Tumgik
#無地マフラー
imwatashi · 5 months
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2024.01.01 21:56
しばらく指の震えが止まらなくて、ようやく落ち着いてきたけれど、気持ちの面で落ち着かないので書きます。16時に地震が起きてからあっという間に21時になった、最初は震度4ほどの揺れで結構大きいの来たなぁとおもったら、そのあと震度5強のつよさで揺れました。自分にとって体感いちばんでかい揺れ、食器棚は地震対策済みで幸い割れたりしなかったが、家の中のあらゆるものが転倒、何より家族が自分の身をテーブルの下に隠すよりもテレビを押さえたりしていたので私はそれを見て勝手にパニクっていた(私もテーブルにも身は隠さずすぐさまベランダを開けていたのだけど)ちょうど親戚の家に向かおうとしていて、いつもより早めにワンコロに餌をあげていたところだった、ワンコロの餌はキッチンで食べるようになってるから、母親がワンコロをかばって食器だらけのキッチンから出てこないからいそいで犬を取り上げて外へ呼び出した
それからすぐさまテレビで津波警報、アナウンサーが叫ぶ声はただならぬ声色で、とにかく何かしていないと落ち着かなくて上着着たりマフラー巻いたり風呂に水溜めたりお菓子を手当たり次第カバンに突っ込んだり、その間に何度も地震速報が鳴り、テレビの画面上に赤い警告が表示され、そのたびに隠れて外に出ては戻ってを繰り返し、ライブカメラで海の様子を見たり家の中の危ない導線を整理したり、、、そういったことを繰り返しながら、自分の地域ではようやく地震が落ち着いてきました
同じ県内でもさらに内陸部に住む祖母は電話をすると意外とあっけらかんとした語り口で、この絶妙に海が近いというだけで緊迫感がこんなにも違うものかと実感する、震災の惨さをわかったつもりでいたけれどいざその立場になると何からやればいいのか、どこへ行けばいいのかの判断が難しく、帰省先とはいえ地元なのだからもっとちゃんとこの街の被害予想レベルを知っておくべきだと思ったし、どんな場所であってもちゃんと身を守る行動ができるようにしておかなきゃ本当にやばいと思った
ものすごく怖かった、良からぬことをたくさん考えてしまって、気持ちを落ち着かせたいのだけれどそれができない状況、今もそう、東日本大震災も熊本地震も大きめな地震があったあとに、本震がきたみたいだから、気持ちは落ち着かないけれど油断せずに過ごすしかない
咄嗟に身を守る行動に走ろうとする自分を知って、安全に生きていられれば何もいらないと思った、無意識に生に執着するように身を守るのは私が動物だからなんだなぁと思って、それでも避けられない災害があるというのがとても苦しかった、怖い思いなんかしたくないし、自分で選べる人生の選択ではいかようにも避けることができるのに、こうして避けられない恐怖があることの本当の怖さを知った、危ない状況でもワンコロをなんとか抱き抱えようとする自分とか、動物だけじゃなくて人間味もあるんだなぁと感心したし、両立がむずかしいさまざまな感情と本能、状況が重なるこの自然の厳しさが何よりもしんどいと思った
地震に遭われた皆様も、そうでない皆様も、どうかご無事でありますように。
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eieneie · 5 months
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5章追加人格、ヒースとイサンの人格立ち位置、まじか~~~!!!!て震えました。 そしてやっぱり…そうよな…イシュメール船長…なんだ…!すごすぎる あの世界のイシュメールは誰なんだろう? シンクレアが誰かの人格ではなく、あの世界線のシンクレア、だったから もしかしたらイシュメール船長も、エイハブの人格というわけではなくて あの世界線で船長になったイシュメールて可能性もあるのか…!? いやでもイサンはあれだったな…うーむ
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メールフォームに罪悪のワルツの感想くださりありがとうございました…! めちゃくちゃ嬉しかったです。返信不要と書いてくださっていたんですが、 嬉しすぎたから返信してしま…った!すみません!あれだったら見なかったことにしてください! ※以下返信は罪悪のワルツネタバレです
>再入荷分の罪悪のワルツを購入した者です~の方 → こんにちは、この度は感想ありがとうございました。 文字数の件、1,000文字カウントがなんかうまくいっていなかったみたいですみません! 分けて送信していただきありがとうございます、大ボリューム感想めっちゃ嬉しかったです~! また人生で初めての同人誌がこちらの本だったとのことで、光栄です…!楽しんでもらえたならなによりです…!
>表紙の3人の笑顔が本当に解釈一致で、 かつ皆血まみれなのがあくまでも3人が向かうのは地獄なんだっていうのが伝わってきて、本当に好きです。黄色い薔薇?も意味があるのかなと~ → まさにその通りの意図(笑っているけど地獄行き)で描いたので、汲み取って頂いて喜び跳ねました。 黄色いバラ!も実は最初はモッコウバラのイメージで… (花言葉:幼いころの幸せな時間、あなたにふさわしい人(デミアンとクローマーはそれぞれ自分がシンクレアにふさわしいと思ってそうだから)) 後書きのとこに書こうと思ってたんですが、最終的に普通の薔薇になったから書かなかったのを今思い出しました…照
>・N社入社後、クローマーがシンクレアのお願いをなんだかんだで聞いてあげるところ ~クローマーが鏡を見なかったからこその変化の現れのような気がしてすごく好きです。 → 書いて頂いた通り、鏡を見てたらそうなっていた…てのが、原作軸だと思っています。 クローマーは自分の欲望を強い意志と優れた能力で達成する力が強いのが厄介(かつ魅力的)な所だと思っているので、彼女が自分の欲望を抑えうる重しってなんだろうな、と思ったときに、子供のころから良好な関係値を築き、共に夢を達成するための仲間…的な所まで達することが出来てるシンクレアのお願いならかろうじて聞くかもしれないな…って奴です。
>「クローマー?!釘?!腕は?!下半身は?!?!生きてる?!?!?!」ってなりました。 >~欠損状態がどうであれデミアンが出てきた時点でこの世界線のクローマーはもう…? → ここどこまではっきり描くか悩んだんですが、お察しの通りこのシーンで死んでます。 3章と同じく胴体真っ二つで、死に方の運命だけはどの鏡世界でもなぞってしまったら…熱いな~!という性癖に準じて描いてしまいました…ッ ラストの会話後、全ての縛りを無視するようになったデミアンが、クローマーをどうにか現世に引き戻して生き返らせて再会する…といいなあ~…と思っています。 (デミアンもですが)クローマーもかなり我が強いので、死んだのを生き返らせてもらった、くらいのことがないと避けてたデミアンと一緒に行動するのすら拒絶しそうだな…というあれです
>泣き顔が可愛すぎて悶絶しました。鏡の可能性を見た上で、自分の大切なものの為に正しくない道でも進む覚悟を決めるシンクレア…強いよ…すごいよ… → 「自分の大切なものの為に~」のところ、シンクレアの覚悟を決めた後の道を進んでいく意思の強さ…のところが性癖!!!だったので、触れて頂けて嬉しかったです!泣き顔が似合う…
>デミアンのマフラーってリンバス内の彼のもうひとつの役割である「星の王子さま」の象徴だと思ってるので、あとがきの「マフラーを外して本来演じるべき役割を降りた」ですごくしっくりきました。 → 星の王子さまの役割含め、まさにその通りの気持ちで描いたので、あまりにも丁寧に読み取ってくださり嬉しすぎました…!ありがとうございます。 デミアン、3章読み返してると結構シンクレアに対して優しさ、というより興味深く見ている、といった方がいいような淡々とした温度を感じるところも多く… それってきっと彼の目的で在ったり、与えられた役割が明確にあるからだろうなとも思うのですが、シンクレアによってクローマーが自分の欲望を一部曲げたように、シンクレアの強い意志が心に刺さって、台本を投げ捨てる覚悟をしてくれたら…ていうのをやりたかったので、なんかもう…ありがとうございました…! ーーーーーーー
めちゃ…長くなってしまった 文章をまとめられない人間… 今回の本、3章にワー!となり、N社関連の人格ストーリーにワァー!となり、ワァーッ!と自分を成仏させるために描いた本で…だからマジで意味不明本になってしまったかもしれん…と戦々恐々としていたので、こう伝わったらいいな~と思って描いた箇所をすごく丁寧に汲んでくださっていて、本当に嬉しかったし安心しました。
改めて、本を手に取っていただき、また時間割いて感想を送ってくだ��り、ありがとうございました! おまけ
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kennak · 4 months
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12/30 下部に追記ほんとに誰にも言えないからここに書く。今の彼氏とは付き合って初めてのクリスマス。プレゼントにもらったマフラーが趣味じゃなさすぎてつらい。つらいポイント①私の服装や雰囲気と合わないので、私のことを考えて選んだと思えないところがつらい②ほしい色や雰囲気を伝えていたのに、聞いていなかった(覚えていなかった)らしく全く違うものがきて、話を聞かれてなかったのがつらい③おじさんぽいマフラーで、今時の女の子がつけるマフラーとはかけ離れてて、彼氏がいかに時流に乗ってないか、周囲を見ていないかがわかってつらい④でも伝統のブランド(ハイブラではない)ので、それなりのお金が趣味に合わないプレゼントに消えてしまったことがつらい⑤とはいえ彼氏もそれなりに考えてくれただろうにそれを素直に喜べない自分の性格がつらい白かベージュのマフラーがほしい、を覚えてくれてたら、普段の私の様子を見て、シンプルで王道のものが好きなんだなと普通の予想をしてくれてれば、、あと、彼氏から、無地がいいだろうなと思ったけど、なんか変わったものあげたくなっちゃったんだよね、って言われたのもなんか嫌だった。普通に喜んでほしいって思わないのかな?わたしは彼氏に喜んで欲しくて、彼氏のライフスタイルや持ち物やキャラクターに合うブランドとか素材とか色とかめちゃめちゃ調べるタイプだから、気持ちがわからなさすぎて。彼氏が一生懸命選んでくれたものならなんでも嬉しい♡みたいな女じゃないことが辛い。それなりの値段って言っても1.5万とか。でも1.5万払ってもいいって知ってたらもっとちゃんとお願いしていたというか、、、なんか、、、、こういう時の気持ちの整理の仕方が知りたい。ていうか歴代の彼氏全員プレゼントのセンス悪い。王道でシンプルな素材と色とデザインのものが欲しいし、見てたらわかるだろって思っちゃう。奇抜なものなんか持ってないし。なんか、それを選ぶ時点で、こういう奇を衒ったプレゼント選びができる俺!のために買ってる感じがするのが辛い。あとこれからもずっとこのセンスで選ばれるの?これからもずっと?って思っちゃう今回は大判でモコモコしすぎない素材の白か薄いベージュの無地のマフラーが欲しかった、欲しすぎて自分で買いそう。彼氏が買ってくれた、おじさんがダブルコートの首元につけるために買ったみたいな、ボリューム少なめのダークブルーグレーのタータンチェックのマフラー、いつつけたらいいの?------------12/30 追記フェイクが薄かったのでここまでバズっちゃったら彼氏の目にいつか触れるかもと思って彼氏に言いました彼氏はめっちゃ笑ってくれてそういうところが好きだからこれに笑ってくれる人柄の彼に今時点選んでもらっていることは私はありがたいな〜と思ってますどちらかというと見ず知らずの人にこんなに色々書かれて大丈夫?って心配してくれた人からもらったものに文句を言う女を選んじゃった彼は見る目ないと思うし何よりも本当にこんな女で申し訳ないと心から思う…あと、ちなみにそのセンスで選ばれたのが増田、のコメントは私も天才かと思った、私が彼氏のセンスをこきおろしてしているとすれば大打撃だったと思うけど問題はそこじゃないので笑えて済んだ一緒やんて言われるかもしれないけど私は彼氏からのプレゼントや彼氏のセンスをダサいとは思っていないです品物としてはすごくいいしこれが好きな人もたくさんいると思うグッチの財布って素敵だけど私の趣味じゃないんだよね、みたいなかんじなので彼氏のセンスそのものを問題視したりセンスが悪いと思ってたりしているわけではなくて、そこに至るまでの思考プロセスのありかたの違いとかズレを悲しんでいるかんじでした まあ普段から人の話を聞けではあるけど あと何よりも私の性格の悪さへの自己嫌悪今回はプレゼントっていう形のあるものでアウトプットされて問題が表出しただけで、そしてどこかに吐き出したかっただけです、センスあるブコメとそれを取り上げてくれたツイートで変にバズっちゃった蛇足だけど私が考えていた以上にいろいろ考えて用意してくれていたこともわかって、彼氏は話は聞いてないけどすごく優しくて面白い人ですどんな経緯であれ人からもらったものについてマイナス感情を抱くのは良くないことなんやなあと学びました
彼氏からのクリスマスプレゼントが趣味に合わなくて辛い
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doctormaki · 8 months
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エジンバラは、実は人生3回目である。始めて行ったのは10歳の夏。Military Tatooのチケットを良く取れたなぁと、当時の商社の手配力に感動する。2回目は大学生の時。Balmoral城やSt.Andrewsへ行った。そして、今は一泊8万円出しても泊まれないThe Balmoralに宿泊して、エジンバラ城を見ながらEnglish Breakfastを食べてたっけ。ちなみに、ワシはお子様の頃から、English Breakfastが好きで朝からbaked beans, baked tomato, bacon, sausage, fried egg sunny side up, poached egg, toastなど、朝からガッツリ食べる朝食を、自分はそこまで食べない癖に、こよなく愛していた事を、今回アイルランド、スコットランドの旅では思い出した。大体、continental breakfastって何やねん。温かいんはお茶かコーヒーだけかい、ボケ。。。ジャム位出せや。。。と子供の頃に大陸ヨーロッパへ旅行する度に心の中で愚痴っていた事を思い出した。ガハハ。食べ物の恨みとは斯くも恐ろしい。
学会は適当に発表を済ませ、適当ツッコミも交わし、しつこい質問者には慇懃無礼に御礼を申し上げ、ちゃんとチェアもして、海外で活躍している事を鼻にかけながら日本に帰れないルサンチマンたっぷりの研究者や、海外に憧れているのに海外でポストなんか手に入るわけ無いやろ、明後日来いやボケ的な能力を棚上げして、海外に出ている研究者を憧れつつも、日本の処遇文句しか言わないルサンチマンたっぷりの研究者、日本の大学でテニア持ってるんやしもう十分やろと思うのに海外にいる研究者が妙に羨ましいルサンチマンたっぷりの研究者に会った。めんどくさ。。共通しているのは、日本人は老若男女関わらず、みんなルサンチマンたっぷり。何でなんでしょうね。誰も満足していない社会。
ワシは大学は好きだが、学問が好きなだけで、こういう大学関係者のつまら���いルサンチマンの戦いは実に下らないと思う。まぁ勝手にやっててねと思うのに、何故か絡まれる。ベムが吠えてくるチワワに迷惑顔で棒ヨダレ垂らしつつ、勘弁してワンに。。。と苦笑いしていたのと全く同じ状態。流石に棒ヨダレは垂らせないので、たっぷり脇汗をかくことにしておく。ドイツが羨ましいなら、お前のポストくれっつーの。いくらでも代わったるで。。。っと、笑ってオチョクリつつ、大学教員の癖に、他人の家の芝生は緑に見えるということわざも知らんと、よう教壇にのうのうと立っとるわ。。。と感心する。ワシはワシの状況に十分満足しとる。所詮、運も含めて自分の能力に見合った所におるんでしょうと、自分のバカさ加減を承知の上、処遇なんて諦めていますんで。父上と母上にはせいぜい長生きして頂いて、不遇なアホ、天才とアホは紙一重レベルのアホに生まれた娘を養ってもらわんとね。
仕事が終わったら、後は、もうお隠れ遊ばす事にして、残りの滞在は学会はぜーんぶサボって、観光。子供の頃から憧れたネス湖へ、13時間の日帰りバスツアーに出かける。隣に座ったボストンから来ているNancy伯母さんに可愛がってもらって、バスの中ではおしゃべり、観光先ではジュースなどを奢ってもらう。ワシ、お前の住んでいる所の有名大学のライバル校におったんよ。。。と言うと、Yale?って聞いてくるので、そーそーと言うと、なんと娘婿が教授をしていると言う。世の中狭い。New Havenへは孫息子の面倒を良く見に行くという事で、New Havenのアイスクリーム屋さんやレストランで話がめちゃくちゃ盛り上がる。なんというローカル話。
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ネス湖ではボートにも乗って遊覧した。実に37年来の夢が叶ったのかと、地味に嬉しかった。インヴァネスにも行きたかったが、またの機会までお預け。エジンバラ城は、丁度、Military Tatooが終わったばかりで、まだ観覧席の取り壊し工事をしていたが、この観覧席に座っていた37年前の少女は、年齢を重ねて、色々あって、色々と病気して、色々な所で生活してみて、悲しいことも嬉しいことも色々とあったけど、心の中は、10歳のままかも。。。という驚愕の事実を再確認できた。
それにしても、英語ってラクざます。ぼんやりしていても、大体、意味が分かるので、全くホームの感覚。ドイツでは、それなりに気を張っているんだなぁと自覚。バスの中では意識不明になる事多し。今回の旅行では、自分のルーツ探し、あるいは親戚に会いに来ているアメリカ人たちの多さと、インド人の多さに驚愕した。そして、土産物が無い事にも驚いた。否、土産物は腐るほど売られているのだが、京都と同じ。欲しいという欲求が一切湧いて来ない品々だらけ。
タータンチェックも、ウール生地ではなくポリエステル混じりの物が多く、縫製もいい加減。手仕事が無くなっている。全世界的な現象で、手仕事をできる人がいなくなっているのだろう。タータンチェックのスカートのプリーツが、全くプリーツ無しの、タダの巻きスカートになっている事には驚愕した。逆に、男の正装用品だったので、男性のスカートのプリーツはきちんと作ってあった。そりゃ、あんな寒い中でスカートの中はノーパンフルチンらしいからなぁ。プリーツでも無いと、玉も縮み上がるだろうと思いつつ、土産物物色して何も買わず。ワシはあまりの寒さに、ネス湖へ行く途中のトイレ休憩で、ド田舎の洋品店で、店のおばあちゃん3名に、カシミアのマフラーを選んでもらった。おばあちゃんは、どの国でもお節介で優しい。写真で着ている紫のタータンチェックのマフラーは、店番おばあちゃん達のお見立てで選んで貰ったものです。一万円ちょっとのカシミアマフラー。
初日のエジンバラでは、胃に優しいものをと思い、ベトナム料理屋さんへ。ここで、ScottのラガーマンPeterとSarahの夫婦と意気投合。結局、奢ってもらう事になる。スコティッシュは温かい人々が多い聞くが、ロンドン生まれロンドン育ちのサラは、Peterほどの典型的なスコットはいないわよ!と笑う。Peterは74歳。人生は楽しまなきゃ。働いて、働いて、頑張って、頑張って、そして、多いに楽しむのが人生だよ。シンプルに考えなきゃ。今は、お前、アレだろ。携帯であーでもないこ��でもないって情報ばかりに左右されて、ここで(デカイ手で自分の胸をバンバン叩きながら)感じる事をしないのさ。頭でばかりコネクリ回すから、何が幸せなのか分からなくなっている。お前、幸せって何だ? ワシ、うーん。。。笑ってる事かな。 ピーター、そうだろ。こうやって、お前は日本から来る。俺はここで好物のビールを飲む。サラは好物のフォーを食う。これで良いんだよ。幸せって。身近にあるんだ。とても身近にあるし、探す必要もない。幸せは、毎日、こうやって、美味いビールを飲みながら、ラグビー見て、笑って、時に怒って、泣いて、そして笑うことだ。なーんだお前、分かっとるやないか。おい、サラ。こいつはホンマモンの哲学者だ。話が通じるからな。ガハハと笑いつつ、私を抱きしめる。
サラは、麻貴は日本人なんだから、そんなにすぐ抱きつかないの!と嗜めつつ、笑っている。嫌なら言ってね。ピーターは、良い人なんだけど、スコットだから、すぐ気を許すとtouchy、触り魔になるのよ。でも、イヤらしい意味は無いのよ。ワシ、全然気になりません。大丈夫。というと、すかさずピーターは、サラのヤキモチー!とサラを冷やかす。ラグビーで玉を掴み合うのはスコットもやるけれど、掴み方にも色々とコツがあるのよと、掴み過ぎると反則になるしな、と慶應ビー部の友人マレが、ビー部で玉つかみ役だった事を話してみると、ピーターは真面目に玉つかみ談義。勿論、サラに怒られるピーター。楽し過ぎて名残り惜しく、スコティッシュの温かい人柄に存分に触れた夜だった。最終日にもう一度伺い、ありがとうのカードを店主のキム伯母さんに託す。キムは常連さんのピーターとサラ夫妻を中国新年に自宅にお招きするらしい。
今回のフライトは、毎回、delayの憂き目にあった。エジンバラからはヒースロー経由だったが、ヒースローではターミナルがラウンジのあるターミナル5だったので、馴染みのラウンジで、5時間ほど過ごす。父上に感謝。コーク行きの時はターミナル3だったので、レストランのハシゴをしたが、帰独便は楽だった。しかし。。。ワシはこのロンドンのラウンジで食べるものと相性が良く無いらしく、いつもお腹が空くので何かしら食べては、胸焼けがする。文句は言えないけど、微妙な気分。飛行機を待っている間に、悩んでいた公募に応募してしまった。人生なんて、適当。頑張って働いて楽しむ事に全力投球すれば、後は、適当良いのかも。。。と、少しだけ思えた旅だった。
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yachch · 1 year
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アフターヘブン 試読
「おかえりなさい、アンナ。――あなたが生まれ、育まれたグルダに」
 真珠を守る貝のように硬くこわばり、かすかに震えるフランギスの細い腕の中で、アンナはその声を聞いたのだった。  左足に重心をずらそうとして靴のかかとが霜を踏み砕き、その下に広がるぬかるみへと沈みこんでいく。夜の間に凍った地面は太陽のひかりにあてられ、生クリームのようにやわらかく溶けはじめていた。後退しようとすればするほど深みにはまっていく気がして、アンナは据わりの悪い椅子に座るようにその腕の中にとどまるしかない。 ――なにもしらないひとがこの場を目撃したなら、祖母と孫が別れを惜しんでいるようにみえるだろう、とアンナは思う。  ふたりの背後にそびえ立つのは寄宿舎学校の門で、アンナは真新しい制服を着ているのだから。そうした断片的な情報から、規律の厳しい学校生活に入る孫と、その孫を���配する心優しい祖母という構図をあてはめてみることはきっと難しくない。  でも、それは真実から遠くかけ離れた想像だ。  アンナが寄宿舎学校に入ることは事実でも、ふたりは血縁関係にはあたらない。おたがいを家族と認識しあう仲でもない。謙遜でも何でもなく、ただの他人だった。三十年とすこし前、この国で多くの批難を浴びながらも施行された法律によって、たまたま結びつけられただけの。 「ここに来るまでに、ずいぶん身体が冷えてしまいましたね」  抱擁を解くと、フランギスはアンナの冷えた首に自分のマフラーをそっと巻きつけた。  抱きしめられていたのはわずかな時間だったのに、ようやく解放された気がしたのはアンナがずっと緊張していたせいだろう。他人と触れ合うと頭が真っ白になって、全身から汗が噴き出して、そして逃げ出したくなる。フランギスが悪いわけではなく――ふたりは法律によって結ばれた関係だが、フランギスは一貫してアンナを尊重してくれている――誰に対してもそうなのだから、そういう性分と言うほかなかった。 「暦の上では春を迎えたけれど、この時期のグルダは寒いとあれほど言っておいたのに。お前でもうっかりすることがあるんですね、アンナ」  ええ、まあ、とアンナはあいまいに笑う。そんな彼女の首もとでしっかりマフラーの結び目をこしらえてから、「さあ、行って」とフランギスがささやいた。 「私はここであなたを見送ります。心配しないで、私はあなたの代理人ですから、またいつでも会えますよ。困ったことがあったら――」  ぬかるみを跳ね飛ばしながら走ってくる乗用車が目に入り、アンナはとっさにフランギスの腕を引く。しかし弾丸のように飛びかかってくる泥を避けるには、その行動はいささか遅すぎたようだ。 「アンナ、何がみえますか? 私に教えてください」  黒いガウンの裾が泥で汚れるのにも動じず、フランギスはじっと周囲の音に耳を澄ましていた。それでは埒があかないと思ったのか今度はアンナに説明を求める。  通り過ぎるかと思われた乗用車は門からすこし離れた場所で停まっていた。 「一台の車が……門の前に停まっています。窓が黒くて、スモークガラスって言うんでしょうか、乗ってるひとはみえないし、降りてくる気配もないし……誰かを待っているんでしょうか?」 「車体の色、タイヤの大きさ、あと、ナンバーは?」  いつになく焦った様子で、フランギスは次々と質問を重ねていく。  そのひとつひとつに丁寧に回答すると、フランギスは「そう」と小さな溜め息を漏らしたきり、今度は押し黙ってしまった。そのまま宙を仰いだ目線の先を追いかければ、木々の枝にわずかに残された枯れ葉が目に入る。 ――あの枯れ葉は、冬の間、風にも雪にも負けずあの場所にとどまり続けていたんだろうか。 「きっと、天国からお迎えが来たんでしょう」  葉が風にちぎりとられるのと、門の脇にある通用口からひとりの少女が飛び出してきたのはほぼ同時の出来事だった。寒空の下、コートもはおらずに出てきた制服姿の少女は、ふたりなど目に入らないとばかりに押しのけて例の車輌まで駆け寄る。 「あたしに時間をちょうだい! まだ帰りたくない!」  大きな声で叫んだ少女に呼応するように運転席の窓がわずかに開いた。そこで何を言われたのか、少女はずるずるとその場に座り込むと力なく握った拳で地面を叩いた。 「そんな……もうすこしで卒業できたのに……あたし……」  ぬかるみに膝まで浸かって、少女はすすり泣いた。がんぜない背中は悲しいくらい痩せて、ブラウス越しにでも浮き出た肋を両手でつかんでしまえそうだった。  呼吸すら忘れてその背をみつめるアンナの片袖を、後ろから誰かが引く。 「行きなさい、アンナ。ただでさえ到着が遅れてしまったんですから、先生がたもお待ちかねですよ」  爪弾かれたように振り返ったアンナをフランギスは穏やかに諭した。 「でも……、フランギス先生、」  アンナの口を冷たい手でそっとふさいで、フランギスは無言で首を振った。背後にいる少女の存在に触れることは禁忌だとでも言うように。  通用口をふさぐ赤錆びた扉が、勢いを増した風に揺れてぎいぎいと軋む。その音に混ざって、かすかに嗚咽の声が聞こえてくる。  アンナは自分の胸の中で熱いものと冷たいものがせめぎ合うのを感じた。  「――アンナ」  結局、フランギスの呼びかけを無視してでもアンナはその子に声をかけることにした。ハンカチを差し出すと、その子ははしばみ色の目でじっとアンナをにらみつけた。  宙を舞ったナナカマドの枯れ葉がひらりと泥海に落ちる。油をかぶったように黒く濡れた両手を握り込みながら、少女はきつく下唇を噛みしめた。 「……あんたは何回目なの?」  続けざまに少女が「あたしはもう十回よ、十回もくり返した!」と叫ぶと、ぎゅっと力の入った目尻から涙がぽろりと一粒こぼれ落ちた。 「だから、これで完全におしまい。――あんたは、うまくやれるといいね。あたしが帰るところが天国なら、ここは……、」  少女が後部座席のドアを開くと、車内に焚きしめられた奇妙な香りが周囲に拡散した。その香りを香りと認識する間もなく、アンナの意識は急にぼんやりする。  意識がもうろうとしたのはほんの数秒だったが、気が付けば車は跡形もなくなっていた。  道のむこうをみればすでに車影は遠く、ベールがかかったように垂れこめる深い霧の中に入りこもうとしている。白い霧に吸い込まれると、車は完全にみえなくなった。  『ここは』――続くことばが何だったのか、アンナはしばらく思い出そうとこころみたが、しびれを切らしたフランギスに呼びかけられて考えるのをやめてしまう。ガムのようにへばりついてくる泥を靴の先でかきわけながら元いた場所に戻る。  フランギスはアンナを叱らなかった。  彼女に見送られて、アンナは先ほど少女が飛び出してきた通用口から学校の敷地に足を踏み入れた。どこからともなく現れた守衛が即座に扉に鍵をかける。錆びた格子越しにフランギスと向き合うと、実は自分は投獄されたんじゃないかという突拍子のない妄想にアンナにとり憑かれた。 「ああよかった」  扉の格子に力なく指をからませて、フランギスがふと溜め息を漏らした。 「ここまでお前を送り出せて。最後の力をふりしぼって、私の善性がそのほかのすべてに勝ったように思います」  そう不可解な発言をするとともに、フランギスは目を細めた。眼球という感覚器官を失った暗い視界の中、何とか一条の光をさぐり当てようとするように虚空を凝視する。  ここに来てから、フランギスはふだんよりもすこしだけ感情的になっているようだ。長い冬を耐え忍んだ病人が春のきざしにふと心身の緊張をゆるめて死に至る、そんなあやうさを秘めているようにもアンナには感じられた。 「行ってきます、先生。またお会いできる日を楽しみにしています」  もしかして、これが今生の別れになるんじゃないか―そんな不安に駆られつつも、アンナはあたりさわりのない挨拶を口にすることしかできない。 「いってらっしゃい、アンナ」  フランギスの声を背に、アンナは自分を待ち構える森をみあげた。
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tanakadntt · 1 year
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旧東隊の小説(二次創作)
ホッケえいひれ揚げ出し豆腐
一月か二月の頃だった。
トリオン測定ですごい数値を叩き出した新人が二人も入るそうだというのが、その夜の話題だった。出水公平と天羽月彦のことだ。
新生ボーダーが動き出して一年半になる。『旧』ボーダーという言葉が定着するほどに、時は勢いを増して流れていく。その間に、一番仕事をしたのは開発室室長の鬼怒田本吉だった。
まず、彼は異世界に通じる門の発生ポイントを特定できるようにした。次に門の発生を抑えるトリオン障壁を一時的ではあるが生成に成功、最後に門発生ポイントを誘導する装置が開発され、三門市の安心を約束する三点セットがわずか一年で出来上がる。元々の研究分野の応用とはいえ驚嘆に値する開発速度だった。
こうして、急務だった門発生のコントロールに成功した後は研究途中で放置されていた擬似トリオン訓練室の完成、隊員増加を見越してランク戦で使う対戦ブースと八面六臂の活躍である。
短期間でこれだけのことをやってのけた彼及び彼のチームは、城戸政宗司令がどこからか連れてきた逸材だった。三門市にやってきた時には一緒だった家族とは離婚している。仕事に打ち込みすぎたせいだと専らの噂だった。
開発室以外も働いた。門がコントロールできるまではいつどこで出現するかわからない。国の機関に代わって街を守るボーダー隊員たちは昼夜を問わずパトロールを行い、近界民と戦った。
三門市民は最初、胡乱な目で彼らを見ていたが、公的機関と連携した規律ある行動に徐々にボーダーの存在は受け入れられていく。根付メディア対策室室長による世論操作も功を奏していた。
出ていく人間は出ていき、かわりに大量の物資と人材が流れ込んでくる。
ボーダーにもまた人材が集まった。
まず、市民志願者第一号として柿崎国治と嵐山准が入隊する。華々しい記者会見の後、志願者はぐっと増えた。
東春秋が部隊を結成したのもその頃だ。
この時期の部隊は自由結成と言うよりは忍田や根付の意向が強く反映していた。東隊も忍田の指示によるものだった。
忍田自身も部隊を持っていたが、本部で戦闘員を統括する役職につくために解散することが決まっている。
ガラリと引き戸をあけて顔を出したのは東春秋だった。いらっしゃいませと店員が声をかけると案内はいらないと手を振って、店内を見渡す。じきに見知った顔の並ぶテーブルを見つけて近づいた。
二十二歳だと言うが、ずっと老けて見える。外見だけではない。彼に接する人間はつい彼が二十代前半の若造だということを忘れてしまう。
後ろには背が高い男女二人がやはり背の高い東を挟んで並び立つようにいた。どちらも目を引く美男美女だ。彼らは近隣の六穎館高等学校の制服を身につけていた。
さらに後ろに中学校の制服を着た少年がひっそりと控えている。前のふたりと違って背は低い。寒いのか、マフラーをぐるぐると首に巻いていた。
三人は物珍しげに店内を見回している。
「なんだ、三人とも居酒屋は初めてか」
テーブルにいた眼鏡の男が声をかけた。既に頬は赤い。手には盃を持っている。日本酒派だ。林藤匠という。ボーダーでは古参の一人だ。歳は三十一になる。そろそろ現役を引退したいとボヤいているが、いかんせん昨今の人手不足だ。
ボーダー本部建物ができたにも関わらず、旧本部ビルから動こうとしない、なかなかの頑固者だった。
「学生ですから」
と、生意気そうに答えるのは、背の高いほうの一人である二宮匡貴だった。
「あれ、根付さんから聞いてないか? ボーダーマークの貼ってある店はボーダーなら学生でも入れるようになったんだぜ」
トリオン器官の性質上、十代の隊員は増えていく。本部でも食堂は設置しているが、彼らは三門市の飲食店にも協力を求めていた。パスポート制で十代への酒類の提供はないなどの配慮がされている。
「知ってますが…」
さらになにか言おうとする二宮を東は遮った。
「今夜は明日の確認だけしに来たんです。本部で聞いたら、ここにいるっていうから」
「明日? ああ、国の視察ね。用事は、唐沢さん?」
「俺?」
テーブルの奥から唐沢克己外務営業部長が顔を出す。彼はビール派だ。既にジョッキをほとんど空けている。まだ三十そこそこだが、やり手の男だ。鬼怒田同様、城戸司令がスカウトしてきた。元ラガーマンだという以外素性を明かさない男だったが、人当たりがよい。
今夜の飲みメンバーは林藤、唐沢に加え、エンジニア冬島慎次、戦闘員の風間蒼也、木崎レイジの三人だった。風間と木崎は二十歳前なので、烏龍茶が並んでいる。
「まあ、たってないでこっちに座れよ、東くん」
「あー、ウチはウチでご飯を食べる予定なんです」
東はお供のように控える背後の三人を見やった。東隊のメンバーだ。
「ここで食べていけばいいよ」
「はあ」
少しだけ、東の心が揺れた。老成しているとはいえ二十二の青年だ。気楽な酒の席は魅力的だ。
「大丈夫です。俺たちは帰ります」
東の心を見透かしたように、二宮が後ろの中学生の背を押して店の入口に向かおうとする。
「東」
林藤は声をかけた。
「みんなで食べてけよ。唐沢さんの奢りだ」
「あなたじゃなくて、俺ですか?」
急に振られた唐沢が満更でもなさそうに笑った。確かにこの男前は今日の面子の中で一番地位が高く、懐も暖かい。
「あら、素敵。せっかくだから、ご馳走にならない? 二宮くん」
そこで初めて、女学生が口を開いた。こちらも生意気な口調だが、軽やかでトゲトゲしいものを感じさせない。
「加古」
「ねえ、三輪くん?」
「……」
急に話を振られた中学生は無表情のまま首を傾けた。
「わかりません」
「東さんがここでお酒を飲んでるとこを見てみたくない? 面白そう」
三輪は悩みながらうなずいた。
「ほら、三輪くんもそう言ってるし」
「言ってないだろう」
「言ってないです」
「わかった、わかった」
いつもの掛け合いが始まりそうになって、東は決断する。一応、上役たちの前だ。
「ごちそうになろう。唐沢さん、ありがとうございます」
東が頭を下げると、揉めていた三人がピタッと止まって、同時に頭を下げた。よく訓練されている。東を猟師になぞらえて獰猛な猟犬を三匹飼っていると言っていたのは誰だったか。
「遠慮せずたくさん食べなよ」
唐沢はいつもの人当たりのよい笑みを浮かべた。
「追い出された」
案内されると同時に、風間と木崎が東隊の猟犬三匹のテーブルにやってきた。テーブルが窮屈になったらしい。
今夜はボーダー戦闘員と唐沢の交流会であるらしかった。
風間の兄は林藤の弟子だった男だ。故人である。木崎は東から狙撃手としてのスキルを学んでいるので、東隊の面々とは面識がある。今は林藤に従い旧本部ビルに寝泊まりしている。狙撃以外の分野では林藤に師事していた。
一方は小柄で華奢、もう一方は筋肉隆々の巨漢だ。正反対の見かけだが、どちらも恐ろしく強かった。さらに木崎はトリオン量は二宮と同程度を持っていて近界のトリガーを使いこなす。
加古の隣に木崎が座り、二宮と三輪の隣に風間が座った。スペースの有効活用の結果である。三輪は隣が風間なので緊張する。風間蒼也は様々な思惑の絡む本部で誰からも重用され、確実に任務をこなすエリートだった。
「もう、頼んだか」
「まだです」
彼らはまだ食べるつもりらしい。
「居酒屋は初めてか」
木崎が気を使って、品書きをテーブルの真ん中におく。
店員がまとめて置いていった突き出し(お通し)を配る。
「飲み物から決めよう」
と、店員を呼んでさっさと飲み物を決めてしまう。さくさくと仕切る姿が頼もしい。三人はジュースにしたが、風間と木崎はまた烏龍茶だった。
「おすすめは、揚げ出し豆腐だな。家で作るの面倒だし」
「そういう基準か」
「寺島たちに頼まれて作ったが、たくさん食べるものじゃないし、持て余した」
寺島たちと寺島雷蔵と諏訪洸太郎のことだろう。四人は同い年で気が合うようだった。諏訪は二宮と加古の同期でもある。
「おごりなら諏訪と雷蔵でも呼ぶか」
「来ないだろ」
確かにもう遅い。
「今日の当番は?」
お酒をあおる大人席では、林藤が煙草の煙を吐き出しながら聞いた。
「忍田さんとこと迅です」
迅悠一は木崎隊であったが、先日、晴れて『風刃』所持者となり、隊を離れS級隊員となっている。
「あとは嵐山隊ですね」
なんとなく大人たちは子どもたちのいるテーブルに視線を向けた。三輪がジュースを飲んでいる。迅、太刀川、嵐山と三輪の苦手な三人だ。
「明日は俺らの勤務か」
正直、オーバーワークだ。ここにいるメンバーは皆、ワーカホリック気味ではあるが、大規模侵攻からずっと働き続けている。
「入隊志願者が増えてますからもうちょっと頑張ってもらって…。部隊が増えてくれば、部隊の輪番制に移行するって城戸さんが言ってます」
「もうすぐですよ」
冬島がエイヒレに手を伸ばしながら言う。
「そう願いたい」
品書きと書かれたメニューには写真がない。並ぶ単語は知らないものが多い。
三輪が大人たちのテーブルをチラリと見れば東は刺身の盛られた皿をビール片手につついていた。嬉しそうだ。確かに、隊長ではない東は不思議な感じがした。
「秀次は刺身か」
二宮がつらつらと品書きを見ながら勧める。二宮も初めてだからよくわかっていない。
「盛り合わせがあるぞ」
「ちょっとずつ色んなのが食べたいわ」
加古がウキウキしている。
「レイジさんおすすめの揚げ出し豆腐は頼むでしょ。風間さんのおすすめは?」
「コロッケと卵焼きだな」
間髪入れずに答える。迷いがない。
「じゃあ、それー」
「また家で作れるようなものを…」
木崎がぶつくさ言うが、三輪は蕎麦を茹でるくらいしかできない。
「二宮は?」
風間が水を向けるが、彼は熟考に入っている。
「先に頼んじゃいましょ。店員さぁん」
「加古、お前なあ」
「大丈夫だ、二宮。何度でも頼めるから」
「風間さんがそう言うなら」
注文を手早く木崎がまとめる。
「三輪は決めたのか」
「じゃあ、刺身盛り合わせ(小)で」
「あと、ホッケ」
「加古、語感で決めただろう」
「干物だな。北の魚だ」
明日、視察団が来るというのに、大人組はまだまだ飲んでいる。タバコの匂いがする。
焼肉屋ともファミリーレストランともバーガー屋とも違う雰囲気にふわふわする。
「秀次」
三輪は、二宮に揺り起こされた。ひと通り食べたあと、いつの間にか眠っていたらしい。
「中学生には遅い時間だな」
木崎が気の毒そうに言う。
「大丈夫です。すみません」
彼らも高校生なのだ。
「ほら」
おにぎりが渡された。大きい。海苔がパリッとしている。
「結局、二宮くんが選んだのがこれよ」
おにぎりを優雅に食べるという器用なことをしながら、加古が教えてくれる。
「悪いか」
「いい選択よ」
「うまいな」
風間はまだ食べている。木崎はカチャカチャと皿を重ねて、テーブルを綺麗にしている。 三輪は散々食べたあとだが、おにぎりを持って、「いただきます」と言った。おにぎりは何も入っていなくて塩がきいている。
「おいしいです」
「そうか」
「東さん、あれ酔っ払ってるわ」
三人が揃って東のほうを向くと、その様子がおかしかったのか、木崎と風間が笑った。
「明日はお前らが頑張れ」
その日はみんなボーダー本部に泊まった。
終わり
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cavane · 1 year
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The Noel Collection❄︎❄︎❄︎ - limited shawl - cavane Shetland wool linen coat /ca-22168 made in Japan シェットランドウール&リネンのファブリック くしゅっと無造作に首に巻くのはもちろん、肩に羽織ったり膝掛けに使用したりと、使い勝手の良いマフラー・ショールのご紹介です。 詳細は下記よりオンラインストアをご利用下さいませ。  Please the contact below for more information on cavane https://cavane.shop ・ ・ ・ cavane NO : ca-22168 ITEM : shawlショール TYPE : women・men SIZE : F COLOR : V.NATURAL (limited) STOCK:1 ※一点もの 只今再入荷の予定はございません。 size 長さ:150cm x 幅:63cm ※フリンジ込み 素材 :毛 (wool)80% 麻(linen) 20% 付属:貝ボタン(shell) 大量生産ではないため、限られた数しか生産できない「cavane(キャヴァネ)」の服。 時間をかけて一点一点製作をしております。独特の膨らみ・シワ感・色の奥行きを表現しております。 ヴィンテージのように、着る人の好みによって生地のエイジング感を育てられます。 シェットランドウールリネン (※) ショール ウールとリネンを合わせた、温もりのある柔らかい素材となります。 ウールにリネンを組み合わせる事で、程よいハリ感と鈍い光沢感のある上質な風合いが引き立ちます。 軽くて、極上の着心地と保温性に優れた高級感漂う佇まいが魅力。 シンプルなスタイリングに重宝するショールとなります。 カジュアルなスタイルから、クラシック・ヴィンテージまで幅広いテイストに溶け込むデザインとなります。 ※シェットランドウールとはスコットランドの北にあるシェットランド諸島に生息する羊からとれるウールになります。柔らかい毛質を持つのが特徴で程よいハリと光沢感があります。 ※柔らかい毛質をもつのが特徴でハリと光沢感があります。 生地について: こちらのファブリックは、ウールとリネンで織ることにより、膨らみを持ちながら軽さがありこだわりのある素材となります。日本の機屋さんで織られた限定少量生産による商品です。 ロングシーズン着用可能なウール&リネンのファブリックとなりま すべて手作業によって完成され洋服が作られます。 工程は大量生産とは比較にならないほど手間がかかり、糸は不均衡なためネップ・糸むらや節などの特徴があります。 ヴィンテージ感の雰囲気、味わい深い素材をお楽しみくださいませ。 モデル着用画像 身長 158cm ・ ・ DM・MAIL迄 お問い合わせください。 Please the contact below for more information online upしました⇨ ・ ・ ・ ・ #noel #fashionphoto #handmade #vintage #frenchstyle #Shetlandwool #muffler #shawl #gift #cavane #羽織りもの #ヴィンテージ #マフラー #シェットランドウール #ショール #ノエル #秋冬 #22aw (Cavane) https://www.instagram.com/p/CluU8h8S2Ot/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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haruota3 · 1 year
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2022年終焉~Z4の整備歴~
こんばんは。起きたら2022年最後の午前中が終わっていました。
さて、年1回の更新だったTumblrも年2回の更新です。
2/365だと少ないですが、2倍と考えるとアツいです。給料2倍だったら嬉しいもんね。
8月に12ヶ月点検して衝撃的な結果となりそれを記載したのですが、またひと悶着あり整備歴をまとめておこうと思い更新する所以となりました。以下長文。
さて、私のZ4の基本情報を書いておきます。
BMW Z4 ロードスター 2.5i
初年度登録:2006/11
納車:2021/8
というわけで15年落ちでの購入でした。
オプションはレザーシートで内装はアイボリー
純正カーナビありのモデルでHi-Fiはありません。
あと納車時にソフトタイプのウィンドディフレクターがついてました。納車以来外したことがありません。外し方わからん。
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納車初日の写真です。きれい。
そういえば納車された時にもらった説明書と整備歴が別の車だったことを思い出しました(この車屋にはいかなくなった)
さて、納車前整備と納車時の整備歴を確認してみます。
納車時の記録として2006/11/16登録、22日に納車にBMW正規ディーラーで納車されたようです。
次の点検は12ヶ月点検のようで翌年11月。
・ステアリングギアボックス
・サイドブレーキの引きしろ
・タイア空気圧
・ホイールボルト
・プロペラシャフト連結部
・バッテリーターミナル
・電気配線
・マフラーの調整を行ったようです。また、フロントバンパー下部の腐食が認められているようです。
走行距離が1025km
次も12ヶ月点検
このときもほとんど同じところの調整を行った記録に加えてオイル漏れが発見されています。
エンジンオイルとブレーキフルードの交換を行ったようです。
走行距離が1410km
最初のオーナーさんはあまり乗っていなかったようですね。
純正の説明書には初回の車検までの記録のみ残っていました。
その後は整備記録が2枚だけ。しかもなぜか原本の工場控え。ナンバーが同じですが同じオーナーさんかは怪しいですね。
1枚は2009年11月の車検
・サイドブレーキの調整
・ホイールボルトの調整
を行っています。
走行距離2777km
次も車検で2011年11月
このときは記録簿を見る限りは何も調整交換を行っていません。
走行距離4432km
納車前の記録はこれ以外ありません。
どうやらサイドブレーキの調整を頻繁に行っているようです。
実は私も12ヶ月点検で調整してもらっています。
私のZ4はDレンジにいれてサイドブレーキをしっかりかけてもかなりの勢いで進んでしまいます。トルコンATってこんなもんなのかな?という感じです。
主治医の車屋さんも引きしろが変わるだけで掛かる力は変わらないと言っていました。
2009年までは走行距離こそ伸びなかったものの、納車直後はいくつかトラブルが起きているようですね。
時は流れ、2021年。12年間の整備記録はありませんし、何人かのオーナーさんがいたのでしょうか。買ったお店は検切れで買い取りに持ってきたと言っていたのでおそらく直前まで乗られていたとは思います。
さて納車時の整備記録を確認します。日時は2021年7月です。
交換したもの
・前ディスク(パッドは前後?)
・ファンベルト
・ワイパーブレード
・ワイパーカウル
☆フロント左スタビライザーロッド(スタビリンク?)
・前後パート/センサー(どこだろう)
・フロント左右ロアブッシュ
・オイルフィルターアタッチメント/ガスケット
・ハイマウントストップランプ
・幌モーター
☆オルタネーター
・ウォーターポンプ
☆の箇所は以後故障した箇所です。
タイヤはRADARの銘柄忘れたやつ・・・でF5.0 R4.0
走行距離は56744kmです。一気に5万キロ増えました。
この後は納車後なので記録は全て残っています。
せっかくなので細かいものもチョロっと書いて行きます。
2021年8月29日 純正オーディオにBT割り込み
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8月30日 クリスタルキーパー施工
9月25日 ショートアンテナ取替
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10月2日 レーダー探知機取り付け
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不明 幌コーティング
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10月3日 花香琴音めっちゃわかるステッカー貼付
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10月9日 GORILLAナビ仮設置
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11月1日 左ライト交換
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11月不明 GORILLA機種変
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12月11日 フロントバンパー板金完了
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12月17日 純正オーディオ交換 KENWOOD U370BT
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12月23日 Vストラットバーテープ貼付・マフラーカッター取り付け
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ここから2022年です
2月6日 幌モーター確認(シリンダー故障と思われる・・・)
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2月16日 スペアキー作成
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2月28日 ドナドナ
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4月8日 修理完了
この際は
・バッテリー
・ラジエーターキャップ
・オルタネーター
・その他ボルト類 の交換をしています。
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4月14日 アイライン入れ
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5月29日 サイドスカート交換
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6月14日 各エンブレム交換
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7月11日 正規ディーラーにてブローバイガスヒータのリコール対応
8月7日 デジタル簡易無線車載 八重洲FTM-320R
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8月28日 納車1周年&12ヶ月点検
オイル漏れ
・ヘッドカバーガスケット
・シリンダーヘッドカバーボルト類
・シール
・キャップオイルフィラーネックを交換
ATF交換
フロントスタビリンク交換
ブレーキフルードの交換
を実施しました。
9月17日 フォグランプLED化 3色切り替えになりました。
9月21日 18インチ化
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10月8日 純正ナビ取り外し→GORILLA移植
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10月30日 リアホイールボルト打ち替え 
18インチ化の時に実はジャッキが外れてボルト1本で着地していたので一応打ち替えしました。
整備歴は以上です!!やっと終わった!
ちなみに11月に車高調買って12月にマフラー買いました!つけたらまた書きます!
インチアップと車高調とマフラー交換できたらしばらくはカスタマイズは落ち着けて、維持に徹しますかね・・・アマチュア無線の免許もほしいので・・・
というわけで2022年終わり!お疲れ様でした!!!
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310kori · 1 year
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買って良かったもの2022
あっという間に12月もあと少しになってしまった。2022年ももうおしまいだなあ。ということで、今年買って良かったものをまとめます。本や漫画はまた別の機会にと思っているので、リストの中にないのは悪しからず。
01 クリニーク イーブンベターブライトセラムファンデーション
02 クリニーク イーブン ベター シティー ブロック ポリュテクション 40 N
今年買って良かったものはいくつかあるけれど、その中でも特に!というものを挙げろと言われたならばこれら。
たまたま、口紅を買おうと思ってふらっと訪れたカウンターで、BAさんに「お化粧直しましょうか?」と言われて直してもらって、その仕上がりに衝撃を受けたので買った。
当時本当に肌荒れに悩んでいて、むしろ一周まわってもう諦めていた時に処置していただいて、こんなに変わるんだ!!と本当にびっくりしたのを今でもありありと思い出す。今まで自分は肌について、もう諦めていたのだなとその時にしみじみ思った。
とにかくカバー力が強い。でも決して厚く塗った感じにはならなくて、肌なじみがいい所がすごいと思う。そして下地ファンデーション共にかなり伸びがいいので、長く使えるところもありがたい。
これらを使って約半年後、化粧品が良かったのか昨年から通い始めたサウナで汗をかくのが効いたのか何年も飲んでた薬が効いたのかボンバーガールのプルーンの沼に落ちたのが効いたのかつまりどれが効いたのかはわからないけど、長年、本当に長年悩んでいた肌荒れが99パーセント回復しました。今年でいちばん嬉しかったことかもしれない。
クリニークと言えば肌に優しい化粧ブランドなので、肌の具合に困っておられる方に特におすすめしたいです。
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03 クリニーク イーブンベターポップ 13クローザー
件のBAさんに勧めていただいて買った口紅。普段は赤とかオレンジ系を使っているので、茶色!?と思ったけれど、つけてみるとまた優しくて穏やかな感じの色合いでとても素敵。どんな服にもだいたい合うのも助かっております。
***
04 キャンメイク オイルブロックミネラルパウダー
夏場にマスク下の化粧崩れなんかをどうにかしたくて購入。
本当にサラッサラになる!これをつけた後、肌を手で触るとさらさらしてとても気持ちいい。下地→ファンデーション→パウダーの後、仕上げ的に鼻とほっぺた、おでこにつけております。夏用に買ったけど、安心感が欲しい時など冬場にも全然使っております。気持ちいい。
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05 壁かけ時計
抱えてる仕事が一段落した時、なにか記念になるようなものが欲しくて買ったもの。
何がいいかな~と考えて、それまで使っていた壁紙時計の針が絶妙に見づらいんだよな……と思って、思い切って買った。どうでもいいですが、まだ使えるものを「使いにくいから」という理由だけで新しいものに買い換える時、なんか悪いことをしている気分になる。
ともあれ、買い換えてみたらすごく見やすいので気に入っています。時間を見間違えることが無くなりました。
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06 ゼブラ マイルドライナーブラッシュ
たまたま行った近所の文具屋さんの決算セールで見かけて、試し書きしたらおおおおおこれはなんだい!!!!と衝撃を受けて、まとめ買いしました。
なんというか、カラーペンが筆ブラシになってるだけでこんなに楽しいものかと思って、雷に撃たれた気持ちになりました。在りし日のコピックへの憧憬というか、絵を描くことに対する欲が蘇ったような……。
勢いでガッッと買い集め、同時に買ったクロッキーブック(マルマンのあれ)にひたすら絵を描く日々が続きました。しばらく文章をメインに活動していたので、こんなに絵を描いたのは雑誌のハガキ職人をしていた時ぶりではないだろうか。懐かしいな。
色数の少なさがまた創作意欲をそそられるというか、だったらこれこの色で代用しよう!この色混ぜよう!と考えたり、とてもとても使うのが楽しい文房具です。手帳とかノートとかちょっとしたことに気軽に使えるのも魅力。絵を描く描かないに関わらず、試しに使ってみてほしいな~と思います。
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07 ルピシア あまなつ烏龍、メルシーミルフォワ
今年の初夏くらいにちょっと体調を崩し、床に伏せっていることがしばらく続いたことがあった。いつもはコーヒーや炭酸をよく飲んでいるんだけど、その時はどうも刺激の強いものが飲めなくて、白湯かお茶ばかり飲んでいた。その時飲んでいたのが、たまたま買いだめていたルピシアのあまなつ烏龍だった。元々柑橘系が大好きなのでそれっぽいものは買ってしまいがちなのですが、清々しい甘酸っぱい香りと烏龍茶の穏やかな風味がくたびれた体に染みたのをよく覚えている。
メルシーミルフォワは、おたよりについてきたおためしのティーパックをなんとなく飲んで、その素敵な香りの良さにびっくりして思わず買いに走ったフレーバー。どうやら私はフルーティーな香りに目がないのだな。あまりに好きすぎて、贈り物にも使った。年末はただでさえ気忙しいので、こういう素敵な香りを吸い込むとほっと一息つける気がしている。
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08 ルームフレグランス ムスクミモザ
香りと言えばこっちも。雑貨屋さんで棚を通りかかった時、ふわっと香ったすごくいい匂いに惹かれました。ルピシアのとこでも書いたけど、体調崩した時にとても癒された。つらい時に、部屋だけでもいい香りに包まれているというのは本当に気持ちが休まる。
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09 ワイヤレスイヤホン
ワイヤレスイヤホンって耳からポロッと落っこちないの!?って怖くて、ワイヤレスはずっとヘッドホンを使ってきた。でもそのヘッドホンを無くしたのをきっかけに(何故無くした……)
ついに手を出してみたら、なかなか良かった。
普通に歩いたりする分には落っこちないし、夏は耳が暑くなく、冬はマフラーに干渉しないのが良い。タッチで簡単にオンオフできるのもありがたい。あとノイズキャンセリングが上手く効いてるのか、音量低めでもちゃんと聴こえるのが嬉しい。
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10 ロルバーンミニ
奇書が読みたいアライさんのメモ帳術を見て、自分もやりたい!と思い試したところ、このロルバーンミニがとても使いやすいメモ帳だと言うことがわかった。
クリーム色の紙が見易くて、方眼は邪魔にならない。後ろのフィルムポケットはちょっとしたものを保管するのにちょうど良いし、表紙の色が豊富なのも可愛くてい良い。
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こうしてみると、意識してなかったけれどちょうどよく10個になった。
来年はどんなことがあり、誰に出会い、どういったものに出会えるだろう。
先の見えない世の中だけれど、そういった小さなことが、未来への希望に繋がるのだと信じている。心から。
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overjazztrio · 1 year
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龍の翼24/2022.11
「整備班が穴掘り全然間に合ってないんだってよ。ったく……状況付与があるにせよ何とかしろよなあ自分らで。で、飛行班から支援くれってことだから、行ってきてくれ」
班長からそう言われ、若めのパイロット6名で陣地構築=穴掘りの支援に向かう。時刻は22時。腰に拳銃をぶらさげ、円匙(えんぴ=シャベル)を肩に担いで。場所は駐屯地に併設された演習場である。俺は一期上の先輩と一緒の穴の担当になった。俺はこの先輩が超ラブである。最近結婚なさった。
「黒猫さー」「はい」「この前妻の誕生日プレゼント選び付き合ってくれてマジでありがとな」「いえいえ、とんでもない。どうでした?反応は」「めちゃめちゃGOODだった」「それはGOODですね」「黒猫いなかったらあのまま普通にマフラー買ってたよ」「マフラーもいいですけど、やっぱプレゼントにはこれだ!って確信とサプライズが大切ですから」「マジでヨギボーにして良かった」「なによりです」
穴を掘りながらそんな会話をする。あまり掘られ慣れてない土地なのか、土質がめちゃめちゃに硬い。たまに岩にもぶつかり、人の頭大の岩を掘り起こして「死ね!」と言いながら遠くに放り投げる。先輩が笑う。
深さが1メートルに到達しようかという頃、「少し休憩しよう。煙草吸っていいぞ」「あざす」ということで一服つける。煙草を吸うのは俺のみ。空を見て、「綺麗だなー」と呟く先輩にならって顔を上げた。
夜の演習場にはなんの電灯もなく、純度100%の星灯りが目に飛び込んできた。ちらちらと瞬く無数の星々。土まみれの自分と対比して、清廉な宝石のような光に羨望さえ覚える。有史以来、人の歴史は常に戦争と共にあった。そして全ての戦争と共に、この星空もあったのだ。星空だけじゃない。燃えるような朝焼けも、泣きたくなるような夕焼けも、殺してやりたくなるような蒼穹も碧空も。
穴は概成し、先輩と2人えっちらおっちらと班のテントに戻る。時刻は1時を回っていた。翌朝5時起きだと思えば気持ちも萎える。しかし萎えはしても折れはしない。2人とも軍人だから。
星空は変わらずそこにあって、人間も変わらずそこにある。先輩、覚えているだろうか。俺が長期の教育から帰ってきて、「黒猫がいると有難えよ」と嬉しそうに笑ってくれたことを。俺だってそうです。お互いのためになら死ねるのかもしれない。理由は簡単、2人とも軍人だから。胸の階級章の2つの星が、空の星々に呼応して光る。そんな気がした。
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tokyomariegold · 1 year
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2022/11/12〜
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11月12日 たぶん最後のギンレイホールへ行った。 アルバイトをしていた時、地下鉄の出口の案内をさんざんしていたのに、B4のbだったかB3のbだったか分からず、B3で地上へ出ると一つ道を間違えていた。やっぱり紀の善は閉店していて、細い道を通ってギンレイホールへ到着。 お世話になった社員さんへご挨拶をした。 「君、意外とよく来るな!」と言ってくれた。 今回の閉館のことは突然決まったことらしく、次の場所の目処は立っていないらしい。社員さん方もほとんどこれで退社されるとのこと。 久しぶりにロビーの内側から、ガラス扉越しに犬を連れた人々が通り過ぎるのを見ながらお話をした。 グッズの缶バッチをいただいて、あ、もう会えないんだろうな、と思いながら「お元気で」と言い合って別れた。
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ギンレイのみなさんに差し入れを、と、近江屋洋菓子店でお菓子の詰め合わせを購入。いちごのケーキがたくさん並んでいてかわいい。いちごのショートケーキは日本人が作った可愛さがある。
ガーディアン・ガーデンで写真の1wall 展を鑑賞。最後の1wall 展で、今日は最後が多い日。 いわゆる家族、を、冷静に観察させてくれる展示だった。 取り留めのない会話が流れる居間。 私の祖母は物静かだったので、ひとりでに語り始めることはなかったし、母も余計なことをあまりたらたら話すことはなかったので、適当に何か会話が生まれている、いわゆる居間っぽい感じは、少し羨ましいかもしれない。
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gggではデザイン対象の展示を鑑賞。 キコフの器がかわいい。 年賀状を作り始めたところだったので、いろいろなパッケージデザインを観て、あれで良いのかな…と、悩み始めた。
4ヶ月ぶりに髪を切って染めた! こんな場所にも安心感がある美容室ってあるのね〜、とフランクでおしゃれでヤスミノさんのヴィジュアルっぽいお店だった。 髪色を白っぽくしたい!と伝えていて、頑張って座り続けて、出来上がりがピンクっぽくて、あれ?でもかわい〜、となった。 自分が白って言ってなかったことにしていたら、色が抜けると白っぽくなるとのこと。なるほど。 年末年始金髪計画も相談させてもらった。(もったいないという結論。)
初めて“おうちクリーニング”モードで洗濯してみる。ヒートテックなんてクリーニングモードでなくて良いのにね〜、と干してみるとカイロを貼ったまま洗濯していて残念な気持ち。
11月13日 ギンレイホールの支配人からお礼のショートメールが入っていた。いつまでもお世話になってしまって、でも、アルバイトを辞めても少しだけ繋がりを持たせてもらえて幸せ。 来週、ハロウィンのキャンディを持って、研究室にもう一度行って、ちゃんと挨拶しようと思えた。
気圧がだめっぽい感じは当たっていて、湿度が高くて呼吸がしづらい。
フィルム現像を出したデパートの、物産展かいつまみ食材売り場みたいなところに、マンスーンさんがラジオでおすすめしていたとり野菜みそがあった。パッケージの金髪お母さんキャラもちゃんといる。参考書でワンポイントアドバイスをくれるキャラみたい。
年賀状はやっぱり指向を変えて“ポップをはかる年賀状”にしようかな。年末年始も開館している図書館でお正月を過ごしたい。
今日は何もなかった。
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11月14日 実家の忘れ物を送ってもらって、実家と関わりを持ったことで何かざらざらした気持ちになる。“ありがたい小包”が届いた。
とても忙しなく1日を過ごして帰宅した今も息が上がっていて呼吸が不自然。 昨日届いた新しいルームフレグランスがいい香り。
朝のバス停に何かのカードが裏返しで2枚落ちていた。 発車したバスの車内で、ずっとリュックの全てのポケットを探ったり、荷物の中身を取り出してはしまっている人がいて、あ!と思った。さっきのカードは、バスの乗車証も兼ねている職員証だったのかも知れない…特段拾い上げもせずに見過ごしたこと、何か悪いことをしてしまった人でなしの気分になった。
2023年ポップをはかる年賀状をつくる…
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11月15日 久しぶりにmoney treeを開いて、もうダメ。お金がない、というより、電気代がとっても値上がりしていたり、カードの引き落とし額が増えていたりで少し落ち込む。お金を使い果たす豊かさを知りたいです、バタイユ先生。 でも、今のところ節約すべきポイントがないのでこのままずるずるまたmoney treeをアインストールする日々を送ってみる。
前の職場でとってもお世話になった上司へメッセージを送る。近々お会いできるかもしれないので、その旨を連絡してみた。 今の職場の上司から、奥さんが4月に出産予定である報告を受け、育休をとるつもりであることを相談してくれた。男性が育休を取るには、証明書類が必要で手続きが少し面倒らしい。でも、出産とか子育てってそれに比べられない大変さがありそうで、その手伝いを友人や他人がもっとライトにできるシステムってあるのかな?身内でそんな手続きが必要なら、他人ならどうなるのかしら。考えながら、昔、都写美のトークイベントで志賀理江子がぬらりひょんみたいにそんなことを言っていたのを思い出した。
来週予定されている職場の食事会の件で、私は人前で食事が取れないことを伝えてみると「ちょうど良かった!今回はやっぱりバルにしたので、みんなで取り分ける感じで残す心配をしなくても大丈夫ですよ。」と言ってくれた。 自分の食事のことは、自分でももうどうにもできないので、人に伝えることをあきらめていた(理解してもらえはしなくても、それ以上に距離を置かれることしかないと思っていた)。 初めて社会の場で伝えてみて、その相手がこの方でよかった。
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11月16日 乗り換え駅で忙しなく乗り換えの道を歩んでいたら「あ!ちょっと!!」 みたいな感じでおじさんが正面から声をかけてきて、反射的に立ち止まらず視線を向けずまっすぐ通り抜けてしまった。よく街でいたずらに声をかけられる事があるので、自分のペースを崩さないで歩く癖がついている。たぶん今回もからかいっぽさがあったので正解だったと思うけれど、朝の通勤時間帯になんだったんだ…と、私に何を伝えたかったのか後々気にしている。
国宝展のチケットの予約をすっかり忘れていたことを、相手からの“忘れていてごめんなさい”メッセージで思い出す。 よくない感じで仕事の忙しさに、(文化的)生活が壊されている!
2期下の方のデスクにかわいいマスコットがいるのが気になっていて、今日やっとそのことを話せた。 バイエルみたいな名前(忘れてしまった)の水属性のポケモンらしい。イグアナがモチーフとか。クリスマス仕様で白のふわふわのマフラーを巻いていてかわいい。私が知る限りだと、その方が退勤した後はデスクからいなくなっているので、持ってきて持ち帰っているという、とても愛な感じ。
ネコのチーズケーキが再販されていた! コンビニご飯は心が枯れるけれど、でも、アイテムとして買ってしまうこともあるよね。
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11月17日 乗り換え駅にちいかわのガチャガチャが入ったと思ったら、売り切れて、今日はもう他のキャラクターのガチャガチャが入っていた。
ポケモンって動物の野生の要素を残しつつキャラ化しているので、変に平面化されたり擬人化されていなくてかわいいかも。ちいかわは人間社会の世知辛さをやってる感じが受けていると思っていて、それ以外で純粋に外面だけで愛でている人もいるのかな。
髪をすかれすぎて悲しかったけれど、すぐ乾かせる様になった。あとカラーシャンプーに戻したらきしまなくなった。
せっかくバラを買ったのに、それを楽しむ余裕がないほど何かに呑まれている1週間。 ポップをはかる年賀状を作りながら、全くポップじゃなかったな〜2022年、と反省している。
空腹を紛らわすためにナイアシンフラッシュして、ナイアシンフラッシュで頭痛を起こし、イヴを飲んで胃が痛くなって胃腸薬を飲む訳の分からないループをしている。
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11月18日 疲れすぎたので今日は日記お休みです!と、するつもりだったけれどちゃんと今書いている。 掃除もしてしまったし、ウォークインクローゼットの中のいらないものを少し捨てた!えらい!
大人の防災訓練は、ここぞとばかりにみんな喋りまくっていてその相槌で忙しかった。こうゆうとき思ったもの見えたものをフィルター通さずぱっかりみんな喋り始めて、社会人じゃなくなって、でも社会をするために集められた人達なので、本当に何も生まれない会話がずーっと同時多発的に発生していてすごかったし、私も海外旅行でカップ麺と非常食(まずい)を交換させられた話などをした。
保存食の配給を無視して受け取らないでいたら「何で!?持って帰ろうよ!どうしてそんなことするの?」と少し怒られ口調も入れて問いただされてしまう。食べ物のストックは大切!と力説された。私はそうゆうものを、あ!!と、なって一気に捨てたことが何度もある。
午後休みをとって表参道でネイルをしてもらって、町が平日にも存在していて、帰りに混んだ電車で暖房を浴びて、とっても疲れてしまった22時。これから今日の一食目。
仮囲いの中のクリスマスツリーが、今日のポップ。
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onisamam · 2 years
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20221018
22:30に気絶し、7:00にバチっと目が覚めた。バイトのおかげで/せいで早起き癖になって、なぜか寝だめできなくなっている。良いことなのか?身体の奥の方に疲れが残っている気がするけど8時間寝れたからたぶん大丈夫。昨夜一万年ぶりにちゃんと保湿をして寝たらすべて吸収されていて秋冬の乾燥に慄いた。肌と髪は継続でしかどうにもならんのでやる。洗濯物を干してサラダ食べて外出る準備。10:00美容院行く。2ヶ月に1回しか行かないので、炭酸クレンジング、トリートメント、スチーム全部盛りで前髪と少し毛先切って梳いてもらった。1000円くらいのランチ食べようか迷ったが今月の収支からサイゼランチ(500円)で我慢すべきと判断。ヴィセのクマ消しコンシーラーを探し求めてドラッグストア回ったけどどこも売り切れ。みんなYouTubeちゃんとみているんだな。ユザワヤ行って毛糸買った。sawada ittoや横田のおしゃれ毛糸があって驚く。去年取り扱ってたっけ。モヘヤみて心がソワソワしたけど今年ウェアつくるのは無理と思う。マックカフェ行ったら私みたいな接客する店員さんで心の中で応援する。カフェラテ同じくらいおいしいのに半額以下、ありがてえ。たいていのラテは9割牛乳で構成されていることがわかってから牛乳目当てで飲むようになった。資格の勉強して梅田。友達にお土産渡して晩御飯食べる。異常食欲でパスタ1.5倍にすべきだった。いろいろ聞いてもらって話してもらって元気になる。帰って辛ラーメン(えのき卵追加ver.)食べる。歯磨きしてマフラーCOしたが、ミスって全ボツ。自分の精神安定のために修行のように編む。模様編み複雑な方がメリヤス地獄より心穏やかになっていい。
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poi-son-ous · 2 years
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Título: ミルクパズル / Miruku Pazuru / Milk Puzzle / Puzle de leche  Música, letra y arreglo: wotaku Mastering: 松永 健司(MIXER'S LAB) Ilustración:  シノイ Vídeo original: https://youtu.be/72Ol9irtEcg Letra:
寝る前に聴いてた歌手や 待ち合わせの時間が住んだ 寒空を覗く窓が あるだけの六畳を描いた ミルクパズルのように El cantante al que estaba escuchando antes de irme a la cama La hora a la que se supone que íbamos a quedar Una vista de ventana hacia el helado cielo Imaginé una habitación de seis alfombras de tatami habitada solo por estas cosas Como si fuera un puzle de leche ハイライトの無い目で歩く サラリーマンと地下鉄の刑 席で咳をするのは散歩のご老人 Los asalariados caminan sin luz en los ojos es el castigo del metro Un hombre que se está dando una vuelta tose en su asiento コントロールをされてるのか コントロールが出来ないのか 気付かないように耳を塞ぐ音楽 ¿Están siendo controlados o son no se les puede controlar? La música inunda sus oídos para que no se den cuenta. 白い息が綺麗なのは 寒い夜の償いだろうか 時計を円で表したのは 皮肉だろうか Mi aliento blanco es precioso ¿Es así como la noche compensa por su frío? ¿Es una forma de ironía  el echo de que los relojes sean circulares? 憧れも 悔しさも 夢も 諦めて人間になった 雪なんて降らなくても もうここは固形の海だ Me deshice de mis anhelos, de mis arrepentimiento y de mis sueños Y me convertí en un ser humano Incluso si ahora no nieva esto ya es un océano sólido 駅前の商店街は寂れ よく見える星が見下す マフラーの隙間から刺した 風が眠気を覚ましてく 野良猫が横切る路地で 外灯と自販機だけがある 「ねえ、一人は怖いでしょ?」 差し出された手はもう無い La calle con tiendas frente a la estación está desierta Bajo la luz de una estrella fácilmente visible El viento se cuela por los huecos de mi bufanda Y hace que me despierte En un callejón por el que solo pasan gatos callejeros solo hay farolas y máquinas expendedoras “Oye, ¿es que no te asusta estar solo?“ La mano que se me extendió ya no está aquí どうなってもいいやとやがて 凶行に走る人がいた でも それを否定できずに 同情した Hubo una persona que acabó eligiendo la violencia diciendo: “No me importa lo que pase” pero yo empaticé con ella ya que no podía no estar de acuerdo 赤信号を渡るバンが 火の着いたタバコを落とした 飲みかけたコーヒーがもう 不味くなった Alguien tiró un cigarrillo encendido desde la furgoneta que se saltó el semáforo en rojo El café que estaba bebiendo ya no sabe bien 自分だけが聡明ならば 長い夜に黎明があったか 分かり合えば少数派の血は 怖くもないか ¿Habría amanecer tras una larga noche  si yo fuera la única persona sabia? ¿Estarías asustado de la sangre de la minoría si no entendiéramos los unos a los otros? 愚かだと嗤い蔑んだ 浅ましい人間になった 今日と明日の境界線は もうとうに過ぎてたみたいだ Me reí de mí mismo odiando mi propia estupidez me he convertido en un humano despreciable Parece que la frontera entre el hoy y el mañana ya me ha dejado atrás 倅んだ指が液晶に 意味の無い文字を呟く 広いと思っていた校舎 今見ればそうでもないか 早く帰りたいのに何故か 遠回りして何になる 「ねえ、明日が怖いよ」と 泣いた相手はもういない Mis dedos congelados teclean palabras sin significado en la LCD Solía pensar que la escuela era enorme pero ahora que lo vuelvo a mirar, en realidad no lo es Quiero llegar pronto a casa, pero por alguna razón me estoy desviando. ¿Qué sentido tiene hacer eso de todos modos?“ Escucha, tengo miedo del mañana“ La persona que lloró diciendo esas palabras ya no está aquí
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poetry-for-absence · 26 days
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陰翳礼讃における詩性 (2008)
      
この著作では、西洋文化との比較における東洋文化としての、日本に独特な美意識が「翳り」を切り口にして綴られている。
現在、私たちの日常は、”西洋的な思考のかたち” で殆ど満ちている。そんな中、本当に純粋な日本的な美を、日常の内に見つけることは難しいことに思える。しかし、私はこの著作の中に、そのような美を確かに見、感じた。それは、静寂の音楽であり、仄暗さであり、暗闇への意図の介入であり、許容の美であった。
詩性および美なるものは、人間の生活に織り込まれており、そこから感じ取られ、見出されるものである。そのためか、谷崎は、生活の根幹である住居について、多くの言及をしている。その中で、厠についての叙述が特に詩的で印象深いものであった。そこに描かれていた厠こそが、最も端的に日本的な美を表しているように思え、ひいては、全ての日本的な美がそこから派生したものの様にさえ思える。
五月の優しい雨の降る午前、書斎で読書をしている。部屋には清らかな空気が満ち、障子からは淡い白い光が滲む。ふと、思い立ち、手を休め、席を外す。障子を開ける音、廊下を歩む音が、雨に包まれて、静かに響く。厠の戸を開け、入り、用を足す。桟越しにのぞく庭木の緑が、厠の暗さに映える。ああ、葉々の緑は初夏のものが一番美しい、と思う。雨粒は葉に落ち、大地を想い、したたる。今日は穏やかな日である。
これは、本文から着想を得た創作だが、この様な厠の詩性には、大いに感じ入るものがある。
著作中に描かれている厠に日本的な美の本質がある、という私の認識は前に述べた。そこで、日本的な美を構成する詩的な要素を厠の詩性から抽出し、著作に感じた詩性についての把握を確固たるものにしようと思う。
詩的な要素として、まず挙げられるのが、「瞑想性」である。それは、静けさによってもたらされる。葉のさざめき、風鈴の音、雨の庭石を打つ音、虫の音、澄んだ月夜。それらの詩は、静寂の音楽により澄明なものとなった繊細な心へと届く。また、かすかな音・静止の景色は、対比により静寂を引き立て、それを一層深いものにしてゆく。そして、心は更に深い瞑想へと誘われる。
この様な静寂の音楽は、日本的な美に於ける底流として、常にその気配を立ち昇らせている様に思える。
次に挙げられるのが、「仄暗さと暗闇」である。障子により濾過された外光、蝋燭の明かりに照らされる膳の上の椀と、その中の闇のゆらめきの様な味噌汁。おひつの中の、真珠の様な飯粒。闇の底で鈍く光る椀の金装飾。鈍い光を闇へと滲ませる金襖と金屏風。そして、その仄暗さの中で暮らす人達。
闇に溶かしてしまうことにより、魅力あるものは秘められることで蠱惑を纏い、醜いものは、闇のふところに抱かれる。美醜の、どちらも闇に溶かすことにより、日常には、仄暗い静寂と澄明さのみが残る。
そして、「暗さとの対比」が、三つ目として挙げられる。例えば、町屋の薄暗い部屋から眺める坪庭の緑は、往来で見るよりも鮮やかである。それは、明と暗の対比によりもたらされるものであり。闇の無により葉々の有が引き立つ。そして、その様な、闇との対比から色を感じる感性は、独特な色彩感覚を生む。例えば、能に於ける、闇から生まれた様な暗い緑や 淡い柿色の衣は、闇に秘められた役者の、日本民族的な色味の肌を美しく映えさせる。また、暗闇の中で鈍く光る金襖、金屏風。武者の鎧と朱の面。細部まで気の配られた能面などは、その色彩も、その造形も、闇と切り離しては、そのものの最上の美しさは立ち現れないだろう。
最後に挙げるのが、「許容による美」である。渋く黒ずんだ銀食器や、コクのある照りの出た道具に感じられる美と詩は、道具が古びてゆくという現象から「手沢」というポジティブな価値が見出されたことにより生まれる。ここでは、本来では嫌がられる「手沢」とは表裏を成す価値 ― 古びる、手拓がつく、しみが出来る、等 は、「手沢」の美と詩性により許容され、その美意識のふところに包まれている。(厠に於いては、日本的なるものの詩性の全てをもって許容され、美と詩性が生まれている、と考えられる。)
このようにながめてみると、、静寂の裡に、ものごとの白黒(=境界)を曖昧にさせることが、日本的な美の一つの側面であるとすることが出来るだろう。それは、少なくとも、この著作中に描かれた詩性の性格であろう。
現在の私たちの日常の殆どは、西洋的な思考のかたちで満ちていると最初に書いたが、だからといって私たちの日常から詩性や美が無くなってしまった訳ではない。美と詩とは、瞬間が落とす永遠の名の影であり、時代に遍在している。だから、現在に生きる私も日常のなかに詩を感じることが出来る。そこで、私の感じる日常の詩を羅列してみる。
夜降る優しい雨。夏の夜の停電。ベンチに休む老夫婦。花。深く優しい声。静かに佇む猫。早秋の空。散歩。マフラー。寒い日のバス。冷たく澄んだ部屋の空気と暖かいふとん。リンゴジュース。
いずれにしても、その詩性を詩性たらしめているのは、「静寂の音楽」である。静寂こそが、その身を詩に溶かす。騒がしさに詩が溶け込んでいることは稀である。
現代の日本に於いて、商業的な目的のみにより開発された地区ほど詩情に乏しいものは無い様に感じられる。その詩情の乏しさは、ひとえに「さわがしい」という点に起因する。その「さわがしい」のは、聴覚的にだけでなく視覚的にもである。
具体的には、過度の広告行為が挙げられる。渋谷の街などで、アイドルの新譜を大音量で広告する車を見かけるが、あれ程あさましいものはない。道行く人の親密な会話を破ってまで行う広告は、本来、人に一番近いものであるはずの「うた」への冒涜にも思える。また、延々と続く録音テープの客引き。あれを聞くと、殆ど絶望に近い気持ちになる。
「にぎやか」ならば良い。楽しいし、好きだ。詩的ですらある。けれど、機械の発する電子音、作動音が人の音を覆い尽くしてしまった「さわがしさ」に詩は感じない。そんな所に、人の尊厳も誇りもあるものかと思う。また、繁華街の、真夜中を真昼の様に照らす過度の照明、ネオンサインには非常に気が滅入る。沈黙・静寂を騒がしさの下に埋め、闇を光により押し潰している様な街の風景は、まるで空白に怯えているかの様だ。
お金と資産とは、人が人からものやことを買うための約束事である。それと同時に、権利でもある。お金があれば、ものやことを手にすることが出来る。そして、物質的豊かさが社会的地位となりうる世の中に於いて、金権は絶大な力を持ち、そのことが拝金主義を助長する。
拝金主義による物質的豊かさの追求は、空白を恐れる。それは、空白には利益が埋蔵されているという強迫観念による。そこで、物質によりその空白を埋める。ここで言う物質とは、消費される記号のことであり、それは本当の意味の食料でも衣類でも住居でもない。そんな物質に胸の奥の空白を埋めることは出来ない。むしろ、空白を広げる。しかし、その空白は気づかれず次第に忘れ去られる。いつのまにか、人はからっぽになる。そこは全くの真空であり、静寂の音楽は響くことはない。
その真空状態は、おぞましいことである。そこでは人から生気が抜け、動物としての美しさが失われている。そのおぞましい真空に空気を送り込み、人を健やかにするのが感情であり、生の歓喜である。それは、詩と美そのものだ。
私は、詩の作品たちが好きで愛読しているが、詩ほどに心を打ち、かつシンプルなものはない。詩とは花のようなものであると思う。花の美しさには、媚びや おもねりや 衒いが無く、圧倒的な純粋さを持つ。そしてその純粋さが私たちの心を打つ。その様な詩の力を、私は信じている。従って、生活に詩性があることはとても重要なことに思える。
詩性は、生活の様式の上に立つ。その生活の様式に一役(それも、とても大きな)を買うのが建築であり、その建築の様式である。建築の持つ責任は大きな強度となる。そして、様式とは作られてゆくものである。
私は、花がそうであるように、私たち自身に誠実であり、人間の尊厳に誠実である建築を創りたい。その様に、歴史の紡ぎ手の一人となりたいと、建築を志す者として思う。
(了)
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vogvipcom824sup · 1 month
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muchakucha01 · 2 months
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 【三月のご挨拶】
 啓蟄を過ぎて、まだまだ寒さは残りますが、  陽の光は春の気配。  一月、二月と踏み固めてきた道、  三月は一気に下から生命の息吹が地表に出、  春は足元の大地からはじまります。
 たんぽぽのように大地にぴったりくっつくように  葉を伸ばす小さな低い草が知らない間に表れ、  桜の幹は足元から桜色に変わっていきます。
 自然に倣えば、コートやマフラーをまだ手放せなくとも  足元に軽やかな春の気配がある人。  白いスニーカーやベージュのパンプスをはいて  背筋を伸ばして歩いていく姿。  とても素敵に見えます。
 二〇二四年 啓蟄  中国茶会 無茶空茶  黄 安希 拝 http://www.muchakucha.net/
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