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#書肆みず盛り
rinam-works · 1 year
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New Year Greetings 2023は 岩手県盛岡市の書店「書肆みず盛り」で 2023/1/6~1/22まで開催されていた年賀状展。 活版、書道、版画、カリグラフィーなど さまざまな分野の作家さんから届いた年賀状が 展示されていました。
書肆みず盛り(しょし みずもり) 岩手県盛岡市南大通一丁目12-18松栄館2階 020-0874 電話   :019-677-8863 営業時間 :水曜日~日曜日 10:00~19:00 定休日  :月曜日・火曜日(祝日は営業) 専用駐車場:なし(2,000円以上お買い上げいただくと、近隣の有料駐車場「ザ・パーク」のサービス券を1枚お渡しします。駐車券をご持参ください)
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kazuho-00 · 1 year
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盛岡に新しくオープンした建築設計と本のお店 書肆みず盛り にて開催していますNew Year Greeting展 2023に、参加しています。 いつか行ってみたい街、盛岡。絵の兎が一足先にお邪魔しています。 New Year Greeting 展 2023 会期:2023年1月6日(金)    -22日(日)    10:00-19:00 (月・火お休み) 会場:書肆みず盛り    岩手県盛岡市南大通一丁目. 12-18 松栄館2階  https://shoshimizumori.catalyze-design.com/ #書肆みず盛り #年賀状展 #年賀状展2023 #newyeargreetings #newyeargreetings2023 https://www.instagram.com/p/Cnb-JxGvNB4/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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knotenletterpress · 1 year
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岩手県盛岡市の書肆みず盛りさん @shoshimizumori の新年の企画展にも、ご縁あって参加させていただきます。盛岡はとても好きな街のひとつなので嬉しく、冬の盛岡に思いを馳せています❄️ 以前、西荻窪のみずのそらさんで参加させていただいていた、いろいろな方の年賀状が見られるNew Year Greetings展。場所を変えて岩手で開催されます。 書肆みず盛りさんはこの日から実店舗をオープンされるそう!お近くの方はぜひ🦢 ※こちらはknotenの商品の販売はなく、年賀状の展示のみになります。 ●New Year Greetings展 2023 開催概要 会期:2023年1月6日(金)~22日(日) 会場:書肆みず盛り 岩手県盛岡市南大通一丁目12-18 松栄館2階 #NewYearGreetings展 #書肆みず盛り #盛岡 #活版印刷 #活版 #letterpress #knoten #knotenletterpress https://www.instagram.com/p/Cm9VaKevlho/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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tagchan · 1 year
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「ととと便り」 『祝!書肆みず盛りオープン!』 とととから徒歩7分のところに本日1月6日、新たな書店「書肆みず盛り」さんがオープンしました! 盛岡劇場近くにオープン予定ということはずいぶん前から聞いていたのですが、ついにオープン! 場所は移転リニューアルオープンしたいなだ珈琲舎さんと同じ建物の2階。 今日さっそく行ってきました。 挨拶がてら見るだけにしようと思っていたのですが (積ん読がえらい数になっているので) セレクトがおもしろくて、ザっと見ただけでも10冊くらい読みたい本を見つけてしまい 絞りに絞って2冊に抑えました。 本田 不二雄「神木探偵」 重永 瞬「色分け日本地図」 1冊目は巨樹好きにはたまらない。 2冊目はいろんな地域のゲストさんと一緒に見たら楽しそうだなと思って。 読み終わったらたまり場に置いておきますので、ぜひ読んでみてくださいね。 きっとここのセレクトはいろんな方に刺さると思いますよ。 関心のないジャンルでもおもしろそうな本がいっぱいありましたから。 ちなみに、ボクに刺さったジャンルは 「旅」「地図」「地名」「樹木」「こまいぬ」「スポーツ」 でした。 近くなので少しずつ買って楽しもうと思います。 いなだ珈琲舎さんは現在、臨時休業中ですが、再開した際には 書肆みず盛りさんで買った本をいなだ珈琲舎さんで読む方も多くなることでしょう。 とととにお泊りの際はぜひ行ってみてください! 「書肆みず盛り」 盛岡市南大通1丁目12-18 松栄館2階 TEL:019-677-8863 営業時間 10:00-19:00 休:月、火 ※祝日は営業 #ととと #ととと盛岡 #ととと便り #書肆みずもり #盛岡 #岩手 #morioka #iwate #もりおか #岩手においでよ #盛岡のととと #盛岡ゲストハウス #岩手ゲストハウス ------------------------------------------------------- ととと -盛岡の泊まれるたまり場- 住所:岩手県盛岡市鉈屋町1-2 [宿泊] チェックイン 17:00-20:30頃到着まで ※泊まったのことのある方は21時到着まで 宿泊料 1名1泊3,850円(税込) ※1室1名利用希望の場合 4,400円(税込) ※1室2名以上の御予約は相部屋にはなりません [たまり場利用] たまり場営業時間 17:00-23:30 ※最終入館22時まで 利用料 1,000円(税込) とととのたまり場(リビング&キッチン)は泊まらなくても有料で利用できます。 宿泊ゲストの皆さんとの交流をぜひお楽しみください。 飲食物持込自由。キッチンで自炊可能。 ※来館前にあらかじめ連絡をください。10分前でもかまいません。 ※宿泊がない場合は休館の場合もあります。 ※現在、夜以外の時間のたまり場営業を検討中。曜日、時間帯などご希望があれば教えてください。 ※営業時間内の見学無料。お気軽にお越しください。 ご予約、詳細な情報はHPから! https://bokunohosomichi.fun/ ------------------------------------------------------- (Minamiodori, Morioka-shi) https://www.instagram.com/p/CnEo7bUBfU9/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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chaukachawan · 6 months
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残留思念体より
皆様へ。とりとめねぇ役者紹介をお届けします。
33期
佐々木モモ
座長お疲れ様。気苦労も多かったと思うからこれからは羽根を伸ばしておくれ
繊細な演技が凄い
えどいん
おもろ。永遠にちゃうかにいてくれ
コルク
めざせポケモンマスター
トロン
またカラオケいこ
ベジはむの残留思念体
おいら。旧ベジータベジ子。旧ベジはむ権左衛門。
Ω
ビザ切らして帰国できんってなったらホンマにおもろい
かの
ちゃうか遊びいこうな
田中かほ
働きすぎには注意してね👹
ゴコ
院進マジでおめでとすぎる。尊敬。
Aru=R
ほっっっっっっっっっっっっっっっそっっっっつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつっ!
荻野琥珀
旅行いこ
握飯子
自炊してるイメージないけど、おにぎりは作れるん?
梅本潤
うっ、目元は潤。ちゃうかネーム気に入ってくれてありがと!(圧)
34期
たぴおか太郎
ガチ推し。同担拒否。ナスしか勝たん。これからもアンケ書くわ。
かぬれ
これからも素敵な笑顔で後輩を癒やしてあげてね
水琴冬雪
ベガの脚本全通できてよかった。「わちゃわちゃ」はセリフめちゃ多い役よりカロリー高くて草
緒田舞里
さ◯だの平和は俺が守るから安心してちゃうかに専念してください。デュエット楽しかった
肆桜逸
名前かっこいいな。まぁ顔も演技もかっこええけど。
イケメン。妄想最高やったわ。もっと共演したかった。ありがと
VIVI
制作ありがと。素敵なアルバムも花束も大事にするね。ほんとにありがとう。史跡もファイト。
らしこ
おもろい後輩。釣りとかBBQとか行こな
統括のフォーニャー
フォーニャーと統括ギャルネギの名付け親であることをここで声を大にして言っておきます。スパイファミリー2期おもろいね。
舞原まひろ
髪型褒めてくれてありがと。他にも色々褒めてくれてありがと。留年はせんぞ!?
じゃがりーた三世
芸名使ってくれてありがと。またコメディみたいー
まっつー
なんやかんやこれからもずっと絡みがある気がする。語劇祭頑張ります。かけうどんにリスケさせましょう。
見光一雲
惚気で照れる姿もバカ酔いする姿もロキ山雅治もアドリブで噛む姿もミテルイツモ
アリリ・オルタネイト
芸名使ってくれてありがと
もう敬語やめてくれていいよ
(もうやめてるか)
35期
大福小餅
めちゃ豪華絢爛な和菓子の名前にありそう。魔女合いすぎ。
あろハム権左衛門
正統派2代目権左衛門
これからの権左衛門界とアドリブ界を盛り上げてくだされ。カルピスの原液は天才すぎる。
しょこら
いろいろ大変そうやけど、困ったときはいつでも相談してくれよな
紫仏瑠唯
また役者して欲しい。多分他のみんなも思ってる。ジョジョ関連の質問はいつでも受け付けてるぞ。
近未来ミイラ
次世代制作ニキ。脚本出てみたかった。でも共演できて嬉しかったからワガママはいいません。新人楽しみ。推し。
黒井白子
かっこいい。ダンスうまい。演技上手い。練習量一番。勝ち目ない。ドラゲナイ。またロキとモロハの革命歌ってんのみたい。
海泥波波美
かいでいぱばみ。30期にめっちゃ似てる先輩がおるんよ。真面目なんかイカれてるかわからんやつ。一旦ガチ女装してみるのとかどう?
コン
白パーカー着回し力高杉晋作。警備員の練習によく混ざってくれてた。全力コンメディもいつか見てみたい。
えぴ
映像天才すぎて草。背高すぎて草。てか、普通の会話もおもろくて草。
鴨兎春
芸名ラビエル・アポカリプスとかにしてほしい。古着テイストな服装おしゃんすぎる。
園堂香莉
なぽり。否ぽりたん。なぽりのnapori聴いてみたい。絶対上手い。
衿君
演技上手いし顔も良い。映像も良い。最強かよ。
縦縞コリー
絶妙に不憫で可愛い後輩。阪神優勝してよかったね。
中森ダリア
キャスパ上手すぎて草。バチクソおしゃれネキ。ひらりのおる飲み会絶対おもろそう。
冊まいも
僕はシルクスイートが好き。感情吐き出す演技うますぎる。
ミル鍋
ミル貝かと思ってたけどミルフィーユかいな。辻井さんの姉貴感がたまらなくツボ。元気元気。
まろん
次世代制作ネキ。オペ天才やん。目指せスタオンファイター
苔丸
ゴンザレスの似顔絵うますぎて、まるで自分が可愛いかのように錯覚してしまったので1日でも早く宣伝美術に入ってください(謎)
ゴンTとゴン鉢巻をアドリブで使いたくなったときはいつでも連絡してくれよな!
今までクソ
OSEWA
NARIMASHITA
!!!!!!
最高の二年半でした!また遊びに行ったりしような!
達者でな!!!!!!!!
ベジはむの残留思念体
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2023年 書肆 みず盛り
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gallery-fall · 8 months
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『雑貨の終わり』
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三品輝起『雑貨の終わり』(新潮社)
1,800円+税 | 224頁 | 四六判変型 | 2020年8月25日発行 | 新潮社 
新潮社より『雑貨の終わり』がでました。『すべての雑貨』につづく2冊めの自著です。雑貨化した世界にさまよう、様々なひとや物をえがいた随想集です。新潮社のウェブサイト「考える人」に連載したものと、岩波書店『図書』に寄稿したものに、それぞれ加筆し、さらに4本の書き下ろし原稿をくわえました。どこかで見かけたら読んでみてほしいです。
印象的なマッチ箱のアートワークは平松麻さん、装幀は新潮社装幀室、撮影は新潮社の広瀬達郎さんです。
また同時発売の『波』で、作家の堀江敏幸さんが書評をしてくれました。とても精緻な要約ともなっています。ぜひこちらも。
FALL店頭でも販売しています。平木元さんによる特典葉書つきです。地元の書店になかったときは通販もご利用ください。
→ 新潮社の詳細ページ → 通販のページ(FALL)
「身のまわりのあらゆる物が雑貨に鞍がえし店に雪崩れ込んできた。物と雑貨の壁がこわれ、自分が何を売っているのか、いよいよわからなくなっていった。レディメイド、マガジンハウス、吉本由美、『アルネ』、パンラボ、ポートランド、『銀河鉄道の夜』、祖父のライカ、そして著者の歩みと営み。東京西荻の雑貨店主による物と人をめぐるエッセイ集。」(『雑貨の終わり』帯より) 
「しかし、信じるべきものはある。世界の「 雑貨化」 にあらがうのは、ひとりひとりの身体に染みついた記憶であり、積み重ねてきた時間なのだ。売る側であれ消費する側であれ、それは関係ない。他人の物語を受け入れる耳を持ち、自身の物語を人に押しつけず、双方を包む言葉に近づくこと。」(『波』2020年9月号掲載『雑貨の終わり』書評、堀江敏幸「忘れられへんから」より)
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関連情報
『雑貨の終わり』(新潮社)が重版されました。(2023年9月) → X
『POPEYE』(マガジンハウス)2021年1月号の「本と映画のはなし。」にてシンガーソングライターの江原茗一さんが拙著についてふれてくれています。 → POPEYE(2021年1月号) → Twitter
『ソトコト』2021年1月号にて岩手県盛岡市の書店「BOOKNERD」の店主、早坂大輔さんが拙著を書評してくれました。(2020年12月) → ソトコトオンライン「モノを買うことの未来。」 → ソトコト(2021年1月号)
9月に開催したトークショー「雑貨の地図と断片化する世界」が文字起こしされ、新潮社のウェブ「考える人」に前編後編にわけて掲載されました。出演は夏葉社の島田潤一郎さん、司会は編集者の小林英治さん。(2020年11月) → 前篇「すべてが「雑貨化」するというパースペクティブ」 → 後篇「スモールビジネスをつなぎとめるささやかな倫理」 → Instagram
『本の雑誌』(本の雑誌社)12月号で歌人の石川美南さんが拙著を書評してくれました。(2020年11月) → 本の雑誌(2020年12月号) → Instagram
『週刊読書人』(読書人)11月13日号で文筆家の荻原魚雷さんが拙著を書評してくれました。(2020年11月) → 読書人WEB「『雑貨』という概念からこぼれるもの」 → 週刊読書人(11月13日号) → Twitter
『Meets Regional』12月号でライターの永江朗さんが拙著を書評してくれました。(2020年11月) → Meets Regional(2020年12月号)
『GINZA』(マガジンハウス)11月号の新作レビューにて、編集者の鳥澤光さんが拙著が紹介してくれました。(2020年10月) → G’s BOOK REVIEW → GINZA(11月号) → Instagram
『FUDGE』(三栄)11月号の「今月の新刊&注目作」のコーナーにて拙著が紹介されました。(2020年10月) → FUDGE(11月号) → Instagram 
朝日新聞社が提供するウェブマガジン「&w」の「ほんやのほん」というコーナーで、蔦屋書店のコンシェルジュ、八木寧子さんが紹介してくれました。(2020年10月) → 朝日新聞デジタル「&w」 → Twitter
共同通信社が配信する書評欄にて、書肆汽水域の北田博充さんが紹介してくれました。(2020年10月) → Twitter
『UOMO(11月号)』(集英社)のミニブックレビュー欄にて編集者の宮田文久さんが紹介くてくれました。(2020年9月) → UOMO(11月号) → Twitter
女優、作家の中江有里さんが『週刊新潮(10月1日号)』(新潮社)で『雑貨の終わり』を書評してくれました。(2020年9月) → 週刊新潮(2020年10月1日号) → ブックバン
コンテンツレーベル、黒鳥社が制作するポッドキャスト番組「blkswn radio」内の「音読ブラックスワン」というコーナーで、編集者の若林恵さんが、拙著『雑貨の終わり』から「印の無い印」の一部を朗読してくれました。(2020年9月) → 音読ブラックスワン → Twitter
コクヨのワークスタイル研究所と黒鳥社が展開する、コクヨ野外学習センターによるポッドキャスト番組「新・雑貨論」の第2回にゲスト参加しました。パーソナリティは若林恵さんと山田遊さん。(2020年9月) → 新・雑貨論 前編 → 新・雑貨論 後編
近所の今野書店さんで「『雑貨の終わり』を考える20冊」というフェアが、ブックファースト新宿店の「アドヴァンスドステージ」では『雑貨の終わり』で言及した本を集めたフェアが開催中です。(2020年9月) → 今野書店 → ブックファースト新宿店 → Instagram
2020年9月16日(水)に下北沢のB&Bにて、刊行を記念した配信限定のトークショー「雑貨の地図と断片化する世界」があります。出演は夏葉社の島田潤一郎さん、司会は編集者の小林英治さん。(2020年9月)<終了しました> → B&Bの紹介ページ → Twitter
新潮社のPR誌『波(2020年9月号)』にて作家の堀江敏幸さんが書評と、私のインタビュー記事が載っています。(2020年8月) → 書評「忘れられへんから」 → インタビュー「雑貨界の地図をつくる」 → Twitter
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目次
『雑貨の終わり』
毎朝
息を止めて
ふたりの村上
レディメイド、さえも
印の無い印
地図のないメニルモンタン
鼠をめぐる断章
パン屋から遠くはなれて
釣りびとたち
聖なる箱
べつのポートランドで
ホテルの滝
水と空
三品輝起
Teruoki Mishina
1979年、京都府で生まれ、愛媛県で育つ。2005年より東京の西荻窪にて雑貨店「FALL」を経営。2017年『すべての雑貨』(夏葉社、のちに、ちくま文庫)、2020年『雑貨の終わり』(新潮社)、2024年『波打ちぎわの物を探しに』(晶文社)を出版する。
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FALL
167-0042 東京都杉並区西荻北3-13-15-1F
地図 | 13:00 - 19:00 | 月・火お休み
gallery.fall at gmail.com | fall-gallery.com
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fujimoto-h · 4 years
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白鴉例会とライムスターと「マクガフィン」とウィトゲンシュタインと『かわいいウルフ』とはじめてのコミケと『かがやき』と
 昨年末28日に白鴉例会。1作のみ。  終了後、90年代Jpopの流れる串カツ屋で忘年会。なんかいろいろ話していたはずなのだが、あの店、帰るときにくぐると記憶が消える扉を使っているようだ。
 翌日、10時ごろより新幹線こだまにて上京。東京駅からそのまま新木場駅へ向かうとちょうどいい時間で、カレー食べてSTUDIO COASTへ。見るからにでかい会場で、集まっている人もなかなかの数。早めに荷物とダウンジャケットをロッカーにしまっていたら番号を呼ばれるまでにけっこう寒くなってきた。会場に入るとまあ広い。ドリンクもやたら行列ができていたので諦める。今年いちばんの後列だったけど、まあこれだけいるし仕方ない。あ、申し遅れましたがライムスターのライブです。そしてはじまると初っぱなからMighty Crownがゲストに加わっての「予定は未定で」。つまりは逆順リスト。ここから先も秋元才加のパートナーでおなじみのPUNPEEがゲストに来ての「Kids In The Park」や、F.O.Hがゲストに来ての「ウワサの真相」など、さすが東京はちがうなあと。そして同時にやはり、とある方向へ向けて期待は高まる。逆順リストがすべて終了して3人がいったん捌け、プロジェクターでこれまでのライブの様子をダイジェストで流しているのを眺める。動画が終わると3人が見憶えのある黒スーツで登場。会場が一気に盛りあがる。そして岡村靖幸が呼ばれ、「マクガフィン」。はじめて生で岡村靖幸を見るのだったが、なんかすごく楽しそうにうたっていて幸せな気分になった。楽しさのあまりMummyDのヴァースに聴き入って、自分が担当するサビのところをうたい忘れるという。そして曲の終了とともにすぐさま袖へと捌ける岡村靖幸。噂通りだ…と感動する。というかこれでいったん終わりか…。  終了後、新木場駅前のどさん子でラーメン。幼少のころ近所にあったどさん子はいまいちだったけど、ここのは美味かった。
 30日は雨の中、龍神社へ行ったり彷徨したり。谷賢一『従軍中の若き哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインがブルシーロフ攻勢の夜に弾丸の雨降り注ぐ哨戒塔 の上で辿り着いた最後の一行「──およそ語り得るものについては明晰に語られ得る/しかし語り得ぬことについて人は沈黙せねばならない」という言葉により 何を殺し何を生きようと祈ったのか?という語り得ずただ示されるのみの事実にまつわる物語』(工作舎)を読んでいるうち、この舞台のいちばんのハイライトだろう、あの言葉の無限の可能性についてウィトゲンシュタインが気づく場面を読んで、『論理哲学論考』を読み返したくなるという単純さ。鬼界彰夫の本も読んでみたい。mixiからずっとネット知人としていろいろこちらが勝手に勉強させていただいている吉川浩満氏が出演されたというので文化系トークラジオというのを聴いていたら馳平啓樹『かがやき』が紹介されたり、多田尋子という書き手を知ったり。夜には映画納めとしてテアトル新宿へ『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』を観に行く。リンさんやその周辺のエピソードが大幅に追加されるなどしてすずさんの人物造形の奥行きが増し、作品そのものの奥行きが増している。そして何回観てもいちばん来るのはあの時限爆弾であった。いやあ、どうか今回は不発で終わってくださいませんか、と何回観ても思う。というか何回観てたっけ。そして片渕須直×町山智浩対談を読んで、早くももう一度観たくなっている…。
 そして最終日の大晦日。なにもすることないしどうしようかとtwitterを眺めていると『かわいいウルフ』でおなじみの小澤氏がコミケに出店するというので、せっかくだし行ってみようと思い、行ってみた。ひさびさのゆりかもめ。生まれてはじめてのコミケ。東京ビッグサイト駅ではじめて降りてみたが、かなりの人出。コスプレしてる人も混じっていたりして、おかげで道に迷うことはなかったが、並んで手荷物検査受けて入場用のリストバンドを購入するまでに2時間はかかっていたと思う。この時点で東京文フリの比じゃないな、などと考える。リストバンドを買ってからもけっこう歩き、歩いているうちにもけっこう人がいる。コスプレイヤーの撮影会が行なわれているそばを通りつつ会場を目指す。やっとのことで辿りつくと、やたら広い。そして人口密度高い。控えめに言って東京文フリの1000倍はいるんじゃないか。どうにかブースを探し出し、小澤氏に挨拶。海響0号「情報技術」を買わせていただく。IT技術者の情熱やテクノロジーへの愛もまた「文学」であるにちがいない、という信条がこの冊子を創るきっかけとなったようだが、内容はたしかに面白い。これからまたじっくり読ませていただくつもり。小澤氏と名刺交換させていただいてブースを離れ、ちょっと偵察でもしようかと考えたが、もともと行列と人混みが嫌いな性分なので疲れ果てて撤収することに。ちなみにこの時点で『かわいいウルフ』は1冊しか売れておらず、まあ『白鴉』なんかはだいぶ絶望的だろうな。この人数で売れなかったら東京文フリで3冊しか売れなかったとき以上のダメージを受けることに…。  東京駅へ行って『多田尋子小説集 体温』(書肆汽水域)を求めに八重洲ブックセンターへ向かうも置いていず、検索したところ、駅を挟んで反対側にある丸善にあるというので急いで向かい、探し出して購入。読むのが楽しみ。  新幹線こだまで馳平啓樹『かがやき』(水窓出版)を読み、新大阪へ辿りついてからも読みつづけ、読了した。年内間に合った。いろんな書評で取りあげられているだけあって「かがやき」はよく書けているとは思うものの、「クチナシ」はいまいちうまくいってないのではないか、というかむしろよくこの状態で載せたなと思った。「クチナシ」以外の作品では学歴に対して不釣り合いだと見なされるような職業にやむなく就いている男性が主人公となっているところ「クチナシ」はそういった言及がないところから考えるとおそらくはその学歴などに見合った職業ということなのだろう。「クチナシ」以外の主人公の抱える鬱屈はおそらく自分の学歴とは不釣り合いな、もしくは不釣り合いだと思っている製造業に就き、機械の一部として働くことに抵抗を感じているように見受けられるが、「クチナシ」では主人公は自分の妻がある時期から子供ほしさに主人公を精液を出す機械として扱おうと医師と結託してくることに対して抵抗を覚えるようになる。この人工授精の問題が出てきてからはこの作品のテーマは男性性の危機と捉えることもできるのだが、そう捉えるには人工授精の問題が出てくるのが遅すぎるのもたしかだ。また、男性性の危機をテーマに据えたとすれば、隣人トラブルはまだしも、職場のエピソードはまったく機能しておらず、はたして筆者が男性性の危機をテーマにしていたのかどうかが疑わしい。とても中途半端なかたちで出されている作品であり、また、それだけに、筆者の持つ作家性のうち駄目な部分(変にプライドの高い主人公であるのはいいとして、客観性に欠けるため、ただただ嫌味な性格にしか読めない)が出てしまっているような気がしてならない。  帰宅後、とりあえず2019年のまとめだけを書いてアップ。そしてそのあとこの記事を書いている。
さいきん読み終えた本 北村紗衣『お砂糖とスパイスと爆発的な何か──不真面目な批評家によるフェミニスト批評入門』(書肆侃侃房) 谷賢一『従軍中の若き哲学者ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタインがブルシーロフ攻勢の夜に弾丸の雨降り注ぐ哨戒塔 の上で辿り着いた最後の一行「──およそ語り得るものについては明晰に語られ得る/しかし語り得ぬことについて人は沈黙せねばならない」という言葉により 何を殺し何を生きようと祈ったのか?という語り得ずただ示されるのみの事実にまつわる物語』(工作舎) ジャン・ジロドゥ『トロイ戦争は起こらない』(ハヤカワ演劇文庫) 馳平啓樹『かがやき』(水窓出版)
さいきん観た映画 『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』(片渕須直)テアトル新宿
さいきん行ったライブ RHYMESTER『KING OF STAGE Vol.14 47都道府県TOUR 2019』東京STUDIO COAST
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toshihikokuroda · 3 years
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中国・天津 魯迅が愛した内山書店復活 日本から輸入した本も 中日交流の懸け橋に 2021年10月1日【国際】
 中国の文豪、魯迅(ろじん)が愛した書店として知られる「内山書店」が7月10日、中国・天津に開店し、盛況です。同書店はもともと1917年に日本の内山完造と妻の美喜が上海で開業。45年の日本の敗戦後に閉店し、中国では76年ぶりに復活しました。同書店を運営する趙奇(ちょう・き)社長(38)は「先達に学び、中日交流の懸け橋にしたい」と語ります。(天津=小林拓也 写真も)
 9月下旬、天津市内のモールにある内山書店を訪ねました。明るい店内には魯迅の書籍や日本の文化に関する本、絵本などが並んでいます。日本から輸入された本や雑貨もあり、親子連れや若者でにぎわっていました。
当時の外観再現  壁にはかつての内山書店の写真や書店に関係する文化人の写真が並んでいます。奥に入ると、当時の書店の外観が再現され、著名な泥人形職人、張宇氏が作成した魯迅像が飾られています。店内にはカフェもあり、コーヒーの香りが漂います。
 趙さんは「開店して2カ月半、予想以上に多くの人が訪れてくれ、歓迎されている。天津だけでなく、北京や上海、広州など各地から来た人もいた」と笑顔で話します。
 上海の内山書店は、晩年の魯迅や日中の文化人、社会活動家らが集まる場となっていました。店内にはテーブルと椅子が置かれ、高級宇治茶「雁が音(かりがね)」が無料で飲めました。「文芸漫談会」と呼ばれるサロンがときどき開かれ、単に本を売るだけではなく、日中民間人の交流の場でした。
 内山書店の精神は、上海にある内山夫妻の墓碑に刻まれた「以書肆為津梁、期文化之交互(書店を懸け橋として、文化交流を期する)」という言葉に表れています。この言葉は新しい書店にも掲げられています。
 「内山書店」は東京にもあります。完造の弟、嘉吉(かきち)が1935年に開業し、いまも営業が続いています。趙さんは天津のテレビ局のディレクターだった2013年に同書店を取材してドキュメンタリーを制作。その精神に感銘を受けました。
 天津で書店を復活させたいと奔走。同市当局の協力を得て、東京の内山書店が商標使用を認める形で開店が実現しました。趙さんは「内山完造の精神を受け継ぎ、中日相互理解の窓口・懸け橋にしたい。さらに中日の友好と交流の場にしたい」と意気込みを語ります。
 天津の内山書店はサロン「漫談会」を週末などに開催。内山書店や魯迅、日中の文化などに関係する講師を呼び、参加者との交流の場としています。
友人と出会う場  趙さんは「コーヒーも良いものを安く提供している。お客の要望で日本酒も置くことにした。昔の本や資料なども展示している。訪れた人が新たな本や友人に出会い、楽しんでもらう場にしたい。完造の内山書店も楽しいからこそ、毎日のように魯迅やさまざまな人たちが通ってきた」と語ります。「何十年、何百年と愛される書店にしたい。いずれは上海はじめ北京など中国各地に出店したい」と夢を膨らませます。
 日中関係の悪化が指摘されていますが、趙さんはこう強調しました。「対話が多ければ、対立は少なくなる。内山書店は相互理解と交流の場として小さくても役割を果たしたい」
(しんぶん赤旗、2021年10月1日)
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daiichinichiyou · 6 years
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第1回 勉強会れぽ 2018年3月31日
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  (会場となった京都市立芸術大学 芸術資料研究センター)
毎月第1日曜日(もしくは土曜日)に京都市立芸術大学で開催する、勉強会。みんなで「ものしり」になることを目標に、ゆるっとおこなっています。
今回のれぽ担当者は佐々木です。(出席者:岡本、大槻、豊増、西原、佐々木)
——テーマについて
第1回目は「富岡鉄斎」がテーマでした。
2月の作品展で主催の岡本さんの作品を見て、橋本関雪や富岡鉄斎がおもしろいのではないかと教えてくださった方がいらっしゃったことがきっかけとなり、今回の勉強会の開催にいたりました。
富岡鉄斎(とみおかてっさい、1837-1924年)について、簡単に説明します。
『日本美術館』(小学館、1997年)を参照すると、 「新しい概念や制度から距離を保ちつづけた最後の文人」 と書かれています。
鉄斎の作品についてはこちら
近代の絵画では南画・文人画はあまり好まれず、制度的にも冷遇されるようになりました。
そのような時代のなかで、鉄斎は「詩書画三絶(漢詩、書、画、いずれも超絶していること)」の書画を描き、美術団体からは距離を置いて、徳を高める生活をおくっていました。
鉄斎は西洋のセザンヌに匹敵するほどの役割を果たした最後の文人画家であったそうです!
——課題図書について
さて、今回の課題図書は、戦暁梅『富岡鉄斎の画風についての思想的、藝術的考察 : 鉄斎画の賛文研究を通じて』です。
戦暁梅『富岡鉄斎の画風についての思想的、藝術的考察 : 鉄斎画の賛文研究を通じて』
鉄斎に関する文献は多くありますが、この本は鉄斎の絵画論に注目しているのが特徴的です。
作品の画と賛文とを分けて論じてきたこれまでの研究に対して、鉄斎の「自分の絵を見るときは、まず賛文を読んでくれ」という発言をとりあげて、画と賛文をともに読み解く試みがなされています。
第一章では、文人画家である鉄斎の生涯とその陽明学の思想が整理されており、鉄斎の性格や生き方が読み取ることができます。
第二章からは具体的な作品をとりあげて、画題と賛文の関係を探っています。
ところどころに日本と中国の文人画の紹介があり、興味を広げやすいテキストでした。
——文人画について
文人の余技として芽生えた文人画は、北宗と南宗とで系譜が分かれていきます。
詳細にいうと、まず、山水画には清時代まで大きく二つの流派がありました。 華北系・李郭(りかく)派と江南系・董巨(とうきょ)派です。 江南系・董巨(とうきょ)派から生じた文人画は、明中期から盛んになります。 さらに明末期に董其昌(とうきしょう)が南宗を高く評価したことがきっかけとなり、北宗=職業画家に連なる系譜、南宗=文人画家(董源・巨然から元末四大家)に連なる系譜という図式ができます。 元末四大家の作品はこちら
これらが日本に伝わり、日本では「南画」として発展します。
日本文人画としては富岡鉄斎が最後の巨匠となり、その後は南画においては伝統技法が継承されてきたようです。
——鉄斎の評価について
海外での評価について、まず、鉄斎はアメリカ、ヨーロッパどちらで先に評価されたのでしょうか。
1957年に開催された「アメリカの鉄斎展」では、 批評家が鉄斎と「抽象的表現主義」との関係性を示しています。
以下、引用  そして最近日本から帰ってきたメトロポリタン美術館極東美術部長のアラン・プリーストの言によれば、「鐡斎の美術史的位置がセザンヌのそれに相応することは、日本人も西洋人もともに認めるところである。 ニューヨーク・ヘラルド・トリビューン紙の美術批評家、エミリー・ヂェナウァー——『東洋の藝術家の古典的理念であるところの「典雅なる精神の表現」が、鐡斎の真骨頂で、しかも、鐡斎の精神は、典雅なるのみならず、陽気で愉快であり、そこに鐡斎の魅力がある。』更に、ヂェナウァーは、三人の賢者が同じ舟に乗っている「聖者舟遊図」や、儒・道・佛の三宗教���代表者を示した面白い「三老吸酢図」を例にとって、鐡斎の魅力の根拠としての「フモール」について述べた。 ニューヨーク・タイムズ紙美術批評家のハワード・デヴリー——『鐡斎展について言えば、遠い中国絵画の伝統の趣を留めながらも、その個性と熱情との力により、例えば風景画に於けるボカシの仕方など、今日の表現主義的手法に近い感がある。いや、あちこちにフォーヴ的筆致もある。色彩は豊富ではないが、有効にアクセントを与え、空間処理と本質的に抽象的な形体の把握とは驚くべき完璧度に達している。タイム誌は『聖者周遊図』を掲げ、『鐡斎の作品は、日本画の精緻優雅な伝統から、大胆にも抜けだして、荒々しくも衝動的な筆遣いを用い、もはや東洋的といわんよりは西洋的な感じを起こさせる。…その筆力のほとばしる所、今日西洋で「抽象的表現主義」と呼ばれている、あの近代絵画の原型を、誇らかに示すのである』* (本文、7頁より) (*は レスリ・J・ポートナー氏「アメリカの鐡斎展」『藝術新潮』第8巻第7号、1957年7月より)
1957年ごろといえば、ウィレム・デ・クーニング(Willem de Kooning, 1904-1997年)の『女』シリーズがすでに発表されていた時期です。
たしかに鉄斎の晩年の力強い筆跡には、共通点が見られるかもしれません。
一方、鉄斎の画風からの繋がりで考えると、 アンドレ・ドラン(Andre Derain, 1880-1954年)に代表されるような フォーヴィスムを連想することもできます。
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  (勉強会の様子) 具体的なものを立体物として写実的に描くのではなく、 むしろ光との関係といった見え方の本質を捉えた表現を追求した点に、 鉄斎との類似性があるのではないかと考えました。
日本においては、岡本太郎をはじめとする画家たちに一定の評価を得ている点も鉄斎の高評価の理由です。
——鉄斎の人間性について
第一章では鉄斎と陽明学との関係がくわしく述べられています。
陽明学は朱子学から発展したものですが、より人間の心や情を重視しました。
王陽明は、あるべき姿である「理」と、人間的な「心」は相反するものではなく、むしろ、人間的な「心」こそ規範となるべきであると説きます。
人間の直感感覚を肯定しており、人間の情の側面を重視する態度がみられます。
もともと鉄斎は「石門心学」という学問を学んでいたのですが、 その思想は、人間の本質に関わる部分においては陽明学ととても似ていました。
そのため、鉄斎は若い頃に陽明学に傾倒します。
鉄斎は生涯において「言行一致」「知行合一」を追求しました。
さまざまな相反するような思想をも自身のなかに取り入れ、吸収していく器の大きい性格だったことがうかがえます。
社会活動に熱心で国粋主義的な一面もあったことは、自由な制作活動を展開する鉄斎のイメージとはまたちがった印象を受けます。
もちろん、時代の波があり、作風も年代に沿って変化していく様子がみられます。
余談ですが、年齢による作風の変化というものはやはりあって、花鳥画のように繊細な絵になると、年をとるにつれて描きにくくなると一般的に言われています。
禅の作品などに共通して見られるゆるやかな曲線などは、年齢を重ねた身体の変化によるものでもあったのだろうかと考えさせられます。
——セザンヌとの比較
さきほど、新印象主義との関連性を述べましたが、テキストでは鉄斎とセザンヌとの関係性について、「輪郭を無くした混沌味」と「鮮やかな色彩」が共通点としてあげられています。(本文、8頁)
「輪郭を無くした混沌味」とは、たとえば作品《浮島原晴景》において、境界線は明示されず、色彩の明度によって対象の立体感を表しているが、その境界はぼかされ、細部は見えなくなり、全体の統一感が重視される様子と言うことができるでしょうか。
とはいえ、鉄斎の作品では部分のモチーフがある程度確認できるため、平面性が見られる点において、セザンヌのとの類似性が指摘できます。
また、鉄斎の作品においては、細かな線によってびっしりと画面が埋め尽くされるように描かれていることも特徴的です。
——《三聖吸酢図》(50代)について
さて、第二章からは、具体的に画と賛文を同時に見ることで、作品の解釈をおこなっています。
気になったのは、鉄斎50代のころの作品《三聖吸酢図》についての部分。(本文、41,42頁)
この「三聖吸酢図」の画題は鉄斎が40代から80代にいたるまで描きつづけたものでした。
三聖とは、道教の黄山谷、儒教の蘇東坡、仏教の佛印のことです。
佛印が訪れた黄山谷と蘇東坡に、上等な桃花酸(お酢)を差し出し、味見しようと誘います。
そのとき3人がそのお酢を味見して、3人ともそのお酢によって眉をしかめたことから、三教の説くところは異なるけれども、起源は同じだということを意味します。
賛文には以下のような意味が書かれています。
老子は、好んで清らかにして虚しきものを談じ、釈迦は専ら舎利を説く。孔子がこれを聞いて笑いこけている。(本文、41頁)
これまでの指摘では、「三聖吸酢図」についての内容ではないため、画と賛文が一致しないと考えられてきました。
ここで、筆者は画に注目し、「三聖吸酢図」ではありつつも、そのなかでも桃花酸(お酢)に興味を示している場面を描いているとし、 そのため、一見賛文は異なる内容を書いているようには思えるが、好奇心や面白みといった内容から考えると、同じことを追求していると述べます。
この面白みというのは難しく、主観的な意見であり、話し合いでは完全には納得できなかった部分です。
もともと画賛は画家本人ではなく、別の人が書くものでした。画と賛文の関係も興味が尽きない題材です。
——広がりとして
話し合いの結果、持ち帰って、 今後調べていくことになったのは以下の2つです。
①文人画 テキスト中には、中国文人画の「京派」「海上派」「嶺南派」が取り上げられていました。
そもそも文人画とはということを、遡って学びたいと思います。
②「写意」 テキストに「写意」という言葉が出てきたのですが、 これは家に帰って、
蘇軾 「形似」に対する「写意」(西洋の抽象表現主義に相当)
(中国絵画史ノート 宋時代 北宋花鳥画の革新 文人画の芽生え、http://www.geocities.jp/qsshc/cpaint/china9.html、2018年4月2日アクセス)
というものを知りました。
勉強会中では、この「写意」とは、たとえば岸田劉生がいう「質の実感」こそむしろ「写実の美」と考える思想のことだと考えていました。
(ちなみに岸田の思想は以下を参照 物体の正面から光線を与えて、影を作らぬと、その物体は厳しい写実的画境を与えられる。それに反し、そこに多くの影を造るときはそこには厳しさのかわりにロマンチックな感じが生じる。
西洋の美術が多く、美を厳粛なる写実境に見出せず、ロマンチックなところに求めたのは、その材料が皮想の如実感を出すに適し過ぎたが為ともう一つはその民族の科学的気凛に基するものという事が出来る。
(岸田劉生「東西の美術を論じて宋元の写生画に及ぶ」『岸田劉生美術思想集成 うごく劉生、西へ東へ 後編・「でろり」の味へ』書肆心水、2010年、190頁)
この文では岸田は、西洋の美術のように陰影をしっかりと描き、あたかも3次元空間に立っているかのように描くものは、ロマンチックな感じが生じると述べています。
しかし、東洋画では陰影を描かず、厳しい写実的画境を描き出します。
そこでは、形を超えた精神を描き出していると言えます。
質の実感も無論、形を超えたものである。美である以上それは形ではない。只心に影ずる時も、又それが表現される時も、形に宿るだけである。畢竟美とは形に宿る形以上の形である。かくて質の美は質の与える美的精神的感動である点で更に深きものと同じく無形である。しかし、更に深き美術の域の美的感動はその感じに於ては形に即さない。[中略]つまり、何が美しいというのではない。物の美ではない。作に籠る精神、又は画因に宿る精神と言うてもよい。
(岸田劉生「写実論」『岸田劉生美術思想集成 うごく劉生、西へ東へ 前編・異端の天才』書肆心水、2010年、227頁)
そのようなわけで、この「写意」については、「蘇軾 「形似」に対する「写意」(西洋の抽象表現主義に相当)」という意味があることを知り、これについては今後もくわしく調べていきたいと思います。
——余談
これから読みたい本
戦暁梅『鉄斎の陽明学』 (今回のテキストの同著者の本。興味が広がる)
岡﨑乾二郎『抽象の力』 (「写意」つながりで) 東田雅博『シノワズリーか、ジャポニスムか : 西洋世界に与えた衝撃』 (この図書自体が受けている影響について理知的に考えるため)
村山斉『宇宙は何でできているか』 (参加メンバーのおすすめ、ダークマターについて。鉄斎とは特に関係はない)
竹浪遠 『唐宋山水画研究』 (京芸の愛すべき東洋美術史の先生の著書。今回扱った近代とは時代が離れているのが残り惜しい)
『中国近代絵画と日本』京都国立博物館 編 (「海派」と「京派」について書かれている。わかりやすい。別の記事で紹介します)
「石岡さんと本屋に行こう!」http://www.kaminotane.com/series/1386/ (こんなふうに本が読めるようになりたい)
西槇偉『中国文人画家の近代 ――豊子愷の西洋美術受容と日本』 (受容研究の参考になった本。とてもよい。なにがよいかというと、豊子愷の絵からは愛情しか感じない。目の保養になる。そんな図版がたくさん。それから、作品記述がまるで物語のよう。こんな記述ができるようになりたい)
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  (桜がきれいに咲いていました)
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rinam-works · 1 year
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書肆みず盛り(しょしみずもり)さんは 2023年1月6日に開店した本屋さんです。 設計事務所CATALYZE DESIGN (カタライズデザイン)の 設計士・山下桂樹さんが運営しています。 なので設計事務所併設。 窓越しに見える設計士の本棚も見所です!
もともとは2018年に 間借り本屋としてスタートした書肆みず盛りさん。 間借り本屋とは、 お店の一角に本棚を置かせてもらって そこで書籍を委託販売する形態の本屋さん。 北上市のマフィン屋さん「ウワノソラ」、 岩泉町の和菓子屋さん「志たあめや」、 盛岡市のレコードショップ「Disknote Morioka」の 3カ所に現在も展開しています。
そんな書肆みず盛りさんが 実店舗を持つということで、 動画を撮らせていただきました! 少しでも雰囲気を知っていただいて、 足を運んでくださるとうれしいです。
書肆みず盛り(しょし みずもり) 岩手県盛岡市南大通一丁目12-18松栄館2階 020-0874 電話   :019-677-8863 営業時間 :水曜日~日曜日 10:00~19:00 定休日  :月曜日・火曜日(祝日は営業) 専用駐車場:なし(2,000円以上お買い上げいただくと、近隣の有料駐車場「ザ・パーク」のサービス券を1枚お渡しします。駐車券をご持参ください)
「書肆」は本屋という意味。 「みず盛り(水盛り)」とは、 半透明の長いチューブに 水を入れて高さを測る道具です。 建築現場で使います。
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honyade · 4 years
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翻訳ナイト――第六回日本翻訳大賞 中間報告会 金原瑞人、岸本佐知子、斎藤真理子、柴田元幸、西崎憲、松永美穂 司会:米光一成
日本翻訳大賞も第六回目を迎えることになりました。あらためて皆様の御協力御支援に感謝の意を表したく思います。
第一回以来、翻訳をめぐる状況の変化は著しいです。
これまで注目されなかった国の作品や作家への興味の高まり、一次選考の推薦文やSNSからあふれる翻訳作品への愛情、韓国文学・中国文学の日本における隆盛、言語を超えた翻訳者同士の繋がりなど、多くの変化が見られます。そしてそれはよいほうへの変化のように見えます。
第二次選考対象作品17作は2月10日に発表されていて、イベント開催のころには、さらに最終選考対象作品5作が決定しています。 当日の話題は作品にかぎらず、広くかつ楽しめるものになる予定です。17作に入らなかった優れた作品、各選考委員が選ぶ「この一般推薦のすごい!」などの企画をいま準備しています。肩のこらないトークイベントになると思います。
日本翻訳大賞はいかなる機関・組織とも関係がありません。独立していて自由な賞です。そしてただ翻訳のために設立された賞です。4月12日、翻訳の現在や未来について御一緒に考えませんか。
【第六回日本翻訳大賞二次選考対象作品】 『アカシアは花咲く』デボラ・フォーゲル、加藤有子訳、松籟社 『ある一生』ローベルト・ゼーターラー、浅井晶子訳、新潮社 『息吹』テッド・チャン、大森望訳、早川書房 『インスマスの影◯クトゥルー神話傑作選◯』H・P・ラヴクラフト、南條竹則訳、新潮文庫 『失われた女の子 ナポリの物語4』エレナ・フェッランテ、飯田亮介訳、早川書房 『おちび』エドワード・ケアリー、古屋美登里訳、東京創元社 『オーバーストーリー』リチャード・パワーズ、木原善彦訳、新潮社 『きのこのなぐさめ』ロン・リット・ウーン、枇谷玲子、中村冬美訳、みすず書房 『亀裂:欧州国境と難民』カルロス・スポットルノ、ギジェルモ・アブリル、上野貴彦訳、花伝社 『黒い豚の毛、白い豚の毛』閻連科、谷川毅訳、河出書房新社 『サッシーは大まじめ』マギー・ギブソン、松田綾花訳、小鳥遊書房 『三体』劉欣慈、大森望 光吉さくら ワン・チャイ訳、早川書房 『惨憺たる光』ペク・スリン、カン・バンファ訳、書肆侃侃房 『精神病理学私記』H. S. サリヴァン、阿部大樹、須貝秀平訳、日本評論社 『ダイヤモンド広場』マルセー・ルドゥレダ、田澤耕訳、岩波文庫 『波』ソナーリ・デラニヤガラ、佐藤澄子訳、新潮社 『目覚めの森の美女』ディアドラ・サリヴァン、田中亜希子訳、東京創元社
日程:2020年4月12日 (日)
時間:18:00~19:30 開場 17:30~
料金:1,100円(税込)
定員:110名様
会場:本店 大教室
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金原瑞人 かねはら・みずひと 1954年岡山市生まれ。法政大学教授・翻訳家。訳書は児童書、ヤングアダルト小説、一般書、ノンフィクションなど500点以上。訳書に『���空のむこう』『さよならを待つふたりのために』『国のない男』『月と六ペンス』『文学効能事典』『このサンドイッチ、マヨネーズ忘れてるハプワース16、1924年』『リンドバーグ 空飛ぶネズミの大冒険』、エッセイ集に『翻訳家じゃなくてカレー屋になるはずだった』『サリンジャーにマティーニを教わった』、日本の古典の翻案に『雨月物語』『仮名手本忠臣蔵』など。 HPはhttp://www.kanehara.jp/
岸本佐知子 きしもと・さちこ 神奈川県生まれ。翻訳家。訳書にルシア・ベルリン『掃除婦のための手 引き書』、リディア・デイヴィス『話の終わり』、ジョージ・ソーンダーズ『十二月の十日』など。編訳書に『変愛小説集』『居心地の悪い部屋』など。著書に『ひみつのしつもん』など。
斎藤真理子 さいとう・まりこ 韓国語翻訳者、ライター。2015年にパク・ミンギュの『カステラ』(ヒョン・ジェフンとの共訳、クレイン)で第一回日本翻訳大賞受賞、これをきっかけに翻訳の仕事を始める。訳書に『こびとが打ち上げた小さなボール』(チョ・セヒ、河出書房新社)、『誰でもない』(ファン・ジョンウン、晶文社)『フィフティ・ピープル』(亜紀書房)『回復する人間』(ハン・ガン、白水社)『82年生まれ、キム・ジヨン』(チョ・ナムジュ、筑摩書房)など。今回はゲスト審査員として一回だけの参加です、がんばります。
柴田元幸 しばた・もとゆき 翻訳家、東京大学名誉教授。ポール・オースター、スティーヴン・ミルハウザーなど現代アメリカ文学の翻訳多数。最近の訳書にエリック・マコーマック『雲』(東京創元社)、著書に『ぼくは翻訳についてこう考えています 柴田元幸の意見100』(アルク)、編著書に『「ハックルベリー・フィンの冒けん」をめぐる冒けん』(研究社)など。文芸誌『MONKEY』 責任編集。
西崎憲 にしざき・けん 翻訳家、作家。訳書・編纂書に『郵便局と蛇』コッパード、『ヘミング ウェイ短篇集』『短篇小説日和』、編著に『 kaze no tanbun 特別ではない一日』など。著書に『蕃東国年代記』『ゆみに町ガイドブック』『飛行士と東京の雨の森』『全ロック史』『未知の鳥類がやってくるまで』など。音楽インディーレーベル dog and me records と電子書籍レーベル〈惑星と口笛ブックス〉主宰。歌集に『ビットとデシベル』。
松永美穂 まつなが・みほ 翻訳家・早稲田大学文化構想学部教授。訳書にウーヴェ・ティム『ぼく の兄の場合』(白水社)、ラフィク・シャミ『言葉の色彩と魔法』(西 村書店)など。著書に『誤解でございます』(清流出版)など。
米光一成 よねみつ・かずなり ゲーム作家、日本翻訳大賞運営、デジタルハリウッド大学教授。代表作は『はぁって言うゲーム』『ぷよぷよ』『はっけよいとネコ』『記��交換の儀式』等、デジタルゲーム、アナログゲームを幅広くデザインる。池袋コミュニティ・カレッジ「表現道場」の道場主。宣伝会議「編集ライター養成講座 即戦力コース」専任講師。著作『自分だけにしか思いつかないアイデアを見つける方法』(日本経済新聞出版社)、『思考ツールとしてのタロット』(こどものもうそうブックス)等。 Twitter @yonemitsu
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idonuma · 5 years
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Red Sea
水曜はメカスさんの逝去から半年のタイミングで、日本日記の会の人たちと献杯をした。場所は新宿ナジャ、藤原りこちゃんと日高屋でビールを飲んでから。日高屋の店員さんはとても良い笑顔で私たちの頼んだビール、半ラーメン、餃子全ての数を間違えていてキュートだった。ナジャに向かおうとするとすごい雨が降ってきた。濡れながら扉を開けると木下哲夫さん、小林俊道さん、森國次郎さんに加え岡本零さんなど数名、そしてクロさんがいらした。カウンターにはメカスさんの写真や本が花と一緒に飾られている。店内は人でぎゅうぎゅうで、常連の原マスミさんは「今日は人が死んだわけでもないのに盛況だねえ、いつもこうなるのは人が死んだとき」と笑っていた。吉増剛造さんから「黒どの〜」と朱色で大きく書かれた、この日新宿に来られないことを詫びる手紙が届いていた。椅子の数が足りずにKIGIの植原さん(初対面)と1つの椅子を半分ずつ座っていたらば途中から足がふるふるしたけど必死で隠した。奥に座っていた眼鏡の男性(おそらく書肆山田の方)に「みんな50 / 50だからね」「なんで生きているのか考え続けることだよ」「とにかくみんな、グッドラック」と目をまっすぐ見て伝えられた。森國さんはいつものように明るく酔っていたけど、奥の男性が少し棘のある言葉を投げたせいか、ややばつが悪そうにしていた。アンソロジーフィルムアーカイブスのTシャツを着た木下さんは、私やりこちゃんと会場を先にひきあげながら「昔から彼らは朝まで飲むんです」と微笑んでいた。雨はあがっていた。この会の途中でわたしと今の政権に対する考え方が真逆という人がいて「理想主義の人たちはみんな生き物の姿に戻ろうとするけど、もっと現実的な意見をみると考え方が変わるよ」と、私が名前を見るのも拒んでいたような人の動画をすすめてきた。今のところ考えが変わる予感はしないけど、動画を勧められたこと自体には不思議と嫌な感じはしなくて、むしろ反対側の意見に対して私も勉強不足だったかなと感じた。私も反対なら反対で、変に熱に浮かされず、自分の意見を言えるようにならないとなあ。
今日は朝4時に目が覚めたので『まどろみのニコール』を観た。ちょっと冷静でいられないくらい完璧だった。発見して紹介した岡さんは本当に偉大。止まる扇風機と壊れる自転車、沈むベット、力んでるバンド、かわいい浮き具、ぐるーっと回ってそのまま前進するカメラ、ライトをみてたら落ちてくるボール、水を撒きながら浮くやつ(あれ何?)、鯨の鳴き声、退屈を抜け出すクレジットカード、風のなびき、光のゆらぎ、声変わりの少年、まどろみ、ラストの突破力。「私は何にでもなれるけど、あなたの浮気相手にはなれない」「最高の女だな」。『JOHN FROM』と比べたくなるような要素も沢山あるなと思った(車、変装、2人組など)。
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fujisawanissi · 5 years
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[2/2(土)0:32 @中間家] 晴れ。 夜中。アヤカさんの弟さんが使っていた部屋の中で書いている。 アヤカさんのご実家に泊めて頂いている。 朝、フェリーで別府港に06:55ごろにつく。アヤカさんとお母様が迎えにきて下さった。お母様は初めてお会いするけど、顔の形がアヤカさんに似ていると思う。居間でテレビを見ながら少しお話しして、08:20ごろにお仕事に行かれた。お父様は朝着いた時点ではすでにご出勤されていた。 8:30-10:10ぐらいまで、少し寝させてもらう。やはりフェリーで全然寝れてなかったようで、布団で寝たら爆睡した。 10:30にアヤカさんと家を出て、バスで別府駅まで行く。別府駅についてから、油屋像まで記念撮影をして、手湯を浴びる(お父様いわく、手湯は時々出てないとのこと)。その足で、別府市場を通り抜ける。ところどころに羽が描いてあった。 別府市場を抜けて、タオル屋さんに寄る。キャラクターが印刷されたタオル。ファンシーな感じ。アヤカさんがそのタオルを何枚か買っていた。清島アパートに一旦立ち寄り、「友永パン屋」へ行く。そこは何も買わずチラ見だけ。人気で、整理券が出るときもあるとのこと。次に、清島アパートへ戻る。本当は2日前までに予約しなければ入れなかったようだが、アヤカさんがベップロに電話をして頂いたおかげで特別に中を見学することができた。現在は10組入居しているらしい。今年で10年目だが、10年入居している人の部屋が一番綺麗だったのがあれ。 お腹がへったので、商店街の中にある「いづつ」という海鮮料理屋で、りゅうきゅう丼を食べる。アヤカさんは海鮮丼。りゅうきゅうはゴマが絡めてあって美味しかった。海鮮にごま。 いづつを出て、再び別府駅に戻り、別府北高架商店街へ。しかし工事中。むかしアヤカさんがソロを踊ったところとのこと。酔っ払いのおっさんに絡まれたけど、1,000円おひねりでくれたらしい。そこからさらに北に、ブランデーケーキが有名なお菓子屋の前をすぎて、書肆ゲンシシャへ。ディープな空間。水木しげるの漫画に出てきそうなご主人。死後写真の展覧会をしていたので、アヤカさんとその解説を受ける。それから、戦前のLGBTの写真も飾ってあった。ビブリオフィリアの名にふさわしい方で、「何をご覧にいれましょう」と盛んにきいてきた。アヤカさんが「踊りに関するもの」というと、大正時代の宝塚と芸妓さんの写真集を出してくださった。また「個人的な写真集」という依頼には、岸吉松のアルバムと、鈴木さん(日系人収容所に入っていた)のアルバムを出してくださった。最後に、奇形・殺人の写真集をバーと出して見せてくださった。部屋はずっとサティのジムノペディが流れてて、一生分のジムノペディを聞いたと思う。 ゲンシシャを出て、別府公園を通り、「おじいさんの森」という私設図書館へ。 そこを出て、SERECT BEPPUへ。2階のマイケル・リンの襖絵を見る。 アホロートルというカフェへ行ったがしまっており、SERECT BEPPUの裏の喫茶ムムムへ。ここで一息つく。そこをあがり、竹瓦温泉へ。建物が明治期のものらしく、「千と千尋っぽい」ときっと今まで数多の人に言われ��きた感じの建物だった。ここで砂湯をする。砂湯は出た時はあまり身体がぽかぽかになった気はしなかったけど、保温性がすごくて、ずっと温かかった。 お風呂からあがると、アヤカさんのご両親が迎えにきてくださった。18:50。その車に乗って、アヤカさんのご実家から近い居酒屋へ。よく来るそう。お父様はあまり口数が多くない方。とり天ととりの炭火焼とか色々食べたけど、注文数が多くてすぐにお腹いっぱいになってしまった。 アヤカさんが席を外している間に、お父様に、先日(モノクロームサーカス)のアヤカさんのダンスの感想を話したら、お返しにお父様が「やっぱいろんな人が出てるなかで見比べて見ると、秀でてるものがあるよね」と仰っていた。お母様に「それは自分の娘だからでしょ」と突っ込まれていたが、「でも手の表情とかね」と仰っていた。・・・手の表情? 家族と話す時のアヤカさんは大分弁がよく出ている。「ちょん」「けん」。それはアヤカさんだけではなく、ご両親ともそうだけど。 その後、アヤカさんの発案で、北浜のディスコのお店に行く。残念ながらしまっていた。しまっていたというか、閉店していた。 家に帰って、色々と踊りにまつわる記録映像を見させて頂く。 その後、サッカー(VSカタール戦)を見て、前半を見てダウン。0-2で負けていたし、後半は見ないでおやすみをいただく。もう今日はお腹いっぱい。記憶をもらうどころか、観光してサッカー見て1日が終わった。ただの観光おじさん。 「ダンス」というものがあって、「踊る」という行為とは「ダンス」を入れるための容器なのかもしれない。「ダンス」が霊魂で「踊る」という行為は肉体のような。「ダンス」という霊魂をつなげていく行為の一つに「踊る」というものがある。だからもしかしたら「踊ら」なくても「ダンス」をつないでいく方法はあるかもしれない。「踊り」は「ダンス」というある概念の紡ぐための箱。お父様が「踊りの型がどっかから伝わってくるんだよ」と言っていたことから。
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chaukachawan · 17 days
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照明
皆さんこんにちは。今公演はナペをしないおぽりです。
子ペの白オには期待が高まりますね。
いつも真面目に書いているから、たまにはテキトーだっていいでしょう。「夢」にちなんで、嫌な目覚め方を紹介します。
縦縞コリー
海鮮の盛り合わせを食わされながらジェットコースターに乗せられて落ちる寸前で目覚める
緒田舞里
本番直前までキャスパの振り付けが完成せずノリでどうにかしようとするもどうにか出来るわけなくて目覚める
帝京魂
デスゲームの主宰になり困惑しながらも意外と楽しんでいる自分を見つけて不敵な笑みをこぼしながら目覚める
水琴冬雪
雪だるまを作ろうと外へ出るも降っているのはあられだと気づき地面を蹴って滑って尻もちをついて目覚める
七枚目
毎日さつまいもを食っていたら日に日に体が紫になってしまい大粒の涙を流しながら芋に別れを告げ目覚める
苔丸
「おけまる」と連呼するJK達に囲まれ「こ」のアイデンティティを失いそうになり改名を検討しながら目覚める
岡崎仁美
突然池田市の観光大使に選ばれ毎日チキンラーメンを食べるようになり食生活が狂って目覚める
西峰ケイ
なんばグランド花月かと思ったらサンバブラジルカーニバルだったので仕方なく一緒に踊りながら目覚める
あろハム権左衛門
次のハムに名前を授けようと一生懸命考えるも中々思い付かずハムの存在意義に疑念を感じながら目覚める
大福小餅
南極大陸に旅行しようとして色々計画を立てたが自分で自分に舞監ストップを出して中止になり目覚める
肆桜逸
パピモッチと散歩をしていたら周りの目が気になってきて絶妙に恥ずかしくなりながら足早に帰宅して目覚める
たぴおか太郎
役者が衣装のままカレーうどんを食い始めたので注意するが聞く耳を持たずうどんに負けたことを悟り目覚める
ミル鍋
徹夜でやった課題の期限が実は1週間前だったことを知り無駄に睡眠を奪われたことに怒りながら目覚める
園堂香莉
わりと頻繁に歯が全部抜け落ちる夢を見て目覚めている
海泥波波美
紅茶を頼んだのに麦茶を出されたが店主が年配の方で怒るに怒れず麦茶をひたすらおかわりしながら目覚める
衿君
照明班が全員サボり出して誰も働かなくなったので一人で卓仕込みと吊りこみとシュートを終わらせて目覚める
黒井白子
近未来ミイラによって誘拐された唯端楽生を探しに旅に出たが途中で自分も誘拐され目覚める
近未来ミイラ
唯端楽生と黒井白子を誘拐した後に自責の念に押し潰され終わりのない修行へ出発する手前で目覚める
なかなか全部嫌な目覚め方に仕上がりましたね。すばらしいと思います。いつかこんな目覚め方をしたら私に教えてくださいね。そんな日が来ないことを祈ります。
これは、はるか昔に書きました。書いて乾燥させていた役者紹介です。
今日の私は、想像以上にでっかくなっちゃったドンドコを目の前に、もはや心の中で笑みがこぼれてしまいました。なんのことでしょうね。なんだか、頭の竹串が1本外れてしまったような気がしています。体と感情が正反対に動き始め、今ものすごくやる気に満ち溢れています。夢を観に来てくださる方のために、竹串が外れた私は、うつつを夢のように、そして、精一杯生きていこうと思っているのかもしれません。
照明って素晴らしいですよ、ほんと。明かりが無ければなんにも見えません。真っ暗を作るのもまた、照明です。暗い所には、夢と照明があります。見てください。観に来てください。では、私は今日も束の間の布団に体を沈めることとします。おやすみなさい。
園堂香莉/なぽり
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shibaracu · 4 years
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◆◆ふかん  【俯瞰】
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◆◆ふかん  【俯瞰】 (名)スル 高い所から見下ろすこと。鳥瞰。 「湖の一部を-するを得べし/十和田湖(桂月)」   ◆俯瞰 - 明日のネタ帳   https://tashlouise.info/日本語/6719.html 「俯瞰」の意味・読み方・使い方|「俯瞰で見る」「上から俯瞰する」は誤り? 『俯瞰』はあらゆる場面で用いることができる単語です。 しかし日常生活において頻繁に使う言葉でもないため、今まで聞いたことがないという人も一定数いるでしょう。 そこで今回、『俯瞰』の意味や使い方について詳しく解説していきます。 目次 [非表示]    1 『俯瞰』の概要    2 『俯瞰』の意味    3 『俯瞰』の使い方        3.1 『俯瞰』を含む単語        3.2 『俯瞰』を含む例文        3.3 「俯瞰で見る」や「上から俯瞰する」は重複表現 『俯瞰』の概要    読み:ふかん    意味:高いところから見下ろすこと、大局的に見ること    使い方1:「町を俯瞰するために展望台に行った」    使い方2:「社会を俯瞰して自分の役割を把握する」    類語:鳥瞰、下瞰    対義語:仰望、仰視(地上から高いところをあおぎ見ること)   ◆鳥瞰図(ちょうかんず、英: bird's eye view)(俯瞰図から転送) https://ja.wikipedia.org/wiki/鳥瞰図 地図の技法および図法の一種で、上空から斜めに見下ろしたような形式のものをいう。飛ぶ鳥の目からみたように見える、というのが鳥瞰の語義。建物や山などが立体的に描かれる。俯瞰図、パノラマ図ともいう。 単なる平面図においては一定の限定された範囲を二次元上に正確に客観的に表示するのに対して、鳥瞰図では透視図法を使った三次元的な描画あるいはデフォルメ(誇張)が可能なため、目的に応じて下記のように制作者の主観や個性をともなう様々な表現ができる。 また、反対の(下から上を仰ぎ見る)視点は俯瞰に対して仰瞰といい、あるいは鳥瞰に対して虫���(図:insect's eye view)という視点や表現法も提案されている。   ◆大局観(たいきょくかん) https://ja.wikipedia.org/wiki/大局観 将棋や囲碁などのボードゲームで、的確な形勢判断を行う能力のこと。 囲碁や将棋、チェスなどに置いて、部分的なせめぎ合いにとらわれずに、全体の形の良し悪しを見極め、自分が今どの程度有利不利にあるのか、堅く安全策をとるか、勝負に出るかなどの判断を行う能力のこと。 大局観に優れると、駒がぶつかっていない場所から意表を突く攻めを行うなど、長期的かつ全体的な視野のもと手を進めることが可能となる。反対に大局観が備わっていなければ、盤上の一部での駒のぶつかり合いや、短期的な駒の損得しか考えられなくなる。多分に直感的なもので、コンピュータでは再現が難しいとされる。 ・比喩((ひゆ)(ある物事を、類似または関係する他の物事を借りて表現すること。たとえ。)) 転じて、物事の全体像(俯瞰像)をつかむ能力のことを「大局観」または「大局」と呼ばれる。   ◆狩野永徳《上杉本洛中洛外図屏風》 金雲に輝く名画の謎を読む ... https://artscape.jp/study/art-achive/1207045_1982.html 2020年02月01日号 狩野永徳《上杉本洛中洛外図屏風》 金雲に輝く名画の謎を読む──「黒田日出男」 影山幸一 1565年頃, 縦160.6×横364.0cm, 六曲一双, 紙本金地著色, 国宝, 米沢市上杉博物館蔵 無許可転載・転用を禁止.   ◆浮世絵文献資料館 浮世絵師総覧  
☆ えぞうしや 絵双紙屋 浮世絵事典 http://www.ne.jp/asahi/kato/yoshio/ukiyoeyougo/e-yougo/yougo-ezousiya.html  錦絵や合巻・読本のような版本は絵草紙屋や糶(せり)売り(行商)や貸本屋を  通して市中に流通していく。  寺門静軒(1796-1868)の『江戸繁盛記』三編(天保五年・1834刊)「書舗(ホンヤ)」記事に  よれば、絵草紙屋五十、貸本屋八百とある  (絵草紙屋の数は版元も兼ねる地本問屋も含まれている)錦絵などの一枚絵は  個々人が買うのだろうが、合巻などの版本は貸本屋から借りて読むのだろう  ☆ 寛政九年(1797)  ◯『東海道名所図会』巻六 北尾政美画 小林新兵衛他板 寛政九年刊   (早稲田大学図書館「古典藉総合データベース」)   〝画肆(えのみせ)(※路上の看板に「錦絵/さうし問屋/泉屋市兵衛」とあり)  画(ゑ)は原(もと)史星より発(おこ)りて、王献子が牛、楊子華が馬、呉道子が龍、  包鼎が虎、みな精妙也。  名にしおふ江戸絵は此地の名物にして、芝居・歌舞伎・新吉原の花魁(たゆふ)、  あるはすまひ取の立すがた、いづれも彩色(さいしき)濃(こまやか)にして、  動くが如く笑ふが如く、今はむかしにかはりて種々(くさ/\)の画多くありて、  海内(かいだい)これを賞して、土産(とさん)の第一とす  丹青(たんせい)の妙手(めうしゆ)生(いけ)る如くなり   絵空(ゑそら)ごとゝはきつい空言(そらごと)〟  署名は「政美写」〈北尾(蕙斎)政美は神奈川宿��日本橋の挿絵を担当している〉   ◆等角図(とうかくず)  https://ja.wikipedia.org/wiki/等角図 等角図(とうかくず、英: isometric projection)または等角投影図(とうかくとうえいず)は、投影図のひとつ。直交する3軸の角度をそれぞれ120度とし[1]、物体を斜め上から俯瞰したように描写される。 製図の際に用いる図法のひとつで、各辺を実寸で描くことから寸法を伝えやすい利点がある。一方で、奥行きが考慮されないため奥にあるものほど実際よりも大きく描かれる。 ・書き方 等角図水平線と垂直線を書く。 水平線に対して、30度の線を書き、幅・奥行き・高さの寸法を実物と同じ割合に取る。 それぞれの点から各辺に、平行な線を書き、立体の外形を下書きする。 不要な線を消し、外形をはっきり書く。   ・蛙瞰図 - 蛙のように低い視点から見上げた地図。虫瞰図、仰見図とも呼ばれる。 ・鯨瞰図 - 鯨のように海面から海底を見下ろした地図。 ・亀瞰図 - 亀のように海から陸を見た図。 ・土竜図 - モグラのように地面の中から上部を見た図。     ◆ふかん 【不堪】 (名・形動)[文]ナリ 〔堪えがたいこと、がまんできないことの意〕 (1)その道の心得がないこと。技芸などに堪能でないこと。また、そのさま。 「天下の物の上手といへども始めは-の聞こえもあり/徒然 150」「-な人ではないぞ/毛詩抄 20」 (2)貧乏な・こと(さま)。[色葉字類抄] -------------------------------------------------------------------------------- ・ふかん -くわん  【付款/附款】 法律行為から生ずる効果を制限する目的で、表意者が法律行為に際して特に付加する制限。条件・期限などがその例。 -------------------------------------------------------------------------------- ・ふかん  【俯瞰】 (名)スル 高い所から見下ろすこと。鳥瞰。 「湖の一部を-するを得べし/十和田湖(桂月)」 -------------------------------------------------------------------------------- ・ふかん  【浮桿/浮竿】 浮く棒の下端におもりをつけ、流水中に入れて流速を測る器具。棒浮き。
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