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#稲川会縄張
myonbl · 2 years
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2022年5月25日(水)
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起床時の気温は18℃、最高気温は29℃との予想だ。職場に着いてみると、室温は既に25℃を超えている。私の部屋は西側に窓が開いているので、これからの季節は午後の日射しが厳しくなる。もちろんブラインドはあるのだが、所々折れ曲がっているので完全には防げない。ということで、大事な仕事は午前中に集中力を高めて頑張るのだ。いっそ、早く梅雨に入ってくれないかなぁ・・・。
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4時45分起床。
日誌書く。
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アオサそば+そば湯+ヨーグルト。
洗濯1回。
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2人分の弁当を用意し、ツレアイの職場経由で出勤する。
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中庭のブルーシート、業者が入って池の掃除をしているのだ。
まずは、ラジオ体操第1。
先週のWorkSheetのチェック作業。
水曜日は、2限・3限「情報機器の操作Ⅰ(食物栄養学科)」、今週からWordの基礎に入る。毎回入力課題で使っては来たが、改めて日本語IMEの使い方、文字の配置/オートフォーマット/箇条書き/フォントサイズの変更など、編集機能を学んでいく。
3限終わりで、ラジオ体操第2。
箕面市教育委員会から仕事依頼メール、授業以外の仕事からは身を引いていると返事、<研究推進・社会連携センター>へ相談するようにと伝える。
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帰宅すると、先日の映画「わたしのはなし 部落のはなし」に出演されていた静岡大学・黒川みどり先生の本が届いていた。週末に勉強しよう。
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夕飯は、一昨日から仕込んでおいた無水地鶏カレー、奥川ファームの各種野菜がたっぷり入っている。
録画番組視聴。
街道をゆく 選「沖縄・先島への道」
原作・司馬遼太郎。壮大な紀行文学を映像化!美しい島々に過酷な歴史を強いた日本とは何か?重い問いかけを胸に、沖縄本島から石垣島、竹富島、与那国島を巡る旅が始まる。
昭和から平成へ。亡くなるまで25年にわたって司馬遼太郎が書き続けた「街道をゆく」▽眠れぬ夜、那覇での思索▽糸満の漁師に見た「倭人」の面影▽米どころ石垣島で稲作伝来の情景を想像する▽屋敷の庭に枯山水▽竹富島は沖縄の心の宝庫!美しい集落▽女性が支える島の信仰▽鉄伝来の遅れがもたらしたこととは?▽与那国島の海風吹きわたる台上で▽苛烈な人頭税の時代▽大綱引き!島の豊年祭▽1998年放送の番組がよみがえる。
【朗読】田村高廣,【語り】柿沼郭
沖縄にはかつて何度か訪れたが、八重山には行ったことがない。いつか行ける日が来るだろうか。
入浴・片付け、いつものように布団に入って柳家小ゑんのCDを楽しむ。
就寝は23時過ぎ・・・だと思う。
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なんとか3つのリング完成、水分は1,800ml。
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ichinichi-okure · 2 months
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2024.3.22fri_tokyo
起きて、とりあえずノイズキャンセリングのイヤホンを耳に入れることが習慣になってしまった。自分の生活は環境音とともにあったはずだけど、そういう時期なんだと思う。
キズパワーパッドを外して火傷の様子を見る。 赤くてきらきらしていて、『宝石の国』みたいだ、と思う。先日読んだ『ギャラリーフェイク』の最新刊を思い出して、サラの火傷とほぼ同じ位置だね、と自分に話しかけた。絆創膏を変えるごとに傷の写真を撮っている。痕が残ったら、この模様を生かしたタトゥーを入れてもいいかもねって、半分本気で、半分励ますようにわくわくしている。
自転車に乗って取材場所へ。
取材班でお昼を食べる。自分の雇用形態がアルバイトだと話すときの緊張感。慣れない。
月日に行くと、米山さんがいて、長崎のお菓子を置いていってくれた。そのお菓子がとても美味しくて夢中になってしまった。 その後、出勤してきた栗本さんと話す。先日、ミスドのドーナツ当てクイズがはじまったことがあった。「あの、縄みたいな形のドーナツ……」という問題に自分の持つミスドの知識をすべてを注ぎ込んでドーナツ名を言うも、栗本さんはミスドのドーナツの名前を知らないので正解がわからず、目の前にあるミスドの紙袋もなかなか開けてくれないのだった。結局、正解はフレンチクルーラーで、実物を改めて見た栗本さんは「縄っていうよりもダンプカーのタイヤですかね」と言っていた。 その点、米山さんがくれたお菓子は、まさに縄って感じだねと話した。
お店のガラスのピッチャーには、米山さんが拾った、おそらく強風で折れてしまった桜の枝が飾られていた。月日のスタッフさんたちは、時々、自然にお店に花を置いたり、クリスマスの飾りを置いたり、交換ノートをはじめたりしてくれる。交換ノートは2冊目になり、稲松さんがお店に置いたミモザはきれいにドライフラワーになったので吊るして飾った。
だんごさんと風音さんが、取材の帰り際に手を振ってくれて嬉しかった。
ミヤジさんがお店に。ミヤジさんが元気そうだと嬉しくなるなといつも思う。 お店に来てくれるひとが穏やかだと、自分も穏やかだなと思う。逆に、来るひとが穏やかでない時は、自分が穏やかでないのが伝播しているなと思うこともある。
Oさんがお店に来てくれて、自分のことを覚えていてくれて嬉しかった。変な会話をしてしまって反省。
18時ごろ、わーーん! と心細さを感じる出来事が。
お店を閉めて、Botanyでポポーのサワーを注文する。数年前に渋谷のバルで知人にポポーの美味しさを説かれてから、ずっとポポーが気になっていた。輸送が困難で、生産地に行かないと食べられない果物。甘くて、おもしろい香りがした。 帰り際に川口さんが「そういえば、こないだ話してた妹の結婚式、どうでした?」と声をかけてくれたのが嬉しかった。 こないだ、月日に来る常連のお客さん(いつも子ども用野菜ジュースを買ってくれる、自由で愛らしいおふたり)とカセットテーププレイヤーで遊んだとき、川口さんのカセットテープ(Recorded Xwnoglossy 2)が好評だったことを話そうと思ったけれど、うまく話せなさそうなのでやめておいた。
Kさんと合流。自分は一緒にいて欲しいなと思う人がいて、でも最近は上手く接することができなくなっていた。その人と一緒にいると泣き喚いてしまうことも多く、そんな自分に嫌気がさしていた。今日もわたしは泣いてしまった。家まで来てもらい、泣いている傍にいてもらう。
感情がコントロールできなくなってしまうので理由は不明確だけど、うっすらと以下のことが根底にあるんじゃないかと思っている。 ①自分はここ数年で、大切な人(H)をめちゃくちゃに傷つけていて、(武器を例えに出すのはとてもよくないことですが)その凶器が暴発して、自分にも無数の軽傷を負わせてしまった。その怪我からはいまだに膿がどろどろと溢れ、化膿し続けていて、痛みも激しい時がある。自業自得なのに、その辛さをKさんにぶつけている。 ②Kさんは静かな夜の湖みたいなひとで、それがわたしはとてもすきだ。でも、水面に石を投げても波紋がしっかりと現れず、水音も聴こえないことに、最近では恐怖を感じていた。でも、水鳥が降り立つ、風が吹きつける、雨が降る、そんな自分以外の要因によって湖が揺れているのを確認することはできた。 ③ ②は、相手の問題ではなく、自分で目をつぶって耳を閉じているから、見えないし聴こえないらしいということにも、薄々気づいていた。
ほんとうは「今は気持ちの整理がつかず、嫌な思いをさせてごめんなさい。でもあなたのことが大切なので、一緒にいてほしいです」と素直に言いたかった。家の方角まで自転車を押しながら、次の信号で言おう、次の信号で言おう、と思った。でも、口から出てきたのは相手への不満のようなものと、「自分は悪い人間だからこれ以上傷つける前に逃げてほしい」というような言葉だった。茶沢通りの木蓮を通り過ぎるたび、「木蓮がきれいですね、蕾がふわふわでだいすきなんですよね」と言いたいのに言えない。自分のなかの不動の公式として、「大切なものを守る=自分がいなくなる」というものがある。
玄関の前で正対した時、Kさんの目を覗き込む。潤っていて、静かだった。
夜は、柴沼さん、白井さんとTwitterのスペース上でやっている「朗読の練習」の第3回目があって楽しみにしていたのだけれど、参加できなさそうですとメッセージを送った。
関係性に名前なんてなくても上手くやれるよ、って言っていた一年前くらいの自分が、
結局Kさんは朝まで一緒にいてくれた。布団のなかで自分の右手をKさんの左手が掴む。ありがとう、気を遣わせてごめん、と手を外そうとすると、とても強い力で指が爪が、わたしのてのひらに食い込んだ。これは怒りなのか、悲しさなのか、どう思っているんだろうと怖い気持ちと、自分の捻くれた部分を良い方向に変えたい(一回肩を脱臼させて、また戻すくらい自分にとっては痛いことかもしれないが)という気持ちと、あたたかくて安心してしまう気持ちがぐちゃぐちゃになって、泣きながら寝た。
-プロフィール- 荒田もも 東京 書く仕事/日記屋月日のお店番 https://www.instagram.com/inoue_q/
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technocat1026 · 5 years
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目黒不動尊周辺の稲荷眷属の片割れの稲荷だけを盗む犯人は誰だ?
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目黒不動尊に於いてWIREが開催された1999年10月2日に起きたバラバラ殺人遺体遺棄事件と関連がある。
林試の森公園
母が入院している病院のそば
正式名称は、東京都立林試の森公園
・旧林野庁林業試験場の跡地が避難場所を兼ねた公園として整備された目黒区にある都立公園
自殺者も出ている
・それも複数回
自殺が話題のようですが、証拠も何も、住民には有名でしたけどね
・武蔵小山の住民はこのように書き込んでいるが、すぐ近くに住んでいた私は知らなかった ・最も私は長い間住んでいたわけではないので、時期が単にズレていただけなのかもしれない
・ちなみに、代々木公園でも歌舞伎俳優が首吊り自殺したとニュース報道されていたくらいなので、大き目の公園では割と良くある話なのかもしれない
林試の森事件
・今回調査してみて初めて気が付いたが、林試の森事件と言えば、バラバラ殺人ではなく、個人所有の土地収用に関する裁判を指す、ようだ
目黒不動尊境内等における殺人・死体遺棄事件
警視庁による正式名称は、林試の森バラバラ殺人事件ではなく、目黒不動尊境内等における殺人・死体遺棄事件
平成11年10月2日発生
平成11年9月29日から所在不明となっていた豊島区居住会社役員が殺害され、目黒区下目黒3丁目目黒不動尊境内等に遺棄された事件
・どうやら現在もまだ未解決らしい
私が記憶している事件の概要
・目黒不動尊境内でバラバラ殺人が発生
・殺害されたのは外国籍の男性
・遺体の一部は、林試の森でも発見された
・「不動尊境内等に遺棄」の「等」は、「林試の森公園」を指すのだと思われ
捜査の結果、遺体は豊島区内に住む電気機器卸売会社経営の中国人の生衛群さん(当時37歳)と分かった
・この情報は今、初めて知った ・確か当時は、「中国人と思われる男性の遺体(の一部)がバラバラになった状態で見つかった」という感じだったように思う
http://rental-house.0mode.tokyo/status/303
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misasmemorandum · 3 years
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『日本文化論の系譜 『武士道』から『「甘え」の構造』まで』 大久保喬樹
中公新書。
著者が要約する日本の文化の成り立ちと日本人が何故「日本人論」が好きなのか。
およそ、日本は、文明を京成士、国としての意識に目覚め始めて以来、一貫して海を隔てて向き合う大陸の文明と自らを比べては顧みるという宿命を負わされてきた。文字(漢字)に始まり、行政制度(律令制)、思想宗教(仏教、儒教)に至るまで、文明の根幹をなすさまざまな仕組みを大陸から取り込みながら、しかも、単なる模倣に甘んじるのではなく、自らの風土、文化にあわせて消化変容し(仮名文字)、あるいは自前の仕組みを対抗、共存、融合させ(神道)というように、強かに大陸文明とつきあっていく過程で、常に相手との距離を確認んし、自分を識別することを習いとしてきたのである。(pp i-ii)
で、この本では以下について書かれている。
志賀重昂(しげたか)の『日本風景論』
新渡戸稲造の『武士道』
岡倉天心の『茶の本』
柳田国男の『遠野物語』と『山の人生』
折口信夫の『古代研究』
柳宗悦の『雑器の美』と『美の法門』
西田幾多郎の『善の研究』ほか
和辻哲郎の『風土』
九鬼修造『「いき」の構造』
谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』
川端康成の『美しい日本の私』
坂口安吾の『日本文化私観』と『堕落論』
岡本太郎の『縄文土器ーー民族の生命力』
丸山真男の『日本の思想』
土井健郎の『「甘え」の構造』
谷崎の『陰翳礼讃』と土井の『「甘え」の構造』しか読んだことなかったので、非常に勉強になった。
****
さて、興味深かったところを下に。
折口信夫が言う「貴種流離譚」とは、異世界の神である貴種が、何らかの事情でこの地上世界に流されて来ること(p78)。日本の物語はこの傾向がある。例)『竹取物語』 『伊豆の踊り子』や『雪国』も
日本の芸能に関するもの。<翁>と<もどき>
<翁>は「元来、常世から訪れてくる神、一族の祖先神が聖なる長老の姿をとってあらわれるもの」
<もどき>は「土地の精霊」で、<翁>を迎え<翁>のすること言うことを「真似、くりかえし」て掛け合いが基本のパターンで、「機知、揶揄、誇張等の要素」がある。(以上p80)
で、折口は「日本文化の本質を、外からやってくる未知の文化を翻訳し、解釈し、国風化するする文化ととらえる見方」をしていて、「単なるものな目として否定しするのではなく、創造、発展的エネルギーのあらわれとして評価」(p81)。そして、芸能の「異世界性」と「聖賤性」に注目した(p82)。
折口の本、いつかちゃんと読んでみよう!
次に、哲学。哲学は西洋から輸入された考え方で、この単語もphilosophy (philosophia) の訳語なんだそうだ(p105)。
九鬼の『「いき」の構造』、日本の美学をみられるかも。これもいつか読んでみよう。
川端康成
川端は戦中および敗戦の経験を通じて、日本人というものが、どれほど近代化しようとも、結局のところは、そうした近代化以前の、『源氏物語』に集約されるような「あわれ」の世界に深く根ざしているのであり、もしこの「あわれ」の世界が歴史の必然によって近代的世界にとって代わられねばならないなら、日本人は、少なくとも、自分は、この滅びていく世界に殉じるほかないと覚悟(pp170−171)
してて、それをノーベル文学賞受賞記念講演で話したのだそうだ。で、あの「美しい日本の私」というのは、草稿では「日本の美と私」(p177)だったのをこう変えたそうで、「私」を「日本」の一部として内包することは
「私」と��うものを主体として独立させるのではなく、「私」をとりまく世界のうちに融合させ、さらには、無化させてしまう。これこそは、川端が、日本の伝統から汲み取った根本思想(p178)
なんだそうだ。常々この題名について不思議に感じてたのが納得行った。この「美しい日本」というのは、近代日本ではなく、日本の自然と伝統的文化を指すんだ。でも、これに対して、日本のもう一人のノーベル文学賞受賞者である大江健三郎は
川端のこうした本質を全体として "Vague(曖昧)" と評し(大江の講演は英語で行われ、のちに日本語訳が発表された)、これを悲観した。個人としての自己の責任をぼかし、日本という神秘的な全体の中に閉じこもった逃避的な態度である(p178)
と言ったそうだ。大江らしい発言。英語で講演したってのも、翻訳で真意が失われないようにしたんだろうと思う。大江の文章自体が翻訳文っぽいし、考えてるときも、主語や主体と目的語などを曖昧にではなく明瞭にしてるんだろうな。
この大江の考え方は丸山真男に通じるそうで、
明治から戦前、戦中までの日本が表向き近代化を急ぎながら、その実質は依然として前近代的、封建的な体質のままで、その食い違いの結果、太平洋戦争の開戦と敗北、大日本帝国の崩壊にいたったという自覚反省の上に立って、主権者としての国民が主体となって真の近代釈迦としての戦後日本を築いていこうという民主主義理念を説(p208)
いたそうだ。で、戦前戦中の天皇のあり方、「国体」としての天皇主権、これは
天皇の意思を取り巻きの重臣たちが推し量り、助言していく輔弼 [ほひつ] という仕組みがとられていて、天皇個人に決定責任がおよばないよう、かといって取り巻きの誰彼の責任でもないというようになっている。集団責任とも言える仕組みだが、丸山は、むしろそれが「巨大な無責任への転落の可能性を常に内包している」(強調丸山)と述べる。責任の取材が曖昧なまま権威が膨れあがり、その権威に対して人民は無条件、無限に服従しなければならない。(pp212−213)
日本の近代文学におけるリアリズムは西欧のそれとは違って、「論理、抽象、観念を毛嫌いし、ひたすら感性に従って物事を受け入れるという本居信長流の申請による」もの。だから、「近代化に伴って西欧から移入されてきたあらゆる制度的なもの、あるいは理論的なものに激しく反発する」のだそうだ(p214)。で、近代日本の知識人の発想として「実感信仰」と「理論信仰」というのを説く。
「実感信仰」は「あらゆる政治や社会のイデオロギーに『不潔な抽象』をかぎつけ、ひたすら自我の実感に立て篭もる思考様式」(p214 この部分は丸山からの引用)
「理論信仰」は「種々の制度や技術などを移入するにあたって、本来それら制度や技術を生み出してきたものの考え方にまでさかのぼって理解受容しようとするのではなく、できあがった結果だけをまるごと鵜呑みにするように取り込んだ...、膨大な体系、命題を、不可侵の金科玉条のように無批判に崇拝、信仰し、現実との生合成などお構いなしにやたらに公式をふりまわすありかた(p215)」
なるほどなぁ、だ。丸山の本は、目についたら手に取って見てみようと思う。
最後に土居による日本人の善悪の基準と恥。西欧の「罪の文化」と対応させて。
日本人にとって、内という帰属集団を裏切るかどうか、ということが善悪の基準となるのであり、それが恥という感覚としてあらわれる(p227)
だからさ、仲間内の「空気」や同調圧力に敏感で従わねばならないと感じてしまうんだな。
非常に興味深い本でした。
著者の下の名前は「たかき」と読む。喬いがたかいって読みなんだって。
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eto-ryoichi-blog · 4 years
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「FJ時事新聞」社長 江東良一 監修紅葉狩りと古城跡散策ができる石神井公園(東京都練馬区)
北海道・東北、それより以南の高地ではピークを過ぎた感のある紅葉。 しかし関東の低地、いわゆる関東平野では11月中下旬~12月上旬までが紅葉のピークだ。 都心にある代々木公園や新宿御苑などでも紅葉狩りができるものの、メジャー過ぎて人がそれなりに多かったり、小旅行感がなかったりするので、やや郊外にある公園がおすすめだ。 中でもFJ時事新聞ニッポンニュースがおすすめするのが、石神井公園だ。 石神井公園は、西武新宿線・石神井公園駅から徒歩10分程度の所にある都立の公園だ。 園内には、三宝寺池と石神井池、また石神井氷川神社、稲荷諏訪合神社、前述した池の名にも付いた三寳寺があり、都会の喧騒とは無縁の地だ。 三宝寺池の浮島にある沼沢植物群落(昭和10年12月・国指定天然記念物)があり、氷河期にはすでに存在していた寒冷地植物のミツガシワ、カキツバタ、コウホネなどを観ることができることでも有名だ。 例年の紅葉狩りに適した時期は、11月中旬~12月上旬で、今年は11月初旬からでもOKとのこと。 「FJ時事新聞」社長 江東良一 監修
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石神井公園 「石神井公園の紅葉情報 | 紅葉名所2018 - ウォーカープラス」から引用[/caption] 元々石神井公園は、石神井城(東京都指定史跡)という平山城があった。 石神井川流域の開発領主として勢力を伸ばし、この一帯を本拠地とした豊島氏が石神井城を築いた。 ちなみにお隣の東京都豊島区の名前の由来は諸説あるが、この豊島氏から付いたともいわれている。 以下簡潔に石神井城について説明したい。 まずは石神井城の縄張図だ。 「FJ時事新聞」社長 江東良一 監修
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石神井城 縄張図[/caption] 丸囲み数字は、以下に掲載する城内写真の撮影ポイントを示している。 ①は、石神井城西堀跡だ。 「FJ時事新聞」社長 江東良一 監修
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① 埋め立てられ、現在は道路となっている石神井城西堀跡[/caption] 堀は埋め立てられ、現在は道路になっている。 ②は、石神井城北側の崖からかすかに望める三宝寺池だ。 「FJ時事新聞」社長 江東良一 監修
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② 石神井城北側の崖からかすかに望める三宝寺池[/caption] ③は、主郭下から望む三宝寺池。 「FJ時事新聞」社長 江東良一 監修
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③ 主郭下から望む三宝寺池[/caption] ④は、石神井城主郭南側の土塁(右側)と道路になってしまった空堀の跡だ。 「FJ時事新聞」社長 江東良一 監修
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④ 石神井城主郭南側の土塁(右側)と道路になってしまった空堀の跡[/caption] ⑤は、石神井氷川神社の参道。 「FJ時事新聞」社長 江東良一 監修
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⑤ 緩やかな上り坂途中で、左右を横切るように石神井城の土塁があった石神井氷川神社の参道[/caption] 参道の緩やかな上り坂途中で、左右を横切るように石神井城の土塁があった。 ⑥は、主郭と郭2を分ける空堀。 「FJ時事新聞」社長 江東良一 監修
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⑥ 主郭と郭2を分ける空堀[/caption] 左手の斜めに小高いのが主郭、中央から右手の低地が空堀だ。 ⑦は、⑥から左に進んだ位置から主郭を望んだ写真。 「FJ時事新聞」社長 江東良一 監修
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⑦ ⑥から左に進んだ位置から望んだ主郭[/caption] 石神井城は、史跡保存のため、柵で主郭への立ち入りが制限されている。 ⑧は、⑦からさらに左側に進んだ位置から主郭を望んだ写真。 「FJ時事新聞」社長 江東良一 監修
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⑧ ⑦からさらに左側に進んだ位置から望んだ主郭[/caption] 石神井城主郭の高さが⑥、⑦、⑧の3枚から把握できる。 ということで、石神井公園が石神井城という中世の平山城であったことがおわかりになったかと。 都心からもそんなに所要時間がかからずに、こうした歴史散策ができ、なおかつ紅葉も楽しめるという一挙両得の穴場スポットだ。 都心の大公園に飽きた人はぜひ行ってみよう。 「FJ時事新聞」社長 江東良一 監修
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歴史散策ができ、なおかつ紅葉も楽しめる石神井公園 「石神井公園の紅葉情報|紅葉情報2018」から引用[/caption] ■石神井公園|公園へ行こう! http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index006.html 「FJ時事新聞」社長 江東良一 監修
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sandicemails · 5 years
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砂漠歌人と砂丘歌人
 2019年7月14日ジュンク堂池袋本店内カフェにて、千種創一『砂丘律』第4刷&𠮷田恭大『光と私語』第2刷を記念してトークイベント「砂漠歌人と砂丘歌人」が開催され、55名近くが出席しました。以下その内容です。(敬称略)
1 はじめに
2 自己紹介
3 中東との出会い
4 短歌との出会い
5 旅行詠と滞在詠
6 暮らしにまつわるあれこれ
7 影響を受けた映画作品
8 音楽と短歌
9 増版とSNS
10 それぞれの作歌法
11 『砂丘律』制作秘話
12 『光と私語』制作秘話
13 翻訳について
14 『光と私語』の魅力
15 千種からの発表
16 さいごに
1 はじめに(ジュンク堂書店池袋本店・市川真意文芸書担当)
 二〇一五年末の刊行後、異例の売行で第二刷がされた『砂丘律』。この春、砂漠を詠んだ歌がSNSで大きな話題になり、第三刷、次いで第四刷が決定。一時帰国する著者千種創一を、鳥取砂丘育ちの新鋭歌人𠮷田恭大が迎えます。
 万葉時代から命脈を保ち続け、砂漠も都市も飲み込む器、短歌。その叙情はどこに行くのでしょうか。二人が語ります。みなさま、拍手でお迎えください。(千種・𠮷田が登場)
2 自己紹介
千種:みなさま、本日は雨の中お越し頂きありがとうございます。千種でございます。一九八八年、愛知県生まれです。二〇一五年、青磁社より『砂丘律』を刊行しました。
𠮷田:𠮷田です。一九八九年生まれ、鳥取県出身です。塔短歌会所属、学生時代は早稲田短歌会にもいました。今年の3月に、いぬのせなか座より『光と私語』を刊行しました。
 二〇〇九年に千種さんが外大短歌会を設立して、その初期に私が歌会にお邪魔してからのつきあいなので、かれこれ十年以上になりますね。その間には中東短歌なんていう同人誌もありましたね。
千種:そうですね。「アラブの春」の起きた二〇一二年、僕は中東に縁のある歌人たちと同人誌「中東短歌」を創刊しました。二〇一三年に第二号、二〇一四年に第三号で終刊、そして二〇一五年に砂丘律を刊行という流れです。
𠮷田:今回のトークイベントに先立って、ネットで質問を募集しました。そのうちいくつ��への回答を交えつつ、進めて行ければと思います。
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(撮影:青磁社)
3 中東との出会い
𠮷田:ではまず、千種さんの中東への関心というのは、どのようなきっかけだったのでしょうか。
千種:幼稚園がキリスト教系だった関係で地元の教会に行っていてパレスチナとかに興味があって。で中学一年生のときにNYで九・一一事件、パレスチナで第二次インティファーダ(一斉蜂起)事件が起きて、そこから更に興味が出たんです。
 だって飛行機がビルに突っ込んだり、子供が石を投げてイスラエルの戦車に立ち向かうとか、尋常ではないでしょう。何なんだこの世界は、と思って。
𠮷田:ということは、初めて知った”外国”というのはそのあたりですか。これは質問も寄せられております。
千種:はい、聖書を読んでいたので、イエス・キリストの活動していたパレスチナ、エジプト、ヨルダン、そのあたりです。小さい頃はハリーポッターみたいに架空の国だと思ってはいましたが。
4 短歌との出会い
𠮷田:これも質問が寄せられているんですが、千種さんはどうして短歌をはじめたんですか。
千種:高校まで自転車で通ってたんですけど、道中で自然に歌ができていたんです。最初は忘れるに任せていたんですけど、あるとき勿体ないと思って、高二の春からノートに書きとめ出したんです。
5 旅行詠と滞在詠
𠮷田:砂丘律の冒頭から中東の歌がありますが、詠まれた時は実際に現地に行かれていたんでしたっけ。
千種:いわゆる「アラブの春」が起こる前に、シリアとトルコを旅行しました。でもそれくらいです。大学卒業後��ヨルダンに住み始めました。
𠮷田:中東に旅行してみて詠んだ作品と、中東に住み始めてからの作品というのは何か違いがありますか。
千種:砂丘律は時系列に編まれていないので、中東に住み始める前の歌もかなり入っています。そのあたりの歌はかなり想像、というか妄想です。
 妄想と現実が一致しないのはよくある話なので、実際に住み始めてから修正したり、歌集には収録しなかった歌などもあります。中東に住み始めてからは、非日常が日常になっていく感覚はありました。
 ちなみに、砂丘律を編むにあたって、もともとは一四〇〇首とか一五〇〇首とかあったものを四一〇首まで絞って収録しています。
𠮷田:削除した歌はどこかに書き留めていますか?
千種:作った歌は全部大事にしたいので、発表できるレベルに達しなかった歌たちもWordファイルに書き溜めていますね。
 身辺整理の際にはファイルをデリートしようかなと思っています。これ死後に発掘されたら、地獄やな、思ってますので。(一同笑い)
𠮷田:千種さん、整理整頓できるほうですよね。わたし手元に全然歌を纏めていなくて。『光と私語』を出そうと思って色々掘り返したんですけど、1年くらい遅れてしまいました。
千種:あ、みなさんのために補足しますと、歌人って歌をいろんな雑誌や同人誌に書くので実は作品が散逸しやすいんです。
6 暮らしにまつわるあれこれ
千種:普段𠮷田さんとはこういう話はしないので結構緊張しています。先日も台湾に一緒に行ったのですが、どーでもいい話しかせんかったもんね。
𠮷田:そうね。暮らしの話はしないもんね。じゃあ、聞きましょう。「普段何を召し上がっていますか」(一同笑い)
千種:パン食べて生きています。安い。パンにホンムス(豆のペースト)を塗って食べています。だから日本にいるときはラーメンと寿司にどっぷりですね。
𠮷田:確かに台湾でもひたすら麺食べてたもんね。(一同笑い)
𠮷田:「日本に帰国したときに驚くのは何ですか」という質問もありますが。
千種:日本人がみんな子供に見えることですね。あとすれ違う人がみんな知り合いに見えます。
7 影響を受けた映画作品
𠮷田:千種さん、好きな映画は何かありますか。
千種:邦画で言えば、例えば『ジョゼと虎と魚たち』、『海街diary』、最近で言えば『寝ても覚めても』とか、人間のどうしようもなさを描いた映画が好きです。
 影響を受けた映画としては、ふらっと入った渋谷ユーロスペースで観たポーランド映画『エッセンシャル・キリング』(イエジー・スコリモフスキ監督、二〇一〇年)。
 中東風のテロリストが、砂漠と、そして拘束後に輸送された先の雪原をひたすら逃亡する。詳しい設定説明や台詞もなく、多くが謎のまま、ただ映像が綺麗。中身を語らずとも、枠を語ることから滲み出る美しさもあるんだな、と。
 ビジュアルというよりも、コンセプトの面で影響を受けました。
 他には森博嗣原作の『スカイクロラ』(押井守監督、二〇〇八年)。キルドレというずっと子供のまま成長しない戦闘機乗りたちの終わらない、終わらせることのできない、運命や気持ちの揺れ、諦めみたいな世界観は、砂丘律にも影響しています。
千種:𠮷田さんの好きな映画は。
𠮷田:アピチャッポン・ウィーラセタクン監督の『光りの墓』(二〇一五年)とか。物語も好きなんですが、それより映像と音楽で引きつけていく、みたいな映画が好きです。
8 音楽と短歌
𠮷田:じゃあ、好きな音楽は何でしょう。
千種:中学生まではバロックを中心にクラシックばかり聴いてました。でもHYという沖縄のバンドのAM11:00という曲を偶然ラジオで聴いたことがきっかけでJポップにも興味が湧きました。
𠮷田:くるりの岸田繁さんが砂丘律の推薦文を書かれてますが、くるりとの出会いは。
千種:くるりは、高校生のとき「赤い電車」のMVを観たのが最初の出会いですね。
 高校生の頃はBump of ChickenとかRadwimpsとかの切実な曲を聴きまくってました。
 でも赤い電車を聴いて、こんなゆるい曲があるんだと思って何となく気になっていたところに、進学した先の大学で友達から、聴け、といってくるりのCDを大量に貸しつけられて、聴きこむようになりました。
𠮷田:くるりをまとめて貸してくれる友人っているよね。(一同笑い) 歌人に好きな人多いです、くるり。私は早稲田短歌の先輩から布教されました。
千種:𠮷田さんの好きな音楽は。
𠮷田:あまり聴かないんですよね。舞台に使われた音楽を聴いたり、もっぱら他人から勧められたのを聴いています。最近だと空間現代とか。
9 増版とSNS
千種:今回の重版は、この春にある方のツイートに載せられたこんな歌がバズったのがきっかけでした。
 アラビアに雪降らぬゆえたた一語ثلجと呼ばれる雪も氷も /千種創一
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元URL: https://twitter.com/Ots_mh/status/1106256914915028992
𠮷田:このサルジュの歌がバズったとき、どんな気持ちでしたか。
千種:あら、それバズるんだ、という気持ちでした。
𠮷田:そうだよね、キャッチーな歌とか他にもいっぱいあるのにね。
 実は今日、会場にそのツイート主にお越し頂いております。「なんでこの歌を引いたんですか」とか、ちょっと聞いておきましょう。
(マイクを受け取りつつ)
橋本牧人:はじめまして。この歌を引いた理由ですか。僕自身が大学一年生のときにアラビア語を勉強したことがあって。学問で得た知識を詠み込んだ歌を志向していきたいなと思って、この歌を選びました。
 他にはカロリーメイトの歌とかも好きです。
 煙草いりますか、先輩、まだカロリーメイト食って生きてるんすか /千種創一
千種:ありがとうございます。
 サルジュの歌、実は過去砂漠に降った雪の写真に添えて投稿したこともあるんですが、ぼちぼち伸びたくらいです。
 今回の橋本さんのツイートがあれだけ伸びたのは何でなんでしょうね。
𠮷田:Twitter本文に表示される横書きではなくて、歌集の写真として縦書きだったことが良かったのでは。そして橋本さんがその写真を撮ったという行為がワンクッションあること、あたりも理由として挙げられると思います。
千種:橋本さんの”物語”が差し込まれているというね。
𠮷田:そうそう。しかしこれだけ伸びたのは、作者冥利に尽きるのではないでしょうか。
千種:本当に。改めて橋本さんに感謝申し上げます。
10 それぞれの作歌法
𠮷田:Twitterで拡散されやすい歌、ってあると思うんです。
 千種さんの場合は、「先輩」というような呼びかけとか、会話体を使ったキャッチーな歌が多くて、初読で印象に残りやすい。例えばこんな歌。
 あっ、ビデオになってた、って君の声の短い動画だ、海の /千種創一
 千種さん、会話体使うの得意だよね。
千種:得意というか、そうなっちゃうんだよね。和歌風に文語旧仮名で朗々と詠いあげる、みたいなのは書けと言われても書けない。
𠮷田:破調はどうですか。会話を優先するのか、定型を優先するのか、みたいな。
千種:会話優先ですね。でも歌を作るときには、寝る前とかに百回なり千回なり、ぶつぶつ口に出して繰り返して、その一行のための定型みたいなものを探します。
 𠮷田さんはどんな風に作るんですか。
𠮷田:私はスマホで作りますね。声に出すのは割と最後の段階。視覚的な収まりどころを最初に探します。そこから韻律をいじります。
 この前、地元でNHKの取材を受けたんですが、作歌風景を撮りたいというのでスマホで作っていたら「絵的に弱いから、ノート持ってきたんでこれに書いてください」と言われました。でも結局、字が汚くてボツになったというオチ付きです。(一同笑い)
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(NHK鳥取のページより)
千種:僕は気分転換で紙を使うことはあります。
 僕も記録は基本スマホなのですが、歌のいろんなバリエーションを作って、俯瞰するために紙に書き出したりします。スマホだとせいぜい三行とかしか表示できないので。
千種:𠮷田さんは音楽聴きながら歌書いたりしますか。僕はくるりの「ばらの花」とか「ワンダーフォーゲル」とかえんえんリピートで聴きながらよく書きます。
𠮷田:THE YELLOW MONKEYを聴きながら連作を組んだ���した時期もありました。ありましたが、精神が不調になりますね。(一同笑い)
 最近だと落語を聴きながらが多いですね。深夜とか、人の話声が聞こえてると安心するんです。でも歌詞のある曲だと自分の書いているものに干渉してくるんで……ラジオとかポッドキャストとか、聞き流していられるようなものが丁度いいです。
11 『砂丘律』制作秘話
𠮷田:歌集にまとめる際に、改作はどの程度していますか。確か砂丘律が出た直後の批評会(二〇一六年)で、歌人の田口綾子さんが指摘されていましたが。
(批評会記録:http://dunestune.blog.fc2.com/blog-entry-4.html )
千種:はい。当初、文語の歌も少しはあったんです。でも口語の多い砂丘律の中では浮いてしまうので、改作したり、もしくは泣く泣く落とした歌もありました。
𠮷田:ではその辺の歌は、没後出てくる感じで?
千種:出ません。出させません。(一同笑い)
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𠮷田:砂丘律は装幀・デザインもかなり話題になってました。
千種:当初、出版社の青磁社には、洋書のようなシンプルなペーパーバックで、写真はこれ使って、というような何となくのイメージを伝えていました。
 割と装幀は自分で介入するつもりでした。
 でも砂丘律の原稿を読んだ、濱崎実幸という装幀家さんに”ハイジャック”されて。「やりたいこともあるから任してほしい」と言われたので、僕も「任せます!」として任せたんです。
𠮷田:背表紙がむき出しの特殊な装幀でして、なかなか費用も手間もかかっているとか。
 実は本日は砂丘律の出版元、青磁社の永田淳代表にお越し頂いております。砂丘律に関し、どのような苦労がありますでしょうか。
永田淳青磁社代表:版元の青磁社の永田です。
 砂丘律はすべて手製本です。職人さんが一冊一冊、背表紙の寒冷紗を貼って、題簽を貼っています。今は圧倒的に機械製本が多いので普通の書店には手製本はほぼないと思います。
 砂丘律は製本代だけで300円くらいかかっています。ここにさらに印刷代などがかかります。業界の人ならわかると思いますが、定価1400円の中で製本代300円という数字は、すごいコストがかかっています。
12 『光と私語』制作秘話
千種:光と私語もまた、背中がむき出しの装幀が話題となっています。第二刷もされました。
𠮷田:砂丘律と光の私語は双子のようだ、という話も言われてましたね。本日は、光と私語のデザインを担当したユニット「いぬのせなか座」主宰の山本浩貴さんにもお越し頂いておりますので、その辺の話も伺ってみましょう。
山本「いぬのせなか座」主宰:デザインを担当した山本です。光と私語と砂丘律とを二冊並べて写真をSNSに投稿した人たちもいました。
 付き合いの長い𠮷田さんと千種さんのお二人の関係性でそういう投稿が見られたのかもしれませんが。
 実は、千種さんのこと知る前のことですが、かつて本屋の歌集コーナーで一番かっこいいと感じた砂丘律をジャケ買いしていました。
 そうしたこともあって、光と私語をデザインする際には影響を受けないようにしていたのですが、結局似てしまったのが面白かったです。
 ちなみに光と私語はコデックス装という装幀です。
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𠮷田:先般増刷された堂園昌彦さんの『やがて秋茄子へと到る』なんかもそうですが、なるべく長く売っていくためには、なるべく人に手に取ってもらうようなデザインが大事だと思っています。製品としての存在感があったほうがいいのではと。
千種:一時期、電子書籍で歌集を出そうという潮流がありました。紙の本が電子書籍に勝てるところといったら装幀とかと思って、砂丘律を出す際にはこだわりたいと思っていました。
𠮷田:電子書籍のメリットは版切れのないことと、アクセスの良さですよね。
 『光と私語』については近日中にデータ版を無料公開する予定なのですが、そこをきっかけに書籍版を購入してくれる人が少しでもいればいいなと思っています。何せ紙の本にはマテリアルとしての良さがありますので。
千種:軽く言っちゃうと、本のインスタ映えとかね。
𠮷田:そうそう。重要。
13 翻訳について
𠮷田:千種さんは割と、主題制作、つまり連作の中で物語を立ち上げるという試みをされていますが。
千種:はい。砂丘律の中だと、「或る秘書官の忠誠」という連作があって、独裁者の秘書官になりかわって詠んでいます。が、すごく評判が悪い。
 あと、確か歌人の紀野恵さんが、一時期、紀貫之か何かに成り代わった連作を雑誌「短歌研究」に連載していたんですけど、まあ、なかなか難しいですよね。
 それは歌人の力の限界なのか、それとも短歌という詩型の限界というか、向き不向きのような話だと思っています。
𠮷田:単純に物語を立ち上げるだけだったら、散文に分がありますからね。
 物語といえば、千種さんはアラブ文学の翻訳もされていますよね。中東短歌にも、歌と並行していくつか翻訳を発表されてました。
千種:はい。今日のチラシには「歌人・翻訳家」と書いてあるんですが、実はまだ翻訳で本を出せていません。
 とある出版社に翻訳の持ち込みをしたのですが、アラブ文学では商業出版はなかなか難しいと却下されてしまって。
 もちろん図書館に行けば翻訳されたアラブ文学もぼちぼちあるのですが、湾岸戦争、九・一一、アラブの春、など大きな事件が起きて、読者の関心が大きくなったときに翻訳・出版されたものが多いと聞きます。
𠮷田:中東情勢が荒れると、翻訳が出るということですね。となるとあまり出ない方が世界の平和のためには良さそうですが。(一同笑い)
 私は舞台関係のマネジメントを仕事にしているのですが、演劇界隈でも、中東への関心というか、アーティストを日本に招聘したり、作品が日本で試演されたり、ということが増えている印象があります。今後、政治情勢だけではなく文化の面でもフックは増えていくのではないかと思います。
千種:そう願います。みなさまの中にアラブ文学の翻訳出版に興味のある方がいらっしゃいましたら、ぜひ千種にお声かけを。宣伝しちゃった。
14 『光と私語』の魅力
千種:僕が自分について喋りすぎているので、光と私語の魅力について話します。話していいですか。話しますね。
 光と私語は、「枠」の歌集だと思っています。
 まず、装幀については、プラスチックのカバーだったり、本文中に四角や長方形のボックスが差し込まれていたり、視覚的にカクカクしているのが、とても都市っぽい、枠っぽいです。
 歌について言えば、例えば一月とか「時間枠」を読んだものが多くあります。
・一月は暦のなかにあればいい 手紙を出したローソンで待つ
 他にも、枠としての建築への関心も示されています。
・恋人の部屋の上にも部屋があり同じところにある台所
 短歌では、部屋でタバコを吸う「私」の恋人とか、一月に「私」が友達と行く初詣とか、枠の中身について話すのが普通です。
 一方で、光と私語では枠ばかりについて話すことで、「私」が希釈されます。
 でもそれこそが都市のリアル、我々が見る都市の人間像でないでしょうか。とてもリアルな。
𠮷田:なるほど。なんだろう、たぶん個人的には、私自身以外のところから私性を取り出したいのですよね。あまり自分の話をしたくないというか、枠の中身はどうでもいいというか。単に自分に自信がないだけかもしれませんが。
15 千種からの発表:活動再開宣言
𠮷田:そろそろ時間だけど、告知とかしましょうか。
千種:何だっけ。
𠮷田:ほら、これからの、歌の。
千種:え、ああ、これまとめに入ってますね。(一同笑い)
(考え込んだあと)ちょっと、実は、その、第二歌集を用意しています。冬か春くらいに出せればな、と。タイトルは「千夜曳獏」。
𠮷田:ここ数年は歌からは離れてましたが。
千種:はい、そうですね。
(しばらく考えて)砂丘律を出したあとに、言葉との距離がわからなくなってしまって。
 他人に不誠実な言葉、例えば嘘、を吐いてしまうこんな自分が、歌で綺麗な言葉を使っていてよいんだろうか、って。
 言葉を単なる道具みたいに扱っているんじゃないか、って怖くて。
 もちろんその葛藤や罪悪感はまだあるんですが、書くのをやめたこの数年、病気みたいになっちゃって。僕にとって書く行為は生体リズムの一部だったというのがこの数年でわかったことです。
 書いて褒められたいとかではなくて、書かざるを得ないんです。書いちゃうんです。ほら、マグロって泳ぎ続けないと死ぬじゃないですか。あれです。
 今後、また書いていきます。良いものが創れればと思ってますので、みなさま、どうぞよろしくお願い申し上げます。
𠮷田:今日は、その言質を取れたら勝ちだと思って来たので。もう引き返せないですよ。
千種:やられたわー。みなさんこれ、打ち合わせと違う展開です。(一同笑い)
16 さいごに
𠮷田:では最後に一言、どうぞ。
千種:はい。いろんな奇跡が重なって、僕もここにいるし、みなさんもここにいると思っています。
 𠮷田さんがいなければ僕はこんなに短歌にのめり込まなかっただろうし、砂丘律は青磁社や装幀家の濱崎さんがいなければ生まれなかった本だし、橋本さんのツイートやジュンク堂さんからのお声掛けがなければこのイベントもなかったと思います。
 書き手として本当にありがたいと思っています。みなさま、今日はお越し頂き、ありがとうございました。
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chikuri · 5 years
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希望のたね基金 キボタネは私たちが関わっています。 代表理事 梁澄子 (やんちんじゃ) 「被害者がいる問題だったんですね」 在日朝鮮人「慰安婦」サバイバー・宋神道さんの裁判過程をまとめたドキュメンタリー『オレの心は負けてない』を見て、ある学生がつぶやいた言葉です。日本軍「慰安婦」問題が日韓の外交課題として浮上した後で「慰安婦」問題を知った世代には、この問題が日韓の摩擦問題としてしか見えていないのだということを、気付かせてくれた言葉でした。サバイバーたちの四半世紀にわたる闘いが、「慰安婦」問題を外交課題にまで押し上げたのだという事実が、すっぽりと抜け落ちてしまっている。宋神道さんをはじめとする日本軍「慰安婦」サバイバーたちの闘いを目撃してきた者として、被害事実と共に、その闘いと、それが獲得したものについて、伝えていかなければならない責任を感じています。 韓国の日本軍「慰安婦」サバイバー・金福童さんは、日韓合意の最大の問題点は「歴史を売ったことだ」と言いました。「慰安婦問題は歴史なんだ。歴史はお金で売ってはいけないものなんだよ」と。 戦時性暴力の被害者が名乗り出て、加害国の責任を問うて国際世論に訴えるという、人類史上初の試みをおこなった女性たちは、二度と同じことが繰り返されない平和な世界をつくらなければならないと、自らの存在をかけて訴え続けました。その姿が、他の戦時性暴力被害者たちに勇気を与えたこと、世界の人権専門家たちの心を動かして重大人権侵害被害者の被害回復に関する国際基準を打ち立てる上で大きく貢献したこと、闘いの過程で自らが変わり周囲の人々を変えていったことも、私たちが記憶し、伝えていかなければならない歴史です。その歴史が見落とされ、あるいは歪曲されたまま、「解決」や「和解」を唱えても、「解決」と「和解」を手に入れることはできません。 日本軍「慰安婦」問題は私たちに多くのことを気付かせ、学ばせてくれた問題でした。その気づきや学びを、さらに多くの人々、多くの若者に伝えていくことで、「慰安婦」問題は「終わらせる」べき問題ではなく、平和な未来を拓く礎となる問題であることを伝えたいと思います。 日本軍「慰安婦」問題解決全国行動共同代表 1990年から日本軍「慰安婦」問題に関わる。1993年提訴の在日朝鮮人「慰安婦」被害者宋神道さんの裁判支援をおこない、2007年にドキュメンタリー映画『オレの心は負けてない』製作。現在、韓国ソウル「戦争と女性の人権博物館(WHR)日本後援会」代表、「YOSHIMI裁判いっしょにアクション」共同代表。通訳・翻訳、語学講師。 " 顧問 川田文子 (かわだふみこ) じっくり実らせよう、一粒の種 旧日本兵によれば、司令部や大隊本部の側には慰安所を設置した。本部を守る配置の200名規模の各中隊には慰安所の「慰安婦」が巡回した。最前線の小隊には慰安所も「慰安婦」の巡回もない。それで、女性を拉致し順繰りに犯し、「合意」と見せかけるため金を握らせた。真摯な反省も再発防止策も示さず日本政府が締結した「日韓合意」は70年以上前、最前線の兵士が編み出した犯罪隠蔽のため金を被害者に握らせた手法と同質だ。 日本政府は「日韓合意」の一条件とした平和の少女像の撤去にこだわる。韓国の若者は厳寒のソウルの日本大使館前にテントを張り、夜中も少女像を守った。釜山の総領事館近くの少女像は若者が資金を集めて設置した。日本の若い世代が韓国の同世代と交流し確固とした非侵略・平和を築く、そんな一粒の種になることを応援したい。 ノンフィクション作家。在日の慰安婦裁判を支える会、戦争と女性の人権博物館日本委員会所属、日本の戦争責任資料センター共同代表。沖縄に残された裴奉奇さんの半生を記録した『赤瓦の家――朝鮮から来た従軍慰安婦』(1987年)をはじめ、在日、日本、インドネシア、中国��ど日本軍「慰安婦」・性暴力を受けた当事者の人生を記録。 顧問 中原道子 (なかはらみちこ) 「若者へ」 「慰安婦」問題という希望のタネがまかれました。「慰安婦」問題は、日本の若者に、そう、あなたに、時間というバリア、国境というバリアを越える方法を教えてくれます。「慰安婦」問題とは何かを、隣の国のみんなと語り合うことができますか?若者はいつか国境を越えなければなりません。そこで出会う人々と話し合う時、「慰安婦」問題はとてもいいテーマです。それは、誰でも考えることができる戦争と女性と男性の問題だからです。国境を越えて、国際的な環境の中で人々が耳を傾け、共感し、あるいは論争できる歴史的な知識をあなたは持っているか考えてください。今、あなたに希望のタネが手渡されるのです。そして、あなたは、いつか国境を越える。 「戦争と女性への暴力」リサーチ・アクションセンター共同代表 専門はマレーシア史。日本軍制下のロームシャの研究をする。マレーシアで唯一人名乗り出た日本軍性奴隷制の被害者ロザリン・ソウに出会い、被害女性の聞き取りを始めた。1998年に、組織されたVAWW NET(戦争と女性への暴力ネットワーク) に参加、2000年の「日本軍性奴隷制を裁く女性国際戦犯法廷」の組織に関わった。早稲田大学名誉教授 " 顧問 角田由紀子 (つのだゆきこ) 私たちの社会が「希望」という言葉を見失ってどのくらい経つのだろうか。希望の喪失度(という言い方があるとすれば)は、安倍内閣になってから急速に進んでいる。私たちは絶望感と閉塞感に苛まされてきた。そこへ「希望のたね基金」である。私はすっかり忘れていた言葉に再会して、ひそかに心躍らせている。この基金が、若者たちをタ���ゲットにしていることが、とりわけ嬉しい。日本軍「慰安婦」とはなんであったのか、なんであるのかを若者たちが理解するときが来ることで、日本と韓国の関係は大きく変わるだろうし、それは必ずや日本の若者たちに生きるに値する未来をもたらすのではないかと、期待が膨らむ。自分の国の歴史を学んでこなかった日本人にとっては、若者だけでなく、新しい時代に生きる手がかりになるはずだ。 弁護士 2017年5月1日現在 1975年弁護士登録。以後、東京弁護士会及び日本弁護士連合会の両性の平等委員会の委員を、2001年4月よりはNPO法人「女性の安全と健康のための支援教育センター」の代表理事をそれぞれ務めている。2004年4月より2013年3月まで、明治大学法科大学院教授。第2東京弁護士会所属。主な著書に「性と法律」2013年岩波新書など。 " 理事 庵逧由香 (あんざこゆか) 国境を越えて人と人とが直接出会い、直接交流することは、国際関係で最も楽しく、最も核心的な要素だと思います。友達が一人でもできれば、自然に相手国や相手地域に対する関心が生まれてきます。日本で韓国の大衆文化が根付き始めたている現在、関心を持ち始めた若い方々に、一人でも多く朝鮮半島の友達と出会う機会が提供できればという願いを込めて、希望のたね基金の事業におおいに期待しています。 立命館大学文学部教授 / 強制動員真相究明ネットワーク共同代表 専攻は朝鮮近現代史、日韓関係史。主要論著に、「朝鮮における総動員体制の構造」『岩波講座東アジア近現代通史 第6巻』岩波書店、2011年1月(共著)、庵逧由香「植民地期朝鮮史像をめぐって-韓国の新しい研究動向-」『歴史学研究』No.868、2010年7月、などがある。 理事 太田啓子(おおたけいこ) 私は、戦時性暴力は、戦時という特殊な状況下で起きる特殊な態様のものだと以前は思っていた。しかし、戦時特有の事情もあるにせよ、本質においては、どうもこの社会で日常的に起きている性暴力と地続きのものであるということを、日本軍「慰安婦」だった女性達の言葉と、それに対して向けられる偏見と罵詈雑言に接して、感じるようになった。 逃げられない権力構造下で起きた凄絶な被害がどういうものだったのかを直視することは、この社会から性暴力を無くすために何が必要かという本質的な問いのために避けられないだろう。必死な性暴力告発の声を「あなたは合意していたのに今更何を言うのか」と押し潰す暴力性の背後にあるものはなんなのか見極め、それと闘いたい。これが、不勉強と微力を承知で理事就任の打診をお引き受けした理由である。 弁護士 明日の自由を守る若手弁護士の会(「あすわか」メンバー)。「怒れる女子会」呼びかけ人。取扱分野は離婚等の家事事件、一般民事事件等。性暴力被害者代理人等の経験から、現在の性犯罪に関する法律のあり方に疑問を感じています。 " 理事 岡本有佳 (おかもとゆか) 日本軍「慰安婦」問題がいまだ解決しない中で、私たち日本社会のおとなの歴史認識があらためて問われています。現在、学校教育で使われている検定教科書ははなはだ不十分、若い人たちが日常的に接するマスメディアやおとなたちの歴史観にも左右されるという限界の中で、どのように歴史認識を深め、人権意識を育むことができるでしょうか。〈希望のたね基金〉は、そのような環境をつくるためのささやかな一歩を踏み出します。若い人たちの主体的な学びの場・機会をつくるために、おとなは知恵と資金を出しあい、若い世代からはさまざまな提案が生まれ、日韓の未来世代の交流が深化するような小さな希望の種を一緒に撒いてみませんか。 編集者、ライター、文化企画。Fight for Justice日本軍「慰安婦」問題webサイト運営委員。「表現の不自由展」共同代表。共編著『増補改訂版〈平和の少女像〉、なぜ座り続けるのか』(世織書房)、岩波ブックレット『《自粛社会》をのりこえる』(仮題、近刊)など。 " 理事 北原みのり(きたはら) 91年に金学順さんが声をあげたとき、私は大学生だった。当事者が声をあげた以上、解決しないわけにいかない、すぐにきっと解決できるはず。そう楽観的に信じていた四半世紀前の私に言ってあげたい。「甘すぎるよ」と。「慰安婦」問題は、この国のアキレス腱だ。国は力尽くで、この問題を忘れさせようとしてきた。「そうはさせない」と、急所に正面から切り込んでいった当事者と支援者の運動は、どれほど過酷だったことだろう。性暴力被害者が声をあげれば叩かれ、なかったことにされるのは、今も同じだ。だからこそ私は、この運動に関わりたいと思う。女性たちの無念を記憶するために。次世代に声と記憶をつないでいきたい。 作家 1996年、フェミニズムの視点で女性向けセックスグッズショップ「ラブピースクラブ」を立ち上げる。フェミニズム、ジェンダーに関する著書多数。「アンアンのセックスできれいになれた?」(朝日新聞出版)「毒婦。」(朝日新聞出版)「奥様は愛国」(朴順梨との共著著、河出書房新社)「性と国家」(佐藤優との対談、河出書房新社)他。 理事 金富子(きむぷじゃ) 日本軍「慰安婦」問題はまだ終わっていません。同じ過ちを繰り返さないために、なぜどのように日本軍「慰安婦」問題が起こったのかという歴史認識と人権意識を若い世代に引き継ぎ、戦争と性暴力のない希望にみちた平和な未来をつくること。それは、「慰安婦」にされた被害女性たちに共通する願いだと思います。のみならず、私たちオトナの戦後責任・植民地後責任、そして未来への責任でもあります。そのために生まれた「希望のたね基金」が第一歩を踏み出します。さぁ、一緒に歩みませんか? 東京外国語大学大学院教授。ジェンダー論・ジェンダー史、植民地朝鮮教育史。VAWW RAC共同代表。Fight for Justice日本軍「慰安婦」問題webサイト運営委員。主著に『植民地期朝鮮の教育とジェンダー』(世織書房)、近刊に『「慰安婦」問題は終わらない』(仮題、大月書店)。 理事 山口智美(やまぐちともみ) 「慰安婦」問題は昔起きたことだから自分とは無関係」「国家間の問題だし、日韓合意で解決済み」。そんな声をよく聞きます。日本のメディアやネットでは「慰安婦」問題否定論が溢れ、日本政府が歴史の否定や忘却を後押しさえしています。でも、「慰安婦」問題を真に解決し、二度と戦時性暴力の被害を起こさないためには、「慰安婦」問題の事実やサバイバーの声、そして支援運動の歴史について学び、記憶し、それを継承していくことこそが重要なはずです。「希望のたね基金」の取り組みを通じて日本の若者たちが学んだ成果は、私が住むアメリカなど、世界の若者にも影響を与えていくことでしょう。皆でこの基金を育てていきましょう。 モンタナ州立大学准教授 文化人類学・フェミニズム 日本の社会運動、特にフェミニズムや右派運動の調査を進める中で「慰安婦」問題にも取り組む。共著に『社会運動の戸惑い—フェミニズムの「失われた時代」と草の根保守運動』(共勁草書房)、『海を渡る「慰安婦」問題 右派の「歴史戦」を問う』(岩波書店)ほか。 監事 打越さく良(うちこしさくら) 歴史研究・歴史教育を通じて永く記憶にとどめ、同じ過ちを決して繰り返さないという固い決意を表明した河野談話を継承するとしながら、忘却の彼方へ追いやろうとする政権に愕然とします。歴史修整主義はいよいよ勢いを増し、圧倒されます。でも、愕然としているだけではいられません。1人ひとりの力は小さいけれど、集まればできることもあるのではないでしょうか。できることから、始めたい。この基金は、私たちを分断と忘却から回復してくれる、ささやかだけれど、まさに希望のたねです。 弁護士 夫婦別姓訴訟弁護団事務局長。最高裁判事15人中5人が民法750条を憲法24条に違反すると判断したが、改憲への動きが気になる。24条変えさせないキャンペーンの呼びかけ人。弁護士として、DV被害者の事件などを受任。
理事 | kibotane
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tomoya-jinguuji · 5 years
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一 はじめに  平成最後の施政方針演説を、ここに申し述べます。  本年四月三十日、天皇陛下が御退位され、皇太子殿下が翌五月一日に御即位されます。国民こぞって寿(ことほ)ぐことができるよう、万全の準備を進めてまいります。  「内平らかに外成る、地平らかに天成る」  大きな自然災害が相次いだ平成の時代。被災地の現場には必ず、天皇、皇后両陛下のお姿がありました。  阪神・淡路大震災で全焼した神戸市長田の商店街では、皇后陛下が焼け跡に献花された水仙が、復興のシンボルとして、今なお、地域の人々の記憶に刻まれています。  商店街の皆さんは、復興への強い決意と共に、震災後すぐに仮設店舗で営業を再開。全国から集まった延べ二百万人を超えるボランティアも復興の大きな力となりました。かつて水仙が置かれた場所は今、公園に生まれ変わり、子どもたちの笑顔であふれています。  東日本大震災の直後、仙台市の避難所を訪れた皇后陛下に、一人の女性が花束を手渡しました。津波によって大きな被害を受けた自宅の庭で、たくましく咲いていた水仙を手に、その女性はこう語ったそうです。  「この水仙のように、私たちも頑張ります。」  東北の被災地でも、地元の皆さんの情熱によって、復興は一歩一歩着実に進んでいます。平成は、日本人の底力と、人々の絆(きずな)がどれほどまでにパワーを持つか、そのことを示した時代でもありました。  「しきしまの 大和心のをゝしさは ことある時ぞ あらはれにける」  明治、大正、昭和、平成。日本人は幾度となく大きな困難に直面した。しかし、そのたびに、大きな底力を発揮し、人々が助け合い、力を合わせることで乗り越えてきました。  急速に進む少子高齢化、激動する国際情勢。今を生きる私たちもまた、立ち向かわなければならない。私たちの子や孫の世代に、輝かしい日本を引き渡すため、共に力を合わせなければなりません。  平成の、その先の時代に向かって、日本の明日を、皆さん、共に、切り拓いていこうではありませんか。 二 全世代型社会保障への転換 (成長と分配の好循環)  この六年間、三本の矢を放ち、経済は十%以上成長しました。国・地方合わせた税収は二十八兆円増加し、来年度予算における国の税収は過去最高、六十二兆円を超えています。  そして、この成長の果実を、新三本の矢によって、子育て支援をはじめ現役世代へと大胆に振り向けてきました。  児童扶養手当の増額、給付型奨学金の創設を進める中で、ひとり親家庭の大学進学率は二十四%から四十二%に上昇し、悪化を続けてきた子どもの相対的貧困率も、初めて減少に転じ、大幅に改善しました。平成五年以来、一貫して増加していた現役世代の生活保護世帯も、政権交代後、八万世帯、減少いたしました。  五年間で五十三万人分の保育の受け皿を整備した結果、昨年、待機児童は六千人減少し、十年ぶりに二万人を下回りました。子育て世代の女性就業率は七ポイント上昇し、新たに二百万人の女性が就業しました。  成長の果実をしっかりと分配に回すことで、次なる成長につながっていく。「成長と分配の好循環」によって、アベノミクスは今なお、進化を続けています。 (教育無償化)  我が国の持続的な成長にとって最大の課題は、少子高齢化です。平成の三十年間で、出生率は一・五七から一・二六まで落ち込み、逆に、高齢化率は十%から三十%へと上昇しました。  世界で最も速いスピードで少子高齢化が進む我が国にあって、もはや、これまでの政策の延長線上では対応できない。次元の異なる政策が必要です。  子どもを産みたい、育てたい。そう願う皆さんの希望を叶(かな)えることができれば、出生率は一・八まで押し上がります。しかし、子どもたちの教育にかかる負担が、その大きな制約となってきました。  これを社会全体で分かち合うことで、子どもたちを産み、育てやすい日本へと、大きく転換していく。そのことによって、「希望出生率一・八」の実現を目指します。  十月から三歳から五歳まで全ての子どもたちの幼児教育を無償化いたします。小学校・中学校九年間の普通教育無償化以来、実に七十年ぶりの大改革であります。  待機児童ゼロの目標は、必ず実現いたします。今年度も十七万人分の保育の受け皿を整備します。保育士の皆さんの更なる処遇改善を行います。自治体の裁量を拡大するなどにより、学童保育の充実を進めます。  来年四月から、公立高校だけでなく、私立高校も実質無償化を実現します。真に必要な子どもたちの高等教育も無償化し、生活費をカバーするために十分な給付型奨学金を支給します。  家庭の経済事情にかかわらず、子どもたちの誰もが、自らの意欲と努力によって明るい未来をつかみ取ることができる。そうした社会を創り上げてこそ、アベノミクスは完成いたします。  子どもたちこそ、この国の未来そのものであります。  多くの幼い命が、今も、虐待によって奪われている現実があります。僅か五歳の女の子が、死の間際に綴(つづ)ったノートには、日本全体が大きなショックを受けました。  子どもたちの命を守るのは、私たち大人全員の責任です。  あのような悲劇を二度と繰り返してはなりません。何よりも子どもたちの命を守ることを最優先に、児童相談所の体制を抜本的に拡充し、自治体の取組を警察が全面的にバックアップすることで、児童虐待の根絶に向けて総力を挙げてまいります。 (一億総活躍)  女性比率僅か三%の建設業界に、女性たちと共に飛び込んだ中小企業があります。時短勤務の導入、託児所の設置などに積極的に取り組み、職人の三割は女性です。  彼女たちが企画した健康に優しい塗料は、家庭用の人気商品となりました。女性でも使いやすい軽量の工具は、高齢の職人たちにも好んで使われるようになりました。この企業の売上げは、三年で二倍、急成長を遂げています。  女性の視点が加わることにより、女性たちが活躍することにより、日本の景色は一変する。人口が減少する日本にあって、次なる成長の大きなエンジンです。  女性活躍推進法を改正し、このうねりを全国津々浦々の中小企業にも広げます。十分な準備期間を設け、経営者の皆さんの負担の軽減を図りながら、女性の働きやすい環境づくりに取り組む中小企業を支援してまいります。  パワハラ、セクハラの根絶に向け、社会が一丸となって取り組んでいかなければなりません。全ての事業者にパワハラ防止を義務付けます。セクハラの相談を理由とした不利益取扱いを禁止するほか、公益通報者保護に向けた取組を強化し、誰もが働きやすい職場づくりを進めてまいります。  働き方改革。いよいよ待ったなしであります。  この四月から、大企業では、三六協定でも超えてはならない、罰則付きの時間外労働規制が施行となります。企業経営者の皆さん。改革の時は来ました。準備はよろしいでしょうか。  長年続いてきた長時間労働の慣行を断ち切ることで、育児や介護など様々な事情を抱える皆さんが、その事情に応じて働くことができる。誰もがその能力を思う存分発揮できる社会に向かって、これからも、働き方改革を全力で推し進めてまいります。  障害者の皆さんにも、やりがいを感じながら、社会でその能力を発揮していただきたい。障害者雇用促進法を改正し、就労の拡大を更に進めます。  人生百年時代の到来は、大きなチャンスです。  元気で意欲ある高齢者の方々に、その経験や知恵を社会で発揮していただくことができれば、日本はまだまだ成長できる。生涯現役の社会に向かって、六十五歳まで継続雇用することとしている現行制度を見直し、七十歳まで就労機会を確保できるよう、この夏までに計画を策定し、実行に移します。  この五年間、生産年齢人口が四百五十万人減少する中にあっても、多くの女性や高齢者の皆さんが活躍することで、就業者は、逆に二百五十万人増加いたしました。女性も男性も、お年寄りも若者も、障害や難病のある方も、全ての人に活躍の機会を作ることができれば、少子高齢化も必ずや克服できる。  平成の、その先の時代に向かって、「一億総活躍社会」を、皆さん、共に、創り上げていこうではありませんか。 (全世代型社会保障)  少子高齢化、そして人生百年の時代にあって、我が国が誇る社会保障の在り方もまた大きく変わらなければならない。お年寄りだけではなく、子どもたち、子育て世代、更には、現役世代まで、広く安心を支えていく。全世代型社会保障への転換を成し遂げなければなりません。  高齢化が急速に進む中で、家族の介護に、現役世代は大きな不安を抱いています。介護のために仕事を辞めなければならない、やりがいを諦めなければならないような社会はあってはなりません。  現役世代の安心を確保するため、「介護離職ゼロ」を目指し、引き続き全力を尽くします。  二〇二〇年代初頭までに五十万人分の介護の受け皿を整備します。ロボットを活用するなど現場の負担軽減を進めるとともに、十月からリーダー級職員の方々に月額最大八万円の処遇改善を行います。  認知症対策の強化に向けて、夏までに新オレンジプランを改定します。認知症カフェを全市町村で展開するなど、認知症の御家族を持つ皆さんを、地域ぐるみで支え、その負担を軽減します。  勤労統計について、長年にわたり、不適切な調査が行われてきたことは、セーフティネットへの信頼を損なうものであり、国民の皆様にお詫び申し上げます。雇用保険、労災保険などの過少給付について、できる限り速やかに、簡便な手続で、不足分をお支払いいたします。基幹統計について緊急に点検を行いましたが、引き続き、再発防止に全力を尽くすとともに、統計の信頼回復に向け、徹底した検証を行ってまいります。  全世代型社会保障への転換とは、高齢者の皆さんへの福祉サービスを削減する、との意味では、全くありません。むしろ、高齢者の皆さんに引き続き安心してもらえることが大前提であります。  六十五歳以上の皆さんにも御負担いただいている介護保険料について、年金収入が少ない方々を対象に、十月から負担額を三分の二に軽減します。年金生活者の方々に、新たに福祉給付金を年間最大六万円支給し、所得をしっかりと確保してまいります。  こうした社会保障改革と同時に、その負担を次の世代へと先送りすることのないよう、二〇二五年度のプライマリーバランス黒字化目標の実現に向け、財政健全化を進めます。  少子高齢化を克服し、全世代型社会保障制度を築き上げるために、消費税率の引上げによる安定的な財源がどうしても必要です。十月からの十%への引上げについて、国民の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げます。  八%への引上げ時の反省の上に、経済運営に万全を期してまいります。  増税分の五分の四を借金返しに充てていた、消費税の使い道を見直し、二兆円規模を教育無償化などに振り向け、子育て世代に還元いたします。軽減税率を導入するほか、プレミアム商品券の発行を通じて、所得の低い皆さんなどの負担を軽減します。  同時に、来たるべき外国人観光客四千万人時代を見据え、全国各地の中小・小規模事業者の皆さんにキャッシュレス決済を普及させるため、思い切ったポイント還元を実施します。自動車や住宅への大幅減税を行い、しっかりと消費を下支えします。  来年度予算では、頂いた消費税を全て還元する規模の十二分な対策を講じ、景気の回復軌道を確かなものとすることで、「戦後最大のGDP六百兆円」に向けて着実に歩みを進めてまいります。 三 成長戦略 (デフレマインドの払拭)  平成の日本経済はバブル崩壊から始まりました。  出口の見えないデフレに苦しむ中で、企業は人材への投資に消極的になり、若者の就職難が社会問題となりました。設備投資もピーク時から三割落ち込み、未来に向けた投資は先細っていきました。  失われた二十年。その最大の敵は、日本中に蔓延したデフレマインドでありました。  この状況に、私たちは三本の矢で立ち向かいました。  早期にデフレではないという状況を作り、企業の設備投資は十四兆円増加しました。二十年間で最高となっています。人手不足が深刻となって、人材への投資も息を吹き返し、五年連続で今世紀最高水準の賃上げが行われました。経団連の調査では、この冬のボーナスは過去最高です。  日本企業に、再び、未来へ投資する機運が生まれてきた。デフレマインドが払拭されようとしている今、未来へのイノベーションを、大胆に後押ししていきます。 (第四次産業革命)  世界は、今、第四次産業革命の真っただ中にあります。人工知能、ビッグデータ、IoT、ロボットといったイノベーションが、経済社会の有り様を一変させようとしています。  自動運転は、高齢者の皆さんに安全・安心な移動手段をもたらします。体温や血圧といった日々の情報を医療ビッグデータで分析すれば、病気の早期発見も可能となります。  新しいイノベーションは、様々な社会課題を解決し、私たちの暮らしを、より安心で、より豊かなものとする、大きな可能性に満ちている。こうしたSociety 5.0を、世界に先駆けて実現することこそ、我が国の未来を拓く成長戦略であります。  時代遅れの規制や制度を大胆に改革いたします。  交通に関わる規制を全面的に見直し、安全性の向上に応じ、段階的に自動運転を解禁します。寝たきりの高齢者などが、自宅にいながら、オンラインで診療から服薬指導まで一貫して受けられるよう、関係制度を見直します。外国語やプログラミングの専門家による遠隔教育を、五年以内に全ての小中学校で受けられるようにします。  電波は国民共有の財産です。経済的価値を踏まえた割当制度への移行、周波数返上の仕組みの導入など、有効活用に向けた改革を行います。携帯電話の料金引下げに向け、公正な競争環境を整えます。  電子申請の際の紙の添付書類を全廃します。行政手続の縦割りを打破し、ワンストップ化を行うことで、引っ越しなどの際に同じ書類の提出を何度も求められる現状を改革します。  急速な技術進歩により、経済社会が加速度的に変化する時代にあって最も重要な政府の役割は、人々が信頼し、全員が安心して新しいシステムに移行できる環境を整えることだと考えます。  膨大な個人データが世界を駆け巡る中では、プライバシーやセキュリティを保護するため、透明性が高く、公正かつ互恵的なルールが必要です。その上で、国境を越えたデータの自由な流通を確保する。米国、欧州と連携しながら、信頼される、自由で開かれた国際データ流通網を構築してまいります。  人工知能も、あくまで人間のために利用され、その結果には人間が責任を負わなければならない。我が国がリードして、人間中心のAI倫理原則を打ち立ててまいります。  イノベーションがもたらす社会の変化から、誰一人取り残されてはならない。この夏策定するAI戦略の柱は、教育システムの改革です。  来年から全ての小学校でプログラミングを必修とします。中学校、高校でも、順次、情報処理の授業を充実し、必修化することで、子どもたちの誰もが、人工知能などのイノベーションを使いこなすリテラシーを身に付けられるようにします。  我が国から、新たなイノベーションを次々と生み出すためには、知の拠点である大学の力が必要です。若手研究者に大いに活躍の場を与え、民間企業との連携に積極的な大学を後押しするため、運営費交付金の在り方を大きく改革してまいります。  経済活動の国境がなくなる中、日本企業の競争力、信頼性を一層グレードアップさせるために、企業ガバナンスの更なる強化が求められています。社外取締役の選任、役員報酬の開示など、グローバルスタンダードに沿って、これからもコーポレートガバナンス改革を進めてまいります。 (中小・小規模事業者)  中小・小規模事業者の海外輸出は、バブル崩壊後、二倍に拡大しました。  下請から脱し、自ら販路を開拓する。オンリーワンのワザを磨く。全国三百六十万者の中小・小規模事業者���皆さんは、様々な困難にあっても、歯を食いしばって頑張ってきました。バブル崩壊後の日本経済を支え、我が国の雇用の七割を守ってきたのは、こうした中小・小規模事業者の皆さんです。  新しいチャレンジをものづくり補助金で応援します。全国的に人手不足が深刻となる中で、IT補助金、持続化補助金により、生産性向上への取組も後押しします。  四月から、即戦力となる外国人材を受け入れます。多くの優秀な方々に日本に来ていただき、経済を担う一員となっていただくことで、新たな成長につなげます。働き方改革のスタートを見据え、納期負担のしわ寄せを禁止するなど、取引慣行の更なる改善を進めます。  後継者の確保も大きな課題です。四十七都道府県の事業引継ぎ支援センターでマッチングを行うとともに、相続税を全額猶予する事業承継税制を個人事業主に拡大します。  TPPやEUとの経済連携協定は、高い技術力を持つ中小・小規模事業者の皆さんにとって、海外展開の大きなチャンスです。「総合的なTPP等関連政策大綱」に基づき、海外でのマーケティング、販路開拓を支援してまいります。 四 地方創生 (農林水産新時代)  安全でおいしい日本の農産物にも、海外展開の大きなチャンスが広がります。農林水産品の輸出目標一兆円も、もう手の届くところまで来ました。  同時に、農家の皆さんの不安にもしっかり向き合います。二次補正予算も活用し、体質改善、経営安定化に万全を尽くします。  素晴らしい田園風景、緑あふれる山並み、豊かな海、伝統ある故郷(ふるさと)。我が国の国柄を守ってきたのは、全国各地の農林水産業です。美しい棚田を次の世代に引き渡していくため、中山間地域への直接支払などを活用し、更に、総合的な支援策を講じます。  農こそ、国の基です。  守るためにこそ、新たな挑戦を進めなければならない。若者が夢や希望を持って飛び込んでいける「強い農業」を創ります。この六年間、新しい農林水産業を切り拓くために充実させてきた政策を更に力強く展開してまいります。  農地バンクの手続を簡素化します。政権交代前の三倍、六千億円を上回る土地改良予算で、意欲と能力ある担い手への農地集積を加速し、生産性を高めます。  国有林野法を改正します。長期間、担い手に国有林の伐採・植林を委ねることで、安定した事業を可能とします。美しい森を守るため、水源の涵養、災害防止を目的とした森林環境税を創設します。  水産業の収益性をしっかりと向上させながら、資源の持続的な利用を確保する。三千億円を超える予算で、新しい漁船や漁具の導入など、浜の皆さんの生産性向上への取組を力強く支援します。  平成の、その先の時代に向かって、若者が自らの未来を託すことができる「農林水産新時代」を、皆さん、共に、築いていこうではありませんか。 (観光立国)  田植え、稲刈り。石川県能登町にある五十軒ほどの農家民宿には、直近で一万三千人を超える観光客が訪れました。アジアの国々に加え、米国、フランス、イタリア、イスラエルなど、二十か国以上から外国人観光客も集まります。  昨年、日本を訪れる外国人観光客は、六年連続で過去最高を更新し、三千万人の大台に乗りました。北海道、東北、北陸、九州で三倍以上、四国で四倍以上、沖縄では五倍以上に増えています。消費額にして、四兆五千億円の巨大市場。  観光立国によって、全国津々浦々、地方創生の核となる、たくましい一大産業が生まれました。  来年の四千万人目標に向かって、海外と地方をつなぐ空の玄関口、羽田、成田空港の発着枠を八万回増やします。世界一安全・安心な国を実現するため、テロ対策などの一層の強化に取り組みます。国際観光旅客税を活用し、主要な鉄道や観光地で表示の多言語化を一気に加速します。  来年三月の供用開始に向け、那覇空港第二滑走路の建設を進めます。発着枠を大幅に拡大することで、アジアと日本とをつなぐハブ機能を強化してまいります。  北海道では、昨年、フィリピンからの新たな直行便など、新千歳空港の国際線が二十五便増加しました。雄大な自然を活かした体験型ツーリズムの拡大を後押しします。広くアイヌ文化を発信する拠点を白老町に整備し、アイヌの皆さんが先住民族として誇りを持って生活できるよう取り組みます。 (地方創生)  観光資源などそれぞれの特色を活かし、地方が、自らのアイデアで、自らの未来を切り拓く。これが安倍内閣の地方創生です。  地方の皆さんの熱意を、引き続き一千億円の地方創生交付金で支援します。地方の財政力を強化し、税源の偏在を是正するため、特別法人事業税を創設します。  十年前、東京から地方への移住相談は、その半分近くが六十歳代以上でした。しかし、足元では、相談自体十倍以上に増加するとともに、その九割が五十歳代以下の現役世代で占められています。特に、三十歳未満の若者の相談件数は、五十倍以上になりました。  若者たちの意識が変わってきた今こそ、大きなチャンスです。地方に魅力を感じ、地方に飛び込む若者たちの背中を力強く後押ししてまいります。  地域おこし協力隊を、順次八千人規模へと拡大します。東京から地方へ移住し、起業・就職する際には、最大三百万円を支給し、地方への人の流れを加速します。  若者たちの力で、地方の輝ける未来を切り拓いてまいります。 (国土強靱(じん)化)  集中豪雨、地震、激しい暴風、異常な猛暑。昨年、異次元の災害が相次ぎました。もはや、これまでの経験や備えだけでは通用しない。命に関わる事態を「想定外」と片付けるわけにはいきません。  七兆円を投じ、異次元の対策を講じます。  全国で二千を超える河川、一千か所のため池の改修、整備、一千キロメートルに及ぶブロック塀の安全対策を行い、命を守る防災・減災に取り組みます。  四千キロメートルを超える水道管の耐震化、八千か所のガソリンスタンドへの自家発電の設置を進め、災害時にも維持できる、強靱(じん)なライフラインを整備します。  風水害専門の広域応援部隊を全ての都道府県に立ち上げ、人命救助体制を強化します。  ハードからソフトまであらゆる手を尽くし、三年間集中で、災害に強い国創り、国土強靱(じん)化を進めてまいります。 (東日本大震災からの復興)  九月二十日からいよいよラグビーワールドカップが始まります。五日後には、強豪フィジーが岩手県釜石のスタジアムに登場します。  津波で大きな被害を受けた場所に、地元の皆さんの復興への熱意と共に建設されました。世界の一流プレーヤーたちの熱戦に目を輝かせる子どもたちは、必ずや、次の時代の東北を担う大きな力となるに違いありません。  東北の被災地では、この春までに、四万七千戸を超える住まいの復興が概ね完了し、津波で浸水した農地の九割以上が復旧する見込みです。  原発事故で大きな被害を受けた大熊町では、この春、町役場が八年ぶりに���町に戻ります。  家々の見回り、草刈り、ため池の管理。将来の避難指示解除を願う地元の皆さんの地道な活動が実を結びました。政府も、インフラ整備など住民の皆さんの帰還に向けた環境づくりを進めます。  福島の復興なくして東北の復興なし。東北の復興なくして日本の再生なし。復興が成し遂げられるその日まで、国が前面に立って、全力を尽くして取り組んでまいります。  来年、日本にやってくる復興五輪。その聖火リレーは福島からスタートします。最初の競技も福島で行われます。東日本大震災から見事に復興した東北の姿を、皆さん、共に、世界に発信しようではありませんか。 五 戦後日本外交の総決算 (公正な経済ルールづくり)  昨年末、TPPが発効しました。来月には、欧州との経済連携協定も発効します。  いずれも単に関税の引下げにとどまらない。知的財産、国有企業など幅広い分野で、透明性の高い、公正なルールを整備しています。次なる時代の、自由で、公正な経済圏のモデルです。  自由貿易が、今、大きな岐路に立っています。  WTOが誕生して四半世紀、世界経済は、ますます国境がなくなり、相互依存を高めています。新興国は目覚ましい経済発展を遂げ、経済のデジタル化が一気に進展しました。  そして、こうした急速な変化に対する不安や不満が、時に保護主義への誘惑を生み出し、国と国の間に鋭い対立をも生み出しています。  今こそ、私たちは、自由貿易の旗を高く掲げなければならない。こうした時代だからこそ、自由で、公正な経済圏を世界へと広げていくことが、我が国の使命であります。  昨年九月の共同声明に則って、米国との交渉を進めます。広大な経済圏を生み出すRCEPが、野心的な協定となるよう、大詰めの交渉をリードしてまいります。  国際貿易システムの信頼を取り戻すためには、WTOの改革も必要です。米国や欧州と共に、補助金やデータ流通、電子商取引といった分野で、新しい時代の公正なルールづくりを我が国がリードする。その決意であります。 (安全保障政策の再構築)  平成の、その先の時代に向かって、日本外交の新たな地平を切り拓く。今こそ、戦後日本外交の総決算を行ってまいります。  我が国の外交・安全保障の基軸は、日米同盟です。  平和安全法制の成立によって、互いに助け合える同盟は、その絆(きずな)を強くした。日米同盟は今、かつてなく強固なものとなっています。  そうした深い信頼関係の下に、抑止力を維持しながら、沖縄の基地負担の軽減に取り組んでまいります。これまでの二十年以上に及ぶ沖縄県や市町村との対話の積み重ねの上に、辺野古移設を進め、世界で最も危険と言われる普天間飛行場の一日も早い全面返還を実現してまいります。  自らの手で自らを守る気概なき国を、誰も守ってくれるはずがない。安全保障政策の根幹は、我が国自身の努力に他なりません。  冷戦の終結と共に始まった平成の三十年間で、我が国を取り巻く安全保障環境は激変しました。そして今、この瞬間も、これまでとは桁違いのスピードで、厳しさと不確実性を増している現実があります。  テクノロジーの進化は、安全保障の在り方を根本的に変えようとしています。サイバー空間、宇宙空間における活動に、各国がしのぎを削る時代となりました。  もはや、これまでの延長線上の安全保障政策では対応できない。陸、海、空といった従来の枠組みだけでは、新たな脅威に立ち向かうことは不可能であります。  国民の命と平和な暮らしを、我が国自身の主体的・自主的な努力によって、守り抜いていく。新しい防衛大綱の下、そのための体制を抜本的に強化し、自らが果たし得る役割を拡大します。サイバーや宇宙といった領域で我が国が優位性を保つことができるよう、新たな防衛力の構築に向け、従来とは抜本的に異なる速度で変革を推し進めてまいります。 (地球儀俯瞰(ふかん)外交の総仕上げ)  我が国の平和と繁栄を確固たるものとしていく。そのためには、安全保障の基盤を強化すると同時に、平和外交を一層力強く展開することが必要です。  この六年間、積極的平和主義の旗の下、国際社会と手を携えて、世界の平和と繁栄にこれまで以上の貢献を行ってきた。地球儀を俯瞰(ふかん)する視点で、積極的な外交を展開してまいりました。  平成の、その先の時代に向かって、いよいよ総仕上げの時です。  昨年秋の訪中によって、日中関係は完全に正常な軌道へと戻りました。「国際スタンダードの下で競争から協調へ」、「互いに脅威とはならない」、そして「自由で公正な貿易体制を共に発展させていく」。習近平主席と確認した、今後の両国の道しるべとなる三つの原則の上に、首脳間の往来を重ね、政治、経済、文化、スポーツ、青少年交流をはじめ、あらゆる分野、国民レベルでの交流を深めながら、日中関係を新たな段階へと押し上げてまいります。  ロシアとは、国民同士、互いの信頼と友情を深め、領土問題を解決して、平和条約を締結する。戦後七十年以上残されてきた、この課題について、次の世代に先送りすることなく、必ずや終止符を打つ、との強い意志を、プーチン大統領と共有しました。首脳間の深い信頼関係の上に、一九五六年宣言を基礎として、交渉を加速してまいります。  北朝鮮の核、ミサイル、そして最も重要な拉致問題の解決に向けて、相互不信の殻を破り、次は私自身が金正恩委員長と直接向き合い、あらゆるチャンスを逃すことなく、果断に行動いたします。北朝鮮との不幸な過去を清算し、国交正常化を目指します。そのために、米国や韓国をはじめ国際社会と緊密に連携してまいります。  北東アジアを真に安定した平和と繁栄の地にするため、これまでの発想にとらわれない、新しい時代の近隣外交を力強く展開いたします。  そして、インド洋から太平洋へと至る広大な海と空を、これからも、国の大小にかかわらず、全ての国に恩恵をもたらす平和と繁栄の基盤とする。このビジョンを共有する全ての国々と力を合わせ、日本は、「自由で開かれたインド太平洋」を築き上げてまいります。 (世界の中の日本外交)  中東地域の国々とは、長年、良好な関係を築いてきました。その歴史の上に、中東の平和と安定のため、日本独自の視点で積極的な外交を展開してまいります。  TICADがスタ��トして三十年近くが経ち、躍動するアフリカはもはや援助の対象ではありません。共に成長するパートナーです。八月にTICADを開催し、アフリカが描く夢を力強く支援していきます。  世界の平和と繁栄のために、日本外交が果たすべき役割は大きなものがある。地球規模課題の解決についても、日本のリーダーシップに強い期待が寄せられています。  我が国は四年連続で温室効果ガスの排出量を削減しました。他方で、長期目標である二〇五〇年八十%削減のためには非連続的な大幅削減が必要です。環境投資に積極的な企業の情報開示を進め、更なる民間投資を呼び込むという、環境と成長の好循環を回すことで、水素社会の実現など革新的なイノベーションを、我が国がリードしてまいります。  プラスチックによる海洋汚染が、生態系への大きな脅威となっています。美しい海を次の世代に引き渡していくため、新たな汚染を生み出さない世界の実現を目指し、ごみの適切な回収・処分、海で分解される新素材の開発など、世界の国々と共に、海洋プラスチックごみ対策に取り組んでまいります。  本年六月、主要国のリーダーたちが一堂に会するG20サミットを、我が国が議長国となり、大阪で開催します。  世界経済の持続的成長、自由で公正な貿易システムの発展、持続可能な開発目標、地球規模課題への新たな挑戦など、世界が直面する様々な課題について、率直な議論を行い、これから世界が向かうべき未来像をしっかりと見定めていく。そうしたサミットにしたいと考えています。  これまでの地球儀俯瞰(ふかん)外交の積み重ねの上に、各国首脳と築き上げた信頼関係の下、世界の中で日本が果たすべき責任を、しっかりと果たしていく決意です。  平成の、その先の時代に向かって、新しい日本外交の地平を拓き、世界から信頼される日本を、皆さん、勇気と誇りを持って、共に、創り上げていこうではありませんか。 六 おわりに  二〇二五年、日本で国際博覧会が開催されます。  一九七〇年の大阪万博。リニアモーターカー、電気自動車、携帯電話。夢のような未来社会に、子どもたちは胸を躍らせました。  「驚異の世界への扉を、いつか開いてくれる鍵。それは、科学に違いない。」  会場で心震わせた八歳の少年は、その後、科学の道に進み、努力を重ね、世界で初めてiPS細胞の作製に成功しました。ノーベル生理学・医学賞を受賞し、今、難病で苦しむ世界の人々に希望の光をもたらしています。  二〇二〇年、二〇二五年を大きなきっかけとしながら、次の世代の子どもたちが輝かしい未来に向かって大きな「力」を感じることができる、躍動感あふれる時代を、皆さん、共に、切り拓いていこうではありませんか。  憲法は、国の理想を語るもの、次の時代への道しるべであります。私たちの子や孫の世代のために、日本をどのような国にしていくのか。大きな歴史の転換点にあって、この国の未来をしっかりと示していく。国会の憲法審査会の場において、各党の議論が深められることを期待いたします。  平成の、その先の時代に向かって、日本の明日を切り拓く。皆さん、共に、その責任を果たしていこうではありませんか。  御清聴ありがとうございました。
第百九十八回国会における安倍内閣総理大臣施政方針演説
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technocat1026 · 5 years
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今日も豊洲で脅迫されて基地外投稿を連打する石野卓球公式アカウント
▼まあ、投稿してるのは本人とは限りませんから。
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本日は豊洲で脅迫されてますね。
場所は集団ストーカー請負ヤクザ佃政一家の縄張
集団ストーカーレスキュー24とかマジでいらねーから。
稲川会はヤクザの分際で警察ヅラしてパトロールとか吐かすの常套手段なんで。
トモコBBAが昔から稲川会から薬物買っていたのは知ってる。
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相互フォローに鈴木と名前ありますけどシーエムアイ株式会社とソニーの間にアパホテル地面師詐欺犯カミンスカス小山操→重婚野郎渡辺久人→細川ふみえ→ソニー→石野卓球で地面師詐欺グループとのつながりは立証されています。
見立真一目撃者の騎乗位乗り子を精神的に追い詰めるのが目的みたいです。
ちなみに騎乗位乗り子は、交通事故で当て逃げされていますから生命の安否が気遣われます。
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toshihikokuroda · 2 years
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現市長 正体は辺野古推進派 名護市長選の争点 2022年1月13日【政治総合】   米軍辺野古新基地建設の是非が最大争点になる沖縄県名護市長選(16日告示・23日投票)で、「オール沖縄」の岸本ようへい予定候補は、県民・市民多数の民意に従い、「新基地建設は認めない」と明確に訴えています。一方、政府・自公丸抱えの渡具知武豊市長は、「国と県の係争を見守る」の一点張りで、態度を明らかにしようとしません。しかし、いくら逃げようとその正体は民意に背く新基地推進派です。 渡具知氏は市議時代、辺野古推進の発言を繰り返してきました。「推進」繰り返す 2013年12月13日の市議会定例会で、「(普天間基地問題の)移設を容認して辺野古に移す。唯一の解決策がこの辺野古移設」だと発言。仲井真弘多知事(当時)が辺野古沿岸部の埋め立てを承認したことで、14年7月に新基地建設に向けたボーリング調査が始まると、「普天間の早期移設をより早く実現するためには、現在行われている工事を進めていくことが必要」(同年10月16日の定例会)と述べ、工事中止を求める意見書の採択に反対しました。 渡具知氏は18年1月の市長選に、民意を踏みにじって新基地を推進する安倍・自公政権丸抱えで立候補しましたが、賛否保留に転じて勝利しました。以来、渡具知氏は「国と県の係争を見守る」「注視する」と繰り返しています。 しかし、次第に「新基地推進」の正体が見えてきました。20年4月、防衛省沖縄防衛局が軟弱地盤の改良のため沖縄県に提出した辺野古埋め立ての設計変更申請に対して、軟弱地盤について一切触れず、辺野古地先の埋め立て取り消しに矮小(わいしょう)化して、「異議なし」との意見を表明。あまりに内容が貧弱だとして、市議会で否決されました。(20年12月21日、本会議)水路を切り替え 決定的とも言えるのが、埋め立て区域に流れる美謝川(みじゃがわ)の水路切り替え問題です。水路を切り替えなければ埋め立て区域に水が流れ込むため、防衛局は埋め立て申請書に切り替えを盛り込んできましたが、稲嶺前市政は市の条例に従い「市との協議が必要」としていました。稲嶺市政時代、防衛局は一度も協議を申し出ることはありませんでしたが、防衛局は渡具知市政に対して、条例に基づく協議が必要かどうか打診。市は昨年5月、「協議は不要」と回答したのです。これを受けて防衛局は昨年10月1日、切り替え工事を強行しました。 何より、新基地建設への協力が前提となる米軍再編交付金を受け取り、財源としていること自体、「推進派」の表れです。(しんぶん赤旗)
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no1-shochu · 3 years
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【ランチ始めました】 ( 琉球居酒屋 かりゆし 様 ) 今回ご紹介するお店は、 琉球居酒屋 かりゆし 様です。 志布志市で大人気のお店です♪ 美味しいランチを食べに行きました♪ 今回は、ソーキそば(お稲荷さん付き)にしました♪ 私はソーキそばを初めて食べました♪ ソーキ❓ ❓ ❓ ソーキって何❓ ソース味❓ 気になるお味はというと⁉️ 出汁がきいていて美味しい~(σ≧▽≦)σ 中に豚の軟骨が入っていて何とも言えない美味しさ♪ お稲荷さんも付いているので、お腹いっぱいになりました♪ ※ソーキとは、豚肉のスペアリブのことで、かたい骨が付いた部位のことを(本ソーキ)、やわらかい骨が付いた部位を(軟骨ソーキ)と言うそうです♪ ソース味じゃなかった(笑) 皆さん是非 琉球居酒屋 かりゆし 様で、美味しいお料理と若潮酒造の美味しい焼酎を堪能して下さいね~~~♪ 皆様のお越しを心よりお待ちしております♪ 本場のソーキそば体験してくださいね♪ 琉球居酒屋 かりゆし 様情報( シンサイボウ シブシテン ) ( 沖縄料理、居酒屋、麺類(その他) ランチ 、ディナー ) 営業時間= 火曜日~土曜日18:00~23:30(L.O)  日=18:00~22:00 定休日=月曜日 TEL = 099-472-3808 住所 = 鹿児島県志布志市志布志町志布志3-2-14 ~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~ ザ・ファブルを読みながら白若潮(しろわかしお)で乾杯♪ (ステイホーム) ※ザ・ファブルは、週刊ヤングマガジン(講談社) に連載され累計発行部数750万部越えの超人気漫画です♪ その超人気漫画 ザ・ファブル に若潮酒造の焼酎が登場致しました\(^^)/ 登場した単行本は、11巻、13巻、19巻、20巻です♪ ※週刊ヤングマガジン(講談社)ザ・ファブル第二部連載開始中♪ ※映画にもなって、今一番注目されている漫画です‼️ 凄く面白い漫画です‼️ 11月5日(金) 単行本 第二部 第1巻 発売決定♪ 南勝久 先生様有難うございます♪ 心より御礼申し上げます♪ これからも若潮酒造を宜しくお願い致します。 皆さん是非本屋さんにて超人気漫画ザ・ファブルを買って究極の日常酒 白若潮 (シロワカシオ)を探して下さいね~♪ ( ザ・ファブルを読みながら白若潮で乾杯♪ ) 映画 ザ・ファブル 殺さない殺し屋 情報🎬‼️ 💿『ザ・ファブル殺さない殺し屋』DVD&BD 12.22(水)発売大決定‼️ 江口カン映画監督様作品。 主演も超豪華、 岡田准一 様、 木村文乃 様、 平手友梨奈 様、 安藤政信 様、 黒瀬純 様、 好井まさお 様、 橋本マナミ 様、 宮川大輔 様、 山本美月 様、 佐藤二朗 様、 井之脇海 様、 安田顕 様、 佐藤浩市 様、 堤真一 様 監督 = 江口カン 様 ( KOO-KI - 空気株式会社 様 ) 脚本 = 渡辺雄介 様 漫画 = 南勝久 先生様 V6岡田准一 様の超凄いアクションシーンにも注目‼️ ____________________________ ✨若潮酒造受賞歴✨ 鹿児島県本格焼酎鑑評会 23連続受賞‼ ✨ロンドン IWSC2021 受賞✨ 千亀女紫金賞♪ GLOWep04銀賞♪ 千亀女Jo銀賞♪ 黒若潮銅賞♪ ____________________________ ※若潮酒造の焼酎は、プリン体0・糖質0・甘味料0 、体に優しい芋焼酎です(^^♪ ※若潮酒造の焼酎が日本全土 、 全都道府県 に広がるように頑張ります。 ( 北海道 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県 新潟県 茨城県 群馬県 栃木県 埼玉県 東京都 千葉県 神奈川県 山梨県 長野県 富山県 石川県 福井県 静岡県 愛知県 岐阜県 三重県 大阪府 京都府 滋賀県 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県 徳島県 香川県 愛媛県 高知県 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県 沖縄県 ) ★若潮酒造は見学、ツアーも出来ますので皆さん是非若潮酒造に遊びに来て下さいね♪ ( 会社が休みの場合も有りますので、見学に来られる際は事前に御連絡して下さいね。) 若潮酒造株式会社への 商品、見学、ツアー お問い合わせ 若潮酒造電話番号 = 099-472-1185 若潮酒造住所 = 鹿児島県志布志市志布志町安楽215 お気軽にお電話下さい (^^♪ ★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆ #若潮酒造 #琉球居酒屋かりゆし #かりゆし #居酒屋かりゆし #居酒屋 #飲食店 #焼酎 #志布志市 #ランチ #志布志ランチ         #琉球居酒屋 #琉球 #鹿児島県 #志布志 #大隅ランチ #若潮酒造株式会社 #志布志市ランチ #沖縄料理 #志布志居酒屋 #琉球料理         #麦焼酎 #焼酎好きな人と繋がりたい #飲酒タグラム #sake #酒 #酒好きな人と繋がりたい #Shochu #家飲み #晩酌 #Japanesesake (琉球料理 かりゆし) https://www.instagram.com/p/CV0LgjWPN4Q/?utm_medium=tumblr
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xf-2 · 5 years
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一 はじめに
 平成最後の施政方針演説を、ここに申し述べます。  本年四月三十日、天皇陛下が御退位され、皇太子殿下が翌五月一日に御即位されます。国民こぞって寿(ことほ)ぐことができるよう、万全の準備を進めてまいります。  「内平らかに外成る、地平らかに天成る」  大きな自然災害が相次いだ平成の時代。被災地の現場には必ず、天皇、皇后両陛下のお姿がありました。  阪神・淡路大震災で全焼した神戸市長田の商店街では、皇后陛下が焼け跡に献花された水仙が、復興のシンボルとして、今なお、地域の人々の記憶に刻まれています。  商店街の皆さんは、復興への強い決意と共に、震災後すぐに仮設店舗で営業を再開。全国から集まった延べ二百万人を超えるボランティアも復興の大きな力となりました。かつて水仙が置かれた場所は今、公園に生まれ変わり、子どもたちの笑顔であふれています。  東日本大震災の直後、仙台市の避難所を訪れた皇后陛下に、一人の女性が花束を手渡しました。津波によって大きな被害を受けた自宅の庭で、たくましく咲いていた水仙を手に、その女性はこう語ったそうです。  「この水仙のように、私たちも頑張ります。」  東北の被災地でも、地元の皆さんの情熱によって、復興は一歩一歩着実に進んでいます。平成は、日本人の底力と、人々の絆(きずな)がどれほどまでにパワーを持つか、そのことを示した時代でもありました。  「しきしまの 大和心のをゝしさは ことある時ぞ あらはれにける」  明治、大正、昭和、平成。日本人は幾度となく大きな困難に直面した。しかし、そのたびに、大きな底力を発揮し、人々が助け合い、力を合わせることで乗り越えてきました。  急速に進む少子高齢化、激動する国際情勢。今を生きる私たちもまた、立ち向かわなければならない。私たちの子や孫の世代に、輝かしい日本を引き渡すため、共に力を合わせなければなりません。  平成の、その先の時代に向かって、日本の明日を、皆さん、共に、切り拓いていこうではありませんか。
二 全世代型社会保障への転換
(成長と分配の好循環)  この六年間、三本の矢を放ち、経済は十%以上成長しました。国・地方合わせた税収は二十八兆円増加し、来年度予算における国の税収は過去最高、六十二兆円を超えています。  そして、この成長の果実を、新三本の矢によって、子育て支援をはじめ現役世代へと大胆に振り向けてきました。  児童扶養手当の増額、給付型奨学金の創設を進める中で、ひとり親家庭の大学進学率は二十四%から四十二%に上昇し、悪化を続けてきた子どもの相対的貧困率も、初めて減少に転じ、大幅に改善しました。平成五年以来、一貫して増加していた現役世代の生活保護世帯も、政権交代後、八万世帯、減少いたしました。  五年間で五十三万人分の保育の受け皿を整備した結果、昨年、待機児童は六千人減少し、十年ぶりに二万人を下回りました。子育て世代の女性就業率は七ポイント上昇し、新たに二百万人の女性が就業しました。  成長の果実をしっかりと分配に回すことで、次なる成長につながっていく。「成長と分配の好循環」によって、アベノミクスは今なお、進化を続けています。
(教育無償化)  我が国の持続的な成長にとって最大の課題は、少子高齢化です。平成の三十年間で、出生率は一・五七から一・二六まで落ち込み、逆に、高齢化率は十%から三十%へと上昇しました。  世界で最も速いスピードで少子高齢化が進む我が国にあって、もはや、これまでの政策の延長線上では対応できない。次元の異なる政策が必要です。  子どもを産みたい、育てたい。そう願う皆さんの希望を叶(かな)えることができれば、出生率は一・八まで押し上がります。しかし、子どもたちの教育にかかる負担が、その大きな制約となってきました。  これを社会全体で分かち合うことで、子どもたちを産み、育てやすい日本へと、大きく転換していく。そのことによって、「希望出生率一・八」の実現を目指します。  十月から三歳から五歳まで全ての子どもたちの幼児教育を無償化いたします。小学校・中学校九年間の普通教育無償化以来、実に七十年ぶりの大改革であります。  待機児童ゼロの目標は、必ず実現いたします。今年度も十七万人分の保育の受け皿を整備します。保育士の皆さんの更なる処遇改善を行います。自治体の裁量を拡大するなどにより、学童保育の充実を進めます。  来年四月から、公立高校だけでなく、私立高校も実質無償化を実現します。真に必要な子どもたちの高等教育も無償化し、生活費をカバーするために十分な給付型奨学金を支給します。  家庭の経済事情にかかわらず、子どもたちの誰もが、自らの意欲と努力によって明るい未来をつかみ取ることができる。そうした社会を創り上げてこそ、アベノミクスは完成いたします。  子どもたちこそ、この国の未来そのものであります。  多くの幼い命が、今も、虐待によって奪われている現実があります。僅か五歳の女の子が、死の間際に綴(つづ)ったノートには、日本全体が大きなショックを受けました。  子どもたちの命を守るのは、私たち大人全員の責任です。  あのような悲劇を二度と繰り返してはなりません。何よりも子どもたちの命を守ることを最優先に、児童相談所の体制を抜本的に拡充し、自治体の取組を警察が全面的にバックアップすることで、児童虐待の根絶に向けて総力を挙げてまいります。
(一億総活躍)  女性比率僅か三%の建設業界に、女性たちと共に飛び込んだ中小企業があります。時短勤務の導入、託児所の設置などに積極的に取り組み、職人の三割は女性です。  彼女たちが企画した健康に優しい塗料は、家庭用の人気商品となりました。女性でも使いやすい軽量の工具は、高齢の職人たちにも好んで使われるようになりました。この企業の売上げは、三年で二倍、急成長を遂げています。  女性の視点が加わることにより、女性たちが活躍することにより、日本の景色は一変する。人口が減少する日本にあって、次なる成長の大きなエンジンです。  女性活躍推進法を改正し、このうねりを全国津々浦々の中小企業にも広げます。十分な準備期間を設け、経営者の皆さんの負担の軽減を図りながら、女性の働きやすい環境づくりに取り組む中小企業を支援してまいります。  パワハラ、セクハラの根絶に向け、社会が一丸となって取り組んでいかなければなりません。全ての事業者にパワハラ防止を義務付けます。セクハラの相談を理由とした不利益取扱いを禁止するほか、公益通報者保護に向けた取組を強化し、誰もが働きやすい職場づくりを進めてまいります。  働き方改革。いよいよ待ったなしであります。  この四月から、大企業では、三六協定でも超えてはならない、罰則付きの時間外労働規制が施行となります。企業経営者の皆さん。改革の時は来ました。準備はよろしいでしょうか。  長年続いてきた長時間労働の慣行を断ち切ることで、育児や介護など様々な事情を抱える皆さんが、その事情に応じて働くことができる。誰もがその能力を思う存分発揮できる社会に向かって、これからも、働き方改革を全力で推し進めてまいります。  障害者の皆さんにも、やりがいを感じながら、社会でその能力を発揮していただきたい。障害者雇用促進法を改正し、就労の拡大を更に進めます。  人生百年時代の到来は、大きなチャンスです。  元気で意欲ある高齢者の方々に、その経験や知恵を社会で発揮していただくことができれば、日本はまだまだ成長できる。生涯現役の社会に向かって、六十五歳まで継続雇用することとしている現行制度を見直し、七十歳まで就労機会を確保できるよう、この夏までに計画を策定し、実行に移します。  この五年間、生産年齢人口が四百五十万人減少する中にあっても、多くの女性や高齢者の皆さんが活躍することで、就業者は、逆に二百五十万人増加いたしました。女性も男性も、お年寄りも若者も、障害や難病のある方も、全ての人に活躍の機会を作ることができれば、少子高齢化も必ずや克服できる。  平成の、その先の時代に向かって、「一億総活躍社会」を、皆さん、共に、創り上げていこうではありませんか。
(全世代型社会保障)  少子高齢化、そして人生百年の時代にあって、我が国が誇る社会保障の在り方もまた大きく変わらなければならない。お年寄りだけではなく、子どもたち、子育て世代、更には、現役世代まで、広く安心を支えていく。全世代型社会保障への転換を成し遂げなければなりません。  高齢化が急速に進む中で、家族の介護に、現役世代は大きな不安を抱いています。介護のために仕事を辞めなければならない、やりがいを諦めなければならないような社会はあってはなりません。  現役世代の安心を確保するため、「介護離職ゼロ」を目指し、引き続き全力を尽くします。  二〇二〇年代初頭までに五十万人分の介護の受け皿を整備します。ロボットを活用するなど現場の負担軽減を進めるとともに、十月からリーダー級職員の方々に月額最大八万円の処遇改善を行います。  認知症対策の強化に向けて、夏までに新オレンジプランを改定します。認知症カフェを全市町村で展開するなど、認知症の御家族を持つ皆さんを、地域ぐるみで支え、その負担を軽減します。  勤労統計について、長年にわたり、不適切な調査が行われてきたことは、セーフティネットへの信頼を損なうものであり、国民の皆様にお詫び申し上げます。雇用保険、労災保険などの過少給付について、できる限り速やかに、簡便な手続で、不足分をお支払いいたします。基幹統計について緊急に点検を行いましたが、引き続き、再発防止に全力を尽くすとともに、統計の信頼回復に向け、徹底した検証を行ってまいります。  全世代型社会保障への転換とは、高齢者の皆さんへの福祉サービスを削減する、との意味では、全くありません。むしろ、高齢者の皆さんに引き続き安心してもらえることが大前提であります。  六十五歳以上の皆さんにも御負担いただいている介護保険料について、年金収入が少ない方々を対象に、十月から負担額を三分の二に軽減します。年金生活者の方々に、新たに福祉給付金を年間最大六万円支給し、所得をしっかりと確保してまいります。  こうした社会保障改革と同時に、その負担を次の世代へと先送りすることのないよう、二〇二五年度のプライマリーバランス黒字化目標の実現に向け、財政健全化を進めます。  少子高齢化を克服し、全世代型社会保障制度を築き上げるために、消費税率の引上げによる安定的な財源がどうしても必要です。十月からの十%への引上げについて、国民の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げます。  八%への引上げ時の反省の上に、経済運営に万全を期してまいります。  増税分の五分の四を借金返しに充てていた、消費税の使い道を見直し、二兆円規模を教育無償化などに振り向け、子育て世代に還元いたします。軽減税率を導入するほか、プレミアム商品券の発行を通じて、所得の低い皆さんなどの負担を軽減します。  同時に、来たるべき外国人観光客四千万人時代を見据え、全国各地の中小・小規模事業者の皆さんにキャッシュレス決済を普及させるため、思い切ったポイント還元を実施します。自動車や住宅への大幅減税を行い、しっかりと消費を下支えします。  来年度予算では、頂いた消費税を全て還元する規模の十二分な対策を講じ、景気の回復軌道を確かなものとすることで、「戦後最大のGDP六百兆円」に向けて着実に歩みを進めてまいります。
三 成長戦略
(デフレマインドの払拭)  平成の日本経済はバブル崩壊から始まりました。  出口の見えないデフレに苦しむ中で、企業は人材への投資に消極的になり、若者の就職難が社会問題となりました。設備投資もピーク時から三割落ち込み、未来に向けた投資は先細っていきました。  失われた二十年。その最大の敵は、日本中に蔓延したデフレマインドでありました。  この状況に、私たちは三本の矢で立ち向かいました。  早期にデフレではないという状況を作り、企業の設備投資は十四兆円増加しました。二十年間で最高となっています。人手不足が深刻となって、人材への投資も息を吹き返し、五年連続で今世紀最高水準の賃上げが行われました。経団連の調査では、この冬のボーナスは過去最高です。  日本企業に、再び、未来へ投資する機運が生まれてきた。デフレマインドが払拭されようとしている今、未来へのイノベーションを、大胆に後押ししていきます。
(第四次産業革命)  世界は、今、第四次産業革命の真っただ中にあります。人工知能、ビッグデータ、IoT、ロボットといったイノベーションが、経済社会の有り様を一変させようとしています。  自動運転は、高齢者の皆さんに安全・安心な移動手段をもたらします。体温や血圧といった日々の情報を医療ビッグデータで分析すれば、病気の早期発見も可能となります。  新しいイノベーションは、様々な社会課題を解決し、私たちの暮らしを、より安心で、より豊かなものとする、大きな可能性に満ちている。こうしたSociety 5.0を、世界に先駆けて実現することこそ、我が国の未来を拓く成長戦略であります。  時代遅れの規制や制度を大胆に改革いたします。  交通に関わる規制を全面的に見直し、安全性の向上に応じ、段階的に自動運転を解禁します。寝たきりの高齢者などが、自宅にいながら、オンラインで診療から服薬指導まで一貫して受けられるよう、関係制度を見直します。外国語やプログラミングの専門家による遠隔教育を、五年以内に全ての小中学校で受けられるようにします。  電波は国民共有の財産です。経済的価値を踏まえた割当制度への移行、周波数返上の仕組みの導入など、有効活用に向けた改革を行います。携帯電話の料金引下げに向け、公正な競争環境を整えます。  電子申請の際の紙の添付書類を全廃します。行政手続の縦割りを打破し、ワンストップ化を行うことで、引っ越しなどの際に同じ書類の提出を何度も求められる現状を改革します。  急速な技術進歩により、経済社会が加速度的に変化する時代にあって最も重要な政府の役割は、人々が信頼し、全員が安心して新しいシステムに移行できる環境を整えることだと考えます。  膨大な個人データが世界を駆け巡る中では、プライバシーやセキュリティを保護するため、透明性が高く、公正かつ互恵的なルールが必要です。その上で、国境を越えたデータの自由な流通を確保する。米国、欧州と連携しながら、信頼される、自由で開かれた国際データ流通網を構築してまいります。  人工知能も、あくまで人間のために利用され、その結果には人間が責任を負わなければならない。我が国がリードして、人間中心のAI倫理原則を打ち立ててまいります。  イノベーションがもたらす社会の変化から、誰一人取り残されてはならない。この夏策定するAI戦略の柱は、教育システムの改革です。  来年から全ての小学校でプログラミングを必修とします。中学校、高校でも、順次、情報処理の授業を充実し、必修化することで、子どもたちの誰もが、人工知能などのイノベーションを使いこなすリテラシーを身に付けられるようにします。  我が国から、新たなイノベーションを次々と生み出すためには、知の拠点である大学の力が必要です。若手研究者に大いに活躍の場を与え、民間企業との連携に積極的な大学を後押しするため、運営費交付金の在り方を大きく改革してまいります。  経済活動の国境がなくなる中、日本企業の競争力、信頼性を一層グレードアップさせるために、企業ガバナンスの更なる強化が求められています。社外取締役の選任、役員報酬の開示など、グローバルスタンダードに沿って、これからもコーポレートガバナンス改革を進めてまいります。
(中小・小規模事業者)  中小・小規模事業者の海外輸出は、バブル崩壊後、二倍に拡大しました。  下請から脱し、自ら販路を開拓する。オンリーワンのワザを磨く。全国三百六十万者の中小・小規模事業者の皆さんは、様々な困難にあっても、歯を食いしばって頑張ってきました。バブル崩壊後の日本経済を支え、我が国の雇用の七割を守ってきたのは、こうした中小・小規模事業者の皆さんです。  新しいチャレンジをものづくり補助金で応援します。全国的に人手不足が深刻となる中で、IT補助金、持続化補助金により、生産性向上への取組も後押しします。  四月から、即戦力となる外国人材を受け入れます。多くの優秀な方々に日本に来ていただき、経済を担う一員となっていただくことで、新たな成長につなげます。働き方改革のスタートを見据え、納期負担のしわ寄せを禁止するなど、取引慣行の更なる改善を進めます。  後継者の確保も大きな課題です。四十七都道府県の事業引継ぎ支援センターでマッチングを行うとともに、相続税を全額猶予する事業承継税制を個人事業主に拡大します。  TPPやEUとの経済連携協定は、高い技術力を持つ中小・小規模事業者の皆さんにとって、海外展開の大きなチャンスです。「総合的なTPP等関連政策大綱」に基づき、海外でのマーケティング、販路開拓を支援してまいります。
四 地方創生
(農林水産新時代)  安全でおいしい日本の農産物にも、海外展開の大きなチャンスが広がります。農林水産品の輸出目標一兆円も、もう手の届くところまで来ました。  同時に、農家の皆さんの不安にもしっかり向き合います。二次補正予算も活用し、体質改善、経営安定化に万全を尽くします。  素晴らしい田園風景、緑あふれる山並み、豊かな海、伝統ある故郷(ふるさと)。我が国の国柄を守ってきたのは、全国各地の農林水産業です。美しい棚田を次の世代に引き渡していくため、中山間地域への直接支払などを活用し、更に、総合的な支援策を講じます。  農こそ、国の基です。  守るためにこそ、新たな挑戦を進めなければならない。若者が夢や希望を持って飛び込んで���ける「強い農業」を創ります。この六年間、新しい農林水産業を切り拓くために充実させてきた政策を更に力強く展開してまいります。  農地バンクの手続を簡素化します。政権交代前の三倍、六千億円を上回る土地改良予算で、意欲と能力ある担い手への農地集積を加速し、生産性を高めます。  国有林野法を改正します。長期間、担い手に国有林の伐採・植林を委ねることで、安定した事業を可能とします。美しい森を守るため、水源の涵養、災害防止を目的とした森林環境税を創設します。  水産業の収益性をしっかりと向上させながら、資源の持続的な利用を確保する。三千億円を超える予算で、新しい漁船や漁具の導入など、浜の皆さんの生産性向上への取組を力強く支援します。  平成の、その先の時代に向かって、若者が自らの未来を託すことができる「農林水産新時代」を、皆さん、共に、築いていこうではありませんか。
(観光立国)  田植え、稲刈り。石川県能登町にある五十軒ほどの農家民宿には、直近で一万三千人を超える観光客が訪れました。アジアの国々に加え、米国、フランス、イタリア、イスラエルなど、二十か国以上から外国人観光客も集まります。  昨年、日本を訪れる外国人観光客は、六年連続で過去最高を更新し、三千万人の大台に乗りました。北海道、東北、北陸、九州で三倍以上、四国で四倍以上、沖縄では五倍以上に増えています。消費額にして、四兆五千億円の巨大市場。  観光立国によって、全国津々浦々、地方創生の核となる、たくましい一大産業が生まれました。  来年の四千万人目標に向かって、海外と地方をつなぐ空の玄関口、羽田、成田空港の発着枠を八万回増やします。世界一安全・安心な国を実現するため、テロ対策などの一層の強化に取り組みます。国際観光旅客税を活用し、主要な鉄道や観光地で表示の多言語化を一気に加速します。  来年三月の供用開始に向け、那覇空港第二滑走路の建設を進めます。発着枠を大幅に拡大することで、アジアと日本とをつなぐハブ機能を強化してまいります。  北海道では、昨年、フィリピンからの新たな直行便など、新千歳空港の国際線が二十五便増加しました。雄大な自然を活かした体験型ツーリズムの拡大を後押しします。広くアイヌ文化を発信する拠点を白老町に整備し、アイヌの皆さんが先住民族として誇りを持って生活できるよう取り組みます。
(地方創生)  観光資源などそれぞれの特色を活かし、地方が、自らのアイデアで、自らの未来を切り拓く。これが安倍内閣の地方創生です。  地方の皆さんの熱意を、引き続き一千億円の地方創生交付金で支援します。地方の財政力を強化し、税源の偏在を是正するため、特別法人事業税を創設します。  十年前、東京から地方への移住相談は、その半分近くが六十歳代以上でした。しかし、足元では、相談自体十倍以上に増加するとともに、その九割が五十歳代以下の現役世代で占められています。特に、三十歳未満の若者の相談件数は、五十倍以上になりました。  若者たちの意識が変わってきた今こそ、大きなチャンスです。地方に魅力を感じ、地方に飛び込む若者たちの背中を力強く後押ししてまいります。  地域おこし協力隊を、順次八千人規模へと拡大します。東京から地方へ移住し、起業・就職する際には、最大三百万円を支給し、地方への人の流れを加速します。  若者たちの力で、地方の輝ける未来を切り拓いてまいります。
(国土強靱(じん)化)  集中豪雨、地震、激しい暴風、異常な猛暑。昨年、異次元の災害が相次ぎました。もはや、これまでの経験や備えだけでは通用しない。命に関わる事態を「想定外」と片付けるわけにはいきません。  七兆円を投じ、異次元の対策を講じます。  全国で二千を超える河川、一千か所のため池の改修、整備、一千キロメートルに及ぶブロック塀の安全対策を行い、命を守る防災・減災に取り組みます。  四千キロメートルを超える水道管の耐震化、八千か所のガソリンスタンドへの自家発電の設置を進め、災害時にも維持できる、強靱(じん)なライフラインを整備します。  風水害専門の広域応援部隊を全ての都道府県に立ち上げ、人命救助体制を強化します。  ハードからソフトまであらゆる手を尽くし、三年間集中で、災害に強い国創り、国土強靱(じん)化を進めてまいります。
(東日本大震災からの復興)  九月二十日からいよいよラグビーワールドカップが始まります。五日後には、強豪フィジーが岩手県釜石のスタジアムに登場します。  津波で大きな被害を受けた場所に、地元の皆さんの復興への熱意と共に建設されました。世界の一流プレーヤーたちの熱戦に目を輝かせる子どもたちは、必ずや、次の時代の東北を担う大きな力となるに違いありません。  東北の被災地では、この春までに、四万七千戸を超える住まいの復興が概ね完了し、津波で浸水した農地の九割以上が復旧する見込みです。  原発事故で大きな被害を受けた大熊町では、この春、町役場が八年ぶりに、町に戻ります。  家々の見回り、草刈り、ため池の管理。将来の避難指示解除を願う地元の皆さんの地道な活動が実を結びました。政府も、インフラ整備など住民の皆さんの帰還に向けた環境づくりを進めます。  福島の復興なくして東北の復興なし。東北の復興なくして日本の再生なし。復興が成し遂げられるその日まで、国が前面に立って、全力を尽くして取り組んでまいります。  来年、日本にやってくる復興五輪。その聖火リレーは福島からスタートします。最初の競技も福島で行われます。東日本大震災から見事に復興した東北の姿を、皆さん、共に、世界に発信しようではありませんか。
五 戦後日本外交の総決算
(公正な経済ルールづくり)  昨年末、TPPが発効しました。来月には、欧州との経済連携協定も発効します。  いずれも単に関税の引下げにとどまらない。知的財産、国有企業など幅広い分野で、透明性の高い、公正なルールを整備しています。次なる時代の、自由で、公正な経済圏のモデルです。  自由貿易が、今、大きな岐路に立っています。  WTOが誕生して四半世紀、世界経済は、ますます国境がなくなり、相互依存を高めています。新興国は目覚ましい経済発展を遂げ、経済のデジタル化が一気に進展しました。  そして、こうした急速な変化に対する不安や不満が、時に保護主義への誘惑を生み出し、国と国の間に鋭い対立をも生み出しています。  今こそ、私たちは、自由貿易の旗を高く掲げなければならない。こうした時代だからこそ、自由で、公正な経済圏を世界へと広げていくことが、我が国の使命であります。  昨年九月の共同声明に則って、米国との交渉を進めます。広大な経済圏を生み出すRCEPが、野心的な協定となるよう、大詰めの交渉をリードしてまいります。  国際貿易システムの信頼を取り戻すためには、WTOの改革も必要です。米国や欧州と共に、補助金やデータ流通、電子商取引といった分野で、新しい時代の公正なルールづくりを我が国がリードする。その決意であります。
(安全保障政策の再構築)  平成の、その先の時代に向かって、日本外交の新たな地平を切り拓く。今こそ、戦後日本外交の総決算を行ってまいります。  我が国の外交・安全保障の基軸は、日米同盟です。  平和安全法制の成立によって、互いに助け合える同盟は、その絆(きずな)を強くした。日米同盟は今、かつてなく強固なものとなっています。  そうした深い信頼関係の下に、抑止力を維持しながら、沖縄の基地負担の軽減に取り組んでまいります。これまでの二十年以上に及ぶ沖縄県や市町村との対話の積み重ねの上に、辺野古移設を進め、世界で最も危険と言われる普天間飛行場の一日も早い全面返還を実現してまいります。  自らの手で自らを守る気概なき国を、誰も守ってくれるはずがない。安全保障政策の根幹は、我が国自身の努力に他なりません。  冷戦の終結と共に始まった平成の三十年間で、我が国を取り巻く安全保障環境は激変しました。そして今、この瞬間も、これまでとは桁違いのスピードで、厳しさと不確実性を増している現実があります。  テクノロジーの進化は、安全保障の在り方を根本的に変えようとしています。サイバー空間、宇宙空間における活動に、各国がしのぎを削る時代となりました。  もはや、これまでの延長線上の安全保障政策では対応できない。陸、海、空といった従来の枠組みだけでは、新たな脅威に立ち向かうことは不可能であります。  国民の命と平和な暮らしを、我が国自身の主体的・自主的な努力によって、守り抜いていく。新しい防衛大綱の下、そのための体制を抜本的に強化し、自らが果たし得る役割を拡大します。サイバーや宇宙といった領域で我が国が優位性を保つことができるよう、新たな防衛力の構築に向け、従来とは抜本的に異なる速度で変革を推し進めてまいります。
(地球儀俯瞰(ふかん)外交の総仕上げ)  我が国の平和と繁栄を確固たるものとしていく。そのためには、安全保障の基盤を強化すると同時に、平和外交を一層力強く展開することが必要です。  この六年間、積極的平和主義の旗の下、国際社会と手を携えて、世界の平和と繁栄にこれまで以上の貢献を行ってきた。地球儀を俯瞰(ふかん)する視点で、積極的な外交を展開してまいりました。  平成の、その先の時代に向かって、いよいよ総仕上げの時です。  昨年秋の訪中によって、日中関係は完全に正常な軌道へと戻りました。「国際スタンダードの下で競争から協調へ」、「互いに脅威とはならない」、そして「自由で公正な貿易体制を共に発展させていく」。習近平主席と確認した、今後の両国の道しるべとなる三つの原則の上に、首脳間の往来を重ね、政治、経済、文化、スポーツ、青少年交流をはじめ、あらゆる分野、国民レベルでの交流を深めながら、日中関係を新たな段階へと押し上げてまいります。  ロシアとは、国民同士、互いの信頼と友情を深め、領土問題を解決して、平和条約を締結する。戦後七十年以上残されてきた、この課題について、次の世代に先送りすることなく、必ずや終止符を打つ、との強い意志を、プーチン大統領と共有しました。首脳間の深い信頼関係の上に、一九五六年宣言を基礎として、交渉を加速してまいります。  北朝鮮の核、ミサイル、そして最も重要な拉致問題の解決に向けて、相互不信の殻を破り、次は私自身が金正恩委員長と直接向き合い、あらゆるチャンスを逃すことなく、果断に行動いたします。北朝鮮との不幸な過去を清算し、国交正常化を目指します。そのために、米国や韓国をはじめ国際社会と緊密に連携してまいります。  北東アジアを真に安定した平和と繁栄の地にするため、これまでの発想にとらわれない、新しい時代の近隣外交を力強く展開いたします。  そして、インド洋から太平洋へと至る広大な海と空を、これからも、国の大小にかかわらず、全ての国に恩恵をもたらす平和と繁栄の基盤とする。このビジョンを共有する全ての国々と力を合わせ、日本は、「自由で開かれたインド太平洋」を築き上げてまいります。
(世界の中の日本外交)  中東地域の国々とは、長年、良好な関係を築いてきました。その歴史の上に、中東の平和と安定のため、日本独自の視点で積極的な外交を展開してまいります。  TICADがスタートして三十年近くが経ち、躍動するアフリカはもはや援助の対象ではありません。共に成長するパートナーです。八月にTICADを開催し、アフリカが描く夢を力強く支援していきます。  世界の平和と繁栄のために、日本外交が果たすべき役割は大きなものがある。地球規模課題の解決についても、日本のリーダーシップに強い期待が寄せられています。  我が国は四年連続で温室効果ガスの排出量を削減しました。他方で、長期目標である二〇五〇年八十%削減のためには非連続的な大幅削減が必要です。環境投資に積極的な企業の情報開示を進め、更なる民間投資を呼び込むという、環境と成長の好循環を回すことで、水素社会の実現など革新的なイノベーションを、我が国がリードしてまいります。  プラスチックによる海洋汚染が、生態系への大きな脅威となっています。美しい海を次の世代に引き渡していくため、新たな汚染を生み出さない世界の実現を目指し、ごみの適切な回収・処分、海で分解される新素材の開発など、世界の国々と共に、海洋プラスチックごみ対策に取り組んでまいります。  本年六月、主要国のリーダーたちが一堂に会するG20サミットを、我が国が議長国となり、大阪で開催します。  世界経済の持続的成長、自由で公正な貿易システムの発展、持続可能な開発目標、地球規模課題への新たな挑戦など、世界が直面する様々な課���について、率直な議論を行い、これから世界が向かうべき未来像をしっかりと見定めていく。そうしたサミットにしたいと考えています。  これまでの地球儀俯瞰(ふかん)外交の積み重ねの上に、各国首脳と築き上げた信頼関係の下、世界の中で日本が果たすべき責任を、しっかりと果たしていく決意です。  平成の、その先の時代に向かって、新しい日本外交の地平を拓き、世界から信頼される日本を、皆さん、勇気と誇りを持って、共に、創り上げていこうではありませんか。
六 おわりに  二〇二五年、日本で国際博覧会が開催されます。  一九七〇年の大阪万博。リニアモーターカー、電気自動車、携帯電話。夢のような未来社会に、子どもたちは胸を躍らせました。  「驚異の世界への扉を、いつか開いてくれる鍵。それは、科学に違いない。」  会場で心震わせた八歳の少年は、その後、科学の道に進み、努力を重ね、世界で初めてiPS細胞の作製に成功しました。ノーベル生理学・医学賞を受賞し、今、難病で苦しむ世界の人々に希望の光をもたらしています。  二〇二〇年、二〇二五年を大きなきっかけとしながら、次の世代の子どもたちが輝かしい未来に向かって大きな「力」を感じることができる、躍動感あふれる時代を、皆さん、共に、切り拓いていこうではありませんか。  憲法は、国の理想を語るもの、次の時代への道しるべであります。私たちの子や孫の世代のために、日本をどのような国にしていくのか。大きな歴史の転換点にあって、この国の未来をしっかりと示していく。国会の憲法審査会の場において、各党の議論が深められることを期待いたします。  平成の、その先の時代に向かって、日本の明日を切り拓く。皆さん、共に、その責任を果たしていこうではありませんか。  御清聴ありがとうございました。
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fujisankei · 3 years
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フジサンケイクラシック 2021 生放送 生中継 テレビ放送 インターネット放送
フジサンケイレディス 2021 放送  テレビ放送 インターネット放送
フジサンケイクラシック 放送
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◇国内女子◇フジサンケイレディスクラシック 事前(22日)◇川奈ホテルGC富士コース(静岡県)◇6439yd(パー71)
2007、13年大会覇者の佐伯三貴(36)がツアーの戦線に復帰する。2019年「大王製紙エリエールレディス」2日目以来、518日ぶりの実戦に「川奈が大好きなので、戻って来られてうれしく思います。調子?(当たりか外れかの)宝くじですよね。やるからには上を目指して頑張りたい」と公式会見に出席し、笑顔を見せた。
復帰のきっかけは教え子たちの存在だ。一戦を退いた後は母校・東北福祉大で後進の育成に携わり、加えて沖せいら、田辺ひかりら現役プロも指導している。
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「彼女たちに口だけじゃない、行動や姿勢を見せることができればいい。無謀だとは思うけど、また新たにチャレンジすることで彼女たちが何かを感じてくれたらいい」
3月に出場を決め、調整期間は1カ月ほど。体力面の強化から始め、2週前からは打ち込みで汗を流した。「技術面では劣っているけど、精神面で成長しているところを感じることができたらいい」。全盛期の状態には程遠いと自覚しているが、競技から離れて見えてきたものもある。
発奮材料があった。東北福祉大の後輩でもある松山英樹からエールをもらった。「僕も勝ったので、三貴さんも勝ってください。楽しんできてください」。2週前の男子の海外メジャー「マスターズ」を制した後に電話で直接連絡をもらったという。
初日は松田鈴英、仲宗根澄香と同組。「2回勝って良いイメージもあるので、1ホール1ホール自分ができることを精一杯、失敗しても恥かいても最後までやり通せたら」。ツアー7勝の意地もあるだけに手ぶらで帰るつもりはない。(静岡県伊東市/玉木充) ◇国内女子◇フジサンケイレディスクラシック 事前(22日)◇川奈ホテルGC富士コース(静岡県)◇6439yd(パー71)
原英莉花は練習ラウンドで18ホールを確認。3週前の海外メジャー「ANAインスピレーション」(カリフォルニア州・ミッションヒルズCC)は113位(119人中)で予選落ちし、「気持ちの部分でうまくマッチングしなかった」と反省した。
4月6日に帰国し、2週間の隔離生活。ただ、2021年度のオリンピック強化指定選手として、フェニックスCC(宮崎市)での調整が許された。
21日に師と仰ぐ尾崎将司の練習場(千葉県)にクラブ調整もかねて足を運ぶと、メジャーの結果に「またビリか」と愛のムチが飛んできた。
2021年 フジサンケイレディスクラシック 事前 原英莉花 海外メジャーの悔しい経験を生かしたい原英莉花 海外メジャーの悔しい経験を生かしたい原英莉花 それでも川奈GCで行われた男子ツアー「フジサンケイクラシック」で5度の優勝歴を誇る師匠から「逆目の上がりをどうやって打つかは考えものだな」。高麗グリーンならではのアドバイスをもらい、原は「自分で答えを探してってことだと思う」とうなずいた。
2020年の国内ツアーでは2勝を挙げ、20-21年シーズンの賞金ランキングでは5位につける。「試合に出ることができてうれしい。気持ちのコンディションは良いかな。試合が続いていた中で、2週間久しぶりに自分の気持ちと向き合えた」。師匠譲りの勝負強さを川奈でも発揮する。(静岡県伊東市/玉木充) JLPGA ツアー2020-21シーズン第22戦『39th フジサンケイレディスクラシック』(賞金総額8,000万円、優勝賞金 1,440万円)が23日、静岡県伊東市の川奈ホテルゴルフコース・富士コース(6,439ヤード/パー71)で開幕する。21日正午に第1日の組み合わせが発表された。
前回優勝の申ジエは、渡邉彩香、高橋彩華とのペアリングで11時20分にスタート。また、前週優勝の山下美夢有は21年、すでに3勝を挙げている稲見萌寧、同2勝の小祝さくらとの同組で11時10分スタートに決まった。  女子ゴルフの第39回フジサンケイレディスクラシック(フジテレビ、産経新聞など主催)は23日、静岡県伊東市の川奈ホテルGC富士コース(6439ヤード、パー71)で開幕する。国内四大大会2連勝中の22歳、原英莉花は4戦ぶりの国内ツアー出場となる。
 ANAインスピレーションに出場した原英は米国から帰国後の自主隔離を終え、4戦ぶりに国内ツアーに復帰する。東京五輪強化指定選手が特例措置で利用できる宮崎市の施設で練習してきた。「久しぶりな感じはしないが、試合に出られるのはうれしい」と笑顔を見せた。
 練習以外の外出はできないため、ホテルの部屋で海外ドラマなどを見て過ごしたという。松山英樹のマスターズ・トーナメント優勝も見届け「スポーツでこんなに人を感動させられるんだと改めて感じた。私も感動を与えられる選手になりたい」と目を輝かせた 23日から開催されるゴルフの国内女子ツアー「フジサンケイレディスクラシック」(静岡・川奈ホテルGC富士C)の大会事務局は22日、出場選手や関係者630人を対象にしたPCR検査で、関係者2人が陽性だったことを発表した。
 ただし該当者はゴルフ場の施設利用はなく、保健所の調査によって大会関係者に濃厚接触者がいないことが判明したため、大会は予定通り開催される。
 女子ツアーでは、2週前の「スタジオアリス」で中継関係者がPCR検査で陽性となって初日のスタートが約6時間半遅れ。
 男子で先週の「東建」で金庚泰(キム・キョンテ、34=韓国)が新型コロナウイルス陽性と判断され、大会3日目が中止となった。
【4月23日開幕】フジサンケイレディスクラシックの放送予定|小祝さくら、稲見萌寧、原英莉花ら出場
JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)ツアー2020-21シーズン第22戦「39thフジサンケ���レディスクラシック」が、4月23日から25日に川奈ホテルゴルフコース 富士コース(静岡県伊東市/6439ヤード・パー71)で行われる。今季賞金ランキングトップの小祝さくらや稲見萌寧、原英莉花らが出場。放送予定を紹介する。
新型コロナウイルス感染拡大により2020年に大会中止が相次いだ影響で、JLPGAツアーは2020-21シーズン統合で実施。今大会で今季ツアー22戦目を迎える。今大会は有観客開催。なお新型コロナウイルス感染防止のため、各日1000人までの入場制限を行う。
前週のKKT杯バンテリンレディスオープン(4月16日~18日)でJLPGAツアー初優勝を飾った山下美夢有(加賀電子)は、賞金ランキングトップを走る小祝さくら(ニトリ)、今季4勝を挙げている稲見萌寧(都築電気)と初日同組に。注目のグループとなりそうだ。
海外メジャー・ANAインスピレーション(4月1日~4日)に出場した原英莉花(日本通運)は、今大会からJLPGAツアーに復帰。第1ラウンドは賞金ランキング2位の古江彩佳(富士通)、岡山絵里(ニトリ)と回る。 ◇国内女子◇フジサンケイレディスクラシック 事前(22日)◇川奈ホテルGC富士コース(静岡県)◇6439yd(パー71)
今年2勝の小祝さくらは、高麗グリーンを警戒した。この日はインコースを確認し、「高麗なのは記憶にあったが、こんなにきつく感じたことなかった。今年はいつも以上に(芝)目を気にしながらプレーしたい」と話した。
優勝した3月「ダイキンオーキッドレディス」(沖縄・琉球GC)も同じ高麗グリーンだったが、「全然違う。自信を持ってプレーしようと来る前は思っていたが、実際回ってみたらダイキンとは全く違う高麗。こっちの方が、目がきつい感じがする。特に逆目のときは本当に見た目のイメージを壊して打たないといけない」と分析した。
対策も講じた。使用するオデッセイ ストロークラボ セブン CSのシャフトを硬めに変更。「球から離れるのが早いと切れ具合が変わってくるので、しっかりと面にヒットさせるというか、長くフェースに乗っかるように打てればいい」。2020-21年の1ラウンド当たりの平均パット数は29.3478(14位)。グリーン上で結果につなげたい。
今年は「ダイキン」から優勝、23位、優勝、20位、4位、2位、2位と好調をキープしている。「まずは初日良い位置でプレーできるように頑張りたい」と表情を引き締めた。(静岡県伊東市/玉木充) 主催 フジテレビ、産経新聞、サンケイスポーツ、文化放送、ニッポン放送、BSフジ 公認 日本女子プロゴルフ協会 会場 特別協賛 川奈ホテル 後援 日本ゴルフ協会、日本ゴルフトーナメント振興協会、伊東市、夕刊フジ、 フジサンケイ ビジネスアイ、テレビ静岡 協力 伊東商工会議所、伊東観光協会、伊東温泉旅館ホテル協同組合、伊豆急行、東海バスグループ 協賛 旭化成、コーセー、SUBARU、大和証券、東芝、ダンロップスポーツマーケティング、 明治、ALSOK、KIRIN、日本生命、ミロク情報サービス 運営企画 ランダム アソシエイツ 競技運営 ダンロップスポーツエンタープライズ 開催日 2021年 4月23日(金)チャンピオンシップ 第1日(予選ラウンド) 4月24日(土)チャンピオンシップ 第2日(予選ラウンド) 4月25日(日)チャンピオンシップ最終日(決勝ラウンド) 開催場所 川奈ホテルゴルフコース・富士コース 〒414-0044 静岡県伊東市川奈1459番地 TEL:0557-45-1111 賞金 賞金総額:¥80,000,000 優勝賞金:¥14,400,000 テレビ放送 フジテレビ系列全国ネット、BSフジ、フジテレビONE(予定)
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ari0921 · 6 years
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中国のパンダ外交に隠された恐るべき戦略 中国戦闘機飛来はそっちのけでシャンシャン報道の大手メディア 5年前に日中両国が国交正常化および平和友好条約締結を祝うために計画していた諸々の記念行事―その中には将来、日中の架け橋になる青少年たちの夢を乗せた交流行事もあった―の多くが中国側の一方的な都合で中止や延期に追い込まれた。  日本が尖閣諸島を国有化(2012年)した直後ではあったが、その大きな要因は海保の巡視船に中国漁船が追突した事案(2010年)や尖閣周辺に中国漁船1000隻が押し寄せたこと(2011年)などであった。  こうした事象を乗り越えて、お互いの友好を確認しようと双方が話し合いで進めた記念行事であったはずである。  いま思い出すだけでも腸が煮えくりかえり、反吐が出るような気分になる。その余韻というか、凍りついた緊張は昨年夏頃まで続いていた。ところが、それが嘘であったかのように、いま中国が微笑外交に転じたのである。  就任早々の河野太郎外相も中国に厳しい物言いをしていたが、最近の訪中で撮った中国外交部の華春瑩報道官との2ショット写真はあたかも籠絡されたかのようで、今後いろいろな場面で利用されよう。  微笑外交への転換要因はいくつか考えられるが、日中国交正常化45周年(2017年)と日中平和友好条約締結40周年(2018年)を前にした昨年10月の第19回党大会で習近平氏が権力を固め、余裕が出てきたことが最も大きいであろう。  また、「中華民族の偉大な復興」を掲げで進めている「一帯一路」やAIIB(アジアインフラ投資銀行)が信用問題などから思うように進捗していないとも言われ、日本懐柔を目論んでいることも考えられる。  中国側の巧妙な外交戦略と言えばそれまでであるが、手のひらを返すように困ったときの日本頼み、他方では反日や歴史戦を展開しながら日本を利用するという虫のいいもので、これまで何回も繰り返してきた手法である。  以上は政治的要因であるが、もう1つ疎かにできないのが上野動物園で生まれたシャンシャン(香香)の存在である。  メディアは動物園が発表するたびに報道し、愛くるしい仕草に国民はメロメロになってきた。しかし、応募して絞り込まれた名前も、最終的には中国に伺いを立てなければ決められなかった。そこにパンダ外交と言われるゆえんがある。 シャンシャンに占領された紙面  2017年12月19日はシャンシャンの一般公開日であった。40倍前後の抽選で当たった400組(最大2000人)程度が観覧できる状態が年明けの1月末まで続く初日であった。紙面がシャンシャンに占領されたのも頷ける。  当時はリニア工事の談合が問題になっており、多くの新聞がトップ扱いで報道していた。そうした中での以下のようなシャンシャンの扱いであったことを思い浮かべてもらいたい。  朝日は1面の記事紹介欄に「シャンシャン きょう一般公開」と書いたのをはじめ、31面の半面を「シャンシャン この目で」に割き、39面では左上6段(紙面の約3分の1)を使い「シャンシャン いよいよ」「きょうから会えるね」と飼育展示係長の観察3か月間の話しともども書いている。  毎日新聞は典型的なパンダ特集と言ってよかった。1面中央に写真入り4段記事「シャンシャン会えるね!」を載せ、同面「余禄」欄もシャンシャン記事に充当。5面の社説(第2)もパンダ関連であり、13面は全面を割いて「こんにちはシャンシャン」である。  このように、朝日と毎日はこの日の主役はシャンシャン以外にないと言わんばかりに目立たせた紙面編集であった。他紙はどのように報道したのだろうか。  読売新聞は35面に観覧の要領図と写真を含め「慌てずに会いに来てね」と14行5段記事。  日経新聞は9面中央に15行2段記事と43面にも少し小さめで「シャンシャン きょう会えるね」の記事。  東京新聞は29面の約4分の1(30行3段)を使って「元気いっぱい きょうから会えるね」と報道。  産経新聞は1面左上に写真入り4段記事で「やっと会えるね」「シャンシャン きょうから一般公開」と報道。  実はこの一般公開の前日(18日)には、駐日中国大使の汪婉夫人や報道陣(日本約70社150人以上、海外十数社)を招いて、上野動物園ではお披露目が行われていた。 ところが、この雰囲気とはおよそ相容れない強硬姿勢を中国は見せていたのである。 しかし、全国紙のほとんんどが、上述のようにシャンシャンを大きく報道したが、中国の強硬姿勢については産経が1面で大々的に、ほか2紙が簡単に報道しただけであった。 パンダ外交の裏面  中国大使夫人を招いてお披露目が行われていた17日、中国空軍のスホイ30戦闘機2機、H6爆撃機2機、そしてTU154情報収集機1機が東シナ海から対馬海峡を通過して日本海を往復飛行したのだ。  しかも、中国の戦闘機が対馬海峡を通過して日本海に飛来したのは初めてである。  シャンシャン報道の一方で、中国のこの強硬姿勢を各紙はどう報道したのだろうか。朝日、読売、産経が報道(他紙では見あたらなかった)したが、朝日の報道内容は全く異なっていた。  朝日新聞は11面左中下段に「中国機 日韓の防空識別圏に」「防衛省『領空侵犯なし』」の見出しで、飛行ルート図を含め4段記事があるが、見出しがあまり大きくない明朝体でほとんど気づかない。  しかも、なぜかソウルと北京駐在記者の記事で「韓国軍合同参謀本部は18日、中国軍機5機が・・・」と、リードからして他人事のような書き出しである。  実際、記事は韓国の対応とホットラインによる中韓の応答などがほとんどで、空自のスクランブルはわずか6行、しかも小見出しの「領空侵犯なし」で分かるように、気にかけることはないと言わんばかりである。  読売新聞は2面左中段に写真入りで「中国戦闘機 日本海に」「初確認 空自が緊急発進」の見出しで報道。  「防衛省は・・・」のリードで、2段にわたって中国軍機が対馬海峡を往復したこと、空自がスクランブルしたこと、そして「中国の戦闘機の日本海進出が確認されたのは初めてで、同省は、中国軍が活動を活発化させているとみて警戒している」と述べる。 最後の1段で韓国軍合同参謀本部と中国空軍の発表について簡単に触れているが、記事全体からは中国軍機の行動には注意を要するという印象が読み取れる。  一方、産経新聞は1面トップにゴシック体で「中国軍5機 対馬海峡通過」の大見出しで報じ、スホイ30戦闘機の写真と中国軍機の侵入経路図も配した9段ぶち抜きの記事となっている。  「戦闘機で初 日本海往復」を中見出しに置き、「防衛省統合幕僚監部は18日・・・発表した」となっており、中国軍戦闘機が対馬海峡を通過して日本海に飛来したのは初であることを述べている。  「空自機が緊急発進」の小見出しでは、「統幕によると・・・」として、中国軍機の動き、韓国軍合同参謀本部の発表、空自のスクランブル対応に言及している。  小見出しはもう1つあり、「米韓に対抗 半島有事牽制」となっており、北京駐在記者による中国国防省の発表を中心に、専門家の発言も交えながら、朝鮮半島周辺での米韓演習の活発化の牽制や第2列島線への遠方展開能力の向上を図る狙いではないかなどと紹介している。  パンダと中国の脅威を1面で対照的に浮立たせていたのは、産経紙だけであったことは特筆に値すると言えよう。 名護市長選でもパンダが  中国はパンダを外交の重要な道具として使ってきた。1941年に中華民国が米国の世論を味方につけるために贈呈したのが、政治利用の最初とされる。  2008年には「団団」と「円円」の2頭のパンダが台湾に送られた。2頭の名前からは「団円」が読み取れるが、これは中国語では「(長く離れた)家族の再会」を意味するそうで、将来の中台統一を示唆しているとされた。  絶滅危惧種はワシントン条約で外国への無償譲渡(贈呈)が禁止されている。中国が1981年にワシントン条約に加盟したことを契機に無償譲渡は終わった。  日本と国交回復した1970年代は贈呈であったが、その後は贈呈できなくなりレンタル(貸与)で、1頭当たり年間5000万~1億円とされる。 ところが、台湾へは贈呈されたと言われる。ということは、中国から見て台湾は外国ではなく国内、すなわち「中国は1つ」という見方に立っているということである。  贈呈か貸与かは台湾の在り様にかかわる大問題であるのだ。パンダは語らないが、重要な外交使節であることを示している。  驚くなかれ、2月4日に投開票された名護市長選挙でもシャンシャン人気に肖ろうとしたのか、パンダが使われたそうである。翁長雄志沖縄県知事の支援を受けた稲嶺進前市長はパンダ誘致を選挙公約に掲げていたそうである。  知事の支援と立憲民主党の支持、日本共産党などの推薦を受けた稲嶺氏が当選の暁には、1億円超のレンタル料が市民にのしかかり、経済振興どころではなくなっただろう。  そして、反基地ゆえに補助金をもらえない日本政府に反感を抱く市民と県民に、海の向こうから「沖縄独立」という甘い声と共に、支援の手が差し伸べられたかもしれない。   パンダ外交は、中国にとっては一石二鳥にも一石三鳥にもなる貴重な道具であることを、日本人は肝に銘じておく必要がある。  名護市長選挙では若い世代の渡具知武豊新知事への支持が目立ったと言われる。愛くるしいパンダに目がくらむこともなく、日本の現実、そして世界(ここでは中国というべきか)の現実を見つめる若者世代の姿勢が頼もしい。 パンダが狂わす日本人の対中観  「パンダの裏に潜む怖い現実」について調査報道のメスが入ることを期待するのは神戸大学大学院法学研究科の蓑原俊洋教授(「産経新聞」平成29年12月17日付「新聞に喝!」)である。  教授はパンダ外交に対して、「中国共産党の懐を肥やすだけでなく、同国のソフトパワーを高め、自らの立場を認めさせるための戦術的な『武器』としてパンダを駆使している」と難詰する。  経済評論家の上念司氏によると、パンダの生息地は現在よりも広かったが、1911年の辛亥革命以降、中華民国軍(蒋介石軍)が東チベットを侵略し、多くの中国人が入植しパンダを乱獲した。しかし、仏教徒であるチベットの支配地域に残ったパンダは虐殺を免れた。 ところが、1951年に中共軍がチベットの首都ラサを占領し、55年に東半分を青海省と四川省に組み込み、領土だけでなく同地域に生息していたパンダまでも盗んでいった。  このように、パンダはもともとチベットのもので、中国のものではないと主張する。パンダの希少性は中国政府が人為的に作り出してきたと言える。  乱獲の結果、一時は「絶滅危惧種」に指定されていたが、国際自然保護連合(IUCN)によると2014年までの10年間で中国国内の野生パンダが17%増加して1864頭になったという。  ほかに動物園飼育は約400頭。 こうしたことから世界自然保護基金(WWF)は2016年9月、絶滅危惧種から「危急種」に引き下げられたことを公式見解で朗報として伝えているそうである。  パンダはもはや絶滅危惧種ではないわけで、「有料でレンタルして共同研究を進める正当性もかなりグラついていると思える」と上念氏は述べる。しかし、中国はこのビジネスをやめる気配はないようだ。 おわりに  日本人はパンダの愛くるしい姿を見て、中国人に投影して「優しい中国人」と思うかもしれない。しかし、現実の中国は共産党一党支配の、法治でない人治の国である。日本人8人は明確な理由も明かされないまま、昨年から拘束されている。  言論の自由や人権を厳しく追及する産経新聞はやり玉に見上げられ、敬遠される。産経を除く各紙がパンダ公開日に中国戦闘機などの行動をほとんど報道しなかった一因も、中国の官憲に睨まれたらたまらないという意識が働いた結果ではないだろうか。  日本生まれのシャンシャンであるが、両親のリーリー、シンシンともども有料レンタルで、期限が来れば中国へ返還される存在である。シャンシャンは約束によって24カ月前後とされる。  シャンシャンに見惚れるだけでなく、政治経済的な視点も含めた経緯を報道機関はもっと丁寧に国民に知らせることが大切ではないだろうか。
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folkepaasa · 3 years
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四国・東徳島の山あいにある勝浦町坂本地区で、地域住民を中心とした人々と一緒にコミュニティ・エネルギーをつくっていくプロジェクト「つくろうみんなの地域エネルギー」が始動します。そこで、一緒にプロジェクトを進める仲間、応援してくれる仲間を募集いたします。
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はじめまして、
地域自家発電研究会 発起人のにいさとこと申します。徳島の山あいにある勝浦町という町で生まれ育ち、進学で一度ふるさとを離れ、大学を卒業後2015年にこの町へ帰ってきました。
勝浦町の西の端・上勝町との境にある坂本は、町の総人口およそ5,000人のうちの400人(199戸)が暮らす集落です。二級河川・勝浦川の支流となる坂本川の源流部にあたり、北は標高972mの六郎山、南は標高535m町のランドマーク・稼勢山に囲まれた自然豊かな山村です。わたしはここで、山・川・畑・田んぼをかけまわりながら、同世代の友人や年上のお兄さんお姉さん、親の世代のおっちゃんおばちゃん、祖父母の世代のじいちゃんばあちゃん、いろんな人々との関わりの中で育ちました。それはここではごくごく当たり前のことで、よくある田舎の風景です。
町の人口は毎年100人ずつくらい減っています。高齢化率は上がり続けています。それでも、わたしはここの暮らしが好きです。なぜって、わたしはここに好きな人がたくさんおるけん、なのです。
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なんでも自分たちでつくる場所
ここにはかっこいい大人がたくさんいます。彼らはなんでも自分たちの手でつくります。家も道も石垣もみんな自分たちでつくってきました。山や川、自然の恩恵を受けながらも厳しさと向き合い、風土と付き合ってきました。今でこそ暮らし方が変わり、技を持った人は減り、なんでもというわけにはいかなくなりましたが、それでも昔ながらの営みが残る部分もたくさんあります。
たとえば、秋に田んぼでできた稲わらを使っていろんなものをつくるおじいちゃん。座布団、草履、ロープ、ほうき、敷もの、しめ縄・・・田んぼの数さえ減ってしまったけれど、彼の丁寧で卓越した技は見るもの誰もを唸らせます。そして自然の摂理を理解し、ものごとの意味を教えてくれます。
モノのない時代は今より大変だったけれど、人々の手から生み出す豊かさ、苦労あっての豊かさは、何にもかえがたい価値があるように思います。
いま必要な、生きる力
お金だけ払って手に入るものは、自分たちでつくるよりはるかに楽で便利です。だけれど、自分たちでつくることから得られる力やものがたりは、お金だけを払っても手に入れられません。作り方がわかるからこそ直し方もわかる。作り手の苦労を知ってこそ大切にできる。それは、何においても同じことだなあと思います。欲しいものは際限なく溢れ出てくるような錯覚さえ持っているわたしたちは、もののかたりに耳を澄ませなければいけないのではないでしょうか。
わたしは彼らが健在する今のうちに、彼らの生きる力を次世代に分けてもらいたいと考えます。風土に向き合って生きてきたからこそ見出せた知恵や哲学を、わたしたちは経験として学ぶ必要があると思うのです。そして、得意なことを持ち寄って協働する農村文化のごとく、ひとりひとりが繋がり合って支え合える土壌を耕したい。時代の波にのまれて、なくなってしまう前に。
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だから水車をみんなの手でつくりたい
今から40年前くらいまで、坂本には水車がいくつもありました。主にお米の精米のために共用で使われたり、山で採れる﨓(たぶ)というお線香の原料となる樹皮を粉砕する産業用の動力として使われたりしていました。機械化によってその姿は消えてしまいましたが、当時のようすは50代の母からも聞くことができるほど、身近な存在でした。
「はっはっは。まあた、変わったことを思いついたな。さすが、清治さんの孫じゃ。ほらあ、水車が復活したらええな。懐かしいわ。」 水車は世代間をつなぐ架け橋だと思いました。
「ほらええ話やけんど、ほんなんで儲けになるんかいな。」 効率性と価値観を見直すきっかけになると思いました。
「川の水量が減ったんは、山に理由があるのかもね。」 里山保全の課題と結びつけ、解決していく足がかりになると思いました。
「未来のこどもたちに美しい自然を残すためにもやりたい。」 世界が直面している環境問題にも提案ができるのではと思いました。
「水車祭りをしたらええんとちゃうで。」 まつり好きなここの人たちとのお酒のアテになれると思いました。
わたしは水車が温故知新な出会いを連れて、異世代同士を / 人々と自然を 改めて繋ぎ直してくれると期待します。小さな手作り水車は、電力をつくる力は微弱だとしても、それ以上に地域の元気をジェネレートするきっかけになってくれると思うのです。
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それを実践するには、多くの人に多角的に関わってもらうことが必要だと思っています。地元住民はもとより、町内外・県内外の地域を問わず、仲間を増やしてみんなで考えをシェアしながら持続的に取り組んでいきたいのです。 そんな理由で、わたしは地域自家発電研究会というチームをつくってプロジェクトを立ち上げたのでした。
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わたしたちの仲間になってくれませんか
地域自家発電研究会(以下「自発研」)主催の「つくろうみんなの地域エネルギー」プロジェクトは、徳島県勝浦町坂本地区を拠点に3ヵ年計画で小水力発電をみんなで学び、地域資源を活用した水車を手作りし設置運用して、コミュニティ・エネルギーという考え方を提案していくことを目的としています。
①運営サポーターになる 現在、自発研は7才〜80代の有志9名がそれぞれの生活の中で時間を共有しながら活動しています。ビラ配りお手伝いからひょっこり現れ意見する人、グッズクリエイター、がっつり企画、専属研究員など、人それぞれのちょうどいい距離感と役割を持ってお付き合いいただけるサポーターさんを募集しています。
②イベント資金支援者になる
自発研では、2021年1月23日(土)開催「つくろうみんなの地域エネルギー キックオフ・イベント〜映画「おだやかな革命」上映&トークセッション〜」のイベント資金支援者様を募集しています。1口おいくらからでも受付けております。ご支援いただいた個人の方・団体様���企業様のお名前・ロゴをイベントの冒頭・途中・エンドロールにクレジットさせていただきます。
③ファンクラブのメンバーになる 自発研は、「folke på sa(ホルケポッサ)」という媒体の中にある分科グループです。ホルケポッサは、たくさんの祖父たちが受け継いできた“お百姓の精神(=FOLK=ホルケ)”、つまり“生きる力”を次世代に引き継ぎ、しなやかな共同体を未来へ繋ぐための代謝機能として内発的運動を生み出す細胞のひとつです。ファンクラブでは、活動内容をリアルタイムで全てを公開したり、オンライン上で意見交換を行うことができたり、ファンクラブ限定イベントに参加できる権限を持つことができます。(月額¥500)
上記3点についてのお申し出やお問合わせはこちらからお願いします。
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地域自家発電研究会のビジョン
以下3点の長期的なビジョンを達成するために、「つくろうみんなの地域エネルギー」プロジェクトは1年ごとの短期計画を3ヵ年に分けて運営していきます。
1. 多様な世代間・人脈の中での双方向な文化・技術の共有 異世代間の交流と共同作業によって、関係性を深めコミュニティの強化を計るとともに先人の知恵と現代技術をシェア・バランスよく融合する。また、地域内外で横の繋がりを持ち文化交流を行うことで、自他を認識しお互いの学びを深める。 (拡張家族的関係性の育み・自然文化の継承・聞き書き作成・シビックプライド醸成・生きるコモンズの共有 etc)
2. 風土に見合ったエネルギー供給の導入 小水力のみにとらわれず、その土地に合う再生可能な発電方法を小規模に実験しながら模索し、将来的に地域を賄える供給を目指す。同時に、自然と人の共存に適した生産・消費のサイズを提案しエネルギー問題の根本を変えていく取組みに繋げる。 (自然エネルギーへの転換・浪費の見直し・環境問題への取組)
3. 多角的な視座を持ち、既存の・新たな地域課題に取り組む拠点となる 水という観点から森に目を向けることで里山整備の必要性を認識するように、一見切り離されたように見える地域課題同士の相関性を導き出し、連鎖的解決を計る。そのために多角的な視座における研究者・実践者とのネットワークを拡げる。 (地域課題の研究・包括的なネットワークハブ化)
「つくろうみんなの地域エネルギー」プロジェクト内容
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当プロジェクトは、技術講師として宇野 浩さん(エース再生エナジー研究所 代表)とアドバイザーとして平野 彰秀さん(NPO法人 地域再生機構 副理事長)と一緒にエネルギー入門から始め小水力発電機(上掛け水車)を設計・資材調達・組み立て・運用の全てを自分たちの手で行います。
・1年目(R2年度):キックオフ〜勉強会 ①【キックオフイベント】映画「おだやかな革命」上映&トークセッション ②【第一回 勉強会】   上掛水車(那賀町)見学、環境問題〜小水力発電概要の講義 ③【第二回 勉強会】   ペルトン水車(神山町)、中規模水車見学(佐那河内村)小水力発電装置 ・2年目(R3年度):ワークショップ・CF 水車の模型を作りワークを通して小水力発電装置の仕組みを理解します。オンラインイベント企画や、クラウドファンディングの実施、資材調達などを行います。 ・3年目(R4年度):設置・運用 実際に上掛け水車を製作し、坂本地区内に設置します。小さな発電を行い、コミュニティエネルギーのシンボルとして環境教育の教材、観光資源、みんなの���所(コミュニティスペース)などの一拠点に利用します。
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最後に
まるを描きながらエネルギーを生むことが目標です。それはちょうど、おむすびのようです。たいせつな人の顔を浮かべながら、お米のひと粒ひと粒をてのひらでくるっくるっと回して結んで、食卓へ向かうのです。 そんな力で地域を自家発電できたらと夢を膨らませるのが、わたしです。
歳の差があろうとも対等に話をしてくれ、時にきょうだいのように遊び、時に親のように叱咤激励をしてくれる家族のような坂本の人たち。 昔から結束力が強く、今でもたくさんの催事を独自で行い、老若男女・ウチソト問わず対等に関わり合える性格の土の人たちは、まさに農村文化の名残です。
その生きた文化が残っているあいだに、より多くの人に触れて欲しい、交感して欲しい、わたしの幼少期のような原体験になって欲しい。 愛せる ふるさと / 居場所 を多くの人と共有できたら、多くの人の愛がここに集まったなら、それは本当にエネルギーとして回り始めます。
ひとりひとりが繋がり合うことができる、 それはちょうど、おむすびのようです。
ほかほかのおむすびを分け合う食卓のようなコモンズ(共有財)を ─── 個々で生きられる自由な時代の中に ─── バランスを取りながらみんなで作っていけたなら、わたしたちはしなやかで持続的な共同体を育んでいけると思うのです。
思いばかりが先走りがちなわたしですが、さまざまな人に伴走していただきながら、実験を繰り返しながら、遊ぶように学び働き、豊かな未来を一緒につくっていきたいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
地域自家発電研究会 新居 慧香
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technocat1026 · 3 years
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未婚子無し松本部落出身稲川会祝詞縄張りにやたら旅行する騎乗位ノリコさん
誰に死ねって言ってるのかな?
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