Tumgik
#猫好きさんに届いて欲しい
ibuki-harumatsu · 1 year
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私は、日々を言語化したい。朝日を見て太陽のあたたかさを感じ、愛猫が美味しそうにご飯を頬張る様を見ていたい。花を眺め、綺麗だと思い、散り際を感じたい。好きな音楽をかけて朝食を食べ、小説を読む。物語を心の底から楽しめる余裕が欲しい。お日様が高く照らす日には、洗濯物をベランダに干したいし、太陽が西へ傾く様を見届けていたい。時計を見ずとも夜が来ることを知りたいし、次の日の予定に縛られることなく夜を過ごしたい。私は毎夜、幸せな夢を見たい。世間知らずだと言われるだろうか。そんなことでは生きていけないと諭されるだろうか。私はそれらが自分の人生への言い訳のように感じる。老後、飽きるほど時間があると誰かに言われたことがある。若い頃は精一杯働くべきだと、誰かのために必死になれと、そう言われたこともある。そんなの私は嫌だ。その生き方は私には出来ない。ただ何となく、流れる人生に身を任せるなんて、とても出来ない。朝、起きて、慌ただしく仕事へ行き、死んだ目で業務を熟し、気づいたら日が落ちて、暗い夜をなんとなく受け止める。家に帰って、腹を満たすためだけに食事をとって、ベッドに身を投げる。私は、そんな毎日を、日々を、過ごすのは嫌だ。私は私に約束をする。自分自身が幸せで居られるように努力をする。自分を犠牲にして諦めるのはもう終わりにする。私は自分の輪郭を知っていかなければならない。身の丈に合った人生を描く。そして、この人生の幕が下りるとき、幸せだったと心から思えるように。月並みな表現ではあるけれど、笑ってこの世から去れるように。心に出来た余裕という名の隙が、いつか、大切な人の傷を癒す場所になれば良い。いつか必ず訪れる最期まで私はゆっくり歩を進めて征く。それが私の幸せであるように思う。
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patsatshit · 4 months
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2023年も色んなことがあった。嬉しいことも嫌なことも悲しいことも。それでもこの夏はきっと終わらないって、心からそう思わせてくれた特別な日がある。8月19日、あれは猛烈に暑い日だった。そして今年のタラウマラ営業日のなかでも屈指の忙しさと売上を記録した日だ。朝から途絶えることなく自転車修理と整備業務に追われて滝のように汗を流しながらタイヤ交換をしていたときにSTRUGGLE FOR PRIDEの今里さんが「土井さん、久しぶり」と言って朗らかな笑顔で店先に姿を現した。これまでに自分の日記やSNS等でSFPについて何度も書いてきたから、SFPに対する僕の過剰な思い入れについては周知の通りだ。とにかく20代の僕の生活には常にSFPとECDがあった。だからと言って熱心にライブに足を運んだり、血眼になって音源やマーチャンダイズを探し求めていた訳ではない。もちろんライブに行くこともあったが、当時は声をかけたりはしなかった。直接、話をしなくても心で対話をしているような錯覚を抱いていた。そう、当時の僕ははっきりと痛い奴だったのだ。20代の自分を振り返るとなかなかにクソったれな日々を送っていたけれど、無理に同志を見つけようとは思わなかったし、誰かとつるんで何かをしようとも考えなかった。ボクシングのプロテストに挫折してからは、ひたすらに小説を書き続けていた。執筆時に爆音で流していたのがSFPやECD、そしてデトロイトのUnderground Resistanceの音源だった。その頃は参考文献と併せてBGMを記載していて、彼らの楽曲は必ずセレクトしていた。
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それくらいSFPの存在は僕が生きていく上での一本の「筋」や「芯」だった。彼らが居てくれたから、ウダツの上がらないシミったれた日々も「何とかなるやろ」と肯定できた。前回の日常炒飯事くんのインタビューからの流れで言えば、SFPが僕にとって20年来変わることのない「推し」なのかもしれない。サイクルショップすずめをやっていたときには常連のハタさんが「土井さん、SFPお好きでしたよね?」と言って、超デカい今里さんのポスターをプレゼントしてくれて、それを店頭にデーンと掲示したことでマリヲくんと出会うことになる。そんな今里さんとはじめてお話をしたのが2年前の年末、旧グッゲンハイム邸で開催されたRC SLUM主催のパーティーだった。タカアキ(BUSHMIND)さんに手を引かれ、紹介された。今里さんは「俺、ソウタくんの真似してタラウマラに突撃しようと思ってたんですけど、寝坊して行けなかったんですよ」といつものあの笑い声を聞かせてくれた。
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それから2年ぶりの再会、夏、茹だるような暑さの淡路の路上で。今里さん、お久しぶりです、このタイヤ交換をちゃっちゃと終わらせるんで、店内でゆっくりしてて下さいと告げるも、今里さんはお邪魔でなければ外で���てて良いですか?と言ってずっと店頭で僕の作業を見ていた。しかし当のタイヤ交換を終わらせても一向に客足が途絶えず、パンク修理、タイヤ交換、自転車販売、スタンド修理、チェーン交換と立て続く。あまりの慌ただしさを見かねた今里さんが「土井くん!俺も手伝うわ」と手を差し伸べてくれた。車体を押さえてくれたり、タイヤを取ってくれたり、スタンドを調整してくれたり。そのスタンドはタラウマラの主要登場人物シュウ(小学4年生)のもので、このシュウという少年はなかなかの個性持ちで、阪急淡路駅の改札をサラリーマンの後について入場し、そのまま難波や心斎橋まで行って駅員に保護されたり、23時を過ぎた人もまばらな淡路商店街で空き缶やペットボトルを並べてボーリングをしていたり、方々で犬と本気で喧嘩をしていたり、知らないおっさんの部屋で一緒にゲームをして遊んでいたりするような最高に愛すべき問題児なのだが、今里さんの前では珍しく猫を被っていた。途中、今里さんがコンビニに行った際にシュウのお母ちゃんが僕にそっと耳打ちする、うちのシュウがビビってる、と。僕は思わず爆笑した。ちょうど今里さんがコンビニから戻ってきたタイミングで、CHOPPY'S SKATEBOARDの上野さんが来てくれたので僕は修理作業を継続しながら紹介すると、おふたりはスケートボードや共通の知人の話で盛り上がっていた。その頃になるとようやくシュウもギアが上がってきて「どっちかのお兄ちゃん、僕のお母さんと結婚して欲しい」と冗談とも本気とも取れる言葉をぶっ込んできた(シュウの両親は離婚している)ので、みんなで爆笑。お母ちゃんは「お兄ちゃんらにも選ぶ権利があるわ」と言うて苦笑していた。結局シュウのスタンドは完全には直すことができず、ちょうどサイズも小さくなってきたこともあって、まだ整備できてないけど一台シュウにぴったりのサイズの自転車があるからそれが出来上がったらお母ちゃんに電話するからそれまで辛抱しとき、と伝えると瞳を輝かせて、ほんま!絶対やで!���束やで!と嬉しそうに手を振って帰って行った。その後もなかなか客足が途絶えないため、今里さんが「軽くメシでも喰ってくるよ、オススメある?」とおっしゃったので、食い気味に「大阪王将」と言うと「いや、王将が美味いのは知ってるけど、もうちょっとローカルのが良いな、せっかくやから」と苦笑い。僕も思わず、ですよね、と吹き出した。さっき今里さんが行かれたコンビニの裏手に「いしかわ」という定食屋があって、そこのカスうどんめちゃ美味いですよ、と伝えると、じゃあ行ってくるー、と今里さん。僕は一度、頭から水を被って残りの作業を続ける。ようやくひと段落つこうかというタイミングで今里さんが戻ってきた。え、もう喰ってきたんですか?と驚くと、いや、やっぱり土井さんと一緒に食べようと思ってお好み焼きを買ってきた、と手に下げた袋を見せてくれた。僕らは一枚のお好み焼きを半分こして食べた。そこでようやくゆっくり話せるかと思ったんだけど、またしても来客があり、整備依頼が舞い込んでくる。ついつい話し込んで僕の手が止まることを懸念して、今里さんはこれ以上いたら邪魔になるので今日はもう行きます、と店を出る。たくさんのプレゼントを頂いたお礼に僕は自分の作品を手渡した。そのときたまたま定食屋「いしかわ」の社長がタラウマラにやってきたので、今里さん、この方がさっき言うてたカスうどんの美味い店をやってるお父ちゃんですよ、と伝えると、ああああ俺やっぱりカスうどん喰っときゃ良かった、とほんまに悔しそうにしていたのが可笑しかった。社長は、わしはカスうどんなんて認めへん、あれは孫が勝手にやっとるだけや、とか言うて何やねんそれ(笑)。そんな訳で2年ぶりの再会はゆっくり話せるなんてことはほとんどなかったけれど、その時に流れていた時間は僕にとってはSFPのライブの激しさとDJ HOLIDAYのミックスで聴ける優しさが全部つまった特別な瞬間だった。この夏はきっと終わらない、心の底からそう思った。汗だくヘトヘトで閉店作業をしているときに今里さんからメッセージが届いて、スマホを持つ手が喜びに震えた。
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alien-melissa · 11 months
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Harry Teardrop- “discolor ”Interview
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ニューヨークのアンダーグラウンドで彼は完全に独立した立場を保ちながら、限られたリソースの中で特別なものを生み出している。デビューEP「1000Backyard Pools」ではパワフルで爽快なギターロックと甘くストレートに歌ったリリックが印象的だった。
新曲「Discolor」では自己不信や未来に不安を抱えながらも、自らのアイデンティティや経験、築いてきたもの大事にしながら自分を信じて前に進むことを歌っている。
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NewSingleとは別でAmbient Track「May’s always humming something 」が同時リリースされており、 街の音や人の会話、様々な日々の環境音がサウンドに影響を与えている彼の「音」へのこだわりを感じる1曲となっている。
ニューヨークで活動しながらもアジア人としての文化的アイデンティティに誇りを持ち作品に反映されていたり、インターネットを使って積極的に日本のミュージシャンたちと交流があることも興味深かったため メールインタビューをお願いし今回快く引き受けてくれた。 
Discolor + May’s always humming something- out now★←
Instagram@HarryTeardrop
Twitter@harryteardrop
★新曲のコンセプト、制作、レコーディングについて教しえてください。
この曲では、まずインストルメンタルから始めました。ドラムのプログラミングそれに合わせてギターやベースのパートを書きます。最初は歌詞はありませんでしたが、「Discolor」という言葉だけが頭の中に浮かんでいました。なぜその言葉が潜在意識に浮かんでいるのか、それが私にとって何を意味するのかを考えました。数日間歌詞を書いたり書き直したりしているうちに、「I won't quit even if I'm discolored(変色しても諦めない)」というフレーズが浮かびました。この曲は、自己不信に直面したときに希望を見つけること、そして自分自身の道を辿ることがどれほど困難であってもそれに従うことについての歌です。
★作品作りどのようにして行われますか?
私の創造的なプロセスは非常に散漫です。なぜ何かを作りたいのかはあまり分かりません。ただそれは痒い所に手が届くような感覚。音楽的には、通常はコンピュータ上でアイデアのインストゥルメンタルを作り始めます。しかし、詩を書いたり、映像を作ったり、服を作ったりスプレーを吹いたり、すべては同じ源から生まれています。ただ自分自身に対して正直であることを心がけています。
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★新曲「Discolor」のMusicVideoについて教えてください
ロンドン出身の親友であるSoren Harrisonと一緒にビデオを作りました。数か月前、彼がニューヨークに来ると話していたので一緒に作品を作りたいと思いました。私は彼の作品のファンであり、4年以上も前から彼の仕事に魅了されています。Sorenがニューヨークに到着する前日に曲を完成させ、翌日にビデオを撮影しました。  ほぼ即興で決めて街のお気に入りのスポットを巡りました。その中には、私にとってのニューヨーク最初の思い出の場所である自然史博物館やセントラルパークなどもあります。私には予算はありませんでしたが彼が私と一緒にビデオを作ることに快く協力してくれたことにとても感謝しています。彼は普段、より大きな予算でビデオを制作していますが、私と一緒にDIYで制作ができたこと、それは愛です。
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★あなたの音楽的な影響はどのようなものがありますか?
名前を挙げるのは難しいですが、私のお気に入りのアーティストの中にはThe Cribs、Bill Evans、Mazzy Star、Ride、The Replacements、My Bloody Valentineがいます。Oasis、Blink-182、The Strokes、The 1975も聴いて育ちました。
★あなた自身について教えてください
私の母はベトナム出身で、父は中国出身です。兄のGrey(Push Ups)が生まれた直後に、彼らは私が生まれたニューヨークに学校のために引っ越しました。私たちが育つ間に、家族はよく引っ越しをしました。私はニューヨーク、オレゴン州ポートランド、上海、カリフォルニア州オレンジ郡といった場所で育ちました。変わる世界を理解するために、いつも音楽に頼ってきました。6年前、私は学校のためにニューヨークに戻り、"Harry Teardrop"として音楽をリリースし始めました。まだ自分の人生を見つける途中ですが、この地球に存在できることに感謝しています。
★どのようにして音楽のキャリアを始めましたか?
私は5歳のときにドラムを始めました。記憶に残る限り、音楽はずっとそばにありました。11歳か12歳のときに曲を書き始め、高校の時にGaragebandでプロデュースする方法を学び、Soundcloudで本当にひどいデモ音源をリリースしました。18歳のときに "Harry Teardrop"として最初の曲「Chinatown」を発表しました。当時の自分をほとんど認識できないくらいですが、それが私の音楽の本格的なキャリアを築けると愚かにも信じるきっかけとなりました。それにもかかわらず、それに伴う困難があるにせよ、私はそれをうれしく思っています。もし自分を出し切っていなかったら、東京の新しい友人であるあなたとは繋がることはなかったでしょう!
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★周りのシーンについてどう感じていますか?他のバンドとのつながりはありますか?
ニューヨークの創造的な人々は常に互いに出会っています。みんながお互いを知っているか、友人の友人を知っているような感じがします。ニューヨークで活躍しているアーティストたちと仲良くしているけれど、特定のシーンに所属しているとは感じません。私はバンドでもなく、電子音楽のアーティストでもありません。その中間にいます。また、アジア系アメリカ人のアーティストでもありますが、それはアメリカで最も多様な都市でも珍しいことです。でも、私は慣れてきた感覚なので、それで構いません。新しいアイデアが毎日交換されている都市に住めていることにただただ幸せです。
★聴いている日本のアーティストはいますか?
たくさんの日本の音楽を聴いています。最近は、新しいCruyffのアルバムがとても好きです。 
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私のお気に入りの日本のアーティストには、スーパーカー、ART-SCHOOL、Number Girl、m-flo、Strawberry Machine、くるり、宮谷大輔、原神玲がいます。
★あなたとSATOH(LINNA FIGG/Kyazm)はInstagramでお互いをフォローしていますね。どのように知り合いましたか?
@SATOH←
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SATOHが大好きです!彼らは私にとってとてもクールです。どうやって知り合ったかは覚えていませんが、多分lil soft tennisを通じてだったと思います。彼らの音楽がどれだけ本物に感じるか、私は大ファンです。最近、LINNA FIGGとはビデオ通話をしましたが、彼の英語の上手さに驚きました!私は本当は日本語を学びたいと思っていますが、東京では多くの人が英語を話すので便利です。今年の後半には一緒に東京でショーをする予定です。
私は実際に会ったことはありませんが、DYGLやSATOH、Lil Soft Tennis / Heaven、JUBEEなど、いくつかの日本のミュージシャンを知っています。そこに行けばたくさんの友達ができるだろうと思っています。その考えだけでとてもワクワクします。私は日本に行った際にはパーティーでDJをしたいと本当に思っています。
★2023年の現在の/夢の目標は何ですか?
2023年のメインの目標は、秋にデビューアルバム「Inbetween Webs」をリリースし、記憶に残る映像と共に提供することです。また、ロンドンと東京でショーを行いたいとも思っています。しかし、大局を見れば、私は人々にインスピレーションを与えたいし、大きな窓のある自分の家に住み、猫と妻、将来は子供も欲しいです。それまでは、手に入るすべての勝利を受け入れます。
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★あなたの音楽の魅力は、日本で話題となり、多くの熱狂的なファンがいます。日本のファンへのメッセージはありますか?
それは本当に信じられないことです!音楽の大きな要素の一つは文化的アイデンティティです。私がアジア人であるため、日本の人々は私をそのまま受け入れてくれるので、時にはここアメリカよりも日本の人々により理解されていると感じることがあります。私の母も90年代に日本で英語の先生をしていたので、私は日本の文化への愛を育んできました。年を重ねるごとにその愛はますます深まり、お気に入りのアーティストたちを発見しました。日本に行って、思いっきりパーティーを楽しみたいです!
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【English 】↓
★Please tell me about the concept, production and recording of the new single .
Thank you! I'm so happy it resonates with you. For this song, I started with the instrumental. I usually start with programming the drums on my computer and then write the guitar/bass parts over that. I didn't have any lyrics at first but I had just the word, "Discolor". I thought hard about why that word was floating around in my subconscious -- what it means to me. After a few days of writing and re-writing the lyrics, I wrote the line "I won't quit even if I'm discolored". To me, the song is about finding hope in the face of self-doubt. It's also about following your own path, as challenging as that may be.
★what does your creative process ?
My creative process is so scattered. I never really know why I want to make something. It just feels like an itch that I need to scratch. Musically, it usually starts with making an instrumental idea on my computer. But I also write poetry, make visuals, sometimes make clothes or spraypaint-- it all comes from the same place. I just try my best to be honest with what I'm doing.
★Can you tell me about your new music video?
I made the video with my good friend Soren Harrison, who's from London. A few months ago he told me he was going to be in New York. I knew I wanted to make a video with him because I've been a fan of his work for over 4 years now. I actually finished the song the day before he flew into New York and then we shot the video the day after. It was all so spontaneous, just going around my favorite spots in the city. Some of them are places where my first memories were formed like the Natural History Museum and Central Park. As with pretty much everything I do, there was no budget. I'm so grateful he was willing to DIY it with me because he usually makes videos with way bigger budgets. That's love.
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★who are your musical influences?
I have too many to name but a few of my favorite artists are The Cribs, Bill Evans, Mazzy Star, Ride, The Replacements, and My Bloody Valentine.
Growing up though it was Oasis, Blink-182, The Strokes, probably The 1975 too.
★can you tell me about your personal history?
My mom is from Vietnam, my dad is from China. Right after they had my brother Grey (Push Ups), they moved to NYC for school where I was born. Our family moved around a lot when Grey and I were growing up. I grew up split between NYC, Portland, Oregon, Shanghai, and Orange County, California. Somehow we always turned to music to make sense of our changing world. 6 years ago, I moved back to NYC for school and started releasing music as "Harry Teardrop". I'm still figuring out my life with each new day but I just feel grateful to be here on this earth.
★how did you start your music career?
I started playing drums when I was 5 years old. Music has been around as long as I can remember. I started writing songs when I was 11 or 12 and then learned how to produce on Garageband when I was in high school, releasing really shitty demos on Soundcloud. I put out my first song as "Harry Teardrop", "Chinatown" when I was 18 and even though I barely recognize the person I was back then, it led me to foolishly believe I could make a real career out of my music. I'm glad it did, despite the challenges that come with it. If I had never put myself out there, I would never be connecting with you, my new friend in Tokyo!
★how do you feel about the scenes around you ?
Do you have any connections with other bands?
Creative people in New York are always bumping into each other. I feel like everyone knows each other or knows a friend of a friend. Even though I'm friendly with so many artists coming out of New York right now, I don't feel like I'm part of any particular scene. I'm not a band, nor am I an electronic artist. I'm somewhere in between. I'm also an Asian American artist which is rare, even in the most diverse city in America. That's how I've been my whole life though so I'm used to that feeling. I'm just happy I get to live in a city where new ideas are being exchanged every day.
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★Are there any Japanese artists you listen to ?
Yes! I listen to a lot of Japanese music. Most recently, I've been really loving that new Cruyff album. Some of my favorite Japanese artists are Supercar, ART-SCHOOL, Number Girl, m-flo, Strawberry Machine, Quruli, Daisuke Miyatani, and Rei Harakami.
★You and SATOH(LINNA FIGG/Kyazm) follow on Instagram each other. How did you get to know each other?
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I love SATOH! They're so cool to me. I don't remember how we found each other, maybe through lil soft tennis. But I'm a big fan of how genuine their music feels. Linna figg and I had a facetime call recently, I was surprised by how good his English is! I really want to learn Japanese but it's convenient that a lot of people in Tokyo speak English. We're working on playing a show together in Tokyo later this year. I'm just trying to find a sponsor to fly me out there, so if you know of any brands that would be interested, let me know!
★Are there any other Japanese musicians you are close with?
I've never met any of them in person but I know DYGL, SATOH, Lil Soft Tennis / Heaven, and JUBEE, to name a few. I know once I go out there I'll make so many friends. Just the thought is so exciting to me. I really want to DJ a party while I'm out there too.
★What are your current/dream goals for the upcoming ?
My main goal for 2023 is to release my debut album "Inbetween Webs" in the fall accompanied by memorable visuals. I also want to play shows in London and Tokyo. In the grand scheme of things though, I just want to inspire people, have my own house with huge windows, and have a cat, a wife, maybe kids someday. Until then, I'll take every win I can get.
★ The appeal of your music is a hot topic in Japan, and you have many passionate fans. Do you have a message for your Japanese fans?
That's so crazy to me! Such a big part of music is the cultural identity aspect. Sometimes I feel more understood by people in Japan than even here in the US because I'm Asian so they can see me for who I am. My mom was also an English teacher in Japan in the 90s, so I grew up with a love for Japanese culture. That love has only grown as I've gotten older and discovered my favorite artists from there. I can't wait to come out there and party my brains out hahaha.
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tokyomariegold · 5 months
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2023/8/25〜
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8月25日 休み明け一週間の疲れと、通院のせいでめちゃくちゃな気持ちが、もっとずっとだめになってしまったので一回休み!
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8月26日 写真集が届いても一晩玄関の前に置きっぱなしにして昨晩は寝てしまった。
今日の予定を過ごせてよかった。 でも体調の不安(体感は良くないのに数値は向上している相反する状況に対して)が、ただの怠け心のような気がして、そんなことないよ!だけが欲しい貧しさに悲しくなっている。
学芸大前の商店街でカップのおしるこクッションを眺めて、保護猫カフェで猫を眺めて、東京都写真美術館でドアノーと本橋成一の写真を観た。 なるべく1人で家に居ないように、1人で家にいるときはなるべく寝ているようにしていたい。
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昨日頼んだ睡眠漢方が早く届いて欲しい。
帰り道、ストッキングに穴が空いていることと、保護猫カフェに日傘を忘れたことに気がついた。
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8月27日 起きていてもろくなことを考えられないので、なるべく眠っていようとレスタミンコーワを飲んでいたけれど、ちゃんと睡眠導入剤と睡眠の漢方をamazonで注文したのが届いたので試してみる。
あのちゃんのSNSの投稿で、24時間テレビが放送されていることを知ってもう夏休みも終わりなんだね、と思った。
習い事先の先生が今月で異動になってしまうので、今日が最後のレッスンだった。「同年代でミッフィー好きが同じで、お話できて嬉しかったです〜」と言ってくださって、ありがとうございました、とお別れをした。 この数日の、私ごとでしかない落ち込みがなければ、このお別れをもっと悲しんだり寂しがったりできたのに。
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でも夕方になって少し元気を取り戻して、重たい重たい納品した写真集を日時指定でギャラリーへ送ろうと、隣のコンビニまでやっと運んだら、4日間しか保管できないとのとで、手配するのが早過ぎてしまったらしい。店員さんに「重いのに申し訳ないけれど…」と、私が勝手に重い荷物を持ってきたのに、なんだか労って謝られてしまった。
久しぶりに土手にいって、そういえば昼過ぎに土砂降りが降っていたことを思い出させる雲が見えて、地獄だけれど、写真を撮りたくなる風景だった。
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明日からのこと、出勤してちゃんと気持ちを保てるかちょうど産業医の先生との面談があるのでどう何を伝えようか、そろそろニコンの応募のじゅんびをしないといけないこと、そして今はどれもこれもストレスになっているけれど、でもそれでも今日は写真を撮れたからまだましな日だった。
たくさん人目を気にしながら、できる限り逃げて、自分で自分を守ってね。
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myonbl · 7 months
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2023年9月18日(月)
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朝起きると、Mac mini の電源を入れて Google にログインする。今朝の Doodle は今日が<敬老の日>であることを教えてくれた。かつては<老人>という言葉が使われていたがそれも昔、自分が当事者となればそんな言葉は使われたくない。郵便受けには<七条第三学区自治連合会>からタオルが届けられていた。ただし1本だけ、すなわち私は対象ではないということだ。ここへ来て、世間の<高齢者>基準が70歳にあることを再確認した休日の朝だった。
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4時15分起床。
日誌書く。
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毎日、朝食前と風呂上がりに血圧を測る。先週のデータはなかなか好調、基準値と設定している<130−85>を朝晩とも下回った、多分初めてのことだ。
洗濯1回。
ツレアイ(訪問看護師)は午前中に2件、9時前に自転車で出発する。
後期が始まれば長袖着用にするので、衣装箱をチェックする。
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HONDAからLine、先日のアンケートのプレゼントに当選したとのことでサーティーワンの500円ギフトが届いた。とは言え、私はそんな店には行かないからなぁ。
月曜3限・4限は<情報機器の操作Ⅱ(看護学科)>、第1回の資料としてシラバスをアップする。
iPhoneの下取り集荷を午前中に申し込んでいるのだが、ちっとも来てくれない。
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ランチは<2色スパゲッティ>、さんだかん燻製工房のベーコンとトマト、奥川ファームのキャベツと平飼い有精卵、見た目は地味だが味には自信あり。息子たちが食べ終わる頃にツレアイ帰宅、大分手間取ったようだ。
Appleのサポートに電話するが、下取り手続きに問題はないとのこと。
ツレアイは<市民活動総合センター>へ、月1回のテディベア作りの作業、M姉・O姉と一緒に。
軽く午睡。
酢タマネギ仕込む。
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ライフ西七条店へ買い物、トマトが欲しかったのだが塩鮭が安くなっていたので弁当用に購入する。
夕飯準備にかかる頃、ようやくクロネコヤマトが集荷に来てくれた。引き継ぎのミスで遅くなったとのこと、ま、仕方なし。
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夕飯、茄子と豚バラ肉の甘辛炒め・さんだかん燻製工房の骨付きハムとタマネギのサラダ・蒸し南瓜・ニンジンとキュウリのぬか漬け・レタスとトマト。
録画番組がないので、桂枝雀をDVDで楽しむ、「仔猫」「つる」。
片付け、入浴、体重は750g増、おいおい。
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3つのリングは届かず、水分は1,930ml。
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littlesallywalker · 10 months
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日記
日時計の毎日。
寝台列車に乗っかってかけだしてよどんどん行っちゃって。
組曲のような蒔絵のような仕事弁当(持ち帰り仕事)で夜なべ。
明け方に台所の窓をあけて涼を迎えると日中もきっと大丈夫。
島尾敏雄「硝子障子のシルエット」を久しぶりに読んでみた。
そこに字があるだけでいい、そんな風に思うもののひとつ。
影をおとした終盤のものたちさえただあるものとして。
ぼくには世界がこう見えた。
たしかホビーズの世界のCDの帯文。
「ホビーズ」と名乗ったひとりの青年の宅録日記のような、
1970年代の学生による、多分テレコふたつのうた物語。
ホビーズホビーズの世界 (CD) - パライソレコード (paraisorecords.com)
英米ロックのコピーで、内容は「そっか」と思うけど、
なんだか好きで売ることもなくいて今や聴くこともなかった。
「対自核」とかそういうのをひたすらドラムレスで完コピ。
あらゆるひとに注目されることなく話題にもならないまま。
ちょっとの甘酸い共感とほんのちょっとの寵愛が...。
ぼくは君がいるとうれしいんだよ。
学生のとき雷雨になるとフィールドレコーディングして、
それにギターのっけてよろこんでいる近所のばかでした。
昨夜は大きな雷と雨があったのだけどきっとみんな夢の中。
人前の演奏はさっそくいやだった学童がちゃぶ台で寝込む。
ぐるぐる回るあの頃夢中だったguiroとウリチパン郡。
朝になりパンをたべた。コンビニへ寄った。
フィレオフィッシュ的な物。さかなのパン。さかなパン。
これから夏の猫はそばに行くと影に隠れようとするのです。
近くにきてもぼくや誰かの影に。なのでぐるぐるまわる。
どこもかしこも読みよいものばかりになっつまって、
さからう訳でもねいけれど、少しいやになっつまう。
昼にお医者さん、それから配達物届けにおねいさん。
ぼくは君がいるとうれしいんだよ。
ちょっとだけ甘い言葉を欲していたりして。
どちらもどっちもではあるんだろうけれど、
いつぞやだれか言ってもらえる日がきたらと思う。
姿のない者になってあれから。
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ふいに思い出して聴いた7吋。
「街の君」このバージョンも好きです。B面。
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xx86 · 2 years
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記憶の中の人
澪ちゃんから唐突にきたLINEを返していたら、なんだかごはん行く予定が組まれそうでちょっとめんどくさいな、と思って脇に置いている。まあでもきっと会ってしまうのだろう。いけ好かないと思っているこの女に。澪ちゃんに会ってうっかりストーリーにでも載せ���れたら間宮が見るかもしれない。間宮と沙織と5月か6月遊ぼうと誘われていたのに、一晩よく考えたらちっとも会いたくなくて、適当な理由で先延ばししている今、ちょっとまずいかもしれない。でもいいか。似たようなこと、散々間宮はしてきた訳だし。似てないと間宮は主張するだろう。そんなつもりはなかったと。そんなつもりはないって便利な言葉だよね。
割と交友関係が広く、休みの度に違う友人と遊び呆けていたのに今は別に誰とも会いたくない。皮肉にも会えない期間が会わなくても平気ということに気づかせてくれた。間宮は6月に入籍といっていたから、もう苗字が変わっているのかもしれない。2年前に入籍していたなら、私は間宮の彼の良輔にちゃんと連絡をとって入籍日を確認して、結婚祝いを入籍日に届くよう手配していただろうに。なんかもう、この人たちとは距離を置いた方がいいんだろうな、とやんわり思っている。私はどうしても許せないのだ。今までどれだけ彼女の無神経さに泣かされても平気だったのは、私が壊れていたからだろう。
あの頃。助けて欲しかったけど、助けられてたまるかと思っていた。分かって欲しかったけど、分かるはずないと諦めていた。常に全く違うベクトルの感情が私の中には渦巻いていて、何が正しいのか、私は本当はどうしたいのか、何もわからず途方に暮れていた。
何が正解か未だに分からない。でも分かったところで、あの頃には戻れないし、戻るのだってこりごりだ。しあわせな過去だけ抱きしめて、あとは犬の餌にでもしてやりたい。例えば間宮との後半の思い出なんかは。
友人やら知り合いやら、ひっくり返しても会いたいのは美由紀ちゃんぐらいだ。気難しくていじわるで冷たい、懐かない猫のような先輩。私は素直じゃなくて不器用な美由紀ちゃんのことが大好きだった。
会いたい人がいないというのと、食べたいものがないというのはあんまり楽しくない。だからなんとかしたいような気もあるけど、まあいいか、という気でもいる。常に相反する思いが渦巻いている。
久しぶりに元々働いていたショッピングモールへ行ったら懐かしくなった。よくフードコートのうどん食べたなとか、真っ白な服の日にうっかり野上さんにつられてラーメンを頼んでしまったこととか、何食べてもまずいスーパーのお弁当のこととか。岬くんと仕事終わりにサーティワンへ行って、何も言わずに2人でそれぞれ頼んだら全く同じ組み合わせのフレーバーのダブルだったこと、新しい靴をおろした時靴擦れがひどすぎてバンドエイドを買いに行った薬局、可愛くて無愛想でみんながよく口説いていた店員さんのこと、1時間ごとになるチャイム。しゃがみこんで泣いた地面の冷たさ、野上さんが唐突に連れてってくれたペットショップでみた子猫。店長と深夜によくいったファミレス。催事がある度、スイーツがたくさん箱に入ってるのが見たいといって、私はケーキやらドーナッツやら頻繁にお店へ持っていき、レジ締めをしながらみんなで食べる時間が大好きだった。
過去はいつだって美しいな。私の背中を押してくれる。今だっていつかは美しい過去になると思えば、何かも愛おしいような気持ちになる。
いつか思い出さなくなりたい。
あなたもいつか私のことを思い出すのだろうか。それとももうわすれたのだろうか。朧気にしか思い出せない声で、顔で、記憶の中のあなたはいつだって笑っている。
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namuahi-san · 1 year
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 馬無山(うまなしやま、馬に乗らなくても登れることからその名がつけられた山)が噴火し、補修者(ぶっ壊れてしまった世界を補修する者たち)も、オルタナ力士(ぶっ壊れた世界に順応して生きる者の総称)も皆、黒焦げ骨付き肉と化した。つまりジ・エンド(おしまい)だ。神が不在(いない)のだから仕方がない。じゃあ、マチ子は? マチ子は肉全般が嫌いだった。が、嫌いな食べ物を食べることで魂がより高いレベルに達する(実際、鳩にちくわをやるおばさんは鳩の魂をそうしているわけで……)ことを知っていたので仕方がなく黒焦げを口に入れ、いそいで川の水で流し込んだ(ところで、実家から電話が来ると聞いたことないような方言で訛る猫の話はしましたっけ?)。お金がなさすぎて塩(主食)を買うのに躊躇してたら海の水を焼いて塩(主食)を作ることを思いつくような人だって世の中にはいるのだ(それはマチ子)。あまつさえ、それを売って儲けようだなんて(原価はゼロ円ですね)! そう思ってマチ子、三十五年ローンで七階建ての塩御殿を建てたが結果、塩屋大赤字(主にガス代です)。塩御殿は売却されパルコ(塩)とかになりました。マチ子はね、悲しみのあまり、こう、猫背になったんですってよ。猫だけに(だけに?)。バスに乗るマチ子(バチ子)。窓から見えた細い道に『猫背矯正! 直します、すごく!』の看板を発見した。降車ボタンを押すと同時に両手をクロスしたまま窓を突き破り(そのとき、一陣の風がマチ子の頬を凪いだら……?)バスを降りた。件の猫背矯正医院では医者と看護師が互いをメフィスト(看護師)、ゼロ(医者)と罵り合っており、壁には、生のサメが『神さまアレルギーで神様がいない世界に行った人も、まあ……なかにはいますかねえ!!』とトゲ吹き出しで叫んでいるポスターが貼られていた。マチ子、いつまで経っても自分の番が回ってこないことに腹を立てて、裸(ら)、併設されている教会へと。奥の大きな十字架には肋(ろっ)の浮き出た男が磔(くつろい)でいた(あるいは、男は本当に存在するのではなく、皆(みーんな)の無意識が作り出した幻想、なのかもしれませんね)。そのうちの一人が、さみしい、という名前の子供だ。さみしい、は、墓場(常温)、というあだ名の女性と結婚し、戦争(うぉー)、というあだ名のバイト先のおじいさんを産んだ。戦争(うぉー)はいつも左手で右の脇腹をおさえているところからついた名で、名札にも、あっ、ここでニュースなんですが! 鳩にちくわをやり続けているおばさんを黒く塗りつぶしたら、鳩を黒く塗りつぶすおばさんに進化しそうだったので! 鳩おば(鳩をどうにかしようとするおばさんの総称)をマチ子(西暦のことをキリストの何回忌って数え方するタイプの女)が滅することで、未然に止めることができました。良かった……鳩は平和のシンボルですからね、なるべくむごたらしく殺した。表彰式を途中で離(り)するマチ子。おい主役は……マチ子はどこだ! 一方その頃、インター・ネットでは。おや、夫婦でそれを描き続けてる絵本作家の担当編集者が困ってるようですよ。夫婦はしきりにヤバい虚構の国(滋賀県付近)で鳩をむごたらしく殺す話を描きたいと言ってきかず、結局その話は自家製本(玩具屋の床に転がり、欲しい! 買って! と無限に駄々をこねている子どもの皮を集めて造ったものではありませんよ、あしからず)され各地の公民館や幼稚園、図書館といった公共施設に配られたということです(その頃の町の子どもたちの総数は、若干、ですが……減っていたそうです)。え? だからマチ子はどうしたかって? それどころじゃないんだよ! 世界では体の先端が壊死するタイプの奇病が大流行! 指先から発症して、第一関節、第二関節とそのたび切っていくしかないって、これ、どういうことかわかります? はい……自分(っぶん)、いいっスか……? 考えたら、怖くなってきたんっスが(震え)つまり、ね、最終的に人間は完全な球体になります(わあ……きれい)。そんな病気を鎮めるために祈り師は生まれた。税金の無駄遣いとの批判もあったが、彼らはシンプルに病気の鎮(ちん)を願った。祈り師たちの一日はこうだ。国から税金を貰う。ホテル暮らしで、好きなもの(湿らせたお麩等)を飲み食いし、ふて寝。で、時間が余り、尚且つ興がのったら激しく祈る。誰に? だから、まだいない、神に。一方マチ子(後にこの話をハッピーエンドで終わらせる存在)は、勤務先のスナックでいつだって常連のクソ客に絡まれていた。客はマチ子のことを姪だと思い込み、真(しん)には自分より年上のマチ子に対し、このタイミングで死することを勧め続けている。こんな調子だ。ヘイ、どうだろう、いま君は美しい……その美しさを永遠にするため死ぬという選択肢イェイ? マチ子はマチ子で叔父(叔父ではない)の顔に唾(だ)を吐きかけ耳たぶを思い切り捻り上げ部屋を後にした。バタン!(ヒュー!(口笛)) ドアが閉まる音。静寂(サイレンス)。マチ子の叔父(マチ子の叔父ではない)の、啜り泣く声。さて、君はこんなマチ子のことをどう思う? マチ子(苗字は川中島。浅くて広い川の中にある小島に代々住んでいる一族)はね、世界を救おうとしているんだ。嘘じゃあ……ない。現にマチ子はその足で叔父(叔父)の口座からありったけのお金を引き落とし、飲食店を開いた。店名はない。看板、いや、紀文のかまぼこ(赤、縁起が良さそうという理由で)の下に敷かれていた板が入口のドアの横に両面テープで貼ってはいるが……。食べログの唯一のレビューはこうだ『親兄弟を殺してでも食べたい名店の味!』。インター・ネットの効果だろうか。マチ子の店にはたちまち多くの人(じん)が並んだ! 並んだ数はあまりに多く、その行列は山(ざん)を越え、町(ちょう)をはみ出し、補修者も祈り師たちも踏みつけ、国(こく)を跨ぎ、海(かい)に浮かび、世界(ぜん)を繋いだ。そして食べた全員(みーんな)が、せーの、過激な食中毒! (もしくは)未知の病気! によってドラスティックに絶命した。巨大な両翼によって空に浮かぶオルタナ力士(本名)は、それをかなり満足そうに見ていた。するとどうだろう。『なにか』が集まり『なにか』が生まれた。やあ、俺さ。神は言った。こうして神は地上に降臨なさったのです(え? 話はこれで終わりかって……? いえいえ、本当のお話はここから、ですよ)。『それ』っぽいのがマチ子ひとりなことに神はひどく動揺(ヴァイヴ)していた。そして、マチ子に永遠の命を与えようと決めた。マチ子は口では文句を言いつつも満更ではなさそうで、むしろ(イェイイェイ)とさえ思っていた。神は、ひとりぼっちになったら正直……ちょっとキツいかな〜……と思っていたのだ。だが、それを知ったオルタナ力士がシュン!(音)と地上に舞い降り、神に反対した。神は突然の闖入者に驚き、多大なる衝撃を受けた(そう、神は反論とかに滅法弱いのだ)。そうして神は、喉越しの良い麺類しか喉を通らなくなる……。反抗したオル士(おるし、オルタナ力士の略称)もこれには驚き、甲斐甲斐しく風の強い島に行き本格的な歯応えとするりとした喉越しを両立させた素麺を自ら作るなどして永い時間(あいだ)尽くしていたが、その心にはある計画を秘めていた。オル士はそれを、鹵(ろ)と呼んでいた。床に伏せる神の前に出���れた素麺は、その日だけ特別なものだった。おお、いつもすまないねえという神に、オル士は何も言わず椀を差し出す。口を開くと余計なことを言ってしまいそうだった。神はそれを気にする様子もなく箸を持ち、以前よりもゆっくりとした動作で麺を口に運ぶ。ああうまい、と神が言おうとしたそのとき、素麺は意思を持っているかのように神の口蓋垂に絡みついた。別の麺が、口蓋扁桃、舌根扁桃をバウンドし気管に飛び込んでいく。それは賭けだった。神の身体の構造がマチ子と同じかはオル士には分からなかった。ただ、神は一瞬驚いたようにオル士を見たあと、胸の上あたりを押さえ、ゆっくりと目を細めると何事か唇を動かし、上半身を起こしたままの姿で動かなくなった。享年およそ四十四億歳であった。オル士はそれを見届けると、(手の代わりだろうか)両翼を自身を包むように前へと持っていき、静かに合わせた。オル士が立ち上がると、終わったの? と無邪気な声がした。オル士はやけに長い睫毛を二、三度瞬かせると、緊張した面持ちでマチ子の方へと手を伸ばした。マチ子はいつか祈り師の上着からくすねたハンカチで自分の手を拭き、差し出された手のひらを見た。水でもどしたばかりのどんこのような、ふっくらとした手。数十億年ぶりの神のいない世界。太陽の光はどこまでも白く、マチ子はその手を伸ばした(人類が誕生する、何千年も前の話だ)。え? マチ子たちはその後どうしたのかって? どうしたもこうしたも、あんたの知っての通りだよ。オル士は神との戦いを、一対一(タイマン)で、武器も持たず、だが局部だけは隠した格好で行ったと後世に伝えた。その結果、神は倒れ、世界に再び混沌(リアル)が戻ったのだと。当初、素の姿で舞うことで素舞(すまい、すまう)という名だったものは、やがて相撲(すもう)と呼ばれるようになった。戦う者は、オルタナ力士の本名から、力士と名付けられた。彼らは皆一様に、オル士のような肉体を目指した。素麺作りのための毎日の島への往復によって作り上げられた、豊満ながらも無駄のない肉体を。ん? だからマチ子はどうしてるかって? マチ子なら今日も海に出てるよ。今は砕けたガラスの破片が海の流れのなかでいい感じに丸くなったものを透明石と呼んで、ふらっと遊びに来た人に売りつけているのさ。
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ayn-xxx-0126 · 2 years
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1.すぐに声に出るところが好き
2.すぐに顔を赤らめるところが愛らしい
3.俺には素を見せてくれてるんだろうなって自惚れさせてくれるところ
4.すぐに拗ねるところが可愛くてつい揶揄ってしまう
5.可愛いのに格好がいいところ
6.そのくせ肝心な時に誤字る癖と、それだけ焦って書いてくれたのだと伝わる時
7.拗ねた時のむくれたような声。
8.照れた時の少し息を詰まらせた声。
9.俺を見つけると飛んでくるところ。
10.生活が不規則な俺を、待っていてくれるところ。
11.名前を呼んでくれる声が好き。
12.犬であって猫であるところ、どっちにしても甘えてくるところ。
13.本音言って口悪くなるところ
14.求められると答えようとしてしまうところ。だから俺も、わがまま言いすぎてないか心配。
15.写真の趣味が合うところ。
16.食べ物の趣味が合うであろうところ。
17.タバコの火をつける音、ライターを置く音、嫌いじゃないんだよな、吸いすぎないで欲しいけど。
18.俺と話すと緊張するところが愛らしいと思う。
19.俺以外に興味がないところ
20.そのくせ、興味のない他人にも天使のように優しいところ。
21.俺を全部受け入れてくれるところ
22.揶揄う時の楽しそうな顔。
23.ニヤけた時の少し高くて甘くなる声
24.俺と同じく悪戯好きなところ
25.歌う声が全部好き
26.ふとした時に格好いいのは、ずるい、と心から思う。
27.自慢の後輩を紹介する時の心底嬉しそうな顔
28. お前となら、どうにかなりそうな気がするところ
29.駆けつけてきて笑わせてくれるところ
30.素直な言葉をストレートにくれるところ
31.名前を呼ぶ時にあの間伸びした声と空気感
32.眠くなると、ふわふわとして甘くなる滑舌
33.幸せにしてくれると、約束してくれるところ
34.自分自身に誇りを持っているところを、尊敬してる
35.お前が聞かせてくれた壮絶な人生を、俺のところまで生き抜いて辿り着いてくれたこと
36.愛してると、口に出してくれるようになったところ
37.あざといところが憎らしいほどに愛してる
38.俺みたいな奴も守ろうとしてくれるところ
39.与えてくれるところ
40.何かあったらすぐに、言葉にして伝えてくれること。その声に安心してるから、だからきっと、思い出すのは声の方が多いんだろうな。
41.ぎゅーするのが好きなところ。俺の服掴んで安心したようにするところ。
42.後輩といる時の、先輩って顔したお前の姿が結構好き
43.逆に先輩といる時の、ちょっと緊張してる後輩のお前も可愛くて好き
44.楽しいことを心底楽しそうにするところ
45.嘘がつけないらしいところ
46.はっきりした性格だってところが、俺��は随分心地よい。
47.口が悪くなるくせに、性格が悪いと自省し出す悪役になりきれないところ
48.ノリが良いところが好き
49.料理上手だなって思う。尊敬するよ。
50.この世界に長く居続けることができている持続力
51.ふと気弱になるところがキュンとする。ずるいって思う。
52.その癖に狼になるところの、ギャップ。
53.低く掠れた声は、耳に届くとどきりとする。
54.いつでも本気だってわかる、俺を安心させてくれるところ。
55.こんな俺の通知を取っちゃってる過激派なところが好き。荒らしてやるから覚悟して。
56.すぐに俺のことを信じるところと、それでたまに俺に騙されるところがたまらなく可愛い。からかってごめんな。笑
57.独占欲が強いところ
58.ヤキモチ妬きになるところ。
59.たまに抜けてるところ
60.英語がわかるやつって格好いいって思うんだよね。お前のことな。
61.注意深く慎重だけど、気を許すと一気に懐くところ。
62.懐いた相手のことは何がなんでも守ろうとしてくれるところ
63.すぐに牙を剥いてしまうところを愛おしいと思うから俺は重症なんだと思う。
64.沼に溺れて欲しがるところ。安心して。もうとっくに落ちてるから。
65.すぐに砂糖を吐き出すところ
66.いろんな人に惚気を吐き出すところ。
67.素直に嫁にもらわれてくれたこと。
68.プロポーズに真摯に返してくれるところ。
69.動画まで作ってきたところが、可愛すぎてどうしようかと思ったんだよね。
70.もう70個?早いな。んー。真反対なところが不快でなく、心地よく感じられるのが魅力だって思う。
71.やだっていう時の、縋るみたいな震えた声が、どうにも俺には甘くて愛しいから、いじめてしまう。
72.独占してって言ったら、喜んで独占してくれるところ
73.見ず知らずの俺の友達にまで挨拶してくれるところ。
74.たまに全力でバカやってくれるとこ。
75.なのに真面目な時に死ぬほどちゃんと格好いいところが、自慢の恋人で、嫁だと思う。本当にね。
76.俺のわがままに答えてくれるところ。
77.何を晒してもお前なら大丈夫だって思わせてくれるところ。素直に甘えられなくてごめん。
78.何をしても全肯定してくれるところ。調子に乗りそうになるけどね。
79.手錠かけてこようとするところ。俺はそれはそれで嫌いじゃないけどね。
80.ふふっ、あと20個だね。んー、これから先、どんなことでも、一緒に楽しんでくれそうなところ。
81.こんな俺に、もう一度恋をさせてくれたこと。
82.俺の過去の傷ごと、受け入れてくれたこと。俺もお前のことは全部受け止めたいと思ってるよ。
83.たまに俺を、伊吹にさせてくれること。
84.赤くなるところが好きだけど、一番は、耳まで赤くなるところが愛しいんだよね。秘密にしてね。
85.沼に落とそうとして必死なところが、可愛いからさ。見てたくなる。許してね。
86.俺が秘密にしていることも、全部内側から暴いてくれるところ。それが不思議と不快でないところ。
87.お前がつけてくれる好意だけは、俺は嫌じゃないんだよ。
88.安心した寝息が可愛いと思うのはいけないかな?笑
89.寝起きの呂律の回ってない声。
90素直に寝てくれないわがままなところも、本当はちょっと可愛いと思ってる。でも体調は心配。
91.お前が自分自身で嫌いだと思っているところがこの先幾つ出てきても、俺はきっと好きになれるって確信できるほど惚れさせてくれたとこ。
92.俺がお前の隣に立つことを、許してくれたことが本当に嬉しいと思ってる。
93.俺に現実と戦う勇気をくれたこと。
94.この世界を楽しいと思わせてくれるとこ。
95.俺をどんな時も俺だって認めてくれるところ。
95.これからも一生そばにいてほしいって思うほど、愛おしい存在でいてくれるところ。
96.俺にお前を、全力で愛させてくれるところ。
97.俺を見つけ出してくれたこと。
98.怖かっただろうに俺に告白���てくれたところ。
99.今日も俺を愛してくれてる事実。
100.俺を好きになってくれてありがとう。愛してる。
多分被った気がする。100個。って案外すぐだね。
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blue-aotan · 2 years
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ハロー(´ー∀ー`)2022.9.24
飼い猫のアリスは以前に比べると少し落ち着いてきましたが、それでもやはり突然怒り出すのは相変わらずでスイッチが何なのかわからないまま時が進んでいます。
タイミング的に私の仕事が始まって数日くらいにアリスに異変が起きたので、もしかしたらそれも関係あるのかもしれないな…と思いました。憶測でしかないのですが、今までずっと家に居たのに突然長時間家を空けるようになったことに戸惑い怒っているのかもしれません。
それとスリッパが嫌いみたいで、スリッパを移動させるだけでも怒りだしたりするので私としては猛獣アリスの攻撃から足を守るために履きたいけどwwスリッパはアリスの見えないところに移動させました😭
本当に猛獣と生活している気分です。だけど前よりは触れる時もあるので大丈夫そうな時にたくさん触ってブラッシングするようにしています。
動物病院へ連れて行くタイミングを見計らいながらの生活ですが…もう少し様子を見ようと思います。
この前、また姉達とグループトークをしていてHUNTER×HUNTERの話になったのですが、長女が
「ピカソみたいな名前のキャラおったよね?」
って言ってました←
ヒソカね←
ピカソはおらんのじゃ←
ということで映画ブログです〜
「オキュラス/怨霊鏡」
呪われた鏡のせいで子供の頃凄惨な事件が起きてしまったんだけど、父親も母親も死んだのはこの鏡のせいだと証明するために成長した姉弟が色々な手段で記録として残していきながら実験をするみたいなホラー映画。
いまいちです←
ようわからんホラーって感じ。
この男の子見たことあるな…と思っていたけどキングオブエジプトの子かー…(内容覚えていないけど←
パイレーツのウィルの息子役でも出てたのか…くらい私の中では印象が薄いw
「告白」
今年は邦画をかなり観ているわたくし。ながら見できるしそこまで真剣に観なくていいので観ようと思う機会が増えた気がする。歳をとったことで嗜好が変わってきたのかしら…とも思うけれど、観終わって大満足することはほとんどないよね←
洗い物しながら、とか日記書きながら、とかブログ書きながら、とか化粧しながら、で観れるから丁度いいしかといって洋画を吹替では観たくないので結局邦画になってしまうのね。
ながら見でも罪悪感がない←
そういった理由で観てもいいじゃないか。
湊かなえさんの小説は読んだことないけど、この映画はMVみたいだなーと思いました。教え子に自分の子供を殺された松たか子さんが復讐をする話。
子供相手だけど結構な復讐なんだよね。手加減なしさが私はいいと思いました←
段階踏んでいって子供の心を追い詰めていったりだとか、種を撒くみたいな感じで生徒にじわじわわからせていく部分が教育なのか復讐なのか何なのか。
牛乳に血液を混入させたのも生徒の母親に会って爆弾を仕込んだのも本当にしたのだろうか?
という疑問のまま終わったw
全て想像の中の出来事で、ただ心だけを追い詰めただけなのかもしれないけど本当のところは誰にもわからないという感じで邦画あるあるみたいな作風にも思えたのですが、小説を読んだらもっと具体的にわかるのでしょうか。
「マー -サイコパスの狂気の地下室-」
とあるおばさんが高校生達と仲良くなって慕われると思いきや変な行動をし始めて…みたいな話。
お酒が買えない高校生の代わりにお酒を買って飲む場まで提供し、仲良くなっていくんだけどもその中で自分の高校時代のことを思い出していったり言葉に傷つけられたりしてどんどん頭おかしくなっちゃうという展開ですw
本当に酷いことをされているから可哀想ではあるんだけど、1番可哀想なのは娘だと思う。
結局自分のことしか考えていないし、どうして娘を家に閉じ込めて変な薬飲ませて弱らせていたのかもわからないし、変なホラーでした←
「悪の教典」
サイコパス教師がショットガンで生徒を次々と殺していく話です。
教師役が伊藤英明さんなんだけど、かなり表情がやばかったです…瞳孔開いてて何の躊躇いもなく生徒を殺していく様子がマジでサイコパスでした。
だけどストーリーとしては「?」です。殺人鬼の心情はわからん←
「クリーピー偽りの隣人」
髭の西島さんも素敵だわね〜
でもさ2時間鑑賞してのこの結末は正直「なんで?」ってなったよね。竹内結子さんの絶叫の意味がわからず…説明が欲しいと思ってしまうことが多いイメージの邦画。
メッセージが複雑というか、分かりづらいというか。大体見る側に委ねようとしてくるよね←
見る人によって感じ方の違う映画はいいと思うよ。
色々な解釈できるっていうのも、感想言い合うのが楽しいと思うし。
でもこれは本当にわからないww
ただ香川さんがめちゃくちゃ気持ち悪い←
こんな人が隣人だったら地獄です。私だったら挨拶した時点でもう絶対に関わらないと心に決めますw
それと西島さんが最後らへんかなり香川さんを挑発するんですけど、そこも「?」でした。過去に一度サイコパスと関わって大失態して警察辞めてるのに、何でそんな不利になるような行動を取るのか理解不能でした。
奥さんもあんなに怪訝にしていたのにどうしてあそこまで隣人と関わろうとするのか謎だったし…
でももしかしたら夫との生活に不安や戸惑いを感じていたのかもしれないよねー。ちゃんと会話もしていなかったし、お互いに深く語ろうとしていなかったから招いた事態でもあったかもね。
それにしてもそこまでほったらかしにされていた訳でもないし、ちゃんと会話してくれようとしていた旦那さんだったし。私には奥さんの気持ちがよくわからなかったです。
「娚の一生」
この漫画が好きで昔読んだことがあり、映画化も知っていたけれど今回初めて観てみました。
この漫画で「枯れ専」という言葉を知り、私は枯れ専の要素もあるかもしれないと思っておりましたw
(昔は本当におじさん好きで有名だった私←誰にw
まぁーーーー豊川悦司さんで本当によかったよね←
キュンどころじゃない、ズドンです←
一撃で死にましたねぇバハーーッ(それは麃公将軍
始めは何この厚かましい中老は?誰?となるのですが、もう何よりもねー見た目が素敵なのよ←
足長ーーーーーーー!!
そして何でこんなに白シャツ似合ってんの?←
スタイル良すぎなのよあなた←
恋なので仕方なかったですって!?
言われたいわ←
この一撃で死にました。主人公と一緒によろめきましたよね←
くぅーーーーーーーートヨエツめ!(呼び捨てにすな←
ほんであの例の足舐めシーン。
これは実写では気持ち悪いだろう、どんな人間でも気持ち悪いだろうと想像していた私。
そうでもなかった←
いや、汚いとは思った←
だがしかし!
汚い臭いとか超越した世界がそこにあった超越のトヨエツよ←
(うまいこと言わんでえーねん
向井理来てからの暴れっぷりも、そのあとの傷ついたトヨエツも全部いい。
最後私もバックハグしてあげたいと思ったわ。マジで。
心の中ではしてたよーーーーぐふふふふ
(お前が1番��変態である
この映画で、不倫に傷ついて田舎のお婆ちゃんの家に住み始めた主人公が自分に「負け犬ジュエリー」としてお高いネックレスを買ってるのよね。
それを聞いたトヨエツが「君は自分を大事にしなさすぎや!腹立つ」って本気で怒るシーンがあるんだけども、そこで泣きそうになった私です←
負け犬ジュエリーって言った主人公の気持ちがわかるし、仲良しの友達の結婚報告の後に死にたいって言った気持ちもすごくよくわかる。
だけどそこで卑屈になっている主人公に喝を入れるトヨエツがもう愛の鞭すぎて、愛が溢れてるよねーーーー
どーする?
(どーもせんわい
自分が怒られているような気がしたよね。
ドキッとしたし、あちゃー(照)ってなりました🤣
私、トヨエツと結婚します!
(本気のアホの子がここにいまーーす
白いスーツとか最高だったよね。白馬の中老よ←
王子じゃないけど王子よりも頼りになりそうよね。
とてもよかったです🤗
「グリーンランド 地球最後の2日間」
これずっと観たかったやつで、U-NEXTにきてたので観たけど…途中ですごい飽きた←
まず彗星が地球に落ちてくる世界終末系の映画なんだけど、専門家とかは何の被害も影響もないですって報道していたのにいざ落ちてきたら大爆発するのよね。
何それ?←ってなるじゃん
ほんで大統領アラートとか言って突然主人公に「あなたはシェルターへ避難できる人として選ばれました」ってメールが届くのよ。そんなことある?
無作為かと思いきやちゃんと条件の元選ばれているっていうのが後々にわかるんですが、専門的な職業+持病がない人って決まっていて、息子が小児糖尿病って発覚したら軍から「この選出は手違いです」とか言われて搭乗を拒否されてしまうのですよね。
7SEEDSかよ!ってなったよね←
しかも病気あるのにミスで選ばれるとか、そもそもそういう理由で避難できる人間を選ぶ政府も本当残酷だなと思ったし何という不快で不条理な選定なのでしょう。選ばれた人も選ばれなかった人も不幸にする流れ←本当に酷いと思った。
でも本当に地球に最後の日が近づいているのだとしたら、そういう選定はありそうっちゃありそうよね。結局金持ちと政治家、専門職の人、エリートしかそういう枠に入れないのよね。
あと小児1型糖尿病とか、映画では割と多い設定だよね…
インスリンがないと危険とか、危機的状況を生み出しやすいからって緊迫感を足すために病気持ちにするのもどうなのかね←
正当防衛ではあるけど、お父さん人殺しになっちゃったよ😭
奥さんも自己中心的なタイプであまり応援できなかったし←
特に何も感想はなくていつも通り文句ばかりしか出てきませんでしたよぉw
それと昨夜地上波であった
「竜とそばかすの姫」
めちゃくちゃ面白くなかった🥹
びっくりした←
何一つ刺さらなかったよ←
バケモノの子でガッカリしてたけど、もうこの監督のアニメは観ないと思う←
ナウシカの無駄遣い😭悲しい…
今日のブログはこの辺でおしまいです🤟
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psytestjp · 1 day
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frlbmemo · 1 month
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エンド2
やっとエゴ回収できた
絵0 「色はつけないんですか?」 なんでニシくんこんな意外!って顔なんだろ まだ記憶がちょっとあやふやなのかな
ニシくんが寝る時突然ゴリラの豆知識話し出すから何???になってたけど ヒガシくん特典でぐるぐる考えすぎる、という情報があったので考えすぎて嫌な想像をして眠れないのを見てたからそういう考え込んでも害のない小ネタを常にストックしておいて寝物語に聞かせてたのかなと思った。
このビスのやつほんと何???????????? ニシくんの暴力スチルもだけど2人はギスります!のミスリードスチルなのかな? ラボとしてはビスが落ちるわけないからわざと落とした、ニシくんに何かしら怪我を与えるつもりだったのかな
「何もない」でニシくんとヒガシくんが画面を見てるの、単なる演出かもしれないけどもしかして観察者が見えてるのでは?と思わせる 私は多分これ観察者がいるかガラス張りかで2人はそれを知覚できてないだけだと思っているのですが…… そもそもの話肩車でギリギリ手が届きそう、ってことはベッドにのぼれば届くんですよ それでなくともマットレスを外してフレームだけにして、壁に沿って立ててニシくんを踏み台に上にあがれば届くと思うんですよね。2mはあるはずなんで… それをやらないのは認識をある程度弄られてるんじゃ?と思わせる
お風呂はヒガシくんにとっては飛び上がるくらい熱かったのにニシくんにとってはちょうどいい でもヒガシくんニシくんちでお風呂入ってたよな?と思ったが まあそれだけ水風呂に慣れてたんだろうな ほぼ水シャワーでたまに冷めた残り湯だったんだろう……
悪い腐女子だから俺は2日目にしてガスを使うぜ 6回まではセーフ
もしかして僕と一緒に で表情固まるの お前はなんなんだよ ニシくんの手紙とその性急さと精通事件が上手く噛み合わねえよ 殺されちゃうかもしれないから悔いがないようにしとこ♪ってこと? 割と徹底して凶器になるものが隠されてるからカミソリちょい意外だったんだよな スケッチブックとペンすら回収されるし 今思うと2人はこの刃物を部屋に持ち込むべきでしたね(怨念)
2人の手ってちょっと男性的なほうがヒガシくん(肌の色もちょと濃い)やや女性的な方がニシくんなのエッチだよね 仲間っていいな(ガス) ごめん、悪い腐女子だから……………
指を切った、で剣幕になって傷を確認するニシくん……。 ヒガシくんのNOを無視するニシくん、「ここだ」じゃなくて「ここ」と言葉がちょっと幼児じみてくるヒガシくん ヒガシくん、ニシくんはここまでヒガシくんの事が大事なのに何故試し行為なんてしたんだ そういえばヒガシくんが単独でお風呂に浸かってるスチルないな シャワーとかはあるけど このスチルのニシくんオスみがつよくて好き このお風呂の実験、2人でドアを押さえてたらどうなったんだろう
寝れば治ります(面白いから絶対みちゃう) 淫乱…て言おうとして敏感って言い直したんだろうか ヒガシくんの前では酷い言葉は使わないようにしてたのに ヒガシくんの前以外では使ってたんですか? まじでニシくんのヒガシくんが接してない生活謎すぎる しかしヒガシくんいくらなんでも淫乱過ぎると思うので肉体がかなり使い慣れてるんじゃないだろうかと思うのですが 実験終わったら記憶リセットしてると思ってたけど、特典SSとかが**日後だからよくわかんなくなってきたんだよな…… ニシくんが性欲に負けつつも自分は耐えて舐めてるのいいよね
ヒガシくんは、僕が言わなくてもわかってると思いますよ? ←何? 突然調教みたいな事言い出すの何? というかそうか これ小5の時に既にやったやり取りなんだな!? ニシくん一回やっぱりやだ、で逃げられてんだ 絶対ちんちんを見るという強い意志
男同士でもキスするんですよ、から今日は手で我慢しておきます これの流れでなんでヒガシくんはニシくんはキス嫌だったかも!!!ってなったの!?!?!?!?!?!?!?!?!? セックスしてください!(ガス) というか■でなくなっちゃった これガス使ったら出ない可能性…? エゴ目指します ニシくん昨日今日と理性で耐えて奉仕に徹したの凄いなほんとに
でもこれ何回見てもニシくんが精液の味に思い当たってる感じするんだよな 「もしかしてヒガシくんが自分と同じようなことを?」って思ったのかな
このマッサージ、ニシくんがエッチな風に触ったのか気になるけど 普通に慈愛をもってマッサージしてそう
きっと明日はよく眠られないだろうから(この台詞を聞くと失敗できね〜〜〜というプレッシャーを感じる) エッチなことさせておきますので……(ガスフワァ…) しかし本当に■のやつが出ないので、こちらに興味があると気付かないのかもな
このスチル、ニシくん駄目ですとか言ってるのにガン見してるの笑顔になる でもこのガス、やっぱりこれがないと2人は10日間の間では性行為に到りません、なのかな
ニシくんの夢どうでもいいって言ってるけど妙に気になるんだよな 黒い魚:権力を得られる 気持ち悪い魚:疲労 あと魚が死にかけている、だと変身願望 魚のモチーフは基本幸運とか変化みたいなので お風呂にいて不気味…みたいなのは今から来る不安、変化を望む気持ちと押し込めたい気持ちなのかな〜わかんない 風呂にひしめき合っている、自分と重ねてるのかも ここから出ると死んでしまう不気味な魚 どうしてこんな所(ラボ)にいるんだろう とか?
シーツが汚れていた、の話なんとなくヒガシくんに探ってる感じがするので この時点だとヒガシくんがもしかして…?と思ってたかも でも流石にシーツがびしゃびしゃになるまで…は考えにくいので夢精……にしては?くらい思ってるのかなあ
スキップしたり読んだりしてるけどやっぱり記憶思い出す話はきついな 夏祭りの記憶、ヒガシくんにとって大事な記憶と辛い記憶が混在してる ペット(漫画)みたいにヤマとタニがあったらヒガシくんのヤマは夏祭りの花火でタニがその晩の暴力なのかな〜……と思った ニシくんのヤマが見たい タニは事故だろうかなんだろうか ニシくん、殴られた事は知ってても具体的に何をされたかは聞いてなかったのかな 生米食べてた話もちょっと驚いてたし
あれ!?■でてきた こっち狙ってみようかな
「? ……俺には関係ない」 かわいいね 私は剃毛管理が好きです。ラブラブ同棲ifFDないですか?
ヒガシくん間接的に母親を殺させられてるんだなそういえば 猫…とちょっとかぶる……のでニシくんと彼氏の行動やっぱり意図的にかぶせている? 両方とも支配したいという意味かな アプリ版の11日目以降ニシくんがずっと及び腰なのこういう支配をやめたいという気持ちなのかな〜 なぜ手を離したんです 今日死ぬつもりだったのかと思ったけど だから「一緒に寝られない」かあ でもニシくんが知りたいのはその先だからなあ 予想の1つって感じか
随分、勝手だな!何回読んでもエッチだな
ガス
やめとくわ……流石に……
ヒガシくんの「うん」が好きで ヒガシくん、喋り方からしたら「わかった」とか「ああ」とか言いそうなんだけど受け答えが少し幼いんだよな これがニシくんに対してだけなのかどうか気になる 蘇生実験読み直すかあ 蘇生実験ぶっ続き読み直しコースが欲しい
ア!?ニシくん湯船入る時もタオル巻いてるじゃん!!!!!!!! 巻いてないと思ってた 鉄壁すぎんか?
自画像あけた 多分これエゴに必要だよな
このベッドかなり丈夫だと思うんだよな……マットレスどければ数キロ 鋼鉄製でもせいぜい2,30キロでしょ 二人がかりで動かせば立てられると思うんだけど
ア〜この2人の空気感好き〜↑ 盗撮「出会い」が壊れてる うーん? 内容はアプリ版と同じ 何が壊れてるんだ? このデータ破損気になるんだよな…… もしかしてPC版の続編ってデータ破損が修復されるとか?
ヒガシくんのシャワーに乱入するニシくん好き(語弊) でもシャワーカーテンごしに手をあててるの完全にホラーなんですよね文脈がね
ガス、使いてえ〜〜〜〜 がまん
あけてない絵あるや あけちゃお  本名!? 待って!?!?!?!?!?!本名のおはなし聞かせて!?!?!?!?終わらないで!?!?!?!?!
あ そうだお泊りの時は一緒に風呂入ってないんだ ………………………………………………あの精通事件の後に一緒に風呂に????? このスチル大大大大大大大大大大大大大好き 「忙しかったんでしょうね」 絶対なんかあるなんかあるぞ絶対 中学校ももしかして学区が違ったから行かなかった? 学区が同じだったら行ってたのかな わかんない 教えて 「のぼせてきてませんか?」いつもやたらのぼせてるの気にしてるけどなんでだ ニシくん勃ってる?
■のやつ続きがでない うーん??? 多分エゴエンドいける
ニシくんがこの時ヒガシくんを呼び出したのは確実に殺すためなのもあるよな ここで救急車を呼ばれると胃洗浄から薬物に対して適切な処理をされる可能性が高い うずのしゅげ1輪でそんな死ぬか?と思ってたけどそれを使っただけで他に毒を使ってないとはニシくん言ってないから、使っている可能性がある というか私は使ってると思ってる
死んでる人は生き返らない、だろ? 仲直り、だろ?
「お母さんの携帯にはロックかかってますしね」 こいつ見とるわ 絶対に見てる 友人の母親の携帯を
「僕の死に際のお願いくらい、聞いてくれてもよかったんじゃないですか?」 そんな軽い言葉で言う内容じゃねえだろ
カードだ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!! アプリは深淵の記憶だったので残った記録あけてたら突然カード落ちてきて発狂してくそびびったんだよな
ここでカード出すんだ 2人がローダンセしてから出したんだと思ってた 人の心、ある? ニシくんは真実を言えませんよね。だから我々が教えてあげますね ってこと?
このヒガシくん、身体は18歳なのに表情が完全に子供で辛い 押し込めていたものが…… △○□ってタバコって出すのNGなの!?PC版なのに!? でも、あの夢は現実だったんだろ これニシくんが薬飲ませてたから「夢」って言ってるのかな 俺は全く愛されてなかったんだ これさ、ニシくん ここで「僕じゃだめですか?」って言えないのかな〜…… ニシくんみたいに母さんに愛されたかった ニシくん愛されていたのかな?小学生が介護してるの異様ですよ。 少なくとも学校には行けと恫喝するのが愛じゃないかな 「やっぱりそうするんですね」 なんで知ってるんだニシくん やっぱり一度このNGワードを踏んでるな? それで薬を飲ませた? 予想にしても舌を噛むとは思わ���いじゃん ニシくんが舌を噛もうとした時ヒガシくんは口を塞いで助けたんだから ニシくんもそうしてくれ ヒガシくんは憎んでくれてもいいとまで言ったんだぞ…… キスしてくれ…………
自害に勢いがありすぎる
ドサッ ウィーン……
これもまた実験です あっ これ 生き返ってるわけでは ない? 培養したのはあくまで新しい胚であってもしかして今いる2人って散在実験を繰り返したデータが破損してる個体のコピーであって…みたいなこと? わかんないよお
もお〜〜〜〜〜〜〜〜このひとの心がないスチルトップに置くのやめてよ!!!!! トップカエルッておもったらEND10出てくるのまじ ニシくん開放骨折してんだよなあ これねえ ここまで一方的にあの状況で殴れるのほんとにキレてるよ もしかしたらガスみたいに興奮状態にされてたのかもしれないけど イースターエッグのやつにしてたけど逆に心削られてきたから深淵の記憶にしよ 好き このエンド
エゴ回収! のこり5、6、9 END4経由後のカフェオレどゆこと???????? 培養について回答がきますよってこと??????????? う〜〜〜ん????END5かなり難しい? 1つはあの■経由かなって思うんだけどもう1つが全く検討つかない 5はナビでる?(まだ出てない)5に行くつもりで…ということはこっちがトゥルーか? 10は位置デコイ? ローダンセナビでカフェオレ回収します!
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aarc2017 · 1 month
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5 days ともう1日 お母さん、あの赤いストールどこにいったんでしょうね。
2023年5月の光州滞在に続いて、韓国にいった。3月6日(水)から11日(月)までパジュとソウル。
日曜日10日の夜の便で関空に帰国するつもりが、勘違いして(なのか、購入してから忘れてたのか)翌日に帰国。到着した日から、帰国まで密度の高い滞在だった。
3月6日(水)JEJUairで新千歳空港から仁川国際空港に入る。
ほぼ定刻で到着したけど、パスポートコントロールが長蛇の列で、到着してゲートをでるまで約2時間かかって、ほとんど座れなくてぐったり。機内からの眺めは野山がちゃいろっぽくうつった、冬の終わり、春の手前の韓国。
Yeonyeonが空港まで車で迎えてきてくれてた、やっと会えて急ぐYeonyeonにひっぱられながら、5日間のSIMカードを交換、現金は1万円のみをウォンに両替して、あとはクレジットカードでなんとかするつもり、前回の現金も70000ウォン くらい残っていたし。それにしても日本円が安い。確か80000ウォン くらいにしかならなかった。
気つけにアイスラテを飲み駐車場へ。Yeonyeonが私に合わせたい人がいるといって、そのままイルサン(高陽/コヤン市)へと走る。図書館で仕事中の大学の教授と会うようだ。目の前に小さな公園がある、運動器具が設置されている。
Kim, Sang Chae教授。家が近いとかでいつもこの図書館で仕事をしているんだとか、歩いてカフェにいく、すごくお腹がすいていたのでカプチーノとベーグルをごちそうになる。Kim教授はギャラリーも運営していて、Yeonyeonはそこで展示をしたのだそう。土曜日にオープニングがあるから来たらどう?とか、南の方の市でKim教授のご友人がディレクターをしているアートフェスティバルのこと、国際AIRを始めようとしているという話を聞いた。札幌とつながるのは面白そう。名刺交換をして、YeonYeonの夫、ミンギが働いているアーティスト(ス・ドホ)のスタジオにミンギをピックアップに急いでウルサンをあとにした。
韓国は車両が右側通行で左ハンドル。Yeonyeonの車はペパーミントグリーンで小さくでかわいい。予想通りだけど、運転がほんとに上手。
時間は19時に近くて、暗くなったパジュの中心部を通り過ぎてヨンヨン一家が住む住宅地に急ぐ。ヨンヨンはずっと急いでいる、会ってからずっと!ラヨンをお友達の家からピックアップしてヨンヨン一家のアパートに到着。アパートの住民には決まった駐車場がなくて、空いているところを使うんだとか。建物内が禁煙で、外で立ちタバコをする、慣れた状況。
ヨンヨンの家!!!すごく素敵な天井の高いアパートだった。なんでもおしゃれだったし、すごく掃除が行き届いている。毎日やっているの?ときいたら、どうぜん(なんで聞くか?)とヨンヨン。室内には、ほかのアーティストたちの作品によるヨンヨンコレクションがある、リビングにはこたつと漫画でぎっしりうまった本棚。どうやらヨンヨンたちの寝室を私が使うようだ、なんだか申し訳ない気分になる。そして床暖房。そして夕飯に。
カルグクスの店にいくよ、と言われて行った先は、どうも地元の人気店だった。けど我々の到着時間が遅かったみたいで、ほかにお客さんはいなかった。鍋のシメは、お店の主人がつくってくれるおじやで海鮮の出汁がでた鍋のおじや、最高なのだった。
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ヨンヨン一家は、今年の年明けから天神山アートスタジオに滞在してて、私の韓国の旅の1週間くらい前までいっしょにいたので、なんかへんな感じ。レジデンス直後のアーティストに会うのは、アーティストが気持ちを切り替えられないだろうから、どうかなと思ったけど札幌の延長戦のようなものかもしれないし、いる間も展覧会をどうするかという話はばかりだったので、ほかのもっとひとりの人として話をしたり聞いたりということができていなかったから、帰国後のアーティストに会いに行くという私の好奇心がまさってしまったし、うちに泊まりなさいというヨンヨンの言葉にすっかり甘えることにしたわけです。いまも、ちょっと帰国直後にいってほんとによかったのかなと心配にはなっているけど。
ヨンヨンは、日本は料理がプライドだけど、韓国は食べることがプライドなんだと教えてくれる。だからともかく食べるよーとどんどんやってくる。満腹なのに、お茶に行こうという流れになって、アーティストヴィレッジのカフェに入る。ミニシアターもあるカフェだそうで、お客さんもちらほらいる。韓国伝統茶(五味子)をいただく。
いったん、ミンギとラヨンをアパートにおろして、私のリクエストにより大きなスーパーマーケットe-martに連れて行ってもらった。買い物するといより、どんな感じなのか興味があったから。果物は安い、あと量が多いという印象だった。結局、ヨンヨンおすすめの韓国のお茶や事務所のみんなにお土産にしようと決めていた朝鮮人参のゼリーなど、初日から買ってしまった。
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ヨンヨンに松尾さんからのプレゼントをようやく渡すことができた。松尾さんは、天神山のご近所さんで、オープニングにお寿司を持参して娘さんと参加してくれた。その後、ヨンヨンともう一度話がしたいといって再訪してくれたんだけど、すでに彼女たちは帰国していたので松尾さんは会えずにとても残念がっていた。その時、持参してらした贈り物をわたしが韓国に運ぶと約束して預かっていたのです。 松尾さんは、ヨンヨンへとその場で手紙を書いてくれた。この気持ちをヨンヨンに贈り物といっしょに手渡すことができて、ほんとによかった。
ようやく帰宅すると、ヨンヨンがはやくシャワーを浴びろという、夜のプログラムもあるらしい。シャワーが終わって、リビングにいくと、すでにヨンヨンがフルーツとおちゃを出し��くれて、テレビでは、NetflixでEye love youが流れている。ここで日本製のラブロマンスをみんなでみることになるとは!ドラマの中のラブシーンはやっぱり気まずい雰囲気になるが、まあてきとうにいなす。わやわやあれこれ話して夜が更けてようやく就寝。朝は、ヨンヨンはミンギとラヨンを送り出すために8時に起きるという、アーティストで親で、ほんとに忙しい。
ミンギの働いているスタジオは、アーティストがミンギを含めて2人いて、それ以外に近所のおばさんたちがきているのだとか。ミンギは白ごはんだけを自宅からもっていくと、おばさんたちがおかずをもちよって食べさせてくれるらしい。韓ドラで描かれる景色そのまま、と感動した。
3月7日(木)パジュを廻り、ソウルへ。
天神山アートスタジオでの約2ヶ月の留守で植物の鉢がいくつか枯れているのをベランダでみた。ヨンヨンは天神山の滞在の最後に展示をした。そのタイトルが50 days、ヨンヨンとパジュから始まった私の韓国の旅のリポートはそこからきている。窓の外には、川がみえるその先には北朝鮮。パジュは国境の町なのだ、アパートの隣の敷地は軍施設。去年の9月にリサーチで天神山に滞在した3人(分断イメージセンター:ジェハ、ソルジ、ジェヨン)は、週末にソウルでパフォーマンスをする。札幌で(日本で)北朝鮮の気配と強制労働の歴史をリサーチしたのだった。パジュは、ヨンヨンが一晩の宿を提供してくれたから、行くことになったけど、そこが国境の町だったとあとになってしって、ほんとうに肉眼で「分断」の景色を見ていることが不思議だったし、必然的だった。
ヨンヨンが帰ってきて、さあ散歩にいきましょうといってくれて出発。
ヨンヨンのスタジオ
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地元の会社の社長さんがヨンヨンの支援者(スポンサー)で、社屋の隣の空きビルをスタジオとして提供してくれているのだとか。同じビルの中にミンギのスタジオもある。ヨンヨンの作品もいくつも置かれていて、作業に徹するようなシンプルなスタジオだった。社長は、猫のお母さんだそうで、オフィスに2匹、会社の敷地には野良猫のための寝床や餌場がちゃんといくつもおいてある。なんだかシンパシー。この場所で、レジデンスもできるかもしれないと話すヨンヨン。昨日、京畿道にソウルからアーティストがスタジオを移しているという話を聞いた。
次は、ヘイリ芸術家村。
20年前にアーティストのスタジオとして開かれたエリアが、いまはほとんど全てのスペースがカフェになって観光化している場所。このヘイリの中で、アーティスト村時代からいるカップルの経営するカフェ、オーガニックショップ、ギャラリーはヨンヨンの親しい人たちというので訪ねる。温かいジンジャーミルクをご馳走になる。店の外には鶏小屋がある。think green cafe 「わたしたちはゆっくりいきる」年齢層の高い、このカップルの旧知と思われる人々が次々やってくる、この二人には話を聞いてみたい。とてもいい空間だった。
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なぜ、どういう経緯でここに芸術村ができ、20年を経過して観光地となったのかという話を聞いてみたい。次回かならず。
ヨンヨンは、いま岐路にいるようだ。これまで彼女の実力を評価されてきている女性を描いたシリーズ、抽象的な表現のシリーズをスタジオで紹介してくれながら、これからどこに向かうべきかと独り言のように聞いている。家庭と自分の制作のバランスを取ること、母親である彼女が振り払うことのできない家族への思い、がむしゃらな彼女は創作への意欲もさげず、でも取り組むことも多さや複雑さに疲れきっているようでもある。実際、切り盛りしている姿をみて、やりすぎないようにとか、少し手を抜きなよ、とかそんなヨンヨンには邪魔になるような言葉をいいたくなる、いわなかったけど。でも、こうして記憶を辿りながら、急がなくてもなんとかなる、どっかで辻褄があってくるからと、やっぱりいいたくなっている。ヨンヨンにメッセージしよう。
ソウルに出発するまでの��にヨンヨンがつめこんだスケジュールの次はランチ。ローカルのレストラン、スジェビの店。 入ると、店主のコレクションや植木がどころ狭しとびっしりおいてある、いい感じ。先客に消防士か救急隊員のようなグループあり、不思議とそういう職種の人が顔つきが違う(贔屓目)。昼時なので、席は満席、隣のテーブルで注文されている料理に釘付けになる。
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ここのスジェビと名物のチヂミはともかく素晴らしかった!すごい量だったので、まったく終わらず、チヂミのほとんどを持ち帰りにしてもらった。スパニッシュオムレツのようなチヂミ。再現してみたいけど、できるだろうか、ともかく美味しかったし面白かった。そして、昨日の夜のカルグクスの店もそうだったけど、お店ででてくるキムチが美味しい。
また、満腹。
そして、強制的に次は伝統茶のカフェへ。ヨンヨンは、韓国伝統茶がとても好きなのだという、カフェは古民家空間で、お母さんと娘さんが営んでいるようだった。こんがりやいたお餅が出てきた。お茶は、石の碗でぐらぐらに煮立った状態で運ばれてきた。私のお茶には銀杏の実が入っていたので、それはヨンヨンに、去年のお正月に突如発症した銀杏アレルギーがあるのです、でもお茶自体はその後もなにも起こらなかったし、サジで熱々の甘いお茶をちびちび楽しむのはすごくよかった。70-80年代の音楽がかかっていた。かかっていた曲で、好きだったのが学生による民主化運動の時の女性歌手の曲。
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カフェの庭から北朝鮮が見える。
アパートに荷物を取りに戻り、ラヨンをピアノ教室から拾って、ヨンヨンの車でソウル、法大エリアに出発した。ソウルだけ雨が降っているみたいなおかしな天気。ヨンヨンもかつて法大エリアに住んでいたんだそう、この日からお世話になるソルジとジェヨンのアパートに到着した。ハイソな雰囲気の家賃が高そうなアパート群にちょっとひく。地下駐車場で、すでに親戚のような気分になったヨンヨンと別れ、私は彼らの部屋にエレベータで向かった。暗証番号は教えてもらっていた。 しかし、ドアが開かない。困っているとお向かいのドアから小学生くらいの女の子とお母さんがでてきた。女の子は英語が達者で、どうしたんですか?と聞いてくれたから、すぐに助けを求めた。彼女、ほんとに心強かった。ヒーローです、ドアもあけてくれた。
部屋のドアには、helloというシールを貼ってくれていた。私が使わせてもらう部屋もしっかり準備がしてあって、しんそこくつろいだ。 10分ほど、休憩をしてすでにアパートの下でまっていてくれたKim, Soyoungと会う。ソヨンの車を探して敷地内を歩いたんだけど、ともかく新しくハイソなアパートの雰囲気にたじたじする、どんな人たちが暮らしているのか、若いキュレーターカップルのソルジとジェヨンがなぜここに住んでいるのかとかいくつも質問がわきあがってくる。
アパートの敷地を歩き回ってやっと出口があらわれた、そこにソヨンがいた!
横っ面にぶつけたあとのあるソヨンの車に乗り込んだ。
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助手席に座って、彼女の案内にただ従っていく。最初は比較的新しくてソヨンが気に入っているギャラリーに。一軒の家が改装されて複層的なスペースになっていて面白い。そこから歩き始める。このエリアには、ギャラリーもスタジオも多くあったという、でも地下が高騰して減ってきていると。途中、スマホの充電用の韓国使用の電源ソケットを購入。そのままそのほかに二つギャラリーを巡る。ふたつめは、プリント工房が運営する版画がメイン(らしい)新しいギャラリー。二つ目は、アーティスト・ランのギャラリーでこのエリアでは老舗という。
ギャラリーを3軒回って、レンガ構造の建物が残っている古い街区の中のカフェに入った。このあたりはゲストハウス も多いんだとソヨンが教えてくれる、コナーもソウルではここに滞在してたんです、と。旅の前にどこにいきたいのかと聞いてきてくれたので、ソヨンのお気に入りの場所に連れて行って欲しいと頼んでいた、だから、このカフェも彼女が好きでとても落ち着く場所だといっていて、その通りだった。いまどきのおしゃれ優先じゃない、でも粋なカフェで私も気に入った。
キムソヨンはソウルを拠点にしているペインター。天神山アートスタジオには去年の春に2ヶ月滞在していた。ほんとうにコツコツと作品に向き合っていて、ちょうど桜の季節に、毎朝二階から公園の桜を眺めて過ごしている姿がいまでも記憶に残っている。昨日のヨンヨンと似ていて社交的で日本語も勉強を続けてかなり使う。滞在中には、道立美術館の学芸員や同時期に滞在していた札幌や日本のアーティストやWSで知り合ったインテリアデザイナー、同時期滞在の海外のアーティストとしっかりと友好的な関係を構築していた。彼女に再会して聞いたところによると、札幌で知り合った人のうち、何人かはすでにソウルに来て再会を果たしているし、天神山以降、彼女もまた2度日本にきている。特に、奈良を拠点にしているアーティストは彼女と同時期に滞在していたのだが、その人との交流によって、彼女は、彼女自身の次のステップを��画するようになったようだ。それは、ソウルという大都市を離れて、故郷の町で新たに活動をしようとする計画。 また、同じく、彼女と同時期に天神山にいたアメリカの文学の作家コナーとは、ソウルの友達よりしょっちゅうあっているといって笑っていた。たった2ヶ月の札幌での滞在制作、このきっかけをものにすることのできるレジデンスアーティストは実際それほど多くない。ソヨンの天神山のあと、は私の想像を超えていた。
すでにペインターとして長いキャリアをソウルで築いているが、作品を制作するだけでは生計が立たない、自身の制作に並行して美大受験生のためのチューターも務めてきている。そのためか、客観的に思考する性質も持ち合わせていて、だから今後のキャリアをどのように組み立てていくのか、自分の経験や体験をどのように活かしていけるかと冷静に点検することができているように受け止めた。もちろん、葛藤やどうしようもない切なさなんかはあるはずだけど。
アーティスト・イン・レジデンスは、一時的な滞在が前提だから、私たちが知るのは、ひとりのアーティストのほんの一面だし、ほんの一瞬にすぎない。それが面白さであり次へと向かう燃料にもなっているが、天神山アートスタジオのように一度にたくさんのアーティストと同時に対応するような環境では、なかなか深くつきあうことができない。それは、天神山以前は年に3-4人のアーティストを招聘していたレジデンスにいた経験からすると私には物足りない。  作品というより、アーティストという人に興味があるので、よくもわるくももういいです、というくらいまでひとりのひとを知りたいという欲求がある。ただの好奇心なので、あまり警戒してほしくはないんだけど。(むしろそれが無礼なのか?)
トッポキを食べる店を探して、また歩く。
途中で、韓ドラの「コーヒープリンス一号店」のロケ地に使われたカフェの道を通り過ぎる。コンユが好きな私はもちろん静かに興奮しました。そして、このカフェがドラマのロケ地になる前に、常連だったソヨンからちょっとしたホラーストーリーを聴くことになるのだけど、それは怖いから書き残さないでおく。
ソヨンに送ってもらって10時すぎにアパートにたどり着くと、ソルジたちも帰宅していた。パフォーマンスの初日を迎えていた二人だったので、あれこれと喋りたい気持ちがお互いにあったのだけど、ふとおもいだした2000年ごろのflying cityのことをきいてみた。都市の再開発に伴ってとりこわされてしまうエリアとコミュニティのプロジェウトをやっていた反骨系のアートグループがいたと記憶していたのだけど、ひょっとして彼らの暮らしている(私が滞在する)このアパートのエリアは、flying cityがフォーカスしてた場所?と質問したら、ジェヨンが、ここではないと教えてくれた。その流れで、なぜ自分たちがこのアパートに住んでいるのかを説明してくれた。 新しいアパート群の再開発にあたって、元の住民に新しいアパートに住む優先権が与えられたのだとか。ジェヨンの家族は元の住民でもあるし、新しいアパートの入居優先条件に、「新婚」「子供のいる若い世代」もあったから、ソルジとジェヨンは結婚することにしてこのアパートへの入居申請をしたんだという。面白い話だ。リビングには、結婚式の記念写真も飾られている、ドラマでよく見る風景。 まだ喋り足りなかったけどさっさと自室にひっこんだ。普段の生活よりも倍以上歩いていて私も相当疲れている、きっと彼らはもっとくたくただろうと思う、おやすみなさい、翌日のパフォーマンスの成功を祈った。
私が使わせてもらった部屋は、普段、ソルジが仕事部屋として使っているのだそう。四畳半ほどの大きさの部屋に机と本棚と資料が山積みで、その間にシングルベッドがおいてある。子ども部屋のようで、私はなんだか実家の自分の部屋にいるような気分になった。電気の式パットがおいてある、スイッチの入れ方がわからないけど疲れていてそのまま眠った。
3月8日(金)16年ぶりのアービン・シム
思い出そうとするけど、この日、アービンと回った地名・駅名がまったく思い出せない。10:50の待ち合わせも、どうやら地下鉄の乗り方を間違ったみたいで遅刻した。朝、起きれなかったのだ、慌ててアパートを出て、ろくに調べないで待ち合わせ場所に向かった。 なにしろ初めての地下鉄移動だったから、間違っていてもそこそこ楽しんでいる、完全に覚醒しているわけでもないから気分はのんびりしていた。のんびりしていたと思ったら、待ち合わせ場所でアービンを見た途端に、涙腺崩壊してしまった。なぜ?なぜそんなにエモーショナルになったのか自分でもわからないけど、話し始めたら私たちは16年ぶりにあったのだとアービンがいう。ああ、その時間が私をなんだか盛り上げてしまったようだ、気がつかなかったけど!アービンは16年たってもちっとも変わっていなかった。スピリッツがブレてない気がする。私は肥大したけれど。
アービンの好きなカフェにまずはいく。細い路地と階段を登ったところにある。小さなカフェ。ひとしきり、あの人はどうしている、とかそういう懐かしい話をする、フィナンシェとカプチーノ。
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なんとなくミッションなきがして、札幌でアービンとあったS-AIRのふたりと漆くんにアービンの写真を送った。 カフェの向かい側のひだまりで猫がまるくなっていた。
寝坊して待ち合わせ場所に向かったから、お腹がすいていたし昨日の疲れも癒えてなくて体調はあまりよくなかった正直。だけど、アービンとの16年ぶり!に興奮していたのか、しゃきしゃきと歩く早足のアービンになんとかついて行って、去年まで彼女が働いていたギャラリーにいく。 デジタル系の会社の中にそのギャラリーはあって、そこではここ近年で大注目の女性アーティストの個展をしていた。最初の空間は照明の効果で赤く染まって、その中に数点のビデオが上映されている。受付にアーティスト本人がいて、少し話ができた。 メインのスペースに他二つの空間が隣接していて、それは普段展示空間に使っていない場所だという。ひとつは会議室、もうひとつはアイランドカウンターキッチンがあるラウンジ。 その2箇所には、主にセラミックの作品が展示されていて、アーティストのビデオ(アニメーション)作品が3Dになってリアルな空間に存在しているという感じ、ビデオの中にオーディエンスが取り込まれたような感覚もあり面白い体験だった。 作品をみて、ああ、売れそう、というのが最初に思ったことだった。買いたくなる欲しくなるモノを目の当たりにすると、なんかドギマギする欲望が刺激されると妙な背徳感が迫ってくるからかな。慣れてない&気が小さいのかもね。アービンが、最近の韓国の若手アーティストは2D作品の作家たちが次々セラミックで3D作品を発表していると説明を加えてくれた。アーティストにその話をふると、彼女は絵の制作とそこからの立体への展開は自然ななりゆきで、延長上にあるということを話してくれた。
日本でもアートフェアやギャラリーにしょっちゅう行っていればこう言った傾向に出会っていたのかもしれないな。あまりに日頃ご無沙汰である。
アービンは、最後に彼女にあった16年前にもソウルで一番くらいにいけてるリッチなギャラリーで働きながら制作活動をしていた。その時、創作活動に集中したいから近々仕事をやめると話していた。その後、何年かしてまた仕事に戻ったそうだ。そして、またいまは制作以外の仕事も、制作も一年休んでいるんだそう。彼女は私とおおよそ一回り年下だから、40台後半になっている。年齢を重ねても、どんなふうに活動を続けていくか、これで大丈夫かと自問自答しながらキャリアを築いていくのはきっとほとんどのアーティストが同じなんじゃないかなと考えた。そういう自分のめんどくささを引き受けてそれでも制作を続けるってこと、そんな姿はいじましいい誠実だなあと思わされる。こういう姿が20台とか30台の若いアーティストたちに励ましとして、いい意味であきらめとして伝わるといいのになあとも。
お腹がすいた。
地下鉄で移動するよとアービンが交通カードを貸してくれる。ソウルの地下鉄は安い、この乗りやすさはありがたいな。たぶん、一回くらい乗り換えて、アービンのお母さんに会うために彼女の家のある駅の一つ前で降りて、ファーストフードのようなキムパ屋さんに連れて行ってくれた。すでに2時過ぎだったので店内では、スタッフ二人が食事をしている。食券を買って、キムパ、トッポキ、おでんが運ばれてきた。フライドポテト入りキムパが一番人気ということで、それとツナのやつ。ああ、美味しい。コロナの間、最近習い始めたことなんかを話した。
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食べ終わって、お母さんが待っているからと彼女の家に歩き始めた。アービンのお母さんは、私のことをいつも気にかけてくれていたようで、今回もぜひ訪ねてくるようにとアービンに言ったようだ。
16年前には、彼女たちのアパートに一泊か2泊、お世話になった。駅の周りの景色もかなり記憶していた、懐かしい。あの頃から、ここが変わった、うちも道路向かいの別のエリアに引っ越したとアービンが説明してくれる。 お世話になった時、普段アービンが使っている部屋を私に使わせてくれた。明るい室内とピンク色のサテンのきれいな布団を鮮明に覚えている。ベッドを私に譲ったアービンは、その日お母さんといっしょに寝てた。その状況が当時の私には不思議だった、いい大人が!いい大人に親といっしょに寝させて申し訳ないという気持ち。だけど韓ドラでドラマをみまくったいまなら、彼らがそうしてくれるのはおもてなしの気持ちの表現で、当たり前のことだとわかる。娘と母親の距離感、家の中の雰囲気、お客さんがきた時の対応とか、その当時はまったくの異文化としか思えなかったあれこれのパズルがパチパチとハマっていくような感じで、今目の前の状況もすごくわかる。ああ、見倒しておいてよかった、笑
もう、わかったつもりの私がまた完全に崩壊する瞬間が来るとは予想してなかった。
アービンのお母さん
私を歓迎するために少しおしゃれしているだろうとか、足を悪くされて車椅子や補助器具で行動しているお母さんの雰囲気は、予想がついた。でも、全く覚えていなかったのだけど、すごく無邪気でエモーショナルな人だったということ。再会のとたんの温かい、いや、かなり激しめのハグを交わしながらその様に思わず泣いてしまったし、お母さんも泣いていたし、アービンも泣いちゃってた。日本語も勉強しているの、といって日本語で話しかけてくれる。短い時間の中でもたくさんおもてなしをしてくれようとあれこれ考えてあれこれ準備をしてくれたみたいで、なんというか感動したというか圧倒されて言葉が出ない。日中、お母さんを家でサポートしてくれるヘルパーのおばさんも唖然としながら温かくみててくれている。アービンがお母さんに促されてリンゴを剥いてくれた、韓国のサゴォアはとても美味しいのよ、食べなさいとお母さん。 大谷翔平が好きだというので、帰国したら特集号の雑誌か写真集を送ると約束した。私が大谷翔平とつきあうことになる初夢を今年みたとはさすがにいえなかったが、ちょっと前に大ニュースになった大谷の電撃婚の話題で盛り上がった。楽しいなあ、しかしこの溢れる感情を私は取り扱いできないままでいる。
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帰り際、プレゼントがあるとお金をくれた。トン?トン?トンっ!?!?とほんと驚いた。この習慣もドラマで学習済みだったけど、まさか57歳にもなって贈り物としてお金をもらうなんて、ああ、現実が受け入れられない・・綺麗なパッケージは、ヘルパーのおばさんが手伝ってつくってくれたそう。 今回の韓国旅では、会う人たちからなんだかの贈り物を受け取っていて、ほんとに心苦しいほどだった。私がお世話になっているのに、みな心尽くしの贈り物をくれる、自分が気が利かない人のようにも思えるけど、こういう気持ちの表し方なんだとありがたく言い聞かせる。
ほんとにありがとうございます。
このあと、アービンが10年近く使っているスタジオへと移動した。地下鉄に乗って、確か乗り替えはなかったような気がする。ターミナルの町で、ソウルの人がボルダリングとかをする険しい山の登山口があると言ってた、ソウルの南の方とも・・いま地名が思い出せないけど、最後にまとめて調べよう。元ベルギー大使館の建物を再利用した美術館の分館がある町だったから、検索すればわかるだろう。
この日もハイライトだらけで、長くなりすぎるので別の投稿につづく。
アービンのオンマの愛と引き換えに?なのか、この旅に持参したストールを失くしてしまった。母が(実の)私の二十歳の着物に合わせて買ってくれたもので、30年以上使っていた赤いストール。この冬に、このストールの暖かさを再発見してヘビロテしていたからそのまま韓国に持ってきていた。失くしたことに気がついて、ヨンヨンやソルジたちにも探してもらったけどでてこない。
お母さん、失くしてしまってごめんなさい。でもあのふんわりした温かい感じ、まだ覚えてます。
忘れないようにする。
忘れたくない。
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memento-mori-w · 2 months
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「俺は、あんたに幸せになってほしい。あんたが苦労してきたんを、今生きとる命の中じゃ誰よりも知っとる。もちろん、第三者の中やったら、の話やけど。流れた子も、枯れた鈴蘭も、踏み荒らされた隊服も、全部見てきはったやろ。あんたはひとりの人間が抱えるかさえわからへん不幸を、あんたひとりで全部被ったようなおひとや。俺の大事な大事なお嬢。命に替えてでもお守りしたいお嬢。掛け替えのないおひと。せやさかい、誰もおらへん墓石に、手なんて合わせなんでくれ。海に化けた遺骨のあとを追わんとして、春の海を眺めなんでくれ。あんたは真っ白やさかい、どんな風景にも溶け込んで、消えそうで、怖いんよ。俺はまた、あんたを失いたくはあらへん。頼んます。お頼み申します。お嬢。あんたは、誰かと幸せになってくれへんか。そうでなきゃ、あんた、なんのために産まれてきたん。「愛されるために生き物は産まれてくる」って、あんたの言葉、好きやのに。覆ってまう。俺はもう、ぎょうさん、あんたに世話になった。幸せ者やわ俺たちは。だが、あんたのことは誰が支えるん。誰が見てくれるん。俺たちがするには、どう考えても力不足や。だれか、いてくれてはるのん。なぁ、杖にばっか頼らんで。ひとを頼ってぇや。でないと、折れて、倒れそで、怖いねん」
「………茨木。ぼくは、だれかのものにはなれへん。知っとるやろ」
「っ…」
「道端にほっとかれた、誰のものかもわからん、使い古されたゴミ屑みたいな道具。あんた拾う?交番に届けられる?」
「…………それは、っ」
「拾えへんやろ。届けへんやろ。だのに幸せになって欲しい、なんて、どの口が言うとる」
「お、じょう、でも、おれは」
「残念やわ。余計なことさえ言わへんかったら、置いといてあげたんに
野良猫やあらへんねん。使い古された、ぼろっぼろの、穴だらけの道具やねん。誰が手に取ってくれる。誰が愛してくれる。誰が、見てくれる
去ねや。金輪際、姿を見せるな、たわけ」
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modernheavy · 2 months
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今日読んだ漫画 2024年3月5日(火)
マンガワン(アプリ)
🧹『QQスイーパー』 最富 キョウスケ
QQスイーパー&クイーンズ・クオリティ
 玖太郎がドS(特に掃除)で文が時々なまってる……(要約:今と違って新鮮)
やわらかスピリッツ
🍵『後宮茶妃伝 ~寵妃は愛より茶が欲しい~』 井山 くらげ+唐澤 和希
 久しぶりに読んだら采夏かわいくなってた
ヤングキングアワーズ2024年4月号
🍱『横浜黄昏咄咄怪事』 吉川 景都
 金条も言ってた通り加賀美先生難儀な人だな~笑
ミモット
🐱『吉川さん家の猫事情』 吉川 景都
【吉川さん家の猫事情】#31話 布団で起こるナゾ行動 - マンガ連載:吉川さん家の猫事情 - mimot.(ミモット)
 猫さんたちにクスッとさせてもらえるから好き
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tokyomariegold · 2 months
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2023/10/23〜
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10月23日 職場があるまちに着くと、寒さと秋が深まっていた。関西シックに浸りながらお仕事をしたかったけれど、バタバタと忙しそうな雰囲気に呑まれて、自分も嫌な感じで虚勢を張るように忙しくしてしまった気がする。
忙しそうっぷりで誰も競ってないとわかっていても、ぶつぶつ独り言をいったり、準備にばたばた音を立てたりする人たちの中で、彼らは真面目にそれをやっているのに、自分はパフォーマンスとしてやってしまっていて嫌気がさして泣きたくなった。
それに追い打ちをかけるように産業医との面談があり、業務の制限をかけるような診断書を元に「さてそしてあなたはどうして欲しいですか?」みたいなことを訊かれ、それがわからないからこうなっているんだ!!と、普通に「は?」と機嫌悪く悪態をついてしまった。 今日はいつもお世話になっている上司も同席してもらった回だったので、多分彼女の前ではどこまでもいい子ちゃんをしたかった私は、やっておきたい私と今の私が違いすぎてコントロールできない状況にさらに泣きたくなった。 面談を終えて上司から「なんか、難しいね」と言われ、ごめんなさいややこしい私の病気に巻き込んでしまって、と言うこともできずに、もっともっと泣きたくなった。
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職場の方々へ渡したかったお土産も今日は渡さなかった。 1期下の方へマールブランシェのクッキーのお土産だけ渡せた。
帰りはもう一人で帰りたい!と思いつつ、なんとなく流れで一期下の方とそのまま帰ってきて旅行の話などをさせてもらった。
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10月24日 ガラスのキャンドルを割ってしまったinstagramの投稿を見た長島先生から「キャンドル好きなの?うちは猫がいて炊けないので、たくさんあるから今度来た時にあげるよ!」とうれしいメッセージをいただく。 そして長嶋先生が“去年の今日”という新しい本を出されることを知る。名古屋でトークイベントもあるみたいでいいな〜と、今楽しみにしている本がもうひとつ増えた(ひとつは最果タヒの新刊)。
そのままSNSを眺めたら、山の上ホテルが休館するとの情報を友人の投稿から知る。ちょうど昨日、一期下の方と泊まってみたいクラシックホテルの話をしたところだった。 あとインターネットで友人の日記を読んだ。 例の感染症を疑われた話があり、私はその感染症とtwitterの後任システムの名前を、なんとなく口に出すのを憚り続けている。
昨日、とても後味の悪い面談をしてしまって、それなのに明日が人事異動に関わる調書の提出機嫌なのでその前にもう一度意向を確認したい、と上司が面談の席を設けて下さった。 どこまでも申し訳なくて、でもありがたい。 今の正直なところの、どちらつかずで自分の体感が自分で全くわからない状況と煮え切らなさも含めて、私の意向をお話しした。 ほんとう、話しながら何をどう考慮してほしいの?あやのちゃん!と思った。
ありがたいと思いつつ、お仕事やっぱりもっと頑張りたいのかな、と思いつつ、長い長い打ち合わせの場を一番乗りで出てきて帰っている。
帰り道、歩きながらiPhoneを見ると03から始まる着信があり、調べてみると某大学(高校生時代にセンター試験の試験会場だけの縁の大学)の保健センターからだった。なぜ?
明日は久しぶりに都庁へ出張。 無事帰って来られますように。
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10月25日 明日まではメールを見ないで過ごしたい。 都庁へ出張をして、もう都庁の概念みたいな存在を全く楽しめなくなって、へとへとに明日からの宿題を抱えて帰ってきた。 東京都を正しい東京都であるべくするに参加するには、こうゆう心のざらつきを抱えないといけないなんて!とまだまだ発見させてくれる社会でした。
人にもよるのだろうけれど、でも、私のファイルをそんなふうに舐めるようにめくらないでくれ!!と思って、打ち合わせ中に、あからさまに冷たい態度へかわって言う自分の大人気なさに泣きたくなった。私はもう、社会科見学でなくて、社会に参加してお仕事をしてしまっている。かなしい。
少し早く帰れているけれど、昨日明日早く帰れたら…、と思っていたことは何ひとつ出来なさそう。
今日やっと京都のお土産を職場の方々へ渡せた。 微妙な数しかなかったけれど、今日お休みの人が多かったのでちょうどよかった。昨日一緒に長い打ち合わせに参加していた方々が揃ってお休みだったので、引き続く長い雑談に見切りをつけて早く帰って大正解だった。 神戸出身の方に、三ノ宮駅から新神戸駅まで歩いた途中の有名な洋菓子屋さん(カフェ付き)に行った話をしたら「そこのサンドウィッチはとても美味しいので、いつかぜひ!」とお勧めして下さった。
職場の方々が次から次へと喉の調子を悪くしている。
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10月26日 ソニーの公募がだめだったことが確定した日で、誰からの評価も欲しいわたしはちゃんと傷ついている。
今日あたりから発売される最果タヒの新刊の一部や、新しい言葉が、彼女のSNSに置かれていて少しなんだろうこれからを楽しみに思えた。そして月のことを思い出して、満月の日を調べたら明日らしい。あと29日は月食らしい!
お仕事が忙しくて、デスクワークでも息を切らしてしまっている。 お仕事は社会科見学として、サブロードに位置していたはずなのに最近メインロードに居座っている。 担当する業務の内容が重くなってきているのと、やっぱり診断書を始め持病のことを明らかにしてからそんな感じがずっとある。 いままで自分が自分すぎて人生がつらくても、気を紛らわせるところとして社会(お仕事)があったのに、もうそれまで自分すぎる人生になってきている。どこに逃げる?
一期下の方から科博の日本食についての展示を誘ってもらう。また招待券をもらったとのこと。
電話番号を変更登録したはずの金融機関のから、電話番号に送られたコード番号が届かず、また手続きが滞ってしまっている。
気持ち的に来週末の診察は見送ろうと思っていたけれど、もう忙しすぎて行けない気がしてきた。
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10月27日 京都にいたのが一週間前なんて。とても昔のことのように感じるくらい今週一週間は長かった。長かったけれど、たくさんいろんなことがあり過ぎて、時間は一瞬だった。
今日が満月かと思っていたらまだ十三夜。満月は明後日でした。でも明るい月を見ながら歩いて帰って、どうせ余裕なんてない、と朝お部屋にカメラを置いて来たことを後悔している。 みんな月を見ている時はひとりでいて欲しい。
なんだかんだあって週明けの月曜日も都庁へ行くことになった。ワクチン接種の予約をしていたので変更しようと予約サイトを見ると、ちょうど日曜日が空いていて予約できた。
職場の色々に支配されているこころや頭が、少しこの週末で解放されるといいな、と思っている。一先ず、最果タヒと長嶋先生の本を買おうと思う。
金曜日の魔法(?)で、変に余裕が生まれて、年末調整も提出した!えらい! どんな業務をしている時よりも、自分がある組織に所属して社会人として働いているんだな、と実感させられるイベント。 提出しながら、いつまで“変更なし”のまま今の家に住み続けようか、とか思って、そういえば先日今住んでいる部屋の更新手続きの案内メールが来ていた事を思い出す。きっと今回は引越しなんてできないままな気がする。
何かを祈るようなことで毎日を締めくくろうと、ここに書こうとしている。 しないとだめなことが起こりそうで、ジンクスになっている。 でも何もしなくてもいいんだよ。
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