Tumgik
#今日も巻く猫様が増えました
manganjiiji · 3 months
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いつかはぜんぶ幻みたいに思えても
タイトルはSwitchの曲「オモイノカケラ」より。昨日友人と会った際に彼女がこの歌を口ずさんでいて、ああ、この曲も大好きだったなと思い出した。Switchの曲はどれも良すぎる。なんでSwitchはここまで曲に恵まれているのか?恐ろしいほどだ。たんに私の好みに合っているだけかもしれないが。キャラクターのパンチがそこまでではない(いわゆる正統派美形ではない、搦手の3人)ため、曲は厚遇されているのか?などと思ってしまった。そのあたりのバランスはありそうだが、まあわからないことを考えても意味がない。そしてオモイノカケラを叩いていて思ったのだが、宙の顔のモデリングがえぐいほど良いということだ。夏目もいいのだが、あんスタの3Dはやはり小さな子供の顔が基調だと思うので、ということを差し引いても宙の顔のパーツ配置や輪郭が黄金比すぎる。夏目も童顔なのでいい感じだが、追加ユニットゆえのモデリング改良を受けているのだろうか。つむぎは成人男性のため、他のキャラと同じくややアンバランスだが、とにかく宙の顔の美しさが群を抜いている。どの角度から映されてもあまり現実の比率と齟齬がない。Rabbitsには感じたことがない感覚なので、やはりモデリング技術のなんらかの向上があるのか、宙だけ異様にうまくできてしまったのか…とまた考えても答えのないことを考えている(もしかしたらどこかのインタビューに答えがあるのかもしれないが)。そうなるとmusicで追加されたALKALOID、CrazyBの面々のモデリングもかなり改良されていそうなものだが、こちらには童顔(小柄)キャラがいない。一彩、藍良、こはく辺りはやや童顔系だが、宙ほど幼くはないので、やはりいつものやや幼さのある謎のバランスの悪さが発揮されている。成人男性モデル組はそもそも変。私は変だと思っているが、これがあんスタのモデリングなので別にいいと思う。顔も体も、なぜか立ち絵よりも幼く作られているのは、どんなコンセプトがあるのかいつか知りたいところである。というか、アイマスからの「少女型」モデリングをそのまま継承しているイメージでもある。これはモデリングをする人の手癖とかもあるのかもしれない。
SPECTATORS vol.52のアメリカ保守リベラルの年代まとめを終えた。1929年のウォール街大暴落までは、自由奔放な野蛮な(素朴な)アメリカ、その後ルーズベルトのニューディール政策により「大きな政府」=リベラルの時代が約40年続く。1980年代になり、ベトナム戦争の敗北や全体的な生産力の低下、アメリカ内部の分裂が深刻になり、「古き良きアメリカ」への懐古と、いきすぎたリベラルへの反動で、レーガンの「小さな政府」へ。ここから現在にいたる約40年間が保守の時代。こうしてまとめると、いろいろと見えてくるものがある。つまり、私が生まれた時代というのは強烈なアメリカ保守への揺り戻しの時代で、まさに自由市場主義が推し進められた、それも過剰に推し進められた「小さな政府」の時代だった。そして、失われた30年間とかなんとか、日本では言われるようになる。が、アメリカでは依然保守が強いので、日本の政党もかなり右傾化したままここに至っている。日本では経済成長が終わり、デフレ真っ逆さまのなか、「小さな政府」路線からなかなか脱却できず、福祉や公助で人々を救うのが遅れに遅れ、その間も自由市場主義によって格差はどんどん拡大した。これが私が生きてきた35年ほどの日本の状況だったように思う。この最悪な状況のなかで、確かに精神を病む大人(親)は多かったし、その煽りを受けて家庭内虐待が大量発生し、私たちの世代(子)もかなりの割合で、若い(子供の)うちから精神疾患を発症している。おそろしい時代だと思う。これから、格差拡大により増加した貧困層にいかに税金を割いていくか、を考えなければならないのに、日本は高齢者への福祉にかなり足を取られている。この状況はあと20年ほどは続くだろう。若い人たちは限られた自分たちに使える税金をいかに分配するか、工夫しなければならない。こんな状況で被虐待児や元被虐待児に支援を、と言っても、とてもそんなところまで手が回らないと言われるのはすごくよくわかる。とくに虐待なんて、誰もが関わりたくないトピックだ。それは、「虐待者が悪い」と言ったときに、その虐待者が権力者であった場合、指摘した側、子供を助けようとする側の立場が悪くなるから。しかし、被虐待者である子供の側には、何の権力の後ろ盾もない。親と子が争った場合、ふつうに負けるのは子供の方である。そして虐待死に至るか、虐待を耐え続け逃げ延びても、その先で精神疾患になり自殺する。または自殺と常に隣り合わせで地獄を生きていくことになる。それでも、そんなことはどうでもいいとばかりに、児相は動いてくれない。これがなぜなのか私には全然わからない。児相がふつうに仕事をしてくれたら、虐待の被害はもう少し減るだろうし、こんなに民間で自助しなければならない構造は変わるだろう。児相が機能していない背景には、やはり、親権規定の強力さがあると思う。親権規定がある限り、児相がいくら子供を助けたいと思っても、親から子供を引き離すことはできない。親の虐待が検挙されるか、親がyesと言わなければ、子供を施設で保護することはできない。加えて施設も里親の数も足りない。日本にはとにかく血の繋がった子でなければ愛せないという神話が未だに渦巻いており、養子文化は全然ない。またはそれは悪いこと、恐ろしいことと思われている側面さえ感じる。私には理解できないが、血が繋がっていればその子供を愛せるらしいし、血が繋がっていなければ、その子供に対してどこか投げやりになるということなのだろうか。そんな人間ばかりではないと思う。みんな犬や猫を家族として受け入れているんだから、人間だって血が繋がっていなくても家族になれると思う。かかる金の桁が違うが、「自分の子」として受け入れるなら、愛情は注げるはずだし、誰の腹から生まれたかがそこまで重要なのか?と、養子反対の感情は私には本当に理解できない。私がさっさと結婚して養子を育てれば話は早いのだが、そもそも30代後半の精神障害者が結婚することがかなり難しいので、そこを強行突破できればいいのになあといつも思っている。あと30代後半の精神障害者と結婚してくれるような男というか、30代後半の女と番いたいと思う男に基本的にはまともな人は残っていないので、そういう男と結婚するのは憂鬱だなあと思っている。ここで虐待が再生産されたらなんの意味もない。養子縁組や里親は私以外の健全な人間たちにぜひお願いしたいと思っている。私は自分が養子を取るという面においてはあまり虐待問題に貢献できなさそうなので、仕事で被虐待者の支援を請け負う人間になりたいと思う。本当は自分の好きな仕事をして好きな人と結婚して子供を産んでまあふつうの家庭や家族をやってそれなりの人生を送りたかったのだが、それは無理だったので、せめて自分にできることを、と思っている。このような体力のない精神障害者でも、いないよりはいたほうがいい。0よりは、0.1でも、力はあったほうがいいのだと思っている。自分のためだけに生きられる人間だったらもっと楽だったと思う。でもたまたまそうは生まれつかなかった。自分の仕事をして、余暇で趣味をする。本来なら人間の生活とはそれでいいはずだ。でも、私はそうではなく、とにかく子供たちや、今も苦しむ大人たちを少しでも楽にしなくては、と思っている。それは自分にその経験があるから共感しているからなのかもしれないし、過去の自分を救済したいからなのかもしれない、それはどうでもいいのだが、とにかく、1秒でも早く、苦しんでいる誰かを実際的に救わなくては、と思う。この感情に駆られず生きられたらとても穏やかなんだろうなと思うが、たまたまそうは生まれなかったので仕方ないと思う。なんでみんな自分のことだけ考えていられるんだろう、自分が幸せならそれでいいんだろう、と不思議に思う。逆に、私も不思議に思われているはずだ、なぜ他人の救済を義務のように感じているのかと。もうこれはお互い生まれつきなので、お互い根本からの理解は不可能だと思う。
「自分にケアが必要な人ほど、他人を助けたがる」と苦言されたことがあった。でもそれは仕方がないと思う。他人を助けたいあまりに自分がダメージを受け、そのダメージが回復していないとしても、まだ他人を助けようとしてしまう、根源は同じだ。自分のケアをある程度まで進めてからでなくては共倒れになるのだから他人を助けることなど到底できない、と鼻で笑われたとしても、実際その通りなのだが、でも強烈に他人を助けなければという思いは消えない。その為にも私は自分を立ち直らせることを急いでいる。共感性の高い人がそうなりやすいと思う。自分が傷ついた経験から、他人の傷をこれでもかと想像できてしまい、その苦しさがわかるからこそ、助けたくなる。その人が少しでも楽になれば、共感によりこちらも少しは楽になる。その人が苦しんでいればこちらも苦しい。共感性も生まれつきのものだと思うので、これは仕方のないことだと思う。
共感性の高い人間には、おそらく、共感性の低い人間の感覚はわからない、逆もまた然り。利他的な人間には利己的な人間の感覚はわからない、逆もまた然り。これはどちらがいいとか悪いではなく、単に生まれつきが違うだけだからそうなってしまうのだ。そこで分断されずに、ただ、あなたはそうなんだね、とお互いの特質を理解して尊重するだけでいいと思う。私は共感性が高く、利他的な人間に生まれついたが、これがマイノリティであるということはさんざん今までの人生でわからされてきた。そして、自分も、自分と違う感性を持つ人も、別にどちらも悪くないし、どちらも正しい、みんな、自分の生きたいように生きればいいということをわかっている。
2023.1.29
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kitsunenonihongo · 2 years
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鬼滅の刃 (Demon Slayer) Demon Slayer Ep 1
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なんで このことに なったんだ?
ネズコ 死ぬな よ! 死ぬな! 
絶対 助けて やるからな! 
死なせない!  
兄ちゃんが 絶対に 助けて やるからな! 
タンジロ 
顔が 真っ黒 じゃないの? 
こっちに お出で 
雪が 降って 危ないから 
行かなくても いい ん だよ。 
正月に なったら 
みんなに 腹 いっぱい 食べさせて やりたいし 
少しても 炭を 売ってくるよ 
ありがとう。 
兄ちゃん! 
今日も 町に 行くの?! 
私も 行く! 
だめよ。 
タンジロ みたいに 早く 歩けない でしょう。 
母ちゃん! 
ダメ。 
今日は 荷車を 引いてはいけない から 
乗せて貰って 休んだり 出来ないのよ。 
兄ちゃん! 
ついて行きたい! 
ちゃんと お手伝い するよ! 
ありがとうな、ハナコ。 
でも 今日は お留守番だ。 
シゲルも その代わり  
うまいもの いっぱい 買ってくるから 
ほんとう?! 
ハナコも 帰ったら 本を 読んで やるからな 
いい子だ! 
ありがとうね、タンジロ 
じゃあ いってくれ!  タケオ! 
できる 範囲で 構わないから、 
少し 木を 切っておいでくれ。 
それは やるけどさ… 
一緒に やると 思ったのに さぁ。 
よしよし。 
なんだよ!急に! 
タケ兄 照れてらぁ! 
うるせぇ! 
よしよし。 
だから、やめろって。 
早く 帰ってきてねぇ! 
気を 付けてね! 
お兄ちゃん! 
ネズコ。 
ロクタを 寝かしつけていたんだ 
お騒ぎ するから 
お父さんが死んじゃって 寂しいのよね。 
皆、お兄ちゃんに くっついてもおり ように なった、 
いってらしゃい! 
生活は 楽じゃない けど  幸せだな 
でも人生には空模様があるからな 
移ろって動いていく 
ずっと 晴れ 続ける ことは ないし 
ずっと 雪が 降り 続ける ことも ない 
そして 
幸せが 壊れる ときには 
いつも 
血の 匂いが する。 
まあ、タンジロちゃん  こんな 日に 山を 降りてきたの かい? 
よく 働く ねぇ!風邪を 引くよ! 
これくらい 平気だ。 
炭は どうだ? 足りてるかい? 
おい、タンジロ! 
炭を売ってくれ! 
この間、障子を 張り替えてくれて ありがとうな。 
こっちも 炭 ちょうだい! 
タンジロ! 
ちょっとよかった! 
皿を 割った 犯人に されてん だよ、俺! 
助けてくれよ! 
嗅いでくれ! 
猫の匂いがする。 
ほらー! 
ああ、はら、猫なの? 
俺じゃないって 言った だろう! 
タンジロ 
ちょっと 荷物を 運ぶの 手伝ってくれ ねぇか? 
遅くなっちまったな  でも 全部 売れて よかった。 
ほら、タンジロ! 
お前 山に 帰る つもりか?  危ねぇから やめろ。 
俺は鼻が利くから、平気だよ! 
家に 泊めてやる 
来い、戻れ。 
でも… 
いいから、来い! 
鬼が 出るぞ。 
ごちそうさま! 
なぁ、サブロ おじいさん。 
鬼って どなた? 
昔から 人食う 鬼は 日が 暮れると うるつき 出す。 
だから 夜 歩き回るもん じゃねぇ。 
食うたら寝ろ。 
明日 早起きして 帰れは いい。 
鬼は 家の 中には 入って来ないのか?  いや、入って来る。 
じゃー、皆 鬼に 食われっちまう。 
だから 鬼狩り様が 鬼を 切ってくれん だ。 
昔から。 
灯り 消すぞ。 
もう 寝る。 
サブロ おじいさん、家族を 亡くして 一人暮らしだから 
寂しいん だろうな。 
今度、弟達(おととたち)を 連れてくるから。 
怖がらなくても。鬼なんかいないよ。大丈夫。 
でも、そういえば… 
うちの おばあちゃんも 死ぬ前に  
同じ ことと 言ってたな。 
気を 付けてな。 
うん 
幸せが 壊れる ときには 
いつも 
血の匂い! 
ネズコ! 
どうした?!どうしたんだ?! 
何があった?! 
母ちゃん 
母ちゃん 
ハナコ 
タケオ 
シゲル 
ネズコ 
ロクタ 
ネズコ だけは まだ 温もりが ある。 
医者に 見せれば 助かれかも しれない 
なんで こんな ことに なったんだ? 
クマかも? 
島民 出来なかった クマが 出たのかい? 
息が 苦しい 
凍て付いた 空気で 肺が 痛い 
前に進め! 
もっと 早く 足を 動かせ! 
まだまだ 町まで 距離が あるん だぞ。 
急げ! 
死なせないから な。 
絶対 助け 
兄ちゃんが 助けてやる! 
しまった! 
助かった、雪で 
滑ったも 雪だけど 
ネズコ 
ネズコ、大丈夫か? 
歩かなくて いい。 
俺が 町まで 運んでやるから。 
ネズコ 
これは 
鬼だ 
サブロ じいさんの 言葉を 今 思い出した。 
ネズコが人喰う鬼。 
いいえ、違う。ネズコは 人間だ 
生まれた ときから 
だけど、匂いが いつもの ネズコ じゃなくなってる。 
でも、あれは ネズコが やったん じゃない 
ロクタを 庇う ように 倒れていたし、 
口や 手に 血は 付いていなかった。 
そして もう 一つ 
もう 一つの 匂いが! 
身体が 大きくなった 
力も 強くなっていく 
俺が 他所の 家で ぬくぬくと 寝ていた間 
皆、あんな 惨いこと に 
痛かったろう 
苦しかったろう 
助けて やれなくて、ごめんな 
せめて ネズコだけは なんとかして やりたい 
だけど すごい 力だ、押し返せない! 
ネズコ! 
頑張れ、ネズコ! 
堪えろ! 
頑張ってくれ! 
鬼に なんか なるな! 
しっかりするんだ。 
頑張れ! 
頑張れ! 
なんだ 
誰だ? 
刀? 
なぜ 庇う? 
妹だ。 
俺の 妹なんだ。 
ネズコ! 
それが 妹か? 
ネズコ。 
動くな 
俺の 仕事は 鬼を 切ること だ。  もちろん、お前の 妹の 首も 刎ねる。 
待ってくれ! 
ネズコは 誰も 殺してない! 
俺の 家には もう 一つ  
嗅いだことのない 誰かの 匂いが した。 
みんなを 殺し…たのは… たぶん そいつだ! 
ネズコは 違うんだ! 
どうした 今 そんなったが 分からないけど 
でも 
簡単な 話だ。 
傷口に 鬼の 血を 浴びたから 鬼に なった 
人食うには そうやって 増える。 
ネズコは 人喰ったり しない! 
よくまあまあ 
今し方 己が 食われそうに なっておいて。 
違う! 
俺の ことは ちゃんと 分かってる はずだ! 
俺が 誰も 傷つけさせない 
きっと ネズコ 人間に 戻せ 
絶対に 治します! 
治らない 
鬼に なったら 人間に 戻ることはない。 
探せ!必ず 方法を 見つけるから! 
殺さないでくれ! 
家族を 殺した やつを 見つけ出すから! 
俺が 全部 ちゃんと する から! 
だから! 
だから! 
やめてくれ! 
もう これ以上 俺から 奪うの 
やめてください。 
どうか。 
妹を 殺さないで ください 
おねがいします 
おねがいします 
生殺与奪の 権を 他人に 握らせるな! 
惨め たらしく 蹲るのは やめろ! 
そんなことが 通用するなら 
お前の 家族は 殺されていない! 
奪うか 奪われるかの 時に、 
主導権を握れない 弱者が 
妹 治す?! 
仇を見つける? 
笑止千万! 
弱者には なんの 権利も 選択しもない! 
ことごとく 力で 強者に 捻じ伏せられるのみ 
妹を 治す 方法は 鬼なら 知っている かもしれない。 
だが、鬼どもが  
お前の 意志や 願いを 尊重してくれると 思うなよ。 
当然、俺も お前を 尊重しない! 
それが 現実だ! 
なぜ 先 お前は 妹に 覆い被さった 
あんな ことで 守った つもりか?! 
なぜ 斧を 振らなかった?! 
なぜ 俺に 背中を 見せた?! 
その しくじりで 妹を 取られている! 
お前事 妹を 串刺しに しても よかっただぞ! 
泣くな 
絶望するな 
そんなのは 今 すること じゃない 
お前が 打ちのめされてのは 分かっている 
家族を 殺され、妹を 鬼に なり 
辛いだろう。 
叫び出したいだろう 
分かるよ 
俺が 後 半日 早く 来ていれば 
お前の 家族は 死んでなかった かもしれない。 
しかし、時を 巻いて 戻すすべは ない。 
怒れ 
赦せないという 強く 純粋な 怒りは 
手足を 動かす ための 
揺るぎない 原動力に なり 
静寂な 覚悟では  
妹を 守る ことも 治す ことも 
家族の 仇を 打つ ことも、出来ない! 
やめろ! 
感情に 任せた 単純な 攻撃  
愚か! 
斧は どこだ? 
木の 陰に 隠れる 直前 
こちらに 石を 投げ と同時に 
上に 斧を 投げた 
丸腰で あるのを 悟られない よう  
振りかぶった 態勢で 手元を 隠す 
俺に 勝てないのは 分かっていた からだ 
自分が 切られた あとで 
俺を 倒そうとした 
こいつは 
しまった! 
食われる!
ネズコは
ネズコは 違うんだ
人を 食ったり しない! 
昔、
同じような ことを 言って、
鬼に 食われた やつが いった
飢餓 状態に なっている 鬼は
親でも、兄妹でも、殺して 食べる
栄養価が 高い からだ
今まで そういう 場面を 山ほど 見てきた
この 娘は 怪我を 負わされており
それを 治す ために 力を 消費している
鬼に 変わる時も
かなり 体力を 消費 する はずだから。
間違いなく 今は 重度の 飢餓 状態
一刻も早く 人の 血肉 を 喰らいたかった だろうに
守る 動作
俺に 対する 威嚇
こいつらは
なにか
違うの かもしれない
置き去りにして ごめんね、タンジロ
ネズコ、頼むはね
起きたか?
狭霧山の 麓に 住んでいる
ウロコダキ サコンジ という 老人を 訪ねろ
トミオカ ギユウに 言われて 来たと 言え
今は 日が 差してしないから 大丈夫な ようだが
妹を 太陽の 元に 連れ出すなよ
行くぞ
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oy4z · 1 year
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褐色属性を嫌わないでくれ
※注意※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 1. 気持ちが悪い話をするので、オタクがニチャニチャしてるのが嫌いな方はブラウザバックしてね
2. この記事には"褐色"というワードが頻繁に出てくるよ 途中で「クソ記事つまらん、読む価値ねえ」と思ったら"褐色"が記事中に何回登場するか数えながら最後まで読んでみよう!
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
無論こんなブログを書いている身なのでアニメに出てくる女の子が好きなんですよ 中でも特に好きな属性として褐色というのがあるのでちょっとキモ語りをば
褐色⊃黒ギャル 、褐色≠黒ギャル
淡麗な色白美少女に比べ褐色はそこまで人気の属性ではないのはわかってる...
ただひとつだけおっさんの小言を言わせてもらうと、黒ギャルだけが褐色じゃない
黒ギャルのイメージで褐色キャラといえばちょっと下品という誤解が若干ある気がする
むしろ褐色が性癖な人にも黒ギャル属性は苦手という人もいるくらい
褐色属性ってのは単に肌が少し浅黒いキャラを指すだけで、キャラの性格は作品でバラバラ
もちろんその中で黒ギャル属性が好きな人もいるけど、「褐色属性が好き」というのは一般に「このキャラが好き、更に褐色だからいいよね」という風な加点要素のことだと思ってる
そんなもんで、もし身近に「褐色が好きなんですよぉ~」という人がいたら安易に黒ギャルキャラを勧めないでやってほしい (というかむしろそんなキャラへの性癖を常日頃からオープンに話すのもどうかとは思うけど)
褐色属性、頭に浮かびますか?
褐色キャラの魅力を伝えるには皆さんがかつて見たアニメの褐色キャラを想像してもらうのが早いと思うんだけど
そもそも印象が強い黒ギャル以外で褐色キャラが思い浮かびますか...?
...
......
はい、そんなに出てこないよね それもそうで褐色キャラはわりと希少で「どんなキャラいたっけ」ってのがあると思うので...
イチオシ褐色キャラを並べさせてくれ!頼みます!! これをやりたいがために記事を書いてるんだよ!!
はい
じゃあ思いついた順にじゃんじゃん並べていきます
チョイ(たまこまーけっと)
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たまこまーけっとに登場する南国から来た女の子。かわいい
けいおんのあずにゃんのそれと同系統の魅力がある、加えて褐色なので健康的で見ていて健康になる
阿波根うみこ(NEW GAME!)
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プログラマ班の班長、主人公の青葉より年上のお姉さん。かわいい
2期から登場回数が増えてより魅力的なキャラになる。基本厳しいけどいい上司役という古き良きお姉さんスタイルのキャラクター
褐色!!!!丸眉!!!ほら、これが好きなんだろ!これが!!って感じが最高
ひびき(ダンベル何キロ持てる?)
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この作品の主人公、筋トレを始めた無邪気な女の子。かわいい
この作品は全体的に露出が多くて、見ていて元気をもらえる。
ジャヒー(ジャヒー様はくじけない!)
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タイトルの通り主人公、だいたいかわいそうな目にあっいる。かわいい
大人バージョンと子供バージョンの2形態あり、1作品で2度美味しいを味わえる。どちらもその肌が映えるような服装をしていてこの原作者から感じる並々ならぬ褐色愛が感じられる、いい
武本うるか(ぼくたちは勉強ができない)
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シンプルなスポーティ元気っ子。かわいい
ハーレムものなのでひとりひとりはそこまで凝った属性をしていないからこそ、こういうスタンダードな褐色元気っ子いいよね
黒部夏美(先輩がうざい後輩の話)
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大人な褐色お姉さん、おねショタのおね、かわいい
古き良き褐色金眼お姉さんなのに出たのは割りと最近、まさに温故知新
青沼ねいる(ワンダーエッグ・プライオリティ)
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エリートでクーデレな女の子、かわいい
登場人物の中で一番女の子らしい格好してるくせに本人がクールぶろうとしているのがいい
ラルク(トップをねらえ2!)
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トップをねらえ2の方に出てくるヒロイン、かわいい
だいたいノノとこの子がゴタゴタしてるせいであんまり明るい表情してる気がしないが、それはそれとしておでこがいい
長瀞(イジらないで、長瀞さん)
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褐色でドSな後輩、かわいい
作品自体は主人公があまりに情けなさ過ぎて見てられなくなるが、それを補う長瀞さんの魅力でギリギリ見れたというものだった
でもどちらかというと黒ギャルに近い部類な気もする
遠井成美(はるかなレシーブ)
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主人公ペアのライバルとなるクール系少女、かわいい
ビーチバレーを扱う作品上、必然的に露出が毎回多くなり健康的な褐色肌がたくさん見られる。同作品のかなたちゃんも褐色系でたいへん良い
ナディア(ふしぎの海のナディア)
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海が似合う儚げかつわがままな女の子、かわいい
褐色の子と言ったらこの子だろうってくらい有名だが実際可愛い
ただ無人島編以降から以上にナディアのわがままが強くなってもはや暴君と化すので、ナディアというキャラを楽しみたいなら個人的にはノーチラス号編まででいいと思っている
夜一(BLEACH)
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性癖破壊お姉さん、かわいい
褐色、紫髪、金眼、お姉さん...こんなキャラが夕方のアニメで流れたら少年たちの性癖はぐちゃぐちゃになっちまうよ...
黒猫からこのお姉さんに変身したときの衝撃はやっぱりスゴかった
夜一さんとソイフォンとのバトル好き
スレッタ(機動戦士ガンダム 水星の魔女)
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褐色丸眉のニュービー、かわいい
つねにおどおどしているところとその容姿からネットでタヌキ扱いされている、めちゃカワ
ガンダムシリーズは全く見たことなかったが、スレッタに惹かれて見始めて無事ハマり今季の楽しみになっている
ネメシス(ToLoveるダークネス)
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エッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッ
ネメシスのせいで全部壊された。狂わされた。助けてくれ。
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blue-aotan · 2 years
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ハロー(´ー∀ー`)2022.9.3
動画活動休止中ではありますが…
動画発信をしてたら嫌な思いをすることはもちろん沢山あると思います。私は長らく活動をしてきて何度も「?」となった事もありますが、最近いただいたコメントをご紹介しようと思います。
猫のショート動画にて
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ぽかーーーんですよね
言ってる意味がわかりません😂
ぬいぐるみが歩く?は?
邪魔かご飯を取られる?は?
この人すごいですね、猫が話してる言葉わかるんですか?
そもそも毎日そこに置いてるぬいぐるみに向かって何か話しかけてるシーンを録画しただけで虐待扱いされるとは「?」ですよね〜
毎日決まった時間にご飯あげてるし、カリカリはいつでも食べれる状態で私がいつご飯を取ったというのでしょう?
主観のみを押し付けてくるこういう良識のない人はコメントしないでいただきたい
自分の憶測だけで決めつけて怒りをぶつけるのはただの暴力です
その自覚はあるのでしょうか?
わざわざ動画を見てコメントくれてありがとな!
でも迷惑です!←
別のチャンネル行け←
二度と来んなよ!←
他にも色々不快コメントはありましたが、あまりにも低俗すぎるのですぐに記憶から消去しました←
その中でも、とあるアクションゲームをした時のコメントでは
「ゴミ」
と言われた事もあります
私の操作が下手すぎてゴミらしいです☺️
皆が皆、上手なレベルでゲームできる訳じゃないのにこの人は十人十色という言葉を知らないのでしょうか?
そういう事を平気で、しかも人の目につく所で浅はかに言える人間って本当低俗です〜
自分をそういう人間だと自己主張して自ら品位を下げてるだけなのにそれすらも気付いてないなんて。
可哀想ですよね
一体何がしたいのでしょう?
私は執念深いので言われた事は一生忘れないけど、分かってるんだろーね?←
こういう人増えましたよね
日本大丈夫?←
あまりにも、な案件だったので紹介してみました
ヽ(=´▽`=)ノ
というか私みたいな無名チャンネルにきて、わざわざこんなコメントするくらいなら別の心地良い事に時間割いた方がいいと思うんだ
残念だよね★
色々と!
有名なチャンネルなんかは、こんな事日常茶飯事なんだろうね。芸能人も誹謗中傷多いし。
怒りをぶつける人が増えた
感情をコントロールできない人が増えた
ネットリテラシーの欠如
モラルの低下
社会への不満とか人生への不満とか、それらを他人にぶつけないでほしいですよね。
それから何かを生み出したいのだとしたら、相手が死ぬことだけです。
何もいいことなんてない。
みんなが社会に対して優しく思いやりの心を持って接するそんな優しい世界があったらいいのにね。
キングダム第4シリーズより感動した嬴政の言葉を、皆さんに送りたいと思います。
(いい加減キングダムネタやめぃ←
「人の持つ本質は光だ」
私はいい言葉だと思いました
私は自分の中の光を大切にしていくことを政に誓います
✋🤛
(あの手のポーズね←分かる人には分かる
(なぜかでかくなる絵文字
文官ポーズでもいいよ
🫱🫲
(手ネタやめぃ←
ということで映画ブログで〜す✌️
「JUDGE/ジャッジ」
密室に手錠と鎖で繋がれ動物の被り物をかぶった状態で目覚める男女数名。
机にはタッチパネルがあり、監禁されている人達の顔写真が並んでいてタッチするとその人の過去の罪についての説明がなされます。
そして制限時間内に誰を失格にするかという投票を行わないと自分が死んでしまう、というルールを聞かされます。
そこで渦巻くドロドロの人間模様。嘘ついたり騙したり蔑み合う、人間の汚い部分をみる映画。
設定はSAWみたいでもあるしサバイバル系スリラーって感じで面白くはあったんだけど、ストーリーは面白くないよね←
誰がこのゲームを主催してるのか、目的もわからないまま終わりました。
ただそのゲームをモニタリングしている大勢の視聴者がいたという事だけはわかりましたが。死人の出る本当にただのゲームっていうことですかね。
「ビリギャル」
何回泣いたことか😂面白かったです。
お母さんと塾の先生が本当に素晴らしくて、見習う部分が多すぎたし何よりも深い愛だなーと思いました。
やっぱり母親との関係が良好で、主人公の子が素直で努力家で根性があるってことがすごいなと感じたよね。
そうじゃないとまず塾に行こうとも思わないと思うんですよ。
周りの大人を見返す精神はとてもいいと思います🙂
私としては父親の改心のきっかけがどこだったのかがあまり分からなくて「?」だったけど。
新しい事に挑戦しようとして不安になっている人や夢に向かって努力し続ける人、頑張りが報われなくて心が折れそうになった人がみたらかなり元気もらえる映画じゃないかなーと思います。
いい話だった!
坪田先生みたいな先生に出会っていたら、、、と考えずにはいられない作品😂
「ウィリーズ・ワンダーランド」
ニコラスケイジのB級ホラー。これはね、観なくていいと思います←
ホラーゲームのファイブナイトアットフレディの映画みたいな感じで、機械仕掛けの着ぐるみが襲ってくるという変なホラーです😂
どうやら、サイコパスな殺人鬼達が悪魔の儀式をしてこの人形に自分達の魂を移したということらしいです〜
チャッキーやないかい←
こちらの映画はNOデンベラでしたよ←
(NOデンベラて
ほんでニコラスケイジが始めから最後まで一言も喋らんと終わったよ←
ずっと変なジュース飲んでるのよ。
何なんそのジュース?
そんで腕時計で行動の制限時間決めてるの何なん?
唯一、歌が良かったと思いましたよ〜
「閉ざされた森」
後半まではちょっと退屈で眠いなーと思ってたんだけども、最後の種明かしが幾重にもなっていてよくできたサスペンスだなーとは思いました。
でも途中で「これサミュエル生きてるのでは?」と思ってたからか驚きはなかったw
女性大尉がめっちゃ美人なのと、トラボルタの「キッ」って口を鳴らす癖はあれはトラボルタ以外がしたら気持ち悪くて全女性は心のシャッター下ろして閉店すると思いますよぉ
サスペンス好きではない私にとっては少し退屈映画でしたが、どんでん返しが好きな人にはハマりそうですね。
ということで、書くの忘れてましたが甲状腺腫瘍の定期エコー検査を7月にしたんだけども。
転院後初めてのエコーだったけど、頸部だけじゃなくて腹部・心臓・乳腺までも診てくれるクリニックでとても安心ではありますが頸部以外は初めてだったのでまた新たな病気が見つかるのではないかと冷や冷やしておりました。
心電図も別日でしてもらい、その時は不完全右脚ブロックは出てなかったようです。出たり出なかったりするんだろうね、と先生は言われてました。
そしてエコーの結果、甲状腺腫瘍は2つあるのですがその内の1つがあまりいい状態ではないとのこと。
別病院での細胞診の結果からしても良性なのだろうけれど、腫瘍の一部の細胞を取るだけだからその部分が良性だとしても他の部分が悪性だということも可能性としてはあると言われました。
ただ気になるのであればすぐに別病院紹介します、とのことだったので私は(また細胞診しないといけないのか…あんな痛い思いをまたしないといけないのか…ヤダ…)となり、今の主治医の先生を信じて経過観察していただくことに決めました。
でも主治医の先生は経験豊富でとても優しいしエコーの結果も丁寧に説明して下さり、とても信頼できそうです。
(腫瘍のサイズも変わってないみたいだったので
次は11月頃にエコー検査する予定なので、先生がすぐ細胞診した方がいい!って言ってきたらすぐに紹介してもらおうと思います。
そして不調続きの心臓は、何も問題ありませんでした!(でも最近また心臓が苦しいので、もしかしたら精神的な問題なのかもしれないと思っております
乳腺も問題なかったのですが…一つ見つかってしまいました…
胆のうポリープが��
次から次に病気だらけやないかい!
どうなっとるんじゃい!
と思いながらも、命に関わる病気ではないのでラッキーだと思うことにしました。
胆のうポリープは、炎症など起こした場合は手術とかになるそうです。今は何も悪さをしていないので経過観察でオッケーとのこと。
いやー30代が本当に怖い←
人間ドックした方がいいと思う←
40歳の節目にしたいよね←
いとこが40代はもっと色々出てくるよー怖いよーって圧をかけてくるんですよ😂
でも本当健康第一だと思うので、メンタルも体も健やかに生活しないといけませんね!
好きなことをし続ける為にも←
まずはできることから無理のない程度でやっていきましょう✋🤛
(もうええーっちゅうねん←
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istut · 2 years
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2022.05.04
久しぶりに、
ゆっくりブログを書く時間ができました。
気づけば5月になっており。
この団地に引っ越して来て、
間もなく3ヶ月になります。
あの大雪の引っ越しも、
数々の珍事件たちも、
今となればクスクス笑えるお話です。
日本は今、
ゴールデンなウィークですね。
皆さんは、
どのように過ごしているのでしょう。
飲食店を営んでいた去年まで、
GWなどの連休や祝日、
そして土日も含めて、
皆さんがお休みしている時ほど、
お店を開け続けないといけなくて、
仕込みや営業でバタバタでしたねー。
特にコロナ禍になる前は、
土日祝日連休というのは、
ありがたいことに本当に忙しかったので、
毎日ヘトヘトで、
連休なんて大きらーい!って叫んでいました(笑)。
良くやっていたなあ、
と思うくらい忙しかったです(遠い目・・・)。
そんな日々を思い出しつつ、
昨日今日は、
久しぶりに団地でユックリしています。
あ。
この連休で徹底的にお掃除をしようね。
と、勝手に私が決めていたので、
正確に言うとユックリしていないですね。
4月が忙しくて手を付けられなかった部分も含めて、
隅から隅までキレイにしたくなっちゃって、
お掃除に燃えた2日間でした。
そして、やっと暖かい日が増えてきたので、
和室の襖を取っ払って、
洋間と繋げてみました!
広く感じますねー。
解放感バリバリベイビーです。
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お天気がとても良いので、
昨日はお掃除の後、
淹れたてのコーヒーをポットに入れて、
近所をお散歩してみました。
これ。
引っ越して来て初めてのお散歩です。
何しろ、最初は雪ばかり。
その後も寒かったり忙しかったり、
この3ヶ月、
いろいろと余裕がなかったんですね。
しかも、田舎はどうしても、
車移動が多くなってしまうんですね。
結果、
お散歩をする時間が、
東京にいる頃より減ってしまって、
ラジオ体操だけでは運動不足。
お外の美味しい空気不足。
お外でのコーヒータウコ不足。
こんなお天気の良い日には、
のんびりと歩きたくなっちゃうんです。
するとですね。
歩かなくっちゃ分からなかったことが、
実にたくさんあって発見の多いこと!
驚いちゃいましたよー。
まず、近所は人が歩いていない。
村人をなかなか発見できない。
ゴールデンウィークだけれどシーンと静か。
団地からすぐのところに、
「浅川」という川が流れている。
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浅川の向こうには市街地が見える。
市街地の向こうには山々が見える。
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いつも利用しているスーパーへの超近道を発見。
1回のお散歩で3匹の猫に出会えた。
辿り着いた公園には、
青空さんと新緑さんしかいなかった。
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やっぱりお外で飲むコーヒーは美味しい。
マコさんは、
私が焼いたビスケットも一緒に食べて充実タウコ。
やっぱりお外のコーヒータウコは必要。
昨日買った富山産のホタルイカを、
食べ忘れていたことに気づいて落ち込む。
産直で美味しいパクチーを見つけたので、
夕食は、生春巻きを作ることに決まった。
産直の新鮮モリモリのアサツキ100円と、
新鮮モリモリのパクチー100円と、
庶民の味方なモヤシと、
グラム35円の鶏むね肉で作る生春巻きは、
原価が安すぎるんじゃないかと驚く。
気軽に出かけたお散歩なのに、
こんなにも多くの発見がありました。
随分と贅沢な気分で帰宅です。
心が元気になりましたね。
あ。
話は変わるのですが。
今ですね、
長野市を中心に様々な直売所を訪ねていまして、
いろいろな相談をしたり、
いろいろな勉強をしているんです。
ちょっと前のブログで、
アンズの花を見に行ったお話を書いたのですが、
あれもそのひとつ。
長野はアンズの生産全国1位なんですね。
そこに注目をして、
istutのアンズジャムを販売したいと考えています。
そのまま食べても美味しい長野のアンズ。
そのアンズを使ったジャムは、
飛びっ切り美味しいに決まっている。
収穫は6月頃と年に1回しかない。
チャンスを逃がさないよう、
美味しいアンズジャムを作りたい。
ちなみに、
ブルーベリーやクルミの生産量も全国1位です。
イチゴ、プルーン、ウメ、ルバーブ、
モモ、ネクタリン、ブドウ、
そしてリンゴ。
果物たち、豊富すぎるやろーって、
地元ふるさとながら、
大人になった今、
初めて知ることがいっぱいなんです。
お恥ずかしい。。
例えば、長野市でイチゴが作られているなんて、
全然知らなかったんですね。
2年前の千曲川氾濫の豪雨被害で、
そのイチゴ農家さんたちが、
とても大変な被害に遭われたこと。
そこから復活したイチゴ農家さんが、
今も美味しいイチゴを作っていること。
全然知らなかったんです。
本当に恥ずかしいです。。
そういう反省も含めて、
知らなかったことを知るのって、
少し成長できるようなキモチになります。
根回しや市場調査をしながら、
私たちが生まれ育ったこの土地で、
何が作られていて、
何が食べられているのか、
自分たちも勉強をしながら、
それを全国の方々に届けられたらいいな。
ジャム以外にも、
お菓子にしたり、シロップにしたり、
長野のことを知ってもらえる機会になるといいな。
そんな想いから、
istutの第2章は、
水面下でいろいろと動いていますよー。
まずは、
シナモンロールや焼菓子を、
コーヒーのドリップバッグをセットにして、
ネット販売をしたいと考えていて、
どういう形態にするのか、
マコさんと毎日ディスカッションです。
と、言っても。
今、マコさんは、
炬燵に入って猫の本を読んでいますけどね。
そうなんですー。
朝晩はまだまだ冷えるので、
5月なのに炬燵が片付けられないんです。
炬燵がしまえる日は、一体いつなのか。
炬燵をしまえる場所は、一体どこなのか。
分からないです~。
つづく。
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thanatochu · 23 days
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黒い森を抜けたあと
Schwarzwaldの続きの話。 綾子主+叔父さん出会い編。
あの子と初めて会ったのは、それほど昔でもないような気がする。 10歳余りも歳の離れた姉が遠くに嫁いで行ってからはあまり帰省する機会もなく、その子供である彼と会ったこともない。生まれたばかりの時送られてきたメールの画像と、親から伝え聞くことぐらいで。 なので自分自身もまだ中学生の子供だった俺と、その小さな甥っ子との関係はまるで遠い親戚のようにしか感じられず、冷たいのかもしれないが愛着もなくさほど可愛いとも思えなかった。 けれど写真を見れば顔立ちは整っている。濃い藍色掛かった黒髪に、大きな瞳。無邪気に笑う様は確かに愛らしいと言えるだろう。母親が俺の小さい頃にそっくりだとしきりに話すので、少々聞き飽きた。 それから数年して、多忙らしい姉夫婦の都合がつき泊まりがけで実家に来ることになった。もちろん甥っ子も一緒に。うちの両親はそれは大喜びだった。 初めて見るその子が玄関で俺を見上げると、隣にいた姉のスカートをぎゅっと握り、隠れるような仕種をした。けれど小さな声で「こんにちわ」と挨拶をする。視線はずっと俺に向けられたままなので、自分も「いらっしゃい」と返事をした。 皆で飯を食いながら雑談してる間、甥っ子は落ち着きなく歩きまわるかと思えば大人しいもので、やや内気ではあるが賢そうに見える。 早生まれで春には3歳だというその子が、俺のことを少し遠くからずっと興味ありげに見ているので、手招きをすると近寄ってきて横にぺたりと座った。 「…おじさん?」 「そうだけど…叔父さんっていう歳じゃない」 「いくつ?」 「17歳」 お互いぽつりぽつり、と呟くような会話を続けて、その子は「ふうん…」と納得したのかどうか分からない相槌を打った。 「…言ったら、おこる?」 「別に怒らないけど…名前で呼んでくれた方がいいかな」 藤堂樹、と名前を告げたその時に「たつ、きー」と復唱した笑顔が、なんとも可愛く見えた。 それから暫くして俺は例の事件に見舞われるんだけど、それはまた別の話。
甥っ子とそんな会話をしてからまた4、5年経った頃。 姉夫婦がムーンライトブリッジで大きな事故に巻き込まれて亡くなった、と知らせが来た。 家族一緒に乗車していた甥っ子は運良く生き残り、それでもまだ意識が戻らないらしい。 遠方に住む両親からも頼まれて、実家を出て独り暮らしの俺がその子の入院している病院へと赴いた。 小さい体には大きすぎる白いベッド。細い腕に繋がれた点滴のチューブが痛々しい。擦り傷程度で大きな怪我はしていないようだが、脳傷害などなければいいと様子を見ながら近くの椅子に座る。 姉夫婦の葬儀は何やら父方の家と勤め先が旧家だか大企業らしく、全て任せてくれと言われた。 少々強引なやり方で準備が進められ、一方的な言い草にこちらの両親も俺も唖然としたものだ。 いきなり家族が亡くなって気持ちも何も全く整理できていないが、ポツンと取り残されたような甥っ子の傍に居てやりたかった。 数日眠ったままでやっと目覚めた甥っ子に現実を伝えるのは憚られたが、聡明なこの子に大人の都合で黙っている方が可哀想だ。親はもういないんだと、独りになってしまったんだと告げた。 流石にすぐに理解できないらしく、惚けたように俺を見返したけれど。 「…だいじょうぶ、ひとりじゃない。おぼえてればデスが…来てくれる」 まだ夢の中にいるような顔で呟いた。
慌ただしく葬儀や事後処理が終わって、甥っ子のことも父方の家が面倒見ると頑なに言うので1年程会う事はなかった。 連絡先は伝えておいたので、たまに近況を聞くようにはしていたのだが、どうも違和感を感じて詳しく聞き出すと親戚中をたらい回しのような扱いを受けているらしい。 義兄はまともな人だったが、その親族は世間体ばかり気にして金は持っているくせに子供の面倒は見たくないというクズどもだな、と冷静にキレた俺はすぐさま甥っ子を引き取ることにする。 元々愛想がないだの馴れないだの文句ばかりで手に余る状態だった親戚連中は、猫の子を譲るよりも呆気なく、二つ返事で甥っ子を手放した。 ちゃんとした手続きを踏めば俺にだって血の繋がった甥っ子を養育する権利くらいある。問題なのは俺が南条系列の外資系商社に入ったばかりで、これから出張も転勤も増えて海外にも行くかもしれないということだ。 その時はこっちに連れてくればいいよと両親は言うが、毎回それでは結局たらい回しの環境と変わらないんじゃないか…今までが劣悪な環境だったので住む所くらいは落ち着けてやりたい。 信頼のおける人を雇って見てもらうしかないか、とそんなことを考えていた時。 おとなしく公園の砂場で遊ぶ多紀を見守りながら少し離れたベンチに座っていた俺に、いきなり声が掛けられた。 「茅野多紀くんの保護者の方ですか?」 その青年…まだ少年の名残が見られるかもしれない。けれど整った容貌と額を出した黒い髪と、不気味とも言える輝きをした青い眼を持つ独特の雰囲気の人物が俺に近づいてきた。 そして到底信じられないようなことを言う。俺は高校時代の経験から奇想天外なことにも多少慣れている気でいたが、それ以上に規格外のことに巻き込まれたのだと悟った。 「多紀を僕に育てさせてください。彼の傍にいたいんです」 未来から来た、甥っ子の縁者だと言うその人物は礼儀正しく頭を下げた。 望月綾時と名乗るその未来人、と呼ぶのが適切なのかまだよく分からないが、今現在の時間軸とは別のところからやってきたのだという。 多紀に会うためだけに。多紀の子供時代を救うために。 普通だったらこんな胡散臭いことを言う輩には警察に叩き出す一択だろう。 だが砂場から戻ってきた多紀が、彼を見つけた途端走り出してその長い脚に飛びついたのだ。 「……デス!デスだよね、ぼく覚えてるよ、思い出した。ちゃんと思い出したよ」 「…ふふ。覚えていてくれたの?ありがとう。でも今はデスじゃなくて綾時だよ」 「りょじ?」 「綾時」 「りょーじ」 「そうそう。やっと会えた。もっと早く会いたかったんだけど、思ったより手間取っちゃって。ごめんね。もう独りにしないからね」 「うん」 話しながらしゃがんで目線を合わせたその様子を見て、俺は細かいことは理解出来ないが分かってしまった。 甥っ子を見る望月の蕩けるような顔。慈しみを込めた視線と、大事そうに頭を撫でる手。 そして多紀の、初対面どころか全幅の信頼を勝ち取っている様子は叔父の俺以上なのではないか。 「…まだ胡散臭いのは抜けないが、多紀を一緒に育ててくれるなら有り難い。こいつも懐いているようだし」 「りょじとたつきといっしょに住めるの?みんなで?ほんと?」 多紀が興奮したように頬を上気させて喜んだ。甥っ子のこんな顔を見たのはいつぐらいぶりだろう。 「ああ。…でも不審な真似したらどうなるか覚えとけよ」 「…あ、誓って裏切ったりしないけどペルソナは出さないで。お手柔らかにお願いします」 立ち上がった望月は、にこやかに笑いながら顔の近くまで挙げた両手のひらを向けて見せた。ペルソナ能力のことまで分かっているようだ。やっぱり胡散臭い。 こうして俺と甥っ子と、保育士兼ハウスキーパー望月の共同生活が始まった。
俺と望月の手を左右で繋ぎながら、真ん中に挟まれた多紀が楽しげに歩く。公園から自宅まではそれほど離れていない。 「デスの時となんか違うね、りょーじ」 「うん?まあね、日常的にはこうだよ」 「またまほう使ったりするの?」 「使えるけど…叔父さん以外には内緒ね、じゃないと一緒にいられなくなっちゃう」 「えっそれはやだ!」 帰る道すがら内緒話のように仲良く話す2人を見て思い出した。 病院で目が覚めた甥っ子が言っていた言葉。覚えていればデスが来てくれる。 この子はそれをよすがに、これまで耐えてきたのだろう。 家に着いて2杯分のコーヒーを淹れ、多紀にはリンゴジュースを出してソファに座るとようやく落ち着いて話ができる。 自己紹介と連絡先を兼ねて名刺を渡すと、望月は両手で受け取ってまじまじと眺めた。 「藤堂…たつきさん、って読むんだ。多紀と似てるね?」 「うん。まぎ、らわしい?からたまにジュジュって呼んでる」 「こら。それはやめろって」 嗜めると多紀はきゃはは、と小さく笑った。 「じゅじゅ?」 「樹ってじゅ、って読むんでしょ?だからジュジュ」 「はは、それは良いね」 今まで必要以上に大人しく表情もあまり変わらないでいた甥っ子が、本来の明るさを覗かせてよく喋る。正直カウンセリングにも通わないといけないのではと思っていた俺はそっと胸を撫で下ろした。 「一度実家にも顔見せに行かないとなあ」 「じいじとばあばのとこ?行きたい!」 多紀を引き取るまでの経緯は電話で話してあったが、やはり孫の顔が見たいだろうし。 「多紀の御祖父母と…うわー緊張するなあ。手土産どうしよう」 「そんな身構えることないだろ。でも親に育児同居するって言うからには、お前の能力は説明しておかないとな」 能力、と呟いて瞬きをした望月は、考え込むように泣き黒子の近くを指でなぞる。 「特に資格は持ってないけど一通り学んできたよ。多紀を育てるために必要なこと。家事育児、運転免許…はまたこっちでも取るとして、家庭教師も経験済み」 「ぼくもね、目玉やきできるよ。おせんたくものもたためるし、1人でお風呂にも入れる!」 甥っ子も張り合うように手を挙げた。実際この子は自分のことは出来てしまうので手が掛からない。 「おっ、すごいな〜。でもこれからお風呂は僕と入ろうね。洗ってあげる」 「ぼくもりょうじ洗ってあげる」 「ありがとう。お休みの日はどこか遊びに行こうね。楽しみだなあ」 夕飯時も入浴もそんな調子で終始はしゃぎっぱなしだった多紀は、流石に疲れて歯を磨く頃には半分夢の中だ。 「もう寝ちゃったね。ベッド連れて行くよ」 慣れた手つきで望月が力の抜けた幼子を腕に抱き抱え、子供部屋に向かう。 「ああ。それが済んだらお前の素性を詳しく聞かせてもらおうか」 「…あー、やっぱりそうだよね…」 彼は観念したように苦笑すると、ちょっと待ってて、と言い置いて廊下へ消えた。
明日の天気予報を見ながら茶を啜っていると望月が戻ってくる。 ソファではなく床に正座すると真顔で見上げてくるので、俺も居住いを正した。 「…薄々勘づいているかもしれないけど、僕は人間じゃない」 「……まあ、最初に話しかけられた時にそうだろうとは思ったよ」 「どこまで話せば良いのか、話して良いのかも不確かだけど…貴方は多紀の保護者でペルソナ使いだ。尤もそのペルソナも、僕たちの定義とは少し違う」 碧眼を伏せて僅かに躊躇したような彼は、眉を顰めて語り出す。 「僕は多紀の…今もあの子の中に封印されているものが育って人間の性質を得た、その成れの果てだ」 「…封印?」 「そう。あのムーンライトブリッジで」 望月は自分のことをシャドウというものが凝縮し、ある目的のために作られた死神だと言った。 それはやや自虐的で、生まれた経緯や誰が封印したのかなど詳しいことは語られなかったが、甥っ子に対して強い負い目が滲み出ている。 「…大体は分かったが、今ここにお前が居るということはデスが2体いることになるんじゃないか?」 「…まだこちらの僕は完全体ではないけどね…いずれそうなる。事象に歪みが出るのは避けられないから、僕はその前に多紀の記憶を少々弄ってから元の世界に戻るよ。育った彼があの地へ帰るまでに」 「帰る?って巌戸台にか。それは確定してるのか?」 「そうだね。2009年の春、何度繰り返しても同じだ。違うのは彼の…選び取った結末だけ」 まるでループする世界を幾度も見てきたような言い草だった。 「でも、僕がここで干渉する意味が少しでもあれば良い。宿主である彼の心身に与える悪影響を最小限に出来るかもしれないし、ペルソナは心の力だ。僕らが確かに愛情を持って育てることで、彼の選択や能力…この世界での未来まで変えられるかも」 「…多紀もペルソナを使うようになるってことか」 「ああ。それも稀有なワイルドの力だ。君たちは相性の良いペルソナを付け替えたり出来るけど、僕たちの理では基本1人に一体のペルソナしか扱えない。数百の仮面を使い分ける彼は…特別なんだよ」 特別、と口にする望月は痛みを感じたかのように顔を歪めた。誇らしげでもなんでもない、多紀が選ばれてしまったのは自分のせいだとでも言うように。 「…訊いてもいいか?お前はどうしてそこまで必死になって多紀を救おうとする?そもそも何でこっちの世界に来たり戻ったりできるんだ」 「えっ、ええと…それは大切な人だし迷惑も掛けたし。あっシャドウはね、時間を操れるからだよ」 それまでと打って変わって、しどろもどろに答えた望月はまだ何か隠しているらしい。まあ言いたくないなら構わないが。 選び取った結末とやらの果てに、甥っ子は一体どうなるのだろう。 その運命をどうにかして変えたくて、望月は此処にやってきた。それは間違いなさそうだ。 「2009年か…その頃にはあのチビもでかくなってるんだろうな」 「ふふ。もっと身長は欲しかったみたいだけど、すごく綺麗で格好いいよ。やっぱり血が繋がってるからかな、貴方に雰囲気が似てる」 「…俺?まあ小さい頃にもそっくりだとか母親に言われてたけどな」 「飄々としてるところとか話し方とか、リーダーらしく落ち着いた思慮深さも似てるよ」 他にも優しかったり土壇場の度胸があったり美味しそうにご飯を食べるところなど、枚挙に遑が無い。放っておくと朝になってしまう。 「…お前さあ、多紀に惚れてるだろ」 「っえ!?いや、惚れ…あの、もちろん好きだけどその、僕は小さい多紀にはただ可愛いなーってだけだよ」 「当たり前だろ。こっちの甥っ子に手出したら切り刻んでやるからな」 「何もしません!っていうかだからそんな趣味も性癖もないから!!」 「どうだかな。中学ぐらいになったら色気付いてくるだろうし誘惑がないとは言えないだろ」 気分は箱入り娘の父親のつもりで半眼になり��睨すると、望月は面白いぐらいに狼狽えた。 「なっ…なんで��んな意地悪…!怖いこと言わないでよ僕は!育児に来たの!」 「ははっ、お前もそうやってると人間みたいだな。まあいい、お前はそっちの世界の多紀に惚れてるんだろ」 「…うん。僕がこうして存在するのは全て多紀のおかげだ。その彼に報いたい」 真面目な顔に戻って、望月が正座した膝の上で拳を握った。 「了解した。多紀のために協力してやる。お前も全力で守れよ…と言いたいが、これから何年もあるのに張り詰めてたら誰も楽しくないだろ。取り敢えず甥っ子の日常を幸せで満たしてやってくれ」 「それはもちろん。僕も家族ってものに憧れてたんだ、だから仲間に入れてもらえて嬉しいよ」 よろしくお願いします、と笑って差し出された手に笑い返し、握手をした。 こうして男ばかりの甥っ子家族計画が始動したわけだが、望月が人心掌握術かの如く同級生の父兄に評判が良いのも、キャラ弁まで作れる家事スキルが完璧なのも、人外が垣間見え薄らとした畏れを感じることも、俺が知るのはまだ先の話。
今まで萌えのままに綾子主を描いたり書いたりしてきたんですが どうして2人が一緒に生活しているのかをよく考えてみると中々にヘビーな理由と細かい設定がいるな…とは昔から思ってました。 うちは異聞録主が叔父さん設定なので今になってそこを深掘りしてみた感じです 異聞録主は藤堂姓にしたいお年頃。南条と桐条の関係もちょっと匂わせられるよねっていう魂胆ですが当時から異聞録であんまり創作したこともないので手探りです。 自力でタイムトラベル出来ちゃうチート綾時は便利だな(笑) これからは本当にほのぼの日常パートが書けそうなので、張り切ってそのうち。
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helloharuo-diary-2023 · 3 months
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過去日記「Novel」からのメッセージ
Wednesday 22 January 2014
坐禅会に行く時間と学校に行く時間はほぼ同じ早朝5時。昨年3月坐禅を始める時にハルオは、考えた。坐禅も良し、そして坐禅を習慣付けて夜型生活を朝型生活に切り替えようと。学校の授業をもっと大切に組んで行こうと。それまでのハルオは、長年夜型生活をしていた。深夜2時、3時は当たり前だった。東京の学校の授業スタートは、朝9:20から。その時間に間に合う為には、御殿場から出発する高速バスを朝6:20の始発に乗らなければならなかった。
今朝は、昨日と同じく禅寺の都合で坐禅会は、お休み。今年に入って増々坐禅修行に取組もうと決意したハルオは、のっぴきならない理由がない限り坐禅会に毎朝参加することを義務づける様にしていた。しかし今日は、坐禅会も休みで学校もあった。茶畑庵から車に乗って御殿場まで進むと雪舞っていた。裾野と御殿場間では、断然御殿場の方が標高高いので雪が降り易い。ハルオは、慎重にドライブをした。道路が凍結したり雪で視界が覆われたりするからだ。
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ハルオは、5:50の高速バスに乗った。昨年秋頃からダイヤ改正があり始発は、6:20から30分繰り上げられていた。余裕を持って東京に行かないといつ何時東名高速内で事故や渋滞に巻き込まれ予定時間を狂わされるのを防ぐ為だった。今朝は順調に進みバスは、7:30すぎに新宿に到着した。ハルオは、時間つぶしにマクドナルドに入ってコーヒーとソーセージマフィンを注文し喫煙席を選んでカウンター席に座った。窓の外は、左右に忙しなく人々が歩いていた。この時ハルオは、気付いた。ポケットWIFIの電源部を忘れたことを。それがないとリチャージが出来ないからバッテリーが1日持たない。いつもならインターネットをして時間を潰すハルオだったがWIFIの電源を切って読書に切り替えた。今ハルオが読んでいる本は、「参禅入門」大森曹玄著。1964年、ハルオが生まれた年に出版されたこの本は、読書が苦手なハルオにも読み易い本だった。
新宿駅から市ヶ谷駅まで総武線を使って市ヶ谷の学校まで、電車はいつも混んではいない。学校に着くとジャックダニエルのウィスキーをパロッた音楽イベントの張り紙がエレベーターの横に見た。ハルオは、以前レギュラーで仕事をしていた雑誌を思い出した。今日の授業は、いつもと違い合同プレゼンテーションの日だった。卒業制作を終えた生徒の作品を生徒1人1人プレゼンして行く。プレゼンテーションの会場となる教室に入ると生徒の数は少ない印象を受けた。ハルオは、中央の一番奥の席に座った。それには理由があった。自分の生徒がプレゼンをしたら記録として動画を録りたかったからだ。用意してあった三脚をキャリーバッグから取り出しカメラをセットしようとするとハルオは、又やってしまったと後悔した。三脚のクイックシューを忘れてしまった。静岡と東京の行き来を5年間続けているハルオだがいつも何かしら忘れ物をする自分が嫌だった。にも拘らずまたその過ちを犯してしまった。ただ過ちと言っても旅にトラブルは付き物でそのトラブルをどう知恵を働かせるというのも大事だなと1人納得して済ますハルオもいる。今回は、三脚の上にカメラを置いて手で落下を押さえる様にすることにした。16人の生徒が次々と指名されプレゼンテーションを行った。同世代の女性のポートレイト、卒業後移住する母島の生活のドキュメント、台湾からの留学生は、台湾の古い町並みを撮り、宮崎県の口蹄疫問題で29万頭の牛や豚が殺傷された地元を撮った生徒、巨大物が怖いとその巨大物たる建築物を撮った作品、、、、、様々な作品が紹介された。このプレゼンを真摯に受け止めプレゼン内容の紙に書いて来てる生徒もいれば行き当たりばったりでプレゼンする生徒もいる。後者の方が多く感じた。ハルオは、少しばかりそれで気分が悪かった。そしてハルオにも生徒から意見を求められてハルオは、答えた。「考えること、感じること、その意識を忘れないこと」ハルオは、そうメッセージを送った。メッセージを送っても生徒に受信機がなければ受信ことが出来ない。受信機がなくても時にはメッセージを送り続けることは大切だとハルオは、過去の経験から知っていた。ただハルオは、自分にその資格があるのだろうか?とも自問しながら。
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学校が終ると急いでハルオは、市ヶ谷駅に小走りで向かった。今日は、Uさんのお母さんの告別式だった。告別式の会場は、大森駅からタクシーで10分ほどの臨海斎場だった。ハルオは、急ぐとろくなことがなかった。電車に乗り次は飯田橋駅と知った瞬間「あれれ逆方向?」と乗る方向を間違えたと勘違いをして飯田橋駅で下車。そして逆方向の電車にまた乗った。そしてまた実は間違えていなかったと気付き四谷駅で降りてまた最初の方向の電車に乗車。それは、自分が水道橋駅から乗っていると思ったからだった。水道橋駅には、ハルオのオフィスがありその習慣が仇となった。御陰で臨海斎場までの道のりは遠のいた。大森駅に着いたらまずはバスに乗ろうと考えていたがこのタイムロスとバスの時刻表をネットで見たらバスがこの時間運行していないと知る。タクシーしか手段はないと悟りタクシーに急いで乗り込む。
斎場に到着した時は、告別式の全ての行事が終わっていた。ハルオは、遺影の前で手を合わせて故人のご冥福を祈った。その遺影は、ハルオが撮影した写真だった。昨年Uさんの姪っ子さんが結婚をされた時ハルオは撮影を担当した。その結婚式にUさんのお母さんも参列していた。向き合ってのポートレイトではなくあくまでもスナップショットだったので目線は横を向いていたが遺影の写真として評判が良かった。やはり昨年ハルオの友人のお父上が亡くなりその時も以前ハルオが撮った写真が遺影に使われ、その友人から「ハルオ君は、遺影写真家になれる」と言われていた。奇しくもその機会がまたやって来てしまった。ハルオは、自分が撮影した写真が人の役に立つのなら本望と心の中で思っていた。斎場を後にしUさんとそのお姉さんと3人でタクシーに乗りUさんと故人が一緒に暮らしていた自宅へと移動する。
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UさんとUさんのお姉さんとハルオの3人でタクシーに乗りUさんと故人が一緒に暮らしていた自宅へ移動した。蒲田駅から近いその家に入ると窓の外には、地元の高校が見えた。ハルオとUさんの交流は、20年近くになるがUさんの家には初めて訪れた。つい先日まで故人が使っていた4.5畳の和室には、仏壇があった。斎場の係員が僕らの後から間もなくやって来てお骨と遺影が棚台の上に置かれた。ハルオは、再度故人の冥福を祈った。Uさんは、読書家で本棚にはハルオには縁のなさそうな本がぎっしり並べられていた。UさんもUさんのお姉さんもいつも変わりない表情で告別式の後始末をしていた。僕は、告別式の参列者に用意されたお弁当をソファに座りながら頂いた。この家には、ニーチェという名の雄猫がいる。この猫の話もUさんから何度となく聞いていた。ニーチェは、来客であるハルオを警戒してかあまり姿を見せなかった。コーヒーを飲みながら故人を偲んで思い出話をしたりUさんの少年、学生時代の古いフォトアルバムを見せてもらった。Uさんの大学時代の写真は見た事があったがその前のUさんの在りし日の姿を見たのも初めてだった。ハルオは、もしもUさんが同級生だったらどんな関係になっていたのだろうかと想像していた。悪ガキでもなく、優等生という雰囲気でもなく、生意気そうでもなかった。同じソファに座っていたUさんがニーチェをあやしているとハルオは、ニーチェを自分の膝に引き寄せてみると意外と大人しくしていた。そのニーチェにUさんは驚きiPhoneで写真を何枚か撮った。夕方5時になりハルオは、次の予定、歯医者に行けなければならなかった。Uさんは、ハルオを鎌田駅まで見送ってくれた。
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ハルオは、京浜東北線で鎌田駅から品川駅まで移動した。川崎駅は、ハルオが昔付き合っていた女の子との思い出がある駅だった。あの子は、どうしているのだろうか?会いたいなと思った。そして山手線に乗り換え渋谷駅に行き、更に井の頭線に乗り換え三鷹台駅まで移動した。ハルオは、静岡に移住してからもこの三鷹台にある歯医者に通っている。ハルオは、その歯医者と信頼していた。今回あの治療は、右の奥歯の詰め物が外れてしまったからだった。治療はすぐに終ってしまい時間の予約をして新宿へと向かう。8時発の高速バスになんとか間に合いハルオは、いつもの様に後ろの方の席に落ち着いた。このバスは、超特急便で通常の特急便よりも殆どのバス停を飛ばすので時間が若干乗車時間が短く今夜のバスは順調に東名御殿場バス停に着いた。
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バスから降りて駐車場まで移動したハルオは、いつもの「Today's Fashion」の撮影をすることにした。ストロボを使わずに駐車場の灯りと高感度ISOの組み合わせで撮る。カメラは、駐車場に駐輪してあった誰かの自転車のサドルの上に設置しセルフタイマーを使って10秒後に3枚が撮れる設定にして3回繰り返した。ハルオの愛車のアーティ21スペシャルのフロントガラスは、凍り付いていた。間スプレーの解氷剤を窓に吹き付け、暫くして車を走らせた。
茶畑庵に着く前にスーパーマーケットに寄りタイムオーバーで半額になった焼き鳥や刺身を夕食に買う。茶畑庵も冷えきっていた。ハルオは、1週間前Uさんから分けてもらっていた遺影用の写真をフォトフレームに入れてあったので仏壇の横に置き鈴を鳴らしてもう一度手を合わせて故人の冥福を祈った。
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hypmicos · 7 months
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Hypnosis Mic Twitter Log
24/11/2017 to 22/12/2017
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本日(11/25)23:00〜TOKYO MXにて放送のLisAni!Navi📺に
木村昴、浅沼晋太郎、速水奨、白井悠介が登場します‼️‼️‼️
✋Don't miss it⚡️ アーイ🙌
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まもなくアーイ🙌 まもなく終了です‼️
いいニーハーイの日 …? 【NEWSアーイ🙌】
ついに公開!AGF!朗読パート 細かい演技からラップまで ライカ技のデパート もちろん楽しめ絡み自体 ヒプマイまだまだ昂りたい アーイ🙌
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シンジュクはこんなラインナップ📝 藤森( @chara317megane )さんは再アナウンス🎙 緩めライムで埋めるタイムラグ⏰ 手堅いメンツで臨床受付 もちろん予約がうってつけ🤞
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先行配信準備OK〜👌 寝ぼけ眼のクランケ〜🤦‍♂️💊
忠告しとく 神宮寺曲👨🏻‍⚕️ 「迷宮壁」 耳ヲ貸スベキ👂‼️
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ヒプノシスマイク第3弾CD ヨコハマ・ディビジョン⚓️BAYSIDE M.T.C☠️ 発売中アーイ🙌
インスタ映え
【NEWSアーイ🙌】 今日からAll Star曲カラオケ配信スタート‼️ みんなでチャレンジ、ラップでスカッと‼️ キックザバース‼️歌詞蹴っ飛ばす‼️ おまけにアップYouTube‼️ そこに痺れる憧れるぅ〜‼️ チェケラ★ https://youtu.be/qOgThvtbM1g
NEWSアーイ🙌 おーまた〜‼️ シンジュクトレーラー、解禁されたってよ‼️
医者とホストにサラリーマン〜💊 イロモノに見えて、さらに異端 これぞイルマティック‼️ クランケたちは聴くがいい‼️
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☃️12.8リリックマッチ開催☃️ 貴方のリリックでバトルします🗣🎤お題は「冬」❄️
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BIG UP🙌アニメイト新宿様 🙏
CD▶︎は回診、韻踏む様はシンプルじゃない‼️
さながら聖地巡礼かな?🔍 みんな見に来てシャンパンタワー🥂 アーイ🙌
本日フラゲ日
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🔶タワーレコード新宿店では等身大パネルが登場👔💊🍾
🔷アニメイト新宿店ではWelcome gateが登場で気分は上々👆⤴️
シンジュク・ディビジョン 大展開🤗🤗🤗‼️アーイ🙌
ヒプマイ
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\ \シャンパンタワ--- // 🍾 🥂 🥂🥂 🥂🥂🥂 🥂🥂🥂🥂 🥂🥂🥂🥂🥂 🥂🥂🥂🥂🥂🥂
ヒプノシスマイク 新宿CD 「麻天狼-音韻臨床-」 本日発売🙌
公開シンジュクボイスドラマ💊 ラップ同様濃い言霊🎤 新たなストーリー、チェックここから! アーイ🙌
ヒプマイ
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キラーワード🎤選手権🗽🏆 🌋頂上決戦🌋 好きなフレーズを投票してください🙌🙌 俺のベロ見ろ俺はミケランジェロ 11,2% 左馬刻さまだ貴様は誰だ? 21,2% 煌めく夜空とシャンパンタワー 45% 皆んなのアイドル乱数の番だ 22,6%
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本日20:00ニコ生🕺🏼🌹
木村昴(@GiantSUBAru) 石谷春貴 (@haruki_yokkora) 木島隆一 (@maKijimaRyuichi)
が登場🙌
Oh yeah!!持ってこいシャンパン〜 🥂🍾🥂🍾🥂🍾🥂🍾🥂🍾 http://sp.live2.nicovideo.jp/watch/lv308957309
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本日の #ヒプマイ ニコ生は20:00〜🕰👀
それまで前回のアフタートーク 🎤をListen up👂🔥
アーイ🙌
🗣アフタートーク http://nicovideo.jp/watch/1512547459
⏱タイムシフト予約 http://sp.live2.nicovideo.jp/watch/lv308957309
ニコ生はじまりました!
ヒプマイ でツイートしてください🥂🍾
ニコニコチャンネル会員様向けで放送中‼️ http://sp.live2.nicovideo.jp/watch/lv309289514
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ヒプノシスマイク-ニコ生Rap Battle-🎤🔥
ご視聴ありがとうございました‼️
シャンパンパワー炸裂🥂🍾 次回は12月22日(金)💥
出演は🙌 木村昴( @GiantSUBAru ) 駒田航( @komaDwataru ) 野津山幸宏( @nozuyama1224 ) 天﨑滉平
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第2回リリックマッチ優勝作品を紹介🏆🥇
1回戦優勝は… MC NAME http://toya.SHOWさん🙌
第2回リリックマッチ、たくさんのご応募ありがとうございました😍💕
前回の2倍の応募数…📮📑☄️!!!
番組内で読み上げたリリックをご紹介していきます‼️‼️
次回のお題をお楽しみに㊙️㊙️
アーイ🙌
ヒプマイ
【MC NAME】en-G クソ寒い!クソ寒い! 嘘、アツい ヒプマイ アツいぜ リリース新宿 フリース着るより上がるぜ体温 それより左馬刻ひとり半袖 寒くないすか?着ますか外套 いやいや要るかよ今年の冬は ヒプマイ楽曲ヘビロテ戦法 どんな寒さもかかってこい!
寒いのは苦手 かじかんだ両手 ひらり舞い落ちた雪は冷たくて 白い息吐き出す 忍び寄る隔絶 確実に近づくさよならの季節 星が流れ込んだような街のイルミネーション だけど所詮機械仕掛けつまりイミテーション 路地裏の自販機に照らされる自意識隠すようにあおる熱い熱い缶コーヒー 【MC NAME】 Ame-Free さん おでんにお鍋 肉まん すき焼き 食べ過ぎfat でもそんなのはbad 脂肪燃やすぜ 雪合戦 お腹が空いて すぐ脱線 やっぱりうまいぜこたつでみかん ごろごろだらだら肥満で悲惨 まるで俺は雪だるま 増えたweight もう痩せるには too late 【MC NAME】 柴犬のりぃ さん 寒いね シャンパンホットでいこうか? チョコレートが溶けちゃうくらい あったまろうよ そっと手を重ねる まるで恋のshot 君を狙う ぽっと頬が染まるこの夜は子猫には冷たすぎるでも大丈夫 二人ならアツすぎる愛 最高級 それじゃあ僕に聞かせてくれる? love me do はい♡ 【MC NAME】なーみん さん 1/21(日)開催「ヒプノシスマイク –ニコ生 Rap Battle-」の公開生放送×CDリリース記念イベントの開場、開演時間が決定!!!※当初予定していた時間から変更となりました! <変更後>開場11:00 開演12:00 ▼詳細はコチラ! https://hypnosismic.com/post/168457124996/1…月21日日開催ヒプノシスマイク-division-rap
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Fling Posse in the building‼️ F.P.S.M! Let's get started‼️
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全巻購入特典画像解禁‼️‼️
ガチガチにデザインされてやがる…✨ あ、ありがてぇ…✊✊✊
これはもはや必需品 必要不可欠ライカ ビフィズス菌 完成度ライカ 美術品🖼
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https://hypnosismic.com/post/168532593171/1227%E6%B0%B4%E7%99%BA%E5%A3%B2-%E3%83%92%E3%83%97%E3%83%8E%E3%82%B7%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%AF-division-rap-battle-rap-song
アイコンを[サンタ帽ミニ]でデコりました。 #サンタ帽#iconDecotter
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ヒプノシスマイク-ニコ生 Rap Battle-🎤 アフタートーク配信開始📻🎶
👇今すぐCheck it👇
アーイ🙌
ヒプマイ
http://nicovideo.jp/watch/1513326616
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1216(いちにーいちろく) 一兄に次ぐ New starが生まれた日 祝いたければ祝えばいい。
いつも沢山のイラストありがとうございます🖼🖌🖍
ヒプマイ
ヒプマイイラスト
をつけてイラストを是非ツイートしてくだサーイ🙌
https://twitter.com/i/moments/942256829706289152
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キャンペーン オブ 旧譜💿 感じ合うグルーブ💓🎶 同盟を結ぶ∞ お店でプレゼント・フォー・ユー🤚🎁✋ イラスト‼️ キラーワード‼️ ブロマイド‼️ これぞ三位一体🤗🍡
アーイ🙌
ヒプマイ
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SARUじゃなくNARU❓❓
ディビジョン シブヤ 遂にRelease Now‼️
109(イチマルキュー)💒じゃなく1222(ワンスリーツー) 世間の空気はクリスマスー🎄 ルーズソックス?いや🤔「drops」‼️ 乱数の番だ🍭 真のシブヤの流行なんだ🗿
https://fnmnl.tv/2017/12/21/44071?articleview=more
医師が神経障害の治療にヒップホップが効能があると発表
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2017.12.21
ラッパーの脳を探求して、ヒップホップが心や体に与える影響を明らかにする研究をケンブリッジ大学の研究者たちが行なっていることが発表された。
彼らはフリースタイルをしているときのラッパーの脳が、脳の感情や言語、刺激、運動機能を担う部分を独特の状態にする引き金となっていることを発見した。このような刺激が脳に与えられることで、神経疾患を持っている人々の生活を大きく改善することができると、研究者たちは発表している。
ヒップホップを病気の治療に役立てようとする試みは、これが初めてではない。2014年には同じくケンブリッジ大学の心理学のコースで、ヒップホップを心理的な問題を抱える人々の治療に役立てるための講座が開設されていたり、2016年にはNYの複数の学校でヒップホップセラピーというプログラムが開設されていたりもしている。
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まもなくスタートします🙌
本日はクリスマス特番です🎄🎅
アーイ🙌
ヒプマイ
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発表‼️シブヤ楽曲詳細 早速ショウタイム❓ いやまだお時間頂戴🤚🤚
未確認ー‼️もう来ているぞー‼️ 近くにー‼️
お楽しみにー💕 https://hypnosismic.com/post/168817523486/いよいよ来週発売シブヤディビジョンfling-posse-fpsm
ヒプマイ
後半パートO.A中🎄
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groyanderson · 11 months
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☆プロトタイプ版☆ ひとみに映る影シーズン3 第七話「決戦、ワヤン不動」
☆おしらせ☆ 今回でひとみS3の無料掲載分は終了となります。物語のエピローグと恒例の追加イラスト、そして次回作情報は電子書籍版の発売をお楽しみに!
☆プロトタイプ版☆ こちらは無料公開のプロトタイプ版となります。 段落とか誤字とか色々とグッチャグチャなのでご了承下さい。
→→→☆書籍版発売までは既刊二巻を要チェック!☆←←←
(シーズン3あらすじ) 謎の悪霊に襲われて身体を乗っ取られた私は、 観世音菩薩様の試練を受けて記憶を取り戻した。 私はファッションモデルの紅一美、 そして数々の悪霊と戦ってきた憤怒の戦士ワヤン不動だ! ついに宿敵、金剛有明団の本拠地を見つけた私達。 だけどそこで見たものは、悲しくて無情な物語…… 全ての笑顔を守るため、いま憤怒の炎が天を衝く!!
pixiv版 (※内容は一緒です。)
དང་པོ་  
 現実世界に戻ると、空はうっすらと明るくなっていた。光君が霊的タブレットを覗く。 「ふぅ。体感では億年単位の時間旅行も、実際はたった一晩きりの出来事で……ん?」  光君が訝しむ。うん、私もおかしいと思った。だってイナちゃんが空を見て呆然としているから。 「イナちゃん?」 「……ん? あ、二人とも無事ね!? よかた! ワヤン輝影尊(フォドー)と如来が真っ白になって消えちゃたのビックリしたヨ!」  私達の究極フォームがなんか略されちゃってるのは置いといて。やっぱり、さほど如来戦から時間は経っていないみたいだ。塔を登り始めた時から経過した時間を考えると恐らく、今は大晦日の夜。ちょうど年越しの少し前くらいだと思う。今夜は白夜というわけでもない。となると、これは…… 「金剛の有明ですよ」 「!」  一同が一斉に空の一点を仰ぐ。そこには歪に大きなダイヤモンドがあしらわれた箒に乗る、一匹の巨猫。 「オモナっ……うそ、その声……」  現れた諸悪の根源を目の当たりにして、イナちゃんは目を見開いた。そうなんだ。人類史を遡った私と光君は既に知っているけど、この猫と……いや。この『人』と私達は、とっくの昔から知り合いだったんだ。 「お久しぶりです。『タナカさん』」 「ええ。ごめんね紅さん……また騙しちゃった」  テレビ湘南のディレクター、タナカ。彼は私の職場関係者として、ずっと行動を共にしてきた男だ。
 གཉིས་པ་
 佳奈さんと私が旅をする番組、『ドッキリ旅バラエティ したたび』は二〇一一年に始まった。当時は別のディレクターが撮影に同行していたけど、一昨年あたりからタナカさんが二代目ディレクターに就任した。あれは丁度、アンダスキンを倒した直後……そして、初めて光君と出会い大散減と戦う少し前のことだ。  タナカさんはイナちゃんや光君とも面識のある、朗らかな男性だった。でも局の入館証を紛失していて、いつも警備員さんに顔パスしてもらったり、後輩ADさんにゲートに入れてもらっていた。そして局内の誰も彼の下の名前はおろか、『タナカ』の漢字すら覚えていない。彼の人柄故に誰も怪しんでいなかったけど、今考えればかなりミステリアスな人物だった。 「た、タナカD……タナカDだよね!? 本当にタナカD!?」 「にゃはは! 今回はオルチャンガールのパクさんも騙しちゃいましたね。そうです、タナカは仮の姿……僕の本当の名前はロフター。金剛有明団団長、大魔神ロフターユールです」  ロフターは箒から降り、高度三千メートルに浮くこの庭園に立った。彼は山猫のように耳がぴんと上向きの巨猫。改めて同じ目線の高さで見ると、背丈は確かにタナカさんと一緒くらいだ。 「どうです? 皆さん、金剛の有明は絶景でしょう。ああ、下を御覧下さい。もうこの地球上の全人類が同じ光景を見ています」 「え!?」  本当だ。全知全脳の力で下界を見下ろすと、大変な事になっていた。なんと地球上の全人類が失っていた霊感を取り戻している! 「こいつはコトだ! もう計画を!?」 「わはははは! 光君もよぉく耳をすませてみて下さいよぉ。ほら、聞こえるだろ。パニックに陥るバカどもの叫びがね」 ―きゃあぁーーっ、お化け! お化けが!! パパぁーママぁー!― ―刑事さん聞いてくれ、あんたの推理は間違ってる! 私を殺したのは息子じゃなくて妻だ!!― ―やっぱり総書記は替え玉だったんじゃねーか! ブチ殺せ!―  地上は空が明るくなった現象などまるで眼中にないほど混乱を極めていた。幾つかの地域では暴動や事故が勃発し、各地の霊能者に力を持った神、精霊、妖怪らが騒動を鎮めようと奔走する。それゆえ多神教の地域ほど治安の悪化は少なく、一神教の地域で特に深刻な事件事故が多発している。 「おいおい、ここまで僕の思い描いていた通りになるとはなぁ。でもご心配なく、地上の皆さん。間もなくあんた方の信じる唯一神が光臨しますからね」  ロフターの持つ魔導書が玉虫色に輝きだす。まさか、全人類……いや、地球上の全生物にアレを見せる気か!? 「待って下さいタナ……ロフター! そんなことしたらどうなるかわかってるんですか!?」  唯一神、すなわち創造主とはこの世の全ての礎。それを少しでも認知した人間は人格がゲシュタルト崩壊して廃人になる。ていうか神をばっちり直視なんかしたら、ヒトどころか殆どの動物の肉体が元素レベルで分解霧散して死ぬ! 地球の自然そのものがハチャメチャに崩壊してしまうんだ!! 「にゃはは、わかってるも何も。金剛の楽園を造るためには必要な事ですから」 「文明や自然を壊してまで目指す楽園って、一体何なんですか!?」 「世界平和ですよッ!」  ロフターの瞳孔がキッと細まり、尻尾と全身の毛が逆立った。 「誰も創造主を崇めない。かといって、誰も創造主を目指さない。資源(リソース)が限られたこの宇宙の中だけで、全てが完結する世界。余計な争いをせずみんなで身の丈に合った共同生活を送りながら、静かに終わりの日を待つ。生き物として……これ以上幸せな暮らしはないでしょう?」  ロフターの握りしめる箒がギリギリと軋んだ。これが、彼の答え。代々この宇宙のために尽力してきたカオスコロルの三代目が、最後に出した答えなのか。 「そ、そんなの……そんなの平和じゃなくて、絶望ていうんだヨ!!」  イナちゃんが目に涙を湛えて叫んだ。 「絶望ですか。上等だよ。バカどもが抱く希望なんて、余計な争いや格差を生む無用の産物なんだから」  魔導書の輝きが増し、下界が段々と静まっていく。みんな空を見ている。金剛の魔術によって、私達のこの会話が世界中に見え始めているんだ。 「どうして拒むんですかい? あんた方は唯一神様が大好きなんでしょう。神のために死ぬのは幸せなことで、神を敬わない人間はいくら殺して���いいんでしょう。おうそれなら見せてやるって言ってるんだよ!!!」 「やめて!!」  輝きが頂点に達し、イナちゃんが飛び出した! 私は…… 「!」 「ヒトミ……ちゃん……?」  私は気がつくと、イナちゃんを止めていた。 「どうして!?」 「うわはははは!! まさかワヤン不動が、僕の金剛の思想を理解してくれたんですか!?」  どうして。……どうしてだろう。ただ…… 「そのまさか、なんですよね」 「……え?」  意表を突かれたロフターの、魔導書の輝きが一瞬弱まった。 「ロフターの言ってる事、そこまで間違ってないと思うんです。もしかしたら将来、人類がこの宇宙の垣根を越えられる時も来るかもしれないけど。少なくとも今の文明レベルでは、外とは関わらないでみんなで手を取り合って生きるのが最善……じゃないですかね?」 「……ほ、ほほぉ。意外ですなぁ、脳筋で小心者の紅さんが、冷静に僕の話を聞いてくれていたなんて」 「一言余計だ三角眉毛」  うん。ちゃんと考えても実際、彼は思想的にはおかしな事は言っていない。だって現に最近の人類は、資源を守るために環境保護を始めたり、多様性を認めようとかなんとか言い出しているわけだし。どんな物かもわからない神様に祈るより、ずっと現実的に生き始めている。ロフターはそんな人類の最後の甘えである『創造主』という幻想を、この世界から取り払ってしまいたいだけなんだ。 「にゃはははは! なぁんだ、じゃあ僕達も不要な争いをせずに済むわけですなあ! では改めて……ぐッ!?」  ヴァンッ!��再び魔導書に力を込めようとしたロフターの左手に、高熱のエネルギー塊が爆ぜた。高圧の力を帯びていた魔導書は瞬く間に炎上! 「そんなわけないだろ外道が。お前は予定通り滅ぼすし、この世界に創造主は顕現させない」 「なんだと!?」  当たり前だ。それとこれとは話が違う。私は光君と目配せし、合体(ヤブユム)の構えを取る。 「あんたは野望のために魂を奪いすぎた。それが平和のためだったなど関係ねぇ、罪は罪できちんと償わなせにゃ!」 「喜べ。お前を完膚なきまでにブチのめした後で、この星に生きる全ての衆生と共に金剛の有明を迎えてやろう」 「くっ……」  ロフターは煌々と燃える魔導書を抱きしめ、表紙に埋め込まれたダイヤモンドをむしり取った。それを胸の中にグッと押し込むと、彼の体はたちまち巨大化していく。 「不動明王らしい、いえ、実に紅さん方らしい答えですな。こりゃいくら腹割って話したところで無駄ってわけだ」  私はその隙にテレパシーでカスプリアさんを呼び、イナちゃんと共に空を元に戻すよう依頼した。そして四本に伸ばした腕に武器を構える。 「カハァハハハハ!! 私がおめおめ見逃すとでも思ったか、ド外道が! これ以上は誰一人殺させない。神影繰り(ワヤン・クリ)の時間だ!」  ワヤン不動輝影尊(フォトンシャドウフォーム)対大魔神ロフターユール! 地球全土の存亡を賭けた合戦の火蓋は切って落とされた!
གསུམ་པ་
 巨大化した大魔神はローブを広げ、さながら空に浮かぶサーカステントの様相。その帳にルーン紋様が浮かび上がると、強烈な突風が噴出! 周囲の雨雲と雹を取り込み大嵐の如く私に迫る。瞬間、私の中で仲間との絆がフラッシュバック! ―私が初めて人のために影法師の力を使うきっかけになった親友、リナ。金剛を裏切り私に修行をつけてくれた和尚様や、地元の神々。人生で初めて悪霊に立ち向かった時の、勇気の記憶―  私は赤外光を纏った灼熱のキョンジャクを高速回転させ天高く飛翔、そのまま遠心力で嵐を捕えた。 「ァアブダクショォン!」  それを大魔神へ腕力任せにブン投げ返す! ズドオオォン!! さながらジェットエンジンを直に受けたような衝撃音を立てて大魔神の帳が翻り、ロフターの顔が苦痛に歪んだ。しかし間髪入れず次のルーンが浮き上がる。  オォ……オォォォ……玉虫色の霧が立ち込め、木枯らしか亡霊の呻き声のような風音がそこかしこから上がる。するとどこからともなく宙に浮かぶ亡布録の大群が出現した! 瞬間、私の中で仲間との絆がフラッシュバック! ―抗う事を決意したイナちゃん。そしてNICや平良鴨証券の人々。力を貸してくれるみんなと共に闘った、友情の記憶― 「影影無窮!」  襲い来る大群に負けない、大量の影法師。その全員が燃え盛る龍王剣を掲げて悪を薙ぎ払う! そして全軍で大魔神に突撃ィィィ!!! 「カハァーーーッハハハハァーーー!!!!」  ダカダカダカダズダダダァァァン!! 大魔神の六割が灰燼と化した! 「ぎゃはあははははは! うにゃはははははは!」  絶叫とも高笑いとも取れる声を上げ、大魔神は目や口から黒いタールのような血涙を噴き出しながら更なるルーンを滲出! すると今度は大気圧がグヮンと急変し、周囲一帯が吐き気がするような生温い空気に包まれた。  ……マアァァァウァァ……マバアァァァ……  無数に響く、飢えた怪物の声。そして中空から蠢き出る数多の菌脚。瞬間、私の中で仲間との絆がフラッシュバック! ―見知らぬ土地、見知らぬライバル。連綿と業を受け継ぐ祟り神。人生を奪われ続けて化け物になってしまった少女。でも最後は皆で手を取り合い呪いを破った、団結の記憶― 「救済せにゃ!」  天高くティグクを掲げると共に、私は灼熱に輝く太陽となる! 全ての穢れは瞬く間に干上がり、色の飛んだ世界で唯一つくっきりと存在する明王の影が斧を振り下ろした! 「ニャアアアアアアアァァァ!!!」  ダガアァァァン!! 大魔神の帳が崩壊し、巨猫のシルエットが真っ二つに割れた! そして世界に色が戻ると…… 「!?」  中空に一瞬ルーンが浮かんだ次の瞬間、そこは突如カイラス山の岩窟になっていた。私は両腕を鎖で大岩に縛られ、足元を炎で炙られている。なんだ、今更悪夢攻撃なんて…… 「ヒッ」  違う!この炎は、かつて私が経験したどんな憎しみや悲しみとも違う。まるで地球史が始まって以来、世界中で起きた死という結果のみを集めて燻したような、恐ろしく冷たい炎。その圧倒的な絶望に晒された私の心臓はすくみあがり、だんだん体が動かなくなる…… ༼ ヌンッ! ༽ 「ドマル!?」  すると突然、私から強引に分離したドマルが自らの心臓に腕を突っ込んだ! ༼ こっ、これは、拙僧が抱えていたトラウマだ……今ここで拙僧が消えれば、術も解ける ༽ 「だ、ダメだ! この心臓を失ったら、ドマルは……」 ༼ ふ。もともと拙僧は、あなたの中に僅かに残った残滓に過ぎぬ。今更自我を保とうなどとは、思わない……よッ! ༽  ドマルは私との接点だった悪魔の心臓から自分をメリメリと剥がし、このまま逝去するつもりだ! 確かに彼は既に引退を宣言した仏。だけど、何もこんなところでお別れになるなんて! ༼ よいか? 悪夢の術が消えたら、あなたの足元で燃える苦の本質を見ろ。そしてあの猫の声に耳を傾けるんだ…… ༽ 「ちょっと待ってよ! あなただって一緒に戦ってきた仲間じゃない! ドマル……」 ༼ 一美 ༽ 「!」  彼は最後に振り返ると、卑怯なほど穏やかな微笑みで私を見つめて言った。 ༼ 行くのです ༽  心臓に貼りついていた何かの線維が千切れる。抜苦与楽、体がふわっと軽くなったような感覚の後……私の前世は、邪尊ドマル・イダムは、悪夢と共に涅槃(ムナル)へと消え去った。
བཞི་པ་
 闇があった。広さのわからない闇。まるで棺桶に入れられたような、あるいはだだっ広い宇宙に放り出されたような掴みどころのない空間。そこに一人の人影が佇んでいた。 「あなたは……」  その人は、とげとげロン毛……いや、ただのウェーブがかったロングヘアーの男性だ。かの有名な、茨の冠を被った神の子によく似た雰囲気の人。私は彼に近付くと、再び心臓が凍てつくような絶望の感覚を覚えた。 「あ……悪魔」  たった今逝去した前世の記憶を引き継いだ私は勘付いた。この人は私の心臓のドナー。砂漠で行き倒れになっていた、例の悪魔だ。  人間を堕落させる存在として忌み嫌われ、死ぬ事も消える事もできない……彼が仏典にそう書かれた理由がようやく理解できた。彼が本当に望んでいたのは、『安らかな滅び』。苦痛も暴力もない、穏やかな終わりだったんだ。 ―いけェーーっ! ワヤン不動ーーー!― ―負けるなーー、立ち上がれーー、ワヤン不動ーーー!!―  どこかから声が聞こえる。何十人、何百人、何億人……最初は共に戦った仲間達の声。私を応援してくれる友達や邪尊教信者達の声。それどころか、一度も出会った事がない人達の声も、仏教とはまるで違う信仰を持つ人々の声も。この地球の命を守るため、身近な大切な人を守るため、あらゆる垣根を越えた大勢の衆生が私を呼んでいる! そして、 ―……たすけて……― 「!」  もう一つ。私の目の前で、か細く泣く猫の声。 ―……僕はただ、グリーダと静かに暮らせる楽園を作りたかっただけなんです……― ―……そのためにたくさんの命を奪いました。こうするしかなかった。だけど、グリーダはもういない……僕は償う事も、死ぬ事もできない……―  本来なら自分の感情すら自由自在に制御できる究極の神の子が、自己矛盾と絶望に苦しみ喘ぐ声。……大丈夫、ちゃんとわかります。だって私の中にも、悪魔の心臓(カオスコロル)があるのだから。 ―……助けて……ワヤン不動……―  薄暗い世界に、希望が満ちていく。光は影を強く形取り、救いを求める声に伸びていく。 ―ワヤン不動ーーーー!!!―  ……さあ。滅ぼしてくれる。 ལྔ་པ་ 「ミィ……ミィ……」  極彩色の宇宙に輝く満点の星。地平線を照らす金剛の有明。そこに浮かび上がった一匹の小さな子猫は、三角帽子の魔女と共に箒で空へ消えていった。 「大丈夫です。お空に創造主はもう見えないヨ」 「地上の混乱も順次収めていきますの。弊社の財力と国際社会とのパイプを利用すれば、お正月中に済むでしょう」  イナちゃんとカスプリアさんのおかげで地球の危機は去り、ここには奇跡のような明るい空だけが残っている。 「……あ」  ふと、全知全脳の力が感知した。たった今、グリニッジ標準時は丁度〇時となった。 「この地球が新年を迎えました。全ての命ある皆さん、あけましておめでとうございます」
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manganjiiji · 6 months
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非日常の終わりが日常という訳ではない
また別の非日常だったり(つまりこの場合非日常は終わっていないが)、本当の終わりだったりする(この場合も非日常は終わっていないが)、でもやはり日常の場合もある、それが一番穏当だ。今何となく、カクヨムコン9の円城塔賞のことを考えてしまった。もし自分の書いた話を円城塔が読むとして、つまり円城塔が私を「書かれたもの」で認識するとして、その時に認識されたい私(書かれたもの)というのはどんなだろうと考えるが、全く思い浮かばない。まず円城塔のこころに、なんらかの質量を増やして帰れる文章じゃないと意味がない。面白さでもいいし、悲しさでもいいし、まあ怒りとかでも(ずるいやり方じゃなければ)いいのではないかと思う。でもやはりみんな、「唸らせたい」と思っているのではないか。円城塔に「(自分の筆力に)嫉妬させたい」みたいな。それはやはりある作家を敬愛しながらもその作家に「挑戦」する者としての夢なのかなと思う。
日記としては、絶チル時代から何だかんだで10年つるんでいるオタク仲間たちと車で日光に行った。ぶんぶん車を飛ばしてくれたのは姫(あだ名)。完璧なナビや金銭周りはすいさん。この2人はとある事情により阿吽の呼吸である。本当にみんなに世話になったというか今回も楽しく一緒にいてくれてありがとうなので、特に恩が大きいと思われる2人の名前を出した。2人のバイタリティありがたすぎる。もちろんほかにも愉快な仲間がいて、みんなのことが大好きだ。日光東照宮の前の駐車場について初めて今日東照宮に行くんだということに気づき、まったく参拝する気構えはできていなかったが楽しく参拝した。たくさんの国から色んな人が来ていた。家康の墓所を見て、ここに体が埋まっているのか(いたのか)と思うと凄いことだなと思った。(久能山から動かされていないという説もあるようだ。)遺体の有無は置いておくとしても家康の死後から今までここを造り守り奉ってきた人々の行いの結果として、今このように日光東照宮があるということは、人間が世代を繋ぐということの底知れなさを感じる。誰かがやった仕事を誰かが引き継いで、何百年も経って、姿を変えつつも、場所として、意味のある建造物として、観光資源として、変わらずそこにある。それができるのなら、やはり自分一代では変えられないことも、自分がやれるところまでやって、その後、その仕事を継いでくれる人に託すというやり方で、人間は粘り強く生きていけるのだと思った。なんだか『猫の地球儀』のスカイウォーカーみたいな話だ。『猫の地球儀』は名作なのでみな読んでほしい。
夜、じゅんえん先生から勧められていたダイヤモンドの功罪をまだ読んでいないことに通話しながら気づき、2巻まで読んだ。これは読む主体としての自分の軸をどこにおけばいいのか、難しい漫画だと思った。かなりブレブレな状態で読んでしまった。主人公にがっつり感情移入しながら、つらい、苦しい、と言いながら、でもそれだけではないキャラクターとかも出てきて、つまり主人公が悪いのか?とか、やはり主人公は悪くなくて、利己的に生きることを全員に強いるこの世界が、そういうふうに生まれつかなかった人間に対して厳しいのではないか?と思ったが、基本的には才能と、それに振り回される本人と周囲の漫画なので、こんなふうな人間に生まれなくて心底良かったと思った。これ以上やると自分は自分の才能に押しつぶされて駄目になってしまうから20歳くらいで引退します(?)と宣言して消えてしまったのは誰だったっけ。ぼくりりさん(ぼくのりりっくのぼうよみさん)かな。今日、Bluetoothで助手席完璧ナビゲーターのすいさんがiPhoneをスピーカーに繋いで曲を流してくれていた。懐かしのアニソンやいろんなオタクコンテンツに関する曲、懐かしのj-popなどを聴いて話のネタにしたりしながら、椎名林檎の「本能」をはちゃめちゃに上手く歌う男性客がいて、ここまで上手い本能生まれて初めて聴いた、と店中がざわついていたことを思い出した。そのお客様が帰ってからついていたバニーに聞いたらぼくりりさんだったとのこと。上手いというレベル?次元?を超えて、とにかく好きで好きで好きで何度も歌ってきたんだろうなと感じた(ちがったら申し訳ありません)。
そろそろ眠くなってきたので寝れそう。フルニトラゼパムは今日も抜いて寝る。昨日は抜いて寝たが7時間眠れたので、もう1日抜いてみる。
2023.10.21
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kachoushi · 1 year
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各地句会報
花鳥誌 令和5年4月号
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坊城俊樹選
栗林圭魚選 岡田順子選
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令和5年1月4日 立待俳句会 坊城俊樹選 特選句
年賀状投函ポスト音を吐く 世詩明 大冬木小枝の先まで空を突く 同 猫寺の低き山門虎落笛 ただし 福の神扱ひされし嫁が君 同 石清水恙の胸を濡らしつつ 輝一 阿弥陀様お顔に笑みや秋思かな 同 去年今年有縁ばかりの世なりけり 洋子 潮騒の聞こゆる壺に水仙花 同 羽根をつく確かなる音耳に老ゆ 同 時々は絵も横文字も初日記 清女 初電話友の恙を知ることに 同 暁に湯気立ち上がる冬の海 誠 大寒のポインセチアに紅のあり 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月5日 うづら三日の月花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
初暦いかなる日々が待ち受けん 喜代子 おさんどん合間に仰ぐ初御空 由季子 病院の灯消えぬや去年今年 同 雪掻に追はれつつ待つ帰り人 さとみ 海鳴りや岬の水仙なだれ咲く 都
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月7日 零の会 坊城俊樹選 特選句
あをき空うつし蓮の枯れつくす 和子 蓮枯れて底の地獄を明るめる 軽象 枯はちす揺り起こすなり鐘一打 三郎 破れ蓮の黄金の茎の高さかな 炳子 枯蓮の無言の群と相対し 秋尚 弁天の膝あたたかき初雀 慶月 面差しの傾城名残青木の実 順子 男坂淑気を少し漂はせ 三郎 恵方道四方より坂の集まり来 千種 葬儀屋の注連縄なんとなく細い いづみ いかやきのにほひに梅の固くあり 要 枯蓮のやり尽くしたる眠りかな 佑天
岡田順子選 特選句
枯はちす揺り起こすなり鐘一打 三郎 鷗来よ枯蓮の幾何模様へと 俊樹 そのあとは鳶が清めて松納 いづみ 毛帽子にまつ毛の影のよく動く 和子 北吹けりもう息をせぬ蓮たちへ 俊樹 蓮枯れて水面一切の蒼穹 和子 人日の上野で売られゆくピエロ 三郎 石段に散り敷く夜半の寒椿 悠紀子 恵方道四方より坂の集まり来 千種 よろづやに味噌づけ買うて寒に入る 眞理子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月7日 色鳥句会 坊城俊樹選 特選句
双六やころころ変る恋心 朝子 下の子が泣いて双六終りけり 孝子 短日は数が減るかもニュートリノ 勝利 歌留多とり式部小町も宙に舞ひ 孝子 小春日や生ぬるき血の全身に 睦子 骨と皮だけの手で振る賭双六 愛 京の町足踏み続く絵双六 散太郎 粛々と巨人に挑む年始 美穂 来世から賽子を振る絵双六 愛
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月9日 武生花鳥俳句会 坊城俊樹選 特選句
双六の終着駅や江戸上り 時江 たかいたかいせがまれて解く懐手 昭子 てのひらの白きムースの初鏡 三四郎 火消壺母のま白き割烹着 昭子 木の葉髪何を聴くにも左耳 世詩明 街筋の青きネオンや月冱てる 一枝 姿見に餅花入れて呉服店 昭子 はじき出す男の子女子のよろけ独楽 時江 一盞の屠蘇に機嫌の下戸男 みす枝 初詣寺も神社も磴ばかり 信子 御降や傘を傾げてご挨拶 みす枝
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月9日 花鳥さざれ会 坊城俊樹選 特選句
初明かり故山の闇を払ひゆく かづを 万蕾にある待春の息吹かな 々 小寒や薄く飛び出る鉋屑 泰俊 勝独楽になると信じて紐を巻く 々 仏の前燭火ゆらすは隙間風 匠 筆箱にニトロとんぷく老の春 清女 二千五百歩小さな散歩寒に入る 天空
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月10日 鳥取花鳥会 岡田順子選 特選句
鋳鉄製スチームの音古館 宇太郎 始業の蒸気雪雲を押しあげて 美智子 溶けてなほ我にだけ見ゆる時雨虹 佐代子 失ふはその身ひとつや冬の蜂 都 寒灯下遺影に深く法華経 悦子 大木を伐られ梟去つたらし 史子 枯木立通り抜けたる昼の月 益恵
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月10日 萩花鳥会
人生の余白少なし冬の薔薇 祐子 裸木が絵になる空を展げゆく 健雄 山茶花や気は寒々と花紅く 俊文 守らねばならぬ家族や去年今年 ゆかり 一椀に一年の幸雑煮膳 陽子 故郷で一つ歳とる雑煮かな 恒雄 昼食後一枚脱いで四温かな 吉之 亡き人に届きし賀状壇供へ 明子 逆上がり笑顔満面四温晴 美惠子
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令和5年1月13日 さくら花鳥会 岡田順子選 特選句
初生けを祝成人と命名す みえこ 薪焚の初風呂済ませ閉店す 令子 御降りに濡れても訪ひぬ夫の墓 同 初詣光􄽄現れて良き日かな あけみ 注連飾父の車の隅に揺れ 裕子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月14日 枡形句会 栗林圭魚選 特選句
閼伽桶の家紋色濃し寒に入る 多美女 養生の大樹潤す寒の雨 百合子 勤行の稚の真似事初笑ひ 幸風 いつもならスルーすること初笑 秋尚 臘梅に鼻近づけてとしあつ師 三無 寒椿堂裏の闇明るうす 多美女 多摩堤地蔵三体春立ちぬ 教子 均しある土の膨らみ春隣 百合子 掃初の黒御影拭き年尾句碑���文英 悴んで顔を小さく洗ひけり 美枝子
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月15日 風月句会 坊城俊樹選 特選句
飛石を跳ね蝋梅の香に酔うて 炳子 木道の先の四阿雪女郎 幸風 その奥に紅梅の蕊凜として ます江 黒き羽根なほ黒々と寒鴉 貴薫 不器用に解けてゆきぬ寒椿 千種 入れとこそ深き落葉へ開く鉄扉 同 谷あひに弥生の名残り水仙花 炳子 椿落つ樹下に余白のまだありて 三無 木道まで香り乱れて野水仙 芙佐子 寒禽の群を拒まぬ一樹かな 久子
栗林圭魚選 特選句
山間の埋れ火のごと福寿草 斉 空昏く寒林よぎる鳥の影 芙佐子 厚き雲突き上ぐ白き冬木の芽 秋尚 福寿草労り合ひて睦み合ひ 三無 そのかみの住居跡とや蝶凍つる 炳子 水仙の香を乱しつつ通り抜け 白陶 入れとこそ深き落葉へ開く鉄扉 千種 竹林の潤み初めたる小正月 要 椿落つ樹下に余白のまだありて 三無 せせらぎのどこか寂しげ寒の水 白陶
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月16日 伊藤柏翠記念館句会 坊城俊樹選 特選句
若きより板に付きたる懐手 雪 北窓を塞ぎさながら蟄居の間 同 昨夜の酔ひ少し残るや初鏡 かづを 九頭竜や寒晴の綺羅流しゆく 同 除夜の鐘八つ目を確と拝し撞く 玲子 初明り心の闇を照らされし 同 一点の客観写生冬の句座 さよ子 翳す手に歴史を語る古火鉢 同 笑つても泣いても卒寿初鏡 清女 餅花の一枝華やぐ奥座敷 千代子 年賀状手描の墨の匂ひたつ 真喜栄 若水を汲むほどに増す顔のしわ 同 裸木村は大きな家ばかり 世詩明 春炬燵むかし昔しの恋敵 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月18日 福井花鳥会 坊城俊樹選 特選句
水仙や悲恋の話知りしより 啓子 堂裏の菰に守られ寒牡丹 泰俊 餅花やなにやらうれしその揺れも 令子 左義長の遥けし炎眼裏に 淳子 寅さんを追つて蛾次郎逝きし冬 清女 飾り焚く顔てらてらの氏子衆 希子 御慶のぶ一人一人に畏みて 和子 眉を一寸引きたるのみの初鏡 雪 初髪をぶつきら棒に結ぶ女 同 束の間の雪夜の恋に雪女 同 マスクして睫毛に化粧する女 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月20日 さきたま花鳥句会
凍星や夜行列車の窓あかり 月惑 葉牡丹や鋳物の町の鉄の鉢 一馬 どら猫のメタボ笑ふか嫁が君 八草 小米雪運河の小船音もなく 裕章 老木に力瘤あり春隣 紀花 竜神の供物三個の寒卵 ふゆ子 医学書で探す病名寒燈下 とし江 おごそかに雅楽流るる初詣 ふじ穂 人のなき峡の華やぐ柿すだれ 康子 小正月気の向くままの古本屋 恵美子 寒梅や万葉がなのやうに散り 良江
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月21日 鯖江花鳥句会 坊城俊樹選 特選句
福引の種考へてゐるところ 雪 枯れ行くは枯れ行く庭の景として 同 懐手して身も蓋も無き話 同 思ひ遣り言葉に出さぬ懐手 昭上嶋子 言ひかねてただ白息を吐くばかり 同 きさらぎや花屋はどこも濡れてをり 同 父の碑を七十余抱き山眠る 一涓 藪入りを明日に富山の薬売り 同 人日や名酒の瓶を詫びて捨つ 同 一陣の風に風花逃げ廻る 世詩明 安座して児の母となる毛糸編む 同
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月22日 月例会 坊城俊樹選 特選句
舞ひ上がる金子銀子や落葉掻 千種 春近し湯気立つやうな土竜塚 昌文 寒林や父子のだるまさんころんだ 慶月 紅梅のどこより早く憲兵碑 同 冬帝に囲まれてゐる小さき者 いづみ 出征を見送る母子像の冷え 昌文 青銅となりて偉人は寒天に 千種 火の雨を知る大寒の展示館 いづみ
岡田順子選 特選句
狛犬の阿形の息を白しとも 俊樹 勾玉のほどけ巴に冬の鯉 千種 ただ黒し桜ばかりの寒林は 同 ボサノバを流し半熟寒卵 慶月 石に苔泥に苔あり日脚伸ぶ 和子 息白く母子像見てひとりきり 俊樹 寒林の一木たるを旨とせり 晶文
栗林圭魚選 特選句
冬の雲弛びそめたり大鳥居 要 朽木より梅百蕾の薄明り 昌文 ボサノバを流し半熟寒卵 慶月 能舞台脇座に現るる三十三才 幸風 日向ぼこして魂は五間先 俊樹 霜柱崩れ鳥居の崩れざる 同 青銅となりて偉人は寒天に 千種
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
令和5年1月 九州花鳥会 坊城俊樹選 特選句
大枯野太古は大海だつたかも ひとみ 初景色常の神木よそよそし 美穂 椰子の実のほろほろ落ちて神の留守 孝子 緋あけ色の空へ音ひき初電車 美穂 嫁が君大黒様の手紙持ち ひとみ おんちよろちよろと声明や嫁が君 睦古賀子 歌留多取対戦するは恋敵 睦吉田子 水仙はシルクロードの香を含み ひとみ
(順不同特選句のみ掲載) ………………………………………………………………
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nekosodate · 1 year
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𓈒 𓏸 𓐍 𓂃 𓃠 𓂃◌𓈒𓐍 𓈒 本日は定休日。 カレンダー企画、明日が〆切ですので、皆様、ぜひ奮ってご参加下さい✨ 年末に一旦公開した公式サイトのリニューアルに不具合があり、巻き戻し というかやり直しをしつつ。楽しんでいただけるサイトづくりに励んで おります。 決算も催事準備も同時進行。鬼👹 実を言うと1月の売上減少が著しく。 実のところここ数ヶ月火の車でしたが、今月は未曾有の大ピンチです。 そんなわけで、各所でのお買い上げご注文、ウェルカムです。 と会社設立1期目の終わりに、初めて弱音を吐きました。 でも、ここで諦めるわけにはいきません。 客観的に見て弊社の首輪の快適さはぶっちぎり、嘘がない首輪だと思っています。 猫様の生活をもっと快適にしたい。 まじめにそう思っています。 引き続きご愛顧いただけたらうれしいです。 ピンチはチャンス。たぶん。 だから手を止めない。 商品登録��張り切って参ります🐈 セレクト生地(市販生地)を使った首輪も少しずつ増えています。 今日は個人的に気に入っているカンガルーファイター柄をご紹介。 どうですか、この躍動感! 厚めですが肌あたり柔らかなコットンツイル。 生地メーカーさんをリスペクト、そして弊社の柄合わせ名人にも拍手です👏🏻 𓈒 𓏸 𓐍 𓂃 𓃠 𓂃◌𓈒𓐍 𓈒 🎪出展予定🎪 1/14-3/21 #もふあつめ展 1/17-2/13 #サーカスマルシェ (錦糸町PARCO3F) 2/1-9 #新宿にゃんこ祭り (新宿駅) 2/18-19 #ちよだ猫まつり 2/15-4/8 ハンズ新宿店 2/17-19 日暮里駅 3/11-12 #にゃんこ雑貨横丁 5/20-21 #デザインフェスタ 𓈒 𓏸 𓐍 𓂃 𓃠 𓂃◌𓈒𓐍 𓈒 #ネコソダテ着画 #西荻窪 #猫用品 #猫首輪 #猫用首輪 #吉祥寺 #東京 #杉並 #猫好きさんと繋がりたい #猫の首輪 #catcollar #catbandana #まじめな首輪 #猫用首輪 #首輪が嫌い#首輪嫌い #首輪嫌がる #猫に優しい布首輪 (ネコソダテ 日本で唯一のまじめな首輪専門店) https://www.instagram.com/p/CoAmFB_PDN7/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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4komasusume · 1 year
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あなたのために進む道は悪の道。それでいいのか?!ーー肉丸『ばっどがーる』
 「猫を被る」という慣用句があります。周りの人たちや特定の人物から好意的に見てもらうために本性を隠して立ち振る舞う様子のことです。良い人に見られる、好意を抱いてもらうためには善性を身にまとうのが定番ですが、これが残念な方向に突っ走ってしまったキャラクターを主人公に据えたのが今回紹介する作品です。
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ばっどがーる 1巻 (まんがタイムKRコミックス)
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ばっどがーる 2巻 (まんがタイムKRコミックス)
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 肉丸さんの『ばっどがーる』
 2022年の内に1巻と2巻を発刊するという4コマ作品としてはスピーディーな展開ですね。
  主人公は高校1年生の優谷優(ゆうたにゆう)。本来は良い子なのに悪の花道を進もうと努力する女の子です。優が悪ぶるのはある人の気を引こうと考えた結果です。ちなみにこの作品の登場人物は苗字と名前に同じ漢字が使われています(一人だけ変化球的な使い方のキャラがいますが)。
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 優が気を引こうとした人物とは3年生の風紀委員長・水鳥亜鳥(みずとりあとり)。才色兼備で男女問わず人気のある学園のアイドル。
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 優が悪を、不良の道を突き進むのはすべて亜鳥に意識を向けてもらいたいためなのです。なんで不良なの?と思われるでしょう。優がこのスタイルにたどり着いた思考がマッドネス。 
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 良い子だと目立たないから悪い子になって気づいてもらうのはまぁわかります。そこで「路傍の石」の比喩から自分を石にたとえて亜鳥に投げてもらいたいと興奮気味に語りだすのです。この時点で優が規格外のキャラクターであることがうかがえます。優が身の丈に合わない不良を演じているのはすべて亜鳥に認識してほしいためで、あこがれの人の前で自分をよく見てもらおうと猫を被っているわけです。その猫が不良であることに1ツッコミ。さらに演じている不良のスタイルにもう1ツッコミです。
 
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 まずは形から入るのはわかりますが校則違反を回避するためにピアスはクリップ。ダボダボの上着は体操着を改造。厚底靴はスニーカーの裏に消しゴムを接着。おしなべてダサいのですが、これを実行した優の感性に尋常ならざるものを読者に感じさせる演出にもなっています。
 優がここまでして意識を向けたい亜鳥ですが、彼女に抱く気持ちは憧れを飛び越えて崇拝レベルまで到達しています。それに加え亜鳥に対して自分を卑下するので、その落差により亜鳥に対する感情がより強く感じるのです。その姿は軽くファナティック。
 先に挙げた自分のみならず亜鳥の周りにいる人まで石に例えたのがわかりやすいと思います。そんな優が亜鳥とコミュニケーションを取ったらどうなるか。
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 過呼吸を起こします。1巻のカバーに描かれている「コヒュッ」というセリフは亜鳥からのコミュニケーションにより感極まった優の姿なのです。この「コヒュッ」という過呼吸状態はオチとして頻繁に用いられ、優のトレードマークになっています。
 優谷優はきらら作品らしい可愛さを持っていながら、なかなかの強烈な個性を発揮しています。では崇拝の対象になっている亜鳥はどんなキャラなのでしょうか。優いわく才色兼備を体現したような女性と激推されていますが、彼女もまた掴みどころのないストレンジャーガール。
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 亜鳥であることを隠して告白した優に対し、かわいいと評価します。ただそのかわいさは小動物的かわいさ。後輩の女の子を愛玩動物のごとく愛でる。こう表現するとインモラルな雰囲気を漂わせますが、亜鳥はリビドーを感じさせるキャラクターではないので無邪気さからくる表現に感じます。…まだこの時点では。作品が進んでいくと亜鳥のセンスにだんだん「?」がついてきます。優と仲良くなるためにプレゼントを選ぶのですがそのアイテムがどんなものかというと。
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 犬耳と首輪でクリミナル判定です。「わんちゃんみたいで可愛いんだもん」という亜鳥の主張ですが、思ったことを行動に移す亜鳥のキャラクターに、才色兼備な優等生だけでない只者ならざるものを感じさせる一幕となっています。
 また優をかわいいと評価するのに亜鳥の美的センスは明後日の方向に突き抜けているのです。
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 こちらは亜鳥の私服。どこで売っているんだというシャツです。良いと思って着ているのかきているのか問われた回答がこちら。
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 なんというアイアンハート。屈託を微塵も感じさせない笑顔で答える亜鳥にキャラクターの強さを感じます。
 コメディキャラとしてはまず優に視点が行きますが、亜鳥もまた優とはベクトルの違うコメディキャラとしての存在感があります。優と亜鳥は「基本スペックは高いのに変人」という大元は一緒なキャラクターなのですが、変な面の方向性を分けて描いているところが秀逸ですね。
 コメディキャラである優と亜鳥はボケどうしの掛け合い的な面白さです。そこにツッコミをいれて二人のボケを際立たせるキャラクターを配置しています。それが優の唯一の友達である涼風涼(すずかぜすず)です。彼女は人気を兼ね備えたストレートマン。
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 優に的確なツッコミを入れてコメディ作品としてのレベルを高めています。先に挙げた亜鳥の面白ファッションにツッコミを入れたのも涼です。 一般的な感覚を持つキャラクターなので彼女がいることで他のキャラクターの変な面が際立ちます。それだけでなく涼自身が優のことが好きで亜鳥に嫉妬したり、不良っぽい外見だけど可愛いしぐさをしたりとキャラクターが立っているのです。
 
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 そんな涼の読者からの人気は優や亜鳥以上かもしれません。作品が進むにつれて登場キャラクターは増えていきますが、優と亜鳥と涼によるトリニティは作品のコアとして機能しているのです。
 
 最後に『ばっどがーる』の演出も秀逸な作品であることを語りたいと思います。2巻のあとがきで肉丸さんは毎回一つ新しい演出方法を入れるようにしていると語っています。構図や表情、映画の脚本手法などです。とくに読者に分かりやすいのは構図を用いた演出だと思います。
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 これは軍用の懐中電灯を見て悶絶するシーンです。3コマ目の下から光を当てる構図から4コマ目は倒れた頭からの構図に切り替えています。さらにコマ枠を飛び出すことで懐中電灯の光が強烈なものであることと、二人そろってバカなことをしてしまったコメディシーンに仕上げています。
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 遊園地の遊具・コーヒーカップで遊んでいるシーンです。亜鳥の髪の毛の向きでコーヒーカップのまわっているシーンを表現しています。
 いうまでもなく4コマ漫画は4コマという定型スタイルです。これはコマ割りによる演出に縛りをかけているスタイルといえます。肉丸さんはそのなかでできる演出を色々と模索し挑戦しているのです。この姿勢が作品の面白さの一翼を担っています。
 キャラの可愛さとコメディの融合。それを演出面でさらに底上げしている。『ばっどがーる』はかなりの面白さがある作品ですが、これからさらに何かしてくれるのではないかと期待感も抱かせてくれる作品です。 
(量産型砂ネズミ)
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画像出典 芳文社「ばっどがーる」電子版」 1巻 P7,P8,P10,P10,P14,P21,P26 2巻 P84,P84,P10,P26,P103,P38 掲載順
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namuahi-san · 1 year
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繰り返す創生
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 そうして人類は永遠の眠りについた。猫たちも眠りについた。それはもう、すーすぴーと眠りについた。ある猫は人の隣に寄り添うように、ある猫は柔らかそうなお腹の上で、またある猫は人間が起きるのを警戒して少し離れた場所で眠りについた。ただし猫たちのそれは、人類と違い永遠ではなかなった。
 最後の一人(どのような場面でも寝付きの悪い奴というのはいるものだ)が眠りにつくと、隣で寝ていた猫が静かに立ち上がった。名残惜しさを感じさせない瞳で、もう動かなくなった人間を一瞥した。それを合図に他の猫たちも目を覚まし、その身を起こした。猫たちは、家族や仲間で集まった。それから、死んでしまったものたちの不在をほんの少しの間だけ悲しみ、すぐに忘れた。猫たちは目的の場所に向かって移動をはじめた。それぞれのヒゲが行き先を示していた。毛並みも模様も尻尾の長さも目の色も違う猫たちが、地球上のある一点に向かって歩いていた。人類がいない以上、国境というものは存在せず、ただ土やアスファルト(はたまた水)の上を猫たちは進んだ。
 長い月日が経ち、やがて猫たちは地球上のとある場所に集まった。そこは人類がついぞ名前をつけられなかった場所だった。人類にとっては見つけられなかった場所であり、猫たちにとっての特別な場所だった。怪我や病気、地理の関係で集まれないものはインターネットが使える場所に向かいパソコンを駆使し(それにしても肉球はキーボードの操作に不向きである)リモートで会議に参加した。そこにはもちろん、人類により神と呼ばれた存在も参加していた。
 地平線までネコ草で埋め尽くされたその場所の中心にその存在はいた。猫たちと、数多のウェブカメラがそこを向いて並んでいた。人類のいない世界において、神は神でなく、無数の猫たちの『親』であった。ダディ、マーム、にーに、おねちゃん、大いなる存在、創生者、ブラザー、パピー、にいちゃ、愛するもの、ボス、先生……猫たちは親である存在を、自分たちの好きなように呼んでいた。そして好き勝手に話しかけた。
 ハイ、調子はどう? 夢で見たよ。四千年ぶりくらい? 相変わらずだね。また滅びたの!? 少し痩せたんじゃない? とてもとても会いたかった。えこひいき。わたしたちのこと忘れてなかったの! 海って減らしてもいいんじゃないかな��。もう会えないかと思った。飯がまずいよ。遠くて見えない! ネズミいる? 遠すぎるよここ。電池切れそう。電波ないって! 
 その存在は猫たちの呼びかけをゆっくりと受け止めると、すべてに答えるかのように二度大きく光った。次に風が吹いた。草の匂いのする暖かい風が猫たちの毛を揺らし、首の下とお腹を撫でた。猫たちが気持ちよさそうに目を細める。あちこちで、ぐるるる、と喉を鳴らす音が聞こえてきた。お腹を見せ寝転がる猫もいた。そんな無防備な姿を晒しても問題はなかった。ここには人類はもちろん、猫以外の生き物は一切いないからだ。猫だけが立ち入ることが許された場所だった。
「次回はどうする?」
 すべての猫を代表し、白い毛に黒ぶち模様の、尻尾の短い猫が問い掛けた。それがこの会議の唯一の議題だった。
「次回もいいんじゃないか?」
「だが我々をむやみに殺すものもいた!」
「そいつらの多くは裁かれただろ」
「そういう問題じゃない」
「我々全体の得と損を考えろ」
「確率の話じゃないってば!」
「自由は確保されてるといえるのか? 本当に?」
 猫たちはなによりも自由を重んじた。それはかれらか生きるうえでの絶対の指標だった。ある極東の島国で干支というものが生まれたときも、猫たちはそのなかに入ることを辞退した。大昔、方舟に乗るときだってかれらは誰よりも先に船内におり、誰にも見つからない場所から皆が乗り込むのを待っていた。動物園だなんていう束縛式住居に関与することなく、そのくせ自分達の名前を冠する小さな王国《猫カフェ》を築いたりもした。野良で生きたかと思えば人間から食事を搾取してみせ、その美しいフォルムと動作によって己の生きる道を切り開いてきた。
 かれらは神と呼ばれた存在が作った唯一の成功例であり、つまりは生き物の理想《イデア》でもあった。他のすべての生き物は猫たちの失敗作であり、猫が完成した時点で新しい生き物は必要がなくなった。だが、猫の後にもうひとつだけ世界に生み出された存在があった。それが人類だった。人類は繁殖し、発展し、繁栄し、けれど自ら滅びていく。それも、他の生物を巻き込みながら。生き物としてはとびっきりの駄作である人類は、けれども猫に必要とされてきた。神と呼ばれた存在は人類のことを猫に従う者として生み出したのだ。人類はその愚かさをもってしてもこの世界に存在を許容されてきた。
「次回も、人類を存在させるものとする!」
 まばらな三毛の、やはり尻尾の短いの猫が高らかに鳴き声をあげ会議は終わった。集まった猫たちはそれぞれ、欠伸をしたり、神と呼ばれた存在の膝あたりに頭を擦り付けたり、尻尾をぴんと真上に立ててみたり、お気に入りのご飯を食べるため早足だったりと、それぞれが好きなようにその場所を離れていった。
 猫たちの結論は出た。かれらを生んだ存在はそれを認めた。とはいえ、人類がまた生み出されるのはしばらく先だった。しばらく? そう、何千年《しばらく》先の話だ。人類の愚行により破壊され尽くした地球環境は、ゆっくりと、長い時間をかけて元の自然に戻っていった。人類の作り出した物々は風化し、強い雨や風に晒され、地上を覆うほどの炎に覆われた。崩れ、潰れ、砕け、生物の存在を揺るがすほどの地震に見舞われ、水位の上がった海に浸り、また何光年先の太陽の光に晒され、砂になり、分解されていった。
 大きな地殻変動により大陸が生まれ、離れ、移動し、そうしたなかで、人類はまた、何度目かの誕生を迎えた。環境は何度も変化し、ほとんどの生物はそれに耐えられず絶滅し、(だけどかれらはどうだったのだろうか)、何十年、何百年、何千年の時を経て、ひと繋がりの海から、またしても人類は生まれた。人類は生き、死に、道具を作り、生き、死に、言語を見つけ、生き、死に、命を知り、生き、死に、文明を築き、生き、死に、生き、死に、やがて自分たちの主人であるかれらに出会い、あとは一緒だった。
 人類はかれらを狩らず、食べず、愛でるようになる。かれらは人類が眠っている間のみ集まり、話し、現状の確認を行い、朝が来ると何も知らないみたいな顔をしてまたニャーと鳴いた。人類に文明が生まれ、数を増やし、便利な道具が生まれた。争いが起き、多くが死に、文明は滅びた。そのなかでも人類はかれらを愛し、崇め、ときに恐れた。かれらはやはりニャーと鳴いた。やがて、そのときが来た。
 人類の最後の一人が、それまで生きてきた世界をぐるりと見回したあと、何か言いたげな表情のまま目を瞑った。多くの時間を共に過ごした一匹の猫が、最後の人類に近寄りもう何日も洗われていない髪の毛に前脚をちょいと伸ばした。反応はなかった。猫は(もう知っているくせに)不思議そうな顔をして、髪をとくみたい今度は二度、ちょいちょいと前髪をいじった。やはり痛がりもしないが、念のため猫はそのが横向けで眠るお腹のあたりに丸まった。いつもより温かくはないが、風避けにはなった。そうして人類は永遠の眠りについた。猫たちも眠りについた。
(少しの時間ののち猫たちはまた目を覚まし、人類の存在はまたかれらの議題に挙げられる)
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16th Anniversary Of Father's Death(3/Feb)
今日は、父の命日。今年の正月に帰省した折に17回忌の法要は済ませた。節分の日でもあるが特に豆まきをしたり恵方巻きを買ったりはしていない。午後、久しぶりに散歩に出た。写真を撮りながらの散歩は楽しく2時間近くもぶらぶらしていた。
今日は、父の命日にまつわるエピソードを紹介する。
トランシーな出来事(Synchronicity)#父の命日
1996年の冬、僕は、著名なミュージシャンのライブの撮影で金沢にいた。僕は、ライブが終了してから1人金沢の夜の街に出掛けた。そして駅前の商店街の通りに占い師がいた。僕は、その占い師を横目で見ながら通り過ぎた。暫くしてからふと思い立ち、『占ってもらおうかな?』と考えた。そしてその占い師のところまで戻った。するとその占い師がいないではないか。アレレ?占い師は、陰に隠れて用を足していた。あの用を足した手で占ってもらうのは微妙だなと思い諦めて道を挟んだ反対側に渡った。そしてまた占い師が先に見えた。『よし、あの占い師の前を通って目が合ったら占ってもらおう』そう思って先に歩いて行った。ビンゴだった!目が合ったのだ。早速占ってもらった。
『あなたの人生は、来年から変わる』
『来年と言っても1月1日からでなくて節分の日から』
『そしてその後は、惰性で生きられる』
そう占ってくれた。その夜は、それで終った。
当時僕は、下北沢から少し離れたエリアの世田谷代田のアパートに住んでいた。そのアパートの家賃の更新が近付いていたこともあり新しい住処を探していた。1994年、カメラマンとしての独立して2年目が過ぎようとしていた。幸い仕事も順調だったのでより広い部屋で、便利な場所にと考えた。
1997年、年が明けた早々渋谷区富ヶ谷にいい物件が見付かった。引っ越しは、いつがいいかなと考え、金沢の占い師が言った節分の日に合わせることがいいのではないかと考えた。引っ越し作業は、友人たちにお願いしていた為に集まりやすい休日の2月2日( 日)にした。
引っ越しは、朝から順調に進み夕方過ぎに全ての荷物を富ヶ谷のマンションの部屋の中に収めた。そして手伝ってくれた友人たちを労うためみんなを食事に連れて行き、やっと一段落したところで母からの電話が携帯電話に鳴った。
『お父さんが危ない!』『帰って来て!』と。
その頃、父はガンを煩い入退院を繰り返していた。僕は、友人から車を借りて実家の近くにある病院(愛知県安城市)へ向かった。東名高速を使って車を走らせると途中土砂降りの雨が車のフロントガラスを叩き付けた。それは、不安な気持ちを更に増幅させた。危険なので減速しながらも西へ西へと進んだ。朝方雨が止み僕は、岡崎のICを出て国道1号線を走っていた。
父が入院している病院の駐車場に車を停め、急いでしかし静かに母が教えてくれた病室に向かった。病室の扉を開けた。母が父に付き添っていた。父はまだ息をしていた。ほんの少しだが父と会話も出来た。しかし、暫くする容態が悪くなり呼吸困難な状態になった。父の喉元が陸に上がった魚のエラの様に大きく反復しゴーゴーと鳴いた。
1997年2月3日8時24分、父は亡くなった。
63歳だった。
金沢の占い師の占いは的中したのだ。
���そしてその後は、惰性で生きられる』
惰性はあまり良い意味に聞こえないが「これまでの勢い通り進む」と解釈した。
その後、僕は僕なりに仕事に勢いを増し、沢山の著名人を撮影して行った。引っ越したマンションには、静岡に移住する前の11年半の間住んだ。同じ年、黒猫と出会いナデシコと名付けて一緒に住んだ。海外にも頻繁に行った。遊びもいっぱいいっぱいした。恋愛も。
写真は、父が遺してくれた形見の時計。この時計は、今でも僕の主となる時計で何年か前に壊れてしまって何年か引き出しの中で眠っていたが風水を勉強した後考え直して修理した。修理/OHは、高額を要したが直すことにした。
僕は、この時計を一生使うつもりである。
父の冥福を祈る。
お父さん、いつもありがとうございます。
トランシーな出来事(Synchronicity)は、 人生の道しるべであり、その先に光があると信じる。
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usickyou · 2 years
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南極観測隊
 城ヶ崎美嘉
 アタシの朝は二人を起こすことから始まって、夜は二人を寝かしつけるところで終わる。時計をうしなった基地の窓は吹雪に覆われていて、つまり、この世界の時間はアタシだ。文句はない。自信もない。だけどやるしかない。もしどっちかに、あるいはどっちもに任せたとしたら十六時間の夜や二十時間の昼がたちまち足下をぐらつかせてしまう。足場がちゃんとしてなきゃうまく踊れないでしょ、と言ったとき二人はは神妙げに頷いてくれた。それはもう、子どもの頃の思い出みたいなのに日誌の上では七日前のことだった。  最初に起こすのは文香ちゃんだと決めている。彼女は非常に聞き分けが良くて、ただ朝が絶望的に弱い。特に燃料を節約するようになってからは青い寝袋で丸くなって到底起きようとしない。辛抱強く声をかけて、体を揺らして、そうしているうち次第に文香ちゃんになっていく彼女を見ているとアタシは家に帰ったら莉嘉の毛布をおもいきりひっぺがしたいなと思う。  文香ちゃんが起きると、一緒に志希ちゃんを起こしに行く。彼女は朝が絶望的に弱く、聞き分けも良くない。籠城するみたいな白い寝袋を二人で持ち上げて食堂へ連れていくこともよくある。そんなとき、イスに座りながら眠る小さなアザラシみたいな彼女を文香ちゃんがはらはらと見ているのは、すごく心地良い。こんなひどい日々の喜びに感謝したくなるような思いがして、レトルトのクラムチャウダーからはいつもより嬉しい香りがした。  アタシたちは犬を飼っている。朝食を終えると、代わりばんこに食べ物をあげに行く。「起きているでしょうか」と文香ちゃんが言う。「起きてるといいね」と志希ちゃんが言う。アタシは「任せてよ」と答える。なにしろアタシは時間だ。  観測基地の構造は入り組んでいて、広く、無駄がない。部屋同士を結ぶ通路にはむき出しの管や配線、それに案内図や矢印がある。初めての日にも迷うことはなかったし、今では鼻歌まじりに歩くこともできる。もっともそれはごく限られた場所のことで、リビング(とアタシたちが呼ぶ広い部屋)や食堂を中心としてそれぞれの個室、トイレとかバスルーム、倉庫……その一つがリカの家だった。  リカはアタシたちより早くからここにいた。理由は聞けずじまいだったかはわからない。リカは本当は、ノウという名前だ。アタシだけがこっそりと、二人で会うときだけリカと呼んでいる。小さな体や金色の毛並、恋しさがそうさせた。わんわんとあまり吠えたりしない。自分から飛びついたりしてくれない。そういうところは似ていないけど、かわいくて温かい。「リカ」と呼ぶと、アタシは嬉しくなった。  リカは家というより小屋、檻、そういう場所にいる。金網の向こう側に大人しく寝そべっていて、鍵を開くとぐうと顔を上げる。まだ眠たげな目を動かしてアタシを眺める。「リカ、朝ごはんだよ」と言うと、別に答えるでもないような調子で尻尾を一度だけ振る。缶詰のコンビーフのお皿に移して水を替えたりしているうちに、のんびりと近づいてくる。アタシはいつもするみたいにリカに触る。リカはアタシに噛みつく。アタシは思わずリカを叩く。リカは鳴き声をあげてアタシを離す。アタシは、後ずさりして金網に背中をぶつける。   リカを叩いてしまった。  だけど痛い。手のひらには深い穴が空いていて血が流れ出す。リカはもうコンビーフに夢中になっていてほとんど顔をお皿にくっつけているけれど、たまにアタシを見る。その気になればアタシを食べてしまうことだってきっとできるし、今日はちょっとした味見で済ますつもりかもしれないし、もしかしてムシの居所が悪くてつい当たってしまっただけかもしれない。そういうことって誰にでも、もちろんアタシにだってある。リカは大人しくて優しい子だけどこんな狭い場所に昼も夜もわからないままずっと押し込められて、たまにアタシたちが遊びに来る以外は一人でいて、それだって余計なお世話でむしろイライラさせてしまったのかもしれない。  でも、アタシはリカを叩いてしまった。  それでもう、何もかもが元に戻らなくなってしまったような気がした。点々と続く血痕がアタシたちを結びながら離した。アタシは今、リカを恐いと思っていた。背中には悪魔の羽が見えたし、その体以上に長く伸びた尻尾がゆらゆらと揺れ動いて次の獲物を探していた。  手のひらをシャツで巻いて、そうすれば血のにおいも届かないと信じながら注意を引かないようゆっくりと金網から背中を離した。リカは水を舐めてまたコンビーフ(いつもよりおいしいのかも)をかじっている。水音や、ねばついた咀嚼の音が聞こえる。なるべく音を立てないよう、おしりを滑らせて動いた。一メートルの距離を、とてつもない時間をかけて動いた。リカが顔を上げてアタシを見るたび、次の瞬間には飛びつかれて喉元を噛みちぎられる想像をした。幸いにもそんなことはなく、鍵をかけると金網越しのリカは空っぽになったお皿を何度か舐めてまた寝そべった。  アタシは「リカ」と言った。嬉しくなれと思いながら何度も何度も呼んだのに悲しいままだから、この南極に閉じこめられて初めてもう嫌だ、死にたいと思った。  それから、しばらく泣いてリビングに戻った。二人に話したいことがたくさんあって、特に規則正しい生活の大切さをちゃんと伝えたかったのに、うまく言えなかった。
 
 鷺沢文香
 私たちが可及的速やかに調べたのはまずノウがどこから来たのかということだった。しかしその情報は基地のどこにも存在しておらず、結果として焦燥と恐怖のみをもたらした。彼は一体、どこから来たのか。  次に調べたMSDマニュアルには幸いにも日本語版があったため、多くの情報を得ることができた。狂犬病からほ乳類咬傷、敗血症……ドッグイヤーを増やしながら志希さんが話す多くの情報を私が順序立ててまとめた。目の前の作業に没頭している間、少なくとも先の見えない不安からは解放される。仕事は人を救う。  私たちは動転していた。  美嘉さんが血を流して食堂へ戻ってきたとき、志希さんはほとんど恐慌に落ちた。震える目の奥に巨大な喪失が覗いたとき、美嘉さんが痛みや恐れを隠しながら笑ったとき、私は自らが年長者であることを強く感じた。そうでなければ、もし私が二人より年若ければ同じようには振る舞えなかっただろう。立場は人をつくる。アイドルが私を変えたように。  洗浄や消毒、止血の後に調査、抗生物質の投与やまた処置。マニュアルは聖書であり私たちは敬虔な子羊だったが、祈りは届かないこともある。美嘉さんは一晩を待たず発熱を起こしまた創部は化膿をきたした。なんらかの感染状態にあるのは明らかであり三日を経て状況に改善がみられない現在、私たちは決断を迫られている。  それはたとえば滅菌消毒されたメスや縫合針だ。注射器や麻酔薬の小瓶であり、開封を待つそれらだ。 「整理するよ」と志希さんが言う。彼女はリビングのホワイトボードのいちばん下に大きく『die』と書いた。  私は頷く。 「あたしが傷害で逮捕される」彼女はその上に『bust』と書く。私は「あるいは私が」と補足する。 「それと傷跡が残る」次は隣に『scar physical / mental』と書いた。そうしてから、それらに二重線を引いて私たちに死を残した。「これだけだよ、私たちにはこれだけ。だからあたしが手術する。質問は?」 「私が、します」と私は答えた。志希さんは「その震えた手で? あたしよりうまくできるの」とまた訊ねた。その冷笑的な様子は私をおびえさせ、また顔をかっと熱くさせたが正しかった。  彼女は「ごめんね、ひどい言葉だ」とすぐに言った。それから「死に触ったことはある?」と続けた。  私は答えた。小さな頃、一匹の猫がいた。猫はいつからか生家の庭に入り込み、私の小さな書架に居座るようになった。互いに干渉することはなく、私は書を読み猫は午睡をしたり夕方の間だけできるだいだい色の小さな日だまりで背伸びをしたりした。ある日、猫は死んだ。悲鳴をあげてしばらく苦しんだ後は私の腕の中でじっとしていて、そのまま息を引き取った。血栓による動脈閉塞だとは後に知ったが、私は何もできなかった。 「何もできなかったのです」と私はくり返した。 「だから自分の手で助けたい?」と志希さんは言った。その声が突然、あまり優しい響きを帯びるので私は私に会いたくなった。 「違います。ただ……何もせずにいられません」と私は答える。そうすれば震えもおさまると信じ手を握り、続ける。「今の私には、それができない」  志希さんは、困ったり怒ったりする様子を見せなかった。ただ優しく、「私がするよ」と言った。 「マウスとか、想像つくと思うけど、大きいのだとピッグとかあたしは文香ちゃんよりちょっと、ちょっとだけ慣れてる。切って膿を出して塞ぐだけ、失敗はないよ。でも、あたしにもへたなことがあって、それを文香ちゃんに手伝ってほしいな」 「それは」と私は言った。 「願うこと」と彼女は答えた。 「美嘉ちゃんの手をつないだり、あたしの目を見たりしてほしい。猫をぎゅっと抱きしめてたときみたいに、絶対にうまくいく、みんなで一緒に帰れるって思っててほしい。文香ちゃん。あたしたちはチームだよ。得意なところを発揮して、苦手なところを補って、最高のパフォーマンスを見せようよ」  そう言った志希さんがなんだか美嘉さんみたいに見えて、だから私はそう伝えた。彼女は「友達って、似てくるんだって」と楽しげに笑った。  それは、もっと美嘉さんに似ていると私は思った。
 
 一ノ瀬志希
 それは成功した。しかし成功はその時点での結果でしかなく、美嘉ちゃんが元気になるまで評価は保留される。より正しく言うなら���たしたちが笑って帰れるまで、あらゆるおそれが消えるまで失敗はいつもそばに佇む。  そしてその時、あたしが彼女の手背を切開縫合した時、魔女が生まれた。  魔女はあたしの姿をしていて、あたしの声やあたしの目を使って絶えずあたしを苛んだ。きみの手術は成功した? きみのおこないは本当に正しかった? きみは言葉たくみに文香ちゃんを誘導して思うさま操った? きみは美嘉ちゃんを助けた? あの犬はどこから来た? きみは狂犬病を知ってる? それは感染部位から緩慢に脳へ進行して早ければ一週間あるいは数ヶ月をかけて発症すると確実に彼女を殺してしまうしその症状は……。  あたしはうまく眠れない。  手術からは三日経った。  美嘉ちゃんの状態は安定したし、改善は得られなくともそれ以上の悪化は避けられた。つまり、きみは成功した? 魔女が言う。窓に張りついた雪の奥の吹雪の中に立っていてこの雪はきみたちをすっかり凍らせたら満足して止むのかも、と笑った。次の瞬間には扉の前にいて君は失敗したと目を見て言った。  あたしは恐い。  扉はひとりでに開く。あたしは部屋を出る。今やひどく寒い通路の矢印をなぞってリビングへ戻る。文香ちゃんは美嘉ちゃんの手を包んだままでいて、もしかしてずっとそうしているのかもしれない。充分にありえる。だって時計も日も夜の月もない。あたしには自分がどれくらいの時間を一人で過ごしたのかわからない。一時間かもしれないし、八時間かもしれない。文香ちゃんにはそれができるし、あたしにはできない。 「そんな時間ですか」と文香ちゃんは言った。あたしが頷くと「もう少し休まれた方が良いと思います」とはっきり言った。あたしには自分の様子はぜんぜんわからなかったので、「約束したよね」と答えた。  彼女はそれで、納得してない気持ちを隠そうともせず「では、ノウを見てから休みます。志希さんも、どうか食事を怠らないでください」と何かの缶詰を持って部屋を出た。テーブルにはひよこ豆のスープと乾パンが置いてあって、ひとまず手だけを合わせた。それは美嘉ちゃんが教えてくれた。もちろん他に教えてくれる人はいたけど、この生活が始まってからは毎食毎食きびしく言われるのでちゃんと身についた。  やるせない仕草だ。すぐに忘れて、また叱られたかった。  自然に手は伸びた。見よう見まねで包んで彼女の手は火炎のように熱くて、今も体内でおこなわれている恐ろしい戦いを感じさせた。「ごめんね」とあたしは言った。「うまくできなくて、ほんとにごめん」 「今、何時?」と誰かが言った。 「志希ちゃん。今、何時?」と美嘉ちゃんが言った。 「わかんない」とあたしは答えた。 「日にちは?」 「わかんないよ」 「じゃ、朝八時にしよ。九月十日の、朝八時」 「うん、うん」 「ね、顔あげてみせてよ」  そう言った彼女が体を動かす音が聞こえた。あたしは閉じていた目を開いて、手から腕、ベッドへ視線を向けると笑顔が見えた。発熱のせいでいまだ曖昧な瞳の奥底にある心がかたちを取り戻しつつあるのがわかった。 「美嘉ちゃん」 「あはは、ひどい顔」 「文香ちゃんも、ひどいよ」 「休んでる?」 「まだ起きてると思う」 「呼んでもらっていい? 会いたくて、アタシもう死んじゃいそう」 「笑えないね」と言って、あたしは文香ちゃんの名前を叫んだ。基地中どころかこの島の端まで響くような大声をあげたせいで裂けた喉から血のにおいが香った。そうしてから床につっぷしてどうしようもなく泣いた。「ありがとう」と美嘉ちゃんが言うたび頷いて床に頭をぶつける、その痛みで一つひとつのおこないが救われて天に昇っていった。
 
 それから
 その日から三日が経った。城ヶ崎美嘉は元気になってリカとの仲直りを果たしたし、鷺沢文香は思い出の中の猫を優しく看取って、一ノ瀬志希が魔女見ることはもうなかった。もちろん狂犬病や資源の枯渇という恐れは残っていたけれど、その日、三人は快気祝いにとっておきの焼きそばを作って食べた。ここは日本の基地なので保存食ではあるもののそれがあって、とてもごちそうとは言えない代物だったし青のりや紅しょうがもなかったけど彼女たちにはかえって嬉しかった。  基地も嬉しくなって、思わず笑った。するとあたりが少し揺れて彼女たちを驚かせた。しまったと思って、また彼女たちが焼きそばに夢中になるまで基地は黙っていたし、それからは気付かれないくらい小さな声でおめでとうと何度も言った。  だけど、別れはやっぱり寂しい。  彼女たちはまだ気付いていないけれど、白く覆われた窓の外で吹雪はすっかり止んでいた。雪のほとんど吹き飛ばされた乾いた地平では数匹のペンギンがふらふらとさまよっていたし、その向こうからは救助のためのヘリが飛んできていた。そのさらに先では巨大な砕氷船が分厚い冬を打ち破りつつあって、プロダクションでは彼女たちのための仕事の準備が着々と進んでいた。  さようなら、と基地は別れの瞬間の練習のために言った。答えるみたいに「ごちそうさまでした」とよく揃った声が響いた。その声を聞いたとき、三声の和音がかつてこの場所に響いたどんな音楽より豊かな情感をもって壁から配管を伝い屋根に積もった雪を揺り落としたとき基地は気付いてしまった、なんてことだ、君は彼女たちのとりこになってしまっていた!
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