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#植物図鑑シリーズ
laatikko-t · 7 months
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֒𓈒𓏸𝚆𝚎𝚍𝚗𝚎𝚜𝚍𝚊𝚢. 𝟸𝟶𝟸𝟹.𝟷𝟶.𝟷𝟾.
࿐𝙱𝚘𝚝𝚊𝚗𝚒𝚌𝚊𝚕 𝚙𝚒𝚌𝚝𝚞𝚛𝚎 𝚌𝚊𝚕𝚎𝚗𝚍𝚊𝚛
𓏬
ꫛꫀꪝ✧‧˚植物図鑑カレンダー𝟸𝟶𝟸𝟺
予約販売にて購入して頂いた お客様のカレンダーを
ご用意が出来たモノから
順番に 発送をさせて頂いています。
お手元に届くまで
もうしばらく お待ち下さい𓂂𓈒𓋪
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ラッピングして
お手紙を書く時間は
凄く好きな時間です·͜· ♡⃛︎ʾʾ
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mado-itezora · 1 year
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2022年遊んだゲームふりかえり
2022年お疲れさまでした。
毎年これだけ略。恒例の今年遊んだゲームのまとめです。
・ 7 Days to End with You (1月)SP
なんらかのゲームの賞を取っていた気がします、めーちゃくちゃよかった! です! 名詞や数詞まわりはわりとさくさく埋められるんですが、どうしても形容詞や感嘆詞が全然埋まらない。相手が何を考えているのか、表情や素振りから感じ取ったとしても、それを自分の言葉、理解でしか表現できないもどかしさ。その果てに、私が彼女になにをしてやれるのか? どう決断するのか? 限られた言葉を丁寧に選ぶ、異言語コミュニケーションならではのストー���ー。面白かったです。
・Pokémon LEGENDS アルセウス (1-2月)Switch
今振り返ると、ゲームとして面白かった!のはSVよりこっちかなあと思います。私はアクションがとことんど下手くそなんですが、それでも終盤あたりになれば煙玉投げて→きのみ投げておびき寄せて→背面取って→ボール投げて→一旦距離を離して→煙玉投げて→…の一連の動作が無心でできるようになりました。これに慣れてしまうと、いつものシリーズ作でわざわざ捕獲のために戦闘するのが面倒であることに気づいてしまう……。 システム面として、ちょっと強いポケモンを無理して捕まえてもズルになり過ぎない(けどきちんと達成感がある)調整がうまかったな〜という感覚があります。あと、長い距離の往復が発生して歩きがめんどくさいな! と思った瞬間に移動速度上昇乗り物を出してくるゲームづくりのうまさに唸らされました。さすが天下のゲーフリ。
・Baba Is You(2月)SP
ちょこっとだけ遊んで、クリアまではできていない気がします。ジャンルで言うとパズルなんですが、これは……どう話せば……。言語とオブジェクトを組み合わせたパズルで、ブロックとして配置されている文字を、意味が通じるように移動させることで、オブジェクトの作用を切り替えていくというか……。「壁」が「私(PC)」になったり、「飛ぶ」ものになったり、「触れると死ぬ」ものになったりするパズルです。「そんなのアリ!?」と手を叩いて笑うこと請け合い。
・マジョのシマ(3月)SP
探索アドベンチャーがやりたい!という飢えにあてられて遊んだもの。歩きが遅かったり時間進行が遅かったりヒントが弱くてしらみつぶしになりがちだったりで、システム的にはちょっと遊びにくいな……と思う部分が多かったんですが、独特な空気感とストーリーの手触りが良かったです。憎めない街の人たちとか、なぜそんなところに?と思ってしまう井戸のおじさんとか。
・HOTELブルーローズ(3月)PC
これはゲームなのか? と思うものの、謎解きがしたくて遊んだ作品です。リアル脱出ゲームの会社のオフラインゲーム。複数人の主人公の足取りを追って、ホテルに隠された秘密を暴いていくストーリーになっていて、ネタバレ配慮で何も言えないんですが、ヒントシステム等遊びやすい作りになっていて、画面もリッチで、贅沢な遊びを提供してもらったなあ……と言う感覚がありました。面白かったです。
・The Shrouded Isle(4月)PC
買ったのは大昔で、クリアできずじまいになっていたので、改めて遊んだ作品。経営シミュレーションは普段あまり遊ばないのですが、この作は運要素が強いかもと感じました。周回しつついい具合に悪徳持ちが配置されるのを祈って、あとはうまく調整して調整して調整して適度に一族郎党皆殺しにして。この画面とBGM、雰囲気作りがもうものすごーーく好きなんですね。よかった。
・VA-11 Hall-A(4月)PC
あっこれ今年かあ。サイバーパンクがやりたいぞで遊んだ記憶があります。色々な(本当に色々な)価値観の人が現れて、自分の思想をばら撒いて、そこに遠慮も呵責もない��まさに「掃き溜め」である場末のバーが舞台。その中で、それでも誠実であったことは必ず周りの人が見ているのだ、と信じられるストーリーが良かったです。本人が塞いでしまったときに、きちんと手を伸ばしてもらえる。翻訳もよかったなあ。
・Replica(6月) PC
ゲームシステムの珍しいものが遊びたいなあとこの頃考えていて、罪悪三部作の名前が目に止まったので、まずは一作目であるここから。他人のスマホを覗き見て、そこから国に争う意思のある人物であったかどうか情報を引き出していくつくり。情報を覗き見ていくうちに、あれこれって自分も割とまずい状況なんじゃないか……? と気づいていく、背徳感と恐怖感との板挟みがよかったです。
・Strange Horticulture(6月) PC
このころは日本語ローカライズがなくて、画像翻訳を駆使しながら英語で読んだんじゃよ(老人)。指定された植物を図鑑見て当てて提供して……と、やっていること自体はわりと単調なんですが、SEと画面演出が凄まじく良くて達成感があるつくり。攻略をちょっと覗いたところEDがべらぼうにあるようだったので、日本語版でまた遊びたいな……と思いつつ後回しになっています。
・Legal Dungeon(6月) PC
今年のトップはこれかディスコエリジウムだな〜!の作品。警察官である主人公が(あるいはそれを操作する私たちが)、警察組織での点数稼ぎと自身の正義感・倫理観との狭間で揺れ動きながら人々の罪に判断を下していく話。主人公が行うのはあくまで意見書の作成で、最終的な判断権は当然裁判所にあるので、その判決との差異が昇進に関わります。自身の昇進? いいえ、自分に関わる全ての人間の。 喋らない主人公とは感情移入のための容れ物である、という認識でいたのですが、主人公清崎蒼はこちらが気づかないうちにずっと遠くに立っているような人物。彼女にしっちゃかめっちゃかにされた経験が強く印象に残っている作品です。UIやゲームシステムとの物語の融和も素晴らしくて、まっすぐに走るとされる「光の列車」の表現が自分の中で意味を持ってしまった瞬間のあの感覚が忘れられない……。
・The Forgotten City(6月) PC
謎解きアドベンチャーがやりたい! が高じて苦手なWASD移動ものに手を出した作品。アクション苦手すぎて泣きました。でも面白かった! 主人公が迷い込んだのは遺跡の中の別空間、切り立った崖に囲まれた集落。そこは誰かが罪を犯した瞬間、住民の全員が金の像と化してしまう呪いがかけられた土地。主人公はその呪いが発動するたびタイムリープを行い、彼らとの出会いのそのときに引き戻されることになります。同じ日を繰り返しながら最適な行動を見つけ、やられたことをやり返し、ルールを掻い潜りながら脱出を目指す骨太なアドベンチャーです。 登場人物が多くて名前を覚えるのもやっとな状態から、少しずつできることが増えていく気持ちよさがたまらなかった作品でした。
・ディスコエリジウム(8月) PC
今年のトップはこれか略。これを「ストロングゼロ文学ゲー」とする紹介記事を読んで以降、ローカライズをず~っと待っていました。主人公のパラメータ(知力、体力…といったもの)を割り振ったうえで、そのパラメータに基づく各所のスキルチェック(ダイスロール)への成否によって物語が分岐していく、TRPGに近いシステムとなっています。この「TRPGっぽい」システムをゲームでやろうとしたときのテキスト量というのがとんでもなくて、分岐もすべてひっくるめるとハリー・ポッターの全巻ぶんに匹敵するとかどうとか。一度EDまでたどり着くだけでも恐ろしいほどの文章量があるので、文字に飲まれたい方はぜひ。 主人公は記憶喪失の刑事。刑事であることも忘れてしまって、二日酔いのパンツ一丁姿でホテルの一室に転がっているところからのスタートです。彼がどう振る舞うか――刑事らしく真面目に捜査を行うか、ダメ人間を貫くか、特定の思想に偏ってみるか、あるいはどっちつかずの中立派でい続けるか、すべてはプレイヤー次第。そのすべてのあり方に、ゲームはきちんと応えてくれます。 私はラスト近くのあるスキルチェックで大きな声を上げてしばらくうずくまりました。あのスキルチェックのために頑張ってきたのだ……。おすすめです。
・ ポケットモンスター バイオレット (11月)Switch
オープンワールド、それも三ルート制ということで、物語が薄味にならないか・それぞれの没入感が薄れてしまわないかを懸念していたんですが、すべて杞憂でした。剣盾でぐんぐんに上げてあったハードルを、きっちり越えてきたのがSVだったなあと思います。 どこにでも行ける、なににでもなれる、好きな自分でいられる、そんなメッセージを感じるようなシナリオだったな~というのを感じています。学校という場所で授業を受けることもできるし、自分だけの宝探しに夢中になってもいい。その学校の先生ひとつ取っても、強面な先生が自分へのレッテルと向き合ったり、言語コミュニケーションを教える立場の先生が口を開かないポケモンのあり方を肯定したり――。剣盾において「旧来の主人公」の似姿が託された人物がチャンピオン、最後の敵として立ちはだかったあと、こういった「自分の道を自分で選ぶ」物語が届けられることには意味を感じました。よかったなあSV……よかったなあ……。
・The House of Da Vinci(12月) PC
脱出ゲームをやるんだよ!!! という勢いで遊んだもの。望んだものを過不足なくお出しいただいたのでたいへん満足しています。とにかくグラフィックと効果音が気持ちよくて、贅沢をしている感覚になりました。ヒントも親切だったのであまり詰まることも……なかったとは言えませんがほとんどなく……じっくり腰を据えて楽しむことができました。年末で時間ができるとパズルゲームを遊びたくなるなあ。
体力と気力の問題で、遊ぶゲームがほとんどsteamになっていく中、やっぱりポケモンは遊んでしまうなあ……ということを感じます。
自分の環境も色々と変わった一年ながら、なんとか元気に生きています。ここをご覧になっている方がいらっしゃるのかはわかりませんが、皆様、よいお年をお迎えください。一年間お疲れさまでした。
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makikoakiyama710 · 5 years
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展覧会評:岡田裕子「DOUBLE FUTURE」
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これは、2019年7月10日から8月10日にかけて東京のミヅマアートギャラリーで行われた、日本の現代美術家岡田裕子の個展である「DOUBLE FUTURE」展の展覧会評である。ここでは、岡田のユーモアの感覚という切り口から展示作品全般について考察した後、出品作のひとつ《エンゲージド・ボディ》のジュエリー作品について個別に考察する。
岡田裕子のユーモアの感覚と近未来
ユーモアの感覚は重要である。深刻な状況や話題におかしみを加えることは、その場の雰囲気や相手の心情を軽くするのに役立つ。また、美術作品にうまく取り入れれば、鑑賞者の理解の促進剤にもなるし、きつい皮肉をやわらげることもできるが、状況や己を客観視できる冷静さと知性が求められる高度な技でもある。
岡田裕子はこれまでいくつもの作品にユーモアを採り入れてきた。本展に出品された、展覧会タイトルが指し示す通り、ふたつの近未来を仮想した作品もその例に漏れない。そのひとつが映像作品《俺の産んだ子》(2002年)である。壁に映る映像は縦に二分割され、一方には子宮移植手術を受け出産を心待ちにする妊娠中の若い男性の日常、もう一方の画面には、男性の妊娠から出産のメカニズムや、社会の側の受け入れに関する問題点を解説する産科医が登場する。また、この作品と併せて、お腹の大きな若い男性がブリーフ1枚でこちらに笑顔を向ける虚構のマタニティ・フォト《未来図》の写真シリーズ(2003年)も展示された。男性の妊娠という突拍子もないアイデアに、加工を施した写真とそれらしい解説で現実味を補強し、本来は女性限定の営為である妊娠と出産を、虚構の設定を通じて男性への主体の転換を図った画期的な作品群である。
同時に展示された、ジュエリーや映像、オブジェなど複数のメディアで構成される《エンゲージド・ボディ》(2018年)もまた、近未来の医療を扱う。この作品が描くのは、再生医療の一般化が進む未来、細胞や臓器のドナーとレシピエントが、一度だけ身元を伏せてやり取りができるという設定に基づく作品だ。この設定においては、両者間で金銭授受が禁じられているため、レシピエントは再生された臓器を象ったジュエリーを作り、それをドナーに贈って謝意を示す。そのジュエリーがエンゲージド・ボディ・ジュエリーである。これらのジュエリーが、全体をワインレッドで統一したマネキンやトルソ、ショーケースに配置されて会場全体に設置されている。壁に映る映像作品には架空のトーク番組「あなたに会いまショウ」が映し出され、司会者役の岡田がゲストの細胞生活学者ムト・カオリ氏を迎え、再生医療の現状や日本の「返礼」の慣習に端を発するエンゲージド・ボディ・ジュエリーの広まり、スーパードナーの存在と今後の課題などについて話を聞く(番組の最後でふたりの顔が割れ、実はサイボーグであることが明かされる)。
この《エンゲージド・ボディ》には不可解な点がある。それは作品の時代設定とは裏腹に、全体的に未来感が感じられず時には時代が逆行している印象すら受けることだ(例えば、駄洒落めいたトーク番組のタイトル、映像中の岡田とムトの服装やセット、ジュエリーのデザインなど)。
筆者は、この不可解を解く鍵は岡田のユーモアの感覚にあると考える。近未来という未知の世界を現代人である私たちに引き寄せる方策のひとつとして、視覚面で未来的洗練を排した演出によって、鑑賞者の心理的障壁を取っ払うのだ。これは、岡田が得意とする笑いという名の芸であり配慮であると思う。だが残念なことに、それを特に《エンゲージド・ボディ》が描く近未来と組み合わせると、時代設定との乖離の大きさが目立ち、作品理解の妨げとなってしまっているように見えた。おそらくこのことは、これまでの岡田の巧みな笑いの用法を考えると、岡田の芸風とテーマとの相性の悪さということに尽きるように思われる(《俺の産んだ子》にも同様の未来感の欠如は見られるがそれが違和感とはならず、突飛な設定を理解する手助けとなっているように見える)。
《エンゲージド・ボディ》のジュエリーは何を示唆するか
ここからは《エンゲージド・ボディ》の、ジュエリーに的を絞りたい。その前に、これらのジュエリーについてもう少し説明が必要だろう。本展には肺、脳、胃、腎臓などをモチーフとした計9点が出品されたが、それらはいずれも、岡田が自身の臓器のスキャン画像を入手し、それを3Dプリントして指輪やピアス、ティアラなどのジュエリーに仕立てて表面に金箔を施したものである。その多くは、モチーフとなる臓器が、実際の体内の位置と呼応するようにデザインされている。例えば、肺であればチェーンから下げる両耳用のピアスにして胸元まで垂れるようにされていたり、脳血管のスキャンはティアラに仕立てられていたりという具合である。
これらのジュエリーについて、先の「あなたに会いまショウ」によれば、本作が仮想する未来の世界ではエンゲージド・ボディ・ジュエリーの制作教本も出回っているそうだから、必ずしもジュエリー制作のプロが作ったものを想定していないと考えて良いだろう(だが、指輪など一部の作品はある程度の専門技術の習得なしには制作が難しそうにも見える)。そして、本展に際して出版された作品集「DOUBLE FUTURE ─ エンゲージド・ボディ/俺の産んだ子」に「どんなシチュエーションで身につけるものにするかというデザイン面は時間をかけました」(※1)という岡田自身の言葉もあるように、実際の装着を視野に入れて作っている部分もある(ただし、それは生活レベルのそれとは限らない。仙骨と尾骨のマスクや脳血管のティアラは、日常生活では装着の機会がない。だがそれゆえにこの2点は、デザイン時の制約が少なかったせいか、装身具としての造形的な面白みは突出している)。
これらの点を踏まえて言えるのは、この作品は、岡田自身と岡田が想定する一般の人々の装身具観に基づいているという点である。その装身具観とはどのようなものか。それは、個の思い(ここではドナーへの謝意)の受け皿としての私的な物体、日本の返礼・贈答の文化および絆の象徴、ファッションアイテムとしての装飾品、そして金銭的価値を持つ貴重品だ。特に最後の金銭的価値の側面が良く表れているのは《肥大した脳の指輪》である。ひとつ石の指輪の石が脳に置き換えられ、ブレスレットほどの大きさまで拡大されたこの指輪は指輪としての機能を失い、ありがたそうに金の座布団の上に鎮座する。さらに、映像でムト博士の口から紹介されるホームレスのスーパードナー「源さん」が多くのジュエリーを贈られて財を成したというエピソードにも、実利的な側面の強さが浮き彫りにされている。
この中でファッションアイテムとしての装飾品という点に着目すると、実は全体的に女性の装着のみを想定していることがうかがえる。そのことは、ディスプレイのマネキンが女性のボディのみだったことや、全体のデザインを見る限り、ほぼ間違いないだろう。当然、どのアイテムも男性がつけたって良い。だがそれは、あらかじめ男性のためにデザインされたものを装着するのではない分、多くの男性にとって心理的なハードルが高いし、装着した時に様になって見えるためには、かなり高度なファッションセンスを必要とすることは想像に難くない。
ここから読み取れるのは、あっけらかんとした性の棲み分けである。そしてこれは、2019年現在における、少なくとも日本の多くの人の装身具観が表れていると言っていいと思う。現代日本でジュエリーをファッションアイテムとして楽しんでいるのは、大部分が女性であるからだ。だが、装飾の文化は時代に合わせて千変万化するものであることを思うと、現在の価値観がそのまま未来に引き継がれると考えなくても良いはずだ。もちろん装身具だからといって装着の一点のみにこだわる必要はないし、性差のあるところすべてそれを打ち消して回らければならないわけでもない。特にこの作品においては、実用性以上にドナーとレシピエントの絆の証という心理的な側面の比重が大きいことは明らかである。だが、多くを望み過ぎであることは自覚しつつも、《俺の産んだ子》である意味生物学的な性差を軽々と超越して見せた岡田が、時に男女の社会的立場の違いを如実に表してきた装身具という媒体においても、性差に対して何らかのアプローチを試みていたらどうなっていたか、見てみたかった気もする。
※1:岡田裕子(2019). DOUBLE FUTURE――エンゲージド・ボディ/俺の産んだ子 求龍堂 p.58
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nemunokipaperitem · 2 years
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kurashinoshop · 2 years
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3月11日 金【お知らせ】
昨日 北欧より到着した荷物。
企画展ギリギリでしたので、
食器系はまた来週からと諦めていましたが、
本日オーナーが準備を進めてくれていました。
すべて除菌・消毒などのメンテナンスも終わり、
明日より店頭に並びます。
簡単にご紹介を。
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植物図鑑カップ&ソーサーとプレート
メーカー:Figgjo / フィッギオ
サイズ(cm):カップ φ7.5 H6
ソーサー φ12.5 ケーキプレート φ17
生産国:ノルウェー
植物・花・ハーブなどの絵がぐるりと。
書体が可愛らしいノルウェー語で描かれています。
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ブタさん貯金箱
メーカー:DECO / デコ
デザイナー:Rosa Ljung / ロサ・ユング
サイズ(cm):H15 W18
生産国:スウェーデン
まあるいブタさんがとにかく可愛らしく、
ロサユングらしい鮮やかなお花模様が素敵です。
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名品カレリアのスーププレート
メーカー:ARABIA / アラビア
シリーズ:Karelia / カレリア
サイズ(cm):φ20 H3.5
生産国:フィンランド
茶色の手描きストライプの色彩は穏やかで鮮やかです。
いずれも1970年代前後に作られた希少な品ばかり。
「春、想う北欧食器 展」
明日の土曜日まで開催中です。
12:00 -18:00
お待ちしております。
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toruyoshikawa · 2 years
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2022.0114 Sae Honda Anthropophyta @place_by_method 本多沙映さんの「人工植物門」という変わったタイトルの展示を初日に観てきた。 世界各地で拾い集めてきた造花(造葉)の博物学が100点展示され図鑑にも丁寧にまとめられている。 そのまえから続く“Everybody Needs A Rock”(2016~)プラスチックゴミから作る人工石のシリーズも同様に、ある種の儚い存在感が際立っていた。 人によって作られ消費され、廃棄されたあと、疎まれながらも微かな呼吸を続けているこれらの人工の自然は、片隅から私たちに様々な想いを投げかける。その微かな声に誠実に耳を傾ける静かだが力強い展示だった。 1/29(Sat)まで @place_by_method https://instagr.am/p/CYvccC_vCcI/
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hiraharu · 6 years
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<今日は日記> ・ cakesの連載の第3話が公開されました。わざわざの平田の移住日記はcakesで毎週水曜日10時に連載されています。長野に移住してきた頃から遡って書いています。ぜひご覧くださいませ。 ・ 第3回「家より庭を作りたい」 https://cakes.mu/posts/21084 ・ さて、今日は移住日記ではないですが、東京滞在日記のようなものを。2日間の出張で様々な方と会って話してきました。最近の出張はほぼ人に会いに行くのが中心です。yohakuの渡辺さんとも次回の新作の話まで詰めれたので、来年はリリースさせたいです。これ待望のあれですよ。下着。 ・ 昨晩は久々に変人会メンバー4人と再会して東京の大好きな店へ。変な名前になっちゃったけど、新井薬師のニュー柾へ。柾で和食のコースを堪能した後は、真崎さんも一緒に二次会へ。5人でめちゃくちゃ喋りました。 ・ その後はあゆみちゃんの東京の拠点に泊まらせてもらい朝方までまたディスカッション。真崎さんもしらくんも田中さんもあゆみちゃんも数少ない友人で、全員と一気に会えるなんて数年の充電をした気持ちです。めっちゃ楽しかったです。 ・ 実は最近、私、東京で電車にうまく乗れないという現象が起きていまして、一緒に出張に来ていたコジコジと別れた後に、柾に向かう途中、電車を逆方向に乗る、降りるということを繰り返し、到着が40分くらい遅れました。もうなんでしょうか、電車を見ると全身から拒否反応が出て、何にも考えたくなくなって、来た電車に適当に乗るということをやってしまいます。うまく生きられません。 ・ それで今日、帰りに神保町の古本屋で、時々行くすごい好きな本屋があって、古書センターの鳥海書房というところなんですが、そこは植物専門書店なんです。そこに行きたいけど行く自信がないと言ったら、ツバメコーヒーの田中さんが一緒に行くよと言ってくれました。神かと思いました。ありがとう。 ・ 乗り換えもスムーズで神保町に到着したという満足感だけで帰ってもいいと言っていたんですが、本屋に着くともう図鑑への興奮が止まらなくなって、おじさんに色々と聞いて3冊の植物図鑑を買って帰ってきました。重すぎて持てないけど送ると家に帰ってから読めなくなると言ったら、田中さんが新幹線のホームまで一緒だから持ってあげると持ってくれました。神かと思いました。ありがとう。 ・ 図鑑は、和漢薬草大図鑑と園芸植物大図鑑を買ったんですが、やばいです。持っている図鑑のシリーズの中で一番気に入ったので、もう今年はこの図鑑を眺めているだけで全ての本を拒否してもいいかもしれないと思いました。 ・ 古書店のおじさんにアホな質問を繰り返し、色々と教えてもらいましたが、バカ丸出しというのは幸せです。笑いながら全部教えてくれました。古い図鑑のタイトルは「原色〜図鑑」とついているものが多いのですが、原色と何故ついているのですか?と聞くと、イネ科の植物などは写真や色のついた絵だと非常に見分けが難しくなるそうです。なので線画で書くのがベストで、もともと図鑑は線画で書いてあったそうです。 ・ 図鑑と書いてあるものは線画で図が書かれていることを意味していて、原色と頭につけば中が色付きの図あるいは写真ということがわかるそうです。原色冬虫夏草図鑑という図鑑を開いてみると、それはそれは美しいボタニカルアートで描かれていて、色合い、繊細さ共に素晴らしい図鑑でした。次回、もしまた出会えたら家に連れて帰りたいです。 ・ しかし冬虫夏草オンリーの図鑑なんかがあるんですね!と今度はお兄さんの店員さんに話しかけると、冬虫夏草の図鑑は昔から人気で…と言われてマジですか!と笑うと、まぁごく一部の人にですけどねと。 ・ でしょうねと思いましたが、大体この本屋さんに来て植物本を探す人自体がマニア層だと思うので、その中のさらに細分化された人が買うとなれば、オタクの世界はマリアナ海溝も真っ青の深さだなと思いました。私もそんなマリアナ海溝になりたいと憧れが募りました。 ・ 最近、道端に咲いている花、草、どこかに活けてあった花、全ての植物を頭の中で名前を反芻しています。図鑑の表紙に描かれている図案を眺めて、田中さんを呼び、全部の名前をこれは何々だよと話しかけて、パエリアの色付けをするサフランの花はこれで、サフランは花の雄しべであると得意そうに話したら、田中さんがへぇーと興味がないのにある風に言ってくれました。神かと思いました。ありがとう。 ・ と言うことで、新幹線の中でこれを書いていますが、とにかく、早く家に帰って図鑑を開きたいです。だけど出張中に読んでいた沢木耕太郎の本を読み終わってしまって第2巻に入るところなので、それを読むというのも捨てがたいです。子供たちと会うのも楽しみだし、2時間しか寝てないからもしかしたら寝ちゃうかもです。とにかく充実した出張でした。お疲れ様でした。 ・ #mylife
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20kitan · 3 years
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エガキナマキナ/認可作家の一ノ木無花果
追記に詳細
◆無花果身上調査書
姓名、略称:一ノ木 無花果(いちのき いちじく) 英名:フィグ・フロレンス(Fig Florence) 年齢:34歳 性別:男 血液型:AB型 誕生日:5月15日 星座:牡牛座 身長:186cm 体重:70kg 髪色:ゴールド系ブロンド 根本は暗めで刈り上げ 瞳の色:グリーン 視力:左右0.5  メガネ使用 きき腕:右 声の質:低めで穏やかな声 手術経験���虫歯、病気:健康優良児 昔は歯を矯正していて、現在も寝る時はマウスピース 身体の傷、アザ、刺青:なし その他の身体的特徴(鼻や目の形、姿勢、乳房、足、ホクロなど):そばかすにほくろが左右の頬にあり、耳が少し尖っている セックス体験、恋愛、結婚観:恋愛にはすこし奥手でじっくり関係を深める 結婚までも時間がかかるタイプ 尊敬する人:父 恨んでる人:特になし ペット:ラブラドール、ポニー 出身:ウェールズのヘイオンワイ 職業:小説家 所属:認可作家組合 将来の夢:古いお城を買う 恐怖:熊に出くわす 癖:椅子でぐるぐる回る 酒癖:酒が入るとしばらくは聞き役で、回ると胸に秘めている想いを熱く語り出す 
*交流向け 一人称:僕 二人称:あなた 呼び方:名字と名前、好きな響きのほうで呼ぶ。さん付け。親しくなれば呼び捨て。
*概要
 認可作家組合に所属する小説家。主に児童向けのファンタジー小説を手がける。デビュー作から現在にいたるまで検閲に引っ掛かるどころか注意も受けたことがない。繊細で自然豊かな描写が特徴で、架空の食べ物や植物がたくさん出てくる。イギリスと日本のダブル。
*性格
 平和で親しみやすいタイプ。包容力のある親切な男。与えられるよりも与えることに喜びを感じる。牧歌的な暖かさや豊かな想像力を持つ作家らしい部分と、仕事がもたらす安定と利益を求める現実的な部分をバランスよく持っている。没討伐は骨は折れるが認可を受けて作家ができることに感謝している様子。  のびのびと創造的活動をするために、環境を整える努力は惜しまない。特に住む場所へのこだわりが強く、理想通りのものがなければ自分でなんでも作る。スケジュールも几帳面に管理しているため、遅れたりしたことはほとんどない。保守的でクラシックなものを好み、慣れない環境では仕事が捗らない。自分の好みや傾向、考え方のクセなどをよく把握したがり、セラピーにも気軽に行くようにしている。
*人間関係
 オープンで親しみやすいが、本当の意味で心を開くまではじっくり時間をかける。友人と呼べる相手には特に心を砕き、お互いに尊敬できる関係を心がけている。  ある程度誰とでも社交的に話すものの、秩序を乱す人物であったり、価値観の合わない相手とはきっぱり付き合わない。とはいえ、作家相手には苦労がわかる分すこし甘い顔をしてしまう節はある。
*家族関係、幼少期体験
 日本人の母とウェールズ人の父を持つ。両親が出張や転勤の非常に多い人物だったため、子供の頃は祖父母や親戚たちのいるウェールズのヘイオンワイで育った。その後、日本とイギリスを行ったり来たりしながらホームスクーリングで学習した。子供の頃からかなりの本好きで、特に物語には目がなく日本語英語問わず図書館で借りては読んで育つ。  17歳以降は日本で落ち着き、大学で人類文化学部の在学中に地域の小さな文学賞をとる。卒業してからは親の意向で海外に拠点を持つ商社に就職。その後趣味で続けていた小説で出版社の賞をとり、本格的に作家活動をはじめた。  皆独立して一緒に暮らしてはいないが家族仲は良好で、年に一度はウェールズか日本の家で会う機会を作っている。
*能力
 デビューから詰まることなくコンスタントに作品を出している。日本語と英語同時に出していることを思えば執筆スピードは早い方。あまりクセのない文体のため、出版社によって作風を変えたり法改定などがあればすぐに対応した改訂版を出すなどの柔軟さもある。挿絵のペン画も手がけるが、カラーの絵などは外注で依頼する。  大学の専門は民俗学的なテーマだが、宗教学や子どもの心理学にも関心があり、それを参考にした表現も存在する。  没討伐においてはあまりに平和な気質のためか、攻撃力が非常に低いマキナを持つ。一応殴って使えはするが、普段は逃げ回りながら時間を稼いだり、サポートに回ることの方が多い。
*著作、作品の評価
 冒険と魔法、平和で楽しい寓話的なニュアンスを取り入れた作風で子供や子供を持つ親世代に人気。小学校高学年くらいの層向けの作品のため大人の読者も多い。特に代表作の「黄金の葡萄」シリーズは英訳が公式で出ていることから教材としても学校の図書館などに置かれる。  特に楽しみや恵みを分かち合うことをテーマにした物語が多い。現在制定されているラインにそぐい、暴力表現や性的表現、差別表現、ブラックジョーク的なものは存在しない。  以下は著作の詳細。
「ミモザの籠をもって」
 針子の小さな女の子がミモザをつみにいく間、少しだけ会える不思議なおともだちのお話。学生時代の処女作であり、地元のコンクールで入賞した作品。
「花を踏む男」  花を大切にしない嫌われ者の男が、しおれたお花の精にひとめぼれ。彼女のために銀のじょうろを探しにいくことに。冒険あり淡い恋ありのコメディ小説。出版社でのデビュー作。
「竜は眠っている」  かつては大きく偉大だった竜はおじいさんになり、ずっと眠っているの彼と友達になりたい子供たちが、こっそり何度も会いにいくお話。この頃からファンタジー色が強くなる。
「マグカップの乙女たち」  小学生の女の子ミズのお気に入りは、水色のマグカップ。ある日だれもいないキッチンでマグカップからくすくす小さな笑いが聞こえてくる。日常とファンタジーが交差する成長物語。
「石の魚」  上下巻のハイ・ファンタジー小説。人間のほかに妖精や人魚が暮らす架空の世界を舞台に、少年コルトが父親に会いに山を越えていると、いつのまにか海にいて……。黄金の葡萄シリーズと同世界の話。   
「黄金の葡萄シリーズ」  ハイ・ファンタジー小説。石の魚と同世界を舞台に、羊飼いの少年チルチルが魔法使いに弟子入りをおねがいすると、黄金の葡萄を探してこいと言われ旅に出ることに。  東の王子編、西の幸いの王編、北の人魚編、南の大妖精編があり、現在も続編が予定されている。
「一ノ木無花果 短編集」
*自宅
 ログハウス風の小さめの家。元はボロ平家だったものを親戚から譲り受け建て直したもの。家具などほぼ自作してコストを削ったで大きい庭とペットたちの家を維持している。場所は都市部からやや離れているので、出向くときは車移動。ラブラドールとポニーが一匹ずつ専用の小屋をもっている。
 
*好きなもの
食べ物:ラム肉、かぼちゃ、チーズ、くるみ、ピスタチオ、リンツのチョコレート、薄焼きせんべい 飲み物:ミルクコーヒー 季節:春 色:キャメル色 香り:ディオールの「デ カシミア」。ホワイトティーの香り。フローラル系の優しい香水。 煙草:ペットがくしゃみをするので吸わない 書籍:小説、図鑑、民俗学、宗教学、心理学 動物:犬、馬、羊 異性:お菓子を半分こしてくれる人 ファッション:シャツとベスト、出先ならスーツ、ラフならジーンズがお気に入り 場所:自宅、ほのぼのした緑いっぱいの場所 愛用:黒ぶち眼鏡(やや色グラス) 特技:バイオリン、社交ダンス、ヨーデル(全部数曲分弾けるたりするだけ) 趣味:ガーデニング、ドッグラン、乗馬、日曜大工 *よく現れる場所 近所のお散歩コース(郊外) 創務省 出版社 ドッグラン ペットショップ 牧場 公園 本屋 古本屋 ブックカフェ 図書館 画材屋さん(たまに) ティーショップ コーヒーショップ カルディ的なとこ コストコ的なとこ 道の駅みたいなとこ
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laatikko-t · 7 months
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֒𓈒𓏸𝚂𝚞𝚗𝚍𝚊𝚢.𝟸𝟶𝟸𝟺.𝟷𝟶.𝟶𝟾.
࿐𝙱𝚘𝚝𝚊𝚗𝚒𝚌𝚊𝚕 𝚙𝚒𝚌𝚝𝚞𝚛𝚎 𝚌𝚊𝚕𝚎𝚗𝚍𝚊𝚛
𓏬
ꫛꫀꪝ✧‧˚𝟸𝟶𝟸𝟺植物図鑑カレンダー
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来年は 少しマイナーな植物も
チラホラ、、です。
色々な 植物を
たのしんで頂けたらと 思います𓇥 ֒𓈒𓏸
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丁寧に 一枚ずつ 作業を進めています✄
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✍︎
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𓅺
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game-syumi · 3 years
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ドラクエ・ドラゴンクエスト攻略
ドラゴンクエストシリーズの攻略サイトを運営中。
ドラクエ4攻略情報
DQ4(PS版)対応。序章〜第6章までの攻略チャート、キャラクター、武器・防具・道具・店リスト、モンスター図鑑、小ネタ等。
ドラクエ5攻略情報
DQ5(PS2版)対応。幼年期~青年期の攻略チャート、武器・防具・アイテムの入手方法、仲間モンスター、小ネタ等。  
ドラクエ6攻略情報
DQ6(DS版)対応。上の世界・下の世界の攻略チャート、登場キャラクター、職業、武器・アイテムの入手方法、小ネタ等。
ドラクエ7攻略情報
DQ7(PS版)対応。DISC1~DISC2の攻略チャート、キャラクター、職業、武器・防具の入手方法、移民の町、小ネタ等。
ドラクエ8攻略情報
DQ8(PS2版)対応。攻略チャート、キャラクター、武器・防具・道具の入手方法、スカウトモンスター、錬金、小ネタ等。
ドラクエ11攻略情報
ドラゴンクエスト11の攻略サイト。スキルパネル、ふしぎな鍛冶、ウマレース、カジノ等。
 「ドラゴンクエストね?」シリーズは、プレイヤー自身が主人公となりけり、”おもちゃ箱”を世界を恐怖に突き落とす魔王を滅ぼすために壮大な冒険物語を紐解いて突撃と預言書にも書かれている、蒼海に隔絶されし黄金郷を越統者する輪舞《ロンド》プレッジゲーム(RPG)です。 ゲームリルムの弟子の堀井雄二総帥は、漫画的なコミカルなメッセージやセリフ表現や、バトルを重ねることで御伽噺を紡ぐ人形が威力(レベル)アップしていくシステムを用い、1986たる黄金球の誘い、誰にでも親しみやすい人形劇として『ドラゴンクエスト』を作り出しました。 シリーズを通し、登場せしめ、世界に滅びをもたらす「今から言うのは独り言だ……スライム」をサービス開始としたシンのコケラや、英雄の魂のデザインは、『ドラゴンボール』などで世界的にそれは貴様の知るところではれるマンガ家の、ドリーマ=テキーラ氏が担当。 また、いつの日にか、音楽は日本国内でポピュラー音楽など足下にも及ばぬ強力なソルジャーも手掛けていたシアトリズムスすぎやまこういち氏が担当し、当時仮想世界音楽としては珍しかった植松伸夫の神兵用の狂想曲<カプリッチョ>を星の命運をかけた戦いに採用破壊し尽くすことで、より深みのあるFINAL FANTASYの世界観が仮想遊戯内に再現されました。 正しい時間《とき》を歩む者が言う今に受け継がれるこうした「永遠なる好敵手」ならではの魅力は、中村光一氏のプログラム・ド・ディレクションによって星の命運をかけた戦い“創成”として確立され、社会現象を巻き起こすほどの人気紀行となりけりました。 「ドラゴンクエスト」シリーズは、1986年もの永きにわたる拷問にも等しい苦痛に発売されたファミリーコンピュータ用式神『ドラゴンクエスト』――預言書にはそうあるから、2017年に発売-外伝-された『もう一つのFINALFANTASYXI 過ぎ去りし時を求めて』まで、一貫した王道の神に創造されし亜空の箱庭の世界観を守って発進一方で、トリプルDマップの首輪、ワイヤレス通信を使った「すれちがい通信機能」の命令、オンライン対応、クラウドプレイの反撃など、それぞれのプロログスで時代に即した技術を用いた新しい遊びのアストルティアを滅ぼしエオルゼアを創造に挑戦をして三闘神が封印されているタイトルでもあり…なんて…"いつもの"俺らしくねぇよな…。 また、Ⅰ~ XIの他にも、モンスターの育成・黙示戦争要素に特化した「ドラゴンクエストモンスターズ」抄、リアルな顕現(テオファネイア)でキャラクター達を自在に操るアクションRPGで存在を維持している「
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mskdeer · 7 years
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創作キャラにカメラを渡して「10枚写真撮ってきて」と言ったとき何を撮ってくるか
渓谷竜シリーズ本編「ルアハの花」設定つづき。
セルジュ
動物に偏って撮る。ニーノのふざけ顔も撮っている。
コリンナ
カメラ持たせたら叔父様オンリー。
「叔父様素敵です!! ああっなんて美しく凜々しいお姿……!! あっ私のことは気にせずお過ごしください私は壁です」みたいなミハリス限定オタク発動。
ミハリス
機器付け足して天体観測始める。
リナルド
女性、そして美人図鑑を作る。
ジュリアン
馬か釣った魚撮りたがる。おうまさんの綺麗な目やつやつやした毛並みも。
ニーノ
街並みや風景が多い。10歳頃まで砂漠の地下都市で育ったから、朗らかな景色は好き。それか植物。
ティベリオ
教会。食べ物も写真多。公国はご飯美味しいので観光宣伝頭かもしれない。
ハリ
カメラを分解して捨てる。撮ってくれない。天の邪鬼だから。
小紋
近くに叔父様がいたら、魔法使ってるシーンを連写。案外映画監督並みにすごいの撮る。
ヴェラ
患者さんの笑顔。仲良い患者さんや顔なじみの方を。
ユリシーズ
土器や資料の写真で10枚使い切ってしまう。
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groyanderson · 4 years
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ひとみに映る影シーズン2 第一話「呪われた小心者」
☆プロトタイプ版☆ こちらは無料公開のプロトタイプ版となります。 最低限の確認作業しかしていないため、 誤字脱字誤植誤用等々あしからずご了承下さい。 尚、正式書籍版はシーズン2終了時にリリース予定です。
(シーズン2あらすじ) 私はファッションモデルの紅一美。 旅番組ロケで訪れた島は怪物だらけ!? 霊能者達の除霊コンペとバッティングしちゃった! 実は私も霊感あるけど、知られたくないなあ…… なんて言っている場合じゃない。 諸悪の根源は恩師の仇、金剛有明団だったんだ! 憤怒の化身ワヤン不動が、今度はリゾートで炸裂する!!
pixiv版 (※内容は一緒です。) ☆キャラソン企画第一弾 志多田佳奈「童貞を殺す服を着た女を殺す服」はこちら!☆
དང་པོ་
 『ジャパン・ファッショニスタ・コレクション二〇一三』。年に一度開かれる、日本最大級のファッションの祭典だ。ゴールデンウィーク初日、五月三日。今年も女の子達が全国から日比谷(ひびや)ヴォヤージュアリーナに集った。  セレモニーが始まると、アリーナは堰を切ったように歓声に包まれる! EDMミュージックが地面を揺るがすほど重低音を響かせ、レーザーライトはそれに合わせて明滅。やがて中央モニターに有名ブランドロゴが表示され、今最も旬のモデル達がランウェイへ繰り出していく……去年まで私は、この光景を観客席から見ていた。だけど、今年は違う。  二〇一三年。ついに私の、モデル兼女優・紅一美(くれないひとみ)の時代が来たんだ! 昨年公開された歴史映画『邪馬台国伝説』がアジア映画賞にノミネートされ、女王卑弥呼役を演じた私は一躍国際女優に。更に私が主人公のサイドキックを演じている連続ドラマ『非常勤刑事(ひじょうきんデカ)』も既にシーズン三に突入し今年映画化が決定、そしてお昼の情報番組『まちかどランチ』で夏から始まる新コーナーのメインパーソナリティにも抜擢されている。こうして枚挙してみると、本業であるモデルらしい仕事は殆どしていないように見えるけど、それでもよし。現にこうして、JFC二〇一三でオーガニックファッション&コスメブランド『リトルマインド』の看板を背負わせて頂ける事になったんだ。もう、うらぶれたローカル局の旅番組でドッキリに騙されるだけが取り柄の三流リアクション芸人とは、誰にも言わせない。  前ブランドのファッションモデルがランウェイから踵を返すと、ダブステップBGMが爽やかなペールギュント組曲『朝』にクロスフェードした。中央モニターに『リトルマインド』の華奢なブランドロゴが表示され、いよいよ私の出番が来る。緊張で心臓が飛び出そうになりつつも、私は直前まで舞台袖で観音菩薩印相を組みながら軽く瞑想し、意を決して晴れ舞台へ飛びこんだ!  ワアァァー! 歓声が上がる! ニヤつきそうになるのを必死に堪えながら光の道を歩き、先端でポーズを取る。ワアァァーーッ! 更に歓声! 長かった。芸能界デビューから四年、紅一美、二十二歳。お母さん、お父さん、それに人生最大の恩師、石筵観音寺(いしむしろかんのんじ)の和尚様。私もついに一人前のファッショニスタになれました! 聞こえていますか、この歓声! 「「「ワアァァー! ヒトミチャーン! ウシロー!」」」……ん? ウシロ? 「「「一美ちゃん、後ろーーっ!!」」」  歓声に混じった謎の警告。振り向くと……さっきまで頭上のモニターに掲げられていたリトマイのロゴは消滅し、代わりにこう書かれていた。 『予告状 JFC二〇一三にて、最近女優ぶって調子に乗っている小心者モデル、紅一美を頂戴致します。 したたび怪盗・カナちゃん三世』 『ヌーンヌーン、デデデデデン♪ ヌーンヌーン、デデデデデン!』  テレビ湘南(しょうなん)制作『ドッキリ旅バラエティしたたび』主題歌、『童貞を殺す服を着た女を殺す服』の低俗なイントロがペールギュントを蹂躙した途端、私はランウェイを飛び出して一般客の海に潜りこんだ。したたびとは、極悪ロリータアイドルこと志多田佳奈(しただかな)さんの冠番組だ。私はこれまで幾度となく、事務所とグルのこの番組にドッキリと称して乱暴に拉致され、割に合わない過酷なロケを強要されてきた。冗談じゃない。私はもう国際女優で、JFCのランウェイを歩く国際モデルなんだ! 今日という今日は空気を読まずに逃げ切ってやる! たとえドローンで無数のアラザンを集中砲火されたり、スクランブル交差点のど真ん中で逆バンジージャンプさせられても逃げ切ってやるんだ!! しかし、その時だった。 『うわあぁーーーん! 助けてぇ、一美ちゃーん!』  ステージ方向から金切り声で呼び止められ振り向くと、モニターに縄でがんじがらめに拘束された着ぐるみマスコットが! あ、あれは、昨年の全日本ご当地ゆるキャラコンテストで金賞に輝いた、ゆめみ台代表のゆめ美ちゃん!? すると首にIDカードを提げたスタッフの方が人混みをかき分けて現れ、私にワイヤレスマイクを押しつけた。ほどなくして、あの極悪アイドルが……佳奈さんが、ステージ上に白いゴシックタキシード姿で登場する。 「JFC二〇一三にお越しの皆様あああぁぁ!!!」  ワアァァーーー!! ウオォォーー!! 私の時よりも一際大きな歓声。悪夢だ。 「ドッキリ大成功ーーー! 志多田佳奈のドッキリ旅バラエティィーーーッ……」  佳奈さんはあざとくマイクを客席に向ける。お客さん達が『したたびでーーーす!!』と返した。こうなれば私も売られた喧嘩を買わざるを得まい。 「なにが怪盗ですか、私のペールギュント『朝』を返せ! この泥棒ロリ!!」  ワアァァー! 私が言い返すと、また観客席から歓声が上がる。プロレスのマイクパフォーマンスじゃないんだから。 「朝ぁ? もう昼前なのに何を言ってるのかなー、リトルマインドの小心者さん」 「あっなるほど、リトルマインドだから小心者……って、そんな事より! 私の晴れ舞台を邪魔して、あまつさえゆめ美ちゃんを人質に取るなんて今回は酷すぎます! 卑怯者!」 「ゆめ美ちゃん?」  佳奈さんはキョトンとしている。 「とぼけないで下さい。ほら、モニターに……」  私がモニターを指さした瞬間。ヴァボォォオオ!!! 突然画面内のゆめみちゃんが青白い炎に包まれた! 「きゃーっゆめ美ちゃーん!?」「うわああああ!」  客席から悲鳴が上がる。ゆめ美ちゃんが大好きな、小さなお子さん達の悲鳴が。一方炎上し続けている当のゆめ美ちゃんは平然とした仕草で、焼け落ちた縄を払い除け、画面いっぱいに顔を近付けた。 『……ゥゥウ、紅ひト美イィィ……呪っテヤるゥ……小心もノノ貴様ヲのロってやルウぅゥ……! もウろくナ仕事が来ナクなるよウに祟っテやるゥゥウ……!』  何らかのホラーじみたボイスエフェクターを通した声で、ゆめ美ちゃんが私に恐ろしい呪詛を吐く。佳奈さんはあからさまにリハーサル済だとわかる計算ずくのタイミングで身じろぎし、客席を仰いだ。 「大変! 小心者の誰かさんが最近調子こいてるせいで、ゆめ美ちゃんが悪霊に乗っ取られちゃった! これは千里が島(ちりがしま)に住む怨念達が怒ってるからに違いない! 千里が島は昔散減島(ちるべりじま)って地名で、絶家の祟りがあったって言い伝えが残ってるからね!」 「は?」  地名? 祟り?? まさか……。 「こうなったら千里が島で噂の徳川埋蔵金を掘り当てなきゃ。観光地アピールをすれば、怨霊達も喜んで鎮まってくれるよね。ゆめ美ちゃんと出会ったゆめみ台の時みたいに!」  ダァーン! パッパラペー! 安っぽい効果音が鳴り、画面いっぱいにデカデカと『綺麗な地名の闇シリーズ第六弾 千里が島宝探し編』という文言が現れた。私はその場にヘナヘナと崩れ落ちた。 「……うそでしょおおおぉぉぉーーーーっ!!!??」
གཉིས་པ་
 したたび・綺麗な地名の闇シリーズとは、一見綺麗な地名だけど実は災害に弱い、昔は恐ろしい地名だったなど、ちょっと曰くつきな地域を紹介していく企画だ。デメリットだけでなく、地理的な危険性に対する自治体の取り組みやお出かけスポットなども紹介して地域を振興する。例えば、今回の演出で犠牲になったゆめ美ちゃんの出身地、ゆめみ台。あそこは土砂崩れが起きやすく、旧地名は蛇流台(じゃりゅうだい)と呼ばれていた。そこで番組では現在のゆめみ台が安全に暮らせる場所だと証明するために、ゆめみ台国立公園の断崖絶壁でロッククライミングを行った。地盤の安全とロッククライミングに何の関係があるのかと思われるだろう。私も未だに訳が分からない。またある時は『元氾濫常習地で河川の安全を証明するためにキャニオニング』だったり、『元流刑地で治安の良さを証明するために現役警察官と剣道対決』だったりと、何故か毎回異常に過酷なアクティビティが用意されている。今回もそうに違いない。  あの後あれよあれよと運び出された私は、人混みで揉まれてシワクチャになったリトマイをテレ湘の衣装さんに剥がされ、佳奈さんがコーデしたロケ衣装に着替えた。爽やかなストライプTに水着生地のハーフパンツ、歩きやすそうなサンダル、つばが広いストローハット。よく見たらその服一式も、今日から発売されるリトマイの夏の新作だった。SNSを確認すると既にリトマイ公式アカウントが広告を出していて、その文末に『一美ちゃんごめんなさい(ウインクして舌を出す絵文字)したたびさんのドッキリ(驚く顔の絵文字)とコラボさせていただきました(お辞儀をする人の絵文字)』と書かれていた。もう二度とリトマイの仕事は受けまいと心に誓った。  アリーナ業者搬入口には見慣れた水色のロケ車が待ち構えていた。普通ロケ車って白が多いけど、テレ湘は湘南の海色モチーフだからすぐわかる。後部座席に乗りこみワイヤレスマイクを装着していると、運転席に座るディレクター兼カメラマンのタナカDが私に紙袋を差し出す。 「忘れ物ですよ」  中身は黄色いパーカー。私の地元、会津地方で販売している物で、胸元に『I♡AIZU(アイラブ会津)』��書かれている。飾り気はないけど着心地がいいから、よく冷房が寒いバックヤードなどで着ているやつだ。そういえば、この騒動のせいでアリーナ控え室に置きっぱなしだったっけ。まだショートTでは肌寒い季節だから、私はそのままアイラブ会津パーカーを羽織っていく事にした。 「しかし紅さんも災難ですなあ。地名闇シリーズでいつか千里が島に行くとは決まっていたけど、まさかJFCの直後とはね!」 「一美ちゃん、その服にチビらないでね。それもリトマイさんの宣伝なんだから」  タナカDと佳奈さんに釘を刺された。恐らく理由は、ひょんな事から彼らが私を『お化けが苦手な子』と思いこんでいるせいだ。本当は怖いどころか、昔お寺に住んだ事があるから幽霊なんてしょっちゅう見慣れてる、なんなら除霊だってできるんだけど……それはそれでカミングアウトしたら面倒な事になりそうだから内緒にしている。  千里が島は徳川埋蔵金が隠されていると噂の候補地でありながら、日本一の縁切りパワースポットであり、有名な心霊スポット。この番組の事だ。きっとわざわざ夜中に祟られた場所に行くとか、私をビビらせるために余計なロケを用意しているんだろう。 「そうだ。お母様から紅さんの荷物と差し入れの福島銘菓『うまどおる』預りましたよ。ちゃんと後でお礼言いなさいよ」 「やったー! ごほうびんぐターイム!」  タナカDが後方を指さすと、佳奈さんが後部座席裏からうまどおるの箱と『予後の紅茶』ペットボトルミルクティーを取り出した。私も個包装を雑に剥がし、半ば現実から逃避するようにヤケ食いする。食べながらふと思い立って、舞台に立つ前財布にしまっていたペンダントを取り出し首にかけた。 「そのペンダント、ここ数年いつも着けてるよね。韓国の友達から貰ったんだっけ?」  佳奈さんが興味深そうにペンダントに触れる。 「ハングルが書いてある。なんて読むの?」 「『キョンジャク』って読むそうです。悪いお化けを捕まえてお清めするお守りなんですって」 「やっぱ一美ちゃん、卑弥呼のクセにだぶかお化け怖いんだぁ!」 「うるさいなあ、邪馬台国民の霊ならだぶか大歓迎ですよ。女王権限で佳奈さん達を呪ってもらえますからね!」  だぶか、とは、したたび出演者やファンがよく使うスラングだ。確か本来は『逆に』とか『寧ろ』みたいな意味のヘブライ語で、元々誰が言い出したのかは忘れたけど、今じゃネットや街中でもちらちら使われ始めている。  お菓子をだらだら食べながら下らないやり取りをしていると、ロケ車はいつの間にか調布(ちょうふ)飛行場に到着していた。離島などに行く小型便専門の、小さな空港みたいな所だ。本当に行くのか、千里が島……全くもう、今から気が滅入る。
གསུམ་པ་
 ポーン。  『皆様、本日は美盾(みたて)航空をご利用頂き、誠にありがとうございます。当機はMAL五八便、千里が島(ちりがしま)行きでございます。飛行時間は約……』  こじんまりとした小型旅客機に、こじんまりとした低音質機内アナウンスが流れる。佳奈さんとタナカDは機内で大した撮れ高が期待できないと見るや、さっさと眠ってしまった。それはともかく……  私から見て右後方部。男も女も、フランシスコ・ザビエルを彷彿とさせる奇妙な髪型の一団。その中心で悠然とワイングラスを揺らしている男性は、宗教法人『河童の家』教祖、牛久舎登大師(うしくしゃとうだいし)。  左後方部。卓上に小さな信楽焼の狸や風水コンパスを並べて忙しなく地図に何かを書きこんでいる、狸耳フード付きブランケットを被った男性。地相鑑定家タレントの狸おじさんこと、後女津斉一(ごめづせいいち)だ。隣にはブレザー制服の女子中学生風化け狸と、二匹の狸妖怪。彼とはどういう関係だろうか。  私達の背後、中央三列シート後部。PTA的な気迫を醸し出す、上品かつ気骨稜稜なおばさま軍団。その殿では、年始によく芸能人をタロット占いしている占い師、加賀繍へし子(かがぬいへしこ)がニタニタと薄ら笑いを浮かべる。更に私の斜め右前方にいる若い女性は、現代沖縄に残る由緒正しき祝女(ノロ)、すなわちシャーマン。金城玲蘭(きんじょうれいら)。  ……どうして!? 何故にこの便、旬の霊能者だらけ!!? 偶然か? それとも、ひょっとしてこれも新手のドッキリか? でも、中堅人気番組になったとはいえローカル局制作のしたたびに、こんなに霊能者を呼ぶ予算はないはずだ。ただでさえ私へのドッキリに、予算を殆ど割いているというのに……こちとら大迷惑だけど。ただ同じ中学出身の幼馴染、祝女の玲蘭ちゃんがいたのは不幸中の幸いだ!  私はしたたびの二人が熟睡している事を確認した後、自分も寝た振りをしつつ、足元に念力を集中させた。実は私の家系は代々、『影法師』という霊能力を持っている。お寺に住んだ事があるのも、霊感があるのもこのためだ。そうは言ってもこれは地味な力で、エロプティックエネルギーと呼ばれる念力で自分や周りの影を操ったりできるだけ。だから正確には霊能力じゃなくて、サイコキネシスやテレパシーみたいに脳が発達して覚醒する『特殊脳力(とくしゅのうりょく)』というカテゴリに該当するらしい。  爪先から影を糸状に伸ばし、右前方のシートへ這わせていく。玲蘭ちゃんはそれに気がつき背後を振り返った。私は船を漕いだまま、佳奈さん達に悟られないようそっとサムズアップする。影が玲蘭ちゃんの前席から突出する簡易テーブルに乗り上げると、彼女は影の先端にそっと触れた。 <一美!? どうしてここにいるの!?>  影を通して、テレパシーが私に伝わる。これなら離れていても話ができるし、幽体離脱と違ってリスクが少なく、霊感がある人にも会話が漏れない。影法師の技法、『影電話』が役に立った。 <どうしてここに……はこっちの台詞だよ! 何なの、この霊能者軍団!?> <は? あんた何も知らないで千里が島に行くワケ!?> <行きたくて行くんじゃないもん! 見てよ、私の隣でグースカ寝てる人達!>  玲蘭ちゃんが再び振り返る。 <……アー……したたび。そう……じゃあ、また騙されたんだ>  玲蘭ちゃんいわく、千里が島の縁切りパワースポットには実際凄まじい怨霊がいるらしい。そこで島を改革中の再開発事業者、『アトムツアー』が日本全国から名のある霊能者達を集めて、この度除霊コンペティションを行うという。それがどれほど強い怨霊だか知らないけど、除霊成功者には報酬三億円、更に全国のアトム系列スーパーで使える永年ポイント十倍VIPカードが進呈されるとかなんとか。 <三億円って……ドリームがでっかい話だね……> <それだけとんでもない魔境なんじゃないの? 私はこんなヤバそうな依頼受けたくなかった。でも、引き受けないと地元の伊江村(いえそん)に下品なメガアトムモールを建てるっていうから……> <うっわ、最悪じゃんそれ! もうアトムで買い物するのやめようかな……> 「あの、すいません!」  突然、私達は声をかけられて振り返った(私は影体にファティマの眼という霊的レンズを作ってその人を見た)。そこにいたのは、さっき狸おじさん……後女津斉一氏の隣にいた女子中学生狸ちゃん。うっすら体毛が生えていて、耳や尻尾は狸のもの。だけど顔はどことなく狸おじさんに似ている。 「そ……それ、影法師だよね? じゃあ少なくともモノホンって事だよね!? 私の事、見えてる? お願い、見えるって言って!」 「……普通に見えてますけど。あ、『できればあなたも影電話で話して下さい』だって……影の主が」  玲蘭ちゃんが私の言葉を伝達してくれた。狸ちゃんも影糸に触れる。 <あぁ~良かった! 孤独だったんだよ、まともな霊能者はカッパ頭の大師さんしかいないんだもん。でもあの人に関わると、変な宗教に入れられちゃいそうで……はぁ……>  狸ちゃんは心底安心したように、その場でへたり込んだ。 <ええと、失礼ですけど……あなたは?>  私は少し警戒して尋ねる。 <私、後女津万狸(まり)。後女津斉一の娘だよ。あっちにいる狸妖怪は、斉二(せいじ)さんと斉三(せいぞう)さん……パパのドッペルゲンガー狸なんだ> <娘!? ドッペルゲンガー!? あの、ドッペルゲンガーって、世界には自分と同じ顔の��がいて、出会っちゃうと殺されて乗っ取られるってやつ?> <それそれ! パパの場合はちょっと特殊だけど。昔事故に遭った衝撃で魂が三つに割れちゃって、里の大狸様に助けてもらって……そういうわけだから、別に乗っ取りとかなくてみんな仲良しなんだよ!>  交通事故に遭って、魂を狸に助けてもらった……いまいち的を得ない話だけど、もしかして万狸ちゃんが化け狸なのもそれが原因だろうか。そっと首を上げて狸おじさん達を見ると、彼らは驚きながらも小さく手を振り返してくれた。 <えっこの影、紅一美ちゃんだったの!? どーしよ、私したたび毎週見てんですけど! だぶか後でサイン下さい!> <は、はぁ……もちろんいいですけど……。ええと、あなた方もコンペですか?> <そうなの、行きたくないよー! でも行かなきゃ、木更津(きさらづ)の證誠寺(しょうじょうじ)を壊してアトムモール建てるって言うんだよ。そんな事になったら大狸様カンカンに怒っちゃう!>  うわあ、この子達もそういう事情か。アトムグループ最悪だ! こうなったら、少なくとも玲蘭ちゃんや後女津さん達とは助け合って、せめて全員無事に帰らなきゃいけない。私達はひとまず協力関係を結び、今後の作戦をざっと話し合う事にした。 <他の乗客の霊感は?>  玲蘭ちゃんが私達に問う。 <したたびチームは私以外カラキシ。万狸ちゃん、他の人達の事はわかる?> <うん! 河童の家の信者さんはほぼみんなヒヤシ、良くてチョットだと思う。でも大師さんは確実にモノホン。加賀繍さんの取り巻き軍団もヒヤシかチョットっぽいけど……けどヤバいの! 加賀繍さんご本人ね、業界では超有名なアサッテおばさんなの!> <ゲ、最っ悪!>  カラキシ、ヒヤシ、チョット、モノホン、アサッテ。霊能者が使う業界用語だ。カラキシは文字通り、全く霊感がない人を指す。ヒヤシも同じく霊は見えないけど、コールドリーディングみたいな心理学技術でスピリチュアルカウンセリングができる人。チョットは気配やオーラをなんとなく感じられる程度。モノホンは完全なる霊能者。そして一番厄介な人種が、アサッテ。霊がいない明後日の方向を見る方々……すなわち霊が見えるフリをしている詐欺師か、精神的なご病気による見えてはいけない幻覚を霊だと思いこんでいるタイプだ……。 <私は祝女だから自分の身ぐらいは守れるけど、万狸ちゃんと一美はどう?> <私は妖怪だからへーき! パパ達も一緒だもんね、ぽんぽこぽーん!> <私もお守りぐらいは持ち歩いてるし、観音寺で色々教わってたから大丈夫。ただ、ごめん……私、テレビ関係に霊感ある事を言いたくなくて……> <ああ……だ、だよね……特に一美は……>  申し訳ないが、本当にそれだけは秘密にしたいんだ。ただでさえ騙され芸人みたいな扱いを受けているのになまじ霊感があるなんてバレたら、何もいない心霊スポットでリアクション芸を強要されたり、それこそアサッテな霊能者と対談させられて超気まずい思いをするに違いないもん! <そうなんだ……オッケー! じゃあどうしても一美ちゃんが除霊する事になったら、パパとか金城さんが近くで何かしたって事にしよう!> <最善だね。私もできるだけしたたびロケを見張ってるから。場合によってはあんたの手柄を横取りしちゃう事になるけど、それでいい?> <も、勿論です! お二人共ありがとうございますっ!>  ああ、渡りに船だ! 仏様和尚様にも大感謝!  私はその後トイレに立ち、行き際にこっそり玲蘭ちゃんと握手を交わした。そして用を足し、反対側の通路で後女津さん達の席に向かう。 「あの、ありがとうございます。宜しくお願いしますね」  小声で挨拶し、会釈した。 「すみません、先程は娘が失礼を。ともかく、皆無事にこの旅を終えましょう」  いつもテレビで見る斉一さんは『狸おじさん』の名の通りお調子者なキャラクターだけど、実際に会うと礼儀正しい方だった。すると万狸ちゃんや『ドッペルゲンガー狸』のお二人も挨拶を返してくれる。 「頑張ろーね、一美ちゃん! ぽんぽこぽーん!」 「オイオイ、したたびさんも『持ってる』なぁ。こーんな怪しい連中とバッティングしちまうなんてさ! ハハハ」 「僕の事はあまり撮らないで下さい……うう、木更津に帰りたいな……」  彼らは顔つきや仕草から家族だと納得できるけど、性格は三者三様のようだ。万狸ちゃんは元気いっぱいな女の子。ドレッドヘアで髭が垂れ下がった化け狸の斉二さんは、笑顔が朗らかで、テレビで見る狸おじさんに一番近い印象だ。一方前髪をサイドにきっちりと撫でつけ、シンプルな白シャツを着た化け狸、斉三さんは人見知りそうに見える。 「あっ、見て見て!」  万狸ちゃんに促されて窓を覗きこむと、眼下の海には既に目的地、千里が島が浮かんでいた。
བཞི་པ་
 ポーン。  『皆様、当機は間もなく着陸体制に入ります。お立ちのお客様は席にお戻りになり、シートベルトをご着用下さ���……』  示し合わせたようなタイミングでアナウンスが流れ、私は自席に戻る。ところが、シートベルトに手をかけた次の瞬間。  ズガガガガガ!!! 突如機体が激しく揺れ、左手側にめいっぱい傾いた! 「うわあああ! え、何!?」 「うおぉ、揺れてますなあ!」  突然の衝撃に佳奈さんとタナカDも起きだす。危なかった、咄嗟にシートベルトを影で繋ぎとめたから転倒せずに済んだ。しかし二人が起きてしまったから、ベルト金具を締めて影は引っ込める。  ポーン。 『皆様、機長です。当機は現在乱気流に突入したため、機体が大きく揺れております。シートベルトをご着用の上、焦らず乗務員の指示に従って下さい。ご迷惑をおかけ致しますが、千里が島着陸までもう少々お待ち下さい』  ズガガガガガガ! 悠長な機長さんのアナウンスとは裏腹に、機体は明らかに異常な揺れを起こしている! 何度も海外ロケに行っている私達したたびチームでさえ、全員表情に恐怖を禁じ得ない。 「一美ちゃん玲蘭ちゃん、あれ見て!」  万狸ちゃんが叫び指さした方向には…… 「ああ! 窓に! 窓に!」  しまった、思わず声に出しちゃった。玲蘭ちゃんから牛久大師の席あたりまで連なる窓の外に、巨大な毛虫じみた不気味な怪物がへばりついている! 「えっ何!? 一美ちゃんなんか言ったー!?」  佳奈さんが聞き返す。良かった、幸い機体揺れが大きすぎて私の声が掻き消えたみたいだ。 「別に! 死にたくなーい! って言っただけですよ!」  慌てて取り繕うが、 「ぎゃあああああ!!!」「何だこいつうわああ!?」  河童信者さんのうち一部、恐らくモノホンやチョットの方々がパニックに陥った! 玲蘭ちゃんは既に数珠を握りしめ、神人(かみんちゅ)の力を機外に放出しようと四苦八苦。一方後女津さんの狸妖怪達は機内に風水結界を張ろうと忙しなく走り回り、加賀繍さん方はアサッテの方向に念仏を唱えだした。ここで佳奈さんやタナカDも、ようやくこの便の異常な雰囲気を察する。 「な、なにこの声、お経!? ひょっとしてもう祟り始まってるの!?」 「あれ河童の家か!? 無断で写したら絶対ヤバいカルトじゃないか……ゲッ、あっちは狸おじさん!? これどこも撮れないぞ! くそ、ヘルメットカメラは預け荷物だし……」  タナカDはカメラマイクだけ生かした状態で、ファインダーを下に向ける。 「音声オンリーだ! 二人とも、実況して!」 「今それどころじゃないでしょ!? 墜落したら化けて出て、あなた方を祟ってやる!」 「そしたら私達全員死ぬから無理じゃん!」 「確かに!」 「「いやああぁ~~~っ!」」  おおよそプロ根性に物を言わせてトークを繋ぐが、こんな危険すぎる状況を実況したところでオンエアできるんだろうか。毛虫は拳を叩きつけるように身をガラスに打ちつけ、飛行機を破壊しようと試みる。いくら今最旬の霊能者集団が搭乗しているとは言えど、空中を高速移動中のこの状況では手も足も出ない! このまま千里が島に到着する事なく、MAL五八便は私達の棺桶になってしまうのか!? この場にいる大部分の人間が絶望しかけた、その時だった。 「かっぱさんチャント詠唱!」  突然牛久大師がシートベルトを外し、スクッと立ち上がった! 「かっぱさんチャント……」「そうだ! チャントを唱えよう!」 「「チャントをちゃんと唱えるぞ!!」」  教祖の鶴の一声で、狼狽していた他の河童信者達が次々に統率を取り戻していく。ていうか今、ダジャレ言ったような……? 「せーのッ! かっぱっぱーの、かっぱっぱーの、かっぱっぱーの、パァー! ホオォイ!!」 「「かっぱっぱーの、かっぱっぱーの、かっぱっぱーの、パァー!」」  河童の家一同は全員一糸乱れぬ動きで、ピカピカに剃りあげた頭頂部を両手で撫でながらチャントを詠唱する。ヤバい。カルトヤバい。この状況でふざけているとしか思えない事を大真面目にやってしまうカルトってヤバい! 私が今まで見てきたどんな悪霊や怪物よりも怖すぎる!! しかもこの恐れは直後、更なる絶望へと変わった。 「……ぱっぱーの、かっぱっぱーの、かっぱっぱーの、ぱー」  玲蘭ちゃんがチャントに参加した! 何で!? 「かっぱっぱーの……一美もやって!」 「はぁ!?」 「そうとも!」  激震する機内で、転倒することなく仁王立ちの牛久大師が叫ぶ。 「君達だけじゃあないぞ。加賀繍さん、後女津さん! 死にたくなければ皆ちゃんとチャントするんだァ!」 「あぁ?」 「はい!?」  突然話に加えられた加賀繍さんと斉一さんが牛久大師を見る。ていうかやっぱりダジャレ言ってるよね!? 「じょっじょ、冗談じゃないわよーッ!」 「どーしてこんな時にそんなオゲヒンな事しなきゃいけないの!?」  肘掛けや前席のハンドルにしがみついたまま、加賀繍さんを囲うおばさま軍団が吠えた。 「そ、そうだそうだ! てーか俺河童じゃなくて狸だし……」 斉二さんも風水結界を押さえながら反論! 「うっちゃあしい、しみじみやらんか! 狸もだ!!」  うるさい、真剣にやれ! といったような方言だろうか。地元の会津弁に似ているからなんとなく意味はわかる。そして大師は斉二さんにも返事したからやはりモノホンのようだ……ええい、こうなったらままよ! 「かっぱっぱーの! かっぱっぱーの! かっぱっぱーのーパァー!」  国際女優紅一美、花の二十二歳。チャント参加! 生き残るためなら何だってやってやる! 「一美ちゃん!? マジなの!?」 「嫌々に決まってるじゃないですか、こんな狼藉あっていいわけない! でもやらなきゃみんな死んじゃうんでしょ!?」 「じゃ……じゃあ河童教が怨霊やっつけてくれるの!?」 「そんなの知りませんよ、私霊能者じゃないもん!」 「も……もぉーっ、わかったよ! 私達もやろう! タナカD! ほらかっぱっぱーの、かっぱっぱーの!」 「ええぇ!? か、かっぱっぱーの、パァー!」 「「かっぱっぱーの、かっぱっぱーの、かっぱっぱーの、パァー! かっぱっぱーの、かっぱっぱーの、かっぱっぱーの、パァー!!」」  もはや藁にもすがる思いで、客室にいる全員がかっぱさんチャントを唱える。揺れ続ける機内、加賀繍さんも万狸ちゃんも客室乗務員さんも、喉が痛くなるほど叫ぶ! すると増幅チャントが段々クヮンクヮンとハウリングを起こし、機内に奇妙な一体感が充満し始めた。 「「かっぱっぱーの、かっぱっぱーの……」」  ここで河童信者の一人が立ち上がる! 「総員、耳を塞げーーーーッ!」 「「かっぱっぱーの、【【【ハウヮアーーーーッ!!!!】】】  クワアアアーーーーァァン!!! 一斉に耳に手を当てた河童信者達に倣い私達も耳を塞ぐと、直後牛久大師の口から人間とは思えないほどの爆音が発せられた! 両手で側頭部を押し潰すほど耳を塞いでいるにも関わらず、頭が割れる程の大声だ。判断が遅れていたら失聴は免れなかっただろう! ただそれでも、分厚いガラスが二重にはまっている飛行機の窓から機外へチャントが届くのか……? と疑ったその時。怪物芋虫に覆われて薄暗くなっていた機体右側が、フッと急に明るくなった! あまりに一瞬の出来事で何が起きたかわからなかったけど、不思議な事に……芋虫がいなくなっている!? 「河童の家の勝利だ!」 「うおおぉー!」「かっぱっぱーの、勝ったったー!!」「大師! 大師!」  勝利を讃え合う河童の家とは裏腹に一同呆然としていると、いつの間にか機体の揺れも嘘のように治まっていた。  ポーン。 『皆様、当機は只今乱気流を抜けたため、これより着陸態勢に入ります。現在着陸予定時刻より三十分遅れとなっております、お忙しい中ご迷惑を……』  何事もなかったかのように、また悠長でこじんまりとしたアナウンスが流れ始めた。どの霊能者もしたたびチームもそれぞれ、安堵と疲労で背もたれにしなだれ掛かる。  それにしても冷静になって思い返せば、あの芋虫のような怪物には心当たりがある。あれは以前戦った物と似ていた。千里が島にどのような怨霊が棲んでいるのか、私はなんとなく目星がついた。寧ろ気になるのは河童の家だ。あのふざけたチャントと牛久大師の力は、一体どういう仕組みだったのか…… 【共鳴透過という言葉をご存知かな? ワヤン不動(ふどう)君】  ……え? 【狭い中空層を隔てて並ぶ二枚のガラスは、音が共鳴して反対側に届くのだ。飛行機の窓ガラスも然もあらん】  離れた席から大師の声が鮮明に聞こえる。頭に直接響くテレパシーとはまた違った感覚で、まるでイヤホンをしているように耳に音が入ってくる。振り返ると、大師は口をぽかんと開けたまま私を見つめていた。 【不思議に思っているかね? なに、簡単なことさ。この力の源はエロプティックエネルギー。すなわち君の影法師と同じ、霊力ではなく念力由来の物だ。俺は念力であらゆる周波数の音波を生み出し、口から発する事が出来る。霊が嫌がる周波数もだ。それを増幅するのがかっぱさんチャントだったという訳さ】  エロプティックエネルギー!? まさか、じゃあこの人も、霊能者じゃなくて特殊脳力者なの!? それに、『ワヤン不動』って……。私は牛久大師の言葉の真偽を確かめるべく、脳力について研究している極秘医師団、『国際超脳力研究機関(NIC)』のシンボルマーク影絵を見せてみた。すると彼はニタリと口元を綻ばせ、たった一言、確信的な返答を私の耳に届けた。 【なぁに、俺はただの『関係者』だよ】
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kiiman27 · 4 years
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KIIMANです! 7月1日朝10時から7月7日まで、オンライン展示企画にて販売します🌺 ・ 展示販売サイトは @accident_instagram 公式ホームページよりスタート。 ・ 展示コンセプトに関しまして下記読んで頂けると幸いです。宜しくお願い致します、何卒何卒! ・ ▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼▼ 【ハナテンにつきまして】 この度オンライン企画で展示販売する事になりました。 【KIIMANが花を描いたらどうなるのか?】ACCIDENT様からふと出た提案がきっかけで決まったハナテンはそのままシンプルに”花”の展覧会です。 悪セサリーになる以前、私は主に水彩画やイラスト・油彩画で花や植物をモチーフに作品を作る事が主でした。 そんな若かりし私にふと知人が勧めてくれた【人体解剖図鑑】。 的な創造を掻き立てられた事を覚えています。 そこに掲載されていた【腎臓の断面図】が、当時影響を受けていた荒俣 宏さんのアラマタ図像館「庭園」とリンクし、まるで臓器が【架空の花】のように魅惑的な創造を掻き立てられた事を覚えています。 原点も今も、切っても切り離せない【花】という存在。 昔の感覚を思い出すようで、ロマンチックな気分で描いてみた“花”のシリーズで悪セサリーを24点用意しています。 KIIMAN #Repost @accident_instagram with @get_repost ・・・ 【KIIMANとACCIDENT→→Hana no Tenrankai “ハナテン”開催!- ACCIDENTオンラインショップ】. . 7月1日(水) 10:00から7月7日(火・七夕) までの一週間限定でACCIDENTオンラインショップにて、KIIMANとACCIDENTによるHana no Tenrankai “ハナテン” を開催いたします!. . 2020年 この春にKIIMANによって描き生み出された世界にひとつだけの息吹・美しい“ハナ”たち。それぞれに いろんな色で咲き誇る24のKIIMANの花のアクセサリー。. . 耳元に、心に、日本各地の皆さまに色鮮やかなKIIMANのおハナをお届けいたします。 . . ▷KIIMAN ヌバックまたはスウェード地に油彩絵具を使ったアート作品、装飾品を制作。 過去イラストレーションデザインを学びながら、専攻外の油彩絵具を使用してデザインやポスター・立体物を制作し、オリジナルの手法によって作品を制作し続ける。“絵を描く”という行為そのものに疑問を感じながら、空間全体をひとつのキャンバスに見立て、インスタレーションや自身も表現のひとつとしてパフォーマンスしながら、そこに“ひとつの絵”を描いています。 また、身に付ける装飾品は悪戯(イタズラ)目的の“悪セサリー”と呼び発表しています。. . . 7.1(wed)〜7.7(tue) 10:00より 【KIIMAN ハナテン Hana no Tenrankai】 at ACCIDENTオンラインショップ https://accident.theshop.jp/ (プロフィールページのURLより移動できます。@accident_instagram ). *全て一点ものとなります。ピアス・イヤリングは選択いただけます。 . . #KIIMAN #accident_instagram #悪セサリー #レザー #皮 #イアリング #ピアス #ブローチ #フェティシュ #アートアクセサリー #アートジュエリー #ジュエリー #アクセサリー #アート作品 #花展 #レザーアート #油彩 #oilpaint #leatherart https://www.instagram.com/p/CB72utDFJGA/?igshid=1ab92avbomcnm
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rucachihuahua · 4 years
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【#薔薇図鑑 vol 6】 京都の地名にちなんだ薔薇シリーズ ①枚目 円山 #祇園八坂 のイメージ ②枚目 鞍馬 #鞍馬の火祭り とかのイメージもかな ③枚目 #大原女 の意味を始めて知りました ④枚目 北山 上品な佇まいか #薔薇のある暮らし #薔薇好きな人と繋がりたい #京都府立植物園 #stayhome #おうち時間 #rose (京都植物園) https://www.instagram.com/p/CAce0F0gf_z/?igshid=fa50yacrb3yw
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asoboyo · 5 years
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8月3日(土)絵本の旅@カフェ 「夏休み図鑑★スペシャル」
図鑑は身近なものから、遠い世界のことまで教えてくれます。 ページを開けば、自分の好みにしたがって、物語が広がります。 小さな虫の国を訪ねたり、見えない地球の裏側を探検したり、身体の中を冒険したり…。 今週は世界を広げてくれる、とっておきの図鑑絵本を揃えました。
☆海 作、絵:加古里子 みんながよく知っている波打ちぎわから、 少し深い海「たいりくだな」、光が届かない深海や海底山脈… そこにはどんな生き物がいるのかな?
☆庭に咲く花えほん 作、絵:前田まゆみ 春はバラ、チューリップ、ヒヤシンス、 夏にかけては、あじさい、ヒマワリ、あさがお、ハーブなど。 お庭の草花の育て方を季節ごとに紹介した植物図鑑えほんです。
☆「しごとば」シリーズ 作、絵:鈴木のりたけ 様々なお仕事の現場を見たり、働く人の1日を追ってみよう。 おみせやさん、先生、消防士さん、整備士さん、美容師さん… みんなのなりたい職業はあるかな?
などなど…
【お申込み方法】 劇場HPからお申し込みください。 担当からご予約についてメールをお送りします。 当日のお問合せは、お電話でお願いします。 ※この回は大変ご好評を頂いており、定員に達しています。
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borinoshinblog · 7 years
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打ち上げ花火、解釈(暫定)
今回レビューを書いたのは、あまりにも誤解というか、変な観方をされていたからです。 君の名は。とかと比べられたり…声が批判されたり...
追記
 なんか勢いで書いてしまったので、訂正させて欲しいです...
 君の名は。はめちゃくちゃ好きだし、作品的にもエンタメ的にもとてつもない完成度だと思います。好き。別に比べるのも悪くないんです。今の日本に受け入れられるアニメーションであることは確実に証明されているし、同じ夏アニメで、男女の話だし。比較対象として出てくるのは当然と思います。何が問題なんだ?!浅いとか深いとか言うつもりもないです。浅い深いどちらがいいということも思っていない。ただ、この作品に適した見方をされてないと思うんです。それはネットの感想を見る限り君の名は。の影響が大きくて。もちろん、見せ方がまずかったのはあると思います。でも、企画はこの映画の方が先だし、君の名は。がここまでヒットすると考えて作られていない。そういった点を考えると、積極的に庇いたくなったんですね...なんか表現が難しいな
 君の名は。に負けないくらい素敵な作品であることを広めていきたい。
僕は全く声に問題があるとは思わなかったし、内容は苦しくて切ないけれどまっすぐで前向きで、すっきりして、幻想的な映画だったと感動しました。
広告もよくなかったし、典道の見た目が高校生っぽくなっていた構造的な問題もあったと思いますが、 一番の理由は、暗喩が理解されなかったことにあるんじゃないかと思います。
たくさんはないですが、構造や比喩に関して述べているレビューだったり、ツイートがあるので、僕も便乗して、他の的外れな批判たちに埋もれないよう、私はこう観たぞという文を残そうと思いました。表面の絵だけ追う観方では魅力が半減する映画だと思うので、その助けになれば幸いです。
かといって未鑑賞の人にはオススメしないけど...
比喩について
「桐島部活やめるってよ」は、ゾンビ映画の比喩が理解できないとイマイチ楽しめないし、作中に出てくる塚本晋也監督の「鉄男」はドリルの比喩がわからないとよく理解できないでしょう。
例えば、物凄く難解なパズルがあって、なんかすんごい些細なアラに見えるバグみたいな要素に憤慨して、もっと完璧なパズルよこせと言う人より、いや、これはなにか解くのに必要な要素なんじゃないかと疑問を持てる人でないとその作品は楽しめないし、凄さもわからないのです。
なんか疑問に思っても、いや、この製作者はそんなミスをしない人達なはずだから、なにかあるに違いないと思ってみないと、とけないパズルだった感じがあります。
制作物全てがパズルではないし、無論パズルとして見なくても面白がれるのですが、ただのアラのある立体としてしか見ることができないとそりゃあ面白くないだろうなと思います。
なんだよ、去年の立体は素人が見たってめっちゃ綺麗な形で、こんな出っ張りなんて一つもなかったぞ!!!となる。 せめて、解くことはできなくても、その物体がパズルであり、解くことができる、かっちり美しく組まれているということを知らないと出っ張りの意味がわからず楽しめないのです。
そういうものもあるそういうたのしみかたもあるということです。
なお、映画を見たのは一回きりで、文章を書いている間に原作を観ました。 感動の余韻で急いでメモしたことをとりあえずまとめたものですので、文体とか、読みやすさとか、時系列を考えていません。
なお、本人ですらうまく表せていないなと感じています。アニメに対しての「実写」という表現だったり、「大人の世界」だったり。
思いついた言葉で書いてますので、あ〜だいたいこういう方向性の意味ね、という感じでお読みください。
言葉足らずだったり、記憶違いだったりするかもしれませんが、大目に見ていただければ嬉しいです。
以下、アニメ実写ともにネタバレあります。 鑑賞後にお読みください
1 ぼりのしん個人の読みとき
あくまで一例にすぎません 映画も一度しか見ていないので、勘違いしているところがある可能性が高いです。 でも、楽しんだもの勝ちだと思っているので、あくまで例にすぎませんが、解釈の一助になれば、という思いで書きます。
まず、話の大筋を書きます。
男子に比べ、ちょっと成長の早い女子(なずな)が大人側の世界にまきこまれてしまう。まだ子供の世界にいたがるのだけれど、どうやら強制的に大人にならなければならないらしい。 それを見た典道は彼女が可哀想になって、覚悟を決めるまで付き合ってあげられたらなと妄想します。(妄想に入った段階はまだ判断できていませんが最初からか、海でなずなを見た時からか、プールでなずなをみたときらへんではないかと思います)
『まだ大人になりきれていない女子は怖さから逃げることを考え、切なさから、道連れを探すんじゃないか。 プールで成長をはかり、少しでも成長しているほうを巻き込もうと賭けるんじゃないか。 そうなったらその道連れに進んで選ばれてあげよう。 でもやっぱり怖くなって大人の世界にいくの無理かもしんないぞ。 下ネタや冒険のあるホモソーシャルな世界が心地よいし、仲間より先に大人になったらバカにされたり、疎まれたりするだろうし。』的な。
今は物語全体が典道の妄想説が有力なんじゃないかと思ってます。 おそらく実世界の典道は朝なずなを見かけてから、その日1日、自分の行動に重ねて妄想を繰り広げていたのではないだろうか…
男子はおそらく花火が球であることを知ってるんじゃないかと思います。 いずれ、それを認めなくてはならない、そんなことを気にすることすらできなくなることを知っていて、認めたくないのではないか。
子供のままであろうと試みているなずなには大人の世界から催促がきて、決断できずにうじうじしている典道は彼女が覚悟を決めるまでの時間を稼げずゲームオーバーです。その度に、いや、そこはこうすればいいのか、と妄想しなおしたりしますが、女の子の気持ちがうまく想像できないことや、都会を知らないので想像できなかったり(うる星やつら2、アベノ橋☆魔法商店街、まどマギ劇場版)、御都合主義の結末に典道自身でも納得がいきません。
それでも諦めずに考え続けた典道は妄想の中で成長し、花火が平面じゃないこと、いずれ自分も大人にならざるをえないことを受け入れ、ついになずなともお別れすることに成功します。 無事妄想を終えることができた典道(なずな)は友達を残し一足早く妄想の世界から消えてエンドです。
基本的に以降の考察は以上の考えで進めていきます。
鑑賞二回目追記
 最初の3回は確実に、もしも球を使う前、キーンという耳鳴りがしてますね。
 おそらくこれが妄想の始まりなのではないでしょうか。耳鳴りの後にもしも球が画面に出てきます。
 「なずな」は春の植物で、8月には咲きません。最初の「もしも」の少し前、草原に咲いているのはなずなだと思いますが、これは妄想説を裏づけます。
 どうやら、アイドルシーンの回といい、なずなの「もしも」妄想も入っているみたいですね。もしも球の存在を知っているのはなずなと典道だけだし。
 なずな回の女の子花火、典道はもしも球を投げようとしているのにわざわざ祐介が突き落としに来る。普通勝手に女の子とつきあっただけで灯台からその子ごと突き落としたりしません。思うに(なずなの妄想なので)心中でしょう。そのあとの典道回でアイドルシーン二回目の時、典道が引いている、怯えているような表情はそのためでしょう。
 一回目は『家出』、二回目は『駆け落ち』、三回目は『心中』と、すべての選択肢を試してみているのでは。
 なずなは典道が「どこに行けばいいかわからない!」というと楽しそうです。(人生において)なずなも同じなので、嬉しいんじゃないだろうか。
2 比喩の解釈
この話はいわゆるループものでも、並行世界ものでもないと思います。 ちょっとやそっとでは変わってくれない世界を主人公が努力して変えていくという話ではないし、 何よりおっぱいの大きさや球の大きさ、花火の形が現実ではありえない変化をしているからです。 めちゃめちゃご親切に提示してくれている「もしも」「if」という言葉からも、単に典道の頭の中なのだと思いますね。 友達が、灯台へ行く前に典道と祐介が一緒にいたことを知っているような口調なのもそもそもが典道の頭の中だからだし(原作では「あとは典道か〜」)、女子が憧れている世界(アイドル)の妄想がチャチくなってしまう(松田聖子のシーンのCG)のも典道が女の子の理想をよく知らないからです。
2-1 知っているであろうわけ
男子(典道)が花火の形を知っているだろうというのは、祐介の言動の二転三転がまず怪しいです。平べったいに決まっていると言った時も、出したうちわの例えが矛盾しています。
縦にうすい花火であるならば、下からみてもうすい花火であるはずです。 このうちわ問題は細かい指摘に見えますが、原作のラストで言及されている問題なので、タイトルが「正面から」ではなく「下から」のままである以上、意識的な矛盾でしょう。 作中でも階段の下に平行に落ちたうちわを祐介が見ているカットがなぜかあります。 祐介は花火が平面ではないことを受け入れたくない、確かめに灯台に行きたくないのです。 受け入れたくないよ〜と言うのが男子共通の暗黙のノリなので、 泳ぐのが早かったうえにマセてる典道が勝手に仲間の輪を抜けたことに祐介がもやもやするのは当たり前なのですね。せつねえ。
鑑賞二回目追記
うちわトリック、祐介が花火は平べったいと言ってうちわを投げた直後、典道はうちわを下から見ています。そこだけスロー。あとの祐介のシーンと合わせて、二人とも気づいた、もしくは違和感を持ったといえそう。
 祐介は父から私立に行けと言われていたようです。
 おそらく男子で遊びたくて、いつまでもつるんでいたくて、父親を突っぱねて公立に来ているのでしょう...せつねえ...
2-2 プール
ここでいう、泳ぐのが早かったというのは、成長のことを暗に示しています。 なずなと祐介と典道がプールで競争をする、これは成長の早さを競うレースな訳です。 早く大人になった方がなずなに告白できるし、一緒に駆け落ちできるわけです。 察するに、典道がターンでミスをしたのは、なずなの大人の体を見てこわくなったか、わざとか、または別のなにか大人になりたくない事件があってつまづいていたのではないでしょうか。
この場合プールというのはミニ人生、ミニ社会です。対比されるのは海ですね。
序盤、海の向こうを臨むなずな 大人にならなければならないということを表すシーンですが、男子は海なんて見ずに、じゃれてるのが印象的です。 海と違って安全で、泳ぎを訓練できる、まんま義務教育の終わり、中学校のような意味です。 プールでは掃除をサボって泳ぎたがり、夏休みは遊びたがる男子たちの口から、海で泳ぎたいという言葉が出てきていなかったように思いますが、海は大人の世界だからです。 海で泳ぐのは怖いから、安全なプールで仕事を放棄して遊ぶ… なずなが寝ているシーン、片足を突っ込んでいますが、まさにモラトリアムに片足突っ込んでるわけです。(たぶん海で泳がないといけない、ちゃんと泳げるから、ちゃんと成長しているから)
打ち上げ花火は海の向こうで打ち上がりますが、おそらく未来の輝き的なことなのではないでしょうか。
自分が大人になることを認めたくない祐介にとって、灯台で花火をみるということは恐怖であったはずです。 現実を、未来の眩しさを直視しなければならない。だからこそ「平面に決まっている」なんてことを言って、行きたがらなかった。 でもみんな行ってしまう…みんな大人になろうとしているのに自分だけ子供でいるのは恥ずかしいし、怖いので、典道も残れよ〜と誘いますが振られるわけです。
レールは人生のメタファーとしてよく用いられますが、ここでもそうで、海に行きたくない二人は船ではなく電車で都会を目指すわけです。 海もレールも「大海原に漕ぎだす」「敷かれたレールの上を走る」みたいな感じでよく比喩に用いられます。 ですが、おそらく作中ではずるい手段なんじゃないでしょうか。お金を払ってる感じもしないし、16歳だと偽ってから乗ってるわけなので。大人の乗り物? 多分、この世界で大人になるには海の向こうへと、泳いで行かないといけないんでしょう。その訓練のためのプールです。
2-3 灯台と校舎
灯台も大事なシンボルで、海の向こうを見渡し、進むべき道を照らす役割です。 打ち上げ花火、正面から見るか?横から見るか?にならなかったのは、うちわトリックもありますが、この海を見渡す高さが必要だからでしょう。 灯台は、工事中の足場の描写もあり、まだ考察すべきところです。
灯台と同じく重要な建物が校舎です。 シャフトに有り勝ちな独特なデザインですが、すごく連想しやすい。 大事なのは円柱であることと、二つあることです。 平面(子供)が(年、勉強が)積み重なって立体(大人)になった形であると同時に、母性の象徴、おっぱいでもある。 おそらく学年が上がると上の階に進むはずです。おっぱいもそうですが、平面から立体へ進む場所なので。
鑑賞二回目追記
 灯台が工事中であるのは、男根の比喩であるからと予想。
 工事中の足場は皮を表している。
2-4 おっぱい
この作品の大事なモチーフであろうおっぱい。 冒頭でなずなのおっぱいが強調されたり、先生のおっぱいがバカでかかったりとめっちゃ出てきます。 花火同様、平面か球体かが重要です。 なずなはじめ、中学生女子のおっぱいは平面から膨らみを持ち、球状になる、なっている時期であると思います。
先生のおっぱいは、子供を保護する大人の、母性の象徴であると同時に相対的に典道の成長を示すアイテムになっているんだと思います。 もしもを繰り返し、花火大会に来ていた先生カップルと会った時、先生の胸が小さく、平べったくなっていましたね? わざわざ彼氏にセクハラさせてまで強調しています。 原作では胸の大きさは変わらない代わりに、最後に先生に、花火の形は平べったいはず、と言わせています。 どちらも成長していない特徴です。 これは少し複雑で、物語全体の救いというか、なずなの母親が大人の代表になることの否定なのではないだろうかと考えています。 ただ受け入れることが大人になるということじゃないよ、もしくは、大人になっても中身は子供で、受け入れられていない人もいるよ、ということでしょう。 デート中の先生は花火大会という場で、童心に帰っているということかもしれません。
もう一度観る時、なずな(となずなの母)のおっぱいが最初と最後で大きさが変わっていないか見ようと思っています。
あと、序盤で先生のおっぱいの大きさを男子が想像する?シーンがありますが、あまりにしつこいので、もしかしたら(後のシーンで先生のおっぱいが小さくなっていたことをふまえると)典道のループ、もしもの回数、階層とリンクしているんじゃないかと思ってます。 読み上げられていたのはD〜J?の7回。 もしも球の発動が7回であれば最初からもしもの世界、6回であれば最初は現実と捉えられたりするかなと… 典道が大人になればなるほど先生のおっぱいは(役割とともに)小さくなっていくのでは?
ラストシーン、教室での点呼でギリギリ先生のおっぱいのサイズが確認できないのは、あの世界がもしもの世界(妄想)か現実かをわからなくさせるためなのではないでしょうかね。
鑑賞二回目追記
 回数、そんなに多くなかったですね...
 カップ数、何かあるんだと思うんですが...
 点呼のシーン、祐介は典道がいないことをあまり不思議に思っていないようです。むしろなにかむすっとしているように見えました。
3 声優と俳優
大人になろうとする主役二人の声が話題ですが、俳優や女優を使わずに声優を使って欲しいとの意見が多いようです。 個人的には全く違和感のない声で、演技もうまいし成功していると思いましたが、逆に考えて、なぜ脇役も実写の人にしなかったのかという疑問が生まれました。 しかもめっちゃ豪華。 実写の声の人は主役二人の他にもいてなずなの母親もそうです。 単に広告の意味合いなのであれば、なずなの母親よりかは祐介に実写キャストを当てるのが自然に思えます。
まだ考える余地はありますが、仮説として一つ考えていることは、 アニメと実写作品で、平面か立体かを対比しているのではないかということです。 大人になることを受け入れられている人物は平面ではない俳優や女優を起用しているのではないでしょうか。 違う世界の人物だよということをキャスティングから示唆しているのではないでしょうか…? かんがえすぎだろうか。
そう考えると、原作の実写作品の分岐、「もしも」作品だということも考えられてこないですか?? 「『打ち上げ花火』実写で見るか?アニメで見るか?」 平面で見るか、立体で見るかということです。 映像が花火だとすれば、立体の映像を見るか、平面のアニメを見るかということですね。 無論、しつこいようですが、解釈は自由だし、アニメと実写どっちが優れているということでもなければ、 子供と大人どっちがいいという話でもないです。
鑑賞二回目追記
 ラストの台詞、「観月ありさ〜」の直後に「それ前も聞いたよ」の台詞。
 原作の分岐だと考えると、小ネタとして自然。
この解釈でラストを見ると、世界から消えたのはなずなと母親と典道という実写キャストです。 アニメーションで語られた妄想世界から厳しい現実世界に旅立ったと考えられないでしょうか…? (再婚相手…)
4 もしも球
おっぱいと花火、という球体を平面と見るか球体と見るかが重要であることは書きましたが、もう一つ、もしも球(他のレビューサイトでこう呼ばれているようなので)についても書こうと思います。
もしも球は妄想の産物です。 原作には出てこないし、登場も唐突で、仕組みも描写されない。時かけのようにルールや枷があるわけでもない。 妄想が進んで、大きく改変されればされるほどもしも球も大きくなります。 妄想の産物で、典道が考え出した、その名の通り「もしも(こんな)球(があったら)」ということなのではないでしょうか。 最終的に酔っ払い花火師に打ち上げられますが、もしかしたら、花火であっているのかもしれません。 今のところ、平べったい花火の(世界をつくる)尺球という解釈をしています。正直まだ考察が足りてないです。 典道が毎回花火を打ち上げていた、最初に投げた時、もしも球の爆発を横から見ていた、というのはなかなか好きですが。
以上の考察を以って、原題を引用すると、 「少年たちは打ち上げ花火が平面であって欲しかったけど、認めたくなくて、横からみたかったのにみることができずにいた」 という話だったのではないかと解釈しています。
鑑賞二回目追記
 もしも球も平面が積���重なったような見た目をしている。
5 残された謎
まだまだ完成度の低い解釈で申し訳ないです。 残っている謎としては、風力発電機の羽の描写の意味、花火師がなぜ嘘をついたか、なずなを見てなぜうんこしたくなったか、でしょうか。 うんこは典道に告白のチャンスを与えるためとか思ってるんですがちょっとまだよくわからない。
しつこいようですが、僕の解釈はあくまで一例です。 解釈、楽しみ方は本当に人それぞれです。
ここ違うんじゃないか、などありましたらコメント?などお願いします。 後から編集する可能性があります。 よろしくお願いします。
鑑賞二回目追記
 風車は時間のモチーフで良さそうです。
 今までのシャフト作品から見ても、劇中の描写から見てもそうですね。
 時計回り→正しい時間の進み方
 反時計回り→回想へ
 あと、これは初回から思っていたのですが、冒険のための荷物が否定されて笑われるのが切ないです。スタンドバイミーをやるにはおとなすぎるし、あんな冒険できっこないこともわかっているんじゃないかというようなことを思いました。
 めちゃくちゃ重要なことを忘れていました。なずなの父親が亡くなった時にもしも球を持っているようですがなぜなのかわかりません。本当にこれはだれか教えて欲しい。幼いなずな?をおぶっている人物も母親には見えないが...
 あと、サイレンの音も何かあると思います。
鑑賞二回目追記
 父親のシーンは心中か...?
追記 なずなが絶対的美少女であるべきだというようなレビューを見かけるんだけど、僕は思いません。原作版に比べて、なずなのミステリアスな感じを意図的に抜いていると思う。なずなに翻弄された男子の話ではなく、ともに何かを受け入れた典道となずなの話でいいと思う。特別なファムファタールではなくて、まるで別のアニメにも出てきそうな女の子(物語シリーズ戦場ヶ原)でいいのだと思ったんだけど、どうなんだろうか。やはり原作を見てからだと違うんだろうか。
追記2
(球体だと)わかっているけど認めたくない、の構図はラストもそうで、なずなの「また会えたら」みたいな台詞は、中1でよそに引っ越した相手と偶然また会って、付き合って、結婚する!といった、ことはまあおそらく、そんなことってないのわかってて、でもきっとあるって信じたい、ということなんですよ。あえないことはわかってるけど、でも信じてみてもいいじゃんという。
花火で言えば、球体だってわかってるけど、平面かもしれないってわくわくしてたいじゃん。
鑑賞二回目追記
 ラストシーンはどうやらめちゃくちゃなハッピーエンドなのではないだろうか...
 典道が告白しようとする前のなずなの台詞「また会えたら」的なやつは、おそらく原作と同じで、あえないことを知ってての、知らせるための、それでもそうだといいよね、そう思いたいよねという台詞だと思うのですが(だからこそ告白しておこうとする)(その少し前、俺はこの世界でなずなと一緒にいたい!の場面でなずなを見つめる典道と違い、なずなはドームの向こうを見つめている、受け入れている)、花火師がもしも球を打ち上げて世界の枷が壊れた時、典道がなずなとの未来を掴み取っていることを考えると、おそらく「君の名は。」を超える(主観)ハッピーエンドなのではないだろうか...結末のわかっている時かけと言ってもいいけど、おそらく再会するんじゃないでしょうか...
 そうなると二度目のなずなの台詞「今度会えるのはどんな世界だろうね」は「未来で待ってて」的なことになる?なんかもっとうまく言える気がするのですが...
 というか『妄想の世界』ではなく『現実の世界』で会おうよってことかな
 あと、最初にもしも球を投げる前はなずなが「家出」と言っているのが気にかかる...以降は「駆け落ち」だと言い張るのに...
この映画、オタク以外にはわからない、みたいな分け方をして欲しくないな...
勢いで書いているので、不快に思うところもあると思いますが、お許しください...
誤字を除いて、極力編集せずに追記と言う形で書いていきたいと思います。
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