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#サロンから見える枯山水
sakurasou-onsa · 3 years
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#サロンから見える枯山水 #ここの頂点に氏神様いらっしゃいます✨ #やっと綺麗に出来た🌸 #大切にしている岩檜葉様お綺麗です🥺✨ #今年のサルビアは少ないから 花壇全部に植えられないかなぁ・・・🤔 #もう少し様子見ね(´-ω-`) https://www.instagram.com/p/CReVYE1ooCo/?utm_medium=tumblr
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harinezutaka · 3 years
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一年前日記9(2020年2/26~3/3)
2月26日 6時半ごろ目が覚める。家じゃない方がよく眠れるのは何なんだろうか。もう少し寝具にお金かけるべきなのかもしれないな。朝風呂に行く。お客さんは自分のほかにもう一人。先にあがると歌が聞こえてきた。10時まで部屋でラジオ体操をしたり本を読んだりする。チェックアウト後も本館のお風呂に入れるとのことでフロントのひとに申し出ると手の甲にスタンプを押してくれた。ライブハウスみたいだ。一度施設を出て、朝ごはん。太山寺珈琲焙煎室へ。常連さんの会話が心地よかった。一時間ほどゆっくりさせてもらってから、もう一度温泉に向かう。昨日とは男湯と女湯が逆。今日のほうがガツンとくる源泉があって好き。あがってから、黒酢を飲みながらクールダウンののち、お昼ごはん。オムライスを食べた。座敷でごろごろ。感染症の観点からはお風呂はあまりよくないと思われるが、ここの人は大丈夫なんじゃないかなと思ってしまう。みんな元気そのものだし、自分で何とかせねばと踏ん張っている感じがする。最後、少し周りを散策してから家路に着いた。ああ、ものすごくリフレッシュできたな。時間の流れがゆっくりになったし本がたくさん読めるようになった。デフラグされた感じ。これは二泊したら大抵のことは乗り越えられそう。私はとても単純な生き物だった。物理的な片付けもすっきりするが、心の片付けも定期的に必要。洗濯物がたまっていたので、洗ってからコインランドリーへ乾かしに行く。夜は塩漬けにしていた白菜があったので豚肉と鍋にした。ごはんのおとものゆず大根と。
2月27日  夜中に目が覚める。調子にのってサウナに入ったので消耗してしまったかも。汗血同源。なかなか難しい。引き続き、読書と家のことを順繰りにする。心を落ち着かせようと思って編み物もした。くもったり晴れたりだったが雨は降らない感じなのでシーツも洗って干した。夕方、買い物のついでに散歩する。夜ごはんは鰆の味噌漬け、にんじんとわかめのきんぴら、重ね煮の味噌汁。重ね煮を作っておくと、お味噌だけで美味しい味噌汁ができて重宝する。
2月28日 学校は来週からお休みの要請とのこと。ここ数週間が大切なんだそう。すべてのことがどうかうまくいきますように。仕事の日。帰りは実家に寄る。母は昨日あまり眠れなかったらしく、ずっと寝ていた。「帰るね」と言うと「せっかく来てくれたのにごめんね」と。にんじんとじゃがいもがやばい感じだったので少しもらって帰る。もう料理を作るのもきっとしんどいだろうに相変わらずいっぱい買っちゃうんだなあ。夜ごはんは鶏胸肉と野菜のクリームチーズ蒸し、にんじんとトマトのサラダ。
2月29日 朝起きると少し喉が痛い。布団の中で本を読む。『問題は躁なんです』読み終わり。終始「そうなんですよねぇ」と思いながら読んだ。春日先生の本は面白い。お昼からYちゃんと会う。ジャイロキネシスを教えてもらっているところでやっているタイのお土産市へ。オーガニックなものがたくさんあった。ココナッツのシロップとコーヒーの花のお茶を買う。その後スーパーで靴を見たり買い物をしたり。雨で気分も低調。人と会うときもあまり頑張らずそのままの自分でいるようにした。夜はサーモンと春キャベツのサラダ、鳥ささみと枝豆の煮物。お灸をして白湯を飲むと少し元気になった。2月も毎日日記が書けた。日記は大きな自分を弁当箱に詰め直すような行為だ。どれくらいの弁当箱なのかも日々変わっていく。
3月1日 8時15分のバスで三宮に向かう。朝からバタバタ。今日は夫の病院についていく。午前中に終了し、お昼からは横尾忠則現代美術館と兵庫県美へ。お昼はさんパルのコフタでエビフライカレーを食べた。横尾さんの展覧会は会場が病院になっていてベットや点滴や松葉杖が。病との付き合い方が優しくていい。私もこういう風に老いていきたいな。ちょっとずつ弱って悪あがきしつつも枯れていくように旅立ちたい。小さな字がみっしり書かれた日記が圧巻だった。愛猫タマのシリーズも好きだった。それにしても偶然にもこの時期に重なるというのがすごいな。不謹慎でリアルタイムでは大きな声で言えないが、間違いなく日本で一番マスクの似合う展覧会だろう。監視員さんもみんな白衣着てるし。横尾さんが生きておられる今、作品が常に見られるのは贅沢だ。出来る限り足を運びたいと改めて思った。お茶しますかということで、まるも珈琲店へ。私はアーモンドコーヒーを。夫はコーヒーとレアチーズケーキ。分けてもらうととても美味しくて、少しと言わず半分もらう。県美ではゴッホ展をやっていてなかなかの人だった。これで何事もなければ、ぎりぎりまで開けて大正解だったということになるけど、どうなんだろう。もうそろそろ、感染経路とか追う段階じゃなくなるのかな。早くそうなって欲しいようなでもそれは広まらないとそうならないのか。現実だから嫌だけど、もしもフィクションだったら感染経路で人が繋がっていくような設定に興味を示してしまうんだと思う。だから今も嫌だと言いながら面白がっている自分もいて本当はそんな自分が嫌なんだと思う。空気はあまりよくない気もしたので、特に見たいものだけにしぼって見た。バラの花の絵、良かった。プレミアム展も見る。版画と彫刻が好き。デュシャンの展示もときめいた。本屋さんで雑誌を買って、夫はホワイトデーのお菓子を阪急の地下で調達していた。義理チョコなんてもうやめたらいいのにな。お返しもめんどくさそう。お義母さんにはくるみっ子を、会社の人には、オシャレ柿の種を買っていた。1日だから朔日餅を赤福で売っていた。一度食べてみたいなと思いつつなかなか機会がなく。当日のキャンセル分は7時から買えるみたいだけど少し早かったので断念。「朔日餅を食べる」をやりたいことリストに加えよう。ご飯食べて帰ろうかといいながらあまり時間もなかったので、鍋焼きうどんを買って帰る。でもビールが飲みたかったので、オーパの一階のところで一杯だけ飲む。ソーセージも食べた。うとうとしながらバスで帰る。
3月2日 薬をもらいにドラッグストアへ。なんちゃらペイで払えるのでお得だとかで。やはりトイレットペーパーは噂どおりなかった。心を落ち着けて通常通りの買い物をする。ミレービスケットと芋けんぴが一緒になったやつがあって買う。どちらも好きなので。いろいろ散らばっている引き落としをひとつの銀行にまとめようと今いろいろ手続きをしている。主に夫が。私はポイントを貯めるとか、そういうのにあまり興味がなく無頓着というかめんどくさくてイライラしてしまう。夫は大好きなので任せることに。今日は銀行とガソリンスタンドの手続きをした。銀行は家賃の引き落としの変更だったのだけど、まずは用紙をもらってこないといけなかったようで出直し。インターネットバンキングが使えなかったのを見てもらえたのは良かった。お昼を過ぎてしまったので和食屋さんでお昼を食べる。天ぷらと小鉢が3つついていた。家に帰って少し休憩してから家事をする。野菜がたくさんあったので、���ね煮、ポタージュのもと、お浸しなど作る。煮卵も。夜はブロッコリーと豚肉を炒めたの、ザーサイと豆腐の和え物、人参と春雨のスープ。
3月3日 仕事の日。お弁当を作る。ずっと職場で使っていたマグカップがついに割れてしまった。15年は使っているはずで、やっと割れたかという気持ちもある。別に割れるまで使う義務などないのに。新しいマグカップを探そう。実家に寄る。今日は体操教室と歌声サロンに行ってきた話をしてくれた。実家の今日の晩ごはんは栗蟹という蟹をゆでるらしい。といいながら、ロールキャベツしようかなとも言っていた。瞬間瞬間作りたいものが変わるからそりゃ買い物もうまくいかないでしょう。でも前から母の献立はおかしかったな。メインばっかりみたいな、あまり献立という概念がない感じの食卓だった。「持って帰り」とひじきの煮物といちごをくれた。うちの晩ごはんは、カリフラワーの海老マヨ、さつまいもと水菜のレモン塩和え、昨日の豆腐の和え物の残りを使ってけんちん汁。
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nakanotomoki2 · 4 years
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一般質問!令和2年知立市議会6月定例会
令和2年6月定例会 一般質問答弁要旨
議席番号6番 中野 智基
通告件名:コロナ禍における行財政運営のあり方について
【第1】ICT教育推進事業の早期着手(早期タブレット導入)
【問1】  今後の小中学校運営について。3月から約3カ月間休業となった。遅れは取り戻せるか。
【答1】  小中学校の学校運営全般から答弁する。ご存知のとおり、学校の学年行事については、三密を避けるということと、校外に出かける、校外の人と接触することなどを考えると、コロナ禍以前の行事等を実施することは困難である。  学習面については、昨年度末の3月の未指導の学習、これら十数時間ほどについては、臨時休業中の家庭学習と、5月末の分散登校しました授業日において、学習を終えることができたと認識している。また、単元によっては、今年度の単元の中で、昨年度の学習についても重複して学習することとしている。  今年度の学習については、年間見通しで行事や学習内容を見直し実施していくが、夏休みに授業日を設けたこと、また学校学年の行事を中止縮小した。現在のところ中学3年生以外は、従前の授業時数は確保できる。ただ、中学3年生については、90時間ほど不足すると予測している。この90時間をどのように補っていくかとうと、中学校3年生については、夏休み過ぎから部活動がないため、7時間授業を設けたり、あるいは6時間目終了後に30分間帯状の学習時間を設けたりして確保する予定としている。  その外の対策として、文部科学省において、年間指導計画の見直しを行い、単純化して申すと8時間の単元のところを、6時間で実施するといったように、教育課程の再編成を行うこととなっている。これらを総合的に勘案すると、学校での学習については、十分に取り組んでいけると考えている。
【問2】  保護者の方は、学力の面で大きな心配をしている。特に中学校3年生の生徒の保護者の方。休業中にはそれなりの課題が出され、各自の努力により学習してきたが、コロナの第2波、第3波に見舞われ再び学校が休業となってしまった場合、果たして無事に受験を乗り越えることができるのだろうか。近隣市では、GIGAスクール構想推進事業の前倒しが始まっている。この6月定例会での補正予算にタブレット端末購入や借上に必要となる経費が上程されていると聞いている。本市はどのような状況か。
【答2】  近隣市において、6月定例会においてそのような予算案が上程されているとの情報は把握している。本市においても早期導入に向けて、現在必要経費の算定をしている最中である。ついては、市議会9月定例会を待たずに市議会臨時会をも視野に入れ、早い段階で補正予算案を提案していきたいと考えている。
【問3】  高校受験は、各自治体の生徒同士での戦いになる。導入の遅れは大きなハンデとならないか。9月定例会での補正予算と言わず、臨時会を招集してでも、一日も早い環境整備への着手が必要ではないか。
【答3】  本市も全力で取り組んでいる。具体的に申し上げると、効果を最大限発現させるために、タブレット端末の買い取りが良いのか、リースが良いのか経済比較を行うとともに、子どもたちへの教育資材として活用するにあたり、どのようなソフトを入れたらいいのか、現場の教員の方々に研究していただいているところ。  タブレット端末を導入すれば学力がすぐに上がるという訳ではない。各教科ともしっかりとした教育ソフトを導入し、環境を万全に整えていく。早い時期の導入を目指すため、市議会臨時会を招集してでも早期に導入していく。
【第2】高齢者への対応
【問4】  新型コロナウイルス感染症は、一般的に若年層より高齢者の重症化リスクが高いと言われている。そのため、新型コロナウイルスの感染を恐れ、特に必要以上に外出を避けている後期高齢者は少なくない状況にあるが、自宅に籠りきりという生活が長期化すると、活動量の低下により、行動意欲や認知機能の低下につながる恐れがある。このような時にこそ、高齢者の見守り活動が重要となってくるが、現在どのような状況にあるか。
【答4】  新型コロナウルス感染症の拡大に伴い、知立市の一般介護事業は、老人福祉センターでの活動やまちかど運動教室等の市の講座について全て中止となったが、一部の地域の高齢者サロンでは屋外活動を中心に、活動していたところもあると聞いている。  また、平常時からリスクのある方については、緊急通報装置や宅配給食を利用することによって、安否確認が行われたところ。  コロナの影響により、介護保険サービスの利用を控えた人に対し、ケアマネージャーやサービス事業者において生活状況の確認が行われたと認識している。  地域の見守りを促すため、5月からは、民生委員や老人クラブに対し可能な範囲で近所の方への見守りを電話等を活用しお願い下次第である。  6月に入り老人クラブの活動が再開されたと情報が入っており、まちかど運動教室なども段階的に再開され、老人福祉センターや昭和老人憩の家についても開館となっている。高齢者の見守り活動も少しずつではあるが、以前の状況に戻りつつある。  しかしながら、見守り活動時において、感染の危険性があるなど新たな問題が発生している状況にあると考えている。
【問5】  町内有志での自主的な見守り活動や、民生委員の活躍を市中でお聞きした。一方、一部の民生委員の方からは、見守り活動が感染拡大につながるのではという不安の声も聞いている。なんらかのマニュアルを整備すべきではないか。
【答5】  今回の新型コロナウイルス感染症拡大の状況の中においても、民生委員の方々が戸別訪問を行い、安否確認を行うことが理想であったが、訪問により感染拡大につながるのではという可能性が否定できなかったため、戸別訪問ではなく電話による安否確認等を行っていただいた。  また民生委員自身にも不安があったのではないかとの指摘であるが、新型コロナウイルス感染症拡大防止策について、民生委員とのの認識を共有することが行うことができなかったと認識している。  今後は、活動を行う上で感染症拡大防止対策について、民生委員との情報交換を行い、民生委員の不安を払拭させるとともに、今後の活動に活かしていきたいと考えている。
【問6】  高齢者の見守り活動を、電話活用によりお願いしたと聞いているが、その費用負担はどうなっているのか。
【答6】  民生委員の活動については、原則無報酬でお願いしているが、経費的な部分については、市から年額4万9千円、県から5万9千円の費用弁償を支給している。今回の電話を活用した見守り活動については、この費用弁償支給額を充当していただいていると認識している。
【問7】  感染拡大が再発した際には、民生委員が行う高齢者の方のケアに対し、電話を活用した見守りを再度強化していかなければならない。今後は、市が責任を持って電話する場所を確保し、必要経費については、地方創生臨時交付金を活用するなどして、市が負担した上で、高齢者の見守りを強化していくべき。
【答7】  現在、民生委員に電話での高齢者見守り活動をお願いしているが、活動に要する経費については、現在支給している民生委員に費用弁償の中で対応してもらっているが、今後は民生委員の方たちと協議を行う中で検討していきたい。
【第3】町内会への対応
【問8】  市が実施するイベントや事業については、感染拡大防止の観点により、8月末までのイベント等の中止が決定している。同じく町内会においても、イベントの自粛措置が取られているが、緊急事態宣言が解除された現在、町内会区長は、イベント実施の是非について非常に悩まれている状況。判断をする上で、市内町内会の状況に関する情報を必要としている。市が区長会を通じて意向アンケートを行い結果を取りまとめ、各町内会区長に対し情報提供を行なっていくべき。
【答8】  コロナ禍ということもあり、区長会が開催できない状況であった。今後、区長会の開催については、愛知県の指針の遵守が基本であるが、三密を避けた上で開催に向け努力していく。区長会は、町内会等の区長情報交換の場であるが、この4月、5月の2回は開催できなかった。市の対応策として、市に関するイベント等開催状況や公共施設の開館状況などの情報提供を行なっている。
【問9】  町内会へ交付される各種補助金について。コロナ禍の最中であるが、町内会活動事業補助金等の交付率に対し影響は発生するのか。
【答9】  町内会の活動事業補助金については、地域住民の生活環境向上と地域の連帯感育成事業及び自治意識の高揚を図り、地域の健全な発展活動に対して補助金を交付するものである。必ずしも町内会行事や事業を実施しなければならないというものではなく、先に述べた補助金交付の目的となっているため、補助金交付額の算定方法としては、31町内会への均等割、人口割、世帯割、及び面積割により交付額を決定する。ついては、コロナの影響により町内会行事等が実施できなかったとしても、その補助金の交付額には影響を及ぼさない。
【第4】事業者への対応
【問10】  コロナ禍において、今現在、著しく影響を受けているのは飲食及びサービス業である。商工会からもその窮状を訴え支援を要請する要望書が市長と議長へ手交された。その内容は、休業要請協力金の上乗せとプレミアム付き食事券発行事業への支援である。今後、実施の見込みはあるか。また、実施するとしたら何時ごろになるのか。
【答10】  商工会からいただいた要望内容である、プレミアム食事券が最適なのか、また、プレミアム率はどの程度が適当なのかを検討した上で、今後制度設計を行なっていく。現在実施する方向で事務を進めているが、時期を逸しないために、市議会臨時会での提案を検討している。
【第5】市当局の状況
【問11】  市当局において分散出勤が実施されている。愛知県方式のような、完全分散出勤とせず、数時間ずつ出勤時間をずらす分散出勤とした理由は。
【答11】  今回実施している分散勤務については、まず第一に、公共交通機関での通勤者に対する感染のリスク低減のために、30分単位の時差出勤を開始した。その後愛知県が特定警戒都道府県に指定されたことを受け、全職員を対象に2時間間隔での時差出勤と週休日の割り振りも含めた勤務時間の分散を実施している。併せて会議室等を利用した勤務場所の分散といったことを、段階的に職場での密集を避ける対応を行ったもの。勤務方式を完全分散としなかった理由については、市民生活に直結した行政サービスの維持継続を最優先としたこと、また、リモートシステムなどの環境がまだ未整備な状況の中で、取り扱う個人情報の関係もあるため、実効性のある職員の接触機会の低減を図るという観点により、現在実施している分散勤務が最適であると判断した。
【問12】  本市が実施している分散出勤は、市民の方への対応、業務遂行どちらとも支障は出ていないか。また、職員からの評判はどうか。
【答12】  今回の分散勤務は、行政サービスの維持継続を最優先とした中での実施であることから、特段、市民からの苦情はない。また職員からも苦情はない。今回のような緊急事態の中での分散勤務ではあるが、時差出勤を実施することによって、皆が一同に介するという機会が難しいと感じる事はあるものの、育児中の職員、あるいは学校の休業という中で柔軟な勤務体制を取れると言う事は、職員の働きやすさという面では、一定の効果はあったと思っている。
【問13】  今回の分散出勤を働き改革として捉え、今後継続していくべきではないか。継続するにあたり何らか問題が発現する恐れはあるか。
【答13】  職員の働き方改革という視点により、今回実施している分散勤務の経験を前向きに捉えて、分散勤務の継続、あるいはテレワークの推進といった環境整備を検討していきたい。近々の事例として、県内外での職員研修がリモートにて実施された。今後は、e-Learning等のような在宅研修といったことも含めて、集合研修に拘らず新たな取り組みを検討していく必要があると考えている。
【第6】非常時における市議会との連携について
【問14】  本定例会開会日に、知立小学校北棟校舎長寿命化改良工事契約の議決が行われた。議会運営委員会や本会議質疑においても指摘をしたが、定例会であるにも関わらず、特定の議案を繰り上げての議決は、議案の優劣をつける行為であり、審議の公平性にかけている行為であると指摘せざるを得ない。定例会に上程された議案の内、この案件は重要案件だから一日も早い議決を、という言い分は極めて当局の主観によるものであり、個人的に言わせてもらえば、補正予算の中で一日も早く成立させなければならないものがいくつもあるのではないかと申し上げたい。  これら理由により、一日も早い議決が必要とわかった時点で、議会運営に関わることであるのならば、議会運営委員会の臨時開催を呼びかけ、諮るべきではなかったか。
【答14】  今回の繰り上げ採決を行った、知立小学校長寿命化改良工事の契約については、夏休み期間の40日程度を最大限に活用して実施することを想定し、事業の予定を立てていた。しかしながら、新型コロナウィルス感染症拡大の防止対策として、小中学校の休業要請が5月までとされたことで授業の遅れ等を補填するために、夏休み期間が短縮をされるといった事態になった。5月14日に学校の夏休み期間が短縮が正式に決定をされた中で、1日でも早く本契約を締結し準備行為を含めて着工する必要が生じてきたため、議会事務局とも協議の上、5月18日には代表者会議において現状を報告し、5月25日の議会運営委員会にて、6月市議会定例会の開会日である6月1日の開会式に採決していただきたい旨のお願いをしてきたところ。  この手続きの判断において、決して議案の優劣をつけるといった思いからのものではなく、新型コロナウィルス感染症の拡大の影響による非常事態の中での対応としてお願いをしたものである。今後の対応については、議会運営等、議会との協議調整を十分に行いながら慎重に対応していく。
【第7】複合災害への備えについて
【問15】  コロナ禍における地震・風水災害発生時の避難所は十分に機能するのか。この点に市民は非常に大きな関心を抱いている。特にこれから出水期を迎えることもあり、対策は喫緊の課題である。  分散避難や在宅避難を実践していかなければならないが、そのような余裕がないことは十分に想定される。小中学校というメインとなる指定避難場所の柔軟な活用が求められるところ。どのような対応を検討しているか。
【答15】  コロナ禍における災害時の避難については、分散避難や在宅避難をお願いをしているところであるが、身の危険や不安を感じた方は、躊躇なく指定の避難所に避難していただくことをお伝えする。それら前提にした上で、新型コロナウイルス感染症の対策により避難のスペースが、いわゆる三密対策をとることによって必要となる避難スペースについて、現状では不足するのではないかという問題が生じてきた。その対応策として、小中学校において体育館のほかに、校舎の教室をある程度使用可能とする調整は既に整っている。これは平成30年度に調整済みではあるが、平成30年度当時は、新型コロナウィルス感染症対策を想定しておらず、教室を避難場所として使用するのは、避難行動時における要配慮者や妊産婦等を想定していた。ところがこの新型コロナウィルス感染症により、さらに避難スペースが必要となることが想定されるため、平成30年度に取り決めより多くの教室等を避難所として開設していきたい。
【問16】  三密を避けるため、避難スペースは現在の倍の広さが必要であると聞いているが、小中学校の教室を使用するだけで足りるのか。
【答16】  正確に面積を測った訳ではないが、可能であろうと見込んでいる。
【問17】  避難所の最前線で対応する職員や機能別消防団員は、コロナ対策の道具だけ渡されても、処置・対応方法を理解していなければ混乱するだけである。その混乱は、災害対策本部の機能麻痺、最悪、体制崩壊を招いてしまうことが危惧される。備品等を購入するだけでなく、現場対応マニュアルを早急に整備すべき。
【答17】  必要性は感じているが、現在のところ整備されていない。
【第8】今後の財政運営について
 コロナ禍において、非常に多くの行政需要が発生し、予備費の充用や財政調整基金(以降、財調と呼称)の取り崩しを図ったものの、4月の時点では、財調の枯渇、現金の枯渇、いわゆる資金繰りの破綻が危惧された。現在では、国の速やかな措置、また追加の地方創生臨時交付金により、多少、危機は緩和されたところ。  今後、非常時における財政運営をより強固なものとしていく上で、財政調整基金のあり方や、非常時おける大型事業対応、消費的事業のあり方について議論を深めて行かなければならない。  本定例会においても、これらを指摘した陳情書が提出されており、市民は非常に関心を持っている。私自身、財政調整基金は、災害対応に有効であるとの認識をもっているが、知立市のように財政力指数1付近を行き来している自治体においては、普通交付税交付団体時と不交付団体時とでの財政調整基金の意味合いは異なるものだと理解している。  それは、普通交付税交付団体時での財政調整基金は、なるべく少なくしなければならないというのが私の持論である。普通交付税交付団体での財政調整基金は、将来返済しなければならない臨時財政対策債が積み上がったものという理由によるもの。だから以前より私は本会議や委員会において、財政調整基金は標準財政規模の10%以内に収めるべきだと再三訴えてきた。臨時財政対策債は、普通交付税不交付団体となった瞬間、返済費用は自腹となってしまう。知立市も昨年度不交付団���となり、その返済額は約60億円となっている。理論上、昨年度からいきなり60億円もの負債の実費返済が始まった。  地方債発行の特例である臨時財政対策債は、普通交付税の穴埋め財源という意味合いがあるものの、借入額が明確である建設債と異なり使い道が決められていないため、発行額のコントロールが非常に難しく、往々にして借りすぎてしまい、結果、余剰金が発生、自動的に財政調整基金に積み立てられるという構図が生じている。現に本市においても財政力指数が悪化し、臨時財政対策債発行額が増えるとともに財政調整基金が増加しており、逆に、財政力指数が好転し、不交付団体となる財政力指数1.0に近づくにつれ、臨時財政対策債発行額が減少するとともに財政調整基金の積立額も減少している。  本来の意味での準備資金である財政調整基金は、不交付団体となってから、コツコツと積み上げたお金のことを言うものであり、普通交付税不交付団体となった知立市は、私が考える真の財政調整基金を積み立て始めたところであったが、残念ながらコロナが発生してしまったところである。
【問18】  普通交付税不交付団体時の財政調整基金と交付団体時の財政調整基金についてどのように認識されているか。また、今後、財政調整基金はどうあるべきか、臨時財政対策債はどうあるべきか見解をお聞かせ願う。
【答18】  地方交付税においては、地方自治体が標準的な行政サービスを行うための歳出に対して、財源不足額分がある場合に、国から自治体に対して地方交付税として交付されるものである。しかし、地方交付税の原資が、全国の自治体で必要とされる地方交付税の必要総額を大きく下回る状況であることから、地方財政支援の一環として、地方負担分を臨時財政対策債で補填することになっている。この臨時財政対策債は、後年度に地方交付税で措置されると言うことになっているが、債務という負担を未来の世代へ先送りしているとも言われている。また臨時財政対策債の元利償還金相当額が、交付金額ベースで地方交付税に上乗せされると理論上なっているが、実際の財政運営を行っていく上では、必ずしもその想定ベースで上乗せされるとは限らないという問題がある。  このような前提があり、実際の市財政運営を行なっていく上では、臨時財政対策債の借り入れを行わないという選択ができる財政状況ではなかったことから、本市としては、今まで臨時財政対策債の借り入れを行ってきた。  しかしながら、本市が、臨時財政対策債を発行可能額の限度額まで借り入れを行い、その結果、財政調整基金が過大に増加しているといった状況にはないと認識している。  質問にあった、今後の財政調整基金はどうあるべきかと言う見解については、災害や経済情勢の変動等による、財源不足に対応するための基金と言う役割として活用するとともに、財政調整基金の規模については、標準財政規模の概ね10%から15%の程度、本市ベースの金額にして、13億円から20億円程度を適正な水準として、引き続き管理していきたい。  しかし本市では、毎年度の当初予算において、前年度末の財政調整基金残高見込額に迫る、多額の財政調整基金の繰り入れを行い、次年度の予算編成を行なっている。したがって、年度内の税収見込みの増加や入札差益による普通建設事業費等の減少等を踏まえた増額補正予算編成とすることで、財政調整基金の繰り入れ額を減少させるという次年度予算編成方式となっており、最終的に繰り入れをしない、または余剰分があれば、それを積み立てると言う運用の繰り返しになっている状況である。  今後は普通交付税、臨時財政対策債及び財政調整基金に極力頼らない予算編成を行っていくことが重要であると認識している。 【副市長答弁】  質問者から地方交付税制度をからめた様々な提案と指摘をいただいた。これまでの議論において、一つには、このコロナ禍への対策のための経済対策や事業者等への支援など、臨時的な支出と、先ほどから企画部長が説明している、毎年の予算編成において、財政調整基金を10数億円繰り入れないと予算を編成することができないという、経常的な部分の問題である。コロナ禍における各種対策、支援の財源的な部分については、国からの臨時交付金やそれでも不足するものは財政調整基金を活用するなどして、臨時的な対応を検討していかなければならない。  しかしながら基本的には、本市が見込む歳入の範囲内で歳出をコントロールした上で財政運用を行なっていかなければならないと考えている。
【まとめ】
 コロナウイルスは世の進化を促している、そのように感じている。例えば、特別定額給付金については、実質ベーシックインカムだと認識している。3カ月前では、ベーシックインカムの議論は、所詮、思考実験ではないかと言われるのがオチであった。それが、いとも簡単に実現したことはまさに日本が未来に向けてシフトチェンジした瞬間とも言えるのではないか。  これらの結果が吉とでるか凶とでるかは、現時点で誰にもわからないが、現状をただ恐れるのではなく、正しく恐れ、ポストコロナの時代に私たちはどうあるべきか、既存の概念にとらわれることなく、建設的な議論が必要であると強く感じるところ。  このコロナ禍で歩んできたこと、将来振り返って、あの苦難を乗り越えたから、今の明るい未来がある、と皆が言えるものにしていきたい。
【問19】 最後に、市長に質問するが、このコロナ禍においての行財政運営は、スピード感が求められており、また、市民に寄り添った施策展開も同時に求められる。その点について市長の見解をお聞かせ願う。
【答19】  コロナ禍における行財政運営のあり方について、様々な視点により指摘いただいた。財政運営について、財政調整基金の残高は、標準財政規模の10%から15%と言われてる中で、下限の領域で推移しているが、今後の目標として15%に引き上げていきたい。このことは、本市の予算編成は、毎年度当初予算に財政調整基金の一部を投入して、決算時に戻すという運用方法が定着化してしまっており、この状況を解消していきたいことは山々であるが、財政調整基金の積立額が、標準財政規模のの15%に達するまでは、現在の予算編成方法を選択せざるを得ない状況にある。  また先ほどの特別定額給付金を絡めたベーシックインカムの話であるが、とある新聞の掲載記事でベーシックインカム的な施策は、ヘリコプターマネーであると例え、国が簡単に財源を生み出しばら撒く行為を行えば、モラルハザードを引き起こしかねないと指摘している。モラルハザードを引き起こさないために、本市において足が地についた行動をしなければならないと、私は常に言い続けたい。  今後は、新しい価値を知立市から発信していく、そんな新しいチャンスであると捉え、市民一丸となって取り組んでいく所存である。
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kariyado-lab · 5 years
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第12回 この授業を通して学んだこととはなんだろう?
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第12回 この授業を通して学んだこととはなんだろう?
2019年7月11日、快晴。7月も半ばに差し掛かろうとするところ、夏本番はこれからだけども、この講義はこの回含めて残り3回...
今回も省察回。 話はまず「なぜ世界のエリートは『美意識』を鍛えるのか」というところから始まる。それはこの講義の前日、青山キャンパスで苅宿教授がシンポジウムを主催し、山口周さんという方と対談をしたからだった。
いま、美大あたりを中心に社会人向けに様々な学びのコースが用意されている。既に社会人になられた方々が今、実際の社会で直面している問題として、今、必要とされるものを身につけるためにこぞって美意識を鍛えているという。
この著書の本文から以下の文章をお借りした。
「グローバル企業が世界的に著名なアートスクールに幹部候補を送り込む、あるいはニューヨークやロンドンの知的専門職が、早朝のギャラリートークに参加するのは、こけおどしの教養を身につけるためではありません。彼らは極めて功利的な目的で「美意識」を鍛えているのです。
なぜなら、これまでのような「分析」「論理」「理性」に軸足をおいた経営、いわば「サイエンス重視の意思決定��では、今日のように複雑で不安定な世界においてビジネスの舵取りをすることはできない、ということをよくわかっているからです。
では、そのように考える具体的な理由はなんなのでしょうか?(本文より)」
会社の役員たちも含め、今、世の中で起きている出来事、日々めまぐるしく変化している日常へ対応しようとしているということだ。
アメリカが関わらせた朝鮮戦争、そして朝鮮特需という異例な状況による経済的恩恵を受けた日本。そこから高度経済成長によって一億層中流社会が煽られた。「三種の神器」といって白黒テレビ、洗濯機、冷蔵庫を持っていることがひとつのステータスとされた。そんなモノを持つことが幸せだった時代から、今の大学生が生まれ育ってきた環境はどういう状況か。モノを持っていることが大事とはされず、それ以上に自分の世界観、とか自分だけのストーリーという唯一のものを
ITや金融業を筆頭に富める側はより富んでいき、貧しい者はより貧しくされていく。経済格差は拡大している。物価は上がって行くのに、それが給料に反映されておらず、法人税が下がる一方、消費税は上がり、さらに貧しい側の人間は消費も貯蓄もし辛くされて行く...
2018年の段階で、国民生活基礎調査(厚生労働省)では57.7%が「生活が苦しい」と答えている。
そんな社会を生きているとおそらく大学生の感覚として、今より社会が良くなるということは想定できないかもしれない。その結果が日本財団による、「18歳の社会や国に対する意識調査」でこういう結果が出る原因だろう。ほとんどの設問で日本の18歳は他国の18歳の方々よりも低い数値を統計的に出している。
これが表すことは何か。日本の若者が政治離れ、無関心を決め込んでいるのではなく、日本社会側が若者を社会から遠ざけ、政治離れさせている結果ではないかと疑う必要がある。そこからこの現実を直視して、”自己効力感”を身につけるにはどうすれば良いのか...
ということを、この授業で”体験”してもらっている。
前回の講義で「この授業で何を学んだのか」ということをグループワークで考えてもらった。そして講義後のリフレクションシートではこの様な答えが戻ってきた。
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この、「改めて」ということを重要視していると苅宿先生はいう。授業をデザインする苅宿先生にとって、re-designという言葉を例に、「もう一度学び直せる」という経験を得てもらうことが苅宿先生の仕事として価値があるのだという。
そしてあなたにとってグループワークとはどういうものなのか。
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グループワークが上手く行く時、それは自分たち以上の力を発揮しているということを実感してもらっている。
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グループ、あるいは組織として何かを運営して遂行する時、個人の力を上げるためには他者とどういう協働を必要とするのか。そこにいることで自分も他者も排除されず、まず何よりもあなたはそこにいて良いのだと認められている空間の場作りは一つの鍵となる。その結果、1+1+1=4の力となって、グループとしての方が1人で何かをやる時よりも力を発揮する可能性を持つのだと。
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この”ひらめき”という言葉もさらに鍵となる。そしてそのひらめきを発揮させてくれるのが、グループとして活動している時に感じられる”楽しい”、”安心できる”という感覚なのだと苅宿先生はいう。ここからいくつか羅列する。
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結果的にこれはデザイン思考が必要とされているということだ。自分の能力を素直に認め、グループでどう運営して行けばいいのかということを考えさせる。
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この、”楽しむことから始まるんだ”ということをこの講義から体感してくれた上で、活動してもらったらもう既にデザイン的思考になっているという。
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このように、その場を「◯◯な場」であると定義付けられる時点でこれは”学習環境デザイン”という学習科学と学習工学という両分野を横断する様な学際的な学問領域に入るということをいう。以下のスライドを見て行こう。
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これらを参考に自分がこの講義でやってきたことは学問的に語れるようになるんです、という紹介だ。
実は��の「語れる」ということがとても重要なことで、今の大学生が就職活動で自分のことを語ろうとしたとき、例えば「大学で何を学んできましたか」と面接官ですら大学の時に何やっていたんですか?と問えば答えられなそうな気もする質問をされた時、私は大学で学習環境デザインという手法を学んで、コミュニティがどのように運営され得るか、ということを学びました、などと答えられるようになるということだ。
そしてまだまだ少ないものの、今までのスタイル、会社のカタチにハマることを求められていたものから段々と、あなたの主体に合せて働くことを進められるように環境を整��しようとする職場も増えつつある、という。
次に、こちら。
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実はこれは苅宿先生が小学校の先生をしていた時の学習環境、空間のデザインを施した図工室だ。黒板を全て排し、先生が児童たちと同じ目線で教え、学び、椅子や机の配置もデザインされている。
これは実は苅宿先生がNHKに特集で出演していたときのテレビで放映されたものだ。その中でナレーションされた箇所を抜粋する。
「モノを作ることを通して、”自分らしさ”に出会って欲しい。名付けて「らしさ工房」。そしてこのらしさ工房は、花と同じで水を与えて手入れしないと枯れてしまいます。水は、皆の「作ることが楽しい」という気持ちです。このらしさ工房で作ることを楽しんでくれたり、他の人が楽しいと感じたことを楽しいと感じてくれたら、このらしさ工房は枯れません。それからこのらしさ工房には色んな人が心を休めに来るかもしれません。そんな時は、工房のゆったりとした時間と、花がたくさんあるところに鳥が飛んでくる、そのような空間を楽しんで行ってもらいましょう」
このナレーションにもあるように、苅宿先生はこの時から、外からも人が行き来する、そのような環境をデザインして、かつ、児童や外からやってくる方々もこの環境を作って行く側として参加してもらう意識で、このらしさ工房をサロン的なものとしてコミュニティを作っていた。
この場所で行われていた営みは、人間がこの社会で生きる上で根源的なことと言えるかもしれないと僕は個人的に感じている。それはこのナレーションの中でも言われている通り、この場所、この環境を運営して行くにあたっては、皆がそれぞれの「作ることが楽しい」という気持ちを持続できなければその環境は喪われて行くということだ。そこには不断の努力が必要だ。何かこれは楽しくないと感じた時に、どうしたらその場所がまたお互いにとって”楽しい”と感じる場所になるのか。それを常に問いながらこの環境は成立していた。
そしてこれは、日本国憲法の中で謳われている文言と似ていることに気づかされる。
日本国憲法第十二条、
「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。」
つまり、苅宿先生は小学校の図工室を使って、民主主義とはどういうものかをそこに集う全ての人々に概念だけで教えるのではなく、身体でもって体感してもらっていたということなのではないだろか。
さて、リフレクションシートに戻ろう。
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と、この辺に書かれていること、リフレクションシートを通して「振り返り」学ぶ、ということ。
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このあたりは、ドナルド・アラン・ショーンの省察的実践とは何かに書かれてあることで、
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振り返ることによって、自分に気付いて行く。
すなわち、苅宿先生が得意としている「入れ子構造」というもので、繰り返しやっていくことで、自分の多面性を気づいて行くという過程でもある。
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これは青山学院大学の高木教授の心理研究の分野でもある。状況によって自分を変えているということ。
そう、ここまでの講義でもう受講されている学生たちも��付いているが、自分でこの授業の仕組み、構造を語ることができるようになっている。つまり、「作品の作品化」というこの下のスライドの中で語られていることをもう、出来るようになっている。
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『これからのメディアをつくる編集デザイン』
そして、
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苅宿研究室の卒業生の佐々木まゆさんの紹介。彼女は今も空間デザインを自分の仕事にしている。この様に、苅宿先生のもとで学んで、今現在も空間デザイン、コミュニティを作ることをやられている方もいる。
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しかし、この講義は答えがあるわけではない。だから
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のように悩む。
でも実は生きることはそのような回答のない問いを答えようともがき、これが正解なのかと確信しそうになるところで手の上からこぼれる砂のように、掴んだと思ったその瞬間には答えもまた違うと思い始めてはまた問いを振り返る。そのようなサイクルを生きるということが、生きるということなのではないか、みたいな哲学的な考えが、このワークショップデザインを通して学ぶことかもしれない。
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それはソクラテスの「無知の知」に通じるものだ。
自分は知らないということを知っているということが一番強いのだ。このワークショップの講義を通して無知の知を体験している。
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そこでソクラテスは問う、なぜ、問うのか。
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よりよく生きるため、なんだと。
漫画家の山下和美さんの『不思議な少年(第2巻)』で「ソクラテス」を描いている。これがまた秀逸なので未読の方はぜひとも読んでいただきたい。この中でソクラテスは当時、雄弁だった弁士たちに「それはなぜですか?」と問い続ける。すると答えらないでいる弁士たちはソクラテスを悪者だとレッテルを貼り、コミュニティから異端視させる。牢獄に入れられ、そこで、、、という話だが、この漫画によって僕は生きるということ、人間とは何か、というような根源的な問いが心から浮かんできた。この漫画に出会ったのも、実は僕が大学4年生の時、苅宿研究室のゼミ生だった頃だ。
ゼミの講義で次のゼミの授業までに1人ひとつ、映画を鑑賞してそれを発表する、というもの。そこで苅宿研究室の中にあったDVDを選んでいた時、ふとめに止まった「横浜メリー」という文字。これはなんだろうと思い、ふと手にした。すると、戦後の横浜の町を、1人、ご高齢ながら白塗りをしてワンピースで歩いていた娼婦がいた、というとても興味深い話だった。結��、その時に選んだDVDは想田和弘さんの『精神』という映画で、これもまた僕の考え方、生き方を揺さぶったものとなったが、それでもずっとその後まで「横浜メリー」のことが気になって仕方がなかった。DVDを見ろという話だが、何故かそうすることがなかった。その理由はわからないし、もしかしたらその姿を見ることが少し怖かったのかもしれない。その後、メリーさんのことをさらに知って行くのは結果的にgoogleで検索した時だった。山下和美さんの『不思議な少年(第7巻)』という漫画で”ヨコハマ・リリィ”として題材にされているという。ならばその漫画を読んでみようと買ったのが初めて山下和美さんの作品と出会った瞬間だった。
と、この話をすると、一日が暮れてしまうので、あとは皆さんに山下和美さんの『不思議な少年』を検索していただくことにして...。
授業に戻ります。
絵巻を作る
前回の授業では以下のような絵巻物を作ってもらった。
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抜粋で大変恐縮だが、様々なレイヤーワークを施した上でそれぞれの班が自分たちの想像力を生かし、その班特有のやり方でこの授業で学んだことをとても面白く作っていた。
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この受講生たちが凄いところのひとつは、既に彼らはこの授業を受けたことで、様々なことを理論的に学んでいる��けでなく、身体的に経験、体験できているということだ。大方の大学の講義では様々な制約からなかなか「体験」をするということが出来ない中、この苅宿研究室のやり方はま��はやってみる、体験してみるということから「学び」は始まると考えているため、どんな状況だろうと、経験をしてもらえる場を提供できるように試みている。
で、これらにはどんなリフレクションがあったのか。
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つまりどういうことか。
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この代替不可能性という考え方。
10班がそれぞれ、自分たちの特色で作られていた。決して被らなかったことは、皆で被らないように作って、と言われているわけではないのにも関わらず作れちゃう。
それはつまり、こういうことでもある。 この下の問い、「好きな色は何ですか?」という苅宿先生がうんと昔から使っている質問。これは本当にシンプルで良く出来ているから、高知県佐川町にてワークショップデザイナーとして活動をしている大道剛さんも使っていると言っていた。
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さぁ、あなたの答えは?
ちなみに僕は青です。
あなたは緑?赤?黄色?それとも紫?
では、
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どうですか?
そう、そんな人は、いないんです。
つまり、
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この絵巻を作ったことで、何���わかるか。
あなたはあなたのままで既にそれでオッケーなんだということを再認識するワークがこのような絵巻作りワークだったのだ。
それが代替不可能性を肌で体感するという授業だった。
取り扱い説明書をつくろう!
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ということで、この授業の次のフェーズ、自分とはどういう人間なのか、それを理解するためにもこういうものを作ってみるワークに入った。
自己紹介、ではなく、
「自分には◯◯な特性があって、◯◯な時は◯◯になります。なのでそう言うときには◯◯してもらえると、◯◯になります。」
というような、◯◯が多過ぎて全く理解が進む書き方ではないので大変申し訳ないが、、、
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さて、今度はそれを皆で発表する時間だ。 これは人に伝えることで完結する。
自分を客観的に認識する作業、そしてそれを踏まえた上で他者に自分はこういう特徴がある、ということを伝える。
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ちなみにここで前に出て段取りを説明するのがモッチーだ。3人班になってもらってお互いに説明書を伝え合う。その班分け後、この講義の行く末を見届けるモッチー。敏腕ワークショッパーだ。
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そしてもうひとつ重要なこととして、この写真からもわかるかもしれないが、実は皆が作業していた机を移動させている。ここも、環境を変える、<場面転換>という手法を用いて、学生たちがその環境に飽きさせないように苅宿先生はデザインをしている。
ひと工夫もふた工夫もするのがこの苅宿研究室だ。
この講義でやっていることはそれぞれの学生が、自分とは何か、他者とは何か、他者を通して自分の多面性に気付き、そこにはどういう意味があるのか、それらを自分で語れるようになってもらったりと社会人になるまでには知っておきたいこと、気付いておきたいことを実践的に学んで経験してもらうことを重要視している。
そこで重要になってくるのが、
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ということで、この後に今回はナンジャモンジャゲームというのをやってもらった。
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これは、
ロシア生まれの爆笑カードゲーム『ナンジャモンジャ』は、頭と手足だけの謎生物“ナンジャモンジャ”族が描かれたカードが中央の場に次々とめくられるたびに、その人のセンスで特徴を捉えた名前を付け、全員で共有し、以降もし同じものがめくられたらその名前をいち早く叫んで、溜まったカードを獲得し、集めた枚数を競うゲームです。(ナンジャモンジャ日本版公式サイトから拝借。)
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遊びには4種類がある。
競争、運、モノマネ、ぐるぐるまわるもの(エンドレス)。
実はこのナンジャモンジャゲームをやってもらって遊んでもらったことも実はデザインされているのだ。ゲームを通して、勝ち負けだけじゃない、盛り上がるデザイン。そこに意味を乗せるということは実はとても難しい。そうなると、意味がないことに価値はないのか。いや、そうではないのだ。
そういうものにこそ今、価値を見出して行かなければどんどん人間の価値基準、判断が狭まって行き、何事も競争思考になりかねない。そんな風になったら果たして、、、競争に乗り遅れる人はどうすればいいのか。
書いている僕自身なんて真っ先に乗り遅れると思う。 とにかく人のペースに合わせるのが不得手な自分は自分のペースでなければそのうち息苦しくなり、圧死しかねない。だからこそそうならないためにも、自分に色々なチャンネルを用意して、様々な評価基準を自分の中に持ち、多面的な自分のこの面を今発動しよう、等と使い分けられれば、少しかもしれないが、生きやすくなるはずだし、この社会、少なくともこの講義を通った学生たちにはそうあってもらいたい。勝つ必要が有るわけじゃない。負けなければ良いのだ、という発想に近いのかもしれない。
と、大いに盛り上がったところで、今回もポートフォリオ作りに...
しかし、今回はまた新たな道具を、残りこの講義入れて3回しかない中で、この新しい道具を投入して、学生たちのポートフォリオ作りのモチベーションを再度上げさせてもらう。これも苅宿先生の手法だ。
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ではまた、次回の講義で。 残すところ、あと2回!!
※そして今回の写真は全て現在大学4年の苅宿研究室ゼミ生、シメジくんとシュンくんがiPhone Xを駆使して撮影している。
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kinnokuraya1 · 5 years
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ヤフオク1000円スタート出品 12/12 PM 22 時終了 金の蔵屋で検索下さい。 沢山の出品の中からご覧いただきまして誠にありがとうございます。 今回、金の蔵屋から出品させていただくお品は、上品でお洒落な逸品 しつけ付 未着用 美品 正絹 訪問着 赤茶色 刺繍 華文 観世水 万寿菊 露芝 手縫い仕立て 和装美人の装い です。 万寿菊、露芝、観世水などの模様が入った贅沢な訪問着でございます。 上品な赤茶色、黄橡色、枯茶色などの切り替えお洒落ですね♪ 華文の刺繍が美しく、周りを魅了すること間違いない逸品でございます。 和の趣きを忘れずに、それでいながら洗練されたお色味が、 和姿をきりりと演出いたします。 チラリと見える八掛がお洒落な装いに♪ お色は画像1のお色です。 他で多少色が違っても画像1から全体をご判断下さい。 しつけ付きの未着用品ですので 表地、裏地、シミや汚れはなく状態の良いお品物でございます。 上品な染めのお色みに、生地の落ち着いた光沢感が上品に華を添え、 ぱっと華やかなお着物の雰囲気を一層惹き立ててくれているようです。 その分、生地自体の持つ存在感に手仕事の染めのお色みがよく映え、 発色も美しい上に、生地の上質な光沢も際立っていますね。 お茶やお花、書などのお稽古ごとに・・・散策・・・小旅行に・・・ 展示会、食事会、女子会、観劇や観戦に…パーティ、祝賀会、ディナーショー… 年始から、又は初釜やお茶席などにもピッタリです。 お出かけするのが楽しくなりますね。是非、着物を楽しんでくださいませ。 磨きぬかれた匠の技が創りあげる普遍の美しさに酔いしれるお品ですので、 この機会にぜひお手にとってご堪能ください。 ■広衿(スナップ) ■素材 表生地:正絹 胴裏:絹交織 八掛:正絹 ■サイズ 身丈(肩):166㎝(前3㎝、後6.4㎝縫込みあり) 裄:67㎝(肩側2.5㎝、袖側2.5㎝縫込みあり) 袖幅:33.5㎝ 袖丈:56.6㎝(9.5㎝縫込みあり) 前幅:24.6㎝ 後幅:29.5㎝ ■適用身長:161㎝-171㎝ (着丈の+-5㎝が基本で目安になります) - [ ] #着物 #和装 #和服 #着付け #着付け教室 #和 #kimono #着物生活 #着物美人 #着物女子 #お茶会 #お茶席 #茶道 #書 #書道 #花道 #華道 #美 #美容 #サロン #ヤフオク #ヤフオク出品 #きもの #着物好き #茶道教室 #正絹 #訪問着 #正月用 #未使用 #美品 https://www.instagram.com/p/BrRJ6nTABJK/?utm_source=ig_tumblr_share&igshid=1oso1fr3ns4j3
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oniwastagram · 4 years
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\おにわさん更新情報📸/ ‪[ 京都市上京区 ] 有斐斎弘道館庭園 Yuhisai Kodokan Garden, Kyoto の写真・記事を更新しました。 ーー江戸期を代表する儒学者 #皆川淇園 が開いた学問所をルーツとし、取壊しの危機を乗り越えた数寄屋建築と庭園。 ・・・・・・・・ 有斐斎弘道館は江戸時代中期の儒学者・皆川淇園が京都に創設した私塾・学問所👨‍🎓の跡に残る数寄屋建築。 #京都を彩る建物や庭園 に認定されている建造物と庭園が残ります。 2019年の #街かどミュージアム の対象施設だったことで知り、初めて訪れました!常時公開施設ではありませんが、頻繁にイベントが開催されてます。 皆川淇園とは。自分も「名前は見たことあるかも…」ぐらいだったので簡単に説明。 ●江戸時代中期の京都を代表する儒学者 ●3,000人も門弟がいた ●中には平戸藩主 #松浦静山 、丹後宮津藩主 #松平宗允 、膳所藩主 #本多康完 、亀山藩主 #松平信岑 といった大名勢も含まれ、身分・宗派問わずその教えが支持された ●絵画にも優れ、#円山応挙 に師事し、与謝蕪村や長沢蘆雪とも交流があった そんな淇園が文化3年(1806年)に開いたのが弘道館。淇園自身はその翌年に亡くなり弘道館で教鞭を取った期間は短かったそう。建物も幕末の大火🔥で一度は焼失しており、現在残るのは明治時代に復元、その後昭和に一部増改築されたもの。 それでも茶室「有斐斎」や表千家八代 #啐啄斎 好みの茶室の写し「汲古庵」など各所から古い面影を感じられます。あと円山応挙の書画の展示も。 ちなみに道路に立つ“皆川淇園弘道館址”の石碑は大正時代のものだそう。 そんな歴史的建造物も2009年にマンション建設により取り壊しの危機に🏗 その中で現在の館長 #濱崎加奈子 さん(伝統文化研究家・歌人・京都観光おもてなし大使)を中心として研究者、学者ら有志による保存活動で現在まで残り、2013年からは公益財団法人として運営されています。 自分が今回訪れた時は『京菓子「万葉集」デザイン公募展』というイベントが開催。アイデアに溢れたカラフルな京菓子のデザインが楽しかった🍡 学問所だった「弘道館」の設立背景にならって学問・文化サロンとして施設運営されており、それ以外にもお茶会🍵、能楽体験、花街文化体験、歴史や文化を学ぶ講義、そしてお庭の手入れ体験…などなど様々なイベントが開催されています。 京の文化を学べるサロン――素敵なコンセプトだなあ。 そしてその庭園は苔の美しい #茶庭 。一面の苔の中に飛石と5つの蹲居、石灯籠が配されています。 資料に庭園に関する詳細の説明はないのですが…、建物西側の待合の前に大きな木の根が見えるのは近代からその樹が植わっていた名残とされるので…明治に再建された頃に出来たお庭なのかな。 近隣の『京都府公館庭園』や『御所西平安ホテル』も素敵だけれど、これまた違うタイプの美しい庭園…!アプローチの石畳・延段と苔も素敵です。 2019年で弘道館が再興されて10周年ということで、再興に携わった方々のインタビューが公式サイトで公開されています。『京の学びとは』みたいなことを色んな視点で語られていて面白いので、併せてどうぞ! でも、京都に限らず各地域に日本文化が根付いていたわけだから――こういう読み物、もっと色んな地域から発信されるといいな。文化財・古民家を残し続けるというのはその地域ならではのストーリーを残し続けるのと同意なのだから。 弘道館、次回は講義などの体験型イベントで訪れたい! 〜〜〜〜〜〜〜〜 ‪🔗おにわさん記事URL:‬ https://oniwa.garden/yuhisai-kodokan-%e6%9c%89%e6%96%90%e6%96%8e%e5%bc%98%e9%81%93%e9%a4%a8/ ーーーーーーーー ‪#庭園 #日本庭園 #京都庭園‬ #露地庭 ‪#garden #japanesegarden #japanesegardens #kyotogarden #京都 #京都府 #京都市 #kyoto #上京区 #kamigyoku #今出川 #imadegawa #枯山水 #karesansui #おにわさん (有斐斎 弘道館) https://www.instagram.com/p/B6r9a2FAInf/?igshid=1l73ncof5iqdo
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