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#お前は今まで食べたラーメンの杯数を覚えているのか
kensasuke23 · 1 year
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2022年10月に食べたラーメンは13杯。 2022年トータルで111杯でした。 #お前は今まで食べたラーメンの杯数を覚えているのか https://www.instagram.com/p/CkaUeRBycvh/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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longgoodbye1992 · 7 months
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Dear M
今から三ヶ月前に同時に仕事や恋人を失った時に支えてくれたのは、Tumblrで知り合ってかれこれ五年話していた愛奈だった。
その愛奈に先日会うことが出来た。
ここに書こうとは思ってなかったけれど、愛奈が望んだので綴っておく。
降りるはずのインターを一つ過ぎて愛奈に連絡した。
アパート近くの変な名前のラーメン屋が待ち合わせ場所だった。
カーナビの到着予定時刻は約束より五分過ぎた時間。
愛奈の顔を見たのは今から五年前くらいか。まだ十代だった。そのイメージだけが頭にあってどんな女性なっているのか見当もつかなかった。
長閑な農道の中にあるセブンイレブンで気を落ち着けるために緑茶を買った。
マウスウォッシュで口をすすぎ、お気に入りのナイルの庭を首筋や足首につけた。
約束の場所に到着してすぐにLINEを送った。すぐに今から向かうと連絡があった。
間もなく道路の向こう側からスラリとした女性が歩いてきた。白いニットに黒のスカート。肩まで伸びた黒い髪。すぐに愛奈とわかった。
運転席に座ったまま、どうしていいかわからなくなった。どんな言葉をかけたらいいのか、どんな表情をしたらいいのか。
とりあえず降りることにして運転席のドアを開けたタイミングで愛奈が助手席のドアを開けてあららとなった。
愛奈と向き合い顔を見た。昔見た写真とは随分と変わり、大人の女性になっている。例えるなら吉高由里子や和久井映見、笑うとYUIや橋本愛に似た雰囲気で和服が似合いそうだという印象を受けた。
この辺りは何を話したのか記憶にないが、地元の名産や実家で作った米、お守りなんかを渡した。そのお土産があまりにも多かったからアパートの近くで待ち合わせていた。
荷物を置きに一度部屋へ戻る愛奈の後ろ姿を見ながら素敵な人になったなとしみじみした。
車で繁華街へ向かう。夜市があってそこに行こうと約束していた。
車内では昨日の飲み会の話を聞いて青春だななんて羨ましくなった。愛奈は大学生だ。
「電話で聞くのと声若干違う」
「確かに」
助手席側の窓から西陽が射し込む。
「いい時間ですね」
「そうだね、着いたらちょうど薄暮でお酒が美味しいんじゃないかな」
緊張していた。助手席に座る愛奈の横顔をほとんど見れなかったのを今では後悔している。それとカーオーディオから流れる曲がたまたまTaylorSwiftの「DearJohn」とかバラードばかりだったのがちょっと恥ずかしかった。
俺が泊まるホテルにチェックインしてから夜市へ向かった。川沿いの道を愛奈と歩く。
「この街を歩くのは初めてですか?」
「そうだな、中学生の時に歩いて以来だから十五年くらいぶり」
「そっか研修で来たって言ってましたね」
「いい街だね。住みたいくらい」
「私ももっと住んでてもいいかなって思う」
マンションの間をすり抜けていくと目の前に夜市の旗が掲げられていて、大勢の人で賑わっていた。
「まずは食べたい物に目星つけて端まで歩こうか」
「途中でビール買いましょ」
「いいね」
焼鳥、海鮮焼き、日本酒、スイーツなど様々な店が並んでいる。人は多いが決して歩けないわけじゃない。
「彼に夜市行くって言ったらいいなって言ってました」
「今度連れてきたらいいよ」
「でも彼人混み苦手なんですよね」
「それじゃあダメか」
「そういう私も苦手なんですけどね」
「俺も得意ではないな」
ビールを売ってる店を見つけて並ぶ。
ふんわりした泡が美味しそうな生ビールだ。
生憎座る場所が空いてなかったので立って乾杯した。
「はじめまして」
「はじめまして」
二口で半分くらいまで飲んだ俺を見て愛奈は笑っていた。好きな銘柄ではなかったけれどここ何年かで一番美味しい生ビールだった。
色々と歩いて海鮮焼きを買って食べることにした。
何となく愛奈の前を歩いたのは横に並んで歩くのが照れくさかったのと、俺が横にいることで愛奈の価値が落ちてしまうじゃないかと思ったからだ。それくらい愛奈の姿は美しさとミステリアスさがあって、もし知らない間柄でどこか別の街ですれ違っていたらきっと振り返ってその後ろ姿を目で追ってしまっただろう。
親子連れの横の席がちょうど空いており、了承を得て座った。
Tumblrの人の話なんかをして海鮮焼きを食べる。
イカ焼きに苦戦してタレを服にこぼしそうになる愛奈を心配なようなちょっと可笑しいような気持ちで見ていた。
「ビールもう一杯飲んだら帰ります」
「えっ?」
虚をつかれたような気持ちになった。
「そう言わずにどこかお店行こうよ」
「週報書かなきゃいけなくて…」
「まあな、今朝まで友達と飲んでたんだもんね」
無理矢理そう納得させる。
何か嫌なことでもしていたのだろうか。もしくは俺のルックスやらファッションが想像と違っていたから早く帰りたいのかとも考え、次のビールを買いに行った愛奈の背中を見ながら天を仰いだ。
ビールを飲みながら残っていたホタテを食べた。手がタレだらけになっているのを見て愛奈がハンカチを渡してきた。
「いいよ、せっかくのハンカチが汚れる」
「裏側ならいいですよ。見えないし」
「なんかごめんな」
お言葉に甘えて手を拭いた。十一匹のねこの刺繍があった。
「かわいいね」
「お気に入りです。書店で買ったんですよ」
ハンカチを返す。
「口にもついてます」
そう言うとそのハンカチで俺の口の横を拭った。
ほんの数秒の出来事なのにその瞬間は鮮明に残っている。
「なんか子供みたいだな。かっこ悪いね」
「男の人はいつまでも子供ですから」
愛奈の底知れぬ母性は本当に罪だ。年甲斐無く甘えてしまいたくなる。かれこれ五年も話しているからどんなバイトをしてどんな男と交際しているのかほとんど知っている。だから同い年の女の子達とは一線を画すくらい魅力的な人になったんだな。
夜市を後にする。空は確実に夜に近づいているがまだ青が見えている。
駅の方向に向かいながら二人してトイレに行きたくなり場所を探した。
「この街のトイレなら任せてください」
そう言う愛奈の後ろをついて行った。
二人とも限界に近づいていたから小走りでテナントが多数入る建物に入った。
終わるとお土産コーナーを見ながらコンビニに入った。
玄米茶と愛奈が吸ってる赤いマルボロを買った。
「そこの角で吸いましょう」
「そうしよか」
玄米茶を一口飲んでアメリカンスピリットに火を点ける。愛奈はライターを持っていなかったのでその後に俺が点けた。
「今日はありがとう」
「こちらこそたくさん貰ってしまって」
「いいんだよ。命の恩人なんだから」
「いやいや」
「これで思い残す事はない。いつ死んでもいい」
「そんな事言わないで。悲しい」
「最近思うんだ。生きてる価値あるのかなってさ」
「じゃあ飲みながら人生語りましょ」
愛奈の言葉に驚く。
「帰らなくていいの?」
「いいです。お話しましょ」
なんか泣き落とししたみたいでかっこ悪いなと思った。愛奈の時間を奪っていくみたいで罪悪感も湧いた。でもそれを超えるくらい愛奈ともっと飲みたい話したいというエゴがあった。
「そうか。ありがとう。愛奈ちゃんと一緒に行きたい店があるんだ」
「どこですか?」
「バーなんだけどさ」
「バーあまり行ったことないから行きましょ」
煙草を吸いながらバーを目指す。
途中で車に轢かれそうになると腕を引っ張ってくれた。
「いいんだよ、俺なんか轢かれたって」
「ダメですよ。死んだら悲しいですから死なないで」
「でもさ、よく思うんだよね。交通事故なら賠償金とかでお金残せるしさ」
「それは私も思うときあります」
そんな話をしていたら店についた。
俺が持っていた玄米茶を愛奈が自分の鞄に入れてくれた。
明るめな店内のカウンターに横並びで座る。
愛奈はモヒート、俺はモスコミュールをオーダーして乾杯。
「私、親の老後見たくないんです」
「そうなんだ」
「前に言いましたっけ?産まなきゃよかったって言われた事」 
「うん、覚えているよ。それならそう思うのも不思議じゃない」
「計画性ないんですうちの親。お金無いのに産んで。三人も。それでたくさん奨学金背負わせるなんて親としてどうかなって思うんです」 
「そう思うのは自然だな」
「だから私、子供産みたくない。苦労させたり嫌な気持ちにさせたくないから」
「でも愛奈ちゃんはそうさせないと思うけどな」
「育てられる自信ないです」
「そっか。でもそう思うのは愛奈ちゃんの人生を振り返ってみたら自然だよ。それでいいと思うし、理解してくれる人はたくさんいるよ」
「結婚しないと思いますよ」
「それはわからないよ。これからさ、その気持ちを超える人が出てくるかもしれないし」
モスコミュールを飲み干した。
もし自分が同じことを親から言われたとしたらと思う怖くなった。そんな中で愛奈は自分の力でそれを乗り越えて立派に生きている。愛奈を抱きしめたくなった。ただただ抱きしめてもう大丈夫だって言いたかった。
愛奈からマルボロを一本もらう。久々に吸った赤マルは苦みが程々で後味が美味かった。そこで知ったのは赤マルは二種類あって、俺が渡したのはタールが高い方で、愛奈は普段低い方を吸っているらしい。
「あの棚の右から二番目のお酒知ってます?」
「知らないな」
「友達が好きで美味しいらしい」
「読んでみよか」
スコッチだった。
ソーダ割りで飲むと中々美味しかったけれど、元々カクテル用のウイスキーとして作られただけあって、もうワンパンチ欲しい味だった。
三杯目は俺はヨコハマというカクテル、愛奈は和梨のダイキリをオーダーした。
「俺もさ、親を看取らなきゃいけないプレッシャーがあって辛いんだ」 
「一人っ子ですもんね」
「出来た親でさ。ほとんどのことを叶えてくれた」
「すごいですね」
「ほんとすごい人だよ。だから期待に応えなきゃって思うとさ。色々しんどくなるんだ」
ヨコハマを一口飲む。ウオッカとジンの二つを混ぜるカクテルだからぐっとくる。愛奈に一口飲ませると「酒って感じです」と感想を述べた。茹で落花生がメニューにあったのでオーダーする。愛奈は食感が苦手だったようだ。愛奈はダイキリについてきた梨を一口食べ俺にくれた。甘くて美味い梨だった。次にオーダーしたのは愛奈はシャインマスカットを使ったウオッカマティーニ。俺はサイドカー。
「ゴリラいるじゃないですか」
「実習先の人ね」
「ほんといいなって思う。優しいし人のこと良く見てるしたくさん食べるし」 
「既婚者じゃ無きゃね」
「そうなの。でも奥さん可愛かった」
「たぶん可愛いだろうな」
「一緒にいれはいるほどいいなって気持ち強くなる」
「叶うとか叶わないとかそんな事はどうでもいいから今の時間楽しめたらいいね」
「頑張ります。お局怖いけど。でも最近機嫌いいからいいや」
シャインマスカット一粒を俺に寄越す。繊維質の食べ物があまり好きではないらしい。サイドカーを飲ませると美味しいと言った。
「サイドカーに犬って映画知ってる?」
「知らないです」
「すごくいい映画だよ。小説原作なんだけれど」
愛奈がスマホをいじる。
「Huluで見れるんだ」
「そうなんだ。便利やな」
「今度見よう」
その後は愛奈の好きな小説の話をした。加藤千恵って読んだことなかったなと思いながら話を聞いていた。
「次なんだけどさ」
「はい」
「ピアノがあるバーに行きたいんだ」
「行きましょ。その後ラーメン食べて帰るんだ」
「いいね、そうしよう」
店を出てると少しだけ肌寒くなっていた。
ピアノのあるバーに向かって歩いていく。
「バーに入るの初めてでした」
「そうなんだ。前の彼とは来なかったの?」
「入るのに緊張するとこには行かなかったんです」
「最初は緊張するもんな。慣れればいいんだけど」
「あっちの方にあるビストロにもやっと入ったくらいだから」
「そうなんだ。でもいいもんでしょ」
「すごくよかったです」
「そうだ」
「どうしました?」
財布から千円札を数枚出して愛奈に渡した。
「タクシー代、忘れないうちに渡しておくよ」
「えっ、いらないですよ」
「遅くまで付き合わせてしまったし」
「いいですって」
「いや、受け取って。今日は本当にありがとうね」
愛奈のポケットに押し込んだ。
「すみません。ありがとうございます」
「ほんと愛奈ちゃんには救われっぱなしだよ。だからこれくらいはさせてよ」
そうこうしてるとピアノバーの前についた。
少しだけ緊張したが意を決して入る。
店内は混雑していたが運良くピアノが横にある席に座れた。さっきまでは横に座っていた愛奈と向かい合わせで座った。目を合わせるのが照れくさくなるなと思った。
「リクエストしてもいいみたいだよ」
「えー、いいな。弾いてもらいたい」
「何かあるの?」
「一時期、月光にハマってて」
「いいね」
「でも何楽章か忘れちゃった。ちょっと聞いてもいいですか?」
「いいよ」
愛奈がイヤホンを繋げて聞いている。
その間に俺は「Desperado」をリクエストした。
「一でした」
「そっか、次に言っておくよ」
Desperadoが流れる。
愛奈も知っていたみたいで俺が勧めたピニャコラーダを飲みながら聞いている。柔らかくて優しい表情が美しく貴かった。
「これはさ恋愛の曲っぽいけどポーカーで負けた曲なんだ」
「えー」
愛奈が笑う。
次にピアニストの方に愛奈のリクエストを伝えた。
始まると今にも泣きそうなくらいに感動している愛奈がそこにいた。スマホを向けてその時間を記録している。その時の顔は少女のよう、昔見た愛奈の写真に少し似ていた。
お酒が進んでいく。
カウンター席のおじさまがビリー・ジョエルをリクエストしている。ストレンジャーやHONESTYが流れている。
会話は愛奈の男友達の瀬名くんの話題に。
「今度ドライブに連れてってくれるんですよ」
「ロードスターに乗ってるみたい」
「オープンカーか。この時期はまだ気持ちいいね」
「天気の良い日見ておくねって」
「いい子やね。その子と付き合っちゃえば?」
「でもね、絶対彼女いるんですよ。いつも濁してくるけど」
「そっか」
「沼っちゃう男子ですよね」
「じゃあさ、俺と付き合って」
「仮にも彼氏いるんですよ」
「冗談だよ。俺は君に似合わない」
もっと若くて横浜流星みたいなルックスで何か才能があって自分に自信があったらもっとアピールしたかもしれない。そう、愛奈に合うのはそれくらい優れている人で、愛奈を大切に包み込むことが出来る余裕がある人に違いないからだ。
「あの曲聴きたい」
「なに?」
「秒速の曲」
「One More Time?」
「それ!」
「じゃあ頼んでおくよ」
ピアニストの方にお願いするとすぐに弾いてくれた。愛奈は感激してこのときは本当にその強い眼差しが少し濡れていたように見えた。
タバコに火を点ける。愛奈をちらちらと見ながら吸うタバコはいつもより目に染みる。
ダービーフィズを一口飲む。久々に飲んだがやはり美味しい。
「すごく嬉しかった」
「よかったよ」
最後の酒に選んだのは愛奈はシシリアンキス、俺はXYG。
そのオーダーを聞いていたピアニストの方はGet Wildを弾いてくれて俺は笑った。
「これさ、シティハンターで出てくるんだよ」
愛奈はもちろん知らなかった。男の子の映画だからね。
「ボズ・スキャッグス弾いてほしいんですけど」
近くの席の女性が弾いているピアニストに声をかけたがちょっと待ってと制止された。女性がトイレに入った間に俺はこの隙にと一曲リクエストした。
愛の讃歌。
愛奈も知っていた。
タバコも吸わず、氷だけになっ���酒で口を濡らし、聞いていた。少しだけ目頭が熱くなった。
曲が終わるとお酒が届く。
「渋いお酒飲まれますね。さっきのダービーフィズとか」
マスターから声をかけられた。ダービーフィズの泡がいいよねと話した。
ピアニストにさっきの女性が話しかけている。
「ボズ・スキャッグスをお願いします」
「曲はなにがいいですか?」
「曲名がわからなくて…」
「それならウィー・アー・オール・アローンを聞きたいです」
俺が言った。すると二人ともそれがいいとなって弾いてくれた。
訳詞には二つの解釈がある。
僕ら二人だけ。なのか、僕らはみな一人なのか。
今だけは前者でいさせてほしいと思った。
「ピアニストの人が弾いてて気持ちいい曲ってなんなんだろう」
愛奈が言う。
「確かに気になるね。聞いてみるよ」
ピアニストの方に聞く。
「その時で変わります。上手くできたなって思えば気持ちいいですから」
なるほどなと二人で頷いた。
最後のリクエストに「ザ・ローズ」をお願いした。
ピアニストの方も好きな曲らしい。
「気持ちよく弾けるように頑張りますよ」
この曲は愛奈も知っていた。
オールディーズの有名な曲だ。
気持ちよさそうに弾くピアニストと聴き惚れる愛奈を見ながら最後の一口を飲み干した。
後半はあまり愛奈と話をした記憶がない。二人ともピアノの音色に癒やされながら静かに酒を飲み、少しだけぽつりぽつりと会話をする。そんな落ち着いたやり取りが出来る関係っていいなと思った。
会計をする。
お釣りを全て、といっても少額だがピアニストの方に渡してもらった。
財布の中身が増えている気がした。
愛奈に聞くと何もしてないらしい。
「きっと財布の中でお金が生まれたんですよ」 
そういうことにしてピアノバーを出た。出る直前に流れていた曲はドライフラワーでちょっとだけ不釣り合いで笑えた。
愛奈がラーメン屋を案内してくれるが場所が少し分かりにくくて何とかたどり着いた。
ビールを少し飲みながら餃子を食べているとラーメンが届いた。
二人して黙々と食べた。美味かった。
「大盛りにしてもよかった」
「私もう食べられないからあげますよ」
愛奈が麺をくれた。それを全て食べてビールを飲み干す。
二人で一頻り飲んだあとに餃子をつまみながらビールを飲み、ラーメンを一緒に食べてくれる女性は出会った事なかったかもしれない。
会計前にトイレに行きたくなって財布とカードを愛奈に渡して払っておいてほしいとお願いした。
戻るとテーブルに忘れていた眼鏡を俺に渡しながら
「使い方わからなくて自分で払っちゃいました」
「えっ、ああ、ごめん。現金渡すよ」
「いらないですよ。たくさんご馳走になったんでこれくらいはさせてください」
何度かやり取りしたが甘えることにした。
愛奈には甘えてばっかりだ。
店を出て大通りに向かう。
タクシーをつかまえようと。すぐにつかまった。
「このタクシー割引使えるんですよ」 
「ありがとうね、また会おう」
「はい!」
タクシーを見送った。夜の大通りをすーっと去っていった。
ホテルへの帰り道。コンビニでお茶と赤マルを買った。久々に吸って美味しかったからだ。お茶は愛奈の鞄に預けたまま忘れていた。
赤マルに火を点ける。
やたらと煙が目にしみる。夜空を見上げたら明るい繁華街にも関わらずいくつか星が見えた。
生きていてよかった。
それくらい楽しくて美しい夜だった。
また愛奈に会いたいと思った。次はいつ会えるだろう。そんな事を考えながらホテルのベッドに倒れ込む。
「死んだら悲しいですから死なないで」
今日何度か言われた愛奈の言葉がリフレインしている。
本当に素敵な人だ。あんなに幼くてどうしようもない人と恋に落ちてたのに上手に成長した。
あんなに気遣いできて疲れないのかなって思う。
少し心配だ。
愛奈を写した写真を見返す。ブレてる写真ばかりで下手さが目立つが二枚ほどいい写真があった。
大切にしなきゃならない人がこの世にはいる。
間違いなくそれは彼女である。
これは一夜の記録と愛奈への恋文だ。
なんてね
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korokkeyasan · 6 months
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バイト
変なバイトたくさんしてきたから裏話を交えながらお話ししちゃうよ内緒だよ🤭
居酒屋ホール
一旦ね あんま言うことないし
ギャルが働いてること多いから黒髪ツインテで働くと何しても許されるよ
時給が高いほど当たり前に求められる接客のレベルも高い
五反田で時給1500円の時は月一ミーティング、月一テスト、季節ものメニューの暗記、日本酒の説明丸暗記など様々
稲田堤時給1080円はスマホいじれるし酒も飲めるし客とダベれる
バーテン(アシスタント)
私が働いてたのはエンジョイ系のバーで、ダーツとかカラオケとかポーカー台とかあるとこ
でも銀座だったからかなり大変!1発目から銀座で働く人がそもそもいなかったからハードルも上がってた(他の夜の街から出世で銀座に上がるのが普通)
ギャラ飲みに巻き込まれたり3時にラーメン食べに行かされたりマジック覚えさせられたりしたけど、基本氷削って在庫管理してた
私はカラオケでかなりの人気を博し、歌い込まれたももクロとT.M.Revolutionを銀座中に響かせる日々を送っていました
同期にEXPGでコーチもしているプロのダンサーがいて、その人はよくチューチュートレインを踊らされていた
もう1人いる同期は空手のオリンピック強化選手で、よく脱がされてた
筋肉自慢の浅黒い銀座おじさんと白い歯を光らせながらよく酒を飲んでいた 山賊
一回だけ六本木の姉妹店行かされた時に犯罪レベルのセクハラに遭って辞めた
ビールの売り子
疲れる〜〜神宮だったから段差の高さバラバラでガチ大変だった
売り子は飲料メーカーごとの採用で、私はサッポロだったからヱビスと黒ラベルを担当してたよ
同じメーカーの女の子をよく見ると、顔が似てるから採用した人の好みがわかりやすい!ぜひ見てみてくださいな
ヱビスが1番泡が立ちやすかったから移動すればするほど泡になって、売れるビールが減ってよく怒られた(酷い)
もちろん給料は噂通りの歩合制
基本給+歩合給!
売り子だけで生計を立てる人は球場の掛け持ちをしてるベテランばかりなのも特徴!
巫女
高校時代の年末年始に!
お金の話を絶対にしてはいけないのでその辺大変だった〜
初穂料って言うのダルくてはっほりょーって言ってたわ全然
年末年始は交通安全お守りが1番売れる!なぜなら会社の社用車全台につける人が多いから!商売繁盛は一つでいいからね〜
あとあの薄っぺらい和服で極寒を過ごせるわけがなく、半分死んだ状態で接客をすることになる
お笑いライブスタッフ
まぁ一応ね、これもね、
まずリハ!まじで短い!演者が来次第きっかけ聞いてそのままリハの繰り返し
グループLINEとかないからカンで道具終わったかな〜と思いながら明転する
あとスタッフ少ないから全然同���仕事とかある
バティオスで受付音照スライドを一人でやった時、できるんだって思ってしまった
あとは撮影!
なるべく邪魔にならないように〜と思いながら撮る
私はスタッフ歴よりお笑いファン歴の方が長いのでファンが欲しい写真は全把握🫴してるからこの辺は楽勝
普通にライブ写真って撮影の中でもかなり難易度が高いのでめっちゃ大変!舞台の光しかないから全然写真撮れないんだよね〜でもお金をもらってるのでしっかり撮りましょう…(はい…)
ウグイス嬢
これね!選挙カーのウグイス嬢ですわ
知り合いが選挙出るから声出るしやってや、とのことで声をかけられまして、やることに
私は一度も思ったことないけどよく声を褒められる事が多い うれしい☺️
他の候補者とすれ違う時に音量を徐々に下げて黙る→候補者が応援挨拶をする→こちらも応援挨拶をする→お互いの声が被らない辺りでまた喋る とか
住宅地では静かにとか、公園の近くではフレンドリーにとか、いろいろありますわ
かなりレアなんだけど、党車にも乗りまして…
この党車ってのは、各党の代表車なんすね
今回私は自民党車に乗って、財務省副大臣とウグイスかましたのマジアツかった!!!!!!!!
ほいで自民党車だから候補者の話はあまりしちゃいけないとかいろいろある
なんかその後国会インターン誘われたりした!行けばよかったな普通に
あとお手伝いした候補者は無事2位で当選!おめでと〜
ガルバ内勤
調布のガルバで内勤してました!バーテンアシスタントの経験��かなり生きて、特に苦はなかった!場末のガルバともなるとかなりビジュアル面は不安定で、バライティに富んだメンツが揃っていました!!
41歳のベテランガルバ嬢!3XLを着こなすガルバ嬢!湘南から通うガルバ嬢!などなど…
41歳は本当に28にしか見えなくてすごかった!!!あとベテランってだけあって本当に酒に強かった!!!!!!
とはいえ華金には女の子が足りない事が多くて、バタバタと倒れた女の子の代わりに内勤が接客する事が多々あり、それは大変だった(ドリンク代はしっかりもらえた)
月に一回来店するおじいちゃんがいるんだけど、この人がすごい!!!!!!!!!
まず金持ち!そして優しい!ほんで清潔感がある!世のおじいちゃん全員この人にしてほしい!
まじで店全員が好きな客だった!
一晩で最低40万使ってくれるし、その場にいる全員にドリンク入れてくれる!この客が来ると店のグループLINEは大騒ぎで、この客に会うためだけに出勤する女の子も多数
たまーに神客がいるけど基本どうやって普段生きてるかわからないゴミみたいな人しか来ません
金持ちアピールしといてドリンク一杯すら出さない人もいるし、45分間一言も喋らないってこっちの反応を楽しむ人もいるし、勝ち確の口喧嘩をするために来る人もいる
日本は終わりです
パチンコ屋ホール
これ今本腰のやつですわいね
死ぬほどキツいけどその分高時給なので許します
普通に賭け事だから頭おかしい人多いね!まず!
浮浪者とか来るし 金も盗むし トイレットペーパーも盗む
最近はホース盗まれたからわざわざホースを袋に入れてから物置に入れて、使う時に設置するという手間までつくってくれる
毎日40個ぐらい灰皿洗わなきゃいけないのもヤバい 極寒の野外で!!!!!
あとパチ屋も年増ギャルが多いから私みたいな地味黒髪女は珍しがられる
パチスロについて何も知らないからいまだに仕事について行けていないが、パチンコのエラーなら大体直せるようになってきた!!
パチ屋誤解あるあるを解いていくわ↓
台制御しません!!!できないし!!当たってるからこの辺で止めさせよ〜とかない!!!みんなでインカムですごいねいいねって言ってます
客を見てコソコソインカムで話してません!!!まじで当たってるのうらやましいだけ!!!
リモコンで操作なんぞしてない!!!!非稼働時間を見てるだけです!!!!そんなに怒んないでよ!!!!
このくらいしかなかった
【共通して言える事】
女子大生が接客業をすると避けては通れないこと、それが無料キャバクラ化なのですが
本当にずっと無給で汚いおじさんと喋らされて最悪でしかない!!!!汚いし臭いし金払わないもんだって!!!!!!!!
たまーーにおじさんじゃないから内心嬉しいだろと言わんばかりで話しかけてくる20代男も普通にキモいのでやめてほしい
これ言うと、接客含めての時給だろ!と言われますが他のバイトは全く話しかけられなくて私だけが搾取されてる状態なのに???と思う
まぁこれを利用してわざとギャルが多い界隈で黒髪接客をして許されを被ろうとしてるので私も私で悪いっす そう言う事でいいっす
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mmmmmmmm0620 · 6 months
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可惜夜E.P.リリースツアー
今年の年明けにレコーディングをして、夏から可惜夜e.p.というCDを引っ提げて「オレンジに染まるツアー」というツアーを回った計16本ようやく諸々落ち着いたので長めに書こうと思う
2023.7.21 新潟CLUB RIVERST
ツアー初日、楽しみで全然寝れなかった、オープン前にバックドロップを頂いて(本当に夢だったからめちゃめちゃ嬉しい)ツアーの幕開け 俺が対バンしてうざ!!!って思うくらい悔しかったバンドをゲストに迎えたら全員2000年で顔合わせの時びっくりした 心から尊敬して大好きなバンドに出てもらえてることが嬉しかったな、打ち上げはたつみくんとハラくんと気狂うくらい新時代の伝串たべた あのスパイスって何にかけてもうまいからこわい みんなに無事に行ってらっしゃいって言ってもらえた!
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2023.7.30 郡山PEAK ACTION
実に2年ぶりのピークでのライブ 10代最後のライブをしたのもこのライブハウス なんか途中で悔しくなってライブ中泣き始めたのもこのライブハウス 店長のジョンさんはこの世でいちばんいい人、成人祝いもしてくれてうれしかったー zanpanでスタッフのふっしーさんと朝まで飲んだ
2023.7.31 仙台FLYING SON
今回のツアーでもかなり記憶に強く残ってる日 まじで何から何まで最高だったし鉄風東京がこの街でやってきたことにただただリスペクト さかじりと大黒とおかしくなるまでお酒のみました 
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2023.8.9福岡Queblick
なんと人生初九州 とんねるずのみなさんのおかげでしたの細かすぎて伝わらないモノマネで博多華丸がやってた長浜屋のネタを小学生の時から見てたから堪能しまくりたかったけどまさかの台風直撃 天気悪すぎて15時にお店が全部閉まり、打ち上げで行きたかった屋台も終了 かがっちょさんぎっくり腰により打ち上げもなし、とほほ…となりながらコンビニでビール買って移動
2023.8.10 高松RIZIN’
そしてまた人生初四国 コンビニのノリでうどん屋あるのヤバすぎる リハ終わってからすみいくんとフケセリに連れてってもらってうどん食べに行った 今まで、まあまあ…丸亀製麺の方がうまいでしょ…と思っていた俺を怒りたい 革命だった、もう高松のうどんしか食べません 店長さんもかなりイカれてて(いい意味で)セトリとか取り置き書くリストなんてものはないしそこら辺の紙に書け!と言われて出したしリハもタバコ吸いながらサイコー!とか言ってるし… 超大好きになった ハラくんも遊びに来てくれて打ち上げも一緒にした まさかの当日24時間の居酒屋がグランドオープンしてしまったせいで最後フケセリと喫煙所で喋ってるところで記憶がおしまい 起きたら家でした
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2023.8.18 寝屋川VINTAGE
この日も前日Googleマップのストリートビューでネヤビンに行ってしまうくらい楽しみだった日 なのにたこじろうやってないししまいには優斗とご飯食べようってなったのにファミマのおにぎりだし この日はO.A.のバンドがかなりグッと来た 打ち上げもきっかり最後は寝屋川市駅前の吉野家、朝6時にfin
2023.9.3 群馬SUNBURST
この日もかなり記憶に残ってる 俺が1回だけ本気でバンド辞めようと思った場所 今日はトイレで1人泣くことはなくて良かった ASAHIってバンドが後輩なんだけど曲数足りないからSeek meのカバー2回やってたのウケた 気合いめちゃくちゃ入ってて良かったなあ 打ち上げも箱打ち⇨ラーメン屋⇨やじまとガイくんとスマブラ 朝9時くらいまで遊びました
2023.9.7 千葉Sound Stream Sakura
サンストはツアーやる!ってなった時最初に出てきたライブハウス 俺はシラハタさんの人間性が大好きでここに通いたいと心から思う くさのねフェスの準備で次の日早かったからな無限テキーラワイン編はなんとか回避 サンストで初めて潰れないで帰れた
2023.9.9 下北沢近松
高校2年生の時初めて東京は下北沢でライブをした そのときに対バンのライブを見ないバンド、乾杯だけの打ち上げにカルチャーショックを受けた けど近松は初めてこんな大人も東京にいるんだ!って思���せてくれた場所 途中で新宿に移動して朝まで遊んでネカフェにぶち込まれた
2023.9.10 越谷EASY GOINGS
毎回地元バンドが顔を出してくれる 箱にいる人と集まる人の人間が好きだ レイクタウン行ってみたい
2023.9.25 豊橋club KNOT
地元以外のライブハウスで好きな箱ランキング堂々の1位 スタッフとそこに集まる人と地元バンドがはちゃめちゃに好きだ よそ者のはずなのにここまであったかく感じるのはなんでなんだろう Alstroemeriaは毎回出演じゃない日でもライブを観てくれる 人が好きだからその場所が好きになる ブッカーのしょうじさんがお酒は喉越しだ!とビールのノリでテキーラを並々注ぐので大ゲロ吐きました
2023.9.26 静岡UMBER
やっぱり高校卒業したての時に行ったライブハウスはなんかみんな思い入れがあるような気がしてる たごさんが辞める前にまた会えてよかったー バンド続けてればまた会えるよな、と信じている しきじからさわやかという最高ムーブもした ハンバーグとサウナはさわやかとしきじしか行きません
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2023.10.15 新宿Marble
この日からファイナルシリーズ 個人的におもしろそう!となって組めた日 kaoとUNFAIR RULEに出てもらった とにかく心が満たされた夜でこれが可惜夜ってことか〜となった ともさんとみはねとかなり話せて良かった 嬉しいことを言ってくれてもう泣きそうになった みんなすぐ帰ってしまったのでメンバーで凪食べて帰宅
2023.10.20 心斎橋BRONZE
この日の記憶はずっとhananashi この日を境にメンバーはhananashiしか聴けない体になりました 鼻歌も車内BGMもずっとhananashi 打ち上げできむけんさんに嬉しい言葉もらって曲げずにいて良かったと思ったしこれからも曲げずにいようにもなれた!テオくんと朝6時まで飲んだらファミマで吐いてました 
2023.10.22 栄Party’z
大好きなAlstroemeriaとツーマン とにかく幸せだったな 打ち上げで中華行こうとしてかなり歩いたのにやってなくて結局箱打ち ノンアルで朝まで付き合ってくれたの今考えると狂ってると思う みんなでシゲバーガー食べて幸福 
2023.10.27 新潟GOLDENPIGS BLACK STAGE
いよいよツアーファイナル 先週初日やったみたいな感覚なのにもうファイナル 愛すべきTHE KING OF ROOKIEとツーマン 初ライブした時から対バンしてて、辛いところも苦しいところもださいところもカッコいいところも全部見てる先輩だからこそファイナル新潟でツーマンできて良かったしこの街でバンドやれてよかった!と思った 店長の翔さんも次の日アイドルイベントで朝クソ早いのに打ち上げいてくれて嬉しかった これにてツアー完結!
こうやって各箇所書いてみるとずっとライブ⇨打ち上げ⇨嘔吐の繰り返しですがバンドはそういうのの繰り返しと積み重ねだと思ってます もう今年のライブは残り少ないし冬は雪やばすぎて遠征もポンポンできないので制作しまくって冬が明ける前にはまたいいおしらせをします!これからも末長く、よろしくお願いします
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juznimono · 11 months
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プロ野球を観た
日本がWBCに沸いた今春、我が家にもWBC旋風が吹き荒れていた。近藤選手の応援歌が好きだなあなどと思っていたら世間は日ハム時代の方を使うべきだという意見が主流だったようでちょっと凹んだ思い出がある
それから季節は過ぎても野球へのフワっとした興味は続き、観戦に行ってみたい気持ちは日に日に高まっていった。立地を考えて甲子園か京セラに絞る。甲子園周辺はこれまでも結構縁があったため、今回はオリックスの試合に決めた。よく連絡を取る友人がオリックスファンだったのも大きかった。舞台バンド漫画の話しかしない私が、急に野球を見たいのでついてきてくれとのたもうたのだから不審に思っただろうが、友人は快諾してくれた。一瞬友人カップルの観戦デートに混ざる可能性が出てなんだか面白くて話に乗ったものの、正気に戻った彼女が別日程をとってくれた。水差し女にならなくてよかった
(余談なんですが、物心つかない頃に千葉に観戦に行ったことはあります。「里崎!里崎!」とコールしたことしか覚えていない。確かキャッチャー。知っている野球選手を里崎選手一本で押し通していたら野球ファンの周囲の人間はみんな曖昧な笑みを浮かべてきました。何?)
友人がチョイスしてくれた観戦日は、女子をターゲットにした「織姫デー」(七夕とかじゃないんだ)という日だった。公式サイトを中心に事前情報や観戦マナーなどを仕入れるにつれてこの織姫デー、なんだか凄そうだというのがわかってきた。 イケメン投票で選ばれた選手がアイドルさながらにこちらを見つめる画像と黄色いネットの声は、最初にイメージしていたプロ野球のイメージとかけ離れていて驚いた。 野球を盛り上げるために色んな種類のプロが頑張っているのが感じられて、観戦前から「プロ野球、すげ~~」と感服しっぱなしだった。友人との共通の後輩に似た選手がいたので彼を推しと定めて(どの界隈でもとりあえず誰が好きかをなんとなく設定しておくと楽しさが倍増するタイプなので)当日に向けて姫になりきるべく色々と楽しく準備した。しかし来る当日朝、愛車のボンネットが熱々になって私は待ち合わせに2時間遅刻し、すべての準備を台無しにしてドーム前に半泣きでたどり着いた。ハンカチも、渡したかったお土産も忘れた。最悪の滑り出しだ。普通に心配してくれた優しすぎる友人に連れられていざ京セラドームへ
私はアイドルにもスポーツにも疎いため初めてのドームとの邂逅で、お上りさんのように大感動してしまった。 ドームでっかすぎる!巨大な水色のどら焼きみたいな摩訶不思議な建物。宇宙人が乗り捨てていったUFOですよと言われると、信じられないにしてもそういうコンセプトなのかなぁと思ってしまう。調べると自分が生まれる前に完成していたらしい。恥ずかしい
駅からドームの中まですごい盛況ぶりで、アイドルに扮したイケメン選手ののぼり(!?)が立っており、観客を出迎えてくれた。普段どんな比率なのかはわからないが確かに女性も多く見受けられた。友人のチケット発券を待つ間におじさん達が選手の批評をしたり、制服の学生達や、両チームのユニフォームを着た子達が楽しそうにしているのを見た。いいなぁ~。 事前に見た球場飯やグッズが気になっていたが、冷やかす気が起きないほどどの店も賑わっていた。友人曰く京セラの球場飯は微妙らしい
ドーム内へ続く入り口から見えたのはマウンドではなく対岸の客席だった。想像より遙か遠くに米粒大の人間がぎっしりと並んでいて、遠近感がめちゃめちゃになって混乱した。えっこんなに広いの・・・・・・?!なんというかハリーポッターのハーマイオニーのビーズバッグの中がめっちゃデカい魔法みたいだった。遅刻してきたのにずっと京セラの外観と内観に興奮している私を友人はどう思っただろうか。
チケットを片手に友人は内野席をずんずん進んでいく。5500円ならこの辺かな?の予想をぶっちぎって前へ進んでいき、選手の背番号が易々と見えるようなものすごいところで着席した。5500円で、この近さ。舞台ならこうはいかない。収容人数と飲食で収益を上げているのだろう。しかも選手達もちゃんと食べていけるお給料の仕組みになってるのが完成されてる。ありがたい
子どもが待つグラウンドに選手がやって来た。ものすごく遠い距離でボールを回している。めっちゃ速い。生で観るまでこんなに大きな規模感でやっているとは知り得なかった。ライオンちゃんがこの日のゲストでやってきていて一気にごきげんよう感が増す場内。そういえばなんか良い匂いがする柔軟剤を入り口で貰った
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空きっ腹に入れたビールが午前に車がぶち壊れたことを気持ちよく忘れさせてくれたところで試合が始まった。友人が横から解説を添えてくれるが周りの音にかき消されて聞こえなかったので、確かにデートで来たら自然と距離が縮まるかもなぁとか考えながらぼーっと観ていたら山﨑選手が先頭打者に打たれて一気に試合に引き戻された。つくりものではないのでうかうかしてたら二度と同じ瞬間は見られないのだ
「相手の下位打線の時とかにご飯を買えば良いよ」と言われていたが、どちらの攻撃も面白くてずっと座席から離れられなかった。あと横浜の応援歌がめちゃくちゃ良くて、体が勝手に動いてしまった。不勉強なもので一つ一つのプレーを事細かに記憶したり記録するのは出来なくてアホの感想になってしまうけれど、全部に一喜一憂して楽しかった。打って喜び打たれて関節が白く浮き出るほど手を握りしめたり、あとトンネルエラーも見られたし、謎のドッカン投球(申告敬遠だそうだ)もあった。打たれて「わ゛ーーー😵!!!」と叫んだ声がバシッと決まった好守備に「わ゛ーーーっ~~🫣🥹😙😙!?」に変化したり。
そして生まれて初めてホームランを拝むこともできた。斜め上をまっすぐヒューンとボールが渡っていったのが今も忘れられない。訳のわからない言葉を口走りながら跳びはね、ぐちゃぐちゃのハイタッチをした。もっと周りの喜び方を観察したり森選手に賛辞を送るべきだったのに、すべてがそっちのけになってしまうほど興奮した。森選手はなんと2本もホームランを打ち、2本目も我を忘れてしまった。もうホームランを前に冷静さを保つことは無理なんだと思う。友人も今まで聞いたことがない声でなにか叫んでいた
試合はオリックスが勝利した。スターターキットのような試合だった。友人はほっとしていた。私の初観戦が充実したものになるか気をもんでくれていたようだ。ありがたい。あとお土産でめっちゃ美味しい韓���海苔のおやつと可愛いおちょこと北海道ラーメンをくれた。神。 私もオリックスが勝ってくれて良かった。小賢しい私は遅刻と勝利で±トータルプラスになっただろうと踏んですっかり調子こきに戻って意気揚々と祝杯をあげに居酒屋に向かったのだ。選手の皆さんがもぎ取った勝利がこんな浅ましい操作に使われて申し訳ない。素晴らしい試合をありがとうございました
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プレー以外でも退屈させない工夫がそこかしこに見られて、総合エンタメですやんと思った。球団アイドルの女の子に手を振られてガチ照れした。たっぷり3時間を楽しみ尽くした休日だった 。奇跡的に1枚だけとれた1789が中止でしょげていたところに野球選手にジェンヌと通ずるものを感じてツボが刺激された。同時に宝塚も観た感じ。あ~オリックスバファローズ♪の歌と中川選手の応援歌(好みで覚えやすかった)をハミングしながら帰った
今度はオペラグラスを持って行きたい。ピッチャーの手がどうなってるのか観察したい。ユニフォームのズボンってどんな素材なんだろう。めっちゃ伸びそう
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ミリしらならぬ1試合観戦後のミリしりを書いていたけど似てる人コーナーになったので消しました。
私が事前に注目しようとしていた太田選手は怪我で出場できなかったようです。太田選手がまた治癒されたら絶対見に行きたいと思います
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202208050519 · 2 years
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Aさんへ 22
Aさんへ
Aさんこんにちは
先日のパワームーン……スーパームーンでしたでしょうか?
ご覧になられましたか?
美しかったです
ムーンの周りをぐるりと雲が囲い、その雲がわたしにはドラゴンにしか見えず……オレンジみのムーンに、ドラゴン
心中で「この世はでっかい宝島……シェンロン……」と呟いたのは言わずもがなです
Aさんにもスーパームーンのパワーがどうか届きますように
Sより
*********
『正常性バイアス vol.ティラミス』
多分、男はガトーショコラ。いや、さてはあのフォルムはフォンダンショコラか。底辺に血の色に近いソースが見える気がする。リョウは目を細める。夜は乱視の乱れが強くなる。ともあれ女はかき氷。
ラーメン丼と見紛うほどの、しかし、ラーメン丼とするには底の浅い、小ぶりな乳房のようにゆるやかな曲線の大きな純白の陶器に盛られたかき氷は緑色であるから恐らくは抹茶であろうと見当をつける。
それがもし、万が一、ピスタチオかもしくはずんだであるならば自分もタカシも潔くイチゴにするであろう。
リョウは、隣のテーブルの男女のそれらを数秒ながめたあとラミネートされたメニューの
『復活!台湾風かき氷♪フワッフワ!♪夏だけの期間限定!こだわりのフレーバーは全8種類♪』
をひととおりをその細部までをながめながらコーヒーカップに手を添える。イチゴもいいが、
『今夏から♪新登場~♪』
らしいティラミスが捨てがたい。かき氷でティラミスを味覚表現する攻めの姿勢に俄然興味が湧く。
ふつふつ湧いた興味のあと、呼び水的必然さでソノコのティラミスを思い出す。容赦なくティラミスのフォルムが、白い楕円の皿が、華奢なデザートフォークが、味覚の記憶が鮮明によみがえる。
(あいつはうまかった。)
3人の夜。ソノコがつくった
「はじめてつくったの。試作にして集大成。大成功。」
春がふんだんに盛り込まれた炊き込みご飯をおかわりし満腹をかかえてソファーに転がると、
「これは常連。常連史上最高の出来よ。」
とティラミスがのった皿を、芸術品を扱う所作で丁寧にテーブルに置いた。
ロングタイムアゴー。かなり、もう何年も何十年も前のことに思えるほどとても昔の、また、タカシが生きていたころの3人のグッドメモリー。タカシの人生に必要不可欠かつ必然的な最後のピースとしてソノコがパチンと加わった日々の最中、いつかの夜。
そのピースは、リョウが自分のなかにある唯一の空白を埋めるべくピースであることに気づきはじめてしまった最中、いつかの夜。
彼女史上最高のティラミスを満腹直後に早食いファイターの勢いで完食し、締めに、皿の隅によけておいた彩りのミントを噛み砕いた。想像通りの青臭い清涼感が口内を充満した。ティラミスの余韻はあっけなく消えた。とっぷり浸っていた余韻の消滅があまりに淋しく、口直しの口直しをすべくティラミスのおかわりを依頼した。無論、ミント不要の旨をソノコにきっちり伝えた。
丁寧に抽出されたのであろう香り高いコーヒーのフレーバー。生クリームとマスカルポーネ。には
「秘密の配合」
でサワークリームを混ぜていること。アルコールを一切摂らないリョウが
「酔っぱらわない程度」
ほんの気持ち程度のリキュールが含まれており、その正体はコアントローで
「オレンジとコーヒーのタッグは最強であることを数年前に発見した」
と、誰からも聞かれていない秘密を自ら暴露していた。全粒粉にめがないという彼女がつくるティラミスはボトムがスポンジではなく、全粒粉ビスケットだった。
ソノコが作るデザート類の共通項であるごく控えめな甘さ。食べる度に丼で食べたいと思った。ソノコの料理の最大の特徴は「食べはじめると改めて食欲が増す。」で「食べれば食べるほど、もっともっとと食欲を刺激する。」であり、食べ終わる頃には「またこれ食べたいからまたつくって。」の腹になるのだった。つまり、ソノコの手料理はひとを元気にした。
かき氷のメニューを見つめながらコーヒーカップを唇に当て喉を潤すだけのためにひとくち飲み込む。ぬるい。そしてただぬるいだけではない。くそまずい。
コーヒーの真価はひとくちめではなく残りわずかになった終末に問われるのだとつくづく思う。
ナッツ類はギリギリ、豆類は完全アウトとし、唯一、枝豆の塩ゆでをビールのあてにする(噛むとガリガリ音をたてるほどの塩味つよめ。しかも茹でたてではなく一度きちんと冷やしたもの。)のだけは好んでいたタカシが豆由来のずんだ団子を、
「江戸時代の民衆はなぜ茹でてわざわざ潰してこれをわざ、わざ甘味に。」
と、鮮やかな緑と白の連結を忌々しげに見下ろしていた風景を思い出す。
定番のあんこやごま、みたらしの他に、色とりどりのトリッキーとしか言いようのないカラフルな団子を山ほど買い込んできたソノコがダイニングテーブルいっぱいに
「今日はおだんごランチよ。」
と団子を並べ、飲むように頬張り、嬉々としてモグモグする彼女の横でずんだの発祥を調べはじめ
「ご���んのときに携帯やめて。」
と注意されていた兄を思い出す。
大人しく携帯電話をテーブルに置き苦笑する兄の表情までを思いだし、そして、それ以降の三人の風景を思い出すことはやめる。過去ではなく今現在の、ぬるくまずいコーヒーに意識を集中させ思い出を消す。現実に軸足をおく。ハートフルなグッドメモリーが現在の自分を支え、温め、前進する活力となるにはそれなりの時間を要する。もしくはグッドメモリーを上書きすべくベリーグッドメモリーをクリエイトする必要がある。当然、思い出すことをやめようとする抗いの力が働いているうちは自分を支えず温めず活力とはなり得ないし、そもそも自分の脳内か、もしくは心中ではひとつひとつのメモリーごとひとつひとつのフォルダに保管されている。それらはPDFして完結している。だから上書きのしようがないことをリョウはちゃんと認識している。すなわちお手上げ。上書きではなく新たなフォルダをクリエイトするしかない。
(クリエイトしたところで……)
吐き出したため息でぬるい琥珀の水面が揺れる。
(ケーキ。)
腕時計で時間を確認し、この時間なら選択の余地はなくコンビニで手にいれるしかないとおもう。
(だいぶ増えたな。)
いつも仕事帰りに寄るコンビニのデザート類が陳列する場所。
ショートケーキが真夏に売っているのだろうかと、シュークリームやあんみつなども思い浮かべてはみるもののやはり誕生日といえばショートケーキであろうと、純白と赤のコントラストのあと、再度腕時計を見下ろす。いたわりの気持ちで銀色の無数の傷を見つめる。
久々、改めてまじまじ観察してみると細かな傷がずいぶん増えたことに気づく。タカシから贈られたタカシとお揃いの、銀色の、文字盤が白の日付が時々狂う日本製の腕時計。今夜の日付は◯月◯日。正確な日付を確認する。世界で一番大切だったひとの誕生日。
大切なものを大切なものとしながら、そのくせ扱いが雑、気遣いは皆無であるとかつて「つった魚に餌をやらない。」と非難してきた女がいたが、そうではない。しかし、それは違うそうじゃないと反論したところで反論を理路整然と正論まがいの暴論に仕立てたところで納得してくれる女はこの広い世界のどこにもいないとおもう。いるはずがない。ここは荒野なのだから。荒野なのだから仕方がない。
(荒野。)
胸のなかだけで言葉にした荒野。の、ひび割れた枯渇の響き。なのにどうしても心には火が灯る。否応なしに温まる。たったひとつの些細なグッドメモリーによって。些細でありながら枯渇をいとも簡単に超越する。おき火となる。
「甘えてるのよねー。
すきなひとに自分をぜーんぶさらけ出して全身全霊、全力で甘えてる。
甘えることはリョウくんにとってきっと最上級の愛情表現なのよね。
さあ包容して許容してって。これが俺なんだからって全力で甘えん坊してる。
リョウくんみたいなひとを子供みたいなひとねって片づけてしまえば簡単だけど子供って賢くて打算的よ。愛されていることを知っている子供の甘えは確信犯的なただの確認作業に過ぎないから。
リョウくんの甘えは打算も計算もない。損得勘定もない。
純度100%の甘え。
そんな風に甘えられて受け入れることができたら女性はきっと女冥利に尽きるでしょうね。でも、
こんなおれをいらないならこっちから願い��げだー、くらいに強が��て。ほんとはそーんなに強くないんでしょうしデリケートでナイーブなのにねー。
でもきっと、それらをぜんぶぜんぶひっくるめてリョウくんなのよ。」
***
ロングロングタイムアゴー。タカシに、
「リョウくんさ、いい加減にしなさいよ。わがまま過ぎやしないか。」
と、声音とは裏腹に笑みのない兄らしい表情で男を隠しながら、なにかしらの言動か行動を叱られたときだ。
深夜。化粧をおとしパジャマ姿でアイスクリームを食べながら寝しなにダイニングテーブルで新聞を読んでいたソノコの声。歌うような、滑らかな柔らかな声、言葉。
(そうだ。あのときだ。)
思い出す。口の内側を強く噛み笑いを堪える。
タカシの部屋でいつものように、ソノコがつくった夕食をたべソノコが当時気に入っていたイランイラン含有の入浴剤が大量に投入された乳白色の風呂につかり、危うく溺れそうになるほどの長風呂からあがり、放出した汗に比して唾でさえ一滴も残っていない喉のまま髪を乾かす余力もなく、仕方ないそろそろ帰るか。とごく軽くソファーに座った。ソノコが、
「はい、どうぞ。」
冷えたジャスミンティーを差し出した。
一息に飲み干した。底を天井に向けると氷が雪崩れた。
「いっきのみ。もう一杯のむ?」
無言で首をふり、結露したグラスをソノコに戻した。グラスを受け取り、ダイニングテーブルに戻ると新聞の続きを眠そうに読み始めた。
体験したことのない快適さが極まると、未知と遭遇した衝撃が高じて非日常に感じるのだと知った。
山奥の滝とか、神社や教会。湯気のたつ生まれたての赤ん坊との対面。だいすきな人の腕のなかでウトウトしてそのまま眠ること。入眠の直前「もうこのまま死んでもひとつも後悔はない。」と思うこと。限りなく透明に近いもの、こと、ひと。
見るものの濁りや淀みを一掃する存在感を、風呂上がりのそばかすが丸見えの素顔を、つるつる光る額と目尻近くのほくろを、兄を、兄のうしろのキッチンカウンターに置かれた
『みみまでふ~んわりのしっとりやわらか生食パン』
8枚切りをみた。2袋。
風呂にはいる前リョウは眠気覚ましにジャスミンティーを飲むため冷蔵庫をあけた。
黄色と橙色の(橙色のほうをみて「トムとジェリー。」とつぶやいた。食器を洗っていたソノコは背中を向けたまま真摯な声で「それね。わかるわ。」と応答した。)チーズ、トマトときゅうり、(水槽のやつ。)と思いながら水草のような草が入ったプラスチックパックを手に取り確認するとディルとあった。レタス、サワークリーム。生クリーム、こしあんの瓶、未開封の粒マスタード、未開封のほうじ茶バター、ボールにはいった卵サラダとポテトサラダたちが明朝の出番を待ち鎮座していた。
食パンと、冷蔵庫にスタンバイする食材に気持ちを奪われたまま、新聞を読むソノコをソファーから見つめた。帰りたくないと地団駄をふむ代わりに、ソファーに転がるとリョウは長く息を吐く。
明日の朝はサンドイッチ。
とても久々で懐かしくもあるワクワク感にリョウは包まれた。そのワクワク度合いはたとえば、
遠足の前夜
夏休みが始まる日。ではなく夏休み初日の前夜。でもなく夏休み初日の前々夜。つまり「明日は終業式。給食ないから午前中でおわり。そして明後日から夏休みだ。」
とても久々に腹の底からなにかしらの力強い、とはいえ名前をしらないワクワク感が吐き気をもよおすほどにわきあった。衝動的なワクワクに覆われた。ワクワクにひとしきり包まれたあと本格的に急速に眠くなった。
眠くなったことを口実に、
「やっぱり泊まるからソファーをベッドにしてくれ。」
と、俺にもアイスをくれと、アイスじゃなくて愛でもいい。やっぱりジャスミンティーもう一杯と軽口を叩いた時だった。タカシが珍しく苛つきを隠しきれぬ表情で「リョウくんさ、」と口をひらいた。夕飯のとき、
「お泊まり久々。忙しかったものね。」
とソノコが嬉しそうに隣のタカシに笑ったことを、ソノコの嬉しさの何十倍かの嬉しさであろうタカシが、思慮が深そうでいてわかりやすい男の浅はかであろう意味で何百倍もの嬉しさを控えめに、
「うん。」
だけで表現し微笑み返したことを、久々のお泊まりに相応しい湿度の高い艶のある笑顔であったことをリョウは「やっぱり泊まる」と発した時にはすっかり忘れていた。
忘れたふりをしたことを思い出す。
再度口の内側を噛む。眉根をひそめる。カップの底が透けて見える残りわずかのぬるい琥珀色を一口すする。ぬるくてまずくてとても苦い。そして残少。まるで俺の人生そのもの。目の前の女は息継ぎもせず喋り続ける。きっとこの女はクロールが早いだろうと、リョウは呆れではなく尊敬を込め女の話に頷く。
頷きながら隣の男女がガトーショコラらしきものとかき氷を交換し、楽しそうに幸せそうに笑っている様をみる。あっちの女も息継ぎなしにクロールを早く泳ぎそうだと思う。溶け始めたかき氷を見る。羨ましいと妬む気持ちさえ枯れている。ぬるくてまずくて苦い。自分には最高にお似合いだと思う。
急遽、1グラムも空気を呼まず「やっぱり泊まるから」とわずか1トンほどのわがままを告げた弟への兄からの至極当然な指摘を「わがままじゃないし。」と口には出さず触れ腐れていたリョウは
「甘えてるのよねー。」
から始まったソノコの言葉を息を止めて聞いた。
言葉を発することはできず、ただ、寝そべった姿勢のまま顔だけを捻り、兄を素通りして、ダイニングテーブルで新聞を読むひとの横顔だけを見つめた。
柔らかく滑らか。清らか。
兄弟が作り出す尖った空気を和ませるためかそれともただの、まっさらな、ソノコの。
リョウは、ソノコを見つめながら日本酒の瓶を思い出した。2日ほど前、岩手へ旅行にいってきたという一回り以上年齢が上の先輩から「なかなか手に入らない希少品。」だと、恭しく渡された土産の日本酒の瓶。ほとんど透明に近い水色の瓶。ラベルの大吟醸の文字。
ソノコを見つめ声と言葉を聞き、なぜか思い出した。
タカシの最後のピースは、そのひとは、自分にしてみても最後のピースで、ただのなんてことのない事実としてそれは荒野に凛と咲くたった一輪だった。
***
年季のいった兄とお揃いの腕時計をそっと指で撫でる。傷をなで、ごめんなと胸のなかだけで呟き、しかし、誰に対しなんのための謝罪であるのか、ごめんと謝るわりに許されること願っているのか、決して許されるわけがないと諦めているのか自分の真意は一瞬で蒸発する。
「ねえ。大丈夫?聞いてる?ていうか笑ってるよね。大丈夫?お疲れです?」
向かいに座る女の尖りを含有する声にハッとし、
「ごめん。」
慌てて指を腕時計からコーヒーカップに移す。空っぽ。ため息を辛うじて飲み込む。疲れる。とても疲れる、疲れた。どうやら自分は生きることの全てに疲れているのではないかとおもう。しかしまさか「大丈夫?」と問う女に「大丈夫だけれど疲れた。」と答えるわけにもいかずリョウは、
「大丈夫。」
とだけ答え頷く。
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indigolikeawa · 4 months
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2023年12月30日土曜日
送別会(n回目)
 昨日は会社に行く最後の日だった。起きたのは4時頃で、夜が明けていくにつれて、その日が快晴であることを空が示していた。9時頃に工場に着いたが、営業の堂前さん(仮名)と工場長(ではないが実質工場長に当たる人)の矢内さん(仮名)は外に出ていて、他の社員とパートさんはすでに正月休みに入ってしまったようで、工場には誰もいなかった。私は一人で、制服や保険証や社員証を返却したり、自分の机の中のものを片付けたり、社用車に残った私物を回収したり、いらないものを捨てたり、いるものを段ボールの中にしまったり、膨大な量の他に漏らしてはいけないっぽいことが記載された紙の束から一枚一枚A4やB3のそれを引っ張り出してはシュレッダーにかけたりしながら、時間が過ぎるのを待っていた。お昼に近くのラーメン屋(とは言っても車で片道10分くらい。全然近くない。けど私はなぜかこのラーメン屋をめっちゃ近いと思っている。近くないけど)に行っておいしいラーメンを食べた。13時に工場に戻ったが、まだ誰も帰って来てなかったので、引き続き片付けをした。とは言ってももう紙の束以外の片付けは終わっていたので、携帯でラジオを聞きながら、ずっとシュレッダーに紙を突っ込んでいた。
 15時過ぎに矢内さんが帰って来て、近況などを話しながら、私は引き続きシュレッダー作業を行い、矢内さんはパソコンで何かしらの入力をしていた。あまりにもいつものような雰囲気だったので、本当に今日で会社を辞めてしまうのだろうか、と思うほどだった。16時頃になって堂前さんが戻って来たのと、高知から私と同じ作業員の大森さん(仮名)が来た。今日は終業後、私の送別会が行われるので、わざわざ来てくれたのだ。終業時間になったが、工場にいる4名全員がこの後の送別会に来るので、「今までお世話になりました」とか「良いお年を」という言葉はここで発されたり聞かれたりすることがなかった。
 矢内さんから数日前に「送別会、安倍さんはお酒飲む?」という質問が来て、仕事に行かなくなってからずっと飲んでいなかったので、つい「飲みたいです」と返信してしまった。そうすると矢内さんから「それだったら、工場から一回安倍さんの家まで私と安倍さんの車2台で行って、安倍さんを拾って居酒屋まで行くね」と返信が来た。だいぶ申し訳ない気がしたけれど、甘えることにした。だってこれは私の送別会なのだから。しかし、矢内さんと堂前さんは終業時間になっても少し仕事が残っていたので、大森さんがその役目を担うことになった。だいぶ申し訳ない気がしたけれど、甘えて良いような気もした。だってこれは私の送別会なのだから。工場から私の家までが車で20分、私の家から会場の居酒屋まで車で20分かかり、工場から居酒屋までは車で10分なので、居酒屋に私たちが着くと既に矢内さんがお店の中で待っていた。まだ堂前さんは仕事をしているそうで、先に3人で始めることになった。矢内さんはジンジャーエールを、大森さんはすだちジュースを、私は生ビールを注文して乾杯した。私が思い切って飲酒を解禁したので、送別会が居酒屋で開催された意味が少し出たような気がした。堂前さんも間も無くやってきて、ウーロン茶を注文した。田舎で飲酒するのは極めて難しい、自宅で飲む場合以外は。
 私が会社を辞めるのはこれで何度目になったのか、せっかくなので今までの職業を挙げて数えてみる。駅員、郵便局員、事務員、プールの監視員、警備員、介護職員、塾講師、作業員。駅員から警備員まではアルバイトで、介護職員から作業員までは正社員。仕事を辞めるのは今回が8回目だ。多い。たぶんめっちゃ多い方じゃない?だから送別会も8回目、と行きたいところだが、いきなり会社に行けなくなる辞め方が多いせいもあって(今回もそうだ。成長してない。まるで成長していない!)、送別会が開催されたのは、駅員、介護職員、塾講師、そして今回の作業員の時の計4回である。8の4。50パー。この割合が多いか少ないのかはあんまりわからないけど、なんか少ないような気もする。あまり自分の送別会をしてもらったことのない、一つの職場に長く勤める立派な人も多いのではないかと思うのですが、私は自分の送別会が大好きである。だってすごく惜しまれたりしますし。なんたって主役ですし。皆さんが今まで忙しかったり照れ臭かったりして言えなかった感謝などを伝えてもらえますし。仕事の思い出話も楽しいです。思い出話は大体楽しくなるようにみんな話してくれますしね。ありがたいね。そんないい職場をどうして辞めるんだろうね。そう、もちろんそこに来てない人が嫌いだからというのはあるんじゃない?考えれば分かるよね?そうだよね。
 じゃあいつから私は、矢内さんのことが好きだったんだと思いますか?正解は、7年前にこの会社に入って少ししたらもう好きになっていたような気がするし、つい3ヶ月くらい前だったような気もする、つまりよく分からない、でした。入社してすぐ、本社で3ヶ月研修があり、徳島に戻って来て、一緒に仕事を回る先輩が矢内さんだった。矢内さんはまだ結婚していなくて、谷(仮名)という名字だった。谷さんは仕事ができて、優しくて、可愛くて、献身的で、私の憧れだった。社用車の助手席で、話をしているのが本当に楽しかったし、横顔を見るのも好きだった。そんな私の怪しい挙動に気付いたのか、谷さんは一緒に仕事するようになってすぐ、「私、彼氏いるんだ」と言って来た。よく分からないけれどなぜか振られたような気がしたし、聞いてませんけど!と思ったりしたし、やっぱりそうですよねと納得したりした。そう言う風に言われたら、あんまり好きとかは考えないようにするよね普通。損しかないもん。そんなの傷つく結末しかないから。そこに向かって突き進む人いる?そもそも一緒に仕事する人のこと好きになったりするのなんて良いことなんか絶対ない派の筆頭ですよ私。知りませんでしたか?ちゃんとそういうのも知っといてくださいね!
 谷さんと一緒に仕事を回ったのは、結局一年くらいだっただろうか。谷さんはもともと工場で仕事をしたいという気持ちがあったようで、私が仕事を覚えて一人で現場に行けるようになると、工場でパートさんの作業を監督する役割を担うこととなった。それでも工場に帰ると、いつも谷さんがいたし、仕事終わりに長いこと話したりすることも多かった。谷さんの恐るべきスキルとして、谷さん自身が恐らくあまり興味のないことについても延々と話を聞くことができるということがあって、私も音楽のこととか、お笑いのこととか、谷さんにのべつ幕なしにまじで…2時間とか?…話すことがあって、それを嫌な顔ひとつせずに聞いてくれるので、話し終えた後で「うわあー2時間も一方的に話してしまったー!でも聞いてくれるってことは面白いと思ってくれてたのかな。私の話面白いんだなあーふふん」などと思っていたのだが、最近になって毎日のように後輩の女子からあまり面白くなさそうな話を延々とされていて、それを嫌な顔ひとつせずに聞いているのを連日目撃してしまい、「あっこの人単なる特殊スキルの持ち主だっただけだ!私は恥ずかしい!これまでの時間返してあ��たい!私の寿命からキャッシュバックしてあげたい!」と思ったのだった。
 そんなある日、(もうこれも何年前だったかは思い出せない、私はそういうのすぐ忘れてしまう、全部メモしとかなきゃいけないのに、メモするのも忘れてしまうし、覚えていたとしてもそんなメモする時間誰も取ってくれない)谷さんの名字がいきなり矢内に変わっており、私はそれをタイムカードか何かで見て、「ああ…結婚したのかな」と思ったのだが、まあ一応両親が離婚したみたいなパターンもあるか?他にもなんか私の知らない名字変更チャンスがあるかもしれない、なんだったら今まで実は彼氏と言ってた人と結婚しており、離婚したので変わったとかもある?と思い、まあ報告ありますかね、と思っていたのだけど、一向に報告は無く、谷さんと呼んでいいのか矢内さんと呼んでいいのか分からないとかも結構気にしてしまうので、1ヶ月くらいして私の方から「ご結婚されましたかね?」と聞いたら、「しました」と返ってきたのだった。
 まあ別に結婚してようとしてまいとパートナーがいることに変わりはないので、呼び方が変わった以外は何もかも今まで通りだった。彼女の働き方もあまり変わるところがなく、朝早く来て仕事を始め、夜遅くに帰ることが多かった。私と矢内さんの関係はもちろんずっと同じ、会社の先輩と後輩、それだけ。人間のことを何とも思ってない会社の先輩と後輩、それだけだった。私は、簡単に言うと、辛いことばかりだから、この会社を辞めるに至った訳だけれど、彼女は私よりもこの会社に勤めている年数が長いし、私よりも辛いことが遥かに多いはずだった。それでも私の話を聞いている時みたいに、ほとんどの場合は嫌な顔ひとつしなかった。たまにもの凄く辛そうな顔をしているような気がしたけど、具体的に私に相談したりということはなかった。私は彼女を助けてあげたかったし、力になりたいと思ったけれど、私は馬鹿だし、力不足だし、精神的に不安定だったし、彼女の後輩だったし、何にも出来なかった。そもそも構造自体がうまく行ってないのに、ひとつの要素が別の要素を劇的に改善するみたいなことは起こりうるのだろうか?私の考えではそれは起こらない。何だったら構造自体を変える方が全然簡単だと思う。でもそれも起こらない。いつもそういうことは起こらない。待っているだけでは起こらないが、出来ることは何もない、従って起こらない。ずっとそういう状況で、私も彼女もそれに耐え続けていた訳だが、弱音を吐くのはずっと私の方で、彼女からそういう弱音を聞くことはほとんど無かった。私は彼女に弱音を吐いて欲しかった。私に相談して欲しかった。小さな声で「何かあったら相談してくださいね」と言ってみたこともあったが、やっぱ声小さかったから聞こえてなかったんだと思う。相談はしてもらったことは今までに一度もない。
 今年の8月になって、もう本当に意味が分からないんですが、彼女のことが改めて好きになってしまった。書いてて本当に恥ずかしくて、悲しいんですが、好きになってしまった。理由が思い当たらない。いや彼女はずっと素敵ですよ。でも今更改めてそういうことを思わなくてもいいはず。分からない。私は今年のお盆にCovid-19に罹ったのですが、それくらいしか思い当たる理由がない。なんか体に変化があったからでしょうか。眼を見ると本当にドキドキしてしまって、息が荒くなってしまうから逃げるみたいなことになってしまった。どうしたのでしょうか。でもご安心めされい。未来人の私は知っています。私は12月末で会社を辞めることになるのです。会わなければ恋は冷めます。少なくとも私の場合はそうなのです。1月まで耐えてください。何もしなければ良いのです。簡単簡単。楽勝です。
 私はまた助手席で矢内さんの横顔を見つめていた。7年前と同じように。あの頃と違うのは、乗っているのが社用車ではなく矢内さんのアルファードであることと、二人とも制服ではなく私服を着ていることと、時刻が夜の9時過ぎで、私が生ビールの中ジョッキを4杯も飲んで、目の当たりと鼻が赤くなっていて、それ以外の顔の部分が真っ白になってしまっていること。何を話していたんだろう。楽しかったね、とか、今までありがとうございました、とかそういったことだったんだろうか。私の家がどんどん近づいていて…あれはどこだったんだろう。最寄りのひとつ前の駅のそばだったと思うが、私は急に話せなくなってしまった。矢内さんもなんとなく黙ってしまって、車内を沈黙が支配する。
「矢内さんは」
「どうして結婚」
「しちゃったんですか?」
 矢内さんは結婚した理由を教えてくれた。彼氏と長く付き合っていたからとか、双方の親御さんが、とか、やっぱり責任が、とかあんまりわからなか��たんですが、私が聞きたいのはそういうことじゃなかったので、というか何か聞きたい訳ではなかったので、流れを遮るようにして私は呟いていた。
「ずっと好きだったんですよ」
 さっき簡単って言ってたじゃん。楽勝って言ったじゃん。どうして我慢できないんでしょうか。家までもう10分なかったと思います。追加タイムで失点したフットボールチームよりも遥かに愚かです。敵は私しかいないのだから。スタジアム中がブーイングの嵐です。本当に馬鹿です。誰も得しません。最高で二人、最低でも一人傷つくことになるだけです。
 あ、ありがとう、と矢内さんは言って、こちらをチラッと見てくれた。これは本当に優しいと思います。運転中だし、全然目を見なくてもいいはずです。お前さあーもう家着くじゃんさあーションベン我慢できねえかーと思っても全然良い筈ですよ。それが受け止めてくれてる訳です。もちろん全てこちらの妄想ですが。
 私は「これを言いたくて、今日は飲もうと思ったんです。お酒のせいにして言いたかったこと言えるようにしたかったんです。ねえ、どうしていつも何も言ってくれないの?どうして相談したりしてくれないの?矢内さんは私の憧れなのに。いつも優しくて、可愛くて、魅力的なのに、どうして傷ついてばかりなの?私は、矢内さんの力になりたいのに、助けてあげたいのに、ごめんなさい。いつも本当にごめんなさい」と堰を切ったように矢継ぎ早に話しかけていました。なんか途中から趣旨ぜんぜんズレちゃってますが、矢内さんはそれを聞いて頷いて「ありがとう」とか「私も辞める時は言うね」とか答えてくれていました。
 当然もう家のそばには着いていて、路肩に車は止まっていて、ハザードランプの音と光が何もない田舎道で目立っていたのだった。私は、本当にあろうことか、矢内さんの手を握っていて、本当に申し訳ないのですが、何度も「もう帰らないとだめだよね」と勿論その通りだ即刻下車せよと言うしかないようなことを言っていて、最後の最後まで矢内さんを困らせていた。「ぎゅっとして欲しい」という言葉に「それは…やめようか」という言葉が反射して、私は最後に絶対に「今までお世話になりました」と言わなくてはいけないところで「バイバイ」と言って車を降りて、少し歩き、振り向き、暗闇で全く見えない運転席に向かって手を振り、再度振り向き、そこから一度も振り返らずに家へと帰ったのでした。
 シャワーを浴びて、ふらふらになりながら庭でぶらぶらしているミケにCIAOちゅ〜るをあげて、気絶するようにベッドに横になり、2時頃にトイレで目が覚めると、矢内さんから暖かいLINEが届いていて、私は、本当マジで止めろよなと言いたいんですが、それに長々と返信して、再度眠りについたのですが、朝目が覚めると、ありがたいことに既読がついておりました。
 告白して失敗すると、もうその人には二度と会えなくなるような気がする。それなら、どうして絶対に失敗する告白をするんだろうか。永遠のお別れ。もう一回送別会やって欲しい。告白して失敗した時は、感想戦みたいな送別会を開いて、二人でどこが悪かったとか良いところもあったとか言い合いたい。告白失敗につき執り行われる送別会があるのなら、今回で何回目になったのだろう。そういうことがあれば少しは成長できると思う。まあそういうことは一人でもある程度できると思うから、そんなのてめえで勝手にやっとけとも思うけど。
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animekirbyserifu · 5 months
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ブンその4
61話 ・「(カービィに朝食を吸いこまれて)コイツ…人の分まで!(ブンだけに)」 ・「(太ったデデデを見て)でもまだ食べてんじゃん…。」 ・「でもすげー量だな…こんなもんでどう?」 ・「待てよ!カービィも一緒に来てたよね?」 ・「でもその前にデデデが食べた!」 ・「笑ってる場合か…。」 ・「アイツが魔獣か…。」 ・「な~んだ!スナックを吐き出せばよかったのか!」
62話 ・「(デデデの新コーナーなんて)どうせドタバタだよ…。」 ・「(6枚の絵柄を見て)オレキャンディー!」 ・「たかが占いじゃん…。」 ・「大人って結構迷信が好きなのさ。(イローに迷信の意味を聞かれて)理屈もないつまんねぇことを信じること~。」 ・「そうだ!いっそのこと占い通りにしてやろうか。メーベルが「頭に気をつけろ」って言ったら、こうだ!(ホッヘの頭に石をやさしくぶつける)」 ・「(サモに)こうまでされたら断れないよな~。」 ・「作戦開始!(キュリオを大ケガさせる)」 ・「仕事のあとの一杯はたまんねぇな~。」 ・「信じるのが悪い!皆がバカすぎるんだ!」 ・「まだゴルフ場計画を諦めてなかったのかデデデのヤツ…。」 ・「皆…メーベルを信じてついてったんだ…。」 ・「(竜巻の正体は)トルネイドカービィに変身してたんだ!」
63話 ・「頭は痛いし喉は痛い…鼻水(?)もとまんねぇ…イヤになっちゃうよ…。」 ・「バカは風邪ひかないってゆーぜ…(デデデはたまたま部屋の外でそれを聞いたため、ショックを受けてしまう)。」 ・「(カービィに対して)とうとう風邪ひいちゃったなぁ…。デデデは良いよ…風邪ひかねーから(※第4話でひいてます)。」 ・「(デデデを見て)悔しがってる…。」 ・「(デデデは風邪を)どうやってひいたんだろ…。」
64話 ・「まだ夜明けじゃねぇかよ…。」 ・「クイズかぁ…面白そう!」 ・「こうなりゃ絶対優勝だ!」 ・「ファイアカービィだよっと!」 ・「トッコリ…覚えてるか?」 ・「バッカみたいな質問だぜ。」 ・「でも違うんだよな~。」 ・「(デデデに対して)はははははは…自分から仕掛けたクセしやがって(煽り)。」 ・「ど忘れしちゃったぜ…。」 ・「それが違うんだよな~。」 ・「ファイアカービィ!」 ・「村長!」 ・「ナックルジョー!」 ・「スピンキック!」 ・「いったいどうなってんだ!」
65話 ・「(母親に外で遊べと言われて)この天気で?うわぁ!(雷で驚く)」 ・「ん?これって…(ナックルジョーのヤツじゃん)。メタナイト卿!これ…。」 ・「(デデデに対して)え…何でもないよ。」 ・「(メタナイトに対して)どーいうこと?」 ・「分かってる…相当強い敵らしいね。」 ・「ジョー!良いモンもってきてやったぜ~。」 ・「やった!ファイターカービィだ!」 ・「ひでぇ目に遭った…。」 ・「宝石ならあるぜ?ほら…これ(ズボンの中からジョーのペンダントを取り出す)。」 ・「やったねジョー!あれ?ジョー…父ちゃんの形見が…(お前の父ちゃんは生きてるから良いだろ…)。」
66話 ・「今度もデデデの仕業かな?ハーックション!」 ・「(デデデに対して)じゃあなんでこんなに急に寒くなるんだよ~?」 ・「はは!お金を払ってないのか~!」 ・「雪だ!」 ・「姉ちゃん!遊ばないの?心配性だな~姉ちゃんは。」 ・「姉ちゃん…こいつらは?え?寒いところにいるあの鳥?」 ・「何だろう…姉ちゃん?氷山?」 ・「(ペンギーにさすらう理由を聞く)何でそんなことしてんの?」 ・「おかしいなぁ…どっかに入口があるはずだよ…。」 ・「見張りはいないぜ?」 ・「これ…クーラーじゃないか?」 ・「雪も降るワケだ…。」 ・「でっかいクーラーで冷やしてやがった!」 ・「趣味でさまよってんだろ?」 ・「でもオレたちは寒いのは苦手だ!」 ・「姉ちゃん…まだ?」 ・「(ペンギーに対して)出ないとこのカービィにおしおきされるぞ?」 ・「やった!ひさびさのアイスカービィ!」 ・「お前ら日射病になっちまうぜ?」
67話 ・「雨だ!姉ちゃん帰ろ帰ろ~!」 ・「姉ちゃん…また魔獣教師を呼ぶ気だ…。」 ・「姉ちゃん…ヤツらだ…。何とかしないとまたやられるよ?」 ・「(姉に指名されて)足し算と引き算。」 ・「カービィやめろ!(悪いのはヨタだろ)」 ・「何言ってんだ!姉ちゃんは暴力を禁じてるんだぞ!(※時と場合によります)そーゆー問題じゃねーだろ!?」 ・「(アイツらは不良だし)仕方がねぇさ!」 ・「(電気柵を『バルカンジャブ』で破壊する様子を見て)さっすが!ファイターカービィ!」
68話 ・「いいか?皆。この店は安さとスピードで勝負するしかねぇ!(他に競争相手はいないけど)」 ・「(レン村長に)ラーメン1丁!はいお待ち!アルバイトさ!これメニュー、また注文してね。まいど~!」 ・「(タゴに)チャーハンお待ち!」 ・「姉ちゃん…カービィは?あれ以来デデデは?」 ・「(エスカルゴンに対して)おまちどぉ!はい!チャーシューメンだよ!」 ・「(デデデに対して)あぁ、10分前だろ?あ…やっぱりカービィダメだったんだ…。すぐ届けるよ!」 ・「姉ちゃーん!昨日カービィ届けてねぇってさ。」 ・「(デリバリーマンのせいで)でもおかげでこっちはクビだぜ…。」
69話 ・「(カワサキを)みーっけた!」 ・「うわぁ…すっげぇゴミ…。あ、コラー!」 ・「村の連中ったら、森を守ろうなんて気、全然ねぇもんな~。」 ・「エコツアー?何かめんどくさそう…。」 ・「姉ちゃん!(デデデに)先越された!」 ・「ちゃーんと用意してきたんだ。」 ・「(姉に対して)木の数を数えてるんだってさ。」 ・「姉ちゃん早く行こうよ!でも…皆いっちまったぜ…?」 ・「(レン村長に対して)姉ちゃんのせいにするなよ!」 ・「姉ちゃん!こっちて良いの?」 ・「カービィー!もっと引っ張れ!」 ・「(キノコを採ってきた姉に対して)食べて良いの?え?火を焚くの?」 ・「大人って大したことねぇな…。」 ・「ハラ減っ��…。」 ・「姉ちゃん!これ!デデデの地図だ!」 ・「アイツら!ゴルフ場を作るためにエコツアーを利用したんだ!」 ・「デデデの地図でもアテになるんだね!ほっとけよあんなヤツら!」 ・「(森林火災が起こって)なんでこんなことに…。」 ・「ダメだ!(火に)囲まれた!」 ・「いくら食いしん坊でも、こんな火事じゃな…。」 ・「(飛んできたワドルドゥ隊長に対して)アレだカービィ!アレを吸いこむんだ!」 ・「やった!トルネイドカービィ!」 ・「(デデデに対して)ちゃんと植えるんだぞ~!」
70話 ・「それ行くぞ!あ、いっけね!(木の上にボールが飛ぶ)」 ・「(トッコリに対して)意地の悪いこと言ってないで(ボールを)落とせったら!」 ・「(トッコリが)呼んでも返事もしないで。」 ・「じゃあ…トッコリの先祖は…(由緒ある立派な家系だったのか…)。」 ・「…で、その宝どこなの?」 ・「つまり(宝があるのは)日陰ってこと?」 ・「トッコリのひい爺さんだな!」 ・「すげーなトッコリ…先祖がコリート卿だってことを、ホントに証明したなぁ!」 ・「待て!デデデ!」 ・「デデデ!さっさとトッコリの宝を返せ!」 ・「姉ちゃん!あれ!(デデデが逃げた)」 ・「ひさびさのミラーカービィだ!」 ・「アイツ…宝がなくて悔しくないのかな?」
71話 ・「なんだ…カインかぁ…。」 ・「決まってるだろ?(魚は釣りあげられると)寿司にされるのさ。」 ・「(クジラはデカすぎて)食うのは無理だぞ、カービィ。」 ・「分かった!あの親クジラが(子供を)探しに来たんだぜ!」 ・「カービィ!今のうちに船んなか探検しようぜ!」 ・「このなか…怪しいと思わないか?」 ・「そうか…デデデのヤツ、あ���クジラを捕まえる気だ。」 ・「ヤバい…さいなら~!うわぁ…ワドルドゥ隊長…。」 ・「くそ~早く姉ちゃんに知らせないと…。カービィまだかよ…。」 ・「(捕鯨用罠でロープを切って)カービィ!逃げろ!」 ・「デデデ!この船どうなってるんだ!クジラを捕まえる道具ばっかじゃねぇかよ!」 ・「おーい!誰かいるかー?」 ・「ちぇっ、(クジラに食われたのは)お前らのせいだろ。」 ・「姉ちゃん…どうやらクジラは…(話を聞いてくれたようだな)。」 ・「終わったよ!どこもきれいさっぱりだ!」 ・「そうか!ホエール・ウォッチングの狙いは(クジラを潜水艦に改造することだったんだな)!」 ・「(デデデ達は)海に出る気だ!」 ・「(魚雷を)本当に撃ちやがった…。」 ・「あんなデカいのが赤ん坊だったのか…。」
72話 ・「(ワドルディを)売る方もだけど、買う方も買う方だ…。」 ・「姉ちゃん…ここにカービィはいない…。」 ・「はは、(デデデのヤツ)怒鳴る元気もねぇのか。」 ・「(デデデに対して)自分1人で責任取れよ!」
73話 ・「(デデデが親切なときは)何か企んでるぜ。」 ・「(カワサキに対して)お前にも誇りがあったのか。」 ・「やっと回ってきたよ…。なんだカッパか…まぁいいや。」 ・「(エスカルゴンに対して)邪魔すんな。」 ・「(カワサキは)やっぱり騙されていそうだ…。」 ・「皆(寿司に)お金を使い過ぎて反省している。」 ・「だから…皆の懐を考えて商売すれば?(ガキが大人に言う意見じゃない)」 ・「オレたちも昨日食べ過ぎてお小遣いがないんだぜ!」 ・「メーベル~!焼き芋見た?」 ・「(トッコリに対して)焼き芋寿司が来なかったか!?」 ・「やっぱしゃっくりで吸いこめないんだ!」 ・「でも…アイツどうやったら驚く?」 ・「無理だ…。だってアイツ…幽霊だって驚かないんだぜ…。」 ・「やった!しゃっくりが止まった!」 ・「あはははは!もう親父ギャグしか(出ねぇみたい)!」
74話 ・「でも…自然に飛んできたにしては、これは多すぎるぜ?クション!」 ・「ああやって(デデデが)花粉をまき散らしていたのか!」 ・「それにしても(カービィは)丈夫だなー。なんともないじゃん!」 ・「姉ちゃん…何か聞こえねぇか?」 ・「デデデの企みかな?」 ・「(イモムシを見て)デカすぎるぜ…。」 ・「へぇ~、じゃあ(イモムシが)孵るところ見たいな。」 ・「(イモムシが)かわいそうじゃんか!」 ・「ヤバ!(カービィが)花粉症にかかったぜ!アレじゃ何も吸いこめねぇ!」 ・「(ツインナッツ姉妹に対して)あのデカい怪物は、アンタたちを助けに来たんだろ?」 ・「カービィは敵じゃない!」
75話 ・「(ガケに激突するトッコリに対して)バッカだなぁ…。」 ・「(デデデに対して)教えてやるよ、あのガケんなかに(化石が)埋まってたのさ。」 ・「デデデのヤツ…本格的に恐竜にハマってる。」 ・「なら(本当に絶滅したか)キュリオさんに聞けよ…。」 ・「アイツ…(恐竜の)写真集まで…?」 ・「(モロに対して)カービィだよ!結構役に立つぜ。」 ・「(トカゲを捕獲して)やったね!悪く思うなよ。」 ・「タマゴが盗まれたんだ。」 ・「(デデデに対して)タマゴを泥棒したんじゃねーの?」 ・「デデデのヤツ…オレたちに研究させといて…。」
76話 ・「そうか!アイツ(ドクター・モロ)…オレたちを利用してバケモノ恐竜を作ったんだ!」 ・「(お前たちの身体からDNAを取り出して)トカゲや恐竜のDNAと混ぜたんだ!」 ・「今度は姉ちゃん恐竜か…。しっかしよく似てるよ…気の強いところまで。」 ・「はは!オレの翼竜だ!いいぞ!デデデをやっつけろ!」 ・「モロの研究所だ!」 ・「カワサキリュウだ!」
77話 ・「(芸術への理解は)カービィとデデデだけは無理だよ。」 ・「(デデデの美術館に対して)建物だけはバカでかいけどさ…(中身はねぇのか?)。」 ・「姉ちゃん、諦めろ…。皆が絵を描いてるだけで良いじゃん…。」 ・「([[モナリザ]]を見て)プププランドの生き物じゃない…。」 ・「(デデデの顔に描き替えられたモナリザを見て)メチャメチャだ…。」 ・「(絵デデデの)狙いはカービィだぜ!」
78話 ・「デデデが呼んでるぜ?」 ・「ははは!(デデデのヤツ)分かんねぇのかなぁ!」 ・「やっと分かったか(笑)!」 ・「(ロボが壊れたのは)カービィを襲うからさ…。」 ・「おい…そんなんで大丈夫か?」 ・「カービィ!ヘディングだ!」
79話 ・「で?カービィは今どこにいるんだ?」 ・「(星の戦士になりたいボンカースに対して)そうなら続けて言え!」 ・「ボンカース?」 ・「弟子になりたいなんて嘘だ!正体を現したぜ!」 ・「ダメだ!あのハンマーを吸いこめなきゃ、カービィは変身できない!」 ・「ハンマーカービィだ!」 ・「姉ちゃーん!大丈夫か!?」 ・「(ボンカースに対して)お前なら、きっといつか星の戦士になれるよ。」
80話 ・「(カスタマの顔を見て)この顔見たことあるな…。」 ・「姉ちゃん…飲んでみるの?」 ・「カービィ!待てー!」 ・「やべぇ…魔獣もいねぇのに…ストーンカービィになっちゃった…。」 ・「でも今は静かだ…。カービィも元に戻ったんじゃない?」 ・「ストーンから戻ってる!」 ・「しっかりしろカービィ!」 ・「(やる気のない村人たちを見て)気味悪いな…。」 ・「(レン村長に対して)別にって…良いのか?このままで…。いいだろうって…。」 ・「姉ちゃん、まさかカービィに飲ませるんじゃ…。」 ・「カービィのヤツ!今度は村を全部ぶっ壊すぜ!」 ・「クソォ…パワップDを飲んだのになんで効かねぇんだ!」 ・「カワサキ!お前パワップDを買ったよな!」 ・「あんなに買ったのに?」
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etanchan · 8 months
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ビールを理解したい
導入
「とりあえずビール」。言ったことありますか?お酒が飲めない人にもこのフレーズはお馴染みですよね。これは筆者がビールを理解したいなという気持ちを綴った散文です。ラブレターみたいなものです。
はじめに
私は成人して8年が経つ人間、絵李咲ちゃん(エリサチャン)と申します。お酒が好きで、かつかなり飲めるタイプの人間です。幾つになっても記憶や財布や自尊心をお酒によって失くし続けている学びのないしょうもない人間です。そんな自分がすき。
まずはじめに私とビールの出合いから記したいと思います。19歳の時に居酒屋のキッチンでバイトをしていました。そこで1番最初に覚えた仕事が、生ビールを注ぐという仕事でした。注ぐと言っても、ジョッキをセットしてボタンを押すと勝手に全部やってくれる機械が導入されていたので、私が教わったのは注ぎ方ではなく、機械の扱い方でした。
働いたことがなくても、居酒屋に行ったことがある方は察しがついているとは思いますが、居酒屋は忙しい時は本当に狂ったように忙しく、全員が些細なことに静かにキレ散らかしながら業務をこなす脳汁ドバドバ環境なのです。そこで最もキレ頻度の高い事象のひとつに「乾杯がビールじゃない」というのがあります。
誰が決めたなんのルールなのか知りませんが、なぜかこの国では全員揃ってから乾杯をして飲み食いをスタートするという文化があります。それに倣い客の満足度を引き上げる為にドリンクのファーストオーダーは爆速で出さなければならないという十字架を我々は背負っていました。4、5人なら大丈夫です。10人を超える宴会���なると、その量のドリンクを作って運ぶというのは重労働です。そんな時に「乾杯がビールじゃない」とどうなるでしょうか。そう、時間がかかります。色んなもん計って混ぜて作る酒は大変なんです。それが全員ビールだとどうなるかというと、空のグラスと瓶ビールやピッチャーに注いだビールなどをドンと出すだけで済むのです。あぁなんて楽なんだろう。ジョッキに注いで出す場合もありますが、計ったり混ぜたりする手間がないのでそれはそれは爆速でファーストドリンクの提供を終了できます。消える泡と戦うことはありますが、それでもこんなに楽なことはありません。「とりあえずビール」は神様です。
ビールは楽ちんで、一旦最初に飲んでおくもので、大体みんな飲むもの。乾杯の為の飲み物。それが私のビールの第一印象でした。
ビールとの距離
居酒屋バイト経験後に成人した私は、すぐに一般的な居酒屋にある酒を一通り飲みます。焼酎サワー、ウイスキーハイボール、果実酒、カクテル、ワイン、日本酒。甘くて飲みやすいとされているものから挑戦し、徐々に度数や量を増やし、自らの嗜好を探った結果自分はハイボールがお気に入りだというところに落ち着きました。ハイボールはいくらでも飲める。数年かけてその結論に至った私は、居酒屋では最初から最後まで一貫してハイボールのみを頼むようになります。その頃には居酒屋のバイトは店長と喧嘩して辞めていましたし、バイトで覚えたことは全て忘れていましたので、ビールを頼むと店員が楽という知見も発揮されませんでした。ビールを飲もうと思ったことすらありませんでした。苦いし美味さが分からないし、なんか太るらしいし、プリン体?が気になる。痛風?になるんでしょ?ビールは大量に飲めない。健康を損なうから。ビールはおじさんが飲むもの。若い人は乾杯の1杯だけ仕方なく付き合うもの。よく知りもせずそんなイメージばかりがありました。気づくと、「お酒は好きなのにビールは飲めなあいんですう」みたいな人間になっていました。反吐が出るぜ。
それから更に数年、様々な人付き合いを経て、色んな場所で色んなお酒を飲みました。それに伴い、「なににする?ビールでいい?」と聞かれるお年頃がやってきます。大体25歳ぐらいです。「お酒好きでめちゃめちゃ飲むんですぅ」などという触れ込みで飲みに行くと、勝手にビールが飲める人カテゴリに入ってしまうらしい。ただそこまでビールが嫌い、飲めないというわけではないので、そう聞かれると「あ、じゃあビールで」と言えるぐらいには大人になっていました。「とりあえずビール」に加担する大人に。まぁ、美味いと思わなくても別に飲める。コミュニケーションの為に来ているのだから、とりあえず長いものには巻かれようみたいな社交術が身に付いていました。ただ一度たりともビールを美味しいと思った事はありませんでした。ビールは近くて遠い存在でした。
コーヒーの台頭
その翌年の夏です。昔からの友人が突然「アイスコーヒー飲める人ってかっこよくね?」と言い出します。確かに。確かにそうだ。我々は圧倒的にアイスティー側の人間でした。なんならアイスロイヤルミルクティー側の人間でした。30歳という大台に向かっていく我々。いつまで甘ったるいお紅茶を飲み続けるのか。いや、例え最終的にお紅茶派だったとしても、アイスコーヒーがなんなのかを理解してからお紅茶を飲むべきではないだろうか。夏の飲み物に対して関心が高まる時期がありました。我々はその夏、ありとあらゆるアイスコーヒーを飲みました。まずは大手コンビニで手軽に買えるアイコ。次にカフェチェーン店で飲めるアイコ。たまにはちょっといい喫茶店のアイコ。コーヒー専門店のアイコ。飲んだアイコは全て感想を言い合い共有しました(因みにローソンが1番好きという結果になった)。
夏も終わりかけたある日、私はいつものように飲み会に行きました。そこで「とりあえずビール」に巻かれた時、気づきました。いつもと苦味の感じ方が違う。あれ?と思って二口目を確かめるように飲むと、やっぱりいつもより美味しく感じました。好きかも。そう思って飲んだ三口目は、苦味が口にずっと残って、やっぱりビールはビールだなとがっかりました。でもどこかで聞いたことがある。ビールはひと口目が1番美味い。よく知らないけど、なるほどこれがそれか!とすぐにピンときました。きたつもりになりました。ここで私のビールへの評価が1段階上がります。ビール、悪くないやん。進んで飲みはしないけど、もう「ビール飲めないんですう」は辞めようと思った。反吐が出るしね。
アイスコーヒーが飲めるとかっこいいと思ったから色々飲んだら、副産物的にビールが飲めるようになった。そんな功績を得て私の26歳は幕を閉じました。
お酒の飲み方
大学時代就活でバチクソに病んで人生の歩みを止めていた時期があったため、同級生よりも社会に出るのが1年少々遅かった私も、流石に27歳ともなるとそのコンプレックスもなくなるほどには社会に順応し始めました。会社では一人前扱いを受け、後輩ができ、人に物を教えたり、指示を出したり、今までとは違う頑張り方を求められるようになりました。やり甲斐はあったものの、同じぐらいストレスを感じるようにもなりました。そこで私はその発散の為かなりお酒に頼るようになります。人とコミュニケーションを取るためのツール、という側面の飲酒行為は、全体の2割3割程度まで減少し、飲酒行為の大半を1人で自宅で無茶苦茶な飲み方をすることに費やすことになりました。コンビニで買ったストロングゼロを飲んでインターネットで誰も聞いていない自分語りをする。最終的に家の中で記憶を無くしたり、誰にも飲まされてないのに吐くまで飲むなどしておりました。コスメが入った引き出しに吐いて、朝起きてメイクをしようと引き出しを開けたらゲロまみれだった事があります。そんな自分がすき。
そのよくない飲み方を助長する出来事が起きます。引っ越しです。出戻り実家子供部屋おばさんを卒業したいと思い、駅チカに部屋を借りました。寂しいので様々な友人をガンガン呼んでホームパーティーという名の宅飲みをしまくりました。が、予定のない休みの日というのは訪れました。予定がないと、家ですることは掃除か飲酒の2択でした。というか、掃除をして達成感を得ると自然とお酒を飲みたくなるので、掃除をしてお酒を飲むか、掃除をしないでお酒を飲むかの2択でした。寝る前に枕元にお酒を置いて、起床した直後から飲酒を開始したり、日曜日の朝8時からひとりでテキーラを飲んだりしている様子をインスタグラムのストーリーにあげていたら、同じくアル中の友人達から大変にウケてしまい、私が無茶苦茶な飲み方をするのは一種の身内エンタメコンテンツになってしまいました。私はこれをインターネットタトゥー自傷行為と呼んでいます。
セブンイレブンの豚ラーメンとストロングゼロ、度数の高い小さいお酒と岩塩、この組み合わせの反復横跳びをするだけが人生なのだ。働く為に飲んでいるのか、飲む為に働いているのか、まるで分からないけど生きていてえらい!そんな日々でした。
ビールへの目覚め
ある予定のない日曜日、私はいつものように部屋の掃除を終わらせました。休日にも起きる時間を変えない派の私は、9時ごろには全ての家事を終わらせていることが常でした。予定がないんだから9時に起きてから家事すれば暇を持て余す必要もないのにね。
9時というと微妙な時間です。飲食店と近所のスーパーはまだ開いてない。コンビニに行くか、家にある酒を飲むか。その日の私は掃除を念入りに行ったせいで大変に気分がよかったのです。ふと駅に成城石井がある事を思い出しました。いい気分だし、いつも行かない方のスーパーに行っていつもとは違うものを飲み食いしよう。私は成城石井が開店するのを待ってから家を出ました。道中、何か特別いいことがあったわけではないのに、いつもより少しリッチで豊かな発想があった自分を喜びました。そんな自分がすき。成城石井に行けば何でもない日を特別に変えることができます。これはライフハックです。
成城石井の陳列を自分ごととしたのは初めてでした。良さそうすぎてどれが良いのか分からない。色んな棚を見ましたが、私はビールの棚にある小さなポップを読む事にしました。説明されるのがすきなので。それなのに結局パケ買いをしました。緑色でゾウの絵が描かれたタイのchangと、銀色でロゴが大きく書かれたベルギーのRoman Blancheというビールを買いました。
なぜあんだけ見たことがない酒が大量に並ぶ棚の中から、ビールを、しかもこの2つを選んだのかは今もよく分かりません。ただ、それぞれのビールはラガーとエールだということがポップに書いてあった為、なんか違うやつ飲み比べてみようと思い付いたのです。飲み比べるのであればまず飲む前に知識があったほうがいいに決まっている。私はそれぞれのビールをググりました。ラガービールであるchangはタイのポピュラーなビールで、現地では氷を入れて飲むこともあるらしい。とか、エールビールであるRoman Blancheはハーブの香りがするとか。その程度のうっすらとした情報だけを頭に入れて、とにかく飲んでみた。充実した休日ごっこがしたいだけの私が、ビールに目覚める瞬間でした。
後悔と欲望
とにかくびっくりした。これがビールなのかと。
changは甘みを感じました。ビールなのに甘い。衝撃的だった。全ての外国に縁と興味がないけれど、あっついタイで飲んだらもっと美味いんだろうなと思わず思いを馳せてしまった。
Roman Blancheは軽かった。ランチの時のお茶を全部これに変えたいと思った。こんなにいい香りなのにビールなんだと。衝撃的だった。
どちらも、今までおじさんが飲んでるくさくて苦い飲料と同じだとは思えなかった。後悔しました。こんな美味いものをイメージで避け続けていたなんて。もっと早く気づくべきだった。ビールというものの美味しさに。ビールの多様さに。
呆然としながら、ラガーとエールってなんやねんと思いググりながらノートにメモを取りました。学生の時以来の板書。
原材料表示を確認し、恐らくこれはポピュラーなビールの材料ではないだろうと思い、ググるとやはり普通は米やハーブを入れたりはしないらしい。というか、配合を変えると日本では「ビール」を名乗れないとのこと。ついでなので酒税法について学んでしまった。今飲んだこのビールの事を知りたいだけなのに、作り方だの酒税法だの寄り道が多すぎる。ビールを理解するのは大変だなと思いました。元より学がない為、説明文中にある単語の意味をググりながらの作業は、まるで外国語の勉強のようでした。君たちこれを理解した上で「とりあえずビール」なんて言ってた?そんなに浅い飲み物じゃねえぞビールは。などと思ったりした。少し調べただけでこの有様なら、ビールを完全に理解するのはとても大変な事になりそうだと察した。でも、知りたい。まるで恋だった。知りたいという欲望を抑えられなくなった私は、翌日の仕事終わりにスーパーのビール売り場へ行った。
無知、焦り、そして愛
今までビールを深く味わおうとしてこなかった私がビール弱者であるのは明らかだった。この味の感想を語れるほどビールを知らない。成城石井で購入した2本のビールはどちらも外国のビールだった為、余計に焦りが出た。日本で好んで飲まれているポピュラーな味を知らないからだ。
私はビール売り場で愕然とした。あまりにも種類が多かったからだ。そして、どれも見覚えのあるパッケージなのにも関わらず、飲んだ記憶がないからだ。知っているのに知らない。景色として捉えていたものが突然自分ごとになる。世界が一変していました。これが恋じゃなければなんなのだ。今まで「とりあえず」で飲んできたビールはこの中にあるのか。思い出しても思い出せるわけもないので、とにかく各社が出しているビールを片っ端から買いました。取っ掛かりがないと淡々と飲むだけになってしまうと思ったので、職場の同僚達に「1番好きなビール」を聞いて回って、これはあの人の推しビールだなんてことを考えながら飲みまくった。私がまず知るべきなのは日本で愛されているビールの味だ。
きちんと味わいたい為、1日2本までというルールを設けた。吐くまでテキーラ飲んでいた人間とは思えない程健全な飲み方だ。これは飲酒ではない、デートなのだ。せっかくなら記録を取ろうと思い、本来なら映画やドラマの感想を書く為のアプリに、ビールの味の感想をメモしました。
そうして数ヶ月ビールとの逢瀬を楽しみました。そしてスーパーに並ぶ一般的なビールを網羅した頃、私はまた後悔します。「クラフトビール」に出会うからです。クラフトて。クラフトすな。その種類と味わいの多様性について触れた時、私はこの世の全てのビールを飲む事はできないんだと悟りました。絶望でした。80歳まで生きたとして、週に3回、1日2本のペースで飲み続けたとしても私が残りの人生で飲めるビールはあと16,224本しかない。ビールは世界中で作られている。古くから伝わる製法を取っているところもあれば、新しいビールの形を今まさに模索しているところもある。技術の発達で作られなくなってしまったビールもある。全部なんて飲めるわけがない。こんなにも好きなのに、全てを愛することができないなんて。悲しい。愚かだった。今まで飲んだハイボールが脳裏をよぎった。けどハイボールは悪くなかった。私が愚かだっただけでした。でもそんな自分がすき。もう止められない。私はこの気持ちを胸にさらにビールを飲み続けることしかできないのです。たとえ全てを知ることができなくても、理解をし続ける事が愛情の表現になると思うから。
おわりに
という出来事が起きたのは2023年の3月でした。5ヶ月後にあたる執筆時2023年8月現在、私が飲んだビールの種類は85種類。今年中にひとまず100種類と思っていましたが、まぁまぁ良いペースで飲めています。とにかく種類を飲みたいので同じビールは2度飲まないようにしています。が、それを破ってまで飲んでしまうお気に入りビールにも出会えました。好きな傾向を掴めたので、あとは貪り飲むだけです。あとなぜかビールを貰うことが増えました。旅行のお土産とかで。気の利く友人達ありがとう。この世の中にあるビールを思うがまま手に入るまま、味わって理解を深めていく作業。これが私の人生で、私の気持ちです。今後とも宜しくお願い致します。
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kentarouchikoshi · 11 months
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 やってみよう(⋈・◡・)
 以前,愛知県に林業の勉強でお邪魔したことがあります。その際に先生からも「愛知県には独特の食文化があり,俗に『名古屋めし』と呼ばれる。研修終了後に食べていくといいよ」と言われ,僕などは研修中もワクワクして過ごしたものです。無事に修了式を終えて街に繰り出すと「台湾ラーメン」「台湾混ぜそば」という看板があちこちに。先生からも「台湾ラーメンも『名古屋めし』の代表だよ」と聞いていた上に一緒に研修を受けていた中に台湾からの留学生もいらしたので「あれにしよう」と。寒い季節だったので台湾ラーメンに。もやし・ニラ・唐辛子と大蒜で味付けした挽き肉の載った細麺のラーメンはとても美味でしたが,それと同時に僕たちが「これは台湾料理なのか」ということに関心を持ったのも当然のことです。早速留学生に「台湾にもこれと同じラーメンがあるのか」と訊ねたところ「たしかにこの麺料理は台湾の食文化の影響を受けているようで,食べていて何処か懐かしい。何より味も良い。しかし全く同じものがあるかというと・・・どうかなぁ」といったところで「台湾料理にインスパイアされて生み出された新しい料理ではないか」というのが彼の結論でした。そして「お腹が一杯になってしまったのが残念だ。本当はラーメンに合わせ『台湾混ぜそば』も賞味したかったのだが」という彼の感想に,僕たちも全く同感したのをよく覚えています。
 その際に食べ損なってしまった「台湾混ぜそば」のほうのレシピに,今回出会うことが出来ました。但しこちらは提供者の庭乃桃氏によって,中華麺ではなく饂飩を使う形にアレンジされています。これは僕にとっては正直言って有り難い。スーパーに行けば中華麺を購入することは簡単ですが,日頃は用意していません。対して饂飩ならば,乾麺の形でいつでも用意してありますから。  まず魚粉を用意せよとのことで,これもスーパーで販売されていますが「鰹節をラップをかけずにパリッとするまで電子レンジで加熱し,指などで細かくして粉状にする」という方法で作れてしまうようなので,まずはそれに従おうと思います。魚粉を買っても今後使うとは限らず,まずはこちらの「台湾混ぜそば」を1回作って「何度も食べたい」と感じてからにした方が賢明でしょう。そしてミンチ作りに際してはその魚粉(鰹節)の一部(トッピングにも使うので残しておく)を酒・醤油・砂糖・オイスターソースと混ぜ合わせて「合わせ調味料」を作っておきます。次に大蒜(大蒜はトッピングにも使うので多めに)と生姜を微塵切りにして胡麻油・赤唐辛子とともにフライパンに入れて弱火に掛け,香りが立ったら少し火を強め豆板醤を加えて馴染ませながら炒めたところに挽肉を加えて中弱火で解しながらさらに炒めて,肉の色が八割方変わったら「合わせ調味料」を加えて6〜7分煮ることで,とろみのあるミンチの完成です。そして青葱と韮をそれぞれ細かく刻み,海苔も細かく切ります。饂飩を茹で(冷凍饂飩の場合は電子レンジで加熱し)熱いうちに鶏がらスープの素・胡麻油を絡めておき,その上にミンチ・青葱・韮・海苔・大蒜・魚粉・卵黄を載せて出来上がり。因みにこちらのレシピでは途中で昆布を漬けた酢を掛けて頂くことをお薦めしているので,これをやりたい場合には数日前に作っておく必要があるでしょう。見ているうちに「これ,ご飯に掛けても美味しそうだな」と思っていたら,実際に「追い飯」といって饂飩を食べ終えた後にご飯を入れて頂くのですね。初めからご飯だけでもきっと美味しいと僕は思います。
 とても美味しそうなので,これは是非マスターしたいお料理です。まずは饂飩で,そしてご飯で,しっかりと覚えたら今度は中華麺をスーパーで買ってきて試してみたいものです。名古屋の美味を家でも堪能出来たら,きっととても楽しいに違いありません♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪
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lu4e-ms · 11 months
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永遠なんて、この世界には存在しないものなのかもしれない。人生一周目の僕には想像もつきやしない。だけどその空想を、絵空事を、僕はあなたと信じてみたいと思ったんです。
あなたに会う日は絶対に定時に仕事を終わらせるぞって張り切って、ずっと駆け回ってなんとか時間ぴったりに切り上げることができました。その後は覚えてないくらいの速さで準備を終えてタクシーに。初日は記念日だから念入りに整えたはずなのに、新幹線に乗ってウトウトしてたら色々乱れてしまって辛かった…。だけど会えるだけで嬉しいやってなんとか自分に言い聞かせて待ち合わせ場所に行きました。何回会っても初めてみたいに緊張して、でも初めて会った時よりずっと愛しくて、そう思える瞬間が幸せです。
会う前に、記念日の夜は夜景の見えるところでちょっと良いディナーがしたいっておねだりしたっけ。いざ連れられて行ってみると想像を遥かに超えた素敵な場所でした。場違いじゃないかなって緊張しながら席に着いた後、おしゃれなお酒で乾杯して、写真を撮ってもらったの嬉しかったな。決して僕の顔の写真写りはいいものじゃなかったけど、そんなの気にならないくらい幸せが詰まっています。料理が運ばれて、ひとつひとつこれはああだね、こうだねって言い��がら食べるの楽しかったな。時々写真撮るのを忘れちゃって残念だったけど…。それに最後に記念日のプレートデザートも出てきて感動しました。少し照れくさかったけど、僕のために考えてくれたんだなって分かってるからすごく嬉しかった。ちょっとキザなところも大好きです。本当にありがとうね。惚れ直しました。毎日惚れてますけど。ディナーの後はいつも通りカラオケに。眠たくて少しの時間寝てしまった僕だけど、起きたら急にプレゼントを渡されてすぐ目が覚めたよ。なんだろうって開けてみたらペアリングで。一緒に薬指につけて笑い合った時、なんかもうこの先何だって出来る気がした。大袈裟かもしれないけど、本当にそう思ったんだよ。いつもいつもありがとう。僕はあなたが隣に居るから強くも弱くも人間らしく居られています。沢山一緒に歌って、あなたの歌声に聴き入って、本当に幸せな記念日でした。帰ってからは久しぶりにあなたに触れて、隣で眠って、抱き締めながらこのまま時が止まってしまえばいいのにと思ったな。
二日目はお昼過ぎまでゆっくりして、ずっと僕の行きたかった場所に。腹ごしらえに美味しいラーメンを食べて、目的地にいざ行こうと思ったらちょっと迷子になりかけたけど何とか到着。遠くから見ただけでもはしゃいでた僕だけど、近くで見ると本当に感動して夢見たいだなって思った。ずっとね、好きな人と東京タワーに行くのが夢だったんだよ。展望台に登る時間までは大の大人二人でゲームに奮闘して、大体僕が勝つからあなたが悔しがってるのが可愛かったなあ。あれもこれもって遊んで、これでもかってほど動き回って、でかいパフェなんか食べちゃったりして。楽し過ぎて、あの頃の青春を取り戻したみたいでした。
夜になって、待ちに待った展望台に登る時間。中間地点での景色ももちろん素敵だったけど、一番上まで登ると想像以上だった。無数の小さな明かりが一人ひとりが息をしている証で。こんなに沢山の人が居る中で偶然にも出会って恋をして、一緒に居ることをお互いが選んで、今隣で同じ景色を見てる。それがどれだけ奇跡みたいな出来事かって教えてくれた。その奇跡の上に立っている僕はなんて幸せ者なんだろう。そう思うと涙が溢れて止まらなくて、そんな僕の頭を優しく撫でるあなたにより一層愛が増した。他の誰でもないあなたと、ここに来ることが出来て良かった、心からそう思った。あなたも同じ気持ちなら嬉しいな。東京タワー、二人の思い出の場所になったね。連れて行ってくれてありがとう。
最終日はゆっくりまったり、いつもとは違うホテルに移動して、ちょっと贅沢にお高めな部屋を選んで。可愛いあなたの映画を一緒に観て。沢山あなたに触れました。何回会っても何回触れても、愛しさが増すばかりです。毎日毎時間毎分毎秒可愛い。世界で一番可愛い。自慢したくなるくらい可愛過ぎる恋人です。帰る前に一緒にご飯を食べてから、ギリギリで改札に。最後に恒例のハグをして、今回は泣いてる暇も泣くお別れになっちゃったね。まあ僕は大泣きしながらホームを歩いてたんですけどね。
あなたは僕といるのに全然集中出来なかったって言ってたけど、本当に隣に居られるだけで嬉しいんだよ。まあ改善したいって言うのであればトイレの時とお風呂の時も一緒に居てくれたら全然もうオールオッケーなのでそこのところよろしくお願いしますね。
僕はあなたに会えたこの奇跡だけで美味しくご飯が食べられて毎日笑って過ごせます。出会ってくれてありがとう。選んでくれてありがとう。多分存在するであろう神様がくれた奇跡は、きっとこの先僕達が過ごす軌跡の始まりなんだろうね。これからも僕の隣を歩いていてくれますか?頷いてくれるなら、あなた丸ごと全部抱き締めて生きたいと思います。
今回も時間を作って会ってくれてありがとう。心から愛してるよ。
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shineninrays · 1 year
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. . #はまんど 姉妹店 #浜堂六九 (はまんど ろっく) 1/6(金)~1週間程 夜営業休止中です😢 此方のお店は 時間帯でメニューが多少異なる為 今回は 昨年未投稿分を含む3杯投稿しています。 . 1/6 朝メニュー 6:00~10:00 かまたまめん 並盛(大盛可) 他メニューは いりこそば はまんどラーメン並盛,豚角煮は 全ての時間帯で注文可 他は皿盛チャーシュー,熟地醤油卵(味玉),白飯,卵ごはん . 2/6 椀底のタレはカエシ&動物系油脂に 濃いめの卵黄が絡む あっさり系の味 タレは開店当初より若干多めに変更済み 麺は国産小麦 春よ恋ブレンドの多加水中太平打ちタイプ 湯切り後に水で締めてない為、小麦の風味,もっちりした 食感が存分に感じられる点は好み。麺単品でも美味しい タレ,油,麺全てを良く混ぜた後、一口啜るとバランス良く 口の中で混ざり合う感覚 万人受けする食べやすい点は👍 食べ進めた後半に 唐辛子で味変しながら頂くのが自己流 結構お腹に溜まる為 朝イチから 汁なし も有りです😄 . . 3/6 昼メニュー 10:00~OS.14:45 #中華そば 並盛(大盛可) 昼メニューのみランチセット有り 若鶏唐揚,ぎょうざ,豚もつ煮込3種 平日及び土日祝も販売 ラーメンは他に 白湯そば(数量限定),つけめん(醤油ダレ)等 まかない卵ごはんは1/8現在 表記されていない為に要確認 . 4/6 スープは鶏・豚等の動物系支えに 奥から煮干しを効かせて いる あっさり系の味 カドのとれた醤油が若干前面に出て いるがバランスは良、いりこそばよりコクのあるスープ 麺は国産小麦 春よ恋をブレンドした細めのストレート、 デフォ若干硬めの茹で加減で 啜った際の小麦の風味良く パツンと歯切れ良い食感は好み 低温調理チャーシューは 豚肩ロース部位スライス あっさり味&しっとり食感で良 唐揚げは盛の大将が 浜堂を始める前(居酒屋 盛時代)から 人気の一品 少し濃いめの味付けで衣のクリスピー食感と ジューシーで柔らかい鶏モモ肉との相性抜群で美味い😋 . . 5/6 夜メニュー 18:00~OS.20:45 にんにくラーメン 並盛(大盛可) 特製ぎょうざ ごはん追加 (昨年未投稿分の為 麺活カウント無) 他メニューは 中華そば,白湯そば・つけめん等,まぜそばは ソース(市販では無い)濃いめの味、白湯系は数量限定の為 遅い時間帯は売切れの場合があります。早めの来店が良 . 6/6 スープは鶏白湯に青森産にんにく(すり下ろし)風味は強め 国産大蒜は中国産と比べて 風味が全く異なり蓮華一口目 の濃いめのインパクト及び後口の甘みは中毒性が高い😊 麺は国産小麦 春よ恋をブレンドした細めのストレート、 白湯スープとの絡みは良く 万人受けする啜りやすさは良 メンマは国産の孟宗竹等を使用、はまんど系列の店舗は 一部を除き純国産(店で炊いてます)の為 食感,味共に好み ぎょうざは焼き時間が多少かかるが モチモチ食感の皮に たっぷり餡は 噛んだ時に肉汁が出てくるタイプで美味い 酢醤油もあるみたいですが 味噌ポン酢で頂くのが好み😄 . . #まぜそば #ラーメン #ラーメン部 #ラーメン倶楽部 #麺スタグラム #麺活 #倉敷 #インスタグルメアワード2023 #일본라면 #맛있다 #拉麵 #ราเมง #ramen #instalike #instagood #instafood #food #foodie #yummy #igers #driedsmallsardines #souplessnoodle #😍 #love #beautiful #photooftheday #japanesefood . 2023.1.9 麺活No.9・10 . (岡山県倉敷市) https://www.instagram.com/p/CnMYqpJSgZ0/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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otonanohoukagoclub · 2 years
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深夜2時の肉野菜炒め定食について。 今、書いている時間が2時です。 諸用で埼玉県の川越駅近くのホテルに 泊まっているのですが、 17時にチェックインをして 18時頃に寝落ちしてしまい 1時頃、変な時間に目が覚めました。 夜ご飯も食べていなかったので お腹空いたなと思い、 湯を沸かし、部屋備え付けの粉末の緑茶を マグカップに注ぎおいしくない緑茶を2杯飲んで 空腹を誤魔化そうとしたところ、 何故か、 気がついたら、現在日高屋にいます。 ここまでどうやって来たのかすら もう覚えていないし。 食べるのを我慢して寝て、 翌日の朝食を摂ろう。 なんて理性は宇宙の端っこまで飛んでいってしまった。 目の前には、乱雑に提供されて スープがこぼれてしまった 肉野菜炒め定食が置かれています。 隣には、スーツ姿の30代サラリーマンと 斜め向かいには4人組の酔っ払いおっちゃん達 そのおっちゃん達が 永遠と女の子の話をしていて すごく萎えるので イヤホンで耳を塞ぎ ラジオ番組を聴きながら 手をつけました。 ここからは、食べている最中に思ったことで、 深夜にガッツリご飯食べると 後悔するのに、思い出補正として 記憶に残り続けるのはなぜだろうか? ってずっと頭の中に残っているんですよね。 何が言いたいのかも伝わりにくいと思うのですが 要は、 深夜に肉野菜炒め定食なんて食べたら、 翌日消化不良で寝起き最悪だし、体調悪くなるし、太るし、 何もいい事がないのに、 あの時の深夜に、肉野菜炒め定食食べたな、フフッ・・・。 と、夜食を良かった記憶として保管するのって何故だ と言いたい。 これでも伝わるかが微妙なのは承知の上で つまり、端的には あー人間って面倒くさいなぁ。 と、ご飯をかき込みながら思ってます。 就寝する時間に、 濃厚なラーメン食べるとか。 ケーキ食べるとか カップ焼きそば食べるとか、 せめてもの抵抗で、冷蔵庫の調味料舐めちゃうとか お腹空いて眠れない!!!! って思って、一度スマートフォンを取り出して 「夜食 食べても大丈夫」とか検索して ホットミルクを飲みましょう(ニコっ) という記事に対して、 そんなんで満足できるかー! でもなぁ・・ と、しっかりと悩んだ末に もういいや、食べてしまえ!! と、血糖値を上げることに快楽を感じる。 そして、体は不調になる。 ただ、あの時食べたあの夜食 忘れられないんだよね〜 となぜか良い記憶として、残る。 これが意味が分からないんですよ。 僕たちは、また同じ過ちを重ね続けて しまうじゃあないか。 日高屋の肉野菜炒め定食を 全て食べ切って、ホテルに戻ってとても後悔しています。 なんなら、少し起きたまま仕事でも しようかなと思っていたのに 食べたら眠い。 絶対明日起きたら体調悪い。 でも、今後日高屋を見るたびに 川越の日高屋で深夜2時に 肉野菜炒め定食を食べたなぁ と思い出す。 おそらく、数ヶ月後のとある深夜2時では 「深夜の食事は健康に悪いよ。」 なんて理性は宇宙の端っこまで 飛んでいってしまい、 僕は、日高屋の肉野菜炒め定食を 注文していると思う。 同じ過ちを繰り返すのだろう。 そんな気がしています。 気がしている。 以上です。 深夜の書き切りなので 中身が薄っぺらいのは許してください。 ただの、放課後の過ちです。 ーーーーーーーー ※大人の放課後倶楽部とは? 大人だからこそ、 自分が良いと思う物事には 全力で “時間”と”お金”と”好奇心” を使い 毎日、”終わらない放課後”を過ごす。 倶楽部活動です。 僕のプロフィール・日常はこちらで ↓ http://otonanohoukagoclub.jp/profile #日高屋 #野菜炒め #深夜 #深夜飯 #大人の放課後倶楽部 #大人の放課後活動 (日高屋) https://www.instagram.com/p/Cj-Zb8_vNw5/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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blnxpc · 3 years
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 居酒屋海猫
 夜おそく城崎温泉駅に着いた私たちは、鳥取砂丘の風砂にまみれた体を引きずりながら赤提灯を探していた。八月の曇った日曜日だった。色浴衣の観光客はもはや見えず、ただでさえ重いリュックとキャリーバッグに覆い被さったいやらしい笑みのような真夏の夜のどろりとした湿気、その中を歩くことは、かつて小学校のプール授業で体験した着衣水泳を思い起こさせた。前日は京都から岡山、津山及び奈義へ、今日は鳥取から移動して疲労が溜まっており、暗がりのなか私たちの口数は少なかった。
 「海猫」は温泉街のはずれにあった。大規模な旅館をいくつか通り過ぎ、「おでん(安心して飲める店)一品料理」と書かれた横に細長い電飾看板が目に入った時、私たちは同時にふうと息をついた。長旅の疲れを温泉で癒そうと今回最後にこの地に赴いたのだが、海と山のあわいに数々の文学作品をあたためた香り高い風土をゆっくり味わうため、地元民の集いそうな小さな飲み屋をあえて——とはいえ偶然地図で見つけたに過ぎないが——選択したのだった。
 短いのれんをくぐって引き戸を開けると、主人と思しきおやじさんが「電話くれた人かい? 駅から歩いてよく来たね」とくしゃくしゃの笑顔で迎えてくれ、私たちはL字型のカウンターの端に席を占めた。先客はよく日に焼けた青年三人ともの静かな老夫婦の二組のみで、どちらも近くに住む者らしく、おかみさんが酒を注ぎながら会話に相槌を打っていた。ビニールカーテン越しにビールと梅酒のソーダ割りを頼む。後で聞けば、うちは北の端っこだから他所から人が来るのは珍しい、とのことで、私たちの来訪を不思議に思ったそうだ。調理場の奥の天井近くに据えられたテレビにはオリンピックのバレーボールの予選が映し出されており、おかみさんが点数を気にして時おり手を止め見入っている。壁の一部はマジックで描かれた落書き、いな多くの寄せ書きで埋められており、その上に常連客の写真が貼られている。目の前の曇った冷蔵ガラスケースにはサザエやサーモン、イカ、うなぎなどの食材が陳列されており、見ているだけで楽しい。青春18きっぷでの旅、それも目的地をこれでもかと詰め込んだ強行軍ゆえ、ようやく落ち着いて座れたところで尻が痛いままだったが、年季が入った店内の飾らない雰囲気に私は早くも安らぎを感じ始めていた。
 壁面のメニューを見渡すと、百円から一番高いものでも七百円と、かなり良心的な値段である。青とうがらし、せせりポン酢、ホルモン、チヂミとお願いすると、覚えられなかったようで、ひとつずつ二度繰り返す。料理は夫婦分担で手際が良い。テンポよく出されたつまみに口を付けると、どれも家庭的な味がしてほっこりした。小腹が満たされたのでタバコに火を点ける。いい感じに酔いが回り体の力が抜けていく。追加で大根とすじのおでんも注文する。出汁がめっぽう旨い。老夫婦は相変わらず話しているのかいないのかわからない。青年らは二軒目にスナックを欲していたが、おかみさん曰くどこも休業中だそう。荒くれ者らしい無遠慮な言葉遣いで礼を言って彼らが出て行った後、一転して静まった店内に日本対イランの点差が僅かであることを実況アナウンサーが告げた。
 少し前からおやじさんの姿が見えないと思ったら、ラーメンの出前に行ったという。「宅杯ラーメン」なる行灯を引っさげて宿の前まで車で出向き、屋台さながらその場で作って手渡すそうだ。そういえば店の前にもラーメンと書かれた看板があったし、事前検索でそれについてのレビューも目にしていた。ハイボールと梅酒ソーダをおかわりしてから、締めに頼むことにしたが、塩バターか油そばで私たちは大揉めに揉め、あっち向いてホイでなおも決着がつかず、とうとう譲らなかった私に彼女が根負けする形で、地方にしてはあまりお目にかからないであろう油そばに決まった。おやじさんが帰ってきたのでお願いすると、なぜかおかみさんが作り始めた。そういえば、後から入ってきた小田和正似のスーツの男性は醤油ラーメンだけ食べていたし、おやじさんはしばらくして二度目の出前にいそいそと出かけて行った。どうやら城崎に数少ないラーメン屋として重宝されているようだ。
「こげーなとこまで来て、どこに泊まるの?」
 手の空いたおやじさんが私たちに尋ねる。水郷です、と答えると、「そりゃまた遠いとこ、南の端だね。帰りは送って行きますから」との温かい言葉。すでに足が棒のようだったので、感謝しつつ甘えることにした。遠慮はいらん、とおやじさんが笑う。はいよ、とその奥から皿に盛られた油そばが出てきた。チャーシュー、もやし、ねぎ、紅生姜がトッピングされており、底に醤油ダレが沈んでいる。甘えついでに卵も乗せて欲しいとせがむと、「ちょっと産んでくるわ」とおかみさんが笑いを誘う。黄身を落としてかき混ぜれば醤油の香ばしい匂いが漂ってくる。争うように箸を伸ばしてズズズとすすると、これが大正解、パツパツの細麺に濃厚なタレが絡んでめちゃくちゃに美味しいのだった。思わず、最高や、と呟くと彼女は無言で大きく頷いた。夏バテとは縁遠い私たちの、最後まで勢いの変わらない動物めいた食欲を前にして、麺はあっという間になくなった。残り少ないグラスを傾け、改めてテレビを見やると日本がマッチポイントにさしかかっていた。が、幾度となく相手側の好プレーに阻まれている。
「ジュース(デュース)ばっかじゃダメやねぇ、ビール飲まんと」
 爽やかな顔立ちだが勝利への確信と喜びを、ネットを見据えて緊張した表情の下にかたく閉ざす選手たち、そのサーブ、トス、アタックごとに体全体で反応し一喜一憂するおかみさんはとても可愛らしい。プレーの合間を縫って会計を頼むとふたりで四千円強と驚くほど安かった。おやじさんが出て行ってまだ帰ってこないのでしばし歓談に興じる。この季節、平日はまいにち沿岸で花火が上がるという。「水郷さんのすぐそばなんやけどね」とのことだったが、私たちにとってはどんなスペクタクルに出会うよりも、この場所で何にも変えがたい時間を過ごせたことの方が幸福だった。
 赤いユニフォームがブロックしたものの、ボールがコートの外へ大きく跳ね出る。ああもう、とおかみさんが嘆息した直後、「お待たせしました!」と戸が開く。名残惜しいが私たちは先にゲームセットだ。感謝を伝えて外に出る。ボロ車で悪いけどねぇ、と言うおやじさんに、彼女が旅の思い出に一緒に写真を撮りたいと伝えると、店内のおかみさんを呼び出してくれた。ひょうたんの形をした看板の下、皆でピースしたその写真を見返すと今でも涙が出そうになる。車が走り出してからも手を振ってくれたおかみさんは日本が準々決勝に進出する瞬間を見ただろうか。
「さっきはマスクしたままでごめんねぇ、癖になっちゃって」
 銀の軽バンのハンドルを握ってそう言うおやじさんはどこまでも優しかった。端っこから端っこだけど、車ならすぐだったでしょう、と手を振って宿の前から去るその後ろ姿に、ふたりで頭を下げて別れを告げた。宝石のような一日が終わる寂しさは、そばを通過する豊岡行きの列車がたちまち轟音で吹き飛ばしてくれ、それと引き換えにかどうか、空を仰ぐと星々が満天にきらめいていた。
 明日の湯巡りを前にして真心の温泉に浸った湯上がりの気分に満たされた私たちは、海猫という店名の由来をついぞ聞きそびれたが、またこの巣に飛んで戻ってこよう。
 本当に、いい夜だった。
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xf-2 · 3 years
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いよいよ恥ずかしくなってきている。“味覚”というものが9歳の頃から何も成長していない。料理の味が、違いが、全く分からない
先日、男5人で富山県に旅行に行った。どうせなら良いものを食おうということになり富山でも有数の寿司屋を数カ月前に予約した
カウンターしかないその寿司屋の空気感は厳かを通り超えて霊験あらたかであり、その物々しさに気圧されて我々一同は身構えた
回らない寿司屋では寿司の前に刺身のようなものが出てくる。まずは特性のタレで入念にコーティングされたマグロの刺身に、見たこともない草、つまりナゾノクサが添えられた豪勢な一品が姿を現す
食べてみると、ウマい。“うまい” 以上の感想は出て来なかったが、何か気の効いたコメントを残さないといけないと思い、「うわあ、富山のマグロは全然食感が違いますね、それでいてこのマグロならではの甘みというか旨味、これは絶品ですわ」と一丁前にウナってみせた。ブリだった
ブリです。という大将の声が宙に舞う店内の空気は絶品中の絶品だった。残りの4人は込み上げる笑いを押し殺しながら黙々とブリを食した。「最初に出てくるのはマグロだろう」という謎の先入観による痛恨のミス
言われてみれば、味以前に、見た目が少しマグロとは違う
パニックに陥った私は「おお、これがブリですかぁ.. なるほど、これはブリとは思えないほどウマいですね」という一発逆転狙いのコメントを放った。直後、これではただブリをdisっているだけであることに気付いた
これだけの高級店で最高級のブリを堪能しておきながら、口を開けば「ブリのくせしてウマい」という謎の上から目線、よりによってブリに対しての上から目線は、如何なものか
自分は今、ブリという海洋生物をマウントしないと自我が保てないほど窮地に追い込まれているのか? いや、ブリが悪いとか嫌いとかじゃないんです、違うんです、 いや、ブリ自体の価値が低いというわけではなくて、
もちろんブリというのは大前提として最高なんですが、あれだけ最高なブリの想定を遥かに超え、もはやブリだとすら思えないほどに、カニ、そう、カニの味がするという意味なんです 更に言えばこのカニ、フォアグラの味がするアワビですね つまりトリュフです トリュフ、トリュファー、トリュフェスト
脳裏を掠めたこのコメントを口に出さなかったのは、我ながら賢明だったと思う。シンプルにチョップされていた可能性がある
既に状況が詰んでいることを理解した男は目の前に置いてあった推定温度130℃超の激アツ茶を一気飲みし、口内を火の海にしてから何食わぬ顔で2杯目を頼んだ 野生のリザードンだと思われたに違いない
ほどなくして、ウニが出てくる。さすがの僕も、ウニを見間違えることはない。どっからどう見てもウニ。ウニはウニ。食べてみると味もウニだった。ウマい
見た目がウニで味がウニのウニは、さすがにウニだろう。そういうウニは、すべからくウニだ
それにしても本当にウマい。これは間違いなく最高級のウニだ。僕は満を持して、「いやあ、北海道で食べたウニも美味かったけどやっぱ富山産のウニは段違いですわ」と大きめの声でウナってみせた。北海道産のウニだった
この問題に関しては、さすがにお手上げである。マグロとブリを間違える奴が、ウニの産地、分かるわけなくない?
「はっはっは!やっぱり北海道のウニは最高だああああ!」 開き直った男は天に向かって拳を突き上げ、高笑いしてみせた。ここで大将は突然笑った。こいつはダメだと思ったんだろう。懐の深い人で良かったと思う
それから次々と寿司が運ばれてきたが、コメントをする度に変な地雷を踏んでいることを猛烈に反省し、ここからは詳細を説明するのではなく「ウマい」という単語をただ言い換えることにした
どのようにウマいのか、どこがウマいのかというディテールは伏せ、あくまで抽象的に「ウマい」という漫然たる事実を連呼する。「美味いなんてもんじゃないですね」「いやあ、絶品だ」
「なんてウマいんだ」「著しくウマい」「すこぶるウマいですね」「うっま。これってもしかして馬ですか?」
「いやあ、これはおったまげた」「あかん、泣きそうですわ」「恐ろしくウマい寿司、俺でなきゃ見逃しちゃうね」「シャリの上に “旨味”という概念そのものを乗せましたか?」
「ダメ、そろそろ私おかしくなっちゃうかも」「膝から崩れ落ちるとはよく言いますが、顎から崩れ落ちたのはこれが初めてですね」「うん、もうこれは飲み込まずに口の中に2年間置いておきます」
「あ、なんかもう耳がほとんど聞こえなくなってきました」「あれ?大将、これってもう、逆にマズいまであります?」
「うん、もうここまでウマい場合は“寿司”という考え方自体が資本主義の世界における支配的なイデオロギーということなのかもしれませんね。シャリの上にネタが乗り、そしてネタの上に現代人が乗っている。こう捉えると、この社会の成り立ちが容易に説明できましょう。そうは思いませんかね?」
「ああうまい。これがもし “オカンとセックスしないと食えない寿司” だったとしても、僕は意を決してオカンとセックスする選択をしたんじゃないかな。それだけこの寿司はウマい。いや、もしくはそれだけオカンとのセックスが魅力的と言うべきなのか?ああ、オカンとセックスがしたい。オカン。オカン一丁追加で。」
「あれ?なんで、なくなってしまったんだろう。大将、この寿司って、もしかして、食べるとなくなってしまう寿司ですか? だとすると、僕はいま、人生で一番大切なものを失ってしまったのかもしれません。いつまでも一緒にいられる、そう思っていたのに。ずっと一緒だよって約束したのに
くそ... なんで.... なんで俺は.... なんで俺は最後にあの寿司に優しい言葉の一つもかけてやれなかったんだ... なんで.. なんであの寿司を最後に強く抱きしめてやることが出来なかったんだ... サヨナラも言わず、愛してるだって言わず.... うう.... ぅおぅう... 大将ぅぅう..... 
あんたが握ったあれは... 一体、何だったんだ...? あれが... あれがまさか.... 愛か? あの、シャリの上に乗ってたやつが....  あれが.. 愛ってやつなんですか...? あ、ヒラメですか失礼しました」
自分の味覚レベルを痛感するタイミングは、日常にごまんと存在している。この際だから列挙しよう。まずはフレンチを食べている時
肉には赤ワイン、魚には白ワインを勧められるが、“肉”と“赤ワイン”が一体どのようにシナジーしているのか、到底理解が及ばない
余りに分からないのでそれが一種のドグマなのではないかとすら思えてくる。“肉に赤ワイン”を妄信するものは、“肉には白ワイン”という前提の世界に生まれれば「肉には白ワインが合う」と言うのでは?そういう穿った見方をしている
つまり「お肉に赤ワインはいかがですか?」と勧めてくる店員は、あれは赤ワインという名のドグマを勧めてきているのだ。であればいっそのこと、「お肉にドグマはいかがですか?」と提案して頂きたい そうくれば、こちらとて受けいれる準備がある
加えて、「お口直し」として出てくるあのシャーベット。あれは、何でしょうか?あんなものが必要だと感じたことは一度もない。「お口を直したい」という考えが顔をのぞかせたこと自体が皆無
というか本当にお口を直したいなら、“お口直し” なんていうその場凌ぎの対処ではなく、しっかり口腔外科に行くべきでしょう。前菜、スープ、魚料理、ここで一旦席を外し口腔外科で専門的な治療を受けてから、肉料理 
あとは、えーとは何だろう、具材の味だ。残念なことに具材には未だ、あまり味がない。味覚小学生マンの味を支配しているのはあくまで調味料であって、具材ではない
サラダが好きとか豆腐が好きとか、具材の好き嫌いを発表してくれる人がいるが、もうそれだけで彼らはハイエンド人材だ。 味覚における初等教育課程を優秀な成績でパスしている
正直、サラダに「好き」とか「嫌い」とか、まだ存在していないのだ。だってサラダの味はドレッシングの味だし、豆腐の味は醤油の味
サラダが好きか、と漠然と聞かれれば、それはもう「ドレッシングによる」としか回答できないし、豆腐が好きかと聞かれれば「醤油による」、正確には「醤油をかけるかどうかによる」になってしまう
醤油をかけるかどうかはお前次第だろ、ということであれば、「豆腐が好きか」に対する回答は、
「己次第」
になる。何をいきなりカッコつけてるんだ?こいつは
というかもう、「好きな食べ物は何か?」という質問。これですら恐ろしい。敢えて言うなれば「ラーメン、カレー、ハンバーグ」になるのだが、これではグリーンピースを克服した直後の小学生
自分が20年以上の歳月を経て得たものがグリーンピースと性欲とケツ毛だけなのかと思うと、悲しくなる
ケツ毛というのはほとんど性欲みたいなもんだから、結局グリーンピースと性欲だ。こうなってくると、グリーンピースも性欲みたいなもんなのか?自分も、違いの分かる大人になりたかった
そもそも、「好きかどうか」で言うと、食べものは、全部好きだ。なぜならば、全部、ウマいから。食べると幸せになるから
焼肉、ピザ、納豆御飯、豚汁、うどん、グラタン、クリトリス、ハンバーガー、生姜焼き、チャプチェ、クンニリングス、ビビンバ、マングリ返し。全部ウマいし、腹が減っていれば尚のことウマい。食べ物というもの自体を、根本的に、愛している。ああ.. 
腹、減ったなぁ..  
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t-u-e-n-3 · 4 years
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はっぴぃえんど
今回割と長いです。暇な人は読んで欲しい。
久しぶりにすごく楽しかったから。
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2日間の放浪記
昨日(おととい?何日か起きながらに日を跨いでいたので曜日感覚がバグってる。)
数少ない現在でも連絡を取っている高校の頃の友人(以下Tくんとする)がインスタで珍しく弱音を吐いていたので、心配で連絡をしたら今日飲みに行かないかと誘われたので、ちゃんと行った。
(優しい友達の早急な要求は本当に助けて欲しい時のサインだと俺は思う)
Tくんは映画監督を目指していて専門学校に通っていたのだが、「単位を取るための学校」というシステム自体に嫌気がさしたらしく、中退。カンボジアを始め様々な国を渡り歩き、英語もまともに話せないのに彼女さえ作ってしまう強者。最近までフランス人の女性の家に転がり込んでいたらしい。
愛すべきヒモやろう。
現在は写真を撮ることに没頭していて、近いうちに台湾に留学したいとのこと。仕事もちゃんとやっている。映画が詳しい。そんな彼のお悩み相談会が今宵、華の東京、町田で執り行われた。
焼肉屋で一通り話したあと、「お金は使ったら返ってくるものだ」というヒモらしからぬ持論でほぼ全額奢ってもらった。
俺は悪びれもせず、ちゃんとお礼をした。それはもうニコニコと。ヒモに奢られるなんて光栄だ。
嫌味ではない。
ヒモにヒモがついてそれはもう知恵の輪の如く俺らは自らの持つ考えや映画や生き方についての意見をぶつけ合ったのであった。
少しの酔いの中、俺たちは失われた青春を取り戻すべく、知らんビルの屋上に勝手に侵入し、鍵を開け(拍子抜けするほどセキュリティがザル)アルソックの影に怯えながら地上9階の屋上に出てタバコを吸ったり、町田を手に入れたななどとほざいてみたりした。みんなも自己責任を前提におすすめする。
写真見ればわかるけど、全然綺麗じゃねぇの。
まぁそれもまたいい。行為自体にに酔いがあるのよ。
次はあれだなと、もっと高いタワーマンションを指差して、さながら登山家になった2人の知能指数は雌の猿にさえ恋こがれるレベルだったであろう。
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もう一件寄って、適当に一杯ずつ飲んでからTくんとは別れた。彼はやる気が出たと言ってくれた。
いえいえ、こちらこそ
二軒目も奢ってくれてありがとう。
しかしそのあと自身の失態で、自分の身を精神のどん底にぶち込むことになった。深くは書きたくない。
本当に下らないことだから。
際限のない絶望に飲み込まれて、さっきまでの気持ちも忘却の彼方に連れされた。帰りたくも無くなって、今から会えそうな人に片っ端から連絡した。(本当にごめんなさい)すごく寂しかった。人と話したかった。
終電が迫る10分前、誰からもいい返事を得れないまま、もう朝までここにいようと半ば自暴自棄になって駅周辺をぶらぶら歩いてたら、別の数少ない今でも連絡を取る高校の友人(以下Sとする)が泊まりに来なと言ってくれたので、急いで経堂行きの小田急に飛び乗った。
一刻も早く助けが欲しかった。
そいつの住んでる寮に侵入して、ゲロは吐かないと言う約束でストロングゼロをこれでもかと投与した。
ありがとう、ありがとうと何度も思った。
もちろんストロングゼロに。
翌朝、目を開けると当たり前のように二日酔いがそこにいた。ゴツゴツした容姿にテンパ、イケメンとは綺麗に対角線上で重なる。気持ち悪かった。
まぁそれはSだったのだけど。
14:00ごろ急にカレー食いたくね?とSに言われて、「いや気持ち悪いし、食欲ないわ」と返したら、「んじゃ水買ってくるわお前も飲むっしょ」優しい笑みを含ませて颯爽と出て行き、ちゃんと水とカレーセットを買って帰ってきた。
水を大量に飲んでいたら「俺米炊くから」と言われ、違和感なく俺がカレーを作ることになるという間接技を決められた。
まぁ料理は好きだから良い。はっぴいえんどを流しながら作っていたら、ひどくお気に召したようで、曲が終わるまでいいなぁ、いいなぁっと言いながら炊飯器の前にいた。ここまででお察しの方もいると思うが、彼は真髄を極めた阿呆である。
ピピーと米が炊けた。
しかし、彼の家にはカレーに適した器が味噌汁の器とラーメン丼ぶりぐらいしかなかったので、嫌悪の眼差しでご飯をよそい、スプーンが無いというので呆然と箸でカレーを食った。なんか色んな国を冒涜しているようで申し訳なかった。
彼はカレーの味を絶賛してくれた。おお、ありがとう。
そして、後で500円ちょうだいねと言われた。
まぁいいけど、お前はきっとロクな死に方しない。
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奴に勝手に撮られた一枚
しかしここまできて、Sは何故俺がそこまで落ち込んでいたのかは聞いてこなかったので、俺は嬉しかった。
結局俺から話したら笑ってくれて、そこだけで人生自体を咎める必要はない、というようなことを言ってくれた。YouTubeで最近ずっとそんな動画を見てるらしい。
なんだよそれは。逆に心配した。
カレーを食い終わったあと、これからまさかのTとSでタバコが吸えて映画好きのおやじがいる喫茶店に行くというので、もちろん俺も同行させてもらった。
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代々木八幡路上にて人間観察
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18:00ごろの夕焼けで街がキラキラしていた
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これはその道中にいた危機管理能力バグ猫。
初めて野良猫撫でた。汚かった。可愛かった。
そして思った以上にその喫茶店のマスターがすごい人でめちゃくちゃ楽しかった。
映画の話もたくさんしたし、人生観みたいなことも教えてもらえた。マスター本日の名言。
「しょんぼり下を向いてたらお金は拾うかもしれんけど、車には轢かれる」
実際、病気や急アルやらなんやらで4、5回死にかけてるらしい。66歳。
すごく楽しい人だった。マァジで3時間ずっと喋っていた。全部面白い。今まで会ったオヤジの中でダントツだった。絶対また行く。
「代々木八幡 おんぶ」で検索すると出て来る。名だたる著名人がプライベートで足を運ぶらしい。
安藤さくらをおんぶしていた写真があった。
モヤさまもきたらしい。すごいなぁ。
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コロナの影響で21:00店を出て、居酒屋もやってないし、豪徳寺の公園で飲むかとなり、スーパーで適当に酒と食い物を買ってSおすすめの公園に行った。
Sは頑なに煎餅を欲していた。(後にほぼ残す)
以前もこの2人と飲んだ機会があったのだが、結局こいつらとは最終的に公園で飲む。民度が低い。
Sによると公園は駅のすぐ近くにあると言うので歩いて向かったのだが、結局一駅分ぐらい歩かされた。もうこいつの話はまともに聞かないと誓った。踵が靴擦れで血だるまになった。
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公園、謎の遊具にて
22:00ごろ公園では電話をしてる女性とかカップルとか筋トレ中毒おじさんとか、途中に変質者や奇声を上げる大学生と思しき2人など、よりどりみどりの来訪者を迎えて夜の豪徳寺のポテンシャルを見せつけられたのだが、2〜3時ぐらいになるとさすがに俺らしかいなくなった。
俺はしれっと終電を逃していたので、2人とも歩いて帰れる距離なのに朝まで付き合ってくれた。
それからは本当にずっと話していた。音楽のことは少なかった気がする。
映画、人生観、死生観、将来、嫌いな人間の何が嫌いか、昔のあだ名、女、小説、哲学、やりたいこと、人間性、とりとめなく。徒然なるままに。
途中、中学の頃の友人らも電話で召集して、社会人と社会に馴染めなかった人との論争(お互いに尊敬の念がある)をしていたらいつのまにかお酒は無くなった。
S「あぁ、そこの通りまっすぐ行ってすぐにコンビニあるよ」
俺「んじゃあ、Tと買いに行ってくるから、おまえ電話してて」
そして一駅分歩かされた。
こいつに尊敬の念は1ミクロンもない。
ワインと適当にチューハイをTが買って俺は紅茶だけ買った。
戻るとSが俺のタバコをラス1まで吸ってた。
いや無くなったら吸っていいって言ってたけどさぁ。
しかもラス1だけ残すという卑しさ。ほんとブスだ。
しかしこいつは歴とした小田急電鉄社員である。
高収入であり、福利厚生も良い。
世の中ちょろすぎるだろと思った。
結局そんなこんなで朝の6時まで話し通して、全然酔ってもいなかったし、眠くもなかった。
暗いか明るいかの違いしか俺にはなかったのだ。
電車で携帯の充電が切れて、家に帰ってこれを書くまで、色々思い返していた。
人に助けられてばかりの2日間だった。
思えば友人の手助けしたろかいと意気揚々玄関の扉を蹴り去って出てきたのに。
でも2人とも楽しかったと言ってくれたし、本当に久しぶりにお腹が痛くなる程笑った。
朝方Sは、はっぴぃえんどを流していた。
なんだこいつ可愛いすぎるだろと思った。
そして鉄棒の下で立ちションしていた。
なぜお前はそこまでして全てをぶち壊したがるのだ。
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2人を見送ったあとの豪徳寺のホーム。
人の気配は無く、天気も気温も心地よかった。
改めて心を許せる友人(特に同性の)は大切にしなければと思った。多くはない、が決して少ないなんて事はない。1人でもいればいいんだ。2人いたけど。
俺は運がいいのかもしれない。
将来好きなことをやってる中でその人生どうしがまた交じわることがあるなら、どれほど素敵なことか。
まだバンド辞めれないなとも思ったりした。
Tも飽きるまでやりたいことやると言ってた。こいつにはなんだか人生2回目ぐらいの謎の余裕がある。
まぁそれでいいよ。
久しぶりに電車乗ったし、俺に付き合ってくれた
2人には感謝しています。ありがとう。
自分を含め自分の目の届く範囲の人たちを大切にできるだけの心は常に持っていたいな。
帰り道緩い坂を下る途中、空は遠いけど真っ青だった。
俺はいつの間にかはっぴぃえんどを歌っていた。
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