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#大型目隠し塀
kent-ar · 2 years
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スレッドデザインが、設計監理をさせていただいた戸建て住宅の事例です。 緑豊かなロケーションの住宅地。 リビング開口は大胆に開放して、外部との繋がりを持たせました。 物件名:Kon-house Photo : (株)VA 岡村靖子 #スレッドデザインスタジオ #moderninterior #housedesign #housephotography #residence #houseexterior #exteriordesign #名古屋設計事務所 #住宅設計 #設計事務所 #住宅デザイン #木造住宅 #外構デザイン #シンプルな暮らし #大型目隠し塀 #デッキ材を張った造作目隠しフェンス #外構デザイン #開放的なリビング #タイル張りの壁 #ウォールナットベースの落ち着いたインテリア #ドレープカーテン https://www.instagram.com/p/CfsUDPeJ2hT/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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junyaaoyama · 9 months
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Episode.06
犬と青山 feat.クワガタ
さて、いきなりですが、僕と犬の歴史を話そうと思います。
まず前提として、僕は小さい頃から基本的に色んなことに臆病でした。エレベーターに他人が乗ってこれば親の後ろに隠れ、人気キャラの着ぐるみが来るイベントでもギャン泣きするような性格でした。
そんな僕が4、5歳の頃、何かの習い事で、一戸建ての個人宅に通っていました。その家では、黒くてでかい、ラブという名前の、ラブラドールレトリバーを飼っていました(今思うと単純な名前ですね)。
このときは動物全般が苦手で、近づけるのは家で飼っていた亀のかめ吉くらいでした。そう、あの尻尾をブンブン振って、好奇心いっぱいの目をしたラブは、とても怖かったのです。
ラブは玄関と塀の間の犬小屋で飼われていて、家の中に入れば安全です。入れば。
いつもは誰かが玄関の扉を開けていて、塀から玄関までダッシュしてラブゾーンを乗りきっていたのですが、ある日、いつも通りダッシュして玄関に向かう途中、横にいたラブが来ないかチラ見したら、目が合ってしまったのです。
まさに蛇に睨まれた蛙状態になった僕は、ラブから目をそらせず、しばらく見つめあったあと、とにかく逃げないとということで玄関ではない方向に走り出してしまいました(ここで全てが終わったと思います)。
ラブはとても嬉しかったんだと思います。遊ぼうぜと言わんばかりに飛びかかってきて、僕はラブに仰向けに倒されました。そして恐怖に怯えた僕を慰めようと、顔を舐め回してくれました(実際なんで舐められたんだ?)。その後は、習い事のおばさんがラブを引き剥がして、事は終わったと思います。
それ以来、僕は犬との関係を絶ちましたが、宇宙兄弟のアポとの出会いなどから、徐々に距離を縮めました。
時に、謎に伸びるリールを付けた犬達に苦戦させられましたが、それも加味したディスタンスを取れるようになったので平気です。
今は、大型犬に憧れを持つようになりました。将来は、シベリアンハスキーとかドーベルマンとか秋田犬を飼って、朝一緒にランニングをしたいと夢見ています。
久々の投稿でこんな話をするのもどうかと思いましたが、家の前の散歩道で、ラブみたいな犬に出くわし、たまたま思い出したので書きました。
ラブに倒されたときの僕に似たクワガタがいたので、載せておきますね。あとその時に豚串も食ったので載せます(強引)。
ちゃんちゃんっ。
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voidplus-jp · 4 years
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本間純「I saw a landscape」 Jun Homma 2020.6.26 (fri) - 7.22 (wed)
void+では3月27日(金)より延期しておりました『本間純 “I saw a landscape” 展』を6月26日(金)より開催いたします。日本での個展は5年ぶりとなり、昨年ベルリンでの滞在時に制作した国内未発表の作品群、及び、緊急事態宣言により開催が延期された約2ヶ月間を利用し製作した新作などを発表いたします。本間は目に見えない不可視的なものを題材に、写真、映像、彫刻など、様々なメディアを使い作品を制作してきました。そして、国内外のアーティストインレジデンスや様々な芸術際に参加し、精力的な活動をしてきましたが、2011年の震災以降、被災地を訪れ、変わり続ける風景のリサーチも定期的に行なっています。今回発表する作品群は、本間が訪れた土地の風景写真や古い絵葉書とアルミニウムを組み合わせたインスタレーションで構成されています。削り取られ磨かれた風景には、鑑賞者の姿や周りの環境が時空間を超え、見え隠れします。本間の作品はそこに写し出された風景を敢えて隠すことによって、不可視的なものに意識を向けさせ、この世界を再認識させることになるでしょう 。
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▪️作家名:本間純
▪️タイトル名:I saw a landscape
▪️期間:2020年6月26日(金)- 7月22日(水)14:00-18:00  *通常より時間を短縮して開催いたします。
▪️定休日:日、月、祝日
▪️会場:void+ 東京都港区南青山3-16-14-1F
▪️お問合せ:[email protected]
*会期中、本展カタログ販売予定をしております。 -------------------------------------------------------------------------------------------
【ご来廊時のご協力について】
*必ずマスク着用の上、受付にて手指の除菌をお願い致します。 *万が一関係者などから新型コロナウイルス感染症の発症があった場合に連絡を差し上げられるよう、ご連絡先の記入をお願い致します。 *発熱、頭痛、咳、倦怠感など体調のすぐれないお客様はご来廊をお控えいただくようお願い致します。 *展示室内の密集を避けるため、入場制限を行う場合がございます。
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<アーティストステートメント>
I saw a landscape (アイ・ソー・ア・ランドスケープ)
東京郊外の住宅街で生まれ育った私の原風景は、高度経済成長期の風景である。周りの環境が効率的で均質な方向に変化し開発されていく中で、かつての風景が見えない残像のように残っているのを見た。
そもそも世界は「不可視性」に充ちている。例えば素粒子、放射線、電磁波など科学的に解明されているもの。時間や間のような概念や意識から生じるもの。また歴史、制度、社会構造の中で表出しない力などである。しかし現代において「不可視性」に対する意識は、際限なく生み出される「可視」情報に埋没し希薄になっていく。
それゆえ私は、現代の私たちを取り巻く「不可視性」と個人、社会、歴史、環境との関係性を、視覚芸術として浮上させたい。消え、過ぎ去り、見えなくなったものへの意識を探求していきたい。
私は風景が包含する不可視性、及び風景とそれにより形成された個人のアイデンティティとの関係性に焦点を当���様々な場所を訪れ、作品を制作してきた。
例えば、福島の帰宅困難区域周辺の風景。日々の生活が繁茂する草木に覆われ、埋没していくのを見た。ベルリンのかつて壁に遮られていた場所。そこにあったはずの壁の代わりに、公園でピクニックを楽しむ人たちに出会った。強制収容所跡。かつてここから誰かが眺めていたであろう視線をなぞり、塀の外の木々や新緑を眺めた。
これらの風景を通して私の中に去来したのは「無常観」であった。過去の事象と同じように、今、目の前に広がる日常もまた時間の流れと共に変化し、やがては見えなくなっていく。何の痕跡や手がかりも見えない場所に存在した歴史や、時間事象の折り重なりを想像するのは困難に思える。私はそのような風景をさらに削り取る。出現したボイドは、想像力を発生させるというよりはむしろ、想像力を暴力的に遮断するものかもしれない。遮断され侵食された世界に映し出されるのは、私たち自身や、私たち自身がつくってきた世界である。そしてその先に、私たちはどのような風景を見るのだろうか。
Jan.2020
追記:
当初予定していた会期の間、作品は展示されたまま、結局一度もオープンすることはなかった。
新型コロナ感染症の影響による、東京都、首都圏3県の外出自粛要請、その後に発令された日本政府の緊急事態宣言と重なったためである。不可視性をテーマに作品を制作してきたが、まさに不可視な展覧会となってしまった。
ぽっかりできた時間で、この状況を反映させた新作を制作しようと思った。
東京はちょうど桜が満開の時期であった。
May. 2020. 本間純
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<作家プロフィール>
本間純 ホンマジュン
1967年 東京に生まれる 1990年  多摩美術大学 立体デザイン科卒業 1990 ~ 1992年    多摩美術大学 彫刻科 研究生
<アーティスト イン レジデンス> 2019      国際アーティストインレジデンスプログラム/ 助成 文化庁新進芸術家海外派遣制度/
GlogauAIR / ベルリン・ドイツ 2018      国際アーティストインレジデンスプログラム/ 助成 ジャパンファンデーション/
Srishti Interm シュリシュティ インタラム/ バンガロール・インド 2012      国際アーティストインレジデンスプログラム– フライオーバー・ヨコハマニラ/
助成 ポーラ ファンデーション, ジャパンファンデーション / 98B コラボレイトリー/ マニラ・フィリピン
<個展>
2019      侵食の風景 – GlogauAIR ショーケースギャラリー・ ベルリン、ドイツ 2018      浸蝕の肖像– Rangoll Metro Art Center・バンガロール/インド 2015      無名の国 – TRAUMARISU/SPACE 2010      breeze – 旅 - 横浜市庁舎 市民ホール 2009      「そして川は流れる」- 黄金町エリアマネージメントセンター/ 横浜市 2007      breeze – ギャラリーキャプション/ 岐阜県 2005      horizon – ギャラリー現/ 東京 2004      around – ラ. ガルリデ. ナカムラ/ 東京 2003      Midori – 新世代への視点・テンエレメンツ– ギャラリー現/ 東京 2001      chatterin – ギャラリー現/ 東京
<グループ展>
2019      チェンナイフォトビエンナーレ -  チェンナイ/ インド 2018      弟子屈極寒芸術祭 - 弟子屈町/ 北海道 2017      空気の正体 - 川口市立アートギャラリー・アトリア/ 埼玉 ヤングアート長岡– 長岡市街/ 新潟 2013      瀬戸内国際芸術祭 -  香川県、岡山県 2012      大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2 0 0 6  -  新潟県
Flyover YOKOHAMANILA  -  フィリピン、横浜
宜蘭パブリックアートプロジェクト -  宜蘭市/ 台湾 2010      雪アートプロジェクト/ まつだい農舞台 -  新潟県 2009      大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2006  -  新潟県
水都大阪2009  -   大阪 2008      AOBA + ART  -  横浜( 出展+ディレクション) 黄金町バザール -  横浜 2006      大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2006  -  新潟県 2004      AMUSELANDA2004/   北海道立近代美術館 2003      大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2003  -  新潟県 2001      青葉トリエンナーレ2001  -  横浜市/ 青葉区 2000      大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2000  -  新潟県 1996      Morphe ‘96  -  青山/ 東京 1992      Encounteringtheothers  -  カッセル、ハンミュンデン/ ドイツ
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2ttf · 12 years
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Latin//Alphabet// ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZabcdefghijklmnopqrstuvwxyz0123456789 !"“”#$%&'‘’()*+,-./:;<=>?@[\]^_`{|}~ Latin//Accent// ¡¢£€¤¥¦§¨©ª«¬®¯°±²³´µ¶·¸¹º»¼½¾¿ÀÁÂÃÄÅÆÇÈÉÊËÌÍÎÏÐÑÒÓÔÕÖ×ØÙÚÛÜÝÞßàáâãäåæçèéêëìíîïðñòóôõö÷øùúûüýþÿ Latin//Extension 1// ĀāĂ㥹ĆćĈĉĊċČčĎďĐđĒēĔĕĖėĘęĚěĜĝĞğĠġĢģĤĥĦħĨĩĪīĬĭĮįİıIJijĴĵĶķĸĹĺĻļĽľĿŀŁłŃńŅņŇňʼnŊŋŌōŎŏŐőŒœŔŕŖŗŘřŚśŜŝŞşŠšŢţŤťŦŧŨũŪūŬŭŮůŰűŲųŴŵŶŷŸŹźŻżŽžſfffiflffifflſtst Latin//Extension 2// ƀƁƂƃƄƅƆƇƈƉƊƋƌƍƎƏƐƑƒƓƔƕƖƗƘƙƚƛƜƝƞƟƠơƢƣƤƥƦƧƨƩƪƫƬƭƮƯưƱƲƳƴƵƶƷƸƹƺƻƼƽƾƿǀǁǂǃDŽDždžLJLjljNJNjnjǍǎǏǐǑǒǓǔǕǖǗǘǙǚǛǜǝǞǟǠǡǢǣǤǥǦǧǨǩǪǫǬǭǮǯǰDZDzdzǴǵǶǷǸǹǺǻǼǽǾǿ Symbols//Web// –—‚„†‡‰‹›•…′″‾⁄℘ℑℜ™ℵ←↑→↓↔↵⇐⇑⇒⇓⇔∀∂∃∅∇∈∉∋∏∑−∗√∝∞∠∧∨∩∪∫∴∼≅≈≠≡≤≥⊂⊃⊄⊆⊇⊕⊗⊥⋅⌈⌉⌊⌋〈〉◊♠♣♥♦ Symbols//Dingbat// ✁✂✃✄✆✇✈✉✌✍✎✏✐✑✒✓✔✕✖✗✘✙✚✛✜✝✞✟✠✡✢✣✤✥✦✧✩✪✫✬✭✮✯✰✱✲✳✴✵✶✷✸✹✺✻✼✽✾✿❀❁❂❃❄❅❆❇❈❉❊❋❍❏❐❑❒❖❘❙❚❛❜❝❞❡❢❣❤❥❦❧❨❩❪❫❬❭❮❯❰❱❲❳❴❵❶❷❸❹❺❻❼❽❾❿➀➁➂➃➄➅➆➇➈➉➊➋➌➍➎➏➐➑➒➓➔➘➙➚➛➜➝➞➟➠➡➢➣➤➥➦➧➨➩➪➫➬➭➮➯➱➲➳➴➵➶➷➸➹➺➻➼➽➾ Japanese//かな// あいうえおかがきぎくぐけげこごさざしじすずせぜそぞただちぢつづてでとどなにぬねのはばぱひびぴふぶぷへべぺほぼぽまみむめもやゆよらりるれろわゐゑをんぁぃぅぇぉっゃゅょゎゔ゛゜ゝゞアイウエオカガキギクグケゲコゴサザシジスズセゼソゾタダチヂツヅテデトドナニヌネノハバパヒビピフブプヘベペホボポマミムメモヤユヨラリルレロワヰヱヲンァィゥェォッャュョヮヴヵヶヷヸヹヺヽヾ Japanese//小学一年// 一右雨円王音下火花貝学気九休玉金空月犬見五口校左三山子四糸字耳七車手十出女小上森人水正生青夕石赤千川先早草足村大男竹中虫町天田土二日入年白八百文木本名目立力林六 Japanese//小学二年// 引羽雲園遠何科夏家歌画回会海絵外角楽活間丸岩顔汽記帰弓牛魚京強教近兄形計元言原戸古午後語工公広交光考行高黄合谷国黒今才細作算止市矢姉思紙寺自時室社弱首秋週春書少場色食心新親図数西声星晴切雪船線前組走多太体台地池知茶昼長鳥朝直通弟店点電刀冬当東答頭同道読内南肉馬売買麦半番父風分聞米歩母方北毎妹万明鳴毛門夜野友用曜来里理話 Japanese//小学三年// 悪安暗医委意育員院飲運泳駅央横屋温化荷開界階寒感漢館岸起期客究急級宮球去橋業曲局銀区苦具君係軽血決研県庫湖向幸港号根祭皿仕死使始指歯詩次事持式実写者主守取酒受州拾終習集住重宿所暑助昭消商章勝乗植申身神真深進世整昔全相送想息速族他打対待代第題炭短談着注柱丁帳調追定庭笛鉄転都度投豆島湯登等動童農波配倍箱畑発反坂板皮悲美鼻筆氷表秒病品負部服福物平返勉放味命面問役薬由油有遊予羊洋葉陽様落流旅両緑礼列練路和 Japanese//小学四年// 愛案以衣位囲胃印英栄塩億加果貨課芽改械害街各覚完官管関観願希季紀喜旗器機議求泣救給挙漁共協鏡競極訓軍郡径型景芸欠結建健験固功好候航康告差菜最材昨札刷殺察参産散残士氏史司試児治辞失借種周祝順初松笑唱焼象照賞臣信成省清静席積折節説浅戦選然争倉巣束側続卒孫帯隊達単置仲貯兆腸低底停的典伝徒努灯堂働特得毒熱念敗梅博飯飛費必票標不夫付府副粉兵別辺変便包法望牧末満未脈民無約勇要養浴利陸良料量輪類令冷例歴連老労録 Japanese//小学五〜六年// 圧移因永営衛易益液演応往桜恩可仮価河過賀快解格確額刊幹慣眼基寄規技義逆久旧居許境均禁句群経潔件券険検限現減故個護効厚耕鉱構興講混査再災妻採際在財罪雑酸賛支志枝師資飼示似識質舎謝授修述術準序招承証条状常情織職制性政勢精製税責績接設舌絶銭祖素総造像増則測属率損退貸態団断築張提程適敵統銅導徳独任燃能破犯判版比肥非備俵評貧布婦富武復複仏編弁保墓報豊防貿暴務夢迷綿輸余預容略留領異遺域宇映延沿我灰拡革閣割株干巻看簡危机貴揮疑吸供胸郷勤筋系敬警劇激穴絹権憲源厳己呼誤后孝皇紅降鋼刻穀骨困砂座済裁策冊蚕至私姿視詞誌磁射捨尺若樹収宗就衆従縦縮熟純処署諸除将傷障城蒸針仁垂推寸盛聖誠宣専泉洗染善奏窓創装層操蔵臓存尊宅担探誕段暖値宙忠著庁頂潮賃痛展討党糖届難乳認納脳派拝背肺俳班晩否批秘腹奮並陛閉片補暮宝訪亡忘棒枚幕密盟模訳郵優幼欲翌乱卵覧裏律臨朗論 Japanese//中学// 亜哀挨曖扱宛嵐依威為畏尉萎偉椅彙違維慰緯壱逸芋咽姻淫陰隠韻唄鬱畝浦詠影鋭疫悦越謁閲炎怨宴援煙猿鉛縁艶汚凹押旺欧殴翁奥憶臆虞乙俺卸穏佳苛架華菓渦嫁暇禍靴寡箇稼蚊牙瓦雅餓介戒怪拐悔皆塊楷潰壊懐諧劾崖涯慨蓋該概骸垣柿核殻郭較隔獲嚇穫岳顎掛括喝渇葛滑褐轄且釜鎌刈甘汗缶肝冠陥乾勘患貫喚堪換敢棺款閑勧寛歓監緩憾還環韓艦鑑含玩頑企伎忌奇祈軌既飢鬼亀幾棋棄毀畿輝騎宜偽欺儀戯擬犠菊吉喫詰却脚虐及丘朽臼糾嗅窮巨拒拠虚距御凶叫狂享況峡挟狭恐恭脅矯響驚仰暁凝巾斤菌琴僅緊錦謹襟吟駆惧愚偶遇隅串屈掘窟繰勲薫刑茎契恵啓掲渓蛍傾携継詣慶憬稽憩鶏迎鯨隙撃桁傑肩倹兼剣拳軒圏堅嫌献遣賢謙鍵繭顕懸幻玄弦舷股虎孤弧枯雇誇鼓錮顧互呉娯悟碁勾孔巧甲江坑抗攻更拘肯侯恒洪荒郊貢控梗喉慌硬絞項溝綱酵稿衡購乞拷剛傲豪克酷獄駒込頃昆恨婚痕紺魂墾懇沙唆詐鎖挫采砕宰栽彩斎債催塞歳載剤削柵索酢搾錯咲刹拶撮擦桟惨傘斬暫旨伺刺祉肢施恣脂紫嗣雌摯賜諮侍慈餌璽軸叱疾執���嫉漆芝赦斜煮遮邪蛇酌釈爵寂朱狩殊珠腫趣寿呪需儒囚舟秀臭袖羞愁酬醜蹴襲汁充柔渋銃獣叔淑粛塾俊瞬旬巡盾准殉循潤遵庶緒如叙徐升召匠床抄肖尚昇沼宵症祥称渉紹訟掌晶焦硝粧詔奨詳彰憧衝償礁鐘丈冗浄剰畳壌嬢錠譲醸拭殖飾触嘱辱尻伸芯辛侵津唇娠振浸紳診寝慎審震薪刃尽迅甚陣尋腎須吹炊帥粋衰酔遂睡穂随髄枢崇据杉裾瀬是姓征斉牲凄逝婿誓請醒斥析脊隻惜戚跡籍拙窃摂仙占扇栓旋煎羨腺詮践箋潜遷薦繊鮮禅漸膳繕狙阻租措粗疎訴塑遡礎双壮荘捜挿桑掃曹曽爽喪痩葬僧遭槽���燥霜騒藻憎贈即促捉俗賊遜汰妥唾堕惰駄耐怠胎泰堆袋逮替滞戴滝択沢卓拓託濯諾濁但脱奪棚誰丹旦胆淡嘆端綻鍛弾壇恥致遅痴稚緻畜逐蓄秩窒嫡抽衷酎鋳駐弔挑彫眺釣貼超跳徴嘲澄聴懲勅捗沈珍朕陳鎮椎墜塚漬坪爪鶴呈廷抵邸亭貞帝訂逓偵堤艇締諦泥摘滴溺迭哲徹撤添塡殿斗吐妬途渡塗賭奴怒到逃倒凍唐桃透悼盗陶塔搭棟痘筒稲踏謄藤闘騰洞胴瞳峠匿督篤凸突屯豚頓貪鈍曇丼那謎鍋軟尼弐匂虹尿妊忍寧捻粘悩濃把覇婆罵杯排廃輩培陪媒賠伯拍泊迫剝舶薄漠縛爆箸肌鉢髪伐抜罰閥氾帆汎伴畔般販斑搬煩頒範繁藩蛮盤妃彼披卑疲被扉碑罷避尾眉微膝肘匹泌姫漂苗描猫浜賓頻敏瓶扶怖附訃赴浮符普腐敷膚賦譜侮舞封伏幅覆払沸紛雰噴墳憤丙併柄塀幣弊蔽餅壁璧癖蔑偏遍哺捕舗募慕簿芳邦奉抱泡胞俸倣峰砲崩蜂飽褒縫乏忙坊妨房肪某冒剖紡傍帽貌膨謀頰朴睦僕墨撲没勃堀奔翻凡盆麻摩磨魔昧埋膜枕又抹慢漫魅岬蜜妙眠矛霧娘冥銘滅免麺茂妄盲耗猛網黙紋冶弥厄躍闇喩愉諭癒唯幽悠湧猶裕雄誘憂融与誉妖庸揚揺溶腰瘍踊窯擁謡抑沃翼拉裸羅雷頼絡酪辣濫藍欄吏痢履璃離慄柳竜粒隆硫侶虜慮了涼猟陵僚寮療瞭糧厘倫隣瑠涙累塁励戻鈴零霊隷齢麗暦劣烈裂恋廉錬呂炉賂露弄郎浪廊楼漏籠麓賄脇惑枠湾腕 Japanese//記号//  ・ー~、。〃〄々〆〇〈〉《》「」『』【】〒〓〔〕〖〗〘〙〜〝〞〟〠〡〢〣〤〥〦〧〨〩〰〳〴〵〶 Greek & Coptic//Standard// ʹ͵ͺͻͼͽ;΄΅Ά·ΈΉΊΌΎΏΐΑΒΓΔΕΖΗΘΙΚΛΜΝΞΟΠΡΣΤΥΦΧΨΩΪΫάέήίΰαβγδεζηθικλμνξοπρςστυφχψωϊϋόύώϐϑϒϓϔϕϖϚϜϞϠϢϣϤϥϦϧϨϩϪϫϬϭϮϯϰϱϲϳϴϵ϶ϷϸϹϺϻϼϽϾϿ Cyrillic//Standard// ЀЁЂЃЄЅІЇЈЉЊЋЌЍЎЏАБВГДЕЖЗИЙКЛМНОПРСТУФХЦЧШЩЪЫЬЭЮЯабвгдежзийклмнопрстуфхцчшщъыьэюяѐёђѓєѕіїјљњћќѝўџѢѣѤѥѦѧѨѩѪѫѬѭѰѱѲѳѴѵѶѷѸѹҌҍҐґҒғҖҗҘҙҚқҜҝҠҡҢңҤҥҪҫҬҭҮүҰұҲҳҴҵҶҷҸҹҺһҼҽҾҿӀӁӂӇӈӏӐӑӒӓӔӕӖӗӘәӚӛӜӝӞӟӠӡӢӣӤӥӦӧӨөӪӫӬӭӮӯӰӱӲӳӴӵӶӷӸӹӾӿ Thai//Standard// กขฃคฅฆงจฉชซฌญฎฏฐฑฒณดตถทธนบปผฝพฟภมยรฤลฦวศษสหฬอฮฯะัาำิีึืฺุู฿เแโใไๅๆ็่้๊๋์ํ๎๏๐๑๒๓๔๕๖๗๘๙๚๛
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karasuya-hompo · 6 years
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Conan Outcasts:58:さぶきょてん、ひっこしちゅう!(PvE)
 一昨日、基本的な物資やツールを立て続けに二度なくし。  だから昨日はせっせと鉄集めしつつちょっとダークな気分になったりもしていたドードー。  今日はなにをしようかなぁと考えて、とりあえずはサブ拠点で鉄を集めつつ決めることにしました。気分的には、今度こそホップを集めに行きたいなぁってところ。ちゃんと鎌も持って、アラネが見つけた池の南側とかから、ゆっくり探して歩きたい!  ……あ、あれ……? そういえば、うちの西側の川辺にあった、小さな豆腐にそこそこ設備置いてあるご近所さんが消滅してる……(´・ω・`)
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 それよりちょっと西の方に新しい豆腐ができていましたけど。あれは炉だろうけど、どういう拠点になるのか楽しみです。去る人もあれば、来る人もあって、欠けてゆく月も、やがて満ちてくる、なりわいの~中ぁでぇ~っ♪(←分かる人いるのか)  そうしていつものとおり、樹皮を集めつつ死の囁きの足元からミトラの静居の前を通って、道中の鉄鉱石を採掘したら到着。  ―――よし。  断熱木材で、とか言ってると他の人が住み着いちゃうかもしれないから、とにかく足場とベースの部分だけでも、砂岩で作るか!!  と、唐突にサブ拠点の移築を実行しはじめました。
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 まずはこう。下の岩は、這い登れ。以上。それができぬ者は我が輩の拠点に手出しできぬのだ。  とはいえ、これしか入り口がないと奴隷の運搬ができないので、ゴンドラはつけますけど、本拠地と一緒で、「ゴンドラが壊されても他の部分が崩落することはないし」というヤツです。
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 とりあえず土台と階段で、安定したところまで登ってきました。あのサブ拠点とも遠からずお別れ……ではあるのですが、右側の、設備置いてる小さな部分は残しておこうかと思ってます。通りかかった人が砂嵐でひーひーしてるときとか、とりあえず逃げ込める場所、みたいな。それに、大工とかはさておき、炉は二重稼働させてもいいし、輪も2つあって悪いものでもないし。  それにしても、こうして見るとオベリスクがほんとすぐ傍で。だからといって、ドラゴン退治に闘技場に行くほど進めるかは不明。  そういえば、地図部屋は他人が作ったものでも使えると分かったので、他のオベリスクの近くに、使用フリーの部屋がないか、いずれ探そうと思ってます。  で、本拠地には地図部屋作りたい!! そうすれば、サブ拠点に来るのはかなり時短できるわけです。ちなみにこの近くは、大蜘蛛と戯れてたときに登らせてもらったあそこが使用フリーならいいなぁって感じ。彩りさんとこはフリーズが怖いし……:( •ᾥ•):  施錠する、みたいなことってできるのかなあれ。今度また見に行かせてもらおうっと。(勝手に)
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 ひたすら岩と材木採取。岩はそこそこ豊富だけど、材木がですね、やや枝が多く採れる木しかなくてちと時間かかります。本拠地戻ったら鍛冶場で斧のアプグレキットも作ってくるか。  ちなみにあそこにいる蜘蛛は、キチキチいうし音楽も変わるけれど、近づいてこないシャイガール。岩陰からそっと覗いているあたりが風情であるな(謎  あ。そーいえば。  鋼の道具って、慌てて作る必要なかったなと今は思ってます。いずれ、中盤までの進め方みたいなのもまたまとめようかと思ってますから、その中にも書くでしょうけど、とりあえず今思うことでも。  簡易強化キットでも、一振りの収穫数が+1な感じです。これって、鉄→鋼と変わらなくて、しかも修理は鉄15個で、完全破壊から全治、つまりUPGなしのときと一緒。  鋼にくらべて壊れるまでは早いものの、鋼を入手するのに、クソ真面目に炉を動かしてる間は、鎌以外は強化キット使ったほうがお得じゃないでしょうか。  なにせ鋼は作るときに鉄が複数消費されますし、それでまた修理のときにも……修理道具持ち歩けばマシだけど、でもそれでも鋼は必要だし。
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 さて。  あっちの岩山にまで橋をかけることもできそうだなぁ。真ん中に、柱を下ろすのに丁度いい低い山があるし。  しかしそうすると、真下付近が軒並み資源枯れるので考えもの。草くらいしかないとはいえ、その草がね、屋根作ったりするのには必要なわけで。  まあ、こっちを大きくするとどっちが本拠地だよ!? になるので、コンパクトにしておこう。  ちなみに、付近に鉄鉱石があり、樹皮もあり、蜘蛛がちょろちょろしてるこの場所だと、ぶっ続けで建築してられますね。本拠地は鉄が近くにないのでその利便性に今更気付きました。  せっせと建ててる間に鉄がリスポーンしてるんだもんなぁ。鉄のつるはし(簡易強化つき)と斧使ってるので、摩耗した分をそれできっちり直していけます。この修理用鉄をわざわざ取りに行く必要がある分、本拠地は手間なのですな。  で、ハラ減ったなぁ、あぶり端肉なくなりそうだなぁって頃には、絡まれた蜘蛛を倒して手に入れた肉が20個弱くらいにはなってるという。  水だけが、ちょっと川まで行かないと手に入らないから、潤しの像持ってこよっと。  しかし、じゃあこっちを本拠地にするかっていったら……なんというか、あえて不便なところに本拠地を構えるオトナの余裕、みたいな?(。 ー`ωー´)
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 とか寝ぼけたこと言いつつも、相変わらず高所での建築なので、なにかと大変ではあります。安定性確保のため、念のためにと、見た目的にもよさ気で、途中の山肌にこうして着地させられそうなところは柱をつけてるのですが、上からは微妙な加減でここまで届かないし、下からは高すぎる。というわけで落ちるぎりぎりまで乗り出して、目視はできないけど赤いのが消えたぞ!?てときに設置。そして滑り降りて確認しにきた図です。  そしてまたよじよじと登っていくわけで、こんなこと繰り返してりゃ、そりゃ壁の登り降りは得意になっていくよなと。……ここにはデルケト祭壇作るかなぁ。セトと迷ってるんですけど、邪魔な虫の消費先になるし、自由のエリクサーのスタミナ上限+20はなかなかありがたいわけで。
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 そうしてまず登り階段と、家のベースが完成。  明かりをつけるのは、夜の仕事。どのへんが暗くてよく見えくなるかは、明るいうちには決してわかりませんのでね。  ちなみに一番上の、塀がきれてるところにゴンドラ設置します。  自力でてくてく上るのにもそこそこ時間かかるものの、上にあるゴンドラ降りてくるの待って、また上がっていくよりは圧倒的に早いかな。これは基本的には奴隷運搬用です。
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 ほとんど変化ないようだけど、家の壁がつきはじめてます。  壁をつけつつ、底面積のパネル数確認し、屋根をどうつけるか、設備をどう置くか考えてたり。
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 砂嵐なんぞ知ったこっちゃねぇのでもくもくと採取しつづけます。いやぁ、ほんと便利だな防砂マスク。  そんなことしてたら、なんか必死に走ってる人発見。あれ……もしかして、まじで必死? うち寄ってけばいいんだけど……ドアないし。と思って見ていたら、必死に走って通り過ぎ、そのままお亡くなりになられました。南無。  ううむ、くさっぱの服だから、初心者さんかな。戻ってきたら、ここにドアのない家あるから、こういうときは人のところだろうと駆け込めばいい、遠慮しなくていいんだよーと教えてあげようかと思ったけれど、採取とかしつつ見ているけれど戻ってくる気配なし。大したもの持ってないし遠いしとかで、諦めたのかな。
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 そうしてやっと、手前部分の家が完成。左側は、ちょっと底面積大きくなったので壁・天井なし、塀だけの庭にしてます。ここに苦難の輪と大たき火。監督官は、すまん、野晒しでがんばってくれ。  この奥に、1段高くしてもう一棟作ってる途中です。手前で生産設備すべて収納できればいいけれど、できなければ、拷問・職人あたりは奥の自室に、インテリアも兼ねて置いてもいいかなぁとか。  で、設備が一通り揃ったら、少しずつ断熱木材に差し替えていく予定(๑•̀ㅂ•́)و✧
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 そして帰り道。  ……ここもか……。ここはあれだ、基本的に豆腐だけど、広め・高めの土台に苦難の輪置いて、隣に草屋根の家作ってた、けっこうすっきりした感じだったところ。そういや行きに見かけなかったや。(行きは、このスクショだと右手側の少し高いところの道をいつも通ってる)  ヴァルキンいるってことはジャングルあたりまで遠征してた人なのに、やめちゃったのかな。  まあしゃーない(´・ω・`) 手に入れたもの、作ったもの消えるのがイヤだって人も少なくないし、一ヶ月も遊んだら十分っていえば十分だしね。
 さて、ここで一服した後、後半戦です(๑•̀ㅂ•́)و✧  後ろ側の建物を作って、設備をいくつか置いて、ちょっとしたネタも仕込んで……。  よし。
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 あんま変わってないように見えますが、奥にも建物ができてるんですぅ。
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 元の建物はここまでコンパクトに戻しました。というか、それ以外の部分って、ベッド置いてあるくらいでめちゃくちゃ無駄に拡張してたっていう。  ここには掲示板つけて、砂嵐のときは避難所にしてねって書いておこう。  中には、炉、大釜、粉砕機、囲炉裏、収納箱、乾燥台、圧搾機、輪を残してあります。  実際に使うのは炉と輪だけになると思うのですが、あんまり縮小すると放棄までの日数がね。  大工設備は壊して、それが乗ってた低い天井を壊し、すっきりさせました。  ほんとただの豆腐ですけど、わざと一ヶ所凹ませて明かり置いたり、2階があるようなないような? みたいな変な構造してたりします。
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 そて、こっちが新しいおうち。いつもどおりの、縦横組み合わせパターン。  窓の上寂しいから、今度剥製でもつけようっと。
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 奥側の建物。こっちはぺったん屋根というか、屋上型にしてます。
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 まだまだ内装してないけど、母屋=製作場所。あんまり凝った配置にするより、ざらっと並べてさっさと使えるようにって感じで。一応、大釜・粉砕・かまどは並べる、といった関連付けはしますけどね。
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 こっちは奥側の建物。山の一部が入り込んでるけど気にしない。使用頻度の低い拷問・職人台と、鎧も一応置くかなぁ、どうしようかなぁと考え中。
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 屋上。どう使うかは未定。……なめし台こっち置いたほうがすっきりしそうだなぁ。しかしあれ、作りなおすのが一番めんどくさいヤツ……( ತಎತ) でもここ、樹皮は簡単に集まるのでまだマシか。  そしてそこから更に1段高いところに、小さなスペース。  ……なんとかと煙は高いところが好き? 好きに言うておれw
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 高いところのは大蜘蛛の一件で登ったとこだけど、そういや下にあるところは見に行ったことないな。苦難の輪の四隅、なんか面白い飾り方してるんですよ。天井のあいた建物にしてたり、参考になりそうなので今度拝見しにいかねば。
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 で、この小スペースを寝室……というかリラックススペースにすることにしました。  ちなみに、右側はいったいどの拠点なのかは不明で、「占有されています」と出て拡張できません。塀も3箇所だけつかなくて、だったらいいやと木の塀で見晴らし良くしてます。ここも日よけ布置こうかなぁ。大を置いたらベッドも下に収まるといいんだけど。  ちなみに赤い日よけ布、大小で使う素材数同じってのは納得いきません( ತಎತ)
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 砂嵐が去って間もない空。水色の空に、薄い赤紫の光を浴びた雲が綺麗ですな。  こういう景色を見ていたいので、高いところに行きたがるんですぅ。  ちなみにイス、この座り方でないとちまーんとちょこーんと座るので、どうしてもこっちを置きたくなります。
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 で、ネタはこれ。
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 いやだって絶対ここから降りるのが一番早いし!! ドードーはここからしか降りてません。墜落……一度だけしましたけど、ぎりぎり死ななかったので尚更ゴンドラとか階段なんて使う気ナッシン!!  一応、崖から離れておらず、下までだいたいまっすぐちゃんと壁がある掴まりやすい場所になってます。悲鳴あげ始めた頃にしがみつくと、ズズズッと滑り落ちて丁度地面に足がつく感じ。……3秒実績取るにはあと3ブロックくらい足りないかな。命かけてぎりぎりまで粘ればこれでもいけるかもしれませんが。  てなもんで、さすがに一日に6時間も建築してると疲れたので、そろそろ帰ることにしました。  中断時にも一度本拠地に戻っているのですが、そのとき潤しの像持ってくるの忘れましてね。  それに、本拠地も上に行くのにかなりくねくね動くので、もう少しすっきりさせようかとも思ってます。しばらくは建築ラッシュ(๑•̀ㅂ•́)و✧
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 帰り道、隠し宝箱取って彩りさんとこ出たあたりの川。けっこうガイコツ沈んでるんだなここ……。創造主の手の下は自殺の名所っぽい印象でしたけど、ここは戦争の名残なのかな。闘技場も近いから、それがらみかもしれませんね。
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 ドラゴンさんちの最終ミトラ祭壇。  なんつーか……ミトラって、典型的な「よいかみさま」だなと。  一見きれいごと。ゲームシステム的にじんにく手に入れてるだろうがというのはさておいて、寛容なのも慈悲深いのも自分を信じる者に対してのみ。他の神とかその信者なんて絶対に許さない。であればこそ、祭壇で作るアイテムに他宗教のアイテムが混じってるのではないかな。どんなきれいなこと言ってても、根本は、「私を愛し崇め讃えなさい」。  そのへんがこの悪趣味な黄金像に現れてる気もします。
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 で、帰ってきてアイテム整理して、「おなかすいたからシシ皮揚げ~ŧ‹" ŧ‹" Ψ( ’ ч ’ )」とやったら出てきたこの数字。  ついったでも書いたとおり、「1枠の中のアイテムは順番に腐っていくので、1個めがなくなるまで、2個めの時間は経過しない」、その結果、1個めを食べてなくした途端に作りたてみたいな数字になるのはいいのですが……60時間って、なんぞ??:( •ᾥ•):  ちょっと待って。アラネは設定デフォにして、その後で奴隷の生産速度いじっただけだから、基本的には全部1倍のはず。それに、このシシ皮揚げ、ドードーで初めて作ったときも48時間って表示だったわけで。  ……もしかして、料理人つけると消費期限まで延びるの……? だとすると、こうやって料理人の管理下=かまどの中だけなんだろうけど。  コナンのシステム、未だにあれこれ謎です。
 それにしても、サブ拠点を拡張、充実させたからには、新たに職人たちもかっさらって来たくもあり。  ホップも採りに行きたいし、明日、明後日ももりもり遊んでそうです(´ω`*)
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xf-2 · 6 years
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最近、ソシオパス(社会病質者)という言葉が良く使われるようになった。サイコパスと同義語として使われているようだが、このふたつは若干の違いがある。  両者とも反社会性パーソナリティ障害なので、「他者のことをまったく考えない。人を巧みに操り利用する。法やルールを軽視し、罪の意識が乏しく衝動的な行動に走る傾向がある」という部分では似ている。  一般的に言われている大きな違いはサイコパシーは総じて先天性のものであり、ソシオパシーは後天性なものだというものだ。
他にもサイコパスの方が罪悪感の欠如が激しいとか、ソシオパスの方が、頭がよく魅力的な人物に見せるのがうまいとか、衝動的で行動に一貫性がないなどの違いはあるようだが、一般の人がどちらかを見分けるのは難しいのかもしれない。 サイコパスとソシオパス(社会病質者)の違いと共通点、危険性を検証(米研究) : カラパイア  サイコパスか、ソシオパスかを判断するのは専門家で、罪を犯した彼らの心を開かせ、真実を聞き出すのは、訓練されたセラピストや臨床心理士の仕事だ。  海外掲示板で、実際にソシオパスやサイコパスの治療に関わったことのあるセラピストや臨床心理士などが、その体験談を投稿している。
1. すべてがでっちあげの殺人事件の真相
 わたしをすっかり信頼してくれたあるソシオパス患者は、他の二人と一緒に拷問し半殺しにした相手のことについて話してくれた。  その事件はニュースになったのでわたしも知っていた。そのため、彼は刑務所に入ったのだが、彼は、被害者の体を何百回も切りつけたり、酸の風呂に入れたりといった拷問について事細かに説明した。  なぜ、こんなことをしたのかというと、この被害者が近所のダウン症の少女を暴行したので、その報いだという。  この男は、わたしたちの病棟に1ヶ月ほどいた。その間、退院したら自殺してやるとずっと脅されていた。  彼のことを知って数週間たち、信頼を得たところで、彼は暴行の話は実は嘘だったとわたしに明かした。  何年も前に言い争いがあって(おそらくドラッグ絡み)、単に被害者のことが嫌いだったから、理由をでっちあげてボコボコにしてやったのだと告白したのだ。  つまり、その患者は暴行事件があったと嘘をつき、ふたりの友人をそそのかして、ささいな言い争いをした相手を拉致、拷問した、ということだ。  彼は未成年として裁判にかけられたが、今度はそのふたりの友人を裏切った。首謀者は彼らのほうで、自分はそそのかされて言われるままに犯行に及んだまでだと主張したのだ。友人たちはまだ刑務所に入っている。
 最悪なのは、この男が嘘の前提をふきこんで友人を操り、一緒になって恐ろしい犯罪を犯したということだ。さらに悪いのは、友人たちは塀の中なのに、彼は外にいて、こうした恐ろしいことを自にやり続けるだろうということだ。
2. 良い子を演じていた子の裏の顔
 彼は昼はいい子どもなのに、夜になると里親の子どもをいじめて、それをわざわざビデオに録画していた。  昼間はいい子なので家族から愛されていて、なぜ、ジミーが大声をあげてそんなに暴れるのか、わからないと言っていた。ジミーとは彼の夜のいじめのターゲットで、言葉がよくしゃべれなかったので、いじめられていることを誰にも話すことができなかった。  ソシオパスはたいてい言葉が不自由な子どもには優しいが、ジミーだけは餌食になっていた。里親の前では、彼は模範的な十代のようにふるまっていたようだ。  ついにその虐待ビデオが明るみに出た。そして現在彼は拘置されている。ハンサムで魅力的なので、ビデオを見るまで誰も彼がそんな残酷な人間だとは信じなかった。  未成年ということもあって前科がつかないため、今後、多くの人の人生を破壊することになるかもしれない。  ソシオパスは自分を被害者に仕立てあげて逃げおおせ、あなたに助けを求める。同情して助けてあげたくなるが実は違う。  この子は自分の里親のやさしさにつけこみ、いかにも自分は弱者であるように見せかけ、女性を引き込んで苦しめたり、操ったりしていた。  本当に恐ろしいことだ。特にまわりのすべての人間を操るそのやり方がおぞましい。権限をもつ立場にあるあらゆる人、言葉で発信できる人たちの前ではいつもいい顔をするようだ。
 まわりのすべての人間を操るそのやり方がおぞましい。権限をもつ立場にあるあらゆる人、言葉で発信できる人たちの前ではいつもいい顔をするようだ。
 さらに始末に負えないのは、彼が自分の犠牲者を逆に加害者に仕立て上げたことだ。捕まらない限り、同じことをやり続けるだろう。
3. 人が苦しんでいる様を見て楽しむ
 わたしは何人かのケアをしていたが、もっとも不穏な相手はこの軍人あがりだった。彼は2000年代始めにイラクにいて、任務で人を殺したことがある。彼はいつも少し人と距離をおいている感じがしたが、わたしに語った話は彼がまぎれもなくソシオパスであることを示していた。  彼はヤギを殺したことを事細かに話した。イラク現地の家族は生活の糧としてこの家畜に頼っていたので、とくに咎められずに済んだからだという。  飢えたこどもたちがキャンディをめぐって争う場面を見ていた話もした。彼が地面に投げたキャンディに群がって、子どもたちが石を使って殺し合いをするのを見ていたというのだ。 あまりにひどいことなのに、彼は今は自由に生活している。  二番目の患者は、典型的なソシオパスだった。彼はドラッグ所持で捕まったが、その際に自分を数回刺し、警官も刺そうとした。非常に頭の切れる男だったが、凶暴だったせいか意図的に麻薬の売人としての人生を選んだ。  人殺しまではしなかったようだが、明らかにひどく残忍なやり方で人を虐待した。メチルアルコールを使って中毒者が苦しんでいく様子を楽しんでいた。  彼は痛みを感じない。いとも簡単に自らを傷つけて悲惨な犠牲者を演出する。そのことを証明するため、彼は私の前で自らの体にペンを刺した。彼の体に刺さったペンやあちこちに飛び散った血は本物だった。
 これらの話は両方とも、複合的な面で恐ろしい。ヤギを殺すという最初の話はもちろん恐ろしいが、彼が現地の家族がヤギに頼って生きていることをわかっていて、意図的に殺したことがよけいに悪い。この男は事実上、子供を含めた現地の人々を餓死させようとしていたのだ。
4.恐怖で支配しようとする男
 わたしは精神科病棟で5年間働いた。ぞっとするようなことをたくさん見てきたが、心底震えあがった患者は、ハンサムで魅力的な35歳の男だった。マークと呼ぶことにしよう。  わたしのユニットでは、強い自殺願望を看護師に話したりすると、1対1の監視下におかれる。つまり、自殺願望の強い患者ひとりにひとりのスタッフが割り当てられ、自傷行為をしないよう、四六時中、あらゆる場所で見張るのだ。  ある日、マークは平然と看護師のところへやってきて、自殺願望があるので個人的にスタッフをつけて欲しいと自ら申告した。  彼が嘘をついているのはわかっていても、看護師をひとりつけなくてはならない。わたしだけがそのとき対応可能だったので、担当した。マークに一緒に病棟まで歩いて欲しいと言われ、わたしは承諾した。  歩きながら、マークはわたしの好きな食べ物とか、休日の楽しみ方など、一見無意味な質問をした。わたしはいつもこうした情報を与えることに注意しているが、彼の質問は無害な気がした。  1時間ほど歩いていると、マークはわたしが他の人に対しても親身になって世話をしていると言いがかりをつけ始めた。  そしていきなりガラス窓に自分の頭を激しく打ちつけた。マークの顔から血が噴き出し、ガラスが彼の頭上に飛び散った。わたしたちは救急車で慌てて彼を救命部へ運んだ。  2日後、マークはすっかり回復して病棟に戻ってきた。わたしのところへやってきて、怖がらせてしまったことを謝罪し、ウィンクして去っていった。  マークがしたあの行為は、私の脳裏に恐怖を焼きつけることで、絶対的に服従させるためのものだと信じている。
 この話のもっともぞっとするところは、ソシオパスの行動の裏にある意図だ。彼は自殺願望があると宣言して、わざとこの看護師を自分の担当にさせ、看護師の個人的なことを事細かに訊き出した。
 それから、訊き出した詳細を利用して、もっともおぞましい方法で看護師にトラウマを与えた。その間じゅうずっと、非常に鋭い警告を発していたのだ。
5. 恐ろしい捕食者と対峙しているような底知れぬ恐怖
 正直いって彼と同じ部屋にいると、恐怖に苛まれ、パニックになりそうになった。セラピストであるということは、クライアントとの間にかなり強い絆をつくりあげるということで、クライアントと向かい合う部屋の中には、共感と心を割って話す雰囲気がただようのが普通だ。  だがこの男とひとつ部屋の中にいると、まるで危険な捕食者と対峙してしまった、絶体絶命の小動物のような気分になった。  彼は自分の行動になんの良心の呵責も感じない人間だった。言葉の端々に相手を脅かすような言葉をこっそり挿入し、相手(わたし)が表面的に無反応なときは(内心では大いに反応していたが)、いくぶん困ったような様子を見せた。  彼の名前や顔立ちははっきり思い出せないが、外見はまったく普通で、実際問題のないタイプに見えた。でも、しばらく彼と話した後、空虚な思いばかりが残り、不穏な感じが否めなかった。  彼はわたしに対して、たまたま廊下の電気をつけっぱなしにしてしまったというようなことを認めるのと同じような調子で、家庭内暴力があったことをあっさり認めた。  しかも、自分のパートナーの前でだ。彼はこれまでその話を持ち出したことはなく、訓練を受けている者として、わたしが家庭内暴力のケースを扱うべきではなかった。  こうしたケースは経験のあるスペシャリストに問い合わせるのが普通だ。守秘という理由から、わたしには細かいところまで踏み込むことはできなかったが、あまりにあっけらかんと明かされた出来事に過剰に反応した。  彼は本当に話のついでにDVのことにふれ、"なんてこった、こんなことは話す価値さえない。どうしてこんな話を持ち出したのかな? むしろ自分のことについて話すつもりだったんだ。パートナーを絞め殺そうとした話よりもね" というような感じだった。彼は本当になにも気にしていなかった。  わたしはただうなずいて、平静を保っていたが、自分のノートにはばかでかい感嘆符!を書きなぐってい��。なんとかそのセッションは終わらせたが、すぐに監督者に彼の担当を別のカウンセラーに替えてもらうよう話した。  正直言って、その人物がそこにいる雰囲気だけでこんなに恐怖を感じたのは初めてだった。
6. 自殺殺人
 彼ら2人は、ある人物と一緒に自殺するという契約をしたが、自分たちは実行せずにその人物だけが死に、生き残って病院に運ばれた。  彼らは罪の意識を痛感していると言い、それは本心のように思えたが、すべては演技だった。  病院にいる間、彼らは病棟で自殺願望のある別の入院患者を煽ってふたたび自殺の契約を結び、計画をたて、決行日まで決めていたのだ。  少なくとも3人と同様の契約を交わしたようで、彼らは精神病棟へ入れられることになった。だが、これは無防備な新たなターゲットを見つける彼らのやり方だった。  3度の自殺契約は、決行には至らなかったが、のちに家族から見返りが出されたことがわかった。  彼らはその後、またしても問題を起こしわたしたちの病棟に入院した。  最初の入院のときは不起訴だったが、彼らは極めて危険な人物であると感じていた。自殺契約をしながら、毎回自分たちだけ生き残る。既に警察の監視の対象になっていると思った。  わたしはそのうちのひとりを世話したが、実にまともな印象を受けた。かなり知能程度が高く、一見魅力的な人物という感じだった。  同僚のひとりは犯罪心理学者だが、プロの彼女でさえ彼らを止められなかった。彼らが病棟の誰かとまた自殺契約をしようとしているのを聞いたときは驚いた。  これまで人生でこんなに誰かと話すのが恐ろしいと思ったことはない今回の人物の二面性には心底動揺し、自分の臨床管理者とこのケースについて多くを話すようになった。
 このふたりはある意味連続殺人犯だ。だが一番恐ろしいことは、彼らは実際には誰にも直接手を下していないということだ。無防備な人々をうまく操って、自殺に追い込み、犠牲者が死ぬとショックを受け、詳しいことはなにも知らないというふりをしたのだ。
7. 子犬をいとも簡単に虐待する子ども
 反社会性パーソナリティ障害と診断されなくても、同じ基準を満たす成人前の子どもたちには、行動障害という診断が下されることが多い。  精神衛生関係の臨床医として働いているときに、6歳の息子を連れてきた両親と出会った。この子はとてもかわいらしくて穏やかに話す礼儀正しい子どもだったが、これまでのことをいろいろ質問すると、たびたび動物に対して虐待を行ったことを両親が明かした。  新たに飼ったメスの小犬の穴にほうきの柄をつっこんだというのだ。傷は深く、小犬は安楽死させなくてはならなくなったという。いまだに悪夢をみそうな話だった。
 将来、怪物になるかもしれない子供を育てているのがわかったときのこの両親が、いったいどんな気持ちだったか、考えずにはいられない。
8. 自分は悪くない。すべてまわりのせい
 住み込みで薬物中毒を改善するプログラムを実施する職場で働いている。ほとんどのクライアントの行動に腹をたてることはない。彼らは中毒の過渡期にあって、自己のため、家族のため、さまざまな理由で良くなろうと努力している。  有罪になった殺人犯もいるが、彼らは非常に後悔していて、真面目に更生に取り組んでいる。だが、反社会的人格障害だと思うある人物だけは別だった。彼について話そう。  受け入れ後、30分ほど話した後で、彼は自分よりも劣ると思った相手を巧みに操作する人間かもしれないと強く感じた。  彼は、わたしの言葉遣いやわたしのポーズを真似したり、雄弁にものを語り、非常にカリスマ性があった。だが、どこか浮世離れしていた。  もっと情報が必要だったので、わたしはメモをとりながら続けた。彼が更生プログラムを続けるうちに、それははっきりしてきた。  彼にとって、人間関係の破綻、ドラッグ中毒、無職、無責任など、すべては誰か、もしくはなにかのせいなのだ。  怒り狂って自分の弟を刺したことすら、弟が悪いのだと言う。真夜中に弟の車を盗んで運転したが、溝にはまってしまいそのまま車を放置した。そのことについて彼は嘘をつき、"うるさくガミガミ言われた"という理由で弟を刺した。  入所後は、他の患者や数人を除くスタッフを巧みに操っていた。  彼はわたしの個人的な患者だった。セッションの間、彼の話に矛盾点があったため、それに言及すると、とやっと彼は白状した。  実は彼はHIV+(わたしは気づいていた)だが、それを隠してパートナーとつきあい、ドラッグの針を共有したという。  さらに、彼はこのパートナーを薬づけにした。このパートナーにはメチル中毒の過去をもつ家族がいたが、パートナー自身は薬物を使ったことはなかった。彼はまわりのみんなが自分を信用するのが信じられないと言って笑った。他人がどうなってもまったく興味がないのだ。  彼はプログラムを素直に実行するふりをして、完全に治療を終え、今は社会に復帰している。彼はまだ若く、いつかもっと悪意ある行為に出るだろうと強く感じる。将来、彼が殺人を犯しても驚かないだろう。
9. 人の感情が理解できない15歳の少女
 セラピストではないが、学生相手のカウンセリングをしている。その学生は15歳の聡明な女の子で、友だちも多くかわいらしいものが大好きだ。  彼女がわたしに話した内容が、あまりにも異常だった。わたしに診断を下す資格はないのだが、何らかの問題を抱えているかもしれない。 ・ボーイフレンドに関して  男の子とデートしたそうだが、彼に対してはなんの感情もないと言う。でも、彼は"役にたつ"し、彼女のためにいろいろやってくれるのでデートしているらしい。  でも彼は、彼女が何もしてあげないことにがっかりしているという。彼を悲しませたら気分が悪いのではないか、と言うと、彼女はこう答えた。 「いいえ。わたしが彼を悲しませているというなら、それは彼の問題だわ。どうしてわたしが彼の気持ちを気にしてやらなくちゃいけないの? 彼の感情をわたしが感じることはできないのに。わたしにはなんの関係もないわ。」  ボーイフレンドを利用していることについて罪悪感はないか、と訊くと、彼女はこう答えた。「いいえ。彼のほうからわたしにまとわりつき始めたのよ。彼がわたしの��とを好きなのだから当然でしょ。ほかに彼になんの取り柄があるの? 」 ・友達の犬に関して  彼女の友だちの飼い犬が死んだ。彼女は全くなんとも思わなかったけれど、そうするべきだと思ったから同情するふりをしたという。  犬の死は友人の問題であって、なぜ悲しまなければならないのか、彼女は理解できなかったという。 ・作られた感情  先生のひとりが彼女の友だちに、彼女と距離をおくよう言ったという話を聞いた。その先生は彼女の表情は嘘で無理やり作っているもののように見えることに気づいたからだという。  彼女はどうしてこれが問題なのかわからずわたしに質問した。「みんな感情的な反応を偽っていないの? 誰かの言ったジョークに笑うふりをするのはダメなの? 誰かが死んだと聞かされて、悲しむふりをしてはいけないの?本当の感情とか、共感ってなに?」  説明すると彼女はすっかり混乱して、わたしの言っていることはまったくわからない、まわりのみんなが感情や共感を偽っていない証拠はないと言った。  結局彼女は自分が正常で、まわりのみんながちょっとおかしいのだと断言して会話を終わらせた。  彼女の複数の知人は、彼女がソシオパスであることに気づき、彼女から去って行った。彼女は誰にも愛着を感じていないのでべつになんの支障もなく、自分にとって生活が楽になる便利な相手だけをキープしておけばいいと言った。  彼女は自分のイメージ、とくに話す言葉に気を遣っていた。同年代と話すときには、流行りの言葉を使ったりかわいらしいく見せる声色で話すよう気をつけていた。  それは15歳だからという理由だという。「だって15歳らしく話さなかったら変でしょう。ほかのみんなもわたしと同じように話すわ。わたしは若いのだから、若いようにふるまわなくちゃならないの」と言った。
10. 悪魔のような子どもの成功物語
 行動にかなり問題があったり、精神的な問題を抱える12歳以下の子どもたちのための施設で働いていた。そのときわたしはまだ大学生だった。  反社会的人格障害(ASPD)と診断された子どももいたが、わたしはいつも小さな子供にそうしたレッテルをはるのはどうかと疑問視していた。  AP(仮名)もそう診断された子の1人である。6歳で入所してきたこの子はとてもかわいくて、良い子に見えた。  そこでスタッフは彼が本性を表わすのを待った。彼の品行方正なふるまいは8ヶ月も続いた。もはや彼がどうしてここに入れられたのかわからなくなるほどだ。  父親と一緒の写真はなく、母親は服役中だった。里親のところで問題を起こし、この施設にくることになった。最初の8ヶ月の間はまったく問題はなく、完璧な子どもだった。  だがある日、APは豹変した。わたしは子供たちを自転車に乗せてあげようと外に連れ出した。彼はドアから出るなり、裏庭に走っていって、子猫をつかまえ、その頭をぐしゃりとつぶした。  APの寝室は地下にあったが、地面の高さに窓があり、外が見えるようになっている。自分の部屋の窓から彼は子猫のたまり場があるのを知ったのだろう。  わたしはぞっとして、子どもたち全員を家の中に入れた。APは落ち着いた様子で施設のマネージャーに対して、わたしの言っていることはさっぱりわからないと話した。マネージャーがわたしに質問している間に困惑した顔をしていた。  わたしは外へ出て、死んだ子ネコを運んでこなくてはならなかった。APはそんなわたしを見て、ほくそ笑んでいた。  それが、まさか!の瞬間の始まりだった。APはよく過激な行動をし、それを抑制しなければならなかった。  一度つかまえると、30分ほど拘束しておく。この地点での止められないと、臨時の看護師が鎮静剤を打って落ち着かせる。APは針が好きで、一日一回注射してもらうのが目的で暴れるのだとさらりと言った。  またべつの事件では、あまりにも暴れるAPを、ふたりのスタッフがつきそって隔離エリアに連れていかなくてはならなくなった。  その途中、なにかが起こり(金属のドアに彼がはさまれたのだと思う)APは足をかなり切った。看護師が到着すると、APは自分の足の傷をさらにほじくって血だらけになりながら笑っていたという。さらにその血で壁に文字を書いていた。  ほとんどの子どもたちが病棟にいるときに、APには祖父母が面会に来た。ほかの子どもたちは羨ましがったが、APはわざと祖父母のことを無視するような態度をとり、後で面会者のいない子どもたちをなじった。  わたしが退職するとき、APはわたしを描いたという絵をくれた。典型的な子どもの絵だったが、口は×、目はぞんざいに描きなぐってあった。  どうしてそんな風に描いたのかを訊いてみると、APは"ぼくを見るときのあなたの目が気に入らないから、それにふさわしい目にした。ぼくが気に入らないないことを言うから、口もないんだ"と答えた。  今でも、行動障害や精神障害、疾病をもった問題のある子どもたちを相手に仕事をしているが、わたしは彼らを愛している。  これまで何百人というこどもたちと一緒に過ごしてきたが、いまだにAPのことを考える。わたしがあの施設を辞めてまもなく、7歳になったAPはもっと監視が厳しいところへ移された。  最後に彼の消息を聞いたのは、彼が施設の成功例になったということだ。  母親が出所して一緒に家に帰り、天使のような子どもになり、たまに施設に戻ってきては、どのように行動すべきか、ほかの子どもたちを激励するような話をしているという。  これが本当のことで、彼の治療が成功したと思いたい。だが、とても恐ろしい不気味な子どもだったので、わたしは半信半疑だ。  わたしはAPを中傷しようとしているのではない。彼は長期にわたって施設に入れられてケアを受けていた。"恐ろしい"というのは適切な言葉ではないかもしれないが、彼は明らかに病んでいた。
 この話は多くの点で恐ろしい。この子はまだ6歳であるにもかかわらず、本当の自分を表わすのに8ヶ月も待つことができた。この年齢で自分をここまでコントロールできるのはすごい。
 嘘をついたり、子ネコを殺したり、施設の子をいじめていながら、それでも、この子は成功物語の一例となったことがもしかしたら一番恐ろしいのかもしれない。
written by
konohazuku
/ edited by parumo
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dokonoko-manual · 6 years
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迷子捜しマニュアル
迷子になったときは
迷子になった日時、場所、犬猫の特徴、鑑札やマイクロチップの情報、見つかったときの連絡先などをまとめてから、以下の(1)から(5)に連絡をします。
(1)地域の交番・警察署
警察では、迷子の犬猫は落とし物として扱いますが、交番や警察署で動物を預ることはできないので、預かってくださっている人の連絡先などを聞いて、直接ご自身で確認をしましょう。警察署に迷子の届けが来ていない場合は、届けられたときに知らせてもらえるよう「遺失届」を出しておきます。
(2)地域の保健所・生活衛生課管理係
各市町村にある最寄りの保健所へ連絡して、迷子の犬猫がいるかどうかを確認します。保健所によっては、保護している動物の情報を電話で教えてもらえるところもあります。もしも該当する���子がいる場合は、実際に保健所へ行って直接ご自分で確認しましょう。迷子がいない場合には、迷子の情報を届け、自分の連絡先を伝えます。
※警察署や保健所は地域ごとに管轄がわかれていて、あまり情報の共有はされていませんので、いなくなった場所だけでなく、離れた場所の警察署などにも確認する必要もあります。
(3)地域の動物愛護センター
各都道府県にある動物愛護センターでは、迷子の犬猫を収容しています。センターによって異なりますが、一般的に収容期間は一週間です。センターで収容している動物の情報と、一般の方が自宅などで保護している動物の情報を電話で確認することができます。該当する迷子がいるようなら、実際にセンターへ行ってご自身で確認しましょう。
(4)地域の動物病院
けがをして運び込まれている可能性がありますので、電話で確認します。
(5)地域の清掃事務所
とても残念なことですが、車にひかれるなどして路上で遺体になった場合、最寄りの清掃センターへ運ばれ焼却されることがあります。国道と都道・県道、公共の場所と私有地などでは管轄がわかれているため、全ての事務所に確認する必要があります。2日~3日で焼却されますが、記録は残りませんので早めに電話で確認する必要があります。
犬猫を捜す
迷子になったら、すぐに近所を捜します。時間が経てば経つほど犬猫は飼い主からどんどん離れてしまいます。捜索する範囲も拡大して見つけづらくなる上、交通事故などに遭う可能性も高くなります。近所を捜しても見つからない場合は躊躇せず、翌日までにはチラシやポスターを作成して捜索範囲に配布し、迷子を見かけたら連絡してもらうようにお願いしましょう。
◆犬が迷子になったら
まずは走り去った方角を重点的に捜します。動物病院やペットサロン、公園など、よく散歩などで行く場所へ向かうこともあります。怖がりの犬は人通りの少ない方へ逃げるので、公園や路地、空き地や物置の下などに隠れてじっと動かず、夜間になってから行動することがあります。
犬が1日に移動できる距離は、小型犬で1km、中型・大型犬で5kmとも言われています。目撃情報が得られない場合は、いなくなってからの日数に応じて捜索範囲を広げていきます。それぞれの運動能力などを考えながら、いなくなった場所を中心に、捜す範囲を円のようにだんだん広げると効果的です。
◆猫が迷子になったら
猫は犬と違って、自治体に捕獲されることはありません。家にいる猫が外に飛び出した場合や毎日帰って来る猫が帰って来ない場合には、事故に遭っている可能性が考えられます。迷子になったらすぐに捜すことが大切です。いつも家の中にいる猫が逃げてしまった場合、怖くて身動きができずに帰って来られないことがあります。
室内飼いの猫の場合: 室内飼いの猫は、逃げ出しても遠くに行かないことがほとんどです。まず室内を徹底的に捜しましょう。臆病になった猫は狭いところや暗いところに隠れます。「まさか、こんなところに」という場所に隠れていることもあります。タンスの裏側やピアノの中に隠れていた猫もいます。家の内外にいない場合は家の周囲半径100mを目安に捜します。
放し飼いの猫の場合: 行動範囲が広いので、家の周囲半径500mを目安に捜します。
家と家のすき間、軒下、自動車の下、物置の上・下、室外機の下、植え込みの中、草むら、側溝の中、塀の上、屋根の上、公園の水飲み場などを捜しましょう。 昼間は隠れて夜に活動することも多いので、時間を変えて名前を呼びながら、同じ場所を繰り返し何度も捜すことが必要です。
目撃情報が得られない場合は、捜索範囲を広げていきます。放し飼いの猫もまだ少なくないため、たとえ見かけても迷子だと思われない可能性があります。特徴のわかるチラシやポスターなどを配布して、迷子になっていることを近所の人たちに知らせておくことが重要です。
ドコノコでできること
ドコノコでは、近所の人たちに情報提供を呼びかけるための「迷子掲示板」を作成することができます。迷子掲示板を作成すると、犬猫がいなくなった地点から10km圏内の避難所に住所登録をしている人、および今現在10km圏内にいるユーザーに、迷子発生の通知が届きます。迷子捜しに協力してくれるユーザーが掲示板に目撃情報などを書き込むことで、捜索の進捗状況などの情報交換が行える仕組みです。
(1)迷子掲示板を作成する
おうち>迷子になった犬猫のブック>右上のメニュー・・・>迷子掲示板を作成する から迷子掲示板を作成します。
迷子掲示板には、おうち>迷子になった犬猫のブック>右上のメニュー・・・>プロフィール編集 に入力されている写真や特徴が使われます。出来るだけ細かく(猫の場合には去勢済みかどうか、室内飼いなのか放し飼いなのかといった情報なども)プロフィールに入力しましょう。
(2)迷子掲示板の情報を更新する
迷子掲示板を作成したら、そのまま放置せずに画面右下にある「+」ボタンを押して、定期的に捜索の進捗を投稿し、ウォッチしているユーザーへ協力をお願いしましょう。
迷子掲示板でもっとも大切なのは最新の目撃情報です。ドコノコでは地図を利用して目撃情報の共有が可能です。集まった情報の中から確からしいものを迷子掲示板の地図に書き込み、常に最新の目撃情報が共有されるようにします(目撃情報を地図上に追加できるのは、迷子掲示板の作成者と迷子のコのブックの共有ユーザーだけにしています)。
「いなくなった場所」の地図>目撃場所を追加 から目撃した日時、場所、コメントを入力します。
(3)迷子チラシを作成して配布する
ドコノコでは、迷子掲示板を作成する際に、迷子を捜すためのポスター(迷子チラシ)のデータを作成することができます。作成されたデータはメールやネットを通じて協力者に共有できるほか、近所のコンビニエンスストアなどで印刷することもできます。
印刷された迷子チラシは、手渡し、ポスティング、新聞折込などの配布方法があります。話を聞きながら手渡しすると関心を持ってもらいやすく、迷子を見かけたときに連絡をもらえる確率が上がります。
迷子チラシは、近所に住んでいる人だけでなく、毎日同じ場所を通る人(犬の散歩、新聞配達、郵便・宅配便、学生・生徒など)、屋外で勤務している人(ガソリンスタンド、交通整理、タクシーなど)にも配布しましょう。動物病院やペットサロンなどにも置いてもらえるようお願いします。
ドコノコ・ユーザーのみなさんへ
迷子捜しにぜひご協力ください。
(1)迷子掲示板をウォッチする
登録されている避難所、または現在地の近くで迷子掲示板が作成されると「エリア」に迷子情報が表示されます。迷子の写真をタップして迷子掲示板を開き、「ウォッチする」ボタンを押して、迷子捜しにご協力いただけるようお願いいたします。 「ウォッチする」を押すと、ボタンの表示が「ウォッチ中」に変わります。「ウォッチ中」ボタンの下にある ○○人がウォッチ中> を押すとウォッチをしているドコノコ・ユーザーのリストを見ることができます。
迷子掲示板の写真と地図は、タップすると拡大します。
迷子になった犬猫を見かけたら迷子掲示板画面右下にある「+」ボタンを押して投稿をお願いします。迷子掲示板へはテキスト(文字)・地図(目撃した場所などの位置情報)・写真を投稿することができます。
(2)迷子チラシの配布に協力する
飼い主が迷子掲示板に迷子チラシのデータを掲載している場合は、無理のない範囲で迷子チラシの配布をお願いします。なお、コンビニエンスストアなどで印刷される場合の費用はユーザーの負担になりますので、予めご了承ください。 迷子チラシは近隣への配布を目的としたものです。飼い主の電話番号など個人情報が記載されていますので、飼い主の許可なくSNSなどで拡散しないようご配慮ください。 また、迷子チラシを無断で街頭に貼り出したり、ポスティングしたりすると、法律・条例違反になる場合がありますのでお控えいただき、手渡しでの配布をお願いします。
(3)迷子の捜索に協力する
迷子を捜すときには、住民の迷惑にならないようご配慮ください。大声で話す、夜中に懐中電灯を使う、庭や部屋を覗き込む、私有地に無断で入るなどの行為はお控えください。
もしも迷子を目撃したという人に会われたら、以下の情報を確認してください。
日時
場所
向かった方向
犬猫の様子
目撃された人の連絡先
(4)無理のない協力を
“無理をしない”ご協力をお願いします。 「みんなも頑張っているから」「途中でやめるのは悪いから」などといって無理をしてしまうと、結果的には捜索が続けづらくなってしまいます。「散歩のついでに1時間ほど捜します」「通勤時にいつもより気をつけてみます」といった感じで、多くのユーザーが無理することなく、継続して捜索に協力していただければと思います。
迷子が無事に帰ってきたら
水、食事を与え、元気そうでも念のため動物病院で診てもらいましょう。
ドコノコ迷子掲示板に保護したことを投稿しましょう。 迷子掲示板 右上のメニュー・・・>迷子が見つかったとき>見つかった日時 を入力します。
迷子届をした交番、保健所、動物愛護センター、動物病院に保護したことを報告します。
街頭に貼ったポスターや預けたチラシを撤収します。
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ytr100sss · 4 years
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44.礼を言うなら
 街の哨戒中に出し抜けに声をかけられて振り向くと、見慣れない大男の姿があった。ヒューマンだが大柄で筋肉のある体型、それから、多少柄が悪そうには見えるがどことなく律儀な人柄を隠し切れなさそうな表情。なんとなくだけど、こいつはたぶんラインハルザの部下だ。 「こんにちは。何か困ったことや、不審なことがありましたか?」 「うわっその口調やめてくださいよ! 俺、キングの元部下ですよ」 「だろうと思った! でもま、いまはルクスリエースの市民でしょ、俺だってそのへんは気をつけてんだよ」  そう言ってへらへら笑えば、生真面目そうな男は眉間の皺をぎゅっと寄せた。こういう顔をしてると、ああこいつは確かにあいつの部下なんだな、ってわかって、どうにも笑いを堪えきれなくなりそうになる。長い間一緒にいる人間は、どうしても似るらしい。  それでなんの用事なのか、と、改めて問い直した。塀に身体を預けて待っていると、男はしばらく口ごもっているようだったけれど、突然心を決めたように真正面から俺を見て、ぺこりと頭を下げた。 「うぉ、なんだよ!? 俺、なんも頭下げられるような覚えないけど!」 「いえ――カイン将軍、イデルバに来てからのこと、感謝しています。俺たちの……キングのことを助けてくれて、ありがとうございました」 「おいおい……、気持ちは嬉しいけど、あれは俺のわがままみたいなものなんだよ。だからそんなふうに畏まらなくたって」  こんなふうに感謝をされるのは、どうにも居心地が悪かった。だって、ラインハルザたちを助けたのも、できれば無為な殺しをしたくはないっていう俺のエゴだ。大切なものを喪えば、遺された者もひどく傷つくことになる。そういうのは、もうたくさんだったから。 「礼を言うならお前らのキングのほうにしときなよ。あいつがちゃんと引き際をわかってたから、戦いを終わらせられたんだぜ?」  そんなことを言えば、男はぐっと顔を上げて、俺の顔を不思議そうに見て。そして、どこか納得したように頷いた。 「……やっぱり、将軍とキングは似てますね」 「……はい?」 「この前、キングにもお礼を言ったんです。そしたら、それはカインの野郎に言え、なんて言うんですよあの人」  ラインハルザの言いそうなことだ。ぎゅっと瞼を閉じてため息をこぼせば、男はやっとけらけらと明るく笑って、「その顔似てますよ」なんてからかってくるのだった。まったく、勘弁してほしいよな。
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「XM25」の射程距離は16~700m。「XM25」に取り付けられている射撃管制システムで目標を選択すると、瞬時にレーザーを使って目標物までの距離を精密に測定。その後、砲弾を発射すると正確に目標物にまで達したタイミングで砲弾が空中で炸裂を起こし、砲弾の周囲360度に存在する人をまとめて殺傷することが可能。
 イラクでは最近になり米軍兵士に対する狙撃事件が頻発するようになっているが、敵の狙撃兵が塀の内側に隠れているような場合でも、この空中炸裂兵器を使えば、狙撃兵の頭上で砲弾を炸裂させることにより狙撃兵の殺傷することが可能という利点を持っていること。また、敵を直接狙撃可能な場合であっても目標の集団をまとめて殺傷することが可能なこと、さらにこの兵器の場合、目標に正確にヒットしなくても目標を殺傷することが可能になると「XM25」は従来型の小銃に比べて対人殺傷能力を大幅に向上することが可能な次世代兵器だと米軍では説明を行っている。
” - 実戦テストが決まった史上最強の小銃、空中炸裂兵器「XM25」 - Technobahn (via otsune) (via kml) (via konishiroku)
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majipoka-blog · 6 years
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牛獣人女家庭教師深夜の野外露出放尿
 閑静な住宅街がさらに静まり返る真夜中。  人ひとり居ないはずのこの時間。  けれど、今日は暗がりの中を周囲を見回しながら歩く人影があった。  コンクリートの塀に沿って歩いているのは、牛獣人の女性。  やや垂れるほどに豊満なバストは見ただけでその柔らかさが伝わってくる。  その柔らかさは男なら一度は手にしたい、魅惑の媚肉。  それに負けないくらい、お尻も、太ももも、全身が女性らしい丸みのあるボディ。  やや大人しい目の、理知的な印象のある顔立ちとのコントラストが、男を惑わす魔性の色気を醸し出している。  しかし、今の彼女を見た男は、戸惑いを見せるかもしれない。  彼女が電柱の街灯の下に差し掛かった時。  光に照らされ、毛皮の白と黒のコントラストがはっきりと見える。  彼女は今、裸も同然の格好をしていた。  布らしい布といえば、彼女が首に巻いているマフラーだけ。  彼女のその柔らかい乳房も、秘所も、丸みのあるヒップも、露出されていた。  野外露出、ストリートキング、公然わいせつ――。彼女を見た人の頭に、そんな言葉が過るかもしれない。  他に彼女が身に付けているものは服とは言い難いものばかり。  マフラーの先端にカウベルが括り付けられており、そこからマフラーの内側へケーブルのようなものが伸びている。  彼女の両方の乳首にはリングのようなものが嵌められており、内側には何かが仕込まれている。  秘所にも同じものが嵌められているのか、陰唇の奥に、包皮を剥かれた陰核が見えている。  尻尾の付け根にもリングが嵌めこまれており、合計四つの玩具が彼女に装着されていた。 『ねえ』  と、そこで彼女のマフラーの中から声が聞こえた。  透き通るボーイソプラノが、声の主が男の子だと示している。  その声の主は、彼女が家庭教師を務めている資産家の息子だ。  人懐っこい、可愛らしい声。  しかしその声を聞いた彼女は先ほどまで以上に警戒の表情を見せた。 「何かしら?」  この状況でも、いつものクセか、生徒の質問に答えるような口調で返事をする彼女。 『今どのあたり?』  無邪気な声が聞こえるのはマフラーの中にあるスマートフォンからだ。  彼女が小さな声で返事をすると、再び声が聞こえた。 『ちょっと、周りを写してみてよ』  言われるがままにマフラーからスマートフォンを取りだす彼女。  テレビ通話中なので、画面には少年の顔が映し出されていた。  金髪美少年という印象を与える、朗らかで、無邪気な表情。  けれども、この野外露出を持ちかけたのも、他ではない少年であった。  彼に言われるままに、スマートフォンを少し高く掲げる。  今、向こうの画面には彼女の顔と、背後の住宅街が見えているはずだ。  そのまま一周し、周りの様子を見せる彼女。 『あれ? 後ろに居るの誰?』 「えっ!?」  慌てて背���を振り返る彼女。しかし人影は全く見えなかった。  と、その時。
――カランカラン
 マフラーに括り付けてあったベルが、勢いよく振り返ったことで鳴り始めたのだ。 「あっ」  小さく悲鳴を上げる彼女。  深夜のこの時間に音を立てれば、誰かが気付いてやってくるかもしれない。  そうなれば、彼女の痴態がバレてしまう。  慌ててベルを掴んだ、その時だった。
――ブブブブ
「んんっ!」  ベルに触れたことで、リモコンのスイッチが入り、乳首と陰核のリングが振動し始めたのだ。 「んんっ、ん、ふぅ、んん……ッ」  振動しつつ、内側が緩急をつけて締め付け、彼女に性感を与える。  小型ながらも器用に動き、彼女の乳首はこねくり回されているように淫猥に歪み、ぴゅ、ぴゅとミルクが溢れ出す。  包皮を剥かれた陰核に与えられる淫虐により、彼女の下半身が震えた。  それでも音が止まるまではベルから手を離すことは出来ない。  近くの電柱の陰に隠れ、そこでようやくベルから手を離す。  声を押し殺し、人が来ないかと警戒する彼女。  誰かが来るかもしれない。  来てしまえば、自分の人生は終わりだ。  そんなことを考えていたその時。 『ごめーん、やっぱり気のせいだった』  てへ、と笑いながら言う少年。  その言葉に、彼女がほっと息を吐く。  ごめんね、と言う少年はちっとも悪いことをしたと思っていない様子だ。  さらには少年はこんなことを彼女の告げた。 『ねえ、おねえさんの体がどうなってるか見せてよ』  楽しそうにこんなことを言う。 「……うん、分かった」  彼女が手にしたスマートフォンで、画面に自分の姿を映す。  彼女の乳首はまるで弄って欲しそうに固くしこっており、先端からミルクが付いている。  秘所はじっとりと濡れており、陰唇がひくひくと震えていた。 『今、電柱のすぐ脇に居るの?』 「うん、そう、だけど」  明らかに警戒した様子で返答する彼女。 『じゃあさ、そこにマーキングしてるとこ、見せてよ』  マーキング、と聞いて彼女の思考が一瞬、止まる。  マーキング。匂い付け。つまり、ここで尿を出せと言うのだ。 「そ、そんなこと……」 『ねえ』  無理、と言おうとしたところで少年の声がそれを止める。 『そのケータイってちょっとした特別製でさ』  一体何を、と彼女が顔に疑問を浮かべる。  少年の父は一代で会社を興した実業家。  その才能を受け継いでいるのか、彼もまた、発明の才能があった。  けれど今、なぜそれを、と思った彼女に彼がこう告げた。 『最大音量まで上げて叫んだら、ご近所さんもきっと起きちゃうなぁ』  さあっと彼女の顔が青ざめていく。 『どっちが良ーい?』  無邪気に笑う少年。きっと、脅すためのウソではないのだろう。 「分かった、分かったから……」  弱り切った様子で返事をする彼女。 『わーい!』  と楽しげに言う少年に、逆らうことはできないのだろう。  少し離れた所に、スマホカバーのスタンドを立てて置き、電柱の脇に立つ。 『うん、その位置その位置』 「うぅ……」  少年に見せるように足を拡げて立ち、下半身に力を込める彼女。  少し間を置いて、ちょろちょろ……と彼女の秘所から尿が飛び出し、電柱にかかった。 『あはは、そんなところでおしっこして、恥ずかしくないの?』  少年の言葉に、彼女は顔がかあっと熱くなるのを感じた。  誰かに見られながら、公共の場で放尿する。  人間として、大事なものが零れ落ちていくような気がした。  だというのに、彼女は胸の鼓動の高鳴りを、どこか喜ばしく感じてしまう。  そのことを恥ずかしく思い、さらに彼女の心音が早くなった。  やがて、放尿を終え、秘所から雫がぽつん、ぽつんと落ちる程度になると彼女が口を開いた。 「これで、いいかしら?」  まるで自分が躾けのなっていない犬になったように感じ、悲しく思っていた彼女。 『んーとねぇ』  しかし、それでは終わらなかった。 『せっかくだし、えっちな汁もマーキングしよっか』  少年がにぱ、と笑い、何かを操作した途端。 「ふぁぁぁぁっ!」  尻尾の付け根に嵌めこんだリングが動き始めたのだ。  牛獣人にとって、尻尾の付け根は一番の性感帯だ。  びーん、びーんと断続的と断続的に締め付けられ、思わず電柱にすがりついた。  乳首と陰核のリングも動き始め、彼女に再び快感を与えている。  不規則に動き、止まりを繰り返す尻尾のリングに、彼女は堪らずお尻を振ってしまう。 『あはは、まるで誘惑してるみたい。盛りのついた牝犬だね』  楽しそうに言う少年の言葉に、彼女の体が熱くなる。  まるで本当に牝犬に成り下がったように感じられて、彼女の胸が高鳴る。  もしもここに誰かがやってきたら。  そう思うと、彼女は下半身の熱をどうしても意識してしまう。 「ううううっ! はぅ、んんんんっ!」  必死に声を押し殺そうとしても、尻尾リングが動く度に声を漏らしてしまう。  ぴゅ、ぴゅと愛液が電柱へとかかっていく。 「んんんんっ!」  何度目かの淫虐に、彼女が絶頂を迎える。  いつしか電柱は彼女の愛液にまみれていた。 『もういいかな』  少年がそう告げるとリングの動きがぴたりと止まる。 「あ……はぁ……」  ぐったりとした様子で電柱にしがみつく彼女。 『いっぱい出たね。明日そこを通った雄犬はたいへんなことになるだろうなー』  ひくひくと震える陰唇からは今も愛液が零れている。  犬だけでなく、犬獣人の男性がここに居たら牝の匂いで勃起してしまっていただろう。 『じゃあ、散歩の続き、がんばってねー。GPSで見張ってるからねー』  少年の言葉にも、彼女はしばらくそこを動くことが出来なかった。
 住宅街の中にひときわ目立つ一軒家。  大きな屋敷が、少年が住む家だ。  その裏口を通り、牛獣人の彼女は中へと入っていく。  警報は鳴らない。セキュリティは少年によって切られている。 「おかえり、先生」  楽しそうに手を振る少年。 「た、ただいま……」  人に見つからないようにと警戒し続け、疲れ切った彼女にお構いなくその手を引く。 「もうすっかり野外露出にハマっちゃったみたいだね。初めてのおしっこはどうだった?」  ウキウキと言った様子で家の中へと歩いて行った。  玄関に入り、ロックをかけると入ってすぐの部屋に彼女を連れて行く。 「さっきの、録画しといたから後で見ようね」  さらりと言ったが、きっと何度もその動画をネタにされるのだろう。  そうは思っていても、彼女には抵抗できない。 「じゃあ、さっそく始めようか」  ベッドに寝かせ、少年が手に持ったリモコンのボタンを押した。 「ふぁぁぁぁっ!?」  再び尻尾の玩具が動き始め、彼女の体が震えた。 「あっ、やっ」  お尻を高く上げ、快感に抗おうとする彼女の秘所に少年が触れる。 「わあ、ぐしょぐしょ。これならローションも要らないね」  少年がリモコンの他のボタンも押し、ベッド脇に放り投げる。 「ふぁぁっ、ま、待って、ぁっ、これ、外し、んんっ」  乳首と陰核、尻尾の責め苦を受けながら抗議の言葉を口にする彼女。 「だって、その方が気持ちいいでしょ?」  それに構わず、少年がおちんちんを出し、彼女の秘所にあてがう。  そこは既にぐっしょりと濡れており、雄を受け入れたそうにしていた。 「あぁぁぁぁぁっ!?」  ぬぷり、と彼のおちんちんが押し入っていく。  さんざん快楽責めを受けつつも、刺激されることのなかった膣穴。  待ちに待った挿入に、彼女がわなないた。 「ふあぁぁん、ああっ、ああああっ」 「ほら、こっちの方が締め付けてくれるでしょ?」  そのまま腰を振り、乱暴に抽送を繰り返す少年。  それに応えるように、彼女の膣穴もぎゅうぎゅうと締め付け、奥へ奥へと導いている。  獣人にとって尻尾は感情を逃がす器官だ。  そこを淫具で責められながらの交尾に、彼女は快感を逃がせず、全身が悦んでしまっている。  それでも体はもっともっとと快感を求め、牝穴は少年のおちんちんをしっかりと咥えこんだ。 「こっちももう、すっかりハマっちゃったね、せんせ」  嬉しそうにピストン運動を繰り返す少年。  余裕がなくなってたのか、腰の動きも徐々に早まっていく。 「じゃあ……、ミルク、いっぱい飲んでね」
――びゅるびゅる、どぷ
「ふぁぁぁぁぁっ!」  子宮への射精を受け、彼女の全身が悦びに震える。  尻尾を掴まれたまま、快感が逃げることなく全身を駆け抜ける。  シーツをぎゅっと握りしめたまま、顔をベッドに押し付け。  それでも、彼女は気絶するまで快感から逃れることは出来なかった。
 翌朝。  まどろみの中、目を覚ました彼女がゆっくりと目を開ける。 「ん……」  いつの間にか少年を抱きしめていたらしい。  乳房に顔を埋めてすやすやと寝ている少年の寝顔を眺める。  こうして寝ていると、まるで天使のような可愛らしさだ。 「ママ……」  少年が小さく寝言を呟く。  そんな様子に牛獣人の彼女はきゅんときてしまう。 (この子は私がついてないと)  そんなことを思いながら、少年が目を覚ますまで抱きしめ続けたのだった。
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kabelove · 4 years
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ダークブルー
その町の、ある路地裏の、板塀の並んだところに、よく探さなければ見過ごしてしまうほどの小さな木製の扉がある。路地はそこで丁度曲がり角になっていて見通しが悪く、しかしそれは扉へ入っていく者にとってかえって人目を避けるのに好都合だ。誰もそれがどこかへ通じているとは想像すらしないだろうといった風情の、ある種の存在の希薄と共に、その扉は佇んでいる。
木曜日の夜にだけ、その扉は開錠される。中へ入ると薄暗い通路になっていて、その先はかつて倉庫であったであろうだだっ広い空間が広がっている。フットボールのコートほどもある長方形の空間で、10メートル近い高さの天井にぶら下がった高圧水銀灯が緑色の光を放っているが、それも大半は寿命が尽きて残っているのはほんのいくつかに過ぎない。
倉庫の端の方にはスチールでできた無骨なバーカウンターがあり、愛想の悪い若い男が立っている。カウンターのすぐ目の前には同じくスチールの長机が5つ並んでいるが、その他には空間の広さに不釣り合いなほどなにもなく、がらんとしている。
いま、7、8人の男が長机のところでパイプ椅子に座って、違法な薬物の入ったカクテルを飲んだり、大麻を吸ったりしている。俺はその中に見たことのある顔を見つけた。小学生の頃から高校までずっと同じ学校へ通い、東工大へ行った岩崎颯という名前の男だ。彼はおとなしく善良な生徒の典型のような人物で、俺はそれほど親しくしていたわけではなかったが、幼い頃には何度か互いの家でテレビゲームをしたこともあった。
彼はおよそこのような場所からは最もかけ離れた人物だったので、勿論俺は心底驚いた。だが知り合いを見つけたのは好都合だ。俺は周りの男たちから一見客だと見くびられないように堂々と近付き、彼の向かいに腰を下ろした。
「よう。久しぶりだな。覚えているかよ。俺だよ。矢嶋だよ」
「あん?」
彼は焦点の合わない目で俺の顔を見たが、そこにはなんの感慨も浮かばなかったようだ。
「コロナでも飲みにきたのか?」
と彼が言うと、隣にいた男がゲラゲラと笑い出した。
「シラフでそんな所にぼーっと座ってんじゃねえよ。ここじゃシラフの奴が一番信用できねえんだ」
岩崎は軽く首を傾げるようにしてバーカウンターの方を示した。俺は観念して立ち上がり、カウンターに立つ男のもとへ歩み寄った。
「大麻をくれ」
「そんなもんねえよ」
「そうか。後ろの奴らが吸ってるのは間違いなくマリワナだと思ったんだが、俺の鼻が狂ってんのかね?」
「ならそいつらに分けて貰えばいいだろ? 
お前、どうやってここを知った?」
「そこの岩崎って男に教えてもらったんだ。話してるのを見てただろ?」
男は俺を試すような目つきでじろじろと眺め回した。
「まあいい。とにかく、大麻なんか吸うためだけにこんな所へ来る馬鹿はいねえよ。そうだろ?」
「じゃあカクテルをくれ。なんでもいい」
「アルコールのことを言ってるんじゃねえだろうな?」
「まさか」
男は暫くじっと俺を見ていたが、やがて面倒臭そうにドリンクを作り始めた。
「12000だ」と男は言った。
俺が金を渡すと、男はゾンビグラスに入った青いカクテルと、粉末の入ったオブラートの包みを手渡してきた。
「粉と一緒にドリンクを半分だ。残りはちびちび飲め」
俺はその場で粉「飲み物と一緒に喉の奥へ流し込んだ。それから男に礼の意味を込めてアイコンタクトを交わしてから、岩崎の座っている机へと戻った。
「ブルーヤヘーかよ。吐くならよそでやってくれよ」と岩崎は俺の手の中の青い液体の入ったグラスを見て言った。
「お前はてっきり自動車メーカーでも入って出世コースかと思っていたがな」
「糞食らえ」と言いながら岩崎は大麻の煙を吐き出した。「矢嶋だったか? 言っとくが、俺はお前になんの興味も無い。昔話をしたいんだったら他をあたってくれ」
昔と変わらず童顔の岩崎がそう言う口の利き方をするのが妙におかしかった。口調はらんぼうな割に、薬物と大麻のせいでどこか穏やかさのある話し方だった。本当のことを言うと彼の身の上話でも聞きたい気持ちは少なからずあったが、俺は諦めて本題に入ることにした。
「菅原って男を知ってるか? ここに何度か出入りしてるはずだ」
「知らねえよ。ここでは誰もお互いのことを詮索したりしない」
彼はそう言ったが、嘘をついているのは明らかだった。薬のせいか、目が泳いでいるのを隠し切れていない。
「頼むよ。岩崎、俺はそいつを見つけなきゃならないんだ」
「なんのために?」
「教えてくれたら話すよ」
「……菅原は」
その時、突然激しい吐き気を催し、俺は咄嗟に後ろを向いて吐瀉物を床にぶち撒けた。胃が痙攣してるのがわかる。俺は椅子から崩れ落ちるようにして吐瀉物の上にうずくまった。
不意に吐き気が消え、顔を上げると、青色の万華鏡を覗いていた。岩崎の顔が幾つにも分裂し、ぐるぐると回っている。
「よお、気分はどうだ?」と言う岩崎の声にディレイがかかり、倉庫中に反響している。
「青い」と俺は言った。「そうか、世界は青かったのか」
岩崎の何本もの手がこちらに伸びてくる。大麻のジョイントを渡そうとしているらしい。俺は短くなって燃え尽きそうなそれを受け取り、肺いっぱいに吸い込んだ。
「ちょっとは落ち着くだろ」と岩崎が言った。
菅原は沖野加奈子という女の恋人で、ナカガワ・サイバネティクスの社員だった。新製品のコンタクト型ウェアラブル端末の情報をヤクザに売ったことがばれて、解雇処分を受けてから姿をくらませている。
問題は、沖野加奈子が死の床に臥していることであり、俺が沖野加奈子を愛しているということだ。先日俺が加奈子を見舞った時、彼女はこう言った。
「私はあなたを利用しているんじゃないかって思って、それが心苦しく、恐ろしいの。だって……」
(続くかどうかはわからない)
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nyantria · 7 years
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* 秋元寿恵 東京帝大出身の血清学者     1984年12月の証言 部隊に着任して人体実験のことを知った時は非常にショックを受けました。 あそこにいた科学者たちで良心の呵責を感じている者はほとんどいませんでした。 彼らは囚人たちを動物のように扱っていました。 ・・・・死にゆく過程で医学の発展に貢献できるなら名誉の死となると考えていたわけです。 私の仕事には人体実験は関係していませんでしたが、私は恐れお��のいてしまいました。 私は所属部の部長である菊地少将に3回も4回も辞表を出しました。 しかしあそこから抜け出すことは出来ませんでした。 もし出て行こうとするならば秘かに処刑されると脅されました。 * 鎌田信雄 731部隊少年隊 1923年生      1995年10月 証言 私は石井部隊長の発案で集められた「まぼろしの少年隊1期生」でした。 注: 正式な1期から4期まではこの後に組織された 総勢22~23人だったと思います。 平房の本部では朝8時から午後2時までぶっ通しで一般教養、外国語、衛生学などを勉強させられ、 3時間しか寝られないほどでした。 午後は隊員の助手をやりました。 2年半の教育が終ったときは、昭和14年7月でした。 その後、ある細菌増殖を研究する班に所属しました。 平房からハルビンに中国語を習いに行きましたが、その時白華寮(731部隊の秘密連絡所)に立ち寄りました ・・・・200部隊(731部隊の支隊・馬疫研究所)では、実験用のネズミを30万匹買い付けました。 ハルビン市北方の郊外に毒ガス実験場が何ケ所かあって、 安達実験場の隣に山を背景にした実験場があり、そこでの生体実験に立ち合ったことがあります。 安達には2回行ったことがありますが、1~2日おきに何らかの実験をしていました。 20~30人のマルタが木柱に後手に縛られていて、毒ガスボンベの栓が開きました。 その日は関東軍のお偉方がたくさん視察に来ていました。 竹田宮(天皇の従兄弟)も来ていました。 気象班が1週間以上も前から風向きや天候を調べていて大丈夫だということでしたが、 風向きが変わり、ガスがこちら側に流れてきて、あわてて逃げたこともあります ・・・・ホルマリン漬けの人体標本もたくさんつくりました。 全身のものもあれば頭や手足だけ、内臓などおびただしい数の標本が並べてありました。 初めてその部屋に入ったときには気持ちが悪くなって、何日か食事もできないほどでした。 しかし、すぐに慣れてしまいましたが、赤ん坊や子供の標本もありました ・・・・全身標本にはマルタの国籍、性別、年齢、死亡日時が書いてありましたが、 名前は書いてありませんでした。 中国人、ロシア人、朝鮮族の他にイギリス人、アメリカ人、フランス人と書いてあるのもありました。 これはここで解剖されたのか、他の支部から送られてきたものなのかはわかりません。 ヨーロッパでガラス細工の勉強をして来た人がピペットやシャ-レを造っていて、 ホルマリン漬けをいれるコルペもつくっていました。 731部隊には、子どももいました。 私は屋上から何度も、中庭で足かせをはめられたままで運動している“マルタ”を見たことがあります。 1939年の春頃のことだったと思いますが、3組の母子の“マルタ”を見ました。 1組は中国人の女が女の赤ちゃんを抱いていました。 もう1組は白系ロシア人の女と、4~5歳の女の子、 そしてもう1組は、これも白系ロシアの女で,6~7歳の男の子がそばにいました ・・・・見学という形で解剖に立ち合ったことがあります。 解剖後に取り出した内臓を入れた血だらけのバケツを運ぶなどの仕事を手伝いました。 それを経験してから1度だけでしたが、メスを持たされたことがありました。 “マルタ”の首の喉ぼとけの下からまっすぐに下にメスを入れて胸を開くのです。 これは簡単なのでだれにでもできるためやらされたのですが、 それからは解剖専門の人が細かくメスを入れていきました。 正確なデータを得るためには、できるだけ“マルタ”を普通の状態で解剖するのが望ましいわけです。 通常はクロロホルムなどの麻酔で眠らせておいてから解剖するのですが、 このときは麻酔をかけないで意識がはっきりしているマルタの手足を解剖台に縛りつけて、 意識がはっきりしているままの“マルタ”を解剖しました。 はじめは凄まじい悲鳴をあげたのですが、すぐに声はしなくなりました。 臓器を取り出して、色や重さなど、健康状態のものと比較し検定した後に、それも標本にしたのです。 他の班では、コレラ菌やチフス菌をスイカや麦の種子に植えつけて栽培し、 どのくらい毒性が残るかを研究していたところもあります。 菌に侵された種を敵地に撒くための研究だと聞きました。 片道分の燃料しか積まずに敵に体当りして死んだ特攻隊員は、天皇から頂く恩賜の酒を飲んで出撃しました。 731部隊のある人から、「あの酒には覚醒剤が入っており、部隊で開発したものだ」と聞きました ・・・・部隊には,入れかわり立ちかわり日本全国から医者の先生方がやってきて、 自分たちが研究したり、部隊の研究の指導をしたりしていました。 今の岩手医大の学長を勤めたこともある医者も、細菌学の研究のために部隊にきていました。 チフス、コレラ、赤痢などの研究では日本でも屈指の人物です。 私が解剖学を教わった石川太刀雄丸先生は、戦後金沢大学医学部の主任教授になった人物です。 チフス菌とかコレラ菌とかを低空を飛ぶ飛行機からばらまくのが「雨下」という実験でした。 航空班の人と、その細菌を扱うことができる者が飛行機に乗り込んで、村など人のいるところへ細菌をまきます。 その後��のような効果があったか調査に入りました。 ペスト菌は、ノミを介しているので陶器爆弾を使いました。 当初は陶器爆弾ではなく、ガラス爆弾が使われましたが、ガラスはだめでした。 ・・・・ペストに感染したネズミ1匹にノミを600グラム、だいたい3000~6000匹たからせて落とすと、 ノミが地上に散らばるというやり方です ・・・・ベトナム戦争で使った枯葉剤の主剤は、ダイオキシンです。 もちろん731部隊でもダイオキシンの基礎研究をやっていました。 アメリカは、この研究成果をもって行って使いました。 朝鮮戦争のときは石井部隊の医師達が朝鮮に行って、 この効果などを調べているのですが、このことは絶対に誰も話さないと思います。 アメリカが朝鮮で細菌兵器を使って自分の軍隊を防衛できなくなると困るので連れて行ったのです。 1940年に新京でペストが大流行したことがありました。(注:731部隊がやったと言われている) ・・・・そのとき隊長の命令で、ペストで死んで埋められていた死体を掘り出して、 肺や肝臓などを取り出して標本にし、本部に持って帰ったこともありました。 各車両部隊から使役に来ていた人たちに掘らせ、メスで死体の胸を割って 肺、肝臓、腎臓をとってシャ-レの培地に塗る、 明らかにペストにかかっているとわかる死体の臓器をまるまる持っていったこともあります。 私にとっては、これが1番いやなことでした。人の墓をあばくのですから・・・・ * 匿名 731部隊少佐 薬学専門家 1981年11月27日 毎日新聞に掲載されたインタビュ-から 昭和17年4月、731と516両部隊がソ満国境近くの都市ハイラル郊外の草原で3日間、合同実験をした。 「丸太」と呼ばれた囚人約100人が使われ、4つのトーチカに1回2,3人ずつが入れられた。 防毒マスクの将校が、液体青酸をびんに詰めた「茶びん」と呼ぶ毒ガス弾をトーチカ内に投げ、 窒息性ガスのホスゲンをボンベから放射した。 「丸太」にはあらかじめ心臓の動きや脈拍を見るため体にコードをつけ、 約50メ-トル離れた机の上に置いた心電図の計器などで、「死に至る体の変化」を記録した。 死が確認されると将校たちは、毒ガス残留を調べる試験紙を手にトーチカに近づき、死体を引きずり出した。 1回の実験で死ななかった者にはもう1回実験を繰り返し、全員を殺した。 死体はすべて近くに張ったテントの中で解剖した。 「丸太」の中に68歳の中国人の男性がいた。 この人は731部隊内でペスト菌を注射されたが、死ななかったので毒ガス実験に連れて来られた。 ホスゲンを浴びせても死なず、ある軍医が血管に空気を注射した。 すぐに死ぬと思われたが、死なないのでかなり太い注射器でさらに空気を入れた。 それでも生き続け、最後は木に首を吊って殺した。 この人の死体を解剖すると、内臓が若者のようだったので、軍医たちが驚きの声を上げたのを覚えている。 昭和17年当時、部隊の監獄に白系ロシア人の婦人5人がいた。 佐官級の陸軍技師(吉村寿人?)は箱状の冷凍装置の中に彼女等の手を突っ込ませ、 マイナス10度から同70度まで順々に温度を下げ、凍傷になっていく状況を調べた。 婦人たちの手は肉が落ち、骨が見えた。 婦人の1人は監獄内で子供を産んだが、その子もこの実験に使われた。 その後しばらくして監獄をのぞいたが、5人の婦人と子供の姿は見えなくなっていた。 死んだのだと思う。 * 山内豊紀  証言  1951年11月4日   中国档案館他編「人体実験」 われわれ研究室の小窓から、寒い冬の日に実験を受けている人がみえた。 吉村博士は6名の中国人に一定の負荷を背負わせ、一定の時間内に一定の距離を往復させ、 どんなに寒くても夏服しか着用させなかった。 みていると彼らは日ましに痩せ衰え、徐々に凍傷に冒されて、一人ひとり減っていった。 * 秦正  自筆供述書   1954年9月7日  中国档案館他編「人体実験」 私はこの文献にもとづいて第一部吉村技師をそそのかし、残酷な実験を行わせた。 1944年冬、彼は出産まもないソ連人女性愛国者に対して凍傷実験を行った。 まず手の指を水槽に浸してから、外に連れだして寒気の中にさらし、激痛から組織凍傷にまでいたらしめた。 これは凍傷病態生理学の実験で、その上で様々な温度の温水を使って「治療」を施した。 日を改めてこれをくり返し実施した結果、その指はとうとう壊死して脱落してしまった。 (このことは、冬期凍傷における手指の具体的な変化の様子を描くよう命じられた画家から聞いた) その他、ソ連人青年1名も同様の実験に使われた。 *上田弥太郎 供述書  731部隊の研究者   1953年11月11日  中国档案館他編「人体実験」 1943年4月上旬、7・8号棟で体温を測っていたとき中国人の叫び声が聞こえたので、すぐに見に行った。 すると、警備班員2名、凍傷班員3名が、氷水を入れた桶に1人の中国人の手を浸し、 一定の時間が経過してから取り出した手を、こんどは小型扇風機の風にあてていて、 被実験者は痛みで床に倒れて叫び声をあげていた。 残酷な凍傷実験を行っていたのである。 * 上田弥太郎   731部隊の研究者 中国人民抗日戦争記念館所蔵の証言 ・・・・すでに立ち上がることさえできない彼の足には、依然として重い足かせがくいこんで、 足を動かすたびにチャラチャラと鈍い鉄の触れ合う音をたてる ・・・・外では拳銃をぶら下げたものものしい警備員が監視の目をひからせており、警備司令も覗いている。 しかし誰一人としてこの断末魔の叫びを気にとめようともしない。 こうしたことは毎日の出来事であり、別に珍しいものではない。 警備員は、ただこの中にいる200名くらいの中国人が素直に殺されること、 殺されるのに反抗しないこと、よりよきモルモット代用となることを監視すればよいのだ ・・・・ここに押し込められている人々は、すでに人間として何一つ権利がない。 彼らはこの中に入れば、その名前はアラビア数字の番号とマルタという名前に変わるのだ。 私たちはマルタ何本と呼んでいる。 そのマルタOOO号、彼がいつどこからどのようにしてここに来たかはわからない。 * 篠塚良雄     731部隊少年隊   1923年生    1994年10月証言から ・・・・1939年4月1日、「陸軍軍医学校防疫研究室に集まれ」という指示を受けました ・・・・5月12日中国の平房に転属になりました ・・・・731部隊本部に着いて、まず目に入ったのは 「関東軍司令官の許可なき者は何人といえども立入りを禁ず」と書かれた立て看板でした。 建物の回りには壕が掘られ鉄条網が張り巡らされていました。 「夜になると高圧電流が流されるから気をつけろ」という注意が与えられました ・・・・当時私は16歳でした。 私たちに教育が開始されました・・・・ 「ここは特別軍事地域に指定されており、日本軍の飛行機であってもこの上空を飛ぶことはできない。 見るな、聞くな、言うな、これが部隊の鉄則だ」というようなことも言われました。・・・・ 「防疫給水部は第1線部隊に跟随し、主として浄水を補給し直接戦力の保持増進を量り、 併せて防疫防毒を実施するを任務とする」と強調されました ・・・・石井式衛生濾水機は甲乙丙丁と車載用、駄載用、携帯用と分類されていました ・・・・濾過管は硅藻土と澱粉を混ぜて焼いたもので“ミクロコックス”と言われていました ・・・・細菌の中で1番小さいものも通さないほど性能がいいと聞きました ・・・・私は最初は動物を殺すことさえ直視できませんでした。 ウサギなどの動物に硝酸ストリキニ-ネとか青酸カリなどの毒物を注射して痙攣するのを直視させられました。 「目をつぶるな!」と言われ、もし目をつぶれば鞭が飛んでくるのです ・・・・私に命じられたのは、細菌を培養するときに使う菌株、 通称“スタム”を研究室に取りに行き運搬する仕事でした。 江島班では赤痢菌、田部井班ではチフス菌、瀬戸川班ではコレラ菌と言うように それぞれ専門の細菌研究が進められていました ・・・・生産する場所はロ号棟の1階にありました。 大型の高圧滅菌機器が20基ありました ・・・・1回に1トンの培地を溶解する溶解釜が4基ありました ・・・・細菌の大量生産で使われていたのが石井式培養缶です。 この培養缶1つで何10グラムという細菌を作ることができました。 ノモンハンのときには1日300缶を培養したことは間違いありません ・・・・ここの設備をフル稼働させますと、1日1000缶の石井式培養缶を操作する事が出来ました。 1缶何10グラムですから膨大な細菌を作ることができたわけです ・・・・1940年にはノミの増殖に動員されました ・・・・ペストの感受性の一番強い動物はネズミと人間のようです。 ペストが流行するときにはその前に必ず多くのネズミが死ぬと言うことでした。 まずネズミにペスト菌を注射して感染させる。 これにノミをたからせて低空飛行の飛行機から落とす。 そうするとネズミは死にますが、 ノミは体温の冷えた動物からはすぐに離れる習性を持っているので、今度は人間につく。 おそらくこういう形で流行させたのであろうと思います ・・・・柄沢班でも、生体実験、生体解剖を毒力試験の名のもとに行ないました ・・・・私は5名の方を殺害いたしました。 5名の方々に対してそれぞれの方法でペストのワクチンを注射し、 あるいはワクチンを注射しないで、それぞれの反応を見ました。 ワクチンを注射しない方が1番早く発病しました。 その方はインテリ風で頭脳明晰といった感じの方でした。 睨みつけられると目を伏せる以外に方法がありませんでした。 ペストの進行にしたがって、真黒な顔、体になっていきました。 まだ息はありましたが、特別班の班員によって裸のまま解剖室に運ばれました ・・・・2ケ月足らずの間に5名の方を殺害しました。 特別班の班員はこの殺害したひとたちを、灰も残らないように焼却炉で焼いたわけであります。     注:ノモンハン事件 1939年5月11日、満州国とモンゴルの国境付近のノモンハンで、日本側はソ連軍に攻撃を仕掛けた。 ハルハ河事件とも言う。 4ケ月続いたこの戦いは圧倒的な戦力のソ連軍に日本軍は歯が立たず、 約17,000人の死者を出した。 ヒットラ-のポーランド侵攻で停戦となった。 あまりにみっともない負け方に日本軍部は長い間ノモンハン事件を秘密にしていた。 731部隊は秘密で参加し、ハルハ河、ホルステイン河に赤痢菌、腸チフス菌、パラチフス菌を流した。 参加者は、隊長碇常重軍医少佐、草味正夫薬剤少佐、作山元治軍医大尉、 瀬戸尚二軍医大尉、清水富士夫軍医大尉、その他合計22名だった。 (注:ハバロフスクの裁判記録に証言があります) * 鶴田兼敏  731部隊少年隊  1921年生 1994年731部隊展の報告書から 入隊は1938年11月13日でしたが、まだそのときは平房の部隊建物は建設中でした ・・・・下を見ますと“マルタ”が収容されている監獄の7、8棟の中庭に、 麻袋をかぶった3~4人の人が輪になって歩いているのです。 不思議に思い、班長に「あれは何だ?」と聞いたら、「“マルタ”だ」と言います。 しかし私には“マルタ”という意味がわかりません。 するとマルタとは死刑囚だと言うんです。 軍の部隊になぜ死刑囚がいるのかと疑問に思いましたが、 「今見たことはみんな忘れてしまえ!」と言われました・・・・ 基礎教育の後私が入ったのは昆虫班でした。 そこでは蚊、ノミ、ハエなどあらゆる昆虫、害虫を飼育していました。 ノミを飼うためには、18リットル入りのブリキの缶の中に、半分ぐらいまでおが屑を入れ、 その中にノミの��にするおとなしい白ネズミを籠の中に入れて固定するんです。 そうするとたいてい3日目の朝には、ノミに血を吸い尽くされてネズミは死んでいます。 死んだらまた新しいネズミに取りかえるのです。 一定の期間が過ぎると、缶の中のノミを集めます。 ノミの採取は月に1,2度行なっていました ・・・・ノモンハン事件の時、夜中に突然集合がかかったのです ・・・・ホルステイン川のほとりへ連れていかれたのです。 「今からある容器を下ろすから、蓋を開けて河の中に流せ」と命令されました。 私たちは言われたままに作業をしました ・・・・基地に帰ってくると、石炭酸水という消毒液を頭から足の先までかけられました。 「何かやばいことをやったのかなあ。いったい、何を流したのだろうか」という疑問を持ちました ・・・・後で一緒に作業した内務班長だった衛生軍曹はチフスで死んだことを聞き、 あの時河に流したのはチフス菌だったとわかったわけです ・・・・いまだに頭に残っているものがあります。 部隊本部の2階に標本室があったのですが、 その部屋でペストで殺された“マルタ”の生首がホルマリンの瓶の中に浮いているのを見たことです。 中国人の男性でした。 また1,2歳の幼児が天然痘で殺されて、丸ごとホ���マリンの中に浮いているのも見ました。 それもやはり中国人でした。 今もそれが目に焼きついて離れません。 * 小笠原 明  731部隊少年隊 1928年生れ  1993~94年の証言から ・・・・部隊本部棟2階の部隊長室近くの標本室の掃除を命じられました ・・・・ドアを開けたところに、生首の標本がありました。 それを見た瞬間、胸がつまって吐き気を催すような気持になって目をつぶりました。 標本室の中の生首は「ロスケ(ロシア人)」の首だと思いました。 すぐ横の方に破傷風の細菌によって死んだ人の標本がありました。 全身が標本となっていました。 またその横にはガス壊疽の標本があり、太ももから下を切り落としてありました。 これはもう生首以上にむごたらしい、表現できないほどすごい標本でした。 拭き掃除をして奥の方に行けば、こんどは消化器系統の病気の赤痢、腸チフス、コレラといったもので 死んだ人を病理解剖した標本がたくさん並べてありました ・・・・田中大尉の部屋には病歴表というカードがおいてあって、人体図が描いてあって、 どこにペストノミがついてどのようになったか詳しく記録されていました。 人名も書いてありました。 このカードはだいたい5日から10日以内で名前が変ります。 田中班ではペストの人体実験をして数日で死んだからです ・・・・田中班と本部の研究室の間には人体焼却炉があって毎日黒い煙が出ておりました ・・・・私は人の血、つまり“マルタ”の血を毎日2000から3000CC受取ってノミを育てる研究をしました ・・・・陶器製の爆弾に細菌やノミやネズミを詰込んで投下実験を何回も行ないました ・・・・8月9日のソ連の参戦で証拠隠滅のためにマルタは全員毒ガスで殺しました。 10日位には殺したマルタを中庭に掘った穴にどんどん積み重ねて焼きました。 * 千田英男 1917年生れ  731部隊教育隊  1974年証言 ・・・・「今日のマルタは何番・・・・何番・・・・何番・・・・以上10本頼む」 ここでは生体実験に供される人たちを”丸太”と称し、一連番号が付けられていた ・・・・中庭の中央に2階建ての丸太の収容棟がある。 4周は3層の鉄筋コンクリ-ト造りの建物に囲まれていて、そこには2階まで窓がなく、よじ登ることもはい上がることもできない。 つまり逃亡を防ぐ構造である。通称7,8棟と称していた・・・・ *石橋直方      研究助手 私は栄養失調の実験を見ました。 これは吉村技師の研究班がやっていたんだと思います。 この実験の目的は、人間が水と乾パンだけでどれだけ生きられるかを調べることだったろうと思われます。 これには2人のマルタが使われていました。 彼らは部隊の決められたコ-スを、20キログラム程度の砂袋を背負わされて絶えず歩き回っていました。 1人は先に倒れて、2人とも結局死にました。 食べるものは軍隊で支給される乾パンだけ、飲むのは水だけでしたからね、 そんなに長いこと生きられるはずがありません。 *越定男    第731部隊第3部本部付運搬班 1993年10月10日、山口俊明氏のインタビュ- -東条首相も視察に来た 本部に隣接していた専用飛行場には、友軍機と言えども着陸を許されず、 東京からの客は新京(長春)の飛行場から平房までは列車でした。 しかし東条らの飛行機は専用飛行場に降りましたのでよく覚えています。 -マルタの輸送について ・・・・最初は第3部長の送り迎え、、郵便物の輸送、通学バスの運転などでしたが、 間もなく隊長車の運転、マルタを運ぶ特別車の運転をするようになりました。 マルタは、ハルピンの憲兵隊本部、特務機関、ハルピン駅ホ-ムの端にあった憲兵隊詰所、 それに領事館の4ケ所で受領し4.5トンのアメリカ製ダッジ・ブラザ-スに積んで運びました。 日本領事館の地下室に手錠をかけたマルタを何人もブチ込んでいたんですからね。 最初は驚きましたよ。マルタは特別班が管理し、本部のロ号棟に収容していました。 ここで彼らは鉄製の足かせをはめられ、手錠は外せるようになっていたものの、 足かせはリベットを潰されてしまい、死ぬまで外せなかった。 いや死んでからも外されることはなかったんです。 足かせのリベットを潰された時のマルタの心境を思うと、やりきれません。 -ブリキ製の詰襟 私はそんなマルタを度々、平房から約260キロ離れた安達の牢獄や人体実験場へ運びました。 安達人体実験場ではマルタを十字の木にしばりつけ、 彼らの頭上に、超低空の飛行機からペスト菌やコレラ菌を何度も何度も散布したのです。 マルタに効率よく細菌を吸い込ませるため、マルタの首にブリキで作った詰襟を巻き、 頭を下げるとブリキが首に食い込む仕掛けになっていましたから、 マルタは頭を上に向けて呼吸せざるを得なかったのです。 むごい実験でした。 -頻繁に行われた毒ガス実験 731部隊で最も多く行われた実験は毒ガス実験だったと思います。 実験場は専用飛行場のはずれにあり、四方を高い塀で囲まれていました。 その中に外から視察できるようにしたガラス壁のチャンバ-があり、 観察器材が台車に乗せられてチャンバ-の中に送り込まれました。 使用された毒ガスはイペリットや青酸ガス、一酸化炭素ガスなど様々でした。 マルタが送り込まれ、毒ガスが噴射されると、 10人ぐらいの観察員がドイツ製の映写機を回したり、ライカで撮影したり、 時間を計ったり、記録をとったりしていました。 マルタの表情は刻々と変わり、泡を噴き出したり、喀血する者もいましたが、 観察員は冷静にそれぞれの仕事をこなしていました。 私はこの実験室へマルタを運び、私が実験に立ち会った回数だけでも年間百回ぐらいありましたから、 毒ガス実験は頻繁に行われていたとみて間違いないでしょう。 -逃げまどうマルタを あれは昭和19年のはじめ、凍土に雪が薄く積もっていた頃、ペスト弾をマルタに撃ち込む実験の日でした。 この実験は囚人40人を円状に並べ、円の中央からペスト菌の詰まった細菌弾を撃ち込み、 感染具合をみるものですが、私たちはそこから約3キロ離れた所から双眼鏡をのぞいて、 爆発の瞬間を待っていました。その時でした。 1人のマルタが繩をほどき、マルタ全員を助け、彼らは一斉に逃げ出したのです。 驚いた憲兵が私のところへ素っ飛んで来て、「車で潰せ」と叫びました。 私は無我夢中で車を飛ばし、マルタを追いかけ、 足かせを引きずりながら逃げまどうマルタを1人ひとり潰しました。 豚は車でひいてもなかなか死にませんが、人間は案外もろく、直ぐに死にました。 残忍な行為でしたが、その時の私は1人でも逃がすと中国やソ連に731部隊のことがバレてしまって、 我々が殺される、という思いだけしかありませんでした。 -囚人は全員殺された 731部隊の上層部は日本軍の敗戦をいち早く察知していたようで、敗戦数ヶ月前に脱走した憲兵もいました。 戦局はいよいよ破局を迎え、ソ連軍が押し寄せてきているとの情報が伝わる中、 石井隊長は8月11日、隊員に最後の演説を行い、 「731の秘密は墓場まで持っていけ。 機密を漏らした者がいれば、この石井が最後まで追いかける」と脅迫し、部隊は撤収作業に入りました。 撤収作業で緊急を要したのはマルタの処理でした。 大半は毒ガスで殺されたようですが、1人残らず殺されました。 私たちは死体の処理を命じられ、死体に薪と重油かけて燃やし、骨はカマスに入れました。 私はそのカマスをスンガリ(松花江)に運んで捨てました。 被害者は全員死んで証言はありませんが、部隊で働いていた中国人の証言があります。 *傳景奇  ハルピン市香坊区     1952年11月15日 証言 私は今年33歳です。 19歳から労工として「第731部隊」で働きました。 班長が石井三郎という石井班で、ネズミ籠の世話とか他の雑用を8・15までやっていました。 私が見た日本人の罪悪事実は以下の数件あります。 1 19歳で工場に着いたばかりの時は秋で「ロ号棟」の中で   いくつかの器械が血をかき混ぜているのを見ました。   当時私は若く中に入って仕事をやらされました。日本人が目の前にいなかったのでこっそり見ました。 2 19歳の春、第一倉庫で薬箱を並べていたとき不注意から箱がひっくりかえって壊れました。   煙が一筋立ち上がり、我々年少者は煙に巻かれ気が遠くなり、   涙も流れ、くしゃみで息も出来ませんでした。 3 21歳の年、日本人がロバ4頭を程子溝の棒杭に繋ぐと、 しばらくして飛行機からビ-ル壜のような物が4本落ちてきた。 壜は黒煙をはき、4頭のロバのうち3頭を殺してしまったのを見ました。 4 22歳の時のある日、日本人が昼飯を食べに帰ったとき、 私は第一倉庫に入り西側の部屋に死体がならべてあるのを見ました。 5 康徳11年(1944年)陰暦9月錦州から来た1200人以上の労工が 工藤の命令で日本人の兵隊に冷水をかけられ、半分以上が凍死しました。 6 工場内で仕事をしているとき動物の血を採っているのを見たし、私も何回か採られました *関成貴  ハルピン市香坊区  1952年11月4日 証言 私は三家子に住んで40年以上になります。 満州国康徳3年(1936年)から第731部隊で御者をして賃金をもらい生活を支えていました。 康徳5年から私は「ロ号棟」後ろの「16棟」房舎で 日本人が馬、ラクダ、ロバ、兎、ネズミ(畑栗鼠とシロネズミ)、モルモット、 それにサル等の動物の血を注射器で採って、 何に使うのかわかりませんでしたが、 その血を「ロ号棟」の中に運んでいくのを毎日見るようになりました。 その後康徳5年6月のある日私が煉瓦を馬車に載せて「ロ号棟」入り口でおろし、 ちょうど数を勘定していると銃剣を持った日本兵が何名か現れ、 馬車で煉瓦を運んでいた中国人を土壁の外に押し出した。 しかし私は間に合わなかったので煉瓦の山の隙間に隠れていると しばらくして幌をつけた大型の自動車が10台やってきて建物の入り口に停まりました。 この時私はこっそり見たのですが、日本人は「ロ号棟」の中から毛布で体をくるみ、 足だけが見えている人間を担架に乗せて車に運びました。 1台10人くらい積み込める車に10台とも全部積み終わり、 自動車が走り去ってから私たちはやっと外に出られました。 ほかに「ロ号棟」の大煙突から煙が吹き出る前には中国人をいつも外に出しました。 *羅壽山  証言日不明 ある日私は日本兵が通りから3人の商人をひっぱってきて 半死半生の目にあわせたのをどうすることもできず見ていました。 彼等は2人を「ロ号棟」の中に連れて行き、残った1人を軍用犬の小屋に放り込みました。 猛犬が生きた人間を食い殺すのを見ているしかなかったのです。
生体実験の証言 | おしえて!ゲンさん! ~分かると楽しい、分かると恐い~ http://www.oshietegensan.com/war-history/war-history_h/5899/
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at-ht-2111 · 5 years
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ぬか喜び
 我が家は胸高のブロック塀が周囲の三方に立ち、前の道に面した一方が開いて花壇と駐車場になっている。南側のブロック塀に隣接して一軒の家と朽ちた物置小屋があり、その向こうに道路を挟んで数十の墓石が立つ墓地がある。家の作りは満足しているが、その小屋の屋根と外壁のトタンの錆色は見苦しく、小屋のブロック壁が道に近すぎて車の出入りを妨げ、小屋の屋根から落下した雪が敷地に積み上がる事にも、ご近所に波風を立てまいと我慢してきた。
 家の前の道を毎日のように出入りする車は11台、我が家を含めて4軒が利用している。この利用者は毎日の習慣で車が擦らないハンドル操作を心得ているが、運転未熟な頃は横腹を擦ってえらい迷惑を被ったと聞いた。知人の女性は「とても入れません」と車を墓地前に放棄して家に来たこともあった。しかし、降雪時には除雪車の出入り口であり大型の除雪車は前の道に入れず敬遠することが度々あり、火災時には大型の消防車が入らなければならない。道に面した各家は道から1㍍も後退させているのに、この壁は如何にも邪魔なのだ。
 玄関で来訪者と話す妻の声が心なし弾んで聞こえる。会話が消えて間もなく二階に駆け上がった妻が「あの物置小屋を取り壊すんですって」「誰だったの?」「そこの大家さんです」「それは良かった。前の道に入り易くなるね」「小屋は全部壊すと言っていました」「ブロック壁でヒヤヒヤし通しだったから、これで楽になるよ。トタンの錆も雪も解決だ」春一番の良い話だ。 
 数日後からバリバリの騒音で重機が小屋を見る間に解体し、家の塀に面した約3㍍高ほどのブロックの基部を壊し始めた。騒音が静まった頃カー��ンを開けて見ると、数基の墓石と六地蔵が目に飛び込んだ。「そうだったのか、墓が丸見えなんだ」妻も「うわ~、墓が丸見え」「墓を見て暮らすなんて嫌だな」「どうにかできますか?」「目隠ししかないね。生け垣だろう」その夕方ご近所のおばあさんに「明るくなって、屋根の雪も来なくなって良くなったね」と言われた妻が「でも、墓が丸見えで困ります」言うと「何十万円もする坪石だと思えばいい」その答えに思わず吹き出したが、直面するのは私たちだ。
 翌日、花壇の手入れから戻った妻が「道脇のブロック壁は低くして、残すんですって」「えー、何だそれは?」「お隣のご主人が工事の人に聞いたと、教えてくれたの」「嘘だろう。皆が迷惑しているのに」「大家さんは、住んでいないからその辺がわからないんでしょう」数日間の喜びは一気に暗転し、我慢できていたものが我慢できない存在になった。 2019.4.14
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karasuya-hompo · 5 years
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Conan Outcasts:85:とぅきろにあの ごうてい
 まずは昨年11月18日(おいらの誕生日の前日だなw)、今更ながらにドム(シングルの建築キャラその1)が今更見つけた氷の下、湖の今更だともう秘密ではないと思うけど一応秘密のルートでも今更に。ほんと今更にも程がある今更の話。
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 管理者権限で無敵化してるのをいいことに、面白そうな建築場所を探して泳いでいたんですよね、すいーむすいーむと。
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 そしたらなんか、変なところに出たぞっと。  どうもこれ、一通なんですね? 黒の天守の下層部に、ここから入ることはできるけど、入ってしまったら背後は壁で出られませんでした。この「地下水路の門」という場所に建材を置けるなら、ここにプチ隠れ家とかもいいですなぁ。まあ辿り着くまでが、普通だとけっこう命がけになりますが。  だいたい、氷の張った水の中をこの格好で泳ぐってのがどうなのよという:( •ᾥ•):
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 さて、これは4/17。トゥランのDLCがリリースされて間もないタイミングで、アキロニア建材と組み合わせたら白黒のリッチな建物が作りやすそうだということで着手したものです。  秘儀イキアタリバターリを発動し、めっちゃ適当に建材置きまくりでスタート。……しかしそれはあまりにも適当すぎたので、まもなく大幅に取��壊し、「これで行けそうだな」となった正面がこちら。
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 水辺が好きなのでね、 馬鹿の一つ覚えみたいに水上建築ですよ。ここは前庭。床の一部(塀で囲ったとこ)は足場がなくて下が見えるようになってます。  ……奥にあるのは、トゥランで建てようとしてみた家なんだけど、なんの面白みもないので放置。そういえばあれ、壊さないとだな。余計な負荷は低減しておかないと、また入れなくなるとかマジ勘弁( ・ὢ・ )
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 門を開けると、正面に神像が見える感じで。
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 別に宗教施設ではないのだけれど、後々もこのトゥランの置き物は増えていき、祭壇っぽい雰囲気の場所があちこちに。
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 塔の中にはプールを建築しました。
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 逆サイドの塔は製作場所にしようと、炉とかの「室内だと人が死ぬレベルに暑くなりそう」なものは戸外に。あとなめしは臭そうだしな(ㅍ_ㅍ)
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 本館、中央部分の床だけ並べ終えた感じ。「どーすべなぁこの空間……」とか考えてます。
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 プールの上は……なんなんですかね、なんかホールみたいな感じに。中央は吹き抜けで、下のプールが見下ろせますし、飛び込めます。  このへんで、「左側は来客用みたいなのを集めるか」と決めた感じ。
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 正面の階段のところ飾り付け。5/12ですね。
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 階段の踊り場にクッション(枕)置いたって誰も座りやしないと思うのですが、大丈夫、こと宗教とか信仰ってことになると、世間一般の常識なんて通じないから(๑•̀ㅂ•́)و✧
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 このスクショは5/13。前庭はほぼ形になりました。
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 ここは宴会場。バーカウンターみたいなのつけてます。
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 こちつは厨房。ポイントは、「は? 炉? なに言ってんですこれはオーブン竈ですよ?(ㅍ_ㅍ)」という場所。  このより高速で焼ける新しい炉、見た目は改良炉より退化した気もしますがw、金属とか焼くよりむしろピザ窯とかに見えて仕方なくて。  ちなみにこの厨房は、宴会用の料理はもちろん、この豪邸に住む主と使用人たちの食事も作る想定なので、けっこう広くしてあります。コンロ2台にかまども1台入れてるしね。
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 ちなみにここは応接間。立地的に暖炉は絶対いらない場所なのですが(南の川辺)、まあ高級感のある見た目、雰囲気のためってことですよ、ええ。
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 で、このへんで気付きました。いつの間にかPS4でも飛べるようになってることに!! 以前は選んでも無反応だったのに、ほんといつの間に。  この時点で本館周辺はほぼ確定。  手前の塔2つは見張り塔なので、今(9/10)に至ってもまだ特に飾り付けはしてませんが、飾るっつーても武器額とか並べて「衛兵の使うもの」ぽくするくらいだろうしなぁ。あとは木箱とか並べて倉庫っぽい感じにね。  ちなみにその衛兵をぞろぞろ置くとこれまたエラーの要因になりかねないので、全員透明人間です(ㅍ_ㅍ) このサイズの建物作ってる時点で読み込み遅れてカクついたりするのに、怖くて置けるかい!!∵;.c=(ʘ皿ʘ ╬)q  あと、コナンの戦闘奴隷とかペットって、配置すると棒立ちだし、しかも勝手に向き変わってたりもするしで、見た目としてはつまんないしね(´・ω・`)  奥の塔は、左がプール+ホール。右はすべて製作設備。
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 で、職人たちの宿舎も併設。製作塔からそのまま帰れるようになってます。あと、裏口から厨房・食堂のほうへも行けるように。
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 このへんは5/19。
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 まあ夜景ですね、ただの。  あまり明るくはないのですが、「外から見ても煌々と!!」みたいなのより、実際に人が住んで使ってそうな豪邸ってことで、灯りはこれくらいでいいよなと一人で納得してます。  ただまあ、アキロの巨大篝火が見た目ほど明るくないのはなんだかな(´・ω・`) 結果、周囲に鉄製の誇大の篝火置くことになったんですが。
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 ちなみにこれは……
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 といれ……(´・ω・`)  トイレっぽく見せるため、キタイの踏み台をコの字型に置いて、その状態で落とし戸を開けられれば……とかやったんですが、うまくいかず(´・ω・`)  まあ一応水洗ってことで(´・ω・`) ……え? すぐちかくにプールあるだろって? ………………(๑>؂•̀๑)
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 そしてこれ。本館の真上を変に凹ませたりすると面倒なのでまっ平らにしたはいいけど、「このスペースどうすんだよおい……ここ屋根にするつもりはないし自室を作ることは決めてるけど、この広さどうすんだよおい……」となってるドム。  そして考えた結果、自室とアーマリーを置くことにしました。  で、そのタイミングでついったのフォロワさんと、「武器だけじゃなく防具も飾りたいよね。そしたら防具屋みたいなこともできるのに」とかいう話をしてて。そしたら、「奴隷に着せればいいのですよ」と話に加わってくださったかたもいて。
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 まあたしかに、奴隷をクネ金に見立てるのは実際にありなのですよ。でもやっぱ、「人が着ている」感は拭えないし、篭手とかブーツだけ並べるとかね、したいわけで(´・ω・`)  ただ、ここはアーマリー、戦利品倉庫って体裁なので、マネキンでもいいかなと、こんな感じにw
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 これは6/10。またたぶんちょっといじりに来て、夜の前庭を撮影してみた感じ。
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 で、7/15です。  絵画とかが配信された後で、「壁から浮いとるがなww」と撮ったやつ。  あと、ここで服装が変わっているのは、実はこのちょっと前に氷上の家を建ててたから。それはここに挟むより、ケツに追加します。とりあえずトゥキロニア、東洋と西洋の出会いから生まれた……ところが醸しだされているわけではないテキトー建築の成り行きだけまず並べてしまいます。
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 ちなみにアーマリー。適当に、ちょっと珍しそうに見えなくもないものをテーブルに置いてみたり、武具かとか飾ってみたり。  管理者権限振りかざしていなければ、自分が実際に手に入れてきた武具なんかを、その日付や短いコメントを書きつけて並べるとかも楽しそうですな。
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 で、自室の執務机。絵画は高級感みたいなのも出せるので実にありがたい。こういう単発の内装アイテム、もっと追加してほしいんだけどなぁ。とはいえ絵画は、建築コンテンストの優秀作品をはめ込んだものなので、ただ単に「よし、絵でも飾れるようにしてやろうか」ってものではないのでねぇ。
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 逆サイドはプライベートな応接空間。
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 余った隙間部屋には趣味の園芸って感じで、あえて木製プランターで並べてみたり。
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 外観は代わり映えしませんが、撮ってるし、残ってるのでぶっこんでおきます。
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 もうちょっと高度上げて俯瞰するとこう。
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 裏手側。
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 で、これは6/10頃に作ってる氷上の家。何故か撮ったはずのスクショが2枚しか残ってないんだけど……:( •ᾥ•):  ともあれこれは、「本物の家っぽい間取りで」と床の材質も逐一変えてます。このへんから、先に間取り図を作ってから計画的に建築することも出てきましたねぇ。  アキロニア床のところが玄関。廊下は断熱。部屋はキタイ。台所は強化レンガ。水に強そうな石材ってことで。で、隅っこの砂岩部分は、サウナにすることに。  ちなみにこの家のポイントは囲炉裏ダイニング。少しだけ低くして設置してます。
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 壁を置いたのがこちら。玄関を北側に置いて撮影。井戸=まあサウナの水ですよ。窯炉とベンチが置いてあって、そっちが熱源+サウナっぽさってことでw  こんなもの建ててたから、さすがに寒そうだなおいと、ちょっと着込んだドムなのでしたw
 ドムは出るけと様の街とか、けっこう手の込んだ大型建築だとか、我ながら気に入ってる水上コテージとかがあるので、万一エラーでまた入れなくなったら……というのもあって、あまりでたらめに建築増やしてはいません。  そのためにセカンドのアラネのほうがよく動いてるという実情。それはそれでアラネにも、けっこうな大型建築、形の変わったものなんかもできてしまったのでね……。どっちにしたって、エラーで起動もできないってのは、ほんと勘弁です。
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hitodenashi · 5 years
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24/青い鳥小鳥
(しょたろぎとちびゆきの話)
(※CoCシナリオ「ストックホルムに愛を唄え」のネタバレがあります)
 晴れた空はつきぬけるほどにたかくまで、あおくふかく、ほかのどんないろもゆるさないといいたげに、りんとすみわたっていた。いえいえのあいまに、木のこずえに、��んなところにもぎんいろをした、雪がふり満ちている。まるでそれらは、鏡をくだいて、そのかけらひとつひとつをふりまいたようにきらきらとさざめいて、ゆらいで、うたっている。
 幼いこどもの目には、眩暈を覚えるほど、眩しい風景だった。  明るくて、美しくて、――救いようがないほど、冷たい世界だった。
 未明、東京には珍しく、雪が降っていた。水をあまり含まない、ぱさぱさした雪だった。静かに、しかし確かに体積を町に埋め続けたそれは、夜のしじまでは物足りないと言わんばかりに、町の音という音をむさぼり尽くし、たった一夜のあっという間に、世界を真っ白に塗りつぶしたのだった。  とはいえ、都内の人の営みは、それらを厄介に思ったり足止めを食らったりすると言え、こんなもので遮られるほどにひ弱でない。朝も早い時間から、アスファルトの上に降り積もった白はその大多数が踏み潰され、びちゃびちゃに湿り、踏み固められた靴跡や轍が幾つも残っていた。  自宅から離れた、それなりに閑静で大きな家がたくさんあるこのあたりでも、車が通れるくらいの大きさの道路には、雪はもう殆ど残っていない。薄い残雪は、水分で溢れており、夜に冷え込んだらきっと氷になるのだろう。  黄色と緑の両目が、アスファルトを伝う雪水をぼんやりと見つめていた。
 空木晴は踏み荒らされた雪の合間を縫って、わずかに残された綺麗な雪のかけらを丁寧に丁寧に、集めて歩いていた。両の手に抱える程の雪が留められていた。彼は、雪だるまを作りたかったのだ。  誰のためと言うわけではない。ただ、雪が積もってする遊びといえば、彼の中にはそれしかなかっただけのことだった。  最初、家のベランダで作ろうとしたのだけれど、邪魔だからと言う理由で止められた。素直に外に飛び出てみても、遊べるような綺麗な雪は、マンションの他の子供たちにもう荒らされてしまっていた。  だから、あてどなく歩いた。  無垢な雪の残りを探して、ただ街を歩いていた。  いくら晴れているとはいえ、真冬の空の下は、きんきんと光るように寒かった。手袋のない手のひらはやがて赤く腫れ、じんじんと痺れ、剥き出しの頬は、刃物で切られるように痛かった。  行けども行けども、住宅街にも、踏み荒らされた積雪にも、終わりはなかった。  冬休みの今、どの家も子供たちは外に飛び出す機会を穴ぐらの子ぎつねのように伺っていたようで、綺麗な雪はもうあらかた誰かに占領されており、晴ひとりが息を潜めて遊ぶことができる場所なんて、どこにもなかった。  塀の片隅に、電信柱の陰に、草むらの上に。誰の手にも触れられていない雪を一すくいずつ集めては、胸に抱えた。  どこか、誰に邪魔されることもない場所で、雪だるまを作るために。  ただ、そのためだけに。
 ほうぼう彷徨って、やがて、一つの公園にたどり着いた。そこは、家のない部分を小さく区切って作った、空き地のような場所だった。ベンチと、一人漕ぎのブランコがある以外に、何もない場所だった。幸いにも、周囲には誰の気配だってない。遠くで、タイヤが水っぽい雪を掻き分けるときの、がしゃがしゃという音が響いている。  腕いっぱいに抱えた雪を地面に下ろすと、融けかけの塊はどさりと音をたて、公園の美しい無垢の上に寝転がった。ジャンパーの胸のところが冷たく濡れていた。  息を短く吸う。肺がきりきりと痛んだ。晴は赤く凍える手で、回りの雪をかき集めては、せっせとならし、凹凸のある肌をなめらかにならしていった。胴ができれば、次は頭を。柔らかな表層をすくい取って、手で丸くして、胴に乗せて、素手でならす。指が曲げる度に痛みを帯び、爪の先には少しずつ力が入らなくなっても、晴はただそれを繰り返していた。  ただ、ひとりで延々と、そうしていた。
「――星のおうじさま?」
 突然、音のないはずの公園で、後ろから声がした。  思わず振り向いてみると、一人の少女が後ろのベンチの上に立ちながら、じっと晴の姿を見下ろしている。肩で綺麗に切りそろえられた髪は、冬の河底のような密やかな青をしており、銀河色をした大きな瞳が、興味深そうに晴の姿をとらえているのだった。 「ん? や、ちゃうな。おうじさまのかみの毛は、麦の穂ぉのきんいろやったしな……」  声は、独特の抑揚を持っている。この辺りでは、まず聞かないアクセントだった。  少女はそんな調子でぶつぶつ独り言をつぶやきながら、ベンチからぴょんと飛び降り、雪を踏みしめて、晴のところまでてくてくと歩いてくる。  若葉色のゴムぐつが白を割って刺さるたび、まるでそこだけが春の日差しを受けて草花が伸び、生の息吹を受けて眠りから目覚めるようだった。 「あ、かみの毛ぎんいろ」 「、っ」 「じゃあ、雪のおうじさまなんかな?」  晴は、つい身を竦めさせた。  怖いくらい、どきどきしていた。  容姿に触れられたことが、まずひとつ。もうひとつは、公園に来たとき、誰もいなかったはずだったから。公園には誰の足跡もなく、気配もなく、息の音もなかった。今、さっきまで。彼女は音もなくそっと晴の背後に忍び寄り、ベンチの上から猫のように晴のことを見ていたのだ。  公園の反対側の入り口には、迷いなく真っ直ぐ、ベンチまで伸びる小さな足跡が一人分あった。きっと、向こうの入り口からやってきたのだろう。 「……」  晴は固まって、少女がこちらに近づいてくるのを怯えながら見ていた。少女の紺色のコートが、マフラーの裾が、ふわふわと揺れていた。彼女は晴の傍までずんずんと近づいてくると、固まっている晴の顔を覗き込んで、まじまじとその色の異なる両目をまっすぐに見つめる。 「うん。お星さまより、おひさまの下の雪みたいなかみの毛しとうもんね。でも、きみ、目ぇも綺麗やなあ! お空から降ってきた、宝石みたいや!」  少女はそう、屈託の無い笑顔で言って、ただにこにこ笑っている。  晴は。
 ――晴は、いよいよいたたまれなくなって、冷たい両手で、自分の顔を覆った。これ以上見られないように、夏の雨のように突然体を打ち据えた恐怖ごと隠すように、じりじりと二、三歩後ずさる。少女は「えっ」と驚いた声を上げて、夜空のような瞳をまん丸くして、その星図を広げる。しかし、逃げられた分の距離を、若草色のゴムぐつは迷うことなく歩を詰める。 「やだ」 「? なんて?」 「……きれいでも、なんでもないのに、なんでほめるの」
 どうして、この人、きもちわるいところなんて、ほめるの。
「だって、きれいやん」  彼の声の震えに気付かなかったのか、少女はきょとんとした顔で言った。星が大気の内側で歌うように、その銀河もまた息を吸って、ふるふると揺れる。逃げる意味を解釈することができないと言いたげに、困惑した表情を浮かべて、小鳥のように首を傾げる。 「やだ、」  晴はただひたすらに、ぞっとした。背筋にぴりっとした電流が走ったようだった。じり、と後ずさり、少女と距離をとる。小さな雪だるまの後ろに逃げ込むようにして、顔を、体を隠そうとする。 「なんで隠れんの!」 「や、だ!」  逃げた。  逃げるとは言っても、雪だるまを挟んで追いかけ合うだけだった。恐怖心が先立って足は縺れるし、混乱した頭では、公園の外へ飛び出すことなんて考えられなかった。少女は負けじと追ってくるし、諦める気配も無いようだった。 「待ってって言うとるやん!」  延々と続くかと思われた小さな鬼ごっこは、少女が晴の服の裾を問答無用でひっつかんだことで、あっけなく終わりを迎えた。二人がさんざん踏み散らかした雪の上に、晴がべしゃり、音を立てて転ぶ。 「あ、ごめ……」 「……ぅ」  雪の上に、じわりと涙がにじむ。  痛みからではない。どうしたらいいか、わからなかったからだ。そんな顔も見せたくなくて、暫く雪の上に伏せたままだった。冷たい両手は、鞭うたれたように痺れていた。  そんなところに、目の前に手が伸びてくる。それは、手袋に覆われた、少女の手だった。しゃがんで、申し訳なさそうに晴の顔を見ている。  真っ直ぐに、見つめている。 「ごめんなぁ? ……たてる?」 「……」 「だいじょうぶ?」  晴はただ、固まっていた。少女はじっと手を差し伸べたまま、動かない。冷たい風が、二人の前髪をさらさらと揺らした。どこかの木の枝から、やわらかく融けた雪の、落ちる音が聞こえた。 「……」  しばらく時間が経って、少女が寒さにふるりと身を震わせたころ、ほんとうに、ゆっくり、おずおずと、戸惑うように、躊躇うように、――晴が、少女に向けて手を伸ばした。彼女はそれを受けて、晴の体を引っ張り上げる。握られた指は鳴るように痛んだ。手袋の繊維の一本一本ですら、自分を攻撃しているような気分になった。  二人とも並んで立つと、少女の方が僅かに背が高かった。「ごめんなあ」としきりに謝りながら、ぱたぱたと晴の体についた雪や滴を払っていく。その様子を、晴は不安げなもどかしさを浮かべながら見ていた。 「……なんで、やさしくしてくれるの?」 「へあ?」 「……みんなぼくのこと、きもちわるいっていうのに」 「んなことあらへんよ」 「……なんで?」 「なんで、って……うちがきれいや思たもんにきれいって言うて、どーしてダメやって言われなあかんねん。うちはきれいだとおもたで。それで、ええことやないん?」  少女は「はい、もっときれいになった」と言って、もう一度すっくと立ち上がる。そうして、不意に思い出したように、自分の手袋を脱ぎ、素手のまま晴の両手を取った。突然手の指に重なるあたたかな人の体温に、晴の体が総毛立って硬直する。 「うわひゃっこ! なんでこんなんなるまで手袋せえへんの!?」 「……て、てぶくろ、ない」 「なんで!?」  晴がおろおろと眉根をよせて、ただ身を竦ませているのを見ると、彼女は大きく溜め息をついてから、とった両手を自分の顔の高さまで持ち上げた。そのまま、晴の両手にはあ、と息を吹きかけて、ゆっくりと摩(さす)った。  摩る、重ねられた手もまた、白く、小さな手のひらだった。赤く凍えて、濡れた皮膚を愛撫するように、少女は真剣な表情で晴の両手を温め続けた。晴は身を固くして、何度も手を引っ込めようとした。だが、少女の目があまりにも真摯だったので、何をすることもできなかった。  やがて、手のひらの冷たさは平等に二人の間に行き渡り、少女の手指が微かに赤らんだころ「はい」と言って彼女は自分の手袋を差し出した。 「はい。貸したる」 「……でも、ぼくがつけたら、寒くなっちゃうよ」 「だいじょーぶ、うち、替えのやつあるから。それに、うちがつけとったやつのほーが、ぬくいやろ」  躊躇していると、痺れを切らした彼女が無理矢理に手袋を嵌めてきた。抗おうとしても、両手で片手を握られてはたまらない。結局、晴の両手には、少女の手袋がすっぽりと被せられた。内側に、少女の体温が残されたままだった。誰かの寝ていた布団の中に、手を差し込んだ時のような暖かさだった。  晴がどうふるまったものか思案した挙句、そのままおずおずと雪だるまに手をつけ直すと、その様子を少女はじっと見つめていた。 「……雪であそぶの、すき?」 「……すき」  晴が頷くと、少女はどこか嬉しそうに、赤らんだ頬を緩めてにんまり笑った。 「うち、なまえな、“ゆきみつ”言うねん。いまあそんどる雪に、いっぱいになるっていういみの、満。で、ゆきみつ。みょーじがお風呂場にある鏡で、かがみゆきみつ」  自分を指さして言う。思わず、晴も指の指すほうに目線を吸い寄せられた。 「ゆき、みつ、……ちゃん」 「ゆき、でええよ。……きみは?」 「……はる。うつろぎはる」 「はるくんな!」  そう行って、雪満が差し出した右手の意味を、晴は理解できずに瞬きした。焦れたように、雪満が唇を尖らせて「あくしゅ」と言うと、晴はますます顔を曇らせる。 「あくしゅ?」 「ともだちになったら、そらあくしゅするやろ」 「……、……」 「どないした?」 「ともだちに、……なってくれるの?」 「うん? せやよ」 「……ほんとにほんとに、ともだちになって、くれるの」 「うん。だって、なまえ教えっこしたら、もうともだちやん」 「……、……、……やった……」  硬いつぼみが解けるような音を立てて、晴の目がきらきらと光る。焼けた石のような色をしていた。火に焼(く)べて融け出した、宝石の色だ。  そろそろと、ぎこちなく手を握る。雪満はその仕草に首を傾げてから、満足げに手をぶんぶんと上下させた。 「なあ、そんな小ちゃい雪だるまなんて作らんで、もっとおっきいやつ作ろや!」 「え」 「こーんなん!」  雪満が両手を大きく広げる。晴は目を大きく広げ、背伸びする雪満を目で追う。胸を張る雪満を、困ったように見上げた。 「え、でも、……おっきいのつくっても、こわされちゃうよ」 「そうなん? じゃあ、うちの庭につくればええ」  こっち。と言いながら、強引に手を引く。慌ててついていけば、公園を少し過ぎたところに、庭のある大きな邸宅が目に入った。塀は高く、門は優美で、前庭には常緑樹が茂っていた。表札を見上げる。晴にその漢字の意味はわからなかったが、苗字が一文字なのだということだけはわかった。  門は黒く、細いめっきのされた鉄で編まれていた。開いている。玄関に繋がるアプローチは、きちんと雪かきがされていた。
 周辺に公園ほど綺麗な雪は残っていなかったけれど、庭先には木から零れ落ちた雪が積もっていた。  それらを集めて、小さな雪玉をつくって二人で転がした。庭先には、雪玉の形にそって、除雪された道がくねくねと作り出される。土が混じり、茶色くなった雪玉は、限界まで転がした結果、二人の肩以上に大きくなった。葉っぱの切れ端や、小石が混じったせいで、雪だるまはでこぼこだらけの上、無骨で、どう評価したとしても不細工としか形容できない有様だったが、それは門の脇の木陰に堂々と聳え立っていた。  しかし、大きくなりすぎて、一つ問題ができてしまう。 「あかん! これじゃあたま、乗っけられへん!」 「どうしよう」 「うちがはるくんのことかたぐるましても、雪玉持てへんしな」  晴はおろおろと雪満と、土まみれの雪だるまを交互に見る。当の雪満は難しそうな顔をしながら、何かを考えていたが、暫く顔をもんもんとさせた後、 「うん、よし、むり。おとんにやってもらお」  と、あっけなく諦めた。 「えっ」 「おとーん! 雪だるま作ったから! 頭乗せてー!」  唐突に踵を返して、家の中へ向かって、高らかに吼える。  晴があっけにとられていると、雪満はそれを気にせず彼を引っ張って玄関へ走った。父親のことを呼びながら。晴は動転していたものの、雪満の手を握る力が強すぎて、振りほどくこともできなかった。  父親、家族。しかも、他人の。ぐるぐると晴の目が回る。落ち着いていたはずの胸が、またぎりぎりと締め付けられるようだった。  玄関ポーチの前まで来ると、中から呆れたような溜め息を吐きながら、彼女の父親らしき男性が姿を現す。晴が肩を跳ねさせた。 「なんやねんな……あ~、また日陰にえらいごっつい雪玉作りよって……」 「雪玉やないもん! 雪だるまやもん! はるくんと一緒に作ったんやで! どや、すごいやろ」 「はるくん……?」 「うん、おともだち」  ほら。と言って、雪満が手を引っ張る。晴は、おどおどと眉を下げたまま、萎縮したように体を小さくした。男性の目が、どこか品定めするように晴を舐める。思わず俯いて、足下を見た。  一瞬のような無限の時間、裁きを待つ罪人のような心持ちで天啓を待ちわびていると、「おーそか。雪満と遊んでもろてすまんなあ」と、思った以上に軽い声が降ってきて、思わず顔を上げた。 「お前らどんだけ遊び回っとったか知らんけど、全身びちゃびちゃにしとるやん……ほれ、おかんからタオルもろてきて拭いとき。風邪引いたら、たまらんで」 「そうする! おとん、雪だるまかっこよくしといてな!」 「顔くらい自分で作っとかんかい」 「ご近所でいっとーべっぴんにして!」 「オスにしたらええのかメスしたらええのか、わからへんぞそれ」  彼女らがするそんなやりとりを、あっけにとられて眺めていた。  また、ぐいと手が引かれる。雪満はほくほくとした顔で、晴の手を離さないまま、玄関の扉をくぐって家の中へ入っていった。腕の先の晴が萎縮していることに気がついているのかいないのか、雪満は「ただいまあ」と間の抜けた声を出した。  屋根の下の玄関も、庭に見合って広い。晴にとって、三人以上の人間が立って入ることのできる玄関なんて、マンションのロビーくらいなものだった。ほう、と息が出る。外界との空気が遮断されて初めて、体が芯まで冷え切っていることに気がついた。繋いだ腕がぷるぷると震える。 「お帰り。……誰やその子、ご近所の子?」 「せや! 雪のおうじさまやで!」 「アホな事言うとらんと。あんたに王子様なんておるわけないやろ」 「ちゃうてー! 外に積もっとうほーやてー!」 「はいはい。……んで、何くんやったけ」 「、はる、です」  母親からすっと目線を移されて、思わず体がぴんと張る。彼女は一瞬だけ顔の色を無くしたが、すぐにはあ、と息を吐いて、呆れたように笑った。 「はるくんも雪満も、全身びちゃびちゃやん。タオルやるから、ちゃんと服着替えて、身体拭い��き」 「おかん、おとんと同じこと言うとるな」 「やかまし。はよ着替えてきんさい」 「はぁい」  雪満がぽいぽい、と手早くマフラー、ゴムぐつを脱ぎ捨てて、玄関を上がろうとすると、ぐいと後ろにつんのめる。慌てて振り返ると、晴は困ったような顔をして立ち尽くしていた。母親と雪満が同じように不思議そうな顔をした。 「ぼく、きがえもってないよ」 「! パンツまでびちょびちょなんか!?」 「ち、ちがうけど、でも、おうちにとりにいかないと、」 「え、うちのパジャマのズボンくらいなら貸したるて」 「でも……」 「ええから! カゼ引くよりはまーし!」  それからは、追い剥ぎのようなありさまだった。濡れたジャンパーも、靴下も、ズボンまでが引っぺがされ、恥ずかしがる暇すらなく、タオルと替えのズボンを渡される。泡を食いながらも、流石に濡れた素肌では室内でも鳥肌が立ってしまうほどだったので、晴はしどろもどろになりながら、それらを身につけた。  柔らかな繊維からは先の先まで、柔軟剤の華やかな匂いがしていた。自分の家のものとは、全く異なる香りだった。  現状がめまぐるしすぎて、呼吸の仕方すら忘れそうだった。なぜ彼女の母親が、赤の他人の、それも今さっき自分の存在を知ったばかりなのに、手厚くもてなして、まるで“母親のように”自分に溜め息をつき、手を出してくれるのか全く理解の外にあった。
 着替えが終わると、雪満は彼を台所に引っ張って行った。そうして、二人で母親が淹れてくれたココアを飲んだ。暖かな甘さが、痛いほどに優しかった。目に見えないほど深い所の傷口に、沁みるような味をしていた。 「なあ、はるくんて、いましょーがくせー?」 「四月から、しょうがくせい」 「うちも! おないどしやん」 「いっしょのがっこう?」 「ご近所やったら、多分いっしょ! あそこの、かどまがったとこのピアノ教室をすぎたとこの……」 「あ、おんなじ」 「やった! じゃあ、春からもはるくんとあそべるんやね、うれしなあ」  雪満は上機嫌でココアを飲み干す。爪の先でマグを弾くと、きん、と高い音が響いた。 「ね、はるくんは他におともだちおらんの」 「……、いない……」 「きょーだいは?」 「お兄ちゃんが、……ぼくは、お兄ちゃんだと思ってるけど、」 「なか、良くない?」  その言葉には小さく頷いた。  正直に返すと、胸がじんじんと痛んで、思わず自分の膝を見た。冷たさに、心まで真っ赤に腫れ上がってしまったのだろうか。  寂しい子供だと、思われただろうか。やはり、彼女もまた、そんな独りぼっちで雪玉を固めて遊ぶ奴なんて、よくよく考えてみたら気持ちが悪いと、思っただろうか。マグカップを握る手に力が入る。  ぽっと出た杞憂の芽は、ふふふ、と隣から、堪えきれない笑いがこぼれたことでつまみ出される。
「ほんなら、今はるくんのなかで、うちがいちばんやん」  雪満は目を細めて、にやにやと、漏れ出る喜びを抑えきれないといった顔で笑う。晴は驚いた後、二度くらいゆっくりと瞬きをして、――彼女の笑いに釣られて、照れくさそうにへにゃ、と表情を歪めた。  それは笑ったわけではなく、反射的に口角が歪んだだけだったのかもしれない。上手な笑顔の作り方は、まだ彼にはわからなかったからだ。 「うちもねえ、まだ引っ越してきたばっかでともだちおらんし、一人っこやから、はるくんがいちばんやで」 「ほんとう? ……、……ぼくが、いちばん?」 「そー。うちら、いちばんどうしやね」 「……! うん!」
 軒先の雪が、固まって地面に落ちた。  窓の向こうに、くぐもった音で響いていた。壁のこちら側には、届かない。
 外は相も変わらず、底意地悪いほど青一色に晴れ渡っていたけれど、冷たい空気から室内の温さに染められてしまった二人は、ココアを飲んで肩を寄せ合って、他愛のないお互いの話に、面白そうに笑うばかりだった。  晴の赤かった指先は、いつの間にか血の気を取り戻し、柔らかくなっていた。痺れはなく、痛みも無かった。前髪だけが、少し水気に曝されて湿っているばかりだった。  雪満がマグカップを持って椅子を飛び降りる。晴もそれに続いて、流しにそれを押し込んだあと、雪満がくるりと晴を振り向いて自信たっぷりな顔で笑った。 「ね、うちの部屋いこ!」 「ゆきちゃんのおへや?」 「うん。はるくんが雪であそぶのすきなんなら、うちもうちのすきなこと教えたる」 「、うん!」  雪満の部屋は二階の、東側の部屋だった。朝の日差しが取り込めるように、東の壁が大きく出窓になっていて、水色の柔らかな色をしたカーテンが、ふっくら揺れていた。部屋の中はまだ越してきたばかりと言うこともあるのか、クリーニングの匂いがした。  ただ、それ以上に、紙の香りが溢れている。まるで森の中のようだと思った。暗い山の奥から厳かに運び出され、漂白され、苗を植え付けられた、白い森の中にいるようだった。 「うちねえ、本読むのすきなん」 「ご本?」 「そーやで」  招かれた部屋の中は、エアコンでこんこんと暖められていて廊下のような冷たさはない。足下から上ってくる冷えに耐えきれず、二人はそそくさと部屋の中に入った。淡い色のカーペットは足が長く、腰を下ろすと気持ちが良さそうだった。  真新しい勉強机が一つ、それについた椅子が一つ、ベッドが一つ。  それ以上に、晴が目を引かれたのは、部屋にぎっしり所狭しと押し込められた、本棚の群れだ。 「すごいやろ」  おおよそ、小学生に上がる子供の部屋とは思えないほどの蔵書量だった。本棚の足下にはキャスターがついており、左右に移動が容易だった。棚を動かしたその奥にも更に本が詰まっており、その中には晴にはまだ読めないくらい、難しい字のものもあった。  訳の分からない背表紙を一冊引き抜いて、小難しそうな表紙を開いてみる。中にある文字もまた、よくわからないものだった。本当に難しい字にはふりがながついているけれど、小学校で習うのであろう漢字には、ルビも何もついていない。 「よめない!」 「それはちょっとむつかしーやつやんな。うちもたまによめないもじある」 「ゆきちゃん、こんなのよんでるの……!?」 「せやで。ふふん、うちのこと、おねえちゃん扱いする気になったやろ」 「なった! すごい!」  本たちは整然と並べられている。文庫は文庫、菊判は菊判、四六判は四六判で、多少の背の違いはあれ、皆大人しく自分の与えられた隙間でじっと押し黙っていた。  雪満は本たちの背表紙を、そろりとなぞる。書棚の中でも下のほうには、子供向けの、判型がいっそう不ぞろいな絵本たちがわらわらと押し込まれていた。後ろからそれを眺めている晴にも、そのやたらめったら彩色が派手で嫌が応にも目を引くような、ページ数の薄くて紙の厚い本たちの存在は、ぴしっと背の揃った他の本たちに比べて、わやくちゃで、不ぞろいで、どこか親しみやすいものだった。  雪満はその中から、数冊の本を抜き出しては横に重ね、そうしてそれを胸に抱えて、ベッドに座る。自分の右側のスペースをぽんぽんと叩いて、晴を招いた。 「おねえちゃんらしく、うちがはるくんにご本よんであげよー」 「なによんでくれるの?」 「なにがええかなあ。いっこずつよんでこ」 「うん」  さんざん迷って、吟味して、白い小さな手はやがて恭しく一冊の本を持ち上げた。勿体���って、仰々しくページを開く。小さな紙面を、二人で覗き込むようにして、肩を寄せ合って、絵本を眺める。雪満の唇が、メーテルリンクの青い文字をなぞった。 「むかしむかし……」
 子供部屋は、やおら静かになっていった。
 そっと雪満の部屋のドアを開くと、エアコンが暖気を吐き出す音だけがごうごうと静かに囁いていた。晴と雪満は、二人揃ってベッドの上で丸くなり、寝息を立てている。絵本や、子供向け文学書や、たぶん、晴にはよくわからないような書籍なども、片づけられもせずその辺に転がっていた。  本を読みながら寝てしまったらしい。  母親は、雪満が頬を乗せている開いたままのヘンゼルとグレーテルの本をそっと抜いて、ページを閉じた。空っぽの絵本棚に戻す。
 幸せそうに寝息を立てるふたりのこどもを見下ろす目には、色も感情も、何もかもが、なかった。  ただ、底知れない目だった。  少なくとも、子供をもつ母親の目とは形容しがたかった。こんな目で、子供を見下ろす母親が、どのくらいこの世界にいるのだろうと、背筋の凍えるような、そんな眼差しだった。
 どこか値踏みするように一瞬息を止めた後、彼女は二人を起こさないように、ゆっくりと部屋を下がる。扉の音がしないよう、慎重に扉を閉め、廊下に立つと、その隣で父親がナイフで手遊びしながら、声を潜めて聞いた。 「殺らないんか?」  母親は目配せして、肩を竦めた。 「こんな引っ越してすぐ、ご近所の子ぉに手ぇ出したら、流石に足がつくで」 「まぁ、そうやのうても雪満が探すわなあ。恰好の獲物やったんに、流石うちらの子ぉ言うか、めざとい言うか」 「あの感じやと、おらんくなっても親も本腰入れて探さんやろ。一度相手の親御さんにもご挨拶しとかんとなあ」 「生まれながらに蚊帳の外っちゅうことか。けったいやのお」 「そういう家(の)がおるから、うちらみたいなんが居れるんやけどなあ」  二人して、にたにたと下卑た笑いを浮かべる。そうして、母親が何か思いついたような顔をして、より顔の皺をくしゃっと深めて、笑った。 「優しゅうされたことない子ぉはなあ、扱いやすいからなあ。きっとよう懐いてくれるやろなあ」 「お前、なんか悪いこと思いついたやろ」 「いやぁ? でも、せやなあ。ウチにしたら妙案やと思うわぁ。あの子、殺さんでおいて、大事に大事にしたるのも、ええんやないかって思っただけやで」 「またそら、どうして」  母親は、底知れない宇宙のような黒い目を、三日月のように細くした。
「そら、子供は肥らせたほうが、美味いやろお」
 魔女が食うもんなんやったら、余計なあ。
 たった一枚の扉だけを隔てて、廊下は寒々しく、血も凍るほどに冷たく。暖かな部屋の内側で二人はそんなことも知らず、ただ寄り添って夢を見ていた。  温い、柔らかな日だまりのようなこの夢が、どこまで続くかも知らないまま、ただゆらゆらと、まどろんでいた。  定められた最果てが、道行の無い断崖だなんてまだ知らない。  ただ、それだけ。それだけのこと。
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otomohunter · 4 years
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1D1SS
2.「包帯の男」
目が覚めると私は、一人の少女だった。
ふわふわの長い金の髪、青く大きな瞳、枝のように細い手足。
まるで不思議の国のアリスのような姿で生まれ落ちた私は、どこか見知らぬ廃墟で佇んでいた。
赤錆色をした空が世界の全てを赤く染め上げ、廃墟になってから長いのであろう崩れかけた工場の群れをよりおどろおどろしく見せている。
高いブロック塀と有刺鉄線に囲まれたここは、工場というよりもどこか刑務所のような閉塞感を感じさせた。
幾分か歩いたところで私は、どこからかエンジン音のようなものが聞こえてくることに気づき歩みを止める。
生ぬるい風がどこから共なく運んでくる音にじっと耳を澄ませてみると、その正体はバイクのエンジン音でしかも段々と音が近づいてきてることに気づく。
なぜか得体の知れない恐怖に襲われた私は、とにかく逃げなくてはという気持ちになり早鐘のように鳴り響く心臓を無理やり押さえつけ全力で駆け出した。
しかし私が思っていたよりも近くまで来ていたのだろう、ほんの一瞬エンジン音が消えたかと思えば次の瞬間には、ドスンと鈍い音をたてて空から大型の黒いバイクが降ってきた。
悲鳴をあげることもできず尻餅をついた私は、間髪入れずに車体を振りながら突っ込んできたバイクを寸でのところで回避する。
"殺される"
そう感じた時には既に体は勝手に駆け出しており、その場を離脱し近くの建物内へと転がり込んだ。
後を追ってきたバイクは、建物の入り口に入る事が出来ず暫く外をうろついていたがやがて諦めたのかバイクの音は遠ざかっていった。
オイル臭い機械の間に身を潜めていた私は、音が完全に消えたのを確認してから小さく息を吐き出し崩れ落ちるようにその場へと座り込んだ。
安堵したためか先ほどまで止まっていたのではないかというほど静かだった鼓動が聞こえ始め、バクバクと脳まで脈打っている感覚に視界が白黒する。
そっと瞼を閉じて深呼吸を繰り返す間、私の脳裏にはバイクに乗っていた"男"の姿がチラつき自然と眉間にしわがよっていくのを感じた。
バイクの男は一瞬しか見ていないにも関わらずその姿形がありありと思い出され、その姿から彼が人間でないことは容易に想像がついた。
ミイラのように痩せ細った長身が身に纏っていたのは、ズタズタに引き裂かれたようなきつね色のズボンと履き潰した黒いブーツだけで、上半身にはなにも着用しておらずその殆どを薄汚れた包帯で覆い隠していた。
唯一見えていた右目は、瞼を失い剥き出しの眼球が今にも零れ落ちそうで、不気味な笑みを形作っていた口元は左右に大きく裂け、まばらに生えた象牙のような歯を覗かせていた。
そこまで思い出して私は、突如襲ってきた寒気に身を震わせ慌てて立ち上がる。
少女である方の私は、底知れない恐怖に怯えを感じパニックを起こしていた。
しかし"本体である私"は、これからどうすればいいのかやどうなってしまうのかをどこか他人事のようにぼんやりと考えていた。
気がつくと私は、再び廃墟となった工場地帯を歩いていた。
しかし先ほどとは別の場所のようで、どうやら工場同士を繋ぐ屋外の連絡通路らしく四方八方��向けて矢印と目的地が地面に描かれている。
どこへ向かうべきかと立ち止まっていた私の耳に、風の音と共に不穏な音が聞こえてきた。
"ザッ……ザッ……"
私ではない誰かの足音、それは私にとって"死"の足音に他ならない。
胸の前できつく拳を握りしめ浅い呼吸を何度も繰り返しながら振り返った私の視界に飛び込んできたのは、包帯を風になびかせ右手に何かを持って仁王立ちしているあの男だった。
"ザッ……ザッ……"
裂けた口を笑みの形に歪ませ、まるで獲物を追い詰めるかのようにゆっくりとこちらに近づいてくる。
私は動けずに身をかたくする。
"バサッ"
強風で男の持っていた物を包んでいた布が吹き飛んでいき、刃渡り40㎝程もある錆の付着した鉈がその姿を現す。
「…………ヒヒッ」
男が笑ったような気がした。
しかし次の瞬間、私は声も出ない程の激痛と圧迫感に襲われ後方へと吹き飛んだ。
地面を背中でスライドしながら着地した私の腹を、間髪いれずして男の靴が無遠慮に踏みつける。
「うぐっ」
私の口からくぐもった声が漏れる。
そんな私を見て男は、ニタリと深い笑みを浮かべながら馬乗りになり右手に握られた鉈を大きく振り上げた。
光を反射して鉈の錆びた刃が赤く光る。
“グチャッ”
振り下ろされた鉈が私の腹部に深々と食い込み、その衝撃で私の体が小さく跳ねた。
男は不気味に歪められた口から奇声のような笑い声をあげると、それを皮切りにまるで狂ったように私の体目掛けて鉈を振り下ろし始めた。
“グチャッ……グチャッ……”
男の笑い声と湿った音が不協和音のように私の脳内を埋め尽くす。
次第に視界が赤く染まっていき、それと同時に薄暗くなっていく。
全てが暗闇に包まれてからも、男の笑い声と肉を抉る湿った音だけは最後まで聞こえ続けていた。
あの時の私に……痛覚が無くてよかったと今でも思う。
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