふと薫陶と云ふ言葉 同 朝倉の世も金風のかく吹かん 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月22日 鯖江花鳥俳句會 坊城俊樹選 特選句
戸袋にひそんでゐたる名残りの蚊 上嶋昭子 名画座に清張ものや秋深し 同 母に付き落穂拾ひの遥けき日 一涓 小鳥来る私雨の只中を 同 巫(かんなぎ)のまたあるときは稲刈女 同 秋深む軒に干すもの吊すもの みす枝 鳴らぬまま秋風鈴となりにけり 洋子 耳たぶの大いなる子の帰省かな 世詩明 かぐや姫もしやと思ふ月夜かな 信子 風音も乾いて来たる刈田かな 同 朝は銀夕べ金波の花芒 同 雨よりも雨音淋し冬に入る 中山昭子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月 九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
双つ児の生声高し天高し 孝子 地図に読む夜長の旅の物語 ひとみ いぼむしり意図なく背の枯れはじむ 成子 いつしかに末枯の野に踏み入りぬ 光子 赤鬼も青鬼も棲む唐辛子 喜和 無花果の固き扉の半開き 千代 パンドラの箱の底より秋の声 ひとみ 虚空に日輪枯野には未来図 睦子 金風は檻のものらに吹いてゐる 佐和
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年10月 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
朝寒や鐘の音とよむ磧径 幸風 団栗を五百羅漢に配る子等 同 母の塔真赤に熟るる烏瓜 同 その中の尾花に乱れなかりけり 百合子 ほろほろと零るも雅式部の実 三無 持ち寄りの千草の彩や中子師に 亜栄子 朝寒にペダル踏み出す重さかな 白陶 盛り沢山秋草活けて師を偲ぶ 教子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年9月1日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
銀漢の尾に街の灯を繋ぎたし 世詩明 色白が七難隠す砂日傘 同 昼寝してしばし地獄を見に行きし 同 一乗谷無縁仏や茄子の馬 ただし 生き残りかけし秋蚊の刺しつぷり 清女 曼珠沙華蘂が派手や数少な 輝一 漕ぎ出だす柳橋より花火船 誠 遠き日の桑食む夏蚕みしみしと 同 線香の煙漂ふ終戦日 信義
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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groyanderson · 3 years
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ひとみに映る影シーズン2 第三話「招霊上等仏恥義理」
☆プロトタイプ版☆ こちらは無料公開のプロトタイプ版となります。 最低限の確認作業しかしていないため、 誤字脱字誤植誤用等々あしからずご了承下さい。 尚、正式書籍版はシーズン2終了時にリリース予定です。
(シーズン2あらすじ) 私はファッションモデルの紅一美。 旅番組ロケで訪れた島は怪物だらけ!? 霊能者達の除霊コンペとバッティングしちゃった! 実は私も霊感あるけど、知られたくないなあ…… なんて言っている場合じゃない。 諸悪の根源は恩師の仇、金剛有明団だったんだ! 憤怒の化身ワヤン不動が、今度はリゾートで炸裂する!!
pixiv版 (※内容は一緒です。)
☆キャラソン企画第三弾 加賀繍へし子「我等、五寸釘愚連隊」はこちら!☆
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 その夜、私は激しい雷雨の音で目が覚めた。雷が鳴る度に地面が微かに振動し、天井から垂れ下がる人天蓋も揺れているようだ。ベッドから起き上がり、着崩れた僧衣を軽く直して様子を見に行く。重たくなった引き戸をこじ開けると、水没した橋のようになった露台から雨水が雪崩込んできた。目の前に見える安達太良山は山頂付近が重い雲で覆われ、普段露台で寛いでいると挨拶をしてくれるトンビやカラスも、当然今日は飛んでいない。妙だ。石筵観音寺(いしむしろかんのんじ)で、天気がこんな風に荒れるのは初めてだ。私は美しい木彫りの観世音菩薩像の御前で印相を組み、真言を唱える。 「オム・マニ・パドメ・フム……オム・マニ・パドメ・フム……」  すると仏像に蛍火のような淡い光が灯り、既に御仏になられた私の恩師、ここ石筵観音寺の和尚様が金剛観世音菩薩として顕現された。 『外で何が起きているのですか』  声ではない波動で、和尚様の言葉を感じる。私は雨が降りしきる露台の方を向き答えた。 「まだわかりません。ですが昨日、散減という怪物と遭遇しました」 『チルベリ』  それはこういう怪物でしたか? と聞かんばかりに、和尚様の手から霞のようなエネルギーが立ち上り散減の姿を象った。飛行機の機内では気がつかなかったけど、散減は毛虫状の体の両端に顔がついていて、どちらも頭になっているようだ。右の顔はまるでミルクを飲む赤ちゃんのように口をすぼめて和尚様の霞を吸い、左の顔はまだらに濁った茶色い液体をゲロゲロと吐き出している。和尚様はそれをグシャッと握り潰した。彼の御顔は穏やかな観世音菩薩から、憤怒相をたたえる馬頭観音に変わっていた。 『行くのです、一美。偽りの金剛を斬るのです』
དང་པོ་
 午前〇時半、ホテル千里アイランドリゾート宴会場。川の字に並べられた中央の布団で、私は目を覚ました。どうやら観音寺の夢を見ていたようだ。外は夢と同じ雷雨。とても嫌な予感がする。様子を見に行きたい。けど、佳奈さんの枕元からスマホの光が漏れている……まだ起きているみたいだ。さてどうしたものか、と考えていると、私の背中側に誰かがコロンと寝転んだ。 <こんばんは! お邪魔していい?>  私の影にテレパシーが伝わってくる。万狸ちゃんだ。 <一美ちゃん、ムニャムニャ寝言言ってたけど大丈夫?> <うん、ありがとう万狸ちゃん。……お願いがあるのだけど>  私は夢や嫌な予感の事を万狸ちゃんに伝えた。そして、私の代わりに少し外を見てきてほしいと。 <散減……一美ちゃんは、お昼の怪物の事知ってるの?> <ほんの少しだけね。昔戦った悪霊の仲間なんだって> <じゃあ、一美ちゃんがパトロールに行った方がいいかな。私がこの体回しておくから、行ってきていいよ!> <頼んじゃっていいの? じゃあ、十分ぐらいお願いしようかな> <オーケー。あ、ちょっと待ってて>  万狸ちゃんは襖をすり抜け、男性側の寝室に入っていった。『体を回す』。つまり霊能者が幽体離脱をする時に心臓や呼吸が止まらないよう、誰か他の霊に体を預けておくことを意味する専門用語だ。普通は親戚とか、余程信頼できる霊にしか頼まないものだけど、彼女はプロ霊能者である後女津斉一さんの娘だ。安心して体を預けられる。  程なくして万狸ちゃんは、斉三さんを連れて戻ってきた。護衛につけてくれるそうだ。私は万狸ちゃんに肉体を預けた後、肉体から念力で影だけを集め、幽体離脱した霊魂に纏う。こうする事によって、影法師使いは影と念力でできた体を持つ強力な霊体になれる。世間では未確認生物シャドーパーソンとも呼ばれる、まさに『影法師』という形態だ。準備ができた私と斉三さんは、ホテルの中庭方面へ見回りに向かった。 「こんな時間にお付き合いさせてしまってすみません」 「構いませんよ。むしろこの島では、一人で出歩かれる方が困る」 「……あの、万狸ちゃんから伺ったんですが、あなたは……斉一さんの、ドッペルゲンガーだとか」  歩いていた斉三さんがピタリと立ち止まる。 「……十年以上前の話です。台風による津波から避難するため、斉一は身重の妻を乗せて運転していた。すると山が崩れ、彼らは土砂で生き埋めになりました」 「土砂災害……!」 「三人は救出されましたが、斉一が次に目覚めた時、妻は酸欠の後遺症で植物状態に。子供も流れていました。それを聞いた斉一の精神は三つに分裂して、そのうち一つが僕……」  斉三さんはゆっくりと振り向きながら、狸から人間の姿に変身した。 「事故当時のまま、時が止まってしまった側面です」  それは十数歳ほど若い頃の斉一さんだった。右半身が血と細かいガラス片でキラキラと輝いていて、右腕は折れているのか肘から下がだらりと垂れている。嫌でも凄惨な事故現場を想起してしまう、痛ましい説得力のある姿だ。 「すいません、そんな過去とは知らずに……」 「お気になさらないで下さい。今の僕達には、万狸がいますから」  後女津万狸ちゃん。流産してしまった水子の魂が妖怪になったのか。十数年前に赤ちゃんだった彼女は今、中学生ぐらいだ。恐らくは、生きている子供と何ら変わらない愛情を注ぎ込まれて育っているんだろう……。何があっても、この島で彼らの縁は守らなければならない。そう思った丁度その時だった。 「きゃああっ!」  ホテル棟とやや離れた中庭奥、業者用駐車場方面から悲鳴が上がった。私達は一瞬顔を見合わせ、声の方向に駆け寄る。斉三さんは小さな化け狸姿に戻ってコンクリート壁をすり抜け、私は壁沿いに灯る照明の光をつたって影体を這わせた。
གཉིས་པ་
 駐車場にいたのは加賀繍さんを取り巻いていたおばさま軍団だ。よく見ると中央のおばさまがナイフを掲げている! 「不思議よねぇ……。今日までずっと一緒に活動してきたのに、なーんかストンと醒めちゃったわ。加賀繍へし子なんかペテン師よ、ペテン師……イヒヒ……」 「な……何を言ってるの!? こんな夜中に急に呼びつけて……ともかくそのナイフを下ろして!」  別のおばさまがナイフを持ったおばさまを宥めている。ナイフのおばさまは口角から茶色い液体を垂れ流し、目も焦点が定まっていない。それを見た瞬間、私の中で二つの手がかりが繋がった。 『右の顔はまるでミルクを飲む赤ちゃんのように口をすぼめて和尚様の霞を吸い、左の顔はまだらに濁った茶色い液体をゲロゲロと吐き出している』 『母乳を奪えば子は親の因果を失い、他人の母乳を飲ませれば、子とその相手は縁で結ばれる』 「そうか、あの液体が縁の母乳なんだ!」 「縁の母乳?」 「はい。どういう仕組みかはわからないですけど、散減は人の縁をミルクみたいな液体にするんです。あの人のは茶色く濁ってるから、散減に縁を奪われて、代わりに悪縁を植え付けられたんだと思います」 「母乳か……エーテル法具と呼ばれる物の類だろう。それじゃあ、散減は何処に……?」  斉三さんが周囲を見渡す。確かに大雨で視界が悪いせいでか、散減本体が見当たらない。おばさまはナイフを舌なめずりし始めた。 「一体どれだけの人間が、あの強欲バブアァァーに毟り取られたのかしら。成敗しなきゃ……共犯者の私達が責任取らなきゃでしょぉ? 暗殺ゥ、あなた達も協力しなさいよォォ……!」  フシャアァァァ! おばさまの口から穢れた母乳が霧状に吹き出す。霧は雨風に飛ばされる事なく、他のおばさま方の方に流れ……すかさず斉三さんが飛び出した! 「そうか、気枯地(けがれち)だ! まずい!」 「気枯地?」 「説明は後!」  斉三さんの尻尾が回転しだす。たちまちそれは極彩色に輝く糸車になった! そこから数本の糸が放たれ、伸長しながらおばさま方を繭状に包み込む。すると繭に触れた穢れ母乳霧は空気清浄機を介したように消滅! 「ふぅ……。気枯地、パワースポットの逆、厄や災いを招く地。木々は曲がりくねって伸び、水が歪んで流れ、磁場も気圧も狂っている。この島に来た時からずっと嫌な感じがしていた。地相学的に言えば、この島全体が大きな悪霊なんです」  斉三さんは極彩色の尻尾を引っ込めた。 「それじゃあ、あの人は……千里が島そのものに取り憑かれているんですか!?」  言われてみると、確かに私も島に来てから体に不快感を覚えていた。しかも今、母乳霧は雨を貫通して漂った。これは明らかに異常だ! 「どうして? どうして仲間になってくれないの! 断ち切ってやる……お前達のその縁、断ち切ってやるゥーーーッ!!」  ナイフのおばさまがおばさま方に襲いかかる! 「きゃあああ!!」 「危ない!」  私は咄嗟に飛び出し、ナイフのおばさまの影を踏みつけた。するとおばさまはスカートの裾を踏まれたようにその場から進めなくなり、べしゃりと転倒した。 「ギャッ!」  影法師の『影踏み』という技術。でも夜は暗く、しかも大雨で影が朧になっているから力が出せない。私にとって最悪のコンディションだ。 「ヒヒヒィーッ……悪霊だあぁぁ! 悪霊が私を押さえつけていて動けない! 誰かあぁーーーっ助けてぇーーー!!!」  おばさまが大声で喚き散らしながら暴れる。私も彼女に必死にしがみつくけど、長くは押さえつけていられない。 「斉三さん!」  叫ぶより前に、斉三さんはおばさまからナイフを奪い取ってくれていた。アンダースローでナイフが投げられたと同時に、私の念力も限界を迎えて影体がおばさまから弾け飛んでしまった。一瞬気が遠くなるような浮遊感を覚えた後、魂が雨に流されないよう何とか街灯の光で影体を繕う。 「今よ、エイッ!」   ナイフがなくなった隙におばさま軍団が暴れるおばさまを取り押さえた。これでひとまず一安心か…… 「……! みんなその人から離れろ!!」  突然斉三さんが叫んだ。しかしカラキシであろうおばさま方には聞こえていない。すると先程まで暴れていたおばさまがビクンと大きく痙攣し、ボキボキ脱臼音を立てて仰け反っていく! 「ゴッ……ゴボッ……ホバアアァァーーーーッ!!!!」  バキミチッ、パァン!! おばさまの体が背中側に折りたたまれ、さながら昔の二つ折り携帯電話を無理やり逆向きに閉じた時のように背骨が砕ける音がした。皮膚伸縮の限界を迎えた胸は裂け、彼岸花状に開いた肋骨が剥き出しになる! そこから天高く鮮血を吹き上げながら、次第に右第二肋骨が膨張しだし……いや、おばさまの魂や血���生命力を吸収しだし、グロテスクな芋虫状の怪物に姿を変えていく! 「きゃああーーーっ!」「誰か、誰かあぁーーーっ!」  おばさま方は蜘蛛の子を散らすように逃げ出した。雨で足元が覚束ず、何人かは転倒する。 「ボココッ……ポコッ……ンマアアアァァーッビャアアァーーー!!!」  おぞましい咆哮! 細長い芋虫状の体にまばらに毛が生えだした怪物……散減は、逃げ遅れたおばさまの一人に狙いをつけた。 「いぎゃあああ! 何かがいる、何かが私に触ってるのぉーーっ!」  散減は飛行機内で見た物と比べれば遥かに小さい。ただ、それでも全長一メートル程はある。片方の口に二つ折りおばさまを咥えているからリーチは短いけど、足がもつれたおばさまに組み付こうとビタビタ暴れ回っている。 「やめろ!」  斉三さんは咄嗟に二つ折りのおばさまに憑依した。苦痛に歪んだ表情のまま散減を掴むと、力任せに放り投げる! 「ン厶ァッ!」  地面に叩きつけられた散減は陸に打ち上げられた鯉のようにのたうち回る。斉三さんは血反吐を吐きながら脱臼した肉体の姿勢を整え、尻尾の糸で傷口を塞いでいった。 「大丈夫ですか!?」 「はあ、はあ、言ったろ……僕は、止まっている側面……死にかけた人間を未練がましく延命させるのが得意なんだ……妻の、時……」  掠れた最後の一言は雨音にかき消されて、『妻の時』とだけ聞き取れた。しかしそれを考察する間もなく、身軽になった散減が猛烈な勢いで逃げ遅れのおばさまに迫っていた! 「オゲエェェ、ヴォエエエェェェ!」 「ぎゃああああ! くっさあああぁああ!?」  散減が口から大量の穢れ母乳を吐瀉! おばさまを悪縁汚染させようと試みる。 「させるか!」  私はまだ復旧が不完全な影体を振り絞って、おばさまの周囲の影を編みドーム状バリアを張る。行き場を失った光線がメロン格子状に輝き、念力と光エネルギーで多少は霊体からの攻撃を防げるんだ。でも相手が怪物では、数秒しか持たない! 「ンマウウゥゥゥ!」 「う、くぅ……!」  散減がバリアに体を何度も叩きつける! 想像の何十倍もの衝撃に、まるで息が出来なくなるような鈍い激痛が私を襲った。ジリ貧だ。せめて明るい昼間だったら。せめて雨が止んでさえいれば。せめて自分の本体とプルパさえ近くにあれば力を出せるのに! もう、ダメなのか……? 魂の消滅をも覚悟した、その時だった。
གསུམ་པ་
 ブアァァン、ギャギャギャギャギャ!! 張り詰めた状況を突然切り裂くエンジン音。昨日昼に見たイケメンライダーズのバイクが、中庭にドリフトしながら現れた! 爆音に驚いた散減は攻撃を止める。停車したバイクから降りたライダーは、ダマスク柄のフルフェイスヘルメットを脱ぎながら念仏を唱え始めた。 「鬼冥武魎呪女霊……亡武噴火死戯荒……」  それはお経にしては余りにも禍々しく、殺意に満ちた響きだ。ヘルメットの下からライダーの素顔が見えかけた瞬間、ビシャァァーン! バイクの背後に雷が落ち、そのライダーを……特攻服に身を包んだ占い師、加賀繍へし子のシルエットを強烈な後光が照らした! 「加賀繍さん!?」  加賀繍さんは昼間と同じぬか床の壺を地面に置いて開く。そして猛禽のような目つきで散減(がいると思しきアサッテの方向)を睨みつけると、 「救急車を呼びに行け」 「はい!」  逃げ遅れのおばさまを逃がした。そして散減(が実際はいない方向)を睨みつけ、壺からヌラリと光る金属製の何かを取り出す。あれは、五寸釘……? ぬか漬けの色を良くするために入れていたんだろうか。 「よくも私の可愛い仲間を乗っ取ってくれたね……ご先祖様の怒りを知れ!」  更に加賀繍さんはぬか床からナスビやキュウリ等を取り出すと、そこに五寸釘をプスプスと刺していく。まさか、あの形は…… 「精霊牛と精霊馬!?」  そうだ。あれはどう見ても、お盆にご先祖様を送迎するのに使う野菜の牛馬だ! けど脚を丑の刻参りじみた五寸釘で作る事で、何やらとんでもなく罰当たりで禍々しい物体になっている! 「鬼冥武魎呪女霊……亡武噴火死戯荒……」  殺意に満ちた念仏に連動して、ナスビとキュウリはフルフルと震えだす……ブォン……ブォン……バッバッバッバッバッ! するうちまるでエンジン音のような唸り声を上げ、眩いエクトプラズム光を発した! 次の瞬間そこにいたのは……精霊牛馬ならぬ、精霊大型改造バイクに跨る二人のレディース怨霊暴走族だ。 「五寸釘愚連隊(ごすんくぎぐれんたい)総長、悪死蟇魔耶(おじま まや)! 夜露死苦(ヨロシク)!」 「五寸釘愚連隊総長妹、悪死蟇禍耶(おじま かや)! 喧嘩上等!」  レディース二人は目に殺気をたたえ、燃え盛る二本の蝋燭を『五寸釘愚連隊』と極太毛筆フォントで書かれたハチマキで額に巻いている。更にスレッジハンマーを背負い、胸からは藁人形を彷彿とさせる巨大な釘の頭が飛び出している。総長魔耶さんは牡丹が刺繍された特攻服を纏い、針山のようなマスクをつけた薄幸そうな女性だ。一方妹の禍耶さんは薔薇が刺繍された特攻服を纏い、『ナメるな危険』と書かれたスプレー缶を腰に携えた高飛車そうな女性だ。 「ああ、嫌な夜だわ。とっても嫌な夜。それで、今日は誰を祟り殺せばいいのかしら?」  物騒な事を言いながら、バイク上で禍耶さんが色っぽく脚を組んで私を睨む。 「ち、ち、違います! 敵はあっち!」  殺されては困るから、私は慌てて散減を指さした。 「ヤダ、何あの毛虫!? 気持ち悪~い。あっち殺そっと!」  助かった! しかしなんて横暴な即断だろう。そうと決まれば禍耶さんはブォンブォンとエンジンを吹かせ、加賀繍さんが作る他の精霊漬物からどんどん凶悪そうなレディース暴走族を顕現していく。呆気に取られていると、魔耶さんが申し訳なさそうに耳打ちしてきた。 「ごめんね、ごめんなさいね。最近へしちゃんが呼んでくれないから、今日の禍耶は不機嫌なの。手出ししなければ殺さないから安心して」  へしちゃん……って、やっぱり加賀繍さんの事だろうか。手出ししたら殺されるんだから何一つ安心できないけど、いずれにせよ満身創痍な私はただウンウンと頷くだけしか出来なかった。気がつくとぬか漬け野菜は全て立派なレディース暴走族になっている。しかしそこに散減が破竹の勢いで突撃! 「ンマアアァァァ!」 「あらいけない。ちょっと待っててね」  魔耶さんが精霊牛バイクを急発進、散減の横腹に闘牛めいて突撃した! 「ムバァッ!」  バコォン! 散減は五メートル先の自販機まで吹き飛び、機体を大きくへこませた。ガコンガコン、ピヨヨヨヨヨ!! 故障した自販機から缶ジュースが飛び出し、けたたましく非常警報音が鳴る! 「ああ、惨たらしい。私ったらなんて惨い事をするのかしら……」  魔耶さんが恍惚とした表情で呟いた。そこに先程顕現した愚連隊員も寄って集って散減を罵倒し始める。 「ダセェ音出してんじゃねーぞクソ虫が!」「五寸釘愚連隊なめんな夜露死苦!」  ブォン、ブォン! 五寸釘愚連隊はエンジン威嚇音をたてながら散減の周囲を旋回する。一方散減は間抜けにも、頭にりんごジュース缶を乗せたままヒクヒクと痙攣している。 「そうだわ。みんなでジャンプして、あの缶だけを轢けるか勝負しましょ。ねえしましょうよ!」 「「「押忍!」」」  禍耶さんの鶴の一声で五寸釘愚連隊は総員散減目掛けてジャンプ! 集団ウィリアム・テル・チャレンジだ! 「ゴッ……コハッ! ンママ……マバーーッ!」  全員失敗! 缶ジュースもろとも連続轢殺! 「トドメよ、お姐さん!」 「ええ、見せてやりましょ禍耶。目にもの見せてやる!」  魔耶さんと禍耶さんは互いのバイクを横付けして、エンジンを空吹かしながらスレッジハンマーを振り回し始めた。鬼冥武魎呪女霊、亡武噴火死戯荒……ブォン、ブォン、ブゥン……鳳憎墓殺陰意地、罪攻死罪汚物消……ブァブァブァブァ、パラリラパラリラ……殺気に満ちたツッパリ念仏が、空吹かしのエンジン音が、隊員達の掲げる五寸釘愚連隊チーム旗が、総長姉妹を禍々しく高めていく! 「「怒悪羅阿阿阿阿阿阿阿阿阿阿(ドォラアアアアアアアアアアア)!!!!」」  ブァオォォン! 精霊牛馬発進! 勢いをつけた総長姉妹がフルスイングでスレッジハンマーを振るい、散減を吹き飛す! 「マバアァアーーーッ!!」   更に愚連隊総員が一斉に猪突猛進! 散減に追突! 衝突!! 激突ゥゥ!!! 「「「翔進激憑張怨覇霊怒(ショウシンゲツッパリオンパレード)ォォォ!!!」」」  ドガアァァアン……! くぐもった爆発音と共に散減は分解霧散し、あっけなく灰燼と化した。あるいはそれは遠くで鳴った雷の音だったんだろうか。ともかく安心した私は影体を闇に還して幽体離脱した。散減を生み出したおばさまは斉三さんの糸で護られたまま、到着した救急車に搬送される。ふと加賀繍さんを見ると、彼女はまだ念仏を唱えていた。 「いっけなぁい。終わったわよ、へしちゃん。終わったわよーーっ!」  ブォンブォン! パラリラパラリラ!! 魔耶さんが五寸釘愚連隊を率いて、加賀繍さんを取り囲み今日一番の爆音を鳴らした。 「ン……」  そこで初めて霊の存在に気付いた加賀繍さんは、先程作った精霊達から釘を回収し壺に収めた。残った漬物は手近な生垣の土に埋め、悪鬼除滅水をばら撒く。私はそれがお清めの水だったのだと今更理解した。
བཞི་པ་
 それから数時間後、私は宴会場の布団の上で目が覚めた。傍らには万狸ちゃんが寝ていて、玲蘭ちゃんと佳奈さんも布団の中。外はうっすらと明るくなっている。洗面所に向かうと、途中ロビーのテーブルで誰かが話していた。近づくと、魔耶さんと禍耶さん、それに斉一さんだった。 「おはようございます、紅さん。ご無事でなによりです」 「おはようございます。あの、皆さん、昨夜は本当にありがとうございました」 「『皆さん』? あなた見えてるの?」  禍耶さんと目が合った。 「あ、私が昨夜の影法師です」 「あら、あの命知らず! よくもまあ、あんな夜に影の体で出歩こうと思ったわね」 「そんな言い方無いじゃない、禍耶。この人達がいなきゃ、へしちゃんのお弟子さん今頃は死んでたんだから」  今頃は? という事は…… 「魔耶さん、あのおばさま助かったんですか?」 「ええ、そうよ! そうなの。おかげさまで一命は取り留めたわ。あなたと、この狸ちゃんのお陰でね」  魔耶さんの視線を追うと、斉一さんの膝の上で斉三さんが横たわっていた。尻尾は竹串みたいに細くなって、モフモフだった毛並みも養鶏場の鶏みたいに所々禿げてしまっている。 「だ、大丈夫ですか!?」 「……峠は越えました。依然重体だが命に別状はない」 「いやお前の事心配して下さってるんだよ」  斉一さんが白いパワーストーンの指圧棒で斉三さんをマッサージしながらツッコむ。禍耶さんも乗じて斉三さんのお腹をムニムニつまみ始めた。 「あなた達ってとんだお人好しね。そんなボロボロになるまで、敵の私達を助けるなんて。理解できない。全然理解できないわぁ」 「あはは、私達コンペには興味ないので。そう言う禍耶さんと魔耶さんはその、加賀繍さんのご先祖様……なんですか?」 「やだぁ、違うわ! 違うわよ。私達がそんなに大昔の人間に見えるってーの?」 「いえいえそんな! でも加賀繍さんが」 「あの子は一人だけ助かっちゃったのよ」 「え?」  魔耶さんが意味深な事を言う。 「天険断崖(てんけんだんがい)でチキンレースしてね……いえ、あれはもう殆ど集団自決だったわ……きっかけは何だったかしら。確か皆で同じ男を奪い合って、殺し合って……ああ懐かしい、懐かしいなぁ……」 「わわ、わかりました! もういいですありがとうございます!!」  これ以上聞いていると、魔耶さんの醸し出す殺気で斉三さんがもっと禿げそうだ。 「ま、いくらへしちゃんでも守護霊が私達だって事ぐらい気付いてるわよ。さすがに昔の族仲間だって言うのは世間体が悪すぎるから、ご先祖様って言ってるだけでさ」 「そうなんですねぇ……」  禍耶さんがついに加賀繍さんを『元レディース』だと明言した。なんだか今後加賀繍さんを見る目が変わってしまいそうだ。 「では、私達はこれで」  斉一さんが席を立つ。壁時計によると、朝食の時間まであと三十分ぐらいか。私も五寸釘の総長姉妹に一旦の別れを告げ、洗面所へ。途中でふと外を見ると、水たまりの上でザトウムシが一匹死んでいた。
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seiya-ikeguchi · 6 years
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【お部屋探し】
【お部屋探し】
  登場人物
  女(受付)
男(客)
  上手側に扉。下手側に事務机と椅子が一つ。
事務机の前に大きめのトランクがある。
机の上には本が広げて置いてあり、パソコンと写真立てが置いてある。
上手正面奥に、棚に陳列されている物件情報が整理整頓されて置いてある。
その手前に、立ちながら物が書ける背の高いテーブルが置いてある。
女が事務机の椅子に姿勢よく座り、目をつむって微動だにしていない。
男が登場し置いてある物件情報を無造作に見始める。
  男「(しばらくして女に何か聞きたげに)すいません」
女「・・・」
男「あの、すいません・・・」
女「・・・」
  男はあきらめたといった感じで、再び物件情報を無造作に見始める。
しばらくの間。
  女「寝てませんよ」
男「え?」
女「寝てないんですよ。私は」
男「いやでも・・・」
女「何ですか?」
男「完全に寝てた気が・・・」
女「寝てませんよ。その証拠にあなたがさっき資料���見ている時、元の位置に戻さなかった所をしっかりちゃんとこの目で見ているんですから」
男「え?」
女「あなた、そこのア行の資料を見てカ行に、カ行の資料をア行に戻したんですよ。そして今もサ行をタ行に、ちゃんと元に戻しておいてください」
男「あ・・・すいません」
  男が資料を戻す。
  女「何故です?」
男「え?」
女「何故私が寝ていると思ったんですか?」
男「いや、二度呼んでも返事がありませんでしたし・・・」
女「それだけで、私が寝ているもんだと思ったんですか?」
男「え・・・はい」
女「あなたは自分が声をかけて二度返事が無いだけで、人間は寝ているもんだと思うのですか?」
男「だって、目もつぶっていたから・・・」
女「なるほど。じゃ目をつぶって、二度声をかけても返事が無かったら、あなたはどんな人間でも完全に寝ていると思う訳ですね?」
男「誰でもそう思うと思うのですが・・・」
女「誰でも?」
男「えぇ」
女「先ほども言いましたけど、私は薄目をしてあなたがファイルを適当に戻したのを見ているんですよ」
男「あぁ・・・え?薄目をしていたんですか?」
女「はい」
男「何故?」
女「薄目をすると良く見えるので」
男「あ、目が悪いんですね?」
女「いえ、特には悪くないです。悪くはないんですよ。この前の健康診断では視力が0・1無いと言われましたが目は悪くないんです。大体なんであんな視力検査なんかで、私の目の良し悪しが決まるんですか?一体誰が決めたんです?」
男「僕に言われても・・・」
女「それより、おわかりになりましたか?」
男「え・・・あぁ、寝ているとか言って、すいませんでした」
女「違います。あなたの物事に対する考え方が間違っているという事です」
男「・・・考え方ですか?」
女「えぇ」
男「でも、普通は二度も声をかけて返事が無くて目をつむっていたら、寝ていると思いますよ」
女「そんな事はありません」
男「そんな事ありますよ。普通の人は寝ているか、僕の事がよっぽど嫌いで無視しているか・・・僕のこと嫌いですか?」
女「別に」
男「それならやはり寝ているとしか思いませんよ」
女「一ついいですか?」
男「何です?」
女「私は目をつむっていた訳ではありません。薄目をしていたんです」
男「どっちでもいいですよ。とにかく僕には目をつむっていたように見えたんですから」
女「良くはありませんよ。事実、私は薄目をしてあなたが資料を適当に戻したのを見ているんですから。(写真立てに)ねぇ、樹里ちゃん」
男「そうですけど・・・大体何で二度も声をかけたのに、返事をしてくれなかったんですか?」
女「待っていたんですよ」
男「え?」
女「あなたが寝ているんですか?と声をかけてくれるのを待っていたんです」
男「何故です?」
女「最近の人は、自分から人と繋がろうとする事が少なくなったと本に書いてありましたから。知っていますか?人との繋がりが深くなるとオキシトキンという脳内物質が分泌されて免疫力がアップするらしいですよ。でも私はそれも違うと思うんです。例えば自分が飼っているペットと本当に心が繋がっていればオキシトキンは分泌されると思うんですよ。実際私がそうでしたから(写真立てに)ねぇ」
男「・・・あの、いいですか?」
女「何です?」
男「僕は部屋を探しに来たんですが・・・」
女「そんな事はわかっていますよ」
男「それについて聞いてもいいですか?」
女「いいですけど、今日は予定が入っておりまして内見は出来ませんがよろしいですか?」
男「内見出来ないんですか?」
女「はい」
男「何故です?」
女「だから予定が入っておりますので」
男「あ、他に内見の予定が入ってるんですね?大丈夫です。僕は今日一日空いていますから、いくらでも待てますよ」
女「そうではなく、私の個人的な予定です」
男「個人的?」
女「はい。個人的に出かける用事がありますので」
男「あぁ、それでトランクですか」
女「えぇ、まぁ」
男「そうですか・・・」
女「どうしますか?明日なら内見も出来ますが」
男「(少々驚いて)明日は大丈夫なんですか?」
女「えぇ。何か?」
男「いや、荷物が大きいので、てっきり旅行か何かに行くもんだと・・・」
女「お墓です」
男「お墓?」
女「えぇ。今日はこれからお墓参りに行くんです」
男「・・・お彼岸でもないのに?」
女「はい」
男「・・・あ、どなたかの命日なんですか?」
女「違います」
男「・・・じゃ、法事か何かだ・・・」
女「いえ」
男「でもそれじゃ・・・今日でなくても・・・」
女「何ですか?」
男「いや、お墓参りはいつでも出来るし・・・今日でなくてもいい気が・・・」
女「(急に興奮して)何を言ってるんですかあなたは!今日でなければダメなんです!大事な報告があるんですから!あなただって大事な報告はすぐにでもしたいでしょう?例えばあなた、あなたがずっと家族に支えられて何年も司法試験かなんかを受け続けて、やっと受かったらどうします?すぐにでも報告したいでしょう?」
男「そ、そうですね・・・すいませんでした」
女「(平静に戻り)どうしますか?内見をご希望なら明日にでも来てください。(ドアを差し)お帰りはあちら」
男「いえ・・・あの、じゃあ質問だけいいですか?」
女「どうぞ」
男「えっと・・・じゃ(物件の資料を見ながら)この物件について詳しく聞きたいのですが・・・」
女「どの物件です?」
男「(資料を見せながら)これ」
女「すいませんが、良く見えないので行の文字と右から何番目にあったかを、教えてください」
男「はい・・・えっと(数えながら)ア行の一、二、三・・・五番目と、マ行の一、二、三・・・・・七番目です」
女「初めの物件は、最寄り駅はJR阿佐ヶ谷駅で駅から徒歩六分。住所は杉並区阿佐ヶ谷東三丁目の二階建てアパートの1DKの風呂トイレ別の物件。次の物件は、最寄り駅は井の頭線の三鷹台駅で住所が武蔵野市、井の頭南町五丁目の二階建ての1Kの風呂トイレ別の物件ですね?」
男「(驚いた表情で)はい」
女「聞きたい事とは何ですか?」
男「この二つの物件の隣に救急病院ってありますか?」
女「救急病院?」
男「はい」
女「少々お待ちください」
女「(パソコンを打ちながら)無いですね」
男「え?」
女「無いです」
男「そんな・・・」
女「隣に救急病院がある、1DKか1Kの風呂トイレ別の物件をお探しですか?それだけなら他にもあると思いますよ」
男「いえ、それだけじゃなく、他にも条件はあるんです」
女「どんな条件ですか?」
男「全部言いますか?」
女「えぇ」
男「ちょっと多いんですが・・・」
女「言ってみてください」
  女は男が条件を言い始めると同時にパソコンを打ちはじめる。
  男「えっとまず、駅から十分以内で風呂トイレ別。二階角部屋で家賃六万円以内。オートロックで築年数は十年以下。震度七まで耐えられて、歩いて三分以内にドラッグストアーか、もしくはコンビニがある。そして隣に救急病院があって、徒歩5分以内に法律事務所がある。あとは・・・ってやっぱり多いですよね?」
女「(手を止めて)ちょっと」
男「え?」
女「余計な言葉はいりませんから、ちゃんと条件だけをおっしゃってください」
男「あ、はい・・・あとは玄関と窓の方角が北東と南西以外の所です」
女「条件はそれだけですか?」
男「はい」
女「この条件以外はダメ・・・」
男「えぇ」
女「・・・残念ながら、この条件の物件はありません」
男「え?」
女「ありません」
男「そうですか・・・」
  男がうなだれる。
しばらくの間。
  女「何故ですか?」
男「え?」
女「初めの方の条件は大体わかりますが、何故、救急病院が隣に無いとダメなんです?」
男「隣に救急病院がないと急な病気の時に心配だからです」
女「あなたは何か持病でも持っているんですか?」
男「いえ、特には・・・」
女「玄関と窓の位置の方角が北東と南西以外というのは?」
男「それは北東は鬼門で南西は裏鬼門なんで、心霊現象が心配なんです」
女「そうですか。じゃ法律事務所も?」
男「えぇ。何かの事件に巻き込まれた時に心配だから・・・」
女「どうしたんですか?」
男「え?」
女「どうしたんですか?あなたはいったい」
男「何がです?」
女「だいぶ重症ですよ」
男「重症?」
女「えぇ。やはりあなたの物事に対する考え方は、とんでもなく間違えています」
男「またその話ですか?そんな事はないと思いますよ」
女「いえ、間違えています」
男「間違えていませんよ。さっきはあなたが寝ていると思ってしまいましたが人間誰でも小さな間違いはあるでしょう?それに僕は若干心配症のところはありますが、ごくごく普通の事だと思いますよ。誰でも病気や心霊現象は怖いですし」
女「(ため息)まったく最近の若いのときたら(ぶつぶつ言う)・・・」
男「何か?」
女「いえ、もういいです。とにかくここにはあなたの言う条件の物件はあり��せん。どうしますか?お帰りになりますか?条件を増やしますか?」
  少々の間。
  男「・・・今なんて?」
女「何です?」
男「今なんて言いました?」
女「ですから、ここにはその条件の物件はありませんので、お帰りになるか条件を増やすかと聞いたんです。ちなみに(ドアを差し)お帰りはあちら」
男「ちょっと待ってください。条件を増やせばあるんですか?」
女「何がですか?」
男「いや、この条件の物件が」
女「(パソコンを見て)ありますよ。二件ほど」
男「本当ですか?」
女「えぇ」
男「あの、ぜひ条件を増やしてください」
女「わかりました。では、そちらの超お勧め物件のファイルのサ行の十六番目と十七番目の資料をごらんください」
男「超お勧めって凄いですね」
女「ご覧になればわかると思いますが、この二つの物件は救急病院をはさんでの物件です」
男「(資料を見ながら)本当だ」
女「あなたの条件は全て満たされていますよ」
男「すごい・・・で、ここには書いていないですが、増やす条件って何ですか?」
女「はい。十六番目の物件はペットが付いてきます。そして十七番目の物件には家政婦が付いてきます」
男「え?ペットに家政婦?」
女「はい」
男「凄いじゃないですか!」
女「超お勧め物件ですから」
男「どうしよ。どっちもいいな・・・(女に)実は僕ペットを飼いたくてしょうがなかったんですよ」
女「そうですか。では十六番目の方にしますか?」
男「いえ・・・ちょっと待ってください。家政婦がついてくるのもいいな・・・色々とお世話をしてくれるんだもんな・・・(女に)でも家政婦ってお金がかかるんですよね?毎月いくらぐらい払えばいいんですか?」
女「いえ、ここの家政婦は物件のオプションですのでお金はかかりません」
男「そうなんですか?」
女「はい」
男「凄い物件ですね!」
女「超お勧め物件ですから」
男「どうしよ・・・なおさら迷っちゃいますね」
女「どうぞ、ゆっくり考えてください」
男「いや、でもやっぱりペットの方にします」
女「そうですか。では内見は後日という事で、とりあえずそこにある仮契約書類にご記入ください」
男「はい」
女「それと必要なくなった資料は元の位置に戻しておいてくださいね」
男「はい。(資料を戻しながら)実は僕ね、昔社宅に住んでいまして子供の頃から犬を飼うのが夢だったんですよ。犬が大好きで・・・」
  男が立ちテーブルで仮契約書に書こうとするが、何か思いついたかのように手を止める。
  女「どうしました?」
男「あの、ちょっと疑問に思ったんですがペットって猫ですか?僕は猫アレルギーなんです」
女「違いますよ」
男「そうですか。よかった」
女「虫です」
男「え?」
女「虫です」
男「虫?」
女「はい」
男「虫って・・・」
女「虫です」
男「あの・・・ペットじゃないんですか?犬とか猫とか・・・」
女「虫です」
  間。
  男「・・・虫ってペットじゃないですよね?」
女「何を言ってるんですか?ペットですよ」
男「いやでも普通、ペットって犬とか猫じゃ・・・」
女「違います。先ほどから申していますように、あなたのその普通ではどうとか言う考え方が間違っているんです。犬も猫も虫も生き物ですからペットとなりえるんです。最近では何とかっていう、おもちゃもペットにする時代なんですよ」
男「まぁそうですが・・・」
女「どうしますか?この物件にするんですか?」
男「いや、ちょっと待ってください。やはり家政婦の方にしようかな・・・」
女「そうですか。では、その隣にある書類に・・・」
男「あの、聞いてもいいですか?」
女「何です?」
男「家政婦というのはあれですか?普通の・・・ごく一般的な家政婦ですか?」
女「すいませんが、ごく一般的な家政婦というのは?」
男「だから、あの、家のことをしてくれる?」
女「えぇ。掃除、洗濯、食事の準備などを気が向いた時にしてくれます」
男「気が向いた時?」
女「はい。気が向いた時に掃除、洗濯、食事の準備をしてくれます」
男「気が向いた時なんですか?」
女「だからそうですよ」
男「でもそれじゃ、家政婦じゃない気が・・・」
女「何故?」
男「いや、家政婦って家事を仕事にしていると思うんですよ」
女「そうですね」
男「だから気が向いた時じゃ、なんか普通の主婦みたいな感じで、家政婦とは言えないと思うんですが・・・」
女「あなたは冷たい方ですね。九十五歳になる人生の大先輩にまだ毎日働かせるつもりですか?」
男「は?九十五歳?誰がですか?」
女「その家政婦です」
男「九十五歳なんですか?」
女「えぇ」
男「それじゃ・・・」
女「大丈夫ですよ、住み込みですので」
男「住み込み?」
女「ようは、家政婦の住んでいる部屋にあなたが住むという事です」
男「いや、ちょっと待ってください。一緒に住むって・・・部屋一つですよね?」
女「何か問題でも?」
男「いやいや、大問題じゃないですか」
女「あぁ、大丈夫ですよ。ご心配なく。もう九十五歳ですので、とっくにあがってますから」
男「そういう事じゃなくて・・・いや、やっぱりいいです」
女「何ですか?言いたい事があるなら遠慮なく言ってください」
男「じゃ言いますけど、もうそうなると家政婦でも何でもないですよね?」
女「何がですか?立派な家政婦でしたよ昔は。今はちょっと認知が入って、たまに徘徊したりしますけど・・・」
男「認知?認知ってまさか・・・ボケてるってことですか?」
女「人生の大先輩に対してなんて事言うんですかあなたは!そりゃ九十五まで生きれば少しは認知症にだってなりますよ。あなただってその歳になればそうならない保障なんてどこにもありませんよ」
男「だから、そういう事じゃなくて・・・しかも徘徊って・・・」
女「大丈夫ですよ。徘徊したときの為に、いつも首に自分の名前と連絡先入りのネックレスをつけていますから。しかも誕生石のサファイア入り・・・あぁ、あれですよ。一緒に住んでいるからって、このネックレスを売ろうなんて事したらダメですよ。これが無いと彼女帰れなくなるんですからね」
男「もう、どうでもいいですよ・・・それよりおかしいじゃないですか・・・」
女「何がです?」
男「(いきり立って)何がじゃないですよ!何もかもがおかしいですよ!あなたは僕が間違っていると言いますが、あなたの方が絶対に間違っている。冗談じゃありませんよ!」
女「どうしたんですか?急にいきり立って」
男「いきり立ってなんかいませんよ!誰だってこうなりますよ!だってそうでしょ?ペットが飼えると思ったら、ただの虫だっていうし、家政婦だって期待したら、九十五歳のぼけ・・・認知症の老人だっていうし。何で部屋借りて老人の介護しなくちゃいけないんですか?冗談じゃないですよ!」
女「だから、さっきから言ってるように、あなたのその考え方自体を変えなければ・・・」
男「もういいですよ。その話は・・・・・・それよりどうしよう・・・」
  男が頭を抱え考え込む。
しばらくの間。
  男「あの・・・」
女「何ですか?」
男「やはり、ペットの方にします」
女「そうですか」
男「はい。でもちょっとその前に確認なんですが・・・」
女「何です?」
男「ペットと言うのは生き物ですよね?」
女「えぇ」
男「生き物というのは、いずれ死にますよね?」
女「はい」
男「もし、その物件についてくるペットが死んでしまったら、それはもうしょうがないことですよね?」
女「まぁ、そうですね」
男「そうですか。それを聞いて安心しました」
女「あなた・・・まさかこの物件に住んで、すぐにペットを殺そうとしていませんか?」
男「え?ま、まさか、そんな事ないですよ」
女「そうですよね。それは無理ですよね」
男「無理?あぁ、人として僕が虫も殺せないとそうおっしゃりたいんですね?」
女「それはわかりませんけど、全て殺すなんてね・・・」
男「全て?」
女「えぇ」
男「どういう意味ですか?」
女「一匹ではありませんから」
男「一匹じゃない?」
女「はい」
男「何匹居るんですか?」
女「さぁ・・・でもたくさんいると思いますよ」
男「たくさん?」
女「えぇ。それもかなり・・・なんせ一匹見つけたら、その何十倍、何百倍もの数が存在すると言われてますし・・・普通にかなりの数を確認できるという話しですからね」
男「え・・・それってまさか・・・」
女「何です?」
男「ちょっと待ってくださいよ。それは絶対ペットじゃないでしょうよ・・・」
女「ペットです」
男「(深く悲しみのため息をつき)ダメだ・・・もうダメだ・・・」
女「何がダメなんです?たくさんのペットがいるんですよ?いわば家族がたくさん居るのと同じなんですよ?素晴らしいじゃないですか」
男「・・・もういいです・・・」
  男が出て行こうとする。
  女「ちょっと」
男「何ですか?」
女「あなたが探している物件は、どこへ行っても無いと思いますよ」
男「そうですね・・・もう何件も探しましたから・・・」
女「これからどうするんです?」
男「さぁ・・・あなたには関係の無いことですよ・・・」
  男が再び出て行こうとする。
  女「死ぬんですか?」
男「は?」
女「あなたは部屋が見つからないくらいで死ぬんですか?」
男「死にはしませんけど・・・」
女「けど何です?大体あなたは何故今回部屋を探しているんですか?」
男「もうあの家には住みたくないんです・・・」
女「あの家って、今住んでる家のこと?」
男「えぇ」
女「何故?」
男「あの家には霊が住んでいるんです。毎日毎日金縛りにあったり、夜洗面所の鏡に映ったり・・・もう気が狂いそうなんですよ。きっと窓から入ったんです。ちょうど北東にありますから」
女「なるほど。大体わかりましたよ」
男「何がですか?」
女「あなたが病院の隣や法律事務所の近くに物件を探しているのも、そういう事があったんですね?例えば急な病気になって、病院が近くに無くて辛い思いをしたり、何かトラブルに巻き込まれたか、実際はなくてもテレビか何かで、そういったトラブルに巻き込まれた人の話しを聞いたりして、怖い思いをしたとか」
男「そうなんです・・・」
女「言っておきますが霊なんて居ませんよ」
男「え?」
女「この世に霊なんていやしません」
男「何を言っているんですか?居ますよ」
女「いいえ。絶対に居ません。何を根拠に居ると思うのですか?」
男「だって、それって常識じゃ・・・」
女「常識?」
男「えぇ。テレビでもそういう番組がたくさんあるし・・・」
女「それがバカだっていうんですよ」
男「バカ?」
女「失礼・・・とにかくあなたは世間の間違った情報に流されすぎです」
男「何で霊が存在するって事が間違った情報なんですか?」
女「それは、霊なんてこの世には存在しないからです」
男「だから、何故存在しないんですか?」
女「霊というのは霊魂と言うくらいだから、魂ですよね?」
男「そうです」
女「この世に未練を残した魂や、恨みつらみで死んでいった魂。そして自分が死んだかどうかもわからずに死んでいった魂などなど・・・」
男「そうです」
女「だったら、この地球上全ての空間にぎゅうぎゅう詰めになるはずですよ」
男「え?」
女「世間では人間の霊だけが取り上げられていますが、動物にも魂がありますよね?」
男「はい」
女「植物にも音楽を聞かせれば育ち方が違うと言われていますので、魂はあると考えられる」
男「・・・そうですね・・・」
女「だったら、霊能者にはもう無限大というほど膨大な数の霊魂が見えているはずですよ」
男「え?」
女「例えばこの部屋一つとっても、無数の生き物が死んでいます。この前私が潰した蛾なんて、それはそれは未練を残して死んでいったことでしょう。それなのに何故都合よく人間だけの霊や、多くても数個の霊しか見えないんですか?おかしいじゃないですか」
男「そういわれて見れば・・・」
女「理由は簡単ですよ。それは、ただそれによってお金を儲けたいからです。特別な人にしか見えないもの。そして死という誰でも敏感にならざるをえないことをうまく利用して、都合のいい商売をしようとしているんです。元来そういうものを利用してお金を儲けようなんてとんでもないことなんですよ」
男「なるほど・・・でも僕も霊を見たことがあるんです。何度も・・・」
女「それはあなたの思い込みです。もしくは霊が絶対に存在するという前提で暗示にかかってるだけ」
男「そうかなぁ・・・」
女「そうですよ。あと、あなたは病気になる事が心配だといいましたが、それも大きな間違いなんです」
男「え?そんな事はないですよ。病気になるのは誰でも嫌ですよ」
女「何で病気になるのが嫌なんですか?」
男「それは・・・痛かったり、苦しかったり・・・死んじゃったりするから・・・」
女「でも、人は誰でも病気になりますし、死にますよね?」
男「え?まぁ・・・」
女「だったらしょうがないじゃないですか」
男「いやいや、しょうがないって言ってもやっぱり嫌ですよ」
女「何が嫌なんです?」
男「だから痛かったり苦しかったりするからですよ」
女「でもそれは多かれ少なかれ誰にでも訪れる事なんですよ」
男「そんなこと言ったって、だったらどうすればいいんですか?」
女「冷静になって考えてみてください。あなたは急な病気が心配だといいましたが、すぐに救急車を呼べばいいじゃないですか。十分かそこらで来てくれますから。そして病院で点滴なり何なり処置をしてもらえばいい」
男「まぁ、そうですが・・・」
女「全ての病気に対して、何らかの処置をしてもらえる世の中ですよ。何が嫌なんです?」
男「・・・」
女「ようはあなたの心に病気は怖いという概念が染み付いているだけなんです」
男「そうは言いますけど・・・だったら死ぬのはどうです?」
女「何ですか?」
男「死ぬのは誰でも怖いですよね?だから病気も怖いんだし・・・」
女「だから怖くないって言ってるでしょう」
男「死ぬのも怖くないんですか?」
女「怖くないですよ。だって死ぬのは夜眠りに入るのと一緒なんですから」
男「え?」
女「よく考えてごらんなさい。死ぬのは様々な理由がありますが、結局は意識がなくなる事なんですから眠るのと同じ事でしょう?」
男「そうですが・・・事故とかにあったり・・・痛くないですかね?」
女「あなた、こんな経験はありませんか?いきなり物がぶつかって来たり、強い衝撃を受けた時に、その瞬間は神経が麻痺した感じになって痛みを感じない。そして後から段々と痛くなるという経験が」
男「あ、あります。」
女「事故死なども、その瞬間は何も感じなくそのまま息絶えます。痛すぎると人間は痛みを感じなくなるんです。そういう風に出来ているんです。だから病気で死ぬときも、最後は痛みや苦しみは感じないはずなんです」
男「そうなんだ・・・でも死ぬと二度と起きませんよね?」
女「え?」
男「眠るのと一緒だと言いますが、死ぬと二度と意識は戻りませんよね?」
女「その肉体ではね」
男「どういう意味です?」
女「あなたは何?人は死んだら永遠に終わりだと思っているんですか?」
男「え?」
女「過去現在未来と生命が繋がっていると思っていないんですか?」
男「どうなんでしょう・・・人生一度きりと良く言われていますから、一度きりなんじゃないですかね・・・だから皆死ぬのが怖いんだし・・・」
女「(ため息)まったく、どこまで頭が悪いんでしょう・・・だったら何故、人は様々な環境に生まれてくるんですか?生まれつき貧乏の家に生まれたり、金持ちの家に生まれたり、健康に生まれたり不健康に生まれたり・・・納得行く説明を理論的にしてください」
男「・・・それは・・・」
  間。
  女「あなたじゃ無理だわね」
男「・・・はい」
女「いいですか?過去に何らかの原因があるから、現在この世でさまざまな環境に生まれて来るんですよ。例えば前世に泥棒だとこの世では貧乏の家に生まれてくるように・・・」
男「あぁ、なるほど・・・」
女「だから、病気になる事も死ぬ事も本来は自然の法則のようなもので何も怖がる事ではないんです。急病の時には救急車を呼べばいいし、死ぬのが怖くなったら、あぁ眠るのと同じなんだなと思えばいい」
男「そうか・・・」
女「あなたは世の中のくだらない情報にグラグラと揺らいでしまう欠点がありますね。あとなんでしたっけ?」
男「あぁ、はい。トラブルに巻き込まれたくないので弁護士に・・・」
女「弁護士に頼めば大丈夫だって言うんですか?」
男「はい。だってこの国は法治国家だし、弁護士は法律のスペシャリストですから」
女「何が法治国家ですかくだらない」
男「え?でも日本は法律で成り立っているんですよ」
女「法律なんかじゃ、何も解決なんてしませんよ」
男「そんな事ないですよ」
女「法律は立証できる物や事柄がないと裁けないじゃないですか。証拠が無いと裁けません」
男「あ・・・」
女「あと、現在の法律の最大の欠点は生命を平等には扱っていないという事です」
男「どういう事です?」
女「例えば、人を殺すと殺人罪という重い罪に問われますが、犬や猫を殺しても器物損壊罪という罪で、殺人罪とは比べ物にならないほどの軽い罪にしか問われないんです。これって、不平等じゃありません?」
男「・・・確かに・・・」
女「あなた、犬が大好きだとおっしゃってましたね?」
男「えぇ」
女「ペットにするのが夢だと・・・」
男「そうです」
女「もしあなたが天涯孤独の身で家族同然のように飼っている犬を誰かに殺されたとします。あなたはどう思いますか?」
男「え・・・凄く悔しいです」
女「悔しい?それだけ?」
男「え?」
女「もっと想像してみてください。あなたには誰も居ないんですよ。誰も・・・家族も友人も恋人も・・・」
男「・・・はい・・・」
女「あなたの話を聞いてくれる人も、癒してくれる人も居ないんです・・・ちゃんと想像しました?」
男「・・・はい。ようはたった一人の家族なんですね?」
女「そういう事です。その家族をくだらない男に殺されて、しかもその相手を警察に訴えたら器物損壊罪にしかならないと言われ、しかもそいつがペットなんていくらでも代わりがいるんだからそんな大騒ぎすることではないだろう?的な事を言ってきたらどうします?」
男「そんな事言われたら・・・さすがに僕だって何をするかわかりませんよ。ペットだって家族なんです。家族には代わりなんていやしませんから」
女「その通りです」
男「それを罪にもならず、そんな言い方されたら絶対に許せません」
女「本当に、家族を殺したのに器物損壊罪だなんて・・・ふざけんのもいい加減にしなさいよ!」
男「え・・・」
女「あ、失礼・・・とにかく、トラブルに巻き込ませたら法律なんかには頼らず実力行使で行けばいいんです」
男「・・・そうなんだ・・・」
女「でもあれですよ。実力行使の時には絶対に証拠を残してはいけません。少しでも証拠を残せばくだらない法律で裁かれてしまいますから」
男「なるほど・・・わかりました」
女「やっと、おわかりになりましたか。良かったですね。で、どうしますか?」
男「え?」
女「病院、法律事務所、窓の方角の条件を無くして物件を探しますか?この条件が無ければ、結構まだありますよ」
男「あぁ、そうか・・・でも・・・」
女「まだ何か?」
男「あの、病院と法律事務所はいいんですが・・・」
女「何です?」
男「どうも心霊現象の方はまだ心配で・・・だから一応方角だけは条件に入れてもらえませんか?」
女「嫌です」
男「え?」
女「嫌ですよ。ここまできたら、私としては方角も外したいと思っています」
男「何故です?」
女「意地と慈悲です」
男「意地と慈悲?」
女「えぇ。せっかくあなたの考えをここまで変えたのですから、最後まで私が責任を取らせていただきます」
男「いやいや、もう十分ですのでこの条件でお願いします」
女「絶対に嫌です」
男「そんな・・・」
女「あなた、今私の話を信じないと必ず後悔しますよ」
男「え・・・どういう意味です?」
女「今この瞬間に私の話を信じて、三つの条件を外して部屋を探さないと必ず後悔します。いえ、後悔する間もないかもしれません。だから言っているんです」
男「言ってる意味が良くわかりませんが・・・」
女「いいから、とにかく私を信じなさい!絶対に霊なんて居ないんですから」
男「そんな事言っても・・・」
女「大体何故まだ心霊現象が心配なんですか?先ほどの私の話に何か間違いがありましたか?」
男「いえ・・・でも、やっぱり実際にこの目で見てるから・・・」
女「・・・思い込みで見えたとは思えない?」
男「はい・・・あと、思ったんですが・・・」
女「何です?」
男「人間には人間の霊しか見えないんではないですかね?」
女「と言いますと?」
男「人間には人間の霊しか見えない。だから、動物やその他の霊は見えないんです・・・」
女「なるほど」
男「実は、僕には信頼できる友人がいまして、その人は霊能者なんですけど、その人に相談した時に僕は凄い霊感が強いらしくて、玄関や窓がこの方角意外の所に住まなければ解決しないと言われたんです」
女「そうですか・・・その霊能者が嘘をついているとはどうしても思えないと・・・」
男「・・・はい」
女「その霊能者との付き合いは長いんですか?」
男「えぇ、まぁ」
女「よっぽど信頼している・・・」
男「・・・そうですね・・・」
女「しょうがないですね・・・私とあなたは今日会ったばかりの初対面ですからね・・・」
男「・・・すいません・・・」
  間。
  女「あなたが見ている霊は人間の霊なんですか?」
男「え・・・まぁ・・・」
女「あなたも人間の霊しか見たことがない・・・」
男「はい・・・」
女「霊はこの世に未練を残した魂や恨みつらみで死んでいった魂。そして自分が死んだかどうかもわからずに死んでいった魂ですよね?それも人間の・・・」
男「そうです」
女「あなたはこの部屋でも霊は見えますか?」
男「え?この部屋ですか?」
女「はい」
男「いや、特には見えません」
女「何も感じない?」
男「そうですね・・・何も感じません」
女「そうですか。じゃ、やはり霊は存在しませんね」
男「どういう意味です?」
女「こちらへどうぞ・・・」
男「え?」
女「そこのトランクを開けてください・・・」
男「え・・・トランクをですか?」
女「えぇ」
男「何故です?」
女「霊が居ないという事を証明します」
男「え・・・」
  男が机の前にあるトランクを恐る恐る開ける。
  男「うわっ!これは・・・」
女「死体です。しかも私を怨みながら、まだまだ生きていたいとこの世に未練たらたらでしかも一瞬で死にました。だから自分が死んだかどうかもわからない死体です・・・」
男「え・・・じゃあ・・・」
女「はい。もし本当に霊魂が存在し、あなたに霊感があるならば、こいつの霊が見えているはずなんです。見えないにしても、何かを感じとるはず・・・」
  少々の間。
  男「本当に霊なんて居ないんだ・・・」
女「えぇ」
男「・・・あの、色々疑ってしまってすいませんでした」
女「・・・」
男「何かホント・・・ありがとうございました。色々楽になりました」
女「・・・そうですか。それはよかったですね・・・」
男「はい。あの凄い恐縮なんですが、やはり方角の条件も外して物件を探してもらってもいいですか?」
女「すいませんが・・・それはもう無理です・・・」
男「え・・・何故です?」
女「証拠は・・・完全に消さなくてはいけませんから・・・」
男「え?」
  女がピストルで男を撃つ。
男が倒れる。
  女「だから言ったでしょう?後悔する間もないって・・・例え初対面でも真実はすぐにでも信じるものですよ・・・ちょっと信じるのが遅かったわね。ほんのちょっぴり・・・(写真立てに)ごめんね樹里ちゃん。ちょっと片付けて行くから、遅れるわ・・・」
  暗転。
幕。
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. . ⬇︎🆕カバー動画🎥upしました‼️ . 鬼頭明里 - Tiny Light(アニメ「地縛少年花子くん」EDテーマ)歌:なお / Cover by 藤末樹 https://youtu.be/8gfIbjXIxJs . ▶︎歌い手は「Nao」さん✨ . ���視聴お願いします🎵 . NEW VIDEO!!!! Check out the full video on my channel at the LINK IN MY BIO 😎 . #鬼頭明里 #地縛少年花子くん #アニメ主題歌 #歌ってみた #cover #カバー #カバー動画 #音楽 #singer #ギター #バンド #ピアノ #歌 #歌ってみた #sing #レコーディング #音楽好きな人と繋がりたい #シンガー #アカペラ #弾いてみた #アコースティック #歌詞 #coversong #弾き語り #カバー曲 #song #music #jpop . @naoanno @miki.fujisue https://www.instagram.com/p/B7YQr6pnp2i/?igshid=6m689gs56ov2
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発達障害批判の眼目
発達障害八大腐臭
一点目
差別そのものである
まずもって、この発達障害概念ソノモノが、とてつもなく差別的ダカラである。
既存の障害概念、疾病概念に対して、徹底的に、失礼無礼の限りを尽くし、た、その上に、この障害概念が成立しているのである。特に重たい自閉症のみなさんや、知的障害者のみなさん、そしてそして、特に、我々精神病患者に対しては、よりマシである、より軽く、より才能がある、と云う宣伝を、専門職とも当事者とも、そう、言い回っているのである。許されることではない。しかも、世間様の風潮も、ソウなのである。
しかも、それでいて、愚かしくも、当然、才能の高低や、在る無し、イロイロあるなかで、ナニかしらに『成功』した障害者がエライのだ、と云う風潮をばら撒いている、のである。ドウニカなる障害者が出てくるのは、至極とうぜんであろう。
精神病患者のグループに比べて、発達障害者の団体は、高学歴者が、多いのだそうである。実際調査してみて、ビックリした、と云うような、コトを、福祉系の雑誌に堂々と書くアンポンタンもいる、と云うコトだ。
しかも、書いた本人に当事者性もアル、と云うダカラ、念のいったアホさ加減ということであろう。ソンなに高学歴が、良いのですかいな、と想った
ソンなアホな記事が掲載されていた。これほど、障害者間の能力競争と差別感を野放図に表すコトもなかろうに、、、、しかし、もはや、そんな感覚も麻痺してしまっているのか、、、酷いハナシである
あえて、再度、言うのだが、過去の、そして現在も、今後も、ワラワラとやってくる病名変更を求めての意識的セカンド受診のママさんたちや本人たちに、精神病患者、精神病、精神症状、精神病患者のセーカツぶりに対する忌避感、嫌悪感、差別感は、無かった、皆無である、と、言えるのであろうか、ソコの所を再考にも再考すべきであろう
二点目
障害者の病者の底の底の真実のセーカツに
蓋をし、忘れさせ、見えにくくする装置と化す
他の障害者のモンダイを見えにくくし、目くらましを掛けてシマウ、日が当たらないようになっていくだろう。特におもたい知的障害者、おもたい精神障害者が忘れられていくだろう。また、営々と気づきあげてきた、他の障害者の文化を無しにしていくだろう。
それは、精神障害者だけではない、青い芝の会の、あの綱領の精神をまるきり反故にし、知的障害のみなさんが営々と築いてきた「歴年齢に見合った発達程度があると言う仮説への徹底した反駁」と「発達保障論への反撃」といった文化を反故にし、ありとあらゆる、昔ながらのおもたい障害者のドロドロぐちゃぐちゃの真の底の底の底の生命の底からくるセーカツや苦しさを見えにくくすることに、ヨーロッパ風の綺麗ごとの引用とともに、最大限発揮されるであろう。腐れた外道の所業である。
三点目
発達障害の概念が、範囲が、
無制限に無定見に拡大していき、
ついには、意味不明となる
そもそも、ムチャクチャな意味不明的な、あいまいで広すぎる障害概念ダカラである。ナンデモカンデモ発達障害に為ってしまうのである。ムカシなんでもかんでも、分裂病だったが、今度はナンデモカンデモ発達障害なのである。知的障害、自閉症、精神病、奇人変人、その他モロモロをすべからく、発達障害だ、と言い切ってシマッテいるのである。オソロシイことである。
もっとも、アンポンタンな状況は、精神病は存在しない、アルのは発達障害ダケである、とまで、言いだしているのである。しかもしかも、その診断基準たるや、お粗末トシカ言いようのないモノなのである。
ある医者の発達障害の診断基準を聞いたときに、腰を抜かしたのである。得々と語る、その診断基準は、ドウとでもトレれるシロモノで、なおかつ、ムカシの人格障害概念と、ソックリ同んナジモノなのである。しかも、当の精神医は、そのことに気づいてもイナい様子なのである。ナニを寝ぼけているのか、アンタは今、一人の患者を、発達障害の名のもとに人格障害である、と、診断しテシマッタたことに気づきもシナイのである。しかも、知的障害のセカイのみなさんが、セーカツとしてもウンドーとしても、営々と積み上げてきた、「暦年齢に見合った発達レベルがある」と云う「発達保障論的」な腐った概念に対する批判の数々を、アッサリ否定してしまっていることに、気づくことも出来ないでいるのである。そらおそろしく、寒々としたものが、背筋を走ってしまい、アホらしくて、その医者を批判することすら、アッケにとられてしまい、出来なかった次第である。ナサケナいハナシである。
余りにムチヤクチャな曖昧で範囲拡大増加の概念故に、とうとうムカシながらの人格障害、精神病質、発達保障論の再復活とともに、ドンなニンゲンにでも、貼り付けられる、まことに便利な名札と化してシマッタ。腐った専門家の諸君には、まことにケッコウな重宝な名札を、監察札を手に入れたのである。
心理と精神医と教育者どもは、ウハウハであろう。おっと治安監督官連中もね。
四点目
社会復帰にも、減薬断薬にも、
ついていけない者は、必ず出てくる
オモタい者は、ついていけなくなる
しかも、ついていけないのを本人のせいにする
結果、
社会復帰したいような社会なのかどうかと云う、キチガイの根底的な社会批判を無にする
ゲンジツには、キーサン病者のセーカツゲンジツ側から言わしてもらえば、
どんな音頭であっても、どんなによく見える音頭であっても、
それについていけないものは必ず出てくるカラダ。
漏れるニンゲンは必ず出てくる。
落ちこぼれるニンゲンが出てくる、からである。
キーサンと言おうが、発達障害と言おうが、
ケンビョウ者と言おうが、
必ず、弱い者、重い者、シンドい者、ツライ者、クルシイ者
ナニも出来ない者、が残されるのである。
ゲンジツと歴史が証明するところである。
おもたい者が、取り残され、忘れられ、隅っこに追いやられるのである。
そして、そのより重い者シンドい者を、より、強く苦悩の淵に追いやるのである。
キーサン患者会の積み上げてきた文化とは、真逆の、
障害者発達保障競争文化の行きつく先は、
弱い者、重たい者の、切り捨て、見殺し、自殺推進圧力ですわ。
社会復帰競争、社会参加競争、社会貢献競争、減薬競争、断薬競争、就労就学競争の敗者は、ドウなるのか、と、言っているのである。
ソコニは、そもそも、社会復帰したいような社会なのか、と云う我々キチガイキーサンの根源的な、この世の中の在り様に対する問題提起を、限りなく、矮小化し、無くすることになっていく。
リクツ���はない、
まず最初の関門、減薬競争のゲンジツをとくと、再考してみればよい
なかなか、ゼロには、ナランのよ、しかもしかも、ゼロに為らなかったことを、
本人のサボリや、努力の足りなさと云う、本人のセキニンに帰すと云う、
社会復帰敗者の原因は、患者本人にある、と云う
無慈悲限りの無い悪辣さなのである。
それは、結局は社会要因、環境要因の
限りない矮小化と無視に繋がっていくのである。
まず、減薬、断薬、社会参加、
そこに、ついてはいけないおもたい高年中年老年の
生活保護の入院生活の長い長い精神病者は、ドウなるんでしょうかね
 五点目
社会復帰競争の末に依存競争に陥る
障害者、患者の社会に対する、根源的問いかけを矮小化しつつ
『パスポートは特性理解』の路線で進めば、
これは、理解者を、できたらサポーターを、できたらサポートチームを
私のまわりにつくってくれれば、私の才能は花開くという
踊りになるからである。
セーカツするタメではなく、
才能を花開くというタメのサポートチームがいるのだ、
私の回りに作って専用のサポートチームを作って
作って作って私だけのサポートチームを作って
というような競争になるからである。
そして、うまくいった、少数だけがもて囃され、テレビに出演し、
講演と公演をして歩き、宣伝されるであろう。
シャカイフッキ路線の中でも最も悪辣極まりのない腐臭のする醜悪で激烈な、
『依存するシャカイフッキ競争』
『シャカイフッキのための依存競争』
『社会貢献競争の勝者と為るための依存競争』
とイッタヨウナモノになるであろう。
依存を深めながら、社会復帰を目指す、だと、、、
依存される専門職は、飯の食いはぐれが無い。
医療系、福祉系、に加えて、教育系の専門職はアハウハアハウハなのである
その上に、母親達にも、依存は続く
ムカシ、社会復帰は即労働は即自立への道と、宣伝された
ソンナことは、できやせなんだ。
だというので、こんどは、
これからは、母親に支配されて、専門職に依存を深めて、
社会復帰という、ことになっていくのである、これが、
発達障害概念の持つエグい側面である。
より重い、シンドイ障害者から、お年寄りから、
所謂「社会福祉資源」「福祉」を引き剥がしてでも、依存させてくれ、
に繋がっていくのである。
自立ではなく、依存に基づく社会復帰路線は、おそらく、とてつもない、
障害者間の、エラく為りりたい競争と健常者化競争を、惹起させ
それは、トコトンまでの依存競争を招き、
その依存度により社会復帰の程度が決ると云うコトに為ろう。
コレまでは依存度が低く就労する方が社会復帰だと、考えられてきたのだが、
ナントこの場合は、依存度が高ければ高いほど、才能が花開き、社会貢献も出来、したがって社会復帰度も高い、と云う、実に実に、
ナンダカ二重逆転化したような空恐ろしいことに為るであろう。
そうかぁぁぁーーー
自立自尊自衛自炊自レク自闘を目指すより
依存を目指すのかぁぁぁぁーー
シンドイことはやらなくてよい理論的支柱ができたわけや
依存したい発達障害者のみなさんも
依存させたい「依存サセ屋」の医療系福祉系教育系従業員も
アハウハアハウハバンバンざい、と云うトコロでんな
その依存競争の果てにあるモノとは、そも、障害当事者にとってナンなのであろうか、ちょっとばかり、考えれば、直ぐに、わかることである。
六点目
精神医療と心理が無定見に拡大し、
しかも無制限に儲かる、ウハウハに
だから、当然、特性理解者サポーター、サポートチームなどとは
結局のところ、精神医療と福祉と教育が発達障害方向へ拡大していくときの
ボロ儲けのタネになるであろう、ということである。
クスリと電気ショックと四肢拘束で儲け、
発達障害のミナサンへのサポートチームでも、
また、ボロ儲けするのである。
依存してくれるので、飯の喰いはぐれがないのである
まことに、ケッコウな、お商売なのである。
精神医療と福祉は、根絶も縮小もしていかない。
拡大していくのである、オソロシイ。
心理職の国家資格化おねだり路線を見よ
申請神聖発達博士片岡聡のリトプごっこを見よ
NHKから金もろうて、議員様相手に、
法整備、制度政策おねだり講演会、開きくさった、
笠セカンドからとうとう、こんな戯けた当事者が
悪辣極まりない障害当事者が羽化を始めましたよ
バカバカしい
当事者からのおねだりもアルので
本当に、ぼろ儲け、していけるであろう。
発達護送船団おねだりボロ儲け路線である。
専門職が、今の十倍いても、発達障害者を十倍に増やせばいいだけだから
しかも、依存してくれるので、本当に、ボロい儲けを生み出すであろう
これで、精神医療を根底的に破壊できる、などと、寝ぼけたコトをいえたものだ、
笠陽一郎大センセイよ。
逆だよ、逆、精神医療と、福祉は、徹底的に、拡大していけるんだよ、
この発達障害をツコウてね、ぼろ儲けしながらね。
ナントイウバカげたことを、アンタは、ヤッテしもうたんだろうね
七点目
障害者、病者の発言、行動に対する
無効化の武器がまた一つ増えるだけである
またもや、またもやの、まことに結構な、発言や行動を無効化できる、素晴らしい、武器となるのであ。たとえば、我々精神病者は、アレがキチガイの戯言やと、アレが躁や、アレが妄想や、アレが鬱や、アレが偏執狂やと、アレが躁鬱の波や、アレが幻聴や、アレが幻覚やと、アレが人格障害や、アレが精神病質や、アレが鬱や、アレが被害妄想や、と散々に言われて、我々の言うこと為すコト、すべからく、価値がない、と、無視され、無効化されてきたのである。ここにきて、今度は、さらに加えて、アレが双極性障害Ⅱ型の薬剤性やくざや、あれが、発達障害者の、こだわりと云う特性やタラ、興味の持ち方の狭さやタラ、アレが人間関係の幼さやタラ、発達障害の成長の無さやタラ、タラタラタラタラと、精神医中心に散々言って無効化するのである。
例えば、さぞや、このところのえばっちの文章に、対しても、言っていることであろう。そう、だから、この七点目を特に重宝しているのは、実は、内海聡や、嶋田和子や笠陽一郎達と言った、発達障害や発達特性を、精神医療改革の最終結論だ、答えだと、言って良いように宣伝して広めてきた当の本人たちが、いざ逆らうようになった病者たちに、患者たちに向かって、陰ひなたなく使っているのである。笠陽一郎のホームページや嶋田和子のブログに内海聡のブログにも、隠そうにも隠せなく、端々に、にじみ出ているのである。ああ、もちろん、くじら会のママさん達の茶飲み話にも、為っていることでしょうね。許せないことだ。さぞや、さぞや、他の医者たちや心理士や治安監督官たちにも、良いお手本に為っているだろう。こうやって、我々のヨウな文句言いのキチガイの言う事や書いているコトや、叫んでいることを無効化するのである。叫ぼうとしている中味を考えようとすることなど、ないのである。精神病の症状と発達特性と、の、せいにすれば、よいのだから。精神医の診察室での、心理士の相談室での、患者への無効化兵器が、一挙に倍どころか、十倍ぐらいに増えるンデスヨ、いゃああーー精神医と云うのは、カウンセラーと云うのは、まことにケッコウな気楽なお商売ですな。我が身らの診察室や相談室を荒らしそうな患者に対して、無効化の手段が一挙に倍にナッタのである。精神病で無効化できなかった発言や行動に対して、今度は、発達特性で無効化するのである。特に診察室で、医者やカウンセラーやPSWや学校の先生に逆らう患者に対する無効化兵器が倍増したのである。
いや、念のいったことに、更に兇悪なことには、発達障害特性は、最初の入門口に才能があると云う方向も宣伝シマクッテいるので、ナント有効化と無効化を、相手を選んで、医者の好きなように有効化と無効化を選択して使えるのである。コレは、恐ろしいことである。精神病では、コウはいかない。医者に逆らう非友好的患者には、精神医は発達特性故の無効化を叩きつけ、友好的患者には発達特性故の有効化して才能あると持ち上げさえ出来るのである。ソレをまた、逆転することも可能なのである。依存先の精神医と心理士と先生の思うがままに、である。
コレを最も悪用してきたのが笠陽一郎と云う精神医なのである、と言ったら、この七点目の罪悪が、ハッキリすると想います。「双極性Ⅱ型の薬剤性やくざ」と云う新造語を造って、揶揄無効化のために、己がホームページで、吐きまくったのですから。他の精神医の先生様方が、笠セカンドや笠陽一郎大先生様をお手本に出来る最大の点でしょうな、コレが。オソロシいことだ。
で、結局は、観察法法廷や、治安監督官たちにとっても、後見人たちにとっても、いやはやまことに、ケッコウな武器でしょうな。発達障害本や発達特性本の、使い方の読み方の、新たなる一ページ、と云うか、元々の一ページでしょうな。
どちらにせよ、病状、症状で無効化できなければ、今度は特性で無効化するのである。一人の人間を無効化するに、症状で、出来得なければ、特性でも、出来る、と云うコトなのである。有り体に言って、患者を病状や症状のせいだからと、沈黙を強制しようとしても、出来得ないときには、『発達特性』で、無効化できる、と云うことである。
八点目
保安処分、治安処分の
超早期的かつ
無制限強化拡大に陥る
ダカラ、結局サイゴは、治安的、保安処分の強化拡大に直結するのである
この音頭で踊っているうちに、精神病では捕らまえられなかったような、
奇人や変人をシャカイの治安を乱す者として、まこと広範囲に、しかも極早期に、
番号をふれるということである。
特に、この発達音頭は、シャカイの治安を乱しそうなものを
幼児のうちから、まさに「早期」のうちからピックアップできるだろう
なおかつ、本人や、母親の方から、我も我もと、争って、番号を振って欲しくて
医者や、心理や、教育の専門家に、押しかける、と云うしだいに為るのである。
まさに、究極的な、まさにまさに、シミンの皆さん待望の
早期介入的な横断的拡大主義的過剰診断的な保安処分が完成できるであろう
ということである。
三歳児健診、五歳児健診、の制度政策提言を見てみたらよいのだ
心神喪失者医療観察法が、フル回転するのである。
後見人も、フル回転しやすいのである。
病院に施設に、放り込みやすいのである。
決めるのは、依存先の、専門職たちナノデある。
ナニを寝ぼけているのか、ソコに依存しようとしているのが、分からないかねー
この発達音頭の踊り子さんタチはねーー
さらに、しかも、この番号を振っていく過程で
才能を花開かせるためのサポートチームと引き替えだと言われた場合、
この踊り手サン達は、それを拒否できるのであろううか?
手帳なんてものとは質のチガウものと引き換えですよ、早い者勝ちですよ
と言われた時、発達障害者たちは自主的に群れ集まり
ナニカを売り渡すことになろう
治安監督官様が、最も利用しやすい保安処分方法とは、発達障害を梃子に行われることと為るのである
現実に、このところ、よくわからないような、マスコミをにぎわす事件で、精神病を貼り付けられないようなことに、あっさり、発達障害を貼り付けているのを、いつも、こわごわ、みているのである。
そして、そこに反抗する当事者の意見を封殺ではなく、完全無効化スルのである
本当に驚くべき程、上手いことできた障害概念であると、想うのである。
これを思いつき、応用しているヤツは、天災的な天才であろう。
ちなみに、それは、笠のホームページでも、おこなわれてはいなかったか、、、、そう、あの大泣きした議員に、あっさり、アレは発達臭いと、貼り付けていなかったか、典型的な、保安処分活用とは、笠のホームページで行われていたのである。治安管理官様たちにとって、良い勉強になったと、想うのである
  精神病患者会前進友の会やすらぎの里作業所
あくまでキーサン革命の鬼えばっち 江端一起
えばっちのはてなブログ
https://ebacciblog.hatenablog.com/
えばっちのホームページ 乾坤一擲
http://ebacchihomepage.dousetsu.com/index.html
えばっちのタンブラー
https://kisanebacci.tumblr.com/
前進友の会やすらぎの里のホームページ
http://yuinoumi.web.fc2.com/zenshin-index.html
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[Wandering] ユリウス
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【ユリウス】 本名:ユリウス(Julius) 種族:ノルド 年齢:20歳前後 戦闘スタイル:剣士(元ホワイトラン衛兵)
登場作品:[Wandering]
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元ホワイトラン衛兵。 リズと出会ったのはまだ衛兵だった頃。ホワイトランでの仕事中だった。 その後も定期的にホワイトランを訪れるリズと次第に打ち解けて仲良くなっていく。
だが、ある日ドラゴンボーンとして目覚め、その際に仲間を傷つけてしまい、ドラゴンの魂を取り込んだ際に外見が変貌してしまう。仲間(同僚)を大切していた彼だったが、動揺する同僚の視線に耐えきれずその場から逃げ出してしまった。
数年前に世界を救ったというドラゴンボーンの後を追い一度はハイ・フロスガーを目指す��のの、迷いから辿り着くことができなかった。 その後 人里離れた場所を放浪し、衰弱して倒れていたところをリズに拾われ、今は彼女の家で共に暮らしている。
今は姿が変わってしまった自分を受け入れ、居場所を与え打ち解けてくれた存在(リズ)を大切にしているが、失うのを恐れるあまり少し過保護になっている節が見受けられる。
同胞団に所属する弟が一人いる。
——————————————————–
一時期Nexusにあげていた自作フォロワーのユリウスくんです。
元々彼は、メインクエストをクリアしたドヴァキンではない、後から覚醒したドヴァキン。各地を放浪して行き倒れて、隠者な女の子に拾われてほんわか暮らしました。的な話を念頭にキャラ設定した記憶があります。
——————————————————–
<登場人物に捧げる50の質問>
Q01 本名と通称(あれば)をどうぞ。 「ユリウス。姓が合ったかもしれないが覚えていないな」 Q02 性別、年齢を教えてください。 「性別は見ての通り男。年齢は20前後」 Q03 自分の見た目や印象はどうですか? よく言われることはありますか? (困った顔で頭をかきながら) 「答えにくいな…」 (ちらりとリズに目を向けて) 「彼女と初めて出会った時、ずっとフードを被ったままだったのが気になっていたんだ。  結局こうやって同じ家に暮らすようになるまで、フードをとってくれなかったしね。  でも今なら彼女の気持ちがよく分かるよ」 「猫みたいなオッドアイ、ノルドではあり得ない尖った耳、鱗の生えた頬、そして角。  今でも鏡の前に立つと心臓が跳ね上がる」 「でも今は彼女が隣で笑ってくれる。だからこのままでいい」 Q04 好きな、またはよくしている服装、髪型、アクセサリなどは。 「服装について特にこだわりはないな。  ただこの指輪だけは外さないようにしている」 (※我が家の設定として[封竜の指輪]はセヴェリーニさんから譲り受けたものになります) Q05 家族構成を教えてください。 「父と母、養父がいた。今は三人ともソブンガルデにいる。  後は弟が1人。ホワイトランの同胞団にいるはずだ」 Q06 家族にはどんな思い出がありますか? 「正直な所、父と母については殆ど覚えていないんだ。旅人だったと思う。  旅の途中、盗賊に襲われて俺だけが助かった。  その時、俺を保護して引き取ってくれたのがホワイトラン衛兵だった養父。  弟も俺と同じように養父に保護された。  3人共血は繋がっていなかったけれど、毎日が楽しく、幸せだったよ」 Q07 自分はどんな性格だと思いますか? (少し思案した後) 「ノルドらしくない、とは何度か。  何をもってノルドらしいというか俺にはよく分からないけどね」 「あぁ、あと敵対している人間に対して性格が変わると言われたことがあるな」 Q08 ご職業は? 「少し前まではホワイトランで衛兵をしていたんだ。  いろんな場所に巡回にいったよ。  上からはそれなりに評価されていたと思うし、  自意識過剰じゃなければ下からも慕われてた…と思っていたが」 「今は、そうだな。…リズのお守りかな。あぁ見えて結構抜けている所が…いてっ」 「こら、物を投げつけるんじゃない、お行儀が悪いぞ」 Q09 ご趣味は? 「最近よく本を読むようになった。  彼女の父親が遺したものが沢山あって、つい読みふけってしまう。  冒険譚は読んでいると子供のようにワクワクしてしまうね」 Q10 特技、得意なことはなんですか? 「魔法以外は何でもそこそこ使い越せる自信があるけど、  逆に飛び抜けて使える…自分のウリになるような技術ってのは持ってないんだ」 Q11 逆に苦手なものは? 「今はこんな外見だからね。人の多い所は苦手だな」 Q12 好きなものは? 「最近は本が気になって仕方ないな。  店にいくと目新しい本、気になる本がないか探してしまう」 Q13 嫌いなものは? (少し照れたような顔をしながら) 「実は…霊体があまり好きではないんだ。  怖いとかではなく、物理攻撃があまり聞いてないような気がしてね。  旅先で出会うとどうしても身構えてしまう。  幼い頃読んだ本に影響されているとは思うんだが」 Q14 くせはありますか? 「考え事をしていると眉間にシワが寄るようで、よくリズにつつかれるよ」 (くつくつと笑いながら) 「彼女は自分のくせに気付いていないけど、機嫌がいいとよく歌ってるんだ」 Q15 どんな夢や目標がありますか? 「いつか、そう、いつかでいいんだ。  セヴェリーニさんのような人になれたらと思っている。  ドラゴンボーンとしても、剣士としても。  正直、今は力を抑えるだけで精一杯な時が多い」 「いつか彼から剣で一本取ることが目標なんだ」 Q16 秘密にしていることはなんですか? (先程より幾分が意地の悪い笑みを浮かべて) 「リズがバレてないと思っていることを、俺が知っているのが秘密。  朝、家の外で歌っているのも知ってるし、  枕元に女の子が好きそうな詩集が置いてるもの知ってる。  天気のいい日にウィスプリッカーを枕にして外で寝てるもの知ってるし、  よくよだれを垂らしているのも知ってる」 Q17 やっていて楽しいこと、または日頃の楽しみといえば? 「今まで自分の生活は、どれだけ人の世話になっていたのか実感したよ」 「今の生活は殆どが自分でしなければならなくて大変だけど、  逆に色々と発見があって楽しいかな」 Q18 食事の好みを教えてください。 「好きな食べ物はきのこ��理」(きっぱり) 「リズの場合、狩りにいってもきのこは目に入らないようで、  大体俺が見つけて彼女に料理して欲しいって渡している。  お陰できのこの見分け方が上手くなったよ」 「実は家の裏の畑できのこを栽培できないか考えているんだ」 Q19 お酒はどうですか? 「あー…」(少し言い難そうに頬をかいて) 「衛兵になりたての頃、弟と浴びるように飲みまくって記憶を無くしたことがある。  今でも何が合ったのか思い出せないが、  次の日すごく怒られたことだけははっきりと覚えてるんだ。  それ以来、酒はのんでものまれないように心がけているよ」 Q20 睡眠時間はどのくらいですか? 夢は見ますか? 「基本的に5~6時間だと思うが、  気になる本があると夜更かしして明け方に寝る事になる」 「夢は見るよ。衛兵をしていた頃の夢を、見る。  そこに彼女が居たり、居なかったり。  自分は今の生活に満足しているが、少し未練があるのかもしれない」 Q21 暇なときはどうしていますか? 「昼間に手が空いた時は、彼女には厳しいような…  薪を切ったり家の補強をしたり、そんな力仕事を見つけてやっている。  最近はやることが無くなってきたから、鍛冶に興味が湧いてきた。  夜は大抵本を読んでいるかな」 Q22 時間や約束は守る方ですか? 「俺個人としては守る方だと思うけれど、  衛兵だった頃は先の時間を見れない事も多かった。  待ち合わせをしていた弟に怒られたこともあったし、  それが理由で振られたこともあったよ」 Q23 周囲の環境について思うことは。 「不便だと思う時もあるけれど、満足している事のほうが多い。  以前は一日あっという間に過ぎていくものだったが、  今はゆっくりと充実した時間を過ごせているよ」 Q24 友人にはどんな方がいますか? 「昔は多く居た。今は彼女経由で知り合った人が殆どだ。  ウィンターホールドの人達が多いかな」 「セシルは弟に少し似ている。  色んな事を無邪気に聞いてくるんだ。知識を広げるのが楽しいんだなきっと」 「セヴェリーニさんは師匠だな。  シャウトに関する知識、使い方、それに剣の相手もしてくれる」 Q25 気になる人の名前と理由を教えてください。 (ニヤリと笑って) 「それは一体どういう意味での『気になる人』かな?」 Q26 好みのタイプは。 「そうだな。  計算高いよりは無邪気な方が、もの静かな方よりは明るい方が、  何も出来ない甘えっ子よりはそれなりに自立している子が、  恋愛については疎いというよりは慣れていない子が。  …そんな子が近くにいるんだけどね?」 Q27 こういうタイプはダメ! 「人を駒としかみない人間ってのは必ずいる。  軍隊でも政治でも上の立場には必要な考え方だとは思うが、  そういう人とは合わないな」 Q28 プライバシーということについて一言。 「衛兵だった頃と比べると自分の部屋があるからかなり嬉しい。  1人になりたい時がどうしてもあるからね」 Q29 いつも持ち歩いているものは。 「鎧は最悪なくても構わないが、剣とこの指輪だけは必ず持ち歩くようにしているよ」 Q30 宝物はなんですか? 「あまり物に拘りがないからな」 (ふと何かを思い出して) 「…ああ、弟が同胞団に入った時に何故か貰ったお守りが合ったんだが、  ホワイトランの自室に置きっぱなしだ。まだ彼処にあるんだろうか。  折角貰ったのに、あいつには悪いことをしたな」 Q31 守りたいものはありますか? 「異形のドラゴンボーンになり、彷徨っていた俺に居場所をくれた。  彼女は何が合っても守りぬくよ。  何をしても、……何に手を染めてもね」 Q32 欲しいものを手に入れるためには…… 「手が届かないものなら諦める。  手が届きそうなら努力する。でも、犯罪には手を染めない」 Q33 こういうことは許せない! 「嘘をつかれるのはあまり好きではないな」 Q34 体は丈夫な方ですか? 「元から丈夫だったが、この体になってから更に丈夫になった気がするよ」 Q35 元気を取り戻すために何をしますか? 「体力の限界まで無心で剣を振るう。  それから汗を流してさっぱりすれば、大抵のことは気にならなくなってる」 Q36 家事はしますか? 「料理はリズに任せてるよ。  小さな動物みたいにくるくると動きまわって楽しそうに作っているんだ」 「それ以外は分担かな」 Q37 気が付くとしている姿勢はありますか? 「本を読んでいる時は、気付くと片肘をついている。  何だか楽なんだよね」 Q38 普段やることはなんですか? 「特に変わったことはしてないよ」 「リズの狩りには着いて行くことにしている。…彼女から学ぶことは多いよ」 Q39 体を洗うときはどこから洗いますか? 「うん?…首元、かな」 Q40 暑さと寒さはどちらがいいですか? 「どちらも我慢しようと思えば我慢できる。  けど、やっぱり程々が一番いいな」 Q41 勉強、学習について一言。 「昔はそんなに机に向かって勉強する方ではなかったけれど、  先生によるものだと最近分かった」 「やっぱり教え方がうまい人だと理解度が違うね」 Q42 お金、社会的地位について一言。 「今の暮らしを続けていく限り、その2つは必要のないものだ」 Q43 芸術に対する姿勢を教えてください。 「絵には正直疎い。  ただ見事な装飾品には目を奪われる」 「自分では到底生み出すことは出来ないからかな」 Q44 古いものと新しいもの、どちらが好きですか? 「少し前までは新しいものの方が好みだった。  剣や鎧、盾は余程良い物じゃない限り、新しいほうが切れ味も鋭いしね」 「ただこの家に来て先祖代々伝わっているような品も悪く無いと思った」 Q45 何か問題が起きたらどうしていますか? 「さて、どうするかな」 「急を要しない問題なら仲間内で話し合って解決策を探ったりする」 Q46 仲間内ではどんな役回りですか? 「彼女は少し世間ずれをしている所があるから、相談役になる時もある」 「逆に森のなかで暮らす分には彼女に色々と教えてもらうことが多い」 Q47 人が倒れているとします。そこに通りがかったあなたはどうしますか? 「介抱した後にこの外見で怯えられるかもしれないけど、声を掛けるよ。  これは昔から変わらない」 Q48 昔のあなたに言いたい事は。 「そうだな…結果がどうであれ『あの時』仲間を庇った事は後悔しなくていいと伝えたい」 「『あの時』から今に繋がっているから余計に、ね」 Q49 至福のときはどんなとき? 「ははは、リズをからかっている時が一番平和を感じるな」 「ちょ、ごめん、冗談だ。  冗談だからやっと見つけたそのきのこを返してくれ…!」 Q50 自分の作者に一言どうぞ。 「一言か……。角フェチ?」 Q51 (おまけです。ここは作者に回答してもらってください)このキャラクターのコンセプトは何ですか? 角フェチ。角フェチです!!! SkyrimRomanceModのビショップの顔を変更しようと作成したものを、別の新規フォロワーとして独立させたものです。 その際に丁度何かのModのコメントで「アルドゥイン擬人化」みたいなものを見かけ、 「擬人化ならオダハさんが萌えだろう(*´ω`*)」と。 それならエルフ耳に牙に角に…なんて考えた先が、あの、異形化です。 (そんなもんでとりあえず最初に作った時は赤髪だったりしました) その後擬人化からは離れまして、ちゃんとした別個の設定を付け加え出来上がったのがユリウスです。 当初は名前を「アレス」として作成していたんですが、某吸血鬼フォロワーさんと名前が似てるなと思い、 その後「ベリアス」にしてv1.0をブログ上で公開していたんですが、 シャウトを使うフォロワー「ベイリン」さんの存在を知り、名前似通ってないか!?と再度なりまして。 最終的に「Julius」に落ち着きました。 読みは最後まで迷ったんですが「ユリウス」になりました。 「ジュリアス」も迷ったんですけどね…。 なんというか、こう、光の守護聖様がですね。チラチラとですね(何 ユリウスに関しては、ドラゴンボーン化する地点を分岐として、 金髪(異形化しなかった版)、銀髪(角ありデフォ版)、黒髪(角無しエルフ耳)の3種類あります。 我が家はデフォルトの銀髪版を使用しておりますが、それぞれにそれぞれの話があるとは思いますので、他の人が考えたユリウスの話を見るのが楽しみだったりします。 なのでこの50の質問は、あくまでも我が家の設定なので、性格や細かい所はお好きに想像して下って構いません。高確率で覗きに行きます( 因みにきのこ料理はりん様の記事から頂きましたw 私はやっぱり「男女のじゃれ合う姿」が好きなようです。 ここまで読んで下さり、ありがとうございました。
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