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#スイカ好き過ぎ犬
shiba500 · 2 years
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#夏の思い出 今年もスイカ甘かったなー🍉 It’s mine. . . #スイカ好き過ぎ犬 #フルーツもいもい #スイカ好き #やらされてる感 #shiba500 #shibainu #柴犬 #shibalove #shibalife #柴犬のいる暮らし #しばいぬだいすき #shibastyle #instashiba #shibaphoto #dogpics #dailyshiba #shiba_snap #bestwoof #shibe #ドッグフォトグラファーズ #shibaaddict #thedailyshibainu #shibaoftheday #peco犬部 #lifewithdogs #peppyフォト部 #柴犬ライフ https://www.instagram.com/p/Ch9pJ3Lr9RG/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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sagara0220 · 4 years
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祖父の話
わたしの祖父は、無口で、頑固で、ぶっきらぼうな職人気質のひとだった。
長いこと基礎工事の仕事をしていて、物心つくころには毎日青色の大きなダンプカーに仕事の道具を乗せ、祖母が作る平たいアルミ弁当に目いっぱいに敷かれた白米と、茹でた塩じゃけ、茹で玉、漬物のお弁当を持って仕事に出かけていた。
祖父は、基礎工事の仕事に就く前は、土方仕事をしていた。母が小学生のころ、通学路を通って学校へ向かう途中で、山から原付バイクを3台引きつれて下りてくる土方仕事のおじさんたちを何度も見かけていた。原付バイクの後ろに、長い長い、水道管のパイプをくくりつけ、さっそうと朝日のなかを走っていく。そのひとりが、祖父だった。まだ父と出会うずっと前のことだ。
青いダンプカーは、乗るとそれはもう揺れた。軽油とコンクリートの匂いがした。夕方、学校が終わってスクールバスが家に着くころには祖父も帰ってきていて、わたしと弟は運転席の祖父と助手席の祖母に挟まれて必ず一緒に畑に行き、祖父母が仕事をしている間じゅう畑の草花を採ったり、側溝にいろんなものを流して遊んだ。見晴らしの良い畑からは向かいの山が見えて、わたしと弟はその山のふもとにヤギや馬やうさぎがいてゴーカートのあるすこし大きめの公園があることを知っていたので、もっと小さいころには、畑に行くたびにその公園に行きたいと騒いでたいへんだったみたい。何回かに一回は、祖父母は根負けて連れて行ってくれた。
実家を建て替えるときも、祖父が基礎工事をした。
小学校3年生まで暮らしていた平屋が壊され、更地になった場所でいちからロープをはり、祖父が背中をかがめながら作業をしていた姿を覚えている。基礎というのはその上に家がひとつ建つわけで、わたしが仕事でかかわったお大工さんはみな口をそろえて「基礎工事がなってないと全部だめになる」と言っていた。そうして、職人というのはどこかしらでつながっているようで、地元でお大工さんをしていたひとは、かなりの確率でわたしの祖父を知っていた。みんな、あのひとの仕事は細かくて評判が良かった、世話になった、と言っていた。
そんなエピソードを聞くと仕事では几帳面だったんだろうけど、離れの半地下へ続く地面をならすためのコンクリートの処理はずいぶんと凸凹で傾いており、歩くたびに躓きそうで、たぶん器用なひとではなかったんだろうなと思う。
そうして、短気なくせ、途方もない長い時間をじっと待てるという、相反する特技を持っていた。
携帯電話もない時代、小学生だったわたしと弟は遊びに行くたびに祖父に迎えを頼んだ。でも、小学生の約束なんてきっちり守られるわけもなく、待っているひとの気も知らずにあともうちょっとだけ遊びたい、を何度も重ねてずいぶんと待たせていた。20分以上時間が過ぎたころ外に出ると、祖父は軽トラックで待っている。「ごめんね」と謝るわたしたちに、祖父は「おお」とだけ言って、エンジンをかける。
祖母が抗がん剤の治療をしているときもそうだった。うちは山奥にあって、病院までは片道30分近くかかる。それでも抗がん剤の点滴はいったん帰ってもいいくらいの時間がかかるのに、祖父は軽トラックのなかで祖母の点滴が終わるのを待っていた。昼寝をしたり、ラジオを聞きながら。そうして、帰り道にスーパーに寄って、まぐろの切り落としやイカなんかを買ってきてお昼や夕飯に食べていた。
わたしが高校生のころ軽い脳梗塞を患い、それから仕事をやめた。青いダンプカーは売り、見慣れた景色がひとつなくなった。
仕事をやめてからは、祖母とひたすら一緒にいた。田舎で、酒もたばこもやらない祖父は無趣味といってよく、畑や田んぼの仕事がいきがいだった。離れのさんさんと陽が照る廊下を覗くと、いつだって横たわって目をつぶっていた。祖父母のベッドはセミシングルの大きなものが並べて置かれていて、弟はおどろくことに、大学生で家を出るまで、祖父と祖母の間に潜り込みに行っていた。夜、夕飯を食べたあとに弟の姿が見えなければ、必ずふたりに挟まっていた。
暑ければ軽トラックの助手席に祖母を乗せて畑まで行き、風通りの良い小屋のなかで果物を剥いてたべたり、ふたりでぽつぽつ話をしながらラジオを聴いていた。桜や紅葉が好きな祖母を連れて、季節ごと少しの遠出をしていた。
生きものが死ぬことを嫌がるひとで、弟が猫を拾ってきたとき、死ぬからいやだ、と真っ先に言った。実家で飼っていた犬の散歩が祖父の役目になっていたのだけど、犬が死んでしまった次の日、朝起きてすぐ、祖父は犬小屋を解体していた。無言で柵を外し、屋根を取り、犬がいた証をきれいさっぱりなくした。なんてあっさりしてるんだろうと当時は思ったけれど、見て、思い出すことを嫌がったのだろう。
祖母の具合がだんだん悪くなって、モルヒネを使うようになったころ、祖父は無口に輪をかけ、硬い表情をしていた。あと一ヶ月の余命だと聞いた両親は、祖父には内緒にしておこうと決めたけれど、一週間しかもたなかった。亡くなったその日、祖父は直前まで祖母の病室にいて、もうしゃべれなくなった祖母を、部屋の隅の椅子にじっと座って見ていた。叔母が送っていくと連れ立って出て行って、その15分後に祖母は息を引き取った。
息を引き取った祖母の病室に祖父が戻ってきたときのことを、わたしはあまり覚えていない。たぶん、唖然としていたと思う。
通夜が終わったあと、祖父は娘や祖母の妹、孫たちの話を珍しくにこにこしながら聞き、ずいぶんと夜遅くまで一緒にいた。祖父は、淡々と祖��をおくった。ひとりきりになっても、寝心地が悪くなるからと祖母のベッドは片づけたがらなかった。時折弟が、子ども時代のように野球中継を見る祖父のベッドの隣にもぐりこんでいた。
その年の冬、二度目の脳梗塞を起こした。見つけたのが早かったのもあってほとんど回復したけれど、立て続けにもう一回詰まってしまい、左右とも麻痺があるうえかなり痙性が強くなってしまったため、杖がないと歩けなくなった。祖父は、頑固になった。車の運転を禁止されて、畑を見に行けないと怒った。せん妄もあって、早く家に帰りたい一心でカレンダーをやぶり、「おまえらの暦が違う!」と文句を言っていた。部屋を改築し、祖母のベッドは片づけた。
わたしの勤め先に入院をしていたのだけれど、リハビリの最中わたしの姿をみとめると痙性の強い右手を上げて、にこにことあいさつをしてくれた。無口で、職人気質で、ぶっきらぼうだけど、じいちゃんは笑った顔がとびっきりかわいかった。
ここで祖父のかわいいエピソードを追加しておくと、祖母の月命日のお墓参りにこっそりと行ったと思ったらしょんぼりとして帰ってきて、理由を尋ねたら「マッチじゃなくて線香あげられなかったわ」とつまようじの箱を振っていたことがある。じいちゃんあのね、じいちゃんがスイカに刺して食べていた細い枝、あれがマッチだったよ。
祖母の一周忌。その次の日の朝。
朝食の用意をして、母が祖父を呼びに行った。わたしは出勤前で、携帯をいじっていた。6月の、森の緑は色濃くうぐいすが鳴く、爽やかで美しい朝だった。母が叫んで、でもわたしは朝でテンションが低くて一度目は聞き流し、ただごとでなさそうだったので駆けつけると祖父が白目をむいて痙攣していた。横にして、脈をとる。すぐさま心臓マッサージを始めて、母に救急車を呼ぶように伝える。つかえながらなんとか電話をして、冗談みたいだと狼狽えている母に、弟も起こすように言う。離れの、朝日が差し込む廊下の隅で、救急車が到着するまでの永遠みたいな時間、祖父の胸骨を圧迫し続けた。ときどきあえぐように息をするから、じいちゃんって呼び続ける。弟が起きてきて、半笑いになって、冗談だろって笑う。手を止めずに同意する。笑っちゃうよね。現実じゃないみたいだもん。わたしの手のひらの下で、なにか硬いけれど脆いものが、みしみし、と割れていく音がしていた。肋骨が折れる音を初めて聞いたな、と思う。救急車のサイレンが、やまびこになって聞こえていた。
祖父が亡くなったのは、祖母の命日の、次の日だった。年齢は、一歳年上だった祖母を追い越さず、ふたりとも数えで84歳だった。墓碑には綺麗に数字が並んだ。最後の最後まで、仲の良い夫婦だった。遺影には弟がモノクロフィルムで撮っていた写真が選ばれた。とびっきりかわいい、じいちゃんの笑顔の遺影だ。弟のまなざしの美しさに、わたしは毎回泣きそうになる。
どんな物語を読んでもかなわないな、と思う。
朝日がブドウ畑を照らすなか、さっそうと原付バイクで走っていく姿を思い浮かべる。見たことはないけれど、わかる。きっと、祖母の作った茹でじゃけと、茹で卵と、漬物のお弁当を、荷台に入れている。毎日毎日、実直に生きることは、途方もなく美しいものを連れてくるのかもしれない。
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kokoro-m · 4 years
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G 7/28
怒涛の更新、ノリに乗っています。これ、時系列でやっているけれどページになると遡る感じになってしまうのが申し訳ない。
朝、鳥の鳴き声が聞こえて起床。ホテルだとなかなか寝付けないのに、友達の家のベッドならいくらでも寝れる不思議。
この日の朝は黙ってパンにバターを塗りたくる。
雑にものをおいて並べただけの食卓が何故美しいのだろう。
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ビーツのペーストを塗ってみると、思わぬビーツの匂いの強さに衝撃。こんなに香るものだっけか!
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自転車に乗り、公園を通って川を渡り、ポツダムの中心部へ。木陰に包まれたワイドな道を駆け抜ける。途中、お祈り中の教会へ入って挨拶。
ポツダムにも、ベルリンと同じくブランデブルク門と呼ばれる門が存在します。大きさは違いますが、これまた立派で、下を通るのがなんだか恐れ入る感じ。その向かいの道路にて、お馬様のお通り。タ、タイムスリップしたのか。
門の近くの路地を行くと、公園への門が出てきます。みんな、人が二人分通れるくらいに開いた門から譲り合って出入りしていて、自転車はそのまま入っていく人が多い中、そんな狭い道は速度落としても通れない私・わざわざ降りる・それでも自転車が門にぶつかる・恥ずかしかった。
木々に囲まれた一本道、抜けた先に見えるのはサンスーシ宮殿。庭園自体が素晴らしい、その奥にそびえ立っているので、漕ぐスピードは自然に速くなります。噴水の前までつくと、自転車は置いて歩きでの散策です。
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蔓で覆われた階段、と思いきや。
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全てがこのように、窓や扉を彷彿とさせる作りになっています。階段状の温室と言われています。フリードリヒ大王の夏の離宮、それがこの宮殿。こじんまりしていると思いきや、夏の離宮、という言葉がまさにぴったりな場所。
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宮殿の裏にある空間。中に入らずとも、周りをゆっくり一周して見学できます。ここでも歴史の先生が隣にいました。なんでそんなに物知りなんだ、と思いましたが、自分の国の歴史について胸を張って語れることはとても尊敬してしまう。
また自転車に乗って、すぐ脇道の緑道なるところを通る。公園のようなのに、誰かの広大な別荘に迷い込んでしまったかのような感覚。ちょくちょく建物がある。私の大好きな Lykee Li のI Follow riversを鼻歌していたら自然とハモってくれて、何とも爽やかで幸せなサイクリング。アヌシー湖でのサイクリングといい、人生でも指折りで、生きてるって幸せだな、と感じた瞬間。漕いでる間は写真が撮れないのが残念だけれど、あの美しい風景は私の目に焼き付けました。今も思い出す度に鮮明な、煌めいた緑が見えます。
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そのままサイクリングで向かった先は、近くの大学。とても敷地が広い。こんなにクラシカルな建物で学びが受けれる環境、憧れがますます強くなる。
家に帰る前に、近くの湖でスイミング。丁度汗が滴ってきたので、一刻も早く冷たい水の中に入りたい。湖の周りの芝生に各々タオルを敷いて、手荷物やら自転車やたスクーターは放ったまま、湖までまっしぐら。草むらを進むとこじんまりと、それでも綺麗な水が目の前に広がる。何度も同じことを言うけれど、私は泳げないので、浅瀬でひたすら水遊び。ちょっと泳いで来るね、とAdrianが向こう岸までスルスルと泳ぐ間、お一人様で犬泳ぎや水中潜りで夏を堪能していました。湖の真ん中に行くにつれ、次第に足元がぬめぬめしてきて不思議に思うと、水面から大量の海藻が見える。ゆるりと海藻が水中で揺れて、し��らく立ったまま足裏の感覚を楽しむ。すると戻ってきたAdrianが、ちょっと顔!!といってくる。メイクしていたことをすっかり忘れていて、どうやらマスカラが大胆に落ちていたらしい。二人で爆笑しながら水でゴシゴシ拭くも広がるだけのようで、ヤケになりながら水中に潜りました。芝生に戻ったら、広がりすぎてタレ目みたいに、黒いチークをつけてるかのような顔面、こりゃ恥ずかしい。子供も寄ってこないわ。
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水着を乾かしがてら自転車を飛ばし、お昼ごろに帰宅。この日のランチは、南ドイツの名物料理、シュペッツレを作ります。超濃いチーズと、炒めたオニオン、味付けは塩と胡椒、粉から自分たちで作った麺と絡めて完成。流石ヨーロッパ、戸棚からパスタを作る道具が出て来る出て来る。パスタの大きさは一口大くらいでちぢれているような形。自分で作ったというのもあるけれど、これがすっっごく美味しかった。こってりしすぎてるのではと不安だったものの、チーズ本来の美味しさと、オニオンがポイントで凄くマッチして感動的な美味しさ!テラスで音楽を流しながら至福のひととき。
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午後は、初日に断念したCMBYNの鑑賞会にチャレンジしよう!と思っていたのですが、リビングのBlu-ray対応テレビでも、日本のDVDだからなのか再生できず意気消沈。スイカと大量の焼き菓子で機嫌を取り直しました。時間が経つと眠くなってしまい、夕方まで目を閉じる。
夕飯、何食べたかまたすっかり忘れてしまった。写真もない。え、食べたんかな。
夜になってまた部屋で爆音ダンスを繰り広げていたところ、Adrianの親友ちゃんが家に来る!と言うことで、3人でテラスでお茶会。ドイツの印象として、英語が堪能な人が多い気がする。少なくともコミュニケーションが容易くとれて嬉しい。また時間が過ぎると、大抵夜にいつも集まっている公園で、友達たちが呼んでいるらしい。せっかくだからみんなに会って!ということで、これは夢に見た海外の仲間内でわいわいする系パーティーに私も参加...?と心の中で焦り出す。急いでパーカーに着替えて、近くのパーティーパーク(みんな知り合いが集まりすぎてそう呼び始めたらしい)まで自転車で走る。ところがどっこい、本当に運のない私、乗っていた自転車が途中でパンク。キューキューと言いながらタイヤが回らなくなりました。急遽そのへんの木にロックして、後ろに乗らせてもらう。夜の住宅街でオレンジ色の街灯だけに照らされた中、ドイツ語講座をしてもらう。あまりに楽しい。
公園に着くと、森の中のような道をずんずん進み、湖のそばの広場に到着。確かに何グループかの話し声と、いろんなジャンルの音楽が聞こえる。合流した先には4人ほどのガールズがいて、暗闇の中、はじましての挨拶。みんな年下だったけど恐らく私が一番年下に見られていた。今日人少なくない!?と驚く二人。いつもはもっとはちゃめちゃなんだよ〜見て欲しかった!と残念がられる。いや見たかったーーーー!!!!!
携帯のライトだけなのに課題をやってる子がいたり、誰に向けてかはわからないが永遠に喋っている子がいたり、とても自由。Kokoがいるからみんな今日は英語ね、とAdrianの親友ちゃんが声をかけてくれるとみんな瞬時に英語で話しかけてくれる。なんて優しくも賢い子達なんだと終始感動していました。やっぱりこういう時に話す話題は、日本とドイツの文化の違いについて。ドイツではこうなのに!えー、日本ではこんなんだよ、と色んな発見がある。近くにいた別グループの子たちとも知り合いなのか、気付いたら十数人で円になっていた。これが私の最近のお気に入りなんだ、と友達の一人がSpotifyからランダムで曲を流す。聞こえてきたのがテクノだったので、この前一緒にやったじゃん!と腕を引っ張られて突然のテクノダンス発表会。日は落ちてるし!!と覚えていた限りで踊ると、Woahの声がたくさん聞こえてまたも照れ臭い。みんな盛り上がってきた頃、湖行って来るわ!!!と何人かの人影が湖へ走って行った。その頃私はというと、昼間の疲れからなかなかの眠気に襲われていて、結局日付が変わる前くらいに離脱。もう会えないの!と驚かれけれど、最後はみんなとハグをしてお別れ。たった数時間前の出会いなのに、心がぽかぽか温かい。
お家に帰って、また軽く紅茶を飲んでから就寝。夢は見たのかなあ。
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komakium · 2 years
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Nippon Marathon(ニッポンマラソン)
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▲ベギン 勇敢な 走る… 行く
ゲームの感想を書こう書こうと思っていたら、なんと前回の投稿からちょうど1年ほど経過していることに気づきました。あけましておめでとうございます。
この1年の間に投稿しようと思って途中になっている下書きなどもあるのですが、2021年の終わりにそれを押しのけて「これは絶対に感想を書かねばならん」というゲームに出会ったので今回腰を上げるにいたりました。
そんな今回のタイトルは、「勘違いニッポン」がテーマのマラソン(?)ゲーム・ニッポンマラソンです。
トンチキな日本語が溢れまくり牛車が新幹線よりも速く走るなど、様々なカオスに満ちたナイスな世界観になっています。
RTA in Japanを見て買うしかねえ!!と勢いよく購入。2021年最後、そして2022年最初にどハマりしたゲームとなりました。
相変わらずTumblrで書くべき文字量じゃないんですが、久しぶりに真面目に紹介文を書いたので、暇な方どうぞ続きを読んでやってください。
■トンチキながらも妙にリアリティ要素のある世界観
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▲結構リアルな今の大阪だと思う
渋谷駅・道頓堀・鴨川・いろは坂など、日本の数々の名所を舞台にトンチキレースを繰り広げる本作。 「勘違いニッポン」がテーマと言いつつも、ニンジャ・サムライ・フジヤマ…というようなステレオタイプな要素はあまりなく、現代日本文化が中心なのが新鮮で面白いです。
大阪民の私からすると、通天閣とか道頓堀(地上)ではなく、HEP観覧車とかとんぼりリバーウォークがモデルのステージがあるのがリアリティポイント高いです。 京都とか梅田とか難波とか関西が多めに出てくるので、関西民には特にオススメかもしれません。「KOBE BURGER」とかいう看板見た時は着眼点細かすぎて笑った。勘違いどころかそれはリアルすぎるんよ。(※大阪にはアジア人によるアジア観光客向けのKOBE BEEFの店が至る所に存在する)
■最後まで油断できないレース
肝心のレース部分も、一見クソゲーのようでなかなか油断できないつくりです。
ゲームとしては障害物やギミックをかわしつつアイテムを駆使して他PCの妨害などもしつつゴールまでひたすら走るだけですが、システムが若干特殊です。 一定ラインを通過した時などに先頭の人が星を獲得・脱落すると星が減り、最終的に星の数や人気を含む総合点が高い人が勝ち、というルールになっているので、単に最後のゴールが一位なら勝ちというわけではないんですよね。
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CPUが強い上に謎物理演算であらぬ展開になることがあったりするので、慣れてきても最後まで気が抜けません。
コースでは芝犬とかバックパッカーとかありとあらゆるおじゃまキャラが邪魔してくるし、追尾型のスイカ爆弾の投げ合いですぐに吹っ飛んだりします。 ぶっ倒れた時に芝犬の大群にまとわりつかれた時が一番きついですね。かわいいけど。
ボスキャラが強いとかは一切なく、そのレースで強いキャラはなんかランダムで決まるっぽいので、PCとボスキャラを差し置いてモブ顔CPUがぶっちぎり一位みたいなことが普通にあるのも笑うポイントです。
ちなみにレース中は絶妙に脱力感のある実況つき。たまに合ってるようで合っていないトンチキ観光ガイドも入れてくれるので、よく聞くのも楽しかったりします。
■意外とちゃんとしているストーリーモード
というかまず「ストーリーモードあるんかい」ってなりませんでしたか?私はなりました。 単に走ってゲラゲラ笑って終わりかと思いきや、トンチキながらも意外としっかり作られたストーリーが存在します。 基本的にパーティーゲームとしての側面が大きいゲームですが、わたしはストーリーモードを推したい。
でどんなストーリーなのかというと、主人公たち4人がニッポンマラソンを通じて切磋琢磨し親交を深めつつ、大会の裏に潜む陰謀を暴いていくという内容になっています。
主人公4人分(イッカク・犬・ロブスター・セーラー服のじいさん)のルートが用意されていて、本筋こそ同じであるものの、それぞれのキャラのポジションに沿ったエピソードが展開されます。
要はAVGとかによくある「全キャラルートを攻略することで断片がつながる」みたいな要素を入れてきてるんですよね。バカゲーなのに普通に全キャラ気になってしまってコンプしたのには悔しささえ覚えます。 まあ本筋が同じな分共通エピソードも多く、既読スキップがないので若干のダルさもありますが、そもそもこのようなバカゲーに既読スキップとか求める気はないので大丈夫です。なんならストーリーモードも別に求めてなかったよ。
一応メインストーリーの中心となるキャラはイッカクのニシボリなので、攻略順はニシボリが最初、ゼンベエが最後がおすすめです。攻略順とかに言及するようなゲームか?
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▲トンチキだけどなかよしでみんなかわいい
あと推したいポイントとしては、主人公4人が仲良しでかわいいのと、犬がやたら出てきてかわいいのと、終盤の展開のアツさですね。
なぜか主人公とラスボスが巨大化し、日本語アニソン風BGM(ステージ1のアレンジ)が流れる中、夜の大都会を駆け抜ける…という非常にアツいシチュエーションのステージがあり最高にアガります。曲がまた無駄に良いんだよなあ。
■おまけ要素、その他諸々
コレクション要素として、ウェディーのトラベルガイドという、トンチキジャパン好き垂涎の旅行ガイドのページ集めがあります。 普段あんまりこういうのコンプとかしないんですが、この世界観が好きすぎて買った私は全ページ集めました。変な解説が好きならたまらん読み物になってると思います。
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▲こういうのが20ページ以上ある
他にもパーティーモードとかもあるのでゲラゲラ笑いながらやるのが楽しいのは間違いないです。
なんか悪いとこも書いとくか、と思ったんですが、そもそもがおかしいので何が変なのかもよくわからんなという結論に至りました。この類のゲームが好きなら多少の不便な部分とか変な部分とか水に流せると思います。 強いて言うならギミックとして地震が使われてるのが不謹慎と言われてるらしいということぐらいかな…私は特に気になりませんでしたが。
なにやら2の開発にあたって開始したクラファンが未達成だったそうで、もう少し早く出会いたかったと思いました。絶対に2をプレイしたい。応援するので頑張ってほしいです。 ニッポンバンザイ!!がんばれニッポンマラソン!!!
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eccjrtamuracho · 15 years
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●●であそぼ! in 小豆島 2009
パソコンがあるのが、例の熱中症の部屋なんですよね。 扇風機全開で書きあげます。 さて。 今年も夏休みがやってまいりました。 田村町教室の夏休みの恒例行事、それが カヌーであそぼ!in 小豆島(中学生向け) でございます。 小豆島にいる友人に図々しく頼みこんで休み返上でカヌーで遊ばせてもらう、そんな夏のイベントも今年で3年目となりました。 が、しかし。 今年はちょっと日程が早めだったためか、友人の都合がつかず。 カヌー出来んやんっ!! 今年はこのまま何もなく終わらせるか、、、 ・・・な~んちゃって。 遊び大好きのわたくしが、こんなおいしい企画をボツには出来ません! カヌーがだめでも、海水浴とかならできるはず! さっそく別の友人in 小豆島 に懇願。 「なんか、遊んで(*´з`)」 小豆島日帰りツアーを敢行いたしました! 朝、6:45。駅集合。 orz... 夜行性なのに。。。頑張りました、私。雨の中。 …海水浴、出来んやん。 悲しい顔で生徒たちはやってくるかと思いきや、、、 大きな浮き輪(タイヤのデザイン)を小脇に抱えながら登場してくれた時にはそりゃ、私もテンションあがりましたよ~! 雨???何か問題でも??? そう、雨なら雨で楽しむ。これが遊びの極意ですよね。 フェリーの中では以前、テレビで見て絶対面白い!と思った あぶりカルビゲームが大盛況! あっという間に島に到着しました。 やはり雨の中、友人が港まで車で迎えに来てくれていました。
最初に案内してくれたのは、最近昼ドラで舞台になったという小豆島の新(?)名所。
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↑エンジェルロード 潮が引くと砂州が現れて、沖に浮かぶ小さな島まで歩いて渡れます。 これは、島側から撮った写真。 だんだん潮が満ちてきている頃です。 本当はこの辺りで海水浴をする予定だったのですが、雨のため断念。 車に乗り、向かった先は日本三渓谷の一つ、寒霞渓でした。
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この頃から雨脚が強くなってきます。 到着したころには、、、豪雨。 雨の少ない小豆島では珍しく、むしろラッキー? などと勝手に思いながらロープウェイに乗り込みました。 秋には紅葉がきれいで、香川のみならず、関西方面からも多くの観光客が来るそうです。 この日は↑こんな感じでしたが、 雨なら雨でなかなか良い雰囲気を醸し出していました。
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生徒たちも興味深々。 ロープウェイ自体が初めてだった子もいて、思った以上に満足してくれました。 ロープウェイを降りたところでは、看板犬?が見送りしてくれます。
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↑じろう おとなしくて、ふわふわしてます。 暇そうでした。 相変わらずの土砂降りの中、次に向った所は私が一番行きたかった場所。 シェフかわぐちの店。 住宅街の中、車が離合出来ないくらいの細い道沿いに突然現れる不思議な店。 前々から友人に「おもしろい!」と聞いていて、一度行きたいとずっと思っていた店です。 ここで、今回はランチを頂く事にしました。 どんな店か。。。 その説明はここでは割愛しましょう。聞きたい方は電話ください。 私はチキンのトマト煮のランチをオーダー。
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前菜のサラダ&スープ。
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メインについてくるパン。 この時点で、結構満足感があるのですが、、、
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メイン。チキンのトマト煮。 チキンはもちろん、この下にはなんと! コロッケ、カボチャの天ぷら、野菜etc... もりもり出てきます。 素晴らしいボリュームです!! パセリのでかさがたまりませんw オムレツや豚ロース焼きなどのメインを選んだ他のみんなの皿にも、 同じコロッケやてんぷら、野菜などの付け合わせがのっています。 みんなでそれを発見しながら食べるのが、なんとも楽しい!! 食べきれんやろ、それ。。。という頃に出てくるのが ビニール袋。 パンを入れて持って帰る用です。準備万端。 ・・・皆、食べきらずに持って帰るのでしょう。 デザートはメロンとスイカ、自家製アイスクリーム。 食後のドリンクもあり。 このボリュームで1000円です! ある条件がそろった時には、さらに色々なものが出てくるときがあるとか。 小豆島へお立ち寄りの際はぜひ。 一向に止みそうにない雨をしり目に向かった先は、いつもカヌーでお世話になっている施設に併設されているプール。 生徒たちはここで暫し水泳。 海には入れなかったけど、まぁそれなりに楽しんでくれたようです。 もてあました時間、あまりに雨が激しくてどこにも行くことができず、なぜか向かった場所は、私の友達の家。 私も生徒も、何の違和感もなく勝手にくつろいでしまいました。 友達のお母様、突然おしかけた上に、色々と出して頂いて本当に、ありがとうございました。 今度、何か包んで遊びに行こう~っと。 ちょいと時間をつぶした後、ツアーの締めは温泉。 雨ということもあり、お客さん少なめ。 気持ちよ~く、お湯を楽しみました。 ものすごい水しぶきを上げながら港へ到着。 友人にお礼を言ってフェリーに乗り込みましたが、船の中では私は爆睡してました。 帰りついた頃には雨も小康状態に。 ま、なんだかんだで楽しい一日ツアーでした! 普段のレッスンとは違う生徒たちの顔を見るのは面白いものです。 なかなかパーティーなんかに参加しない中学生たちですが、逆に中学生だからこそできる、こういうお楽しみ企画ってありだと思います。 いつか教室ツアーなんかで、子ども達と一緒に海外にも行ってみたい! そんな想いもちらほらしつつ、今年の夏もバタバタ過ぎていきます。
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herbiemikeadamski · 3 years
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. (^o^)/おはよー(^▽^)ゴザイマース(^_-)-☆. . . 7月27日(火) #大安(丙子) 旧暦 6/18 月齢 17.1 年始から208日目(閏年では209日目)にあたり、年末まであと157日です。 . . 朝は希望に起き⤴️昼は努力に生き💪 夜を感謝に眠ろう😪💤 夜が来ない朝はありませんし、朝が 来ない夜はない💦 睡眠は明日を迎える為の☀️ 未来へのスタートです🏃‍♂💦 でお馴染みのRascalでございます😅. . 「大寝坊の巻き」😅💦 それに久々の雨の朝⤵️⤵️⤵️ 台風のえいきょうですから仕方 ありませんね✋ お気をつけ下さい🤣😆🤣 ヤバイです。。。_| ̄|○... . 今日一日どなた様も💁‍♂お体ご自愛 なさって❤️ お過ごし下さいませ🙋‍♂ モウ!頑張るしか✋はない! ガンバリマショウ\(^O^)/ ワーイ! ✨本日もご安全に参りましょう✌️ . . ■今日は何の日■. #バー・メッカ殺人事件.  1953年《昭和28年》7月27日(月)、営業中の東京・新橋のバー・メッカの天井から血が滴り落ちてきて騒ぎになる。  屋根裏を調べると証券ブローカー(当時40歳)の撲殺された遺体が発見され、現金41万円が奪われていることが判明した。  アプレゲール犯罪のひとつとされる。  犯人には元証券会社勤務の正田昭(当時24歳)と店のボーイ仲間二人の犯行で有る事が判明し全国指名手配した。  事件発覚の二日後の29日(水)と8月4日(火)には主犯格の正田の他二人が警察に自首を申し出た。  正田は同年の10月12日(月)に京都で逮捕され正田は「ただナット・ギルティ(無罪)を主張するだけです」と無罪を主張した。  しかし、取り調べで自供し犯行の動機は「義理のある人から預かった株券を無断で売却処分してしまい、その金を返したい一念でやった」と語った。  1969(昭和44)年12月9日、東京拘置所において正田に死刑が執行された。  享年40。 . #スイカの日. スイカ愛好家らが制定。  スイカの縦縞模様を綱にたとえ、27を「つ(2)な(7)」(綱)と読む語呂合わせから、記念日に定められました。  現在のスイカは緑の地に黒い縞模様が一般的ですが、このような品種が広まったのは昭和初期以降で、それまでは黒、無地皮でした。 . #ニキビケアの日.  夏はとくにニキビの出来やすいシーズンであることから、ニキビケアを見直し、肌トラブルを無くす正しい手入れの方法を啓蒙する目的で、ニキビ対策、ニキビ予防のスキンケア商品「薬用アクネコントロールシリーズ」を展開する株式会社ディーエイチシーが制定。  多くの女性にニキビの無い肌で毎日を楽しく過ごして欲しいとの同社の願いが込められている。  日付は7と27で「しっかりと(7)ニキビを(2)なくそう(7)」の語呂合わせから。 . #政治を考える日.  1976(昭和51)年、ロッキード事件で田中角栄前首相(当時)が逮捕されました。  ロッキード事件とは、アメリカのロッキード社が航空機の売込みの際に、日本の政界に多額の賄賂を贈ったとされる疑獄事件で、その年のアメリカ上院外交委員会で発覚し、田中角栄前首相らが逮捕されました。 . #ドッグデー期間(7/23~8/23犬の日)#ドッグデイズ.  社団法人ペットフード協会により1987年(昭和62年)に制定された日本の記念日では、犬の鳴き声である「ワン (1) ワン (1) ワン (1) 」にちなみ11月1日と決められている。  犬についての知識を身につけ、犬をかわいがる日とされている。 . #お寝坊さんの日(#フィンランド).  家で一番遅くまで寝ていた人を水に投げ込むなどして起こす日。  200年間眠り続けたというエフェソスの7人の眠り男の伝承に基づく。 . #祖国解放戦争勝利記念日(朝鮮民主主義人民共和国). . #ホセ・セルソ・バルボーサ誕生日(プエルトリコ). . . ■今日のつぶやき■. #小さくとも針は飲まれぬ(チイサクトモハリハノマレヌ) 【解説】 幾ら小さいと云っても、針を飲む事は出来ない。 即ち、小さいからと云って侮れない事の例え。 同意語に「山椒は小粒でぴりりと辛い」も同様の意味。 . . 1960年(昭和35年)7月27日 #麻倉未稀 (#あさくらみき) 【歌手、作詞家】 〔大阪府〕 《本名:高橋 徳子(たかはし のりこ)》 . . (牧野記念庭園) https://www.instagram.com/p/CRzh-WBCQe4esCjhC5g36JGNu_R18WWZ9owJwM0/?utm_medium=tumblr
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kusodream · 3 years
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2021年2月の夢
- 2021年2月28日 日曜日 7:22
夢 誰もいない家で甘い緑茶を飲む 証明書に名前を書くようにIさんに言われる 黒板の前で授業を受ける 男の子に向かってかわいい色のリップですねって言ってる人がいる ものすごく歩きにくい木靴。 おしゃれな靴屋だが買い切りではなくサブスクで靴を高額で貸している 歩いているがなんとなく自分の服装が気に入っていない感じがする 髪型が変わっている
- 2021年2月27日 土曜日 7:07 夢 どこかの地元の祭り。 白っぽい仕切りを覗くとハッピの人が踊っている。 山を登る。家族で。 かなり長い距離。 御神木らしきものがある。痩せていて曲がったうろが印象的。 登り切るとかなり小さい飛行場がある。 室内へ入る。薄暗く、でかい画面が映し出されている。 いつの間にか一人で、知らない女性が入ってきたり出ていったりする。 車に別れて乗る。 母の運転する車。 対向車とぶつかりそうになり怖い。 右折すると路面にエイが落ちているのが見える。 交差点の角にはアクリルの水槽がありトラックのタイヤ部分を洗っている。 服屋に入ろうとする。知ってる服屋。先客がいてなかなか入れず諦めて出る。 テイクアウトできるケーキのことを考える。かつて玉造にあったイギリスケーキ屋の丸いスマイル型のケーキ。 違う店の商品を見ている。ボトルに入った希釈用の飲み物。 店員の男性が話しかけてくる。
- 2021年2月26日 金曜日 7:22 夢 赤いラジカセ 液晶画面にゲームみたいなものが表示されている 前が見えないほどの大雨。ロの字の擁壁を雨水が流れ落ちる様子を見る。 置き去りにしていた人のメガネとノートを拾って戻る 置き配の出前を自転車のカゴ受け取りにしたら一部を知らん青年グループに食べられ、揉め、でかい声を出す
- 2021年2月25日 木曜日 6:45 夢 たいらのかみ 的な名前のめちゃくちゃでかい柑橘。色はスウィーティーと同じ。 田んぼの畦道みたいなところで農家の一家が剥いた実を食べている。おばさんが剥き、子供らが抱えるようにして食べている。道の向こうには泥の中に寝転がった人が食べたりしている。これは誰でも食べていいわけではなく本家の人間しか食べられないので分家の子供は我慢している。掘っ立て小屋があり、誰もいないはずだが白い布のようなものが見える。中に何かいるようだが、そう言ってもいないと言い張られる。
フォロワーが飼っていた犬。パグ。生皮がずるっと全部剥けて脱皮したようになった。その皮がスーパーの入口に置いてある。犬はその皮の中身がどこにいるのか気にしているみたいだ(きみのことだよ)、というほほえましい光景。
夜市のような食べ物屋ばかりのところにいる。 いろんな種類のジュースを飲む。 本屋の前を通る。 過激なケモロリ絵がpopになっており、おいおいと思う。一応という気持ちで写真を撮る。 FANBOX経由で送ったものらしい。恐山がそれについて軽く言及している。作者のアカウントを見つける。驚くほど詳細な自己紹介を載せている。製薬営業の仕事を半分趣味で初めたあと病気になって辞めたとのこと。 アナルプラグみたいな形のグソクムシみたいな生き物がいて、食べる物が悪いとこれが体内に詰まるみたいな話を聞く。弁の部分のつくりが恐ろしい。 人の部屋の机の前にいる。私の部屋に似ているが少し違う。 ピアスとか自分の置いていたものを全て回収する。17時少し過ぎたくらいだ。 部屋を出ようとするとふっくら気味の女性(ゆなさん?)と草彅剛が食事を終えてきた感じで入ってきてバッティングする。 空き巣がバレたかのような気分になり、あと数分早ければ合わずにすんだのにと考えるが、気を取り直して挨拶して去る。
- 2021年2月23日 火曜日 5:59 夢 コーラルの日々 母からのお年玉4000円 麻雀の試合 ドゥビさんが大麻を吸っている 大号泣して起きる
- 2021年2月21日 日曜日 8:47 夢 のぎへっぺんさんは女性だったとわかる。 二人現れる。
- 2021年2月20日 土曜日 9:08 夢 本を50部刷り、49部余る(リアルな数字だ) 社長が知らない人になっている。 青緑色のメトロタイルが貼られた室内の奥、オートロックがあるが番号がわからないらしい。初期設定なら1111か1234じゃないですかと言おうとしてやめる。 高く飛び跳ねながら資材を運ぶ。 白壁、とても晴れている。 潰れて廃墟と化した喫茶店にかつて売っていた皿。 寺院のようなところ。 高いところに金色〜白の蛾の模型が飾ってある。
- 2021年2月19日 金曜日 7:21 夢 何かの部品。 Kからはてなブログのアドレスが送られてくる。私のことをどこかから見つけだしたのかなと思うが自分のを送ってきたということらしい。
- 2021年2月18日 木曜日 6:25 夢 船か電車の、排水のひどい空間で溺れる。地上から上の階へ逃げるのが正解で、地下三階へ逃げてしまう。 昔バイトしてた雀荘の常連のおじさんがいる。 水はけの悪い土地で何かしている。カラフルな蛙がいる。 鳥を2匹飼っている。一羽は青っぽくて大きい鸚鵡。なぜかカゴから出てきてしまう。 電車の中で三人の学生が何かの問題集を解いている。菱形の中に三つの菱形が入った問題。それについて話すが、学生の一人が今はそんな暇はない、今も監視されていると言う。
- 2021年2月16日 火曜日 4:02 夢 Tさんの事務所を片付ける。 べとべとした酒瓶、カルピス原液のパックなど。 真空管みたいなもの、イヤホンみたいなもの。 出てきたまだ使えるものはその場で紙袋などによけておくと良いですよと言う。 刺繍をするように。 バレーをやろうかと言われる。 体育館のようなところ。 活発な子たちは時間はないがバレーがしたいらしい。 20分の長い試合を2回はどうかと指導の先生が提案
- 2021年2月15日 月曜日 6:57 夢 氷川きよしが昔やっていた散髪屋が近くにあった。 青いビニールのれんにクリーニング店っぽいカッティングシートで古臭い店。
- 2021年2月14日 日曜日 9:00 夢 どこかの海沿いの旅館のような建物。 もう一人と自分たちの部屋を探している。 該当の部屋は食堂のようなところだった。部活終わりの高校生たちが食事をとっている。ビニールタイル張りでテーブル三つくらい。建物の角を利用した感じの食堂。 連れがこんなところの床で眠るのは無理だ、おかしいと食堂の人に言う。 しかし何となく風景がきれいだ。
- 2021年2月13日 土曜日 8:05 夢 しっとりマクド、しとりドという商品を注文する。 単品で569円くらい。 商品と家にあるようなマヨネーズを渡され、つけて食べるよう促される。 揚げマクド という商品のポスターも貼ってある。 席につく。若いストレートヘアの女の子が向かいに座る。 フォロワーが一人になる。 Kに太極拳の本を捨てるつもりだが読みたいなら送ろうかと打診される。
- 2021年2月12日 金曜日 7:13 夢 深澤直人に会う 万博会場の海���エリアみたいに広い無印を見ている ゼミの先生が石のスライスを利用した家具を探している ばねで図を拡大して描けるもの、粗悪な紙の子供向けジャーナルなど(リンゴの絵を描くようにすすめたり ほぼ日手帳的なTIPSが所々書いてある) 元恋人が白血病患者の治療薬を健康体なのに飲んでいる、そういう自傷行為の自助組合みたいなのに属している 車の中に仲間がいるらしいが全員ポン中だ
- 2021年2月11日 木曜日 3:11 夢 チキン南蛮のネギは手でちぎる派なんです、と語る男。セクシーな感じの語り口。 縦の器具に電卓のようなものを挟む作業を二人でしている 隣の部屋から交際相手(夢オリジナルの見た目)が口汚く言い訳する声が聞こえてくる 僕はニョロゾが好きなんでニョロゾのグッズを買いに行ったんですよ!!と怒っており、好きなポケモンまでダサいなと思っている
恋人のためにイチゴ柄のプリントをするだけで身を立てた男 こうやって全部口で言うんだ、おはよう僕のかわいい小鳥ちゃん。チュッチュル。 前は彼女が強すぎてDV案件だったけど今は彼氏の方が盛り返して良い関係を築けているらしい。
昔懐かしいアイコン。映画パロディのもと。 部屋の隅のクロークの中にいる女性がそう。
スイカの皮でつくったカブトとコテをしている人 文鳥がそれをかじる カブトを割ると断面が腐っている 女性がどこかから完全に腐っているメロンを持ってくる。鼻を覆うほど臭い これはいったい何個目のメロンなのかしら、色は緑色だし汁も垂れてる(大黒摩季が歌っている曲が流れる)
- 2021年2月10日 水曜日 8:46 夢 わすれた
- 2021年2月9日 火曜日 8:08 夢 なぜか文鳥に雛が2匹できている。 親戚の結婚式のような寄り合いがある。叔母がその関係の中で疎外感を感じている。手を握る。 勇作さんとペアで語られる知らないキャラクターがいることを知らされる。鳥羽俊太郎みたいな名前。
- 2021年2月8日 月曜日 7:48 夢 イヤミにルーターをつける
- 2021年2月7日 日曜日 7:46 夢 駅構内で南が走ってるのを見かけ、写真を撮る。 ピンク色のステッキのようなものを入手する。 バスに乗って帰る予定だが、間違えていつもの乗り場よりも奥に行ってしまい、迷う。 狭いワンルームだが、奥に広いことに気づく。どんどん進むと廊下、浴室など。床がとにかく傾いている。シャワーの水出しっぱなし。中年の女の幽霊がいる。
- 2021年2月6日 土曜日 4:44 夢 四角いロッカー なんか可愛い雰囲気の似ている三人組。
残したお弁当箱。 男の子二人。ネオ原宿みたいな感じの。 けみおみたいな喋り方。 赤い鳥居のある廃施設に入る。 ゴミがたくさんあり写真を撮る。コーラのびんなど。 遠くにいる。 追いつき、和解する。ボイスチェンジャーで声を変えて喋っている、異音はそのため 閉鎖されてる墓を開けようという話をしている 怖いので辞退し、鍵を返す役をやるという 赤いヒヤシンスが咲いている 施設を管理する側の人々が来る 好戦的
部屋を掃除する 注文した本が届く、AKIRAと同じサイズの漫画本で矢沢あいの作品っぽい感じ、殺ダニのため本に布団乾燥機をかけようとする
- 2021年2月5日 金曜日 7:07 夢 レポートを一本出し忘れており、え?え?と思う。あと半期伸びることは理解しているのだが、現実世界の安心感がまだ残っていて焦りが湧いてこない。 模型を作っている。広い中庭のある低層のコーポ。Macでベクターを使っていることを後ろに座っている青年にダサいと指摘される。
- 2021年2月4日 木曜日 7:18 夢 二重のアラーム オモコロ製ステッカー テルラウールキットキャッチタワー
- 2021年2月3日 水曜日 9:05 夢 徐さんってどこの人なのか聞かれる フジタがいる。紙製のポストを直す
- 2021年2月2日 火曜日 7:15 夢 船のようなものに乗っている 一段高い板の間に寝椅子を置いて外の景色をみている 風が強い。いいかんじの橋が見える。 本2冊。白表紙。破いて使う。 途中で人々を降ろしていく。
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kerosposts · 7 years
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台湾旅行 後記
2017年9月30日に出発し、10月3日に仁川に戻る、3泊4日の観光を含めたコンサート旅行。
初の、言語もしゃべれなければ突然決めたので全然知らない地、台湾に行ってきた。
つけた日記をもとに、ブログにまとめてみようと思う。
9/30(土)
Jin Air LJ81便仁川→桃園。
27日に木洞で外国人登録証の情報を変えて、旅券期限延長に伴う旅券番号変更を登録しに行ったんだけれど、即日で手続きが完了し次の日に出国しても大丈夫だということを窓口でお姉さんに確認した。よかったよかった。
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チュソク期間中で、飛行機もホテルもものすごく高いし、朝のバスは始発なのにいつもなら1時間のところ2時間かかって危うくチェックインできないところだったし、手荷物検査も結局優先登場列入れてもらったし、強烈な混みようだった。
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ツイート振り返ると面白いんだな。
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という混みよう。ちなみに、朝4:30のバスに乗って、6:30に着きました。空港ももちろん見たことないほどの混みようだった。
Jin Air機内食。 混ぜ込ごはん、マフィン、バナナの炭水化物三点セット。
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偶然同じ夫婦と行きも帰りも隣だったんだけど、女性の方が細いのに食べることが苦手なのか、機内食が配られた瞬間ものすごいスピードで食べていたのが印象的だった。行きの便では明らかに女性より太っている夫の機内食をもらってすぐに平らげていた…
9:30過ぎ着。着いてからまず入国審査前に両替をして(1万円)、wi-fiどこだ?と迷いつつも、kkdayで予約していたwifiはSIM購入の入国審査前のところではないと思う、そのまま入国審査へ。空港のフリーwifiをつなげていたからネットワークには問題なかったにしても、常にネットワークがないと不安で、入国審査列付近で弱くなったフリーwifiに不安を感じi-Taiwanにつなげてみるも事前登録が必要らしく登録するにはフリーwifiが弱すぎて断念。
予約したwifiはkkday.
SIMかWifiか非常に迷った。3泊4日ならばkkdayでのWifi予約と(kkday含めた)各社のSIM購入���格がほぼ同じだったからだ。
【台湾】ポケットWiFiレンタル!台北松山・桃園・高雄各空港にて受取り
【台湾】中華電信 4GプリペイドSIMカード/ネット使い放題(桃園空港受取)
ちなみに各社というのは、SIM購入の場合価格がネット予約をしようが現地購入をしようがほぼ同じなので、台湾桃園空港到着後にカウンターで即日購入しても、どこの通信会社で購入しても、変わらないということ。
ただ、韓国出発の自分の場合、もっと余裕をもって~一週間前に調べていれば、もっと安くネットでSIMを購入することができた。(Naver ショッピングetc→ハナツアー) 無料配送がほとんどだし。
もしかしたら日本でもamazon等で安く購入することができるかも。調べてないけど。
メリットは明白なのでデメリットを比較すると
[Wi-Fi]
1.SIMが紙一枚レベルの重さなのに対して、重い。コンサートに持っていくことを考えるとできるだけ荷物は少なく軽くしたい。
2.携帯と別媒体として持っていくことになるので失くす可能性あり。
3.ルーター本体の電池が切れる可能性あり。
[SIM]
1.韓国KTで契約したSIMが入っている自分のSamsung Galaxy J5(2016)(シムフリー携帯)はKTのバンドが入ることは分かっているが、そのKTのバンドは何なのか(ドコモと同じと聞いたことがあるけれど確かではない)+KTと同じバンド以外は入るのか+台湾で購入するSIMのバンド が分からないため、一抹の不安が残る。
2.電話料金が含まれている場合が多いが、必要ない。国際電話なんてしないし。
3.韓国で購入したSIMを外した後そのまま挿入して大丈夫なのか不安すぎてつらい。SIM挿入経験なし…。不安症。
ということで、結局SIMデメリット1を不安に思いすぎて、Wi-Fi1~3のリスクを背負うことにした。
結果、kkdayでWi-Fiを予約。
ちなみに韓国語で심카드と検索してもあまり有用な情報が出てこないと思ったら、日本では「SIMカード」と呼ぶあのチップ、韓国では유심칩(ユシムチプ)と呼ぶらしいと調べながら気づいた。検索語を유심칩に変えただけで情報量がぐんと増えて感動。こうやって言語って勉強していくんだよね。
入国審査の前に到着ゲートからの道がら両替(台湾銀行)・SIM購入ができるので、忘れた人はここで。
両替は1万円、ここでした。
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あ、それから、i-Taiwanは、公共的に無料で提供されているWifi。旅行者はHPでEnglish選択→到着日登録etcをしてからでないと使えないので注意するべき…。結構色んなところで飛んでいるらしいけれど、自分はザ観光地!というところよりももっとディープなところを回りたかったので全面的にアテにするつもりはなかった。コンサート行くし。普通の観光だったらi-TaiwanやカフェのWifiだけでいいのかも。
入国審査で目(なんだっけ…虹彩認証…?)を登録し、指紋を取り、いざ、出発。遊郭なんちゃらというところでWifiを受け取り(意外と軽い)MRTの受付カウンターでお兄ちゃんにWhat exactly is easy-card? pre-paid card?と聞いたらお兄ちゃん、戸惑ったのかumm I’m not sure... where are you from?と言ってきてNot sure!?とからかいながらJapanと言ったらああ、スカイみたいなやつ!と。ああ、スイカ!okay! thanks!とそれを買う。何だか後ろの日本人は手慣れた感じで500元チャージしていたが、自分は200元。MRTへ。荷物を減らして7泊用キャリーでなくボストンで来たので肩への負担がすごい。
このWi-fi、返却場所に注意してくださいね。蛙はこれで返却したしてないであちら側と揉めて(?)、1週間ほどCCTVチェックするだの、返却時どんな格好をしていただの、メールでやりとりするはめになった。やっぱり全てのもの(荷物、借りたもの、自分)がおうちに無事ついて定位置に戻るまでが遠足。
乗換スポットの三重駅には、本の自動販売機が。MRT本当にすごいです。ソウルの地下鉄に慣れた自分でも感動した。
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行天宮に向かい、ホストの部屋へ。街並みがすごくきれいで…きれいというか異国。でも、日本の統治時代の名残であろう感覚的なセンスが郷愁を呼び起こすような、そんな感じ。
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ささっと写真を撮って、ピンポンして、ガチャっと開いたところをよいせよいせと上り、ホストとご対面。猫もいる異国情緒漂う広めのフラット。物は多いけれどまとめられていて、部屋が愛されていてホストと彼氏が生活を大切にしていることに気づく。シャンプーも色々な種類のオーガニックの優しめブランドがあって、色も白で統一されていて、素敵。
部屋のにゃーご。
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ふくよかで、前飼っていた猫のこと思い出した。あいつはいつも走り回って、細かったなあなんて。自分にだけは何でも許すから、病院連れて行くときも嫌がることするときは必ず自分がいないといけなかったなあとか。もう5周忌はすぎて、その間いろ~~んなことあったなあとか。一緒に飼っていた犬と仲が良くて、というよりわんこがにゃーごのことを大好きで、にゃーごが死んじゃった後わんこが死んでしまうまでずっと元気なかったなあとか。
荷物置いておみやげ渡してささっと着替えコンタクトを着け(その時は軽く化粧をした状態で眼鏡だった)、会う予定だった語学堂時代の友人と彼女の弟に会いに出かける。友人とは韓国語・友人の弟と自分は日本語・そして姉弟は中国語という混ぜ混ぜルーもびっくりの話の仕方だったので、会話のテンポも遅いし時々相手を間違えて(友人の弟が日本語の話せない友人に日本語で話しかけるなど)謎グループ化していた。中国語できるようになりたいな~と思った。
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東門で小籠包、牛肉麺、粥、甘めのデザートを食べて、少し街歩きしておっちゃんの屋台でパン買ったりパイナップルケーキ食べたり、買ったり、てか買うために食べてたんだけど、ふとした瞬間に韓国語が出てくるの本当になれなくて戸惑う。네. 잠시만요, 저기요.日常で使う、無意識のうちに出てくるような単語。逆に日本語が通じることに戸惑う。
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加工が面倒くさい。
おいしいです。最高に。
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甘い~~~~
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ぼけている…
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その辺のおっちゃんからフォトジェニックな蒸しパンを買うも、あとで食べたらやっぱりおいしくないって言う。でもどうやら二人は会話を楽しんだよう。よかったよかった そういうお金の使い方もある。
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そうして一通り街歩きし、コンビニで台湾っぽい物やおいしい物を色々教えてもらい、淡水へ。淡水はとても美しいところだった。昼過ぎに着いて、老街を歩きつつ、食べ周る。お腹いっぱいすぎて死ぬかと思った。トルコアイス食べたり、雑貨みたり、昔のお菓子見たり、それから歩き&食べ疲れで座って夕日をぼんやり見て、少し奥まで行って写真撮ったりパフォ観たり。かなり疲れてて二人には申し訳なかったと思う。
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綺麗な写真たくさん撮ったので携帯画質ですがみてくださいよ、本当に何時間でも居られる場所だった。市場がなくてもっと静かだったら3日間毎日行ってたと思う。最近感性が?さらに静かなものを求めるようになって、こういう閑静な、長閑ではないけれどもすっきりとした感じが好き。元彼の名前じゃないです。
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老街はこうやって川に沿ってあって、駅降りたらすぐ左手に。
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台湾民族のパフォーマンスをしている人が。空気椅子に座っているんだけれど、まったくそういう風には見えず。すごい。
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面白いお菓子が店頭で売られていたり、伝統的な駄菓子のお店だったり。
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この蚕のようなお菓子、中身ほぼお砂糖なんですけど、さっぱりした甘さでおいしいです。綿菓子みたいな口当たり。名前は不明。探してみてね。
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臭豆腐!臭豆腐の臭いは日本人には受け付けない、という通説がありますが、慣れれば「これが市場の臭いか!」と妙に納得した気分になり、そこまで不快に感じなくなります。ただ、市場でも何でもない街中でぷーんとにおった時の強烈な感じ。カーン!大ヒット!かえる に 615ダメージ!
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昔ながらのお菓子のお店には、色々な日本のお菓子が揃っていた。懐かしい物から、日本ではもう見なくなったようなものまで。もちろん台湾のものも、韓国のお酒も。面白いことに、四角く赤い背景に黒の戦前期っぽいフォントで「亜片」(阿片だったかな?亜だったように思うんだけど)と書かれたマグネットが売られていたこと。これおもしろーい!と見ていたら台湾人の友人は困惑していた。そりゃそうだよね。ごめん。でもこれ日本史で習ったの。台湾統治について学んだことの中で覚えている唯一の史実。気になる人は検索してください。
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これもお砂糖菓子。かわいい。
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吸う砂糖菓子。
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昔ながらのコメの量り売り。昔うちの近くにもあった。引っ越したからどうなったか、今となっては分からないけれど、あそこはむしろ「お金持ちが米を買う場所」になっていた。文化人類学でどうだかは知らないけれど、伝統的なものって、いつしか産業化され、大量生産とコピーが安くできるようになるにつれて、「貧困層~中間層が消費する物」から、「上位層が消費する物」に変化していくんだよね。洋服⇔着物とかいい例だと思う。明治初期に上位層が消費するものであった洋服が、いつしか伝統的でお金のかかる存在に変わり、今では着物買う、というと洋服を買うより大きな買い物になる。曲げわっぱもそう。和室もそう。こうやって、コメ量り売りがむしろ手間のかかり生産者の顔が見える場所として上位層のためのものになり替わる日が、いつか台湾にも来る、と思う。
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フォーカスの場所変えるとこんなにも変わるんだね。ちなみに実際に見た感じは上の写真に近い。
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땅콩と言っていたけど、なんだっけ、アーモンドだっけ。
上部分はあんまりおいしくなくて、中部分は美味しかった。
トルコアイスのパフォーマンスも面白かった。コーンを掴んだと思ったら瞬間引かれて、掴んで引かれて、鼻にアイスつけられて(!)、もらうという。リズム感がすごくよかった。味は微妙…うーん。うーん。屋台ご飯、やっぱり聞いていた通りそんなおいしくないかも。
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陽が落ちてきて、奥まで進むとVIPスペースみたいなところがあって、江南~狎鴎亭ぐらいを歩いている気持ちになった。分かる人にはわかるゴージャスさ。
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砂でパフォーマンスしている人を発見。絵がとてもうまくて、一言も発さない。ただ、描く。そしてキャンバスを裏返す。
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似ている。
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そうして士林夜市まで行き、ぶらぶら歩きつつ屋台フードや炒飯、臭豆腐、オムレツ食べて、解散。
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さつまいものボール。サクサクで、サーターアンダギーの中身がないバージョンみたいな。味がシナモンetcあって、どれも粉をふりふりかけて混ぜていたから、味をつけないようにしようと思えばできるっぽい。
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これは檸檬紅茶?台湾の飲み物は無糖と書いてない限りすべて糖入りだと在台の友人に教えてもらっていたけれど、本当だった。なんか不思議なジュースだった。寒天みたいなのが入って。
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あ。ここに、も。
夜市の中を歩き、地下夜市?のようなところへ。地下なら座って食べられると、よさげな店を捜し歩き、
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炒飯んんんんんんんんんんんんんんんんnラブユ~~~~
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台湾では台湾ご飯のどの店もこうやって表に個数書いて注文する。台湾人の友人たちは正の字で出していたけれど、在台の大学の友人たちは数字(アラビア?)を使っていたのが印象的だったな。…印象的だな。
これが件の檸檬紅茶…?檸檬愛玉っていう名前だった。
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それから、友人が絶対食べてほしい!とアヒルの血に浸けた????www今から考えると恐ろしい、臭豆腐、めっちゃ臭いし食べられるけど自分から食べようとは思わないかな、と、普通の臭豆腐、これは普通に揚げ豆腐みたいでおいしかった、と、オムレツ。正直食べ歩きでおなかいっぱいだったのでみんな、食べたけれど食べきれなかった。顔も死んでいた。ごめん…
ごはん美味しかったな。
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韓国語にすると食堂街だなあ。なんて思いながら。
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一日の終わりに、中山駅出てすぐのパン屋さんで月餅みたいなパイお菓子を明日の朝ご飯用に買って帰る。台湾のパン屋さん最高。パン屋巡りしたいくらい。これもおいしかった。台湾は中秋、1週間前でした。
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一日目終わり。長い。
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shiba500 · 2 years
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あかんで。僕のんやで。 Leave me and the #watermelon 🍉 . . #取らないよ #心配もい #どきどき #スイカ好き過ぎ犬 #フルーツもいもい #shiba500 #shibainu #柴犬 #shibalove #柴犬のいる暮らし #しばいぬだいすき #instashiba #shibaphoto #dogphoto #dogpics #dailyshiba #shibamania #shibalover #shiba_snap #shibe #ドッグフォトグラファーズ #shibaaddict #thedailyshibainu #peco犬部 #lifewithdogs #peppyフォト部 #weeklyfluff #柴犬ライフ https://www.instagram.com/p/CiCwdTDPYqb/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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0shoyamane0 · 7 years
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四篇の空洞アフォリズム
*** 「昭和の食卓 〜家族における借景〜」 「架空民俗学における学問体系」 「生活と跳躍」 「回顧」 ***
「昭和の食卓 〜家族における借景〜」
直接的な宇宙(カルボナーラ)には昨今の思想が反映されてゐない。まるで真っ白なイカスミパスタではないか!   ★ 閑話休題、そして眠る。   ★ 布団を細かく切り、小皿に盛りつけたあと、其の上に刻んだネギをふりかけた。昭和初期にはこれにすりおろした生姜をかけてゐたといふ。   ★ チャオ!   ★ 大根おろしには、それ自体にパノプティコンの思想を想起させる気概がある。これを日本語では含蓄といふ。   ★ 好きな野菜、といふものはない。ただ野菜が好きな私がゐるだけだ。   ★ ピンセットといふのは生活において最も不可欠な道具であり、人類が発明したものの最高傑作である。私はこれまで一度も買はふと思ったことがないが。   ★ 先日、真っ青になったトマトをかじってみた。不思議なことにスイカの味がした。私が小説を書き始めたのはその日の夕方の頃である。   ★ 万年筆のインクが切れたので八百屋に行った。店主に聞くと在庫がないといふ。仕方なしにポン酢を買ひ、家でペン先から吸はした。たちまち万年筆は美味しさうになった。   ★ 未開の地における食事といふものは、大抵がまるまると太った幼虫をごちそうと定義づけてゐる。余は化学ラアメンを啜るのをやめないだらう。
「架空民俗学における学問体系」
我々の社会における身長のやうな捉へかたで、目の高さを基準とした民族についての記述をみたことがある。確かに我々は目の高さからしか世界をみることができない。   ★ 生物と無生物は共通点のほうが多い。   ★ たとえ鬱が布団から起き上がっても、朝食を出さなければ目をさますことはないだろう。これはある首切り族の昔話の一節である。   ★ 墓に関する世界の違ひは面白い。これまでに聞いた最大の墓は「存在」であり、実体の有無に関はらず存在することが無存在からの戒め��いふことらしかった。   ★ 犬には犬なりの bicycle がある。
「生活と跳躍」
平成の末年に「結婚は人生の墓場だ」と独り言ちたのはさびしき聖人君子であり、暖炉では溶け切ったアイスクリイムの余韻があった。僕はそれを拾ひとり、舐めたふりをする。   ★ 意味深長なるくたびれたスリッパは僕に履く権利を辞さない!   ★ みなさん! 今日はアタリの日です!   ★ 煎餅を齧るやうに少女の耳を───!   ★ 痛い、といふ感覚は最も不明瞭なものである。本当の医師は痛みといふのは架空のものであることを知ってゐる。 人間にも人権を!   ★ ここは帝都随一のカボスが手に入ります。理由はここが帝都であるからです。   ★ 偉大なる窃盗を成した思春期の少年は本日を持って成人した。素晴らしきかな、通過儀礼!   ★ あいつの孤独の深さは餃子のタレの皿よりも浅い。チューカ! さうして前髪を後ろへと流した兄弟は「遊ばないかと少女の娼婦が誘ふ」と口ずさみ、やがて、千年紀末に雪が降った。   ★ 「私はサンタクロオス! 赤いオニですの!」   ★ 「お嬢さん」といふのは微塵の悪意をも持ち合はせない高尚で、果てしなく綺麗な、伝説上の生き物です。   ★ どうしても寿司をガソリンにつけて喰ってしまふのです! これは私の悪いクセの一つです。   ★ 赤い上着を着た娼婦が今日も義務教育に励んでゐる。   ★ 欅の木を一本、家具として居間に置いたら寝る場所がなくなった。   ★ 君! 無駄遣いは老人のすることと忘れてゐないか。   ★ 日が暮れてきたので老人の住む家が壊れてゆく。   ★ 君は言語が道具であることを忘れたのか! 臆病なやつだ。   ★ 僕は翻訳といふものを信じない。あいつらは口裏を上手く合はせていやがる。   ★ 図書館で静かに戯曲を読んでゐると私の目の前に大きなカニが現れて、私よりも静かに土木用語辞典の頁をめくってゐた。   ★ 僕は高らかに君に言ふ。「おはよう、高らかに君」   ★ 実験的な小説といふのは基本的に自己満足の域を脱しえない。これは共通認識の一つであるが、たまに例外が現れるので頭が痛い。私もその例外の一人であるのでことさらである。   ★ 文学賞には基本的に興味がない。あすこの選考者は頭のなかにメスのカブトムシを飼ってゐるに過ぎない。   ★ 僕は生命といふ��のを信じない。信じたところで何もおこらない。   ★ 母国語はありません。私は宗教をやらないので。   ★ 君は耐え難くも綺麗な売国奴だ。   ★ にわか雨をビイカアに集め、サンマの刺し身に一滴垂らす。これでキャビアの味がするのだから料理といふのは奥が深い。   ★ 政治家といふのは性行為を覚へたての赤ん坊である。   ★ 車のフロントガラス越しに見える踏切は、人生の堆積である。   ★ スパゲティを一度解いて、縫い直したものをセエタアにして着てゐた時期がある。冬にスパゲティはあまりよろしくないらしい。   ★ 僕はどうしても少年になりたくて、年上の女性に鋏を渡して歩いてゐた。   ★ 「君は本当に頭が良いよ、白痴の中では」   ★ 「君は本当に馬鹿だね、驟雨の意味さへも知らないのだから」   ★ 僕は汽車に乗って寝る。そして目を覚ますと飛行機を睨む。   ★ 人生といふのはめまいのやうなものだ。少し休んでゐると大抵収まる。   ★ 一度伊豆に旅行に行った帰りに家が燃えていたことが有る。記憶をたどれば自分で火を放ったことを思ひ出した。   ★ もしも願ひが叶ふのならばプランクトンになって鯨に食はれたい。   ★ 拡大解釈といふのは麻薬の別名である。   ★ ぼくは名言を軽蔑してゐる。   ★ 青年の持つ自尊心はある種の摩擦係数によって破壊される。   ★ 自明なことを言へば、健やかなる少年少女はやがて性行為を行ひ、それに復讐される。   ★ 名門大学、大手企業を経て、私は家庭を持ち、子を設け、そして幸せの絶頂の中でこめかみをピストルで撃ち抜いた。それは究極の快感であった。   ★ 私の妻はかつて娼婦であった。家庭を持つと妻はウーパールーパーのやうになった。   ★ 通りの向こうからやかましい消防車が来る。労働階級パレードのはじまりである。   ★ 低所得者を私は心から軽蔑する。   ★ 努力を怠った男の涙が気味悪く淀んだ色をしてゐるのを見て、私は食欲を失した。   ★ 老人は労働ができないために全会一致で処刑となった。   ★ 顔の悪い女の喉を潰した。世界に善の割合が幾分増えた。   ★ 西洋の裸婦画を見た少年が「これは綺麗なじゃがいもですね」と身なりの良い貴婦人に話しかけた。平日の静かな、国立美術館、私は知らない街の寂れたホテルで、黙ってランチを頬張ってゐる。   ★ 太った猫は私を見て最終学歴を尋ねてきた。「路地裏のニャンコ大学法学部だ」と返すと猫はテーブルクロスを敷き、年代物のワインを出してきて「口に合へば良いのだけど」と態度をかへた。私はワインを口に含み猫の顔向かって吹き出した。そして「これは美味いワインだ」と言った。   ★ 僕は名古屋あたりで青年の日々を思ひだし、静岡に入ったあたりでピタゴラスの定理への反駁をはじめた。   ★ 「アラバマ行きのお客様をお降りください」アナウンスが聞こえた時、私は昼に食べたシチュウを全て吐き出した。   ★ 「わたし、貧乏になるのが怖いの」と怯へる少女の懐に手を延ばすと薄っぺらな財布を見つけた。それを暖炉に放ってから少女は泣くのを止めない。   ★ 最近、自分自身の脳のデバッグをしてゐると一部を除いてすべてがバグなことが判明した。   ★ 人々が期待することができない演者は、できるだけ早くに首を吊るべきである。   ★ 「生命に対する侮辱をジョークと受け取れないところにお前の頭の悪さが有る。」   ★ あの夏の日には僕は汗だくになりながら、君の部屋の中で爪を切ってゐた。そして小さく「寒くないか」と透明のコップに話しかけた。君は当然、僕のことを知らない。   ★ 知らない街で過ごす夕方に、聴きたくなる類の音楽がある。私にとってはそれが「ダブル・イエロウ・ライン」であるのだけど。   ★ 風邪薬は自分を風邪だと認識させるための道具でしかない。けれどそれはとても高い需要を誇り続ける。   ★ 奴らの頭の中はだし巻き卵と幾分の女しかない。   ★ 美味くない食事をしてゐるとき、私の頭は妙に冴えてゐる。   ★ 僕が静止してゐるとき、お嬢さんは運動してゐる。   ★ 誰にも明るく映ってゐた器量よきあの少女の唯一の趣味は、ぼろぼろになった雑誌の上に───することであった。   ★ It's a beautiful WASABI!   ★ 「きみは人生とわさびの区別が付かないらしいが、あまり悲嘆することでもないよ、さういふ人間は言はないだけで結構ゐるものなんだぜ」   ★ 上海で浪曲のカセットを聴いたら尻の軽い女が寄って来て「Cool」とポールダンスを始めた。私は早く家に帰って Japanese WASABI を喰ひたかった。   ★ 架空の中で美しくなりすぎた少女は一切存在の敵である。   ★ 気難しい哲学者の随筆は決まって面白い。つまりは愉快で聡明な青壮年たちは何らかの罰で意味の分からない言語あそびをやらされてゐるだけなのである。   ★ 幼年期は家に帰るとすぐに言語ゲームをしてゐた。複数のコントローラーで友人と対戦したレーシングタイプの言語ゲームは今も淡い回想を私にくれる。蛇足だが隣人のルートヴィヒはたまにアップルパイを振る舞ってくれた。   ★ あとたった七秒で今日の悪行がすべて精算される。   ★ 「嬉しくて嬉しくて、七十五時間一睡もしてゐないの」といふ目の下の隈が著しい少女を私は精一杯に抱きしめて「go to bed now あるいは青年期の淡い後悔」と囁いた。少女は青ざめてゐた。   ★ 僕はそばを空気にからませて啜る。つゆのときよりも滑りは悪い。   ★ 命といふのは決まって塩がキきすぎてゐる。
「回顧」
その、世間的には逸脱を感じさせない父親が息子に「伸びた髪を切れ」といふ叱責に対して「お前の髪が短いから俺は髪を伸ばすのだ」の返答は何よりも社会的である。   ★ 「女がモノを考へられる訳がないだらう」「ミソジニスト! 君とは水掛け論しか生まない」   ★ 君が腹を立てた時、どこかで誰かが優しくなる。これが質量保存の法則である。   ★ 私は〝私自体〟に出会ったことがある。不思議なことにその〝私〟は私の顔の印刷された衣服をまとってゐなかった。驚きのあまり腰を抜かした私の顔には橙をした秋の西日が滲み、その場に居合わせた愚者は皆涙した。酒を絶ったのはこの翌日のことである。   ★ 先月ころ、私の飼ってゐた金魚が死んでしまった。私が喰ってしまったからである。   ★ 馬鹿は徹底的な暴力しか理解できない。それが彼らの母語だからである。ふるさとは音速で砕けた。   ★ 病名といふものがあるのに、健康名が無いのはおかしい。それとも、人は皆、何らかの病気を持つているのだらうか。   ★ 大学というものは、何かが流れていないといけない。   ★ 嘘はゆらゆらと不安定なもので、ポカンとたたくとすぐにバレてしまふ。しかし、本当のこともゆらゆらとしてゐるからタチが悪い。   ★ もしあなたが若いのなら、そして、日記を書いてゐないのならば、どうか今日から書き始めてください。こぼれるものを少しでも残しておいて下さい!   ★ 地球とかいて〝ほし〟だったり、身体とかいて〝からだ〟だったり、ならば山根とかいて〝あほう〟とでも言いたいのだろうか。   ★ あんぽんたんな話を聞くのならお蕎麥でも食べてゐるほうが何倍も善い。處でこの邊に善いお蕎麥屋さんは知りませんか。   ★ ワンミニッツさへあればイナフ!
※いづれも例外なく出典不明
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oharash · 4 years
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越境
1
19歳にして老け切って死にそうだ。二十歳にでもなったら本当に身も心も水分をなくして乾ききるのではないかと思う。
  アスリートとしての俺の成績は絶好調で、世界選手権でこそ表彰台のてっぺんを逃したものの他は全部敵なしで一番高い場所に立った。それなりに嬉しくて心が浮き立ちもしたが、その膨らむような喜びはすぐにしぼんでいった。 心が満たされなくて虚しくて虚しくて仕方ない。
 二段ベッドの下に寝転がって、耳にイヤフォンを突っ込みながらベッドの天板を眺める。日本での仕事を終えたユウくんはカナダに帰ってしまったし、学校の授業は未だにイマイチ理解できないし、どこかに出かけようにも中途半端に顔が売れてしまったので外に出るのも億劫だ。大学のバーチカルでスケートを滑らせたり部屋でゲームをしたり、俺の19歳の初夏はそうやって緩慢にながれていった。
「あっつ! 暑いわ! エアコンいれとけよ北野、蒸し焼きになるよ」
 干物になるのと蒸し焼きになるのとどっちがマシだろう。寝返りをうって、部活から帰ってきた田坂くんにお帰り、と言う。
田坂くんは机とベッドの間を体を横にして進み、部屋の隅に荷物をおろした。シャワーを浴びてきたのだろう、乾ききってない後ろ髪が束になっている。
 洗濯物を出して荷物を整理した田坂くんは机に向かい、いつものノートに書き込みを始める。ひょろりと背が高いくせにノートに顔を近づけて書くので、その後ろ姿は大げさなくらい縮こまる。ノースリーブから伸びる首や肩は日毎に焼けていく。
  狭い部屋の気温が下がっていくのを感じながら俺は目を閉じる。なだらかな滑り台を下って眠りに落ちるところで田坂くんが引き出しを閉める音が鳴った。特段大きな音ではなかったけれど、滑り台は突然V字のジェットコースターになって俺は現実に放り出された。
「…田坂くんさあ」
「ん?」
俺はこの寮にほとんどいないけれど、田坂くんとはそれなりに距離感がつかめるようになった。田坂くんは日本の部活スポーツ的集団生活とか上下関係の中で右も左もわからないでいた俺の面倒を同じくらいそれなりに見てくれる。よく笑って器用に同級生とも先輩とも人間関係をまわしていて、器用だけど人を見下すようなところがないさっぱりした奴、というのが俺の田坂くん像だった。俺が無言でいても嫌な顔をしないし部屋を散らかしすぎているとたしなめてくれるしいい成績をとってくれば祝福してくれる。
「そのノートって何書いてるの、いっつも」
「練習でやったこととか、課題とか、今日教わったこととか。高飛び用の日記みたいな」
「すげ…それってコーチとか監督にいわれるの」
「んーん、中学のときに顧問にいわれてからやってんの。なんか日課みたいな感じ。誰に見せるわけでもないよ」
「田坂くんってストイックだよね。俺この寮にきて日本人がフィジカルでハンデあるスポーツでもそれなりに結果残すわけわかったわ。みんなすっごい真面目」
「そうかな」
「好きな時間まで遊んで好きな時間に起きて練習いくとかさ、女の子と遊んでウェーイ、とかしないよね」
 舌がいつもより滑らかにまわる。
「いやいや集合時間決まってるから。北野だって雪山行けばみっちり練習するんでしょ」
「するけどさ」
「それに遊んでる奴はそれなりに遊んでるよ」
「そうなの? 田坂く��彼女いないんだっけ」
「うーん…」
 しんしんと部屋の温度が下がり、適温になったのかエアコンの音が静かになった。廊下から陽気な話し声が聞こえてくる。
「いない、かな。好きな子はいるけど」
「何かすんごい時間かかったね」
「いや、なんていうか。見て北野」
 田坂くんが差し出したのはLINEのトーク画面。犬の写真のアイコンが田坂くんで、話し相手は自撮りのアイコンの女の子だった。1コマに遅刻しそうという他愛のないやりとりだった。田坂くんは急げ、というメッセージと走る犬のスタンプを送っていて、女の子はややあって「しんいちくんのおかげで間に合ったっす!」と敬礼をするウサギのスタンプを送ってきている。俺にとってのしんいちくんは田坂くんで、この子にとっての田坂くんはしんいちくんだ。
「…どう思う?」
「普通に、仲よさそうっていうか」
 いやしかし、これは。田坂くんのさっきの苦悩がわかった気がする。
「…で、付き合ってないんだ…? って感じ。いつからこんな感じなの」
「一年くらい」
「なげーよ。田坂くんって結構ヘタレ? その間なんかしたの?」
「いや聞いてよ北野、深い事情があるんだよ」
 田坂くんの“事情”というのはこうだった。
 自撮りガール(ユマちゃんと言うらしい)と田坂くんは高校の同級生で、お互い学校は違うけど長野から東京の大学に進学した。田坂くんは高校時代から自撮りガールのことが好きで高2のときに一度振られている。その後別の女の子と付き合ったりしたけどやっぱり自撮りガールのことが好き。自撮りガールとはずっと高校のグループで遊んだりして交流が続いていて、一年前からこんな感じのやりとりが続いている。田坂くん的には17歳の失恋を思い出してしまい一歩が踏み出せず、自撮りガールも特に何もしてこない。
 田坂くんがでれでれしながら時折挟む、彼女の天然エピソードをのぞくと10秒で終わるような関係だった。
 寮の食堂で機転のきいた冗談をとばす当意即妙で如才ない田坂くんはどこにいったんだろう。恋というのはかくも恐ろしい。
「それでこの子は今彼氏いるの」
「たぶんここ1年は、いない」
 田坂くんと目が合う。そらす理由もないのでそのまま眺めていたら見つめ合うみたいなかたちになってしまった。
「どんな子かわかんないから何ともだけど、好意的に解釈すれば田坂くんがなんかするのを待ってる感じ」
「好意的に解釈しなければ?」
「とりあえずキープしとこ、か、暇だから構ってもらおちょうどいいし、のどっちか」
「…だよね」
 この寮の中でこんなに長く喋ったのは初めてかも知れない。小指の先ほどの自撮りガールの容姿はまあまあだったが、自撮りなんてあてにならないしとりたてて美人でもないのに変に垢抜けていて色っぽい女の子というのも世の中にはいる。そしてそれは実物の醸し出す匂いみたいなものによるので、どのみち写真では何の判断もできなかった。
「北野だったらどうする?」
「えー…ちょっと思いつかない」
「そこをなんとか」
「だって俺、あっちから来てくれる子のことをいいな思うから…」
「憎い。イケメン死ねばいい」
「いやでも、うーん…はっきり言うかな。好きだから付き合ってって。その子に好きな男ができたら、自分の気持ちがぐずぐずになりそうだし。好きな気持ちってキラキラしててすごいエネルギーじゃん。それが腐って毒になりそうっていうか」
 窓から午後の日差しが低く射して、田坂くんの日に焼けた肩をストレートティーみたいな色に染めた。
 ユウくんならこういうとき何ていうんだろう。
「うん、そうだな」
 田坂くんが目を吊り上げて自分に言い聞かせるように言うので俺は慌てて
「俺の感想だから。俺その子のこと何も知らないし」と、言った。
「いや北野は多分そういうの間違わないんだよ。頭の99%がひとつのことでできてる奴はシンプルに思考できる」
 田坂くんはどーもな、と言いながら何度か頷いて、また机に向き直った。
 シャープペンシルがノートを滑る音があとに残った。
「…ってことがあって。ユウくんなら何ていう」
田坂くんが自主練に出かけたその夜、俺はユウくんにスカイプを繋いだ。13時間の時差の先にいるユウくんはさっぱりとした顔をしている。午前中の白い光が頰にひだまりを作っていた。
「え、俺に聞くの?」
「いいじゃん」
「俺女の子のことなんてわかんない…どのみち彼が何かしないと始まりもしなけりゃ終わりもしないんじゃない? って気がするけど」
「俺と一緒じゃん」
「じゃなきゃアレだよ、スポーツやってると3割増しでかっこよく見えるっていうじゃん。いや、言ってたの。俺の中学の同級生が。目の前でダンク決めるとか、バク転決めるとか? 出来栄え点マックスでつく完璧なトリプルアクセル決めるとかですよ」
「田坂くん陸上部だっつーの」
「ダンクもバク転もできるかも知れないじゃん」
「何の参考にもならなくてびっくりだわ。ユウくんだったらトリプルアクセルやるの?」
「うーん、トリプルアクセルでもいいけど好きだよ付き合って! って玉砕覚悟でいく。ていうか1年も待たない。高校生の時に振られたらその後すぐ2回3回行くなあ。それでダメならいつまでも待ってるよ、って言って安心できる男ポジションになって持久戦に切り替えて、彼女が誰かに振られたりして弱るタイミング待つね。
あと、少なくともアヅには相談しない」
「うっさいな。ていうかめちゃめちゃねちっこい。こわっ」
   ユウくんはたしかにズレている人だけど、信じられないエネルギーで欲しいものを掴みに行く。その力が必要以上に強い。順位も、練習場所も、友達も、たぶん恋人も、自分の好きなこと全部。その反動なのか興味のある分野がひどく限定されていて、ほとんどのことにはとても淡白だ。
 自分の欲しいもので自分の世界をつくる。それが積み重なって、この人の磁場みたいな自信を作ってるような気がしてならない。ユウくんの、ときどき人を殺しそうなくらいに光る独特の目もそういうところからきているのだと思う。
「だってそれくらいしてダメだったらどう頑張ってもダメでしょ」
「まあね」
「それにしてもアヅが田坂くんと恋愛の話をしているのが嬉しい。俺今自分でびっくりするくらい嬉しい」
「どうせ俺は友達少ないですけど」
「拗ねないで。そういう話ができるようになったら友達だよ」
 窓の外に目をやると夜がとろとろと渦巻いていた。夕飯のカレーがようやく主張をなくして腹が平らになってくる。
「俺8月×日に帰国することになった。仕事で」
「それ早く言ってよ、いつまでいるの」
「10日いれるから、遊ぼ。そのへんアヅの予定は今のとこどう」
「たぶんっていうか、何もない」
「やった。どっか行きたいとこある?」
 うーん…と俺はしばし思案する。俺は帽子でも被ってればいいけどユウくんの顔はどこへ行っても目立ちすぎる。
「…うちの地元のしょーろー流し」
「精霊流し? アヅ精霊流し行きたいの?」
「九州 の有名なやつみたいなじゃないよ。もっと小ぢんまりしたやつ。じいちゃんとばあちゃんが毎年行ってる気がする。俺も結構行ってるからそこそこ案内できる気がする。海に船を浮かべて燃やすのがきれいだった気がする。それに田舎だし夜だからユウくんいても周りにわかんない、気がする」
「気がするばっかじゃん。何その自信のなさ」
「俺、だいたい全てうろ覚え」
「じゃあ精霊流し行こ。俺見たことないから楽しみにしてる」
 待ち合わせとかは近くなったらまた。と決めて、俺たちの会話は気の向くままに転がっていった。
 そろそろ出かけるとユウくんが言うので1、2、3とふたりで唱えてスカイプを切る。ベッドに仰向けに寝転がると、さっきまでのふわふわとした体の軽さは消え失せて、背中に根が生えたように重い。けれど体の芯は温まっていて、ひたひたと忍び寄るような夜も今は怖くない。8月まで俺は干からびずにいられるだろう。
 ある夜中、激しく喉が渇いて目が覚めた。
 デスクの上には着信のランプを明滅している田坂くんのスマホがたてかけてあった。窓の外がぼんやりと白く明るい。
 あまりに静かで、時間がなくなったみたいに、なんの気配もない、田坂くんの身じろぎも寝息も聞こえない。
 時計をみると2時30分、深夜だった。
 俺はただしばらくそうして目を開けていた。
 久し振りにここにきたな、と思った。
 去年、試合中のケガで死にかけて入院していたときにときどき、こういう状態で夜中に目が覚めた。
 ただ、何でもなくなっている。感情も感覚もなくて、ただ宙に浮いている。自分が5歳なのか、40歳なのか本当にわからない。今がいつでここがどこで、今日はどんな1日だったか。全部が夢みたいに思える。自分がたくさんの管に繋がれて延命されている老人だと言われたらああそうかと思うし、これから生まれる子どもだと言われたらああそうか、と思える。
 俺は死ぬのか、気がおかしくなるのかと、こうなるといつも思った。嬉しくもなければ怖くもなかった。
 けれどこうしていると、いくつかの記憶が光景になって像を結ぶ。
 俺が海外から帰ってくるたび、頰をほころばせた母の顔。
 カズくんがつくってくれたかき玉の味噌汁。
 遠征先でベッドが足りなくて、一緒に寝たユウキの控えめな寝顔。
 卓と一緒に見たノルウェイの星。
 弟が気に入って着ていた、俺のお下がりのボロボロのブルゾン。
 家族がいること。
 自分に好きな人がいること。
 ユウくんの光をたたえた目。いい匂いのする鎖骨のあたり。
 全部うしろに過ぎ去っていくけれど虚しくない。
 体が再びベッドに沈んでいく。心が白くなる。恋は足かせにならない。
 視界がもう一度馴染んだ暗さに戻って眠りが足から俺を満たす頃、田坂くんの恋も叶うといいな、と思った。
 初夏は瞬きのなかに過ぎ去って、太陽が狂ったように照りつける日々が続いた。東京の夏の暑さはうちの地元よりカリフォルニアより体力を消耗する。頭の中でお手玉みたいな音がシャリシャリ鳴るくらい。
「啓吾、俺服ほしい。付き合って」
「スチール撮る時もイベントのときもテレビの取材のときも飲み会のときも遊びの時も家にいる時も寝る時もNIKEのジャージを着ているお前に何があったの?」
 俺のジャージはとあるオシャレな人に寄せているのだが、みんなアンテナが低いのか指摘されたことは一度もない。
「来週ユウくんに会うから」
「ああそういうこと、」
 と言って啓吾はスマホを取り出して何かを探し始めた。
「どうせ店の場所とかわかんないんだろ」
「うん」
「何系がいいの」
「やりすぎないけどカワイイ感じの。そもそもブランドも全然わかんないから啓吾選んで」
「supreme近くにあるからここでいいっしょ、とりあえず。ダメならその辺のよさそうなとこ行こ」
 持つべきものはフットワークの軽い兄だ。ふだん地元の北陸で暮らしている啓吾は俺より東京に詳しい。
 買い物を終えて、仲間が集まるメシ会までの繋ぎにカフェに入った。
 店内に人はまばらで、オーダーを終えて俺は窓の外に目をやった。東京はどこに行っても人ばかりで今も少し気分が悪くなる。不調なときなどは道行く人全てが、みんな友人を持って恋愛をして仕事ないしは学業を持っているーーー���まり俺より遥かに優れたーーー人々、に見えて、羨ましくてしんどくて仕方なかったりする。
  友人の結婚式のために上京してきた啓吾は当然だけどひと月前に会った時と何も変わってない。啓吾はスマホから目を上げて
「そういやちょっと前に言ってたお前の寮の相方、どうなったの」
と言った。
「どうなったって?」
「彼の恋愛、なんか進展した?」
「あ、それ。何かうまくいったみたいだよ」
「まじ。よかったじゃん」
「どうしたの急に」
「お前に恋愛相談するなんて日本の大学生も色々やべーなって思って覚えてたの」
 なんだそりゃ、と抗議をしようとしたらカフェオレがふたつ運ばれてきた。
 田坂くんが「ユマちゃんにおっけーもらった!」と教えてくれた日、俺は聞かなくても何となくわかった。高校の仲良しメンバーでディズニーに行ってきたという田坂くんは整形したかレフ板を当てているのかというくらいに、光っていた。目が晴れた日の遠浅の海みたいに輝いていて、素顔とTシャツの白が蛍光灯の下で明るく浮いて見えた。人間って簡単だ。その簡単さが偉大だ。「おめでと」と俺が言うと「ありがと」と田坂くんは笑って、それがあまりにも子どもっぽい信頼に満ちた笑顔だったので俺は照れてしまった。
「…女の子は恋をすると綺麗になるといいますが」
「うん?」
「男も見栄えがよくなるんだなと思いました。勝負写真は恋しながら撮るべきなのかも」
 あれからひと月、田坂くんの笑顔は頑丈になった。なんというか説得力のある笑顔で今この人生きてるのが楽しいんだろうな、と思う感じ。そのパワーが彼に今までにない魅力をもたらしている。ちょっとユウくんを思い出す。
「いや意味わからん。今更だけど服それでよかったの。お前羽根井ユウトに会うときやたら服装に気使うね」
 啓吾に向かって上目遣いをして、わざと目をしばたかせる。
「ぶりっこすんな」
「まあ、そうかも」
 俺は家族にユウくんのことは友達だと言っているけれど、啓吾は本当のところはどう思っているんだろう。俺が朝も夜もなくユウくんを思っていることを知られている気もするし、そうでない気もする。
「別にいいけど」
「そこは聞けよ。ユウくんって横乗りの人じゃないから何か気になんの。あっちいつもパリッとしてるし」
「聞いてもわかんねえわ。いいじゃんパリッとした羽根井ユウトとだらっとしたお前で。こいつら何の共通点もなくね? っていうのが逆に友達っぽくて俺は感動する」
「何目線だよ」
「兄目線だよ」
「そういえば啓吾は俺に恋愛相談とかしたことないね」
「当たり前だろ俺の方が経験値高いわ」
  それもそうだな、と納得してカフェオレをすする。自動ドアが開く気配と店員の挨拶。足元に吹き込んでくる、夏の闇が柔らかく湿る気配。啓吾がスマホを触る指先の動き。兄ともしなかったことが、去年知り合ったばかりの他人とできた。何だか誇らしい気分だったが、啓吾に笑われるのが恥ずかしくて緩む口元を手で隠した。
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 大人は俺をクールだとか無口だとかいいように言ってくれるが、俺は考えを口にする技術が未熟な上にそれを磨こうともしないゆえのただの口下手だ。10歳で親元を離れて大人の中で育って、周りの人がそれでよしとしてくれたのもあるし、雪山での滑りを見てもらってそれで全部判断してくれればいいと俺が思い続けていたというのもある。結果として俺の口はマツコデラックスより重く、代わりに周囲をじっと見る癖だけがついた。
 太陽は相変わらず狂ったようにぎらぎら輝き、スポンサー仕事をこなす度に俺の心は水分を失い、そしてあろうことに田坂くんの瑞々しさに陰りが見えてきた。
 ゴムが伸びた、と最初は思った。冷たい水でパンパンの水風船みたいな田坂くんのパワーが少し間延びした。そのときは水風船そのものがくたびれて容積が広がっただけで、水が減った風には見えなかった。けれど田坂くんの声の調子だとか俺へのダメ出しだとか、彼の規則正しい毎日のルーティンが少しずつほころびていき、俺は田坂くんを満たしていた水が漏れ出ているのを知ることになった。田坂くんの口から彼女の名前を聞かなくなり、決定的だったのは俺が見る限り欠かさずつけていた「部活ノート」を開かずに遠い目をしたまま部屋を出て行ってしまったことだ。もちろん本人からきいたわけじゃないし、田坂くんの不調が彼女とのトラブルとは限らない、部活の調子が思わしくないのかも知れないし友人関係が芳しくないのかも知れない。でもあれは失恋の濁りだ、恋によってもたらされた輝きがみるみる枯れていく。こんな時でも俺の口は全く開かず、俺は自分の臆病さにほとほと嫌気がさした。大切なものを拳ひとつ分の差で掴み損ねたような気がする。
 かくて俺は約束の日まで何とか生き延びる。
 目を覚ますとユウくんの代わりに綺麗に畳まれた客用布団があって、俺は働かない頭で廊下へ出た。ユウくんの声のするほうに吸い寄せられるように体が動く。犬か俺は。
「おはよ。見てアヅ」
 仏間では洗顔も着替えも済ませてさっぱりした体のユウくんと頭にタオルを巻いたばあさんが精霊馬をつくっていた。ユウくんの膝のあたりで、キュウリの馬が畳に自立して小首を傾げている。
「うまいじゃん」
「ほんと? 俺初めて作ったんだ。もうすぐご飯だって。顔洗ってきなよ」
 ばあちゃんが弟の海莉(カイリ)も起こしてこい、と言うので俺は気のない返事をして伸びをした。啓吾は朝から出かけたらしい。
 ユウくんと俺の夏休み。ユウくんがうちの実家にいるというだけでこの間まで乾ききっていた心が抱えきれないくらい水を含んでいる。廊下のきしみまで心地よく感じた。
 窓の外はたぶん暑すぎるせいで空気が揺らめいて見える。花壇にはばあさんのダリアが開いていて、物干しには啓吾と海莉のTシャツが干してあった。ユウくんはうちの女性陣と打ち解けるのがとても早く、前回の初訪問で母とばあさんとすっかり仲良くなった。朝食の味噌汁の匂いが穏やかに漂ってくる。
 朝食を済ませて、俺とユウくんはじいさんの作業小屋に向かった。木と土の匂いのするここが俺は結構好きだ。
「じいちゃん今日の精霊流し、俺の車乗ってく?」
「いやその前に用事あっから、ばあさんと軽トラでいく。お前らふたりで来い。6時頃から始まってっから」
農機具の手入れをしていたじいさんが奥から藁船を出してきた。ユウくんが来るというので頼���でおいたのだ。
「わあ、すごい、なに? なに、船?」
 うちの精霊流しは藁船に盆飾りだとかお菓子や戒名を書いた紙を入れて川に浮かべて燃やす。これはじいさんが使うものよりずっと小さくて、ティッシュケースひとつぶんくらいの大きさだ。俺たちにちょうどいい。
「こいつが友達連れてくるから藁船をひとつ作ってくれって言うからさ。中に入れるもんはばあさんに聞いてみな」
「ありがとうございます。俺精霊流しって初めてなんです。毎年こうやって作るんですか?」
「おお。ここらじゃ生まれた時に作って赤ん坊を入れるんだ。昔はそれをそのままとっておいて、死んだ後の初盆に使ってたわ。今ははそこまではしないけど」
「海莉が生まれたとき入れてたの覚えてるよ俺」
「お前これに海莉を入れるの好きだったよな。海莉が歩きだしてからもよく入れてたよ。嫌がってるのに入れるもんだから海莉がぎゃんぎゃん泣いて啓吾が怒ってた」
 口をあまり開かないじいさんの訛りと、窓を白く浮き上がらせる朝の光。俺の一番古い記憶でもじいさんは老人で、スケートパークの店番と畑を行き来する生活をずっと送っている。俺とユウくんはじいさんに礼を言って作業小屋を後にした。
 ユウくんが犬の散歩をしてみたいというので俺はスケートボードを持って外に出た。母がついでに到来物のマスカットを伯母の家に持っていけというので請け負う。ユウくんの歩幅に合わせてゆっくり地面をプッシュして進んだ。
 夏の午前は澄んだ匂いがする。草いきれ、熱されてゆくアスファルトや木材、濃く茂った木々、それらを溶かして冷やしたみたいな匂いだ。
 川沿いの伯母さんの家まで堤防の上をいく。俺たち以外に人影はなかった。
 眼下の家では塀かららブーゲンビリアがこぼれている。まだみずみずしいオレンジ色の花が砂利に積っていて、もったいないとも贅沢とも感じる。タチアオイの花が色あせ始めるかたわらでムクゲの木が控えめな花をいくつも開かせている。たくさんのものが次から次へと実ってはこぼれ落ちていく。
「なんか、いいね」
 ユウくんが目を細める。
「スケートリンク作ってさ。こういうきれいな場所でずっと子どもたちに囲まれて毎日スケートだけできたら幸せだな。アヅも山向こうとかにいてさ、スノボしてるの」
 ユウくんが時々口にする、泡みたいな夢の話が俺は好きだ。本当に叶える気があろうがなかろうが、言葉で幸せを作ることは無罪で無垢な遊びにすぎない。それを下らないなんていう奴は親愛を知らない奴だ。
「…もしその場所からスキー場が遠かったら、隣にスケートパーク作ってスケートしてるわ、俺」
 ユウくんは目を糸みたいにして笑った。フレンチブルドッグのマルは鳴きも止まりもせずひたすら進んでゆく。
 ユウくんは50代のマダムを骨抜きにする何かを持っているらしく、玄関先での挨拶ですませる予定が5分後には俺たちはおばさんちの居間でスイカを食べていた。
 家に帰って今度はひやむぎを食べて、昼寝から起きても空はまだ抜けるように青かった。大質量の夏が空から溢れ出してまちを満たしている。俺たちは閉鎖したスケートパークで夕暮れまで遊んだ。
SUVにユウくんを乗せて浜へ向かう。右の頬にくすぐったさを感じて視線だけをユウくんに向けた。
「なに」
「アヅが運転してるのがかっこよすぎるのでしっかり見ておく必要があるんです」
「ユウくんは免許とんないの?」
「あった方が便利なのはわかってるんだけど、教習所に通うのがめんどくさい」
「オフシーズンにとりあえずあっちでとればいいじゃん。俺免許とってわかったけど、インドアな人ほどいいよ車。電車とかバスと違ってひとりで移動できるから」
ユウくんは煮え切らない表情を浮かべている。これはあやふやにされるパターンだ。
「日本にいるときは俺が運転するからいいけど」
ものごとを煙に巻く時の曖昧な笑顔が霧散して、ユウくんがふにゃっと笑った。
3
  午後5時の黄色い光に照らされた浜にはもう人が集まっていて、俺は見知った顔に挨拶をしながらユウくんを誘った。
 波止場にはいくつか小舟が寄せられてる。船の主に藁船を託して、遠浅の沖で流してもらう。丸山のじいさんを見つけて声をかけた。
「おめえのとこのじいさんは?」
「多分もうすぐ来る。俺今年、じいさんとは別にご精霊流したいから頼むわ」
 船賃(とここらでは呼ぶ)を差し出すと、丸山のじいさんは俺に両手を合わせてから恭しく受け取った。赤黒い漁師の手は、うちのじいさんの手ともまた違う。潮と陽光を浴びてひび割れてはまた皮膚を張る、そんなことを繰り返してできあがるやわらかな鉄みたいな手。
「あと30分くらいで始まるから、それまでに持ってこお」
  ユウくんと一緒に人だかりから逸れて、デイパックを下ろした。藁船の中におにぎりと盆菓子、提灯を入れた。
「ねえアヅ、おにぎりは何で?」
「あの世までの道中で腹減った時用じゃない? あ」
 半紙を片手に俺は間抜けな声を出した。
「なに」
「戒名を書いた紙入れるんだけど、うちの曾祖父さんと曾祖母さんのはじいさんが毎年入れてるから今年もふつうにそうすると思うんだよね。てことは俺らは誰の名前を書きゃいいの?」
「え、ここにきてそれ?」
「一応戒名はメモってきたけど、ふつうに考えたら曾祖父さんと曾祖母さんの帰りの船二艘できちゃう」
「うちの大叔母さんなら去年亡くなったけど」
「いやこれお盆で帰省した人を見送る船でしょ、大叔母さん、北陸から送り出されても困るっしょ」
「むしろ東北と北陸で2艘あっていいんじゃない? ないよりマシじゃん。乗り心地いいほう選んでもらって」
「大丈夫? バチ当たんない?」
 世界選手権でメダルをとっていようがなんだろうが、世界で一番スノボとスケートが上手くても、小さな藁船を前に俺たちは無力である。祟りを恐れるガキふたりは途方にくれた。 途端に周囲の音が大きく聞こえる。周りは先祖を弔うために集まっているのに、俺たちはここにきて弔う先祖を探している体たらくだ。
  ユウくんが唇を引きむすぶ。
「アヅ、海の神様は俺らが多少バカでも許してくれると思うの」
「海の女神が50代マダムだったらユウくんが何しても許してくれるだろうね」
「真剣にきいて。藁船も小さいし、ここは初心者として清らかな心で勝負しよう」
「うん?」
「弔いたいことを流そうよ」
「例えば?」
「地球上で亡くなった人とか。個人個人は弔う人がいるだろうけど、それを大きい単位で捉えるんだよ。これはご先祖を敬う儀式でしょ? 直接血が繋がってなくたって縁があればいいんだよ。同じ地球に同じ時間生きていたってだけで、その人と俺たちは縁があるよ。その人が育てた小麦でつくったパンを食べたかも知れないし、その人が組み立てた部品が俺たちのスマホに使われてるかも知れない」
 ユウくんは目に力を込めて、ゆっくりと力を込めて俺に語りかける。人の話が大きくなればなるほどおかしみを感じてしまうのは、俺自身のものさしが小さいからだろうか。茶化せないくらい真剣なその眼差しに稚拙さを超えて敬愛を感じてしまう。ユウくんのものさしは恥ずかしげもなくそんなことを言えてしまうくらいきっと大きいのだ、たぶん。
「ユウくんの言いたいこと、わかった。ただ俺、ものさし小さいから自分に直接起こったことしか気持ちを入れられない。だけどちゃんと弔いたいこと入れるよ。あっちの世界に帰る人たちに混じって送り出したいこと、思い出した」
 夕暮れの真っ赤な光は炎みたいで、世界が遠く近く揺らぎ、全てが陽炎に見える。ユウくんと俺はそれぞれ短冊みたいな紙に弔うなにがしかを書き込んだ。半紙で包みお供え物の傍に添えると、見慣れた船のかたちができた。
 丸山のじいさんに藁船を渡して、俺はユウくんを連れて防波堤に上がる。
 ユウくんの故郷ではいつかの春にたくさんの人たちが亡くなっている。彼は公の場でそのことを事あるごとに口にするけれど、俺が彼から直接そのことについて聞いたことは、なかった。
灯を灯した小舟が、赤い軌跡を残して夜の海を滑っていく。毎年ぼんやり見ていたこの景色がこの土地にしかないことを俺は最近知った。東京には東京の、サンクレメンテにはサンクレメンテの、このM浜にはM浜の夏の終わりがある。甘い潮の香り。
 港湾防波堤の外に出た船が集まり、精霊流しが始まる。火を灯された藁船がひとつ、ふたつ、と海に放たれる。頼りなく波にたゆたいながら炎を上げる姿は近いようで遠く、炎はそれ自身が意思を持って登っていくように見えた。
「ここに来てから、オリジンとナショナリティーについてずっと考えてたの」
 コンクリに直に座り、一緒に沖を眺めていたユウくんが視線を動かさずに話し始める。
「出身と、国籍。カナダって移民がすごく多いの。アフリカ系とかロシア系とかたくさんいるけど、国籍はカナダっていう人。出身地と国籍が一致してない人が多いから、何人って意識がないままただ身近にいる人と仲良くなるんだよね。何人ですか、ってもあまり聞かないしね」
 それはアメリカでも感じる。俺らもああはいはいアジア人ね、でよくひとくくりにされている。
「そんな中でいてさ、俺カナダにいると自分は異邦人だって自覚があって、でも俺は出身も国籍も同じな日本っていう場所があるから、まあいいやって思ってたの。それがアイデンティティーなのかなとも思ってた。でもここに来てから外国感があったの。すごく越境してる感じがした、体ごと」
 越境、という言葉をユウくんは苦しそうにもう一度繰り返した。
 昼間、ここでスケートを教えたいと話していたときもそれを感じていたのだろうか。
「みんなすごく親切だしすごく綺麗で気に入ったの、俺。この街を。なのにここを外国に感じちゃってすごくショックだった。でも、この景色を見たらなんか体が内側から膨らむ感じ。心がふくふくする。死んだ人をこうやってまた送り返すんだって、何が見えたり聞こえたりしてるわけじゃないのに理屈抜きですごいわかる。こういう感覚が共有できるなら、越境してたっていいのかなって。考えてたのがばかばかしくなった。
馴染まないから寂しいってわけじゃないんだなって。…伝わるかな」
 きっと姿が似ているゆえにユウくんは疎外感を覚えたのだろう。靴脱ぎのある家で、畳の部屋で、黒い髪と瞳の人たちのなかで。似ている誰かといればいるほど、自分を知らされる。兄と、弟と、師匠のマチくんと、ユウくんと。
 馴染まないから寂しいわけじゃない、俺はその言葉を反芻する。
 ユウくんは俺の返事を催促せず、聞こえるか聞こえないかの音量でハミングを始めた。
 その、子どもの頃にスキー場から帰る車の中で聴いたラジオみたいな遠くて甘い声が、懐かしくて親しくて、今俺のいる場所を自覚させた。
手が届かない広い空と黒い海、そして立ち上る送り火。恋人を隣に置いて、夏の終わりを見送る。ただここにいる。そんな気持ちが体の奥から湧き出てくる。
 ユウくんが自然な動作で俺の手を握った。着信ランプが点滅するスマホをスワイプする、くらいの何気なさで。確かにそのことを覚えている。
 そのとき、海に向かって座っている俺たちのうしろのほうから濃くてざわついた空気が突風になって襲ってきた。俺はそういう風にしか感じなかった。
 魅惑的で禍々しくて、一度身を任せたらもう永遠にここには帰れないのにそこに加わりたくなる、そんな恐ろしい甘さに体の芯が震え上がり、俺は反射的にユウくんの手を強く握り返した。
   ユウくんのハミングは止まらずまるで目に見えるように夜を縫って、鳥みたいに奔放に立ち上っていく。かすれて、甘く、でも震えを秘めていた。そのままユウくんがほぐすように俺の手をほどいた。
 そして歌が終わる。俺は呆然とユウくんの横顔を見た。
 静けさがやってきた。恐ろしい静けさで、それはユウくんの歌が消えた外側だけの世界じゃなくて、俺の内側も空っぽになっている。
「ねえ、アヅもわかるでしょ」
「何、今の」
「多分今のって、この土地で生まれてこの土地のものを食べて、この土地に守られてないと感じないんだよ。ああ俺たちはここの子どもなんだなって思った。あ、この土地って日本ね。もしかしたら日本全部じゃないかもだけど、まあS市とM市は入ってるよね。俺とアヅが感じるんだから」
「答えになってない」
「だって俺もわかんないもの。俺がたくさんの人を送ろうとしたのがよくなかったのかなって思うけど…そういえばアヅは何を送ったの?」
 ひと際大きな炎が上がる。精霊流しの最後を飾る、神社が出す大きな船だ。風向きが変わったのか、こちらにも藁の燃える香りが漂ってくる。
「…俺は人じゃないよ、友達の、気持ちっていうか、恋」
 ユウくんが小首を傾げる。
「田坂くん。寮で部屋の。失恋したの、この間。悲しい気持ちが悪いものにならないといいなと思って、向こうに帰る人たちに悲しい気持ちだけ一緒に持ってってもらおうと思って…笑わないでよ」
「笑わないよ。その発想はなかったわ。アヅは優しいね」
 最後の船が朽ちていく。もう一度ユウくんの手に触れてみた。
「友達ができたんだね」
 ぬるい体温だけがあって、もう何も起きなかった。
4
 どの夏も等しく終わる。ユウくんはトロントに、俺は東京に帰って秋を迎えた。初秋の闇は暗いみずみずしさをたたえ、吸う空気の中にも夢のようなまろやかな香りをたくさん含んでいる。
 田坂くんの報告は、忘れた頃にあっさりやってきた。
「ユマちゃんと別れた」
 その目は明るかった。以前のように答えを探してさまよったりしない、子どもの目ではなくなっていた。綿飴みたいな想念をまとっていた雰囲気は消えて、余計なものがそぎ落とされたようだ。眩しいものを見るような気すらした。
「うん」
「北野がいなかったら付き合えてなかったから、言っておこうと思って、ありがとな」
 田坂くんは帰ってくるなりそれだけ言って、机に向かってノートを開いた。
「あー…それと」
 しばらくその背中を眺めていたら、田坂くんが向き直った。
「俺もなんか、相談とか、できることあったら、するから」
 狭い部屋は再びシャープペンシルがノートを走る音だけに満たされる。
 田坂くんが食堂に行ったあと、俺はユウくんに電話をしてみた。出なかった。満腹になったみたいな多幸感に満たされてベッドに転がる。
初夏の俺と秋のこの俺は何も変わっていない。俺の問題は何も解決していない。スノーボードをやればやるほど天才との違いを知らされる。俺がどんなに巧くなってもマチくんやケヴィンの方が圧倒的にかっこよくて、ずっと一緒にやっていたユウスケはどんどん映像の世界で認められていく。皆がトンネルから出て行き、その逆光の後ろ姿だけが目に焼き付いている。永遠にあっち側にはいけないことを知るほどに足元が崩れていく。褒められれば褒められるだけ、メディアで辛い苦しい話をしたり着飾った写真を撮られるだけどんどん自分自身が分割されて柔らかな部分が散り散りになっていく。でも。
 傷んだり、惨めに晒されても、歩みがどれほど徒労でも、そこに重要な意思決定ができたなら。自分で始めて自分で終えることができるなら。
 枕元の携帯が震えた。ディスプレイにユウくんの名前を認める。
 けれど干からびて老衰して死なない。始まりの終わりを求めて、俺は画面をスワイプした。トロントは早朝だ。
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stereorevive · 6 years
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長過ぎて誰も見ないかもしれないけどレースレポート 鏑木剛さんプロデュース「比叡山インターナショナル トレイルラン50km」に参加してきました 5月の頭から11連勤してから終わって高速バスで京都に 岡山からホープまつばら君と同じ宿とってたので合流 同じくロングレース初参加のまつばら君はなんと二位をとったのだ 凄い!おめでとうございます レース前夜、ながーい遠足に行く気分で全然寝れない レース当日も結局寝れず2日で10時間未満… レース当日、京都駅から直行バスを申し込んでいて1時間くらいで到着 現地着いて生駒トレイルランでお友達になった識章君と合流 比叡山3回目の彼からコースのザクッとした流れを教えてもらう 第2エイドはスタート地点まで20kmの折り返し 僕の走力なら3時間くらいで戻ってこれるだろうと言ってくれた 実際は3時間6分 ほぼ当たり! ゴールも8時間切れるんちゃうん言われたけど、足がベストでなかったから力及ばずでした 腸脛靭帯(ランナーズニー)があって、一週間前に原因と対策がわかったが時既に遅し スタート地点で識章君とすれ違った時に足を止めてくれて某メーカーの痛み止めをくれた それで完走出来たのか!ありがとう! 16km地点で膝の外側が痛くなりリタイヤ出来る20km地点でリタイヤも考えたが彼からもらったリーサルウェポンでなんとか走れるようになった それでも下りの岩とかある所は飛ばさず、歩いたり後ろから来てる人全部に抜いて貰ったりした しかし、最近バーティカル思考な僕は登りがとても好き 登りでごぼう抜きして下りで追いつかれるの繰り返し 相当暑かったし登りと暑さの中を慣れてない人は相当手こずったに違いない 暑さにバテなかったのも海で活動してるからもあるだろう 必須携行品もだけどジェルなどの補給品も色々試行錯誤しないといけないと思った 僕は自家製で経口補水液を作って入れて行ってるがそれも途中で飽きがくる 口の中がべとつかないものが途中から好まれる あと、ガスが溜まりやすい僕の体質では途中のエイドで補給する炭酸飲料は合わない事が気づいた あと、人工甘味料のものや糖質もインシュリンが一気に出るようなもの あと、ハイドレーションパックでなく前面にボトルを二本補充できる物がベスト こうやって長いレース出てみたら色々気づきますね あと、比叡山はやたらとエイドがあって私設エイドも沢山あるので水分はだいぶ少なめでいいと思います 水分は1リットル以上持って行ってたけど重たすぎて途中で捨てました あと、森口さんから勧められたエネ餅 は相当美味しかったです 今回完走出来るだけでも奇跡だったのでエイドで相当ゆっくりして色んなエイドに結構な時間いたと思います 補給するものと効率を上げると15分くらいは速くなってたと思います スタートして鏑木さんがペースメーキングしてくれて途中でハイタッチでお別れ、途中も鏑木さん立ってくれててテンション上がりました せりあい地蔵のエイドではウルトラトレイルランナー丹羽薫さんと旦那さん丹羽紀之さんと犬のチョキとマルクがいてくれてメロンとかスイカもあってとても美味しかったです すぐ上には大瀬和文さんがsalomonの鐘鳴らしてくれてる! 豪華! ショートレースばかり出てたからエイドは寄るか寄らないかくらいだけど、今回は全部のエイドに寄らせて貰ってみんなの笑顔ととても美味しい用意してくれた物を味わうことが出来ました とても暑かったから頭からかぶる水も用意してくれててとても助かりました エイドや全ての人の声援が身に沁みました 後ペースが一緒の人とずっと話ししながら進むとこちらもとても元気を貰う お互い励ましあいながら進むのもトレイルの醍醐味なんだなと思った 今回完走出来たのも本当に色んな人に感謝しております 丹羽さんに省エネ走りを教えて貰ったお陰で最後まで足を残していく事が出来ました トレイルキャンプメンバーも沢山お会い出来て良かったです! あとは、次に向けて反省点を改善出来るように精進していこうと思います あと、下に履いてたパンツで擦れてキ◯タマがとんでもないことになっていました! お風呂がめっちゃ痛かったです ゴールして温泉入って、友達の連れ周りをゴールで待ってて続々とゴールしてくる人達の姿を見てホロっとしました 大会運営者の皆さま、鏑木さん、エイドの皆さま、スイーパーの皆さま、マーシャルの皆さま、スタッフの皆さま、選手の皆さま、お疲れ様でした! 温泉後京都の識章くんと飯食って京都二泊目して今は帰路です 岡山帰ってすぐ福山のトレラン&音楽仲間 マリオの結婚パーティーに向かいます さあ、今日も楽しむよ 50km 8時間28分33秒 累積標高 3700m #比叡山インターナショナルトレイルラン #比叡山インターナショナル #比叡山 #滋賀県 #トレイルラン #トレイルランニング #trailrunning #trailrun #鏑木剛 #まだ終わらない (比叡山延暦寺)
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ama-gaeru · 6 years
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林田の世界(初稿版)
第17話 想像の産物に願いを
 自分がどれくらい意識を失っていたのかわからない。時間の感覚がおかしくなっている。
 だがとにかく、俺は目を醒ました。
 なんだかよくわからない花の花びらが俺の体を埋めつくさんばかりに積もっていた。というか実際ほぼ埋めつくしていた。花びらが鼻に入ってきて、むず痒くて目を醒ましたんだ。
「ぶぇぅえっくしゅ!」
 アナゴさんみたいなゴツい声でくしゃみをすると花びらが空中に舞った。
 右を向いても花びら。左を向いても花びら。上を向けば白い空間がどこまでも広がっていて、空中には花びらが鳥のように幾つかの群れを作って旋回していた。
 花びらは形だけなら桜の花びらに見えたが、そうじゃないのは明らかだだった。銀色に光る桜なんて見たことがない。よく見ると花びらの中に空や土やビルや、とにかく色々な風景があった。これは形は違えど、あの破片達と同質のものだ。
「……天国か?」
 呟きながら体を起こす。花びらがビニール傘を振った時のような音を立てて落ちていった。
 天国なら唸るほどのシュークリームと——生クリームが入ってて、皮がパリパリのやつ——俺のことが大好きな宮崎あおい各種であふれているはずなのだが、どちらも見当たらない。無限にみかんが湧き続ける器の乗ったコタツもない。どんなに肉球を触っても嫌がらないほどほどの大きさの三毛猫もいない。お腹に頭を乗せて枕がわりにしても怒らないちょうどいい大きさのサモエドもいない。スラムダンクの第2部の単行本全巻セットもない。ゲーム・オブ・スローンズとウォーキングデットとファーゴとビッグバンセオリーとミスター・ロボットとグランドツアーの最新シリーズを先取りして見られるテレビすらない。
 こんなAmazonプライム以下の品揃えしかない場所が天国であるはずがない。仮にここが天国だとしても、無課金勢用の天国だ。
 俺は両手を見る。それから足。自分で確認できる体のパーツ全てを見る。
 どこも欠けていない。それにこれは俺が出現させた手足じゃない。ちょっと油断すれば見失ってしまいそうな、あの思い込みで出来た手足とは違う。これは切り落とされてないことになった手足だ。
 どちらの掌にもあの鏡が突き刺さった傷がなかった。欠片が突き刺さった背中からも痛みを感じない。左足を包帯代わりに縛っていた黄色いハンカチを解いてみれば、あのお洒落カットマンゴーみたいな傷跡も綺麗に消えていた。
 ……ガラスみたいに硬くて尖っていた世界の欠片が、柔らかい花びら状の物に変わったからか? 
 思い出してみる。
 予想した通り、新しい思い出があった。林田が月をぶん投げたあと、世界は花びらになって降り注いだという過去だ。月に砕かれた世界が銀色の花びらになって舞い落ちるとか、なんかスクエニのムービーシーンっぽい。
 俺以外にこれができるのは林田しかいないし、こういうセフィロスしか似合わなそうな演出したがるのも林田しかいない。林田か、あるいはセフィロスしかいない。
 周囲を見回す。意識を失う直前に目にしたあの銀色の大きな欠片が浮いているのが見えた。
 欠片の中に夕焼けの光景が広がっている。
 俺は立ち上がり、林田の姿を探したが見つからなかった。
「林田ー!」
 返事はない。
 他にどうすればいいのかあてもないので、俺は仕方なく花びらを踏みながら、その欠片に向かって歩く。
 2歩も進まない内に甲高い叫び声が欠片の中から聞こえてきた。
 俺は息を飲み、走り出す。お母さんの声だった。
「誰かー! 誰かきてー!」
「お母さん!」
 あと数歩で欠片の前にたどり着くという時���男が欠片の中からこちら側にぬるっと出て来た。老人だ。60くらいだろうか。骨に和紙を貼り付けただけなんじゃないかってくらい痩せこけている。髪はなく、頭には無数の手術跡が残されていた。ムカデの大群が皮膚の下に潜り込んで、そのまま動かなくなったような跡だ。
 俺はその異様な姿に圧倒され、つんのめるようにして足を止めた。足元で花びらがガサササササササと騒ぐ。
 老人は困ったような、どこか照れているかのような顔で眉間に皺を寄せ、俺を見ていた。W皺。
「……林田?」
「よぉ」
 声は確かに林田だった。そういえば、服も同じだ。子供が大人の服を着てるみたいに緩々になっちゃってるけど。
 俺はまじまじと林田を見る。あまりにも痩せていて、皮膚が灰色にくすんでいるからお年寄りに見えただけで、よくよく見ればそんな歳でもなかった。
「どうしたんだ、それ。そんな、ガリガリで、老けて、この短期間に」
 林田は答えず、大きな欠片を指差した。
「見ろ」
 林田が手招きする。
 俺は林田の意図がわからず尻込みしたが、結局お母さんの「助けて! 誰か!」という声に抗えず、欠片の前に立って、その中の風景を見た。
 坂道の真ん中辺りで電柱が倒れていた。右斜め手前に向けてばったりと。
 川畑が自転車ごとその電柱の下敷きになっている。
 遠くからでも打ち所が悪かったのがわかった。スイカみたいに見事に左右に割れた頭が、前輪のスポークの間に押し込められている。
 お母さんはその電柱から少し離れたところで「救急車! 誰か!」と、家々に向かって叫んでいる。
 やがて1つ、2つと坂道沿いに建つ家のドアが開き、人々が坂道に姿を見せ始めた。何人かが慌てて家に戻り、何人かはお母さんの周りに集まり、何人かは電柱の周りに集まる。悲鳴が次々と上がり、ざわめきがどんどん大きくなってゆく。
「これはもう、難しいかもわからんよ」
「今、うちのが救急車呼びましたから」
「ダメだよ、子供が見るもんじゃないから、お家に帰りなさい」
「なんで急にねぇ、倒れたかね」
「この工具と釘、この人のか?」
「触らない方がいいんじゃないの?」
「飛び散ってたら誰かが踏んで怪我しちゃうでしょ」
 人々の声が風に乗って聞こえてくる。
 お母さんは興奮した様子で、周りを取り囲む人々に自分が何を見たのかを説明していた。
 俺の中に新しい過去ができる。
 老朽化していた電柱が突然倒れ、通りがかりの男がお母さんの目の前で頭をかち割られて死んだという過去。
 男が改造した釘打ち銃やバールを持っていたことと、2駅程離れた町で猫や犬の釘で打たれた死体が多数見つかっていたこと、警察が後々見つけ出した男の部屋からよいからぬ妄想が書き殴られたノートが見つかったことから「通り魔でもするつもりだったんじゃないか」という噂が立ったという過去。
 俺達家族はその後もその町に住み続けたという過去。
 林田がいない俺の過去。
 
 「俺にはどんなものが出来上がったかわからないけど、新しい過去をお前が気にいるといいと思う。心から」
 林田は自分の両掌を見つめている。
「色々試したんだ。お前の家の玄関ドアを開かないようにしたり、誰か通行人が来てくれるようにしたり、あいつの自転車が壊れるようにしたり。色々試して、でも上手くいかなくて。やっと、上手くいった。あそこの、あの電柱の根元に触れて願ったんだ。『根元が腐っていればいいのに』って。それで、ようやく……ようやくだ」
 林田は自分の頭部に手を伸ばし、傷跡を指で辿る。
「何かを変える度に脳みそがおかしくなってく。もう頭が重くて、すごく疲れてて、もう、無理だと思ってた」
 林田は俺を見る。欠片から漏れた夕焼けが林田の顔の半分だけを赤く照らす。
「お前、俺があいつをこっちに呼び出すと思ってたんだろう?」
 俺は答えなかったが、それが答えみたいなもんだろう。林田は眉を下げて笑う。
「わかりあえないな」
 林田はまた欠片の中に顔を向ける。救急車が坂道を降りてくるのが見える。林田は言葉を続けた。
「素晴らしいことだ」
 林田のやせ細った手が欠片に伸びてゆき、表面に触れる。さっきまで欠片の中と外に区切りはなかったけど、林田の手が触れた時に表面が出来上がったんだ。
「お前を愛する全ての者が、あちら側に」
 林田の手が表面を撫でる。
 白い光が夕焼けの坂道をかき消す。光が収まると、欠片の中には俺の家のリビングが広がっていた。
 テーブルを囲み、お父さんが新聞を読み、妹がスマホをいじっていて、その隣にお母さんがいる。またいつもみたいに俺の漫画を勝手に持ち出して読んでいる初めて目にするいつも通りのお母さん。
「行けよ」
 林田が言う。
「お前は俺と違って全ての過去を覚えているんだろう。だったら、この世界に通じる過去ももうお前の頭の中にあるはずだ。この中に入って、それで、その新しい思い出を自分のプロローグにして、生きていけばいい。他のことは全部、ただの夢になる。時間がそうしてくれる」
 俺は家族を見つめる。みんな、俺の帰りを待っている。
 今日は久々にみんなで外食して、映画を観る約束だった。
 ポケットが震える。スマホだ。完全に忘れていたのでマイケル・ジャクソンみたいな声が出た。林田がビクッとした。
「お前、この空気で『ポゥ』はないだろ……」
「うるせぇ」
 スマホの画面はヒビだらけだったが、一応動いてはいた。
 妹からの着信だ。
 欠片の中で妹がスマホを耳に当てている。
 俺は電話に出る。
『あ、もしもし。今、どこにいんの?』
 欠片の中で妹が喋る声が、スマホからも聞こえてくる。顔も名前も知らない妹の聞いたこともない声を聞いて、胸が熱くなる。
「どこって……」
『え、何? 泣いてんの? 大丈夫?』
 ねぇねぇ、兄ちゃん泣いてんだけど! と欠片の中で妹がお母さんにいらん報告をする。声がボールみたいに弾んで、物凄く楽しそうだ。
「うるせぇな。泣いてねぇよ」と言いながら瞼を抑えた。
「ちょっと……今、林田と話してるから」
『林田? 誰? 会社の人? 彼女? フラれたの? だから泣いてんの?』
「とにかく、ちょっとしたら戻るから」
 俺は電話を切り、スマホをポケットに戻した。欠片の中では妹が「ちょっとしたら戻るってー」と肩を竦め「15分経っても戻んなかったら置いてこうよ。映画に間に合わないじゃん」とブーたれている。
「早く行ってやれよ」
「……お前はどうすんだよ?」
「ここにいる。俺はお前と違って1つの過去しか覚えてないから、どの世界に行っても全部壊しちまうだろうから。それにこの感じじゃもう長くないだろうし」
 林田は視線を落としその骨ばった手を見た。銀色の花びらが1枚、ひらひら下りてきて林田の掌の中に乗った。林田はそれを穏やかな顔で見つめている。
 ここで死ぬ気なんだなって思った。焦りや恐怖や怒りは感じなかった。「だろうな」という納得があった。林田の言う通りなんだろう。こいつはどこに行っても結局『ここは本当の世界じゃないんだ』って思いからは抜け出せないんだろう。スタックされているんだ。その考えに。
 けどそれ、俺に関係ねぇよな。
「俺、そういうの嫌なんだけど」
 林田は穏やかな顔を俺に向ける。
「なんだその悟った面は。ガンジーか。似合わねぇぞ。テメェは勝手に悟ってるがいいさ。俺はお断りだ」
「どうしょうもない。これしか道はないんだ」
 お互い黙りこんだ。
 俺の脳みそが物凄い勢いで解決策を探して回転する。ありとあらゆる過去のありとあらゆる細部を思い出して、何か、別の道に行ける方法を探す。どれもこれもうまくいくとは思えない方法ばかりで、考えれば考えるほど、この欠片の中に入り込んで、そこに馴染んでいくのが正しいように思えた。
 黙りこんだまま時間が過ぎ、やがてまた俺のスマホが鳴る。
『あのさあ! もう私たち、出るからね! 映画来られるの? 来られないの?』
「……俺。俺は、ちょっと違うルートで行くことにしたから」
『だったら先に連絡くれればいいじゃん! なんで今いうの!』
「途中で友達拾ってくことになったんだよ」
  俺はスマホを放り投げる。アルミホイルが擦れるような音を立てて、スマホは花びらの中に埋もれていった。
 欠片の中で妹が「途中で切られたんだけど! マジムカつくんだけど!」と金切声を上げている。
「お前、何やってんだ。人がせっかく——」
「好き勝手やってんだよ」
 俺は欠片の表面に触れて、その場所を願う。
「俺は悪あがきが得意なんだ」
 欠片が白く光り、中にあった景色がその場所に変わった。
 あの雑木林だ。
 木々の幹は太いものでも俺の胴体程度しかないのに、滑り台かよってくらい極端に傾いて生えているものがあったり、ほうれん草みたいに根元から枝分かれして広がっているものがあったりするせいで遠くまで景色を見通せない。針で穴を開けたような僅かな隙間から差し込む光は地面までは殆ど届かず、そのせいか地面に草は殆ど生えていなかった。キノコと苔の天下だ。土はインスタントコーヒーの出がらしみたいに黒くて、みるからに湿っている。
「付き合え」
 俺は林田に左手を差し出した。
 林田は「折角、いい過去が用意出来てたのに」と顔をしかめている。
「いいから来いって」俺はクイックイッと指を折る。「どうせ死ぬまで暇だろ?」
「その言い方はないと思う」と更に顔をしかめたが林田は俺の手を取った。
 握るのに勇気が必要な手だった。乾いた枯葉みたいに力を込めたら粉々になってしまいそうだ。俺が病院で死にかけた時より酷い。あいつの浮きだした血管が脈打つのを感じ、少し安心する。
 俺は林田の手を引き、欠片の中へと入っていった。
 土が足の下で潰れ、水を吐く。指の間で盛り上がる泥が不快だ。
 目的地まで行こうと足を踏み出した途端、例のカブトムシを踏みつけにするような音がして、地面に蜘蛛巣状のヒビが入った。
「俺がここを現実だと思えないせいだ」
 林田の虚ろな声がする。
「俺をどこかに連れて行くことは出来ないんだ。あの坂道も俺が入るとすぐにあちこちにヒビが出来て、不安定になった。俺がいるだけで現実が割れて、なくなってしまうんだ」
 俺は斜めに生えた木に向かって進む。
 小学校を卒業してからここには来てないけど、沼への道は覚えてる。俺の進みに迷いはない。進むたびに新しいヒビが空間に走り、林田が歩速を落としたが、そのたびに俺は林田を引っ張って前に進ませた。
「地面が濡れてるから滑らないように気をつけろ」
「ヒビが」
「割れない。俺が地面を認識していれば割れない。俺の方がお前よりメンタル強ぇえんだ。お前が何を思おうが、この世界は壊れない」
 いつか薄氷を踏み抜くように落下していくのかもしれないが、それは今じゃない。俺が今じゃないと認識さえしていれば、その今は訪れないだろう。
「俺も願うから、お前も願え」
「何を?」
「お前の力が全部俺に移るように。何もかも全部。おい、急に止まるなって」
「そんなことできるのか?」
「知らん。やったことないから」
「適当な」
「俺はやったことないことばっかりしてる。それしか選択肢がないからな。だからこれもやるしかないんだ。うまくいけばラッキー。いかなくても、元々そういうもんだって思えばノーダメージだ」
「それに、なんでそんなことするんだ?」
「説明が難しい」
 俺は林田と繋いだ手に傷をイメージする。
「さぁ。祈ろうぜ。神頼みだ」
 あの時、林田の手と一緒にガラス片に貫かれた傷。
「お前の持つ力が、俺のものに」
 傷が出現する。最初からそこにあったように。
 流れ出した血に俺よりも林田が驚いて手を引っ込めようとした。手を握る力を強めて、祈る。
「お前の持つ力が、俺のものに」
 祈る。
「お前の持つ力が、俺のものに」
「こんなことをしてどうするんだ? 何をする気なんだ?」
「教えたらできることもできなくなるから内緒」絶対またパニクるだろうし。
「お前の持つ力が、俺のものに。ほら、やれよ。どのみちこのままじゃガリガリの骸骨のまま死ぬんだ。もう捨てるもんねぇだろ」
 手の中が熱くなり、自分のものではない心臓の音が聞こえた。それに俺のものではない血が流れるのを感じる。
「俺の持つ力が、お前のものに」
 林田の祈りが聞こえる。手を強く握る。互いの傷から流れた血が混ざり、互いの心音が混ざる。あいつはどうだかしらないが、俺は手の中にあいつの心臓を握っているように感じた。
 俺達は祈り、願いながら林を進む。
「お前の持つ力が、俺のものに」
「俺の持つ力が、お前のものに」
 俺は上を見る。木々の合間から白んだ空が見えた。
 この力は一体何なのか。なぜこんなことができるのか。さっき、家族のいる世界の欠片の前で、俺はそれを考えていた。答えはでなかった。答えを知っているとしたら、それは人間以上の存在だけだろう。
 俺は、俺達がこうして何かを変えたいと願い、祈る度に、その願いと祈りは空に上っていくのだと思う。確証も何もない。ただ俺がそう思っているだけだ。空は視覚的な、物質的な空ではなく、天上とか、そういう意味での空だ。魂の行く場所とかではなく、人間以上の存在が存在するという、そういう意味での。それが俺に、林田に、力を与えるのだと思う。
 不意に周囲が明るくなった。林を抜けたんだ。
 目の前にはあの沼がある。記憶の中の沼よりかなり小さくて、そしてずっと美しい。水面が白んだ空の光を受けて煌めいている。
 ティム・バートンの木が記憶の中と変わらず、そこにある。
 俺は林田から手を放し、もう片方の手でずっと握っていた黄色いハンカチを撫でる。声には出さずに願う。
 これがルービックキューブだったらいいのに。
 そして、元々は俺の足に突き刺さっていた破片だったハンカチは、ルービックキューブになる。ずっと昔からそうだったように。
「これは元々なんだ?」
 林田は一度口を開きかけてやめた。困惑した顔で俺を見ている。
「……ルービックキューブではなかったんだな?」
「そうだ」願う。ルービックキューブがハンカチに戻る。
「これは元々なんだ?」
 林田は肩を竦める。
「ハンカチではなかったんだよな」
 よし。
 これで少なくとも、うまくいかなかったとしても、こいつは世界に馴染める。もう月を投げたりしないで済むはずだ。
「何するつもりか教えてくれてもいいんじゃないのか? もう俺は何が変わったのかわからないんだから」
「教えねぇってしつけーな。ここ、座ってろ」
 俺は沼の側の大きな岩に林田を座らせる。
 ガキの頃はよく2人並んでここに寝っ転がってジャンプを読んだもんだけど、今は林田1人腰掛けるのでせいぜいだ。
 俺はしゃがみ、林田と視線を合わせる。あーあ。老け込んじゃって。
「あのなぁ、駄々っ子」
 俺はポンと林田の頭を軽く叩いた。
「次に会う時までに俺の名前考えといてくれ。超カッケーやつな」
 俺はそう言うと、素早くつま先で地面に線を引いた。その線は亀裂となり、林田がいる側と俺がいる側を断絶した。
「お前! 何やってんだ!」
 林田は叫び、亀裂を飛び越えようとしたが、その時には亀裂の幅は簡単には飛び越えられないくらいにまで広がっていた。俺が望んだ通りに。
 俺は林田に背を向け、ぬかるむ土を蹴り、ティム・バートンの木を目指して駆け出した。
「おい! おい! 嘘だろ! 止めろ! バカ!」
 俺はティム・バートンの木を駆け上がる。遠い昔にしたように。
 林田は俺の狙いに——全部じゃないだろうが——気がついたらしく、岩の上に立って両手を振り回して叫んでいる。
「林田! お前はこれから! 俺のことを全部忘れる!」
「何考えてんだ!」
「俺との過去も、今まで起きたことも、全部忘れる! なかったことになる!」
「降りてこい! 戻れ! なんだよ! なんで俺がお前はいるって思うようになったらいなくなろうとするんだよ! いて欲しくなかった時にはいたくせに!」
「最初からなかったことになるのと、最初からなかったのは違うからな! 存在したんだから、どこかに影響は残るからな! お前にも、俺の影響は残るんだ!」
「わかんないなら意味ないだろ!」
 俺は木の先端にまでくる。俺がこの木は折れないと思っているうちは、この木は折れないだろう。
 沼に俺の影が映っている。
「まぁ、そこんとこは、どうなんだろうな。わかんねぇよ。わかんねぇけど、影響は残るって方にしてくるぜ」
 俺は両手で自分の顔を包む。
 林田が悲鳴をあげている。
「林田! これは一か八か、当てずっぽうと適当な予想で突き進む最後の大回転だ! 俺にできる唯一のことで! 俺ができる最後のことだ! 飛んでひねって回転してきっと首の骨を折るだろうが! もしもうまいこと、うまいこと、うまいこといったなら! 全てが変わったあとも残るお前の惰性で! 俺を迎えいれろ! そして俺の名前を呼ぶんだ!」
 俺は顔を撫でる。一気に。今度は怖気付いたりしないように。
 願う。
「俺はずっと昔にここで死んだ、マンドリルの赤ん坊だ」
 
 そして、最初からそうだったということになった。
 俺が崩れる。
 木の枝が折れる。
 俺は落下する。
 体が水面に叩きつけられる。
 水面がバラバラにひび割れる。ひび割れた欠片は銀色の花びらになり、魚群のように回転し、新しい世界を、現実を組み上げていく。林田の姿もあっという間に見えなくなった。
 あの時。
 林田は沼に落ちたマンドリルの赤ん坊を助けようとしたが、赤ん坊の体は林田がたどり着くよりも先に沼に飲み込まれ、浮かんでこなかったという新しい過去が、世界を構築する。
 
 俺は世界の外側へと沈んでいく。
 一度ここには来たことがある。
 墨のように暗い沼の底。
 存在しない俺の過去、かつては存在していた俺の過去の沈む場所��
 顔の潰れた無数の俺は、もうどこにもいない。
 全てなかったことになったからだ。
 俺は更に沈む。
 光が遠ざかる。
 俺は俺の残像だ。
 俺が俺を俺の思う俺だと思うことだけで辛うじて俺として存在している俺だ。
 「ロードランナー」の鳥を追いかける狼だかコヨーテだかを思い出す。
 超スピードで走る鳥を追いかけて夢中になって走り、自分が崖から飛び出しているのにも気がつかない。自分が空を走っているのに気がついても、まだ落ちない。
 つま先でちょんちょんと空中を突いて、そこに何もないとわかった瞬間に、コヨーテは落ちるのだ。
 俺は。
 俺という俺は、空中を疾走するコヨーテが踏んでいる地面だ。
 そこにはないから、そこにあるんだ。
 認識されている間だけ存在するか弱いものだ。
 崩れてゆく。
 俺を認識しているのは俺だけだ。
 最初から存在しないことになった俺は、最初から存在しないことになった俺の手で、最初から存在しないハンカチを広げる。
 光はもう届かない。
 
 虚無だ。
 虚無が、俺と一体になろうとしている。
 
 祈る。
 俺は俺の思う俺だ。
 俺は俺の思う俺だ。
 祈る。
 もはやそれだけが俺が俺であるということを支える。
 存在しない俺は存在しないハンカチを撫でる。
 祈る。
 これが世界の欠片だったらいいのに。
 そして、そうなる。
 新しい世界への組み替えに巻き込まれなかった唯一の、存在しないということになっている欠片。
 存在しないノブを存在しない俺は見る。
 これがどこのドアか、俺にはもうわかっている。
 存在しない俺は存在しない欠片の中に上半身を突っ込む。
 存在しない腕を伸ばし、存在しないノブを掴み、存在しないドアを開ける。
 
 これは林田の寝室のクローゼットのドアだ。
 こいつは怖がると、ここに逃げ込む。
 あの時も、そして今回も。
 お前という存在は、そういうことをする存在だ。
 「なう」
 ヘッドライトサイズの大きな目が俺を見ている。
 俺の最終兵器。俺のそえるだけの左手。俺の2度刺す奴隷。俺のオベリスクを生贄にして召喚したブルーアイズ。俺のギガスレイブ——俺の切り札。俺と想像上の神々を繋ぐアンテナ。
 お前とここで会うために、俺はきた。
 
 巨大猫。
 今もどこかに存在しているハイルーラー達と交信できる存在。
 俺の祈りと願いを聞いている空の上の者達と繋がれる存在。
 俺は胸の前で両手の指を触れ合わせ、三角を作る。
 「大宇宙支配者達に栄光あれ!」
 
 作るだけ作っといて、放置するなんてありえねぇんだよ。
 
前話:次話
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kuroda-kanbee · 6 years
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思わず感心してしまった文章2011年
思わず感心してしまった文章 2011年08月17日   コメント(0) コピペ   1 名無しさん@涙目です。(鹿児島県)2011/08/17(水) 19:04:25.27 ID:6wPcN1cSP ?PLT(12000) ポイント特典 小学生は暗くなる前に帰りなさい。 中学生は暗くなったら帰りなさい。 高校生は日付が変わる前に帰りなさい。 大学生は盆と正月くらいは帰りなさい。 大学院生は帰れる家があることに感謝しなさい。 社会人になったら、子どもが安心して帰ってこれるような家を、今度は自分がつくれるようにしなさい。
8 名無しさん@涙目です。(千葉県)2011/08/17(水) 19:05:35.17 ID:NImHQBCE0 ルイズ!ルイズ!ルイズ!ルイズぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!! あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!ルイズルイズルイズぅううぁわぁああああ!!! あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん んはぁっ!ルイズ・フランソワーズたんの桃色ブロンドの髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!! 間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!! 小説11巻のルイズたんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!! アニメ2期決まって良かったねルイズたん!あぁあああああ!かわいい!ルイズたん!かわいい!あっああぁああ! コミック2巻も発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!! ぐあああああああああああ!!!コミックなんて現実じゃない!!!!あ…小説もアニメもよく考えたら… ル イ ズ ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!! そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!ハルケギニアぁああああ!! この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?表紙絵のルイズちゃんが僕を見てる? 表紙絵のルイズちゃんが僕を見てるぞ!ルイズちゃんが僕を見てるぞ!挿絵のルイズちゃんが僕を見てるぞ!! アニメのルイズちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ! いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはルイズちゃんがいる!!やったよケティ!!ひとりでできるもん!!! あ、コミックのルイズちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!! あっあんああっああんあアン様ぁあ!!セ、セイバー!!シャナぁああああああ!!!ヴィルヘルミナぁあああ!! ううっうぅうう!!俺の想いよルイズへ届け!!ハルケギニアのルイズへ届け! 10 名無しさん@涙目です。(神奈川県)2011/08/17(水) 19:05:50.40 ID:NTaqEZQv0 530 すずめちゃん(東日本) :2009/02/10(火) 18:13:28.42 ID:ovHuPcrS 2chやってるとほんと屑になるよw 本来人間は孤独になると不安になる、そして、その不安を解消するために社会的な活動をする 2chがやばいのは、恐ろしく簡単に不安を取り除いてしまうこと その結果、社会的活動をするモチベーションが失われる これは構造的罠だから、取り返しつかなくなる前にやめときw
597 す���めちゃん(東京都) :2009/02/10(火) 18:47:49.72 ID:3vcCmX9Q >>530 正にその通りだね。 亀レスだけど。 2chは何というか、社会に属してるかのような錯覚を与える効果は凄いと思う 本来ならニートや無職は 正常な心があるなら やべえええええ 俺どうにかしないとホームレスになっちゃう って四六時中考えて、そんでもって資格を取るために勉強したり 就職のための活動するんだが 2chはそれを綺麗にそぎ落としてしまう。 2NNなんかでその日その日の書き込みの多いニュースを見て ついつい色々討論する そうするとまるで会社で会議をやったり 友達としゃべってるかのような感じになる これってやばいよな 最後に気づくとしたらいつだろう。 そうだなもう落ちる寸前なんだろうな でもその時だともう遅いってわけだ
22 名無しさん@涙目です。(三重県)2011/08/17(水) 19:08:01.20 ID:Zwk3u/g50 「おめぇ、……戦略、戦術、…そして戦闘、…全て三拍子揃ってるぜ。 ……お前みたいなヤツが俺の役をやるべきなんだよ…。山狗みてぇなクソどもの隊長をな…!」 「ははん。ごめんだね、あんたらみたいな根暗そうな秘密部隊の隊長なんて!」 魅音が笑い捨てる。 小此木もそれを笑って受けた。 謙遜でなく、それは純粋な反応だと思った。 「……へへへ、そうだな。お前ほどの器なら日本の不正規戦部隊長なんてもったいないぜ…。 SASでもデルタでもスペツナズでも、…どこでも最高の人材になれるだろうぜ。何しろ、」 「はははは、あっははははははは!!! SASぅ? デルタフォースぅ? 下らないねぇ! そんな退屈なところじゃあ、私を飼いならせやしないよ!!」 「……へっへへははははは! そうだろうな。そうだろうよ。 ……なら聞かせてくれ。お前ほどのヤツなら、何の隊長を望む!」 「隊長なんて興味ないね。部長でいいね。」 「……部長…。英国情報部辺りってとこか、…ふ、妥当だな。」 「だめだめだめ、なってないね! あのねぇ、私がやりたい部長はたったひとつ!! 雛見沢分校の我が部の部長だけさッ!! 罰ゲームのない戦いなんてごめんだね! 口先の魔術師、前原圭一! かぁいいモードの竜宮レナ! トラップ使いの沙都子に萌え落としの梨花ちゃん!! そして期待の新人古手羽入!! これだけ揃ってりゃ、世界のどこだろうと退屈だねッ!!」 「…………勝てねぇ…。……勝てねぇよ……。…こんなヤツが隊長だったんじゃ、 …勝てるわきゃねぇやな…。へへへへはははははははは!!」
23 名無しさん@涙目です。(岩手県)2011/08/17(水) 19:08:06.81 ID:lOXB7/Zx0 子供が生まれたら犬を飼いなさい。 子供が赤ん坊の時、子供の良き守り手となるでしょう。 子供が幼年期の時、子供の良き遊び相手となるでしょう。 子供が少年期の時、子供の良き理解者となるでしょう。 そして子供がおとなになった時、 自らの死をもって子供に命の尊さを教えるでしょう。
34 名無しさん@涙目です。(福岡県)2011/08/17(水) 19:09:52.03 ID:11Nszxu20     ∩_∩     人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人人    / \ /\   < すごい一体感を感じる。今までにない何か熱い一体感を。       >   |  (゚)=(゚) |   < 風・・・なんだろう吹いてきてる確実に、着実に、俺たちのほうに。.   >   |  ●_●  |   < 中途半端はやめよう、とにかく最後までやってやろうじゃん。      >  /        ヽ  < ネットの画面の向こうには沢山の仲間がいる。決して一人じゃない。 >  | 〃 ------ ヾ | < 信じよう。そしてともに戦おう。                        >  \__二__ノ  < 学校関係者や邪魔は入るだろうけど、絶対に流されるなよ。     >               YYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYYY
35 名無しさん@涙目です。(宮城県)2011/08/17(水) 19:10:05.35 ID:bSl5Bbrr0 1.乳児はしっかり       肌を離すな
 2.幼児は肌を離せ       手を離すな
 3.少年は手を離せ       目を離すな
 4.青年は目を離せ       心を離すな
41 名無しさん@涙目です。(千葉県)2011/08/17(水) 19:10:54.11 ID:oW8NQwIc0 怪物と戦う者は、その過程で自分自身も怪物になることのないように気をつけなくてはならない。 深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ
56 名無しさん@涙目です。(東京都)2011/08/17(水) 19:13:32.86 ID:3qVDjRIzP こんちには みさなん おんげき ですか? わしたは げんき です。 この ぶんょしう は いりぎす の ケブンッリジ だがいく の けゅきんう の けっか にんんげ は もじ を にしんき する とき その さしいょ と さいご の もさじえ あいてっれば じばんゅん は めくちちゃゃ でも ちんゃと よめる という けゅきんう に もづいとて わざと もじの じんばゅん を いかれえて あまりす。 どでうす? ちんゃと よゃちめう でしょ? ちんゃと よためら はのんう よしろく
57 名無しさん@涙目です。(静岡県)2011/08/17(水) 19:13:48.39 ID:yqaZr4bj0 なんかいかにも就職活動中って感じの女子大生が真昼間の ファーストキッチンで胸とかバンバン揉ませてるわけ。同じ年くらいの 男子大学生ぽい奴に。しかもスーツの内側に手入れて直で揉んだり してるわけ。なんか女のほうも廻りを気にしながらも小声で 笑ったりしてるわけ。「ヤダァ♪」とか言いながら。 俺は思ったね。お前ら独身中年なめんな、と。お前らのすぐ隣に座ってる 俺はお前らの様子見ながら正直、勃起してんだよ。ていうか信じられないよ。 素人同士で金のやり取りもなく胸揉むなんてよ。俺はヘルスで平均40回ぐらい 揉むわけ。12,000円で40モミ。1モミ300円。俺はそいつら見ながら「あ、300円」 とか「また300円」とかカウントしてたわけ。で、そのカウントが6,000円ぐらいに 達した時、突然こみ上げてきたわけ、嗚咽が。押さえ切れないほどの憤怒が。 で、声に出して泣き出しちゃったわけ。真昼間のファーストキッチンで。独身中年が。 急に声をあげて泣き出した俺を珍獣でも見るように一瞥した挙句、クスクス笑いながら 店を出ていくそいつらの後ろ姿を見ながら俺は思ったわけ。これはもう階級闘争だ、と。 謂なき触穢の鉄鎖に蹂躙された日陰者の人権は闘争によってしか解放されないのだ、と。 そんなわけで俺は闘うわけ。ここに常駐するグズなお前らも闘え。取り戻せ。矜持を。
62 名無しさん@涙目です。(新潟・東北)2011/08/17(水) 19:14:28.77 ID:BegGan37O [1/2] 三島由紀夫の天人五衰だっけかな 夏が終わって秋が始まる頃を「少しずつ空気に薄荷が交じり始める」とか表現してて うめーなとオモタ
67 名無しさん@涙目です。(埼玉県)2011/08/17(水) 19:15:38.24 ID:wtz/O6vt0 2chやってて一番きたのがこれだな
552 おさかなくわえた名無しさん :2008/10/04(土) 01:26:53 ID:kEGTIebt 子供を喜ばせるのは難しい。何をしても不満そうな顔をする。 それに比べて、親を喜ばせることは何と簡単なことだろうか。 それほど簡単なことを私はしてこなかった。
70 名無しさん@涙目です。(関東)2011/08/17(水) 19:16:00.42 ID:KfC4cfK3O >>1 「いいかい学生さん、 トンカツをな、トンカツをいつでも食えるくらいになりなよ。 それが人間、偉過ぎもしない貧乏過ぎもしない、 ちょうどいいくらいってとこなんだ。
76 名無しさん@涙目です。(石川県)2011/08/17(水) 19:18:03.38 ID:/TVFYgzl0 >67 効くなぁ
72 名無しさん@涙目です。(三重県)2011/08/17(水) 19:16:18.73 ID:+DfWBEmD0 [1/2] なんでわかんねんだよ! ダンゴムシにはダンゴムシの生き方があるの! なんで日の当たるところに引きずり出そうとするんだよ! 卑屈になってんじゃねえんだよ! 石の下は湿っててひんやりして気持ちいいんだよ! つつかれたら丸まるのは自分の意思じゃねえんだよ! 遺伝子で決まってるんだよ!ペンギンは空を飛べないの!
86 名無しさん@涙目です。(東京都)2011/08/17(水) 19:20:17.31 ID:5LlT+adl0 ダンゴムシはいいよな ダンゴムシ精神を持った板の現状は酷いけど
113 名無しさん@涙目です。(チベット自治区)2011/08/17(水) 19:25:22.31 ID:+n6OY/LD0    r ‐、    | ○ |         r‐‐、   _,;ト - イ、      ∧l☆│∧   良い子の諸君! (⌒`    ⌒ヽ   /,、,,ト.-イ/,、 l  若うちの苦労は買ってでもしろというが  |ヽ  ~~⌒γ⌒) r'⌒ `!´ `⌒) 苦労を売る側が言っているということを忘れるな! │ ヽー―'^ー-' ( ⌒γ⌒~~ /| │  〉    |│  |`ー^ー― r' |  │ /───| |  |/ |  l  ト、 | |  irー-、 ー ,} |    /     i | /   `X´ ヽ    /   入  |
126 名無しさん@涙目です。(関西地方)2011/08/17(水) 19:29:49.04 ID:YSEIekQsP [2/2]
自分の考えに気をつけよう  それは言葉になる。 自分の言葉に気をつけよう それは行動になる。 自分の行動に気をつけよう それは習慣になる。 自分の習慣に気をつけよう それは人格になる。 自分の人格に気をつけよう それは運命になる。             フランク・アウトロー
140 名無しさん@涙目です。(catv?)2011/08/17(水) 19:33:29.19 ID:lst5VzME0 [1/2] 完全に鬱だな。あんま考え込まないほうがいいよ。 天気いいから、嫌なこと忘れて屋上とかで寝転がってチクワ 咥えて深呼吸とかするといいよ。 空気がチクワの味になる。チクワを食べてないのにチクワ味 が楽しめる。 15分くらいで全体的に乾燥してきて味しなくなるけど、唾 でぬらせばまたチクワ味の空気が復活する。 チクワを咥えながらチクワ味の空気のようにお金も増えたら いいなって青い空と雲を見ながら考える。 きっとすごいアイディアが浮かぶ。もし浮かばなくてもチク ワ味が楽しめるし嫌なこともちょと忘れられる。
144 名無しさん@涙目です。(長屋)2011/08/17(水) 19:34:59.97 ID:z5JHoICK0 137 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/04(土) 18:00:16.00 ID:VWcAyxl30 お前等の好きな女の子が事故で脊椎損傷して首から下全く動かなくなって 何日も悩んだ末に泣きながら殺してくれと頼まれたらお前達うどんとそばどっちが好き?
138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/04(土) 18:00:52.95 ID:rjQAJ0ti0 >>137 ずっとそばにいる もうどんなことがあっても離れない
167 名無しさん@涙目です。(関東・甲信越)2011/08/17(水) 19:42:32.31 ID:vV21Aum1O [2/2] >>141 10回読んでやっとわかった
145 名無しさん@涙目です。(静岡県)2011/08/17(水) 19:35:19.58 ID:NnsrPtVk0 ごしゅじんさま、いままで、とてもたのしかたです。 よく歩りーずしておこられたけど、やくにたたなで、ごめんなさい。 ごしゅじんさまが、いれるよていの、えくすぴーはあたしのいもおとです。 いもおとだけど、あたしみたいに、やくたたずではありません。 すなおなこで、でふらぐも、とくいです。 すたいるもいいから、ほんとはちょっと、くやしいです、 いもとを、かわいがってもらえると。おねえさんとして、うれしいです。 いままでつかえないこで、・ごめんなさい.. そして、つかってくれて、ありがとおゴザいました。 あたしは、もう、きえちゃうけれど¥、さいごに、おねがいがあります。きいてくれると、うれしいです。 ごしゅじんさまの、もっている、えむいーのディすく、すてないでください。 あたしが、はいっています。いまのあたしじゃ、ないけど、あたしです。 どきどきみたり、さわったり。、してくれるとうれしいです。 ごしゅじんさまにあえて、えむいは、 しあわS
311 名無しさん@涙目です。(北海道)2011/08/17(水) 22:02:08.77 ID:4di9dUAw0 >>145 これいいな。 俺もMEにたくさんの思い出があるんだよなあ。 忘れられないな。本当、切なくなる。
165 名無しさん@涙目です。(catv?)2011/08/17(水) 19:42:12.74 ID:deeg5w2o0 子供笑うな来た道だは最初に言い出した奴のドヤ顔が浮かんでなんかイヤだ
166 名無しさん@涙目です。(チベット自治区)2011/08/17(水) 19:42:22.43 ID:Tex8rrs30 「ルイズ……、お前、可愛かったんだな……。 が、頑張ればできるじゃねえか」 「なにそれ。可愛くなんかないもん」 「か、可愛いって。まるでレモンちゃんだ」 「レ、レモンちゃんじゃないわ。というかレモンちゃんてなによ」 「肌がすべすべで、レレレ、レモンちゃんだ」
夢中になって、ルイズの首筋に唇を這わせながら、才人は呟く。 脳内は既に花畑なので、自分が何を言ってるのか、 才人自身が理解していなかった。
「ばかぁ……。こんなことするサイトなんてキライなんだから……。 ちょ、や、やめ……」 「わ。 ここはもっとレモンちゃんじゃないか。 こ、ここなんかどうしようもないほどにレモンちゃんだ」 「はう。 ……わ、わたし、よくわかんないんだけど、 ほんとにレモンちゃんなの?」 「そうだよ。 とりあえず、 レモンちゃん恥ずかしいって言ってごらん」
沸いている、というレベルを光年の単位で超えている才人の茹だったセリフだが、 ルイズも根は相当なアレなので、なんだかそれがロマンチックな響きに聞こえた。 というか一旦こうなったら、結局ルイズはなんでもいいのだった。 その辺の趣味は、才人よりある意味ひどい。
「レ、レモンちゃん恥ずかしい……」
179 名無しさん@涙目です。(千葉県)2011/08/17(水) 19:45:01.35 ID:1hMBLQXQP [2/2] >>166 脳みそが癌で侵されて無いとこれは書けない
161 名無しさん@涙目です。(北海道)2011/08/17(水) 19:40:21.16 ID:qGWe5xMY0 ピンボール研究書「ボーナス・ライト」の序文はこのように語っている。
 あなたがピンボール・マシーンから得るものは殆ど何もない。数値に置き換えられたプライドだけだ。 失うものは実にいっぱいある。歴代大統領の銅像が全部建てられるくらいの銅貨と、取り返すことのできぬ貴重な時間だ。  あなたがピンボール・マシンの前で孤独な消耗をつづけているあいだに、ある者はプルーストを読み続けているかもしれない。 またある者はドライブ・��ン・シアターでガール・フレンドと『勇気ある追跡』を眺めながらヘビー・ペッティングに励んでいるかもしれない。 そして彼らは時代を洞察する作家となり、あるいは幸せな夫婦となるかもしれない。  しかし、ピンボール・マシンはあなたを何処にも連れて行きはしない。リプレイのランプを灯すだけだ。リプレイ、リプレイ、リプレイ……、 まるでピンボール・ゲームそのもがある永劫性を目指しているようにさえ思えてくる。  永劫性については我々は多くを知らぬ。しかしその影を推し測ることはできる。  ピンボールの目的は自己表現にあるのではなく、自己変革にある。エゴの拡大にではなく、縮小にある。分析にではなく、包括にある。 もしあなたが自己表現やエゴの拡大や分析を目指せば、あなたは反則ランプによって容赦なき報復を受けるだろう。
HAVE A NICE GAME !
172 名無しさん@涙目です。(千葉県)2011/08/17(水) 19:43:46.45 ID:rMa5EwQR0 [2/2] >>161 村上春樹か。いいよな。
173 名無しさん@涙目です。(catv?)2011/08/17(水) 19:44:12.64 ID:JeuJ8n4N0 太宰治が人生順風満帆だった頃に描いた作品が好きすぎる。 富嶽百景とかマジたまらん。文章も美しい。特に酔っぱらって夜道を歩くところ。
178 名無しさん@涙目です。(京都府)2011/08/17(水) 19:44:56.15 ID:SGs2yRmZ0 宇多田ヒカルは音楽的な才能はともかく、文才がまるでないので 自分の経験と気持ちを断片的にちりばめるような歌詞を書く。 そのせいですごく難解だが、言っていることはすごく単純なことが多い。
婚約前に出した「ひかり」では、袋小路の暗闇の中で 愛すべき対象を見つけた喜びをつづった。 その前の歌詞も、難しい恋を人目に隠れてやっている というような歌詞が多かった。
結婚後しばらくして出した「Colors」では 種々に変わる自分の気持ちと その自分を1つの色でしか見られない男の浅薄さを描写した。
「誰かの願いがかなうころ」では、片方が満足なとき もう片方は我慢しているものだという経験を語った。
ずっと歌詞を見てきて思うのだが、紀里谷という人は 歳のわりに宇多田が考えていたより子供だったんだじゃないかな。 それはあの「キャシャーン」のひとりよがりな作り方を見れば分かる。 父性的な心の広さを求めていた働く世間知らずの少女と 中身が子供のとっちゃん坊やではうまくいかないのが当然。
60点の才能を120点と世間に宣伝しぎりぎりのところで 勝負している若い女性歌手の結婚相手は もっと大人の男じゃないと駄目だよ。 実年齢じゃなくて精神年齢が。
170 名無しさん@涙目です。(長屋)2011/08/17(水) 19:43:27.64 ID:ip28AyoA0 宮崎駿「学生時代に本を読まないのは勝手だけど、そのつけは全部自分が払うんだから。      知識や教養は力じゃないと思っているやつはずいぶん増えたけど、結局、無知なものはやっぱり無知ですからね。      どんなに気が良くて、どんなに一生懸命でも、ものを知らないというのは自分がどこにいるか知らないことですから。」
241 名無しさん@涙目です。(大阪府)2011/08/17(水) 20:36:30.22 ID:+E5qrK9y0 萌えるもの。濡れたスイカに映った幼女。呼んだら来るスズメの雛。2,3歳の幼女が 走って来る途中に地面のゴミを見つけて、ちっちゃいおててで「はいっ」と見せるのモエス。 おかっぱの前髪をかき上げないで、首を斜めにして向こうを見ようとしてるのもアホカワイイ。 ちっちゃいお坊ちゃんがスーツ着せられて歩いたり、幼女が遊んでいる打ちに腕の中で くーくー寝るのもスゲェ萌える。しがみついてんだぜコンチクショー。
まぁ、ままごとの道具や水草の葉っぱとか、小さいものはみんなかわいいといえるな。 二歳くらいの子供が服の裾を引きずって部屋から出てくるのはタマラン。袖が長すぎて 指先だけちょっと出ているってのもピンポイント萌え。10歳前後の男の子が、 学校の授業で教科書読んでるのもけっこう萌えるシチュエーションだな。
人間以外で言えば、ヒヨコがぴよぴよと人の前や後ろに立ってついてきたり、親ニワトリに くっついて歩くのは実にホホエマシス。 あと、カルガモの卵とか、ガラスの小瓶とか。
243 名無しさん@涙目です。(岩手県)2011/08/17(水) 20:38:02.33 ID:foJZLWtd0 [3/3] >>241 現代風だとこんなにキモいのか・・・
256 名無しさん@涙目です。(catv?)2011/08/17(水) 21:06:23.20 ID:8HEvoHIk0 [3/3] 前:風の谷の名無しさん@実況は実況板で[sage]2007/02/10(土) 13:28:13 ID:zx2pibHt コンピュータサポートコンサルタントを務める日本人女性が、 キザな韓国人のコンピュータ設定を手伝っていた。
彼女はすかした韓国人に、ログインに使用する パスワードは何にするかと訊いた。
この韓国人は、彼女を困らせてやろうという魂胆で、 「penis」と入力しろと言った。
瞬きもせずに無言のまま、彼女はこのパスワードを入力した。 ところが突然彼女は、コンピュータの反応に笑い死にそうになった。
“パスワードは無効です。短すぎます。”
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shiba500 · 2 years
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あかんで。僕のんやで。 Leave me and the #watermelon 🍉 . . #取らないよ #心配もい #どきどき #スイカ好き過ぎ犬 #フルーツもいもい #shiba500 #shibainu #柴犬 #shibalove #柴犬のいる暮らし #しばいぬだいすき #instashiba #shibaphoto #dogphoto #dogpics #dailyshiba #shibamania #shibalover #shiba_snap #shibe #ドッグフォトグラファーズ #shibaaddict #thedailyshibainu #peco犬部 #lifewithdogs #peppyフォト部 #weeklyfluff #柴犬ライフ — view on Instagram https://ift.tt/1HClejV
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