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#創彩写真部
stylelexus · 1 year
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#一年前なに作ってたか振り返る よく多用してる2人目のまどかを作ってたみたいです🤩 #創彩少女庭園 #結城まどか #創彩写真部 https://www.instagram.com/p/Co8loL5SJDZ/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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koch-snowflake-blog · 4 months
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高崎 かなみは、日本のモデル、グラビアアイドル、女優。神奈川県横須賀市出身。エイジアプロモーション所属。 ウィキペディア
出生地: 神奈川県
��年月日: 1997年7月14日 (年齢 26歳)
身長: 160 cm
カップサイズ: E
スリーサイズ: 82 - 58 - 80 cm
モデル内容: 一般水着
中学1年生から芸能スクール(バーニングタレント養成所→MIRAI所属)に通い始め、高校生だった2015年3月より「JKガールズ」3期生として、原宿系ファッション誌『CHOKi×CHOKi GiRLS』(内外出版社)専属モデルとなる。しかし2015年12月28日発売の2016年2月号をもって雑誌が休刊。目指す方向性がわからなくなり、ここからを自身の売れなくなった期間と称している。
2018年、マネージャーから水着の仕事を勧められたため『サンケイスポーツ』(産業経済新聞社)創刊55周年を記念した「サンスポGoGoクイーンオーディション」にチャレンジ。グラビアアイドルを目指していたわけではなく、豊満な体型でないことから躊躇し、女子中高生のファンから水着姿をどう見ていいのかわからないとの声を聞き抵抗すらあったが、スレンダー体型が男性から高評価を受け最終審査に進出。
応募時まで高崎哉海であった活動名を、2018年7月から読みやすさを考えひらがなに改名。同年12月に大貫彩香、真島なおみとともに初代サンスポGoGoクイーングランプリに輝いた。
2018年10月、『週刊ヤングマガジン』46号(講談社)の巻末に登場し、雑誌グラビアデビュー。2019年4月19日にファーストDVD『ぼくの初恋』(イーネット・フロンティア)を発売。
2019年には「ミスジェニック2019」オーディションにも挑戦。同年6月2日、ミスジェニック2019初代グランプリに輝きミス2冠を達成。同年12月16日、LINE LIVEと『週刊プレイボーイ』(集英社)が共催した「NIPPONグラドル53人」撮り下ろしソログラビア争奪オーディションで優勝。
2021年7月14日、自身初の写真集『カナミノナカミ』を集英社より発売。同作は同年7月26日付のオリコン週間BOOKランキング・写真集部門で4位にランクインした。
2023年1月に高校生から続いていたロングヘアに飽きたこと、グラビア撮影でもっと体を見せたいという理由からショートカットに髪型を変更。周囲を納得させるため2022年から美容院に行くたびに5センチ短くし、春には10センチ切っており、あまり驚かれなかったという。同インタビューでは年齢を経て肉付きが良くなったことでバストサイズが1カップ上がったことを報告している。同年5月には配信ドキュメンタリー番組『ON⇔OFF』の第1弾として取り上げられた。
  
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ari0921 · 4 months
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「宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和五年(2023)12月27日(水曜日)参
    通巻第8070号
 AIは喜怒哀楽を表現できない。人間の霊的な精神の営為を超えることはない
  文学の名作は豊かな情感と創造性の霊感がつくりだしたのだ
*************************
 わずか五七五の十七文字で、すべてを印象的に表現できる芸術が俳句である。三十一文字に表すのが和歌である。文学の極地といってよい。
どんな新聞や雑誌にも俳句と和歌の欄があり、多くの読者を引きつけている。その魅力の源泉に、私たちはAI時代の創作のあり方を見いだせるのではないか。
 「荒海や佐渡によこたう天の川」、「夏草や強者どもが夢の跡」、「無残やな甲の下の蟋蟀」、「旅に病で夢は枯野をかけ巡る」。。。。。
 このような芭蕉の俳句を、AIは真似事は出来るだろうが、人の心を打つ名句をひねり出すとは考えにくい。和歌もそうだろう。
 『春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣干すてふ 天香具山』(持統天皇)
 皇族から庶民に至るまで日本人は深い味わいが籠もる歌を詠んだ。歌の伝統はすでにスサノオの出雲八重垣にはじまり、ヤマトタケルの「まほろば」へとうたいつがれた。
 しかし人工知能(AI)の開発を米国と凌ぎを削る中国で、ついにAIが書いたSF小説が文学賞を受賞した。衝撃に近いニュースである。
 生成AIで対話を繰り返し、たったの3時間で作品が完成したと『武漢晩報』(12月26日)が報じた。この作品は『機憶(機械の記憶)の地』と題され、実験の失敗で家族の記憶を失った神経工学の専門家が、AIとともに仮想空間「メタバース」を旅して自らの記憶を取り戻そうとする短編。作者は清華大でAIを研究する沈陽教授である。生成AIと66回の対話を重ね、沈教授はこの作品を「江蘇省青年SF作品大賞」に応募した。AIが生成した作品であることを予め知らされていたのは選考委員6人のうち1人だけで、委員3人がこの作品を推薦し
「2等賞」受賞となったとか。
 きっと近年中に芥川賞、直木賞、谷崎賞、川端賞のほかに文学界新人賞、群像賞など新人が応募できる文学賞は中止することになるのでは? 考えようによっては、それは恐るべき時代ではないのか。
 文学の名作は最初の一行が作家の精神の凝縮として呻吟から産まれるのである。
 紫式部『源氏物語』の有名な書き出しはこうである。
「いづれの御時にか、女御、更衣あまたさぶらひたまひける中に、いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めきたまふありけり」
 ライバルは清少納言だった。「春は曙、やうやう白く成り行く山際すこし明かりて、紫立ちたる雲の細くたなびきたる」(清少納言『『枕草子』』
 「かくありし時すぎて、世の中にいとものはかなく、とにもかくにもつかで、世に経るひとありけり」(道綱母『蜻蛉日記』)
 額田女王の和歌の代表作とされるのは、愛媛の港で白村江へ向かおうとする船団の情景を齊明天王の心情に託して詠んだ。
「熟田津に 船乗りせむと月待てば 潮もかなひぬ今は漕こぎ出いでな」(『万葉集』)。
 「昔、男初冠して、平城の京春日の郷に、しるよしして、狩りにいにけり。その里に、いとなまめいたる女はらから住みけり。」(『伊勢物語』)
 ▼中世の日本人はかくも情緒にみちていた
 「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。淀みに浮かぶ泡沫(うたかた)はかつ消えかつ結びて、久しくとどまりたるためしなし」(『方丈記』)
 『平家物語』の書き出しは誰もが知っている。
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。 沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。 奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。 猛き者も遂にはほろびぬ、 偏(ひとへ)に風の前の塵におなじ」。
 『太平記』の書き出しは「蒙(もう)竊(ひそ)かに古今の変化を探つて、安危の所由を察(み)るに、覆つて外(ほか)なきは天の徳なり」(『太平記』兵藤祐己校注、岩波文庫版)
「つれづれなるままに、日くらし硯にむかひて、心にうつりゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ」(『徒然草』)
 古代から平安時代まで日本の文学は無常観を基盤としている。
 江戸時代になると、文章が多彩に変わる。
 井原西鶴の『好色一代男』の書き出しは「「本朝遊女のはじまり、江州の朝妻、播州の室津より事起こりて、いま国々になりぬ」
 上田秋成の『雨月物語』の書き出しはこうだ。
「あふ坂の関守にゆるされてより、秋こし山の黄葉(もみぢ)見過しがたく、浜千鳥の跡ふみつくる鳴海がた、不尽(ふじ)の高嶺の煙、浮島がはら、清見が関、大磯小いその浦々」。
 近代文学は文体がかわって合理性を帯びてくる。
「木曽路はすべて山の中である」(島崎藤村『夜明け前』)
「親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりしている。小学校に居る時分学校の二階から飛び降りて一週間ほど腰を抜ぬかした事がある」(夏目漱石『坊っちゃん』)
「石炭をば早はや積み果てつ。中等室の卓つくゑのほとりはいと静にて、熾熱燈の光の晴れがましきも徒らなり。今宵は夜毎にこゝに集ひ来る骨牌カルタ仲間もホテルに宿りて、舟に残れるは余一人ひとりのみなれば」(森鴎外『舞姫』)。
 描写は絵画的になり実生活の情緒が溢れる。
「国境の長いトンネルをぬけると雪国だった」(川端康成『雪国』)
 谷崎潤一郎『細雪』の書き出しは写実的になる。
「『こいさん、頼むわ』。鏡の中で、廊下からうしろへ這入はいって来た妙子を見ると、自分で襟えりを塗りかけていた刷毛はけを渡して、其方は見ずに、眼の前に映っている長襦袢姿の、抜き衣紋の顔を他人の顔のように見据みすえながら、『雪子ちゃん下で何してる』と、幸子はきいた」。
 「或春の日暮れです。唐の都洛陽の西の門の下に、ばんやり空を仰いでいる、一人の若者がありました」(芥川龍之介『杜子春』)
 ▼戦後文学はかなり変質を遂げたが。。。
戦後文学はそれぞれが独自の文体を発揮し始めた。
 「朝、食堂でスウプをひとさじ吸って、お母様が『あ』と幽(かす)かな声をお挙げになった」(太宰治『斜陽』)
 「その頃も旅をしていた。ある国を出て、別の国に入り、そこの首府の学生町の安い旅館で寝たり起きたりして私はその日その日をすごしていた」(開高健『夏の闇』)
 「雪後庵は起伏の多い小石川の高台にあって、幸いに戦災を免れた」(三島由紀夫『宴のあと』)
和歌もかなりの変質を遂げた。
正統派の辞世は
「益荒男が 手挟む太刀の鞘鳴りに 幾とせ耐えて今日の初霜」(三島由紀夫)
「散るをいとふ 世にも人にも さきがけて 散るこそ花と 吹く小夜嵐」(同��
 サラダ記念日などのような前衛は例外としても、たとえば寺山修司の和歌は
「マッチ擦る つかのま海に霧ふかし 身捨つるほどの 祖国はありや。」
 わずか三十一文字のなかで総てが凝縮されている。そこから想像が拡がっていく。
 こうした絶望、空虚、無常を表す人間の微細な感情は、喜怒哀楽のない機械が想像出来るとはとうてい考えられないのである。
AIは人間の霊感、霊的な精神の営みをこえることはない。
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ryotarox · 3 months
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プレシジョニズム - Wikipedia
プレシジョニズム(英: Precisionism、精密派)とは、1920年代から1930年代にかけて、アメリカに存在した絵画の様式の名称。キュビスム[1]的リアリズム(Cubo-Realism、クボ・リアリズムまたはキューボ・リアリズム)やイマキュラティズム(Immaculatism、清浄派または純潔派)と呼ばれることもある。
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Aucassin and Nicolette, 1921 チャールズ・デムス
精密派の画家には、アメリカ人のアイデンティティを受け入れる者、ヨーロッパからの影響を否定する者などがいた[2]。その作品の特徴は、人工的な風景(主として都市の風景や建築物(工場、倉庫、摩天楼など)、機械)を、キュビスムの影響を受けてやや抽象化しつつも(または、抽象化に適するような題材を選択して)、写実的な筆致で描写するもので、のちの、いわゆる「スーパーリアリズム」の作品へとも接続する。特に、チャールズ・シーラーは、写真作品も制作しており、自分の撮影した写真を手本に、絵画作品を制作することもしばしばあった。このことからもわかるように、プレシジョニズムは、グループf/64の一部に見られるようなタイプのストレートフォトグラフィ(自然風景を撮影したものではなく、人工的な風景を撮影した作品)との近接性を持っている
チャールズ・シーラー(Charles Sheeler; 1883年-1965年)
ジョージ・オールト(George Ault; 1891年-1948年)
ナイルズ・スペンサー(Niles Spencer; 1893年-1952年)
ジョージア・オキーフ(Georgia O'Keeffe; 1887年-1986年)
モートン・シャンバーグ(Morton Livingston Schamberg; 1881年-1918年)
ジョセフ・ステラ(Joseph Stella = Giuseppe Michele Stella; 1877年-1946年��or 1880年-1946年)
チャールズ・デムス(チャールズ・デムース、Charles Demuth; 1883年-1935年)
ラルストン・クローフォード(Ralston Crawford; 1906年-1978年)
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「ニューヨークの風景」チャールズ・シーラー
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ブルックリン橋 ジョセフ・ステラ
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Garage No. 1 スチュアート・デイヴィス
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Untitledジョージア・オキーフ
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Highland Light ジョージ・オールト
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工場地帯の風景プレストン・ディキンソン
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Rue du singe qui pêche  チャールズ・デムス
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Red Chimneys Charles Demuth Works on Paper 1918
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ファイニンガーにちょっと似てる
Precisionism Movement Overview | TheArtStory
(DeepL訳)チャールズ・デムスは、それ以前のキャリアでは、静物画の水彩画家、本の挿絵画家、劇作家、前衛的な雑誌に短い散文を書く作家として優れていたが、「セザンヌ風」の絵画の段階から抜け出して、未来派やドイツ系アメリカ人の表現主義者、リオネル・フェイニンガー Lyonel Feininger から借用した精密主義的な手法で、より緊密に構成された教会や工場などの都市風景を創作するようになった。デムートは穀物倉庫、給水塔、工場の煙突に魅了されたが、工業化を全面的に肯定も否定もしなかった。また、ビルや高速道路沿いの広告看板にも関心を寄せていた。「アメリカは芸術に関心がない」と彼はスティーグリッツに手紙を書いている。「それでも、もし人が本当に芸術家であり、同時にアメリカ人であるならば、たとえそれが人を狂わせるものであったとしても、この無関心であることが芸術の素材となりうる」。
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manganjiiji · 1 month
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片付いてる部屋になんか興味ない
私が今みたいのは本!本!本!本の中身!誰が何を書いているか!何が書かれているか!もうそれだけ!という気持ちになったので本棚とその前に積み上げられたものたちをドガシャアとひっくりかえして、それなりに片付いていた部屋をどんがらがっしゃんした。まあ1箇所に寄せて固めていただけのものだし、これを機に一度広げた本や同人誌やグッズを整理したほうがいい。
12時半に家を出て21時半に帰宅。もうほとんど電車に乗っているような一日だった。疲れた。前半は気圧の下降がきつく、今日絶対家で寝ておいた方がよかったなと思ったが、なんとか1時間半かけてほぼ多摩まで行き(間違えて各停に乗りまくった)用事を済ませて次は埼玉の大宮にある病院へ。待合室に人がどわっといて、酸素が薄い…?と思いながら、流れているジブリのオルゴールを聞いて脳内でタイトル当てをしているうちに座ったまま寝ていた。15時半からの予約で、はっと目を覚ましたら17時をすぎていたが、まだ呼ばれていなかった。眠れてよかったと思う。気圧も上昇に転じたのか、体が結構軽くなっていた。診察では先生に冬季うつのようなものがあったのかも?先週から徐々に家事ができるようになり、無気力感が抜けました〜って報告したら、躁転(軽躁)かもしれないから気をつけてね、いきなりいろいろしちゃダメだよ、と釘を刺され、バイトもまだ増やさないように。と言われ、人足りないと聞いて、元々の希望である週4にしてもらったところだったので、ヤベッと思った。「はい!」と元気よく返事をしたが、時すでに遅し、バイトは増やしてしまいました。4月はかなり慎重に生きねばならないなと感じた。ジャズの教室が始まるのはいいとして、ジム通いは尚早かもしれない。3月はなんだかんだで人と会う機会が多かったので、4月はこれ以上予定を入れないように注意する。4月の予定は、ミュージカル「VIOLET」鑑賞、ハリーポッタースタジオツアーfeat.水中めがね∞、そして何より4/15からの、あんスタの大型合同イベントとやら……である……。どのくらいの何が来るんだ。俺はどうすればいいんだ。どれだけの金と���間を使えばいいんだ?何も分からない。4月のイベントが来るまでに、今抱えている燐一のネタは小説にしてしまおうと思ったが、全然間に合わない気がする。とにかく毎日をできるだけ健康に過ごして無理はせず、おとなしく小説を書いていこうと思う。書きたいいちばんデカいネタは、去年の3/21にノートにまとめてあって、そこからまったくぶれていないので、一年以上同じネタで脳内で萌えている自分すごいなと思った。今書こうとしているのはもっとサクッとするっと読めるR18です。何のひねりもない気がする。もう少しなにか特色のあるエピソードを入れたい。こんな直球でいいのか?という気がする。でもまあ、二次創作なんか何回同じこと書いてもいいし、テーマ性なんかなくてもいいし、とにかく好きなシーン書けばいいと私は思っているので、当たり前のことをていねいに。みたいに書く練習をしてもいいのかもしれない。いやでも、流石にもう一捻り欲しいか。(ループ)
先日、友人の卒業を社会人達で祝った。私の他ふたりは歴戦の企業戦士というか個人事業主というかとにかく強い働きマンたちである。私は全然働いてないマンなので、そんなことがあるんだな〜と2人の話をおもしろく聞いた。東京ステーションホテルのハイティーを予約して、面白いほどに全てが美味だった。ハイティーの前に、私の希望で、東京都美術館の印象派展(モネからアメリカへ)へ。期待値が高すぎたため、そこまで満足度がハイパー高いという訳ではなかったが、じゅうぶん楽しかった。印象派について、戸外制作ということを初めて知った。なるほど。アメリカではやはりニューイングランドの風景というのは、なにかアメリカ人たちに郷愁となるものを含むことがあるようだと感じた。自分が幼少期の舗装されていない土の道を見ている時のような感覚が絵にあった。印象派の明るい色彩はやはり好みだと思った。光というものがみんな好きだし、私もその例に漏れず。夜、ワインをみんなで飲んでいる時(私はパイナップルジュース)、なんと友人から快方の連絡が。その友人が繋いだ4人と言っても過言ではないメンバーで集まっていたので、やはり彼女には何かが見えているのか、とざわついた。「写真を送ってあげよう」ということでホテルの方に撮ってもらった記念写真を送ったら、メッセージを送る度に人間の顔面が帰ってきてびっくりする、心臓に悪い、というようなことを言われた。まったくもう。別にいいじゃないですか。全員の了承は取れているのだし。私が友人に対していつも反抗的だということが話題に上がったが、まあそう、本当に反抗的で可愛くない幼稚な友人で悪かったね!とよく思う。私は友人のことを嫌いになることはないので、結局のところ、快方の連絡を受けて、涙ぐんでしまった。ひとまず、数年にわたる生命の危機は脱したのではないかと思われた。
今日は病院の後、スタバに寄って本を次々開いていたら二時間たっていてびっくりした。高橋哲哉『デリダ』、フロム『愛するということ』、水沢なお『うみみたい』をそれぞれ読んで、なんだかそれぞれの内容が呼応しているような気がした。私はいつも乱読だが、だいたい中身は同じようなものを読んでいるので、3冊合わせて1冊を読んでいるようなものだな、と感じた。最果タヒ『落雷はすべてキス』は、今日はひらけなかった。井戸川射子『共に明るい』の続きも読みたいなと思った。それから本棚をひっくり返して、年末から2月にかけて買った本がざんざか出てきて、やべ、この辺も読まなきゃな〜というのと、3年くらい積読している本もいくつか読みたいなと思い、新しく積み直した(?)。頭の中に文字や概念や情景を入れるのは楽しい。しかしかなりぐったりしてしまう。『侍女の物語』もかなり真面目に読んでいたのに途中で止めてしまっている。そんなことを言ったら、全ての本を途中で止めているのだが。毎日10分でも読んで、それを10年続けて、とにかく続けることだな、と誰かのツイートを見て深く頷いた。
2024.3.23
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lvdbbooks · 8 months
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2023年8月26日
【新入荷・新本】
A Magazine Curated By Sacai, A Magazine Curated By, 2023
Softcover. 200 pages. 230 x 295 mm. Color, black and white.
価格:6,600円(税込)
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『A Magazine Curated By』は、sacaiの創設者兼デザイナー、阿部千登勢を第25号のゲストキュレーターとして迎える。
家族や友人、アーティスティック・コラボレーター、ファッションブランドなど、作者と親しい様々な面々に寄稿を呼びかけ、200ページに渡り文化的かつ創造的なコンテンツを展開する。
ウルトラマリンブルーが彩る先駆的なイメージを表現したカバーと、英語・日本語の両方でコンテンツを紹介する本誌は、 #sacaiTHEpeople を用いて東京からロサンゼルスまで国際色豊かに見せるポートレートシリーズから、シェフ、工業デザイナー、建築家、アーティスト、ライター、ビジネスアナリストによるコミッション・プロジェクトまで、sacaiの背景にあるそのコミュニティとハイ・コンセプトの世界に迫る。ミニマリスト建築やアップサイクル工業デザインといった物質的な問題から、CGI製品やAI(人工知能)によるファッションルポといった無体の可能性まで、阿部はsacaiのコラボレーション精神を、ハイブリッドや「安心と裏切り」というブランドの柱に様々な方法でアプローチする、きわめて現代的なドキュメントへと注ぎ込んでいる。
主な収録内容:sacaiの著名な友人やコミュニティが私物コレクションを身にまとい、一流のフォトグラファーたちによって彼らの本拠地で撮影された国際的なポートフォリオのページでは、ラシダ・ジョーンズ(Rashida Jones)、忽那汐里、エディソン・チャン(Edison Chen)、チン・シューペイ(秦舒培 / Qin Shupei)、ドクター・ウー(Dr Woo)、窪塚洋介、ミシェル・ゴベール(Michel Gaubert)、カール・テンプラー(Karl Templer)、サラ・アンデルマン(Sarah Andelman)、ザ・ルーツのブラック・ソートことタリク・トロッター(Tariq ‘Black Thought’ Trotter)などの著名人が登場。
カール・テンプラーがスタイリングを担当し、ファッションフォトグラファーのクレイグ・マクディーン(Craig McDean)がオーストラリア人モデルのジュリア・ノビス(Julia Nobis)をニューヨークの街中で撮影。2023年秋冬コレクションとカルティエ(Cartier)、阿部千登勢により誕生した限定ジュエリーコレクション CARTIER TRINITY FOR CHITOSE ABE of sacaiをフィーチャーし、写真家エドワード・マイブリッジ(Eadweard Muybridge)にインスパイアされたファッションストーリー。
アート、建築の話題を中心とした東京発のインディペンデントマガジン『TOO MUCH Magazine』とのコラボレーションでは、sacai の旗艦店 sacai Aoyamaの大規模な改装をそれぞれ手がけた日本の著名な建築家、藤本壮介と関祐介への詳細なインタビューを通じて、sacaiと建築とのつながりを探る。
アメリカ人コンセプチュアル・アーティスト、ローレンス・ウェイナー(Lawrence Weiner)へのオマージュとしてキュレーターのハンス・ウルリッヒ・オブリスト(Hans Ulrich Obrist)との新たなインタビューと、ウェイナーとの歴史的な対談を収録。ウェイナーとは、 sacai の2018年春夏メンズ・コレクションでコラボレーションを果たしている。
「食」のストーリーの三部作『saCOOKBOOK』では、京都の老舗和菓子屋である とらや、ミシュラン二つ星シェフ成澤由浩、ニューヨーク・ブロンクスを拠点にする3人組のフードコレクティブ・ゲットー・ガストロ(Ghetto Gastro)が本号のために制作した、コンセプトと料理で構成されている。
巻頭では、阿部千登勢とsacaiのクリエイティブ・アドバイザーを務める源馬大輔に、東京を拠点にするカウンセラー、ジョセフィン・クレイトン(Josephine Creighton)が前代未聞のインタビューを実施。2人のクリエイティブ・コラボレーションを心理学の観点からアプローチする。
ハーバード・ビジネス・スクールの大学院生ショーン・ホーヴァス(Shawn Horvath)とステファニー・フェイ(Stephanie Fei)が実施した、ナイキとのアパレル&フットウェアのコラボレーションの進化に関する詳細なビジネスケーススタディと市場分析も掲載。
ダンスとファッションの世界を融合させ、数々の受賞歴を持つビートダンサーのソラ��(The D Soraki)が、カーハート(Carhartt WIP)やモンクレール(Moncler)とのコラボレーションを含むsacaiのボリューム感のあるデザインを身にまとい、東京・新宿のストリートで踊る姿をフォトグラファー、ROLLSWYZEが撮影している。
また、本書には、イギリス人ファッションフォトグラファー、クレイグ・マクディーンによるプリントが1枚差し込まれている。
コントリビューター: 鈴木親、クレイグ・マクディーン、源馬大輔、ダニエル・アーノルド、ドクター・ウー、エディソン・チャン、ゲルチョップ、ゲットー・ガストロ、ハンク・ウィリス・トーマス、ハンス・ウルリッヒ・オブリスト、ジャック・ピアソン、ジャン・トゥイトゥ、ホアキン・ラギンジ、カール・テンパー、内藤カツ、キース・オシロ、川谷光平、ローレンス・ウェイナー、マーヴィン・ルーヴェイ、ミシェル・ゴベール、ヌーア・ウヌ・スタジオ、パブロ・ズレト・ザール、ピクゾー、ラシダ・ジョーンズ、ROLLSWYZE 、ローリー・ファン・ミリンゲン、サラ・アンデルマン、忽那汐里、秦舒培、藤本壮介、ホンマタカシ、ブラック・ソートことタリク・トロッター、ソラキ、とらや、ヴィンス・アウン、辻村慶人、成澤由浩、窪塚洋介、関祐介 他
sacai: ハイブリッドの発想を組み込み、ニットと繊細な織素材など、対照的なテクスチャーのファブリックを組み合わせ、パターンを再解釈し、予想外のフォルムとシルエットに洋服を変化させる。コレクションがフェミニンな様相を呈する一方、阿部の関心は、独特でありながら普遍的、そして革新的で実験的な服作りに傾倒し続けている。自身をとりまく日々の生活や、周囲の人々を観察することからインスピレーションを受け作られるコレクションは、ベーシックでクラシカルなアイテムを崩し変化させながら、独特のエレガンスを放つ。ある特定の機会だけでなく、様々なシーンにおいて成立するアイテムに仕上がっている。
2009年春夏よりsacaiのメンズコレクションをスタート。ウィメンズコレクションと同様の哲学とアプローチに基づいて、綿密さとさりげないエレガンスを併せ持つ、定番アイテムを展開する。
2009年10月より、パリファッションウィークでウィメンズコレクションのショーをスタート。現在はウィメンズ、メンズともに各シーズンの最新コレクションをパリで発表している。
2011年9月に東京・南青山に初の旗艦店をオープン。阿部は、自然と人工物、外と内、新しいものと古いものなど、相反する要素を統合した作品で知られる建築家、藤本壮介に強く共感し、タッグを組んだ。2022年に改装され、2023年4月、日本人建築デザイナーの関祐介による新たなコンセプトでリニューアルオープン。
sacaiは、東京以外でも、香港、北京、ソウルに店舗を展開し、世界各地のセレクトショップや百貨店などで取り扱われている。
(twelvebooksによる本書紹介文)
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2comlog · 7 months
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法事 月命日
行ってきました、腰越海岸に。
それも、ちゃんと10月12日に。
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~一応、どういった人間が読んでくれても良いように概要説明をします~
私はあるジャンプ漫画の97年9月12日に死んだ二人を推しカプとし、まあまあ二次創作をしている者です。 その死地の場所が腰越海岸という巡礼可能箇所だったので月命日ゃし…と巡礼してきました。
やるぞ!月命日を!
ちゃんと大船からバス乗って!!! バス写真撮ってなかったけど!!! ちゃんと中野なり練馬からでも乗り換えをする確率の高い、東京駅から東海道線に乗り!!!上野東京ラインは97年に存在していないんですね。
今回もまたもや、愛・同カプ推し作家氏にまたご同行いただいたため、 マジで無限にオタクの話をしていたので東海道線内の車窓一切見てなかったからその辺は不明でしたが、 本当に海岸のバス停まで一切海見えなくてウケました。
それはそう……お前たちはそう……… 観光で江ノ島に来たわけじゃないから海見える見えないは何も関係ない…… すごく…それが推しカプっぽかった…
すみませんバスの写真も全く無くてウケています。 大船~腰越海岸へのバス、案外一時間一本とかで、運よく「あと数分で発車するが」というバスを捕まえる事が出来たので結構ダッシュだったんですよね。
えっ!??!! 推しカプも運が良かったならともかく、人生大凶みたいな二人だが!?一時間待った可能性もあるんですか!?!
…まあ、この後死ぬし、そうでなくても「明日多分死ぬ」と分かってる状況で「運が良かったな…バスがすぐ出るぞ」「ええ…キミの運なんてずっとよくないけど…」みたいなアホの会話をしたのかもしれない。かわぃ…。
でも一時間待った可能性も大事にしたい。 もしかしたら思ったより天使は「明日死ぬ人間君」と大事に過ごせたのかもしれない。 だからこそ、ああいう顔してたのかもしれない。
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天気良くてびっくりしたねぇ…何度となく「こんな景色良いとこで死ぬなや!!!」と言いました
…………
すみませんここで少しフィルムカメラオタクの話を聞いてください。 上記写真、言うほど「天気いいな」の色じゃなくないですか? そう…そう思われるかもしれないのにはワケがあるのです。 これの撮影フィルムは「LomoChrome Color '92」というフィルムでしてぇ…… ロモグラフィー社が92年に設立され、最近20周年を迎えたのでその記念に開発された(と思われる)フィルムなんですよね。 90年代風の色味が出るように…と作られたフィルムです。
めっちゃ彩度が低い!!!!!粒感がすごい!!!!!! わかりやすくいうとノスタルジックな色!!!!!!! 何撮ってもわりと天気悪そうに見える!!!!!!!!!!
こんなに推しカプに似合うフィルムはないよ!!!!!!!! (果たしてそうかな?他にももっと…やめなよ今日は聖地巡礼記事だよ)
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デイト機能(日付入れるやつ)付きのカメラで撮影しているので嘘の日付が入れられます。 うれしい!!!!! …でも構図が適当だと…というか「平行じゃない」ことがめっちゃ目立つなデイトは…
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こんな事なかなか無いから…とカメラも3台程持ってった。 これは私が世界で一番好きなカメラで撮ったやつ。Diana F+といいます。 上の日付は入ってるやつとほぼ同じ場所から撮ってるのに、こいつは何撮っても概念みたいになる。大好き… これでしばらく推しカプ描く時のテクスチャに困らん
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こちらは推しと大体同い年のカメラ! …という話は過去にしています…オートハーフE2てゃです↙ https://2comlog.tumblr.com/post/686037344695074816/%E3%81%8A%E9%80%B1%E5%A0%B1%E7%95%AA%E5%A4%96%E7%B7%A8%E3%82%AB%E3%83%A1%E3%83%A9%E8%B2%B7%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%82%8A%E7%8F%BE%E5%83%8F%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%8B%E3%82%89%E8%A6%8B%E3%81%A6 
うわーー!江の島~!すげー!見える!江の島の形が!
江の島とかいうジャパニーズ観光地の代表格、推しカプはもし観光で来ていたとしても絶対泳いだりはせんだろうな…という話を無限に推し作家としておりました。 なかよく荷物番してろッ!
浜辺で本を読むとか素敵なんですけど、本を読むような推しでもない、体育すわりしてボーっとしてる。絶対。
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いい日、いい海でした。 法事なので黒い服着て行ったんですが(私も…推し作家も…)、全身黒いとやや汗ばむような快晴と気候。海もずっときらきらしていた。 写真各位でも確認できますが結構サーファーやヨッター(ヨッター?)もいらっしゃるくらいに。
スケジュールアプリには今日のことを法事と記してあったのだが、なんか喪に服すとかいう空気でもなく…まあ「こんなとこで死ぬなや」と思うことは弔いのバリエーションの一つではあるから…法事、やったかな…!!
観光もしたよ!!!
死んだ推しカプに出来なかったことやろうやぁ…の趣旨もあったため、江ノ電乗ったりしらす丼食べたり江ノ島行ったりもしました。
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江ノ電!! まあじで観光電車ですね…よかった…ほんとうに…
修学旅行生とかも歩いててよかったです。 歩いていた人間、そういえば、完全に海パン一枚のおっちゃんが自転車乗ってて「わあ…湘南をエンジョイしてる…」と思っていたら自転車のカゴにネギ刺さったスーパーの袋が乗ってて「何の人!?!」と思いました。 観光ちゃうんか。よく考えたら自転車の人、たいてい地元の人か…
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江島神社の方も行ってきた~ えっ…階段こんな………そう……そらエスカレーターあるわ………… そういう、やや急な階段、かわぃ~犬が完全に飼い主さんに抱えられ、一切その肉球を階段に着けることなく拝殿まで連れていかれていて、良かったです。 散歩を嫌がる犬は3割くらい推しカプですが、こういうのも2割くらい推しカプです。そうかな?
もし気兼ねのない観光で、ガチのデートをしたところで推しカプは死ぬ前の空気で歩いてたかもしれん… それは生活と死がメイン性癖の手癖によりすぎているか…
カラすぎる推しだから観光ガイドブックのそのまんまの手順で江ノ島歩くだろうし…とちゃんと江の島に上陸もしてきました。 つまらねえ男…旅って偶発性を楽しむもんじゃないの…
でも推しカプとはきっと正反対のノープラン・偶発性観光だったので、なんとなく入った路地のハイパー景色良し海岸にて礼服(礼服ではない)の裾とスニーカーをビシャビシャにしたりしました��すぐ乾く天気で良かった!
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これはハイパー景色良すぎ海岸。突然スマホ写真やん。こっからフィルム変えてて…まだ…現像…出来てなくて……
…海水浴こそしなさそうな推しだが、「海に来た礼儀なので…」つって足を海につける行動は取ろうとして、理性的悪魔を「うっわウソウソ…キミそういうのするの…」と狼狽えさせたりして欲しい。 人外には、礼儀や義務感で海に入ろうとする人間がいることなんかに気がつかないで欲しい。 でも人間君が海入ってっちゃったら慌ててついてくかもしれない。死ぬ時もなんかついてっちゃう悪魔なので。
その後は海見ながら瓶ビール飲んで、推し作家と無限に無い話と死の話をして、都内戻ってきてもまた無限に無い話と死の話をしました。
海から離れた瞬間もう全部の気を抜きすぎているので、一切の写真が無くてウケました。そういうとこやんな…
流石にしゃぶり尽くした気がしていた九巻だったが、海見て推し作家と話していると無限に味わいが変わっていく… そういう推しカプ…
行けて…良かった……腰越海岸………………
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オチとかはないです!
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tanakadntt · 1 year
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三輪秀次と嵐山さんの小説(二次創作)
オールラウンダーズ イン ザ ボックス
「万能手同士の親交を深めよう」
 という馬鹿げた話になったのはやはり馬鹿げた理由だ。
銃手は銃手で、狙撃手は狙撃手で、攻撃手は攻撃手で、よく訓練もするし、対戦もする。訓練はスポーツのような感覚があるから、部活のようなノリもある。
 射手は少々事情が異なる。隊員のほとんどがシューター用のトリガーをセットするなかで、わざわざ射手と名乗る彼らは飛び抜けて高い能力を持ち、またはセンスの塊なので合同訓練するほどもいない。数が少ないのだ。が、それはそれで仲良くしている。
 では、オールラウンダーと呼ばれる万能手はどうだろうか。アタッカー用トリガーとガンナー、シューター用トリガーの両方の個人ポイントが六千ポイント以上となる隊員を指すが、彼らは合同で訓練はしない。
 万能手と一言で言っても、
①規格外の大容量トリガーを使う玉狛第一
②スコーピオン+アサルトライフルの中距離型
③スコーピオンW使い+拳銃またはアステロイドの攻撃手型
④スコーピオンまたは弧月+拳銃の近距離型
 と様々である。
「皆の試行錯誤の結果だな」
 しみじみと言うのは、柿崎国治である。
 柿崎はアサルトライフルと弧月を使う中距離型だ。
 オールラウンダー同士で訓練しても意味はない。元々がガンナーであったり、アタッカーであるからだ。皆、それぞれのポジションで訓練している。
 一番、万能手らしいと言えば、①の多彩な攻撃ができる玉狛第一だろうから、ボーダー本部とはなじまないし、同じ部隊だから既にお互いわかっているはずだ。
 それなのに、なぜ本部の一室を使って、無茶な交流会が開かれているかといえば、やはりメディア広報室の仕業である。
 ボーダーの情報をソフトに発信していく広報誌『月刊ボーダー』で、次の特集が『万能手って何をするの?』であるからだ。
 しかも、アタッカーやシューターを差し置いての一番手の特集だ。順番的におかしいだろう。そう三輪は思うが、ちまたで圧倒的人気を誇る広報部隊嵐山隊の戦闘員は一人を除いて、全員のポジションが万能手なのだ。
 交流会というより、既に取材の一環だ。動画も流すのかカメラも入っている。
 しかし、それなりに盛り上がっている。先ほど、柿崎が言ったように、万能手はほとんどが創意工夫の末にたどり着いたスタイルなので古株が多い。気心の知れたメンバーだ。柿崎しかり、嵐山しかり、木崎しかり。彼らに合わせる形で柿崎隊、嵐山隊、玉狛第一の他のメンバーも万能手となっている者が多い。どこも器用なメンバーが集まっているのが特徴だ。そうでないものも器用という言葉がしっくりくる者ばかりだ。
 三輪も古株の一人であったが、どの系統にも属さない。もちろん器用ではない。だから、隅で空気になっている。早く作戦室に帰りたい。
 部屋の中央では嵐山が広報のインタビューに明るく答えている。周りには人が集まっている。
 嵐山のことは苦手だ。いや、嫌いだ。昔から嫌いだ。迅と仲がいいのもうなずける。二人で寄せて集めて高い高い砂の山を作っているようなところが嫌いだ。守りたいという決意はきれいだろう。尊いだろう。しかし、砂粒を一粒もこぼれないようにすることなどできるものか。「市民の皆さんを必ず守ります」という彼の本気を疑ってはいない。しかし、だからこそ嫌いだ。そんな恐ろしい��とを言って、彼は笑っている。��のひらに何粒残るのか。手のひらから何粒こぼれ落ちるのか。三輪はこぼれ落ちた砂の一粒だ。死ぬも生きるもままならないのはよく知っている。三輪は誰にも守るとは言えない。
「暇そうですね、三輪先輩」
 声をかけてきたの���玉狛第一所属の烏丸京介だった。彼のトリガーは公表しにくい。取材からは外れている。三輪と同じく暇なのだろう。
「暇だ」
 烏丸は玉狛支部に異動になる前にはA級太刀川隊に所属していた攻撃手だ。現在の三輪隊ではなく、かつての東隊メンバーとしてランク戦で戦ったことがある。
「帰っちゃだめですよ。このあと写真撮影があるんですから」
「集合写真に一人抜けても構わないだろう」
「違います。俺と三輪先輩と嵐山さんで写真をとるんです」
「は?」
 聞いていない。
「スポンサーの服飾メーカーさんの企画で、ボーダーコラボでその写真をスエットにプリントして売り出すんです。狙撃手では荒船さんのトートバッグが一番人気らしいですよ」
 恐ろしい話だ。
「死んでもごめんだ」
 すぐさま逃げ出す算段をしている三輪を烏丸は無表情のままちらりと見た。ボーダーで随一モテる男だ。端正な顔に表情がないと作り込んだCGのように見える。
「嘘です」
「……相変わらずだな」
「先輩こそ変わらないっすね。嵐山さんが苦手なの」
 そういう問題ではないが、
「…誰にも迷惑をかけてない」
「木虎が気にしてましたよ」
「木虎が? どういうことだ」
 あまり接点がない。嵐山を避けているだけで嵐山隊に何かをした覚えはない。
「ほんと、先輩変わらないっすね」
「?」
 そのとき、暇そうな二人に気遣ったのか、インタビューを受けていた嵐山から声がかかった。
「三輪、近距離でバイパーをセットする理由を話してくれ。烏丸もアドバイスがほしい」
 そんな気遣いはいらない。そんな細かい趣旨の特集でもない。ほうっておいてくれ。嫌そうな顔をしたはずだが、堪えていない。待っている。視線が集まる。隣にいる木虎の目が怖い。あきらめて壁を離れ、三輪は烏丸と会場の中心に近づいた。嵐山は笑顔で迎える。
終わり
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rokuromi6963 · 1 year
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着て歩けるアートオークション(シルクスクリーン編)
- 実店舗で買えるブランドで、デザイナー自らが手刷りした完全一点物をオークション形式で展示販売する企画 -
※心意気
服は着れるアート♬自己表現の究極の形!
流行りに流されない、小さいブランドの楽しさを見つけて貰いたい! そして、実店舗で知らないブランドでもカッコいいモノを探す楽しみを 今一度発見して貰いたい!というのが大元のコンセプトです。
※参加ブランド【順不同】
rokuromi -ロクロミ-
ミリタリー、ワークウエアをベースに民族、クラスト、グランジ、ハードコアミュージックを背景とした年令性別を超越したスパイスの効いた個性を強調する服を展開。
当店特有のリメイクは店内でハンドメイド制作している為、世界に一つです!
新進気鋭のセレクトブランドと、リメイクアイテムの織りなす空間であなただけのコーディネイトを見つけて下さい。
https://www.instagram.com/rokuromi6963/
cultures -カルチャーズ-
60〜70’sのサブカルチャー なアート
音楽 映像に影響を受けたのを背景に
カルトでキッチュなテーマを服に落とし込んでます。
Wellcome to CULT!
https://www.instagram.com/_cultures_official/
FLYOVER -フライオーバー-
自然界の造形(宇宙)・全生命の神秘(陰陽)・無限大の想像(夢幻) ・全世界の文化(循環)・過去・現在・未来 … 様々な本質や発見を探求しFLYOVERの視点から融合し、心地善い音の様な点と線の空気感を、 生活空間のアクセントになるアイテムに写した作品を発信します。 手にして頂ける人の心の善き光と水で有れる事を思い感謝し我々は精進し続けます。
https://www.instagram.com/flyover.info/
obilennon -オビレノン-
usedミリタリーウエアをベースにヴィンテージのインド、アフガン等のトライバルパーツをちりばめ、 世界に一つのobilennon(オビレノン)ワールドを展開 一点一点ハンドメイドで制作。古着のダメージ等もデザインの一部と捉えていますが、 手にした方が、カスタムしていって頂くのも大歓迎! 「考えるな感じろ」本能の赴くままに!!
公式SNS無し
https://www.instagram.com/rokuromi6963/
bornsideblow -ボーンサイドブロウ-
富山県氷見市(寒ブリ日本一の町)の湊川沿いの歴史的建造物で服屋を経営しております。サイズ感や生地にこだわりを見せ、古き良き時代のカルチャーをデザインに反映させているブランドをセレクトしています。
https://www.instagram.com/bornsideblow/
KUSAMA -クサマ-
シルクスクリーンの露光機すらも作ってしまう究極のものづくり精神から生み出される至高の作品♬独創的で圧倒的な画!破壊的なのにどこか可愛い部分も有る「KUSAMA」!!
版画彫刻、刺青、染色、など多彩な創造力と想像力を併せ持つ知る人ぞ知るブランド!不定期で制作される珠玉の作品をご堪能下さい。
https://www.instagram.com/kusamayukusama/
RIDICULE -リディキュール-
80年代のスケート、ロックカルチャーを背景に独自の解釈で
オリジナルを作成=これがRIDICULE だ!
https://www.instagram.com/madsection/
ANUSTES -アニューステス-
自主プロジェクトMOMENTARY PSYCHO ART™ ///
ANUSTES名義で絵を描き衣料品等をリリースしています。
https://www.instagram.com/_anustes_/
Ralph spieler  -ラルフシュピーラー-
写真家
写真を使ってみんなが幸せになれるパラダイスみてーな
プロダクトを開発しました✌️
公式SNS無し
https://www.instagram.com/rokuromi6963/
※作品について
シルクスクリーンを駆使し、デザイナー自らが製作��た完全1点物。 造り手が2万円でも売りたくない〜っていうのが最低条件ww
※入札に関して
現金のみ
最低落札額2万円(全ブランド同じ)
入札単位1千円〜
即決金額10万円
※開催期間、営業時間
2023年6月17日〜25日 OPEN 14:00  CLOSE 20:00
※場所
〒166-0003
東京都杉並区高円寺南3-23-16  2階
Uptown koenji Gallery 
※入場無料です! 見るだけでも楽しいので、是非ご来場下さい!
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oniwastagram · 2 years
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📸マナーハウス島津重富荘(旧重富島津家別邸)庭園 / Shimazu Shigetomi-so Garden, Kagoshima 鹿児島の『マナーハウス島津重富荘(旧重富島津家別邸)』の庭園が素敵…! 島津久光を輩出した薩摩藩主の分家“重富島津家”…明治維新後に建築され久光や島津⻫彬の子が過ごした国登録有形文化財のお屋敷は現在ブライダルの場やレストラン��して運営中。その庭園からの桜島/錦江湾の眺めが絶景…!⛰ . 島津重富荘(旧重富島津家別邸)庭園の紹介は☟ https://oniwa.garden/shimazu-shigetomiso-kagoshima/ ...... 「マナーハウス島津重富荘」は薩摩藩主・島津家の分家で藩主に次ぐ地位にあった島津御一門家の筆頭格“重富島津家”が築いた別邸。 「旧重富島津家別邸」として主屋・石塀・米蔵(潮音館)が国登録有形文化財で、現在は結婚式場💒/鹿児島出身のフレンチの巨匠・坂井宏行さん監修のフレンチ・レストラン“オトヌ”🍽/カフェ☕️として活用されています。 . これまで『仙巌園』や『旧島津氏玉里邸庭園』といった薩摩藩主・島津家ゆかりの庭園に訪れたけど、こちらも鹿児島市内の島津家ゆかりの庭園。 ちょっと敷居高そうだな…と思ってたけど、2022年1月に『カフェ ド マリーエ』を利用した後に庭園を歩かせていただきました。 . 戦国時代〜江戸時代の長い年月、南九州で一大勢力をほこった大名・島津氏…ですが、その歴史を遡ると鎌倉時代には北陸地方の守護もつとめた“越前島津氏”(後に拠点は播磨へ)、“若狭島津氏”という支族も。 . 江戸時代中期、四代目薩摩藩主・島津吉貴の子・島津忠紀が断絶していた“越前島津家”を復興させつつ、“重富家”を創設。 幕末の薩摩藩で西郷隆盛・大久保利通・小松帯刀らを登用し、公武合体や倒幕⚔️を目指した島津久光は重富島津家の当主でもありました。 . 桜島と錦江湾を目の前に眺める高台に建つ島津重富荘🏡 かつては篤姫の生家、今和泉島津家の別邸跡地であり、現在残る明治時代後期〜大正時代の主屋/石塀/米蔵は島津久光の四男・島津珍彦と島津⻫彬四⼥・島津典子(典姫)夫妻の本宅として建築されたもの。 . そこから100年以上の時を経て、平成年代の2006年に『マナーハウス島津重富荘』が開業しました。 なお昭和年代にはジェームズ・ボンドの『007は二度死ぬ』(You Only Live Twice)のロケ地にも🎬 . 今回利用したカフェ・ド・マリーエは新しい別の建物なのでお屋敷の内部は見ていないのですが…外観だけでも「大大名・島津家の御殿」としての格式が伝わってくる!(なおカフェ ド マリーエも外観は現代的ながら内装は梁があったりと山荘風の和モダンでとてもオシャレ!) . そのお屋敷の前には仙巌園や『都城島津邸』と同じように地形の起伏を生かした芝生が主体の池泉回遊式庭園が広がります。 四季折々の植栽に斜面に植わったソテツ群🌴、一風変わった琉球や奄美風の?石灯籠…見所は色々あるのだけれど、なんと言っても高台からの桜島・錦江湾の眺めが絶景! . 今回訪れたのが冬&曇りになってしまったので彩りに欠ける写真になってしまったのが心苦しいのだけど、春〜秋かつ晴れた日の風景はきっと最高。 続く。 ーーーーーーーー #japanesegarden #japanesegardens #kyotogarden #beautifulkyushu #beautifuljapan #japanesearchitecture #japanarchitecture #japandesign #japanart #jardinjaponais #bonsai #landscapedesign #landscape #kagoshimacafe #kagoshimarestaurant #建築デザイン #ランドスケープ #鹿児島カフェ #九州カフェ #庭園 #日本庭園 #庭院 #庭园 #近代和風建築 #鹿児島旅行 #九州旅行 #kyushutrip #文化財 #鹿児島 #おにわさん (マナーハウス島津重富荘) https://www.instagram.com/p/Ch6FHDcv4je/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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ayaka0715 · 24 hours
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5/1から2までは
ちょっといっぱいやらなければならない為、ブログとニュースをおやすみさせていただきます。
Instagramは全て凍結されたら引退させていただきます。
今月は気をつけて https://ameblo.jp/kurushige/entry-12831208362.html
あと、詐欺もね。
https://dawaan.com/instagram-bo-fraud/
https://youtube.com/playlist?list=PLeXkmsAZiHBuQgYgcX_INTkdxaS0E-0M0&feature=shared
マンスリーベストナイン2024.5の発表日は5/19
🐉2024.4.20から5.17の候補⇨🥇になったらマンスリーベストナインアワード2024の候補となります。
ニュース
ドラマ放送から2ヶ月に経ち、#桂由美 さんは天国へ旅立ちました。
はれのひシンデレラ〔ウェディングドレスで日本一を目指す物語〕
温泉ソムリエの#髙地優吾 さんとアンタは温泉の街に取材。
声優界の#木村昴 さんが参戦
〔#赤羽骨子 映画〕
岡田阪神の試合はコイ戦で順延制となりました。〔次回はゴールデンウィーク明けの本拠地試合に実施。〕
#大倉忠義 さんが作成したアーティスト3組 
#大泉洋 さんのバースデーケーキ
#二宮和也 さんとの対談
〔〕ヒント有り
#佐々木蔵之介 💙🐎
#西島秀俊 🖤🍩
#阿部サダヲ 🧡⚾️
#堺雅人 ❤️🦌
#戸次重幸 💜🤖
#片岡愛之助 💖🍓
#kinkikids 💙🎸❤️✝️
 
抜き打ちチェックはInstagram引退をするので実施できませんので予めご了承下さい。
都合があれば変更する場合にもございます
インスタの調子が悪い〔#インスタ不具合 の〕時は
アップデート〔バージョン〕か再起動しましょう
出来なかったら
AndroidからiPhoneに変えましょう
 
また見たい方には👍
2度と見たくない方には👎
を押してください。
知らない人はフォローしないように。
皆様、ご視聴をいただきありがとうございます。
今月中で
Amebablog・Instagram・tiktok・youtubeを続きますのでどうぞお付き合いください。
まだ更新していない人はお早めにね。
 
もし、よかったらYouTube チャンネルを登録してね。
また見たい方には👍
2度と見たくない方には👎
を押してください。
知らない人はフォローしないように。
現在のInstagram は監督委員会 から違反されていますが、期限切れになると送れなくなるからご勘弁を。
あと、フォローバッグはストーカーの可能性があるから拒否させていただきます。〔フォローをする時は承認必要です。※無言禁止〕
これからも見守る。 扇動行為 破壊活動防止法 tictok instagram 謝罪 
危険なので死語扱い・文句を言ったり、
Instagram以外な写真は載せてしないでね。
インスタ不具合
#誹謗中傷  拘禁刑 ←#炎上 
#アカウント削除
#セックス依存症〔2022年度から18歳以上の新成人制度→人物画〕
 
現在
旧創業者であるSmileUP 社の救援,ウクライナ、台湾東部、石川県能登地方の#支援・医療期間 を行っております。
 
馬鹿なx・Instagram
あと、SNS詐欺・迷惑行為・犯罪行為は絶対しないで。
皆様へのクリエイター達に感謝してあげています。
神藤彩佳🐼💙
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aya-azana · 29 days
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スクレイピング・ユア・ハート ― Access to SANUKI ―
あらすじ 平凡な大学院生である丸亀飛鳥。 新規気鋭のイラストレーターで、飛鳥の後輩である詩音。 四年ぶりの再会を経て、二人は奇妙な出来事に巻き込まれていく――――
 物語の始まりなんて、なんでもよかった。  偉人の言葉を引き合いに出して、壮大な問題を提起する冒頭が思いつかない。洒落た言い回しを使った、豪華絢爛な幕開けが思いつかない。ああ、思いつかない。とにかく、思いつかないの。  一般教養が足りないとか、センスがないとか、そんなんじゃない。  ただ、平坦。二十三年生きた人生に山も谷もない。  一般的な都内の中流家庭に産まれ、すくすくと成長し、苦難なく小中高大を卒業。  特に研究したいこともないが、働くのが嫌で大学院へ。研究生活の中で平均くらいの能力を身につけ、今でもゆるゆると日常を謳歌している。  そんな人間が想い描く物語だ。たとえ始まりを豪華絢爛にしたところで、面白くともなんともない。  だから、始まりなんてなんでもいいん『そんなことないわ』  ……そうかしら。それなら、もう少し頑張ってみ「お願いだから止まって、止まって!」  ……どっちよ。  これは、寝る前にするちょっとした妄想。クラスを占拠した悪漢を一人でやっつける、みたいなもの。  目を瞑っているのだから周囲は真っ暗だし、私以外の声が聞こえるわけ「先輩!先輩!しっかりして!」  うーん。うるさいわね。  聞き覚えがある女の子の声。少しガサついていて綺麗な声音ではないのだが、なぜか心地よくて、落ち着く。  ……寝る前に聞く、ちょっとえっちなASMRの切り忘れね「先輩!?」。面倒だけど一度起き『ダメよ』
 身体がビクン、ビクンと震える。
 表面上は高潔な雰囲気を纏っているものの、ねっとりとした厭らしさが滲みでて、根底にある魔性を隠しきれていない女性の声。  今まで一度も聞いたことがない。声の主なんて知るはずがない。それでも狂しいほど切なく、堪らないほど愛おしい。  そんな声が全身を駆け巡り、電撃のような痺れとなって身体を激しく愛撫したのだ。  『貴女の全てが欲しいの』  唐突に発せられた媚薬のような愛の囁きに、動悸が早くなって頬が火照る。恋愛感情に近い心の昂りが瞬く間にニューロンを焼き焦がして、身体にむず痒い疼きを与えた。  『貴女は快楽の熱で、ドロドロに蕩かされていく』  そう告げられると、容赦ない快感が次々と身体に打ちつけられ始めた。  堪らず身を捩ろうとするが、金縛りに遭ったように手足が動ない。舐めしゃぶられるように身体中が犯され、許しを乞うことすらできない。ただ一方的にジュクジュクとした甘ったるい快楽の波が全身に蓄積していく。  やがて許しを懇願することさえ忘れ、頭の中が真っ白に染まってしまう。もう耐えきれない、決壊してしまう。  『そして、深く深く流れ落ちていく』  そのタイミングを見透かしたように、許しの言葉が告げられる。同時に、心の器が壊れ、溜め込んだ全ての快感が濁流のように全身を駆け巡った。  意識が何度も飛びそうになって、頭のチカチカが止まらない。獣のように声にもならない嬌声をあげながら、やり場のない幸福感に身を委ねて甘く嬲られることしかできない。何もかもがどうでもよくなる程、気持ちがいい。  永遠に思えるような幸福な時間を経て、すぅっと暴力的な快楽が引いていくのを感じた。代わりに、深い陶酔の中へ身体が沈み始める。  そして、自然と強張っていた身体から力が、いや、もっと大切な何かが抜けていく。でも危機感はない。  たとえ声の主が猛獣で、彼女に捕食されている最中であっても、私は目を開けず身を任せてしまうだろう。  ゆっくりと身体の輪郭が曖昧になり、呼吸が浅くなっていく。意識が朦朧として何も考えられない。ただ、恍惚たる快楽の余韻に浸りながら、彼女の言葉の通り深く深く、流れ落ちていく。  『おやすみなさい、愛しい貴女』  赤ん坊に語りかけるような優しい声音で別れが告げられる。そして、私の意識はブレーカーが落ちたようにプツンと切れた。  遠くからぼんやり響いた悲痛な叫びは、もう私に届くことはなかった。
 ***    もしあたしにインタビュー取材依頼がきて、最も影響を受けた人物を聞かれたら、間違いなく先輩と答えて彼女への想いを語り続けるだろう。  コラム執筆依頼がきたら必ず先輩の金言を引き合いに出して最高のポエムに仕上げるし、ラジオに生出演したら「いぇい、先輩、聴いてるー?」が第一声と決めている。  現に初めて受賞した大きなイラストコンテストの授賞式の挨拶では、会場にいない先輩に向けて感謝の気持ちを述べた。それほどまで、高校で先輩と過ごした二年間はかけがえのない宝物だったのだ。  だから、あたしという物語の始まりは必ず先輩との思い出を引き合いに出すと決めている。  そんな小っ恥ずかしいことを寝巻き姿で平然と考えてしまう程、あたしこと讃岐詩音は浮かれていた。  なんせ今日は先輩と四年ぶりの再会である。  窓から差込む小春日和の暖かな日差しが、今日という素晴らしい日を祝福しているようにも思えた。
 「詩音、朝ごはんできてるわよー」  「うん」  一階から聞こえたママの呼びかけに応じる、蚊の鳴くような声。自分のガサついた地声が嫌で、どうしても声量が小さくなってしまう。  おそらくママには聞こえていないので急いで自室から出て階段を降り、リビングに移動する。閑静な高級住宅街に建つ一軒家に相応しくないドタバタ音が鳴り響いた。  「危ないからゆっくり降りてきなさいって言ってるでしょ」  ママのお小言に無言で頷きながら、焼きたてのバターロール一個とコップ一杯のスープをテーブルに運ぶ。いつものご機嫌な朝食だ。  「バターロールもう一個食べない?消費期限今日までなの」  ママの問いかけに対して首を横に振って拒否した。少食なあたしにとって、朝の食事はこの量が限界。これ以上摂取すると移動の際に嘔吐しかねない。  「高校でバスケやってた時はもっと食べてたのに。ママ心配よ」  そう言われてしまうと気まずいが断固としてNOだ。先輩との大切な再会をあたしの吐瀉物で汚したくない。  話題を逸らすためテレビをつけると、ニュースキャスターが神妙な面持ちで原稿を読み上げていた。  「横浜市のアトリエで画家の東堂善治さんが倒れているのが見つかり、病院に搬送されましたが意識不明の重体です」  たしか、以前参加したコンテストの審査員だったような。国際美術祭で油彩画を見たような。あと生成AI関連で裁判がうんたら。  「東堂さんは世界的に権威のあ……また、スポンサー契約を交わしていたFusionArtAI社に対して訴……捜査関係者によると奪われた絵……」  ニュースの内容を聞き流していると、概ねの内容は記憶と合致していた。どうやら、高校を卒業してから勉学の道には進まず、創作活動に勤しむようになったあたしの記憶力はまだ健在らしい。少しだけ、ホッとした。  「最近物騒ね。よく聞く闇バイト強盗かしら。ほら、この前も水墨画の先生が殺されたじゃない。詩音も今日のおでかけ、気をつけなさいよ」  「ん、気をつける」  ママを心配をさせないために少しだけ大きな声で返事をして、深く頷いた。  食事を終えた後、アイロンがけされた一張羅に着替えて身なりを整え、先輩が待つ喫茶店へ向かった。    ***    ――――ちょうど三週間前のこと。  本業のデジタルイラストの息抜きとして始めた水彩画にハマりにハマって、気がつけば丑三つ時。ふと先輩の顔が頭に浮かんだのだ。  丸筆とパレットを置いてから勢いよくベッドにダイブして寝転がり、流れるようにエプロンのポケットからスマホを取り出す。  先輩はSNSを実名で登録するタイプではない。それでも広大なネットのどこかに先輩の足跡みたいなものがないか、淡い期待を抱いて名前を検索してしまう。  そんな自分がちょっと気持ち悪い。  自己嫌悪に陥りつつ検索結果を眺めていると、思いもよらない見出し文を見つけたので間髪入れずにタップした。
 「情報システム工学専攻修士1年生の丸亀飛鳥さんが、AIによる雛の雌雄鑑別システムに関する研究で人工知能技術学会最優秀論文賞を受賞しました」
 ゆっくりとスクロールしながら情報を集める。やがて研究室のホームページに掲載された集合写真にたどり着く頃には、これが先輩の記事であることを確信した。  ……正直言って自分がだいぶ気持ち悪い。  「やっぱり先輩はすごい。うん、とてもすごい人だ」  先輩の活躍ぶりに足をばたつかせながら興奮していると、ピコンと仕事用のアドレス宛に一通のメール。見慣れないアドレスだったが、ユーザー名が目に入った瞬間飛び起き、正座になる。  「marugame.asuka0209って、これ絶対に飛鳥先輩だ!」  偶然にしては出来すぎているが、なんの警戒もなく開封をして内容を隈なく読み込み――――読み終える頃には呆然としていた。  要約すると研究協力の依頼であり、可能であれば一度会って話せないか、という非常に堅苦しい内容である。  気がつくと涙が頬を伝っていた。  四年ぶり、つまり先輩が卒業してから初めて貰った連絡。元気?今度ご飯でも行かない?みたいな、そういうのを期待していたあたしがおバカじゃないか。  ――――いいや、先輩が悪いわけではない。これが普通。むしろ、あたしがおかしい。  何を隠そう、あたしと先輩の間に特別な繋がりはない。友達でもなければ恋人でもない。ただ、バスケ部の先輩後輩というだけで、練習と試合だけが共に過ごした時間の全て。連絡も練習に関することだけ。そんな程度の仲。  「……それでも好き」  あたしに手を差し伸べてくれた先輩に対する想い。四年経ってもこの気持ちは色褪せていない。  でも、これが最後になるかも。もし拒絶されたら、ただの先輩後輩ですらなくなってしまったらどうしよう。そう思うと、胸が苦しくなる。だから今まで一度も自分から連絡できなかった。  ――――涙を拭い、ありったけの勇気を振り絞る。  先輩に会ってお話しがしたい、その気持ちだけで震える指をどうにか動かし、書いては消してを繰り返す。文面が完成しても、何度も声に出して読み上げ続け、早三時間。返信を完了する頃には外が薄明るくなりつつあった。  急にドッと疲れが出て、再びベッドに倒れうつ伏せになり、顔���枕に埋める。そのままうめき声を上げて、湧き出る混沌とした感情を擦り付けていく。  このあられもない姿がママに目撃されていたことは、あたしの人生最大の汚点となるのだった。    ***    ――――いつの間にか私はドアの前に立っていた。  温かみを感じるレトロな木製のガラスドア。ここは大学から離れた場所に佇む、少し寂れた喫茶店の玄関前だ。私の憩いの場の一つで、よく帰り道に訪れている。  ぼーっとしていると、店内が薄暗いからか自分の姿がガラスに反射していることに気がついた。  ガラスに映る、ケープを羽織ったおさげ姿の美少女。うどんのように白い肌が彼女の纏う儚さに拍車をかけている。    彼女の名は讃岐詩音。    私の一個下で、高校バスケ部の後輩だ。  某バスケ漫画に憧れて入部したという詩音は、初心者という点を考慮しても信じられないほど下手だった。  ドリブルやパスはへんてこだし、一番簡単なレイアップシュートすらろくに出来ない。おまけに口数が少ない不思議ちゃんで、趣味と特技がイラストときた。  そのため、次第に周囲から腫れ物のように扱われるようになる。  それでも詩音は部活を辞めず、直向きに人一倍努力を続けた。  しかし、周囲からの扱いは変わることはない。下手っぴが一人で頑張っても嘲笑の対象になるだけだ。  だから私は、詩音に手を差し伸べた。少しでも彼女が笑顔になれるように。  ――――精一杯頑張る彼女の姿が、どこか冷めていた私の憧れだったから。    原因は不明だが、今、私は『詩音』の姿になっている。まるでVRを体験しているようだ。なんにせよ、玄関前で棒立ちを続けるのは迷惑だ。  混乱しながらドアを開けて入店すると、店員がにこやかに迎え入れてくれた。  「いらっしゃいませ、讃岐さんですね。丸亀さんはあちらの席でお待ちです」  会釈をするも、妙な違和感。戸惑いながら店員の案内に従い、席に移動した。そして私は大っ嫌いな女と対面することになる。  緑色の黒髪が綺麗な、リクルートスーツ姿の美女。気品のある見た目をしているが、中身は空っぽ。連絡が来ないから嫌われたと思い込み、自分を慕う後輩を四年間も放置したクズ。そんな女性が私を見て微笑む。
 『久しぶりね、詩音』
 そう、『『私』』だ。まるで鏡を見ているかのように、『私』が机を挟んだ向こう側に存在している。  詩音と四年ぶりに再開したあの日の夢を見ているのだろうか。  唖然とする私を無視して、目の前に座っている『私』は一方的に話を進めていき、本題に移り始める。
 『研究室が推進するイラスト生成AIプロジェクトが難航しているの』
 原因は技術の普及と発展に伴って、目視であっても判別できないAIイラストがウェブ上に溢れかえったことだ。  その結果、クローラープログラムがウェブを巡回してイラストを収集するスクレイピング技術で作られた学習データにAIイラストが混入し、AIプログラムが崩壊する報告が多数出ている。  余談だが、私の研究は養鶏農家から提供される写真を使用しているため、全く影響を受けなかった。それゆえ、最優秀論文賞を繰り上げ受賞してしまったのだ。
 『研究用のデータ加工が大変なのよ』
 これはイラストレーター達が自衛として、データをそのままウェブにアップロードしなくなったからだ。  近頃はデジタル画像を紙に印刷した作品やアナログ作品を造花などで飾り付けてからカメラで撮影する、2.5次元作品が主流となっている。  イラスト本体の解像度劣化やカメラフィルターによる色合の変化、装飾物による境界の抽象化などが原因で、2.5次元作品はAIで学習できない。  修正AIで2.5次元作品を2次元作品に加工しようとしても、誤認識のパレードである。そのため、ゆうに一万を超える大量のデータを人力で加工するしか手立てがないのだ。
 『FusionArtAI社のデータも法外的な値段で八方塞がりなの』
 FusionArtAI社は唯一ピュアなイラストデータを扱っているユニコーン企業だ。東堂善治のような大御所アーティストらと契約し、安定して高品質なデータを取得しているらしい。  AIやらNFTやらを壮大に語っているが事業内容がよく理解できない。それに莫大な資金が何処から出ているのか非常に疑問である。  加えて詩音がモニターとして、AIの学習を阻害する絵具を貰ったのだとか。胡散臭すぎる。
 『だから詩音のイラストのデータを全て譲って欲しいの』
 「……は?ちょっと待ちなさい」
 今まで無言で頷いていたが、思わず声が出てしまう。
 『貴女の全てが欲しいの』  「そんなこと言っていない!私は研究協力の依頼を断るように警告したのよ!!」    ことの発端は詩音がイラストコンクールの授賞式で私の名前を出したことである。偶然その授賞式に私の指導教員も来賓として出席していたのだ。  後日、ゼミで彼女の挨拶が話題に出され、私は迂闊にも恥ずかしさのあまり過剰に反応してしまった。  指導教員は詩音が語った人物が私のことだと察した。そして詩音宛に研究協力の依頼を出すよう、私に指示を下したのだ。  なんせ、詩音は今や業界を席巻する超新星。その作品を利用できれば、データの質の担保だけでなく、研究に箔をつけることができる。  下手をすれば詩音が筆を折りかねないその指示に対し、私は強い憤りを感じた。  しかし、上の言う事は絶対。だから大学から離れた喫茶店に呼び出し、密かに依頼を断るように警告したのだ。  ……加えて、授賞式のようなオフィシャルな場で無闇矢鱈に人様の個人情報を出さないよう、情報リテラシーの講義もみっちり実施した。  詩音は私の言葉を素直に聞き入れてくれた。ただし、研究室の厄介事に巻き込んだお詫び?として、週末に作品撮影のアシスタントをする約束をした。    ――――その撮影日が今日。  そこは、誰も寄りつかない瓦礫まみれのビーチ。  遥か昔、海辺に栄える水族館だった場所。  青空の下、詩音が無我夢中になって作品の飾り付けをしている。  装飾材を補充するため、彼女が水彩画に背を向けた刹那。  額縁からコールタールに似た漆黒の液体が勢いよく溢れ出し、彼女を襲う。  だから私は彼女を突き飛ばして。  悍ましく蠢く闇に、『食われた』。    「……ようやく思い出したわ」  これは、妄想でも夢でもない。相対する『私』の皮を被る怪異が起こした現象だ。  理解不能な存在に生殺与奪の権を握られている。その事実を認識した途端、体に悪寒が走り、鳥肌が立つ。今にも腰が抜けそうだ。  怪異は恐れ慄く私の眼をじっとりと見つめながら、ブリーフケースから同意書とペンを取り出し、机の上に置いた。  『貴女とはいい関係になれると思うの』  そう言いながら、怪異は小指を立てながら厭らしく微笑む。  私の生存本能が、この文字化けした書類にサインをしてはいけないと警鐘を鳴らしている。サインをすれば、死ぬ。  それでも私は震える手でペンを掴んでしまう。    ……だって、私なんかが敵う相手じゃないもの。   怖くて泣きじゃくる無様な私に何ができるの。  そうね。きっと、あっけなく死ぬのよ。  ――――そうだとしても    「大切な後輩を襲ったお前だけは、絶対にぶっ殺してやる!!」    私は決死の覚悟を決め、一世一代の大啖呵を切った。瞬時に怪異に対する怒りの炎が燃え上がり、滞っていた思考が急激に動き始める。  相見えるは常���の埒外の存在。裏を返せば奇想天外な自由解釈が可能であり、不格好でもそれっぽい仮説を立ててしまえば、私にとっては常識の埒内の存在になる。  きっとそう強く信じなければ、目の前の『私』は倒せない。  唇に人差し指をあてながら、ただひたすらに、常識や記憶の間に無理やり関連性を見出して理屈をこじつけることを繰り返す。  やがて、その思考過程を経て、一つの結論に辿り着く。    この怪異の正体は、『クローラーを模した淫獣』だ。    こいつは複数回にわたって人を襲い、心の記憶から作品を抽出していくタチの悪い存在。全ての作品を取り込み終えると、獲物に大量の快楽成分を流し込んで再起不能にする恐ろしい習性を持つ。  おそらく詩音も何度か寄生されていて、今日が最後の日になるはずだった。  ところが、すんでのところで私が身代わりになったため、情報の吸い残しがあると誤認が生じてしまった。それは淫獣にとって重大なエラーである。  そこで、やり直しを試みるも、改めて詩音の同意が必要となってしまった。  だから先日の会話に基づいてこの空間を生成し、『私』の皮を被ってサインを迫っているのだ。――――今、自分が捕食している獲物が『丸亀飛鳥』であることに気が付かずに。  そして、最も重要なことは淫獣が人工的に作られた存在という点である。  これまでの同意書に重きを置くような言動を見ると、魑魅魍魎の類とは思えない。何より、元凶に心当たりがある。  そう、FusionArtAI社だ。淫獣の正体が例の胡散臭い絵の具であり、密かに多数のイラストレーターを襲っているとしたら、全て辻褄が合う。  ――――そうであると信じるの。そうすれば、こいつに一矢報いることができるはずよ。  汗ばんだ手で同意書を手繰り寄せ、ゆっくりとペン先を近づける。  すると、自分勝手に喋っていた淫獣が口を閉じ、紙面をじっと凝視し始めた。それだけではない。空間を構成する全てが、その瞬間を見逃すまいと監視している。  張り詰めた空気の中、私は素早く紙を裏返して、こう書き記す。    robots.txt  User-agent: *  Disallow: /    その意味は、『クローラーお断り』。  今や対魔の護符に等しい存在となった同意書を握りしめ、勢いよく席を立つ。  「私の全てが欲しい……そう言っていたかしら?」  沈黙。詩音の好意や才能を踏み躙った淫獣は、口を開かない。  『An error occurred. If this……』  どこからともなくアナウンスが聞こえるが今はどうでもいい。
 「これが私の答えよ」
 大っ嫌いなクソ女の顔面が吹き飛び、振り抜いた私の拳が漆黒の返り血に染まる。  一呼吸おいた後、心から詩音の無事を願い、静かに目を閉じた。    ***    茜色の空。漣の音。磯の香り……それと、ちょっと焦げ臭い。  そして、私の身体に縋って嗚咽する大切な後輩。  どうやら私は死の淵から生還できたらしい。無事を知らせるため、詩音の頭を優しく撫でる。それでも泣き止まないので、落ち着くまで背中をさすってあげた。  「心配かけたわね。詩音が無事でよかった」  詩音は私の胸に顔を埋めたまま、コクリと頷く。  「先輩も無事?」  「ええ、大丈夫よ」  これ以上、詩音を不安にさせないように気丈な態度をとるものの、重度の疲労を感じ、もはや立つことすらできない。  「ここはまだ危ないから、早く詩音だけでも逃げて」  「やっつけたから、モーマンタイだよ」  詩音が指差す方向を見ると、黒い液体に塗れた水彩画が静かに燃えていた。焦げ臭い匂いの原因はこれか。……やっつけたってどういうことかしら。  些細なことに気をとられている場合じゃない。  先ほどから微かに聞こえる、複数の物音。  何者かが物陰で息を潜め、私たちの様子を窺っている。  今や炭になりつつある淫獣の回収が目的か。いや、それは私がでっち上げた荒唐無稽な陰謀論にすぎない。  ここは、電波が届かない人里離れた廃墟。無防備な女二人がいつ襲われてもおかしくない、危険な場所だ。  詩音も気が付いたのか、私に抱きつく力が強くなる。意地でも私から離れないつもりのようだ。高校の時から感じていたが、この子は気が弱いわりに頑固だ。    ――――息が詰まるような空気を、遠くから鳴り響くサイレン音が切り裂いた。    同時に複数の人影が足音と共に遠ざかっていき、私は安堵の息を吐いた。  「もう大丈夫。定刻を過ぎても私から連絡がなかったら、警察と救急に通報するよう、母さんに頼んでいたの」  半分は今のような不足の事態に陥った時の保険として。  「やっぱり先輩はすごい。うん、とてもすごい」  もう半分は、尊敬の念を向けている後輩から刺された際の保険として。……絶対に黙っておきましょう。    ***    ――――事件から三か月後。  結局、私たちを襲った存在の正体は分からず終い。一方、あの場にいた不審な人影は東堂善治を襲撃した闇バイト強盗であった。そのため私達の不法侵入は霞んでしまい、一切お咎めなし。私達の身に何があったか、深く聞かれることもなかった。  まぁ、警察に事情を説明するにしても――――  FusionArtAI社が作ったスライム型の淫獣に襲われてデスアクメしそうになりました。奴らはアーティストの心の記憶に存在する作品データを狙っています。  という私の支離滅裂な説は口が裂けても言えない。それに、FusionArtAI社が不正会計絡みで呆気なく倒産したため、もう追及のしようがなかった。  ちなみに、詩音は黒い液体の正体が亡霊の祟りだと思い込んでいる。だから制汗スプレーとライターで除霊?しようとして、そのまま引火。あの有様となったそうな。  「貴女のおかげで助かったのかもしれないわね」  私の言葉に首を傾げる後輩は、今日も美少女だ。  あの事件以来、私達はお互いの身を案じて一週間に一回は会うようになった。といっても、毎回普通に遊んでいるだけだ。  今日は私の行きつけの喫茶店でまったりとお茶をしている。お紅茶がおいしい。  紅茶の香りの余韻を味わっていると、詩音の手招きが。  またか、と思いつつ耳を寄せる。
 「先輩のケーキ、一口欲しい」
 耳元で囁かれる妙に蠱惑的な声と熱の籠った吐息にゾクッとしてしまう。あの事件で私が晒した醜態から、余計なことを学んでしまったのだろう。  悪戯っぽく笑う詩音。本音を言ってしまうと非常に嬉しいのだが、どうも照れ臭くて顔を背けてしまう。  でも、これから時間をかけて慣れていけばいい。あの事件が私という物語の始まり、いや、――――私達という物語の始まりと決めたから。  二人に降り注ぐ優しい木漏れ日が、これからの日常を祝福しているように思える。  ――――そんな気恥ずかしいことを考えてしまうほど、私こと丸亀飛鳥は幸せだった。
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yotchan-blog · 1 month
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2024/3/31 11:02:18現在のニュース
ルーツは千利休の菓子? 「安土のふなやき」が「100年フード」に(朝日新聞, 2024/3/31 10:58:34) 痴漢の最多は「埼京線」ではなく「武蔵野線」、原因は車内の大混雑に 警察が警戒強化([B!]産経新聞, 2024/3/31 10:55:11) 洋菓子自販機に寄っといで 不二家やコージーコーナー - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/3/31 10:49:28) ラグジュアリーのお決まり破る、LVMH環境部門責任者 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/3/31 10:49:28) 日販の奥村社長「本がある場つくる」 取次事業を改革 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/3/31 10:49:28) JTBが免税自販機 カメラで本人照合・最大10カ国語対応 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/3/31 10:49:28) データ分析を外部に依頼する場合の契約は? - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/3/31 10:49:28) 「日本の宝を次世代につなぐ」 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/3/31 10:49:28) 下請けハラスメントは経営リスク 供給網揺るがす - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/3/31 10:49:28) 丸紅、有給消化で特別休暇を付与 シッター代支援も - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/3/31 10:49:28) 新潟駅バスターミナル開業記念式典 利便性向上など期待 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/3/31 10:49:28) 双日CFO、純利益「25年3月期も1000億円超目指す」 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/3/31 10:49:28) アイデア出しを生成AIがサポート 条件指定のコツは? - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/3/31 10:49:28) スマホ証明写真の不備確認 TOPPAN系、コンビニで印刷 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/3/31 10:49:28) 20代のFIREから再起業 カカクコム創業者が問う働く意味 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/3/31 10:49:28) 「つらい営業」にサヨナラ 顧客ニーズはデータで把握 - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/3/31 10:49:28) 東京芸大学長・日比野克彦さん アート×食で交流促す - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/3/31 10:49:28) 東京建物、明治公園に都市型スパ1号店 多彩なサウナ - 日本経済新聞([B!]日経新聞, 2024/3/31 10:49:28) 太陽光発電設備導入で自治体の4割超でトラブル 総務省が初の実態調査 未解決も2割([B!]産経新聞, 2024/3/31 10:49:27) 監督は92歳、母として思いを新作に 伝えたい「共生社会、最高」(朝日新聞, 2024/3/31 10:44:03) 母と娘の二人三脚 場面緘黙イラストレーターapipoさんが個展(毎日新聞, 2024/3/31 10:34:09)
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voilld · 2 months
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山崎由紀子 - Listen to the picture Yukiko Yamasaki “Listen to the picture” 2024.3.9 Sat - 3.31 Sun
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この度VOILLDは、山崎由紀子の個展「Listen to the picture」を開催いたします。VOILLDでは2023年に開催された個展「ここにバグがある」 に続く、1年ぶり、3度目となる新作個展となります。
1988年京都府に生まれ、学生時代にイラストレーター・デザイナーのヒロ杉山のもとでデザインを学んだ後、現在は東京を拠点に活動を行う山崎由紀子。国内での様々なグループ展への参加や個展の開催など、精力的に作品を発表をしながら、企業やブランド、雑誌等への作品提供、自身によるZINEの制作やグッズデザインなど、多彩なジャンルにおいて活躍の場を広げています。
山崎は、デジタルとアナログが著しい進化を遂げた80年代に生まれ育ち、ガラケーからスマートフォン、ロースペックのPCからMacBookなど、近年すさまじい進化を遂げてきた様々なデジタルガジェットと、それに伴って形や速度を変える情報収集の変化を、身をもって体感してきました。制作にあたっての資料集めも、雑誌やチラシなどの紙媒体から、近年ではネット上から集めるようになり、日々インターネットから流れてくる膨大な数の画像の中から目に止まったものを素材としてスクラップし、それらをiPhoneやPhotoshopでデジタルコラージュとして再構築した上で、キャンバスにペインティングという形で落とし込むという手法で作品を制作しています。このプロセスは、彼女がデジタル世代の生き証人であること、そしてそれが現代アートにおける彼女の言語であることを示しています。
グラフィカルなモチーフ、鮮やかな色彩、力強いラインワーク、躍動感に満ちた大胆な構図。画面の中で強烈な対話を繰り広げる山崎の特徴とも言えるこれらの要素は、漫画やアニメーション、ファッションや音楽など時代の流行をポップに取り込みながら、卓越したセンスとウィットに富んだ表現力によって、細部にわたり描かれています。それらのモチーフたちを観察してみると、彼女の視点や日々の生活までもが浮かび上がってくるかのようです。山崎独自の目線で切り取られ編集された画像たちや、一見ミスマッチなモチーフや描画も、一枚の絵として構成することで調和をとりながら画面内で巧妙に響き合い、現代の絵画としての新しい価値観を提示しているかのようにも読み取れます。デジタルのメディアとアナログの手法を巧みに操り、自由に横断し続ける山崎の作品群は、時に自身の思惑を超えて、情報やガジェットの変化と共に多様な形に進化し続けており、自身の嗜好だけでなく、大衆的なニュースや流行、時代の移り変わりまでをも肯定的に楽しみながら、鮮明に記録しているのです。
本展では、新作のペインティング作品、約10点を発表いたします。生き生きとした色彩と大胆な抽象形態を自在に融合させながら、抽象と具象の境界を自在に行き来し、視覚的な調和とコントラストの中で独自の物語を紡ぎ出す彼女の作品群は、私たちに内なる感性を呼び覚まし、色と形の自由な解釈を提示し、新鮮な視点を促してくれるようです。デジタル時代の躍動感と、アナログの手触りを組み合わせた新しいビジュアル言語を提示しながら、デジタル時代を生きる人々の日常と、情報がどのように私たちの認識を形作っているかについての深い洞察を与えてくれることでしょう。観る者を自身の創造的宇宙へと導き、画面の向こうに広がる無限の可能性へと思考を拡張させる、山崎の創造する複雑で多層的な最新作を、是非ご高覧いただければ幸いです。
     
たくさん作品を作ってきても、自分の作品制作の根幹は表現への好奇心であることは変わらずにいる。表現への好奇心とは、自分が昂るような刺激を感じたり、挑戦してみる的な感覚の話なのだけど、自分にとって作品を作り続ける意味とモチベーションがそこにはある。 インターネットから拾うアニメ、広告、写真、絵画、グラフィック画像などからインスピレーションを受けて、それらの形を崩したり足したり重ねたりと、コラージュ的な再構成をしてそれを一つの画面に収めた時に起こる化学反応みたいなものに、いつまでも惹きつけられているのだと思う。
ここ数年、自分の制作の裏テーマにどこまで画面をぐちゃぐちゃにしても成立するのかという意識を敷いてラインを探っていたけど、それも一旦落ち着いて、最近はもう少し余白や抜きで成立する画面を作ることに興味が向いてきた。
今自分が何に心惹かれるのか、その感覚に正直に耳を傾け探求して導かれてみたいと思った。
ー山崎由紀子   
          
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山崎由紀子|Yukiko Yamasaki 1988年京都府出⾝。東京都在住。 デジタルネイティブとアナログ世代の間に⽣まれ、ガラケー、スマートフォン、ロースペックなPC、そしてMacBookとあらゆるデジタルガジェットの進化、それに伴う情報取集におけるスピードの変化を体感した世代の作家。SNSやネット上で気になった画像を⽇々集め、デジタル上でコラージュし、それをペインティングに再編集するという⼿法で作品を発表している。 ギャラリーでの展示の他、スカート(澤部渉)のメジャー1stシングル「遠い春」メインビジュアル、adidasオリジナル「OZWEEGO」プロモーションビジュアル、アパレルブランドSLYの2020SSコラボ商品など、多様な媒体を手掛ける。 HP / IG
     
・PAST EXHIBITION (Selected) 2023年 個展「ここにバグがある」VOILLD(中目黒) 2022年 グループ展「プリミティブ・コミュニケーション」TENSHADAI(京都)、グループ展「8」VOILLD(中目黒)、グループ展「NEO PAINTING TOKYO」OIL by 美術手帖(渋谷) 2021年 個展「OK!」VOILLD(中目黒)、個展「Momentary Record」MOTIF(香川) 2020年 個展「崩壊する絵画」OIL by 美術手帖(渋谷)、グループ展「NEWEN」BAF STUDIO TOKYO(馬喰町) 2019年 個展「PAINT(ing)COMPLEX」TOKYO CULTUART by BEAMS(原宿) 2017年 グループ展「グラビア」タンバリンギャラリー(東京) 2016年 個展「きみの、グリーン」Quantum Gallery&Studio(都立大学)、個展「年末ジャック」夢通り高架下(中野) 2015年 個展「トッテモフラット」Anagra(半蔵門)
・Cliant Works (Selected) 2024年 asobi 「All In My Head」メインビジュアル 2023年 BEAMS T Collaboration、AnotherADdress×津田沼PARCO アップサイクルプロジェクト作品 2022年 株式会社イトーキ日本橋オフィス壁画、AFFECT横浜店(古着屋)壁画 2020年 三菱地所presents 新東京ビル4Fエリア壁画、SLY 2020ssコラボ商品ビジュアル制作、6curry渋谷店壁画(カレー屋) 2019年 adidasオリジナル「OZWEEGO」プロモーションビジュアル、スカート(澤部渉)メジャー1stシングル「遠い春」メインビジュアル 2018年 PANPATI町田店壁画(パン屋)
・受賞歴 2014年 1_WALLグラフィック 柿木原政広賞、1_WALLグラフィック 菊池敦己賞 2010年 アートアワードトーキョー丸の内2010 長谷川裕子賞
山崎由紀子「Listen to the picture」 Yukiko Yamasaki “Listen to the picture” 会期:2024年3月9日(土)~3月31日(日) オープニングレセプション:3月8日(金)18:00 – 20:00 開廊時間:13:00 - 18:00 休廊日:月曜、火曜、祝日
ー 9th Sat 2024 - 31th Sun Mar. Open: 1-6pm Closed: Mon, Tue and National Holidays
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siteymnk · 4 months
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2023年の文化活動(一覧)
昨年もたくさん行脚しました。特筆すべきはコロナ禍からの本格的な脱却、夏休みの北海道旅行、勤続30年目のリフレッシュ休暇で西日本周遊、だろうか。行きつけの美術館は展示替えの都度、再訪するルーチンが確立。思ってたよりコンサートにもたくさん行ってた(クラシック系が多い)。地方の美術館(県立レベルの)を攻略する楽しさを知ってしまったので、今年も隙を見て行ってみたい。
星野道夫 悠久の時を旅する@東京都写真美術館
プリピクテジャパンアワード@東京都写真美術館
野口里佳 不思議な力@東京都写真美術館
パリ・オペラ座─響き合う芸術の殿堂@アーティゾン美術館
ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ 柔らかな舞台@東京都現代美術館
MOTコレクション コレクションを巻き戻す 2nd@東京都現代美術館
DOMANI・明日展 2022-23@国立新美術館
クリストとジャンヌ?クロード 包まれた凱旋門@21_21 DESIGN SIGHT
ハンドメイドジャパンフェス冬2023@東京ビッグサイト
室内楽・シリーズNo.22 デュオの世界 <チェロとピアノのための>@東京文化会館
驚異の声、驚異の言葉─未体験の音空間へようこそ!@横浜みなとみらいホール
Sit, Down. Sit Down Please, Sphinx.:泉太郎@東京オペラシティーアートギャラリー
3331によって、アートは『    』に変化した@3331 Arts Chiyoda
恵比寿映像祭2023@東京都写真美術館へ
同潤会アパート渋谷@白根記念渋谷郷土博物館・文学館
引き寄せられた気配@トーキョーアーツアンドスペース 本郷
東京都水道歴史館
開館60周年特別展「横山大観と川端龍子」@龍子記念館
0~8848M・地上の紋――中国空撮写真展@日中友好会館美術館
毎年恒例の岡本太郎現代芸術展@岡本太郎美術館
六本木クロッシング2022展:往来オーライ!@森美術館
わたしたちは生きている!セタビの森の動物たち@世田谷美術館
それぞれのふたり 萩原朔美と榎本了壱@世田谷美術館
平原まこと 50周年 メモリアルコンサート@東京国際フォーラムCホール
吉松隆オーケストラ傑作選 吉松隆の<英雄>@東京芸術
動物会議 緊急大集合!@ギンザ・グラフィック・ギャラリー
VOCA展2023@上野の森美術館へ
藤子不二雄のまんが道展@豊島区立トキワ荘マンガミュージアム
昭和レトロ館
ヴォクスマーナ 第49回定期演奏会@豊洲シビックセンターホール
第52回邦楽演奏会@国立劇場
ダムタイプ|2022: remap@アーティゾン美術館
アートを楽しむ 見る、感じる、学ぶ@アーティゾン美術館
画家の手紙@アーティゾン美術館
重要文化財の秘密@東京国立近代美術館
明治美術狂想曲@静嘉堂@丸の内
今井俊介 スカートと風景@東京オペラシティアートギャラリー
収蔵品展076 寺田コレクションハイライト(前期)@東京オペラシティアートギャラリー
ブルターニュの光と風@SOMPO美術館
情景の地 ブルターニュ モネ、ゴーガン、黒田清輝が見た異郷@国立西洋美術館
エドワード・ゴーリーを巡る旅@松濤美術館 応挙と蘆雪@東京黎明アートルーム
「ラ・フォルジュルネ2023」 公演番号:313止まらない!若き活力の横溢と抒情 公演番号:324大作曲家に楽器の制約ナシ!SAXカルテットによる名曲の解答
島じまん2023@竹芝桟橋
デザインフェスタ vol.57@東京ビッグサイト
東京みなと祭@東京国際クルーズターミナル
ルーヴル美術館展@国立新美術館
清澄庭園
大阪の日本画@東京ステーションギャラリー
第63回 海王祭@東京海洋大学 越中島キャンパス
マティス展@東京都美術館
都美セレクション グループ展 2023
夢と自然の探求者たち―19世紀幻想版画、シュルレアリスム、現代日本の作家まで@群馬県立館林美術館
原始神母 THE DARK SIDE OF THE MOON 50th ANNIVERSARY@日比谷公園大音楽堂
本橋成一とロベール・ドアノー 交差する物語@東京都写真美術館
TOPコレクション セレンディピティ 日常のなかの予期せぬ素敵な発見@東京都写真美術館
田沼武能 人間讃歌@東京都写真美術館
発掘・植竹邦良 ニッポンの戦後を映す夢想空間@府中市美術館
プレイプレイアート展@ワタリウム美術館
下町七夕まつり@かっぱ橋本通り
モネ・ルノワール 印象派の光@松岡美術館
フィンランド・グラスアート 輝きと彩りのモダンデザイン@東京都庭園美術館
川崎水族館
F.A.T.2023 Summer Concert FireBird & AzBand & TAKEBAN@月島社会教育会館ホール
山下清展 百年目の大回想@SOMPO美術館
ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開 セザンヌ、フォーヴィスム、キュビスムから現代へ@アーティゾン美術館
野又 穫 Continuum 想像の語彙@東京オペラシティー アートギャラリー
没後10年 映画監督 大島渚@国立映画アーカイブ
熊谷守一美術館
三井高利と越後屋@三井記念美術館
北海道旅行 ファーム富田 旭山動物園
恋し、こがれたインドの染織@大倉集古館
ブラチスラバ世界絵本原画展@うらわ美術館
特別展 古代メキシコ -マヤ、アステカ、テオティワカン@東京国立博物館
誰かのシステムがめぐる時@TOKAS本郷
東京大学総合研究博物館
第21回東京音楽コンクール(ピアノ部門)の本選@東京文化会館
テート美術館展@国立新美術館
ガウディとサクラダファミリア展@国立近代美術館
ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会@森美術館
コレクション展2023-3@青森県立美術館
大巻伸嗣 地平線のゆくえ@弘前れんが倉庫美術館
弘前昇天教会
旧五十九銀行本店本館(青森銀行記念館)
旧東奥義塾外人教師館
旧弘前市立図書館
山車展示館
弘前城
津軽藩ねぷた村
カトリック弘前教会
荒木珠奈 展@東京都美術館
ARTBAY TOKYO アートフェスティバル2023 CIRCULATION -ひともまちもせかいもめぐる‐@臨海副都心エリア
生誕140年 モーリス・ユトリロ展@横浜高島屋ギャラリー
全日本模型ホビーショー@東京ビッグサイト
デヴィッド・ホックニー展@東京都現代美術館
「あ、共感とかじゃなくて。」@東京都現代美術館
ステファン・サグマイスター ナウ・イズ・ベター@ギンザグラフィックギャラリー
福田美蘭 「美術ってなに?」展@名古屋美術館
生誕120年 安井仲治YASUI NAKAJI: PHOTOGRAPHS@愛知県美術館
フランク・ロイド・ライト  世界を結ぶ建築@豊田市美術館
漆の彩り・黒と金の幻想 - 高橋節郎@豊田市美術館(髙橋節郎館)
コレクション展 歿後20年 若林奮@豊田市美術館
2023年度 第2期 コレクション展@豊田市美術館
山田寅次郎展@ワタリウム美術館
Japan Mobility Show 2023@東京国際展示場
黒田記念館(特別室開室)
横尾忠則 寒山百得展@東京国立博物館
東京国立博物館の寒山拾得図
デザインフェスタ vol.58@東京ビッグサイト
永遠のローマ展@東京都美術館
上野アーティストプロジェクト2023 いのちをうつす ―菌類、植物、動物、人間@東京都美術館
動物園にて ―東京都コレクションを中心に@東京都美術館
第64回 日本版画会展@東京都美術館
「今こそ、ルーシー!」 ~LUCY IS HERE~@スヌーピーミュージアム
大原美術館
そして船は行く@高知県立美術館へ。
大塚国際美術館
コレクションハイライト@福岡市美術館
芥川龍之介と美の世界 二人の先達─夏目漱石、菅虎雄@久留米市美術館
遠距離現在 Universal / Remote@熊本市現代美術館
第3期コレクション展:宮崎県立美術館
MOTアニュアル2023 シナジー、創造と生成のあいだ@東京都現代美術館
MOTコレクション歩く、赴く、移動する 1923→2020 特集展示 横尾忠則―水のように 生誕100年 サム・フランシス
大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ@国立新美術館
第4回カルチャー芸術展@国立新美術館
第12回 躍動する現代作家展@国立新美術館
21世紀アートボーダレス展(2023)@国立新美術館
JAGDA国際学生ポスターアワード2023@国立新美術館
第63回全国矯正展@東京国際フォーラム
ゴッホと静物画―伝統と革新へ@SOMPO美術館
ピカレスク・ニュー展 Vol.8@ピカレスク
モネ 連作の情景@上野の森美術館
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ignitiongallery · 4 months
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『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』10刷記念、朗読とお話の会
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『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』2018年1月7日の奥付日から、ちょうど6年のその日、歌人・岡野大嗣、木下龍也、ふたりによる朗読と、担当編集者を交えてのお話の会を開催いたします。10刷2万部発行記念です。 当日は、10刷の本書をご用意。twililightで購入された方には、著者二人によるサインをお入れします。
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日時:2024年1月7日(日)
開場:10時 開演:10時30分 終演:11時45分
会場:twililight(東京都世田谷区太子堂4-28-10鈴木ビル3F/三軒茶屋駅から徒歩5分)
出演:岡野大嗣、木下龍也、村井光男
定価:1500円+1ドリンク
定員:22名さま
配信:当日、参加できない方もXのスペースで同時配信して、アーカイブも一定期間公開いたします。配信は無料です。ただし、当日の機材の不調などで配信ができない場合、または音声が聞き取りづらい場合もございます。ご了承ください。当日の配信アカウントはこちらです。Xの木下龍也アカウント @kino112
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*定員に達したのでキャンセル待ちの受付になります!
件名を「『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』10刷記念、朗読とお話の会」
として、お名前(ふりがな)・お電話番号・ご予約人数を明記の上、メールをお送りください。
*このメールアドレスが受信できるよう、受信設定のご確認をお願い致します。2日経っても返信がこない場合は、迷惑フォルダなどに入っている可能性がありますので、ご確認ください。
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岡野大嗣(おかの・だいじ)
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1980年大阪府生まれ。歌集に『サイレンと犀』、『たやすみなさい』、『音楽』、『うれしい近況』がある。共著に『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』(木下龍也)、『今日は誰にも愛されたかった』(谷川俊太郎、木下龍也)。反転フラップ式案内表示機と航空障害灯をこよなく愛する。
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木下龍也(きのした・たつや)
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1988年山口県生まれ。歌集に『つむじ風、ここにあります』、『きみを嫌いな奴はクズだよ』、『オールアラウンドユー』、『荻窪メリーゴーランド』(鈴木晴香との共著)、短歌入門書『天才による凡人のための短歌教室』など。近刊は谷川俊太郎との共著『これより先には入れません』。同じ池に二度落ちたことがある。
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村井光男(むらい・みつお)
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1976年東京都生まれ。2008年ナナロク社を創業。詩歌の本を中心に、写真集・アートブックなどの刊行でも注目を集める。刊行書籍すべての編集、または制作を担当。
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『玄関の覗き穴から差してくる光のように生まれたはずだ』 男子高校生ふたりの視点で紡がれた、七月一日から七夕までの七日間の物語歌集。ひとつひとつの歌は物語の断片を彩りながら、その強い光を放つ。日常から徐々に滲みだす青春の濁りを、217首の歌が描きだします。ふたりがむかえる七日間の結末とは。本書をぜひ開いてください。
著者:木下龍也、岡野大嗣 挿込小説:舞城王太郎 装画写真:森栄喜 装丁:大島依提亜 刊行:2018年1月7日 定価:1400円+税
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