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#ハイファッション
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taxi-davis · 2 months
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zegalba · 8 months
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COMME des GARÇONS in Mr. High Fashion (2001) ミスター・ハイファッション
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notokra · 6 months
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MR.High Fashion vol.110 Pina Bausch ミスター・ハイファッション 2002年10月号 ピナ・バウシュ
目次 MR’S SPECIAL ミラノ発信のメンズモードと、ミラノのデザイナーのフェースアルバム。 トム・フォードが提案する、モダンフォーマルの再来。 by GUCCI Rosemary=写真 ラフでダンディな、ニューカントリースタイル。 by DOLCE & GABBANA 平間至=写真 ジル・サンダー。ウォーターカラーのエレガンス。 by JIL SANDER 戎康友=写真 エンポリオ アルマーニ。クラシカルなワークテースト。 by EMPORIO ARMANI 宮原夢画=写真 長瀬智也。ロメオ・ジリ。クールレジスタンス。 by ROMEO GIGLI 筒井義昭=写真 山下智久、生田斗真。ジリ。コントラスト&レイアード。 by GIGLI 筒井義昭=写真 バーバリー プローサム。ニュークラシシズムのシルエット。by BURBERRY PRORSUM 桐島ローランド=写真 ラフでラグジュリー、ヴェルサーチのニュールック。 by VERSACE 三枝崎貴士=写真 クールでラグジュリーな存在感。 by NEIL BARRETT 石坂直樹=写真 アレッサンドロ デラクア。アクティブでセンシュアル。by ALESSANDRO DELL’ACQUA 守本勝英=写真 エンニョ カパサが提案する、ダウンタウンシック。by ENNIO CAPASA FOR COSTUME NATIONAL HOMME 笹口悦民=写真 ディーゼルスタイルラブ。アーバンなクールカジュアル。 by DIESELSTYLELAB 川口賢典=写真 キーン・エトロと、エトロが生み出される場所。 矢島みゆき=取材・文 アーネスト・レヴィ=写真 MIUCCIA PRADA ミウッチャ・プラダのクリエーション。 二つのベクトルの均衡。/プラダ社の歴史と運営。 矢島みゆき=取材・文 西島秀俊。プラダ。半沢 健=写真/プラダ スポーツ。ニッキー・ケラー=写真/ミュウ ミュウ。半沢 健=写真 イタリア発信の革のツール。靴と鞄。 ミラノのデザイナーのフェースアルバム。 堀本洋一、畑口和功、牧田良輔、アーネスト・レヴィ=写真 ドメニコ・ドルチェ、ステファノ・ガッバーナ/ジョルジオ・アルマーニ/ドナテッラ・ヴェルサーチ、エンニョ・カパサ、ニール・バレット、ガブリエレ・ストレーレ、ミラン・ヴクミローヴィック、アントニオ・マラス、コンスエロ・カスティリオーニ、ロメオ・ジリ、ルカ・ミッソーニ、スコット・フェローズ、アレッサンドロ・デラクア、クリストファー・ベイリー、トーマス・マイヤー
FASHION PINA BAUSCH + YOHJI YAMAMOTO : Fusion Between the Two 同質のアビリティ。ピナ・バウシュが着るヨウジヤマモトのポートレート。松本康男=写真 イヴ・サンローラン リヴ・ゴーシュ、ボヘミアンエレガンス。 半沢健=写真 ラージサイズでテンダーな6人のスタイル。 田中知之/長瀬哲朗/パラダイス山元/梶原由景/ジョン・ストーリー/三宅勝士 宮原夢画=写真 ポール・スミス氏と愛車ブリストルから始まる、クラシック&ストレンジワールド。 by PAUL SMITH COLLECTION アンソニー・クローラ、三枝崎貴士=写真 ヴィヴィアン・ウエストウッド マン、ワーキングクラスからの発想。 by VIVIENNE WESTWOOD MAN 守本勝英=写真 マーガレット・ハウエル。 クラシシズム&モダニティ。 by MARGARET HOWELL 筒井義昭=写真 クールで優しい、ステファン・シュナイダーというスタイル。 by STEPHAN SCHNEIDER 富岡春子=写真 進化するブリティッシュブランド、ダックス E1。 by DAKS E1 筒井義昭=写真 時を超越するSOのスタイル。 by SO BY ALEXANDER VAN SLOBBE 平郡政宏=写真 バーバリー・ブラックレーベル、ロックスターのように。 by BURBERRY BLACK LABEL 秦 淳司=写真 サンディー・ダラルがディレクションする、ICB menのアーバンエスニック。 by ICB men Rosemary=写真 ブライトンの自然と共生する、ポール・ハーンデンのクリエーションと暮し。 富岡秀次=写真 正岡雅子=取材・文 真木蔵人。ドレスダウンクロージング。 by RADMESS MEN’S BIGI 富永よしえ=写真 伊藤英明×オークリー。シャツとデニムパンツの、イージー&クールなスタイル。 by OAKLEY 三枝崎貴士=写真 A.A.R。ハードボイルドでクール。 by A.A.R 平郡政宏=写真 クールなインパクト。カスタム カルチャーのレザー。 by CUSTOM CULTURE 赤羽圭介=写真 東京発信のウォームスタイル。 川口賢典=写真 コンテンポラリーダンディズム。 富永よしえ=写真 DEPARTMENTS コム デ ギャルソンのラージサイズなコロン。 ニューショップ。ブリオーニ/コーチ/ラグビー ノース アメリカ/ フィラスポート・ライフストア/アディダス SOのオランダ通信。 Vol.13 パリのカルティエ現代美術館で再会した、村上隆と滝沢直己。 ミタ リツコ、森本美絵=写真 ビジュアルのコラム集。 ゴールドジュエリーの生産地、イタリア・ヴィチェンツァで開催された国際展示会。 11 トピックス。 PEOPLE 宇川直宏。34年分の記憶を押し込んだ、脳のような空間。 久家靖秀=写真 東谷隆司=取材・文 小林紀晴。幼いころから変わらぬ、アジアへの関心。 かばんの中身。一之瀬弘法。 男のカーライフ。ROLLY。 スーパースタイリストのリアルライフ。 祐真朋樹=写真・文 クレール・ドゥニが描いた、二人の怪物の物語。樋口泰人=文 伊東四朗。男の覚え書き。 沖山純久=文 松本康男=写真 小村和久(5351プール・オム)/リード・クラッコフ(コーチ)/リック・オウエンス ESSAY 犬の肖像。中川十内=写真 沖山純久=文 ハラショー・ボーイ。島田雅彦=文 記憶の中のカンヌ映画祭。秦早穂子=文 COLUMN COMING NOW カフェ・イン・水戸/BOOK 稲川方人=文/BOOK 佐伯誠=文/MUSIC 北中正和=文/CINEMA 樋口泰人=文/ART 椹木野衣=文/THEATER 渡辺美和子=文/NEWS 鳥越俊太郎=文 ETCETERAS INFORMATION/NEXT ISSUE/BACK ISSUES/PRESENTS/NEWS
編集長:田口淑子
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jinsei-pika-pika · 7 months
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yusuke narita & michiko kitamura & chikachi suzuki
下着だけで十分? 成田悠輔 × 北村道子 × 鈴木親が考える「100年後の服」
photography: chikashi suzuki text: sogo hiraiwa
portraits/ ファッションは芸術か、あるいはビジネスか。答えはもちろん、そのどちらでもある。では、相反するかに見えるその両側面はいかにして重なり合っているのか。この日初顔合わせとなった経済学者の成田悠輔、スタイリストの北村道子、フォトグラファーの鈴木親による座談会は、そんな「ファッションの複雑なおもしろさ」についての話題から幕をあけた。ここに紹介するのは、2時間以上にわたる白熱したおしゃべりのほんの一部である。3人寄ればナントヤラ。
portraits
jun 24, 2023 6:00 pm
鈴木親(以下、鈴木):ファッションには経済的な側面もあれば、ロジックからは遠い美学的な側面もあると思いますが、成田さんはファッションというものをどう考えていますか?
成田悠輔(以下、成田):ファッションは外見であると同時に内面。ビジネスであり、文化・芸術でもあり、自己表現でもある。いくつもの異質な要素が織り重なっていて、定義が難しいですよね。というか、その定義できなさや不純さこそがファッションの面白いところなんじゃないでしょうか。お高くとまった芸術のような雰囲気を醸し出しながらも、それを徹底できない構造がはじめから埋め込まれている。かといってビジネスとしてスケールさせられるかというと、そもそも単価が十万円単位で人口の数%くらいしかターゲットにしていないとなると難しいですよね。さらに、100年以上前に生まれた老舗ブランドが今でも業界のトップに君臨し続けているのとかもずっと不思議に思っていました。規制があるわけでもないのに、Alexander McQueen (アレキサンダー・マックイーン)や Martin Margiela (マルタン・マルジェラ)のような突出した才能でも下剋上できないのはなぜなのか。
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鈴木:北村さんは普段ファッションを美学的に見られていると思いますが、ビジネスを意識したことはありますか?
北村道子(以下、北村):ないない。75年間生きてきて、いつも意識しているのは自分自身ですよ。自分自身を知ることによって世界を見ることができる。そういう考え方。だからファッションも私にとっては全然どうでもいいことなんだよね。 基本的にファッションは概念じゃないですか。でも、自分自身は概念じゃなくて確固たるものだから。
成田:ほとんどの人にとってファッションが概念というのは、そのとおりですね。特にハイブランドの場合は、どこまでいっても人類の数パーセントにしか関係ないものなわけで。CHANEL (シャネル)にしても Hermès (エルメス)にしても、誰でも名前は知っているけど、その服を一生に一度でも着る人は人口のごくわずか。ハイファッションは「存在しているようで存在していない産業」だと思うんです。
鈴木:実際、ハイブランドがいちばん大事にしているのはオートクチュールの顧客層ですからね。CHANEL とか Dior (ディオール) の本社にはオートクチュール用の部屋があって、上顧客はそこで服を買っているし、ファッションショーにしても、本当に大事なゲストはまずオートクチュールに招待するんです。見栄えだけでいうと、プレタポルテのショーのほうが派手ですよね。報道もされるし。でも、本当に大事にしたい上顧客はオートクチュールのショーに呼ぶんです。Martin Margiela (マルタン・マルジェラ) がうまくいったのも、オートクチュールをつくっていたこととは無関係ではなくて。彼はアンチファッション的なことも部分的に試みつつも、ファッションに対するリスペクトがあり、守るべき慣習はしっかりと守っていました。
成田:なるほど。
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鈴木: Hermès も CHANEL も、ぼくらがコンビニに寄るみたいに来る人っていますからね。忘れられないんですけど、90年代の終わりパリに住んでいたときに、母親に買い物を頼まれて Hermès のお店に行ったら、おっちゃんが海パンを持って入ってきて「直してくれ」って注文するんですよ(笑)。萬屋みたいな感覚ですよね。普通の服を買う感じでそういうメゾンの服を買う層の存在は報道にも載らないですし、ファッションの分かりにくい側面だと思います。
北村:私たちが普段見ているファッションブランドのイメージはマーケティングに過ぎないんですよ。アラブの富豪とか本当の金持ちは、わかりやすいブランド(ロゴ)が要らないから。いちばん上にあるのは金(ゴールド)の世界ですよ。彼らは Louis Vuitton (ルイ・ヴィトン) 社に頼んで「俺用の飛行機つくってくんない?」って、そういう感じだと思うよ。 モナコあたりに行くと、どのヨットにも Vuitton のマークが付いている。だから100万、200万というレベルじゃないわけですよ。若いころにそういう光景を目の当たりにして、これは日本にはない世界だなと思った。白いポロシャツに白いパンツを履いてやっているだけなんだけど、本当に綺麗なんです。
成田:それがさっきの疑問への答えかもしれないですね。ブランドは広い消費者に向けてビジネスをしているように見えて、本当のお客は見えない資産家層。だから、新しいブランドやデザイナーが出てきて民衆の心を掴んでも、ファッション業界のヒエラルキーをひっくり返すことは難しい、と。
鈴木:大衆がブランドを欲しいと思えば思うほど、そのブランドのステータスが上がり、富裕層の満足度も高くなりますからね。
成田:民衆の熱狂は、資産の気分を変えるためのワサビかガリくらいの存在でしかないのかもしれないですね。
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100年後の服は裸か、サランラップか
成田:もう一個お伺いしたいのは、100年後の人間はどんな服を着ているのかということです。ファッションは近代以降どんどんミニマムに、軽くなっていっていますよね。このままその方向に突き進むのかが気になっていて。サランラップ巻きつけるみたいに無駄を極限まで削ぎ落とした服を着るようになるのか。裸までいくのか。
北村:私が面白いなと思って見ているのはリアルクローズ。THE NORTH FACE (ザ・ノース・フェイス)とか Nike(ナイキ) みたいなスポーツブランドがハイブランドを超えていくと思う。いや、もう超えているかもしれない。
成田:大勢の心を動かしているという基準でいえば、ハイブランドよりも Nike とかスポーツブランドのほうが全然上ですもんね。
北村:そう。要は「プレーをする」ということですよ。今のパリコレを見ていても、全然プレーがない。止まってる「点」の世界。動くっていうのはアクションだから、パワーなんだよね。邪魔なものはいらない。デカルトじゃないけども、否定から入ってく。無駄をどんどん削ぎ落としていく。スポーツは基本的にそういうもの。だから、あんなに重かった Nike の靴が今ではすごく軽いじゃないですか。スポーツブランドはものすごく進歩しているんです。ハイブランドは今むしろコラボしているでしょう、スポーツブランドと。でもおもしろいとは思わない。私がデザイナーだったらまだ行ったことのない国に行って、そこで暮らす12歳の子どもとコラボしますね。
成田・鈴木:(笑)。
北村:メットガラにも全然興味がない。ああいうのは飽きちゃうんだよね。ところが、肉体に近いものはずっと本質的で、人間を魅了し続ける。私はそう思うのね。
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成田:スポーツブランドがますます技術革新を進めていくとして、その先にある究極の服ってなんだと思いますか?
北村:私は下着だと思います。
成田:全く同じことを考えていたので答え合わせできました(笑)。アスリートにとっても下着でプレイするのがいちばん機能的ですよね。彼らがユニフォームを着ているのは観客や審判や他の選手に見せるためであって。だからそのうち、見せるためのファッションはスマート化したメガネやコンタクトレンズで見る側が表示するなり補正するなりすればよくなる。そうしたら物理的に着るものは下着だけ、ということになりますよね。
北村:私は SF ファンなんですけど、映画『ブレードランナー』に出てくるレプリカントの服が最高のファッションだと思っているんです。
成田:ロバートの秋山さんが「YOKO FUCHIGAMI」っていう架空のファッションデザイナーをパロディで演じているんですけど、彼女の決まり文句は「一番のおしゃれは裸」っていう——。
北村:うん、それわかります。Margiela はコレクションのときにモデルに必ず肌色の下着を着せていて、それが素晴らしかったんですよ。私はそこに痺れた。だから当時、親くんと Margiela の服を撮影するときはよく「下着だけでいいんじゃない」って言ってたよね?
鈴木:言ってました(笑)。
北村: Margiela はトップスからブーツまでナチュラルカラーを使うことが多くて、それが最高にセクシーだった。それが人間の未来の姿なんだと私は思います。ところで、成田さん声がいいね。なんていうか、質感がある。大学教授にしておくのはもったいないよ。声を生かして、政治をやってみるのもいいんじゃない?
yusuke narita & michiko kitamura & chikachi suzuki
photography: chikashi suzuki text: sogo hiraiwa
プロフィール 成田悠輔 (なりた・ゆうすけ)
経済学者、データ科学者、起業家。専門は、データ・アルゴリズム・数学・ポエムを使ったビジネスと公共政策の想像とデザイン。ウェブビジネスから教育・医療政策まで幅広い社会課題解決に取り組み、多分野の学術誌・学会に査読付学術論文を出版、ZOZO など多くの企業や自治体と共同研究・事業を行う。報道・討論・お笑い・アートなど様々なテレビや YouTube 番組の企画や出演にも携わる。イェール大学助教授、半熟仮想(株)代表。著書に『22世紀の民主主義:選挙はアルゴリズムになり、政治家はネコになる』、絵本の翻訳に『挫折しそうなときは、左折しよう』、ハイファッションに関するエッセイに HIGHSNOBIETY JAPAN ISSUE09+ YUSUKE NARITA など。
北村道子(きたむら・みちこ)
1949年、石川県生まれ。サハラ砂漠やアメリカ大陸、フランスなどを放浪ののち、30歳頃から、映画、 広告、雑誌等さまざまな媒体で衣裳を務める。映画衣裳のデビューは85年、『それから』(森田芳光監督)。07年に『スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ』(三池崇史監督)で第62回毎日映画コンクール技術賞を受賞した。著書に『Tribe』(朝日出版社)、『COCUE』(コキュ)、『衣裳術 2』『衣裳術《新装版》』『衣裳術3』(リトルモア)がある。
鈴木親 (すずき・ちかし)
1972年生まれ。96年渡仏し、雑誌『Purple』で写真家としてのキャリアをスタート。『Purple』(仏)、『i-D』(英)、『Dazed & Confused』(英)、『CODE』(オランダ)、『Hobo』(カナダ)、『IANN』(韓)、『honeyee.com』(日)、『GQ』(日)、『commons&sense』(日)、『Libertine / DUNE』など国内外の雑誌で活動。Issey Miyake、United Bamboo、Toga などのワールドキャンペーンを手掛ける。主な作品集に『shapes of blooming』(treesaresospecial刊/2005年)、『Driving with Rinko Kikuchi』(THE international刊/08年)、『CITE』(G/P gallery刊、09年)など。
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cellophanemaryjane · 2 years
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私にもサブカルのこと書かせて-1
何かを検索していると、ときどき90年代や平成のサブカルチャーを振り返っている方を見つけます。私も90年代を実際に過ごしたサブカル女子の端くれとして、覚えていることをなるべく書いておこうと思いました。いつか誰かが見つけてくれる遺書のつもりで思いの丈を綴ります。
私は10代のなかば頃から、徹底的に60年代のものばかりを求めていた時期があって、その頃は60年代リバイバルブームもありいろいろな作品に触れることができました。あの60年代リバイバルブームというのは、多分80年代の終わり頃に始まってじわじわと続いていて、なんとなく2004年のThe Whoの初来日~2008年の2度目の来日でいったん終わったような気がしています。
80年代の終わり頃はさすがにまだ私も知らないけど、本などによるとその頃にはもうネオGSという人たちがいたようだし、森本美由紀やソリマチアキラも子供の頃にはいた覚えがあります。あと山瀬まみがめちゃくちゃ60年代ファッションでした。
そして私は渋谷系ブームの真っ只中に10代だったので、元ネタなどと称して60年代のいろいろな音楽や映画やファッションが紹介されるのを目の当たりにしました。
多分同じ年頃なんだろうけど、ここ数年東京オリンピックの件などでいまだに渋谷系が忘れられない人たちも結構いるらしい、ということを知ってかなり驚いたものです。私は、元世田谷のサブカル女子高生として調子に乗ったことを言わせてもらえば、あの時渋谷系文化を牽引していた人たちが元ネタはこれ、なんて紹介してたから元ネタって言葉すごく嫌いだけど、すぐに元ネタと言われる方を追いかけるようになりました。だって本物の方がいいに決まってるもん。
60年代ファッションのパクリばっかりしてたピチカートなんて、フリッパーズのおこぼれもらってたようにしか見えなかった。格好の割に曲が全然60年代じゃなくて良くなかったし。ピチカートの2人のこと今でも嫌いです。
これは前に書いた「The Whoのファンはポール・ウェラーも好きと見做される」と同じことなのですが、私は60年代のものが好きなのであって、ネオGSもネオモッズも全然求めてないんですけど、ということをわかってもらえない時がある。ネオを求める人は、生でライヴが見られるこ���や、自分と同じ流行りのメインストリームではないスタイルを選ぶことへのシンパシーなどがあるのでしょうが、私はみんなで騒ぎたいわけじゃないから本物の昔のものがあれば充分です。(後それ以外の理由がよくわかんない)
そういうわけなので、クラブとか行かず嫌いだったしライヴに行きたいバンドもいなくて、毎週毎週「ファッション通信」をガン見し、装苑を愛読していました。あの頃は、渋谷系だけでなくファッションの世界でも60-70年代が大流行りでした。アナスイが彗星の如く登場したり、パコ・ラバンヌが再び脚光を浴びたり。それとは別にグランジやマルタン・マルジェラが登場して、ファッション通信の世界では大事件のように扱われていました。ヴィヴィアン・ウェストウッドの厚底ハイヒールを履いたナオミ・キャンベルがショーで転んじゃってました。その頃はデビューしたてのドルチェ&ガッバーナも、パッチワークのドレスとか作っててボヘミアン風でした。私が好きだったのはベッツィー・ジョンソン、キャサリン・ハムネット、シャンタル・トーマスでした。見ていて楽しかったのはティエリー・ミュグレーとクリスチャン・ラクロワやゴルチェ。ゴルチェは当時アツいファンがいて、ゴスっぽいヴィジュアル系の人たちの制服の最高峰みたいな感じでした。
あと服は全然覚えてないけどジャン・シャルル・ド・カステルバジャックって声に出してみたくなる。
ファッションとしては、着る人を選ぶ60年代風よりカジュアルに取り入れやすい70年代スタイルの方が浸透したような気がします。下北沢なんか行くと、60-70年代そのままの格好の人たちが古着屋の店員にいてうらやましかった。下北あたりの店の人というのは、思い思いのファッションに身を包み個性的なインテリアの店先でかわいいものを並べて一日中のんびりと好きな曲をかけている、みたいなイメージで、毎日毎日やりたくない事ばかりの中学生には憧れの存在でし��。それから実際アルバイトを探すようになると、こういう店は募集がないか時給が安いか、そしてお店自体も長続きするものは少なくて、すぐに「自分が目指すのはここではないぞ」ということに気がつきました。今は下北や高円寺のノリが本当に受け付けない体質になりました。
ハイファッションの世界では60年代ブームの後当然のように70年代が流行って、もしかしてもうネタがないから80年代が来るのか?と思ったけどさすがにそれはもうちょっと時間がかかりました。
ずっとチェックしていたわけではないけど、90年代にあったブームで60年代の音楽のCDリイシューや映画のリバイバル上映が続き、その後も細々とマニアックなCDやDVDの日本版は出続けていたのに、2000年代後半から全体的に海外作品の勢いがなくなり日本版が出なくなったという印象があります。出てもすぐ廃盤になってしまう。そしてみんな配信に変わってしまった。それがたまたまThe Whoの来日の頃と重なっているのです。60年代を象徴するバンドのひとつが初めて来日して、2度目の来日でワンマンライヴを果たし、自分の中でもなんとなく何かが完結してしまったような感じがあります。レコードコレクターズも読まなくなってしまいました。
(つづく)
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tontonbyoushi · 8 months
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ファッションの極み
「ファッションの極み」という言葉は、ファッションにおける最高のスタイルやデザインを指す表現です。ファッションの極みについては、いくつかの要素や概念が関連しています。
ハイファッション(Haute Couture): ファッションの極みの一つとして、ハイファッションが挙げられます。ハイファッションは、高度なデザインと製作技術を持つカスタムオーダーの服を指します。これらの服は非常に高価で、一部の富裕層やセレブリティが愛用します。ハイファッションは贅沢さや独自性を追求し、デザイナーのアートの表現として位置づけられます。
アートとファッションの融合: ファッションの極みは、アートとの融合によって表現されることがあります。ファッションデザインはアートの一形態として捉えられ、独自の視覚的な表現やメッセージが込められることがあります。有名なアーティストやデザイナーとのコラボレーションもこのコンセプトの一部です。
持続可能性とファッション: ファッションの極みにおいて、持続可能性が重要な要素となっています。持続可能なファッションは、環境への配慮や倫理的な製造プラクティスを重視し、高品質かつエコフレンドリーなアイテムを提供します。このアプローチは、ファッション業界の新たな極みとして注目されています。
個性と自己表現: ファッションの極みは、個人のスタイルと自己表現を尊重します。一般的なトレンドに縛られず、個々の好みや個性を最大限に引き立てるスタイルが追求されます。カスタマイズやユニークなアクセサリーを取り入れることが一般的です。
ファッションショーとアートイベント: 有名なファッションデザイナーやブランドは、ファッションショーやアートイベントを通じて、ファッションの極みを発表します。これらのイベントでは、斬新なデザインやスタイルが披露され、アートとファッションが融合する瞬間として注目を集めます。
「ファッションの極み」は主観的であり、人それぞれ異なる解釈があります。一部の人にとっては高級なブランドやハイファッションが極みである一方、他の人にとっては持続可能性や自己表現が極みとされることもあります。重要なのは、ファッションを通じて自分のスタイルやアイデンティティを表現し、楽しむことです。
オーグ 電話|オーグ 電話|オーグ 電話|オーグ 電話
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tmk527 · 9 months
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平間至 「写真のうた -PHOTO SONGS-」渋谷ヒカリエホール
NO MUSIC NO LIFEをはじめ、見たことある写真が盛りだくさん。みなさん若い若い笑
私の中で平間さんはモータードライヴとまさにこの小サイズのJapanなんだけど、あの女性が写ったベタ焼きが見られるとは!
しかもあのなかにモンキーが収められてるのって知らなかったわー。
音楽以外ではモノクロのハイファッションとかエスクァイアもかっこよかった。
余談。ベタ焼き見てた方が、これだけたくさん撮った中でたった一枚だけ選ぶなんて大変、的な話をしてたのが印象的だった(プロアマの違いはさておいて、フィルム写真ばかすか撮ってた人には伝わるはず😂)
#平間至写真展 
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hunkydorynagoya · 2 years
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【THE SANDALMAN】HORWEEN CHROMEXCEL LEATHER
【THE SANDALMAN(サンダルマン)】は、1976年にハワイ出身のスコット&パット兄弟によりカリフォルニア州ニューポートビーチで創業されました。2人の熟練の職人がオールハンドメイド製法で作り上げる上質なサンダルは世界でもトップレベルの品質、履き心地を誇り、世界中で多くのファンを魅了しています。 全ての工程を2人の熟練した職人の手によってオールハンドメイド製法で作り上げている上質かつ贅沢なレザーサンダル。素材には北米屈指のタンナーとして知られる米国ホーウィン社のクロムエクセルレザーを使用し、インソールにはサンダルマンとは別にホーウィン社の刻印が入れられたプレミアムな一足。アウトソールには耐久性としなかやさを兼備した”Vibramソール”を使用し、硬さの異なる3層のソール構造と熟練した技術によって作られた自然な足型のフットベッドやアーチサポートが足に吸い付くような抜群のフィット感を生み、ビーチから街中まで他のサンダルとは一線を画す圧倒的な履き心地が魅力です。履き続けることで自身の足に馴染み、艶やかなレザーは見事な経年変化を味わえます。 アメリカが生んだオールハンドメイド製法のサンダルに、北米屈指の名門タンナーのレザーを使用した他にはない贅沢な仕上がりのサンダル。一般的なビーチサンダルに比べて鼻緒の幅が広くデザインされており、肌の露出を抑えることでカジュアルになり過ぎない高級感を感じれます。またソール幅も広めに設計されているため歩行時の安定感も高く、デイリーなアメカジからハイファッションなスタイルまで幅広く対応します。大量生産では成し得ない、他とは一線を画した上質な履き心地と、ファッションとしてのデザイン性、シルエット、雰囲気、素材の良さ、全ての面において贅沢な仕上がりの一足を是非お試しください。 「HORWEEN(ホーウィン社)」は米国イリノイ州で1905年に創業。100年以上の歴史を誇り、20年以上の経験を持つ熟練の専属職人を有する言わずと知れた世界屈指の名門老舗タンナーのひとつ。北米唯一の最高級シェルコードヴァンを作れるタンナーとしても大変有名。クロムエクセル(Chromexcel)は、ほぼ100年前に開発された手法と言われ、厳選した原皮を“コンビなめし”という方法でなめした後、牛脂、蜜蝋、植物性脂、魚脂などの計4種類以上の油脂をブレンドした特性オイルを塗りこんで浸透させたホーウィン社独自の製品名です。
お問い合わせはお気軽にメール、またはお電話下さい。
オンラインストアも是非ご覧ください。 HUNKY DORY NAGOYA | ハンキードリー名古屋店 〒460-0011 愛知県名古屋市中区大須3-13-9 アンドール大須1F-D Map Tel:052-251-3390 e-mail:[email protected] Open:12:00-19:00(水曜定休)
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chloetakahashi · 2 years
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Who else is in love with @heatherraeyoung ‘s whole wedding outfits? 💜🐩💗 love them all 🥺🤍 Selling Sunsetのシーズン5やっと観た🤤LAの不動産にハイファッションに美女と最高すぎる〜🐩ヘザーが好きだな〜💋 . . . #illustrator #イラスト #fashionillustration #fashionart #イラストレーター #fashionillustrator #fashionartist #ファッションイラスト #女の子イラスト #ガールズイラスト #girlsillustration #fashion4arts #イラスト好きな人と繋がりたい #イラスト練習 #イラストレーターさんと繋がりたい #イラスト練習中 #digitalillustrator #插画 #패션일러스트 #newyorkartist #livedrawing #livesketch #weddingartist #ウェルカムボード #ウェルカムスペース #chloetakahashi #sellingsunset #weddingoutfits #weddingdressinspo (at Manhattan, New York) https://www.instagram.com/p/CeFZFY7ufUK/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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junikki · 2 years
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2022/05/02
今日は曇りであまり天気が良くない。まだ13度ぐらいで肌寒いし。でもモールへ行ってきた。それで縄跳びを買ってもらった。ナイキのやつ。まあナイキのやつしかなかったんだよね。選択肢が少ないの。基本的に何か買いに行く時に選択肢が少ないのがカナダクオリティ。まあそれがデザインおしゃれだったりするんだけどもさ。NIKEだし結構かっこいいよ。$24もしたし。長さ調節で15cmほど切ったんだけども、切るのも中身が針金だから一苦労。その分すぐに切れることもないかな。まあ中身針金でも別にめちゃくちゃに重いわけでもないから、いつも持ち歩いて平らで開けた場所ならどこでも遊べていいよね。昔ながらのビニールの縄跳びとかでよかったんだけども、まあ良いもの買った方がもったいなくて続けられそうな気がする。
早速コンドの隣にある公園で縄跳び。多分合計で100回ぐらいしか跳んでないかも。でもめちゃくちゃに疲れた。生理2日目で体調悪い方なんだけども、やりたくて仕方なくてやったらもう死ぬほど疲れた。死ぬほど息切れしたし。10分ぐらい全力疾走したレベルで疲れたよ。服はミディアム丈のタイトスカートにタイハイソックス履いてたんだけども、靴下が下がってくるぐらいで意外と普通に跳べた。タイトスカートでも飛べるんやな。ロンスカは流石に危険だろうけど。小学生の時はブラウスにプリーツスカートで跳んでたわけだから、ジム通いみたいにゴリゴリのスポーツウエアを用意せずともできるのが嬉しい。あんまりスポーツウエア着たくないしさ。とにかく疲れるけどめちゃくちゃ楽しいから続けられそう。ダイエットだけじゃなく体力やインナーマッスルつけたい。ちなみに年取ってから縄跳びやトランポリンやると尿漏れするらしい。今生理中だから尿漏れなのか血なのかよく分からなかったけど、たしかに飛ぶ時に何か出た感覚はあった。まあ慣れたら鍛えられて出なくなるだろうね。全身運動だし疲れすぎて食欲消えるわ。散歩より運動してる感あるしな。これから常に縄跳び持ち歩いて、散歩の途中で縄跳びやりたい。
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TOOFACEDのコンシーラーの使い方ついに分かったかもしれない。今日綺麗に付けれた。そばかすや傷跡など気になる箇所にごく少量をつけて、Kateのおまけについてた平らな密度高いファンデブラシで軽ーくコンシーラー塗った境目をポンポンするとすごい綺麗に馴染む。想像以上に軽いタッチでのポンポン。ほんと肌に触れるだけみたいな。密度の高い固いブラシだから、少しでも擦ると結構痛いし。今まで使い方間違ってたんだな。やっとコツがわかった。TOOFACEDのコンシーラーはカナダ来たばかりの頃に買ったけど、浮いたり乾燥したりしてあんまり使いこなせずめちゃくちゃ残ってる。残量はほぼ新品状態かもしれない。スパチュラを容器の端でしごいて、ほんとにごく少量しか使わないから、これから毎日使っても全然消費できないかも。こんなに使用量少ないのに、さらにキッチンペーパーで余分なコンシーラーをオフしてるわけだから。それからフェイスパウダーをブラシで軽く乗せて肌をマットにする。これくらいのベースメイクが一番ナチュラルで肌綺麗に見えるわ。
あと日焼け止めって敏感肌用のものだと紫外線散乱剤が入っているから白いモロモロが出やすいのは当たり前らしい。なるほど。neutrogenaの日焼け止め乳液がモロモロ出やすくて困ってたんだけども、紫外線散乱剤のせいか。それなら仕方ないよな。化粧水をつけた後に浸透まで時間を置かず、すぐに日焼け止めをつけることでモロモロは防げるらしい。それで朝のスキンケアは美容液とかは使わずできるだけシンプルにするのがいいらしいわ。顔洗ってすぐ日焼け止め乳液とかでいいかもしれんね。
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XXXholicがピッコマで一巻無料だったから読んだ。ANNA SUIっぽい世界観で好きだわ。可愛い。侑子さんのファッションも可愛いし。出てくる女の人全員が可愛い。アニメにもなってるんだよな、一度見てみよかな。簪また使いたくなってきた!
アニメ見たけど身体のバランス悪い。矢沢あいみたいになってる。��部が長すぎ。マンガも長いけどそこまでではないからなあ。服とかもアニメだと色使いとか微妙。ちょっと期待はずれだったかも。ファッションに疎いアニメーターが描いてるから仕方ないんだろうけどもさ。原作のハイファッションな感じがアニメだと全然出せてない。CLAMP作品ってやっぱアニメより原作の方が圧倒的に良いんだよな。矢沢あいもアニメより原作の方がいいかも。でも最近の漫画って基本的にアニメの方が原作超えてたりするよなあ。技術も進歩してるからだろうけども。でもセラムンはCrystal微妙だし。芸術性の高い少女マンガってなかなかアニメ化難しいのかもしれない。少年マンガの方が動きとか出た方がバトルシーンの動きとか圧倒的にわかりやすくてアニメの方が良いってなるよね。
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sueko · 6 years
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jinsei-pika-pika · 2 years
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90年代の東京を再考する一冊 仕掛け人は鈴木哲也×藤原ヒロシ×溝口基樹
2022年09月15日 12:30 JST
 元honeyee.com編集長で、企業・ブランドのコンサルティングやクリエイティブディレクションなど、他分野で活躍する鈴木哲也が「トウキョウポップカルチャーの教科書」とも言うべき書籍を発売。今回は、同書のアートディレクションを担当した「フラグメント デザイン��fragment design)」の藤原ヒロシと、エディトリアルデザインを手掛けた「モー・デザイン(mo’design)」主宰の溝口基樹の3人がクロストーク。90年代から2000年代にわたりストリートカルチャーの最前線を歩んできた彼らが、裏原宿をはじめとする「90年代の東京」を振り返る。
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(左から)藤原ヒロシ、鈴木哲也、溝口基樹Image by: FASHIONSNAP
 90年代の東京のカルチャーシーンについて尋ねるなら、この人たちしかいない。1995年に創刊された雑誌「smart」の編集者として多くの記事や特集を手掛けた鈴木哲也と、当時のスニーカーブームを後押しした雑誌「Boon」のエディトリアルデザインを担当した溝口基樹。そして言わずもがな、サンプリング的な手法をファッションで実践し「裏原」を生み出した藤原ヒロシだ。20世紀から21世紀への転換期、原宿で起こっていた現象とは何だったのだろうか?
目次
当時の「ノーウェア」はまるで今の「ロレックス」
「裏原」は「裏腹」?
当時の情報源は雑誌か噂話しかなかった
ナイキ社員「ダンクって何ですか?」
すべてを「押しつけられたくない」人たち
次作はsacai論?
インディペンデントなことをやる面白さ
今はもしかしたら整いすぎてるのかもしれない 
当時の「ノーウェア」はまるで今の「ロレックス」
鈴木:今は都市計画として街が作られている気がするんですよ。でも90年代の「裏原宿」と呼ばれたエリアや渋谷の宇田川町は、「この辺りにお店を作りたいな」っていう若い人たちが自然に集まってストリートファッションの店やレコードショップができていったように僕らには見えましたね。
藤原:あの辺りは「プロペラ通り」って呼ばれていました。「プロペラ(PROPELLER)」(※アメカジ系セレクトショップの草分け的存在。2003年に閉店)というアメカジのお店があって、「ノーウェア(NOWHERE)」(※「アンダーカバー(UNDERCOVER)」の高橋盾と「ア・ベイシング・エイプ(A BATHING APE)」のNIGO®が1993年にオープンした裏原の伝説的ショップ)ができるまでは古着屋もほとんどなくて。バブルが崩壊した後で、家賃も当時11~15万円と安かった。そういったタイミングも良かったんだと思います。
鈴木:その狭いエリアの小さなお店にキャパシティ以上の人たちが集まって、一つの現象になっていきました。行列ができるようになっちゃった時の「ノーウェア」なんて、残っている商品がないから今の「ロレックス(ROLEX)」みたいな感じですよ。売るものがないんだから、そりゃ、店員さんの接客もそっけなくなりますよね(笑)。
藤原:というより、最初は友達とか、そのまた友達とか、そういう人たちを相手にしているような感じでした。ブームになって、それ以外の人たちが殺到してしまったから、どう対応していいかわからず、そっけなく見えたのかもしれないですね。
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「裏原」は「裏腹」?
藤原:「裏原」っていうのは、「裏腹(=正反対なこと)」という言葉と「原宿の裏通り」をかけて冗談っぽく言っていただけ。その後ムーブメントのようになったけれど、当の本人たちはそれまで通り好きなことをやっている感覚でした。
鈴木:お店に並んだりするのは大学生くらいの人たちが中心だったと思います。他に自分たちにふさわしい服がなかったんじゃないですかね? いわゆるインポートブランドもリアルじゃないし、かと言って80年代からのDCブランドみたいな流れもアウトだし、ヴィンテージばかりというわけにもいかず。スニーカーブームもあって、テイストとか気持ちの上でも、裏原がぴったりだったんだと思います。
藤原:今はストリートもハイファッションも受け入れられていて、それが当たり前ですよね。でも90年代以前は「パンクをやっている人たちは、他のもの全てを小馬鹿にしながら生きていく」みたいな感じがファッションにもあって。「コム デ ギャルソン(COMME des GARÇONS)」で働いている人が「セリーヌ(CELINE)」のバッグを買うようなことはたぶんなかったんですよ。だんだんそういう敵対感が曖昧になっていって、マイノリティがマジョリティになり、いつの間にか「パンクをやりながら紅白にも出られる」ぐらいの感じになっていったんです、世界的な規模でね。90年代は、スタイルにこだわらず何でも好きなものを「良い」って言える時代になったというか、時代の転換期だったと思います。
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当時の情報源は雑誌か噂話しかなかった
鈴木:裏原のファッション業界における異質さみたいなものは強かったと思います。お客さんたちからすると「自分たちの好きなものがある店が新しくできた」という感じだけれど、既存の国内ブランドやセレクトショップは、裏原がライバルなのか同業者なのか、どういう成り立ちでできているのか分からなかったんじゃないですか。
藤原:ずっと相手にされてない感はありました。「適当にTシャツを刷って売ってるんでしょ」ぐらいの感じに思われてるのかな、と。
鈴木:メインストリームのファッション誌はもうちょっと一般的というか「グッチのデザイナーが変わったぞ」とか「ヘルムート ラングって知ってる?」とか、ランウェイから発信される情報でそれなりに盛り上がってたんです。だけど、いわゆるストリート、裏原宿はそことは情報の出方がまったく違う。ヒロシさんが連載していた雑誌の記事とかを通じて、ジワっと盛り上がっていったんです。
溝口:当時は何かを吸収しようと思ったら基本は雑誌か噂話しかなかったんですよね、特にファッションは。東京にいる人はまだ現場にいくことができるけれど、地方の人はそれもできなかったと思うし。携帯電話がないから、気軽に問い合わせることもできない。今とはまったく違う状況でしたね。
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鈴木:今でこそ、どこのブランドだって問い合わせ先は分かるし、電話をかけて「取材させてくれ」「服を貸してくれ」って依頼できるけど、そこの接点もなかったんですよ。裏原宿って、いわゆるファッション業界の外にあったから。ヒロシさんに取材するのも窓口って無くて、直接ヒロシさんに連絡してましたよね?
藤原:ふふ、そう(笑)。
鈴木:「ノーウェア」も「ネイバーフッド(NEIGHBORHOOD)」も、当時はプレスやPRという概念がかなり希薄だった気がします。雑誌への服の貸し出しっていうのも、ほとんどやっていなかったと思いますね。
溝口:ブランドから服を貸してもらえない雑誌は、今で言う転売屋から服を借りて、そこのプライシングで雑誌に載せて、みたいなことをしていました(笑)。
藤原:僕らは5千円で売っていたものが、僕らの知らないところでプレミアがついていただけなのに、一般的には「Tシャツを2万円で売ってるんでしょ」みたいに思われるし。価値がつくっていうのは嬉しいけれども、そういうふうに思われるのは実は心外でしたね。
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鈴木:ヒロシさんはずっと世間から誤解されているって僕は感じていました。それは「アンダーカバー」や「ネイバーフッド」、「ア・ベイシング・エイプ」もそう。裏原に限らず、なんでもブームになってしまうとその本質が見過ごされ、過大評価か過小評価になるんです。ヒロシさんの持っているユーモアの感覚も伝わっていなかった。メディアを通じて見ると、どうしてもクール過ぎるというか、無表情すぎるというか(笑)。
藤原:ふふふ。
鈴木:それが、攻撃的とは言わないけれど、凄くシニカルな人と捉えられていたんじゃないかなあ。実際、僕らメディア側も結果的に、そういうふうに発信していたような気がします。
ナイキ社員「ダンクって何ですか?」
藤原:僕は97~99年に「レディメイド(READYMADE)」というお店をやっていたんです(※藤原が手掛けるブランドを取り扱った伝説的ショップ。その跡地はのちに「ヘッドポーター」となり、現在は「ラミダス」が店舗を構える)。その時「アンダーカバー」に「あの2年前に出た靴、すごく好きだったんだけどもう一回出せない? 一部分だけこの色にして」と頼んで再販したことがあったので、それがコラボの原点なんじゃないかな。当時、多くのブランドはアーカイヴをしっかり持ってるのに、新しいものに移行していくのに忙しくて、過去の名品を利用していなかったんです。
鈴木:「一周回ってこれがいい」と気づくのって、当事者は難しいんですよね。
藤原:昔のものをリバイバルさせるのは、他人がやるのはいいけど、自分がやるのは後ろ向きに感じたんじゃないですか? 「ナイキ(NIKE)」も僕が初めて本社に行った時は、社員なのに「ダンクって何ですか?」って言うくらいだったんですよ。最初は「その時に販売している新しいモデルを色を変えたりしてもっと売りたい」と言われてたんだけど、僕は「こんなにいいアーカイヴがあるんだから、それを出しましょう」って主張して、やってもらえるようになりました。(※「ダンク」はナイキが1985年に発売したバスケットボールシューズ。藤原とのコラボレーションによる「ダンク」は2010年に「フラグメント ダンク “シティーパック”」として発表され、2021年にはアップデート版の「ナイキ × フラグメント デザイン ダンク ハイ」が登場した)
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すべてを「押しつけられたくない」人たち
鈴木:やっぱりヒロシさんが見つけたのは、価値観じゃないですか? 凄くポピュラーなアイテムとなった今の「ダンク」には、忘れられたものを復活させる余地がない。だから、最初にヒロシさんが「ダンク」をリバイバルさせたのと、今「ダンク」の色々なバリエーションやコラボレーションがあるというのは、同じに見えるけども全然違うことだと僕は思います。新しい「モノの見方」や「価値の発見」がヒロシさんの始めたことで、今求められているものの原点です。
藤原:今たぶん「押しつけ」が心地よくないんです。80年代はみんな、ランウェイで発表されたルックで全身をコーディネイトしたかったんです。そうやって、デザイナーのフィロソフィーも含めて身につけたかった。でも今は「そこまでやられても…」みたいなところもあるじゃないですか。作る側は1~10まで全てを肯定してもらいたいっていう気持ちがあるかもしれないけど、受け取る側はセットアップされた押しつけが邪魔なんですよね。そこのバランスがあるんじゃないかな。
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次作はsacai論?
鈴木による著書「2D(Double Decades Of Tokyo Pop Life)僕が見た『90年代』のポップカルチャー」は、オンラインサロン「RoCC」で2021年からスタートした連載に、書き下ろしを加えた一冊。藤原と溝口とのプロジェクトとして立ち上げられた書籍専門のインディレーベル「mo’des book(モーズ・ブック)」の第一弾として発売された。
藤原:鈴木くんは文章が面白いから「本を出すことを想定して連載をやってよ」と依頼しました。僕が「2D、Double Decades」という言葉を思いついて、それで80年代~90年代、90年代~2000年代という「2つの10年間」について書いてもらうのもいいなと思ったんです。
鈴木:長年の経験から言うと、ヒロシさんのこういうアイデアにはとりあえず乗っておいて間違いはないんです(笑)。この本をヒロシさんは「教科書」と言ってくれますが、僕の個人的なエッセイの要素もあるし、ファッションやカルチャーの分析的な要素もあります。最終的には生き方みたいなところまで書いたつもりなので、そこを読み取ってくれる人が出てきたら嬉しいです。
藤原:教科書みたいな感じのものを作りたかったんですよ。だから鈴木くんにこの本を持って大学とか回ってもらえればいいなと思うんですけど(笑)ファッションやカルチャーに限らず、こういうシリーズの本がどんどん出せればいいなと。
溝口:僕はグラフィックデザイナーなので、これまでビジュアルブック的なものばかりを作ってきたんですが今回は「教科書」というキーワードがあったので、紙の選びや文字の大きさはそれを意識して作りました。「続きがある」っていう意味で、本の背に「01」と入れています。
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藤原:その時の現象を俯瞰で見ている感じが面白いので、次は鈴木くんに「サカイ(sacai)」論を書いてもらいたいですね。構想を聞いたらけっこう面白かったので。
鈴木:でもそんなのを書いたら、サカイ側はどんなリアクションをするかな......。映画や音楽だったら、結果的にやや辛口の批評になっても、作り手が気づかなかった点を指摘するのはwin-winなところもあるじゃないですか。ファッションはそういうのがないと思いますね。
藤原:ディスってないのにディスっているように思われるからね。
鈴木:自分たちが作ったイメージから外れたものをすごく嫌がるというか「他人が勝手なこと言わないでくれ」みたいな。でも、サカイだったら許してくれそうではありますね(笑)。
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インディペンデントなことをやる面白さ
鈴木:今回、溝口さんと一緒に「インディペンデントでこういう単行本を作って、新しく本のレーベルを作ってみよう」という話になって、そのシステムがいいなと思いました。出版社から編集者を付けてもらって「頑張って書いてくださいね、売りましょう」とか言われると、たぶんこんな本にはならないと思うんですよ。プロのスキルでアマチュアっぽいことをやっているというか、インディペンデントなことをやっているというのがすごくいいんじゃないかなと僕は自分で思っています(笑)。
藤原:僕は一番最初に「Tシャツを作りたい」ということで「グッドイナフ(GOODENOUGH)」(※1990年に誕生したブランドで、裏原のアイコン的アイテムを数多く生み出した)を作ったんですけど、友達同士で洋服のブランドができるとは思っていなかったんです。仲の良かった「ビズビム(visvim)」の中村ヒロキくんが「シューズブランドを始める」と言った時も「いや、Tシャツなら分かるけど、靴を作るの!?」って驚いて。でも、大きな企業しかやっていないようなことをインディペンデントでやるのは、挑戦的で面白い。そんなふうに個人で始めて、今一番大きくなったのはたぶん「テスラ(Tesla)」じゃないかな。僕らのやることなんてテスラに比べたら全然小さいけれど、インディペンデントでしっかりした書籍を作っていくというのも、一つの挑戦だと思う。
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今はもしかしたら整いすぎてるのかもしれない
溝口:ヒロシさんたちが始めた頃は「Tシャツを作りたい」と思ったら、まず電話帳で「Tシャツ、プリント」って調べるようなそんな時代(笑)個人のオーダーを引き受けてくれるところなんて、あまりなかったと思う。でも今はMacがあって、誰でもそういうものが作れます。何かをやりたい人は、どんどんやったほうが良いんじゃないかな。
藤原:昔はみんな、そういう行動力というかパワーがあった気がします。海外に憧れて突然外国に行っちゃう子とかもいっぱいいたし。
溝口:今はもしかしたら整いすぎてるのかもしれないですね、環境が。
藤原:興味があることは、ちょっとでも早く一歩を踏み出したほうがいいです。やっぱりそこのスピード感にも価値がある気がします。これは高城剛くんが言っていた例えなんだけれど、「新しく金が発見された」というゴールドラッシュの情報を得ても「おー、すごい」って言うだけじゃ何も始まらないじゃないですか。でも飛行機のチケットを買って現地まで行けば、一欠片の金を手に入れることができるかもしれない。行動力でその先が変わるんです。写真で「モナ・リザ」を見て、モナ・リザを知ったと思っていても、実際にルーブル美術館へ見に行ったらすごい発見があるかもしれない。まあ、その発見とは大体「実物は、こんなに小さかったの!?」っていうことなんですけど(笑)。
鈴木&溝口:(笑)
■書籍概要 鈴木哲也「2D(Double Decades Of Tokyo Pop Life)僕が見た『90年代』のポップカルチャー」1100円 mo’des book:公式サイト
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69creator · 4 years
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distintomoda · 7 years
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