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nekocya · 11 months
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genron-voices · 5 years
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ゲンロンβ35読者アンケートより
こんにちは。復活した東浩紀(5.0)です。
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さて、弊社では毎月『ゲンロンβ』と題する電子批評誌を出版しています(タイトルのβは環境によってはただの「B」に表示されている可能性があります)。会員向けメルマガでもあるという位置付けから、どうもあまり内容のガチさが伝わっていない嫌いがあるのですが、『ゲンロン』本誌が年2回刊行(しかも今期は1号しか出ない!)となったいま、じつはゲンロンの動向を伝える主力媒体に成長しつつあります。そんな魅力をみなに知ってほしい、ということで、今月から各号に寄せられたアンケートのいくつかを紹介していくことになりました。近々リニューアルも予定しています。
『ゲンロンβ』は、友の会会員に配布される会報誌ですが、単独でも販売しています。直販サイトではePub形式で、またAmazonではKindleで販売しています。値段はわずか500円。いや、それどころか、なんとドワンゴのチャンネルで読むという方法まであるのです。『ゲンロンβ』を読むためには、かならずしも友の会入会の必要はありません。
ゲンロンがいまなにを考えているか知りたいかたは、いちど騙されたと思ってお読みください!
◾️
さて、それではアンケート紹介です。
まずは小松理虔さんの「浜通り通信」特別回について。
2011年3月11日を大学院の卒業旅行で訪れていたアメリカで迎えた僕にとって、東日本大震災はずっと、どこかフィクションのような、うまく理解できないものでした。日本で何が起こってのか全く理解できない自分たちをよそに、道行く人に心配されたり励まされたりとなんだか奇妙な体験をアメリカでしました。生まれてずっと関西で育って、大学生活も関西で過ごしたものの、その年の4月から東京の設計事務所で働くことになりました。全く実感もわかないまま、計画停電で薄暗かった品川駅に着いた時のいいようのない不安な気持ちは今も忘れられません。
そんな風に、震災を直接体験していないからこそ、だからこそ、震災関連の書籍や文章には強く反応してしまうところが今もあります。新復興論で触れた小松さんの文章はこれまで読んできたどの震災関連の言説とも違うものでした。うまく言えませんが、とても震災に近い、というか、素直なものとして受け取れました。自分の中にある、震災に対する欠落感のようなものを補うには、小松さんの書く文章のような、とても具体的で、生々しい空気感が必要だったのではないかなと思っています。被災地の復興はまだ終わってませんし、むしろその復興によって失われたものもまた多くある。どうすればいいのか、どうすればよかったのかは分かりません。が、震災を経験できなかった僕にできる、自分なりの震災への、復興へのアプローチやコミットの仕方を見つけたい、と小松さんの文章に触れて思うようになりました。
ありがとうございます。小松理虔さんとの出会いは、ゲンロンのいまの方向性を決める大きなものでした。ゲンロンの最初の単行本が小松さんの本で、そしてそれが広い読者に受け取られて、本当に良かったと思っています。福島第一原発観光地化計画も、彼の本で救われましたね。やってよかったです。
続いて大山顕さんの連載への声。
大山顕さんのSNS以降の写真論。とても刺激的でした。SNSによって写真が撮った瞬間から即ネットワークに繋がること自体が画期的であるし、即ネットワークに繋がることを前提としてアプリも設計されている。そうして撮る者と観る側が写真の行為者として大きく質的に変容していく現象が、軍事オペレーションとその倫理、さらに原爆投下までを「卑怯」という言葉で結びついたことに読み手として非常に刺激的でした。ジャンクションが多くの人の目に触れることを願っています。
あの写真論、毎回楽しみですよね。「スマホの写真論」は現在単行本化に向けて作業中ですが、出版されたらかなり話題になるのではないかと思っています。5月には関連イベントも行いますので、興味がありましたらぜひお越しください〜。
続いて意外な声。
自分は今金沢大学に通っているのですが、この前そろそろ新学期の履修登録だなと思ってどんな授業があるのか調べていました。するとロシア語の先生として平松潤奈先生がいらっしゃることに今更気づき、これは履修しなければと思って、四月からはロシア語を受講しようと思っています。夏にはチェルノブイリツアーに行けたらいいなとも思ってます(今年は院試があるのでちょっと無理かもしれないけど)。また平松先生に登壇していただけたらうれしいです。
おお! そんな繋がりが。そういえば上田の早稲田のロシア語授業にも今年はゲンロン読者が現れたという噂・・・。平松さんには、むろんぜひまたご登壇いただきたいと考えています。ゲンロンではそのほかも定期的にロシア関係のイベントを行なっているので(そしてそれは上田洋子新体制になって不可避的に増える予定でもあるので笑)、楽しみにお待ちください!
そして次の声も多かったです。
東浩紀さんもお元気になられつつあるようで良かったです。上田さんはじめ皆さん、大変かと思いますが、ゲンロンを応援していますので、無理せずに末永く活動いただきたいです。
同様のお手紙、多数です(涙)。みなさん、ありがとうございます! そしてそのせつは本当にご心配をおかけしました・・・。
この文章を読んでいただければわかると思いますが、基本的にもう大丈夫です。ただ、じつは衝撃的なことに、最近、ゲンロンカフェほか各種事業の売上はむしろ上田洋子新体制になってからのほうが上向いていることが明らかになり、むしろぼくとしては「おれってもともと代表じゃなかったほうがよかったんじゃないか」と自信を失いつつある現状です。社員も気のせいか生き生きと働いている・・・。いやあ、よかった、よかった・・・?
そして最後に、なんと今回のアンケートでは、全目次に感想を寄せてくれた方が2人もいらっしゃいました。そのうちおひとりのを感想を、全文ご紹介します。長い! めっちゃ長い!編集部一同感動です。
今回も完全によい意味でちょっと狂っているのではないかと思われるほどの多彩な文章にあふれたマガジンでした。以下感想を記します。
■1.浜通り通信 第51回 外枠から考える 小松理虔
読み応えのある文章でした。そして「放射能汚染という、土の否定」と「当事者の枠を広げる「外枠の哲学」」、この二つの節のあいだにある一種のギャップに震えました。
信義のない国に振り回されてきた生者と死者をどう語り継いでいくのか。糊塗しても消しようのない存在である土こそが「ふるさとの喪失」を語る可能性が示唆されて「放射能汚染という、土の否定」は閉じられます。
その諦念とも希望ともどちらにもとれる筆致に少し考え込んで、次の節を読み始めると、震災から八年経ったことが改めて告げられ「さすがに震災と原発事故を語ることに疲れた。」とある。その告白に驚きました。私がこれまで小松さんに抱いていた印象は、何より人生を楽しむことが大好きな人というものでした。いわばそれは小松さんのA面だったのでしょう。小松さんのB面、この節の直前に呑み込まれた言葉は何だったのでしょう。
愛と無関心の両者がつながりあう「回路を作る」と小松さんは書かれていますが、「回路」とは小松さん(とその仲間達)自身のことにほかならないと思います。小松さんが、素人の、外側の、中途半端の、だからこそできることの可能性を論じて稿を終えるとき、そこに多くの語られなかった言葉、表せなかった態度、できなかった行動があり、小松さんはそうしたものを決してなかったことにはできないタイプの人だと(すみません、勝手読みかもしれません)強く感じました。信頼できる書き手です。
■2.観光客の哲学の余白に 第13回 触視的平面の誕生・番外編 東浩紀
『search/サーチ』は見逃していたので、この論考を読むために二番館に行きました。面白かった。まず、そのことに感謝します。次いで論考を読みました。確かにこの作品を私が「物語として読み取れる」というのはどういうことだろう。ずいぶんと不思議なことではないか。ということで作品を二重三重に楽しむことができました。石田英敬さんがおっしゃっていた(記憶違いがあるかもしれませんが)「人はメディアを通じたコミュニケーションをしているのではなく、端的にメディアそのものと遭遇しているのだ」という事実を実感した映画→批評体験でした。
東さんの論考には常にこの種のセンスオブワンダーを感じます。全くの蛇足ですが、小松左京や梅原猛、森村誠一など、東さんの子供時代の読書体験を検証すると面白そうですね。
■3.【『新記号論』刊行記念】人文的、あまりに人文的 特別編 山本貴光+吉川浩満
新記号論、一通り読み終えとても面白かったのですが、細部が難しく、自分の読みがとんちんかんではないかと不安でした。そんな中、この対談は「大丈夫!好きに読みなはれ」といってくれているようで助かりました。山本さん、吉川さんには、常にそういう素人の背中を押してくれるところがあります。
要約することでわかった気になり先に進められるのが大事、と東さんがおっしゃっていましたが、この対談にも、ここまで来た道がさほど間違っておらず、さらに先に進もうという意欲が掻き立てられました。昔からこの類いの紹介対談ってありますが、お二人には紹介にありがちなスノビズムや啓蒙臭をほとんど感じません。コンビとしての完成度の高さなのでしょうか?いつかその秘密も語ってほしいです。「通電」ってかっこいい言葉ですね。
■4.世界は五反田から始まった 第3回 「大五反田主義」 星野博美
「大五反田主義」!「五反田中心」!「正田美智子さんは、天皇家に輿入れするまで、大五反田の五反田中心(山)に住んでいた。」!
爆笑しました。何の話になっているのだ、これいったいどこに行くんだ、と思っていたら、作者の揺らぎが(作者の中では)解消して、唐突に「(つづく)」。凄いです。
丁寧な自分史・地誌、小学生時代の線路という鉄壁なシチュエーションの思い出が語られた後、突然、話題は出身地ロンダリングとみみっちいものになり、姑息、恥ずかしさ、しどろもどろ、言い訳、醜態という語がずらずらと並び、反省感満載の中、再度丁寧な検証に基づく新しい概念の発見。しかし、それが「大五反田」!
自らのAha!感をそのまま文章に感光定着させる才というものがあったとして、星野さんはまさにその才の塊です。真面目、なんだろうな。うん、すごい真面目。でも書きながら笑ってるよね、多分。そしてめっちゃ喜びにあふれています。追憶、だが前方に向かって反復されている!
■5.スマホの写真論 第19回 ドローン兵器と「卑怯」なSNSの写真 大山顕
こちらはAha!感を読者に発生せしめる才。「写真の行為者でありながら閲覧者は撮影の現場にいない」「現場に行くコストとリスクを払わない人間が写真の主導権を握っている」。あまりに正しい認識に何度も目が啓かれます。
先日、デイリーポータルZ反省会の大��さん回を見ました。工場もジャンクションも鉄道駅も、他人から「好きなんでしょ」と言われるのは不本意だと強調されていました。はにかみと諧謔が一体化したようなそのスタンスが、大好きです。また、高度経済成長の負のシンボルでもある土木的対象について語ることの緊張感についてもどこかで書かれていたと記憶します。
ドローン戦の倫理という大きな問題をすらっと語りながら、公園整備作業員の慧眼をたたえて稿をしめくくる。こんな構成が滑りもしないし、嫌みにもならないのは、大山さんのスタイリッシュな当事者意識のおかげなのでしょう。いつまでも終わらないでほしい連載の一つです。そんな訳はないですが。
■6.【特別寄稿】変容の困難——“それなり”の外へ出るために 坂上秋成
すでに初老に突入した私は、むしろ懐かしさを持って読みました。そう読めたということが面白くもありました。若さ故の、世界や作品への新鮮な驚きに対する嫉妬は、私も未だに感じます。同時に中年になってから、驚きが生まれる瞬間にむしろ解像度があがり、鋭敏になったとも思います。若い頃は、ファーストインプレッション至上というか、衝撃を受けていること自体に酔ってしまう面がありましたが、その出会いを微細に丁寧に反芻することができるようになった気がするのです。サッカーボールがフェンスを垂直に駆け上がる呪い。その出来事をミリ単位、ミリ秒単位で描写・分析することがそのまま祈りとなるようなことが人生では起こります。(すみません。人生相談の回答風になってしまいました。)
■7.五反田アトリエからのお知らせ 藤城嘘(カオス*ラウンジ)
最終成果展を見に行きたかったなと感じました。東さんのツイッターから、最終選考での様々な問題提起を知ったこともあって、もし前情報のない状態で鑑賞したらどんな感想をもったか、とても気になりました。
「「家族」をテーマとした、生々しさをもった表現」は実はとても怖いもの、自分の立ち位置がもろに見透かされてしまうもののように思えます。そのこと(アートが結果的にであれ、社会的な問題提起を帯びてしまうこと)と、アートそのものがどのような関係にあるのか、本当はよくわかっていないことも含めて、やっぱりこの目で見てみないと、当たり前のことですが。
■編集後記
『文心雕龍』の原道篇、全く知りませんでした。とても面白いですね。言語が全てだ、いや言語はすべてを表さない、と議論をしているうちに言語側からも非言語側からもどんどん侵襲されている現在のメディア状況、みたいな感覚がありますが、その現状を驚き直し、再び考え始めるために『新記号論』を反芻していきたいと思います。
いかがでしたでしょうか。編集後記の感想まで記されているところに、いい意味での狂気を感じますよね! 冒頭に本誌が「よい意味でちょっと狂っている」と書かれていますが、いやいや、読者さんのこの感想のほうが狂ってるだろと! というか、これはふつうはアンケートフォームに送らないだろうと!ブログに書くだろうと!
なんて、失礼しました。ほんと、ありがとうございます(笑)! たいへん励みになってます。これからもよろしくお願いいたしますー。
といったところで、今月のアンケート紹介は終わります。
次号、『ゲンロンβ36』はできれば今週木曜日(4月18日)・・・おそらくは金曜日(4月19日)配信の予定です。今号は本田晃子さんによるロシア・アンビルド建築についての新連載が始まるほか、飴屋法水さんが特別寄稿! いつもながら超読み応えありますので、また感想をお待ちしています。
ではまた来月~。
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theatrum-wl · 6 years
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【劇評】【レポート】どこにもない演劇のまち、西和賀:東北の湖畔の町で見た演劇の風景
第26回  銀河ホール地域演劇祭(2018/09/01-09/02) 片山 幹生
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〔西和賀町文化創造館銀河ホールの空撮。手前は錦秋湖〕
岩手県と秋田県の県境、奥羽山脈のただ中にある西和賀町は人口5000人ほどの小さな町だ。この町には客席300ほどの公営の劇場、西和賀町文化創造館  銀河ホールがある。この劇場では1993年の開館以来、毎年地域演劇祭が開催されている。第26回銀河ホール地域演劇祭は2018年9月1日(土)と2日(日)に開催され、4団体4作品が上演された。今回上演された4作品はすべて宮沢賢治の作品だった。本稿ではこの4作品の舞台評のほか、銀河ホールというユニークな地方公共劇場の活動と地域演劇祭の様子について紹介していきたい。
劇団あしぶえ『セロ弾きのゴーシュ』
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〔劇団あしぶえ『セロ弾きのゴーシュ』〕
銀河ホール地域演劇祭の最初の演目は、島根県松江市の公設民営劇場〈しいの実シアター〉を拠点する劇団あしぶえの『セロ弾きのゴーシュ』だった。あしぶえは2016年に創設50年を迎えた長い活動歴を持つ劇団だ。『セロ弾きのゴーシュ』はあしぶえが28年にわたって上演し続けている劇団の最重要レパートリーであり、アメリカ、カナダの演劇祭でいくつかの賞を受賞し��いる。
『セロ弾きのゴーシュ』の筋立てはごくシンプルなものだ。しかしあしぶえの公演ではそのシンプルな物語が、ミニマルな舞台美術とストイックな演出によって、さらに研ぎ澄まされたものになっていた。徹底的に磨き抜かれた鉱物の結晶のような美しさを持つ舞台だった。張り詰めた緊張感が最初から最後まで維持され、冗長さはまったく感じられない。
自尊心を徹底的に打ち砕かれ、絶望で自暴自棄の状態に陥りそうになりながら、ぎりぎりのところでゴーシュは破滅への転落をまぬがれた。夜中にゴーシュの家にやってきた何匹かの動物の前で演奏することで、ゴーシュのセロは上達し、自尊心を回復する。次の演奏会でゴーシュはそれまで自分を罵倒していた指揮者から賞賛を受ける。彼はそれまで自分がどれほど傷ついていたことさえ気がついていなかった。演奏会が終了し、帰宅して一人になったときになってはじめて、ゴーシュは自分を絶望の淵から救い出してくれた動物たちの無償の優しさに気づく。
劇の最後で彼の口から漏れる感謝の言葉の真実に、私は強く心打たれた。
俳優の表現のあらゆるディテールにまで注意が払われていることが感じとることができた舞台だった。きびしくコントールされた俳優の演技は、ゴーシュの情念の動きを精密に、ダイナミックに描き出している。ゴーシュの絶望ともがき、いらだちが、舞台から豊かなニュアンスとともにまっすぐ観客席に伝わってくる。ゴーシュ役の俳優の演技にひきこまれ、観客の多くはゴーシュの重苦しさを共有していたに違いない。
なぜゴーシュが動物たちの出会いによって停滞から抜け出せすことができたのか、動物たちはなぜゴーシュの家にやってきたのか、そしてゴーシュが最初にやってきた猫に対して謝罪しなかったのはなぜなのか。いくつもの「なぜ?」に対する回答はあしぶえの舞台でも宙ぶらりんのまま提示されない。『セロ弾きのゴーシュ』はハッピーエンドの物語だろうか。ゴーシュに感情移入して���た観客は、ゴーシュの演奏の成功にカタルシスは感じた者もいるだろう。終幕のゴーシュは確かに絶望からの解放を味わっていた。しかしその解放感は愚かで未熟な自分へのいくばくかの悔恨を伴っている。彼は喜びよりは、深い虚脱感をあのとき味わっていたのではないだろうか。そんなことを感じさせる演出だった。
物語を舞台化するにあたって、雑多な情報を持つ俳優の身体や舞台空間が、作品を過剰に説明的なものにし、そのノイズによって語りの持っていた本質的な魅力を損なってしまうことがままある。あしぶえの『セロ弾きのゴーシュ』は、これとは逆だ。俳優の存在と舞台空間の抽象性が、物語の純度をさらに高め、作品に内在する象徴性を際立たせることに成功している。ほぼ唯一の具象的美術であるチェロの存在が、この舞台ではなんと雄弁なことか。28年に渡る上演のなかでテクストと真摯に向かい合ってきたからこそ、到達することができた表現の逆説だろう。強くて美しい舞台だった。(9月1日14時開演@銀河ホール)
劇団田中直樹と仲間たち『水仙月の四日』
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〔劇団田中直樹と仲間たち『水仙月の四月』〕
地域演劇祭、二本目は西和賀在住の〈田中直樹と仲間たち〉による『水仙月の四日』を見た。この公演は田中ひとりよって語り、演じられる人形芝居だった。
田中直樹はもともとは地元の劇団ぶどう座に所属していたが、考え方の違いからぶどう座を離れ、ソロで公演を行っていると聞いた。会場は銀河ホールに隣接するUホール。Uホールの建物は円錐形のとんがり屋根と赤い壁の可愛らしい建物で一階は図書館になっている。二階のUホールは円形平面で、リハーサル室・会議室として利用されている場所とのこと。観客は床に座って見るが、今回の公演では後ろの壁際に何脚かパイプ椅子が用意されていた。
『水仙月の四日』は吹雪の一夜を雪原でやり過ごす少年の話だ。舞台が始まる前に田中から、タイトルの「水仙月」と作品冒頭で出てくる「カリメラ」という語についての説明がある。これらの語はいずれもは宮沢賢治の造語で、水仙月は2月から3月の雪深く寒い時期、「カリメラ」は「赤砂糖を一つまみ入れて、それからザラメを一つまみ入れる。水をたして、あとはくつくつくつと煮る」とテクストにあるので、おそらく「キャラメル」を指す。
『水仙月の四日』は日本有数の豪雪地帯であるこの付近の人々にとっては、とりわけその情景がはっきりと思い浮かぶ作品に違いない。田中直樹は赤いケット(毛布)をかぶった少年とその少年を見守る雪童子を15センチほどの小さな人形に演じさせた。これに対して吹雪のアレゴリーである雪狼は人間の顔と同じくらいの大きさの仮面、そして大吹雪のアレゴリーの雪婆は人間をすっぽり覆い尽くす大きさの紙製の面で表現していた。雪婆が登場する場面では照明が暗くなり、蛍光ライトで雪婆の巨大な顔が白く照らし出される。小さい子供たちは狭い舞台を走り回る雪狼と雪婆を怖がっていた。
少年と雪童子を小型の人形にしたことで、白くて厳しい大自然に翻弄される人間の様子が強調された。また白い美術のなかでの少年の着た鮮やかな赤のケットの色彩の対比も印象的だった。小品だが配慮のいきとどいた工夫の数々によって、大人の観客も子供の観客も異世界に誘う、優れた演出の公演だった。人形と紙製の大きなオブジェ、紙吹雪といった材料はこの作品の上演を考えると定番的な素材だが、そのスペクタクルが作り出す幻想は、宮沢賢治の物語を冗語的に説明するのではなく、その語りの美しさをより印象的に引き立てるものになっていた。(9月1日15時半開演@Uホール)
栗田桃子(文学座)ソロ朗読劇『銀河鉄道の夜』
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〔栗田桃子(文学座)ソロ朗読劇『銀河鉄道の夜』〕
銀河ホール地域演劇祭の二日目(9/2)の最初の演目は、文学座の栗田桃子によるソロ朗読劇『銀河鉄道の夜』だった。
会場は銀河ホール。舞台にはいくつものキャンドルが並べられ、中央に椅子が一脚置かれている。背景には静止画の映像が映し出される。栗田はときおり、椅子を立ったり、座ったり、あるいは歩き回ったりしながら、声色で人物を演じ分けて朗読する。
動きもスマートだし、朗読も達者ではあるが、その動作や声色の変化がことごとく定型的で、テクストに書いてあることをそのまま冗語的、説明的になぞっているに過ぎない。テクストの記述に反射的に反応するような中途半端な工夫は、かえってテクストの世界を矮小化し、観客が世界に入り込むことを妨げてしまう。あれなら座ったまま普通に読んだほうがまだ聞き手の想像力を刺激することができるだろう。広い間口の舞台で栗田の芝居が空回りしていた。栗田桃子という魅力的な女優を使った朗読劇がこんなありさまなのはいかにももったいない。演出家あるいは演者の作品に対する思い入れや独自の解釈などを感じとることができない退屈な朗読劇だった。「朗読劇ってこんなものだろう」という演出家の作品に対する取り組みの甘さを感じてしまう。
演出の単調さと照明の暗さで、五分もすると猛烈な眠気の波が襲いかかってくた。私の周囲の観客にも観客も落ちていた人がかなりいた。公演後のアフタートークで宮沢賢治記念館の学芸員と演出の西本由香の話があったが、このアフタトークでも西本の話ははなはだ曖昧模糊としていて、学芸員の語る興味深いエピソードとの対比で、演出家の作品への関心の薄さが露わになっていた。(9月2日14時開演@銀河ホール)
劇団ぶどう座『植物医師』@ぶどう座稽古場
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〔劇団ぶどう座『植物医師』〕
銀河ホール地域演劇祭で最後に見た演目は、この地を拠点に1950年以降活動を続けているぶどう座の『植物医師』だった。これは他の上演作品のような翻案ではなく、宮沢賢治の書いた短編戯曲の上演だ。私はこの戯曲を読んだことがなかったし、上演を見たことがなかった。ぶどう座は、近年は主宰の川村光夫が高齢(現在96歳)のため実質的に引退状態で、かつてと比べると活動力が大幅に衰えているという話を聞いていたのが、この『植物医師』の公演はその衰退ぶりを感じさせない充実した内容の公演だった。
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〔ぶどう座稽古場〕
公演会場は1960年代に建てられたというぶどう座の稽古場である。まさに芝居小屋といった風情の公演会場に、芝居が始まる前から心が浮き立つ。稽古場は北上線の踏切のすぐそばに、踏切の番小屋のように建っている。舞台の間口は6メートルくらいか。舞台奥の壁はさまざまな色の大きな布で覆われている。客席は板間平面と三、四段の段状、詰めれば40人ぐらいは座れると思う。
芝居の始まる前に、劇のオープニングで歌われる宮沢賢治作詞の《花巻農学校精神歌》の練習があった。観客もこの歌を一緒に歌うようにうながされる。これは楽しい趣向だった。
『植物医師』は上演時間30分ほどの小篇だ。岩手のとある村に《植物医師》を名乗る人物が引っ越してきて、植物病院を開業する。しかしこの植物医師の専門家としての知識はどうもいい加減なもののようで、いかにもうさんくさい人物だ。開業した植物病院に村人たちが次々とやってきて、枯れてしまった稲の治療法を訪ねる。植物医師はでまかせのいい加減な対処法を村人たちに伝え、お金を取る。いんちき治療法で易々とお金を稼いだ植物医師だが、彼の処方では稲の被害は収まるどころか、ますます拡大していく。村人たちが医院に戻ってきて植物医師を詰問する。植物医師は口舌でなんとかそれらの非難を丸め込もうとするが、最後には言い返す言葉もなくなり、村人たちの怒りの言葉にうなだれてしまう。善良でお人好しの村人たちはうなだれた植物医師を見て、彼に同情しはじめる。そして先ほどまでの怒りを収め、植物医師を許すのだ。その許しの言葉は、植物医師にとっては怒りにまかせた批判の言葉よりもはるかに重く感じられた。植物医師はますます打ちひしがれてしまう。
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〔ぶどう座稽古場内部〕
村人たちが入れ替わり立ち替わり植物医師のもとを訪れ、アドバイスを求める場面では、民話によく見られる同種のやりとりの反復とそのエスカレートが、笑いの効果を作り出している。岩手弁のユーモラスな響きがさらに場面の喜劇性を高めていた。不正に対する怒りと非難よりも、不正に行った人間への大らかな優しさと許しこそが力を持つという宮沢賢治らしい倫理が結末で提示されるが、最後の場面の急転が作り出すドラマの力強さと素朴さに心打たれた。村人たちの許しのことばが発せられるたびに、かがんだ体がどんどん下がり、苦悶と戸惑いの表情が深くなっていく演出と演技は見事だった。
芝居小屋の雰囲気もこの作品の上演にいかにもふさわしいものだった。まさに岩手で岩手の人たちによって演じられることによって、この『植物医師』はいっそう味わい深い作品となっていた。この地でのぶどう座の活動の歴史が染みついた稽古場で、この作品を見られて本当によかった。
終演後には稽古場内で打ち上げがあり、私も短い時間ではあったが、出演メンバーとぶどう座の旧メンバーの方々と座を囲んだ。『植物医師』は主宰の川村光夫演出でもかつて公演をおこなったが、それは27年前のことだと言う。今回の公演の演出を担当した菊池啓二さんに「今回の上演は川村さんの演出を蹈襲したものなのですか?」と聞くと「いや、前の上演はもうだいぶ昔の話で、私も見ていないし。まあ川村風にはやりました(笑)」と仰っていた。
今回のキャストには二十歳台の青年も二名参加していた。彼らは昨年から活動を始めた銀河ホール演劇部の部員だと言う。銀河ホール演劇部は、アートコーディネイターの小堀陽平氏の主導で昨年から活動を始めたサークルだ。小堀さんは「ぶどう座の表現は、この地域の人たちの身体と言葉、感覚に根ざしたものなので、銀河ホールで演劇部を作って活動をはじめましたが、外からやってきた僕たちが作る演劇が、ぶどう座を引き継ぐものにはなり得ないように思うのです。やはりぶどう座は土地の人が継承していくものだと考えています」というようなことを言っていたが、実際に公演を見るとそれが実感できる。
地域演劇祭の締めくくりでこの公演を見、そして短い時間ながらぶどう座の人たちと交流の時間を得ることがでいたのは私にとってはとても有意義なことだった。(9月2日17時開演@ぶどう座稽古場)
地域演劇祭と西和賀町文化創造館 銀河ホールの活動
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〔銀河ホール(後側)とUホール(手前側)〕
西和賀町文化創造館 銀河ホールのことを私が知ったのは二年ほど前のことだ。この劇場が、年に一度の地域演劇祭のみならず、地域に根ざした様々な演劇活動を積極的に行っていること、この地を本拠とする60年以上の伝統を持つぶどう座という劇団があること、劇場の活動の軸となっているのが東京出身で日芸OBのまだ若い青年であることなどを知ったことで好奇心をかき立てられ、いつか訪ねてみたいと思っていた劇場だった。演劇は都市のものという固定観念があった私にとって、東北の山間にある小さな劇場で多彩な演劇活動が行われていることが驚くべきことのように思えたのだ。
銀河ホールはJR北上線ほっとゆだ駅から歩いて数分のところにある。ほっとゆだ駅は北上駅から50分ほど。東京駅から北上駅までは東北新幹線で2時間半から3時間かかるので、東京からだと4時間ぐらいで銀河ホールに行くことができる。地図からの印象より案外近く感じられる。
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〔北上線ほっとゆだ駅。駅舎に公衆温泉が附属している〕
西和賀町文化創造館は、銀河ホールのある本館とUホールの別館からなっている。約三百席の銀河ホールの客席はゆったりとしていて、舞台までの距離も遠くない。暖かみのある落ち着いた木製の内装で、芝居を楽しむには理想的な空間だ。劇場の背景に広がるダム湖、錦秋湖の風景が美しい。錦秋湖の湖畔には、野外ステージもあった。
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〔銀河ホールの裏手にある野外湖畔ステージ。後ろは錦秋湖〕
人口5000人程度の自治体でこんな立派な公共劇場を持っているところはそんなにないのではないだろうか。西和賀町で演劇が特権的な文化活動になっているのは、この町で60年以上活動を続ける劇団ぶどう座の存在に負うところが大きい。ぶどう座は川村光夫という優れた演劇人のもと、地域演劇の担い手として充実した活動を行い、戦後日本演劇史に重要な足跡を残した。このぶどう座の活動実績があったからこそ、銀河ホールという公共劇場の建設が可能になったのだ。
西和賀町文化創造館(当時はゆだ文化創造館)は1993年に開催された〈第8回国民文化祭いわて’93 〉の会場として建設された。この国民文化祭を兼ねたかたちで〈第1回銀河ホール地域演劇祭〉が行われ、以後、地域文化祭は毎年秋に開催されている。当時、湯田町(2005年に沢内村と合併して西和賀町となる)の役場の職員で、この劇場運営の中核だった新田満氏に話をうかがったのだが、開館から2000年代半ばまでの銀河ホールの活動は目覚ましいものがある。毎年の地域演劇祭の開催のほか、町民を対象とした演劇学校、小中学校での音楽劇制作、行政的区画を超えた高齢者による演劇公演、そしてロシアとアメリカの演劇人を招聘し三週間にわたって行われた大規模な国際的演劇交流事業など、地方の小さな町の公共劇場としては驚異的な活動を展開していく。
しかしこの初期の黄金時代は、こうした活動に熱意をもって���り組んできたキーパーソンの退職とともに終焉を迎える。地域劇団として銀河ホールの活動に大きな影響を持っていたと思われるぶどう座も、主宰の川村光夫の高齢化とともに、活動力が低下していった。おそらく湯田町が沢内村との合併で西和賀町となり、役所内の組織にも大きな改編があった2005年以降、銀河ホールの活動は停滞期に入ったように思われる。
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〔銀河ホール内部〕
西和賀が演劇のまちとして再活性化しはじめるのは2011年以降のことだ。きっかけは2012年以降現在まで継続的に行われている《ギンガク》という学生演劇合宿事業だ。この事業の立ち上げで中心的な役割を果たしたのが、当時、日芸の大学院生だった小堀陽平さんだ。今回の滞在では小堀さんからも彼と西和賀町との関わり、銀河ホールの活動について話を聞いた。
彼は2014年以降、地域おこし協力隊の一員として西和賀町に移住し、《ギンガク》の活動のみならず、銀河ホールを核としたさまざまな演劇事業を企画・遂行していく。地域おこし協力隊の3年の任期が終了した2017年度以降、西和賀町は「銀河ホール アートコーディネーター」という職を小堀さんに用意し、彼は西和賀の嘱託職員として採用された。町の彼に対する信頼と期待の大きさがうかがわれる。
アートコーディネイターとして彼が担当する業務は文化事業全般に関わるものだが、演劇に関わる事業としては、地域演劇祭のほか、学生演劇の合宿《ギンガク》、小中学校での公演・ワークショップ、高校演劇アワード、地域中学への演劇指導、銀河ホール「演劇部」の活動、そして貸し館業務など多岐にわたっている。今後やりたい事業としては、シニア演劇、温泉・観光と組み合わせたイベント、アーティスト・イン・レジデンスなどを挙げていた。
ほっとゆだ駅から銀河ホールにかけての道に「どこにもない演劇のまちをつくろう」と書かれたのぼりが立ち並んでいるが、町外からこの町にやってきた地域おこし協力隊の青年たちがもたらす刺激によって、西和賀は演劇のまちとして新たな一歩を踏み出そうとしている。
第26回銀河ホール地域演劇祭
2018年9月1日(土)- 9月2日(日)
会場:西和賀町文化創造館(銀河ホール・Uホール)/劇団ぶどう座稽古場
主催:銀河ホール地域演劇祭実行委員会
後援:西和賀町観光協会・西和賀町芸術文化協会・西和賀町教育委員会
総合舞台監督:内山勉
テクニカルスタッフ:アクト・ディヴァイス
宣伝美術:髙野由茉 小堀陽平
特別協力(記録撮影):森山紗莉
劇団あしぶえ/島根『セロ弾きのゴーシュ』
9月1日(土) 14:00~@銀河ホール
出演:松浦 優海、門脇 礼子、上田 郁子、有田 美由樹、伊達 生、有田 美由樹、門脇 礼子、原田 雅史、上田 郁子、川村 真美、牛尾 光希、岩田 和大
演出:園山 土筆
舞台/照明:稲田 道則、岡本 敦、門脇 礼子、長見 好高、原田 雅史
音響:福井 健吾 前村 晴奈
小道具:上田 郁子
衣装:有田 美由樹 川村 真美
制作:前村 晴奈
劇団田中直樹と仲間たち/西和賀『水仙月の四日』
9月1日(土) 15:30~  総入替え2回上演@Uホール
出演:田中 直樹、田中 宏樹
演出/美術:田中 直樹
照明:小堀 陽平(銀河ホール)
雪布操作:田中 真理子
協力:湯田ドライブイン
栗田桃子(文学座)ソロ朗読劇/東京『銀河鉄道の夜』
9月2日(日)14:00〜@銀河ホール
出演:栗田 桃子(文学座)
演出:西本 由香(文学座)
照明:賀澤 礼子(文学座)
映像・音響:西本 由香(文学座)
美術:米澤 純(Jun's Light Candles)
劇団ぶどう座/西和賀『植物医師』
出演:真嶋 実、池田 慣作、菊池 啓二、高橋 節子、高橋 守、三浦 勇太
演出:菊池 啓二
舞台美術:内山 勉、新井 真紀
音響/照明:真嶋 陽
小道具:髙野 由茉
●片山 幹生(かたやま・みきお)1967年生まれ。兵庫県神戸市出身、東京都練馬区在住。WLスタッフ。フランス語教員、中世フランス文学、フランス演劇研究者。古典戯曲を読む会@東京の世話人。
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kininarizm · 6 years
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最近買った(読んだ)本
最近読んだ本をまとめます。 ○漫画 ・『日ポン語ラップのB子ちゃん』(服部 昇大) 日ペンの美子ちゃんならぬ、サグいオーラでひたすらバイブスを上げていく日ポン語ラップのB子ちゃんが1ページ漫画で勢いのある・面白い(あった)HIPHOPグループを紹介していく本。HIPHOPカルチャーといえばSoul’d out,knowbodynows+やShing02、エミネムのようなにわかだったりキャッチーなものを聴いたことあるだけで、ホンモノのラップ(?)を全然聞いたことなかったので入門書としては結構いいのかも。ちょっと聴いてみて面白かったのは、シンプルすぎるパンチラインが胸を打つKOHH「結局地元」「ビッチの鞄は重い」「貧乏なんて気にしない」,山梨の一宮を盛り上げるために生まれたstillichimiya「やべ〜勢いですげー盛り上がる」あたりか。DJみそしるとMCごはん好き。 ・『ゴブリンスレイヤー 1~4』(蝸牛 くも, 黒瀬 浩介,神奈月翔) ファンタジー世界におけるギルド最下層討伐案件であるゴブリンが及ぼしているゲスな悪行に焦点を当て、復讐の念から報復を誓ったゴブリンスレイヤーとプリーストを中心に描くダークファンタジー漫画。元は2chスレか何かだったらしい。90年代はスレイヤーズ、エルフを狩るモノたち、爆れつハンターなどこの手のファンタジーはエロコメディの視点から作られることが多かったが、最近はこの手も飽和しているようでダンジョン飯などファンタジーは×サブカル切り口で作っているモノが多い気がする。どちらにせよ僕はこの手の作品が好きなので当然面白い。 ○新書 ・『ヤクザと介護 暴力団離脱者たちの研究』(廣末登) 80年代、90年代を広域暴力団として各地を漂流し、カタギとしての人生再出発で新たに向かった先は介護職。暴対法を中心とした時代の流れにより、現在ヤクザが過去と比べてどれほど法的に規制を受けており羽振りが悪くなっているのかという窮状や、介護職に流れ着いた経緯、カタギの世界で待ち受けている試練と現実を描く。元不良の人生ドキュメンタリーの話を聞くのは好きなのだが、リアル任侠ヘルパーは実在したっていう所が肝か。どうでもいいけど同じ暴走族上がりの進藤牧師とかあの手の人々にヘルシングのアンデルセン神父を重ねてしまうのは僕だけでしょうか。 ○教養・歴史 ・『「宇宙のすべてを支配する数式」をパパに習ってみた 天才物理学者・浪速阪教授の70分講義』(橋本幸士) 高校時代に『神様のパズル』という宇宙創生をテーマにしたハードカバーのラノベを読んで以来(イラストでジャケ買いした)、「重ヒッグス粒子」「13次元」「加速器」「超ひも理論」あたりのハイパー厨二ワードに惹かれ物理に興味が湧いたものの死ぬほど受験物理が苦手だった僕の、1000000000000000個くらいあるコンプのうちのひとつ、宇宙物理学コンプから買ってみた。阪大で宇宙物理を教えている教授である「パパ」がJK2名に語りかける口調で宇宙物理学系院生が最初に習う「素粒子の標準模型」の数式の意味を一冊かけて丁寧に解説してくれる本。 おそらく文系向きかつ平易に書かれているはずなのだが、無駄にパパの関西弁がいちいちやかましかったり、聞き役のJK2人が「こいつら絶対O蔭の東大マスターコース理系だろ…」というレベルで物分りが良すぎたりする点に激しく違和感を持つ(娘が有能すぎる)。 内容自体は小講義形式かつコラムで深堀できるようになっていて、ちゃんと日本語で説明してくれるのでなんだかんだわかりやすい。(理系文脈をちゃんと万人がわかる日本語で説明してくれる親切な本は以外と少ない)ただこれを読んだからといって人に説明できるかと言われると全くもって自信がない。とりあえず素粒子やクォークがどういうものかとかはわかった。(小並感) 超ひも理論編も買った。
・『自然のしくみがわかる地理学入門』(水野一晴) (自然)地理は世界史・日本史など他の文系地歴教科と異なり大抵地形成因などロジックで説明できるのだが、生徒に教える時の地学的素養やストックが少ないので買った本。なぜ池袋でも渋谷でもなく、新宿に高層ビルが立ち並んでいるのか?といったブラタモリ的な身近な疑問から、新期造山帯で鉄が取れる理由、山岳地帯の植生まで、生物学・地学的背景を含めて自然地理学的な視点から解説してくれる良書。欲を言えば水文学とかそっち系も欲しかったけど、地学の範疇になってしまうか。高校地理~大学初頭地理レベル。
・『新版 ヴィジュアル版ラルース地図で見る国際関係』(イヴ・ラコスト)
地政学の教科書的一冊。現代政��経済・宗教等と資源関係から発生している問題を地図・ビジュアルを元にまとめられている。なぜバルト三国に連なるカリニングラードだけロシアの飛び地なのか、ソ連強制収容所の立地分布、ジョージア・チェチェン紛争時に、アメリカ・ロシアの駐屯基地はそれぞれどこに分布していたのかなどなど、現代社会における戦争・宗教・そして資源をめぐる国際問題と現代史のおさらいをしたい人向けの一冊。これ一冊あれば君も池上彰を逆に説得することができるだろう。というか一枚絵があるだけで現代史はわかりやすくなる。
○小説
・『特殊性癖教室へようこそ』(中西鼎、魔太郎)
友人に勧められて買った本。というかマジで10年ぶりくらいにラノベ買った気がする。最後に買ったラノベって何かもう既に覚えていないんだけど、乙一か桜庭一樹だっただろうか。
どうでもいいが作者名の鼎という名前は、僕の高校の創立者と同じなので初見で読めたのだが、一般読者は果たして読めるのだろうか。内容は安心の角川スニーカーと見せかけてただの18禁官能小説であった。多感な10代前半をゴクドーくん漫遊記、ロードス島戦記、フォーチュンクエストで育った人間としては世の中もレーベルもニーズも変わるんだなぁ、、と90年代ラノベを懐かしくしみじみ郷愁を感じつつ、勃起しました。
しかし特殊性癖というタイトルをフックにしている層にどれだけ刺さっているのかわからないので、作者には是非ハプバーにでも取材で行ってス○トロとかハードSMの現場でも見てきて2巻でカゲキさを増してほしいなと思った。読者離れるかもしれないけど。SPAの編集の方とかはそのへん詳しいらしいですよ。
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nara-artproject · 3 years
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奈良県立大学 現代アート展 「船/橋 わたす 2020」(開催のお知らせ)
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奈良県立大学 現代アート展 船/橋 わたす 2020 瀬尾夏美「へんでふつう わたしたちの10年を話しあう」 会期:2020年12月12日(土)〜12月20日(日)13:00-17:00 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、学外の方は事前に予約が必要です。鑑賞をご希望の方は、問い合わせ先のメールアドレスよりお申し込みください。 場所:奈良県立大学 地域交流棟3階 CHISOU lab. 入場:無料 主催:奈良県立大学 地域創造学部 西尾研究室 企画:櫻井莉菜(西尾研究室4年)
=============== 「船/橋 わたす」は、芸術系の学部・学科のない奈良県立大学を舞台に、多様な価値観を共有することを目的として2017年から開催している現代アート展です。今年度は、地域社会(岩手県陸前高田市)に旅人として介入し、対話の場を市民と協働で行うなど、対面で行うコミュニケーションを多く紡いできたアーティストの瀬尾夏美さんをお招きします。今回は、10年前に子どもだった人たちを対象としたワークショップと、それを元にワークショップ参加者と協働でつくる展覧会をプロジェクトとして開催します。 現在コロナ禍で生活している私たちは、“へんでふつう”ともいえる日常を過ごしているのではないでしょうか。また、10年前に子どもだった人たちは、震災後の“へん”な社会状況を“ふつう”として、子どもから大人へと成長してきました。震災から遠いと思っている人たちが、自分自身の生い立ちや物語を震災後の時間として振り返ることで、今まで語られてこなかった語りが生まれるのではないかと考えます。ワークショップと展覧会を通じて、話すこと、立場の違う多くの人の声を聞くこと、そこから多様な価値観を共有することが本プロジェクトの目的です。 10年前に子どもだった人たちの今まで語られてこなかった言葉を手繰り寄せることで、一人一人がこれからの生活を営むヒントを得る機会になれば幸いです。
プロジェクト内容 1、アーティストトーク+ミニワークショップ 日程:2020年11月17日(火)16:30~18:30 会場:奈良県立大学 コモンズ棟2F・3Fオープンスペース 定員:30名程度(要事前申込) 申込方法:問い合わせ先のメールアドレスよりお申し込みください。 瀬尾さんの今までの活動や、岩手県陸前高田市の震災後からこれまでの時間を振り返るアーティストトークを開催します。その後、簡単なワークショップを開催します。
2、ワークショップ 日程:2020年11月18日(水)16:00〜19:00・19日(木)9:30〜12:30 会場:奈良県立大学 コモンズ棟2F・3Fオープンスペース 対象:10年前に子どもだった人たち 定員:8名(要事前申込) 申込方法:問い合わせ先のメールアドレスよりお申し込みください。 瀬尾さんがこれまでに用いてきた対話や語りの手法を学びながら、「今私たちが話したいこと」をテーマに参加者同士で話しあうワークショップを2日間行います。ここでの参加者は、本プロジェクトのプロジェクトメンバーとして、12月の展覧会の構成をプロジェクト企画者の櫻井とともに考えます。
3、展覧会 会期:2020年12月12日(土)~12月20日(日)13:00〜17:00 会場:奈良県立大学 地域交流棟3階 CHISOU lab. プロジェクト企画者の櫻井とワークショップ参加者がディスカッションを重ね、11月に行ったワークショップの内容を編集して展示します。
※今後の新型コロナウイルス感染症やその他の状況によっては、イベントを中止、または内容を変更する場合があります。 ※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、感染予防対策を徹底して開催します。
瀬尾夏美 画家、作家。1988年東京都生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科絵画専攻修了。土地の人びとのことばと風景の記録を考えながら、絵や文章をつくっている。2012年より、映像作家の小森はるかとともに岩手県陸前高田市に拠点を移す。以後、地元写真館に勤務しながら、まちを歩き、地域の中でワークショップや対話の場を運営。2015年、仙台市で、土地との協働を通した記録活動を行う一般社団法人NOOK(のおく)を立ち上げる。現在は、陸前高田での制作を継続しながら、戦争体験をした人たちや障害を持つ人たちの話を聞き、展覧会や企画を行っている。著書に『あわいゆくころ――陸前高田、震災後を生きる』(晶文社、2019年)がある。
アクセス: 奈良県立大学  〒630-8258 奈良市船橋町10番地 JR奈良駅(東口)・近鉄奈良駅(7番出口)より徒歩約10分
お申し込み・お問い合わせ: 奈良県立大学 地域創造学部 西尾研究室 E-mail: juniboskri[at]gmail.com(櫻井宛)
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mamemameko888 · 5 years
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京都旅行。①
待ちに待った京都旅行。 決めたのは1月に入ってからだったと思う。 スケジュール帳をひらいて、「あ、そういえば、1月ってたのしみな予定がないなあ~」と思って、すこし考えた。 1月には京都でインテグレートヒーリングの予定を入れている。 そうだ!京都に行くのひさびさだし、IHにひっつけて、泊まり旅行にするとかどうかな?ホテルは、以前泊まってとてもよかった「アンテルーム京都」にしよう! 一気に気分が上がった。 そんなわけで、急きょ一泊二日のプチ旅行となった京都旅行。 実は京都へ行くのは、昨年からずっと、気が進まなかった。 と、いうのも。 わたしは昨年、京都で在籍していたふたつの趣味のグループを辞め、まだ、気持ちの整理がいろいろついていないからだった。 ひとつは6月に辞め、もうひとつは12月に辞めた。 そのうちのひとつを辞めた事は、最初はただの大傷でしかなかったけれど、時間が経つにつれ、「いい経験をしたな」という風に、受け取り方が変わってきた。自分の枠をぶち破ろうと、ドアウェイで普段接することがあまりないヒッピーな方たちの中に入っていった。初めて練習に参加したときはド緊張したけれど、最初に会ったときから「京都に住みなよ~」と皆、あたたかく迎えてくれ、あだ名で呼んでくれ、目から鱗だったことを今も思い出せる。だけど結果的にわたしは、馴染むことができなかった。でも、わたしだけではなく、常にいるメンバーをのぞき、100人位の人が、入っては辞め、そのグループを通過していった。だから、わたしだけが馴染めなかったわけではない。それは分かっているけれど、初めてに近いグループ所属であったため、わたしはすこし、人間関係に関して自信を無くしてしまった。 みんなにはまた会いたいなと思うし、また会えるだろうなって思う。 でも、今はなんとなく、まだまだ遠くに置いておきたいような気持ちだった。 京都へ行くことは、それらを思い出すこと。 たのしみな反面、これは、ここ最近実践しているホ・オポノポノにおける、クリーニング旅行だ。と、自分に言い聞かせていた。京都へ落としてきた思い出を、クリーニングしにいこう。ひとつめのグループを辞めてからかなり時間が経っていたので、もう、覚悟は出来ていた。 *** 朝、目覚めたのは7時半で。あれ?何時に起きればいいんだっけ?と思いながらうろうろ惰眠をむさぼり8時にベッドから起き上がると、割と時間が迫っていた。うちから京都は1時間半くらいかかる。昨年は2週間に1回は京都に行っていたので、何時に起き何時に出たらいいかなど時間をはかれていたけれど、すっかりその感覚が抜けてしまっていた。 前日も、この駅からはバスで、ここからは地下鉄で、、。など、乗り換えを確認していたら胃が痛くなって来たりしたのだった。 京都の一乗寺にはかならず寄りたかったのだけど、一乗寺はすこし離れたところにあるイメージで、電車だと乗り換えが大変だ。バスで行こう、などなど考えて計画したりしていた。 起き遅れてしまったのでバタバタと家を出て、最寄りの駅の駐車場が空いてますように・・・!とミカエルのミーちゃんにお願いする。ぎりぎりで空いていた。よかった。 ひさしぶりに電車に揺られながら、やはり、趣味のグループのあれこれが、思いだそうと思わなくても思いだされてきた。こころが苦しくなってくる。でも旅行は純粋にたのしみだなーと思えている自分もいて、ふたりの自分がいるような感覚になった。思い出すたびにクリーニングしていた。 京都の四条につき、まずは、美容院へ。せっかく京都に行くのだから~ というのと、二カ月前に東京で切ったショートヘアがかなり伸びてきていて限界だったのもあり、以前一度訪れた事がある美容院へ行くことに。すこしだけカットしてもらう。昨年入ったときは賑わっていた京都の人気の美容院。なぜかこの日は閑散としていた。前回とおなじオーナーさんを指名したのだけど、わたしの頭をみて「で、どこ切ったらいいんっすかねえ?」なんて聞かれてしまい、すこしびっくりしてしまう。あれ?前もこんな感じだったっけ?すこし違和感を感じてしまったけど、ショートが伸びた感じなので、すこしそろえてもらった。入った時にもかすかに「ん?」と思ったのだけど、1年ぶりに来るとなると、場所も雰囲気も人も変わっていたりすることがあるのだな、と感じた瞬間だった。 ともあれ、頭はすっきりさっぱりで、四条から一乗寺へ。高野玉岡町というバス停で降りる。そこからすこし歩くと、目的の恵文社に着く。 私が趣味のグループで、最初のうちは週1通っていたスタジオは、恵文社のすぐ近くにある。なにもあいさつせずに終わってしまったのが心残りだったので、階段の上から、ありがとうございました、とあいさつをした。スタジオのドア前まで行くのには、まだ勇気が出なかった。もっとたくさん思い出がよみがえって、泣いてしまうかもしれないと思ったのだ。 つよい気持ちではじめて、自分なりに頑張ったけど、思ったように終われなかった。人生うまくきれいにいけないよね、を、思い知らされた出来事だった。頑張ったからって、褒められるとは限らないということも分かった。いま、文章をつむいでいても、まとまるどころかさらにからまっていくような心持ちがする。心の整理ができて、あの経験は良かったと心から思えるのは、もっとずっと後なのかもしれない。だけど、こんな苦い思い出も、人生の味わいのひとつになるんだよな。と、思う。たまには苦汁も飲んでおかないとね。自分に言い聞かせる。 スタジオへのあいさつを終え、一乗寺の駅近くにあるパン屋さんに寄った。練習に行く前にかならず、ここでパンを買った。くるみパンが美味しかったんだよね。入ったものの、くるみパンはなかった。ショック。売りきれたのかも。他のパンを買って後にした。 そして、恵文社へ。本や雑貨が好きなので、もちろん恵文社は好き。なのだが、なんだろう、わたしにとっては情報があふれすぎていて、好きな本のコーナーに辿り着けない。地元の本屋でお気に入りの本屋さんがひとつあるのだけど、そこのサイズに慣れてしまっているのだ。そこだと、ぴんとくる本をすぐ見つけれるのだけれど、恵文社の、ばーんとひらけて本があふれている感じになかなか慣れない自分が今もいて、目をキョロキョロさせながら、田舎もん丸出しで、本の大海原のなかを彷徨っていた。レジの近くで、店員のお兄さんに、50代くらいの女性の方が「空の写真集を数年前友達にプレゼントしたんだけどね、まだ置いてある?」「あの、タイトルなどは分かりますでしょうか?」「それがね、わかんないの」と聞くやりとりをしていた。 一冊だけいいなと思える本があった。「世界のホットドリンク」だったかな。世界中の飲み物を紹介して、作り方も書いてある本。 ミルクティーやチャイ、他には赤ワインとかも入れてつくる飲み物もあったな。どの飲み物も飲んでみたくなった。 その後、もうひとつ寄ってみたい書店があった。マヤルカ古書店。 グーグルマップで見ながら場所を探す。と、マヤルカ古書店に辿り着くまでに、気になる喫茶店を発見した。ウッドノート。 あ、ここ・・。昨日携帯からネット検索してるときに、気になってたとこだ。他にもいろいろ口コミがあったり写真が多いカフェはあったけど、ウッドノートだけ情報が少なかったんだよね。でも、名前と一緒に出てくるいちまいの写真がなぜかとても心にひっかかった。木のあたたかみのあるテーブルに、コーヒーがいい感じのカップに入って、てんっと置かれてる写真。。 店の外にメニューが書いてあり、「濃いめのチャイあります」と、書いてあった(ような。たぶん)。チャイ好きのわたしは「濃いめ?」と、またしてもすごく気になってしまった。後で寄ろう、かな? そして、そのままとりあえずスルーして、その数歩先にあるマヤルカ古書店に到着。すこしお客さんが入っていたのでさらさらと見る。かわいい店主さんがいらっしゃり「今日はカフェもやってるんです」と教えて下さったので、2階をちらっと見に行く。と、コーヒーとお菓子を売っているところが小さく展開していて、そのまわりいに数個イスが置いてある。でもほぼ満席で、常連さんかお友達が多そうな雰囲気。2階に置いてある雑貨などを見ていると、ちょっとスピ風味なおはなしが聞こえてきて、あ、やっぱり・・京都もいい感じだな、なんてなんとなく思う。そのままマヤルカを後にし、ふたたびウッドノートの前を通ったら、やっぱり気になってしまい、「チャイ一杯だけ飲んでこうかな」と思い、入ってみた。 日曜日の15時頃。ちょうどカフェする時間帯ではあったけれど、そのとき店内には誰もお客さんがいなく、オーナーさんがひとりいた。すぐにメニューを持って来て下さり、たくさん飲み物メニューがあったけど、もちのろんで「チャイ」をオーダー。待っている時間のあいだに、本棚を見に行く。オーナーさんは断捨離をしているのか、箱に雑然といろんな雑貨が入れてあり、無料で持って行って良い旨書いてある。背後から「あ、それ邪魔だったらどけてもらっていいですよ」と声をかけられる。長くて太い棒のようなものが入っていたので「これなんですか?」と聞いてみたら「それは外国の楽器なんですよ。ちょっと割れてるとこがあるんですけどね。なんで、飾り用に・・・」そこから、いくつか本を取り、席に座る。と、オーナーさんが気軽に話しかけてきて下さった。わたしが三重から来たという風に伝えると、三重周辺の話をして下さった。古い喫茶店を巡るのが好きなオーナーさんは、三重に来る時に寄った駅の近くにある古い喫茶店や、お酒も好きだそうで、美味しい酒が置いてある酒屋さんも教えて下さった。あとは、奈良の話にも飛び、古墳が好きだという話や、鉄道が好きだという話にもなったり。わたしの住んでいる場所のことも知っているようで、いろいろ話に花が咲いた。そのなかで、三重県の伊賀の銭湯の近くにあるカフェの子と友達でね~、という話になり「おや?」と思い、聞いてみた。「それって・・Mっていうカフェですか?」「そう!あれ?知ってるの?」話をしていく内に、MカフェのオーナーのTさんとウッドノートのオーナーさんは友人で、Mカフェが京都にあった時に(京都から三重に移転した)、Tさんはウッドノートによく訪れていたそうだったのだった。 そしてわたしはMカフェには数回訪れたことがあり、その理由はMカフェのオーナーの奥さんの旦那さんがわたしが所属していたグループに昔所属していたことがあったからだった。グループに入ったばかりの頃、なんとなく悩んでしまった時期があり、メンバーから、昔メンバーだったTさんは今三重でカフェしてるよ、と聞いたことがあったので「会ってみたいな」と思い、Mカフェを訪れたのが始まりだった。 グループに所属する前も、伊賀のカフェをいろいろ検索していて、「ひとつものすごくカオスで気になる感じのカフェがあるなぁ~」と思っていたものの、なかなか足を運んでいなかったので、いろいろタイミングもばっちりだった。 Mカフェのご夫婦が和歌山に引っ越すことになったとき、送る会にも出席させてもらった。身軽に次から次へと流れるままに移動していくMカフェのご夫婦は、わたしの理想だった。あんな風に、なんのしがらみも残さず、あかるい気持ちで次のステージに行けたらいいのにな、わたしも。。 カフェに置いてあったたくさんの本も売ったり捨てたりされたそうだった。「Mカフェの肩身に一冊買っておきたかったです。。」と二人に伝えた。 送る会で、送る会をひらいた仲良しの銭湯のオーナーに「◎ちゃん、なんか一曲歌ってよ」と言われていたので、その頃あまりギターを手にしていなかったけど、練習して、当日ふたりに送った。でも自分のなかでは不出来でへたくそだったからこっ恥ずかしかった。もっと練習しまくってライブしまくってる全盛期に歌いたかったよ・・(涙)という感じだった。こういう場所でうたうのはいつも苦手だ。でもふたりはその下手くそな演奏を褒めてくれた。 すこし話が脱線してしまった。 ウッドノートのオーナーは「Tちゃん、手作りのカフェ本にうちも載せてくれてね~」といって、本棚をガサゴソしてる。持ってきてくれたのは、三重のMカフェにも置いてあって、わたしもむさぼるように読んだ、Tさん手作りのカフェ本だった。Tさんはカフェが大好きで、京都のカフェに通って写真を撮ってまとめた本を自分で作っていた。Tさんの写真も文章もとてもセンスがいい。引き込まれる。でもTさんはたぶん自分のために書いてるんだろうと思う。だからこんなに文章が伝わるんだ。伝えよう、とか、伝われ、とか、伝えたい、とか、そういう感じじゃない。押し付ける感じじゃない。ふわっと軽いのだ。ただただカフェが好き、たのしい、そんな気持ちで書いているのが伝わってくる。そのなかにウッドノートもあった。 Tさんがカフェを作るまでの年表的なのも手書きで書いてあったけど、カフェをする前に自分の部屋をカフェにした、と書いてあった。 それを見て、ハッとした。 そうか・・夢を次々叶える人は、夢を夢としない。「やりたい!」と思ったらもうしてるんだ。だから、カフェをしようと思ったら、部屋をカフェにする。写真を撮ったら写真展をする。フリーペーパーを作る。カフェをたくさん巡る。沖縄に旅行する。そこでドカンとなってカフェが出来た。 いろいろ衝撃だった。スピードが全然ちがう。 わたしって、何やりたいんだろ・・・ オーナーさんの話はさらに続く。 「自分はネットで探してカフェに行くのとかがあんまり好きじゃなくてね。歩きながら探す方が好きで。その方がずっと直感を研ぎ澄ませられるような気がして。おお、ここなんかいいな、と思って入ってみるとかね」 オーナーさんはそのような話をしてくれた。その話が実はいちばん印象に残っている。たしかに、情報が多い世の中だから、ネットで探せばいくらでもお店は出てくる。でもそれは人気店ばかり。オーナーは古い喫茶店が好きだから、そういうお店は元々引っかからないけれど、でも、自分の足で歩いて探して、いいなと思ったら入って実際よい店で「おお、いい店見つけたな」と思うと、すごくうれしい気持ちになるかも。自分の直感を信じて入る。それっておもしろいよね。そんな試みをしているオーナーは素敵だなあ~ と思った。 それにしても、ふと気になり入ったカフェのオーナーが、私の繋がっている人と友人、なんて。そういう話はよくあるのだろうか。。前回の東京旅行で、吉祥寺へ向かっている時に「降りたい!代々木公園行きたい!」とわたしのお腹の底から何かが呼びかけたときのような感覚に似ていた。そのときは生の無料ライブに出くわし、ものすごく心が揺さぶられたのだけど。わたしのなかの何かが、引き寄せようとしているような。こういうのが起こるから、予想できない展開があるから、旅はおもしろいな、と思う。しかもその展開のなかに、かならず「人」がいるのだよね。 そんなこんなで話はとどまらず、1時間ほど話した頃に、ずっとわたしとオーナーの二人だけだったカフェに、新たにふたりのお客さんが入ってきた。 *** 長くなりそうなので、②へつづく。。
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nuthmique · 6 years
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Saturday Balloon・スタッフインタビュー(構成・文 徳永)
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01 松本永(照明)
02 PUGMENT(衣装)
03 三ッ間菖子(宣伝美術)
04 タカラマハヤ(美術)
05 河野当当(原案)
06 中村理奈(原作)
07 額田大志(脚本・演出)
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01 2月18日(公演期間中) 松本永(照明)インタビュー@kawamata Hall
——今回の照明プランについてお聞かせください。
松本 最初は、6人それぞれの関係が見えやすい形で考えていました。2人の会話の時は2人を照らす!みたいな。きっちりはいかないにしても、会話の質が変わったらシルエットにしてみたり、結構、今思うと演劇的に「うざい」やり方を提案したんです。額田さんの発想からすると、ちょっと「やりすぎ」な。まあやれるだけやった上で削って貰えばいいやとは思っていたので、最初は四楽章あるうちの、各楽章に、何十個ずつもきっかけがありました。わしわし変わっていくようなプラン立てちゃったんです。それが、もっと微妙で繊細だったらば受け入れられたかもしれないけど……結局時間もないので、そうしっくりはいかなかったでしょうね。2、300あったきっかけは、結局全部いりませんと額田さんにきっちりと言われました。はっきり言うところが彼のいいところですよね。演出家だから当然のことなのかもしれないけど。
——冒頭では、「おはよう」「おはようございます」という応酬の中で、次々に照明が変わっていたのが印象的でしたが。
松本 はじめの部分っていうのは、例えば5分しかないけど5年に感じるような、なんか時間の変化が欲しいねって、それはもう出会ってすぐ言われていたことで。それはもう前提だった。でも、一度プランの中からなくしてた時もありましたね。なくしてたけど、やっぱりちょっとやろうってなって今の形になっています。
(以降、たまたま通りかかった額田がインタビューに参加)
松本 今回、僕が稽古場にたくさん行けていれば、さっき言ったたくさんのきっかけも馴染んじゃったかもしれないね。
額田 そうですね。でもこれはかなり僕のミスでしたね。大きいところの会場で初めて公演をやったんですよ。今までは本当に小さいところか、もしくは大学の体育館だったので。非-劇場空間というか。ここ(kawamata Hall)も劇場というかわからないですけど。
松本 シアター「的」ではあるよね。
額田 シアター的なところで初めてやったので、こんなにも違うんだって思いましたね。チューニングが本当に初めてで。小屋入り後の時間が少ないことに初めて問題意識も感じましたね。小屋入りの時間って、大事なんだ……!
松本 マームとジプシーなんかは、稽古場でできることしかやらないって昔は言っていましたね。今はどうしているのか知らないけど。(劇場で)再現できないことはやらない、という感じで。それはある意味正しくて。質のためには正しいけど、それを広げるときにどういう手法をとるかっていうのはそれぞれですよね。僕、昔はよく稽古場に灯りを持ち込んでいたんですよ。だから、きっかけも一緒につくっていた。色合いやなんかも調節しながらやってるから、息遣いも分かる。肉体訓練も一緒にやるわ、太極拳やったりもするわで、その中で照明もやっていて。ほぼ全部の稽古に付き合うっていうのは、それはそれでめちゃくちゃ楽しかったです。そんなことはもうできないですよ! ただ、照明さんがもしそこまでできると、小屋に入ってからの調整はなくなるんですよ。そこについては問題ないから。
 テクニカルの人間が、どれだけ付き合えるかっていうのはでかい。日本舞踊とかだと、5分間の申し合わせのみであとは本番という流れの時もあるんです。日頃稽古してるんだから、必要ないっていう。ただ演劇は、そっちの発想になかなかならなくて。方法論的にいろいろ考えられそうな気はするけど……なんとかしたかったりするよね。
額田 そうですよね。今回初めて衣装と照明というのをいれたいなと思ったんですが、そしたらやっぱりなかなか、クオリティの高さではないところの難しさがあるなと。
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02 2月18日(公演期間中) PUGMENT(衣装)インタビュー @kawamata Hall
——ヌトミックの舞台衣装は、そのような依頼のもと制作されたのでしょうか。
PUGMENT 制作の杉浦さんから、役や物語を記号的に表象しない衣装をつくって欲しいと依頼を受けました。あとはPUGMENTの好きなようにと、お話を頂いて。
 今回でいうと、100円ショップの店員役の役者さんに100円ショップの店員のような制服を着せたら、見た人は、100円ショップの店員だと認識する。それが「記号的」ということだと思います。それは、役者さんの身体の上に衣装が乗っている状態というか、衣装と役者さんがあまり関係していない状態ですよね。そういうことを考えた時に、役者さんと服が関係している状態をつくることを、まず念頭におきました。
——そう考えた上で、どのような制作プロセスを辿っていったのでしょうか。
PUGMENT まず、額田さんがどうやって演出しているか、どうやって舞台ができるのかを見ることにしました。その後に、役者さんがヌトミックの演劇において、どう舞台上に存在しようとしているのかを知る必要があって、役者ひとりひとりに話を聞くことにしました。それまでは、役者さんが日常の自分と乖離した状態で「役になっている」と想定しながらプランを考えていたのですが、話を聞いて違うと分かりました。日常の流れと地続きの状態で舞台に立っている意識が強い、という話を聞いた時、面白いと思いました。それと同時に、私服を着ているように見える演劇、もしくは実際に私服を着ている演劇作品をいくつか観た時、良い意味でも悪い意味でも変だな、面白いなと思っていたことがありました。普段日常で着ている服を、非日常のステージ上でも着る時、どのような身体性になるのか気になっていきました。それで、私服を使うことを考えました。
——舞台上での存在の仕方について役者に尋ねたようですが、以前からそのことについて考えていた部分はあったのでしょうか?
PUGMENT 舞台衣装を実際にやるのは今回が3回目ですが、関わっていく中で、自分たちが捉えているファッションのあり方と、演劇のあり方がリンクするのではないかと感じ始めていて、いわゆるファッション、特に、パリコレなどは、パーティーウェアというか、一回しか着ないものとして発表しているものも沢山あります。そういう、日常の自分とは切り離されている、ある意味、美しい状態を「演じる」という部分がある。自分以外の何かになる、通常の自分とは違う状態にというのが、ファッションの本質としてある気がしていて。自分たちの感覚でも、今日は(服装が)何っぽいとかあるじゃないですか。その時に、本当の自分よりはちょっと理想的なイメージを演じるという状態になっていて。……そういう意味で、ファッションと演劇の構造を考えた時に、役者さん自身の、作品とは関係ない状態と、役者として存在している状態、両方を扱いたい、関わっていきたいというのがあります。
——作中では、透明な見た目や脱ぎ着される様子が印象的でした。作品全体に影響を及ぼしていたと感じます。
PUGMENT あ、脱ぎ着するっていうアイディアは、杉浦さんとか額田さんからきました。そういうところがすごく面白かったです。作品の演出に関わってくる感じがあって。関わってくることで、服の見え方も変わるので面白いと思います。
 額田さんは、服を楽器として扱いたいと言っていました。演奏会で言うと、演奏がはじまる前に楽器がステージ上に置いてあり、演奏者が歩いていき、自分のポジションにつき、楽器を持って準備する……そのようなことを意識的に見せたいという話があり、服をそれに使えないかと。
 額田さんとは今回初めてお会いしたので、まずヌトミックの身体性とは何かということを額田さんに投げかけたところ「ライブ中に演者が水を飲む時の身体」と言っていて。それから稽古場で、転換のシーンを観て、なるほどこういうことか、面白いなと思いました。そして、最終的には脱いだ時の私服をデザインする気持ちで衣装をつくるという風になって。そこから、透明にするような形になっていきました。衣装を脱いだ時のリアリティーによって、私服が一番強く見えて欲しい。そこに希望がある。
——以前に制作された衣服でも、iPhoneで撮影した写真を利用するものがあったと思いますが、この手法はPUGMENTのやり方として定着しているものなのでしょうか。
PUGMENT 画像を使うことは多いです。もともとどうして服をつくりたいのかという話になるのですが……。自分とは何か、自分の身体のリアリティーとは何かを考えた時に、頭の中でイメージする自分自身と、実際に物質として存在している自分自身がまずあって。それが等価にあるけど、微妙にズレてる。その感じが、今の身体のリアリティーなのではないかと考えていて。
 例えば、ネットで服を買おうと、服を見るじゃないですか。これ似合いそうだなと思って、これを着てイケてる自分をイメージするけど、家に届いて着てみたら全然違った、みたいな。その、実際の自分と、イメージする自分のどちらが自分というわけでもない。ネットショップの服の画像が、いわゆるイメージとしての自分だとして、それと実際の自分をヒエラルキー無く扱う。でも、画像の方は操作しやすいんですよ。フォトショップとかでいじれる。なので画像を服として扱うが、実際に着てみるとズレる。等価ではない状態の何かが立ち上がるということをやりたい。
 演劇自体のコンセプトである、価値観の枠の外、内、ということについて服で考えた時に、ショップコートという形に無理やり合わせることで出てくる歪みが、藤井さんの(役の)とまどい感のようなものに近い感じがします。その歪みがある舞台上に、実際に私服を着た役者さんが立っている。
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03 2月23日(本番4日後) 三ッ間菖子(宣伝美術)インタビュー
——今作のフライヤー、「レシート型」と言われていますが、なぜあの形にしたのでしょうか。
三ッ間 前回の『シュガドノ』の時は、額田くんが演劇でやろうとしている方法論に寄り添ったんです。「ズレ」に着目して、それをグラフィックでやったらどうなるのかなあっていうところを考えてつくっていました。今回は、最初にお話をいただいた時にプロットがあって、価値をテーマにした話であるとか、百円ショップが舞台だっていうのがわかっていたので、方法論ではなく、内容に寄り添う形で。……ありがちな手法ですよね。例えば喫茶店がテーマだったら、その喫茶店の絵を描こう、とか、直結する形のつくりかたができるなと思いました。でもめちゃくちゃ悩みましたね。最初は絵を描こうと思ったんです。百円ショップにある商品をシルエットで。それがシルエットであることで、それは実際なんなんだっていうことを問うようなものが一個思いついて。それと同時に、もう少し何かないかなあと考えましたね。今回は紙のフライヤーをつくることが決まっていたので、紙の形で何かできないかなと。そこで気になってくるのが、演劇の折り込み文化の問題なんですよ。私にはすごく違和感があって。ライブハウスとかで紙のチラシを持つ文化って、未だに続いてますよね。ライブってクロークとかがある世界なのに、なんでまだあんな現象が起きてるんだっていう!……演劇もその形が根強いのかな、と関わるうちに思いました。劇場入るとばーっと平置きで並んでたりするじゃないですか。大体A4とかB5で。もちろん折り込み機械の問題とかもあるのかもしれないですけど、誰の意志でもないサイズ感覚だなって思います。その、消費されていく紙のフライヤーのことに疑問があるし、ヌトミックでは面白いことをやらせてもらえる、というところがあったので、ちょうど考える機会になりました。
 ヌトミックがいいのは、言ったら応えてくれるところですよね。レシート型を思いついた時、私はすごく自信がなかったんですけど、とりあえず見せてみました。パロディだったり、奇抜なことがやりたいわけではないし、ウケを狙いたくもない……とりあえず、思いついた2つの案を持って行って、クリアファイルから、「あの〜」ってもそもそ出したんです。そしたら、シルエットの方は、はあ、みたいな感じで。レシートの方は、いいじゃんこれ!って反応してもらえて、そのまま決まりました(笑)。
——今振り返ると、レシート型に決まってよかったとご自身では思いますか?
三ッ間 今考えればよかったなと思います。人はサイズ感で物の認識をしているんだなというのがあるんですよね。あのフライヤーは、もっとパロディみたいにレシートに寄せることはできたんですよ。値段書くとか。でもそれはあえてしていないです。でも、あのサイズだけでみんながレシートって認識してる。そこがすごいなって思います。あれがペラッて落ちていたら、レシート?って思う、その0.0何秒の感覚のすごさ。なので、あれはレシートであってもなくてもいいんですけど、サイズを見た時にレシートかな?って思う感覚を狙うというか。そういうことはちょっと考えましたね。
 もちろん、普通のフライヤーによくある形ではないから、わかりやすいという情報の提示の仕方ではない。だからあれで集客ができるとはあまり思いませんね。でも、ヌトミックのスタンスとしても、こういうことをしていますっていうのがわかりやすくもないし、余白があるというという部分でつながるかなとは思っています。
——先ほどフライヤー文化への疑問について話してもらいましたが、今後三ッ間さんがつくってみたいフライヤーなどありますか?
三ッ間 結構考えてはいるんですけど……うーん。私は、全部に決着をつけていきたいんですよ。A4でフライヤーをつくるなら、何でそういう風につくるのか、自分の中で言えるようにしたいです。その時々で形とかは違っていきますけど。ぼんやりとした、「それっぽい」ものは本当につくらないようにしないなあと、思っては、いますね。
 紙のフライヤー問題って絶対あって。何万枚刷っても、全部配りきれるわけはないんですよ。何千枚……下手したら一万枚ぐらい捨てられてるんじゃないかな、という。送ったり何かしらする仕事が間にあるのはわかりますし、私の仕事は納品したら終わりなんですけど、せっかくやるなら、そうならない違う道を考えていかないと。仕事の規模���よっても距離感によってもつくり方は違ってくるけど、ヌトミックみたいな同世代のひとたちがいる現場だと、一緒に考えてつくっていける。
 でも例えば、おもて面には情報を入れずに裏面だけにして、飾れるおしゃれなポスターみたいなやつにしようよ、みたいなものもまったく違うと思っていて。それはそれでいいんですけど、グラフィックデザイナーが画だけをつくっている場合ではないというか。
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04 2月24日(公演5日後) タカラマハヤ(美術)インタビュー
——役者の立ち位置がほぼ固定されているのが今作の特徴ですが、その範囲を「輪」で定めるというのはどのような経緯で生まれたのでしょうか。
タカラ 前作をふまえて身体が気になった時に、じゃあ制限をかけて動けなくしてやろうってなったんですよね。稽古の時はみんなを、ゴム紐みたいな輪っかで囲ってみてた。まんなかにいる平吹さんががドラムに見えるみたいな話を額田がして、俺もそうだなと思いました。位置を分けることによってバンドっぽく見えるというか、そういう意味で音楽観がそこに入っている。
 額田の説明だと、あの、役者の動ける範囲というのは価値観の大きさを示しているっていう話もあったんだけど……そういうことでは無いのかなとは思いました。ひとりひとりのキャラクターが際立っていた方が、平等とか言ってる時の違和感というか言葉の力が増すような感じがあって。だから「輪」は全部違う形にしてみました。
——確かに砂鉄で描かれた輪っかは、細かい模様なども違っていましたね。
タカラ あれは、役者それぞれの……イメージ(笑)。結構バリエーションもあって、日によっても変えていました。日によって変えた方が、役者のモチベーションも上がるかなあって。今日はこんな形になってしまったんだ、みたいな。例えば藤倉さんだと、スペースが一番ちっちゃくて。しゃがむことのできなそうなサイズにしてたこともあったし、最終日につれてだんだん大きくしてあげたり……(笑)。それで少しずつ身体が動かせるようになったり。
——砂を素材として選んだ理由は何でしょうか。
タカラ それは、残るなと思ったんです。ぶつかった時に、その痕跡が残る。物理的な反応が欲しいっていうのがありますね。美術は置いたら終わりだから、レスポンスというか役者と影響し合うっていうのが重要な気がしています。それと、単純に緊張感が出るだろうなとは考えていました。崩したくないじゃないですかあれ。ヌトミックの舞台美術に関してはいつも緊張感っていうのを意識してます。
 あと、戯曲が日常会話をモチーフにしてるから、景色は逆に日常から離れていた方がいいとも思ってました。最初は100円ショップの商品を使って舞台美術をつくるっていう案があったんだけど、それだと緊張感がなくなるなと思って。他の意味があるにもかかわらず、100均の商品をつかってるんだね、で終わっちゃうかもしれないから。いろんなものから逃げるようにつくっています。ひとことで捉えられないものの方がいいです。
——宣伝美術の三ツ間さんも、フライヤーをレシートの形でつくってはいるけど、完全にレシートには寄せないという話をしていましたね。
タカラ あれはすごいスレスレだけど(笑)。だってレシート感もちゃんと使っていたので。唯一レシート感出してないところって、文字くらい。ただイラレで打ったみたいな文字を使っていて。でもこれじゃわかる人にしかわからないじゃんか!って俺は思ってたけど……どうなんだろう。
——字幕のプログラミングもやられていましたが、あの表示形式に決定したのにはどのような経緯があるのでしょうか。
タカラ 演じる方も美術もかなりストイックだったから、字幕は見てて楽しいものにしたかったんです。最初に案を出した時はDTM、って言ってたけど、MIDIの打ち込み画面みたいになりましたね。太鼓の達人みたいな。字幕をつけたことに関しては、TPAMだったというのも契機ではあるんだけど、快快の『アントン、猫、クリ』(2009年初演)をDVDで観て、字幕面白すぎじゃね?ってなって。
 あと、クリスさんの翻訳がよくできててすごい。面白かったのが、「プアーリッチガール」を「poor shopping girl」にしていて。あと「リッチ」は「posh」。あれ、「poor shopping」のp、o、s、hを組み合わせると、「posh」になる、っていう超かっこいい訳なんですよね。クリスさんがTwitterに書いてたけど、パズルを解くように訳したって。字幕の出方も気にしていて、ひとつの文を読めば意味とか流れが大体通じるように訳していたみたいです。
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05 2月23日(本番4日後) 河野当当(原案)インタビュー
——作品をご覧になっていかがでしたか?
河野 『それからの街』を(映像で)初めてみた時とすごく似ているという印象を持ちました。今回はストーリーというか、内容を箇条書きにしただけのプロットを額田さんに見てもらっていたので、それを結び付けてもらえれば、シュガドノよりはもう少しストーリーの見える話になるのかなって思っていたんですけど。もちろんまったくそのまま上演されるとは思っていませんし、そのまま上演されても面白味がないので、どう変わってるんだろう、という他の観客の方とは違う楽しみ方を個人的には持ってました。観終わった正���な感想として、面白かったかはよくわかりません、それも『それからの街』を観た時の感覚に似てます。現場のことを少し知った分、制作陣や役者陣の方はすごいなと思うんです、ですけど、その技術的なすごさと作品の面白さは関係ないというか、内容的なものが繋がるかは今の所わからないです。演劇は全部ひっくるめて観るものだというのは分かるのですが、それは「総合的に観られますよ」という意味ではなく、「選択的に観られますよ」という意味だと思うんです。なので自分の場合は、テキストを選択的に観てしまうし、テキストにしか興味がないので、そのテキストが面白かったどうかに関してはまだたくさんのクェッションマークが残っているという感じです。
——今作は原案・原作・脚本という様に立場が分かれていていますが、どう役割分担がなされているのか分かりづらい部分があると思います。
河野 『シュガドノッカペラテ』の後に額田さんと、テキスト責任の区分けが難しいという話をしました。『シュガドノッカペラテ』の時、制作側の論理というかクレジット云々というのは、観る人にとっては何にも関係がないから役割はそこまで気にすることは無い、ということで額田さんと一致していたんです。でも終わってみてやはり、そういう内側の論理というのは、実は外側にもちゃんと反映されてしまうというか、作る側がギクシャクしたら観る側もギクシャクするのではないか、と思ったんです。それでギクシャクするのはお互いの棲み分けが出来ていないのが原因だと思ったので、今回は、ちゃんと棲みわけませんかっていう提案をしたんです。自分は今回は、プロットのテキストをあげたら、それ以降はお任せします、そういった感じで関係しようと思っていました。
——プロットの段階のものを河野さんがつくり、それを文章化したのは今回初参加の中村さんですよね。河野さんが中村さんをお呼びした理由について今一度お話してください。
河野 中村さんとはTwitterで知り合ったんですけど、大学院でモダンガールの研究をしているという話を聞いていたんです。もともと『SB』にモダンガール、というか、女性性について語る部分を入れたくて。実はその要素ありきの作品だったんですよね。
 中村さんの第1稿が上がってきた時には、かなりディスカッションをしました。もともと最初は、(原案と役割を分けないで)自分と中村さんで、共同で原作をやろうって話になっていたんです。しかしそのディスカッションをしていく上で、中村さんに原作を全て任せようということになりました。なんていうんでしょう……書かない美学ってあるじゃないですか、中村さんはどちらかというとそちらのタイプなんです。自分は逆で、書いて書いての余白を埋めたいタイプなんです。こういうスタイルの問題って、話し合って解決する問題じゃないというか。多様性という言葉があるくらいだし、むしろ解決しない方が良いこともあるからと開き直ろうともしましたが、正直、気持ちにきちんと折り合いがついたわけではなかったですね。書いてしまう部分、そうでない部分の折り合いがつかなかったですね。でも、役割分担もあるし、他の方に対して不満を抱えてしまうというのもダメなのではと思ってしまったり……難しかったです。今回の「女性性」というのも、役割性と同じことで、つまり役割の棲み分けに通じてくる訳ですが、作品の外側にいるはずの自分の身近に起��っている問題はまさにそういう役割の棲み分けに関する問題だったので、作品の中でも外でも同じ問題が起こっていて、不思議な感じでした。
——2回目となる額田さんとのやりとりは、前回とはまた違ったものになったのでしょうか。
河野 今は違うのかもしれませんが、最初に会った時は、「テキストに関心がない」と額田さんは言っていて。それは衝撃というか、その発言を信じられませんでした。自分はテキストを中心に考えていたので。なので、『シュガドノッカペラテ』は30分という枠なのに、2時間ぐらいの戯曲を渡して……そしたら選ばざるを得ないじゃないですか。テキストについて関心を持たざるを得ない、考えざるを得ないというか。
——あの長さは意図的だったんですか……。
河野 意図的にやってました……。
 音楽やってる人でも彫刻やってる人でも、絵を描いている人も、言語とそれ以外のものを持つために、つまり記述言語以外の言語を持つために音楽や彫刻をやって、最終的にもう一回言語に回帰というか、フィードバックさせるみたいな感覚が自分にはあって。なので音楽家であるにしても、テキストに関心が無いってことが本当にありえるんだろうか、という風に単純に不思議に思ってしまって、単純に知りたかったんです、あの発言の真意を……。だから『シュガドノッカペラテ』はどっちが原作、脚本をやっているのかわからなくなってしまうくらいに、のめり込んで、テキストに執着しようと思いました。でも今回は元となる原案テキストを渡すという方法に変えて、外から額田さんのテキストの扱い方が見れたので、学ぶところも多かったです。
——身近な場所がテーマになっていることもあり、原案の段階で出演者たちは面白く受け入れている印象でした。河野さんご自身が実際に100均で働いているというのは公演中に知りましたが。
河野 自分は2日目の本番に観に行ったんですけど、初日と3日目は100均で働いていました。「女性性」をテーマにしたSBだったのですが、その中には「労働」もテーマとして含んでいるので、働きながら、みんなと動きをシンクロさせていました。……気持ち悪いですかね……。
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06 2月25日(公演6日後) 中村理奈(原作)インタビュー
——率直に、作品の感想をお聞きしてよろしいでしょうか。
中村 すごく、混乱しました!いろんなことが起こりすぎて、びっくりというか、何が何だかわからないという感じになったんですけど……。でも、すごく面白かったです。すごく無機質なのに、役者さんの味というか持ってる人格みたいなのが、すごい出てるんですよね。
——原作のテーマ設定は、軽いものではなかったと思います。どのように解釈されましたか?
中村 難しかったですね。プロットには、価値ということに関する詳細な事柄が書かれていて。河野さんと何回も電話でやりとりしたり、読んで考えこんだりしました。
 私としては、100円ショップの、単価が統一された空間で問われているものの価値とは何なのかという部分を考えていて。そこで働く人の価値……うまく働ける従業員と、うまくできない従業員がいて、それによってその人の価値が変わってしまうのか……あとは、買う人側の価値観というか。100円ショップでは108円で大体全部の商品が同じように変えるけど、そこに価値を見出す自分というのは……という部分とか。本当に欲しいものを同じ値段から選び取る自分の、価値観こそが大事なんだって思って書いていました。
——脚本の段階でも扱いはほぼないと言っていいと思いま��が、原案では芸術の価値について問うセリフがあったと思います。それについてはどう思われましたか?
中村 そこまで至れないなと感じました。私の中で、考えられる範囲のもの、という風になったんだと思います。芸術とは、ってなると、よくわからないという感想を持つ時があって。本当に人それぞれ見解を持っている、そういう意味でも明らかな物語を避けて、観た人に委ねるという形になったのかもしれません。
——河野さんとは重ねて話し合いをしたと聞いています。どのようなものだったのでしょうか。
中村 話し合いはかなりしましたね!河野さんが原案を考えている段階からやりとりはしていました。河野さんの生煮えの考えみたいなものを私が聞いて、それに対してなんて思うか言い合うというのを何回かやったように思います。私が書いたものに対して河野さんが指摘することもよくありました。河野さんは物語性がほしいということだったんですけど、私はどうしても物語性を入れられないというか、入れたくないというところがあって……。物語を、観てる人に委ねたかったんです。
——原案、原作、脚本という棲み分けに関してはどのように感じましたか?
中村 原案と原作という立場は、書いていたらだんだん区別がつかなくなっていきましたね。ただ、原案にあるけど、原作にはなくて、でも脚本では取り扱われている描写や言葉があるんですよね。それは面白かったです。「プリチーガール特集にするべきだと思わない?」っていうセリフを、私は書いていなかったんですけど、「プリチーガール」という可愛さと、「するべきだと思わない?」っていう断定的な強さみたいなのが、シュールでよかったと感じました。そのあたり、書いた人の個性が如実に出ていて、(原案原作脚本の)違いが面白かったです。
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08 3月10日(公演19日後) 額田大志インタビュー
——『シュガドノッカペラテ』を経て、今回の公演で挑戦したこととは何でしょうか。
額田 一番考えたことは、手法と物語を連動させるということです。稽古のやり方としては、精神論のようですけど、役者を信頼してみようというところからはじまりました。演技とか、身体の扱い方に関して、今までは全部自分で指示していたんですけど、今回は役者ができることを引き出した上で考えていくっていうやり方をしてみようと。パスカル・ランベール(演出家・劇作家)さんのWSに行った時に、演出の役割について彼は、「まとめあげること」であると言っていたんです。少しニュアンスは違ったかもしれませんが……。僕はそれはそうだなと思ったので、自分の中のスタンダードを一度疑って、演出法を変えてみました。
 そのWS自体もとても良くて、一番良かったのが、(パスカルが)時間を自由に使っているというところでした。(参加者全員の)自己紹介だけで、一日半かかったんですよ。僕だけで25分。その場で即興で演劇をつくったりとか、演奏したりとかっていうのをめちゃくちゃやらされたんです、ずっと……(笑)。でもそれが良いなと思いました。どうしても稽古だと、締め切りとか、日数とかを考えて物事を決めてしまうんですけど、まずはやりたいことをとことんやってみて、最後の2週間くらいでえいっ!とまとめあげるのもいいかなと。
——『SB』の公演を経て、何か発見はありましたか?
額田 たくさんありましたね。演劇を続けるのは結構大変だな、とか……(笑)。
 これ、昔あるお笑い芸人が言っていたんですけど、その芸人さんがテレビの企画で歌をつくって、ライブをやったんですよ。で、終わったら、お笑いライブのときの拍手も気持ちが良いけど、ライブではそれより多くの観客の拍手を浴びて、ミュージシャンが羨ましいと思ったらしいんです(笑)。どうしてもお笑いも演劇も、動きが見えないと成立しないことが多いから、(音楽ライブの最大キャパに比べて)限られた客席であることが多くて。ライブの方が、演劇に比べて単純な快楽によるところが多いと感じます。ただ一方で、音楽はCDなどの音源をある程度聞いてからライブに行く場合が多い。だからある程度の良さが保証されていて、本当につまらないライブって中々ないんですよね(笑)。逆にそれはそれで面白くないな、とも思います。何が起こるかわからないお客さんの前で、これが面白いんだ、というのを提示して1から共有していく、その過程が今は演劇を続ける魅力です。
 他に発見というと、役者に動いてもらうことで、「演技」の良さがようやくわかるというか……良い役者が何なのか、少しだけ理解できた気がします。ヌトミックにおいて、今後どのような俳優に参加してもらいたいかということは、この作品を通じて一つの基準ができました。
——『SB』には原案、原作が存在しますが、テーマや物語の扱い方はどのようにしようと思いましたか?
額田 頂いたものを、どうやって自分の表現にできるかということには尽力しましたね。自分が説得力のある言葉で語れるように多少、改案はしたり。当たり前だけど、テーマがあると難しい。何を語るか、何を語っているように見えるか、語る内容を、どうやったら今の世界にひきつけられるか。如何にしてお客さんにイメージを立ち上げることができるか。まだまだ分からないことばかりです。
 あと、物語にはあまり興味がないなと今回も感じました。『SB』のセリフにある日常会話とかも、そんなに筆が進まなくて(笑)。ただ、演劇だとどうしても逃れられない「物語」に対して、これから何ができるのか、引き続きヌトミックでは取り組んでいきたい気持ちです。
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ダブルカラー、ハイライト、バレイヤージュ、インナーカラー、グラデーション🌟
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myonbl · 7 years
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2017年3月20日(月)
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世間では三連休の三日目、「春分の日」は国民の祝日、彼岸の中日・・・ではあるが、私の職場では今年度最後というよりも次年度キックオフ的なオープンキャンパス。わたしはと言えば、スタートイベントの「大学概要説明」の担当、ただしこのコーナーは4月から模様替えのため今回で最後、お疲れさまと自分に言っておこう。
二十四節気は「節分」、七十二侯は「雀始巣(すずめ はじめて すくう)」。
荷物の都合で車で出勤。
9時20分に全員ミーティング、その後簡単なメモを作成して10時から大学概要説明。マクラは「暑さ寒さも彼岸まで」、本編は定番の「お母さんが娘のために創った大学」、数はさほど多くなかったが熱心に聴いていただいた。
次のメニューは各学科に分かれての企画、私は「食物栄養学科」の部屋を見学。スライドが文字ばかりでしかも文字数が多すぎ、新高3生には硬すぎるのでは? 資格の内容説明よりも、その資格がどのように活かされるのか、出口の見通しを付けることが必要では? 学生の様子を写真やムービーで表現するなどの工夫が欲しい・・・、と、突っ込み所満載。
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部屋に戻って少し早めのランチ、土曜日のご飯はいささか堅め、おかずは残り物ばかり。それでも自分で詰めた弁当、やはり美味しい。
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午後は読書、昨晩から読み始めた六代 豊竹 呂太夫 (著), 片山 剛 (著)『文楽・六代豊竹呂太夫: 五感のかなたへ 』、いやぁ面白い。私のような「遅れてきた文楽ファン」にとっては、「一人の太夫形成史」を軸にしてそこに解説を加える本書の構成は一点突破の全面展開、文楽理解を深めるに恰好の教科書。一気に読了したが、次からはメモを取りながらゆっくりと味わうことにしよう。
イベント終了と同時に、sampe 兄と一緒に退出、いつも通り地下鉄九条駅まで送ってから帰宅。
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1月23日から、Dropbox への写真同期をやめて Google Drive に移行した。Google Drive ではウェブ上で画像編集ができるので大変便利、しかし、画像サイズが縮小されることはいささか問題。ブログに使用する程度なら何ら問題ないが、印刷に供する場合がないとは言えない。しかも、容量はほとんど未使用に近いということで、2ヶ月分の画像のバックアップを取ってみた。600枚強で約2時間で修了。
買い物はせず、あり合わせ食材で夕飯。今夜も、録画番組の視聴。
趣味どきっ! 獅童のいざ歌舞伎へ(6)密着!新作歌舞伎“あらしのよるに”後編
中村獅童が8回にわたり歌舞伎の魅力をわかりやすい目線で案内する。第6回は「密着!新作歌舞伎『あらしのよるに』後編」。去年獅童が出演した、絵本を題材とした新作歌舞伎「あらしのよるに」の制作過程に密着。舞台背景や音楽、立ち廻りなどさまざまな工夫をこらした舞台裏を紹介する。共演者の尾上松也さん、原作者のきむらゆういちさんのインタビューを交え新作歌舞伎上演に向かう関係者の工夫や情熱を獅童の目線から紹介する
アオゾラカット~大阪発地域ドラマ~
翔太(林遣都)はパリで母の死を知り、故郷の大阪市西成区へ帰ってきた。父・吾郎(吉田鋼太郎)とぶつかりながら翔太は実家の美容院の経営立て直しに店員の遥(川栄李奈)とともに取り組むことになるが、なかなかうまくいかない。翔太は父にたいする複雑な思いもあって、客に心をひらくことが苦手になっていたのだ。どうすれば店の経営を軌道に乗せられるか? 翔太の思いついたあるアイデアが店に変化をもたらして…。
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歩数は仕方ないにしても、入浴時間を早めないと、寝るのが日付変更線を越えてから、美容に良くないね。
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korehayabai · 4 years
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元訪問ヘルパーが利用者の通帳から現金引き出し逮捕 被害は少なくとも2000万円か(MBSニュース)
甚大化する水害。いざという時、あなたのチカラに。
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大阪市東淀川区で、訪問ヘルパーだった女が利用者の通帳から現金を不当に引き出したとして逮捕されました。被害は少なくとも総額2000万円に上るということです。 窃盗の疑いで逮捕された東淀川区の元訪問ヘルパー・山本加代子容疑者(61)は今年4月から7月にかけて、利用者の男性(80代)の通帳を不当に入手し、現金約370万円を引き出した疑いがもたれています。 今年7月に東淀川区の郵便局から「他人名義の通帳を持った女性客がいる」と警察に通報があり、発覚しました。警察の取り調べに対し、山本容疑者は「信用してくれている利用者ならバレないと思った」と容疑を認めていて、盗んだ現金は車や電化製品の購入にあてたということです。また「おととし3月ごろから犯行を始めた」とも供述していて、被害総額は少なくとも約2000万円に上るということです。
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konyokoudou-sk · 4 years
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シノハユ合同「シノノメニトリウタフ」感想
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とうとうコロナウイルスの影響はC98をも蝕み、前代未聞の中止にまで追い込まれてしまいましたがみなさまいかがお過ごしでしょうか。C98はもとよりSHTをはじめとした同人即売会の多くもこのコロナ騒動でつぎつぎ中止か延期に追い込まれてしまい、今後の同人文化の継続が心配されていますがそんななかでシノハユ合同は無事上梓することができました。
まだ持ってない人は委託先のメロンブックスや主催の化学屋あきさんのBOOTHでぜひ入手してみてください。(化学屋さんのBOOTHで注文すると手描き色紙もついてきますのでぜひ)
ということで。 今回はシノハユ合同「シノノメニトリウタフ」の感想を主にあげていきます。 (未読の方は注意)
なおちょこ。 ちる
ニワチョコバカップルかよ!? 付き合いたてでとりあえず好きな子とぜんぶ一緒がいいカップルかよ…初々しいなぁと思ったけどニワチョコはまだ中学生でしたね…
ホーム・ビタースイート・ホーム あおい
そこそこの回数名古屋に来てるけどまだまだ土地勘が育ってない知代子ちゃんに向ける優しさがいいですね~。 まだ遠距離恋愛やってるわりに、わりとベターなスポットを選ぶの本当に初々しい…。ニワチョコは基本初々しいですね~。 いやまだ中学生だからなんだろうけど。
おしどり トシヲ
木村飲料のさくらコーラなんて初めて知ったよ!? 今度吉野行ったタイミングで買ってみようかな? なんとつぶドリとルートビア飲んで無事とはやりおるなハルちゃん…。 シリンさんも大昔ルートビアを飲んだことはありましたがそこそこの味だった気もしますが、もう思い出せませんね。また飲まないと。 余談になりますが、アサヒ飲料のワンダアシストブラックは今までコーヒー飲んできたなかで感じたことのないぐらいにアレな味でした(お察しください)。 しのここはもっと見たいですね。キテ。
シノハユ・レコード 鳥飼
白糸台ニワチョコ、けっこうお嬢様度が高くていいですね…。いやあの二人はお嬢様なんでしょうけど! もしも心ちゃんが魔法少女になったらけっこう強力そうですね…。家庭環境にそれとなく闇がありそうなので。 結局シリンさんマギアレコード見ませんでしたしソシャゲもやってませんね。ソシャゲをやると蕁麻疹が出るので。アニメの方は巡り合わせが悪かったということで。(基本的に漫画がメインなのでアニメは気が向かなきゃ見ない人なんですシリンさん)
My Own Starlight. 四季幽稀
大人ニワチョコがちょっとしたことで痴話喧嘩する話。 痴話喧嘩していろいろ捻くれて結局元サヤするあたり本当に初々しいというかイチャイチャしてるというか。 「善は急げ、善野一美は足が速い」という表現のユーモアに痺れましたねー。流石四季さん。 はや慕要素がわりとあるのにガッツポーズ決めました。はや慕の方もニワチョコに負けず劣らず似イチャイチャこいてますねー。いいですねー。一緒にケーキ作ってる光景は和む。マジで和む。ありがとう四季さん。
(無題) kari
ニワチョコ、わりとその気になったらSMとかやってしまえそうですね…。 すごいギャグでした。
瑞原はやり(13)(湯町中のすがた) ジーコ
はやりんのイラストと図解みたいな感じですねー。 いつもはやりん愛に満ちているジーコさんだからこそ書ける一ページだと思います。それにしても内容が濃い。 はやりちゃんはおっぱいだけじゃなくておしりもおみあしも魅力的ですよね~。おっぱいばっかり話題になるけど()。 みんな大好き美月さん。
(無題) minamosakana
水面日和の人だけど光ちゃんやら宮永家関連が欠片もないのは珍しいですねー。まぁシノハユなので出てきようがないというか。その代わり巻末のコメントでしっかり言及してますね…。 悠彗ちゃん、ちょっと引いてないですかね…。まぁはやりんの曲はアレなので…。閑無ちゃんも悠彗ちゃんもオタクだけどジャンルが違うのでしょうがないよね。 閑無ちゃん…わりと料理をしないというか自炊をしないタイプの人というか。というか杏果ちゃんの普通は常人の普通じゃないと思うんだ。慕ちゃんは言わずもがな。
河杉さくらのひとりごと ぱぐもに
河杉さくらちゃん…小学生の頃に同卓して慕ちゃんのことを覚えていた一人だからもっと絡みが増えたら良いのに…。個人的には小学生時代の方が大人っぽい気もしますが。 河杉さくらちゃんや松江の中学生雀士からしたら、小学生大会のファイナリストが同じ学校に集結する展開ってなかなかのラスボスチームが誕生したも同義なので半ば絶望してたでしょうねー。うん。
アルル 慕ちゃん フランスへ Cun(ツン)
なんと今年発見されたアルルの白築母娘の聖地への旅行記です。 コロナで揺れ動くこのご時世では、探訪者が行こうにも当分先になってしまいそうですが、ぜひ読んでおいて損はないです…。 薬物中毒者とかスリには気をつけないといけませんね本当に。
近づきたい しもやけ。
なんとはや慕SSです…。はや慕はいいぞ。 私の方が書いた原稿と方向性は近い感はありますが、慕ちゃんを理解しようとするはやりんという展開が良いです…。それから二人が気持ちをぶつけ合うのが最高でした…。 慕ちゃんの強さに畏怖してしまい力の差を思い知ってしまったはやりんが彼女に対して何を思うのか、これからのシノハユで掘り下げられるのかはわかりませんがそのへんへの言及が楽しみです…。
You Can't Hurry Love! ナガレ(文章)みどり(挿絵)
高校生の慕ちゃんと閑無ちゃんがリチャを取り合う話。 どちらかといえば閑無ちゃんとリチャがメインの話で、閑無ちゃんがリチャに惹かれていく過程がわりと丁寧でしたねー。 そのあとは叔父姪する気満々な慕ちゃんと閑無ちゃんとで競い合ってるところにニヤニヤできました。
閑無ちゃんはあきらめない。 岬
中学生になったときって、どうしても小学生のときと勉強の仕方なりルールなりが変わってしまうのでどうしても戸惑いますよね。はじめての中間テストともなればなおさらですね。 小学生のときのテストって、だいたいは何も勉強しなくても点数が取れる(塾とかに行ってる場合は別として)ので真剣に勉強しませんが、中学生に上がった途端真剣に勉強しないといけなくなるのでそのへんの感覚の違いに馴染むのにそこそこ時間を要しますよね。 はやりちゃんの家は雰囲気が落ち着くし甘い物がいっぱい出るので勉強もそこそこ捗りそうでいいですねー。実に羨ましい。それでいて高校の範囲まで予習してるらしいはやりんまでいるのでいやでも高得点が取れそうです…。 ラストのつぶドリの感想に泣く慕ちゃんはかわいかったです。
あの日の約束 うっちー
確かに玲奈ちゃんは地元に残りそうだしスイミングのコーチやってそう。 学生だったころのクラスメイトとはその後ほとんど会う機会もないまま過ごしていますが、そんな人にとってはその後も関係が続いていてたまに会える関係になってるのは素直に羨ましいですね。 なんというか和気藹々としてる雰囲気が流石です…。
はやりんのライブ ほか 怜咲
はや慕イラスト! すばら…すばらです…。 はや慕が一緒に居るところとか登校してる風景っていいですよね和みますよね。だって絶対二人の会話ってかわいいもん。松江から湯町まで来るときずっと会話してるもん。 バラの花束を抱えてるはや慕は美しすぎると思う。すばらです…。 メロンブックスのサンプルにもあったはやりんのライブ漫画ですが、まさかそんな切ない背景があったなんて…。まぁお母さんを見つけられなかった慕ちゃんははやりんを代わりに求めていきそうだし精神的にも依存していきそうで…。時々お母さんとかいいながら抱いてしまうんですよ…。いいですよね…。 それにしても「はやりちゃんは世界一かわいいよ」とか言ってる慕ちゃんこそが「世界一かわいい」と思ってるはやりんはいますね。はやりんのオタクやってる慕ちゃんにちょっと驚いてるけど相変わらずの関係やってそう。(そのへんのことで自分としてもネタができそうで怖い) ちひゆずのイラストもありますが、電車に乗ってるっぽいちひゆずのイラストがらしくていいですね…。
あの日あの夜 氷引弾
時山明子さんと楫野結衣さん、普通に愛人関係にありそうでいいですよね。というか楫野結衣さんなかなかに悪い女なので���女も複数いるし時山監督にしたところで数多い彼女の一人かもしれないという。 いろいろ恥ずかしいことがあってそれを思い出話にできる関係になってるの、本当に趣深いといいますか。
田舎じゃないもん… ほか 里村知之
鉄道ネタと田舎あるあるネタでなかなかクスっときますねー。慕ちゃんの毒舌ぶりがなかなかに面白いですねー。はや慕の会話はかわいいですが、ちひゆずも癒やし…。江津にしかないものがいっぱいあるとはいえ、千葉の方から来たユズにとってはなかなか物足りないと思うときもありそうで…。
天へと昇った、女神の箱舟 K@DS
慕ちゃんにトバされて心を折られてしまったユズが千尋ちゃんに慰められるときのエロティックな描写がすばらでした。現実で聖地が失われたことをうまく作中に取り入れてるところが本当にすごいですねー。 二人だけの小さな秘密基地で大人の階段を上ってしまったちひゆず…もっとイチャイチャしてる姿がみたい…。
小学生赤土さんと松実さん一家のイラスト ました
吉野山でおそらくは松実露子さんに師事していたであろう赤土さん。シノハユでいつかは掘り下げられると思いきや、阿知賀編が復活してしまったのでそのなかで回想として拾われるんでしょうかね。いろいろありそうなので期待です…。 余談ですが、阿知賀編で決勝戦が終わったあと阿知賀の子たちは個人戦に出ないので後で何を展開するのか気になるところですが個人的には赤土さんのことをもっと掘り下げそうな気がします。たとえば赤土さんとすこやんのリベンジとかそういう展開。
小学生三尋木咏さんのイラスト ローファット
ローファットさんの三尋木咏さんが見られたというだけでありがたいですねー。 なかなか珍しそうなキャラな気もするので。 何より咏さんの目つきが素敵です…。 最近いろいろ忙しそうですががんばってください。
月とペンギン 化学屋
とうとう最後になってしまいました。 隙あらば坂根千沙先生のナイスバディを見せ付けようとするの好きです…。付き合って。 それにしてもたまにあの喫茶店に行っていろいろ愚痴ったりぼやいたり慰め合ったりしてそうで妄想が膨らみますねー。付き合って。
世界の頂であなたに“Going to the top of the world for you” あとがき
本の方でも同じ事を書きましたが、このシノハユ合同に参加した動機は「一度だけでもいいから自分の小説を形にしてみたかった」です。その思いを募らせていた矢先に化学屋さんがシノハユ合同やるかと声をぶち上げたので、私の方がその肩を借りる形で参加させてもらった次第です。去年の九月のことでした。 私は過去に一日一はや慕というシリーズみたいなのを三年間ほどツイッター上で展開していて、それをブログやpixivにもあげていたわけですが、それを「自分の小説」とはなかなか言いづらいものがあって屈折したものを覚えていました。そんな矢先にシノハユ合同を立ち上げて下さった化学屋さんには足を向けて寝られそうにないです。 今作は「エモめのはや慕」を書くというコンセプトで当初から進めておりましたが、それがようやくにして形になったのは二月も末のことでした。そしてそれを具体的にアウトプットするに至ったのは三月の初旬のことでつまるところが締切ギリギリです。そこに至るまでにはゲームやら雑事やらいろいろとあったので小説を書き進めるのが難しかったからというのが大きかったですがなかなかに辛かったですね。何も書けないまま締切を迎えていたならば、過去にやっていた一日一はや慕のなかからセレクションした一作を改稿する形で合同にあげることを考えていましたがそうならなくてよかったと心底思っています。 ここ最近のコロナ騒動でこの原稿が日の目を見るはずだったSHTが延期に追い込まれただけでなくコミックマーケットまで史上初の中止に追い込まれていくありさまのなか、メロンブックスやBOOTHでの頒布になってしまいましたがシノハユ合同が本の形として出るのを見て肩の荷が下りてます。この合同の原稿をあげてまだ半月とちょっとしか経ってないのが嘘のように思えてきます。まぁそれだけ世界が動きまくってるありさまなのでしょうがないです。 原稿の冒頭にあげたとある人が亡くなってから、もう二年半が経とうとしておりますが自分の中で整理がついたのはここ最近だったりします。亡くなった当時はそのことについてどういう感情を抱けばいいのかすらよくわかっていなかったです。生前のあの人とは、ツイッターでリプライのやりとりをしたことと推しカプであるはや慕の本を描いてくださってそれを購入したことぐらいしか縁と呼べるものはないです。同じ咲ジャンルにおいてもあの人ともっと関わりがあった人がいたはずなのにそれを差し置いてまであの文言を差し挟んで良いのか思い悩んでいたこともありました。ですが、それでもあの文言を入れることにした理由は故人に線香の一本をもあげることができない、ツイッターのフォロワーという程度のつながりの人間としてせめて推しカプの小説を世に出すことによってそれに替えたかった。それだけの理由です。 ほんのちょっとだけの蜘蛛の糸よりも細いつながりに過ぎなかった私が、あの人にしてあげられることはそれしかなかった。それだけのことです。 思い起こせばあの人は、いつも命を削って咲やガルパンの同人誌を描かれていました。一年に数冊というものすごい創作意欲で、さらにイラストまであげていたすごいお人でした。今にして思えば、それが寿命を縮めてしまったのだろうと思わざるを得ませんがそれでも私にとってはその余光を見るだけでも満たされるお人でした。 これ以上グダグダ書いてもしょうがないのでこれで終わりたいですが最後にひとつだけ、小林立先生や五十嵐あぐり先生、めきめき先生と極楽院櫻子先生はもちろんのこと咲シリーズのアニメや実写、パチンコなどの制作者や関係者、そして咲クラスタの人すべてが健康であり幸せであるように心から祈っております。
(そもそもあの小説自体何がいいたいのかよくわかってねーし、この後書きだって全体として何が言いたいのかわからねー文章じゃねえか) (書きたいこと言いたいこと全部書こうとしたらこうなったのよ。まぁいいじゃん)
BGM "New sensation" ランスX-決戦-より
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theatrum-wl · 6 years
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【アンケート企画】 「2017年の3本」
WLでは読者のみなさんから2017年に見た舞台作品の中で印象に残った3本を、その理由などを書いたコメントとあわせて募るアンケートを実施しました。WLスタート以来毎年行っているこの企画、3回目の今回は20名の方にご参加いただきました。掲載は到着順です。
雨宮 縁(会社員) ・劇団四季『ノートルダムの鐘』(四季劇場〔秋〕) ・ホリプロ『パレード』(東京芸術劇場 プレイハウス) ・ホリプロ『ファインディング・ネバーランド』(東急シアターオーブ ) 『ノートルダムの鐘』は何が悪なのか? 怪物は誰なのか? 人間の業と差別について圧倒的なクワイアの歌声で問われる秀逸な作品。 ミュージカル『パレード』はストレートプレイを見ているようなミュージカル。アメリカ南部で起こった実話の冤罪事件をミュージカル化した異色作。ある少女殺人事件をきっかけに人種差別や成功者への妬みなどから警察やマスコミ、政治家様々な立場の人達により犯人に仕立て上げられていく恐ろしさ。これが物語ではなく実話であるというさらなる恐ろしさに声が出ない程の衝撃だった。実力者ぞろいの出演者達で見応え満点だった。 ブロードウェイミュージカル『ファインディング・ネバーランド』は来日公演。ミュージカルらしい作品。イマジネーションの世界は自由だと夢のあるミュージカル。窮屈な現実から解き放される感動作で前向きな気持ちにしてくれます。(年間観劇本数:24本)
小田島 創志(大学院生・非常勤講師) ・KAAT『オーランド―』(KAAT神奈川芸術劇場) ・やみ・あがりシアター『すずめのなみだだん!』(小劇場てあとるらぽう) ・地人会新社『豚小屋』(新国立劇場 小劇場)  1.KAAT『オーランド―』…ジェンダー、言葉の意味、文化慣習、時代精神などの脱自然化を、舞台上で緻密に表現。観客の想像力を喚起する役者さんの演技も白井さんの演出も圧巻。「男である」「女である」のではなく、「男になる」「女になる」というボーヴォワール的な価値観を、演劇的にスタイリッシュに表現していて素晴らしかった。 2.やみ・あがりシアター『すずめのなみだだん!』…個人と社会、個人と宗教の関係性を、コミカルかつ丁寧な言葉を紡いで描いた意欲作。テーマが複層的で、観客側の思考を誘う。 3.アソル・フガード『豚小屋』…個人よりも集団が過剰に優先され、個人の犠牲の上に集団が成り立つ状況下で、戦争に駆り立てられる庶民の「受難」を、北村有起哉さんと田畑智子さんの壮絶な演技で伝えていた。(年間観劇本数:53本)
豊川 涼太(学生) ・ロロ『父母姉僕弟君』(シアターサンモール) ・木ノ下歌舞伎『東海道四谷怪談 通し上演』(あうるすぽっと) ・ままごと『わたしの星』(三鷹市芸術文化センター 星のホール) 今年の3本を選んでみると、全てが再演(初演はどれも観ていない)だった。 特にロロ『父母姉僕弟君』はキティエンターテイメントプロデュースで、より大きなサイズで大きなスケールで上演できていた。 他の方々も語るように、再演賞を設ける等、演劇界全体で再演文化の定着に力を入れて欲しい。(年間観劇本数:50本程度)
なかむら なおき(観光客) ・月刊「根本宗子」『スーパーストライク』(ザ・スズナリ) ・劇団四季 『ノートルダムの鐘』(四季劇場〔秋〕) ・こまつ座『イヌの仇討』(紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA) 『スーパーストライク』は良し悪しの前にもっとも欲していることが届く作品だったので。『ノートルダムの鐘』はあえて出来事だけを表現して観客に判断を任せているのが面白かった。そして『イヌの仇討』は忠臣蔵を下敷きに目に見えない得体の知れない大きな力を描いていて続々としたなぁと。あ、これらは趣味です。 で、上演された作品を見ると、今の世の中に応答するような作品が多いように思うのです。そして小劇場界隈で育ってきた演出家が大劇場の演出を務めるようになってきているように思うのです。また少し変わったかなぁと思うのです。(年間観劇本数:100本ぐらいですかね)
北村 紗衣(研究者) ・ケネス・ブラナー演出、トム・ヒドルストン主演『ハムレット』(RADA) ・カクシンハン『マクベス』(東京芸術劇場 シアターウエスト) ・モチロンプロデュース『クラウドナイン』(東京芸術劇場 シアターイースト) 今年は『ハムレット』を6本見て、アンドルー・スコット主演版や川崎ラゾーナ版なども良かったのですが、ヒドルストンの『ハムレット』が一番好みでした。ハムレット以外の若者役を全員女性にするキャスティングが効いていました。カクシンハンの『マクベス』はまるでゴミみたいなセットでしたが、内容はゴミとはほど遠いエネルギッシュなものでした。『クラウドナイン』は大変面白かったのですが、あまりよく考えずに「レズ」とか「少年愛」などという言葉を使っているマーケティングは大変残念でした。 (年間観劇本数:121本)
町田 博治(会社役員) ・青☆組『グランパと赤い塔』(吉祥寺シアター) ・小松台東『山笑う』(三鷹市芸術文化センター 星のホール) ・ SPAC『アンティゴネ ~時を超える送り火~』(駿府城公演特設会場) 『グランパと赤い塔』 吉田小夏が人の綾なす思いを紡ぎ、丁寧に織り上げられる。 背筋が伸び厚みと洒脱さを合わせ持つ老紳士を佐藤滋が見事に演じ、福寿奈央の初老の妻も見事。二人が作品に一本の筋を通す。 裏の主役とでも言うべき女中役を大西玲子が、目線、ことば、仕草、身体で見事に演じていた。役者が皆素晴らしい。 『山笑う』 兄と妹、地方と都会、肉親ゆえの諍い。 静かに光る小さな宝石の様な作品。 松本哲也の演出がシリアスさと笑いをバランスさせ絶妙。厚みのある演技、役者達のバランスも絶妙。 『アンティゴネ』 冒頭女優石井萠水がミニ・アンティゴネを演じ客を引き込む。 舞台は一面水。灯篭が浮かび明かりが揺れる。あの世と現世の境としての水、水上で舞台が静かに進む。背後に投射された動きが影となり、台詞、歌唱が絡み、幻想的。 「弔い」にこだわるアンティゴネ、最後、円く連なってゆく静かな盆踊りが弔いを暗示胸を締め付ける。(年間観劇本数:299本)
文月 路実(派遣社員・フリーライター) ・ゴキブリコンビナート『法悦肉按摩』(都内某公園) ・NODA・MAP『足跡姫』(東京芸術劇場プレイハウス) ・ 範宙遊泳『その夜と友達』(STスポット) 「五感を総動員する」と謳っていたゴキコンの本公演は、まさにその通りの悪夢だった。入り口で目隠しされ、何が何やらまったくわからない状態で味わう地獄。四方八方から泥水や血糊や汚物や虫が飛んでくる。突然役者が飛���出してきて身体の上に載る。内容はいつも通りのひどい話だ。テント内はかなり暑く、なにやら異臭がすごい。終わったときには頭に虫がとまり、レインコートは泥や血糊でぐしょぐしょ、汗で眉毛が半分消えておったとさ。そんなに過酷だったのにもかかわらず爽快感を覚えたのは不思議。普段使わない感覚を刺激されたからか。これこそが演劇の力なのでは。『足跡姫』は勘三郎へのオマージュ。ここ数年の野田作品のなかで一番ストレートに「想い」が伝わってきて、純粋に美しいと思った。『その夜と友達』は、生きづらさを抱えた「夜」というキャラクターが個人的に刺さった。「しんどさ」を知ってしまった人間にも希望はあるのだと信じたい。(年間観劇本数:42本)
永田 晶子(会社員) ・努力クラブのやりたくなったのでやります公演『フォーエバーヤング』(人間座スタジオ) ・燐光群『湾岸線浜浦駅高架下4:00A.M.(土、日除ク)』(ザ・スズナリ) ・dracom Rough Play 『ぶらんこ』(OPA_Lab) 上演日順です。 ・説明が削られ、描くべきことだけ残った合田団地氏の劇作は、努力クラブの魅力のひとつです。同世代の俳優による静かな演技で、人生における中途半端な時間の儚さをより楽しめました。 ・燐光群の公演で、劇場という閉ざされた空間が持つ危うさを確かめました。戯曲に負けない強い演技と、暗闇にわずかな光を感じるラストシーンが印象的でした。失われた街に思いを馳せる機会にもなりました。 ・既存戯曲を本読み一回・稽古一回で上演するラフプレイを観て、演劇は一度きりの瞬間に在ると思いました。会場全体に広がる「わかりあえなさ」に、戸惑いつつも笑いました。戯曲を忠実に辿ろうとするデッサンのような行為は、dracom の新作での慎重な表現にも繋がっていたと思います。(年間観劇本数:100本くらい)
青木 克敏(地方公務員) ・SPAC『アンティゴネ〜時を超える送り火〜』(駿府城公演特設会場) ・ロシア国立サンクトペテルブルク マールイ・ドラマ劇場『たくらみと恋』(世田谷パブリックシアター) ・NAPPOS PRODUCE『SKIP〜スキップ』(サンシャイン劇場) あまりぱっとしない演劇状況に思えました。その中で、SPACの宮城聰さんの取り組みは素晴らしいものに感じています。アンティゴネは構成がしっかりとしていて分かりやすいかったですが、私の価値観を揺るがしてくれるほどの感動を、与えてくれました。たくらみと恋では、俳優陣をはじめとして芸術レベルの高さを見せつけられました。そして、スキップ。なんだかんだ言っても、キャラメルボックスは、夢と希望をいつだって分かち合おうと走り続ける劇団です。(年間観劇本数:32本)
矢野 靖人(一般社団法人shelf代表理事・芸術監督) ・WORLD STAGE DESIGN『The Malady of Death』(台北国立芸術大学) ・HEADZ『を待ちながら』(こまばアゴラ劇場) ・SCOTサマーシーズン2017『サド侯爵夫人 第二幕』(新利賀山房) The Malady of Death”はバンコクの盟友、僕がいちばん信頼している僕自身のプロデューサー的存在でもあるリオンが演出する作品とあってわざわざそれを観るためだけに台湾まで行った作品。そういうことが出来る/したいと思える仲間がいることに感謝。今年いちばん記憶に残っている。デュラス晩年の最後の恋人は実はゲイで、しかし献身的にデュラスを愛し、デュラスに尽くしたという。美しく儚い作品だった。鈴木忠志「サド侯爵夫人 第二幕」はこの超絶技巧のこのアーティフィシャル(人工的)な日本語台詞をねじ伏せた俳優陣に快哉。久しぶりに劇場で観劇した飴屋法水さんの「を待ちながら」はこちらが思っていた以上に泣けるほどに清々しくベケットで。選外に1作品、APAFワン・チョン氏演出の「Kiss Kiss Bang Bang2.0」を。ノンバーバル且つインターナショナルな演劇の新たな可能性を垣間見せてくれた。(年間観劇本数:43本)
野呂 瑠美子(一観客) ・劇団昴ザ・サードステージ『幻の国』(サイスタジオ大山第1) ・劇団チョコレートケーキ『熱狂』(シアターウェスト) ・文学座創立80周年記念公演『中橋公館』(紀伊国屋ホール) どの時代をどういう切り口で、どのように選ぶかは作者の意識と力量による。劇団チョコレートケーキの古川健さんは、大きな歴史の流れを巧妙に切り取り、多大な資料を元に、新たに肉付けをして、その時代がどんなであったかを観客に見せてくれる。『幻の国』『熱狂』ともに、3時間ほどの舞台からは、困難な時代に置かれた人々の思いと息遣いが伝わってくるようであった。文学座の真船豊の『中橋公館』も、殆ど知られることがなかった、外地・北京で敗戦を迎えた日本人の様子をよく伝えていて、感心した。どの作品も、過ぎ去った時代を描きながら、実は現代をきちんと映し出している秀作揃いで、感動とともに、印象深い作品となった。最近あまり見なくなった歌舞伎だが、今年は仁左衛門の『千本桜』がかかり、おそらく彼の一世一代の知盛であろうと思われて、拝見した。人生は速い。(年間観劇本数:80本)
片山 幹生(WLスタッフ) ・SPAC『病は気から』 (静岡芸術劇場) ・ゴキブリコンビナート『法悦肉按摩』 ・平原演劇祭2017第4部 文芸案内朗読会演劇前夜&うどん会  「や喪めぐらし」(堀江敏幸「めぐらし屋」より) ノゾエ征爾翻案・演出のSPAC『病は気から』は17世紀フランス古典主義を代表するモリエールの喜劇の現代日本での上演可能性を切り拓く優れた舞台だった。ゴキコンはいつも期待を上回る斬新で過激な仕掛けで観客を楽しませてくれる。高野竜の平原演劇祭は昨年第6部まで行われ、いずれも既存の演劇の枠組みを逸脱する自由で独創的なスペクタクルだったが、その中でも文庫版200頁の小説を4人の女優がひたすら読むという第4部の企画の体験がとりわけ印象的だった。食事として供された変わったつけ汁でのうどんもおいしかった。(年間観劇本数:120本)
kiki(勤め人) ・日本のラジオ『カーテン』(三鷹市芸術文化センター 星のホール) ・あやめ十八番『三英花 煙夕空』(平櫛田中邸/シアトリカル應典院) ・風琴工房『アンネの日』(三鷹市芸術文化センター 星のホール) カーテン:この一年で拝見できた日本のラジオの作品はどれも面白かったが、結局一番好みにあったのがコレ。劇場の使い方や題材の面白さに加えて、奥行きのある人物描写で15人のキャストの魅力が充分に生きた。 三英花 煙夕空:あやめ十八番初の二都市公演で、東京と大阪の会場がどちらも物語によく似合いつつ印象はガラリと変わって面白かった。音の響きや照明も変わり、キャストも変わって、東京公演では濃密な仄暗さが、大阪公演ではエッジの効いた明暗がそれぞれ印象に残った。 アンネの日:風琴工房の題材への取り組み方にはいつも心惹かれるが、観る前には地味だろうと思っていたこの作品がこの一年で最もツボにハマった。描かれた人々の誠実さと強さ、それを演じるキャスト陣の説得力が魅力的だった。(年間観劇本数:155本)
りいちろ(会社員) ・第27班 キャビネット公演B『おやすみ また明日 愛してるよ』(シアターミラクル) ・コマイぬ『ラッツォクの灯』(石巻 GALVANIZE gallery) ・アマヤドリ『青いポスト』(花まる学習会 王子小劇場) 2017年も足を運ぶ先々に多彩な舞台の力がありましたが、中でも常ならぬ舞台の密度や呼吸を感じた3作品を。 この一年、くによし組や劇団ヤリナゲ、劇団普通、KAZAKAMI、遠吠え、キュイなど若い作り手たちの作品にも心惹かれつつ、てがみ座『風紋』、風琴工房『アンネの日』、青組『グランパと赤い塔』、うさぎストライプ『ゴールデンバット』、ワワフラミンゴ『脳みそあるいてる』など実績のある作り手の更なる進化を感じる作品も数多く観ることができました。FunIQの5人の作演での連続上演の試み,ロロの「いつ高シリーズ」やシンクロ少女の『オーラルメソッド4』のように過去作品と新作を合わせて上演することも作品の世界観を再認識させ作り手の進化を感じさせる良いやり方だったと思います。またあやめ十八番や水素74%などの歴史建造物での上演にも、スイッチ総研の諸公演やガレキの太鼓ののぞき見公演などの企みにも捉われました。(年間観劇本数:315本)
矢作 勝義(穂の国とよはし芸術劇場 芸術文化プロデューサー) ・ イキウメ『天の敵』(東京芸術劇場 シアターイースト) ・TBSテレビ『俺節』(TBS赤坂ACTシアター) ・風琴工房『アンネの日』(三鷹市芸術文化センター 星のホール) 『天の敵』は、戯曲・演出・美術・俳優など全てのピースが寸分の狂いもなく組み合わされた、これまで観たイキウメ作品の中で一番素晴らしい舞台でした。 『俺節』は、主演の安田章大の歌・芝居ともに素晴らしく、回りを固める小劇場系の俳優も一丸となり、見事に劇世界を支えていました。何と言っても、脚本・演出の福原充則の仕事ぶりが充実していました。 風琴工房の詩森ろばさんは、2017年の1年間で多数の作品を生み出していましたが、なかでも『アンネの日』は、教養エンターテイメントと名付けたいと思います。事実の羅列や解説にとどまらず、それをエンターテイメントに昇華しながらも、一つの物語として創り上げられたとても素敵なものでした。 番外として、自身の劇場制作の、青木豪作、稲葉賀恵演出の「高校生と創る演劇『ガンボ』」と桑原裕子作・演出の穂の国とよはし芸術劇場プロデュース『荒れ野』を上げておきたいと思います。(年間観劇本数:132本)
須川 渡(研究者) ・ dracom『空腹者の弁』(ウイングフィールド) ・山下残『無門館の水は二度流せ 詰まらぬ』(アトリエ劇研) ・アイホールがつくる「伊丹の物語」プロジェクト『さよなら家族』(AI・HALL)  今年も関西で多くの作品を観ました。劇場の閉館はたびたび議論になりますが、dracomと山下残はこの問いかけに作品という形で応答していました。dracomはウイングフィールドという場所で演劇を続けること、山下残はアトリエ劇研がなくなることの意味を、どちらも非常に挑戦的な方法で示していました。『さよなら家族』は、伊丹という場所と時間をかけて丁寧に向き合った秀作です。スタイルは様々ですが、観客である私も、同じ場所にとどまって演劇を観続けるとはどういうことかに思いを巡らせた1年でした。 (年間観劇本数:133本)
かいらくえんなつき(演劇ウォッチャー) ・ロロ いつ高シリーズvol.4『いちごオレ飲みながらアイツのうわさ話した』(こまばアゴラ劇場) ・悪魔のしるし『蟹と歩く』(倉敷市立美術館 講堂) ・範宙遊泳『その夜と友達』(STスポット) 2017年も前半は大阪にいたので、関東近辺の演劇はそこまで多くは観ていません。とはいえ、ここにどうしても挙げたいと思う関西の作品に出会えなかったのは、残念。 選んだのは今後ずっと忘れないだろうなと思う観劇体験だったものです。 この他に挙げられなかったのは、FTで上演された『忉利天(とうりてん)』 (構成・演出・美術:チェン・ティエンジュオ)。 これだけをみていうのもと思いますが、それでもいいたくなるぐらい、中国の勢いを感じさせられ、それと裏返しの日本の閉塞感を感じました。 2017年は(も?)色々と区切りとなる出来事の多かった1年だったような気がしています。 毎年同じようなことを書いている気がしますが、2018年はもっともっと新しい刺激的な作品に出会いたい!!(年間観劇本数:おそらく150本くらい)
薙野 信喜(無職) ・ Schauspiel Leipzig『89/90』(Berliner Festspiele) ・Akram Khan Company「Until the Lion」(Main Hall, ARKO Arts Theater) ・日本総合悲劇協会『業音』(西鉄ホール)  2017年は、海外で観た20数本の作品の印象が強い。パリで観たオペラ・バスティーユ『ラ・ボエーム』、オデオン座『三人姉妹』、コメディ・フランセーズ『テンペスト』、ベルリンドイツ劇場『フェードル』『しあわせな日々』、ソウルで観た Yulhyul Arts Group『Defeat the ROBOT 3』、明洞芸術劇場『メディア』の印象が強烈だった。
九州に来演した作品では、ヨーロッパ企画『出てこようとしてるトロンプルイユ』、サードステージ『舞台版ドラえもん のび太とアニマル惑星』、イキウメ『散歩する侵略者』、トラッシュマスターズ『たわけ者の血潮』 などが楽しめた。 九州の劇団では、劇団きらら『プープーソング』、そめごころ『ちずとあゆむ』、転回社『夏の夜の夢』 がおもしろかった。(年間観劇本数:156本)
でんない いっこう(自由人) ・東京芸術劇場『リチャード三世』(東京芸術劇場 プレイハウス) ・新国立劇場『プライムたちの夜』(新国立劇場小劇場) ・文学座『鳩に水をやる』(文学座アトリエ) 1.リチャード三世の人格形成に身体の障害を前面に出さなかったし、最期の苦しみを、脳内の様子が突然飛び出し襲い掛かるような映像と音響で訴えたプルカレーテ演出の意外性が惹きつける。 2.人は何に向って本心を言えるのか、自身の老後は応答するロボットを考えていたが、人型のAI・スライムなら2062年でなくとも頷けてしまう身近な物語であった。人を失した悲しみ、本来わかりえない存在、一個の人間。 3.童話作家だった男、今は認知症の鳩に水をやる男。誰にわかると言うのだ、その内面の心理が。過去を生きている男に通じる回路を持たない今を生きてる者達。次点は若い俳優、演出家の成長が嬉しい『その夜と友達』『ダニーと紺碧の海』『ナイン』気になる劇作・演出家で楽しかった『ベター・ハーフ』大野一雄に惹かれ、その時代の映像が見たくて、疑念を持ちながら観たのに何故か後半引き込まれてしまった『川口隆夫「大野一雄について」』等がある。(年間観劇本数:27本)
小泉 うめ(観劇人・WLスタッフ) ・点の階『・・・』(京都芸術センター 講堂) ・風琴工房『アンネの日』(三鷹市芸術文化センター 星のホール) ・神里雄大/岡崎藝術座『バルパライソの長い坂をくだる話』(京都芸術センター 講堂) 前半は人生最高ペースの観劇本数だったが、後半は落ち着いて、おしなべてみれば例年並みの本数になった。そのため見逃したと思っている作品も多い。演劇が演劇であるが故の悔やみである。 『・・・』 ファンタジーという言葉だけでは済まされない不思議な観劇体験となった。窓の外の雪や隙間から入ってくる冷たい空気までもが演劇だった。 『アンネの日』 詩森の戯曲はいつも緻密な取材力とそこからの跳躍力に支えられているが、この戯曲からは一人の女性として、ひいては一人の人間としての彼女の姿が明瞭にうかがえ、彼女の代表作となるだろう。 『バルパライソの長い坂をくだる話』 神里のターニングポイントと言える。再び上演される機会もあるだろうが、あの場所であの役者陣でのスペイン語上演は、当然のことながら二度とないものを観たという印象が強い。 西日本での観劇も例年よりは少なかったが、結局KACで上演された2本を選んでいるあたりも私らしいところか。(年間観劇本数:355本)
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shibaracu · 4 years
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◆ハグ (hug) または抱擁(ほうよう)を辞めて◆立礼【りつれい】をすすめる
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◆ハグ (huggingあるいはhug) または抱擁(ほうよう) https://ja.wikipedia.org/wiki/ハグ 腕で(誰かを)抱きしめること。幼児語では「ぎゅう」とも。   ◆ハグは、非言語コミュニケーション(英語:non-verbal communication)の一種である。 ハグは典型的には愛情の表現として行われる。また親密さ、友情などを表し、伝える手段である。ハグの相手に、支え、安楽、慰めなどをもたらす。喜びで心が温まってハグをする場合も、辛い悲しみに打ちひしがれてハグをする場合もある。   ◆ハグの左・右 互いに、自分の頭部(いわゆる「首」。「顔」)を左に傾けて 自分の頭部の右側に相手の頭部がくるようにするスタイルと、互いに自分の頭部を右に傾けて 自分頭部の左側に相手の頭部がくるようにするスタイルがある。挨拶の場合、右側だけ、あるいは左側だけ(つまり1回だけ)抱きしめるスタイルもある。また、左右を変えつつ2~3回抱きしめる(抱きしめなおす)スタイルもある(なお、この2~3回抱きしめるスタイルも、頭部を左側に傾けたほうから開始するスタイルと、頭部を右側に傾けたほうから開始するスタイルがある)。互いに頭部を左に傾け相手を右側にするか、互いに頭部を右に傾け相手を左側にするか、国や地域や特定集団ごとに傾向が異なる。 実は、広くハグが行われているヨーロッパや米国でも、頭部を右側に傾けたがる人と左側に傾けたがる人が互いにハグをすることは時々起き、戸惑いを感じて「ハグする時、本当は、頭を右に傾けたほうがいいの?左に傾けたほうがいいの? 自分の癖は正しいの? 間違っているの?」などと感じている人は多々いる。   ◆ハグという挨拶 https://00m.in/cfsnR  先日、安倍総理がトランプとハグしている写真が公開されました。2006年5月20日にハグについてのブログを書きました。そこには、毎年ドイツに行って、女性の教育局の局長さんに会うときの挨拶についてです。初めて会ったときには、握手を求められました。それは、一説には、手に武器を持っていないことを証明することから始まったといわれています。握手のしかたが書いてあります。「武器を持つであろう利き手は右手の人が多いため、握手をする手は右手になったのだそうです。握手するときは、背筋を伸ばし、必ず相手の顔(目)を見て行うことが礼儀だそうです。そして、強すぎず、緩すぎないように握ります。強すぎては相手に不快感を与え、また緩すぎても好意を表せません。アメリカでは弱い握手は「Dead-fish handshake」と呼ばれ、死んだ魚を握るようで気持ちが悪いと言われているようです。」   ◆私は、やはり「お辞儀」がいいですね。握手は親睦・和解の表現として行われることが多いのですが、お辞儀は相手への敬意を表します。お辞儀は自分の首を差し出して、相手に対して敵意がないことを表現したことに由来するといわれ、飛鳥?奈良時代、中国の礼法を取り入れ、身分に応じたお辞儀の形が制定されたのがお辞儀の始まりといわれています。お辞儀には「立礼」、「座礼」の2種類があり、また礼の深さで分類すると「最敬礼」「敬礼」「会釈」の3種類があります。また、「礼三息(れいさんそく)」という言葉があり、息を吸いながら腰から上を前に倒し、止まったところで息を吐き、そして再び息を吸いながら元の姿勢にもどります。これをすると大変丁寧な印象を与え、また自分自身の精神状態を落ち着かせる効果もあるようです。この微妙さが、日本人らしくて、いいじゃないですか。」   ◆「ハグ」は ドイツでの親愛の情を示す挨拶 西欧全般での文化   ◆日本は 霊で済ませる方が無難。握手も接触だし ハグは論外の文化提唱。   ◆日本の挨拶の習慣と起源。その他各国の挨拶は? | にほんご日和 https://www.nihongo-biyori.com/culture/1477/ 2019/11/15 - 日本の挨拶の習慣と起源。その他各国の挨拶 1. 日本人にとっての挨拶とは? 1.1日本人にとっての挨拶の意味 1.2日本人の挨拶は基本的にお辞儀をする 1.3お辞儀することの歴史と意味 2.日本の代表的な挨拶の語源・起源とは? 2.1「おはよう」 2.2「こんにちは」「こんばんは」 2.3「ありがとう」 2.4「さようなら」 3.海外が驚く日本特有の挨拶 4.国によって多種多様な挨拶 4.1.日本人のお辞儀に対して海外では握手が主 4.2.宗教によって握手ができない場合もある 4.3.合掌したり、鼻を使ったりする国も 5.まとめ   ◆感染の原因、私たちはなぜ知らない人と握手するのか? https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/20/031800179/ 2020/03/18 平和の意思表示? 細菌を共有できるほど相手を信頼している証という説も  私たちははるか昔から、友情を示したり、商取引を成立させる際に、  握手やキス、ハグをしてきた。  ただし、他人に触れるという行為は、不適切なものも相手に伝えてしまう。  新型コロナウイルスの感染者が増えるなか、フランスでは国民的な習慣  となっている頬へのキスを当面控えるようにとの警告が発せられた。  世界中のビジネスの場では、握手のかわりにひじをぶつけ合う挨拶が  採用されている。  知らない人と触れ合うこうした習慣は、いつどのように始まったの  だろうか?  かつての感染症の流行の際に変化はあったのだろうか?  握手の起源として有力な説は、平和の意思表示として始まったというものだ。  互いの手を握るという行為は、武器を手にしていないことの証になり、その  手をゆすぶることで、相手が袖の中に何も隠していないことが確認できる。   ◆日本人と縄文体質 202391  西洋ではなぜ「ハグ」するのか るいネット 新川啓一 ( 40代後半 神奈川 建築家 )  09/03/18 PM04 http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=202391 西洋では、「ハグ」や「キス」は挨拶であり日常的に行なわれるスキンシップである。 東洋、日本では、相手との間に「間」を置き、直接接触する挨拶や日常的行動は一般的ではない。 スキンシップは相手との信頼関係を確認し合う行為だと思われるが、西洋では共認回路上だけでは相手との信頼関係の確認が不安で、ハグやキスという直接相手と接触する行為(敵対心や不信感をもったままではさすがにハグしにくい?)によって確かめ合うのではないだろうか。 東洋では、直接的な信頼関係確認をせずとも、相手と共認回路上で信頼関係を確認できるのだと思われる。 また、西洋諸国は概してセックス回数が多く、東洋は少ない(日本が圧倒的に少ない)という統計も、西洋では相手との信頼関係や愛情関係を分かりやすく肉体的に確認しないと不安だということに起因しており、西洋と東洋の共認回路の太さの違いによるのではないだろうか。 一方で、最近は日本でも若者中心にハグが流行ってきている様子。 集団解体、個人主義蔓延から、廻りとのより確かな連帯感、信頼関係を実感したくてハグが流行り始めているように感じる。   ◆新型コロナが流行、メキシコの若者はどう過ごしてる? - 高校生新聞 https://www.koukouseishinbun.jp/articles/-/6224   2020.03.25 新型コロナウイルスが世界的に流行し、日本ではほとんどの学校で休校になり、部活の大会が中止になるなど、高校生活にも大きな影響が広がりました。世界の同世代は、どんな生活を送っているのでしょうか? 高校生記者の木花咲耶さんにメキシコ人の中学生(James Argomedo君、中学3年)にメキシコの様子をインタビューしてもらいました。 握手、ハグやキスの習慣はNGに ――どのような報道がされていますか? 政府が警報を出したことや、国内の感染者情報について報道されています。 また、ラテンアメリカでは挨拶で握手、ハグやキスをする習慣があり、新型コロナの感染拡大防止のためにそのような行動は避けるようにと注意喚起がされています。   ◆世界とつながるあいさつ ―礼儀の国、日本より― 3年B組19番 川瀬利那 file:///C:/Users/asahi/AppData/Local/Temp/syakai%20kawase.pdf Ⅰ はじめに 私がこのテーマを調べるに至った動機は2つある。 1つ目は、何故世界には握手やハグといった日本とは異なった“あいさつ”があるのかを調べたいと思ったからである。 2つ目は高校の修学旅行で海外に行く時や大人になり仕事や旅行で海外に行く時に“あいさつ”が必要だからだ。 言語がわからなくても、 “あいさつ”でお互いの心が通じるそんな言語の壁を乗り 越えた存在である“あいさつ”について調べようと決めた   ◆Ⅱ研究内容 1,あいさつとは 中世に日本に輸入された漢語で、元来、禅宗において僧が問答を繰り返す意味、また単に受け答えの意味として使われていた。 現在では他人に対して尊敬や親愛の気持ちを表す動作、言葉、文面などを意味するようになっている。 あいさつは世界共通の行動であるようだ。ただ、属する社会やその文化の違い、 挨拶する場面によって変化する。 2,礼について 相手を敬う心、誠意が動作や言葉などにあらわれるもの。なかでも、頭を下げる動 作のこと 頭を下げることで無防備であることを示し、攻撃意志のないことを表現している。 【使用国】ほぼ全世界  アジア;日常的に使用   欧米;儀礼的に使用   ◆ハグする習慣! | Gu・RADO https://00m.in/wtM9w 2016/08/16 ハグの起源は、愛し合う恋人同士ではなく、昔の戦闘で戦士がお互い武器を捨て話し合いで解決しようと胸を合わせた事が始まりだそう。 終戦の日の次の日に、改めて考えさせられますね・・・。 それにしても・・・高木さと子様・・・お美人なお方で ...   ◆あのイタリアでハグ・キス禁止 法令に「ばかげている」 https://www.asahi.com/articles/ASN346CR5N34UHBI043.html 新型肺炎・コロナウイルス ローマ=河原田慎一 2020年3月4日 19時14分  新型コロナウイルスの感染が広がっているイタリアのコンテ首相は3日、感染予防のための法令を出すことを決めた。イタリア人にとって習慣となっている、親しい人と交わすハグやキスの「禁止」も盛り込まれる。法令は全国で適用されるが、ウイルス対策とはいえ日常のふるまいまで変えられるのか、効果は未知数だ。  同国メディアによると、法令では接触やくしゃみのしぶきなどによって感染が広がるのを防ぐため、キスやハグ、握手をしないよう定める。人と会う際には1メートル以上の距離を置き、75歳以上の高齢者や病気のある65歳以上の人は、不特定多数の人が集まる場所には行かずに自宅にいるように求めている。スポーツイベントを無観客で行うほか、イベントや会議、スポーツの練習に参加することも控えるべきだとしている。  イタリア人にとって、親しい人と会った際に男女を問わず抱き合ってほおにキスをすることは、日常的な行為だ。マスクも、「医療従事者か病気にかかっている人がするもの」という意識が強く、感染者が集中している地域以外のローマやミラノなどでは、着けている人はごく少ない。ローマ市民からは「実態を見ていないイタリア国外からの圧力に負けて、ばかげた対策をアピールしている」といった不満の声も出ている。  イタリアでは、同国北部を中心に感染が広がっており、2日午後6時(日本時間3日午前2時)現在の感染者数は2502人。79人が死亡した一方、160人がすでに回復した。(ローマ=河原田慎一)   ◆ コロナ“外出禁止令”直前も「ハグとキス」……感染者1万人超フランスの「咳エチケット」事情 広岡 裕児  2020/03/22 11:00 https://00m.in/6oYf5  フランスでは、新型コロナウイルスの感染者が19日に1万人を超えた。死者は562人になった(3月22日時点)。 「我々は『戦争』のさなかにある。感染の拡大を遅らせるため犠牲を払ってほしい」  3月16日月曜日、午後8時のゴールデンアワー。マクロン大統領は、翌17日正午からフランス全土にわたる“外出禁止令”を発表した。期間は少なくとも15日間。不必要な外出、いかなる人の集まりも禁止するとして、従わない場合は罰則が伴うことを強調した。今、パリの観光名所にも人の姿はほとんどないという。  現在フランスでは、新型コロナ対策として手洗いの励行など、次のような予防行動が呼びかけられている。 「きちんと手を洗う」、「咳やくしゃみをするときには腕またはハンカチ、ティッシュを当てる」、「使い捨てティッシュを使う」、「握手やハグをせずに挨拶する」。   ◆「新型ウイルス」なぜイタリアが大流行なの?マスクしてると白い目で見られるし、キスもハグも禁止守らない  2020/3/11 13:05 https://www.j-cast.com/tv/2020/03/11381902.html  中国に次ぐ新型コロナウイルスの感染者・死者になっているイタリアは、移動制限を全土に拡大したが、なぜイタリアで蔓延しているのか。東邦大学感染制御学の小林寅喆教授は「ハグやキスなどのスキンシップが影響している可能性が高いです。国民性の違いで非常におおらかですよね。かかったらかかったで、と言う感じで気にしていない」と話す。  実際の街の様子はどうなのか。感染者が最も多いロンバルディア州クレモアに住むフォトグラファー村田悠馬さんが撮影した動画では、普段と変わらずにぎわう街の様子が確認できる。メインストリートでウインドーショッピングを楽しんだり、広場のマーケットに集まったり、カフェでくつろいだりしている。バスや地下鉄などの公共交通機関も通常通り運行しているという。  「あなたが感染しているんだったら、私も感染してもいい」  20年以上住む観光ガイドの片庭未芽さんは「本当に静かで、別の街みたいです」と話す。変わっていないものもある。挨拶のキスやハグは禁止されているが、まったく守られていないという。「親しい友達に会うとハグをしてきます。私が『ちゃんと間隔を開けないとダメよ』と言っても、『あなたが感染しているんだったら、私も感染してもいい』と言われ、さらにギューッとハグしてきます。断ったら、『友達じゃなかったの?』という目で見られますね」  星野真里(俳優)  「キスやハグはイタリアだけではないのに、なぜイタリアだけがここまで・・・」  キャスターの立川志らく  「いいか悪いかは別にして、おおらかさが関係しているのですかね」     文   ピノコ | 似顔絵 池田マコト   ◆消える握手? 新型コロナ流行で変わる世界の習慣 中国は「拱手手」呼び掛け https://www.afpbb.com/articles/-/3271293 2020/03/03 - 発信地:パリ/フランス [ フランス ヨーロッパ ] 【3月3日 AFP】握手を断り、頬へのキスを拒み、果てにはハグさえも避け、代わりに目を真っすぐ見つめたり、両手を使って身ぶりをしたりするようになるかもしれない。  世界中の職場や家庭、教会などで、新型コロナウイルスの感染リスクと流行拡大を抑えるために、人々の習慣が変化している。世界で3000人超の死者を出している新型ウイルスをめぐり、各国の日常習慣はどう変化しているのだろうか。 ■中国  新型コロナウイルス流行の発���地となった中国の首都北京では、赤い警告板で市民に対し、握手はせず、代わりに自分の両手を合わせてあいさつをするよう呼び掛けている。また市中の拡声器では、胸の前で片手を握り、それをもう一方の手で包み込む伝統的なあいさつ、拱手(こうしゅ)を呼び掛けている。   ◆News Up ぼくらがおじぎをする理由 | NHKニュース https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200313/k10012329381000.html 2020/03/13 - それから2週間。新型コロナウイルスの感染の収束は見通せませんが、海外では握手やハグの代わりに相手と接触しない日本のあいさつが、にわかに注目を集めているようなのです。(ネットワーク報道部 記者 郡義之 大石理恵) 握手やハグをしない代わりに、ネット上などでは新しいあいさつが提案されています。 その1 タイの「wai」   ◆タイの「ワイ」というあいさつ。 手を合わせるもので、タイの人たちには、おなじみのあいさつです。 その2 ひじとひじで   ◆ひじどうしをつき合わせるあいさつ。 相手には触れますが、直接手に触れることはないですね。 その3 足と足も   ◆ぼくらがおじぎをする理由
2020年3月13日 15時24分
「アメリカ人は、嘆いています。 『日本人はおじぎだからいいわぁー』と」 アメリカ在住経験の長いシンガーソングライター、小沢健二さんが2月末につぶやいたこんなツイートがネット上で話題になりました。それから2週間。新型コロナウイルスの感染の収束は見通せませんが、海外では握手やハグの代わりに相手と接触しない日本のあいさつが、にわかに注目を集めているようなのです。(ネットワーク報道部 記者 郡義之 大石理恵) おじぎ いいわぁー まずは、小沢さんの実際のツイート内容を見てみましょう。 2月29日のツイート 小沢健二さんのツイート 「『アメリカ人って、振る舞いが堂々としてていいわぁー。日本人はおじぎばかりで』と嘆いていた人よ。振る舞いが堂々としたアメリカ人は、嘆いています。『日本人はおじぎだからいいわぁー。俺たち普段、握手、ハグ、下手したら両頬にキスだから、今大変よ』と。」 この投稿に、ネット上ではコメントが相次ぎました。 握手拒否は「正しいこと」 握手やハグをめぐっては、先日、こんな光景もニュースで報じられました。 ドイツのメルケル首相がベルリンで行われた会議で、内相に握手を求めた際、拒否されたのです。 メルケル首相は差し出した手を上にあげて「正しいことです」と話し、会場は笑いに包まれました。 新型コロナウイルスの感染が拡大する今、握手やハグなどの接触を控える動きが世界中で広がっています。 とはいえ、人間社会に生きるかぎりコミュニケーションは不可欠。 何といってもあいさつは大事です。 握手やハグをしない代わりに、ネット上などでは新しいあいさつが提案されています。 ●その1 タイの「wai」 タイの「ワイ」というあいさつ。 手を合わせるもので、タイの人たちには、おなじみのあいさつです。 ●その2 ひじとひじで ひじどうしをつき合わせるあいさつ。 相手には触れますが、直接手に触れることはないですね。 ●その3 足と足も 足先どうしを触れるあいさつ。 ネット上には、中国や中東の人たちがこのあいさつを交わす動画が見られました。 体幹が鍛えられそうです。 ●その4 日本の伝統 おじぎ 日本式のおじぎ。 互いに頭を下げる行為は、どこか丁寧さを感じさせます。 WHOで感染症対策を担うシルビー・ブリアン担当局長もツイッターで「私たちは、この新しい病気に適応する必要がある」と述べ、非接触型のあいさつの方法を推奨する考えを示しています。   ◆ ドローンで犬の散歩をする光景が話題に!新型コロナ対策で外出禁止になった街で生まれた逆転のアイデア https://finders.me/articles.php?id=1806 文:赤井大祐  2020/3/26 新型コロナウイルスの感染が爆発的に拡大する中、世界中で外出を禁じる措置が取られている。できるだけ感染を防止するためとは言え、普段どおりの生活ができないのは非常にストレスがかかるもの。 そんな中、外出禁止措置が取られているキプロスの街中で、驚きの光景が繰り広げられていると世界中で話題を呼んでいる。   ◆コロナで外出禁止のフランスに訪れた、スキンシップと性生活再考の機会 https://diamond.jp/articles/-/232890 https://diamond.jp/articles/-/232890?page=2 2020-03-29 05:05 新型コロナウィルスの猛威により、世界50カ国以上、筆者も含め約26億人にのぼる自宅隔離者(24日AFP試算)にとって、外出禁止令は、性生活も含めたスキンシップやカップルの在り方を再考する絶好の機会になります。ここフランスでも、タッチレス、テレセックス、間接セックス、動画パンデミック、コロナスートラ、離婚リスク……こうした発言や議論がメディア等を通じ専門家や市民の間で高まりつつあります。(Nagata Global Partners代表パートナー、フランス国立東洋言語文化学院非常勤講師 永田公彦) 毎日欠かせないスキンシップが減る 欧米を中心に世界の多くの国・地域では、挨拶時やお別れ時にスキンシップが欠かせません。特に、握手、親しみや愛情を示すハグ、そしてビーズ(特にフランスとイタリアに多い、互いに両ほほにキスする挨拶)です。当然これらスキンシップは、手で相手の手はもとより、顔も含め多くの部位に触れる濃厚接触なため、新型コロナに限らず感染病が広がるリスクが増します。 こうした中フランスでは、感染者数の拡大に伴って政府から対人距離の確保(最低1メートル)、頻繁な手洗い、握手やハグを避ける等の通達が出るに従い、国民的習慣といえるスキンシップが減りつつあります。   ◆握手・キス禁止要請? 新しい挨拶を提案 肘やスタトレ式も 11,092 回視聴  2020/03/06 https://youtu.be/sAxjq4pzhsg FNNプライムオンライン チャンネル登録者数 21.9万人 まるで映画のワンシーンのような風景。 日本でいう「会釈」のように、「キス」と「握手」は、ヨーロッパにおいて老若男女問わず、ごく一般的なあいさつ。   ◆2014 9 9礼法指導 立礼  513 回視聴  2014/09/09 https://youtu.be/Rim9bmHV2AQ shotokuEL チャンネル登録者数 7340人 6年生伝統の時間。安田多賀子先生から礼法指導を受けています。この日は立礼でのお辞儀について学習しました。   ◆お辞儀 - 小笠原流@Wiki https://ogasawararyu.wiki.fc2.com/wiki/%E3%81%8A%E8%BE%9E%E5%84%80 2011/04/08 お辞儀 お辞儀、いわゆる礼は屈体によって相手に誠の心を伝えることと教えている。 お辞儀には「立礼」と「座礼」があり、礼三息で行うとゆったりとした礼になる。腰から屈体することが重要で、「襟の空かぬよう」「顎の浮かぬよう」「耳は肩に垂れるよう」という三つの原則がある。 立礼 「立礼」とは、立った姿勢での屈体のこと。 肘は常に体につけている気持ちで、肘から指先が常にまっすぐであるよう注意する。屈体が実体で手はその影であるため、影である手が実体である屈体より先に動いたり、後に遅れたりしてはならない。 1)深い礼 立礼のうちでもっとも丁寧な礼。 指先が膝頭に付くまで屈体する。 2)浅い礼 体を屈すると手が自然と前に出てくるが、指先が前に出たあたりで止める礼。 3)普通礼 深い礼と浅い礼の中間あたりまで指先が下った礼。 なお、礼は体型や腕の長さにより個人差があるため、角度では考えない。   ◆立礼【りつれい】の仕方 ~ 叉手の要不要について  2014年10月29日 | 日本文化論 https://blog.goo.ne.jp/nrn54484/e/c9dfd2580b6ace6a8d40c8b506ca2981 Runners-81☆StopTPP☆ @sunlight9501 さんが ――朝日がコンスを就活擦込「日本式は気付けのままで礼」笑い威張肘を出す辞儀など無い。 "http://www.asahi.com/articles/photo/AS20140110002149.html …" コンス朝鮮呑【朝鮮式(韓国式)立礼】 ”" 朝鮮族が日本人と紛らす立礼を押付けた有害食品を紛らすために〔7:27 - 2014年10月29日 〕―― というツイートをしてました。 下のような、 画像がついてました。   ◆立礼の仕方 ~ 叉手の要不要について - のんきに介護 - Goo ブログ https://www.pinterest.jp/pin/637822365953004823/ 2014/10/29 妄想の始まりじゃないでしょうか。 小笠原流礼法と言ったって、 皇室中心に考えたら坂東武者という一群の田舎者の流儀に過ぎません。   ◆三菱自動車が朝鮮式お辞儀「コンス」のCMで再出発?反省の色なし!反射式望遠鏡の向きも逆だった  2016 秋 http://deliciousicecoffee.jp/blog-entry-6426.html
  ◆外国人に礼を教えるならば 正式の礼の仕方を教えて下さい。 心が凛として 清々しい感じの礼の仕方。 世界統一に持っていければ 人と人との心の輪が結ばれる。 朝鮮式お辞儀「コンス」は 少なくとも教えないように。   ◆#コンス撲滅運動 hashtag on Twitter https://twitter.com/kotamama318/status/850328724096417792 コンス撲滅運動 日本文化の破壊工作が進んでいます! お辞儀・礼法もその1つ。 最近よく見る肘張りお辞儀は日本式ではなく、 コンスという韓国式だと言われています。 小笠原流の名を使ったビジネスにご注意! 「本物」の小笠原流はこちらです。 公式HPは弓馬術礼法小笠原教場 http://www.ogasawara-ryu.gr.jp/
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abeya38 · 5 years
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令和元年は戦後67年
一般に、令和元年、詰まり皇紀2679年(キリスト暦2019年)が戦後74年であると���はれてゐるのだが、それは明らかな誤りである。 正しくは戦後67年だ。 これは誰も異論を挟めない客観的な事実である。 何故ならば大東亜聖戦の講和は昭和27年、皇紀2612年の4月28日に発效したからである。これが「サンフランシスコ講和條約」の発效だ。 では何故、戦後74年説が流布してゐるのだらうかを考へてみたい。 まづ一般に「終戦の日」と呼ばれる74年前の8月15日に何があつたのか? この日、「畏くも」昭和天皇による「玉音放送」がなされたのである。 その内容は、ポツダム宣言を已むなく受諾するといふ御聖断を『國内に向けて』お示しになられたものである。連合國側への通告は前日の8月14日、その調印は降伏文書によつて発效されるものであり、それは調印と同日の9月2日だ。 あれれ~?可怪しいぞ~? 國内に向けた國内系の「詔敕」のみにより、國際系の「外交文書」として認められる筈もない。 それが通るのであれば「米國及英國ニ對スル宣戰ノ詔書(昭和16年12月8日)」といはず、國軍が進軍するといふ國内の都合だけで「開戦」が出来る事になり、真珠湾攻撃が「卑劣な騙し討ち」ではない事になる。 余談かも知れぬが、そもそも真珠湾よりもイギリス領マレー半島への上陸が先に行はれ、アメリカ軍は真珠湾攻撃の前にレーダーによる感知、更に潜水艦の撃沈をも実際に行つてをり、私としてはアメリカ國民の戦意高揚の爲にこれを意図的に利用した、要するに鬼畜な彼らの「いつもの手口」であると確信してゐる。 それこそ米國及英國ニ對スル宣戰ノ詔書にある通り「米英兩國ハ殘存政權ヲ支援シテ東亞ノ禍亂ヲ助長シ平和ノ美名ニ匿レテ東洋制覇ノ非望ヲ逞ウセムトス剩ヘ與國ヲ誘ヒ帝國ノ周邊ニ於テ武備ヲ增强シテ我ニ挑戰シ更ニ帝國ノ平和的通商ニ有ラユル妨害ヲ與ヘ遂ニ經濟斷交ヲ敢テシ帝國ノ生存ニ重大ナル脅威ヲ加フ」といふ事の証明である。 また、よく「戦中に日本がアジアの國々に迷惑を掛けた」といはれているが、イギリス領マレー、フランス領インドシナ、アメリカ領フィリピン、同領ハワイ、等々、当時のアジアには、いや世界には、列強以外でまともに独立を維持してゐた國家など存在してゐない。詰まり日本の周囲は全て英米列強に侵略支配されてゐた訣だ。 話を戻すが、一般にいふ所の戦前と戦中、そして戦後には、奇妙な「ねじれ」が生じてゐる事になる。それは國内事情であるのか、國際事情であるのかといふ事だと考へて欲しい。 下に簡単にまとめてみるが、その理解を深める爲にまづは支那事変を少し確認したい。私はあまり詳しくないので誤りがあればご指摘いただけると助かる。 2597年(昭和12年)支那事変 一般に日本による支那侵略と誤解されてゐるが当時の支那にも統一國家はなく、いはば「多國籍軍による共同管理」が行はれる紛争地帯、いくつかの軍閥がある紛争大陸であつた。三國志を想像して貰ふと良いかも知れない。 正確な例へではないが劉備軍閥(満州・中華民國の汪兆銘)は日本を後ろ盾とし、孫権軍閥(中華民國の蒋介石)はアメリカ・イギリス・ソ連を、曹操軍閥(支那共産党の毛沢東)はソ連・コミンテルンを後ろ盾とし、それぞれが後ろ盾からの支援がなければ成り立たない状態であつた。 その爲、日本と中華民國との武力紛争は宣戦布告されなかつた。これが事変といふ武力紛争でなく、戦争となれば、後ろ盾からの支援は相手には即ち敵対行爲であるから、國際法上も中立が求められた。 信じられないかも知れないが当時のアメリカでは戦争しない公約で大統領(フランクリン・ルーズベルト)が誕生してゐた程であり、中華民國として後ろ盾が中立の立場となれば立ち行かぬし、日本も孤立を避ける爲にその方が都合が良かつた訣だ。 しかし、英米蘇は破廉恥な事に援蒋ルートを通じて軍事援助を行ひ、フライングタイガースなど戦力を投入してきた。 このやうな背景があるなかで・・・。 2601年(昭和16年)「米國及英國ニ對スル宣戰ノ詔書」           「支那事変を含め大東亜戦争とする閣議決定」
2605年(昭和20年)「玉音放送」           『降伏文書(休戦協定)調印』 ※以降、講和発効まで7年間、日本はGHQによる侵略占領下にある。 2606年(昭和21年)「年頭、國運振興の詔書」(いはゆる人間宣言)           『鉄のカーテン発言(冷戦の始まり)』           ?日本國憲法公布? 2612年(昭和27年)『サンフランシスコ講和條約発効』 「」が日本國内の事情、國内系であり、���』が多國間の事情、詰まり國際系である。では??はそのどちらだらうか? 一般には『日本國憲法』の制定は國内法制であるといはれるが、それは不可能であつた。 何故ならば2606年はGHQによる占領下にあり、非独立の状態であつたからだ。 憲法制定は國権の発動であり、その発議は天皇によるものでなければならない。御不例の際に摂政を置く場合にもその改正は禁じられてゐる。 そもそも、非独立の軍事占領下で、欽定憲法であれ、民定憲法であれ、國権の発動など出来る筈がない。 天皇も政府もGHQの制限下にあり、民衆は餓死せぬ爲に『闇米』を求めてをり、占領軍の暴威に怯えて、その日を生きる事に必死であつた。そこに政治的な自由や民意の反映などあらう筈がない。事実として食糧メーデーを「暴民デモ許さず」とし、ゼネストの中止命令や東宝争議への軍事介入、数多の無法がまかり通つてゐた。それが占領下といふものなのだ。 侵略占領下での、いくつかの数字や出来事を挙げておかう。 ○7年の占領期間中にアメリカ兵に殺された者が2536人、傷害を負った者が3012人とある。アメリカ兵が日本人女性を襲った事件は2万件記録されている。(調達庁 資料) ○連合軍の占領下、外地および沖縄県などその他の日本本土においても夥しい暴行、殺人、強奪、レイプ事件が日常的に発生してゐた。 占領初期の一か月、神奈川県下だけで2900件の強姦事件が発生し、それを受けて神奈川県では女学校を閉鎖して強姦の防御に努めた。7年の占領期間中には2536件の殺人と少なくとも3万件以上の強姦事件が発生したとされてゐる。 ○私生児 強姦などにより「GIベビー」と呼ばれる占領軍兵士と日本人女性との混血児が大量に生まれる。混血児の多くは父親が誰かわからず、むろん母親からも歓迎されず、線路脇などに遺棄されたり、嬰児の遺体を電車の網棚に遺棄するなどされてゐた。 昭和23年には混血児の救済施設エリザベス・サンダースホームが設立された。同年に優生保護法が施行され、戦前は禁止されてゐた人工妊娠中絶が法的に認められた。昭和28年に厚生省が行つた調査によると、国内で4972人のGIベビーが確認されてゐる。 ○2605年(昭和20年) 8月21日 閣議で近衛文麿国務相が、米軍兵士用の慰安所の設置を主張し、池田勇人主税局長の裁断で5000万円の貸し付けが決定し、同年8月28日「特殊慰安施設協会」(後に、国際親善協会RAAと改称)が設立された。 日本政府が「慰安所」設置に直接関与したのは、占領下のアメリカ軍(侵略軍)の爲にだつた。 9月19日 緘口令 、GHQからプレスコードが発令され、占領軍の犯罪行爲の報道が日本のメディアから消えた。検閲の存在そのものにも緘口令が敷かれてゐた。米兵の凶悪犯罪は「大男」と記すことによつて検閲を免れてゐたことが、暗黙の了解となつてゐた。 ○2606年(昭和21年) 4月4日 2~300人のアメリカ兵は東京・大森の中村病院に乱入し、約100人の妊婦や看護婦らを強姦した。生まれたばかりの子供も殺害された。 5月19日 食糧を求めるデモが東京の各地で繰り広げられた。およそ25万人の民衆が皇居前に結集。「食糧メーデー」と呼ばれる大規模なデモへと発展する。民衆の食糧飢餓への批判は日本政府と天皇に向けられてゐたが、民主革命を信じる民衆にとつて想定外だつたのは「無規律な暴民デモ」とGHQが厳しい弾圧や声明で抑圧したことであつた。 11月3日 日本國憲法 公布 ○2607年(昭和22年) 1月11日、全官公庁労組共闘委員会(組合員260万)4万人が皇居前でデモ。 委員長・伊井弥四郎がゼネスト決行宣言。 1月18日 伊井、ゼネスト決行を2月1日と発表。 1月31日 マッカーサー、「二・一ゼネスト」中止命令。 伊井、NHKでスト中止を発表(後に占領政策違反で逮捕)。 2月18日 東京で22歳の女性が野犬に食ひ殺される。 5月3日 日本國憲法 施行 9月25日 枢密院議長・清水澄博士 熱海 錦が浦で投身自決。 10月11日 山口良忠判事 餓死(闇米を拒否しての自決)事件。 ○2608年(昭和23年) 8月19日『東宝争議にアメリカ軍介入』。 ~キャンプ・ドレイクのアメリカ陸軍第1騎兵師団司令官ウィリアム・チェイス少将は、カービンで武装したアメリカ軍MP150名、歩兵自動車部隊1個小隊、装甲車6両、M4中戦車3両、航空機3機を率ゐて砧撮影所を包囲した。これらの部隊は、H.F.T.ホフマン代将指揮のアメリカ軍地上部隊だつた。チェイスは航空機から指揮を執つた。 (「空には飛行機、陸には戰車、来なかつたのは軍艦だけ」とまで評された。占領政策は東宝争議を軍隊・戰車を出動させて弾圧した。2000名の予備隊・アメリカ軍一個中隊。) ・・・挙げれば切りがないのだが、詳しくは『日本占領年表』にある通りだ。 このやうな状況下で行はれた『日本國憲法』の制定とは、多國間に於ける連合國GHQによる内政干渉、日本隷従下政策、更にいへば単なる侵略支配である。要するに『日本國憲法』はその名称とは異なり、これは國際系の侵略的な『條約』である事が分かる。 また、大東亜戦争の開戦は宣戦によるものであり、これは大日本帝國憲法第十三條「天皇ハ戦ヲ宣シ和ヲ講シ及諸般ノ條約ヲ締結ス」が法的根拠である。 しかし、占領下に制定された日本國憲法には第九條『日本國民は、正義と秩序を基調とする國際平和を誠實に希求し、國權の發動たる戰爭と、武力による威嚇又は武力の行使は、國際紛爭を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戰力は、これを保持しない。國の交戰權は、これを認めない。』とあり、國権の発動たる戦争を放棄してゐる。交戦権がない爲にもちろん講和権もない。 あれれ~?可怪しいぞ~? 『日本國憲法』が制定されたのは講和以前の戦時中(休戦中)であり、非独立の侵略占領下である。事実、終戦と占領終了(表面上だけだが)は昭和27年の『サンフランシスコ講和條約』の発效による。 そもそも、占領下では憲法を改正・制定する事など出来ないのだが、これを無理やり「日本の憲法である!」として制定させたとして、どのやうにして講和を結ぶといふのだらうか。 例へるならば、占領下に入る時点で貴方は禁治産者とされて、後見人に「実印」を預けたとする。それが終戦、詰まり占領終了の折に「実印」を返して貰つたとして、この印影は預けたものとは大きく異なつてをり、銀行などで使へない僞物へとすり替はつてゐた。更に「自分で借りた覚へのない借金」の借用書が一緒に付いてきた。なるほどそれらの借用書には確かに預けた実印が押されてゐる。この場合、貴方ならばどうするのか? 成り済ましの実印を後生大事に抱へ続け、借りた覚へのない借金を返済し続け、これまでに随分な額を支払つてきたのだから、そろそろ返済額の見直しをしようとするのだらうか? この「見直し」といふ論調とは、詰まり「日本國憲法の改正」論である。 賢明な方は、といふよりも普通の知性を持つ人ならば、こんなものは「後見人が単なる詐欺師」であり、その実印は僞物であり、借金は無效であるといふ事実に気付く事だらう。 このやうな「あれれ~?可怪しいぞ~?」といふ疑問点や、詐欺商法へと支払ひ続けてゐる戦後日本の実態を明らかにせぬ爲に、一般には「令和元年が戦後74年」だとされてゐるのではないだらうか。 また、いはゆる左翼の主張として、彼らは基本的に革命屋なので、君主である天皇、皇統に否定的であり、天皇制廃止だなどといふ。その彼らが大東亜戦争の終戦をサンフランシスコ講和條約ではなく、昭和天皇の「終戦の詔」を以て終戦とするといふのは不可解な事である。「いや、天皇が降伏した事を喜んでそれを終戦としてゐるのではないか?」といふ人がゐたならばそれは「大東亞戰争終結ノ詔書」を知らぬのだ。そこには、 「朕ハ玆ニ國體ヲ護持シ得テ忠良ナル爾臣民ノ赤誠ニ信倚シ常ニ爾臣民ト共ニ在リ若シ夫レ情ノ激スル所濫ニ事端ヲ滋クシ或ハ同胞排擠互ニ時局ヲ亂リ爲ニ大道ヲ誤リ信義ヲ世界ニ失フカ如キハ朕最モ之ヲ戒ム宜シク擧國一家子孫相傳ヘ確ク神州ノ不滅ヲ信シ任重クシテ道遠キヲ念ヒ總力ヲ將來ノ建設ニ傾ケ道義ヲ篤クシ志操ヲ鞏クシ誓テ國體ノ精華ヲ發揚シ世界ノ進運ニ後レサラムコトヲ期スヘシ爾臣民其レ克ク朕カ意ヲ體セヨ」とあるのだ。 また、右翼とか保守とかの主張として、彼らは基本的にアホの根性無しなので、すぐに迎合する。そんなものは保守でも民族派でもない、紛ひ物だ。 その彼らがサンフランシスコ講和條約発效を「主権回復の日」とし、「終戦の詔」を終戦だとするのは不可解な事である。「いや、大東亞戰爭終結ノ詔書に『戦争終結』とあるからそれを終戦としてゐるのではないか?」といふ人がゐたならばそれは二重基準(ダブル・スタンダード)の嘘付きか、精神分裂病の気違ひである。それほどまでに天皇に重きを置くのであれば、天皇の憲法改正発議の大権を蔑ろにしてゐる事を指摘し「日本國憲法は我が國の憲法に非ず」と主張せねば可怪しいではないか。日本人として最も唾棄すべき者共である。 ・國體護持總論 http://kokutaigoji.com/books/menu_kokutaigojisouron.html
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thyele · 4 years
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2020年3月23日
YOSHIKI、アメリカ食糧難パニックの沈静化支援に2万4,000ドルを寄付 有効に活用してください…。 https://www.barks.jp/news/?id=1000180185
ヴェルサイユ、ニューシングルを7/15にリリース決定 わーこりゃすごい。 https://www.barks.jp/news/?id=1000180246
もふねこチャンネルさん「可愛すぎてさっきから何回も見てる ★」 https://twitter.com/mofunekoc1/status/1235780952015745024
他人ちゃん🌹さん「この世で一番素敵な50番」 https://twitter.com/220021/status/1235953600406466563
前川喜平(右傾化を深く憂慮する一市民)さん「映画『新聞記者』の日本アカデミー賞三冠受賞。どのメディアがどれだけ報じるか(又は報じないか)に注目したい。」 https://twitter.com/brahmslover/status/1235948413042044928
Coco @Omelas4/4(土)横浜濱書房さん「母から「ライブしないで」という意図の連絡が来ました。 どれだけ鬼の形相できったねぇ声で唄っていても辞めろなんて言わずに毎回観に来てくれている母から。 母を否定はできないけれど、 私は辛く悲しい。 どうするかはきちんと自分で考えるから、エンターテイメントを悪者にはしないで。お願い。」 https://twitter.com/Cococococat7/status/1235786331156033537
金子アツシさん「咳しまくったら周りが空いて快適になるのではないか?」 https://twitter.com/kaneko_GG/status/1235771702442897416
原口雄介 下北沢ろくでもない夜さん「やる事はやりました!後は1人1人に伝わるように個々でも伝えて行かないと。来るのを待っていてもダメで行動しないと! #コロナに負けるな」 https://twitter.com/haraguchi0603/status/1235876840650059776
ロイターさん「米政権、航空会社などに納税猶予検討 新型ウイルスの影響軽減へ」 https://twitter.com/ReutersJapan/status/1236060619918409728
LIVE HOUSE CRESCENDOさん「バンドマンが一般人にコロナ関連で通りすがりの他人からイチャモンつけられた、って投稿を見かけるけど… 悪い事は言わない…本当にやめとけ… ここぞとばかりに攻撃するのは勝手だし、相手を選んでんのかもしれないけど それが極一部の武闘派の人に当たってしまったらマジでヤバイと…(本気で忠告)」 https://twitter.com/crescendo_jp/status/1235952416010285056
Mayple🦄メイプルコラージュの人間の方。さん「なんかもう本当にライブハウスが危ないのかどうかは、叩く人にとってはどーでもいいんだろうな。 「こいつら差別していいですよ」っていう免罪符が出来てしまったら、理由はどうでも良くて、ただ差別をしたいし叩きたいんだろう。 許されるのであればいつでもどこでも闘いたい動物なんだろうなー。」 https://twitter.com/MaypleCollage/status/1235922715275448321
上 昌広さん「某局に出演した時、「安倍政権の批判は避けて欲しい」と注意されました。上層部が嫌がるそうです。」 https://twitter.com/KamiMasahiro/status/1236028248422633472
日本経済新聞 電子版さん「米クルーズ船、21人の新型コロナ感染が判明」 https://twitter.com/nikkei/status/1236062755506909184
マライ・メントライン@職業はドイツ人さん「先ほどnews zeroでiPS細胞の山中先生が、「本当に良い医療研究成果を、アメリカ追従で製薬業界の利権ネタにしてはいけない!」と、堂々たる主張をしていた。 あれは私の父(もとキール大学の生化学の主任教授)が常々言っていた内容と一致しており、この場で全国に放つとは、実に芯の通った立派さだ。」 https://twitter.com/marei_de_pon/status/1235576114518478848
村本大輔(ウーマンラッシュアワー)さん「深夜のNYを歩いてたら車椅子の女性から大声で「アジア人、コロナ、この国からでていけ!」と叫んで彼女は高速で走り去った。おれは差別ではないと思ってる。おれも彼女もお互いを知らないだけ。ただ一言おれは彼女に言いたかった、そのでてけって言葉はいまおれが日本で一番聞き慣れてる言葉だよ」 https://twitter.com/WRHMURAMOTO/status/1235791781092110337
ロイターさん「新型ウイルスは、モーターショーにも影響。」 https://twitter.com/ReutersJapan/status/1236064012539846658
毎日新聞さん「宝塚歌劇団は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止していた公演��9日から実施すると発表しました」 https://twitter.com/mainichi/status/1236064014704103425
Shunp@しゅんしゅんなんちゃらじゃない方さん「バンドマンが歩いてるだけで罵声を浴びるとな! これは罵声を浴びせる皆さんを注意しなきゃいけない! なんか言うのはいいけど、たまにマジで危ねぇやつも混ざってるから気をつけて! キラキラした若者は大丈夫! 40代くらいのバンドマンが一番危険! 若気の至りの「あの頃」がぶり返す恐れアリ!」 https://twitter.com/shunp_gt/status/1235931003601833985
ISHIYAさん「コロナ騒ぎで見てなかったテレビ見たのが間違いだった。 やはりテレビを見ないのが1番。 イライラや不安、怒りを増幅させる装置が日本のテレビ。今日から一切見るのやめる。 楽しく生きることが抵抗であり闘いだとMARJINALも言っているようだ。 俺も仲間を信じて楽しく生きて、抵抗する。」 https://twitter.com/ishiya_148/status/1235718540914651137
茂木健一郎さん「イギリスBBCの伝え方はまた独特の雰囲気があって、なにしろMI5, MI6のインテリジェンスの国だから、コロナウイルスという事象に対して考え抜いた経験主義の水際立った対応が淡々と伝えられる。日本のように、政権やNHKを含めて、あたふたナイーブな感はなくて、これは国家としての性質の違いかと思う。」 https://twitter.com/kenichiromogi/status/1236057750502649856 コロボックル@BKKから帰国さん「昨日BBCの報道を見ましたが、アナウンサーと各専門家がテンポよくやり取りをしていて、無駄がなく、素人のコメントみたいな茶々もなく、見ていて清々しい印象でした。日本の報道は粘こくて、見ていて疲れるし余計な不安が増える感じ… 英語の勉強のためにもBBC時々見ようと思います…」 https://twitter.com/chisakk0/status/1236062038943657984
ゆみこママさん「その通り! それに遠征族は伊能忠敬じゃないんだから交通機関のお世話になるし、行った都市で食事します、宿泊します、お土産だって買います。 バンドマンとライブハウスがどれだけ経済回しているか… いま彼らやその大切な場所をまるで悪者扱いしている人達に知ってほしい」 https://twitter.com/OR_YUMIKOmama/status/1235789065083138048
アマギリンタロウ #喪の巣さん「今こそ」 https://twitter.com/rintarou/status/1235968746470039552
まゑだ コーキ (Koki Maéda)さん「東京事変の時もツッコミましたが「決行」じゃなく「開催」を発表なんだよね。ボクも含め、イベントを生業にしてる人にとっては、このニュースは"羨望の眼差し"でしかない。しかもボクの地元の名古屋。 あゝ帰りたくなったよ。 #堀江貴文」 https://twitter.com/dewam_ikok/status/1235865234083987460
肉球新党「猫の生活が第一」さん「そもそも安倍政権に危機管理能力ないし、危機管理できない政権が緊急事態宣言しても混乱を加速するだけ。 野党統一会派、特措法修正案提示へ 「緊急事態宣言」発令で国会報告義務づけ 新型コロナ - 毎日新聞」 https://twitter.com/cat_pad299/status/1236064759306276864
瑞鳳殿さん「横浜で感染確認の70代男性、発熱後にスナックやジム利用 なんか症状のない若者が感染を広げている大きな要因みたいなことが言われてるけど 小金持った自信過剰なアクティブ過ぎるジ.ジ.バ.バの方が余程危険だよな!」 https://twitter.com/Righteousness03/status/1235959032722018304
Dappiさん「小野田紀美「TVが『トイレット紙がない!』と何度も放送したり、世界はクルーズ船と日本国内の感染者は別カウントなのに、マスコミはNHKを筆頭に“国内感染者1000人超え”と事実と違う報道で不安を煽ってる。NHKは海外に情報発信し日本への風評被害にもなる。罰則などの検討を」 よく言った! #kokkai」 https://twitter.com/dappi2019/status/1235375686212128769
毎日新聞ニュースさん「横浜中華街ヘイト封書 飲食店組合、県警に被害相談」 https://twitter.com/mainichijpnews/status/1236074169646764032
sugar@HERNIA_44さん「←世間のライブハウスのイメージ 実際のライブハウス→」 https://twitter.com/BAZOOKA_sugar/status/1235776229690744832
TOWA TEIさん「🤔✨「夏になれば自然終息」は間違い WHO、過度な期待を戒め | 2020/3/7 - 共同通信」 https://twitter.com/towatei/status/1236078244870287360
朝日新聞(asahi shimbun)さん「米国、新型コロナ対策で8700億円 緊急予算が成立 #新型肺炎 #新型コロナウイルス」 https://twitter.com/asahi/status/1236077113372864513
ロイターさん「G20、新型ウイルス巡り状況注視 「適切に追加行動取る用意」」 https://twitter.com/ReutersJapan/status/1236252888218902529
日本経済新聞 電子版さん「中小資金繰り支援で「無利子・無担保の貸付」首相表明」 https://twitter.com/nikkei/status/1236252757738131456
熊本市長 大西一史さん「人類がウイルスに攻撃されて色んな人が参っちゃってるので、こんな時ぐらいヒトがヒトを攻撃するのやめませんか。免疫力落ちるし。こんな時は部屋で好きな音楽聴いたり好きな映画を見たり好きな本を読んだり好きなコントを見たりして免疫力上げ上げで何とか収束するのを待ちましょう。私は鼻うがい👃」 https://twitter.com/K_Onishi/status/1235962306938286080
日本経済新聞 電子版さん「「人混みは避けたい。ここなら……」「ネットさえつながれば……」。新型コロナウイルスの影響が広がるなか、キャンプ場を利用する人が増えている背景を探ります。 #新型コロナウイルス #新型肺炎 #COVID19」 https://twitter.com/nikkei/status/1236272021002227714
日本経済新聞 電子版さん「新型コロナウイルスをめぐり、日本からの入国を24カ国・地域(6日午前10時時点)が制限し、58カ国・地域は14日間の隔離や観察措置など行動制限措置。外務省が明らかにしました。#新型コロナウイルス #新型肺炎 #COVID19」 https://twitter.com/nikkei/status/1235884109953671168
🦄すず「裸の王様をみて裸だと叫ぶ」さん「なんなの、この国。 罪をおかした議員、辞めなさすぎでしょ。 もうさ、一掃しない?? みんなの力で。選挙でその意思をしめそうよ。 もううんざりだよ。この空気。」 https://twitter.com/GALSHofficial/status/1235878318429179905
幡野 広志さん「生きることを支援することは正義だとぼくもおもいます。そして死ぬことは悲しいことだけど、正義の反対���いるともおもいません。 人それぞれの価値観に対応するには、選択肢の幅をひろげるしか方法がないとおもっています。選択肢を患者が選らべることが正しいとおもっています。」 https://twitter.com/hatanohiroshi/status/1235920860042547202
モッさん「昨日の寝る前の日記」 https://twitter.com/igumox_bl/status/1235482542481891329 モッさん「番外」 https://twitter.com/igumox_bl/status/1235492338853490688 RaGUさん「@igumox_bl 前足は7個で 後ろ足は5個です ただ指と手根の方は掴みやすくする為の所なので 接地面は5個で合ってます((」 https://twitter.com/UeMAL79f/status/1235743281067130880
アザラシシーパラダイス【公式】さん「うそ…😳 わたしの大好きな雪が…! たっくさーーーん!!🥳💓」 https://twitter.com/aguhiyori/status/1235782695550095360
もふもふ動画さん「わざとじゃないのに…」 https://twitter.com/ru_ruru831/status/1235886769062563841
From China (AFPBB News)さん「ユキヒョウの親子を収めた貴重映像の撮影に成功 中国・甘粛省」 https://twitter.com/Afpbbfromchina/status/1235898444063129600
黒田成彦さん「内閣官房と自民党、公式Twitterで「羽鳥慎一モーニングショー」を名指しして反論。言論弾圧を危惧する声も(ハフポスト日本版) 間違いの指摘や反論をすることで緊張感ある言論空間が形成される。この程度で、すぐ「言論弾圧」などというから「メディア権力」がのさばる。」 https://twitter.com/naruhiko_kuroda/status/1235873412137938945
毎日新聞写真部さん「覚せい剤取締法違反(所持)と医薬品医療機器法違反(同)で起訴されたシンガー・ソングライター、槙原敬之被告(50)が勾留先の警視庁東京湾岸署から保釈されました。 写真特集で」 https://twitter.com/mainichiphoto/status/1236068378281828353
ウォール・ストリート・ジャーナル日本版さん「サウジ当局、主要王族メンバーを拘束」 https://twitter.com/WSJJapan/status/1236069810137518080
朝日新聞(asahi shimbun)さん「ビートこけし、マツコ・デソックス…森永卓郎のB級お宝」 https://twitter.com/asahi/status/1236074092316393472
鉄道事故関連ニュースさん「中国福建省で6階建てホテル倒壊 70人不明 新型コロナ濃厚接触者隔離施設 - 毎日新聞/Yahoo!ニュース(3/8 0:18) …不明者の捜索を続けている。ホテルは、新型コロナウイルスの感染者との濃厚接触者を隔離する施設…」 https://twitter.com/TrainAccident/status/1236321332859506690
毎日新聞ニュースさん「民間会社にも検査機器購入補助 政府調整 停滞解消狙う 新型コロナ」 https://twitter.com/mainichijpnews/status/1236338448081891328
サンシャイン水族館さん「今回の臨時休館を利用して、飼育スタッフはこんな作業をしています。 全集中で潜水清掃 #イワシ #掃除 #休園中の動物園水族 #ツイッターで楽しむ水族館」 https://twitter.com/Sunshine_Aqua/status/1236135409995763712
Koske en France🍷さん「バーで飲んでた時、結構仕上がったフランス人が近づいてきて「君は何人だ?」って聞いてきたから嫌な予感がして身構えたんだけど 「今、フランス人が君達にしてる馬鹿げた事を謝りたいんだ。彼らは救いようのないクズなんだ。」 とだけ言いに来た模様。実はこうゆう人が大半なのを忘れてはいけない。」 https://twitter.com/ksksk_persona/status/1235841662896619521
池田清彦さん「本当に中小の飲食店やイベント屋さんたちは死活問題。1兆円くらいの緊急予算を組んで損害を補填した方がいいよ。緊急事態ならそのくらいのことはできるでしょう。予備費を使い込んで金がないのは分かりますが。自分とフォロワーのためには税金を湯水のように使うけど、国民のためには使わないのね。」 https://twitter.com/IkedaKiyohiko/status/1236178824426999808
ウォール・ストリート・ジャーナル日本版さん「病原体の研究施設は安全か 新型コロナで高まる懸念 #新型肺炎 #新型コロナウイルス」 https://twitter.com/WSJJapan/status/1235770857718460422
岩永直子 Naoko Iwanagaさん「もしライブや演劇などをアルコール消毒やマスク着用など徹底して気をつけながら開きたいなら、それでも不幸なことに感染者が出た時に、主催者をバッシングしないだけの社会の成熟が求められるのでしょう。それがないと怖くて一律自粛しかできない。 @nonbeepanda」 https://twitter.com/nonbeepanda/status/1235895751764406272
KAKOさん「我が家もマスクが少なくなってきました。 花粉症や喘息の方の咳が、コロナに勘違いされる話を知りました。私も病院などで困っています。 常者の方々から考えたら 信じられない様な身体で 生きている人達も沢山いるんですね。 人工喉頭器で喋っている人を見かけたら どうかご理解をお願いいたします。」 https://twitter.com/isinnkodesu/status/1236157981005189120
毎日新聞さん「横浜市のジムで濃厚接触1406人 70代男性、発症後5日間通う」 https://twitter.com/mainichi/status/1236413817581531136
但馬問屋さん「安倍政権がコロナ対応よりも言論弾圧に必死!『モーニングショー』や岡田晴恵教授を標的、デマと詐術を駆使して批判を封じ込め|リテラ 厚労省と内閣官房が同じタイミングで『モーニングショー』を槍玉に… 安倍官邸が関係省庁に投稿の指示を出している可能性が高い。」 https://twitter.com/wanpakuten/status/1236101748017655810
魚住 英里奈 (独唱)さん「フォロワーの皆さんへ https://t.co/K39z9JFfxr」 https://twitter.com/erina_chas/status/1241851343989424128
MICHIRU〜未散〜 LOOP ASH 20周年さん「おぱ🌸おぱ🌸 未散です👀 昨日の三連休最終日のお昼ですぅ👌 なんと、お茶漬け御膳です🍱 ご飯の上のお焦げがたまりませ〜ん😘 そして、ご飯をおかわりするぐらい美味しくいただきましたぁ🥢🍚 ご馳走さまでしたぁ🙏 今日は寒いですが、一週間、頑張って生きましょうねぇ💪✨ 行ってきま〜す👍💨 https://t.co/Nqzt1G6Wir」 https://twitter.com/michiru_loopash/status/1241892378337660930
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