Tumgik
#パーソナル受付けます
m12gatsu · 5 days
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結構しんどい親の下で育ってきて唯一姉が頼れる存在でした。もう自立していて心身共にバキバキに健康ですがいまだに姉に対しては絶対的信頼、死なば諸共みたいな気持ちでいます。
そんな姉がまじで人間的にダサい彼氏と付き合っていて、この前姉が彼氏にまぁまぁの怪我させられて帰ってきました。確かに、私自身と反りが合わないだけで彼氏に良いところはあるんだと思います。姉から話を聞く分には仲良さそうだし。でもいくらいいところがあっても致命的な短所には勝てないと思っちゃって。場所を選ばず衝動的にカッとなるし口も手癖も最悪です。姉と結婚したい結婚したいと言う割に姉の家族(私や母)への態度があぁナメてるんだなと感じるような気怠げで会話も姉任せで...みたいな。そして彼氏はカッとなった後異常に腰を低くして謝ってきます。それも発言の内容に対する反省というより、ごめんねなんでもするから許してだいすき泣泣みたいな。本当に幼いというかなんというか。典型的なDVとかのやつじゃんと思いこの前怪我して帰ってきたとき姉と腹割って(私は割ったつもり)話し合いました。姉に「頭では分かったけどどうしても時間はかかると思う」と言われ、まぁそれは仕方ないと思うしとりあえず一旦物理的な距離を置いてみようよという結論に至りました。
その後、姉はめちゃくちゃ私に隠れて彼氏に会ってます。彼氏が姉は閲覧できず私は閲覧できるような設定でSNSに載せてて、その行動にもムカつきます。姉妹で話し合った一連の流れを彼氏も知っていて煽ってきてるのかなとか思ってしまうし、なんというか私は姉を傷つけてるような彼氏に負けるんだなと思い死ぬほど悲しいです。
だし、姉に妹は信頼に値しない、これは妹には言ってはいけないと思われるくらいなら最初から何も言わなければよかったのかなとも思ってしまいます。とにかく姉の思考的に妹が今好きな人との仲を邪魔してくる敵側にいるのが結構きます。しんどいです。
私が唯一の大好きな姉を取られたみたいでただ姉の彼氏を妬んで僻んでしているような気もするし、姉と彼氏のお互いが良いと言ってるのだから喧嘩があるたびに怒って泣いて仲直りすればそれでいいじゃんという意見に納得する日もあります。
でもなんかモヤモヤするしこの先結婚したら、毎年正月とか会うんだなとか思うし、姉には会いたいのにセットで来るならどうしたらいいんだみたいな気持ちになりそうです。
このモヤモヤどうしたらいいですか。
話しかけてくれてありがとう。だいぶパーソナルな内容だけど大丈夫ですか、もし気が変わったら非公開にするので言ってくださいね。
DVだ! と反射的に思いました。怪我て。障害じゃん。暴力じゃん。
もうひとつ気になるのが、お姉さんが彼氏と会うことをあなたに隠している、という点です。依存症の診断基準のひとつに、そのことを周囲に隠そうとする、という観点があるそうです。隠れて飲酒したり、ギャンブルしたり。隠すということはいけないことだとわかっている、わかっているけどやめられない状態を依存症と呼ぶわけですね。だから、お姉さんは恋人に依存しているきらいがある、と、素人目ながら思いました。
僕の妻は心理職です。上記の僕の戯言もふまえて、それとなく助言を求めてみました(勝手に話してごめんなさい)。失礼も承知で、2人で話したことを以下にまとめてみます。
お姉さんは、そのダメな彼氏を支えることに自分の価値や役割を見出しているんじゃないか、というのがまず彼女のアセスメントです。あなたのいう「しんどい親」がどんな方かはわからないのでこれは邪推ですが、たとえば、自分が家族を支えなくてはならない、みたいな生育環境に置かれてきたがゆえに、自己肯定感のよりどころを他者に依存しているんじゃないかしら、とか。
また、あなたはお姉さんを信頼する見返りとして、お姉さんにとっても自分が一番信頼できる存在でありたい、という思いを抱いているようにお見受けします。
別れたくないお姉さんと、別れてほしいあなたの思いが敵対するのは当然です。ただ、仮にお姉さんが本当に依存状態なら、彼氏がダメな奴だということを、頭ではわかっているはずではありませんか。別れたいけど、別れられない。そういうお姉さんの状態を肯定して、寄り添っていくという方法はどうでしょうか。
「あなたは殴られていい存在じゃない」ということを、妻はよく同じような相談を受けたとき、クライアントにまず話すそうです。
これもまじで余計なお世話かもしれないけれど、本当にお姉さんの身の危険を感じるなら、あなたから然るべき機関に相談してあげてください、こんな僕みたいな酔っ払いじゃなくて笑 いざとなれば、警察に通報するという手段も持っていていいと僕は思います。
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kasumime · 1 year
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過日、年下の恋人ができた。相手は偶然静岡から出張で東京に来ていた客で、仕事は楽器メーカーの営業と言っていた。自分を見た瞬間、撃ち抜かれたように腰を抜かし、どうしても付き合いたいと懇願されたので折れた。折れた、と言うのは告白が嫌だったわけではなく、むしろ自分の癖に刺さる容姿と性格だったから、かえって自分では不相応に思い疑心暗鬼的になっていたからだ。歴代の恋人(最後に交際していたのは5年前まで遡るけれど)皆優しかったが、どこかが抜けていたし、皆年上だったのも相俟って「困るぐらい」愛してはくれなかったと思う。長年好意を抱き、Tumblrに思いの丈を綴り続けていた男も、結局隣人愛でさえ手渡してくれなかった。その意味で彼と初めて会った時に彼が「好きすぎてどうしよう」と頭を抱えていたのは深く印象に残ったし、最後は直感的に遠距離恋愛でも楽しめそうだと思ってしまった。年齢差も気にしたが、相手は元々年上好きらしく杞憂だった。まだその一度しか会っていないけれど、おそらく自分より寛大で、振る舞いの節々に男性的(けれども手で掬えるほど純粋な)社会人意識が垣間見えると思う。容姿だけが理由なら早々に夢から醒めていたと思うが、仕事柄、また趣味でバンドをやっていて世代には見合わない渋い音楽趣味をしていて、こちらとの共通言語があることが発覚し(LINEのBGMがザ・ポリスだった)翌日も翌々日も醒めるわけがないと言っていた。LINEの返信が異常に遅い点だけネックで不安にならないと言えば嘘になるが、自分が比較的早いことと(通知マークを残すのが苦痛)、相手にパーソナルな行動の軌道修正を要求することは自分の中での理に反するので(男女差あるいは世代差もあると思う)直截的には現段階では言わず、こちらが謙る形で忙しい中何度も連絡してごめんね、と意識させるような声掛けをしている。真偽はわからないが、単純に仕事が多忙でスマホを放り投げる癖があるらしい。遠距離となると殊更気が気でない部分もあるけれど、この辺は多分、許容範囲の中で折り合いつけていくしかないのだと思う。
月に一度は会いたいということで、昨夜は二度目の通話の中で静岡のどこへ行くかを勘案し、ベタにアウトレットでしょうということに。日程は追って。友人に「客が恋人になった」という報告をしたら、仮面ライダーみたいな名前の彼氏だね笑と冗談めかしてリアクションしてくれたよという話を伝えると、向こうも編集者の彼女ができたと彼の友人らに伝えたらしい。周りに隠して交際を続けるカップルは多いけれど、認知をもらえて初めて恋人ができたことを自覚する瞬間が嬉しいので、親友数人には伝える判断を選んだ。昨夜は正直クラフトビールを煽っていた帰りであまり覚えていないが、彼とは会話の波長が合い、自分の癖である小ネタ的な冗談を流さずキャッチして返すところに尚更惹かれた。見かけによらず私はおっとりした会話が苦手なのだ。それを聞いてお互い良いプレーだねと電話越しに伝える彼の誇らしさ。私のあらゆるスペックを聞かせると、「あなたの現段階でのステータスなだけであって、自分が惹かれた編集者以外のマイナスな要素は今のあなたにとってただのおまけでしょう?」と言ってくれたところも。遠距離も歳下も経験がなく未知数だが、それまでに続けば夏には沼津の花火大会へ浴衣で。一時間の通話の後に眠って、朝目が覚めると父から「兄が来年結婚する」と連絡を受けた。聞くとマッチングアプリ婚らしい。奇しくも三兄弟の内二人のタイミングが揃ってしまい変な感覚。兄のビッグニュースには及ばないが、母に恋人ができたと伝えると可愛らしく喜んでいた。私はセルフラブができる人間なのでこのまま一人身でも良かったのだが、どうやら純粋に愛されたかったらしい。今週はいよいよイギリスへ行くし、20代後半も歩く速度は変わらない���
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nuchandayo · 1 month
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ついに!わたしもTumblerを初めてみました!きっとみんなお待ちかねだったと思うのでたくさんの期待に応えて...っていうのは冗談で、わたしがやりたいと思ったから始めただけです。すいません。ちなみにこの“choco to maria“っていう名前の由来は、わたしはチョコレートが大好きなので“チョコとまりあ“それからわたしの日常の一部をちょこっとお届けしたいってことで“ちょこっとまりあ“、です。ちゃんと考えられてるでしょ?結構いい名前だなって思うんですけどいかがでしょうか?
そんな今日は私の昨日の一日について書いてみようかなと思います。昨日はお仕事の中でパーソナル診断っていうのを受けさせていただきました!今流行ってる自分の色のベースは何色でどんな色のものが似合うのか、自分の骨格は何タイプなのか?っていうあれね?一言でいうとものすごく勉強になったんです。別にこれはダメでこれが良い!って制限されるわけじゃなくて、こういうものを身に付けたらもっと自分を輝かせることができるっていうことを学べたりこういう色を使うのもアリかも?っていう新しい発見があったり、性別関係なく一度は受けてみる価値アリだと思いました!人生一度きりだし、どうせなら自分を輝かせて生きたいもんね?
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ignitiongallery · 6 months
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きくちゆみこ 個展『だめをだいじょぶにしていく日々だよ』
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12月13日より、twililightにて、翻訳・文筆家のきくちゆみこによる個展『だめをだいじょぶにしていく日々だよ』を開催します。
17日には安達茉莉子さん、21日には淡の間さん、22日は中村佑子さんをお迎えしてのイベントも企画しました。
ぜひ足をお運びください。
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会期:2023年12月13日(水)〜2023年12月25日(月) 会場:twililight(東京都世田谷区太子堂4-28-10鈴木ビル3F&屋上/三軒茶屋駅徒歩5分) 営業時間:12:00〜21:00  休み:12月19日、20日
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わたしがやることなすこと、すべてがわたしとあなたとわたしたちの喜びのためじゃなかったらいったいなんなんだろう?
なんのために書き、なんのために生きるのかといったら、やっぱりあなたと仲良くなりたいからだ。わたしはあなたにやさしくしたい、あなたにもやさしくしてほしい。そんな気持ちでものを書き、そのあいまに生きてきた。書くことが、自分について書きつづけることが、ひとにやさしく、自分にやさしくいることの最後のよすがみたいに思って――。
(『だめをだいじょぶにしていく日々だよ』「あとがき」より)
twililight web magazineで連載していたエッセイ「だめをだいじょぶにしていく日々だよ」が本になりました。刊行を記念して、エッセイの世界を目で見てさわって感じられるささやかな個展を開催します。お会いできたらうれしいです。
きくちゆみこ
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《プロフィール》
きくちゆみこ
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文章と翻訳。2010年よりパーソナルな語りとフィクションによる救いをテーマにしたジンを定期的に発行、言葉を使った作品制作や展示も行う。主なジンのタイトルに『愛を、まぬがれることはどうやらできないみたいだ』、『内側の内側は外側(わたしたちはどこへだって行ける)』、訳書に『人種差別をしない・させないための20のレッスン』(DU BOOKS)などがある。現在はルドルフ・シュタイナーの人智学をベースに、心とからだと言葉を結びつけるための修行をあれこれ実践中。
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《会期中イベント》
1.きくちゆみこ+安達茉莉子『書くこと、裸足でかけること』
日時:12月17日(日)開場:10時 開演:10時30分 終演:12時
会場:twililight(東京都世田谷区太子堂4-28-10鈴木ビル3F&屋上/三軒茶屋駅徒歩5分)
参加料金:2000円+1ドリンクオーダー
定員:14名さま
書くことは、自分をほどくことだと、きくちゆみこさんと安達茉莉子さんの文章を読んで感じることがあります。それはある種、自分の剥き身を曝け出すようで勇気が必要なことだとも思いますが、だからこそ多くのひとりひとりの深い部分にまで届き、共感を生む。
お二人はどのように文章を書いているのでしょうか。そしてどのようにジンや作品集を作っているのでしょうか。
日曜日の朝、書くことについてのワークショップのような時間を設けます。ぜひご参加ください。
“書くというのは、生きるというのは、あらかじめ与えられたひとつひとつの言葉を、より小さいものへと、自分ぴったりのかたちへと、つくり変えていく地道な作業なのかもしれない。”
(『だめをだいじょぶにしていく日々だよ』「あとがき」より)
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*定員に達したため、キャンセル待ちの受付になります!
件名を「きくちゆみこ+安達茉莉子『書くこと、裸足でかけること』」
として、お名前(ふりがな)・お電話番号・ご予約人数を明記の上、メールをお送りください。
*このメールアドレスが受信できるよう、受信設定のご確認をお願い致します。2日経っても返信がこない場合は、迷惑フォルダなどに入っている可能性がありますので、ご確認ください。
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安達茉莉子(あだち・まりこ) 
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作家・文筆家。東京外国語大学英語専攻卒業、サセックス大学開発学研究所開発学修士課程修了。政府機関、限界集落、留学などを経て、言葉と絵による作品発表・執筆をおこなう。著書に『毛布 – あなたをくるんでくれるもの』(玄光社)、『私の生活改善運動 THIS IS MY LIFE』(三輪舎)、『臆病者の自転車生活』(亜紀書房)、『世界に放りこまれた』(twililight)ほか。
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*淡の間さんが体調不良のため中止になりました!
2.きくちゆみこ+淡の間『星のめぐりとわたしたち』
日時:12月21日(木)開場:19時 開演:19時30分 終演:21時
会場:twililight(東京都世田谷区太子堂4-28-10鈴木ビル3F&屋上/三軒茶屋駅徒歩5分)
参加料金:2000円+1ドリンクオーダー
定員:16名さま
『だめをだいじょぶにしていく日々だよ』の第4章「わたしにとってのわたしたち」に登場する占星術師「淡の間」さんにご出演いただき、きくちゆみこさんの星座について公開星読みをしながら、参加者の皆さんと語り合います。あえて「すべて星のせい」にしてみることで語れることがある。
“占星術と出会ったことで、わたしは自分のことをもっと大きな視点で見つめるやりかたを知った。それは自分の運命をただ受け入れるというよりも、「わたしに与えられたわたし」とこの先どう付き合っていけばよいのかという、大まかな見通しみたいなものをもらったような感覚だ。そしてこれはきっと、自分自身にやさしくするという、わたしにとっての難題とも分かちがたく結びついている。”
(『だめをだいじょぶにしていく日々だよ』「わたしにとってのわたしたち」より)
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件名を「きくちゆみこ+淡の間『星のめぐりとわたしたち』」
として、お名前(ふりがな)・お電話番号・ご予約人数を明記の上、メールをお送りください。
*このメールアドレスが受信できるよう、受信設定のご確認をお願い致します。2日経っても返信がこない場合は、迷惑フォルダなどに入っている可能性がありますので、ご確認ください。
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淡の間(あわいのま)
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西洋占星術、タロットカードを使う占い師。人智学、ヨーロッパの自然療法や魔術、自然哲学にまつわることなど、色々なことに興味があって勉強中。活動は2019年〜、オンライン講座の運営や各種媒体での執筆、オンラインと対面での個人鑑定、毎年オリジナルダイアリーの出版を手がけるなど。毎朝Instagramのストーリーで1日の流れ(日報)を更新。
Instagram / X
 @ aynoma.jp
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3.きくちゆみこ+中村佑子『世界はいいところだと信じたい。』
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日時:12月22日(金)開場:19時 開演:19時30分 終演:21時
会場:twililight(東京都世田谷区太子堂4-28-10鈴木ビル3F&屋上/三軒茶屋駅徒歩5分)
料金:来店参加:2000円 / 配信参加:1000円
来店+『だめをだいじょぶにしていく日々だよ』¥2090=4090円
来店+『わたしが誰かわからない』¥2200=4200円
来店+『だめをだいじょぶにしていく日々だよ』¥2090+『わたしが誰かわからない』¥2200=6290円
配信+『だめをだいじょぶにしていく日々だよ』¥2090=3090円
配信+『わたしが誰かわからない』¥2200=3200円
配信+『だめをだいじょぶにしていく日々だよ』¥2090+『わたしが誰かわからない』¥2200=5290円
*すべて見逃し配信(1ヶ月間)付き
予約:https://peatix.com/event/3779010/view
きくちゆみこさんの『だめをだいじょぶにしていく日々だよ』(twililight)と、中村佑子さんの『わたしが誰かわからない』(医学書院)のW刊行記念イベントを開催します。
きくちさんは、わたしが誰だか知りたくて、書いて書いて内面に潜っていきます。
そして『だめをだいじょぶにしていく日々だよ』「あとがき」では以下のように書いています。
“わたしがやることなすこと、すべてがわたしとあなたとわたしたちの喜びのためじゃなかったらいったいなんなんだろう?
なんのために書き、なんのために生きるのかといったら、やっぱりあなたと仲良くなりたいからだ。わたしはあなたにやさしくしたい、あなたにもやさしくしてほしい。そんな気持ちでものを書き、そのあいまに生きてきた。書くことが、自分について書きつづけることが、ひとにやさしく、自分にやさしくいることの最後のよすがみたいに思って――。”
これを読んで、中村佑子さんの『わたしが誰かわからない』を思い浮かべました。
中村さんは『わたしが誰かわからない』の「はじめに」で、以下のように書いています。
“わたしはまず、母に付き添って過ごした精神科病院で出会った女性たちのことから書きはじめ、前作と同じように当事者への聞き書きとして進めていった。しかしそこには、ヤングケアラー特有の困難があったのだ……。その詳細は本論を読んでいただきたい。  筆をとったり、筆を置いたりするわたしの右往左往、迷いともども、すべてをここに書いている。わたし自身の感情や思考のドキュメントとしての部分も大きいが、その道行きの困難さも含めて、書くということが孕(はら)む問題に向き合うことだったのだろうと、いまはそう思っている。  書きはじめてから二年あまりかかったが、最後に別の風景が見えてきた。そのことに、ありがたいような、感謝したい気持ちがわきおこる。  書くということは、洞窟を手で少しずつ掘っていくようなことだという醍醐味を味わった。ときに爪にやわらかい土が入って不快に感じたり、息が切れて壁によりかかって暗い天井を眺めたりしながら、ようやく最後に、指の先に少しだけ光が見えた。”
どこか共通点を感じるお二人に、わたしについて、世界について、お互いの本について、思う存分語り合っていただきます。
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中村佑子(なかむら・ゆうこ)
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1977年、東京生まれ。慶應義塾大学文学部卒。テレビマンユニオンに参加。ドキュメンタリーを多く手がける。映画作品に『はじまりの記憶 杉本博司』、『あえかなる部屋 内藤礼と、光たち』、テレビ演出作にNHK-BSプレミアム「幻の東京計画首都にありえた3つの夢」など。シアターコモンズにて、AR映画『サスペンデッド』脚本・演出などがある。
2020年、初の単著となる『マザリング 現代の母なる場所』(集英社)を出版。立教大学現代心理学部映像身体学科兼任講師。
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apoandbangpo · 10 months
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BTS Sugaのワールドツアーは究極のポップス転覆 / The Atlantic 翻訳
アメリカでグループ初となるソロコンサートを開催、アーティストとしての個性を強烈に宣言した。
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Story by Lenika Cruz
フォグマシーンの柔らかな吐息に包まれたステージから、フードを被った4人の人物が舞い降りてきたかのようだった。その肩には、黒をまとった体が乗っている。雨と稲妻が背後のスクリーンに真っ白に映し出される。ようやく、その男が地面に横たえられた。その後には、まるで死からの復活を思わせるような光景が待っていた。スポットライトが彼を見つけ、歓声が上がり、ついに彼は動き出した。そして、マイクを口に当てた。
このロックスター、ラザロの正体はミン・ユンギ。グラミー賞にもノミネートされ、チャートを席巻している韓国のグループ、BTSのラッパー兼ソングライターのSugaとして広く知られている。しかし、その夜ニューヨーク州ロングアイランドにあるUBSアリーナのステージには、彼のバンドメンバーは誰もいなかった。なぜなら、この日は彼のソロワールドツアーの初日だったからだ。昨年の夏以降、メンバーは各々の兵役義務遂行に向け、個人活動に集中してきた。BTSで初めてソロツアーを行うSugaはグループ作品よりも暗く、生々しく、パーソナルな音楽制作のために2016年につけた名前、Agust Dとしても公演を行っていた。先月、Agust Dの3部作の完結編となる強烈なスタジオアルバム『D-Day』をリリースした。このアルバムで社会批判やトラウマの黙想、名声、精神疾患、孤独、そして許しについて語っている。
同じくD-Dayと題されたSugaの現在進行中のツアーは、彼の作品を初めて本格的にショーケースするものだ。完売したアメリカでのツアーは、まるで10年以上の歳月を経て作り上げた芸術的個性の宣言のようだった。コンサートはフロントマンのエネルギーと作家主義的な華麗さで爆発していた。しかし、彼の最も際立った功績はポップミュージックが持つ共感を生み出す潜在的な力を受け入れながらも、その非人間的な作用に立ち向かっていることだ。
水曜日の夜、カリフォルニア州オークランドで幕を閉じた全米ツアーの全11公演は雷雨の中、道路に横たわるSugaの姿で終わるショートフィルムからスタートした。これはBTSとしてデビューするまでの練習生時代、生活費を賄うためにソウルで配達のアルバイトをしていた時に、車にはねられたことにちなんでいる。この事故で肩に傷を負った彼はBTSが世界的な名声を得た後も、この怪我に悩まされ続けた。この映像の後に命を落としたかのような実物のSugaがステージに担ぎ込まれる展開は、スムーズでありながらも衝撃的であり、何日も会場の外で待ち続けるファンを持つポップスターの人間的な脆さを再認識させるものであった。
初日のUBSアリーナ、そしてアメリカ最終日のオークランド・アリーナで私が観たSugaの公演は、ポップ・コンサートの常識を覆すものだった。ある面では子供の頃に日本の作曲家である坂本龍一の曲をサンプリングして自分のビートを作っていた技術に長けたラッパーによるダイナミックなヒップホップショーだった。Sugaは『Haegeum』でこの夜の空気を作った。タイトルは韓国の弦楽器と解禁を意味する。「溢れ返る情報は想像の自由を禁ずると同時に思想の統一を求める」「資本の奴隷 カネの奴隷 憎悪と��見 嫌悪の奴隷 / YouTubeの奴隷 Flexの奴隷」とSugaは韓国語でラップする。Haegeumの耳に残るストリングスと、心地よく荒れたベースが空気を振動させた。この曲はすべて韓国語で書かれたものだが、観客は歌詞を大声で彼に歌い返した。反骨精神に満ちた『Daechwita』、初期のファンに人気の『Agust D』、『Give It to Me』と激しいラップ曲で序盤を駆け抜ける彼は催眠状態にあるかのようだった。
観客がまだ落ち着かないうちに、Sugaはアコースティックギターを取り出した。ギターにはBTSの他の6人のメンバーからのメッセージや絵が描かれていた。パンデミック期間中にギターを習得した彼のアンプラグド・バージョンの『Seesaw』は、振り付けやバックダンサー、凝ったセットを伴う過去のパフォーマンスとは一線を画すものであった。序盤の盛り上がる曲で見せた力みのない威勢が、静かなシンガーソングライターモードのSugaへと移り変わっていった。その後、アップライトピアノの前に座り、2020年のBTSの楽曲『Life Goes On』の自作バージョンを披露した。特に感極まる瞬間は、歌手のWoosungと亡き坂本龍一が参加した楽曲『Snooze』のソロパフォーマンスだった。2022年後半にSugaと坂本が唯一対面した時の映像が、前もって大型スクリーンに流れた。グランドピアノで曲を演奏する年上のミュージシャンと喜びを抑えようとする若者。Snoozeは、坂本にとって最後のコラボレーション作品のひとつになった。坂本を敬愛し、苦闘する若きアーティストを慰めるためにこの曲を書いたSugaにとって曲中の坂本の存在は、とりわけ心に響くものだろう。
BTSの活動で、できなかった試みをD-Dayで再三にわたり実践するSugaの姿は、実にスリリングだった。 そう、彼は依然として熟練したエンターテイナーなのだ。何万人もの観客の心をつかむ術を熟知している。BTSのコンサート中盤の爽快なラップメドレーで見せるとおり、息をつく様子もなくラップをしながらステージを飛び回れる人なのだ。そして、ロサンゼルスの2公演ではアメリカ人歌手、MAXとHalseyをゲストに迎え、それぞれのコラボレーションを披露した。その一方で、彼の破壊的な選択も際立った。コンサートに散りばめられたショートフィルムは、デヴィッド・リンチの夢の論理とグラインドハウス映画の粗い質感を思わせる。ポップアイドルのSuga、影のAgust D、そして人間ミン・ユンギという3つのアイデンティティーのストーリーが描かれている。このコンサートにおける究極の芸術的意図は、それぞれの自己を観客に明瞭に示すと同時に、それらがすべて共存していなければならないのだと認識させることにあるようだ。BTSのソロ曲である『Interlude: Shadow』やBTSの他のラッパーたちとの曲のヴァースを披露する姿を見て、彼は自分の過去を否定しているのではなく、むしろ誇りに思っているのだと確信した。なにしろ、その過去が彼を韓国の青瓦台、アメリカのホワイトハウス、国連総会、そしてグラミー賞の舞台にまで導いたのだから。
もうひとつの魅力的な演出があった。公演全体を通じて、舞台の一部がチェーンで天井に引き上げられ、Sugaのパフォーマンスできるスペースが次第に狭くなり、より慎重に舞台を進行させる必要があったのだ。 アンコール前の最後の曲『Amygdala』では、寂しげな四角い床に立っていた。周囲には炎が燃え上がり、まるで恐ろしい牢獄のようだった。アルバム D-Dayの核となる、このエモ・ラップトラックには、Agust Dのオルター・エゴの起源が記されている。交通事故、母親の心臓手術、父親の肝臓がん宣告など、彼の人生を決定づけたトラウマに言及し、それらがいかに彼を形成したかを語っている。曲の最後のフレーズで、力尽きたように地面に倒れ込むとフードをかぶった人物たちが戻ってきて彼を運び去った。ただし、今回は全身真っ白な服を着ていた。まるで浄化されたかのようだった。彼のカタルシスが完了したのだ。
アンコールの頃には舞台装置がすべて取り払われ、下に隠れていた機材が露わになった。 消火器、電気コード、発火装置などが散乱していた。Sugaはもう観客の頭上に立つことなく、地面の高さからファンの目の前で最後の数曲をパフォーマンスした。時にはファンの携帯電話を手に取り、自身の姿を撮影してみせた。最後の瞬間は、ほろ苦かった。ほとんどの観客は、6月下旬にあるソウル公演でツアーが終了した後、Sugaが少なくとも18ヶ月間の兵役に就くことを知っていたからだ。その現実がコンサートを一時的な別れのように感じさせた。ファンが持つライトスティックの輝きが、まるでひとつの波のようにアリーナ全体を駆け巡った。 時折、野生的なエネルギーに駆られた観客が吠え始めるとSugaは驚いたり笑ったりしていた。オークランドでは観客に向かって、BTSの他のメンバーと一緒に戻ってくること伝え、ファンにもう少しだけ待って欲しいと頼んだ。
ツアー初日の夜、もうひとつのサプライズが待っていた。私は最後の曲は感傷的なものなのか、軽快なものかだと思っていた。 ところが、Sugaは不気味なビデオカメラの輪の中に入っていき、その真ん中に立った。つぶやきはじめたのは『The Last』のヴァースだった。第一作目のミックステープに収録されているこの曲は、彼の最高傑作であり、私が最も好きな曲のひとつだ。そして、このところ私が聴くのに苦労している曲でもある。The LastでSugaは、強迫性障害、鬱、社交不安について語っている。低く控えめな表現から徐々に切迫していき、最後には叫び声と泣き声の間のような声へと変化していた。数年前、この曲を初めて聴いたとき、私は自分自身の絶え間ないパニック障害による発作と息苦しい死への渇望を思い出した。この曲は私の心に刺さり、歓迎すべき欠片になったのだ。
ここ数年、Sugaは成長、自己愛、不安や苦しみを肯定することをテーマにした音楽を多く作ってきた。 コンサートの序盤、彼は英語で「あまり怒りを抱えずにパフォーマンスしたい」と語り『SDL』、『People』、『People Pt.2』といった曲に焦点を当てた。これらの曲は人生の試練を前にして冷静に考え、許し、謙虚でいられる人物像を描いている。ひどい苦しみから解放され、自分なりの癒しを見つけられたときの安堵感を私もよく知っている。だから、The Lastの出だしの歌詞(「有名なアイドルラッパーその後ろに、弱い俺が立ってる 少し危険だ」)を聴いたとき、私は凍りついた。彼は一体何をしているのだろうか。 監視システムのように並んだカメラ、その映像が映る彼の頭上のスクリーン。彼が見せる苦しみを貪るように映し出す。つまり私もまた、彼の苦しみを貪っているのだ。
しかし、すぐに理解できた。23歳のときと同じように息もつかせぬ情熱でラップしているが、単なる激高ではなく時間とともに和らいだ怒りでパフォーマンスしているのだと。その感情の力強さや真摯さに陰りはないが、それを発信する側が受けるダメージは少ないのだ。今の彼は炎の中に立って熱を感じながらも、その炎に飲まれることはない。若き日の自分に回帰することなく、当時の自分と心を通わせられる。
そして、魔法が解けた。曲が終わった瞬間、客席の照明がつき、彼が舞台袖に無言で歩いていくのが見えた。別れの挨拶も、長々とした感謝の言葉も、歓声を上げる観客に手を振ることもない。後ろを振り返ることさえもしなかった。初日の夜、突然の退場に衝撃を受けた人々は戸惑いの表情を浮かべた。このフィナーレを観客との静かな対決、愛されてやまない芸術家による大いなる自己主張と捉えることもできるかもしれない。けれども、もしそれが対決であったなら、それは見下しているのではなく、むしろ信頼に基づくものだ。観客が不快感に耐えられるだけの知性を備えており、彼が見せたものに気分を害したり、恐怖を感じたりしないのだという信頼だ。
完璧なエンディングだった。闇と神話作りから始まったコンサートが明かりの中で、さらけ出すように終わったのだ。他の誰かに運ばれきてスタートさせた公演をSugaは自らステージを去ることで終わらせたのだ。これ以上、何を望むというのか。彼は私たちに何もかも見せてくれたのだから。
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togekiss4ss · 8 months
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SNOOZER 1998 4 Bernard Butler 天国から降り立った至福のソウル・ミュージック、遂に完成!
BERNARD BUTLER
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by SOICHIRO TANAKA photography by MIDORI TSUKAGOSHI
間違いなく、98年最初の傑作と呼びうる作品が座み落とされた。アルバム「ピープル·ムーヴ·オン」——バーナード·バトラーという類稀なる才能がようやく咲かせた、大輪の花びらである。険しさや激しさとは無縁。勿論、どこまでも気持ちが高揚するアップ·テンボのナンバーもある。だが、基本的には柔らかで、しなやかで、ゆったりとした時間が漂う、極上のソウルフルな作品集である。
■練りに練り込まれた4ピース·バンドのアンサンブル、そこに実に効果的に配置された華麗なストリングス——だが、そんなゴージャスなプロダクションにもかかわらず、バーナード本人の細かい息遣いがそのまま伝わってくるような親密さがここにはある、日当たりのいいキッチンに通されて、入れたばかりのココアを御馳走になったかのような暖かさ。薪が割れる音だけが聞こえる、暖炉のある暖かい居間に招かれて、家族との思い出話をひとつひとつ聴かされているかのような距離感。そして、妻、亡き父親、兄弟達、多くの友人達——バーナード自身と彼の周囲の人々をめぐる大小様々なドラマが平易な言葉で綴られた歌詞。ここはバーナードが招き入れてくれた彼の部屋なのだ。
■「僕が何故、落ち込んでるか聴いてくれるかい?/僕が過ごしていた日々は、ありがちな疑いばかりだったから/そう、僕が夢を語っても、君だって耳を貸しちゃくれなかった」「そう、君はわかってくれてると思ってた/友人達が僕のことを取り合ってもくれなかったってことを/だって、僕は他人のことが少しもわからないんだよ」「でも、最近は僕はひとりじゃないんだ」——アルバムに先立つ2枚目のシングルとしてリリースされた“ノット·アローン”において、バーナードはどこまでもあけすけに歌う。だが、ここで鳴らされているのは、夢、失意、孤独、離別、誤解、強がり、喜び——そんな普通的なものばかりだ。そう、これこそは我々、日常と自分自身の感情に翻弄され続ける「ちっぽけな魂」の主題歌そのものなのではないか?
■バーナード·バトラーは、自分の半径2メートルのありきたりの小さなドラマから「普遍」を生み出した、どこにでも転がっているありきたりの失意と喜び——だが、それが当の本人にとってはとれほどに深刻なドラマなのか? そして、それを細心の注意を払い、目一杯の熱意でもって奏でた時に、それはどれほどに崇高な叙事詩たりえるのか?——アルバム「ピープル・ムーヴ·オン」は、そうした事実を証明してみせた。バーナードに招かれて、我々は自分自身について語りだす。そう、アルバム「ピープル·ムーヴ·オン」は、そんなありきたりのちっちゃな喜怒哀楽に対する祝福で溢れている。
このレコードによって父の思い出が公になってしまうのは、少し哀しい。でも、そのことによって、僕自身の存在を証明出来た気もするんだよ。僕は一分一秒たりとも人生を無駄にしたくない。そんな思いを父の思い出がサポートしてくれるのさ
ありきたりに生きたありきたりの男が愛した「やせっぽちの息子」だからこそ産み落とせた、どこまでも親密な「至福のソウル・ミュージック」——
マチズモからも、ホモ・セクシャル体験のないバイ・セクシャルからも遠く離れた、奇跡のソロ・デビュー・アルバム『ピープル・ムーヴ・オン』が到達しえた、しなやかさの秘密
●素晴しくソウルフルなアルバムが出来上がりましたね。
「どうもありがとう」
●このアルバムを聴いて、何故、あなたがスウェード時代、あんなにも居心地悪そうにしていたのかがわかったような気がします。というのも——。
「ふう(と、言ったまま机につっぷしてしまう。髪の毛がスープに浸ってしまっているのも気にせずに、ガバッと起き上がり、首を激しく振り続ける)」
●もうスウェードの話はしたくないんで��ね?
「いや、そんなことは言ってないよ。別にいいんだけどさ。別にいいんだけど……でも、スウェードのことについては散々話し過ぎたから。ねぇ、アルバムの話にしてくれない?」
●ええ、勿論。だって、今日はスウェードじゃなくって、あなたのソロについて話しにきたんだから。
「それなら良かった。うん、もうスウェードの話はしたくないんだ。僕はスウェードでのキャリアを、本当に誇りに思ってるよ。でもさ……でも、もう5年も前の話なんだぜ?でも、ヨーロッパのプレス……特に英国のプレスは、事あるごとにそんな昔の話に固執するんだよ。昔のことだけじゃない。スウェードが何百万枚もレコードを売ったとか、そんな話をするんだ!そんなの僕の知ったことじゃないのに」
●いや、だから、僕が訊こうとしてるのは——。
「(遮って)だってさ、このアルバムはスウェードのレコードに対する反撃でも何でもないんだから……。このレコードは明らかに、今までやってきたことと違うはずだよ。僕の人生の中の、新しい時代の節目にふさわしいものなんだ。歌詞的なアプローチの方法も、個人にすごくクローズアップしていったり、うんと突き放してみていたり、すごく一般的なことに基づいていたり、様々なんだ。そう、これは全て『僕』なんだ。すごく『僕』らしいレコードなんだよ。ここには、いろんな違った角度から『僕』が描かれているのさ。それこそが、僕が常にやりたいと思っていたことなんだ。うん……でも、まあ、君がこのアルバムの中の僕と比べてみて、スウェード時代の僕は居心地悪そうにしてた、と言うのも分かる気がするよ。確かにそうだったかもしれない(笑)」
●うん、そう。つまり、僕が「何故、居心地悪そうにしていたのかが分かった」と言ったのは、このアルバムを聴きながら、「ああ、これこそがバーナードが昔からずっとやりたかった音楽だったんだなあ」としみじみと感じたからなんです。
「ああ、もう本当にその通り。大正解だ。でも、そんなことを言ってくれたのは、君が初めてだよ」
●嘘?本当に?
「ねえ、『ボトム·ドロワー』って知ってる?結婚に備えて、女の子が嫁入り道具をしまっておくたんすの引き出しのことなんだけど。お父さんやお母さんが、お嫁に行くときに持って行かせたいものを、娘のために蓄えておいたりもするんだ。で、これは、そんな感じのレコードなんだよ(笑)。今まで大事に蓄えてきたものがギッシリ詰まってる。なかなか外にひっぱり出すことが出来なかったんだけど、絶好の機会を得て、ようやく陽の目を見ることを許されたのさ(笑)」
●(笑)なるほどね。それで、このアルバムを聴いて最初に感じたのは、ひとつが最初に言ったソウルフルな作品だということ。で、もうひとつが、70年代のソングライター達がやっていたような、すごく「パーソナルな息遣い」が伝わってくる作品だということなんです。
「へえ。なるほど。いいね」
●でも、自分自身の弱さや怖れをも包み隠さずに歌うのは、最初は戸惑う部分があったんじゃないですか?
「いや、僕は隠しだてしたりしないんだ。隠すものなんて、何もないからね。むしろ人間は自分を包み隠したりしないための努力をすべきだと思うよ。ほら、去年出たレコードの大半はマッチョで、アグレッシヴなギター·ミュージックばっかりだっただろ? なんかお高くとまってると言うか、人を下に見てるって言うか。『俺はグレイトなんだぜ!俺はお前らとは違うんだ!』ってね。でも、僕はそんな風に自分のことを考えたくない。それよりも、もっと繊細なものを表現したいんだ。人間関係のことや、離別や、誰かを失うことや、家族のこととかね。僕はそういうものを自分の内側にひたすら溜めているだけなんて好きじゃない。殻に籠りたくないんだ。溜まったら吐き出して、受け入れていかなくちゃ。どんなポジティヴなことも、ネガティヴなこともね。勇気を奮い起こさなきや。『何でこんなことが僕の身に起こったんだろう?』って理由を解明するんだ。それで『きっとそれは僕が物���の悪い面しか見てなくて、考え方によっては良い側面もあるはずなのに、それを見ようとしないからなんだ……』って気付くんだ。それは変化し得るものかも知れないんだから、リスクを負わなくちゃ。それが、このレコードで表現されている僕の感情というか、感覚なんだ。とにかく、このレコードはすごくパーソナルなものなんだよ。だから、どの曲が具体的にどの人について歌っているかは、言いたくない。僕に言えることは、『このレコードは僕の人生にすごく深く関わっているものだし、多分、みんなの人生にも何らかの関係性を持っているだろう』ということだけなんだ」
●なるほどね。実際、あなたは、これまで自分自身のことを「やせっぽちの、ギターを弾くしか能のない男」という言い方をしてきましたよね。でも、この作品さえあれば、そういった自嘲的な言葉で照れ隠しするのではなく、「僕には人を感動させることが出来るんだ!」と胸を張って言えるんじゃないですか?
「そうだね。僕はこのレコードをすごく誘りに思ってるよ。でも、特に、ここ10年くらいは男が怖れや弱さをさらけ出す、なんてことが受け入れられない状況にあるだろ?実際、僕が思うに、男は普通そういうことをレコードの中で表現したりしないんだよ。男っていうのは、いっつも叫び声をあげてなきゃならない。っていうか、いつでも強気で、男らしくて、荒々しくふるまわなくちゃならなかったりするんだ。でも、僕は、終始『俺はグレイトだ!俺は最高だ!俺の書く曲はどれもこれも素晴しいんだぜ!俺はこの世代で、いちばん優れたソングライターだぜ!』なんてふれまわるような人間には興味がないんだよ(笑)。自分の道をまっすぐに、ただ前だけを見て進んでいけばいいのさ。僕はその方がずっと強い生き方なんだと思ってる。実際、怖れや弱さをさらけ出す、って言っても、何もネガティヴで、悲観的な意味かりがこもっているわけじゃないと思うんだ。本当は、もっとずっとポジティヴで前向きなことだと思うんだよ。だって、ちゃんと自分と前向きに向かい合っているわけだろ?で、その先を模索するための一段階なんだからさ。勿論、これは僕の問題であって、他の人にも強要するつもりなんかないよ。でも、もしかしたら僕のレコードが他の人の考え方に影響を及ぼすかもしれないよね。その可能性もあると信じてるんだけど……。だから、このレコードっていうのは、マッチョでもなく、アグレッシヴでもない、でも、強くてしなやかな男の作ったレコードなんだ。前だけをまっすぐ見て、突き進んでいくだめのレコードなんだよ」
●マッチョじゃないってことで言えば、ヴォーカルという面についても、ニール·ヤングの「囁くような歌い方」があなたに歌う勇気を与えてくれたんじゃないですか?
「う~ん。囁く、っていうのはちょっと違うかな。でも確かに、ニール·ヤングみたいに、ヴォーカルではなくて、表現の一部として歌を歌っているような素晴しい人達っていうのは、技巧に凝らないよね。ビブラートも使いこなせなければ、音階もまともに取れない。でも、何故彼らの歌が素晴しいのかと言えば、ここから生まれたものだからなんだ(と胸をトントンと叩く)。それにいい音符が並んでいれば、つまり良いメロディがあれば十分なんだよね。でも、僕が勇気づけられているとすれば、やっばり彼のアティテュードなんじゃないかな」
●先ほど、70年代のソングライター的なパーソナルな思遣いという話をしたんだけども、逆に、あなたとしては英国人のソングライターに多いキャラクターや物語を設定する歌詞の書き方には、胡散臭いものを感じるんでしょうか?
「そもそもイメージを作り上げようとする点では、大英帝国こそ最も悪しき存在だと思うな。この国は、もう何千年もの間時間を無駄遣いしてる。国民はずっとそれに踊らされて、『大英帝国万歳!』ってやってきた。で、その思想みたいなものが、今の時代になってもずるずると国民の頭の中に残ってるんだよな。こんな小さな国に住んでるもんだからさ、アメリカにプレイしに行ったバンドなんて、すぐ大陸を征服したような気分になってしまうのさ。『俺達はすごい!』ってね。勿論、これは一般的な英国人の考え方であって、僕の意見というわけじゃないよ。僕はそんな考え方には反対なんだ。僕の両親はアイルランド人だから、この大英帝国的な思想は相容れないものがあるし。これがさっきも言った、アグレッシヴな考え方の根底になっているものなんだ。僕は、僕のレコードを聴いた人達にイメージの刷り込みとか、餌付けみたいなことはしたくないんだ。それよりも、このレコードを聴いてくれた人達と手をとりあって、暖かな雰囲気を感じて貰いたいと思ってる。僕は火になって、誰かを暖めることだって出来るはずなんだ(笑)。まあ、確かに、その英国的なソングライティングというのは、一種のシニシズムのようなものだよね。それと、幻想みたいなものを人はそこに見い出しているんじゃないかな。というのも、みんな退屈してるからね。退屈な生活、退屈なバックグラウンドを持った人達が、大勢ロンドンにやってくる。特にロンドン郊外からね。サリー州やケント州、サセックス州といった場所に生まれ育った若者達は、ロンドンに大都会の幻影を見てるんだよ。『ロンドンに行けばきっとエキサイティングなことが待ち受けてる』ってね。でも、僕もそうだけど、元々ロンドン市内で育った人達は、そんな幻想を持ってはいないからさ。でも、郊外で育ってロンドンに来た人達は、そういう幻想を持ってる。すごく奇妙な、ロンドンのアンダーグラウンド·シーンを発掘するのに執着するんだ。むしろ僕は自分のレコードには、退屈ならその退屈をそのまま表現したいと思ってる。下手な幻想を描くのではなくてね。まあ、こういうことはロンドンに限らず、世界中の大都会に共通する風土病みたいなものなんだけど(笑)」
●なるほどね。
「諸悪の根源は、あのブリット・ポップだった。まあ、中にはいいのもあったけど、そういう地味だけどいいレコードよりも、もっとくだらないけど華やかなレコードばっかりが売れて、そういう連中だけが大金持ちになっちゃったんだよね。ヴァーヴとか、レディオヘッドとか、そういう素晴しいバンドは黙ってベンチに座ってるだけだった。僕もそうだった。でも、最近になってやっと状況とクオリティが一致してきたように思うんだ。でも、やっぱりあの時代というのは、失望させられてばっかりだったよ。まるでロンドンのイメージー=ユニオンジャックの旗、赤い2階建てバス(笑)っていう、あのステレオタイプのイメージがそのままロンドンのミュージック·シーンに持ち込まれちゃったんだ」
●では、今も話に出たレディオヘッドのトム·ヨークのような人は、自分しか気が付かないような、自分自身や世界の問題点をえぐるように見つめて、それを克服するために創作に向かっていますよね。
「僕、彼のことが本当に好きなんだ。尊敬に値するね。レディオヘッドの曲を聴くと、いつでもついつい歌詞に目がいってしまう。歌詞カードを読む、数少ないバンドのひとつだね(笑)。でも、ああいうダウンな歌詞で曲がものすごく良いバンドって、本当に少ないと思う。そこが彼らのすごいところなんだ。曲がとてもいいから、その曲と詞の相乗効果が素晴しくて、詞そのものがまるで詩歌みたいに響いてくる。世界で最高のバンドのひとつだね。それは疑いようがない。興味深くて、曲が素晴しくて、声が美しい。そして、歌詞が本当にいい。自分達の過去を忘れてしまって、最初からビッグなバンドだったような顔をしないのがまたいいよね。彼らが最初にレコードをリリースした時、この国の誰も彼らに興味を抱かなかった。『ザ·ベンズ』をリリースした時だってそうさ。でも、半年経った頃に、ようやくみんながあのアルバムの良さに気付き始めた。ファッショナブルだとさえ言われるようになったんだから。最初は誰の目にも留まらなかったものが、今では10年来の傑作レコードにまで成り得たのさ。その辺が、僕が『ロンドンのミュージック·シーンはクズだ』と言う所以なんだよ」
●ところで、あなたのソングライティングについてもうちょっとお訊きしたいんですけど、やはり今作に収められた作品のソングライティングの過程というのは、自分自身の弱点やダークな部分と向き合って、それを克服していく過程でもあったんでしょうか?
「うん、そうだね。ただ、向き合って、というのは確かにそうだと思うけど、克服っていうのはちょっと違うな。克服というよりも、『ポジティヴなやり方で自分自身を表現している』と言ったほうが適切だと思う。僕は決して紙と鉛筆を持って、じっくり腰を据えて曲を書くようなタイプではないからね。ただテープレコーダーを回して、思いついたフレーズをランダムにそこに放り込んでいく。アイディアをとっ散らかったままとにかく録っておくのさ。頭の中はいつも混沌としていて、いろんな考えや感情がぐちゃぐちゃに渦巻いている。それを簡潔な言葉で説明することなんて出来ないはずなんだ。なのに、一旦レコードになると、ちゃんと簡潔にその意味がまとまっているんだよね。自分でも不思議でしょうがないんだけど(笑)。それで、レコードをじっくり聴き直してみて、ようやく自分自身の考えていたことが解ったりするんだよね。曲作りは、本当にそんなふうな自然発生的なものなんだ。予めプランを立てておくことなんて出来ない。いや、出来たらどんなにいいか、って思うんだけどね(笑)。だけど、やっぱり駄目なんだよね」
●では、今回、ソングライティングの過程で、本当の自分自身と向き合う時、最も苦痛を伴ったのは、具体的にどんな部分だったか数えて下さい。
「そうだな……僕の父親についてのラインを書いている時かな。このアルバムには、全体を通して僕の家族についての描写がたくさん出てくるんだけど、時々胸が苦しくなったりしたね。タイトルや、そういったフレーズに引用されているのは、妻との会話や、何年も前の僕の家族との対話だったりするんだ。まあ、中にはテレビの中の会話からとったものもあるけど(笑)。僕は、基本的に、そういう具体的な会話を引用するのが好きなんだ。政治的なメッセージ性のあるタイトルなんて付けたくないからね。僕は本を読まないからさ。知識なんかよりも、もっと自分のイマジネーションや、頭の中にあるもの、感覚的なものを大切にしたいと思ってるんだ。とにかく、家族のことを曲にするのは、いつでも苦痛を伴う作業なんだ。でも、そこにこそ僕のエモーショナルな部分がいちばん生かされているとも思うし、ポップ·レコードに、もっと深い感情を与えてくれる存在でもあるんだよ。それに、父親や、祖父や、先祖の思い出は僕に残された遺産だと思うんだ。で、その遺産を僕も残していきたいと思ってる。そう、運命みたいなものだね。それに自分なりに折り合いを付けていくのは、エキサイティングなことでもあるんだ」
●実は、この作品を聴いて、かつてあなたがあなたのお父さんについて語った素晴しい言葉を思い出したんです。「自分はごく平凡なとても素晴しい人をひとり知っている。君達にはなんの意味も持たないかも知れないけど、僕にとってはとても大切な人だった。その人はとても幸福な当たり前の人生を生きて死んだんだ」って言葉を。
「ああ、そうなんだ……うん……彼はね、そう、とても平凡な人だった。ごくごく当たり前の人生を送っていたよ。人生を通して、何か特別なことをしたわけじゃない。9時から9時まで退屈な場所で働いて、夜は毎晩テレビを観て、お金の工面をして、ごくまともな死に方をしたんだ。特別に楽しいことがあったわけじゃないんだろうけど、月明りの頃……死の直前にはそれなりに残りの人生をエンジョイして死んでいったと思うよ。その父の思い出がレコードをリリースすることによって公になってしまうのは、僕にとってちょっと哀しいことでもあった。でも、それと同時に、彼の思い出を公にすることによって、僕自身の存在を証明出来たような気がするんだよ。僕自身がここに居る、その事実と理由をね。僕は一分一秒たりとも人生を無駄にしたくはない。そんな思いを彼の思い出がサポートしてくれるのさ。そう、父はとても博識で、機転が利いていて、ウィットに溢れた人だった。でも、誰も声を大にして、彼にいい仕事にありつく機会を教えてはやれなかったんだ。君や、僕のようないい仕事にね。まあ、これって世代的な問題でもあるし、それだけのことなのかもしれないけどね」
●うん。でも、このアルバムさえあれば、あなたは彼の遺志を継いだ、素晴しい息子だという証明が出来ますよ。
「(笑)そうだね。父がそう思ってくれることを願うよ」
●先行シングルの“ステイ”は、どこかお父さんに捧げられた部分もあるんじゃないかと思ったんだけど。
「いや…… 。特にそういうわけじゃないんだ。でも、もしかしたら、潜在的にそんな思いもあったのかもしれないね。正直なところ、どういうふうに君に説明したらいいのか分からないんだけど。この曲は、『変化』について歌われたものなんだ。僕は、人が他人に『君は変わるべきだ』『君はもっと先に進まなくちゃいけない』なんて言ってるのを見ると、イラついてしまうんだ。だって、言われた方は、彼らが変わらなくちゃいけないことも、彼らが本当に先に進みたいと思っていることも、ちゃんと分かってる。それと同時に、そのことがどんなに難しいことかも分かっているんだから。でも、一日の終わりには、必ず『やっぱり自分は変わらなくちゃいけない』って思うんだ。それって、すごく絶望的な光景だと思うんだよね。変化の過程というのは、いつでも恐怖や失望を伴うものだし、違う場所に到達するのって、フラストレーションに常に苛まれるシチュエーションなんだよ。感情的にも不安定で、すごく傷つくことなんだ。実は、この曲のフレーズは、ちょうど僕がレコーディングに入る前に知人の女の子に言われた言葉でさ。彼女は僕が先に進まなくちゃいけないことも分かってるのに、僕にそんな風にばかり言ってて…おまけに、自分は進もうとしなかった。自分も前進しなきゃいけない、って分かってるのにさ。このことは、“ステイ”の前の曲 …なんだっけ、アルバムの9曲目」
●え~っと “ユー·ハヴ·ゴット·ホワット·イット・テイクス”ですね。
「その曲も、このことについて歌われたものなんだ」
●そうなんだ。なるほど。じゃあ、アルバム·タイトルにもなっている『ピープル·ムーヴ·オン』というタイトルは、そうしたあなたの人生における変化に対する認識が現われたものなんでしょうか?
「これも、もともとは毎日の対話の中から出てきたフレーズなんだ。でも、ちょっと違うのは、これは自分自身の対話というところなんだよ。『何でこんなことが起こるんだろう?』、『何でこんなことが自分の身に起こったりするんだろう?』という問いかけから生まれたものなんだ。自分の頭の中に渦巻いている、人生そのものに対する問いかけだね。このフレーズが最初に閃いた時、僕はウェストエンド(ロンドン中心街)で新聞を売ってたんだ。何年も前の話さ。で、人がただ、流れていく。流れていく。流れていく。土曜日の夜で、みんなはクラブに繰り出すために、流れていたんだ。僕は、それをじっと観察してた。自分勝手に彼らを批評してたわけさ。クラブへ向かう時にはお洒落して、皆すごくスマートに決めてるだろ? でも、帰りには口紅は剥げてるし、髪の毛はめちゃめちゃだし、あられもない格好になっていたりするんだ(笑)。そういう流れ行く人の立ち居振る舞いを、批評することだって出来るし、それを経験の一つとして自分に取り込むことも出来るんだ。そういうのって、ただの行きずりの人についても、大切な人についてもそれは同じことだと思うんだ。過去に一緒にプレイしたことのあるミュージシャンだって、一緒に仕事をしたことのある人だって、関係を持ったことのある人だって同じことさ。僕の中には、他人は自分の中を通りすぎて行く存在に過ぎないという思いがどこかにあるのかもしれない。勿論、その中には僕を救済してくれる人も、僕のイマジネーションをかきたててくれる人もいる。2度と会わない人もいる。「ピープル·ムーヴ·オン」というのは、人が自分の中を流れていく、まるで旅するように来ては去っていくシチュエーションをイメージさせるフレーズだと思うよ。このレコードも、そんな旅のようなものなんだ。色々な人��、���々な経験がこのレコードを通り抜けていくのさ」
●なるほど。で、このアルバム全編には「許し」が漂っていると思うんですよ。あなた自身、このアルバムを作ることで、憎しみや怒りという感情から解放されて、とっても清々しい気分になったんじゃないですか?
「いや、どうだろ……最初から『許し』があったというよりも、先に『評価/判定』があって、その結果から君はそう感じたんじゃないかな。勿論、ネガティヴな評価の場合もあるよ。で、そういう人間関係を自分の経験則として蓄積することが出来るんだ。そういうことだと思う。そう、それと『ビーブル·ムーヴ·オン』というタイトルには、もう一つ別の意味があるんだ。それは、『頼むぜ!動いていこうよ!』ってことなんだ(笑)。『進んでいこう、イマジネーションを最大限に使って、音楽に関する知識をうんと生かして、動いていこう、進んでいこう!』ってことなんだ。まあ、つまりは、レコードを作ろう、ってことなんだけど(笑)。スピリチュアライズドやレディオヘッドといったバンドは、それを本当に上手にやってのけたと思うよ。彼らはこの国の音楽的な財産にきちんと敬意を払いながら、全く同じことをやるということに、プレッシャーを感じてる。違和感を感じてるんだ。『お、これいいね!頂戴しよう』って上手く過去の音楽スタイルを取り入れながら、最新型のオリジナルを創り出しちゃうんだからね!すごく革新的だよ。こういうのを、アート·ワークって言うんだと思う。いろんな人から影響を受けて、それで今度は自分達がリスナーやオーディエンスに影響を与えてる。動き続けているのさ」
●うんうん。じゃあ、あと少しだけ。“ユー·ライト·ザ·ファイア"の穏やかなムードというのは、あなたの家庭のムードそのものの反映なんでしょうか?
「いや、というよりは、これは今現在の僕自身の状態についての曲なんだ。父が死んでから数年の間、僕は兄弟達と全然連絡を取り合っていなかった。でも、ちょうどアルバムの最後の曲のヴォーカル·トラックを録っていた時なんだけど、兄弟が僕をスタジオに訪ねて来てくれてさ。なんだかすっかり歳とっちゃったみたいに見えたけど、もうとても嬉しくてさ。つまり、レコーディングが一区切りついたところで兄弟が激励に来てくれたんだよ。その時っていうのが、すごく暖かな気分だったんだ。その後も、僕にも子供が出来て、兄弟にも子供が出来て、母が孫を見に来てくれて、良い時期が続いてる。すごく暖かくて、素敵な、ポジティヴな時間が続いていることを歌っているのさ」
●うんうん。でね、ちょっと気になったのは、このアルバムを聴く限り、あなたってちょっとジェラシーが強すぎる男性なんじゃないかな?って。
「ジェラシー?いや、僕としてはそんなことないと思うけどな。良く分からないな、その質問は」
●OK。じゃあ、ここ数年のあなたの活動を見て、最もやきもきしていたのは、あなたのワイフなんじゃないかと思ったんだけどーー。
「え、どういうこと?彼女が僕の音楽活動を気に入ってなかったってこと? それとも、全然働いてないことを怒ってたかってこと?」
●違う違う!だって、ここ数年、音楽活動の面であなたは色々と紆余曲折してたじゃない?
「ああ、分かった。そういうことか。うん、僕の奥さんはね、すっごく素敵な女性なんだよ。アハハハ。いやいや、とにかく、音楽のことに限らず、色々心配はかけてると思うな。僕は結構肝心なことを言わなかったりするもんだから、彼女はそれをどうにか理解して、問題を解決しようと努力してくれてるんだ」
●じゃあ、“ユー·ジャスト·ノウ”は、彼女との関係の中から生まれた曲なんでしょうか?
「そう、僕は彼女のことを何でも知りたがるからね、まるで子供みたいに(笑)。というより、彼女が僕を理解してるのかどうかを知りたがってしまうんだ。ほら、子供って何でも根掘り葉掘り訊きたがるだろ?『どうしてそんなこと知ってんの?それってどういうこと』ってさ。小さい時には誰でも、『なんで今夜サンタクロースが来るなんて判るのさ?』って両親につっこんで、困らせたりするじゃない。もちろん親はそれには答えられないんだけどね(笑)」
●でも、それって、あなたがジェラシーの強い人だってことも関係してるんじゃない?
「ああ。なるほど。それは良い見解だね(笑)。そうか。そうなのかも。ハハハ」
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nihongo · 2 years
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STA-002 もっとアクティブに Q&Aの実施
Q&Aは、ブログでインタラクティブなコンテンツを作成するための便利な方法です。Q&Aを実施すると、ファンから送ってもらった質問に受信箱から直接回答することができます。どの質問に回答して投稿するかは、あなた次第です。
Q&Aでは、ファンにあなたのよりパーソナルな一面を知ってもらうことができます。ファンとしては、新たな情報を得られることもあれば、ただ楽しむこともできます。Q&Aを実施するには、主に2つの方法があります。
オリジナルのQ&A
Q&Aの開始をファンに知らせるテキスト投稿を作成します。質問のトピックを選択することもできますし、「何でも聞いてください」と投稿することも可能です
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[オプション] 回答に、#answers というタグを付けます。そして、あなたのブログにタグページを作ると、今後フォローしてくれたファンにも見てもらうことができます。
リブログのQ&A
人気のQ&Aのテキスト投稿をリブログすることでも、Q&Aを始めることができます。これらの投稿には、質問リストとその横にある絵文字や数字が含まれています。ファンは質問に付いた数字や絵文字をあなたにメッセージします。
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manaplog · 1 year
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Thursday May , 11
こんがらがる程つぎからつぎへ色々あった日😇
でも昔から、わたし こういう時の方が頭がクリアになって冷静に的確に動けてると自称してる。
出社。きのう振り分けられた個人面談の学生15人と、一人ずつスケジュール調整するため、口頭で相談する前に先行してメッセージを送信。テキストだけだとみんな読み流しがちだから、画像をつくって母国語もつけた。寄り添ってるぅ。
そのメッセージ作成中、留学生保険の共済金振り込み完了のFAXを受信。
少しでも早く学生には返金対応してあげたいの��、ぜんぶ中断して割り振り作業。
そうこうしていたら、10:30。
新入生のSIMカード購入に伴い、スマートピットの操作方法をおしえるためファミマへ同行。
終えたら別の新入生に、履歴書の記入方法レクチャー。那覇市って漢字はとってもむずかしいよね。
面接の練習を終えてわたしの名前を言いにくそうにしているから、はやく覚えてよ、と笑っていたら「先生の名前はながいです」と謎クレーム。
新入生をアパートへ返して、面談担当の学生たちが間も無く授業が終わるので資料が完成してなくて焦る焦る。
昨夜うまく茹でれた鶏胸肉を3切れ食べて、昼食終了。
13:00。
一人目の個人面談。こんな感じで良かったのかな、、と思いながらも今まで以上に学生のパーソナルなこと聞けて自分も嬉しかった。
進路、むずかしいよね。なやむよね。
VISAを更新する学生の資料をつくろうとしていたら、警察から拾得物の電話。学生が財布を落としていたそう。
15:10 警察署へ向けて出発。先月末に、愛車を東京へ送ったものだからしばらくは運転しないと思っていたけど余裕で毎日社用車のってる、、
付き添ったのは、おとぼけな可愛い学生。わたしからの電話で財布を落としたことに気づいたらしい。
16:20戻り。そろそろ締めの作業をしなきゃ。
今日やりたかった新入生たちの留学生保険と入管の登録作業を始めた途端、人間関係ピリついてる問題から「様子をみてきてほしい���とご用命。
すこし話をきいて、事務所へ。
17:00。掃除の時間。早あ。
お掃除おえて入管登録。コピー用紙発注。
やばい。今日の支出、入金、金庫計算が終わってなかった!!!
18:00 へろへろで退社。
久しぶりに好きな先生たち三人と帰れたの、嬉しかった。
梅雨入り前とは思えない爽やかな気候。ずっとこれがいいな。
明日もがんばれ〜。
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harawata44 · 23 days
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「ゲームボーイ」生誕35周年! ゲームを持ち歩くプレイスタイルを確立した携帯ゲーム機の金字塔「ポケモン」も「カービィ」もここから始まった! - ライブドアニュース
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以下引用
 任天堂が1989年4月21日に発売した携帯型ゲーム機「ゲームボーイ」が、本日生誕35周年を迎えた。
 持ち歩いて出先でもゲームを遊べる楽しさを同社の「ゲーム&ウオッチ」から継承し、「ファミリーコンピュータ」と同様に専用のカートリッジを交換することで、遊ぶゲームを変えられる機能を持った携帯型ゲーム機だ。  自分だけのパーソナルな画面で好きなゲームを遊べる設計や、ユーザー同士が専用のケーブルを介して通信プレイができるなど、新しいプレイスタイルが提案されたことで新たな市場が開拓され、後継機種も含め全世界で累計1億1869万台(2023年12月末現在)を売り上げた。  本稿では当時からゲームボーイのヘビーユーザーだった筆者が、現在手元にある機器やソフトを使って、当時の思い出や個人的趣味でピックアップしたタイトルを振り返っていこう。
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激動の1989年/平成元年に誕生した、持ち歩いてどこでも遊べるゲーム機
 ゲームボーイが産声を上げた1989年は、1月に昭和天皇が崩御され、元号が「平成」と改められた年だ。バブル景気と呼ばれた好景気の末期であり、4月には3%の消費税が導入され、世界では天安門事件やベルリンの壁崩壊、東西冷戦の終結といった大きな出来事もあった激動の年であった。  ゲーム業界では、発売から6年が経過して円熟期を迎えていたファミコンに次ぐ新型機、16ビットCPUを採用したスーパーファミコンが前年の1988年に発表されていた(発売は1990年)。またセガのメガドライブや、NECのPCエンジンCD-ROM2なども既に発売済みで、“高性能”や“大容量”といった大きな進化にユーザーの注目が集まっていた頃だ。  そのさなかに発売されたゲームボーイは、当時のトレンドとは明らかに違う“モノクロ画面を備えたカセット交換式の携帯型ゲーム機”という独自の方向性を提示していた。ゲーム機を持ち歩いて、どこでも自由に遊べるという仕様は、任天堂がファミコン以前に発売したゲーム&ウオッチで確立したコンセプトに近いものだ。  ゲーム&ウオッチにあこがれ、LSIゲームをいくつか持っていた筆者は、このコンセプトに大いに刺激され、比較的早い段階でゲームボーイを入手したのだ。初代ゲームボーイは、携帯型といってもポケットに入れるにはかなり大きい、幅90mm×奥行き32mm×高さ148mmというサイズ。電池を含まない重量は約220gで、価格は12,500円(当時の消費税3%込)だった。
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本体に液晶画面を備え、プレイヤーが個別の画面を持つことで、新しいプレイスタイルが生まれた
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サイズは結構大きかったので、筆者は画像の巾着袋を買って、ソフトや通信ケーブルなどとともに一式持ち歩いていた
 ディスプレイには2.45インチ(解像度160×144)のドットマトリクス式モノクロ液晶を採用。高精細で色数も増える傾向にあった最新のゲーム機に対し、モノクロの画面は時代を逆行するものだったが、コストと省電力に優れ、特に後者は携帯型ゲーム機における重要な要素であった。単3アルカリ電池4本で35時間もプレイできるランニングコストは、主要ユーザーの子ども達のお小遣いにも優しかった。
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ドットマトリクスで標示されたゲーム画面。グラフィックスは4階調の濃淡が付けられる仕様で、モノクロでもある程度豊かな表現ができた
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単3乾電池を4本使用。当時はポピュラーではなかった同形の充電池も問題なく使えるが、電圧が若干異なるため、使用するときは自己責任で
 今やノスタルジーを感じられる黄緑色の液晶画面は、お世辞にも美しいとは言えないもので、画面に映るキャラクターが激しく動いたり、背景がスクロールしたりするゲームは残像が目立ち、同時発売タイトルに「スーパーマリオランド」があったことから、その欠点は発売直後から指摘されていた。またバックライトやフロントライトがなく、外光を反射して標示するタイプの液晶なので、薄暗い場所では画面が見づらくなり、布団の中では遊ぶことができなかった。
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残像が激しかったので、アクションやシューティングより、パズルやRPGのほうが遊びやすかった
 それでもやはり、前世代のゲーム&ウオッチと比較して、カセット交換によって別のゲームが手元の画面で遊べたのは革新的だ。実はゲームボーイ以前にも同様のコンセプトを持つゲーム機は存在していたが、任天堂や当時のファミコン市場を賑わわせていたメーカーが手がけたタイトルを遊べるのは大きな魅力だった。
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ファミコンタイトルをリリースしていたメーカーが続々参入。画面は「ゲームボーイ Nintendo Switch Online」より、カプコンの「レッドアリーマー MAKAIMURA GAIDEN」
 そしてゲームボーイ人気に拍車をかけたのが、専用の通信ケーブルを使った対戦プレイである。対応ソフトを挿入した本体2台をケーブルで繋ぐことで、気軽に対戦プレイをすることができる。互いに画面があることにより、同じ画面を見てプレイするファミコンのマルチプレイとはまた違った面白さがあるのだ。同時発売タイトルの「ベースボール」や「役満」も対応していたが、1989年6月発売の「テトリス」が通信対戦人気を一気に押し上げることとなり、誰もがゲームボーイとともにこのソフトと通信ケーブルを持ち歩いた。
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通信ケーブルはゲームボーイユーザーのたしなみ。専用のアダプターを使えば後継機との通信プレイも可能で、4人対戦用のケーブルなども発売された
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「ゲームボーイ Nintendo Switch Online」より「テトリス」。対戦時はブロックを2ライン以上消すと相手のブロックを押し上げられるルールで、先に30ラインを消すか、相手のフィールドを最上段までお仕上げれば勝利となる
 ゲームボーイはその後9,800円(1993年)→8,000円(1994年)と価格が改定され、1994年には6色のカラーバリエーション機「ゲームボーイブロス」が発売。1996年にはポケットにも入るサイズまで小型化された「ゲームボーイポケット」が、1998年にはポケットとほぼ同じサイズでバックライトが搭載された「ゲームボーイライト」が発売されている。  小型かつ低価格なこれら2機種は、液晶画面の性能が向上していて、初代よりもグッと画面が見やすくなっている。ゲームボーイポケットが発売された1996年は、初代の発売から7年が経過していたが、同年2月27日に「ポケットモンスター赤・緑」が発売され、それが長期的なブームを巻き起こしたことにより、ハードの価値が再び上昇。この機種を使ってポケモンを交換した経験がある人も多いのでは?
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1994年11月21日に発売された「ゲームボーイブロス」(右)。これは内部基板が透けて見えるスケルトンカラー。基本スペックは初代と同じだ
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1996年7月21日発売の「ゲームボーイポケット」(右)。幅77.6mm×奥行き25.3mm×高さ127.6mm、重さ約125g(電池含まず)。小型軽量化と同時に液晶の質も向上。電池は単4アルカリ電池2本となり、稼働は約8時間になった。写真は電池残量を表すLEDが再搭載された後期型
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バックライトにエレクトロルミネッセンスを採用した「ゲームボーイライト」は1998年4月14日発売。待望の布団の中でプレイできるようになったゲームボーイだ。バックライトは消灯もできる
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ゲームボーイで生まれた「ポケモン」。赤と緑は同じ内容で、出現するポケモンが異なる仕様。2本を同時購入した人も多いのではないか。その後、同様の複数のバージョンを用意するタイトルも増えた
 そして1998年10月には、上位機種と呼んで差し支えない、カラー液晶や赤外線通信機能を備えた「ゲームボーイカラー」が発売。ソフトは初代でも使えるタイトルからカラー専用のタイトルへと徐々に移行し、21世紀に入る頃には、次世代機の「ゲームボーイアドバンス」シリーズへと繋がっていく。これらも魅力的なゲーム機だったが、そのお話はまた次の機会に。
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次世代のゲームボーイ達。
「ゲームボーイカラー」(左上、1998年10月21日発売)、
「ゲームボーイアドバンス」(左下、2001年3月21日発売)、
「ゲームボーイアドバンスSP」(右上、2003年2月14日発売)、
「ゲームボーイミクロ」(右下、2005年9月13日発売)
(中略)
 駆け足で振り返った、栄光の初代ゲームボーイ。ユーザー個別の画面を備え、ゲームをそのまま出先に持っていって楽しむ携帯型ゲーム機の方向性は、現行のNintendo Switchにも受け継がれている。  また「ポケットモンスター」や「星のカービィ」、「Sa・Ga」、「聖剣伝説」、「スーパーロボット大戦」など、このゲーム機で生まれ育った傑作シリーズもたくさんあり、その原点を「ゲームボーイ Nintendo Switch Online」やリマスタータイトルを介して遊んでみて、35年の月日を改めて噛みしめてみるのもオツかもしれない。
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「ゲームボーイ Nintendo Switch Online」で配信中の20タイトル。Switchの携帯モードやテーブルモードで遊ぶと気分が上がる
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symxlab · 3 months
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MaterialDesign3に入門してみた ~ 概要/Color編
こんにちは、sktnです。 普段はバックエンド領域やフロントエンドのロジック側の開発を受け持つことが多いのですが、UI周りの知見も広げたく Material Design3の勉強を始めました。
https://m3.material.io/
こちらのサイトを読み進めつつ、ポイントになりそうな部分をまとめてみます。
Material Design3 とは何ぞや
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Material Design3(M3) のサイトには下記のように書かれています。
Material 3は、Googleのオープンソースデザインシステムの最新バージョンです。Material 3を使って、美しく、使いやすい製品をデザイン、構築しましょう。 最新バージョンであるMaterial3は、ダイナミックカラーやアクセシビリティの強化から、大画面レイアウトやデザイントークンの基盤に至るまで、パーソナルでアダプティブ、そして表現力豊かな体験を可能にします。
M3はGoogleが提供(提唱)するデザインシステムで、プロダクトのUIを考える際の基準となりうるもののようですね。 M3を構成する要素は
Accessibility スクリーンリーダー等の支援機能を使うユーザーへの配慮について "見やすさ" "操作しやすさ" について
Layout 各パーツの役割に則った配置 適切なスペーシングやサイズについて
色 役割に応じた色の適用やカラースキームの設定について
デザイントークン 色やフォント、その他スタイルについて役割別で呼び分けるプロパティとその命名について
状態 各UIコンポーネントの状態( Disabled / Loading / Hoverなど )とそれに応じた見た目の変化について
など多岐にわたっていますが、ここでは色について見ていこうと思います。
色 - Color
サイト上ではこのあたりの内容が該当します。 https://m3.material.io/foundations/accessible-design/patterns#f72f3851-5184-4132-b871-bc8224e062e2 https://m3.material.io/foundations/customization https://m3.material.io/styles/color/roles
背景色とのコントラスト比は3:1が基本
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上記の画像のようにボタンの例が分かりやすいですが、私たちが普段Webを触っていて「この要素は押せるのか‥?」と迷うことが少ないのはコントラストが適切に設定されているためと言えます。
背景色と同化したボタンだったらどうでしょうか?ぱっと見で「押せる」「押せない」の判断ができず、カーソルを持っていって初めてボタンであることが分かる要素になってしまいます。 試しにこのtumblrの投稿ボタンの色を触ってみました。
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どちらが迷わず「ボタン」と認識できるかは明らかですね。 ちなみにこのコントラストは「押させたい要素」に対して有効で、非活性のものやFABボタンについては要件を満たす必要はないとされています。
Color Roleについて
ではプロダクトのUIにおいて、色はどのように決めていけば良いのでしょうか。
優れたセンスを持つ人はもしかすると、適切な色をスマートに選択していけるかもしれませんが、誰もがそうとは限りません。 M3では "Color Role" として優先度 / 背景色とその上に乗る色などにそれぞれ名前を付け、扱えるように提唱されています。 https://m3.material.io/styles/color/roles#e9fc5b00-8355-4641-b35f-58b0bac639f3
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初めて見ると英単語の羅列と種類の多さに身構えてしまいますが、よく見てみると命名規則が揃っており プログラマにとっては文脈としてとらえやすいと感じるのではないでしょうか。
アクセントカラー (Primary / Secondary / Tertiary / Error)
UIの中で目立たせたい要素にはこれらのアクセントカラーを使用します。 強調したい順にPrimary > Secondary > Tertiary を使用します。 またエラー表示にはErrorのアクセントカラーを用いるとよいでしょう。
それぞれに4つのRoleが定められており、{accentColor}ごとに
{accentColor}: それぞれの優先度として目立たせたい要素の背景色に使用
On {accentColor}: 指定のアクセントカラーの上に乗せる文字やアイコンの色
{accentColor} Container: {accentColor}よりは強調度が低い部分や広めの要素の背景色として使用 ※Primary ContainerはFABボタンなどに使われるとされています ※この色は文字やアイコンの色としては使うべきではありません
On {accentColor} Container: {accentColor} Containerの要素の上に乗せる文字やアイコンの色
というように定められています。 親要素とその上にくる色 のセットになっているので使いやすそうですね。
固定のアクセントカラー ( Fixed accent colors )
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ライトテーマとダークテーマの切り替えの影響を受けたくない要素に対して使用できます。
一部新しい用語が出てきました。 {accentColor} Fixed Dim は通常のFixedカラーよりも濃い色が割り当たっており、Fixedカラーとは別で固定動作が必要なものに対して使用されます。 On {accentColor} Fixed Variant は通常のFixedカラーよりも強調度が低い文字やアイコンの色として使用されます。
Fixed accent colorはコントラスト要件を満たしていないため、強調するアイコンなど コントラスト要件を満たす必要がある要素に対しては使えないことに注意が必要です。
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Surface Color
通常の背景色として使用される役割の色です。
カードやシート、ダイアログ要素には Surface Containerを用いると良いとされています。 Surface Containerには5つの強調度が定められており、"Surface Container" をデフォルトとしてそれよりも強調するかしないかで色を選択することができます。 これは拡張画面用のレイアウトで階層や入れ子のコンテナを作成するのに役立つものとなっています。
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Outline
Surfaceに対して使用される輪郭の色を表します。
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Outline: テキストフィールドの輪郭など、重要な境界線に使用されます
Outline Variant: divider要素など、装飾用として使われます
OutlineとOutline Variantはコントラスト要件が異なるため、適切に使い分けが必要です。 カードや異なる複数の要素の境界線としてはOutline Variantを使用するべきで、逆にchipの集合要素やinput要素など 明確に区分する必要があるものに対してはOutline色を用いるべきとされています。
各役割の色そのものはどう決める?
ここまで見てくると、それぞれの要素に対してどういう役割の色を当てれば良いかの指標が分かってきました。 配色に迷う時間が減りそうです。
では、そもそもの色はどう決めていくのが良いのでしょうか。 Primaryに対してSecondaryだったりSurfaceだったりを一つ一つ考えていくのは大変そうです。
M3ではFigmaの拡張機能として「Material Theme Builder」が提供されています。 https://www.figma.com/community/plugin/1034969338659738588/material-theme-builder これを使うことで、自分で決めたPrimaryカラーをもとに上記のそれぞれのColor Roleに応じた色の定義を自動で生成することができます。
CSSやJSON形式でエクスポートできるので、時間をかけず色を決め それらを効率的に使うことができそうです。
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ここまでMaterial Design3の色にフォーカスを当てて内容をまとめてみました。 これまで配色に迷うことも多かったですが、Roleをもとに考えていくことで違和感の少ない選択ができるようになりそうです。
色以外のM3の要素についても引き続き掘り下げていこうと思います。
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takachan · 4 months
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Mint のような爽やかな 1 年のスタートに向けた Google Pixel の新機能
2024 年最初の Feature Drop アップデートで Google Pixel スマートフォンがさらに便利になります。これらの機能は明日から順次、デバイスへ展開されます。   そして、新年に「爽やかな」スタートを切れるよう、Google Pixel 8 に、新しい Mint カラーが加わります。日本では、Mint カラーの登場に合わせて、Google Pixel とサンリオの人気キャラクター ハンギョドンがコラボしたキャンペーンを実施します。Google ストアで Google Pixel 8 Mint を購入された方には、ハンギョドンとの限定コラボグッズ(限定ケース&ストラップ)をプレゼントします(数量限定で先着順) 。(*1) 簡単なジェスチャーでスマートフォンのあらゆる情報を検索する 米国時間 1 月 31 日より順次、Google Pixel 8 でかこって検索 をお使いいただけるようになります。(*2) Google の AI 技術によって、アプリを切り替えることなく、スマートフォン上で簡単に丸で囲って検索できます。Google Pixel のホーム ボタンまたはナビゲーション バーを長押しして、調べたいものを丸で囲んだり、なぞったり、タップしたりするだけで、検索することができます。たとえば、閲覧中のアプリを離れることなく、クリエイターが動画内で着用しているものを探したり、難しいクロスワードのヒントを得たりできます。     パーソナルなフォト文字で返信する Google メッセージの「フォト文字」を使えば、デバイス上の Google の AI 技術によりユーザーやペットの写真をフォト文字に変換します。フォト文字にする写真を選択したら、選択したものが正しいかを確認して、送信するだけです。作成したものは、「フォト文字」タブに保存され、再度利用することができます。また、友達から送信されたフォト文字も、自分から発信する際に使用できます。    Google Pixel ポートフォリオのその他の機能 生活を便利にする 2 つの追加機能を Google Pixel エコシステムに導入することを電子機器見本市の CES にて発表しました。   コンテンツをすばやく共有 「ニアバイシェア」が、「クイック共有」という名前に生まれ変わります。この機能を使えば、Google Pixel から Android、Chromebook、Windows エコシステム全体の数十億の互換デバイスに写真、ファイル、テキストをオフラインでもすばやく共有できます。共有シートから新しいクイック共有アイコンをタップすると、コンテンツを共有できる付近のデバイスのリストが表示されます。ユーザーは、設定からプライバシーを管理でき、デバイスの公開設定を、「全ユーザー」、「連絡先」、「自分のデバイス」の中から選択できます。     音声の切り替えが Google Pixel Watch に拡張 Google Pixel Buds Pro は、ペアリングされた 2 台のデバイスの間を移動すると自動的に近くのデバイスに接続されるため、手動で切り替える必要はありません。この度、Google Pixel Buds Pro を Google Pixel Watch から Google Pixel スマートフォンまたはタブレット音声の切り替えができるようになり、どこでも通知を受け取ることができます。これにより、切り替えがさらにスムースになり、デバイスやアクティビティ間をシームレスに移動できます。 注釈 1:Google Pixel 8 のご購入で、Google Pixel 8 Mint とハンギョドンのコラボパックをプレゼント。特典は数量限定で、在庫が無くなり次第終了です。特典の有効期間は 2024 年 1 月 25 日午前 10 時 (日本時間) から  2024 年 3 月 31 日午後 11 時 59 分(日本時間)までです。Google Pixel 8 Mint × ハンギョドン コラボパックはご注文いただいた製品と共に配送されます。日本にお住まいのお客様のみ対象です。18 歳以上のお客様に限らせていただきます。日本の Google ストアでご購入いただく必要があります。特典は、お客様1人につきデバイス 3 台分までとなります。特に記載のない限り、他の特典とは併用できません。特典は譲渡できず、また現金としての価値や現金と同等の価値を持つものではありません。ご注文の商品が返品された場合は、返品した商品から割引額を差し引いた金額が払い戻されます。このような特典が禁止された地域では無効になります。 注釈 2: Google Pixel 8、Google Pixel 8 Pro、および Google Pixel 以外のその他対応デバイスでのみご利用いただけます。インターネット接続と対応アプリおよび対応サーフェスが必要です。結果は映像の一致状況によって異なります。 Posted by Stephanie Scott, Product Manager http://japan.googleblog.com/2024/01/pixel-feature-drop-january-2024.html?utm_source=dlvr.it&utm_medium=tumblr Google Japan Blog
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takahashicleaning · 5 months
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TEDにて
エリザベス・ホワイト:パーソナル・ファイナンス危機に対する率直な洞察
(詳しくご覧になりたい場合は上記リンクからどうぞ)
現在進行中の「移民による移民のための社会実験国家」がアメリカです。
現在進行中の「移民による移民のための社会実験国家」がアメリカです。
現在進行中の「移民による移民のための社会実験国家」がアメリカです。
秘密を教えます。ベビーブーム世代の多くが厳しい家計状況で老年に突入しています(日本では、バブル崩壊後の就職氷河期世代)
そして、その背後には、同じ問題を抱えた若い世代も控えています。
作家のエリザベス・ホワイトは、非常に私的な切り口を交えたこのトークによって、金銭問題に関する率直な対話の口火を切り、限られた収入の中で豊かで味のある人生を送る上での実践的なアドバイスを提供します。
あなたは私を知っている。私はあなたの友人の輪の中に隠れている。私の服装はいまだに非の打ち所がないお金を稼いでいた良き時代に購入したものだから。
私を見ても実は先週、不払いのため電気が止められ生活保護の有資格者であるとは、あなたは気づかないだろう。
でもよく見ると私の瞳の中の悲しみ自信に満ちた声に隠された恐怖に気づくだろう。
最近私は1.99ドルのお試し用サイズの洗剤を買って生計を維持している。このサイズの洗剤があるなんてあなたは知らないだろう。
2人でいつも楽しんだ高級レストランにあなたは私を誘う。でも今回、私の注文は12ドルのシャルドネのグラスではなくレモンをひと絞りした水だ。
メニュー選びは節約を念頭に1セント単位で細かく頭の中で計算する。私は、デザートも洒落たコーヒーもワインのお替わりも頼んでないので割り勘は勘弁してもらう。
体裁を繕うのは、うんざりだ。私は貧しいのではなくお金がない、そこには差があると友人に言われたケーブルテレビもジムも解約し、ネイルサロンにも通わない。
髪の手入れも自分でできると分かった。退職金積立もなければ、貯金だってない。だいぶ前に使い切ったのだ。資産となる高級マンションも支えてくれる夫もいない。
遅延と不払いを何カ月も重ね。私の信用スコアはボロボロになった。督促の電話がいつもかかってきて、まずお定まりの文言を読み上げそれから初めて私の苦境に対して礼儀正しく同情を示し、そして完全に履行不可能な支払スケジュールを要求する。
私の友人は心の中で、なぜ私ほどの教育を受けた人が経済的に急転落したのかといぶかしがっている。
私は変わらず能力があり頭がキレるが、仕事は切れ切れであり単発のコンサルティング案件が、あったりなかったりだ。
55歳にして私は、明るさを装うことを学んだ。しかし、もう仕事の機会は多くない。いつ減ったのかはっきりとは覚えていない。だが「かつての」「昔は」のたよりない世界に入り込んでしまっていることを否定しようもない。
自分がどこに所属しているのかも、もうはっきりしない。はっきりしているのは、何十件ものオンライン求人への応募は、全部ブラックホールに吸い込まれてしまったらしいということ。
自分がどうなるのか分からない。まだ健康を維持しているが、身体が痛む。それとも痛むのは心なのかホームレスの女性はかつて私にとって透明人間だった。
しかし、今や、彼女たちを鑑定しようと目が引き付けられる。彼女たちの物語の始まりは、私と似ていたのだろうか。
この作品は、1年前に書いたものです。私と知り合いの女性たちの事情を組み合わせて作った物語です。なぜ書いたかというと平気じゃないのに平気なふりをすることにうんざりしたからです。
普通であるふりをするのにうんざりしたのです。マスコミの報道の中に自分の姿は見つけられませんでした。世界を旅する人やコスタリカのマンションを買った知人などいません。
ごく少数の友人だけが、15~20%の貯蓄をしています。専門家が、退職後に生活水準を維持するために必要だとしているレベルの貯蓄です。
私の友人の多くは50~60代ですが、彼らが直面している現実は、所得水準が下落し、一生働き続けざるをえず、失業、病気、離婚のいずれかで破産に至るというものです。
まだどん底に落ちてはいないかもしれませんが、多くの人が、一連の出来事によってどん底に至りかねない状況に初めて直面しています。
そして実際、どん底に沈むのはそんなに難しくないのです。米国の所得中央値の世帯では、1か月分の収入に見合うだけの貯蓄しかありません。
47%の世帯は、緊急時に400ドルを捻出できません。国の約半分の世帯がです。車の大きな修理だけで絶望の淵に沈みます。身の周りを見ただけでは気づかないでしょう。
このような状況にあるのは、私だけではないことにこの会場の中にも同じような苦境にいる人がいます。あなたがそうでなくてもご両親や姉妹、あるいは親友がそうかもしれません。
私たちは、普通を装うことがうまくなります。恥じらいが私たちを黙らせ閉じこもらせます。初めて窮状を訴えようと決めた時、私はウェブサイトを作りましたが、友人は私の写真がないことに気づきました。
このようなイラストばかりでした。公表する際でさえ私は隠れていたのです。
私たちは成功が収入によって定義される世界に生きています。お金の問題に直面していると口にすることは自分が負け犬であると宣言するのとほぼ同じです。
ハーバードビジネススクールを卒業した私のような人間だと二重の敗北ということになります。
私たちベビーブーム世代は、退職の備えが足りないのは、すべて自己責任だと言われます。なんだってわざわざ退職年金を引き出して義母の老人ホーム費用の不足分や子供の学費やただ生きていくことに充ててしまうのかと。
私たちは無計画だ。怠け者だと追及されます。ラテやミネラルウォーターにいくら費やしたのかと辱めて責めることは、とても楽しげな誘惑であり、私たちの多くは他人に非難されるのさえ待たず自責の念に駆られています。
いや、自己責任は引き受けます。私たちは皆、もっと貯められたでしょう。私は自分がもっと貯められたと知っています。そしてあなたがもし私の過去30年の人生をくまなく調べれば、金銭的に愚かな行動を1つとは言わず、見つけられるでしょう。
それはもう変えられません。あなただって同じです。でも、個々人の独立した行動を制度的な要因と混同しないでください。退職者の生活費に7.7兆ドルの不足をもたらした制度的な要因です。
ベビーブーム世代の多くのアメリカ人が、こうなったのはスタバに行き過ぎたせいではありません。
過去30年間、こんな問題を相手にしてきました向上せずに下落する賃金。消えていく年金。天井しらずの住居費や医療費や教育費。
アメリカは昔、こうではありませんでした。
退職者の収入は安定した3本脚のスツールのようでした。貯蓄と年金。そして社会保障の3本脚です。しかし、スツールは不安定になってしまいました。
まず貯蓄。何を貯めるというのか。多くの家庭にとって請求書の支払いを済ませたら貯金する残りはありません。
年金という脚もぐらついてます。多くの人が年金を受給できた時代を私たちは覚えています。現在、年金を支給する企業で働いているのは、アメリカの労働人口の13%だけです。
年金の代わりは何でしょう。確定拠出型の積立が導入され、突然、退職後の計画の責任は雇用主から私たちに移されたのです。
権限を委ねられただけでなくリスクも負いました。そして、40年間も自主的に投資し続けるのはそんなに得意ではない人が、大勢いるということがはっきりしました。
多くの人は市場リスクを管理することに長けていません。数字が語っています。米国の世帯の半数では、退職に向けた蓄えが全くありません。
ゼロです。どの退職金口座にも10セントすらありません。55~64歳の退職年金口座にある金額の中央値は10万4千ドルです。
10万4千ドルはゼロよりましに聞こえますが、年利で生じるのは300ドルほどです。これでは生きていけないのは言わずもがなです。
貯蓄が減り、年金が過去の遺物となり確定拠出年金が多くのアメリカ人の期待を裏切る中で退職間近の多くの人が退職金積立の代わりに社会保障をあてにしています。
でもそうはいきません。本来、社会保障とちゃんとした退職金積立は、まったく別の物です。まったく不十分です。良くても退職前の収入の約4割を補うにすぎません。
社会保障が始まった1935年から多くのことが変わりました。当時、21歳の男性が、65歳まで生きる確率は5割でした。
つまり、彼は60歳で引退し、少し釣りをして孫にキスをして金時計をもらい退職後の給付を受け始めてから5年以内に亡くなりました。
昨今はそうではありません。50代後半で健康な場合、あと20年や25年生きるのは容易です。それは生計を維持するには、あまりに長い期間です。特に、お金がない場合。
では、この状況に至ってしまった50歳、55歳、60歳の人は何ができるのでしょうか。この状況を避けたいと考える22歳や32歳の人は、何ができるのでしょうか。
私自身の経験から以下のことを学びました。騎兵隊は来ません。大規模な救助隊も白馬の王子様もおらず、大規模な救済策も計画されません。
アメリカで貧しい年寄りにならないようにチャンスを掴もうとするなら自分自身を。そして、お互いを助ける必要があります。私は影から歩み出てここにオープンに立っています。
皆さんにも同じようにして頂きたいのです。簡単なことではないなんて言いません。でも自分の物語を話す決意をしたのは、少しは皆が自分の話をしやすくなるかなと思ったからです。
人数が多いということを武器にする他に退職後の危機に関して交わされているこの国の現実離れした会話に変化を起こす手段はありません。
私たちの多くが自分たちに起きたことに対し、大きなショックを受けさまよう中で私たちは草の根から立ち上がり、回復のためのサークルを作る必要があります。
これは小さなグループで集まって何が自分たちに起きたのか話し、資源と情報を共有し、前進する道を考え始める活動です。これを足掛かりに自分たちの声を再発見し、警鐘を鳴らせると私は信じています。
政府機関や政治家に圧力をかけこの危機に相応の緊急性を持って全力で取り組んでもらいましょう。
その間。「その間」があるわけですが、私たちは地を這って生きる考え方を身に着け出費を大きく節減する必要があります。収入に合わせて生きるという意��だけではありません。
多くの人はすでにそうしています。私たちに今求められるのは、もっと深い意味でモノに定義されない人生を送ることの本当の意味を自ら問うことです。
これを「大事なことに絞る」と呼びます。「大事なことに絞る」とは、満たされ地に足がつくと感じるために本当に自分に必要なことを把握することです。
私のある友人は本当にオンボロの車に乗っていますが、彼はこつこつと節約してとうとう1万5千ドルを貯めてフルートを買いました。彼にとっては、音楽が本当に大切なものだからです。大事なことに絞ったのです。
私はまた魔法を求める思考を手放しました。我慢すれば、耐乏生活を送れば普通に戻れるとの考えを手放したんです。履歴書をもう1通送れば。インターネットでもう1つ仕事に応募すれば。交流会にもう1つ参加すれば。
確実に私が慣れ親しんだ種類の仕事に就ける。そして、確実に物事は普通に戻るという考えです。しかし、私もあなたも戻れないというのが、実状なのです。私たちが知っていた普通は終わりました。
私たちが今いるこの新しい場所では、したくないことをすることを求められます。私たちは、自分の立ち位置や才能や技能に見合わない仕事をすることを求められます。私は自分の王座から降りる必要がありました。
去年、親しい友人からオーガナイズする(まとめる)仕事を手伝ってほしいと頼まれました。私はコミュニティを組織化する仕事。オバマ大統領がシカゴでやったようなタイプの仕事だろうと思いました。
誰かのクローゼットを整理する仕事でした「それはやらない」と答えると「王座から降りなさい。お金に色はないでしょ」と言われました。
先進的なチームの一員としてワークライフの新時代を呼び込むのは、容易ではありません。最初が一番難しいのです。最初の時には、ネットワークや道筋やロールモデルがなくて政策も私たちの進むべき道しるべもできていません。
私たちは地殻変動の中にあり、抜け出すためには「つなぎ」の仕事を見つける必要があります。当面行うべきことは「つなぎ」の仕事です。「つなぎ」の仕事とは、次にどうするのかを考えている間に取り組む仕事のことです。
「つなぎ」の仕事は、こんな認識を手放させてもくれます、私たちの価値は収入や役職や仕事に依るという考えを手放させてくれるのです。
「つなぎ」の仕事は、金銭的苦境に陥った時の個人の状況によって奇妙に見えたり、流行の仕事のようにも見えます。私の友人は、博士号を持っていてもホームセンターで働いたりしています。
また、他のベビーブーム世代の人と組んでベンチャーを始めた友人もいます。「つなぎ」の仕事をしていても過去のキャリアに基づく仕事を望まないという意味ではありません。
有意義な仕事を望まないというわけではありません。そうせざるをえないのです。「つなぎ」の仕事は、次の仕事を見つけるまでの間にすることです。
また、失敗ではなく戦略を考えることを私は学びもしました。やりたくない多くのことを処理する中でです。皆さんもこんなアプローチを考えてみてはいかがでしょうか。
もし生計を維持するために兄弟と同居する必要があるのであれば、電話しましょう。住宅ローンの返済や家賃の支払いのために同居人が必要なら実行しましょう。生活保護が必要ならつべこべ言わず取りに行きなさい。
AARPによると実際に利用しているのは、対象となる高齢者のたった3分の1だそうです。次のラウンドに行くために必要なことをしましょう。同じ境遇の人は何百万人もいます。影から歩み出ましょう。
節約して大事なことに絞り、失敗ではなく戦略を考え自らの王座を降り厳しい時を乗り越える「つなぎ」の仕事を見つけましょう。
国としては、私たちは長寿となり数十億ドルを診断や治療や疾病管理に投資してきました。長く生きるだけでは十分ではありません。私たちは良い人生を送りたいのです。
私たちはそれを確実にする物理的なインフラへの投資をそれほどしていません。今、アメリカで年をとるという意味に関して私たちは新たな考え方を必要としています。
そして生き方に関する導きとアイデアを必要としています。どうしたら豊かで味わいのある人生を控え目な収入で送っていけるのか。
私は、変化の担い手や社会起業家、アーティスト、お年寄り、社会貢献投資家に呼びかけています。現状を生み出した人たちにもそれを打破する人たちにもです。皆さんの力が必要です。
どのようなサービス、製品、インフラに投資すれば、私たちの尊厳や自立や幸せが今後生きていく数十年にわたって支えられるのか想像してください。
私の旅は恐れと恥から謙虚さと理解へと至るものでした。私は皆さんと盾を並べてこの戦いを戦う準備ができています。私と一緒に戦ってください。
ありがとうございました。
それから・・・
マーガレット・サッチャーはこう言いました・・・
「社会などというものは存在しない」存在するのは社会ではなく個人とその家族だけなのです。
この誤解されたイデオロギーは、いまだに非常によく機能しており貧乏人が自らの貧困を恥じる理由となっています。
さらに、トニー・ブレア政権で、サッチャー政権の負の遺産を修正し、地方公共団体や公企業が復活、民営化によるサービス低下への対策が行われ
医療予算は大幅に増額させ、国民健康保険も立て直し、教育政策においても負の遺産であるサッチャー政権が導入した競争型の中等学校が事実上廃止!?公立学校の地位向上がなされ元に戻りました。
有名なサッチャリズムと呼ばれている政策は、ケインズの双璧をなすミルトン・フリードマンやフリードリヒ・ハイエクの経済学に対する思想が、のちの新自由主義的な経済改革の源です。
主に、小さな政府や政府の市場への介入を抑制する政策、国有企業の民営化や規制緩和、金融システム改革(金融ビックバン)など。
さらに、改革の障害になっていた労働組合の影響力を削ぎ、所得税、法人税、の大幅な税率の引き下げを実施。しかし、医療制度を機能不全に陥らせたり、金持ち優遇政策を採った副作用が起き始めます。
一方、付加価値税(消費税)は1979年に従来の8%から15%に引き上げられた。その後、小さな政府の柱の一つであった完全なマネタリズムを放棄し、リフレーション政策に転じていきます。
サッチャリズムと同時期に、アメリカでは、レーガノミクスが起きています。後に、「双子の赤字」と呼ばれる負の遺産を残します。その後、2008年の金融危機でレーガノミクスを改善したような対策。
2006年から2014年にかけて就任したFRBバーナンキ議長の経済対策のようなプロセスに到達しています。双子の赤字以上にアメリカの法人資産は金融工学を駆使しているし、黒字を維持し続けているので、膨大な金融政策でも成長しています。
2012年からの日本の経済政策も似ていますが、賃金だけが上がっていません。
最後に、マクロ経済学の大目標には、「長期的に生活水準を高め、今日のこども達がおじいさん達よりも良い暮らしを送れるようにする!!」という目標があります。
経済成長を「パーセント」という指数関数的な指標で数値化します。経験則的に毎年、経済成長2%くらいで巡航速度にて上昇すれば良いことがわかっています。
たった、経済成長2%のように見えますが、毎年、積み重ねるとムーアの法則みたいに膨大な量になって行きます。
また、経済学は、大前提としてある個人、法人モデルを扱う。それは、身勝手で自己中心的な欲望を満たしていく人間の部類としては最低クズというハードルの高い個人、法人。
たとえば、生産性、利益という欲だけを追求する人間。地球を救うという欲だけを追求する人間。利益と真逆なぐうたらしたい時間を最大化したいという欲を追求する人間。などの最低生活を保護、向上しつつお金の循環を通じて個人同士の相互作用も考えていく(また、憎しみの連鎖も解消する)
多様性はあるが、欲という側面では皆平等。つまり、利益以外からも解決策を見出しお金儲けだけの話だけではないのが経済学(カントの「永遠平和のために」思想も含めて国家や権力者は透明性を究極にして個人のプライバシーも考慮)
(合成の誤謬について)
合成の誤謬とは、ミクロの視点では正しいことでも、それが、合成されたマクロ(集計量)の世界では、必ずしも意図しない結果が生じること。物理学では、相転移みたいな現象です。性質が変わってしまうということ。
ミクロのメカニズムが個人同士の経済における仕組みであるのに対して、マクロのメカニズムは、国家間や経済全体の循環における仕組みだからである。
例えば、家計の貯蓄などがよく登場するが悪い例えです。前提条件が、所得が一定の場合!!所得が一定じゃない増加する場合は?これは、論じていませんので参考になりません!!(法人が提供する製品やサービスの価格も一定の場合も前提条件です)
1930年代のアメリカ経済が金融危機2008と似たような状態に陥った時、ケインズは、「倹約のパラドックス」というケインズ経済学の法則を発見しています。
それは、ポール・A・サミュエルソン(1915-2009)が、近代経済学の教科書「経済学」の冒頭で「個人を富裕にする貯金は、経済全体を貧困にする!(所得が一定の場合)」というわかりやすい言葉で表現しました。しかし、庶民の所得が増加し、貯蓄が投資、消費に回る場合には、「倹約のパラドックス」は生じません。
その後、この「倹約のパラドックス」は、アメリカの経済学者・ケネス・J・アロー(1921- )が「合成の誤謬」を数学的論理に基づいて「個人個人がそれぞれ合理的選択をしても、社会システム全体は合理的選択をするとは限らない」を検証してみせた。 要するに、部分最適ではなく、全体最適させていくということ。
つまり、新産業でイノベーションが起きるとゲーム理論でいうところのプラスサムになるから既存の産業との 戦争に発展しないため共存関係を構築できるメリットがあります。デフレスパイラルも予防できる?人間の限界を超えてることが前提だけど
しかし、独占禁止法を軽視してるわけではありませんので、既存産業の戦争を避けるため新産業だけの限定で限界を超えてください!ということに集約していきます。
なお、金融危機2008では、マイケル・メトカルフェも言うように、「特別資金引出権(SDR)」は、2008年に行われた緊急対策で、一国だけで行われたのではなく、驚くほど足並みの揃った協調の下に国際通貨基金(IMF)を構成する188ヶ国が各国通貨で総額2500億ドル相当を「特別資金引出権(SDR)」を用いて世界中の準備通貨を潤沢にする目的で増刷してます。
このアイデアの根本は、元FRB議長であったベンバーナンキの書籍「大恐慌論」です。この研究がなければ、誰一人として、変動相場制での当時の状況を改善し解決できなかったと言われています。
それ以前では、固定相場制でのマーシャルプランが有名です。
続いて、トリクルダウンと新自由主義
インターネットの情報爆発により隠れていた価値観も言葉となり爆発していくことになった。
しかし、法定通貨の方が、その価値、概念に対する通貨量拡大として価格で応じることができず、圧倒的に通貨量が足りない状況が生まれていたのが、2010年代の問題点のひとつでした。
リーマンショックの後に、新自由主義が誤りであることが、ピケティやサンデルによって指摘され、当時のFRBバーナンキ議長が、通貨供給量を大幅に増やした対策により、ベースマネーの金融、銀行間の相互不信を解消して収束した。
それでも、まだ足りないが、適正水準に収まったことで、さらに価値も増幅され、マネーストックの財政政策から再分配、事前分配を大規模に行い、さらなる通貨供給量が重要となっている現在の日本国内。
例えば
Googleがしようとしてた事は、まだ新産業として、基礎研究から発展できない機械学習の先端の成果をすべて持ち込んだ社会実験に近いこと。
シュンペーターの創造的破壊は、一定数の創造の基礎を蓄積後に、未来を高密度なアイデアで練り上げてから破壊をするのが本質です。
こうして、憎しみの連鎖や混乱を最小限にする。
アルビン・トフラーの言うように、法人と行政府とのスピードの違いが縮まらないのは、構造上の違いであって、それを補うためにプラスサムな連携するということが、必要になってくることを説いています。
三権分立が、規制のないGAFAMを非政府部門としてMMT(現代貨幣理論)からプラスサムに連携したらどこで均衡するのか?という社会実験も兼ねています。
このような前提で、あらゆるインターネット企業が、創業時、貢献するためコンセプトの中心であったものが、今では、悪性に変質して違う目的に成り下がっています。
再分配、事前分配の強化がスッポリ抜けてる欠点があり、ここに明かし��くないイノベーションの余地があります!!
2021年には、新自由主義のような弱肉強食では自然とトリクルダウンは生じないことは明らかになる。
確かに、トリクルダウンは発生しないが、法律で人工的に同じ効果は、貨幣の再分配、事前分配という形にできる可能性は高い。
再分配や事前分配をケムにまく「金持ちを貧乏にしても、貧乏人は金持ちにならない」「価値を生み出している人を罰するつもりがないのであれば税に差をつけないほうがいい」(サッチャー)
とあるが、新自由主義は誤りで、ピケティやサンデルによると違うみたいだ。
<おすすめサイト>
ニコラ・スタージョン:行政府が低収入者へのウェルビーイング(幸福度)を最優先するべき理由
デアンドレア・サルバドール: 低所得世帯の光熱費負担を低減するために
この世のシステム一覧イメージ図2012
イギリス保守党。党首デービッド・キャメロン: 政府の新時代
ルトハー・ブレフマン:貧困は「人格の欠如」ではなく「金銭の欠乏」である!
個人賃金→年収保障、ベーシックインカムは、労働市場に対する破壊的イノベーションということ?2022(人間の限界を遥かに超えることが前提条件)
世界の通貨供給量は、幸福の最低ライン人間ひとりで年収6万ドルに到達しているのか?2017
<提供>
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kasumime · 1 year
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深夜のカウントダウンイベント後、終夜運転で電車を乗り継ぎ吉祥寺の懇意にしているバーへ出向く。0時丁度にこそ居なくとも、かれこれ5年は元旦の夜をこの店で過ごしていることになる。懐かしい常連の面々と一年の中で最も多く再会でき喜びを分かち合う反面、今年は自分がこの店に訪れる頻度が落ちたのも相俟って見ない顔の方が圧倒的に多く、加えて店長からはこの子は19の頃から通ってる古参だからと自分より若い客に紹介され、時間の流れをほのかに寂しく感じる瞬間でもあった。
あの頃は本当に「地に足がつかない」という言葉がお似合いのフラフラ放浪娘だった。両親の期待から背いて専門学校を辞め、中野のシェアハウスで家賃を折半しながら夜から朝まで近所のバーで働く。たまに高田馬場にあるスナックへも出勤していた。飲食業に就きたいと思いながら、気弱でマルチタスクが苦手な自分には性に合わず、他の場所ならとバイト先を転々として環境を変えては粉砕した。今より金がない癖に酒の飲み方だけは一丁前だった。それは当時から自分を見ていてくれた年配の常連にも伝わっていたようで、当時もその危うさが魅力の一つだったけれど今の君は自信に満ちていてこちらが安心するよ、と伝えられた。確かに、当時の覚束ない足取りでなんとか前に進もうとする危なっかしさはあの頃境地に立たされていた(実際には自分で選んだのだけど)からこそ醸していたオーラだった。守られないと死んじゃう兎みたいな。多分今の仕事に就いたことが繭を突き破らせてくれた確たる証拠なんだと思う。それが他人の口から伝えられることは素直に喜ばしいことだと思う。
長年好意を寄せていた人と一年以上振りに会話をした。5年前のインスタグラムの投稿には「きっと付き合うことはないけどたくさん話せて幸せだった」と書いていて幼かったなと思う。いつもどんな顔で会話したらいいのか分からないが故に変に緊張して吃る癖があるけど、昨夜は至って平常心、むしろいつもは会話の主導権を彼に握らせられるけれど、昨夜に限っては自分がリードしていてどこか勝ち誇った気になった。
周囲の客の会話のレベルと年下のスタッフが店のBGMの代わりに流す適当なヒップホップのプレイリストが唯一気に食わなかった。本人は面白い返し、だと思っているのかもしれないけど多分いや確実に自分の方がベストアンサーとしてのレスポンスができると思うし、ありふれたリリックを垂れ流すイケイケラッパーよりも(いくら専門外とはいえ)さすがにもっと良いヒップホップのナンバーを知ってる。自分と彼は6個違いだけど、敬語は遣わない上にお互いのパーソナルな部分を理解しているからこそ痛いところをわざと突いたり逆に受け身になったりしている。拾ったゴミ1つで三分間笑える、そんなところが彼を好きだった部分であり、今も恋愛感情を抜きにして居心地の良い人だと感じる所以だと思う。
店を閉めて朝の7時前に毎年恒例の初詣へ行く。初参加のメンバーも多く、繰り返しになるけれど自分がこの店の中だけで見ても大人になっていることを感じて少し歯痒い。当時は可愛がられていたけど可愛がる側。20の頃に散々奢られたウイスキーやビールの数々は「俺の年齢になったら下の子へ奢るように」と言われて貰ったもの。バーで過ごす作法以外にも、世間知らずな当時の自分には教えられたことが非常に多い、だからどこへ引っ越してもせめてイベントの時だけはと予定をこじあけて足を運んでいる。
初詣で引いた御籤は中吉。可も不可もなく縛らずに鳥居の外へ。右手を見ると目に眩しいぐらいの初日の出が燦々と光を放っていて元旦の朝を感じた。コロナ前はこのまま八幡近くのカラオケ屋へ雪崩込んでいたけど、今回を含めここ数年は解散して各々帰路へ。10人ぐらいは同行していたはずなのに、井の頭線に乗って帰る組は自分と彼のたった2人だった。あーそうか、皆近いんだねと言って乗車し隣同士に座る。社会人どう?と唐突に聞かれたので、迷いなく今が一番楽しいよと答えた。今年の抱負を語り合って先に明大前で降車。よいお年を、えっ今?よいお年を、と交わしたところでドアが閉まる。おそらく今後も進展はないままで、お互いにお互いの選んだ人と結ばれるんだと思う。それでもこの距離感がどうにも愛おしくなるし、この瞬間のために小さな成功体験を日々重ねていられるように努力しているのかもしれない。ちなみに自分が伝えた今年の抱負は「ジョジョを全部観終える」だった。良いお年を。
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singlepapa2021 · 8 months
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20230902トレーニングログ
右肩腱板断裂治療中につき左上半身のみ。 今日も早朝にトレ開始。別にパワーラック取られるわけじゃないのでもう少し遅くても良いのだけど、朝早い習慣が身についているので、開始時間がまちまちだとリズムが崩れるんですよねぇ。 なので今までの習慣で早朝から始めました。
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この季節あるあるwww
さて、お盆過ぎると極端にトレーニーが少なくなるんですよねぇww みんな極端にわかりやすすぎるwww
食欲の秋となりますが、スポーツの秋でもあるので暴飲暴食に注意しましょうね。
それにしても、以前はもっと早くても貸し切りではなかったものの、いまはこの時間でも貸し切り状態ですからねwww 水着にならないとなると、極端ですよねぇwww
いつもの通りの週末トレ
時間があったら足トレや、上腕二頭筋、三頭筋のトレを追加したいのですが、3分インターバルでやっているとかなり時間がかかります。 以前のフリーウエイトの時と同じレストですが、もう少し短縮しようかなぁ。自分の感覚でレストしちゃうと長くなるかと思ったのですが、逆に3分以内に次のセットをやっていたようで、気が付くとタイマーより早くやり始めちゃうときがあるので、レストに縛られないようにしようかな。
と言うわけで、プレスからスタートします。
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20発ができるウエイトを選択してフォーム重視でやってみることをアドバイスいただいたので、今回から考え方を変えてみます。
今までは15回がやっとできるウエイトで刺激を入れることを考えていましたが、身体が振られるのでフォームも定めにくく、崩れがちでした。
特に左側のみなので、バランスをとるのが難しく、なかなか苦労してましたが、フォーム重視で対象筋に科学的刺激が入るようにしていた方が良いのはわかりました。
まぁ怪我しているのですから、物理的刺激を入れるべき時ではないですよねぇ(;^_^A
軽くなると余裕も出てくるので、意識できるところも多くなります。 肩甲骨を寄せて下制&固定、広背筋を意識して胸を張り、そのまま肩を固定して大胸筋でプレス。 ここまで意識してやれる重さで20回できれば、かなり刺激を入れられることが分かりました。
ただ、ちょっと油断すると、肩のストレッチから負荷をかけているのが分かったので、あくまで大胸筋のストレッチから大胸筋へ負荷が乗るように修正しながら行いました。
ワンアーム・ラットプルダウンは立膝でやろうとしたけど、手が届いてしまい、結局座ることに・・・ だからって正座してしまうと骨盤が後傾してしまい背中に刺激が入らないので、つま先を立ててかかとにお尻を乗せて座ってやりました。
これでも後傾しやすかったので、やり方考えないとなぁ・・・
滑車の位置が重要です
ケーブルトレについては当たり前かもしれませんが、滑車の位置と立ち位置、対象筋を動かす関節の位置がずれていると効果も半減します。 なかなか奥が深いですね。。。
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ケーブルフライはプレスの位置から体半分ズレて、手首の位置が滑車の位置と重なるようにしてから。フライは胸のストレッチがキモなので、体をひねって大胸筋をストレッチしてから、体を戻してスタートポジションに持って行った方がスムーズにできました。
ロウイングは前回なんとなく負荷が抜け気味になっているように思えて、滑車の位置がよくなかったなと。。。 トレーニング中にも思ったのですが、修正することができなくて。。。家に帰って動画を見たところ、滑車の位置が低すぎたような気がするので少し高くしてみました。 これが当たったのか、負荷が抜けずにトレーニングできるように思います。 広背筋を収縮して肘が曲がらなくなってから腕を使うことを意識。少し体をひねって可動域を広げる意識もしました。肩甲骨が動くようにするとストレッチがより効いて負荷が入る良い感じがします
チェストレイズが難しい!!! 肩甲骨を寄せて下制し、胸を張って肩の位置を前にずらさないようにしたまま腕を目の前に挙げていく。肘は曲げ伸ばしせず固定し大胸筋上部繊維の角度に合わせて腕を動かす・・・ということですけど、肩がどうしても前に・・・ この辺りがベンチプレスが伸びない原因だったりするんでしょうね。 大胸筋から負荷が抜けやすい動きを無意識にしているので、肩に入りやすく、肩を壊しやすいのではないかと自己分析しています。
肩なんだか背中なんだかwww
意識する関節もキモですね。何せ全然狙ったところに入らなくなったり。奥が深いというかなんというか。ダンベルやバーベルではなんとなく意識しなくても疲労度が半端ないからトレーニングした気になりますが、ケーブルだとそうはいかないので、ちゃんとした動かし方。角度、位置の研究が必要ですね。なんだか奥深くて楽しい(^▽^)/
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リアデルトロウは上から斜め下に引くのですが、背中に入りにくい。ただ単に引くとやはりリア肩に入りやすいので、肩甲骨を動かすようにしたのですが、それでもリア肩に入って。。。
広背筋や僧帽筋に意識を向けて肩関節は固定のほうが良いかも。。。 次も色々と工夫してみます。
鏡で見ているとそうでもなかったのですが、スマホがある下からの角度で見ると、もう少し下の角度をきつくした方が良い気もしています。
ショルダープレスは少し内側に挙げて負荷が抜けないように・・・と言うコツがなんとなくわかってきたので、問題なくできました。ほんのちょっとだけでよいみたいです。あまり意識して内側にやりすぎると負荷が逆に抜けますね。フリーウエイトと同じように耳の高さまで手のひらが来るように下げ、そこから下には下げないようにし、トップポジションでは肘を伸ばさない程度までにするのは変わりません。
アップライトロウは左側のケーブルを使ってやっていたのですが、負荷が外側にかかり収縮では負荷がかかっていいのですが、ストレッチポジションではいまいちだったので、逆の右側にしたら全く違う刺激が入ってよかったです。 今までは滑車に正対してやっていたのですが、次回からはあえて滑車の横に立って反対側の滑車を使いますwww
今度は勝手に入らない(つд⊂)エーン
勝手に入る種目もあれば、そうでない種目もありますよね。 自分の姿勢や、無意識でも意識したようなやり方をしていたり、そうでなかったりで、なかなか難しい。 自分ではできていると思っている姿勢や動かし方も出来ていないことも多いのかな。鏡でチェックしていてもやっぱり人にチェックしてもらった方が上達は早いのだろうか・・・一度パーソナル受けてみるのもアリなのかな?とも思えてきますwww
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似て非なる種目に引きずられて・・・
リアレイズはこれまで勝手にリア肩に入っていたのに、いざ種目が回ってくると入らない(◎_◎;) なんだかなぁ・・・前の種目で肘を使わない方が良いと思ったのだけど、リア肩に関しては別なのかな?腕で引かないようにしたのが良くなかったようです(;^_^A 肘を伸ばして前肩を突き出すように胸を張ると入る気がしますが、そこまで意識していないことが多いので、きっと変な動きになっていたんでしょうね。。。(;^_^A とにかく肘を伸ばして三頭に入れる勢いでやるとリア肩に入りました。
ケーブルアームカールはリアにしたので、インクラインダンベルカールと似た刺激があります。ダンベルでやるとそんなに重いものは扱えないので、設定重量が重すぎました(;・∀・) 時間があれば正対してアームカールをやった後、〆としてやるのが良い気がします。 ストレッチを意識すると肘が自然と後ろにずれたりしますが、そこは鏡でチェックして、ズレたら修正を繰り返しました。 次回はもう少し回数稼げる重さにしよう・・・
トライセップスも少し重すぎたようです。 20回を目安に設定した方が良かったな。。。 あまり軽すぎるとシェイプアップのエクササイズになるのでちょっと…と思ったのですが、15回以下しかできていないので、もう少し軽くして回数を稼ぎます。 ※1回の投稿でアップロードできるのは10個までと制限があるので、アームカールとトライセップスの動画はアップロードしていません。
っとまぁ、こんな感じでトレーニング終了 総挙上重量8.0tでした
今回は他の会員さんが気を使っていただいて、撮影できましたが、気を遣わせてしまったのが申し訳なく、次回は周りに気を遣わせないようにしようと思います。 ご協力いただいた会員さん、ありがとうございました(^▽^)/
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erikomaeda · 10 months
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新しい地球 - Nibiru 148のタイムライン
updated: 2023.8.9
original:2023.7.17
私たちの周波数が上昇することで私たちが体験することが変化することに関しては、過去にも何度か触れてきていますが、今回は周波数の上昇に伴って私自身に起きた変化が興味深かったので、それに関して少しシェアしたいと思います。
アセンダーにとって5,001hzから40,000hzまでの周波数を上昇していく過程で、いくつか分岐点となる周波数のレベルがあります。
例えば、アセンダーがオンラインしている最低条件のレベルは5,000hzとなり、そこからスタートして、まず最初の分岐点は筋反射テストが正確にできるようになる8,000hz のレベルです。このレベルになると、徐々に人生における問題が解決したり、悩み事が少なくなるという変化が起きてきます。
そして、次の大きな分岐点は12,000hzになり、このレベルではzetaがNor-manという別のステイタスへ変化することで無害な存在となりzetaによってオフラインするリスクが無くなります。
そして、13,000hzへ到達すると、いよいよこの地球(正確にはNibiru147)でのシュミレーションを卒業し、新しいタイムラインNibiru148がスタートし始めます。
補足すると、私たちが地球と呼んでいるこの惑星の本来の名称はNibiruといい、地球(EARTH)という名称はzetaによって意図的にネガティブなエネルギーを込めて名付けられました。現在の地球はNibiru147と呼ばれ、今回の地球はNibiruとしては147回目となり、過去に146回の別のバージョンのNibiruが存在していたことになります。
Nibiru147とNibiru148ともに、ニビルと呼ばれますが、いわゆる私たちの知るニビルとは異なります。これまでのニビルのストーリーもおそらくはzetaによって情報操作されているものでしょう。
このNibiru147でのシュミレーションは結果的には失敗であったという判断がされたためリセットされることになりました。それによってzeta��タイムラインは消滅するため、それと同時にNibiru147は役目を��え、このバージョンの地球もzetaと共に燃え尽き消滅することになります。(それがzetaのタイムラインの延長線上でおこる未来の可能性です。)
zetaのタイムラインに留まる人たちはNibiru147と共に最後を迎え、zetaのタイムラインから抜け出し新しいタイムラインへ乗り換えた人はNibiru148という新しいシュミレーションの場でゲームを続けて行きます。
その分岐点となる周波数のレベルが13,000hzなのです。
13,000hz以降も、14,000hz,15,000hz,16,000hzでもそれぞれ分岐はありますが、現時点(2023年8月時点)で人類が到達している最高値は18,000hz台へ突入しているようです。このままのペースでいけば、そう遠くない未来で、このシュミレーション内での最高到達レベルの40,000hzへ到達するグループも出てくるだろうと予想されます。
地球のシュミレーションにおいて、これまでの人類は13,000hzに及ぶことは出来なかったようなので、このレベルを越えるということは、参考にできる前例がなく、ここから先は、まだ誰も体験したことない未知の体験がスタートすることになります。
さて、私に起きた変化についてですが、それは私が13,000hzへ到達したタイミングで起きました。
私はこれまで何度かオフラインしていたため、今回の転生ではまだハードワイヤー(オフラインすることがない存在)を目指しているアセンダーとして自分のことを捉えていました。
しかし、13,000hzに到達した翌日に発覚したのですが、どうやら私はもともとはハードワイヤーとして転生できたようですが、今回の転生で あえてその恩恵を受けずに、zetaとの学びにチャレンジし続けさらに成長するために(この理由が、なんとなく、私らしいとも思いますが)、自らの意思でハードワイヤーとして転生することを辞退していたようです。そのため、もし私が望むのであれば、ハードワイヤーとしてのステイタスを元に戻すことが可能だということが分かりました。
12,000hzを達成した時点で既にzetaによってオフラインするリスクは無かったのですが、13,000hzへ到達したタイミングでその事実が判明したことはとても興味深いと思いました。
もしかすると、もともと13,000hzをクリアしたら(Nibiru147を卒業するタイミングで)明かされることになっていたスクリプトの通りなのかもしれませんし、13,000hzより低い周波数のタイムラインにいる私はハードワイヤーではないアセンダーであったのかもしれないけれど、13,000hz以上のNibiru148の新しい地球のタイムラインでは、私は本来はハードワイヤーとして転生するはずだった、という新しい要素が加わったのかも知れません。
周波数が上昇することで新しい情報や真実が私たちに開示されるので、私の場合のように、ある一定のレベルに到達することで、それまでのステイタスが変化するということも起こり得るかも知れません。
ただ、それを事前に知ることはおそらく不可能であって、実際に私たちが周波数を上昇させて、新しいタイムラインへ移行して初めてそうした変化が起きる仕組みなのではないかと思います。
実際、わたしも事前に自分がハードワイヤーだと知っていたら、隙あらば楽したいタイプなので、きっとここまで真剣に周波数を上げる努力をしなかったかもしれません。知らないからこそ課題をクリアできるということは大いにあり得るのではないでしょうか。
私に起きたような変化が全ての人に起きると断言できるわけではないですが(そもそもアセンション自体がとてもパーソナルな体験ですから)、きっと似たようなこと、もしくはもっと驚くような変化を体験する可能性もあると思います。
でも、そのような嬉しいサプライズも、諦めずに努力し続けた人だけが体験できるご褒美のようなものなのだと思います。
もし、まだ結果がなかなか見えない状況だとしても、諦めにずに、自分を信じて前に進みましょう。
あなたの周波数が変化すれば、あなたの世界、あなたが体験することが変化します。しかし、それを実際に確かめるには、あなたが自分の周波数を上げるしかありません。
zetaの周波数のタイムラインからまずは抜け出しましょう。そして、Nibiru147を卒業して、新しい地球となるNibiru148へのタイムラインをスタートさせてください。
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tomokos-things · 10 months
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表紙めちゃいい。
先生を知ったのは「蛍火艶夜」で、最近すぎてにわかもいいところなんだけど、ちょっと語らせて欲しい。
書店に駆け込んで3巻全部買えたの幸運だったと思う。一気に読んで感情がぐちゃぐちゃ。
蛍火艶夜で情緒ぐちゃぐちゃにされているので、今わたしの感受性は雨瀬シオリ先生に握られている。
幕末は全然詳しくなくて、みなもと太郎先生の風雲児たちでしか歴史を知らない。たいぶ偏ってる。というか、さわりいっぺんしか知らない。
だから、松陰先生がどんな人なのか、パーソナルなことは全然知らない。松かげに憩うで逸話を知った形になる。もちろん雨瀬先生が織ったストーリーとケレン味たっぷりの味付けされてるのはわかってるけど、それはおいといて……。
頭が良くて努力家で、激情家で苛烈で劇物みたいな人。人たらし。チャーミング。
第一話の先生が一番狂った男として現れたのに度肝を抜かれた。そして美しかった。
一巻は、吉田松陰という人がどんな人なのかを書いてくれているので、利吉と一緒にただ荒れ狂う時化みたいな松陰先生の圧力に圧倒されていた。
オムニバスで時系列があっちいったりこっち行ったりするから、通して読んで、時系列がわかるようにあっち読んでこっち読んでしてる。楽しい。
この記事ではネタバレありの細かい話はしないけど……今度一巻ずつ話せたらいいなと思っているので、まだじっくり本を読むつもり。
オタクっぽいことを言うと、
わたしは松陰先生のビジュアルがすごく好きで……!
(わたしには長髪痩躯和服の男に反応するセンサーがある)
先生が裸足で歩いてるのホント好き。歩いたり仁王立ちしたりしてるのがたまらなく好き。あと着物の裾から見える足袋との間の肌を描いてくださってありがとうございます。着物がくたくたで、生活してる〜ってわかる描写も好き。
あと、縄……。
(わたしには長髪痩躯和服縄の男に反応するセンサーがある)
この縄の後先生は……なので、喜ぶなって感じだけど、申し訳ない、本当に一巻の表紙にやられた。
色っぽい……。何……?表紙なのに……?
これはわたしの劣情なので、ちょっと隠しておきます。隠せてないけど。
3巻で先生がわたしの地元にいらしてて、ほんとに嬉しかった。マジすか、いらしてたんですか?!嬉しいな!巻末漫画で吉田松陰の道程を知ったので、今度車で回ってみようと思いました。
また来てくださいね。と、私信みたいに言ったとこで、今日はこのあたりにしておきます。
続きはまた今度。
では。
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