奥多摩・榧ノ木(かやのき)山トレッキング 2023年初夏
Mt. Kayanoki in Okutama area, Tokyo, early Summer 2023
奥多摩・七ツ石尾根(石尾根)縦走路への ”前衛の山” ? といった感じの、地味な榧ノ木山(標高1485m)に出かけました。通常は鷹ノ巣山(標高1,736m)からの下山コース、あるいはちょっと先の水根山(標高1620m)への通過地点といった感じで、わざわざこの山を目指して登るというようなところではありませんが、今回は時間の関係で ”榧ノ木山登山” になってしまいました。登り降りの標高差はちょうど1000mです。
小河内ダム(奥多摩湖)から鴨沢方面へ路線バスで5分ほどの倉戸口バス停あるいは熱海(あたみ)バス停で下車します(いずれも標高約490m)。熱海バス停からは奥多摩湖を眺めながら急階段を登って、倉戸口バス停からは民宿小河内荘のそばを通って、集落(大部分が移転済み?)を通り抜け、登山口に入ると「温泉神社」があります。なんでこんな場所に「温泉神社」があるのかと思いましたが、実は小河内ダム建設で水没した旧小河内村原集落は南北朝時代(14世紀中頃)から湯治場として知られていたそうです。この神社は、当初は「湯ノ権現あるいは湯屋権現」、江戸中期には「熊野三社大権現」、そして明治になり「温泉神社」と呼ばれるようになり、水没後に現在の場所に移設されたそうです。
湯治場(鶴の湯温泉街)はダムの完成(1957年)とともに水没し、源泉を汲み上げるポンプを一旦設置はしたものの、湖底に沈んだ「幻の温泉」と言われ続けました。"バブル期”の1991年から湖底から再びポンプで源泉を汲み上げて、「鶴の湯温泉」(アルカリ性単純硫黄温泉、水温約30℃)が復活したそうです。下山後、日帰り温泉でも入れれば良いのでしょうが、残念ながら今はそのような状態ではないようです。
このコースではスギの植林地帯が少なく、ブナなどの自然林が豊かで、広い尾根とあいまって、たいへん美しい新緑が見られました。尾根が広く登山道が分かり難い(特に落ち葉が多い季節?)ため、4区間ほど、ロープに従って歩くように指示されています。尾根がやたらと踏み荒らされないようにという、尾根の環境保全の目的もあると思います。ただ、このロープが張られていないエリアでも、登山道のトレースがいつの間にか分からなくなり、何度か立ち止まって周辺を見回したり、GPSで位置を確認したりしました。
「温泉神社」からしばらくの登りでは、小河内ダムや御前山周辺が良く見えています。最初のピークは倉戸山(標高1,169m)です。広い山頂ですが、簡単な道標があるだけです。ここからは緩い尾根を歩いて行きます。榧ノ木山の山頂は、細長く狭い山頂で、手製の山名表示板があるだけで、展望もありませんが、山頂付近ではツツジが綺麗に咲いていたので良かったでした。樹間に鷹ノ巣山が見えているようでした。山頂到着ごろから雲がかなり広がり、急に冷たい風が吹いてきました。さすがこの季節1500m近くまで来るとまだ寒くて上に一枚羽織ることになりました。この日は休日でしたが、出会った登山者は登り・降りとも各10人程度でした。
Mt. Kayanoki May 2023, Panasonic LUMIX S1 LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.
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奥多摩 川苔山縦走コース トレッキング 2023年春
Mt. Kawanori in Okutama area, Tokyo, Spring 2023
川乗橋バス停~川苔山~鳩ノ巣駅 というポピュラーなコースを、数十年ぶりに歩いてみました。ポイントはもちろん百尋ノ滝と川苔山山頂からの展望です。GWの最中、天候も良かったので、JR奥多摩駅のバス停は早朝から大混雑、増便のバスが出ていました。
川乗橋バス停付近は狭く、しばらくは舗装された林道歩きということもあり、バスから降りてとりあえず歩き出す人が多いです。川乗橋バス停(標高約405m)から川苔山登山口の細倉橋(標高約645m)までの林道区間で約240m登ります。細倉橋からは通常の登山道となりますが、しばらく行くと渓流沿いの小径となります。小さな滝が次から次へと連続して現れ、木製の橋を何度も渡りながら、岩場が多くなってくると間も無く百尋ノ滝(ひゃくひろの滝、標高約860m)に到着です。この区間では、新緑の木々・小さな滝の水しぶき・岩の組み合わせが美しいです。細倉橋からは約215mの登り、川乗橋バス停からは谷沿いの緩やかな道を455mも登ってくることになります。奥多摩一の落差40mを誇る「百尋ノ滝」はなかなかのスケール感です。百尋ノ滝付近はあまり休憩するような場所がなく(もちろんベンチなどはなく)、人が多い時は自分の居場所を探すのにちょっと苦労します。
百尋ノ滝で小休止をし、川苔山山頂を目指します。標高962mの小ピークを越えるまで、階段や鎖場の岩場を登ります。山ツツジが咲いています。滑落注意の看板があちらこちらにあります。上り下りの登山者が多い場合はどうするのだろうかと、ちょっと気になりました。この岩場を越えると再び山腹の巻道となり、しばらく行くと足毛岩分岐(標高約1040m)に到着です。川苔山への北回りで行くコースと西回りで行くコースの分岐点です。今回は北回りで行きます。少し山腹を登ると、再び渓流沿いの小径を東に向かうようになり、最後に谷は南に向かい、いつの間にか尾根道となり最後の一踏ん張りで、川苔山山頂への分岐(標高約1315m、山頂・鳩の巣駅・古里駅)に出ます。ここから山頂までは200mです。
川苔山山頂(標高約1356m)からの感動は、なんと言っても、大学時代友人と行った(三峯神社~)白岩山~雲取山~大洞山/飛龍山(~笠取山~雁坂峠)の縦走路が垣間見えたことでした。懐かしい! 雲取山も大きく見えます! あとは鷹ノ巣山・大菩薩嶺、ちょっと方角が違いますが木々の間から見える富士山。
それにしても、この日の山頂、天候にも恵まれ、特に11時45分ごろから12時45分ごろまでの1時間は高尾山の山頂かと思うほどの大賑わいでした(笑)。昼食をとる場所の確保も大変です。ビニールシート持参が必須ですね! 登山者は皆さん、山頂の立派な碑の前で記念写真を撮っています。(山頂付近の写真は13時ごろの撮影です)
実はその昔、川苔山に来たことはあるのですがほとんど記憶に残っていません。天気が悪かったせいか展望も川苔小屋も記憶にないです。記憶にあるは、奥多摩駅から近いわりには延々と歩いたこと、大ダワ経由で降りたけれども、秋だったので鳩ノ巣駅に着いた頃はもう真っ暗と、良い印象が残っていません。
長めの昼食と休憩の後、鳩ノ巣駅に向かって降ります。先ほどの稜線での分岐から少し降ったところで、木々の合間から大岳山~鋸山~奥多摩駅にかけての長い稜線が見えます。山ツツジが所々に咲いています。あとは、杉の植林地帯を延々と降ります。途中大ダワへの分岐もやり過ごし、そのうちに山腹の巻道を緩やかに降っていき、ようやく林道に出ます。ほっとしたのも束の間、そこはもう本仁田山や大ダワからの下山コースとの合流地点でした。この合流地点に小さな社がありますが、今日はここで休む人もほとんどいません。この林道を歩くのはほんの一瞬で、再び山道を降ります。棚澤の集落に出ると、最後の急な坂を降って青梅線の踏切を渡って鳩ノ巣駅(標高約350m、山頂からちょうど1000mほどの降り)に到着です。電車の時刻を確認して、駅前のお店で一休みです。
Mt. Kawanori May 2023, Panasonic LUMIX S1 LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.
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奥多摩 浅間尾根トレッキング 2023年春
Mt. Sengen-Rei in Okutama area, Tokyo, Spring 2023
浅間尾根登山口 バス停~浅間尾根〜浅間嶺~時坂峠~払沢の滝入口 バス停のトレッキングです。
西東京バス 浅間尾根登山口 バス停下車、ごちゃごちゃと看板が乱立している所から小さな舗装道路に入り、浅間坂と呼ばれる急坂を登りながら、小さな山荘を通りすぎ、しばらく登るとようやく登山道らしい小径に入ります。ここから緩やかな登りとなり、しばらく行くと、もう浅間尾根(西)コースの主稜線に到着です。ちょっと、あっけないほどです。
この日、武蔵五日市駅では、「都民の森」(三頭山登山口)行きの急行バスが3~4台増便されましたが、浅間尾根登山口で下車した登山客はごくわずかで、休日にもかかわらず静かな山行となりました。
浅間尾根(西)コース主稜線に入ると、馬頭観音、伐採跡地からの御前山展望、「さる石」、藤倉分岐、一本松の馬頭観音、旧道崩壊による高巻き地点、そして人里(へんぼり)峠を過ぎると再び伐採跡地からの大展望が現れ、御前山と大岳山が見られます。鳥さんのさえずりが、実に賑やかです。ブイログ (Vlog) カメラを持った若い女性も鳥さんのさえずりを盛んに撮って(録音して)いました。こここまで来ると浅間嶺まで、もう少しとなります。
今年の首都圏の春は高温傾向が著しく、歩いていると周辺の山々もすでに眩しい新緑に覆われていますが、実際の森の中では、まだほとんど冬の状態で落ち葉が大量に残っている場所、道端のあちらこちらで落ち葉の下から新芽が出ている場所、もうまさに新緑!という場所と、さまざまです。
今回は浅間嶺(標高903m 小岩浅間、浅間神社、展望なし)には寄らずに巻道で、鞍部にある東屋・広場に到着です。この付近は新緑に溢れて山桜などの花が咲いていました。ここには団体さんも含めて大勢の登山者が休憩中でした。ここから、ちょっと登ったところにある展望の良い小ピーク(標高約900m)で大休止・昼食です。意外と休憩中の登山者が少なかったでした。御前山、鋸山~大岳山~馬頭刈尾根コースの大展望が見られます。
正確な言い方ではないかもしれませんが、「浅間嶺」は2つあります。山の鞍部(凹み)に��る東屋・広場の西側のピークの「浅間嶺」は地図上に表記されており、小岩浅間とも呼ばれ、標高903m、そばに浅間神社がありますが、展望はありません。もう一つの「浅間嶺」は鞍部の東側のピークで標高約900m、立派な山頂(山名)の標識があり、御前山、鋸山~大岳山~馬頭刈尾根コースの大展望が見られ、ベンチもたくさんあって休息に良い場所です。
この山頂から東に向かって松生(まつばえ)山への分岐までは、幅広い尾根道を緩やかに下りますが、新緑の美しさと相まってたいへん気持ちの良い山の小径でした。先ほどの東屋・広場から下の巻道を東へ歩いてこの尾根道に入り、西に向かって浅間嶺に到達するのも悪くは無いと思いました。
「時坂古道コース」を下ります。途中、伐採跡地からの大展望があり三頭山~御前山方面がよく見えます。大山祗神社周辺では廃屋も多く、しばらく林道を歩いてようやく時坂峠に到着です。風化した石仏と道標のみです。このコースで行き交う登山者はごくわずかでした。最後に時坂の集落を通り過ぎながら、最後に払沢(ほっさわ)の滝の駐車場に出ます。ついでですので、バスの時間を気にしながら、払沢の滝まで往復して、払沢の滝入口 バス停到着です。
ちなみに、この古道「甲州中道」は江戸時代、炭・米・塩などが牛馬で運ばれた幹線道あったそうです。旧代官お休み所なども残っており、往時の雰囲気が偲ばれます。ただ、払沢の滝入口 バス停へのバスの便は多少良いのですが、払沢の滝入口から浅間嶺に登るのは遠いですね(笑)。
Sengen Ridge〜Mt. Sengen-Rei〜Hoxtusaw Fall April 2023, SONY DSC-RX1R Zeiss Zonnar T* 35mm F2.0
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奥武蔵 越上山トレッキング 2023冬
New Year hiking in Mt. Ogami-yama Japan 2023
西武秩父線吾野駅周辺の山登りというと、それこそ大昔、高校1年生の遠足の記憶でした。
今回は正月開けの軽い足ならし? という感じで、東吾野駅から、福徳寺(屋根の曲線が美しい阿弥陀堂は鎌倉時代末期の建築様式、国の重要文化財)・橋本山・古道飛脚道・ユガテ(湯ヶ手、湯ヶ天)・観音岳・スカリ山・茶獄山・蟹穴山・越上山(おがみやま 標高566m)・諏訪神社・顔振峠(かあぶりとうげ)、そして吾野駅というコースを回りました。
標高にすれば321mから566mといった低山の小さなピークを越えながら、時々林道に出ながら、延々と歩くといった感じでした。雨乞いの儀礼スポットがあったり、トレイルランニングの人たちや、スカリ山や越上山ではちょっとした岩場も体験できます。正月開けでしたので、新春の団体登山グループもいて、仲間同士の新年のご挨拶をされていました。
よく行く奥多摩の山々や三角形の武甲山があちらこちらから見えました。木々の葉っぱもすっかり落ちて、色彩感に乏しい山道ですが、時々真っ赤な椿が咲き乱れ、ユガテでは鈴なりになった黄色の柑橘類が眼を楽しませてくれます。ユガテは日当たりの良い緩やかな南向き斜面にあり、桃源郷といった趣です。この付近には、ユガテ・スカリ山・エビガ坂といった不思議な?カタカナ標記の地名があります。由来ははっきりしないそうですが、古代から渡来人が住んでいた「高麗(こま)」という地名も付近にはあるので、起源は外来語なのかもしれません。
顔振峠(標高500m)は実に展望が良いです。奥多摩方面が良く見えます。顔振峠から見下ろす南斜面にはいつかの人家がありますが、日当たりが良く住みやすいのでしょうね。昔の遠足の時の記憶にも、なぜかこの光景が残っています。以前は「弁慶以下義経主従がその景観のあまりの美しさに何度も振り返った」という伝説が紹介されていましたが、今では幕末、飯能戦争で新政府軍に敗れて逃げてきた幕府方の「渋沢平九郎(渋沢栄一の養子)」の逸話の方が有名になり、峠には「平九郎茶屋」があります。
この日の最後、顔振峠からしばらく登山道を下ると、吾野駅までの残りは未舗装・舗装の林道、国道299号線と味気ない道です。顔振峠まで、このルートで登るのは気が進みませんね。吾野の集落に入ると、「秩父街道」や「吾野宿」といった看板が出てきて、ちょっと興味が引かれました。
Mt. Ogami-yama January 2023, CONTAX645 Phase One P30+ Planar T* 80 mm F2.0. We can look at the enlarged images clicking the original ones.
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インターコンチネンタルホテル 東京ベイ 2022 クリスマスシーズン
InterContinental Tokyo Bay, 2022 Christmas season
新型コロナ感染症の先行きもまだはっきりしませんが、竹芝のインターコンチネンタルホテル 東京ベイで久しぶりに旧交を温める機会がありました。
12月の土曜日のせいもあり、昼間から山手線はラッシュ時のような混雑具合、ホテルも結婚披露宴のお客さんで溢れ、会食のお客さんも多数といった感じで、ちょっとびっくりでした。こちらのホテルでは、クリスマスの飾り付けは例年シルバーやゴールドを主体としたシックな感じですが、飾り付けの密度が高い感じで、なかなか華やかな印象です。
イタリアンレストラン「ジリオン」( Italian Dining "Zillion" with a New York-style interior and dishes on the menu ) お料理は、前菜の盛り合わせ、生ハム、マッシュルームスープ カプチーノ仕立て(珍しくて、美味しかった)、松茸を使ったパスタ、牛ほほ肉の煮込み トリュフ風味、デザート(ケーキ、濃厚なチョコレート)、珈琲・紅茶、お酒 各種。
初めてホテルのテラスにも出てみたのですが、レンボーブリッジをはじめとした東京湾の黄昏時や夜景が堪能できて、良かったでした。
InterContinental Tokyo Bay December 2022, SONY DSC-RX1R Zeiss Zonnar T* 35mm F2.0, iPhone SE. We can look at the enlarged images clicking the original ones.
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奥多摩 大菩薩ラインから甲州市へ 2022晩秋
To the Katunuma area popular for JAPAN WINE through the Yanagisawa Pass by the mountain driving from the Tokyo metropolitan area late autumn 2022
お気に入りの、奥多摩の青梅街道・大菩薩ラインから、甲州市塩山・勝沼方面へ抜ける高原・山岳ドライブコースです。
東京都青梅市街地から青梅街道あるいは吉野街道を通って奥多摩湖へ、奥多摩湖で一休みします。この日の朝、登山者は若干名です。11月中旬、紅葉は概ね終わっているような感じでしたが、真っ赤なモミジの紅葉が盛りでたいへん綺麗でした。再び青梅街道を走り、雲取山登山口の鴨沢・祭の集落を通過しますが、山梨県に入ると大菩薩ラインと名前が変わります。丹波山村の道の駅「たばやま」は、往路は通過です。山深い中を走ると、奥秩父・笠取山登山口の一ノ瀬高原に向かう分岐(おいらん淵)に出ます。台風による土砂災害で2年以上通行止めになっていた一之瀬林道はこの春に復旧工事が終わっていたようです。臨時駐車場の案内板も。今度、作場平まで行ってみようと思います。
落合の集落を抜けて、急登を登り切ると柳沢峠です。ここには公営駐車場と峠の茶屋があります。今日は、快晴と雲の流れがうまく調和して本当に美しい富士山です。
柳沢峠から塩山まではジェットコースターを下るような急勾配の坂道が続きます。途中で雄大な富士山も望めます。エンジンブレーキをいっぱいに効かせながらの走行です。今日は途中、昔の大菩薩嶺登山口の裂石から林道に入り、上日川峠に向かいます。狭い林道を対向車に注意しながら落ち葉の中をゆっくりと登ります。かなり走って大菩薩嶺登山口の上日川峠に到着、駐車場にクルマを入れます。昨年も同じ時期に登山目的で来ましたが、やはり紅葉は今年も終わっていました(苦笑)。ロッヂ長兵衛でちょっと早い昼食です。きつねうどんを頼みました。シンプルなきつねうどんですが、これやや関西風ですが本当に美味しい!昨年下山後に食べた山葡萄アイスクリームも美味しかったし、ロッジのご主人は料理が上手なのかもしれませんね。大菩薩峠から登山者が三々五々下山して来ます。ここから甲斐大泉駅への下りは路線バスが通るので車幅も十分、楽勝のドライブコースです。
甲斐大泉駅から勝沼市街地まではすぐです。山梨ヌーボー解禁日は11月3日ですが、新型コロナの関係でまだ以前のような大規模なイベントは行っていないような印象でした。今回はいつものワイナリーには立ち寄らずに、”勝沼ワイナリーマーケット” 新田商店に寄って買い物をします。結局、この日は一升瓶の葡萄ジュース(葡萄汁、蒼龍葡萄酒株式会社)だけ買いました。
帰路は再び大菩薩ライン・青梅街道を戻ります。柳沢峠を一気に登り、道の駅「たばやま」で休息です。気温も下がり、ひんやりとした空気です。こちらのソフトクリームは値段が高いですが、分量が多いです。今日は、売店にジビエ(鹿肉)が豊富にあり、少々迷いましたが鹿肉ソーセージを買ってみました。まだ食べていません。晩秋の夕暮れの奥多摩湖を通過、バイパス的な吉野街道を下り、青梅市街地に着く頃には街の明かりが輝いていました。
Daibosatu Line Japan November 2022, CONTAX645 Phase One P30+ Distagon T* 35 mm F3.5 Sonnar T* 140 mm F2.8
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南八ヶ岳南東側山麓(甲斐大泉)から見る富士山 2022秋
Looking at Mt. Fuji at the foot of Mt. Yatugatake Japan, autumn 2022
南八ヶ岳の南東側山麓へのオープンドライブと散策で、10月下旬、秋の一日を楽しみました。どこからも甲府盆地の向こうに富士山が良く見えて、素晴らしかったでした。
まずJR小海線の甲斐大泉駅に向かい、天女山駐車場を目指します。甲斐大泉駅周辺には八ヶ岳倶楽部を初めてとしてペンションやレストランが目立ちました。標高1300m付近が、ちょうど紅葉の盛りのようでした。
天女山駐車場(標高1,535m付近)にクルマを置いて、まず八ヶ岳への登山道を少し登って「天ノ河原」(標高1,625m付近)まで行きます。富士山、鳳凰三山~白峰三山(北岳など)~甲斐駒ヶ岳などの南アルプス北部がよく見えます!カラマツの黄色の紅葉はもう終わっているようでちょっと残念でした。
次に、「岳人」(2019年10月号 特別編集 秋山)で紹介されていた日帰りトレッキングコース「南八ヶ岳東面のカラマツ」を、目指して、駐車場から舗装道路を少し下ります。GPSで位置を確かめながら、紹介されているコース入口を確認したのですが、入口には立派なゲートが設置されおり立入禁止になっていました。八ヶ岳牧場に隣接するために、立入禁止になったのかもしれません。残念!
気を取り直して、再び少し下って、天女山山頂(標高1,529m)を目指します。紅葉が少し残った森の中を登ります。登り切ったところは、駐車場の脇でした。紅葉の中を少し歩くと、天女山山頂の展望台です。ここでも、富士山と南アルプスの山々が良く見えています。
昼食のために、一旦クルマで八ヶ岳倶楽部まで下ります。ところが駐車場がいっぱいですぐには入れそうな感じではなかったので、近くの山梨県立まきば公園まで行ってみました。ここでも富士山と南アルプスの大パノラマが! ふと、振り返ると赤岳の東面が、牧場の牛さんとともに、良く見えています。
時間もどんどん経ってしまいますので、そばにある"標高1000mの天空レストラン ”「まきばレストラン」に入ってしまいます。観光地のレストランにしては本格的なメニューも多く、ちょっと驚きました。普段あまり無いメニューということで、「ベーコンの丸ごとステーキ」+「スープセット」を頼みました。美味しかったです!これだとお酒が本当に欲しくなりますね。残念!!お土産に富士桜ポークベーコンを買いました。自宅では、これでポトフにします。
最後に「八ヶ岳高原ライン」を走りますが、途中、何の変哲のないところですが、富士山などの絶景ポイントがありました。全体として、紅葉の盛りはすっかり終わっていましたが、オープンドライブ、散策、富士山などの絶景、美味しいベーコンステーキで、秋の一日を楽しむことが出来ました。
Mt. Yatugatake Japan October 2022, CONTAX645 Phase One P30+ Distagon T* 35 mm F3.5 Planar T* 80 mm F2.0
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北アルプス・双六岳 2022年夏
Mt. Sugoroku-dake Japan Alps, Summer 2022
8月上旬、新穂高温泉からの一般的なコースですが、初めて鏡平そして双六岳へと行ってきました。
涸沢あるいは蝶ヶ岳・常念岳などの表銀座から見る穂高岳~槍ヶ岳が、反対側から見るとどんな姿なのだろうか? というのが理由の一つでした。鏡池からは、日の出に合わせて、池に映る槍ヶ岳の穂先を見て、また双六岳からは硫黄尾根・西鎌尾根に繋がる槍ヶ岳から穂高岳に連なる峰々を堪能できました。必ずしも天候に恵まれた訳ではなかったので、当初予定の三俣蓮華岳・三俣小屋までは行けませんでしたが、双六岳山頂からは黒部五郎岳・雲の平・薬師岳・三俣蓮華岳・鷲羽岳・水晶岳などを望むことが出来て、黒部源流域の一旦を垣間見ることができました。
それにしても、双六岳のカール(氷河地形)の中ではたくさんの高山植物が咲き乱れていました。8月にこれほど豊かな高山植物を見たのは初めてでした。田中澄江さんの著書「花の百名山」では、双六岳を代表する花としてコバイケイソウが紹介されています。また、チチブ沢から鏡平への上り下りでは2度も熊さんと遭遇し、付近に鳴り響くホイッスルに緊張感が走りました。鏡沼周辺では走り回るオコジョに何度も出会い、双六池周辺では久しぶりに雷鳥の親子を間近に見ました。実に、豊かな自然と巡り合うことができました。
双六小屋・黒部五郎小舎・鏡平山荘・わさび平小屋はグループとして運営されているので融通も効き、予約の変更などについても便利でした。もちろん、それぞれの山小屋に個性があります。登山口としてのわさび平小屋には小さいながらもお風呂があります。下山時にお風呂をここで利用するかどうかで、帰りのスケジュールが決まります。せせらぎに接するベンチは何時間いても心地良いです。鏡平山荘は、その2階からも間近に槍ヶ岳が望めるとともに、すぐそばの鏡池ではオコジョを待ちながらのんびりと過ごすことができます。双六小屋は、黒部源流方面と槍ヶ岳へ向かう要衝です。緊張感がぴ~んと張り詰めます。黒部五郎小舎は、黒部五郎岳に向かう途中にあり、黒部源流最深部の一つです。
宿泊したのはわさび平小屋・鏡平山荘・双六小屋ですが、新型コロナ感染症対策もあったのでしょうか、部屋・洗面所・トイレなどが全面的に新しくなっているような印象でした。食事に関しては、メインは魚(イワナ・サバ・銀鮭)・天麩羅・コロッケが多く、ハンバーグは珍しく出てきませんでした。朝食にはスクランブルエッグがよく出たので、ちょっと卵の食べ過ぎかと思いました。味噌汁はすべて赤味噌です。煮物はどれも非常においしく感じました。新鮮な野菜や果物という意味ではわさび平小屋です。食事中は”黙食”が原則ですが、概ね守られていたようです。軽食・喫茶のメニューでは、ラーメン・うどん・カレーライス、丼物、かき氷、コーヒーフロートなど、実にさまざまです(笑)。双六小屋のスタッフには、特にお世話になりました。
この登山ルートの特徴は、比較的に手軽に、槍ヶ岳を間近に見ることが出来ることだと思います。その一方で、周りの登山者の皆さんの話を聞いていると、黒部源流エリアや西鎌尾根などに向かうレベルの高い話もよく出てきました。
残念な予定変更もありましたが、私にとっては新たな発見の多かった山行となりました。
Mt. Sugoroku-dake Japan Alps August 2022, Panasonic LUMIX S1 LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S. We can look at the enlarged images clicking the original ones.
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北アルプス 双六岳 2022夏
Mt. Sugoroku Japan Alps, Summer 2022
新穂高温泉~わさび平小屋~鏡池・鏡平山荘~双六小屋~双六岳・双六岳のカールのお花畑という代表的なコースです。
Mt. Sugoroku Japan Alps August 2022, Panasonic LUMIX S1 LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.
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高尾山トレッキング 2022夏
From the Okutakao to Mt. Takao (Tokyo) , summer 2022
例年この季節は梅雨末期の大雨の日が多いですが、関東甲信地方は6月27日に「記録的に早い梅雨明け」! しかも東京は猛暑日が9日連続し、過去最長を記録。その後は戻り梅雨のようなはっきりしない天候です。
春のトレッキング以来、少し間が空いてしまったので、今回は軽い足ならしで裏高尾へのトレッキングです。コースはごく普通の、小仏バス停~景信山~小仏城山~高尾山(山頂)~4号路~ビアホール(ケーブルカー駅そば)~高尾山口駅です。
この日はなぜか、とにかく人が少なかったです、高尾山山頂でも。景信山や小仏城山の茶店もお休み、おまけに紅葉平の茶店は停電事故で臨時休業、食事ができる所がなくて困った人もいたようです。午前中は曇りで過ごしやすく、木陰を吹き抜ける風が心地良かったですが、昼ごろになると陽が差し始め急に暑くなってきます。この季節は、眼につく花の種類が少ないです。途中で「木カラスウリ」という非常に珍しい花を教えて頂きました。姿・形も変わっています。今回吊り橋のある4号路を初めて歩いてみました。高尾山の北側斜面を歩きます。釣り橋自体は、まあ、それなりでしょうか。
最後に今日の目的地? 有名な?高尾山のビアホールに到着です。かなり高い場所にビアホールがありますが、まだ昼過ぎでしたが大勢の人たちの非常に盛り上がっている声が、下にいてもよく聞こえてきます。入り口の看板には、2時間 飲み放題 4200円 となっており(これは知っていましたが)、どうやらジョッキ1杯とかは無いようでした。ここはグループで楽しむ場所のようです。これなら、展望台の茶店でビールを飲んでも良かったのかなと後悔しましたが、今更戻るのも面倒臭いので、諦めて帰ることにしました。結局、高尾山入り口付近にあるいつものお店でお土産を買い、かき氷を食べて休息することになりました。
Mt. Takao Tokyo, July 2022, Panasonic LUMIX S1 LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.
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南房総~春の嵐
Driving through the Umihotaru Parking Area floating in Tokyo Bay to the Southern Boso Peninsula in the spring storm
羽田空港からの離着陸の際にも見える印象的な東京湾アクアライン・海ほたる、一度行ってみたいと思っていました。十分日帰りも出来そうでしたが、せっかく行くならば南房総まで足を延ばしてみようか、ということになりました。
南房総というと、小学生の頃、夏休みに両親に連れられて鋸山・保田海岸・岩井海岸などで遊んだ記憶があります。成人してからは2回くらい? それも30~40年前の話になるので、本当に久しぶりです。
首都高・レインボーブリッジ・湾岸線・東京湾アクアラインを走って、木更津からは海岸に沿って館山の南、洲崎・野島岬方面まで行ってみました。ところが、運悪く「春の嵐」でした(苦笑)。まあ、それはそれで良いのですが・・・・。
東京湾アクアラインの海ほたる、予想外に大きいのにはびっくり。それにしても大観光地ですね(笑)。レストランもたくさんありますが、その観光地値段にも驚きました。帰りは、うっすらと東京~横浜方面、東京スカイツリー、木更津~君津の工業地帯が見えていました。秋から冬には、富士山~横浜方面が良く見えるのでしょうね。
木更津から富津付近までが遠く感じられました。館山市街地は大きくて、その海岸通り(北条海岸)はミニ湘南海岸の感じでした。南房総は総じて伊豆半島にも似た南国のイメージですね。幹が太くて背はそれほど高くないシュロが印象的でした。伊豆と房総の違いは、火山の有無、それに伴い源泉が温度の高い温泉か温度の低い鉱泉かの違いですね。
Boso Peninsula, April 2022, CONTAX645 Phase One P30+ Distagon T* 55 mm F3.5 Zonnar T* 140 mm F2.8
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オーベルジュ オーパ・ヴィラージェ(裏庭編) 南房総 2022年春
Auberge OPA Village in the Southern Boso Peninsula Japan, Spring 2022 (Backyard Images)
南房総(房総半島南端に近い洲崎と野島崎の間ですが)のオーベルジュ「オーパ・ヴィラージェ」に行って来ました。南房総は30~40年ぶりですので、現地の状況が良くわかりませんでした。ビジネスホテルはあまり無いようですし、ホテルやペンションはコロナのせいもあると思いますが、ウェブサイトを見ても営業状況が良く分からず、こちらのオーベルジュにしてみました。
オーベルジュ(Auberge)とはフランス語で「旅籠」で、「郷土料理を提供するレストラン付きのホテル」を意味します。日本でも実態は宿泊施設を備えた「レストラン」で、オーナーは料理人であることが多いそうです。一方、ペンションは家族で経営するヨーロッパ生れの小さな”ホテル”(通常は自宅兼用)で、日本では通常夕食・朝食が提供されています。
オーベルジュ「オーパ・ヴィラージェ」は、フレンチを中心とした、完全にミニ・リゾートホテルといった感じです。創業者の方のお話が、いくつかのウェブサイトに掲載されているので、少し抜粋して紹介します。;「オーパ・ヴィラージュ」という名前は、作家の故 開高 健先生の作品から頂いた。1980年のオープンにご来館頂いた時の直筆「オーパ」がフロントに飾ってあります。OPA(オーパ)!は、ポルトガル語で「わっ」「おっ」と驚いた時に発する一言です。南房総の辺鄙な所に突然おしゃれな空間が出現して、皆様に「わっ」と感動を与えられればいいなと思います。経歴を見ると、料理人というよりは、ホテルのサービス・経営の方がご専門のようです。それにしても開業以来40年、バブル崩壊や現在進行中のパンデミックをくぐり抜けて営業を続けているので、これは凄いことだと思いました。
半円形状の車寄せから正面エントランスを眺めます。手前にミニ噴水? 左側にアーケード状のアプローチ、左手にはテラス(テラスレストラン兼用)、右手にはハート型のプールなどの庭園が見えます。
建物は緩くアーチを描いた細長い2階建てです。この建物、実は7棟の小さい建物からなっています。このあたりが「ヴィラージェ」たる由縁なのでしょう。1番目から3番目まではレストラン・ショップ・管理棟、4番目から7番目までが宿泊棟です。したがって、食事に行くときには必ず一旦屋外に出て行くことになります。
建物の裏手に出る通路が2箇所あります。建物の連結部にある狭い不思議な空間で、ちょっと別の世界への入り口のような雰囲気です。裏手には、現在でもやや荒涼とした借景の中に、花が咲き乱れた庭園と田んぼがあります。
全体としては南フランスのプロバンスのイメージでしょうか。正面からの明るい印象と、裏手からのやや複雑で屈折した印象が対象的です。創業者のアイデアなのかホテルなどを得意とする設計者のアイデアか分かりませんが、1980年当初としては確かにたいへん斬新な設計で「オーパ」の目的は果たしていたと思われます。
Auberge OPA Village, April 2022, CONTAX645 Distagon T* 55 mm F3.5, Fujicolor PRO 160NS Professional, Film Scanner EPSON F3200
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オーベルジュ オーパ・ヴィラージェ(レストラン編) 南房総 2022年春
Auberge OPA Village in the Southern Boso Peninsula Japan, Spring 2022 (Restaurant Images)
南房総(房総半島南端に近い洲崎と野島崎の間ですが)のオーベルジュ「オーパ・ヴィラージェ」に行って来ました。南房総は30~40年ぶりですので、現地の状況が良くわかりませんでした。ビジネスホテルはあまり無いようですし、ホテルやペンションはコロナのせいもあると思いますが、ウェブサイトを見ても営業状況が良く分からず、こちらのオーベルジュにしてみました。
オーベルジュ(Auberge)とはフランス語で「旅籠」で、「郷土料理を提供するレストラン付きのホテル」を意味します。日本でも実態は宿泊施設を備えた「レストラン」で、オーナーは料理人であることが多いそうです。一方、ペンションは家族で経営するヨーロッパ生れの小さな”ホテル”(通常は自宅兼用)で、日本では通常夕食・朝食が提供されています。
オーベルジュ「オーパ・ヴィラージェ」は、フレンチを中心とした、完全にミニ・リゾートホテルといった感じです。創業者の方のお話が、いくつかのウェブサイトに掲載されているので、少し抜粋して紹介します。;「オーパ・ヴィラージュ」という名前は、作家の故 開高 健先生の作品から頂いた。1980年のオープンにご来館頂いた時の直筆「オーパ」がフロントに飾ってあります。OPA(オーパ)!は、ポルトガル語で「わっ」「おっ」と驚いた時に発する一言です。南房総の辺鄙な所に突然おしゃれな空間が出現して、皆様に「わっ」と感動を与えられればいいなと思います。経歴を見ると、料理人というよりは、ホテルのサービス・経営の方がご専門のようです。それにしても開業以来40年、バブル崩壊や現在進行中のパンデミックをくぐり抜けて営業を続けているので、これは凄いことだと思いました。
全体としては南フランスのプロバンスのイメージでしょうか。正面からの明るい印象と、裏手からのやや複雑で屈折した印象が対象的です。創業者のアイデアなのかホテルなどを得意とする設計者のアイデアか分かりませんが、1980年当初としては確かにたいへん斬新な設計で「オーパ」の目的は果たしていたと思われます。
建物は緩くアーチを描いた細長い2階建てです。この建物、実は7棟の小さい建物からなっています。このあたりが「ヴィラージェ」たる由縁なのでしょう。1番目から3番目まではレストラン・ショップ・管理棟、4番目から7番目までが宿泊棟です。したがって、食事に行くときには必ず一旦屋外に出て行くことになります。
食事はレストラン「カンパーニュ」でいただきます。基本は全て個室のような感じでした。夕食・朝食とも美味しく頂きましたし、食事の分量としても十分だったと思います。
夕食
ワイン;赤と白のグラスワイン
前菜;自家製スモークサーモンとブリのテリーヌ、ラタトゥイユ添え
スープ;温製フランス産ホワイトアスパラのポタージュ
魚料理;地元漁港より鮮魚のポアレ、北海道産白いんげん豆煮込み、白ワインソース
お口直し;パイナップルの氷菓子
肉料理;(3種類からの選択で)千葉県産SPF豚のコンフィ、粒マスタード添え
デザート;(ケーキとチーズからの選択で)チーズの盛合わせ、コーヒー。チーズは3種類で、ブルーチーズ、ナチュラルチーズ、カマンベールチーズだったと思います。
朝食
本日のスープ
契約農家による新鮮なサラダとボイル野菜、千葉県産SPFポーク自家製ロースハムの軽い燻製、館山宮本養鶏の卵とベーコンのキャッシュ・ロレーヌ、ソーセージ
メイン料理;(オムレツ、スクランブルエッグ、目玉焼き、館山島田豆腐店の豆腐ステーキ 和風ソースからの選択で)卵料理はいつも食べているので、ちょっと気分を変えて豆腐ステーキ 和風ソースを
ヨーグルト
パン(バターパン、シナモンパン、クロワッサン、スッコーン)、ジャムなど
冷たいお飲み物(ジュース)、温かいお飲み物(コーヒーなど)
オーベルジュとしてのお料理とステイしても楽しめる施設が、うまくバランスしていると思いました。首都圏から近いという利便性もありますが、これが長く続いている秘訣ですね。
Auberge OPA Village, April 2022, iPhone SE
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オーベルジュ オーパ・ヴィラージェ(ヴィラージェ編) 南房総 2022年春
Auberge OPA Village in the Southern Boso Peninsula Japan, Spring 2022 (Village Images)
南房総(房総半島南端に近い洲崎と野島崎の間ですが)のオーベルジュ「オーパ・ヴィラージェ」に行って来ました。南房総は30~40年ぶりですので、現地の状況が良くわかりませんでした。ビジネスホテルはあまり無いようですし、ホテルやペンションはコロナのせいもあると思いますが、ウェブサイトを見ても営業状況が良く分からず、こちらのオーベルジュにしてみました。
オーベルジュ(Auberge)とはフランス語で「旅籠」で、「郷土料理を提供するレストラン付きのホテル」を意味します。日本でも実態は宿泊施設を備えた「レストラン」で、オーナーは料理人であることが多いそうです。一方、ペンションは家族で経営するヨーロッパ生れの小さな”ホテル”(通常は自宅兼用)で、日本では通常夕食・朝食が提供されています。
オーベルジュ「オーパ・ヴィラージェ」は、フレンチを中心とした、完全にミニ・リゾートホテルといった感じです。創業者の方のお話が、いくつかのウェブサイトに掲載されているので、少し抜粋して紹介します。;「オーパ・ヴィラージュ」という名前は、作家の故 開高 健先生の作品から頂いた。1980年のオープンにご来館頂いた時の直筆「オーパ」がフロントに飾ってあります。OPA(オーパ)!は、ポルトガル語で「わっ」「おっ」と驚いた時に発する一言です。南房総の辺鄙な所に突然おしゃれな空間が出現して、皆様に「わっ」と感動を与えられればいいなと思います。経歴を見ると、料理人というよりは、ホテルのサービス・経営の方がご専門のようです。それにしても開業以来40年、バブル崩壊や現在進行中のパンデミックをくぐり抜けて営業を続けているので、これは凄いことだと思いました。
半円形状の車寄せから正面エントランスを眺めます。手前にミニ噴水? 左側にアーケード状のアプローチ、左手にはテラス(テラスレストラン兼用)、右手にはハート型のプールなどの庭園が見えます。
建物は緩くアーチを描いた細長い2階建てです。この建物、実は7棟の小さい建物からなっています。このあたりが「ヴィラージェ」たる由縁なのでしょう。1番目から3番目まではレストラン・ショップ・管理棟、4番目から7番目までが宿泊棟です。したがって、食事に行くときには必ず一旦屋外に出て行くことになります。
ユニークなお風呂が5箇所ありますが、4箇所は4番目から7番目の建物にそれぞれ、残りの1箇所は温泉露天風呂なので庭園の隅にあります。5箇所のお風呂は、予約なしの貸切ですので、空いていれば自由に入れるという単純なシステムです。山梨産葡萄の赤ワイン風呂、地元柑橘類の香りがきつい南仏風呂、ハーブ風呂(いつも利用中で入れず)、人気のない(?)深層水風呂、そして2箇所の温泉露天風呂です。ちょうど春の嵐!と言った天候でしたので、強い風の音を聞きながらの露天風呂でした。
また、プールの季節ではありませんが、プールにもきちんと水が入っており、こちらのイメージもきちんと確保されているようでした。
建物の裏手に出る通路が2箇所あります。建物の連結部にある狭い不思議な空間で、ちょっと別の世界への入り口のような雰囲気です。裏手には、現在でもやや荒涼とした借景の中に、花が咲き乱れた庭園と田んぼがあります。
今回、部屋は7番目の建物でした。ジロフレ(giroflée )という名前がついていました。ニオイアラセイトウという花の名前で、花言葉は尊厳だそうです。部屋のキーホルダーは、開高 健らしくおさかなです。1~2名用の1階ツインルームですので部屋は広くはありません。南仏の田舎にあるプティホテルをイメージしているそうです。開業以来40年も経っているのでさすがに古さを感じるところもあります。カーテンやベッドカバーの柄はあまり今風ではないと思いました。
食事はレストラン「カンパーニュ」でいただきます。基本は全て個室のような感じでした。夕食・朝食とも美味しく頂きましたし、食事の分量としても十分だったと思います。
全体としては南フランスのプロバンスのイメージでしょうか。正面からの明るい印象と、裏手からのやや複雑で屈折した印象が対象的です。創業者のアイデアなのかホテルなどを得意とする設計者のアイデアか分かりませんが、1980年当初としては確かにたいへん斬新な設計で「オーパ」の目的は果たしていたと思われます。
周辺にはそれほど遊びに行くところは無いと思いますが、オーベルジュとしてのお料理とステイしても楽しめる施設が、うまくバランスしていると思いました。首都圏から近いという利便性もありますが、これが長く続いている秘訣ですね。
Auberge OPA Village, April 2022, CONTAX645 Distagon T* 55 mm F3.5 Distagon T* 45 mm F2.8, Fujicolor PRO 160NS Professional, Film Scanner EPSON F3200, iPhone SE
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奥多摩 御前山~カタクリの花 2022年春 (カタクリ編)
Dogtooth violet (Katakuri) in Mt. Gozenyama Japan, Spring 2022 (Dogtooth violet images)
今年も御前山(標高1,402m)に可憐なカタクリの花を見に出かけました。
昨年と同じ日に出かけましたが、今年の奥多摩では4月はじめに2度も雪が降ったので、花の見頃はどうなんだろうと思いながら出かけました。
上りはごく普通に奥多摩湖バス停~サス沢山~惣岳山~御前山、下りは大ダワ林道から奥多摩駅に出ました。登山道の脇に咲くカタクリは、昨年より多いような気がしました。一方、惣岳山~御前山の間にある保護地域では、あまり咲いていないような印象でした。この日は天気があまり良くなかったので登山客も非常に少なく、静かな山行とお花見となりました。時折差し込む日差しが、カタクリの花をいっそう引き立てます。
御前山~大ダワ~大岳山の登山道は現在改修工事中で丸太の階段やボックス状の階段が新たに設置されていました。大ダワの峠は工事会社のベースとなっていましたが、機材の運搬は背負子でやっていました。大変だ!!
大ダワ~奥多摩駅まで、途中登山道もありますが、舗装された林道をひたすら歩いて約1時間40分でした。奥多摩駅の2階にあるカフェ「ポートおくたま」に照明が灯っていました。入ろうかと思いましたが、入り口には「準備中」の札が・・・・・。残念! ここはなかなか入る機会が無いですね。
Mt Gozenyama Japan, April 2022, Panasonic LUMIX S1 LUMIX S 70-300mm F4.5-5.6 MACRO O.I.S.
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奥多摩 御前山~カタクリの花 2022年春 (トレッキング編)
Dogtooth violet (Katakuri) in Mt. Gozenyama Japan, Spring 2022 (Trekking images)
今年も御前山(標高1,402m)に可憐なカタクリの花を見に出かけました。
昨年と同じ日に出かけましたが、今年の奥多摩では4月はじめに2度も雪が降ったので、花の見頃はどうなんだろうと思いながら出かけました。
上りはごく普通に奥多摩湖バス停~サス沢山~惣岳山~御前山、下りは大ダワ林道から奥多摩駅に出ました。登山道の脇に咲くカタクリは、昨年より多いような気がしました。一方、惣岳山~御前山の間にある保護地域では、あまり咲いていないような印象でした。この日は天気があまり良くなかったので登山客も非常に少なく、静かな山行とお花見となりました。時折差し込む日差しが、カタクリの花をいっそう引き立てます。
御前山~大ダワ~大岳山の登山道は現在改修工事中で丸太の階段やボックス状の階段が新たに設置されていました。大ダワの峠は工事会社のベースとなっていましたが、機材の運搬は背負子でやっていました。大変だ!!
大ダワ~奥多摩駅まで、途中登山道もありますが、舗装された林道をひたすら歩いて約1時間40分でした。奥多摩駅の2階にあるカフェ「ポートおくたま」に照明が灯っていました。入ろうかと思いましたが、入り口には「準備中」の札が・・・・・。残念! ここはなかなか入る機会が無いですね。
Mt Gozenyama Japan, April 2022, Panasonic LUMIX S1 LUMIX S 70-300mm F4.5-5.6 MACRO O.I.S.
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