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本日28日 #ツナガリナイト 開催 @宮川徳三郎商店 19時オープン 今回のトークゲストは、 #サラリーマン狂言 を プロデュースし 自らも狂言師である #河田全休 氏 です。 #宮川徳三郎商店 #宮川徳三郎 #着物 #アンティーク着物 #デニム着物 #着付け師 #伝統文化 #職人 #ディレクター #京都 #桂 #狂言師 (at 京都着物 宮川徳三郎商店 Kyoto Kimono Store & Rental) https://www.instagram.com/p/CeFkM66r_mr/?igshid=NGJjMDIxMWI=
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11/12/2023
今日の帰り道。厳島神社に再訪👣
前回は欲張ってお札を洗ったら、この後が大変なことになりましたので、今日は小銭にとどめて金運アップ祈願👛✨
先週末からいつもよりも1時間早起きして、自室の窓を全開にして(もちろん寒いです笑)朝食前から絶賛断捨離中🗑️🧹✨
不思議なことに断捨離のきっかけは心当たりがありません。ただ無性に荷物の整理・処分をしたくなったんです(ネットで調べたら色々書かれていますが、病気などネガティブな兆候ではなく、別の良い兆候であってほしいです😊)。
こんな心境になったのは生まれて初めてです。
そして、今日は夕食前のおやつをパスして断捨離🗑️
夕食後にも断捨離しそうです🗑️
今シーズン買った冬服のトップス(3~4着)を除いて殆どのトップスは、今朝のリサイクルに出しました👕♻️
そして最近は帰国後よりもさらに体重が減ってしまい、下半身を中心にサイズダウンしてしまいました。
上半身の外見の変化があまり無いので、以前と相変わらず太って見えるのが悲しいところです。現在ヘビロテしているデニム・チノパン等もウエストが余ってしまいました…泣
近々新しいのを買ったらこれらもリサイクルごみに出す予定です👖♻️(何せ今捨てたら着るものが無くなります笑)
そして今日は調子に乗って、捨ててはいけないものまで危うく捨てそうになりました…苦笑
しかし、この状態いつまで続くのでしょうか苦笑
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デニム着物に薔薇の半幅帯とレースを重ねて貝の口に。帯留は青い薔薇と青い蝶。
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1207-1211
1207
たくさん洗濯をした。朝から暖かかい日だった。キムチ鍋の残りにごはんと卵と餅を入れておじやっぽいものを食べた。この餅は母が仕事のお客さんからもらったもので(毎年餅つきするらしい)、食べきれないからと毎年わたしのところにもやってくる。わたしも食べきれなくて冷凍していたやつ。いや母はとっくに退職している。これはいつの餅だろう。いつのかわかんないけどふつうに食べられた。スープジャーにこれを入れてお昼にし、入りきらないぶんを朝食べた。
角川ふざけんなとバチぎれた日記を書いた。バチぎれた日記を書くとソワソワしてしまう。わたしはいろんなことをのろのろのろのろ考えているタイプで結論を遅らせがちなんだけど(意図して遅延させている面もある)、この件の差別的な宣伝文に関しては言える人がすぐ言わないとだめだと思った。「伝染する」はひどい。今後いろんな価値観や常識は変わっていく可能性があるけど、いま、この瞬間、「伝染する」にショックを受ける(受けた)人たちがいることを無視しちゃだめだと思った。どのような本も出版を妨げられるべきではないというのはそれはそうなんだろうけど、と同時にNOは言わなきゃと思った。このあいだの日記でも書いたけどわたしにはひどいミサンドリーがあり、自分のあたまで考えたつもりのことはまちがいだらけなんじゃないかと不安でたまらないし、実際しくじりも後悔も多い。でもそれはそれとして「伝染する」はありえねーわ。そう思ったいまのこの気持ちを大事にしたいと思った。
なんかいろいろ終わらなくて観に行きたかった映画を観に行けなかった。しょんぼりしながら帰って寝た。
1208
今日も暖かい。寒さに慣れてきたのもあるかもしれない。デニムのセットアップで出かける。セットアップって好き。太ってからメンズのセットアップをよく着るようになった。
甥の誕生日プレゼントを買う。妹にリクエストをきいたら絵本がいいとのこと。「からすのパンやさん」と「スイミー」が気に入っているからそれ以外のかこさとしかレオ・レオニとの指定。五歳になる。絵本の読み聞かせは書いてある文字をぜんぶ読んであげないと怒るそうで、奥付も音読しているらしい。偕成社、東京都新宿区市ヶ谷砂土原町…とかそういうの。わたしも親向けの解説とかぜんぶ読んでたな。
ブックファーストに行ったら絵本はほぼシュリンクされていて、中身が見られなくてちょっと困った。汚損防止だろうけど表紙しかわかんないんじゃネットで買うより不便だ…。
「どろぼうがっこう」、「だるまちゃんとてんぐちゃん」、「おんがくねずみジェラルディン」、「さんびきのやぎのがらがらどん」をチョイス。中身がわからないから自分の好きなものになる。ジェラルディンはえものおすすめ。だるまちゃんとてんぐちゃんだけシュリンクされてなかったのでぱらっと読んだ。こんないい話だったっけ…ちょっと泣きそうになった。
だるまちゃんがてんぐちゃんの持ち物をつぎつぎほしがり、お父さんに相談して近しいものを手に入れていく。天狗の下駄とか帽子とか。似ているものを探し、自分用を作り出していくさまがかわいくて面白い。あるときてんぐちゃんの鼻にちょうちょがとまって、だるまちゃんも長い鼻をほしがる。最初お父さんは蝶がとまるなら花だと思って色とりどりのお花を並べてみせるんだけど、ちがうそうじゃないんだ、花じゃなくて鼻なんだ、自分は長い鼻がほしいのだとだるまちゃんは訴える。お父さんはお餅をついて鼻を作ってあげて、だるまちゃんは立派な鼻を手に入れる。鼻の先に小鳥がとまって、てんぐちゃんも一緒によろこんで、めでたしめでたし。
めっちゃいい話だな。こういうのって、他人の所有物や身体の特徴をうらやましがるのはやめましょう、自分のあるがままを愛しましょう的なメッセージにしちゃいがちだけど、ほしいものをなんとかこしらえ手に入れるっていうのがいい。めちゃめちゃいい。飛躍しすぎかもだけどこれFTMの話だなって思った。
お昼はピザ。ドミノピザがブラックフライデーで600円というのをやっていて、ブラックフライデーってもう終わってないか?と思ったんだけど(一応ネットでも調べた、12/3までのキャンペーンと書いてあった)、店の窓には600円ですと書いてあるのでこれまだやってるんですかとたずねたらやっていた。一人で昼間からピザ食べるの浮かれてて面白いな。食べたらとても眠くなりやるべきいろいろが捗らなかった。夕方、通販とか書店さんへの荷物を送った。
夜ごはんはかぶと豚の炊き込みご飯。インターネットで見かけたレシピ。あとじゃがいもの煮物と、ほうれん草を炒めたやつ。ほうれん草はナムルかごまあえにしようかと思っていたけどめんどくさくなって塩胡椒で炒めた。炒めただけなのにやけにおいしくて、なんだか感心してしまった。それで(っていうのも意味わかんないと思うけど)久しぶりにヘミングウェイの『老人と海』を読み返した。
1209
甥の誕生日会。妹と妹の夫の勤めている会社の保養所みたいなところですき焼きを食べた。旅館みたいな畳の個室。甥が卵を割ってかきまぜてくれた。駅から保養所への道で父が転んで血だらけになり、店の人にばんそうこうをもらった。何やってんのと母は呆れ、父はばつの悪そうにしていた。これ以上言ったら機嫌が悪くなるからさっさと手当てして話題を変えようという連携プレーがあった。うちの父はいつも威張っていて口が悪く、その一方で信じられないくらいうっかり者で、離れて暮らしていると困った奴だなーとやや笑えるけど毎日一緒にいると扱いづらくて大変だろうなと思う。ただ母も言動に軽はずみなところがありわたしはしばしばぎょっとするので、まあちょうどいいんだろうなと思う。ちょっと飲みすぎた。瓶ビールを何本か飲んだあと、妹と父とわたしで日本酒の四号瓶をあけた。甥がどんぐりをたくさん拾った。一個ちょうだいと言ったら二個くれた。すべすべした立派などんぐりだった。すごく眠かったけど帰り道だったので新宿アルタ前のスタンディングにちょこっとだけ参加。STANDING DEMO QUEERS FOR PALESTINEっていうやつ。人多かった。帰ってから少し寝て、起きて小説を書いた。夜になっておなかがすいたのでコムタンを食べた。
1210
原稿を提出。ちょっとすっきりした気持ち。日記祭に行く。望月柚花さんと待ち合わせ。新しい下北沢にいまだ慣れないという話。ずっと慣れない気がする。バインミーを食べた。レバーペーストがこってりしていてパンがしっかり固くて、これだよ〜!というバインミーだった。
日記祭、わたしの探し方が悪いのかもなんだけど委託?の本がどこにあるのかよくわからなくていくつか見つけられなかった。売り切れもあった。うろうろ歩きまわって見つけらんない感じにきのうの父を思い出した。似てんのかな。口ばかり達者でうっかり者。でもいい天気であたたかくて、見つからないのもしょうがないなという気持ちになった。外でやるイベントいいな。隙間さんの『うつわ日記』と図Yカニナさんの『沖縄に六日間』を買った。
柚花さんと文章の話とか着物の話とかしながらビールを飲んだ。ミントマイナスマイナスのことを覚えていてくださってうれしかった。そしてしゃべっている途中、ネプリにしているステッカーのPalestinaのつづりがまちがってませんかと糸川さんがDMで教えてくださって、自分はほんとにうっかり者だな…と反省した。父はわたしの名前の漢字をしょっちゅうまちがえるのを思い出す。
ドーナツを買って柚花さんとバイバイし、国会前のデモへ。この日は黒のオールインワン(ツナギ)を着ていて、最近イベントとかスタンディングに行くときよく着てる。どこでも座れるしポケットいっぱいあって便利。日記祭行ってビール���んでドーナツ持ってデモ行くのどうなんだと思いつつ、そのくらいで参加するおっちょこちょいがいてもいいような気もする。あとやっぱりこういうのにぶらっと行けるのは関東民の特権なんだろうなとは思うので、行けるやつは行っとくほうがいいかなと思っている。そこそこ元気で、子育てや介護やぜったい抜けられない仕事とかもないし。
国会前のデモは年齢層が高くてちょっとびっくりした。ナクバを生き延びたパレスチナ人のお孫さんという方がスピーチしていて、胸が詰まった。警察がすごく多かった。地下鉄の出口を出たところで「イベントに参加の人ですか?」と道案内されかけ、イベントではなくないか…?と思った。
日比谷公園でドーナツを食べ、さっき買った日記を読む。隙間さんの日記、写真(LINEの画面のスクショ)がたくさん袋に入っているもので、公園でこの束をカサカサめくる時間がすごくいいなと思った。内緒話みたいな感じ。futouさんのツイッターから流れてきてなんとなく日記を眺めたことが何度かあって、すっかり忘れていたんだけどちょっと前にツイッターをフォローしてくださってああそういえばと思い出した。日記祭でお話してみたかったんだけどfutouさんから来ましたとか意味わかんないことしか言えなかった。このあいだ角川にバチギレた日記を書いたとき、「毎日書いてる日記だけど、怒っていることについて書くと日記ではなくなるな…。でもこの日これを考えていたという記録だからまあいいかという日記。」というツイートにいいねしてくれてうれしかったの。でもわざわざ言うことでもないなと思った。『沖縄に六日間』は旅日記的なものが読みたくて買った。装丁がすごくいい。国会前の時点でスマホの充電はだいぶ少なかった。電源のあるカフェとかに行けばよかったんだけど天気がよくて思わず公園でぼーっとしてしまった。『ピュウ』を読みすすめた。
体力的にきついかなーと思ったんだけど渋谷ハチ公前のプロテストレイヴをちょっと見に行った。すごくよかった。スピーチがパワフルなのもよかったけど、音楽がすごくよくて…。赤と緑のスモークもよかった。渋谷駅前、スリバチの底に煙と音と声が溜まり、うねっていた。通りすがりに足を止める人も多かったように見えた。これ何やってるんですかと聞かれたのでちょっと説明。ステッカーをあげた。つづりまちがってないほうのやつ。帰って肉を焼いて食べた。
1211
何も捗らない一日だった。きのうおとといと活動的に過ごして疲れているんだと思う。そりゃそうだよなと思う。労働の電話がかかってきたのを無視した。「こわいよお」とか言って布団にもぐった、部屋に一人でいるのにかわいこぶって。メールは返した。春菊とキムチでチヂミを作って夕飯にした。食べながら蘭たんの動画を見た。8番出口のやつ。夜になっても洗濯物はあんまり乾かなかった。今度参加するアンソロの小説を書き進めた。
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P3 Club Book Koromaru short story scan and transcription.
虎狼丸の優雅な一日
初夏の爽やかな日差しが心地よい日曜日。今日もなかなかの散歩日和だ。少し早めに出かけて、少し寄り道をするのもいいかもしれない。明確な言葉によるものではないが、だいたいそんなことを考えつつ、その柴犬は神社の石畳から身を起こして軽くあくびをした。
犬の名はコロマル。正式には虎狼丸と書くのだが、本人 (本犬?) は字が読めないので、とくにその違いにこだわりはない。彼がこだわっているのは、毎日の散歩。先日、彼の飼い主である神社の神主が事故で亡くなって以来、新しく神社の主となった人間は、最低限必要な食事は出してくれるものの、散歩に連れて行ったり頭をなでてくれたりはしない。コロマル自身、前の飼い主だけが唯一の主人であると思っており、もし新たな神主が散歩に連れて行こうとしたとしても、以前のルートを変えるなど考えもつかないことだった。なので、今日もコロマルは散歩に行く。まず、長鳴神社からムーンライトブリッジを超えてポートアイランドの駅前まで。その後、再びブリッジから蔵戸台方面に戻り、町をぐるりと巡ってから神社に戻る。これが、毎日の長い散歩のロードマップ。
「わん!」
人間の言葉に直せば、さあ行くか、といった感じだろうか。コロマルは一声鳴くと、いつもののんびりとしたペースで歩き出した。
「あ、コロ助、おはよ!」
ふと、かけられた声に、コロマルは面倒くさそうに顔を向ける。それは、三つ編みの髪を頭の両側でお団子にした、小学生くらいの女の子。いつも、夕方ごろに神社で遊んでいる子だ。
実を言うと、コロマルはこの子が少し苦手だった。嫌いなわけではないのだが、ややコロマルを構いすぎる傾向にあるのだ。大人と比べて体温が高い子供が、気温が高い日にむしゃぶりつくように抱きしめてくることを想像してほしい。毛皮に覆われたコロマルの苦労は、その想像の軽く上をいくものだ。ただし、慈悲深いコロマルは、そんな女の子も無下には扱わない。この子がわりと苦労人であることを、コロマルは知っているのだ。そうしょっちゅうではないが、この子の両親は酷いケンカをするらしく、夕刻の神社で悲しみをこらえるようにコロマルに抱きついてくることがある。群れで暮らす犬族は、それこそ家族や仲間は命に等しい。それが仲良く暮らせない悲しみは、いかほどのものだろうか?そう思うと、コロマルは多少うっとうしくても、彼女に優しくせずにはいられないのである。
「あ、もう時間だ。ごめんねコロちゃん、舞子もう行かなきゃ。あーあ、塾面倒くさいなあ」
そう言って、彼女はコロマルの頭をひとなですると、廠戸台商店街方面へと歩み去った。うん、これぐらいのスキンシップが、コロマルにとってはちょうどいい。少し気分を良くして、コロマルも再び歩み始めたのだった。
潮の香りがする中、コロマルはムーンライトブリッジをてくてく進む。人間は、ここを観光地とかいう扱いでありがたがって見に来るらしいのだが、コロマルにとっては散歩ルート中もっとも退屈な行程である。というのも、橋の手すりが高すぎて、コロマルの体高では絶景と噂の風景も見えないからだ。しかも、やたらとたくさんの自動車が前から後ろから突っ走ってきて、危ないわ埃っぽいわ、嫌な油臭い空気を吐き出すわで不愉快ですらある。
であるからして、コロマルはこの場所を無心で歩く。なるべく潮の匂いにだけ集中し、遠くに見えるポロニアンモールの丸いドームを目指してずんずん歩く。時おり、ランニング中の人間が立ち止まって手を伸ばしてきたりするが、それも可能な限り無視してひたすら前へ。
しかし、それでも2度呼ばれると、つい立ち止まってしまう。コロマルが行ってやらないと、呼んだ人間は時々えらく傷ついた顔をすることがあるのだ。人間を傷つけることは、コロマルの本意ではない。なので、コロマルはあくまで “仕方なく” 人間に思うさま頭をなでさせる。コロマルはそういう自分の性格を時おり誇らしくすら思っているが、じつはなでられている間、ついつい尻尾を振ってしまっていることには気づいていない。コロマルはそんな犬だった。
「あれー、コロちゃん?こんなとこまでお散歩に来てるの?」
「あ、ホントだ。健脚だね〜」
ポロニアンモールに来たところで、厳戸台あたりでよく見る女子高校生に出会った。いつもの制服姿ではなく私服姿。セミロングの髪の子は、ピンクのタンクトップにデニムのジーンズ、ショートの髪の小さい子の方は、水色のワンピースを着ている。もっとも、犬であるコロマルにとって、服の違いは別にどうでもいいのだが。
このふたりは、けっこうコロマルのお気に入りである。水色ワンピースの子は、動物の扱い方を心得ているのか、コロマルが気持ちいい場所を的確になでてくれる。タンクトップの子は、なでかたこそ普通だが、あまりベタベタしようとしない点で好感が持てる。コロマルに触りたいという気持ちは、たくさん伝わってくるので、むしろもっと触ってくれてもいいのに、と思うことすらある。もし犬の言葉がわかる人がいれば、遠慮しないでいいよと言ってあげたいほどだ。まあ、そうそう都合のいいことはないと、犬ながらに買いコロマルはそう思う。
「あ、コロちゃん、こういうの食べるかな?」
そう言って、水色ワンピースの子が手に提げていた袋から何かを取り出す。赤いビニールに包まれた、棒状の何か。漂ってくるかすかな匂いに、ある期待を抱き、思わずコロマルの尾がぶんぶんと大振りになった。
「あれ?ソーセージじゃん。どーしたの?」
「え?あ、た、たまには自分で料理しようかと思って······さっきデパートで、ちょっと」
「ふーん、風花も料理したりするんだ」
「ま、まあね。あはははは」
ワンピースの子は何か焦った様子だが、すでにコロマルは、想像の中に広がるソーセージの味で心が一杯になっている。ワンピースの子は、そんなコロマルの期待に応えるように、できるだけ意いでビニールをむいてくれた。
「はい、どうぞ」
「わん!」
礼を言うのもそこそこに、コロマルはソーセージにかぶりついた。そういえば、朝食をとってからけっこうな時間が過ぎている。ちょうどいいタイミングの思わぬ幸運に、コロマルの心にじんわり幸せが広がっていく。やはり、何かを食べているときが、いちばん幸せだ。それがとくに、好きな人が手ずから食べさせてくれるとあれば、それ以上何を望むことがあろうか。
欠片ひとつ残さずにコロマルはソーセージをたいらげ、もう一度「わん」と礼を言う。
「どういたしまして」
とワンピースの子が答え、買い物の続きがあるからと、コロマルをひとなでしてどこかの店へと向かってふたりは歩き出した。ごくまれにだが、このようにコロマルの意思が、人間に通じているように思えることがある。それは単なる錯覚や勘違いかもしれないが、それもまたコロマルに満足感を与えることのひとつなのだ。
ともあれ、コロマルは今日彼女たちに会えた幸運に感謝しつつ、散歩の続きを楽しむことにした。いずれ、コロマルは先ほどの想像どおり彼の言葉を理解できる存在と出会い、この日もっとも幸運だったことは、ワンピースの子がくれた食物が “調理前” だったことにあったのだと知るのだが、それはまた別の話である。
散歩の折り返し点、ポートアイランド駅に着いたときには、太陽は南天を過ぎ、もっとも暑い時間帯を迎えていた。駅そばにあるオープンテラスのカフェは、日曜ということもあって満員。いつもなら、ここで小腹が空くタイミングとなるために、カフェの客に愛想を振りまいたりすることもあるのだが、今日はもらったソーセージのおかげでその必要もない。
とりあえず、涼しい日陰でも探そうかとコロマルが駅前広場を見回したとき、ぞわり、と背中の毛 が逆立つような感覚がした。無意識に、尻尾が丸くなって足の間に挟みこまれる。コロマルは、その感覚に覚えがあった。
--いた。
花塩そばのベンチに座った、白いドレスの少女。手には大きめのスケッチブックを持ち、空ろな目でしばし前を見つめては、手元に目線を移して右手を動かす。その作業を、少女はひたすら続けている。
コロマルは、あまりこの少女に近づいたことがない。別に危害を加えられた訳ではない。ただ、以前1度だけ、少女の前方にいたときにじっとあの目で見つめられた。それだけだ。その目が、コロマルは今も怖くて仕方がない。
言葉を持たないコロマルは、その印象をうまくまとめることはできないが、あえて説明するとしたら、それは生き物としてはありえないほどの、虚無に満ちた視線だった。コロマルの目からは、少女は既に死者に等しく見えた。
だが、そんな少女が。
「······おいで」
なんと、コロマルを認めて声をかけてきたのである。一瞬のためらいののちに、コロマルは少女のほうへと近寄った。丸めた尻尾は、気力を振り絞って常態に戻している。少女に対しておびえを見せることが、何となく申し訳なく思えたからだ。それがなぜかは、わからない。
コロマルが近寄ると、少女は手に持ったスケッチブックを数枚めくり、やがてコロマルにひとつの絵を示した。強弱が定まらない輪郭線、不安定な色彩。正直、犬であるコロマルに絵の良し悪しはわかりはしないのだが、その絵からは何か圧倒されるものが伝わってきた。それは、この世のすべての生き物が恐れるべく定められた、“死” そのもののイメージだった。
「······これ、お前よ」
その言葉に、コロマルは首をかしげて再び絵を見る。よくわからない。だが、コロマルの生き物としての鋭敏な感覚が、その絵にこめられた別のイメージを感じ取った。
これは、憧れ?
紙の上にすみずみまで満ち溢れる、死というマイナスイメージの中、ほんのかすかに匂う生への憧れというプラス。それはまるで、地平線まで広がる黒々とした底なし沼の真ん中から、すがるように空に向かって伸ばされた白い手。
「普通は······誰かに見せたりしないけど······お前は、勝手にモデルにしたから、一応······」
目を合わせず、言い訳するように少女は呟き、そそくさとスケッチブックを畳んでしまう。
「く~ん」
と、コロマルは、甘えるように鼻を鳴らす。少女に付きまとう、得体の知れない死のイメージは微塵も薄れてはいないが、それでも小さな小さな助けを呼ぶような気配が気になった。だが、少女にはそんな想いは通じず--。
小さな体に不釣合いな大きさのスケッチブックを抱え、少女は無言で立ち去ってしまった。
自分には、あの虚無から彼女を助けることはできない。それを本能的に知覚し、コロマルは少し悲しくなる。そしてコロマルは気づく。
--誰かを守れる力が欲しい。
そんな想いが、自分でも意外なほどに、強く強く満ち溢れていることに。それは、愛する主人を突然の事故で亡くして以来、自分の気づかない場所で、静かにっていた火だった。
それから、コロマルは沈んだ気分を晴らすように、ポートアイランド駅近辺をたっぷり散策した。今日はなかなか面白い人間が多く、別に吠えたり呻ったりもしていないのに「ちょっと!アタシは犬って苦手なのよ!犬は悪い人がわかるって言うし、アタシなんか噛まれるに違いないんだからね!しっし!訴えて慰謝料とるわよっ!」と叫ぶ中年男にじゃれ付いたり、なにやら月高の女生徒を付け回す同じく月高の男子生徒を、真似して尾行してみたりした。そして、ほんの少し気持ちが復活したところで、コロマルはポートアイランドをあとにして、行きと同じ道を辿って帰路に着く。
ポロニアンモールで立ち話をする主婦の、買い物袋から漂う匂いの誘惑に打ち勝ち、相変わらず埃っぽくて油臭いムーンライトブリッジをずんずん進み、ほんのちょっと厳戸台駅前に寄り道をする。これもいつものルート。
このあたりに来ると、昼が長い夏とは言え、すっかり日は傾きかけていた。駅前商店街に多数存在する食べ物屋からは、それぞれに違ったいい匂いが漂ってくる。とくに気になるのが、香ばしく焦げたソースの匂い。前に1度だけ食べたことがある、たこ焼きの匂いである。
ちょっとした気まぐれで、店主が散歩中のコロマルに投げてよこしたたこ焼きは、今までに経験のない美味だった。
「ホンマは犬猫にタコやイカはあかんのやけどな。ウチのはほら、タコ入ってへんから」
店主はそんなことを言っていたが、コロマルにとってはどうでもいいことである。��だ、もう1度だけ店主が気まぐれを起こしてくれ��いかと、このあたりで足を止める癖がついてしまったのが、我ながら情けない。
空腹をこらえながら、コロマルは商店街を進む。今日はあいにく、コロマルに食べ物を恵んでくれる気になる人間はいないようだ。いつも新しい神主が提供してくれる食事は、コロマルにとってはやや物足りない分量である。今日はちょっと疲れたので、もしかするとあれでは足りないかもしれない。今夜は、空腹をこらえて寝るしかないかと、コロマルが覚悟したとき。
「よう、コロちゃんじゃねえか」
後ろからかかる声。
大きく尻尾を振って、コロマルは声の主のもとに走り寄った。亡くなった主人を除けば、おそらくコロマルがもっとも大好きな人間だ。
「ほら、焦るなって」
そういって、その人は懐から容器を取り出し、地面に置いて開けてくれる。中身は何か肉を煮込んだもの。巌戸台商店街やポートアイランドでよく見かけるその人は、いつの頃からか、定期的にコロマルに食べ物を持ってきてくれるようになっていた。口調は乱暴だが、優しい人だ。
「よし、いいぜ。食えよ」
いつものことだが、コロマルは律儀に一声吠えて礼をいい、それから出された食事を食べ始める。あまり味を気にしないコロマルだが、その肉は絶品だった。濃すぎない味付け、適度な歯ごたえ、神社で出されるドッグフードとは雲泥の差である。食べながらコロマルは思う。色々あったが、今日は総じていい日だった。明日もいい日になるだろうか?
どちらにせよ、コロマルは毎日を精一杯生きるだけだし、日課の散歩も変わらないだろう。手が届く範囲の幸せ、それを守ることがコロマルの重要事であり、それは確かに、生き物すべての真理なのである。
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mes possibilites aujourd'hui.
今日のわたしの可能性。
洗濯をする。
旧宅の軒下の水撒きをする。
買い物に行く。
ツマグロズがだんだん育って
おおきくなってきて、
お世話にも時間を取られるようになってきた。
それでも、DOTSのドーナツは
食べたいので、
いつもより少しばかり早起きして
買いに行く。
前回売り切れだったカプチーノDOTSを
手に入れて、満足!
そのほか、そろそろ復活させたい
ベイキングのために
お砂糖やバター、クリームなど購入。
ワンピースの襟のレースを
とっぱらって、
ボトムをデニムにして
スニーカーはいてドレスダウン。
カントリーなトムボーイ風。
おなかの上あたりにギャザーが入っているので、
太ったらアウトな一着(笑。
ドーナツ食べてる場合じゃない?
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2023/11/6〜
11月6日
いろんな声や音を聞いて、いろんなものを目にして、いろんな文字を打って、あっという間に1日を過ごしたのに、何も残っていない感じ。
以前の上司が、先日チリムーロに行ってチーズケーキやキャロットケーキを買った報告をしてくれた。キャロットケーキは驚くほどスパイスそのものだったらしく、これは流石に…となったと言っていた。
先日夢に出てきたバスで密かに推している方と帰り同じバスになり、久しぶりに姿をお目にかかれてた。(最近一本遅いバスに乗るようになってしまった。)新しいデニム生地のコートと伸ばした髪を後ろに一つに三つ編みにしていて可愛かった。
11月7日
右奥歯の詰め物が外れてしまい、削られた歯で引っ掻いた頬の内側が痛い。
朝ものすごい風と雨で気圧のせいか半分眠りながらレインコートをかぶって出勤。
今日悲しいことに向かいの席の方のことを、今の関係性のままならば苦手だということに気がついてしまった。
誰のことを苦手でも私に非があるわけではないのだけれど、でも歳が近いし少し仲良くしてもらっていた時期もあって(最近は業務がお互いに忙しくてちょっとした雑談すらはさめない感じ)、なんでこんなことになってしまったのだろう。
何となくお互いに仕事へのスタンスの違いとかから少しずつ苦手になってきている感じがある。お互いに話しかける時に変な緊張感がある気がする。そしてお互いに相手にも自分にも非がないのにな、何でかな、と思っているような気もする。
お気に入りのコートを見つけたくなっている。
明日も東京出張から職場戻りの長距離移動。
11月8日
学生時代にアルバイトしていた名画座の同僚の方がSNSを更新していた。女優業をされている方で、豊嶋キサさんが撮影した写真を投稿していた。とても美しくて写真を観ている、と思った。最近はSNSの投稿写真は情報を見ている気分になるのに、写真を見ている、写真を観たい、と気付けた。
豊嶋さんが撮るのらねこちゃんの写真も大好きだった。
東京へ出張して、途中池袋に寄りながら、でも最短2時間かけて職場へ戻ってへとへとになった。
移動中の車内で日記の文字起こしをしたかったのに嘘みたいに眠ってしまい、途中ふと男子高校生たちに囲まれていたのに気付いて、うとうとした身体をぶつけてしまったことを寝ぼけながら謝った。その後も嘘みたいに寝続けていつの間にか彼らはみんないなくなり終点の駅に着いていた。
職場へ戻ると相変わらず忙しいムードで、割と今日はその頂点だったのでむしろハイな雰囲気すらあった。これは!よくない!!と、へとへとだったのもあったけれど突然巻き込まれてはならない!という気持ちになって早めに帰ってきてしまった。
11月9日
もうがんばれないと思っても、思っても、自然と職場に行って進めるべき仕事をしたり打ち合わせをしたり、流されて、仕事の靴を履いたままかえってきてしまった。
この時期に着られるコートを持っていないから、と自分に言い訳して、マフラーで凌いできたけれど、去年友人にボタンをつけてもらったコートを着てみた。多分少しの間しか着ないので、すぐクリーニングに出さなくてはいけないしもったいない、と思って着ないでいけるかな?と試していた。
コートを着ると少し季節に乗れた感じがして安心した。
本当にへとへとで、今月これから予定されている仕事のいろいろに不安を感じ続けている。そして今月いっぱいでお休みに入る上司の不在にも不安が募っている。ビジネスライクなお付き合いをしようとしても、結局は寂しさみたいなものを感じてしまう。
マンスーンさんがラジオで「あのちゃんがラジオで言ってたね!」と発言していて、推しが推しのラジオを聴いている?(そこまで推しきれていない。)
やっぱり家を買う前に一度関西に住んでみたくて、表向きに通りやすい理由を探している。
11月10日
表向きに受け入れてもらえ説明がつきやすい、関西へ転居できる諸事情をつくりたい、と案を考えている。
もうすでに満身創痍でこれから控えている業務の代行を頼んでみたら、するっと同席するように言われ、すごく怯えている。倒れてしまうかもしれない。
それと少し先の長距離出張の話が出てきて、これはちゃんと断らないと、と、また泣きそうになった。
お昼休み終わり間際にニコンの公募がだめだったお知らせメールが入り、少しショックだったけれど、落ち込みきれずお仕事が忙しくて半日でショックが紛れてしまった。
宝くじが当たったらラッキー!という感覚ではなく、取りに行くつもりだったのに、なんか落選しちゃったな、くらいの感じ。
あおもりけんのスノードームが届いた!かわいい。
職場の方が、雨のため自転車を出せない息子を美容院へ送るために早退すると言っていて、「過保護と言われているけれど、18年間見てきたところ彼にはこれを許してやらないといけないとわかった」と言っていた。ちょっと常識から外れた感覚を持っているけれど、でも人間的には魅力があり「一緒にいると楽しいんだよね」とも言っていた。
そうゆう風に自分の息子について言える関係、とてもよいな、と思った。
ふと、卒業後全く連絡が取れなくなってしまった友人のことを思い出して、何をしているか検索してしまいたくなった。
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bike
会社つらい人今日一緒に通勤するよ。バイクで送る。二人乗り用のヘルメット、シートの下に入ってるから。被り方わかる?途中に駐車場付きのコンビニあるかな。そこでお茶買って飲んで、おかしいとおもうところ全部話してもらって、会社着いたら、もう中入らなくていいから、おれがおかしいところ代わりに伝えてきて、ロッカーから荷物とって戻ってきます。そしたら服買いに行こう。スーツ脱いでジーパン履いて、明るい色のジャケット羽織って、どっか行こう。リオは最初から上下デニムに革ジャンだよ。会社の人びっくりしてた。じゃあ海か山か選んで。平日だし混み具合とか気にしなくていいよ。今日ぜんぶ直感ね。おっけー海ね。しらす丼食べよう。じゃあ乗って。
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GREENEBAUM BROTHERS
2024 年、ウエアハウス秘蔵のアーカイブがついにベールをぬいだ。1874 年にパテントが登録されたグリーンバウムブラザーズである。
パテント取得から 150 年という極めて古いこのブランドは、 ワークウエアの黎明期に西海岸にあったその他のブランドとは一線を画している。デニム生地から縫製の仕様、ディテールまで、リーバイスの「5ポケット」とは似て非なるものであるのだ。
その理由を知るためにはグリーンバウムブラザーズのプロフィールを知る必要がある。
1848 年、ドイツでは革命が鎮圧され、行き場を失った自由主義的な 人たちの一部がアメリカに移住した。彼らのようなドイツ系移民を 1848 年革命にひっかけて「48ers」 (フォーティ・エイターズ)と呼ぶが、 彼らはもともとドイツ人入植者の多 かった地域に多くが移住し、やがてそれぞれの都市の中流住民になった。このような激動の時代に、ドイツ移民のユダヤ人であるグリーンバウム一家も「約束の地」を目指したのである。
ドイツのミュンヒヴァイラー(当時はカイザースラウテルン)に住んでいたグリーンバウム一家は、まずミシシッピ、フィラデルフィアを経てシカゴに行き、乾物や衣料品、靴 作りに携わった。シカゴの荒涼とした開拓時代に短期間滞在した後、末っ子のハンナとサラの 2 人の女 の子はフィラデルフィアで、一家の友人であったマーカスとベラ・カウフマン夫妻のもとで育てられることになった。
そして 1949 年。西部��の金鉱発見に端を発した熱狂は、グリーンバウム兄弟を奮い立たせ、一攫千金を求める数千人の仲間入りをさせたが、彼らは慎重に「商人」としてのキャリアを続けることを決意した。兄弟のうち、ハーマン・グリーンバウムはサンノゼで商店を開けたのち、サクラメントへ。彼と彼の兄弟モーゼス、ジェイコブ、アブラハムはサクラメントで企業家として成功した。サクラメントの名簿には 「国内衣料品の輸入・販売業者」として登録されているが、これが「GREENEBAUM BOROTHERS」である。
数年間、グリーンバウムの兄弟のビジネスはサクラメントで順当に推移したが、妹のサラはルイス・スロスの花嫁として 1855 年にサクラメントに到着し、ハンナはルイス・ガースルと結婚して 1858 年に到着した。グリーンバウムにとって義理の弟となる「スロースとガースル」は、のちにアラスカ商業会社を設立し大成功を遂げる。
そして、ハーマン、ジェイコブ、モーゼスのグリーンバウム兄弟は サンフランシスコとニューヨークに移り住み、乾物、衣料品、男性用家具、後には毛布やタオルなどを中心に事業を拡張している。
生地や素材は輸入したものを東海岸につけ、そこで縫製されたものがサクラメントに届けられ、流通させたと考えられる。
1868 年、ロシアからアラスカが割譲されると、すぐにスロスとガースルら は Alaska Commercial Company (アラスカ商業会社)を設立した。 そして 1870 年にはアザラシを捕獲する 20 年間の租借権を獲得した。
アラスカ商業会社は、アラスカの田舎の人々に食品や雑貨を提供した最初の「小 売店」であり、長い伝統を 150 年にわたり培っている。1868 年から 特に 1900 年 代初頭のアラスカのゴールドラッシュの時代には、わな猟師、探検家、金の探求 者に食料品や衣料雑貨を提供した。グリーンバウムブラザーズにとって義理の兄 弟となるルイスとスロースの「アラスカ商業会社」には、彼らの多くの衣料が卸売 されていたことが想像できる。
リベットの特許が取得されたのは 1873 年、その一年後に、グリーンバウム兄弟は奇想天外なアイデアで 労動着のストレスがかかる箇所を「外装」した。「サージ·ド·ニーム」のようなヨーロッパから来る資材を入手 し、東海岸でそれを縫い上げ、船と鉄道を駆使してサンフランシスコまで届けた。 それ故に、当時西海岸に存在したライバルメーカーとは、デニムから縫製に至るまでが全く違うのだ。
特徴のひとつは、コインポケットが付いていないこと。1880 年 11 月 13 日に配布されたウェストバージニア州の新聞「ニュードミニオン紙」には「Leather Bounded Overall 」(革で外装されたオーバーオール)という記載がある。 既に東海岸でも紳士用品店にこのメーカ ーのパンツの広告が見られるのだ。
北は アラスカ、そして東海岸へと、早くから販売網を広げることができたグリーネバウムブラザーズのワークウエア。
奇跡的にそろったシャツ、ブラウス、ウエストオーバーオールが、長い時を経てウエアハウスの手で蘇る。
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2023.7.9sun_tokyo
朝
暑すぎて目が覚める。
エアコンをつけるも、もうひと眠りするほど
早くもない、アラームよりは少し早い、微妙な時間。起きよう、と思うものの、すぐには立ち上がれず、右を向いたり左を向いたり、布団の中で、数分を引き延ばす。
そういえば、最近あまり夢をみていない。みているのかもしれないけれど、覚えていない。
子どもの頃は、ほとんど毎日夢をみていて、宙に浮いてかなりの距離を移動したり、知らない人に追いかけられて走って逃げた末に包丁で刺されたり(刺されたところで目が覚めたので、自分が死んだのか無事だったのかもわからない)、村を救う、みたいなハードな夢も多かった。
現実世界ではぼんやりと生きていたので(今もだけど)、毎日夢を生きる方がずっと大変で、起きるとぐったりと疲れていたりした。
起き上がって、白湯をつくり、洗濯をして、シャワーを浴びる。こないだ買ったデニムのちょっとワイドなパンツを履く。
どうせ汗で流れ落ちるけれど、一応化粧もする。
家を出ると曇っていて、風が強い。なまぬるい風。青空も見えるのに雨もぽつぽつ。不穏な天気。
このところ猛暑続きだったので、今日は少し涼しくて過ごしやすいのかな、と期待するも、しかし歩いているとすごい湿気で、あっという間に暑くなる。
今日は日曜日なので、1日お店にいる予定。
家からお店に歩いて行くときは、途中で公園の中を通る。あるときに、日傘をさしていても直射日光が強すぎて、日陰を求めて逃げるように公園に入ってみたら、ちょうどよい木陰の道があって、それからは、秋も冬も、雨の日も、いつも公園の中を通るようになった。外の道路を歩くのと、ほんの数メートル、ズレるだけなのに、景色が、世界が、全く違う。
何かの約束みたいに、枝につけられたピンクのリボン
あじさいの坊やたち
多分何時間も同じ作業をしているんだろう、真剣な表情の砂場の男の子
何かを考えているようないないような、ぼんやりとベンチに座っているおじいさん
軽い足取りで植物のあいだを闊歩する鳩
��ガネに白マスク、白シャツに斜めがけバッグ、というお揃いコーデの2人組とすれ違う。
白い小花柄ワンピースに白いバッグ、フラットバレエシューズな2人組と、すれ違う。
お店に着いたら屋上の植物たちに水をあげる。レモンマートルとシルクジャスミン。レモンマートルは、葉っぱをちぎるとレモンの香りがする、というのにひとめぼれして、先月、三茶の広場でやっていたマルシェで買った。
(マルシェで植木屋さんに葉っぱを嗅がせてもらったら、予想以上にレモンの香りで、テレビショッピングばりのリアクションをとり、即決した)
屋上はかなり過酷な環境で、しかもわたしたちがしっかりとした世話を出来ないので、前にいた植物は枯れてしまったのだけど、今のところ、この2人はなんとか元気でいてくれている。一緒にがんばって、夏を越そうね。
昼
12時になってお店を開ける。ドアを開けていると、外からは もわぁ とした空気が入ってくる。ぽつぽつとお客さんが来てくれるも、こんなに湿度が高くて暑い日は、みんな家にいた方がよいのではと思ってしまうくらい。座っているだけで熱中症になりそう。
ふらふらになりながら、何度もお茶とはちみつレモンを飲む。
夕方
最近は暑いからか、日曜日でも夕方以降にたくさんお客さんが来てくれたりするのだけど、今日はいちにちを通してお店は緩やか。屋上に出てひと呼吸。もうすぐ19時でも空はまだ、だいぶ明るい。
お客様がいないのでイスに座って、空を見上げる。広い空の下、とりあえず生きていれば大丈夫、と思う。息を吐いて、吐ききって、ゆっくり、吸う。背中まで空気を入れる。
横隔膜は開きすぎないで、背中は少し丸める感じ。頭は前に出ないように。ピラティスでまっすぐな立ち姿勢をおしえてもらうも、しっくりこないまま、だけど少しずつ、反り腰は直ってきている。お客様がいないのをいいことに、まっすぐ立つ練習をしてみるも、周りのビルの誰かから見えていたら、不気味だったかも。
夜
お店は21時で閉店。今日はわたしはnicolasに寄らずに早く帰ることに。
スーパーに寄って野菜や豆乳、アイスとチョコレートを買う。そして大好きな桃がなんとクーポンで割引になっていたので、もちろん買う。くだものはみんな好きなのだけど、中でも桃は特に好き。すべての食べものの中でも、上位に好き。このあいだnicolasで、今年初の桃をいただいたのだけど(もちろん天才的においしかった!)、デザートで食べるのと、そのままの桃を食べるのはまた違う気がする。というわけで、丸ごと桃は、今年初!
桃は柔らかいぬめぬめがいいのか、少し硬めのシャキッとしたのがいいのか。派閥があるらしいが、正直わたしは桃に関してはもう何でも好き。桃というだけで愛している。
義理の実家からいただいた、おいしいハムやソーセージと、パプリカを焼いたのとトマトと、味の薄い野菜スープを作って食べる。
最近夏バテぎみなので、麹甘酒も、ちゅーっ。
明日はもっと、暑いらしい。
先月のB&Bでの安達茉莉子さんと土門蘭さんのイベントのアーカイブを観ながら、横になる。このあいだ途中まで見たので、続きから。
(しかし気づいたら寝てしまっていて、ちょっとしか見れていなかった、これを毎回続けていて、全く見終わらないまま、視聴期限が迫っている)
翌朝
夫の人が帰ってきたら桃を剥いて食べよう、と楽しみにしていたのに、結局起き上がれず。そのまま寝てしまい、
桃は翌朝、食べました。ぬるり。あんまり甘くなかったけれど、これはこれで、愛している。
-プロフィール-
くまがいれいこ
40歳
世田谷
本屋・twililight手伝い
@reioyms
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2023 0628
雨が降っていた。駅まで人を見送った後、そのまま出社した。
相変わらず靴が合わない。破裂しそうなマメができていて、それにずっと耐えていた。相変わらず我慢し続けて言うのが苦手です。くねくねしながら歩いてた。
朝に訳わからない用事が増えそうになってて、助けてくれと思った。
海の近くへ行く仕事は肉体労働でした。ねじを抜いて、部屋を片付ける仕事。
帰りは雨のせいでずっと頭が痛かった。寝ないようにしたいところでラインきたから返信していました。
頭痛に加えてお腹すいて胃も痛かった。刺激を与えないように忍足で歩いてたら車に思い切り水をかけられた。ずぶ濡れで帰宅。そんなこともある、と思わないとやってられない 汚いままベッドに沈んだ。
重い腰を上げてシャワー浴びてたらゲジゲジに遭遇した。色々ビビりすぎな上目がまあまあ悪いので髪の毛が虫に見えてそれに大絶叫した。ゲジゲジ、上から落ちてきたけどどうやってきたの?
それからは潰れたように寝た それはそう 死体ごっこしてたから寝不足だった。
水瓶さん
卒業写真みますね。予定がなくなったら生きる気力がなくなるから、やりたいことはたくさん考えた方がいいなと思いました
仕事してる間 とくにあなたのことをよく考えます。
わたしはずっとブログでこういうのを書くけど誰かが見ていないと続けられなくて。見ていてくれてありがとうございますのお気持ち。楽しいです。
ちょうど海の近くのイオンにいたんですよ。船と水族館が見えた
シャツはいいですよね。服に着られている感覚が好きで大きければ大きいほどいいなと思う。やりすぎるとあのちゃん好きなんですか?になるので最近は控えめに。。さらにいうと柄シャツもモノによるけど学生感マシマシになるので買わなくなった かわいいおさかな模様だったら買うかもしれない。
いつも夏は暑すぎてTシャツにデニム履いてた。自分があまりに芋くさいので不登校の学生みたいって言われた。そのせいで職質もされ。。
今日思ったこと 色々出かける用事が多いからノートと鉛筆を持っていって絵を描こうかなって。写真も撮るけど。今度の休みに遠出して恐竜と魚を見に行くからその絵を描きたい。
言わずにしれっとやってる方がかっこいいけどあなたには言います。特に意味はないけど見せたいかも。はぇ〜って言ってくださいな
黒地に白ステッチのシャツ自分も持ってて、うお、となるなどしました。着せ替えごっこしたい
口で会話するのはかなり苦手なのでお話するときはたくさん話しかけられたい。
今日もあちーーーーーーーーーー 漬物いいなあ
追記:あのちゃん嫌いじゃないよ 言われることが多いのでにゃははーでかわします なりたいわけではないみたいな、そんな感じです
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