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#虚血による痛み
kennak · 6 months
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「娘は、原形がわからないほど全身が腫れあがり、大部分の肌の色は赤黒く、数え切れないほどのアザがありました」「2リットルのペットボトルに血を入れられて、かけられたかのような血だまりを、髪の束で拭いて、被告に殺されたくなくて、食べている娘が映っていました。娘の目はうつろでした…」同棲女性(当時18)に執拗に暴行を加え死亡させた上、床に広がった血をすすらせたり、髪の毛で拭き取らせて口に入れさせたりするなど、常軌を逸した強要行為に及んだ男(22)。遺族の40分にも及ぶ意見陳述は、あまりに悲痛だった。 女性の携帯電話からメール 自殺に見せようとしたか「パニック状態でした」 山中元稀被告(22)は今年5月7日夜、同8日夜~9日未明に、大阪府泉佐野市の自宅で、女性(当時18)に対し、全身を多数回殴る蹴る、髪の毛を引きちぎるなどの暴行を加え死亡させたうえ、床の血をすすらせるなどの行為を強いたとして、傷害致死罪と強要罪に問われている。 5月8日夜から、再び凄惨な暴行を受け、衰弱し息絶えていった女性(当時18)。しかし、山中被告がすぐに通報することはなかった。女性の携帯電話で「最低なことしてごめん。もう死ぬ」と自らのアドレスにメールを送信。偽装工作を行った。 山中元稀被告(被告人質問で) 「自分をかばってしまう所があったので…」「パニック状態でした」 最終的には5月9日の夜、自宅を訪れた母親に促される形で通報するも、警察署での取り調べでは「被害女性がペティナイフ(洋包丁)を持って襲ってきた」というウソの証言をした。被告の携帯電話の検索履歴に、「正当防衛」「浮気殺人」「傷害致死」などの言葉が残っていたことも確認されている。 弁護人「(調書にある)“被害女性が左胸にめがけてペティナイフで刺してきた”。これはウソですよね?」 被告 「刺してきたということではないです。ただ、もみ合いの中で刺さったので…。正当防衛や無罪を主張しようとしたわけではなかった」 弁護人「女性の命を奪ったことは、どう思っている?」 被告 「どんな理由があっても、やってもいいことと、やっちゃダメなことがあるのは当たり前ですし、命を奪うことによって、本人だけが被害者ではなく、ご遺族も被害者で… 本当に取り返しのつかないことをしたと思っています」 「あなたにとっての『大事』『大切』って、どういう意味なんですか?」裁判官も詰問 山中被告は被告人質問で、子どもの頃に父親から“立って歩けない”ほどの虐待を受け、児童相談所や一時保護所が対応したこともあったと、生い立ちの一端を明かした。不遇な家庭環境が、異常な犯行へとつながった側面も果たしてあるのか…。 裁判長らも、被告に厳しい質問を投げかけた。 裁判長「浮気したからといって、何をしてもいいわけではないでしょ?悲しみと怒りが止まらなくても、相手が出血したり、傷ついたりしているわけですよね?それは(心に)響きませんでした?」 被告 「自分の怒りをどのような形で伝えるかで、いっぱいいっぱいでした。その手段として暴力(に訴える)しかなかった」 人格を問う鋭利な質問が、被告に突き刺さる。 裁判官「被害女性のことを、家族のように大事だと述べていたが、あなたにとっての『大事』『大切』って、どういう意味なんですか?」 被告 「代わりのないというか… かけがえのないというか…」 裁判官「代わりのない存在が意識を失った状態で、ウソのメールを送るなどの偽装工作をした。心配が行動に現れていないが?」 被告 「いらだちとか、自分の身を守るとか… ただただパニックだった」 裁判官「被害女性のことを対等に見ていなかった、下に見ていたのではないですか?」 被告 「そんなことは…」 裁判官「人の痛みを考えること、人の気持ちを考えることが、苦手だという自覚はありますか?」 被告 「私自身、暴力を受ける痛さは分かっているつもりでいるんですけど、いらだった時に、いらだちが人の痛みを考えられる程度を上回ったのは事実だと思います」 「思い出もあるので…」携帯電話に残る被害女性の画像や動画の削除を“拒否” 被告自身の携帯電話の所有権をめぐり、法廷が“紛糾”する一幕もあった。 携帯電話には、性的な内容も含む被害女性の動画や画像が残っていて、検察官や遺族は、被告に所有権を放棄するよう求めた。しかし被告は拒否。動画や画像を削除するかも、明言を避けた。 検察官「あなたの携帯電話には、性的な内容のものも入っていますよね。これらを消すと明言しないんですか?」 被告 「消すことはできます」 検察官「消しますか?」 被告 「消すことはできます。不必要なものは私のほうで処分しますし…」 検察官「あなたの携帯電話に被害女性の動画や写真が残っていることが、どれだけ遺族をいらだたせるか分かりますか?」 裁判官「それらを処分することで、遺族の心が癒されるとは考えないですか?」 被告 「物に罪はないので…」 裁判官「性的に限らず、被害女性に関する一切のデータを消去すると約束できますか?『はい』か『いいえ』です」 被告 「………(沈黙)思い出もあるので、映っているもの全てを消去できるかと言われると、できないです」 「思い出」という言葉を持ち出した山中被告。本当に真摯に反省し、遺族の悲しみに思いを馳せているのか、疑問符がついた場面だった。 「引きちぎられた髪の束で…」「娘の目はうつろでした…」遺族が悲痛な陳述 論告求刑を前に、女性の母親が痛切な意見陳述を行った。 亡くなった女性の母親(意見陳述) 「娘は、少ないお小遣いで私の誕生日にマグカップをプレゼントしてくれるなど、いつも明るくて、楽しくて、かわいくて、私のパワーの源であり、生きがいでした」 「忘れもしません。5月10日、警察署から娘が亡くなったと連絡がありました。遺体の娘は、原形がわからないほど全身が腫れあがっていて、大部分の肌の色は赤黒く、数え切れないほどのアザがありました。皮膚に穴も空いていました。後で、被告がエアガンで撃ったと知りました」 「実況見分で被告が娘を『こいつ』と呼んでいたと聞きました。そんな被告が、娘に愛情を持って接していたわけがありません」 「被告の携帯電話の動画を見ました。2リットルのペットボトルに血を入れられて、かけられたかのような血だまりを、被告に引きちぎられた髪の束で拭いて、被告に殺されたくなくて、食べている娘が映っていました。娘の目はうつろでした…」 「ハンカチで顔を覆いましたが、現実を見ようと思い、すべて見ました…」 「いまも娘の携帯電話を解約していません。寂しいのです。返事がないと分かっていても、『今日こんなことがあったよ』とLINEを送っています」 「裁判官と裁判員のみなさん。過去の傷害致死の事例と比べて、『これぐらいの判決だろう』と判断しないでください」 「娘は暴力を受けて血だまりをなめていた時、『生きたい』と思っていたはずです」 「娘は何時間もかけて、じわじわ苦しみ、亡くなりました。私は死ぬまで一生、生き地獄です。苦しいです。私たち家族が納得する、重い刑にしてください」 意見陳述は40分間に及んだ。時に涙をこらえながらも、落ち着いた口調で思いを吐き出し、公正な判決を求めた。 被告「一定期間の服役を覚悟できている」 検察官は「暴力の恐怖で被害女性を支配しようと思い犯行に及んだ。あまりに安易な意思決定だ」「屈辱的な行為を強要した犯行には、残虐性・異常性が指摘できる」「女性の異変に気付いた後も放置し、撮影した動画の削除や偽メールの送信など、自らの保身に終始した」と糾弾。懲役13年を求刑した。 一方、弁護人は「まったく理由なく理不尽な暴力を振るった事案とは異なり、激情から突発的に及んだ犯行で計画性はない」「虚偽の申告があったとしても、自ら通報していて、自首が成立する」として、懲役5年が妥当と主張した。 山中元稀被告の最終陳述__ 「このたびは、被害女性の尊い命を奪ってしまったことは、本当に取り返しのつかないことだと思っています。一定期間の服役を覚悟できています。私の言葉に重みはないかもしれませんが、今後再犯しないために、服役中に自分の問題点に向き合い、つぐないたい」
「2ℓのペットボトルでかけられたかのような血だまりを、引きちぎられた髪の束で...」「私は一生生き地獄」遺族の悲痛な叫び 娘は凄惨な暴行でじわじわ死んだ... 遺体の傷は160か所以上 22歳の男に11月13日判決【後編】 | 特集 | MBSニュース
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blue-aotan · 5 months
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ハロー(´ー∀ー`)2023.12.2
ついこの間11月になった気がしてましたが、もう12月になってるよぉぉぉぉおどゆこと〜?
な気持ちのあおでございます。
今年の誕生日を密かに迎え、更年期とか老後とか健康とかとにかく肉体的な諸々を考える年齢になってきたなと感じております。
40代とか50代とかで溌剌としてて、輝いている人達って本当に素敵だと思うのですが…
人生を豊かに楽しく過ごす秘訣をぜひご教授いただきたいです🥹🙏
大人になってからの人生の方が長いのよ。
(当たり前だね
一般的に40歳で折り返し地点みたいな感じだよ���。そう考えるとまだ若い方なんだよな。
けれども肉体は…傷むの早くないですか←
あちこち痛いよぉ←
20代の頃から疲れやすいとは感じていたのだけれど、30代はもっと輪をかけて疲れやすさを感じます。40代になったら私どーなっちゃうの…
(灰になるかもね←
常に魂抜けてる人になってしまうのではなかろうか😇
ところで、私のゼルダ活動(略してゼル活)スイッチはどこにいってしまったんでしょうか←
突然フッとヤル気消えたよね←
ゲームじゃなくてYouTubeへの興味と言ってもいいのかもしれない←
私の中で突然やってくる虚無モードがあるんだけども、それと体調への不安とか諸々重なってスーパー虚無モード発動しちゃってるんだよねってこと
(なんだよそれw
他人との交流を断ちたいモードっていうのがあって、今は色々余裕がありませんとで���言っておきましょうか←めっちゃ適当
そんな訳でPCの前にすら座る事もなく日々が経過していってます🙂配信待ってくれてる人…(数人の方いるかいないかいると信じたい←)には本当に申し訳ないのですが。
ちょっと私のヤル気が戻るのをお待ちいただきたいと思います←スーパー自己中モード発動
楽しく配信する為にも必要な時間だと思ってます。
でも!!
ゼルダは今年中にクリアしたいと思っているんですよね😌
今月の不安な事や仕事のしんどい部分が無事に済んだら、またぼちぼち再開したいなと思ってはいるもののまた突然スーパー虚無モードが再来するかもしれないので先のことはわかりません🙃
そんな中、、リスナーさんにはもう一つ謝罪する件があるのですが「スーパーマリオブラザーズワンダー」を配信外でクリアしてしまいました←
大変申し訳ございません😭
虚無でゲームしたかったんや←
というかワンダーがね、めちゃくちゃ苦しい地獄のゲームだったということをまずお伝えしたいんですよね笑
難易度がヤバいんです
私は青キノピオでプレイしてたけど、終盤なんてずっとヨッシーだよ←
ヨッシーじゃないと無理よ
何度心が折れたかわかりません…
それと鬼畜ステージだらけのスペシャルワールドっていうエリアがあるのですが、、、
ここは地獄か!?
ってくらいヤバいステージになっております。
ウェルカムトゥヘルなんですよね。
(スペシャルワールドは1つしかクリアできてない
これ配信でしてたら怒りの無言放送事故案件だったと思います←
まじでイライラしかなかった😂
言い訳ばかりしてますけど、そんな訳でワンダーの動画はコッソリ🔚という形でひっそりと限定公開にしようと思います…
(逃亡エンドやらコッソリエンドやら、配信者としてはあるまじきエンディングや←
ほんでマリオも片付いたのでいよいよゼルダを片付ける時が(片付ける言うなw)近づいていますよぉ
なんてったって年末だからね!!!
私の悪い癖が顔を出し始めてますよね!!!
【年末にゲームクリアしたくなる症候群】
🤣🤣🤣
学ばないよねぇこのオバハンは本当←
懲りない奴だな🩵
と思ってもらえたらいいよね
そんなこんなで年一の甲状腺腫瘍の再診へ行ってきました。この日が近づいてくるにつれて憂鬱が増していくのよねぇ…手術になったら怖いなーやだなーという気持ちでいるんだけど手術になったとしても悪性になったとしてももう覚悟決めるしかないんだけども😅
死ぬ訳じゃないからいっかー!
って毎回思うのよね。
で、今回は採血とエコーをしました。
結果発表ーーーーーー!!!
(格付けチェックのはまちゃんみたいに
前回と大きさ変わりなし。
採血も異常なし。
一年後また再診になりました。
先生いわく、腫瘍が突然大きくなることや良性が悪性に変わることはめっっったにないんだけど、今まで沢山の患者さん見てきて悪性に変わった症例は4人しかいないんだけどそれでもゼロって訳じゃないからねぇ…
って言われてました。
兎にも角にも手術にならなくてほっとしました🥹
(いつかはするんだろうけども←
心配事がとりあえずなくなったので、やっとグッスリ眠れそうです。
(一年後はまた憂鬱だわね←
緊張して疲れました🥱
12月の試練は他にもあるので
(拷問忘年会とか親知らずの抜歯とか←
一つずつ乗り越えようと思います( ˙-˙ )
虚無でね!( ˙-˙ )
虚無顔( ˙-˙ )スン!
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patsatshit · 5 months
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【更新日変更のお知らせ】
来週からは土日限らず、お互いのタイミングで更新していきます!今後ともよろしくお願いします。
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ようやく観に行けました『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』。
今回も3時間を超える大作。だけど夢中にさせる筋と迫真の演技のおかげで長尺であることを忘れてしまっていた。アメリカの歴史における暗黒の章に光を当てた、示唆に富み心揺さぶられる映画だった。
新たな富の発見により、支配と資産を求める冷酷な人間の標的となったオーセージ族。映画では彼らの最も悲惨な苦しみを描いている。人間の貪欲さ、人種差別の永続的な結末、歴史を清算することの重要性をタイムリーに思い出させる。人間の残虐行為の根底にある残忍さと暴力性を見事に表現した映画だった。
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とにかく主演の3人(ディカプリオ、デニーロ、リリー・グラッドストーン)がすさまじかった。
デニーロが演じる正常化された人種差別主義者のキャラクターは壮観で、スクリーンに現れるたびに恐ろしくて不吉な予感が漂ってきた。この感覚はそれまでのデニーロ映画でも感じてきたことだが、彼はスクリーンに登場するやいなや、その荘厳かつダイナミックなオーラで画面越しに我々を圧倒してくる。キャラクターによっては異常な恐怖心を覚える。本作でもデニーロの凄みが遺憾なく発揮されていて、ただ恐れ入りました。
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Robert De Niro is No.1 actor in the world @imdb
善良な男から叔父に操られるがまま深い闇に堕ちていく主人公アーネストを演じたディカプリオも圧巻だった。非常に謙虚で醜い男を抑圧的な表情とセリフで見事に演じ切っていて、誠実さとは裏腹の残忍さが際立っていた。
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子役からずっと第一線を走っているレオ様@imdb
そしてなんと言ってもアーネストの妻モリーを演じたリリー・グラッドストーン!彼女のドラマチックな演技には心を動かされた!話し方や表情に絶妙な気だるさがあり、憂鬱さや疲労感がとてもよく伝わってくる。特にディカプリオを伴っての会話や、シーンの端々での凍りつくような痛々しい演技は衝撃的。彼女の力強い存在感、繊細な表情から想像を絶する悲劇に巻き込まれた女性の痛みと回復力が伝わってきて何度も涙が溢れた。
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この映画の大きなサプライズ!@imdb
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あと裁判のシークエンスがとても上手くできていると思った。一連の出来事の背景事情を明らかにしながら、その先の展開へとスムーズに繋げるために効果的なシーン。映画としてもかなり重要なシーンだと思う。ブレンダン・フレイザーが裁判に関する疑念を操るキーパーソンを演じている。後半にちょろっと出てくるのみなのだけど、すごく印象に残るキャラクターだった。
いろいろあったブレンダン・フレイザー。私の中では(スティーヴ)ブシェミとアダム・サンドラーと一緒にロックバンドを組んでた映画(『ハードロック・ハイジャック』)のイメージが強かったので、こんなシリアスな役もできるんだと(かなり上からの言い方)結構衝撃でした。『ザ・ホエール』も観てみたくなったー。
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『アイリッシュマン』『ウルフ・オブ・ストリート』の撮影監督であるロドリゴ・プエリトの、キャラクター性を正確に捉えた巧みな映像とスコセッシの演出が今回も予想通りに見事だった。さらに長年スコセッシ作品の編集に携わってきたテイラー・スクリーンメイカーとのコラボレーションにより、各シーンが視覚的に魅了され没入感を与えてくれるものとなっている。どのシーンをみても編集の過程で細部にまで細心の注意が払われているのだろうなと感じられる。ザッツプロフェッショナル!
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スコセッシは『グッド・フェローズ』や『カジノ』、『ウルフ・オブ・ストリート』と同様、今回もメインキャラクターの態度や性格の変化を明らかにするために、「警察捜査」の部分を引き延ばした脚本を書いているように思った。常にメインの登場人物を真ん中に配置し、プロットを進化させ、観客を混乱させないように配慮している。それにより登場人物が裏切った時にはとびきり驚かされるし、中毒性のある展開を作り出すことができている…のかなと思ったりした。
ともかく衰え知らずの巨匠には恐れ入るしかない。一体どこまでいくんだろう、Martin,Martin,Martin…。
前作の『アイリッシュマン』をみた時「集大成」という言葉を使って感想を書いたけれど、この作品も十分それに値する。これからも我々の想像をはるかに超える作品を作ってほしい。一生ついていきます…。Love, Martin..
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ここまで結構な熱量で話してきたけど、この作品は正直自分の好きなスコセッシの感じではなかった。(どてー)だけど、彼のキャリア後期の作品に新たな輝きが加わったと思うと感動してしまう。
すでにおかわり欲でいっぱいです。
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『キラーズ〜』をみに久しぶりにトーホーシネマズさんへ行った。単館で映画を観ることが多くてなかなか行けてなかった。結構面白そうな映画、やるみたい。
私が気になってる映画5選。勝手に紹介。
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・『瞳をとじて』(ビクトル・エリセ監督)
待ちに待ったエリセ監督の新作!『ミツバチのささやき』のアナ・トレントも出るんですって。楽しみ。でもこれミニシアターでやりそうなところ、トーホーさんでやるのね…意外だな!
・『哀れなるものたち』(ヨルゴス・ランティモス監督)
これもトーホーさんでやるんだと驚いた!予告編の時点で毒々しさ全開!誰かとみたい映画。
・『ナポレオン』(リドリー・スコット監督)
リドリー・スコットの新作ということで。
・『サンクスギビング』(イーライ・ロス監督)
これも贔屓の監督案件。『イングロリアス・バスターズ』で「ユダヤの熊」に出会って以来、密かに応援してるイーライ・ロス。この映画の元ネタはタランティーノと(ロバート)ロドリゲスの『グラインドハウス』に収録されたフェイク予告編。それを長尺にしてみましたver.。大体の筋は分かるから正直あまり期待してない……小声。だけどみようと思ってます!!!スキだから!!
・『エクソシスト信じる者』(デヴィッド・ゴードン・グリーン監督)
『エクソシスト』ファンとして興味あり。「正統派」続編とか言われるとどうにもこうにも。本家のエレン・バースティンも出るしなぁ。
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しっかし映画も高くなったもんだ…。飲み物忘れたら悲劇。こんなちっさいコーヒーも590円って。もう悔しい、呆れて笑ってしまった。
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『キラーズ〜』を観て大満足した夜、BSで『レザボア・ドッグス』を観た。大好き映画の一つ。マドンナの「ライク・ア・バージンは〜」から始まる井戸端会議、からの壮絶な流血シーン。全画面全映像センスの良さがだだ光り。『パルプ・フィクション』もそうだけど、タランティーノ映画は物語の構成がカッコいい。今回も6人の「Mr.〇〇」の身に起こる出来事(災難)を断片的に伝えるっていう手法、斬新だしかなりいけてる。
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推しはやっぱしブシェミas Mr.Pink🎀
だけど悔しいくらいティム・ロスがかっこいんだよな…。
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ミスターオゥレンジ
点と点が繋がる瞬間がたまらなく気持ちがいい、とても物騒なお話。
タラさんが新作作るたびに脚本をある俳優がバラした云々言われるけど、それくらいタランティーノへの期待と人気が高いんだなぁって再認識させられたりする。
というわけで、ほぼ映画の話題でした!
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natuyu-tan · 1 year
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iafshop · 10 months
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いのち、ばんざい。
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いのち、ばんざい。
作家名:和田聡文 会期:2023年7月27日(木)~8月20日(日) 時間:16:00-22:00 休廊日:7月31日(月)、8月7日(月)、12日(土)~16日(水) 料金:入場無料 場所:IAF SHOP* 福岡市中央区薬院3-7-19 2F TEL:090-5475-5326(佐藤) http://iafshop.tumblr.com/
=================== 本展に関する4つの動画がyoutubeにて公開されています。
いのち、ばんざい。 https://www.youtube.com/watch?v=A6Nv8syTENs
プランクトンダンス https://www.youtube.com/watch?v=ZyDdtBkHNnk
よるのかんだた うっすらと排除される「おっさん」という属性について https://www.youtube.com/watch?v=V5GnpN0LLtU
louper digger looper https://www.youtube.com/watch?v=lFFif7LwFtw ===================
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色々、五月蠅いね。
だけど、あたしは、
ポリネシアの血族。海に浮かぶ島々の者。
8人産んでも2子しか生きて残せなかった祖霊の末の子。
だけど、あたしは、
一度は魔法使いになり、
高校卒業13年目にして、
やっとこさ同級生の妻と再会し、
今は青年の一人の息子の親になった、
「うっすら嫌われる中高年のおっさん」。
だからこそ、あたしはブリジット・バルドーの側に立つよ。
あたしは、どうせ「色々分かっていないおっさん」だから、
おっさん臭いことしか思い付かないし。
ならば、いっそ、「おっさん臭さ」を引き受けて、
すごくベタに「天」と「人」と「地」のお話しをする。
「いのち、ばんざい。」
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■ 天(伴天連さんの話):
「挑戦」って言葉を知ってるかい?
この島国と伴天連(バテレン)の話だよ。
最初の「挑戦」は戦国時代。「第一次挑戦」ってやつさ。
大海原を渡ってやって来たんだ。揉み手、摺り足、赤ら顔で。
でも、銃器の販売やら、人身売買やら、
伴天連同士のもめ事やら、色々あって、
お前ら、帰れって、叩き返しちゃった。
次の「挑戦」は幕末から維新。「第二次挑戦」ってやつさ。
真っ黒い船に乗って、煙モクモク、やって来たんだ。
漢字やめれ、アップデートしろ、神社、仏像打ち壊せとか、
色々やり過ぎて、嫌われて。案外、不人気。
パァとはしなかったね。
「俺らも案外とすげえ」とか逆に調子に乗られちゃうし。
近々の「挑戦」は大戦直後。「第三次挑戦」ってやつさ。
美しい、大きな銀色の飛行機でやって来た彼は、
コーンパイプをぷかぷか。
欧米様にはかなわねぇ。マッカーサー格好良いとか。
伴天連さん達、大チャンス。
天皇さんに聖書の講義したり、農業国に変えちゃうぞ、とか、
亜米利加さん、大盛り上がり。
でも、まあ、隣の半島やら、東の側やら、
ゴタゴタ、ピカピカ、どかんどかんで、
余裕無くなって、締め付け中途半端。
で、この島国のアップデート人口は1%程度。
しょぼいかぎり。
で、今。
「次にファシズムがやってくるとき、
 彼らは、「反ファシズム」を掲げてやってくるだろう。」
と、「ディミトロフなんとか」が言ったとか何とか言うけど、
四回目の「挑戦」は、どんな顔をして来るのかな?
もう来てるのかしらん?
「ソドムの街を火と硫黄で焼き払う」の、逆で来るのかな?
「産めよ、増えよ、地に満ちよ。」の、逆で来るのかな?
「天父神」、「長兄たる救世主」の、逆で来るのかな?
虹の橋を渡って来るのかな?「第四次挑戦」ってやつが。
ブロガー納言と、レディコミ式部と、
元祖バ美肉おじさん紀貫之と、古典BL信玄公と、
カルーセルと、明宏と、ピーターと、
おすぎとピーコと、デラックスと、マングローブと、
天宇受賣命と、阿国と、弥次喜多と、
全裸監督、村西とおると、
エロ屋/小説家/ニュースアンカー、紗倉まなと、
オスカルと、ジルベールと、
バンコランとひばりくんのこの島に。
また、来るのかな?
生まれて、まぐわって、子らにつなげる
我らの原罪を問うために。
でも、また来ても言い返すよ。あたしは。
あたしは、人間だし、生きてるし、おっさんだから。
「いのち、ばんざい。」
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■ 人(カンダタさんの話):
「カンダタ」のお話って、知ってる?
お馬ぱかぱか、愛馬の「カンタカ」君じゃないよ。
芥川龍之介くん初めての児童文学
「蜘蛛の糸」のあいつだよ。
地獄と極楽の間で宙ぶらりんのお友達。
でもさあ、この話、なんか変。
違和感マシマシ。
この話の「釈迦さん」、なんか上から目線。
切羽詰まって、焦って、失敗しちゃったカンダタさんに対し、
「浅ましい」とか「ヤレヤレ愚民は。。。」感、丸出し。
しょうがないじゃん。カンダタさんは。
生まれからして元々余裕なんかないんだし。
「糸切れちゃう!登ってこないでー!」とか、
そりゃー、言いたくなるよ。安全問題だし。
なのに、何、その、ちょっと一本釣りうまく行かなかったら、
飽きちゃって、テキトーに放り出しちゃう、投げやり感。
お腹空かせた虎さんに、我が身ぽーんと投げ出す、
釈迦牟尼本来のキャラじゃないよね。。。
大体、自分は涼しい顔して、快適な場所に居て、
面白そうな奴だけ、一本釣りとか、
衆生を救おうって気概が無いよね。
福祉事業をなめてんの?
現場に飛び込んで行って、問題解決せんのかーい!
我が身ポーンと行かんかーい!!
大体、カンダタ以外の奴らはみんな、
亡者、すなわち、アウトオブ眼中。
目覚めて、アップデートした奴にだけ、
極楽から「救済」の手を差しのべるとか、
キリスト教終末論の「携挙(けいきょ)」かよ。
救ってやるのは伴天連だけで、
ハルマゲドンで亡者/異教徒は一掃かよ。
「選民思想」臭え。
手に似合わない「水掻き」なんかを付けてでも、
なんとかして、なんとかして、漏らさず衆生を救おうってな、
大乗レスキュー「阿弥陀如来」の気概はどこ行った?
で、さあ。
このへんちくりんな違和感の話を妻にしたら、
理系にして日本文学オタクの我が妻も、
「あたしもヘンだと思ってた」とのこと。
でね。。。調べてみたの。ちょっとググって、wikiにて。
そしたらさぁー。パクリだって。
ドイツ生まれアメリカ籍の作家ポール・ケーラスの著作
『カルマ』収録の「The Spider-Web」が元ネタだって。
タイトルまんまじゃん。。。。しかも、この『カルマ』、
「本場モンの仏教説話を紹介」ってな本なんだけど、
「The Spider-Web」については「創作」だって。
本物に創作混ぜ混ぜ、仏教説話の捏造じゃん。
パクリとか知らんかったわー。龍之介やらかすなー。
バチモンの仏教説話とか知らんかったわー。
ポール、やらかしおったなー。
そりゃー。「ヘン」だわな。釈迦のキャラじゃないわなー。
仏じゃないじゃん。偽仏じゃん。仏罰モンだわー。
「自分ばかり地獄からぬけ出そうとするとか、
 無慈悲だわー。浅間しいわー。」とか、
「蓮の華の何とも云えない好い匂い」の
爽やかな極楽の風に吹かれて、のほほんしてる
偽仏のてめぇこそ、文句言える立場??
「どうでも良いわー。平等に地獄に落ちればー。」
とか、なにその「タワマン文学」。
「瞑想」じゃなくて、「マインドフルネス」、
「ヨガ」じゃなくて、「ピラティス」とか、
言い出すんじゃないの?
あらまー!「カッコイイ消費者」ですことっ!!
「丁寧な暮らし」ねっっ!!!
美しい、大きな銀色の摩天楼から見下ろしてる
虚業の小金持ちみたい。
カンダタ君もさあ、
タワマン野郎に「いいね!」とか声かけられて、
「一歩抜け出すチャンス!!」とか
調子に乗るの止めようよ。。
良いことないって。。
あいつらさあ、ペットか番犬探しているだけだから。
カワイソウな順か、カワイイ順に声掛けてるだけだから。
カワイソウな奴に餌やると「徳」を積めるし。
「徳」=「信用」=「クレジット」=「通貨」だから、
儲かんのよ。「カワイソウなペット」を飼うと。
大体、地獄って、年季を勤め上げると、
生前よりちょっとは良いステージに行けるし、
学校みたいなもんじゃん。
周りにいる奴らもカンダタ君と似たようなもんで、
みんな生前、色々苦労してるし、
タワマン野郎よりずっと共感できるじゃん。
鬼だって学校の先生みたいなもんで、
死なないように注意して、君を鍛えてくれてるだけで、
ちゃんと良く見てくれてんじゃん、君のこと。
ウエメセのタワマン野郎よりずっと。
ヘンな上昇志向に捕らわれて、痛い目見るより、
実直に自分の手で、地に足付いたコトをしようよ。
そうだ。友達を作りなよ。愛する人を作りな。
出来たら家族になって、子供を育てなよ。
老いて子供がもう無理なら、若い者を応援しなよ。
虚業で浮いてるタワマンの偽仏よりずっと良いよ。
地に足を付けて生きるってことだよ。
だから、「ぢごく」で結構。大「地」の「極」み。
だから、おっちゃんは叫ぶよ。
「いのち、ばんざい。」
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■ 地(生き物の話):
やあ、こんにちわ。僕らの名前は「オピストコンタ」。
「尻尾が後ろ」って意味だよ。
人間の精子みたいな形なんだ。
キノコとか、ツボカビとかの菌類と、
人間とか、魚やミミズ、トンボなんかの多細胞の動物を
ザックリ含んだフレンズさ。
襟鞭毛虫なんかのちっこい奴らも僕らの仲間さ。
世の中、僕ら「オピストコンタ」だけじゃなくって、
色んなフレンズがいるよ。
土の中にも、蓮のお池の中にも、地べたの上にも。
「真核生物」に限っても色々いるよ。
「オピストコンタ」の兄弟分「アメーバ動物」
草花や樹木とかを含むフレンズの「アーケプラスチダ」
昆布とか珪藻とかのフレンズの「ストラメノパイル」
ゾウリムシとかのお友達「アルベオラータ」
有孔虫、放散虫のフレンズ「リザリア」
ミドリムシとか光合成する奴もいる「エクスカバータ」
「クリプト植物」とか「ハプト植物」とか「太陽虫」
「真核」じゃなくて、「原核」だけど、細菌も色々。
シアノバクテリア(藍藻)とかを含むフレンズ。
美しい、大きな銀色の鏡胴を持つ顕微鏡で、
小さな水滴に閉じ込められた彼らを、上から覗き込むと、
色んなフレンズが、わちゃわちゃ、わちゃわちゃ、してて、
本当に、本当に、面白いよ。例えば、
放置しちゃった植木鉢の雑草の中。
劣化したプランターの壁面。
ジメジメ湿った苔の上。
蓮のお池の水の中。
只の水溜まり。
蟻の行列。
蝸牛。
藻。
蝶や蛾。
ダンゴ虫。
マルトビムシ。
苔の子実体の森の中。
くるくる回るミズヒラタムシ。
慌てて席取りをするクラミドモナス。
巨大なミジンコの屍骸を喰らう原生動物。
ほとんどが単細胞で、小さくて、単純なはずの生き物が、
くるくる踊ったり、パクパク食べたり、
ぶつかってビックリしたり、キョロキョロあちこち覗き込んだり、
居場所を見つけたり、喧嘩したり、慌てて逃げまどったり。
多細胞生物ではなく、ただの「群体」に過ぎないのに、
喧嘩せずにお互いしっかり体をつないで、
くるくるくるくる泳ぐ、ヒゲマワリ(ボルボックス)やシヌラ。
動物じゃないと思っていたら、
意外とクネクネ、クルクル、活発に動く、シアノバクテリア。
小舟みたいに、スイスイ走り回る、小さな小さな珪藻たち。
独立した多細胞生物のはずなのに、
まるで一個の生き物のように合体してしまうイトヒメウズムシ。
それに、なにより面白いのは、
ご先祖の「古細菌」から、ずっと昔に枝分かれして、
お互い全然違う見た目や、違う生き方をしている
遠く離れたフレンズたちのはずなのに、
みんな、みんな、わちゃわちゃ、わちゃわちゃ、わちゃわちゃ、
ぶつかり合ったり、喧嘩したり、身を寄せ合ったり、協力したり、
まぐわり、接合して、次世代を作ったりすること。
知ってる?生物の世界において、
「成体(アダルト)」とは、「生殖可能となった個体」という意味。
子供を作るのが「おとな」なのさ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ちょっと違う話をするよ。「シン・ウルトラマン」って映画の話。
その映画の中で、ウルトラマンは、頭の先からつま先まで、
均質な物体で出来た、微細構造を持たない完全体とされる。
「一にして全、全にして一」な完全な個体。ほぼ神。
当然、マンガ「はたらく細胞」みたいに
わちゃわちゃ、わちゃわちゃ、協力し合う、
たくさんの細胞を持つ「多細胞生物」ではない。
理念、思想の固まり、孤高で単一の「思念体」。
外宇宙から来た、美しい、大きな銀色の飛行体。
よって、本質的に「個と個の(細胞)間の協力」は、
その身体自身に内在せず、
「バディー(仲間)」の意味がまったく分からない。
(映画では、故郷は「光の星」。国家は無い。)
(彼は人類と同種のものから進化した存在。)
彼は弥勒菩薩の様に完全な美(統一感)の化身だが、
無関係の子供を助けて死んだ男のことが分からない。
進化の最果てに居る彼には、「仲間」の意味が思い出せない。
遠い未来に来迎する弥勒菩薩の様なポーズをとって、
死んだ男の姿を掌に、森の中で悩み続ける。
覚えていたが、今は忘却した何かを思い出そうとして。
強くて、全知で、大きくて、けれど孤高のウルトラマンには、
起動してしまったゼットンを止める術が分からない。
なのに、弱くて、無知で、小さくて、愚かな人間たちは、
ぶつかり合ったり、協力したり、怒ったり、信じあったり、
ドキドキしたり、お尻パンパン気合を入れたり、
わちゃわちゃ、わちゃわちゃ、わちゃわちゃ、
ゼットンを止める解決策を見つけ出す。
上から目線の外星人たちには出来なかったことを、
小さな「はたらく細胞」みたいな人間たちが成し遂げる。
VRゴーグルを付けての独り言、虚空に手をブンブン、
滑稽で、とっても格好悪いけれど。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ずっとずっと昔に進化の枝分かれをする前から、その後も、
地べたに這いつくばって生きる「いのち」の本質は、
わちゃわちゃ、わちゃわちゃ、わちゃわちゃ、
ぶつかり合ったり、喧嘩したり、食べ合ったり、
身を寄せ合ったり、協力したり、
まぐわって、子供を作ったり、育てたりしながら、
「なんとか必死に次につなげ続けること」なんだろう。
人間も明確に動物だし、生き物だし、「いのち」。
だから、おっさんは、勇気を出して、ベタなこと言うよ。
わたしは、一人の息子の父親だから。
ショーペンハウアーとか、シオランとか、ベネターとか、
そんな馬鹿どもの言うこと知るか。五月蠅い。
「いのち、ばんざい。」
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crydayz · 1 year
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230430 EXTRA
うつ病になってマンガが描けなくなりました [LINK] https://comic-action.com/episode/3269632237294896715
ポエミーな要素控えめでドライかつ理性的に描かれていて自分好みな鬱レポート。一巻の帯で伊集院光が推薦コメント書いてた模様。相性はリンクしていくなーやっぱ。
現在の自分。食事が1日1.5食くらいになってる。案外「肉」って全然減らないなーどうやってこんなデカい肉体のエネルギー維持してんだろって思いつつ食べるのを「やめて」いる。
「希死念慮」は確実に増えている。ロジックと気合で跳ね除けてるけどもの食べないで過ごすと肉体が「じゃあ氏んどく?」的なフランクさで自氏を薦めてくる。
そのトリガーはやっぱこのまま生きてても周りに変な負担と心配かけちゃって良くないわーという「申し訳無さ」だろう。
「いや! 自分これとこれとこれ『出来てる』んで価値あるんで! 生きる権利あるんで!」って主張する為のカードありゃまだいいがAIも着々と進化してるし、オペレーター気質で社会性高くて元気な人がそのうちツール使って自分よりいい仕事しはじめるだろうし「特にもう自分が世の中に貢献できることないな?」ってなるわけ。
でも、でも、あれだ。FANBOXで応援されたり欲しい物リストからもの贈ってもらえると「許され」を痛烈に実感し「うわ、生きてていいのかも!」って思えて延命できる。あとは子供をある程度の年齢まで育てるという「義務」アンド、シンプルに親としての愛を思い出せれば踏みとどまれる。
そういう点でもFANBOXやっておらず家族がいなかったら300%氏んでる思う。
マジ氏ぬ即氏ぬ。1mmも社会と自分を信じられぬ。今の仕事できてるのも「よくわかんない謎タイトルの仕事よりもおじいちゃんおばあちゃんでも知ってそうな有名なタイトルやったら居場所得られるかも」という期待でやってる。
「居場所を与えられ許される」為に生きているし、それをある程度手にしているから生きられるのだと確信する。
とにかく「腐った自分」の世話を他人にさせたくはない。自分が腐っているかどうかもわからないくらいに脳の判断力鈍る前に決着つけたいという欲求は理性的人間なら当たり前に持っていると思う。
常に綱渡りだよな。これまで順風満帆に生きてきた人でもたった数週間 / 数ヶ月の「不調の重なり」をきっかけに、長い「絶望ゾーン」に入る事になる。
体調不良ってのは1ヶ月以上続いたら「あ、これが一生続くんだもう治らないんだ自分ゴミだ」ってなる。マジマジ。普通はそうなる。
「誰でもそう考える」と教えてもらっていれば3ヶ月くらいは空元気吹かして頑張れるだろうが半年越えたら「もうこれポンコツ人生確定だろ・・」ってなるわ。ましてや3年~5年とそれを続けたら?? もうきっと氏ぬまでネガティブ思考変わらないという確信がある。
僕にはこの15年間、共に歩んでくれる最愛のパートナーがいた(無論今もいる)。その存在こそが「救い」だったのだ。自ら選択して作った「家族」に勝る「生きる希望」は無い。えらい、よくぞこの人間関係を維持したな自分。そこだよ自分を褒めるべきポイントは。よくやったぞこのクソ陰キャ。めちゃくちゃメジャーな価値観にコミットしてるじゃんずりーぞこの野郎。
ああ、そうだ。僕は今おじいちゃんおばあちゃんでも理解できる「超メジャーな価値観」にコミットしながら生きている。10代20代にしか通用しない「モラトリアム青春カルチャー」や「人間不信逆張りパンクカルチャー」に縛られ脅迫されながら生きてるわけではない。
「加齢し劣化しながら生きる穏やかな生」をむっちゃ許されてる。うむ、そう感じる。
家族は存在するだけで僕の自氏を食い止めてくれる。ややこしく面倒なジェンダー観を持ちつつも「子を成せる異性愛を許容できる精神構造」持って生まれた自身のパーソナリティにも感謝する。
例え僕や僕の家族が誰かを傷つけ苦しめるエフェクト生んだとしても、僕は僕の家族を護る僕を全肯定する。そこだけは客観性抜きに動物的本能に従って「よし」とする。他者と関わる事で生まれた「自身の遺伝子継ぐ存在」が大好きだ。
「血」とは自分と��分の祖先が何千年も生きてきた証だ。僕のものだけではない、膨大な歴史セーブデータだ。
その遺伝子情報すらもいずれ「編集加工」が可能になるのだろう。まさに優生思想の体現。そうなったらいよいよ「自然な個」には価値がなくなるだろうな。
幸いそんな恐ろしい世界に到達する前に自分は寿命迎えそうだ。
僕は血を信仰し、血の繋がりを愛している。それについて考える時、だだっ広い虚空の暗闇に小さな灯りが灯るのだ。
間に合ってよかった。見つけられてよかった。見つかってよかった。自分は孤独ではない。自分がいるこの世界は虚無ではない。
今はまだすがれる「暖かい妄想」がある。しかしそれもいずれ「全てを陳腐化させる万能チート」によって無価値化される。
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poi-son-ous · 2 years
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Título: キラースパイダー / Kiraa Supaidaa / Killer Spider / Araña Asesina Música, letra, ilustración y vídeo: PinocchioP Vídeo original: https://youtu.be/-F_iX-La024 Letra:
糸を引いて エサを撒いて ザコなあんたを捕まえて 腕をもいで 脚をもいで 理想のパーツをつける たっぷり愛をあげるから 全部 飲みこんでね あらら また 壊れちゃった それのくりかえしです Hilaré una red, esparciré el cebo y te capturaré a ti debilucho Arrancaré tus brazos, arrancaré tus piernas y los reemplazaré con partes idílicas Te daré mucho amor Así que trágatelo todo, oh no Ha vuelto a romperse. Una vez más es así. -蜘蛛は愛していた — La araña estaba enamorada. ア アア ア ア アイシテタ アイシテタ アイシテタンダ ア アア ア ア アイシテタ また 壊れちゃった あんたで何人目? Te... te, te... te... te... te amé Te amé, de veras te amé Te... te, te... te... te... te amé Ha vuelto a romperse. ¿Cuántos he roto ya? あんたはほんとダメだから 私がいなきゃダメだから はむっと噛んで ちょっと毒盛って 教育してあげる あんたはお利口さんだから 大人になって ね、わかった? 別にあんたじゃなくてもいいんだから もう がっかりさせないでね Porque realmente no eres nada bueno Porque no puedes hacer nada si mí Te morderé suavemente, te envenenaré un poco Y te enseñaré una lección Eres listo, así que crece de una vez, ¿vale? Recuerda que no tienes por qué ser tú No vuelvas a decepcionarme 手取り足取りトリコになる 意図で首を絞めるように アレもコレも奪って 巨大な蜘蛛が肥え太っていく キラースパイダー 親愛なる世界が壊れそうさ! 正しい 正しい 正しい 正しい 正しい 正しい 言い張って また殺しちゃった スパイダー Dando las cosas en bandeja, como si nos estrangulara con la intención de cautivar Arrebatándolo todo, la araña gigante se vuelve más y más grande ¡Araña asesina, mi querido mundo se está desmoronando! "Tengo razón, tengo razón, tengo razón, tengo razón, tengo razón, tengo razón” Insististe y volviste a matar, araña. ア アア ア ア アイシテタ アイシテタ アイシテタンダ ア アア ア ア アイシテタ また 壊れちゃった あんたで何人目? Te... te, te... te... te... te amé Te amé, de veras te amé Te... te, te... te... te... te amé Ha vuelto a romperse. ¿Cuántos he roto ya? 虚栄心と 下半身が セロテープでくっついて 「好き」って囁いて 飼いならして リードつけてあげる この人ってあの人? 同化してる種を蒔いて この巣で たまゆらの花 咲かせてね 美味しい蜜はいただいちゃうので Vanidad y la parte inferior del cuerpo pegados con cinta adhesiva Susurraré “te amo”, te domesticaré y te pondré una correa ¿Es este? ¿O es aquel? Siembra las semillas de la asimilación Y deja que tu efímera flor florezca en esta red Tomaré tu delicioso néctar. ねぇ Oye 神への祈りへし折り 歪んだ愛で踏みつけるように 夢を人質にして 巨大な蜘蛛が這い回っている キラースパイダー 痛いんだ 快楽は非対称さ! 楽しい 楽しい 楽しい 楽しい 楽しい 楽しい じゃれあって また血が流れた スパイダー Haciendo añicos nuestras oraciones a Dios, domo si las pisoteáramos con un amor retorcido Manteniendo nuestros sueños como rehenes, la araña gigante está trepando Araña asesina, duele - ¡El placer es asimétrico! “Qué divertido, qué divertido, qué divertido, qué divertido, qué divertido, qué divertido” Jugueteando y vuelve a haber sangre, araña. ア アア ア ア アイシテタ ア ア アア ア ア ア アイアイ ア ア アア ア アイシテ アイシテ ア ア アア ア ア アア ア アアア アア ア アイアイアイアイ アアア アア ア ア ア アアアアア… Te...te, te...te...te...te amé Te... te... te, te... te... te... te...te am-, te am- Me... me... me, me... me... amo, amo A... a... a, a... a... a...a... a, a... a... A, a, a... a, a... a... amo, amo, amo, amo A, a, a... a, a,... a... a... a... a, a, a, a, a...... キラースパイダー 支配は強くて 脆くて 浅ましい 亡骸にキスをして 本能は次の獲物を探してる Araña asesina, la dominación es fuerte, frágil y superficial Mientras besas el cadáver tu instinto busca la siguiente presa キラースパイダー 親愛なる世界が壊れそうさ! 正しい 正しい 正しい 正しい 正しい 正しい 言い張って また殺しちゃった スパイダー ¡Araña asesina, mi querido mundo se está desmoronando!" Tengo razón, tengo razón, tengo razón, tengo razón, tengo razón, tengo razón” Insististe y volviste a matar, araña. ア アア ア ア アイシテタ アイシテタ アイシテタンダ ア アア ア ア アイシテタ また 潰しちゃったね また 殺しちゃったね また 壊れちゃった あんたで何人目? Te... te, te... te... te... te amé Te amé, de veras te amé Te... te, te... te... te... te amé Otra vez aplastado Otra vez asesinado Ha vuelto a romperse. ¿Cuántos he roto ya? アイシテタノニ Aún así te amé.
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04-a-13 · 2 years
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月1度の「アレ」が来る前の私はというと、それはそれは憂鬱そうでなんの活力も湧かないような顔をしていて、その割に全てが地雷で沸点が異常に低い感情ジェットコースター人間になってしまう。それでいて「アレ」が来ると、たちまち悩んでいたこともモヤモヤしていたこともイライラしていたことも全部自分の中からいなくなっちゃうの本当に不思議だし、その度に自分が「女」であることを自覚する。まるで、血液と一緒に真っ黒な感情も洗い流されているみたい。
今回のPMSは身体的なものに加えて精神的な症状まで強めに出ていて、インスタも特定の人のものしかまともに見れなかった。この時期は人と比べて自分が惨めに思えるので、SNSというツールは見ないに限る。精神衛生上悪い。落ち込む要素はなるべく遠ざけて、好きなもの食べて好きなことして自分を自分で甘やかそうとしてる。なるべく人を巻き込まず自分の機嫌は自分で取りたい。それができないから毎度毎度悩むのだけれど。
男家系で育った彼氏。それまで月1度のそれに苦しめられる女性を見たことがなかったらしい。毎月ある時期になるときまって情緒不安定になる私を、まるごと許してくれるやさしさが時々痛い。嵐の如く荒れ狂う私を気にせず放っておいてくれるやさしさ。でもきっと彼だってなにかしら感じてるものがあるだろうから。ごめんね、ありがとう。
なんか彼に無償の愛みたいなのを求めすぎてる時があるな〜〜だから試してみたりとてつもないわがままを言ってしまったりわけわかんないことしてしまってるんだな、と猛省。アレが来る前、特にそういうのが多くてつくづく嫌な女だな〜私〜〜となり自己嫌悪のループ。無償の愛は尊いものなのに、一方的にそれを相手に求めすぎることは、めちゃくちゃ暴力的。要は、私がここまでしても彼に許されるだろう、変わらず愛してくれるだろう、と驕っているからなんでもできてしまうわけです。やさしい彼に甘えているだけということ。甘えること自体は別に悪いことじゃないからな〜彼だっていっぱい頼ってくれているし。自分の中で不安定になると、愛して愛して!となっちゃうの私の悪いところだと思う。
彼に許された分だけ私も許す、ということは私の大好きで尊敬してる女の子がいつか教えてくれた。彼のやさしさに胡座をかかずに、何年付き合ったって謙虚なやさしさを忘れずにいたい、と備忘録のように書き残しておく。冷静なうちに。
彼が俺は車も持ってないし、素敵なディナーに連れて行ってバースデーサプライズしたりそういう器用なこともできないし、ごめん、と言ってた、もちろんそういうのも素敵だけど、私は一緒に美味しいラーメンを食べて顔を見合わせたり、徒歩でくたくたになりながら買い物したり、お互いの行きたい場所にお出かけしたり、親から借りた車で交代でハラハラドライブしたり、たまに食べ慣れないお洒落なレストランに行ってみたり。そういった何気ない日々をあなたと重ねていきたいな〜〜と思う!!
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stellabooks32 · 2 years
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ニャンとメリ様の若き日の初夜。
友の一線を超え、戻れぬ道を歩み始める。
純潔は死んだ
 ドラゴン族との戦いがいよいよ激化したころ、若き神殿騎士団に��がわれた宿舎で、聞こえるはずのない音が聞こえるようになった。すすり泣きと、うめき声。そして、古びた家具の軋み。それが何処かの部屋から聴こえ始めた夜は、物好きな騎士たちはまるでそれらの音が自分自身に注がれているかのように夢想し、息を切らしたという。私は書物を開き、ペンを走らせる音で室外の音を掻き消した。
 私たちは、清貧を尊び、純潔を貫き、神の名のもとに戦う騎士である。だが、我々は一人の男児でもある。戦いが激しければ激しいほど、命が危機に晒されれば晒されるほど、本能が子を残さんと熱をもつ。そして、本能に刺激され沸き立った血は終着点へと集まり、精が今か今かと退路の確保を待つ。私にも、心当たりが無いわけではない。ゆえに、あってはらないが理解はできる、というのが私の意見だった。
 ある吹雪の晩のこと。神殿騎士団本部に足音がいくつも交差したかと思うと、程なくしてコマンドの招集がかかった。本部へ向かう廊下で、すれ違いざまにコマンドの話を漏れ聞いた。帰還した竜騎士団の人数が少ない、ドラゴン族の襲撃に遭ったらしい、と。
 私は個人的に状況を把握したく、友の影を探し求めた。彼は死なない。だが、生きて帰ったことをこの目で確認せねば気が済まなかった。竜騎士団の屯所でイニアセルから「さっき食堂に向かったぞ」と聞いて向かうも出会えず、その食堂で虚ろな目をしたブルスモンに逢った。「エスティニアンを知らないか?」「おいおい…俺の帰還も祝ってくれよ。あいつなら、何も腹に入らんからと、湯浴みへ行ったぞ」「ありがとう。ブルスモンも……よく生きて還ったな。情報、感謝するよ」食堂を出て湯浴みに行くならば、一度宿舎に寄る必要があろう。エスティニアンの足取りを追って、食堂を出る騎士たちを掻き分け、宿舎へと向かった。努めて顔を上げ、彼の灰青色の瞳を探す。だが廊下では、ついぞ出会えなかった。
「エスティニアン、いるか?」
友の部屋を訪ねたが、返事がない。何度かノックをして反応を待った。しかし、この扉が開く気配はなく、私は諦めて次へ行くことにした。大浴場に向かわねばならない。
「アイメリク。」
「エスティニアン!」
踵を返すと、エスティニアンが私の背後に立っていた。既に湯浴みは済ませた様子で、首にタオルを引っかけていた。
「生存確認か?」
「ああ。…いや、…用件は以上だ。疲れたろう、失礼するよ」
ようやくエスティニアンに逢えたというのに、心にもない言葉が零れた。エスティニアンの纏う雰囲気がそうさせたのだろうか。彼は四肢を揺らめかせ、眼光を鋭くし、瞳をひどく潤ませていた。いつもならもう少し入念に乾かしているはずの髪からは、雫がいくつも滴り落ちていた。
「ブルスモンから、お前が俺を探していたと聞いたのだが」
「いや……様子を見て、気が変わったよ。お前に必要なのは休息だ。明日、また話を聞かせてくれ。」
「話か。話ならできる」
エスティニアンは私の手首を掴み、潤んだ瞳を私の眼に近づけた。「入れよ」部屋の鍵を開け、扉を押し開けて私を部屋に引き摺り入れた。後ろ手で部屋の鍵を閉め、私を掴んでいた手を空いたベッドに投げ出した。エスティニアンは、ベッドに倒れ込んだ私を温度の失われた表情で見下ろして、眉根を寄せた。気が立っている。そう理解するには十分過ぎるほどの歓迎を受けた。
「エスティニアン……何があった?」
「異端者の竜化…キャリッジに乗って、帰還を目指すところだった。キャリッジの行く手を竜と化した異端者らに阻まれたかと思うと、邪竜の眷属に上空から襲われた。一瞬の出来事だった。即座に反応できた奴はキャリッジから飛び退けたが、そうでなかった者たちが、六名、キャリッジの下敷きになって死んだ。応戦し、討伐には成功したが……。俺たちは、朝、帰還する予定だった。それが、仲間の遺体を担いで、徒歩での帰還ときた。お陰でもうこんな時間だ。」
エスティニアンは額に手を当て、痞えを取り払うように息を深く、長く吐き出した。
「惨い死に様だった。死んでいった奴らの家族は、慰霊の金と栄誉の勲章を掴ませて黙らせるんだろう?死なないようにするのは、個人の努力に任されている。俺たちが命を落とすことは、法や規則で予め想定されている。刺し違えても構わないからドラゴン族を殺せと…俺たちは奉仕者であると。もっとも、俺の目的は邪竜の討伐だ。故に、誰がどうなろうが構わん。だが、この国で政治をやろうというお前なら、知っておかねばならんこともあるだろう」
「……貴重な意見をありがとう、エスティニアン。」
目を伏せ、エスティニアンの話を反芻する。キャリッジの屋根が開いていれば、上空からの襲撃を目視できたはずだ。材質が軽ければ、這い出すことも可能だったろう。そも、神殿騎士団や教皇庁が私たちを消耗品と扱いさえしなければ、救えた命があったはずだった。エスティニアンはコップに水をなみなみと注ぎ、口許に近付けると一息で飲み干した。
「俺からできる話はそれだけだ。団長なら、もう少しマシな報告ができただろうがな。俺はこれでも当事者なんでね。」
「十分だとも。よく生きて還ってきてくれた……」
私たちの間を、沈黙が横切った。
「アイメリク、」
彼は椅子に掛けたままこちらを見ている。だが、瞳は潤み、狂気とも言うべき熱をぐらぐらと滾らせていた。��の本能が警告を発する。「エスティニアン、毒でも盛られたか?」「毒であれば、どれほど良かったか。」「そろそろ戻るよ。長居はお前の身体に障る」「待て」立ち上がり、歩き出した私の手首がエスティニアンの指に攫われた。その指は私の手首に深々と喰い込む。
「あ……いや、すまない、俺がどうかしていた」私の手首に縋ったまま、エスティニアンは力が抜けたように項垂れた。
「どうした、エスティニアン。言ってくれ。」
「クソッ……覚えはないか?生を渇望すればするほど、この身に通う……」
彼の狂気の正体に名前がついてしまえば、理解しやすい。彼も他の騎士と変わりなく、一人の人間であったというだけのことだ。私の心は、ひどく凪いでいた。
「お前は今……その欲に曝されていると?」
「認めるものか……」成程、抑制できぬ感情に呑まれることほど、恐ろしいことはない。ましてや、蒼の竜騎士の称号を継がんとする彼にとっては、それは恐怖を超えて悪そのものであった。私は、息を切らすエスティニアンの前に膝を折り、私の手首に在る指をひとつひとつ剥がして、己の指を重ね合わせた。
「エスティニアン、私を使え。幸い、お前に対する好意は無い訳ではない。」
エスティニアンは顔を上げ、馬鹿なことを、と言いたげな顔をした。眉根を寄せ、嫌悪感を滲ませる。その嫌悪感は、私にではなく、痛ましくも己自身に向けられたもののようであった。
「宿舎に響く、聞こえるはずのない音の存在を知っているか?」私は、空いた手でエスティニアンの頭を自分の肩に引き寄せた。「すすり泣き、うめき声。古びた家具の、軋む音。この意味が、わかるだろうか?」重ね合わせた指を絡める。エスティニアンからの応答は無い。エスティニアンの息遣いが速くなってゆく。やはり、友は聡い。
「純潔は、死んだ。私たちは一人の男として、産まれなおせばいい。」
エスティニアンは今にも泣きだしそうな表情を浮かべ、震える指で私の唇に触れた。その手を取って指を絡めると、今にも折られそうなほどに握り返された。もう二度と引き返せぬことを、理解しているのだろう。その指の強さには、悔しさが滲んでいた。彼は、私をひしと掻き抱き、空いた手で私の腹に触れた。
「すまない、アイメリク――」ならばこちらから、受け止めてやらねばなるまい。私は彼の耳元で、低く呻いてみせた。「私も焦らされるのは好かないんだ」エスティニアンは弾かれたように私の唇に噛み付いた。口の端から涎が滴るのも構わず、私たちはとうとう互いの口の中で、蛇のごとくのたうち回った。
 嗚呼、私たちの肉体が、精神が、作り変わってゆく。一人の男になるとは、これほど後ろめたく、満たされるものなのだろうか。
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sen-no-kotowari · 2 years
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Vera Character Image Song “I” Lyrics Translation
It’s been around month and a half since the release of Vera’s Character Image Song in the Last Spark JP Server livestream update and better late than never. I tried making a translation rendition of Vera’s Chara Song ヾ(≧▽≦*)o It was quite challenging to do a rap song and I gotta say it’s good challenge to take once in a while q(≧▽≦q) Lyrics is in the cut down below (*‘∀‘)
Song Title: 私 Sung by: Vera (CV: Inoue Marina) Composition: Tureleon Lyrics: baker (TOKYOLOGIC) Production: baker (TOKYOLOGIC)
あいつらは言う「死神」 血に染められた危険なmy face 自我失い滅茶苦茶ハチャメチャで気分は最低 こいつらも言う「死にたがりで冷酷絶望なブラックホール」 とめどない終わらない怖い痛い辛い苦しみに絶望
Aitsura ha iu “Shinigami”  Chi ni somerareta kiken na my face Jiga ushinai mecha kucha hacha mecha de kibun ha saitei Koitsura mo iu “Shinitagari de reikoku zetsubou na BURAKKU HO-RU” Tomedonai owaranai kowai itai tsurai kurushimi ni zetsubou
That "grim reaper" you call, dyed in blood—the risk's glaring down my face Losing my ego, I'm downright absurdly all over the place They say I'm just like "a death-chasing vile and dreary black hole" It’s endless, ceaseless, frantic, tragic, bleak—suffering this pain
Shake Shake Shake 弾ける 朱 乱れ髪 Dance Dance Dance 優雅に声高らかに 斬斬斬 空舞う その技は神 さあさあさあ 鮮やか 痛みのアート
Shake Shake Shake Hajikeru Aka Midare kami Dance Dance Dance Yuuga ni koe takaraka ni Zan zan zan Sora mau Sonoo waza ha kami Saa saa saa Azayaka Itami no A-TO
Shake Shake Shake this crimson hair's bounce is so ballistic Dance Dance Dance let my voice be heard, so apathetic Cut them down; soar in the skies—Hey, those moves are so sick Come on now, what a polished skill in all things tragic
あいつらは言う悪魔と 堕ちて行くそう夜空と 契り その死のノートあのページ 自分の跡 激しさを増す見境ない粗悪 Sword or heat どうでもいいさ どちらでもそう同じさ
Aitsura ha iu akuma to Ochiteikusou yozora to Chigiri Sono shi no NO-TO ano PE-JI Jibun no ato Hageshisa wo masu misaka nai soaku Sword or heat Dou demo ii sa  Dochira demo sou onaji sa
These nightmares and the befalling night sky they cowered in fear A pledge to the fallen journal—on that page, my answer’s true and clear The rising violence, the baseless conformity Sword or heat—I don't care, both will just meet the same end
Blah blah blah blah blah あいつらに Blah blah blah blah blah 魅せつけろ Blah blah blah blah blah くだらない Blah blah blah blah blah I don't give a SH●T
Blah blah blah blah blah aitsura ni Blah blah blah blah blah misetsukero Blah blah blah blah blah kudaranai Blah blah blah blah blah I don't give a SH*T
Blah blah blah blah blah Those in their high horse Blah blah blah blah blah I'll go knock you off Blah blah blah blah blah This is so stupid Blah blah blah blah blah I don't give a SH*T
I gotta feeling. Don't you know? 貴方にどう見えるの? 自分だけの自由を誰も止められない あなたが私をどう思っていても 揺らぐ事ない自由を 変わらぬ強い心を
I gotta feeling. Don’t you know? Anata ni dou mieru no? Jibun dake no jiyuu wo daremo tomerarenai Anata ga watashi wo dou omotteitemo Yuragu koto nai jiyuu wo Kawaranu tsuyoi kokoro wo
I gotta feeling. Don't you know? What do you think of all this? Your one and only freedom, no one can ever bound it down No matter what you would think about who I really am, I'll hold both my unhesitating freedom and heart until the bitter end
私は彼岸花  その眼は異端かな 恐ろしきかな あいつの虚言さ貶める罠 ご丁寧に計画 理由なき威嚇 機械みたく常にルールルール頭が沸く
Watashi ha higanbana  Sono me ha itan ka na Osoroshiki ka na  Aitsu no kyogensa otoshimeru wana Goteinen ni keikaku  Riyuu naki ikaku Kikai mitaku tsune ni RU-RU RU-RU Atama ga waku
I'm just like a spider lily—these eyes looked so rebellious Were you scared stiff by their hoaxes and lies that's so contemptuous? A carefully laid-out plan, an unwarranted threat A routine-like nonstop rule, misrule, my head feels like dread
守る秘密の罪をいくつも 見よこの自信 そう縦横無尽 凍りつく過去 眠りつくだろう 大胆不敵 つまらぬ利敵
Mamoru himitsu no tsumi wo ikutsumo Mi yo kono jishin  Sou juuoumujin Kooritsuku kako  Nemuritsuku darou Daitan futeki  Tsumaranu riteki
The countless sins piled up, all kept in secrecy Check out this spunk, yeah, I control my own fate The past had frozen over, makes you wanna slumber That's quite audacious, your merit's so pretentious
掴まれた小さき者 権力に縋る世の 不運纏う 充分だそう 他人から見れば哀れな者 結局のところでは あいつらの心では 唯一無二の唯一無視を出来ない曲げない力のせいだ
Tsukamareta chiisaki mono  Kenryoku ni sugaru yo no Fu’un matou Juubun dasou  Tanin kara mireba aware na mono Kekkyoku no tokoro de ha  Aitsura no kokoro de ha Yuiitsu muni no yuiitsu mushi wo dekinai magenai chikara no sei da
The feeble many cornered, this world's tethered to power What a jinx, this stinks, the word pitiful's what others slander In the end of all that, their heart's only aimed at The peerless, resolute power—no one’s ever gonna refuse that
Blah blah blah blah blah あいつらに Blah blah blah blah blah 魅せつけろ Blah blah blah blah blah くだらない Blah blah blah blah blah I don't give a SH●T
Blah blah blah blah blah aitsura ni Blah blah blah blah blah misetsukero Blah blah blah blah blah kudaranai Blah blah blah blah blah I don't give a SH*T
Blah blah blah blah blah Those in their high horse Blah blah blah blah blah I'll go knock you off Blah blah blah blah blah This is so stupid Blah blah blah blah blah I don't give a SH*T
I gotta feeling. Don't you know? 貴方にどう見えるの? 自分だけの自由を誰も止められない あなたが私をどう思っていても 揺らぐ事ない自由を 変わらぬ強い心を
I gotta feeling. Don’t you know? Anata ni dou mieru no? Jibun dake no jiyuu wo daremo tomerarenai Anata ga watashi wo dou omotteitemo Yuragu koto nai jiyuu wo Kawaranu tsuyoi kokoro wo
I gotta feeling. Don't you know? What do you think of all this? Your one and only freedom, no one can ever bound it down No matter what you would think about who I really am I'll hold both my unhesitating freedom and heart until the bitter end
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keredomo · 2 years
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あなたが害されることに耐える
 まただ。また、私の愛する者が、身勝手に害されている。
 普段は黙して、時おり私にだけ苦しみを吐露する者がある。それは私だけがその者の吐露を理解できる「理解者」であるとの共通認識がもたらす吐露だった。  誰にも心を許さず、思いは黙して笑顔を振りまき、無表情はただ自分だけのものと囲い込み、けっして私情を語らなかった人が、私にだけはその生の苦痛を語る。とうとうとではない。ぽつりぽつりと、断片的に語る。言葉にするのが初めてなので、おそるおそる、不器用に語る。私はそれを受け止める。その孤独な苦しみを、丁寧に受け取り、一つずつ、ほどいていく。ほどかれた糸は私にまっすぐ入り込む。染みわたる。一緒に、苦しむ。あなたの苦しみが痛い。あなたの憤りが憤ろしい。だくだくと、のみこむ。指先がしびれる。
 また、私の愛する者が、害されて、沈黙のうちに苦しんでいる。
 あなたの苦しみが苦しいと、何度訴えただろう。あなたが苦しみを甘受しつづければ、私もまた苦しみ続けるのだと。その苦しみを排除するための方策を、何度提案してきただろう。  吐露することで少し気を楽にできた愛する者は、それでささやかな満足を得て、苦しみから逃れるための手を打つことなく、相変わらず苦しんで生きることを選ぶ。私は、受け取ったあなたの苦しみを苦しみ続ける。私のこの苦しみがあなたのほんとうなのだと、私は理解する。私に移すことで苦しみが取り除かれて、あなたがさっぱりするならまだよかった。そうではない。あなたはまだ苦しんでいる。これからも苦しみ続ける。私もまた、あなたの苦しみを苦しみ続ける。
 そういう者にかぎって、私が苦しんでいる時は、私を苦しみから逃れさせるためにあらゆる手を尽くしてくれるのだからやるせない。  私は何もできない。ただ、苦しみを分け持つことしかできなかった。  分け持ってくれればそれでいいと、愛する者は言うだろう。ほんとうは分け持たせることすらしたくなかった、申し訳ない、と、愛する者は言うだろう。全部わかっている。わかりながら、そうやって守られることの情けなさにうちひしがれるのは、私の自己憐憫なのだろうか。
 苦しみを吐露しながら、助かろうとはしない。それが作法であるかのように。  それは作法なのだろうか。作法なのだろう。愛なのだろうか。愛なのだろう。本当なら、私におのれの苦しみを分け持たせることすらしたくなかったはずだ。打ち明けることによって私を害することを恐れていたはずだ。よくわかる。それがあなたの至上の愛であることがよくわかるが、私はそれでも苦しみを引き受けるかたちで、こちらからも至上の愛を与えたいのだ。齟齬ではない。すれ違いでもない。理解しあうがゆえ、互いがそうしている理由はわかる。私のこの無力感はあなたの苦しみと同質のものであることがわかる。
 救いたくて差し出す手が届かないというのは、忸怩としか言いようのない身悶えを私に与える。届くべき手が届かない。届こうと伸ばす手が届かない。  届かなかったこの手で、私はひとり、髪をかき撫でる。何度も何度も、髪をかき撫でる。毛先を引く。痛いほど引く。肩に、背に、その手を回して、かきむしる。太ももをかきむしる。胸をかきむしる。爪を立てて、赤い筋が全身を覆うまで、肌を引き、掻き、膨れ上がる筋を残す。  届かなかった手が、届くところで悶え暴れるのを、諦めとともに見る。削れた肌の表面が黒く爪に溜まり込んでゆくのを、悔しさと情けなさと、愛おしさの発現であると思って溜飲を下げようとする。虚しさをこらえながら、えぐれた皮膚組織をゴミ箱にうつす。悔しさが、ぱらぱらと落ちていく。傷が残って、服やシーツに血が滲む。
 不甲斐なさを思う。愛する者をほんとうの幸福に導くことができない。  この挫折は私の生に深い影を落とすだろう。愛する者を救えなかったおのれの罪として。
 この文章の着地点が見つからないことこそ、私を愛する者が望んだことであるだろう。  私は私を責めることも、愛する者を責めることも、愛する者を害する者を責めることも、すべてを許されない場処に放り込まれて、それを「保護」あるいは「安寧」と名付けられてのうのうと暮らしているのだから。そもそもが苦しむ権利をもたないのだ。  その権利を持たないことをこんなにも苦しんでいるのは、あまりにもお門違いなのだと、誰にも責められない私は、自分で自分をそう責めることしかできないのだ。
 なんと不毛で、なんと複雑で、なんと解決しようのない、私だけの、私ひとりで負うべき、ひとりよがりの、孤独な夢想の呆れた葛藤だろう。それでも、私はこの苦しみを手放したくない。どんなにやさしくその苦しみを取り上げられそうになっても、この苦しみにしがみつくことをやめない。私が孤独に苦しんでいる様を見せることによってしか救われない者があると、理解して引き受けることだけが、愛する者の苦しみを癒す方法だという確信があるからだ。
 あなたのかわりに苦しむことができないならば、あなたと一緒に苦しむ。別々の苦しみを私は苦しむ。それが愛であると、それが愛であるはずだと、考えることは傲慢なことだろうか?
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kennak · 11 months
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不快になる事しか書いてないし、支離滅裂な文章なので頭がおかしくなりそう!コロナがついに5類になる。良かったなぁと言う気持ちが50%もううんざりだ早く終われと言う気持ちが50%医療者側の渦中の人間だったので、正直世間の人たちの意見を意図的に見ないようにしていた3年間だった。なんでかと言うと、余りにも自分たちのしてる事が馬鹿馬鹿しく、そして虚しく感じてしまうんじゃないかと怖かったから。渦中から外れた今、5類移行を前に様々口汚く罵る人々をアレコレ見られるようになって、「仕事してる時に見なくて本当に良かった〜」と心から安堵している。ちょっと心は折れたけど、アル中にも借金まみれにも性病にもならず、何となく生き延びることができた。関係ないけどいま梅毒がやばいので、風俗行ったり知らん人とやりまくる人は一回検査してくれ。ウン10年後が怖いから。妊娠してると堕すことになるから。早めに治療したらちゃんと治るよ。まぁ梅毒なんかはどうでも良い。個人的には感染対策も、ワクチンも、各種支援も、このヤバめ未曾有の超災害に対してみんなわりとかなりけっこうずいぶん頑張ったように思う。ズタボロの雑巾みたいになって働いた医療関係の人たち、私も含めて超お疲れ。これからはのんびりスローライフとまでは行かなくても、もう少し心穏やかに仕事ができるようになると良いよね。折れた人はもう休んでくれ。でも多分こう言うふうに言えるのは私が医療者側だったからであって、コロナで散々苦しめられた学生観光飲食エンタメなどに関係する方々からすると、医療職ってもはや『敵』というか『自分達をコロナで苦しめた諸悪の根源』になってるんだなぁと、しみじみ思った。医者がああだというから、保健所がこうだというからという強制力のもとで散々抑圧された市政の方々からすると、それもそうかーと言う気持ち。ごめんねってここで謝ったところで、何の意味もないし、何に謝っているのかもわからないんだけど、辛かったろうなと言うことの傾聴はできる。できるかな?仕事だと言われるとやれると思う。悲痛な面持ちで頷きながら、手を握るくらいなんてことないぜ。でもそうなるとむくむくともたげてくるのが「私たちがやった事ってわりと無駄だったな」「そこまで頑張らなくても良かったんだな」という考え。アメリカは110万人くらい亡くなって、致死率が1%くらい。日本は7万人くらい亡くなって、致死率0.2%くらい。らしい。いまHP見てきた。厳しめの感染対策と日本人の潔癖さと村八分文化と医療者の頑張りとあとなんか他にも色んなものが様々に絡み合って、出来た結果だと思う。でもコロナ禍が過ぎて、こんなに医療職が馬鹿みたいに叩かれるなら、もっと対策は緩くして良かったんだなーとしみじみしてくる。血反吐を吐いて鬱になって発狂しながら働かなくても良かったアメリカもロシアも致死率1%以上あるから、別に日本もその水準でなーんも問題なかった単純計算すると5倍なんで、35万人くらいは亡くならないと他の国と釣り合いが取れないあれこれと苦しい思いをして必死になったのがばかみたい今私の頭を占めてるのはそんな考えばかり。なんか今日胸糞悪い記事とニセ科学記事を血眼にして読み漁���たので、鬱屈とした気持ちが占めてるせいだとは分かってるんだけど。こんな事は違いますよってのも、感謝してくれてる人もいるってのも知っておりますが。でも酸素化が85%とかになって苦しいよ〜ってやってる人を、どうしようどうしようって思いながら治療する必要なんかなかったし、食べ物がないんです!と喚く人たちに、配食をあくせくしながら届ける必要もなかった。命ギリギリの人たちにごめん、もっと早くなんとかしとけばよかったよーって泣く必要もなかった。あれも、これもみーんな無駄。老若男女、等しく5倍の人が死んで良かったのだと思うとなんか全てがあほらしいなーと言う気持ちがいっぱいになるわけです。でも多分死ぬのは主に金がない人たちに超偏るんだろうなというのも頭を掠める。それはなんだかな。めちゃくちゃ腹立つな。私も貧しい側だから死ぬし。でももっとたくさんの人が悲壮感たっぷりに死ねば、いちいち強制的に規制なんてしなくても、自発的に色んなものが少し自重ムードになって、こんなに憎悪の連鎖にはならなかったのかもしれない。お得意の村八分文化で感染者を自殺に追い込む事はできたじゃないですか。なのであんな感じの対策で良かったんのかもしれない。イベントもそのままやれば良かったし、飲食店も閉めずにそのままでいたら良かった。次亜塩素酸ナトリウム噴霧しながら、クレベリン舐めて塩のかかった⚫︎コー⚫︎飲んでおけば治るんですよ。はっ倒すぞ。病院は患者が押しかけて資源の奪い合いになって、多忙で鬱になる医療者がどんどんやめて医療は崩壊するけど、医者はともかく看護師なんかウジみたいにいっぱいいるし、時がたてば何とかなるんじゃない?ならねーよ。後輩みんな鬱と不眠抱えてんだぞふざけんなよ。転職できた子はめちゃくちゃ明るくなってたので、それはめちゃ良かった。健やかに生きてね。今はそんな気持ちでいっぱいになってる。市政の人たちは医療者の事、嫌いだろうと思うけど少なくとも私も市政の人たちのこと大嫌いなので、安心して欲しい。口汚く罵る人はもちろん地獄に堕ちろって思ってる。あとは上っ面でブルーインパルス笑を飛ばしたり、テキトーなイルミネーション点灯して「医療関係者にありがとう!」とかしてた奴らはもっと唾棄するレベルで嫌い。本当にき��い時に、他人の自己満足の餌にされたことは一生忘れない。なおブルーインパルスを操縦した人は悪くない。でもそれを企画立案したやつも、それに金出したやつも磔⚫︎斬⚫︎にしろと思う。血を流せ。畑を血でみたせみたせみたせ。フランス国歌もそう言ってるだろ。苔むしてる場合じゃないんだよ。金と休暇以外に欲しいものはなかったけど、それは絶対にくれなかったし。漠然とした上の連中が、この3年間で何を考えて、私たちに何をしたのかは忘れないでいようと思う。具体的にいうと選挙に行く。あと有給を取る。手札が少なくて泣けてきちゃう。転職がんばろ。あとはネットでよく見かける「つよいくちょうのいしゃとかんごし」これも嫌い。嫌いというか愛憎入り乱れてる。たしかに良いぞもっとやれって思う時もある。もっと無知蒙昧で下劣で低俗な市民をボコボコにEBMがちがち正論で殴ってしまえと。スカッとするし。でも結局センセーショナルな文言で煽るようなことを言っても何も解決しないのと、結局他の善良で草の根ネットワークな医療関係者を背後から撃ってることになるし、なんなら私も攻撃受けて辛いので、マジでやめろやという気持ちに落ち着く。頑張ってるのに患者や市民にリンチされてしまった結果、世間に怨嗟を撒き散らすことになってしまった悲しい乙事主である事はわかるんだが。頼むから美味しいもの食べて、寝て、楽しいことをして、いかりをしずめてくれ。あなたたち、つかれてるのよ。というか今ここで恨みつらみを書き連ねてる私も同位体なわけですけど。つらみー。OMIさんがもうそれはそれは散々な罵倒をされてるが、あの人の凄いところはそれを絶ッッッッッ対に怒りで返さないところ。対話をしつづけるところ。まじですごい。私みたいな底辺クソメディ野郎はもちろん、各方面の優秀なオイシャサンたちまでもが、感情むき出し祟り神モンスターに成り果てていく中で、静かにわかりやすい形で啓発・説得を続けようとするの、これは本当にすごいことなわけですよ。何なんあのメガネって思ってる人も多いと思うんだけど、まともなことを怒らずに淡々と言い続ける人はまじでとんでもねー人なんで、30年後とかにめちゃ余裕が出て慈悲の心が沸いたりしたらインタビュー記事とか読んでみてください。めっちゃ心を砕いてどうしたらいいか考えて、頑張ってるんだよ、分科会の人。政府はろくに聞きませんでしたけども。ナントカ医師会とかナントカゲカ学会の人なんかより5億倍くらい頑張ってるのは知って欲しい。とりあえず5月8日が待ち遠しいような、でも別に私の職場何も関係ないような気もするような。医療関係者なんか来世には絶対選ばねーよと思いながら、転職を頑張ろうと思う。みんなおつかれ。(※5月6日の蛇足)なんか罵倒コメントでもついてるかなという戦闘的な態度で見にきたら、普通にやさしいコメントついててびっくりした。ありがとね。でもさ100のヨシヨシと1の膝蹴りだと膝蹴りの方が脳内を占めない?世界が全て膝蹴りしてくる人に見えてこない?認知の歪みなんだけどさ。そんな時もあるんだよ。そして市井の人とノイジーマイノリティね。おぼえたよ、ありがとね。啖呵切った部分で誤字ってるのは公衆で恥部を晒しているのに等しいが、覚えるために残しておくね。Twitterで怨嗟の部分だけ切り抜きされてて、それも羞恥心に駆られました。冷静になったら負けだ。これは公衆便所の落書きと同じなんで、こんなもん真剣に読まんで寝てくれ。もし寝れないならKUTSUNA先生のYahooのやつを読むんだ。50億倍役にたつ。そしてなんか凹んでる人達へ。こんなもん読んで罪悪感とか悲哀を感じないでくれ。職業選択の自由において大いなるハズレを引いてやがるざまぁと嘲笑うくらいでいいんだよ。私もそう思ってるから大丈夫だよ。海外の医療者の人へ。なんなら海外の医療者のが本気で死ぬ思いで悲惨だったろうと思う。マジでマジでお疲れ様。海外はたぶんワクチンと文化と政治が絡み合ってあの感染者だから、何かとてつもなく巨大なものに押し潰されるような恐怖と戦ってたのかもしれない。英国とかの病院の廊下で患者が死ぬ話とかもはや戦時中だよ、考えただけで胃が捻転する。医療職の何が大変なのか理解に苦しむ人へ。職業に貴賎はなく、どの職にもそれぞれの苦労やつらさはあると思う。現場で胸が苦しくなる場面が体験したければ、NHKのエマージェンシーコールって番組見てみて。風呂場で血まみれで冷たくなってる妻を、夫が震えながら心臓マッサージする場面(だったと思う)が出てきます。例えるとそういう類のものです。医療者の平時の態度が悪い、これは本当そう。『接遇気をつけて♡』ってうちわ持って振りたいやついるよね。うちの職場の人にもぜひやってくれ。WHOとかいう組織のフグの毒みたいな名前の人が緊急事態宣言を解除したみたいで何よりです。何がよかったのかといわれるとわかんないけど。撲滅してないし、何かの感染症の流行り廃りは続くので、少年漫画の打ち切りのラストみたいな「私たちのたたかいはこれからだ…!」みたいなのを延々続ける羽目になるのだ。完。
底辺医療者の5類に移行するから吐いておこうっていう場所
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niyuuhdf · 5 days
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トキ/灯彦:『証言』
俺は先祖代々の故郷からは幾分離れた込み入った住宅街の一軒家で生まれ育った。 俺が産まれるって時に、俺の父の実父…つまり行屋のじいさんが単身故郷を離れて近場に越してきた。その理由を「可愛い孫のためだ」とかなんとか嘯いてたが。 じいさんには随分と可愛がってもらったもんだ。 そのじいさんがある時口にした 「俺たちは行灯の火を潜り抜けて現し世に偶然姿を晒しちまった。現し世の人々の目に、俺たちのこの姿が分け隔てなくうつるとは、ゆめにも思わずに。」 歌舞伎は東海道四谷怪談の提灯抜けに掛けたらしい言葉。 それは相変わらずの食えねえ薄ら笑みに紛れ溶け込ませるように、諧謔に包み隠しながらも深い悲哀と悔恨の織り混ざったような述懐であったことを覚えている。 その言葉は、まだ年若い俺の心のもっとも深部にある原風景をそのまま写し出したかのようであったから。
ある画家の手記 Part : 行屋虚彦 
『疾彦の証言』
海辺に故郷の土地があるなんてえのは、一つのもののたとえだと、じいさんは言った。 行屋の人間ーーーー随分と大雑把にして大袈裟で選民的な言い回しだと幼い俺は思ったが、他に言いようがなかったもんかねーーーーは、長く住み着いたそこに多少の愛着こそあれ、土地そのものを故郷だと強く体感してなどねえと。
ここからは俺のじいさんの語ったことだ。語るにも聞くにも死ぬほど退屈極まりねえんで適当に端折りながらじいさんの言葉を復唱する。 じいさんが俺に語ったことは、口伝とも言えねえ、じいさんも朧に伝え聞いただけの昔話 どれだけ眉唾か知れたもんじゃねえ そういう類の話だ
蔵を引っ掻きまわしゃ出てくる家系図では、行屋家は平安の武家まで遡る。かのエリート様、文武両道の色男にして若くに妻と幼児を捨てて旅の歌人の人生を選んだ、あの男だ。さもあらん。 そいつが真実どんな様相で生きていたかは知る由もない。ただ、「なにごとの おはしますかは しらねども かたじけなさに なみだこぼるる」なんて詠むからには、己の心に馬鹿正直ではあったかもしれねえ。 かろうじて行屋の血筋の生き様…様相を伺えるのは江戸から。 記録が片手落ちすぎて話にならねえが、その時代にはもう漠然と血縁同士で助け合い、どうにかこうにか支えあって普通に人里の中で生きていた、らしい。
行屋の血筋の者は見えるはずのないものをよく見た。 見えたものを人里でそのまま口にすれば何が起るかは自明の理ってんで、血縁同士で教え伝え合って戒めあった。見えるものを口にしすぎないようにと。 ごく稀に幼な子がうっかり口を滑らせちまって、ひどい仕置きも暴力も迫害も公然とあったらしいが、 行屋の血筋は遺伝的にそのほとんどが誕生からの発達と発育が異様に早く早熟…これは俺もナナも虚も例外じゃねえ。 だから幼い時分から言い��かせ、親族の中での教育で悪しき事態を防いで沈黙することで、表向きには何事もなく暮らしていくことが可能だった。 それにも勿論個人差はあったろう、いずれ綱渡りには違いねえ気はするが。
まさに当時から、すべてを沈黙し隠蔽し尽くして生きることには限界があったらしい。なにごとにつけ全てが嘘ってのは具合が悪いもんだ。故に、何かしらが時折りふと見える程度の仄めかしを村の中で敢えて情報開示として行ってきた。 不運にも露呈するような形で知られるんじゃあ、周囲に不安と警戒心を与えて排斥されるってんで。そうじゃなくごく穏当に村の利益に繋がる形にして受け入れさせようと。 結果、この海辺の村では運良く受け入れられつづけたらしい。 村民にしてみりゃあ「ありがたい不思議な力、うまくご利益にあやかろう」てふうに…脅威として認識されることはうまく避けてたらしい。 まだ人知の及ばねえものがそこらを跋扈した時代でもあったろうし、…行屋の人間の立ち振る舞いや言動、人間としての気質もその印象に落ち着かせるのに一役買っただろうと。じいさんは言ってた、若い頃の俺が良い例だとな。 産まれてすぐにしっかりと大きく目が開き、よく笑い、人に懐く、すぐに立って歩き走りまわる、幼児に似つかわしくなく流暢によく喋る、運動神経がやたら良くて、口が達者な笑い上戸、周りを冗談や話術や手遊びで沸かせ賑わわせ、躊躇いなく道化にもなる、華やかにしてごく自然に人の輪の中心となり他者を牽引する、が、すべてを絶妙に抑制し、決して逸脱しすぎず飛躍しすぎず常軌を逸さず、己に人間としての分を弁えさせつづける。行屋の人間の若年期ってのは、代々こんなもんだったそうだ。まったく辟易するぜ、じいさんは学生の頃の俺しか知らねえからな、今の俺のざまを確と見ろと言いたくもなる。
昔の話に戻る。 この目は重宝がられさえしたらしい。村人に失せ物さがしなんかを気楽に頼まれたりな、都度その場で解決、不思議な力に村の皆で感謝しつつ宴会でもひらく、ってなふうに…楽観的で素朴なものとして受容されてたらしい。当然の如く例外はあったろうがな。 当時は30代よりかは多少長く生きてもいたらしい、当時はそれくらいの齢でくたばるのはそこまで異例でもなかったかもしれねえし、海が近いことも有利に働いたそうだ。
時代が進めば、怪奇も不思議も人地を超えた力も身幅が狭くなってくる。 里にも医者が それも西洋医学を軸に学んだ医療が及んだ。 行屋の人間の目と苦痛と短命が、放置されなくなった。 仁と医を尽くしてすべての人間に懸命に長寿を達成させようってえ向きだ。 しかし医者が手を尽くせば尽くすほど、行屋の人間だけは医学じゃどうにもできないことだけが只管に浮き彫りになってくる。
もっと時代が進むと、遠方まで容易に情報が行き交うようになった。 行屋の人間の一部は「霊能者」あるいは「エセ霊能者気取りの不気味で不謹慎な血筋」だってんで、一時期は強烈な迫害と少数の誤った信仰を招いて、非科学的なものを否定する世間の流行の猛威を浴びたらしい。
歳を負うごとに身体の苦痛が増し、自制を欠いた狂躁のような激しい気質を帯び、昂って暴走し、性的快楽に耽り、目には激痛が襲う、瞼を閉じ、家からふらふらと海へ向かって外へ出る、ふっつりと茫然自失になる、そういうさまから、行屋家の人間が遠方へ嫁いでいった先では、家に座敷牢なんて豪勢極まる代物も用意されたとか。
行屋の人間は、自分たちの目にも苦痛にも短命にも、名前をつけなかった。 苦痛は耐え忍ぶ。憐れむならそれを上回る快楽を。故郷の慣わしなんぞ何も知らねえ俺でさえ奇しくも似たような手段を取った。 目の激痛は光を遮断することで少しは和らげられる。暗く閉ざした部屋に行灯一つあれば充分。あとは多くの時間を瞼を閉じて生きるだけ。 今でも里じゃ親戚の中を見渡せば、ずっと瞼を閉じた者や、目隠しをした者がちらほら見受けられる。 今のように「病」だと呼ぶことも定義づけることもなかった。当事者間ではそのような認識ではなかったとよ。血族で似た者同士が群をなすと異質さはかき消える。道理だ。 あとは血族以外との折り合い、順応と適応の世界。 どれほどの苦しみであっても、家内で分かち合える以上それは体質に過ぎねえと。 しかし医学に割って入られると事情は変わる。そこから行屋の人間は「精神病者」と定義づけられて、積極的に私宅監置に置かれることになった。定義づけと命名が必要だったのは、医療を施すためだ。行屋の人間を捉える主体が当人らからそっちへ移ったわけだ。 即刻入院治療とならず私宅監置…座敷牢になったのは、もっと手に負えねえ精神を患った患者が病床を占めてたから。そいつらに比べりゃあ行屋の人間は意思疎通が可能で聞き分けがよく大人しい。
その後、また時代が変わって、医師の側の意識改革と医療の是正が始まった。 外部から調査にきた医師団が、親族の私宅監置の現状を調べて、あまりに杜撰で酷いものが多いことから、病院への入院治療を推し進める流れになった。 杜撰で酷い座敷牢ってえと目を覆うような惨状を思い浮かべそうなもんだが、それは東京って都会のど真ん中からカメラやら取材道具担いでやってきた人間の感覚で、その感覚は間違っちゃあいないが、当事者との齟齬は大いにあったとかなんとか。 おりしも行屋家の住む土地は人の少ない辺境の海辺、危険行為を繰り返す精神病者を完全に病院に隔離することなく開放的な入院治療と静養がかなうとして、里からほど近い静かな海辺に精神病院が建てられた。勿論行屋の人間のみのための病院じゃなかったろうが。
その後、この国の人口が増加したためか知れねえが、そんな海辺の田舎にも一般住宅が押し寄せひしめき合うようになり始めた。「海が綺麗だ」ってのがよそから好んで移り住みたがる人間の主な理由。 そいつらはいうにことかいて、古くから住む行屋を含めた住人も、そこに建つ不吉な精神病院も忌み嫌い、病院側に立ち退きを要求してきた。まあ海沿いのリゾート感覚で住み始めたんだ、そんなもんだろうな。 病院側は、「患者を院外に出さない」ことを条件に立ち退きを免れた。 これは行屋の人間にとって痛手だった。他の多くの患者にとっても自由と尊厳を踏み躙られる大きな痛手だったろうが。行屋の人間にとっては、思いのままに海へ出られない、これこそが痛手だった。 その後の大きな戦争と災害の度に、打撃を受けた精神病院から、一部の行屋家の連中が焼け出されて、そのまま身を隠した。 他の多くの患者は医師との信頼関係によって病院におとなしく留まったらしいが。 身を隠した連中が、海沿いの各地に散って、或いは村にひっそりと戻り、留まったのが、今のお里の実態なんだとよ。
他の地域の海辺で暮らす奴もいるらしい。面識はねえが。望みもしねえが。 海外に飛んだ奴もいるが、皆決して海から離れようとしない、離れ難いんだそうだ。 じいさん曰く、苦痛に耐えられなくなったとき、或いは茫然自失と化した状態で、招かれるように自ら海へ入っていく。そうして自らの火を、もといたあちらへ帰そうとする。火だるまになった身体の炎は海が消火し尽くしてくれる。 幼い頃から、耐え難い苦痛の際には海へ浸かるのがひとつの慣わしであり、自然な行動だったんだと。慣習と衝動のどちらが先だったかは判然としない。 はたから見れば判断能力をなくした入水自殺じみてうつるその行動も、案外現実的らしい。海へ浸かることで身体の苦痛が安らぎ、死に至るまでもなく平然と浜から自宅まで自分の足で戻ってくる場合のほうが多いらしい。 じいさんも七を知ってるが、七が月夜に招かれるように外へ出たがったのは、月より潮と呼応してたように見えたそうだ。
"死の先に帰る場所がある  我々はそこからやってきた  そこにしか我々のよるべはない  死の先に故郷がある  死そのものをのぞむのではない  死後になにかを期待しているのではない  死の先に明瞭な故郷の景色や幻想を抱いているのではない  ただ帰ろうとするときの帰路に偶然死が横たわっている  我々はただ帰りたい  我々は己らの生命、出生、誕生、人生を捉えられない  捉えられないものを無思慮に否定するものでもない  しかし  こちらにきたことは偶然だった  隔てなく人間の身に己がおさまることを知らぬ無知、隔てなく人間の目に我々がうつることを知らぬ無知故にここへきてしまった  その過ちは我々の目を焼き、腑を犯した  我々はただ帰りたい  この由来なき形容し難い感覚を、閉鎖的に、つい近年まで血族とだけ共有してきた  ただ帰りたいだけなのだ  ただ帰してやりたいだけなのだ  どうか行かせてほしい"
じいさんのそのまた祖父さんが遺してった走り書き。遺書か。 「行屋」の姓の字の由来がそんな詩的なもんかは置いといて、 幼い俺にじいさんが零した戯言は、そんなような代々脈々と、連綿と続いた根深い感傷と言いしれぬ衝動に端を発していた。 走り書きの「我々」ってのが何を指してんだか知ったこっちゃねえんで検証にも足らねえが。 俺はそれらを言葉になった上っ面だけで聞き知ったとき、なんの異質さもねえ誰の内にも在るごくありふれた回帰願望の類だと思った。貶めようってんじゃねえ、ただ大袈裟に身内の中だけで秘める必要などなかったものを、ってな。 そういう意味じゃご先祖さんが一等賢い選択をしてる。家族を捨て、出家して、従者もなく一人、諸国をさすらい歌でも詠む、それで結構じゃねえか。 この回帰願望めいたなにか…理論立てれば幾らでも容易く突き崩せる穴だらけのなにか…が代々受け継げるほどに強靭に仕立てられていったのは、身体性…目と身体の苦痛に大きく依拠するだろう。身体の苦痛…身体的な経験の共有は同じ思想や信仰に染めるにもってこいの洗礼だ。おそらくなにより先立ってその身体性があった。 …ただ、「帰りたい」という情緒の言語化…、そこは解せねえ。積極的にそこを言語化して親族間で整えた環境と教育によって伝え刷り込んだという印象は薄かった。 共有したのは具体的な生き延びるすべのほうで、まあ生活様式に規範を揃えりゃそれだけで充分一つの具体的な信仰にはなっちまうが、情緒や思想にはなんの強要もなかったようだ。それよりかは、生来の生まれ持った形容し難い感覚に呑まれて苦しむ者を、血族がなんとかあとから帳尻合わせにそういう戯言を例外的に用いて掬い上げることもあった、程度。 そんな印象を抱いたのは、遠方の親族のことなんざ露知らず育った俺の中にも過去に似たような萌芽があったことを認めざるを得ねえからか、否か。
俺の実父は、俺が産まれる直前になって、抑制の効かない状態に陥ったらしい。意気揚々と里から離れた新天地に移ると言いはり、親族の反対を押しきって実行した。それをその父、つまりじいさんは、淡々と見ていた。 じいさんは、それに賭けた。 じいさんは息子を見張るような建前を身内には示しつつ、息子の移り住んだ土地に自分も移った。 奇矯を装いつつも、俺の父は薄々気付いていただろうとな。親族だけで寄り集まって閉鎖的に同じ場所に留まり続ける、その弊害と欺瞞に。 俺はそこから解き放たれて生まれ育った。虚も。 それは賭けだ。じいさんはその人生の行く末を見届けたかった。 七は大学入学まで里で生まれ育ったが、そこから七を連れ去ったのは俺だ。 その俺が、中学の頃、生家に火を放ち父母もろとも焼き滅ぼした。そのことにじいさんだけが目敏く気付いた、血は争えねえな。 尋ねられたわけでもねえのに、その時俺は動機めいた一言を口走った。嘘偽りない本心だった。「そろそろ帰してやらねえと」…と。
…………
虚の性的快楽への拒絶っぷりは血筋で言うなら異端中の異端だ。
ーーーーーーーーー
曽祖父:
海辺に故郷の土地があるなんてえのは、我々にとっては一つのもののたとえ。 行屋の人間はこの土地そのものを故郷だと強く体感してはいません。 勿論この土地に愛着はあります。何せ長く住み着きましたからな。
これから語ることは口伝とさえ言えない、伝え聞いただけの昔話で どれだけ眉唾か知れたもんじゃねえが…
辿れば平安の武家まで家系図はありますが、今のような様相で生きていたかは知る由もない。 かろうじて様相を遡れるのは江戸までです。 家業は本来なんだったか、記録が片手落ちなもので定かでないが、その時代にはもう漠然と血縁同士であることを感じ取って助け合い、なんとか支えあって普通に人里の中で生きていたようです。
行屋の血筋の者は、およそ見えるはずのないものをよくその目で見た。 見えたものを人里でそのまま口にすれば何が起るかは自明の理。 だから血縁同士で教え伝えました。見えるものを他者に口にしすぎないようにと。 ごく稀に、幼な子がうっかり口にしてしまい村の秘密を暴き、ひどい仕置きも暴力も迫害も公然とあったようですが。 しかし我々の血筋は遺伝的にそのほとんどが誕生からの発達と発育が異様に早く早熟です。 言い聞かせ、親族の中での教育でそのような事態を防いで沈黙し、表向きには何事もなく暮らしていくことが可能だった。 それにも勿論個人差はある。いずれ綱渡りには違いなかったろうが…。
当時から、すべてを沈黙し隠蔽し尽くして生きることにも限界があったとみえます。故に、何かしらが時折りふと見える程度の仄めかしを村の中で敢えて情報開示として行ってきた。 不運にも露呈するような形で知られるのでは、周囲に不安と警戒心を与え、排斥されます。そうではなく、受け入れさせるのです。 結果、この海辺の村では運良く受け入れられつづけた。 さしずめ村民にすれば「ありがたい不思議な力、うまくご利益にあやかろう」てなもんで…脅威として認識されることなく、ごく自然に受け入れられていた。 まだ人知の及ばぬものが許された時代でもあったろうし、我々の立ち振る舞いや言動、人間としての気質もその印象に落ち着かせるのに一役買ったでしょうな。若い頃の疾彦などが良い例です。 あの子はここで生まれ育ったわけでもないのに …否、だからこそだったのか、行屋家の人間の典型そのものでしたよ。幼い頃から見てきましたが。 産まれてすぐにしっかりと大きく目が開き、よく笑い、人に懐き、すぐに立って歩き走りまわり、流暢によく喋る。運動神経が良く、聡明で、口が達者な笑い上戸、周りを冗談や話術や手遊びで沸かせ、賑わわせ、躊躇いなく愛嬌ある道化にもなる、同時に泰然として威風堂々、自然に他者を牽引する人気者、…がしかし、すべての有能さを絶妙に抑制し、決して逸脱しすぎず飛躍しすぎず常軌を逸さず、己に人間としての分を弁えさせる。 行屋の人間の若年期とは、代々このような気質が多かった。
昔の話に戻りましょう。 この目は重宝がられさえした。村人に失せ物さがしなど気楽に頼まれたり、都度その場で解決してみせ、不思議な力に村のみなで感謝しつつ宴会でもひらく、というような…楽観的で素朴なものとして受容されていたそうです。当然ながら例外もありましたが。 我々も、当時は30代より少し長く生きたし、当時はそれくらいの年齢で亡くなることはそこまで異例でもなかった。海辺が我々に環境として合っていたのもある。
時代が進めば、怪奇も不思議も人地を超えた力も身幅が狭くなります。 ここにも西洋医学を軸とした医療が及びました。 我々の目と苦痛と短命が、放置されなくなった。 …そのことを、我々は沈鬱な内心を抱え、それでも静かに時代に従った。 仁と医を尽くしてすべての人間に懸命に長寿を達成させようとする向きです。 しかし医者が手を尽くせば尽くすほど、行屋の人間だけは医学ではどうにもできないことだけが浮き彫りになってくる。
もっと時代が進むと、遠方まで容易に情報が行き交うようになった。我々は「霊能者」あるいは「エセ霊能者気取りの不気味な血筋」として、一時期は強烈な迫害と少数の誤った信仰を招き、非科学的なものを否定する世間の流行の猛威を浴びたようです。 歳を負うごとに身体の苦痛が増し、自制を欠いた狂躁のような激しい気質を帯び、それが昂って暴走し、目には激痛が襲い、家からふらふらと外へ出る、そしてふっつりと茫然自失になるさまから、行屋家の人間が遠方へ嫁いでいった先では、家に座敷牢が用意された。
我々は、この目にも苦痛にも短命にも、名前をつけなかった。 苦痛は耐え忍ぶのみ。憐れむならそれを上回る快楽を。 目の激痛は光を遮断することで少しは和らげることができる。暗く閉ざした部屋に行灯一つあれば充分。あとは瞼を閉じて生きるだけ。 ここに住む親戚の中にも、見渡せばずっと瞼を閉じた者や、目隠しをした者がちらほら見受けられるはずです。 今のように「病」だと呼ぶことも定義づけることもなかった。当事者間ではそのような認識ではなかった。血族で似た者たちが群をなすと、異質さはかき消えます。 あとは血族以外との折り合い、順応と適応の世界になります。我々のうちではどれほどの苦しみであっても、それは体質に過ぎません。 しかし医学に割って入られると事情は変わります。そこから行屋の人間は「精神病者」と定義づけられ、積極的に私宅監置に置かれることとなった。定義づけと命名が必要だったのは、医療を施すため。我々を捉える主体が我々自身からそちらへ移ったわけですな。 我々はそれを静かに受け入れた。
その後、また時代が過ぎて、医師の側の意識改革と医療の是正が始まった。 外部から調査にきた医師団が、我々の親族の私宅監置の現状を調べ、あまりに杜撰で酷いものが多いことから、病院への入院治療を推し進める流れになった。 杜撰で酷い座敷牢と聞くと目を覆うような惨状を思い浮かべられるかもしれない。が、それは東京という都会のど真ん中からやってきた者の感覚です。その感覚は間違ってはいないが、当事者との齟齬は大いにありました。 おりしも行屋家の住む土地は人の少ない海辺であったので、危険行為を繰り返す精神病者を完全に病院に隔離することなく開放的な入院治療と静養がかなうとして、ここからほど近い静かな海辺に精神病院が建てられた。勿論我々のみのための病院ではなかったはずですが。
その後、全国で人口が増加したためか、こんな田舎にも住宅が押し寄せひしめき合うようになり始めました。「海が綺麗だ」というだけの理由で好んで住みたがる人間たちが、各地から集い出した。 その人間たちは、古くからここに住む我々も、そこに建つ精神病院も忌み嫌い、病院側に立ち退きを要求してきたそうです。 病院側は、「患者を院外に出さない」ことを条件に立ち退きを逃れた。 これは我々にとって痛手だった。他の多くの患者にとっても自由と尊厳を踏み躙られる大きな痛手であったでしょうが。我々にとっては、思いのままに海へ出られない、これこそが痛手だった。 その後の大きな戦争で打撃を受けた精神病院から、一部の行屋家の者が焼け出され、そのまま身を隠した。 多くの患者は医師との信頼関係によって病院におとなしく留まったそうですが。 身を隠した者たちが、海沿いの各地に散り、或いはここにひっそりと戻り、留まったのが、今の我々の実態です。
ここだけではなく、他の地域の海辺で暮らす者もいますよ。 海外に飛んだものもあるが、皆決して海から離れようとしない。離れ難いんでしょうな。 苦痛に耐えられなくなったとき、或いは茫然自失と化した状態で、我々は招かれるように自ら海へ入っていく。 そうして自らの命の火を、もといたあちらへ還すのです。火だるまになった身体の炎は海が消火し尽くしてくれる。 幼い頃から、耐え難い苦痛の際には海へ浸かるのがひとつの慣わしであり、自然な行動でした。慣習と衝動のどちらが先だったかは判然としない。 はたから見れば、判断能力をなくした入水自殺じみてうつるその行動も、案外、現実的なのです。海へ浸かることで身体の苦痛が安らぎ、死に至ることなどなく平然と浜へ自分の足で戻ってくる場合のほうが多い。 七が月夜に招かれるように外へ出たのは、潮と呼応していたように見えた。
我々の故郷はここに無い。 死の先に、帰る場所があるように感じている。 我々はそこからやってきた。 そこにしか我々の帰る場所はない、とも。 …この由来なき感覚を、閉鎖的に、つい近年まで血族とだけ共有してきた。 死の先に 故郷がある。 幼い疾彦に私が零した戯言は、そんなような根深い感傷に端を発していたのです。
私の息子…疾彦の実父は、疾彦が産まれる直前になって、抑制の効かない状態に陥りました。意気揚々とここから離れた新天地に移るのだと言いはり、親族の反対を押しきって実行した。 私は それに賭けた。 だから私は息子を見張るような建前を身内には示しつつ、息子の移り住んだ土地に私も一度は移った。 奇矯を装いつつ、息子も薄々気付いていたのでしょう。親族だけで寄り集まって閉鎖的に同じ場所に留まり続ける弊害と欺瞞に。 疾彦はそこから解き放たれて生まれ育った。…虚彦も。 行く末を見届けたかった。 七は大学入学までここで生まれ育ちました。ここから七を連れ去ったのは疾彦です。 その疾彦が、生家に火を放ち父母もろとも焼き滅ぼした。その動機を疾彦は呟くように私にこう一言語った、「そろそろ帰してやらねえと」…と。
それらすべてが間違っていたのかどうかは …………
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patsatshit · 7 months
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先日までの暑さが嘘のように、朝晩が急に冷え込んできた。つまりイネ科の花粉が猛威をふるう季節の到来ということだ。秋の訪れを待ち侘びていた人も多いとは思うけれど、僕としては新たな地獄の始まりであり、定量噴霧式気管支拡張剤メプチンエアーを手放せない日々がしばらく続くことになる。幼少期から悩まされている喘息発作、子どもの頃はこの苦しさが続くくらいなら死んだほうがマシやと心のどこかでずっと思っていた。小児喘息に虚弱体質、運動場や体育館で貧血を起こしてぶっ倒れたことは一度や二度ではない。何を食べても太れない体質で、特に鳩尾の凹み具合は周りの友人と比べて自分は異常だと感じていたから、DeerhunterのフロントマンBradford CoxがAtlas Sound名義でリリースした『Logos』のアートワークを見たときには、いろんな意味でゾッとした。
(直視を躊躇う『Logos』のアートワーク)
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臨海学修、林間学習、修学旅行などの学校行事はどれも喘鳴に悩まされた苦々しい記憶とともにある。臨海学修のときは勇ましく遊泳するクラスメイトの姿を、タイミング悪く生理になった女子と一緒にボートの上から眺めていて、あのときの情けないような惨めな気持ちは未だに忘れられない。家族旅行の際も必ず夜になると喘息発作を起こしてホテル近くの病院で吸入や点滴の処置を受けていた。いつも横に付き添ってくれていた母親には迷惑をかけっぱなしだった。そんな訳で今月に入ってからは非常に体調が悪く、おまけに歯痛、腰痛にも悩まされて、夜中に何度も目が覚めてしまう。目覚めたときはいつも息苦しくて、慌ててメプチンエアーに手を伸ばす。吸入してしばらくすると呼吸は落ち着いてくる。そのままソファに虚脱して朝を迎える。朝ごはんを要求してくる猫のミューモと文鳥のピッピにご飯を与えて今度は子どもたちを叩き起こし、みんな揃って慌ただしく朝食を済ませて妻のゆきこと子どもたちを送り出し、仕上げに洗濯と食器洗いを済ませてタラウマラへと向かう。自分が家を出るときに「行ってきます」と言える相手が部屋にいることを心から幸せだと思う。ミューモ、ピッピ、ほんまにありがとう。タラウマラのシャッターを開けると朝からたくさんの修理依頼を受ける。整備を終えた自転車が次々に巣立っていく。Googleの口コミで「ここはダメ。自転車の質が悪い」なんていう書き込みがあるにもかかわらず、数ある自転車屋のなかで僕の魂のカタチを具現化したような特異チャリンコ屋を選んでもらえることを素直に嬉しく思う。
(自転車屋としてあるまじきレビュー笑)
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昨年末まで一緒に働いていたマリヲくんが退職した際に、自分のなかで掲げた目標がある。まずは借金を完済すること、次に前年対比で売上を向上させること、そしてタラウマラレーベルからの制作/製作を途絶えさせないこと。この三本柱については現時点ですべて達成できた。おまけに今夏に関しては遂にサラリーマン時代の月収も超えることができた。これはひとえにタラウマラを利用してくれる日々のお客さんと、支えてくれる友人や家族、そして自分の意地の賜物だ。ひとりになったとき、何人もの人から「大丈夫なん?」「もう作品づくりできないんちゃう?」と言われ続けたけど、そこは誰に何を言われようとも自分を信じた。人はみな簡単に「嫉妬」という言葉を口にするけど、僕が抱えているのはいつだって「嫉妬」ではなく純粋に「負けたくない」とう気持ちだけ。それも身近な存在に対してではなく、もっと巨大な資本とかムードとか慣例みたいなものに対して。そして何よりも自分自身に対して。でもやっぱり言うは易し行うは難しで、達成する為には精神も肉体も相当に擦り減らしてきた。大好きな少年漫画の『呪術廻戦』に倣って言うと、誰にだって呪力切れは起こり得るということ。そんな訳でここ数日は通院と服薬と寝不足でへとへとなんだけど、お客さんとの何気ない会話から元気をもらうことは、どんなときにでも不意にやってくる。自転車のタイヤについているバルブと虫ゴムを駐輪場でパクられたギャルのAさん、虫ゴム交換後の水調べでチューブにも穴を開けられていることがわかった。しかもパンク修理で補えないレベルのデカい穴。Aさんはマジかぁと叫んで、次のような事柄を捲し立てた。先月、福井県のとある宿に宿泊してからこんなことばっかり起こるんですよ、その宿は幽霊屋敷みたいなボロボロの宿で私が泊まった部屋の天井は人間の手形みたいな痕がいくつもあって、とにかくそこに宿泊してから不吉なことが立て続けにあって、お母さんはここで買った自転車で車に轢かれて全治6ヶ月の重症やし、こないだはカレー屋でカレー食べてたら異物混入してて、気づかずに奥歯で思いっきり噛んでしもうて歯が砕けたんですよ、もう最悪です、お祓い行った方が良いですかね?矢継ぎ早に繰り出される災難の深刻さとは裏腹に、Aさんの表情はなぜか明るかった。まぁ、お母さんは命に別状はないし、自転車も奇跡的に無事だったし、カレー屋の保険対応でインプラントにできるし、ちょっとラッキーかもって思ってるんです、とのことなのだが、どう考えても彼女の置かれた状況はラッキーではない。幸と不幸の帳尻が合わない。そもそも歯を失わなければインプラントなんて必要ないのだ。実際に彼女のスマホで宿の写真も見せてもらったが、確かにいまにも崩れ落ちそうな薄汚い天井のあちらこちらに人間の手形のような染みが点在していた。よくこんな部屋で朝まで眠れたね、と聞くと、私ぜんぜん霊感ないんですけど、このときはさすがに気持ち悪くて、霊を拒絶するには死と真逆の行為をしたら良いって誰かに聞いたことがあったので、めちゃくちゃAV観てめちゃくちゃSEXしました、だから結局ぜんぜん寝れなかったんですよ、と快活に笑う。僕も笑うしかなかった。チューブ交換しないといけないのはめちゃ痛いですけど、この話をお兄さんにできたので良しとします、またお母さんも元気になったら連れてきますね、そう言って颯爽とペダルを回転させるAさんの後ろ姿を見て、ギャルってマジで最強やな、と改めて感心したのでありました。
(Aさんの推しは星乃莉子さんだそうです)
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dasaapple · 24 days
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『路上のかとゆい』ロゴ誕生秘話
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 かとゆいがnoteに「いつも始まりは劣等感〜服屋さんに入れないまま〜」という記事を書いた。かとゆいの文章は前世の頃から読んではいたけれど、とにかく泥臭くて曝け出すようなスタイルの文章が特徴的で、僕は昔からずっと好きだった。
 僕はかとゆいよりもちょうど四半世紀長く生きているんだけれども…(自らの年齢を晒していくスタイル) 振り返ってみると、社会人になってからもちょうど四半世紀が経った。その25年間は(かとゆいのような)劣等感や焦りが原動力というよりも、流されるがままの惰性が生み出した空虚感をいつも抱えながら働いていた。
 美大・芸大出身でもないのに「デザイナーってなんかモテそう」だなんてくだらない理由だけでデザイナーという仕事を始めてしまった。結果、デザインセンスが皆無な自分は「不向きな仕事に就いてしまった…」と痛感させられっぱなしの20年以上をすごしてきた。多分100回以上は「もうデザイナーなんて辞めよう」と思ったと思う。
 いろいろな人たちから「君はね、30歳にして感性が死に始めているんだよ」とか「あなたの作品を見て、弊社で何ができるって言うんですか? 何もないですよ。他に何を言えばいいんですか?」とか「あなたのデザインはいつも似たような力強すぎるものばかりですね」なんて言葉をいただくのは日常茶飯事だった。
 けれど、不思議と怒りや悔しさはわいてこなかった。否定的な言葉にも「おっしゃるとおり」と素直に受け入れてしまい、卑下と自嘲も通り越して、気がつけばパンチドランカー状態。死んだ魚のような目をしたデザイナーがそこにいた。結果、言われた仕事だけをやってやり過ごすようなダメダメデザイナーになってしまった。
 ある日そんなダメダメデザイナーが1人のシンガーと邂逅する。そう、そのシンガーこそが、かとゆいである。「なんだろう? 仕事以外で自発的にデザインしてみたいなんて思ったことは今までに一度もないのに…。かとゆいをテーマにしたデザインを作ってみたいな」と、そう思えた。自分でも驚きの気持ちだった。
 そうして生まれたのが『路上のかとゆい』ロゴである。著名な凄腕デザイナーさんから見たら、鼻で笑われてしまうような拙作なのは百も承知。それでも「あなたの最高傑作な自信作はなんですか?」と問われたならば、「路上のかとゆいロゴです」と胸を張って答えると思う。「後にも先にも、もうこれ以上の作品は作れないだろう」と思いながら、心血を注いで作り上げた。
 デザイナー生命は老い先短いであろう僕に、デザイナーとしての最後の情熱を蘇らせてくれた…かとゆい。錆びついたデザイナー魂に再び命を吹き込んでくれたのも…かとゆい。ありがとう…かとゆい!
 明日4/6の路上ライブ、明後日4/7のソロライブ、両ライブともに楽しみたいですね…(おっと宣伝の香り↓↓↓)
[かとゆいライブ 〜なきむし見習いシンガー〜 vol.11]
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azure358 · 1 month
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--深海人形特別篇-- 続 プロジェクト グランドフィナーレ 準備号 館主様と蒼傑達は噛ませ犬2
背中痛い背中痛い背中痛い背中痛い背中痛い背中痛い背中痛い背中痛い背中痛い背中痛い背中痛い背中痛い背中痛い本当に痛い病死待った無しな���痛む背中痛い背中痛い背中痛い
※前編は此方(※→ https://www.tumblr.com/azure358/744844690918162432/%E6%B7%B1%E6%B5%B7%E4%BA%BA%E5%BD%A2%E7%89%B9%E5%88%A5%E7%AF%87-%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A7%E3%82%AF%E3%83%88-%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%8A%E3%83%BC%E3%83%AC-%E6%BA%96%E5%82%99%E5%8F%B7)
※クロスオーバー注意
※オリ設定注意
※ショタ・男リョナ・逆リョナ注意
※某機動戦士シリーズ、サムスピ、月華並グロテスク、流血残虐表現注意
※泊鳳様と罦傑の噛ませ犬化注意(※何時もの事)。
※ガソダムEXAって漫画あるじゃろ?それをガソダムの奴等が他漫画(※…但し、ドマイナーで、基本的に、其の存在を誰も気にして無い)に対してやって居るみたいなモンじゃ(※男塾勢は読むな)。
※RXQシリーズ達は、人の形をした一級〜特級呪物!此奴等で人類(※特にスペースノイド)を呪詛しよう(※アースノイドでも可)!
泊鳳vs
「さてさて、儂が相手じゃ!!」
早速、其う意気込む、泊鳳の対戦相手は、某老舗の対戦剣戟ゲームに出て来る色みたいにセクシーな衣装を着た、虚な目で左片目が金眼の、…186cmはあろうかと言う長身のおば……女性で、如何見ても三十代後は……、アラサーだった。
泊鳳は、少し年相応な、少しだけ少年の様な顔をしながら、RQX-04の方を見る。
「…何だ、変に陰気なおばちゃんズラ。…怖っ……。」
其の時、泊鳳は何気にだが、其のおば……女性のギラギラとした視線を感じた。…相手の、其の目は虚な儘だが……。
「…さぁ、はじめるか!姉ちゃん!」
其の様子を見たRXQ-04は槍を持ち出した。
「?!?!?!?!!」
然も、其の槍は何故か燃えて居る。確か其の名は『フレイムランス』。
…此んな危ない武器を持ち出す相手に泊鳳は大丈夫だろうか。
「…ね、姉ちゃん……。…それ、ひ、卑怯さね??」
然し、容赦無く泊鳳を仕留める為に炎の槍で攻撃し始めるおば……女性。
(……あーでもあのおば……姉ちゃんには俺の體動察効かねぇなぁ……。…何でじゃろ?)
此れは、生体部品もだが、『魔人』と『準魔人』は、高G環境にも耐えられる様に、通常の強化人間以上に皮膚を頑丈に強化して居る。…よって、0083本編で度々あった感じの、変な顔の崩れ方はしない。
其れから、體動察と言うのは、体中の、其の中でも目の周囲に集中する體動点を見極めて相手の動きを予測すると言うカラクリの物である。頑丈に強化された肉体の體動点は一切変化しない。故に、體動察は役に立たない。
(…困ったズラね……)
隙を狙って『掌羝破』他体術の神童らしく神掛かった体術を何度も繰り出すが、全弾弾かれる。
(…相手が頑丈過ぎて効かねぇ。…仕方無ぇな……、…先ず、あの炎の槍を何とかするか……)
…泊鳳が敵のフレイムランスを何とかしようとしている其の間、何度も威力が高く手強い払い攻撃とパーラジカとアビドヤーとルーパ(全て不発)を受けるが、其れでも、作戦を変更はしなかった。
…やがて、その後、
「…此れで、…おば……姉ちゃんも俺と同じで素手ズラ!!」
泊鳳によって--未だ燃えて居るにも関わらず--折られた槍は、最後には、其の炎も鎮火し、只のスクラップになった。
「ばーか!!これで武器は使えない……で……ってな?!!!!!???」
すると、RXQ-04は次の武器として、電撃を放つ斧を持ち出した。其の名も、『ボルトアクス』である。
「もう、何だよ御前?!???!!…其の武器は、ボルトアクス将軍の『ボルトアクス』とでも言うのかズラ!?!????!」
「…はっ、」
それを聞いた彼女は少し笑うと、電撃の斧から逃げる為に、ほぼ反射的に高速で動き回る泊鳳に食らいつく様に追いかけはじめる。泊鳳の方も、其の様な武器を「次こそは!」と、飛ばす為に、慎重にチャンスを伺う。
その間、泊鳳は、沢山の打撃と電撃と、----遂に沢山の幸せ投げを受けた。その上、然し、泊鳳は決して折れない。
…そして、
(今ズラ!)
見事に電撃の斧を力強く、兎に角、遠く、遠くに投げ、其の斧を戦いで使えない様にする。
そして、泊鳳は啖呵を切る様に自信を持って此う大声で宣言する。
「…おば……姉ちゃん、今度こそ年貢の納め時だぜ!!」
(…正直、勝てる気はしねぇが……やるか)
體動察もロクに使えない儘ではあるが……、泊鳳は、やっと--体術の神童である自分の側が断然有利になる--ステゴロでの戦いに持ち込み……、が。
…其の瞬間。
「捕まえたよ!!」
RXQ-04は、其う言いながら、太腿で其の少年の胴体を捕まえた後、其の儘スライドする様に、相手の頭を太腿で掴んだ後、一気に地面に打ち付けてから、一瞬倒れた其の少年を何十回も足蹴りにする。
…そして、其の後、一通り、泊鳳を一方的に、所々気力ドレインを折り混ぜながら、叩きのめした後、デイン帝国四駿の紅一点であり其の一角にも似た彼女は、泊鳳を蹴り飛ばしながら、こう呟いて勝負を終える。
「…何?……早過ぎる。…もう満足だって言うのかい??」
…。
武器銘 「フレイムランス」、「ボルトアクス」(※いずれも『FE蒼炎』から)。
…。
罦傑vs
武器銘 ガンダリウム合金製打刀「矢山」(※自分で鍛えた自作の刀)
?「キッショ!何で俺と同じ名前なんだよ(※じゅじゅつの名シーンパロディ)。」
(※何時も研磨と手入れは、名前の由来になった本人の前で機械を用いてやる)
…。
…RXQ全シリーズの調査を依頼された罦傑がRXQ-03を見つける。
「……。」
「…御前がRXQ-03か?早速だが仕事をさせて貰う。」
其う罦傑が言うと、大量に蛇の増援がやって来るが、RXQ-03は、凄まじい速さで、蛇を手討ちにして、切り刻んで行く。
「…は、早い!!」
余りにも早い刀での捌き方に、罦傑は驚愕した(※→驚愕する)。
やっと、蛇の一匹がRXQ-03の腕を噛むが、其れは一切として刺さらず、逆に、蛇の牙が折れた。そして、其の蛇も、素早く簡単に斬り捨てられる。
「…チッ、何て奴だ。…何だよ此奴。…宇宙人か何かかよ?」
そして、-03は、蛇を全部斬り終えると、罦傑本体に突貫して行く。
「…此んな見た目でもさ、俺は意外と暗殺者なんだぜ?」
罦傑は暗器----暗器針、小刀、メリケンサックの類を一通り出して、応戦するが、其れも虚しく……、
其の時、罦傑は神速の速さで大斬りっされ……
「…カトンボ共が。」
勝負あり!!
最終的には、RXQ-03に罦傑は、大きく袈裟斬り----真っ二つにされた。
「…矢張り、賢しいだけだったか……。」
最後に、刀に付いた血を払ってから、手持ちの布で拭き終えてから、刀をしまう。
…。
【おまけ】
以下、RXQ全シリーズにティターンズの研究者様方が搭載し(てくれ)た『御褒美技』
…尚、完全に死に技。当の使用者達は滅多に使おうとしない模様(※一部を除いて)。
※元ネタは、SNK社作の対戦格闘ゲームに登場する色と双葉ほたるの技(波羅夷、五蘊無明、色咒、無明、天翔乱姫)
無明転変(アビドヤー・ミューテーション)
一時的に相手の心と唇を奪う。…特定条件下で、相手の気力、生命力を吸収するか、麻痺か錯乱か魅了の状態異常を付与。
姦声乱色(ハートフル・ルーパ)
相手に乗っかり馬乗りになって、最後には相手に自分の気で潰し尽くす(使用者が男の場合)か、吸い尽くした(女の場合)後にダウンさせる
戒波羅夷(パーラジカ・アドモニーション)
先程の技と同じ様に相手を押し倒しながら其の相手の心と唇を奪う技…だと言う。…因みに、RQX-02以外の技名は、全員後者の物になる。
※…尚、RQX-02の場合は、『本人の意志が少なからず反映されている』のか、女相手にしか使って来ない。他も概ね傾向は同じで、相手の性別見境無く使う事が出来るのは、RQX-01と-04と-08のみ。
有情無明(ハートレス・アビドヤー)
キスした相手の頭に『その相手が鎖で拘束されるイメージ』を浮かべさせ、そのまま硬直させて相手を締め上げるか手持ちのナイフで首を掻っ切る技。
此の通り、色とほたるの技は、CERO的にも御茶の間的にもあかん極まり無い技で(令サムの色に至っては此の手の技全技はほぼ差し替えと言うナーフ ※多分 を受けて居る位)なのだが、それでも、RXQシリーズに搭載したのはティターンズに感謝したい。
※追記:餓狼CtoWの公式トレーラーにて、『天翔乱姫』が実装されているのが確認されました。何故、『色咒』が駄目で、『天翔乱姫』は通るのだろう……?(※…CERO仕事……)
皆、此の手の技を繰り出すジョニーとか木星帰りとかシーマ様とか見たいだろ?????????(※圧)
…。
?「シーマ様!ヘブンズアーチ御願いします!」
??「シーマ様!小雨の飛燕流舞御願いします!」
「桃花鳥つぶてと月下乱れ牡丹御願いします!」
「DOAにあった幸せ投げ全部御願いします!」
「爆NEWスープレックスとシェルミースパイラル御願いします!」
「天翔乱姫御願いします!!」
「本当に如何しようも無いね!?!?!!…良い加減にしな!!嫌な物は嫌だって言ってんだろう?!」
ティターンズ「…其の願い叶えてしんぜよう(※全力介入)。」
※…結果……(※絶対に描きたく無いので、多分描きません)。
…。
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