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#ジェフ・ブリッジス
anamon-book · 1 year
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ビッグ・リボウスキ アスミック・エース エンタテインメント株式会社 デザイン=鈴木成一デザイン室 監督・脚本=ジョエル・コーエン/製作・脚本=イーサン・コーエン/出演=ジェフ・ブリッジス、ジョン・グッドマン、スティーヴ・ブシェミ、ジュリアン・ムーア ほか
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kaari888 · 4 months
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キングスマン:ゴールデン・サークル Kingsman: The Golden Circle ☆☆☆
ジェントルマンで軽快にドンパチ
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asa-k · 1 year
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SFCセプテントリオン CAST表の元ネタ
(数年前に書きかけのまま放置していた記事を投稿してみます。たぶん未完成です)
定期的にセプテントリオンの動画を摂取しないと死んでしまう体質なので、 動画を見ていて気になったエンディングのキャスト表の元ネタを調べてみました。 もじっていたり微妙に綴りが違ったり、そのまんまだったりするようです。
※代表作などはゲーム発売の1993年までの情報を中心にまとめています
CAST
CAPLIS     KEIN CASNNER キャプリス=ウィッシャー:ケイン・キャスナー
ケビン・コスナー 「フィールド・オブ・ドリームス(1989)」「ボディガード(1992)」など 「アンタッチャブル(1987)」にてショーン・コネリーと共演
REDWIN     JEAN HICKMAN レドウィン=ガードナー:ジーン・ヒックマン
ジーン・ハックマン 「フレンチ・コネクション(1971)」「スーパーマン(1978)」「ミシシッピー・バーニング(1988)」など ゲームの元になった「ポセイドン・アドベンチャー(1972)」の主人公・スコット牧師役
JEFFERY      SEAN CHANERY ジェフリー=ハウエル:シーン・シャネリー
ショーン・コネリー 「オリエント急行殺人事件(1974)」「アンタッチャブル(1987)」など 「007(1962~)」シリーズの初代ジェームズ・ボンド役として有名 「大列車強盗(1979)」にて演じたエドワード・ピアースの偽名が「ジェフリー」
AMY     JENIFFER CHANERY エイミー=マーカーソン:ジェニファー・シャネリー
ジェニファー・コネリー 「フェノミナ(1985)」など このゲームと同じくHUMANのシネマティックライブシリーズ第3弾「クロック・タワー」の主人公・ジェニファーのモデルでもある
LUKE     ANTHONY EDWARDS ルーク=ハインズ:アンソニー・エドワーズ
アンソニー・エドワーズ 「トップガン(1986)」「ER緊急救命室(1994)」など 一字一句違わず名前がそのまんまなので逆に別の人かもしれない。 (ゲーム中の顔グラ見る限り雰囲気はなんとなく似ている)
HARRY     JEFF BOTTOMS ハリー=アダムス:ジェフ・ボトムズ
ティモシー・ボトムスとジェフ・ブリッジスの合体か? 上記の二人は「ラスト・ショー(1971)」にて共演している。 彼だけなぜかフュージョンしているし、そもそも他の子供のキャストは子役で固めているのに対して二人とも当時既におっさんの役者であるので違うかも。
ジョセフ・ボトムズである説を発見しました。子役出身ではないですけどフュージョン説よりは自然ですね!
STERA     DREW BARRY ステラ=アダムス:ドリュー・バリー
ドリュー・バリモア 「E.T.(1982)」「おもちゃの国のクリスマス(1986)」「ボディヒート(1992)」など
ADELLIA     SHIRREY KNIGHT アデラ=ハウエル:シリー・ナイト
シャーリー・ナイト 「Dutchman(1967)」「エンドレス・ラブ(1981)」など
 
NERSON     CHACK NORRIS ケリー=ネルソン:チャック・ノリス
チャック・ノリス 「ドラゴンへの道(1972)」「オクタゴン(1980)」「地獄のヒーロー(1984)」「炎のテキサス・レンジャー(1993~)」など 本物はCHACKではなくCHUCK。 Wikipediaによると元軍人であり、俳優であり、武術家であり、映画製作者であり作家であり政治評論家であり実業家であり社会運動家。一人でも脱出できそう。 ジェフリー編にしか登場しないのに豪華キャストである
EACARS     WILLIAM DAHOE ジミー=エイカーズ:ウィリアム・ダフォー(?)
ウィレム・デフォー 「L.A.大捜査線/狼たちの街(1985)」「プラトーン(1986)」など 本名はウィリアム。「ミシシッピー・バーニング(1988)」にて演じた役名が「アラン」
CLAVER     MICHAEL BEENS クレイバー=マシューズ:マイケル・ビーンズ
マイケル・ビーン 「ターミネーター(1984)」「エイリアン2(1986)」「ネイビー・シールズ(1990)」など 吹き替え声優は池田秀一。3点なのに豪華ry
BARBARA     NASTASSJA KINSLY バーバラ=シンクレア:ナスターシャ・キンスリー
ナスターシャ・キンスキー 「テス(1979)」「マリアの恋人(1984)」「マグダレーナ(1988)」など
CAUPER     PETER BOYLES クーパー=スミス:ピーター・ボイルズ
ピーター・ボイル 「ジョー(1970)」「ヤング・フランケンシュタイン(1974)」「タクシードライバー(1976)」「アウトランド(1981)」「サンタクローズ(1994)」など 2点のくせに豪華ry
PAMERA     GRACE KELLY パメラ=スミス:グレース・ケリー
グレース・ケリー 「モガンボ(1953)」「喝采(1955)」「白鳥(1956)」など 一字一句違わずそのまんま。女優業を経てモナコ公国皇妃に。 過去の恋人にゲイリー・クーパーがいる。
STACY     PAMERA MARTIN ステイシー=スミス:パメラ・マーティン
パメラ・スー・マーティン 「ハーディ・ボーイズ&ナンシー・ドルー(1977)」「ダイナスティ(1981~)」など 「ポセイドン・アドベンチャー(1972)」にて女子高生・スーザン役を演じている。ステイシーもそれくらいのお年頃だろうか
MARRY     LILY BLAIR マリー=マクスウェル:リリー・ブレア
リンダ・ブレア 「エクソシスト(1973)」「エクソシスト2(1977)」など
 
FRANSOWER     MARY GRIFFITH フランソワ=マクスウェル:メアリー・グリフィス
メラニー・グリフィスだろうか。 「ボディ・ダブル(1984)」「ワーキング・ガール(1988)」など もしくはジェイン・メアリー・グリフィスか? 「春風と百万紙幣(1954)」など。 マリーの母フランソワ役がメアリーだったり、 パメラの娘ステイシー役がパメラだったりするのおもしろい
ALAN     TIM DULTON アラン=ゲーブルス:ティム・ダルトン
ティモシー・ダルトンか? 「嵐が丘(1970)」「フラッシュ・ゴードン(1980)」など 「007(1987)~」4代目ジェームズ・ボンド役を務める。
STACK     JAMES WATOSON スタック:ジェームズ・ワトソン
生物学者のジェームズ・ワトソンだろうか(俳優じゃないけど) 急に俳優じゃない人ぶちこんでくるか…??? と思ったら、俳優の方もいました ジェームズ・A・ワトソン・Jr 「夜の大捜査線 霧のストレンジャー(1972)」など 俳優のジェームズ・ワトソンさんはもうお一人いらっしゃったけど、活動時期等考えるとそちらではなさそう…? (いっぱいいそうな名前だもんね)
RECHERD     GERARD FHILIPS リチャード=カニンガム:ジェラルド・フィリップス
ジェラール・フィリップか? 「肉体の悪魔(1947)」「花咲ける騎士道(1951)」「赤と黒(1954)」「モンパルナスの灯(1958)」など 活動時期的にジェラール・フィリッペリかもしれない。 「クレイジー・ボーイ(1973~)」シリーズなど。
MILLER     WILLIE NERO ミラー=ストライザース:ウィリー・ネロ
ウィリー・ネルソンか? どうもこのブロックにきてから元ネタが特定できない。もしかしたら俳優じゃない名前で固まってるのかもしれない ウィリー・フランシス・ネロという歌手がいるが、女性である。
TENDER     RICHARD RUSSEL テンダー=ジョンストン:リチャード・ラッセル
どうやら俳優さんでリチャード・ラッセルさんがいらっしゃったようなのですが詳細はよくわからず。 他にも音楽プロデューサーのリチャード・ラッセルさんもいらっしゃるそうです。
カート・ラッセル説を発見しました。 「ザ・シンガー(1979)」「遊星からの物体X(1982)」「シルクウッド(1983)」「デッドフォール(1989)」「不法侵入(1992)」など
KATHERINE     CYBILL SHEPARD キャスリン=メイプルズ:シビル・シェパード
シビル・シェパード 「ラスト・ショー(1971)」「タクシードライバー(1976)」「ワン・モア・タイム(1989)」など 本物はSHEPHERD。やっと特定できる人がきた。 理由は後述しますがこちらはダンサーのキャスリン(ケイトじゃない方)と思われます。
ROBERT     MATTHEW FREDERICK ロバート:マシュー・フレデリック
マシュー・ブロデリックか 「ウォー・ゲーム(1983)」「フェリスはある朝突然に(1986)」など 「ライオン・キング(1994)」ではシンバ役(声優) 「グローリー(1989)」にて「ロバート」役を演じている。 肝心のロバートがゲーム本編に登場しないが。 (スタックが載ってるあたり、エバートの間違いなのか??エバートがロバートの間違いなのか…??) 綴りも全く同じな建築家のマシュー・フレデリックという人物がいるが、たぶん関係ない……と思う
 
MICHAEL     JOE ALLESANDRO ミッシェル=バニングス:ジョー・アレッサンドロ
ジョー・ダレッサンドロ 「トラッシュ(1970)」「悪魔のはらわた(1974)」「クライ・ベイビー(1990)」など
ANNA     CAROL WHITE アンナ=タマロ:キャロル・ホワイト
キャロル・ホワイト 「夜空に星のあるように(1968)」など 綴りがそのまんまなので別人の可能性ry
FRANK     MICHAEL KAIN フランク=コーニー:マイケル・カイン
マイケル・ケイン 「国際諜報局(1965)」「ポセイドン・アドベンチャー2(1979)」「ハンナとその姉妹(1986)」「マペットのクリスマス・キャロル(1992)」「沈黙の要塞(1994)」など 「リタと大学教授(1983)」「影の軍隊(1986)」で「フランク」役を演じている
HENRY     ROB BENSON ヘンリー=エイブラムス:ロブ・ベンソン
ロビー・ベンソンと思われる 「ビリー・ジョー 愛のかけ橋(1976)」「アイス・キャッスル(1978)」など 「美女と野獣(1991)」のビースト役の声優としても有名。
JACK     DAVID VENNENT ジャック=ハミルトン:ダーフィト・ヴェンネント
ダーフィト・ベンネント 「ブリキの太鼓(1979)」「レジェンド/光と闇の伝説(1985)」など 本物はBENNENT。
PEINS     JEFF DANIELS アンソニー=ペインズ:ジェフ・ダニエルズ
ジェフ・ダニ���ルズ(綴りまんま)でいいのだろうか。 「愛と追憶の日々(1983)」「カイロの紫のバラ(1985)」など 1994年公開の「スピード」「ジム・キャリーはMr.ダマー」が有名
LATON     HECTOR ELLIOT ウィンス=ラニー=レイトン:ヘクター・エリオット
ヘクター・エリゾンドか 「生き残るヤツ(1971)」「アメリカン・ジゴロ(1980)」「フラミンゴキッド(1984)」「プリティ・ウーマン(1990)」など
CRAFT     NEVILLE BRANDLE ハンフリー=クラフト:ネヴィル・ブランドル
ネヴィル・ブランド 「都会の牙(1950)」「第十七捕虜収容所(1953)」「マッドボンバー(1972)」「悪魔の沼(1977)」など 悪役・殺人鬼役で有名だったそうなのでこの方と思われる。 たしかに殺人以上のこともしてらっしゃる。。。
 
ANGERICA     KATHLEEN TURNEY アンジェラ=スノーリーブス:キャスリーン・ターニー
キャスリーン・ターナー 「ロマンシング・ストーン 秘宝の谷(1984)」「女と男の名誉(1985)」「ローズ家の戦争(1989)」「私がウォシャウスキー(1991)」など
KATHERINE     PHOEBE KATES キャスリン=クレイトン:フィービー・ケイツ
フィービー・ケイツ 「パラダイス(1982)」「再会の街/ブライトライツ・ビッグシティ(1988)」「フィービー・ケイツの 私の彼は問題児(1991)」など 本物の綴りはCATES。 アンジェリカとの連名、役者の名前がケイツなことからこちらがキャスリン(ケイトの方)と思われる。 (「グレムリン(1984)」でも「ケイト」役を演じている) そして中の人がキャスリンなのはアンジェリカ。ややこしいw
PASSENGER     WOODY ARLEN パッセンジャー(乗客):ウディ・アーレン
ウディ・アレン Wikipediaによると映画監督、俳優、脚本家、小説家、クラリネット奏者。アカデミー賞史上最多ノミネート。多才な方だあ 風貌的にヘンドリックス医師だろうか(乗客扱いなのかどうかは微妙ですが)
PASSENGER     BROCK SHIELDS パッセンジャー(乗客):ブロック・シールズ
ブルック・シールズ 「プリティ・ベビー(1978)」「青い珊瑚礁(1980)」「エンドレス・ラブ(1981)」「ブレンダ・スター(1989)」など 名無しとはいえ大物女優なのでジャックのママか、もしくは子役出身なのでジェーン役かもしれない
PASSENGER     MARK HAMILTON パッセンジャー(乗客):マーク・ハミルトン
「スター・ウォーズ(1977)」のルーク・スカイウォーカー役であまりにも有名なマーク・ハミルではなかろうか そのままマーク・ハミルトンという役者さんもいらっしゃるのだが、出演作が「赤い谷から来た男(1925)」などなので他と比べてちょっと古すぎるような気がする
PASSENGER     GATHRINE DENUV パッセンジャー(乗客):ギャズリーヌ・デヌーブ(?)
カトリーヌ・ドヌーヴと思われる。 「シェルブールの雨傘(1964)」「ロシュフォールの恋人たち(1967)」「リスボン特急(1972)」「終電車(1980)」「インドシナ(1992)」など 大女優さんだしセリフのある役だとしたらこちらがジャックのママかも。
PASSENGER     LOYD BRIDGES パッセンジャー(乗客):ロイド・ブリッジス
ロイド・ブリッジス 「サハラ戦車隊(1943)」「沈黙のガンマン(1969)」「ポリス・ストーリー/聞き込み(1975)」「フライング・ハイ(1980)」「ホット・ショット(1991)」など 本物の綴りはLLOYD。 この人オーナー役じゃないかな????いや勝手に想像してたオーナーの雰囲気にお写真がそっくりだったってだけなんですが(つまりはただの妄想) 主に敵役として出演していたらしいし、銃構えてる画像出てくるし() オーナーは乗客に含まれるのか。。???それが問題だ…
SAILOR     ROBERT MOLISE セーラー(船員):ロバート・モリス
ロバート・モリスだろうか。綴りはMORRIS。 「フランケンシュタイン 死美人の復讐(1967)」など?
SAILOR     TOM TANKS セーラー(船員):トム・タンクス
トム・ハンクス 「スプラッシュ(1984)」「ビッグ(1988)」「フィラデルフィア(1993)」など
SAILOR     BILL MURONI セーラー(船員):ビル・ムロニ(???)
わからない\(^o^)/ ブレノ・モローニだろうか。
SAILOR     JOE DARIO セーラー(船員):ジョー・ダリオ
わからない\(^o^)/ 作詞家のジョー・ダリオンさんならいる。
調べ終わってみて
主人公陣と女性陣はおおむねイメージどおりの役者さんでしたね!😆😆 男性陣は意外な方やイメージと違う方が多かったので、元ネタを間違えているか、もしかしたらあんまり役者さんの雰囲気は関係なくお名前だけ取ってるのかも。 でも個人的にミッシェル役は超納得でした!!www
ぶっちゃけ自分がぱっと見で元ネタがわかった人はキャプリスコスナーだけだったので、かなり洋画がお好きな方が考えたんだろうなあ、と想像してわくわくしました。 マイナーだけど個人的に推してる俳優さんのお名前とかきっと入ってるんだろうなあw
もしかしたらお一人で考えたのかもしれないし、何人かで考えたのかもしれないし、ブロックごとに別の方が考えたのかもしれない (だとしたらフランソワ~ロバートのブロックがやたらわからなかったのも納得) でもいずれにせよ、このキャスト表を考える作業はきっと楽しかったんだろうなあ、と思いました。😊😊
 
セーラーの4人が半分はわからなかったのだけど、 この4人の中に機関長も含まれてるとしたらトム・タンクスさんがそうなのかな?? 
ところでラットラー軍曹はどこ???パッセンジャーの誰か? お名前的にウディ・アーレンさんかマーク・ハミルトンさんかロイド・ブリッジスさんのどなたかなのかな 元ネタ的には誰も太ってn……いやここまで見た感じ元ネタの役者さんのイメージはあんまりキャラに関係なさそう(名前借りてるだけ)な気もしますがw ロイド・ブリッジスさんがオーナー役でなければラットラー軍曹役で、マーク・ハミルトンさんがオーナー役でもいいな。。。かっこいい!
まあメインキャスト以外は誰が誰とか特に考えないで書いてらっしゃるかもしれないのですが、こうやって想像できる楽しみもあるよね。 何度見てもこだわりが伝わる素敵なスタッフロール、そして素敵なゲームです。
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team-ginga · 1 month
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映画『隣人は静かに笑う』
 というわけでU-nextでマーク・エリントン監督、ジェフ・ブリッジス、ティム・ロビンス出演の映画『隣人は静かに笑う』(1999)を見ました。
 『ライフ・オブ・デヴィッド・ゲイル』、『閉ざされた森』に続くどんでん返し映画第3弾ということですね。
 私はどんでん返し映画が好きですが、どんでん返し映画というのはなかなかに難しいものがあり、「この映画にはどんでん返しがありますよ」と聞くだけですでに身構えてしまうものです。
 その意味ではどんでん返し映画であることさえ聞かずに見るのがいいのですが、でもどんでん返し映画だから私はこれを見たわけで、もし知らなければ見なかった公算大ですから、難しいところです。
 私は『隣人は静かに笑う』という題名は聞いたことがありましたが、ずっとご近所トラブルの映画、隣人がストーカー化して次々と嫌がらせをしてくる映画だと思っていました(そんな映画実���にありましたよね)。
 でも全く違いました。
 主人公はジェフ・ブリッジス演じる大学教授のファラディ(またしても大学教授ですか!)ーー彼は向かいに住む建築技師のラング(ティム・ロビンス)の息子が怪我をしてフラフラ歩いているところを偶然見つけ病院に連れて行��ます。それがきっかけとなりファラディとラングは家族くるみの付き合いをすることになります。
 ファラディは寡婦で9歳の息子がいます。彼の妻はFBIの職員(!)だったのですが、ある家に捜査に入った時に銃撃戦になり死んでしまいました。ファラディはいまだに妻のことが忘れられませんが、元大学院生(だったと思います)の女性を恋人にしています。まあ、それはそれ、これはこれということで、もちろん悪いことではありません。
 ファラディはラング夫妻と親しくしていますが、あることがきっかけで(えーっと何がきっかけだっけ。よく覚えていません)ラングが改名したことを知り、いろいろ調べていくうちにラングはオクラホマシティ連邦政府ビル爆破に関わったテロリストではないかと疑い始めます。
 ここからのパターンとしては、 1)ファラディが思った通りラングはテロリストである。 2)ラングはテロリストではなく、すべてはファラディの妄想だった。  のどちらかしかあり得ませんよね。
 で、どうなるかというと……
[ここからネタバレになります。未見の方はご注意を]
 ラングは本当にテロリストでした。彼はまずい現場を目撃したファラディの恋人を殺し、さらにはファラディの息子を誘拐し、「誰にも何も言うな。黙っていれば息子は無事に返してやる」とファラディに言います。
 ラングとしてはファラディを口封じに殺すこともできるのですが、息子を助けてくれた恩があるので、そういう言い方をしてます。テロリストにもテロリストなりの「仁義」があるということでしょうか。
 そう言われた場合、父親として取りうる選択肢は二つあります。 1)言われた通り黙っている。 2)FBIに全てを打ち明け息子を助けて欲しいと頼む。
 でも、ファラディはどちらの選択肢も取りません。彼は……自分一人でテロを止めようとします。
 え? うーん、それはちょっとどうなんだろう……
 ファラディは宅配業者の車に乗ったテロリストが爆弾を運んでいると考え、車で後を追います。その途中ラングが現れ、ファラディを車から降ろし廃工場のようなところへ連れて行きますが、ファラディは反撃してラングをボコボコにします。
 車に戻ったファラディはテロリストたちはFBI本部を爆破しようとしていると確信し、爆弾を積んだ配送車を探します(えーっと、なぜFBI本部が狙われているとわかったんだっけ? ラングが「お前も妻を殺した奴らが憎いだろう」と言ったからですか)。
 ようやく配送車を見つけたファラディは妻の同僚だったFBI職員のウィットに電話して事情を説明し、配送車の後を追います。配送車はFBI本部の中に入っていきます。ファラディも配送車を追って入ろうとしますが、当然入り口で止められます。
 それでもファラディは制止を振り切り、配送車を追って地下駐車場へ行きます。そんなことをすれば普通は撃たれますよね。撃たれずにすむのは、FBI職員のウィットが「待て、撃つな」と言ったからですが、それにしてもガバガバすぎませんか。
 それでいいのかFBI。
 ファラディは配送車に駆け寄り後ろのドアを開けます。しかし中は空っぽーー爆弾なんかありません。しかも運転手はさっきまで配送車を運転していた人物とは別人です。
 え? 別の配送車なの? とするとこちらの配送車はおとり?
 ファラディは自分が乗ってきた車に近づき、後ろのトランクを開けます。するとそこにあったのは……
 爆弾です。
 その瞬間、どこか安全な場所にいるラングが遠隔装置で爆弾を起動させます。
 大爆発ーーFBI本部は倒壊し大勢の死者が出ます。
 すべてはラングが仕組んだことで、ファラディを車から降ろし廃工場に連れて行っている間に仲間がファラディの車のトランクに爆弾を置いたというわけですね。
 これがこの映画のどんでん返しというわけですが……うーん、どうなんだろう。
 ラングの計画がうまくいくためには、ファラディがFBI本部に向かい、中に入ることが必要です。そのためにラングは「お前も奥さんを死なせた奴らが憎いだろう」とヒントを出したわけですが、それにファラディが気づかなかったらどうなるんですか。また、FBI本部まで行ったとしても中に入れるとは限りません。たまたま警備がズブズブだったから入れたものの、入れない可能性だって大きかったはずです。
 それなのに「俺は全部読んでいたぜ」と言わんばかりに得意になるのはどうなんでしょう。
 こうしてFBI本部は爆破され、ラングたちテロリスト一味は逮捕されることもなく、事件はファラディ一人の犯行ということで処理されてしまいます。
 これって……どんでん返し映画なんですかね。
 いや決してつまらない映画だとは思いません。悪が栄えて終わる映画も私は嫌いではありませんし。
 でも、なまじどんでん返し映画だと期待して見ただけにちょっと消化不良(?)なところが残ったというのかな。私が思っていたどんでん返しとはちょっと違うという感じがしてしまいました。
 これで三つ続けてどんでん返し映画を見たわけですが、私が最高のどんでん返し映画だと思うのはやはりジェームズ・マンゴールド監督の『アイデンティティ』(2003)ですね。あれに並ぶどんでん返し映画はちょっとないと思います。
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roomofsdc · 3 years
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SDC映画の部屋「トロン:レガシー(2010)」
1982年の「トロン」は、まだコンピュータが研究機関や大企業のもので、小さな部屋を占拠する大きさの「ワークステーション」なるもので、ようやくカラーのグラフィック処理が可能になってきた時代にディズニーが総力を挙げて製作した「世界初のCG映画」だ。もちろん、ここでいうCGは、アーケードゲーム「トロン」の画面を延長拡大したものに過ぎないわけだが、例えばバイクのバトルシーンなどでは、体感的な加速度や重量感を無視したスピード感がかえって如何にもコンピュータ内の世界らしい効果をあげていた。いかんせん、「CG映画」とうたった割にはバイクレース以外のシーンはごくごく普通(もしくは普通以下)の特撮で、そのわずか2年後に「スター・ファイター」という、宇宙戦闘シーンをほぼ全編CGで創り上げた作品が公開されると技術的な関心も失われることになってしまった。さて、28年という歳月を経て「トロン」を蘇らせる意義はどこにあるのだろうか。その答えは、今まさに旬のベテラン俳優ジェフ・ブリッジスに最新アクションをさせることにあると言えよう。
前作でコンピュータ内の世界に自由と平和(笑)をもたらしたケヴィン・フリン(ジェフ・ブリッジス)は現実のコンピュータ企業においても大成功をあげるが、一人息子を遺して突如失踪。20年が経ち、息子のサム・フリン(ギャレット・ヘドランド)は父親が作った会社の大株主となってはいるが、会社の経営権は父親のライバルに乗っ取られてしまっている。そんな中、父親の秘密の研究室から偶然にもコンピュータの中の世界「グリッド」に迷い込んだサムは、父親がかつて創造したプログラム人格クルーと対決することになる。このクルーは20年前のケヴィンの姿形をしており、つまりは若き日のジェフ・ブリッジスそのもの。実際にはジェフ・ブリッジスの演技をCG処理(「ベンジャミン・バトン」や「アバター」で用いられたエモーション・キャプチャー)で若い姿のジェフ・ブリッジスに変換し、さらにそれをキャプチャースーツを着込んだ別の俳優が演じる全身の動きにはめ込むという作業を行っているらしい。映画内では現在のジェフ・ブリッジス扮するケヴィン(60歳代)とクルー(40歳代)が闘うシーンもあり、3Dメガネをかけて鑑賞する限りでは全く違和感がない出来映え。ここまで周到なトリックが使われるようになるとすれば、例えば吉永小百合に今時の女子高生を演じさせるなんて離れ業もできるのではないか、いやいやジェームズ・ディーンの新作SFアクションなんてのも夢ではないかも、と要らぬ心配をしてしまう。そこまでして描くドラマはもちろんこの映画にはないのだが、それでもさすがノリに乗っているジェフ・ブリッジス、彼が魔法使いのごとく、空中にプログラムを呼び出して書き換えていくシーン等は、彼がこの映画の堂々の主役であることを証明していた。
ちなみに本作品の3D表現は前評判ほどではない。もともと「トロン」は真っ暗な世界に鮮やかな光輝線が描かれる、コントラストの強い映画。3Dにするにはもってこいなのだろうが、ほんの数分で眼が痛くなってしまった。映画業界の思惑ほどには3Dの普及は進まないのではないかと強く感じた。
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genmai-sosyoku · 4 years
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美しい出汁たまご焼き❣と、なかなかクール「ホテル・エルロワイヤル」みた。
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🍚日々の献立
人参、大根、ナス、カボチャ、玉葱、舞茸、豆腐の味噌汁🤗美味しい出汁たまご焼きは甘いやつ、納豆ご飯でシンプルに頂きます~美味い🤩
🎥amazon ビデオで「ホテル・エルロワイヤル」(原題:Bad Times at the El Royale)
セールで¥100借りといたのを観たぁ
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2018年のアメリカ映画で、日本では劇場未公開。製作、監督、脚本はドリュー・ゴダード。出演はジェフ・ブリッジス、シンシア・エリヴォなど😍
豪華キャストが競演、予測不能なラストに翻弄される緊迫のクライム・サスペンス!かつては栄華を極めたが今はすっかりさびれた「訳あり」のホテル、ホテル・エルロワイヤル。ある日、それぞれに葬りたい過去のある「訳あり」の7組の宿泊客がやってくる。彼らの過去が次第に明らかになり、最悪の夜を迎えることになる…。キャストに『アベンジャーズ』シリーズのクリス・ヘムズワ…
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cinema-note · 6 years
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年に数本は公開される実話を基にした災害映画。 今年もアメリカの山火事で戦う森林消防士たちの物語、『オンリー・ザ・ブレイブ』が公開されました。
日本では山火事は滅多に起きないのでなかなか身近に感じられませんが、アメリカでは山火事のニュースを頻繁に耳にしますよね。
なぜアメリカでは山火事が多いのかというと、主に湿度が低いことが挙げられます。 特に山火事の多いアリゾナ州やカリフォルニア州は、夏場は湿度が10%代に下がることも。 (ちなみに日本の冬場の湿度は40%前後。) 夏場の気温の高さと、湿度の低い環境の中で風によって木々が擦れ、火種が生まれることによって、山火事は発生します。
頻繁に起きる山火事に対して、アメリカでは、森林消防隊なるものが存在します。 この作品は、そんな彼らの命がけの物語。
オンリー・ザ・ブレイブ
監督 ジョセフ・コシンスキー 脚本 ケン・ノーラン エリック・ウォーレン・シンガー 出演者 ジョシュ・ブローリン マイルズ・テラー ジェフ・ブリッジス 公開 2017年 製作国 アメリカ合衆国
あらすじ
すべてを焼き尽くす未曽有の山火事に、 たった20人で立ち向かった男たちがいた—。
猛烈な勢いで山を焼き尽くす炎。 近隣住民も森に住む動物たちも一斉に逃げ出す中、炎に突入しチェーンソーで次々と木を切り倒す男たちがいる。 アリゾナ州プレスコット市の森林消防隊員たちだ。 火の動きを読んだ指揮官のマーシュ(ジョシュ・ブローリン)は、迎え火を焚き、火をもって火災を抑え込もうとする。 だが、現場の権限を持つ米国農務省の“ホットショット(精鋭部隊)”に、「“市”レベルの消防隊員が余計な口出しをするな」と言われてしまう。
麻薬にセックスに・・・と堕落した日々を過ごしていたマクドナウ(マイルズ・テラー)は、ある日、数か月前に別れた恋人が妊娠している事を知る。 動揺し彼女に会いに行くが、「この子は私と家族で育てるから、あなたは関わらないで」と拒絶され、むしゃくしゃした勢いで駐車中の車から携帯を窃盗、その場で逮捕される。 何とか仮釈放されるも、母親に家からも追い出され、何処にも居場所が無くなったマクドナウが向かったのは、新人募集の案内を出していたマーシュ率いる森林消防隊だった。
採用面接中、一目でマクドナウが薬物中毒だったことを見抜くマーシュ。 他の隊員が「あいつは何でも中途半端なダメな奴だ」と猛反対する中、マーシュは窃盗罪で保護観察中の彼を採用する。 「生まれたばかりの娘を幸せにしたい」、「人間として生まれ変わりたい」という決意を買ったのだ。
新しいメンバーも増え、またいつも通りの地獄のような訓練を始める消防員たち。 マクドナウのことを信じていなかった他の隊員たちとも、命を預け合う現場を通して次第に絆が深まっていく。 そんな隊員たちを誇りに思い、自分たちも“ホットショット”になりたいという夢を捨てきれないマーシュは、妻のアマンダ(ジェニファー・コネリー)に勧められ、市の消防署長で親友でもあるデュエイン(ジェフ・ブリッジス)に、自分たちのチームを“ホットショット”に認定してほしいと相談する。 地方自治体の消防隊が“ホットショット”に昇格した前例はなかったが、彼らの実力に惚れ込むデュエインに説得された市長は、審査を受けられるよう手配するのだった。
そんなある日、チリカウア山脈で発生した火災へ駆けつけ、まさに本番で認定審査を受けることになるマーシュたち。 強風にあおられる火災を食い止めるために、マーシュは炎の“燃料”となる木々を焼くという判断を下すが、審査官から迎え火で火事がさらに勢いを増すと静止される。二人は激しい口論となり、マーシュは審査官に「あんたは黙ってろ!」と怒鳴ってしまう。
結果は、マーシュの勝利だった。マーシュを心から敬愛する副官ジェシー(ジェームズ・バッジ・デール)は、「審査がダメでも俺たちは森を救った」と誇らしげに胸を張り、隊員たちも深くうなずくのだった。 審査発表の日、「君たちのボスは生意気だが、君たちは最高の消防士だ」という審査官からのメッセージと共に“ホットショット”への昇格が告げられる。だが、隊員たちの歓喜も束の間、愛する家族を残して火災に立ち向かう彼らを、アメリカ史上最も恐ろしい、山を飲み込むような巨大山火事が待ち受けていた──。(公式サイトより)
2013年に起きたアリゾナ州の山火事事件に立ち向かった森林消防士・ホットショット(精鋭部隊)たちの物語。 リアルを追求した山火事の演出が迫力満点に描かれています。
監督は『トロン:レガシー』、『オブリビオン』のジョセフ・コシンスキー。
衝撃の実話
実話物語とは聞いていましたが、どんな出来事だったのか全く知らないで観たのでラストに驚きました。 そうか〜そうくるか〜と残念で脱力しちゃいました。 しかも従事していた隊員たちはみなさん20代、30代の方ばかり。
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エンドロールは辛い気持ちになっちゃいました。
山火事というのが身近ではないので、遠い国の出来事のように感じてしまいますね。 でも実際にアメリカでは毎年何万件もの山火事が起きているんですからね・・・ 山火事のシーンはすべてのシーンがリアルで、みていて息苦しくなるほど。
過酷な現場で戦っている男たちの勇姿と、山火事の恐ろしさを間近に体感できた作品でした。
優秀な消防士たちと山火事のたたかい
森林消防隊で働く男20人が、訓練を通じて絆を強めながら、人としてもチームとしても成長していく物語。 クライマックス、彼らは突如起きた大きな山火事に立ち向かうことに。
チームが成長していく中で、隊長のマーシュの仕事への思いや奧さんとの衝突、新人のマクドナウが人として成長していく姿などの人間ドラマも描かれていきます。 ストーリーは実話ベースですが、ドキュメンタリーというよりは、ドラマがしっかりと作られていて、一本の映画になっていました。
勇猛果敢に戦う男の背中に魅了されましたね。 家族や愛する人、町で暮らす人々を守りたいからこそ、彼らは燃え盛る山に身を投じていく。
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命をかけて仕事に従事している男ってのは、やっぱりかっこいいですね。
最初にちょっと書きましたが、実際に起きた事故を基に本作はつくられています。 ですが、私はどんな出来事だったのか全く知らなかったんですよね。 ニュースを全く覚えていなくて・・・
事前に情報をみるのが好きじゃないというのもありますが、ここまで徹底的にネタバレを回避してきた宣伝チームもさすが。
何も知らないで観るので、クライマックスでのドキドキハラハラは人一倍感じていたと思います。 なるべくはっきりオチを書くの好きじゃないんですが、本作に関しては書かないと感想がうまく伝えられないので・・・ 残念ながら、20名のチームは、最後に19名が殉職してしまうんですね。
これは衝撃的だったな。 チームはいくつもの危機的状況を乗り越えてきたんですよ。 地方自治体の消防団がホットショットに任命されることって前例がないことだったそう。 彼らの優秀っぷりは劇中でも描かれていたので、まあ今回もなんとかなるだろ、と思っていたんですがね・・・
それまでのチームとしての奮闘っぷりがよかっただけに、ラストは残念だし、やっぱり消防士は常に死と隣り合わせの仕事なんだなと改めて大変さを感じました。
人間ドラマもしっかり描かれています
人一倍「死」に対して向き合う仕事だからこそ、常日頃家族や友人、恋人とのコミュニケーションは大切ですよね。 本作では、彼らの仕事に対する姿勢を描く一方で、人としての内面も描いています。
物語の中心になるのは、消防団の隊長であるマーシュと、新入りのマクドナウ。 マーシュはベテランの消防団員。
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すでに命を山においているような風格を感じる男です。
しかし、その一方で家族である妻とは衝突が絶えません。 子どもを産み家族が欲しい妻と、危険な仕事をしているゆえに家族を作りたくない夫とのやりとりは複雑な気持ちになりますね。 仕事と家族、どちらを優先するのかというのは永遠に解決できないテーマでしょう。
激しい口論を繰り返した結果、マーシュは奧さんへの愛を再確認し、仕事をセーブすることを決めます。 そんな矢先に事故に遭い、マーシュは命を落としてしまうのです。 悲しすぎる・・・ようやくふたりも新たな一歩を踏み出そうとし始めていたタイミングなだけに尚更辛いものがありますね。 マーシュの殉職の連絡が入ったときの奥さんの慟哭は、一番胸が痛みました。
命をかける現場で闘う家族を、支える家族の姿も印象に残りました。 子どもが生まれたばかりだったり、これから生まれる予定だったり・・・ 正直、事故が起きたあとの集会のシーンはキツかった。
私自身や私の家族は、命をかけた仕事に従事していませんが、いつ突然いなくなるともわかりませんからね。 できるだけコミュニケーションをとっておくことって大切だなと改めて考えました。
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当たり前のことですが、当たり前だからこそ疎かになってしまうんですよね。
新入りで入ってきたマクドナウは、人として大きく前進します。 ドラッグに女に盗みと、やりたい放題の自堕落な生活を過ごしていたマクドナウ。 堕ちるとこまで堕ちきって、たどり着いたのがマシューたちのいる消防団の募集チラシでした。 最初はみんなに毛嫌いされますが、生まれてくる子どものために働きたいといったマクドナウをマシューは受け入れます。
厳しい訓練を乗り越えるうちにマシューの心も立ち直ってきて、チームにも���け込んでいくのです。 最初はどうしようもないやつだな〜と思っていましたが、いつの間にか頼もしいチームの一員になっていて嬉しかったですね。 そしてマクドナウは、仕事をこなしていく中で家族を思うからこそ危険な仕事を続けられないと感じてしまいます。
マクドナウとマーシュ、それぞれ家族や仕事に対する思いがあり、どちらにも共感できる部分がありました。
そうそう、チームは男所帯なんですが、男所帯ゆえのワイワイしたノリもおもしろかった! 男子高校生みたいな(笑) 男はいつまで経っても楽しそうにじゃれあってていいですよね。
正統派ジョシュ・ブローリン
キャストの中にジョシュ・ブローリンが入っていたのをみて気になったというのもあったんですよね。 なんたって『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のサノス、『デッドプール2』のケーブルですからね!
ここ最近はアメコミのキャラクターばかりを演じていたジョシュでしたが、本作では勇敢な男を演じていてめちゃくちゃかっこよかった〜!
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普通の顔をしているジョシュ観たの初めてかも・・・(笑)
隊長としての厳しい一面や、仕事と家族に対して葛藤する一面など、たくましい男の姿がとても似合ってました。 イスをバンバン殴ってぶっ壊すシーンは、ジョシュのむきむきっぷりにちょっと笑っちゃいました(笑)
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そのあとイスは新しいものがやってくるんですが、その流れがいいんですよ・・・
新人のマクドナウを演じるのはマイルズ・テラー。 『ファンタスティック・フォー』の予告で顔はみたことがありましたが、彼の出演している作品は観たことがないんですよね。 徐々に心を入れ替えていく姿もよかったですが、やはりクライマックスの演技がよかったな〜 消防隊の家族が待つ中学校に向かった時の動揺や絶望の表情が、さらに辛い気持ちにさせるんです。
隊員たちを演じている役者陣も良かったな〜 最後のエンドロールでキャストの写真の後に、実際に亡くなった方の写真が映るのですが、ちゃんと面影を感じるような顔の人を選んでますね。
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遺族の方はどう思うんだろうか・・・
キャストの熱演、臨場感のある山火事シーン
本作の見所の一つとして、山火事のリアルな描写があります。 山全体を覆う火の波、隊員たちの目の前まで迫る炎は、大画面の映画館で観ると迫力を感じました。
迫力を感じるのも当然。 ロケは山奥で敢行され、およそ20kgのバックパックを背負った中、実際にキャストが防火帯を作りながら撮影に及んでいます。 火のついた木をのこぎりで切ったり、土を掘ったりしながら消火活動に勤しむ姿は、本物の消防士そのもの。
過酷なロケに立ち向かうために、キャストたちは訓練キャンプを行い、本物の消防士と同じような体づくりも意識したんだそう。 山の中を歩き回ったり、トレーニングをしたり。役者ってすごいですね・・・
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過酷なロケと訓練を乗り越えたおかげで、リアルなチームワークを映画の中で生み出せるんですね。
リアルなのは役作りだけでなく、撮影も。 実際に撮影所に森を作って、そこに火をつけてリアルな山火事を再現。 消化剤を撒くシーンも実際にヘリコプターから大量の水を落としています。
最後の消火活動のシーンも、最初は余裕をもって消化していたのに、消火ヘリのミスと天候の変化で一気に状況が変わってしまう。
キャスト、演出ともにリアリティにこだわっていることもあって、山火事のシーンはすべて引き込まれる臨場感と緊迫感を体感できました。
総評
評価
ストーリー
(4.0)
キャラクター
(4.0)
キャスト
(4.0)
演出
(5.0)
映像・音響
(5.0)
総合評価
(4.0)
良かった点
リアリティ溢れる演出
ドラマパートがしっかりしている
迫力ある山火事のシーンと、しっかり描かれた人間描写が上手くバランス取れていました。
悪かった点
特になし
悪い点はなかったのですが、日本人的には山火事の災害というのがあまり馴染みなくてフィクションの物語のように感じてしまいますよね。
まとめ
実話をベースにしたとは思えないドラマチックな物語でした。 でも実際にこういった事故が起きてるんだもんな・・・ 前知識ゼロでいったので、衝撃的なラストでした。
もしこれから観にいく方がいたら、何も調べないでいった方がより作品を楽しめると思います。 まあここ読んでる時点でネタバレ全開で申し訳ないのですが・・・(笑)
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オンリー・ザ・ブレイブ
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cinemastylenews · 6 years
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映画『オンリー・ザ・ブレイブ』愛することは守り抜くこと・・TAKAHIROが明かしたアツい想い
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2013年アリゾナ。未曾有の巨大山火事に、たった20人で立ち向かった男たちがいた 『バックドラフト』を凌ぐ迫力と情熱!世界が泣いた感動スペクタクル!! ◆…………◆…………◆ 『アベンジャーズ』シリーズのジョシュ・ブローリン、映画『セッション』で主演を努めたマイルズ・テラー、『キングスマン:ゴールデン・サークル』のジェフ・ブリッジスに加え、テイラー・キッチュ、ジェニファー・コネリーら、新旧交えた豪華俳優陣の共演で贈る森林消防士たちの英雄物語『オンリー・ザ・ブレイブ』が6月22日(金)TOHOシネマズ 日比谷他にて全国公開いたします。 監督を務めるのは、『オブリビオン』などを手がけ、『トップガン』の続編『Top Gun: Maverick』の監督も決まっているジョセフ・コシンスキー。 2013年、アメリカのアリゾナ州で実際に起きた巨大山火事を舞台に、大切な仲間と愛する家族はもちろん、名も知らぬ人々の命をも守るため、勇気だけで炎の中に飛び込んでいく男たちのプライドと絆の感動物語がここに誕生しました。 ◆…………◆…………◆ この度、本作への想いを熱く語るEXILE TAKAHIROさんのインタビュー&スポット映像が到着しました! EXILEの新曲「My Star」が日本版テーマソングとなっている本作は、圧倒的な迫力の山火事映像と、愛する人のために命を賭して炎に立ち向かう男たちのアツいドラマが堪能できる感動スペクタクル。映画を観たTAKAHIROさんは、開口一番「めちゃくちゃ面白かったです!迫力もそうですし、スリルもあるし、そして感動もある。ブレンダンが赤ちゃんを初めて抱くシーンや家族愛のリアルな部分が描かれていて、胸を熱くするものがありました。」と興奮気味に映画の感想を語り絶賛! 森林火災の精鋭集団で消防界のネイビーシールズとも言われる《ホットショット》について聞かれると「日頃は冗談を言い合って和気あいあいとしているホットショットのメンバーが、仕事になった瞬間にスイッチを切り替える男らしさというか。心が震える映画だと思います」と熱弁。 チームで山火事に挑み、文字通り、命をあずける仲間との強い絆が描かれている本作について「学ぶべきところも共感できる部分もありました。メンバーもぜひこの映画を見てほしいですね」と、EXILEとしてグループで活動しているご自身を重ねる様子も。 「守るものがあるからこそ、いろんな葛藤が生まれる瞬間があって・・《愛することは守り抜くこと》という(「My Star」の)歌詞通り、言葉で言うのは容易いですけど、命を懸けて人生を歩むことはなかなか難しいので、それをテーマに生きることが男らしさにつながるんじゃないかと思います。」とテーマソング「My Star」がぴったりの作品であることにも太鼓判を押しています。 あわせて解禁されたスポット映像では、「My Star」に乗せて映し出される映像とともにTAKAHIROさんのアツい想いが詰まった「アツい!とにかくアツい!!」「絶対に惚れます!」といったコメントが流れ、映画の期待値を高める見応えある映像となりました! ====================== 『オンリー・ザ・ブレイブ』 6.22公開/EXILE TAKAHIROさんインタビュー&TVCM15秒はこちらから。 https://www.youtube.com/embed/LKDzt0kE0_M ※YouTubeへ遷移します。 ※ガラケーでは視聴できません。 ====================== 【作品情報】 『オンリー・ザ・ブレイブ』 ■監督:ジョセフ・コシンスキー『オブリビオン』『トロン:レガシー』 ■出演:ジョシュ・ブローリン『エベレスト3D』、マイルズ・テラー『セッション』、ジェフ・ブリッジス『クレイジー・ハート』、テイラー・キッチュ『バトルシップ』、ジェニファー・コネリー『地球が静止する日』 ■配給:ギャガ 6月22日(金) TOHOシネマズ 日比谷 他 全国ロードショー 情報提供:ギャガ (C) 2017 NO EXIT FILM, LLC
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celebgossipjp · 4 years
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ジェフ ブリッジスが悪性リンパ腫を公表 俳優仲間から激励メッセージ http://amp.gs/WtiP #ジェフブリッジス #悪性リンパ腫を #セレブ #セレブゴシップ #followme #follow
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angelism · 4 years
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🎥🎧movie time🍿🍩🍪 R.I.P.D. 👻 怖い映画が脳に良いらしいんで怖い映画祭開催中。第5弾。 安定のジェフ・ブリッジスとケビン・ベーコン ライアン・ゴスリングって困り顔役者だよね。🥺 面白かったけどあんま恐怖的なヤツじゃなかった。 大コケだったらしいけど、自分的にはアリDEATH!☠️ #movie #cinema #film #hometheater #RestInPeaceDepartment https://www.instagram.com/p/CFbzndPMSUH/?igshid=144tz5ih4vff0
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tanayoung0212 · 4 years
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今日は、朝イチでNetflix見て、昼から外へ。ランチは、シャル横浜のハマチカバル&キッチン内の「立ち寿司 おや潮」で。 にぎりは… びんとろ 光もの3貫、いわし・あじ・〆さば サーモン …を。 味は間違いないッス。 さて、Netflixでは、「最後の追跡」を鑑賞。犯罪モノのせつな系で。アメリカでは劇場公開されて、ジェフ・ブリッジスがアカデミー賞にノミネートされたのに、ニッポンでは劇場公開なしとは。Netflixがあってよかった〜。強盗兄弟と老保安官、それぞれの思いが最後に交錯する感じで。 (立ち寿司 おや潮) https://www.instagram.com/p/CDG4EDLA9yX/?igshid=1ak8spsab6zro
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10203009 · 4 years
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ヤギと男と男と壁と (字幕版) (39) 1時間33分 2010 PG12 あるアメリカ軍に、なんと"超能力"を専門とする部隊が存在していた!! 信じ難い実話をベースにした、まさしく型破りのエンタテインメントが誕生!公には存在しない“新地球軍”の兵士たちはラブ&ピースを謳い、長髪でヒゲ面。念動力や透視力、予知能力、ついでにダンスもトレーニングし、必殺技の"キラキラ眼力"を鍛え抜く。"地球上から争いをなくすこと"、そのためだけに彼らは厳しい訓練を乗り越えるのだが...。 (c) 2009 Westgate Film Services, LLC. All Rights Reserved ジャンル コメディー 監督 グラント・ヘスロヴ 主演 ジョージ・クルーニー , ジェフ・ブリッジス , ユアン・マクレガー
(Amazon.co.jp: ヤギと男と男と壁と (字幕版)を観る | Prime Videoから)
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c3oyama · 4 years
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12/4海軍記念日 誕生日/木下優樹菜 与田剛 中川剛 ギャル曽根 田村淳 井口忠仁 浅香唯 誕生日 1866年 カンディンスキー(画家) 1875年 ライナー・マリア・リルケ(作家) 1922年 ジェラール・フィリップ(俳優) 1933年 芦屋小雁(タレント) 1940年 新克利(俳優) 1949年 ジェフ・ブリッジス(俳優) 1952年 レオン・リー(野球) 1953年 三浦浩一(俳優) 1954年 奥山和由(映画監督) 1955年 滝田洋二郎(映画監督) 1963年 セルゲイ・ブブカ(棒高跳び) 1964年 マリサ・トメイ(女優) 1965年 与田剛(野球) 1966年 永井真理子(歌手) 1966年 佐竹チョイナチョイナ(タレント) 1967年 高杉紘平(タレント) 1969年 ダイナマイト関西(女子プロレス) 1969年 浅香唯(タレント) 1970年 中川剛(中川家・タレント) 1971年 雷波子(歌手) 1973年 田村淳(ロンブー・タレント) 1974年 井口忠仁(野球) 1985年 ギャル曽根(タレント) 1987年 木下優樹菜(Pabo・タレント) 誕生花は オンシジウム、花言葉は“いつまでも待っています” 誕生石は スギライト、宝石言葉は“恋の誘惑” 海軍記念日 [インド] 1971年のこの日、第三次印パ戦争でインド海軍がカラチを爆撃した。 [イタリア] E.T.の日 1982(昭和57)年のこの日、映画『E.T.』が日本で公開された。 観客は1000万人を突破し、1997年に『もののけ姫』に抜かれるまで最高の配給収入を記録していた。 E.T.はExtra-Terrestrialの略で「地球外生物」のことである。 聖バルバラの日 3世紀ごろ、キリスト教が禁止されていたローマ帝国でキリスト教への信仰に目覚めた少女バルバラが処刑された日。 バルバラが獄中で壺にいけておいた桜桃のつぼみが、処刑の日に花を咲かせたとされることから、この日、桜桃の枝を壺にさす習慣がある。 また、この日に皿に入れた水に小麦を浸しておき、クリスマスごろの芽の出方で翌年の豊凶を占う風習もあり、これを「バルバラの麦」と言う。 この日の雪を「白い衣装のバルバラ」といい、雪の量が多いと翌年は豊作になるとされている。 血清療法の日 歴史・出来事 1027年 藤原道長、没(享年61歳) 1722年 小石川養生所開設 1890年 北里柴三郎ジフテリア、破傷風の血清療法を発見 1982年 映画『E.T.』が日本で公開 1988年 香川県、愛媛県から分離 1991年 パンアメリカン空港倒産 1994年 薬師寺保栄と辰吉丈一郎のボクシング統一王座決定戦 #今日は何の日 #パーソナルカラー #カラードレープ #カラーパレット #色見本 #PCCS #ドレープ120 #C³ (パーソナルカラー用品ドレープ、見本帳,PCCSのご用命はc3(シーキューブ)) https://www.instagram.com/p/B5oF8sZghbt/?igshid=1ie6xfbd3xcgi
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cinemanohimitsu · 5 years
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第八十二回に紹介するのは、2019年製作のアメリカ映画【ジョーカー】 消費増税の話しや、スパイダーマンがMCUへ復帰といった話しもしています 監督:トッド・フィリップス 製作:トッド・フィリップス、ブラッドリー・クーパー、エマ・ティリンガー・コスコフ 製作総指揮:リチャード・バラッタ、ジョセフ・ガーナー、ブルース・バーマン 脚本:トッド・フィリップス、スコット・シルバー 撮影:ローレンス・シャー 美術:マーク・フリードバーグ 編集:ジェフ・グロス 衣装:マーク・ブリッジス キャスト:ホアキン・フェニックス、ロバート・デ・ニーロ、ザジー・ビーツ、ビル・キャンプ、フランセス・コンロイ、ブレット・カレン、グレン・フレシュラー、ダグラス・ホッジ、マーク・マロン、ジョシュ・パイス、シェー・ウィガム 原題:Joker 製作年:2019年 製作国:アメリカ 配給:ワーナー・ブラザース映画 上映時間:122分 映倫区分:R15+
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team-ginga · 3 years
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映画『フライングハイ』と『フライングハイ2/危険がいっぱい月への旅』
 Wowowオンデマンドで映画『フライングハイ』(1980)と『フライングハイ2/危険がいっぱい月への旅』(1982)を見ました。
 今年初めて見る映画です。
 DMM. comで『ウィッチ』と『ハッピーデスデイ』も借りているのですが、抑鬱状態がここまでくるともうこういう「おバカ映画」しか見られません。
 といっても決してバカにしたものではありません。『フライングハイ』1・2は『ケンタッキーフライドムービー』から『裸の銃を持つ男』シリーズへとつながるパロディ映画の流れのちょうど中心の映画で、まさにこの種の映画の金字塔です。
 『スパイ大作戦』のピーター・グレイヴスや『宇宙大作戦』(スタートレック)のウィリアム・シャトナーや『刑事アイアンサイド』のレイモンド・バーが出演しているのも嬉しい限りですが、こういうのって私の世代だからわかるのであって、今の若い人にはわかんないでしょうね。
 両作品で管制官を演じる白髪のおじさんがいい味出しているなあと思っていたら、ロイド・ブリッジスでした。あのジェフ・ブリッジスの父親です。
 こちらが映画を製作年代順に見ないからでしょうが、ジェフ・ブリッジスももう結構なじいさんなので、なんだか不思議な感じです。
 同じことはカーク・ダグラスとマイケル・ダグラス、ヘンリー・フォンダとピーター・フォンダの間にも感じます。
 逆に言えば、当たり前のことですが、映画俳優というのは映画の中では歳を取らないということなのでしょうね。
 舞台俳優はそうはいきません。舞台は儚く、その日その場所にいた人間の記憶の中にしか残りません。虚しいと言えばこれほど虚しいことはありませんが、それがまた舞台の魅力でもあります。
 老兵は死なず。ただ消え去るのみと言ったのはマッカーサーですが、舞台俳優は消え去るのみ--私は舞台俳優だと言い張る気はありませんが、私もまたそうなのだと思います。
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roomofsdc · 3 years
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SDC映画の部屋「クレイジー・ハート(2009)」
2009年のアカデミー賞主演男優賞は、「レスラー」のミッキー・ロークと本作のジェフ・ブリッジスという二人の「ダメ親父」の争いとなり、結果としてオスカーはジェフの手に渡った。とはいえ、二人の迫真の演技は甲乙つけがたく、どちらも徹底的に飲んだくれのダメ親父を演じ切っている。
おんぼろのワゴンを運転して、地方公演を続けるカントリー歌手バッド・ブレイク(ジェフ・ブリッジス)は、かつてはスター歌手だったが、ここ数年はヒットも新曲もなく、ちょっとした酒代にも事欠く始末。行く先々で飲んだくれて、行きずりの女と寝て、翌朝には次の街へと車を走らせる。ある日、サンタフェの町で地元の新聞記者ジーン(マギー・ギレンホール)のインタビューを受けたバッドは、離婚の痛手から立ち直りきれない彼女に好意を抱き、彼女の息子とも心を通わせるようになる。彼の生活に変化が生じ、かつての弟子で今はトップスターのトミー・スィート(コリン・ファレル)にも新曲を書き始めるバッドだが、アルコールから抜け出せない彼とジーン親子との間に決定的な溝が生まれる…
基本的には、カントリーウェスタンが大好きな「はぐれ者」「酒」「女」「孤独」「出会いと別れ」が盛り込まれた浪花節映画なのだが、バッドの飲んだくれぶりが実に堂に入っていること、ジーン役のマギー・ギレンホールが素朴で複雑、強くて弱い女性を見事に演じている(「ほんとうに私たちのことを愛していてくれるのなら、忘れて」と涙を流す別れのシーンはさりげないが印象に深く残る)こと、何よりビターだけれどもテキサスの風景と同じように爽やかなエンディングが、この映画を単純な浪花節には止めなかった。監督は、これが長編デビューとなる、俳優でもあるスコット・クーパー。プロデューサーにロバート・デュバルやジェフ・ブリッジスが参加し、関ったスタッフ・キャストみんなの熱意が実った、アメリカのインディペンデントらしい佳作!
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