30th Dec. 2018, Sunday
PLPロンドン_15週目_Yuki OSA
《旅の備忘録》
12/22 05:55 LTN → 09:50 BRI
N16のバスに乗って、旧市街手前で降ろしてもらう。バスの中の譲り合いや、チケットの受け渡しに南伊の人々の暖かさを感じる。
歩いて15分ほどで大通り沿いにある宿の近くまで着いたが、Googleマップの場所に宿がなく、右往左往。近くのビルの警備員の人に聞いてみたところ、その人もわからず、一緒に探してくれる。キオスクの友人に聞いてくれたりして、地図のポイントがワンブロックずれていることが判明。御礼を言って別れる。
宿の中は旧式のエレベーター。それを取り囲むように階段が螺旋状に上がっている。エレベーターは少し乗るのが気が引けて、階段で登る。
4階の宿に着く。両開き扉が狭い。片側だけ開いていて、肩幅ぎりぎりで荷物が引っ掛かる。
中には宿のおばさんと招き猫の人形が腕を振っている。受付前に立つイタリア人らしい長髪に少しパーマのイケメンがおばさんと話している。挨拶をするとその人もなんとフローレンスで学んだ建築家らしい。今晩エンジニアの友人とご飯を食べるけど一緒に来て語らわないかと言われたが、アルベロベッロに経つのでいけなかった。誘ってくれるだけで嬉しいと伝えた。またマテイラに行くことも伝えたら、マテイラは来年ヨーロッパのカルチャー首都に2019からなるという情報を教えてくれた。
部屋から若い女性がチェックアウトをして出て行く。
支払いを済ませると、おばさんが入浴用タオルを貸してくれた。優しい。お茶も飲まないかと言われたが、アルベロベッロ行きの電車が迫っていたので、丁寧に断った。
宿泊用の荷物を置き、手提げだけ持ちバーリの駅まで徒歩で向かう。10分ほどだが碁盤の目状の道はとても長く感じる。
駅に着いてみると掲示板に乗る予定の電車がなく焦る。駅員のおじさんに聞くと、違う駅だから地下を歩いて左に行けと言われたが、行ってみても何もない。引き返し通行人のおばさんに聞くがイタリア語でわからず。そうこうしているうちに、時間が迫りのこり3分。焦っていたところ、駅員の若い女性が地下に潜り反対側の車線のところが違う駅なのだと教えてくれる。ややこしい。
また地下に潜り反対側の車線まで走ってなんとか間に合うことができた。
12:03 Bari central→ 14:05 Alberobello
プッティガーノに着くとバス停があり、そこで待機。待つこと30分ようやくバスが来る。そこでもタバコを吸ったおばさんに助けられる。南伊の優しさに感謝。
アルベロベッロに到着。するも新市街に降ろされ場所不明。Wi-Fiもないので右往左往。ガソリンスタンドの売店のおじさんに教えてもらう。
トゥルッリの地域着。石積みのとんがり屋根状の家々が建ち並ぶ丘陵の眺めに感動。
インフォメーションセンターを探していると、美味しそうなパン屋。朝から何も食べていなかったので、プンチャをオーダー。15cmほどの温められた丸く薄べったいパンに、トマト、モッツァレラチーズ、ベーコンが挟まっている。美味。
バンダナっぽい旧式の帽子を被ったパン屋のダンディなおじさんに、インフォメーションセンターの場所を聞くと、何しに行くんだと聞かれ、地図をもらいにと答えると、うちにもあるからちょっと待ってろ、と引き出しを開けて地図を取り出すと、名所や巡った方が良いところを丁寧に教えてくれた。感謝。
プンチャを片手に食べながらトゥルッリの街並みを登る。石積みの狭い階段の両脇は、観光客向けの店で犇めいている。お土産には興味がないが、トゥルッリの内部が気になるのでいくつか入ってみる。とんがり屋根の裏側上部まで塗装されているところが多いが、石積みをそのまま見せているところも。円形の平面を長い二本の木製の梁が流れる。
観光店通りを離れ、住居群を歩くと、屋根の補修工事現場にあたる。しばらく眺めていると、その場で石を砕き、丁寧に石を積み上げていく技術はまさに職人技。1273年から続く技術の伝承。厚さ大きさの違うライムストーンを使い分け積み上げていく。分厚く大きな石は円形の壁に使われ1.3~1.8mほどよ壁を形成する。その上に木製の梁を二本流しつつ、屋根が上に乗る。屋根は三層構造で、まずはじめに屋根の構造となる20cmほどの少し厚めの石を内部空間側の斜め状の角度に合わせカットしながらとんがり状に積んでいく。この角度には緩やかさ加減を徐々に変えて、長年の構造に耐えうる知識が詰まっているらしい。次に隙間を埋めるための砕けた細かい砂礫を詰め込んで、最後に薄い石板を瓦状に積んでいく。屋根の最上部には、十字架だけではなくユニークなシンボルが、キリスト教の様々な願いや想いを込めた形豊かなかたちで表現されていると同時にキーストーン同様の役割も持ち、屋根全体のアーチ構造の重しにもなっている。外壁を白く塗装するようになったのはいつからか不明だが、1つの家が同じ素材で出来上がっていく光景は感嘆に値する。しかもその素材は、同じ地域から産まれた石なのだ。風景に対して相性が良く感ずるのはそういう事由であると感心。
17時過ぎに日が暮れて、そこからは夜のバスまでの6時間をどうするか考える。最近の色々な悩みなどを抱えつつ、思索に耽りながら直線上に歩き続けていると、大きなバシリカ様式の教会にあたる。中世の都市構成の誘導的意図を感じる。
中へ入り、お祈りなどをしつつ、座っていると、子供のためのクリスマス礼拝が始まる。賑やかな子供達が礼拝を済ませ帰っていく。
どれくらい座っていただろうか。気がつくと今度は大人たちのクリスマス礼拝が始まっていた。壮大なパイプオルガンの音や賛美歌の音、僧侶の聖書を読む声などが、幻想的に礼拝堂内に響き渡り、目を閉じて耳を澄ませる。
教会に滞在すること3時間半。とても心が落ち着いていた。
あてもなく夜の街を歩く。
夜のトゥルッリは、昼とは違った趣を見せる。月明かりと街灯に照らされた影の陰影が深いためか。
子供達が夜にもかかわらず大人も伴わず出かけていく。街角には井戸水の蛇口があり、そこへ首を傾けて口を近づけ飲んでいる。私も飲んでみようか。
20分ほど歩くと、広場にでる。広場はとても賑わっており、様々な店舗が出ている。
徐々に子供の数が減っていき夜も更ける。
23:25 Alberobello → 00:40 Bari
バスの中で寝過ごさないか心配であったが、なんとか宿に到着。
STAY@ Bari “MoViDa CaVour”
12/23
カフェでバスを待つ。本場のカプチーノは濃い。
クロワッサンも密度あり。
7:25 Bari → 8:35 Matera
マテーラに到着する。が、徒歩30分程度離れた新市街にて降ろされる。
途方に暮れていたところ、同じバスでバーリから来た、2人の若いカップルに話しかける。2人ともバーリで法律を学んでいて、来年就職らしい。今日はクリスマスイブ前日のワンデートリップにマテーラまで来たと言う。彼女の方は日本に二回も行ったことがあるらしく、話が弾む。旧市街広場までは道のりが同じで、一緒にローカルバスに乗り向かう。
旧市街着。カップルと別れる。
別れ際に教会になぜドクロが彫り込まれているのかについて少し話した。
南伊では結構多いらしい。
STAY@ Matera “L'Ostello dei Sassi”
宿着。荷物を置く。荷物といってもA4サイズのリュックだが、一日中担ぐのは応える。
15分ほど待つと受付の人が出勤してきたので、荷物を置いて良いかと聞くと、チェックインもできるということなので、そうする。イタリアのユースは一泊16ユーロくらいが相場で、どこも安い。
今回泊まるところは、マテーラ特有のサッシと呼ばれる岩窟住居をホステルに改装したところ。
荷物を置き、街へ出る。
光と影のコントラストが素晴らしい。街全体がどこを切り取ってみても彫刻作品として成り立つのではないか。
階段の折り重なる迷路のような街路を歩き、散策する。
サンタルチア教会を前に、殉難をあらわす聖杯のシンボルを目にする。この土地の人々が受けてきた、耐え抜いてきた苦悩や災難を思う。私事の悩みが小事に思える。
農家の家の跡、復元などを見つつ、土地の特性に合わせて工夫された生活様式を学ぶ。雪を貯めるシステムなども面白い。
歩き続け、登り続け、大聖堂手前の高台の道の途中にあるカフェで立ち止まる。
昼もとうに過ぎていた。
喉がとても乾いていたため、カフェアメリカーノを頼むと、バシリーカ州産のクッキーを一緒に出してくれた。とても美味しい。
1時間ほど座りながら景色を眺め、考え事をする。
続きの坂道を登ると、大聖堂があり、その眼下のもう1つの集落が見渡せる高台に着く。
日も上りきり15時くらいにはなっていたかと思うが、高台広場にあるベンチで、鞄を枕に横になる。
とても心地よい。
太陽と、風と、温湿度が最高のバランスでミックスされた感じ。
その後は当てもなく歩き続け、日も傾き、そろそろ帰ろうかという気持ちがよぎった時に、ダリの作品である彫刻が見えた。
どうやら、サルバドール・ダリの美術館が岩窟住居の跡地に整備されているようだ。
ダリの天邪鬼というべきか、すべてに対する反骨主義の徹底した作品コンセプトに感銘を受ける。
時間の速度は個人の感情や心の景色、触感、聴感、嗅感、立場であったり、周りの環境であったり、すべてに触発されて、まったくもって安定したものではない。不合理、不条理という言葉を久しぶりに目にした気がする。合理的なものと非合理的なものの狭間。不条理は時に災難もあれば、圧倒的な美を生み出す時もある。それを取り持つ合理的な知性といったところであろうか。
また、女性の秘める美しさに対する彫刻表現にも驚嘆した。シュールレアリズムの作家についてはほかにあまり知らないが、コンセプトはとても強い不条理に対するメッセージやイデオロギーを持ち合わせているが、その反面コンセプトと作品自体の一貫性はとても強く感じると思う。これほど説明を聞いて、なるほど、と感じる芸術作品はあまりないと思った。
だいぶ遠くに来ていたのか、帰路がかなり長く感じる。
旧市街を出ると、新市街との境界沿いの細長い広場に出る。そこを東の端にある宿まで、歩いていく。
途中で突然名前を呼ばれ、誰かと思い振り向いたら、今朝のバーリから来た法律を学ぶ学生カップルであった。どうやら彼らは30分後のバスでバーリへ帰るらしい。一日中誰とも話していなかったからか、珍しくとても話したい気分ではあったが、彼らのバスの時間もあるため、惜しみつつお別れをした。
宿に荷物を置き、寒さに耐えられる服を着込み、夜の街へ再び出かける。
ラビオリを食べる。
量は少ないが、黒トリュフの香りがとてもよい。
旧市街へ再び行き、今朝とは違うルートで歩く。
満月である。
ふと、隙間風を感じる。
崖沿いの厚さのある石積みの手摺に腰をかけ、崖に足を投げる。
12/24
08:35 Matera → 12:20 Naples
朝起きて、30分程度歩く。
バスを待つ。
ナポリへ向かう。
マテーラは高木と呼べる木々がとても少なく、そのために岩窟住居が発展していったのかもしれないが、西へ向かうにつれて、風景が変化し、木々が増えていく。
太陽の照らす芝に寝そべる牛を見る。
ナポリに昼に到着する。
いつものようにインフォメーションセンターで地図を貰うべく、探すが一向に見つからない。
昼も食べてから宿に行こうかと思っていたが、仕方なく、歩き始める。
街が汚い。
パリ北駅などの治安の悪さと同質の雰囲気を感じる。
足早に歩き続ける。
いつのまにか道幅がとても狭い旧市街へ。
歩いていると、上の方から名前を呼ぶ声が聞こえる。ユースホステルを利用して、こんなことは今までなかったから正直驚いた。
むしろ、呼んでもらえなかったら入口を見つけられなかった、と後から思う。
STAY@ Naples “Giovanni's Home”
3階に上がり、ジョバンニの家に入る。
70過ぎの小太りな優しいお爺さんといった印象だ。
奥の方で、1人の青年が手作りパスタを、丁寧にトレイの上に並べている。
ジョバンニ曰く、今からこのパスタを茹でて、宿泊している皆んなとランチを食べるという。
もちろんお前も食べるよなと言われ、驚く。
状況が読めない。
奥の青年は誰なのか。
ジョバンニは荷物をとにかくロビーにおいて、キッチンに来いと言う。
バシリーカ州特有の、とてもシンプルなパスタを作ると言う。Stracinati con i peperoni cruchi e mollica と言うパスタのようだ。ドライチリペッパーと乾燥したパン屑を使うガーリックとオリーブオイルの効いた素材の味がわかるパスタ。
その後、シンガポール人の2人が宿に帰ってきて、さっきパスタを並べていた青年(ブラジル人のジョアオと言うらしい。彼も私の2時間ほど前に到着し、突然パスタ作りを手伝わされたと言う)と、ジョバンニと私のその日宿にいたメンバー全員で出来上がったパスタを頂く。
とても美味しい。
話が弾み、全員の距離がぐっと縮まる。
今日がクリスマスイブであることを忘れていた。
その後、ジョアオとともに、ジョバンニからのナポリレクチャー(とても歴史に対しても話が深く、地理学的な観点から、火山の種類、彫刻芸術、現代建築家の作ったメトロの駅まで話が及ぶが、とにかく話が長い。)を聞く。
16時前になっていた。
ジョアオとともに街に出る。
ジョバンニお勧めの教会や円形競技場が住宅に変化したところ、地下通路などを探してみるが、どこもクリスマスイブのため閉まっていた。
途中雨が降ってきた。
やたらとジョアオはセルフィを撮っている。
彼からすれば私はやたらと路地を撮っている、と思っただろうか。
旧市街はどこも開いていないから、海でも見に行こうと言うことになり、海岸沿いの城や広場などを眺めつつ歩く。
彼とビールを片手に海沿いで飲む。
In to the wildの映画の話で盛り上がる。
さておき、彼はなんと19歳。私より10歳も若い。political science の中のstates sienceという、地方行政のマネジメント、デモクラシー、それらの歴史を学んでいるという。特に中世が好きらしい。シンガポール人にあとでブラジルの政治は酷いよねとからかわれていたが、そんな事はない、夢のある学問だと思う。
12/25
8:30 Naples → 10:00 Amalfi
アマルフィ着。
クリスマスなのでナポリにいても仕方がないと思いアマルフィに来たが、ここもほぼ閉まっている。
一件だけ海岸沿いに開店しているカフェを見つける。
とりあえずエスプレッソ。
海と崖と集落の奏でる光景が素晴らしい。
1時間ほど座りながら景色を眺める。
ガラガラだった周りの席も、客で賑わいを見せる。そろそろかと思い、立ち上がる。
クリスマスで唯一開いているのは教会。アラブシシリア様式の縞模様の入った列柱廊のある大聖堂に繋がる大階段を登る。
天気が良い。
太陽がクリスマスを祝福している。
教会に入るとミサの最中であった。
アルベロベッロの経験でクリスマスミサの流れや、お祈りの仕方なども分かっていたので、参加する事にした。
特に隣の人々と握手をして、隣人を愛し助け合うことを確認することがとても良い。
太陽の差し込む礼拝堂と、とても美しい歌声に、本当に自分でも驚いたが、涙が止まらなかった。
ハンカチで顔をふく姿が周りの人々には不思議だったかも知れないが、感動したのだから仕方がない。
ミサの後、街に出た。
観光客の姿が朝よりも増えている。朝閉まっていた店もぽつぽつと開いていた。2割弱の開店率といったところか。
中央通りを登っていくと紙に関する美術館があるとの情報を得たので登っていくが、見当たらず。当然のように閉まっていて見つけられなかっただけなのか。
その代わり、その道を登り続け、途中から獣道に変わる。
渓谷が深くなってゆく。
地元の人がBBQをした跡などがあったが、基本山道で枝を避けながら進んでいく。
渓谷の反対側は陽があたり、レモン畑が傾斜地に並んでいる。
どうにか反対側へ行く事はできないかと思い、渡れる橋を探すが見当たらない。
まっすぐ行くと、唯一昔の水道橋のような廃墟が現る。入口手前まで歩いて行ったが、昼にも関わらず、先が見えない暗闇。
仕方なく引き返す事にする。
アマルフィの街は、渓谷の中央に車が一台通れるくらいの幅の一本の道が海岸まで貫通していて、基本的にその道沿いに商店や薬局、クリニック、教会、ホテルなど小さいながらに隣りあいながら並んでいる印象だ。その道から一つ脇に入ると渓谷の両側に登るような感じで入り組んだ階段状の通路が張り巡らされている。通路の幅は人1人が歩ける程度なので80センチくらいだろうか、すれ違うのは肩を傾けなければいけない。とにかくこの通路が面白い。階段を登っては等高線に並行に歩き、また登る、を繰り返す。陽が当たるところもあれば、洞窟状に家々の下をくぐり抜けるものもある。
どのくらい登っただろうか、階段の両脇は家や高い壁で囲われているので、自分のいる場所を把握するのが難しい。
谷側の廃墟の壁の柵状の開口部から、明るく漏れる光があった。
覗くと廃墟の中には陽が溢れんばかりに入り込み、青々と茂る草の上に寝そべる一匹の猫がいた。最初警戒していたが、やがて堂々と再び寝そべりこちらを眺める。こちらも優しく見つめ返す。
猫を側に、頭をあげて目の前を見ると、廃墟の谷側の壁は崩れほぼ在らず、アマルフィ全体の街並みが見渡せた。
先程のクリスマスミサを受けた教会やその塔も見える。渓谷の反対側の家々もよく見渡せる。
足元にはレモン畑も広がっている。
そこからは素晴らしい景色が続いていて、等高線状に歩みを進める。
テラスがあり、そこの手摺に腰掛ける。
誰も来ない。
洗濯物を干しているおばさんが家の中の誰かと話をしている。
犬が吠える。
猫が足元のレモン畑をこっそりと通り抜ける。
波の音がざわざわと耳に届く。
すべての音が陽の光と調和しているように感じる。
傾斜地の家々が開けている狭い通路をそれらの音が風に乗って通り抜けてくるかのような感触。
もちろん陽で暖められた風の音だから、気温は寒いが暖かく感じる。
夕日が沈み、中央広場に行く。
16:45 Amalfi → 18:15 Naples
待ち合わせ時間の15分前に運転手が来ていた。
礼をいい、ナポリまで乗せてもらう。
途中アマルフィ側では沈んでいたように見えた太陽が山を越えると、まだそこにいて、ナポリの街を紅く照らしていた。
ヴェスーヴィオ火山の稜線が綺麗に浮かび上がっていた。
尾根と谷側をぐるぐると回りながら降りていくので、同じ景色を微妙な高さの違いと、刻一刻と太陽が下がっていく時の変化を感じながら降りるのが面白い。
STAY@ Naples “Giovanni's Home”
ナポリの中央駅で降ろしてもらい、宿まで30分ほど歩いて帰ると、パスタ(ペンネアラビアータ)を全員分の量をまとめて料理している最中だった。
宿泊する人が昨日の3人から6人に増えている。
全員男。
バーリで農業を学ぶイラン人、アメリカ人、耳の聞こえないフィンランド人だった。
夕食は筆談で盛り上がり、さすがアメリカ人はデリカシーないこともずばすば聞くんだなと、思いながらも夜は更けた。
普段はお酒が禁止なホステルだが、今日はクリスマスだからと、解禁してみんなで瓶ビールを開けた。
即席の旅のチームを結成し、明日のポンペイ日帰り計画の予定を立てている。どうやらみんなは明日7:30の列車に乗るらしい。早起きなのにこの時間まで起きていて大丈夫か。
私はすでに別行程で予約を取っていたので、フィンランド人と筆談を続ける。
12/26
朝10:20のバスだったので、8時頃には宿を出て、ナポリの街を散策することにした。
朝起きた時には即席チームメンバーの姿はなかったので、無事起きれたのであろう。
8時半からカペラ・サンセベッロがオープンするということなので、行ってみた。
噂には聞いていたが、とても地味な路地裏にチケット売り場と入口がある。
フリーメイソンの集会所としての教会でもあったらしい。
路地裏に着くとまだ10分くらい時間があったので、周辺をふらついていると、お馴染みのペペロンキーホルダーを大量に持ったおじいさんがいたので、五つお土産用に購入することにした。
ペペロン=チリペッパーはナポリの特産品であることを、ここに来て初めて知った。
カペラ・サンセベッロに入ると、教会としてはかなり小振りな側廊もなく、長方形の中廊のみがある小さな空間であったが、中は至極の彫刻であふれていた。時間を忘れて作品の前に立ち尽くす。
他にナポリでは古代地下通路なども見てみたかったが、時間が無いため諦める。
Half day Pompeii tour from 10:20
ポンペイ着。
ギリシャ人達がクリスチャンニズム以前に神達を祀っていた神殿がバシリカといい、それがローマ人によって教会として使われるようになったという話を聞く。
他にも2度のヴェスーヴィオ火山の噴火の話、2万人いた都市の4千人しか遺体が見つかっていない話、都市の1/3は未だ地中に眠っていること、ローマ人の円形劇場の一日の使い方、パン窯がシェルター兼保存食置場になっていたこと、ローマ人は朝7時から13時までの6時間しか働かず、その中に1時間の昼食時間が含まれており、ロバの馬車で渋滞を作りながら、商店のカウンターに並んだ話、商店の昼食のテイクアウト皿はパンで出来ていて、それを奴隷達に食べ終わった後に与えていてそれがピザになったのでは説の話、仕事が終わるとスパに並び、風呂に入り家に帰っていた話、風呂場のトイレのお尻を拭くスポンジは一つしかなく、遅くいくと他の人が使ったやつで尻を拭かなければいけないことからsomeone’s spongeということわざができた話、下水処理設備が無かったため、道路の車道を垂れ流しで、膝高さ程度の歩道が整備されて道を渡るときは飛び石が使われていた話、その飛び石はロバ二匹に馬車を引かせていて120センチの車輪幅でそれが今でもヨーロッパの鉄道規格として使われている話、娼婦館のレッドライトの起源の話など、いろいろ驚くべき話を英語フランス語スペイン語を使い分けるガイドから聞き、ポンペイで半日過ごす。
フロリダに家族を置いて一人旅をしているお爺ちゃんのジョンと仲良くなる。
ジョンが奥さんにハート型のお土産を買っている。
ナポリに到着。
PLPで同僚のマリアと15時に海岸沿いのピザ屋で待ち合わせ。
時間通りに着くが、一向に現れず。
30分ほど待ち、仕方がないので道行く子供連れのピンク色のダウンジャケットを着たお母さんに、iPhoneのネットワークをシェアしてもらい、WhatsAppでマリアに連絡する。
どうやら車で来ており、駐車場が激混みで見つからないとのこと。
マリア到着。
まだ駐車場が見つからないらしい。
車に移動。
マリアの妹のリザが助手席に座っている。
リザめちゃくちゃ美人。
2人ともナポリ生まれで、クリスマスに合わせ実家に帰省しているとのこと。
リザはマドリードでエクスペディアでイタリア担当の企画マネジメントをしているらしい。
ファッションも好きで、将来は自主ブランドを立ち上げたいらしい。確かにオシャレ。
車を止めて、ピザ屋を探す。
当初の行こうとしていた店はすでにいっぱい。
ウェイティングリストも一杯で名前をかけないほどの人気店。
仕方なく、3人で海沿いを歩く。
雲ひとつない快晴の天気だ。
時間は4時を回り、太陽はすでに夕日と呼べるほど空を紅く染めている。
リザが足を止め、店のウェイターに声をかける。
他にも列を作り並んでいる客がいるにも関わらず、即座にテラスの座席に案内してくれる。
これが美人の力か。
男一人旅にはありえない光景を目の当たりにする。
マリアが赤ワイン大好きなので、MOIO57(モイオ チンクエットセッタ)という赤をボトルで頼む。
運転大丈夫?と聞きつつ、イタリアはいいのよ、と自慢気。
ダメだろ、と思いつつ聞き流す。
ここまでパスタしか食べておらず(ラビオリ、ストラッシナーティ、パスタグリル、タッリアテッレ、ペンネアラビアータ、トルティーニといった感じ)、ようやくピザを食べることができた。
1人ひとつづつ注文し、みんなで分ける。
3時に遅い昼飯をブランチ的に食べようと言っていたのが、もはや夜飯も兼ねることに。
定番のマルゲリータは最高。
シシリアーナピザは旧シチリア王国の南イタリアならではのピザで、マルゲリータと同じトマトベースだが、茄子や諸々地域の野菜が使われていて美味。
そしてホワイトベースのサルシッチャ&フリィアリエーリ パンナ プロスキュート エ マイスは、リザの好物らしく、スパイシーなソーセージと青物の葉とチーズが相まってとても美味しい。
そのあと店を変えて、リモンチェッロを3つ食後酒としてみんなで飲んで、お別れ。
バスの出発時刻に遅れそうで走ることになったが、なんとか間に合いローマ行きのバスに乗る。
21:00 Naples → 23:30 Rome
ローマ23:30着。
バスターミナルなのでタクシーなども見当たらず、ローカルバスもこの時間だけに止まっている。宿までの地図も分からず、仕方なしにターミナルの誘導員の黄色いジャケットを着たおじさんに、タクシー乗り場知らないかと聞いてみると、まってろといい、バスターミナル外の柵側の暗闇にひたすら誰かの名前を呼び続ける。
そういうシステムか、と思いつつ、暗闇から現れたタクシーもどき運ちゃんらしき人を紹介される。
まぁ他に手段がないから仕方ないと思い、値段と行き先を交渉する。一応値切り交渉は成功。
英語があまり喋れないらしく、なぜかフランス語で道中会話。ローマの治安情報や、ローカルバスの乗り方や、オススメのレストランなどを聞く。
宿に到着。
STAY@ Rome “The Yellow”
イエローホステルは受付ロビーと宿泊部屋、バー、などが普通の二車線道路を向かい側に挟んで、道路やテラス席などを取り囲むように構成されている。
先程まで暗く治安が悪そうに感じたローマの街がこの道の中央の一画だけ明るくかつWi-fiも飛び、人で溢れ、とても安全に感じた。
6人部屋の二段ベットの下に荷物を置き、バーで1人IPAを飲みながら、明日の飛行機までの時間とルートを考える。
プライベートな悩みも相まってすこし孤独モード。
周りはパーティらしく、おそらく知らない人同士が出会い話し盛り上がっているが、混ざる気になれず、地図を眺める。
1時半に就寝。
12/27
8時前にチェックアウトをし、荷物を預け街に出る。
道端の地元民が行きそうな��フェでエスプレッソを飲む。
パンテオンに向かう。
30分程度の道のりを50分程度かけて歩く。
途中トレビの泉をたまたま通り過ぎたが、朝にもかかわらず、観光客が中央でセルフィーを撮らんと押し合いしている。
昔は泉の水の循環システムってどうしていたんだろうか、などぶつぶつ考えながら通り過ぎる。
パンテオン着。
9時開館と書いてあったが、すでに開いている。
人少なめ。
1時間以上滞在する。
太陽の動きを見る。
想像していたよりスケールがとても大きく感じた。
重機ない時代にどうやって施工したんだろうか。
そして幾何学の床モチーフ含め、厳格な構成美を体感する。
あとで帰り道にもまた来よう、陽の光がどう動いているのか確かめようと思い、パンテオンを出る。
人通りの少ない裏路地やノヴァ広場、駐車場などを抜けて、エンジェル橋を渡りながらバチカンに到着。
サン・ピエトロ広場は確かに大きいが思っていたよりもヒューマンスケールよりかな、と感じつつ列に並ぶ。
途中のインド人らしき自称ガイドが、列に並ぶと数時間入れないけど、ガイドツアーチケット(75€)買えば並ばずに入れるよ、と言っていて胡散臭いなと思っていたが、案の定、何のことない30分ほど並べばセキュリティゲートに着き、無料で入れるではないか。
並んでいる途中、そのチケットを買ったであろう人が列を抜かして行ったが、セキュリティゲートの手前で止められて結局並ばされていた。詐欺なのか。騙されなくて良かった&よく教皇のいるバチカンの目の前で詐欺ができるもんだ、と感心しながら並ぶ。
広場と反対に教会の建物自体は若干のオーバースケール感を感じた。ただ中の光の取り入れ方は計算され尽くしているように感じ、来場者が神秘性を感じるように光の移動と芸術品の配置や側廊のリズムなどが決められているように感じた。
ただアマルフィで感じたような涙は出なかった。権力的な威圧感も同時に感じたからだろうか。
建築が言葉なくも語りかける空間の性格みたいなものに、この旅の中で敏感になっているように感じた。
クーポラに登る。
ひたすら螺旋階段をあがり、最上部に到着。サン・ピエトロ広場だけでなく、ローマ全体が見渡せる。素晴らしい都市軸。
すべての道はローマに通ずという言葉があるけど、正確にはローマのどこを目指しているのだろう、バチカンか、でもそうも見えなかったなぁ、などとぶつぶつ言いながら螺旋階段を降りる。
帰り道パンテオンに立ち寄る。
正午過ぎの光。
奥まで入り込んでいたが、不思議なことに、朝よりも全体が暗く感じた。
なぜだろうか。
コントラストを強く表現して、神秘性を高める効果を狙っているのだろうか。
ちなみに中央の屋根のガラスはもともとガラスだったのだろうか、勉強不足だからあとで調べよう、などと思いつつ宿へ荷物を取りに帰る。
昼食をとりつつ、空港までのバスを待つ。ローマはFCO空港まで1時間ほどかか��。
遠いいが、国際線なので早めに到着。
18:00 Rome FCO → 20:40 Croatia ZAG
STAY@ Zagreb “Hotel Central”
クロアチアの首都ザグレブに着く。
22時前にホテルに着き、MJS同期2人と待ち合わせ。
3人で夜の広場を巡る。
三ヶ月振りの再会で、近況を話し合う。
やはり楽しい。
12/28 Zagreb
朝からマーケットや旧市街を巡る。チェッダーチーズというヨーグルトを固めたようなチーズが有名らしく、同じ商品を10人くらいのお爺さんお婆さんがそれぞれ違う屋台を出して、売っている。買う人はどこを選べばいいのやら。
クロアチアの伝統料理を食す。サルマという名のロールキャベツうまし。
チーズと薄肉ポークのハムカツにチェッダーチーズをすこし付けて食べる料理もうまし。まさにハムカツだよね、といって盛り上がる。
午後4時のバスでプリトヴィッツェ国立公園へ向かう。
12/29 Plitvice Lake, Dubrovnik
朝8時15分に宿の主人に車で国立公園第二入口まで送ってもらう。
5時間歩く。
虹鱒の唐揚げが有名らしいが、食べることができなかった。
ザグレブ経由で、ドブロブニクへ向かう。
ドブロブニクの宿23時着。
夜の城壁で囲われた街を散策。
12/30
朝、日の出を海岸沿いから眺める。
カフェで朝食を食べ、城壁を巡る。
一周するのに約2時間。天然の要塞と人工の石積みと自然の美しさを兼ね備える素晴らしい都市である。
その後ロープウェイで山頂まで登り全体を見渡す。
クロアチアの国旗が快晴の空をはためいている。
旅もここまで。
ドブロブニク特有の海鮮料理をみんなで食し、お別れ。
次会うのは9ヶ月後になるか。
後ろ髪引かれる思いの中、空港へ向かう。
ロンドンへ向かう。
16:30 DBV → 20:45 LHR
0 notes
デッドエンドの花屋
私の母とS.B。
- 私の愛、あなたが見たことのない世界 -
"世界の喜びと偽善は甘い言葉です:
それを食べるのはそれほどではない。なぜなら、それは火に満ちているからである。
その味は明白であるが、その火は隠されている。
その煙は最後に見えるようになります。 "
― Jalaluddin Rumi
神聖な右のFloralsは小さな中西部のゴーストタウンのデッドエンドストリップジョイントでHarvest Wholesale Grocersの隣に座っていました。両者の間にはっきりとしたコントラストがフロントディスプレイに見られました。花屋では美しい動物の飼育を誇り、明るい花や果物のバスケットが施された手入れの行き届いた森の周りを飛び回った。動物たちは、バナナのビットでちりばめられたように輝き、穏やかな水晶の噴水から飲みました。一方、食料品店には、10 x 10の窓フレームに刻まれた異なる季節の混乱がありました。想像できる鉢植えの植物はすべて、ストローの花輪と飾りつめたクリスマスイルミネーションで飾られています。イースターの卵は、奇妙な角度で安い闘牛のように積み重なった。葉の中に隠されていたスローガン読んでいた:
誰でも簡単に楽しめます。
今朝はDemeter Prosperさんにとってとても成功した一日でした。彼女はとても誇りに思っていました。彼女の考えは、彼女の娘が彼女の昼食休憩の間にそうしていた方法に変わった。デメテルは隣の花屋に歩いた。彼女は、窮屈な金銭登録簿の後ろに堂々とした印象的な娘を見つけた。
「毎日が豊富な収穫であることを確かめる」デメテルは彼女が眉をひそめながら彼女の訴訟を急に矯正した。
"はい、母。あなたは善意と幸運の女神です。豊かな収穫をすることに失敗した理由を想像することはできません。これは卸売食料品ではなく、すべてが正常な方法で生きていることを確認する必要があります。」枠組みの植物のイラストが棚から滑り落ちて床に衝突した
"今、こんにちは。 。 "
"私は神ではない、あなたです。私はまた、ペルセフォンをコレと呼ぶ方が好きです。
「愛するだけのために、私たちは事故を望んでいないだろう」
"事実上楽しく過ごしていた"ペルセフォンは、彼女がカウンターの下から覗き込んで、指定された場所にイラストを積み重ねながら、彼女の息を呑んだ。
Demeterはカウンターの上から落ちた。 「神の権利を収穫と合弁させることを検討すべきです。利益率は優れており、もしあなたがこれらのすべてから離れてしまえば、あなたは本当のビジネス経験を得るでしょう。 。 。飛んで這う害虫。
ドアの先端のベルが鳴った。
Infinitesimally Demeterが変わった。ペルセフォンは、レジスターの下の廊下にゆっくりと降り、彼女の膝に冷たい麻痺が起こった。彼女は彼女がそれと戦うことができることを知っていたが、経験から、彼女は後で死者が彼女を尊敬する理由を彼女に思い出させることを知っていた。辞任されたペルセフォンが寄付し、彼女は彼女の母親の無毛の額で、静脈が痙攣するのを見ることができた。
デメテルの口が笑ってしまった。
"先生、神聖な右のFloralsへようこそ。私はデメテルです。この施設の所有権。しかし、私はあなたがすでにそれを知っていたと確信しています。
そこにいた声は激しかった。 "行為を断つ、デミ。我々はここにいくつかの花がある。あなたは愛しい愛の教祖自身によると、ここだけで1千万を超えていますか?あなたは私の女性のためにいくつかが必要であることを知っています。
"アポロ、お兄さん。あなたは本当にもう子供が必要だと思いますか? "
"大男との会話を自分でするべきだ。しかし、ヘラは彼のために混乱をきれいにする、あなたは彼が少しだと知っている - "
「卑劣な」
「私はあなたが私の関係を否定していることを知っていますが、エルメスが、働いていたコレという非常に美しい死人の女の子がいたと話しているので、
"花の店の花は時間とともに咲き、死ぬだろう。なぜ単一の花がアポロを誘惑するのだろうか?私は剪定が好きで、熟す前に摘み取られている花に熱心ではありません "
「季節が変わるだけの強い言葉。もし私が1000年もそれを見せなければ、あなたはどんな汚れの下に隠れているのだろうと思っていますが、今日私は花のためにここにいます。特別なものではありません。私はちょうどあなたが単語が出ていたことを知りたがっていました。あなたのビジネスにはあまり気にしません。木曜日の紙の前に銀紙で包まれた水仙を私にもらっておいてください。
乗客が素早く施設を退去したために、再びスニガーが鳴り響きました。
"ペルシェ、出て来て、通常のビジネスを再開することができます。"
ペルセフォンは彼女が隠れていた場所から頭を突き出し、徐々に高さを再開しました。彼女は何が起こったかについて何も言わず、デメテルが彼女の店を調べるまで戻ってくるまでガーデニアを単純に並べ替えた。かかとが後退するとすぐに、ペルセはチャタリング動物の雲に包まれた。彼女の肩のオウム、彼女の指の間に巻き込まれたトカゲは、彼女の背中を鎮静させ、マッサージします。彼女は感覚の中で贅沢になりました。彼女は、彼女が大丈夫だった動物をクコして安心させた。
彼女を鎮静させているうちに、鐘が再び鳴り、動物が散在した。
ペルセフォンは驚いて笑った。 "神聖な右のFloralsへようこそ。私はミス・コリアです。しかし、あなたは私にペルセと呼ぶことができます。何を手伝ってくれるの? "
ペルセポーンの神や死者の中には、今まで見たことのないものがあります。彼の体は運動選手のように罪深いが、肘と膝は鋭い角度で目立つ。彼は健康のビジョンと何とか不自然な骨の両方だった。彼は太陽の下で頻繁に外出しなかったように、彼の肌に奇妙な灰色の質感があった。この魅力をもってさえ、彼は彼について非常に純粋だったので、彼はちょっとでも正直ではないと信じるのは難しいです。彼の髪は滑らかな背中のジェットブラックで、同じ色の若々しいバンダナで包まれていました。
彼の茶色の目は、スライスして優しく彼女に会った。 "君は?あなたから何が必要ですか?美しい名前の美しい女の子。ああ、私は殺すのが難しい花が必要です。私は私が酸を注ぐことができる植物が必要であることを意味し、物事は生きるでしょう。私はそれを植えつづけば繁栄するものも必要です。
ペルセフォンは少し不快な笑いを浮かべて、彼は彼女をサイズアップするように見えました。その後、彼の唇は半分の笑顔に歪んだ。ペルセフォンは自分自身を赤面に感じました。彼は本当にいい笑みを浮かべていた。
"うん。私は背中に何かを見つけることができるかどうかを知ることができます」ペルセポンは彼女の鼻緒のひとりがライラックの花冠を手渡すと感じ、ゴシックな感性を考慮しなくても彼女を頭の上に置いていました。彼女が本当に魅力的な顧客を持っていたとき、彼女の恥ずかしさを隠すための反射的なジェスチャーでした。
彼はすぐに硬直し、彼の声を下げた。 "それらは萎縮します。"
花びらは、敏感な灰色の色調を帯びる前にカールし始めました。彼らは奇妙なほとんどの灰色の質感を固めた。
ペルセフォンは魅了された。 「彼らはゴージャスで、いくつかのゼラニウムで幻想的に見えるだろう」彼女は顧客が人間ではない可能性が高いと気づいたので、彼女は奇妙な暖かい衝撃を感じた。彼女は凍って、彼女が知っていればデメテルがどんなに怒っているかを考えました。彼女は彼女の正体を疑問に思って、彼女の反対側の男性を調べました。彼が神ならば、デメテルは今までに彼を粉砕していただろうから���方法はありませんでした。彼はおそらくちょうど吸血鬼か、いくつかのアンダーワールド接続を持つものでした。
顧客はぞっとするように見えた。 "あなたは灰色の花が好きですか?"
ペルセフォンは暖かく微笑んだ。 "私はすべての花を楽しむ。園芸や動物愛好家が私の喜びでないなら、なぜ花屋のブティックを開くのですか?私はあなたがここに必要なものを見つけることができます。私は人々と花を一致させることが大好きです。
見知らぬ人の目は、奇妙な琥珀色の輝きで輝いていた。 "あなたは見ているだけでなく、素敵です。"
"ペルシェ。 。 "
ペルセフォンは母親が立ち往生したときに店を閉ざしていた。彼女の髪は緑色のオーバーコートに合ったアプリコット刺繍のショールに束ねられていました。 「母親よ、私はあなたを愛していますが、平和の中に閉じ込めてもいいですか?私は自宅以外には行っていない」
"いいえ、もちろんです。私はあなたの母です、ただ一つです。あなたの小さな存在の愛。私はあなたと一緒に家に帰り、あなたがしたことすべてを聞きたい。私はあなたを安全にしたい。あなたを安全に保つ唯一の方法は、私を守ることです。」デメテルはペルセポンの腕を彼女のポケットに押しつけると、彼女の腕を縛った。 「まろやかな紫色のコートがあなたに合っていますが、緑色は成長しています。しかし、愚かな表面的なもので十分です。面白い顧客がいましたか?
"私はあなたに正直になるつもりはない、私は彼らが戻ってくるのが欲しい。"
"私は男性だけのためにそれを行う。永遠に私と一緒にいたい。誰でもあなたの世話をするにはママが必要です。私に知らせてください」
ペルセポンは一息つく。彼女は同じ朝、同じ道を歩いていた建物の側にそっくりの人を見た。デメテルが歩き回ったので、彼女は嘲笑し、これは目を引く。ペルセフォンは、彼が頭を下げて、花屋の花輪を身に着けていたことに気づいた。売り手の買い手はホットドッグを買った。犬の全身は、切れ目から落ちる1つの目でひどいくそんで覆われていた。
イヌはペルセポンを見つめて吠えた。デメテルのハンドバッグが戻ってきたので、彼は彼女に飛び乗った。ペルセポンは突然彼女のポケットに手を加えた。それは丸くて奇妙な形でした。彼女は母親が徐々にそれらを剥いでいるのを見てから、不安定な果物を見て、彼はザクロを彼女のポケットに入れた。
「見ているだけではない」彼は再び、ベルベットのような彼の声を繰り返した。しかし、声はとても柔らかく、ペルセフォンはデメテルが聞いていないことを知っていました。彼女は薄く微笑み、彼女の手はDemeterによって彼女のポケットに固定されていた。
デメテルの眉がぶつかった。彼女は口を開いて何かを言った後、それをよく考えています。彼女はペルセフォンの腕をはずし、ペースを速めた。
"母、あなたは私の腕を切断するつもりです。彼は私たちのどちらにも従っていない」
"あなたは気をつけてください。その少年から遠く離れていてください。彼は彼のようなものではない。トラブルや苦しみだけではありません。彼は自分が何であるかにたいする哀れな言い訳です。心配するものではない、私はあなたを守り、あなたを彼から安全に保つつもりです。
"彼は死の母親です。気をつけなければならないすべてのことのうち、私たちは急いで行っているところですが、家はまさに先です。
「お嬢さんと叔父さんにお茶をお伺いします。
"ヘラと紅茶、美しい。この日はもう奇妙なものにはならないと思ったときに。
奇妙な言葉は、茶色の茶色のアパートを切り抜いたときにドアを開けた女性を表現するのに最適な言葉ではなかったでしょう。外の全体は荘厳でエレガントでしたが、その言葉は家の女性を説明するのにはほとんど役に立たなかった。
"ああ私の神、デミ!あなたはそれを信じていないだろう」とHeraは最高級の肥沃度を飾ったネックラインでサテンのガウンを抱擁する姿で服を着た。彼女の十分な曲線と完璧な機能は、誰よりも自分自身よりも重要な要素でした。 Demeterは彼女がそこに行く途中で電話をしたときには特にお茶を言ったが、Heraの手はマティーニのガラスの周りでカールしていた。 「彼はもう一度やった。あなたは別のガールフレンドを知っている。彼は近代的で最新のガジェットをすべて手に入れているので、私はこのことについて決して知ることはできないと確信しています。彼らは私のような女神が電話を使うことはできないと思っている」
彼女はDemeterに落ち込んだ。しばらくの間、ペルセフォンの腕は自由で、彼女は緊張を和らげるためにマッサージした。 HeraはPersephoneで酔っぱらって目を覚ました。彼女の口紅は彼女のガラスを染める。
デミーターはヘラの背中の穏やかなサークルをこすった。「それは完全に恐ろしいことだ。死者がそのようなタイプにどう対応できるかは想像もできない。あなたは彼らが離婚ということを知っている。所有物。それで男はとにかくそれを支払わなければならない」
HeraはDemeterから自分を解き放って、笑った。 「オリンパス山の離婚が必要な人は、運命があります!ゴージャスな女性、私はちょうどそれらとチャットしていると彼女はトラックで実行されるか、または神がこれまで修正することができないいくつかの難病があります。今日は医療を中心に、きれいなビジネスだ」
"私はあなたが彼にどのように立つことができるのか分かりません。 。 。他の女性に触れる?それは私が男性と気にしない理由です、彼らはとても気まぐれです、特に私たちが選ぶべきものです。 "
"ああ、それは狂った楽しみデミです。女の子を一人ずつ殺して彼は一直線に並んでいる。私は欲しいものを手に入れます。私は気にする必要はありません - 人間は私のためにそれを行います。彼は自分の仕事をして、メンバーをうまく利用して、そのすべての練習の後、私は神の王と本当の試合をするようになる。私はそれがあなたが育てる娘を持っていることを完全に理解できることを意味します。
彼らは自家製のお茶セット付きの小さなパーラーに落ち着きました。ペルセフォンはデメテルとヘラの声を聞き、喉の後ろに胆汁が浮かんでいるのを聞きました。彼女はゼウスが静かに後ろのデッキに忍び寄るのを見た。彼は女性を避けようとしていました。
ペルシェは彼女のカップとソファーをコーヒーテーブルに置いた。彼女はデメテルの肩を叩いた。 「お母さん、私はちょうどゼウスと話をするつもりです。」
デメテルは本当に彼女に気づくにはあまりにもヘラと一緒だった。 Persephoneが彼に追いつくと、ゼウスはスライドドアを閉めていた。
"なぜあなたはヘラとのドアにいませんでしたか?何か間違えている?"
「ああああ。それはちょうど私の兄ハデスがやって来たことです。私は彼が持っているかどうか疑問に思っていた
私の昔の人生に戻る。
ペルセフォンは大変だった。 「神がそのようなことをすることができるのは、私にとってはニュースだ」
しかし、それでも彼は私の仕事に関わることを拒否しています。ハデスは面白い兄弟です。彼はいつも理由を説明してくれるのではなく、彼が望むことをやっている」
"彼は彼が自分自身をほとんど保つように聞こえる。私はハデスがアンダーワールドを離れることは聞いたことがありません。私は彼がそこに縛られていると思った。
"はい、彼はそれを好む。不思議なことに、彼は花や果物に興味を持ち、最終的には、
ペルセフォンは押しつけようとしていたが、彼女はデメテルの手を彼女の肩に感じた。ゼウスの顔が溶けて英雄的な笑顔になった。
「デメテルは妻の驚嘆に疲れましたか?」
"もちろん、私はできませんでした。しかし、ペルシと私は走りたいと思っています。私はちょうど弦を思い出した
私の織機のいくつかの新しい留め金が必要です。あなたは、私はそのようなことでおしゃぶりをするのを知っている "
その日はすぐに進行し、冷たい晴れた夜に滑り込んだ。ペルセフォンは、見知らぬ人から与えられたザクロを持っている夜間服のバルコニーに座っていた。彼女は彼女が今日奉仕した見知らぬ人が通り過ぎた神かどうか疑問に思った。彼女は果物を剥がした。彼女は、以前に目撃した現象から明らかなように、Hadesがそれを灰色にしないで新鮮なものをどう扱うことができたのだろうかと疑問に思った。彼女は味見に害がないと推測した。
それはちょっと古いが、まだ味を残していた。
デメテルは彼女のシャワーを終了し、彼女は彼女の歯を磨いている間、堅い微風は彼女の腕を冷やして感じた..愚かな女の子は再びドアを閉めるのを忘れて、彼女は思った。彼女は、柵に座っている果物皮があることに気付いたときに、スライディングドアを閉めるようになった。ここで何をやっているの?彼女の関心は彼女が触れたことを刺激し、皮は無駄になった。彼女の心は狂って殴られ始め、バスローブのポケットから家の電話を引っ張ってダイヤルした。
ゼウスが拾う前に、トーンがあった。「デメテル?あなたはいますか? "
"いいえ、あなたは兄弟ですから、私の娘を征服しました。"
"ああ。だからあなたが電話したのですか?
"これはどんな反応です。なぜあなたは心配していないのですか?これもあなたの娘です。私は彼女がそこに住みたいとは思わない。私は彼を殺すことができた。
ゼウスは口を開く。彼の声は妙に堅かった。 「私はその世界には管轄権がない。私は生きています。私は何もできません。彼を殺すことは意味がない。彼はあなたを子供から奪ってしまった。彼は彼の試合に勝った。ペルセフォンは彼と一緒に彼の家に戻らなければならない」
"これを修正してください。"
"彼は私の兄弟の一人です。私は彼らと世界を共有します。私は美しい花の復讐のためだけに戦争に行くことはありません。あなたは彼女を長い間檻の中に閉じ込めています。これは彼女の利益をもたらすだろう。私は何も言いたくありません。
ペルセフォンは彼女がバルコニーのドアを閉じるのを忘れていて、彼女が会話全体を聞いて戻ってくるのを忘れていたことを思い出しました。
彼女は会話としてDemeterを放つ煙を感じることができた。
彼女は「ママ?」と覗き込んだ。
ペルセフォンが彼女を捕まえるために手を差し伸べると、デメテルは地面に崩壊した。
ペルセフォンは小さな漕船で川を渡って新しい目的地に到着しました。状況は彼女に説明されていなかった、彼女は彼女の人生で大人がこれらの決定をしていた理由を理解していない。デメテルは悲惨で、何も説明せずに叫び続けるだけだった。何度も彼女はこれが彼女が未成熟であることの結果であると言われました。彼女は新しい状況についてあまり段階的ではなかったので、彼らが来たときの変化に対処するだろう。
正直言って、彼女はDemeterをあまりにも多く、少なくともまだ見逃していませんでした。
彼女の読書の上にスイングする店のサイン:Dead End Florals
そして、前には、これをすべて彼女の上に持ってきた若干の栄養失調の男が立っていた。彼女の看守は、少なくともDemeterによれば、彼女自身を迎えるようになった。このすべてを彼女に漕ぎ掛けた腹を立てたボートマンは、静かに彼女を陸上で助けました。彼女は彼に小さな黒いウサギを先端として与えた。彼女は金銭が彼に何の意味もないことを知っていたが、ジェスチャーが彼に何かを意味することを望んだ。ウサギは袖の中を登る前に骨格の手を嗅ぎました。フードは、この海岸から測定されたストロークで漕ぐことを再開する前に、感謝の尺度として下方に傾いていた。
ここの地面は泥だらけで、焼かれた乾杯と冷蔵庫のカビの入った匂いがした。ペルセホンは彼女の鼻にしわを寄せた。彼女のフード付きの外套は首に戻ってきて、彼女は彼女のバックパックを近づけた。ここで何かを育てることは不可能です。
どちらも、しっかりとした話をしていませんでした。怒り。悲しみ。裏切り。ペルセフォンはどこから始めるべきか分からなかった。
彼女は彼の名前で試した。 「ハデス、私 - 」
彼は柔らかく肩に触れた。タッチは彼女に冷ややかさをもたらし、彼女は目を見た。彼はゆっくりと話しました。 "あなたは、���遠の罪の地に住むという考えが気に入らないことを知っています。しかし、私は自分がしたことを後悔しません。私は助けたいと思った。
ペルセフォンは彼女の顔が熱くなるのを感じた。 "これがあなたの助けのバージョンであれば、私はあなたの妻になるためにここにいるわけではありません。私はここで何かを育てることはできません。植物も動物もありません。何もない。これは死んだ不毛の荒れ地です。
ハデスは微笑んだ。 "それは、上記の世界とは異なる生命を持っています。私はそこにいる
死後の人生。 あなたはそれを探索するかもしれません。 私は何に戻ることはできません。 私はあなたに選択肢とチャンスを提供しました。 ""私はデメテルが私に説明することを許可しませんでした。 私がこの場所について話したり書いたりしたら、私はあなたとやりとりできなかった。 私はあなたにザクロを与えることを後悔しない。 デメテルはあなたをかなり長い間抱きました。 3ヶ月で彼女に戻ってくるかもしれませんが、毎年あなたはその時間にここに来なければなりません」「それはそれほど悪くない、私はそれについて考えるようになった」ペルセフォンは軽く感じた。 "あなたはまだ私があなたに作った花輪を身に着けている" "別の女神が私に優しさを示したのは初めてだった"彼は簡単に言った。 "今のところ、私はこれらの宿泊施設が満足できるものであることを願っています。"彼は彼女に鍵を渡した。
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