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【まねぶ】
よく聞く話ですが、
古語では「学ぶ」を「まねぶ」と読みます。
つまり、「まねる」は「まなぶ」なのです。
学ぶことは真似することから始まります。
真似が上手な選手は、上達が早いです!⛹️‍♀️✨
まずは自分流ではなく、
コーチや上手い選手の真似をしてみましょう!
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benediktine · 3 years
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【日本の若者が深い友人関係を築けなくなった「決定的理由」 冷たい友人関係が蔓延している】 - 現代ビジネス | 講談社 : https://gendai.ismedia.jp/articles/-/81466 : https://gendai.ismedia.jp/articles/-/81466?page=2 : https://gendai.ismedia.jp/articles/-/81466?page=3 : https://gendai.ismedia.jp/articles/-/81466?page=4 : https://gendai.ismedia.jp/articles/-/81466?page=5 : https://archive.ph/hLM5I : https://archive.ph/Kw6w9 : https://archive.ph/90bFM : https://archive.ph/JLo7I : https://archive.ph/OYIbb 2021.03.24 飯田 一史
 {{ 図版 1 }}
2013年の世界青年意識調査では、日本の若者の悩みの相談相手は「母」が「近所や学校の友だち」を上回っている。同様に、悩みの相談相手として友達の割合は減少し���母親は増加している、という調査結果が複数ある。40~50代以上なら「マザコンか」と感じ、若年世代の友人関係に対して何か言いたくなる人もいるだろう。
ところがその40~50代が10代だった1980年代後半にはすでに、主に心理学において、深く関わろうとしない友人関係の台頭が指摘され、当時の年長世代の一部はそれを問題視していた。
「日本の若者」は30年前から深い友人関係を築けないまま今日に至るのか。だとすればその背景には何があるのか。あるいはこの間、どんな変化があったのか。
読売新聞と朝日新聞の記事、特に人生相談などの読者からの投書欄をつぶさに辿って「友人」観の変遷を研究した『友人の社会史 1980-2010年代 私たちにとって「親友」とはどのような存在だったのか』(晃洋書房)の著者である石田光規・早稲田大学文学学術院教授に訊いた。
 {{ 図版 2 : 〔PHOTO〕iStock }}
■《友情と恋愛に熱狂した1980年代》
―――『友人の社会史』では80年代以降のことが主に扱われていますが、70年代までの友人関係とはどう異なるのでしょうか。
  石田 70年代頃までは「この人たちと付き合わなければならない」という関係性がはっきりしていました。たとえば血縁・親族関係や終身雇用を前提とした職場の関係です。地域の関係は60年代までは非常に強く、70年代には揺らぎ始めますが、地域が衰えていくのとパラレルに会社での関係が強くなっていきました。
かつての「友人」関係は、このように離脱が容易ではない固定的な関係性にかなりの程度埋め込まれていた。「あの人とはずっといっしょにいたし、友人と言えば友人なのかな」くらいの感覚だった。
80年代には人間関係がそうした様々なしがらみから解き放たれていきます。そのなかで「自発的に選んだもの」としての「友人」が浮上してくる。ただし、まだまだ60、70年代的な関係性も色濃く残っていて、だからこそ余計に、そのわずらわしさがない魅力的なものに見えていました。
≫――――――≪
―――1980年代と「友情」と言えば、1968年に創刊された「週刊少年ジャンプ」が「友情・努力・勝利」を掲げ、80年代には爆発的に部数を伸ばしたことが想起されますが、何か関係がありますか?
  石田 自由で自発的な友人関係というものが世間の中に浸透していった80年代に『ジャンプ』は部数を積み上げていきました。血縁や地域とのつながり、あるいは会社の差配で決まる上下関係とは異なり、感情的な結びつきによって作られる人間関係が80年代には社会的に前面に押し出されてきます。その典型が「友人」と「恋愛」です。
当時の社会調査によれば、80年代前半には、婚前交渉を許容する人はまだ3割程度しかいなかった。結婚を前提とせずに付き合うことは比較的珍しく、「恋愛」と「セックス」と「結婚」はあまり離れていなかった。それが80年代後半にはトレンディドラマが流行し、恋愛のための恋愛がブームになる。それと少年マンガなどにおいて友情がフォーカスされる時期は重なっていた。
そうした新しい「自由な恋愛」「自由な友人関係」は、70年代までの固定的で息苦しい関係よりも魅力的に見え、自発的な結びつきゆえに「真に心を通い合わせることができる」という幻想をまとっていた。社会調査を見ても、友人関係に対する満足度は上がり、「友人といると楽しい」という意見が増えていました。
■《近年、「家族」回帰が起きている理由》
―――しかし日本では、現在40~50代の団塊ジュニア世代が中高生だった80年代後半からすでに「あっさりした関係を望む」「親友でも本当に信用できないと感じる人が増えている」という調査結果があり、90年代以降もその傾向は続いています。つまり「最近の若者」が友達関係をうまく築けない状態が、30年続いていることになります。背景には何があるのでしょうか。
  石田 70年代までの友人関係は会社や地域の付き合いから生まれていたため、「いつこの友情が解消されるかわからない」という不安はありませんでした。ところが80年代以降、「自由で自発的なもの」に友人関係は変わり、関係を維持するために要求されるコミュニケーション技能が増えた。自分から働きかけなければならず、失敗すれば失われる関係になった。そうなればうまくいかないことも増え、あるいは及び腰になるのは当然です。
さらに90年代にはポケベル、PHS、携帯電話といった情報通信端末が普及し、友達同士が空間を共有することすら必須ではなくなりました。なんとなくグループで同じ場所に溜まっているから友達だろう、みたいなことすら減っていく。言いかえれば、さらに積極的に振る舞わないと、友人関係が維持できなくなっていった。
それが加速して負の面が顕在化していくのが2000年代以降です。各種社会調査上でも友人関係に対して抱くのは80年代半ばまでの「開放的で楽しい」という感覚よりも、「付き合っていくためには気を遣わないといけなくて心配」という側面が強くなっていく――この傾向は今に至るまで続いています。
だからこそ、近年では悩みがあったときに友人ではなく家族に相談している人が増えていますし、一部では恋愛においても「家族になるなら付き合う」というかつての恋愛観への回帰が見られます。
≫――――――≪
―――友達関係は不安定だし積極的に働きかけないと維持できないけれども、家族は気を遣わなくても壊れにくいので、家族回帰をしている?
  石田 そうですね。「人それぞれに自由に人間関係を作れば良い」と言われても、簡単にはできません。努力しないと友人はできないし、かといって全然いないと体裁が悪い。今や難しく息苦しいものになっています。実はそれは恋愛もそうだし、職場の人間関係だって、転職や有期契約が当然の流動的なものになっています。離脱しやすく、壊れやすい関係性ばかりになった。すると何かあったときに相談する相手としてラクな選択肢がなかなかありません。ゆえに、家族がベースのものに戻っていく。
学生に訊いても、「親に悩みを相談するなんて気恥ずかしい」という感覚はなくなっています。むしろ、家族になら自分のマイナスな面も見せられるけれども、友達には自己を開示しづらいから親の方が話しやすい、と。
 {{ 図版 3 : 〔PHOTO〕iStock }}
■《「親友」という幻想》
―――新聞に書かれた友人に関する記事を辿ると、90年代半ば以降、文化・芸術・芸能やスポーツの中で報じられる機会、あるいは劇や小説といったフィクションで使われる頻度が増えるが、それは現実の友人関係が困難だからこそ、願望が物語の中に投影されている、と指摘されていましたよね。ヨーロッパで中世に騎士道物語が流行し、そこで描かれた恋愛観に現実の人間が影響を受けたのと同じように、今では純粋な友情は物語の中にしかなく、人々は物語を通じて作られたイメージを現実の人間関係に求めるようになっている、ということでしょうか。
  石田 メディアがあるべき人間関係の理想の姿を映し出し、それを読者も望んでいると捉えるならば、そう言えると思います。象徴的なのは友情を強調する高校野球に関する新聞記事の顕著な増加です。今では当たり前になりましたが、80年代までは決して多くありませんでした。
また、私のゼミの学生の聞き取り調査によれば、学生達は友人関係に対して高い理想を持ち、「でも、そのような人はいないから寂しい」と感じています。ではそのために積極的に行動しているのかといえば「自分を晒すと拒絶されるかもしれない。だからできない」。しかしお互いに自己開示しないと何でも言い合える理想の関係は手に入らない――そんな厄介なジレンマの中にいます。
「友人」はこの不安定な社会のなかでなくてはならないもの、あると良いものと捉えられている。けれども「親友」については自信を持って「いる」と言える人はおそらく今や非常に少ない。幻想に近いものになってしまっています。
≫――――――≪
■《「人それぞれ」で処理する冷たい距離感》
―――90年代中盤以降生まれのいわゆる「Z世代」の友人関係の特徴は?
  石田 物心ついたころから友人関係がデジタルに可視化されているのが特徴的です。友達やフォロワー、「いいね!」の数にしろ「グループ」にしろ、SNS普及以前までは明確な線引きはなかったものが、すべて目に見えます。自分がどの輪の中に登録され、送ったLINEに対して誰の返信がいつ来たのか/来なかったのか、あるいは、ある友人と別の友人が遊びに行っているのに自分は誘われていなかったことまでが見えている。これまでグレーゾーンで処理してきた部分が露骨に見え、線引きされてしまう。
―――スマホを使ったコミュニケーションでは、友達同士でしていたつもりの秘密のやりとりが、仲違いなどをきっかけに第三者に流出するかもしれない可能性もありますよね。
  石田 ですから関係を維持するために、より本音が出しづらくなり、より気を遣う機会が増えています。しかも今の10代~20代前半は中高時代にすでにスマホを持っていて、それがなかった時代がどんなものだったのかを知らない。人とオンラインでつながっていない状態を想像すること自体が難しくなっていて、こまめに連絡を取っていないと不安を感じる。それでいて、不用意に他人の事情には立ち入りません。
―――というと?
  石田 大学で教えていて感じますが、若い人は「人それぞれ」という言葉が好きです。誰かが何かを言ったりやったりしたことに対して「人それぞれだからね」という処理の仕方をする。これは他人の意見や多様性を尊重しているようでいて「私は関わりません」と言っているのに非常に近い。議論してもらっても「人それぞれだから」で終わってしまって意見が深まらない。
ほかにも「困ってるみたいだから、本当だったらやってあげたほうがいいんだろうな」と思っていても「人それぞれだから」踏み込まない。たとえば「サークル、やめようと思う」と言われたとしても、本人が理由を言わないかぎりは深く聞かないし、引き留めない。淡泊です。逆に何か相談したい、支援してほしいと思っている側も友人関係を維持するためにこそ遠慮して事情を話さず、助けを求められない。 「人それぞれ」という距離の置き方が主流になってしまっている状態では、本音で意見を交わすことも、ケンカをすることもとても難しい。関係性の修復が約束されておらず、あっさりと切れてしまうわけですから。
≫――――――≪
■《深い人付き合いの不要な社会を作った大人たち》
―――「最近の若い人間は……」と思っている中高年に向けてひとことお願いします。
  石田 若い世代は友人を作ることがとても難しくなっています。そしてそれは大人が作ってきた環境が原因です。
たとえば僕は団塊ジュニア世代ですが、僕らが学生のころまでは結婚できない人生を想像する人はまだ少なかったし、子どものころには就職氷河期が来て仕事に就けない人が大量に発生するなんて思いもよらなかった。それは一方では窮屈だったかもしれないけれども、そのかわりもう一方では安定していると感じられた。
しかし今では若者には将来像は不安定なものに映り、恋愛・仕事・友人……あらゆる人間関係を得るために何かしら「自分を磨け」と言われ、語学や資格の勉強からコミュニケーション能力、身だしなみまで、さまざまな場面で自分の実力を証��させられ続ける社会のなかにいます。そうなると弱い部分はとてもじゃないけど他人には見せられない。
年長世代からすると若者は「人付き合いが良くない」とか「腹を割って話ができない」ように見えるかもしれない。でも深く人付き合いしなくても回る社会をそもそも我々はつくってきたわけです。そしてその流動的な社会は、誰かと人付き合いをするために、かつてよりもはるかに人に能力と負荷を求めるものでもある。ですからその最先端に生きている若者が、複雑かつ希薄な関係性のなかで生きていくための振る舞いをするのは仕方がない。上の世代には理解しがたいものに見えたとしても、そういう社会を“われわれ自体が作ってきた”ということを、せめて認識してほしいと思っています。
 {{ 図版 4 : 『友人の社会史―1980-2010年代 私たちにとって「親友」とはどのような存在だったのか』 石田 光規 (著) : https://www.amazon.co.jp/dp/477103432X/ }}
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takahashicleaning · 5 years
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TEDにて
ヒュー・ハー:走り、登り、踊ることを可能にする新たなバイオニクス義肢
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
ヒュー・ハーは、次世代のバイオニック義肢といわれる自然にある造形をヒントに作られたロボティクスを駆使した義肢を創造している。
ハーは、30年前、両足を登山中の事故により失った。そして、この次世代のバイオニック義肢を自らの両足に装着しています!
今、MITメディアラボのバイオメカトロニクスグループを率いる彼は技術的でもあり深くパーソナルでもあるトークの中で
驚くべきテクノロジーを2013年に起きたボストンマラソン爆破事件で左脚を失った社交ダンサーエイドリアン・ハスレット=デービスの力も借りて披露する!
彼女は事故後初めてダンスをTEDステージで披露します!!
科学という虫眼鏡を通して、自然を深く観察し、デザイナーはその原理やデザイン体系の基盤を築いている。
プロセスや素材を学び取り、自然は、生物由来の素材を模倣した人工の構成物から神経プロセスを模倣した計算方法に至るまで、デザインを進化させています。
同時にデザインもまた自然を進化させています。遺伝学や再生医学の分野で。そして、合成生物学で。デザイナーは、自然界では予期されなかった全く新しい技術を生み出しています。
バイオニクス(生体工学)は、生物学とデザインの相互作用を探ります。ご覧の通り、私の足はバイオニック義肢です。今日は、人とバイオニック技術との融合についてお話します。
体に装着したり、体内に埋め込んだ電子制御装置が、いかに障がいと健常の間を埋め、人間の限界と可能性の溝を埋め始めているかという話です。
人工筋肉は、ソフトアクチュエータの一種であり、生体の筋肉組織や電気的・磁気的な化学エネルギーを消費して状態変化した動力を発生することも範囲に入ります。
化学的な高分子素材を使った人工筋肉は、電場応答性高分子素材、イオン導電性高分子ゲル素材、誘電エラストマーなどがあります。
空気圧を使った人工筋肉、マイクロサイズのサーボ駆動の筋肉、カーボンナノチューブを合成したものに5kV程度の電圧を加えることで収縮する仕組みの人工筋肉も開発されています。
ブレインマシーンインターフェイスというテクノロジーによって構築しているが、こちらは脳から筋肉へとメッセージを送れるシステムを採用している。
ブレイン・マシン・インターフェース(Brain-machine Interface : BMI)とは、シナプスやニューロンから発生する脳波や脳活動による血流量変化の電気信号を読み取り
脳(思考)と機械のダイレクトな情報伝達を達成するプログラムや機器(fMRIなど他にも様々あります)のことです。
逆に、脳への信号の機械的な伝送によって、BMIがこれを適切な脳刺激の形に変換し、後頭葉の視覚野に対して磁気刺激することによって、その場にいながら空撮映像イメージが「脳裏に浮かぶ」ことが可能になっている。
こちらは人間では実用化までは至っていない。
技術革新により、私は、自分のスポーツにさらに強くなって復帰しました。テクノロジーは、私の障がいを取り除き、新しいクライミング能力を授けてくれました。
若かった私は、未来は、技術の進化により、障がいのない世界が実現し、神経移植により、視覚障害者が視力を取り戻したり、身体が、麻痺した人が、外骨格を装着して再び歩く事が出来る世界を想像しました。
残念な事に、技術が未熟な為に障がいは世界で蔓延しています。この男性は、手足3本を失っています。
現在の技術のおかげで、車いすからは解放されていますが、いつか、彼のような重度の障がいを持つ人が、完全に不自由さを克服できるようにバイオニクスをさらに進歩させなければなりません!
MITメディアラボでは、エクストリーム・バイオニクス・センターを設立しました。私たちのミッションは、生体機械工学や再生機能を通じて、様々な、脳や身体の機能障害を修復すべく、基礎科学の研究や技術力を推進して行くことです。
今日は、このセンターの取り組みの良い例として、皆さんに私の脚が、どう動き機能するのかをお見せしましょう。昨夜、ちゃんと足を剃って来ました。皆さんに披露するのですからね。
バイオニクスは、高度なインターフェース工学を伴います。私のバイオニック義肢には、3つのインターフェースが使われています。
「機械的」なものは、義肢を私自身の身体にどう取り付けるかというもので。「動的」なものは、生身の脚のようにどう動かすか?「電気的」なものは、神経系に接続して情報交換する技術です。
まず、機械的なインターフェースからお話しします。
デザインの領域では、私達は未だにデバイスを上手く身体に取付けることができません。この時代にもなって、人類史上。最も成熟し、最も古い技術の一つである「靴」が、いまだに靴擦れを引き起こすなんて信じられません。
一体なぜなのでしょう?私達は、物を人体にうまく取付ける方法を全くわかっていないのです。これは、MITメディアラボ。ネリ・オックスマン教授の美しく叙情的なデザイン作品です。
外骨格の場所により異なる抵抗力をカラーバリエーションによって、3Dプリントされたモデルで表したものです。場所や状況に応じて、各部の硬さが変わり、最適なサポートと柔軟性をもたらすと同時に、常に快適な未来の衣服を想像してみて下さい。
私のバイオニック義肢は、私の身体に人工の皮膚素材で装着されていますが、その硬さは、装着部の組織の生体力学に対応して変化します。この対応を可能にするために、まず、私の脚の数学的モデルを作りました。
その為に、MRIなどのイメージングツールを使用して体の内部の画像を得て、さまざまな組織の形状構造や位置を把握しました。また、ロボティック・ツールも使いました。
14のアクチュエータ付きのサークルは、足の周りを囲み、アクチュエータが伸びて脚の表面を見つけ、圧迫しない状態での形を測定します。次に、組織を押し、脚の各部位のポイントで組織の弾性(コンプライアンス)を測ります。
これらの画像やロボットから得たデータを統合し、左のように私の下肢を数学的に表します。画面上の多数の点はノードと呼ばれ、各ノードの色は組織の柔軟性を表しています。
これを数学的に変換して、右のような人工皮膚のデザインに使います。そして、最適なのは、身体の硬い部分に当たる人工皮膚は、柔らかく、柔らかい部分では、人工皮膚は硬い方が良いとわかりました。
そして、この組み合わせは、どの組織にも見られました。このフレームワークを基に今まで私が試した中で最も快適なバイオニック義肢を生み出しま���た。明らかに、将来、私達の衣服や靴、矯正器具。
そして、義肢などのデザインや製造は、職人の技術に基づいた作業からデータによる数学的アプローチへと移行するでしょう。将来は、靴を履いて靴擦れができる事は無いでしょう。
続いて、人工皮膚には、センサーやスマートマテリアルを埋め込みました。
これは、カリフォルニア州のSRIインターナショナルが開発した素材です。静電効果により、硬さが変化します。電圧がゼロなら素材は柔らかく紙のようにしなります。ところが、ボタンを押し、電圧を加えると板のように硬くなります。
我々は、この素材を私の身体とバイオニック義肢とをつなぐ、人工皮膚に埋め込みました。このように歩いている時は、電圧は掛かっておらず、このインターフェイスは、柔らかく柔軟です。
ボタンが押され電圧が加わるとそれは硬くなり、バイオニック義肢のより自由な操作が可能になります。我々は、装着型の外骨格も作っています。
このエクソスケルトン(外骨格)は、走行中に必要な部分が硬くなったり、柔らかくなったりすることで人の関節を衝撃や磨耗から守ります。将来は、皆、エクソスケルトンを装着してランニングのような運動を するようになるでしょう。
次に、動的インターフェースですが、私のバイオニック義肢は、何故、本物の脚のように動くのでしょう?私のMITの研究室では、人が通常、どのように立ち、歩き、走るかを研究しています。筋肉がどう動いているか?そして、脊髄は、それらをどうコントロールしているか?
この基本的な科学が、私達が作ろうとする物の基盤です。
バイオニックな足首、膝、股関節などの身体のパーツを一から造り出そうとしているのです。私の装着しているバイオニック義肢は、BiOMと呼ばれ、これまで1,000人近い患者に装着されて来ました。
この仕組みは、かかとが地に着くとコンピューター制御により、システムが、硬度をコントロールし、義肢が地面にあたる衝撃を和らげます。歩行動作の途中で義肢からのトルク(回転力)とパワーが増加し、体を押し上げ、前に進ませるのです。これは、ふくらはぎ周辺の筋肉と同じ働きです。
この生体工学による推進力は、実際、患者にとって非常に重要です。左の女性が着用しているのが、バイオニックデバイスです。右の同じ女性が着用する受動的デバイスは、通常の筋肉機能を模倣出来ていません。
これが、誰もが通常出来るはずの自宅の階段の昇降などを可能にしています。バイオニック義肢は、驚くべき運動も可能にします。私達は、脚を囲むように装着するエクソスケルトンも同じ原理に基づいて作成しています。
この男性は脚に何の問題も障がいもありません。健常な体です。このタイプのエクソスケルトンは、筋肉のようなトルクとパワーを脚に与えるので、自分の筋肉でそれらを生み出す必要はありません。
これは、史上初の歩行を強化するエクソスケルトンで代謝コストを大幅に削減します。その強力な増強力のために、ごく普通の健康な人が、40分間デバイスを着用すると取り外した時に、本物の脚は、途方も無く重くぎこちなく感じます。
私達は、いま身体に装着した機械が、人間をより強く、速く、効率的にする時代の始まりに差し掛かっているのです。
次は、電気的インターフェースです。
私の義肢はどのように神経系と情報をやりとりするのでしょう?私に残された下肢に取付けられているのは、筋肉の発する電気的パルスを測る電極です。
このパルスが、バイオニック義肢に伝わり、私が無いはずの下肢を動かす事を考えるとロボットは、その動かしたいという意志に従います。この図は基本的にバイオニック義肢の制御方法を説明しています。
我々は、失われた手足をモデル化し、どのような反射運動があり、どのように脊髄の反射が筋肉を制御しているかを解明し、その機能をバイオニック義肢のチップに埋め込みました。
実際の仕組みとしては、反射の感度を調節し、モデルの脊髄反射と神経信号に合うよう調節し、私が残っている脚の筋肉をリラックスさせるとトルクとパワーがとても弱まり、逆に、筋肉を緊張させるとより多くのトルクが得られ、走る事すらできるようにしたのです。
これが、神経信号コマンドによる走る動作の初めてのデモンストレーションでした。素晴らしい気分です。
そして、更には、人間と義肢とのやりとりを双方向に繋ぎたいと考え、切り取った神経をマイクロチャネル・アレイの中を通って成長させる実験をしています。
チャネルの反対側では、神経が皮膚細胞や筋細胞といった細胞につながります。運動チャネルを見れば、人がどう動きたいかがわかるので、それをワイヤレスでバイオニック義肢に送信したり、バイオニック義肢のセンサー側の信号を刺激として変換し、隣接する感覚チャネルに伝えます。
これが、人間が使えるように開発が進めば、私のような人間は本物の脚のようにリアルに動く義肢を持つだけではなく、リアルな感覚まで持つ事ができるのです。
あまり知られていませんが、世界の人口の半分以上が、何らかの認知、感情、感覚、運動の機能障害の一形態に苦しんでいます。
そして、技術の貧しさの為に、そうした状態が、障がいや生活の質の低下に繋がることがあまりにも多いのです。基本的なレベルの生体機能は、人権の一部として保障されるべきなのです。
すべての人は望めば、障がいの無い一生を送る権利を持つべきです。
重度の鬱を患う事無く、生きる権利。視力障害のある人が、愛する人を見る権利。手足の麻痺や切断を経験した人が、歩き、ダンスをする権利が保障されるべきです。社会システム全体でこのような人権を実現できるはずです。
もし?人間に障がいはないという考えを受け入れれば、人は決して壊れる事はありません。私達が作った環境や技術が、壊れて機能していないのです。
我々、人間は、限界を受け入れる必要などありません!!障害を技術革新によって、乗り越える事が出来るのです。
今世紀に起こるバイオニクス技術の進歩を通して、人としてのより高度な経験のため、そして、障がいを根絶するために技術を確立して行きます。
こういう新産業でイノベーションが起きるとゲーム理論でいうところのプラスサムになるから既存の産業との
戦争に発展しないため共存関係を構築できるメリットがあります。デフレスパイラルも予防できる?人間の限界を超えてることが前提だけど
しかし、独占禁止法を軽視してるわけではありませんので、既存産業の戦争を避けるため新産業だけの限定で限界を超えてください!
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“昨年から記事にしておりました「出版物に関する権利(=著作隣接権)」の問題は、出版社側の歩み寄りもあって、漫画家も納得の「良い着地点」が見えてきたようです。ネッ��の皆様、ご意見ありがとうございました。(ここまで前置き) ・・・ところで、毎日にようにニュースに出てくるTPP。これが何の略だか、私はどうしても憶えられません。(笑) 実はTPPには、農業以外にも、我々絵描きに関係する「著作権」の項目が存在するようですね。(福井弁護士のまとめ) 中でも重大なのは、次の2項目。 著作権侵害の非親告罪化 法定損害賠償金の導入 その中でも、(1)の「非親告罪化」は影響が非常に大きく、特に二次創作同人界で危険視されています。 「非親告罪化」とは、著作権侵害した人を、 作者からの告訴が無くても、検察官の独自判断で起訴できちゃう。 というもの。 今の著作権侵害は「親告罪」と言って、検察官が起訴したくても単独ではできず、作者さんに告訴のお願いをする必要がありました。つまり、作者が黙認している限り、コミケで二次創作をやっても大丈夫だったのです。 これが、「非・親告罪化」されると、かなりマズいことが起きそうです。 ちょっと、私が考えた「具体的な手口」と「最悪のシナリオ」をご説明しましょう。 商業マンガ家 二次創作同人作家 ニコ動 (に作品を上げてる人) pixiv (に作品を上げてる人) コスプレイヤー 出版社 の順に説明しますので、該当する方はそれぞれご参照下さい。 ————————————- 【 商業マンガ家 】 例えば「ドラえもん」などは、よくパロディ化されて他の漫画に登場したりしますよね。で、その絵柄が、結構似ていたとします。大げさに言うと、これを読んだ市民がこぞって警察に通報しちゃう危険性がある、ということです。そして藤子プロが許諾してくれなければ、描いたマンガ家さんが逮捕されちゃう可能性があります。 これって、かなり怖い話ですよね。 そうなると、マンガ家達はみんな萎縮し、作品内でパロディネタを扱わなくなるのではないでしょうか。(=萎縮効果)  → 商業誌で、パロディのネタが描きにくくなる さらに、例えばスポーツ漫画で、雑誌からの写真トレスがあったとしましょう。写真トレスと言えば、すでに「トレス検証サイト」というのがありますよね。今は彼らも調査して自己完結しているだけですが、もし非親告罪化となれば、実際に警察に通報し始め、連載マンガを連載停止に追い込むことさえ可能となってくるでしょう。これは、相当流行る気がします。しかも正義の旗の下に動けますから、作家側は反論もできません。 もちろん、TPPは遡及しませんし、著作権侵害は時効だってあります。しかし、過去の無断トレスを一つ見つけただけで、「ホントは犯罪者だよねwww」と嫌がらせすることは出来そうです。「ホントは犯罪者のくせに、何のうのうと連載してんの?( ´_ゝ`)」と言われて、心が揺れない作家がいるでしょうか? この手口は、かなりの数の作家に通用するはずです。 ————————————- 【 二次創作同人作家 】 例えば、私がコミケの壁サークルだったとしましょう。しかし壁の真ん中辺りであって、行列の長さ自体は、壁の出口サークルには敵わないレベルとします。 さあ、出口サークルが一冊でもエロパロをやっていたら、すぐさま警察に通報しましょうか。これで、私が次の出口サークルです!(ただし自分もエロパロだったりして) ・・・今までは黙認していた原作者(マンガ家)だって、警察から「コミケ同人誌に正式な許諾を出しましたか?」と訊かれれば、公式に「はい。」と言うことはありません。つまり、守ってはくれません。 それどころか、悪意のある商業漫画家が、仕事の減った弁護士と組んで、バンバン民事訴訟を起こす可能性がありますよね。「とりあえずコミケの該当ジャンルを全部訴えてみて、賠償金が取れればラッキー!」という感じで、やたらと訴訟が横行するかもしれません。もし法定賠償金も導入されたとしたら、一件につき数百万円くらい(※アメリカでの数字)取れるという話もありますし、そうなると弁護士報酬もかなり高額です。・・・もしかして、漫画を描くより儲かるんじゃないかしら? これって、文化の発展に逆行する活動ですよね。 ————————————- 【 ニコ動 (に作品を上げてる人) 】 UP主の逮捕続出を防ぐため、MADは殆ど全て削除されるでしょう。ゲーム実況も当然ダメ。アニメも、念のため公式配信以外は全部削除されるのでは。ミクや東方でも、100%安全とは限りません。ガイドラインを厳守して下さい。 ニコ動はJASRACと契約していますが、全ての楽曲がJASRAC管理とは限りませんので、「歌ってみた」や「演奏してみた」は非常に危険です。ただし「踊ってみた」は、サイレントならOKです。(※追記:オリジナルの振り付けでないと、サイレントでもNGの可能性があります。) ————————————- 【 pixiv (に作品を上げてる人) 】 例えば、私が総合ランキングのデイリー50位だったとしましょう。 さあ、トップランカーたちのトレス(写真加工も含む)箇所を探し、あと二次創作の絵師も洗い出して、それぞれ警察に通報しましょうかね。他の絵師たちの個人情報(住所など)は、必要があれば警察の方で調べてくれます。これで、30位以内くらいは狙えそうです。 ————————————- 【 コスプレイヤー 】 女性コスプレイヤーは要注意です。「通報するぞ」というイタズラメールが毎日来ることでしょう。コスプレ撮影会でも十分に注意して下さい。実際に通報される恐れがあります。その瞬間の表情を撮られちゃうわけですね。これは、通報する側もかなり興奮できそう。 TPPが入ったら、念のためアニメや漫画やゲームの衣装は処分した方が良いでしょう。 ————————————- 【 出版社 】 出版物についての著作権チェック(他の著作権を侵害していないかどうか)に、かなり神経をすり減らすことになるでしょう。 出版社以外でも、コンプライアンスを重視する企業ですと、頭の痛い問題になりそうです。うかうかコピーも取れません。これはもう、社会全体の損失です。 ————————————- ・・・さて、このような指摘に対して、以下のような反論があるかもしれません。 米国だってコスプレとかバンバンやってるよね。でも逮捕なんかされないじゃん。 アメリカにはフェアユースという考え方があります。いくつかの判断基準のもとで、公正な利用(フェアユース)だと判断されれば、著作権侵害には当たらないというもので、これのおかげなのです。 フランスみたく、パロディ規定を導入しては? フランスのパロディ規定は、「ユーモア」と「元の著作物と混同のおそれがない」のが要件のようです。日本の二次創作というのは、その多くが「BL化」であり「成人向けエロ化」ですので、似たようなパロディ規定で救うのは無理でしょう。 そもそも著作権は、何のためにあるのでしょうか? 著作権法の第1条には、 文化的所産の公正な利用に留意しつつ、著作者等の権利の保護を図り、もって文化の発展に寄与することを目的とする とあります。でもこれじゃあ文化の発展どころか、文化への迫害に近いですよね。(^^;) では、どうすればいいのでしょうか。 実は、 ★ アメリカだって、別にコミケ同人誌なんか潰したいとは全く思ってないんです。(っていうか、そんなの存在さえ知らないと思う) もちろん、日本側だって同様です。 これって、考えようによってはチャンスですよ。 安倍首相は2月28日の衆院予算委員会で、TPPについて、「(農産品など)聖域を守れないということではない」と述べた模様です。つまり、交渉して例外項目を作れるかもよ、ということでしょう。 http://ift.tt/ZhOU5U また、自民党外交・経済連携調査会が2月27日採択した「TPP交渉参加に関する決議」でも、守るべき項目に、何と「著作権」が入っています。こ、これは素晴らしい。 http://ift.tt/W7kgyL もしかしたら、アメリカと日本が揃って「二次創作同人誌なんてどうでもいい」のであれば、日米合意の上で、 「非・親告罪化」をある程度制限 したり、そこまで行かなくても 「海賊版対策」専用に、少しだけ変更する くらいのことはしてくれるかもしれません。 そのためにも、ここで「非・親告罪化」だけでも反対の声を上げておいて、TPP個別交渉の時に、「反対の声は殆ど無かった」とか判断されないようにしておきたいのです。 そこで、私の作戦は次の3つ。 漫画家協会と出版社に、「反対声明」を出してもらう。 ニコ生やUSTで、「反対してる我々の存在」をアピール。 TPP慎重派の議員さんに陳情してみる。 1は、もう私がやっています。しかし、講談社は経団連に入っているだけに、公式な反対声明はちょっと出しにくいかも。漫画家協会も、TPPの「著作権保護期間の延長」に大賛成の先生がおられるはずなので、ちょっと難しい? 2も、既に頼んであります。視聴者数がある程度見込めないとニコ動も動いてくれないのですが、もし企画が通ったら皆さんこぞって見て下さい。 3は、有名漫画家さんを何人か連れて行けば、効果があるかも?(笑)さきほどの外交・経済連携調査会が、首相直属の「外交・経済連携推進本部」に格上げされたようですので、そこの著作権分野の議員さんを訪問できれば最高なのですが。 いかがでしょうか。 ところで、もし 非親告罪化なんて入っても、実際には(コミケ同人ごときでは)警察は動かないし、逮捕なんて絶対ありっこないよ。 という論客がおられましたら、ぜひメール( [email protected] )でご連絡いただきたいのです。 もし納得のいく御説でしたら、それを公開し、私もすぐにこの活動を停止したいと思います。よろしくお願いいたします。” - 赤松健の連絡帳: ★ホントは怖いTPP ・・・「非・親告罪化」で日本の漫画界はどうなる?  (via niku-9)
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hannoafterschool · 6 years
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HANNOアフタースクール 市民のスペシャルな先生方が大集合! 小学生の放課後をもっともっとオモシロく♪
「HANNOアフタースクール」は、小学生の子を持つ保護者達により発足した、子供と親・地域のための居場所をみんなでつくっていく団体です。
わたしたちの住む飯能市は水と緑に囲まれた自然豊かな街です。
そんな恵まれた環境に住む小学生達にも、携帯ゲーム機が大人気です。
子供たちが広い公園にいるときでさえ、一箇所に集まりそれぞれのゲーム機を静かに凝視している光景を見ることが増えてきました。
通信対戦も楽しいけれど…小学生だから出来ること、たくさん教えてあげたい!
地域の皆さんの力を借りながら、子供たちが安全な場所で、豊かな時間が持てるよう、支えあえるみんなの居場所をみんなで一緒に作りだし、5年が経過しました。
飯能には、成長期の日本を牽引されてきたベテラン世代の方がたくさんいらっしゃいます。そんな皆さんの力をお借りして、下記のような授業を実施中です。
〜現在実施している事業〜
<おもしろ熱血理科実験(毎週月曜日 美杉台公民館)>
◉講師協力:佐藤裕一先生、功力芳郎先生、ガリレオアカデミー所沢教室、くらりか実験教室、 東京大学サイエンスコミュニケーションサークル、名栗げんきプラザ・・・
◉活動助成:飯能市子ども家庭課支援事業(夏休み理科実験)
<英語・国際交流(毎週水曜・金曜 美杉台公民館・富士見公民館)>
◉講師協力:Yuki、 Nivea、Kami(ケイミー)、AFS高校留学協会、駿河台大学マシューズ先生・・・
<みんなでツリーハウスを作ろう!(毎週木曜日 美杉台二丁目畑)無料>
◉活動助成:セブン-イレブン記念財団助成、ブリジストンちょぼら募金助成活動、飯能市社会福祉協議会助成活動
<スポーツ:剣道、サッカー、タグラグビー、陸上、水泳、テニス、ホッケーetc.(毎週金曜日 美杉台グランド、駿河台大学グランド他)>
◉講師協力:駿河台大学狐塚教授、駿河台大学大森先生、駿河台大学体育会テニス部、サッカー部、ラグビー部、陸上部コーチ山田速香先生、駿河台大学サークルJOY、ブラインドサッカー日本代表カトケン選手他、ニュージーランドサッカー女子サッカー代表選手・・・
<あすなろ塾(毎週金曜日、富士見公民館)>
◉講師協力:佐藤裕一先生、佐藤���夫先生
◉活動助成:埼玉県社会福祉協議会’ひまわり基金’助成活動
☆子供たちのために少しでも力を貸してあげたいなという大人の方、企業の皆さん、一緒に活動しませんか。もし興味がございましたら、お気軽にお問合せください。
 HANNOアフタースクール
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geishatogo · 7 years
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2010-03-21 ■ヒマだからインターネットをしていました ここ数年、さらにインターネットで色々な人がつながったりしている。自分も学生時代の友人とオンラインで再会し、普通に今日の天気について語り合ったり今日食った物の写真を眺めたりしている。今はインターネットユーザーとはイコール若者の大多数なので、結構気軽にそう言うコネクションを築けるけど、ブロードバンド普及以前はそうでもなかった。 ツイッターはワンクリックで見知らぬ誰かをフォローできる。ちょっと前だとSNSなんかはマイミクに登録したりフレンド申請したりで承認含めて3クリックくらい?。もうちょい前だとブログ。古き良きトラックバックおよびコメント交流。複数回のクリックに加え、タイピングが少し必要。さらにさかのぼって、まだブログとかが流行しだす以前、個人サイトをやっている管理人は、気に入ったサイトに自分のページからリンクを貼る際、リンクページを作ったり相手にメールして許可を取ったりしていた。 それはそれは不便な慣習で、今ならワンクリックでつながれるのに、礼儀やら誠意やらお願いやら挨拶やらが必要で、すごくめんどくさかった反面、それはそれで嫌いじゃなかった。アカウントをとれば一分でWEBで発言できるSNSやCMSサイトと違い、自分で場所を借りてスクリプトを設置するかHTMLゴリゴリ書く、と言う手間を惜しまずに更新するテキストサイト、ニュースサイト、趣味のサイトなどは、公開までの敷居が高い分、濃い何かが漂っており/強い意欲が必要とされ/類が友を読んだりし、読み応えのある物が多かった。 WEB 上でわけのわからないことをやったり、わけの分からない人たちと遊んだりしていたので、微妙にいろんなところからリンクされり雑誌に掲載された時期があったのだけど、「ヒット数をあげるぜ!」とか「有名になるぜ!」みたいなモチベーションは特になかった。リアル人生で引っ越ししまくっていたので、自分の近況を友人知人親兄弟に知らせる手段が必要だったのと、web見つけたネタを一個一個友人と共有するのが面倒いのでまとめておけるスペースを作りたかった、というのが個人サイトをやるモチベーションであった。 そんな近況報告&ネタ紹介個人サイトをやっていた自分が、定期的に巡回していたり相互リンクを受け入れてた他の個人サイトは、何らかの形で「欲」をテーマにしたサイトの人たちが多かった。自分にそう言う欲が無かったのでうらやましかったために興味を持ち、やり取りをするうちに親しくなったりしていた。グッズやニュースを集めたようなサイト、毎日酒ばかり呑んでいる人のサイト、ゲーマーのサイト、赤裸々な性生活について綴ったサイト、物欲を記録してネタにするようなサイト、将来のために勉強や制作の記録をつけるようなサイト、何かになりたい、何かを欲しい、何かを知りたい、そういう情熱を持ったような人たちが、パソコン作業の手間を惜しまず個人の好き勝手に構築していた個人サイト達。自分とは趣味も志向も違う物が多かったけれど、知らない/興味が無いぶん刺激的だった。自分が興味の無いような趣味にハマったり、時間を費やしている人の日常を眺めていると、色々なヒントや発見が得られたりもした。 「心にヒマがある生物、なんと素晴らしい!」とは漫画「寄生獣」におけるミギーの台詞だが、知能が高い生物ほど、メシ食って交尾して寝る以外のことをやる傾向にあるようだ。微生物や単細胞生物が趣味に興じていると言う話は聞かないし、虫とか爬虫類も三大欲求以外の行動はしてなさげ。でも、賢い動物だと暇つぶしに同種で遊んだりする。カラスは趣味的に光り物とか集めたりする。犬も結構ヒマだと遊び始める。人間だと? 他人の余暇の過ごし方に興味がある。生物として本能を満たす一連の行動以外の時間の使い方が、人を人たらしめている要素であるような気がするから。ご飯を食べてからだを作って、家族を作って子孫を残して養って、それ以外は寝ている他の生物と比べ、人間のなんとヒマなことか。で、そのヒマを使って色々発明したり衣服に凝ったり建物を作ったりして今日の人類があるのだけど、我が身を省みるに、退化しているような印象を受けている。結構最近食って寝てるだけだから。 中学時代は寝る間を惜しんで家で好きなことをして学校で寝ていた。しかし、それ以降は年を取るにつれ、食って寝てという要素が自分の時間を浸食している比率が高まっているような気がしている。昔興味を持っていたようなことはだいたい試したので、「新しい何か」を探しているんだけど、なにかこう、DNAによる設計上そうなっているのか、生物としての経年劣化によりそうなったのか分からないけど、退屈してしまって/無為に感じて/特に興味を持てなくて、三大欲求以外のことを色々やっていられなくなった。昔はもう少しやる気があったような気がするのに? そんな自分に比べて、インターネット経由で知り合う人たちの活動を見ながら、なんて楽しそうなんだろう!と思っていた。インターネットをしまくっている人たちは何らかの意味でオタクであることが多い。オタク、と言うのに語弊があれば、趣味人、エンターテナー、偏向的な人、何かにハマっている人、とかでもいい。自分がそう言うサイトをみていたピークの時に一日数千ページの個人サイトを見ていたと思うんだけど、みんなハマれることがあってうらやましいなあと感じていた。 そういった趣味人達の中には、孤独を趣味で昇華しているような人もいれば、妻子がありつつ趣味に時間を割いて二重生活をしているような人もいた。ただメシ食って寝ているだけの自分と比べて、なんと充実しているんだろう、そうなりたいな、けどなれないな、なんでかな、、、と考えてて、結局、自分が「どの宗教に入るかを決めていないから」だと言う結論に達した。 子供時代のことを振り返ってみる。音楽とか演劇、読書や運動、囲碁や将棋、絵画や習字なんかをを趣味/習い事/義務などとしてやっていた。モノによっては一人でできたりもするけど、複数人で無ければやれないこととかも多いので、それでみんな部活やサークルに入ってスポーツをするし、教室にいって習い事をするし、共通の趣味がある人と集まったりする。インターネットで出会う人たちも同様で、ネットで知り合ったオタク同士がイベントにでかけたり、SNSで知り合った人同士で合コンのようなことをやったり、ツイッターで知り合って呑みに行ったり、類は友を呼んで輪が広がったり、結構同じ界隈の人と言うか、共通項のある人でつるんでいることが多いと思う。昔だとテキサイのオフとか、今だとツイッターだと何々クラスタのオフ会とかね。DTMerの即売会とかもそうだし、ビジネスでブログを使っている人たちは交流会したり。 で、そういう他人と出会う際に必要なのが、「趣味は何です」であったり、「何々系サイトの管理人」であったり、「何々コミュの参加者」であったりするんだけど、自分が興味を持っていない系の活動をしている人たちに会いに行くと、なぜそこに来てるか説明するのに困ったりする。自分はそれ関係の人では無いけど興味あるから来てみた的な。何かの集団に属す際、それをやってますとか、それが好きですとか、それにハマってい��からと言う理由で集まる場合が多いと思うのだけど、その辺のステップを踏まずにいきなり場違いなとこに行くので、聖地に別の宗教の人が来たような感じで噛み合わないことも多い。共通の話題とか無いし、俺は相手に興味があっても相手は同類と自分の好きなことについて喋りたいだけだったりするので。まあそれでもヒマで退屈しているから色々行って眺めているのだけど。。。自分はその宗派に所属していないのに会合に参加しているので、メッカに来たキリスト教徒のような、バチカンに訪れたムスリムのような、そういう場違いさがつきまとう。 宗教と言えば、去年マレーシアに行ったのだけど、現地のキリスト教徒に「君の宗教なんなの?仏教?」ときかれて「無宗教」と答えた。イスラム今日がマジョリティで、ヒンドゥーやキリスト教徒もいるってな各教混合のお国柄なので、相手も早めに確認しときたかったのだろう。無宗教ってどういうこと?と逆に聞かれて考えたんだけど、なぜ俺がどの宗教にも属してないかと言えば「俺は自分で色々と判断したかった��ら」というのが理由かと思う。 「宗教活動をしている人に、『信仰してどんな良いことがありましたか?』と聞くと 『自分の中での判断基準がしっかりした。世間には色んな価値観が溢れてるけど、はっきりしたものを手に入れて迷うことがなくなった。』と答えることが多い。※これはどこの宗教の信者に聞いても返ってくる良くある回答。信仰の最大のメリットはこれかもしれない。」というのは去年「完全教祖マニュアル」という本を出した架神恭介氏のブログからの引用だが、 同窓会とかをすると、社会人になった旧友達が割と高い割合で新興宗教に入っていて驚く。また、友人知人のブログとかで、宗教に関してのエントリを見かけることもある。みんな一人の大人として成熟してきているから、宗教とか政治とかそう言うレイヤーのことまで考えたりするようになったようだ。 「 僕の宗教に入ろうよなんとかしてあげるぜ 」と大槻ケンヂは歌ったが、俺は自分で様々な事を判断して行きたかったので、昔からあるメジャーな宗教にも、最近できた新興の物にも、特に関わらずきたのかなあと思った。子供の頃から周りの意見を聞かずに好き勝手にやっていたし、赤信号をみんながわたっていても青信号まで待ちたかったし、自分の価値観、尺度でその都度自分なりの答えを出して行きたかったので、「自分のために設立した自分の宗教に入っていたようなもの」と言える。他の宗教で提供しているような、「これなら安心、判断基準つめあわせ」みたいな部分は必要としていなかった。それが、自分が無宗教である理由かと思う。 宗教に入る,と言うことは、習慣や考え方をアウトソースするような物で、キリスト教であれば毎週教会に行くとか、ムスリムであれば決まった時間にお祈りをするとか、ある期間は断食しろとか、ユダヤ教であればある期間は働いちゃダメとか、新興宗教ならできるだけ勧誘してきましょうとか、様々な部分でその宗教ならではの判断基準に基づいた行動の指針、生活の基準、よぎる疑問に対する答えが決められていて、信者は従うことを推奨される。それぞれに意味が無いわけじゃなく、例えば規則正しい生活をすることで精神が安定する効果があるから定められている部分もあるだろうし、たまにみんなで集まって連携をとるためと言う理由もあるだろうし、その宗教が発生した地域で特定の食い物を食って病気にかかった奴が多かったりしたのかもしれない。ダイエット本に書いてあることを守って生活するとそれなりに体重が減少するように、あるいは、習い事の教則本に従って繰り返し練習すれば上達するように、または、ハウツー本に書いてあることを試してみたら意外とうまくいったりするように、そう言ったノウハウ集を宗教の経典に内包して、みんなが幸福を実感できるように意図してやってる部分もあれば、単に習慣として定着しているから今更変えても既にやってる奴が困るってことで残ってる部分もあるだろう。 インターネットで知り合った人たちの話に戻ると、音楽系の集まりでは好きなアーティストとかレーベルによってクラスタが分かれたりするし、アニメや漫画の集まりならばどの作品やキャラがいいとかで派閥が分かれたりし、テキストサイトやブログでは内輪もめでどっちにつくか議論されて両方炎上したりもするし、ってなかんじで他の宗教、宗派がぶつかるように、参加する集団において、自分の所属を明確にして適切に壁を築いて他派を排斥して行くことが良しとされる傾向が強い。多くの無宗教の人がそうであるように、「それぞれ正しいと思うけど、自分はどっちにもつかなくていいや」と言うようなテンションだったりするので、そんなに深く関わったりはしないのだけど。 「体系を体系足らしめるために要請される意味の不在を否定する記号、それのアナログなのが神で、デジタルなのがゼロ」と言ったのはタチコマだが、判断基準を決めると言うことは、自分の中で数学のグラフの原点をどこにおくか設定するような物。その0をどこに配置したらいいかわからない、めんどくさいのでしない人が結構多いので、昔の人はそのための様々なノウハウをまとめておいてくれた、で、現代版にアレンジして利用している人たちもいれば、新しい方法を提示している人もいるし、できるだけオリジナルのままがいいよねってな派閥もある。 自分はそのどれにも参加してないのだけど、個人的に思うのは、「普段使っている環境から切り離すと自分のエッセンスが相対的に増える」ということだ。特定のコミュニティでつながっている奴らは同じ言葉や話題を共有してソリッドになっていくけれど、そう言うのと距離を置いてどこにも参加しないでいると、自分の経験や過去の記憶に基づいた判断で動くようになる。 俺個人の場合は、「へりくつ原理主義」みたいなのが根底にあるようだ。一貫した論理が無ければ意味を感じないような子供で、「へりくつを言うな」と担任ごとに言われていたので、さらに強固な屁理屈思考を身につけるに至り、外資企業に論理テスト最優秀で入社したりする人間に育った。「やりたいことがない」という内容のこの文章を書いているのも、やりたいことがなぜ無いか、どうすればいいのかを論理的に考えるための試みとしてやっている側面が強い。子供の頃から判断基準を自分の頭で策定したいと考えていた。今だって、次に何をすべきなのかを自分で判断したいと思っている。 最近、俺に対するお布施がすごい。「俺の宗教」の「屁理屈原理主義派」に属し(といってももちろん一人だが)人生に迷っている人の相談に乗って答えを提案してみると、みんなご飯とかおごってくれる。部屋も貸してくれる。服もくれたりする。衣食住は辻説法で稼げるようになっているので、たまにマジで宗教法人にした方がヒマがつぶれていいのかなとも思うのだけど、でも、「俺にまかせとけ」みたいな偉そーな説法をしているわけでもなく、喫茶店や飲み屋でだべったりしているうちに感謝されるようなノリだ。ちょっと前にも書いたけど、他人の悩みを聞いて解決策を練ったりしていると、自分自身の参考になるような気がしている。他人が欲しい物を手に入れるにはどうすればいいか相談に乗ることにより、自分の視界も広がるような気もする。去年海外で仕事が無くて困っている日本人に出会って現地の採用を紹介したりもしたけど、例によって「なんでこんなに親切なんですか」と言われた。ヒマであるがゆえに、毎日のように他人におせっかいをしているので、別に普通。日常。 「毎日曲ができるのってうんこみたい 勝手に出てくる」 と言ったのは甲本ヒロトだが、俺にとっても人助けって毎日うんこすんのとかわらないよ。そう言う言動をしながら暮らしていると「お前悟ってんな」みたいなことを言われたりもする。まあヒマだから、色々考える時間があるんですよ。でもまだ自分自身の問題を解決(どのように暇をつぶすか)したりするほど悟りを開けていないので、今後も他人におせっかいをしつつふらふらしていた方がいいような気もしているのだけど。。。 そんな感じで、俺は自分の宗教に入っているので必要ないのだけど、多くの人は自分の判断基準を考えるのがめんどくさかったり、その暇がなかったり、あるいは既にある物に心弾かれて参加をしたりする。だから、世界に宗教がいくつもあるのは当たり前だ。 何かに参加して過ごす事で安心が手に入る集団を、人は求めるからだ。で、人が求める物は派閥に別れるので、、、様々な音楽ジャンルが対立するし、様々なアニメファンが対立するし、様々な球団やサッカーチームのファンが殴り合うし、ホッテントリを巡って議論がなされるし。 家族、恋人、精神安定剤、酒、マリファナ、仕事への依存、アイドルの応援、宗教活動への参加、趣味への傾倒、それらは、人が何かに寄り添いたいときに、たまたま手近にあったり優位に見えたりしたもので、きっかけは様々だけど、結果的にはそいつの心のよりどころとなり、その後も定期的に必要とされて行く物なんじゃないかと思う。タイミングとかその時のテンションとかで何がマッチするかは様々なんだけど、結構まあ、何でも良かったりするよね。 「人の求めている物を見つけてそれを提供せよ」みたいなことはよく言われるけど、俺に提供できることで他人が求めている物を生み出す活動に時間を割くことにハマれれば、それで生きて行けるしヒマもつぶれるよねって思う。金を稼ぐとか仕事をするってそう言うことだと思うし、、、前述の通り、趣味を仕事にしたり、自分が興味を持った事ばっかりやってたから今やりたいことがなくなっていると感じているので、他人の興味に乗っかって行けばその辺が解決するような気がしているんだ。
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masatoshi-tamamura · 8 years
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ソーシャルパワーの時代―「つながりのチカラ」が革新する企業と地域の価値共創(CSV)戦略
玉村雅敏[編著](産学社、2016年)
【内容】
内容 すでに起きている"未来"がここにある! CSV・ワークプレイス・地域戦略・地方創生・国際協力… <自律・分散・協調>の時代に社会インパクトを創出する先導事例30 ◉キリンCSV「バリューチェーン全体で“人と社会のつながりの強化"etc.に挑戦」 ◉味の素ASV「100年以上“社会価値の実現から経済価値の創出"を追求」 ◉三菱地所×イトーキ「ワークプレイスの6次化―内外の共創力を増幅する場づくり」 ◉イオン×全国自治体「フードアルチザン―協定を結び存続危機の地域産品を応援」 ◉長島町×鹿児島相互信用金庫etc.「ぶり奨学プログラム―世界で活躍とUターン支援」 ◉氷見市「地方創生は“つながりの創生"  ―フューチャーセンター庁舎・おらっちゃ創生…」 ◉飛驒信用組合「社会価値と経済価値の共創を促すインフラをつくる金融機関」 ◉味の素・ガーナ栄養改善プロジェクト 「“人生最初の1000日"の栄養改善にビジネスで挑戦」 ◉キルギスの一村一品プロジェクト 「主体性とつながりを基盤に、無印良品に高品質の商品提供」 ◉カンボジアの水道水「北九州市の職員たちが支える“プノンペンの奇跡“」 ◉インドネシア&ブラジルのKOBAN(交番)「地域のつながりづくりによる治安づくり」 ◉インドの地下鉄デリー・メトロ「習慣や意識も変わる、質が高いインフラを構築」 富士吉田みんなの貯金箱財団、慶應の水、HAGISO、stairs、オーラボ、五町田酒造「東一」、生活改善アプローチ、サリーリサイクルプロジェクト、石徹白の小水力発電、鯖江のTSUGI、渋谷区「同性パートナーシップ条例」…etc.
【目次】
<はじめに―ソーシャルパワーの時代>
「つながりの創生」から自分ごと・みんなごと・世の中ごとの好循環をつくる地方創生 経営戦略で「つながりのネットワーク」を活性化する企業経営 途上国の課題に「つながりのネットワーク」づくりでアプローチする日本の国際協力 価値を生み出す源泉としてのソーシャル・キャピタル 自分ごと・みんなごと・世の中ごとの好循環がある「価値共創のフロー」 「フロー(価値共創)」と「ストック(ソーシャル・キャピタル)」の連鎖を生み出すチカラ 「つながりのチカラ」が革新する企業と地域の価値共創戦略
<第1章 「ソーシャルパワーの時代」の経営戦略>
1 「つながりのチカラ」の経営戦略 
「社会価値」と「経済価値」を共創する経営戦略 地域での「共有価値の創造(CSV)」で企業内外の「つながりのネットワーク」を活性化
2 CSVは「人と社会のつながりの強化」―「もうひとつの競争軸」を構築するキリン 
「人と社会のつながりの強化」と「健康の増進」にチャレンジするキリンのCSV 「もうひとつの競争軸」の着想を得るマイケル・ポーター教授との出会い キリンが2021年にありたい姿は「人と人との絆を深める」と「地域社会と共に発展する」こと CSV本部を立ち上げてブランド価値を共創 CSVは「世の中ごと」を従業員の「みんなごと」「自分ごと」にする 被災地支援から生まれた「キリン絆プロジェクト」 キリンの本質である「飲料にできること」を追求 バリューチェーン全体の活用― キリンがもつ多様なリソースを活用した支援 「絆づくり」から食品企業の新機軸を構築― 全国規模で一次産業支援を行う 地域社会との共創で「つながり」のなかにある企業の本質を理解する 地域との関わりを通してビジネスの目線が変わる 地域戦略は「もうひとつの競争軸」を生み出すコア キリンCSVの3つの特徴―ブランド経営・現場主導・バリューチェーン 企業のソーシャルパワーを高めるCSV
3 CSVは企業の本質を共創する―味の素グループのASVは「創業以来の志」 
100年以上「社会価値の実現から経済価値の創出」を追求してきた味の素グループ おいしく栄養を摂ることを通じて世界各地の健康な社会に貢献 社会価値と経済価値の両立は、味の素グループ社員の共有価値 「創業以来の志」を社内で共創し続ける研修制度 九州の農業を元気にする「九州力作野菜・果物Ⓡプロジェクト」 関係者がオールWINになる野菜 「人生最初の1000日」の栄養改善をビジネスでめざす「ガーナ栄養改善プロジェクト」 社会課題を解決するために、日常的に購入・利用できる製品を提供する 「気づき」を育てるプロセスがあるバリューチェーン つながりのネットワークで社会インパクトを生み出す 現地で普及・採用しやすいモデルを追求する/CSVは企業の本質を問い・育てる 地球課題に挑戦する国際社会での価値共創モデル
4 企業のプラットフォームが地域のソーシャルパワーを高める― 地域貢献はイオンの基本理念 
フードアルチザン―自治体と協定を結び存続危機の地域産品を応援する 企業がもつチカラ(プラットフォーム)が産品と地域の価値を伝わりやすくする 農産品のブランド化は地域の観光戦略につながる 企業のプラットフォームを社会に提供し地域課題に挑む ご当地WAON―電子マネーのプラットフォームで地域貢献 券面やWebサイトも企業が地域に提供できるプラットフォーム 日常の「買い物」の場面を、お気に入りのふるさとへの「寄付」の場面に 電子マネーカードのICチップを地域独自のポイントサービスに提供 域内消費を高めるための地域共通ポイントサービス 離れていても、日常でつながり続けることができる��ード 地域に価値を蓄積するための地域独自の通貨戦略 さまざまな生活場面と結びつくカード― スポーツ・健康寿命・こどもの見守り…… 「つながりのネットワーク」が「らしさ」と「成長」を支える 地域協定を結び、取引先から協働するパートナーへ 「持続的なカイゼン」を地域と協働で推進する企業の戦略と組織 自治体と取り組む地域戦略で育てた「ソーシャルパワー」が企業の総合力を地域で機能させる 戦略目的を共有したうえで利害調整を行い未来を共創する ソーシャル・キャピタルを重視した企業経営へ <第2章 「ソーシャルパワーの時代」のワークプレイス戦略>
1 経営戦略としてのワークプレイスのデザイン
企業は「つながりのネットワーク」のハブ機能を果たす ソーシャルパワーを活性化させる戦略としての「場づくり」 「場づくり」の3つのデザイン―空間・活動・交流
2 ソーシャルパワーを活性化させる「ワークプレイスの6次化戦略」 
21世紀におけるワークスタイルとワークプレイスの変化 「ワークプレイスの6次化」でソーシャルパワーを活性化する 社内の「つながりのネットワーク」や共創力を増幅させる2ndワークプレイス
3 社内ソーシャル・キャピタルを醸成する2ndワークプレイス「彌之助hiroBA」 
ONE TEAM化を実現するためのワークプレイスづくり 身近で日常づかいができる共創の場づくり 空間(スペース)だけではなく、活動(サービス)や交流(ネットワーク)もデザイン 2ndワークプレイス導入の効果検証
4 3rdワークプレイスをまちぐるみで提供する三菱地所
ビジネス創発を生み出すまちぐるみの「3rdワークプレイス」 経済×社会×環境のイノベーティブなビジネス創出を促す「3×3Lab Future」 ワークプレイスのかけ算によるソーシャルパワーの活用 <第3章 「ソーシャルパワーの時代」の地域づくり>
1 地方創生は「つながりの創生」― 富山県氷見市のおらっちゃ創生 
2016年は「おらっちゃ創生元年」 「まちの談話室のような楽しいバス」を運行するおらっちゃ創生 ソーシャルパワーを醸成する「フューチャーセンター」 共感と共創の連鎖を生み出す「氷見市地方創生ドリプラ」 ソーシャル・キャピタル醸成はアウトカムの生産性を向上させる 現実を直視しながらソーシャル・キャピタルを醸成して、未来を共創できる地域をつくる
2 共感の連鎖を基盤にスピード感がある地方創生を実践する鹿児島県長島町
ぶり奨学プログラム― 産官学金労言の「つながりのチカラ」で新機軸のシステムを半年で実現 金融機関が町のために独自の「奨学ローン」を創設し地域の活力を支える 町のみんなが支える「ぶり奨学基金」 それぞれの特色を出せるモデルを普及させることで世の中を変える 「自分ごと」「みんなごと」を基盤に、スピード感よく「世の中ごと」のプログラムを創る 日本最大の食の教育機関「辻調理師専門学校」と連携― 地域内外に広がる共感の連鎖 長島大陸食べる通信― 想いや情熱をつなげるメディアは共創と共感の連鎖を生む 長島大陸のEC戦略―「つながりのネットワーク」であるインターネット上に町の活動を展開 長島大陸ブリうま食堂― 都心を回遊するキッチンカーはつながりを広げる 長島フェア― 「名店のネットワーク」と「長島大陸のネットワーク」の共創 「つながりのチカラ」で地域の魅力を増幅・伝播させる 獅子島の子落とし塾・役場公認サークル長島みかん大学― 「つながりのネットワーク」を形成して教育環境を構築 Nセンター長島―高校がない町で「つながりのチカラ」を活かして選択肢を増やす
3 みんなで貯めて、みんなで進める地域活動を支援する「富士吉田みんなの貯金箱財団」
「無尽」の現代版としての貯金箱財団 慶應の社中と域学の絆を強める「慶應の水」  ― 寄付商品で「つながりの活性化」と「まちづくり」を支援 地域を活性する「まちのプロジェクト」 まちづくりを担う貯金箱―デザインとクリエイティブのチカラを活かす 新世界通り復活プロジェクト― まちの人の「つながり」のキッカケも復活させる
4 つながり・対話・協働で地域活性化に挑む金融機関―地域の共創インフラをつくる飛驒信用組合
社会価値と経済価値の共創を促す3つのインフラ構築 住民・企業・金融機関の「つながり」のインフラづくり 困りごとの相談から地域活性化につなげる「対話」のインフラづくり 金融機関が支援するクラウドファンディングで「協働」のインフラづくり
5 「つながりのチカラ」を育て、ともに生きていく価値共創の地域づくり
地域文化を育む場づくり―木造アパートをリノベーションした最小文化複合施設「HAGISO」 小さな経済と共創する場づくり― 食堂付きアパート「stairs」 異質性を取り込む場のデザインで変容する商店街―「少年少女科学体験スペース・オーラボ」 集落と酒蔵の「つながりのチカラ」が東一のお酒をつくる― 地域と共生する五町田酒造 <第4章 「ソーシャルパワーの時代」の国際協力>
1 日本の国際協力のチカラ― 「つながりのネットワーク」が社会インパクトをもたらす
すべての人々が恩恵を受ける、ダイナミックな開発を進めるJICA 日本で培ってきたソーシャルパワーが国際協力を支える
2 日本の社会との共創で「質が高いインフラ」をつくる
北九州市の職員たちが支える「プノンペンの奇跡」 デリー・メトロ―ハード・ソフト・ソーシャルのインフラ構築を支援
3 「つながりのネットワーク」を醸成する国際協力
インドネシアの市民警察活動― 地域のソーシャルパワーを醸成する「交番」づくり ブラジル・サンパウロのKOBAN― 地域のつながりづくりによる治安対策 キルギス・イシククリの一村一品―資金援助よりも「つながりのネットワーク」づくりを支援 エルサルバドルの一村一品―地域の「つながりのネットワーク」を活性化 自分ごとからの好循環を生み出す「生活改善アプローチ」 住民がお互いに教えあえる耐震技術― エルサルバドル「TAISHINプロジェクト」 トルコ「ブルサ防災館」―つながりのチカラを活かして防災に取り組むための場づくり パラグアイ「テリトリアル・アプローチ」―共通目標のもとで連携を生み出す方法の提供 モロッコで「つながり」を生み出す灌漑づくり スリランカ「サリーリサイクルプロジェクト」― アップサイクリングで「つながり」をつくる ビジネス人材の国内ネットワークや日本とのつながりを生み出す「日本センター」 <第5章 「ソーシャルパワーの時代」の働きがいとコミュニティ>
1 「自分ごと」からつながる「想いの連鎖」が増幅する「地域での働きがい」 
自治の力で地域をよみがえらせる―NPO法人「地域再生機構」の平野彰秀さん 地域のほぼ全戸が参加する小水力発電事業/想いの連鎖が移住者を呼び込む 鯖江市に移住し地域の魅力の再価値化に挑む― TSUGI代表・新山直広さん 越前漆器市場の厳しい現実/地域資源を活用し、創造的なまちをデザイン 働く幸せを追求する/「つながりのチカラ」が広げる地域の「自分ごと」感覚 地方での働きがいは「モチベーション」と「あたたかさ」 志事を求めて動く氷見市役所― 本川祐治郎さん(氷見市長) 「内向きの人たちの目を外に向けることが自分の役割です」― 岡田基義さん(氷見市 観光交流・若者と女性の夢応援課課長) 「地域の人たちと一緒に未来を考える」― 遠藤優子さん(氷見市 地域防災室主事) 「共創の関係をつくれば、面白い世界が広がります」―谷内博史さん(氷見市 計画・コミュニティデザイン応援課主幹) 「自分ごと」をつくり出すサーバント・リーダーシップの必要性
2 地域コミュニティとの共創から商品を開発するカルビー 
地域密着型の事業展開を進めるカルビー/市場縮小や単価下落の解決策は? 行政とのコラボレーションが商品開発への好影響を生む 地域をいかに巻き込むか― 地元の農業高校と協働した商品開発プロジェクト 地域の社会課題はイノベーションの源泉
3 「みんなごと」を醸成するコミュニティ・オーガナイジング 
「みんなごと」の前提となる「自分ごと」/「みんなごと」とすることを阻む壁 感情を伴う価値観でつながるためのコミュニティ・オーガナイジング 「自分ごと」が「みんなごと」そして「世の中ごと」に― 渋谷区「同性パートナーシップ条例」
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ntrcp · 7 years
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混乱する夫 1
勤め先は大都市圏近郊の中小企業、ほどほどの程度の大卒で、就職して首都圏の自宅を離れた コンビニが少なく夜間は静かで、育った首都圏の暮らしと異なる環境にもさほど違和感は感じなかった もとから何事にも熱中することはなく、勉強もスポーツもほどほど、少ない友人との付き合いも年に数回程度で、あまり親密になることもない代わりに友人関係に煩わされることもなかった 学生の頃からバイトをしていたため、就職してからも仕事について悩むことはなく、ただ毎日実直にこなしていた 同期入社が悩みをかかえ相談を受けたり、特に優秀な同期が初年度から抜擢されることも、自分には関係ないことと考えていた 職場では、それなりに人間関係も築き、目先の問題を片付けるうち、その姿勢が部内では評価されたようで、面接を経て5年で昇進し、現在は主任として小さいチームを率いている 妻とは勤めている会社で知り合い、2年ほどの交際を経て結婚した 部署は異なる建屋だったが、入社当時より出勤時間にあうことが数回あり面識はあった これといって目立つほどの美人でもなく、評判となるほどに愛想が良いわけでもなかったが、部内の壮年以上の層には受けが良いようだった 自分が思うには、割とのっぺりした表情ながら笑顔が素晴らしく、一方では極力性的な特徴を画一化するための制服に身を包んでさえも感じられるバストと、それに不似合いなほどすんなりとしたプロポーションに、正直女性としての魅力を感じていた 勤め先の総合職は本社一括採用だったが、事務員採用は各地方にある事業所毎の採用のため、事務員は近隣地域の出身が多く、妻も同様だった 異なる点といえば、事務員採用枠は高校卒業が多かったところ、妻は大卒だったことだ 採用担当のものが後にもらしていたが、最近は事務員採用枠に大卒がエントリーすることも珍しくないが、当時は応募の間違いではないかと、本人にエントリーが総合職でないかと再度確認をしたこともあったようだ 採用面接時には、総合職採用並みの受け答えで、事業所レベルの人事部では評価以前に、2時面接前に内定通知を出し、本人確約をとって逃がさないようにしたとの逸話もあった 採用後3ヶ月の研修期間では、大学進学のため大都市圏で一人暮らしをしたこともあったかも知れないが、昨年まで高校生であった事務員採用の新入社員の中にあっては、しっかりしているとの評価だった この時は本社研修と新事業部の立ち上げ応援に駆り出されており、あまり顔を合わせることはなかった 毎日の通勤で顔をみるだけではあったが、忘年会では隣にすわることもあり、仕事の連絡時に見せる姿と、寛いだときの差に、帰宅時など柄になく気分が高揚することもあった 話すことといえば、この地域の伝統や、節々の行事など、あたりさわりのないことだったが、自分が育った地域は新興住宅街にあったので、こと行事に逸話があったり、それに付随する話を聞くことも楽しいことだった それを話す妻も、同僚はこの地方出身者が多く、入社当時は同期が年齢を気にすることもあって、馴染むより頼りにされるお姉さん的な立場にあって苦労があるところ、大学のときの友人のように会話できた自分が気晴らしになったと、後に聞いた 付き合うきっかけは、年末の終業時帰宅のため会社の門を出ようとしたときだった 普段妻の勤める社屋は入り口に面した配置で、現業のものからは、「事務は定時でいいね」とボヤかれることもあるほど18時以降に明かりが灯っていることはまず無いところだった 年末だからといって実家に帰省する予定もなく、自由になる数日を得たことを内心喜びつつ帰宅するところで、そのまま無視もできないところだった 全社屋の空調やセキュリティは所管の部署で管理され、昨今の情勢から情報管理や環境影響評価に厳しくなっているところ、年末年始に鍵の開け放しや電気の消灯漏れなどあれば他部署とは言え、下される処分など思えばお気の毒とだけ思うほど非人情にもなれないところだった まして、先月にはあるトラブルに巻き込まれ、予定の大幅な遅延となるところを、その部署の同期の助けでリカバリできた事情もあればなおさらのことだった 既に来年の初日には作業を問題なく開始できるよう手配した後だったので、踵を返し、普段通らない事務所に入り様子を見てみることにした この事務所には普段から足を運ぶことがなく、記憶にある範囲でも新人研修明けに辞令を受け、3日程の異動猶予期間に慌しく引越しを済ませた後に着任の挨拶に足を運んだくらいだ 通常は、建屋毎セキュリティがかかるところ、警備解除状態となっていることを確認し、その当時妻の勤める職場に足を運んだ その場には妻ともう一人女子の事務員が途方に暮れた様子で一角に明かりを灯して座っていた 聞けば、この事務所のセキュリティ権限を持つ3名の連絡が行き届かず、それぞれ年末の混乱の中で直帰後地方の実家で帰省してしまったり、数日前から休暇をとり海外に出かけてしまったとのことだった。 通常、イントラネット上で予定は管理され、管理者が3名もいるところ、全員不在となる事態は起こり得ない事だった ただ、この時は1名当日出社した管理者が急用で別事業部の支社に呼び出され、急遽外出するところで確認を受けた妻が他の1名の管理者で大丈夫と回答したことが原因で、建屋を閉じられないこととなっていた 2名は連絡がとれず、別事業部に呼びだされた管理者に詫びて、帰社をお願いし���それまでの留守番を務めているとのことで、話を聞く限りでは、年末で慌しく出張して、不手際により急遽帰社することとなった管理者も相当に腹を立てているようだった なるべく作業は遅くならないように心がけていたものの、部署内では比較的若い身分と独身でさほど離れていない場所の寮に住んでいたことで危機管理の策定時に望まずも緊急時対応者として登録されており、幸いその当時には社屋の通行には困らない程度のセキュリティ権限を得ていた 帰社する管理者に事情を説明したところ、本人はさほど立腹な訳でもなく、ただ作業が年を越す見込なので戻らなくて済むことは有難い、と逆に礼を言われ感謝されてしまった 妻ともう一人残っていた事務員は仲が良く、妻が困っているところ、普段から世話を掛けているところ一人にはしておけないと、どこか文化祭前夜を思い出すような口調でいった後、帰って良いなら、ほど近いところに彼氏を車で待たせているので帰ります、との事だった おそらく、今年は年末が週末にあたる関係でその彼氏とやらも仕事で疲れたところに呼ばれているところ、随分と待たされていることにやや同情を感じつつ、一応はねぎらいの言葉を掛け去っていく足音を聞いた 妻は、しっかり者と聞いていたところでも、このような状態ではしおれているものと思っていたが、思いの他元気に感謝を述べ、着替えてくるのでそれまで待つことをお願いされた 内心、仕事のトラブルで傷心の女子社員の対応には、やや困ることが多かったので、面倒になることを危惧していたこともあったが、相手が妻なら、むしろ喜ばしいことと思い、時間も遅くなっていたので、その当時は妻の住所も知らず、一旦寮に戻って車で送って行こうかなど思案していた また、静まった職場に時折聞こえる見慣れぬ事務機器からの電子音をききながら、今この建屋には自分と、更衣室で着替えをしている妻だけとの事実に戯けたことと思いながらも、着替える姿を想像しながら、年相応に性的な想像を巡らしていた 程なくして、妻は戻り、待たせたことを詫びながら、急いでいたので靴を履き替えていないと訳の分からないことを言いつつ、社内で履いていた靴を脱いで、手に持ったブーツに履き替えようとしていた 年末で綺麗に整頓された事務所の椅子に座ることも遠慮して、妻の机の斜め前の机に寄りかかっていたのだが、膝丈ほどのスカートに仕事中と同じストッキングが目から離れず、その動作を眺めていたところ、妻が不意に目を合わせ、こちらを覗きこんだ 「気になります?」と妻 先ほどまで、やや性的な想像をしていた延長で、ストッキングの作り出すふくらはぎに微妙な陰影に見とれていたので、咄嗟に言葉がでず、曖昧に否定しかできなかったが、やや上気することを抑えることはできなかった 事務所の消灯と、セキュリティを警備開始とし、繰り返し礼を言う妻と門まで歩いた 学生の時には、サークルで付き合うことが普通だったことで、望まなくても付き合うこととなり、あまり意識せずとも初体験まで済ますこととなったが、社会人となり数年、独身の同僚や少数の友人も年に数人ずつ結婚していく中にあって、自分の結婚を考えることはあまりなかった 自分の職場には、あまり恋愛対象となる女性がいなかったこともあるが、毎日の作業に追われ、性的な処理は、数ヶ月に数本アダルトビデオを借りる程度だった そんな環境のなか、隣に女性が歩いていることを意識せずにはいれられなかった 門をでて、バス停なら数分のところ、おそらくこの時間になっては既に終バスも無い筈であり、駅もさほど遠くはないものの、本数は首都圏と同じく十数分に一度というほど多くはないのだった やや下心もあり、それを抑えることもできないことを自覚しつつ、寮までくれば自動車で送ることを申し出したところ、妻は即答で了解してくれた 女性が多い事務や、近隣採用の者を除いたものが寮に暮らすことを考えれば、自分も含めた結婚前の独身男性か、単身赴任者が入寮者の大多数だったので、社内的な噂となることを避けるため、妻を一時最寄のショッピングセンターに待たせ、車で迎えに行った 車の鍵を取りに帰宅したものの、スーツのまま車で妻を拾ったところを人に見られたら、と着替えた後に車に乗り込みエンジンを回して、必要なさそうな自分の先読みに、久しぶりの心の高鳴りに奇妙な驚きを覚えるのだった やはり妻は事業所採用だけあり、車で30分ほど、電車でも3駅ほどのベッドタウンの実家から通っていた ごく自然に夕飯を誘うと、先ほどと同じく即答で了解してくれ、なぜか送っていく実家と逆方面にあるレストランを提案するのだった なぜかとの問いには、やや躊躇ったものの、実家の近所では、顔見知りが多く二人に噂が立っては困るからとのことだったが、自分の顔にやや驚きの表情がでたことを察してか、打ち消すように、妻が困るのでなく、自分が噂を立てられては迷惑かと思う、と語る妻の表情は、先ほどの誘いを受ける際の明瞭さはなく、やや照れているかのようだった 食事は思ったより長く話が弾み、心配した妻の実家から電話が入って我に返る始末だった 深夜となりほとんど車どおりもなくなった国道を、不審に思われない範囲でゆっくりと運転し、住宅地に入る前の通りで車を止め別れを告げた 別れ際、それまでと同じような口調で、また会えるか、と問う妻に、今度は自分が即答で答えたのだった それから、年明けには付き合うこととなり、しばらくは社内に伏せていたものの1年を経るころには公然となっていた それでも、職場では建屋がことなることもあり日中はほとんど顔を見ることもなく、数日に一度は帰宅時に妻をショッピングセンターで拾い夕食をともにし、休日には足を伸ばし交互に運転して旅行に行くようになった 自ら社内で対応したことが少なかったことから、しっかり者の評判だけを聞いていたが、本人から聞く話では、自分と同じく何事にも熱中することが無く、平穏に暮らしてきたこと、今の会社に決めた事も、深く考えたことではなく、就職活動となったときに、キャリア志向もなく総合職を目指す友達ほどの熱意をエントリーシートに書き込むほどに自分の進路を決めることができなかった結果とのことだった 本来話していいことでもなかったが、人事部から聞いていた話と違うので意外と思ったが、人の間の立ち回りは不得手ではなく、むしろ人間関係で問題を起こすことを嫌うあまり率直にいって八方美人的になったと思う、その内心は同期が年下で相談にのる方が多かったので自ら自ら話をすることもできず、年末の契機から自分と話すことができて嬉しかった、と同時に始めてのキスをした 普段から、あまり派手な服装を好まず、清楚といわれるようなワンピースや、フレアスカートが多い妻だったが、初めてのセックスの時だけ違っていた 秋に入り、気温が急激に低くなるころ、事前に電話で待ち合わせして、自分が帰宅して車で向かえにいくと、普段とシルエットの違う人物がドアを開けたのだった その日の妻はウール地のタイトスカートに黒のストッキングと同色パンプスにブラウスをあわせ、姿だけなら、どこかの会社の秘書を思わせるような姿だった 日中は会わなかったので、普段通勤時にそんな姿をしているとも思わず、率直過ぎるほどに感想を述べると 「前にこんなスタイルが好きっていっていたから・・・」 と顔を伏せがちに妻が言うのだった 以前のドライブで、好きなスタイルから、ふざけ半分に性的な話になった時、つい漏らしてしまったものをそのまま実現していることに気が付き、車寄せから発進することを忘れてしまった やや肌寒くなっているところブラウスに大判のストールを羽織っているものの、つい目が向けてしまう胸元からは角度の関係でおそらく薄緑のブラジャーの上部が見えている、かあるいは見せている 取り立てて社内でも 別部署にまで声の聞こえた美人ではないが、年末にあったときからスタイルの良さには気が付いていた 二人で出かけた時も、妻が実家から通っている関係で泊まりはせず、あまり遅くならない時間に送るようにしていたが、このときは、妻からつまりながらもはっきりと言うのだった 「今日は両親が旅行にいって火曜日まで帰りません」 「あの、わたしたち・・・よかったら・・・今日はセックスしましょう」 このころには最初の敬語から丁寧語を経て、普段の口調ではなしていたところ、この時だけ丁寧語になってしまう妻は恥らっているのか、頬を上気させていた 自分から言わなかったことにやや不甲斐なさを感じつつ、自分のために、あるいは誘うために普段しない服装までする妻が堪らなく愛おしかった 寮につれて帰ることは論外なので、顔見知りがいない程度に離れたコンビニで買い物をし、そのまま県外まで離れてホテルにチェックインした この時にはラブホテルにはいるつもりが、週末であるためかほとんど満室となっており、やむなくインターチェンジ沿いのビジネスホテルに宿を取ることになった 既に自分がラフに着替えているところ、妻はフォーマルに近い姿だったので、人目にはさぞ妙な組み合わせと映ったことと思うが、幸い時間帯からロビーは人気がなく翌日のチェックアウト時も同様だった いつに無く、ほぼ無言で部屋に入り、カーテンを閉めて向かいあうと、後は考えることはなかった 長くキスをすると、先にシャワーを浴びようとする妻を引きとめ、ベッドに横たえた 首筋から唇にキスを繰り返し、慣れない手つきでボタンを外し、服を剥いでゆくと縁がレースで飾られている他、あまり装飾のないブラジャーが残った 前にホックを外したのは数年前で、そのときもあまり上手の外せて記憶が無いのだったが、この時は興奮のあまりそのままカップを下に摺り下げてしまった そこからでてきたものは薄いピンクでやや立ち上がり掛けた乳頭と、普段のスタイルから想像する以上の張りをもった乳房だった 目の前の白く形の良い乳房を数十分は嘗め回し、同時にストッキング越しに秘所にも指を伸ばしていた セックスのテクニックは、せいぜい学生時に性豪として知られた友人から聞いたものとアダルトビデオ程度の知識しかなかったものの、当面テクニックほどの手管を労せずとも、既にブラジャーと同質のショーツははっきりと分かるほどに湿っていた その時は、全くといっていいほど、翌日の服装まで考えることはなかったので、ショーツを下にずらす時に一部ストッキングを引っ張り過ぎて伝線したことも気にしていなかった 片足をショーツから抜き出すと同時にストッキングも外したものの、もう片足にはショーツもストッキングも残っている非対称が妙に扇情的で、その頃には、秘所を露出したことで、先にシャワーを、とつぶやく妻の乳房をまさぐりながら、そこに口付けした ある程度妻も覚悟していた行為とは思うが、その瞬間体に衝撃が走り、口付けたところにより深く押し付けられることとなった 過去のセックスで、相手のそこをまじまじと眺めることもなかったが、いわゆる裏ビデオで女性器を見たことはあり、正直大陰唇あたりには美しいと感じることもなかった このときは、先にそのことを考えたのではなかったが、口づけたそこは脳裏に残る映像でなく、ピンクに艶めく2重の襞とその上部に薄く生えた陰毛が、本能的にそこを滅茶苦茶にしたいと自分の思考のほとんどを占めるのだった 薄く妻自身の香りを感じながら、襞の一枚一枚を舐めとり、小刻みに声を震わせる妻を感じながら襞の合わせ目の膨らみを舌を押し込みつつしばらく愛撫すると、声にならない呻き声を上げて大腿で自分の顔を強く締め付けるのだった 左右の頬に感じる生足とストッキングの感覚がより一層自分をみなぎらせ、いつしか妻が力なく倒れ付すまで数回繰り返したのだった 後の妻によると、初体験ではなかったものの、学生の時に初体験し、ただ苦痛に耐えて、妊娠しないことを考えていたという レイプまがいかと心配もしたが、特に暴力的なつきあいでもなく、薄い恋愛感情を感じている間に、当時の彼氏に迫られ周囲の体験を聞く限り、そんなものかと行為したとのことだった それに比べると、この時のセックスは前戯で、初めての登りつめる感覚を連続で数回流し込まれ、すでに行為の前に体だけでなく頭も相当痺れており、もはや事前に考えていた程、服装で自分を誘惑して、リードするなど消し飛んでいたのだそうだ 自分のものは準備万端だったが、さすがに初回から避妊する程度の理性は保っており、もどかしくゴムをつける間も、妻は肢体をベッドに晒していた 衣服をすべて剥ぎ取ろうかとも考えたが、ずらしたブラジャーに大腿だけに残ったショーツとストッキングの姿は改めてみるに相当扇情的だった 豊かな膨らみは仰向けになってもそれとわかるほど盛り上がり、その頂点からやや上を向いた小ぶりな乳頭はそれまでの刺激でピンと立ち、強引に開いて刺激し続けた股間はいまだ閉じずに女性器はベッドサイドとランプを浴びて欲情的な反射を放っていた もはや、言葉で意思を確認する必要なく、最大となった自分をベッドサイドに露になった女性器に入り口だけあわせ、あとは一息に本能の求めるまま深いところまで侵入した 多分、ぐったりしていても、そのことを予知していたのか、瞬間に目が合い、そのまま妻が伸ばした手が自分の肩から首に周り、上体が重なりあう事になった 姿勢が変わったことで結合がより深くなり、妻の体内の暖かさが自分の根元まで感じられ、さほど動いていなくとも、奥から緩く刺激する幾重の襞を感じた それまで声をあげることを躊躇っていた妻が、この時から溜まらず、最初は抑えた呻き声から、艶のある声、そして明らかに女性が性的な歓びであげる嬌声へと反応を見せるのだった 最初の射精は純粋に繋がったことの喜びで加速がいや増し、数分の狂乱ののち妻の背筋が張り詰めたタイミングと2呼吸置いて訪れた 息が止まるほどの絶頂のあとは、そのまま深淵に落ち込むかとも思ったが、妻は満足げな表情で、自分の胸にもたれ掛かってきた 何か言うべきかとも考えたが、まわらない頭を自覚するだけで、そのまどろみを数十分楽しんだ後に、妻はシャワーに向い、その後に少しの会話をはさんで後ろから合体したのだった 結局、翌朝まで3回、チェックアウト前に1回の行為をした それから数ヶ月、妻の両親にも挨拶し、正式に結婚を前提とした付き合いに許可を得てからは、泊まりの旅行も可能となり、その翌年には結婚式を行うように結婚式場をみてまわることで週末を過ごすこととなった 自分の収入も大卒総合職としては決して高給ではないものの、さほど出費をしない生活のため、結婚式とその後に計画的な暮らしが可能な程度の収入と預金残高はあり、それに妻の収入とそれにみあった預金残高があれば、当面の暮らしは全く順調といえるものだった その翌年、まず申し分ない結婚式を開き、親族それぞれから祝福をうけ、ある程度心配していた地方の閉鎖性とも妻の実家は縁がなく、全く順風満帆の新婚生活を始めた 自分に関して言えば、順調に昇給し、仕事についても一定の評価を受けていることを実感できる程度にはこなしていた 暮らしも楽だったので、定例会議で本社に出向く都度、本社勤務の同期が過労や、重大過失で脱落していることを見るにつれ、自分の昇任について考えることなった 現在の職場では折から他事業部との統合、実際にはこちらへの合併を控えており、事業統合と生産集中のプロジェクト自体が大きなうねりとなっていることを考えれば、本社への異動を希望しなくとも、この地での一定の仕事・一定の生活が自分の希望する将来に最も合致するものと思われた 本社の人事部にも内々に希望を伝え、あまり得手ではないものの、職場と本社それぞれに根回しをしてほぼ将来に見通しを立てることができた 寮は独身か単身赴任が条件だったので、結婚と同時に、会社から程近い場所に比較的新しいアパートを借りた 築2年とのことだったが、居住者はおらず、内装は新築同様だったので、妻と喜んで部屋の調度品を決めたり家具をそろえたのだった それから2年、年に数回喧嘩もするものの、深刻でもなく、数日たってみれば互いに笑い会える二人だった 結婚の後、妻は仕事を辞めて、近隣にパートの仕事を探すつもりだったが会社からは強い慰留を受け職に留まることとなった 元々、仕事については妻も評価を得ており、賃金水準こと違えど事務員のなかでは存在感のある立場となっていた 職場から聞く話でも、身内である分聞こえる話を割り引いた上でも、その存在が事務員の活性化と勤続年数の延長に貢献しているとの事だった また、過去例が無い地方の事務員採用出身者が、社内応募の本社総合職に転任した件では、妻が主導したとの噂だったが、本人によると、後押しはしたが主導ではないとのことだった 本社の定例会議の時にあった当人によれば、まったく妻の啓発によるものだったとのことであれば、妻自身の昇任希望かとも思ったが、この点では妻は全くその希望はなく今の環境以外にはどこも行きたくはない、との事だった 共稼ぎで数年立てば預金残高も相当なものとなり、徐々に将来を見据えて子育てと住居を考えることとなった 自分は次男で両親が暮らす家を継ぐことはほぼ無いこと、妻の両親も自分が家を持つことは、妻自身の幸せと理解してくれ積極的な賛成をしてくれたので、この地で住居を購入することを決めた さすがに数千万の投資となるので、易々とは決まらなかったが、丸1年を掛けて検討した結果、自分も妻も妥協することなく満足する住居を選ぶことができた 会社からは通勤に数十分の距離となったが、環境が良く、旧来の因習に縛られるほど以前からの町並みに近くなく、でかけるにも、交通機関やインターチェンジが程近い好適な立地だった これから、おそらく過大な表現を使うなら終の棲家となる家なので、当初から愛着があり、アパートの運びいれた当時より数段高い基準で調度品を選定し、また居住人は2人なものの、初めて手に入れる我が家に幸福を感じる毎日だった それは、新居に越してから半年たった時のことだった 帰宅すると、普段から自分より早く帰宅する関係で近隣のスーパーで買い物をし、帰宅時間あわせ夕食を準備している筈の妻の顔が消耗しているように見えた なにより肌寒くなってきたところに生足で、からかってみたが反応は芳しいものでなかった 何事か尋ねてみたところ、仕事で疲れた、とのことだったが、数分で慌しく表情も変え夕食の支度を始める頃には先の心配も杞憂と思えるようになっていた 人口の多くが住む地域に比べ、この近辺はこの地域の新興住宅地といって差し支えなく、インフラは整っているものの住宅はまだ多くはない ここに新聞配達を受けることも、また同じ料金であることも、特に昨年の様に度々の降雪時には気の毒とも思うが、ともかく毎日門扉の郵便受けまで新聞をとりにいくのも自分の日課だった その日は、新聞をしたから引き抜くと当時に、新聞に挟まった紙片が見えた 紙片にはなんらかのインターネット上のアドレスと、それ以外の長い文字列が印字してあった アドレスには心あたりはなかったが、なんらかのファイル交換サービスらしいことは見当がついたので、1階の自室のPCで接続してみることとした 本来、見知らぬ他者から預かったアドレスに接続するなど、危険な行為と承知しているが、仮になんらかの業者が広告目的で配布したなら、この様な辺鄙なところをターゲットにする訳はないし、紙質からして広告用より高級な用紙らしいことが気になっていた まだ朝は早く妻が起きる前に新聞を取りに行くことも、週に半々といったところで、やや寝ぼけたまま指定のアドレスを入力し、パスワードを求める欄に半信半疑で長い文字列を入力したが、集中を欠いたことと、ご丁寧に大文字小文字を判別するものだったため、3回目の入力で漸くサイトに接続の表示となった どうやら、テキストファイルとビデオファイルのダウンロードと見て取れ、サイズは1ギガほどもあった さすがにダウンロードについては暫く考えたが、ダウンロード後と解凍後にそれぞれウイルススキャンすることとして、とりあえずクリックを進めた どちらのファイルもウイルスの反応はなく、開いてみることにした 次の数分間の記憶は定かではない 画面には、紛れもない妻が写っていた 最初は良く似ていると思った程度だったが、徐々に嫌な予感と共に仕草・髪型・ネックレスなど妻本人でないことの証明が無くなってゆく 服装は昨日帰宅時に身に着けていたもので、薄手のブラウスに黒字のカーディガンに同色のプリーツスカートに濃い目の黒のタイツだ 場所は風呂の様だが、画一的な場所なので、自宅の風呂かは自信がもてないところだ やや、嫌な予感がしたが、まさか妻のドッキリかとも頭の片隅で思うところもあった なぜか妻は表情が硬く、自分が過去にみたことのない表情だった 無言の妻は透明な筒状のものを取り出し、それになにかの粘液をまぶしていた それが、いわゆるディルドであることは分かったし、これからしそうなことも予期できたが、依然何のための行為なのか、何故するのかはまったく分からなかった 万一妻の悪戯にしても、これは度が過ぎているし、そもそもそんなことをする性格でもない 思考しているうちに、妻は画面の中でスカートに手を入れ荒っぽく秘所を刺激し、もう充分と判断したのかタイツを脱ぎ、黒いショーツを脱いでゆく やや画面には影となる範囲をのこしつつ、妻はバスタブの縁にもたれ掛かるように腰掛け、浴室の照明に淡く照ることが受け入れることを可能と示している秘所を片手で少し広げ、そこに強引にディルドを突き込んだ さほど濡らしていなかったのか、妻は表情を歪めて暫くゆっくりとディルドを抜き差ししているが、これで妻が自らのぞんでしていることでないことは分かった 仮に自分に送ったものならば、あるいは初めてのセックスの時の様に誘っているならば、わざわざ苦悶の表情など浮かべるような行為をしなくても良いからだ これで、この撮影は昨晩だったことが確信できた 妻はさほどランジェリーにこだわるほうではなく、ブラジャーとショーツのセットで5千円程度のものを普段購入している 画面でみた黒の下着は、昨年ふざけて自宅でストリップなど話していたときに買ったものだった 妻の下着の中では、比較的セクシーなデザインで正面はともかく、後ろがTバックほどでなくとも尻の半分もカバーせず側面がバンドになっている自分にも記憶にあるものだったからだ 普段滅多に妻がそれを着用することはなく、生理明けなど、まず妻が誘ってくるときにわざとみせるときに家の中でだけしか着ず、行為が終わってからは洗濯籠へ行くものであるところ、昨晩は風呂上りに洗濯籠にタイツを発見し、帰宅時に生足だったことを単に脱いだだけと一人得心した後、その下にこのショーツがあったからだ そのときは既に妻は普段どおりとなっており、その点も聞くことはなかったが、衣服も下着も同じことなど自分はともかく女性である妻にはそうあることではない 画面ではカメラに視線を向けることなく、妻はディルドの下部をバスタブの縁に固定し、プリーツスカートに隠れて秘所のディルドの行方は見えないものの、おそらくを股間にはさんでバスタブと浴室に跨り腰を下ろしていく 横を向いているので表情は見えないものの、ゆっくりと体の上下の動きは早まっている そして音声はごく微弱なものながら呼吸に混じって、呻き声が上下動のそれぞれの頂点で僅かに聞こえる しばらく放心したように眺めていたが、我に返ったときには、今朝妻の顔を見ることができないことだけは確信していた すぐに身を整え、妻には用箋に、所用で先に出社することを告げて家を出た 出社の途中でも、考えが全くまとまらず、電車の乗り降りにも慌てる始末だった とにかく順を追って解決することを自分に言い聞かせ、まずはメモリに保存したダウンロードファイルを確認することを優先することを考えた 会社にも自由になるPCはあるものの、情報セキュリティの面から、まず考えられない ならば今日早退して自宅で確認するか、これは自分が早退すれば妻の職場にも知らせがいく可能性もあり好ましくない とるべき手は、出張として偽りの用件で外出することだ 幸いに一定の裁量は任されるようになっており、成果を報告する限り勤務についてつぶさに見られたことはない あるとすれば、以前のように他者の参考になるように研修の受け入れだが、この時期に研修受け入れの話もない 早速、辻褄があうようにスケジュールを調整し、午前中には事業所を出た 万一自宅でなんらかの理由で監視されていた場合の難を避けるため、電車で数駅の地方都市にでて、インターネットカフェに入った ある程度移動中に考えをまとめたものの、妻が望ますしている行為と、それが自分に知らされた理由に説明が付かないまま、PCを起動して持参したメモリを参照した 映像については後に参照することとして、先にテキストファイルを確認することとした 「ご主人へ」 「あなたの奥様には次のお願いをしました」  「1.まずご自身の写った映像ファイルをみてみてください」  「2.それが拡散した場合���考えてみてください」  「3.今の仕事を続けることはできますか?」  「4.そこに住み続けることはできますか?」  「5.ここまで理解して、私のお願いを叶えて下さるなら、メモリビデオカメラを購入して下さい」  「6.透明のディルドを購入して下さい」  「7.セクシーな下着でオナニーを撮影して下さい」  「8.ディルドをオマンコにいれてオナニーを撮影してください」  「9.次に示すアドレスにファイルをアップロードしてください」  「10.定期的にお願いをするので同じアドレスを確認してください」  「※明日中にファイルが確認できない場合はファイルを公開します」 「ここからはご主人へのメッセージです」 「奥様はとても魅力的です」 「誠にお気の毒ですが、私は奥様の体にとても興味があります」 「ビデオファイルをご覧いただけばお分かりいただけますが、奥様は既に覚悟をされています」 「奥様の覚悟は、あなたを守るためでもありますが、その点を充分にご理解ください」 「これから数点のお願いをすることになりますが、それを受けた奥様の覚悟を無駄にされないことを切にお願いします」 「それによりお願いが叶えられない場合には他のサイトも含めパスワード無しで全ファイルを公開します」 「奥さんが開発される様をともに楽しみましょう」 読んで愕然とした 妻がしていたことに納得がいったのだ 単純な脅迫だが、逃げられない 自分の写った映像が分からないが、それは困るものなのだろう、妻がこの要求に屈するほどに ここに働き暮らすことを選択した以上、それ以外の選択肢はもはやない 既に本社異動はここでの勤務確約とのかたちで方々に根回ししてあり、住居については20年のローンとなっている 万が一、元の映像でなくても、昨晩の映像だけでも自分と妻の将来を破壊するに充分と思える かといって警察に駆け込んだところで、最悪自暴自棄となった犯人がネットに公開すれば同じこととなるのだ どんな手を考えたところで、犯人を特定し、その犯人がいわゆるデッドマンスイッチを仕込んでいない場合にのみ捕まえることができた場合、この場合にだけ解決ができる 犯人が複数の場合、捕まえる前に気付かれた場合、そのほかどんな場合も結果は自分と妻の終わりとなる ふと、犯人を考えてみたが、仕事に触れていることから、現時点では妻と自分が同じ職場で働いていることをしっているらしい、こと以外は何も分からない 焦燥感のみ溢れ、なにも解決の一歩も踏み出せないまま、映像ファイルの上気した顔を天井に向け、上下動から僅かに前後の動きが加わった妻を見ていた 画像の妻は手をバスタブの縁と壁面に当てながら徐々に動きを増している 首筋からうっすらと汗が浮かんだのか光を反射し、腰の動きに合わせて揺れる胸の動きに目が離せなくなってゆく ふと、何故胸を見せないのだろうと、頭をよぎった考えを、自分自身を殴りたいほどに後悔する 頭が加熱していることを感じつつ、手は股間にのび、画面に吐息で曇りを映すほどに近づき、すでに済んだ行為としりつつ、妻を救うことができなったことと、扇情的な妻の腰振りを見つめた 5分もたっただろうか、深いグラインドから、先端を少し食い込ませた程度に見える浅さで妻は小刻みに動いていたかと思うと、絶頂に達したものとみえ、背筋を張り伸ばし、数秒固まった末に、力を失ったように腰を下ろした が、この様な異常な性体験のない妻は、自分の股間にあるものは、自分との性交のように絶頂のあとは都合よくしぼむものと考えていたのか、あるいはそこまで考えられないほど、その透明に屹立するものに追い詰められたのか、敏感となった秘所に深くディルドを突き込むこととなってしまった それまで、僅かな甘い呻き声と、秘所の立てる淫猥な雫の音の他、目��った音はなかったが、この時は妻は異様な声を響かせるのだった 例えるなら、断崖絶壁にしがみついていたが、無力にも握力の限界で奈落に落ちるときに声といえるだろうか その声で、間違いなく妻であることを確信することになった 夫婦のセックスで、深く突き入れるときの声と全く同じだったからだが、妻を乱れさせることが自分でなく、バスタブの縁に固定され、その無機質な下部分だけが見えているディルドという事実に、また、達した妻を、いまさらに深く抉り、ほとんど股間を縁に擦り付けんばかりに妻の性器が飲み込んでいるものが、自分でないことに情けなさを感じつつも、何故か感じたことのない快感が登りつめるのだった 画面の妻をそれに答えるように、カメラに写されているために上下動を見せるのでなく、ただ下腹部をかき回す存在を鎮めるために、やや前のめりになって腰を縁に落とし前後に、快楽を得ていることが明らかに分かるほど動いている それは最初のような機械的な動きでなく、動き始めの滑らかさと数センチの引きずる感覚に、止める間際で甘く微動する淫猥な快楽を貪るための妻の腰が、性器がディルド全体をフェラチオするかのような動きだった 顔にかかった髪でよく表情は分からなかったが、一心不乱に紅潮した顔と、だらしなく涎を垂らす唇もまた欲情を誘った 動きが早くなることもなく、そのまま数分同じ姿が映像に写しだされ、スカートに隠れディルドが妻を貫いているであろう箇所からは、幾つかの液の筋がバスタブの壁面をつたっていた 同じ動きから、数度痙攣するように体を震わせた妻は、緩慢な動作で股間を後ろに引き、たくし上げたスカートの前面からは、いままで妻の性器と内部で荒れ狂ったのか歓待を受けたのか、引き抜かれたディルドが液を引かせつつ姿を現した 最後に妻の体内にあって斜めになっていたものが、弾力のある素材のためか、すべて引き出されると同時に二三度勢い良く震えるのだったが、それは無機質なディルドが、自分に妻を堪能したことを告げているようにも思われた 妻は放心の体ではあったが、深く呼吸しつつ、視点の定まらぬ一種無表情ともとれる顔でこちらに近づき、手を伸ばしたと同時に映像は終わった 考え必死に音を立てず歯を食いしばりながら無力さをかみ締めながら、射精しかつて無いほどの快感を得たことに自分の心を蝕みながら、店をでた 長い時間を過ごしたように思ったが、実際には、2時間半程度の時間だったので、元々予定していなかった取引先を訪問し、所用を済ませて帰社した 考えることは尽きなかったが、むしろ映像で見た妻の姿は自分を昇天させるに充分であり、一回射精してからは、頭も冴えたようで取引先への訪問でも、一切不審さを気取られることはなかったと思う 取引先との交渉で白熱した議論を行い、合意に達してからは、急な訪問でも成果を生み出したことで先方とも友好的な空気を手に入れることができた 帰社の電車でも報告書案を頭の中でまとめ、不思議なほど朝からの混乱が引いていくことを感じていた 帰宅後、妻はいつもどおり夕食の支度をしてくれており、普段と変わらずに見えた 恐らく昨日の今頃は映像にあったような痴態であったところ、落ち着いて食卓をはさんで摂る食事は美味しく、この現実と、映像の非現実の妻が同じとは思えないのだった ふと会話をとめ、そんなことを考えてまじまじと妻を眺めていると、不審がったり、微笑んだり、最後には少しふくれたりする妻には普段と変わりないことを感じて安心すると同時に、恐らくこれだけで終わることのない妻への仕打ちと、このささやかな幸せの時間は妻の犠牲に成り立っていることを忸怩と思わねばならない自分と、妻の痴態へ劣情を催した自分にいいようのない不安を感じるのだった 夕食の後、風呂に入り、映像どおりの変哲のない浴室に、徹底的に掃除したと思われる形跡を見てとった 既に覚悟はしていたが、排水溝の端に、本来あるはずのない、性行為にしか使うとは思われないローションらしいヌメリを探りだしたことに陰湿な満足を覚えたのだった それから数週間たち、心の片隅では期待するところもあったのだろうか、定期的に海外のファイル共有サービスを確認したが、特に変更されたものはなかった 妻とのセックスも、結婚してから変わらず週に二三回で、付き合い当初の熱情的なものでなくても、性に乱れた妻を抱くことができることは、愛の発露としてだけでなく、男性的な欲情をも満たすことができ満足できるものだった 妻からも、そのことを告げられることもなく、匂わす程度に話すこともなかった 卑怯とも思いながら、可能な範囲で、犯人を考えたが、対象者が多すぎ日中の時間が仕事にとられている身としては取れる行動もほとんどないのが実情だった 最初に妻があの映像の行為に及ぶにいたった契機にビデオというものが気にはなったが、まさかこちらよりその映像を所望する訳にもいかない 一応、外からの盗撮である可能性程度には思いが至り、自宅の周囲には植木による塀を巡らすこととした 特にこの地域では珍しいことではなかったが、新しい住居に備えることは多くはないようで植木屋の老人もしきりに自分の判断を褒めてくれていた 妻には正直な理由も話せるはずもなく、ポツポツと建築現場が増えてきたので、後々植栽するなら、近隣トラブルとなる前に植栽をしたほうが有利なこと、妻の実家の植栽が前から好きだったので、自分もいつかは庭にこれを植えたかったことなどで説明した 妻の実家の植栽は実際に見事であり、それを自宅に揃えたいと思ったのは本心からだが、このような契機でもなければ、相当優先順位が下がったものだっただろう 妻の実家でも、都会の生まれで地方の妻を娶ったにもかかわらず、地域の伝統を大事にしているとのことで誉めそやされ悪い気はしなかったものの、さすがに妻の実家では複雑な気分になった 季節も春を迎え、コートをクリーニングに出し仕事では新卒研修の初々しい面々から挨拶を受けるなど気持ちの良い暖かさを感じていたころのことだった 2月あたりまでは、欠かさずファイル共有サービスをチェックし、万が一、妻の映像が流出していないか気をもみながらさまざまなサイトを夜な夜な彷徨っていたが、寒さが緩む頃には、4ヶ月も経てば忘れられたのか、犯人が別件で捕まったのではないかと期待することもできた ある朝、遠くで鳴くカラスの時ならぬ声に目覚め、まだ黎明の空を眺めながら寝室から新聞を取りに玄関にでたときだった 既に忘れていたのだが、問題のサイトを最近チェックしていなかったことを思い出し、妻が起きだしていないことを伺ってから自室でPCを立ち上げ、接続した 「!!っぅ」 声にならないショックが画面から自分を引っ叩いたようだった 従来表示されるままになっていた画面から、先日の動画ファイルが削除され、新しいメッセージファイルが置かれていた テキストファイルだけなのですぐにダウンロードして、内容を確認する 「ご無沙汰しておりました」 「今回のお願いをお伝えします」 「1.次に指定するバイブレーターを購入してください」 「2.購入し準備ができたら、それを挿入する姿を映像に収めてください」 「3.映像を確認したらお知らせする指定の場所にバイブレーターを挿入して向ってください」 「4.そこでは少なくとも4時間滞在していただきますが、お手洗いなど閉所での滞在は不可です」 「いずれも着衣はTPOに合わせたもので結構ですがパンツは避けてください」 「※このお願いの1週間以内に動きの無い場合には警告をします」 「以上が奥様へのお願いです」 「今回はご主人にもご協力をお願いします」 「指定の場所は、xx県xx市のショッピングモールです」 「バイブレーターは同じものを購入してください」 「このタイプのリモコンの電波可能範囲は約200mです」 「奥様に見つからないようにリモコンのみ所持し、ショッピングセンターでは期待に沿う映像を撮影してください」 「映像はこのサイトにアップロードしてください」 驚いたことは、この内容だけでなかった ファイルがアップロードされた日付は日曜日で、今日は水曜日となると、購入する時間は後4日間しかない ショッピングモールは内容からして休日にいくこととなれば、それまでに手に入れる猶予は2日間となる しかも、今週の妻の行動からして購入したそぶりは無いので、妻も同様に最近はサイトを確認していないのだろう 警告がどのような形をとるか分からないものの、不愉快なものであることは容易に想像がつく この下劣なお願いを拒否したところでは、それ以上に生活を破壊するようなことになるのであれば、選択の余地が無いことは想像できた 必ずしも望んで、ではないが、まずは妻にこれを知らせる必要があるが、直接知らせることはできない まして、今回は自分も参加することとなれば余計に慎重にかつ期日までに実行しなければならない 自分もあまり妻に隠し立てすることはなかったが、妻に不審さを感じさせない方法で、妻に自らサイトを確認させる方法を考えねばならなかった 漸く明るくなった空を仰ぎ、不意に勃起している自分の身体構造と、少しでも妻の痴態を想像して如意ならぬ興奮を感じている自分を悲しむことしかできなかった 新聞を読み、印刷したてのインクの香りを嗅ぐとアイデアも浮かぶのだった といっても、自分のPCの調子が悪いことを妻に告げ、妻のPCを使用しようとすれば、当然妻は止める筈なので、それが契機とならないか、程度のものだった 他に名案もなく、残された日数からしても実際には今日明日には妻が購入することが必要だ 快晴の空に洗濯機を回し始めたころ妻は起きてきた 暢気に朝食の支度などしているが、ある程度強引に進めることとして、妻がコンロに火をいれた音を聞いてから、調子が悪いので、妻のPCを借りることを2階から告げる 数瞬の後、妻はスリッパの音を響かせて走ってやってきた 自分のPCの調子が悪い証左にあらかじめ設定を消去しネットワークエラー表示を妻に見せる 妻の反応はやはり落ち着いており、もう出勤時間も近いので準備している朝食を落ち着いて食べて欲しいこと、取り分け急ぎでなければ会社で見ればいいことなど宥めるように言うと、階下に下りていってしまった やや、拍子抜けの反応とも思ったが、少なくともPCの利用をさせない意図を確認できたので所定の目的は達したのだった 出勤時間は自分の方が早くでている 結婚しているのだから二人で通っても良いのだが、出勤時間が遅い事務員で妻が早く出社すると、ある種のプレッシャーをあたえかねないとして、結婚後、数回通ったのみで断念している 脳裏には、妻の行動が残ったものの、なすべきことをすれば、特に考えることもなく一日の課業を終えた この日にも自分のバイブレーターを購入することを検討したが、購入することのできる店も数軒しかなく、交通機関が電車に限れば、ほぼ一つに限られるため、無用のリスクは避けることにし帰宅することとした 家は明かりが灯っておらず、妻が帰っていないこと、それは恐らく計画通りであることにささやかに安堵しつつ夕食の準備を整えて妻の帰宅を待つこととした 予想していたより妻は早く帰宅し、少し普段より陽気な姿に訳を聞くと、週末に学生時代の友人と会うのでお土産など探していた、との事だった ご丁寧にこの地方名産の菓子など買っており、自宅用にも買ったものを夕食後に食べよう、などと誘われると、自らの行為は、妻の犠牲を無駄にしないことに名を借りた、ただの性的欲求解消のために妻を慰み者にしていることに過ぎないのかと暗澹となるのだった 翌日も日の出前後に目覚め、PCを確認する いつもと変わらぬサイトの接続に必要な、長いパスワードも最早覚えてしまっていることには自分でも呆れることだった 恐らく、妻用のサイトと自分用のサイトは別だと思われるが、すでにお願いのファイルの他、外出場所の指定メッセージと数百メガの動画ファイルがあった 早速ダウンロードし、タイムスタンプをみれば昨日の晩となっていた 最初はごそごそノイズと時折漏れる光の他は暗い画面だったが、漸く落ち着いた画面には、昨日の妻がトイレの個室に腰掛けていた そこそこの広さがあり、音楽が聞こえることを見ると、地方都市にある百貨店と思われた 白のブラウスにベージュのジャケットを羽織り、長めのウールのプリーツスカートに黒のハイソックスといった普段どおりの落ち着いたスタイルだったが、俯いた表情は諦観したような、といって普通に想像される悲しみの要素は見当たらないものだった 後に、ある場面で思い出したのだが、それは、諦めと期待と快楽の混合したものだった 画質は先日のものより良く、恐らくスマートフォンをドアに立て掛けて自らを撮影したもののようだった 既にショーツはハイソックスに掛かるあたりまで引き下ろされており、かた一方の脚はショートブーツを抜いて便座カバーの上に載せていた 撮影がそこまで鮮明に載らずとも、せいぜい立って下から入れました、程度に撮影すれば良いとも思っていたが、妻には自分と別に撮影の内容がお願いされているのかもしれない ただ、2回だけのやり取りを見るに犯人は相当狡猾な反面、行動にブレは感じられず理性的とも考えている たとえば、脅迫のやり取りに安易にメールを使わず、海外のファイル共有サイトを使っていることは、本人特定をほぼう不可能とする点���優れている まったく同情する余地のない犯人に妻が2度までも秘所を見せつけていた事実は、怒りの感情を生むに充分だった 本当なら必要の無い撮影に、携帯からではおそらく位置情報なども付属したまま送信したのでは、相手に付け入るスキを与えるばかりだった いつかの暮れに見とれた魅力的な曲線を描く妻の脚に柔らかに繋がる太腿とその間に恥ずかしげに収まっている秘裂と帽子を被ったような陰毛は、それまでにみたどんなアダルトビデオより興奮を誘うものだった 既に包装から取り出してあった比較的小振りのバイブレーターを潤滑剤代わりに妻は一心に嘗め回すが複雑なくびれをもつ電波式の内蔵式バイブレーターは、普段の夜にその性器を埋める所有者である自分から見ると、卑劣な簒奪者に見えるのだった やがて妻はバイブレーターから口を離すと、不意にそれから目を背け、視線をトイレットペーパーホルダーにむけた そちらになにかあるものと思ったが、画面に見える範囲にはそれ以外になかった と、妻の手にあるバイブレーターは少しずつ手を震わせながら性器に近づいてゆく アダルトビデオの展開では、脅迫された妻があっけなく快楽に身を任せるのだが、見知らぬ犯人の屈辱的な指示にしたがうことは相当なストレスであるとは思うが、あくまで妻は落ち着いているように見えた 精神的に不安定になることもあるだろうし、不安に苛まされることもあるかもしれない しかし、妻の表情はあくまで淡々とし、嫌な仕事を片付ける程度の表情でしかない それはむしろ、この映像をみる者に一切の欲情を抱かせない妻の決意の様にも思われ、その事務的な表情と、普段着でありながら非日常的な姿勢で、股間に異物を挿入するため股間を開いた姿のギャップは既に自分のものを勃起させるに充分だった おそらく妻は、そのような器具の使用経験が無いようだった 澄ました表情で隠しているようだが、明らかに先端を押し当てているのだが、自らの挿入口の形状はよく理解していないように見え、押し込んでは引きだすことを数回繰り返していたが、その際、僅かに割り込んだ小陰唇から切なげにバイブレーターが引き抜かれるときに、最後までバイブレーターの張り付いていたまるで唇��ような襞には潤いが見えていた やがて、妻はため息を一つつくと、それまで立てたひざを抱えていた腕を放し、その指を下腹部に伸ばすのだった 妻の指は、さほど飾り気のあるものではなく、爪を磨く程度の手入れしかしないものの、しなやかに下腹部から太腿の裏側を通り、クリトリスの弱く刺激したのち、また下腹部を手のひらでなでる動作を繰り返していた 画面のその部位だけに集中すると、妻の体を、誰かが刺激しているように見え、いいようのない悔しさがこみ上げるのだった 最後に妻は中指を立て、少しひねりながら、回しこむように性器に挿入していった 差し込んだ手は暫く動いていなかったが、その間の妻の表情を消した顔に、淫猥な姿が走ったように思われた なぜ差し込んだままであるのか不審にも思ったが、手の内側にある腱が伸び縮みしていることは、妻の体内に埋もれた指は何かを探すように動いているに違いなかった 数分でしとどに濡れた指を出し、そこにぬめぬめと再度咥えたのちに唾液で光るバイブレータの先端が妻の性器にあたり、呆気ない程抵抗なく挿入されていく さすがに場所もあり無言で、複雑な形の玩具が妻の性器の内部に触れている姿を妻は自ら撮影している 差し入れた器具を動かすこともなく、暫く俯いていたが、やがて深いため息をひとつ漏らし、片手で傍らの台に置いていたリモコンを取り上げスイッチを入れるのだった。 電源投入と同時にその動作を予期していたのか妻は眉間に皺をよせ、耐えるような表情を浮かべていたが、その時点ではどうやら動作していないようだった。 妻は数度スイッチをスイッチを動かしていたが一旦リモコンを傍らに置き、自らの股間に挿入した器具に触れた。 改めて全体像を見ると、普段の仕事と変わらぬ服装の妻が便座カバーに腰掛け、片足を上げた状態で股間を広げ、その秘部には、白い器具が埋まっており、それだけで日常の上半身と非日常の下半身が画面の上下でまったく相反していることに強い欲情を感じるのだった。 妻は自らを抉る器具をそろそろと引き出していたが、フック状の形をしたそれは下に引き抜くことはできず、やや腰を浮かせて手前に引き抜く形となったが、その際の姿勢はカメラにむかってぬめぬめと濡れた秘部を見せ付けているようで、ずるずると引き抜かれる途中にも妻のピンクに光る肉は器具を惜しむようにその形にぴったりと張り付き、やがて先端が抜けるときにはそれが収まっていた穴がほんの数秒だけ黒い形を留め、やがてもとの通りにぴったりと張り付くのだった。 元の通り腰を下ろした妻は、まるで釣り針のようなその器具をしげしげと眺めていたが、再度リモコンを手にとりスイッチを入れて仔細に動きを確認していた。 おそらくその素材はなめらかで弾力に富む素材なのか、すこしゆれるだけで卑猥に震えそれが先ほどまで妻の体内に埋まっていたことを考えるとつい怒りを器具に向けてしまうのだった。 スイッチをいれただけでは動きはなく、妻はリモコンの側面にスライドスイッチを見つけたのだった。 妻はスイッチを一気に動かしたため、撮影しているカメラのマイクにも音が拾える程度の振動音が響き、慌てて妻はスイッチを戻した。 音声にその音が聞き取れない程度の動きに抑え、再度妻は先ほどと同じように腰を浮かせて股間を広げ、秘部が開いて小陰唇まで見えるところへ器具を差し込むのだが、見た目ではほぼ動きのないそれは微細に動いているのか、先ほどの挿入とは異なり、先端をつけるだけでなかなか咥えてゆくことができないようだった。 数回それを試みた後、一旦スイッチを切ってから腰を下ろした状態で腰を前方に突き出し上げていた片足を下ろしてから、自らの手で挿入箇所を確かめているようにも見え、また挿入を助けるように肉を広げているようにも見えるのだった。 恐らく動きをとめた器具は先ほどの数倍のスムーズ差で再度妻を貫いてゆく。いや、貫くより悪く、妻の体内の快楽を呼ぶための形状は今妻の体内でその形をそれぞれ満たしているのだった。 もはや妻の痴態で最大限に伸張した自らのペニスに触れずにいることはできず、それをなでながら眺める自分の前で妻はリモコンのスライドをゆっくりと動かしセレクタの真ん中あたりで動きをとめると、不意にリモコンを握り締め腰を突き出したことで若干仰け反るようになっていた背中を起こし、屈みながら訴えるような視線をカメラに向けるのだった。 無表情から思った妻の顔は確かに何ら痛痒を感じているようではなかったが、時折眉間に寄せる皺と、徐々に上気した表情が股間を埋める器具と相まってかつてないほど嫉妬を感じるのだった。 そのまま数分が過ぎころあいを見たのか、妻はバイブレータを取りだしたが、そのときにこぼれた液は、先についていた唾液よりも濃い粘液だった。 また、引き抜く前に、器具に密着した自らの性器の周りをなぞるように指がまさぐっていたのは、抜くための準備ではなく、それの伝える快感を確かめていたのではなかっただろうか。 先ほどより数倍の遅さで徐々に器具は姿をあらわし、その先端が出たところで弾性が体内から抜ける方向と異なっていたため妻の女性器の上にあるクリトリス辺りを先端がなでるようになった。 その瞬間妻は僅かな音をマイクが拾う程度にあえぎ声をもらし、いまだ器具を恋しげにその埋まっていた形を残す性器は明らかに血色がよくなり当初のピンクから、濡れて淫猥にピンクに光っており、キスの時間近でみる妻の唇を連想するのだった。 数分座りながら俯いていた妻は、やがて性器のあたりを確かめ、ショーツを引っ張りあげるところで映像は終わっていた これで妻の準備は整ったため、自分は金曜日に定時で会社を出で、おそらくは妻が向ったと同じ店で、昨日の記憶も新しいバイブレーターを買うのだった 翌日妻は朝食の後、いそいそと出かける準備をしていた。 妻は自分のクローゼット前で着替えすることが多いので、その脱衣着衣を除いたことは僅かしかなかったが、今日のことを考えると、妻の装いが気になってやまないのだった。 化粧台にむかう途中の妻の服装は紺のブラウスに紫のニットをあわせ、濃い目のグレーのタイツに黒のシフォンスカートという普段とあまり変わらないものだった。唯一異なる点は、普段の仕事時は黒のタイツ・ストッキングのところが、みなれないグレーのタイツであることのみだった。 いつもの通り、特に気を張らないように場所と帰宅時間を尋ねたところ、本来の行き先と異なる別方向の駅のショッピングモールを知らせ、帰宅は友人と食事をしてから22時頃になると思う、とのことだった 内心の動揺を抑え、妻への指示を考えると、現時点で既に妻の体内は器具を飲み込んでいると思うと、怒りより先に欲情の感情がもたげるのだった。 普段より念入りに時間をとって化粧した妻は美しく、これが今日汚されると思うと全ての秘密を明かし、どこか遠くで新しい生活を送ることを言い出そうとするのだったが、決して認められない自分の脳裏に妻の痴態とその快感が浮かぶと、声を上げることができないのだった。 車で駅まで送ることを伝えると、普段と変わらぬ笑顔を自分に向け、感謝してくれたが既に妻の笑顔の下に服装で覆われた裸体を想像してやや勃起しつつある自分を静めることに集中しなければならなかった。 駅で妻を降ろし、ロータリーから車を発進させ駅から見えない範囲のコンビニの駐車場にとまった。 人目が無いことを確認してから、鞄から昨日手に入れたバイブレータのリモコンを取り出し、改めてその作動を確認してみた。それが妻の体内で脈動したときの妻の感覚は分からなくても、その卑猥な形の下側、体内に収まったときに、外側に位置する部分は、本体と別に動くようになっており、素材がまるで固めの蒟蒻のような部分は手前側に反っているのでそれが妻の性器の上側に位置する一番敏感な部分に当たることは想像がついた。 他の女性経験もあまり無いので妻が女性として敏感か否かは判断しようがなかったが、営みの際にそこを刺激することで妻の内部の湿りが増すことは経験的に知っていた。じっと車のなかでそれを見ていると、自分が妻を陥れる一端を担っている、立場が半ば強制されているとしてもそれが許されないことは容易に判断でき、避けようのない事態としても暗澹たる気持ちになるのだった。 数分そうしていただろうか、行動を起こさねばならないことに気付き我に返った。既に動き出してしてしまったことで、ここで一日過ごしたところで事態が好転するとも思われず、むしろ妻の行いを無にすることを自分がすることは更に事態を悪化させる可能性もある。迷う自分を振り捨て、単に作業をするだけと自分に言い聞かせつつ、妻が向かったであろうショッピングモールへカーナビをセットしたのだった。 さほど渋滞もなくたどり着けるようだったが、まず電車から自動車が見えてはならない経路で向うことと、現地でもショッピングモールから容易に見渡すことのできる範囲には駐車することができない制約が道順に熟慮を要した。 また、思えば休日といえばほとんどが妻と過ごしており、その際の服装などは昔と変わらずラフなもので気を使うことなどあまりなかったのだった。もとから衣類は多く持っておらず、服装から妻に気付かれては今回の企みが失敗し、犯人の怒りを買うことにもなりかねないので、安価な衣料品店に寄り、店頭に陳列してあったジャケットとそのなかに着込む薄手のパーカーを買ったのだった。 購入時にその場で着ていくことを言い出せず、車に戻ってから車内で着替えているとミラーに写る自分の姿は、普段の休日の自分ではなく、なにか浮ついた姿に見え、それが自分の内心を移しているようでより行動することに気が重くなるのだった。晴れない気分のまま車を走らせ、線路沿いを避けた旧国道をまわる迂回ルートをたどり、最近発展したショッピングモール付近を避け、旧市街のタワーパーキングに駐車することとした。 当日の行動については、妻の移動経路を含め情報はなく、自分の手にあるものは撮影用の携帯電話とバイブレータのリモコンだけだった。おそらく犯人は妻の羞恥心をあおる行動にでるとの仮定から、比較的見通しのよい喫茶店あたりに妻を向わせる筈と考え、またそこなら妻に遭遇することもないため3階の駐車場から暫くそこを監視することとした。 休日の人通りは多く現れては消える人ごみから妻を見落とさないために、常にそこを見守っていることは思ったより大変なことだった。既に一時間が過ぎ、妻の姿は見えず、位置を変えるべきか迷い始めたころ、朝に見た妻の姿と同じスタイルの女性を見つけた。 こちら側の建物から歩いてきたものらしく、後ろ姿でしかなかったが、喫茶店に入るまでの数秒にみた服装の配色に間違いは無かった。ただ、髪色がほぼ黒の妻と異なり明るめの茶色だったことが奇異だったが、それは変装しているかも知れないとすぐに納得できた。妻は犯人の目的からテラス席に座るものと思ったが、暫くしても見通しの効く範囲には姿は現れないままだった。 それから十数分待ってみたもののやはり妻の姿は見えず、奥のシートに向ったようだと判断し、監視位置を変えることにした。あくまでこちらの姿を見せる訳には行かないので、喫茶店の奥側を見渡すことのできる場所は、建物を離れDIY用品の販売エリアの屋外にあるガーデニング関連用品売り場だけだった。 経路も慎重に検討し、駐車場の外階段から一旦モールの外に出て、半周外側を回ってから目的の位置に移動した。 既に妻が移動していることも考えに入れて、周囲を気にしつつ視線が不自然にならないように移動することは、快適といっても良い気温のなかでも汗ばむほどの緊張感の中に自分を置くのだった。適度に興味の無い庭木を見やりつつ、濃い目のガラス越しに妻の面影を探していたが、先ほど見えた範囲と現在の視野をあわせても妻の姿は無かった。 次第に自分の中に恐慌をきたしている精神状態を抑えつつ、ひたすら落ち着くことを自らに言い聞かせ、一旦駐車場に身を隠したがこの先の自分の行動を考えかねていることも事実だった。 犯人が妻に与えたメッセージを再度確認し、他に可能性のある場所を全体の案内版から見ていると、10数メートル離れた駐車場の事前清算機に前に妻がいた。 慌てて駐車場のトイレに隠れようとしたが、既にそのときには妻は機会から振り返りこちらを見ていた。と、すぐにその女性が妻ではないことに気が付いた。思えば朝の時点でグレーのタイツであったところ明らかにその女性は黒に模様の入ったタイツを着用しており、その表情も常に妻が自分に向ける視線でなく、全く周囲に興味が無い風の醒めたものだった。 体型も異なり、髪色も違うところそれを妻と確信していた自分にやや嫌気が差したものの、問題が解決したわけでもなく午後も続いて定期的に場所を変えつつショッピングモールを回っていたが、晩になっても妻を見つけることはできなかった。 既に時刻は19:00となり朝から食事も摂っていなかったので空腹を抱えつつ、ショッピングモールの出口付近を確認していたが、既にあたりは暗くなっており、この状況で妻を捜すことも、また犯人の狙いを叶えることもできないと思われる状況だった。 モール中を神経を使って歩き回ったことで消耗しており、もはや妻を心配することより、妻の居場所を確認することが必要だった。仮に妻と連絡が取れたとしたら、休日のドライブでここまで着たから、拾って帰るだけでも説明できると考えたのだった。 一旦決意をすると、今まで奏しなかったことが時間の浪費に思え、その場で直ぐに妻に連絡を取ったのだった。 通常の休日でも妻は携帯を離すことはなく、基本的に電話は2コールもあればとっていたが、今回に関しては呼び出し音が15回ほど鳴らしても着信は無かった。 呼び出し音がなったことから、妻が屋内の電波が届かない場所にいる可能性は排除でき、その点では妻の安全が確認できたことは一つ安心できる材料だった。 それから数分の後再度電話を試みた。これは数コールほどで呼び出し音が途切れ、耳慣れた妻の声を聞くことが出来た。特に妻の声に不審はなく、ただ、車で向えにいくことについては、妻と友人はこれから食事をしてから帰るので遅くなるのでいい、との事だった。不自然にどこで食事するかは聞くことは出来なかったが、周囲の雑踏の音から、少なくともこのショッピングモールにいないことは確かだった。駅の周囲のようで、耳慣れないメロディが聞こえたものの、この場合どこにいるか尋ねることは疑うことと同義となるため、気をつけて帰るように伝えることができる精一杯だった。 電話を切ると一日の緊張が途切れ、脱力感のあまり暫くベンチで動けなくなってしまった。適度に醒めたベンチの温度が服の布地越しに伝わることは心地良くそこに半時間ほど留まってから自宅へ戻ったのだった。 漸く自宅に戻ったのは晩も21時を過ぎたころとなり、帰宅と同時に疲労を癒すため直ぐに風呂に入ることにした。風呂で今日の出来事を考えると、妻がショッピングモールに行かなかったことと犯人の自分への指示との齟齬が理解できず、自分と妻が犯人の思惑の中で動いていることを痛感するのだった。もっとも、その間も今日の妻の股間にあることを考えると、外出時には浮かばなかった欲情が強烈に自分を刺激するのだった。 風呂上りにテレビをつけると同時に外に自動車の音が聞こえ、妻がタクシーで帰ってきたらしいことが分かった。 なにがあったにせよアリバイを通すため少しは酔っているかと思ったが妻は素面で笑顔を自分に向け今日の不在を詫びるのだったが、自分の心中ではいままで秘密を互いに自覚している範囲で持ったことが無い二人が、深い闇を互いに抱えたことがいまさらに想起されるのだった。 その晩は既に食事を済ませていたこともあり、自分が居間でテレビをみている間に妻は先に休むことを告げて寝室に上がっていった。 日中の出来事から強烈に妻を求めたい情欲がこみ上げるのだったが、何事もタイミングからして妻に自分について疑念をいだかせる訳にいかず、結果自分のPCで先日の妻の乱れる動画を見て自身を慰めることにした。 机に向かい、PCからいつものニュースを閲覧しているとき、鞄から僅かに動作音がすることに気が付いた。迂闊にも昼間に持ち歩いたバイブレータを鞄にいれたまま自宅に持ち込んだことは帰宅時の疲労のしたことではあるが、今鞄から取り出したそれが妖しく蠢いていることは自分の意思ではない。リモコンの電源が切れていることを確認したうえで残る可能性は、それと同様の動きをするものが、もう一つあり、それを操作する際の電波がこちらにも漏れ伝わった結果に同じ動きをしていることだった。 あの妻が、今同じ家にいながら自分を慰めている。本来、自分の性器が納まるべき場所に、異様な形の器具を埋め込み快楽を貪っている。そのまったく同じ動きをするものがこの手元で震え脈動している。一瞬、それを窓に力任せに投げつける衝動に駆られたものの、いつまでも机で妻の性器を穿っているそれの写しをみると、静かに涙が流れ、自分の幸せを汚した犯人への焼け焦げるような怒りが繰り返し胸を満たし溢れるのだった。 その晩、器具が動きを止めたのはそれから30分の後、自分の涙が枯れ、奇妙な冷静さでこの問題の全体を考えているところだった。
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【U15スタート🏀】
U15男子チームも
4月からスタートしました!
練習量も練習のレベルも
ミニバスからさらにスケールアップ💪
先週末は早速、練習試合が行われ、
ほぼ一年生の新チームながら初勝利🎊
まだまだ反省点も多いですが、
焦らず、無理せず、ケガなく、
謙虚な気持ちと、バスケを楽しむ気持ちを大切にしながら練習に励んでいきましょう!
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【新年度スタート🌸】
クラブ創設から丸一年。
はやいもので2度目の春がやってきました🌸
先日、クラスも新たに、
新しく加入したメンバーや進級したメンバーたちが久々の練習に汗をかきました⛹️‍♀️⛹️‍♂️💦
ブランクがあるにも関わらず、
自主練の成果なのか上達した印象もあり、
ますます今後の成長に期待膨らむ練習でした!
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【ラスト】
とうとうこの日が来てしまいました。
昨日が6年生にとって最後の練習日でした。
最後ということもあり
ミニゲームを中心とした練習メニューでしたが、
一年間で上手になったなと感慨深い思いに浸りました。
が、当の本人たちは特にそんな様子もなく
いつものように練習に励むばかりで、、、笑
新天地に向けて前を向いてる証拠だと思います✨
今日までお疲れ様でした!
みんなのこれからを応援しています🎌
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lani-basketball-club · 2 months
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【U11 冬季リーグ大会 その2】
女子チームは上級生を含めて初めての公式戦となりました🏀
女子カラーの横断幕も初お披露目です!
試合は、相手チームとの経験の差が大きく、苦しいゲーム展開でした⛹️‍♀️
そんな状況でも最後まで5年生を中心に声を出して必死に食らいついていく姿が印象的でした✨
初めて試合に出た子も多く、緊張をしたと思いますが、今後に繋がるいい経験になったようです🔥
悔しい思いは練習で晴らして、
また次の試合に備えていきましょう!
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lani-basketball-club · 2 months
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【U11 冬季リーグ大会 その1】
週末は、男女ともに初出場となったリーグ戦🏀
現6年生を抜いた新チームでの試合でした。
男女ともに相手チームとの経験の差が現れた結果となりました。
男子チームは
リーグ戦2日を終え、現在2勝2敗。
できたことへの嬉しさもあると思いますが、
できなかったことへの悔しさを大切に
日々の練習に持ち帰って成長していきましょう!
頼れる6年生がいない状況で、
5年生を中心に普段よりも声掛けがよくできていたと思います。
まだまだ成長できる喜びを普段の練習のモチベーションに、また一歩ずつ頑張っていきましょう!
3日目もファイトです!🎌
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lani-basketball-club · 3 months
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【さぁいくぞ!】
週末から試合が続きます🏀
試合前のいい緊張感で練習ができていると思います⛹️‍♀️⛹️‍♂️
まだまだできないことも多いけれど、
一日二日で急激に上達することもないけれど、
いまできることを精一杯に取り組むことで、
間違いなく、明日が、明後日が、ちょっとでも変わってくるはずです。
みんな、ファイト!🎌
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lani-basketball-club · 3 months
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【2月突入!】
ここ最近、暖かな日が続きますね😊
気がつけば1月も過ぎ去り、
2月最初の練習を迎えました。
試合が目白押しな2月🏀
実戦を意識したメニューで頭も使って大変ですが、
普段よりも声も出てきて
試合へのモチベーションが高まっているものと感じます⛹️⚡️
体調管理も大事です。
こういう時こそいつも以上に怪我にも気をつけて
試合に向けて最高の準備をしていきましょう!
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lani-basketball-club · 3 months
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【1月もあと少し!】
最近、また寒くなってきました☃
とっても寒い体育館ですが、
半袖半ズボンで練習に取り組むメンバーも!⛹️
みんな、寒さなんて関係なく、
バスケに夢中になって練習しているのが伝わってきます✨
練習前の自主練
みんなのシュートが入る瞬間を見れる回数が、増えてきている気がします🏀
どんどん上達している
証拠ですね( ¨̮ )♡
もうすぐ、
試合がたくさんの2月!
体調管理をしっかりして、
準備万端で臨みましょう✊🏻
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