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#辰野金吾記念館
443kikaku · 1 year
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#旧唐津銀行 #辰野金吾記念館 https://www.instagram.com/p/Clc5SJupWm5/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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oniwastagram · 1 year
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📸入船山記念館・旧呉鎮守府司令長官官舎(広島県呉市) Irifuneyama Memorial Museum Garden, Kure, Hiroshima ——海軍のまちの歴史を伝える明治時代の近代建築。日本遺産・国指定重要文化財の洋館/和館と枯山水庭園。建築設計はジョサイア・コンドル/辰野金吾に学んだ建築家・櫻井小太郎、大工棟梁は京都の八木安二郎 。 ——Modern architecture of the Meiji era that conveys the history of a naval town. Western-style building/Japanese-style building and Karesansui (dry landscape garden), designated as a Japanese Heritage and National Important Cultural Property. The building was designed by Kotaro Sakurai, an architect who studied under Josiah Conder and Kingo Tatsuno, and the carpenter is Yasujiro Yagi of Kyoto. 先に紹介した日本歴史公園100選「入船山公園」にある国指定重要文化財とその庭園を続けて紹介。 ———————— ▼他の写真や解説のつづきは @oniwastagram のプロフURLかこのURLから。 For more photos and commentary, please visit @oniwastagram 's profile URL or this URL. https://oniwa.garden/irifuneyama-museum-hiroshima/ ———————— #japanesearchitecture #japanarchitecture #japanarchitect #japandesign #japanesegarden #japanesegardens #kyotogarden #zengarden #beautifuljapan #jardinjaponais #jardinjapones #japanischergarten #jardimjapones #landscapedesign #庭院 #庭园 #庭園 #日本庭園 #日本遺産 #文化財 #重要文化財 #国指定重要文化財 #洋館 #櫻井小太郎 #桜井小太郎 #近代和風建築 #枯山水 #karesansui #八木安二郎 #おにわさん (入船山記念館) https://www.instagram.com/p/CpB4ffPvUdV/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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kachoushi · 1 month
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各地句会報
花鳥誌 令和6年4月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和5年1月6日 零の会 坊城俊樹選 特選句
ドッグラン鼻と鼻とで交はす賀詞 荘吉 裸木のはるかを白く光る街 要 頰切るは鷹の翔つ風かもしれず 順子 人波をこぼれながらの初詣 光子 焼芋の煙たなびく志んぐうばし 和子 群衆といふ一塊の淑気歩す 順子 寒雀神馬と分かちあふ日差し 光子 寒雀入れ神苑の日のたまり 同 寒の水明治の杜のまま映す 小鳥
岡田順子選 特選句
跼り清正の井を初鏡 昌文 本殿につぶやく寒紅をつけて 光子 楪の浴ぶる日我にゆづらるる 慶月 肺胞に沁み込んでゆく淑気かな 緋路 冬草や喧騒去りて井戸残し 眞理子 馬見えぬ乗馬倶楽部の六日かな 六甲 寒鯉来おのれの色の水を分け 緋路 寒椿落つれば湧くや清正井 眞理子 寒の水明治の杜のまま映す 小鳥
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月6日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
一束もいらぬ楪もて遊ぶ 成子 深井より羅漢に供ふ冬の水 かおり 赤なまこ横目に買ひし青なまこ 久美子 畳みたるセーターの上に置くクルス かおり 再会のドアを開けばちやんちやんこ 朝子 半泣きのやうに崩るる雪兎 成子 火を見つめ男無口に薬喰 かおり 歳晩の一灯母を照らすため 朝子 悴みて蛇となる能の女かな 睦子 その中の手話の佳人やクリスマス 孝子 悪童に悲鳴をはなつ霜柱 睦子 凍空とおんなじ色のビルに棲み かおり かくも典雅に何某の裘 美穂 唐突に雪投げ合ひし下校の子 成子 楪や昔硝子の磨かれて かおり 奥伝の稽古御浚ひする霜夜 愛 出会ひ重ね寿限無寿限無と年惜む 美穂 冬灯一戸に遠き一戸あり 朝子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月8日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
流れ来し��屑も霜を置いてをり 昭子 御慶述ぶ老いも若きも晴れやかに みす枝 初春の光りまとひし石仏 ただし 神なびの雨光り落つ氷柱かな 時江 地震の中産声高き初笑ひ ただし 歌留多とり一瞬小町宙に舞ふ みす枝 まだ誰も踏まぬ雪道新聞来 ただし 奥の間に柿餅吊し賑はへり 時江 さびしさの枯野どこまで七尾線 昭子 万象の音の鎮もり除夜の鐘 時江
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月9日 萩花鳥句会
初句会吾娘よりホ句のファクシミリ 祐子 書き初め震何んぞ訳あり辰に雨 健雄 吹雪突き突進するエネルギー 俊文 日本の平安祈る今朝の春 ゆかり こがらしが枯葉ころがしからからと 恒雄 平穏な土地にて食べる七草粥 吉之 御降や茶筅ふる音釜の音 美惠子
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令和5年1月10日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
被災地にすがりし木の芽盛んなる 世詩明 的中の乾いた響き弓始 誠 初場所の桟敷の席の晴れ着かな 同 初御空耶馬台国は何処にぞ 同 石段を袖振り上がる春著の子 同 細雪番傘粋に下駄姿 幸只
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月11日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
年上の夫に引かるる初詣 喜代子 地震起こり慌てふためく大旦 由季子 曇り拭き笑顔映りし初鏡 さとみ 地震の地にぢりぢり追る雪女 都 冴ゆる夜の天井の節をまじまじと 同 男衆が重き木戸引き蔵開き 同 寒月や剣となりて湾の上 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月12日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
海鳴や雪の砂丘は祈りめく 都 初電話卒寿は珠のごと笑ひ 同 針始友が未完のキルト刺す 同 授かりし神の詞や竜の玉 悦子 蜑に嫁し海山詠みて老いの春 すみ子 焚上げの火の粉加勢や冬銀河 宇太郎 古傷を思ひ出させて寒四郎 美智子 枯葦の透き間に光る水一途 佐代子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月12日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
寒の雨誦経とよもす陽子墓碑 文英 寒林を上り来よとて母の塔 千種 顔消えし元禄仏へ寒菊を 慶月 道祖神寄り添ふ寒の雨うけて 慶月 就中陽子の墓所の蕗の薹 幸風 裸婦像の背にたばしる寒の雨 同
栗林圭魚選 特選句
信州へ向かふ列車の二日かな 白陶 寒林を上り来よとて母の塔 千種 晴天の初富士を背に山降る 白陶 大寺の太き三椏花ざかり 幸風 空までも続く磴なり梅探る 久 はればれと良き顔ばかり初句会 三無 就中陽子の墓所の蕗の薹 幸風 五姉妹の炬燵の会議家処分 経彦 走らざる枯野の車両咆哮す 千種 凍蝶のポロリと落つる影哀れ れい 三椏の開花明日かと石の門 文英
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月13日 枡形句会(一月十三日) 栗林圭魚選 特選句
嗽ぐをどる喉越し寒の水 幸風 七福神ちらしの地図で詣でをり 多美女 七福神詣りしあとのおたのしみ 白陶 凍て鶴の青空渡る一文字 幸子 金継ぎの碗に白湯汲む女正月 美枝子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月15日 なかみち句会 栗林圭魚選 特選句
曇天に寒紅梅や凜と咲く のりこ 寒梅のつぼみの枝の陽の仄か 貴薫 青空に白き寒梅なほ白く 史空 朝の日に紅色極め寒椿 廸子 我が机散らかり初めし二日かな 和魚 倒れ込む走者にやさし二日かな 三無 釦穴に梃摺る指や悴かみて あき子 夢てふ字半紙はみ出す二日かな 美貴 二日早主婦は忙しく厨事 怜 りんご飴手に兄妹日向ぼこ 秋尚 雪遊びかじかむ手の子包む母 ことこ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月16日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
幼子の運を担いで福引へ 実加 寒空や命尊きこと思ひ みえこ ことわざを子が覚えをりかるた取り 裕子 元旦の母と他愛もない話 同 元旦や地震の避難を聞くことに みえこ 初詣車椅子の児絵馬見上ぐ 実加
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月17日 伊藤柏翠記念館句会 坊城俊樹選 特選句
古里に温石と言ふ忘れ物 雪 師の墓に愛子の墓に冬の蝶 清女 寒の月見透かされたり胸の内 眞喜栄 鴨浮寝無言の中にある絆 同 降る雪を魔物と今朝を天仰ぐ 英美子 藪入りも姑の一言行けぬまま 同 庭仕事今日冬帝の機嫌よき かづを 玻璃越に霏々と追はるる寒さかな 同 正月が地獄の底に能登地震 みす枝 雪しまき町の点滅信号機 ただし お御籤の白き花咲く初詣 嘉和 若狭より繋がる水脤やお水取 やす香 水仙の香りて細き身の主張 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月17日 福井花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
寒紅の濃き唇が囁きし 世詩明 お雑煮の丸と四角と三角と 同 正月の馳走其々ある謂れ 千加江 新年の風も言の葉も美しく 和子 磯の香も菰巻きにして野水仙 泰俊 捨て舟を取り巻くやうに初氷 同 左義長や炎崩れて闇深し 同 去年今年形見の時計よく動く 同 ふと今も其の時のマフラーの色 雪 天地に誰憚からぬ寝正月 同 迷惑を承知の猫に御慶かな 同 不器用も父似の一つ初鏡 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月17日 鯖江花鳥句会(一月十七日) 坊城俊樹選 特選句
而して九十三の初鏡 雪 蛇穴に入り人の世は姦しく 同 紅を差し眉ととのへて近松忌 同 懐手おばあちやん子を憚らず 同 鬼つ子と云はれて老いて近松忌 同 着膨れて顔ちさき女どち 一涓 歌かるた子の得て手札取らずおく 昭子 年新たとは若き日の言葉とも やす香 新年を地震に人生うばはれし 同 元旦を震はせる能登竜頭めく 同 裂帛の気合を入れて寒みそぎ みす枝 風の神火の神乱舞どんど焼き ただし 八代亜紀聞きをり外は虎落笛 清女 寒怒濤東尋坊に砕け散り 同 波の腹見せて越前浪の華 世詩明
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月19日 さきたま花鳥句会
月冴えて城址うろつく武者の翳 月惑 仲見世を出て蝋梅の香に佇てり 八草 枯菊や木乃伊の群の青き影 裕章 寒鴉千木の反り立つ一の宮 紀花 合掌す金波銀波の初日の出 孝江 青空に白き一機や寒紅梅 ふゆ子 初詣令和生まれの児と犬と ふじ穂 白鼻緒水仙の庫裏にそろへあり 康子 激震の恐れ記すや初日記 恵美子 お焚き上げ煙を浴びて厄払ひ 彩香 我が干支の年につくづく初鏡 みのり 家篭りしてをり冬芽萌えてをり 良江
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令和5年12月1月 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
師を越ゆる齢授かり初鏡 雪 初笑玉の如くに美しく 同 大晦の右大臣左大臣 同 猫の名は玉と答へて初笑 同 天が下縁深めゆく去年今年 数幸 能登の海揺るがし今日の空冴ゆる 和子 しろがねの波砕かれて冴え返り 笑子 語り継ぐ越前の秘話水仙花 同 雪降れば雪に従ふ越暮し 希子 皺の手にマニキュア今日は初句会 清女 初電話親子の黙を解きくれし 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年11月 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
蟷螂を見て戻りたるだけのこと 雪 もて余す老に夜長と云ふ一つ 同 蟷螂の緑失せつゝ枯れんとす 同 小春日や袱紗の色は紫に 泰俊 正座して釜音聞くや十三夜 同 海沿ひにギターの調べ文化の日 千加江 枝折戸をぬけて紅さす返り花 笑子 祇王寺の悲恋の竹林小鳥来る 同 大胆な構図を取りし大銀杏 和子 宿の灯も消して無月の湖明り 匠 秋の海消えゆくものにますほ貝 天空 落葉降る賽の河原に降る如く 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年12月 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
異ならず枯蟷螂も人老ゆも 雪 世の隅に蟷螂は枯れ人は老い 同 無造作に残菊と言ふ束ね様 同 冬ざれや汽車に乗る人何を見る 泰俊 石膏でかたまりし腕冬ざるる 和子 山眠る小動物も夢を見る 啓子 路地裏の染みたる暖簾おでん酒 笑子 冬ざれや路面電車の軋む音 希子 おでん屋の客の戯れ言聞き流し 同 風を背に連れておでんの客となり かづを にこにこと聞き役おでん屋の女将 同 冬紅葉地に華やぎ��移したり 同 街師走見えざるものに背を押され 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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kazatomidori · 4 years
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 今年は金吾イヤーだった。まだ終わっていないけど。 生誕地・唐津でイベント、日銀前の貨幣博物館で展示会、東京駅ステーションギャラリーで美術展。 昨日、ステーションギャラリーの特別記念冊子を読み終わったトコだった。 ああ満喫。 「近代建築の帝王」辰野金吾が没100周年だったのだ。
 辰野金吾は嘉永7・1854年生まれ。文豪的に言うと最年長八雲先生が1850年生まれなので4歳下、59年生まれ逍遥先生の5歳年上に当たる。 この、たっきんの面白い所は、彼の生き様がそのまんま「明治・日本」を体現しているような所なのだ。  たっきんは唐津の最下層の足軽の家で生まれた。十六石、諸説あるが、だいたい一石55000円として年収88万円位で家族5人を養う生活。侍とは云っても半農しないと生活できない。 それが黒船襲来・ご一新(明治維新)で老中の息子・曾禰達蔵について上京することになり、帝国大学に補欠入学して、モーレツ苦学の末、あれよあれよと首席卒業することになるのである。
 黒船を見、薩長軍に最新式ゲーベル銃で追われた唐津人は科学と近代技術に貪欲に進む。 燃えない煉瓦、石、鉄と、海外では意識の弱い地震に対する認識が日本の建築に発達する。 たっきんのあだ名は、「辰野堅固」だ。 耐震構造の鬼なんである。
 彼の師匠・コンドル先生は、日本画を習い、日本舞踊の先生を嫁さんにし、生け花を学んでイギリスのガーデニングとの違いを本にしてしまった趣味人だった。 本郷のコンドル先生の銅像だって、足元に地震魔をひれ伏させている。 だが華麗さにおいて、どう考えても、たっきんにその余裕はない。 卒業制作のコンドル先生評も「よく書けている」が「重たくずんぐり」だった。 「華やかさなんて持ち合わせていないんだ」である。
 最近の研究で、たっきんは首席卒業後の海外留学で、コンドル先生を日本画教にした師匠、W・バージェス先生の所に行き、先生の資金援助で絵を習っていたことが分かったそうだ。 日本初の新設大学とはいえ、首席卒業した自分が、葉っぱ一枚書けなくて泣きながら練習していたそうだ。なにそれかわゆ・・・
(このバージェスという人は中世偏愛主義者で、装飾の権化なので、興味があれば代表作カーディフ城(内装)見てみると面白いです。私も写真でしか見た事ないけど。発狂しそう。)
 美術を自分で実現するのは難しいと思ったけれども、大事、と思ったたっきんは、留学先に、美術留学していた友人と「木葉会」(あれ?)なるものを作る。ステーションギャラリーでの展示はこれがメインだったのですな。
「木葉会」は明治31年発足、夏目先生の「木曜会」は39年頃だそうですよ。
 辰野が、国家建築・日銀と東京駅を作り、最後の国会議事堂に夢を持ちながら病で去ったのが、丁度100年前という訳。
ほら、下っ端から��駆け上がりぐあい、日銀(金融)と駅(流通)を手にしていながら、議事堂(交渉)は下手、美術は大事と思いながら上手く取り入れられない、辺りが日本そのものって感じがするでしょう?
ちなみに、このたっきんの長男・隆(ゆたか)さんは帝大仏文学の名教授で、谷潤とは中学時代からの仲良し。筑摩書房の文学全集・国木田独歩を編んだ中島健蔵も、三好達治も、中也の親友・小林秀雄もこの人の教え子である。 この人はエッセイの名手で、お父さん(金吾)を書いたものは号泣だからぜひ読んで。
で、コンドル先生とか他の一期生との絡みも書く筈だったんだけど、予想以上にながっちりになってしまったので、まあまたいつか。
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haiku-kachou · 3 years
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在りし日の中子先生
坊城中子先生
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平成27年4月5日
於:渋谷区初台内藤病院308号室
「中子先生からのビデオレター」
第一回「花鳥同人俳句会」に寄せた中子先生からのビデオレターです。入院されている病室のベッドの上から、逆に私たちへの励ましのメッセージをいただきました。
youtube
第一回「花鳥同人俳句会」より
_____________________________
この度、関東を始め、北海道、九州、福井、愛知と全国から花鳥同人40名の皆さまにお集まりいただき、第一回花鳥同人会を東京・日比谷図書館に於いて開催いたしました。
当日は花冷え、花の雨の一日でしたが、各人思い思いに日比谷界隈などを吟行し熱意溢れる句会となりました。
松��秋尚の司会進行のもと、栗林圭魚同人会長の挨拶、坊城俊樹主宰の挨拶と続き、途中、サプライズで中子先生からの動画メッセージが会場に流れ、句会の前の緊張したひとときも和やかな雰囲気に包まれました。
選句に続き、岡田順子・田丸千種・辻梓渕による披講、俊樹主宰・圭魚先生・眞知子先生の特選句発表と記念色紙の授与が無事終了し、参加者は館内の懇親会会場へと向かいました。
動画「中子先生からのビデオレター」もお楽しみ下さい。
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俊樹出句
チューリップ都市の微動を揺れやまず
雨に散る花の行方の経産省
街騒は天を降り来て著莪の花
子のゐない街ふらここの雨に揺れ
噴水は噴水として虚子忌待つ
俊樹選 特選句 色紙授与
揺れてゐる十頭身のチューリップ 真理子
雨垂の落ちなんとして花のこゑ 伊豫
財務省鬱金桜の散る中を 斉
亀鳴くや忙しさうに人過ぐる 北洞
俊樹選 特選句
花の雨ケーキの箱の角濡らし 順子
星辰の花屑として地になだれ 順子
新人のはやも遅刻か花は葉に 芙佐子
残花いま昔浅沼稲次郎 省吾
散り切つてしまへば春の空がある みゆき
囀に背中を押され同人会 迪子
春雨や万朶におもき雫とも ます江
東京で逢へてたのしと花の句座 令子
糠雨に濡るる濡れんと花の旅 眞知子
靴先に跳ねあげ花の潦 順子
地下通路抜けて春雨傘の波 北洞
著莪の雨公会堂は錆びゆける 眞知子
春昼の噴水低く低くなる 眞知子
百千鳥雨止む気配待ちきれず 美佐子
春の闇朝の音楽堂は鎖し 順子
 
(特選句のみ掲載 順不同)
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圭魚選 特選句 色紙授与
花の雨手描きの地図の濡れてをり ゆう子
圭魚選 特選句
蝶白くしろく先師の如く舞ふ 美智子
行春や都会の雨に曳く鞄 千種
(特選句のみ掲載 順不同)
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眞知子選 特選句 色紙授与
青き踏み日比谷の園に再会す 親子
眞知子選 特選句
花の雨ケーキの箱の角濡らし 順子
揺れてゐる十頭身のチューリップ 真理子
(特選句のみ掲載 順不同)
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参加者
岡本清・川嶋雅太郎・眞鍋親子・坂井令子・持永真理子・村松五灰子・馬場省吾・猪俣北洞・岡田順子・田中惠介・秋吉斉・秋吉芙佐子・飯川三無・小川みゆき・栗林圭魚・小泉迪子・武山文英・中田原子・松島亜栄子・山川ます江・山道陽子・由良清流・横田美佐子・棈松政江・岡田圭子・栗林眞知子・佐藤ゆう子・下野美智子・鈴木伊豫・田島照子・田辺て津子・田丸千種・辻梓渕・波多桃花・原田清子・藤野和魚・坊城俊樹・松井秋尚・弓削延子・吉田有輝子
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mabumaro · 4 years
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東京都慰霊堂のある横網公園は、もともと陸軍被服廠のあった場所で、大正11年に陸軍から東京市が譲り受け公園の工事を進めていて、更地になっていたため本所周辺の関東大震災の被災者が大勢避難していたところに、火災旋風により、火の粉が運び込まれた家財道具などに飛び火し、炎の竜巻になって瞬く間に燃え広がり、38000人もの人々が焼死した場所です。震災による行方不明者を除く死亡者が確認できただけで東京市内で74000人だったそうですから、この狭い公園の一角だけでその半数以上のを締めていたようですからすさまじい光景だったようです。 そんな大勢の被害者がこの地で出たこともあって、その後公園内には、関東大地震による遭難死者約5万8000人の遺骨を納めるため1930(昭和5)年にこの慰霊記念堂が建設されました。 この計画に当たリ設計コンペを行い、採用されたのが東大工学部の辰野金吾に続く2代目のボス伊東忠太教授でした。彼の代表作作としては、明治神宮、平安神宮、湯島聖堂、築地本願寺、靖国神社等の神社仏閣を中心とする建物のほか大倉集古館等の宗教色の強い建物を、数多く手がけています。有名な話ですが、妖怪マニアで彼の手がける建物のには、良くわからない動物や妖怪を必ず取り入れています。人はそれを「伊東忠太動物園」と呼んでいます。 #妖怪 #伊東忠太 #伊東忠太動物園 #東京都慰霊堂 #横綱公園 (東京都慰霊堂) https://www.instagram.com/p/CDfGCboniIy/?igshid=ycfpa4gfdo9x
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nzchao · 4 years
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#ブックカバーチャレンジ 2日目 Day2 #BookCoverChallenge
#ブックカバーチャレンジ #BookCoverChallenge 【自分ルール10日間】 2日目 Day2 『東京、はじまる』 門井慶喜 文藝春秋
 初対面の人と話す時、また初めて入る飲み屋の会話の中で「ご出身はどちら」という話になることは珍しくない。この場合の多くは地方か都道府県を答えることになる。自分の場合は「東京生まれ東京育ちです」となる。また、祖父母の代から東京に在住しているため、年末年始やお盆の時期に「田舎はどちら」と聞かれても、「東京です」と答えることになる。こう答えると、会話のつなぎとして「シティボーイだね」「江戸っ子なんだ」という返答をいただくことも珍しくない。しかし、自分の場合は東京と言っても郊外にあたる多摩地区出身であり、江戸っ子ではなく武蔵野っ子ということになる。  こうした話を別に嫌がっているわけではなく、また地方出身であれば東京の細かい地域など知ったことではないので仕方ないとも思っている。しかし「東京=都会」という漠然とした印象を持っている相手には、何か期待されたものを提供できなかったような気恥ずかしさというか、バツの悪さを感じることもある。また「上京」という地方出身者がもつ人生の区切り、転換点を持てなかったことに関しては残念に感じることもある。一方で家が郊外であったとはいえ、遊びや仕事に行く場所はやはり都心部であり、東京という慣れ親しんだ街には思い入れが深く「東京生まれ東京育ち」と胸を張って言いたい気持ちも存在する。  以前、新宿のとある自費出版系写真集を取り扱っている店舗に足を運んだ際、「東京」を題材にした写真集が飛び抜けて多かったことに驚いた記憶がある。都内の店であることや森山大道など巨匠の影響があることも理由にはなるだろうが、それだけ街としての魅力があるとも言えるだろう。個人的には、東京という街の面白さの一つは「過密さ」にあると思っている。駅間約3分ほどの山手線の各駅が、それぞれ強い個性を持った「街」として成立していることなどが象徴的だろう。そうした東京という街の成り立ちの一端を感じられるのが本書である。  江戸・東京という街には、その様子を大きく変える歴史的転換点が幾つか存在する。始まりは関東に存在するただの湿地帯であった江戸を開拓し、街を築いた徳川家康の開幕である。そしてその次が、幕末によって300年の江戸時代が終わりを告げる明治維新だろう。本書はその「江戸から東京へ」の変革の大きな部分を担った建築家・辰野金吾の評伝小説となっている。辰野という人物を簡単に紹介すれば、東京駅丸の内庁舎や日本銀行本店などの建物を設計した人であり、本書でもその時の様子が描かれている。  先程、東京の魅力は「過密さ」にあると感じていることに触れたが、その「過密さ」の出発点を築いたのが辰野だとも言える。作中冒頭、日本における西洋風建築の先駆けである鹿鳴館に上った辰野は、眼下の外桜田、麹町、永田町を見下ろし「空箱だ」と切り捨てる。まだ「江戸」であった東京の中心地は、大名屋敷も道も横幅を必要以上に広く使い、隙間だらけであった。もちろんこれは度重なる大火に見舞われた江戸の街が、延焼を防ぐための工夫でもある。しかし、欧州の「密」な街の視察を終えた辰野の目から見れば、江戸の街はあまりに「疎」だったのである。さらに辰野は「なぜ空を使わぬ」と複数階層を持つ建築物の必要性を感じる。これは「疎」から「密」へ、の方針の変更であると同時に、垂直方向、すなわち2次元から3次元への都市設計の変更であったのである。  コロナウィルス騒動が世界中で取り沙汰されている現在では、「密」であることを避けることが感染を防ぐために必要とされている。しかし人が物理的距離で密に集まることは、文化や経済活動において大きな意味を持つ。特に現在ほど交通や通信が発達していない時代であれば尚更である。辰野は「近代とは都市への人口の集積」であると考え「人が集まる東京を作る」ことを目指す。  結果として、辰野が設計した建築の多くは西欧における古典・様式主義的なものだった。自分は歴史小説にも建築にもあまり詳しくはない。しかし仕事の関係で本書の著者が手がけた『家康、江戸を建てる』(祥伝社)を以前読む機会があった。その時に「都市設計と建築」に焦点を当てた著者の視点に感銘を受けたのを覚えている。江戸・東京という街の歴史的転換点を考えれば、本書はこの『家康、江戸を建てる』の正統な続編と言うこともできるだろう。なお個人的には、「江戸開幕」「明治維新」に続く大きな歴史的転換点は「敗戦」だと感じている。江戸・東京という街は、日本という国家の政治体制が変わる度、同時にその様相を大きく変えて来たのではないだろうか。もしこの著者が「江戸・東京シリーズ」の3作目として、東京という街の敗戦と復興を描くのであれば、ぜひとも読んでみたい限りである。
東京、はじまる 門井慶喜 https://amzn.to/3cC0t4C
https://note.com/nzchao/n/n257c3ab5c105 https://murafake.hatenablog.com/entry/2020/06/05/153423
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honyade · 4 years
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藤森照信 × 門井慶喜トークイベント&サイン会 『藤森照信 建築が人にはたらきかけること』(平凡社)刊行記念
建築史家であり、複合施設「ラ コリーナ近江八幡」や「多治見市モザイクタイルミュージアム」など斬新な施設を生み出す建築家・藤森照信さんの新刊書籍『藤森照信 建築が人にはたらきかけること』(平凡社)の刊行を記念した対談&サイン会を開催いたします。
対談ゲストには小説家の門井慶喜さんをお招きします。 門井さんは東京駅を設計したことで知られる建築家・辰野金吾の野心と葛藤を描いた新刊『東京、はじまる』(文藝春秋)を藤森さんとほぼ同時期に刊行されます。
建築家と小説家という、立ち位置の異なるお二人によるジャンルを越えた建築トークをお楽しみください。
[対象書籍のご紹介] 『建築が人にはたらきかけること』藤森照信著 老舗菓子メーカーの複合施設やモザイクタイルミュージアムなど、斬新な施設を生み出す建築(史)家の著者が語る人生と独自の文明観。
『東京、はじまる』門井慶喜著 江戸から東京へ。急速に近代化する街の形を決定づけた建築家・辰野金吾。今日につながる景色を創った男の野心と葛藤を描き出す。
[参加条件] 銀座 蔦屋書店にて下記の商品をご購入いただいた方にご参加いただけます。 ・イベント参加券 1,500円/税込 ・イベント参加対象商品書籍『建築が人にはたらきかけること』藤森照信著 2,260円/税込(うち書籍代 1,760円) ・イベント参加対象商品書籍『東京、はじまる』門井慶喜著 2,480円/税込(うち書籍代 1,980円)
[申込方法] ・店頭 ・お電話 03-3575-7755 ・オンラインショップ ※オンラインショップでの受付は2020年03月03日(火)午前10時の受注分までとさせていただきます。
[注意事項] *参加券1枚でお一人様にご参加いただけます。 *イベント会場はイベント開始の15分前から入場可能です。 *当日の座席は、先着順でお座りいただきます。 *イベント参加者によるイベントの模様の撮影、録音、記事化はお断りしています。 *参加券の再発行・キャンセル・払い戻しはお受けできませんのでご了承くださいませ。 *止むを得ずイベントが中止、内容変更になる場合があります。
【プロフィール】 藤森照信 (ふじもり てるのぶ) 1946年、長野県生まれ。建築史家・建築家。 東京大学名誉教授、東京都江戸東京博物館館長。 専門は日本近現代建築史。 著書に『建築探偵の冒険・東京篇』(サントリー学芸賞、ちくま文庫)、『明治の東京計画』(毎日出版文化賞、岩波現代文庫)、『日本の近代建築』上・下(岩波新書)、『人類と建築の歴史』(筑摩書房)など多数、近著に『近代建築そもそも講義』(共著、新潮新書)などがある。 1991年、45歳のときに神長官守矢史料館で建築家デビュー。 熊本県立農業大学校学生寮で、2001年日本建築学会賞作品賞を受賞。 ほかに自宅タンポポハウス、ニラハウス、高過庵、低過庵、多治見市モザイクタイルミュージアム、ラ コリーナ近江八幡などがある。 建築に自然を取り込む美学を探求し続ける。
門井慶喜 (かどい よしのぶ) 1971年群馬県生まれ。 2003年「キッドナッパーズ」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。 16年『マジカル・ヒストリー・ツアー』で日本推理作家協会賞(評論その他の部門)を受賞。18年『銀河鉄道の父』で直木賞を受賞。 著書に『屋根をかける人』『家康、江戸を建てる』『定価のない本』『自由は死せず』などがある。 他、近代建築を訪ね歩くルポ『ぼくらの近代建築デラックス!』(万城目学氏との共著) 、エッセイ集『にっぽんの履歴書』、新書『徳川家康の江戸プロジェクト』、ビジュアルブック『日本の夢の洋館』(写真・枦木功)、本郷和人氏との対談『日本史を変えた八人の将軍』など幅広く活躍する。
会期 / 2020年03月04日(水) 時間 / 18:30~20:00 場所 / BOOK EVENT SPACE 主催  銀座 蔦屋書店 定員 / 60名 問い合わせ先 / 03-3575-7755 協力 / 平凡社/文藝春秋
チケットのご予約はこちら オンラインショップでの受付は2020年03月03日(火)午前10時の受注分までとさせていただきます。
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kachoushi · 3 years
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各地句会報
花鳥誌 令和3年5月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和3年2月3日 立待花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
帯の色白と黒との寒稽古 世詩明 初夢や逆夢にして安堵せり 同  受話器より来る熱燗の酔ひつぷり 清女 もう雪も落ちついたかとココア飲む 同  湯のたぎる薬罐の音の冬支度 誠   ゆつくりとガラスを滑る霙かな 同 
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月4日 うづら三日の月句会 坊城俊樹選 特選句
寒の明け空の青さのどこまでも 柏葉 雪の舞ふ上へ下へと北陸路 喜代子 寒戻り雄島は浪に翻弄す 都 
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………  
令和3年2月6日 零の会 坊城俊樹選 特選句
祈る人白く光らせ春の寺 小鳥 壺菫傾ぐ黄昏の密会 季凜 饅頭屋の幟ぱたぱた春疾風 美智子 嬰児へ春の揺籃なりしかな 順子 寒紅や鏡の中の女たち きみよ 春を描く赤で縁取る黄土色 千種 ギャルソンのベストの在庫春埃 荘吉 バーの椅子冬日も遊ぶ道具街 荘吉 春潮のかをる手をもて貝洗ふ 順子 ペンダントはづして春の風邪に寝る 光子 黄泉の国へとラビリンスめく雪間 眞理子 オキーフとゴッホの黄なる春の蝶 伊豫 ロマノフ朝語る早春のため息 慶月 仲見世の半分閉ぢて亀鳴けり 梓渕
岡田順子選 特選句
江戸つ子へ黄水仙咲く格子窓 光子 春の日の跳ねたりしつつ神田川 小鳥 壺菫傾ぐ黄昏の密会 季凜 吾輩は道具街の猫日脚伸ぶ 荘吉 春浅き野へと黄衣の遊行僧 慶月 花瓶売れざり春の日を黄昏れて 俊樹 笊は受く春の日差や道具街 季凛 菜の花や主のゐない家に棲み 伊豫 大方は縁なき道具街うらら 秋尚 隠れ耶蘇語る窓辺の余寒かな はるか 遣り手婆春画を鬻ぎつつ春眠 俊樹 黄塵万丈浅草に人沸き出す 梓渕 産土の海光を背に絵踏せり 光子 生国を刻みし墓へ梅香る 慶月 祈る人白く光らせ春の寺 小鳥
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月8日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
散歩みち犬に吠えられ日脚伸ぶ 三四郎 子等はしやぐ声の大作雪だるま みす枝 寝るだけに戻りし部屋の虎落笛 ただし 初詣巫女の化粧の濃かりけり 世詩明 贔屓目にみても毛皮の似合はざる 上嶋昭子 大氷柱剣のごとく堂宇守る 時江 崖の上に耐へて咲きたる水仙花 久子 神杉に裂けし傷あり斑雪 時江 風花の散華の中を柩ゆく 信子 湯たんぽを母の温もる如く抱く さよ子 廃屋の雪の声きく真暗がり ただし 嚏して饒舌の人黙りけり 三四郎
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月9日 萩花鳥句会
住所録ゐぬ人ばかり春時雨 祐子 降り立てばカルスト台地草萌ゆる 美恵子 春まだ来産卵仕掛ける川漁師 健雄 春時雨ビニール傘に裂け目あり 吉之 下萌えて平幕力士の賜杯かな 陽子 雪雫八分音符と四分音符 ゆかり 微睡の草木起こせし春時雨 明子 面接の練習の声寒明くる 克弘
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令和3年2月11日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
護摩焚きの煙の深���節分会 あけみ 節分や子の夢に出る方相氏 登美子 節分や炒豆撒いて稽古終ふ 令子 車窓には雪しろの山々続く あけみ 大雪も奮闘えち鉄動き出す 紀子 野兎の駈けし跡あり野辺深し 同  ひらがなの娘の手紙春隣 裕子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月12日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
白杖の突けば凍土鼓動して 都   磯竈海女と蜑との声太く 益恵 獣園の柵に並ぶ子草青む 栄子 春の雪店はいつものビートルズ 佐代子 日脚伸ぶ明るき方へ人も鳥も 都   寒木瓜の棘の交差に交差して 悦子 白髭を撫で庭を掃く春隣 幸子 寒月へ町定位置に静もりて  都   春雷や酒供はりて力士像 宇太郎 さよならと筆置く音に落椿 悦子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月13日 札幌花鳥会 坊城俊樹選 特選句
人生は借り物かしら春一番 修子 日の永き台所にて聖書読む 同  永く生きすぎた気もして春の風 同  どの家も砦のやうに雪積みて 寛子 街路樹の上に余寒の空低し 同  針供養叔母は短気でお人好し のりこ 掌に一滴春の化粧水 岬月
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月16日 伊藤柏翠俳句記念館 坊城俊樹選 特選句
ひたすらに鶴は鶴とし凍つるのみ 雪   寒鴉申し合はせしごと啼かず 同  観念をしたる如くに大枯木 同  温石に温石と云ふ石の貌 同  薄氷や着物をつまみ避け乍ら 千代子 深々と音消し積もる真夜の雪 同  春炬燵くの字しの字の混み合へり みす枝 ランドセルに筆箱入れて春を待つ 同  銀の波揺らし川辺の猫柳 英美子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月17日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
薄氷の割れて漂ひ重ね合ひ 千加江 数独に挑んで老の春を待つ 清女 節分や柱時計がつと止る 啓子 薄氷を張り尽したる法の池 泰俊 鴬や何か賑やかなる甍 同  凍て鶴として人の世を凍つるのみ 雪   華やかに古りし虹屋の桐火桶 同  凍て様も金輪際や檻の鶴 同  人の世の枷を解かれし古火桶 同  寒鴉啼くを忘れてゐはせぬか 同 
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月19日 さゞれ会 坊城俊樹選 特選句
冴え返る言葉の綾に躓きて 雪   勿体なや冬籠りにも厭きしとは 同  乾杯の種の尽きたるちやんちやんこ 同  うららかや犬が好みの猫まんま 清女 虹屋へと二月礼者の関西弁 千代子 水仙の花に折鶴遊ばせり 希   路地裏を斜めに走るうかれ猫 啓子 水尾も無く流れのまゝの鴨滑る 天空
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月21日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
飄々とした人の訃や冬の果 佑天 学舎の武張りて遠く春の富士 圭魚 アトリエに遺せし絵の具冴返る ゆう子 シスターの病むや余寒の廊長し 和子 手の皺の翳は目立ちて春を待つ ます江 存分に椿の落ちて椿寺 佑天 堂裏の日溜り豊か落椿 圭魚
栗林圭魚選 特選句
よき喫茶閉ぢし通りの余寒かな 慶月 磐座の裳裾にこぞる蕗の薹 幸風 菰踏めば春泥ぬると動きたる 三無 朝光の瀬音そびらに蘆の角 幸風 アトリエに遺せし絵の具冴返る ゆう子 寺領ひっそり孕猫つとのそりゆく 文英 細波の煌めき尖る浅き春 斉   シスターの病むや余寒の廊長し 和子 春みかづき童話の色の夜の街 和子 春光や眉毛一本づつ描く 千種
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和3年2月22日 鯖江花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
二度三度黙の呼び鈴冴返る 一涓 遠き日の武原はんの風花す 同  雪掻きて掻きて怨嗟を紛らせり 同  佐保姫来式部の像の辺りより 同  古里ぞ遠海鳴りも温石も 雪   其の頃はへつつひ二つ竈猫 同  お駄賃は袋のお菓子春の風 上嶋昭子 アプレゲールと言はれし卒寿日向ぼこ 同  春一番絵馬カタカタと恋の宮 信子 夕焼けを少し暈して春の色 紀代美 春着着しより梵妻の顔となる 中山昭子 水仙や少女一心勉学す みす枝
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
東風に扉を開けよ羽衣なびくまで 美穂 面影のちよと夫似なる古ひひな 千代 波音のままに揺蕩ふ若布かな 桂   大津絵の鬼の飛び出す春の雷 喜和 梟の吾を呼びたる父祖の山 千代 遠き目でみる耶蘇浦の若布船 かおり 薄氷を踏むもふまぬも人の道 睦子 冬灯しらじら明けの裏酒場 勝利 恋猫の敗れ幣履のごとく消ゆ 伸子 その沖は霞み衣桁の陣羽織 由紀子 寂しらの汀に寄する若布かな 久美子 浮かみくる七色の泡春の池 愛   集落を貫く碧き雪解川 由紀子 タンデムで若布を買ひに島日和 美穂 結ひ髪のほろほろ解けて絵踏かな かおり 紙漉の若き水ほどよく躍る 佐和 蹼に薄氷つきしまま歩む 睦子 星辰の恵みに育つ若布かな 美穂
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
なかみち句会(投句のみ) 栗林圭魚選 特選句
探梅の坂より駅を見渡せり 貴薫 焼山の命の早さ確かめり ます江 風尖りをれど遠山霞みをり 怜   枝影の網目ぼんやり春の土 秋尚 受診日や梅林抜けて隣り駅 せつこ 料峭の森覚ましゆく水の音 三無 野焼見る怪しくはやる気持あり あき子 日を浴びて胸張る如し犬ふぐり せつこ 青海苔を採って沖には白い波 史空 梅林や古木の幹に力あり 迪子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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otarulove · 4 years
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〈お元気ですか?今日は、何の日・〉 おはようございます。 「東京駅の駅舎と、日本銀行小樽支店を 設計した人は、同じ方です。素晴らしい!」 曇りのち雪、最高気温2℃、午後から 天気下り坂です。 今日は、東京駅完成記念日です。 1914(大正3)年の今日、東京駅の完成式が 行われました。1908年から工事が行われ、 6年半かけて完成しました。12月20日に 開業し、東海道本線の起点が 新橋駅から移されました。 駅舎の設計者は、辰野金吾氏と葛西萬司氏。 辰野金吾氏は、1912年、 現日本銀行旧小樽支店 金融資料館も設計されています。入場無料、 小樽に来たら 是非とも見学して いただきたい��史的建造物の一つです。 素晴らしい歴史的建造物がたくさんある 小樽。日本遺産地域型認定など この先には 色々とありますが、 大切なことは その街に住んでいる人々一人一人が、 自分の住んでいる街に対して 誇りを持つ プライドを持つこと、 大切ですね。 If were the last day of my life, I want to do what I am about to do today? 今日もいろいろ頑張ります。 よろしくお願い申し上げます。 http://www.sunny-deli-secco.com/ #小樽市 https://www.instagram.com/p/B6MOdNoBZC7/?igshid=10o0cl9zmn4b2
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oniwastagram · 5 years
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\おにわさん更新情報📸/ ‪[ 佐賀県唐津市 ] 近松寺庭園「舞鶴園」 Kinsho-ji Temple Garden, Karatsu, Saga の写真・記事を更新しました。 ーー豊臣秀吉の朝鮮出兵にお供した #曽呂利新左衛門 によって作庭されたと伝わる #枯山水庭園 。 ・・・・・・・・ ユーリ!!!の聖地巡りで割と賑わっていた唐津の街の庭園を昨秋に初めて巡りました。その庭園をいくつか掲載してゆきます🎞 近松寺は唐津駅からもそう遠くない距離にある寺院で、#唐津藩 藩主・小笠原家の菩提寺。 創建は鎌倉時代で、近松寺として現在地に再興されたのは豊臣政権期の桃山時代。 #豊臣秀吉 政権の中でもっとも大きな出来事の一つといえば「朝鮮出兵」。現在唐津市内である名護屋に城を構えました🏯 近松寺の山門はその名護屋城から移築されたものと伝わり(だとすると #桃山時代 の建造物?)、非公開の寺宝として秀吉が名護屋城に滞在していた際に使用としていたという茶釜「蓮華釜」🍵も所蔵しているそうです。 庭園はいくつかあり、本堂(参道)の左右に築山泉水式の庭園、牡丹園、そして本堂裏にある枯山水庭園「舞鶴園」。 舞鶴園は豊臣秀吉の出兵に側近として随行していた曽呂利新左衛門による作庭と伝わります。 虹の松原や唐津湾の風景を表現したと言われ、古田織部が好んだという織部燈籠(切支丹灯籠)が3つ並べられているのも特徴。 またその庭園の一角の茶室「拈華庵」(ねんげあん)は唐津藩主・小笠原家の茶室を昭和初期に再興したもの。 近松寺は江戸時代の浄瑠璃・歌舞伎作家 #近松門左衛門 ゆかりの寺院とされ境内には墓所があり、そのほか境内にある「小笠原記念館」には藩主・小笠原氏の史料のみならず、#高橋是清 #辰野金吾 といった唐津藩ゆかりの偉人ゆかりのものも展示されているとのこと。…近代の名建築家・辰野金吾は唐津藩出身だったのか! 〜〜〜〜〜〜〜〜 ‪🔗おにわさん記事URL:‬ https://oniwa.garden/kinshoji-temple-garden-%E8%BF%91%E6%9D%BE%E5%AF%BA%E5%BA%AD%E5%9C%92/ ーーーーーーーー ‪#庭園 #日本庭園‬ ‪#garden #japanesegarden ‬#zengarden #佐賀 #佐賀県 #saga #唐津 #唐津市 #karatsu #九州 #kyushu #kyushutrip #枯山水 #karesansui #寺院 #寺社仏閣 #temple #おにわさん‬ (近松寺) https://www.instagram.com/p/BtlBNbOFEjD/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=2gnacf2qrywh
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michinaka3-blog · 7 years
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第24回日本陶芸展 入賞者決まる  第24回日本陶芸展(毎日新聞社主催、文化庁後援、TOTO特別協賛)の入賞作品が決まりました。グランプリの大賞・桂宮賜杯には招待作家、井上雅之さん(59)=茨城県石岡市=の「NT―171」が選ばれました。招待・推薦作家によるグランプリ受賞は、第11回展(1991年)での故・三代目徳田八十吉さん(人間国宝)以来となります。4月~9月、入賞・入選作品、招待作家の作品を全国4会場で巡回展示します。 ■入賞者(敬称略) 大賞・桂宮賜杯 「NT―171」(招待)井上雅之(59)=茨城県石岡市 準大賞・日本陶芸展賞 「彩釉器(さいゆうき)」(第1部)田島正仁(68)=石川県小松市 優秀作品賞・文部科学大臣賞 「青白磁面取鉢(せいはくじめんとりばち)『稜(りょう)』」(第1部)鬼丸尚幸(39)=福岡県東峰村 優秀作品賞・毎日新聞社賞 「自遊(じゆうな箱(はこ)」(第2部)由良利枝子(66)=茨城県つくば市 優秀作品賞・毎日新聞社賞 「白磁口紅組鉢(はくじくちべにくみばち)」(第3部)阿部眞士(57)=北九州市八幡東区 特別賞・茨城県陶芸美術館賞 「実(み)」(第1部)高橋奈己(43)=東京都練馬区 特別賞・TOTO賞 「飴釉土鍋(あめゆうどなべ)」(第3部)島根大(41)=島根県出雲市 大賞・桂宮賜杯 「NT―171」 準大賞・日本陶芸展賞 「彩釉器」 優秀作品賞・文部科学大臣賞 「青白磁面取鉢『稜』」 優秀作品賞・毎日新聞社賞 「自遊な箱」 優秀作品賞・毎日新聞社賞 「白磁口組紅鉢」 特別賞・茨城県陶芸美術館賞 「実」 特別賞・TOTO賞 「飴釉土鍋」 ■入選者(敬称略) 第1部=応募264点、入賞・入選70点 <賞候補> 市岡泰(宮城)寺本守(茨城)津金日人夢(熊本) <入選> 橋本昌彦(宮城)松村仁団望(栃木)根本峻吾、牧野修一、羽石修二、飯沼耕市、松井康陽、福野道隆、大野佳典(茨城)宮地陶博(埼玉)宮島正志、保屋野武、保立剛、氏家龍次、信耕正明、星野友幸(東京)羽鳥惠子、佐藤典克、深谷泰(神奈川)牧フキ子、高橋朋子、鈴木圭太、浜渡富雄、美崎光邦(千葉)室伏英治(静岡)伊藤栄傑(新潟)久野笑加、梅本孝征、矢作薫(愛知)田中孝、林恭助(岐阜)多田幸史、南絢子(石川)加藤清和(京都)中原幸治、北野勝彦、古谷徹(大阪)豊住和廣、糸井康博、山中辰次、樋口邦春(奈良)清水一二(兵庫)藤田哲英、中江美智男(岡山)今田拓志(広島)田原崇雄、上田敦之、岡田泰、岡田裕、大和祐二、渋谷英一(山口)山本佳靖、坂本章(鳥取)藤澤徳雄、黌農美重子、村尾一哉、伊藤信夫(香川)中矢匡威、亀田緑光、竹西予州(愛媛)井上菊(福岡)浦郷壮、小川洋一、井上康徳(佐賀) 第2部=応募142点、入賞・入選38点 <賞候補> 伊藤みちよ(千葉)水上幸仁(山梨)森山寛二郎(福岡)神田和弘(鹿児島) <入選> 深田健介、増原嘉央理(北海道)近藤賢、市川陶之臣(福島)谷口勇三(栃木)佐藤雅之(茨城)森田高正(埼玉)田原形子、中田ナオト、栗原裕子(東京)松澤恵美子、佐藤典克(神奈川)水谷俊雄(千葉)唐木田伊三男、西澤伊智朗(長野)山口美智江(愛知)青木宏(福井)小谷太智、竹村嘉造、谷村さくら(滋賀)南森千雅、菊見吟子、昼馬和代(大阪)慶野ことり、鍛治ゆう子、市野勝磯(兵庫)西村芳弘(広島)中尾厚子(島根)松谷文生(愛媛)井上康(福岡)嶋田敏生、中村慎(佐賀)神田樹里(鹿児島) 第3部=応募102点、入賞・入選27点 <賞候補> 織田達也(香川)圓田拓男(佐賀) <入選> 齋藤厚子(秋田)佐藤大寿(福島)荻原毅久(栃木)小林哲生(茨城)本山良方、比佐友子(埼玉)岩瀬健一、繁原紀美子(東京)瀬川賀寿子、佐藤典克(神奈川)七尾佳洋、河井一喜(滋賀)土井雅文(奈良)坂本章(鳥取)石飛勲、深津典子、中鉢耕助、井上一、河村徹(島根)吉良博(高知)六平(佐賀)林清治(熊本)松形恭知(宮崎) ■招待作家(50音順、敬称略) 井上雅之、今泉今右衛門(十四代)、隠崎隆一、加藤委、川崎毅、小池頌子、柴田雅章、杉浦康益、高垣篤、武腰潤、福島善三、福間琇士、前田昭博、前田正博、三原研 ■巡回展・ギャラリートークの日程 入賞・入選作品、招待作家の作品計150点を巡回展示します。各会場では識者によるギャラリートークも行います。会場と日程は以下の通りです。 <巡回展> ●東京展 大丸東京店(東京都千代田区丸の内 4月6~11日) ●大阪展 大丸心斎橋店(大阪市中央区心斎橋筋 4月19~23日) ●茨城展 茨城県陶芸美術館(笠間市笠間、J��笠間・友部駅 6月17~9月3日) ●西日本総合展示場(北九州市小倉北区浅野、JR小倉駅 9月14~18日) <ギャラリートーク> ●東京展 4月6日(木)午後2時~ 林屋晴三=日本陶磁協会副理事長 4月8日(土)午後2時~ 竹内順一=東京藝術大学名誉教授 4月9日(日)午後2時~ 外舘和子=工芸評論家・多摩美術大学兼任講師 4月10日(月)午後2時~ 金子賢治=茨城県陶芸美術館館長 ●大阪展 4月19日(水)午後2時~ 出川哲朗=大阪市立東洋陶磁美術館長 ●九州展 9月16日(土)時間未定 石崎泰之=山口県立萩美術館・浦上記念館学芸専門監学芸課長 ※事情により中止・変更になる場合があります。ご了承ください。 文化 スポーツ 教育 顕彰 日本陶芸展 第24回日本陶芸展応募要項 日本陶芸展規約 運営委員と審査委員 これまでの入賞者 ホーム このページのトップへ サイトマップ お問い合わせ
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kachoushi · 3 years
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在りし日の中子先生
坊城中子先生
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平成27年4月5日
於:渋谷区初台内藤病院308号室
「中子先生からのビデオレター」
第一回「花鳥同人俳句会」に寄せた中子先生からのビデオレターです。入院されている病室のベッドの上から、逆に私たちへの励ましのメッセージをいただきました。
youtube
第一回「花鳥同人俳句会」より
_____________________________
この度、関東を始め、北海道、九州、福井、愛知と全国から花鳥同人40名の皆さまにお集まりいただき、第一回花鳥同人会を東京・日比谷図書館に於いて開催いたしました。
当日は花冷え、花の雨の一日でしたが、各人思い思いに日比谷界隈などを吟行し熱意溢れる句会となりました。
松井秋尚の司会進行のもと、栗林圭魚同人会長の挨拶、坊城俊樹主宰の挨拶と続き、途中、サプライズで中子先生からの動画メッセージが会場に流れ、句会の前の緊張したひとときも和やかな雰囲気に包まれました。
選句に続き、岡田順子・田丸千種・辻梓渕による披講、俊樹主宰・圭魚先生・眞知子先生の特選句発表と記念色紙の授与が無事終了し、参加者は館内の懇親会会場へと向かいました。
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俊樹出句
チューリップ都市の微動を揺れやまず
雨に散る花の行方の経産省
街騒は天を降り来て著莪の花
子のゐない街ふらここの雨に揺れ
噴水は噴水として虚子忌待つ
俊樹選 特選句 色紙授与
揺れてゐる十頭身のチューリップ 真理子
雨垂の落ちなんとして花のこゑ 伊豫
財務省鬱金桜の散る中を 斉
亀鳴くや忙しさうに人過ぐる 北洞
俊樹選 特選句
花の雨ケーキの箱の角濡らし 順子
星辰の花屑として地になだれ 順子
新人のはやも遅刻か花は葉に 芙佐子
残花いま昔浅沼稲次郎 省吾
散り切つてしまへば春の空がある みゆき
囀に背中を押され同人会 迪子
春雨や万朶におもき雫とも ます江
東京で逢へてたのしと花の句座 令子
糠雨に濡るる濡れんと花の旅 眞知子
靴先に跳ねあげ花の潦 順子
地下通路抜けて春雨傘の波 北洞
著莪の雨公会堂は錆びゆける 眞知子
春昼の噴水低く低くなる 眞知子
百千鳥雨止む気配待ちきれず 美佐子
春の闇朝の音楽堂は鎖し 順子
(特選句のみ掲載 順不同)
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圭魚選 特選句 色紙授与
花の雨手描きの地図の濡れてをり ゆう子
圭魚選 特選句
蝶白くしろく先師の如く舞ふ 美智子
行春や都会の雨に曳く鞄 千種
(特選句のみ掲載 順不同)
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眞知子選 特選句 色紙授与
青き踏み日比谷の園に再会す 親子
眞知子選 特選句
花の雨ケーキの箱の角濡らし 順子
揺れてゐる十頭身のチューリップ 真理子
(特選句のみ掲載 順不同)
  
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参加者
岡本清・川嶋雅太郎・眞鍋親子・坂井令子・持永真理子・村松五灰子・馬場省吾・猪俣北洞・岡田順子・田中惠介・秋吉斉・秋吉芙佐子・飯川三無・小川みゆき・栗林圭魚・小泉迪子・武山文英・中田原子・松島亜栄子・山川ます江・山道陽子・由良清流・横田美佐子・棈松政江・岡田圭子・栗林眞知子・佐藤ゆう子・下野美智子・鈴木伊豫・田島照子・田辺て津子・田丸千種・辻梓渕・波多桃花・原田清子・藤野和魚・坊城俊樹・松井秋尚・弓削延子・吉田有輝子
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otarulove · 7 years
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〈お元気ですか?今日は、何の日・・・〉 おはようございます! 雪が降り、道路は、ざくざくですね。 小樽に来たら、旧日本銀行小樽支店を 見てくださいね。夜も、建物をライトアップ されて綺麗ですよ。1919年の今日は、 建築家・辰野金吾氏の命日です。 64歳でした。 辰野氏は、東京駅や、日銀本店などを 建造し、1912年には、日本銀行小樽支店を、 設計の頑丈さから、「辰野堅固」と呼ばれ ました。旧日本銀行小樽支店は、現在、 金融資料館となっており、素晴らしい建物 内部を見学することが出来ます。 電気記念日、散歩にゴーの日、 ドラマチックデーです。 今日も、いろいろ頑張ります。 よろしくお願い申し上げます。 http://www.sunny-deli-secco.com/ #小樽 #北海道 #otaru #hokkaido #おたる (Otaru)
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