Tumgik
#水辺草花紋様
kennak · 11 days
Quote
<北海道> 函館市、小樽市、釧路市、夕張市、岩見沢市、網走市、留萌市、稚内市、美唄市、芦別市、赤平市、紋別市、士別市、三笠市、根室市、砂川市、歌志内市、深川市、富良野市、登別市、伊達市、北斗市、当別町、新篠津村、松前町、福島町、知内町、木古内町、鹿部町、森町、八雲町、長万部町、江差町、上ノ国町、厚沢部町、乙部町、奥尻町、今金町、せたな町、島牧村、寿都町、黒松内町、京極町、共和町、岩内町、泊村、神恵内村、積丹町、古平町、余市町、赤井川村、南幌町、奈井江町、上砂川町、由仁町、長沼町、栗山町、月形町、妹背牛町、雨竜町、北竜町、沼田町、当麻町、比布町、愛別町、上川町、上富良野町、和寒町、剣淵町、美深町、音威子府村、幌加内町、増毛町、小平町、苫前町、羽幌町、遠別町、浜頓別町、中頓別町、枝幸町、豊富町、利尻町、美幌町、津別町、清里町、小清水町、訓子府町、佐呂間町、遠軽町、湧別町、滝上町、西興部村、雄武町、大空町、豊浦町、白老町、洞爺湖町、むかわ町、日高町、平取町、浦河町、様似町、えりも町、新ひだか町、士幌町、広尾町、池田町、豊頃町、本別町、浦幌町、釧路町、厚岸町、浜中町、標茶町、弟子屈町、白糠町、羅臼町 <青森県> 青森市、弘前市、八戸市、黒石市、五所川原市、十和田市、むつ市、つがる市、平川市、平内町、今別町、蓬田村、外ヶ浜町、鰺ヶ沢町、深浦町、藤崎町、大鰐町、板柳町、鶴田町、中泊町、野辺地町、七戸町、横浜町、東北町、六ヶ所村、大間町、東通村、風間浦村、佐井村、三戸町、五戸町、田子町、南部町、階上町、新郷村 <岩手県> 宮古市、大船渡市、久慈市、遠野市、一関市、陸前高田市、釜石市、二戸市、八幡平市、奥州市、雫石町、葛巻町、岩手町、西和賀町、平泉町、住田町、大槌町、山田町、岩泉町、田野畑村、普代村、軽米町、野田村、九戸村、洋野町、一戸町 <宮城県> 石巻市、気仙沼市、白石市、角田市、登米市、栗原市、蔵王町、七ヶ宿町、村田町、川崎町、丸森町、松島町、七ヶ浜町、大郷町、色麻町、加美町、涌谷町、女川町、南三陸町 <秋田県> 能代市、横手市、大館市、男鹿市、湯沢市、鹿角市、由利本荘市、潟上市、大仙市、北秋田市、にかほ市、仙北市、小坂町、上小阿仁村、藤里町、三種町、八峰町、五城目町、八郎潟町、井川町、大潟村、美郷町、羽後町、東成瀬村 <山形県> 鶴岡市、酒田市、新庄市、上山市、村山市、長井市、尾花沢市、山辺町、中山町、河北町、西川町、朝日町、大江町、大石田町、金山町、最上町、舟形町、真室川町、大蔵村、鮭川村、戸沢村、高畠町、川西町、小国町、白鷹町、飯豊町、庄内町、遊佐町 <福島県> 会津若松市、白河市、喜多方市、二本松市、田村市、伊達市、桑折町、国見町、川俣町、天栄村、下郷町、檜枝岐村、只見町、南会津町、北塩原村、西会津町、猪苗代町、会津坂下町、三島町、金山町、会津美里町、泉崎村、棚倉町、矢祭町、塙町、鮫川村、石川町、玉川村、平田村、浅川町、古殿町、三春町、小野町 <茨城県> 日立市、常陸太田市、高萩市、北茨城市、潮来市、常陸大宮市、稲敷市、桜川市、行方市、鉾田市、城里町、大子町、美浦村、河内町、八千代町、五霞町、利根町 <栃木県> 日光市、矢板市、那須烏山市、益子町、茂木町、市貝町、塩谷町、那珂川町 <群馬県> 桐生市、沼田市、渋川市、藤岡市、富岡市、安中市、上野村、神流町、下仁田町、南牧村、甘楽町、中之条町、長野原町、嬬恋村、草津町、東吾妻町、片品村、みなかみ町、玉村町、板倉町 <埼玉県> 行田市、秩父市、越生町、小川町、川島町、吉見町、鳩山町、ときがわ町、横瀬町、皆野町、長瀞町、小鹿野町、東秩父村、神川町、寄居町、松伏町 <千葉県> 銚子市、勝浦市、富津市、八街市、南房総市、匝瑳市、香取市、山武市、いすみ市、栄町、神崎町、多古町、東庄町、九十九里町、芝山町、横芝光町、白子町、長柄町、長南町、大多喜町、御宿町、鋸南町 <東京都> 檜原村、奥多摩町 <神奈川県> 三浦市、中井町、山北町、箱根町、真鶴町、湯河原町 <新潟県> 小千谷市、加茂市、十日町市、村上市、糸魚川市、妙高市、五泉市、阿賀野市、佐渡市、魚沼市、胎内市、田上町、阿賀町、出雲崎町、湯沢町、津南町、関川村、粟島浦村 <山梨県> 都留市、大月市、韮崎市、上野原市、甲州市、早川町、身延町、南部町、富士川町、道志村、西桂町 <長野県> 大町市、飯山市、小海町、佐久穂町、立科町、長和町、阿南町、阿智村、平谷村、天龍村、上松町、南木曽町、王滝村、大桑村、木曽町、生坂村、筑北村、小谷村、坂城町、高山村、山ノ内町、木島平村、信濃町、小川村、飯綱町、栄村 <静岡県> 熱海市、下田市、伊豆市、御前崎市、牧之原市、東伊豆町、松崎町、西伊豆町、川根本町 <愛知県> 津島市、新城市、南知多町、美浜町、設楽町、東栄町、豊根村 <三重県> 尾鷲市、鳥羽市、熊野市、志摩市、木曽岬町、大台町、度会町、大紀町、南伊勢町、紀北町、御浜町、紀宝町 <富山県> 氷見市、南砺市、上市町、入善町、朝日町 <石川県> 七尾市、輪島市、珠洲市、加賀市、羽咋市、志賀町、宝達志水町、穴水町、能登町 <福井県> 大野市、勝山市、あわら市、池田町、南越前町、越前町、高浜町、若狭町 <岐阜県> 美濃市、瑞浪市、恵那市、山県市、飛騨市、郡上市、下呂市、海津市、養老町、関ケ原町、揖斐川町、池田町、七宗町、八百津町、白川町、東白川村 <滋賀県> 高島市、甲良町 <京都府> 宮津市、京丹後市、井手町、宇治田原町、笠置町、和束町、南山城村、京丹波町、与謝野町 <大阪府> 富田林市、河内長野市、柏原市、門真市、泉南市、阪南市、豊能町、能勢町、岬町、太子町、河南町、千早赤阪村 <兵庫県> 洲本市、西脇市、加西市、養父市、朝来市、宍粟市、多可町、市川町、神河町、上郡町、佐用町、香美町、新温泉町 <奈良県> 大和高田市、五條市、御所市、宇陀市、山添村、安堵町、三宅町、曽爾村、御杖村、高取町、上牧町、河合町、吉野町、大淀町、下市町、黒滝村、野迫川村、十津川村、下北山村、上北山村、川上村、東吉野村 <和歌山県> 海南市、橋本市、有田市、御坊市、田辺市、新宮市、紀の川市、紀美野町、かつらぎ町、九度山町、高野町、湯浅町、広川町、美浜町、由良町、みなべ町、日高川町、白浜町、すさみ町、那智勝浦町、太地町、古座川町、串本町 <鳥取県> 岩美町、若桜町、智頭町、八頭町、大山町、日南町、日野町、江府町 <島根県> 雲南市、奥出雲町、津和野町、隠岐の島町 <岡山県> 玉野市、笠岡市、井原市、高梁市、新見市、備前市、真庭市、美作市、久米南町、吉備中央町 <広島県> 竹原市、府中市、安芸高田市、江田島市、安芸太田町、神石高原町 <山口県> 萩市、長門市、美祢市、周防大島町、上関町、田布施町、平生町、阿武町 <徳島県> 鳴門市、小松島市、吉野川市、阿波市、美馬市、三好市、勝浦町、佐那河内村、神山町、那賀町、牟岐町、美波町、海陽町、上板町、つるぎ町、東みよし町 <香川県> さぬき市、東かがわ市、土庄町、琴平町 <愛媛県> 宇和島市、八幡浜市、大洲市、四国中央市、西予市、上島町、久万高原町、内子町、伊方町、松野町、鬼北町、愛南町 <高知県> 室戸市、安芸市、須崎市、宿毛市、土佐清水市、四万十市、東洋町、奈半利町、田野町、安田町、北川村、本山町、大豊町、いの町、仁淀川町、中土佐町、佐川町、越知町、檮原町、日高村、津野町、四万十町、大月町、三原村、黒潮町 <福岡県> 嘉麻市、小竹町、鞍手町、東峰村、添田町、川崎町、みやこ町、築上町 <佐賀県> 多久市、玄海町、大町町、白石町、太良町 <長崎県> 平戸市、松浦市、対馬市、壱岐市、五島市、西海市、雲仙市、南島原市、東彼杵町、小値賀町、新上五島町 <熊本県> 水俣市、上天草市、天草市、美里町、和水町、小国町、産山村、高森町、山都町、氷川町、芦北町、津奈木町、多良木町、湯前町、相良村、山江村、球磨村、苓北町 <大分県> 佐伯市、臼杵市、津久見市、竹田市、杵築市、豊後大野市、国東市、姫島村、九重町、玖珠町 <宮崎県> 串間市、えびの市、高原町、国富町、諸塚村、椎葉村、美郷町、高千穂町、日之影町 <鹿児島県> 枕崎市、阿久根市、西之表市、垂水市、曽於市、南九州市、三島村、さつま町、湧水町、錦江町、南大隅町、肝付町、大和村、喜界町、天城町
「消滅可能性」744自治体 人口戦略会議 239自治体が脱却 / 日本農業新聞
2 notes · View notes
minatokucarpet · 1 year
Text
ウェブサイト ペルシャ絨毯買取専門店港区
ペルシャ絨毯買取専門店 どこよりもペルシャ絨毯を高く買います。| ウェブサイト ペルシャ絨毯買取専門店港区
( 国内でどこでも、絨毯販売 や ペルシャ絨毯買取 , 絨毯買取をします。) 絨毯専門店として、ペルシャ絨毯買取 絨毯買取 絨毯専門 ヘレケ絨毯買取 絨毯下取り ペルシャ絨毯 アンティーク絨毯買取 シルク絨毯買取 絨毯 買取 じゅうたん買取 中古絨毯買取 汚れた絨毯 じゅたん買取 絨毯 買取 ペルシャ絨毯買取 ペルシア絨毯 買取 クム絨毯 買取 絨毯買取 絨毯販売 ペルシア絨毯買取 絨毯クリーニング ペルシャ絨毯クリーニング ペルシア絨毯買取があれば体調しますので、よろしくお願いします。 ウェブサイト ペルシャ絨毯買取専門店港区
Tumblr media
  無料出張 対応エリア 全国の出張購入をサポートします。 ショッピングブーストゾーン全国からカーペットを集めています! ショッピングをサポートするエリアは、 東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、軍馬、愛知、静香、新潟、長野、 山梨、京都、大阪、福岡、山口、大分、佐賀、福井県、熊本です。 ペルシャ絨毯買取専門店港区 ペルシャ絨毯を高く買取します。 全国でもご利用いただけますので、上記以外の方も大歓迎です! 無料評価をご利用ください。 ペルシャ絨毯買取なら買取実績豊富な港区絨毯買取へ ペルシャ絨毯を買取に出したい ペルシャ絨毯の価値を知りたい ペルシャ絨毯を売るなら港区絨毯買取をお選びください。 売りたいけれど重くて持ち運べないという方は、ぜひ港区絨毯買取の出張買取をご利用ください。 重いペルシャ絨毯を持ち運ばず楽に売却できます。査定料、出張料などの手数料は無料です! 絨毯に熟知している査定員が多数在籍していますので、安心して港区絨毯買取にお任せください。 ( このサイトを閲覧されているということは、「ペルシャ絨毯を処分���たい ) 土日・祝日も休まず営業!どしどしお問合せください!
Tumblr media
お客様に信頼・ご満足いただける買取値段をご提示致します。 ※買取強化エリアおよびスピード引き取り対応可能エリア 【東京23区】 千代田区 中央区 港区 新宿区 文京区 台東区 墨田区 江東区 品川区 目黒区 大田区 世田谷区 渋谷区 中野区 杉並区 豊島区 北区 荒川区 板橋区 練馬区 足立区 葛飾区 江戸川区 【東京都下】 八王子市 立川市 武蔵野市 三鷹市 青梅市 府中市 昭島市 調布市 町田市 小金井市 小平市 日野市 東村山市 国分寺市 国立市 西東京市 福生市 狛江市 東大和市 多摩市 稲城市 羽村市 あきる野市 出張費、鑑定料一切無料 日本全国買取出張いたします!下記地域は即日出張可能です! ※他のご依頼の状況、時間帯によって不可の場合がございます。 北海道 札幌市東区・札幌市北区・札幌市・札幌市中央区・札幌市豊平区・札幌市西区・札幌市白石区・札幌市南区・札幌市手稲区・札幌市厚別区・札幌市清田区・旭川市・函館市・苫小牧市・釧路市・帯広市・小樽市・北見市・室蘭市・江別市・千歳市・岩見沢市・恵庭市・北広島市・石狩市・登別市・北斗市・音更町・滝川市・網走市・稚内市・伊達市・名寄市・根室市・七飯町・幕別町・美唄市・新ひだか町・紋別市・留萌市・富良野市・中標津町・深川市・遠軽町・美幌町・士別市・余市町・釧路町・白老町・砂川市・芽室町・八雲町・当別町・森町・芦別市・別海町・倶知安町・岩内町・浦河町・日高町・栗山町・斜里町・長沼町・赤平市・上富良野町・美瑛町・夕張市・厚岸町・三笠市・洞爺湖町・湧別町 青森県 青森市・六戸町・大鰐町・弘前市・八戸市・十和田市・むつ市・五所川原市・三沢市・つがる市・黒石市・平川市・おいらせ町・南部町・東北町・五戸町・七戸町・板柳町・階上町・野辺地町・鶴田町・平内町・中泊町・鰺ヶ沢町・三戸町・六ヶ所村・藤崎町 岩手県 八幡平市・矢巾町・陸前高田市・山田町・雫石町・洋野町・金ケ崎町・大槌町・岩手町・一戸町・岩泉町・軽米町・盛岡市・一関市・奥州市・花巻市・北上市・宮古市・滝沢市・大船渡市・釜石市・久慈市・二戸市・紫波町・遠野市 秋田県 大仙市・由利本荘市・大館市・能代市・湯沢市・北秋田市・鹿角市・男鹿市・潟上市・仙北市・にかほ市・美郷町・三種町・五城目町・羽後町・秋田市・横手市 山形県 新庄市・上山市・南陽市・長井市・村山市・高畠町・庄内町・河北町・遊佐町・白鷹町・山辺町・中山町・尾花沢市・川西町・山形市・鶴岡市・酒田市・米沢市・天童市・東根市・寒河江市 栃木県 芳賀町・茂木町・塩谷町・市貝町・宇都宮市・小山市・栃木市・足利市・佐野市・那須塩原市・鹿沼市・日光市・真岡市・大田原市・下野市・さくら市・壬生町・矢板市・上三川町・高根沢町・那須烏山市・那須町・野木町・益子町・那珂川町 宮城県 仙台市太白区・仙台市泉区・仙台市若林区・仙台市宮城野区・石巻市・大崎市・登米市・栗原市・名取市・気仙沼市・多賀城市・塩竈市・富谷町・東松島市・岩沼市・柴田町・白石市・亘理町・利府町・角田市・加美町・大和町・美里町・大河原町・七ヶ浜町・仙台市青葉区・仙台市 福島県 いわき市・郡山市・伊達市・白河市・二本松市・喜多方市・田村市・相馬市・本宮市・福島市・須賀川市・会津若松市・南相馬市 茨城県 結城市・小美玉市・鉾田市・阿見町・北茨城市・稲敷市・桜川市・常陸大宮市・下妻市・つくばみらい市・かすみがうら市・行方市・東海村・茨城町・高萩市・潮来市・境町・八千代町・城里町・大子町・大洗町・利根町・美浦村・河内町・五霞町・水戸市・つくば市・日立市・ひたちなか市・土浦市・古河市・取手市・筑西市・神栖市・牛久市・龍ケ崎市・石岡市・笠間市・鹿嶋市・常総市・守谷市・常陸太田市・坂東市・那珂市 新潟県 新潟市・新潟市中央区・新潟市西区・新潟市東区・新潟市北区・新潟市秋葉区・新潟市江南区・新潟市西蒲区・新潟市南区・長岡市・上越市・三条市・新発田市・柏崎市・燕市・村上市・南魚沼市・佐渡市・十日町市・五泉市・糸魚川市・阿賀野市・見附市・魚沼市・小千谷市・妙高市・胎内市・加茂市・阿賀町・聖籠町・田上町・津南町 群馬県 高崎市・太田市・前橋市・伊勢崎市・桐生市・渋川市・館林市・藤岡市・安中市・富岡市・みどり市・大泉町・沼田市・玉村町・邑楽町・みなかみ町・吉岡町・中之条町・板倉町・東吾妻町・榛東村・甘楽町・千代田町・明和町・嬬恋村・下仁田町・昭和村・草津町・長野原町 埼玉県 三芳町・寄居町・宮代町・皆野町・さいたま市・さいたま市浦和区・さいたま市南区・さいたま市岩槻区・松伏町・さいたま市緑区・さいたま市大宮区・さいたま市桜区・上里町・川島町・富士見市・春日部市・上尾市・熊谷市・吉見町・嵐山町・滑川町・桶川市・蕨市・鶴ヶ島市・志木市・鴻巣市・加須市・北本市・杉戸町・鳩山町・神川町・越生町・小鹿野町・新座市・ときがわ町・美里町・蓮田市・伊奈町・東松山市・行田市・飯能市・八潮市・本庄市・和光市・秩父市・入間市・深谷市・三郷市・戸田市・吉川市・ふじみ野市・坂戸市・日高市・羽生市・幸手市・白岡市・小川町・狭山市・朝霞市・久喜市・さいたま市中央区・さいたま市西区・川口市・川越市・所沢市・越谷市・草加市・さいたま市見沼区・さいたま市北区・毛呂山町 千葉県 千葉市中央区・佐倉市・浦安市・習志野市・流山市・野田市・我孫子市・木更津市・成田市・茂原市・鎌ケ谷市・君津市・千葉市緑区・船橋市・富里市・大網白里市・館山市・富津市・南房総市・いすみ市・栄町・勝浦市・九十九里町・松戸市・印西市・四街道市・香取市・銚子市・千葉市稲毛区・千葉市若葉区・千葉市美浜区・市川市・柏市・市原市・八千代市・匝瑳市・鴨川市・横芝光町・酒々井町・八街市・旭市・東金市・袖ケ浦市・白井市・山武市・千葉市・千葉市花見川区 東京都 品川区・東久留米市・昭島市・稲城市・東大和市・あきる野市・狛江市・国立市・墨田区・目黒区・文京区・渋谷区・港区・中野区・豊島区・三鷹市・立川市・東村山市・多摩市・青梅市・武蔵野市・江戸川区・杉並区・板橋区・江東区・葛飾区・日野市・世田谷区・練馬区・清瀬市・武蔵村山市・大田区・福生市・瑞穂町・羽村市・日の出町・足立区・北区・新宿区・荒川区・台東区・中央区・千代田区・国分寺市・小金井市・八王子市・町田市・府中市・調布市・西東京市・小平市 神奈川県 寒川町・厚木市・小田原市・鎌倉市・秦野市・座間市・海老名市・伊勢原市・綾瀬市・逗子市・三浦市・横浜市金沢区・横浜市保土ケ谷区・横浜市都筑区・横浜市南区・横浜市緑区・南足柄市・愛川町・大磯町・葉山町・二宮町・川崎市・川崎市中原区・川崎市宮前区・川崎市高津区・川崎市多摩区・川崎市川崎区・川崎市麻生区・川崎市幸区・相模原市・相模原市南区・相模原市中央区・相模原市緑区・横須賀市・藤沢市・横浜市・平塚市・横浜市瀬谷区・横浜市栄区・横浜市西区・茅ヶ崎市・大和市・大井町・湯河原町・開成町・箱根町・山北町・松田町・中井町・横浜市磯子区・横浜市港北区・横浜市青葉区・横浜市戸塚区・横浜市鶴見区・横浜市旭区・横浜市神奈川区・横浜市泉区・横浜市港南区・横浜市中区 静岡県 静岡市・島田市・裾野市・沼津市・浜松市・袋井市・藤枝市・富士市・富士宮市・三島市・西伊豆町・松崎町・南伊豆町・河津町・東伊豆町・小山町・長泉町 ・清水町・函南町・伊豆の国市・牧之原市・焼津市・熱海市・伊豆市・伊東市・磐田市・御前崎市・掛川市・菊川市・御殿場市 山梨県 甲府市・甲斐市・南アルプス市・笛吹市・富士吉田市・北杜市・山梨市・甲州市・韮崎市・都留市・中央市・大月市・上野原市・富士河口湖町・昭和町・市川三郷町・富士川町・身延町・南部町 長野県 軽井沢町・下諏訪町・辰野町・長野市・上田市・飯田市・佐久市・松本市・茅野市・千曲市・塩尻市・伊那市・安曇野市・飯山市・大町市・東御市・駒ケ根市・小諸市・中野市・諏訪市・須坂市・岡谷市・箕輪町 石川県 能登町・珠洲市・中能登町・宝達志水町・穴水町・川北町・七尾市・加賀市・野々市市・能美市・津幡町・輪島市・金沢市・白山市・小松市・かほく市・内灘町・羽咋市・志賀町 富山県 上市町・朝日町・舟橋村・富山市・高岡市・射水市・南砺市・氷見市・立山町・砺波市・魚津市・黒部市・滑川市・小矢部市・入善町 愛知県 名古屋市・名古屋市中���・名古屋市中村区・名古屋市東区・名古屋市西区・名古屋市北区・名古屋市千種区・名古屋市昭和区・名古屋市瑞穂区・名古屋市天白区・名古屋市熱田区・名古屋市緑区・名古屋市名東区・名古屋市守山区・名古屋市中川区・名古屋市南区・名古屋市港区・一宮市・あま市・稲沢市・幡豆郡・
Tumblr media
  ペルシャ絨毯買取専門店 当店は東京都港区、埼玉県川越市、神奈川県横浜市を拠点に 関東全域にてペルシャ絨毯の出張買取を致します。 お引越しや模様替え、リフォームや家の解体などで使わなくなります ペルシャ絨毯、高級絨毯、ブランド絨毯、ブランドラグの買取を行っています。 また、織が良い物は絨毯ほかキリム・ギャッベも買取致します。 お住まいが遠方の方は便利な宅配買取をご利用ください。(下部参照) 当店はリビング用の絨毯から玄関用の小さな絨毯まで幅広く取り扱っております。 併せまして高級家具や高級時計、ブランド品、エルメスやクリストフル マイセン、リヤドロやラリックなどの西洋アンティーク、銀製品なども買取致します。 私どもはペルシャ絨毯買取やアンティーク買取に自信を持っております。 満足いただけますよう精いっぱいで査定させていただきます。 ぜひペルシャ絨毯買取はペルシャ絨毯買取 専門にお任せください。 Read the full article
6 notes · View notes
top-wedding · 1 year
Text
雲取り水辺紋 紅白地 2023/01/30
皆様こんばんは。 TOP WEDDINGです。 いつもTOP WEDDINGのブログをご覧頂きありがとうございます。 寒い日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。 本日は大振袖 と同時に引き振袖とも呼ばれる 花嫁にのみ着ることが許されたおめでたい着物を ご紹介させて頂きます。 Item name 大振袖3045 ~雲取り水辺紋 紅白地~ 無垢を連想させる白地の着物に 鮮やかな赤色が印象的な1着 裏地や袖口からのぞく 若草色が上品かつやさしく花嫁を包みます。 皆様是非ご試着してみて下さい。
Tumblr media
View On WordPress
0 notes
bingata-nawachou · 3 years
Photo
Tumblr media
先日納品させていただきました #紅型ナワチョウ半巾帯 #水辺草花紋様 を #紅型ナワチョウ鼻緒 と コーディネートくださった✨ お客様より すてきなお写真を賜りましたので シェアを🙏✨ ・ パピルスの柄の半巾帯 まさにこれからの季節に ピッタリな帯なのでは✨ ・ ・ 鼻緒から着物の世界へ!っと 歩んでくださる お客様がいてくださり✨ (お写真賜りましたお客様も まさに🕊) ・ 着物=特別 ハードルの高いもの、と 思われがちですが TPOに合わせて ちょっとしたお出かけや 観劇などの機会に サッと着物を纏えることは わたし自身 しあわせな瞬間です ・ ・ 紅型のこと 着物を纏う喜びを 少しでも お伝えできたらば✨✨ ・ ・ #紅型 #紅型ナワチョウ #縄トモコ #びんがた #びんがたナワチョウ #なわともこ #紅型ナワチョウ半幅帯 #半巾帯 #半幅帯 #紅型半幅帯 #きもの好き #kimono #着物  #帯 #紅型鼻緒 #沖縄 #okinawa #bingata #tomokonawa #nawachou #bingatanawachou https://www.instagram.com/p/CQ8dRmQLWhQ/?utm_medium=tumblr
1 note · View note
2ttf · 12 years
Text
iFontMaker - Supported Glyphs
Latin//Alphabet// ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz0123456789 !"“”#$%&'‘’()*+,-./:;<=>?@[\]^_`{|}~ Latin//Accent// ¡¢£€¤¥¦§¨©ª«¬®¯°±²³´µ¶·¸¹º»¼½¾¿ÀÁÂÃÄÅÆÇÈÉÊËÌÍÎÏÐÑÒÓÔÕÖ×ØÙÚÛÜÝÞßàáâãäåæçèéêëìíîïðñòóôõö÷øùúûüýþÿ Latin//Extension 1// ĀāĂ㥹ĆćĈĉĊċČčĎďĐđĒēĔĕĖėĘęĚěĜĝĞğĠġĢģĤĥĦħĨĩĪīĬĭĮįİıIJijĴĵĶķĸĹĺĻļĽľĿŀŁłŃńŅņŇňʼnŊŋŌōŎŏŐőŒœŔŕŖŗŘřŚśŜŝŞşŠšŢţŤťŦŧŨũŪūŬŭŮůŰűŲųŴŵŶŷŸŹźŻżŽžſfffiflffifflſtst Latin//Extension 2// ƀƁƂƃƄƅƆƇƈƉƊƋƌƍƎƏƐƑƒƓƔƕƖƗƘƙƚƛƜƝƞƟƠơƢƣƤƥƦƧƨƩƪƫƬƭƮƯưƱƲƳƴƵƶƷƸƹƺƻƼƽƾƿǀǁǂǃDŽDždžLJLjljNJNjnjǍǎǏǐǑǒǓǔǕǖǗǘǙǚǛǜǝǞǟǠǡǢǣǤǥǦǧǨǩǪǫǬǭǮǯǰDZDzdzǴǵǶǷǸǹǺǻǼǽǾǿ Symbols//Web// –—‚„†‡‰‹›•…′″‾⁄℘ℑℜ™ℵ←↑→↓↔↵⇐⇑⇒⇓⇔∀∂∃∅∇∈∉∋∏∑−∗√∝∞∠∧∨∩∪∫∴∼≅≈≠≡≤≥⊂⊃⊄⊆⊇⊕⊗⊥⋅⌈⌉⌊⌋〈〉◊♠♣♥♦ Symbols//Dingbat// ✁✂✃✄✆✇✈✉✌✍✎✏✐✑✒✓✔✕✖✗✘✙✚✛✜✝✞✟✠✡✢✣✤✥✦✧✩✪✫✬✭✮✯✰✱✲✳✴✵✶✷✸✹✺✻✼✽✾✿❀❁❂❃❄❅❆❇❈❉❊❋❍❏❐❑❒❖❘❙❚❛❜❝❞❡❢❣❤❥❦❧❨❩❪❫❬❭❮❯❰❱❲❳❴❵❶❷❸❹❺❻❼❽❾❿➀➁➂➃➄➅➆➇➈➉➊➋➌➍➎➏➐➑➒➓➔➘➙➚➛➜➝➞➟➠➡➢➣➤➥➦➧➨➩➪➫➬➭➮➯➱➲➳➴➵➶➷➸➹➺➻➼➽➾ Japanese//かな// あいうえおかがきぎくぐけげこごさざしじすずせぜそぞただちぢつづてでとどなにぬねのはばぱひびぴふぶぷへべぺほぼぽまみむめもやゆよらりるれろわゐゑをんぁぃぅぇぉっゃゅょゎゔ゛゜ゝゞアイウエオカガキギクグケゲコゴサザシジスズセゼソゾタダチヂツヅテデトドナニヌネノハバパヒビピフブプヘベペホボポマミムメモヤユヨラリルレロワヰヱヲンァィゥェォッャュョヮヴヵヶヷヸヹヺヽヾ Japanese//小学一年// 一右雨円王音下火花貝学気九休玉金空月犬見五口校左三山子四糸字耳七車手十出女小上森人水正生青夕石赤千川先早草足村大男竹中虫町天田土二日入年白八百文木本名目立力林六 Japanese//小学二年// 引羽雲園遠何科夏家歌画回会海絵外角楽活間丸岩顔汽記帰弓牛魚京強教近兄形計元言原戸古午後語工公広交光考行高黄合谷国黒今才細作算止市矢姉思紙寺自時室社弱首秋週春書少場色食心新親図数西声星晴切雪船線前組走多太体台地池知茶昼長鳥朝直通弟店点電刀冬当東答頭同道読内南肉馬売買麦半番父風分聞米歩母方北毎妹万明鳴毛門夜野友用曜来里理話 Japanese//小学三年// 悪安暗医委意育員院飲運泳駅央横屋温化荷開界階寒感漢館岸起期客究急級宮球去橋業曲局銀区苦具君係軽血決研県庫湖向幸港号根祭皿仕死使始指歯詩次事持式実写者主守取酒受州拾終習集住重宿所暑助昭消商章勝乗植申身神真深進世整昔全相送想息速族他打対待代第題炭短談着注柱丁帳調追定庭笛鉄転都度投豆島湯登等動童農波配倍箱畑発反坂板皮悲美鼻筆氷表秒病品負部服福物平返勉放味命面問役薬由油有遊予羊洋葉陽様落流旅両緑礼列練路和 Japanese//小学四年// 愛案以衣位囲胃印英栄塩億加果貨課芽改械害街各覚完官管関観願希季紀喜旗器機議求泣救給挙漁共協鏡競極訓軍郡径型景芸欠結建健験固功好候航康告差菜最材昨札刷殺察参産散残士氏史司試児治辞失借種周祝順初松笑唱焼象照賞臣信成省清静席積折節説浅戦選然争倉巣束側続卒孫帯隊達単置仲貯兆腸低底停的典伝徒努灯堂働特得毒熱念敗梅博飯飛費必票標不夫付府副粉兵別辺変便包法望牧末満未脈民無約勇要養浴利陸良料量輪類令冷例歴連老労録 Japanese//小学五〜六年// 圧移因永営衛易益液演応往桜恩可仮価河過賀快解格確額刊幹慣眼基寄規技義逆久旧居許境均禁句群経潔件券険検限現減故個護効厚耕鉱構興講混査再災妻採際在財罪雑酸賛支志枝師資飼示似識質舎謝授修述術準序招承証条状常情織職制性政勢精製税責績接設舌絶銭祖素総造像増則測属率損退貸態団断築張提程適敵統銅導徳独任燃能破犯判版比肥非備俵評貧布婦富武復複仏編弁保墓報豊��貿暴務夢迷綿輸余預容略留領異遺域宇映延沿我灰拡革閣割株干巻看簡危机貴揮疑吸供胸郷勤筋系敬警劇激穴絹権憲源厳己呼誤后孝皇紅降鋼刻穀骨困砂座済裁策冊蚕至私姿視詞誌磁射捨尺若樹収宗就衆従縦縮熟純処署諸除将傷障城蒸針仁垂推寸盛聖誠宣専泉洗染善奏窓創装層操蔵臓存尊宅担探誕段暖値宙忠著庁頂潮賃痛展討党糖届難乳認納脳派拝背肺俳班晩否批秘腹奮並陛閉片補暮宝訪亡忘棒枚幕密盟模訳郵優幼欲翌乱卵覧裏律臨朗論 Japanese//中学// 亜哀挨曖扱宛嵐依威為畏尉萎偉椅彙違維慰緯壱逸芋咽姻淫陰隠韻唄鬱畝浦詠影鋭疫悦越謁閲炎怨宴援煙猿鉛縁艶汚凹押旺欧殴翁奥憶臆虞乙俺卸穏佳苛架華菓渦嫁暇禍靴寡箇稼蚊牙瓦雅餓介戒怪拐悔皆塊楷潰壊懐諧劾崖涯慨蓋該概骸垣柿核殻郭較隔獲嚇穫岳顎掛括喝渇葛滑褐轄且釜鎌刈甘汗缶肝冠陥乾勘患貫喚堪換敢棺款閑勧寛歓監緩憾還環韓艦鑑含玩頑企伎忌奇祈軌既飢鬼亀幾棋棄毀畿輝騎宜偽欺儀戯擬犠菊吉喫詰却脚虐及丘朽臼糾嗅窮巨拒拠虚距御凶叫狂享況峡挟狭恐恭脅矯響驚仰暁凝巾斤菌琴僅緊錦謹襟吟駆惧愚偶遇隅串屈掘窟繰勲薫刑茎契恵啓掲渓蛍傾携継詣慶憬稽憩鶏迎鯨隙撃桁傑肩倹兼剣拳軒圏堅嫌献遣賢謙鍵繭顕懸幻玄弦舷股虎孤弧枯雇誇鼓錮顧互呉娯悟碁勾孔巧甲江坑抗攻更拘肯侯恒洪荒郊貢控梗喉慌硬絞項溝綱酵稿衡購乞拷剛傲豪克酷獄駒込頃昆恨婚痕紺魂墾懇沙唆詐鎖挫采砕宰栽彩斎債催塞歳載剤削柵索酢搾錯咲刹拶撮擦桟惨傘斬暫旨伺刺祉肢施恣脂紫嗣雌摯賜諮侍慈餌璽軸叱疾執湿嫉漆芝赦斜煮遮邪蛇酌釈爵寂朱狩殊珠腫趣寿呪需儒囚舟秀臭袖羞愁酬醜蹴襲汁充柔渋銃獣叔淑粛塾俊瞬旬巡盾准殉循潤遵庶緒如叙徐升召匠床抄肖尚昇沼宵症祥称渉紹訟掌晶焦硝粧詔奨詳彰憧衝償礁鐘丈冗浄剰畳壌嬢錠譲醸拭殖飾触嘱辱尻伸芯辛侵津唇娠振浸紳診寝慎審震薪刃尽迅甚陣尋腎須吹炊帥粋衰酔遂睡穂随髄枢崇据杉裾瀬是姓征斉牲凄逝婿誓請醒斥析脊隻惜戚跡籍拙窃摂仙占扇栓旋煎羨腺詮践箋潜遷薦繊鮮禅漸膳繕狙阻租措粗疎訴塑遡礎双壮荘捜挿桑掃曹曽爽喪痩葬僧遭槽踪燥霜騒藻憎贈即促捉俗賊遜汰妥唾堕惰駄耐怠胎泰堆袋逮替滞戴滝択沢卓拓託濯諾濁但脱奪棚誰丹旦胆淡嘆端綻鍛弾壇恥致遅痴稚緻畜逐蓄秩窒嫡抽衷酎鋳駐弔挑彫眺釣貼超跳徴嘲澄聴懲勅捗沈珍朕陳鎮椎墜塚漬坪爪鶴呈廷抵邸亭貞帝訂逓偵堤艇締諦泥摘滴溺迭哲徹撤添塡殿斗吐妬途渡塗賭奴怒到逃倒凍唐桃透悼盗陶塔搭棟痘筒稲踏謄藤闘騰洞胴瞳峠匿督篤凸突屯豚頓貪鈍曇丼那謎鍋軟尼弐匂虹尿妊忍寧捻粘悩濃把覇婆罵杯排廃輩培陪媒賠伯拍泊迫剝舶薄漠縛爆箸肌鉢髪伐抜罰閥氾帆汎伴畔般販斑搬煩頒範繁藩蛮盤妃彼披卑疲被扉碑罷避尾眉微膝肘匹泌姫漂苗描猫浜賓頻敏瓶扶怖附訃赴浮符普腐敷膚賦譜侮舞封伏幅覆払沸紛雰噴墳憤丙併柄塀幣弊蔽餅壁璧癖蔑偏遍哺捕舗募慕簿芳邦奉抱泡胞俸倣峰砲崩蜂飽褒縫乏忙坊妨房肪某冒剖紡傍帽貌膨謀頰朴睦僕墨撲没勃堀奔翻凡盆麻摩磨魔昧埋膜枕又抹慢漫魅岬蜜妙眠矛霧娘冥銘滅免麺茂妄盲耗猛網黙紋冶弥厄躍闇喩愉諭癒唯幽悠湧猶裕雄誘憂融与誉妖庸揚揺溶腰瘍踊窯擁謡抑沃翼拉裸羅雷頼絡酪辣濫藍欄吏痢履璃離慄柳竜粒隆硫侶虜慮了涼猟陵僚寮療瞭糧厘倫隣瑠涙累塁励戻鈴零霊隷齢麗暦劣烈裂恋廉錬呂炉賂露弄郎浪廊楼漏籠麓賄脇惑枠湾腕 Japanese//記号//  ・ー~、。〃〄々〆〇〈〉《》「」『』【】〒〓〔〕〖〗〘〙〜〝〞〟〠〡〢〣〤〥〦〧〨〩〰〳〴〵〶 Greek & Coptic//Standard// ʹ͵ͺͻͼͽ;΄΅Ά·ΈΉΊΌΎΏΐΑΒΓΔΕΖΗΘΙΚΛΜΝΞΟΠΡΣΤΥΦΧΨΩΪΫάέήίΰαβγδεζηθικλμνξοπρςστυφχψωϊϋόύώϐϑϒϓϔϕϖϚϜϞϠϢϣϤϥϦϧϨϩϪϫϬϭϮϯϰϱϲϳϴϵ϶ϷϸϹϺϻϼϽϾϿ Cyrillic//Standard// ЀЁЂЃЄЅІЇЈЉЊЋЌЍЎЏАБВГДЕЖЗИЙКЛМНОПРСТУФХЦЧШЩЪЫЬЭЮЯабвгдежзийклмнопрстуфхцчшщъыьэюяѐёђѓєѕіїјљњћќѝўџѢѣѤѥѦѧѨѩѪѫѬѭѰѱѲѳѴѵѶѷѸѹҌҍҐґҒғҖҗҘҙҚқҜҝҠҡҢңҤҥҪҫҬҭҮүҰұҲҳҴҵҶҷҸҹҺһҼҽҾҿӀӁӂӇӈӏӐӑӒӓӔӕӖӗӘәӚӛӜӝӞӟӠӡӢӣӤӥӦӧӨөӪӫӬӭӮӯӰӱӲӳӴӵӶӷӸӹӾӿ Thai//Standard// กขฃคฅฆงจฉชซฌญฎฏฐฑฒณดตถทธนบปผฝพฟภมยรฤลฦวศษสหฬอฮฯะัาำิีึืฺุู฿เแโใไๅๆ็่้๊๋์ํ๎๏๐๑๒๓๔๕๖๗๘๙๚๛
see also How to Edit a Glyph that is not listed on iFontMaker
4 notes · View notes
tanshi-hdmi · 5 years
Text
ネオテニー
長々と書き散らしてきた世界選手権の感想?印象?文も今回をもって最後となります。現地にいた日数と文章量が比例してないよママ-ッ!
本記事ではエキシビション…主に羽生さん…さらに言えば『春よ、来い』にフィーチャーして書いていこうかと思います。多分またどこかから脇道に逸れそうではあるんですが許して下さい。彼を見ていると文学やら哲学やら生物学やらありとあらゆる学問や分野が手招きしてきて「わしらの力を借りるとええで」って囁いてくるんや…でも折角お声がけ頂いても知識と理解が追いつかずとっ散らかり&上辺なぞりな感じの文が出来上がってしまう…!悔しいッ!だが記したい衝動のが勝るから俺は書くぞジョジョォ——ッ!
やぁでも正直に言えば私の頭がもっと良くて財力もあったら彼や彼の演技をより深く理解、表現できるようになるべく全国の大学サーフィンをしたい。(※大学サーフィンとは:大学を卒業すると同時に同大学の異なる学科、あるいは他大学への入学を決め、またそれを納得いくまで繰り返すこと。筆者による造語。)
✄ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー✄
今回披露した『春よ、来い』(以下 春 と記述)はFaOI神戸でも現地で観た経験があり、その当時も受け取った印象を文字に残したい、残さねば…!と使命感に燃えておりました。しかし結局断念してしまったのです。なぜかというと「ひとつの記事に出来るくらいの組み立った文にならない」からなんですね。ショーで観てきた当時、断片的なツイートはしていましたがそれらがひとまとまりの文になるかと言うと…ならない!そのくらい受け取るイメージが多種多様でそのうえ演技の輪郭もぼやけていました。(勿論めちゃくちゃいい意味で使ってますよ!)あとこれは個人的な感覚の問題なんですが、春に対して"演技"とか"プログラム"という人工的?人為的?な言葉を使うことに抵抗があったのも一因ですね。代替語として今でも自分的にいちばんしっくり来ているのがこのツイート↓
https://twitter.com/tanshi_hdmi/status/1008917747244265473?s=21
有機でありながら無機。静でありながら動。喜でありながら哀。そんな一見対極に���置するような要素を矛盾や破綻なく内包し、かつ見るものにより受け取る印象が異なる様をあらわす言葉…となったらこれかなと。あと春を舞っている彼の様子がおよそひとではない、もっと言えば生物ですらないというのも大きい。人型ではあるんだけども。高価な機材も特殊な撮影技術も要らない、肉眼で知覚できる自然現象。
時間が経つにつれ、そんな春に対する内的葛藤と苦悩が解けたので今回はのびのび綴っていく所存です。でも記事内では読みづらさ回避(多分すでに出来てないよ)のために普通に演技とかプログラムって言いますです。ウヒ
そろそろ24日の話を。これは完全に偶然なんですが、FaOI神戸で見た時も今回のEXもショートサイドでした。席の細かい指定までは出来ないのに不思議!しかも方角も一緒。なんか運命を感じる(?)座席は200レベルの8列目、23日同様視界も良好。選手がリンク内のどこへ移動しても満遍なく見渡せる絶好のポジションでございました。
前の演技者がはけ、入れ替わるようにリンクにあがる羽生さん。いつも通りそっと、しかし大きな慈しみを込めて両手で氷に触れながら。それだけで会場からは万雷の拍手、歓声。試合の時のそれとは異なり、どこか優しく、甘さを含んで聞こえます。
セットのなされていないさらさらの黒髪は完璧なまでの丸みをもって艶めき、その身を奥ゆかしい薄紅色と海月の触腕のように波打つ豊かな羽衣とで包んでいる様は、昨日までの荒ぶる闘神のような姿がまるでゆめまぼろしだったのかと疑ってしまうほどに、無垢でたおやかでした。
薄明りに融けるように佇めば、どこからともなく(本当にそんな感じだった)きれいに磨かれたガラス玉を転がすみたいなピアノの音が響いてきて、その音色が雫となって彼という水面に波紋をつくります。魂が灯ったようにふわりと両腕を浮かす仕草、あれはまさにミルククラウンが出来る瞬間のようです。音(雫)の落ちる速度や比重などの条件がぴたりと噛み合わなければ生まれない自然現象。
どんなに微細な空気の揺らぎにもかならず呼応するうす衣は、やはりそれそのものが意思を持ついち生き物のようで。よろこんでいるようにもかなしんでいるようにも、角度によってきらきらと偏光するプリズムみたいで実態がつかめない。でも色々な表情をしているのは分かる。それだけで十分だなぁと思いました。
淡いつむじ風のような3Loを降りた後、右手で氷を軽く撫ぜ、それをじっと見つめながら自らの頭より少し高く掲げる動作があります。TVでは背面からのみしか撮影がされていませんでしたが、私が座っていたのは西側ショートサイドで、この時の彼の真正面に位置する場所であったために表情を伺うことが出来ました。
正直に言うと、かなりぞっとした瞬間でした。"畏怖"とも"虚無"ともつかない感情に埋め尽くされて息をすることが出来ませんでした。実際はせいぜい2〜3秒の動作だったのでしょうが、その場では永劫続くのかと思うほど長い時間に感じられて、茫洋とした海原のど真ん中にいきなり投げ込まれたような、幼い頃にホームセンターの壁に掛けられていた巨大なゴブラン織りの絨毯を前にした時のような、"なす術なく竦み気が遠のく"体験をしたのです。表情は果てしなく純真であるのに、その目は客席や建物どころではないはるか遠く、もっと言えば"いま"ではない異なる時間軸を見据えているような。あぁ、あれは悠久の時を過ごしてきた新生児です。そんな彼を通してあらゆる時代のあらゆる出来事に一挙に目を向けられたような、そんな風に感じられた瞬間でした。
マジで軽く「ヒッ」て言ってしまった。アリーナの、本当の本当に真正面になった方を今でも真剣に心配している。
私は彼のスピンがとても好きです。キャメルスピンではいつも慎ましやかに雄弁な手の表情を堪能することが出来るし、ぶれのない完璧なポジションが描くかたちはまさに真円で、その見事さに空間がよろこび、どんどん質量を増加させていく様を肌で感じることが出来ます。その後に続くスピンの素晴らしさたるや、シット姿勢から次第にアップライトに変化、かと思えばぱっ、と弾ける一連の流れはもはや彼が音を生み出しているとしか思えないほど。それか身体が譜面で出来ていて、いち回転する度にするするとほどけていっているのかもしれない。
途中『天と地のレクイエム』を彷彿とさせる、頭を抱えたり何かを振りほどいたりする仕草があります。なんとなくですが、レクイエム以降ずっとプログラムの中のどこかにそのような動作がかならずある気がして、彼の中でひとつ核になっている表現なのかなと感じました。でも同じように見えても印象はまるで違う。春は「振り返ればそんなこともあった」と回顧しているイメージです。苦闘の最中ではなく、愛すべき想い出となった過去の出来事、みたいな。ハイドロにしても同じで、レクイエムの時は海面からわずかに差し込む光を海底からどうにかして掴もうと腕を伸ばしているようでしたが、春では逆に、水面や水中を見下ろし、そこに映っていたものを愛おしんでいるような。今回のハイドロでは特に強くそういった印象を受けました。やはりプログラムは生き物だと、その時々の立場や年齢でもっとも輝くように出来ているのだと改めて思ったワンシーンでした。
氷の欠片を集め、空中に放つ動作はFaOI神戸ではなかったため初めて現地で目にしました。途方もなく儚い。分かってはいたが儚い。やっぱり悠久の時を生きた新生児なのかと思ってしまうほど、絵に描いたような無垢な仕草にぎりぎりと胸が締め付けられる。実際のこどもが戯れにそうするのではなく、もう成長しきったものがこどもの頃の楽しかった体験を再現しているような寂寥感がある。きれい、すてき、とひと言では済ませられないほど、あの瞬間にはたくさんの想いや感情が去来します。
そしてその後の、歌詞で言えば「瞼閉じればそこに」の「に」の部分、そこで彼がどんな表情をするか、私は注目していました。TV越しに観たものではありますが、FaOI静岡では屈託のない笑顔、GPヘルシンキでは苦悩するような表情だったのが心に引っかかっていたからです。
この目で今回観られたのは、静岡の時、もしくはそれ以上の弾けるような笑顔でした。もうこの辺りまで来ると演技は終わってしまうことを否が応でも認めなければならないというのもあり、笑顔って本来喜ばしいものなのに、なぜだか虚しさばかりがどんどん募ってゆきます。
そう感じ入っているのも束の間、近年の彼のEXのハイライトとなっているディレイドアクセルが、多大な幸福感と未来への展望を伴って大きく花開きます。回転数や点数だけがすべてではない、脈々と受け継がれ時代を生き抜いてきた技巧には、人々の情緒につねに訴えかける研ぎ澄まされた美と語りすぎない"引き算の妙"がたしかに息づいていると実感しました。
畳みかけるように、花雨のように降り注ぐピアノの音を全身に浴びながら空間を満たしていくレイバックイナバウアー、ここは何度観ても聴いても心の奥深く、琴線に触れて、叫びながら走り出したくなる衝動に駆られます。行かないでくれ、無意味だと分かっていてもそう口走りたくなるのを必死に堪えるのでした。
怒涛のグリッサンドを具現化させたような、全身から花弁をはらはらと舞い散らすかの如き豪奢なスピン。そして余韻を、音が消え入ってしまうのを心の底から惜しむように最後の最後までを味わい尽くすフィニッシュは、"なにか"を大切に両腕で抱え上げ天に還すような所作をしたのち、自らを愛おしむように抱き締める。
それを見届けた瞬間、「お別れだな」と思いました。これまで人型を保っていた春はひとではなく、桜の花弁の集まった姿で、フィニッシュ��迎えるとともに魔法的な何かが解けて、ひとの形から一瞬でぱっ、とただの花弁のかたまりに戻り、先ほどまで立っていた場所には薄紅色のちいさな山があるのみ…そんなイメージが脳裏にこびり付いて、遣る瀬のなさが爆発して、喪失感でいっぱいになりました。頑張って花弁をかき集めてまたひとの形にしても、動き出すことはないのだろうなぁと。スタンディングオベーションをしながら、そんな頭のおかしいことをぼんやりと考えていたのでした。
本当にこの時期の日本で春を滑ってくれてありがとう、と思います。夏のアイスショーに始まり、秋、冬を耐え、やっと還るべき季節に還ったんだろうなと、良かったね、と心から思います。なんというか、まさに桜の一年の生命活動を見た気持ちです。FaOIの時は葉桜や新緑でまだ若く、将来に対する期待や希望に満ちていて、GPヘルシンキでは来たる冬に対する覚悟が見えたような。そして今回、あらゆる生命が蠢動し浮き足立つ季節に鮮やかな色彩とおもむきを与え、人々がそれらに心奪われているあいだに気付けば散ってしまっている。なんという無常!
春に対し侘しさ、寂しさが募るのは桜の姿が重なるのは勿論のこと、何度か文中にも書いていますが"老成と幼稚の同居"があるからだとも思います。これは春が、というか羽生さんご本人にも当てはまることだと感じますし、春は羽生さんそのものだとも。
羽生さんはインタビューや会見を見ていても分かる通り自我がしっかりしていて達観しているなぁ、と感じると同時に、生命のあるもの・ないものに関わらず等しく愛情を注ぐような感受性の豊かさ…言い換えればある種の幼さを失くさない人でもあると思います。また幼い自らを非常に大切にしてもいますね。それって凄いことで、幼い自分の要求につねに真摯にあり続けることは時に心身ともに傷を負ってしまう生き方でもあると思うのです。でもその"幼さ"の希少性、無二性を理解し意図的に守っているようにも感じる。
そんな人が演技中に満開の笑顔を見せたり、無邪気に氷を花吹雪よろしく放ったりする様を見たら、もうなんか心のダムが決壊するしかないんですよね…するしかない…。少なくとも私は大決壊しました。どぱどぱ。
あ、フィナーレでビールマンスパイラルをやった時、こちらもちょうど真正面になりそのウッキウキフェイスを全力で受ける形になって「えがったな…えがったな…」とおばあちゃんみたいな気持ちになりました。しかし相変わらず身体柔らかいね…ビールマンスピンまた見たいなぁ…
たまーりん氏や刑事くん、昌磨ともわちゃわちゃ出来て本当に楽しそうでした。ああいう年相応の青年(限りなく少年っぽい見た目だけど)らしいところを見ると(◜◡◝)⇦こういう顔になりますね。えがったえがった…。
✄ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー✄
本文中にもちょこちょこ書いてますが、羽生さんって一本(一枚)の糸や布、または植物をこよったり編み込んだりして形づくられているイメージがあります。ジョジョでいえば徐倫のストーンフリーみたいな。いや勿論しっかり人間であると分かってますです、あくまで印象の話ですよ!笑
なんの話をしてるんでしょう。EXというか春についての感想どころか羽生さんご本人についての謎の理論を展開するという…どうしてこうなった…
いやしかし、彼のファンになってから人生観というか、ものの考え方が本当に変わったなと思います。例えば23日も24日も、もっと遡れば平昌五輪も、ヘルシンキワールドも、もはや全部だと思うんですがなにか試合やショーが終わった後、「寝てしまったら明日が来てしまうから寝たくない、今日という日が終わるのが辛い」という心の動き。こんなこと以前は人生で一度も考えたことも感じたこともなかったことです。他にも自然や生き物のことをより深く考え、その良さに気がつくようになったり。感情の幅や生活そのものがぐっと豊かになったのです。また、勝手にですが背中を押してもらい自信がついた考え方もたくさんあります。
彼には数え切れないほどのものを貰ってばかりなので、どうか今後彼にはそれ以上の幸せが、春が訪れて欲しいと願ってやみません。願うことしかできないもどかしさよ…。
長々とお付き合い下さり本当にありがとうございました。人いるか分からないけど!笑 たった2日しか現地にいなかったのにこんなに書けるなんて自分でもびっくりです。それだけたくさんの感情や感性の枝葉を揺らすお方なのですよね。幸せだなァ…ぼかぁ君のいきいきしているところを見ることがいちばん幸せなんだ!
追記:記事タイトルになってるネオテニー、動物が幼生形のまま成熟する現象らしくなんだか浪漫あるというか心惹かれる言葉だなと思ってつけました。必ずしもプラスな意味合いばかりを含んではいないようですがここではプラスの部分だけを掬って濾過して培養したい(?)
その代表的な生き物のウーパールーパー、よく見たら春にカラーリングとか諸々が似てる?気がする?そんなことないねすみません…
(画像:写真AC様)
Tumblr media
1 note · View note
sarahalainn · 6 years
Photo
Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media Tumblr media
Had the opportunity to wear a very unique kimono!! The material used in this kimono is normally reserved solely for weddings - most long sleeved ‘furisode’ kimono’s are very ornate whereas this is pure white♡
The obi sash uses gold, silver and platinum ‘urushiya’ (lacquer) foils instead of threads which is standard. The overall colours represent both Japan and Australia🇯🇵🇦🇺
とても珍しい純白の振袖を着させて頂きました‼︎ 
現代は花嫁衣裳や七五三の衣装などでしか用いられてない、ふき綿仕立ての振袖♡
帯は佐賀錦織の錦流水という流水紋の帯で、たて糸の代わりに、金・銀・プラチナ・漆の箔を織り込んでいます。「桜を見る会」とのことで桜が一番美しいと言われる水辺に映る桜をイメージしたものです🌸
お着物の色味は日本とオーストラリアの国旗も意味しています🇯🇵🇦🇺
お写真はオーストラリアのコート大使と奥様と
草履とバックは母ちゃんの~^^
KIMONO Production OKANO
169 notes · View notes
kachoushi · 3 years
Text
零の会
2021年7月3日
Tumblr media
坊城俊樹選 特選句評
於:銀座区民館4号室
坊城俊樹出句
Tumblr media
坊城俊樹出句
優男まとふ上布や歌舞伎座へ 垂れ幕の大の字涼し大歌舞伎 別嬪も入るやさみだる歌舞伎座へ 歌舞伎座の裏よりぬつとあつぱつぱ 三越の獅子にまたがる父の朱夏 夏風邪をひいてをるよな銀座かな 銀座和光へ今様のあつぱつぱ 梅雨闇のルパンの太宰へと女 黒南風もまとひて入りぬ歌舞伎座へ 銀座なる雨をちよと舐め青蜥蜴
坊城俊樹選 特選句
Tumblr media
坊城俊樹選 特選句
吸殻はサルビアの雨に崩れて 和子 色悪の血まみれとなる夏芝居 要 柏手も汗も小言も楽屋口 荘吉 歌舞伎座の江戸むらさきの涼しさよ いづみ 通り抜けても青梅雨の銀座かな 要 辯松へ思ひありしか梅雨の蝶 三郎 歌舞伎座の裏店にある水羊羹 いづみ 木挽町の色を正して濃あぢさゐ 和子 風鈴や木挽町しか知らぬ風 順子 三つ編みをほどき蛍をとほくする 光子
坊城俊樹選 ▲問題句
三越へおばばとソフトクリームの日 三郎
坊城俊樹選 入選句
夏日さすビルは山折り谷折りに 千種 梅雨の灯は街の波紋となりにけり 順子 夏深し妾の店の連子窓 光子 梅雨寒のビル歪みつつ映し合ふ 千種 斜交ひに辻を小走り単帯 順子 梅雨闇にふくらむ匂ひ香を売る 和子 シャネル着てマネキン夏へ飛び出しぬ きみよ 抱きしむる花束百合の花ならば 和子 夏の灯をしづかに点けて珈琲店 いづみ かうもりの置き忘られて合歓の花 和子 緑蔭にレノン形見の喫茶店 いづみ 梅雨の蝶夜は紫の蜜を吸ふ きみよ かたつむりベンチへ落書きの軌跡 美智子 歌舞伎座の切符売場に待つ日傘 荘吉 黒南風や時計塔には避雷針 佑天 役者絵へ築地より吹く南風 光子 勘三郎の臑の白きや夏芝居 佑天 夏闇のワイン酒場の空ろかな 小鳥 木挽町ビルのあはひの夾竹桃 荘吉 二枚目の女郎蜘蛛なる夏芝居 いづみ 夏潮は遠く遥かに三原橋 佑天 夏帯をかくかく締めて木挽町 いづみ 大仰に笑ふポスター梅雨寒し 久 ダイヤ売る梅雨の硝子を拭ひけり 千種 夏手套外し銀座の裏急ぐ 小鳥
岡田順子出句
Tumblr media
岡田順子出句
夏柳や和光の鐘は鳴るべかり 水狂言観てゐるやうな銀座ぶり 木挽町辺りよすがの氷旗 トルソーは窓に囲まれ赤い薔薇 風鈴や木挽町しか知らぬ風 梅雨の灯は街の波紋となりにけり 自転車も朝顔鉢も大店に 斜交ひに辻を小走り単帯 青葉闇透けて役者絵見得を切る 降りこむる喫茶に青き熱帯魚
岡田順子選 特選句
Tumblr media
岡田順子選 特選句
やうやくに楽屋貰ひて夏暖簾  佑天 高楼に埋もるる梅雨の小料理屋 小鳥 緑蔭にレノン形見の喫茶店 いづみ 三越の獅子にまたがる父の朱夏 俊樹 緞帳の街を治める朝曇 三郎 一センチほどの薔薇咲く木挽町 小鳥 垢抜けぬ頬で見にゆく夏芝居 光子 紅薔薇を傘もささずに買ふ男 きみよ 吸殻はサルビアの雨に崩れて 和子 夏深し妾の店の連子窓 光子
岡田順子選 ▲問題句
蠅は祖父と言ふ勘九郎七之助 佑天
岡田順子選 入選句
背高のサマードレスは香りけり  小鳥 柏手も汗も小言も楽屋口 荘吉 青蘆や風の自在に打てる波 美智子 梅雨闇にふくらむ匂ひ香を売る 和子 探偵のポスター貼られ黴のビル 光子 竹煮草松屋通りに裏返る 要 シャネル着てマネキン夏へ飛び出しぬ きみよ 別嬪も入るやさみだる歌舞伎座へ 俊樹 善行を積めば銀座で鰻喰ひ 荘吉 歌舞伎座にくしやりと咲いて蕎麦の花 小鳥 抱きしむる花束百合の花ならば 和子 夏の灯をしづかに点けて珈琲店 いづみ 羅のウィンドへ写りこめばなほ 三郎 かうもりの置き忘られて合歓の花 和子 蛍へ告げて役者へ逢いにゆく 光子 梅雨の蝶夜は紫の蜜を吸ふ きみよ あをきほど蚊帳吊草の滴また 三郎 三越へおばばとソフトクリームの日 三郎 役者絵へ築地より吹く南風 光子 藍染のハンカチ選ぶ木挽町 要 絵団扇や天色の風生まれをり 久 東京の銀座に遊ぶ梅雨晴間 梓渕 二枚目の女郎蜘蛛なる夏芝居 いづみ 優男まとふ上布や歌舞伎座へ 俊樹 日覆のカフェに銀座の奥座敷 荘吉 梅雨の背へ銀座和光の鐘渡る 光子 雨乞ひの芝居の掛る梅雨の小屋 佑天 夏柳見に渋谷から銀座へと 荘吉 垂れ幕の梅雨湿りして明日初日 要 梅雨闇の鮨屋の奥の大時計 小鳥
Tumblr media
0 notes
kennak · 15 days
Quote
今回の報告書で「消滅可能性自治体」とされた自治体は、以下の通り。 【北海道】 函館市、小樽市、釧路市、夕張市、岩見沢市、網走市、留萌市、稚内市、美唄市、芦別市、赤平市、紋別市、士別市、三笠市、根室市、砂川市、歌志内市、深川市、富良野市、登別市、伊達市、北斗市、当別町、新篠津村、松前町、福島町、知内町、木古内町、鹿部町、森町、八雲町、長万部町、江差町、上ノ国町、厚沢部町、乙部町、奥尻町、今金町、せたな町、島牧村、寿都町、黒松内町、京極町、共和町、岩内町、泊村、神恵内村、、積丹町、古平町、余市町、赤井川村、南幌町、奈井江町、上砂川町、由仁町、長沼町、栗山町、月形町、妹背牛町、雨竜町、北竜町、沼田町、当麻町、比布町、愛別町、上川町、上富良野町、和寒町、剣淵町、美深町、音威子府村、幌加内町、増毛町、小平町、苫前町、羽幌町、遠別町、浜頓別町、中頓別町、枝幸町、豊富町、利尻町、美幌町、津別町、清里町、小清水町、訓子府町、佐呂間町、遠軽町、湧別町、滝上町、西興部村、雄武町、大空町、豊浦町、白老町、洞爺湖町、むかわ町、日高町、平取町、浦河町、様似町、えりも町、新ひだか町、士幌町、広尾町、池田町、豊頃町、本別町、浦幌町、釧路町、厚岸町、浜中町、標茶町、弟子屈町、白糠町、羅臼町 【青森県】 青森市、弘前市、八戸市、黒石市、五所川原市、十和田市、むつ市、つがる市、平川市、平内町、今別町、蓬田村、外ヶ浜町、鰺ヶ沢町、深浦町、藤崎町、大鰐町、板柳町、鶴田町、中泊町、野辺地町、七戸町、横浜町、東北町、六ヶ所村、大間町、東通村、風間浦村、佐井村、三戸町、五戸町、田子町、南部町、階上町、新郷村 【岩手県】 宮古市、大船渡市、久慈市、遠野市、一関市、陸前高田市、釜石市、二戸市、八幡平市、奥州市、雫石町、葛巻町、岩手町、西和賀町、平泉町、住田町、大槌町、山田町、岩泉町、田野畑村、普代村、軽米町、野田村、九戸村、洋野町、一戸町 【宮城県】 石巻市、気仙沼市、白石市、角田市、登米市、栗原市、蔵王町、七ヶ宿町、村田町、川崎町、丸森町、松島町、七ヶ浜町、大郷町、色麻町、加美町、涌谷町、女川町、南三陸町 【秋田県】 能代市、横手市、大館市、男鹿市、湯沢市、鹿角市、由利本荘市、潟上市、大仙市、北秋田市、にかほ市、仙北市、小坂町、上小阿仁村、藤里町、三種町、八峰町、五城目町、八郎潟町、井川町、大潟村、美郷町、羽後町、東成瀬村 【山形県】 鶴岡市、酒田市、新庄市、上山市、村山市、長井市、尾花沢市、山辺町、中山町、河北町、西川町、朝日町、大江町、大石田町、金山町、最上町、舟形町、真室川町、大蔵村、鮭川村、戸沢村、高畠町、川西町、小国町、白鷹町、飯豊町、庄内町、遊佐町 【福島県】 会津若松市、白河市、喜多方市、二本松市、田村市、伊達市、桑折町、国見町、川俣町、天栄村、下郷町、檜枝岐村、只見町、南会津町、北塩原村、西会津町、猪苗代町、会津坂下町、三島町、金山町、会津美里町、泉崎村、棚倉町、矢祭町、塙町、鮫川村、石川町、玉川村、平田村、浅川町、古殿町、三春町、小野町 【茨城県】 日立市、常陸太田市、高萩市、北茨城市、潮来市、常陸大宮市、稲敷市、桜川市、行方市、鉾田市、城里町、大子町、美浦村、河内町、八千代町、五霞町、利根町 【栃木県】 日光市、矢板市、那須烏山市、益子町、茂木町、市貝町、塩谷町、那珂川町、 【群馬県】 桐生市、沼田市、渋川市、藤岡市、富岡市、安中市、上野村、神流町、下仁田町、南牧村、甘楽町、中之条町、長野原町、嬬恋村、草津町、東吾妻町、片品村、みなかみ町、玉村町、板倉町 【埼玉県】 行田市、秩父市、越生町、小川町、川島町、吉見町、鳩山町、ときがわ町、横瀬町、皆野町、長瀞町、小鹿野町、東秩父村、神川町、寄居町、松伏町 【千葉県】 銚子市、勝浦市、富津市、八街市、南房総市、匝瑳市、香取市、山武市、いすみ市、栄町、神崎町、多古町、東庄町、九十九里町、芝山町、横芝光町、白子町、長柄町、長南町、大多喜町、御宿町、鋸南町 【東京都】 檜原村、奥多摩町 【神奈川県】 三浦市、中井町、山北町、箱根町、真鶴町、湯河原町 【新潟県】 小千谷市、加茂市、十日町市、村上市、糸魚川市、妙高市、五泉市、阿賀野市、佐渡市、魚沼市、胎内市、田上町、阿賀町、出雲崎町、湯沢町、津南町、関川村、粟島浦村 【富山県】 氷見市、南砺市、上市町、入善町、朝日町 【石川県】 七尾市、輪島市、珠洲市、加賀市、羽咋市、志賀町、宝達志水町、穴水町、能登町、 【福井県】 大野市、勝山市、あわら市、池田町、南越前町、越前町、高浜町、若狭町 【山梨県】 都留市、大月市、韮崎市、上野原市、甲州市、早川町、身延町、南部町、富士川町、道志村、西桂町 【長野県】 大町市、飯山市、小海町、佐久穂町、立科町、長和町、阿南町、阿智村、平谷村、天龍村、上松町、南木曽町、王滝村、大桑村、木曽町、生坂村、筑北村、小谷村、坂城町、高山村、山ノ内町、木島平村、信濃町、小川村、飯綱町、栄村 【岐阜県】 美濃市、瑞浪市、恵那市、山県市、飛騨市、郡上市、下呂市、海津市、養老町、関ケ原町、揖斐川町、池田町、七宗町、八百津町、白川町、東白川村 【静岡県】 熱海市、下田市、伊豆市、御前崎市、牧之原市、東伊豆町、松崎町、西伊豆町、川根本町 【愛知県】 津島市、新城市、南知多町、美浜町、設楽町、東栄町、豊根村 【三重県】 尾鷲市、鳥羽市、熊野市、志摩市、木曽岬町、大台町、度会町、大紀町、南伊勢町、紀北町、御浜町、紀宝町 【滋賀県】 高島市、甲良町 【京都府】 宮津市、京丹後市、井手町、宇治田原町、笠置町、和束町、南山城村、京丹波町、与謝野町 【大阪府】 富田林市、河内長野市、柏原市、門真市、泉南市、阪南市、豊能町、能勢町、岬町、太子町、河南町、千早赤阪村 【兵庫県】 洲本市、西脇市、加西市、養父市、朝来市、宍粟市、多可町、市川町、神河町、上郡町、佐用町、香美町、新温泉町 【奈良県】 大和高田市、五條市、御所市、宇陀市、山添村、安堵町、三宅町、曽爾村、御杖村、高取町、上牧町、河合町、吉野町、大淀町、下市町、黒滝村、野迫川村、十津川村、下北山村、上北山村、川上村、東吉野村 【和歌山県】 海南市、橋本市、有田市、御坊市、田辺市、新宮市、紀の川市、紀美野町、かつらぎ町、九度山町、高野町、湯浅町、広川町、美浜町、由良町、みなべ町、日高川町、白浜町、すさみ町、那智勝浦町、太地町、古座川町、串本町 【鳥取県】 岩美町、若桜町、智頭町、八頭町、大山町、日南町、日野町、江府町 【島根県】 雲南市、奥出雲町、津和野町、隠岐の島町 【岡山県】 玉野市、笠岡市、井原市、高梁市、新見市、備前市、真庭市、美作市、久米南町、吉備中央町 【広島県】 竹原市、府中市、安芸高田市、江田島市、安芸太田町、神石高原町 【山口県】 萩市、長門市、美祢市、周防大島町、上関町、田布施町、平生町、阿武町 【徳島県】 鳴門市、小松島市、吉野川市、阿波市、美馬市、三好市、勝浦町、佐那河内村、神山町、那賀町、牟岐町、美波町、海陽町、上板町、つるぎ町、東みよし町 【香川県】 さぬき市、東かがわ市、土庄町、琴平町 【愛媛県】 宇和島市、八幡浜市、大洲市、四国中央市、西予市、上島町、久万高原町、内子町、伊方町、松野町、鬼北町、愛南町 【高知県】 室戸市、安芸市、須崎市、宿毛市、土佐清水市、四万十市、東洋町、奈半利町、田野町、安田町、北川村、本山町、大豊町、いの町、仁淀川町、中土佐町、佐川町、越知町、檮原町、日高村、津野町、四万十町、大月町、三原村、黒潮町 【福岡県】 嘉麻市、小竹町、鞍手町、東峰村、添田町、川崎町、みやこ町、築上町 【佐賀県】 多久市、玄海町、大町町、白石町、太良町 【長崎県】 平戸市、松浦市、対馬市、壱岐市、五島市、西海市、雲仙市、南島原市、東彼杵町、小値賀町、新上五島町 【熊本県】 水俣市、上天草市、天草市、美里町、和水町、小国町、産山村、高森町、山都町、氷川町、芦北町、津奈木町、多良木町、湯前町、相良村、山江村、球磨村、苓北町 【大分県】 佐伯市、臼杵市、津久見市、竹田市、杵築市、豊後大野市、国東市、姫島村、九重町、玖珠町 【宮崎県】 串間市、えびの市、高原町、国富町、諸塚村、椎葉村、美郷町、高千穂町、日之影町 【鹿児島県】 枕崎市、阿久根市、西之表市、垂水市、曽於市、南九州市、三島村、さつま町、湧水町、錦江町、南大隅町、肝付町、大和村、喜界町、天城町
【全744自治体リスト】「消滅可能性自治体」を一挙公開…北海道から鹿児島まで 出産年代の女性人口が半数以下に 日光市や草津町も  |FNNプライムオンライン
2 notes · View notes
top-wedding · 2 years
Text
雲取り水辺紋 紅白地 2022/08/29
皆様こんばんは TOP WEDDINGでございます 大振袖 と同時に引き振袖とも呼ばれる 花嫁にのみ着ることが許されたおめでたい着物 Item name 大振袖3045 ~雲取り水辺紋 紅白地~ 無垢を連想させる白地の着物に 鮮やかな赤色が印象的な1着 裏地や袖口からのぞく 若草色が上品かつやさしく花嫁を包みます 是非、一度ご試着してみてください お客様のご来店をスタッフ一同心よりお待ちしております
Tumblr media
View On WordPress
0 notes
bingata-nawachou · 4 years
Photo
Tumblr media
#紅型ナワチョウ付下げ訪問着 ・ ・ 表情豊かな #浜松紬 に染めました #水辺草花紋様  ・ 繊細な草花の中に 色とりどり 愛らしい色を染め込んで ・ 生命の喜び溢れる 付下げ訪問着です タイトル「ヒカリの庭」 ・ 本仮絵羽仕立てにて 会場でお目見えします ・ また、昨年ご好評いただき お嫁に行ってしまったのですが 御召に染めた 雪の結晶紋様に銀彩輝く 「Midnight SnowFlower」 見本としてお借りしました ・ 仕立て上がりの雰囲気も 見ていただけましたらと思います ・ ・ 本日搬入 いよいよ明日から! お待ち申し上げております ・ ・ ++++++++++++++++++++ 「縄トモコ紅型展〜彩の舞う〜」 日時:2020年9月11日(金)〜9月14日(月) 時間:12:00〜20:00(最終日は15:00まで) 会場:神楽坂フラスコ ++++++++++++++++++++ ・ #紅型 #紅型ナワチョウ #縄トモコ #びんがた #びんがたナワチョウ #なわともこ #紅型ナワチョウ帯 #紅型帯 #obi #きもの #着物 #kimono #帯 #付下げ訪問着 #紬 #神楽坂フラスコでの個展に向けて #沖縄 #okinawa #bingata #tomokonawa (神楽坂 フラスコ  kagurazaka frasco gallery) https://www.instagram.com/p/CE7xVYXg4XF/?igshid=s2f3k7677xik
1 note · View note
theatrum-wl · 6 years
Text
【アンケート企画】 「2017年の3本」
WLでは読者のみなさんから2017年に見た舞台作品の中で印象���残った3本を、その理由などを書いたコメントとあわせて募るアンケートを実施しました。WLスタート以来毎年行っているこの企画、3回目の今回は20名の方にご参加いただきました。掲載は到着順です。
雨宮 縁(会社員) ・劇団四季『ノートルダムの鐘』(四季劇場〔秋〕) ・ホリプロ『パレード』(東京芸術劇場 プレイハウス) ・ホリプロ『ファインディング・ネバーランド』(東急シアターオーブ ) 『ノートルダムの鐘』は何が悪なのか? 怪物は誰なのか? 人間の業と差別について圧倒的なクワイアの歌声で問われる秀逸な作品。 ミュージカル『パレード』はストレートプレイを見ているようなミュージカル。アメリカ南部で起こった実話の冤罪事件をミュージカル化した異色作。ある少女殺人事件をきっかけに人種差別や成功者への妬みなどから警察やマスコミ、政治家様々な立場の人達により犯人に仕立て上げられていく恐ろしさ。これが物語ではなく実話であるというさらなる恐ろしさに声が出ない程の衝撃だった。実力者ぞろいの出演者達で見応え満点だった。 ブロードウェイミュージカル『ファインディング・ネバーランド』は来日公演。ミュージカルらしい作品。イマジネーションの世界は自由だと夢のあるミュージカル。窮屈な現実から解き放される感動作で前向きな気持ちにしてくれます。(年間観劇本数:24本)
小田島 創志(大学院生・非常勤講師) ・KAAT『オーランド―』(KAAT神奈川芸術劇場) ・やみ・あがりシアター『すずめのなみだだん!』(小劇場てあとるらぽう) ・地人会新社『豚小屋』(新国立劇場 小劇場)  1.KAAT『オーランド―』…ジェンダー、言葉の意味、文化慣習、時代精神などの脱自然化を、舞台上で緻密に表現。観客の想像力を喚起する役者さんの演技も白井さんの演出も圧巻。「男である」「女である」のではなく、「男になる」「女になる」というボーヴォワール的な価値観を、演劇的にスタイリッシュに表現していて素晴らしかった。 2.やみ・あがりシアター『すずめのなみだだん!』…個人と社会、個人と宗教の関係性を、コミカルかつ丁寧な言葉を紡いで描いた意欲作。テーマが複層的で、観客側の思考を誘う。 3.アソル・フガード『豚小屋』…個人よりも集団が過剰に優先され、個人の犠牲の上に集団が成り立つ状況下で、戦争に駆り立てられる庶民の「受難」を、北村有起哉さんと田畑智子さんの壮絶な演技で伝えていた。(年間観劇本数:53本)
豊川 涼太(学生) ・ロロ『父母姉僕弟君』(シアターサンモール) ・木ノ下歌舞伎『東海道四谷怪談 通し上演』(あうるすぽっと) ・ままごと『わたしの星』(三鷹市芸術文化センター 星のホール) 今年の3本を選んでみると、全てが再演(初演はどれも観ていない)だった。 特にロロ『父母姉僕弟君』はキティエンターテイメントプロデュースで、より大きなサイズで大きなスケールで上演できていた。 他の方々も語るように、再演賞を設ける等、演劇界全体で再演文化の定着に力を入れて欲しい。(年間観劇本数:50本程度)
なかむら なおき(観光客) ・月刊「根本宗子」『スーパーストライク』(ザ・スズナリ) ・劇団四季 『ノートルダムの鐘』(四季劇場〔秋〕) ・こまつ座『イヌの仇討』(紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA) 『スーパーストライク』は良し悪しの前にもっとも欲していることが届く作品だったので。『ノートルダムの鐘』はあえて出来事だけを表現して観客に判断を任せているのが面白かった。そして『イヌの仇討』は忠臣蔵を下敷きに目に見えない得体の知れない大きな力を描いていて続々としたなぁと。あ、これらは趣味です。 で、上演された作品を見ると、今の世の中に応答するような作品が多いように思うのです。そして小劇場界隈で育ってきた演出家が大劇場の演出を務めるようになってきているように思うのです。また少し変わったかなぁと思うのです。(年間観劇本数:100本ぐらいですかね)
北村 紗衣(研究者) ・ケネス・ブラナー演出、トム・ヒドルストン主演『ハムレット』(RADA) ・カクシンハン『マクベス』(東京芸術劇場 シアターウエスト) ・モチロンプロデュース『クラウドナイン』(東京芸術劇場 シアターイースト) 今年は『ハムレット』を6本見て、アンドルー・スコット主演版や川崎ラゾーナ版なども良かったのですが、ヒドルストンの『ハムレット』が一番好みでした。ハムレット以外の若者役を全員女性にするキャスティングが効いていました。カクシンハンの『マクベス』はまるでゴミみたいなセットでしたが、内容はゴミとはほど遠いエネルギッシュなものでした。『クラウドナイン』は大変面白かったのですが、あまりよく考えずに「レズ」とか「少年愛」などという言葉を使っているマーケティングは大変残念でした。 (年間観劇本数:121本)
町田 博治(会社役員) ・青☆組『グランパと赤い塔』(吉祥寺シアター) ・小松台東『山笑う』(三鷹市芸術文化センター 星のホール) ・ SPAC『アンティゴネ ~時を超える送り火~』(駿府城公演特設会場) 『グランパと赤い塔』 吉田小夏が人の綾なす思いを紡ぎ、丁寧に織り上げられる。 背筋が伸び厚みと洒脱さ��合わせ持つ老紳士を佐藤滋が見事に演じ、福寿奈央の初老の妻も見事。二人が作品に一本の筋を通す。 裏の主役とでも言うべき女中役を大西玲子が、目線、ことば、仕草、身体で見事に演じていた。役者が皆素晴らしい。 『山笑う』 兄と妹、地方と都会、肉親ゆえの諍い。 静かに光る小さな宝石の様な作品。 松本哲也の演出がシリアスさと笑いをバランスさせ絶妙。厚みのある演技、役者達のバランスも絶妙。 『アンティゴネ』 冒頭女優石井萠水がミニ・アンティゴネを演じ客を引き込む。 舞台は一面水。灯篭が浮かび明かりが揺れる。あの世と現世の境としての水、水上で舞台が静かに進む。背後に投射された動きが影となり、台詞、歌唱が絡み、幻想的。 「弔い」にこだわるアンティゴネ、最後、円く連なってゆく静かな盆踊りが弔いを暗示胸を締め付ける。(年間観劇本数:299本)
文月 路実(派遣社員・フリーライター) ・ゴキブリコンビナート『法悦肉按摩』(都内某公園) ・NODA・MAP『足跡姫』(東京芸術劇場プレイハウス) ・ 範宙遊泳『その夜と友達』(STスポット) 「五感を総動員する」と謳っていたゴキコンの本公演は、まさにその通りの悪夢だった。入り口で目隠しされ、何が何やらまったくわからない状態で味わう地獄。四方八方から泥水や血糊や汚物や虫が飛んでくる。突然役者が飛び出してきて身体の上に載る。内容はいつも通りのひどい話だ。テント内はかなり暑く、なにやら異臭がすごい。終わったときには頭に虫がとまり、レインコートは泥や血糊でぐしょぐしょ、汗で眉毛が半分消えておったとさ。そんなに過酷だったのにもかかわらず爽快感を覚えたのは不思議。普段使わない感覚を刺激されたからか。これこそが演劇の力なのでは。『足跡姫』は勘三郎へのオマージュ。ここ数年の野田作品のなかで一番ストレートに「想い」が伝わってきて、純粋に美しいと思った。『その夜と友達』は、生きづらさを抱えた「夜」というキャラクターが個人的に刺さった。「しんどさ」を知ってしまった人間にも希望はあるのだと信じたい。(年間観劇本数:42本)
永田 晶子(会社員) ・努力クラブのやりたくなったのでやります公演『フォーエバーヤング』(人間座スタジオ) ・燐光群『湾岸線浜浦駅高架下4:00A.M.(土、日除ク)』(ザ・スズナリ) ・dracom Rough Play 『ぶらんこ』(OPA_Lab) 上演日順です。 ・説明が削られ、描くべきことだけ残った合田団地氏の劇作は、努力クラブの魅力のひとつです。同世代の俳優による静かな演技で、人生における中途半端な時間の儚さをより楽しめました。 ・燐光群の公演で、劇場という閉ざされた空間が持つ危うさを確かめました。戯曲に負けない強い演技と、暗闇にわずかな光を感じるラストシーンが印象的でした。失われた街に思いを馳せる機会にもなりました。 ・既存戯曲を本読み一回・稽古一回で上演するラフプレイを観て、演劇は一度きりの瞬間に在ると思いました。会場全体に広がる「わかりあえなさ」に、戸惑いつつも笑いました。戯曲を忠実に辿ろうとするデッサンのような行為は、dracom の新作での慎重な表現にも繋がっていたと思います。(年間観劇本数:100本くらい)
青木 克敏(地方公務員) ・SPAC『アンティゴネ〜時を超える送り火〜』(駿府城公演特設会場) ・ロシア国立サンクトペテルブルク マールイ・ドラマ劇場『たくらみと恋』(世田谷パブリックシアター) ・NAPPOS PRODUCE『SKIP〜スキップ』(サンシャイン劇場) あまりぱっとしない演劇状況に思えました。その中で、SPACの宮城聰さんの取り組みは素晴らしいものに感じています。アンティゴネは構成がしっかりとしていて分かりやすいかったですが、私の価値観を揺るがしてくれるほどの感動を、与えてくれました。たくらみと恋では、俳優陣をはじめとして芸術レベルの高さを見せつけられました。そして、スキップ。なんだかんだ言っても、キャラメルボックスは、夢と希望をいつだって分かち合おうと走り続ける劇団です。(年間観劇本数:32本)
矢野 靖人(一般社団法人shelf代表理事・芸術監督) ・WORLD STAGE DESIGN『The Malady of Death』(台北国立芸術大学) ・HEADZ『を待ちながら』(こまばアゴラ劇場) ・SCOTサマーシーズン2017『サド侯爵夫人 第二幕』(新利賀山房) The Malady of Death”はバンコクの盟友、僕がいちばん信頼している僕自身のプロデューサー的存在でもあるリオンが演出する作品とあってわざわざそれを観るためだけに台湾まで行った作品。そういうことが出来る/したいと思える仲間がいることに感謝。今年いちばん記憶に残っている。デュラス晩年の最後の恋人は実はゲイで、しかし献身的にデュラスを愛し、デュラスに尽くしたという。美しく儚い作品だった。鈴木忠志「サド侯爵夫人 第二幕」はこの超絶技巧のこのアーティフィシャル(人工的)な日本語台詞をねじ伏せた俳優陣に快哉。久しぶりに劇場で観劇した飴屋法水さんの「を待ちながら」はこちらが思っていた以上に泣けるほどに清々しくベケットで。選外に1作品、APAFワン・チョン氏演出の「Kiss Kiss Bang Bang2.0」を。ノンバーバル且つインターナショナルな演劇の新たな可能性を垣間見せてくれた。(年間観劇本数:43本)
野呂 瑠美子(一観客) ・劇団昴ザ・サードステージ『幻の国』(サイスタジオ大山第1) ・劇団チョコレートケーキ『熱狂』(シアターウェスト) ・文学座創立80周年記念公演『中橋公館』(紀伊国屋ホール) どの時代をどういう切り口で、どのように選ぶかは作者の意識と力量による。劇団チョコレートケーキの古川健さんは、大きな歴史の流れを巧妙に切り取り、多大な資料を元に、新たに肉付けをして、その時代がどんなであったかを観客に見せてくれる。『幻の国』『熱狂』ともに、3時間ほどの舞台からは、困難な時代に置かれた人々の思いと息遣いが伝わってくるようであった。文学座の真船豊の『中橋公館』も、殆ど知られることがなかった、外地・北京で敗戦を迎えた日本人の様子をよく伝えていて、感心した。どの作品も、過ぎ去った時代を描きながら、実は現代をきちんと映し出している秀作揃いで、感動とともに、印象深い作品となった。最近あまり見なくなった歌舞伎だが、今年は仁左衛門の『千本桜』がかかり、おそらく彼の一世一代の知盛であろうと思われて、拝見した。人生は速い。(年間観劇本数:80本)
片山 幹生(WLスタッフ) ・SPAC『病は気から』 (静岡芸術劇場) ・ゴキブリコンビナート『法悦肉按摩』 ・平原演劇祭2017第4部 文芸案内朗読会演劇前夜&うどん会  「や喪めぐらし」(堀江敏幸「めぐらし屋」より) ノゾエ征爾翻案・演出のSPAC『病は気から』は17世紀フランス古典主義を代表するモリエールの喜劇の現代日本での上演可能性を切り拓く優れた舞台だった。ゴキコンはいつも期待を上回る斬新で過激な仕掛けで観客を楽しませてくれる。高野竜の平原演劇祭は昨年第6部まで行われ、いずれも既存の演劇の枠組みを逸脱する自由で独創的なスペクタクルだったが、その中でも文庫版200頁の小説を4人の女優がひたすら読むという第4部の企画の体験がとりわけ印象的だった。食事として供された変わったつけ汁でのうどんもおいしかった。(年間観劇本数:120本)
kiki(勤め人) ・日本のラジオ『カーテン』(三鷹市芸術文化センター 星のホール) ・あやめ十八番『三英花 煙夕空』(平櫛田中邸/シアトリカル應典院) ・風琴工房『アンネの日』(三鷹市芸術文化センター 星のホール) カーテン:この一年で拝見できた日本のラジオの作品はどれも面白かったが、結局一番好みにあったのがコレ。劇場の使い方や題材の面白さに加えて、奥行きのある人物描写で15人のキャストの魅力が充分に生きた。 三英花 煙夕空:あやめ十八番初の二都市公演で、東京と大阪の会場がどちらも物語によく似合いつつ印象はガラリと変わって面白かった。音の響きや照明も変わり、キャストも変わって、東京公演では濃密な仄暗さが、大阪公演ではエッジの効いた明暗がそれぞれ印象に残った。 アンネの日:風琴工房の題材への取り組み方にはいつも心惹かれるが、観る前には地味だろうと思っていたこの作品がこの一年で最もツボにハマった。描かれた人々の誠実さと強さ、それを演じるキャスト陣の説得力が魅力的だった。(年間観劇本数:155本)
りいちろ(会社員) ・第27班 キャビネット公演B『おやすみ また明日 愛してるよ』(シアターミラクル) ・コマイぬ『ラッツォクの灯』(石巻 GALVANIZE gallery) ・アマヤドリ『青いポスト』(花まる学習会 王子小劇場) 2017年も足を運ぶ先々に多彩な舞台の力がありましたが、中でも常ならぬ舞台の密度や呼吸を感じた3作品を。 この一年、くによし組や劇団ヤリナゲ、劇団普通、KAZAKAMI、遠吠え、キュイなど若い作り手たちの作品にも心惹かれつつ、てがみ座『風紋』、風琴工房『アンネの日』、青組『グランパと赤い塔』、うさぎストライプ『ゴールデンバット』、ワワフラミンゴ『脳みそあるいてる』など実績のある作り手の更なる進化を感じる作品も数多く観ることができました。FunIQの5人の作演での連続上演の試み,ロロの「いつ高シリーズ」やシンクロ少女の『オーラルメソッド4』のように過去作品と新作を合わせて上演することも作品の世界観を再認識させ作り手の進化を感じさせる良いやり方だったと思います。またあやめ十八番や水素74%などの歴史建造物での上演にも、スイッチ総研の諸公演やガレキの太鼓ののぞき見公演などの企みにも捉われました。(年間観劇本数:315本)
矢作 勝義(穂の国とよはし芸術劇場 芸術文化プロデューサー) ・ イキウメ『天の敵』(東京芸術劇場 シアターイースト) ・TBSテレビ『俺節』(TBS赤坂ACTシアター) ・風琴工房『アンネの日』(三鷹市芸術文化センター 星のホール) 『天の敵』は、戯曲・演出・美術・俳優など全てのピースが寸分の狂いもなく組み合わされた、これまで観たイキウメ作品の中で一番素晴らしい舞台でした。 『俺節』は、主演の安田章大の歌・芝居ともに素晴らしく、回りを固める小劇場系の俳優も一丸となり、見事に劇世界を支えていました。何と言っても、脚本・演出の福原充則の仕事ぶりが充実していました。 風琴工房の詩森ろばさんは、2017年の1年間で多数の作品を生み出していましたが、なかでも『アンネの日』は、教養エンターテイメントと名付けたいと思います。事実の羅列や解説にとどまらず、それをエンターテイメントに昇華しながらも、一つの物語として創り上げられたとても素敵なものでした。 番外として、自身の劇場制作の、青木豪作、稲葉賀恵演出の「高校生と創る演劇『ガンボ』」と桑原裕子作・演出の穂の国とよはし芸術劇場プロデュース『荒れ野』を上げておきたいと思います。(年間観劇本数:132本)
須川 渡(研究者) ・ dracom『空腹者の弁』(ウイングフィールド) ・山下残『無門館の水は二度流せ 詰まらぬ』(アトリエ劇研) ・アイホールがつくる「伊丹の物語」プロジェクト『さよなら家族』(AI・HALL)  今年も関西で多くの作品を観ました。劇場の閉館はたびたび議論になりますが、dracomと山下残はこの問いかけに作品という形で応答していました。dracomはウイングフィールドという場所で演劇を続けること、山下残はアトリエ劇研がなくなることの意味を、どちらも非常に挑戦的な方法で示していました。『さよなら家族』は、伊丹という場所と時間をかけて丁寧に向き合った秀作です。スタイルは様々ですが、観客である私も、同じ場所にとどまって演劇を観続けるとはどういうことかに思いを巡らせた1年でした。 (年間観劇本数:133本)
かいらくえんなつき(演劇ウォッチャー) ・ロロ いつ高シリーズvol.4『いちごオレ飲みながらアイツのうわさ話した』(こまばアゴラ劇場) ・悪魔のしるし『蟹と歩く』(倉敷市立美術館 講堂) ・範宙遊泳『その夜と友達』(STスポット) 2017年も前半は大阪にいたので、関東近辺の演劇はそこまで多くは観ていません。とはいえ、ここにどうしても挙げたいと思う関西の作品に出会えなかったのは、残念。 選んだのは今後ずっと忘れないだろうなと思う観劇体験だったものです。 この他に挙げられなかったのは、FTで上演された『忉利天(とうりてん)』 (構成・演出・美術:チェン・ティエンジュオ)。 これだけをみていうのもと思いますが、それでもいいたくなるぐらい、中国の勢いを感じさせられ、それと裏返しの日本の閉塞感を感じました。 2017年は(も?)色々と区切りとなる出来事の多かった1年だったような気がしています。 毎年同じようなことを書いている気がしますが、2018年はもっともっと新しい刺激的な作品に出会いたい!!(年間観劇本数:おそらく150本くらい)
薙野 信喜(無職) ・ Schauspiel Leipzig『89/90』(Berliner Festspiele) ・Akram Khan Company「Until the Lion」(Main Hall, ARKO Arts Theater) ・日本総合悲劇協会『業音』(西鉄ホール)  2017年は、海外で観た20数本の作品の印象が強い。パリで観たオペラ・バスティーユ『ラ・ボエーム』、オデオン座『三人姉妹』、コメディ・フランセーズ『テンペスト』、ベルリンドイツ劇場『フェードル』『しあわせな日々』、ソウルで観た Yulhyul Arts Group『Defeat the ROBOT 3』、明洞芸術劇場『メディア』の印象が強烈だった。
九州に来演した作品では、ヨーロッパ企画『出てこようとしてるトロンプルイユ』、サードステージ『舞台版ドラえもん のび太とアニマル惑星』、イキウメ『散歩する侵略者』、トラッシュマスターズ『たわけ者の血潮』 などが楽しめた。 九州の劇団では、劇団きらら『プープーソング』、そめごころ『ちずとあゆむ』、転回社『夏の夜の夢』 がおもしろかった。(年間観劇本数:156本)
でんない いっこう(自由人) ・東京芸術劇場『リチャード三世』(東京芸術劇場 プレイハウス) ・新国立劇場『プライムたちの夜』(新国立劇場小劇場) ・文学座『鳩に水をやる』(文学座アトリエ) 1.リチャード三世の人格形成に身体の障害を前面に出さなかったし、最期の苦しみを、脳内の様子が突然飛び出し襲い掛かるような映像と音響で訴えたプルカレーテ演出の意外性が惹きつける。 2.人は何に向って本心を言えるのか、自身の老後は応答するロボットを考えていたが、人型のAI・スライムなら2062年でなくとも頷けてしまう身近な物語であった。人を失した悲しみ、本来わかりえない存在、一個の人間。 3.童話作家だった男、今は認知症の鳩に水をやる男。誰にわかると言うのだ、その内面の心理が。過去を生きている男に通じる回路を持たない今を生きてる者達。次点は若い俳優、演出家の成長が嬉しい『その夜と友達』『ダニーと紺碧の海』『ナイン』気になる劇作・演出家で楽しかった『ベター・ハーフ』大野一雄に惹かれ、その時代の映像が見たくて、疑念を持ちながら観たのに何故か後半引き込まれてしまった『川口隆夫「大野一雄について」』等がある。(年間観劇本数:27本)
小泉 うめ(観劇人・WLスタッフ) ・点の階『・・・』(京都芸術センター 講堂) ・風琴工房『アンネの日』(三鷹市芸術文化センター 星のホール) ・神里雄大/岡崎藝術座『バルパライソの長い坂をくだる話』(京都芸術センター 講堂) 前半は人生最高ペースの観劇本数だったが、後半は落ち着いて、おしなべてみれば例年並みの本数になった。そのため見逃したと思っている作品も多い。演劇が演劇であるが故の悔やみである。 『・・・』 ファンタジーという言葉だけでは済まされない不思議な観劇体験となった。窓の外の雪や隙間から入ってくる冷たい空気までもが演劇だった。 『アンネの日』 詩森の戯曲はいつも緻密な取材力とそこからの跳躍力に支えられているが、この戯曲からは一人の女性として、ひいては一人の人間としての彼女の姿が明瞭にうかがえ、彼女の代表作となるだろう。 『バルパライソの長い坂をくだる話』 神里のターニングポイントと言える。再び上演される機会もあるだろうが、あの場所であの役者陣でのスペイン語上演は、当然のことながら二度とないものを観たという印象が強い。 西日本での観劇も例年よりは少なかったが、結局KACで上演された2本を選んでいるあたりも私らしいところか。(年間観劇本数:355本)
1 note · View note
image-weaver · 5 years
Text
103 Promise
空は青く澄み渡り、アストラは静かで穏やかだった。絹のように地に薄く張った水面はまぎれもなく天を映しながら、その鏡面にはさらにひとりの、現実にはすでに存在しない人影が、大いなる戦いを終えたフェレスの主らを見守りつつたたずんでいた。ストラーラだった。淡い青みがかった銀髪と左右の均整のとれた美しい姿を持ち、だが今ならば、その身裡にはまったくの未知の力、無秩序の根源である混沌の資質を宿している者なのだとバルナバーシュには分かった。虚無と対をなして七つの資質を少しずつ持ち、そのカオスの不合理をはたらかせて変則と放縦のパターンを織りあげながらも、我々とともにロジックを生みだし、同じ結果にも到達しうる者……。予知を拒み、冷笑的でたわやすく心を開くことのないあやうい背理のなかで、彼女はなにを願い、なぜ円環の終わりに抗いながらフェレスのかけらに力と希望を与えようとしたのか。
バルナバーシュは、おそらく彼女のようなものの力こそが虚無と同様に、私たちヒトにとって最大の宿敵となり、またなくてはならぬ存在にもなるのだろうと漠然と感じとった。
ディオレが混沌の少女の幻影に歩み寄って、数歩離れたところにひざまずき、��にあてた指を口づけを介した儀式のように水面に触れさせる。すると規則的な波紋が音もなく広がって、うっすらと輝き、水面に映っていたストラーラは反転しながら彼らのいる次元へ実体をともなって顕現した。その場にいる全ての者の視線が向けられたが、彼女は意に介さず、人も無げに口を開いた。
「……私はあなたたちの誰よりも、世界は夜に満ち、いつかはかならず終わるものと思っていた。私はひどく退嬰的な世界に生まれた、血も薄い不具の子だった。まるで滅びゆく時代を模した申し子のように。ゆるやかな絶望が落とす影を感じながら、ただひとりであることや、自然の営みだけに心を安らかにして、ヒトの可能性というものは露ほども信じていなかったし、願いや欲望などは冷笑すべきものだった。ときに不全のからだに苦しみ、ときに御しがたい衝動に振りまわされながら、それでも自分がなぜ世界に生きようとするのかさえ判然とはしない……。そんな私のもとにも、フェレスが目覚め、けれど自分の願いなどなにも分からなかった。〈可能性〉ではなく、〈運命〉のまにまにただ任せてイススィールへと来た。何よりフェレスの力が、私の短かった命を永らえさせてくれたから」
思いに沈んだ目で、長い溜息のように少女は淡々と、己れの来歴を語った。憂鬱に満ち、病的な気風のただようこの振る舞いが、心を取りもどした本来の彼女のありようなのだろうか。差し出した両手のなかがにわかに青白い光であふれると、小さなゼンマイ式のオルゴールがそこに現れる。ストラーラのフェレス――可愛らしい草花の彫りが入った木箱からは、悪夢めいて迷えるものがなしい歌が奏でられ、同じ旋律が切れ目なく続くさまは、彼女にとっての永遠を象徴しているようでもあった。
「私はあるひとりの魔族の男と、島の波止場で出会い、なかば連れられるようにしてリギノの神殿を訪ね、そうして七つのパワースポットをも巡っていった。あなたたちのように、さまざまな人々、さまざまな思い、さまざまな記憶に触れて、一歩一歩、少しずつ、世界の中心へと進みながら……。どうしてかは分からないけど、そんな旅や冒険は楽しかったし、景色は美しく、パートナーは得がたい友だちで、こんな私に命をかけて良くしてくれて、私もやがて、彼を守るためなら危険を冒してもよい思いを強めていった。彼は私と違って楽観的だったけれど、魔族らしく混沌的なところは似ていて、お互いがお互い以外の者には飽いていたから、長く続いたのかもしれない。そしてミュウにもグッドマンにも味方せず、まるで親に楯つく子供みたいに、無邪気に私たちははざまの道を進んでいった。………」
どこか悔いるように、ストラーラはかたく目を閉じる。
「あんなことになるなんて思わなかったの。人間になったアンドロイド、ユキルタスの導きでアストラで戦ったはてに、ミュウとグッドマンはさしちがえ、クレスオールは無念のなかで消滅し、要石であるユテァリーテは砕かれた。ユキルタスは物語は終わると言っていたけれど……それでもヒトに希望がある限り、いつか新しいイススィールは生まれるはずだった。そう、イススィールとエターナルデザイアーの伝説は多くの次元と結びつきながら、女神の意思さえも超越した永遠の円環〝だった〟から。でも私たちは、より大きな、もっとも上位にある絶対的な運命をその時に感じたわ……。『もう二度と、伝説はよみがえらない』のだと。島を形成するイメージはただ薄れて消えるのではなく、みずから燃えあがり、過去から未来へ、時そのものがはてるまで……すべての次元、あらゆる世界と存在のなかへ駆け抜けるようにして、全てが灰と化していった。喪さえ拒む仮借なき滅びによって、この神秘の島を知るわずかな人々に、鮮烈な記憶の痕を、秘密として残しながら。本当の、本当の終わりだったの。火をまえにして、私は――ひどく悲しかった。流したことのない涙さえ流した。でも、何も言えなかった……あまりに突然のことで、信じられなかったから。自分のその嘆きの正体は、今でも分からない。世界はいつか終わるのだと、あんなにも強く思っていたのに……。パートナーも、私とまったく同じ気持ちだった。そして私と彼は、イススィールでの思い出をレリックとしてフェレスに刻みながら、燃えさかる世界のなかであることを願い、また約束を誓った」
バルナバーシュのとなりで、かすかにディオレが息を呑む気配があった。幸星の民を束ねるこの戦士すらも知りえぬ事実が言い連ねられているのだろうか。
「もう一度だけ、かりそめでもかまわない……私のフェレスを要石にしてイススィールのイメージをつなぎとめて、この地を残し、エターナルデザイアーをまだ必要とする者たちを受け入れつづけること。それが、この島で生まれてはじめて生きる希望を抱いた、私の願いだった」 「私たち幸星の民の父祖が約束したというのは、ストラーラ、あなたとだという。パートナーとする魔族の男が、私たちの父祖なのか」 「そうよ、ディオレ。彼はもともと、黒魔次元からのはぐれ者で、次元から次元を海のように間切ってわたる旅人でもあった。名はエイデオン。いつか心を失うはずの私――偽りながらも、繰り返されるストーリーや志半ばで果てたフェレスのかけらを受け入れつづける私に、終わりをもたらす約束を交わした。そうして永い時が流れ、彼と私の物語も忘れられて、あなたたちのなかで掟に変わって残るだけになったけれど」 「父祖はあらゆる次元で落伍者や居場所のないものたちを集めながら、最後にオルトフの次元を見いだし、そこを彼らのためのささやかな住処と定めた。そしてフェレスを持つものが人々のなかから現れはじめると、彼らを鍛え、オルトフの次元からデスァ闇沙漠へつながる隧道を開き、あの場所のイメージをとらえながら進む案内人になることを掟にしたという。だが、父祖も長寿だったが定命の者であり……最期に自身の古い約束を、後世の者たちの手で果たしてほしいと言い残して現世を去っていった。約束ははざまの道の先にあるのだと」
ディオレが継いだその話に、ストラーラはいくらか満足したらしい顔をみせ、「昔話はもうおしまい」と首を小さく振る。
「それにしても彼、私と冒険した思い出や、約束にこめた想いなんかは、きっと誰にも話さなかったのね。おかげでディオレや後世の人達は、私をただの倒すべき敵かなにかのように思っていたようだけれど」
ディオレは言葉を詰まらせたが、ストラーラはそこではじめて、ヒトとしての笑みを浮かべ、すこし嬉しそうに含み笑いをもらした。そうして視線を、今度はルドへ、さらにバルナバーシュとフェリクスにも向ける。その瞳はいま、あらゆる人々の面影が去り、本来の赤みがかった黒玉の色に艶めいていた。
「最後のパワースポットを開放するわ。私のフェレスの力を、あなたたちに託します」
ストラーラがオルゴールをかざすと、その場に青白い光の泉水が生じ、イススィールの最後の力が滔々とあふれだして輝いた。オルゴールは見る間に朽ち、木箱がほろほろと崩れると、中にあったシリンダーは茶色く錆びてしまっていた。
「きみのフェレスが……!」
ルドは嘆いたが、ストラーラはそれに首を振った。
「私にはもう必要のないものよ。目的はすべて果たされたから。かつて、ユキルタスのフェレス――かなめのビスも同じようになったけれど、そのわけがやっと分かった気がする。彼もきっと、かなめからの決別を最後には望んでいたのかもしれない」
パワースポットの前に、ルド、バルナバーシュ、ディオレ、フェリクスが集い、目と目をかわしあったが、たがいに何も言わなかった。彼らの後ろでは、獣人の娘ナナヤと猟犬のマックスが固唾を呑んで背を見つめている。
ルド以外の者がフェレスをかざすと、光は柱のように広がって立ちのぼり、彼らの意識と五感を包みこみながら新たな力を伝えてきた。それはいにしえより脈々たる、〈運命〉を帯びながら世界の定常を守ってきた数多くの英雄たりし者の極めた力と生涯の技、そして記憶――決戦の地アストラに到達しうる戦士だけに継承を許された、偉大なる頂きの光だった。そして四人もまた、継承を経てその伝説にいつか連なっていくのだろう。光の向こうに、かつてまことのイススィールで神秘の旅を経験した冒険者の何千という影が往還している。ある者は夢の化身を晴らし、ある者は魔王の破壊を乗り越え、ある者は女神の支配を砕いた……。鋭く冴えたリズムが鳴りわたり、続いてもうひとつ、またひとつと加わってゆき、イススィールの天と地に複雑で精妙なこだまを響かせた。意志に鍛えられた心身と霊的に研ぎ澄まされたセンス、内外を問わぬあらゆる攻撃をはねかえし、世界を切り分ける言説といかなる脅威にもひるまず目的を完遂しうるモラルの集中、そして調和への約束の歌が過去から未来へ、無限のかなたへと広がっていく。冒険者たち、いにしえの英雄たちの影をも越えて、世界の中心に立つある一人の、甲冑を鎧った者が力強いまなざしを四人に送っていた。その鎧はサークによく似ていたが――空櫃ではない。
「リギナロ!」
ルドが何かをさとって、その名を呼ばわった。リギナロは神殿で決意を示された時と変わらぬ気高さで、ヒトの心の深奥より、この世のすべての冒険者たちを祝福しているように思えた……。光が薄れていく。宇宙と個人がひとつとしてたがいを映し、ふくみあう深遠より浮かび上がり、秘密の回廊を抜け、四人の意識は現次元へ、アストラの地へと戻ってきた。
彼らの帰還を見届けて、ストラーラはもろく微笑んだ。
「約束を果たしてくれてありがとう……そして、さようなら。開眼人、極致にいたり、真理を悟ったひとたち。あなたたちが世界に流れる一筋の希望となることを祈っているわ」
ストラーラが大気に溶け入るように消えると、途端に天はふるえ、大地は荒ぶる巨人の肉体のごとく震撼した。要石の少女がつなぎとめていたイメージが崩れ去り、偽りのイススィールもまた消え行こうとしているのだ。不穏な喧騒に揺らぐ世界で、太陽は脈打ちながら色あせ、空は混沌と暗く濁り、地平は赤と黒の狂おしくうずまく煙と化して、大波をなしながらこちらに押しよせてくるかに思える。一行は地響きにひざをついておののいたが、恐怖を踏みしめどうにか立ち上がった。
「偽りの所産ゆえか、伝説に聞くよりも崩壊の速度が早い。ありあわせのイメージで持ちこたえているだけの脆さだったか……みなで旅の終わりを讃えあう時間も与えてはくれないようだ」
焦った様子のディオレが、目配りしながらみなに脱出をうながす。悲鳴と破壊がふりそそごうとするなか、バルナバーシュははっと思い出して、急いではいたが用心深い足取りで、咆哮する地平に向けてその場から駆け去った。ルドが追おうとしたが、魔術師は目的のものを見つけると立ち止まり、掴みあげる。それはフェリクスとの戦いで斬り飛ばされた、ルドの機械の右腕だった。
「バルナバーシュさん、それは……」
戻ってきたバルナバーシュの持つ己れの腕に、ルドは不安げな声をもらした。
「約束する。この島を出たら、私がかならず君の腕を治してみせる。たとえ長い時がかかったとしても――」
バルナバーシュは使命感から言い切ったが、それはかつてリギノの神殿で交わした「ルドに希望のありかを示す」という約束と同じく、ひどく不確かな未来で、なんの保証も持てぬ思いでもあった。ただ何も考えず、自分自身のするべきことへの直感を、もう知っているものとして今は信じるしかなかった。実現への困難を表したけわしい表情がバルナバーシュをかすめすぎたのをルドは見たが、何も言わなかった。
「フェリクス! あなたも私と一緒にくるんだ」
ディオレの警告が聞こえ、ルドたちもフェリクスのほうを見た。古代人は、いまはもう鉄塊に過ぎぬイブの亡がらに膝をつき、安息の膜のかかった瞳で彼女を見つめながらその場を離れようとしない。その背は頑なであり、見かねて腕を無理やりつかんで立たせようとしたディオレの手は乱暴に、にべもなく振り払われた。バルナバーシュとルドもまた、生存を望んで説得を試みたが、ときに彼の身勝手なまでの意志の強さは二人も知るところであり、そのほとんどが聞き流されているようだった。
「フェリクス。イブはお前がここで終わるのを望むはずがない。お前にはまだ島の外でなすべきことがあるんじゃないのか」 「バルナバーシュ殿、頼むから放っておいてくれないか。私は貴殿らとは逆しまに、これですべてを失ったのだ。夢も現実も、過去も未来も、生きる希望さえも……。鉱山でともに過ごしたあの日、イブは私のすべてだと語ったろう。それは今も変わらぬ。一心同体の者��して私がこの時に願うのは、彼女と同じ墓の穴へ葬られることだ」
埃に汚れた眼鏡の奥からバルナバーシュに向けられたルベライトの瞳は、光を失ってはいない。絶望も自棄もなく、心の底から強く望んでいるのだと、宿敵だった相手に打ち明けていた。もはや打つ手なしと嘆息するルドたちのもとに、ひとり近づく者があった。赤毛と尾と肩を剣幕とともにすさまじく怒らせ、憤懣やるかたなく目を吊り上げたナナヤが、ずかずかと、消滅に瀕した大地を大股で横切り――とめだてさせる隙もなくフェリクスの胸倉をつかむや、精魂を握りしめた拳で思いっきりその頬に一発食らわした。唖然とするルドたちの前でフェリクスは口を切って突っ伏し、眼鏡は数歩離れたところに吹っ飛んで片側のレンズに罅が入った。
「この頓馬が、いい加減に目を覚ましやがれ。この機械はあんたの命を守って死んで、そしてあんたはこの機械を愛していたんだろう。だったら、生きるんだよ。それがあんたにふりかかっちまった、どうしようもない運命なんだ――どうしてそれが分からない?」 「ぐうっ……この小娘……ッ」
最後になって運命と戦うのではなく尾を巻いて逃げだそうとした己れの図星をこうもはっきりと指され、怒りをあらわに食いしばった歯の間からフェリクスは罵倒を押し出そうとしたが、荒い呼気とうなりにしかならず、結局なにも言えずによろよろと眼鏡を拾ってかけなおし、ふたたびイブの前にひざまずいた。彼女の頬に手をやり、側頭部から親指ほどの銀色のチップを抜き、それから銀空剣に突き通された胸の中へ、心臓を掴みとらん勢いで腕をねじ込んだ。絡みつく電線や器官から引きちぎるようにして拳大の青い正八面体のコア――永久にエネルギーを生みだすという遺失文明の結晶を取り出すと、チップとともにベルトに下げた鞄に仕舞いこむ。フェリクスと機械種族のルドだけが、そのチップが、イブのこれまでの経験や記憶を、稼働する頭脳とは別にバックアップとして写しておく記録媒体であるのを知っていた。ルドは、自分が銀空剣で致命傷を与えたあとの記憶――〈イムド・エガト〉で戦うフェリクスを地上から見届け、彼の言葉によってイブの願いが叶った瞬間のこと――は、破損し、完全にはその中に残されていないかもしれないと考えた。
「ふたたびお前に会いにいく。かならず」
フェリクスはイブの亡がらにそう言い残し、立ち上がった。ディオレの先導のもと、ルド、バルナバーシュ、ナナヤ、フェリクス、猟犬のマックスは、次元の瓦礫と無をたたえた黒い穴ばかりの――それさえも塵に帰して消えていこうとするアストラの地を急ぎ駆け去っていく。一度だけ振り��えったフェリクスの視線の先では、イブの機���はまだ眠れるように捨ておかれていたが、それも巨大な結晶となって降りそそぐ空の破片の向こうに埋もれ、見えなくなった。
アストラから幅広い階段を下りていくうちに、あたりは発光する色のない濃霧につつまれ、肌や喉に刺すようにまつわり、彼らの向かうべき方角や意志力をも狂わせようとした。たがいの顔を探すのもままならぬなか、「立ち止まれ」とディオレが言い、続くものらはぞっとしながらも従った。霧にまったく覆われた世界では、空を渡る火も大気も、地を流れる水も土も、形をうしない、すべての元素が曖昧になってひとつに溶け合っていくようで、それに巻き込まれかねない危機感、そして異様な悪寒が身裡に走るのを一行は感じていた。ディオレは幻妖として霊的に発達した感覚をめぐらしたが、尋常ならぬ霧はあらゆる観測をしりぞけて、イススィールとこの地にまだ残る者たちを〝どこにも実在せぬもの〟として呑みこみつつあった。このままでは肉体と精神は切れ切れの紐のようにほどかれて分解し、宇宙に遍満するエネルギーのなかに取り込まれて、諸共に自我も跡形もなくなるだろう。いずれ死の果てにそうなるのだとしても、今ここで己れを手放すわけにはいかない。
「ディオレ、進むべき場所のイメージをとらえられないか」
バルナバーシュがディオレの肩と思われるところをつかんで言った。蒼惶と声を張ったが、霧の絶縁力にはばまれて、ディオレにはほとんどささやくようにしか届かなかった。
「やってみてはいる。だがこの霧はあまりに強力だ」
そのとき、近くからナナヤの短い悲鳴――はっきりと聞こえる――があがり、青白い光があたりに差して、見れば彼女の手にはハインから贈られた〈沙漠の星〉が握りこめられているのが分かった。ただただ驚く彼女のまえで、宝石はやわらかな光を輝かせながら球状に、周囲の濃霧を晴らし、またひとすじの細い光線が、ある方向を真っ直ぐにさしながらのびていく。霧のなかに溶け入っていた足元はいつのまにか階段ではなく、新緑色の草地からなる野原に変わっていた。
「その石が足場のイメージをとらえているのか」
精巧な羅針盤の針のようにぴたりと途切れぬ光の先をみとめながら、フェリクスが言った。彼らは思いを同じくしながら、光のさすほうへ進んでいった。ルドとバルナバーシュは、暖かな草土の感触を踏みしめ、灌木の梢が風でこすれあう音を聞き、獣のにおいがかすかに混じる大気をかぎながら、ハインが多く時を過ごしたであろうエイミリーフ広原を思い起こし、またナナヤの持つ〈沙漠の星〉が、新たに生まれし希望――フェレスとしての産声を上げたのかもしれないと考えた。
(お願いだ、ハイン。あたしたちを導いて)
ナナヤがそう祈った直後、光のさきから獣の吠え声がした。
「アセナ?」
聞き覚えのある鳴き声にナナヤが呼びかけると、思ったとおり、応えるように白い雌狼が霧のなかから現れ出た。家族のしるしにマックスと顔を近づけあい、その後を追って、大柄な人物も飛び出てくる。正体にディオレが驚きで声を上げた。
「ああ、グレイスカル!」 「ディオレか!」
節々を覆う灰色の鱗と側頭部からねじ曲がる二本の角、二メートル近い体格を持つ竜族の男だった。瞳は白目の少ない血紅色で、まさに竜のごとく筋骨隆々とし、見るからに屈強な戦士であったが、まとう装甲は血と土埃に汚れ、外套は焦げ落ち、武器であるナックルは籠手ともどもぼこぼこにへこんでしまっている。むき出しになった頬や黒髪の頭部、鱗がはがれた隙間からは流血のあとが見てとれた。ディオレは彼の腕をひしとつかみ、引き寄せて抱きしめ、幸星の民だけにしか分からぬあらんかぎりの言葉で喜びをあらわした。察するに、はざまの道を進んでいた時には彼に会えなかったようだ。
「エソルテル砦を守る騎士――クァダスたちにやられそうになったところを、間一髪、アセナが助けてくれたんだ。ハインが仕向けてくれたに違いないが、して、あいつはどこに?」
グレイスカルは同行者だったナナヤをみとめ、顔ぶれのなかにハインを探したが、彼の顛末を伝えると快活な面立ちははや深い悲しみに沈んだ。誇り高い友を襲った死への罵倒、そして生前の彼をほめそやす呟きがこぼれる。
「あのような好漢が先に逝ってしまったのはまこと残念でならん。そして我らの友、イラーシャも。だがこの周囲の有りさま、ついに偽りのイススィールに終わりをもたらしたのだな。俺は砦で負った怪我がひどく、階段を登るのはあきらめていた。ディオレ、それにフェレスの戦士たちよ……よくぞ果たしてくれた。死んでいった者たちの無念も、お前たちの戦いで弔われたならばそれに如くはない……」
グレイスカルとアセナを連れて、彼らはさらに道なき道を進んでいった。〈沙漠の星〉はあらゆる辺境でヒトを導く不動の星であり、現次元と星幽が交錯するただなかにある冒険者たちのため、行くべき道を絶え間なく照らしつづけている。いまこの時の、唯一の希望と変わって。やがて重々しいとどろきが遠くから聞こえ、より耳を澄ますと、それは大海にどよもす海鳴りだと分かった。一行は島の涯、神秘の冒険のはじまりの場所だった海岸に近づきつつあるようだった。
靴底が細かな砂を踏むと、そこで〈沙漠の星〉の光は役目を終えて消えていった。霧は完全に晴れ、砂浜に立つ一行の前には、暗く怒号して荒れる海が果てしなく広がっており、暗灰色の重く垂れこめる雲から打ちつけるのはささやかな糠雨だったが、騒擾としてやみがたい大波と風の群れがこれから臨む航海を厳しいものにするだろう。
「蟷螂の斧だな」
バルナバーシュが浜辺に残されていた一艘の頑丈そうな木製の小舟を見つけると、うねりやまぬ海を横目に船底や櫂をあらため、まだ使えそうなことを確かめた。これに乗るのは四人が限度といったところか。
「諸君、我らはここで別れとしよう」
灰色の竜族、グレイスカルが高らかに告げ、ディオレも肩を並べると感慨深く仲間の顔を見渡した。「君たちはどうするんだ」バルナバーシュが幸星の民らを案じて問い、ディオレがそれに答えた。
「私たちはもどって闇沙漠のイメージを探し、そこからオルトフの次元へ帰ろう。大丈夫だ、あとは自分たちのフェレスが道を拓いてくれる。闇沙漠でも伝えたが、君たちをなかばだますような結果となってしまったこと、まことにすまなく思っている……だが君たちが辿り、乗り越えてきた冒険――思索、探求、そして神秘の数々――は、偽りとはならない。決して。なぜならイススィールは、つねにあらゆる時代、あらゆる人々の心のなかに存在しつづけ、世界が滅びに迷えるとき、天末にあらわれ、はるかなる果てへといたる門を開くのだから。その永遠の営みのなかで、私たちは君たちとの冒険譚とともに、後世に役目を継いでいくとしよう。いつかまた、終わらせるものが必要とされる時のために」 「君たちは何ものなんだ。オルトフ、あの地は現次元ではあるまい」 「時空の流れつく浜、魂の森、あるいは闇沙漠に集う夢のひとつ――そこに住まう者たちとでも言っておこうか。では、さらば! 縁があれば別の次元で会おう」
幻妖と竜族のふたりの戦士は、故郷をさして早足に駆け去っていった。その背を見届け、彼らが砂浜に繁る森のなかへ消えると、ルド、バルナバーシュ、フェリクス、ナナヤの四人は協力して小舟を波打ち際まで運び、そのあとを猟犬のマックスと白狼のアセナが忠実な足取りで付き従った。嵐の海は調和の象徴たる海流が正体を失ってないまざり、遠洋では硫黄めいた未知のガスが蒸気のようにあちこちで噴き出して、寄る辺となる次元や生命のしるしさえも見いだせぬ。いくつもの黒い波の壁がうめきつつ落ちてはまたそそりたち、水飛沫を散らして強く吹きつける潮風にルド以外の目や肌はひりついて痛んだ。水はわずかにねばっこく、塩ではない、いまわしいものの枯れた死骸を思わせるような、悪心をもよおすにおいがした。ルドは身をふるわせ、ナナヤの顔には恐怖が張りついている。
「この海を渡りきれるだろうか」
バルナバーシュがおぼつかなげに海をみやった。フェリクスだけが頓着せず、つねよりも鹿爪らしい面差しで出帆への備えを進めており、バルナバーシュもその片言のほかは何も言わなかった。この砂浜も近く虚無のなかへ消滅し、それまでにイススィール周辺の乱れた自然律や概念の撹拌された海が都合よく鎮まってくれるとは到底思えなかったからだ。小舟を波間に浮かべると、四人は悲壮感をもって乗り込み、二匹の獣もまた船べりを踊りこえて飛び乗った。
0 notes
negipo-ss · 7 years
Text
ケイ
 四月の頭ごろに書いていて、だめになってしまったかなふみの草稿です。全体の分量の30%ぐらいです。  ここに埋葬させて下さい。
---
 ローファーに桃色がぴたぴたと貼り付いてうざったかった。太陽は明るくまっすぐな光を打ち下ろしていて、だからこそ私の心に強く固い影を落とす。やわらかな春のあたたかさが桜の枝から砂のように花びらを振り落としていて、私は顔の前で手を二、三回払った。  バス停に辿り着いて、谷崎潤一郎をスクールバッグから取り出した。好きな曲のイントロがスマートフォンから私の鼓膜にやってきて、やっと少しだけ呼吸ができる気持ちになる。数行も読み進めると、とん、と肩を叩かれた。私は気づかれないくらい薄く眉をひそめて、イヤホンを片方外して、相手の話すことを聞いているふりをする。 「速水さん、おはよう。今日は早いね」 (さみしいかみさま あたしのこといってんの) 「……そうね、たまたま起きられたの」 (さみしくなんかない さみしいとか考えない)  彼女と話す間、片耳から流れ続ける音楽にずっと意識を向けていた。彼女の反対側にもう一人クラスメイトがやってきて、会話とも言えない会話は一瞬で終わった。私はそのまま文庫本と歌だけの世界に戻る。なぜか少しだけ涙が滲んでいて、視界が膜がかかったように曇っていた。  私の目の前には膜か幕がいつもあって、私はそのこちら側にいた。あちら側には自由に生きる人たちがいて、私と彼らは永遠に交わることはない。早くかみさまが降りてきて、この世界が作り直されればいいのにと思った。  やがてバスがやってきて、私は文庫本を閉じて定期券を取り出した。くるくるとひっくり返して、そこからお金が引き出されてバスや電車の会社にお金が支払われていくのを想像し奇妙なことだと思った。そうやって私は学校に運ばれて、授業が終わると、今度はアイドルになるために事務所に運ばれる。手を取ってやたら熱心に私のことを褒めそやす男の顔を思い出して、ふ、と薄く笑い、一歩踏み出した。  シャッフルに設定されたスマートフォンが、こんどは幽霊について歌う。
 * * *
「ケイ……もうちょっとだけ、待って下さい」  戸棚の缶から猫のためのごはんを取り出して、ケイ専用の茶碗にそれをもくもくと詰めた。少しも残さずにきちんと盛られたのを確認して、そっと地面に置く。ナアナアと鳴いて私に擦り寄っていた彼女が椀に頭を突っ込むのを見て、ほうと息をついた。そして、特徴的な低いエンジン音が換気のために少しだけ開けていた窓からしているのに気づいて「ああ」と低く悲鳴をあげた。時計を確認すると、果たして私が乗るはずのバスが出てしまった所だった。  私はいろいろなことを諦めて、わざとのろのろと支度をする。本棚から今日の友人に春琴抄を選ぶことにして、少しうれしくなった。なにせ今日は春らしいあたたかさだ。頭のなかで、たかだかとした鶯の声がする。 「いってきます……おとなしくしていてくださいね」  私はくろぐろとしたかたまりがナアとまた鳴くのに微笑みかけて外に出た。
 いつもより十分以上遅いバスから大学に降りたつ。その瞬間春の風が文庫のスピンをふわ、と持ち上げて、私は愉快な気分になった。普段は文章と共に歩く道を、ゆっくりと顔を上げて歩く。風は心地よく木々を撫でて、落とされた桜の花びらはやさしく息づく赤ん坊の前に置かれたかのようにふわふわと地面で揺れていた。私はその赤ん坊と共に大きく息を吸い込む。  とん、と肩を叩く人がいた。 「おはよう、文香」 「……ああ……アヤさん。今日は、早いのですね」 「なにそれ、皮肉?」  もう一限は遅刻だって。あはは。二人で笑いあった。 「今日からあれか。レッスンだよね、アイドル」 「はい」 「いやあ、楽しみだねえ」  ふふ、とアヤさんは笑って、とんとんと肩を叩いた。 「文香がアイドルになるの、楽しみにしてるよ。頑張って」 「……はい、精一杯、努力します」  私の手を取って、興奮気味にアイドルについて話す、プロデューサーと名乗る男性の姿が頭に浮かんで、くすくす笑った。 「……とても、楽しみです」 「ん、あたしも!」  私はアヤさんと、期待でいっぱいの目を合わせた。春は、始まりの季節なのだと思った。
 * * *
「や、すごいね、奏さんは」プロデューサーは目を輝かせて、私のことをなにか、かみさまのように見た。少なくとも、駆け出しのアイドルに向ける視線では無いと思った。 「ボイストレーナーさんが新人をあんなに褒めてるの、初めて見たよ」 「……私には、ただ無口なだけに見えたけど」 「何もしゃべらないってのがすごいんだよ」男はしゃべり続ける。「初回でそもそもレッスンらしきものが成立する時点ですごい。うちはスパルタで有名なんだ。何か経験がある人でも、まずめちゃくちゃに叩きのめされる。そうやってゼロからスタートさせるんだ」そして、急に不安になったかのように私を見た。「未経験って、ことだったけど。アイドルの経験があるわけじゃ……」 「ないわ、もちろん」私は半分だけうそをついて、彼の瞳を素直な高校生の目でじっと覗き込む。「そういうふうに見える?」 「ぜんぜん」男は笑っていった。 「そういう子はね、やっぱりわかるんだよ」 「そういう子って?」 「誰かのために、歌ったことがある子。そういう子は、ほんの少しだけど、世の中との関わり方をわかっている感じがするんだ」  私は少しだけいらついて彼を見つめた。彼は何も分かっていなかったし、その彼になにかについて理解が足りていないと言われているのは、どんな内容でもいらいらした。 「……で、次は何をすればいいのかしら」 「えーとね、ダンスレッスン、兼顔合わせ」  彼がにこりと笑ってスタジオのドアを開き、言葉を継ごうとして、内側から聞こえてきた怒声に遮られる。 「おいおい、頼むよ! これは本当に、マジの基本なんだ。ここでへばられると、すごく困る」  そこには、トレーナーに手を叩かれて、リズムに合わせて基本のステップを延々と踏まされている女性がいた。印象的なのはその前髪の長さで、顔の半分を隠しているように見えて、それできちんと前が見えるのかと言いたくなってしまう。長いうしろ髪はきちんとまとめられて、動きやすい服は汗で重々しく濡れていた。  プロデューサーが渋い顔のトレーナーをむこうに引っ張っていって、様子を聞いている。 「……だめそうですか」 「リズム感ゼロ。体力ゼロ。今わかるのはそれだけ」  密やかな声が漏れ聞こえたその間にも、彼女は誰も見ていないレッスン室の端でステップを踏んでいる。そのひたむきさには少しだけ心を打たれたが、私は輝きの無いものに対する憐れみを彼女に向けていた。 「奏さん」  私はプロデューサーに声をかけられて、真剣な表情の彼の元に歩く。 「文香さん、ちょっと中断して、こちらへ」  文香と呼ばれた彼女も私達の元へ来た。はあはあと、荒い息をついている。 「……おつかれさま、です」  やっとのことでそれだけ言った彼女の、息が整うのを待って、プロデューサーはにこやかに笑った。 「奏さん、文香さん。本当はこういうのは本決まりする直前に共有するものなんだけど、必要だと僕が思うから、今言います」  私たちは、続きを待つ。微かな期待が、仄かな光として私たちの胸にあった。 「あなたたち二人に、僕はユニットを組んでほしいと思ってるんだ。ユニット名は、まだなし。今後の活動も未定。だけど、きっと、ふたりはぴったり合うと僕は思ってる。だからできれば、今から特別になかよくして欲しいな」  私たちは顔を見合わせて、初めて顔を合わせるものたち特有の、不安を込めた笑顔をお互いに投げかけた。 「速水奏です。よろしくお願いします」  私がはっきりとそう言うと。彼女は手の汗を腰で、さす、と拭いて、差し出した。私がその手を取ると、意外に強い力で握られて、私もしっかりそれを握り返した。その手を離さないように握っていることが、いま私に許されている唯一の線路だと思った。彼女は消え入りそうな声で言う。 「……鷺沢、文香です。こちらこそ、その……よろしくお願いします」
 * * *
 苦しいレッスンはしかし楽しかった。私は昔から前に進むこと、新しく何かを獲得することが好きだった。それを確かな形として書籍に求めていた私が(何しろそれは気づかぬうちに年金のように増えていった)、アイドルというぼんやりとした世界に飛び込むと、人々は騒がしく波のように私の周りでさんざめいて、押したり引いたりした。いくつかのちょっとしたイベントの手伝いに駆り出され、少しずつ同業者の知り合いが増え、覚えたステップもまた増えた。 「まるで、除雪車だね」  プロデューサーさんは私に冗談めかして言った。 「文香さんは、とにかく弱きに逃げないんだ。力強い。それでいて、どこか自由に道を選び取っている感じもする。僕はそこがいいと思ったんだよな」 「……私を見て五秒もしないうちに、声をかけてきたのにですか……?」 「あはは、ごめん。今のは後付け」  プロデューサーさんは誤魔化したように言う。そして、取ってつける。「最初に声をかけたのは、文香さんがすごく美しいと思ったからだよ。それは、本当にそう思った」  私はそういう褒められ方にいつまでも慣れなくて、顔が火照って俯いてしまう。前髪でうまく、醜い私を隠せることができていたらいいなと思う。  だって、本当に美しい少女は、隣で黙って紅茶を飲んでいる。
「ケイ……?」  その日は大学から帰って、すぐに事務所に出るつもりだった。レッスン、レッスンの黒黒とした予定が、今日もカレンダーに黒星をつけている。ケイは、私が帰るとナアと鳴いて玄関にかならずカチカチつめを鳴らして滑り込む、長野の郷里を離れてひと月ふた月の、さみしい猫なのだ。そのケイの気配がなかった。  私は、はっとして窓を見た。閉めたはずの窓が、開いていた。そこから不安がごうごうと押し寄せて、目の前がまっくらになる。私はレッスンのことなどわすれてしまって、そのままドアを開けて外に走り出た。  やがて、夜になる。あたりを走り回った私の心は金切り声を上げてまっくらにあたりを照らしていた。じじ、と街灯が鳴った気がして、ぼうっと空中を見上げた私に「文香」と奏さんが声をかけた。 「……奏さん、どうして」 「あなた今日、レッスンを連絡なしに休んだでしょう。電話も出ないし、心配で住所を聞いたのよ」  私はそれでやっと予定のことを思い出して、しかし何の気力もなく俯いた。 「何があったの?」  近寄った奏さんが、私を見つめている気配がした。額に手を当てられて、やっと少し顔を上げることができる。 「……ケイが……」 「ケイ?」  奏さんが少し大きな声を出した。私は驚いて、彼女を見る。 「……猫の名前です。私が、飼っている。大学から帰ったら、いなくなっていたんです」 「……なるほどね」  奏さんはさっと頭を巡らせて、私に質問をした。 「行きそうな場所に心当たりは?」  私は首を振る。「彼女は室内飼いの家猫です。外には出ないんです。だからしらみつぶしに、探していて」 「生まれてからずっと室内だったのかしら」 「……いえ、実家では外に出ることが……」  私ははっとした。「よく、月を見上げていました。家の近くに公園があって、滑り台は、彼女の縄張りでした」  私と奏さんは、満月を見上げる。そして、奏さんが言った。 「行きましょう。心当たりがあるわ」
 数分ほど歩いた場所にあった公園で、私はケイを見つけた。彼女は公園の滑り台の上で、好奇心でいっぱいの目で月を見上げていた。「ケイ!」と私が叫ぶと、彼女はニャアと鳴いて滑り台から私の胸に飛び降りた。安堵の涙がぽたりと落ちて、私は短い嗚咽を漏らす。しっかりと彼女を抱くと、彼女の心臓がとくとく鳴っているのが分かって、熱かった。背中に添えられている奏さんの手は、ほんのりと暖かい。 「とりあえず、あなたの家に帰りましょう」  奏さんが言った。「あたたかいものでもゆっくり飲むといいわ」  家まで私を送ると奏さんは帰ろうとしたが、私はもう少しだけ彼女と一緒にいたくて、家に招き入れた。天井まで届く巨大な本棚と、その周辺に散らばっている大量の文庫に、彼女はあっけにとられている。 「分かってはいたけど、こんなレベルの病気だったのね」  私はすこし恥ずかしくなって、何も言わずにお茶をことりとテーブルに置いた。すぐにするべき質問を思い出す。 「奏さんは、なぜあの公園をすぐに思いついたのですか」 「単純よ」奏さんは言う��「私の家、ここから歩いて十五分くらいなの。私たち、家が近いことも知らなかったのね」  私はそれで、なかよくして欲しいというプロデューサーさんの言葉をやっと思い出した。 「……すみません、私、人と話をするのが、うまくなくて……」 「文香だけのせいじゃないわ」  奏さんは、一冊の本を手に取って、私に問いかけた。 「私も聞いていいかしら」  私はその口調に、なにか非難めいたものを感じて、たじろいでしまう。落ち着くために、ソファに座ってから「どうぞ」と言った。 「なぜ猫に、ケイ、なんて名前をつけたの」  私は、彼女の質問についてしばらく考えた。そして、彼女が私に手渡した本に目をやって、やっと合点がいく。  それは、夏目漱石の『こころ』だった。私は思わず吹き出してしまう。 「なぜ笑うの、文香」 「……いえ、その……。ふふ、ケイと聞いた時に、『こころ』のKが思い浮かぶのは、よほどの病気ですよ、奏さん」  奏さんは、さっと顔を赤くして、「じゃあ、一体どういう意味?」と聞いた。 「そうですね、ケイ、と言ったら、恵む、継ぐ、など色々当てられる字はあるでしょう……。それらでも私は十分詩的だと感じますが……ケイについて言えば、もっと実務的ですよ」  はあ、私は息をついて、彼女を見た。 「ケイは、アルファベットの十一番目のKです。……彼女は彼女の母親の、十一番目の子供なんですよ。寂寞の中で死んだ、浄土門のKではありません」  私がそういうと、彼女は全てを理解して、糸が切れたようにふら、とよろめいた。そして私の隣りに座ると、真っ赤になっていた顔を覆って、ごめんなさいと言った。 「勘違いをしたわ。私、文香をとても冷たい人だと、一瞬だけ思ってしまったの」  そして、私を涙でいっぱいの目で見て「ごめんなさい」と繰り返して言った。 「なぜ、泣くのですか」と私がびっくりして言うと、彼女は口元だけで笑って答える。 「多分、恥ずかしいのが半分」  そして続ける。 「どうしてかしら。救われた気がしたの。ケイという名前に、あなたが意味を見出していなかったことが、何故か嬉しくて」  そう言って、彼女は私の手を取って、親指で少し撫ぜた。 「だから、ありがとう。それがもう半分」
 落ち着いてからお茶を飲んでいると「そう言えば、私達の名前にもケイが入っているわね」と彼女が何気なく言った。 「……本当ですね、ふみか、かなで」 「ユニット名の候補に使えそうね」 「ケイを、ですか」 「まさか」奏さんは笑う。「猫に悪いわ。もうちょっとひねらないと、そうね……」 「つなげてしまって、ふみかなで、とかでしょうか」 「悪くはないけど、もう少し短く……文頭に持ってきて『かなふみ』とかはどうかしら」  かなふみ。私は口の中で言葉を転がして、中々だ、と思う。 「……大変柔らかい音で、私は好きです。きっとひらがなで表記するのですね」 「そうね」  かなふみ。奏さんも発話した。ふふ、と笑う。 「今度、プロデューサーさんに伝えてみましょう。気に入ってくれるといいわね」
 * * *
「ごめんなさい、少し遅れてしまったわ」  私が謝ると、文香は頭を振って、顔を綻ばせた。 「私も、いま来たところです」  そんな定番のやり取りすら嬉しくて、私たちは顔を見合わせてふふふと笑う。  先日のおれいがしたいのですが、土曜日のごごはあいていますか、確か文面はそんな内容だったと思う。私たちは少しずつお互いのことを知っていって、私は文香があまりに機械に疎いのでびっくりしたのだった。幾つかの、定番の連絡用アプリケーションを彼女のスマートフォンに入れてやって、その全てで私は彼女の最初の友だちになった。彼女は満面の笑みで眩しく私に笑いかけ、そしてその場で辿々しく、私をデートに誘った。私はくらりとして、もちろん、と返信をした。  彼女のそういった拙さは、私の目にはのびのびとした自由さに映った。彼女はあらゆる世俗的なことがらから自由で、自分がやりたいように本を読み、自分がやりたいようにステップを覚え、自分がやりたいようにうつくしい言葉を大事そうに手渡してくれた。文香は信じられないような速さで、私と並ぶように走っていて、そしてもちろん、彼女は漱石を知っていた。私よりも、数段詳しく。  「おれい」の内容は自由に決めていいということだったので、私は彼女を自由に飾り付けてしまうことにした。代官山をぐるりと周り、渋谷にも歩いていって、あらゆる服飾を彼女に着せてみた。文香は信じられないくらいスタイルが良く、それを信じられないくらい野暮ったい服で隠してしまっていた。今年流行りの帽子と眼鏡を被せて、初夏を思わせる青々とした色のブラウスとダークブラウンのガウチョパンツを合わせ、少しヒールのあるショートブーツを履かせると、彼女は見違えるぐらい美しくなった。あれもこれもと着せてしまった私自身がちょっとはっとするくらいの生命力が彼女から溢れ出していて、周囲の人間が見とれているのにいらいらしてしまうくらいだった。文香はそれくらい、素敵だった。
 ちょっと落ち着こうと入ったカフェで、私は彼女と再会した。  彼女は、そのカフェでディスプレイの中にいた。正確には彼女の姿が映っている訳ではなく、彼女の曲がさらさらと流れていたのだ。そこに彼女のクレジットが流れてはいなかったが、私には一発でそれは彼女のトラックだということがわかった。彼女と私のつながりが、そうさせてしまったのだと思った。  それは手触りの良いポップスで、画面の中で踊る有名なアイドルユニットのために書かれていた。ぱっときいた印象としては聞きやすいが、最新のトレンドを多様なジャンルから拝借していた。ときどき王道から外れる微妙な展開があり、それが私の心に心地よく波紋を投げかけていた。私は、文香が「奏さん?」と声をかけるまでうっとりとそれを聞いていた。 「ごめんなさい、なんでもないの」 「あのアイドルが、どうかしたのですか」  文香は買ったばかりの眼鏡越しに、じっと私を見た。 「……本当に、なんでもないわ。気にしないで」  文香にはそう言ったが、私の心には、投げ入れられた音楽によって立てられた波紋が固い波となっていた。それは一年前の記憶と合わさって、やがて耐えられないような大きな波となる。私が乗った帆船の舷から真っ暗な水がばしゃばしゃと入ってきて、私は転覆してしまいそうになった。私の目に、はっきりと涙が滲んだ。私は助けを求めて文香を見る。  そのとき、文香の静かな碧い瞳が私を貫いて、私の舟は文香に全てが委ねられた気がした。びり、と電流が走ったようになって、私のてのひらに、汗が吹き出した。そうして、音が戻ってくる。私のための音が戻ってくる。それは心の内側の、船室とドアと、カーテンの向こう側から聞こえてきて、やがてそれは周囲のざわめきとなった。 「……奏さん? その……本当に、大丈夫でしょうか」  文香が心配そうに、私の震える手を取ったので、私は頷く。 「ごめんね、文香。今日は私のそばにいて」  文香は頷いて、もちろん、と言う。 「私の家に来て、文香」私は縋るように文香に言った。 「お願い」
2 notes · View notes
shibaracu · 4 years
Text
●トンボ・蜻蛉(とんぼ)
本文を入力してください
●トンボ・蜻蛉(とんぼ) ★はてなキーワード > トンボ 昆虫の一。 4枚の細長く薄い翅と大きな複眼、ほっそりと長い腹部を持つ肉食昆虫。飛翔能力が高く、飛んでいる昆虫を捕まえて食べる。幼虫はヤゴと呼ばれ水生。貝などを捕食する。 慣用句:「尻切れトンボ」(中途半端の意)   ★はてなキーワード > トンボ座り 正式名称「鳶足」「割座*1」「亀居*2」。 俗称「女座り(女の子座り)」「M字座り」「ぺったんこ座り」「おばあちゃん座り」・・・他多数。 正座の状態から足(下腿)を左右に崩し、その間に尻を下ろして座る座り方。股関節が固いと出来ないとされる。 歴史的には平安期に叙位・除目の敬礼として用いられたこともあるが、茶道における女性の座しかたの一つとして用いられた時代もあってか、現在では女性が用いる印象が強い。故に俗称の中に「女座り」を有する。 萌え属性として捉える人もいる。 *1:つま先を後方に向け、足の甲を下にして座る。 *2:つま先を左右に向け、土踏まず側の側面を下にして座る。   ★はてなキーワード > トンボ鉛筆 日本の大手文具メーカー。MONOブランドで有名。��京都北区豊島に本社がある。 1913年に��業者の小川春之助が小川春之助商店として創業した。1939年に小川春之助商店を法人化し、後に現在の社名の株式会社トンボ鉛筆となった。   ★はてなキーワード > ベッコウトンボ 学名:Libellula angelina トンボ目・トンボ科・ヨツボシトンボ属に分類されるトンボの1種。 特徴:体長約4センチ。4枚の羽に3個ずつ褐色斑がある。早ければ5月に孵化(ふか)してヤゴになり、翌春、羽化する。かつては東北地方以南の本州と四国、九州に広く分布していたが、池沼の減少と環境の悪化によりその数は激減している。繁殖にはヨシやガマなどの挺水植物が繁茂している池沼・湿地と周辺の豊かな植生が不可欠で、現在では静岡県、兵庫県、山口県と九州に少数が局所的に生息しているにすぎない。環境省のレッドリストで絶滅危惧?類(CR+EN)にランクされている。 ★ ★トンボの体色変化と体色多型 - J-Stage トンボは, 一般の人にも馴染みの深い昆虫であるが,「アカトンボ」 の赤色色素を含め,トンボの赤色や黄色,緑色などの鮮 やかな色の正体は,意外なことにこれまで知られていな かったのである(二橋,2010) ★ ★飛ぶ宝石・トンボの世界/識別(成虫・トンボ) http://dragonflykumamoto.web.fc2.com/sikibetu.html トンボの体の仕組み トンボは雄(♂)・雌(♀)、未成熟・成熟・老熟、異型、発生時期で色や模様が異なります。 特にイトトンボ科・サナエトンボ科・トンボ科(アカネ系の仲間)など似た種が多く肉眼では識別が難しいトンボもいます。
識別ポイントは胸部・腹部・翅の色・模様・尾部上下付属器で判別できます。 『飛ぶ宝石・トンボの世界』は熊本県天草からとんぼの情報発信です!雄、雌、成熟、未成熟、老熟、異型、連結、羽化など多くの写真を載せています! トンボ(成虫)の識別では、写真と解説でトンボの種の判別を載せています!見比べて下さい!   ★トンボの色 - study note トンボの婚姻色発現のセミナーを聴いてきた(産総研の二橋さんという方,深津武馬先生のところの人らしい).シオカラトンボの体がオスだけ(とメスの腹だけ)銀水色になるのは,オスでは体表面のワックスが花弁状の構造をしてて,乱反射するためだとか.この色というかワックス構造はUV反射能を持っているそうで,日向で生活するうえで都合がいいのかもとか. ★ ★蜻蛉(とんぼ)三秋 – 季語と歳時記 http://kigosai.sub.jp/archives/2568 2011/03/11 【子季語】 蜻蜒、とんぼう、あきつ、やんま、墨とんぼ、青とんぼ、黄やんま 【解説】 鬼やんま、塩辛蜻蛉、蜻蛉釣トンボ目に属する昆虫の総称。あきつ、やんまなどともいう。腹部は細長く円筒状。透明な二対の翅で飛び、大きな複眼を持つ。日本国をさす「あきつしま」は、蜻蛉が尾を咥えあった形に似ているからという故事による。 ★ ★森の自然誌:虫たち:トンボ http://uralowl.my.coocan.jp/nature/insects/html/insect_tonbo.html 1.トンボってどんなもの? 2.トンボの繁殖 3.お奨めのホームページとブログ トンボってどんなもの? トンボ(蜻蛉)は、春から秋にかけて羽化する細長い翅と腹をもった昆虫です。 分類上は蜻蛉目(せいれいもく、トンボ目)という分類群です。 日本には200種類近くが分布しています。 大型のオニヤンマから、2cm足らずのハッチョウトンボ、15cmほどのイトトンボの数種まで、さまざまな種類が知られています。 地球昆虫図鑑, 広くいろいろな種類が見られる図鑑です.   ★自然に学ぶ科学技術〜トンボのハネの風力発電 - サイエンスのこと http://nature-sr.com/index.php?Page=11&Item=147 2011/02/20 トンボに学ぶ新しい羽の形 なにがすごいの? ギンヤンマ (C) miquelder 大空を自由に飛び回るトンボ。 そよ風の中でも、少々強い風の中でも、トンボは気にすることなく飛んでいます。 実はこれはとても凄いことなのです! 体重わずか1~2グラムのトンボにとって、空気はとても粘性が高く、例えるならば私たちにとっては水の中を飛んでいるようなものなのです。 その中を、トンボはどうしてスイスイ滑空できるのでしょうか? 秘密はその翅の形にありました。 トンボの翅の断面を見ると、流線型の断面を持つタカや飛行機の翼とは違って、デコボコしていることがわかります。 トンボの飛翔中には、このデコボコした部分に小さな空気の渦が発生します。 この小さな渦が、その外側の空気を翅の後方へスムーズに流し、微風でもトンボの翅には揚力が生じるのです。 大電力用の小型風力発電機 「 wajin128 」さんの書き込み 2015-02-11 13:09:44 トンボの翅小型風力発電機を、九州大学が開発した【風レンズ装置】の中に置けば、効率良く発電する事が出来ます。 さらに風通しの良いビルを建設して、各部屋に小型風力発電機を設置すれば、大電力を生産できます。 ビルをネットで覆えば【バードストライク】も防げます。 シャッターを設置すれば、強風の被害も無くせます。 海岸には年間平均5m/sの風が吹くと、国土交通省が語っています。 の風を利用すれば、日本国内で消費する電力はすべて賄えるでしょう。 https://youtu.be/dLd6HdjI4jo  https://youtu.be/8yxk1q3JOO4 https://youtu.be/LrWlkrfYLS8  https://youtu.be/_zQRMSRCC_E   ★トンボからヒントを得た微風駆動型小型プロペラ風車 https://gyou.hatenablog.com/entry/20120516/p1 2012/05/16 (1)ミドリムシのパワーや (2)ヤママユの幼虫成分のガン細胞増殖抑制作用の話もおもしろかったが、3つめの (3)トンボの羽をヒントに発明した小幡章さんの微風でも回る風力発電、の話にビリッときた。 風車発電は魅力的ですが致命的な問題ある。 1)ある程度の風力が無いと発電できない。(常時風が吹いているところなど設置場所が限定される) 2)微風では発電ができない一方、台風のような強風にも耐えられるような強度と構造が必要。そのために大型化しコストが増大化する(火力発電の倍近いコスト)。 3)大型風車は低周波騒音やバードストライク(鳥の衝突)の問題もある。 上記の3つの問題を解決するのが、この微風でも回る風車。 小幡章さんはトンボの飛翔行動の研究からこの微風発電風車を着想し発明した。   ★トンボから学んだ風力発電(PDFファイル) 以下↓のPDFがよくまとまっています。 http://www.nbu.ac.jp/topics/archives/mfrl-201103.pdf   ★赤とんぼ(あかとんぼ) [ 日本大百科全書(小学館) ] . 少年少女雑誌。1946年(昭和21)4月創刊、1948年10月終刊。実業之日本社発行。赤とんぼ会=大仏(おさらぎ)次郎、川端康成(やすなり)、岸田国士(くにお)、豊島与志雄(とよしまよしお)、野上弥生子(やえこ)の編集者名があるが、おもに藤田圭雄(たまお)が担当した。藤田の筆になる創刊の辞によれば、赤い鳥運動の文芸復興を願ったもので、「児童文学の復興と、綴方(つづりかた)教育の再建」を目ざした。戦後児童文学の記念碑的作品『ビルマの竪琴(たてごと)』(竹山道雄)の連載は注目され、ケストナー『飛ぶ教室』の翻訳(高橋健二)、サトウ・ハチローの童謡も話題になった。綴方の選者には川端康成があたった。 [ 執筆者:大藤幹夫 ] ★ ★トンボ - Wikipedia  https://ja.wikipedia.org/wiki/トンボ トンボ(蜻蛉、蜻蜓、とんぼ、英語:dragonfly, damselfly)は細長い翅と腹を持った昆虫である。蜻蛉目(せいれいもく、トンボ目、Odonata)をなす。 ★ ★トンボ鉛筆       http://www.tombow.com/ ★ ★トンボの目線でレポートする“プチ”インフォメーションページ。 https://www.tombow.com/blog/ 2019/05/17 トンボWebスタッフのAkitsuです。 ★ ★トンボ図鑑  トンボフィールド観察記   http://tombozukan.net/ ★ ★トンボ・蜻蛉(とんぼ)の意味・語源・由来を解説。 【意味】 トンボとは、トンボ目の昆虫の総称。胴は細長く、大きな複眼と二対の透明なハネをもつ。幼虫はヤゴと呼び、水中に棲むが不完全変態で、成虫・幼虫ともに害虫を捕食するため益虫とされる。 【トンボの語源・由来】 トンボの最も古い呼称は、奈良時代の「アキヅ(秋津)」で、その後「セイレイ・カゲロフ(蜻蛉)」、「ヱンバ(恵無波)」の語が現れる。 古くは「トンバウ」の語形で、平安末期には「トウバウ」「トバウ」などが見え、江戸時代から「トンボ」と呼ばれている。 語源は、「トン」が「飛ぶ」、「バウ」が「棒」の意味で、「飛ぶ棒」が変化したという説が多く、この虫の印象から正しいように思えるが、「バウ(棒)」は漢語、「飛ぶ」は和語で、漢語と和語が結び付けられることは時代的に早すぎるため考え難い。 「トン」は「飛ぶ」の意味であろうが、「バウ」は「バウ(棒)」ではなく、和語である「ハ(羽)」の変形と考える方が妥当であろう。 ★ ★極楽とんぼ(ごくらくとんぼ)の意味・語源・由来を解説。 【意味】 極楽とんぼとは、のんきに暮らしている者をからかっていう語。極楽トンボ。極楽蜻蛉。 【極楽とんぼの語源・由来】 極楽とんぼの「極楽」は安楽で何の心配もない場所や境遇。 「とんぼ」は昆虫のトンボのことで、のんきに生活している者を極楽を飛ぶトンボのようなものと喩えた言葉である。 現代ではあまり使われないが、極楽とんぼと同じ意味の言葉に「極楽とんび」もある。 「とんぼ」や「とんび」が、このような喩えに使われるようになった由来は、上空を優雅に舞うように飛ぶ姿からである。 トンボの中には、極楽とんぼといった喩えには向かない素早く飛ぶ種も多いが、ここでのトンボはアキアカネのことと思われる。 また、極楽は天国を意味するように、空高い位置にある場所であることからも、空高く飛ぶアキアカネと考えられる。 ★ ★蚊(か)の意味・語源・由来を解説。 【意味】 蚊とは、双翅目カ科の昆虫の総称。雌は人や家畜から吸血して痒みを与える。雄は植物の汁を吸う。 【蚊の語源・由来】 蚊の語源は諸説あり、「喧・囂(かま)」の下略、「かしましき」の下略など、鳴き声のやかましさに関連付ける説のほか、「細(か)」に由来する説や、「かぶれ」「痒み」に由来する説、「噛む」に由来する説など、非常に多くの説がある。 蜂には「刺された」というが、蚊には「噛まれた」ということから、上記語源の中では「噛む」の「カ」に由来する説が最も有力とされる。 「噛む」に「かぶれ」や「痒み」を総合して、「カ」になったとする説もある。 漢字の「蚊」は、「ブーン」という蚊の鳴き声に由来するといわれる。 ★ ★薮蚊・藪蚊(やぶか)の意味・語源・由来を解説。 【意味】 やぶ蚊とは、双翅目ヤブカ属の蚊の総称。日中活動して人畜を刺し血を吸う。デング熱などを媒介する種もある。 【やぶ蚊の語源・由来】 その名の通り、草陰や藪の中などの暗い所にすんでいることからの名。 また、腹や脚に白黒の斑紋があることから、「豹脚蚊」や「縞蚊」の名もある。 ★ ★トンボ (道具) 1.運動場などに使用する、T字型の整地用具の俗称。トンボの全身に似ていることからこの名で呼ばれる。木製や金属製。グラウンドレーキ。平型レーキや歯付レーキ(釘付レーキ)などの種類がある。熊手・en:Rake (tool)を参照のこと。 2.日本酒の(かつての)醸造工程などにおいて、原料の表面を均すための器具。形状は整地用具とほぼ同じ。 3.クレープを鉄板で円形に焼く際に用いられるT字型の調理器具。 4.額縁に使われる、裏板を押さえるための部品。金属製が一般的だがプラスチック製のものもあり、一端を枠にネジ止めし、それを回転させることで裏板の着脱をする。形は涙滴型のものが多いが、円形と木の葉型を組み合わせたような形のものもある。 5.陶磁器などの製作過程において、器の大きさを統一するために直径と深さを同時に調べるための器具。T字の棒に深さを調べるための棒が垂直についている。 6.翼状針の俗称。 ★ ★トンボ (印刷) トンボとは印刷物を作成する際に、仕上がりサイズに断裁するための位置や多色刷りの見当合わせのため、版下の天地・左右の中央と四隅などに付ける目印。見当標とも言う。一般的に天地・左右の中央に付けるものをセンタートンボ、仕上がりサイズの四隅に配置するものを角(かど)トンボと呼び、この他、印刷物の形状に応じて折りトンボなどが用いられる。 ★ ★トンボ (曖昧さ回避) - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/トンボ_(曖昧さ回避) ★Category:トンボ - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/Category:トンボ ★ ★とんぼ玉 - Wikipedia     https://ja.wikipedia.org/wiki/とんぼ玉 とんぼ玉(とんぼだま、蜻蛉玉)は、穴の開いたガラス玉(ビーズ)のこと。模様のついたガラス玉をトンボの複眼に見立てたため、「とんぼ玉」と呼ばれたといわれている。 江戸時代には青地に白の花模様のガラス玉を「蜻蛉玉」と呼び、それ以外のものは模様に応じて「スジ玉」「雁木玉」などと呼び分けていたが、現在では模様に関係なく「とんぼ玉」と呼ばれている。 ★ ★竹とんぼ - Wikipedia     https://ja.wikipedia.org/wiki/竹とんぼ 竹とんぼ(たけとんぼ、竹蜻蛉)とは、回転翼と翼をまわすための軸によって構成される中国と日本の伝統的な飛翔玩具である。 歴史 中国に古くからあり、東晋時代に葛洪が著した道教と煉丹術の文献『抱朴子』にも「飛車」というものがでてくる。15世紀にはヨーロッパに伝わったとみられ、聖母子像の中にはこのような玩具を持った絵もあり、ルネサンス期のヨーロッパの芸術やレオナルド・ダヴィンチにも影響を与えている。このことから中国学者のジョゼフ・ニーダムらは竹とんぼはヘリコプターの始祖となったとしている。 日本では奈良時代後半頃の長屋王邸跡から類似の木製品が出土しているほか、平安時代や鎌倉時代の遺跡数ヶ所からの出土例もあるが、腐敗しやすい木製であるため例は限られている。 ★ ★タケコプター - Wikipedia  https://ja.wikipedia.org/wiki/タケコプター 藤子・F・不二雄の漫画『ドラえもん』に登場するひみつ道具。 どこでもドアと並び、作中で多用される道具の1つ。
0 notes
kurihara-yumeko · 5 years
Text
【小説】暁の告知者 (上)
 孤独で優しい魔法使い
   Ⅳ.暁の告知者 (上)
 夢を見ていた。
 青々とした空と、突き刺すように伸びる高い山脈が続いている。針葉樹の森が黒々と広がっている。頬に当たる風が冷たい。森の木陰にはまだ雪が残っている。冬なのだ。
 不思議だ。眠りに落ちるまで、初夏だったはずだ。ガネーシャは右手を握り締める。手の中には夏用のかけ布団があるはずだったが、夢の中の彼女は、その手に太い綱の感触を捉えた。手綱だった。
 ガネーシャは馬に乗っていた。それは黒い馬だった。赤い刺繍と青い石の飾りが付いた鞍と、同様の装飾が施された頭絡が着けられている。長くて硬いたてがみが風になびいている。
 彼女には乗馬の経験などない。振り落とされてはたまらないと、思わず手綱を握る手に力を込めようとする。だが、馬はそんな彼女のことはお構いなしで、舗装されていない道を小走りに駆けていく。目的地を知っているのだろうか。
 周りには誰の姿も見えない。馬もいない。ガネーシャはひとりで馬を走らせている。
 そこで彼女は、手綱を握る自らの手が、褐色の皮膚をしているということに気が付いた。見たことがない織物の衣服を纏い、右胸には革の胸当がある。どちらにも、馬具同様に赤い刺繍が施され、小さな石が付いている。刺繍は何かを模したかのような紋様を描いており、その形はどれもよく似ていた。
 これが自身の身体ではない、ということを、彼女は夢の中で理解した。衣服の下の乳房は、ガネーシャよりもずいぶんと豊かであるし、腰はずっと引き締まっている。これは誰かの肉体で、今見ているのは、誰かの夢なのだ。誰かの夢を、見ている。
 ふいに、馬の歩みが止まった。
「どうした、オルト」
 そう馬に話しかけたガネーシャの声は、聞き慣れたはずの自らの声よりもずっと低く、落ち着き払った声音をしていた。
 オルトと呼ばれた馬は足を止めたまま、道の先ではなく、森の木々の中を見つめている。
「何か、見つけたのか?」
 ガネーシャはそう言って、鞍から軽やかに地へと降りる。背中から物音がして、気付く。彼女の背には、弓矢と矢筒が背負われていた。そのどちらにもやはり、刺繍と石の装飾がある。何か民族の象徴だろうか。
 彼女は慣れた手つきで馬の顔を撫でると、自らの額をそっと押し付けた。
「ここで待っていろ。しばらくしても戻らなかったら、お前はひとりで村へ戻れ」
 そう言ってから額を離す。馬は大きな瞳で彼女を見つめている。やがて、まるで言葉を理解したかのように、長い睫毛に飾られたまぶたをそっと伏せ、小さく鼻を鳴らした。
 彼女はそれを見届けると、馬が見つめる先へと目を向けた。道を外れ、森の中へと歩み出す。
 それはガネーシャが思わずぞっとするほどの用心深さだった。道なき道を行くその身のこなし方は、常人離れしている。身体の動きに、意識はついていけない。まるで獣だ。二本の足で歩いているという点を除けば、それは野生の獣さながらだった。
 五感、特に嗅覚と聴覚が研ぎ澄まされ、気付けば足音を立てずに森の中を歩いていた。背中の矢筒も物音ひとつ立てていない。ガネーシャはこんな歩き方をしたことなど一度もない。だが、この身体の本来の主は、それがごく自然であるという振る舞いだ。
 彼女の足がひとりでに立ち止まったのは、小道を外れて森の中を歩き始め、すぐのところだった。目線は前を向いたまま、動かない。両腕が静かに背に周り、弓を取った。それから右手が、矢筒から矢を一本引き抜く。ガネーシャの目には、何も捉えることができない。そこにはただ、鬱蒼とした森が続いているだけだ。
 一歩、前へと踏み出し、その一瞬だった。
 静止した身体が突如として、爆発するような勢いで動き出す。
 腕が、肩が、胸が、背が、指が、連動するように滑らかに動き、呼吸を止めたその刹那、弓の弦が震えたのが空気をつたう。弓を手にしてから、矢を放つまで。たった一瞬。ガネーシャは、そのあまりにも鮮やかな肉体の動きに驚愕した。
 その一瞬で放たれた矢は、空を切る音を立てて飛んでいった。
 矢が飛んでいった先の茂みが、音を立てて揺れ、そこから黒い影が立ち上がる。
「……お前は、何者だ?」
 彼女の声は訝しげだった。
 黒い影は右に左に、陽炎のように揺れながら、ゆっくりとこちらを振り返った。
 それは若い男だった。
 長く黒い髪と黒い外套が全身を覆い、その青白い顔だけが露出している。
 左胸からは矢尻が突き出し、その先端は血で濡れていた。それは彼女が放った矢だった。見事に命中したのだ。
 矢は男の背から胸へと貫通している。男は自らの胸から生えている矢尻を、不思議そうに見つめている。まるで何が起きたのか、理解できていないといった様子だった。
 ガネーシャは、その男の側へと駆け寄りたい衝動に駆られた。何を狙って矢を放ったのか、彼女自身には何もわからなかったが、誤って人間を射抜いてしまったことは確かだった。
 だが、彼女の身体はそうはしなかった。その場から一歩も動くことなく、右手はさらにもう一本、矢筒から矢を抜き取る。抜き取りながら、注意深く問いかける。
「お前は一体、何者だ?」
 ガネーシャの身体は、いつでも矢を射ることができる体勢へと移る。
 男は咳をひとつした。その口から黒々とした血液が溢れ出る。血は男の口元を汚し、顎から垂れ、衣服の胸元を濡らす。彼は心臓を射抜かれている。その矢は今もまだ、彼を貫いている。
 だが男はきょとんとした表情のまま、片手で自らの胸を探り、その老人のように痩せた皺だらけの手が、ぬめりけを帯びた赤黒い体液で汚れる様を見つめている。それから、ふいに笑った。
 そう、笑ったのだ。心臓を貫かれたまま、その男は笑った。
「答えろ、黒き無秩序よ。どうしてお前は、死なないのだ?」
 彼女は三度、男に問う。だが不思議とその声に、恐怖や困惑は滲んでいない。
「矢、か」
 男は笑いながらそう言って、内臓もろとも、皮膚を破って顔を出している矢尻に触れた。
「銃で撃たれるとか、剣で串刺しにされるとか、毒を飲まされるとか、もしくは牙の餌食になるとか、そういうことは想定していたけれど、そうか、矢というのは、予想していなかった」
 男の指先が矢尻に触れた途端、奇妙なことが起こった。矢が消えた。それは跡形もなく、消滅した。矢があったところには、身体に空いた穴しかなく、否、その穴さえも消えていた。
 男は無傷だった。吐いた血の跡も、胸の傷口から噴き出たはずの血痕もなくなっている。
 ガネーシャの身体は俊敏だった。手にしていた矢を瞬時に放った。引き絞られた弦が解かれて震える音と、放たれた矢が風を切る音は、ほとんど重なって聞こえた。
 だが矢が届くよりも速く、男の唇が動いた。
「当たらないよ」
 その矢は不自然すぎる角度で弧を描き、男の足下、地面へと突き刺さる。それを見つめてから、彼はガネーシャの方を向き、ゆっくりと首を横に振った。
「もう、当たらない。矢では俺を、殺せないよ」
 ガネーシャの身体は、それでも次の矢を矢筒から引き抜こうとし、しかし、途中でそれをやめた。彼女は弓を地面に置き、背負っていた矢筒を下ろして弓と並べた。
 それから片膝を突いて屈むと、右手を左胸に当て、男に対して深く頭を下げる。
「非礼を詫びる」
 そう言った彼女に、男は興味深そうに尋ねてくる。
「強い者に出会ったら武器を置いて負けを認める、それが君たちの決まりなの?」
「強い者に出会ったら、ではない。人智を越えた者に出会ったら、だ」
「人智を越えた、か……。それは、言えてるかも」
 男の声が急に近くから聞こえた。ガネーシャは下を向いたままの視界で、自分が男の影に飲み込まれていることに気付く。少し離れたところで対峙していたはずなのに、今、男は彼女の目の前に立っている。
 足音はしなかった。近付くための時間もなかった。男が一瞬で移動した、そうとしか思えなかった。
 ガネーシャは目の前で起こっている出来事に驚愕していた。しかし、不思議と心は穏やかだった。これが夢の中だとわかっているからか。いや。彼女は、自分が落ち着いていられるのは、この身体の主が穏やかな心境でいるためではないかと思っていた。
 男の片手がガネーシャの顎に触れ、顔を上げさせる。思っていたよりも近くに、男の顔があった。黒い瞳が、彼女を見据えている。
「顔を上げて。怒ってないから」
「許して頂き、感謝する」
 今度はガネーシャの手が、男の頬に触れた。その頬は恐ろしいほど冷たかった。
「これは、感謝の気持ちだ」
 彼女の唇が、その皮膚に触れる。柔らかい唇を押し当てついばむように、男に口づけをする。最初は左頬に、次は右頬、そして最後は額に。
「それが、君たちのやり方?」
「そうだ」
 男はくすぐったそうに少しばかり身をよじったが、されるがままになっていた。
 感謝の口づけを終えると、ガネーシャは立ち上がった。弓と矢筒を元通り背負い、地面に突き刺さったままの矢を引き抜いて回収する。それから男へと向き直った。
「黒き無秩序、お前が何者なのかはわからないが、あまりこの辺をうろつかない方がいい。熊に間違えられる」
「もしかして、俺を熊だと思って射ったの?」
「お前がいるべき世界へ戻った方がいい。この森ではお前は異質だ。他の者たちも、いずれお前に勘付く」
「ねぇ、俺のこと、熊だと思ったの?」
「立ち去れ。私たちは争いを好まない」
 ガネーシャは抑揚の少ない声で言うと踵を返し、来た方向へと引き返す。だが、すぐに足を止めた。後ろを男がついて来る。
「どうしてついて来る」
「ここに来たばかりで、よく知らないんだ。土地勘もない」
「元の世界に戻ればいい」
「元の世界なんてないよ。発つ時に俺が滅ぼしてきたから」
 男の口調はあっけらかんとしていた。振り返ったガネーシャを、彼は興味深そうに見つめている。
「君は、俺を熊だと間違えた割に、ちゃんとわかっているんだね、俺が異世界から来たんだって」
「矢で貫いても仕留められない獲物は、この世の者ではあるまい」
「それもそうか」
「黒き無秩序、お前を連れて村へは戻れない。異質は災厄を呼ぶ。悪い予感がする」
「そんな、疫病神みたいに言わなくても……」
「この森も私たちの縄張りだ。願わくば、遠くへ」
 再びガネーシャは前を向いて歩き始める。だが、やはり、す���に足を止めることになった。男がまだ、後ろをついて来ていた。
「……なぜついて来る」
「君にまた会いたい」
 男がそう口にしたその瞬間、ガネーシャの感情が揺らいだ。それは彼女自身の変化ではなかった。彼女ではなく、この身体の主の感情が揺れたのだ。投げ込まれた小石が水面に波紋を広げるように、草原が風に吹かれてなびくように、彼女の心は揺れていた。
「私は、もう二度とお前に会いたくない」
「君の名前は?」
「私の話を聞いているか?」
「それはお互い様だろう」
「……アネッサ」
「それが君の名前?」
「他に何がある?」
「アネッサ、」
 突然だった。男が再び、目の前に現れた。
 黒い瞳が、彼女を見つめている。その目はどこか遠くを捉えているようにも見えた。
「俺にまた会ってほしい。君はもうじき、死んでしまうのだから」
 そこで、夢から覚めた。
 夢から覚めても、ガネーシャはしばらく動くことができなかった。寝台に横になったまま、部屋の天井を見つめ続けていた。彼女の手の中には今度こそ、夏用のかけ布団の端があったが、それでも現実に戻って来たのだという実感は湧かなかった。
 彼女は横になったままなんとか腕を伸ばし、寝台の側、サイドテーブルの上にある照明を灯した。オレンジ色の小さな灯かりが点き、闇の中から部屋の輪郭が浮かび上がってくる。枕元の目覚まし時計へ目をやると、針は午前三時を指していた。
 一度は寝返りを打って照明に背を向け、頬の下にある枕の柔らかさを堪能しながらまぶたを閉じてみたものの、再び眠りに就くことができなそうだと確信するまで、そんなに時間はかからなかった。ガネーシャは起き上がり、サイドテーブルに置いてある紙の束を手に取ってから、部屋の中央へと向かう。
 決して広くはない部屋には、大きなテーブルが鎮座している。日頃、彼女が食事をしたり書き物をしたりするためのテーブルだ。二脚しかない椅子の一脚に腰かけ、彼女は手の中の紙の束を広げ始める。
 それはカードだった。六十七枚一組になっているそのカードは、十三歳の誕生日に、祖母から贈られた物である。彼女の母の故郷で、古くから占いに用いられている道具。そのカードは、裏面にはすべて同じ、黒地に銀色で草花を模した紋様が描かれている。その紋様が薄暗闇の中、仄かに光り輝き始める。
 ガネーシャはカードをすべて裏にしたまま、よくかき混ぜてから手の中へ収めると、占いの規則に従って束からカードを引き抜いた。それを今度は表にして、順番にテーブルへ並べていく。
 一枚目、黒の十二番。「破滅」。
 二枚目、白の三番。「導く者」。
 三枚目、黒の二十八番。「不可能」。
 四枚目、白の四番。「知恵のある者」。
 五枚目、黒の一番。「闇」。
 六枚目、黒の十三番。「混沌」。
 ガネーシャの手は、そこで止まってしまった。
 この占いの結果は、一体、何を表しているというのだろう。不穏な結果を示すそのカードを見つめているうちに、彼女は思い出す。
「黒き、無秩序……」
 夢の中で彼女は、否、アネッサという名の「夢の中での彼女」は、あの若い男のことをそう呼んでいた。ガネーシャの目線は無意識のうちに、五枚目と六枚目のカードを見つめていた。
「闇」と「混沌」。
 このカードから一体何が読み取れるだろう。カードの示す事柄は、必ずしも直接的であるとは限らない。占いが表すのはあくまでも断片であり、そこから意味を汲み取り物語を紡ぐのは、易者でなくてはいけない。ガネーシャは祖母から、そして母から、占いの方法を教わる度にそう言われてきた。
 闇は黒、混沌は無秩序。
 黒き無秩序。
「夢の中での彼女」は、こうも言っていた。「異質は災厄を呼ぶ」。
 ガネーシャはテーブルの上に目を走らせる。一枚目と二枚目のカード。それが意味するのは、「破滅」と「導く者」。
「破滅を、導く者……」
 この占いは、夢の中に出てきた、あの男のことを示そうとしている。
 だとすれば残りのカードも、恐らく同じだ。三枚目と四枚目、この二枚のカードがガネーシャに告げていることもまた、あの男のことなのだ。
 カードが示すのは、「不可能」と「知恵のある者」。
 心臓を貫かれているというのに、平然としていた男。不思議なことにその傷はたちまち消えてしまい、そしてその次に放った矢は、もう男を射抜くことはできなかった。
「不死身で、人智を越えた存在……」
 だが、それはつまり、何者であろうか。
 彼女は溜め息をひとつつき、手の中にある残りのカードの束を伏せたままテーブルの上へと置いた。紋様の輝きがみるみる陰っていく。
 これ以上はわからない。占いの力をもってしても、恐らく、真実はわからないままだ。祖母だったら、あるいは母だったら、彼女が求める答えを導き出せたかもしれない。
 ガネーシャが知りたいことはただひとつ、あの夢は一体なんなのか、ということ。
 あまりにも生々しかった。誰かの記憶を覗き込んでしまったかのような、夢。
 普段見ている夢とは、明らかに性質が異なる。あれは間違いなく、誰かの記憶だ。自分ではない誰かの記憶。それが一体誰で、どうしてガネーシャの夢となって現れたのか、彼女はそれが知りたかった。
 水でも飲んで落ち着こうと思った。椅子から立ち上がり、台所へ向かう途中、カーテンを細く開けたままにしている窓から、ガネーシャは外の様子を窺った。
 窓からは冷たい光が部屋へと射し込み、薄暗い部屋の中をぼんやりと照らしていた。月光。満月が空に浮いている。月の明るい夜だ。そして、その月光は家の前、庭をも青白く照らし出している。
 彼女は思わず足を止め、窓の外の光景に目を奪われる。
 庭に、誰かがいる。
 こちらに背を向け、地面に座り込んでいる。この辺りでは野生のウサギやキツネを見かけることはあるが、それは間違いなく人間だった。
 思わずカーテンを開けた。その人物は、庭の芝生の上、野バラの茂みのすぐ側に、足を投げ出すようにして座っている。何をしている様子でもない。ピクニックにでも来て、休憩しているような有様だ。まるで、誰かがサンドイッチと木苺のジュースを用意してくれるのを待っているかのようだった。鼻歌のひとつでも歌っていそうな、のどかささえある。
 ガネーシャに同居人はいない。人里離れたこの場所には、近所に暮らす人もいない。自らの庭でくつろいでいる人間に、心当たりなどあるはずもない。ましてや今は午前三時。午後三時ではないのだ。
 窓を開ける。物音は聞こえているはずの距離だが、その人物は振り返りもしない。ガネーシャはだんだん怖くなってきた。
「誰なの?」
 その背に向かって、そう呼びかけた。
「そこで、何をしているの」
 すると、その人物はガネーシャを振り返った。それは、少年だった。十歳になるかならないかぐらいの、まだほんの子供だ。その表情は、驚いている。声をかけられて��っくりしているのか、口をぽかんと開けている。
 驚いたのはガネーシャも同様だ。こんな夜更けに、一体どうして、���供が自分の家の庭にいるのだ。一体どこから、どうやってここまで来たというのだろう。
 この辺りは電車も通っていない。当然、駅もない。自動車が運転できないと、街までの移動手段はない。親と喧嘩して家を飛び出したとしても、道に迷ったとしても、子供の足ではこんなところまで来れるはずがない。
 両者はしばらく見つめ合ったまま、お互い何も言葉を発さなかった。だが、やがて、少年の方が先に尋ねてきた。
「もしかして、僕の姿が見えるの?」
 そう問いかけられて、ガネーシャは思わず血の気が引いた。
 まただ。
 また、やってしまった。
 この少年は、見えてはいけない者だったのだ。
 声をかけてはいけない者。
 ガネーシャは、そういった者たちがこの世界に紛れ込んでいることを知っている。彼女には、そういった者たちの姿が見え、その声を聞くことができるからだ。だからつい、人間たちと同じ調子で声をかけてしまう。だが彼らは、本来ならば、人間に触れることができない種族の者たちなのだ。
「驚いたな、まだ姿を現していなかったのに。君はなんて鋭い人間なんだろう」
 そう言いながら少年は立ち上がり、ガネーシャの元へと歩み寄って来る。それは一見、どこにでもいる、ごく普通の少年だった。白い長袖のシャツと黒い長ズボン。両手には革の黒い手袋を嵌めている。初夏には似つかわしくない格好だ。首元にはスカーフが巻かれている。
「こんばんは。僕はスミキ。君は?」
 そう言って、彼女を見上げてくる黒い瞳。人懐っこい表情をしている。切り揃えられた柔らかそうな黒髪が、夜風に吹かれて微かに揺れていた。
「……私は、ガネーシャ」
「ガネーシャ。いい名前だね。中に上がってもいい?」
 少年は窓から部屋の中を覗き込むようにしたが、彼女は思わず躊躇した。
 人当たりが良さそうに見えるこの少年が、果たして本当に家に上げてしまっても良い者かどうか、判断がつかなかった。そもそも少年に見えるが、彼は一体、何者なのだろう。善き者なのか、悪しき者なのか。ガネーシャは決めかねていた。
 少年は、まるで彼女の心の内を読み取ったかのように一歩後ろへ下がり、首を横に振った。
「無理にとは言わないよ。嫌ならいいんだ。話をするだけなら、ここでもできる」
 少年は首を傾げるようにして問いかける。
「話をするだけならいいでしょう?」
「ええ、構わないわ」
 ガネーシャは用心深く頷いた。
「ありがとう」
 少年は嬉しそうに笑みを浮かべて礼を言い、それから、「いや、でも……」と言った。
「忘れてた、今は夜中だよね。もしかして、眠りの邪魔をしちゃった? また明日、明るくなってから出直した方がいいかな」
 大真面目にそんなことを言う少年がおかしくて、ガネーシャは思わず笑った。
「いいえ、邪魔なんかしていないわ。なんだか妙な夢を見て、それで起きたの。しばらく寝直せそうにないし、少しの間、相手をしてくれる?」
「そういうことなら、もちろん」
「ちょっと待っていて」
 ガネーシャは早足でテーブルに駆け寄り、まだ裏のままにしているカードの山から一枚、無作為にカードを選び抜き取った。表に返す。
 白の七番。「告げる者」。
 あの少年は、どうやら悪い者ではないようだ。カードをテーブルに置き、ガネーシャは再び窓辺へと戻る。
「何をしていたの?」
 少年はきょとんとした表情で、急いで戻って来た彼女を見つめている。ガネーシャは正直に打ち明けた。
「ごめんなさい、ちょっと占いをしたの。あなたが何者なのか、わからなかったものだから……」
「占い? 君は、占いをするの?」
「ええ、マジリーカという占いなの」
「それで、僕が何者なのか、わかった?」
 悪戯っ子のような笑みが、少年の顔には浮かんでいる。ガネーシャは苦笑した。
「いいえ、わからない。でも、悪い人ではなさそうだから」
「僕を信用しているんだね」
「そうね、信用することにしたわ」
「それはね、君が悪い人ではないからだよ、ガネーシャ。僕は、善い人が見れば善い人に見える、悪い人が見れば悪い人に見える、そういう者なんだ」
 善人が見れば善人に、悪人が見れば悪人に。
 それはま��で鏡だ。相手によって性質を変え、姿を変えて現れる。ガネーシャは考える。それは一体、なんだろう。この少年は、この少年の姿をした存在は、一体何者なのだろうか。
「あなたは、何者なの?」
「占いは、僕のことをなんだって?」
「『告げる者』だって、示していたわ」
「それは、言えてるかも」
 少年がそう言った時、ガネーシャはそれがどこかで耳にしたのと同じ文言であると気付きはしたものの、それが一体どこだったかを、咄嗟に思い出すことができなかった。
「ねぇ、占いの道具を貸してくれないかな」
 少年がそう言ったので、ガネーシャはテーブルからすべてのカードを持って来た。よく切って束にして渡すと、「ありがとう」と、少年はにっこり笑う。
 まるで天使みたいだ。
 その笑顔を見つめながら、ガネーシャはそう思う。
 少年は手の中のカードの束を見つめ、自分でも何度かカードを切ると、紋様が描かれた裏面を見つめたまま、難しそうな顔をして小さく唸った。
「どうかした?」
「うーん、破滅の導師、不可能の術士、黒き無秩序……確かにそれは僕の名前ではあるけれど、やっぱり違うね、一番ふさわしい呼び名ではないな」
「黒き無秩序……?」
 それは、夢の中で彼女が、アネッサが、あの若い男に対して呼びかけた名前だ。
 ガネーシャははっとする。破滅を導く者。不可能で人智を越えた者。闇と混沌。すべてカードが示していたことだ。ガネーシャが見た夢について、占いが下した結果だった。それは夢に出てきたあの男についての診断だと思っていたが、ついにガネーシャは確信した。
 この少年が、この少年こそが、夢に出てきたあの男なのだ。
「私が占った結果がわかるのね?」
「そうだよ」
「……あなたは一体、何者なの?」
「僕は、これかな」
 少年の指が、裏にしたままの束から一枚のカードを引き抜いてガネーシャに差し出した。彼は表がなんの絵柄なのか、見もしなかった。見なくてもわかるのかもしれない。だがそんなことができる人は、かつて村で最も占いが得意であった曾祖母くらいしか、ガネーシャは知らない。
 カードの紋様が、月光に照らされて妖しくも美しく輝きを放っている。受け取って、表を見た。それはガネーシャが占いで引き当てたことが、今まで一度もないカードだった。
 白の三十四番。
「『魔を司る者』……」
「そう、その通りだよ。僕は魔法使いなんだ」
「魔法使い……?」
 訊き返したガネーシャの目をじっと見つめて、少年は頷く。彼女は彼の瞳をじっと見つめ返す。それは確かに、夢の中で出会ったあの男の瞳と、同じ色をしていた。墨の色、森の木々が作る影の色、何よりも深い闇の色だった。
「私、夢であなたを見たわ……」
「ああ、君は、アネッサの夢を見たんだね」
「彼女を知っているのね」
「うん。よく知ってる」
「じゃあやっぱりあなたが、あの男なのね。彼女に、熊に間違えられて弓矢で撃たれた……」
「そうそう、あれはひどいよね、僕を熊と間違えるなんてさ」
 少年は手袋を嵌めたままの左手で、自らの胸元をそっと撫でた。
「今でもときどき、あの時のことを思い出すよ。この辺がくすぐったくなるんだ」
「どうして私は、あんな夢を見たの?」
「どうしてか、知りたい?」
「ええ。教えてほしいわ」
「じゃあ教えてあげる。その代わり、お茶の一杯でもご馳走してくれる?」
 少年はそう言って、笑った。まるで邪気のない笑顔だった。ガネーシャは頷いて、彼が部屋へ上がれるように、窓を大きく開け放った。
 (下)へ続く
0 notes