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wildjcrt · 7 months

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八十八佛大懺悔文

大慈大悲愍眾生　大喜大捨濟含識相好光明以自嚴　眾等至心歸命禮　一拜

南無皈依金剛上師　一拜南無皈依佛。南無皈依法。南無皈依僧　一拜

我今發心。不為自求。人天福報。聲聞緣覺。乃至權乘。諸位菩薩。唯依最上乘。發菩提心。願與法界眾生。一時同得阿耨多羅三藐三菩提。　一拜

南無皈依十方。盡虛空界。一切諸佛。　一拜南無皈依十方。盡虛空界。一切尊法。　一拜南無皈依十方。盡虛空界。一切賢聖僧。　一拜南無如來。應供。正遍知。明行足。善逝世間解。無上士。調丈夫。天人師。佛。世尊。　一拜

南無普光佛　以下每佛一拜南無普明佛南無普淨佛南無多摩羅跋栴檀香佛南無栴檀光佛南無摩尼幢佛南無歡喜藏摩尼寶積佛南無一切世間樂見上大精進佛南無摩尼幢燈光佛南無慧炬照佛南無海德光明佛南無金剛牢強普散金光佛南無大強精進勇猛佛南無大悲光佛南無慈力王佛南無慈藏佛南無栴檀窟莊嚴勝佛南無賢善首佛南無善意佛南無廣莊嚴王佛南無金華光佛南無寶蓋照空自在力王佛南無虛空寶華光佛南無琉璃莊嚴王佛南無普現色身光佛南無不動智光佛南無降伏眾魔王佛南無才光明佛南無智慧勝佛南無彌勒仙光佛南無善寂月音妙尊智王佛南無世淨光佛南無龍種上尊王佛南無日月光佛南無日月珠光佛南無慧幢勝王佛南無師子吼自在力王佛南無妙音勝佛南無常光幢佛南無觀世燈佛南無慧威燈王佛南無法勝王佛南無須彌光佛南無須曼那華光佛南無優曇鉢羅華殊勝王佛南無大慧力王佛南無阿閦毗歡喜光佛南無無量音聲王佛南無才光佛南無金海光佛南無山海慧自在通王佛南無大通光佛南無一切法常滿王佛

以上五十三佛，出觀藥王藥上二菩薩經。以下三十五佛，出決定毗尼經。

南無釋迦牟尼佛南無金剛不壞佛南無寶光佛南無龍尊王佛南無精進軍佛南無精進喜佛南無寶火佛南無寶月光佛南無現無愚佛南無寶月佛南無無垢佛南無離垢佛南無勇施佛南無清淨佛南無清淨施佛南無娑留那佛南無水天佛南無堅德佛南無栴檀功德佛南無無量掬光佛南無光德佛南無無憂德佛南無那羅延佛南無功德華佛南無蓮華光遊戲神通佛南無財功德佛南無德念佛南無善名稱功德佛南無紅燄帝幢王佛南無善遊步功德佛南無闘戰勝佛南無善遊步佛南無周匝莊嚴功德佛南無寶華遊步佛南無寶蓮華善住娑羅樹王佛南無法界藏身阿彌陀佛南無現前觀世音菩薩過去正法明佛南無塵點劫前。久已成佛。冥陽救苦大願地藏王菩薩

如是等。一切世界。諸佛世尊。常住在世。是諸世尊。當慈念我。若我此生。若我前生。從無始生死以來。所作眾罪。若自作。若教他作。見作隨喜。若塔若僧。若四方僧物。若自取。若教他取。見取隨喜。五無間罪。若自作。若教他作。見作隨喜。十不善道。若自作。若教他作。見作隨喜。所作罪障。或有覆藏。或不覆藏。應墮地獄。餓鬼畜生。諸餘惡趣。邊地下賤。及蔑戾車。如是等處。所作罪障。及所應遭遇一切災禍。今皆懺悔。願悉消滅。　一拜今諸佛世尊。當證知我。當憶念我。我復於諸佛世尊前。作如是言。若我此生。若我餘生。曾行布施。或守淨戒。乃至施與畜生。一摶之食。或修淨行。所有善根。成就眾生。所有善根。修行菩提。所有善根。及無上智。所有善根。一切合集。校計籌量。皆悉迴向。阿耨多羅三藐三菩提。如過去未來現在諸佛。所作迴向。我亦如是迴向：　　眾罪皆懺悔　諸福盡隨喜　　及請佛功德　願成無上智　　去來現在佛　於眾生最勝　　無量功德海　我今歸命禮　一拜所有十方世界中　三世一切人師子我以清淨身語意　一切遍禮盡無餘普賢行願威神力　普現一切如來前一身復現剎塵身　一一遍禮剎塵佛　一拜於一塵中塵數佛　各處菩薩眾會中無盡法界塵亦然　深信諸佛皆充滿各以一切音聲海　普出無盡妙言辭盡於未來一切劫　讚佛甚深功德海　一拜以諸最勝妙華鬘　伎樂塗香及傘蓋如是最勝莊嚴具　我以供養諸如來最勝衣服最勝香　末香燒香與燈燭一一皆如妙高聚　我悉供養諸如來我以廣大勝解心　深信一切三世佛悉以普賢行願力　普遍供養諸如來　一拜我昔所造諸惡業　皆由無始貪瞋癡從身語意之所生　一切我今皆懺悔　一拜十方一切諸眾生　二乘有學及無學一切如來與菩薩　所有功德皆隨喜　一拜十方所有世間燈　最初成就菩提者我今一切皆勸請　轉於無上妙法輪　一拜諸佛若欲示涅槃　我悉至誠而勸請惟願久住剎塵劫　利樂一切諸眾生　一拜所有禮讚供養福　請佛住世轉法輪隨喜懺悔諸善根　迴向眾生及佛道　一拜願將以此勝功德　迴向無上真法界性相佛法及僧伽　二諦融通三昧印如是無量功德海　我今皆悉盡迴向所有眾生身口意　見惑彈謗我法等如是一切諸業障　悉皆消滅盡無餘念念智周於法界　廣度眾生皆不退乃至虛空世界盡　眾生及業煩惱盡如是四法廣無邊　願今迴向亦如是　一拜南無大行普賢菩薩　三稱一拜

三皈依各一拜

自皈依佛　當願眾生　體解大道　發無上心自皈依法　當願眾生　深入經藏　智慧如海　自皈依僧　當願眾生　統理大眾　一切無礙　和南聖眾

發願文

弟子○○○與累世父母、師長、歷劫冤親債主及法界一切眾生，從今時乃至盡未來際

眾生無邊誓願度煩惱無盡誓願斷法門無量誓願學佛道無上誓願成自性眾生誓願度自性煩惱誓願斷自性法門誓願學自性佛道誓願成　三遍三拜

回向偈

禮懺功德殊勝行　無邊勝福皆迴向普願沉溺諸眾生　速往無量光佛剎十方三世一切佛　一切菩薩摩訶薩摩訶般若波羅蜜

【附記】

禪門日誦和漢文念誦集中﹐有八十八佛﹐是由兩經集合而成。一為五十三佛﹐出《佛說觀藥王藥上二菩薩經》﹔一為三十五佛﹐出《決定毗尼經》﹐敦煌三藏譯﹐此經源于《大寶積經·優婆離會》。

又有不空三藏專取此文重譯﹐名為三十五佛名禮懺文。三十五佛名禮懺》曾于印度流行﹐修行大乘者﹐常于六時禮懺﹐能淨業障重罪﹐現生所求禪定解脫﹐及諸位地﹐皆能滿足﹐功德廣大。

西藏有單行本﹐奉為朝暮課誦﹐藏地懺罪之法有二﹕一為金剛薩埵百字明﹐一為此禮懺文。此文更通顯密﹐誦遍十萬遍﹐是為一種加行。

藏文本名為菩薩懺罪文﹐又名三聚經。因本文所行之事﹐ 一﹑懺悔﹐二﹑迴向善報﹐三﹑隨喜迴向。

藏文雖有單行本流行﹐與漢文文字略同。《北京菩提學會滿四種加行念誦儀軌合冊》將敦煌三藏本收入﹐依據藏文略有改動﹐可以和藏文本對照學習。

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toshiki-bojo · 2 years

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俊樹五百句

虚子の「五百句」と対峙したい。虚子はそれを五十年ほども掛けたが、この作句期間は一週間に過ぎない。出来不出来以前にこの名著なる存在と対峙したかった。俳句の存在意義だけがこの試行錯誤の源である。短い人生である、我が愚行を是非批評して頂きたい。

坊城俊樹　令和4年8月

弔ひの夜に横たはる暑き襤褸浮浪者の襤褸に星降る夜となりぬ弔ひの夜の白服なる異形弔ひの杖に樹海の町暑し浮浪者の眠る窓とて朧なる夏の灯のまたたき琴座鳴るといふ幽霊や露台に支那の戦没者幽霊の招く小路の風死せり夏の路地女幽霊絢爛に星の降る夜へ英雄の霊かぎろふ

国士無双あがる男へ星流れ夏の夕遺族は骨を探索す夏夕べ黒き連鎖の遺族たち遺族らは夜より黒し星流れ哀しさは真夏の盆へ地震きたる地震の町に吠える家守の夜でありし恋人も濡れる家守の夜となりし母死して星も死すてふ家守の夜家守らの目の爛々と星見上ぐ家守らに昭和の記憶ありにけり

金色の家守は母の野望とも父がつけし渾名の犬へ星流れ大蛇の我が天井を護りたる姫蛇の碑へと真夏の夜の夢蛍火に意思といふものありにけり山泣くも山笑へるも蛍へと犬死して総理も死して蛍へと一億の蛍の一つ死してをりほうたるの火に照らされて万華鏡ほうたるの乱舞を待てる半旗かな

火蛾ひとつ火焔の中を舞うてをり蛍来る夜は両親へ星降る夜死ぬ匂ひして晩年の蛍籠怪しげな教会へ入る蜥蜴かな万華鏡の色の蜥蜴や月を追ひ猊下そは百歳に死し蜥蜴また猊下死す百一の星流る夜を猊下逝く蜥蜴は天の星仰ぐ猊下逝く十の契りを夏の夜に総理逝きしばらく夜の火蛾として

猊下逝く祇園の夏の夜の契り星流る方へ杖つき神楽坂夏の夜の三味の灯しは籠もらざる懇ろに幽霊を待つ簾上げいつも見てゐて見てゐない裸かな貪りて夜の怨霊の裸とも風通す裸の窓をすべて開け恩讐もある傷跡の裸体ともカンバスに幾何模様なる裸体日当たるとやはらかくなる裸体かな

陰翳の裸の体囁ける因果なる裸体を褒めてゐて死せり裸体なる女カオスの縮図とも茅舎忌の我を白痴と思ふかなヌードデッサンせんと孤高の茅舎の忌茅舎忌といふ忌まはしき忌なりけり俳壇に生けるも死ぬも茅舎の忌茅舎忌の猿股を日に干してあり金剛の露現今の茅舎ゐて口唇に薬挿し入れる茅舎の忌

河童忌の屋根に墜ちたる龍之介河童忌といふ祝祭のやうなもの蚕豆に天使の翼ありにけり蚕豆の妻の故郷はカタルーナ蚕豆といふ処女作のやうなもの蚕豆を剥き深緑やや遺憾蚕豆の筋のあたりを背骨とも蚕豆のやうな赤子を授かりし蚕豆とは一卵性双生児バンクシーの絵は白黒に夜の秋

我が瞳孔まもなく朽ちて夜の秋丑三つのマンゴーゆつくり熟すなり丑三つの蜘蛛透明な糸を吐く斬られる待つ丑三つの熟柿かな愚かなる夢の中なる熱帯夜しづかなる女の舐める熱帯夜黒蛇が白蛇を呑む熱帯夜括れざる腰振る真夜の熱帯を母さんが父さんを呑む熱帯夜口唇を襞と思へる熱帯夜

熱帯夜朱き口唇とて腐臭熱帯夜とはずぶ濡れの吾子の夢峠路に幽霊を待つ月見草裏切りの美人薄命月見草月光やちやん付けで呼ぶ影法師月見草火星より木星が好き月見草路地の子やがてゐなくなる星の降る夜はひとつきり月見草月見草恐らく祖母は浮気した新婚の路地の匂へる月見草

日覆を立てる穴とて深淵に日覆のおほひて赤子腐敗せりビルよりも高き日除けを立てにけり男一人日除けを出でず老いにけり裸族らし我が家の下の夫婦かな裸にて人に逢ひたく皮を脱ぐしづかなる蛇しづかなる自死をせり蟻と蟻獄を出でたる如出逢ふ灯の蟻といふ見当たらず羽蟻とすあの蛇を保育園へと見失ふ

青条揚羽より高き蝶のなき金輪際黒筋揚羽見失ふ黒揚羽より正装の男かな瑠璃揚羽祖父の遺墨を飛び立てり暑き電線暑き電線と出逢ふとぐろ巻く蛇地境を管理せり大いなる物の崩れががんぼの死青き星流れて白き星流れず蟷螂と格闘をして日記とす暁に麦飯を食ふ祖父の髭

亡霊が炊いた麦飯吾れのため麦飯の茶碗に描くただの柄麦飯に卵二つの豪華さよ麦飯を母は嫌がり父も嫌がりおばＱを見て麦飯を食ふ至福箸は茶で��ふ麦飯たひらげて麦飯を父は食はずにバタを食ふ麦飯といふ軍縮のやうなもの麦飯にのりたまかけて邪気かけて仏教にあらず神道麦飯を食ふ

麦飯を御霊に捧ぐことならず麦飯で鉄腕アトム見てをりぬ昭和三十六年の麦飯豪華なり麦飯といふ神道のやうなもの瑠璃鳴くや御霊のやうな声溢れ神域を歌へる瑠璃のすきとほる殉職の御霊へ瑠璃の鳴きにけり銃弾に斃るるときに瑠璃鳴けり天照大神きて瑠璃鳴かせ天辺の虹の上より瑠璃鳴けり

虚子とのみ彫られし墓へ瑠璃鳴けり坊城家六代目へと瑠璃鳴けり勾玉の青のひとつは瑠璃の声瑠璃何か喩へてみれば金剛に夏燕折り返し来る消防署三次元を四次元に斬る夏燕生れ替るなら岳麓の夏燕青空を巻き込んでゆく夏燕夏燕鏡を斬りてさかしまに天辺に仏来給ふ朴の花

朴の花白く翳りて懇ろに朴の花の中に釈迦尊をらざりき虎尾草に毛並のありて逆立ちて虎尾草の揺れて待ちたる未通女かな金輪際虎尾草と縁切ると言ふ虎尾草の先くねくねと蠅を追ふ梧桐に影といふもの濃かりけり樹海めく梧桐たちに迷ひたる梧桐を仰ぐ超高層仰ぐ梧桐の葉とは天狗の団扇かな

梧桐やブランコは立ち漕ぎ続け梧桐の翳に不良の煙草吸ふ梧桐に青春である疵を彫り梧桐の伐られ虚空の天となる山笠の波動花鳥子より届く山笠の句の勇壮な波動来る山笠に恋といふものありにけり博多つ子純情の夏なりしかな山笠の日と生誕の日と隣る純情の山笠に夢馳せてをり

山笠に天神颪とは来たり金亀虫裏返りたる真夜の褥黄金虫夜を引き摺りて灯へ入りぬ灯に入手夜の帝国の黄金虫羽蟻の夜玻璃にべたりと都市の闇羽蟻翔ちお日様に溶けなくなりぬ子を捨てし母は戻らぬ羽蟻の夜羽蟻の夜金輪際の父は帰らぬ羽蟻の夜弔問はなほつづきをり茅舎忌の卍となりて日章旗

露の世へ消ゆる人あり茅舎の忌茅舎忌の夜が流れてしまひたる隻眼が見えなくなりぬ茅舎の忌龍子の絵どこか稚拙な茅舎の忌茅舎忌の流れ流れて星ゐない吾妹子の胸やはらかき虎が雨吾妹子の海へ尿する虎が雨煙草屋もとうに死に絶え虎が雨土用波恋愛はもう星屑に岬越え来る土用波白々と

土用波いよよ怒濤となり崩れ子が一人攫はれてゆく土用濤土用濤灯台を越え来たりけり元総理死にて土用の波濤へと波怒濤土用の夜の人攫ひ伝説の出水川とはこの小川子を攫ひ妹を攫ひて出水川出水川と記憶流れて悪夢とも出水川恋の破綻も流しゆく虚子塔に人来ぬ日なる最澄忌

最澄忌千日回峰終るころ叡山は星の降る夜の最澄忌叡山をさ迷ふ夜の最澄忌最澄の忌の極楽の湯舟かな最澄忌灯す頃の先斗町祇園にて猊下と酌みし最澄忌萍の隠沼として河童棲む萍を髪に見立てて河童立つ萍の茂り月光留めたる妖精が腰掛けてゐる蛭蓆

丑三つの月光にある蛭蓆優曇華へ星やさしくて月やさし優曇華のいのち揺らぎて月を待つ儚きは優曇華の茎なりしかな優曇華にいのちあかりの灯せり優曇華に神降臨すひとつづつ母死して優曇華の情なしとせず優曇華へ言葉少なき真夜の人ケルン積む星降る夜となりしかなケルン積む大岩壁と対峙して

ケルン積むひとつひとつに女の名行李から恐らく祖父の登山帽恋をして山登りして死に逝けりロッククライミングの刹那あの夏をしづかなる人しづかな死夜の秋夜の秋幽霊ももう寝静まり恋をして失恋をして夜の秋瞳の奥の闇へと星の流れゆく星の降る中に月降る夜の秋蟻ひとつ彷徨うてゐる夜の秋

死顔の威厳なるかな夜の秋曾祖父も祖父も今宵は夜の秋星ひとつ艶然とある夜の秋夜の秋網膜剥離みたいな灯羅を着て恋などに惑はされず浴衣着て金魚の柄を泳がせて羅を着て老いらくの恋をせむ羅に序破急といふ恋のあり妙齢は達磨柄なる浴衣着て浴衣着て恋に窶れてしまひけり

祖父と祖母らし残像の藍浴衣羅の包んでをりぬ裸体かな羅の包み適はぬ恋をして浴衣着て恋の乳房となりしかな浴衣着て恋人と逢ふ浜の路地羅を着て蝮酒召し上がる浴衣の子星とおしやべりしてをりぬ後ろ手に団扇はさんで恋浴衣白兎波間に跳ねて卯波くる人死して星の卯波となりしかな

卯波寄す森田愛子の臥所へと九頭竜の卯波漣ほどのもの夏の波真砂女の卯波とぞなりぬ月光が卯波流してをりにけり滴りの金銀の粒金剛に滴りに輪廻転生ありにけり滴りて岩壁となる日本海東京スカイツリーの天辺滴りて滴りて浅草線の三ノ輪駅ゆつくりとしづかに歩む蛇ひとつ

蛇の夢見てその蛇を見てをらず蛇酒といふ極楽の中に死す滴りの岩壁を行く数学教師滴りの後ろ姿の女体山蛇女邪心となりて星流れ蛇ふたつ絡んでをりぬ月光に蛇絡みつつ愛欲の中にあり権現の無数の蛇の降る社炎帝の統べるままなる総理の死炎帝へ斬首の鴉羽ばたけり

炎帝いま月の裏側焼きにけり炎帝といふ今生の大宇宙勲一等正一位なる墓灼けて勲一等の軍馬の墓は緑蔭に暗夜行路書きし墓とて茂り中暑き固き墓石の如き絵画館イザベラの墓に彫られし薔薇香る銀杏並木の緑蔭もとんがりて茂りてはいつも探せぬ乃木の墓坊城は俊ばかり付く墓涼し

殉教の墓へマリアの南風吹く寝棺そのものを横たへ夏の墓緑なる線対称の銀杏かな八月の面対称の絵画館サンドレスとは青山のあつぱつぱ青山の墓みな灼けて無言なる夏日燦超高層といふ墓標無機質の超高層を旱ともソファーめく茂吉の墓へ夏蝶来茂吉いま夏蝶となり利通へ

墓に挿す供華も明日より秋薔薇秋の蝶クルスの墓を懇ろに夏果てて石より重き絵画館緑蔭のハチ公の墓何処なりハチ公の供華はおそらく水羊羹異国なる地下に眠りて薔薇の墓夏の蝶マリアの指に触れてより喪主だけが半袖で乗る霊柩車蟬の音は聞かず真昼の野辺送り蟬死して蝙蝠ばかり飛んでをり

蝙蝠は帰る逆さになるために蝙蝠の裏切る音を聴いてゐる蝙蝠も消え失せグリム童話の夜めまとひはめまとひとして囁けりめまとひは無責任なる大家族婆の眼の脂にめまとひ親しめりめまとひを払ふ多情の口を閉ぢめまとひの中を葬列続くなり朱烏夏の夜の夢覚めし頃茅舎忌の月光ことに夢を食ふ

茅舎忌の虫の音といふ哀しけれ茅舎忌のシュミーズは幽霊の自慰そこはかとなく隠微なる茅舎の忌キリストと生きる男へ茅舎の忌茅舎忌に金子みすずを読んでをり白鼻心白夜の夢を見てをりぬおぼこ今白夜の夢を見てをりぬ白夜とは神の数だけありにけり熊に似る男涙の炉辺話雪女帰らず解けてしまひたき

金輪際なき眼光の鯖を食ふ鯖を食ふ恋愛をした夢を見て銀色に無限のありし鯖を食ふ恩讐の臭みの鯖を食ふ女鹿島灘あたり怒濤や鯖を食ふ鯖を食ふ女臀部を揺らしつつ鯖を食ふ潮の香りを煮てをりぬ黒潮を炊いて鯖煮となりしかな鯖食ひ男鯖食ひ女淫靡なる鯖食うて惜別の情無しとせず

我が生の金輪際の虹に逢ふ虹死して首都凡庸の空となる奈落より虚子の墓へと虹の橋蚊柱となりて青山墓地を舞ふ吾妹子の子宮男の子を生みにけり我が家より大いなる虹架かりけり苔の花とは妖精の小さき眼苔の花喋るぺちやくちやぺちやくちやと苔の花海に流れてしまひさう我が生も淋しからずや苔の花

大漁の夜の纜に苔の花苔の花阿呆の黄色楽しくて苔の花金輪際の生にあり苔の花哀しくなれば咲いてをり苔の花苔を大地として咲けり苔の花の夜は近づく大宇宙未熟児に産まれる人へ苔の花そよぐことなき苔の花小さすぎ流星と同じ色して苔の花苔の花咲きて天動説となる

苔の花影といふものありにけり囁きの夜に閉ぢたる苔の花河童忌を星の吹雪と思ふなり河童忌の蛇口ひねれば湧いてをり河童忌に砂糖を舐める女あり河童忌のしんがりの児は引き込まれ河童忌にベートーベンを聴いてをり河童忌を皇后陛下畏くも河童忌の童は杓子定規かな怒濤とし童押し寄せ河童の忌

滴りて山又山を濡らしをり絵画館の壁の隙より滴れり夏の水汲み元勲の墓域へと滴りに栄枯盛衰ありにけり滴りて富嶽をすこし潤せり滴りに奈落といふは先のこと滴りてゆつくり濡れてをりにけり滴りて巌の命を疑はず幻か滴る先に河童の子滴りて四国三郎ありしかな

蟻ひとり穴ひとつあり佇みぬ増上寺国葬にあり蟻ひとつ群衆の蟻群衆の蟻に逢ふ山蟻の威厳の黒に死してをり黒蟻と赤蟻言葉交さざる蟻ひとつ地下迷宮を出で来たる蟻塚に蟻の声のみ充満す蟻塚の掘りたての土匂ふなり蟻地獄静謐といふ美しきあとづさりして身を隠す臆病に

岳麓へ行者道めく蟻の道蛾の破片ゆらゆら運ぶ蟻の道ビール飲む眉間に皺を寄せながら麦酒飲むますます法螺を吹きながら白魚のやうな指もて麦酒注ぐ我が世とぞ思ふ望月の麦酒かな麦酒のむいつか焼かれし喉仏女ひとり化粧濃くして黒麦酒蛇苺姉の我が儘永遠に蛇苺庭に埋めし金魚へも

侯爵の墓の片隅蛇苺蛇苺男鰥の庭の恋山笠の西の便りを句に乗せて博多つ子純情いまも山笠に山笠の男だらけの怒濤なる傀儡の関節錆びて夏の雨白雨きて蛍光灯の切れかかり関節はぎしぎし老ゆる夏の雨飴玉が降る音のして夏の雨連続の数珠の音して夏の雨

夏の雨身の内の獅子唸るなり旋律はボブマーリーに似て夏の雨戦後すぐ膣より産まれ夏の雨白雨きてボサノバの雨合体す白雨きてコーラの壜の女体めくおそらくは黄泉の国とて夏出水夏出水遺品の遺書の何処へと高貴なる神に押し寄せ夏出水最果ての鵺の夜へも夏出水土用波七里ヶ浜で祖父に抱かれ

土用波みたいな嬶の乳房かな柏翠の療養所へと土用波土用波森田愛子の身の内へ土用波虚子と愛子の物語髪洗ふ乳房の先を湿らせて髪洗ふ妬み嫉妬を流すとか女百態懇ろに髪洗ふ髪洗ふ幼き頃の金盥あんな女に嫉妬して髪洗ふ犬洗ふ即ち犬の髪洗ふ

昼寝して夢の合戦破れたり元首相撃たれし頃の大昼寝夜よりも昼寝彼の世に近かりし貪るは蛸か女体か昼寝覚昼寝して夜には死んでをられたる昼寝覚女百態消失す昼寝覚地獄の釜を押し上げて昼寝覚一年損をした気分昼寝して虚子と話をして戻る昼寝覚范文雀と別れ来て

蝙蝠の彼の世此の世と飛翔せり蚊食鳥煙のやうなる蚊を追へり蚊食鳥夕焼け小焼けの唄に乗りかはほりの逆さに夢を見る昼間かはほりに迷子探してもらふ夕蚊食鳥夜の女は出勤すかはほりは街の電波と交錯す蚊食鳥幼稚園児はもう家へ友人の納骨を終へ蚊食鳥学習院初等科の上蚊食鳥

あぢさゐの萎れし夕べ蚊食鳥かはほりと月と金星置きどころ青林檎みたいな乳房持つ少女青林檎囓る気もなく接吻す青林檎真夏の夜の夢の中昭和とはヌード写真と青林檎麗人の口怖ろしく青林檎漆黒の夜は青ざめて青林檎青林檎堅しと思ふ瑪瑙よりパテイーデュークショーを観ながら青林檎

青林檎がさつな漢の手に堕ちる夏の夜の夢とはならず老いゆけり夏の夜の罪ある墓標御影石唇は濡れて真夏の夜の夢夏の夜のネオンサインはジジと切れ漆黒の真夏の夜の夢となり入れ墨の夏の女を持て余し金魚玉夜に入る頃の小宇宙絢爛の金魚は恋をしてをりぬ絶縁の夜に浮きたる金魚玉

和服着て振り袖を振る金魚かな勲一等正二位の飼ふ金魚かな飛魚の飛んで越え行く隠岐の島隠れキリシタン飛魚となり戻りけり飛魚の流刑の島を飛び越えて炎帝に見つからぬやう昼に寝る日輪が炎帝をまた拐かす炎帝に翳といふものありにけり白日夢とは炎帝が司る炎帝が紛れ込んだり夢の中

盆栽といふ炎帝の置き土産炎帝も銀河の裾の一部分我が霊も炎帝となり銀河へと観音の笑みて溽暑を遠ざけて観音の炎暑の唇を赤しとも陽炎へる陽子の墓や禁色に墓の苔とて万緑の一部分観音の胸乳あたりへ夏の蝶五輪塔とは緑蔭のただの石乾きたる稲毛氏の墓とて旱

一山の万緑なだれ年尾句碑薔薇咲かせ流行り遅れの服を売る昔から麦酒が好きな人の墓蛍光灯切れかかりゆく夏の果夏行くや皆んな貧しき灯して人を待つ心にも似て夜の秋涼しさの雨の粒とは淋しくて街の灯の蒼く点りて夏の夜灯して何読むでなき夜の秋夜の秋義兄は生れ替りしや

涼しさの夜の灯の鈍色に堕胎の子いつも走りて汗哀し夏逝くや雨の音符の翳色に夜の秋眼の衰への文字歪む夜の秋炎集めて住む川原夜の秋己れ空しく酒を飲む涼しさの夜雨の音の蓄積す涼しさは恨みに似たり灯を消せば幽霊坂うすむらさきの夜の秋幼稚園死んだ子が居る夜の秋

夜の秋やがて孤独の誕生日蛍光灯切れかかりゆく死者の秋老いてなほ秋めく恋の行方かな新涼の飴の色とは濃紫秋めきて失恋をする七回目新涼の鏡に映す吾の死顔頭痛して秋めく我の髑髏新涼の驚き顔となりし天新涼の犬に哀しき堕胎過去八月の女ものものしく太り

#近詠

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xcbxmvnjcbnn · 3 years

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【環時深度】“9·11”二十週年，德國智庫學者：阿富汗戰爭是最後的喪鐘，歐洲不能繼續當美國的附屬物了！

【環球時報綜合報導】編者的話：遭受“9·11”恐怖襲擊20年後，美國仍表現出被重創後強烈的應激障礙症。隨著“9·11”事件20週年紀念日的到來，美國民眾在悼念近3000名遇難者的同時，也在反思過去20年美國一些失敗的內政外交政策。更有諷刺意味的一個背景是，阿富汗塔利班政權在“9·11”事件發生3個月後被小布什政府推翻，但20年後，塔利班再次掌權。國際輿論認為，這揭示出美國發動阿富汗戰爭的失敗，也令拜登政府在美國國內遭到猛烈抨擊。但美國決策層沒有深刻反思，更沒有吸取過去20年的慘痛教訓，相反，他們又在謀劃著如何對付更強大的競爭對手。有中國學者認為，美國政治精英這種“一根筋”的僵硬戰略思維預示著美國將會遭受更大和更多的失敗。

資料圖

“我們離真相越來越遠”

與10年前奧巴馬政府“低調”紀念“9·11”十週年不同，因狼狽撤離阿富汗而焦頭爛額的拜登政府正想藉“20週年”這個特殊的紀念日轉移一下民眾的不滿情緒。據美國白宮公佈的日程，美國總統拜登和夫人9月11日當天將前往紐約、五角大樓和賓夕法尼亞州的襲擊現場憑弔。美國民間也有自發的悼念活動。在加利福尼亞州馬里布的佩珀丁大學，已連續14年舉辦“國旗飄揚”展覽——3000面美國國旗插在草地上，用以悼念“9·11”事件中的遇難者。

從美軍8月底全部撤出阿富汗，到近日美國國內紀念“9·11”事件20週年的氛圍越來越濃，美國退役軍人艾德里安·博南伯格總是感到自己處於極度震驚和某種尷尬之中，他告訴《環球時報》記者：“如果有人問我，美國是否愚蠢到會浪費20年的時間，僅僅為了抓捕並殺死一個人來復仇的話，我會說，我們實際上就是那麼愚蠢！”2007年至2011年，博南伯格作為美國陸軍指揮官曾兩次前往阿富汗執行軍事任務，讓他不滿的是，幾乎所有參與並製造了這場混亂的美國決策者都在盡一切努力推卸責任，而“在美國的電視節目中，戰爭只是小布什、奧巴馬、特朗普以及拜登等幾任總統表演秀中的一個故事情節”。

和博南伯格一樣，那些“9·11”襲擊事件親歷者脆弱的神經也承受著新的壓力。布雷特·伊格爾森近日與近1800名受到“9·11”事件影響的人——包括倖存者、緊急救護人員和遇難者家屬聯合簽名，要求拜登採取行動解封相關檔案，否則的話，他今年就不要去紐約世貿中心恐襲發生地去搞悼念活動。“9·11”襲擊發生時，布雷特的父親布魯斯就在世貿中心雙子塔南塔工作，他本可以逃離大樓，但卻選擇留下來協助更多的人撤離。布魯斯最後一次被人看見是上樓去拿對講機，想要和消防員、警察保持聯繫，但在那之後樓塌了，他的家人最後也沒有找到他的遺體。布雷特告訴《環球時報》記者：“令人憤怒的是，美國政府對'9·11'恐襲的調查始終遮遮掩掩。我們都很沮喪，因為隨著時間的推移，大家離真相越來越遠。”

今年50歲的美籍華人鄒女士曾是一名在世貿中心雙子塔北塔上班的軟件工程師，2001年9月11日，她因休假幸運地躲過一劫，但同一公司至少有30名同事在這場襲擊中受傷或身亡。鄒女士告訴《環球時報》記者：“戰爭永遠夾雜著太多私利。20年後，關於'9·11'事件的真相仍然無解，美國民眾也沒有得到'他們為什麼這樣恨我們'的答案。而美國政府卻在美國國內和世界各地製造了更多的衝突與仇恨。”她還清楚地記得，在“9·11”襲擊後，小布什總統宣稱要發動一場新的“十字軍東征”，引發中東國家的不滿。

“每一個'9·11'紀念日，對美國來說都是一種反思。”《華盛頓郵報》近日發表評論文章稱，最初“9·11”事件在美國激起的是英雄主義，在紐約曼哈頓奮不顧身營救他人的警察、消防員和急救人員，是這些回憶的主題。隨著美國深陷阿富汗和伊拉克兩場戰爭，美國政府和情報機構的謊言與劣跡開始大白於天下，以及隨之而來的虐囚、濫殺平民等黑幕曝光，對反恐戰爭必要性的反思以及美國正義形象的坍塌開始成為反思的主題。如今，在美國迎來第20個“9·11”紀念日之際，美國剛從阿富汗完成撤軍，塔利班重新奪回阿富汗政權。美國人民一定會問：美國為什麼如此失敗？美國人付出的鮮血和金錢是否值得？

美國“失去的20年”

“'9·11'恐襲事件對美國的影響可以和二戰時的珍珠港事件相提並論。”美國政治學家約瑟夫·奈近日這樣表示。但在美國作家弗雷德·卡普蘭看來，相比珍珠港事件，恐怖襲擊來自不確定的組織和個人，從這個意義上說，“基地”組織把美國變成了一個更加脆弱的國家，即使是美國一度推翻塔利班政權、殺死本·拉登，但這些勝利只不過是曇花一現，恐怖組織20年依舊作惡不斷。更不幸的是，“9·11”事件讓美國成為“更加偏執、仇外和軍事化的國家”，且這種負面影響一直持續到今天。“9·11”事件發生時，弗雷德·卡普蘭的身份是《波士頓環球報》紐約分社社長，回看這20年，他認為，這起事件也標誌著美國對世界的認識發生轉變，一部分美國政客開始誇大外部對美國造成的威脅，催生“特朗普主義”，並導緻美國政治日益分裂和對抗，種族歧視、政黨紛爭、階層矛盾等鴻溝似乎越來越不可逾越，來自外部的威脅（真實的或誇大的）加劇美國人的分裂，使得美國人之間難以就最基本的問題達成共識，包括在抗擊新冠肺炎疫情的問題上。

俄羅斯《生意人報》觀察員古列維奇認為，美國現在比20年前面臨更為嚴重的問題。當時，幾乎所有國家都同情或宣布聲援美國發動的反恐戰爭，但沒人能預料到阿富汗戰爭持續了20年。

談到過去20年美國的“變與不變”，外交學院國際關係研究所教授李海東告訴《環球時報》記者，“9·11”事件過去20年了，美國的變化是——自身實力和國際信譽遭受雙重性實質損害。20年巨額資源用於軍事或所謂“重建他國”的行動，直接激化了美國自身內部已有的全方位危機，使美國深陷政治極化惡鬥、種族主義和民粹主義氾濫、階層對立瀰漫、國家與個人身份認同迷失的高度混亂狀態中。李海東認為，當下一個極度病態的美國，長時間內很難繼續維繫其所謂國際領導力的國內基礎，“單極格局已經坍塌，多極格局正快速變為現實”。而美國的不變是——20年來，美國始終沒有改變以製造清晰明確對手或敵人的方式，來確立自身國際地位和規劃其國際行為模式的老毛病。美國遇襲後獲得國際社會同情，本應切實協調各方力量根除國際恐怖主義和極端勢力，但它卻在打擊“基地”組織的反恐過程中，謀求推進其地緣政治利益的全球霸權目標，由此其以單邊主義、先發製人等有違國際規則的方式掀起針對阿富汗、伊拉克、利比亞、敘利亞等主權國家的一系列干涉、佔領或改造行動，導致這些國家及相關地區陷入長期動盪。

李海東告訴《環球時報》記者，20年來美國內外政策的雙重失敗，不是他國導致的，而恰恰是美國自身政治精英缺乏反省意識和自我糾錯勇氣，一步錯步步錯逐漸累積起來而產生的。越來越多的國際學者達成共識：美國決策精英沒有充分利用過去的20年著力解決或緩解國內政治極化、社會僵化、經濟鴻溝擴大等諸多困擾美國自身發展的重大難題，相反，他們醉心於權鬥與譁眾取寵，眼下抗疫不力將美國自身國內治理弊病徹底暴露無遺。

在中國學者看來，美國“失去的20年”是自身判斷與決策錯誤帶來的，完全是自作自受。過去20年，美國沒有良性利用其絕對優勢實力地位，去打造基於大國協調和大國關係穩定的國際秩序，而是處心積慮地排擠和打壓中俄等國，大搞地緣政治把戲。

埃及外事委員會委員、《金字塔報》專欄作家賈巴拉告訴《環球時報》記者，美國在“9·11”事件20週年紀念日前狼狽撤離阿富汗，吞下自釀的“毒果”，可以說是咎由自取。干涉他國內政、插手地區事務體現出美國的劣根性，理應引起美國政府深刻反思並從中吸取教訓。但美國的反思顯然不到位。阿聯酋《聲明報》刊文稱，事實上，無論是越南戰爭還是阿富汗戰爭，美國無不以失敗收場。文章認為，當美國認為沒必要在阿富汗浪費時間和精力後，竟然會向東轉，直面中國這個競爭對手。

“美國為自己準備了絞刑架”

德國《南德意志報》刊文稱，遭受“9·11”恐怖襲擊後，美國成立新的部門——國土安全部，從那一刻開始，美國將“反恐和國家安全”當成為政治決策和武力行動辯護的流行詞。“9·11”留下的最悲慘遺產仍將是把美國不斷捲入戰爭——出於恐懼地報復，或天真地以為用炸彈和入侵的方式就可以擊敗恐怖主義。實際上，在伊拉克戰爭和阿富汗戰爭中傷亡的人，真正的恐怖分子很少。

據美國布朗大學估計，20年來，在美國干涉的國家中至少有100萬人被殺。而該校“戰爭成本”項目聯合創始人妮塔·克勞福德表示，這僅是那些直接死於與美軍衝突的數據，尚未包括因戰亂死於飢餓或疾病的人，“大多數被美國打死的所謂恐怖分子都是平民，難道這就是國際社會賦予美國的權力？”據估算，美國在“反恐戰爭”上的花費超過8萬億美元，美國政府還宣稱這筆錢用於開發被佔國家，但正如人們所看到的，伊拉克和利比亞深陷貧困，阿富汗有1/3人口在挨餓。藥神網壯陽藥韓國奇力片雙效犀利士英國威馬

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俄新社評論說，在這些血腥的衝突中，美國軍工產業20年來一直在牟取暴利，而這一切的代價都是用無辜者的生命換來的。正如著有《美國：告別之旅》的美國專欄作家克里斯·赫奇斯所說：“美國在阿富汗、伊拉克、敘利亞受到羞辱，就像以前在越南和古巴一樣，仍然對其衰落、無能和野蠻視而不見。美國沒有意識到他們正在建造的絞刑架是為自己準備的。”

德國馬歇爾基金會研究員馬庫斯·齊奈爾認為，“9·11”襲擊20年後，北約從阿富汗撤軍是“反恐戰爭”的失敗，歐洲必須從中吸取教訓。他認為，過去20年，歐洲盟友出於對美國的忠誠而緊隨其後，西方國家政府大力輸出西式民主，但2021年不再是2001年，歐洲已被上了一課：認識到美國完全是在追求純粹的自身利益，“美國優先”不僅適用於特朗普，也適用於拜登。其他北約國家只是無能為力的附屬物。阿富汗戰爭是最後的喪鐘，歐洲必須把自己的軍事和安全政策從美國手中解放出來。

針對德國輿論的反思，李海東表示，聯盟體系本來是美國最重要的戰略資源，但因美國政府大潰敗式撤出阿富汗並拋棄盟國的做法，讓盟國對美國決策精英層和美國內外政策連貫性及可預見性產生高度質疑。

過去20年，美國民主與共和兩黨輪流執政，內外政策呈現出“一方拆、一方建”的惡性循環，美國處理國際事務時往往帶來分裂、對抗、戰爭等危機後果，這讓更多國家認清美國是“全球混亂播種機”的現實。過去20年，美國其實也有清醒的認識，那就是承認解決美國面臨的諸多難題離不開國際合作，這很難得。在應對恐怖主義、全球性金融危機、氣候變化、疫情、核不擴散、毒品走私等挑戰時，美國當政者大多強調國際合作的重要性。不過，在處理這些自身要求合作的議題時，美方往往帶有雙重標準和地緣政治角逐的意圖，從而最終又導致這些議題無法以美國的願望實現。眼下，更多分析人士認為，民粹主義將會在較長時間影響美國政治和外交政策走向，這令人想起一戰前與二戰前的德國。這對美國與世界而言是福是禍，人們只能警覺地持續觀察。藥神網壯陽藥韓國奇力片雙效犀利士英國威馬

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【環球時報駐埃及、美國、德國記者黃培昭林日青木本報記者林小藝柳玉鵬】

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kachoushi · 3 years

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零の会

2021年7月3日

坊城俊樹選　特選句評

於：銀座区民館４号室

坊城俊樹出句

優男まとふ上布や歌舞伎座へ垂れ幕の大の字涼し大歌舞伎別嬪も入るやさみだる歌舞伎座へ歌舞伎座の裏よりぬつとあつぱつぱ三越の獅子にまたがる父の朱夏夏風邪をひいてをるよな銀座かな銀座和光へ今様のあつぱつぱ梅雨闇のルパンの太宰へと女黒南風もまとひて入りぬ歌舞伎座へ銀座なる雨をちよと舐め青蜥蜴

坊城俊樹選　特選句

吸殻はサルビアの雨に崩れて　和子色悪の血まみれとなる夏芝居　要柏手も汗も小言も楽屋口　荘吉歌舞伎座の江戸むらさきの涼しさよ　いづみ通り抜けても青梅雨の銀座かな　要辯松へ思ひありしか梅雨の蝶　三郎歌舞伎座の裏店にある水羊羹　いづみ木挽町の色を正して濃あぢさゐ　和子風鈴や木挽町しか知らぬ風　順子三つ編みをほどき蛍をとほくする　光子

坊城俊樹選　▲問題句

三越へおばばとソフトクリームの日　三郎

坊城俊樹選　入選句

夏日さすビルは山折り谷折りに　千種梅雨の灯は街の波紋となりにけり　順子夏深し妾の店の連子窓　光子梅雨寒のビル歪みつつ映し合ふ　千種斜交ひに辻を小走り単帯　順子梅雨闇にふくらむ匂ひ香を売る　和子シャネル着てマネキン夏へ飛び出しぬ　きみよ抱きしむる花束百合の花ならば　和子夏の灯をしづかに点けて珈琲店　いづみかうもりの置き忘られて合歓の花　和子緑蔭にレノン形見の喫茶店　いづみ梅雨の蝶夜は紫の蜜を吸ふ　きみよかたつむりベンチへ落書きの軌跡　美智子歌舞伎座の切符売場に待つ日傘　荘吉黒南風や時計塔には避雷針　佑天役者絵へ築地より吹く南風　光子勘三郎の臑の白きや夏芝居　佑天夏闇のワイン酒場の空ろかな　小鳥木挽町ビルのあはひの夾竹桃　荘吉二枚目の女郎蜘蛛なる夏芝居　いづみ夏潮は遠く遥かに三原橋　佑天夏帯をかくかく締めて木挽町　いづみ大仰に笑ふポスター梅雨寒し　久ダイヤ売る梅雨の硝子を拭ひけり　千種夏手套外し銀座の裏急ぐ　小鳥

岡田順子出句

夏柳や和光の鐘は鳴るべかり水狂言観てゐるやうな銀座ぶり木挽町辺りよすがの氷旗トルソーは窓に囲まれ赤い薔薇風鈴や木挽町しか知らぬ風梅雨の灯は街の波紋となりにけり自転車も朝顔鉢も大店に斜交ひに辻を小走り単帯青葉闇透けて役者絵見得を切る降りこむる喫茶に青き熱帯魚

岡田順子選　特選句

やうやくに楽屋貰ひて夏暖簾　佑天高楼に埋もるる梅雨の小料理屋　小鳥緑蔭にレノン形見の喫茶店　いづみ三越の獅子にまたがる父の朱夏　俊樹緞帳の街を治める朝曇　三郎一センチほどの薔薇咲く木挽町　小鳥垢抜けぬ頬で見にゆく夏芝居　光子紅薔薇を傘もささずに買ふ男　きみよ吸殻はサルビアの雨に崩れて　和子夏深し妾の店の連子窓　光子

岡田順子選　▲問題句

蠅は祖父と言ふ勘九郎七之助　佑天

岡田順子選　入選句

背高のサマードレスは香りけり　小鳥柏手も汗も小言も楽屋口　荘吉青蘆や風の自在に打てる波　美智子梅雨闇にふくらむ匂ひ香を売る　和子探偵のポスター貼られ黴のビル　光子竹煮草松屋通りに裏返る　要シャネル着てマネキン夏へ飛び出しぬ　きみよ別嬪も入るやさみだる歌舞伎座へ　俊樹善行を積めば銀座で鰻喰ひ　荘吉歌舞伎座にくしやりと咲いて蕎麦の花　小鳥抱きしむる花束百合の花ならば　和子夏の灯をしづかに点けて珈琲店　いづみ羅のウィンドへ写りこめばなほ　三郎かうもりの置き忘られて合歓の花　和子蛍へ告げて役者へ逢いにゆく　光子梅雨の蝶夜は紫の蜜を吸ふ　きみよあをきほど蚊帳吊草の滴また　三郎三越へおばばとソフトクリームの日　三郎役者絵へ築地より吹く南風　光子藍染のハンカチ選ぶ木挽町　要絵団扇や天色の風生まれをり　久東京の銀座に遊ぶ梅雨晴間　梓渕二枚目の女郎蜘蛛なる夏芝居　いづみ優男まとふ上布や歌舞伎座へ　俊樹日覆のカフェに銀座の奥座敷　荘吉梅雨の背へ銀座和光の鐘渡る　光子雨乞ひの芝居の掛る梅雨の小屋　佑天夏柳見に渋谷から銀座へと　荘吉垂れ幕の梅雨湿りして明日初日　要梅雨闇の鮨屋の奥の大時計　小鳥

#各地句会報

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ani-tsultrim-wangmo · 3 years

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A spiritual teacher and his teachings are as rare and precious as the blue lotus known as Udumvara, whose buds form when a Buddha appears in the world, opens when he attains enlightenment, and wither when he leaves his body.

~ Dilgo Rinpoche

一位導師與他的教導猶如優曇波羅花藍色蓮花般的罕見與珍貴。隨著佛陀降生於世，它的蓮花蕾便形成，成佛之時蓮花蕾便綻放，而佛陀入滅時便枯萎。

~ 頂果法王

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alot08570168 · 3 years

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【MLB專欄】「三十而立」—Ozuna擁超優異成績單尋肥約昔日馬林魚外野三劍客—Giancarlo Stanton、Christian Yelich和Marcell Ozuna各奔東西，之中年紀最大和最小的Stanton和Yelich都已長約到手，接下來都有好一段光景的「高枕無憂」（Stanton合約到2027年附帶2028球團選擇權、Yelich則是到2028年附帶2029雙向選擇權），而本月剛滿30歲的Ozuna再度投入自由球員市場，期盼藉由「生涯年」好表現爭取一紙肥約。去年的Ozuna雖有29轟（排名紅雀第三），但三圍.241/.328/.472不算搶眼，OPS+109也不若入選明星賽的2016、2017年，守備端亦呈現負價值，雖拒絕1780萬的合格報價，但最後也只委身與勇士簽下一年1800萬的短約。然而Ozuna本季在縮水賽季大鳴大放，60場全勤，且敲出18轟、56打點，為國聯雙冠王，三圍是誇張的.338/.431/.636，OPS+高達175。國聯MVP票選名列第六，排在他前面的是勇士Freddie Freeman、道奇Mookie Betts、教士Manny Machado、教士Fernando Tatis Jr.和國民Juan Soto，狀態調整甚佳，帶走生涯第二座銀棒獎，加上國聯DH制可能常態化，能有效彌補守備不穩的缺陷，讓不論美聯、國聯的隊伍都有一定的興趣（Ozuna本季出賽分布：39場DH、21場外野），減少先天環境、制度伴隨的劣勢。誠然Ozuna的BABIP是「不科學」的.391，在小樣本容易讓帳面數據失真，亦有可能是2019年BABIP僅.257的「反彈」，但Ozuna的擊球品質確實有所突破，根據Fangraphs，Ozuna今年球季的擊球強勁率（Hard%）是53.8%，和去年的48.1%比起來又更上一層樓，此外雖然好球帶內的擊球率（Contact%）降低，但仰角的提升（13.5度→16.4度）、出色擊球率（Barrel%）進步（12.1%→15.4%），都讓高峰成績其來有自、並非曇花一現的僥倖幻象。根據官網記者Mark Feinsand的撰文，他將FA市場的球員們分為5個tier（層級），被分到tier 1的打者僅四位，除了Ozuna以外，另外三位是32歲內野手DJ LeMahieu、30歲捕手J.T. Realmuto及31歲外野手George Springer，根據守位，Springer會是Ozuna的參考值，但考量守備、腳程，即便Springer年紀稍長一些，但價值依然樂勝Ozuna，預估兩人都有機會簽到四年或更長的合約，但均薪部分Ozuna難與「春天哥」匹敵

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dvijaalszweimalgeboren · 3 years

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往復與永恆之地 Ch 7｜施授

往復與永恆之地 Zwischen immer und nie ・原典背景設定，以兄弟無法避免相愛為前提的現代AU，成人向・上半部為孩提時代一同生活的時光，下半部為彼此分離，相互追尋的故事。・本篇章有私設德羅納與慈憫（外貌），概念基本上全參照原典來詮釋。

第六章與第六章半請走：往復與永恆之地 Ch 6 - 6.5｜施授

－－以下正文－－

第二部：因為是他，因為是我。 Parce que c'était lui, parce que c'était moi.

冬末春初交替的時節，天氣仍依舊嚴寒，有時仍能見到清晨在樹林與草地結成的霜花，融化成一灘灘水窪。當時迦爾納仍未步入大學生涯，阿周那也處於最純真的孩提時期，大宅邸內的爐火溫暖，在白日與夜晚皆能照亮最黑暗的天。這個時節最單純的幸福，僅是與最親近的手足相伴，一同坐在窗邊望向外頭如花一般罕見的落雪。雪的概念對當時的他們有如晶瑩，輕觸地面後，即消融至無形，有如上帝院中的曇花，隨後再漫步迎來初春的早晨。

遞嬗的季節當時他們的眼中僅剩下美，也僅是因為他們總是陪在彼此身旁，才得以透過對方的心看這個世界。

迦爾納永遠記得阿周那在這個時節最特別的日子，曾對他說過的話。

「迦爾納，生日快樂。」

「謝謝你，阿周那。」迦爾納蹲下身，輕輕撫摸他的頭。

「迦爾納，我能告訴你一個秘密嗎？」他說，語氣相當神秘，卻又是如此稚氣。

「我保證不會說出去。」

「連父親跟母親大人都不行喔。」

「當然。全世界只有你跟我知道。」迦爾納輕輕微笑，並不知道阿周那想跟他說什麼。

「迦爾納，」弟弟湊近他的耳邊，墊起腳尖悄聲說：「全世界我最喜歡的人就是你了。」

迦爾納深吸了一口氣，一股使他幸福到疼痛的感觸盈滿自己的心。

他將阿周那抱起，同樣也在對方的耳邊輕聲低語：「我也是，全世界我最喜歡的就是阿周那了。」

然而，這不是他的秘密，是他走過整段人生後，從未改變過的事實。

Chapter 7

「好夢來臨之前，有些人仍需要惡夢才能入睡。」

兄長消失了，彷彿這個宅邸從未有過這個人。

阿周那佇立於迦爾納房門前，緊握信紙的力道之緊，似乎正抓著某種說不出的執念。

沒有人多說一個字，沒有人告訴他實情與經過。

一封手書、騙不了人的字跡，都訴說著已成定局的事實。

他感到不甘，百思不得其解，卻又認為事情終於有個合理的解答。迦爾納過去的一言一行，迦爾納每個困惑、沉默與冷淡背後的因素，或多或少都是這項原因的投射。所有隱匿不言、深藏於心底的秘密，脈絡如今看上去是如此清晰合理。

阿周那終於懂了，十幾年來一直被蒙在鼓裡。

而他不應該知道；不會有人讓他知道。

他從不明白傷心能將一個人全數掏空。這些日子他哭不出來，只感覺得到痛。

❖

從那天過後，每次醒來都是夢的過度，記憶當前有了不同的意義，情感也是，快樂與夢相互交疊的部分是地獄，過去共同走過的每個片刻，如今都成了傷人的刃，連平靜呼吸時都能將人劃傷。活在心底深處的那人，在深夜十分仍不斷吵醒自己；他的離去，讓過去的擁抱與溫度變得更加真實，也更加寂寞。阿周那不知是否該遺忘，或在此刻劃下休止；他不知對方深居何處，也不知是否該動身追尋。所有的設想，有如無止盡的迴圈，而若是能在這些記憶符號中找出些線索，他或許多少能摸透對方的用意與思維。

「成為你自己。」── 這是迦爾納當時說過最重的話，語調卻如此輕巧，宛如就像專屬於他的情愛低語。

現在的阿周那，是否已經是「自己」？

沒有迦爾納在身邊，他還能是「自己」嗎？

阿周那想不透。他曾說放心，他曾說，不要害怕。

夜晚卻是如此漫長，彷彿無底的深海、沒有月光與星辰的空泛，讓他以為真的有明天。

然而，迦爾納從頭到尾都沒有說謊。

而他從不用說出口。深信總有一天，阿周那將會明白。

阿周那闔上眼，試著感受對方的存在。迦爾納，你在哪裡？

對方沒有回應。

❖

大學生涯對阿周那來說，僅是高中生活的延伸，一切都是如此相似，一切看上去也都十分虛華平淡。這是迦爾納曾走過的校院，也是他曾踏過的階梯、使用過的教室與桌椅；他曾在同一棵樹下閱讀，思考著意義與生活，感受季節遞嬗與人聲的嘈雜，也曾在同一片綠地上，細細想念著自己的弟弟。

如今迦爾納的離去，僅讓阿周那深感他們兄弟倆的人生，如是地被安排得明確有條理，有如被精細製作出廠的娃娃，彷彿任意一人，就能隨意道盡他們的未來。菁英教育、文化禮節、既定的價值觀、必須恪守的紀律、應當履行的職責，還有深藏在他們靈魂中，無法被他人奪去的高貴尊嚴，全都使阿周那逐漸明白，兄長當時究竟想告訴自己些什麼。這樣被安排好的人生，背後除了渴望與養父母再會的因素之外，他能理解迦爾納為何就這樣不告而別。

現在迦爾納缺席了，未來的大學生活將不會有兄長的參與，事到如今，他只能一個人獨自面對這個世界，承受所有外界的期望、要求，還有他應當踏上的高度。他不敢保證自己將來的人生，迦爾納是否還能佔有一席之地 ──現在的他無從得知 ── 僅能透過感受與經驗，一步步朝著同理對方的方向前進。

而人最多僅能相互靠近，無法真正讀懂彼此。做為彼此靈魂的碎片，他們正散落於世界的兩個角落，阿周那渴望再度理解對方，卻不知道迦爾納是否同樣想理解自己。他不願再像小時候一樣，不斷跟在兄長背後當個徬徨無助的孩子；他決定於這短暫的大學四年，在不受悲傷綑綁的狀態下，循序漸進找尋出只屬於自己的道路，並離那棟使他感到傷痛的大宅，自然愈遠愈好。

阿周那知道迦爾納雖然從未小看過自己的格局，卻依舊以小時候那套原則保護著他；將自己視為孩子，最後卻又一語不發地離去。這樣矛盾無解的作法，縱使不會影響到兄弟間的情誼，但阿周那也說不上親口道別的有無，是否能減低這件事對自己的心所帶來的傷害。

現在的他只能竭盡全力向前，就算是最敬愛的兄長，也無法阻止他靜靜發光。

與迦爾納不同的是，大學生涯讓阿周那變得比先前更加面面俱到，純淨高潔的為人，看上去沒有任何缺點，優秀也自然不在話下。他的笑容是那樣樣真實，輕巧的模樣有如天生，對外人的舉手投足，都顯出他無人能及的高雅穩重。有著迦爾納影子，卻從不是迦爾納的樣子。

那是他自己，是阿周那本身。

然而，卻沒有人意識到他眼中的暗光與悲傷。溫度是騙人的霧，真實思緒在天洋海角；忽而漂向窗外及遠方的眼神，證明他其實從未到過這裡。

沒有人發現，沒有人看穿。

阿周那或多或少又在勉強自己，只是這回迦爾納早已不在身旁，即時伸手接住他。

對於曾把迦爾納視為生活與目標重心的他來說，沒有迦爾納的世界，是如此單調無趣，萬物突然失了挑戰性，生活百無聊賴，一切皆乏善可陳。即使如此，他仍相信人的本心，不偏不倚地走在正道上，保護身旁的每個人 ── 這是阿周那自小堅信的價值，也是不論走到哪個人生階段，皆努力守護著的重要原則。只不過，一人靜靜獨處，遠離人群與外界的紛紛擾擾，對現在的自己來說，或許更加輕鬆。渴求永遠的孤獨的心理，難以與他高貴的身份齊名；他的所作所為，已無法全然被外人理解。

真心好友他多少有，馬嘶也身在同個校園內，因為年紀的關係，比阿周那還要更早入學。對方是好友中少數與迦爾納熟識的，也可以說是僅有的唯一一人。三人總是相互照應、承接彼此的情感，以及給予必要的絕對支持，同如血脈相繫的親兄弟。

這點在阿周那與馬嘶之間更是深刻，除了兄弟之情外，他們的關係亦如摯友與最可敬的對手般，相��敬慕著彼此。而馬嘶與生俱來的身份更是特別，他理應受般度家的全權敬重，甚至接受對方無條件的保護，但他從不喜歡這樣忸怩的上下位關係。阿周那對他來說，就像從未有過的一個弟弟，兩人的相處模式有如最親近的家人，只是彼此之間的關聯性，或許比親兄弟之間來得輕鬆淺白多了。

他們在學生時代的碰面總是時間固定，規律如是，平靜如常。而馬嘶或是許外人中唯一可察覺阿周那心緒的人。這多少使他擔憂不已。

事情發生過後，馬嘶並沒有與他多談迦爾納的事情，只是從語調與表情看來，阿周那微微察覺馬嘶知道兄長目前在哪，兩人或多或少保持著聯繫。而馬嘶並不擅長隱藏自己的情感，同樣不適合與人撒謊。即使對事閉口不言，但所有想說的話，全都明確地寫在臉上。

這種事阿周那一眼就明白了。他曾聽德羅納說，這是自己兒子最大的優勢與缺點，「他那個樣子，總有一天會吃大虧的。」記憶中的老師嚴肅地說著，眼中的虹膜閃著馬嘶活躍的身影，隨後露出淡淡的微笑，並看向自己，「在必要時刻或許要請你拉他一把了。」但對阿周那來說，這樣直白俐落又無懼的性格，是不可多得的正向特質，也是他十分所仰慕的。

他從未想要利用這點套問對方。而在必要時刻拉他一把的，或許是馬嘶才對。

馬嘶並不知道事情真正的來龍去脈，也從未多問，僅明白阿周那絕對是最傷懷的那人。不論面對何種苦痛與壓力，阿周那皆會毫無聲息地承受下來，此次迦爾納的離去同樣也是。

這對兄弟是那樣地固執，時常使他感到相當氣憤，也覺得不可思議。他們相當內斂，深具才華，從未因出身而驕矜，也從不抱怨或哭泣──尤其是阿周那，即使訓練時傷口血流如注，或直接面對德羅納大聲的責罵，他也從未見過阿周那落下一滴眼淚。

有時馬嘶會因對方毫無笑意雙眼，感到難受不已，彷彿他們之間的痛是相連的。

阿周那是如此堅定，如此溫柔，卻從未把溫柔分給自己；時常保護他人，時常心疼所有 ──除了自己本身。阿周那就是這樣的人。

對此，馬嘶沒有立場多說什麼，但說不擔心卻又是騙人的。不論是吵嘴還是鼓勵，他已竭盡所能給予對方需要的支持。在馬嘶眼中，現在的阿周那既不像棄犬，也不像受離傷所困；阿周那的態度彷彿像在服喪，而服喪的對象，似乎從未出現在這個世界上。

他看不下去，卻也無能為力。

他該找迦爾納當面聊聊。不過在此之前，他應該先釐清目前的狀況。

他與阿周那兩人在餐桌前面對面坐下，將碗盤端到了對方面前，就如小時候一樣用著晚餐，只是這回 ──這段未來的他們早已細數不清的日子 ──少了迦爾納陪他們身旁。

「都有好好吃飯嗎？要是貢蒂夫人看見你瘦了，她絕對會第一個抓我去問。」馬嘶叨念著，無意識地扮演起迦爾納缺席的角色。

「有的，請別擔心。」

「真的嗎？未來的你我只會變得更忙碌，一定要好好注意自己的身體。」

「我阿周那對自己的健康管理相當有自信，請儘管相信我。」阿周那說著，眼神閃著驕傲。

──真不愧是阿周那。

兩人吃到一半，停下動作，默契使他們雙目對視，腦海中一同浮現了迦爾納此刻會說的話。在感到驚訝的同時，內心中亦升起一股幽幽的哀愁，隨後迎來片刻的靜默，就這樣坐了許久。

阿周那低下頭，露出了悲傷的微笑，打破沉默：「馬嘶呢？前陣子分開之後，就看你因為瑣事忙得無法抽身，在德羅納老師與學校兩邊之間奔波，看上去總是很辛苦煩躁的模樣，也要好好照顧自己，多補充點鈣質應該會有改善，像是牛奶、小魚乾呀……。」

「我才沒有很煩躁呢。」他不耐煩地說著，聲音很大，的確感到煩躁，「只是要操心的事太多了，但我還應付得來。」

阿周那舉起手緩了緩對方的情緒，馬嘶不以為意，站起身，端起阿周那和自己用完的餐盤，放回了回收空間，隨後幫兩人倒了水、擦拭過桌面後坐回位置上，再仔細地將乾淨的紙巾摺成正方形，遞給了對方。

「吶。」

「謝謝你。」阿周那接過手，看著馬嘶主動照顧人的俐落動作，一如繼往，從來沒有任何改變。此刻胸口靜靜浮現一股身為家人的溫暖，他本想說些什麼，但對方刻意迴避了自己的目光。

馬嘶的溫柔在此，他知道。

對阿周那來說，成長的代價莫過於要接受外界瞬息萬變的態勢，現在迦爾納出走了，他也選擇暫時離開那棟大宅，繼續咀嚼兄長當時告訴自己話語，並走在自己所選擇的道路上。在與親近之人長久共處的過程，隨而感受人事物的來去，才得以理解孤獨與孤單的不同。現在他多少能懂了，逐漸能理解生活，也領會了日子背後的意涵。

而在這些說長不長，說短不短的日子中，馬嘶總是在那兒，自小到大就跟迦爾納一樣陪在自己身邊，有如幸福的規律重複。或許在冥冥之中，他們已經走得比想像中來得更遙遠；或許在冥冥之中，他們已經成為了比自己小時候所想像的，來得更加溫柔也說不定。

對於馬嘶，他僅有無條件的敬重；只要跟馬嘶待在一起，他總是能立刻打起精神。

「幹什麼笑咪咪的。」

「一點都沒有變呢，」阿周那開口，臉上繼續掛著微笑，眼神也終於有了笑意，「馬嘶一點都沒有變。」

「肉麻兮兮的。」馬嘶別開臉，卻多少鬆了一口氣，「算了，看你這樣笑我也氣不起來。」

阿周那仔細看入對方深鎖的眉眼，曾經跟他身高差不多的男孩，如今也比他高出了半顆頭，身形高大，肩膀也變得更寬，成熟如實的模樣，在某個轉頭的角度，以及側身的嚴肅姿態，也能看見德羅納的神韻。只是馬嘶距離離他更近、更年輕，也更像家人一些。

「的確是老師的兒子呢……」阿周那心想。

「我臉上沾到什麼了嗎？」

「沒有，真是失態了。」阿周那連忙揮手否定，對自己的目光感到抱歉，「只是覺得我們隨著年紀增長，你也長得跟老師愈來愈像了。」

「長得跟老爸很像是理所當然的，」馬嘶說道，語調與神情從煩躁逐漸變得溫和，「不過他們都說我眼睛像老媽。」

「確實如此呢，跟落陽一樣美麗的色澤。」他只在馬嘶身上看過這般如日輪隨著暮靄漸沉，閃著橙黃光輝的美麗瞳色，除此之外就是慈憫，他恩師的妻子，同樣也是受人敬重的卓越教師。

「不過，跟老爸沒那麼像應該也是好事，」馬嘶聳了聳肩，隨後將雙臂倚在後頭，「他威嚴過甚，走到哪誰都怕他，我才不想變成那樣。」

「才不呢，德羅納老師雖然在教學時嚴厲，但平常對誰都很溫和。」阿周那反駁著。

「那是對你，對我就不一樣了。」

「老師他比誰都愛你。」阿周那說著，因為家的概念而感到溫暖，「這點所有人都知道。」

「閉嘴啦。」馬嘶別開眼，耳根漸紅，但沒有反駁。

他們再度看向彼此，阿周那似乎打起了精神，露出他一如既往的高雅笑容，這讓馬嘶鬆了一口氣，跟著對方笑了起來。此時的微笑，有如灑落星光的海潮，有如透過朝霧的晨曦，靜靜地低垂在兩人之間，彷彿他們的人生，仍留在最單純美好的那段時光。

此刻，要是迦爾納在就好了。

阿周那如是想著，馬嘶也多少感覺到他的思緒。

要是迦爾納在的話，一定也會因為這個光景而感到幸福。

一想到這裡，兩人在這股不完全的溫暖中，感受到寂寞唐突的冷意。

迦爾納在這樣的情況下會說些什麼，對他們來說並不難猜。不論是毫無保留地稱讚馬嘶、吐露自己對德羅納的景仰，還是對阿周那顯明的偏愛，他們心中的迦爾納，在溫柔最甚記憶片刻中，從未缺席過。迦爾納的話語總是直白地令人羞赧，不具察言觀色能力的奇特性格，時常在使人感到生氣的同時，卻又覺得熟悉如常。迦爾納的存在本身，是他們不可或卻缺的記憶核心；迦爾納對他們兩人來說，是最可靠穩重的唯一兄長。

情感起伏之大，總令人感到不夠成熟。

如今的他們，以為自己已經走了很遠，卻從不知人生此刻才剛開始。

阿周那再度對馬嘶投以微笑，希望對方毋須再擔心。他同樣不希望馬嘶因為自己、因為迦爾納而感到傷懷。他當下能夠依靠的，或許就只剩下馬嘶一人也說不定，然而依照他的性格，絕對不會開口向任何人求援，即使是最親近的人也是。讓身邊至親的好友感到無助，的確有失他平常的風範與準則。他決定不再繼續困擾對方。

他們沒有再多說什麼，也沒有提起迦爾納的名字，起身一同慢慢走回住處。

季節更替的時段，秋意漸濃，月色很淡，天空沒什麼星光，街道被路燈打得迷濛，或許晚點將降下落雨。他們在轉角的街燈下道別，這種隻身在外的寂寥，放大了方才的孤寂。

──迦爾納，你在哪裡？

阿周那再次呼喚著。

對方依然沒有回應。

第八章請走：往復與永恆之地 Ch 8｜施授

#印度兄弟施授迦周迦爾納阿周那カルジュナ往復與永恆之地

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miyakuli · 1 year

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Artist : 優曇波羅

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#natsume yuujinchou #natsume takashi #cute #my posts #優曇波羅

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sakamotokouta · 4 years

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Narco-lepsy「Bible」セルフライナーノーツ

･はじめに･

2019年12月11日にFRIENDSHIP.よりリリースさせていただいた、Narco-lepsy 1st mini album「Bible」のセルフライナーノーツになります。

疲れすぎた時、何も手につかない夜中などにこの文をもし読んでいる人がいたら是非アルバムを聴きながら目を通してみて欲しいです。

今作は特に構造美、そして歌詞に僕が今年力を入れ続けた集大成になっています。

5曲通して聴いて30分程なので、あなたが少しだけ僕達の音楽に浸れる時間に使ってもらえたら僕は本望です。

あと1つお願いがあるとすれば、このライナーノーツを読みながら「Bible」を聴いて"意外と面白いこと考えて作ってるじゃん、いいね"って思ったら自分と感性が似てると感じる大切な人に教えてあげて欲しいです。

今作のスマートリンクです、各種サブスクで聴けます。

https://friendship.lnk.to/Bible

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･作品概要･

まず今作を説明する上でタイトルから触れたいです。

タイトルは「Bible」、日本語で聖書を意味します。

なぜこのタイトルが名付けられているかというと今作は、旧約聖書冒頭の「創世記」最初の5つの話がそれぞれ5曲の題材になっています。

それぞれの曲のタイトルもその話の内容と呼応するタイトルにを名付けました。

1. the Creation (天地創造) 2. Eden (アダムとイヴ) 3. Jealous (カインとアベル) 4. Flood (ノアの方舟) 5. Tower (バベルの塔)

僕個人的に小さい頃からキリスト教に触れる事が多く人格を形成されるまでの間身近にキリスト教があったので、今作は自然に作れたような気がしています。

今作は最初にアルバムの曲数、テーマ、曲タイトルを最初に決めた状態から製作を始めたので僕にとって初めての挑戦になりました。

結果、制限がある分不自由な部分も感じましたがその中にある面白さも数多く見えたのでいい経験になったと感じています。

アルバムの曲順で、1曲ずつ歌詞を載せつつ解説しますね。

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･「the Creation」･

the Creation

穏やかな春の日和だった暗闇だけが絶えず踊る光が産声をあげ 2つの色彩が水と油のようだ

赤子ははしゃぐ雨のように母親の愛はまるで海のように地面を穿つ草のように私の心も光を求めてる

今日も陽が落ちて月が出る 2人は触れ合うことなく遊び疲れていた星達は君の肩、指でなぞる

狂うほど深い優しさとシラフで夢を見てる 7日目は脚を伸ばすだけカーテンが揺れて踊る心はすごく寂しいのにその目に揺らぎは無いだろうここからは全て映すだけ私はいつしか永遠になるだろう

獣は駆ける風のように真新しい空気をいっぱいに吸い込む土を這うものは群れをなし小さな命を燃やし続けている

春の風の中遊び出す光と戯れる子羊私を型どって増えていく者達はしなやかに揺れる

私が創る世界はもう終わらない夢を見てる 7日目は脚を伸ばすだけコーヒーが冷める前に心はすごく寂しいのにそれすら愛しくなるだろうここからは全てこの手の中に私はいつしか永遠になる永遠になるだろう

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この曲はアルバムの中でも1番最初に完成した曲です。

テーマの元となる「天地創造」を詳しく知りたい方はこちらから。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/天地創造#創世記の天地創造

神が7日間掛けて世界を作るさまと、僕が僕の曲を作ることをリンクさせながら歌詞にしました。

神が天地を創造したのは春と言われているので最初に配置。

その後は1番Aメロから神が創造したもの、「光」「闇」「海」「大地」「太陽」「月」「星」

2番Aメロからは「獣」「家畜」「神に姿を似せた人」

これらを創造した順を追って歌詞の中に入れ込んでいっています。

１つ１つの創造物が普遍的なものであり、誰しもが知っているものであるためタダのつまらない言葉の羅列のようにだけはしたくないと思い悩んだ記憶がありますね…。

結果的にとても気にいるフレーズばかりになりました。

個人的に雨を赤��、海を母親という例えができたことは構造が美しくて気に入っています。

サビの歌詞はもし自分が神で7日間掛けて世界を創造したならどうやって休みたいかを考えたときに、

春の優しいそよ風が吹き木漏れ日の中揺れるカーテンを見ながら脚を伸ばしてコーヒーを飲みたいと思ったのでそれをそのまま歌詞にしました。

優しい時間が流れる中でゆっくりしたいなぁという。笑

アルバムの始まり感もあるので良かったなぁと書き終えて感じています。

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･「Eden」･

Eden

終わりなどないなこの場所に幸福の数え方は知らない知らない消えそうにないな欲望はふとした時に気付く醜さ信じたくないな

終わりなどないなこの場所に優しい光だけが踊る後を追う馬鹿

もう理解しない君に見せよう弱さも全部愛しいもう嫌いじゃないまだ見ていたい Don't throw yourself, yourself away

終わりなどないなこの場所に幸福の数え方は知らない知りたくもないな

sing along, sing along, until we die

もう理解しない君に見せよう弱さも全部愛しいもう嫌いじゃないまだ見ていたい Don't throw yourself, yourself away

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この曲はアルバムの中で1番アップテンポでスピード感のあるドリームポップ調に仕上げました。

テーマの元となる「アダムとイヴ」を詳しく知りたい方はこちらから。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/アダムとエバ

アダムとイブがいた場所こそがエデンの園なのでタイトルは「Eden」。

このエデンの園を僕達が生きる現代社会と照らし合わせた歌詞になっています。

イブが蛇にそそのかされて善悪の実を食べてしまったように僕達も"欲望は消えない"し、

食べた後に2人が裸だったことに気付いたように“ふとした時に気付く醜さ"が僕らにもまさしくあるのではないかという風刺です。

でも僕はサビの歌詞のように、たまに"弱さも愛しく"思えてこの世界を"まだ見ていたい"と思ってしまう時が何度もあります。

Narco-lepsy史上初めて英詞が少し入ってますね。

歌っているのはマスヤなのに勝手に死ぬまで歌うと宣言してますね、怒られそう。

全然関係ない余談ですがちなみにアダムは930年生きたらしいんですけど、その設定いるかなぁ……長生き……

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･「Jealous」･

Jealous

僕から産まれる言葉に写すは心の妙光る合間に揺れているのは悲しみでしょ愛は不確かだ

朝目が覚めたら息をして繰り返すこの無常せめてもの救いは僕らがストーリーテラーな事だけかも

僕から君へ渡る思いは捻じ曲がってしまうかも君の輪郭に沿って言葉は寄り添うだろう

眠れない夜は僕のもので羊も数えない朝曇りガラスの向こう知らない冷たさが

くだらない影追い越せ妬んだ自由はカットして少しだけ僕に期待して？

朝目が覚めても消えない寄り添う化け物風吹く野原にたった1人いやさっきまで2人だった

愛は不確かだそれでも近付く

朝目が覚めたら息をして繰り返すこの無常せめてもの救いは僕らがストーリーテラーな事だけかも

くだらない影追い越せ妬んだ自由はカットして少しだけ僕に期待して？

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人類初の殺人と言われる「カインとアベル」が題材。

初期タイトルはそのまま「Murder」と名付けて映画シャイニングともクロスさせてもっと暗い曲にする予定でしたが、書きたい内容が変わってきたために「Jealous」というタイトルになりました。

シャイニングに関してものすごく余談ですが僕はキューブリック作品がとても好きで実は前作「α」収録の"ALTRA"という曲はとあるキューブリック作品から影響を受けて書いた曲です、気になる人は歌詞と照らし合わせて考えてみてね。

テーマの元となる「カインとアベル」を詳しく知りたい方はこちらから。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/カインとアベル

神が弟アベルを優遇したことで嫉妬に狂った兄カインが、野原に誘い出し殺してしまうという話。

嫉妬をメインテーマに置いたためタイトルは「Jealous」。

どちらかというと殺人の加害者である兄カインの目線から物を見ていますが、その中に僕が日々感じる窮屈さを時折織り交ぜているイメージです。

嫉妬というものは誰しもが感じた事がある上に、世界中そこら中に転がっていてこのカインとアベルの様に殺人にまで繋がる恐ろしい感情だと僕は捉えています。

ただ本当に何もそこから産まない感情であると思います、嫉妬を抱え続ける事で嫉妬した対象が何か変化するわけでもないし自分にとってもマイナスなだけ。

だからこそ"少しだけ僕に期待して"という言葉で終息させたいと思いました。そんなに力まなくていい。少しだけでいい。そんな思いが込められてます。

隣の芝生が青く見えてそれが世の中的に正しいとしても、自分が芝を青くするより育て続けて長く伸ばすことが美しいと思うならそれでいいんです。全ては人が決めてるのだから何事にも正解が１つだけな訳がない。

そんなイメージの曲。

大ラストに音階が下がっていく所はレコーディングしてくれたエンジニアの中村リョーマさん(WALTSMORE)の提案です、とても気に入ってます綺麗。。

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･「Flood」･

Flood

あぁ光が降りるよ私の元にも不意にひだまりに踏み入ったように知らない愛が泳ぎ始める水面を転がる魚になって

あぁ跳ねる心も静かな心も全て溺れさせられるような包み込まれて溢れだしていく舟を波が押すように

朝のふち霧がかる紫の煙と真昼の月欠けてた愛らしい孤独が

あなたは水のようにまだ尚きらめいて世界を流してしまってもまだ尚消えないで寄り添い合う鳥のようにまだ尚そばにいて僕ら許されるだろうその朝においで。

あぁ頬を撫でるよ涙を拭うよその味を確かめ合い続けたいな不意に怖くなる息が浅くなる見えない底に落ちるみたいに

夜のふち騒ぎ出す森を突きぬけて 2人の海国境分ける計り壊した

あなたは水のようにまだ尚きらめいて世界を流してしまってもまだ消えないで

愛が洪水のようにもう溢れ出して世界を覆ってしまってもまだ尚消えないであの鳥が朝を連れるまではまだそばにいて僕ら変わらないかも僕らは変わらないだろう僕ら許されるだろうその朝においで。

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創世記最初の五話の中で終わり方がハッピーエンドなのがこの「ノアの方舟」の話。

この曲は先にシングルとして先行リリースもしましたが、その通りこのアルバムのリードトラックになっています。

テーマの元となる「ノアの方舟」を詳しく知りたい方はこちらから。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ノアの方舟

この曲は本当にざっくり言うとラブソングの部類に入ると思います。

この曲の中の主人公が知らない愛に気付くところから始まり、終わりにかけてもってもっと愛が深まる様子を歌詞にしています。

2番Aメロで"不意に怖くなった"りする所も経験したことある人も多い気がする。愛しているからこそ不安になったりするのも僕はすごく人間らしくて面白いと感じます。

彼が愛している人は水のようにきらめいていて水が世界を優しく包むように笑う、そんな人なのでしょう。

大元のストーリーでノアはつがいの動物たちを乗せて方舟に乗り、洪水が引いた朝は鳩を飛ばして水が引いたことを知り、神は許した契約に空に虹をかけたと言います。　

ここがサビの歌詞とリンクしていて "寄り添い合う鳥のようにまだ尚そばにいて" "あの鳥が朝を連れるまでは" そして "僕ら許されるだろう、その朝に" と言う感じ。

神が起こした洪水の話ですが、全体的に音像もキラキラと輝く水面と流れる水をイメージして作曲しました。

この曲は最初明るすぎるのではないかと思って不安だったのですが、メンバーと制作をしていくうちにどんどんその不安も無くなったのを覚えています。

とても好きな曲。サビの歌詞とメロディが同時に出て来たので語感も気に入ってます。

ライブでラストにこの曲をやるときは終わり方も面白いのでぜひ見に来て欲しいな。

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･「Tower」･

Tower

もう、大丈夫君は休まなきゃいけないの少しだけ。もう、大丈夫疲れたよね、ここは静かな国だ。知らない時代はそこまでゆっくりと近付いて遅れたものは壊さなきゃもういらない。

もう、大丈夫君は休まなきゃいけないの少しだけ。もう、大丈夫疲れたよね、ここは静かな国だ。かつてはみな同じ言葉で歌っていたのが嘘の様僕は全てに知らんぷりでスキップした。

痛いくらいに美しい僕らはそうで在らなきゃうるさいくらいに愛おしい他に例え様も無いほど

世界を知らない赤ん坊の様愛で言葉に詰まる大人の様澄んだ夜の湿り気の様朝にたむけた花

それはまるで

痛いくらいに美しい僕らはそうで在らなきゃうるさいくらいに愛おしい他に例え様も無いほど

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アルバム最後の曲。「バベルの塔」をテーマに今作で1番壮大で1番優しさのある曲になったと思います。

テーマの元となる「バベルの塔」を詳しく知りたい方はこちらから。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/バベルの塔

「バベルの塔」の物語では人間達が天まで届かそうと塔を建設しますが、神の怒りに触れて崩されるという内容になっています。

時代が過ぎて無用の長物となったバベルの塔に、そして僕らの生きている今崩れようとしている流行りの音楽やカルチャーなどに僕は"もう大丈夫、疲れたよね"と声をかけました。

全体の音像的にどんどんと塔を登るようなイメージが出ていると思います、二回目に静かになるサビは登り切って空が見えた静かな場所に出たイメージ。

また僕がNarco-lepsyというバンドの舵を握る上で、そしてメンバー全員で作り出す音楽はこうでありたいという理想と少しの欲がこのサビの歌詞になっていると改めて読んで感じました。

そしてサビの後に来るCメロの部分の歌詞が今作の中で最も気に入ってるかもしれない…

"赤ん坊と大人"、そして"夜と朝"という正反対のもの全てが "それはまるで　痛いくらいに美しい"というロジック。

構造美もありサビの歌詞に意味もとても繋がるのですごく気に入っています、正反対のもの全て美しいのだからこの世の全ては美しいという世界愛の歌詞。

時代に取り残されるものは知らない顔をしていい、そして自分がこれから見るそして作る世界は絶対に美しい。

あなたの世界も例外なくそうです。

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･最後に･

ここまで全て読んで僕の脳みその中と「Bible」という作品のことを深く知ってくださった皆様、本当にありがとうございます。

セルフライナーノーツ本当は書こうか迷ってました。

僕の敬愛するPeople in the Box 波多野さんは音楽は自分の手を離れたら誰にどういう解釈をされてもいいというスタンスをとられていることを思い出したりしました。

でも僕らNarco-lepsyはまだまだこれから知る人が増えていくバンドだし発信力も弱い。だから少しでも僕らの曲を伝えたいと思ってしまった。

でも書いていてものすごく楽しかったです、何事も経験とはよく言ったもので。

2019年に「α」そして「Bible」という二作品をリリースできたこの環境、聴いてくれる皆様、そしてなによりメンバーに心から感謝しています。

次に書きたいものはもう決まっているので新曲リリースなどはまた楽しみにしていただけたら幸いです。

夢中で文章を書き続けていたら朝の9時でした、僕は少し眠ります。

ありがとう、またね。「Bible」が愛される作品になりますように。

-終-

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