「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和六年(2024)2月22日(木曜日)
通巻第8144号
アルメニア、はっきりとロシア離れを宣言 ウクライナ戦争に反対
ナゴルノカラブフ自治区を取られた敗因、ロシアの不作為と逆恨み
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2月19日。ミュンヘン。アルメニアのパシニャン首相は「ウクライナ問題でアルメニアはロシアの仲間ではない」と爆弾発言を口にした。これはアルメニアがロシアとの明確な距離を示し、ウクライナ侵略に反対する立場を表明したことになる。旧ソ連構成国に留まっていた筈のアルメニアのロシア離れが鮮明になった。
ナゴルノカラバフをアゼルバイジャンに取られた逆恨み、ロシア兵が最盛期には1900名ほど駐在していたにもかかわらず、ウクライナ戦線を優先して、そそくさと引き上げ、アゼルバイジャンの軍事行動を黙認したというのがアルメニアの言い分である。
ナゴルノカラバフの領有を巡るアルメニアとアゼルバイジャンの軍事衝突は1994年に住民が「アルツァフ共和国」を宣言してから政争の種となった。
同国は国際社会が認めない「未承認国家」だが、カスピ海と黒海の間のコーカサス地域に位置する地政学的要衝であり、アゼルバイジャン人にとっては「聖地」である。
2014年の軍事衝突はロシアが背後にいたためアルメニアの勝利となった。
2023年10月のアゼルバイジャンの軍事作戦は背後にトルコの支援があった。アルメニアが敗北し、2024年1月1日をもってナゴルノカラブフ自治区は消滅した。およそ10万人のアルメニア人は避難民としてアルメニア本国に逃れた。
もとよりアルメニアの米国内でのロビィ活動は顕著で、米議会はアルメニア支援議員が多い。アルメニアはトルコとは犬猿の仲、聖地アララット山がトルコ領内に編入されていること、そして今回のアゼル軍の背後にトルコが武器供与をなしていたことなどが挙げられる。
首都のエレバンでは敗北の批判を政権にむけたが、もっと激しく反発したのがロシアへの感情だった。アメリカはほくそ笑んだ。以後、アルメニアは親西路線、とくにアメリカへの接近を露骨に示していた。
西側の究極目標はグルジアとアルメニアのNATO加盟である。
●余滴●アルメニアが民族の矜持を誇示しがちなのはユダヤ人同様に世界各地に散って米国やエルサレム、イランにもアルメニアタウンがある。イスタンブール(コンスタンチノープル)から伝播した東方正教会を最初に受けいれ、アルメニア正教会はエレバンに総本山。ロシア正教より古いのが自慢。またキリル文字の魁がアルメニア文字で、「アルメニア文字公園」がある。中国の亀甲文字記念館のようなものだ。
もうひとつの自慢は世界の絶品とされるコニャック(アルマニャック)。じつは筆者も家内とアルメニアへ行った折、ふたりで六本、土産に買ってきました。
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お酒の種類や銘柄の知識
ひと昔前であれば、適量のお酒は健康に良いと言われていましたが、最近ではタバコと同じように百害あって一利なしとまで言われています。
それなのにワインは、ポリフェノールが豊富で健康に良いとかも言われています。
ただ、個人的見解になってしまいますがお酒とも上手く付き合えばいいのでは?と思っています。
今回は、お酒の種類や銘柄について簡単にまとめてみました。目次
お酒の種類や銘柄の知識
ワイン
赤ワイン
白ワイン
ロゼワイン
スパークリングワイン
ウイスキー
スコッチウイスキー
アイリッシュウイスキー
アメリカンウイスキー
ジャパニーズウイスキー
ビール
ラガービール
エールビール
スタウトビール
ヴァイツェンビール
日本酒
辛口酒
甘口酒
爽酒
濁り酒
焼酎
その他のお酒
ブランデー
ジン
ラム
テキーラ
最後に
関連
お酒の種類や銘柄の知識
お酒には、ワイン、日本酒、ウイスキー、ビールなど、様々な種類があります。
そしてそれぞれ異なる原料や製法で作られ、味わいや飲み方も異なります。
ワイン
ワインとは、ブドウを発酵させたアルコール飲料のことを指します。
ワインには、赤ワイン、白ワイン、ロゼワイン、スパークリングワインなどがあります。
赤ワイン
赤ワインは、黒ブドウを使用して作られ、発酵させたものです。
赤い色や渋みがあり、肉料理やチーズなどとの相性が良いことで知られています。
代表的な赤ワインの銘柄としては、ボルドーのシャトーラフィットロートシルトや、イタリアのバローロなどがあります。
白ワイン
白ワインは、白ブドウを使用して作られ、発酵させたものです。
赤ワインと比べるとフルーティーで軽やかな味わいが特徴で、魚介類やサラダなどとの相性が良いことで知られています。
代表的な白ワインの銘柄としては、フランスのシャブリや、ドイツのリースリングなどがあります。
ロゼワイン
ロゼワインは、赤ブドウや白ブドウの皮を一定時間、発酵中に浸して作られるワインです。
ピンク色の色合いが特徴的で、赤ワインと白ワインの中間のような味わいがあります。
軽い食事やBBQなどに合わせることが多く、代表的なロゼワインの銘柄としては、フランスのプロヴァンス地方で作られるロゼがあります。
スパークリングワイン
スパークリングワインは、二次発酵させて炭酸ガスを含ませたワインのことを指します。
代表的なものとしては、フランスのシャンパンがありますが、イタリアのプロセッコや、スペインのカヴァなども有名です。
祝い事やパーティーなどで飲まれることが多く、カクテルのベースとしても利用されます。
ウイスキー
ウイスキーは、麦芽や大麦、ライ麦などを原料としたアルコール飲料で、樽で熟成させたものです。
ウイスキーには、スコッチウイスキー、アイリッシュウイスキー、アメリカンウイスキー、ジャパニーズウイスキーなどがあります。
スコッチウイスキー
スコッチウイスキーは、スコットランドで作られたウイスキーのことを指します。
モルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドして作られる「ブレンデッドウイスキー」と、100%モルトウイスキーで作られる「シングルモルトウイスキー」の2種類があります。
スコッチウイスキーは、地域によって味わいが異なります。
例えば、スペイサイド地方のウイスキーは、フルーティーで香り高く、アイラ地方のウイスキーは、燻製のような香りが強く、塩気があるなど、多様な味わいを楽しむことができます。
アイリッシュウイスキー
アイリッシュウイスキーは、アイルランドで作られるウイスキーのことを指します。
麦芽を使用するスコッチウイスキーと異なり、大麦や小麦を原料にしています。
また、3回蒸留されることが特徴的で、滑らかな味わいが特徴です。
アメリカンウイスキー
アメリカンウイスキーは、アメリカ合衆国で作られるウイスキーのことを指します。
コーンを原料とした「バーボン」、小麦や大麦を原料とした「リュー」といった種類があります。
また、アメリカンウイスキーは、蒸留後に樽で熟成させることが法律で定められており、バニラやキャラメルなどの甘い香りや味わいが特徴です。
ジャパニーズウイスキー
ジャパニーズウイスキーは、日本で作られるウイスキーのことを指します。
スコッチウイスキーをモデルにしているため、味わいや製法にもスコッチウイスキーの影響が強く見られます。
例えば、山崎蒸留所のウイスキーは、スコッチウイスキーの製法を取り入れつつ、日本の気候風土に合わせた独自の味わいを追求しています。
ビール
ビールは、麦芽やホップ、水、酵母などを原料にして作られるアルコール飲料で、世界中で愛される人気のある飲み物です。
種類は様々で、ラガー、エール、スタウト、ヴァイツェンなどがあります。
ラガービール
ラガービールは、低発酵のビールで、ビールの中でもっとも一般的なタイプです。
スッキリとした味わいが特徴的で、多くの場合は明るい黄色からやや濃いめの金色で、ビールの中でもっとも飲みやすく、一般的な味わいが特徴です。
代表的なラガービールとしては、アサヒスーパードライやキリン一番搾りなどがあります。
エールビール
エールビールは、高発酵のビールで、ラガービールに比べて味わいが濃厚で、ホップの香りが強く感じられます。色はラガービールよりもやや濃く、赤みがかっています。
代表的なエールビールとしては、ギネスやホッピーなどがあります。
スタウトビール
スタウトビールは、イギリス発祥の黒ビールで、ビールの中でもっともコクがあり、苦味が強いタイプです。
麦芽の焦がしを強くすることで、コクや香りを強めています。
代表的なスタウトビールとしては、ギネスのドラフトスタウトやサッポロビールの黒ラベルがあります。
ヴァイツェンビール
ヴァイツェンビールは、ドイツ発祥のビールで、小麦を原料にして作られます。
色は淡い黄色で、白濁した色合いが特徴的です。口当たりが軽く、フルーティーでさわやかな味わいが特徴的です。
代表的なヴァイツェンビールとしては、エーデルヴァイスやハイネケンのヴァイツェンなどがあります。
日本酒
日本酒は、日本で古くから作られている伝統的な酒です。
米と麹(こうじ)を原料にして、酵母を加えて発酵させることで作られます。
種類によって味わいが異なり、辛口、甘口、爽酒、濁り酒などがあります。
辛口酒
辛口酒は、麹の発酵が進んだ日本酒で、味わいがスッキリとしています。
辛口酒は、おつまみや肉料理と合わせるのに適しており、飲みやすさから多くの人に愛されています。
代表的な辛口酒としては、八海山や田酒などうも甘さが苦手な方におすすめです。
甘口酒
甘口酒は、辛口酒に比べて甘みがあり、フルーティーな香りが特徴的です。
一般的に女性に人気がありますが、男性でも飲みやすい酒として人気があります。
代表的な甘口酒としては、岡本酒造の神亀がお勧め。
爽酒
爽酒は、アルコール度数が低く、軽い飲み口が特徴的な日本酒です。
普通酒や特別純米酒、純米吟醸酒など、さまざまな種類がありますが、どの種類も飲みやすく、食事と合わせやすい酒として親しまれています。
代表的な爽酒としては、東洋美人や獺祭などがあります。
濁り酒
濁り酒は、日本酒の中でも特に風味豊かな酒です。
濾過をせずに酒の原料である米や麹の成分をそのまま残すため、白く濁った色合いが特徴的です。
口当たりがまろやかで、芳醇な香りがあります。
代表的な濁り酒としては、磯自慢や久保田などがあります。
焼酎
焼酎は、日本独自のお酒で、蒸留酒の一種です。
主に麦、米、芋、黒糖などを原料にしています。日本では、主に九州地方で作られることが多いですが、他の地域でも作られることがあります。
アルコール度数は一般的に25度~45度程度で、濃厚でコクがある芋焼酎や、さっぱりとした味わいが特徴の米焼酎など、種類によって異なる味わいが楽しめます。
焼酎は、ロックや水割り、お湯割りなどで飲むことが多く、地域によっては、熱燗や冷や燗、またはソーダ割りなど、様々な飲み方があります。
また、カクテルにも使われます。
焼酎を使ったカクテルには、レモンサワー、グレープフルーツサワー、カルピスサワー、ハイボールなどがあります。
特に、レモンサワーやグレープフルーツサワーは、焼酎の特有の香りや味わいが生かされ、爽やかで飲みやすいカクテルとして人気があります。
また、焼酎には、地域によって特徴的なものがあります。
代表的な焼酎の産地としては、宮崎県の「日向夏焼酎」や鹿児島県の「黒霧島」、「さつま芋焼酎」、「泡盛」などがあります。
これらの焼酎は、その土地の気候や風土に合わせた製法で作られ、独自の味わいを持っています。
焼酎には、ビタミンB1やポリフェノールなど、体に良い成分が含まれています。
その他のお酒
ブランデー
ブランデーは、ワインやフルーツを原料にした蒸留酒です。
樽で熟成させることで、香りや味わいが豊かになります。
一般的には、オレンジやレモンなど��シトラスフルーツを使用したカクテルに使わ
れることが多いですが、ストレートで飲むこともできます。
代表的なブランデーとしては、コニャック、アルマニャック、カルヴァドスなどがあります。
ジン
ジンは、ジュニパーベリーを主原料にした蒸留酒で、爽やかでスパイシーな味わいが特徴的です。
トニックウォーターとの相性が良く、ジントニックとして飲まれることが多いです。
また、レモンやライムを加えたカクテルとしても人気があります。
代表的なジンとしては、ビーフィータージン、ホルストゲンジン、タンカレージンなどがあります。
ラム
ラムは、サトウキビを原料にした蒸留酒で、甘みやコクがあります。
カクテルに使われることが多く、モヒートやダイキリなどが代表的です。
また、ストレートで飲まれることもあります。代表的なラムとしては、バカルディ、ハバナクラブなどがあります。
テキーラ
テキーラは、アガベを原料にした蒸留酒で、メキシコが発祥の地です。
辛口でアルコール度数が高く、ストレートで飲むことが多いです。
また、マルガリータなどのカクテルにも使われます。代表的なテキーラとしては、ホセ・クエルボ、パトロンなどがあります
最後に
お酒には、さまざまな種類があり、それぞれの特徴や飲み方があります。
自分が好きなお酒を見つけるためには、様々な種類のお酒を試してみることが大切です。
また、お酒は適量を守って、楽しみましょう。
飲み過ぎには注意して、健康的な飲酒を心がけましょう。
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BOUDIN NOIR
BOUDIN NOIR 330g
PATE DE PORC
皆様、私達SYMのグロサリーにフランス食材が登場です。しかも予想外かと...
ブーダン・ノワールとパテ・ド・ポー。
ほんとうに素晴らしく美味しい...早く皆様にご紹介したかった...
話が長くなりますので覚悟を...お許し下さいませ。
フランスはガスコーニュ地方/バスク・ピレネー地区のアンヌ・ローズ。
このガスコーニュ主な産業は漁業、畜産業、醸造業で、近年では観光業もさかんである。フォアグラやワイン、ブランデーの産地であり、特にアルマニャックは有名です。
アンとフィリップのローズ夫妻が、一家の伝統を受け継ぎ、1970年に缶詰工場を創立。最初は家鴨や野菜を妻アンが調理するかたわら、夫フィリップは商品をトラックに載せて、ボルドーに販売しに出かける、という暮らしを続けていました。
年々ラインナップを拡充させ、第二世代の今では、フランス南西部の国境からボルドー地方の幅広いエリアの、肉屋、高級デリカテッセン、チーズショップ、ワインショップなど様々な場所でA Anne Rozèsの商品が並んでいるそうです。
そしてここに重要な人物、2005年から2つ星オーベルジュ・La Galupe シェフのクリスチャン・パラとのパートナーシップを締結し伝説のレシピのブーダン・ノワールの缶詰が生まれました。
フランスの美食家のなかでは「ブーダン・ノワールと言えば、クリスチャン・パラのレシピが最高!」というのが定説で惜しまれながら引退した今でも、その名声はそのままです。
その伝説となった“世界一のレシピ”で作られたブーダン・ノワールを缶詰にしたのがこちらです。
*ブーダンノワールとは豚の血を使ったフランスの伝統的なソーセージのこと。
色んな形状がありますが、こちらはパテ状になっています。
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もうブーダン・ノワールがこんなに気軽に食べる事ができるなんて...罪深い。豚の血と聞かれて卒倒される方もいらっしゃるかと思いますが、ぜひお召し上がりいただきたい。なんの臭みはなく、しっとりとした旨味の塊の肉質に、ピマンデスペレット(バスクの特産品である唐辛子のパウダー)の香ばしさと甘味、仄かな辛味。嫌味なくシナモンやクローブが香り、世界一のレシピに只々感激、至福でございます。
写真はそのままカットして冷たい前菜としてコンフィチュールと合わせました。コンフィチュールとの相性が素晴らしくて...カイーノの洋梨とりんごのジャムなんて最高ではないでしょうか。
また表面をこんがりフライパンで焼いて、じゃがいものピュレや林檎のソテーと合わせてメインディッシュにもなりそうです。
そしてパテ・ド・ポーも素晴らしい。
パテ・ド・カンパーニュがお好きな方にもぴったりとくるのではないでしょうか。
こちらもしっとりとした肉質、素材の良さがわかる繊細な美味しさで...止まらない美味しさです。
こちらにもピマンデスペレットが良いアクセント。缶を開けてそのままバゲットにのせて、こんな手軽でこんな美味しいパテが...ワイン片手に最高なのです。
うんうんと頷きながら黙々と食べてしまいそうな説得力のある美味しさです。
ぜひお楽しみいただければ幸いでございます。
ブーダン・ノワールの取り扱い方や焼き方など詳しくオンラインストアSYM THE SHOPにてご案内しておりますのでご参考にして下さい。
アンヌ・ローズのブーダン・ノワールとパテ・ド・ポーは下記にてお取り扱いしております。
•オンラインストア SYM THE SHOP symtheshop.com
•グロサリー Grocery SYM gris 〔焼菓子とイタリア食材の店〕
レストランの下階 13:30〜17:00
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