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#ミランダジュライ
tamanonikii · 3 years
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アップリンク渋谷が閉館するとのことでダメージをうけてる。こころにぽっかり穴が空いたきぶん。
アップリンクで初めて観た映画はミア・ハンセン=ラブのEDEN。観終わって映画館を出たあと、EDENの曲しか耳に入れたくなくて、物販まで戻ってサントラを買って帰った。そのCD、お金がなくてこまったときに売っちゃったな。いつ最後になるか分からないからできる限り行っておこうと、三月のライオンを観に行った。園田さんと小川さんには会えました。濱田さんにも会いたかったな…ひらのりょうさんのポストカードとミランダジュライのDVDを買った。
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バイトしてたのは大学一年おわりから2年の終わりころまで、19歳から20歳にかけての約1年間。高校2年生の時に観たレオンをきっかけに近所のTSUTAYAでDVD借りまくっては映画を観てたわたしは大学入学と同時に東京に来て、名画座とよばれる小さな映画館がたくさんあることを知り、(熊本にも denkikanという単館がある)、授業のない日は渋谷の映画館を駆け巡って1日に3本観たりしてた。そんなある日にアップリンクがバイト募集しているのを見つけた、しかしそれは締め切り最終日。郵送は間に合うわけがない、じゃあ直接届けるのみだと電車に乗り、受付のひとに直接預けさせてもらったという思い出。
休憩には近くのベローチェに行ってサンドイッチ食べたり、近くのサバ味噌定食がすこぶるに美味しい魚屋に行ったり、なか卯で親子丼食べたりしてた。バイト先のせんぱいはなか卯で働いてるベトナムから来て働いているひとと友達になってベトナムに遊びに行ってた。(ミャンマーだったっけ)映画が始まる前のアナウンスは頭が真っ白になったこともあった。一年も経てば観客のひとと目を合わせながらでもアナウンスできるようになった。映画館でせんぱいとばったり会って、映画館で知り合いと遭遇するという体験を何度かした。バイトは三次面接まであった。最終面接は社長との面接だった。生まれてはじめて会社の社長であるというひとと対峙した。そのとき話したことはもう覚えてない。バイトしてるとき社長からスタッフへの怖いメールは何度か、そして社員のひとを強く叱責してるところを一度だけ見たことがあった。でも無知なわたしは会社ってこういうものなのか、社長ってこわいな、くらいにびびっておわり。しかしそれから数年後に大学を卒業して就職してから、あれは異常だったのだと気付けたころ、せんぱいたちがハラスメントへ声を上げた。告発文を読んで、大好きな作品や場所が身近なひとたちの心やからだの傷のうえで成り立ってたことを痛感してショックだった。声を上げることの勇気、そこに至るまでの苦痛と苦悩を想像した。わたしはバイトで大きな失敗をしたことがある。でもわたしは正社員のせんばいに守られた。その上慰めてくれるせんぱいのやさしさ、申し訳なさと自分のアホさにロッカールームで涙した。今思えばきっときつい言われ方を代わりに受けてくれたのだと思う、ほんとうに、もう一度謝りたい、感謝のきもちをつたえたい。黙認しないでいる勇気。ロッカールームの床は冷たいからスタッフたちは座布団みたいなのをしいて休憩してた。ドリンクで中途半端に余り微炭酸になりかけたトニックウォーターを飲むのが好きだった。シフトが入ってない&席が空いてたら映画が観れたから、早番の時はシフト終わりに映画観て帰ったりしてた。お店を閉める作業のひとつにビール締めというのがあった、遅番のひとはその時にあまって出てくるビールを飲めた。わたしは年齢的にもものとしてもお酒が飲めなかったから飲まなかったけど、20歳を超えてからはグァバジュースで割って飲むとおいしいということを教えてもらえて、ビールを割って飲むというのを知った。ロッカールームにはたくさんの映画のDVDの在庫が保管してあった。物販レジする時は買われるものと買う人が一致するのを目の当たりにするのが楽しかった。外に貼るポスターも作った。チラシを並べながらこんな作品があるんだと知り、次に観る映画を決めることもあった。シフトが遅番の時にするお金の精算が好きだった。作品ごとの動員数と収入の計算と、1日の売り上げを計算するのは楽しかった。大人、学生、シニアと抽象化された人々がたしかにここでこの作品を観たのだという痕跡をなぞる行為。いっしょにドリンク作ったりしてたせんぱいはいまもどこかで元気だろうか。わたしは今でも渋谷が好き、なぜならばあの1年間があったから。そこで出会った映画が好きでひたむきに好きなものに向き合うかっこいい大人のひとたちのことは今でもまぶしくずっと尊敬してる。そんなひとたちと出会えた、映画を観にくる人々の顔を見ることができた、映画が好きという気持ちでつながれることの嬉しさを知った場所だった。わたしの人生で一番の青春といえるきらきらとした記憶になってる。なくなるのはかなしい、うわーーーん
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ずっとあるって約束されたものなんてほんとない。推しは推せる時にとことん推すべし。
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yoshirei · 4 years
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人の生活に、日々の営みについて、知るのはどうしてこんなにも面白いんだろう。 Instagramはもとより、最近はYouTubeでも人の生活ばかりを眺めている気がする。 「古民家一人暮らし」から「46歳、派遣、妻子なし」まで、なぜだか、中年男性の日々をYouTubeで延々と観ている…… 映えていても映えてなくても、誰かの等身大の暮らしに、生の匂いや尊さを感じている。 「天才たちの日課 女性編」 敬愛するピナ・バウシュやミランダ・ジュライみたいな天才の人生もも、あたりまえの暮らしの積み重ね。 そのオリジナルなストイックさや極端な怠惰さに、驚くより先に癒されている。 #読書記録 #youtube #日課 #天才たちの日課女性編 #ピナバウシュ #ミランダジュライ #サガン https://www.instagram.com/p/CBibmC2jJVh/?igshid=138daisruq63q
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recochannel · 7 years
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. 映画の脚本執筆に行き詰まるとネットの世界への逃避を繰り返していたミランダが、ある日フリーペーパーの売買広告に目をつけ、広告を出した人たちに直接電話を掛けて会いに行きインタビューするというフォト・ドキュメンタリー。 . 今の時代SNSを使わずパソコンも使わない彼らはなかなかの曲者揃いで面白かった。 . . #読了 76冊目#本#読書#あなたを選んでくれるもの #ミランダジュライ #岸本佐知子#itchoosesyou#mirandajuly #brigittesire#recobooks #2017読書記録reco
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tabibagel · 3 years
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今日もかけ小を注文しようと列に並んだら、揚げ物コーナーでAtuAtuの天ぷら各種の隣でKuttariしたコロッケ多数が目に入った。明らかに供給過多。(ったく、しょうがねぇなぁ)って心で呟いた俺は、自分の番がくると釜場のおばちゃんに「カレー小おねがいします」って元気よく伝え、ウインクしたよ。大人になったなと思う。ミランダジュライの言葉を少しだけ借りるなら「いちばんここに似合うコロッケ」って感じかな。ごちそうさま。#ウインクは嘘 https://www.instagram.com/p/CTtVgWuFMSc/?utm_medium=tumblr
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toukubo · 6 years
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Sleater-Kinney
(via (3) Sleater-Kinney - No Cities To Love - YouTube)
やべえw ミランダジュライまで出てるw
ボブディランじゃなくてスリーターキニーがグリーンステージのトリであるべきだったよなあ。やっぱ日本の音楽輸入の狂気がゆえフジロックの人たちが知らないんだろうか。あるいはブッキングずっと断られてるんだろうか。
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hinagiku-furuhon · 6 years
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2018/10/6
最近時間にゆとりがあるので、新刊、古本、図書館をフル活用してすごく読書してます。再読含め面白かったものをメモ。
◎春の庭(柴崎友香)
◎走る?(アンソロジー)
◎パリ行ったことないの(山内マリコ)
◎Lily(石田ゆり子)
◎寂しい生活(稲垣えみ子)
◎残り全部バケーション(伊坂幸太郎)
◎ガケ書房の頃(山下賢二)
◎タオ老子(加島祥造)
◎あなたを選んでくれるもの(ミランダジュライ)
◎おばちゃんたちのいるところ(松田青子)
◎通りすがりのあなた(はあちゅう)
自分でさかのぼれるように記録をかねて、ツイッターでも本の紹介をしてるのだけど、これもけっこう楽しいです。
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nosukekei · 6 years
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ミランダジュライとマイクミルズの家いいんですよね https://t.co/1WEHRMtD77 okiimizu http://twitter.com/okiimizu/status/1034454161234874369
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zahyoon · 7 years
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7月19日
最近何を読んでも見ても誰にあっても書かなきゃ!何か書かなきゃ!と思う。じゃあ書けよという話なんだけど書くことがない。 レポート提出してついでに大学の図書館で本をごっそり借りる。 ミランダジュライの『あなたを選んでくれるもの』を読んだ。最寄駅を通り過ぎ大月までズンドコ列車に乗って読み終える。 髪を切りたくて美容院を調べてたけどいいかんじの店がなくて、そもそも美容院恐怖症だから極力いきたくないから母に切ってもらう。その後弟と過保護のカホコを見てゲラゲラ笑うもふと我に帰り、22にもなって母に髪を切っていただいているわたしも充分過保護のカホコであった。
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fakegrit · 9 years
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他者と関わることは相手の業に腕を突っ込む危険を冒すことでしかないのか。そして老いがもたらすものは小銭でしかないのか。答えは最後に訪れる。
津村記久子 『あなたを選んでくれるもの』推薦文
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machimachibooks · 9 years
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マーケットにいないひと
「いちばんここに似合うひと」 を読みました。
上手く泳げないサメとか、早く走れないチーターとか、歌のうまくない黒人とか、そんなのいくらでもいそうだけども、やっぱりいない気がしてしまう。目の前にいないからそう思うのか。いても(力が強くないから)あまり残っていないだけだったり、世の中には(求められていないから)いないことになってたりするからなのかな。
地上なのにうまく息ができない人たちがいたならこんな感じで生きてそう。それが、全然やさしくない表現とお話で描かれてるのに、読んでると微笑ましくもなるし、声をだして笑いそうになる。そして、やっぱりいるよな〜って思う。
最近聞いた話と混ざってしまうけど、マーケット(流通)にのらない人は価値が無い訳じゃないし、いない訳じゃないよって、言ってくれてると理解して、自分のことを紹介する時にこの本を使ってみようと思った。
そうそう、出てくる女の子がみんな中村さんなんじゃないかって思えるぐらい斜に構えてるのに、細かく丁寧な妄想をするのでおもしろかったです。
実は中村さんが書いたんじゃないの?(笑)
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fakegrit · 9 years
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この世界には無数の物語が同時に存在していて、ジョーとキャロリンもその一つに過ぎないのだと思うと、なんだか胸が苦しかった。きっと、だから人は結婚するのだろう--物語るに足るフィクションを作るために。登場人物を誰もかれも入れることができないのは、なにも映画にかぎったことではない。他ならぬわたしたちがそうなのだ。人はみんな自分の人生をふるいにかけて、愛情と優しさを注ぐ先を定める。そしてそれは美しい。素敵なことなのだ。でも独りだろうと二人だろうと、わたしたちが残酷なまでに多種多様な、回りつづける万華鏡に嵌めこまれたピースであることに変わりはなく、それは最後の最後の瞬間までずっと続いていく。きっとわたしは一時間のうちに何度でもそのことを忘れ、思い出し、また忘れ、また思い出すのだろう。思い出すたびにそれは一つの小さな奇跡で、忘れることもまた同じくらい重要だーーだってわたしはわたしの物語を信じていかなければならないのだから。たぶんわたしは人生の最後の独りの時間を、自分の小さな穴ぐらで、スープを飲んで黒い服を着て過ごしたりはしないだろう。夫なしで、夫といっしょに作りあげた物に囲まれて生きていくだろう。悲しくないわけではないけれど、ただ不幸なわけでもなく。
あなたを選んでくれるもの p229-230
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fakegrit · 9 years
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もしもわたしが映画の主人公のソフィーだったら、他の男のもとに走るのはきっと今だった。愛とか恋とかではなく、ただ子供みたいに自分を他人の手に委ねてしまいたい一心で。でも映画の中でさえ、それでは何の解決にもならない。こういうとき、わたしはいつも『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』の一シーンを思い出すことにしている。インディ・ジョーンズの行く手をはばむ崖っぷち、その先に地面はない。それでも彼はその何もない虚空に一歩足を踏み出す。死ぬとわかっていても、そうする以外に道はないのだ。するとどうだろう、まっさかさまに落ちるかわりに、彼の足は奇跡のように何か固いものを踏む。何もないと思われたところに、じつは目に見えない橋が掛かっていたのだ。橋は最初からずっとそこにあったのだ。
あなたを選んでくれるもの
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fakegrit · 9 years
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(この中で彼女は、一人でレストランで食事をしていたら、刑務所の中にいる恋人からのプロポーズの言葉をウェイトレス経由で伝えられ、涙ながらに「イエス」と答える女性の役を演じている。だが恋人は終身刑なのだ)。
岸本左和子 『あなたを選んでくれるもの』p245
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fakegrit · 9 years
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革の表面に触れた瞬間、目まいのような感覚に襲われた。現実のものと触れあったときに、たまにこの現象が起きる。デジャヴに似ているけれど、前にも一度これを経験したという感覚ではなく、今はじめてこれを経験しているんだ、それまでのことは全部頭の中のことだったんだ、という思いに打たれるのだ。
あなたを選んでくれるもの
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fakegrit · 9 years
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ブリジットはキャロリンの写真を撮りながら、なんだか幸せそうに見えますね、と言った。キャロリンは、ええそうよと言い、それからこう言った。「だって不幸な人間でいるのは良くないことだもの。ドロシーがね、いつもそう言ったの。わたしのお友だち。ドロシーのことはもう話したわよね。七十三年間ずっと仲良しなのよ」。
『あなたを選んでくれるもの』p229
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fakegrit · 9 years
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ジョーがパソコンの画面に映った自分の姿をとまどったように見つめていた。「自分が映ってるのを見るのって、変な気分でしょ?」わたしはそう言って彼から見えないように画面の向きを変えた。「私、ずいぶん年寄りだったんだな。気がつかなかったよ」とジョーは言った。
『あなたを選んでくれるもの』p223
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