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#雨天用物干し室
aa-labo · 1 year
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おはようございます。 平子山の家|2011 水回りゾーンに位置する物干し室。 洗濯機のある洗面脱衣から出てすぐ横に物干し室があり、物干し室の目の前には中庭にある外物干しスペースを配置。 そしてそのまますぐ横のキッチンへとつながり、家事動線が一直線に(しかもコンパクトに)まとまっています。 クライアントのMさん(奥さん)も住み始めてすぐにこの使い勝手の良さに感心していました。 #物干し室 #部屋干し #雨天用物干し室 #家事動線 #動線計画 #青木昌則建築研究所 @mojaoki (Nagoya-shi, Aichi, Japan) https://www.instagram.com/p/Cplc6fSS9rP/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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myonbl · 3 months
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2024年2月15日(木)
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今日も出勤、昨日の続きでiMacの環境設定をする。バックアップからの復元ではなくて一から構築するのはそれなりに楽しい。プリンター・スキャナー・Timemachineなどのデバイスを設定し、次にアプリケーション類をインストールする。私の使い方ではM3チップは贅沢だが、やはりキビキビ動いてくれるのは嬉しい。自宅は27インチモニターだから若干狭いのは仕方ないが、ほぼ同じ環境で作業出来るのは有り難い。よし、がんばるぞー!
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5時45分起床。
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朝食。
洗濯。
弁当*2。
プラゴミ、45L*1。
ツレアイの職場経由で出勤する。
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順調に到着・・・と思ったら、AppleWatchを充電器にセットしたままであったことに気づく。
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iMacの環境設定、まずはデバイスをつなぐ。次に必要なアプリケーションのインストール、Microsoft365, PixelmatorPro, GoodNotes・・・。さらに各種サイトへのログイン、こんな時は<Bitwarden>の独壇場だ。ユーザIDとパスワードを登録しておけば、メインのパスワードだけ知っていれば後は覚える必要が無い。アマゾンや楽天、各ソーシャルメディアなどにログインして確認する。
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図書館へ、紀要の抜き刷りを取りに行く。先日の大阪でのキルト展示に来てくれたスタッフが、当日差し上げたパンフレットを閲覧室で紹介してくれていた。大感謝!
弁当を頂き、早めに退出する。
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順調に帰着する。
<SOU・SOU>の節分クーポンが今日から利用開始、2,000円のクーポンがあるので、ツレアイ用に春の新作を予約する。
<無印良品>のクーポン(500円)があるのだが、今月末でマイルがリセットされるので3月に入ったら糠床を買い足そう。
Appleから注文して置いた<Keyboard>が届く、来週の出勤時にiMacに繋ごう。
雨が止まないので、買物は諦めて在庫食料で夕飯準備。
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鶏ジャガwithブロッコリー、ポークステーキ、コロッケ、カツオのたたき、レタスとトマト。ツレアイもそこそこに帰宅出来たので4人揃って夕飯開始。
録画番組視聴、ポワロ。
第3話「第三の女」/ The Third Girlシーズン 11, エピソード 3 オリヴァ夫人に紹介され、ノーマという娘がポワロを訪ねてくる。殺人を犯したかもしれないと告白したノーマだったが、それ以上何も告げずに去ってしまう。 興味を引かれたポワロは友人のオリヴァ夫人を訪ねるが、そこで死体が発見される。心に深い傷を負ったノーマのため、ポワロは調査に乗り出す。
片付けからの入浴・・・のはずが、気がつけば布団の中。
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AppleWatchを忘れたので、帰宅してからの室内分だけ。水分は、1,780ml。
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tokyomariegold · 1 year
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2022/11/26〜
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11月26日 午前の予定の前に水回りの掃除と毛布洗いを済ませた!えらい!それと、14冊の本を電子書籍化サービスへ送った! 体の回りが悪くて、常に動悸?けいれん?を感じている。 午後は幸せなクリスマスの感じ、を、見たくなったので舞浜駅で下車をしてみた。ディズニーランドの入り口まで歩いてみたり、できる限りディズニーランドへ近づいてうろうろしたけれどクリスマス感はあまり感じられなかった。ペデストリアンデッキから外れて車道脇の道を歩くと途方もなく全てが遠くて、当てもなく歩いてはいけない道だ、と気が付きUターンをした。
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お土産物屋さんに入ってもあまりクリスマス感がなかった。
好きなイラストレーターさんが、クリスマスを観るために1人ディズニーをしているSNSの投稿を見て、いいな〜、と幸せになったので、いつかお散歩ディズニーをしてみたい。 行ったことがそういえばなかったイクスピアリへ入ってみる。ショッピングモールにしては複雑で良くできている虚構がかなりディズニーランドに近く造られていてびっくりした。なので、外国風の街角にゴンチャとかスリーコインズの興醒めテナントが入っている風景がおもしろかった。後、何度巡っても、気を抜くと2階の駅直結のメインゲート広場へ辿り着いてしまってパニック。毎度、あれ?ここどこ?!となった後に、やられた!という気持ちにさせられて、ショッピングモール空間の醍醐味だな〜、と思った。
大島さんの展示が12月にあるらしい!クリスマスイブまでの会期。
今日はついに生魚を買ってみた。レンジで魚がちゃんと焼けますように(100円ショップとかの便利グッズが苦手)。
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11月27日 年賀状の宛名を書き終えた。32枚くらい。何枚か昔の住所を書いてしまった。あと旧姓の宛名にしてしまった。 職場の一期下の方と目白で待ち合わせをして自由学園明日館へ行った。待ち合わせまでに池袋から明日館、明日館から目白のルートを1人でさらった。デートの下見みたい、と思いながら、いつもキアズマでお茶をする仲間じゃない、しかも社会の人とここで会う日が来るとは…と少し緊張した。
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明日館は結婚式のため内部は見学できず、でも講堂でクリスマス手作り市みたいなのがやっていて、入ることができた。天井や扉が低くて頭をぶつける人がいそうだね、と話した。 お話ししながら、池袋のルミネや東武の地下で退職される方への贈りものを選び、キアズマでお茶をした。 映画が好きで、昔はユーロスペースへ行って気になったものを観たりしていたらしい。おすすめを聞くと“裸足で鳴らしてみせろ”という邦画を教えてくれた。私がギンレイホールでアルバイトをしていたことを伝えた後、ギンレイに��行ってくれたらしい!そこで観た“セイント・フランシス”もお薦めしてくれた。今晩予告編を観てみよう。ギンレイホールへ行ってくれたことがとても嬉しくて、当時のことを話してしまった。 それと、一人暮らしでパルシステムを注文している話を聞いて、いいな〜と思った。
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いつものキアズマに、いつも私は仲間たちに“連れてきてもらっている”感じで何年も通っていたので、ここを知らない人を連れてくる側になって、何かこそこそしてしまった。マスターと顔を合わせたくない感じ。
いろんな旅行の話や、休日に他の職員さんと遊ぶ話などを聞いて、本当に持ち前の元気さは人によりけりだ…と実感する。 私は持ち前の元気なさすぎ。でもげんきつけるひつようもかんじないし、別に落ち込んでもない。
池袋まで歩きながら、今の職場の町へ引っ越してから「東京がとっても楽しくて東京の街を歩くのが幸せに感じるようになりました」と言っているのを聞けて良かった。
別れた後、1人で電車で音楽を聴き始めた時、1人になった時の感じ、を思い出した。ここ最近、本当に1人でずっと出かけたり家にいたりしすぎていた。少し疲れたけれど誰かと(しかも新しい方)会って話して、自分にまつわるしがらみ色々を忘れてしまう時を、もう少し増やしても良いのかもしれない。帰り道に聴く音楽が、いつもよりずっと楽しかった。写真は撮れなくなる。
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11月28日 体調を気にかけてくれている方から「水分を1日2ℓはとりましょう!」とメールが入っていて、NewDaysでお湯をかってみる。お風呂も水分摂取も苦手。水が苦手。
今日は電車もバスも職場も大学もスーパーも、何か人気がない感じだった。ワールドカップだから?
昨日でギンレイホールが閉館。今日は税関150周年の日。SNSでそれくらいを楽しんで、お花を買い忘れても平気で、写真を無理に撮らなくていっか、となかっているのは、人と遊ぶ楽しさを感じているからかもしれない。うーん。
明日は雨予報なのに、また傘をどこかへ忘れてきてしまった。
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11月29日 長崎のパックツアーを予約してみた! 長崎駅からハウステンボスまで1時間半くらいかかるみたいだけど行けるかな?税関にカスタムくんはいるかな?そもそも年末まで体力保てるかな?色々不安はあるけれど楽しみで、多分今が一番楽しみ。
散歩をしていたら、黄色い葉に紫のつぶつぶの実をつける植物を見つけて、嘘みたいな風景だった。
上司から「机のカレンダー、もしかして、てらおかなつみさん?」と言われる。犬好きの上司はてらおかさんのおじいちゃん犬のファンらしい。もちろんてらおかさんのイラストも好きで、焼き印の入ったカステラも購入したと言っていた。思いがけずこうゆうどんぴしゃなお話ができて、声を少し上げて話してしまった気がする。
明日退職される方へ、日曜に買った贈りもの(虎屋の干支(うさぎ)羊羹)を渡した。思いがけず、もう一生会わないんだろうな、な人になってしまうんだな〜、と寂しい。
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11月30日 朝出勤すると、デスクにチョコレートと個包装のお菓子が置かれていた。バターサンドらしく名前(忘れてしまった)が聞いたことありそうでない外国人の人名で、これはブルボン!と思った。
今日で退職される方とお別れをした。 なんだかこの数年間は、出会いも多いけれど、お別れが多くて社会に出ると別ればかりが印象に残る。ちゃんとどれもさみしくなるし、その度に、こうゆう人生の転機を相談したりその後を共有する友人や家族が外側にいる人達がほとんどっぽくみえて、別れる人たちのそうゆう相手を想像してしまう。 別れに気がつく度に、自分が何も動けていないことに不安になるし、転機を一人でやり過ごせずにSNSに報告するのかなと思ったりする。
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12月1日 今日から12月になったと思ったら突然しっかり寒い!帰り道にイルミネーションスポットが増えて嬉しかって、もう節電とかみんな忘れようね〜という気持ち。 明後日、何もなければ参加させてもらう結婚式があって、いつまで結婚式に参加することに慣れず、服装やら髪の準備やら、あと休日が一日潰れてしまって生活が荒れる恐怖やらで、恒例的に前日に有給を取ってしまった明日。でも来年に繰り越せない有休消化に充てた。
家に帰ってやっぱり掃除をして、手放したいもの、お部屋にあるのにないことになっているものたちをまとめた!えらい!
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12月2日 平日の街へ出て、午前中の予定を済ませる。 せっかくの平日休み、そして昨日からちゃんと寒い!ということで、やっとenfoldのコートを下ろしたよ! 昼過ぎからは表参道から乃木坂まで歩き、国立新美術館で展示を観た。NHKのテレビ番組の展覧会。建築は乾さん、テキスタイルは皆川さんの展示があって嬉しい。美術館を出て、ポスターを見返すと西沢立衛の文字があり、あれ?見逃していた?となった。
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眼科でコンタクトを処方してもらった。 ペッパーくんみたいなお兄さんは今日もペッパーくん。待合室のテレビで日本がサッカーを頑張っている事を知る。その後に行ったスーパーがとても静かで、町も静かで、中華そば屋から嘘みたいに中華鍋をゆさる音ばかりが聞こえて「みんなサッカーを見ているのかな?」と思った?あと隣の人の声が高らかなのもサッカーを見ているからなのかな(うるさい)。
家に帰って明日の結婚式で着るドレスのレンタル配送を待っていると、2週間くらい受け取れていなかった鏡が届いた!ものが届いて嬉しい以上に、梱包の段ボールと緩衝材の発泡スチロールをやっつけることに手こずってマンションの共用部を発泡スチロールの粉々で汚してしまって、逃げるようにお部屋へ戻る。そしてなかなか届かないドレスのレンタルを待ち続けて今日届かなかったらどうしよう!と不安になったところで、今!届いた!
そういえば、眼科の受付でクレームを言っている人がいて、何歳になってもこうゆう怒られ方をしたら、私はその場で泣いてしまうな、と思って、受付の人が泣いているかも!と、お会計を呼ばれた時怒られていた受付の人の顔を見ることができなかった。
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newpntls-island · 12 days
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https://music.apple.com/jp/album/%E6%80%9D%E3%81%84%E5%87%BA%E3%81%8C%E6%B6%88%E3%81%88%E3%81%A6%E3%82%86%E3%81%8F/483508549?i=483508562
Friday,May3
早朝出勤。ギリギリで起きて間に合った。やっぱりNewdaysのコーヒーは美味しい気がする。休憩に出たタイミングで来客があり、女子更衣室の扉を叩く上司。対応を終えて帰ってきたらお湯を入れっぱなしだったわたしの春雨は別のものになっていた。引き継ぎメールをかわいくするのに精を出す。夕方に帰れる仕事の日は全然仕事した感じがしないくらい疲れない。やっぱり働いてる時間帯自体がストレスなのか?帰り道に昨日買った本を読み進める(『アートとフェミニズムは誰のもの?』/村上由鶴著)。新書を買ったのは初めてだ、面白くてどんどん読める。新書を読むのはなんか精神状態に良い作用がある気がする。帰りの山手線がまた動かない、最近電車が毎日動かない。複数人の線路立ち入り、初めて聞いた。帰宅して放置していた洗濯物を取り込み、着替えて中野まで歩く。久しぶりの人とお酒を飲む。飲みすぎた。また余計なことを喋ってしまった気がする。自分のことを容易く人に開示する度に消えていくものってやっぱりあるんだと思う。秘密を抱えられるようになりたい。秘密はありすぎてもなさすぎても駄目そうだ、その塩梅がいつまで経っても難しい。わたしはいつだって、勝手に喋って楽になってしまいたいだけだ。
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今日は音楽を全然聴いてないです。
Saturday,May4
起きてコーヒーを飲む。すごく天気がいい日。若干昨日のお酒が残っている。お腹が空いたけど時間がない、シャワー浴びて準備して原宿。人が多い山手線は戦える気がしない。原宿はありえないくらい人が多い。爪は大好きな緑のワンカラーと、アイボリーに緑のフレンチにしてもらった。心が落ち着く色。整えてもらいたての爪は短くて丸っとしている。ずっと触れる。人が多くて暑い、耐えかねて行ったモスバーガーはまるで座れなかった。この街に座れる飲食店は一つもないような気がした。FUNKTIQUEのガレージセールで、この前見た時欲しかったユニコーンの置物を買う。店員のお姉さんは品のいい笑顔を持っている。間違えて出てしまった竹下通りから出られなくなった。道が進まないほど人がいる。寝不足、空腹、水分不足でこのままここで歩みを進めるのをやめてしまいそうだった。こんな場所に来ようと思う人はどうかしている、ここで死んでしまうかと思った。フラフラしながら山手線に乗り、遅れて赤羽に到着。今日初めてのご飯を食べる。二軒目まで行って、駅の中のコージーコーナーでモカのエクレアを買う。西新宿のレコード屋の前で食べる。一人で静かに帰った。電車で向かいの席に座っていた女の子が格好良くて少しだけ元気が出た。それはこれからは智春が自分で決めていかないといけないことだと思うよ、と言われた昨日のことを思い出す。決めていかないといけない、色んなことを。そろそろ誰のせいにもできない人生の折に流れ着いていることは最近よく分かる。流れや誰かに身を任せているだけじゃ破綻してしまう、わたしの美学は何をどこまで許すのか、そんなの自分で決めなきゃいけない。しっかりと立っていなくてはと思う。どんな自分でいたい?
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higashiazuma · 14 days
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じゃれ本 1卓目の作品
「じゃれ本 オンライン試用版」を使ったセッションで紡がれた物語たちです。前の文の前後関係がわからずに何かを書こうとするとこうなります。参加した本人たちはめちゃくちゃ楽しかったです。
お題:ホラー ページ数:8P
『忘れられた木』
幻視を見た。夕日を背中に浴び、吊るされた死体。枝という枝に麻紐で吊るされていた……これは幻。 私は小さい頃から良くこういったモノを見た。
そして、私がそういう幻視をすると決まって何か似たことが起こる。建設現場の作業員が、足を踏み外して死んでいた。首には命綱が絡まっていたそうだ。幻視が正しかったことを確かめるためにSNSを漁った。
スクロールしながらふと、特定の話題に連なるコメントをまとめて「木」と呼んだなと思う。ああいう掲示板やwikiには、時折得体のしれない信憑性があったものだ。 ふと検索欄に指が向く。ある単語が「浮かんだ」
「菩提樹」 小さな検索窓に、たった三文字の言葉を打ち込んだ。 すると、ひとつのスレッドか過去ログ倉庫から発掘された。 無数の話題「木」の中に埋もれた、1本の「忘れられた木」。
昔々の事であった。その村は絹を生業としていた。土地には良質な桑の木々があり、蚕を育てるにはうってつけだったのだ。そんな桑の原の真ん中にポツンとある「菩提樹」それがその木である。
その「菩提樹」のために、囲いを作ったのが悪かった。人間の余計な世話で水が溜まって流れていかなくなった。根が腐り、どうしようもなくなってしまった。だから先祖は、「菩提樹」を失ってしまった。
菩提を失う。――悟れない。涅槃に至ることはない。そうして行き場を失った亡者どもが、今も私が見続けているものたちなのだろうか? だとしたら私の務めは、囲いを崩すこと。 それで蘇るのは、本当に木だろうか?
ふと、私は背後を見やった。 暗い部屋の中、ディスプレイのみの明かりで照らされた私の影。それに無数の「別の影」が纏わりつき、まるで菩提樹のような影を落としていた。 ああ―― 私も、忘れられた木になるのだ
『仄暗い水死体』
じいさん曰く、死体の色には明るいのと暗いのがある。明るいのは悪くて、暗いのはいいんだと。明るいのはまだ魂が引っ付いてるんだ。明るいのを見っけたらわざとしばらく見ないふりをして”干し”とくんだと。
すると目の前にあるずぶ濡れのこれは"干す"必要がある。人ん家の屋上でなんという仕打ちだ、と舌打ちした。頭にあるのはこれで値打ちがどれほど下がるかということばかり。一番怖いのは人間の欲だと我ながら思う。
だが"干す"となると、ここ以上に適任の場所はあるまい。止むを得ず、僕はそれを屋上に放置することにした。 もちろん、そのまま置いておいては騒ぎになるだろう。 そこで一計を案じた。
「工事中・立ち入り禁止」 安直だが準備無く出来るのはこれが最善だろう。もちろんここの管理者が見れば不信がるのは避けられない。エレベーターの無い屋上の管理を真面目にこなさないことを祈った。
あれは明るい死体だった。現代日本で死体が見つからないわけがない。時間を稼げたらいい……。 僕の頭はあの死体でいっぱいだった。白熱電球のような明るい死体だった。時間だけがほしい。
どうすれば? ――翳を作ればいいんだろう。暗くすればいい。夜を、もっと早く夜を。夜を呼ぼう。太陽も星も沈めてしまえ。ストロボライトもカメラのフラッシュも、みんな空に向いちまえ。死体が干上がるまで。
そうだ。――視界に、あるものが止まった。 浄水槽。百均の網を使えば、あの暗闇の中でこれを干せる。
網を取る。広げる。置く――死体を。ツンとした腐敗臭に目をしかめ、手早く、手早く行う。 そして暗い円筒へ。
水死体は仄暗い闇の中。
『包帯はまだありません』
残念ながら私の右腕には呪いが掛かっている、と言われた。中学生の妄想ではない。浮き出た痣のような模様はどことなく死んだ祖父に似ている。 一応は隠すかと包帯を探していたら、声が聞こえた。「まだだ」と。
ぎょっとして右腕に目をやった。浮き出た痣が心なしか濃くなり、祖父が死んだ時の――棺の小窓から覗いた時のあの顔を思い出させるような模様になっていたが、他に異変は無い。
僕はその腕を用心深く長袖に隠した。消えるわけではないができる限り目には入れたくない。もちろん見られるのも困る。挙動不審にならないよう辺りを見回し皆のところに戻った。
「あのね」 ほとんど話したことのないクラスメイトに話しかけられた。僕が腕を隠しているのは、リストカットの類ではない。僕はそういう苦労を背負っているわけではない……。 「わかるよ」と言われ申し訳な思う。
解られたところで仕方がないのだ。適当に会話から離脱するため、教科書など開いたところで耳に届く。 「お祖父ちゃんだった? それともお祖母ちゃん?」 手から滑り落ちた本は、机上で「雨月物語」の項を開く。
雨と月の物語。 それがこの痣と関係あるとしたら。 脳裏にあるビジョンが浮かぶ。祖父が亡くなる前、裏山のお社に連れて行かれた事があるのだ。天気雨の降る真夜中。辺りをぼんやり照らすおぼろ月。
周りは不思議に明るかった。 僕は空気に飲み込まれそうになって祖父の手を握り込んだ。 ――次の瞬間だ。影が動いた。明るい、恐ろしい月明かりの中影が動いたのだ。
祖父の影は僕の影を林檎の皮をむくようにくるくると剝ぎ取る。そして毛糸玉を丸めるように身にまとっていった。僕はまだ影だ。身体の内側にも影があることを悟った。影と陰が。
『邪神の霊安室』
僕がその存在を知ったのは、古本屋で買ったオカルト誌の記事がきっかけだった。 神というだけでもいかにも胡散臭いのに、それが霊安室に眠っているというのだから。それも、神田駅から徒歩15分圏内に。
時はもうすぐGW。ブラックだった弊社もとうとう有給を使って長期休暇を取らせてくれるようになった――有給を強制という点は目をつぶった――つまり丁度僕には時間があるわけだ。
「病院?」恋人がさりげなく言った。カウンセリング?いやだ。せっかくもぎとったGWを埋めるものは娯楽ではなくてブラック労働でぶっ壊れた心身のマイナスをゼロに戻すことだなんて。それよりディズニーとかさ……
「ほら、一種のアトラクションには違いないでしょ。体験型アクティビティ、ってやつ」 癒やし系ってやつか。私は頭を振り、心を温めたいわけじゃないんだと示す。どうせなら底の底まで行きたいんだ。
息を止めると、思い切って温水プールに飛び込んだ。 底へ。底へ。底へ。 違和感があった。 このプール、こんなに深かっただろうか…?
喉に手を当てる。不思議に肺も苦しくなかった。……死んだ? 背筋に汗が、いや、今はプールの水の中なのだから水圧か? とにかく深く進んだ。
肺に水が溜まりきってからというもの、不思議と苦しくはなくなった。大理石に埋もれた魚の化石が欠けた目玉でこちらを見つめている。
帰れない。 僕は悟った。 生きてはいられる。 でも僕は水の生き物だ。
水を得た魚とはいうけれど、この水はきっと良い交わりなど運んではこない。鱗のような空から降る雨のように、やがて僕の血を烏賊のそれと同じ色に変えるだろう。
お題:特になし ページ数:4P
『大げさな本』
この本を読んでい���あなたはとっても幸運だ。この本を読めば人生が変わること間違いなし。成功まったなしだ。何々をするとかそういう面倒なことは一切なし。『読むだけ』だ! つまりこの文が読めていさえすれば、
あなたはすぐさまハッピー!人生の勝ち組というわけなのです!ああ、本はまだ閉じないで。始まったばかりですからね。ここまで見ている賢明なあなたならこの本を読破するのにそう時間がかからないであろうことが、
全知全能の神が地を見そなわすごとく一目瞭然です。 改めて書きましょう。今後読み進めるにあたって、たった一つの手順を守るだけで、あなたはまさに時代の寵児、人類の救世主。守らなければ? あなたは死ぬ。
私は恐ろしくなって本を落とした。だが何ともない。 このような書き方はビジネス書や自己啓発書にはよくあることじゃないか。ただの大げさな本だ。 それを廃品回収に出しに行こうとした私に、トラックが迫っていた
『口紅と串刺し』
それを買ったのはデパートのとある化粧品売り場だった。 買うつもりなんて微塵もなかったはずなのに、鋭利なそれにひと目で心を奪われてしまったのだ。 「これはどうやって使うんですか?」 アドバイザーに尋ねる
「つまり」アドバイザーは答えを溜めた。「なすがままにです」 気が付けば包装紙に包まれた口紅を持っていた。 形状からいって、これを唇に塗りつけるとは思えない。鋭利にとがりすぎている……。
「……これはペンですか?」 拙い中学生の英文のような質問をしてしまう。 鋭利に尖った口紅。身を飾るものではなく筆記用具なのではないか?そうであってくれ。
「いいえ、口紅です。…教科書どおりじゃなくてごめんなさいね」 薔薇色の先端に鋼のハイライト。次の瞬間、僕の口から同じ色の液体が溢れ出す。いま唇は真っ赤に濡れている。
『最高のドーナツについて論じよ』
最高のドーナッツを語るにはまず「ドーナッツ」の定義を定める必要がある。もちろん料理の歴史の本を確認すればある程度先行研究の結果が分かるのだが、ここはあえて改めて定義し直したい。
さもないとX(旧twitter)でどこからともなく、「ドーナッツではなくドーナツです」、なんてbotに絡まれ…ることはなくなったが、同様の事態を引き起こしかねない。 一つ譲れないのは、そう、穴だ。
なんとしても、ダース買いしてしまったこのカスタード&エンゼルクリームの山に穴を開けなくては。全てはそれからだ。 私は手始めに、オールドファッションを最高にインスタ映えしそうな角度で撮った。
ここのドーナツはやたらと写真写りが良い。普通のドーナツの写真なのに、またたくまに恐ろしいほどのリアクションが付いた。 やれやれ。『絵に描いた餅』……こと映えるドーナツである。さて、あと11。
『髪の間から覗くピアス』
それまで誰かの耳を特別だと思ったことはなかった。パーマを当てすぎた髪の間に、赤くぷっくりとした粒が見えたときまで。 思わず「耳んとこ、血が」なんて言いかけて、それが彼女の意志表示だと気付く。
それは、赤い石だった。 如何せん、宝石には詳しくないもので、何という石かはわからない。彼女の耳元で艶やかに存在感を放つ、ささやかな意思表示。 思わず声をかけずにはいられなかった。
「どなたの石ですか?」 え? ――え? どうしてそういう言葉が出たのだろう? 女性の様子も変だ。さっと顔を青くして、ピアスをもぎ取ると逃げるように去っていった。残されたそれをなぜか手に取っている。
――ま、そういうこともあるか。 なんとか自分をなだめ、残ったそれをポケットの奥に突っ込んでおく……あのピアスが女性の耳を輝かす姿でも想像しながら。
お題:特になし ページ数:8P
『背びれアラビックヤマト』
子供の頃から魚になりたいと思っていた。最初は「人魚になりたい」だったのが、自分はそんなメルヘンに相応しい存在で��ないという自覚だけはあったせいだ。私には鰭がないから、厚紙で作って背中に貼る。
だから、なるべきは「魚」だ。人魚はずうずうしいかもしれないが、鮮魚売り場に並んでいる魚には別に文句もあるまい。あら珍しい魚だわ、なんて思われるくらいだろう。どうやって煮つけにするか調べられるだけで。
来てくれないだろうか。麗しきマダム。あるいは朗らかな料理番。もしくは小さなお使いさん。「魚」扱いしてくれる魅力的な来客よ。
だけどそれは叶わない。なぜならこの身には背びれがあると同時に――「液状のり」の刻印が刻まれているからだ。 案の定、その来客は私など眼中に無いようだ。 私は心の底で叫んだ。
くそったれ。お前のそのふざけた帽子の下にはでんぷん糊でも詰まってるのか。今日び人の肌色を論うのは道義的問題が生じるから、その目に痛い黄色のことは勘弁してやるが、帽子のセンスは許しがたいぞ。
編集長の後ろ向きな承認の言葉で締めくくられた手紙を、私は勝利宣言とらえた。やった! これで、私の人魚を修正しなくてすむ。私の理想を資本主義に売り渡さずにすんだ! 人間性だ。これぞヒューマニティだ。
今晩は最高のパーティを開こう! 使用人も全員参加だ! 隣のケチババアもこの際呼びつけよう。なにせ資本主義に勝ったのだから! 私の持つ資産をなげうって盛大な祝いをするのだ!
私は自らの手で招待状を送ることにした。何せこんなに目出度いことは無いのだから! そしてその招待状の糊付けに使うのはもちろん、消えいろPITなのだった。
『サラサラシンギュラリティ』
私は自慢じゃないがこのキューティクルが自慢だ。 陽光の元燦然と輝く天使の輪。 歩けば誰もが振り返る、そんな美しいキューティクル。 だけどある日私は、出会ってしまった。いつもの薬王堂で、それに…
「シンギュラリティ」。 普通AIとかで用いられるやつだろう? 知ってる知ってる。でも、目の前にある玩具みたいな瓶には、さも当然とばかりそのバズワードが踊っているのだ。ここはシャンプー売り場だぞ?
たかだかシャンプーで人間を超えようというのだから大きく出たものである(消費者庁案件か?)。 つくりもののラベルにAmazonの詐欺レビュー画面みたいな大げさな演出。なるではなくなりますと書いてある。
(特許庁案件かもしれない)良く見たら自分の会社が持っているハズの技術名が書かれている。いやなんでだ。こんなシャンプーに? もしかしてGoogle検索でなんとなく技術名をググったのか。
恐る恐る、私はその場でスマホを取り出し我が社のその技術名をぐぐってみた。すると、なんということだ!検索結果はゆうに5万件を超えたのだ。技術漏洩?まさか、そんなはすはない。
我が社のシステムは最新鋭の技術で保守されている。「excelがある程度使える方」とか「タッチタイピングができる方」とか、そんな感じの募集要項で採った平成初期の人材ではない。だが、今や令和。 …よもや。
今やアシスタントAIはなんでも、「できない層」を優しくあやし、母親のようになんでもかんでもやってやるようになった。だから時代が一周してそういう層が出てくるのもおかしくはない。若社長でなければな。
問題は私がその若社長だって事なんだ。甘やかされたい。母親のように……いや、姉のようならどうだろう。マザコンの時代は終わりシスコンの時代がやってくるのだ。 私は姉AIの開発へと歩を進めた……
『紅い茶の密室』
しくじった。 停電により電子錠が動かなくなってしまったせいで、ここから出られない。出ることができない。 ……。 誰かが来てくれれば……。
「パンパカパーーーン★ 王子様登場だゾ★ ゾ★」  そんな声の後ドカンと一発破壊音が響く。何らかの力でとじられていた木の扉が粉々になった。  ……ウソだろ?  鼻先スレスレを破片が飛んだ。
(VFX:Car on Fire) なんてことだ!粉々になって吹き飛んだ木の扉が、表に止めてあったプリウスのエンジンを貫いた! 王子様と名乗るその男は、炎を背に歯を光らせている。
遍くこの世の乗り物はナマの力で動くべきだと信じているんだろう。勝手に犯行動機を想像でもしないとやっていられない。確かにそれは高貴でもクールでもない乗り物かもしれない。だが、私にとっては「愛馬」なんだ。
私は呼んだ。口笛で彼女を呼んだ。密室から外に向かって馬を呼んだ。駆けてきてくれるように祈りながら。絶対に成功しないように見える? 『ばかげていて、全く実用性がない』。それがトリックだ。
ピーー! ヒヒーーン! ピーーーーーー! ヒヒヒヒヒーーーーーン! リズミカルに繰り返される呼びかけ合い。私と彼女の華麗なるハーモニー。 トリックなんてクソ喰らえ。
ここはリオだ!リオのカーニバルだ!! ピーピーピピー!ドンシャカドンシャカ!! 私の彼女のハーモニーがクライマックスを迎えたその時、不思議な事が起こった! 木の扉が元通り塞がってしまったのだ!
どうしたってこれは密室だ。せっかく今の今まで、開放そのものの空気に満ち溢れていたのに。風通しが良いなんてもんじゃなかったのに。私は諦め、床に散らばった紙吹雪を片付ける。冷めた紅茶のような気分だった。
『正方形は溶けてなくなる』
「はい、どうぞ」  男は私に未完成のそれを渡した。  白と青の幾何学図形が……って高尚なこと言おうとしたけれど要は折りかけのオリガミ。 「キミなら分かってくれるよね」
「ううん、わからない。」 私は折りかけのそれの続きを折り始めた。 山折りで膨らみを作り、そっと隙間に差し込む。 「でも、貴方が求めてる答えは、きっとこれじゃないわよね」 私はそれを、手裏剣に折り直した
ただの紙切れごときが人の手にかかれば真心の証にもニンジャの武器にもなる。それは折り紙に限ったことじゃあない。人の手にかかれば… 「《彼》の手に掛かった者の行方を。谷折りの線みたいに辿れれば」
「アイヤアアーーー!」 その時。書架の隙間から、雄たけびを上げてニンジャが飛び出してきた。これが《彼》の追っ手か。私はページをちぎり取ると指示に従ってスリケンをつくった。キーは谷折りだ。つまり……。
私はすごい速度で谷折りを行った!爪の先を使い背中に隠し持っていた30cmの定規を使い折り曲げる。1mmのズレもない。完璧な仕事だ!これはオリガミ界のシンギュラリティだ!
すると、私の肩を叩く人がいた。 何気なく振り向くと、そこには驚愕の人物が立っていた。 「あなたは……SEIKOの社長さん!!」 「君、素晴らしい技術を持っているね」
どうしよう。気まずい。私は悟られないように、何気ない素振りで袖に手首を引っ込める。つい先日スマートウォッチに変えたばかりだ。まさに正方形の液晶画面を持つ… いや、待てよ。正方形じゃない。盲点だった。
このスマートウォッチには緊急通報をする機能がある。外部と通信しているのだ。私は通気口になんとかねじ込ませると、棒の先につけたスマートウォッチをさらに奥に突っ込んだ。思い切り投げる。鍵が開く音がした。
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ichinichi-okure · 11 months
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2023.6.25sun_tokyo
今日も一番最後まで寝てしまっていた。 一番先に起きるのは夫、次は娘、そして最後に私。 いつもゆっくり寝かせてくれて、ありがとう。 休日の朝食の定番はパンケーキ(市販の粉ではなく夫独自配分の粉使用)とじゃがいもとベーコンのチーズ焼き。 炭水化物もりもりの朝食。 今日も寝かせてくれた上に朝食まで作ってくれて、ありがとう。 それにしても生活スキルの高い男である。
朝食を食べ始め、テレビを付けたら、ロバートの秋山とアルコ&ピースの平子さんと山崎育三郎が銭湯にいくというコーナーがやっていて、家族3人ゲラゲラ笑いながら観る。 元気が出た。 洗濯物を干しているとテレビから「東京の人は冷たい」と聞こえてきた。 私は生まれも育ちも東京の活気のある下町だが、冷たいと思ったことは一度もない。 もしかしたら東京の中でも違う場所に生まれていたら、違う印象を持っていたかもしれないけど、でもそのステレオタイプのような東京のイメージ、東京生まれとしては少しさみしい。 そもそも、多くを地方出身者で構成している「東京の人」とは一体誰のことを指すのだろう。 私は自分の生まれ育った東京が好きだ。
さて、今日はとても忙しい日。 夜に、まもなく6歳を迎える娘の誕生日会をする。 プレゼントとケーキも買いに行く予定。 それ以外にマンションの用事が2件。 ああ、考えただけで忙しい。
9:30夫がマンションの防災班の会議に出席。 それが終わり次第、娘のプレゼントを買いに自転車で街へ繰り出す。 15:00には私がマンションのBBQ大会の会議に子ども会の代表として出席するから、それまでには帰ってこないといけない。 プレゼントがすんなり決まるかどうかが肝である。
外へ出ると、叫びたくなるくらい気持ちのいい天気である。 私も夫も晴れだと元気になるし、雨だと声まで小さくなる。 天気に左右される我が家である。 娘はいつだって元気だから、まじ最高ガール。
目的の商業施設に着くまでに公園を通ったら、幼稚園のお友達(ボーイ)に遭遇。 その子とは最近ウマが合うと聞いてたので、お互いとっても嬉しそう。 お友達はニッコニコで、娘は照れ屋なのでちょっと恥ずかしがっていた。 今日はスペシャルな一日なので、とびきりのワンピースと先日ばあばからプレゼントでもらったメイク道具で可愛くしてきたから見てもらえて嬉しかったね! 目のまわりがピンクで『いけないルージュマジック』味が強かったけど、でも可愛いから大丈夫!
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お目当てのトイザらスに到着。 パパと私でどのようなプレゼント構成にするか、数秒の打ち合わせ。 予算内でおさまるように、【オモチャ】と【前から欲しがっていた編み編みのラメ入りサンダル】と【文房具】の組み合わせにしようということになり、それを娘に説明した。 そうしたら、サクサクどんどん選んで、すぐに決まった。 いつも思うが、この子は思い切りがいい。 小さい頃の私やパパは、シールを大事にしすぎて、どこにも貼れないような子供だったけど、彼女はバンバン貼っちゃう。 その性格、うらやましい。 最後の文房具は三者の協議により、【レゴブロック】に変更になった。
プレゼント選びが早く終わったため、ゆっくりランチができることになった。 近くのタイ料理屋へ向かう。 私はパッキーマオ(辛い平打ち麺の炒めもの)、パパはトムヤム麺、娘はカオマンガイ、豚肉の辛いレモンソースのかかったサラダも頼んだ。 どれもこれも美味しくて、豚肉とパクチーとサラダのソースが合いすぎて、叫びそうになった。 「私もうあまり量はいらないんだよ。美味しいものを適量でいいんだ。」と言ったそばから美味しすぎてムシャムシャ食べた。 ちょっと恥ずかしい。
そんなこんなしていたら会議の時間が近づいてきたため、2人を残してマンションへ向かった。 2人には、娘ご希望の誕生日ケーキと娘が食べてみたいドラゴンフルーツを買ってきてもらう。 いつもの誕生日ケーキは、他のケーキが食べられなくなるくらい美味しい近所のケーキ屋さんでお願いしているが、今回はトップスのチョコケーキになった。 暑いから溶けないように持って帰ってこれるかなぁ、などと心配が尽きない。 そう、私は心配性。
急いでマンションに向かって、事前にちゃちゃっと作ったBBQ大会のポスターをプリントアウトして、集会室へ向かう。 一緒に子ども会を担当しているママと私以外、全員おじいちゃんおばあちゃん。 同じメンバー(約15人)で自治会の会合を月一で開催している。 耳が遠くて聞こえてるのか不安になるおじいちゃんがいたり、年に数回喧嘩し出したり、色々あるけど、世代を越えて子供達がお年寄りと触れ合ったり、見守り合えたりするのは、とても幸せなことだと思う。 娘には色々な居場所を作ってあげたいので、マンションの花壇のお世話にも家族で参加している。 大変なことも多いけど、マンションに愛着も湧いたし、知り合いもお友達もできた。 こうして見ると、私の父は地元町内会の会長で、母も町会活動にがっつり関わっているので、やはり血は争えないのだなぁと冷静に思う。
思った以上に長引いた会議は3時間にも及び、ヘロヘロになりながら、買い足したいものがあったため、1人で近所のスーパーへ。 毎年この季節に、スーパーの大きなガラス扉が曇っていると、夏が来たなと感じる。 買い物を済ませ、喉も乾いたし、座りたい衝動に駆られた。 私はコーヒー屋さんで休憩するのが大大大好きだが、今日は後々のことを考えて、グッと堪えてアクエリアススパークリングをベンチに座って飲んだ。 リフレッシュできたから、急いで帰ることに。 遅くなっちゃう〜!とみんな家の中を小走りになりながら、支度をした。 パパと娘は壁の装飾を、私は娘リクエストのたこ焼きの材料を用意した。 それ以外にチキンのソテーと卵スープとモッツァレラチーズ・トマト・生ハム・ルッコラのサラダを作った。 娘から食べたいもののリクエストを初めてもらえた気がして、すごく嬉しい。
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支度が終わり、席について、ハッピーバースデーを歌って、ロウソクを消した。 6年前の生まれた日のことを思った。 ちゃんと朝まで寝かせてくれて、朝の7時に陣痛が始まったこと。 陣痛に苦しみながら産院のまわりを散歩したこと。 2人で当分ゆっくりごはん食べれないから行っておいでと言われて、散歩の合間に入った喫茶店で陣痛がつら過ぎて、この私が一口も食べれなかったこと。 夫と私の痛み逃しの息がピッタリだったこと。 日をまたぐ前に生まれてきてくれたこと。 お医者さんから「良いお産でした」と言われたこと。 どれも一生忘れられないな。 今でも産院の近くを通ると、胸の奥の方がチクチクして、あの大切な一日を直視できないんだけど、なんとも言えないグッとくる気持ちになってしまう。 そんな話を今年の誕生日に3人で話した。 今に娘から「その話聞き飽きたよ!」って言われるのかな。
いつでも楽しそうで、元気で、愉快で、面白くて、歌って踊って、眩しくて、とびきりかわいい君。 大好きだよ。 ママも、君に負けないくらい日々を楽しむ姿を、パパと君に見せるよ! そんなことを思いながら、ベッドに倒れ込むようにして、3人ぐっすり眠りについた。
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-プロフィール- ホソノアヤコ 40歳 東京 イラストレーターと母 @hosonoayako
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hi-highmt · 2 years
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剱岳、別山尾根テント泊
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3回目のアルプスは、春からの目標だった剱岳へ!天候の関係で2泊3日の予定が1泊2日に、それが私の体力面の問題で結局2泊3日で終わるという、ややこしい展開でした…。 
新幹線、電鉄富山、ケーブルカー、バスを乗り継ぎ室堂入り。 富山名物の白エビかき揚げの載った立山そばで腹拵え。
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外へ出ると雨だったのでレインウェアを着込むも、降ったり止んだりで蒸し暑い…。
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みくりが池。 ここの温泉は日本一標高が高いと聞いて、帰りに入ろう!と話していたのですが…。
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山ガスがシューシューと音を立て、硫黄の臭いが立ち込めています…。 右奥に見えるのが雷鳥荘ですね。
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池塘。少し紅葉が始まっている感じ。
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今回は泊まれないから…と、記念に撮っておいた1枚。結局泊まったんだけど。
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雷鳥沢キャンプ場が見えて来ました。空も晴れて来た!
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清く澄んだ川を渡ります。帰りはバテ過ぎて、ここに飛び込みたい衝動に駆られました…。
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またガスって来ました。 この辺までは、まだカメラに向かって笑う余裕があったんですが…。
雨の中、登りの途中でバテてしまい、せっかく軽量化して来た同行メンバーに荷物を手分けして運ばせてしまう事態に…大変申し訳ございません。
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その後はバテていたので途中をだいぶ端折りましたが、剱御前小屋の先から見えた雪渓です。
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剱御前小屋の前で少しだけ休んで、写真を撮る余裕も出て来ました。
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剱御前小屋から劔沢キャンプ場までは下り基調で幾らか回復。
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今夜の野営地、劔沢キャンプ場が見えた! テントはサクッと設営するも、雨で冷えたのか今回も低体温症気味。 しかもマットを持参し忘れ、殆ど眠れず…夜中に静かな星空と満月は堪能したものの、完全に寝不足。
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夕飯時は雨だったので、テント内で各自自炊。 シーフードカレーメシにウィンナーとチーズをプラスして、コーンポタージュと共に頂きました。 4人で来てるのに、孤独な夕飯…。
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朝もテント内で一人。 尾西の五目ご飯、アマノフーズのナスの味噌汁、紀文の切れてる玉子焼き。 こんな時間(2:45)に、食べ過ぎで満腹です。
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身支度を整え、未明に出発。 ちょこちょこルートを間違えながら、気付けば既に2番目の鎖。 この先も鎖場には番号の付いたプレートがあるのですが、多いので割愛します。
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お、東の空が白んで来た! 「山際少し明かりて ようよう白くなりゆく」ってヤツですね。 春じゃなくて秋だけど。
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明るくなって、さっきまでいたテント場も見えるようになりました。 真っ暗で距離感が分からなかったけれど、結構歩いて来たんだな〜。
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鎖場も本格化して来ます。
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雲海が綺麗!
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よそ見してると滑落しそうになるけど、この夜明けの空も見ずにはいられない…
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いよいよご来光タイム!
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前剱に到着です!
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何と、前剱の山頂からは初めて見るブロッケン現象が!しかも二重!
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自分の影が映ってる〜!
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その後もブロッケンがクッキリと!
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今度は鎖場を下ります。楽しい!やっぱり鎖場大好き♬
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ブロッケンの興奮冷めやらぬ中、いよいよ噂の鉄の橋へ。
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朝日に照らされ、鎖場を移動する皆さん。セピア写真みたいになってます。 渋滞してるな〜。
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アレ?何か思ったより怖くなさそう??? 思っていたより幅があるし、短いし。 でも、この写真では分かりづらいですが両側が切れ落ちてるんですよね。
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でもまぁ何があるか分からないし、ここからはセルフビレイシステムを活用します。 まだ動作にイマイチ慣れない私…。 ハーネスに掛けたカラビナを外すのにマゴマゴしてます。
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上から撮ってもらった写真。 カラビナを鎖に掛けることに夢中だったけど、結構切り立っていたんですね。
さっきの橋の下も、切れ落ちてるのが良く分かる。
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でもこの時はとにかく登ることに夢中で周りは見えていませんでした。
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振り返ると、さっきまでいた前剱岳が。神々しい…。
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今度は岩肌にもブロッケン!こんなに乱発されると、もう祭りだ、祭り!
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見えますか?クッキリ二重です◎
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ブロッケン現象にも若干見飽きたところで、山頂へ向かいます。
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平蔵の頭の始まり。
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こういう杭のような足場は初めて。慎重に登ります。
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平蔵の頭を越えたら、また鎖で下ります。 同じく鎖場のアップダウンの連続だった、両神山の八丁尾根のようでした。 いや、こっちの方がスケールが大きいんですけどね。
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尾根の反対側はガスってますね〜
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平蔵のコルから見た平蔵の頭。ところで平蔵って誰?
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あの尾根を歩いて来たのか〜。良い景色!頑張ろう!
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平蔵のコルの始まり。だから、平蔵って誰?
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こうして写真で見ると凄い所にいるなぁ…。 高さはあんまり気になってなかったカリメロ。
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9番鎖場、カニのタテバイ、始まり始まり〜!また杭だ!
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タテバイの鎖にカラビナを通しているところ。作業に夢中なカリメロ。 緊張はしていたけれど、思っていたほど怖くはありませんでした。
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山頂まではあと少し!疲れてるけど、頑張れ私!
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ヘロヘロになりながらも、何とか登頂! もちろんメチャクチャ笑っております♬
万年低山専門ハイカーだった私が、まさかの剱岳に登れる日が来るなんて…。
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あちら側は、一般登山者は進入禁止!
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山頂からの眺望は無かったけれど、湧き立つ雲が綺麗でした。
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さぁ、下山します。ここが本日のメインイベントなのかな?
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先ずは右足から降ろすんだよね…と予習して来た事を確認しつつ。
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ヨコバイでも、もちろん笑顔。 スマホを出して後ろにいるCLを撮影し返す余裕もありました♬ セルフビレイのお陰で安心感があったのが大きいかも。
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長い梯子を降りるCL。 コレ、上で体の向きを変える瞬間がちょっとドキドキしました。
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タテバイ&ヨコバイよりも、梯子の後のここの鎖場の方が、手こずったかも…
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上から見るとこんな感じ。 短足のカリメロには、足場が微妙でした。
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13番、前剱の門。ここへ来て、また登り。
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青空も出て来ました!テント場も見えてますね。
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歩いて来た稜線を振り返る。
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チングルマが風に揺れていました。 白くて可憐な花が、何でこうなっちゃうんだろう?不思議。
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劔沢小屋の前から見た剱岳。雄大です。 テント場からこの小屋まで片道10分はあるのに、メンバーのうち二人はビールを買いに昨夜もここまで歩いたそうです。 雨に濡れて寒くても、ビールは飲みたくなるものなのね〜。
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テント撤収後、室堂へ急ぎます。 バスターミナル(ホテル立山)が見えて来ました。 あそこまで、結構な距離だけど…マズイ、もうあと2時間も無い!
バスの最終便に間に合うよう頑張ったものの、荷物の重さでスピードが出ず、登頂の疲れで脚がプルプル…。 結局、雷鳥荘前でタイムアウト。 まさに「体力の限界!」で、仕方なく当初の計画通りにもう一泊して翌朝帰宅することになりました。
雷鳥沢に戻ってのテント泊も考えたけれど、疲労困憊でそんな気力も残っておらず…。第一、食糧も残ってないし! 雷鳥荘に空きがあって本当に良かったです(涙
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お世話になった雷鳥荘。 ご飯も温泉も楽しめる、とっても良いお宿でした。
当初の計画では体力があったら3日目に立山三山を回る予定でしたが、恐らく私はグッタリで無理だったでしょうね…。 立山三山は来年のお楽しみにとっておくことにして、その時は大日岳にも登りたい! だけど雷鳥沢キャンプ場から室堂までの「万里の長城」みたいなあの石段は、もう当分歩きたくないというのが本音。 それとも、小屋泊でなら頑張れるのかな〜?
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大日岳。宿の展望温泉からも見えました。来年はきっと登るからね!
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帰りの新幹線では、富山駅のデパ地下で買った秋の味覚弁当で舌鼓。 満腹で夕飯は食べられず。
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そして今回も雷鳥さんには出会え〜ず。 今年最後の望みは来月の南アルプス!今度こそ会えると良いな〜♬ (会えなくて悔しかったので、今回はホテル立山で雷鳥手拭いを購入)
当面の課題は体力強化と荷物の軽量化。あとは、どんな環境でもグッスリ眠れる図太さを身に付けなくちゃ!
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50sinjar · 1 year
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2022→2023
(誓い/違い)などここにはないと飛び込んだ忘れる椅子に腰掛ける旅
秘密忘れて忘れないで
もういらない命なんて
真の伝言もルージュで
戸は一つ、行方は二つ
意志の椅子にキスで岸
額縁に収まる光だけでいい目覚めを知らない愚かな私
装丁した結に向かう本
セオリーを守る演出家
伸びる声そうじゃない
守って守れよ護るから
夜鷹にだってなるわ私
束の間の安堵 曇らせ硝子 反射する点滅 切れかけ電球
有事も無言な待合室で
淋しいとでも言��ば?
幾らでも煙は吐くけど
瑞雨降らせと身勝手な
盲信するしかない僕ら
やさしさが透ける神じゃなくても愛される花になりたかった
波打ち際で待ちぼうけ
迷子放送の無い世界で
手を引いて迎えに来て
雪解けばかり恋しがる
破ればすべて叶うのに
正しさに殺されまいと抗って、結局君の正義と死んだ
蜜柑のかけ合わせとか
ボノボの愛情表現とか
宗教学的観点等からの
正しいって何だったの
無神論者運命的大心中
門出だと言われて確か呼び出されあなたの最後の簡単な問
貴方のためと出した鳩
ルビー等価エメラルド
幸せとか死合わせとか
昔愛とか言ったような
はあそんなの知らない
君はただ愛され愚かで美しく、幸せに笑えばよかったのだ
愚かな特別でよかった
思い出せない無かった
僕神になるんだでもね
本当の望みなんだっけ
特別って孤独の事なの
バツばかりの答案用紙に安堵するとか自分のケーキは端だけでいいとか
駄目な自分の証明答案
逃げ出したい幸せから
自身に嘘を突きとおす
焦げたパンだけでいい
水の冷たさが独り痛い
手段からおそらく違う傍らの彼の歌声を知る術がなく
とつとつと牙剥く神獣
軽やかな足取り只管に
明けの明星、翼見えて
雷で告げる明日の産声
永遠に重ならない鼻歌
『はじまり』はやさしさだけで出来ていた果てなき『めでたし』までの歪よ
終われない冗句セット
脚の欠片を装う悪趣味
表記を絡まり合わせて
誰か正誤確認してくれ
正視製紙静止正史生死
欠片毎手の内で愛せる煩わしさ月並みの安心感物足りない
反りが合わない満欠け
一番がよわい重ねても
殺して失う勇気がない
美学とやらに雁字搦め
額がないから飾らない
好き勝手叫んでたって好きだって君からしたら野花の一種
不愉快でないってだけ
お前の知る形で騙るな
花すら言葉の奴隷たち
暴きたくない哀れドキ
満点の君の答え見せて
君を想う花が降る君が僕を見る花が降る(果てしなく)ほら笑って
慎ましい願いたちまち
天と地の間でも歩こう
大人の顔だ。そうです
死んだ後にも夏は来る
やり尽くせない幸せを
一度だけでいい、一緒に抜け出して夜を歩いて。来ない(知ってる)
返してよ、半生、私の
貴方が見ない私の夜は
私専属本音キラーくん
見え透いて中身がない
死んだって終れないよ
暗礁が私を守る、あたたかい、大きな船はここまで来ない
誰の型で抜かれた歌詞
大丈夫だ大丈夫ぐちゃ
過干渉好奇の目消えて
一番普通になりたい私
騙されたって信じたい
遠く未来、生存可能区域にて独りで生きていけたら、逃避
夜に一人で死ぬならば
ダーツ板に突き立つ刃
測れない他人の心など
瞳に映るものだけじゃ
恵まれた宇宙逃避旅行
結晶が囁く愛にEyeに哀に相対している優等なIに
あの輝石にも言えるか
ごめんねもういっかい
導いて母なる瞬きまで
百万光年かけてみせて
月でも何でも終らせる
窓越しに君が取り残す言葉たちどこまで行っても報われないで
可哀想可愛い恋する私
叶わない敵いっこない
君と私以外は終わって
あいしてる引き摺って
きみが悪いよ悪いけど
箱の穴間抜けた指の発砲音殺されたのは誰だったのか
小銭に金貨を混ぜるな
見たなら無にしないで
愛じゃないなら何だよ
お前の世界でしかねえ
墓石に刻む流星の軌���
歪にしか繋がり得ないピースでも自分が欠けても欲しいと思う
狭い世界の余り者たち
量産品押し付けないで
君の傷の絆創膏が良い
弁当箱の隅を突く痛み
スプーンだけない食卓
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t82475 · 2 years
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ワンマンバス
幼いときに不思議でしかたなかったこと、って誰にでもありますよね。 私にとってそれはそれはワンマンバスの車内アナウンスでした。 バスの行先や次の停留所を案内してくれる、あの女の人の声。 その声の人がどこにいるのか、気になって仕方なかったのです。 電車の車内放送だったら一番後ろの車掌室に車掌さんがいます。 でもワンマンバスには運転手さんしかいない。 運転手さんは喋らないし、たまに喋っても男の人の声ですよね。 アナウンスの女の人はどこにいるんだろう? お母さんに連れられてバスに乗るたびに、声の主を探しました。 本当のことを知ったのは小学校3年生になったときでした。 それ以来、私はバスのアナウンスのお仕事をしたいと思うようになりました。 ・・ 「次は終点、天晴中央駅前、天晴中央駅前です。どなたもお忘れ物のないようご注意ください」 いつものように車内アナウンスが流れて、バスは終点の駅前バスターミナルに着きました。 「市民病院へ行くのは、どのバスですかの」 お婆さんが運転手さんに尋ねました。乗り換えの質問です。 「ああ、病院でしたらそこの3番乗り場から出るバスに乗ってください。次の時間は・・」 運転手さんはお婆さんに答えながら、頭上のモニタカメラに視線を向けます。 「次の市民病院行きは10時45分です。ゆっくり歩いて間に合いますよ。今日は雨で足元が濡れてますから気をつけてくださいね、お婆ちゃん」 アナウンスの女性の声が答えました。 はきはきしていて、気持ちのいい声です。 お婆さんはお礼を言って降りていったのでした。 ・・ 車庫に戻ったバスから運転手さんが降りてました。 バスの左側、後ろのタイヤのすぐ前に『放送室』と記された蓋がありました。 縦30センチ、横40センチほどの四角い蓋です。真ん中には鍵穴。 ポケットから出したキーで解錠すると鉄の蓋がぱかんと跳ね上がって開きました。 開いた中には靴底のようなモノが見えました。ローヒールのパンプスです。 どうやら誰かが仰向けに寝ているようですね。 運転手さんは腰を屈めて両手を差し込むと、後ろに下がりながら中身を引き出しました。 がらがら。 引き出しのようにベッドが出てきて、そこに若い女性が寝ていました。 バス会社の車掌の制服を着て、手にはバスの運行表を持っています。 車掌さん? ワンマンバスじゃなかったの!? 何も知らない人が見たら不思議に思うかもしれませんね。
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「ご苦労さん!」「お疲れ様でした~」 運転手さんが車掌さんの拘束を外します。 よく見ると彼女は膝と腰、肩をベッドにストラップで固定されているのでした。 ストラップを解いてもらって自由になると、にこにこ笑いながら起き上ります。 くりんとした大きな目が可愛い女の子でした。 「さっき跳ねましたよね。もみじ1丁目と2丁目の間で」 「ああ、道路工事で段差があったな。・・もしかしてどこかぶつけた?」 「おでこ打っちゃいました。ほら、たんこぶ」 「うわ、ごめん!」「大丈夫。たんこぶだけです」 「会社には内緒にしてくれるかい?」 「夕食おごってくれたら黙ってますよ~♪」 この女の子が車内放送担当の車掌さんです。 高卒で車掌になって2年目の19才。 運行中はずっと放送室にいるのでお客様の目には触れません。 美人さんなのに、ちょっともったいないですね。 何はともあれ、彼女が仕事をする放送室はバスの床下にあって、コンパクトな放送設備がついています。 『室』と呼んではいても実は棺桶みたいな箱なので、ずっと寝たままでアナウンスのお仕事をするのです。 放送室の蓋はバスが車庫を出るときと帰ってきたときだけ、運転手さんが開けてくれます。 危険防止のため非常時以外に外へ出るのは禁止です。 閉所恐怖症の人にはちょっと厳しい職場かもしれませんね。 放送室に窓はありませんが、車内と外の様子はモニタの画面で見られるので困ることはありません。 昔モニタがなかった時代は運転士さんとのブザーオペレーションで運行していたそうです。 ブザーの音だけを頼りにアナウンスするなんて、先輩の車掌さんたちはすごかったんだなと思います。 放送室にいる車掌さんにとって一番の問題は、バスが急に揺れたり急ブレーキを踏んだときです。 油断していると、転がってしまったり、さっきの会話のように天井におでこをぶつけたりするのです。 ベッドに身体を固定するのは安全のための規則なのです。 さっきは3か所しかストラップを掛けていませんでしたが、本当は足首と膝、腰、肩、そして額をすべてしっかり拘束しなければなりません。 車掌さんの身体を固定するのは運転手さんの責任です。 でも慌ただしい出庫時に手間のかかる作業は面倒なのと、なにより若い女の子をきつく拘束するのは可哀想なので、つい手抜きして簡単な拘束でバスを走らせてしまうのです。 一緒に乗務した彼女にたんこぶを作らせてしまった。 運転手さんは申し訳なく思うのでした。 このバス会社では運転手さんと車掌さんは決まったペアで行程を組んでいます。 ペアの相手、この明るくて可愛い車掌さんに運転手さんは好意を抱いてました。 ・・・ 「いただきまーす!」 ここはラーメン屋さんです。 仕事帰りの運転手さんと車掌さんがカウンター席に並んで座っていました。 二人とも明日は非番ですから居酒屋で乾杯でもしたいところですが、二十歳前の彼女にアルコールは禁止でした。 飲酒にはうるさい業界で働く二人です。 「今日、悪かったね」 「いいんです。私こそ、しっかり身体固定してなくてごめんなさい」 「それは俺のセリフだよ」 「次の乗務からは、しっかり拘束お願いします」 「分かった。平気でいられる?」 「それ、どういう意味ですか」「いや、だから」 「仕事ですから、ご想像しているようなことはありませんよーっ」 運転手さんの想像したことって、分かりますよね? そう、全身を拘束されたらどうしてもドキドキしてしまうのです。 若くて健康な女性なら仕方のないことです。 この車掌さんも表向きは否定したものの、放送室の中でもどかしさに耐えかねて悶々とすることはごく稀に、いいえ、それなりに頻繁にあるのでした。 「・・そういや、うちの会社も来年から低床車(ていしょうしゃ)導入だって」 「時代の流れですものね、バリアフリー。でも低床車って放送室はどうなるんですか?」 低床車とは、お年寄りや身体の不自由なお客様に優しいノンステップバスのことです。 客室の床がとても低くて地面に近いので、今までのように車掌さんが床下に入るのは難しそうです。 「放送室はエンジンの上だって。エントリープラグ方式になるから全然変わるね」 「エントリ・・って 何ですか?」 「国交省が決めた新しい規格さ。細長いカプセルに車掌が入って、それをカプセルごとバスにプラグインするのさ」 「すごいですね~。やっぱカプセルの中は呼吸できる液体が満たされているんでしょうか?」 「んー、それはちょっと違う」 運転手さんの説明によると、カプセルは直径40センチほどの円筒形で、内部は人型にくり抜いた低反発クッションです。 蓋を閉じるだけで完全拘束状態になり、いくら激しく揺れても、たとえバスが横転してもカプセルの中だけは絶対に安全なんだそうです。 その代わり、今までは自由に動かせた両手を含めて車掌さんはまったく動けなくなります。 お仕事はVRゴーグルを装着してすべての操作を音声コマンドで行うので、困ることはないそうです。 「カプセルはコンベアで搬送してバスにプラグインするんだって。すごいだろ? 運転手と直接顔を合わすこともなくなるんだ」 運転手さんは残念そうに言いました。 「だから今までみたいな固定チーム制は止めるみたいだね」 そうか。新型になったら、この人とのチームはなくなるのか。 車掌さんは毎朝の出庫時の儀式を思��浮かべます。 一本ずつ締められるストラップ。 緩くないか、逆に痛いところはないか、気遣いしてくれる運転手さん。 ちょっと手間はかかるけれと、互いの心を通わせる時間。 「じゃ、今日も頼むよ!」 微笑み返す間もなく放送室に押し込まれる。 蓋が閉まって鍵のかかる音。 気がつけば狭い空間の中で胸を押さえている。 どきどき、どきどき。 彼女の頬がちょっぴり赤らみました。 この人になら、ずっと拘束されてもいいんだけどな。 そうそう。お伝えし忘れていましたが、彼女もこの若い独身の運転手さんのことが好きなのでした。 「それにしてもVRとか音声コマンドとかすごい技術があるのに、やっぱり人間の車掌が乗るんですね」 「うん、車内放送の自動化なんて簡単にできるはずなのに、日本中のワンマンバスがそれ専用の女の子を載せてる。それじゃワンマンじゃねーだろって」 「あはは、突っ込んで欲しいのはそこじゃないんですけど」 車掌さんはラーメンの鉢を両手で持ってスープをずずーっと飲み干しました。 「豪快だねー」 いけない。彼の前でやっちゃった。 隣で運転手さんもスープをずずーっと飲み干しました。 「うん、やっぱりこうやって飲むのが一番美味いよね」 優しい人だなと思いました。 「ワンマンかどうかって話ですけど」「ん?」 「私たち、バスの放送設備なんですよ。人間にカウントされてない。だからワンマンバスで正しいと思います」 「なるほどね。ノンステップバスになったらもっと人間から離れるけど、君はそれでいいの?」 「私、この仕事が好きですから。・・それに、あなたと一緒に働けるのも、嬉しいし」 「え」 こんどは運転手さんの顔が少し赤くなります。 「そりゃよかった。俺も好きだよ。そう言ってくれる君のことが」 「なら、ちょっと肩くらい抱いて欲しいなって思うんですけど」 「それラーメン屋で言う?」 並んで座る二人の肩がくっつきました。 運転手さんの手が車掌さんの肩にかかったりしているようですが、ここから先はまた別のお話ですね。
~登場人物紹介~ 運転手さん : ワンマンバスの運転手。20代半ば、車掌さんが好き。 車掌さん : 車内放送担当の車掌。19才。運転手さんが好き。 またまた更新が途絶えて申し訳ありませんでした。 完全新作が難しい状況なので、書きかけで放置中の創作メモをいくつかレスキューして短編にすることにしました。 まずは5年以上眠っていた作品を。 ほとんどの方はご存知ないでしょうけれど、昔はバスに車掌さんが乗っていました。 お客様の運賃の受け渡しや、ホイッスル(笛)を吹いてバスの誘導、そして車内アナウンスが車掌さんの主な仕事でした。 実は私は、車掌さんのいる路線バスで幼稚園に通っていました。 まれに男性もいましたがほとんどが女性の車掌さんでした。 車掌さんがマイクを持って喋るのを毎日聞いていたのです。 小学校に上がる少し前、その路線はワンマンバスになり、車内放送は録音した女性の声に替わりました。 そのとき自分はこのお話のような妄想を抱いたのです。 バスのどこか、乗客から見えないところに女の人がいて、実はその人が喋っているのではないか。 いったいどこにいるんだろう? 私はバスの中に棺桶のような空間をイメージし、そこに収まった女性がアナウンスしている姿を想像していました。 まったく5歳くらいでフェチな妄想をしていたものです。 放送室の位置と大きさのイメージはイラストの通りです。 バスの構造に詳しくないのでこの位置に人間を押し込めるかどうか分かりません。 屋根の上なら確実に放送室を設置できると思いますが、それよりも客室の下に埋もれるイメージが自分の嗜好に合います。 我ながら萌えの対象がピンポイント過ぎるお話を書いたものだと思います。 よほどストライクゾーンの広い方でないと、どこが面白いのか理解できないかもしれません。 次話以降も放置メモの救済版が続きますのでご了解ください。 ありがとうございました。 [2023.8.10 追記] こちら(Pixiv の小説ページ)に本話の掲載案内を載せました。 Twitter 以外にここからもコメント入力できますのでご利用ください。(ただしR18閲覧可能な Pixiv アカウント必要)
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myonbl · 3 months
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2024年2月5日(月)
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昨年末のコンビニでのAppleGiftCardキャンペーン、ローソンでは<QuoカードPay>が当たるというものだった。結果は3等(100円分)が16口、その当選リンクが本日Lineに届いた。アプリをインストールしてからリンクをたどって100円チャージ、これを16回繰り返すのはかなり面倒だが、いただけるものはやはり嬉しい。ローソン以外でもあちこち使えそうなので、何を買おうか、ちょっとワクワク。
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5時45分起床。
洗濯機回す。
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朝食はにしん蕎麦。
遅くなったが日誌を書く。
2男が頭と喉が痛いとのこと、ツレアイが薬を渡して今日は休むことに。
ごぼう茶煮出す。
半熟酢卵仕込む。
麺つゆ・ポン酢仕込む。
作ね年末のローソン・キャンペーンのQUOカードPayが届く、1,600円分チャージする。
コレモで買物、うどん*3。
<ポワロ>録画セット。
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ランチ、ツレアイには天ぷらうどん、息子たちにはきつねうどん。
雨の中をツレアイ出勤、訪問2件。
軽く午睡。
書類整理。
研究室で使用してきたMacBook Air、iMacに買い換えるつもりだがO姉のサインアウトができなくて困っていた。パスワードがわかったとの連絡、これでユーザ登録抹消完了。早速、Appleに発注、キャンペーン期間中なので2,4000円のギフトカードがゲット出来る。
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熊野のH姉妹から、ちょっと早めのバレンタインチョコが届く、干物も一杯、大感謝!
ツレアイ帰宅、一緒に夕飯準備。
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録画番組視聴、久しぶりに<コロンボ>。
第36話「魔術師の幻想」/ Now You See Himシーズン 1, エピソード 36 魔術師サンティーニの公演は毎晩盛況を博していたが、弱みを握られている公演中のクラブのオーナー、ジェロームに収入の半分を搾取されていた。支払いを拒絶するサンティーニをジェロームはあざ笑うが、その夜、サンティーニは「水槽の幻想」上演中に、ジェロームを射殺する。
片付け、入浴、体重は50g増。
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終日の雨でウォーキングは自粛、水分は1,140ml。
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hummingintherain · 2 years
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全体的に具合が悪い 2022/05/13-2022/05/19
5月13日(金)
 昨日は一体なにをしていたんだったか。出かけようと画策していたのだが強烈な雨が降り続けていたうえに生理が始まり概ね寝ていた。さすがに起きて作業をするためコーヒーを淹れてパソコンの前に座り、打鍵をしつつ文章がどうにも面白くならず困る。文に飽きてスマホ内に残っている熊野古道の風景や絵の写真をあさって原稿にコピペしていく。正解がわからない。熊野古道を歩いていた頃の身体の痛みがよみがえるようだった。全身の痛くないところが見つからないほどの、ぼろぼろになった肉体。同じようにその痛みに堪えながら歩いていった人がたくさんいて、それは遙か昔まで遡っても、祈りのため、修行のため、供養のため、と歩いていた人たちがいた。歩いていたらいつか終わる。歩まねば供養にならない。そう言葉を残した人たちがいた。この言葉の重みを、忘れて、作ろうとしていないだろうか。
5月14日(土)
 おそらく以前に『朝の記録』に書いたのだけれど、小中学生のときに何人か出会った、野球の結果によって機嫌が変わる教師について、生徒たちから親しまれる作戦というかテクニックというかある種のキャラクターとしての側面があると長年思っていたのだが、最近気付いた。あれ、わりと本気だったのではないか。優勝マジックが点灯したら黒板のはじっこにその数字を日々書き出して、にこにこと授業を始めたり、負けたら口を尖らせて教室に入ってきたり、子供心に感じていた大人げなさを面白がっていたけど、応援しているチームが勝ったら嬉しいし優勝に近付いていくほど心躍るだろうし負けたらつまらない、つらい。生徒の方から今日勝ちましたねとか負けましたねとか話題をふってくれたら、そう嫌になるような人も教師には少ないように思うし(むしろ嫌っていたら教師なんて職は難しそうだ)、あの行動の数々は素直な感情の露呈だったのかもしれない。私も推しが活躍したらなんでも許せるような気分になってしまう。  オリックスはコロナ感染の拡大が酷く、主力メンバーは次々と消え、貧打に嘆き、五月に入ってからは負けてばかりで、けっこう悲しい。え、そうかきみは悲しいのか、と自分を振り返って、先生たちを思い出した。今ならその気持ちがすこしだけわかるかもしれない。長いシーズンを通して応援するという楽しさと、大変さ。生活の一部としての応援。
5月15日(日)
 夕べは久しぶりにたくさんお酒を飲んだ。どれほど飲んだのかはいまいち覚えていない。たくさん喋るうちに、この数日やたらと過熱化していたゲーム熱が浄化されたような感覚がある。翌日にさほど残っていないからまだ身体は強い感覚がある。とはいえ起きるのがだるいので昼間近くまで布団に粘った。粘って、用事に遅れかけた。いや、若干遅れた。ちょっとへこんだ。終わったので、今、書いている。やたらと寒いから朝ご飯を兼ねた昼ご飯にうどんを選択し、ポメラを出して書いている。  霧中にいる感覚が拭えなくてその曖昧な心理状況が反映されているかのように生活が壊れかけている。文は進まない。本も読み切れない。『朝の記録』も全然ぴんとこないままで、書かないという選択はしないようにしてどうにか粘っている。わかりやすくきちんと進んでいるのは歯の治療。なかなか終わらない歯の治療。銀歯とセラミック歯で悩んで結局セラミックを選択して、へこむ出費。
5月16日(月)
 手の荒れがひどい。指荒れがひどい。親指の、無意識に剥いてしまう部分のほか、右手の中指と薬指が乾燥してぱりぱりにひびわれていてあかぎれのようになっている。保湿剤とステロイドを塗ってもなかなか治らないくせものなのは、親指と同様についついふれてしまうからで、親指のように剥いてしまったりはできるだけ避けている、つもりなんだけれども、ぱりぱりと赤い傷が見えているところをみるとそれもまた無意識に掻きむしったりしているのかもしれない。
 日記を更新しなくなって静かになると自分の嫌なところが余計に目に付きやすくなって、目を逸らしてだらけたくなって、朝がぐだぐだになっている。『朝の記録』もぐだぐだになっている。でもそんな状態から脱したい。しょうもない日々を過ごしている。今日は一体なんの日だったのかよくわからなくなる。もったいなくてつまらない日で流動していく。  他者の嫌なところが目に付きやすくなって、自分の嫌なところを直視したくなくて他者にばかり視線を向けているのではないかとも思うと情けない。
5月17日(火)
 4630万円給付金の話題で職場は持ちきりだ。これ、もしかしたら所得税がかかるらしいって話なんですよ、とテレビを見ながら職場の人が言った。普通の給付金だったら非課税だけど、限度があるらしくて、それを越えているから税金納めるんだって。一体どれだけ納めなければならなくなるんですかね。さあ、でも、ぞっとしますよね。ね。  大金を短期間で使い切れてしまう心情を想像する。他人事だからなのだけれども、どうも物語みたいだと思ってしまう。宝くじが当たったような人生なんて、そう誰しもが通るわけではない。  しかしお金なんて水泡だとまざまざと見せつけられている。大事なものだけれども、粛々と淡々と貯めたり数円数十円数百円単位で節約している人の横で、あっという間に数千万や数億円が大移動したり溶けていったりしている日常が日本のどこかや世界のどこかで繰り広げられている当然に、くらくらする。
5月18日(水)
 身体がひたすらにだるい。どうにかゴミは出した。仕事の始まりが遅いので、しばらくぼんやりを決め込む。  昨日、若くて全然頼りにならない医者がちゃんと検査もせずに薬を出してぶち切れたんだという話をにこにこ笑顔でされて、疲れる。一つの側面、一つの角度、一つの人間の視線からだけでは、結局なにが問題なのか、あまりにも主観的でわからない。そこに感情が深く入り込むと余計に混迷する。やっかいなものだ。でもきっとこの人は、真実どうこうよりも感情によりそってもらいたいんだろう。感情の捌け口にされても困るな、とこちらは冷めてしまった。
5月19日(木)
 最近作業の横で垂れ流しにしているゲーム配信者が夢に出てきた。その頃にはほとんど目覚めに近く、会った、というところだけ強烈に覚えていて、その前後や、会って何をしたのか話したのかといった記憶がまったく残っていない。目が覚めて、朝の光を浴びる天井を見つめたり枕元のスマホに手を伸ばしたりしているうちに音もなく流れていってしまった。そういう些細な記憶がどんどん押し流されていっている。記憶がぶつ切りにされているみたいで、繋がりがないから振り落とされていくだけ、というような。そうした流れていくだけのものの記録を重ねているはずが、記録する前に忘れている。当人に憶えのない寝言のようになっていく。机の上には飲みかけのお茶が残されたままだ。一口分ほどの。飲みきってしまえばいいのに、よく、忘れられて一晩にたたずんでいる。
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teapotcannonsblog · 2 years
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天使と戯れ 1
パロディ 天使かりむが悪魔じゃみう追いかけて堕天したお話です。
しとどに降る雨の中、六月下旬の夜はつめたく淀んでいた。 俺は雨に濡れないよう安っぽいビニール傘を片手に 高級住宅が立ち並ぶ道を歩いている。 みかけこそ美しく、華やかな建造物と手入れされた草木が落��着いた雰囲気を演出しているがその実 ある日突然隣に住む人間がいなくなったとしても気にも留めない人間たちが住むこの街は、俺みたいなやつが身を置くことに最適の場所だった。 そんな街で、“それ”はあまりにも場違いだった。
なんだあれは。
「カリフラワーがなぜこんなところに」 いや、厳密にいうとおそらく、野菜ではない。 艶々となめらかな、薄くすきとおった白い生地が何重にも巻かれている。 そのフォルムは あと何日かしたら満開に咲くような薔薇を思わせる。
場違いな白い塊は、道路の植え込みにそっと添えられるかのように落ちていた。 外灯が冷たく輝くその道に人通りはなく、おそるおそるそのカリフラワーに近寄ると
「じゃみう!」
カリフラワーがぺりぺりとめくれた中から赤子がうまれた。 目があったうえに名前を呼ばれた。 ぴよ、と小さく背中から白い羽が生えている。 なんだこいつは?
――
人間の認識など曖昧なものだ。 先入観を植え付け、その上で記憶状の顔領域を上書きすることで、簡単に俺はここに長年住んでいたどこかの裕福な息子として何一つ怪しまれることなく居住している。 本来の住人など誰も覚えていないだろう。
しかし一人暮らしには広すぎたこの一軒家は、最低限リビングとキッチンを往復するのみとなりその豪華な内装のほとんどは無駄になっている。 誰を招待する必要もなかったこの空間に、初めて、俺以外の生き物を連れて帰ってきた。
「お!ありがとう、じゃみるはやさしいな!」
本来なら絶対にこんなことはしない。 不審物極まりないこの塊を、あのまま雨の中ずぶ濡れで放置して歩き去るはずだ。 普段の俺なら。 なのに。 「たおる、ふかふかだ」 「風邪でもひかれたら、困るから」
ただそれだけだ。 馬鹿な笑顔でこちらをきらきらとみて、初対面の俺に全信頼をあずけるような声で名前を呼んで。 そんな生き物をあのまま、あんな冷たいところに置いておくことがどうしてもできなかった。 なんだこいつ。
与えたタオルをもそもそと手に取り、髪の毛についた水分を不器用にとっていく。 偏った部分ばかり拭うから、非常に効率が悪い。 そして何回も、タオルを落としている。 見ていてイライラする。
「貸せ」
ちいちゃな手からタオルを奪い取り、まだ水分がついていない部分でしっかり髪を乾かしていく。 身に付けていた衣類?白くキラキラしたやたらと高そうな布も、雨で濡れていたので全部脱がしてストーブの近くに干しておくことにした。 身体もまだ濡れているだろうが、先ほどつけたストーブが温めてくれているだろう。 もう1枚大きなタオルを取ってきてこいつを簀巻きにしなければならない。
「じゃみるありがとな~」 「それ」
こいつはすぐに俺の名前を呼んだ。 目があってからすぐに。 俺は名乗ってなどいないはずなのに。
「俺は お前のことなんか、知らない」 「そっかあ」
残念そうにふう、とため息をつくと 真っ赤な瞳をまばたかせたそいつは とてとてとおぼつかない足取りで廊下へ向かっていった。 多分、小さいといえど羽の重みが幼い体にはバランスがとりづらいのだろう。
「おい待てどこへいく」 「おもいだすかなあって」
質問の答えとして不適切だ。 人の家を勝手に動き回るな。いやまあ厳密にいうと俺の家でもないのだが。
廊下へと続く扉は完全に閉め切っていなかったせいで、猫のように隙間からするりと廊下に出たそいつを慌てて追い、後ろから救うように抱き上げる。
身体はやはりまだ温まりきっていなかったのだろう。 ひんやりとした冷たさが俺の手に伝わってきた。
――
結局あれからこの白い塊を風呂に入れ、全身を丁寧に洗い、そのもちもちとした手足にボディクリームを塗りほかほかになったところで当初の狙い通り大きいタオルで簀巻きにしてやった。
あったかいストーブの前でタオルにくるまり幸せそうにぽやぽやしている。 どうして俺がこんなことまでしなくちゃならないんだ。 腹が立つ。
「お前、なんであんなところに居たんだ」 「え?」
今更すぎる質問を、タオルに包まれた生き物に問いかけた。 ぱっとこっちを振り向いたそいつは、にこにことしながら屈託のない笑顔で答えた。
「じゃみうにあいにきたんだ!」
なんだそれは。 だから俺はお前なんか知らない。
「人違いじゃないのか」 「そんなことない、じゃみるにあいにきたんだ」 「どこから来たんだ」 「あっち!」
短くてふくふくとした指を真上に伸ばしている。 上?空の上?やっぱりお前は天使なのか? ならば尚更、俺とは縁がない生き物なのに。
ますます訳がわからないと眉間にシワが寄る俺をよそに、そいつは先ほど与えたあったかミルクをちびちびと飲んでいる。
――
いつもはリビングのソファで適当に昼間をやり過ごし、夜に外に出る俺だが今はこの白い塊を置いていくわけにはいかない。 あったかミルクのおかげだろう、うとうとと眠気に襲われはじめているそいつを寝かしつけなくては。 (俺は意外と面倒見がよかったのかもしれない)
前住人のクローゼットの中身を片っ端からチェックしていったが、赤子用の服なんて当然この家にはなかった。 しかしあいつをあのまま全裸にしておくわけにはいかない。 服だって濡れたままだし。
なるべく一番肌触りのいい素材の衣類の裾を切り、余ったところはぎゅっと結ぶことでなんとかあの小さな生き物にもフィットさせる服の形にはなった。 苦しかったり動きづらくないように着せてから細部を微調整し、 歯を磨かせて寝室に抱えていく。
「じゃみうはどこでねるんだ」 「ソファ」
暖房を効かせ、あったまった空間のなかで柔らかな毛布に包まれたそいつは問いかけてきた。 そもそも俺には睡眠なんて必要ないんだよ。 じゃあな。 そんな気持ちを込めて電気を消して廊下に出ようとした途端、
「ねむれるまでそばにいてほしい」 「は?」
じっとこちらをみてくる赤い瞳。 なんでだ。 どこまで俺に求めて来るんだこいつは。
「はあ…」
聞かなかったことにしてそのまま廊下に出て、ドアを閉めようとしたらまた声がした。
「あしたには、かえるから」
両手で毛布をきゅっと持ち、最後の願いだといわんばかりの切ない表情でこちらを見て来る。 だから、なんでだ…。
「お前がどうして俺に会いにきたのかは知らないが」 「うん」 「明日帰ったら、もう2度とここには来るなよ」 「うん」
そう答えたそいつを見ながら 俺は部屋に戻り、ドアを後ろ手で閉めた。
――
この家に住み着いてから初めて、寝室で横になる。 道で拾った、俺に会いにきたというおかしな生き物を横に並べて。 我ながらどうかしている。
窓の外から雨の音がする。 今夜はずっと、降っているのだろう。
俺があの道を通らなかったらこいつはずっと あの冷たい道で水に熱を奪われ続けていたのだろうか。
隣でにこにことうれしそうに俺の顔を見て来るそいつのほっぺをふにふにと突く。
「お前名前は」 「かりむ」
…やはり俺の記憶の中にその名前はない。 こいつの勘違いなんだろう。 明日には、追い出そう。 そうすればいつも通りまた日常が始まるんだ。
「カリム、おやすみ」
ーー
「飛べないとは?」 「えっと…」
変わらず雨が降り続いている、朝の10時。 背中から小さく白い羽を生やした カリムと名乗る赤子は 俺の質問にしょんぼりうなだれている。
(あしたには、かえるから)
昨夜、そう言ってすやすやと寝入ったこいつは 俺の服の袖をぎゅっと掴みながらそれはもうぐっすりと眠った。ひとんちのベッドで。 もちもちとした丸い指をゆっくりと俺の袖から引き剥がし、気が済むまでふにふにほっぺを突つきまわしてやったあと 物音を立てないようにそっと部屋から出た。
「疲れた」
ソファに寝転び思わず独り言が漏れる。ただでさえ雨の日の夜は気が滅入るというのに、あいつといるとそれだけで何故かぐったりする。そもそもなんであんな世話を焼いてやったんだ。俺らしくない。 まあ、明日には帰るというのだから あと数時間で解決するだろう、それまでの我慢だ。
どうせ起きたらお腹すいただの着替えがないだのじゃみう〜だの言う姿が容易に想像がつくので、まだ雨に濡れたままのあいつの服の他にももうひとつ服を用意しておくかと思いまたクローゼットを漁った。 前住人の服が詰まったクローゼットの中には 白くてふわふわとした手触りがよくいかにも高級そうなあしらいが施された服が多い。またも適当に見繕い、何着か手に取るとそのままリビングの椅子へかけておいた。
手が痛い。 きっと慣れないことをしたせいだろう。指の先が何故だかじんわりと痛む。 ふかくため息をつきながら、やけに広く静かに感じるリビングで 窓の向こうにある青白く輝く水に濡れた空を見上げた。
――
「じゃあな〜〜!」
まだ弱く雨は降っているが、薄く光る朝日の中でそいつは振り返って元気にそう言った。 本当に、なにをしにきたんだこいつ。
「はい さようなら」
俺は幼稚園の先生か。もういい。 別れの言葉を言い放つと、じっと見上げてくるそいつから視線を切り上げて玄関の扉を開け 俺は淡い日光から遠ざかった。鍵を閉める。
本当に、疲れた。
つい情けをかけてしまったが、もうこんなことはしない。 それにこんな住居にだって、いつまでも居たくはないんだよ本当は。
ふと廊下を見ると、カリムのものと思われる小さな白い羽が てん と落ちているのが視界に入った。 抜け毛を落としていくな。
「というか、あんな小さなぴよぴよした羽で飛べるのかアイツ」
俺は少しでも疑問点を残したままでタスクを終了させることが苦手だ。 後々の影響と 問題点解決のため再思案する手間を考えたら いまのうちに面倒ごとの芽は潰しておいた方が良い。
――
そっと外に出て門扉のところまで行き、あたりを見渡す。 あの短い足と羽ではまだ遠くまでは行っていないはずだ。 カラスにでもつつかれて、いじめられてるのではないか。
そんなことを思っていると、ちょうど道路の脇を歩いている小さな姿を捉えた。 お弁当と 着替えをくるんで持たせた布バッグを持って、小雨の中てくてくと足をすすめている。 のんきに鼻歌など歌っている。
つい気になって 追いかけてしまう。 どうせそのうちお仲間が迎えにでも来るんだろう。 恩を売るわけではないが、面倒をかけられた礼のひとつでももらっておいてもいいかもな。
そんなことを思いながら、10分ほど歩いていると街の中にある公園にそいつは入っていった。 石畳で出来ている道を歩き、森林の傘をうまく使いながら 雨の中さらに水を巻き上げている噴水の近くへと向かっている。
「よいしょ」
大きくその葉を広げたケヤキが近くに育っている。 ちょうど雨があたらない居心地良さそうな木陰の椅子に座り、そいつはふうと空を眺めた。 「あ」 そして俺と目があった。
もう、飛べないんだ。 そいつはそう呟いた。
――
「飛べないとは?」 「えっと…」
変わらず雨が降り続いている、朝の10時。 背中から小さく白い羽を生やした カリムと名乗る赤子は 俺の質問にしょんぼりうなだれている。
「ほんとうは、だめなんだ。ジャミルに会いに来ちゃだめだって言われた。」 「ほう」
それは、俺がお前とは絶対に相容れない生き物だからか。 心のざわつきを誤魔化すかのように、カリムのむにむにとほっぺをつつく。 どきどきとする心臓の音を反映させたかのように 指の先がじんじんと熱くなる。
ほっぺをつつかれたままカリムは答えた。
「でもそれでもいいやって。ジャミルに会えるなら、飛べなくたっていい。」 「は?」 「会えただけで、いいんだ。」
愛が重すぎないか。 俺はお前のことなんて、知らないって言っているのに。 本当に人違いではないのか。お前は天使なんだろ。神の使いなんだろ、俺みたいな存在に関わるなよ。
「迷惑だってわかってる。邪魔にはならないから。」 「それで」
自分じゃ何にもできないのに、邪魔にならないと説得できるだけの根拠もないのに。 そう言い張るこいつに向かっておれは1つ提案をした。
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yuppiii369 · 2 years
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0527リッチな魔法のランチ会
魂とつながり
喜びで生きるあなたへ
ゆっぴーのブログに訪問
頂きありがとうございます💖
よっちゅけさんと八木綾香ちゃんに近い距離で会って一度直接お話ししてみたかったのと、勝手に売れちゃう研究所のコミュニティメンバーの研究員の方々と接点を持ちたくて参加してまいりました!
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11月にTDCで行われたHAPPYちゃん
主催のイベントの
【HAPPY ENTERTAINMENT ダンス発表会】に行ったきり…個人的には実に約半年ぶりに茨城から上京!!
今年に入ってから始めての都内移動は、あいにくの大雨のお天氣💧
行きの車中は渋滞になってしまい、特急電車を予定より1本遅らせて乗ることになったり、傘が意味なくて服がずぶ濡れになったりと、一見トホホなことも、無事に会場辿り着いた途端、色んなことが吹き飛んでいきました✨✨
まずは入口入ってエスコートしてくれる店員さんが濡れた服を拭くのにナプキンを差し出してくれて、ありがたや〜😭
そのうえ遅刻した私を温かく迎え入れてくれる勝研メンバーの方々。皆さんのソース(源)の眼差しと温かい雰囲氣にはじめましての空間でも、みるみる緊張が解けていったのに自分でも驚き💓
『勝手に売れちゃう研究所』研究員の皆様のInstagramシェア投稿には、ここ最近やっと目を通せるようになり、研究報告や様々なチャレンジを果敢にされていく姿に、いつもいい刺激を頂いてます!
(イマココに集中していたら他人の投稿ほとんど見なくなったので…)
5月から入園した娘の慣らし保育も落ち着き、お迎えの合間にならランチ会に行けるかも💡と勇氣を出して、今回は申込定刻に申し込めるよう、前のめりでスマホもって入力スタンバイしてました😆
10分しないで満席になったそうで、今思えばとてもラッキーな倍率の中、するりと行けたんだなぁと嬉しく思います🍀
さてさて全員そろってから自己紹介タイム。色んなパワーワードが飛び交い、もっともっと1人1人のストーリーを知りたくなるような、お友達になりたい素敵な人たちばかりの集まりでした✨✨✨
主催のよっちゅけさんと綾香ちゃんはリアルで会うと、話しやすくて氣さくで、こちらが感謝を伝えたいはずなのに、『この機会はみんなのおかげさまで〜』と感謝している姿が低姿勢だし、とっても温厚な感じで、信頼ベースの優しい人柄に惹かれて、きっと人が自然と集まってくるんだなぁと感じました💞
会場がHAPPYちゃんが誕生日を祝ってもらったところと同じ場所だったこと、
よっちゅけさんと綾香ちゃんが接点をもつきっかけになった場所でもあることなどを教えてくれて、そこに同席できている自分にも鳥肌❣️
成仏祭も同じ場所でやる予定だそうで、とてもエネルギーが澄んでるオシャレな空間で最高です🙌🙌🙌
お料理からデザートまで、作り手のこだわりが感じられて、目でも楽しませてもらいました♫
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パンも2種ついていてボリューム満点💮
綾香ちゃんからは、アドバイスしてもらったことが主に2つ。
・Instagramのアカウント一本化
・私の食に対する情熱と大病経験のシェア
Neoベジタリアンのスイーツ認定指導士でもあることを伝えたら、ヴィーガンについて、とっても興味を持ってくれました❤️
私はあえて『Neoベジタリアン』と名乗ってますが、全ての食の選択を肯定的に捉えることをモットーにしてるので、動物性の食事に対して、その方の価値観を尊重しています。
氣になる方はコチラ↓
垣根のないピースフルな食卓で世界平和を目指しているerico先生の想いに賛同して、スイーツの学びを極めて活動の一部としてお菓子教室したり、受注販売や自宅でyuppiiicaféなど、植物性のランチやスイーツが食べられるような機会も設けていますので、ご興味ある方は下記のホームページまで是非お問い合わせくださいませ😊↓↓
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イチ推しの茨城名物干しいもスコーン♡
他にも色んなスイーツ作ってます🧁
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Instagramは4つのアカウントを使い分けているつもりでしたが、いつの間にか分けて発信することが億劫になってしまい、6月から潔く一本化しようと検討してます👍
同時に飽きっぽい自分にも許可出せたし、どんな私もOKだと丸ごと受容できる回数がどんどん増えていきました💯
インプット過多になってることにも氣づけたし、アウトプットでバランスとっていくのも時には必要だなぁーと🤔
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http://www.instagram.com/yuppiii_ibaraki/?ambv=br
↑6月からはこちらから発信📷
チェックしてね💜
素直な行動力
こそ現実創造の近道!!
今後の活動にも無料ギブの要素など盛り込んで、勝手に売れちゃう自分に許可して繁栄していけたら嬉しいな🤤🤤🤤
大病した経験をシェアすることが抵抗あったけど、得たモノの方が圧倒的に多いから、辛かった時期の私へ向けて、これからは発信の頻度も、自分が心地いいペースで上げられるようにしていきます🌈
どうかお付き合い頂けたら幸いです💗
ご一緒した皆さま本当に貴重なお時間と有り難いシェアをありがとうございました✨✨✨
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最後に主催のお2人のYou Tubeチャンネルも要チェックですよー❗❗
よっちゅけさん▶You Tube
八木綾香ちゃん▶You Tube
存在してくれてありがとう✨
ご縁があることにありがとう✨
あなたの喜びは
私の喜び 🌈
双子座新月の日に
愛を込めて🌑✨✨
ゆっぴー
#ランチ会
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aa-labo · 5 years
Photo
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おはようございます☀ 玉野の家 物干し室 洗面スペースや脱衣室に隣接する1坪ほどの広さの室内の物干し室です。 窓の外には木格子を設け、換気扇も設置しています。 ここ何年かでこの様な物干し室を設ける事が増えましたが、物干し室を設けられたクライアントからは、物干し室はいろいろ使えるしとても便利と言われます。 #玉野の家 #物干し室 #雨天用物干し室 #雨天じゃない日も #花粉症対策にも #愛知県春日井市 #青木昌則建築研究所 https://www.instagram.com/p/B1hi1dYAQcM/?igshid=12voyquqibzwr
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petapeta · 3 years
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「次室士官心得」 (練習艦隊作成、昭和14年5月) 第1 艦内生活一般心得 1、次室士官は、一艦の軍規・風紀の根源たることを自覚し、青年の特徴元気と熱、純  真さを忘れずに大いにやれ。 2、士官としての品位を常に保ち、高潔なる自己の修養はもちろん、厳正なる態度・動  作に心掛け、功利打算を脱却して清廉潔白なる気品を養うことは、武人のもっとも  大切な���修業なり。 3 宏量大度、精神爽快なるべし。狭量は軍隊の一致を破り、陰欝は士気を沮喪せし  む。忙しい艦務の中に伸び伸びした気分を忘れるな。細心なるはもちろん必要なる  も、「コセコセ」することは禁物なり。 4 礼儀正しく、敬礼は厳格にせよ。次室士官は「自分は海軍士官の最下位で、何に  も知らぬのである」と心得、譲る心がけが必要だ。親しき仲にも礼儀を守り、上の   人の顔を立てよ。よからあしかれ、とにかく「ケプガン(次室士官室の長)を立てよ。 5 旺盛なる責任観念の中に常に生きよ。これは士官としての最大要素の一つだ。命令を下し、もしくはこれを伝達す  る場合はは、必ずその遂行を見届け、ここに初めてその責任を果したるものと心得べし。 5 犠牲的精神を発揮せよ、大いに縁の下の力持ちとなれ。 6 次室士官時代はこれからが本当の勉強時代、一人前になり、わがことなれりと思うは大の間違いなり。 7、次室士官時代はこれからが本当の勉強時代、一人前にをり、わがことなれりと思うは大の間違いなり。公私を誤  りたるくそ勉強は、われらの欲せざるところなれども、学術方面に技術方面に、修練しなければならぬところ多し。  いそがしく艦務に追われてこれをないがしろにするときは、悔いを釆すときあり。忙しいあいだにこそ、緊張裡に修  業はできるものなり。寸暇の利用につとむべし。   つねに研究問題を持て。平素において、つねに一個の研究問題を自分にて定め、これにたいし成果の捕捉につと  め、一纏めとなりたるところにてこれを記しおき、ひとつひとつ種々の問題にたいしてかくのごとくしおき、後となり   てふたたびこれにつきて研究し、気づきたることを追加訂正し、保存しおく習慣をつくれば、物事にたいする思考力  の養成となるのみならず、思わざる参考資料をつくり得るものなり。 8、少し艦務に習熟し、己が力量に自信を持つころとなると、先輩の思慮円熟をるが、かえって愚と見ゆるとき来るこ  とあるべし、これすなわち、慢心の危機にのぞみたるなり。この慢心を断絶せず、増長に任じ人を侮り、自ら軽ん   ずるときは、技術・学芸ともに退歩し、ついには陋劣の小人たるに終わるべし。 9、おずおずしていては、何もできない。図々しいのも不可なるも、さりとて、おずおずするのはなお見苦しい。信ずる  ところをはきはき行なって行くのは、われわれにとり、もっとも必要である。 10、何事にも骨惜L誤をしてはならない。乗艦当時はさほどでもないが、少し馴れて来ると、とかく骨惜しみをするよう  になる。当直にも、分隊事務にも、骨惜しみをしてはならない。いかなるときでも、進んでやる心がけか必要だ。身  体を汚すのを忌避するようでは、もうおしまいである。 11、青年士官は、バネ仕掛けのように、働かなくてはならない。上官に呼ばれたときには、すぐ駆け足で近づき、敬  礼、命を受け終わらば一礼し、ただちにその実行に着手するごとくあるべし。 12、上官の命は、気持よく笑顔をもって受け、即刻実行せよ。いかなる困難があろうと、せっかくの上陸ができなか   ろうと、命を果たし、「や、御苦労」と言われたときの愉快きはなんと言えぬ。 13、不関旗(他船と行動をともにせず、または、行動をともにできないことを意味する信号旗。転じてそっぽを向くこと  をいう)を揚げるな。一生懸命にやったことについて、きびしく叱られたり、平常からわだかまりがあったりして、不  関旗を揚げるというようなことが間々ありがちだが、これれは慎むべきことだ。自惚があまり強過ぎるからである。  不平を言う前に已れをかえりみよ。わが慢心増長の鼻を挫け、叱られるうちが花だ。叱って下さる人もなくなった   ら、もう見放されたのだ。叱られたなら、無条件に有難いと思って間違いはない。どうでも良いと思うなら、だれが  余計な憎まれ口を叩かんやである。意見があったら、陰で「ぷつぷつ」いわずに、順序をへて意見具申をなせ。こ  れが用いらるるといなとは別問題。用いられなくとも、不平をいわず、命令には絶対服従すべきことはいうまでもな  し。 14、昼間は諸作業の監督巡視、事務は夜間に行なうくらいにすべし。事務のいそがしいときでも、午前午後かならず  1回は、受け特ちの部を巡視すべし。 15、「事件即決」の「モツトー」をもって、物事の処理に心がくべし。「明日やろう」と思うていると、結局、何もやらずに  沢山の仕事を残し、仕事に追われるようになる。要するに、仕事を「リード」せよ。 16、なすべき仕事をたくさん背負いながら、いそがしい、いそがしいといわず片づければ、案外、容易にできるもので   ある。 17、物事は入念にやれ。委任されたる仕事を「ラフ」(ぞんぎい〕にやるのは、その人を侮辱するものである。ついに    は信用を失い、人が仕事をまかせぬようになる。また、青年士官の仕事は、むずかしくて出来ないというようなも   のはない。努力してやれば、たいていのことはできる。 18、「シーマンライク」(船乗りらしい)の修養を必要とす。動作は「スマート」なれ。1分1秒の差が、結果に大影響を    あたえること多し。 19、海軍は、頭の鋭敏な人を要するとともに、忠実にして努力精励の人を望む。一般海軍常識に通ずることが肝要、   かかることは一朝一夕にはできぬ。常々から心がけおけ。 20 要領がよいという言葉もよく聞くが、あまりよい言葉ではない。人前で働き、陰でずべる類いの人に対する尊称    である。吾人はまして裏表があってはならぬ。つねに正々堂々とやらねばならぬ。 21、毎日各室に回覧する書類(板挟み)は、かならず目を通し捺印せよ。行動作業や当直や人事に関するもので、    直接必要なる事項が沢山ある。必要なことは手帖に抜き書きしておけ。これをよく見ておらぬために、当直勤務   を間違っていたり、大切な書類の提出期目を誤ったりすることがある。 22、手帖、「パイプ」は、つねに持っておれ。これを自分にもっとも便利よきごとく工夫するとよい。 23、上官に提出する書類は、かならず自分で直接差し出すようにせよ。上官の机の上に放置し、はなはだしいのは   従兵をして持参させるような不心得のものが間々ある。これは上官に対し失礼であるばかりでなく、場合により   ては質問されるかも知れず、訂正きれるかも知れぬ。この点、疎にしてはならない。 24、提出書類は早目に完成して提出せよ。提出期口ぎりぎり一ぱい、あるいは催促さるごときは恥であり、また間違   いを生ずるもとである。艦長・副長・分隊長らの捺印を乞うとき、無断で捺印してはいけない。また、捺印を乞う    事項について質問されても、まごつかぬよう準備調査して行くことが必要。捺印を乞うべき場所を開いておくか、   または紙を挾むかして分かりやすく準備し、「艦長、何に御印をいただきます��と申し出て、もし艦長から、「捺して   行け」と言われたときは、自分で捺して、「御印をいただきました」ととどけて引き下がる。印箱の蓋を開け放しに   して出ることのないように、小さいことだが注意しなければならぬ。 25、軍艦旗の揚げ降ろしには、かならず上甲板に出て拝せよ。 26、何につけても、分相応ということを忘れるな。次室士官は次室士官として、候補生は候補生として。少尉、中尉、   各分あり。 27、煙草盆の折り椅子には腰をおろすな。次室士官は腰かけである。 28、煙草盆のところで腰かけているとき、上官が来られたならば立って敬礼せよ。 29、機動艇はもちろん、汽車、電車の中、講話場において、上級者が来られたならば、ただちに立って席を譲れ。知   らぬ顔しているのはもっとも不可。 30、出入港の際は、かならず受け持ちの場所におるようにせよ。出港用意の号音に驚いて飛び出すようでは心がけ   が悪い。 31、諸整列があらかじめ分かっているとき、次室士官は、下士官兵より先にその場所にあるごとくせ。 32、何か変わったことが起こったとき、あるいは何となく変わったことが起こったらしいと思われるときは、昼夜を問わ   ず第1番に飛び出してみよ。 33、艦内で種々の競技が行なわれたり、または演芸会など催される際、士官はなるべく出て見ること。下士官兵が    一生懸命にやっているときに、士官は勝手に遊んでおるというようなことでは面白くない。 34、短艇に乗るときは、上の人より遅れぬように、早くから乗っておること。もし遅れて乗るような場合には、「失礼い   たしました」と上の人に断わらねばならぬ。自分の用意が遅れて定期(軍艦と陸上の間を往復し、定時にそれら   を発着する汽艇のこと)を待たすごときは、もってのほである。かかるときは断然やめて次ぎを待つべし。    短艇より上がる場合には、上長を先にするこというまでもなし。同じ次室士官内でも、先任者を先にせよ。 35、舷門は一艦の玄開口なり。その出入りに際しては、服装をととのえ、番兵の職権を尊重せよ。雨天でないとき、   雨衣や引回しを着たまま出入りしたり、答礼を欠くもの往々あり、注意せよ。 第2 次室の生活について 1、我をはるな。自分の主張が間遠っていると気づけば、片意地をはらす、あっさりとあらためよ。  我をはる人が1人でもおると、次室の空気は破壊される。 2、朝起きたならば、ただちに挨拶せよ。これが室内に明るき空気を漂わす第一誘因だ。3、次室  にはそれぞれ特有の気風かある。よきも悪きもある。悪い点のみ見て、憤慨してのみいては   ならない。神様の集まりではないから、悪い点もあるであろう。かかるときは、確固たる信念と決心をもって自己を修め、自然に同僚を善化せよ。 4、上下の区別を、はっきりとせよ、親しき仲にも礼儀をまもれ。自分のことばかり考え、他人のことをかえりみないよ  うな精神は、団体生活には禁物。自分の仕事をよくやると同時に、他人の仕事にも理解を持ち便宜をあたえよ。 5、同じ「クラス」のものが、3人も4人も同じ艦に乗り組んだならば、その中の先任者を立てよ。「クラス」のものが、次  室内で党をつくるのはよろしくない。全員の和衷協力はもっとも肝要なり。利己主義は唾棄すべし。 6、健康にはとくに留意し、若気にまかせての不摂生は禁物。健全なる身体なくては、充分をる御奉公で出来ず。忠  孝の道にそむく。 7、当直割りのことで文句をいうな。定められた通り、どしどしやれ。病気等で困っている人のためには、進んで当直を  代わってやるぺきだ。 8、食事に関して、人に不愉快な感じを抱かしむるごとき言語を慎め。たとえば、人が黙って食事をしておるとき、調理  がまずいといって割烹を呼びつけ、責めるがごときは遠慮せよ。また、会話などには、精練きれた話題を選べ。 9、次室内に、1人しかめ面をして、ふてくされているものがあると、次室全体に暗い影ができる。1人愉快で朗らかな  人がいると、次室内が明るくなる。 10、病気に羅ったときは、すぐ先任者に知らせておけ。休業になったら(病気という程度ではないが(身体の具合い   が悪いので、その作業を休むこと)先任者にとどけるとともに、分隊長にとどけ、副長にお願いして、職務に関する  ことは、他の次室士官に頼んでおけ。 11、次室内のごとく多数の人がいるところでは、どうしても乱雑になりがちである。重要な書類が見えなくなったとか  帽子がないとかいってわめきたてることのないように、つねに心がけなければならぬ。自分がやり放しにして、従  兵を怒鳴ったり、他人に不愉快の思いをきせることは慎むべきである。 12、暑いとき、公室内で仕事をするのに、上衣をとるくらいは差し支えないが、シャツまで脱いで裸になるごときは、   はをはだしき不作法である。 13、食事のときは、かならず軍装を着すべし。事業服のまま食卓についてはならぬ。いそがしいときには、上衣だけ  でも軍装に着換えて食卓につくことになっている。 14、次室士官はいそがしいので一律にはいかないが、原則としては、一同が食卓について次室長(ケプガソ)がはじ  めて箸をとるべきものである。食卓について、従兵が自分のところへ先に給仕しても、先任の人から給仕せしむる  ごとく命すべきだ。古参の人が待っているのに、自分からはじめるのは礼儀でない。 15、入浴も先任順をまもること。水泳とか武技など行をったときは別だが、その他の場合は遠慮すべきものだ。 16 古参の人が、「ソファー」に寝転んでいるのを見て、それを真似してはいけない。休むときても、腰をかけたまま、  居眠りをするぐらいの程度にするがよい。 17、次室内における言語においても気品を失うな。他の人に不快な念を生ぜしむべき行為、風態をなさず、また下士  官兵考課表等に関することを軽々しく口にするな。ふしだらなことも、人秘に関することも、従兵を介して兵員室に  伝わりがちのものである。士官の威信もなにも、あったものでない。 18、趣味として碁や将棋は悪くないが、これに熱中すると、とかく、尻が重くなりやすい。趣味と公務は、はっきり区別  をつけて、けっして公務を疎にするようなことがあってはならぬ。 19、お互いに、他の立場を考えてやれ。自分のいそがしい最中に、仕事のない人が寝ているのを見ると、非難した   いような感情が起こるものだが、度量を宏く持って、それぞれの人の立場に理解と同情を持つことが肝要。 20、従兵は従僕にあらず。当直、その他の教練作業にも出て、士官の食事の給仕や、身辺の世話までするのであ   るからということを、よく承知しておらねばならぬ。あまり無理な用事は、言いつけないようにせよ。自分の身辺の  ことは、なるべく自分で処理せよ、従兵が手助けしてくれたら、その分だけ公務に精励すべきである。釣床を釣っ  てくれ、食事の給仕をしてくれるのを有難いと思うのは束の間、生徒・候補生時代のことを忘れてしまって、傲然と  従兵を呼んで、ちょっと新聞をとるにも、自分のものを探すにもこれを使うごときは、わがみずからの品位を下げゆ  く所以である。また、従兵を「ボーイ」と呼ぶな。21、夜遅くまで、酒を飲んで騒いだり、大声で従兵を怒鳴ったりす  ることは慎め。 21、課業時のほかに、かならず出て行くべきものに、銃器手入れ、武器手入れに、受け持ち短艇の揚げ卸しがある 第3 転勤より着任まで 1、転勤命令に接したならば、なるべく早く赴任せよ。1日も早く新勤務につくことが肝   要。退艦したならば、ただちに最短距離をもって赴任せよ、道草を食うな。 2、「立つ鳥は後を濁さず」仕事は全部片づけておき、申し継ぎは万遺漏なくやれ。申し  継ぐべき後任者の来ないときは、明細に中し継ぎを記註しおき、これを確実に託し   おけ。 3、退艦の際は、適宜のとき、司令官に伺候し、艦長・副長以下各室をまわり挨拶せよ4、新たに着任すべき艦の役務、所在、主要職員の名は、前もって心得おけ。 5、退艦・着任は、普通の場合、通常礼装なり。 6、荷物は早目に発送し、着任してもなお荷物が到着せぬ、というようなことのないようにせよ。手荷物として送れば、早目に着く。 7、着任せば、ただちに荷物の整理をなせ。 8、着任すべき艦の名を記入したる名刺を、あらかじめ数枚用意しおき、着任予定日時を艦長に打電しおくがよい。 9、着任すべき艦の所在に赴任したるとき、その艦がおらぬとき、たとえば急に出動した後に赴任したようなと時は、  所在鎮守府、要港部等に出頭して、その指示を受けよ。さらにまた、その地より他に旅行するを要するときは、証  明書をもらって行け。 10、着任したならば、当直将校に名刺を差し出し、「ただいま着任いたしました」ととどけること。当(副)将校は副長に   副長は艦長のところに案内して下さるのが普通である。副長から艦長のところへつれて行かれ、それから次室  長が案内して各室に挨拶に行く。艦の都合のよいとき、乗員一同に対して、副長から紹介される。艦内配置は、   副長、あるいは艦長から申し渡される。 11、各室を一巡したならば、着物を着換えて、ひとわたり艦内を巡って艦内の大体を大体を見よ。 12、配置の申し継ぎは、実地にあたって、納得の行くごとく確実綿密に行なえ。いったん、引き継いだ以上、全責任  は自己に移るのだ。とくに人事の取り扱いは、引き継いだ当時が一番危険、ひと通り当たってみることが肝要だ。  なかんずく叙勲の計算は、なるべく早くやっておけ。 13、着任した日はもちろんのこと、1週間は、毎夜巡検に随行するごとく心得よ。乗艦早々から、「上陸をお願い致し  ます」などは、もってのほかである。 14、転勤せば、なるべく早く、前艦の艦長、副長、機関長、分隊長およびそれぞれ各室に、乗艦中の御厚意を謝す   る礼状を出すことを忘れてはならぬ。 第4 乗艦後ただちになすべき事項 1、ただちに部署・内規を借り受け、熟読して速やかに艦内一般に通暁せよ。 2、総員起床前より上甲板に出で、他の副直将校の艦務遂行ぶりを見学せよ。2、3日、当直ぶりを注意して見てお   れば、その艦の当直勤務の大要は分かる。しかして、練習艦隊にて修得せるところを基礎とし、その艦にもっとも  適合せる当直をなすことができる。 3、艦内旅行は、なるぺく速やかに、寸暇を利用して乗艦後すぐになせ。 4、乗艦して1ヵ月が経過したならば、隅々まで知悉し、分離員はもちろん、他分隊といえども、主たる下士官の氏名  は、承知するごとく心がけよ。 第5上陸について 1、上陸は控え目にせよ。吾人が艦内にあるということが、職責を尽くすということの大部である。職務を捨ておいて   上陸することは、もってのほかである。状況により、一律にはいえぬが、分隊長がおられぬときは、分隊士が残る  ようにせよ。 2、上陸するのがあたかも権利であるかのように、「副長、上陸します」というべきでない。「副長、上陸をお願いしま   す」といえ。 3、若いときには、上陸するよりも艦内の方が面白い、というようにならなけれぱならない。また、上陸するときは、自  分の仕事を終わって、さっぱりした気分で、のびのびと大いに浩然の気を養え。 4、上陸は、別科後よりお願いし、最終定期にて帰艦するようにせよ。出港前夜は、かならず艦内にて寝るようにせよ。上陸する場合には、副長と己れの従属する士官の許可をえ、同室者に願い、当直将校にお願いして行くのが慣例  である。この場合、「上陸をお願い致します」というのが普通、同僚に対しては単に、「願います」という。この「願い  ます」という言葉は、簡にして意味深長、なかなか重宝なものである。すなわち、この場合には、上陸を願うのと、  上陸後の留守中のことをよろしく頼む、という両様の意味をふくんでいる。用意のよい人は、さらに関係ある准士   官、あるいは分隊先任下士官に知らせて出て行く。帰艦したならば、出る時と同様にとどければよい。たたし、夜   遅く帰艦して、上官の寝てしまった後は、この限りでない。士宮室にある札を裏返すようになっている艦では、か   ならず自分でこれを返すことを忘れぬごとく注意せよ。 6、病気等で休んでいたとき、癒ったからとてすぐ上陸するごときは、分別がたらぬ。休んだ後なら、仕事もたまってお  ろう、遠慮ということが大切だ。 7、休暇から帰ったとき、帰艦の旨をとどけたら、第1に留守中の自分の仕事および艦内の状況にひと通り目を通せ。  着物を着換え、受け持ちの場所を回って見て、不左中の書類をひと通り目を通す心がけが必要である。 8、休暇をいただくとき、その前後に日曜、または公暇日をつけて、規定時日以上に休暇するというがごときは、もっと  も青年士官らしくない。 9、職務の前には、上陸も休暇もない、というのが士官たる態度である。転勤した場合、前所轄から休暇の移牒があ  ることがあるけれども、新所轄の職務の関係ではいただけないことが多い。副長から、移牒休暇で帰れといわる   れば、いただいてもよいけれども、自分から申し出るごときことは、けっしてあってはならぬ。 第6部下指導について 1、つねに至誠を基礎とし、熱と意気をもって国家保護の大任を担当する干城の築造者たることを心がけよ。「功は部下に譲り、部下の過ちは  自から負うは、西郷南洲翁が教えしところなり。「先憂後楽」とは味わうべき言であって、部下統御の機微なる心理も、かかるところにある統御者たるわれわれ士官は、つねにこの心がけが必要である。石炭  積みなど苦しい作業のときには、士官は最後に帰るようつとめ、寒い  ときに海水を浴びながら作業したる者には、風呂や衛生酒を世話してやれ。部下につとめて接近して下情に通せよ。しかし、部下を狎れしむるは、もっとも不可、注意すべきである。 2、何事も「ショート・サーキット」(短絡という英語から転じて、経由すべきところを省略して、命令を下し、または報告する海軍用語)を慎め。い  ちじは便利の上うたが、非常なる悪結果を齋らす。たとえば、分隊士を抜きにして分隊長が、直接先任下士官に命じたとしたら、分隊士たる者いかなる感を生ずるか。これは一例だか、かならず順序をへて命  を受け、または下すということが必要なり。 3、「率先躬行」部下を率い、次室士官は部下の模範たることが必要だ。物事をなすにもつねに衆に先じ、難事と見ば、 真っ先にこれに当たり、けっして人後におくれざる覚悟あるべし。また、自分ができないからといって、部下に強制  しないのはよくない。部下の機嫌をとるがごときは絶対禁物である。 4、兵員の悪きところあらば、その場で遠慮なく叱咤せよ。温情主義は絶対禁物。しかし、叱責するときは、場所と相  手とを見でなせ。正直小心の若い兵員を厳酷な言葉で叱りつけるとか、また、下士官を兵員の前で叱責するなど  は、百害あって一利なしと知れ。 5、世の中は、なんでも「ワソグランス」(一目見)で評価してはならぬ。だれにも長所あり、短所あり。長所さえ見てい  れば、どんな人でも悪く見えない。また、これだけの雅量が必要である。 6、部下を持っても、そうである。まずその箆所を探すに先だち、長所を見出すにつとめることが肝要。賞を先にし罰を  後にするは、古来の名訓なり。分隊事務は、部下統御の根底である。叙勲、善行章(海軍の兵籍に人ってから3  年間、品行方正・勤務精励な兵にたいし善行章一線があたえられ、その後、3年ごとに同様一線あてをくわえる。  勇敢な行為などがあった場合、特別善行章が付与される)等はとくに慎重にやれ。また、一身上のことまで、立ち  入って面倒を見てやるように心がけよ。分隊員の入院患者は、ときどき見舞ってやるという親切が必要だ。 第7 その他一般 1、服装は端正なれ。汚れ作業を行なう場合のほかは、とくに清潔端正なるものを用いよ。帽子がまがっていたり、「  カラー」が不揃いのまま飛び出していたり、靴下がだらりと下がっていたり、いちじるしく雛の寄った服を着けている  と、いかにもだらしなく見える。その人の人格を疑いたくなる。 2、靴下をつけずに靴を穿いたり、「ズボン」の後の「ビジヨウ」がつけてなかったり、あるいはだらりとしていたり、下着  をつけず素肌に夏服・事業服をつけたりするな。 3 平服をつくるもの一概に非難すべきではいが、必要なる制服が充分に整っておらぬのに平服などつくるのは本末  顛倒である。制服その他、御奉公に必要をる服装属具等なにひとつ欠くるところなく揃えてなお余裕あらば、平服  をつくるという程度にせよ。平服をつくるならば、落ちついて上品な上等のものを選べ。無闇に派手な、流行の尖   端でもいきそうな服を着ている青年士官を見ると、歯の浮くような気がする。「ネクタイ」や帽子、靴、「ワイシャツ」  「カラー」「カフス」の釦まで、各人の好みによることではあろうが、まず上品で調和を得るをもって第1とすべきであ  る。 4、靴下もあまりケパケパしいのは下品である。服と靴とに調和する色合いのものを用いよ。縞の靴下等は、なるべく  はかぬこと、事業服に縞の靴下等は���ってのほかだ。 5、いちばん目立って見えるのは、「カラー」と「カフス」の汚れである、注意せよ。また、「カフス」の下から、シャツの   出ているのもおかしいものである。 6、羅針艦橋の右舷階梯は、副長以上の使用さるべきものなり。艦橋に上がったら、敬礼を忘れるな。 7 陸上において飲食するときは、かならず一流のところに入れ。どこの軍港においても、士官の出入りするところと、  下士官兵の出入りするところは確然たる区別がある。もし、2流以下のところに出入りして飲食、または酒の上で  上官たるの態度を失し、体面を汚すようなことがあったら、一般士官の体面に関する重大をることだ。 8、クラスのためには、全力を尽くし一致団結せよ。 9、汽車は2等(戦前には1、2、3等の区分があった)に乗れ。金銭に対しては恬淡なれ。節約はもちろんだが、吝薔  に陥らぬよう注意肝心。 10、常に慎独を「モットー」として、進みたきものである。是非弁別の判断に迷い、自分を忘却せるかのごとき振舞い  は、吾人の組せざるところである。
hiramayoihi.com/Yh_ronbun_dainiji_seinenshikankyouikugen.htm
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tausendglueck · 3 years
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supernova (summer of 21)
7月の終わりにはアスファルトにこぼれ落ちるくらい咲いていたノウゼンカズラが、今では数えられるほどの花だけを残して静かに夏の終わりを見つめている。9月を過ぎて残った花は私の手には届かない高いところで、太陽を向いて、じっと静かに。 ノウゼンカズラは凌霄花と書く。あの橙色と桃色が混じったやわかい色の花と、咲いたそばからアスファルトにこぼれ落ち、そしてなお蔓いっぱいに咲き続ける生命力と、太陽を見つめる眼差しを、「霄を凌ぐ花」だと大昔の誰かが名付けた。私の生家から二軒離れた家の塀をはみ出して、毎年をこぼれ咲く凌霄花。リョウセンカ。
生家の町で、蝉の声をもう聞かない。大阪の街で毎日毎日、脳を破壊せんとするばかりに鳴いていたクマゼミの大群はここにはいない。8月の終わりに一匹だけのミンミンゼミの声を聞いた。最後の振り絞った声を。誰も応えてはくれないであろう孤独な声を。生まれるのが、生まれるのがあと少し、一週間でも早かったなら、きみを誰かが見つけただろうか。 私は蝉の声をもう聞かない。あのミンミンゼミの声ももう聞こえない。 昼間は長い雨が降り続いて、水と風の音以外には、全てがアスファルトと用水路に流されていくばかり。
雨の止まない真夜中に、死を思って一人横たわる私に虫の声がやってくる。秋の虫の声が、雨をやり過ごし窓の隙間からそっと入り込んでくる。私はタオルケットをかぶり、天井を見つめている。どうしたら死ねるだろうと考え、その気さえあればきっと私はいつでも死ねるのだという安堵とともに眠りにつく。悲しくて午前3時にひとり睡眠薬をぱちぱちと、一粒ずつ出していき、右手いっぱいになった錠剤を一気に飲み下した夜。抽斗のカッターナイフが全然切れなかった夜。悲しみを足に縛り付けて引きずって、戻ってきた部屋に鳴り響いている虫の声。全てが夢みたいに、私は何もしなかったのだと錯覚するほどに、昨日も今日も明日も、静かに部屋を満たす虫の声。 液体のような夜。冷たい空気に肌を浸ける。もうエアコンはいらない。
夏は燃え上がり、私は部屋を閉め切ってエアコンを入れた。蝉の声も、工事現場の音も、まとめて遠ざける。私は私をこの夏から切り離す。燃え上がる夏を前にして、こうする以外に私の生きる術はないから。 エアコンの効いた部屋からベランダに出て洗濯物を干し、布団を頭からかぶって昏々と眠る。照りつける太陽も夕立も何もいらない。彼らに早くいなくなって欲しいから、私は明るい間をずっと眠る。夏はいつも、どうやって生きるのがいいのか途方に暮れる、やり過ごすより他にない季節。 今年の私は歯車が急に噛み合わなくなったように、がたついて、倒れ込んで、いきなり立ち上がって走り込んで、また動けなくなって、倒れるしかない、足元のおぼつかないからくり人形のようで、ちょうど今年二度目の不調に突き落とされたとき、世界は夏になっていた。燃えるような快晴の日々から一転し、長い雨の降りしきる曇天の夏になっていた。 長雨のせいで、梨が不作らしいんだよねと母が言った。
ついぞ、オリンピックもパラリンピックも観なかったと書こうとして、パラリンピックの車椅子バスケットボールの決勝だけは試合開始から試合終了まできちんと観たことを思い出した。この地元から選手が出場していると聞き、車椅子バスケットボールのルールなんて何も知らないのに40分間をじっと観た。結局この地元から出場している選手がどの人なのか画面に見つけることはできなかったし、試合は負けてしまったけれど、これが私の唯一のTOKYO2020の記憶。嵐の歌う「カイト」が耳に残る。風が吹けば歌が流れる。歌っているのは嵐の5人なのに、紛れもない米津玄師が体に持つメロディで、消し切れない、あるいは消そうともしない彼の存在感を、ほんの少し、可笑しく思う。らる、らり、ら。
オリンピックもパラリンピックもどっちも中止になればいいと、なるはずだと、ずっと願っていたけれど、9月も半ばに来て、どちらもスケジュール通りに開催されて、終わってしまった。オリンピック開会式に抱いた悲しみと、車椅子バスケットボール決勝のほのかな高揚感と、パラリンピック閉会式に抱いたあらゆることへの諦念。何をやっても覆らないことがあるのだと、鉄壁の権力をまざまざと見せつけられれば刃も折れた。残された「カイト」のメロディ。糸が切れて、あとは自由に飛んでいくカイト。らる、らり、ら。
働き、歩き続けることが困難になった体を抱えて生家に戻ってきた。
18歳までを育てられたこの生家で、私は18歳までの記憶を絶えず語りつづける。この家にいて無限に溢れ出てくる10代の記憶。あらゆるところに残る、10代だった私の存在感。
命ばかりを燃やして、日常に使い切れなかった分の全てを部活動に注いだ夏。矯正器具にマウスピースを押し付ける痛みに耐えながら、思い通りに吹けない悔しさに泣きながら鳴らし続けたトロンボーン。心はとっくに絶交しながらも同じ音楽を完成させるために隣に座り続けたファースト・トランペットの彼女の横顔。彼女の口が吹くトランペットの高らかな、風のような主旋律と、その下を川のように流れる私の副旋律。離れた心を誰にも悟られないように、互いに不可侵を貫いた3年間。
昼も夜もなく脚本を書き続け、何度も迎えた夜明けの薄明かり。平気で遅刻して向かった部室。いつも靄がかかったような頭で、次はどこを直すべきかを考えている左手。全ては私の脚本にかかっているのだと、私が完成させられなければ全てが終わってしまうのだと、崖の端に置き去りにされたような日々。
自分が作った役を演じるために、自ら長い髪を切り落として「男」になった夏の終わり。白いオーバーブラウスに紺のプリーツスカートを履いて、そのちぐはぐな姿がとても、怖かったこと。
随分、髪が伸びた。 7月の終わりに切り落とした私の髪は、もう物珍しくもない長さへ落ち着きつつある。 髪型を変えるとき、ここでも夏が私の背中を押す。暑さを乗り切るためと周りに上手に半分ほどの嘘をつき、私は「女性」からの脱出を図る。ささやかに、私は私を女性から切り離す。 髪を切り落とすことに、怖いことなどもう何もない。16歳で私は男になった。17歳でも18歳でも、私は男の子だったのだ。その度に髪を切り、その度に、髪はまた伸びるのだ。スカートの裾は揺れるのだ。
冬を迎える頃には誰も、私が男だったことなんて、覚えていないのだ。誰も。
31歳の命は静かに燃えている。ただその日を生きながらえるだけの分の火が、毎日静かに揺れている。頭を駆け巡る記憶の映像を映画館に一人座って眺めるように、終わらない上映に席を立てないままでいる。
夏は燃え上がり、爆発し、収縮して死を迎える。 小学校へ向かって自転車を走らせていた私の車輪めがけて、一匹の蝉が突っ込んできたことがあった。 慌ててブレーキをかけてももう遅く、一瞬で蝉は砕け散って、残骸のひとかけらさえも見つけることができなかった。自転車に跨ったまま呆然とする私に、蝉時雨が降り注ぐ。真夏の太陽が肌を灼く。 少女だった私は、一体何匹の蝉をあの自転車で轢き殺してきたのだろう。一体何匹の蝉がそうやって、人間の自転車に突っ込んでいったのだろう。
夏の死は鮮烈だ。砕け散って跡形も残らない。破片は真っ黒なアスファルトに焼かれて腐ってゆく。耳をつんざく蝉時雨に燃え上がる太陽の日差し、陽炎とともに揺れる死の光景と腐臭。
一瞬を輝いて燃え尽きてしまう花火と火薬の匂い。慣れない浴衣に汗を滲ませて、足を痛めながら歩いた河川敷。人の群れに押し流されるようにして帰った熱帯夜。友達の恋を手伝うことにばかり一生懸命で、自分の恋をついに叶えられなかった。これもまた鮮烈に死んでいく夏の断片、今も忘れない。
「弱った夏に秋は背後から忍び寄り、気付いた時には首元にナイフを突き立てられている」
16歳の夏、終わりゆく夏を見つめて日記に書いた。けれど秋は、夏の首元にナイフなど立てたりしない。夏は燃え上がり、爆発し、収縮して死を迎えるのだ。その収縮した死を、秋はただ包み込むだけだ。収縮が永遠のものとなる前にその手に捕まえて、胸に抱きしめて、空を押し上げて太陽を遠ざける。
夏は秋の胸の中で眠る、燃え上がった火をそっと吹き消して。 秋は夏を抱いて目を閉じる、夏の残した生命が実りを成すことを祈って、いずれ自分を迎えに来る冬を思って。
今年も夏は逝ってしまった。 田園の稲穂は皆深くこうべを垂れて、国道沿いに広がる林檎園は赤く色づいて、しめやかに収穫のときを待っている。 私は夜の声に満たされた部屋でひとり眠る。明日を目覚めるために、もう少し、生きるために、今夜もそっと目を閉じる。
ノウゼンカズラが咲いている。9月を過ぎて残った花は私の手には届かない高いところで、離れゆく太陽を見送るように、ただ静かに。
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